JP2022521651A - バラシクロビルおよびファムシクロビルの組合せによる単純ヘルペスの治療 - Google Patents

バラシクロビルおよびファムシクロビルの組合せによる単純ヘルペスの治療 Download PDF

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Abstract

本開示は、HSV血清陰性個体のHSV感染を防止するための、ならびにHSV血清陽性個体の再発を治療および防止するための組成物および方法を提供する。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2019年2月25日に出願された米国特許仮出願第62/810,074号の優先権を主張するものである。
2014年7月7日に出願された米国特許仮出願第62/021,589号、2015年7月7日に出願され、米国特許第10,052,329号として登録された米国特許出願第14/793,550号、および2018年7月24日に出願された係属中の米国特許出願第16/044,276号を参照されたい。これらの文献は、これらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。
本明細書でまたは手続き中に引用されるすべての文書(「出願引用文書」)および出願引用文書で引用または参照されるすべての文書、ならびに本明細書で引用または参照されるすべての文書(「明細書引用文書」)および明細書引用文書で引用または参照されるすべての文書は、本明細書でまたは参照により本明細書に組み込まれるあらゆる文書で言及されるあらゆる製造業者の使用説明書、説明書、製品仕様書、およびプロダクトシートと共に、参照により本明細書に組み込まれており、本発明の実施に使用することができる。より具体的には、参照されている文書すべては、個々の文書が各々具体的におよび個々に参照により組み込まれることが示されている場合と同じ程度に、参照により組み込まれる。
技術分野
本発明は、概して、抗ウイルス活性を有する、より具体的には抗ヘルペス特性を有する化合物の組合せに関する。本発明は、ひいては他の病状を引き起こす可能性のあるヒトヘルペスウイルス感染を防止および治療するための物質の組成物および使用方法を提供する。
アルファ、ベータ、およびガンマヒトヘルペスウイルスの典型的特徴は、それらがすべて潜伏感染を確立することである。こうしたウイルス感染は、世界中で広く蔓延している。こうした感染の帰結は、無症候性疾患(つまり、血清陽性)から、活動形態の疾患により引き起こされる症状の反復および/または重度エピソードにまで及ぶ。こうしたヘルペスウイルス感染の一部は、新生児および免疫不全患者では生命を脅かす脳炎など、壊滅的な帰結を示す。古典的なヌクレオシドアナログは、水痘帯状疱疹ウイルス(つまり、VZV)ならびに程度はより低いがエプスタインバーウイルス(つまり、EBV)およびサイトメガロウイルス(つまり、CMV)だけでなく、HSV-1およびHSV-2などのヘルペスウイルス関連疾患の治療に有用である。
すべてのヘルペスウイルスで同様であるが、ウイルスは、患者に感染すると、バラシクロビルまたはファムシクロビルなどの抗ウイルス薬物の助けを借りた場合でも免疫系によりクリアランスされない潜伏感染を確立する。単剤治療(つまり、単独療法)として処方および投与されるこうした抗ウイルス薬物化合物は、単純ヘルペスウイルス感染のウイルス血症のレベルを低減することが示されているが、高用量で治療継続期間が長期にわたる場合でさえ、こうした薬物は、一般的である、ヘルペスウイルス感染の症状の再発性の突発的出現を完全には防止しない。ウイルス排出も一般的であり、このウイルス排出は、ヘルペスウイルスの伝染およびより多くの個体への疾患の蔓延を無症状的に促進することができることが多い。単独療法では、高用量で長期間にわたって施したとしても、突発的出現を止めるためにまたは別の個体への伝染を防止するために必要な、ヘルペス感染の長期ウイルス抑制を達成することはできない。実際、バラシクロビルによる長期抑制治療は、伝染リスクを46%しか低減しないことが示されている。この治療成績は、持続的なウイルス抑制を達成することができ、伝染リスクをほぼ100%低減することできる抗HIV療法とは非常に対照的である。現在、単独療法は、ヘルペスの突発的出現およびウイルス伝染を防止するための標準治療である。単独療法の有効性が非常に不完全であること考慮すると、ヘルペス感染の併用療法により達成することができる、突発的出現およびウイルス伝染に対するより強力な保護に対する必要性が明確に存在する。新規の組合せで使用される抗ウイルス薬物の使用は、薬物有効性の増加、またはおそらくは投薬量を低減させても同等の抗ウイルス効果をもたらし、それにより薬物毒性に関連するリスクを潜在的に低減または制限することができる。
最近の研究では、単純ヘルペスウイルス1型および2型(つまり、HSV-1およびHSV-2)、エプスタインバーウイルス(つまりEBV)、ヒトサイトメガロウイルス(つまり、HCMV)、水痘帯状疱疹ウイルス(VZV、つまり水疱、帯状疱疹、ヒトヘルペスウイルス3)、カポジ肉腫ヘルペス関連ウイルス(つまり、KSHV HHV-8)、ヒトヘルペスウイルス-6および-7(つまり、HHV-6、HHV-7)などのヘルペスウイルスは、なかでも、新生児ヘルペス、ヘルペス脳炎、アルツハイマー病、老人性認知症、多発性硬化症、全身性紅斑性狼瘡(つまり、SLE)、関節リウマチ、若年性特発性関節炎(つまり、JIA)、炎症性腸疾患(つまり、IBD)、セリアック病、1型糖尿病、単核球症などの幅広く様々な疾患を引き起こすことに寄与するような役割を有することが示唆されている。
単純ヘルペスウイルス(HSV)は、多くの感染個体で再発し、単純疱疹および/または性器ヘルペスとして現れ、いずれも痛みおよび恥ずかしさを伴うことが多い。また、HSVに感染すると、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)に感染するリスクが2~3倍に増加し、HSVに感染して直ぐにHIVに曝露されると、リスクは8倍に増加するという点で、HSVは公衆衛生に重大な帰結を及ぼす。したがって、HIV流行に対処するためには、HSVの流行にも対処する必要がある。
HSVは、一次感染中に、皮膚表面および粘膜表面の上皮細胞に感染する。次いで、ウイルスは、神経軸索に沿って後根神経節へと移動する。そこで潜伏が確立され、ウイルスは休眠状態になり、その場所で免疫系から隠れることができる。したがって、こうした神経細胞は、潜伏ウイルスのリザーバーとして機能する。ウイルスは、再活性化すると後根神経節から移動して皮膚へと戻る。これはウイルス排出と呼ばれ、ウイルスは上皮表面から検出可能である。ウイルスの再活性化は、無症候性の場合があり、または病変および潰瘍を引き起こす場合もある。いずれの場合でも、ウイルスは、新しいホストに伝染する可能性がある。ほとんどのHSV-2伝染は、無症候性排出中に生じる。
性的接触によるHSV伝染を低減するための従来手法は、HSV血清陽性個体とHSV血清陰性個体との間で物的障壁、例えばコンドームを使用することを含む。コンドームの使用は、一部の性感染症の防止に効果的であるが、HSVの場合、感染部位は、コンドームが保護を提供する領域の外側にある場合がある。コンドーム域外部の部位にウイルス排出が存在する場合、ウイルス排出中の皮膚間接触はHSV伝染に十分であるため、コンドームを正しく使用しても伝染が生じてしまう可能性がある。
HSVの臨床治療は、症候性突発的出現の急性治療(例えば、病変部の治療)を中心としたものから、症候性突発的出現の頻度を低減すること、したがって血清陽性個体のウイルス血症およびウイルス排出量を低減することへと移行している。これは、抑制療法の開発に結び付いており、抑制療法では、血清陽性個体は、突発的出現の回数が潜在的に低減されるように低レベル濃度のHSV抗ウイルス薬物を血流中に維持すること、およびウイルス排出を低減して伝染リスクを潜在的に低下させることを試みる。しかしながら、抗ウイルス薬物による抑制治療は、すべてのウイルス排出を完全に排除するわけではなく、血清陰性個体が感染する可能性のある伝染経路が提供されてしまう。
抑制治療の普及にも関わらず、HSV感染は爆発的に増加し、HIV感染リスクが高まりつつあり、HSVの蔓延は、深刻な公衆衛生リスクおよびパンデミックになっている。現行の抑制療法には、HSV血清陽性個体からHSV血清陰性個体へのHSV伝染を減少させる有効性を妨げる少なからぬ欠点が存在する。血清陽性個体のみに焦点を当てた治療では、伝染可能性の低減に関して単一障害点を作り出す場合がある。例えば、血清陽性個体が薬物レジメンに従わない場合、ウイルス株が抗ウイルス剤に耐性である場合、および/または投薬量が不十分である場合、持続可能な感染を生み出すのに十分な量のウイルスが、血清陰性個人へと移行する場合がある。この単一対象治療手法では、HSV蔓延の制御は、血清陽性対象の治療という単一層の有効性のみに依存する。これは、HSV蔓延の十分な低減に失敗している。また、従来の抑制療法は、一般に、単一の抗ウイルス薬物を投与することを含む。この単剤手法は、複数薬物の累積効果が実現されないため、単一障害点問題を悪化させ、ウイルスを最適な薬物選択肢に曝露させる可能性を低減させる可能性がある。加えて、服薬遵守違反の結果として、ウイルス株が進化し、使用中の単一薬物に対する耐性を発生させる場合があり、単一層保護を弱体化させるかまたは中和してしまう可能性さえある。さらに重要な問題は、多くの人々は、HSVに感染していることに気づいていないか、またはHSV血清陽性状態であることを否定するため、抑制療法のことを知らないかまたは抑制療法が提供されていない可能性があることである。1997年に実施され、New England Journal of Medicineに発表された国民健康栄養調査では、HSV-2に血清陽性であった人々のうち91%が、感染に気づいていなかった。さらに、抑制療法は、HSVへの曝露リスクがある可能性のあるHSV血清陰性個体に対して、HSV血清陽性個体との直接的な身体的接触を回避すること以外の保護方法を提供しない。多くの個体の場合、特に、身体活動前に他の個人の真の血清状態に関する同意または知識が確立されていない状況では、そのような保護は利用可能ではない。本開示は、血清陰性個体を1種または複数種の抗ウイルス剤で治療することにより、血清陰性個体のHSV感染を防止するための組成物および方法を提供する必要性に対処するものである。さらに、HSV伝染および感染のリスクをさらに低減するために、HSV血清陽性個体およびHSV血清陰性個体の両方を1種または複数種の抗ウイルス薬で治療するための方法および組成物が提供される。
一態様では、本発明は、ヒトヘルペスウイルス感染を防止および治療するための方法および物質の組成物を提供する。ヘルペスウイルスは、ひいては他の病状を引き起こす場合がある。したがって、本発明は、こうした他の病状に関連する症状を間接的に防止または軽減する役目を果たす。
ある特定の実施形態では、本発明は、併用抗ウイルス療法を使用して、ヒトヘルペスウイルス感染により引き起こされる基礎状態を示す疾患を防止および治療するための方法および組成物であって、抗ウイルス薬は、バラシクロビル、ファムシクロビル、または類似の抗ウイルス薬物、および/またはそれらの組合せである、方法および組成物を提供する。実施形態では、第1の抗ウイルス薬物は、第2の抗ウイルス薬物または複数の追加の抗ウイルス薬と組み合わせて、特定の量で、ヘルペスウイルスの1種に血清陰性である個人に対して投与される。実施形態では、第1の抗ウイルス薬物は、第2の抗ウイルス薬物または複数の追加の抗ウイルス薬と組み合わせて、特定の量で、ヘルペスウイルスに血清陽性であるが、ウイルスに感染するリスクがある個人に対して投与される。
ある特定の実施形態では、抗ウイルス剤の組合せの使用は、同等の有効性を示しつつ投薬を低減させ、毒性を低減させる可能性を提供するか、または治療の全体的な有効性を増加させることができる。一部の化合物は、個々に十分に耐容性であるが、組み合わせると毒性効果を呈する可能性がある(組み合わせるとそのような非自明な効果を示す既知の例としては、DDIおよびDDC、AZT+組換えアルファ-インターフェロンなどが挙げられる)。本明細書に示されている通り、驚くべきことに、抗ウイルス剤のある特定の組合せは、優れた抗ウイルス活性を呈することが見出された。本発明は、標準治療療法に関連する安全性プロファイルを保存または増強しつつ、より高いレベルの有効性(つまり、ウイルス血症の低減、症状発症の低減、より低い感染率など)を提供することができる、ヘルペス感染に対する活性抗ウイルス薬物の新規組合せに対する必要性を満たす。
一態様では、本明細書には、HSV血清陰性対象のHSV感染を防止するための方法であって、HSVに血清陽性であるパートナーとの身体的接触前に、治療有効量の第1の抗ウイルス剤を対象に投与することを含む方法が提供される。一部の実施形態では、対象は、HSV血清陽性パートナーと進行中の相互一夫一婦制性的関係にあるか、またはその予定である。一部の実施形態では、対象は、HSV血清陽性パートナーと相互一夫一婦制性的関係になく、その予定もない。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陽性パートナーに、治療有効量の第2の抗ウイルス剤を投与することをさらに含む。一部の実施形態では、本方法は、第1の抗ウイルス剤を投与する前に、対象がHSVに曝露されるリスクがあるか否かを決定することをさらに含む。一部の実施形態では、本方法は、第1の抗ウイルス剤の治療有効量を決定することをさらに含む。一部の実施形態では、投与は、長時間作用性薬物送達デバイスを使用して、第1の抗ウイルス剤を対象に送達することを含む。一部の実施形態では、長時間作用性薬物送達デバイスは、膣内リングである。
一部の実施形態では、第1の抗ウイルス剤は、バラシクロビル、アシクロビル、ファムシクロビル、ペンシクロビル、プリテリビル、テノホビル、ガンシクロビル、グリチルリチン酸、セイヨウニワトコ(sambucus nigra)、バルガンシクロビル、アメナメビル、N-メタンコカルバチミジン(N-MCT、methancocarbathymidine)、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せを含む。一部の実施形態では、第1の抗ウイルス剤の治療有効量は、約5mg~約10,000mgである。組合せの場合、第2の抗ウイルス剤の治療有効量は、約5mg~約10,000mgである。
一部の実施形態では、本方法は、対象に、治療有効量の追加の抗ウイルス剤を投与することをさらに含む。一部の実施形態では、追加の抗ウイルス剤は、HIV抗ウイルス剤である。一部の実施形態では、HIV抗ウイルス剤は、テノホビル、エムトリシタビン、ラミブジン、エファビレンツ、ラルテグラビル、ドルテグラビル、マラビロク(maravoric)、リルピビリン(rilpirivine)、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せを含む。
一部の実施形態では、本方法は、対象に、有効量の避妊薬を投与することをさらに含む。一部の実施形態では、避妊薬は、レボノルゲストレル、エストラジオール、デソゲストレル(dosogestrel)、エチニルエストラジオール、酢酸ノルエチンドロン、ノルゲスチメート、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せを含む。
別の態様では、本明細書には、HSV血清陰性対象のHSV感染を防止するための方法であって、HSVに血清陽性であるパートナーとの身体的接触後に、治療有効量の第1の抗ウイルス剤を対象に投与することを含む方法が提供される。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陽性パートナーとの身体的接触前に、治療有効量の追加の抗ウイルス剤を対象に投与することをさらに含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陽性パートナーに、治療有効量の第2の抗ウイルス剤を投与することをさらに含む。一部の実施形態では、本方法は、第1の抗ウイルス剤の治療有効量を決定することをさらに含む。
一部の実施形態では、投与は、長時間作用性薬物送達デバイスを使用して、第1の抗ウイルス剤を対象に送達することを含む。一部の実施形態では、長時間作用性薬物送達デバイスは、膣内リングである。
一部の実施形態では、第1の抗ウイルス剤は、バラシクロビル、アシクロビル、ファムシクロビル、ペンシクロビル、プリテリビル、テノホビル、ガンシクロビル、グリチルリチン酸、セイヨウニワトコ、バルガンシクロビル、アメナメビル、N-メタンコカルバチミジン(N-MCT)、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せを含む。一部の実施形態では、第1の抗ウイルス剤の治療有効量は、約500mg~約2000mgである。
一部の実施形態では、本方法は、対象に、治療有効量のHIV抗ウイルス剤を投与することをさらに含む。一部の実施形態では、HIV抗ウイルス剤は、テノホビル、エムトリシタビン、ラミブジン、エファビレンツ、ラルテグラビル、ドルテグラビル、マラビロク(maravoric)、リルピビリン(rilpirivine)、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せを含む。
一部の実施形態では、本方法は、対象に、有効量の避妊薬を投与することをさらに含む。一部の実施形態では、避妊薬は、レボノルゲストレル、エストラジオール、デソゲストレル(dosogestrel)、エチニルエストラジオール、酢酸ノルエチンドロン、ノルゲスチメート、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せを含む。一部の実施形態では、避妊薬は、緊急避妊薬である。一部の実施形態では、緊急避妊薬は、レボノルゲストレルを含む。
別の態様では、本明細書には、a)治療有効量の第1の抗ウイルス剤;b)第1の抗ウイルス剤をHSV血清陰性対象に送達するための送達デバイス;およびc)HSV血清陰性対象のHSV感染を防止するために送達デバイスを使用して第1の抗ウイルス剤を投与する様式に関する情報を含む使用説明書を含むHSV治療キットが提供される。
一部の実施形態では、第1の抗ウイルス剤の治療有効量は、HSVへの曝露前にHSV血清陰性対象に投与した場合にHSV血清陰性対象のHSV感染を防止するのに有用な量である。一部の実施形態では、第1の抗ウイルス剤の治療有効量は、血清陽性対象のHSV抑制に有用な量であり、ただし送達デバイスは、第1の抗ウイルス剤をHSV血清陽性対象に送達するための方法をさらに提供し、ただし使用説明書は、HSV血清陽性対象におけるHSV再活性化を抑制するために送達デバイスを使用して第1の抗ウイルス剤を投与する様式に関する情報をさらに含む。
一部の実施形態では、第1の抗ウイルス剤の治療有効量は、HSV血清陰性対象がHSVに曝露された後で投与した場合にHSV血清陰性対象のHSV感染を防止するのに有用な量である。一部の実施形態では、第1の抗ウイルス剤の治療有効量は、血清陽性対象のHSVの突発的出現の治療に有用な量であり、ただし送達デバイスは、第1の抗ウイルス剤をHSV血清陽性対象に送達するための方法をさらに提供し、ただし使用説明書は、HSV血清陽性対象におけるHSVの突発的出現を治療するために送達デバイスを使用して第1の抗ウイルス剤を投与する様式に関する情報をさらに含む。
一部の実施形態では、送達デバイスは、長時間作用性薬物送達デバイスである。一部の実施形態では、長時間作用性薬物送達デバイスは、膣内リングである。
一部の実施形態では、第1の抗ウイルス剤は、バラシクロビル、アシクロビル、ファムシクロビル、ペンシクロビル、プリテリビル、テノホビル、ガンシクロビル、グリチルリチン酸、セイヨウニワトコ、バルガンシクロビル、アメナメビル、N-メタンコカルバチミジン(N-MCT)、またはそれらの塩、溶媒和物、または組合せを含む。
一部の実施形態では、キットは、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤をさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤は、HSV抗ウイルス剤、HIV抗ウイルス剤、またはHSV抗ウイルス剤およびHIV抗ウイルス剤の両方を含む。一部の実施形態では、HIV抗ウイルス剤は、テノホビル、エムトリシタビン、ラミブジン、エファビレンツ、ラルテグラビル、ドルテグラビル、マラビロク(maravoric)、リルピビリン(rilpirivine)、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せを含む。
一部の実施形態では、キットは、有効量の避妊薬をさらに含む。一部の実施形態では、避妊薬は、レボノルゲストレル、エストラジオール、デソゲストレル(dosogestrel)、エチニルエストラジオール、酢酸ノルエチンドロン、ノルゲスチメート、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せを含む。
別の態様では、本明細書には、HSV血清陰性対象のHSV感染を防止するための方法であって、HSVに血清陽性であるパートナーとの身体的接触前に、低用量の第1の抗ウイルス剤を含む組成物を対象に投与することを含む方法が提供される。一部の実施形態では、本方法は、HSVに血清陽性であるパートナーとの身体的接触前に、低用量の第2の抗ウイルス剤を投与することを含む。一部の実施形態では、身体的接触は、1回の機会中に生じる。一部の実施形態では、身体的接触は、2回またはそれよりも多くの別々の機会中に生じる。一部の実施形態では、身体的接触は、HSV血清陽性パートナーおよび1人または複数人の追加のパートナーとで生じる。一部の実施形態では、身体的接触は、性的接触である。一部の実施形態では、対象およびHSV血清陽性パートナーは、性的接触中に物理的障壁、非限定的な例として男性用または女性用コンドームを使用する。一部の実施形態では、対象は、HSV血清陽性パートナーと進行中の相互一夫一婦制性的関係にあるか、またはその予定である。一部の実施形態では、対象は、HSV血清陽性パートナーと相互一夫一婦制性的関係になく、その予定もない。一部の実施形態では、HSV血清陽性パートナーは、自身のHSV血清状態を認識している。一部の実施形態では、HSV血清陽性パートナーは、自身のHSV血清状態を認識していない。
一部の実施形態では、HSV血清陽性パートナーは、第2の低用量の第2の抗ウイルス剤をHSV血清陽性パートナーに投与することを含むHSV抑制療法を受けている。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陽性パートナーに、第2の低用量の第2の抗ウイルス剤を投与することをさらに含む。一部の実施形態では、第2の抗ウイルス剤は、第1の抗ウイルス剤と同じ活性作用剤を含む。一部の実施形態では、第2の抗ウイルス剤は、第1の抗ウイルス剤とは異なる活性作用剤を含む。
一部の実施形態では、対象は、身体的接触中に、HSV血清陽性パートナーに由来するHSVに曝露される。一部の実施形態では、投与される組成物は、対象におけるHSV複製を抑制する。一部の実施形態では、投与される組成物は、対象におけるHSV活性化を抑制する。一部の実施形態では、投与される組成物は、対象のHSV感染リスクを低減する。一部の実施形態では、対象のHSV感染リスクは、少なくとも約50%、60%、70%、80%、90%、または95%低減される。
一部の実施形態では、本方法は、組成物を投与する前に、対象がHSVに曝露されるリスクがあるか否かを決定することをさらに含む。一部の実施形態では、対象は、HSVに曝露されるリスクがあると決定されている。
一部の実施形態では、本方法は、第1の抗ウイルス剤または第2の抗ウイルス剤の用量を決定することをさらに含む。一部の実施形態では、本方法は、組成物を対象に投与するための送達機構を決定することをさらに含む。一部の実施形態では、送達機構は、長時間作用性薬物送達デバイスを含む。一部の実施形態では、長時間作用性薬物送達デバイスは、注射デバイス、膣内リング、経皮パッチ、またはそれらの組合せを含む。
一部の実施形態では、第1の抗ウイルス剤の用量は、約5mg~約1gである。非限定的な例として、組成物は、約5mg、10mg、20mg、25mg、30mg、40mg、50mg、60mg、70mg、80mg、90mg、100mg、125mg、150mg、175mg、200mg、225mg、250mg、275mg、300mg、325mg、350mg、375mg、400mg、450mg、500mg、550mg、600mg、650mg、700mg、750mg、800mg、850mg、900mg、950mg、1000mg、2000mg、3000mg、4000mg、5000mg、6000mg、8000mg、または10,000mgの第1の抗ウイルス剤を含む。
一部の実施形態では、本方法は、有効量の抗ウイルス剤を提供する用量を体重に応じて決定することを含む。本明細書で使用される場合、体重および身体質量は同義的に使用され、重力場で発揮される力ではなく、対象の質量を指す。一部の実施形態では、本方法は、有効量の第2の抗ウイルス剤を提供する用量を身体質量に応じて決定することを含む。一部の実施形態では、本方法は、組み合わせて投与される第1および第2の抗ウイルス剤の用量を身体質量に応じて決定することを含む。一部の実施形態では、用量は、その標的に対する抗ウイルス剤の親和性を考慮に入れる。一部の実施形態では、そのような用量は、抗ウイルス剤の細胞内半減期を考慮に入れる。一部の実施形態では、用量は、抗ウイルス剤の血漿半減期を考慮に入れる。非限定的な例として、組成物は、約0.5mg/kg、1mg/kg、1.5mg/kg、2mg/kg、2.5mg/kg、3mg/kg、4mg/kg、5mg/kg、6mg/kg、7mg/kg、8mg/kg、9mg/kg、10mg/kg、11mg/kg、12.5mg/kg、15mg/kg、17.5mg/kg、20mg/kg、25mg/kg、30mg/kg、40mg/kg、50mg/kg、60mg/kg、70mg/kg、80mg/kg、90mg/kg、100mg/kg、125mg/kg、150mg/kg、175mg/kg、200mg/kg、225mg/kg、250mg/kg、275mg/kg、300mg/kg、350mg/kg、400mg/kg、500mg/kg、600mg/kg、650mg/kg、700mg/kg、750mg/kg、800mg/kg、850mg/kg、900mg/kg、950mg、1000mg、2000mg、3000mg、4000mg、5000mg、6000mg、8000mg、または10000mg、または約0.5mg/kg~約100mg/kg、または約0.5mg/kg~約10mg/kg、または約5mg/kg~約50mg/kg、または約25mg/kg~約250mg/kg、または約100mg/kg~約250mg/kg、または約100mg/kg~約500mg/kg、または約100mg/kg~約1000mg/kg、または約125mg/kg~約500mg/kg、または100mg/kgよりも多く約250mg/kgまで、または100mg/kgよりも多く約500mg/kgまで、または100mg/kgよりも多く約1000mg/kg体重までの抗ウイルス剤を含む。
驚くべきことに、ある特定の抗ウイルス剤は、組み合わせて投与すると、対象のHSV感染の治療またはHSVの予防により効果的であることが見出された。非限定的な使用としては、暴露前予防(例えば、血清陰性対象の感染防止);初期感染の治療(例えば、血清陰性個人が血清陽性になりつつある前にまたはなりつつある際に);血清陽性固体における予防(再発性疾病の防止);血清陽性固体における再発性感染の治療が挙げられる。さらに、抗ウイルス剤は、HSV感染に関連付けられる疾患または状態の治療または予防的治療に有用である。
ある特定の実施形態では、抗ウイルス剤は、同じポリメラーゼを標的とする。1つの例示的な実施形態では、第1の抗ウイルス剤はバラシクロビルであり、第2の抗ウイルス剤はファムシクロビルである。第1および第2の抗ウイルス剤の組合せを含む実施形態では、作用剤の用量は同じであってもよくまたは異なっていてもよい。非限定的な例として、組成物は、約0.5mg/kg、1mg/kg、1.5mg/kg、2mg/kg、2.5mg/kg、3mg/kg、4mg/kg、5mg/kg、6mg/kg、7mg/kg、8mg/kg、9mg/kg、10mg/kg、11mg/kg、12.5mg/kg、15mg/kg、17.5mg/kg、20mg/kg、25mg/kg、30mg/kg、40mg/kg、50mg/kg、60mg/kg、70mg/kg、80mg/kg、90mg/kg、100mg/kg、125mg/kg、150mg/kg、175mg/kg、200mg/kg、225mg/kg、250mg/kg、275mg/kg、300mg/kg、350mg/kg、400mg/kg、500mg/kg、600mg/kg、650mg/kg、700mg/kg、750mg/kg、800mg/kg、850mg/kg、900mg/kg、950mg/kg、1000mg/kg、または2000mg/kg、または約0.5mg/kg~約1000mg/kg、または約0.5mg/kg~約100mg/kg、または約0.5mg/kg~約10mg/kg、または約5mg/kg~約50mg/kg、または約25mg/kg~約100mg/kg、または約25mg/kg~約100mg/kg、または約25mg/kg~約250mg/kg、または約50mg/kg~約250mg/kg、または約100mg/kg~約250mg/kg、または約100mg/kg~約500mg/kg、または約100mg/kg~約1000mg/kg、または約125mg/kg~約500mg/kg、または100mg/kgよりも多く~約250mg/kg、または100mg/kgよりも多く約500mg/kgまで、または100mg/kgよりも多く約1000mg/kgまで体重の第1の抗ウイルス剤、ならびに約0.5mg/kg、1mg/kg、1.5mg/kg、2mg/kg、2.5mg/kg、3mg/kg、4mg/kg、5mg/kg、6mg/kg、7mg/kg、8mg/kg、9mg/kg、10mg/kg、11mg/kg、12.5mg/kg、15mg/kg、17.5mg/kg、20mg/kg、25mg/kg、30mg/kg、40mg/kg、50mg/kg、60mg/kg、70mg/kg、80mg/kg、90mg/kg、100mg/kg、125mg/kg、150mg/kg、175mg/kg、200mg/kg、225mg/kg、250mg/kg、275mg/kg、300mg/kg、350mg/kg、400mg/kg、500mg/kg、600mg/kg、650mg/kg、700mg/kg、750mg/kg、800mg/kg、850mg/kg、900mg/kg、950mg、1000mg、または2000mg/kg、または約0.5mg/kg~約1000mg/kg、または約0.5mg/kg~約100mg/kg、または約0.5mg/kg~約10mg/kg、または約5mg/kg~約50mg/kg、または約25mg/kg~約100mg/kg、または約25mg/kg~約100mg/kg、または約25mg/kg~約250mg/kg、または約50mg/kg~約250mg/kg、または約100mg/kg~約250mg/kg、または約100mg/kg~約500mg/kg、または約100mg/kg~約1000mg/kg、または約125mg/kg~約500mg/kg、または100mg/kgよりも多く約250mg/kgまで、または100mg/kgよりも多く約500mg/kgまで、または100mg/kgよりも多く約1000mg/kg体重までの第2の抗ウイルス剤を含む。
ある特定の実施形態では、抗ウイルス剤は、mg/kgで約5:1、約4:1、約3:1、約2:1、約1:1、約1:2、約1:3、約1:4、または約1:5の用量比にて投与される。
ある特定の実施形態では、バラシクロビル(valcyclovir)およびファムシクロビルが一緒に投与される、組成物またはキットまたはデバイスが提供される。ある特定の実施形態では、バラシクロビル(valcyclovir)およびファムシクロビルは、それを必要とする同じ対象に、同じ経路または異なる経路により、同時にまたは異なる時点で投与される。ある特定の実施形態では、バラシクロビル(valcocylovir)の量が約1mg/kgである場合、ファムシクロビルの量は、約1mg/kg、1.5mg/kg、2mg/kg、2.5mg/kg、3mg/kg、4mg/kg、5mg/kg、6mg/kg、7mg/kg、8mg/kg、9mg/kg、10mg/kg、11mg/kg、12.5mg/kg、15mg/kg、17.5mg/kg、20mg/kg、25mg/kg、30mg/kg、40mg/kg、50mg/kg、60mg/kg、70mg/kg、80mg/kg、90mg/kg、または100mg/kgであってもよいなど、用量は、比較的低用量である。実施形態では、バラシクロビル(valcocylovir)の量が約1.5mg/kgである場合、ファムシクロビルの量は、約1mg/kg、1.5mg/kg、2mg/kg、2.5mg/kg、3mg/kg、4mg/kg、5mg/kg、6mg/kg、7mg/kg、8mg/kg、9mg/kg、10mg/kg、11mg/kg、12.5mg/kg、15mg/kg、17.5mg/kg、20mg/kg、25mg/kg、30mg/kg、40mg/kg、50mg/kg、60mg/kg、70mg/kg、80mg/kg、90mg/kg、または100mg/kgであってもよい。実施形態では、バラシクロビル(valcocylovir)の量が約2mg/kgである場合、ファムシクロビルの量は、約1mg/kg、1.5mg/kg、2mg/kg、2.5mg/kg、3mg/kg、4mg/kg、5mg/kg、6mg/kg、7mg/kg、8mg/kg、9mg/kg、10mg/kg、11mg/kg、12.5mg/kg、15mg/kg、17.5mg/kg、20mg/kg、25mg/kg、30mg/kg、40mg/kg、50mg/kg、60mg/kg、70mg/kg、80mg/kg、90mg/kg、または100mg/kgであってもよい。実施形態では、バラシクロビル(valcocylovir)の量が約2mg/kgである場合、ファムシクロビルの量は、約1mg/kg、1.5mg/kg、2mg/kg、2.5mg/kg、3mg/kg、4mg/kg、5mg/kg、6mg/kg、7mg/kg、8mg/kg、9mg/kg、10mg/kg、11mg/kg、12.5mg/kg、15mg/kg、17.5mg/kg、20mg/kg、25mg/kg、30mg/kg、40mg/kg、50mg/kg、60mg/kg、70mg/kg、80mg/kg、90mg/kg、または100mg/kgであってもよい。実施形態では、バラシクロビル(valcocylovir)の量が約2.5mg/kgである場合、ファムシクロビルの量は、約1mg/kg、1.5mg/kg、2mg/kg、2.5mg/kg、3mg/kg、4mg/kg、5mg/kg、6mg/kg、7mg/kg、8mg/kg、9mg/kg、10mg/kg、11mg/kg、12.5mg/kg、15mg/kg、17.5mg/kg、20mg/kg、25mg/kg、30mg/kg、40mg/kg、50mg/kg、60mg/kg、70mg/kg、80mg/kg、90mg/kg、または100mg/kgであってもよい。実施形態では、バラシクロビル(valcocylovir)の量が約3mg/kgである場合、ファムシクロビルの量は、約1mg/kg、1.5mg/kg、2mg/kg、2.5mg/kg、3mg/kg、4mg/kg、5mg/kg、6mg/kg、7mg/kg、8mg/kg、9mg/kg、10mg/kg、11mg/kg、12.5mg/kg、15mg/kg、17.5mg/kg、20mg/kg、25mg/kg、30mg/kg、40mg/kg、50mg/kg、60mg/kg、70mg/kg、80mg/kg、90mg/kg、または100mg/kgであってもよい。実施形態では、バラシクロビル(valcocylovir)の量が約4mg/kgである場合、ファムシクロビルの量は、約1mg/kg、1.5mg/kg、2mg/kg、2.5mg/kg、3mg/kg、4mg/kg、5mg/kg、6mg/kg、7mg/kg、8mg/kg、9mg/kg、10mg/kg、11mg/kg、12.5mg/kg、15mg/kg、17.5mg/kg、20mg/kg、25mg/kg、30mg/kg、40mg/kg、50mg/kg、60mg/kg、70mg/kg、80mg/kg、90mg/kg、または100mg/kgであってもよい。実施形態では、バラシクロビル(valcocylovir)の量が約5mg/kgである場合、ファムシクロビルの量は、約1mg/kg、1.5mg/kg、2mg/kg、2.5mg/kg、3mg/kg、4mg/kg、5mg/kg、6mg/kg、7mg/kg、8mg/kg、9mg/kg、10mg/kg、11mg/kg、12.5mg/kg、15mg/kg、17.5mg/kg、20mg/kg、25mg/kg、30mg/kg、40mg/kg、50mg/kg、60mg/kg、70mg/kg、80mg/kg、90mg/kg、または100mg/kgであってもよい。実施形態では、バラシクロビル(valcocylovir)の量が約6mg/kgである場合、ファムシクロビルの量は、約1mg/kg、1.5mg/kg、2mg/kg、2.5mg/kg、3mg/kg、4mg/kg、5mg/kg、6mg/kg、7mg/kg、8mg/kg、9mg/kg、10mg/kg、11mg/kg、12.5mg/kg、15mg/kg、17.5mg/kg、20mg/kg、25mg/kg、30mg/kg、40mg/kg、50mg/kg、60mg/kg、70mg/kg、80mg/kg、90mg/kg、または100mg/kgであってもよい。実施形態では、バラシクロビル(valcocylovir)の量が約7mg/kgである場合、ファムシクロビルの量は、約1mg/kg、1.5mg/kg、2mg/kg、2.5mg/kg、3mg/kg、4mg/kg、5mg/kg、6mg/kg、7mg/kg、8mg/kg、9mg/kg、10mg/kg、11mg/kg、12.5mg/kg、15mg/kg、17.5mg/kg、20mg/kg、25mg/kg、30mg/kg、40mg/kg、50mg/kg、60mg/kg、70mg/kg、80mg/kg、90mg/kg、または100mg/kgであってもよい。実施形態では、バラシクロビル(valcocylovir)の量が約8mg/kgである場合、ファムシクロビルの量は、約1mg/kg、1.5mg/kg、2mg/kg、2.5mg/kg、3mg/kg、4mg/kg、5mg/kg、6mg/kg、7mg/kg、8mg/kg、9mg/kg、10mg/kg、11mg/kg、12.5mg/kg、15mg/kg、17.5mg/kg、20mg/kg、25mg/kg、30mg/kg、40mg/kg、50mg/kg、60mg/kg、70mg/kg、80mg/kg、90mg/kg、または100mg/kgであってもよい。実施形態では、バラシクロビル(valcocylovir)の量が約9mg/kgである場合、ファムシクロビルの量は、約1mg/kg、1.5mg/kg、2mg/kg、2.5mg/kg、3mg/kg、4mg/kg、5mg/kg、6mg/kg、7mg/kg、8mg/kg、9mg/kg、10mg/kg、11mg/kg、12.5mg/kg、15mg/kg、17.5mg/kg、20mg/kg、25mg/kg、30mg/kg、40mg/kg、50mg/kg、60mg/kg、70mg/kg、80mg/kg、90mg/kg、または100mg/kgであってもよい。実施形態では、バラシクロビル(valcocylovir)の量が約10mg/kgである場合、ファムシクロビルの量は、約1mg/kg、1.5mg/kg、2mg/kg、2.5mg/kg、3mg/kg、4mg/kg、5mg/kg、6mg/kg、7mg/kg、8mg/kg、9mg/kg、10mg/kg、11mg/kg、12.5mg/kg、15mg/kg、17.5mg/kg、20mg/kg、25mg/kg、30mg/kg、40mg/kg、50mg/kg、60mg/kg、70mg/kg、80mg/kg、90mg/kg、または100mg/kgであってもよい。実施形態では、バラシクロビル(valcocylovir)の量が約11mg/kgである場合、ファムシクロビルの量は、約1mg/kg、1.5mg/kg、2mg/kg、2.5mg/kg、3mg/kg、4mg/kg、5mg/kg、6mg/kg、7mg/kg、8mg/kg、9mg/kg、10mg/kg、11mg/kg、12.5mg/kg、15mg/kg、17.5mg/kg、20mg/kg、25mg/kg、30mg/kg、40mg/kg、50mg/kg、60mg/kg、70mg/kg、80mg/kg、90mg/kg、または100mg/kgであってもよい。実施形態では、バラシクロビル(valcocylovir)の量が約12.5mg/kgである場合、ファムシクロビルの量は、約1mg/kg、1.5mg/kg、2mg/kg、2.5mg/kg、3mg/kg、4mg/kg、5mg/kg、6mg/kg、7mg/kg、8mg/kg、9mg/kg、10mg/kg、11mg/kg、12.5mg/kg、15mg/kg、17.5mg/kg、20mg/kg、25mg/kg、30mg/kg、40mg/kg、50mg/kg、60mg/kg、70mg/kg、80mg/kg、90mg/kg、または100mg/kgであってもよい。実施形態では、バラシクロビル(valcocylovir)の量が約15mg/kgである場合、ファムシクロビルの量は、約1mg/kg、1.5mg/kg、2mg/kg、2.5mg/kg、3mg/kg、4mg/kg、5mg/kg、6mg/kg、7mg/kg、8mg/kg、9mg/kg、10mg/kg、11mg/kg、12.5mg/kg、15mg/kg、17.5mg/kg、20mg/kg、25mg/kg、30mg/kg、40mg/kg、50mg/kg、60mg/kg、70mg/kg、80mg/kg、90mg/kg、または100mg/kgであってもよい。実施形態では、バラシクロビル(valcocylovir)の量が約17.5mg/kgである場合、ファムシクロビルの量は、約1mg/kg、
1.5mg/kg、2mg/kg、2.5mg/kg、3mg/kg、4mg/kg、5mg/kg、6mg/kg、7mg/kg、8mg/kg、9mg/kg、10mg/kg、11mg/kg、12.5mg/kg、15mg/kg、17.5mg/kg、20mg/kg、25mg/kg、30mg/kg、40mg/kg、50mg/kg、60mg/kg、70mg/kg、80mg/kg、90mg/kg、
または100mg/kgであってもよい。実施形態では、バラシクロビル(valcocylovir)の量が約20mg/kgである場合、ファムシクロビルの量は、約1mg/kg、1.5mg/kg、2mg/kg、2.5mg/kg、3mg/kg、4mg/kg、5mg/kg、6mg/kg、7mg/kg、8mg/kg、9mg/kg、10mg/kg、11mg/kg、12.5mg/kg、15mg/kg、17.5mg/kg、20mg/kg、25mg/kg、30mg/kg、40mg/kg、50mg/kg、60mg/kg、70mg/kg、80mg/kg、90mg/kg、または100mg/kgであってもよい。実施形態では、バラシクロビル(valcocylovir)の量が約25mg/kgである場合、ファムシクロビルの量は、約1mg/kg、1.5mg/kg、2mg/kg、2.5mg/kg、3mg/kg、4mg/kg、5mg/kg、6mg/kg、7mg/kg、8mg/kg、9mg/kg、10mg/kg、11mg/kg、12.5mg/kg、15mg/kg、17.5mg/kg、20mg/kg、25mg/kg、30mg/kg、40mg/kg、50mg/kg、60mg/kg、70mg/kg、80mg/kg、90mg/kg、または100mg/kgであってもよい。実施形態では、バラシクロビル(valcocylovir)の量が約30mg/kgである場合、ファムシクロビルの量は、約1mg/kg、1.5mg/kg、2mg/kg、2.5mg/kg、3mg/kg、4mg/kg、5mg/kg、6mg/kg、7mg/kg、8mg/kg、9mg/kg、10mg/kg、11mg/kg、12.5mg/kg、15mg/kg、17.5mg/kg、20mg/kg、25mg/kg、30mg/kg、40mg/kg、50mg/kg、60mg/kg、70mg/kg、80mg/kg、90mg/kg、または100mg/kgであってもよい。実施形態では、バラシクロビル(valcocylovir)の量が約40mg/kgである場合、ファムシクロビルの量は、約1mg/kg、1.5mg/kg、2mg/kg、2.5mg/kg、3mg/kg、4mg/kg、5mg/kg、6mg/kg、7mg/kg、8mg/kg、9mg/kg、10mg/kg、11mg/kg、12.5mg/kg、15mg/kg、17.5mg/kg、20mg/kg、25mg/kg、30mg/kg、40mg/kg、50mg/kg、60mg/kg、70mg/kg、80mg/kg、90mg/kg、または100mg/kgであってもよい。実施形態では、バラシクロビル(valcocylovir)の量が約50mg/kgである場合、ファムシクロビルの量は、約1mg/kg、1.5mg/kg、2mg/kg、2.5mg/kg、3mg/kg、4mg/kg、5mg/kg、6mg/kg、7mg/kg、8mg/kg、9mg/kg、10mg/kg、11mg/kg、12.5mg/kg、15mg/kg、17.5mg/kg、20mg/kg、25mg/kg、30mg/kg、40mg/kg、50mg/kg、60mg/kg、70mg/kg、80mg/kg、90mg/kg、または100mg/kgであってもよい。実施形態では、バラシクロビル量が約60mg/kgである場合、ファムシクロビル(valcocylovir)の量は、約1mg/kg、1.5mg/kg、2mg/kg、2.5mg/kg、3mg/kg、4mg/kg、5mg/kg、6mg/kg、7mg/kg、8mg/kg、9mg/kg、10mg/kg、11mg/kg、12.5mg/kg、15mg/kg、17.5mg/kg、20mg/kg、25mg/kg、30mg/kg、40mg/kg、50mg/kg、60mg/kg、70mg/kg、80mg/kg、90mg/kg、または100mg/kgであってもよい。実施形態では、バラシクロビル(valcocylovir)の量が約70mg/kgである場合、ファムシクロビルの量は、約1mg/kg、1.5mg/kg、2mg/kg、2.5mg/kg、3mg/kg、4mg/kg、5mg/kg、6mg/kg、7mg/kg、8mg/kg、9mg/kg、10mg/kg、11mg/kg、12.5mg/kg、15mg/kg、17.5mg/kg、20mg/kg、25mg/kg、30mg/kg、40mg/kg、50mg/kg、60mg/kg、70mg/kg、80mg/kg、90mg/kg、または100mg/kgであってもよい。実施形態では、バラシクロビル(valcocylovir)の量が約80mg/kgである場合、ファムシクロビルの量は、約1mg/kg、1.5mg/kg、2mg/kg、2.5mg/kg、3mg/kg、4mg/kg、5mg/kg、6mg/kg、7mg/kg、8mg/kg、9mg/kg、10mg/kg、11mg/kg、12.5mg/kg、15mg/kg、17.5mg/kg、20mg/kg、25mg/kg、30mg/kg、40mg/kg、50mg/kg、60mg/kg、70mg/kg、80mg/kg、90mg/kg、または100mg/kgであってもよい。実施形態では、バラシクロビル(valcocylovir)の量が約90mg/kgである場合、ファムシクロビルの量は、約1mg/kg、1.5mg/kg、2mg/kg、2.5mg/kg、3mg/kg、4mg/kg、5mg/kg、6mg/kg、7mg/kg、8mg/kg、9mg/kg、10mg/kg、11mg/kg、12.5mg/kg、15mg/kg、17.5mg/kg、20mg/kg、25mg/kg、30mg/kg、40mg/kg、50mg/kg、60mg/kg、70mg/kg、80mg/kg、90mg/kg、または100mg/kgであってもよい。実施形態では、バラシクロビル(valcocylovir)の量が約100mg/kgである場合、ファムシクロビルの量は、約1mg/kg、1.5mg/kg、2mg/kg、2.5mg/kg、3mg/kg、4mg/kg、5mg/kg、6mg/kg、7mg/kg、8mg/kg、9mg/kg、10mg/kg、11mg/kg、12.5mg/kg、15mg/kg、17.5mg/kg、20mg/kg、25mg/kg、30mg/kg、40mg/kg、50mg/kg、60mg/kg、70mg/kg、80mg/kg、90mg/kg、または100mg/kgであってもよい。
ある特定の実施形態では、総用量は、1000mg未満または2000mg未満であることが望ましいだろう。例えば、バラシクロビル:ファムシクロビルの用量比が2:1である実施形態では、非限定的な投薬量としては、約500mg:250mg、約600mg:300mg、約650mg:325mg、約700mg:350mg、約800mg:400mg、約900mg:450mg、または約1000mg:500mgが挙げられる。
動物モデルで試験された絶対用量または体重による用量は、ヒト等価用量(HED)であり得る。例えば、NIHガイドラインおよびNair, A.B. et al., A simple practice guide for dose conversion between animals and human, J Basic Clin Pharm. March 2016-May 2016; 7(2): 27-31を参照されたい。本明細書にてマウスまたはモルモットを使用して示されている例では、ヒト等価用量が使用されている。
ある特定の実施形態では、組合せに使用される1種または複数種の抗ウイルス剤は、HSVポリメラーゼ阻害剤を含む。ある特定の実施形態では、組合せに使用される1種または複数種の抗ウイルス剤は、ヌクレオシドアナログを含む。例としては、限定ではないが、FDA承認のFamvir(ファムシクロビル)、Sitavig(アシクロビル)、Valtrex(バラシクロビル)、およびZovirax(アシクロビル)が挙げられる。一実施形態では、抗ウイルス剤の組合せは、バラシクロビルおよびファムシクロビルを含む。別の実施形態では、抗ウイルス剤の組合せは、アシクロビルおよびペンシクロビルを含む。ある特定の実施形態では、組合せに使用される1種または複数種の抗ウイルス剤は、HSVヘリカーゼ-プライマーゼ阻害剤(HPI)を含む。例としては、限定ではないが、アメナメビルおよびプリテリビルが挙げられる。ある特定の実施形態では、組合せは、HSVポリメラーゼ阻害剤およびHSPヘリカーゼ-プライマーゼ阻害剤を含む。
ある特定の実施形態では、第1および第2の抗ウイルス剤は、バラシクロビル、アシクロビル、ファムシクロビル、ペンシクロビル、プリテリビル、ペンシクロビル、ガンシクロビル、バルガンシクロビル(valganciclovi)、シドホビル、ホスカルネット、ダルナビル、グリチルリチン酸、セイヨウニワトコ、グルタミン、FV-100、ASP2151、me-609、ASP2151、局所VDO、PEG製剤(Devirex AG)、ビダラビン、シドホビル、クロフェレマー(SP-303T)、EPB-348、CMX001、V212、NB-001、スクエア酸、イオン性亜鉛、ソリブジン(ARYS-01)、トリフルリジン、882C87、マーリン(merlin)(エタノールおよびグリコール酸混合物)、ビタミンC、AIC316、サラセニア・プルプレア(sarracenia purpurea)を含むversabaseゲル、UB-621、リジン、エドクスジン、ブリブジン、シタラビン、ドコサノール、トロマンタジン、レシキモド(R-848)、イミキモド、レシキモド、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、アメナメビル、N-メタンコカルバチミジン(N-MCT)、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せを含んでいてもよい。
バラシクロビルおよびファムシクロビルは両方とも、それらが両方ともウイルスDNAを標的とするという点で同様の作用機序を有する。しかしながら、これらの薬物は、薬物動態プロファイルおよびウイルスチミジンキナーゼに対する特異性が異なる。これらの薬物の組合せ作用には、予想外の驚くべき相乗効果があることを発見した。これらの薬物は両方とも同じクラスに属しているため、それらを組み合わせることは自明なことではない。実際、単独療法で個別に使用される各薬物の量を増加させても、療法の有効性は増加しないことが示されている。両者はどちらもウイルスDNAを標的とするヌクレオシドアナログであるため、CDCおよびその他の当局の現行の推奨は、いずれかの薬物でヘルペス感染を治療することであり、両薬物を併用療法で使用することではない。
バラシクロビルは、アシクロビルにバリン部分を付加することにより作出されたものであり、生物学的利用能が大幅に向上され、ペプチドトランスポーターhPEPT-1および/またはHPT-1を介したヒト腸での能動輸送機序の基質になっている。タンパク質結合は最小限(<15%)であり、脳脊髄液(つまり、CSF)を含む体組織への分布は良好である。アシクロビルは、主にウイルスチミジンキナーゼによりリン酸化され、それにより感染細胞へのアシクロビルの取り込みを増加させる濃度勾配が作出される。ウイルスチミジンキナーゼがないと、アシクロビルは、基本的には変化を受けず、尿細管分泌および糸球体濾過により排除される。これが、バラシクロビルの安全性プロファイルが優れていることの主な理由である。また、シトクロムp450により代謝されず、したがって薬物相互作用が制限される。作用機序は3通りである:1)ウイルスDNAポリメラーゼの競合的阻害;2)ウイルスDNAの鎖伸長停止;3)ウイルスDNAポリメラーゼの不活性化。半減期は、およそ2.5~3.4時間である。平均Cmaxは、0.83~5.65ug/mLの範囲である。平均AUCは、2.27~19.62時間*ug/mLの範囲だった。1gの単一用量後の腎クリアランスは、255mL/分だった。バラシクロビルは、FCVの77%と比較して、54.5%の全体的生物学的利用能を有する。
ファムシクロビルは、バラシクロビルと比べて、ウイルスDNAポリメラーゼに対する親和性がより弱く、血漿半減期がより短いが(2~2.5時間)、細胞内半減期はより長く(HSV感染細胞では10~20時間)、ならびに細胞内濃度はより高い。最大濃度に達するまでの時間は、バラシクロビルの場合は1.6~1.9時間であるのに対して、0.5~0.75時間の範囲である。また、ファムシクロビルは、77%という高い生物学的利用能を有する。ファムシクロビルは、ペプチドトランスポーターhPEPT-1またはHPT-1を使用しないため、これらトランスポーターに関連する欠損を有する対象では、より有効であるはずである。
バラシクロビルおよびファムシクロビルの組合せは、ヒトヘルペスウイルス感染の防止(すなわち、曝露前予防)に有用であり、ならびにヘルペスウイルスによる症状の再発の治療および防止(すなわち、曝露後予防)に有用である。この組合せは、強力な抗ウイルス活性を生み出す用量で無毒性であり、経口投与経路で活性であり、生物学的に利用可能である。
HSVポリメラーゼの別のヌクレオシド阻害剤は、N-メタノカルバチミジン(N-MCT)であり、これは3段階リン酸化プロセスにより活性三リン酸代謝物へと変換される。その1つの段階は、HSV-TKにより選択的に達成される。N-MCTは、HSV-1、HSV-2、HSV-8(カポジ肉腫ウイルス)、ならびにワクシニアウイルスおよび牛痘ウイルスを阻害し、ウイルス感染細胞でのみ細胞傷害性であり、アシクロビル耐性HSVおよびシドホビル耐性牛痘ウイルスに対して活性であり、抗ウイルス薬物であるアシクロビル、ガンシクロビル、およびシドホビルと等しくまたはそれよりも強力であり、強力な抗ウイルス活性を生み出す用量で無毒性であり、経口投与経路で活性であり、生物学的に利用可能である。
一部の実施形態では、第1の抗ウイルス剤は、HSVワクチンおよび任意にアジュバントを含む。一部の実施形態では、HSVワクチンは、GSK208141(gD2t、GSK糖タンパク質D(gD)-Alum/3-脱アシル化形態のモノホスホリルリピドA)、帯状疱疹GSK1437173A、gD2-ASO4、Havrix(登録商標)、gD-Alum、Zostavax/帯状疱疹ワクチン(V211、V212、V210)、HSV529、HerpV(AG-707 rh-Hsc70多価ペプチド複合体)、VCL-HB01、VCL-HM01、pPJV7630、GEN-003、SPL7013ゲル(VivaGel(登録商標))、GSK324332A、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せを含む。
一部の実施形態では、組成物は、追加の抗ウイルス剤をさらに含む。一部の実施形態では、本方法は、対象に、追加の抗ウイルス剤を投与することをさらに含む。一部の実施形態では、追加の抗ウイルス剤は、約50mg~約1gの、例えば、約5mg、10mg、20mg、25mg、30mg、40mg、50mg、60mg、70mg、80mg、90mg、100mg、125mg、150mg、175mg、200mg、225mg、250mg、275mg、300mg、325mg、350mg、375mg、400mg、450mg、500mg、550mg、600mg、650mg、700mg、750mg、800mg、850mg、900mg、950mg、1000mg、2000mg、3000mg、4000mg、5000mg、6000mg、8000mg、または10000mgの用量で対象に投与される。一部の実施形態では、追加の抗ウイルス剤は、HIV抗ウイルス剤である。一部の実施形態では、HIV抗ウイルス剤は、アバカビル、ジダノシン、エムトリシタビン、ラミブジン、スタブジン、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩(tenofovir disoporoxil fumarate)、ジドブジン、アプリシタビン、スタンピジン(stampidine)、エルブシタビン、ラシビル、アムドキソビル、スタブジン、ザルシタビン、フェスチナビル、ジデオキシシチジンddC、アジドチミジン、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、エンテカビル、デラビルジン、エファビレンツ、エトラビリン、ネビラピン、リルピビリン、ドラビリン、カラノリドA、カプラビリン、エピビル、TMC125、アデホビル、ダピビリン、レルシビリン、アタザナビル、ダルナビル、ホスアンプレナビル、インジナビル、ネルフィナビル、リトナビル、サキナビル、チプラナビル、ロピナビル、アンプレナビル、テリナビル、ドロキシナビル、エムトリバ、インビラーゼ、アゲネラーゼ、マラビロク、ビクリビロク、セニクリビロク、イバリズマブ(lbalizumab)、ホステムサビル(BMS-663068)、イバリズマブ(TMB-355、TNX-355)、PRO140、b12抗体、DCM205、DARPins、カプリン抗体、VIR-576、エンフビルチド、AMD11070、PR0542、SCH-C、T-1249、シアノビリン、グリフィスシン(griffithsen)、レクチン、ドルテグラビル、エルビテグラビル、ラルテグラビル、グロボイドナンA、MK-2048、BI224436、カボテグラビル、GSK1265744、GSK-572、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せを含む。
一部の実施形態では、組成物は、避妊薬をさらに含む。一部の実施形態では、本方法は、対象に、有効用量の避妊薬を投与することをさらに含む。一部の実施形態では、避妊薬は、エチニルエストラジオール、ノルエチンドロン、デソゲストレル(dosogestrel)、レボノルゲストレル、二酢酸エチノジオール、二酢酸エチノジオール、RU486、N9、ミフェプリストン、ミフェギン、ミフェプレックス、17a-エチニル-レボノルゲストレル(levongestrel)、17b-ヒドロキシ-エストラ-4,9,11-トリエン-3-オン、エストラジオール、酢酸メドロキシプロゲステロン、ネストロン、ノルゲストリエノン、プロゲステロン、エトノゲストレル(etonogestril)(3-ケト-デソゲストレル)、プロゲスチン、ノルゲスチメート、メゲストロール、エトノ-プロゲスチンアロネゲストレル(etono-progestin alonegestrel)、17-アセトキシ-16-メチレン-19-ノルプロゲステロン、またはそれらの塩、溶媒和物、または組合せを含む。
別の態様では、本明細書には、a)第1の抗ウイルス剤の用量、または第1の抗ウイルス剤の用量および第2の抗ウイルス剤の用量を含む組成物;b)組成物をHSV血清陰性対象に送達するための送達デバイス;ならびにc)HSV血清陰性対象のHSV感染を防止するために送達デバイスを使用して組成物を投与する様式に関する情報を含む使用説明書を含むHSV治療キットが提供される。一部の実施形態では、HSV防止は、HSV血清陰性対象におけるHSV複製を抑制することを含む。一部の実施形態では、HSV防止は、HSV血清陰性対象におけるHSV活性化を抑制することを含む。
一部の実施形態では、第1の抗ウイルス剤の用量は、HSV血清陰性対象におけるHSV感染の防止および血清陽性対象におけるHSVの抑制の両方に有用な量である。非限定的な例として、用量は、約5mg、10mg、20mg、25mg、30mg、40mg、50mg、60mg、70mg、80mg、90mg、100mg、125mg、150mg、175mg、200mg、225mg、250mg、275mg、300mg、325mg、350mg、375mg、400mg、450mg、500mg、550mg、600mg、650mg、700mg、750mg、800mg、850mg、900mg、950mg、1000mg、2000mg、3000mg、4000mg、5000mg、6000mg、8000mg、または10000mgの第1の抗ウイルス剤である。第2の抗ウイルス剤が存在する場合、非限定的な例として、第2の薬剤の用量は、約5mg、10mg、20mg、25mg、30mg、40mg、50mg、60mg、70mg、80mg、90mg、100mg、125mg、150mg、175mg、200mg、225mg、250mg、275mg、300mg、325mg、350mg、375mg、400mg、450mg、500mg、550mg、600mg、650mg、700mg、750mg、800mg、850mg、900mg、950mg、1000mg、2000mg、3000mg、4000mg、5000mg、6000mg、8000mg、または10000mgである。一部の実施形態では、送達デバイスは、組成物をHSV血清陽性対象に送達するための方法をさらに提供する。一部の実施形態では、使用説明書は、HSV血清陽性対象におけるHSV再活性化を抑制するために送達デバイスを使用して組成物を投与する様式に関する情報をさらに含む。
一部の実施形態では、キットは、パッケージをさらに含むか、またはパッケージ内に封入されている。一部の実施形態では、パッケージは、HSV血清陰性対象、HSV血清陽性対象、およびHSV血清状態が不明の対象に対して向けられた標記を含む。
一部の実施形態では、送達デバイスは、経口錠剤、経口カプセル剤、または経口液剤を含む。一部の実施形態では、送達デバイスは、長時間作用性薬物送達デバイスである。一部の実施形態では、長時間作用性送達デバイスは、注射デバイス、膣内リング、経皮パッチ、またはそれらの組合せを含む。一部の実施形態では、これらに限定されないが、摂取用の錠剤、カプセル剤、または液剤を含む送達デバイスは、全身性送達を提供する。
一部の実施形態では、第1の抗ウイルス剤は、バラシクロビル、アシクロビル、ファムシクロビル、プリテリビル、ペンシクロビル、ガンシクロビル、バルガンシクロビル、シドホビル、ホスカルネット、ダルナビル、グリチルリチン酸、セイヨウニワトコ、グルタミン、FV-100、ASP2151、me-609、ASP2151、局所VDO、PEG製剤(Devirex AG)、ビダラビン、シドホビル、クロフェレマー(SP-303T)、EPB-348、CMX001、V212、NB-001、スクエア酸、イオン性亜鉛、ソリブジン(ARYS-01)、トリフルリジン、882C87、マーリン(エタノールおよびグリコール酸混合物)、ビタミンC、AIC316、サラセニア・プルプレアを含むversabaseゲル、UB-621、リジン、エドクスジン、ブリブジン、シタラビン、ドコサノール、トロマンタジン、レシキモド(R-848)、イミキモド、レシキモド、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、アメナメビル、N-メタンコカルバチミジン(N-MCT)、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せを含む。
一部の実施形態では、第1の抗ウイルス剤の用量は、約5mg~約1gまたはそれよりも高く、例えば、約5mg、10mg、20mg、25mg、30mg、40mg、50mg、60mg、70mg、80mg、90mg、100mg、125mg、150mg、175mg、200mg、225mg、250mg、275mg、300mg、325mg、350mg、375mg、400mg、450mg、500mg、550mg、600mg、650mg、700mg、750mg、800mg、850mg、900mg、950mg、1000mg、2000mg、3000mg、4000mg、5000mg、6000mg、8000mg、または10000mgである。
一部の実施形態では、キットは、第2の抗ウイルス剤をさらに含む。一部の実施形態では、第2の抗ウイルス剤は、第2の用量で組成物中に存在する。一部の実施形態では、第2の低用量は、約5mg~約1gであり、例えば、約5mg、10mg、20mg、25mg、30mg、40mg、50mg、60mg、70mg、80mg、90mg、100mg、125mg、150mg、175mg、200mg、225mg、250mg、275mg、300mg、325mg、350mg、375mg、400mg、450mg、500mg、550mg、600mg、650mg、700mg、750mg、800mg、850mg、900mg、950mg、1000mg、2000mg、3000mg、4000mg、5000mg、6000mg、8000mg、または10000mgである。一部の実施形態では、第2の抗ウイルス剤は、HSV抗ウイルス剤である。一部の実施形態では、第2の抗ウイルス剤は、HIV抗ウイルス剤である。一部の実施形態では、HIV抗ウイルス剤は、アバカビル、ジダノシン、エムトリシタビン、ラミブジン、スタブジン、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩(tenofovir disoporoxil fumarate)、ジドブジン、アプリシタビン、スタンピジン、エルブシタビン、ラシビル、アムドキソビル、スタブジン、ザルシタビン、フェスチナビル、ジデオキシシチジンddC、アジドチミジン、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、エンテカビル、デラビルジン、エファビレンツ、エトラビリン、ネビラピン、リルピビリン、ドラビリン、カラノリドA、カプラビリン、エピビル、TMC125、アデホビル、ダピビリン、レルシビリン、アタザナビル、ダルナビル、ホスアンプレナビル、インジナビル、ネルフィナビル、リトナビル、サキナビル、チプラナビル、ロピナビル、アンプレナビル、テリナビル、ドロキシナビル、エムトリバ、インビラーゼ、アゲネラーゼ、マラビロク、ビクリビロク、セニクリビロク、イバリズマブ(lbalizumab)、ホステムサビル(BMS-663068)、イバリズマブ(TMB-355、TNX-355)、PRO140、b12抗体、DCM205、DARPins、カプリン抗体、VIR-576、エンフビルチド、AMD11070、PR0542、SCH-C、T-1249、シアノビリン、グリフィスシン(griffithsen)、レクチン、ドルテグラビル、エルビテグラビル、ラルテグラビル、グロボイドナンA、MK-2048、BI224436、カボテグラビル、GSK1265744、GSK-572、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せを含む。
一部の実施形態では、キットは、避妊薬をさらに含む。一部の実施形態では、避妊薬は、エチニルエストラジオール、ノルエチンドロン、デソゲストレル(dosogestrel)、レボノルゲストレル、二酢酸エチノジオール、二酢酸エチノジオール、RU486、N9、ミフェプリストン、ミフェギン、ミフェプレックス、17a-エチニル-レボノルゲストレル(levongestrel)、17b-ヒドロキシ-エストラ-4,9,11-トリエン-3-オン、エストラジオール、酢酸メドロキシプロゲステロン、ネストロン、ノルゲストリエノン、プロゲステロン、エトノゲストレル(etonogestril)(3-ケト-デソゲストレル)、プロゲスチン、ノルゲスチメート、メゲストロール、エトノ-プロゲスチンアロネゲストレル、17-アセトキシ-16-メチレン-19-ノルプロゲステロン、またはそれらの塩、溶媒和物、または組合せを含む。
別の態様では、本明細書には、HSV血清陰性対象のHSV感染を防止するための方法であって、HSVに血清陽性であるパートナーとの身体的接触後に、非常に高い用量の第1の抗ウイルス剤を含む組成物を対象に投与することを含む方法が提供される。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陽性パートナーとの身体的接触前に、低用量の第2の抗ウイルス剤を対象に投与することをさらに含む。一部の実施形態では、第2の抗ウイルス剤は、第1の抗ウイルス剤と同じ活性作用剤を含む。一部の実施形態では、第2の抗ウイルス剤は、第1の抗ウイルス剤とは異なる活性作用剤を含む。一部の実施形態では、身体的接触は、1回の機会中に生じる。一部の実施形態では、身体的接触は、2回またはそれよりも多くの別々の機会中に生じる。
一部の実施形態では、身体的接触は、HSV血清陽性パートナーおよび1人または複数人の追加のパートナーとで生じる。一部の実施形態では、対象は、HSV血清陽性パートナーと進行中の相互一夫一婦制性的関係にあるか、またはその予定である。一部の実施形態では、対象は、HSV血清陽性パートナーと相互一夫一婦制性的関係になく、その予定もない。一部の実施形態では、HSV血清陽性パートナーは、自身のHSV血清状態を認識している。一部の実施形態では、HSV血清陽性パートナーは、自身のHSV血清状態を認識していない。一部の実施形態では、HSV血清陽性パートナーは、抑制性抗ウイルス剤をHSV血清陽性パートナーに投与することを含むHSV抑制療法を受けている。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陽性パートナーに、抑制性抗ウイルス剤を投与することをさらに含む。一部の実施形態では、抑制性抗ウイルス剤は、第1の抗ウイルス剤と同じ活性作用剤を含む。一部の実施形態では、抑制性抗ウイルス剤は、第1の抗ウイルス剤とは異なる活性作用剤を含む。
一部の実施形態では、身体的接触は、性的接触である。一部の実施形態では、対象およびHSV血清陽性パートナーは、性的接触中に物理的障壁を使用する。一部の実施形態では、身体的接触は、キスである。
一部の実施形態では、対象は、身体的接触中に、HSV血清陽性パートナーに由来するHSVに曝露される。一部の実施形態では、投与される組成物は、対象におけるHSV複製を抑制する。一部の実施形態では、投与される組成物は、対象におけるHSV活性化を抑制する。一部の実施形態では、投与される組成物は、対象のHSV感染リスクを低減する。一部の実施形態では、対象のHSV感染リスクは、少なくとも約50%、60%、70%、80%、90%、または95%低減される。
一部の実施形態では、本方法は、第1の抗ウイルス剤の非常に高い用量を決定することをさらに含む。一部の実施形態では、本方法は、組成物を対象に投与するための送達機構を決定することをさらに含む。一部の実施形態では、送達機構は、長時間作用性薬物送達デバイスを含む。一部の実施形態では、長時間作用性薬物送達デバイスは、注射デバイス、膣内リング、経皮パッチ、またはそれらの組合せを含む。
一部の実施形態では、第1の抗ウイルス剤は、バラシクロビル、アシクロビル、ファムシクロビル、プリテリビル、ペンシクロビル、ガンシクロビル、バルガンシクロビル(valganciclovi)、シドホビル、ホスカルネット、ダルナビル、グリチルリチン酸、セイヨウニワトコ、グルタミン、FV-100、ASP2151、me-609、ASP2151、局所VDO、PEG製剤(Devirex AG)、ビダラビン、シドホビル、クロフェレマー(SP-303T)、EPB-348、CMX001、V212、NB-001、スクエア酸、イオン性亜鉛、ソリブジン(ARYS-01)、トリフルリジン、882C87、マーリン(エタノールおよびグリコール酸混合物)、ビタミンC、AIC316、サラセニア・プルプレアを含むversabaseゲル、UB-621、リジン、エドクスジン、ブリブジン、シタラビン、ドコサノール、トロマンタジン、レシキモド(R-848)、イミキモド、レシキモド、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、アメナメビル、N-メタンコカルバチミジン(N-MCT)、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せを含む。
一部の実施形態では、第1の抗ウイルス剤は、HSVワクチンおよび任意にアジュバントを含む。一部の実施形態では、HSVワクチンは、GSK208141(gD2t、GSK糖タンパク質D(gD)-Alum/3-脱アシル化形態のモノホスホリルリピドA)、帯状疱疹GSK1437173A、gD2-ASO4、Havrix(登録商標)、gD-Alum、Zostavax/帯状疱疹ワクチン(V211、V212、V210)、HSV529、HerpV(AG-707 rh-Hsc70多価ペプチド複合体)、VCL-HB01、VCL-HM01、pPJV7630、GEN-003、SPL7013ゲル(VivaGel(登録商標))、GSK324332A、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せを含む。
一部の実施形態では、第1の抗ウイルス剤の非常に高い用量は、約500mg~約10,000mgであり、例えば、約500mg、600mg、700mg、800mg、900mg、1000mg、1100mg、1200mg、1300mg、1400mg、1500mg、1600mg、1700mg、1800mg、1900mg、2000mg、2100mg、2200mg、2300mg、2400mg、または2500mg、3000mg、4000mg、5000mg、6000mg、8000mg、または10000mgである。一部の実施形態では、第1の抗ウイルス剤の非常に高い用量は、血清陽性患者におけるHSVの初期の突発的出現の治療に有用な量よりも多い量である。
一部の実施形態では、組成物は、追加の抗ウイルス剤をさらに含む。一部の実施形態では、本方法は、対象に、追加の抗ウイルス剤を投与することをさらに含む。一部の実施形態では、追加の抗ウイルス剤は、約500mg~約10,000mgの、例えば、500mg、600mg、700mg、800mg、900mg、1000mg、1100mg、1200mg、1300mg、1400mg、1500mg、1600mg、1700mg、1800mg、1900mg、2000mg、2100mg、2200mg、2300mg、2400mg、2500mg、3000mg、4000mg、5000mg、6000mg、8000mg、または10000mgの投薬量で対象に投与される。1000mgまでの用量を「低用量」と称する。一部の実施形態では、追加の抗ウイルス剤は、HIV抗ウイルス剤である。一部の実施形態では、HIV抗ウイルス剤は、アバカビル、ジダノシン、エムトリシタビン(emtrictabine)、ラミブジン、スタブジン、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩(tenofovir disoporoxil fumarate)、ジドブジン、アプリシタビン、スタンピジン、エルブシタビン、ラシビル、アムドキソビル、スタブジン、ザルシタビン、フェスチナビル、ジデオキシシチジンddC、アジドチミジン、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、エンテカビル、デラビルジン、エファビレンツ、エトラビリン、ネビラピン、リルピビリン、ドラビリン、カラノリドA、カプラビリン、エピビル、TMC125、アデホビル、ダピビリン、レルシビリン、アタザナビル、ダルナビル、ホスアンプレナビル、インジナビル、ネルフィナビル、リトナビル、サキナビル、チプラナビル、ロピナビル、アンプレナビル、テリナビル、ドロキシナビル、エムトリバ、インビラーゼ、アゲネラーゼ、マラビロク、エンフビルチド、ビクリビロク、セニクリビロク、イバリズマブ(lbalizumab)、ホステムサビル(BMS-663068)、イバリズマブ(TMB-355、TNX-355)、PRO140、b12抗体、DCM205、DARPins、カプリン抗体、VIR-576、AMD11070、PR0542、SCH-C、T-1249、シアノビリン、グリフィスシン(griffithsen)、レクチン、ドルテグラビル、エルビテグラビル、ラルテグラビル、グロボイドナンA、MK-2048、BI224436、カボテグラビル、GSK1265744、GSK-572、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せを含む。
一部の実施形態では、組成物は、避妊薬をさらに含む。一部の実施形態では、本方法は、対象に、有効用量の避妊薬を投与することをさらに含む。一部の実施形態では、避妊薬は、エチニルエストラジオール、ノルエチンドロン、デソゲストレル(dosogestrel)、レボノルゲストレル、二酢酸エチノジオール、二酢酸エチノジオール、RU486、N9、ミフェプリストン、ミフェギン、ミフェプレックス、17a-エチニル-レボノルゲストレル(levongestrel)、17b-ヒドロキシ-エストラ-4,9,11-トリエン-3-オン、エストラジオール、酢酸メドロキシプロゲステロン、ネストロン、ノルゲストリエノン、プロゲステロン、エトノゲストレル(etonogestril)(3-ケト-デソゲストレル)、プロゲスチン、ノルゲスチメート、メゲストロール、エトノ-プロゲスチンアロネゲストレル、17-アセトキシ-16-メチレン-19-ノルプロゲステロン、またはそれらの塩、溶媒和物、または組合せを含む。一部の実施形態では、避妊薬は、緊急避妊薬である。
別の態様では、本明細書には、a)非常に高い用量の第1の抗ウイルス剤を含む組成物;b)組成物をHSV血清陰性対象に送達するための送達デバイス;およびc)HSV血清陰性対象がHSVに曝露された後でHSV血清陰性対象のHSV感染を防止するために送達デバイスを使用して組成物を投与する様式に関する情報を含む使用説明書を含むHSV治療キットが提供される。一部の実施形態では、HSV防止は、HSV血清陰性対象におけるHSV複製を抑制することを含む。一部の実施形態では、HSV防止は、HSV血清陰性対象におけるHSV活性化を抑制することを含む。
一部の実施形態では、第1の抗ウイルス剤の非常に高い用量は、HSVへの曝露後のHSV血清陰性対象のHSV感染の防止および血清陽性対象におけるHSVの初期の突発的出現の治療の両方に有用な量である。一部の実施形態では、第1の抗ウイルス剤の非常に高い用量は、血清陽性患者におけるHSVの初期の突発的出現の治療に有用な量よりも多い量である。
一部の実施形態では、送達デバイスは、組成物をHSV血清陽性対象に送達するための方法をさらに提供する。一部の実施形態では、使用説明書は、HSV血清陽性対象におけるHSVの突発的出現を治療するために送達デバイスを使用して組成物を投与する様式に関する情報をさらに含む。
一部の実施形態では、キットは、パッケージをさらに含むか、またはパッケージ内に封入されている。一部の実施形態では、パッケージは、HSV血清陰性対象、HSV血清陽性対象、およびHSV血清状態が不明の対象に対して向けられた標記を含む。
一部の実施形態では、送達デバイスは、経口錠剤、経口カプセル剤、または経口液剤を含む。一部の実施形態では、送達デバイスは、長時間作用性薬物送達デバイスである。一部の実施形態では、長時間作用性送達デバイスは、注射デバイス、膣内リング、経皮パッチ、またはそれらの組合せを含む。
一部の実施形態では、第1の抗ウイルス剤は、バラシクロビル、アシクロビル、ファムシクロビル、プリテリビル、ペンシクロビル、ガンシクロビル、バルガンシクロビル(valganciclovi)、シドホビル、ホスカルネット、ダルナビル、グリチルリチン酸、セイヨウニワトコ、グルタミン、FV-100、ASP2151、me-609、ASP2151、局所VDO、PEG製剤(Devirex AG)、ビダラビン、シドホビル、クロフェレマー(SP-303T)、EPB-348、CMX001、V212、NB-001、スクエア酸、イオン性亜鉛、ソリブジン(ARYS-01)、トリフルリジン、882C87、マーリン(エタノールおよびグリコール酸混合物)、ビタミンC、AIC316、サラセニア・プルプレアを含むversabaseゲル、UB-621、リジン、エドクスジン、ブリブジン、シタラビン、ドコサノール、トロマンタジン、レシキモド(R-848)、イミキモド、レシキモド、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せを含んでいてもよい。
一部の実施形態では、第1の抗ウイルス剤の非常に高い用量は、約500mg~約2500mg、例えば、約500mg、600mg、700mg、800mg、900mg、1000mg、1100mg、1200mg、1300mg、1400mg、1500mg、1600mg、1700mg、1800mg、1900mg、2000mg、2100mg、2200mg、2300mg、2400mg、2500mg、3000mg、4000mg、5000mg、6000mg、8000mg、または10000mgである。
一部の実施形態では、キットは、第2の抗ウイルス剤をさらに含む。一部の実施形態では、第2の抗ウイルス剤は、HSV抗ウイルス剤である。一部の実施形態では、第2の抗ウイルス剤は、HIV抗ウイルス剤である。一部の実施形態では、HIV抗ウイルス剤は、アバカビル、ジダノシン、エムトリシタビン(emtrictabine)、ラミブジン、スタブジン、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩(tenofovir disoporoxil fumarate)、ジドブジン、アプリシタビン、スタンピジン、エルブシタビン、ラシビル、アムドキソビル、スタブジン、ザルシタビン、フェスチナビル、ジデオキシシチジンddC、アジドチミジン、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、エンテカビル、デラビルジン、エファビレンツ、エトラビリン、ネビラピン、リルピビリン、ドラビリン、カラノリドA、カプラビリン、エピビル、TMC125、アデホビル、ダピビリン、レルシビリン、アタザナビル、ダルナビル、ホスアンプレナビル、インジナビル、ネルフィナビル、リトナビル、サキナビル、チプラナビル、ロピナビル、アンプレナビル、テリナビル、ドロキシナビル、エムトリバ、インビラーゼ、アゲネラーゼ、マラビロク、エンフビルチド、ビクリビロク、セニクリビロク、イバリズマブ(lbalizumab)、ホステムサビル(BMS-663068)、イバリズマブ(TMB-355、TNX-355)、PRO 140、b12抗体、DCM205、DARPins、カプリン抗体、VIR-576、AMD11070、PR0542、SCH-C、T-1249、シアノビリン、グリフィスシン(griffithsen)、レクチン、ドルテグラビル、エルビテグラビル、ラルテグラビル、グロボイドナンA、MK-2048、BI224436、カボテグラビル、GSK1265744、GSK-572、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せを含む。
一部の実施形態では、キットは、避妊薬をさらに含む。一部の実施形態では、避妊薬は、エチニルエストラジオール、ノルエチンドロン、デソゲストレル(dosogestrel)、レボノルゲストレル、二酢酸エチノジオール、二酢酸エチノジオール、RU486、N9、ミフェプリストン、ミフェギン、ミフェプレックス、17a-エチニル-レボノルゲストレル(levongestrel)、17b-ヒドロキシ-エストラ-4,9,11-トリエン-3-オン、エストラジオール、酢酸メドロキシプロゲステロン、ネストロン、ノルゲストリエノン、プロゲステロン、エトノゲストレル(etonogestril)(3-ケト-デソゲストレル)、プロゲスチン、ノルゲスチメート、メゲストロール、エトノ-プロゲスチンアロネゲストレル、17-アセトキシ-16-メチレン-19-ノルプロゲステロン、またはそれらの塩、溶媒和物、または組合せを含む。一部の実施形態では、キットは、緊急避妊薬を含む。
例として与えられるが、記載された具体的な実施形態のみに本発明を制限することを意図しない以下の詳細な説明は、添付の図面とともに最もよく理解され得る。
図1は、実験計画を示す図である。-7日目および-1日目:マウスを秤量し、メドロキシプロゲステロンを用いて処置する;-7日目:マウスに毎日投薬する;0日目:105HSV-2 MSを膣内に用いてマウスを感染させる;1~28日目:マウスを毎日処置し、マウスを秤量し、臨床スコアを取り、IACUCヒトエンドポイントガイドラインを満たすマウスを安楽死させ;7、14、21および28日目:膣スワブを収集し;28日目:研究の終わり、DRGを収集する。 図2A~2Gは、生存曲線を示す図である。群9のマウスを125mg/kgのバラシクロビルおよび63mg/kgのファムシクロビルを用いて処置し、模擬感染させた。群10のマウスを模擬処置し、模擬感染させた。マウスを生存について毎日モニタリングした。生存曲線の比較をログ-ランク(Mantel-Cox)検定によって行った***p<0.001。(A)群1のマウスを、感染の7日前に始まる経口胃管栄養法によって125mg/kgのバラシクロビルを用いて毎日処置した。群1および8(模擬処置された)を、105HSV-2 MS株を膣内に用いて感染させた。(B)群2のマウスを、感染の7日前に始まる経口胃管栄養法によって63mg/kgファムシクロビルを用いて毎日処置した。群2および8(模擬処置された)を、105HSV-2 MS株を膣内に用いて感染させた。(C)群3のマウスを、感染の7日前に始まる経口胃管栄養法によって32mg/kgのバラシクロビル16mg/kgのファムシクロビルを用いて毎日処置した。群3および8(模擬処置された)を、105HSV-2 MS株を膣内に用いて感染させた。(D)群4のマウスを、感染の7日前に始まる経口胃管栄養法によって63mg/kgのバラシクロビル32mg/kgのファムシクロビルを用いて毎日処置した。群4および8(模擬処置された)を、105HSV-2 MS株を膣内に用いて感染させた。(E)群5のマウスを、感染の7日前に始まる経口胃管栄養法によって125mg/kgのバラシクロビルおよび63mg/kgのファムシクロビルを用いて毎日処置した。群5および8(模擬処置された)を、105HSV-2 MS株を膣内に用いて感染させた。(F)群6のマウスを、感染の7日前に始まる経口胃管栄養法によって250mg/kgのバラシクロビルおよび125mg/kgのファムシクロビルを用いて毎日処置した。群6および8(模擬処置された)を、105HSV-2 MS株を膣内に用いて感染させた。(G)群7のマウスを、感染の7日前に始まる経口胃管栄養法によって500mg/kgのバラシクロビルおよび250mg/kgのファムシクロビルを用いて毎日処置した。群7および8(模擬処置された)を、105HSV-2 MS株を膣内に用いて感染させた。 図3は、化合物処置されたHSV-2感染したものの生存曲線を示す図である。群1~7のマウスを、感染の7日前に始まる経口胃管栄養法によって、薬物バラシクロビルおよびファムシクロビルの種々の用量および組合せ(表1)を用いて毎日処置した。マウスを生存について毎日モニタリングした。 図4A~4Hは、感染後の体重が、元の体重の%として示されている図である。比較は、群8の対照HSV-2感染マウス、群9の対照化合物処置されたマウスおよび群10の対照模擬感染させた、模擬処置されたマウスに対してである。マウスを感染の間毎日秤量し、元の体重の%を算出した。(A)群1のマウスを、感染の7日前に始まる経口胃管栄養法によって125mg/kgのバラシクロビルを用いて毎日処置した。(B)群2のマウスを、感染の7日前に始まる経口胃管栄養法によって63mg/kgのファムシクロビルを用いて毎日処置した。(C)群3のマウスを、感染の7日前に始まる経口胃管栄養法によって32mg/kgのバラシクロビル16mg/kgのファムシクロビルを用いて毎日処置した。(D)群4のマウスを、感染の7日前に始まる経口胃管栄養法によって63mg/kgのバラシクロビル32mg/kgのファムシクロビルを用いて毎日処置した。(E)群4のマウスを、感染の7日前に始まる経口胃管栄養法によって63mg/kgのバラシクロビル32mg/kgのファムシクロビルを用いて毎日処置した。(F)群5のマウスを、感染の7日前に始まる経口胃管栄養法によって125mg/kgのバラシクロビルおよび63mg/kgのファムシクロビルを用いて毎日処置した。(G)群6のマウスを、感染の7日前に始まる経口胃管栄養法によって250mg/kgのバラシクロビルおよび125mg/kgのファムシクロビルを用いて毎日処置した。(H)群7のマウスを、感染の7日前に始まる経口胃管栄養法によって500mg/kgのバラシクロビルおよび250mg/kgのファムシクロビルを用いて毎日処置した。 図5A~5Dは、群1~4の臨床スコアを示す図である。4ポイントシステム(表4)を使用して膣の臨床スコアについて、マウスを感染後毎日モニタリングした:0=疾患なし、1+発赤または腫脹(生殖器紅斑)、2+数個の小さい小胞(中程度の生殖器感染)、3+化膿性生殖器潰瘍、脱毛、状態不良および4+浸軟を伴う重度の潰瘍、後肢麻痺(安楽死(euthansia)につながる)。(A)対照と比較した群1。(B)対照と比較した群2。(C)対照と比較した群3。(D)対照と比較した群4。 図6A~6Cは、群5~7の臨床スコアを示す図である。4ポイントシステム(表4)を使用して膣の臨床スコアについて、マウスを感染後毎日モニタリングした:0=疾患なし、1+発赤または腫脹(生殖器紅斑)、2+数個の小さい小胞(中程度の生殖器感染)、3+化膿性生殖器潰瘍、脱毛、状態不良および4+浸軟を伴う重度の潰瘍、後肢麻痺(安楽死(euthansia)につながる)。(A)対照と比較した群5。(B)対照と比較した群6。(C)対照と比較した群7。 図7は、処置されたマウスにおける臨床スコアの比較を示す図である。マウスを種々の用量の化合物を用いて処置し、HSV-2に感染させた。4ポイントシステム(表4)を使用して膣の臨床スコアについて、マウスを感染後毎日モニタリングした:0=疾患なし、1+発赤または腫脹(生殖器紅斑)、2+数個の小さい小胞(中程度の生殖器感染)、3+化膿性生殖器潰瘍、脱毛、状態不良および4+浸軟を伴う重度の潰瘍、後肢麻痺(安楽死(euthansia)につながる)。HSV-2感染化合物処置マウスにおける群の臨床スコアの比較。群3の臨床スコアは、感染し、処置されたマウスのすべての他の群よりも有意に高かった(2元配置分散分析、p<0.0001)。 図8は、HSV-2への感染後の脱毛を示す図である。マウスを種々の用量の化合物を用いて処置し、HSV-2に感染させた。以下のポイントシステム(表5)を使用して脱毛について、マウスを感染後毎日モニタリングした:0.5軽度の脱毛、1+脱毛のパッチ、2+背中に広がる脱毛、3+背中および四肢に広がる脱毛。HSV-2感染化合物処置マウスにおける群の脱毛スコアの比較。 図9A~9Dは、HSV-2への感染後の疾病スコアを示す図である。マウスを種々の用量の化合物を用いて処置し、HSV-2に感染させた。4ポイントシステム(表6)を使用して疾病スコアを毎日記録した:0=健常、1+被毛の乱れ(ruffled fur)、2+アーチ型の背中、3+触診に対して嗜眠性および4+後肢の一方または両方の麻痺。(A)対照と比較した群1。(B)対照と比較した群2。(C)対照と比較した群3。(D)対照と比較した群4。7日後、群8では3/15匹のマウスしか生存しなかった(未処置/感染)ということは留意されたい。 図10A~10Cは、HSV-2への感染後の疾病スコアを示す図である。マウスを種々の用量の化合物を用いて処置し、HSV-2に感染させた。4ポイントシステム(表6)を使用して疾病スコアを毎日記録した:0=健常、1+被毛の乱れ、2+アーチ型の背中、3+触診に対して嗜眠性および4+後肢の一方または両方の麻痺。(A)対照と比較した群5。(B)対照と比較した群6。(C)対照と比較した群7。 図11は、5と比較した群1および2について、感染後の体重が、元の体重の%として示されている図である。群1のマウスを、125mg/kgのバラシクロビルを用いて毎日処置した。群2のマウスを63mg/kgのファムシクロビルを用いて毎日処置した。群5のマウスを125mg/kgのバラシクロビルおよび63mg/kgのファムシクロビルを用いて毎日処置した。すべての薬物をHSV-2感染の7日前に始まる経口胃管栄養法によって投与した。マウスを感染の間毎日秤量し、元の体重の%を算出した。 図12は、HSV-2への感染後、群1、2および5の疾病スコアを示す図である。マウスを種々の用量の化合物を用いて処置し、HSV-2に感染させた。4ポイントシステム(表6)を使用して疾病スコアを毎日記録した:0=健常、1+被毛の乱れ、2+アーチ型の背中、3+触診に対して嗜眠性および4+後肢の一方または両方の麻痺。 図13は、臨床スコア、群1、2および5を示す図である。4ポイントシステム(表2)を使用して膣の臨床スコアについて、マウスを感染後毎日モニタリングした:0=疾患なし、1+発赤または腫脹(生殖器紅斑)、2+数個の小さい小胞(中程度の生殖器感染)、3+化膿性生殖器潰瘍、脱毛、状態不良および4+浸軟を伴う重度の潰瘍、後肢麻痺(安楽死(euthansia)につながる)。 図14A~14Bは、EC50およびEC90決定を示す図である。(A)EC50およびEC90臨床スコア算出。薬物AおよびBの2倍異なる用量の組合せを用いて処置されたマウスを、模擬処置された対照(0)と比較して分析した。EC50を4.898であると算出し、EC90は、5.98倍の薬物であった。黒点は、群2、6倍薬物用量の化合物Bのみの臨床スコアを示し、緑点は、6倍薬物用量の化合物A薬物のみを用いて処置された群1の臨床指数を示す。(B)EC50およびEC90生存算出。薬物AおよびBの2倍異なる用量の組合せを用いて処置されたマウスを、模擬処置された対照(0)と比較して分析した。EC50を0.7689であると算出し、EC90は、2.3倍の薬物であった。 図15A~15Bは、臨床スコア用量応答を示す図である。(A)薬物AおよびBの組合せ。薬物AおよびBの2倍異なる用量の組合せを用いて処置されたマウスを、模擬処置された対照(0)と比較して分析した。各群の臨床スコアの曲線下面積を算出し、次いで、プロットした。黒点は、群2、6倍薬物用量の化合物Bのみの臨床スコアを示し、緑点は、6倍薬物用量の化合物A薬物のみを用いて処置された群1の臨床指数を示す。臨床スコアと薬物用量の間の相関は有意であったp=0.0215。(B)薬物組合せと比較した単一薬物。マウスを、B、ファムシクロビルまたはA、バラシクロビルまたはAとBの両方のいずれかを用いて処置した。各群の臨床スコアの曲線下面積を算出し、次いで、プロットした。 図16は、感染後の疾病スコアの曲線下面積(AUC)を示す図である。薬物AおよびBの2倍異なる用量の組合せを用いて処置されたマウスを、模擬処置された対照(0)と比較して分析した。各群の臨床スコアの曲線下面積を算出し、次いで、プロットした。TD50(毒性用量)を8.113であると算出した。 図17は、HSV DNAのコピー数を示す図である。HSVウイルスのコピー数/群1~10の反応。検出の下限は、3分子である。 図18は、HSV DNAのコピー数を示す図である。模擬、処置、および未処置の感染動物の HSVウイルスのコピー数/μg DNA。 図19は、雌のBALB/cマウスにおけるVACV相当物の血漿濃度を示す図である。動物にVACVをiv(群1;125mg/kg)およびpo(群2、4~8;32~500mg/kg)経路によって投与した。VACV相当物の量は、VLACおよび代謝産物、ACVの合計を表す。 図20は、雌のBALB/cマウスにおけるFCV相当物の血漿濃度を示す図である。動物にFCVを、iv(群1;63mg/kg)およびpo(群3~8;16~250mg/kg)経路によって投与した。 図21は、雌のBALB/cマウスにおけるPCVの血漿濃度を示す図である。動物にFCVをiv(群1;63mg/kg)およびpo(群3~8;16~250mg/kg)経路によって投与した。FCVの代謝産物であるPCVを血漿において測定した。 図22は、雌のBALB/cマウスにおけるVACVおよびその代謝産物ACV両方の濃度を表す、VACV相当物のAUClast値を示す図である。各群においてマウスに投与されたVACVの用量がグラフに示されている。群1、VACV、125mg/kgは、iv経路によってFCVと同時投与された。群2は、VACVのみをpo経路によって投与された。群4~8には、po経路によってVACVおよびFCVが組み合わせて投与された。 図23は、雌のBALB/cマウスにおけるFCV相当物のAUClast値を示す図である。各群においてマウスに投与されたFCVの用量が、グラフに示されている。群1のために、iv経路によって、FCV、63mg/kgがVACVと同時投与された。群3には、po経路によってFCVのみが投与された。群4~8には、po経路によってVACVおよびFCVが組み合わせて投与された。 図24は、雌のBALB/cマウスにおけるFCVの代謝産物であるPCVのAUClast値を示す図である。各群においてマウスに投与されたFCVの用量が、グラフに示されている。群1のために、iv経路によって、FCV、63mg/kgがVACVと同時投与された。群3には、po経路によってFCVのみが投与された。群4~8には、po経路によってVACVおよびFCVが組み合わせて投与された。 図25A~25Cは、アシクロビル(A)、ファムシクロビル(B)およびペンシクロビル(C)の分析のための代表的な血漿標準曲線を示す図である。(A)アシクロビル:決定係数:R2=0.993363;検量線(Calibration cure):-2.34606e-010*2+2.88714e-005*x+0.000510796;応答の種類:内部標準1mg/kg、1.5mg/kg、2mg/kg、2.5mg/kg、3mg/kg、4mg/kg、5mg/kg、6mg/kg、7mg/kg、8mg/kg、9mg/kg、10mg/kg、11mg/kg、12.5mg/kg、15mg/kg、17.5mg/kg、20mg/kg、25mg/kg、30mg/kg、40mg/kg、50mg/kg、60mg/kg、70mg/kg、80mg/kg、90mg/kg、100mg/kg、125mg/kg、150mg/kg、175mg/kg、200mg/kg、225mg/kg、250mg/kg、275mg/kg、300mg/kg、350mg/kg、400mg/kg、500mg/kg、600mg/kg、650mg/kg、700mg/kg、750mg/kg、800mg/kg、850mg/kg、900mg/kg、950mg、1000mg、2000mg、3000mg、4000mg、5000mg、6000mg、8000mg、面積*(IS濃度/IS面積);曲線の種類2次、原点:含まない、重み付け:1/y、軸変換(Axis trans):なし。(B)ファムシクロビルエステラーゼ生成物:決定係数:R2=0.982788;検量線(Calibration cure):1.69416e-008*2+0.00017409*x+-0.000628661;応答の種類:内部標準1mg/kg、1.5mg/kg、2mg/kg、2.5mg/kg、3mg/kg、4mg/kg、5mg/kg、6mg/kg、7mg/kg、8mg/kg、9mg/kg、10mg/kg、11mg/kg、12.5mg/kg、15mg/kg、17.5mg/kg、20mg/kg、25mg/kg、30mg/kg、40mg/kg、50mg/kg、60mg/kg、70mg/kg、80mg/kg、90mg/kg、100mg/kg、125mg/kg、150mg/kg、175mg/kg、200mg/kg、225mg/kg、250mg/kg、275mg/kg、300mg/kg、350mg/kg、400mg/kg、500mg/kg、600mg/kg、650mg/kg、700mg/kg、750mg/kg、800mg/kg、850mg/kg、900mg/kg、950mg、1000mg、2000mg、3000mg、4000mg、5000mg、6000mg、8000mg、面積*(IS濃度/IS面積);曲線の種類2次、原点:含まない、重み付け:1/y、軸変換:なし。(C)ペンシクロビル:決定係数:R2=0.983086;検量線(Calibration cure):3.428e-011*2+1.4895e-005*x+0.000210822;応答の種類:内部標準1mg/kg、1.5mg/kg、2mg/kg、2.5mg/kg、3mg/kg、4mg/kg、5mg/kg、6mg/kg、7mg/kg、8mg/kg、9mg/kg、10mg/kg、11mg/kg、12.5mg/kg、15mg/kg、17.5mg/kg、20mg/kg、25mg/kg、30mg/kg、40mg/kg、50mg/kg、60mg/kg、70mg/kg、80mg/kg、90mg/kg、100mg/kg、125mg/kg、150mg/kg、175mg/kg、200mg/kg、225mg/kg、250mg/kg、275mg/kg、300mg/kg、350mg/kg、400mg/kg、500mg/kg、600mg/kg、650mg/kg、700mg/kg、750mg/kg、800mg/kg、850mg/kg、900mg/kg、950mg、1000mg、2000mg、3000mg、4000mg、5000mg、6000mg、8000mg、面積*(IS濃度/IS面積);曲線の種類2次、原点:含まない、重み付け:1/y、軸変換:なし。
本明細書における図面は、単に例示目的のものであり、必ずしも縮尺するように描かれているわけではない。0.000510796
HSV感染を防止するための現行の標準的慣行は、HSV血清陽性個体を抑制治療して、HSV血清陰性個体へのウイルスの伝染を低減させることを含む。前に説明した通り、こうした方法は、HSV血清陽性個体の服薬遵守に依存しており、HSV血清陰性個体に適切な保護を提供しないことが多い。種々の態様では、本明細書には、血清陰性個体のHSV感染を防止するための方法であって、血清陰性個体に、1種または複数種の抗ウイルス剤を含む組成物を投与することを含む方法が記載されている。HSV血清陰性個体がHSV血清陽性パートナーと関係性を持つ場合(つまり、HSV不一致関係性)、本方法は、HSV血清陽性個体を抑制治療することをさらに含み、血清陰性個体に対して第2の保護層を提供してもよい。一態様では、HSV血清陰性個体のHSV感染を防止するのに有用な1種または複数種の抗ウイルス剤を含む組成物であって、血清陽性個体に由来する排出ウイルスの伝染から血清陰性個体を保護する組成物が提供される。HSV血清陰性個体を保護するためのこうした抗ウイルス組成物は、HSV血清陽性個体の抑制治療にも有用であってもよい。本明細書に記載の方法の一部の態様では、HSV組成物は、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤をさらに含み、および/またはそれらと共に投与される。例えば、本明細書に記載の組成物は、1種または複数種のHSV抗ウイルス剤および1種または複数種のヒト免疫不全ウイルス(HIV)抗ウイルス剤を含む。一部の場合では、HSV抗ウイルス剤は、HIVなどの別のウイルスによる感染も治療または防止する。追加の実施形態では、HSV抗ウイルス剤および任意に1種または複数種の追加の抗ウイルス剤を含む組成物は、避妊剤をさらに含み、および/またはそれと共に投与される。したがって、本開示は、種々の実施形態では、HSV血清陰性個体のHSV感染を防止するための組成物および方法であって、妊娠および/または追加のウイルスによる感染をさらに防止してもよい組成物および方法を提供する。
本開示の一態様では、本明細書には、HSVへの曝露リスクがあるHSV血清陰性個体のHSV感染を防止するための組成物および方法が記載されている。一部の場合では、こうした組成物は、曝露前組成物またはHSV曝露前組成物と呼ばれる。一部の実施形態では、HSV血清陰性個体は、1人または複数人のパートナーとの1回または複数回の性的接触事象によりHSVに曝露されるリスクがあり、1人または複数人のパートナーは、HSV血清陽性であるか、またはHSV血清状態が不明である。一例として、HSVに曝露されるリスクのあるHSV血清陰性個体は、同じパートナーと1回または複数回の性的接触事象に関与する可能性が高い。一部の場合では、血清陰性個体およびパートナーは、一夫一婦制の関係にある。他の場合では、血清陰性個体およびパートナーは、一夫一婦制の関係にない。別の例として、HSVに曝露されるリスクのあるHSV血清陰性個体は、1人または複数人の異なるパートナーと1回または複数回の性的接触事象に関与する可能性が高い。種々の実施形態では、本明細書に記載の曝露前組成物は、低用量の、例えば、抑制療法のためにHSV血清陽性個体に典型的に投与される用量と同じであるか、またはそれよりも10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、もしくは90%少ない用量の1種または複数種の抗ウイルス剤を含む。
別の態様では、本明細書には、HSVへの曝露後にHSV血清陰性個体のHSV感染を防止するための組成物および方法が記載されている。一部の場合では、こうした組成物は、曝露後組成物またはHSV曝露後組成物と呼ばれる。一部の実施形態では、HSV血清陰性個体は、1人または複数人のパートナーとの1回または複数回の性的接触事象によりHSVに曝露されており、1人または複数人のパートナーは、HSV血清陽性である。一部の場合では、HSV血清陽性パートナーは、自身の血清陽性状態を認識している。他の場合では、HSV血清陽性パートナーは、自身の血清陽性状態を認識していない。一例として、HSV血清陰性個人は、同じHSV血清陽性パートナーとの1回または複数回の性的接触事象によりHSVに曝露されている。一部の場合では、血清陰性個体およびパートナーは、一夫一婦制の関係にある。他の場合では、血清陰性個体およびパートナーは、一夫一婦制の関係にない。別の例として、HSV血清陰性個体は、1人または複数人の異なるパートナーとの1回または複数回の性的接触事象によりHSVに曝露されている。種々の実施形態では、本明細書に記載の曝露後組成物は、高用量の、例えば、初期の突発的出現後に療法のためにHSV血清陽性個体に典型的に投与される用量と同じであるか、またはそれよりも10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、もしくは90%多い用量の1種または複数種の抗ウイルス剤を含む。
一部の実施形態では、HSV組成物または抗ウイルス組成物は、暴露前組成物を指す。一部の実施形態では、HSV組成物または抗ウイルス組成物は、暴露後組成物を指す。一部の実施形態では、HSV組成物または抗ウイルス組成物は、HSV血清陽性個体の抑制療法のための1種または複数種の抗ウイルス薬を含む組成物を指す。一部の実施形態では、HSV組成物または抗ウイルス組成物は、暴露前組成物および暴露後組成物の両方を指す。さらなる実施形態では、HSV組成物または抗ウイルス組成物は、暴露前組成物、暴露後組成物、および抑制療法用の組成物を指す。
本開示の一態様では、本明細書には、HSV血清陽性対象とHSV不一致関係にあるHSV血清陰性対象のHSV感染を防止するための組成物および方法が提供される。一部の実施形態では、HSV血清陰性対象には、1種または複数種の第1の抗ウイルス剤を含む第1の組成物が投与され、HSV血清陽性対象には、1種または複数種の第2の抗ウイルス剤を含む第2の組成物が投与される。一部の場合では、第1の抗ウイルス剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物は、第2の抗ウイルス剤または薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物と同じ活性作用剤を含む。一部の場合では、第1の抗ウイルス剤は、第2の抗ウイルス剤とは異なる活性作用剤を含む。一部の場合では、第1の抗ウイルス剤は、第2の抗ウイルス剤の投薬量と同じまたは異なる投薬量で投与される。一部の場合では、第1の組成物は、第2の組成物と同じ送達機構を使用して送達される。他の場合では、第1の組成物は、第2の組成物とは異なる送達機構を使用して送達される。一部の場合では、こうした方法は、例えば、長時間作用性薬物送達機構を使用することにより血清陽性個体および/または血清陰性個体への抗ウイルス剤の送達を向上させることにより、血清陰性個体のHSV感染防止の増強をさらに提供する。一部の実施形態では、HSV血清陰性個体に投与される組成物は、予防的治療のための曝露前組成物である。一部の実施形態では、HSV血清陰性個体に投与される組成物は、予防的治療のための曝露後組成物である。HSV血清陰性個体の予防的治療は、HSV血清陽性個体の抑制治療と組み合わせて使用すると、新しい宿主において増殖性で持続可能な感染を作出するのに十分な量のHSVが存在しないように、血清陽性個体により排出されているあらゆるウイルスを不活化するための第2の機会を提供し、したがってHSV感染に対する追加の保護層が作出される。一部の実施形態では、このHSV感染防止の増強は、本方法が安全な性行為実践をさらに含む場合、さらに増幅される。加えて、血清陰性個人ならびに血清陽性個人を治療することにより、服薬遵守の可能性を増加させ、HSV感染のスティグマを取り除き、それにより血清陽性個体の自己診断および治療の可能性を向上させることができる。血清陽性個体および血清陰性個体が両方とも抗ウイルス薬を服用している状況下では、血清陽性個体は、もはやスティグマに直面せず、すべての個体は、HSV伝染を大幅に低減するように行動している。これにより、HSVの治療および伝染防止、ならびにその延長線上ではHIV伝染防止を著しく向上させることができる。
一部の実施形態では、本明細書には、抗ウイルス組成物をHSV血清陰性個体に投与するための方法であって、HSV血清陰性個体は、HSV感染のリスクカテゴリーに関連付けられている、方法が提供される。本明細書に記載の方法の一部の態様では、HSV血清陰性個体のHSV感染を防止するための方法は、HSV血清陰性個体のリスクカテゴリーを決定することを含む。一部の実施形態では、個体は、ある期間にわたって異なるHSVリスクカテゴリーに関連付けられている。そのような場合、リスクカテゴリーにおけるこの変化に合わせるために、抗ウイルス組成物を投与する方法を調節してもよい。例えば、一部の場合では、もはやHSVリスクカテゴリーにない個体は、抗ウイルス組成物の使用を中止する。一部の場合では、HSV血清陰性個体は、HSV血清陽性パートナーからの曝露によるHSV感染のリスクを有し、HSV血清陰性個体およびHSV血清陽性個体は、一夫一婦制のHSV不一致関係にある。一部の場合では、HSV血清陰性個体は、HSV血清陽性パートナーからの曝露によるHSV感染のリスクを有し、2人の個体は、一夫一婦制関係にない。この場合、HSV血清陽性パートナーとの単回または複数回の身体的遭遇中に、感染リスクが生じる場合がある。一部の場合では、HSV血清陰性個体は、複数のHSV血清陽性パートナーからの曝露によるHSV感染のリスクを有し、個体は、一夫一婦制関係にない。この場合、HSV血清陽性パートナーとの単回または複数回の身体的遭遇中に、感染リスクが生じる場合がある。一部の場合では、HSV血清陰性個体は、HSV状態が不明である1人または複数人のパートナーからの曝露によるHSV感染のリスクを有し、個体は、一夫一婦制関係にない。この場合、1人または複数人のパートナーとの単回または複数回の身体的遭遇中に、感染リスクが生じる場合がある。一部の実施形態では、HSVへの曝露リスクがあるHSV個体には、低用量の少なくとも1種の抗ウイルス剤を含む曝露前組成物が投与される。一部の実施形態では、HSVに曝露された疑いがあるかまたは曝露されているHSV個体には、高用量の少なくとも1種の抗ウイルス剤を含む曝露後組成物が投与される。
一部の実施形態では、本明細書には、HSV血清状態が不明である個体に抗ウイルス組成物を投与するための方法が提供されている。一部の場合では、個体は、HSV血清陽性であり、自身の血清状態を知らない。他の場合では、個体は、HSV血清陽性であり、自身がHSV血清陽性であることを他人に認めていない。一部の場合では、個体は、HSV血清陰性であり、自身の血清状態を知らない。自身の血清状態を知らないかまたはそれを否定していると、個体が、伝染リスクを血清陰性個人に警告することが妨げられる場合がある。一部の実施形態では、本明細書に記載の方法は、状態が不明である個体に、HSV血清陰性対象のHSV感染防止に効果的であり、かつHSV血清陽性対象のHSV抑制療法に効果的である量の抗ウイルス剤を投与することを含む。一部の場合では、有効量は、低用量の抗ウイルス剤である。このような場合、抗ウイルス組成物を投与するためにHSV検査を行うことは必要ではない。HSV血清状態を検査するための一般的な方法としては、イムノアッセイ、細胞培養、および例えばポリメラーゼ連鎖反応を使用した核酸検出が挙げられる。現在、標準治療では、検査技師及び医療関係者の支援なしに容易に実施される検査キットが提供されていないため、HSV血清状態を確認することは容易ではない。種々の態様では、提供されている方法および組成物は、血清状態を決定する必要性を排除する。
一部の実施形態では、本明細書には、抗ウイルス組成物を、HSV血清陽性状態が既知である個体に投与するための方法が提供されている。HSV感染に関連付けられるスティグマは、HSV検査および/または抗ウイルス薬物の取得に必要な医師との不快な会話を個人が回避する原因となり得る。一部の場合では、HSV感染を防止するためにHSV血清陰性個体に投与されることになるものと同じ投薬量の抗ウイルス薬が、HSV血清陽性個体に投与され、HSV血清陽性個体が血清状態を認める必要性が排除される。
血清陰性個体のHSV感染を防止するための方法は、種々の実施形態では、血清陰性個体に、1種または複数種の抗ウイルス剤を含む組成物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV組成物を投与するための機構を決定することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性個体のリスクカテゴリーを決定することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV複製、HSV再活性化、またはHSV複製およびHSV再活性化の両方を抑制するのに効果的な抗ウイルス剤投薬量を決定することを含む。一部の実施形態では、本方法は、組成物の投与経路、および送達機構、例えば経口錠剤、経皮パッチ、または膣内リングを決定することを含む。一部の実施形態では、本方法は、抗ウイルス組成物送達機構を開始させる、個体の解剖学的位置を決定することを含む。一部の実施形態では、本方法は、個体への抗ウイルス組成物の送達を治療有効期間にわたって維持することを含み、例えば、送達機構は、組成物の活性作用剤の持続的なまたは長時間作用性の送達を提供する。長時間作用性薬物送達機構としては、限定ではないが、注射デバイス、膣内リング、および経皮パッチが挙げられる。非限定的な例として、送達機構は、対象内に維持され、治療有効期間にわたって組成物の活性作用剤を対象に放出する腟内リングである。
一態様では、本明細書には、1種または複数種の抗ウイルス剤を含む組成物および1種または複数種の抗ウイルス剤を投与するための方法であって、組成物は、長時間作用性送達デバイスによる長時間作用性送達機構を使用して投与される、組成物および方法が提供される。一部の実施形態では、抗ウイルス組成物は、HSV血清陰性個体に投与される。一部の実施形態では、抗ウイルス組成物は、HSV血清陽性個体に投与される。さらなる実施形態では、組成物は、HSV血清陽性個体およびHSV血清陰性個体の両方に投与され、組成物は、同じまたは異なる活性抗ウイルス剤を有してもよい。一部の実施形態では、長時間作用性送達デバイスは、膣内リングである。一部の実施形態では、長時間作用性送達デバイスは、注射可能なデバイスである。一部の実施形態では、長時間作用性送達デバイスは、経皮パッチである。長時間作用性送達機構は、多くの場合、同じ抗ウイルス薬物投薬量の経口投与と比較して、より長い期間にわたって対象の血流内で、抗ウイルス薬物のより高い平均濃度、より一貫した濃度、および/またはより信頼性の高い濃度を提供する。一部の場合では、長時間作用性送達機構を介して本明細書に記載の抗ウイルス組成物を投与することにより、対象の服薬遵守違反のリスクが低減される。例えば、長時間作用性薬物送達デバイスを介して抗ウイルス組成物が投与される対象の服薬遵守は、経口製剤を介して抗ウイルス組成物が投与される対象の服薬遵守よりも少なくとも約10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、100%、またはそれよりも高い。長時間作用性薬物送達デバイスにより自動的に投与される場合、対象が投薬を忘れる可能性はより低くなり得る。一部の実施形態では、長時間作用性薬物送達デバイスは、HSV抗ウイルス薬などの抗ウイルス剤、およびHIVを防止するものなどの別の抗ウイルス剤を送達する。他のまたは追加の実施形態では、長時間作用性薬物送達デバイスは、抗ウイルス剤および避妊薬を送達する。
さらなる実施形態では、本明細書には、血清陰性個体におけるHSV感染の発症率、したがってHIV感染の発症率を低減するための方法および組成物が提供される。一部の場合では、HSV感染の発症率を低減することにより、間接的にHIV感染の発症率を低減することができる。以前に考察されているように、HSV重複感染があると、HIVに罹患するリスクはより高い。これは、HSV感染が皮膚に瘢痕および他の欠陥を作出し、HIVに対する障壁としての皮膚の有効性を低減させるためだけでなく、HSVの存在が、HIVによる侵入に対してより脆弱になるように免疫系を活性化するためでもある。加えて、HSVは、HIVの主要な共受容体であるケモカイン受容体CCR5を上方制御することが示されており、これは、HSV陽性の人々のHIV伝染リスクを増加させる機序であることが疑われている。したがって、HSV発症率の低減は、HIV感染リスクを大幅に低減させることができ、深刻な医療リスクおよび著しい公衆衛生コストを低減することができる。
「相乗効果」および「相乗的」という用語は、一緒に使用される化合物と共に達成される効果が、化合物を別々に使用する場合に達成される効果の相加和よりも大きいこと、つまり、別々に投与される2種の活性成分に基づいて予測されることになるものよりも大きいことを意味する。相乗的効果は、化合物が、1)組合せ製剤にて同時に投与または送達されるように共製剤化されている場合、2)交互にまたは並行してのいずれかで別々の製剤にて送達または投与される場合、または3)一部の他のレジメンにより達成することができる。交互に送達/投与される場合、相乗的効果は、送達/投与が順次的な様式で、例えば別々の錠剤で、丸剤で、カプセル剤で、または異なる注射器による注射で行われる場合に得ることができる。一般に、交互療法中では、各活性成分の有効用量は順次投与されるが、併用療法では、有効用量は一緒に投与される。相乗的抗ウイルス効果は、組合せ効果が、各々個々の成分の予測相加効果よりも大きい場合の抗ウイルス効果である。
「生理学的機能性誘導体」という用語は、本発明の組合せにて別の薬学的活性化合物と組み合わせて投与されると、バラシクロビルまたはファムシクロビルとほぼ同等な生理学的機能性を有するという点で同等である薬学的活性化合物を意味する。本明細書で使用される場合、「生理学的機能性誘導体」としては、生理学的に許容される塩、エステル、プロドラッグ、溶媒和物、エナンチオマー、ジアステレオマー(distereomer)を含む立体異性体、あるいは立体異性体を多く含むかまたはラセミ性の混合物;あるいはそれを必要とする対象に投与すると、そのような化合物またはその抗ウイルス活性代謝物もしくはリサイド(reside)を直接的にまたは間接的に提供することが可能な任意の他の化合物が挙げられる。
ヘルペスウイルスという用語は、これらに限定されないが、単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)、単純ヘルペスウイルス2型(HSV-2)、水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)、サイトメガロウイルス(CMV)、エプスタインバーウイルス(EBV)、カポジ肉腫関連ヘルペスウイルス(KSHV)、HHV-6、HHV-7を含む、すべてのアルファ、ベータ、およびガンマヘルペスウイルスを含む。上記に列挙されているものなどのヘルペスウイルスは、例として、新生児ヘルペス、ヘルペス脳炎、アルツハイマー病、老人性認知症、多発性硬化症、全身性エリテマトーデス(SLE)、関節リウマチ、若年性特発性関節炎(JIA)、炎症性腸疾患、セリアック病、1型糖尿病、慢性疲労症候群、単核球症などの多様な病状(disease sate)に関与が示唆されている。
最近、曝露前にバラシクロビルで治療することにより、潜伏期を含むヘルペス感染を防止することができることが示されている。したがって、バラシクロビル、ファムシクロビルの単独または併用による治療は、ヘルペス関連疾病を防止することになる。
本発明は、一緒に使用される2種またはそれよりも多くの活性成分の新規組合せを提供する。一部の実施形態では、相乗的抗ウイルス効果が達成される。「相乗的抗ウイルス効果」という用語は、各抗ウイルス成分を個々に使用することの予測される純粋な相加効果よりも大きな抗ウイルス効果を指すために使用される。
組合せの活性成分を単独でおよび別々に投与することは可能であるが、それらを組合せとして投与することが好ましい。2成分または3成分組合せを、同時にまたは順次に投与してもよい。順次投与する場合、組合せは、1回、2回、または3回の投与で投与してもよい。好ましくは、2成分または3成分組合せは、単一の医薬剤形で投与される。例としては、バラシクロビルおよびファムシクロビルを両方とも含む単一錠剤、バラシクロビルの単一錠剤およびファムシクロビルの単一錠剤、バラシクロビルの2つの錠剤およびファムシクロビルの単一錠剤、ならびにバラシクロビルの2つの錠剤およびファムシクロビルの2つの錠剤が挙げられる。
組合せの化合物は、1)活性成分を共製剤中に組み合わせることにより同時に、または2)交互に、つまり、活性成分を多数の医薬製剤で順次に、連続的に、並行して、または同時に送達することにより投与することができる。交互療法では、第2(または任意に第3の化合物)の投与が遅れると、組合せの相乗的効果の喪失が認められることになる。組合せを共製剤化または交互療法のいずれかで投与して、これに限定されないが0.001~200uMなどのピーク血漿濃度を達成することができる。
組合せの個々の活性成分は、別々に投与される場合、一般に、各々が医薬製剤として提供される。本発明の正しい使用を患者に指示する添付文書内の単一の患者パック(patient pack)または各製剤の患者パックによる本発明の組合せの投与は、本発明の望ましい追加の特徴であることが理解されるだろう。
本発明の併用療法は、1)バラシクロビルおよびファムシクロビルの組合せ、または2)それらのいずれかもしくは両方の生理学的機能性誘導体を含有する組合せを含む。
組合せは、活性成分の定期的な、例えば1日用量または部分用量のための一定量を含む単位投薬量製剤に製剤化することができる。
本発明による医薬製剤は、1種または複数種の薬学的に許容される担体または賦形剤、および任意に他の治療剤と共に、本発明による組合せを含む。活性成分を含有する医薬製剤は、任意の適切な形態であってもよく、または意図されている方法で投与されてもよい。
本発明の組合せは、単位剤形の医薬製剤として便利に提供することができる。利便性の高い単位投薬量製剤は、各々1mg~5gの、例えばこれに限定されないが250mg~1gの任意の量の活性成分を含有する。ファムシクロビルと組み合わせたバラシクロビルの相乗的効果は、例えば、幅広い比(1:100~100:1(バラシクロビル:ファムシクロビル))にわたって実現することができる。ある特定の実施形態では、比は、1:5~5:1、例えば、約1:5、約1:4、約1:3、約1:2、約1:1、約2:1、約3:1、約4:1、または約5:1の範囲であってもよい。ある特定の実施形態では、範囲は、約1:2~約2:1である。別の実施形態では、ほぼ等しい量のバラシクロビルおよびファムシクロビル(famciclvor)が存在することになる。他の例示的な共製剤では、ファムシクロビルよりも多くのまたは少ないバラシクロビルが存在してもよい。化合物の他の比および量は、本発明の範囲内で企図される。
当業者であれば、治療に使用するために必要な本発明の組合せ中の活性成分の量は、治療される状態の性質、患者の年齢および状態を含む様々な要因に応じて様々であり、最終的には医療提供者または治療を行う医師の裁量に委ねられることになることを理解するだろう。要因としては、これらに限定されないが、年齢、腎クリアランス、体重、年齢全身状態、特に腎機能、治療しようとする疾患の性質および重症度が挙げられる。例えば、サイトメガロウイルス(CMV)は、典型的には、有効性を達成するためにより高い投薬量を必要とする。
第3の活性成分と同時にまたは順次に投与するために、活性成分の任意の2つを単位剤形に組み合わせることも可能である。3成分組合せを、同時にまたは順次に投与してもよい。順次投与する場合、組合せは、1回、2回、または3回の投与で投与してもよい。第3の活性成分は、抗ヘルペスウイルス活性を有する。バラシクロビルおよびファムシクロビルと組み合わせて投与されることになる例示的な第3の活性成分としては、これらに限定されないが、特に有用な第3の作用剤が挙げられ、例としてであり限定ではないが、ヘリカーゼプライマーゼ阻害剤、SM阻害剤、スピロノラクトン、エムトリシタビン、およびラミブジン、ペグ化インターフェロン、リバビリン、ボセプレビル、テラプレビル、シメプレビル、ソホスブビル、レジパスビル/ソホブビル(sofobuvir)、テノホビル、オムビタスビル、パリタプレビル、リトナビルである。
経口投与に好適な本発明の製剤は、各々が所定量の活性成分を粉末または顆粒として含有するカプセル剤、カプレット剤、カシェ剤、錠剤としてであってもよく、水性もしくは非水性液体中の溶液または懸濁物としてであってもよく、または水中油型エマルジョンもしくは油中水型液体エマルジョンとしてであってもよい。また、活性成分は、ボーラス、エレクツラリ(electurary)、またはペーストとして提供することができる。錠剤の経口製剤は、コーティングされていてもよくまたは刻印されていてもよく、活性成分の緩徐放出または制御放出を提供するように製剤化されていてもよい。胃ではなく腸の部分での放出を提供するように、腸溶コーティングを有する錠剤を提供してもよい。
ウイルス及びウイルス疾患
種々の態様では、本明細書には、対象のウイルス感染を防止するための方法であって、対象に、有効用量の少なくとも1種の抗ウイルス剤を含む組成物を投与することを含む方法が提供される。本明細書に記載の方法および組成物は、任意の感染性ウイルスに関する。一部の実施形態では、ウイルスへの参照は、単一のウイルスに限定されず、1種または複数種の感染性ウイルスを含む。例示的な実施形態では、ウイルスは、少なくとも1種の単純ヘルペスウイルス(HSV)である。種々の場合では、HSVへの参照は、すべての感染性ウイルスを含み、単純ヘルペスウイルスに限定されない。一部の実施形態では、ウイルスは、少なくとも1種のヒト免疫不全ウイルス(HIV)である。一部の場合では、本方法は、HSVウイルスおよびHIVウイルスの両方による感染を防止する。非限定的な例では、少なくとも1種のウイルスとしては、ヘルペスウイルス、HIV-1、HIV-2、サル免疫不全ウイルス(SIV)、ネコ白血病ウイルス、ピコルナウイルスファミリー、呼吸器合胞体ウイルス(RSV)、インフルエンザ、アデノウイルス、ライノウイルス、エンテロウイルス、ポリオウイルス、風疹ウイルス、パラミクソウイルス、ロタウイルス、神経向性ウイルス、またはオンコウイルスの少なくとも1つが挙げられる。一部の実施形態では、ピコルナウイルスファミリーとしては、これらに限定されないが、ピコルナウイルス、ポリオウイルス、ライノウイルス、エンテロウイルス(コクサッキーウイルス)、肝炎(A型肝炎ウイルス、B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス)、アフトウイルス、パレコウイルス、および脳心筋炎ウイルスが挙げられる。
一部の実施形態では、ヘルペスウイルスとしては、これらに限定されないが、単純ヘルペスウイルス-1、単純ヘルペスウイルス-2、水痘帯状疱疹(VZV、つまり水疱、帯状疱疹、ヒトヘルペスウイルス3)、エプスタインバー(Epstein-Ban)(ヒトヘルペスウイルス4)、サイトメガロウイルス(ヒトヘルペスウイルス5)、ロゼオロウイルス(ヒトヘルペスウイルス6および7)、およびカルポシ(Karposi’s)肉腫関連ヘルペスウイルス(ヒトヘルペスウイルス8)が挙げられる。HSV-1は、典型的には、感染個人に口唇ヘルペスを引き起こし、一部の場合では性器ヘルペスを引き起こす。HSV-2は、典型的には、感染個人に性器ヘルペスを引き起こす。HSV-1およびHSV-2の重要な徴候としては、口腔咽頭感染症、皮膚感染症、眼感染症、ならびに髄膜炎および脳炎などの中枢神経系障害が挙げられる。
新生児単純ヘルペスウイルス(HSV)感染症は、新生乳児に影響を及ぼし、高い死亡率および著しい病的状態を示す。発症率推定値は、出産の1/3,000~1/20,000の範囲である。ほとんどの場合、口腔ヘルペスまたは性器ヘルペスを有する親は、出産前、出産中、または出産直後に障害を子孫へと移行させる。徴候は、一般に生後1週間~3週間で生じ、4週目になっても現れないことはめったにない。新生児は、局所的または広汎性疾患を呈する場合がある。どちらのタイプでも皮膚小胞が共通しており、全体の約70%で生じる。皮膚小胞を有しない新生児は、通常、限局性CNS疾患を呈する。孤立性皮膚または粘膜疾患を有する新生児では、治療せずに放置すると、7~10日以内に進行性またはより重症形態の疾患に陥ることが多い。神経学的感染症は、新生児HSV感染症の約3分の1に存在し、永続的な神経学的異常が伴う。
一部の実施形態では、HIVとしては、HIV-1(1型HIV)、HIV-2(2型HIV)、およびSIVが挙げられる。HIV-1としては、これらに限定されないが、細胞外ウイルス粒子、およびHIV-1感染細胞に付随しているHIV-1の形態が挙げられる。一部の場合では、HIV-1は、実験室株および一次分離株を含む、既知の主要なサブタイプ(クラスA、B、C、D E、F、G、およびH)、組換え株、または周辺サブタイプ(outlying subtype)(グループ0)のいずれかを表す。HIV-2としては、これらに限定されないが、細胞外ウイルス粒子、およびHIV-2感染細胞に付随しているHIV-2の形態が挙げられる。SIVは、サル、チンパンジー、および他の非ヒト霊長類に感染するHIV様ウイルスである。
一部の実施形態では、ウイルス感染は、当業者に公知のウイルス診断試験(例えば、ELISA、ウエスタンブロット、およびラテラルフローアッセイなどのイムノアッセイ;ならびにPCR)を使用して、対象におけるウイルス抗体、ウイルス抗原、および/またはウイルス核酸の存在が立証されることを指す。例示的な実施形態では、HSV感染は、抗HSV抗体またはHSV核酸の存在が立証されることを指す。一部の場合では、HSV血清陽性個体は、血液中に検出可能な抗HSV抗体を有する個体である。一部の場合では、HSV血清陰性個体は、血液中に検出可能な抗HSV抗体を有しない個体である。一部の場合では、HSV血清陰性個体は、HSVに曝露されているが、HSVが感染を確立しておらず、および/または個体がまだ血清変換していないため、抗HSV抗体がまだ検出されていない。
HSV関連疾患および障害
ヒトヘルペスウイルスは、多くの疾患に関与することが示唆されている。エプスタインバーなどのヘルペスウイルスは、多くの自己免疫疾患および他の疾患に関与することが示唆されている。例えば、単純ヘルペスウイルス(HSV-1およびHSV-2)、水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)、および他のヒトヘルペスウイルスは、アルツハイマー病に関与することが示唆されている。したがって、本発明の組成物および方法は、中でも、アルツハイマー病、老人性認知症、多発性硬化症、全身性エリテマトーデス(つまり、SLE)、関節リウマチ、若年性特発性関節炎(つまり、JIA)、炎症性腸疾患(つまり、IBD)、セリアック病、1型糖尿病、単核球症の治療または予防的治療に有用である。Itzhakiには、水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)によりまたはHSVにより引き起こされる疾患の顕著で明白な兆候を有する対象における老人性認知症の発症および抗ウイルス治療の効果が記載されている(Itzhaki, "Corroboration of a Major Role for Herpes Simplex Virus Type 1 in Alzheimer’s Disease," Frontiers in Aging Neuroscience, Vol. 10, Article 324, October 2018を参照)。Harleyには、EBV遺伝子産物と、SLEのリスクに関連付けられる遺伝子座との関連性が記載されている(Harley et al., "Transcription factors operate across disease loci, with EBNA2 implicated in autoimmunity," Nat. Genet., Vol. 50, pp. 699-707, May 2018 Mayを参照)。Chenは、帯状疱疹と認知症のリスク増加とに関連性があることを観察し、帯状疱疹診断後の抗ウイルス療法(antiviral therap)の処方は、認知症リスクの低減に関連付けられた(Chen, V.C. at al., "Herpes Zoster and Dementia: A Nationwide Population-Based Cohort Study," J. Clin. Psychiatry, Vol. 79, p16m11312, Jan/Feb 2018を参照)。
エプスタインバーウイルス(EBV)は、ヒトの90%に感染し、ほとんどの場合でいかなる症状も伴わないが、特に免疫不全個体では発がんの可能性を有する。免疫不全対象としては、限定ではないが、原発性免疫不全を有する患者(例えば、Latour et al., "Inherited Immunodeficiencies With High Predisposition to Epstein-Barr Virus-Driven Lymphoproliferative Diseases," Frontiers in Immunology, Vol. 9, pp 1103, June 4, 2018を参照)、同種移植の抑制療法に起因する免疫機能不全を有する患者、およびヒト免疫不全ウイルス(HIV)に感染した患者が挙げられる。EBV関連リンパ増殖性疾患(EBV+LPDとも称される)は、1つまたは複数のタイプのリンパ球系細胞、つまりB細胞、T細胞、NK細胞、および組織球性樹状細胞が、エプスタインバーウイルス(EBV)に感染し、過剰に増殖して、非悪性、前悪性、及び悪性リンパ増殖性疾患(LPD)に結び付く障害の群である。
したがって、本発明の組成物および方法は、これらに限定されないが、アルツハイマー病、老人性認知症、多発性硬化症、全身性エリテマトーデス(つまり、SLE)、関節リウマチ、若年性特発性関節炎(つまり、JIA)、炎症性腸疾患(つまり、IBD)、セリアック病、1型糖尿病、単核症、ならびにこれらに限定されないが、SH2D1A/SAP欠損症(X連鎖リンパ増殖性症候群1型、XLP-1またはプルティロ症候群(Purtilo syndrome)としても知られている)、SH2D1A/SAP欠損症(X連鎖リンパ増殖性症候群1型-XLP-1またはプルティロ症候群としても知られている)、ITK欠損症、およびMAGT1欠損症などにより例示される遺伝子欠損症を含むHSV関連障害の治療または予防的治療に有用である。
抗ウイルス組成物
種々の態様では、本明細書には、HSV血清陰性対象がHSV血清陽性対象からHSV感染することを防止するための組成物および方法が提供され、本方法は、HSV血清陰性対象に、有効用量の第1の抗ウイルス剤を含む組成物を投与することを含む。種々の実施形態では、組成物は、HSVへの曝露後に血清陰性個体において新たな持続性感染が確立されることを防止する。一部の実施形態では、組成物は、血清陽性個体からのHSV曝露前に投与され、例えば、組成物は曝露前組成物である。一部の実施形態では、組成物は、血清陽性個体からのHSV曝露後に投与され、例えば、組成物は曝露後組成物である。一部の実施形態では、組成物は、血清陰性個体へのHSV曝露前および曝露後に投与される。
追加の態様では、HSV血清陰性対象がHSV血清陽性個体からHSVに感染することを防止するための方法であって、HSV血清陰性対象に、第1の有効用量の第1の抗ウイルス剤を含む組成物を投与することを含み、HSV血清陽性個体に、第2の有効用量の第2の抗ウイルス剤を含む第2の組成物を投与することをさらに含む方法が提供される。一部の実施形態では、第1の抗ウイルス剤および第2の抗ウイルス剤は、同じ活性作用剤を含む。一部の実施形態では、第1の抗ウイルス剤および第2の抗ウイルス剤は、異なる活性作用剤を含む。一部の実施形態では、有効用量の第1の抗ウイルス剤を含む組成物は、HSVおよび1種または複数種の追加のウイルス感染の防止に有用である。一部の実施形態では、第1の抗ウイルス剤を含む組成物は、追加の抗ウイルス剤をさらに含むかまたはそれと共に投与され、追加の抗ウイルス剤は、HSVおよび/または1種もしくは複数種の追加のウイルス感染の防止に有用である。追加のウイルス感染症としては、限定ではないが、HIV、HPV、肝炎、インフルエンザ、ならびにそれらに起因する疾患および状態が挙げられる。
一部の実施形態では、HSV血清陰性個体に投与するための組成物中の抗ウイルス剤は、血清陽性個体により排出され、HSV血清陰性個体へと移行するHSVを不活化する。一部の場合では、HSVに曝露されているHSV血清陰性個体に投与される抗ウイルス剤は、生存可能なウイルスの量を低減させ、そのためウイルスは、個体において持続可能な感染を生み出すことができない。一部の場合では、HSV血清陰性個体のHSV血清陽性パートナーが、HSV血清陰性個体へと移行するウイルス量を低減させる抑制療法を受けている場合、さらなる層の保護が達成される。
一部の実施形態では、血清陰性個体におけるHSVウイルス量レベルを低減する方法に有用な組成物は、2種またはそれよりも多くの抗ウイルス薬を含む。一部の場合では、2種またはそれよりも多くの抗ウイルス薬の少なくとも2つは、ウイルス感染を阻害するために異なる機序を使用する。一部の場合では、血清陰性対象に投与される抗ウイルス薬は、血清陽性対象に投与される抗ウイルス薬と同じである。一部の場合では、血清陰性対象に投与される抗ウイルス薬は、血清陽性対象に投与される抗ウイルス剤とは異なる。一部の場合では、同じ組成物内の2種もしくはそれよりも多くの抗ウイルス薬を投与するか、または2種もしくはそれよりも多くの異なる組成物内の2種もしくはそれよりも多くの抗ウイルス薬を投与して、標的ウイルスに対する種々の薬物の有効性を包含する累積効果が作出される。例えば、抗ウイルス薬の組合せは(同じ組成物内の、または同時投与される異なる組成物内の)、ウイルス量レベルの割合を、組合せ中の抗ウイルス薬の1種を使用するよりも大きく低減させる。別の例として、抗ウイルス薬の組合せは、組合せ内の抗ウイルス薬の1種のみを使用するよりも、ウイルス排出速度および伝染速度を大きく低減させる。一部の場合では、併用療法は、例えば、薬物耐性、投薬過誤、および/または服薬遵守違反のため単剤が効果的でない可能性のある状況で効果的である。一部の場合では、異なる作用機序を有する抗ウイルス薬の組合せは、単一抗ウイルス薬よりも療法有効性の増強を提供する。
一部の実施形態では、本明細書には、1種または複数種の抗ウイルス剤を含む組成物、ならびに上記組成物でHSVおよびHIV血清陰性個体を処置して、HSVおよび/またはHIV感染を防止するための方法が提供される。一部の場合では、1種または複数種の抗ウイルス剤の少なくとも1種は、HSV抗ウイルス剤である。一部の場合では、1種または複数種の抗ウイルス剤の少なくとも1種は、HIV抗ウイルス剤である。一部の場合では、1種または複数種の抗ウイルス剤の少なくとも1つは、HSVおよびHIVの両方の治療に有用である。
種々の態様では、本明細書には、HSV血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するための組成物および方法がさらに提供される。一部の実施形態では、本方法は、対象に、第1の抗ウイルス剤および避妊剤を含む組成物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、対象に、第1の抗ウイルス剤を含む第1の組成物および避妊剤を含む第2の組成物を投与することを含む。種々の場合では、第1の抗ウイルス剤は、さらにHIV感染を防止する。一部の場合では、組成物は、HSV感染および/またはHIV感染などのウイルス感染を防止する第2の抗ウイルス剤をさらに含む。
抗ウイルス剤
血清陽性個体から血清陰性個体へのウイルス伝染の防止およびウイルスに曝露された血清陰性個体のウイルス感染の防止の両方のための本明細書に記載の方法および組成物には、様々な抗ウイルス剤が有用である。一部の実施形態では、血清陰性個体は、血清陰性個体のウイルス感染を防止するための抗ウイルス薬を含む組成物で治療される。例示的な実施形態では、感染防止のために血清陰性個体に投与される抗ウイルス剤としては、血清陽性個体における急性期療法および/または抑制療法に有用なものが挙げられる。一部の実施形態では、HSV血清陽性個体からHSV血清陰性個体へのHSV伝染を防止するための本明細書に記載の方法および組成物には、抗ウイルス剤が有用である。一部の実施形態では、HSV血清陰性個体は、血清陰性個体のHSV感染を防止するための抗ウイルス薬を含む組成物で治療される。例示的な実施形態では、感染防止のためにHSV血清陰性個体に投与される抗ウイルス剤としては、HSV血清陽性個体における急性期療法および/または抑制療法に有用なものが挙げられる。
本明細書に記載の組成物および方法に有用な抗ウイルス剤としては、限定ではないが、対象の細胞などの細胞におけるウイルス複製を阻害することが可能であるか、あるいはウイルス感染またはウイルス感染から生じるウイルス疾患もしくは状態の発症または進行を治療、防止、または遅延するのに効果的である任意の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物が挙げられる。一部の実施形態では、抗ウイルス剤は、ウイルスに曝露された個体の初期感染を防止または遅延させる。一部の実施形態では、抗ウイルス剤は、ウイルスに感染した個体のウイルス負荷を低減させる。一部の実施形態では、抗ウイルス剤は、ウイルス感染の無症候期を延長する。一部の実施形態では、抗ウイルス剤は、感染患者においてウイルスを低ウイルス量に維持する。一部の実施形態では、抗ウイルス剤は、ウイルスに感染した個体の健康全般または生活の質を高める。一部の実施形態では、抗ウイルス剤は、ウイルスに感染した個体の平均余命を延長する。非限定的な例では、対象に対する抗ウイルス剤の効果は、例えば、臨床試験において、抗ウイルス剤で治療した対象を抗ウイルス剤で治療しない対象と比較して、抗ウイルス剤による治療が、ウイルス感染またはウイルス感染から生じるウイルス疾患もしくは状態の発症または進行の治療、防止、または遅延に効果的であるか否かを決定することにより決定される。一部の場合では、ウイルスはヘルペスウイルスである。一部の場合では、ウイルスはHIVである。一部の場合では、ウイルスは、1種よりも多くのウイルスを指し、例えば、対象に投与される抗ウイルス剤は、対象が2種またはそれよりも多くのウイルスに曝露された後、2種またはそれよりも多くのウイルスによる感染を防止または遅延させる。一部の場合では、2種またはそれよりも多くのウイルスは、HSVおよびHIVを含む。
本明細書の組成物および方法に有用である好適な抗ウイルス剤としては、限定ではないが、HSV抗ウイルス薬、HIV抗ウイルス薬、ウイルス疾患または状態の治療に有用な「適応外」薬物、肝炎抗ウイルス剤、ヒトパピローマウイルス(HPV)抗ウイルス薬、およびインフルエンザ抗ウイルス薬が挙げられる。「適応外」薬物としては、ウイルス感染またはそれに起因する疾患もしくは状態の治療に有用であるが、ウイルス治療には現在承認されていない、がん作用剤などの薬物が挙げられる。抗ウイルス剤としては、ウイルスプロテアーゼ阻害剤、ウイルス逆転写酵素阻害剤、ウイルス侵入阻害剤、ウイルス共受容体阻害剤、ウイルス融合阻害剤、ウイルス成熟阻害剤、ウイルスインテグラーゼ阻害剤、およびウイルス免疫原が挙げられる。一部の実施形態では、抗ウイルス剤は、ウイルス核酸を標的とするRNA、例えばsiRNAを含む。一部の実施形態では、抗ウイルス剤は殺菌剤を含む。一部の実施形態では、抗ウイルス剤は、ウイルスパッチ、例えば、Hansaplast(登録商標)ヘルペスパッチSOSまたはCompeed(登録商標)ヘルペス小胞パッチの成分である。
一部の実施形態では、ウイルス疾患の防止に有用な抗ウイルス剤は、ウイルス疾患による感染に血清陰性である個体に投与されると、血清陰性個体が、感染してウイルスに血清陽性となる可能性を減少させる抗ウイルス剤を含む。例えば、血清陰性対象または対象の集団に単独でまたは1種または複数種の追加の抗ウイルス剤と組み合わせて投与される有効量の抗ウイルス剤は、対象または対象の集団がウイルスに感染するリスクを少なくとも約10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、95%、または100%低減させる。一部の実施形態では、1種のウイルス疾患の防止に有用な抗ウイルス剤は、第2のウイルス疾患の防止にも有用である。例えば、一部の場合では、HIV血清陽性個体の治療に使用されるHIV抗ウイルス剤は、HSV血清陰性個体に投与して、HSV血清陰性個体のHSV感染を防止することにも有用である。
一部の実施形態では、ウイルス疾患の防止に有用な抗ウイルス剤は、HSV抗ウイルス薬である。一部の場合では、ウイルス疾患は、ヘルペスウイルス、例えばHSVにより引き起こされる。一部の場合では、ウイルス疾患は、HIVの感染により引き起こされる。一部の場合では、抗ウイルス剤は、2種またはそれよりも多くのウイルス疾患の防止に有用である。非限定的な例として、HSV抗ウイルス薬は、HSVおよびHIVの防止に有用である。一部の実施形態では、HSV抗ウイルス薬は、抗HSV抗体などの抗ウイルス抗体を含む。抗体としては、モノクローナル抗体およびポリクローナル抗体が挙げられ、それらの断片および部分、例えばFab断片が挙げられる。
一部の実施形態では、ウイルス疾患の防止に有用な抗ウイルス剤は、HIV抗ウイルス薬である。一部の場合では、ウイルス疾患は、ヘルペスウイルス、例えばHSVにより引き起こされる。一部の場合では、ウイルス疾患は、HIVの感染により引き起こされる。一部の場合では、ウイルス疾患は、ヘルペスウイルス、例えばHSVにより引き起こされる。一部の場合では、抗ウイルス剤は、2種またはそれよりも多くのウイルス疾患の防止に有用である。非限定的な例として、HIV抗ウイルス薬は、HSVおよびHIVの防止に有用である。一部の実施形態では、HIV抗ウイルス薬は、抗HIV抗体などの抗ウイルス抗体を含む。
本明細書に記載の組成物および方法に有用なHSV抗ウイルス剤としては、ウイルスDNAポリメラーゼを選択的に標的とするヌクレオシドアナログが挙げられる。一部の場合では、HSV抗ウイルス剤は、チミジンキナーゼを標的とする。例えば、HSV抗ウイルス剤は、ウイルス感染細胞ではウイルスチミジンキナーゼにより選択的にリン酸化される、天然ヌクレオシド三リン酸dGTPのアナログであってもよい。こうしたアナログのリン酸化は、未感染細胞では最小限であり、細胞性DNAポリメラーゼは、HSVポリメラーゼと比較して抗ウイルス三リン酸に対する親和性がより低い。アナログ三リン酸がウイルスにより伸長中のDNA鎖に組み込まれると、継続的な鎖伸長が妨げられるため、ウイルスDNAポリメラーゼが選択的に阻害される。こうしたヌクレオシド三リン酸アナログの非限定的な例としては、アシクロビル、バラシクロビル、ペンシクロビル(peniciclovir)、およびファムシクロビルが挙げられる。一部の場合では、HSV抗ウイルス剤は、HSVプロテアーゼを標的とする。一部の場合では、HSV抗ウイルス剤は、ウイルスヘリカーゼ-プライマーゼ複合体を阻害する。ヘリカーゼ-プライマーゼ阻害剤の非限定的な例は、プリテリビルである。ウイルスがヌクレオシドアナログに抵抗性である一部の場合では、ウイルスは、ヘリカーゼ-プリマーゼ阻害剤またはヌクレオシドアナログおよびヘリカーゼ-プリマーゼ阻害剤の組合せに感受性であり得る。一部の場合では、本明細書に記載の組成物は、ヌクレオシドアナログおよびヘリカーゼ-プライマーゼ阻害剤を両方とも含む。
本明細書に記載の組成物および方法に使用するためのHSV抗ウイルス剤の非限定的な例としては、バラシクロビル、アシクロビル、ファムシクロビル、プリテリビル、ペンシクロビル、ガンシクロビル、バルガンシクロビル、シドホビル、ホスカルネット、ダルナビル、グリチルリチン酸、グルタミン、FV-100、ASP2151、me-609、ASP2151、局所VDO、PEG製剤(Devirex AG)、ビダラビン、シドホビル、クロフェレマー(SP-303T)、EPB-348、CMX001、V212、NB-001、スクエア酸、イオン性亜鉛、ソリブジン(ARYS-01)、トリフルリジン、882C87、マーリン(エタノールおよびグリコール酸混合物)、ビタミンC、AIC316、サラセニア・プルプレアを含むversabaseゲル、UB-621、リジン、エドクスジン、ブリブジン、シタラビン、ドコサノール、トロマンタジン、レシキモド(R-848)、イミキモド、レシキモド、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、ならびにそれらの塩、溶媒和物、および/または組合せが挙げられる。
一部の実施形態では、本明細書に記載の組成物の抗ウイルス剤は、ウイルスにより引き起こされる疾患に対する獲得免疫を提供するワクチンを含む。一部の場合では、組成物は、アジュバントをさらに含む。一部の実施形態では、本明細書には、HSV伝染の防止に有用な1種または複数種のウイルスワクチンを含む組成物が記載されている。一部の実施形態では、本明細書には、HIV伝染の防止に有用な1種または複数種のウイルスワクチンを含む組成物が記載されている。一部の実施形態では、本明細書には、HSV伝染およびHIV伝染の防止に有用な1種または複数種のウイルスワクチンを含む組成物が記載されている。一部の場合では、ウイルスワクチン組成物は、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤をさらに含むかまたはそれらと共に投与される。一部の場合では、ウイルスワクチン組成物は、1種または複数種の受胎調節法をさらに含むかまたはそれらと共に投与される。
一部の実施形態では、1種のウイルス疾患の防止に有用なウイルスワクチンは、第2のウイルス疾患の防止にも有用である。例えば、一部の場合では、HSVワクチンは、HIV血清陰性個体のHIV感染防止に有用である。別の例として、HIVワクチンは、HSV血清陰性個体のHSV感染防止に有用である。一部の場合では、1種または複数種のウイルスワクチンは、1種または複数種のウイルス疾患の防止に有用である。非限定的な例として、HIVワクチンは、血清陰性個体のHSV感染およびHIV感染の防止に有用である。別の例として、HSVワクチンは、血清陰性個体のHSV感染およびHIV感染の防止に有用である。
本明細書に記載の組成物および方法において抗ウイルス剤として有用なHSVワクチンの非限定的な例としては、GSK208141(gD2t、GSK糖タンパク質D(gD)-Alum/3-脱アシル化形態のモノホスホリルリピドA)、帯状疱疹GSK1437173A、gD2-ASO4、Havrix(商標)、gD-Alum、Zostavax/帯状疱疹ワクチン(V211、V212、V210)、HSV529、HerpV(AG-707 rh-Hsc70多価ペプチド複合体)、VCL-HB01、VCL-HM01、pPJV7630、GEN-003、SPL7013ゲル(VivaGel(商標))GSK324332A、ならびにそれらの塩、溶媒和物、および/または組合せが挙げられる。本明細書に記載の組成物および方法において抗ウイルス剤として有用なHIVワクチンの非限定的な例としては、GSK1492903A、VariZIG(商標)、およびVarivaxが挙げられる。抗ウイルス組成物に有用なアジュバントの非限定的な例としては、QS-21、Matrix-M2、AlK(SO4)2、AlNa(SO4)2、AlNH4(SO4)、シリカ、ミョウバン、Al(OH)3、Ca3(PO4)2、カオリン、炭素、水酸化アルミニウム、ムラミルジペプチド、N-アセチル-ムラミル-L-スレオニル-D-イソグルタミン(thr-DMP)、N-アセチル-ノルムラミル(nornuramyl)-L-アラニル-D-イソグルタミン(CGP11687、nor-MDP)、N-アセチルムラミル(acetylmuramyul)-L-アラニル-D-イソグルタミニル-L-アラニン-2-(1’2’-ジパルミトイル-sn-グリセロ-3-ヒドロキシホスホリルオキシ(hydroxphosphoryloxy))-エチルアミン(CGP19835A、MTP-PE)、RIBI(MPL(登録商標)+TDM+CWS)2パーセントスクアレン/Tween-80エマルジョン、リポポリサッカライド、フロイント完全アジュバント(FCA)、フロイント不完全アジュバント、Merckアジュバント65、ポリヌクレオチド(例えば、ポリIC酸およびポリAU酸)、マイコバクテリウム・ツベルクローシス(Mycobacterium tuberculosis)由来のワックスD、コリネバクテリウム・パルバム(Corynebacterium parvum)、ボルデテラ・パータシス(Bordetella pertussis)、およびブルセラ(Brucella)属のメンバーに見出される物質、Titermax、ISCOMS、Quil A、ALUN、リピドAおよび誘導体、コレラトキシン誘導体、HSP誘導体、LPS誘導体、合成ペプチドマトリックスまたはGMDP、インターロイキン1、インターロイキン2、およびモンタニドISA-51が挙げられる。
一部の実施形態では、抗ウイルス剤は、ウイルス侵入および/またはウイルス融合を阻害する。侵入阻害剤および/または融合阻害剤の例としては、限定ではないが、マラビロク、エンフビルチド(T-20)、ビクリビロク、セニクリビロク、イバリズマブ(lbalizumab)、ホステムサビル(BMS-663068)、イバリズマブ(TMB-355、TNX-355)、PRO140、b12抗体、DCM205、DARPins、カプリン抗体、VIR-576、AMD11070、PR0542、SCH-C、T-1249、シアノビリン、グリフィスシン(griffithsen)、レクチン、ペンタフシド、ならびにそれらの塩、溶媒和物、および/または組合せが挙げられる。一部の実施形態では、抗ウイルス剤は、HIVウイルス侵入阻害剤である。HIVウイルス侵入阻害剤としては、限定ではないが、CD4受容体結合阻害剤、CD4模倣物、gp120模倣物、gp41アンタゴニスト、抗CD4抗体、CCR5アンタゴニスト(例えば、ジンクフィンガー阻害剤)、およびCXCR4共受容体アンタゴニストが挙げられる。
一部の実施形態では、抗ウイルス剤は、インテグラーゼ阻害剤である。インテグラーゼ阻害剤の非限定的な例としては、ドルテグラビル、エルビテグラビル、ラルテグラビル、グロボイドナンA、MK-2048、BI224436、カボテグラビル、GSK1265744、GSK-572、MK-0518、およびそれらの塩、溶媒和物、または組合せが挙げられる。
一部の実施形態では、抗ウイルス剤は、逆転写酵素阻害剤、例えば、ヌクレオチド逆転写酵素阻害剤および/またはヌクレオシド逆転写酵素阻害剤(NRTI)である。一部の実施形態では、抗ウイルス剤は、非ヌクレオシド逆転写酵素阻害剤(NNRTI)である。NRTIとしては、限定ではないが、アバカビル、ジダノシン、エムトリシタビン(emtrictabine)、ラミブジン、スタブジン、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩(tenofovir disoporoxil fumarate)、ジドブジン、アプリシタビン、スタンピジン、エルブシタビン、ラシビル、アムドキソビル、スタブジン、ザルシタビン、フェスチナビル、ジデオキシシチジンddC、アジドチミジン、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、エンテカビル、ならびにそれらの塩、溶媒和物、および/または組合せが挙げられる。NNRTIとしては、限定ではないが、デラビルジン、エファビレンツ、エトラビリン(TMC-125)、ネビラピン、リルピビリン、ドラビリン、カラノリドA、カプラビリン、エピビル、アデホビル、ダピビリン、レルシビリン、ならびにそれらの塩、溶媒和物、および/または組合せが挙げられる。逆転写酵素阻害剤のさらなる非限定的な例としては、アロブジン、エルブシタビン、TMC-278、DPC-083、アムドキソビル、(-)-ベータ-D-2,6-ジアミノ-プリンジオキソラン、MIV-210(FLG)、DFC(デキセルブシタビン)、ジオキソランチミジン、L697639、アテビルジン(U87201E)、MIV-150、GSK-695634、GSK-678248、TMC-278、KP1461、KP-1212、ロデノシン(FddA)、5-[(3,5-ジクロロフェニル)チオ]-4-イソプロピル-1-(4-ピリジルメチル)イミダゾール-2-メタノールカルバミン酸、(-)-I2-D-2,6-ジアミノプリンジオキソラン、AVX-754、BCH-13520、BMS-56190((4S)-6-クロロ-4-[(1E)-シクロプロピルエテニル]-3,-4-ジヒドロ-4-トリフルオロメチル-2(1H)-キナゾリノン)、TMC-120、L697639、ならびにそれらの塩、溶媒和物、および/または組合せが挙げられる。
一部の実施形態では、抗ウイルス剤は、プロテアーゼ阻害剤である。プロテアーゼ阻害剤の非限定的な例としては、アタザナビル、ダルナビル、ホスアンプレナビル、インジナビル、ネルフィナビル、リトナビル、サキナビル、チプラナビル、ロピナビル、アンプレナビル、テリナビル(SC-52151)、ドロキシナビル、エムトリバ、インビラーゼ、アゲネラーゼ、TMC-126、モゼナビル(DMP-450)、JE-2147(AG1776)、L-756423、KNI-272、DPC-681、DPC-684、BMS186318、ドロキシナビル(SC-55389a)、DMP-323、KNI-227、1-[(2-ヒドロキシエトキシ)メチル]-6-(フェニルチオ)-チミン、AG-1859、RO-033-4649、R-944、DMP-850、DMP-851、ブレカナビル(GW640385)、ならびにそれらの塩、溶媒和物、および/または組合せが挙げられる。
一部の実施形態では、抗ウイルス剤は殺菌剤である。殺菌剤の非限定的な例としては、ノノキシノール-9、ドデシル硫酸ナトリウム、およびSavvy(1.0%C31G)などの界面活性剤が挙げられる。一部の実施形態では、殺菌剤、例えば、BufferGel(登録商標)は、膣分泌物のpHを低下させる。一部の実施形態では、抗ウイルス剤は、ポリアニオン殺菌剤を含む。ポリアニオン殺菌剤の例は、カラギナンである。カラギナンは、ウイルスが細胞膜に初期付着するために使用するため、ウイルス結合のおとり受容体として作用することができる直鎖状硫酸化ポリサッカライドである。一部の実施形態では、殺菌剤は、ウイルスに結合するナノスケールデンドリマー分子である。ナノスケールデンドリマー分子の例は、VivaGel(登録商標)の活性成分である。殺菌剤の追加の例は、PRO-2000であり、PRO2000/5、ナフタレン2-スルホネートポリマー、またはポリナフタレンスルホネートとしても知られている。
一部の実施形態では、組成物は、ウイルス感染を治療または防止するための抗ウイルス「適応外」薬物として使用される活性作用剤を含む。一部の場合では、組成物は、「適応外」薬物と共に投与される。本明細書で提供される組成物と共にまたはその中にて有用な「適応外」薬物の非限定的な例としては、アンホテリシンB、スルファメトキサゾール、トリメトプリム、クラリスロマイシン、ダウノルビシン、フルコナゾール、ドキソルビシン、アニデュラファンギン、免疫グロブリン、ガンマグロブリン、ドロナビノール、酢酸メゲストロール、アトバコン、リファブチン、ペンタミジン、グルクロン酸トリメトレキサート、ロイコボリン、アリトレチノインゲル、エリスロポエチン(erythropoeetin)、カルシウムヒドロキシアパタイト、ポリ-L-乳酸、ソマトロピンrDNA、イトラコナゾール、パクリタキセル、ボリコナゾール、シドホビル、ホミビルセン、アジスロマイシン、ならびにそれらの塩、溶媒和物、および/または組合せが挙げられる。一部の実施形態では、抗ウイルス剤は、がん薬物、例えば、ルキソリチニブまたはトシリズマブである。
一部の実施形態では、ウイルス感染を防止または治療するための組成物は、以下の抗ウイルス剤の少なくとも1種を含む:ベビリマット(bevirimat)、TRIM5アルファ、Tatアンタゴニスト、トリコサンチン、アブザイム、カラノリドA、セラゲニン(ceragenin)、シアノビリン-N、ジアリールピリミジン、没食子酸エピガロカテキン(EGCG)、ホスカルネット、グリフィスシン、ヒドロキシカルバミド、ミルテホシン、ポルトマンテアウ(portmanteau)阻害剤、シトビリン(scytovirin)、セリシクリブ(seliciclib)、相乗的エンハンサー、treリコンビナーゼ、ジンクフィンガータンパク質転写因子、KP-1461、BIT225、アプラビロク、アテビルジン、ブレカナビル、カプラビリン、デキセルブシタビン、エミビリン(emivirine)、レルシビリン、ロデノシン、ロビリド、ホミビルセン、グリチルリチン酸(抗炎症、111ベータ-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ(1 lbeta-hydroxysteroid dehydrogenase)を阻害する)、亜鉛塩、硫酸セルロース、シクロデキストリン、デキストリン-2-スルフェート、NCP7阻害剤、AMD-3100、BMS-806、BMS-793、C31G、カラギナン、CD4-IgG2、酢酸フタル酸セルロース、mAb 2G12、mAb b12、Merck167、植物レクチン、ポリナフタレンスルフェート、ポリスルホ-スチレン、PRO2000、PSC-Rantes、SCH-C、SCH-D、T-20、TMC-125、UC-781、UK-427、UK-857、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せ。
一部の実施形態では、ウイルス感染を防止または治療するための組成物は、以下の抗ウイルス剤の少なくとも1種を含む:カラガード(Carraguard)(PC-515)、ブリンシドホビル(brincidofovir)(CMX001)、ジドブジン、ウイルス特異的細胞傷害性T細胞、イドクスウリジン、ポドフィロトキシン、リファンピシン、メチサゾン、インターフェロンアルファ2b(イントロン-A)、ペグインターフェロンアルファ-2a、リバビリン、モロキシジン、プレコナリル、BCX4430、タリバビリン(ビラミジン、ICN3142)、ファビピラビル、リンタトリモド、イバシタビン(5-ヨード-2’-デオキシシチジン)、メチサゾン(methisazone)(メチサゾン(metisazone))、アムプリゲン(ampligen)、アルビドール、Atripla(登録商標)、コンビビル、イムノビル(imunovir)、ネキサビル(nexavir)、トリジビル、ツルバダ、ラミブジン、ジデオキシアデノシン、フロクスウリジン、イドクスウリジン(idozuridine)、イノシンプラノベクス、2’-デオキシ-5-(メチルアミノ)ウリジン、ジゴキシン、イミキモド、インターフェロンIII型、インターフェロンII型、インターフェロンI型、ティーツリー油、またはそれらの塩、溶媒和物、または組合せ。
一部の実施形態では、ウイルス感染を防止または治療するための組成物は、テノホビル、グリチルリチン酸、フィアルリジン、テルビブジン、アデホビル、エンテカビル(etecavir)、ラミブジン、クレブジン、アスナプレビル、ボセプレビル、ファルダプレビル、グラゾプレビル、パリタプレビル、リトナビル、テラプレビル、シメプレビル、ソホスブビル、ACH-3102、ダクラタスビル、デレオブビル、エルバスビル、レジパスビル、MK-3682、MK-8408、サマタスビル(samatasvir)、オムビタスビル、エンテカビル、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せを含む肝炎抗ウイルス剤を含む。
一部の実施形態では、ウイルス感染を防止または治療するための組成物は、エルダーベリーサンブクス(sambucus)、ウミフェノビル、アマンタジン、リマンタジン、オセルタミビル、ザナミビル、ペラミビル、ラニナミビル、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せを含むインフルエンザ抗ウイルス薬を含む。
一部の実施形態では、ウイルス感染を防止または治療するための組成物は、ピロールポリアミド、ロピナビル、カラギナン、亜鉛、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せを含むHPV抗ウイルス剤を含む。
一部の態様では、少なくとも1種の追加の活性作用剤との組合せで抗ウイルス剤を含む組成物であって、組合せは、2種もしくはそれよりも多くの活性作用剤の組合せを含む組成物、または1種もしくは複数種の追加の活性作用剤との組合せで投与される抗ウイルス剤を含む組成物を指す。一部の場合では、活性作用剤の組合せは、抗ウイルス活性に相乗的効果をもたらす。一例では、相乗的効果は、シグモイド-Emax(Sigmoid-Emax)式、Loewe式、およびメジアン効果式(median effect equation)を使用して算出することができる。
一部の実施形態では、ウイルス疾患の防止および/または治療に有用な抗ウイルス剤を含む組成物は、ウイルス疾患を防止および/または治療するための別の薬物または活性作用剤をさらに含むか、またはそれらと組み合わせて投与される。一部の場合では、組成物は、ワクチン、遺伝子療法治療、サイトカイン、TAT阻害剤、免疫調節剤、またはそれらの組合せを含むか、またはそれらと共に投与される。一部の場合では、組成物は、抗真菌剤、抗細菌剤、抗原虫剤、またはそれらの組合せを含む抗感染剤を含むか、またはそれと共に投与される。一部の場合では、組成物は、免疫調節剤、例えば、イセチオン酸ペンタミジン、自己CD8+輸注、ガンマ-インターフェロン免疫グロブリン、胸腺ペプチド、IGF-I、抗Leu3A、自家ワクチン療法、生物刺激、体外フォトフォレーシス、シクロスポリン、ラパマイシン、FK-565、FK-506、GCSF、GM-CSF、高体温、イソプリノシン(isopinosine)、rVIG、HIVIG、受動免疫療法、およびポリオワクチン過免疫、またはそれらの組合せを含むか、またはそれらと共に投与される。一部の実施形態では、組成物は、薬物動態増強剤、例えば、コビシスタットを含むか、またはそれと共に投与される。一部の実施形態では、組成物は、相乗的増強剤、例えば、プロテアーゼ阻害剤のクロロキン/キノリン増強剤、CYP3A4、ヒドロキシ尿素、レフルノミド、ミコフェノール酸、レスベラトロール、またはそれらの組合せを含むか、またはそれらと共に投与される。
一部の実施形態では、本明細書に記載の方法に有用な組成物は、活性作用剤の組合せを含み、その少なくとも1種は抗ウイルス剤である。組合せの例としては、限定ではないが、マラビロク(maravoric)およびエムトリシタビン;マラビロク(maravoric)、エムトリシタビン、およびラルテグラビル;ラルテグラビルおよびエムトリシタビン;ラルテグラビルおよびラミブジン;アバカビルおよびラミブジン;アバカビル、ドルテグラビル、およびラミブジン;アバカビル、ラミブジン、およびジドブジン;アタザナビルおよびコビシスタット;ダルナビルおよびコビシスタット;エファビレンツ、エムトリシタビン、およびテノホビル;エルビテグラビル、コビシスタット、エムトリシタビン、およびテノホビル;エムトリシタビン、リルピビリン、およびテノホビル;ラミブジンおよびラルテグラビル;ラミブジンおよびジドブジン;ロピナビルおよびリトナビル;エムトリシタビンおよびテノホビルジソプロキシルフマル酸塩;ラミブジンおよびジドブジン;ロピナビルおよびリトナビル;イノシン、アセトアミド安息香酸、およびジメチルアミノイソプロパノール;ならびにそれらの塩、溶媒和物、および/または組合せが挙げられる。
一部の実施形態では、血清陰性対象のウイルス感染(例えば、HSV)を防止するための、および/または血清陽性対象のウイルス感染を治療(例えば、HSV抑制治療)するための本明細書に記載の方法に有用な組成物は、以下の活性作用剤の1種または複数種を含む:バラシクロビル、アシクロビル、ファムシクロビル、プリテリビル、ペンシクロビル、ガンシクロビル、バルガンシクロビル(valganciclovi)、シドホビル、ホスカルネット、ダルナビル、グリチルリチン酸、グルタミン、FV-100、ASP2151、me-609、ASP2151、局所VDO、PEG製剤(Devirex AG)、ビダラビン、シドホビル、クロフェレマー(SP-303T)、EPB-348、CMX001、V212、NB-001、スクエア酸、イオン性亜鉛、ソリブジン(ARYS-01)、トリフルリジン、882C87、マーリン(エタノールおよびグリコール酸混合物)、ビタミンC、AIC316、サラセニア・プルプレアを含むversabaseゲル、UB-621、リジン、エドクスジン、ブリブジン、シタラビン、ドコサノール、トロマンタジン、レシキモド(R-848)、イミキモド、レシキモド、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、GSK208141(gD2t、GSK糖タンパク質D(gD)-Alum/3-脱アシル化モノホスホリルリピドA)、帯状疱疹GSK1437173A、gD2-ASO4、Havrix(商標)、gD-Alum、Zostavax/帯状疱疹ワクチン(V211、V212、V210)、HSV529、HerpV(AG-707 rh-Hsc70多価ペプチド複合体)、VCL-HB01、VCL-HM01、pPJV7630、GEN-003、SPL7013ゲル(VivaGel(商標))GSK324332A、GSK1492903A、VariZIG(商標)、およびVarivax、マラビロク、エンフビルチド、ビクリビロク、セニクリビロク、イバリズマブ(lbalizumab)、ホステムサビル(BMS-663068)、イバリズマブ(TMB-355、TNX-355)、PRO140、b12抗体、DCM205、DARPins、カプリン抗体、VIR-576、エンフビルチド(T-20)、AMD11070、PR0542、SCH-C、T-1249、シアノビリン、グリフィスシン(griffithsen)、レクチン、ペンタフシド、ドルテグラビル、エルビテグラビル、ラルテグラビル、グロボイドナンA、MK-2048、BI224436、カボテグラビル、GSK1265744、GSK-572、MK-0518、アバカビル、ジダノシン、エムトリシタビン(emtrictabine)、ラミブジン、スタブジン、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩(tenofovir disoporoxil fumarate)、ジドブジン、アプリシタビン、スタンピジン、エルブシタビン、ラシビル、アムドキソビル、スタブジン、ザルシタビン、フェスチナビル、ジデオキシシチジンddC、アジドチミジン、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、エンテカビル、デラビルジン、エファビレンツ、エトラビリン(TMC-125)、ネビラピン、リルピビリン、ドラビリン、カラノリドA、カプラビリン、エピビル、アデホビル、ダピビリン、レルシビリン、アロブジン、エルブシタビン、TMC-278、DPC-083、アムドキソビル、(-)-ベータ-D-2,6-ジアミノ-プリンジオキソラン、MIV-210(FLG)、DFC(デキセルブシタビン)、ジオキソランチミジン、L697639、アテビルジン(U87201E)、MIV-150、GSK-695634、GSK-678248、TMC-278、KP1461、KP-1212、ロデノシン(FddA)、5-[(3,5-ジクロロフェニル)チオ]-4-イソプロピル-1-(4-ピリジルメチル)イミダゾール-2-メタノールカルバミン酸、(-)-I2-D-2,6-ジアミノプリンジオキソラン、AVX-754、BCH-13520、BMS-56190((4S)-6-クロロ-4-[(1E)-シクロプロピルエテニル]-3,-4-ジヒドロ-4-トリフルオロメチル-2(1H)-キナゾリノン)、TMC-120、L697639、アタザナビル、ダルナビル、ホスアンプレナビル、インジナビル、ネルフィナビル、リトナビル、サキナビル、チプラナビル、ロピナビル、アンプレナビル、テリナビル(SC-52151)、ドロキシナビル、エムトリバ、インビラーゼ、アゲネラーゼ、TMC-126、モゼナビル(DMP-450)、JE-2147(AG1776)、L-756423、KNI-272、DPC-681、DPC-684、BMS186318、ドロキシナビル(SC-55389a)、DMP-323、KNI-227、1-[(2-ヒドロキシエトキシ)メチル]-6-(フェニルチオ)-チミン、AG-1859、RO-033-4649、R-944、DMP-850、DMP-851、ブレカナビル(GW640385)、ノノキシノール-9、ドデシル硫酸ナトリウム、Savvy(1.0%C31G)、BufferGel(登録商標)、カラギナン、VivaGel(登録商標)、PRO2000/5、ナフタレン2-スルホネートポリマー、またはポリナフタレンスルホネートとしても知られているPRO-2000、アンホテリシンB、スルファメトキサゾール、トリメトプリム、クラリスロマイシン、ダウノルビシン、フルコナゾール、ドキソルビシン、アニデュラファンギン、免疫グロブリン、ガンマグロブリン、ドロナビノール、酢酸メゲストロール、アトバコン、リファブチン、ペンタミジン、グルクロン酸トリメトレキサート、ロイコボリン、アリトレチノインゲル、エリスロポエチン(erythropoeetin)、カルシウムヒドロキシアパタイト、ポリ-L-乳酸、ソマトロピンrDNA、イトラコナゾール、パクリタキセル、ボリコナゾール、シドホビル、ホミビルセン、アジスロマイシン、ルキソリチニブ、トシリズマブ、ベビリマット、TRIM5アルファ、Tatアンタゴニスト、トリコサンチン、アブザイム、カラノリドA、セラゲニン、シアノビリン-N、ジアリールピリミジン、没食子酸エピガロカテキン(EGCG)、ホスカルネット、グリフィスシン、ヒドロキシカルバミド、ミルテホシン、ポルトマンテアウ阻害剤、シトビリン、セリシクリブ、相乗的エンハンサー、treリコンビナーゼ、ジンクフィンガータンパク質転写因子、KP-1461、BIT225、アプラビロク、アテビルジン、ブレカナビル、カプラビリン、デキセルブシタビン、エミビリン、レルシビリン、ロデノシン、ロビリド、ホミビルセン、グリチルリチン酸(抗炎症、11ベータ-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼを阻害する)、亜鉛塩、硫酸セルロース、シクロデキストリン、デキストリン-2-スルフェート、NCP7阻害剤、AMD-3100、BMS-806、BMS-793、C31G、カラギナン、CD4-IgG2、酢酸フタル酸セルロース、mAb 2G12、mAb b12、Merck167、植物レクチン、ポリナフタレンスルフェート、ポリスルホ-スチレン、PRO2000、PSC-Rantes、SCH-C、SCH-D、T-20、TMC-125、UC-781、UK-427、UK-857、カラガード(PC-515)、ブリンシドホビル(CMX001)、ジドブジン、ウイルス特異的細胞傷害性T細胞、イドクスウリジン、ポドフィロトキシン、リファンピシン、メチサゾン、インターフェロンアルファ2b(イントロン-A)、ペグインターフェロンアルファ-2a、リバビリン、モロキシジン、プレコナリル、BCX4430、タリバビリン(ビラミジン、ICN3142)、ファビピラビル、リンタトリモド、イバシタビン(5-ヨード-2’-デオキシシチジン)、メチサゾン(methisazone)(メチサゾン(metisazone))、アムプリゲン、アルビドール、Atripla(登録商標)、コンビビル、イムノビル、ネキサビル、トリジビル、ツルバダ、ラミブジン、ジデオキシアデノシン、フロクスウリジン、イドクスウリジン(idozuridine)、イノシンプラノベクス、2’-デオキシ-5-(メチルアミノ)ウリジン、ジゴキシン、イミキモド、インターフェロンIII型、インターフェロンII型、インターフェロンI型、ティーツリー油、グリチルリチン酸、フィアルリジン、テルビブジン、アデホビル、エンテカビル(etecavir)、ラミブジン、クレブジン、アスナプレビル、ボセプレビル、ファルダプレビル、グラゾプレビル、パリタプレビル、リトナビル、テラプレビル、シメプレビル、ソホスブビル、ACH-3102、ダクラタスビル、デレオブビル、エルバスビル、レジパスビル、MK-3682、MK-8408、サマタスビル、オムビタスビル、エンテカビル、エルダーベリーサンブクス、ウミフェノビル、アマンタジン、リマンタジン、オセルタミビル、ザナミビル、ペラミビル、ラニナミビル、ピロールポリアミド、ロピナビル、またはそれらの塩、溶媒和物、および/もしくは組合せ。一部の実施形態では、組成物は、HSV抗ウイルス薬および/またはHIV抗ウイルス薬などの1種または複数種の追加の抗ウイルス剤をさらに含み、および/またはそれらと共に投与される。一部の実施形態では、組成物は、1種または複数種の避妊剤をさらに含み、および/またはそれらと共に投与される。
一部の実施形態では、血清陰性対象のHSV感染を防止するためのおよび/または血清陽性対象のHSVを治療するための本明細書に記載の方法に有用な組成物は、以下の抗ウイルス薬の1種または複数種を含む:バラシクロビル、アシクロビル、ファムシクロビル、プリテリビル、ペンシクロビル、ガンシクロビル、バルガンシクロビル(valganciclovi)、シドホビル、ホスカルネット、ダルナビル、グリチルリチン酸、グルタミン、FV-100、ASP2151、me-609、ASP2151、局所VDO、PEG製剤(Devirex AG)、ビダラビン、シドホビル、クロフェレマー(SP-303T)、EPB-348、CMX001、V212、NB-001、スクエア酸、イオン性亜鉛、ソリブジン(ARYS-01)、トリフルリジン、882C87、マーリン(エタノールおよびグリコール酸の混合物)、ビタミンC、AIC316、サラセニア・プルプレアを含むversabaseゲル、UB-621、リジン、エドクスジン、ブリブジン、シタラビン、ドコサノール、トロマンタジン、レシキモド(R-848)、イミキモド、レシキモド、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せ。一部の実施形態では、組成物は、HSV抗ウイルス薬および/またはHIV抗ウイルス薬などの1種または複数種の追加の抗ウイルス剤をさらに含み、および/またはそれらと共に投与される。一部の実施形態では、組成物は、1種または複数種の避妊剤をさらに含み、および/またはそれらと共に投与される。
一部の実施形態では、血清陰性対象のウイルス感染(例えば、HSV)を防止するためのおよび/または血清陽性対象のウイルス感染を治療(例えば、HSV抑制治療)するための本明細書に記載の方法に有用な組成物は、以下の活性作用剤の2種、3種、4種、5種、またはそれよりも多くを含む:バラシクロビル、アシクロビル、ファムシクロビル、プリテリビル、ペンシクロビル、ガンシクロビル、バルガンシクロビル(valganciclovi)、シドホビル、ホスカルネット、ダルナビル、グリチルリチン酸、グルタミン、FV-100、ASP2151、me-609、ASP2151、局所VDO、PEG製剤(Devirex AG)、ビダラビン、シドホビル、クロフェレマー(SP-303T)、EPB-348、CMX001、V212、NB-001、スクエア酸、イオン性亜鉛、ソリブジン(ARYS-01)、トリフルリジン、882C87、マーリン(エタノールおよびグリコール酸混合物)、ビタミンC、AIC316、サラセニア・プルプレアを含むversabaseゲル、UB-621、リジン、エドクスジン、ブリブジン、シタラビン、ドコサノール、トロマンタジン、レシキモド(R-848)、イミキモド、レシキモド、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、GSK208141(gD2t、GSK糖タンパク質D(gD)-Alum/3-脱アシル化モノホスホリルリピドA)、帯状疱疹GSK1437173A、gD2-ASO4、Havrix(商標)、gD-Alum、Zostavax/帯状疱疹ワクチン(V211、V212、V210)、HSV529、HerpV(AG-707 rh-Hsc70多価ペプチド複合体)、VCL-HB01、VCL-HM01、pPJV7630、GEN-003、SPL7013ゲル(VivaGel(商標))GSK324332A、GSK1492903A、VariZIG(商標)、およびVarivax、マラビロク、エンフビルチド、ビクリビロク、セニクリビロク、イバリズマブ(lbalizumab)、ホステムサビル(BMS-663068)、イバリズマブ(TMB-355、TNX-355)、PRO140、b12抗体、DCM205、DARPins、カプリン抗体、VIR-576、エンフビルチド(T-20)、AMD11070、PR0542、SCH-C、T-1249、シアノビリン、グリフィスシン(griffithsen)、レクチン、ペンタフシド、ドルテグラビル、エルビテグラビル、ラルテグラビル、グロボイドナンA、MK-2048、BI224436、カボテグラビル、GSK1265744、GSK-572、MK-0518、アバカビル、ジダノシン、エムトリシタビン(emtrictabine)、ラミブジン、スタブジン、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩(tenofovir disoporoxil fumarate)、ジドブジン、アプリシタビン、スタンピジン、エルブシタビン、ラシビル、アムドキソビル、スタブジン、ザルシタビン、フェスチナビル、ジデオキシシチジンddC、アジドチミジン、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、エンテカビル、デラビルジン、エファビレンツ、エトラビリン(TMC-125)、ネビラピン、リルピビリン、ドラビリン、カラノリドA、カプラビリン、エピビル、アデホビル、ダピビリン、レルシビリン、アロブジン、エルブシタビン、TMC-278、DPC-083、アムドキソビル、(-)-ベータ-D-2,6-ジアミノ-プリンジオキソラン、MIV-210(FLG)、DFC(デキセルブシタビン)、ジオキソランチミジン、L697639、アテビルジン(U87201E)、MIV-150、GSK-695634、GSK-678248、TMC-278、KP1461、KP-1212、ロデノシン(FddA)、5-[(3,5-ジクロロフェニル)チオ]-4-イソプロピル-1-(4-ピリジルメチル)イミダゾール-2-メタノールカルバミン酸、(-)-I2-D-2,6-ジアミノプリンジオキソラン、AVX-754、BCH-13520、BMS-56190((4S)-6-クロロ-4-[(1E)-シクロプロピルエテニル]-3,-4-ジヒドロ-4-トリフルオロメチル-2(1H)-キナゾリノン)、TMC-120、L697639、アタザナビル、ダルナビル、ホスアンプレナビル、インジナビル、ネルフィナビル、リトナビル、サキナビル、チプラナビル、ロピナビル、アンプレナビル、テリナビル(SC-52151)、ドロキシナビル、エムトリバ、インビラーゼ、アゲネラーゼ、TMC-126、モゼナビル(DMP-450)、JE-2147(AG1776)、L-756423、KNI-272、DPC-681、DPC-684、BMS186318、ドロキシナビル(SC-55389a)、DMP-323、KNI-227、1-[(2-ヒドロキシエトキシ)メチル]-6-(フェニルチオ)-チミン、AG-1859、RO-033-4649、R-944、DMP-850、DMP-851、ブレカナビル(GW640385)、ノノキシノール-9、ドデシル硫酸ナトリウム、Savvy(1.0%C31G)、BufferGel(登録商標)、カラギナン、VivaGel(登録商標)、PRO2000/5、ナフタレン2-スルホネートポリマー、またはポリナフタレンスルホネートとしても知られているPRO-2000、アンホテリシンB、スルファメトキサゾール、トリメトプリム、クラリスロマイシン、ダウノルビシン、フルコナゾール、ドキソルビシン、アニデュラファンギン、免疫グロブリン、ガンマグロブリン、ドロナビノール、酢酸メゲストロール、アトバコン、リファブチン、ペンタミジン、グルクロン酸トリメトレキサート、ロイコボリン、アリトレチノインゲル、エリスロポエチン(erythropoeetin)、カルシウムヒドロキシアパタイト、ポリ-L-乳酸、ソマトロピンrDNA、イトラコナゾール、パクリタキセル、ボリコナゾール、シドホビル、ホミビルセン、アジスロマイシン、ルキソリチニブ、トシリズマブ、ベビリマット、TRIM5アルファ、Tatアンタゴニスト、トリコサンチン、アブザイム、カラノリドA、セラゲニン、シアノビリン-N、ジアリールピリミジン、没食子酸エピガロカテキン(EGCG)、ホスカルネット、グリフィスシン、ヒドロキシカルバミド、ミルテホシン、ポルトマンテアウ阻害剤、シトビリン、セリシクリブ、相乗的エンハンサー、treリコンビナーゼ、ジンクフィンガータンパク質転写因子、KP-1461、BIT225、アプラビロク、アテビルジン、ブレカナビル、カプラビリン、デキセルブシタビン、エミビリン、レルシビリン、ロデノシン、ロビリド、ホミビルセン、グリチルリチン酸(抗炎症、11ベータ-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼを阻害する)、亜鉛塩、硫酸セルロース、シクロデキストリン、デキストリン-2-スルフェート、NCP7阻害剤、AMD-3100、BMS-806、BMS-793、C31G、カラギナン、CD4-IgG2、酢酸フタル酸セルロース、mAb 2G12、mAb b12、Merck167、植物レクチン、ポリナフタレンスルフェート、ポリスルホ-スチレン、PRO2000、PSC-Rantes、SCH-C、SCH-D、T-20、TMC-125、UC-781、UK-427、UK-857、カラガード(PC-515)、ブリンシドホビル(CMX001)、ジドブジン、ウイルス特異的細胞傷害性T細胞、イドクスウリジン、ポドフィロトキシン、リファンピシン、メチサゾン、インターフェロンアルファ2b(イントロン-A)、ペグインターフェロンアルファ-2a、リバビリン、モロキシジン、プレコナリル、BCX4430、タリバビリン(ビラミジン、ICN3142)、ファビピラビル、リンタトリモド、イバシタビン(5-ヨード-2’-デオキシシチジン)、メチサゾン(methisazone)(メチサゾン(metisazone))、アムプリゲン、アルビドール、Atripla(登録商標)、コンビビル、イムノビル、ネキサビル、トリジビル、ツルバダ、ラミブジン、ジデオキシアデノシン、フロクスウリジン、イドクスウリジン(idozuridine)、イノシンプラノベクス、2’-デオキシ-5-(メチルアミノ)ウリジン、ジゴキシン、イミキモド、インターフェロンIII型、インターフェロンII型、インターフェロンI型、ティーツリー油、グリチルリチン酸、フィアルリジン、テルビブジン、アデホビル、エンテカビル(etecavir)、ラミブジン、クレブジン、アスナプレビル、ボセプレビル、ファルダプレビル、グラゾプレビル、パリタプレビル、リトナビル、テラプレビル、シメプレビル、ソホスブビル、ACH-3102、ダクラタスビル、デレオブビル、エルバスビル、レジパスビル、MK-3682、MK-8408、サマタスビル、オムビタスビル、エンテカビル、エルダーベリーサンブクス、ウミフェノビル、アマンタジン、リマンタジン、オセルタミビル、ザナミビル、ペラミビル、ラニナミビル、ピロールポリアミド、ロピナビル、またはそれらの塩、溶媒和物、および/もしくは組合せ。一部の実施形態では、組成物は、HSV抗ウイルス薬および/またはHIV抗ウイルス薬などの1種または複数種の追加の抗ウイルス剤をさらに含み、および/またはそれらと共に投与される。一部の実施形態では、組成物は、1種または複数種の避妊剤をさらに含み、および/またはそれらと共に投与される。
一部の実施形態では、血清陰性対象のHSV感染を防止するためのおよび/または血清陽性対象のHSVを治療するための本明細書に記載の方法に有用な組成物は、以下の抗ウイルス剤の2種、3種、4種、5種、またはそれよりも多くを含む:バラシクロビル、アシクロビル、ファムシクロビル、プリテリビル、ペンシクロビル、ガンシクロビル、バルガンシクロビル(valganciclovi)、シドホビル、ホスカルネット、ダルナビル、グリチルリチン酸、グルタミン、FV-100、ASP2151、me-609、ASP2151、局所VDO、PEG製剤(Devirex AG)、ビダラビン、シドホビル、クロフェレマー(SP-303T)、EPB-348、CMX001、V212、NB-001、スクエア酸、イオン性亜鉛、ソリブジン(ARYS-01)、トリフルリジン、882C87、マーリン(エタノールおよびグリコール酸の混合物)、ビタミンC、AIC316、サラセニア・プルプレアを含むversabaseゲル、UB-621、リジン、エドクスジン、ブリブジン、シタラビン、ドコサノール、トロマンタジン、レシキモド(R-848)、イミキモド、レシキモド、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せ。一部の実施形態では、組成物は、HSV抗ウイルス薬および/またはHIV抗ウイルス薬などの1種または複数種の追加の抗ウイルス剤をさらに含み、および/またはそれらと共に投与される。一部の実施形態では、組成物は、1種または複数種の避妊剤をさらに含み、および/またはそれらと共に投与される。
一部の実施形態では、血清陰性対象のウイルス感染(例えば、HSV)を防止するためのおよび/または血清陽性対象のウイルス感染を治療(例えば、HSV抑制治療)するための本明細書に記載の方法に有用な組成物は、以下の活性作用剤:バラシクロビル、アシクロビル、ファムシクロビル、プリテリビル、ペンシクロビル、ガンシクロビル、バルガンシクロビル(valganciclovi)、シドホビル、ホスカルネット、ダルナビル、グリチルリチン酸、グルタミン、FV-100、ASP2151、me-609、ASP2151、局所VDO、PEG製剤(Devirex AG)、ビダラビン、シドホビル、クロフェレマー(SP-303T)、EPB-348、CMX001、V212、NB-001、スクエア酸、イオン性亜鉛、ソリブジン(ARYS-01)、トリフルリジン、882C87、マーリン(エタノールおよびグリコール酸混合物)、ビタミンC、AIC316、サラセニア・プルプレアを含むversabaseゲル、UB-621、リジン、エドクスジン、ブリブジン、シタラビン、ドコサノール、トロマンタジン、レシキモド(R-848)、イミキモド、レシキモド、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せの1種または複数種、および以下の活性作用剤:マラビロク、エンフビルチド、ビクリビロク、セニクリビロク、イバリズマブ(lbalizumab)、ホステムサビル(BMS-663068)、イバリズマブ(TMB-355、TNX-355)、PRO140、b12抗体、DCM205、DARPins、カプリン抗体、VIR-576、エンフビルチド(T-20)、AMD11070、PR0542、SCH-C、T-1249、シアノビリン、グリフィスシン(griffithsen)、レクチン、ペンタフシド、ドルテグラビル、エルビテグラビル、ラルテグラビル、グロボイドナンA、MK-2048、B224436、カボテグラビル、GSK1265744、GSK-572、MK-0518、アバカビル、ジダノシン、エムトリシタビン(emtrictabine)、ラミブジン、スタブジン、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩(tenofovir disoporoxil fumarate)、ジドブジン、アプリシタビン、スタンピジン、エルブシタビン、ラシビル、アムドキソビル、スタブジン、ザルシタビン、フェスチナビル、ジデオキシシチジンddC、アジドチミジン、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、エンテカビル、デラビルジン、エファビレンツ、エトラビリン(TMC-125)、ネビラピン、リルピビリン、ドラビリン、カラノリドA、カプラビリン、エピビル、アデホビル、ダピビリン、レルシビリン、アロブジン、エルブシタビン、TMC-278、DPC-083、アムドキソビル、(-)-ベータ-D-2,6-ジアミノ-プリンジオキソラン、MIV-210(FLG)、DFC(デキセルブシタビン)、ジオキソランチミジン、L697639、アテビルジン(U87201E)、MIV-150、GSK-695634、GSK-678248、TMC-278、KP1461、KP-1212、ロデノシン(FddA)、5-[(3,5-ジクロロフェニル)チオ]-4-イソプロピル-1-(4-ピリジルメチル)イミダゾール-2-メタノールカルバミン酸、(-)-I2-D-2,6-ジアミノプリンジオキソラン、AVX-754、BCH-13520、BMS-56190((4S)-6-クロロ-4-[(1E)-シクロプロピルエテニル]-3,-4-ジヒドロ-4-トリフルオロメチル-2(1H)-キナゾリノン)、TMC-120、L697639、アタザナビル、ダルナビル、ホスアンプレナビル、インジナビル、ネルフィナビル、リトナビル、サキナビル、チプラナビル、ロピナビル、アンプレナビル、テリナビル(SC-52151)、ドロキシナビル、エムトリバ、インビラーゼ、アゲネラーゼ、TMC-126、モゼナビル(DMP-450)、JE-2147(AG1776)、L-756423、KNI-272、DPC-681、DPC-684、BMS186318、ドロキシナビル(SC-55389a)、DMP-323、KNI-227、1-[(2-ヒドロキシエトキシ)メチル]-6-(フェニルチオ)-チミン、AG-1859、RO-033-4649、R-944、DMP-850、DMP-851、ブレカナビル(GW640385)、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せの1種または複数種を含む。一部の実施形態では、組成物は、HSV抗ウイルス薬および/またはHIV抗ウイルス薬などの1種または複数種の追加の抗ウイルス剤をさらに含み、および/またはそれらと共に投与される。一部の実施形態では、組成物は、1種または複数種の避妊剤をさらに含み、および/またはそれらと共に投与される。
一部の実施形態では、血清陰性対象のHSV感染を防止するためのおよび/または血清陽性対象のHSVを治療するための本明細書に記載の方法に有用な組成物は、以下の活性作用剤:バラシクロビル、アシクロビル、ファムシクロビル、プリテリビル、ペンシクロビル、ガンシクロビル、バルガンシクロビル(valganciclovi)、シドホビル、ホスカルネット、ダルナビル、グリチルリチン酸、グルタミン、FV-100、ASP2151、me-609、ASP2151、局所VDO、PEG製剤(Devirex AG)、ビダラビン、シドホビル、クロフェレマー(SP-303T)、EPB-348、CMX001、V212、NB-001、スクエア酸、イオン性亜鉛、ソリブジン(ARYS-01)、トリフルリジン、882C87、マーリン(エタノールおよびグリコール酸混合物)、ビタミンC、AIC316、サラセニア・プルプレアを含むversabaseゲル、UB-621、リジン、エドクスジン、ブリブジン、シタラビン、ドコサノール、トロマンタジン、レシキモド(R-848)、イミキモド、レシキモド、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せの2種、3種、4種、5種、またはそれよりも多く、および以下の活性作用剤:マラビロク、エンフビルチド、ビクリビロク、セニクリビロク、イバリズマブ(lbalizumab)、ホステムサビル(BMS-663068)、イバリズマブ(TMB-355、TNX-355)、PRO140、b12抗体、DCM205、DARPins、カプリン抗体、VIR-576、エンフビルチド(T-20)、AMD11070、PR0542、SCH-C、T-1249、シアノビリン、グリフィスシン(griffithsen)、レクチン、ペンタフシド、ドルテグラビル、エルビテグラビル、ラルテグラビル、グロボイドナンA、MK-2048、B224436、カボテグラビル、GSK1265744、GSK-572、MK-0518、アバカビル、ジダノシン、エムトリシタビン(emtrictabine)、ラミブジン、スタブジン、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩(tenofovir disoporoxil fumarate)、ジドブジン、アプリシタビン、スタンピジン、エルブシタビン、ラシビル、アムドキソビル、スタブジン、ザルシタビン、フェスチナビル、ジデオキシシチジンddC、アジドチミジン、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、エンテカビル、デラビルジン、エファビレンツ、エトラビリン(TMC-125)、ネビラピン、リルピビリン、ドラビリン、カラノリドA、カプラビリン、エピビル、アデホビル、ダピビリン、レルシビリン、アロブジン、エルブシタビン、TMC-278、DPC-083、アムドキソビル、(-)-ベータ-D-2,6-ジアミノ-プリンジオキソラン、MIV-210(FLG)、DFC(デキセルブシタビン)、ジオキソランチミジン、L697639、アテビルジン(U87201E)、MIV-150、GSK-695634、GSK-678248、TMC-278、KP1461、KP-1212、ロデノシン(FddA)、5-[(3,5-ジクロロフェニル)チオ]-4-イソプロピル-1-(4-ピリジルメチル)イミダゾール-2-メタノールカルバミン酸、(-)-I2-D-2,6-ジアミノプリンジオキソラン、AVX-754、BCH-13520、BMS-56190((4S)-6-クロロ-4-[(1E)-シクロプロピルエテニル]-3,-4-ジヒドロ-4-トリフルオロメチル-2(1H)-キナゾリノン)、TMC-120、L697639、アタザナビル、ダルナビル、ホスアンプレナビル、インジナビル、ネルフィナビル、リトナビル、サキナビル、チプラナビル、ロピナビル、アンプレナビル、テリナビル(SC-52151)、ドロキシナビル、エムトリバ、インビラーゼ、アゲネラーゼ、TMC-126、モゼナビル(DMP-450)、JE-2147(AG1776)、L-756423、KNI-272、DPC-681、DPC-684、BMS186318、ドロキシナビル(SC-55389a)、DMP-323、KNI-227、1-[(2-ヒドロキシエトキシ)メチル]-6-(フェニルチオ)-チミン、AG-1859、RO-033-4649、R-944、DMP-850、DMP-851、ブレカナビル(GW640385)、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せの2種、3種、4種、5種、またはそれよりも多くを含む。一部の実施形態では、組成物は、HSV抗ウイルス薬および/またはHIV抗ウイルス薬などの1種または複数種の追加の抗ウイルス剤をさらに含み、および/またはそれらと共に投与される。一部の実施形態では、組成物は、1種または複数種の避妊剤をさらに含み、および/またはそれらと共に投与される。
避妊薬
種々の態様では、本明細書には、1種または複数種の抗ウイルス剤を含む組成物、およびウイルスに血清陰性である個体のウイルス感染を防止するための方法であって、血清陰性個体に、1種または複数種の抗ウイルス剤を、1種または複数種の避妊剤と組み合わせて投与することを含む方法が提供される。一部の場合では、抗ウイルス組成物は、1種または複数種の避妊剤をさらに含む。一部の場合では、抗ウイルス組成物は、1種または複数種の避妊剤と共に投与される。一部の実施形態では、本明細書には、1種または複数種の避妊剤を含む曝露前組成物が提供される。一部の場合では、曝露前組成物は、1種または複数種の避妊剤と共に投与される。一部の実施形態では、本明細書には、1種または複数種の避妊剤を含む曝露後組成物が提供される。一部の場合では、曝露後組成物は、1種または複数種の避妊剤と共に投与される。さらなる実施形態では、本明細書には、1種または複数種の抗ウイルス剤および1種または複数種の避妊剤を含む、ウイルスに血清陽性である個体を治療するための組成物が提供される。なおさらなる実施形態では、本明細書には、1種または複数種の抗ウイルス剤を含む、ウイルスに血清陽性である個体を治療するための組成物であって、1種または複数種の抗ウイルス剤は、1種または複数種の避妊剤と共に投与される、組成物が提供される。
種々の態様では、本明細書には、1種または複数種の抗ウイルス剤を含む組成物、およびHSV血清陰性個体のHSV感染を防止するための方法であって、血清陰性個体に、1種または複数種の抗ウイルス剤を、1種または複数種の避妊剤と組み合わせて投与することを含む方法が提供される。一部の実施形態では、1種または複数種の抗ウイルス剤は、HSV抗ウイルス剤である。一部の実施形態では、1種または複数種の抗ウイルス剤は、HIV抗ウイルス剤である。一部の実施形態では、抗ウイルス剤の1種または複数種は、HSV、HIV、またはHSVおよびHIVの両方を治療または防止する。一部の場合では、抗ウイルス組成物は、1種または複数種の避妊剤をさらに含む。一部の場合では、抗ウイルス組成物は、1種または複数種の避妊剤と共に投与される。一部の実施形態では、本明細書には、1種または複数種の避妊剤を含むHSV曝露前組成物が提供される。一部の場合では、HSV曝露前組成物は、1種または複数種の避妊剤と共に投与される。一部の実施形態では、本明細書には、1種または複数種の避妊剤を含むHSV曝露後組成物が提供される。一部の場合では、HSV曝露後組成物は、1種または複数種の避妊剤と共に投与される。さらなる実施形態では、本明細書には、1種または複数種の抗ウイルス剤および1種または複数種の避妊剤を含む、HSV血清陽性個体を治療するための組成物が提供される。なおさらなる実施形態では、本明細書には、1種または複数種の抗ウイルス剤を含む、HSVウイルス血清陽性個体を治療するための組成物であって、1種または複数種の抗ウイルス剤は、1種または複数種の避妊剤と共に投与される、組成物が提供される。
一部の実施形態では、血清陰性対象の妊娠を防止するためのおよびHSV感染を防止するための本明細書に記載の方法に有用な組成物は、1種、2種、3種、4種、またはそれよりも多くの抗ウイルス剤、および1種、2種、3種、4種、またはそれよりも多くの避妊剤を含む。一部の実施形態では、HSVおよびHIV血清陰性対象の妊娠を防止するためのならびにHSVおよびHIV感染を防止するための本明細書に記載の方法に有用な組成物は、1種、2種、3種、4種、またはそれよりも多くの抗ウイルス剤、および1種、2種、3種、4種、またはそれよりも多くの避妊剤を含む。一部の実施形態では、血清陰性対象の妊娠を防止するためのおよびHSV感染を防止するための本明細書に記載の方法に有用な組成物は、1種、2種、3種、4種、またはそれよりも多くの抗ウイルス剤を含み、組成物は、1種、2種、3種、4種、またはそれよりも多くの避妊剤と共に投与される。一部の実施形態では、HSVおよびHIV血清陰性対象の妊娠を防止するためのならびにHSVおよびHIV感染を防止するための本明細書に記載の方法に有用な組成物は、1種、2種、3種、4種、またはそれよりも多くの抗ウイルス剤を含み、組成物は、1種、2種、3種、4種、またはそれよりも多くの避妊剤と共に投与される。
一部の実施形態では、避妊剤は、受胎または妊娠を防止する活性作用剤を指す。本明細書で提供される組成物および方法に有用な避妊剤の非限定的な例としては、17a-エチニル-レボノルゲストレル-17b-ヒドロキシ-エストラ-4,9,11-トリエン-3-オン、エストラジオール、エチニルエストラジオール、レボノルゲストレル、酢酸メドロキシプロゲステロン、ネストロン、ノルエチンドロン、二酢酸エチノジオール、RU486、N9、ミフェプリストン、ミフェギン、ミフェプレックス、17a-エチニル-レボノルゲストレル(levongestrel)、17b-ヒドロキシ-エストラ-4,9,11-トリエン-3-オン、エストラジオール、ノルゲストリエノン、プロゲステロン、エトノゲストレル(etonogestril)(3-ケト-デソゲストレル)、プロゲスチン、メゲストロール、エトノ-プロゲスチンアロネゲストレル、および17-アセトキシ-16-メチレン-19-ノルプロゲステロン、ならびにそれらの塩、溶媒和物、および/または組合せが挙げられる。
一部の場合では、避妊剤への参照は、受胎または妊娠を防止する物理的障壁を含む。一部の場合では、物理的障壁は、コンドーム、子宮頸管キャップ、女性用コンドーム、またはペッサリーである。一部の場合では、避妊剤は、子宮内避妊器具である。一部の場合では、避妊剤は、殺精子剤(例えば、ノノキシノール、オクトキシノール)である。一部の場合では、避妊剤は、無防備な性行為の発生後に、例えば高用量で投与される緊急避妊剤である。緊急避妊剤の非限定的な例としては、レボノルゲストレル;エストロゲンおよびプロゲスチンの組合せ;プロゲスチン、抗黄体ホルモン(例えば、酢酸ウリプリスタル、ミフェプリストン)、およびそれらの塩、溶媒和物、または組合せが挙げられる。一部の場合では、避妊剤は、本明細書に記載の曝露後組成物と組み合わせて投与され、避妊剤および曝露後組成物は、無防備な性行為の発生後に投与されるように構成されている。
一部の実施形態では、血清陰性対象の妊娠を防止するためのおよびウイルス感染(例えば、HSV)を防止するための本明細書に記載の方法に有用な組成物は、a)以下の活性作用剤:バラシクロビル、アシクロビル、ファムシクロビル、プリテリビル、ペンシクロビル、ガンシクロビル、バルガンシクロビル(valganciclovi)、シドホビル、ホスカルネット、ダルナビル、グリチルリチン酸、グルタミン、FV-100、ASP2151、me-609、ASP2151、局所VDO、PEG製剤(Devirex AG)、ビダラビン、シドホビル、クロフェレマー(SP-303T)、EPB-348、CMX001、V212、NB-001、スクエア酸、イオン性亜鉛、ソリブジン(ARYS-01)、トリフルリジン、882C87、マーリン(エタノールおよびグリコール酸混合物)、ビタミンC、AIC316、サラセニア・プルプレアを含むversabaseゲル、UB-621、リジン、エドクスジン、ブリブジン、シタラビン、ドコサノール、トロマンタジン、レシキモド(R-848)、イミキモド、レシキモド、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、GSK208141(gD2t、GSK糖タンパク質D(gD)-Alum/3-脱アシル化モノホスホリルリピドA)、帯状疱疹GSK1437173A、gD2-ASO4、Havrix(商標)、gD-Alum、Zostavax/帯状疱疹ワクチン(V211、V212、V210)、HSV529、HerpV(AG-707 rh-Hsc70多価ペプチド複合体)、VCL-HB01、VCL-HM01、pPJV7630、GEN-003、SPL7013ゲル(VivaGel(商標))、GSK324332A、GSK1492903A、VariZIG(商標)、およびVarivax、マラビロク、エンフビルチド、ビクリビロク、セニクリビロク、イバリズマブ(lbalizumab)、ホステムサビル(BMS-663068)、イバリズマブ(TMB-355、TNX-355)、PRO140、b12抗体、DCM205、DARPins、カプリン抗体、VIR-576、エンフビルチド(T-20)、AMD11070、PR0542、SCH-C、T-1249、シアノビリン、グリフィスシン(griffithsen)、レクチン、ペンタフシド、ドルテグラビル、エルビテグラビル、ラルテグラビル、グロボイドナンA、MK-2048、BI224436、カボテグラビル、GSK1265744、GSK-572、MK-0518、アバカビル、ジダノシン、エムトリシタビン(emtrictabine)、ラミブジン、スタブジン、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩(tenofovir disoporoxil fumarate)、ジドブジン、アプリシタビン、スタンピジン、エルブシタビン、ラシビル、アムドキソビル、スタブジン、ザルシタビン、フェスチナビル、ジデオキシシチジンddC、アジドチミジン、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、エンテカビル、デラビルジン、エファビレンツ、エトラビリン(TMC-125)、ネビラピン、リルピビリン、ドラビリン、カラノリドA、カプラビリン、エピビル、アデホビル、ダピビリン、レルシビリン、アロブジン、エルブシタビン、TMC-278、DPC-083、アムドキソビル、(-)-ベータ-D-2,6-ジアミノ-プリンジオキソラン、MIV-210(FLG)、DFC(デキセルブシタビン)、ジオキソランチミジン、L697639、アテビルジン(U87201E)、MIV-150、GSK-695634、GSK-678248、TMC-278、KP1461、KP-1212、ロデノシン(FddA)、5-[(3,5-ジクロロフェニル)チオ]-4-イソプロピル-1-(4-ピリジルメチル)イミダゾール-2-メタノールカルバミン酸、(-)-2-D-2,6-ジアミノプリンジオキソラン、AVX-754、BCH-13520、BMS-56190((4S)-6-クロロ-4-[(1E)-シクロプロピルエテニル]-3,-4-ジヒドロ-4-トリフルオロメチル-2(1H)-キナゾリノン)、TMC-120、L697639、アタザナビル、ダルナビル、ホスアンプレナビル、インジナビル、ネルフィナビル、リトナビル、サキナビル、チプラナビル、ロピナビル、アンプレナビル、テリナビル(SC-52151)、ドロキシナビル、エムトリバ、インビラーゼ、アゲネラーゼ、TMC-126、モゼナビル(DMP-450)、JE-2147(AG1776)、L-756423、KNI-272、DPC-681、DPC-684、BMS186318、ドロキシナビル(SC-55389a)、DMP-323、KNI-227、1-[(2-ヒドロキシエトキシ)メチル]-6-(フェニルチオ)-チミン、AG-1859、RO-033-4649、R-944、DMP-850、DMP-851、ブレカナビル(GW640385)、ノノキシノール-9、ドデシル硫酸ナトリウム、Savvy(1.0%C31G)、BufferGel(登録商標)、カラギナン、VivaGel(登録商標)、PRO2000/5、ナフタレン2-スルホネートポリマー、またはポリナフタレンスルホネートとしても知られているPRO-2000、アンホテリシンB、スルファメトキサゾール、トリメトプリム、クラリスロマイシン、ダウノルビシン、フルコナゾール、ドキソルビシン、アニデュラファンギン、免疫グロブリン、ガンマグロブリン、ドロナビノール、酢酸メゲストロール、アトバコン、リファブチン、ペンタミジン、グルクロン酸トリメトレキサート、ロイコボリン、アリトレチノインゲル、エリスロポエチン(erythropoeetin)、カルシウムヒドロキシアパタイト、ポリ-L-乳酸、ソマトロピンrDNA、イトラコナゾール、パクリタキセル、ボリコナゾール、シドホビル、ホミビルセン、アジスロマイシン、ルキソリチニブ、トシリズマブ、ベビリマット、TRIM5アルファ、Tatアンタゴニスト、トリコサンチン、アブザイム、カラノリドA、セラゲニン、シアノビリン-N、ジアリールピリミジン、没食子酸エピガロカテキン(EGCG)、ホスカルネット、グリフィスシン、ヒドロキシカルバミド、ミルテホシン、ポルトマンテアウ阻害剤、シトビリン、セリシクリブ、相乗的エンハンサー、treリコンビナーゼ、ジンクフィンガータンパク質転写因子、KP-1461、BIT225、アプラビロク、アテビルジン、ブレカナビル、カプラビリン、デキセルブシタビン、エミビリン、レルシビリン、ロデノシン、ロビリド、ホミビルセン、グリチルリチン酸(抗炎症、11ベータ-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼを阻害する)、亜鉛塩、硫酸セルロース、シクロデキストリン、デキストリン-2-スルフェート、NCP7阻害剤、AMD-3100、BMS-806、BMS-793、C31G、カラギナン、CD4-IgG2、酢酸フタル酸セルロース、mAb 2G12、mAb b12、Merck167、植物レクチン、ポリナフタレンスルフェート、ポリスルホ-スチレン、PRO2000、PSC-Rantes、SCH-C、SCH-D、T-20、TMC-125、UC-781、UK-427、UK-857、カラガード(PC-515)、ブリンシドホビル(CMX001)、ジドブジン、ウイルス特異的細胞傷害性T細胞、イドクスウリジン、ポドフィロトキシン、リファンピシン、メチサゾン、インターフェロンアルファ2b(イントロン-A)、ペグインターフェロンアルファ-2a、リバビリン、モロキシジン、プレコナリル、BCX4430、タリバビリン(ビラミジン、ICN3142)、ファビピラビル、リンタトリモド、イバシタビン(5-ヨード-2’-デオキシシチジン)、メチサゾン(methisazone)(メチサゾン(metisazone))、アムプリゲン、アルビドール、Atripla(登録商標)、コンビビル、イムノビル、ネキサビル、トリジビル、ツルバダ、ラミブジン、ジデオキシアデノシン、フロクスウリジン、イドクスウリジン(idozuridine)、イノシンプラノベクス、2’-デオキシ-5-(メチルアミノ)ウリジン、ジゴキシン、イミキモド、インターフェロンIII型、インターフェロンII型、インターフェロンI型、ティーツリー油、グリチルリチン酸、フィアルリジン、テルビブジン、アデホビル、エンテカビル(etecavir)、ラミブジン、クレブジン、アスナプレビル、ボセプレビル、ファルダプレビル、グラゾプレビル、パリタプレビル、リトナビル、テラプレビル、シメプレビル、ソホスブビル、ACH-3102、ダクラタスビル、デレオブビル、エルバスビル、レジパスビル、MK-3682、MK-8408、サマタスビル、オムビタスビル、エンテカビル、エルダーベリーサンブクス、ウミフェノビル、アマンタジン、リマンタジン、オセルタミビル、ザナミビル、ペラミビル、ラニナミビル、ピロールポリアミド、ロピナビル、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せの1種または複数種;ならびにb)以下の活性作用剤:17a-エチニル-レボノルゲストレル-17b-ヒドロキシ-エストラ-4,9,11-トリエン-3-オン、エストラジオール、エチニルエストラジオール、レボノルゲストレル、酢酸メドロキシプロゲステロン、ネストロン、ノルエチンドロン、二酢酸エチノジオール、RU486、N9、ミフェプリストン、ミフェギン、ミフェプレックス、17a-エチニル-レボノルゲストレル(levongestrel)、17b-ヒドロキシ-エストラ-4,9,11-トリエン-3-オン、エストラジオール、ノルゲストリエノン、プロゲステロン、エトノゲストレル(etonogestril)(3-ケト-デソゲストレル)、プロゲスチン、メゲストロール、エトノ-プロゲスチンアロネゲストレル、および17-アセトキシ-16-メチレン-19-ノルプロゲステロン、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せの1種または複数種を含む。一部の実施形態では、組成物は、低用量の1種または複数種の活性作用剤を含む曝露前組成物である。一部の実施形態では、組成物は、高用量の1種または複数種の活性作用剤を含む曝露後組成物である。一部の実施形態では、組成物は、さらにHIV感染を防止および/または治療する。一部の実施形態では、組成物は、さらに、HIVを防止および/または治療するための1種または複数種のHIV抗ウイルス薬と共に投与される。一部の実施形態では、組成物は、1種または複数種の追加の避妊剤をさらに含むか、またはそれらと共に投与される。
一部の実施形態では、血清陽性対象の妊娠を防止するためのおよびウイルス感染を治療(例えば、HSV抑制治療)するための本明細書に記載の方法に有用な組成物は、a)以下の活性作用剤:バラシクロビル、アシクロビル、ファムシクロビル、プリテリビル、ペンシクロビル、ガンシクロビル、バルガンシクロビル(valganciclovi)、シドホビル、ホスカルネット、ダルナビル、グリチルリチン酸、グルタミン、FV-100、ASP2151、me-609、ASP2151、局所VDO、PEG製剤(Devirex AG)、ビダラビン、シドホビル、クロフェレマー(SP-303T)、EPB-348、CMX001、V212、NB-001、スクエア酸、イオン性亜鉛、ソリブジン(ARYS-01)、トリフルリジン、882C87、マーリン(エタノールおよびグリコール酸混合物)、ビタミンC、AIC316、サラセニア・プルプレアを含むversabaseゲル、UB-621、リジン、エドクスジン、ブリブジン、シタラビン、ドコサノール、トロマンタジン、レシキモド(R-848)、イミキモド、レシキモド、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、GSK208141(gD2t、GSK糖タンパク質D(gD)-Alum/3-脱アシル化モノホスホリルリピドA)、帯状疱疹GSK1437173A、gD2-ASO4、Havrix(商標)、gD-Alum、Zostavax/帯状疱疹ワクチン(V211、V212、V210)、HSV529、HerpV(AG-707 rh-Hsc70多価ペプチド複合体)、VCL-HB01、VCL-HM01、pPJV7630、GEN-003、SPL7013ゲル(VivaGel(商標))、GSK324332A、GSK1492903A、VariZIG(商標)、およびVarivax、マラビロク、エンフビルチド、ビクリビロク、セニクリビロク、イバリズマブ(lbalizumab)、ホステムサビル(BMS-663068)、イバリズマブ(TMB-355、TNX-355)、PRO140、b12抗体、DCM205、DARPins、カプリン抗体、VIR-576、エンフビルチド(T-20)、AMD11070、PR0542、SCH-C、T-1249、シアノビリン、グリフィスシン(griffithsen)、レクチン、ペンタフシド、ドルテグラビル、エルビテグラビル、ラルテグラビル、グロボイドナンA、MK-2048、BI224436、カボテグラビル、GSK1265744、GSK-572、MK-0518、アバカビル、ジダノシン、エムトリシタビン(emtrictabine)、ラミブジン、スタブジン、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩(tenofovir disoporoxil fumarate)、ジドブジン、アプリシタビン、スタンピジン、エルブシタビン、ラシビル、アムドキソビル、スタブジン、ザルシタビン、フェスチナビル、ジデオキシシチジンddC、アジドチミジン、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、エンテカビル、デラビルジン、エファビレンツ、エトラビリン(TMC-125)、ネビラピン、リルピビリン、ドラビリン、カラノリドA、カプラビリン、エピビル、アデホビル、ダピビリン、レルシビリン、アロブジン、エルブシタビン、TMC-278、DPC-083、アムドキソビル、(-)-ベータ-D-2,6-ジアミノ-プリンジオキソラン、MIV-210(FLG)、DFC(デキセルブシタビン)、ジオキソランチミジン、L697639、アテビルジン(U87201E)、MIV-150、GSK-695634、GSK-678248、TMC-278、KP1461、KP-1212、ロデノシン(FddA)、5-[(3,5-ジクロロフェニル)チオ]-4-イソプロピル-1-(4-ピリジルメチル)イミダゾール-2-メタノールカルバミン酸、(-)-I2-D-2,6-ジアミノプリンジオキソラン、AVX-754、BCH-13520、BMS-56190((4S)-6-クロロ-4-[(1E)-シクロプロピルエテニル]-3,-4-ジヒドロ-4-トリフルオロメチル-2(1H)-キナゾリノン)、TMC-120、L697639、アタザナビル、ダルナビル、ホスアンプレナビル、インジナビル、ネルフィナビル、リトナビル、サキナビル、チプラナビル、ロピナビル、アンプレナビル、テリナビル(SC-52151)、ドロキシナビル、エムトリバ、インビラーゼ、アゲネラーゼ、TMC-126、モゼナビル(DMP-450)、JE-2147(AG1776)、L-756423、KNI-272、DPC-681、DPC-684、BMS186318、ドロキシナビル(SC-55389a)、DMP-323、KNI-227、1-[(2-ヒドロキシエトキシ)メチル]-6-(フェニルチオ)-チミン、AG-1859、RO-033-4649、R-944、DMP-850、DMP-851、ブレカナビル(GW640385)、ノノキシノール-9、ドデシル硫酸ナトリウム、Savvy(1.0%C31G)、BufferGel(登録商標)、カラギナン、VivaGel(登録商標)、PRO2000/5、ナフタレン2-スルホネートポリマー、またはポリナフタレンスルホネートとしても知られているPRO-2000、アンホテリシンB、スルファメトキサゾール、トリメトプリム、クラリスロマイシン、ダウノルビシン、フルコナゾール、ドキソルビシン、アニデュラファンギン、免疫グロブリン、ガンマグロブリン、ドロナビノール、酢酸メゲストロール、アトバコン、リファブチン、ペンタミジン、グルクロン酸トリメトレキサート、ロイコボリン、アリトレチノインゲル、エリスロポエチン(erythropoeetin)、カルシウムヒドロキシアパタイト、ポリ-L-乳酸、ソマトロピンrDNA、イトラコナゾール、パクリタキセル、ボリコナゾール、シドホビル、ホミビルセン、アジスロマイシン、ルキソリチニブ、トシリズマブ、ベビリマット、TRIM5アルファ、Tatアンタゴニスト、トリコサンチン、アブザイム、カラノリドA、セラゲニン、シアノビリン-N、ジアリールピリミジン、没食子酸エピガロカテキン(EGCG)、ホスカルネット、グリフィスシン、ヒドロキシカルバミド、ミルテホシン、ポルトマンテアウ阻害剤、シトビリン、セリシクリブ、相乗的エンハンサー、treリコンビナーゼ、ジンクフィンガータンパク質転写因子、KP-1461、BIT225、アプラビロク、アテビルジン、ブレカナビル、カプラビリン、デキセルブシタビン、エミビリン、レルシビリン、ロデノシン、ロビリド、ホミビルセン、グリチルリチン酸(抗炎症、11ベータ-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼを阻害する)、亜鉛塩、硫酸セルロース、シクロデキストリン、デキストリン-2-スルフェート、NCP7阻害剤、AMD-3100、BMS-806、BMS-793、C31G、カラギナン、CD4-IgG2、酢酸フタル酸セルロース、mAb 2G12、mAb b12、Merck167、植物レクチン、ポリナフタレンスルフェート、ポリスルホ-スチレン、PRO2000、PSC-Rantes、SCH-C、SCH-D、T-20、TMC-125、UC-781、UK-427、UK-857、カラガード(PC-515)、ブリンシドホビル(CMX001)、ジドブジン、ウイルス特異的細胞傷害性T細胞、イドクスウリジン、ポドフィロトキシン、リファンピシン、メチサゾン、インターフェロンアルファ2b(イントロン-A)、ペグインターフェロンアルファ-2a、リバビリン、モロキシジン、プレコナリル、BCX4430、タリバビリン(ビラミジン、ICN3142)、ファビピラビル、リンタトリモド、イバシタビン(5-ヨード-2’-デオキシシチジン)、メチサゾン(methisazone)(メチサゾン(metisazone))、アムプリゲン、アルビドール、Atripla(登録商標)、コンビビル、イムノビル、ネキサビル、トリジビル、ツルバダ、ラミブジン、ジデオキシアデノシン、フロクスウリジン、イドクスウリジン(idozuridine)、イノシンプラノベクス、2’-デオキシ-5-(メチルアミノ)ウリジン、ジゴキシン、イミキモド、インターフェロンIII型、インターフェロンII型、インターフェロンI型、ティーツリー油、グリチルリチン酸、フィアルリジン、テルビブジン、アデホビル、エンテカビル(etecavir)、ラミブジン、クレブジン、アスナプレビル、ボセプレビル、ファルダプレビル、グラゾプレビル、パリタプレビル、リトナビル、テラプレビル、シメプレビル、ソホスブビル、ACH-3102、ダクラタスビル、デレオブビル、エルバスビル、レジパスビル、MK-3682、MK-8408、サマタスビル、オムビタスビル、エンテカビル、エルダーベリーサンブクス、ウミフェノビル、アマンタジン、リマンタジン、オセルタミビル、ザナミビル、ペラミビル、ラニナミビル、ピロールポリアミド、ロピナビル、またはそれらの塩、溶媒和物、および/もしくは組合せの1種または複数種;ならびにb)以下の活性作用剤:17a-エチニル-レボノルゲストレル-17b-ヒドロキシ-エストラ-4,9,11-トリエン-3-オン、エストラジオール、エチニルエストラジオール、レボノルゲストレル、酢酸メドロキシプロゲステロン、ネストロン、ノルエチンドロン、二酢酸エチノジオール、RU486、N9、ミフェプリストン、ミフェギン、ミフェプレックス、17a-エチニル-レボノルゲストレル(levongestrel)、17b-ヒドロキシ-エストラ-4,9,11-トリエン-3-オン、エストラジオール、ノルゲストリエノン、プロゲステロン、エトノゲストレル(etonogestril)(3-ケト-デソゲストレル)、プロゲスチン、メゲストロール、エトノ-プロゲスチンアロネゲストレル、および17-アセトキシ-16-メチレン-19-ノルプロゲステロン、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せの1種または複数種を含む。一部の実施形態では、組成物は、低用量の1種または複数種の活性作用剤を含む曝露前組成物である。一部の実施形態では、組成物は、高用量の1種または複数種の活性作用剤を含む曝露後組成物である。一部の実施形態では、組成物は、さらにHIV感染を防止および/または治療する。一部の実施形態では、組成物は、さらに、HIVを防止および/または治療するための1種または複数種のHIV抗ウイルス薬と共に投与される。一部の実施形態では、組成物は、1種または複数種の追加の避妊剤をさらに含むか、またはそれらと共に投与される。
一部の実施形態では、血清陰性対象の妊娠を防止するためのおよびHSV感染を防止するための本明細書に記載の方法に有用な組成物は、a)以下の活性作用剤:バラシクロビル、アシクロビル、ファムシクロビル、プリテリビル、ペンシクロビル、ガンシクロビル、バルガンシクロビル(valganciclovi)、シドホビル、ホスカルネット、ダルナビル、グリチルリチン酸、グルタミン、FV-100、ASP2151、me-609、ASP2151、局所VDO、PEG製剤(Devirex AG)、ビダラビン、シドホビル、クロフェレマー(SP-303T)、EPB-348、CMX001、V212、NB-001、スクエア酸、イオン性亜鉛、ソリブジン(ARYS-01)、トリフルリジン、882C87、マーリン(エタノールおよびグリコール酸混合物)、ビタミンC、AIC316、サラセニア・プルプレアを含むversabaseゲル、UB-621、リジン、エドクスジン、ブリブジン、シタラビン、ドコサノール、トロマンタジン、レシキモド(R-848)、イミキモド、レシキモド、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せの1種、2種、3種、4種、5種、またはそれよりも多く;b)以下の活性作用剤:マラビロク、エンフビルチド、ビクリビロク、セニクリビロック、イバリズマブ(lbalizumab)、ホステムサビル(BMS-663068)、イバリズマブ(TMB-355、TNX-355)、PRO140、b12抗体、DCM205、DARPins、カプリン抗体、VIR-576、エンフビルタイド(T-20)、AMD11070、PR0542、SCH-C、T-1249、シアノビリン、グリフィスシン(griffithsen)、レクチン、ペンタフシド、ドルテグラビル、エルビテグラビル、ラルテグラビル、グロボイドナンA、MK-2048、BI224436、カボテグラビル、GSK1265744、GSK-572、MK-0518、アバカビル、ジダノシン、エムトリシタビン(emtrictabine)、ラミブジン、スタブジン、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩(tenofovir disoporoxil fumarate)、ジドブジン、アプリシタビン、スタンピジン、エルブシタビン、ラシビル、アムドキソビル、スタブジン、ザルシタビン、フェスチナビル、ジデオキシシチジンddC、アジドチミジン、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、エンテカビル、デラビルジン、エファビレンツ、エトラビリン(TMC-125)、ネビラピン、リルピビリン、ドラビリン、カラノリドA、カプラビリン、エピビル、アデホビル、ダピビリン、レルシビリン、アロブジン、エルブシタビン、TMC-278、DPC-083、アムドキソビル、(-)-ベータ-D-2,6-ジアミノ-プリンジオキソラン、MIV-210(FLG)、DFC(デキセルブシタビン)、ジオキソランチミジン、L697639、アテビルジン(U87201E)、MIV-150、GSK-695634、GSK-678248、TMC-278、KP1461、KP-1212、ロデノシン(FddA)、5-[(3,5-ジクロロフェニル)チオ]-4-イソプロピル-1-(4-ピリジルメチル)イミダゾール-2-メタノールカルバミン酸、(-)-I2-D-2,6-ジアミノプリンジオキソラン、AVX-754、BCH-13520、BMS-56190((4S)-6-クロロ-4-[(1E)-シクロプロピルエテニル]-3,-4-ジヒドロ-4-トリフルオロメチル-2(1H)-キナゾリノン)、TMC-120、L697639、アタザナビル、ダルナビル、ホスアンプレナビル、インジナビル、ネルフィナビル、リトナビル、サキナビル、チプラナビル、ロピナビル、アンプレナビル、テリナビル(SC-52151)、ドロキシナビル、エムトリバ、インビラーゼ、アゲネラーゼ、TMC-126、モゼナビル(DMP-450)、JE-2147(AG1776)、L-756423、KNI-272、DPC-681、DPC-684、BMS186318、ドロキシナビル(SC-55389a)、DMP-323、KNI-227、1-[(2-ヒドロキシエトキシ)メチル]-6-(フェニルチオ)-チミン、AG-1859、RO-033-4649、R-944、DMP-850、DMP-851、ブレカナビル(GW640385)、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せの1種、2種、3種、4種、またはそれよりも多く;ならびにc)以下の活性作用剤:17a-エチニル-レボノルゲストレル-17b-ヒドロキシ-エストラ-4,9,11-トリエン-3-オン、エストラジオール、エチニルエストラジオール、レボノルゲストレル、酢酸メドロキシプロゲステロン、ネストロン、ノルエチンドロン、二酢酸エチノジオール、RU486、N9、ミフェプリストン、ミフェギン、ミフェプレックス、17a-エチニル-レボノルゲストレル(levongestrel)、17b-ヒドロキシ-エストラ-4,9,11-トリエン-3-オン、エストラジオール、ノルゲストリエノン、プロゲステロン、エトノゲストレル(etonogestril)(3-ケト-デソゲストレル)、プロゲスチン、メゲストロール、エトノ-プロゲスチンアロネゲストレル、および17-アセトキシ-16-メチレン-19-ノルプロゲステロン、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せの1種、2種、3種、4種、5種、またはそれよりも多くを含む。一部の実施形態では、組成物は、低用量の1種または複数種の活性作用剤を含む曝露前組成物である。一部の実施形態では、組成物は、高用量の1種または複数種の活性作用剤を含む曝露後組成物である。一部の実施形態では、組成物は、さらにHIV感染を防止および/または治療する。一部の実施形態では、組成物は、さらに、HIVを防止および/または治療するための1種または複数種のHIV抗ウイルス薬と共に投与される。一部の実施形態では、組成物は、1種または複数種の追加の避妊剤をさらに含むか、またはそれらと共に投与される。
一部の実施形態では、血清陽性対象の妊娠を防止するためのおよびHSV感染を治療するための本明細書に記載の方法に有用な組成物は、a)以下の活性作用剤:バラシクロビル、アシクロビル、ファムシクロビル、プリテリビル、ペンシクロビル、ガンシクロビル、バルガンシクロビル(valganciclovi)、シドホビル、ホスカルネット、ダルナビル、グリチルリチン酸、グルタミン、FV-100、ASP2151、me-609、ASP2151、局所VDO、PEG製剤(Devirex AG)、ビダラビン、シドホビル、クロフェレマー(SP-303T)、EPB-348、CMX001、V212、NB-001、スクエア酸、イオン性亜鉛、ソリブジン(ARYS-01)、トリフルリジン、882C87、マーリン(エタノールおよびグリコール酸混合物)、ビタミンC、AIC316、サラセニア・プルプレアを含むversabaseゲル、UB-621、リジン、エドクスジン、ブリブジン、シタラビン、ドコサノール、トロマンタジン、レシキモド(R-848)、イミキモド、レシキモド、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せの1種、2種、3種、4種、5種、またはそれよりも多く;b)以下の活性作用剤:マラビロク、エンフビルチド、ビクリビロク、セニクリビロック、イバリズマブ(lbalizumab)、ホステムサビル(BMS-663068)、イバリズマブ(TMB-355、TNX-355)、PRO140、b12抗体、DCM205、DARPins、カプリン抗体、VIR-576、エンフビルタイド(T-20)、AMD11070、PR0542、SCH-C、T-1249、シアノビリン、グリフィスシン(griffithsen)、レクチン、ペンタフシド、ドルテグラビル、エルビテグラビル、ラルテグラビル、グロボイドナンA、MK-2048、BI224436、カボテグラビル、GSK1265744、GSK-572、MK-0518、アバカビル、ジダノシン、エムトリシタビン(emtrictabine)、ラミブジン、スタブジン、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩(tenofovir disoporoxil fumarate)、ジドブジン、アプリシタビン、スタンピジン、エルブシタビン、ラシビル、アムドキソビル、スタブジン、ザルシタビン、フェスチナビル、ジデオキシシチジンddC、アジドチミジン、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、エンテカビル、デラビルジン、エファビレンツ、エトラビリン(TMC-125)、ネビラピン、リルピビリン、ドラビリン、カラノリドA、カプラビリン、エピビル、アデホビル、ダピビリン、レルシビリン、アロブジン、エルブシタビン、TMC-278、DPC-083、アムドキソビル、(-)-ベータ-D-2,6-ジアミノ-プリンジオキソラン、MIV-210(FLG)、DFC(デキセルブシタビン)、ジオキソランチミジン、L697639、アテビルジン(U87201E)、MIV-150、GSK-695634、GSK-678248、TMC-278、KP1461、KP-1212、ロデノシン(FddA)、5-[(3,5-ジクロロフェニル)チオ]-4-イソプロピル-1-(4-ピリジルメチル)イミダゾール-2-メタノールカルバミン酸、(-)-I2-D-2,6-ジアミノプリンジオキソラン、AVX-754、BCH-13520、BMS-56190((4S)-6-クロロ-4-[(1E)-シクロプロピルエテニル]-3、-4-ジヒドロ-4-トリフルオロメチル-2(1H)-キナゾリノン)、TMC-120、L697639、アタザナビル、ダルナビル、ホスアンプレナビル、インジナビル、ネルフィナビル、リトナビル、サキナビル、チプラナビル、ロピナビル、アンプレナビル、テリナビル(SC-52151)、ドロキシナビル、エムトリバ、インビラーゼ、アゲネラーゼ、TMC-126、モゼナビル(DMP-450)、JE-2147(AG1776)、L-756423、KNI-272、DPC-681、DPC-684、BMS186318、ドロキシナビル(SC-55389a)、DMP-323、KNI-227、1-[(2-ヒドロキシエトキシ)メチル]-6-(フェニルチオ)-チミン、AG-1859、RO-033-4649、R-944、DMP-850、DMP-851、ブレカナビル(GW640385)、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せの1種、2種、3種、4種、5種、またはそれよりも多く;ならびにc)以下の活性作用剤:17a-エチニル-レボノルゲストレル-17b-ヒドロキシ-エストラ-4,9,11-トリエン-3-オン、エストラジオール、エチニルエストラジオール、レボノルゲストレル、酢酸メドロキシプロゲステロン、ネストロン、ノルエチンドロン、二酢酸エチノジオール、RU486、N9、ミフェプリストン、ミフェギン、ミフェプレックス、17a-エチニル-レボノルゲストレル(levongestrel)、17b-ヒドロキシ-エストラ-4,9,11-トリエン-3-オン、エストラジオール、ノルゲストリエノン、プロゲステロン、エトノゲストレル(etonogestril)(3-ケト-デソゲストレル)、プロゲスチン、メゲストロール、エトノ-プロゲスチンアロネゲストレル、および17-アセトキシ-16-メチレン-19-ノルプロゲステロン、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せの1種、2種、3種、4種、またはそれよりも多くを含む。一部の実施形態では、組成物は、低用量の1種または複数種の活性作用剤を含む曝露前組成物である。一部の実施形態では、組成物は、高用量の1種または複数種の活性作用剤を含む曝露後組成物である。一部の実施形態では、組成物は、さらにHIV感染を防止および/または治療する。一部の実施形態では、組成物は、さらに、HIVを防止および/または治療するための1種または複数種のHIV抗ウイルス薬と共に投与される。一部の実施形態では、組成物は、1種または複数種の追加の避妊剤をさらに含むか、またはそれらと共に投与される。
バラシクロビル組成物
種々の態様では、本明細書には、HSV血清陰性対象のHSV感染の防止に有用な組成物であって、活性作用剤バラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を含み、1種または複数種の追加の活性作用剤をさらに含み、および/またはそれらと共に投与される組成物が提供される。種々の態様では、本明細書には、HSV血清陰性対象のHSV感染を防止するための方法であって、バラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物ならびに1種または複数種の追加の活性作用剤の組合せを対象に投与することを含む方法がさらに提供される。一部の場合では、バラシクロビルおよび1種または複数種の追加の活性作用剤の組合せは、1種または複数種の追加の感染性疾患、例えばHIVによる感染をさらに防止する。一部の場合では、バラシクロビルおよび1種または複数種の追加の活性作用剤の組合せは、1つの組成物で一緒に投与される。一部の場合では、バラシクロビルおよび1種または複数種の追加の活性作用剤は、異なる組成物で共投与される。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の活性作用剤の少なくとも1種は、抗ウイルス剤、例えば、HSV抗ウイルス剤、HIV抗ウイルス剤、および/または本明細書の他所に記載の任意の抗ウイルス剤である。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の活性作用剤の少なくとも1種は、避妊薬である。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の活性作用剤の少なくとも1つは、抗ウイルス剤であり、1種または複数種の追加の活性作用剤の少なくとも1種は、避妊薬である。一部の場合では、活性作用剤の1種または複数種は、HSV感染を獲得するリスクを低減するために、HSVへの曝露前にHSV血清陰性対象に投与される。一部の場合では、1種または複数種の活性作用剤は、HSV感染を獲得するリスクを低減するために、HSVへの曝露後にHSV血清陰性対象に投与される。一部の場合では、活性作用剤の1種または複数種は、HSVへの曝露前にHSV血清陰性対象に投与され、活性作用剤の1種または複数種は、HSVへの曝露後にHSV血清陰性対象に投与される。こうした場合の一部では、HSVへの曝露前に投与される1種または複数種の活性作用剤の用量は、HSVへの曝露後に投与される1種または複数種の活性作用剤の用量とは異なる。一部の場合では、避妊剤は、対象が、妊娠をもたらし得る行為、例えばHSVへの曝露をもたらす同行為を行う前および/または後に、妊娠のリスクを低減するためにHSV血清陰性対象に投与される。一部の実施形態では、バラシクロビル、および/または1種もしくは複数種の追加の活作用性剤の1種もしくは複数種は、経口製剤、例えば、丸剤、カプセル剤、錠剤、または液剤を使用して投与される。一部の実施形態では、バラシクロビル、および/または1種もしくは複数種の追加の活性作用剤の1種もしくは複数種は、長時間作用性送達デバイス、例えば膣内リングを使用して投与される。一部の実施形態では、HSV血清陰性対象のHSV感染を防止するための方法は、1種または複数種の抗ウイルス剤を、HSV血清陰性対象のHSV血清陽性パートナーに、例えば抑制療法として投与することをさらに含む。一部の場合では、HSV血清陽性パートナーには、HSV抗ウイルス剤が投与される。
HSV抗ウイルス剤の例としては、限定ではないが、バラシクロビル、アシクロビル、ファムシクロビル、プリテリビル、ペンシクロビル、ガンシクロビル、バルガンシクロビル、シドホビル、ホスカルネット、ダルナビル、グリチルリチン酸、グルタミン、FV-100、ASP2151、me-609、ASP2151、局所VDO、PEG製剤(Devirex AG)、ビダラビン、シドホビル、クロフェレマー(SP-303T)、EPB-348、CMX001、V212、NB-001、スクエア酸、イオン性亜鉛、ソリブジン(ARYS-01)、トリフルリジン、882C87、マーリン(エタノールおよびグリコール酸混合物)、ビタミンC、AIC316、サラセニア・プルプレアを含むversabaseゲル、UB-621、リジン、エドクスジン、ブリブジン、シタラビン、ドコサノール、トロマンタジン、レシキモド(R-848)、イミキモド、レシキモド、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せが挙げられる。
一部の実施形態では、HSV血清陰性対象のHSV感染を防止するための方法は、HSV血清陰性対象に、約または少なくとも約200mg、250mg、300mg、325mg、350mg、375mg、400mg、450mg、500mg、550mg、600mg、650mg、700mg、800mg、850mg、900mg、950mg、1000mg、1050mg、1100mg、1150mg、1200mg、1250mg、1300mg、1350mg、1400mg、1450mg、1500mg、1550mg、1600mg、1700mg、または1800mgのバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の場合では、バラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物は、約500mg~約1500mg、または約500mg~約1000mgの投薬量で投与される。一部の場合では、バラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物は、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または継続的に(例えば、長時間作用性送達デバイスを使用して)投与される。
一部の実施形態では、バラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を含む、血清陰性対象のHSV感染を防止するために有用な組成物は、エムトリシタビンをさらに含む。一部の実施形態では、血清陰性対象のHSV感染を防止するための方法であって、対象にバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む方法は、対象にエムトリシタビンまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することをさらに含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのエムトリシタビンまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の場合では、エムトリシタビンは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、HSV血清陰性対象のHSV感染を防止するための方法は、HSV血清陰性対象に、約500mg~約1500mgのバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物、および約100mg~約300mgのエムトリシタビンまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。
一部の実施形態では、バラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を含む、血清陰性対象のHSV感染を防止するために有用な組成物は、ラミブジンをさらに含む。一部の実施形態では、血清陰性対象のHSV感染を防止するための方法であって、対象にバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む方法は、対象にラミブジンまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することをさらに含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのラミブジンまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の場合では、ラミブジンは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、HSV血清陰性対象のHSV感染を防止するための方法は、HSV血清陰性対象に、約500mg~約1500mgのバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物、および約100mg~約300mgのラミブジンまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。
一部の実施形態では、バラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を含む、血清陰性対象のHSV感染を防止するために有用な組成物は、グリチルリチン酸をさらに含む。一部の実施形態では、血清陰性対象のHSV感染を防止するための方法であって、対象にバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む方法は、対象にグリチルリチン酸またはその塩もしくは溶媒和物を投与することをさらに含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約1mg、2mg、3mg、4mg、5mg、6mg、7mg、または8mg、9mg、10mg、11mg、12mg、13mg、14mg、15mg、20mgのグリチルリチン酸またはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の場合では、グリチルリチン酸は、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、HSV血清陰性対象のHSV感染を防止するための方法は、HSV血清陰性対象に、約500mg~約1500mgのバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物、および約1mg~約10mgのグリチルリチン酸またはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。
一部の実施形態では、バラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を含む、血清陰性対象のHSV感染を防止するために有用な組成物は、セイヨウニワトコをさらに含む。一部の実施形態では、血清陰性対象のHSV感染を防止するための方法であって、対象にバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む方法は、対象にセイヨウニワトコまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することをさらに含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのセイヨウニワトコまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の場合では、セイヨウニワトコは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、HSV血清陰性対象のHSV感染を防止するための方法は、HSV血清陰性対象に、約500mg~約1500mgのバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物、および約100mg~約200mgのセイヨウニワトコまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。
一部の実施形態では、バラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を含む、血清陰性対象のHSV感染を防止するために有用な組成物は、プリテリビルをさらに含む。一部の実施形態では、血清陰性対象のHSV感染を防止するための方法であって、対象にバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む方法は、対象にプリテリビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することをさらに含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約1mg、5mg、10mg、15mg、20mg、25mg、30mg、35mg、40mg、45mg、50mg、55mg、60mg、65mg、70mg、75mg、80mg、90mg、または100mgのプリテリビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の場合では、プリテリビルは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、HSV血清陰性対象のHSV感染を防止するための方法は、HSV血清陰性対象に、約500mg~約1500mgのバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物、および約5mg~約75mgのプリテリビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。
一部の実施形態では、バラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を含む、血清陰性対象のHSV感染を防止するために有用な組成物は、プリテリビルおよびエムトリシタビンをさらに含む。一部の実施形態では、血清陰性対象のHSV感染を防止するための方法であって、対象にバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む方法は、対象にプリテリビルまたはその塩もしくは溶媒和物およびエムトリシタビンまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することをさらに含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約1mg、5mg、10mg、15mg、20mg、25mg、30mg、35mg、40mg、45mg、50mg、55mg、60mg、65mg、70mg、75mg、80mg、90mg、または100mgのプリテリビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのエムトリシタビンまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の場合では、プリテリビルは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、エムトリシタビンは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、HSV血清陰性対象のHSV感染を防止するための方法は、HSV血清陰性対象に、約500mg~約1500mgのバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物、約5mg~約75mgのプリテリビルまたはその塩もしくは溶媒和物、および約100mg~約300mgのエムトリシタビンまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。
一部の実施形態では、バラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を含む、血清陰性対象のHSV感染を防止するために有用な組成物は、プリテリビルおよびラミブジンをさらに含む。一部の実施形態では、血清陰性対象のHSV感染を防止するための方法であって、対象にバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む方法は、対象にプリテリビルまたはその塩もしくは溶媒和物およびラミブジンまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することをさらに含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約1mg、5mg、10mg、15mg、20mg、25mg、30mg、35mg、40mg、45mg、50mg、55mg、60mg、65mg、70mg、75mg、80mg、90mg、または100mgのプリテリビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのラミブジンまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の場合では、プリテリビルは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、ラミブジンは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、HSV血清陰性対象のHSV感染を防止するための方法は、HSV血清陰性対象に、約500mg~約1500mgのバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物、約5mg~約75mgのプリテリビルまたはその塩もしくは溶媒和物、および約100mg~約300mgのラミブジンまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。
一部の実施形態では、バラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を含む、血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するために有用な組成物は、エムトリシタビンおよび1種または複数種の避妊剤をさらに含む。一部の実施形態では、血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するための方法であって、対象にバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む方法は、対象にエムトリシタビンまたはその塩もしくは溶媒和物および1種または複数種の避妊剤を投与することをさらに含む。一部の場合では、避妊剤は、レボノルゲストレルおよびエチニルエストラジオールを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのエムトリシタビンまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約0.05mg、0.10mg、0.15mg、または0.2mgのレボノルゲストレルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約0.01mg、0.015mg、0.02mg、0.025mg、0.03mg、0.035mg、または0.04mgのエチニルエストラジオールまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の場合では、エムトリシタビンは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、レボノルゲストレルおよびエチニルエストラジオールは、サイクルで投与され、各サイクルは、レボノルゲストレルおよびエチニルエストラジオールを21日間毎日投与し、続いてプラセボを7日間投与することを含む。一部の場合では、HSV血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するための方法は、a)対象に約500~約1500mgのバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、b)対象に約100mg~約300mgのエムトリシタビンまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、ならびにc)対象に、約0.05mg~約0.2mgのレボノルゲストレルまたはその塩もしくは溶媒和物、および約0.01mg~約0.03mgのエチニルエストラジオールまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回約21日間にわたって、続いてプラセボを約7日間にわたって投与することを含む。
一部の実施形態では、バラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を含む、血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するために有用な組成物は、ラミブジンおよび1種または複数種の避妊剤をさらに含む。一部の実施形態では、血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するための方法であって、対象にバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む方法は、対象にラミブジンまたはその塩もしくは溶媒和物および1種または複数種の避妊剤を投与することをさらに含む。一部の場合では、避妊剤は、レボノルゲストレルおよびエチニルエストラジオールを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのラミブジンまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約0.05mg、0.10mg、0.15mg、または0.2mgのレボノルゲストレルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約0.01mg、0.015mg、0.02mg、0.025mg、0.03mg、0.035mg、または0.04mgのエチニルエストラジオールまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の場合では、ラミブジンは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、レボノルゲストレルおよびエチニルエストラジオールは、サイクルで投与され、各サイクルは、レボノルゲストレルおよびエチニルエストラジオールを21日間毎日投与し、続いてプラセボを7日間投与することを含む。一部の場合では、HSV血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するための方法は、a)対象に約500~約1500mgのバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、b)対象に約100mg~約300mgのラミブジンまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、ならびにc)対象に、約0.05mg~約0.2mgのレボノルゲストレルまたはその塩もしくは溶媒和物、および約0.01mg~約0.03mgのエチニルエストラジオールまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回約21日間にわたって、続いてプラセボを約7日間にわたって投与することを含む。
一部の実施形態では、バラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を含む、血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するために有用な組成物は、グリチルリチン酸および1種または複数種の避妊剤をさらに含む。一部の実施形態では、血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するための方法であって、対象にバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む方法は、対象にグリチルリチン酸またはその塩もしくは溶媒和物および1種または複数種の避妊剤を投与することをさらに含む。一部の場合では、避妊剤は、レボノルゲストレルおよびエチニルエストラジオールを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約1mg、2mg、3mg、4mg、5mg、6mg、7mg、または8mg、9mg、10mg、11mg、12mg、13mg、14mg、15mg、20mgのグリチルリチン酸またはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約0.05mg、0.10mg、0.15mg、または0.2mgのレボノルゲストレルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約0.01mg、0.015mg、0.02mg、0.025mg、0.03mg、0.035mg、または0.04mgのエチニルエストラジオールまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の場合では、グリチルリチン酸は、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、レボノルゲストレルおよびエチニルエストラジオールは、サイクルで投与され、各サイクルは、レボノルゲストレルおよびエチニルエストラジオールを21日間毎日投与し、続いてプラセボを7日間投与することを含む。一部の場合では、HSV血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するための方法は、a)対象に約500~約1500mgのバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、b)対象に約1mg~約10mgのグリチルリチン酸またはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、ならびにc)対象に、約0.05mg~約0.2mgのレボノルゲストレルまたはその塩もしくは溶媒和物、および約0.01mg~約0.03mgのエチニルエストラジオールまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回約21日間にわたって、続いてプラセボを約7日間にわたって投与することを含む。
一部の実施形態では、バラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を含む、血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するために有用な組成物は、セイヨウニワトコおよび1種または複数種の避妊剤をさらに含む。一部の実施形態では、血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するための方法であって、対象にバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む方法は、対象にセイヨウニワトコまたはその塩もしくは溶媒和物および1種または複数種の避妊剤を投与することをさらに含む。一部の場合では、避妊剤は、レボノルゲストレルおよびエチニルエストラジオールを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのセイヨウニワトコまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約0.05mg、0.10mg、0.15mg、または0.2mgのレボノルゲストレルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約0.01mg、0.015mg、0.02mg、0.025mg、0.03mg、0.035mg、または0.04mgのエチニルエストラジオールまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の場合では、セイヨウニワトコは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、レボノルゲストレルおよびエチニルエストラジオールは、サイクルで投与され、各サイクルは、レボノルゲストレルおよびエチニルエストラジオールを21日間毎日投与し、続いてプラセボを7日間投与することを含む。一部の場合では、HSV血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するための方法は、a)対象に約500~約1500mgのバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、b)対象に約100mg~約200mgのセイヨウニワトコまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、ならびにc)対象に、約0.05mg~約0.2mgのレボノルゲストレルまたはその塩もしくは溶媒和物、および約0.01mg~約0.03mgのエチニルエストラジオールまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回約21日間にわたって、続いてプラセボを約7日間にわたって投与することを含む。
一部の実施形態では、バラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を含む、血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するために有用な組成物は、エムトリシタビン、テノホビル、および1種または複数種の避妊剤をさらに含む。一部の実施形態では、血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するための方法であって、対象にバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む方法は、対象にエムトリシタビンまたはその塩もしくは溶媒和物、テノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物、および1種または複数種の避妊剤を投与することをさらに含む。一部の場合では、避妊剤は、レボノルゲストレルおよびエチニルエストラジオールを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのエムトリシタビンまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのテノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約0.05mg、0.10mg、0.15mg、または0.2mgのレボノルゲストレルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約0.01mg、0.015mg、0.02mg、0.025mg、0.03mg、0.035mg、または0.04mgのエチニルエストラジオールまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の場合では、エムトリシタビンは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、テノホビルは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、レボノルゲストレルおよびエチニルエストラジオールは、サイクルで投与され、各サイクルは、レボノルゲストレルおよびエチニルエストラジオールを21日間毎日投与し、続いてプラセボを7日間投与することを含む。一部の場合では、HSV血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するための方法は、a)対象に約500~約1500mgのバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、b)対象に約100mg~約300mgのエムトリシタビンまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、c)対象に約100mg~約400mgのテノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、ならびにd)対象に、約0.05mg~約0.2mgのレボノルゲストレルまたはその塩もしくは溶媒和物、および約0.01mg~約0.03mgのエチニルエストラジオールまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回約21日間にわたって、続いてプラセボを約7日間にわたって投与することを含む。
一部の実施形態では、バラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を含む、血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するために有用な組成物は、ラミブジン、テノホビル、および1種または複数種の避妊剤をさらに含む。一部の実施形態では、血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するための方法であって、対象にバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む方法は、対象にラミブジンまたはその塩もしくは溶媒和物、テノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物、および1種または複数種の避妊剤を投与することをさらに含む。一部の場合では、避妊剤は、レボノルゲストレルおよびエチニルエストラジオールを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのラミブジンまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのテノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約0.05mg、0.10mg、0.15mg、または0.2mgのレボノルゲストレルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約0.01mg、0.015mg、0.02mg、0.025mg、0.03mg、0.035mg、または0.04mgのエチニルエストラジオールまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の場合では、ラミブジンは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、テノホビルは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、レボノルゲストレルおよびエチニルエストラジオールは、サイクルで投与され、各サイクルは、レボノルゲストレルおよびエチニルエストラジオールを21日間毎日投与し、続いてプラセボを7日間投与することを含む。一部の場合では、HSV血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するための方法は、a)対象に約500~約1500mgのバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、b)対象に約100mg~約300mgのラミブジンまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、c)対象に約100mg~約400mgのテノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、ならびにd)対象に、約0.05mg~約0.2mgのレボノルゲストレルまたはその塩もしくは溶媒和物、および約0.01mg~約0.03mgのエチニルエストラジオールまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回約21日間にわたって、続いてプラセボを約7日間にわたって投与することを含む。
一部の実施形態では、バラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を含む、血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するために有用な組成物は、グリチルリチン酸、テノホビル、エムトリシタビン、および1種または複数種の避妊剤をさらに含む。一部の実施形態では、血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するための方法であって、対象にバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む方法は、対象にグリチルリチン酸またはその塩もしくは溶媒和物、エムトリシタビンまたはその塩もしくは溶媒和物、テノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物、および1種または複数種の避妊剤を投与することをさらに含む。一部の場合では、避妊剤は、レボノルゲストレルおよびエチニルエストラジオールを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約1mg、2mg、3mg、4mg、5mg、6mg、7mg、8mg、9mg、10mg、11mg、12mg、13mg、14mg、15mg、または20mgのグリチルリチン酸またはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのテノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのエムトリシタビンまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約0.05mg、0.10mg、0.15mg、または0.2mgのレボノルゲストレルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約0.01mg、0.015mg、0.02mg、0.025mg、0.03mg、0.035mg、または0.04mgのエチニルエストラジオールまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の場合では、グリチルリチン酸は、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、エムトリシタビンは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、テノホビルは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、レボノルゲストレルおよびエチニルエストラジオールは、サイクルで投与され、各サイクルは、レボノルゲストレルおよびエチニルエストラジオールを21日間毎日投与し、続いてプラセボを7日間投与することを含む。一部の場合では、HSV血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するための方法は、a)対象に約500~約1500mgのバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、b)対象に約1mg~約10mgのグリチルリチン酸またはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、c)対象に約100mg~約300mgのエムトリシタビンまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、d)対象に約100mg~約400mgのテノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、ならびにe)対象に、約0.05mg~約0.2mgのレボノルゲストレルまたはその塩もしくは溶媒和物、および約0.01mg~約0.03mgのエチニルエストラジオールまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回約21日間にわたって、続いてプラセボを約7日間にわたって投与することを含む。
一部の実施形態では、バラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を含む、血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するために有用な組成物は、セイヨウニワトコ、テノホビル、エムトリシタビン、および1種または複数種の避妊剤をさらに含む。一部の実施形態では、血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するための方法であって、対象にバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む方法は、対象にセイヨウニワトコまたはその塩もしくは溶媒和物、エムトリシタビンまたはその塩もしくは溶媒和物、テノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物、および1種または複数種の避妊剤を投与することをさらに含む。一部の場合では、避妊剤は、レボノルゲストレルおよびエチニルエストラジオールを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、または300mgのセイヨウニワトコまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのテノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのエムトリシタビンまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約0.05mg、0.10mg、0.15mg、または0.2mgのレボノルゲストレルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約0.01mg、0.015mg、0.02mg、0.025mg、0.03mg、0.035mg、または0.04mgのエチニルエストラジオールまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の場合では、セイヨウニワトコは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、エムトリシタビンは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、テノホビルは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、レボノルゲストレルおよびエチニルエストラジオールは、サイクルで投与され、各サイクルは、レボノルゲストレルおよびエチニルエストラジオールを21日間毎日投与し、続いてプラセボを7日間投与することを含む。一部の場合では、HSV血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するための方法は、a)対象に約500~約1500mgのバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、b)対象に約50mg~約200mgのセイヨウニワトコまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、c)対象に約100mg~約300mgのエムトリシタビンまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、d)対象に約100mg~約400mgのテノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、ならびにe)対象に、約0.05mg~約0.2mgのレボノルゲストレルまたはその塩もしくは溶媒和物、および約0.01mg~約0.03mgのエチニルエストラジオールまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回約21日間にわたって、続いてプラセボを約7日間にわたって投与することを含む。
一部の実施形態では、バラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を含む、血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するために有用な組成物は、テノホビル、エムトリシタビン、および1種または複数種の避妊剤をさらに含む。一部の実施形態では、血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するための方法であって、対象にバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む方法は、対象にエムトリシタビンまたはその塩もしくは溶媒和物、テノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物、および1種または複数種の避妊剤を投与することをさらに含む。一部の場合では、避妊剤は、デソゲストレル(dosogestrel)およびエチニルエストラジオールを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのテノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのエムトリシタビンまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約0.05mg、0.10mg、0.15mg、0.2mg、0.25mg、または0.3mgのデソゲストレル(dosogestrel)またはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約0.01mg、0.015mg、0.02mg、0.025mg、0.03mg、0.035mg、または0.04mgのエチニルエストラジオールまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の場合では、エムトリシタビンは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、テノホビルは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、デソゲストレル(dosogestrel)およびエチニルエストラジオールは、サイクルで投与され、各サイクルは、デソゲストレル(dosogestrel)およびエチニルエストラジオールを21日間毎日投与し、続いてプラセボを7日間投与することを含む。一部の場合では、HSV血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するための方法は、a)対象に約500~約1500mgのバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、b)対象に約100mg~約300mgのエムトリシタビンまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、c)対象に約100mg~約400mgのテノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、ならびにd)対象に、約0.05mg~約0.2mgのデソゲストレル(dosogestrel)またはその塩もしくは溶媒和物、および約0.02mg~約0.04mgのエチニルエストラジオールまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回約21日間にわたって、続いてプラセボを約7日間にわたって投与することを含む。
一部の実施形態では、バラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を含む、血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するために有用な組成物は、テノホビル、ラミブジン、および1種または複数種の避妊剤をさらに含む。一部の実施形態では、血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するための方法であって、対象にバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む方法は、対象にラミブジンまたはその塩もしくは溶媒和物、テノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物、および1種または複数種の避妊剤を投与することをさらに含む。一部の場合では、避妊剤は、デソゲストレル(dosogestrel)およびエチニルエストラジオールを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのテノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのラミブジンまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約0.05mg、0.10mg、0.15mg、0.2mg、0.25mg、または0.3mgのデソゲストレル(dosogestrel)またはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約0.01mg、0.015mg、0.02mg、0.025mg、0.03mg、0.035mg、または0.04mgのエチニルエストラジオールまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の場合では、ラミブジンは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、テノホビルは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、デソゲストレル(dosogestrel)およびエチニルエストラジオールは、サイクルで投与され、各サイクルは、デソゲストレル(dosogestrel)およびエチニルエストラジオールを21日間毎日投与し、続いてプラセボを7日間投与することを含む。一部の場合では、HSV血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するための方法は、a)対象に約500~約1500mgのバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、b)対象に約100mg~約300mgのラミブジンまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、c)対象に約100mg~約400mgのテノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、ならびにd)対象に、約0.05mg~約0.2mgのデソゲストレル(dosogestrel)またはその塩もしくは溶媒和物、および約0.02mg~約0.04mgのエチニルエストラジオールまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回約21日間にわたって、続いてプラセボを約7日間にわたって投与することを含む。
一部の実施形態では、バラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を含む、血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するために有用な組成物は、テノホビル、エムトリシタビン、グリチルリチン酸、および1種または複数種の避妊剤をさらに含む。一部の実施形態では、血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するための方法であって、対象にバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む方法は、対象にエムトリシタビンまたはその塩もしくは溶媒和物、グリチルリチン酸またはその塩もしくは溶媒和物、テノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物、および1種または複数種の避妊剤を投与することをさらに含む。一部の場合では、避妊剤は、デソゲストレル(dosogestrel)およびエチニルエストラジオールを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのテノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのエムトリシタビンまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約1mg、2mg、3mg、4mg、5mg、6mg、7mg、8mg、9mg、10mg、11mg、12mg、13mg、14mg、15mg、または20mgのグリチルリチン酸またはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約0.05mg、0.10mg、0.15mg、0.2mg、0.25mg、または0.3mgのデソゲストレル(dosogestrel)またはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約0.01mg、0.015mg、0.02mg、0.025mg、0.03mg、0.035mg、または0.04mgのエチニルエストラジオールまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の場合では、グリチルリチン酸は、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、エムトリシタビンは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、テノホビルは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、デソゲストレル(dosogestrel)およびエチニルエストラジオールは、サイクルで投与され、各サイクルは、デソゲストレル(dosogestrel)およびエチニルエストラジオールを21日間毎日投与し、続いてプラセボを7日間投与することを含む。一部の場合では、HSV血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するための方法は、a)対象に約500~約1500mgのバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、b)対象に約1mg~約10mgのグリチルリチン酸またはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、c)対象に約100mg~約400mgのテノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、d)対象に約100mg~約300mgのエムトリシタビンまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、ならびにe)対象に、約0.05mg~約0.2mgのデソゲストレル(dosogestrel)またはその塩もしくは溶媒和物、および約0.02mg~約0.04mgのエチニルエストラジオールまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回約21日間にわたって、続いてプラセボを約7日間にわたって投与することを含む。
一部の実施形態では、バラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を含む、血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するために有用な組成物は、テノホビル、エムトリシタビン、セイヨウニワトコ、および1種または複数種の避妊剤をさらに含む。一部の実施形態では、血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するための方法であって、対象にバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む方法は、対象にエムトリシタビンまたはその塩もしくは溶媒和物、セイヨウニワトコまたはその塩もしくは溶媒和物、テノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物、および1種または複数種の避妊剤を投与することをさらに含む。一部の場合では、避妊剤は、デソゲストレル(dosogestrel)およびエチニルエストラジオールを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのテノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのエムトリシタビンまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、または300mgのセイヨウニワトコまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約0.05mg、0.10mg、0.15mg、0.2mg、0.25mg、または0.3mgのデソゲストレル(dosogestrel)またはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約0.01mg、0.015mg、0.02mg、0.025mg、0.03mg、0.035mg、または0.04mgのエチニルエストラジオールまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の場合では、セイヨウニワトコは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、エムトリシタビンは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、テノホビルは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、デソゲストレル(dosogestrel)およびエチニルエストラジオールは、サイクルで投与され、各サイクルは、デソゲストレル(dosogestrel)およびエチニルエストラジオールを21日間毎日投与し、続いてプラセボを7日間投与することを含む。一部の場合では、HSV血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するための方法は、a)対象に約500~約1500mgのバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、b)対象に約50mg~約200mgのセイヨウニワトコまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、c)対象に約100mg~約400mgのテノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、d)対象に約100mg~約300mgのエムトリシタビンまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、ならびにe)対象に、約0.05mg~約0.2mgのデソゲストレル(dosogestrel)またはその塩もしくは溶媒和物、および約0.02mg~約0.04mgのエチニルエストラジオールまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回約21日間にわたって、続いてプラセボを約7日間にわたって投与することを含む。
一部の実施形態では、バラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を含む、血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するために有用な組成物は、テノホビル、エムトリシタビン、エファビレンツ、および1種または複数種の避妊剤をさらに含む。一部の実施形態では、血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するための方法であって、対象にバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む方法は、対象にエムトリシタビンまたはその塩もしくは溶媒和物、エファビレンツまたはその塩もしくは溶媒和物、テノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物、および1種または複数種の避妊剤を投与することをさらに含む。一部の場合では、避妊剤は、デソゲストレル(dosogestrel)およびエチニルエストラジオールを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのテノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのエムトリシタビンまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約100mg、200mg、300mg、400mg、500mg、600mg、700mg、または800mgのエファビレンツまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約0.05mg、0.10mg、0.15mg、0.2mg、0.25mg、または0.3mgのデソゲストレル(dosogestrel)またはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約0.01mg、0.015mg、0.02mg、0.025mg、0.03mg、0.035mg、または0.04mgのエチニルエストラジオールまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の場合では、エファビレンツは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、エムトリシタビンは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、テノホビルは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、デソゲストレル(dosogestrel)およびエチニルエストラジオールは、サイクルで投与され、各サイクルは、デソゲストレル(dosogestrel)およびエチニルエストラジオールを21日間毎日投与し、続いてプラセボを7日間投与することを含む。一部の場合では、HSV血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するための方法は、a)対象に約500~約1500mgのバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、b)対象に約400mg~約700mgのエファビレンツまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、c)対象に約100mg~約400mgのテノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、d)対象に約100mg~約300mgのエムトリシタビンまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、ならびにe)対象に、約0.05mg~約0.2mgのデソゲストレル(dosogestrel)またはその塩もしくは溶媒和物、および約0.02mg~約0.04mgのエチニルエストラジオールまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回約21日間にわたって、続いてプラセボを約7日間にわたって投与することを含む。
一部の実施形態では、バラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を含む、血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するために有用な組成物は、テノホビル、ラミブジン、エファビレンツ、および1種または複数種の避妊剤をさらに含む。一部の実施形態では、血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するための方法であって、対象にバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む方法は、対象にラミブジンまたはその塩もしくは溶媒和物、エファビレンツまたはその塩もしくは溶媒和物、テノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物、および1種または複数種の避妊剤を投与することをさらに含む。一部の場合では、避妊剤は、デソゲストレル(dosogestrel)およびエチニルエストラジオールを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのテノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのラミブジンまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約100mg、200mg、300mg、400mg、500mg、600mg、700mg、または800mgのエファビレンツまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約0.05mg、0.10mg、0.15mg、0.2mg、0.25mg、または0.3mgのデソゲストレル(dosogestrel)またはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約0.01mg、0.015mg、0.02mg、0.025mg、0.03mg、0.035mg、または0.04mgのエチニルエストラジオールまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の場合では、エファビレンツは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、ラミブジンは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、テノホビルは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、デソゲストレル(dosogestrel)およびエチニルエストラジオールは、サイクルで投与され、各サイクルは、デソゲストレル(dosogestrel)およびエチニルエストラジオールを21日間毎日投与し、続いてプラセボを7日間投与することを含む。一部の場合では、HSV血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するための方法は、a)対象に約500~約1500mgのバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、b)対象に約400mg~約700mgのエファビレンツまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、c)対象に約100mg~約400mgのテノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、d)対象に約100mg~約300mgのラミブジンまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、ならびにe)対象に、約0.05mg~約0.2mgのデソゲストレル(dosogestrel)またはその塩もしくは溶媒和物、および約0.02mg~約0.04mgのエチニルエストラジオールまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回約21日間にわたって、続いてプラセボを約7日間にわたって投与することを含む。
一部の実施形態では、バラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を含む、血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するために有用な組成物は、テノホビル、エムトリシタビン、エファビレンツ、グリチルリチン酸、および1種または複数種の避妊剤をさらに含む。一部の実施形態では、血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するための方法であって、対象にバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む方法は、対象にエムトリシタビンまたはその塩もしくは溶媒和物、エファビレンツまたはその塩もしくは溶媒和物、テノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物、グリチルリチン酸またはその塩もしくは溶媒和物、および1種または複数種の避妊剤を投与することをさらに含む。一部の場合では、避妊剤は、デソゲストレル(dosogestrel)およびエチニルエストラジオールを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのテノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのエムトリシタビンまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約100mg、200mg、300mg、400mg、500mg、600mg、700mg、または800mgのエファビレンツまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約1mg、2mg、3mg、4mg、5mg、6mg、7mg、8mg、9mg、10mg、11mg、12mg、13mg、14mg、15mg、または20mgのグリチルリチン酸またはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約0.05mg、0.10mg、0.15mg、0.2mg、0.25mg、または0.3mgのデソゲストレル(dosogestrel)またはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約0.01mg、0.015mg、0.02mg、0.025mg、0.03mg、0.035mg、または0.04mgのエチニルエストラジオールまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の場合では、エファビレンツは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、エムトリシタビンは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、テノホビルは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、グリチルリチン酸は、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、デソゲストレル(dosogestrel)およびエチニルエストラジオールは、サイクルで投与され、各サイクルは、デソゲストレル(dosogestrel)およびエチニルエストラジオールを21日間毎日投与し、続いてプラセボを7日間投与することを含む。一部の場合では、HSV血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するための方法は、a)対象に約500~約1500mgのバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、b)対象に約400mg~約700mgのエファビレンツまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、c)対象に約100mg~約400mgのテノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、d)対象に約100mg~約300mgのエムトリシタビンまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、e)対象に約1mg~約10mgのグリチルリチン酸またはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、ならびにf)対象に、約0.05mg~約0.2mgのデソゲストレル(dosogestrel)またはその塩もしくは溶媒和物、および約0.02mg~約0.04mgのエチニルエストラジオールまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回約21日間にわたって、続いてプラセボを約7日間にわたって投与することを含む。
一部の実施形態では、バラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を含む、血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するために有用な組成物は、テノホビル、エムトリシタビン、エファビレンツ、セイヨウニワトコ、および1種または複数種の避妊剤をさらに含む。一部の実施形態では、血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するための方法であって、対象にバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む方法は、対象にエムトリシタビンまたはその塩もしくは溶媒和物、エファビレンツまたはその塩もしくは溶媒和物、テノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物、セイヨウニワトコまたはその塩もしくは溶媒和物、および1種または複数種の避妊剤を投与することをさらに含む。一部の場合では、避妊剤は、デソゲストレル(dosogestrel)およびエチニルエストラジオールを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのテノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのエムトリシタビンまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約100mg、200mg、300mg、400mg、500mg、600mg、700mg、または800mgのエファビレンツまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのセイヨウニワトコまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約0.05mg、0.10mg、0.15mg、0.2mg、0.25mg、または0.3mgのデソゲストレル(dosogestrel)またはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約0.01mg、0.015mg、0.02mg、0.025mg、0.03mg、0.035mg、または0.04mgのエチニルエストラジオールまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の場合では、エファビレンツは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、エムトリシタビンは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、テノホビルは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、セイヨウニワトコは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、デソゲストレル(dosogestrel)およびエチニルエストラジオールは、サイクルで投与され、各サイクルは、デソゲストレル(dosogestrel)およびエチニルエストラジオールを21日間毎日投与し、続いてプラセボを7日間投与することを含む。一部の場合では、HSV血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するための方法は、a)対象に約500~約1500mgのバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、b)対象に約400mg~約700mgのエファビレンツまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、c)対象に約100mg~約400mgのテノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、d)対象に約100mg~約300mgのエムトリシタビンまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、e)対象に約50mg~約300mgのセイヨウニワトコまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、ならびにf)対象に、約0.05mg~約0.2mgのデソゲストレル(dosogestrel)またはその塩もしくは溶媒和物、および約0.02mg~約0.04mgのエチニルエストラジオールまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回約21日間にわたって、続いてプラセボを約7日間にわたって投与することを含む。
一部の実施形態では、バラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を含む、血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するために有用な組成物は、テノホビル、エムトリシタビン、ドルテグラビル、および1種または複数種の避妊剤をさらに含む。一部の実施形態では、血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するための方法であって、対象にバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む方法は、対象にエムトリシタビンまたはその塩もしくは溶媒和物、ドルテグラビルまたはその塩もしくは溶媒和物、テノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物、および1種または複数種の避妊剤を投与することをさらに含む。一部の場合では、避妊剤は、デソゲストレル(dosogestrel)およびエチニルエストラジオールを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのテノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのエムトリシタビンまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約20mg、30mg、40mg、50mg、60mg、70mg、80mg、90mg、または100mgのドルテグラビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約0.05mg、0.10mg、0.15mg、0.2mg、0.25mg、または0.3mgのデソゲストレル(dosogestrel)またはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約0.01mg、0.015mg、0.02mg、0.025mg、0.03mg、0.035mg、または0.04mgのエチニルエストラジオールまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の場合では、ドルテグラビルは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、エムトリシタビンは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、テノホビルは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、デソゲストレル(dosogestrel)およびエチニルエストラジオールは、サイクルで投与され、各サイクルは、デソゲストレル(dosogestrel)およびエチニルエストラジオールを21日間毎日投与し、続いてプラセボを7日間投与することを含む。一部の場合では、HSV血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するための方法は、a)対象に約500~約1500mgのバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、b)対象に約20mg~約70mgのドルテグラビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、c)対象に約100mg~約400mgのテノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、d)対象に約100mg~約300mgのエムトリシタビンまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、ならびにe)対象に、約0.05mg~約0.2mgのデソゲストレル(dosogestrel)またはその塩もしくは溶媒和物、および約0.02mg~約0.04mgのエチニルエストラジオールまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回約21日間にわたって、続いてプラセボを約7日間にわたって投与することを含む。
一部の実施形態では、バラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を含む、血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するために有用な組成物は、テノホビル、ラミブジン、ドルテグラビル、および1種または複数種の避妊剤をさらに含む。一部の実施形態では、血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するための方法であって、対象にバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む方法は、対象にラミブジンまたはその塩もしくは溶媒和物、ドルテグラビルまたはその塩もしくは溶媒和物、テノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物、および1種または複数種の避妊剤を投与することをさらに含む。一部の場合では、避妊剤は、デソゲストレル(dosogestrel)およびエチニルエストラジオールを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのテノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのラミブジンまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約20mg、30mg、40mg、50mg、60mg、70mg、80mg、90mg、または100mgのドルテグラビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約0.05mg、0.10mg、0.15mg、0.2mg、0.25mg、または0.3mgのデソゲストレル(dosogestrel)またはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約0.01mg、0.015mg、0.02mg、0.025mg、0.03mg、0.035mg、または0.04mgのエチニルエストラジオールまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の場合では、ドルテグラビルは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、ラミブジンは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、テノホビルは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、デソゲストレル(dosogestrel)およびエチニルエストラジオールは、サイクルで投与され、各サイクルは、デソゲストレル(dosogestrel)およびエチニルエストラジオールを21日間毎日投与し、続いてプラセボを7日間投与することを含む。一部の場合では、HSV血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するための方法は、a)対象に約500~約1500mgのバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、b)対象に約20mg~約70mgのドルテグラビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、c)対象に約100mg~約400mgのテノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、d)対象に約100mg~約300mgのラミブジンまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、ならびにe)対象に、約0.05mg~約0.2mgのデソゲストレル(dosogestrel)またはその塩もしくは溶媒和物、および約0.02mg~約0.04mgのエチニルエストラジオールまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回約21日間にわたって、続いてプラセボを約7日間にわたって投与することを含む。
一部の実施形態では、バラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を含む、血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するために有用な組成物は、テノホビル、エムトリシタビン、ドルテグラビル、グリチルリチン酸、および1種または複数種の避妊剤をさらに含む。一部の実施形態では、血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するための方法であって、対象にバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む方法は、対象にエムトリシタビンまたはその塩もしくは溶媒和物、ドルテグラビルまたはその塩もしくは溶媒和物、テノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物、グリチルリチン酸またはその塩もしくは溶媒和物、および1種または複数種の避妊剤を投与することをさらに含む。一部の場合では、避妊剤は、デソゲストレル(dosogestrel)およびエチニルエストラジオールを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのテノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのエムトリシタビンまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約10mg、20mg、30mg、40mg、50mg、60mg、70mg、80mg、90mg、または100mgのドルテグラビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約1mg、2mg、3mg、4mg、5mg、6mg、7mg、8mg、9mg、10mg、11mg、12mg、13mg、14mg、15mg、または20mgのグリチルリチン酸またはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約0.05mg、0.10mg、0.15mg、0.2mg、0.25mg、または0.3mgのデソゲストレル(dosogestrel)またはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約0.01mg、0.015mg、0.02mg、0.025mg、0.03mg、0.035mg、または0.04mgのエチニルエストラジオールまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の場合では、ドルテグラビルは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、エムトリシタビンは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、テノホビルは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、グリチルリチン酸は、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、デソゲストレル(dosogestrel)およびエチニルエストラジオールは、サイクルで投与され、各サイクルは、デソゲストレル(dosogestrel)およびエチニルエストラジオールを21日間毎日投与し、続いてプラセボを7日間投与することを含む。一部の場合では、HSV血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するための方法は、a)対象に約500~約1500mgのバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、b)対象に約20mg~約70mgのドルテグラビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、c)対象に約100mg~約400mgのテノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、d)対象に約100mg~約300mgのエムトリシタビンまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、e)対象に約1mg~約10mgのグリチルリチン酸またはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、ならびにf)対象に、約0.05mg~約0.2mgのデソゲストレル(dosogestrel)またはその塩もしくは溶媒和物、および約0.02mg~約0.04mgのエチニルエストラジオールまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回約21日間にわたって、続いてプラセボを約7日間にわたって投与することを含む。
一部の実施形態では、バラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を含む、血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するために有用な組成物は、テノホビル、エムトリシタビン、ドルテグラビル、セイヨウニワトコ、および1種または複数種の避妊剤をさらに含む。一部の実施形態では、血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するための方法であって、対象にバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む方法は、対象にエムトリシタビンまたはその塩もしくは溶媒和物、ドルテグラビルまたはその塩もしくは溶媒和物、テノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物、セイヨウニワトコまたはその塩もしくは溶媒和物、および1種または複数種の避妊剤を投与することをさらに含む。一部の場合では、避妊剤は、デソゲストレル(dosogestrel)およびエチニルエストラジオールを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのテノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのエムトリシタビンまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約10mg、20mg、30mg、40mg、50mg、60mg、70mg、80mg、90mg、または100mgのドルテグラビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約50mg、100mg、10mg、200mg、250mg、または300mgのセイヨウニワトコまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約0.05mg、0.10mg、0.15mg、0.2mg、0.25mg、または0.3mgのデソゲストレル(dosogestrel)またはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、少なくともまたは約0.01mg、0.015mg、0.02mg、0.025mg、0.03mg、0.035mg、または0.04mgのエチニルエストラジオールまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の場合では、ドルテグラビルは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、エムトリシタビンは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、テノホビルは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、セイヨウニワトコは、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または所定の期間にわたって継続的に投与される。一部の場合では、デソゲストレル(dosogestrel)およびエチニルエストラジオールは、サイクルで投与され、各サイクルは、デソゲストレル(dosogestrel)およびエチニルエストラジオールを21日間毎日投与し、続いてプラセボを7日間投与することを含む。一部の場合では、HSV血清陰性対象の妊娠およびHSV感染を防止するための方法は、a)対象に約500~約1500mgのバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、b)対象に約20mg~約70mgのドルテグラビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、c)対象に約100mg~約400mgのテノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、d)対象に約100mg~約300mgのエムトリシタビンまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、e)対象に約50mg~約200mgのセイヨウニワトコまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与すること、ならびにf)対象に、約0.05mg~約0.2mgのデソゲストレル(dosogestrel)またはその塩もしくは溶媒和物、および約0.02mg~約0.04mgのエチニルエストラジオールまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回約21日間にわたって、続いてプラセボを約7日間にわたって投与することを含む。
HSV感染を防止するための非限定的な抗ウイルス組成物
一部の実施形態では、本明細書には、HSV血清陰性対象のHSV感染を防止するための方法であって、対象に約200mg~約2,500mgのバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与することを含む方法が提供される。一部の場合では、バラシクロビルは、HSVへの曝露前に投与される。一部の場合では、バラシクロビルは、HSVへの曝露後に投与される。一部の場合では、バラシクロビルは、HSVへの曝露前および曝露後の両方で投与される。一部の場合では、バラシクロビルは、1種または複数種の追加の活性作用剤と共に、例えば、1種もしくは複数種の追加の抗ウイルス剤と共に、1種もしくは複数種の避妊剤と共に、または1種もしくは複数種の追加の抗ウイルス剤および1種もしくは複数種の避妊剤と共に投与される。一部の実施形態では、本方法は、1種または複数種の追加の感染性疾患、例えば、さらにHIVの感染を防止する。HSV血清陰性の対象に1種または複数種の避妊剤をさらに投与する一部の実施形態では、本方法は、さらに妊娠を防止する。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象のHSV血清陽性パートナーに、1種または複数種の抗ウイルス剤、例えば、1種もしくは複数種のHSV抗ウイルス剤、1種もしくは複数種のHIV抗ウイルス剤、および/または本明細書に記載の任意の抗ウイルス剤を投与することをさらに含む。一部の場合では、本方法は、HSV血清陰性対象に、約400mg、500mg、600mg、700mg、800mg、900mg、1000mg、1100mg、1200mg、1300mg、1400mg、1500mg、1600mg、1700mg、1800mg、1900mg、2000mg、2100mg、2200mg、2300mg、2400mg、または2500mgのバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与することを含む。一部の場合では、本方法は、HSV血清陰性対象に、約400mg~約2000mg、約400mg~約1000mg、または約1000mg~約2000mgのバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を、1日1回投与することを含む。一部の実施形態では、追加の抗ウイルス剤としては、テノホビル、エムトリシタビン、ラミブジン、エファビレンツ、ラルテグラビル、ドルテグラビル、マラビロク(maravoric)、リルピビリン(rilpirivine)、Atripla(登録商標)、ならびにそれらの塩、溶媒和物、および/または組合せが挙げられる。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はテノホビルであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約50mg~約500mgのテノホビルを1日1回、例えば、1日当たり約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、400mg、または500mgのテノホビルを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はエムトリシタビンであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約50mg~約300mgのエムトリシタビンを1日1回、例えば、1日当たり約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、または300mgのエムトリシタビンを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はラミブジンであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約50mg~約400mgのラミブジンを1日1回、例えば、1日当たり約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのラミブジンを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はエファビレンツであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約300mg~約900mgのエファビレンツを1日1回、例えば、1日当たり約300mg、400mg、500mg、600mg、700mg、800mg、または900mgのエファビレンツを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はラルテグラビルであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約200mg~約600mgのラルテグラビルを1日2回、例えば、約200mg、300mg、400mg、500mg、または600mgのラルテグラビルを1日2回投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はドルテグラビルであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約10mg~約100mgのドルテグラビルを1日1回、例えば、1日当たり約10mg、20mg、30mg、40mg、50mg、60mg、70mg、80mg、90mg、または100mgのドルテグラビルを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はマラビロク(maravoric)であり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約100mg~約400mgのマラビロク(maravoric)を1日2回、例えば、約100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのマラビロク(maravoric)を1日2回投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はリルピビリン(rilpirivine)であり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約10mg~約50mgのリルピビリン(rilpirivine)を1日1回、例えば、1日当たり約10mg、20mg、25mg、30mg、40mg、または50mgのリルピビリン(rilpirivine)を投与することをさらに含む。一部の実施形態では、a)1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はエムトリシタビンであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約50mg~約300mgのエムトリシタビンを1日1回、例えば、1日当たり約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、または300mgのエムトリシタビンを投与することをさらに含み;b)1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はエファビレンツであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約300mg~約900mgのエファビレンツを1日1回、例えば、1日当たり約300mg、400mg、500mg、600mg、700mg、800mg、または900mgのエファビレンツを投与することをさらに含み;およびc)1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はテノホビルであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約50mg~約500mgのテノホビルを1日1回、例えば、1日当たり約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、400mg、または500mgのテノホビルを投与することをさらに含む。一部の場合では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤は、HSV血清陰性対象がHSVに曝露される前に、曝露された後で、または曝露される前および後の両方で投与される。一部の実施形態では、避妊剤は、レボノルゲストレル、エストラジオール、デソゲストレル(dosogestrel)、エチニルエストラジオール、酢酸ノルエチンドロン、ノルゲスチメート、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せを含む。一部の場合では、避妊薬は、レボノルゲストレルおよびエストラジオールを含み、本方法は、HSV血清陰性対象に、約0.10mgのレボノルゲストレルおよび約0.02mgのエストラジオールを投与することをさらに含む。一部の場合では、避妊薬は、デソゲストレル(dosogestrel)およびエチニルエストラジオールを含み、本方法は、HSV血清陰性対象に、約0.15mgのデソゲストレル(dosogestrel)および約0.03mgのエチニルエストラジオールを投与することをさらに含む。一部の場合では、避妊薬は、酢酸ノルエチンドロンおよびエチニルエストラジオールを含み、本方法は、HSV血清陰性対象に、約1mgの酢酸ノルエチンドロンおよび約20ugのエチニルエストラジオールを投与することをさらに含む。一部の場合では、避妊薬は、ノルゲスチメートおよびエチニルエストラジオールを含み、本方法は、HSV血清陰性対象に、約0.18mgまたは約0.25mgのノルゲスチメートおよび約35ugまたは約25ugのエチニルエストラジオールを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、避妊剤は、対象がHSVに曝露される前、曝露された後、または曝露される前および後の両方で投与される。一部の場合では、避妊薬はレボノルゲストレルを含み、本方法は、HSV血清陰性対象に、約0.75mgのレボノルゲストレルを投与することをさらに含み、0.75mgのレボノルゲストレルは、妊娠をもたらし得る性行為後2日間にわたって1日1回対象に投与される。一部の場合では、避妊剤の1種または複数種は、14、15、16、17、または18歳より年長の対象に対して店頭販売される。
一部の実施形態では、本明細書には、HSV血清陰性対象のHSV感染を防止するための方法であって、対象に約200mg~約2,000mgのアシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日2回投与することを含む方法が提供される。一部の場合では、アシクロビルは、HSVへの曝露前に投与される。一部の場合では、アシクロビルは、HSVへの曝露後に投与される。一部の場合では、アシクロビルは、HSVへの曝露前および曝露後の両方で投与される。一部の場合では、アシクロビルは、1種または複数種の追加の活性作用剤と共に、例えば、1種もしくは複数種の追加の抗ウイルス剤と共に、1種もしくは複数種の避妊剤と共に、または1種もしくは複数種の追加の抗ウイルス剤および1種もしくは複数種の避妊剤と共に投与される。一部の実施形態では、本方法は、1種または複数種の追加の感染性疾患、例えばHIVの感染をさらに防止する。HSV血清陰性対象に1種または複数種の避妊剤をさらに投与する一部の実施形態では、本方法は、さらに妊娠を防止する。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象のHSV血清陽性パートナーに、1種または複数種の抗ウイルス剤、例えば、1種もしくは複数種のHSV抗ウイルス剤、1種もしくは複数種のHIV抗ウイルス剤、および/または本明細書に記載の任意の抗ウイルス剤を投与することをさらに含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、約400mg、500mg、600mg、700mg、800mg、900mg、1000mg、1100mg、1200mg、1300mg、1400mg、1500mg、または1600mgのアシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日2回投与することを含む。一部の場合では、本方法は、HSV血清陰性対象に、約400mg~約800mg、約800mg~約1000mg、または約1000mg~約1600mgのアシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を、1日2回投与することを含む。一部の実施形態では、追加の抗ウイルス剤としては、テノホビル、エムトリシタビン、ラミブジン、エファビレンツ、ラルテグラビル、ドルテグラビル、マラビロク(maravoric)、リルピビリン(rilpirivine)、Atripla(登録商標)、ならびにそれらの塩、溶媒和物、および/または組合せが挙げられる。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はテノホビルであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約50mg~約500mgのテノホビルを1日1回、例えば、1日当たり約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、400mg、または500mgのテノホビルを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はエムトリシタビンであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約50mg~約300mgのエムトリシタビンを1日1回、例えば、1日当たり約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、または300mgのエムトリシタビンを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はラミブジンであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約50mg~約400mgのラミブジンを1日1回、例えば、1日当たり約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのラミブジンを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はエファビレンツであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約300mg~約900mgのエファビレンツを1日1回、例えば、1日当たり約300mg、400mg、500mg、600mg、700mg、800mg、または900mgのエファビレンツを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はラルテグラビルであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約200mg~約600mgのラルテグラビルを1日2回、例えば、約200mg、300mg、400mg、500mg、または600mgのラルテグラビルを1日2回投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はドルテグラビルであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約10mg~約100mgのドルテグラビルを1日1回、例えば、1日当たり約10mg、20mg、30mg、40mg、50mg、60mg、70mg、80mg、90mg、または100mgのドルテグラビルを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はマラビロク(maravoric)であり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約100mg~約400mgのマラビロク(maravoric)を1日2回、例えば、約100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのマラビロク(maravoric)を1日2回投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はリルピビリン(rilpirivine)であり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約10mg~約50mgのリルピビリン(rilpirivine)を1日1回、例えば、1日当たり約10mg、20mg、25mg、30mg、40mg、または50mgのリルピビリン(rilpirivine)を投与することをさらに含む。一部の実施形態では、a)1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はエムトリシタビンであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約50mg~約300mgのエムトリシタビンを1日1回、例えば、1日当たり約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、または300mgのエムトリシタビンを投与することをさらに含み;b)1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はエファビレンツであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約300mg~約900mgのエファビレンツを1日1回、例えば、1日当たり約300mg、400mg、500mg、600mg、700mg、800mg、または900mgのエファビレンツを投与することをさらに含み;およびc)1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はテノホビルであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約50mg~約500mgのテノホビルを1日1回、例えば、1日当たり約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、400mg、または500mgのテノホビルを投与することをさらに含む。一部の場合では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤は、HSV血清陰性対象がHSVに曝露される前に、曝露された後で、または曝露される前および曝露された後の両方で投与される。一部の実施形態では、避妊剤は、レボノルゲストレル、エストラジオール、デソゲストレル(dosogestrel)、エチニルエストラジオール、酢酸ノルエチンドロン、ノルゲスチメート、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せを含む。一部の場合では、避妊薬は、レボノルゲストレルおよびエストラジオールを含み、本方法は、HSV血清陰性対象に、約0.10mgのレボノルゲストレルおよび約0.02mgのエストラジオールを投与することをさらに含む。一部の場合では、避妊薬は、デソゲストレル(dosogestrel)およびエチニルエストラジオールを含み、本方法は、HSV血清陰性対象に、約0.15mgのデソゲストレル(dosogestrel)および約0.03mgのエチニルエストラジオールを投与することをさらに含む。一部の場合では、避妊薬は、酢酸ノルエチンドロンおよびエチニルエストラジオールを含み、本方法は、HSV血清陰性対象に、約1mgの酢酸ノルエチンドロンおよび約20ugのエチニルエストラジオールを投与することをさらに含む。一部の場合では、避妊剤は、ノルゲスチメートおよびエチニルエストラジオールを含み、本方法は、HSV血清陰性対象に、約0.18mgまたは約0.25mgのノルゲスチメートおよび約35ugまたは約25ugのエチニルエストラジオールを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、避妊剤は、対象がHSVに曝露される前、曝露された後、または曝露される前および後の両方で投与される。一部の場合では、避妊薬はレボノルゲストレルを含み、本方法は、HSV血清陰性対象に、約0.75mgのレボノルゲストレルを投与することをさらに含み、0.75mgのレボノルゲストレルは、妊娠をもたらし得る性行為後2日間にわたって1日1回対象に投与される。一部の場合では、避妊剤の1種または複数種は、14、15、16、17、または18歳より年長の対象に対して店頭販売される。
一部の実施形態では、本明細書には、HSV血清陰性対象のHSV感染を防止するための方法であって、対象に約5mg~約80mgのプリテリビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与することを含む方法が提供される。一部の場合では、プリテリビルは、HSVへの曝露前に投与される。一部の場合では、プリテリビルは、HSVへの曝露後に投与される。一部の場合では、プリテリビルは、HSVへの曝露前および曝露後の両方で投与される。一部の場合では、プリテリビルは、1種または複数種の追加の活性作用剤と共に、例えば、1種もしくは複数種の追加の抗ウイルス剤と共に、1種もしくは複数種の避妊剤と共に、または1種もしくは複数種の追加の抗ウイルス剤および1種もしくは複数種の避妊剤と共に投与される。一部の実施形態では、本方法は、1種または複数種の追加の感染性疾患、例えばHIVの感染をさらに防止する。HSV血清陰性対象に1種または複数種の避妊剤をさらに投与する一部の実施形態では、本方法は、さらに妊娠を防止する。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象のHSV血清陽性パートナーに、1種または複数種の抗ウイルス剤、例えば、1種もしくは複数種のHSV抗ウイルス剤、1種もしくは複数種のHIV抗ウイルス剤、および/または本明細書に記載の任意の抗ウイルス剤を投与することをさらに含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、約5mg、10mg、20mg、30mg、40mg、50mg、60mg、70mg、または80mgのプリテリビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与することを含む。一部の場合では、本方法は、HSV血清陰性対象に、約5mg~約20mg、約20mg~約50mg、または約50mg~約80mgのプリテリビルまたはその塩もしくは溶媒和物を、1日1回投与することを含む。一部の実施形態では、追加の抗ウイルス剤としては、テノホビル、エムトリシタビン、ラミブジン、エファビレンツ、ラルテグラビル、ドルテグラビル、マラビロク(maravoric)、リルピビリン(rilpirivine)、Atripla(登録商標)、ならびにそれらの塩、溶媒和物、および/または組合せが挙げられる。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はテノホビルであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約50mg~約500mgのテノホビルを1日1回、例えば、1日当たり約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、400mg、または500mgのテノホビルを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はエムトリシタビンであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約50mg~約300mgのエムトリシタビンを1日1回、例えば、1日当たり約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、または300mgのエムトリシタビンを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はラミブジンであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約50mg~約400mgのラミブジンを1日1回、例えば、1日当たり約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのラミブジンを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はエファビレンツであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約300mg~約900mgのエファビレンツを1日1回、例えば、1日当たり約300mg、400mg、500mg、600mg、700mg、800mg、または900mgのエファビレンツを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はラルテグラビルであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約200mg~約600mgのラルテグラビルを1日2回、例えば、約200mg、300mg、400mg、500mg、または600mgのラルテグラビルを1日2回投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はドルテグラビルであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約10mg~約100mgのドルテグラビルを1日1回、例えば、1日当たり約10mg、20mg、30mg、40mg、50mg、60mg、70mg、80mg、90mg、または100mgのドルテグラビルを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はマラビロク(maravoric)であり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約100mg~約400mgのマラビロク(maravoric)を1日2回、例えば、約100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのマラビロク(maravoric)を1日2回投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はリルピビリン(rilpirivine)であり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約10mg~約50mgのリルピビリン(rilpirivine)を1日1回、例えば、1日当たり約10mg、20mg、25mg、30mg、40mg、または50mgのリルピビリン(rilpirivine)を投与することをさらに含む。一部の実施形態では、a)1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はエムトリシタビンであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約50mg~約300mgのエムトリシタビンを1日1回、例えば、1日当たり約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、または300mgのエムトリシタビンを投与することをさらに含み;b)1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はエファビレンツであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約300mg~約900mgのエファビレンツを1日1回、例えば、1日当たり約300mg、400mg、500mg、600mg、700mg、800mg、または900mgのエファビレンツを投与することをさらに含み;およびc)1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はテノホビルであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約50mg~約500mgのテノホビルを1日1回、例えば、1日当たり約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、400mg、または500mgのテノホビルを投与することをさらに含む。一部の場合では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤は、HSV血清陰性対象がHSVに曝露される前に、曝露された後で、または曝露される前および後の両方で投与される。一部の実施形態では、避妊剤は、レボノルゲストレル、エストラジオール、デソゲストレル(dosogestrel)、エチニルエストラジオール、酢酸ノルエチンドロン、ノルゲスチメート、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せを含む。一部の場合では、避妊薬は、レボノルゲストレルおよびエストラジオールを含み、本方法は、HSV血清陰性対象に、約0.10mgのレボノルゲストレルおよび約0.02mgのエストラジオールを投与することをさらに含む。一部の場合では、避妊薬は、デソゲストレル(dosogestrel)およびエチニルエストラジオールを含み、本方法は、HSV血清陰性対象に、約0.15mgのデソゲストレル(dosogestrel)および約0.03mgのエチニルエストラジオールを投与することをさらに含む。一部の場合では、避妊薬は、酢酸ノルエチンドロンおよびエチニルエストラジオールを含み、本方法は、HSV血清陰性対象に、約1mgの酢酸ノルエチンドロンおよび約20ugのエチニルエストラジオールを投与することをさらに含む。一部の場合では、避妊薬は、ノルゲスチメートおよびエチニルエストラジオールを含み、本方法は、HSV血清陰性対象に、約0.18mgまたは約0.25mgのノルゲスチメートおよび約35ugまたは約25ugのエチニルエストラジオールを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、避妊剤は、対象がHSVに曝露される前、曝露された後、または曝露される前および後の両方で投与される。一部の場合では、避妊薬はレボノルゲストレルを含み、本方法は、HSV血清陰性対象に、約0.75mgのレボノルゲストレルを投与することをさらに含み、0.75mgのレボノルゲストレルは、妊娠をもたらし得る性行為後2日間にわたって1日1回対象に投与される。一部の場合では、避妊剤の1種または複数種は、14、15、16、17、または18歳より年長の対象に対して店頭販売される。
一部の実施形態では、本明細書には、HSV血清陰性対象のHSV感染を防止するための方法であって、対象に約200mg~約500mgのファムシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日2回投与することを含む方法が提供される。一部の場合では、ファムシクロビルは、HSVへの曝露前に投与される。一部の場合では、ファムシクロビルは、HSVへの曝露後に投与される。一部の場合では、ファムシクロビルは、HSVへの曝露前および曝露後の両方で投与される。一部の場合では、ファムシクロビルは、1種または複数種の追加の活性作用剤と共に、例えば、1種もしくは複数種の追加の抗ウイルス剤と共に、1種もしくは複数種の避妊剤と共に、または1種もしくは複数種の追加の抗ウイルス剤および1種もしくは複数種の避妊剤と共に投与される。一部の実施形態では、本方法は、1種または複数種の追加の感染性疾患、例えばHIVの感染をさらに防止する。HSV血清陰性対象に1種または複数種の避妊剤をさらに投与する一部の実施形態では、本方法は、さらに妊娠を防止する。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象のHSV血清陽性パートナーに、1種または複数種の抗ウイルス剤、例えば、1種もしくは複数種のHSV抗ウイルス剤、1種もしくは複数種のHIV抗ウイルス剤、および/または本明細書に記載の任意の抗ウイルス剤を投与することをさらに含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、約200mg、225mg、250mg、275mg、300mg、350mg、400mg、450mg、または500mgのファムシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日2回投与することを含む。一部の場合では、本方法は、HSV血清陰性対象に、約225mg~約300mg、約300mg~約400mg、または約400mg~約500mgのファムシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日2回投与することを含む。一部の実施形態では、追加の抗ウイルス剤としては、テノホビル、エムトリシタビン、ラミブジン、エファビレンツ、ラルテグラビル、ドルテグラビル、マラビロク(maravoric)、リルピビリン(rilpirivine)、Atripla(登録商標)、ならびにそれらの塩、溶媒和物、および/または組合せが挙げられる。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はテノホビルであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約50mg~約500mgのテノホビルを1日1回、例えば、1日当たり約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、400mg、または500mgのテノホビルを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はエムトリシタビンであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約50mg~約300mgのエムトリシタビンを1日1回、例えば、1日当たり約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、または300mgのエムトリシタビンを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はラミブジンであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約50mg~約400mgのラミブジンを1日1回、例えば、1日当たり約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのラミブジンを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はエファビレンツであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約300mg~約900mgのエファビレンツを1日1回、例えば、1日当たり約300mg、400mg、500mg、600mg、700mg、800mg、または900mgのエファビレンツを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はラルテグラビルであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約200mg~約600mgのラルテグラビルを1日2回、例えば、約200mg、300mg、400mg、500mg、または600mgのラルテグラビルを1日2回投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はドルテグラビルであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約10mg~約100mgのドルテグラビルを1日1回、例えば、1日当たり約10mg、20mg、30mg、40mg、50mg、60mg、70mg、80mg、90mg、または100mgのドルテグラビルを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はマラビロク(maravoric)であり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約100mg~約400mgのマラビロク(maravoric)を1日2回、例えば、約100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのマラビロク(maravoric)を1日2回投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はリルピビリン(rilpirivine)であり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約10mg~約50mgのリルピビリン(rilpirivine)を1日1回、例えば、1日当たり約10mg、20mg、25mg、30mg、40mg、または50mgのリルピビリン(rilpirivine)を投与することをさらに含む。一部の実施形態では、a)1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はエムトリシタビンであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約50mg~約300mgのエムトリシタビンを1日1回、例えば、1日当たり約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、または300mgのエムトリシタビンを投与することをさらに含み;b)1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はエファビレンツであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約300mg~約900mgのエファビレンツを1日1回、例えば、1日当たり約300mg、400mg、500mg、600mg、700mg、800mg、または900mgのエファビレンツを投与することをさらに含み;およびc)1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はテノホビルであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約50mg~約500mgのテノホビルを1日1回、例えば、1日当たり約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、400mg、または500mgのテノホビルを投与することをさらに含む。一部の場合では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤は、HSV血清陰性対象がHSVに曝露される前に、曝露された後で、または曝露される前および後の両方で投与される。一部の実施形態では、避妊剤は、レボノルゲストレル、エストラジオール、デソゲストレル(dosogestrel)、エチニルエストラジオール、酢酸ノルエチンドロン、ノルゲスチメート、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せを含む。一部の場合では、避妊薬は、レボノルゲストレルおよびエストラジオールを含み、本方法は、HSV血清陰性対象に、約0.10mgのレボノルゲストレルおよび約0.02mgのエストラジオールを投与することをさらに含む。一部の場合では、避妊薬は、デソゲストレル(dosogestrel)およびエチニルエストラジオールを含み、本方法は、HSV血清陰性対象に、約0.15mgのデソゲストレル(dosogestrel)および約0.03mgのエチニルエストラジオールを投与することをさらに含む。一部の場合では、避妊薬は、酢酸ノルエチンドロンおよびエチニルエストラジオールを含み、本方法は、HSV血清陰性対象に、約1mgの酢酸ノルエチンドロンおよび約20ugのエチニルエストラジオールを投与することをさらに含む。一部の場合では、避妊薬は、ノルゲスチメートおよびエチニルエストラジオールを含み、本方法は、HSV血清陰性対象に、約0.18mgまたは約0.25mgのノルゲスチメートおよび約35ugまたは約25ugのエチニルエストラジオールを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、避妊剤は、対象がHSVに曝露される前、曝露された後、または曝露される前および後の両方で投与される。一部の場合では、避妊薬はレボノルゲストレルを含み、本方法は、HSV血清陰性対象に、約0.75mgのレボノルゲストレルを投与することをさらに含み、0.75mgのレボノルゲストレルは、妊娠をもたらし得る性行為後2日間にわたって1日1回対象に投与される。一部の場合では、避妊剤の1種または複数種は、14、15、16、17、または18歳より年長の対象に対して店頭販売される。
一部の実施形態では、本明細書には、HSV血清陰性対象のHSV感染を防止するための方法であって、対象に約200mg~約400mgのテノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与することを含む方法が提供される。一部の場合では、テノホビルは、HSVへの曝露前に投与される。一部の場合では、テノホビルは、HSVへの曝露後に投与される。一部の場合では、テノホビルは、HSVへの曝露前および曝露後の両方で投与される。一部の場合では、テノホビルは、1種または複数種の追加の活性作用剤と共に、例えば、1種もしくは複数種の追加の抗ウイルス剤と共に、1種もしくは複数種の避妊剤と共に、または1種もしくは複数種の追加の抗ウイルス剤および1種もしくは複数種の避妊剤と共に投与される。一部の実施形態では、本方法は、1種または複数種の追加の感染性疾患、例えばHIVの感染をさらに防止する。HSV血清陰性対象に1種または複数種の避妊剤をさらに投与する一部の実施形態では、本方法は、さらに妊娠を防止する。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象のHSV血清陽性パートナーに、1種または複数種の抗ウイルス剤、例えば、1種もしくは複数種のHSV抗ウイルス剤、1種もしくは複数種のHIV抗ウイルス剤、および/または本明細書に記載の任意の抗ウイルス剤を投与することをさらに含む。一部の場合では、本方法は、HSV血清陰性対象に、約200mg、225mg、250mg、275mg、300mg、325mg、350mg、375mg、または400mgのテノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与することを含む。一部の場合では、本方法は、HSV血清陰性対象に、約200mg~約250mg、約250mg~約350mg、または約350mg~約400mgのテノホビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与することを含む。一部の実施形態では、追加の抗ウイルス剤としては、テノホビル、エムトリシタビン、ラミブジン、エファビレンツ、ラルテグラビル、ドルテグラビル、マラビロク(maravoric)、リルピビリン(rilpirivine)、Atripla(登録商標)、ならびにそれらの塩、溶媒和物、および/または組合せが挙げられる。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はテノホビルであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約50mg~約500mgのテノホビルを1日1回、例えば、1日当たり約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、400mg、または500mgのテノホビルを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はエムトリシタビンであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約50mg~約300mgのエムトリシタビンを1日1回、例えば、1日当たり約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、または300mgのエムトリシタビンを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はラミブジンであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約50mg~約400mgのラミブジンを1日1回、例えば、1日当たり約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのラミブジンを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はエファビレンツであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約300mg~約900mgのエファビレンツを1日1回、例えば、1日当たり約300mg、400mg、500mg、600mg、700mg、800mg、または900mgのエファビレンツを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はラルテグラビルであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約200mg~約600mgのラルテグラビルを1日2回、例えば、約200mg、300mg、400mg、500mg、または600mgのラルテグラビルを1日2回投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はドルテグラビルであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約10mg~約100mgのドルテグラビルを1日1回、例えば、1日当たり約10mg、20mg、30mg、40mg、50mg、60mg、70mg、80mg、90mg、または100mgのドルテグラビルを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はマラビロク(maravoric)であり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約100mg~約400mgのマラビロク(maravoric)を1日2回、例えば、約100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのマラビロク(maravoric)を1日2回投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はリルピビリン(rilpirivine)であり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約10mg~約50mgのリルピビリン(rilpirivine)を1日1回、例えば、1日当たり約10mg、20mg、25mg、30mg、40mg、または50mgのリルピビリン(rilpirivine)を投与することをさらに含む。一部の実施形態では、a)1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はエムトリシタビンであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約50mg~約300mgのエムトリシタビンを1日1回、例えば、1日当たり約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、または300mgのエムトリシタビンを投与することをさらに含み;b)1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はエファビレンツであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約300mg~約900mgのエファビレンツを1日1回、例えば、1日当たり約300mg、400mg、500mg、600mg、700mg、800mg、または900mgのエファビレンツを投与することをさらに含み;およびc)1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はテノホビルであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約50mg~約500mgのテノホビルを1日1回、例えば、1日当たり約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、400mg、または500mgのテノホビルを投与することをさらに含む。一部の場合では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤は、HSV血清陰性対象がHSVに曝露される前に、曝露された後で、または曝露される前および後の両方で投与される。一部の実施形態では、避妊剤は、レボノルゲストレル、エストラジオール、デソゲストレル(dosogestrel)、エチニルエストラジオール、酢酸ノルエチンドロン、ノルゲスチメート、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せを含む。一部の場合では、避妊薬は、レボノルゲストレルおよびエストラジオールを含み、本方法は、HSV血清陰性対象に、約0.10mgのレボノルゲストレルおよび約0.02mgのエストラジオールを投与することをさらに含む。一部の場合では、避妊薬は、デソゲストレル(dosogestrel)およびエチニルエストラジオールを含み、本方法は、HSV血清陰性対象に、約0.15mgのデソゲストレル(dosogestrel)および約0.03mgのエチニルエストラジオールを投与することをさらに含む。一部の場合では、避妊薬は、酢酸ノルエチンドロンおよびエチニルエストラジオールを含み、本方法は、HSV血清陰性対象に、約1mgの酢酸ノルエチンドロンおよび約20ugのエチニルエストラジオールを投与することをさらに含む。一部の場合では、避妊薬は、ノルゲスチメートおよびエチニルエストラジオールを含み、本方法は、HSV血清陰性対象に、約0.18mgまたは約0.25mgのノルゲスチメートおよび約35ugまたは約25ugのエチニルエストラジオールを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、避妊剤は、対象がHSVに曝露される前、曝露された後、または曝露される前および後の両方で投与される。一部の場合では、避妊薬はレボノルゲストレルを含み、本方法は、HSV血清陰性対象に、約0.75mgのレボノルゲストレルを投与することをさらに含み、0.75mgのレボノルゲストレルは、妊娠をもたらし得る性行為後2日間にわたって1日1回対象に投与される。一部の場合では、避妊剤の1種または複数種は、14、15、16、17、または18歳より年長の対象に対して店頭販売される。
一部の実施形態では、本明細書には、HSV血清陰性対象のHSV感染を防止するための方法であって、対象に約500mg~約1500mgのガンシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日3回投与することを含む方法が提供される。一部の場合では、ガンシクロビルは、HSVへの曝露前に投与される。一部の場合では、ガンシクロビルは、HSVへの曝露後に投与される。一部の場合では、ガンシクロビルは、HSVへの曝露前および曝露後の両方で投与される。一部の場合では、ガンシクロビルは、1種または複数種の追加の活性作用剤と共に、例えば、1種もしくは複数種の追加の抗ウイルス剤と共に、1種もしくは複数種の避妊剤と共に、または1種もしくは複数種の追加の抗ウイルス剤および1種もしくは複数種の避妊剤と共に投与される。一部の実施形態では、本方法は、1種または複数種の追加の感染性疾患、例えばHIVの感染をさらに防止する。HSV血清陰性対象に1種または複数種の避妊剤をさらに投与する一部の実施形態では、本方法は、さらに妊娠を防止する。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象のHSV血清陽性パートナーに、1種または複数種の抗ウイルス剤、例えば、1種もしくは複数種のHSV抗ウイルス剤、1種もしくは複数種のHIV抗ウイルス剤、および/または本明細書に記載の任意の抗ウイルス剤を投与することをさらに含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、約500mg、600mg、700mg、800mg、900mg、1000mg、1100mg、1200mg、1300mg、1400mg、または1500mgのガンシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日3回投与することを含む。一部の場合では、本方法は、HSV血清陰性対象に、約500mg~約800mg、約800mg~約1200mg、または約1200mg~約1500mgのガンシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日3回投与することを含む。一部の実施形態では、追加の抗ウイルス剤としては、テノホビル、エムトリシタビン、ラミブジン、エファビレンツ、ラルテグラビル、ドルテグラビル、マラビロク(maravoric)、リルピビリン(rilpirivine)、Atripla(登録商標)、ならびにそれらの塩、溶媒和物、および/または組合せが挙げられる。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はテノホビルであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約50mg~約500mgのテノホビルを1日1回、例えば、1日当たり約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、400mg、または500mgのテノホビルを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はエムトリシタビンであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約50mg~約300mgのエムトリシタビンを1日1回、例えば、1日当たり約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、または300mgのエムトリシタビンを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はラミブジンであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約50mg~約400mgのラミブジンを1日1回、例えば、1日当たり約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのラミブジンを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はエファビレンツであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約300mg~約900mgのエファビレンツを1日1回、例えば、1日当たり約300mg、400mg、500mg、600mg、700mg、800mg、または900mgのエファビレンツを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はラルテグラビルであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約200mg~約600mgのラルテグラビルを1日2回、例えば、約200mg、300mg、400mg、500mg、または600mgのラルテグラビルを1日2回投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はドルテグラビルであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約10mg~約100mgのドルテグラビルを1日1回、例えば、1日当たり約10mg、20mg、30mg、40mg、50mg、60mg、70mg、80mg、90mg、または100mgのドルテグラビルを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はマラビロク(maravoric)であり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約100mg~約400mgのマラビロク(maravoric)を1日2回、例えば、約100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのマラビロク(maravoric)を1日2回投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はリルピビリン(rilpirivine)であり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約10mg~約50mgのリルピビリン(rilpirivine)を1日1回、例えば、1日当たり約10mg、20mg、25mg、30mg、40mg、または50mgのリルピビリン(rilpirivine)を投与することをさらに含む。一部の実施形態では、a)1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はエムトリシタビンであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約50mg~約300mgのエムトリシタビンを1日1回、例えば、1日当たり約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、または300mgのエムトリシタビンを投与することをさらに含み;b)1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はエファビレンツであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約300mg~約900mgのエファビレンツを1日1回、例えば、1日当たり約300mg、400mg、500mg、600mg、700mg、800mg、または900mgのエファビレンツを投与することをさらに含み;およびc)1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はテノホビルであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約50mg~約500mgのテノホビルを1日1回、例えば、1日当たり約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、400mg、または500mgのテノホビルを投与することをさらに含む。一部の場合では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤は、HSV血清陰性対象がHSVに曝露される前に、曝露された後で、または曝露される前および後の両方で投与される。一部の実施形態では、避妊剤は、レボノルゲストレル、エストラジオール、デソゲストレル(dosogestrel)、エチニルエストラジオール、酢酸ノルエチンドロン、ノルゲスチメート、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せを含む。一部の場合では、避妊薬は、レボノルゲストレルおよびエストラジオールを含み、本方法は、HSV血清陰性対象に、約0.10mgのレボノルゲストレルおよび約0.02mgのエストラジオールを投与することをさらに含む。一部の場合では、避妊薬は、デソゲストレル(dosogestrel)およびエチニルエストラジオールを含み、本方法は、HSV血清陰性対象に、約0.15mgのデソゲストレル(dosogestrel)および約0.03mgのエチニルエストラジオールを投与することをさらに含む。一部の場合では、避妊薬は、酢酸ノルエチンドロンおよびエチニルエストラジオールを含み、本方法は、HSV血清陰性対象に、約1mgの酢酸ノルエチンドロンおよび約20ugのエチニルエストラジオールを投与することをさらに含む。一部の場合では、避妊薬は、ノルゲスチメートおよびエチニルエストラジオールを含み、本方法は、HSV血清陰性対象に、約0.18mgまたは約0.25mgのノルゲスチメートおよび約35ugまたは約25ugのエチニルエストラジオールを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、避妊剤は、対象がHSVに曝露される前、曝露された後、または曝露される前および後の両方で投与される。一部の場合では、避妊薬はレボノルゲストレルを含み、本方法は、HSV血清陰性対象に、約0.75mgのレボノルゲストレルを投与することをさらに含み、0.75mgのレボノルゲストレルは、妊娠をもたらし得る性行為後2日間にわたって1日1回対象に投与される。一部の場合では、避妊剤の1種または複数種は、14、15、16、17、または18歳より年長の対象に対して店頭販売される。
一部の実施形態では、本明細書には、HSV血清陰性対象のHSV感染を防止するための方法であって、対象に約1mg~約20mgのグリチルリチン酸またはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与することを含む方法が提供される。一部の場合では、グリチルリチン酸は、HSVへの曝露前に投与される。一部の場合では、グリチルリチン酸は、HSVへの曝露後に投与される。一部の場合では、グリチルリチン酸は、HSVへの曝露前および曝露後の両方で投与される。一部の場合では、グリチルリチン酸は、1種または複数種の追加の活性作用剤と共に、例えば、1種もしくは複数種の追加の抗ウイルス剤と共に、1種もしくは複数種の避妊剤と共に、または1種もしくは複数種の追加の抗ウイルス剤および1種もしくは複数種の避妊剤と共に投与される。一部の実施形態では、本方法は、1種または複数種の追加の感染性疾患、例えばHIVの感染をさらに防止する。HSV血清陰性対象に1種または複数種の避妊剤をさらに投与する一部の実施形態では、本方法は、さらに妊娠を防止する。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象のHSV血清陽性パートナーに、1種または複数種の抗ウイルス剤、例えば、1種もしくは複数種のHSV抗ウイルス剤、1種もしくは複数種のHIV抗ウイルス剤、および/または本明細書に記載の任意の抗ウイルス剤を投与することをさらに含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、約1mg、2mg、3mg、4mg、5mg、6mg、7mg、8mg、9mg、10mg、11mg、12mg、13mg、14mg、15mg、16mg、17mg、18mg、19mg、または20mgのグリチルリチン酸またはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与することを含む。一部の場合では、本方法は、HSV血清陰性対象に、約1mg~約5mg、約5mg~約10mg、または約10mg~約15mgのグリチルリチン酸またはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与することを含む。一部の実施形態では、追加の抗ウイルス剤としては、テノホビル、エムトリシタビン、ラミブジン、エファビレンツ、ラルテグラビル、ドルテグラビル、マラビロク(maravoric)、リルピビリン(rilpirivine)、Atripla(登録商標)、ならびにそれらの塩、溶媒和物、および/または組合せが挙げられる。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はテノホビルであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約50mg~約500mgのテノホビルを1日1回、例えば、1日当たり約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、400mg、または500mgのテノホビルを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はエムトリシタビンであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約50mg~約300mgのエムトリシタビンを1日1回、例えば、1日当たり約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、または300mgのエムトリシタビンを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はラミブジンであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約50mg~約400mgのラミブジンを1日1回、例えば、1日当たり約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのラミブジンを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はエファビレンツであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約300mg~約900mgのエファビレンツを1日1回、例えば、1日当たり約300mg、400mg、500mg、600mg、700mg、800mg、または900mgのエファビレンツを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はラルテグラビルであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約200mg~約600mgのラルテグラビルを1日2回、例えば、約200mg、300mg、400mg、500mg、または600mgのラルテグラビルを1日2回投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はドルテグラビルであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約10mg~約100mgのドルテグラビルを1日1回、例えば、1日当たり約10mg、20mg、30mg、40mg、50mg、60mg、70mg、80mg、90mg、または100mgのドルテグラビルを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はマラビロク(maravoric)であり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約100mg~約400mgのマラビロク(maravoric)を1日2回、例えば、約100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのマラビロク(maravoric)を1日2回投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はリルピビリン(rilpirivine)であり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約10mg~約50mgのリルピビリン(rilpirivine)を1日1回、例えば、1日当たり約10mg、20mg、25mg、30mg、40mg、または50mgのリルピビリン(rilpirivine)を投与することをさらに含む。一部の実施形態では、a)1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はエムトリシタビンであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約50mg~約300mgのエムトリシタビンを1日1回、例えば、1日当たり約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、または300mgのエムトリシタビンを投与することをさらに含み;b)1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はエファビレンツであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約300mg~約900mgのエファビレンツを1日1回、例えば、1日当たり約300mg、400mg、500mg、600mg、700mg、800mg、または900mgのエファビレンツを投与することをさらに含み;およびc)1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はテノホビルであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約50mg~約500mgのテノホビルを1日1回、例えば、1日当たり約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、400mg、または500mgのテノホビルを投与することをさらに含む。一部の場合では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤は、HSV血清陰性対象がHSVに曝露される前に、曝露された後で、または曝露される前および後の両方で投与される。一部の実施形態では、避妊剤は、レボノルゲストレル、エストラジオール、デソゲストレル(dosogestrel)、エチニルエストラジオール、酢酸ノルエチンドロン、ノルゲスチメート、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せを含む。一部の場合では、避妊薬は、レボノルゲストレルおよびエストラジオールを含み、本方法は、HSV血清陰性対象に、約0.10mgのレボノルゲストレルおよび約0.02mgのエストラジオールを投与することをさらに含む。一部の場合では、避妊薬は、デソゲストレル(dosogestrel)およびエチニルエストラジオールを含み、本方法は、HSV血清陰性対象に、約0.15mgのデソゲストレル(dosogestrel)および約0.03mgのエチニルエストラジオールを投与することをさらに含む。一部の場合では、避妊薬は、酢酸ノルエチンドロンおよびエチニルエストラジオールを含み、本方法は、HSV血清陰性対象に、約1mgの酢酸ノルエチンドロンおよび約20ugのエチニルエストラジオールを投与することをさらに含む。一部の場合では、避妊薬は、ノルゲスチメートおよびエチニルエストラジオールを含み、本方法は、HSV血清陰性対象に、約0.18mgまたは約0.25mgのノルゲスチメートおよび約35ugまたは約25ugのエチニルエストラジオールを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、避妊剤は、対象がHSVに曝露される前、曝露された後、または曝露される前および後の両方で投与される。一部の場合では、避妊薬はレボノルゲストレルを含み、本方法は、HSV血清陰性対象に、約0.75mgのレボノルゲストレルを投与することをさらに含み、0.75mgのレボノルゲストレルは、妊娠をもたらし得る性行為後2日間にわたって1日1回対象に投与される。一部の場合では、避妊剤の1種または複数種は、14、15、16、17、または18歳より年長の対象に対して店頭販売される。
一部の実施形態では、本明細書には、HSV血清陰性対象のHSV感染を防止するための方法であって、対象に約50mg~約400mgのセイヨウニワトコまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与することを含む方法が提供される。一部の場合では、セイヨウニワトコは、HSVへの曝露前に投与される。一部の場合では、セイヨウニワトコは、HSVへの曝露後に投与される。一部の場合では、セイヨウニワトコは、HSVへの曝露前および曝露後の両方で投与される。一部の場合では、セイヨウニワトコは、1種または複数種の追加の活性作用剤と共に、例えば、1種もしくは複数種の追加の抗ウイルス剤と共に、1種もしくは複数種の避妊剤と共に、または1種もしくは複数種の追加の抗ウイルス剤および1種もしくは複数種の避妊剤と共に投与される。一部の実施形態では、本方法は、1種または複数種の追加の感染性疾患、例えばHIVの感染をさらに防止する。HSV血清陰性対象に1種または複数種の避妊剤をさらに投与する一部の実施形態では、本方法は、さらに妊娠を防止する。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象のHSV血清陽性パートナーに、1種または複数種の抗ウイルス剤、例えば、1種もしくは複数種のHSV抗ウイルス剤、1種もしくは複数種のHIV抗ウイルス剤、および/または本明細書に記載の任意の抗ウイルス剤を投与することをさらに含む。一部の場合では、本方法は、HSV血清陰性対象に、約50mg、75mg、100mg、125mg、150mg、175mg、200mg、225mg、250mg、275mg、300mg、325mg、350mg、375mg、または400mgのセイヨウニワトコまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。一部の場合では、本方法は、HSV血清陰性対象に、約50mg~約100mg、約100mg~約250mg、または約250mg~約400mgのセイヨウニワトコまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与することを含む。一部の実施形態では、追加の抗ウイルス剤としては、テノホビル、エムトリシタビン、ラミブジン、エファビレンツ、ラルテグラビル、ドルテグラビル、マラビロク(maravoric)、リルピビリン(rilpirivine)、Atripla(登録商標)、ならびにそれらの塩、溶媒和物、および/または組合せが挙げられる。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はテノホビルであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約50mg~約500mgのテノホビルを1日1回、例えば、1日当たり約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、400mg、または500mgのテノホビルを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はエムトリシタビンであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約50mg~約300mgのエムトリシタビンを1日1回、例えば、1日当たり約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、または300mgのエムトリシタビンを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はラミブジンであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約50mg~約400mgのラミブジンを1日1回、例えば、1日当たり約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのラミブジンを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はエファビレンツであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約300mg~約900mgのエファビレンツを1日1回、例えば、1日当たり約300mg、400mg、500mg、600mg、700mg、800mg、または900mgのエファビレンツを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はラルテグラビルであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約200mg~約600mgのラルテグラビルを1日2回、例えば、約200mg、300mg、400mg、500mg、または600mgのラルテグラビルを1日2回投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はドルテグラビルであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約10mg~約100mgのドルテグラビルを1日1回、例えば、1日当たり約10mg、20mg、30mg、40mg、50mg、60mg、70mg、80mg、90mg、または100mgのドルテグラビルを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はマラビロク(maravoric)であり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約100mg~約400mgのマラビロク(maravoric)を1日2回、例えば、約100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのマラビロク(maravoric)を1日2回投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はリルピビリン(rilpirivine)であり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約10mg~約50mgのリルピビリン(rilpirivine)を1日1回、例えば、1日当たり約10mg、20mg、25mg、30mg、40mg、または50mgのリルピビリン(rilpirivine)を投与することをさらに含む。一部の実施形態では、a)1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はエムトリシタビンであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約50mg~約300mgのエムトリシタビンを1日1回、例えば、1日当たり約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、または300mgのエムトリシタビンを投与することをさらに含み;b)1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はエファビレンツであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約300mg~約900mgのエファビレンツを1日1回、例えば、1日当たり約300mg、400mg、500mg、600mg、700mg、800mg、または900mgのエファビレンツを投与することをさらに含み;およびc)1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はテノホビルであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約50mg~約500mgのテノホビルを1日1回、例えば、1日当たり約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、400mg、または500mgのテノホビルを投与することをさらに含む。一部の場合では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤は、HSV血清陰性対象がHSVに曝露される前に、曝露された後で、または曝露される前および後の両方で投与される。一部の実施形態では、避妊剤は、レボノルゲストレル、エストラジオール、デソゲストレル(dosogestrel)、エチニルエストラジオール、酢酸ノルエチンドロン、ノルゲスチメート、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せを含む。一部の場合では、避妊薬は、レボノルゲストレルおよびエストラジオールを含み、本方法は、HSV血清陰性対象に、約0.10mgのレボノルゲストレルおよび約0.02mgのエストラジオールを投与することをさらに含む。一部の場合では、避妊薬は、デソゲストレル(dosogestrel)およびエチニルエストラジオールを含み、本方法は、HSV血清陰性対象に、約0.15mgのデソゲストレル(dosogestrel)および約0.03mgのエチニルエストラジオールを投与することをさらに含む。一部の場合では、避妊薬は、酢酸ノルエチンドロンおよびエチニルエストラジオールを含み、本方法は、HSV血清陰性対象に、約1mgの酢酸ノルエチンドロンおよび約20ugのエチニルエストラジオールを投与することをさらに含む。一部の場合では、避妊薬は、ノルゲスチメートおよびエチニルエストラジオールを含み、本方法は、HSV血清陰性対象に、約0.18mgまたは約0.25mgのノルゲスチメートおよび約35ugまたは約25ugのエチニルエストラジオールを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、避妊剤は、対象がHSVに曝露される前、曝露された後、または曝露される前および後の両方で投与される。一部の場合では、避妊薬はレボノルゲストレルを含み、本方法は、HSV血清陰性対象に、約0.75mgのレボノルゲストレルを投与することをさらに含み、0.75mgのレボノルゲストレルは、妊娠をもたらし得る性行為後2日間にわたって1日1回対象に投与される。一部の場合では、避妊剤の1種または複数種は、14、15、16、17、または18歳より年長の対象に対して店頭販売される。
一部の実施形態では、本明細書には、HSV血清陰性対象のHSV感染を防止するための方法であって、対象に約500mg~約1500mgのバルガンシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与することを含む方法が提供される。一部の場合では、バルガンシクロビルは、HSVへの曝露前に投与される。一部の場合では、バルガンシクロビルは、HSVへの曝露後に投与される。一部の場合では、バルガンシクロビルは、HSVへの曝露前および曝露後の両方で投与される。一部の場合では、バルガンシクロビルは、1種または複数種の追加の活性作用剤と共に、例えば、1種もしくは複数種の追加の抗ウイルス剤と共に、1種もしくは複数種の避妊剤と共に、または1種もしくは複数種の追加の抗ウイルス剤および1種もしくは複数種の避妊剤と共に投与される。一部の実施形態では、本方法は、1種または複数種の追加の感染性疾患、例えばHIVの感染をさらに防止する。HSV血清陰性対象に1種または複数種の避妊剤をさらに投与する一部の実施形態では、本方法は、さらに妊娠を防止する。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象のHSV血清陽性パートナーに、1種または複数種の抗ウイルス剤、例えば、1種もしくは複数種のHSV抗ウイルス剤、1種もしくは複数種のHIV抗ウイルス剤、および/または本明細書に記載の任意の抗ウイルス剤を投与することをさらに含む。一部の実施形態では、本方法は、HSV血清陰性対象に、約500mg、600mg、700mg、800mg、900mg、1000mg、1100mg、1200mg、1300mg、1400mg、または1500mgのバルガンシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与することを含む。一部の場合では、本方法は、HSV血清陰性対象に、約500mg~約800mg、約800mg~約1200mg、または約1200mg~約1500mgのバルガンシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を1日1回投与することを含む。一部の実施形態では、追加の抗ウイルス剤としては、テノホビル、エムトリシタビン、ラミブジン、エファビレンツ、ラルテグラビル、ドルテグラビル、マラビロク(maravoric)、リルピビリン(rilpirivine)、Atripla(登録商標)、ならびにそれらの塩、溶媒和物、および/または組合せが挙げられる。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はテノホビルであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約50mg~約500mgのテノホビルを1日1回、例えば、1日当たり約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、400mg、または500mgのテノホビルを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はエムトリシタビンであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約50mg~約300mgのエムトリシタビンを1日1回、例えば、1日当たり約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、または300mgのエムトリシタビンを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はラミブジンであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約50mg~約400mgのラミブジンを1日1回、例えば、1日当たり約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのラミブジンを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はエファビレンツであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約300mg~約900mgのエファビレンツを1日1回、例えば、1日当たり約300mg、400mg、500mg、600mg、700mg、800mg、または900mgのエファビレンツを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はラルテグラビルであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約200mg~約600mgのラルテグラビルを1日2回、例えば、約200mg、300mg、400mg、500mg、または600mgのラルテグラビルを1日2回投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はドルテグラビルであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約10mg~約100mgのドルテグラビルを1日1回、例えば、1日当たり約10mg、20mg、30mg、40mg、50mg、60mg、70mg、80mg、90mg、または100mgのドルテグラビルを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はマラビロク(maravoric)であり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約100mg~約400mgのマラビロク(maravoric)を1日2回、例えば、約100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、または400mgのマラビロク(maravoric)を1日2回投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はリルピビリン(rilpirivine)であり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約10mg~約50mgのリルピビリン(rilpirivine)を1日1回、例えば、1日当たり約10mg、20mg、25mg、30mg、40mg、または50mgのリルピビリン(rilpirivine)を投与することをさらに含む。一部の実施形態では、a)1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はエムトリシタビンであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約50mg~約300mgのエムトリシタビンを1日1回、例えば、1日当たり約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、または300mgのエムトリシタビンを投与することをさらに含み;b)1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はエファビレンツであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約300mg~約900mgのエファビレンツを1日1回、例えば、1日当たり約300mg、400mg、500mg、600mg、700mg、800mg、または900mgのエファビレンツを投与することをさらに含み;およびc)1種または複数種の追加の抗ウイルス剤の1種はテノホビルであり、本方法は、HSV血清陰性対象に、約50mg~約500mgのテノホビルを1日1回、例えば、1日当たり約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、400mg、または500mgのテノホビルを投与することをさらに含む。一部の場合では、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤は、HSV血清陰性対象がHSVに曝露される前に、曝露された後で、または曝露される前および後の両方で投与される。一部の実施形態では、避妊剤は、レボノルゲストレル、エストラジオール、デソゲストレル(dosogestrel)、エチニルエストラジオール、酢酸ノルエチンドロン、ノルゲスチメート、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せを含む。一部の場合では、避妊薬は、レボノルゲストレルおよびエストラジオールを含み、本方法は、HSV血清陰性対象に、約0.10mgのレボノルゲストレルおよび約0.02mgのエストラジオールを投与することをさらに含む。一部の場合では、避妊薬は、デソゲストレル(dosogestrel)およびエチニルエストラジオールを含み、本方法は、HSV血清陰性対象に、約0.15mgのデソゲストレル(dosogestrel)および約0.03mgのエチニルエストラジオールを投与することをさらに含む。一部の場合では、避妊薬は、酢酸ノルエチンドロンおよびエチニルエストラジオールを含み、本方法は、HSV血清陰性対象に、約1mgの酢酸ノルエチンドロンおよび約20ugのエチニルエストラジオールを投与することをさらに含む。一部の場合では、避妊薬は、ノルゲスチメートおよびエチニルエストラジオールを含み、本方法は、HSV血清陰性対象に、約0.18mgまたは約0.25mgのノルゲスチメートおよび約35ugまたは約25ugのエチニルエストラジオールを投与することをさらに含む。一部の実施形態では、避妊剤は、対象がHSVに曝露される前、曝露された後、または曝露される前および後の両方で投与される。一部の場合では、避妊薬はレボノルゲストレルを含み、本方法は、HSV血清陰性対象に、約0.75mgのレボノルゲストレルを投与することをさらに含み、0.75mgのレボノルゲストレルは、妊娠をもたらし得る性行為後2日間にわたって1日1回対象に投与される。一部の場合では、避妊剤の1種または複数種は、14、15、16、17、または18歳より年長の対象に対して店頭販売される。
暴露前組成物および方法
一部の態様では、本明細書には、HSV血清陰性対象に投与するための組成物であって、低用量の第1の抗ウイルス剤を含み、HSVに感染しているかまたはHSV状態が不明であるかのいずれかであるパートナーとの身体的接触前に対象に投与される組成物が記載されている。一部の実施形態では、組成物は、曝露前組成物である。一部の実施形態では、第1の抗ウイルス剤は、HSV抗ウイルス剤である。一部の実施形態では、第1の抗ウイルス剤は、バラシクロビル、アシクロビル、ファムシクロビル、プリテリビル、ペンシクロビル、ガンシクロビル、バルガンシクロビル、シドホビル、ホスカルネット、ダルナビル、グリチルリチン酸、グルタミン、FV-100、ASP2151、me-609、ASP2151、局所VDO、PEG製剤(Devirex AG)、ビダラビン、シドホビル、クロフェレマー(SP-303T)、EPB-348、CMX001、V212、NB-001、スクエア酸、イオン性亜鉛、ソリブジン(ARYS-01)、トリフルリジン、882C87、マーリン(エタノールおよびグリコール酸混合物)、ビタミンC、AIC316、サラセニア・プルプレアを含むversabaseゲル、UB-621、リジン、エドクスジン、ブリブジン、シタラビン、ドコサノール、トロマンタジン、レシキモド(R-848)、イミキモド、レシキモド、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せを含む。一部の実施形態では、組成物および/または抗ウイルス剤は、少なくともHSVへの曝露前に対象に投与すると、血清陰性対象のHSV感染の防止に有用である。一部の実施形態では、組成物および/または第1の抗ウイルス剤は、HSVへの曝露前および曝露後に対象に投与すると、血清陰性対象のHSV感染の防止に有用である。一部の実施形態では、組成物および/または抗ウイルス剤は、HSVへの曝露前に対象に投与すると、対象におけるHSV複製の抑制に有用である。一部の実施形態では、組成物および/または抗ウイルス剤は、HSVへの曝露前および曝露後に対象に投与すると、対象におけるHSV複製の抑制に有用である。一部の実施形態では、組成物および/または抗ウイルス剤は、HSVへの曝露前に対象に投与すると、対象のHSV活性化の抑制に有用である。一部の実施形態では、組成物および/または抗ウイルス剤は、HSVへの曝露前および曝露後に対象に投与すると、対象におけるHSV活性化の抑制に有用である。
一部の実施形態では、組成物は、HSVへの曝露前に対象に投与すると、対象のHSV感染リスクの低減に有用である。一部の実施形態では、HSV感染リスクは、組成物を投与しない場合のHSV感染リスクと比較して、少なくとも約10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、または100%低減される。
一部の実施形態では、第1の抗ウイルス剤の低用量は、約50mg~約1gである。一部の実施形態では、第1の抗ウイルス剤の低用量は、約1,000mg未満、約900mg未満、約800mg未満、約700mg未満、約600mg未満、約500mg未満、約480mg未満、約460mg未満、約440mg未満、約420mg未満、約400mg未満、約380mg未満、約360mg未満、約340mg未満、約320mg、約300mg未満、約280mg未満、約260mg未満、約240mg未満、約220mg未満、約200mg未満、約180mg未満、約160mg未満、約140mg未満、約120mg未満、約100mg未満、約90mg未満、約80mg未満、約70mg未満、約60mg未満、約50mg未満、約40mg未満、約30mg未満、約20mg未満、約10mg未満、約5mg未満、または約1mg未満である。一部の場合では、第1の抗ウイルス剤の低用量は、約50mg~約500mg、約50mg~約480mg、約50mg~約460mg、約50mg~約440mg、約50mg~約420mg、約50mg~約400mg、約50mg~約380mg、約50mg~約360mg、約50mg~約340mg、約50mg~約320mg、約50mg~約300mg、約50mg~約280mg、約50mg~約260mg、約50mg~約240mg、約50mg~約220mg、または約50mg~約200mgである。一部の実施形態では、第1の抗ウイルス剤の低用量は、HSV血清陽性対象の抑制治療に有用な第1の抗ウイルス剤の量と同様の量である。一部の実施形態では、低用量の第1の抗ウイルス薬は、5年に約1回~1日約2回で対象に投与されるように構成されている。例えば、抗ウイルス剤は、毎年、6か月毎、5か月毎、4か月毎、3か月毎、2か月毎、1か月毎、3週間毎、2週間毎、1週間毎、週2回、毎日、または1日2回投与される。一部の実施形態では、組成物は、HSV曝露の少なくとも約1日、2日、3日、4日、5日、6日、7日、8日、9日、10日、11日、12日、13日、14日、15日、16日、17日、18日、19日、20日、21日、22日、23日、24日、25日、26日、27日、28日、29日、30日、1か月、2か月、または3か月前に投与される(時点は、最初のHSV曝露であるかその後のHSV曝露であるかに限定されない)。
一部の実施形態では、第1の抗ウイルス剤は、長時間作用性薬物送達デバイスを使用した長時間作用性薬物送達機構による投与用に製剤化されている。一部の実施形態では、長時間作用性薬物送達デバイスは、膣内リングである。一部の実施形態では、長時間作用性薬物送達デバイスは、経皮パッチである。一部の実施形態では、長時間作用性薬物送達デバイスは、注射デバイスである。
一部の実施形態では、組成物は、第2、第3、第4、または第5の抗ウイルス剤をさらに含む。代替または追加の実施形態では、組成物は、第2、第3、第4、または第5の抗ウイルス剤と共に投与されるように構成されている。一部の実施形態では、第2、第3、第4、および/または第5の抗ウイルス剤は、第2の低用量(lose dose)で組成物中に存在する。一部の場合では、第2、第3、第4、および/または第5の抗ウイルス剤は、第1の抗ウイルス剤と同じまたは異なる活性作用剤を含む。一部の実施形態では、第2、第3、第4、および/または第5の抗ウイルス剤は、バラシクロビル、アシクロビル、ファムシクロビル、プリテリビル、ペンシクロビル、ガンシクロビル、バルガンシクロビル(valganciclovi)、シドホビル、ホスカルネット、ダルナビル、グリチルリチン酸、グルタミン、FV-100、ASP2151、me-609、ASP2151、局所VDO、PEG製剤(Devirex AG)、ビダラビン、シドホビル、クロフェレマー(SP-303T)、EPB-348、CMX001、V212、NB-001、スクエア酸、イオン性亜鉛、ソリブジン(ARYS-01)、トリフルリジン、882C87、マーリン(エタノールおよびグリコール酸混合物)、ビタミンC、AIC316、サラセニア・プルプレアを含むversabaseゲル、UB-621、リジン、エドクスジン、ブリブジン、シタラビン、ドコサノール、トロマンタジン、レシキモド(R-848)、イミキモド、レシキモド、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、GSK208141(gD2t、GSK糖タンパク質D(gD)-Alum/3-脱アシル化モノホスホリルリピドA)、帯状疱疹GSK1437173A、gD2-ASO4、Havrix(商標)gD-Alum、Zostavax/帯状疱疹ワクチン(V211、V212、V210)、HSV529、HerpV(AG-707 rh-Hsc70多価ペプチド複合体)、VCL-HB01、VCL-HM01、pPJV7630、GEN-003、SPL7013ゲル(VivaGel(商標))GSK324332A、GSK1492903A、VariZIG(商標)、およびVarivax、マラビロク、エンフビルチド、ビクリビロク、セニクリビロク、イバリズマブ(lbalizumab)、ホステムサビル(BMS-663068)、イバリズマブ(TMB-355、TNX-355)、PRO140、b12抗体、DCM205、DARPins、カプリン抗体、VIR-576、エンフビルチド(T-20)、AMD11070、PR0542、SCH-C、T-1249、シアノビリン、グリフィスシン(griffithsen)、レクチン、ペンタフシド、ドルテグラビル、エルビテグラビル、ラルテグラビル、グロボイドナンA、MK-2048、BI224436、カボテグラビル、GSK1265744、GSK-572、MK-0518、アバカビル、ジダノシン、エムトリシタビン(emtrictabine)、ラミブジン、スタブジン、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩(tenofovir disoporoxil fumarate)、ジドブジン、アプリシタビン、スタンピジン、エルブシタビン、ラシビル、アムドキソビル、スタブジン、ザルシタビン、フェスチナビル、ジデオキシシチジンddC、アジドチミジン、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、エンテカビル、デラビルジン、エファビレンツ、エトラビリン(TMC-125)、ネビラピン、リルピビリン、ドラビリン、カラノリドA、カプラビリン、エピビル、アデホビル、ダピビリン、レルシビリン、アロブジン、エルブシタビン、TMC-278、DPC-083、アムドキソビル、(-)-ベータ-D-2,6-ジアミノ-プリンジオキソラン、MIV-210(FLG)、DFC(デキセルブシタビン)、ジオキソランチミジン、L697639、アテビルジン(U87201E)、MIV-150、GSK-695634、GSK-678248、TMC-278、KP1461、KP-1212、ロデノシン(FddA)、5-[(3,5-ジクロロフェニル)チオ]-4-イソプロピル-1-(4-ピリジルメチル)イミダゾール-2-メタノールカルバミン酸、(-)-I2-D-2,6-ジアミノプリンジオキソラン、AVX-754、BCH-13520、BMS-56190((4S)-6-クロロ-4-[(1E)-シクロプロピルエテニル]-3、-4-ジヒドロ-4-トリフルオロメチル-2(1H)-キナゾリノン)、TMC-120、L697639、アタザナビル、ダルナビル、ホスアンプレナビル、インジナビル、ネルフィナビル、リトナビル、サキナビル、チプラナビル、ロピナビル、アンプレナビル、テリナビル(SC-52151)、ドロキシナビル、エムトリバ、インビラーゼ、アゲネラーゼ、TMC-126、モゼナビル(DMP-450)、JE-2147(AG1776)、L-756423、KNI-272、DPC-681、DPC-684、BMS186318、ドロキシナビル(SC-55389a)、DMP-323、KNI-227、1-[(2-ヒドロキシエトキシ)メチル]-6-(フェニルチオ)-チミン、AG-1859、RO-033-4649、R-944、DMP-850、DMP-851、ブレカナビル(GW640385)、ノノキシノール-9、ドデシル硫酸ナトリウム、Savvy(1.0%C31G)、BufferGel(登録商標)、カラギナン、VivaGel(登録商標)、PRO2000/5、ナフタレン2-スルホネートポリマー、またはポリナフタレンスルホネートとしても知られているPRO-2000、アンホテリシンB、スルファメトキサゾール、トリメトプリム、クラリスロマイシン、ダウノルビシン、フルコナゾール、ドキソルビシン、アニデュラファンギン、免疫グロブリン、ガンマグロブリン、ドロナビノール、酢酸メゲストロール、アトバコン、リファブチン、ペンタミジン、グルクロン酸トリメトレキサート、ロイコボリン、アリトレチノインゲル、エリスロポエチン(erythropoeetin)、カルシウムヒドロキシアパタイト、ポリ-L-乳酸、ソマトロピンrDNA、イトラコナゾール、パクリタキセル、ボリコナゾール、シドホビル、ホミビルセン、アジスロマイシン、ルキソリチニブ、トシリズマブ、ベビリマット、TRIM5アルファ、Tatアンタゴニスト、トリコサンチン、アブザイム、カラノリドA、セラゲニン、シアノビリン-N、ジアリールピリミジン、没食子酸エピガロカテキン(EGCG)、ホスカルネット、グリフィスシン、ヒドロキシカルバミド、ミルテホシン、ポルトマンテアウ阻害剤、シトビリン、セリシクリブ、相乗的エンハンサー、treリコンビナーゼ、ジンクフィンガータンパク質転写因子、KP-1461、BIT225、アプラビロク、アテビルジン、ブレカナビル、カプラビリン、デキセルブシタビン、エミビリン、レルシビリン、ロデノシン、ロビリド、ホミビルセン、グリチルリチン酸(抗炎症、11ベータ-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼを阻害する)、亜鉛塩、硫酸セルロース、シクロデキストリン、デキストリン-2-スルフェート、NCP7阻害剤、AMD-3100、BMS-806、BMS-793、C31G、カラギナン、CD4-IgG2、酢酸フタル酸セルロース、mAb 2G12、mAb b12、Merck167、植物レクチン、ポリナフタレンスルフェート、ポリスルホ-スチレン、PRO2000、PSC-Rantes、SCH-C、SCH-D、T-20、TMC-125、UC-781、UK-427、UK-857、カラガード(PC-515)、ブリンシドホビル(CMX001)、ジドブジン、ウイルス特異的細胞傷害性T細胞、イドクスウリジン、ポドフィロトキシン、リファンピシン、メチサゾン、インターフェロンアルファ2b(イントロン-A)、ペグインターフェロンアルファ-2a、リバビリン、モロキシジン、プレコナリル、BCX4430、タリバビリン(ビラミジン、ICN3142)、ファビピラビル、リンタトリモド、イバシタビン(5-ヨード-2’-デオキシシチジン)、メチサゾン(methisazone)(メチサゾン(metisazone))、アムプリゲン、アルビドール、Atripla(登録商標)、コンビビル、イムノビル、ネキサビル、トリジビル、ツルバダ、ラミブジン、ジデオキシアデノシン、フロクスウリジン、イドクスウリジン(idozuridine)、イノシンプラノベクス、2’-デオキシ-5-(メチルアミノ)ウリジン、ジゴキシン、イミキモド、インターフェロンIII型、インターフェロンII型、インターフェロンI型、ティーツリー油、グリチルリチン酸、フィアルリジン、テルビブジン、アデホビル、エンテカビル(etecavir)、ラミブジン、クレブジン、アスナプレビル、ボセプレビル、ファルダプレビル、グラゾプレビル、パリタプレビル、リトナビル、テラプレビル、シメプレビル、ソホスブビル、ACH-3102、ダクラタスビル、デレオブビル、エルバスビル、レジパスビル、MK-3682、MK-8408、サマタスビル、オムビタスビル、エンテカビル、エルダーベリーサンブクス、ウミフェノビル、アマンタジン、リマンタジン、オセルタミビル、ザナミビル、ペラミビル、ラニナミビル、ピロールポリアミド、ロピナビル、またはそれらの塩、溶媒和物、および/もしくは組合せを含む。
一部の実施形態では、第2、第3、第4、および/または第5の抗ウイルス剤は、以下のものを含むHIV抗ウイルス剤である:マラビロク、エンフビルチド、ビクリビロク、セニクリビロク、イバリズマブ(lbalizumab)、ホステムサビル(BMS-663068)、イバリズマブ(TMB-355、TNX-355)、PRO140、b12抗体、DCM205、DARPins、カプリン抗体、VIR-576、エンフビルチド(T-20)、AMD11070、PR0542、SCH-C、T-1249、シアノビリン、グリフィスシン(griffithsen)、レクチン、ペンタフシド、ドルテグラビル、エルビテグラビル、ラルテグラビル、グロボイドナンA、MK-2048、BI224436、カボテグラビル、GSK1265744、GSK-572、MK-0518、アバカビル、ジダノシン、エムトリシタビン(emtrictabine)、ラミブジン、スタブジン、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩(tenofovir disoporoxil fumarate)、ジドブジン、アプリシタビン、スタンピジン、エルブシタビン、ラシビル、アムドキソビル、スタブジン、ザルシタビン、フェスチナビル、ジデオキシシチジンddC、アジドチミジン、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、エンテカビル、デラビルジン、エファビレンツ、エトラビリン(TMC-125)、ネビラピン、リルピビリン、ドラビリン、カラノリドA、カプラビリン、エピビル、アデホビル、ダピビリン、レルシビリン、アロブジン、エルブシタビン、TMC-278、DPC-083、アムドキソビル、(-)-ベータ-D-2,6-ジアミノ-プリンジオキソラン、MIV-210(FLG)、DFC(デキセルブシタビン)、ジオキソランチミジン、L697639、アテビルジン(U87201E)、MIV-150、GSK-695634、GSK-678248、TMC-278、KP1461、KP-1212、ロデノシン(FddA)、5-[(3,5-ジクロロフェニル)チオ]-4-イソプロピル-1-(4-ピリジルメチル)イミダゾール-2-メタノールカルバミン酸、(-)-I2-D-2,6-ジアミノプリンジオキソラン、AVX-754、BCH-13520、BMS-56190((4S)-6-クロロ-4-[(1E)-シクロプロピルエテニル]-3、-4-ジヒドロ-4-トリフルオロメチル-2(1H)-キナゾリノン)、TMC-120、L697639、アタザナビル、ダルナビル、ホスアンプレナビル、インジナビル、ネルフィナビル、リトナビル、サキナビル、チプラナビル、ロピナビル、アンプレナビル、テリナビル(SC-52151)、ドロキシナビル、エムトリバ、インビラーゼ、アゲネラーゼ、TMC-126、モゼナビル(DMP-450)、JE-2147(AG1776)、L-756423、KNI-272、DPC-681、DPC-684、BMS186318、ドロキシナビル(SC-55389a)、DMP-323、KNI-227、1-[(2-ヒドロキシエトキシ)メチル]-6-(フェニルチオ)-チミン、AG-1859、RO-033-4649、R-944、DMP-850、DMP-851、ブレカナビル(GW640385)、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せ。
一部の実施形態では、第2、第3、第4、および/または第5の抗ウイルス剤の第2、第3、第4、および/または第5の低用量は、約50mg~約1gである。一部の実施形態では、第2、第3、第4、および/または第5の抗ウイルス剤の低用量は、約1,000mg未満、約900mg未満、約800mg未満、約700mg未満、約600mg未満、約500mg未満、約480mg未満、約460mg未満、約440mg未満、約420mg未満、約400mg未満、約380mg未満、約360mg、約340mg未満、約320mg未満、約300mg未満、約280mg未満、約260mg未満、約240mg未満、約220mg未満、約200mg未満、未満約180mg、約160mg未満、約140mg未満、約120mg未満、約100mg未満、約90mg未満、約80mg未満、約70mg未満、約60mg未満、約50mg未満、約40mg未満、約30mg未満、約20mg未満、約10mg未満、約5mg未満、または約1mg未満である。一部の場合では、第2、第3、第4、および/または第5の抗ウイルス剤の低用量は、約50mg~約500mg、約50mg~約480mg、約50mg~約460mg、約50mg~約440mg、約50mg~約420mg、約50mg~約400mg、約50mg~約380mg、約50mg~約360mg、約50mg~約340mg、約50mg~約320mg、約50mg~約300mg、約50mg~約280mg、約50mg~約260mg、約50mg~約240mg、約50mg~約220mg、または約50mg~約200mgである。
種々の実施形態では、組成物は、1種または複数種の追加の避妊剤をさらに含むか、またはそれらと共に投与される。一部の実施形態では、避妊剤は、17a-エチニル-レボノルゲストレル-17b-ヒドロキシ-エストラ-4,9,11-トリエン-3-オン、エストラジオール、エチニルエストラジオール、レボノルゲストレル、酢酸メドロキシプロゲステロン、ネストロン、ノルエチンドロン、二酢酸エチノジオール、RU486、N9、ミフェプリストン、ミフェギン、ミフェプレックス、17a-エチニル-レボノルゲストレル(levongestrel)、17b-ヒドロキシ-エストラ-4,9,11-トリエン-3-オン、エストラジオール、ノルゲストリエノン、プロゲステロン、エトノゲストレル(etonogestril)(3-ケト-デソゲストレル)、プロゲスチン、メゲストロール、エトノ-プロゲスチンアロネゲストレル、および17-アセトキシ-16-メチレン-19-ノルプロゲステロン、ならびにそれらの塩、溶媒和物、および/または組合せを含む。
一部の態様では、本明細書には、HSV血清陰性対象のHSV感染を防止するための方法であって、HSVに感染しているかまたはHSV状態が不明であるかのいずれかであるパートナーとの身体的接触(例えば、性行為)前に、対象に低用量の第1の抗ウイルス剤を含む組成物を投与することを含む方法が記載されている。一部の実施形態では、身体的接触は、1回の性的事象中に生じる。一部の実施形態では、身体的接触は、2回またはそれよりも多くの性的事象中に生じる。一部の実施形態では、身体的接触は、単一のパートナーとで生じる。一部の実施形態では、身体的接触は、2人またはそれよりも多くのパートナーとで生じる。種々の場合では、対象は、パートナーとの身体的接触中にHSVに曝露されるリスクを有する。一部の方法では、対象は、HSVに曝露されている。一部の実施形態では、本方法は、HSVへの曝露後に組成物を投与することをさらに含む。一部の実施形態では、組成物は、上記に記載の通りの曝露前組成物である。
一部の実施形態では、対象は、HSVに血清陽性であるパートナーと進行中の性的関係にあるかまたはその予定であるため、HSVに曝露されるリスクがある。一部の実施形態では、血清陽性パートナーは、HSV抑制療法を受けている。一部の場合では、HSV抑制療法は、低用量の追加の抗ウイルス剤をパートナーに投与することを含む。一部の実施形態では、この追加の抗ウイルス剤は、第1の抗ウイルス剤と同じ活性作用剤を含む。一部の場合では、追加の抗ウイルス剤は、第1の抗ウイルス剤とは異なる活性作用剤を含む。一部の場合では、対象および血清陽性パートナーは、性的接触中、コンドームなどの物理的障壁を使用する。一部の場合では、対象は、血清陽性パートナーからのHSVに曝露される。そのような場合では、投与される組成物は、対象におけるHSV複製を抑制する。一部の場合では、投与される組成物は、対象におけるHSV活性化を抑制する。一部の実施形態では、投与される組成物は、対象に対するHSV感染のリスクを低減する。一部の実施形態では、HSV感染リスクは、投与される組成物により、組成物を投与しない場合のHSV感染リスクと比較して、少なくとも約10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、または100%低減される。一部の実施形態では、対象に投与される組成物およびパートナーの抑制療法は、血清陰性対象のHSV感染リスクを、少なくとも約10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、または100%低減する。
一部の実施形態では、対象は、相互一夫一婦制性的関係にないかまたはその予定がないため、HSVに曝露されるリスクがある。一部の場合では、対象は、非相互一夫一婦制性的関係内の性的接触中にHSVに曝露される。そのような場合では、投与される組成物は、対象におけるHSV複製を抑制する。一部の場合では、投与される組成物は、対象におけるHSV活性化を抑制する。一部の場合では、投与される組成物は、対象に対するHSV感染のリスクを低減する。一部の実施形態では、HSV感染リスクは、投与される組成物により、組成物を投与しない場合のHSV感染リスクと比較して、少なくとも約10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、または100%低減される。
一部の実施形態では、対象は、HSV状態が不明であるパートナーとの身体的接触を有するかまたは有する予定であるため、HSVに曝露されるリスクがある。一部の場合では、HSV状態が不明であるパートナーは、上記に記載の通り、低用量の追加の抗ウイルス剤をパートナーに投与することを含むHSV治療を受けている。一部の場合では、追加の抗ウイルス剤は、第1の抗ウイルス剤と同じ活性作用剤を含む。一部の実施形態では、追加の抗ウイルス剤は、第1の抗ウイルス剤とは異なる活性作用剤を含む。一部の場合では、身体的接触は、性的接触である。一部の場合では、対象およびHSV状態不明のパートナーは、性的接触中、コンドームなどの物理的障壁を使用する。一部の実施形態では、身体的接触は、キスである。
一部の実施形態では、対象は、HSV血清陽性パートナーとの身体的接触を有するかまたは有する予定であるため、HSVに曝露されるリスクがある。一部の場合では、パートナーは、上記に記載の通り、低用量の追加の抗ウイルス剤をパートナーに投与することを含むHSV治療を受けている。一部の場合では、追加の抗ウイルス剤は、第1の抗ウイルス剤と同じ活性作用剤を含む。一部の場合では、追加の抗ウイルス剤は、第1の抗ウイルス剤とは異なる活性作用剤を含む。一部の実施形態では、身体的接触は、性的接触である。一部の場合では、対象およびHSV状態不明のパートナーは、性的接触中、コンドームなどの物理的障壁を使用する。一部の場合では、対象は、HSVを有することが判明しているパートナーからのHSVに曝露されている。そのような場合では、投与される組成物は、対象におけるHSV複製を抑制する。一部の場合では、投与される組成物は、対象におけるHSV活性化を抑制する。一部の実施形態では、投与される組成物は、対象に対するHSV感染のリスクを低減する。一部の実施形態では、HSV感染リスクは、投与される組成物により、組成物を投与しない場合のHSV感染リスクと比較して、少なくとも約10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、または100%低減される。一部の実施形態では、対象に投与される組成物およびパートナーの抑制療法は、血清陰性対象のHSV感染リスクを、少なくとも約10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、または100%低減する。
種々の実施形態では、対象に投与される組成物は、1種または複数種の避妊剤をさらに含む。一部の実施形態では、本方法は、対象に1種または複数種の避妊剤を投与することをさらに含む。一部の実施形態では、避妊剤は、17a-エチニル-レボノルゲストレル-17b-ヒドロキシ-エストラ-4,9,11-トリエン-3-オン、エストラジオール、エチニルエストラジオール、レボノルゲストレル、酢酸メドロキシプロゲステロン、ネストロン、ノルエチンドロン、二酢酸エチノジオール、RU486、N9、ミフェプリストン、ミフェギン、ミフェプレックス、17a-エチニル-レボノルゲストレル(levongestrel)、17b-ヒドロキシ-エストラ-4,9,11-トリエン-3-オン、エストラジオール、ノルゲストリエノン、プロゲステロン、エトノゲストレル(etonogestril)(3-ケト-デソゲストレル)、プロゲスチン、メゲストロール、エトノ-プロゲスチンアロネゲストレル、および17-アセトキシ-16-メチレン-19-ノルプロゲステロン、ならびにそれらの塩、溶媒和物、および/または組合せを含む。一部の実施形態では、避妊剤は、コンドーム、子宮頸管キャップ、女性用コンドーム、ペッサリー、子宮内避妊器具、殺精子剤(例えば、ノノキシノール、オクトキシノール)、または当技術分野で公知の他の避妊薬を含む。
一部の実施形態では、組成物は、コンドームのリスク低減有効性を増強し、最大の保護を提供するために、コンドームと一緒に使用される。一部の場合では、組成物は、製造中にコンドームにコーティングされ、1パッケージ当たり1つのコンドームを含有する従来の防水プラスチックまたはホイルパッケージ内に封入されているか、または組成物は、使用直前にコンドームの内側または外側のいずれかにユーザーが手作業で塗布してもよい。
一部の実施形態では、本方法は、対象がHSV曝露のリスクカテゴリーにあるか否かを決定することをさらに含む。一部の実施形態では、本方法は、対象に投与するための組成物の低用量を決定することをさらに含む。一部の場合では、対象がHSV曝露のリスクカテゴリーにある場合、本方法は、リスクカテゴリーを使用して、対象に投与するための組成物の低用量を決定することをさらに含む。一部の実施形態では、本方法は、第1の抗ウイルス剤を何にするのかを決定することをさらに含む。一部の場合では、対象がHSV曝露のリスクカテゴリーにある場合、本方法は、リスクカテゴリーを使用して、第1の抗ウイルス剤を何にするのかを決定することをさらに含む。一部の場合では、本方法は、組成物を対象に投与するための送達デバイスを決定することをさらに含む。一部の実施形態では、送達デバイスは、長時間作用性送達デバイスである。一部の実施形態では、長時間作用性送達デバイスは、膣内リングである。一部の場合では、長時間作用性送達デバイスは、注射デバイスである。一部の場合では、長時間作用性送達デバイスは、経皮パッチである。
血清陰性対象のHSV感染を防止するための本明細書に記載の抗ウイルス組成物の例示的な送達方法は、膣内リングを介した持続放出系によるものである。一部の実施形態では、膣内リングは、シリコーンエラストマーを含む。一部の実施形態では、膣内リングは、エチレン酢酸ビニルを含む。一部の実施形態では、膣内リングは、ラテックスを含まない。一部の実施形態では、膣内リングは、ポリウレタンを含む。一部の場合では、ポリウレタンは、ポリエステルウレタンである。一部の場合では、膣内リングは、生分解性である。一部の実施形態では、膣内リングは、避妊薬としての1種または複数種の活性作用剤をさらに含む。一部の場合では、避妊剤は、エストロゲン化合物、プロゲステロン化合物、および/あるいはゴナドトロピン放出ホルモンまたはそのペプチドもしくは非ペプチドアゴニストもしくはアンタゴニストアナログである。一部の実施形態では、本方法は、送達デバイスを膣内に挿入すること、およびデバイスを約1~約180日間にわたって膣内に維持することを含む。一部の実施形態では、送達デバイスは膣内リングであり、抗ウイルス剤の放出速度は、約1ug/日~約10mg/日である。一部の場合では、膣内リングは避妊剤をさらに含み、避妊剤は、約1ug/日~約10mg/日でリングから放出される。
暴露後組成物および方法
一部の態様では、本明細書には、HSV血清陰性対象に投与するための組成物であって、非常な用量(very dose)の第1の抗ウイルス剤を含み、HSVへの曝露後に対象に投与される組成物が記載されている。一部の実施形態では、組成物は、曝露後組成物である。一部の実施形態では、第1の抗ウイルス剤は、HSV抗ウイルス剤である。一部の実施形態では、第1の抗ウイルス剤は、バラシクロビル、アシクロビル、ファムシクロビル、プリテリビル、ペンシクロビル、ガンシクロビル、バルガンシクロビル(valganciclovi)、シドホビル、ホスカルネット、ダルナビル、グリチルリチン酸、グルタミン、FV-100、ASP2151、me-609、ASP2151、局所VDO、PEG製剤(Devirex AG)、ビダラビン、シドホビル、クロフェレマー(SP-303T)、EPB-348、CMX001、V212、NB-001、スクエア酸、イオン性亜鉛、ソリブジン(ARYS-01)、トリフルリジン、882C87、マーリン(エタノールおよびグリコール酸混合物)、ビタミンC、AIC316、サラセニア・プルプレアを含むversabaseゲル、UB-621、リジン、エドクスジン、ブリブジン、シタラビン、ドコサノール、トロマンタジン、レシキモド(R-848)、イミキモド、レシキモド、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、アメナメビル、N-メタンコカルバチミジン(N-MCT)、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せを含む。一部の実施形態では、組成物および/または第1の抗ウイルス剤は、HSVへの曝露後に対象に投与すると、血清陰性対象のHSV感染の防止に有用である。一部の場合では、組成物および/または第1のウイルス剤は、HSVへの曝露前および曝露後に対象に投与すると、血清陰性対象のHSV感染の防止に有用である。一部の実施形態では、組成物および/または抗ウイルス剤は、HSVへの曝露後に対象に投与すると、対象におけるHSV複製の抑制に有用である。一部の場合では、組成物および/または抗ウイルス剤は、HSVへの曝露前および曝露後に対象に投与すると、対象におけるHSV複製の抑制に有用である。一部の実施形態では、組成物および/または抗ウイルス剤は、HSVへの曝露後に対象に投与すると、対象におけるHSV活性化の抑制に有用である。一部の場合では、組成物および/または抗ウイルス剤は、HSVへの曝露前および曝露後に対象に投与すると、対象におけるHSV活性化の抑制に有用である。一部の場合では、組成物および/または抗ウイルス剤は、組成物を血清陽性対象に投与すると、対象におけるHSV再活性化の抑制に有用である。一部の場合では、組成物および/または抗ウイルス剤は、組成物を血清陽性対象に投与すると、対象のHSV感染の治療に有用である。
一部の実施形態では、組成物は、HSVへの曝露後に対象に投与すると、対象のHSV感染リスクの低減に有用である。一部の実施形態では、HSV感染リスクは、組成物を投与しない場合のHSV感染リスクと比較して、少なくとも約10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、または100%低減される。
一部の実施形態では、第1の抗ウイルス剤の非常に高い用量は、約500mg~約5,000mgである。一部の実施形態では、第1の抗ウイルス剤の非常に高い用量は、約500mgよりも多く、約600mgよりも多く、約700mgよりも多く、約800mgよりも多く、約900mgよりも多く、約1,000mgよりも多く、約1,100mgよりも多くる、約1,200mgよりも多く、約1,300mgよりも多く、約1,400mgよりも多く、約1,500mgよりも多く、約1,600mgよりも多く、約1,700mgよりも多く、約1,800mgよりも多く、約1,900mgよりも多く、約2,000mgよりも多く、約2,100mgよりも多く、約2,200mgよりも多く、約2,300mgよりも多く、約2,400mgよりも多く、約2,500mgよりも多く、約2,600mgよりも多く、約2,700mgよりも多く、約2,800mgよりも多く、約2,900mgよりも多く、約3,000mgよりも多く、約3,500mgよりも多く、約4,000mgよりも多く、約4,500mgよりも多く、または約5,000mgよりも多い。一部の場合では、第1の抗ウイルス剤の非常に高い用量は、約500mg~約5,000mg、約600mg~約5,000mg、約700mg~約5,000mg、約800mg~約5,000mg、約900mg~約5,000mg、約1,000mg~約5,000mg、約1,200mg~約5,000mg、約1,400mg~約5,000mg、約1,600mg~約5,000mg、約1,800mg~約5,000mg、約2,000mg~約5,000mg、約2,200mg~約5,000mg、約2,400mg~約5,000mg、約2,600mg~約5,000mg、約2,800mg~約5,000mg、約3,000mg~約5,000mg、または約3,200mg~約5,000mgである。一部の実施形態では、第1の抗ウイルス剤の非常に高い用量は、HSV血清陽性患者における突発的出現の治療に有用な第1の抗ウイルス剤の量よりも多い量である。一部の実施形態では、非常に高い用量の第1の抗ウイルス剤は、HSV曝露の1時間、2時間、3時間、4時間、5時間、6時間、7時間、8時間、9時間、10時間、11時間、12時間、13時間、14時間、15時間、16時間、17時間、18時間、19時間、20時間、21時間、22時間、23時間、24時間、1日、36時間、2日、60時間、3日、4日、5日、6日、1週間、2週間、1か月、または2か月以内に対象に投与されるように構成されている。一部の実施形態では、非常に高い用量は、月1回、3週間に1回、2週間に1回、週1回、週6回、週5回、週4回、週3回、週2回、1日3回、1日2回、または1日1回で投与される。
一部の実施形態では、第1の抗ウイルス剤は、長時間作用性薬物送達デバイスを使用した長時間作用性薬物送達機構による投与用に製剤化されている。一部の実施形態では、長時間作用性送達デバイスは、膣内リングである。一部の実施形態では、長時間作用性送達デバイスは、経皮パッチである。一部の実施形態では、長時間作用性送達デバイスは、注射デバイスである。
一部の実施形態では、組成物は、第2、第3、第4、または第5の抗ウイルス剤をさらに含む。代替または追加の実施形態では、組成物は、第2、第3、第4、および/または第5の抗ウイルス剤と共に投与されるように構成されている。一部の実施形態では、第2、第3、第4、および/または第5の抗ウイルス剤は、第2、第3、第4、および/または第5の非常に高い用量で組成物中に存在する。一部の場合では、第2、第3、第4、および/または第5の抗ウイルス剤は、第1の抗ウイルス剤と同じまたは異なる活性作用剤を含む。一部の実施形態では、第2、第3、第4、および/または第5の抗ウイルス剤は、バラシクロビル、アシクロビル、ファムシクロビル、プリテリビル、ペンシクロビル、ガンシクロビル、バルガンシクロビル、シドホビル、ホスカルネット、ダルナビル、グリチルリチン酸、グルタミン、FV-100、ASP2151、me-609、ASP2151、局所VDO、PEG製剤(Devirex AG)、ビダラビン、シドホビル、クロフェレマー(SP-303T)、EPB-348、CMX001、V212、NB-001、スクエア酸、イオン性亜鉛、ソリブジン(ARYS-01)、トリフルリジン、882C87、マーリン(エタノールおよびグリコール酸混合物)、ビタミンC、AIC316、サラセニア・プルプレアを含むversabaseゲル、UB-621、リジン、エドクスジン、ブリブジン、シタラビン、ドコサノール、トロマンタジン、レシキモド(R-848)、イミキモド、レシキモド、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、GSK208141(gD2t、GSK糖タンパク質D(gD)-Alum/3-脱アシル化モノホスホリルリピドA)、帯状疱疹GSK1437173A、gD2-ASO4、Havrix(商標)、gD-Alum、Zostavax/帯状疱疹ワクチン(V211、V212、V210)、HSV529、HerpV(AG-707 rh-Hsc70多価ペプチド複合体)、VCL-HB01、VCL-HM01、pPJV7630、GEN-003、SPL7013ゲル(VivaGel(商標))、GSK324332A、GSK1492903A、VariZIG(商標)、およびVarivax、マラビロク、エンフビルチド、ビクリビロク、セニクリビロク、イバリズマブ(lbalizumab)、ホステムサビル(BMS-663068)、イバリズマブ(TMB-355、TNX-355)、PRO140、b12抗体、DCM205、DARPins、カプリン抗体、VIR-576、エンフビルチド(T-20)、AMD11070、PR0542、SCH-C、T-1249、シアノビリン、グリフィスシン(griffithsen)、レクチン、ペンタフシド、ドルテグラビル、エルビテグラビル、ラルテグラビル、グロボイドナンA、MK-2048、BI224436、カボテグラビル、GSK1265744、GSK-572、MK-0518、アバカビル、ジダノシン、エムトリシタビン(emtrictabine)、ラミブジン、スタブジン、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩(tenofovir disoporoxil fumarate)、ジドブジン、アプリシタビン、スタンピジン、エルブシタビン、ラシビル、アムドキソビル、スタブジン、ザルシタビン、フェスチナビル、ジデオキシシチジンddC、アジドチミジン、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、エンテカビル、デラビルジン、エファビレンツ、エトラビリン(TMC-125)、ネビラピン、リルピビリン、ドラビリン、カラノリドA、カプラビリン、エピビル、アデホビル、ダピビリン、レルシビリン、アロブジン、エルブシタビン、TMC-278、DPC-083、アムドキソビル、(-)-ベータ-D-2,6-ジアミノ-プリンジオキソラン、MIV-210(FLG)、DFC(デキセルブシタビン)、ジオキソランチミジン、L697639、アテビルジン(U87201E)、MIV-150、GSK-695634、GSK-678248、TMC-278、KP1461、KP-1212、ロデノシン(FddA)、5-[(3,5-ジクロロフェニル)チオ]-4-イソプロピル-1-(4-ピリジルメチル)イミダゾール-2-メタノールカルバミン酸、(-)-12-D-2,6-ジアミノプリンジオキソラン、AVX-754、BCH-13520、BMS-56190((4S)-6-クロロ-4-[(1E)-シクロプロピルエテニル]-3、-4-ジヒドロ-4-トリフルオロメチル-2(1H)-キナゾリノン)、TMC-120、L697639、アタザナビル、ダルナビル、ホスアンプレナビル、インジナビル、ネルフィナビル、リトナビル、サキナビル、チプラナビル、ロピナビル、アンプレナビル、テリナビル(SC-52151)、ドロキシナビル、エムトリバ、インビラーゼ、アゲネラーゼ、TMC-126、モゼナビル(DMP-450)、JE-2147(AG1776)、L-756423、KNI-272、DPC-681、DPC-684、BMS186318、ドロキシナビル(SC-55389a)、DMP-323、KNI-227、1-[(2-ヒドロキシエトキシ)メチル]-6-(フェニルチオ)-チミン、AG-1859、RO-033-4649、R-944、DMP-850、DMP-851、ブレカナビル(GW640385)、ノノキシノール-9、ドデシル硫酸ナトリウム、Savvy(1.0%C31G)、BufferGel(登録商標)、カラギナン、VivaGel(登録商標)、PRO2000/5、ナフタレン2-スルホネートポリマー、またはポリナフタレンスルホネートとしても知られているPRO-2000、アンホテリシンB、スルファメトキサゾール、トリメトプリム、クラリスロマイシン、ダウノルビシン、フルコナゾール、ドキソルビシン、アニデュラファンギン、免疫グロブリン、ガンマグロブリン、ドロナビノール、酢酸メゲストロール、アトバコン、リファブチン、ペンタミジン、グルクロン酸トリメトレキサート、ロイコボリン、アリトレチノインゲル、エリスロポエチン(erythropoeetin)、カルシウムヒドロキシアパタイト、ポリ-L-乳酸、ソマトロピンrDNA、イトラコナゾール、パクリタキセル、ボリコナゾール、シドホビル、ホミビルセン、アジスロマイシン、ルキソリチニブ、トシリズマブ、ベビリマット、TRIM5アルファ、Tatアンタゴニスト、トリコサンチン、アブザイム、カラノリドA、セラゲニン、シアノビリン-N、ジアリールピリミジン、没食子酸エピガロカテキン(EGCG)、ホスカルネット、グリフィスシン、ヒドロキシカルバミド、ミルテホシン、ポルトマンテアウ阻害剤、シトビリン、セリシクリブ、相乗的エンハンサー、treリコンビナーゼ、ジンクフィンガータンパク質転写因子、KP-1461、BIT225、アプラビロク、アテビルジン、ブレカナビル、カプラビリン、デキセルブシタビン、エミビリン、レルシビリン、ロデノシン、ロビリド、ホミビルセン、グリチルリチン酸(抗炎症、11ベータ-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼを阻害する)、亜鉛塩、硫酸セルロース、シクロデキストリン、デキストリン-2-スルフェート、NCP7阻害剤、AMD-3100、BMS-806、BMS-793、C31G、カラギナン、CD4-IgG2、酢酸フタル酸セルロース、mAb 2G12、mAb b12、Merck167、植物レクチン、ポリナフタレンスルフェート、ポリスルホ-スチレン、PRO2000、PSC-Rantes、SCH-C、SCH-D、T-20、TMC-125、UC-781、UK-427、UK-857、カラガード(PC-515)、ブリンシドホビル(CMX001)、ジドブジン、ウイルス特異的細胞傷害性T細胞、イドクスウリジン、ポドフィロトキシン、リファンピシン、メチサゾン、インターフェロンアルファ2b(イントロン-A)、ペグインターフェロンアルファ-2a、リバビリン、モロキシジン、プレコナリル、BCX4430、タリバビリン(ビラミジン、ICN3142)、ファビピラビル、リンタトリモド、イバシタビン(5-ヨード-2’-デオキシシチジン)、メチサゾン(methisazone)(メチサゾン(metisazone))、アムプリゲン、アルビドール、Atripla(登録商標)、コンビビル、イムノビル、ネキサビル、トリジビル、ツルバダ、ラミブジン、ジデオキシアデノシン、フロクスウリジン、イドクスウリジン(idozuridine)、イノシンプラノベクス、2’-デオキシ-5-(メチルアミノ)ウリジン、ジゴキシン、イミキモド、インターフェロンIII型、インターフェロンII型、インターフェロンI型、ティーツリー油、グリチルリチン酸、フィアルリジン、テルビブジン、アデホビル、エンテカビル(etecavir)、ラミブジン、クレブジン、アスナプレビル、ボセプレビル、ファルダプレビル、グラゾプレビル、パリタプレビル、リトナビル、テラプレビル、シメプレビル、ソホスブビル、ACH-3102、ダクラタスビル、デレオブビル、エルバスビル、レジパスビル、MK-3682、MK-8408、サマタスビル、オムビタスビル、エンテカビル、エルダーベリーサンブクス、ウミフェノビル、アマンタジン、リマンタジン、オセルタミビル、ザナミビル、ペラミビル、ラニナミビル、ピロールポリアミド、ロピナビル、アメナメビル、N-メタンコカルバチミジン(N-MCT)、またはそれらの塩、溶媒和物、および/もしくは組合せを含む。
一部の実施形態では、第2、第3、第4、および/または第5の抗ウイルス剤は、以下のものを含むHIV抗ウイルス剤である:マラビロク、エンフビルチド、ビクリビロク、セニクリビロク、イバリズマブ(lbalizumab)、ホステムサビル(BMS-663068)、イバリズマブ(TMB-355、TNX-355)、PRO140、b12抗体、DCM205、DARPins、カプリン抗体、VIR-576、エンフビルチド(T-20)、AMD11070、PR0542、SCH-C、T-1249、シアノビリン、グリフィスシン(griffithsen)、レクチン、ペンタフシド、ドルテグラビル、エルビテグラビル、ラルテグラビル、グロボイドナンA、MK-2048、BI224436、カボテグラビル、GSK1265744、GSK-572、MK-0518、アバカビル、ジダノシン、エムトリシタビン(emtrictabine)、ラミブジン、スタブジン、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩(tenofovir disoporoxil fumarate)、ジドブジン、アプリシタビン、スタンピジン、エルブシタビン、ラシビル、アムドキソビル、スタブジン、ザルシタビン、フェスチナビル、ジデオキシシチジンddC、アジドチミジン、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、エンテカビル、デラビルジン、エファビレンツ、エトラビリン(TMC-125)、ネビラピン、リルピビリン、ドラビリン、カラノリドA、カプラビリン、エピビル、アデホビル、ダピビリン、レルシビリン、アロブジン、エルブシタビン、TMC-278、DPC-083、アムドキソビル、(-)-ベータ-D-2,6-ジアミノ-プリンジオキソラン、MIV-210(FLG)、DFC(デキセルブシタビン)、ジオキソランチミジン、L697639、アテビルジン(U87201E)、MIV-150、GSK-695634、GSK-678248、TMC-278、KP1461、KP-1212、ロデノシン(FddA)、5-[(3,5-ジクロロフェニル)チオ]-4-イソプロピル-1-(4-ピリジルメチル)イミダゾール-2-メタノールカルバミン酸、(-)-I2-D-2,6-ジアミノプリンジオキソラン、AVX-754、BCH-13520、BMS-56190((4S)-6-クロロ-4-[(1E)-シクロプロピルエテニル]-3、-4-ジヒドロ-4-トリフルオロメチル-2(1H)-キナゾリノン)、TMC-120、L697639、アタザナビル、ダルナビル、ホスアンプレナビル、インジナビル、ネルフィナビル、リトナビル、サキナビル、チプラナビル、ロピナビル、アンプレナビル、テリナビル(SC-52151)、ドロキシナビル、エムトリバ、インビラーゼ、アゲネラーゼ、TMC-126、モゼナビル(DMP-450)、JE-2147(AG1776)、L-756423、KNI-272、DPC-681、DPC-684、BMS186318、ドロキシナビル(SC-55389a)、DMP-323、KNI-227、1-[(2-ヒドロキシエトキシ)メチル]-6-(フェニルチオ)-チミン、AG-1859、RO-033-4649、R-944、DMP-850、DMP-851、ブレカナビル(GW640385)、またはそれらの塩、溶媒和物、もしくは組合せ。
一部の実施形態では、第2の抗ウイルス剤の第2、第3、第4、および/または第5の非常に高い用量は、約500mg~約5,000mgである。一部の実施形態では、第2、第3、第4、および/または第5の抗ウイルス剤の非常に高い用量は、約500mgよりも多く、約600mgよりも多く、約700mgよりも多く、約800mgよりも多く、約900mgよりも多く、約1,000mgよりも多く、約1,100mgよりも多くる、約1,200mgよりも多く、約1,300mgよりも多く、約1,400mgよりも多く、約1,500mgよりも多く、約1,600mgよりも多く、約1,700mgよりも多く、約1,800mgよりも多く、約1,900mgよりも多く、約2,000mgよりも多く、約2,100mgよりも多く、約2,200mgよりも多く、約2,300mgよりも多く、約2,400mgよりも多く、約2,500mgよりも多く、約2,600mgよりも多く、約2,700mgよりも多く、約2,800mgよりも多く、約2,900mgよりも多く、約3,000mgよりも多く、約3,500mgよりも多く、約4,000mgよりも多く、約4,500mgよりも多く、または約5,000mgよりも多い。一部の場合では、第2、第3、第4、および/または第5の抗ウイルス剤の非常に高い用量は、約500mg~約5,000mg、約600mg~約5,000mg、約700mg~約5,000mg、約800mg~約5,000mg、約900mg~約5,000mg、約1,000mg~約5,000mg、約1,200mg~約5,000mg、約1,400mg~約5,000mg、約1,600mg~約5,000mg、約1,800mg~約5,000mg、約2,000mg~約5,000mg、約2,200mg~約5,000mg、約2,400mg~約5,000mg、約2,600mg~約5,000mg、約2,800mg~約5,000mg、約3,000mg~約5,000mg、または約3,200mg~約5,000mgである。一部の実施形態では、第2、第3、第4、および/または第5の抗ウイルス剤の非常に高い用量は、HSV血清陽性患者における突発的出現の治療に有用な第1の抗ウイルス剤の量よりも多い量である。一部の実施形態では、非常に高い用量の第2、第3、第4、および/または第5の抗ウイルス剤は、HSV曝露の1時間、2時間、3時間、4時間、5時間、6時間、7時間、8時間、9時間、10時間、11時間、12時間、13時間、14時間、15時間、16時間、17時間、18時間、19時間、20時間、21時間、22時間、23時間、24時間、1日、36時間、2日、60時間、3日、4日、5日、6日、1週間、2週間、または1か月以内に対象に投与されるように構成されている。一部の実施形態では、非常に高い用量は、月1回、3週間に1回、2週間に1回、週1回、週6回、週5回、週4回、週3回、週2回、1日3回、1日2回、または1日1回で投与される。
種々の実施形態では、本明細書に記載の組成物は、1種または複数種の避妊剤をさらに含むかまたはそれらと共に投与される。一部の実施形態では、避妊剤は、17a-エチニル-レボノルゲストレル-17b-ヒドロキシ-エストラ-4,9,11-トリエン-3-オン、エストラジオール、エチニルエストラジオール、レボノルゲストレル、酢酸メドロキシプロゲステロン、ネストロン、ノルエチンドロン、二酢酸エチノジオール、RU486、N9、ミフェプリストン、ミフェギン、ミフェプレックス、17a-エチニル-レボノルゲストレル(levongestrel)、17b-ヒドロキシ-エストラ-4,9,11-トリエン-3-オン、エストラジオール、ノルゲストリエノン、プロゲステロン、エトノゲストレル(etonogestril)(3-ケト-デソゲストレル)、プロゲスチン、メゲストロール、エトノ-プロゲスチンアロネゲストレル、および17-アセトキシ-16-メチレン-19-ノルプロゲステロン、ならびにそれらの塩、溶媒和物、および/または組合せを含む。
一部の態様では、本明細書には、HSV血清陰性対象のHSV感染を防止するための方法であって、対象がHSVに曝露された後で、非常に高い用量の第1の抗ウイルス剤を含む組成物を対象に投与することを含む方法が記載されている。一部の実施形態では、HSV曝露は、HSV血清陰性対象とHSV血清陽性パートナーとの間の1回の性的事象中に生じる。一部の実施形態では、HSV曝露は、2回またはそれよりも多くの性的事象中に生じる。一部の実施形態では、HSV曝露は、単一のパートナーからのものである。一部の実施形態では、HSC曝露は、2人またはそれよりも多くのパートナーから生じる。一部の実施形態では、組成物は、上記に記載の通りの曝露後組成物である。一部の実施形態では、本方法は、対象に、以前に記載の通りの曝露前組成物を投与することをさらに含む。
一部の実施形態では、対象は、HSVに血清陽性であるパートナーとの身体的接触(例えば、性的接触またはキス)によりHSVに曝露され、対象およびパートナーは、相互一夫一婦制関係にある。一部の場合では、パートナーは、自身の血清陽性状態を認識している。一部の場合では、パートナーは、自身の血清陽性状態を認識していない。一部の場合では、対象は、パートナーのHSV血清陽性状態を認識している。一部の場合では、対象は、パートナーのHSV血清陽性状態を認識していない。一部の実施形態では、血清陽性パートナーは、HSV抑制療法を受けている。一部の場合では、HSV抑制療法は、低用量の追加の抗ウイルス剤をパートナーに投与することを含む。一部の場合では、この追加の抗ウイルス剤は、第1の抗ウイルス剤と同じ活性作用剤を含む。一部の実施形態では、追加の抗ウイルス剤は、第1の抗ウイルス剤とは異なる活性作用剤を含む。一部の場合では、対象および血清陽性パートナーは、性的接触中、コンドームなどの物理的障壁を使用する。そのような場合では、投与される組成物は、対象におけるHSV複製を抑制する。一部の場合では、投与される組成物は、対象におけるHSV活性化を抑制する。一部の実施形態では、投与される組成物は、対象に対するHSV感染のリスクを低減する。一部の実施形態では、HSV感染リスクは、投与される組成物により、組成物を投与しない場合のHSV感染リスクと比較して、少なくとも約10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、または100%低減される。一部の実施形態では、対象に投与される組成物およびパートナーの抑制療法は、血清陰性対象のHSV感染リスクを、少なくとも約10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、または100%低減する。
一部の実施形態では、対象は、HSV血清陽性パートナーとの身体的接触(例えば、性的接触)によりHSVに曝露され、対象およびパートナーは、相互一夫一婦制関係にない。一部の場合では、パートナーは、自身の血清陽性状態を認識している。一部の場合では、パートナーは、自身の血清陽性状態を認識していない。一部の場合では、対象は、パートナーのHSV血清陽性状態を認識している。一部の場合では、対象は、パートナーのHSV血清陽性状態を認識していない。一部の実施形態では、血清陽性パートナーは、HSV抑制療法を受けている。一部の場合では、HSV抑制療法は、低用量の追加の抗ウイルス剤をパートナーに投与することを含む。一部の場合では、この追加の抗ウイルス剤は、第1の抗ウイルス剤と同じ活性作用剤を含む。一部の場合では、追加の抗ウイルス剤は、第1の抗ウイルス剤とは異なる活性作用剤を含む。一部の場合では、対象および血清陽性パートナーは、性的接触中、コンドームなどの物理的障壁を使用する。そのような場合では、投与される組成物は、対象におけるHSV複製を抑制する。一部の場合では、投与される組成物は、対象におけるHSV活性化を抑制する。一部の実施形態では、投与される組成物は、対象に対するHSV感染のリスクを低減する。一部の実施形態では、HSV感染リスクは、投与される組成物により、組成物を投与しない場合のHSV感染リスクと比較して、少なくとも約10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、または100%低減される。一部の実施形態では、対象に投与される組成物およびパートナーの抑制療法は、血清陰性対象のHSV感染リスクを、少なくとも約10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、または100%低減する。
種々の実施形態では、対象に投与される組成物は、1種または複数種の避妊剤をさらに含む。一部の実施形態では、本方法は、対象に1種または複数種の避妊剤を投与することをさらに含む。一部の実施形態では、避妊剤は、17a-エチニル-レボノルゲストレル-17b-ヒドロキシ-エストラ-4,9,11-トリエン-3-オン、エストラジオール、エチニルエストラジオール、レボノルゲストレル、酢酸メドロキシプロゲステロン、ネストロン、ノルエチンドロン、二酢酸エチノジオール、RU486、N9、ミフェプリストン、ミフェギン、ミフェプレックス、17a-エチニル-レボノルゲストレル(levongestrel)、17b-ヒドロキシ-エストラ-4,9,11-トリエン-3-オン、エストラジオール、ノルゲストリエノン、プロゲステロン、エトノゲストレル(etonogestril)(3-ケト-デソゲストレル)、プロゲスチン、メゲストロール、エトノ-プロゲスチンアロネゲストレル、および17-アセトキシ-16-メチレン-19-ノルプロゲステロン、ならびにそれらの塩、溶媒和物、および/または組合せを含む。一部の実施形態では、避妊剤は、コンドーム、子宮頸管キャップ、女性用コンドーム、ペッサリー、子宮内避妊器具、殺精子剤(例えば、ノノキシノール、オクトキシノール)、または当技術分野で公知の他の避妊薬を含む。一部の実施形態では、避妊薬は、緊急避妊薬である。緊急避妊剤の非限定的な例としては、レボノルゲストレル、エストロゲンおよびプロゲスチンの組合せ、プロゲスチン、抗黄体ホルモン(例えば、酢酸ウリプリスタル、ミフェプリストン)、およびそれらの塩、溶媒和物、または組合せが挙げられる。
一部の実施形態では、組成物は、コンドームのリスク低減有効性を増強し、最大の保護を提供するために、コンドームと一緒に使用される。一部の場合では、組成物は、製造中にコンドームにコーティングされ、1パッケージ当たり1つのコンドームを含有する従来の防水プラスチックまたはホイルパッケージ内に封入されているか、または使用直前にコンドームの内側または外側のいずれかにユーザーが手作業で塗布してもよい。
一部の実施形態では、本方法は、対象に投与するための組成物の非常に高い用量を決定することをさらに含む。一部の実施形態では、本方法は、第1の抗ウイルス剤を何にするのかを決定することをさらに含む。一部の場合では、本方法は、組成物を対象に投与するための送達デバイスを決定することをさらに含む。一部の場合では、送達デバイスは、長時間作用性送達デバイスである。一部の場合では、長時間作用性送達デバイスは、膣内リングである。一部の場合では、長時間作用性送達デバイスは、注射デバイスである。一部の場合では、長時間作用性送達デバイスは、経皮パッチである。
血清陰性対象のHSV感染を防止するための本明細書に記載の抗ウイルス組成物の例示的な送達方法は、膣内リングを介した持続放出系によるものである。一部の実施形態では、膣内リングは、シリコーンエラストマーを含む。一部の実施形態では、膣内リングは、エチレン酢酸ビニルを含む。一部の実施形態では、膣内リングは、ラテックスを含まない。一部の実施形態では、膣内リングは、ポリウレタンを含む。一部の場合では、ポリウレタンは、ポリエステルウレタンである。一部の場合では、膣内リングは、生分解性である。一部の実施形態では、膣内リングは、避妊薬としての1種または複数種の活性作用剤をさらに含む。一部の場合では、避妊剤は、エストロゲン化合物、プロゲステロン化合物、および/あるいはゴナドトロピン放出ホルモンまたはそのペプチドもしくは非ペプチドアゴニストもしくはアンタゴニストアナログである。一部の実施形態では、本方法は、送達デバイスを膣内に挿入すること、およびデバイスを約1~約180日間にわたって膣内に維持することを含む。一部の実施形態では、送達デバイスは膣内リングであり、抗ウイルス剤の放出速度は、約1ug/日~約10mg/日である。一部の場合では、膣内リングは避妊剤をさらに含み、避妊剤は、約1ug/日~約10mg/日でリングから放出される。
医薬組成物および製剤
種々の態様では、本明細書には、1種または複数種の薬学的に許容される賦形剤、希釈剤、担体、および/またはアジュバントと共に製剤化されている、1種または複数種の活性作用剤、例えば抗ウイルス剤および避妊剤を含む組成物が提供される。加えて、本開示の組成物は、1種または複数種の薬学的に許容される補助物質と共に製剤化されている活性作用剤を含む。pH調整および緩衝剤、張性調整剤、安定剤、ならびに湿潤剤などの補助物質は、一般に容易に入手可能である。組成物に好適な賦形剤ビヒクルとしては、例えば、水、生理食塩水、デキストロース、グリセロール、エタノール、および/またはそれらの組合せが挙げられる。加えて、ビヒクルは、湿潤剤または乳化剤またはpH緩衝剤などの補助物質を含んでいてもよい。
多くの実施形態では、活性作用剤は、適切な薬学的に許容される担体または希釈剤と組み合わせることにより医薬組成物へと、錠剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤、軟膏剤、液剤、坐剤、注射剤、吸入剤、およびエアロゾル剤などの固体、半固体、液体、または気体形態へと製剤化されている。経口調製物の場合、活性作用剤は、単独でまたは適切な添加剤と組み合わせて使用して、例えば、ラクトース、マンニトール、トウモロコシデンプン、もしくはジャガイモデンプンなどの従来の添加剤;結晶性セルロース、セルロース誘導体、アカシア、トウモロコシデンプン、もしくはゼラチンなどの結合剤;トウモロコシデンプン、ジャガイモデンプン、もしくはカルボキシメチルセルロースナトリウムなどの崩壊剤;タルクまたはステアリン酸マグネシウムなどの潤滑剤;ならびに/または必要に応じて、希釈剤、緩衝剤、加湿剤、保存剤、および/もしくは香味剤を用いて、錠剤、散剤、顆粒剤、もしくはカプセル剤にすることができる。好適な薬学的に許容される担体としては、限定ではないが、水、デキストロース、グリセロール、生理食塩水、エタノール、および/またはそれらの組合せが挙げられる。
一部の実施形態では、本明細書の組成物の活性作用剤は、作用剤を、植物油または他の類似の油、合成脂肪族酸グリセリド、高級脂肪酸のエステル、またはプロピレングリコールなどの水性または非水性溶媒に、必要に応じて、可溶化剤、等張剤、懸濁剤、乳化剤、安定剤、および保存剤などの従来の添加剤と共に、溶解、懸濁、または乳化させることにより、注射用調製物へと製剤化される。
一部の実施形態では、本明細書の組成物の活性作用剤は、吸入により投与されることになるエアロゾル製剤に使用される。例として、作用剤は、ジクロロジフルオロメタン、プロパン、および窒素などの加圧された許容可能な噴霧剤へと製剤化される。
一部の実施形態では、本明細書の組成物の活性作用剤は、乳化基剤または水溶性基剤などの基剤と混合することにより坐剤にされる。一部の場合では、活性作用剤は、坐剤により直腸投与される。坐剤は、体温で溶融するが室温ではまだ固化状態である、カカオバター、カーボワックス、およびポリエチレングリコールなどのビヒクルを含んでいてもよい。
一部の実施形態では、組成物の活性作用剤は、注射可能な組成物に製剤化される。典型的には、注射可能な組成物は、液体溶液または懸濁物として調製される。一部の場合では、注射前に液体ビヒクルに溶解または懸濁するのに好適な固体形態が提供される。他の実施形態では、活性作用剤は乳化されているか、または活性作用剤はリポソームビヒクルに被包されている。
一部の実施形態では、シロップ、エリキシル、および懸濁物などの経口または直腸投与用の単位剤形であって、各投薬量単位(例えば、ティースプーン一杯、テーブルスプーン一杯、錠剤(table)、坐剤)は、1種または複数種の活性作用剤を含む所定量の組成物を含む、単位剤形が提供される。一部の実施形態では、注射または静脈内投与用の単位剤形は、滅菌水、通常の生理食塩水、または他の薬学的に許容される担体中の溶液としての組成物中に活性作用剤を含む。
一部の実施形態では、本明細書の組成物の活性作用剤は、連続または制御送達系による送達用に製剤化される。例としては、カテーテルおよび注射デバイスなどと組み合わせた連続または制御送達デバイスの使用が挙げられる。他のまたは追加の実施形態では、組成物は、機械的および電気機械的輸注ポンプを含むポンプを使用して送達される。一般に、ポンプは、組成物の一貫したおよび/または制御された放出を経時的に提供する。一部の実施形態では、活性作用剤は、薬物不透過性リザーバー内の液体製剤中に存在し、連続的なまたは制御された様式で患者へと送達される。一部の実施形態では、薬物送達系は、少なくとも部分的に移植可能である。移植可能なデバイスは、当技術分野で周知の方法およびデバイスを使用して、任意の好適な移植部位に移植することができる。移植部位としては、これらに限定されないが、対象の体内の真皮下、皮下、筋肉内、または他の好適な部位が挙げられる。一部の実施形態では、薬物送達デバイスの移植および除去が便利であるため、皮下移植部位が使用される。一部の実施形態では、活性作用剤は、制御放出系で送達される。例示的な実施形態では、活性作用剤は、静脈内輸注、埋込型浸透圧ポンプ、経皮パッチ、またはリポソームを使用して投与される。
一部の実施形態では、経皮投与に好適な組成物は、経皮送達デバイスおよび経皮送達パッチを使用する。一部の場合では、組成物は、親油性エマルジョンまたは緩衝水性溶液として製剤化され、ポリマーまたは粘着性物質に溶解および/または分散されている。そのようなパッチは、活性作用剤の連続送達、脈動性送達、またはオンデマンド送達用に構成される。一部の場合では、経皮送達は、イオントフォレーシスパッチなどにより達成される。一部の場合では、経皮パッチは、制御送達を提供する。吸収速度は、速度制御膜を使用することにより、または活性作用剤をポリマーマトリックスまたはゲル内に捕捉することにより緩徐させることができる。逆に、吸収促進剤を使用して吸収を増加させることができる。吸収促進剤または担体は、皮膚通過を支援するための吸収性で薬学的に許容される溶媒を含む。例示的な実施形態では、経皮デバイスは、裏打ち部材、活性作用剤および任意に担体を含有するリザーバー、長期間にわたって作用剤を制御された所定の速度で対象の皮膚へと送達するための速度制御障壁、ならびにデバイスを皮膚に固定するための粘着性物質を含む包帯の形態である。
他の実施形態では、本明細書に記載の組成物の活性作用剤を、縫合糸、包帯、およびガーゼなどの吸収性材料に製剤化するか、または外科用ステープル、ジッパー、およびカテーテルなどの固相材料の表面にコーティングして、作用剤を送達する。
本明細書に記載の組成物は、種々の実施形態では、即時放出形態、持続放出形態、制御放出形態、またはそれらの組合せを含む。一部の実施形態では、即時放出製剤は、活性作用剤が迅速に作用することを可能にするように製剤化される。即時放出製剤の非限定的な例としては、容易に溶解可能な製剤が挙げられる。一部の実施形態では、制御放出製剤は、活性作用剤放出速度および放出プロファイルを生理学的要件および療法要件に一致させることができるように構成されているか、またはその代わりにプログラムされた速度で活性作用剤の放出を達成するように製剤化されている医薬製剤である。制御放出製剤の非限定的な例としては、顆粒、遅延放出顆粒、ヒドロゲル(例えば、合成または天然由来のもの)、他のゲル化剤(例えば、ゲル形成食物繊維)、マトリックスベースの製剤(例えば、少なくとも1種の活性成分がそれに分散されているポリマー材料を含む製剤)、マトリックス内の顆粒、ポリマー混合物、および顆粒塊などが挙げられる。一部の実施形態では、制御放出製剤は、遅延放出形態であり、遅延放出形態は、活性作用剤の作用を長期間(例えば、約4、約8、約12、約16、または約24時間にわたって)遅延させるように製剤化されている。
一部の実施形態では、活性作用剤は、持続放出製剤が使用される他の治療と一緒に使用してもよい。持続放出マトリックスは、多くの場合、酵素的なまたは酸ベースの加水分解によりまたは溶解により分解される材料、通常はポリマーで製作されたマトリックスである。体内に挿入されると、マトリックスは、酵素および体液による作用を受けることができる。持続放出マトリックス材料の例としては、限定ではないが、リポソーム、ポリラクチド(ポリ乳酸)、ポリグリコリド(グリコール酸のポリマー)、ポリラクチドコグリリド(乳酸およびグリコール酸のコポリマー)、ポリ酸無水物、ポリ(オルト)エステル、ポリペプチド、ヒアルロン酸、コラーゲン、コンドロイチン硫酸、カルボン酸(carboxcylic acid)、脂肪酸、リン脂質、ポリサッカライド、核酸、ポリアミノ酸、アミノ酸(例えば、フェニルアラニン、チロシン、イソロイシン)、ポリヌクレオチド、ポリビニルプロピレン、ポリビニルピロリドン、およびシリコーンが挙げられる。例示的な生分解性マトリックスとしては、ポリラクチドマトリックス、ポリグリコリドマトリックス、およびポリラクチドコグリコリド(乳酸およびグリコール酸のコポリマー)マトリックスが挙げられる。
本開示の治療方法で使用される組成物は、局所的に投与してもよく、送達デバイスに組み込んでもよい。例えば、送達デバイスは、本明細書に開示の組成物でコーティングされていてもよく、またはそれらを含んでいてもよい。一部の場合では、送達デバイスはコンドームである。
一部の実施形態では、本明細書に記載の組成物および活性作用剤は、限定ではないが、膣内リング、膣タンポン、膣ストリップ、膣カプセル、膣錠剤、膣ペッサリー、膣カップ、膣フィルム、および膣スポンジを含む膣デバイスを介して送達される。一部の実施形態では、本明細書に記載の組成物および活性作用剤は、エアロゾル、泡、スプレー、ペースト、ゲル、ゼリー、クリーム、または坐剤を含む少なからぬ形態で対象の膣に塗布される。一部の場合では、組成物は、即時放出用に製剤化される。一部の実施形態では、組成物は、長時間作用性持続放出用に製剤化される。
種々の実施形態では、膣内リングは、通常は数週間~数か月間の期間にわたって、比較的一定の用量の活性作用剤を膣へと送達するように設計されている。一部の実施形態では、膣リングは、シリコーンエラストマーで製作されており、エラストマーを拡散することにより放出される活性作用剤を含む。一部の実施形態では、膣内リングは、エチレン酢酸ビニルを含む。一部の実施形態では、膣内リングは、ラテックスを含まない。一部の実施形態では、膣内リングは、ポリウレタンを含む。一部の場合では、ポリウレタンは、ポリエステルウレタンである。一部の場合では、膣内リングは、生分解性である。一部の実施形態では、膣リングは、異なる活性作用剤を含有する別々のリザーバーを含む。一部の実施形態では、膣リングは、リング、オブラート(wafer)、または坐剤の形状であり、膣内部への配置および保持に好適な薬物送達デバイスである。一部の場合では、送達デバイスは、約10mm~約100mmの全体直径、および約1mm~約15mmの断面直径を有する。
一部の実施形態では、本明細書に記載の組成物は、罹患した皮膚または上皮腔に塗布され、好ましくは、体液と接触するリスクがある皮膚または上皮表面全体にわたって広がるクリーム、ローション、ゲル、または泡の形態である。膣投与または直腸投与に好適なそのような製剤は、抗ウイルス薬などの活性作用剤および任意に担体を含む水性または油性の懸濁物、溶液、またはエマルジョン(液体製剤)として存在してもよい。
一部の実施形態では、本明細書に記載の組成物の活性作用剤は、生物学的区画にパッケージされている。生物学的区画としては、これらに限定されないが、ウイルス(レンチウイルス、アデノウイルス)、ナノスフェア、リポソーム、量子ドット、ナノ粒子、マイクロ粒子、ナノカプセル、小胞、ポリエチレングリコール粒子、ヒドロゲル、およびミセルを挙げることができる。例えば、生物学的区画は、リポソームを含んでいてもよい。リポソームは、各々が、反対方向に配向されている両親媒性脂質分子を含有する2つの単層を含んでいてもよい1つまたは複数の脂質二重層を含む自己組織化構造であってもよい。両親媒性脂質は、1つまたは2つまたはそれよりも多くの非極性(疎水性)アシルまたはアルキル鎖に共有結合した極性(親水性)頭部基を含んでいてもよい。疎水性アシル鎖と周囲水性媒体との間の接触がエネルギー的に不利であるため、極性頭部基が二重層表面に向かって配向され、アシル鎖が二重層の内部に向かって配向され、水性環境との接触からアシル鎖が効果的に遮蔽されるように、両親媒性脂質分子が自然に配置される。リポソームで使用される両親媒性化合物の非限定的な例としては、ホスホグリセリドおよびスフィンゴ脂質が挙げられ、それらの代表的な例としては、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルイノシトール、ホスファチジン酸、ホスファチジルグリセロール、パルミトイルオレオイルホスファチジルコリン、リゾホスファチジルコリン、リゾホスファチジルエタノールアミン、ジミリストイルホスファチジルコリン(DMPC)、ジパルミトイルホスファチジルコリン(DPPC)、ジオレオイルホスファチジルコリン、ジステアロイルホスファチジルコリン(DSPC)、ジリノレオイルホスファチジルコリン、および卵スフィンゴミエリン、またはそれらの任意の組合せが挙げられる。
一部の実施形態では、生物学的区画はナノ粒子を含む。一部の場合では、ナノ粒子は、約40ナノメートル~約1.5マイクロメートル、約50ナノメートル~約1.2マイクロメートル、約60ナノメートル~約1マイクロメートル、約70ナノメートル~約800ナノメートル、約80ナノメートル~約600ナノメートル、約90ナノメートル~約400ナノメートル、約100ナノメートル~約200ナノメートルの直径を含む。一部の場合では、ナノ粒子のサイズが増加すると共に、放出速度を緩徐または長期化することができ、ナノ粒子のサイズが減少すると共に、放出速度を増加させることができる。一部の場合では、ナノ粒子中のアルブミンの量は、約5%~約85%アルブミン(体積/体積)、約10%~約80%、約15%~約80%、約20%~約70%アルブミン(体積/体積)、約25%~約60%、約30%から約50%、または約35%~約40%の範囲である。一部の場合では、医薬組成物は、最大で30、40、50、60、70、もしくは80%、またはそれよりも多くのナノ粒子を含む。一部の場合では、本開示の活性作用剤は、ナノ粒子の表面に結合している。
投薬および治療レジメン
本明細書に記載の1種または複数種の活性作用剤を含む組成物は、1つまたは複数の用量で患者に投与することができる。一部の実施形態では、組成物は、2種またはそれよりも多くの活性作用剤を含む。一部の実施形態では、1種または複数種の活性作用剤を含む組成物は、各々が1種または複数種の追加の活性作用剤を含む1種または複数種の添加の組成物と共に投与される。一部の場合では、患者には、1用量の1種の活性作用剤および別の用量の別の活性作用剤が投与される。一部の実施形態では、1種または複数種の活性作用剤は、抗ウイルス剤である。一部の実施形態では、1種または複数種の活性作用剤は、避妊薬である。
種々の実施形態では、本明細書に記載の1種または複数種の活性作用剤を含有する組成物は、予防的治療および/または療法的治療のために投与される。一部の予防的応用では、組成物は、ウイルスに曝露されるリスクのある対象に投与される。一部の予防的応用では、組成物は、ウイルスに曝露された対象に投与される。一部の予防的応用では、組成物は、ウイルスへの曝露前および曝露後に、対象に投与される。一部の実施形態では、予防的組成物は、血清陰性個体のウイルス感染のリスクを防止または低減する。一部の予防的応用では、本明細書に記載の1種または複数種の活性作用剤を含有する組成物は、特定の疾患、障害、または状態に感受性であるか、またはそうでなければそのリスクのある患者に投与される。そのような量は、予防的有効量または用量であると規定される。この使用では、正確な量は、患者の健康状態および体重などにも依存する。患者に使用する場合、この使用のための有効量は、疾患、障害、または状態の重症度および経過、以前の療法、患者の健康状態および薬物への応答、ならびに治療を行う医師の判断に依存することになる。一部の実施形態では、疾患は、ウイルスにより引き起こされる感染性疾患である。一部の場合では、ウイルスはHSVである。一部の場合では、ウイルスはHIVである。一部の場合では、ウイルスはVZVである。一部の場合では、ウイルスはEBVである。一部の場合では、ウイルスはCMVである。
一部の療法応用では、組成物は、疾患または状態を既に罹患している患者に、疾患または状態の症状の少なくとも1つを治癒または少なくとも部分的に停止させるのに十分な量で投与される。この使用に有効な量は、疾患または状態の重症度および経過、以前の療法、患者の健康状態、体重、および薬物への応答、ならびに治療を行う医師の判断に依存する。治療有効量は、これらに限定されないが、用量漸増および/または用量範囲探索臨床試験(dose escalation and/or dose ranging clinical trial)を含む方法により決定してもよい。一部の実施形態では、疾患は、ウイルスにより引き起こされる感染性疾患である。一部の場合では、ウイルスはHSVである。一部の場合では、ウイルスはHIVである。
患者の状態が改善しないある特定の実施形態では、患者の疾患または状態の症状を軽快させるかまたはそうでなければ制御もしくは制限するために、1種または複数種の活性作用剤を含む組成物の投与は、医師の裁量により、慢性的に、つまり患者の生涯の期間全体を含む長期間にわたって投与される。
患者の状態が改善するある特定の実施形態では、投与されている活性作用剤の用量は、一時的に低減されるか、またはある特定の期間にわたって一時的に中断される(つまり、休薬期間)。一部の実施形態では、休薬期間の長さは、2日~1年であり、一例に過ぎないが、2日、3日、4日、5日、6日、7日、10日、12日、15日、20日、28日、または28日よりも長期間が挙げられる。休薬期間中の用量低減は、例えば、わずか10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、および100%を含む、10%~100%である。
患者状態の改善が生じたら、必要に応じて維持用量が投与される。その後、特定の実施形態では、投薬量または投与頻度または両方は、症状に応じて、疾患、障害、または状態の改善が保持されるレベルにまで低減される。しかしながら、ある特定の実施形態では、患者は、症状が再発するたびに、断続的治療を長期的に必要とする。
一部の実施形態では、患者に投与される活性作用剤の用量は、療法中の時点、活性作用剤または活性作用剤の組合せが何であるか、疾患が何であるか、病状/重症度、患者が誰であるか(例えば、年齢、体重、性別)、および投与経路に応じて様々である。
一部の実施形態では、本明細書に記載の組成物は、抗ウイルス剤など、低用量の活性作用剤を含む。一部の実施形態では、抗ウイルス剤の低用量は、約50mg~約1gである。一部の実施形態では、抗ウイルス剤の低用量は、約1,000mg未満、約900mg未満、約800mg未満、約700mg未満、約600mg未満、約500mg未満、約480mg未満、約460mg未満、約440mg未満、約420mg未満、約400mg未満、約380mg未満、約360mg未満、約340mg未満、約320mg、約300mg未満、約280mg未満、約260mg未満、約240mg未満、約220mg未満、約200mg未満、約180mg未満、約160mg未満、約140mg未満、約120mg未満、約100mg未満、約90mg未満、約80mg未満、約70mg未満、約60mg未満、約50mg未満、約40mg未満、約30mg未満、約20mg未満、約10mg未満、約5mg未満、または約1mg未満である。一部の場合では、抗ウイルス剤の低用量は、約50mg~約500mg、約50mg~約480mg、約50mg~約460mg、約50mg~約440mg、約50mg~約420mg、約50mg~約400mg、約50mg~約380mg、約50mg~約360mg、約50mg~約340mg、約50mg~約320mg、約50mg~約300mg、約50mg~約280mg、約50mg~約260mg、約50mg~約240mg、約50mg~約220mg、または約50mg~約200mgである。一部の実施形態では、抗ウイルス剤の低用量は、抗ウイルス剤が標的とするウイルスに血清陽性である個体の抑制治療に有用な抗ウイルス剤の量と同様の量である。一部の実施形態では、抗ウイルス剤は、HSV抗ウイルス剤である。一部の実施形態では、抗ウイルス剤は、HIV抗ウイルス剤である。
一部の実施形態では、本明細書に記載の組成物は、抗ウイルス剤など、非常に高い用量の活性作用剤を含む。一部の実施形態では、抗ウイルス剤の非常に高い用量は、約500mg~約5,000mgである。一部の実施形態では、抗ウイルス剤の非常に高い用量は、約500mgよりも多く、約600mgよりも多く、約700mgよりも多く、約800mgよりも多く、約900mgよりも多く、約1,000mgよりも多く、約1,100mgよりも多くる、約1,200mgよりも多く、約1,300mgよりも多く、約1,400mgよりも多く、約1,500mgよりも多く、約1,600mgよりも多く、約1,700mgよりも多く、約1,800mgよりも多く、約1,900mgよりも多く、約2,000mgよりも多く、約2,100mgよりも多く、約2,200mgよりも多く、約2,300mgよりも多く、約2,400mgよりも多く、約2,500mgよりも多く、約2,600mgよりも多く、約2,700mgよりも多く、約2,800mgよりも多く、約2,900mgよりも多く、約3,000mgよりも多く、約3,500mgよりも多く、約4,000mgよりも多く、約4,500mgよりも多く、または約5,000mgよりも多い。一部の場合では、抗ウイルス剤の非常に高い用量は、約500mg~約5,000mg、約600mg~約5,000mg、約700mg~約5,000mg、約800mg~約5,000mg、約900mg~約5,000mg、約1,000mg~約5,000mg、約1,200mg~約5,000mg、約1,400mg~約5,000mg、約1,600mg~約5,000mg、約1,800mg~約5,000mg、約2,000mg~約5,000mg、約2,200mg~約5,000mg、約2,400mg~約5,000mg、約2,600mg~約5,000mg、約2,800mg~約5,000mg、約3,000mg~約5,000mg、または約3,200mg~約5,000mgである。一部の実施形態では、抗ウイルス剤の非常に高い用量は、抗ウイルス剤が標的とするウイルスに感染している血清陽性個体の突発的出現の治療に有用な抗ウイルス剤の量よりも多い量である。一部の実施形態では、抗ウイルス剤は、HSV抗ウイルス剤である。一部の実施形態では、抗ウイルス剤は、HIV抗ウイルス剤である。
一部の実施形態では、活性作用剤は、約50mgの投薬量で投与される。一部の実施形態では、活性作用剤は、約100mgの投薬量で投与される。一部の実施形態では、活性作用剤は、約200mgの投薬量で投与される。一部の実施形態では、活性作用剤は、約300mgの投薬量で投与される。一部の実施形態では、活性作用剤は、約400mgの投薬量で投与される。一部の実施形態では、活性作用剤は、約500mgの投薬量で投与される。一部の実施形態では、活性作用剤は、約50mgの投薬量で投与される。一部の実施形態では、活性作用剤は、約600mgの投薬量で投与される。一部の実施形態では、活性作用剤は、約700mgの投薬量で投与される。一部の実施形態では、活性作用剤は、約800mgの投薬量で投与される。一部の実施形態では、活性作用剤は、約900mgの投薬量で投与される。一部の実施形態では、活性作用剤は、約1,000mgの投薬量で投与される。一部の実施形態では、活性作用剤は、約1,100mgの投薬量で投与される。一部の実施形態では、活性作用剤は、約1,200mgの投薬量で投与される。一部の実施形態では、活性作用剤は、約1,300mgの投薬量で投与される。一部の実施形態では、活性作用剤は、約1,400mgの投薬量で投与される。一部の実施形態では、活性作用剤は、約1,500mgの投薬量で投与される。一部の実施形態では、活性作用剤は、約1,600mgの投薬量で投与される。一部の実施形態では、活性作用剤は、約1,100mgの投薬量で投与される。一部の実施形態では、活性作用剤は、約1,700mgの投薬量で投与される。一部の実施形態では、活性作用剤は、約1,800mgの投薬量で投与される。一部の実施形態では、活性作用剤は、約1,900mgの投薬量で投与される。一部の実施形態では、活性作用剤は、約2,000mgの投薬量で投与される。一部の実施形態では、活性作用剤は、約2,100mgの投薬量で投与される。一部の実施形態では、活性作用剤は、約2,200mgの投薬量で投与される。一部の実施形態では、活性作用剤は、約2,300mgの投薬量で投与される。一部の実施形態では、活性作用剤は、約2,400mgの投薬量で投与される。一部の実施形態では、活性作用剤は、約2,500mgの投薬量で投与される。一部の実施形態では、活性作用剤は、約2,600mgの投薬量で投与される。一部の実施形態では、活性作用剤は、約2,700mgの投薬量で投与される。一部の実施形態では、活性作用剤は、約2,800mgの投薬量で投与される。一部の実施形態では、活性作用剤は、約2,900mgの投薬量で投与される。一部の実施形態では、活性作用剤は、約3,000mgの投薬量で投与される。一部の実施形態では、活性作用剤は、約4,000mgの投薬量で投与される。一部の実施形態では、活性作用剤は、約5,000mgの投薬量で投与される。一部の実施形態では、活性作用剤は、約6,000mgの投薬量で投与される。一部の実施形態では、活性作用剤は、約7,000mgの投薬量で投与される。一部の実施形態では、活性作用剤は、約8,000mgの投薬量で投与される。一部の実施形態では、活性作用剤は、約9,000mgの投薬量で投与される。一部の実施形態では、活性作用剤は、抗ウイルス剤である。一部の実施形態では、投薬量は、非常に低い用量である。一部の実施形態では、投薬量は、非常に高い用量である。一部の実施形態では、抗ウイルス剤は、HSV抗ウイルス剤である。一部の実施形態では、抗ウイルス剤は、HIV抗ウイルス剤である。
一部の実施形態では、本明細書に記載の組成物は、1種、2種、3種、4種、5種、またはそれよりも多くの活性作用剤を含む。一部の実施形態では、活性作用剤の1種、2種、3種、4種、または5種は、抗ウイルス剤である。一部の実施形態では、1種の抗ウイルス剤は、低用量で投与され(上記に記載の通り、例えば、約50mg~約1g)、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤は、第2の低用量で投与される(上記に記載の通り、例えば、約50mg~約1g)。一部の実施形態では、1種の抗ウイルス剤は、低用量で投与され(上記に記載の通り、例えば、約50mg~約1g)、1種または複数種の追加の抗ウイルス剤は、非常に高い用量で投与される(上記に記載の通り、例えば、約500mg~約5,000mg)。
本開示の多くのインプリメンテーションでは、1用量当たりの活性作用剤の量は、体重当たりに基づいて決定される。例えば、実施形態では、活性作用剤は、約0.5mg/kg体重~約100mg/kg体重の量で投与される。当業者であれば、用量レベルは、投与される特定の活性作用剤および副作用に対する対象の感受性に応じて様々であることが多いことを容易に理解するだろう。所与の活性作用剤の好ましい剤形は、当業者であれば容易に決定可能である。一部の実施形態では、剤形中の活性作用剤の投薬量または量は、個々の治療レジメンに関する少なからぬ変数に基づき、本明細書に示されている範囲よりも低いかまたは高い。種々の実施形態では、単位投薬量は、これらに限定されないが、作用剤の活性、投与様式、個々の対象の要件、患者の状態(例えば、血清陰性曝露前、血清陰性曝露後、血清陽性)、および/またはかかりつけ医の判断を含む、少なからぬ変数に応じて変更される。
種々の実施形態では、本明細書に記載の組成物中の活性作用剤の用量は、複数回投与される。一部の場合では、投与頻度は、例えば、曝露前組成物または曝露後組成物の使用方法に依存する。一部の実施形態では、活性作用剤は、月1回、月2回、月3回、隔週、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、隔日、毎日、1日2回、1日3回、1日4回、1日5回、1日6回、またはそれよりも頻繁に投与される。一部の実施形態では、活性作用剤は、継続的に投与される。
多くの場合、活性作用剤の投与継続期間(薬剤が投与される期間)は、少なからぬ要因に応じて様々である。そのような要因の例としては、限定ではないが、患者応答、症状の重症度、および疾患タイプ(例えば、ウイルスタイプ)が挙げられる。例としては、活性作用剤は、約1日~約1週間、約1週間~約2週間、約2週間~約4週間、約1か月から約2か月、約2か月~約4か月、約4か月~約6か月、約6か月~約8か月、約8か月~約1年、約1年~約2年、またはそれよりも長期間にわたって投与される。
一部の実施形態では、本明細書に記載の医薬組成物は、正確な投薬量の単回投与に好適な単位剤形である。一部の場合では、単位剤形の場合、製剤は、適切な量の1種または複数種の活性作用剤を含有する単位用量に分割されている。一部の場合では、単位投薬量は、個別の量の製剤を含有するパッケージの形態である。非限定的な例としては、パッケージされた錠剤またはカプセル剤、およびバイアルまたはアンプル中の散剤が挙げられる。水性懸濁組成物は、単一用量の再密閉不能な容器にパッケージされていてもよい。例えば、保存剤と組み合わせれば、複数用量の再密閉可能な容器を使用してもよい。非経口注射用の製剤は、単位剤形で、例えばアンプルで、または保存剤を含む複数用量容器で提供することができる。
一部の実施形態では、本明細書に記載の活性作用剤は、約1mg~約5,000mg、約5mg~約5,000mg、約10mg~約5,000mg、約20mg~約5,000mg、約30mg~約5,000mg、約40mg~約5,000mg、約50mg~約5,000mg、約60mg~約5,000mg、約70mg~約5,000mg、約80mg~約5,000mg、約90mg~約5,000mg、約100mg~約5,000mg、約120mg~約5,000mg、約140mg~約5,000mg、約160mg~約5,000mg、約180mg~約5,000mg、約200mg~約5,000mg、約250mg~約5,000mg、約300mg~約5,000mg、約350mg~約5,000mg、約400mg~約5,000mg、約500mg~約5,000mg、約1,000mg~約5,000mg、または約2,000mg~約5,000mgの範囲で組成物中に存在する。一部の実施形態では、活性作用剤は、膣内リングにより送達可能な組成物中に存在する。一部の実施形態では、活性作用剤は、抗ウイルス剤である。一部の実施形態では、活性作用剤は、HSV抗ウイルス剤である。一部の実施形態では、活性作用剤は、HIV抗ウイルス剤である。一部の実施形態では、活性作用剤は、避妊剤である。
キット
一部の応用では、HSV複製が抑制されるか、HSV活性化が抑制されるか、またはその両方であるような有効量で対象に与えられる抗ウイルス剤;抗ウイルス剤の送達機構;抗ウイルス剤に特異的な投薬量情報;および送達機構に特異的な使用指示書を含むHSV予防および/または治療キットが提供される。一部の場合では、キットは、血清陰性個人または血清陽性個人により使用可能である。
ある特定の場合では、薬物送達機構は、例えば、注射デバイス、膣内リング、または経皮パッチを挙げることができる、長期継続薬物送達機構である。使用指示書には、人口統計学的リスクカテゴリーに入る1~3週間前など、療法を開始する際のタイミング情報が含まれていてもよく、また、薬物送達機構を維持するための間隔タイミングに関する説明が含まれていてもよい。一部の場合では、使用指示書および投薬量情報は、インターネット経由で提供することができる。
一部の実施形態では、キットは、本明細書に記載の通りの組成物を含む。一部の実施形態では、組成物は、曝露前組成物である。一部の実施形態では、組成物は、曝露後組成物である。一部の実施形態では、組成物は、抑制療法用の組成物である。一部の実施形態では、キットは、1種、2種、またはそれよりも多くの活性作用剤を含む。一部の実施形態では、活性作用剤は、一緒に製剤化されている。他の実施形態では、活性作用剤は、別々に製剤化されている。一部の実施形態では、キットは、本明細書に記載の通りの1種または複数種の活性作用剤を含む組成物を投与するための手段を含む。
一部の実施形態では、キットは、キットの方法を実施するために好適な使用説明書を含む。使用説明書は、キットに提供されている試薬のみを使用して本方法を実施することができるか否かに関わらず、本明細書に開示の方法のいずれかを実施するための情報を提供することができる。キットおよび使用説明書には、追加の試薬またはシステムを必要とする場合がある。
一部の実施形態では、本明細書で提供されるキットは、バイアルおよびチューブなどの1つまたは複数の容器を密封状態で受け入れるように区画化された運搬手段を含み、容器の各々は、本明細書で提供されている方法で使用される別々の要素の1つを含む。
以下の例は、本開示の利点および特徴をさらに説明するために提供されているが、本開示の範囲を限定することは意図されていない。以下の例は、使用することができる典型的なものであるが、その代わりに、当業者に公知の他の手順、方法論、または技法を使用することができる。
(実施例1)
Balb/cマウスにおけるHSV-2の阻害
マウスにおけるHSV-2感染は、HSV-2の膣感染およびHSV-2感染または再活性化を防ぐための処置を分析するためのモデルである。研究は、すべて適切なバイオセーフティーおよびIACUC承認を伴って行った。2:1比のバラシクロビル:ファムシクロビルを、有利な組合せ量の代表として選択した。有効な比として、約5:1、約4:1、約3:1、約2:1、約1:1、約1:2、約1:3、約1:4または約1:5が挙げられる。約2:1のバラシクロビル:ファムシクロビルの比が好ましいものであり得る。
実験計画
マウスを、表1に記載されるように、無作為に10群に配置する。マウスを、3mg/マウスのメドロキシプロゲステロンを用いてHSV-2感染の1週間前に処置し、第2の用量を、HSV-2感染の24時間前に投与する。マウスを、感染の1週間前に始まる種々の用量のバラシクロビルおよび/またはファムシクロビルを用いて処置する(図1)。群1~8のマウスを、105pfu/20μlで膣内経路によってHSV-2に感染させる。
-7日目から研究の終わり:
マウスを毎日モニタリングする
疾病スコアおよび膣感染スコアを毎日とる
マウスを毎日秤量する(感染の時点で開始される)
薬物組合せを毎日作製する
マウスに経口胃管栄養法によって薬物を毎日投薬する
HSV-2感染後毎週
膣スワブをELIANによる将来のウイルス量分析のために収集する。
血清を収集し、-80で保管する
研究の終わり:28日目
マウスを秤量し、膣腔をスワブし、マウスを承認されたIACUC法によって安楽死させる。
安楽死後、後根神経節を採取し、ウイルスアッセイのために保管する。
血清を収集し、-80で保管する
材料
HSV-2、ATCCロット番号60299841、-80℃で保管
バラシクロビル(化合物A)、供給業者ELIAN、4℃で保管
ファムシクロビル(化合物B)、供給業者ELIAN、4℃で保管
試験系
Figure 2022521651000002
研究への動物の割り当て
Figure 2022521651000003

実験手順方法
Figure 2022521651000004
剖検
Figure 2022521651000005
105個体のマウスを研究に使用した。マウスを、その群中に15個体のマウスを有する群8、模擬処置されたHSV-2感染対照マウスを除いて、10個体マウス/群で、無作為に10群に配置した(表1)。HSV-2感染の1週間前に、ELIAN化合物A(バラシクロビル)およびB(ファムシクロビル)を用いるマウスの処置を開始した(図1)。処置用量は、毎日作製し、薬物または薬物組合せまたはビヒクルを毎日経口胃管栄養法によって(200μl総体積)投与した。感染の1週間前に、膣上皮を薄化するために、すべてのマウスに3mg/マウスのメドロキシプロゲステロン(皮下)を与えた。3mgメドロキシプロゲステロンの第2の用量を、感染の1日前に投与した。
マウスに1×105pfu/mlのHSV-2ウイルスを膣内経路によって接種した。まず、アルギン酸カルシウムスワブで膣管をスワブしてライニングを薄化することによって、マウスにウイルスを播種するか、または模擬感染させた。膣管を洗浄した後、動物に0.010mlのHSV2を膣中に直接滴下注入することによって膣内に接種した。感染後毎週、BME媒体でスワブを予め湿らすことによって膣スワブを採取した。スワブを-80で媒体中で保管した。毎週血清試料を収集し、-80で保管した。研究の終わりに、後根神経節を収集し、-80で保管し、分析した。
マウスを、死亡率、膣臨床スコア、脱毛および疾病について毎日モニタリングした。未処置HSV-2感染マウス(群8)は、処置HSV-2感染マウスと比較して有意な死亡率を有していた(図2)。15個体のHSV-2感染模擬処置マウスのうち12個体が、感染に屈した。70個体の化合物処置マウスのうち、3個体のみが感染に屈した(マウス19(群2)、マウス33(群4)およびマウス45(群5)、図3)。
Figure 2022521651000006
HSV-2感染後、体重を毎日測定した(表2~3)。HSV-2に感染した、および模擬処置されたマウスにおいて5~11日目の間に体重減少があった(群8、図4A)。群1~4のマウスは、群8対照感染マウスと全体的に同様の体重減少パターンを有していた(図4B~4E)。群5マウスは、最初の体重減少を有していたが、対照よりも早期にリバウンドした(図4F)。群6および7マウスは、感染後5~11日の間で対照と比較してその体重を維持した(図4G~4H)。
Figure 2022521651000007


Figure 2022521651000008


Figure 2022521651000009


Figure 2022521651000010

Figure 2022521651000011

Figure 2022521651000012
4ポイントシステム(表4)を使用して臨床疾患についてマウスをモニタリングした:0=疾患なし、1+発赤または腫脹(生殖器紅斑)、2+数個の小さい小胞(中程度の生殖器感染)、3+化膿性生殖器潰瘍、脱毛、状態不良および4+浸軟を伴う重度の潰瘍、後肢麻痺(安楽死(euthansia)につながる)。重症度の間にある動物には中間スコアを与えた。群8のマウスは、感染マウスのすべての他の群と比較して最高臨床スコアを有していた(図5および6)。化合物を用いて処置したマウスを比較する場合には、群3は、最高臨床スコアを有していた(図7)。群3は、化合物AおよびB両方の最低用量を用いて処置した。
Figure 2022521651000013
注目すべきことに、ある日、多数のマウスが、他の症状を伴わずに膣の脱毛を起こした。したがって、本発明者らは脱毛のみのポイントシステム(表5)を作製した:0.5軽度の脱毛、1+脱毛のパッチ、2+背中に広がる脱毛、3+背中および四肢に広がる脱毛。群1~6の一部のマウスにおいてある程度のレベルの脱毛が見られた(図8)。最高用量の化合物を用いて処置した群7は、脱毛または臨床スコアを有さなかった。
Figure 2022521651000014
疾病スコアを4ポイントシステム(表6)を使用して毎日記録した:0=健常、1+被毛の乱れ、2+アーチ型の背中、3+触診に対して嗜眠性および4+後肢の一方または両方の麻痺。最も一般的な疾病スコアは、被毛の乱れであった(図9~10)。注目すべきは、群6および7のマウスが、感染の時点で存在していた、被毛の乱れ(ruffled)(群6、図10)および重度の被毛の乱れ(ruffled)(群7、図10)を有しており、これは、化合物の投与量が疾病スコアを引き起こしたことを示唆する。
Figure 2022521651000015
生存
全体で、15個体のHSV-2感染処置対照マウスのうち12個体が感染に屈した。感染対照マウスのうちほとんどが、感染後10日目までに死亡した(図2A)。生存した感染対照マウス、群8のうち、マウス71および80は、疾病スコアを有さなかったか、または低く、低い膣スコアを有していた。マウス72は、疾病および臨床スコアを有していたが、研究の終わりまで生存した。
70個体のマウスを種々の用量の化合物AおよびB(表1)を用いて処置し、HSV-2に感染させた。1個体のマウスを、放血の際の偶発的な窒息のために研究から除外した。残りの69個体のマウスのうち、3個体が感染に屈した。未処置の感染対照マウスと比較したすべての処置マウスの生存曲線が有意であった(図2A~2G)。群2、4および5からのマウスは、感染後に死亡したマウスを有していたが、これらの群の生存曲線は、マウスの他の処置群と有意には異なっていなかった(図3)。
体重
群10の模擬処置し、模擬感染させた対照マウスおよび群9の模擬感染させた化合物処置対照マウスは、研究を通して体重を維持するか、または増加させた(図4A、表3)。HSV-2感染した模擬処置対照マウスは、体重を7日目から減少し始め(図4A、表3)10日目まで減少し、次いで、群として回復した。11日目には15個体のマウスのうち4個体しか残っていなかったということを指摘することは重要である。
HSV-2に感染し、低用量の化合物AおよびB(群3および4)または化合物Aのみ(群1)または化合物Bのみ(群2)で処置したマウスは、群8マウス、HSV-2感染対照マウスと同様の体重減少パターンを有していた(図4B~4E、表2および3)。
群5のマウスは、15日目あたりである程度の体重減少を経験したが、回復した。マウス番号45は、27日目に開始する突然の体重減少を有していた。マウスは、2日で20.4gから16.8gに低下した。マウスは、安楽死(euthansia)の前に死亡した(図4Fおよび表2)。
群6および7のマウスは、研究を通じて最小の体重変化であった(図4G~4Hおよび表2)。
膣病変および臨床スコア。
臨床スコア化のために使用されるポイントシステムは、表4に見い出すことができる。すべてのHSV-2感染未処置マウス(群8)は、研究の間のある時点で検出可能な膣病変を有していたが、マウス71およびマウス80はその例外で、これは、接種の際にウイルスが膣組織にあまり入らなかった結果である可能性が最も高い。ほとんどのマウスは、重度の潰瘍および麻痺を有し、これは安楽死(euthansia)につながった(図5)。
HSV-2に感染し、低用量の化合物AおよびB(群3および4)または化合物Aのみ(群1)または化合物Bのみ(群2)で処置したマウスは、同様のパターンの臨床スコアを有するが、全体的に低い臨床スコアであった(図5)。HSV-2に感染し、より高い用量の化合物AおよびBを用いて処置されたマウスは、臨床スコアを有しておらず、表4に記載されている(図6)。
群3のマウスの臨床スコアは、マウスのすべての他の群よりも高かった(図7)。群3のマウスに、最低用量の化合物Aおよび化合物Bの両方を投与した。2元配置分散分析によって、群3の臨床スコアは、感染し、処置されたマウスのすべての他の群とは有意に異なっていた(p<0.0001)。
脱毛スコア
一部のマウスは、臨床スコアを有さず、脱毛のみを有していた。脱毛スコア化システムを開発した(表5)。図8は、脱毛スコアを表す。群7からのマウスのみが、HSV-2感染後に臨床徴候も、脱毛も全く有していなかった。
疾病スコア
疾病スコア化システムは、表6に記載されている。最も一般的な疾病は、被毛の乱れであった。一般に、HSV-2に感染し、低用量の化合物AおよびB(群3および4)または化合物Aのみ(群1)または化合物Bのみ(群2)を用いて処置されたマウスは、対照感染マウスと同様の疾病スコアのパターンを有していた(図9)。群5の処置された、感染マウスは、早期疾病スコア(被毛の乱れ)を有しており、次いで回復した。群5は、群9の処置された対照マウスと相関する第2ラウンドの疾病スコアを有していた。群6および7は、感染前を含む研究を通して、被毛の乱れを有していた(図10)。群6は、軽度の波打ち(ruffling)を有していたが、群7は、重度の波打ち(ruffling)を有していた。
臨床スコア、脱毛および/または疾病スコアを有していたマウス全体が、表7にまとめられている。
Figure 2022521651000016
処置比較
群5対群9。
群5および群9のマウスは両方とも、同一用量の化合物AおよびBを用いて処置した(表1)。群5のマウスにHSV-2を感染させ、群9のマウスは模擬感染させた。感染後4日目から始まり、群5は、群9と比較して体重の有意な低減を有しており、この相違は、研究の残りを通してそのままであった(図4F)。
群5および群9は、研究の終わりが近づくにつれて同様に被毛の乱れを有していた(図10A)。群5も9も有意な臨床スコアを有していなかった。
群5対群1および2。
群5のマウスは、群1のマウスと同一用量の化合物Aを用いて処置した。群5のマウスはまた、群2のマウスと同一用量の化合物Bを用いて処置した。群1のマウスは、化合物Aのみを用いて処置し、群2のマウスは、化合物Bのみを用いて処置した(表1)。
全体に、感染後10~12日目の間に群2と比較して群5の体重の有意な増大があった(図11)(それぞれp=0.0193、p=0.0151およびp=0.0009、スチューデントのt検定)。感染後10~13日目の間に群2のマウスと比較して群5のマウスの疾病スコアの有意な増大があった(図12、それぞれp=0.00001、p=0.00001、p=0.02およびp=0.005、スチューデントのt検定)。感染後10~11日目の間に群1のマウスと比較して群5のマウスの臨床スコアの有意な減少があった(図13、p=0.01、p=0.009)。感染後9、10および12日目の間に群1のマウスと比較して群5のマウスの臨床スコアの有意な減少があった(図13、それぞれp=0.003およびp=0.015およびp=0.006、スチューデントのt検定)。
EC50、EC90用量応答および組合せ指数。
臨床スコアを使用してEC50、EC90(図14A)および用量応答曲線(図14B)を決定した。EC50を4.898であると、およびEC90を5.98であると算出した。これらの数字は、化合物Aおよび化合物Bの増大倍数と相関していた。さらに、臨床スコアを用量と比較する用量応答曲線は有意であるp=0.0215(図14B)。最後に、群5と比較した群1および2の組合せ指数は、0.2であったが、これは有意である。
各群において何個体のマウスが研究を通して臨床スコアを有していたかに基づいて、各群の臨床スコア指数を生成した(表7)。各群の指数は、以下の通りであった:群1(A単独):0.5、群2(B単独):0.8、群3(0.25×A、0.25×B):1.0、群4(0.5×A、0.5×B):0.9、群5 1×A、1×B):0.1、群6(2×A、2×B):0、群7(4×A、4×B):0、群8(処置なし):0.867、群9(1×A、1×B、未感染):0、群10(未処置、未感染):0。
EC50を算出するために、臨床スコア指数を、群3~7の化合物Aおよび化合物Bの2倍増大および薬物なし対照である群8に対して比較した(図14A)。薬物の用量増大は対数スケールに変換され、臨床指数が変換された。EC50は、log(x)対正規化されたy、可変勾配、および追加の二乗和F検定比較法を使用した非線形回帰(カーブフィット)を使用して算出した。EC50は4.898であると決定され、これは、薬物AおよびBの4.898倍増大を意味する(図14A)。EC90は、EC50とその丘の傾斜を使用したプリズムグラフパッドソフトウェア計算機を使用して算出した。EC90は、5.98である。
群生存のEC50およびEC90も算出した。化合物Aおよび化合物Bの両方を用いて処置した各群の生存パーセントをプロットし、EC50およびCD90も上記のように算出した(図14B)。EC50は0.7689であり、EC90は2.3067である。
臨床スコア用量応答曲線を決定するために、各処置群の曲線下面積を算出し、プロットした(図14B)。臨床スコアと用量の間の相関は有意であった(p=0.0215)。群1(化合物Aのみ)、群2(化合物Bのみ)または群5(化合物Aおよび化合物Bの両方)の臨床スコア用量応答は、有意ではなかった(図15A)。
組合せ指数は、1=相加的、<1=相乗作用、>1拮抗的として定義される。組合せ指数は、以下の式を使用して群1および2を、群5と比較することによって測定した:
CI=AB/(A+B)(式中、Aは、対照と比較される薬物Aであり、Bは、対照と比較される薬物Bであり、ABは、対照と比較される薬物ABである)。
CI=(0.1/0.8667)/[(0.5/0.8670)×(0.8/0.867)]
CI=0.2
CDIが1未満である場合には、薬物間に相乗作用がある。CDIは0.2であるので、相乗作用は有意である。
治療指数
普通、動物研究における治療指数は、有効用量(ED50)に対する、動物の50%が毒性作用に屈するようにさせる薬物濃度(致死用量LD50)を使用して算出される。この研究では、薬物は致死性を有さない。疾病として被毛の乱れを引き起こした。したがって、本発明者らは、LD50の代わりに、毒性用量50またはTD50を使用して、治療指数を算出した(図15B)。TD50は、8.113であるとわかった。これは、感染後AUC疾病スコアである。臨床スコアのEC50は、4.898であった。治療指数の式は以下である:TI=TD50/EC50=8.113/4.898=1.659。感染前のTD50は、8.0であると算出し、これは、薬物の8倍増大が、被毛の波打ち(ruffling)を引き起こしたことを意味するということは留意されたい。生存のEC50は、0.7689であった。したがって、TI=8.113/0.7689=10.55である。
全体に、本発明に従うHSV-2感染マウスの抗ウイルス薬処置は、マウスの死亡率からの保護をもたらした(図2および3)。さらに、高用量の薬物で処置されたマウス(群5~7)は、臨床スコアを有意に低減した。最高用量の薬物を用いて処置されたマウス(群7)は、疾患の臨床徴候を有さなかったが、感染前を含む研究を通して、被毛の乱れを有しており、これは、薬物毒性の程度を示唆する(図10および表7)。群6のマウスはまた、ある程度の薬物関連毒性(図10)および感染と関連する脱毛(図8および表7)を有していた。群9のマウスは、中間用量の薬物を用いて処置され、感染しなかった。マウスは、研究の終わりが近づくにつれてある程度の波打ち(ruffling)を有しており、これは、薬物毒性蓄積の可能性を示唆した(図10および表7)。群9と同一用量の薬物を与えられたが、HSV-2に感染している群5のマウスは、臨床エンドポイントとしての脱毛および被毛の乱れのみを有していた(図8、10および表7)。最低量の薬物を用いて処置されたマウス、群3は、すべての処置群の最高臨床スコアを有していた(図7)。群3マウスの臨床スコアは、化合物A単独または化合物B単独を用いて処置されたマウスよりも高く、これは有意であった。
臨床スコアのEC50は、4.898であり、これは、78.24mg/kgのAおよび39.184mg/kgのBと相関する。EC90は、5.98であり、これは、95.68mg/kgのAおよび47.84mg/kgのBと相関する。生存のEC50は、0.7689であり、これは、12mg/kgのAおよび6.15mg/kgの化合物Bと相関する。薬物Aおよび薬物Bの組合せと比較した薬物Aおよび薬物B単独の組合せ指数は、0.2で有意であったという点で、化合物AとBの間にもまた相乗作用があった。
薬物誘導性死亡はなかったので、各群の疾病の曲線下面積を比較して、毒性用量50(TD50)を決定することによって治療指数(TI)を算出した。TD50/EC50は、1.659であり、低い治療指数であり、これは、薬物の小さい変化が、マウスにおける被毛の乱れにつながるということを示す。生存EC50を使用する場合には、TIは、10.55であった。しかし、TIの通常の算出は、TD50の代わりにLD50比較を含むが、薬物による致死性を引き起こすであろう用量はこの研究では決定されないということは留意されたい。
一部の処置されたマウスは体重減少、疾病スコアおよび臨床スコアを有していたので、抗ウイルス薬化合物を用いるマウスの処置が、マウスのすべての群において感染を防いだわけではなかった。しかし、処置は、HSV-2感染と関連する死亡を成功裏に防いだ。さらに、この研究は、高用量の化合物がマウスを死亡および臨床症状から保護したが、マウス疾病症状に対しては効果を有していたこと、および低用量の化合物がマウスを死亡から保護したが、臨床および疾病症状はすべてではないことを実証する。組合せ指数によって測定されたように化合物Aおよび化合物Bの間には相乗作用があった。
(実施例2)
HSVウイルス負荷
感染後28日目まで生存したマウスのために、後根神経節(DRG)を回収し、qPCRが実施され得るまで-80℃で保管した(表2B)。上記のポイントシステム(表4を参照されたい)によってマウスを毎日モニタリングした。表8は、臨床スコアの分析を示す。
Figure 2022521651000017
後根神経節(DRG)をqPCRによって分析した。表9は、DRG中の平均コピー数/rxnを示す。群1は、群2よりも低かった、p=0.03、および群3よりも低かった、p=0.02。群2は、群3または4と有意に異なっていなかった。群5、6および7は、群1または群2よりも有意に低かった(すべての比較についてP=0.03)。群5~7については、すべてのデータ点が検出限界を下回っていた。結果は、HSV-2コピー数/μg DNA(図17)およびHSV-2コピー数/rxn(図18)としてプロットされている。
Figure 2022521651000018
(実施例3)
雌のBALB/Cマウスへの単回用量投与後のバラシクロビルおよびファムシクロビルの薬物動態研究
この研究の目的は、静脈内(iv)および経口胃管栄養法(po)用量経路によって投与された、単独での、および組み合わせた、雌のBALB/cマウスにおけるバラシクロビル(VACV)およびファムシクロビル(FCV)の血漿薬物動態を決定することであった。各動物に、いずれか1種の試験品または両方の単回用量を種々の組合せの用量レベルで与えた。動物にVACVをiv(群1;125mg/kg)およびpo(群2、4~8;32~500mg/kg)経路によって投与した。動物にFCVをiv(群1;63mg/kg)およびpo(群3~8;16~250mg/kg)経路によって投与した。血漿に対する処理のために用量後5(iv)、15、30分および1、2、4、8、12(po)および24時間で処置されたマウス(群あたりn=3マウス)から血液を収集した。有利な組合せ量の代表として2:1比のバラシクロビル:ファムシクロビルを選択した。有効な比には、約5:1、約4:1、約3:1、約2:1、約1:1、約1:2、約1:3、約1:4または約1:5が含まれる。
Figure 2022521651000019
結果
臨床観察は、用量後直ちに、最後の採血の前に実施し、表11にまとめられている。63mg/kgのFCV(群3)で、1個体の動物は被毛の乱れを示し、別の動物はその第1の採血の際に死亡した(動物は交換されなかった)。63mg/kgのVACV/32mg/kgのFCV(群5)で、2個体の動物が1日目に目を細めており、125のVACV/63mg/kgのFCV(群6)で、1個体のマウスが1日目に目を細めていた。250mg/kgのVACV/125mg/kg FCV(群7)で、1個体のマウスが2日目に被毛の乱れを示し、2個体のマウスが1日目に目を細めていた。500mg/kgのVACV/250のFCV(群8)で、1個体の動物は、活動性低下し、1個体の動物は、シャベリング(shoveling)を実証し、3個体のマウスが1日目に目を細めていた。すべての他の処理されたマウスは、研究を通して正常に見えた。
Figure 2022521651000020
血漿薬物レベル
VACV相当物(VACVおよびACVの合計を表す)の血漿濃度が、図19に示されている。図20および21は、それぞれFCV相当物およびPCVの血漿濃度を示す。
図19は、VACV相当物が、群2(VACV、125mg/kg po)および群8(VACV、500mg/kgおよびFCV、250mg/kg)において24時間の間血漿試料中で測定可能であったことを示す。群3は、4時間の間定量化可能な濃度のVACV相当物を有しており、他の群は、12時間の間LLOQを上回る濃度を有していた。図20は、FCV相当物の血漿濃度が、投与される用量につれて増大する傾向があったことを示す。FCVの代謝産物であるPCV(図21)は、3個体のマウスのうち少なくとも1個体において、群1、5および8において24時間の間定量化可能であった。
薬物動態分析
表12には、VACVまたはFCVの単独でのまたは組み合わせての投与後のVACV相当物、FCV相当物およびPCVの薬物動態パラメーターがまとめられている。VACV相当物およびFCV相当物の血漿濃度が決定され、アッセイの定量下限(LLOQ)は、VACV相当物およびペンシクロビル(PCV)については50ng/mlであり、FCV相当物については25mg/mlであった。これらのデータを使用して、VACV相当物、FVC相当物およびPCVの薬物動態のパラメーターを算出した。群1は、125mg/kgのVACVおよび63mg/kgのFCVをiv経路によって投与された。VACV相当物の組合せのt1/2値は、0.79時間であった。FCV相当物およびその代謝産物PCVのt1/2値は、それぞれ0.49および1.29であった。iv投与後の最高Cmaxは、VACV相当物の(92267ng/ml)であり、続いて、FCV相当物(25433ng/ml)およびPCV(8797ng/ml)であった。AUClastに基づく、iv投与後の試験品および代謝産物に対する全身曝露は、以下の通りに変わった:VACV相当物、98626±17114時間ng/ml>PCV、15055±2598時間ng/ml>FCV相当物、11949±2007時間ng/ml。
試験品を群2では、125mg/kgのVACVを、群3では、63mg/kgのFCVを経口投与した(po)。群2では、VACV相当物は、0.25時間のTmaxでピーク血漿濃度に到達し、85000±3459ng/mlの最大血漿濃度(Cmax)を有する。消失期半減期(t1/2)は、VACV相当物について2.83時間であった。最後の時点までの時間曲線を用いる血漿濃度下面積(AUClast)は、208370±22333時間ng/mlであった。群3におけるFCV相当物およびPCVのTmax値は、0.25時間であり、それぞれ12433±1671ng/mlおよび8120±565ng/mlのCmax値を有する。FCV相当物のAUClast値は、その代謝産物:PCVについてよりもわずかに低かった、9257±704時間ng/ml(FCV)および10609±727時間ng/ml(PCV)。t1/2は、FCV相当物の1.72時間およびPCVの0.97時間であった。
群4~8のマウスには、2種の試験品を組み合わせて与えた。用量は、VACVについて32mg/kg~500mg/kgおよびFCVについて16mg/kg~250mg/kgの範囲であった。最高用量の群を除いて、これらの群におけるt1/2値は、1~3時間の範囲にあった。群8では、FCV相当物およびPCVのt1/2値は、それぞれ4.59時間および4.30時間であった。この長いt1/2は、より高い用量のFCVでは、吸収の変化およびPCVへの代謝(mentalism)の、起こり得る飽和が、試験品、FCVおよびその代謝産物に対する曝露に影響を与えた可能性があることを示唆する。
AUC値に基づく曝露は、一般に、すべての群において用量レベルにつれて増大した。図22、23および24は、各群のAUClast値を示し、各分析物に対する曝露の視覚的比較を可能にする。CmaxおよびAUC値は、群4~8において用量レベルにつれて増大する傾向があった。1.39倍(VACV相当物、群8/群7)~4.51倍(FCV相当物、群6/群5)の範囲の、各高用量のAUClastの増加倍数。群7および8を除いて、PCVのAUC値は、FCV相当物のものよりも高かった。
Figure 2022521651000021

議論および結論
単独または組み合わせたVACVおよびFCVの投与は、500mg/kgのVACVおよび250mg/kgのFCVもの用量を投薬された雌のBALB/cマウスで、最小の臨床効果しかもたらさなかった。エステラーゼ阻害剤を用いずに血漿試料を収集したので、バイオ分析を実施して、VACV相当物およびFCV相当物を決定した。血漿試料においてFCVの肝臓代謝産物であるPCVも測定した。Cmaxは、経口投薬後すべての群において迅速に到達され、ピーク血漿濃度は、群2~8において0.25、0.50または1.0時間で観察された。po群のt1/2値は、1.12時間(VACV相当物、群7)~4.59時間(FCV相当物、群8)の範囲であった。群4~8の用量は、各連続群で2倍増大し、CmaxおよびAUC値に基づく曝露は、一貫した正比例にはないものの用量につれて増大する傾向があった。
材料および方法
材料
アセトニトリルおよびメタノールは、Avantor(Center Valley、PA)から購入した。アシクロビル、ジメチルスルホキシド、ギ酸、ガンシクロビルおよび2-プロパノールは、Sigma-Aldrich (Milwaukee、WI)から購入した。雌のBALB/cマウス血漿は、Bioreclamation、LLC(Hicksville、NY)から購入した。クロマトグラフィーは、Sigma-Aldrich (Milwaukee、WI)から購入したSupelco(登録商標)Discovery(登録商標)HS F5 HPLCカラム(50×4.0mm、3μm)を用いて達成した。
バイオ分析法
血漿分析の較正標準。アシクロビル較正標準(50、500、1000、2000、5000および8000ng/ml)および品質管理(QC)試料(100、1500および7500ng/ml)は、雌のBALB/cマウス血漿で調製した。ファムシクロビル較正標準(25、100、500、1000、2000、5000および8000ng/ml)および品質管理(QC)試料(50、1500および7500ng/ml)は、雌のBALB/cマウス血漿で調製した。ペンシクロビル較正標準(50、500、1000、2000、5000および8000ng/ml)および品質管理(QC)試料(100、1500および7500ng/ml)は、雌のBALB/cマウス血漿で調製した。標準およびQCの調製は以下の通りとした。1mg/mlのFCV、ペンシクロビルまたはバラシクロビルの一次ストック溶液は、化合物を正確に秤量して取り出し、ジメチルスルホキシドを添加して、溶液中1mg/mlの濃度を達成することによって調製した。一次ストックである1mg/mlのFCV、ペンシクロビルまたはアシクロビルストック溶液を使用し、ジメチルスルホキシドで希釈することによって種々のスパイク溶液を調製した。1体積のスパイク溶液を、99体積のブランクの雌のBALB/cマウス血漿に添加して、1.0%の最終非血漿マトリックスを有する標準の名目濃度を得た。これらの較正標準およびQCは、毎日新たに調製し、アッセイの前に室温で24時間保管して、VACVおよびFCVの加水分解を完了に進ませた。較正標準およびQCをその後、研究試料分析の各日にそれぞれ3連で分析した。
血漿分析のための試料調製。FCVおよびVAVCは、このマトリックス中の高レベルのエステラーゼ活性の存在のためにマウス血漿中では内因的に不安定である。この問題に対処するための分析戦略は、研究試料を解凍し、室温で24時間静置させることであり、その時間で、VACVはアシクロビルに変換され、FCVは質量分析計(以下を参照されたい)で検出されるエステラーゼ生成物に変換される。これらのエステラーゼ生成物の両方ならびに肝臓代謝によってFCVからin vivoで生成したペンシクロビルは、方法開発の間マウス血漿中ですべて安定であるとわかった。較正標準およびQCは、研究試料と並行して室温で24時間インキュベートされたということは留意されたい。
標準、QCおよび研究試料(試料体積50μl)の試料処理は、200μlの内部標準溶液(アセトニトリル中、400ng/mlのガンシクロビル)の添加を伴った。混合物を、最大速度のマルチチューブボルテックスミキサーで10分間ボルテックス処理し、次いで、沈殿物を遠心分離(18000g、10分間)によって沈降させた。上清をきれいなチューブに移し、溶媒を真空下で蒸発させた。乾燥残渣を60μlの0.1%ギ酸を含有するMilli-Q水で復元させた。復元された試料を、1/2速度のマルチチューブボルテックスミキサーで5分間ボルテックス処理し、遠心分離(18000g、5分間)によって清澄化し、次いで、LC-MS/MS分析用のガラスインサートを備えたHPLCバイアルに移した。研究試料を、並行して処置されたブランクマトリックスで調製された較正標準のセットを使用して定量化した。
LC-MS/MS分析。試料をLC-MS/MSによって分析したが、方法の詳細は、以下に提供される。
LC条件:
HPLC機器:Waters 2795 Alliance統合システム。
オートサンプラー温度:室温。
カラム:Supelco(登録商標)Discovery(登録商標)HS F5 HPLCカラム(50×4.0mm、3μm)。
カラム温度:室温。
移動相:A=0.1%ギ酸を含むMilli-Q水;B=0.1%ギ酸を含むアセトニトリル。
溶出様式:勾配
Figure 2022521651000022
フロースプリット:なし
フローディバート:なし
注射体積:20μl
ニードル洗浄:75/25/0.1%(v/v/v)アセトニトリル/2-プロパノール/ギ酸
パージ溶液:10%/90%(v/v)メタノール/水
MS条件:
機器:Waters Micromass Quattro LC質量分析計。
イオン化:エレクトロスプレーイオン化、陽イオンモード。
検出: 多重反応モニタリング(MRM)。
Figure 2022521651000023
滞留時間:0.25秒
分解能:Q1およびQ3での単位質量分解能
キャピラリー電圧:3.50kV
コーン電圧:20V
脱溶媒和温度:375℃
ソース温度:115℃
定量化: Masslynxソフトウェア4.0SP4のQuanlynx部分による統合と定量化。
データ分析。アシクロビル、FCVおよびペンシクロビルの較正標準曲線を、従属変数(y軸)としてのガンシクロビル(内部標準)のものに対するそれぞれアシクロビル、FCVまたはペンシクロビルのピーク面積比(PAR)および独立変数(x軸)としてのアシクロビル、FCVまたはペンシクロビル濃度の加重(1/y)二次回帰を実施することによって調製した。回帰は、以下の形式の方程式をもたらす:
PAR=a[分析物]2+b[分析物]+c
(式中、分析物=FCV、アシクロビルまたはペンシクロビル)。
試料中のアシクロビル、FCVおよびペンシクロビルの濃度について解くために、方程式の両側からy(アシクロビル、FCVまたはペンシクロビル/ISのピーク面積比)を差し引くことによって二次方程式をまずゼロに等しくし、その結果、新規定数(c-y)が得られ、次いで、以下の方程式を解く:
分析物の濃度(x)=(-b±√[b2-4a(c-y)])/2a
これらの算出をMasslynxソフトウェアのQuanLynx部分によって実施した。この標準曲線の適合度は、二次回帰から得られた決定係数(r2)によって示され、完全な適合は、1.000のr2値をもたらす。
定量下限。この研究のために、アシクロビル較正曲線上の最低濃度点として50ng/mlを設定した。血漿の逆算されたアシクロビル濃度は、62.8±24.4ng/ml(n=5)であり、これは38.9%の平均CV%に相当し、126%の精度%を有する。この研究のために、25ng/mlを本発明者らのFCV較正曲線上の最低濃度点として設定した。血漿の逆算されたFCV濃度は、26.6±8.89ng/ml(n=7)であり、これは33.4%の平均CV%に相当し、106%の精度%を有する。この研究のために、50ng/mlを本発明者らのペンシクロビル較正曲線の最低濃度点として設定した。血漿の逆算されたペンシクロビル濃度は、51.0±22.2ng/ml(n=7)であり、これは43.6%の平均CV%に相当し、102%の精度%を有する。
血漿試料の分析
試料アッセイのための代表的な標準曲線は、図25A(アシクロビル)、25B(FCV)、25C(ペンシクロビル)に提示されている。すべての分析日の較正曲線データが表D-1に提示されている。この研究での分析実行の過程にわたるQC試料の結果は、表D-2にまとめられている。この研究から得た実験試料を、記載されたバイオ分析法で分析し、各血漿試料での個々のマウスのこれらの分析の結果は、表D-3(アシクロビル)、表D-4(FCV)および表D-5(ペンシクロビル)に提示されている。
(実施例4)
雌のモルモットにおけるHSV膣感染後のバラシクロビルおよびファムシクロビルの薬物動力学研究
この研究は、モルモットのHSV-2株MS感染における防止のための、組み合わせたバラシクロビルおよびファムシクロビルの薬物動力学に焦点を当てている。2:1比のバラシクロビル:ファムシクロビルが、有利な組合せ量の代表として選択される。有効な比として、約5:1、約4:1、約3:1、約2:1、約1:1、約1:2、約1:3、約1:4または約1:5が挙げられる。処置は、感染の7日前に始まる。群を感染後14日間処置する。次いで、すべての群を、感染の再発について14日間モニタリングする。すべての処置された群を28日まで再発相の間モニタリングする。28日目に、すべてのモルモットを屠殺し、DRGを収集する。
実験計画
種および系統:モルモットおよびHartley
投与経路:PO-薬物を自発的に摂取する訓練後
頻度:毎日
投薬体積:PO-TBD
HSV感染:106pfuのHSV-2 MS株膣内接種
インライフ相(In-life Phase)の期間:28日+前処置のための7日
Figure 2022521651000024
材料および方法
A.試験品および対照品
1.試験品1:バラシクロビル(バラシクロビルヒドロクロリド;VACV)
製造業者:Sigma Aldrich
ロット番号:XXX
物理的説明:白色粉末
保管条件:冷蔵、2~8℃
2.試験品2:ファムシクロビル
製造業者:Sigma Aldrich
ロット番号:XXXX
物理的説明:白色粉末
保管条件:冷蔵、2~8℃
3.ビヒクル対照:水
供給業者:N/A
製造業者:N/A
ロット番号:N/A
物理的説明:N/A
保管条件:N/A
用量製剤の調製:
用量製剤は、遊離塩基分子量を使用することによって調製する;VACVは1.11の補正係数を使用する。
用量製剤は、ビヒクル中の適当な量の試験品を組み合わせて、標的濃度を達成することによって調製する。製剤は、ボルテックスミキサーおよび/または滅菌撹拌子および/または超音波処理を使用してよく混合する。各製剤の目視検査を文書化する。用量調製の詳細は、最終レポートに含める。製剤(希釈された)は、使用の2時間の内に調製する。
処分:
部分的に使用された試験品バイアル、残りのビヒクル対照および残留用量製剤は、研究の用量投与相が完了した後に廃棄する。
正しい投薬を保証する方法:
各用量製剤の投与は、適宜文書化し、投与された量を記録する。
B.試験系
種:モルモット
系統:Hartley
供給業者:Charles River Laboratoriesまたは他の評判の良い供給業者
動物数:60
性別:雌
第1の用量時の齢:
第1の用量時の体重範囲:250~350gの雌(齢にとって適当な体重)
動物の管理:動物の管理および飼育ケージの一般的な手順は、現在の実験動物管理の評価と認定協会(AAALAC)の推奨事項、実験動物の管理と使用に関するガイド(米国学術研究会議)に記載されている現在の要件および米国農務省が動物福祉法および動物福祉規則(2013年11月)を通じて述べたような現在の要件に準拠する。
検疫/順応:少なくとも2日
収容:ケージあたり2個体(これで良いか、少なすぎるか?)
ケージ:標準、
光サイクル:12時間明/12時間暗
温度:68~79°F
湿度:30~70%。この範囲の外側に短時間逸れることはあり得る、4時間/日未満逸れることは、プロトコールからの逸脱とは考えられない。
換気:空気の再循環なしで、1時間あたり少なくとも10部屋の体積
食餌:食餌は自由に与えられる。
水:水は自由に与えられる。これまでのレポートに基づいて、研究の結果に干渉する可能性がある、影響を及ぼす可能性がある夾雑物は、水中に存在しないと予測される
研究への動物の割り当て
日数:処置の開始前3日以内
無作為化:動物を処置群に無作為に割り当てる。
識別:動物は、独特な耳のパンチによって、または別の承認された方法によって個別に識別される。
動物の福祉:この研究におけるすべての動物の痛みと苦痛を取り除けない場合にも、最小限に抑えるためにあらゆる努力が払われる。瀕死の動物および過度の痛みおよび苦痛を経験している動物は、安楽死させられる。DRGは安楽死後回収される。
C.実験手順(インライフ評価)
1.感染用量処置:0日目:モルモットに106pfuのHSV-2 MS株を膣内に投与する。
2.死亡率/罹患率:感染後、動物を少なくとも毎日1回調べる。
3.臨床観察:感染後、研究の終わりまで毎日1回記録する。早期除去基準で定義され、中等度から極度であることが観察される所見を有する動物は、午前の観察から少なくとも6時間離れた午後の同じ日に2回目の観察が実施される。動物を、粗大運動および行動活動ならびに外観の観察可能な変化を含む、任意の変更された臨床徴候について調べる。膣疾患のために、4ポイントスケールを使用する:
・0、明らかな感染なし
・1、生殖器紅斑
・2、中程度の生殖器感染
・3、化膿性生殖器潰瘍および脱毛、状態不良
・4、生殖器および周囲の組織の重度の潰瘍、後肢麻痺(安楽死につながる)
4. 早期除去基準:IACUCエンドポイントは以下の通りとなる。動物が、その体重を25%よりも多く失うか、または少なくとも3の臨床疾病スコア(以下に記載される)を有する場合には、それらを安楽死させ、将来の分析のためにDRGを収集する、または4の膣スコア(上記のような)。
体重の変化%:動物の投与前(0日目、ベースライン)体重を使用して算出する。
臨床疾病スコア:以下の条件の各々を1ポイントスコア化する。動物疾病スコアが3またはそれより大きい場合、動物を安楽死させる。
・異常な姿勢(背中を丸めた)
・異常な外観(被毛の乱れ)
・サイトへの歩行
・触診への歩行
・表皮剥離/自傷
・麻痺
D.生存安楽死
間隔:朝の臨床観察の完了後、任意の生存動物について28日目。終末放血、DRGを収集する。
安楽死:最良実行
E.データパラメーターの評価
提案された統計的検定:体重平均および標準偏差を算出し、一元配置分散分析(ANOVA)と、ANOVAが有意である場合にはそれに続くダネット検定によって評価する。
カプラン・マイヤー生存曲線を使用して、死亡率データを評価する。ビヒクル対照に関連するハザード比を推定するために、ログランク検定とそれに続くコックス回帰分析による検出力分析を実行する。スワブおよびDRGからのウイルス血症は、一元配置分散分析(ANOVA)と、ANOVAが有意である場合にはそれに続くダネット検定によって評価(assessed)および評価する(evaluated)。
帰無仮説の棄却の基準:p≦0.05
将来の分析のために試料を収集する
ウイルススワブ:モルモットを3、5、7、9、11、14、21および28日目にウイルスのためにスワブする
採血:処置されたモルモットを、1日目、7日目、14日目に放血させ、血清を収集し、-80で保管する。
研究の終わり:モルモットを放血させ、血清を収集し、-80で保管する。
すべての動物から後根神経節を収集し、-80で保管する。
(実施例5)
ヒト線維芽細胞のin vitro研究
細胞およびウイルス。ヒト包皮線維芽細胞(HFF)、ベロ細胞ME-180-細胞を使用してin vitro研究を実施する。抗ウイルス薬活性を評価するために使用されるHSV-1の株として、野生型(wt)Fおよび菌株ならびにACV耐性分離株が挙げられる。wt HSV-2株GならびにACV耐性分離株は、HSV-2および耐性株に対する化合物の活性を評価するためである。
標準プラーク低減アッセイは、6ウェルプレートでコンフルエントHFF、ベロおよびME-180細胞の単層を用いて実施する。手短には、6ウェルプレートで、ウイルス懸濁液を使用して、細胞の単層(HFF、ベロまたはME-180)を三連で感染させる。ウイルスの吸着後、培地を6種の異なる濃度の化合物を含有する増殖培地と置き換える。3日インキュベーションした後、細胞単層をクリスタルバイオレットで染色し、プラークを数え上げる。プラーク数を50%低減するのに十分な化合物濃度(EC50)を実験データから内挿する。
併用有効性はまた、2種の薬物群についてChou Talalayアプローチを使用して、および以下の固定用量比を使用して評価する:0.25 EC50、0.5 EC50、EC50、2 EC50、4 EC50。4つの複製プレートを株E-377またはMSのいずれかを0.01PFU/細胞の感染多重度(MOI)で用いて感染させる。感染後3日目に、ゲノムコピー数をリアルタイムPCRによって定量化して、絶対定量化を提供する。相乗作用は、Chou Talalayアプローチを使用して実証される。
有効性はまた、HSV-1およびHSV-2ウイルスに対するEC50およびEC90によって、ならびにACV耐性株において実証される。実験は3連で実施する。
(実施例6)
不一致の関係の血清陰性におけるHSV感染の防止におけるHSV曝露前処置の実効性
目的:研究の目的は、HSV血清陽性パートナーと一夫一婦制の性的関係にあるHSV血清陰性パートナーにおけるHSV-2感染の防止におけるバラシクロビルとファムシクロビルの経口投与の実効性を評価することである。研究によって、1g未満の薬物物質の用量での併用療法の有効性は、バラシクロビル単独よりも優れていることが確認される。研究は、より多量のまたは少量の、2:1以外のバラシクロビル:ファムシクロビルの比、例えば、約5:1、約4:1、約3:1、約2:1、約1:1、約1:2、約1:3、約1:4または約1:5でのバラシクロビルおよびファムシクロビルの有効性を実証するために拡大され得る。約2:1のバラシクロビル:ファムシクロビルの比は、好ましいものであり得る。薬物物質量は、65kgの対象に対して約10mg/kgのバラシクロビルおよび5mg/kgのファムシクロビルを提供する。
介入:
アーム1:血清陰性参加者に、650mgのバラシクロビルおよび325mgのファムシクロビルまたはプラセボを毎日1回投与する。
アーム2:血清陰性参加者に、650mgのバラシクロビルおよび325mgのファムシクロビルまたはプラセボを毎日1回投与する。血清陽性パートナーに、650mgのバラシクロビルおよび325mgのファムシクロビルを毎日1回投与する。
説明:血清陰性参加者に、650mgのバラシクロビルおよび325mgのファムシクロビルまたはプラセボを性交の前に少なくとも7日間毎日1回投与する。第2のアームでは、HSV血清陽性参加者に、650mgのバラシクロビルおよび325mgのファムシクロビルを性交の前少なくとも7日目に始まり、研究の期間の間、毎日1回投与する。研究の期間の間のHSV血清陽性参加者における症候性エピソードの処置は、バラシクロビルの投与量を650mgのバラシクロビルおよび325mgのファムシクロビル1日2回×3日に増大することを含んでもよい。
HSV血清陰性および血清陽性参加者は、登録の過程の間に研究訪問に参加する。研究訪問は、行動評価、順守評価、身体検査、採血、採尿および骨盤検体収集を含む。参加者は、初期および継続中のHSVならびに性行為感染性疾患リスク低減カウンセリング、男性用コンドーム、性行為感染症の診断および処置、妊娠検査および家族計画指導ならびに医学的状態の処置または照会を受け取る。HSVまたはHIVについて試験陽性の最初に血清陰性の女性は、リングを使用することを直ちに停止し、ケアおよび処置のために地方の保健医療施設に紹介され、もしあれば、バラシクロビルを用いる予防的処置のHSVまたはHIV処置成績に対する影響を評価するためにフォローアップ研究に登録する選択肢を有する。
適格性および組み入れ基準:
HSV血清陽性パートナーと一夫一婦制の性的関係にあるHSV血清陰性対象。
登録時の避妊の有効な方法の使用および研究参加の期間の間の有効な方法の継続使用。有効な方法には、コンドームおよびペッサリーなどの物理的障壁、ホルモン法、登録の少なくとも28日前に挿入された子宮内デバイスおよび不妊化(自己またはパートナー)が含まれる。
血清陽性パートナーは、頻繁な症候性エピソード(>9回のエピソード/年)の病歴を有さない。
除外基準:
インフォームドコンセントを得るのに、または治験を実施するのに困難を引き起こす可能性がある精神医学的障害を有する患者。
妊娠中または授乳中。
HIV血清陽性。
登録前6ヶ月以内のHSVまたはHIV防止のための曝露前予防。
登録前6ヶ月以内のHSVまたはHIV防止のための曝露後予防。
登録前6ヶ月以内の抗ウイルス薬を用いる処置。
主要評価項目:
HSV感染によって引き起こされた生殖器ヘルペスの発生率。生殖器ヘルペス疾患は、肛門生殖器の領域および/または臀部の皮膚または粘膜に発生した、徴候(腫脹、丘疹、小胞、潰瘍、痂皮、裂溝、紅斑または膣分泌物)および/または症状(疼痛、灼熱感、そう痒、刺痛、排尿障害)およびHSV-1または2感染の検査室による確認(徴候および/または症状の開始後6ヶ月以内の同時陽性HSV培養物またはHSV血清転換のいずれか)として定義される。HSV-1および/またはHSV-2への血清転換は、対応するHSV型についてこれまでは陰性のウエスタンブロット結果を有する対象における陽性HSV-1および/またはHSV-2ウエスタンブロットとして定義される。
治験薬使用期間の終わりに測定された、数ヶ月製品を使用している人あたりのHSV血清転換率によって決定されるような有効性。
自己申告および/または処置の間の対象のシステムにおけるバラシクロビル薬物の測定によってモニタリングされるような、処置レジメンを順守した、HSVに感染した対象のパーセンテージ。
処置レジメンを順守し、指示されたようにバラシクロビルを摂取したパートナーを有していた、HSVに感染した対象のパーセンテージ。
処置レジメンを順守し、指示されたようにバラシクロビルを摂取しなかったパートナーを有していたHSVに感染した対象のパーセンテージ。
処置の間にそのシステム中に検出可能なレベルの薬物を有していた、HSVに感染した対象のパーセンテージ。
二次評価項目:
有害事象評価による安全性および認容性。
研究完了後のHSV発生率。
薬物動態:治験期間の前、その間およびその後の血漿中の活性薬剤の濃度の評価。
自己申告された質問票によって決定されるようなプロトコール固有の製品レジメンの順守。
性行為感染症の発生率。
妊娠の発生率。
研究期間の間の毎日のスワブを用いるパートナーの少なくともサブセットのウイルス排出。
(実施例7)
不一致の関係の血清陰性におけるHSV感染の防止におけるHSV曝露前処置の実効性
目的:研究の目的は、HSV血清陽性パートナーと一夫一婦制の性的関係にあるHSV血清陰性パートナーにおけるHSV-2感染の防止におけるバラシクロビルとファムシクロビルの経口投与の実効性を評価することである。薬物物質量は、動物研究におけるEC90と一致する。研究によって、EC90投与量を使用する併用療法の有効性が、高用量のバラシクロビル単独よりも優れていることが確認される。
介入:
アーム1:血清陰性参加者に、800mgのバラシクロビルおよび400mgのファムシクロビルまたはプラセボを毎日1回投与する。
アーム2:血清陰性参加者に、800mgのバラシクロビルおよび400mgのファムシクロビルまたはプラセボを毎日1回投与する。血清陽性パートナーに、800mgのバラシクロビルおよび400mgのファムシクロビルを毎日1回投与する。
説明:血清陰性参加者に、800mgのバラシクロビルおよび400mgのファムシクロビルまたはプラセボを性交の前に少なくとも7日間毎日1回投与する。第2のアームでは、HSV血清陽性参加者に、800mgのバラシクロビルおよび400mgのファムシクロビルを性交の前少なくとも7日目に始まり、研究の期間の間、毎日1回投与する。研究の期間の間のHSV血清陽性参加者における症候性エピソードの処置は、バラシクロビルの投与量を、800mgのバラシクロビルおよび400mgのファムシクロビル1日2回×3日に増大することを含んでもよい。
(実施例8)
HSVに対する曝露のリスクにある血清陰性におけるHSV感染の防止におけるHSV曝露前処置の実効性
目的:研究の目的は、HSV血清陽性であるか、または研究の期間の間、未知HSV血清状態を有するパートナーと性的接触のリスクのあるHSV血清陰性におけるHSV-2感染の予防におけるバラシクロビルの経口投与の実効性を評価することである。性的接触は、1人またはそれより多いパートナーとの性的接触の1つまたはそれより多い事象を含む。
介入:参加者に、650mgのバラシクロビルまたはプラセボを毎日1回投与する。
説明:参加者に、650mgのバラシクロビルおよび325mgのファムシクロビルまたはプラセボの投与を、任意のパートナーとの性交の少なくとも7日前に始めるように指示する。参加者は、登録の過程の間に研究訪問に参加する。研究訪問は、行動評価、順守評価、身体検査、採血、採尿および骨盤検体収集を含む。女性は、初期および継続中のHSVならびに性行為感染性疾患リスク低減カウンセリング、男性用コンドーム、性行為感染症の診断および処置、妊娠検査および家族計画指導ならびに医学的状態の処置または照会を受け取る。HSVまたはHIVについて試験陽性の女性は、薬物を使用することを直ちに停止し、ケアおよび処置のために地方の保健医療施設に紹介され、もしあれば、HSVまたはHIV処置成績に対する薬物の影響を評価するためにフォローアップ研究に登録する選択肢を有する。
適格性および組み入れ基準:
18歳~45歳であり、HSV血清陽性状態または未知のHSV血清状態を有するパートナーとの性的接触の少なくとも1回の事象を有すると予想される誕生時女性であったHSV血清陰性の女性の対象。
登録時の避妊の有効な方法の使用および研究参加の期間の間の有効な方法の継続使用。有効な方法には、コンドームまたはペッサリーなどの物理的障壁、ホルモン法、登録の少なくとも28日前に挿入された子宮内デバイスおよび不妊化(自己またはパートナー)が含まれる。
除外基準:
インフォームドコンセントを得るのに、または治験を実施するのに困難を引き起こす可能性がある精神医学的障害を有する患者。
妊娠中または授乳中。
HIVまたはHSV血清陽性。
登録前6ヶ月以内のHSVまたはHIV防止のための曝露前予防。
登録前6ヶ月以内のHSVまたはHIV防止のための曝露後予防。
登録前6ヶ月以内の抗ウイルス薬を用いる処置。
主要評価項目:
HSV感染によって引き起こされた生殖器ヘルペスの発生率。生殖器ヘルペス疾患は、肛門生殖器の領域および/または臀部の皮膚または粘膜に発生した、徴候(腫脹、丘疹、小胞、潰瘍、痂皮、裂溝、紅斑または膣分泌物)および/または症状(疼痛、灼熱感、そう痒、刺痛、排尿障害)およびHSV-1または2感染の検査室による確認(徴候および/または症状の開始後6ヶ月以内の同時陽性HSV培養物またはHSV血清転換のいずれか)として定義される。HSV-1および/またはHSV-2への血清転換は、対応するHSV型についてこれまでは陰性のウエスタンブロット結果を有する対象における陽性HSV-1および/またはHSV-2ウエスタンブロットとして定義される。
治験薬使用期間の終わりに測定された、数ヶ月製品を使用している人あたりのHSV血清転換率によって決定されるような有効性。
指示されたように予防処置をとったHSVに感染した対象のパーセンテージ。
処置の間にそのシステム中に検出可能なレベルの薬物を有していた、HSVに感染した対象のパーセンテージ。
二次評価項目:
有害事象評価による安全性および認容性。
バラシクロビルまたはプラセボの投薬レジメンの完了後のHSV発生率。
薬物動態:治験期間の前、その間およびその後の血漿中の活性薬剤の濃度の評価。
自己申告された質問票によって決定されるようなプロトコール固有の製品レジメンの順守。
性行為感染症の発生率。
妊娠の発生率。
研究期間の間の性的接触事象の数。
研究期間の間の性的パートナーの数。
研究参加者によって報告されるような研究期間の間の性的パートナーのHSV血清状態。報告されるパートナーのHSV血清状態として、既知HSV血清陽性、未知HSV血清状態および既知HSV血清陰性が挙げられる。
(実施例9)
HSV処置キット
HSVの処置のためのHSV予防キット。キットは、低投与量のバラシクロビル(650mgまたはより少ないもの)および低投与量のファムシクロビル(325mgまたはより少ないもの)を含む経口製剤および組成物を投与する方法に関する情報を有する使用説明書を有する。使用説明書は、HSV曝露前のHSV感染を防止するためのHSV血清陰性対象への組成物の投与にとって有用な投薬情報を含む。HSV予防キットはまた、HSV活性化およびウイルス排出を抑制するためのHSV血清陽性対象への組成物の投与のための、投薬情報および使用説明書を含む。キットの包装を、HSV血清陰性およびHSV血清陽性対象の両方に販売するために設計する。
(実施例10)
抗ウイルス薬経皮性パッチを含むHSV処置キット
経皮性パッチを使用するHSVの処置のためのHSV予防キット。キットは、持続性薬物放出のために経皮性パッチ内にバラシクロビルおよびファムシクロビルを含む組成物および経皮性パッチを対象の皮膚上に貼る方法に関する情報を有する使用説明書を有する。キットは、65kgの対象に1日あたり1回投与された650mgのバラシクロビルおよび325mgのファムシクロビルと同様の血漿濃度を維持するように設計される。種々の実施形態では、キットは、約5:1、約4:1、約3:1、約2:1、約1:1、約1:2、約1:3、約1:4または約1:5の比で、より高いまたはより低い血漿濃度のバラシクロビルおよびファムシクロビルを維持するように大きさまたは薬剤濃度が調整されたパッチを含有する。使用説明書は、HSV曝露の前のHSV感染を防止するための、HSV血清陰性対象へのパッチの適用にとって有用な投薬情報を含む。HSV予防キットは、HSV活性化およびウイルス排出を抑制するためのHSV血清陽性対象へのパッチの適用のための、投薬情報および使用説明書を含んでもよい。キットの包装を、HSV血清陰性およびHSV血清陽性対象の両方に販売するために設計してもよい。
(実施例11)
HSVに対して曝露された血清陰性におけるHSV感染の防止におけるHSV曝露後処置の実効性
目的:研究の目的は、HSVに対して曝露されたHSV血清陰性におけるHSV-2感染の防止におけるバラシクロビルおよびファムシクロビルの経口投与の実効性を評価することである。
介入:参加者に、800mgのバラシクロビルおよび400mgのファムシクロビルまたはプラセボを毎日2回10日間投与し、第1の用量は、HSVに対する曝露の24時間以内に、理想的には、数時間以内に投与する。
説明:参加者に、800mgのバラシクロビルおよび400mgのファムシクロビルを、HSVに対する曝露の24時間以内に開始して毎日2回、10日間摂取するように指示する。参加者は、登録の過程の間に研究訪問に参加する。研究訪問は、行動評価、順守評価、身体検査、採血、採尿および骨盤検体収集を含む。参加者は、初期および継続中のHSVならびに性行為感染性疾患リスク低減カウンセリング、男性用コンドーム、性行為感染症の診断および処置、妊娠検査および家族計画指導ならびに医学的状態の処置または照会を受け取る。HSVまたはHIVについて試験陽性の女性は、ケアおよび処置のために地方の保健医療施設に紹介され、もしあれば、HSVまたはHIV処置成績に対する処置の影響を評価するためにフォローアップ研究に登録する選択肢を有する。
適格性および組み入れ基準:
研究期間の間にHSV血清陽性状態を有するパートナーと少なくとも1回の性的接触の事象を有することが予測されるHSV血清陰性対象。パートナーは、一夫一婦制のパートナーである場合も、一夫一婦制のパートナーでない場合もある。性的接触は、研究期間の間の任意の数の性的パートナーとの任意の回数の性的接触を含み得る。
登録時の避妊の有効な方法の使用および研究参加の期間の間の有効な方法の継続使用。有効な方法には、ホルモン法、登録の少なくとも28日前に挿入された子宮内デバイスおよび不妊化(自己またはパートナー)が含まれる。
除外基準:
インフォームドコンセントを得るのに、または治験を実施するのに困難を引き起こす可能性がある精神医学的障害を有する患者。
妊娠中または授乳中。
HIVまたはHSV血清陽性。
登録前6ヶ月以内のHSVまたはHIV防止のための曝露前予防。
登録前6ヶ月以内のHSVまたはHIV防止のための曝露後予防。
登録前6ヶ月以内の抗ウイルス薬を用いる処置。
CrCl<50mL/分として定義される腎不全
主要評価項目:
HSV感染によって引き起こされた生殖器ヘルペスの発生率。生殖器ヘルペス疾患は、肛門生殖器の領域および/または臀部の皮膚または粘膜に発生した、徴候(腫脹、丘疹、小胞、潰瘍、痂皮、裂溝、紅斑または膣分泌物)および/または症状(疼痛、灼熱感、そう痒、刺痛、排尿障害)およびHSV-1または2感染の検査室による確認(徴候および/または症状の開始後6ヶ月以内の同時陽性HSV培養物またはHSV血清転換のいずれか)として定義される。HSV-1および/またはHSV-2への血清転換は、対応するHSV型についてこれまでは陰性のウエスタンブロット結果を有する対象における陽性HSV-1および/またはHSV-2ウエスタンブロットとして定義される。
治験薬使用期間の終わりでのHSV血清転換率によって決定されるような有効性。
HSVに対する曝露後に処置レジメンに従うHSVに感染した対象のパーセンテージ。処置順守は、患者の自己申告および/または処置の間のそれらのシステムにおけるバラシクロビル薬物の測定によってモニタリングされる。
処置の間にそのシステム中に検出可能なレベルの薬物を有していた、HSVに感染した対象のパーセンテージ。
二次評価項目:
有害事象評価による安全性および認容性。
薬物動態:治験期間の前、その間およびその後の血漿および膣流体中の活性薬剤の濃度の評価。
自己申告された質問票によって決定されるようなプロトコール固有の製品レジメンの順守。
性行為感染症の発生率。
妊娠の発生率。
研究期間の間の性的接触事象の数。
研究期間の間の性的パートナーの数。
研究期間の間のHSV曝露数。
(実施例12)
不一致の関係のHSV/HIV血清陰性におけるHSVおよびHIV感染の防止における抗ウイルス薬併用曝露前処置の実効性
目的:研究の目的は、HSV血清陽性パートナーまたはHIV血清陽性パートナーと一夫一婦制の性的関係にあるHSVおよびHIV血清陰性女性におけるHSVまたはHIV感染の防止における、テノホビルととものバラシクロビルおよびファムシクロビルの経口投与の安全性および実効性を評価することである。
介入:
アーム1:血清陰性参加者に、650mgのバラシクロビルおよび325mgのファムシクロビルを投与し、HSV血清陽性パートナーに、650mgのバラシクロビルおよび325mgのファムシクロビルを投与する。HIV血清陽性パートナーは、その通常の処方された抗HIVレジメンを継続する。
アーム2:血清陰性参加者にテノホビルおよびエムトリシタビンを投与した。HIV血清陽性パートナーは、その通常の処方された抗HIVレジメンを継続する。
アーム3:血清陰性参加者に、バラシクロビル、ファムシクロビル、テノホビルおよびエムトリシタビンを投与し、HSV血清陽性パートナーに、650mgのバラシクロビルおよび325mgのファムシクロビルを投与する。HIV血清陽性パートナーは、その通常の処方された抗HIVレジメンを継続する。
アーム4:血清陰性参加者に、プラセボを投与する。HIV血清陽性パートナーは、その通常の処方された抗HIVレジメンを継続する。
説明:血清陰性参加者に650mgのバラシクロビルおよび325mgのファムシクロビルを投与し、HSV血清陽性対象に、650mgのバラシクロビルおよび325mgのファムシクロビルを毎日1回、第1のアームにおける性交の少なくとも7日前に提供する。HIV血清陽性参加者は、その通常の標準的ケアである抗HIVレジメンを継続する。第2のアームでは、HSV血清陰性参加者に、テノホビルおよびエムトリシタビンを投与する。HIV血清陽性パートナーは、その通常の処方された抗HIVレジメンを継続する。第3のアームでは、HSV血清陰性に、バラシクロビル、テノホビルおよびエムトリシタビンを投与し、HSV血清陽性パートナーに、500mgのバラシクロビルを投与する。HIV血清陽性パートナーは、その通常の処方された抗HIVレジメンを継続する。第4のアームでは、血清陰性参加者に、プラセボを投与する。HIV血清陽性パートナーは、その通常の処方された抗HIVレジメンを継続する。研究の期間の間のHSV血清陽性参加者における症候性エピソードの処置は、バラシクロビルの投与量を500mg1日2回×5日に増大することを含んでもよい。
参加者は、登録の過程の間に研究訪問に参加する。研究訪問は、行動評価、順守評価、身体検査、採血、採尿および骨盤検体収集を含む。参加者は、初期および継続中性行為感染性疾患リスク低減カウンセリング、男性用コンドーム、性行為感染症の診断および処置、妊娠検査および家族計画指導ならびに医学的状態の処置または照会を受け取る。HSVまたはHIVについて試験陽性の最初に血清陰性の女性は、ケアおよび処置のために地方の保健医療施設に紹介され、もしあれば、予防的処置のHSVまたはHIV処置成績に対する影響を評価するためにフォローアップ研究に登録する選択肢を有する。
適格性および組み入れ基準:
HSVまたはHIV血清陽性パートナーと一夫一婦制の性的関係にあるHSVおよびHIV血清陰性。
登録時の避妊の有効な方法の使用および研究参加の期間の間の有効な方法の継続使用。有効な方法には、コンドームまたはペッサリーなどの物理的障壁、ホルモン法、登録の少なくとも28日前に挿入された子宮内デバイスおよび不妊化(自己またはパートナー)が含まれる。
HSV血清陽性パートナーは、頻繁な症候性エピソード(>9回のエピソード/年)の病歴を有さない。
除外基準:
インフォームドコンセントを得るのに、または治験を実施するのに困難を引き起こす可能性がある精神医学的障害を有する患者。
妊娠中または授乳中。
登録前6ヶ月以内のHSVまたはHIV防止のための曝露前予防。
登録前6ヶ月以内のHSVまたはHIV防止のための曝露後予防。
登録前6ヶ月以内の抗ウイルス薬を用いる処置。
処置抗ウイルス薬のいずれかに対する薬物耐性。
主要評価項目:
HSV感染によって引き起こされた生殖器ヘルペスの発生率。生殖器ヘルペス疾患は、肛門生殖器の領域および/または臀部の皮膚または粘膜に発生した、徴候(腫脹、丘疹、小胞、潰瘍、痂皮、裂溝、紅斑または膣分泌物)および/または症状(疼痛、灼熱感、そう痒、刺痛、排尿障害)およびHSV-1または2感染の検査室による確認(徴候および/または症状の開始後6ヶ月以内の同時陽性HSV培養物またはHSV血清転換のいずれか)として定義される。HSV-1および/またはHSV-2への血清転換は、対応するHSV型についてこれまでは陰性のウエスタンブロット結果を有する対象における陽性HSV-1および/またはHSV-2ウエスタンブロットとして定義される。
治験薬使用期間の終わりで測定される、数ヶ月製品を使用していた人あたりのHSV血清転換率によって決定されるような有効性。
患者の自己申告および/または処置の間のそのシステムにおける薬物の測定によってモニタリングされるような、研究ガイドラインを順守した、HSVに感染した対象のパーセンテージ。
研究ガイドラインを順守し、指示されたようにバラシクロビルを摂取したパートナーを有していた、HSVに感染した対象のパーセンテージ。
研究ガイドラインを順守し、指示されたようにバラシクロビルを摂取しなかったパートナーを有していた、HSVに感染した対象のパーセンテージ。
処置の間にそのシステム中に検出可能なレベルの薬物を有していた、HSVに感染した対象のパーセンテージ。
治験薬使用期間の終わりで測定される、数ヶ月製品を使用していた人あたりのHIV-1血清転換率によって決定されるような有効性。主要エンドポイントは、イムノアッセイベースのHIV血液検査によって測定されるHIV-1血清転換である。HIV感染のエンドポイント確認は、ウエスタンブロットによる。
患者の自己申告および/または処置の間のそのシステムにおける薬物の測定によってモニタリングされるような、研究ガイドラインを順守した、HIVに感染した対象のパーセンテージ。
研究ガイドラインを順守し、指示されたようにその抗HIV薬物療法を摂取したパートナーを有していた、HIVに感染した対象のパーセンテージ。
研究ガイドラインを順守し、指示されたようにその抗HIV薬物療法を摂取しなかったパートナーを有していた、HIVに感染した対象のパーセンテージ。
処置の間にそのシステム中に検出可能なレベルの薬物を有していた、HIVに感染した対象のパーセンテージ。
二次評価項目:
グレード3および4有害事象、臨床上有意なグレード2検査所見(DAIDS等級付けに基づく)およびすべての重篤な有害事象によって決定されるような安全性。
抗ウイルス薬の過程の完了後のHSV発生率。
抗ウイルス薬の過程の完了後のHIV発生率。
薬物動態:治験期間の前、その間およびその後の血漿中の活性薬剤の濃度の評価。
自己申告された質問票によって決定されるようなプロトコール固有の製品レジメンの順守。
性行為感染症の発生率。
妊娠の発生率。
(実施例13)
HSVおよびHIVに対する曝露のリスクにある血清陰性におけるHSVおよびHIV感染の防止における抗ウイルス薬併用曝露前処置の実効性
目的:研究の目的は、HSVもしくはHIV血清陽性であるか、または研究の期間の間、未知HSVもしくはHIV血清状態を有するパートナーと性的接触のリスクのあるHSVおよびHIV血清陰性におけるHSV-2および/またはHIV感染の防止におけるバラシクロビル、テノホビルおよびエムトリシタビンの経口投与の安全性および実効性を評価することである。性的接触は、1人またはそれより多いパートナーとの性的接触の1つまたはそれより多い事象を含む。
介入:血清陰性参加者に、バラシクロビル、テノホビル/エムトリシタビン、バラシクロビルおよびテノホビル/エムトリシタビンまたはプラセボを投与する。
説明:血清陰性参加者に、性交の少なくとも7日前に開始して、1日あたり、650mgのバラシクロビルおよび325mgのファムシクロビル、300mgのテノホビルおよび200mgのエムトリシタビン、500mgのバラシクロビル、250mgのファムシクロビル、300mgのテノホビルおよび200mgのエムトリシタビンまたはプラセボを毎日1回投与する。
参加者は、登録の過程の間に研究訪問に参加する。研究訪問は、行動評価、順守評価、身体検査、採血、採尿および骨盤検体収集を含む。参加者は、初期および継続中の性行為感染性疾患リスク低減カウンセリング、男性用コンドーム、性行為感染症の診断および処置、妊娠検査および家族計画指導ならびに医学的状態の処置または照会を受け取る。HSVまたはHIVについて試験陽性の最初に血清陰性の女性は、ケアおよび処置のために地方の保健医療施設に紹介され、もしあれば、HSVまたはHIV成績に対する処置の影響を評価するためにフォローアップ研究に登録する選択肢を有する。
適格性および組み入れ基準:
18歳~45歳であり、HSVもしくはHIV血清陽性状態または未知のHSVもしくはHIV血清状態を有するパートナーとの性的接触の少なくとも1回の事象を有すると予想される誕生時女性であったHSVおよびHIV血清陰性の女性の対象。
登録時の避妊の有効な方法の使用および研究参加の期間の間の有効な方法の継続使用。有効な方法には、コンドームまたはペッサリーなどの物理的障壁、ホルモン法、登録の少なくとも28日前に挿入された子宮内デバイスおよび不妊化(自己またはパートナー)が含まれる。
除外基準:
インフォームドコンセントを得るのに、または治験を実施するのに困難を引き起こす可能性がある精神医学的障害を有する患者。
妊娠中または授乳中。
登録前6ヶ月以内のHSVまたはHIV防止のための曝露前予防。
登録前6ヶ月以内のHSVまたはHIV防止のための曝露後予防。
登録前6ヶ月以内のHSV抗ウイルス薬を用いる処置。
HIV処置アームにおける1種または複数の薬剤に対する薬物耐性。
主要評価項目:
HSV感染によって引き起こされた生殖器ヘルペスの発生率。生殖器ヘルペス疾患は、肛門生殖器の領域および/または臀部の皮膚または粘膜に発生した、徴候(腫脹、丘疹、小胞、潰瘍、痂皮、裂溝、紅斑または膣分泌物)および/または症状(疼痛、灼熱感、そう痒、刺痛、排尿障害)およびHSV-1または2感染の検査室による確認(徴候および/または症状の開始後6ヶ月以内の同時陽性HSV培養物またはHSV血清転換のいずれか)として定義される。HSV-1および/またはHSV-2への血清転換は、対応するHSV型についてこれまでは陰性のウエスタンブロット結果を有する対象における陽性HSV-1および/またはHSV-2ウエスタンブロットとして定義される。
治験薬使用期間の終わりに測定された、数ヶ月製品を使用している人あたりのHSV血清転換率によって決定されるような有効性。
患者の自己申告および/または処置の間のそのシステムにおける薬物の測定によってモニタリングされるような、研究ガイドラインを順守した、HSVに感染した対象のパーセンテージ。
処置の間にそのシステム中に検出可能なレベルの薬物を有していた、HSVに感染した対象のパーセンテージ。
治験薬使用期間の終わりで測定される、数ヶ月製品を使用していた人あたりのHIV-1血清転換率によって決定されるような有効性。主要エンドポイントは、イムノアッセイベースのHIV血液検査によって測定されるHIV-1血清転換である。HIV感染のエンドポイント確認は、ウエスタンブロットによる。
患者の自己申告および/または処置の間のそのシステムにおける薬物の測定によってモニタリングされるような、研究ガイドラインを順守した、HIVに感染した対象のパーセンテージ。
処置の間にそのシステム中に検出可能なレベルの薬物を有していた、HIVに感染した対象のパーセンテージ。
二次評価項目:
グレード3および4有害事象、臨床上有意なグレード2検査所見(DAIDS等級付けに基づく)およびすべての重篤な有害事象によって決定されるような安全性。
抗ウイルス薬の過程の完了後のHSV発生率。
抗ウイルス薬の過程の完了後のHIV発生率。
薬物動態:治験期間の前、その間およびその後の血漿中の活性薬剤の濃度の評価。
自己申告された質問票によって決定されるようなプロトコール固有の製品レジメンの順守。
性行為感染症の発生率。
妊娠の発生率。
(実施例14)
HSVおよびHIV処置キット
HSVおよびHIVの処置のためのHSVおよびHIV予防キット。キットは、低投与量のバラシクロビルおよびファムシクロビル(650mgまたはより少ないバラシクロビル、325mgまたはより少ないファムシクロビル)、標準投与量のテノホビル(300mg)、標準投与量のエムトリシタビン(200mg)を含む経口製剤および組成物を投与する方法に関する情報を有する使用説明書を有する。使用説明書は、HSVおよび/またはHIV曝露前のHSVおよび/またはHIV感染を防止するためのHSVおよびHIV血清陰性対象への組成物の投与にとって有用な投薬情報を含む。HSVおよびHIV予防キットはまた、HSV活性化およびウイルス排出を抑制するためのHSV血清陽性対象への組成物の投与のための、投薬情報および使用説明書を含んでもよい。キットの包装を、HIV血清陰性、HSV血清陰性およびHSV血清陽性対象に販売するために設計してもよい。
(実施例15)
抗ウイルス薬経皮性パッチを含むHSVおよびHIV処置キット
経皮性パッチを使用するHSVおよびHIVの処置のための、HSVおよびHIV予防キット。キットは、経皮性パッチ内にバラシクロビルおよびテノホビルを含む組成物および経皮性パッチを対象の皮膚上に貼る方法に関する情報を有する使用説明書を有する。経皮性パッチは、1日に1回の650mgのバラシクロビル、325mgのファムシクロビルおよび標準投与量のテノホビル(300mg)と同等のバラシクロビルおよびファムシクロビルの血漿濃度を提供するように設計される。使用説明書は、HSVおよび/またはHIV曝露前のHSVおよび/またはHIV感染を防止するための、HSVおよびHIV血清陰性対象へのパッチの適用にとって有用な投薬情報を含む。HSVおよびHIV予防キットは、HSV活性化およびウイルス排出を抑制するためのHSV血清陽性対象へのパッチの適用のための、投薬情報および使用説明書を含んでもよい。キットの包装を、HSV血清陰性、HIV血清陰性およびHSV血清陽性対象に販売するために設計してもよい。
(実施例16)
抗ウイルス薬膣内リングを含むHSVおよびHIV処置キット
膣内リングを使用するHSVおよびHIVの処置のためのHSVおよびHIV予防キット。キットは、膣内リング内にバラシクロビルおよびファムシクロビルおよびテノホビル/エムトリシタビンを含む組成物および対象の膣中に膣内リングを挿入する方法に関する情報を有する使用説明書を有する。使用説明書は、血清陰性対象におけるHSVおよび/またはHIV感染の防止にとって有用な投薬および適用情報を含む。HSVおよびHIV予防キットは、膣内リングを使用してHSV血清陽性対象においてHSV活性化およびウイルス排出を抑制する方法に関する使用説明書を含んでもよい。キットの包装を、HSV血清陰性、HIV血清陰性およびHSV血清陽性対象に販売するために設計してもよい。
(実施例17)
ウイルス曝露後投与のためのHSVおよびHIV処置キット
HSVおよびHIVの処置のためのHSVおよびHIV予防キット。キットは、毎日2回の投薬レジメンでバラシクロビル(800mg)およびファムシクロビル(400mg)、テノホビル(300mg/日)、エムトリシタビン(200mg/日)およびラルテグラビル(400mg、1日あたり2回)を含む経口製剤ならびに組成物を投与する方法に関する情報を有する使用説明書を有する。使用説明書は、HSVおよび/またはHIV曝露の可能性後であるが、曝露の可能性の72時間後以内にHSVおよび/またはHIV感染を防止するための、HSVおよびHIV血清陰性対象への組成物の投与にとって有用な投薬情報を含む。HSVおよびHIV予防キットは、生殖器ヘルペスまたは口唇ヘルペスの突発的出現後のHSV血清陽性対象への組成物の投与のための、投薬情報および使用説明書を含んでもよい。キットの包装を、HSV血清陰性、HIV血清陰性およびHSV血清陽性対象へ販売するために設計してもよい。
(実施例18)
ウイルス曝露後投与のための経皮性パッチを含むHSVおよびHIV処置キット
経皮性パッチを使用するHSVおよびHIVの処置のためのHSVおよびHIV予防キット。キットは、持続された高用量のバラシクロビルおよびファムシクロビル、テノホビル、エムトリシタビンおよびラルテグラビルを放出する経皮性パッチおよび経皮性パッチを対象の皮膚に貼る方法に関する情報を有する使用説明書を有する。使用説明書は、HSVおよび/またはHIV感染を防止するためのHSVおよび/またはHIV曝露後のHSVおよびHIV血清陰性対象へのパッチの適用にとって有用な投薬情報を含む。HSV予防キットは、生殖器ヘルペスまたは口唇ヘルペスの突発的出現後のHSV血清陽性対象へのパッチの適用のための、投薬情報および使用説明書を含んでもよい。キットの包装を、HSV血清陰性、HIV血清陰性およびHSV血清陽性対象に販売するために設計してもよい。
(実施例19)
ウイルス曝露後投与のための膣内リングを含むHSVおよびHIV処置キット
膣内リングを使用するHSVおよびHIVの処置のためのHSVおよびHIV予防キット。キットは、膣内リング内にバラシクロビル、ファムシクロビルおよびテノホビルを含む組成物であって、バラシクロビル、ファムシクロビル、テノホビル、エムトリシタビンおよびラルテグラビル活性薬剤が、使用において持続された高用量で放出される組成物ならびに対象の膣中に膣内リングを挿入する方法に関する情報を有する使用説明書を有する。使用説明書は、HSV後および/またはHIV曝露の72時間以内における血清陰性対象におけるHSVおよび/またはHIV感染の防止にとって有用な、投薬および適用情報を含む。HSVおよびHIV予防キットは、膣内リングを使用するHSV血清陽性対象における生殖器ヘルペスまたは口唇ヘルペスの突発的出現を処置する方法に関する使用説明書を含んでもよい。キットの包装を、HSV血清陰性、HIV血清陰性およびHSV血清陽性対象に販売するために設計してもよい。
(実施例20)
避妊およびHSV感染の防止のための膣内リング
膣内リングをエチレン酢酸ビニル共重合体およびステアリン酸マグネシウムから製造し、活性薬物エトノゲストレル(11.7mg)、エチニルエストラジオール(2.7mg)および約650mgのバラシクロビルおよび325mgのファムシクロビル毎日1回の経口投与と同等の血漿濃度を提供する量で薬物バラシクロビルおよびファムシクロビルを含有する。少なくとも14日の期間にわたって各日に放出される薬物の量は、in vitroで測定される。in vitro1日放出プロファイルは、in vivoで生じる活性薬物拡散を有効にシミュレートするin vitro実験条件を使用して決定される。
エチニルエストラジオール/エトノゲストレルおよび低用量のバラシクロビルを放出する膣リングが、HSVの曝露のリスクにある血清陰性対象における妊娠およびHSV感染の防止のための臨床試験の候補として選択される。任意に、エチニルエストラジオール/エトノゲストレルおよび高用量のバラシクロビルを放出する膣リングが、HSVに曝露された血清陰性対象における妊娠およびHSVの防止のための臨床試験の候補として選択される。膣リングは、シリコンを含む。
* * *
本発明の好ましい実施形態をこのように詳細に説明したが、本発明の趣旨または範囲から逸脱することなく、その多数の明らかな変法があり得るので、上記の段落によって定義された本発明は、上記の説明において示された特定の詳細に限定されないことを理解されるべきである。

Claims (108)

  1. それを必要とする対象の単純ヘルペスウイルス(HSV)感染を治療するための、HSV感染を予防するための、またはHSV感染を暴露前予防するための医薬組成物であって、治療有効量の(a)バラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物および(b)ファムシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物、ならびに薬学的に許容される賦形剤、希釈剤、担体、および/またはアジュバントを含む医薬組成物。
  2. 0.5mg/kg体重~約1000mg/kg体重の(a)および0.5mg/kg体重~約1000mg/kg体重の(b)を含む、請求項1に記載の医薬組成物。
  3. 約5mg/kg体重~約50mg/kg体重の(a)を含む、請求項2に記載の医薬組成物。
  4. 約25mg/kg体重~約100mg/kg体重の(a)を含む、請求項2に記載の医薬組成物。
  5. 約50mg/kg体重~約250mg/kg体重の(a)を含む、請求項2に記載の医薬組成物。
  6. 約100mg/kg体重~約500mg/kg体重の(a)を含む、請求項2に記載の医薬組成物。
  7. 約5mg/kg体重~約50mg/kg体重の(b)を含む、請求項2~6のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  8. 約25mg/kg体重~約100mg/kg体重の(b)を含む、請求項2~6のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  9. 約50mg/kg体重~約250mg/kg体重の(b)を含む、請求項2~6のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  10. 約100mg/kg体重~約500mg/kg体重の(b)を含む、請求項2~6のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  11. mg/kgで約5:1、約4:1、約3:1、約2:1、約1:1、約1:2、約1:3、約1:4、または約1:5の用量比の(a)および(b)を含む、請求項2に記載の医薬組成物。
  12. 約5mg/kg体重~約15mg/kg体重の(a)および2.5mg/kg体重~約7.5mg/kg体重の(b)を含む、請求項2に記載の医薬組成物。
  13. 約10mg/kg体重~約50mg/kg体重の(a)および約5mg/kg体重~約25mg/kg体重の(b)を含む、請求項2に記載の医薬組成物。
  14. 約50mg/kg体重~約150mg/kg体重の(a)および約20mg/kg体重~約50mg/kg体重の(b)を含む、請求項2に記載の医薬組成物。
  15. 約100mg/kg体重~約150mg/kg体重の(a)および約50mg/kg体重~約100mg/kg体重の(b)を含む、請求項2に記載の医薬組成物。
  16. 約150mg/kg体重~約500mg/kg体重の(a)および約100mg/kg体重~約250mg/kg体重の(b)を含む、請求項2に記載の医薬組成物。
  17. 約250mg/kg体重~約1000mg/kg体重の(a)および約150mg/kg体重~約500mg/kg体重の(b)を含む、請求項2に記載の医薬組成物。
  18. 100mg/kgよりも多く約700mg/kg体重までのバラシクロビルおよび100mg/kgよりも多く約500mg/kg体重までのファムシクロビルを含む、請求項2に記載の医薬組成物。
  19. 約1mg~約8000mgのバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物、および約1mg~約8000mgのファムシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を含む、請求項1~18のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  20. 約125mg~約2000mgのバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物、および約60mg~約1000mgのファムシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を含む、請求項1~18のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  21. 経口投与用に製剤化されている、請求項1~20のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  22. 経口錠剤、経口カプセル剤、または経口液剤を含む、請求項21に記載の医薬組成物。
  23. 1日1回または1日2回の投与用に製剤化されている、請求項1~20のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  24. 持続放出形態に製剤化されている、請求項1~20のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  25. 非経口投与形態に製剤化されている、請求項1~20のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  26. 治療有効量のHIV抗ウイルス剤をさらに含む、請求項1~20のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  27. 雌用に製剤化されており、治療有効量の避妊薬をさらに含む、請求項1~20のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  28. 治療有効量の追加の抗ウイルス剤をさらに含む、請求項1~20のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  29. 前記追加の抗ウイルス剤は、ヘリカーゼ-プライマーゼ阻害剤、アメナメビル、N-メタンコカルバチミジン(N-MCT)、テノホビル、エムトリシタビン、ラミブジン、インターフェロン(interfereon)、リバビリン、ボセプレビル、テラプレビル、シメプレビル、ソホスブビル、レジパスビル、テノホビル、オムビタスビル、パリタプレビル、ペンシクロビル、プリテリビル、ブリンシドホビル、シドホビル、ガンシクロビル、バルガンシクロビル、バロマシクロビル(valomaciclovir)、またはリトナビルを含む、請求項28に記載の医薬組成物。
  30. 前記HSVは、HSV-1、HSV-2、水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)、エプスタインバーウイルス(ヒトヘルペスウイルス4)、サイトメガロウイルス(ヒトヘルペスウイルス5)、ロゼオロウイルス(ヒトヘルペスウイルス6および7)、またはカルポシ肉腫関連ヘルペスウイルス(ヒトヘルペスウイルス8)である、請求項1~20のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  31. 前記HSVはHSV-2である、請求項30に記載の医薬組成物。
  32. 前記HSVはVZVである、請求項30に記載の医薬組成物。
  33. それを必要とする対象の単純ヘルペスウイルス(HSV)感染を治療するための、HSV感染を予防するための、またはHSV感染を曝露前予防するための医薬組成物であって、アシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物、あるいはバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物、あるいはファムシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物、あるいはそれらの組合せを含む、100mg/kg体重よりも多くの治療有効量の抗ウイルス剤を含み、それにより前記対象のHSV感染のリスクが低減される、医薬組成物。
  34. 前記抗ウイルス剤の量は、100mg/kgよりも多く約1000mg/kg体重までである、請求項33に記載の医薬組成物。
  35. 前記抗ウイルス剤の量は、100mg/kgよりも多く約700mg/kg体重までである、請求項33に記載の医薬組成物。
  36. 前記抗ウイルス剤の量は、100mg/kgよりも多く約500mg/kg体重までである、請求項33に記載の医薬組成物。
  37. 前記抗ウイルス剤の量は、100mg/kgよりも多く約250mg/kg体重までである、請求項33に記載の医薬組成物。
  38. 前記抗ウイルス剤の量は、125mg/kg~約500mg/kg体重までである、請求項33に記載の医薬組成物。
  39. 前記抗ウイルス剤は、バラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を含む、請求項33に記載の医薬組成物。
  40. 前記抗ウイルス剤は、ファムシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を含む、請求項33に記載の医薬組成物。
  41. 前記抗ウイルス剤は、アシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を含む、請求項33に記載の医薬組成物。
  42. 0.5mg/kg~約1000mg/kg体重の第2の抗ウイルス剤を含む、請求項33に記載の医薬組成物。
  43. 0.5mg/kg~約700mg/kg体重の第2の抗ウイルス剤を含む、請求項33に記載の医薬組成物。
  44. 0.5mg/kg~約500mg/kg体重の第2の抗ウイルス剤を含む、請求項33に記載の医薬組成物。
  45. 約100mg/kg体重よりも多くの第2の抗ウイルス剤を含む、請求項33に記載の医薬組成物。
  46. バラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物およびファムシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を含む、請求項33に記載の医薬組成物。
  47. バラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物およびアシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を含む、請求項33に記載の医薬組成物。
  48. 100mg/kg体重よりも多くのバラシクロビルおよび100mg/kg体重よりも多くのファムシクロビルを含む、請求項46に記載の医薬組成物。
  49. 100mg/kgよりも多く約700mg/kg体重までのバラシクロビルおよび100mg/kgよりも多く約500mg/kg体重までのファムシクロビルを含む、請求項46に記載の医薬組成物。
  50. 約1mg~約8000mgのバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物および約1mg~約8000mgのファムシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を含む、請求項48に記載の医薬組成物。
  51. 約125mg~約2000mgのバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物および約60mg~約1000mgのファムシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を含む、請求項48に記載の医薬組成物。
  52. 経口投与用に製剤化されている、請求項46に記載の医薬組成物。
  53. 経口錠剤、経口カプセル剤、または経口液剤を含む、請求項52に記載の医薬組成物。
  54. 1日1回または1日2回の投与用に製剤化されている、請求項46に記載の医薬組成物。
  55. 持続放出形態に製剤化されている、請求項46に記載の医薬組成物。
  56. 非経口投与形態に製剤化されている、請求項46に記載の医薬組成物。
  57. 治療有効量のHIV抗ウイルス剤をさらに含む、請求項46に記載の医薬組成物。
  58. 雌用に製剤化されており、治療有効量の避妊薬をさらに含む、請求項46に記載の医薬組成物。
  59. 治療有効量の追加の抗ウイルス剤をさらに含む、請求項46に記載の医薬組成物。
  60. 前記追加の抗ウイルス剤は、ヘリカーゼ-プライマーゼ阻害剤、アメナメビル、N-メタンコカルバチミジン(N-MCT)、テノホビル、エムトリシタビン、ラミブジン、インターフェロン(interfereon)、リバビリン、ボセプレビル、テラプレビル、シメプレビル、ソホスブビル、レジパスビル、テノホビル、オムビタスビル、パリタプレビル、ペンシクロビル、プリテリビル、ブリンシドホビル、シドホビル、ガンシクロビル、バルガンシクロビル、バロマシクロビル、またはリトナビルを含む、請求項59に記載の医薬組成物。
  61. 前記HSVは、HSV-1、HSV-2、水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)、エプスタインバーウイルス(ヒトヘルペスウイルス4)、サイトメガロウイルス(ヒトヘルペスウイルス5)、ロゼオロウイルス(ヒトヘルペスウイルス6および7)、またはカルポシ肉腫関連ヘルペスウイルス(ヒトヘルペスウイルス8)である、請求項33に記載の医薬組成物。
  62. 前記HSVはHSV-2である、請求項61に記載の医薬組成物。
  63. それを必要とするHSV血清陰性対象のHSV感染を曝露前予防するための方法、またはHSV感染を治療するための方法、またはHSV感染を抑制するための方法、またはHSV感染に関連付けられる疾患もしくは状態を治療もしくは予防的治療するための方法であって、治療有効量の(a)バラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物および(b)ファムシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物、ならびに薬学的に許容される賦形剤、希釈剤、担体、および/またはアジュバントを、前記対象に毎日投与することを含む方法。
  64. 前記治療有効量は、0.5mg/kg体重~約1000mg/kg体重の(a)および0.5mg/kg体重~約1000mg/kg体重の(b)を含む、請求項63に記載の方法。
  65. 前記治療有効量は、約5mg/kg体重~約50mg/kg体重の(a)を含む、請求項64に記載の方法。
  66. 前記治療有効量は、約25mg/kg体重~約100mg/kg体重の(a)を含む、請求項64に記載の方法。
  67. 前記治療有効量は、約50mg/kg体重~約250mg/kg体重の(a)を含む、請求項64に記載の方法。
  68. 前記治療有効量は、約100mg/kg体重~約500mg/kg体重の(a)を含む、請求項64に記載の方法。
  69. 前記治療有効量は、約5mg/kg体重~約50mg/kg体重の(b)を含む、請求項64~68のいずれか1項に記載の方法。
  70. 前記治療有効量は、約25mg/kg体重~約100mg/kg体重の(b)を含む、請求項64~68のいずれか1項に記載の方法。
  71. 前記治療有効量は、約50mg/kg体重~約250mg/kg体重の(b)を含む、請求項64~68のいずれか1項に記載の方法。
  72. 前記治療有効量は、約100mg/kg体重~約500mg/kg体重の(b)を含む、請求項64~68のいずれか1項に記載の方法。
  73. 前記治療有効量は、mg/kgで約5:1、約4:1、約3:1、約2:1、約1:1、約1:2、約1:3、約1:4、または約1:5の用量比の(a)および(b)を含む、請求項64に記載の方法
  74. 前記治療有効量は、約50mg/kg体重~約150mg/kg体重の(a)および約20mg/kg体重~約50mg/kg体重の(b)を含む、請求項64に記載の方法。
  75. 前記治療有効量は、約100mg/kg体重~約150mg/kg体重の(a)および約50mg/kg体重~約100mg/kg体重の(b)を含む、請求項64に記載の方法。
  76. 前記治療有効量は、約150mg/kg体重~約500mg/kg体重の(a)および約100mg/kg体重~約250mg/kg体重の(b)を含む、請求項64に記載の方法。
  77. 前記治療有効量は、約250mg/kg体重~約1000mg/kg体重の(a)および約150mg/kg体重~約500mg/kg体重の(b)を含む、請求項64に記載の方法。
  78. 前記HSV感染は、新生仔感染である、請求項64に記載の方法。
  79. HSV感染に関連付けられる前記疾患または感染症は、アルツハイマー病である、請求項64に記載の方法。
  80. それを必要とするHSV血清陰性対象の単純ヘルペスウイルス(HSV)感染を曝露前予防するための方法、またはHSV感染を治療するための方法、またはHSV感染を抑制するための方法、またはHSV感染に関連付けられる疾患もしくは状態を治療もしくは予防的治療するための方法であって、アシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物、あるいはバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物あるいはファムシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物、あるいはそれらの組合せを含む100mg/kg体重よりも多くの治療有効量の抗ウイルス剤を、前記対象に毎日投与することを含み、それにより前記対象のHSV感染のリスクが低減される、方法。
  81. 前記抗ウイルス剤の量は、100mg/kgよりも多く約1000mg/kg体重までである、請求項80に記載の方法。
  82. 前記抗ウイルス剤の量は、100mg/kgよりも多く約700mg/kg体重までである、請求項80に記載の方法。
  83. 前記抗ウイルス剤の量は、100mg/kgよりも多く約500mg/kg体重までである、請求項80に記載の方法。
  84. 前記抗ウイルス剤の量は、100mg/kgよりも多く約250mg/kg体重までである、請求項80に記載の方法。
  85. 前記抗ウイルス剤の量は、約125mg/kg~約500mg/kg体重である、請求項80に記載の方法。
  86. 前記抗ウイルス剤は、バラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を含む、請求項80に記載の方法。
  87. 前記抗ウイルス剤は、ファムシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を含む、請求項80に記載の方法。
  88. 前記抗ウイルス剤は、アシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を含む、請求項80に記載の方法。
  89. 0.5mg/kg~約1000mg/kg体重の第2の抗ウイルス剤を投与することを含む、請求項80に記載の方法。
  90. 0.5mg/kg~約700mg/kg体重の第2の抗ウイルス剤を投与することを含む、請求項80に記載の方法。
  91. 0.5mg/kg~約500mg/kg体重の第2の抗ウイルス剤を投与すること含む、請求項80に記載の方法。
  92. 約100mg/kg体重よりも多くの第2の抗ウイルス剤を含む、請求項80に記載の方法。
  93. 前記抗ウイルス剤は、バラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物およびファムシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を含む、請求項80に記載の方法。
  94. 前記抗ウイルス剤は、バラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物およびアシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を含む、請求項80に記載の方法。
  95. 前記抗ウイルス剤は、100mg/kg体重よりも多くのバラシクロビルおよび100mg/kg体重よりも多くのファムシクロビルを含む、請求項93に記載の方法。
  96. 前記抗ウイルス剤は、100mg/kgよりも多く約700mg/kg体重までのバラシクロビルおよび100mg/kgよりも多く約500mg/kg体重までのファムシクロビルを含む、請求項93に記載の方法。
  97. 約1mg~約8000mgのバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物および約1mg~約8000mgのファムシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む、請求項93に記載の方法。
  98. 約125mg~約2000mgのバラシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物および約60mg~約1000mgのファムシクロビルまたはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む、請求項93に記載の方法。
  99. 前記投与は、経口または静脈内である、請求項80に記載の方法。
  100. 前記投与は、1日1回または1日2回である、請求項80に記載の方法。
  101. 前記投与は、HSVに血清陽性であるパートナーとの身体的接触後に開始される、請求項80に記載の方法。
  102. 前記投与は、前記HSV血清陽性パートナーとの身体的接触前に開始される、請求項80に記載の方法。
  103. 組成物を前記HSV血清陽性パートナーに投与することを含む、請求項80に記載の方法。
  104. 前記HSVは、HSV-1、HSV-2、水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)、エプスタインバーウイルス(ヒトヘルペスウイルス4)、サイトメガロウイルス(ヒトヘルペスウイルス5)、ロゼオロウイルス(ヒトヘルペスウイルス6および7)、またはカルポシ肉腫関連ヘルペスウイルス(ヒトヘルペスウイルス8)である、請求項80に記載の方法。
  105. 前記HSVは、HSV-2である、請求項104に記載の方法。
  106. 前記HSVは、VZVである、請求項104に記載の方法。
  107. 前記HSV感染は、新生仔感染である、請求項80に記載の方法。
  108. HSV感染に関連付けられる前記疾患または感染症は、アルツハイマー病である、請求項80に記載の方法。
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