以下では、本出願の実施形態における添付の図面に関連して、本出願の実施形態における技術的解決策を説明する。本出願の説明では、別段の指定がない限り、「/」は、前の対象と後の対象との間の「または」関係を表す。例えば、「A/B」は、AまたはBを表し得る。本出願で使用される「および/または」という用語は、関連付けられた対象間の関連付け関係を単に記述し得、3つの可能な関係を表す。例えば、「Aおよび/またはB」は、Aのみ、AおよびBの両方、およびBのみの3つのシナリオを表し得、その場合、AおよびBは、単数であっても複数であってもよい。加えて、本出願の説明では、「複数の」は、2つまたは2つより多くを意味する。「(以下)のうちの少なくとも1つ」または同様の表現は、言及された項目の任意の組み合わせ、すなわち、項目のうちの1つ以上の組み合わせを意味する。例えば、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」という句は、a、b、c、a-b、a-c、b-c、またはa-b-cを表し、その場合、a、b、およびcは、単数であっても複数であってもよい。加えて、本出願の実施形態における技術的解決策を明確に説明することを容易にするために、実質的に同じ機能を果たすか、または同様の効果をもたらす項目は、本出願の実施形態では「第1」および「第2」などの単語によって区別される。当業者は、「第1」および「第2」などの単語が数または動作順序を限定するものではなく、「第1」および「第2」などの単語によって修飾された対象は必ずしも互いに異ならないことを理解する。
図1は、本出願の一実施形態による通信システム10を示す。通信システム10は、端末デバイス、第1のネットワークデバイス、および第2のネットワークデバイスを含む。
一例として図1に示されている端末デバイスと、第1のネットワークデバイスと、第2のネットワークデバイスとの間の相互作用を使用して、本出願のこの実施形態では、第1のネットワークデバイスは、条件付きハンドオーバ構成情報を端末デバイスに送信する。条件付きハンドオーバ構成情報は、候補セルに関する情報と、ハンドオーバトリガ条件とを含む。条件付きハンドオーバ構成情報を受信し、条件付きハンドオーバを実行した後、端末デバイスは、条件付きハンドオーバ中に、候補ターゲットセルに対応する第1の失敗原因値および/または判定対象セルに対応する第2の失敗原因値を第2のネットワークデバイスに送信する。候補ターゲットセルは、ハンドオーバトリガ条件を満たす候補セルである。判定対象セルは、ハンドオーバトリガ条件を満たさない候補セルである。端末デバイスから第1の失敗原因値および/または第2の失敗原因値を受信した後、第2のネットワークデバイスは、第1の失敗原因値および/または第2の失敗原因値を第1のネットワークデバイスに送信する。このようにして、第1のネットワークデバイスまたは第2のネットワークデバイスは、失敗原因値に従ってハンドオーバパラメータを最適化し得る。したがって、ハンドオーバパラメータは、本出願のこの実施形態で提供される解決策に基づいて、条件付きハンドオーバメカニズムの下で最適化され得る。
任意選択で、図2は、本出願の一実施形態による第1のネットワークデバイス、第2のネットワークデバイス、および端末デバイスの概略構造図である。
端末デバイスは、少なくとも1つのプロセッサ(図2では、一例として1つのプロセッサ401が含まれている)と、少なくとも1つのトランシーバ(図2では、一例として1つのトランシーバ403が含まれている)とを含む。任意選択で、端末デバイスは、少なくとも1つのメモリ(図2では、一例として1つのメモリ402が含まれている)と、少なくとも1つの出力デバイス(図2では、一例として1つの出力デバイス404が含まれている)と、少なくとも1つの入力デバイス(図2では、一例として1つの入力デバイス405が含まれている)とをさらに含んでもよい。
プロセッサ401、メモリ402、およびトランシーバ403は、通信ラインを介して接続される。通信ラインは、前述のコンポーネント間で情報を送信するための経路を含み得る。
プロセッサ401は、汎用中央処理装置(central processing unit、CPU)、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、または本出願で提供される解決策においてプログラムの実行を制御するように構成された1つ以上の集積回路であり得る。特定の実施態様では、一実施形態として、プロセッサ401はまた、複数のCPUを含み得、プロセッサ401は、シングルコア(single-CPU)プロセッサまたはマルチコア(multi-CPU)プロセッサであり得る。ここでのプロセッサは、データ(コンピュータプログラム命令など)を処理するように構成された1つ以上のデバイス、回路、または処理コアを意味し得る。
メモリ402は、記憶可能な装置であり得る。例えば、メモリ402は、読み出し専用メモリ(read-only memory、ROM)もしくは静的情報および命令を記憶することができる別のタイプの静的記憶デバイス、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)もしくは情報および命令を記憶することができる別のタイプの動的記憶デバイス、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(electrically erasable programmable read-only memory、EEPROM)、コンパクトディスク読み出し専用メモリ(compact disc read-only memory、CD-ROM)もしくは別の光ディスクストレージ、任意選択のディスクストレージ(コンパクトディスク、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク、およびブルーレイディスクなどを含む)、磁気ディスク記憶媒体もしくは別の磁気記憶デバイス、または命令もしくはデータ構造の形式の所望のプログラムコードを保持もしくは記憶するのにしており、かつコンピュータによってアクセス可能である任意の他の媒体であってもよいが、これらに限定されない。メモリ402は、独立して存在し得、通信ラインを介してプロセッサ401に接続され得る。メモリ402は、あるいは、プロセッサ401と統合されてもよい。
メモリ402は、本出願の解決策を実行するためのコンピュータ実行可能命令を記憶するように構成され、実行はプロセッサ401によって制御される。具体的には、プロセッサ401は、本出願の実施形態による情報送信方法を実施するために、メモリ402に記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行するように構成される。任意選択で、本出願のこの実施形態におけるコンピュータ実行可能命令は、アプリケーションプログラムコードまたはコンピュータプログラムコードとしても知られている。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
トランシーバ403は、トランシーバなどの任意の装置であり得、別のデバイス、またはイーサネット、無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)、もしくはワイヤレスローカルエリアネットワーク(wireless local area network、WLAN)などの通信ネットワークと通信するように構成される。トランシーバ403は、送信機(transmitter、Tx)および受信機(receiver、Rx)を含む。トランシーバはまた、入出力インターフェースであり得る。
出力デバイス404は、プロセッサ401と通信し、多様な形式で情報を表示し得る。例えば、出力デバイス404は、液晶ディスプレイ(liquid crystal display、LCD)、発光ダイオード(light emitting diode、LED)ディスプレイデバイス、陰極線管(cathode ray tube、CRT)ディスプレイデバイス、またはプロジェクタ(projector)であってもよい。
入力デバイス405は、プロセッサ401と通信し、多様な形式でユーザの入力を受信し得る。例えば、入力デバイス405は、マウス、キーボード、タッチスクリーンデバイス、またはセンサデバイスであってもよい。第1のネットワークデバイスは、1つ以上のプロセッサ(図2では、一例として1つのプロセッサ301aが含まれている)と、少なくとも1つのトランシーバ(図2では、一例として1つのトランシーバ303aが含まれている)と、少なくとも1つのネットワークインターフェース(図2では、一例として1つのネットワークインターフェース304aが含まれている)とを含む。任意選択で、第1のネットワークデバイスは、少なくとも1つのメモリ(図2では、一例として1つのメモリ302aが含まれている)をさらに含んでもよい。プロセッサ301a、メモリ302a、トランシーバ303a、およびネットワークインターフェース304aは、通信ラインを介して接続される。ネットワークインターフェース304aは、リンク(S1インターフェースなど)を介してコアネットワークデバイスに接続される(この接続は図2には示されていない)か、または有線もしくはワイヤレスリンク(X2インターフェースなど)を介して別のネットワークデバイスのネットワークインターフェースに接続されるように構成される。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。加えて、プロセッサ301a、メモリ302a、およびトランシーバ303aの関連する説明については、端末デバイス内のプロセッサ401、メモリ402、およびトランシーバ403の説明を参照し得、ここでは詳細は繰り返されない。
第2のネットワークデバイスは、1つ以上のプロセッサ(図2では、一例として1つのプロセッサ301bが含まれている)と、少なくとも1つのトランシーバ(図2では、一例として1つのトランシーバ303bが含まれている)と、少なくとも1つのネットワークインターフェース(図2では、一例として1つのネットワークインターフェース304bが含まれている)とを含む。任意選択で、第2のネットワークデバイスは、少なくとも1つのメモリ(図2では、一例として1つのメモリ302bが含まれている)をさらに含んでもよい。プロセッサ301b、メモリ302b、トランシーバ303b、およびネットワークインターフェース304bは、通信ラインを介して接続される。ネットワークインターフェース304bは、リンク(S1インターフェースなど)を介してコアネットワークデバイスに接続される(この接続は図2には示されていない)か、または有線もしくはワイヤレスリンク(X2インターフェースなど)を介して別のネットワークデバイスのネットワークインターフェースに接続されるように構成される。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。加えて、プロセッサ301b、メモリ302b、およびトランシーバ303bの関連する説明については、端末デバイス内のプロセッサ401、メモリ402、およびトランシーバ403の説明を参照し得、ここでは詳細は繰り返されない。
別の可能な実施態様では、図3は、本出願の一実施形態による通信システム30を示す。通信システムは、ネットワークデバイスと、ネットワークデバイスに接続された端末デバイスとを含む。任意選択で、ネットワークデバイスは複数の端末デバイスに接続されてもよい。これは本出願では特に限定されない。
一例として図3に示されている端末デバイスとネットワークデバイスとの間のインタラクションを使用して、本出願のこの実施形態では、ネットワークデバイスは、条件付きハンドオーバ構成情報を端末デバイスに送信する。条件付きハンドオーバ構成情報は、候補セルに関する情報と、ハンドオーバトリガ条件とを含む。条件付きハンドオーバ構成情報を受信し、条件付きハンドオーバを実行した後、端末デバイスは、条件付きハンドオーバ中に、候補ターゲットセルに対応する第1の失敗原因値および/または判定対象セルに対応する第2の失敗原因値をネットワークデバイスに送信する。候補ターゲットセルは、ハンドオーバトリガ条件を満たす候補セルである。判定対象セルは、ハンドオーバトリガ条件を満たさない候補セルである。このようにして、ネットワークデバイスは、失敗原因値に従ってハンドオーバパラメータを最適化し得る。したがって、ハンドオーバパラメータは、本出願のこの実施形態で提供される解決策に基づいて、条件付きハンドオーバメカニズムの下で最適化され得る。
図4は、本出願の一実施形態によるネットワークデバイスおよび端末デバイスの概略構造図である。端末デバイスの概略構造図については、図2に示されている概略構造図を参照し得、ここでは詳細は繰り返されない。
ネットワークデバイスは、少なくとも1つのプロセッサ(図4では、一例として1つのプロセッサ301が含まれている)と、少なくとも1つのトランシーバ(図4では、一例として1つのトランシーバ303が含まれている)と、少なくとも1つのネットワークインターフェース(図4では、一例として1つのネットワークインターフェース304が含まれている)とを含む。任意選択で、ネットワークデバイスは、少なくとも1つのメモリ(図4では、一例として1つのメモリ302が含まれている)をさらに含んでもよい。プロセッサ301、メモリ302、トランシーバ303、およびネットワークインターフェース304は、通信ラインを介して接続される。ネットワークインターフェース304は、リンク(S1インターフェースなど)を介してコアネットワークデバイスに接続されるか、または有線もしくはワイヤレスリンク(X2インターフェースなど)を介して別のネットワークデバイスのネットワークインターフェースに接続される(この接続は図4には示されていない)ように構成される。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。加えて、プロセッサ301、メモリ302、およびトランシーバ303の関連する説明については、端末デバイス内のプロセッサ401、メモリ402、およびトランシーバ403の説明を参照し得、ここでは詳細は繰り返されない。
任意選択で、本出願の実施形態におけるネットワークデバイス(第1のネットワークデバイスまたは第2のネットワークデバイスを含む)および端末デバイスは、通信装置と呼ばれる場合もあり、汎用デバイスであっても専用デバイスであってもよい。これは本出願の実施形態では特に限定されない。
任意選択で、本出願の実施形態におけるネットワークデバイス(第1のネットワークデバイスまたは第2のネットワークデバイスを含む)は、端末デバイスとワイヤレスネットワークとを接続するデバイスであり、LTEシステムにおける発展型ノードB(evolutional NodeB、eNBもしくはeNodeB)、5Gネットワークもしくは将来の発展型公衆陸上移動体ネットワーク(public land mobile network、PLMN)における基地局、ブロードバンドネットワークゲートウェイ(broadband network gateway、BNG)、アグリゲーションスイッチ、または非第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd generation partnership project、3GPP)アクセスデバイスなどであってもよい。これは本出願の実施形態では特に限定されない。任意選択で、本出願の実施形態における基地局は、マクロ基地局、マイクロ基地局(スモールセルとも呼ばれる)、中継局、またはアクセスポイントなどのさまざまな形態の基地局を含んでもよい。これは本出願の実施形態では特に限定されない。
任意選択で、本出願の実施形態における端末デバイスは、端末または端末で使用可能なチップなどの、ワイヤレス通信機能を実施するように構成されたデバイスであってもよい。端末は、5Gネットワークまたは将来の発展型PLMNにおけるユーザ機器(user equipment、UE)、アクセス端末、端末ユニット、端末局、移動局、遠隔局、遠隔端末、モバイルデバイス、ワイヤレス通信デバイス、端末エージェント、または端末装置などであり得る。アクセス端末は、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(session initiation protocol、SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(wireless local loop、WLL)局、携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)、ワイヤレス通信可能なハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス、ワイヤレスモデムに接続された別の処理デバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、仮想現実(virtual reality、VR)端末デバイス、拡張現実(augmented reality、AR)端末デバイス、産業用制御(industrial control)のワイヤレス端末、自動運転(self driving)のワイヤレス端末、遠隔医療処置(remote medical)のワイヤレス端末、スマートグリッド(smart grid)のワイヤレス端末、輸送安全性(transportation safety)のワイヤレス端末、スマートシティ(smart city)のワイヤレス端末、またはスマートホーム(smart home)のワイヤレス端末などであり得る。端末は、移動式であっても固定式であってもよい。
例えば、図2または図4に示されている端末デバイスの概略構造図に関連して、図5は、本出願の一実施形態による端末デバイスの特定の構造形態を示す。
一部の実施形態では、図2または図4のプロセッサ401の機能は、図5のプロセッサ110によって実施され得る。
一部の実施形態では、図2または図4のトランシーバ403の機能は、図5のアンテナ1、アンテナ2、移動通信モジュール150、またはワイヤレス通信モジュール160などによって実施され得る。
アンテナ1およびアンテナ2は、電磁波信号を送受信するように構成される。端末デバイス内の各アンテナは、1つ以上の通信周波数帯域を対象とするように構成され得る。アンテナの利用率を改善するために、異なるアンテナがさらに多重化され得る。例えば、アンテナ1は、ワイヤレスローカルエリアネットワークのダイバーシティアンテナとして多重化され得る。一部の他の実施形態では、アンテナは、チューニングスイッチと共に使用され得る。
移動通信モジュール150は、2G、3G、4G、および5Gなどのワイヤレス通信を含む、端末デバイスで使用されるワイヤレス通信解決策を提供し得る。移動通信モジュール150は、少なくとも1つのフィルタ、スイッチ、電力増幅器、および低ノイズ増幅器(low noise amplifier、LNA)などを含み得る。移動通信モジュール150は、アンテナ1を介して電磁波を受信し、受信された電磁波に対してフィルタリングおよび増幅などの処理を実行し、この電磁波を復調のためにモデムに送信し得る。移動通信モジュール150はさらに、モデムによって変調された信号を増幅し、この信号をアンテナ1を介して電磁波に変換し、電磁波を放射し得る。一部の実施形態では、移動通信モジュール150の少なくとも一部の機能モジュールは、プロセッサ110に配置され得る。一部の実施形態では、移動通信モジュール150の少なくとも一部の機能モジュールおよびプロセッサ110の少なくとも一部のモジュールは、同じデバイスに配置され得る。
ワイヤレス通信モジュール160は、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(wireless local area network、WLAN)(Wi-Fiネットワークなど)、ブルートゥース(bluetooth、BT)、全地球航法衛星システム(global navigation satellite system、GNSS)、周波数変調(frequency modulation、FM)、近距離無線通信(near field communication、NFC)、および赤外線(infrared、IR)などのワイヤレス通信を含む、端末デバイスで使用されるワイヤレス通信解決策を提供し得る。ワイヤレス通信モジュール160は、少なくとも1つの通信処理モジュールを統合した1つ以上のデバイスであり得る。ワイヤレス通信モジュール160は、アンテナ2を介して電磁波を受信し、この電磁波信号に対して周波数変調およびフィルタリング処理を実行し、処理された信号をプロセッサ110に送信する。ワイヤレス通信モジュール160はさらに、プロセッサ110から、送信されるべき信号を受信し、この信号に対して周波数変調および増幅を実行し、この信号をアンテナ2を介して電磁波に変換し、この電磁波を放射し得る。端末デバイスが第1のデバイスである場合、ワイヤレス通信モジュール160が、端末デバイスで使用されるNFCワイヤレス通信解決策を提供し得ることは、第1のデバイスがNFCチップを含み、NFCチップがNFCワイヤレス通信機能を強化し得ることを意味する。端末デバイスが第2のデバイスである場合、ワイヤレス通信モジュール160が、端末デバイスで使用されるNFCワイヤレス通信解決策を提供し得ることは、デバイスが電子タグ(無線周波数識別(radio frequency identification、RFID)タグなど)を含むことを意味し、別のデバイスのNFCチップが電子タグに接近すると、別のデバイスは、第2のデバイスとの間でNFCワイヤレス通信を実行し得る。
一部の実施形態では、端末デバイスのアンテナ1は、移動通信モジュール150に結合され、アンテナ2は、ワイヤレス通信モジュール160に結合され、これにより、端末デバイスは、ワイヤレス通信技術によってネットワークおよび他のデバイスと通信し得る。ワイヤレス通信技術は、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(global system for mobile communications、GSM)、汎用パケット無線サービス(general packet radio service、GPRS)、符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access、WCDMA)、時分割符号分割多元接続(time-division code division multiple access、TD-SCDMA)、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)、BT、GNSS、WLAN、NFC、FM、またはIR技術などを含み得る。GNSSは、全地球測位システム(global positioning system、GPS)、全地球航法衛星システム(global navigation satellite system、GLONASS)、北斗衛星導航系統(beidou navigation satellite system、BDS)、準天頂衛星システム(quasi-zenith satellite system、QZSS)、または静止衛星型衛星航法補強システム(satellite based augmentation systems、SBAS)を含み得る。
一部の実施形態では、図2または図4のメモリ402の機能は、図5の内部メモリ121、または外部メモリインターフェース120に接続された外部メモリ(Micro SDカードなど)によって実施され得る。
一部の実施形態では、図2または図4の出力デバイス404の機能は、図5の表示画面194によって実施され得る。表示画面194は、画像およびビデオなどを表示するように構成される。表示画面194は表示パネルを含む。
一部の実施形態では、図2または図4の入力デバイス405の機能は、図5のマウス、キーボード、タッチスクリーンデバイス、またはセンサモジュール180によって実施され得る。例えば、図5に示されているように、センサモジュール180は、圧力センサ180A、ジャイロスコープセンサ180B、気圧センサ180C、磁気センサ180D、加速度センサ180E、距離センサ180F、光学式近接センサ180G、指紋センサ180H、温度センサ180J、タッチセンサ180K、周囲光センサ180L、または骨伝導センサ180Mなどのうちの1つ以上を含んでもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
一部の実施形態では、図5に示されているように、端末デバイスは、オーディオモジュール170、カメラ193、インジケータ192、モータ191、ボタン190、SIMカードインターフェース195、USBインターフェース130、充電管理モジュール140、電力管理モジュール141、またはバッテリ142のうちの1つ以上をさらに含み得る。オーディオモジュール170は、スピーカ170A(「ラウドスピーカ」とも呼ばれる)、受話器170B(「ハンドセット」とも呼ばれる)、マイクロフォン170C(「マイクロホン」または「マイク」とも呼ばれる)、またはイヤホンインターフェース170Dなどに接続され得る。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
当然のことながら、図5に示されている構造は、端末デバイスに対するいかなる特定の制限も構成しない。例えば、本出願の一部の他の実施形態では、端末デバイスは、図に示されているものよりも多くのもしくは少ないコンポーネントを含んでもよいし、または一部のコンポーネントは組み合わされてもよいし、または一部のコンポーネントは分割されてもよいし、またはコンポーネントは異なって配置されてもよい。図示されているコンポーネントは、ハードウェア、ソフトウェア、またはソフトウェアとハードウェアとの組み合わせの形態で実施され得る。
実施形態1
以下では、一例として図1に示されている第1のネットワークデバイスと、第2のネットワークデバイスと、端末デバイスとの間の相互作用を使用して、本出願の実施形態における情報送信方法を詳細に説明する。
本出願の実施形態におけるネットワーク要素間のメッセージの名称またはメッセージ内の各パラメータの名称は単なる例であることに留意されたい。特定の実施態様では、代わりに他の名称が適用されてもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
図6は、本出願のこの実施形態による情報送信方法を示す。情報送信方法は以下のステップを含む。
S601.第1のネットワークデバイスは、メッセージ1を端末デバイスに送信する。
メッセージ1は、条件付きハンドオーバ構成情報を含み得る。条件付きハンドオーバ構成情報は、ハンドオーバトリガ条件と、M個の候補セルに関する情報とを含む。第1のネットワークデバイスは、ソースネットワークデバイスと呼ばれる場合がある。すなわち、第1のネットワークデバイスは、ソースセルが属するネットワークデバイスである。Mは正の整数である。言い換えれば、メッセージ1は、1つ以上の候補セルに関する情報を含み得る。当然のことながら、ハンドオーバトリガ条件と、M個の候補セルに関する情報とは、同じメッセージまたは異なるメッセージで送信され得る。これは本出願のこの実施形態では限定されない。
任意選択で、条件付きハンドオーバ構成情報は、M個の候補セルのうちの任意の1つ以上にアクセスするために端末デバイスによって実行されるランダムアクセスに必要な情報をさらに含んでもよい。端末デバイスは、情報に基づいて候補セルへの無競合アクセスを開始し得る。
第1のネットワークデバイスによって送信されたメッセージ1を受信した後、端末デバイスは、少なくとも1つの候補ターゲットセルおよび/または少なくとも1つの判定対象セルを判定するために、メッセージ1に含まれる条件付きハンドオーバ構成情報に基づいて、M個の候補セルのいずれか1つがハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかを判定し得る。少なくとも1つの候補ターゲットセルは、端末デバイスがM個の候補セルの中でアクセスに失敗した、ハンドオーバトリガ条件を満たすX個のセルを含み、少なくとも1つの判定対象セルは、M個の候補セルの中でハンドオーバトリガ条件を満たさないY個のセルを含む。XはM以下の任意の自然数であり、YはM以下の任意の自然数であり、X+YはM以下である。
本出願のこの実施形態では、別段の指定がない限り、アクセスの失敗は、端末デバイスがセルへのアクセスに失敗したことを意味することに留意されたい。例えば、セルに対して端末デバイスによって実行されるランダムアクセス手順は失敗する。あるいは、アクセスの失敗は、端末デバイスによって正常にアクセスされたセルでRLFが発生することを意味する。例えば、端末デバイスはセルへのランダムアクセスに成功するが、端末デバイスのアクセスの成功後、予め設定された時間内にセルでRLFが発生する。例えば、RLFは、端末デバイスがセルに正常にアクセスしてからX秒で発生し、Xはプロトコルによって指定されてもよいし、またはネットワークによって構成されてもよい。これは本出願では特に限定されない。
S602.端末デバイスは、MRO関連情報を第2のネットワークデバイスに送信する。
任意選択で、本出願のこの実施形態におけるCHO手順では、MRO関連情報を記録することができる端末デバイスなどの、関連能力を有する端末デバイスは、1つ以上の候補セルのMRO関連情報をさらに記録してもよい。したがって、端末デバイスは、このMRO関連情報を第2のネットワークデバイスに送信してもよい。
任意選択で、本出願のこの実施形態では、端末デバイスは、RRCメッセージを介してMRO関連情報を第2のネットワークデバイスに送信してもよい。例えば、RRCメッセージは、UE情報応答(UEInformationResponse)メッセージまたは別のRRCメッセージもしくは別の形式のメッセージであってもよい。これは本出願では特に限定されない。
任意選択で、本出願のこの実施形態では、第2のネットワークデバイスが、MRO関連情報を送信するように端末デバイスに要求もしくはこれをトリガしてもよいし、または端末デバイスが、MRO関連情報の送信をトリガしてもよい(例えば、端末デバイスは、周期的にまたはイベントに基づいてMRO関連情報を送信する)。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
任意選択で、本出願のこの実施形態では、端末デバイスからMRO関連情報を含むメッセージを受信した後、第2のネットワークデバイスは、このメッセージを第1のネットワークデバイスに転送してもよく、これにより、第1のネットワークデバイスは条件付きハンドオーバ関連パラメータを調整する。あるいは、第2のネットワークデバイスは、MRO関連情報に示されている対応する候補セルが属するネットワークデバイスにこのメッセージを転送してもよく、これにより、対応する候補セルが属するネットワークデバイスは、条件付きハンドオーバ関連パラメータを調整する。あるいは、第2のネットワークデバイスは、メッセージの内容に基づいて、条件付きハンドオーバ関連パラメータを調整してもよい。例えば、MRO情報に含まれる対応する候補セルが第2のネットワークデバイスに属する場合、第2のネットワークデバイスが、条件付きハンドオーバ関連パラメータを調整してもよい。任意選択で、対応する処理(条件付きハンドオーバパラメータの最適化など)を実行した後、第2のネットワークデバイスは、第1のネットワークデバイス、またはMRO関連情報に示されている対応する候補セルが属するネットワークデバイスに処理結果を送信してもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
端末デバイスからMRO関連情報を含むメッセージを受信した後、第2のネットワークデバイスは、このメッセージを第1のネットワークデバイスに転送することを決定した場合、ステップS603を実行する。
S603.第2のネットワークデバイスは、MRO関連情報を第1のネットワークデバイスに送信する。
任意選択で、本出願のこの実施形態では、第2のネットワークデバイスと第1のネットワークデバイスとは同じネットワークデバイスであってもよい。この場合、ステップS603は実行される必要がない。あるいは、第2のネットワークデバイスと第1のネットワークデバイスとは異なるネットワークデバイスであってもよい。この場合、ステップS603は実行される必要がある。
ステップS601からS603:
本出願のこの実施形態におけるMRO関連情報は、候補ターゲットセルに対応する第1の失敗原因値および/または判定対象セルに対応する第2の失敗原因値を含む。
例えば、候補ターゲットセルが存在するが、判定対象セルが存在しない場合、本出願のこの実施形態におけるMRO関連情報は、候補ターゲットセルに対応する第1の失敗原因値を含む。あるいは、判定対象セルが存在するが、候補ターゲットセルが存在しない場合、本出願のこの実施形態におけるMRO関連情報は、判定対象セルに対応する第2の失敗原因値を含む。あるいは、候補ターゲットセルおよび判定対象セルの両方が存在する場合、本出願のこの実施形態におけるMRO関連情報は、候補ターゲットセルに対応する第1の失敗原因値と判定対象セルに対応する第2の失敗原因値との両方を含む。
任意選択で、本出願のこの実施形態では、第1の失敗原因値は、候補ターゲットセルがハンドオーバトリガ条件を満たすが、端末デバイスが候補ターゲットセルへのアクセスに失敗したことを示す。あるいは、第1の失敗原因値は、第1のレベルの失敗原因値および第2のレベルの失敗原因値などの2つのレベルの原因値を含む。第1のレベルの失敗原因値は、端末デバイスの条件付きハンドオーバが失敗したことを示し、第2のレベルの失敗原因値は、候補ターゲットセルがハンドオーバトリガ条件を満たすが、端末デバイスが候補ターゲットセルへのアクセスに失敗したことを示す。
任意選択で、本出願のこの実施形態では、第2のレベルの失敗原因値に関して、可能な表現形式は、候補ターゲットセルがハンドオーバトリガ条件を満たすが、端末デバイスが候補ターゲットセルへのアクセスに失敗したことを示すために新しい原因値が導入されることである。例えば、第2のレベルの失敗原因値は、ConditionTriggerButAccessFailure(ConditionTriggerButAccessFailureなど)で表されてもよいし、または第2のレベルの失敗原因値は他の形式で表されてもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。別の可能な表現形式は、既存のハンドオーバ失敗(handover failure、HOF)原因値またはRLF原因値を再利用することである。例えば、既存のHOFが再利用されてもよい。具体的には、HOF原因値は、セルがハンドオーバトリガ条件を満たすが、端末デバイスがセルへのアクセスに失敗したことを示すように再定義され得る。任意選択で、本出願のこの実施形態では、候補ターゲットセルと第1の失敗原因値との対応関係は、各候補ターゲットセルが1つの第1の失敗原因値に対応することであってもよいし、または複数の候補ターゲットセルが同じ第1の失敗原因値に対応することであってもよい。一例では、ソースセルはセルAであり、条件付きハンドオーバ構成情報は、セルB、セルC、およびセルDの3つの候補セルを含み、セルB、セルC、およびセルDは、ハンドオーバトリガ条件を満たす候補ターゲットセルであり、端末デバイスは、セルB、セルC、およびセルDへのアクセスに失敗する。したがって、候補ターゲットセルと第1の失敗原因値との対応関係は、セルBが第1の失敗原因値1に対応し、セルCが第1の失敗原因値2に対応し、セルDが第1の失敗原因値3に対応することであり得るか、またはセルBおよびセルCが共に第1の失敗原因値4に対応し、セルDが第1の失敗原因値5に対応することであり得るか、またはセルB、セルC、およびセルDが共に第1の失敗原因値6に対応することであり得る。
任意選択で、本出願のこの実施形態では、第2の失敗原因値は、判定対象セルがハンドオーバトリガ条件を満たさないことを示す。あるいは、第2の失敗原因値は、第3のレベルの失敗原因値および第4のレベルの失敗原因値などの2つのレベルの原因値を含む。第3のレベルの失敗原因値は、端末デバイスの条件付きハンドオーバが失敗したことを示す。第4のレベルの失敗原因値は、判定対象セルがハンドオーバトリガ条件を満たさないことを示す。
任意選択で、本出願のこの実施形態では、第4のレベルの失敗原因値に関して、可能な表現形式は、判定対象セルがハンドオーバトリガ条件を満たさないことを示すために新しい原因値が導入されることであってもよい。例えば、第4のレベルの失敗原因値は、ConditionNotTrigger(ConditionNotTriggerなど)で表されてもよいし、または第4のレベルの失敗原因値は、他の形式で表されてもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。別の可能な表現形式は、既存のHOF原因値またはRLF原因値を再利用することである。例えば、RLFが再利用されてもよい。具体的には、セルがハンドオーバトリガ条件を満たさないことを示すために、RLF原因値が再定義され得る。
任意選択で、本出願のこの実施形態では、判定対象セルと第2の失敗原因値との対応関係は、各判定対象セルが1つの第2の失敗原因値に対応することであってもよいし、または複数の判定対象セルが同じ第2の失敗原因値に対応することであってもよい。具体的な対応関係は、候補ターゲットセルと第1の失敗原因値との対応関係と同様である。詳細については、候補ターゲットセルと第1の失敗原因値との対応関係の説明を参照し得、ここでは詳細は繰り返されない。
任意選択で、本出願のこの実施形態では、MRO関連情報は第1の情報をさらに含む。第1の情報は、以下の情報、すなわち、ソースセルに関する情報、候補ターゲットセルに関する情報、少なくとも1つの候補ターゲットセルの各々に対応する第1の時間情報、判定対象セルに関する情報、および少なくとも1つの判定対象セルの各々に対応する第2の時間情報のうちの1つ以上を含む。ソースセルに関する情報は、ソースセルのセルアイデンティティ情報および/またはソースセルのセル信号品質情報を含む。候補ターゲットセルに関する情報は、候補ターゲットセルのセルアイデンティティ情報および/または候補ターゲットセルのセル信号品質情報を含む。判定対象セルに関する情報は、判定対象セルのセルアイデンティティ情報および/または判定対象セルのセル信号品質情報を含む。具体的には、セルアイデンティティ情報は、セルに対応するPCIおよび周波数情報、ならびに/またはセルグローバルアイデンティティを含み得る。例えば、セルに対応するPCIおよび周波数情報が、セルのアイデンティティとして使用されてもよいし、またはCGIが、セルのアイデンティティとして使用されてもよい。周波数情報は、同期信号ブロックの絶対周波数(absoluteFrequencySSBなど)、参照リソースモジュール(common RB0)の絶対周波数位置(absoluteFrequencyPointAなど)、周波数帯域幅リスト(frequencyBandListなど)、サブキャリア間隔(subcarrier spacing、SCSなど)、およびSCS固有キャリアリスト(scs-SpecificCarrierListなど)のうちの1つ以上を含む。セル信号品質情報は、セルの参照信号受信電力(reference signal received power、RSRP)および/または参照信号受信品質(reference signal received quality、RSRQ)を含む。任意選択で、セル信号品質情報は、セルの信号品質変化率をさらに含んでもよい。
任意選択で、本出願のこの実施形態では、第1の時間情報は、端末デバイスが条件付きハンドオーバ構成情報を受信した時点から端末デバイスが第1の候補ターゲットセルへのハンドオーバをトリガする時点までの時間間隔に関する情報、端末デバイスが第1の候補ターゲットセルへのハンドオーバをトリガした時点から端末デバイスが第1の候補ターゲットセルへのアクセスに失敗する時点までの時間間隔に関する情報、および端末デバイスが第1の候補ターゲットセルへのアクセスに失敗した時点から端末デバイスが第1の候補ターゲットセルに対応する第1の失敗原因値を送信する時点までの時間間隔に関する情報(または端末デバイスが第1の候補ターゲットセルへのアクセスに失敗した時点から端末デバイスが第1の情報を送信する時点までの時間間隔に関する情報)を含む。第1の候補ターゲットセルは、少なくとも1つの候補ターゲットセルのうちのいずれか1つである。
本出願のこの実施形態では、第1の候補ターゲットセルへのハンドオーバをトリガする時点は、第1の候補ターゲットセルがハンドオーバトリガ条件を満たすと端末デバイスが判定する時点を意味するか、または第1の候補ターゲットセルへのハンドオーバをトリガする時点は、端末デバイスが第1の候補ターゲットセルへのアクセスを開始する時点を意味することに留意されたい。アクセスは、無競合アクセスまたは競合アクセスであり得る。例えば、第1の候補ターゲットセルへのハンドオーバをトリガする時点は、端末デバイスが第1の候補ターゲットセルへのランダムアクセスを開始する時点、例えば、端末デバイスが第1の候補ターゲットセルにプリアンブル(preamble)シーケンスを送信する時点を意味する。
あるいは、可能な実施態様では、第1の時間情報は、端末デバイスが条件付きハンドオーバ構成情報を受信した時点から端末デバイスが第1の候補ターゲットセルへのハンドオーバをトリガする時点までの時間間隔に関する情報、および端末デバイスが第1の候補ターゲットセルへのハンドオーバをトリガした時点から端末デバイスが第1の候補ターゲットセルに対応する第1の失敗原因値を送信する時点までの時間間隔に関する情報(または端末デバイスが第1の候補ターゲットセルへのハンドオーバをトリガした時点から端末デバイスが第1の情報を送信する時点までの時間間隔に関する情報)を含む。あるいは、別の可能な実施態様では、第1の時間情報は、端末デバイスが条件付きハンドオーバ構成情報を受信した時点から端末デバイスが第1の候補ターゲットセルへのアクセスに失敗する時点までの時間間隔に関する情報、および端末デバイスが第1の候補ターゲットセルへのアクセスに失敗した時点から端末デバイスが第1の候補ターゲットセルに対応する第1の失敗原因値を送信する時点までの時間間隔に関する情報(または端末デバイスが第1の候補ターゲットセルへのアクセスに失敗した時点から端末デバイスが第1の情報を送信する時点までの時間間隔に関する情報)を含む。
あるいは、さらに別の可能な実施態様では、第1の時間情報は、端末デバイスが条件付きハンドオーバ構成情報を受信した時点から端末デバイスが第1の候補ターゲットセルに対応する第1の失敗原因値を送信する時点までの時間間隔に関する情報、または端末デバイスが条件付きハンドオーバ構成情報を受信した時点から端末デバイスが第1の情報を送信する時点までの時間間隔に関する情報である。
任意選択で、本出願のこの実施形態では、第2の時間情報は、端末デバイスが条件付きハンドオーバ構成情報を受信した時点から、第1の判定対象セルがハンドオーバトリガ条件を満たさないと端末デバイスが判定する時点までの時間間隔に関する情報、および第1の判定対象セルがハンドオーバトリガ条件を満たさないと端末デバイスが判定した時点から、端末デバイスが第1の判定対象セルに対応する第2の失敗原因値を送信する時点までの時間間隔に関する情報(または第1の判定対象セルがハンドオーバトリガ条件を満たさないと端末デバイスが判定した時点から端末デバイスが第1の情報を送信する時点までの時間間隔に関する情報)を含む。第1の判定対象セルは、少なくとも1つの判定対象セルのうちのいずれか1つである。
あるいは、別の可能な実施態様では、第2の時間情報は、端末デバイスが条件付きハンドオーバ構成情報を受信した時点から、第1の判定対象セルがハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかを判断することを端末デバイスが中止する時点までの時間間隔に関する情報、および第1の判定対象セルがハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかを判断することを端末デバイスが中止した時点から、端末デバイスが第1の判定対象セルに対応する第2の失敗原因値を送信する時点までの時間間隔に関する情報(または第1の判定対象セルがハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかを判断することを端末デバイスが中止した時点から端末デバイスが第1の情報を送信する時点までの時間間隔に関する情報)を含む。例えば、第2の時間情報内の、第1の判定対象セルがハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかを判断することを端末デバイスが中止する時点は、「ポーリングによって」判定する場合に、第1の判定対象セルがハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかを繰り返し判定することを端末デバイスが中止する時点である。
あるいは、さらに別の可能な実施態様では、第2の時間情報は、端末デバイスが条件付きハンドオーバ構成情報を受信した時点から端末デバイスが第1の判定対象セルに対応する第2の失敗原因値を送信する時点までの時間間隔に関する情報であるか、または第2の時間情報は、端末デバイスが条件付きハンドオーバ構成情報を受信した時点から端末デバイスが第1の情報を送信する時点までの時間間隔に関する情報である。
任意選択で、本出願のこの実施形態では、第1の情報は、条件付きハンドオーバ構成情報の受信後に端末デバイスによって現在正常にアクセスされているセルに関する情報、すなわち、このCHO手順で最終的に端末デバイスにサービスを提供するセルに関する情報をさらに含んでもよい。あるいは、異なる方法で理解される場合、正常にアクセスされたセルに関する情報は、このCHO手順で端末デバイスとのRRC接続を最終的に保持(または確立もしくは維持)するセルに関する情報である。セルに関する情報は、セルアイデンティティ情報および/またはセル信号品質情報を含む。セルアイデンティティ情報およびセル信号品質情報の説明については、先に説明されたセルアイデンティティ情報およびセル信号品質情報を参照し得、ここでは詳細は繰り返されない。例えば、ソースセルがセルAであり、2つの候補セル、すなわちセルBおよびセルCが条件付きハンドオーバ構成情報において構成されており、端末デバイスが、条件付きハンドオーバ構成情報に基づいて、セルCがハンドオーバトリガ条件を満たすと判定し、端末デバイスがセルCに正常にアクセスした場合、端末デバイスは、セルCに関する情報を記録してもよい。あるいは、別の例では、端末デバイスは再確立手順を開始し、再確立が成功し、したがって、端末デバイスは、RRC接続が再確立されたセルに関する情報を記録してもよい(例えば、端末デバイスがセルEとのRRC接続を再確立する手順を開始し、セルEとのRRC接続が正常に再確立された場合、端末デバイスはセルEに関する情報を記録してもよい)。RRC接続が再確立されるセルは、M個の候補セルのうちの1つであってもよいし、またはM個の候補セル以外のセルであってもよい。端末デバイスが、現在受信されている条件付きハンドオーバ構成情報に基づいて、構成されたM個の候補セルのいずれもハンドオーバトリガ条件を満たさないと判定した場合、または端末デバイスが、構成されたM個の候補セルの中のすべての候補ターゲットセルへのアクセスに失敗した場合、または別の状況が発生した場合に、再確立手順は開始される。あるいは、別の例では、端末デバイスは、現在受信されている条件付きハンドオーバ構成情報に基づいて、構成されたM個の候補セルのいずれもハンドオーバトリガ条件を満たさないと判定するか、または端末デバイスは、構成されたM個の候補セルの中のすべての候補ターゲットセルへのアクセスに失敗するか、または別の状況が発生し、この場合、ソースセルの信号品質は依然として比較的良好であり、端末デバイスとソースセル(またはソースネットワークデバイス)との間のRRC接続は依然として維持され、したがって、端末デバイスは、ソースセルに関する情報を記録してもよい、すなわち、端末デバイスは、セルAに関する情報を記録してもよい。
一般に、セルは、ダウンリンクキャリアおよびアップリンクキャリアを含む。しかしながら、5G新無線(new radio、NR)通信システムが高帯域セルを展開するとき、端末デバイスの比較的高いNR動作帯域および比較的低い送信電力により、セルのエッジに位置する端末デバイスはネットワークデバイス(基地局など)から信号を受信し得るが、ネットワークデバイスは端末デバイスから信号を受信し得ない。すなわち、アップリンクカバレッジとダウンリンクカバレッジとは非対称である。この問題を解決するために、アップリンク送信で端末デバイスを支援するために、別の低帯域(LTE帯域など)が導入される。具体的には、補助アップリンク(supplementary uplink、SUL)が導入される。したがって、端末デバイスには、アップリンク送信用の2つのアップリンク(uplink、UL)キャリアスペクトル帯域が提供される。SUL構成をサポートするセルには、1つのダウンリンクキャリアおよび2つのアップリンクキャリアが提供される。2つのアップリンクキャリアを区別するために、一方はSULキャリアと呼ばれ、他方は通常アップリンク(normal uplink、NUL)キャリアと呼ばれる。任意選択で、本出願のこの実施形態では、候補ターゲットセルがSUL構成をサポートする場合に、端末デバイスが、SUL構成をサポートする候補ターゲットセルへのアクセスに失敗したとき、第1の情報は、端末デバイスが候補ターゲットセルへのNULまたはSULアクセスに失敗したかどうかを示すために、端末デバイスが候補ターゲットセルへのアクセスに失敗したときに端末デバイスによって使用されるULキャリア情報(NULまたはSULなど)をさらに含んでもよい。あるいは、端末デバイスは、キャリア情報を明示的に送信することをスキップしてもよい。例えば、プロトコルは、端末デバイスがキャリア情報を送信しないとき、端末デバイスが候補ターゲットセルへのNULアクセスに失敗したか、または候補ターゲットセルへのSULアクセスに失敗したとデフォルトで見なされることを規定する。これは本出願では特に限定されない。
任意選択で、本出願のこの実施形態では、MRO関連情報は第2の情報をさらに含む。第2の情報は、端末デバイスが条件付きハンドオーバを正常に実行したときのセルに関する情報である。第2の情報は、以下の情報、すなわち、
第1のターゲットセルに関する情報、ならびに第1のターゲットセルに対応する第3の原因値および第3の時間情報のうちの1つ以上を含み、第1のターゲットセルは、候補セルの中でハンドオーバトリガ条件を満たし、かつ端末デバイスによって正常にアクセスされたセルである。このCHO手順で最終的に端末デバイスにサービスを提供するセルが、候補セルの中でハンドオーバトリガ条件を満たし、かつ端末デバイスによって正常にアクセスされたセル(または異なる方法で理解される場合、端末デバイスがこのCHO手順で条件付きハンドオーバを正常に実行したセル)である場合、端末デバイスによって記録される、このCHO手順で最終的に端末デバイスにサービスを提供するセルに関する情報は、端末デバイスによって記録される、このCHO手順における第1のターゲットセルに関する情報と同じであることに留意されたい。ストレージオーバヘッドを回避するために、端末デバイスは、同じ2つの情報のうちの一方のみを記録してもよく、または異なる方法で理解される場合、第2の情報が、第1のターゲットセルに関する情報を除外してもよいし、もしくは第1の情報が、このCHO手順で最終的に端末デバイスにサービスを提供するセルに関する情報を除外してもよい。
第1のターゲットセルに対応する第3の原因値は、端末デバイスが条件付きハンドオーバを正常に実行したことを示す。第3の時間情報は、端末デバイスが条件付きハンドオーバ構成情報を受信した時点から端末デバイスが第1のターゲットセルへのハンドオーバをトリガする時点までの時間間隔に関する情報、端末デバイスが第1のターゲットセルへのハンドオーバをトリガした時点から端末デバイスが第1のターゲットセルに正常にアクセスする時点までの時間間隔に関する情報、および端末デバイスが第1のターゲットセルに正常にアクセスした時点から端末デバイスが第1のターゲットセルに対応する第3の原因値を送信する時点までの時間間隔に関する情報(または端末デバイスが第1のターゲットセルに正常にアクセスした時点から端末デバイスが第1の情報を送信する時点までの時間間隔に関する情報、もしくは端末デバイスが第1のターゲットセルに正常にアクセスした時点から端末デバイスが第2の情報を送信する時点までの時間間隔に関する情報)を含む。
本出願のこの実施形態では、第1のターゲットセルへのハンドオーバをトリガする時点は、第1のターゲットセルがハンドオーバトリガ条件を満たすと端末デバイスが判定する時点を意味するか、または第1のターゲットセルへのハンドオーバをトリガする時点は、端末デバイスが第1のターゲットセルへのアクセスを開始する時点を意味することに留意されたい。アクセスは、無競合アクセスまたは競合アクセスであり得る。例えば、第1の候補ターゲットセルへのハンドオーバをトリガする時点は、端末デバイスが第1の候補ターゲットセルへのランダムアクセスを開始する時点、例えば、端末デバイスが第1のターゲットセルにプリアンブル(preamble)シーケンスを送信する時点を意味する。
あるいは、別の可能な実施態様では、第1のターゲットセルに対応する第3の時間情報は、端末デバイスが条件付きハンドオーバ構成情報を受信した時点から端末デバイスが第1のターゲットセルに正常にアクセスする時点までの時間間隔に関する情報、および端末デバイスが第1のターゲットセルに正常にアクセスした時点から端末デバイスが第1のターゲットセルに対応する第3の原因値を送信する時点までの時間間隔に関する情報(または端末デバイスが第1のターゲットセルに正常にアクセスした時点から端末デバイスが第1の情報を送信する時点までの時間間隔に関する情報、もしくは端末デバイスが第1のターゲットセルに正常にアクセスした時点から端末デバイスが第2の情報を送信する時点までの時間間隔に関する情報)を含む。
あるいは、別の可能な実施態様では、第1のターゲットセルに対応する第3の時間情報は、端末デバイスが条件付きハンドオーバ構成情報を受信した時点から端末デバイスが第1のターゲットセルへのハンドオーバをトリガする時点までの時間間隔に関する情報、および端末デバイスが第1のターゲットセルへのハンドオーバをトリガした時点から端末デバイスが第1のターゲットセルに対応する第3の原因値を送信する時点までの時間間隔に関する情報(または端末デバイスが第1のターゲットセルへのハンドオーバをトリガした時点から端末デバイスが第1の情報を送信する時点までの時間間隔に関する情報、もしくは端末デバイスが第1のターゲットセルに正常にアクセスした時点から端末デバイスが第2の情報を送信する時点までの時間間隔に関する情報)を含む。あるいは、第1のターゲットセルに対応する第3の時間情報は、端末デバイスが条件付きハンドオーバ構成情報を受信した時点から端末デバイスが第1のターゲットセルに対応する第3の原因値を送信する時点までの時間間隔に関する情報である(または第1のターゲットセルに対応する第3の時間情報は、端末デバイスが条件付きハンドオーバ構成情報を受信した時点から端末デバイスが第1の情報を送信する時点までの時間間隔に関する情報、もしくは端末デバイスが第1のターゲットセルに正常にアクセスした時点から端末デバイスが第2の情報を送信する時点までの時間間隔に関する情報を含む)。
任意選択で、本出願のこの実施形態では、条件付きハンドオーバメカニズムは、従来のハンドオーバメカニズムの補助技術として使用されてもよい。言い換えれば、ソースネットワークデバイス(すなわち、第1のネットワークデバイス)は、ソースリンクが比較的高品質であるときに条件付きハンドオーバ構成情報を端末デバイスに送信する。続いて、ソースネットワークデバイスは、既存の従来のハンドオーバメカニズムに従ってハンドオーバメッセージを端末デバイスにさらに送信してもよい(本出願のこの実施形態では、従来のハンドオーバメカニズムに従って端末デバイスに送信されるハンドオーバメッセージは、従来のハンドオーバメッセージと呼ばれる場合がある)。NRシステムにおける従来のハンドオーバメッセージは、同期を伴う再構成情報要素を含むRRC再構成メッセージであってもよいし、またはLTEシステムにおける従来のハンドオーバメッセージは、モビリティ制御情報要素を含むRRC接続再構成メッセージであってもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。従来のハンドオーバメッセージは、第2のターゲットセルに関する情報を含む。例えば、第2のターゲットセルに関する情報は、第2のターゲットセルのセルアイデンティティ情報、第2のターゲットセルによって端末デバイスに割り当てられたC-RNTI、および第2のターゲットセルに関連付けられたランダムアクセス構成などを含む。従来のハンドオーバメッセージは、同期を伴う再構成情報要素を搬送するRRC再構成メッセージであってもよいし、またはモビリティ制御情報要素を搬送するRRC接続再構成メッセージであってもよい。これは本出願では特に限定されない。
条件付きハンドオーバメカニズムが従来のハンドオーバメカニズムの補助技術として使用される場合、可能なシナリオ1は、条件付きハンドオーバ構成情報を受信した後、端末デバイスが、候補セルがハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかを判定し、ハンドオーバトリガ条件を満たすセルが判定される前に、または端末デバイスが、判定されたハンドオーバトリガ条件を満たすセルに正常にアクセスする前に、端末が従来のハンドオーバメッセージを受信した場合、端末デバイスは、従来のハンドオーバメッセージに従って第2のターゲットセルへのアクセスを試み得ることである。端末デバイスが第2のターゲットセルに正常にアクセスした場合、任意選択で、端末デバイスは、条件付きハンドオーバ構成情報を破棄または削除してもよい。端末デバイスが第2のターゲットセルへのアクセスに失敗した場合、端末デバイスは、条件付きハンドオーバ構成情報に従って条件付きハンドオーバを引き続き実行し得る。
条件付きハンドオーバメカニズムが従来のハンドオーバメカニズムの補助技術として使用される場合、別の可能なシナリオ2は、条件付きハンドオーバ構成情報を受信した後、端末デバイスが、ハンドオーバトリガ条件を満たすセルを判定し、このセルに正常にハンドオーバすることである。すなわち、端末デバイスが、ハンドオーバトリガ条件を満たすセルに正常にハンドオーバする前に、ソースネットワークデバイスは、端末デバイスに従来のハンドオーバメッセージを送信しないか、またはソースネットワークデバイスは端末デバイスに従来のハンドオーバメッセージを送信するが、端末デバイスは、ソースネットワークデバイスによって送信された従来のハンドオーバメッセージの受信に失敗する。この場合、端末デバイスは、条件付きハンドオーバ構成情報に従って条件付きハンドオーバを実行し得る。端末デバイスが従来のハンドオーバメッセージの受信に失敗する考えられる原因は、ソースリンクが比較的低い品質であることである。ソースネットワークデバイスが端末デバイスに従来のハンドオーバメッセージを送信しない考えられる原因は、ソースネットワークデバイスと、判定された第2のターゲットセルが属するネットワークデバイスとの間のハンドオーバのための準備手順が失敗するか、またはあまりに長い時間を費やし、その結果、ネットワークが従来のハンドオーバ手順を構成するには遅すぎるか、または従来のハンドオーバ手順の構成に失敗することである。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
任意選択で、本出願のこの実施形態において、可能なシナリオ1では、端末デバイスが、ソースネットワークデバイスから従来のハンドオーバメッセージを受信したものの、従来のハンドオーバメッセージで示された第2のターゲットセルへのアクセスに失敗した場合、MRO関連情報は第3の情報をさらに含んでもよい。第3の情報は、ハンドオーバの失敗に関する情報、すなわち言い換えれば、従来のハンドオーバの失敗に関する情報である。第3の情報は、ソースセルに関する情報、第2のターゲットセルに関する情報、第4の失敗原因値、第4の時間情報、および第1の指示情報のうちの1つ以上を含み得る。第1の指示情報は、端末デバイスがハンドオーバメッセージを受信したことを示す。第2のターゲットセルに関する情報は、第2のターゲットセルのセルアイデンティティ情報および/または第2のターゲットセルのセル信号品質情報を含む。第4の失敗原因値は、端末デバイスが従来のハンドオーバの実行に失敗したか、または第2のターゲットセルへのアクセスに失敗したことを示す。例えば、従来のハンドオーバが失敗したことまたは第2のターゲットセルへのアクセスが失敗したことを示すために、第4の失敗原因値はHOFであってもよく、すなわち、既存の失敗原因値HOFが再利用される。これは本出願では特に限定されない。第4の時間情報は、端末デバイスがハンドオーバメッセージを受信した時点から端末デバイスが第2のターゲットセルへのアクセスに失敗する時点までの時間間隔に関する情報、および端末デバイスが第2のターゲットセルへのアクセスに失敗した時点から端末デバイスが第3の情報を送信する時点までの時間間隔に関する情報を含む。あるいは、第4の時間情報は、端末デバイスがハンドオーバメッセージを受信した時点から端末デバイスが第3の情報を送信する時点までの時間間隔に関する情報を含む。第1の指示情報は2進値であってもよい。例えば、「1」は、端末デバイスがハンドオーバメッセージを受信したことを意味する。あるいは、第1の指示情報はブール値であってもよい。例えば、「TRUE」は、端末デバイスがハンドオーバメッセージを受信したことを意味する。あるいは、第1の指示情報は情報要素であってもよい。例えば、情報要素は、従来のハンドオーバメッセージの受信の指示(HO-receivedなど)であってもよいし、または情報要素は、他の形式で表現もしくは命名されてもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。端末デバイスが情報要素を報告するとき、それは、端末デバイスが従来のハンドオーバメッセージを受信したことを示す。端末デバイスが情報要素を報告しない場合、それは、端末デバイスが従来のハンドオーバメッセージを受信していないことを示す。本出願は、第1の指示情報の表現形式を特に限定しない。端末デバイスは、従来のハンドオーバメッセージに従って従来のハンドオーバを実行することに失敗するため、端末デバイスは、ハンドオーバメッセージの前に受信された条件付きハンドオーバ構成情報に基づいて、候補セルがハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかを引き続き判定し得る。候補セルのうちに候補ターゲットセルおよび/または判定対象セルが存在する場合、端末デバイスは、候補ターゲットセルおよび/または判定対象セルに関する情報を記録および報告し得る。詳細については、前述の説明を参照されたく、ここでは詳細は繰り返されない。
任意選択で、本出願のこの実施形態において、可能なシナリオ2では、端末デバイスがソースネットワークデバイスから従来のハンドオーバメッセージを受信していない場合、MRO関連情報は第4の情報をさらに含んでもよい。第4の情報は、ハンドオーバの失敗に関する情報、すなわち言い換えれば、従来のハンドオーバの失敗に関する情報である。第4の情報は、ソースセルに関する情報、第5の時間情報、および第2の指示情報のうちの1つ以上を含み得る。第2の指示情報は、端末デバイスがハンドオーバメッセージを受信していないことを示す。第5の時間情報は、端末デバイスとソースネットワークデバイスとの間でRLFが発生した時点から端末デバイスが第4の情報を送信する時点までの時間間隔に関する情報を含む。第2の指示情報は2進値であってもよい。例えば、「0」は、端末デバイスがハンドオーバメッセージを受信していないことを意味する。あるいは、第2の指示情報はブール値であってもよい。例えば、「FALSE」は、端末デバイスがハンドオーバメッセージを受信していないことを意味する。あるいは、第2の指示情報は情報要素であってもよい。例えば、情報要素は、従来のハンドオーバメッセージの未受信の指示(HO-notreceivedなど)であってもよいし、または情報要素は、他の形式で表現もしくは命名されてもよい。これは、ここでは限定されない。端末デバイスが情報要素を報告するとき、それは、端末デバイスが従来のハンドオーバメッセージを受信していないことを示す。端末デバイスが情報要素を報告しない場合、それは、端末デバイスが従来のハンドオーバメッセージを受信したことを示す。本出願は、第2の指示情報の表現形式を特に限定しない。端末デバイスは従来のハンドオーバメッセージを受信していないため、端末デバイスは、受信された条件付きハンドオーバ構成に基づいて、候補セルがハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかを判定する。候補セルのうちに候補ターゲットセルおよび/または判定対象セルが存在する場合、端末デバイスは、候補ターゲットセルおよび/または判定対象セルに関する情報を記録および報告し得る。詳細については、前述の説明を参照されたく、ここでは詳細は繰り返されない。
ステップS601:
任意選択で、メッセージ1は、同期を伴う再構成(reconfiguration with sync)情報要素を搬送するRRC再構成メッセージであってもよく、またはメッセージ1は、新しく定義されたRRCメッセージであってもよく、例えば、メッセージ1は条件付きハンドオーバメッセージであるか、もしくはメッセージ1は他の形式で命名され、またはメッセージ1は、モビリティ制御情報(mobility control info)情報要素を搬送するRRC接続再構成メッセージであってもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
任意選択で、本出願のこの実施形態では、M個の候補セルの各々に関する情報は、以下の情報、すなわち、セルアイデンティティ(セルに対応するPCIおよび周波数情報、ならびに/または候補セルに対応するセルグローバルアイデンティティ(cell global identity、CGI)など、例えば、セルに対応するPCIおよび周波数情報がセルアイデンティティとして使用されてもよいし、またはCGIがセルアイデンティティとして使用されてもよい)、候補セルによって端末デバイスに割り当てられたセル無線ネットワーク一時識別子(cell radio network temporary identifier、C-RNTI)、ならびに候補セルに関連付けられたランダムアクセスチャネル(random access channel、RACH)リソースのうちの1つ以上を含んでもよい。例えば、ランダムアクセスチャネルRACHリソースは、専用ランダムアクセスリソースおよび/または共通ランダムアクセスリソースを含んでもよい。専用ランダムアクセスリソースは、プリアンブルインデックスおよび第1の時間周波数リソースを含む。共通ランダムアクセスリソースは第2の時間周波数リソースを含む。周波数情報は、同期信号ブロックSSBの絶対周波数(absoluteFrequencySSBなど)、参照リソースモジュール(common RB0)の絶対周波数位置(absoluteFrequencyPointAなど)、周波数帯域幅リスト(frequencyBandListなど)、サブキャリア間隔(subcarrier spacing、SCSなど)、およびSCS固有キャリアリスト(scs-SpecificCarrierListなど)のうちの1つ以上を含む。
本出願のこの実施形態では、ハンドオーバトリガ条件は、M個の候補セルのいずれか1つへのハンドオーバがトリガされ得るかどうかを端末デバイスが判定するために使用される。任意選択で、条件付きハンドオーバ構成情報には、ハンドオーバトリガ条件の複数の可能な構成がある。
例えば、ハンドオーバトリガ条件の可能な構成は、イベントA3をハンドオーバトリガイベントとして構成し、イベントA3に対してパラメータQを構成することである。したがって、M個の候補セルの中のあるセルの信号品質が端末デバイスの現在のサービングセルの信号品質よりもQだけ高い場合、そのセルはハンドオーバトリガ条件を満たす。Qは閾値であり、Qの単位はデシベル(dB)またはデシベルミリワット(dBm)であり得ることが分かる。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
あるいは、ハンドオーバトリガ条件の別の可能な構成は、イベントA5をハンドオーバトリガイベントとして構成し、イベントA5に対してパラメータKおよびLを構成することである。したがって、M個の候補セルの中のあるセルの信号品質がKよりも高く、端末デバイスの現在のサービングセルの信号品質がLよりも低い場合、そのセルはハンドオーバトリガ条件を満たす。端末デバイスの現在のサービングセルは、端末デバイスが条件付きハンドオーバ構成情報を受信したときに端末デバイスにサービスを提供しているセルである。すなわち、端末デバイスの現在のサービングセルはソースセルである。KおよびLは両方とも閾値であり、QおよびLを測定する単位はデシベル(dB)またはデシベルミリワット(dBm)であり得ることが分かる。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
任意選択で、本出願のこの実施形態におけるハンドオーバトリガ条件は、M個の候補セルの各々に1対1に対応してもよい。言い換えれば、ネットワークデバイスは、M個のハンドオーバトリガ条件を構成してもよく、M個のハンドオーバトリガ条件は、M個の候補セルに1対1に対応する。あるいは、ネットワークデバイスは、複数の候補セルに対して同じハンドオーバトリガ条件を構成してもよい。これは本出願では特に限定されない。一例では、ソースセルはセルAであり、3つの候補セルB、C、およびDが条件付きハンドオーバ構成情報において構成される。セルBに対してハンドオーバトリガ条件1が構成されてもよく、セルCに対してハンドオーバトリガ条件2が構成されてもよく、セルDに対してハンドオーバトリガ条件3が構成されてもよいし、またはセルBおよびCに対してハンドオーバトリガ条件4が構成されてもよく、セルDに対してハンドオーバトリガ条件5が構成されてもよいし、またはセルB、C、およびDに対して同じハンドオーバトリガ条件6が構成されてもよい。
ハンドオーバトリガ条件の構成、およびハンドオーバトリガ条件と候補セルとの対応関係は、本出願の単なる例示的な説明であり、実際の用途に関して本出願では特に限定されないことに留意されたい。
本出願のこの実施形態では、端末デバイスが、候補セルのうちのセルがハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかを判定するとき、判定は、「ポーリング」によって実行されてもよいし、または「1回限り」であってもよい。「ポーリング」判定は、端末デバイスが、判定手順を経た候補セルがハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかを繰り返し判定することを意味する。「1回限り」判定は、端末デバイスが、判定手順を経た候補セルがハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかを繰り返し判定しないことを意味する。「ポーリング」判定では、候補セルがハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかを端末デバイスが判定する総期間は、プロトコルで指定されてもよいし、またはネットワークデバイスによって端末デバイスに送信されてもよい(例えば、第1のネットワークデバイスによって端末デバイスに送信されるメッセージ1は、総期間に関する情報を含んでもよく、これは本出願では特に限定されない)。もちろん、任意選択で、「ポーリング」判定は、制限時間なしで実行されてもよい。例えば、候補セルBおよびCが条件付きハンドオーバ構成情報において構成される。端末デバイスが、セルBがハンドオーバトリガ条件を満たさないと判定し、続いて、端末デバイスが、セルBがハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかを引き続き判定し得る場合、判定は「ポーリング」である。端末デバイスが、セルBがハンドオーバトリガ条件を満たさないと一旦判定した後、端末デバイスが、セルBがハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかを判定することを中止する場合、判定は「1回限り」である。
加えて、端末デバイスが、条件付きハンドオーバ構成情報に基づいて、候補セルのうちのセルがハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかを判定するときに、端末デバイスが、構成された候補セルの中でハンドオーバトリガ条件を満たすセルへのアクセスに失敗した場合、または端末デバイスが、候補セルの中のセルがハンドオーバトリガ条件を満たさないと判定した場合、端末デバイスが、ハンドオーバトリガ条件を満たすセルを判定し、ハンドオーバトリガ条件を満たすセルに正常にアクセスするまで(この場合、前述の手順全体は、CHO手順と見なされ得る)、またはすべての候補セルが、任意の候補セルがハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかに関して端末デバイスによる判定を受けるまで、すなわち、すべての候補セルが、任意のセルがハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかに関して端末デバイスによる判定の少なくとも1回の試行を受けるまで(この場合、端末デバイスは、「ポーリング」または「1回限り」の方式で判定を実行してもよく、これは本出願では特に限定されない)(この場合、前述の手順全体は、CHO手順と見なされ得る)、端末デバイスは、候補セルのうちの任意のセルがハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかを引き続き判定し得る(この場合、端末デバイスは、「ポーリング」または「1回限り」の方式で判定を実行してもよく、これは本出願では特に限定されない)。このCHO手順では、候補セルのいずれもハンドオーバトリガ条件を満たさないか、または端末デバイスが、候補セルの中でハンドオーバトリガ条件を満たすすべてのセルへのアクセスに失敗する可能性がある。一例では、候補セルB、候補セルC、および候補セルDが条件付きハンドオーバ構成情報において構成され、端末デバイスは「1回限り」の方式で判定を実行する。端末デバイスが、セルBがハンドオーバトリガ条件を満たさないと最初に判定した場合、またはセルBはハンドオーバトリガ条件を満たすが、端末デバイスがセルBへのアクセスに失敗した場合、端末デバイスは、残りの候補セル(セルCまたはセルDなど)がハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかを引き続き判定し得る。端末デバイスが、セルDがハンドオーバトリガ条件を満たすと判定し、端末デバイスがセルDに正常にアクセスした場合、端末デバイスは、セルCがハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかを判定することを中止する。あるいは、一例では、候補セルB、候補セルC、および候補セルDは、条件付きハンドオーバ構成情報において構成される。端末デバイスが、セルBがハンドオーバトリガ条件を満たさないと最初に判定した場合、またはセルBはハンドオーバトリガ条件を満たすが、端末デバイスがセルBへのアクセスに失敗した場合、端末デバイスは、残りの候補セル(セルCまたはセルDなど)がハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかを引き続き判定し得る。端末デバイスが、セルDはハンドオーバトリガ条件を満たすが、端末デバイスがセルDへのアクセスに失敗したと、またはセルDがハンドオーバトリガ条件を満たさないと判定した場合、端末デバイスは、セルCがハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかを引き続き判定する。
あるいは、可能な実施態様では、端末デバイスが、条件付きハンドオーバ構成情報に基づいて、候補セルのうちのセルがハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかを判定するとき、判定は最大でN回実行され、Nは、プロトコルで指定されてもよいし、またはネットワークデバイスによって端末デバイスに送信されてもよい(例えば、第1のネットワークデバイスによって端末デバイスに送信されるメッセージ1はNの値を含んでもよく、Nは1以上の整数である)。この実施態様では、端末デバイスが、構成された候補セルの中でハンドオーバトリガ条件を満たすセルへのアクセスに失敗した場合、または端末デバイスが、候補セルの中のセルがハンドオーバトリガ条件を満たさないと判定した場合、端末デバイスは、その後の判定を引き続き実行し得る、すなわち、候補セルのうちの任意のセルがハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかを引き続き判定し得る(この場合、端末デバイスは、「ポーリング」または「1回限り」の方式で判定を実行してもよく、これは本出願では特に限定されない)。端末デバイスは、(1)端末デバイスによる判定の総回数がNに達するまで、判定を中止しないか、または(2)判定回数がNに達する前に、端末デバイスは、ハンドオーバトリガ条件を満たすセルを判定し、ハンドオーバトリガ条件を満たすセルに正常にアクセスする。判定がN回実行されると、端末デバイスは判定を中止する。前述の手順全体は、CHO手順と見なされ得る。あるいは、端末デバイスによる判定の総回数はNに達せず、判定回数がNに達する前に、端末デバイスは、ハンドオーバトリガ条件を満たすセルを判定し、ハンドオーバトリガ条件を満たすセルに正常にアクセスする。したがって、端末デバイスは判定を中止する。前述の手順全体は、CHO手順と見なされ得る。一例では、候補セルB、候補セルC、および候補セルDが条件付きハンドオーバ構成情報において構成され、Nは2であり、端末デバイスは「1回限り」の方式で判定を実行する。端末デバイスが、セルBがハンドオーバトリガ条件を満たさないと最初に判定した場合、またはセルBはハンドオーバトリガ条件を満たすが、端末デバイスがセルBへのアクセスに失敗した場合、端末デバイスは、残りの候補セル(セルCまたはセルDなど)がハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかを引き続き判定し得る。端末デバイスが、セルCがハンドオーバトリガ条件を満たすと判定したが、端末デバイスがセルCへのアクセスに失敗した場合、またはセルCがハンドオーバトリガ条件を満たさない場合、端末デバイスは、セルDがハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかを判定することを中止する。あるいは、端末デバイスが、セルBがハンドオーバトリガ条件を満たすと最初に判定し、端末デバイスがセルBに正常にアクセスした場合、Nが、2に達しておらず、1に等しい場合でも、端末デバイスは、セルCまたはセルDがハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかを判定することを中止する。
あるいは、別の可能な実施態様では、端末デバイスが、条件付きハンドオーバ構成情報に基づいて、候補セルのうちのセルがハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかを判定するとき、最大でR回のランダムアクセス試行が行われる。ランダムアクセス試行は、端末デバイスが、条件付きハンドオーバ構成情報に基づいて、候補セルがハンドオーバトリガ条件を満たすと判定したときに、端末デバイスが、セルへのアクセスを試みるためにセルへのランダムアクセスを実行することを意味する。例えば、端末デバイスには、最大でR回のランダムアクセス試行の機会がある。すべての候補セルが端末デバイスによる判定を受け、候補セルのいずれもハンドオーバトリガ条件を満たさなくなるまで、または端末デバイスがR回のすべてのランダムアクセス試行を開始するまで、または端末デバイスがR回のすべてのランダムアクセス試行を完了していないが、端末デバイスが、ハンドオーバトリガ条件を満たすセルに正常にアクセスするまで、端末デバイスは判定し続ける。Rは、プロトコルで指定されてもよいし、またはネットワークデバイスによって端末デバイスに送信されてもよい。例えば、第1のネットワークデバイスによって端末デバイスに送信されるメッセージ1はRの値を含んでもよく、Rは1以上の整数である。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。この実施態様では、端末デバイスが、構成された候補セルの中でハンドオーバトリガ条件を満たすセルへのアクセスに失敗した場合、または端末デバイスが、候補セルの中のセルがハンドオーバトリガ条件を満たさないと判定した場合、端末デバイスは、その後の判定を引き続き実行し得る、すなわち、候補セルのうちの任意のセルがハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかを引き続き判定し得る(この場合、端末デバイスは、「ポーリング」または「1回限り」の方式で判定を実行してもよく、これは本出願では特に限定されない)。端末デバイスは、(1)端末デバイスによって開始されたランダムアクセス試行の総数がRに達するまで、判定を中止しない、もしくはこのCHO手順を終了しないか、または(2)ランダムアクセス試行の総数がRに達する前に、端末デバイスは、ハンドオーバトリガ条件を満たすセルを判定し、ハンドオーバトリガ条件を満たすセルに正常にアクセスするか、または(3)構成された候補セルのいずれもハンドオーバトリガ条件を満たさない。R回のすべてのランダムアクセス試行が完了すると、端末デバイスは判定を中止する。前述の手順全体は、CHO手順と見なされ得る。あるいは、端末デバイスによって開始されたランダムアクセス試行の総数はRに達せず、ランダムアクセス試行の数がRに達する前に、端末デバイスは、ハンドオーバトリガ条件を満たすセルを判定し、ハンドオーバトリガ条件を満たすセルに正常にアクセスする。したがって、端末デバイスは判定を中止する。前述の手順全体は、CHO手順と見なされ得る。あるいは、端末デバイスは、ネットワークデバイスによって構成された候補セルのいずれもハンドオーバトリガ条件を満たさないと判定し、端末デバイスによって開始されたランダムアクセス試行の総数は0に等しく、したがって、ランダムアクセス試行の総数はRに達していないが、端末デバイスは判定を中止する。前述の手順全体は、CHO手順と見なされ得る。一例では、候補セルB、候補セルC、および候補セルDが条件付きハンドオーバ構成情報において構成され、Rは2であり、端末デバイスは「1回限り」の方式で判定を実行する。端末デバイスが、セルBがハンドオーバトリガ条件を満たすと最初に判定したが、端末デバイスがセルBへのアクセスに失敗した場合、端末デバイスは、残りの候補セル(セルCまたはセルDなど)がハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかを引き続き判定し得る。端末デバイスが、セルCがハンドオーバトリガ条件を満たすと判定したが、端末デバイスがセルCへのアクセスに失敗した場合、端末デバイスは判定を中止する。この場合、R=2であり、このCHO手順は終了する。あるいは、端末デバイスが、セルBがハンドオーバトリガ条件を満たすと最初に判定し、端末デバイスがセルBに正常にアクセスした場合、Rが、2に達しておらず、1に等しい場合でも、端末デバイスは判定を中止し、このCHO手順は終了する。あるいは、端末デバイスが、候補セルB、候補セルC、および候補セルDのいずれもハンドオーバトリガ条件を満たさないと判定した場合、端末デバイスは判定を中止する。この場合、R=0であり、このCHO手順は終了する。
あるいは、別の可能な実施態様では、端末デバイスが、条件付きハンドオーバ構成情報に基づいて、候補セルのうちのセルがハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかを判定するとき、判定は、条件付きハンドオーバ構成情報の受信後のHの期間内にのみ実行され、Hは、プロトコルで指定されてもよいし、またはネットワークデバイスによって端末デバイスに送信されてもよい(例えば、第1のネットワークデバイスによって端末デバイスに送信されるメッセージ1は、Hの値を含んでもよい)。この実施態様では、端末デバイスが、構成された候補セルの中でハンドオーバトリガ条件を満たすセルへのアクセスに失敗した場合、または端末デバイスが、候補セルの中のセルがハンドオーバトリガ条件を満たさないと判定した場合、端末デバイスは、候補セルのうちの任意のセルがハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかを判定するために、条件付きハンドオーバ構成情報の受信後のHの期間内にその後の判定を引き続き実行し得る(この場合、端末デバイスは、「ポーリング」または「1回限り」の方式で判定を実行してもよく、これは本出願では特に限定されない)。端末デバイスは、タイムアウトまで判定を中止しないか、またはタイムアウトの前に、端末デバイスは、ハンドオーバトリガ条件を満たすセルを判定し、ハンドオーバトリガ条件を満たすセルに正常にアクセスする。前述の手順全体は、CHO手順と見なされ得る。一例では、候補セルB、候補セルC、および候補セルDは条件付きハンドオーバ構成情報において構成され、Hは100秒であり、端末デバイスは「1回限り」の方式で判定を実行する。端末デバイスが、セルBがハンドオーバトリガ条件を満たさないと最初に判定した場合、またはセルBはハンドオーバトリガ条件を満たすが、端末デバイスがセルBへのアクセスに失敗した場合、端末デバイスは、残りの時間内で、残りの候補セル(セルCまたはセルDなど)がハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかを引き続き判定し得る。タイムアウトが発生した場合、またはタイムアウトの前に、端末デバイスがハンドオーバトリガ条件を満たすセルを判定し、ハンドオーバトリガ条件を満たすセルに正常にアクセスした場合、端末デバイスは判定を中止する。
任意選択で、候補セルがハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかを端末デバイスが判定する前述のすべての可能な実施態様において、端末デバイスによって判定する順序は規則的であってもよい。例えば、ネットワークデバイスは、候補セルに対して判定する順序を指定してもよい。あるいは、ネットワークデバイスは、各候補セルの優先度を指定してもよく、端末デバイスは、優先度に従って候補セルに対して判定を実行する。あるいは、プロトコルは、端末デバイスが候補セルに対して判定を実行する順序を規定する。あるいは、端末デバイスによって判定する順序は不規則であってもよい。例えば、判定する順序は、端末デバイスの実施態様に依存する。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
以下では、ステップS602で端末デバイスによって記録されるMRO情報を例として説明する。具体的には、異なるシナリオで端末デバイスによって記録されるMRO関連情報が、例を使用して以下で詳細に説明される。この例では、ソースセルはセルAであり、2つの候補セル、すなわちセルBおよびセルCが条件付きハンドオーバ構成情報において構成され、端末デバイスが、構成された候補セルの中でハンドオーバトリガ条件を満たすセルへのアクセスに失敗した場合、または端末デバイスが、候補セルの中のセルがハンドオーバトリガ条件を満たさないと判定した場合、端末デバイスがハンドオーバトリガ条件を満たすセルを判定し、ハンドオーバトリガ条件を満たすセルに正常にアクセスするまで、またはすべての候補セルが、候補セルのいずれかがハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかに関して端末デバイスによる判定を受けるまで、端末デバイスは、候補セルのうちの任意のセルがハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかを引き続き判定する。
条件付きハンドオーバ手順には、2つの前提条件、すなわち、前提条件1:条件付きハンドオーバ構成情報を受信した後、端末デバイスは、端末デバイスがターゲットセルに正常にアクセスするまで、またはソースセルでRLFが発生するまで、ソースセルとのデータ送信を維持してもよい、または前提条件2:端末デバイスは、条件付きハンドオーバ構成情報を受信した直後にソースセルとのデータ送信を切断する、が存在し得ることに留意されたい。以下の異なるシナリオでは、CHO手順の2つの前提条件の下で端末デバイスの接続状態が説明される。
シナリオI:セルBは候補ターゲットセルであり、セルCは判定対象セルである。端末デバイスはセルBへのアクセスに失敗する。
任意選択で、このシナリオにおいて、端末デバイスは、条件付きハンドオーバ構成情報に基づいて、セルBがハンドオーバトリガ条件を満たすと判定してもよい。したがって、セルBに対して端末デバイスによってランダムアクセス手順が実行されるが、セルBに対する端末デバイスによるランダムアクセス手順は失敗するか、または端末デバイスがセルBに正常にアクセスした後にセルBでRLFが発生する。加えて、端末デバイスは、条件付きハンドオーバ構成情報に基づいて、セルCがハンドオーバトリガ条件を満たさないと判定する。
シナリオIにおいて、現在受信されている条件付きハンドオーバ構成情報に基づいて端末デバイスによって実行されるこのCHO手順では、端末デバイスがセルBへのアクセスに失敗し、セルCがハンドオーバトリガ条件を満たさないため、このCHO手順で最終的に端末デバイスにサービスを提供するセル(または異なる方法で理解される場合、このCHO手順で端末デバイスとのRRC接続を最終的に保持(または確立もしくは維持)するセル)は、以下の4つの状況のいずれかに該当し得る。
(1)前提条件1の下で、端末デバイスがセルBへのアクセスに失敗し、セルCがハンドオーバトリガ条件を満たさないと判定し、端末デバイスとソースセルAとの間でRLFが発生した(例えば、ソースセルAの信号品質が低下した)場合、端末デバイスは、選択された適切な新しいセルD(S基準を満たすセルなど)とのRRC接続を再確立するための再確立手順を開始する。
(2)前提条件2の下で、端末デバイスがセルBへのアクセスに失敗し、セルCがハンドオーバトリガ条件を満たさないと判定した場合、端末デバイスは、選択された適切な新しいセルD(S基準を満たすセルなど)とのRRC接続を再確立するための再確立手順を開始する。
(3)前提条件1の下で、端末デバイスがセルBへのアクセスに失敗し、セルCがハンドオーバトリガ条件を満たさないと判定し、ソースセルAが比較的高い信号品質である場合、端末デバイスとソースセルAとの間でRLFは発生しない、すなわち、端末デバイスとソースセルA(またはソースネットワークデバイス)との間でRRC接続は依然として維持される。
(4)前提条件2の下で、端末デバイスがセルBへのアクセスに失敗し、セルCがハンドオーバトリガ条件を満たさないと判定した場合、端末デバイスは、選択された適切なセルがソースセルAである再確立手順を開始する。したがって、端末デバイスは、ソースセルAとのRRC再確立手順を実行する。
本出願のこの実施形態では、端末デバイスによって選択される適切な新しいセルDは、ソースセルAと同じであってもよいし、またはソースセルAとは異なっていてもよいことに留意されたい。これは本出願では特に限定されない。加えて、端末デバイスによって選択される適切な新しいセルDは、候補セル(セルBもしくはセルCなど)と同じであってもよいし、または候補セルとは異なっていてもよい。これは本出願では特に限定されない。
シナリオIの状況(1)では、端末デバイスによって記録されるMRO関連情報は、セルBに対応する第1の失敗原因値およびセルCに対応する第2の失敗原因値を含む。第1の失敗原因値の説明については、前述の実施形態における第1の失敗原因値の説明を参照し得、第2の失敗原因値の説明については、前述の実施形態における第2の失敗原因値の説明を参照し得、ここでは詳細は繰り返されない。
任意選択で、シナリオIの状況(1)では、端末デバイスによって記録されるMRO関連情報は、以下の項目、すなわち、ソースセルに関する情報、候補ターゲットセルに関する情報、少なくとも1つの候補ターゲットセルの各々に対応する第1の時間情報、判定対象セルに関する情報、少なくとも1つの判定対象セルの各々に対応する第2の時間情報、このCHO手順で最終的に端末デバイスにサービスを提供するセル(または異なる方法で理解される場合、このCHO手順で端末デバイスとのRRC接続を最終的に保持(または確立もしくは維持)するセル)に関する情報、および候補ターゲットセルのULキャリア情報のうちの1つ以上を第1の情報にさらに含んでもよい。具体的には、シナリオIの状況(1)では、ソースセルはセルAであり、候補ターゲットセルはセルBであり、判定対象セルはセルCであり、最終的に端末デバイスにサービスを提供するセル(または別の方法で理解され場合、このCHO手順で端末デバイスとのRRC接続を最終的に保持(もしくは確立)するセル)は、セルDである。関連情報の詳細な説明については、前述の実施形態の対応する情報の説明を参照し得、ここでは詳細は繰り返されない。
シナリオIの状況(2)では、最終的に端末デバイスにサービスを提供するセル(または異なる方法で理解される場合、このCHO手順で端末デバイスとのRRC接続を最終的に保持(もしくは確立)するセル)は、セルDである。端末デバイスによって記録されるMRO関連情報は、シナリオIの状況(1)で記録されるMRO関連情報と同じである。関連する説明については、シナリオIの状況(1)の説明を参照し得、ここでは詳細は繰り返されない。
シナリオIの状況(3)では、最終的に端末デバイスにサービスを提供するセル(または異なる方法で理解される場合、このCHO手順で端末デバイスとのRRC接続を最終的に保持(もしくは維持)するセルは、セルAである。端末デバイスによって記録されるMRO情報は、シナリオIの状況(1)で記録されるMRO関連情報と同様であるが、シナリオIの状況(3)では、このCHO手順で最終的に端末デバイスにサービスを提供するセルに関する記録される情報は、セルDに関する情報ではなくソースセルAに関する情報であることが違いである。関連する説明については、シナリオIの状況(1)の説明を参照し得、ここでは詳細は繰り返されない。
シナリオIの状況(4)では、最終的に端末デバイスにサービスを提供するセル(または異なる方法で理解される場合、このCHO手順で端末デバイスとのRRC接続を最終的に保持(もしくは確立)するセル)は、セルAである。端末デバイスによって記録されるMRO情報は、シナリオIの状況(3)で記録されるMRO関連情報と同じである。関連する説明については、シナリオIの状況(3)の説明を参照し得、ここでは詳細は繰り返されない。
シナリオII:セルBは候補ターゲットセルである。端末デバイスは、セルBへのアクセスに失敗するが、セルCに正常にアクセスする。
任意選択で、このシナリオにおいて、端末デバイスは、条件付きハンドオーバ構成情報に基づいて、セルBがハンドオーバトリガ条件を満たすと判定する。したがって、セルBに対して端末デバイスによってランダムアクセス手順が実行されるが、セルBに対する端末デバイスによるランダムアクセス手順は失敗するか、または端末デバイスがセルBに正常にアクセスした後にセルBでRLFが発生する。加えて、端末デバイスは、条件付きハンドオーバ構成情報に基づいて、セルCがハンドオーバトリガ条件を満たすと判定する。したがって、セルCに対して端末デバイスによってランダムアクセス手順が実行され、セルCに対する端末デバイスによるランダムアクセス手順は成功し、これにより、端末デバイスはセルCに正常にハンドオーバする。
シナリオIIでは、端末デバイスによって記録されるMRO関連情報は、セルBに対応する第1の失敗原因値を含む。第1の失敗原因値の説明については、前述の実施形態における第1の失敗原因値の説明を参照し得、ここでは詳細は繰り返されない。
任意選択で、シナリオIIでは、端末デバイスによって記録されるMRO関連情報は、以下の項目、すなわち、ソースセルに関する情報、候補ターゲットセルに関する情報、少なくとも1つの候補ターゲットセルの各々に対応する第1の時間情報、このCHO手順で最終的に端末デバイスにサービスを提供するセル(または異なる方法で理解される場合、このCHO手順で端末デバイスとのRRC接続を最終的に保持(または確立もしくは維持)するセル)に関する情報、および候補ターゲットセルのULキャリア情報のうちの1つ以上を第1の情報にさらに含んでもよい。具体的には、シナリオIIでは、ソースセルはセルAであり、少なくとも1つの候補ターゲットセルはセルBを含み、このCHO手順で最終的に端末デバイスにサービスを提供するセル(または別の方法で理解され場合、このCHO手順で端末デバイスとのRRC接続を最終的に保持(もしくは確立)するセル)は、セルCである。関連情報の詳細な説明については、前述の実施形態の対応する情報の説明を参照し得、ここでは詳細は繰り返されない。
シナリオIII:セルBおよびセルCは候補ターゲットセルである。端末デバイスは、セルBおよびセルCへのアクセスに失敗する。
任意選択で、このシナリオにおいて、端末デバイスは、条件付きハンドオーバ構成情報に基づいて、セルBがハンドオーバトリガ条件を満たすと判定する。したがって、セルBに対して端末デバイスによってランダムアクセス手順が実行されるが、セルBに対する端末デバイスによるランダムアクセス手順は失敗するか、または端末デバイスがセルBに正常にアクセスした後にセルBでRLFが発生する。加えて、端末デバイスは、条件付きハンドオーバ構成情報に基づいて、セルCがハンドオーバトリガ条件を満たすと判定する。したがって、セルCに対して端末デバイスによってランダムアクセス手順が実行されるが、セルCに対する端末デバイスによるランダムアクセス手順は失敗するか、または端末デバイスがセルCに正常にアクセスした後にセルCでRLFが発生する。
シナリオIIIにおいて、現在受信されている条件付きハンドオーバ構成情報に基づいて端末デバイスによって実行されるこのCHO手順では、端末デバイスがセルBおよびセルCへのアクセスに失敗するため、このCHO手順で最終的に端末デバイスにサービスを提供するセル(または異なる方法で理解される場合、端末デバイスによって判定される、このCHO手順で端末デバイスとのRRC接続を最終的に保持(または確立もしくは維持)するセル)は、以下の4つの状況のいずれかに該当し得る。
(1)前提条件1の下で、端末デバイスがセルBへのアクセスに失敗し、セルCへのアクセスに失敗し、端末デバイスとソースセルAとの間でRLFが発生した(例えば、ソースセルAの信号品質が低下した)場合、端末デバイスは、選択された適切な新しいセルD(S基準を満たすセルなど)とのRRC接続を再確立するための再確立手順を開始する。
(2)前提条件2の下で、端末デバイスがセルBへのアクセスに失敗し、セルCへのアクセスに失敗した場合、端末デバイスは、選択された適切な新しいセルD(S基準を満たすセルなど)とのRRC接続を再確立するための再確立手順を開始する。
(3)前提条件1の下で、端末デバイスがセルBへのアクセスに失敗し、セルCへのアクセスに失敗し、ソースセルAが比較的高い信号品質である場合、端末デバイスとソースセルAとの間でRLFは発生しない、すなわち、端末デバイスとソースセルA(またはソースネットワークデバイス)との間でRRC接続は依然として維持される。
(4)前提条件2の下で、端末デバイスがセルBへのアクセスに失敗し、セルCへのアクセスに失敗した場合、端末デバイスは、選択された適切なセルがソースセルAである再確立手順を開始する。したがって、端末デバイスは、ソースセルAとのRRC再確立手順を実行する。
シナリオIIIの状況(1)では、端末デバイスによって記録されるMRO関連情報は、セルBに対応する第1の失敗原因値と、セルCに対応する第1の失敗原因値とを含む。第1の失敗原因値の関連する説明については、前述の実施形態における第1の失敗原因値の説明を参照し得、ここでは詳細は繰り返されない。
任意選択で、シナリオIIIの状況(1)では、端末デバイスによって記録されるMRO関連情報は、以下の項目、すなわち、ソースセルに関する情報、候補ターゲットセルに関する情報、少なくとも1つの候補ターゲットセルの各々に対応する第1の時間情報、このCHO手順で最終的に端末デバイスにサービスを提供するセル(または異なる方法で理解される場合、このCHO手順で端末デバイスとのRRC接続を最終的に保持(または確立もしくは維持)するセル)に関する情報、および候補ターゲットセルのULキャリア情報のうちの1つ以上を第1の情報にさらに含んでもよい。具体的には、シナリオIIIの状況(1)では、ソースセルはセルAであり、候補ターゲットセルはセルBおよびセルCを含み、このCHO手順で最終的に端末デバイスにサービスを提供するセル(または別の方法で理解され場合、このCHO手順で端末デバイスとのRRC接続を最終的に保持(もしくは確立)するセル)は、セルDである。関連情報の詳細な説明については、前述の実施形態の対応する情報の説明を参照し得、ここでは詳細は繰り返されない。
シナリオIIIの状況(2)では、最終的に端末デバイスにサービスを提供するセル(または異なる方法で理解される場合、このCHO手順で端末デバイスとのRRC接続を最終的に保持(もしくは確立)するセル)は、セルDである。端末デバイスによって記録されるMRO関連情報は、シナリオIIIの状況(1)で記録されるMRO関連情報と同じである。関連する説明については、シナリオIIIの状況(1)の説明を参照し得、ここでは詳細は繰り返されない。
シナリオIIIの状況(3)では、最終的に端末デバイスにサービスを提供するセル(または異なる方法で理解される場合、このCHO手順で端末デバイスとのRRC接続を最終的に保持(もしくは維持)するセルは、セルAである。端末デバイスによって記録されるMRO情報は、シナリオIIIの状況(1)で記録されるMRO関連情報と同様であるが、シナリオIIIの状況(3)では、このCHO手順で最終的に端末デバイスにサービスを提供するセルに関する記録される情報は、セルDに関する情報ではなくソースセルAに関する情報であることが違いである。関連する説明については、シナリオIIIの状況(1)の説明を参照し得、ここでは詳細は繰り返されない。
シナリオIIIの状況(4)では、最終的に端末デバイスにサービスを提供するセル(または異なる方法で理解される場合、このCHO手順で端末デバイスとのRRC接続を最終的に保持(もしくは確立)するセル)は、セルAである。端末デバイスによって記録されるMRO情報は、シナリオIIIの状況(3)で記録されるMRO関連情報と同じである。関連する説明については、シナリオIIIの状況(3)の説明を参照し得、ここでは詳細は繰り返されない。
シナリオIV:セルBおよびセルCは判定対象セルである。すなわち、セルBおよびセルCのいずれもハンドオーバトリガ条件を満たさない。
具体的には、端末デバイスは、条件付きハンドオーバ構成情報に基づいて、セルBがハンドオーバトリガ条件を満たさないと判定し、セルCがハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかを引き続き判定する。端末デバイスは、セルCもハンドオーバトリガ条件を満たさないと判定する。
シナリオIVにおいて、現在受信されている条件付きハンドオーバ構成情報に基づいて端末デバイスによって実行されるこのCHO手順では、セルBおよびセルCのいずれもハンドオーバトリガ条件を満たさないため、このCHO手順で最終的に端末デバイスにサービスを提供するセル(または異なる方法で理解される場合、このCHO手順で端末デバイスとのRRC接続を最終的に保持(または確立もしくは維持)するセル)は、以下の4つの状況のいずれかに該当し得る。
(1)前提条件1の下で、端末デバイスが、セルBがハンドオーバトリガ条件を満たさず、セルCがハンドオーバトリガ条件を満たさないと判定し、端末デバイスとソースセルAとの間でRLFが発生した(例えば、ソースセルAの信号品質が低下した)場合、端末デバイスは、選択された適切な新しいセルD(S基準を満たすセルなど)とのRRC接続を再確立するための再確立手順を開始する。
(2)前提条件2の下で、端末デバイスが、セルBがハンドオーバトリガ条件を満たさず、セルCがハンドオーバトリガ条件を満たさないと判定した場合、端末デバイスは、選択された適切な新しいセルD(S基準を満たすセルなど)とのRRC接続を再確立するための再確立手順を開始する。
(3)前提条件1の下で、端末デバイスが、セルBがハンドオーバトリガ条件を満たさず、セルCがハンドオーバトリガ条件を満たさないと判定し、ソースセルAが比較的高い信号品質である場合、端末デバイスとソースセルAとの間でRLFは発生しない、すなわち、端末デバイスとソースセルA(またはソースネットワークデバイス)との間でRRC接続は依然として維持される。
(4)前提条件2の下で、端末デバイスが、セルBがハンドオーバトリガ条件を満たさず、セルCがハンドオーバトリガ条件を満たさないと判定した場合、端末デバイスは、選択された適切なセルがソースセルAである再確立手順を開始する。したがって、端末デバイスは、ソースセルAとのRRC再確立手順を実行する。
シナリオIVの状況(1)では、端末デバイスによって記録されるMRO関連情報は、セルBに対応する第2の失敗原因値と、セルCに対応する第2の失敗原因値とを含む。第2の失敗原因値の関連する説明については、前述の実施形態における第2の失敗原因値の説明を参照し得、ここでは詳細は繰り返されない。
任意選択で、シナリオIVの状況(1)では、端末デバイスによって記録されるMRO関連情報は、以下の項目、すなわち、ソースセルに関する情報、判定対象セルに関する情報、少なくとも1つの判定対象セルの各々に対応する第2の時間情報、およびこのCHO手順で最終的に端末デバイスにサービスを提供するセル(または異なる方法で理解される場合、このCHO手順で端末デバイスとのRRC接続を最終的に保持(または確立もしくは維持)するセル)に関する情報のうちの1つ以上を第1の情報にさらに含んでもよい。具体的には、シナリオIVの状況(1)では、ソースセルはセルAであり、判定対象セルはセルBおよびセルCを含み、このCHO手順で最終的に端末デバイスにサービスを提供するセル(または異なる方法で理解される場合、このCHO手順で端末デバイスとのRRC接続を最終的に保持(もしくは確立)するセルは、セルDである。関連情報の説明については、前述の実施形態の対応する情報の説明を参照し得、ここでは詳細は繰り返されない。
シナリオIVの状況(2)では、最終的に端末デバイスにサービスを提供するセル(または異なる方法で理解される場合、このCHO手順で端末デバイスとのRRC接続を最終的に保持(もしくは確立)するセル)は、セルDである。端末デバイスによって記録されるMRO関連情報は、シナリオIVの状況(1)で記録されるMRO関連情報と同じである。関連する説明については、シナリオIVの状況(1)の説明を参照し得、ここでは詳細は繰り返されない。
シナリオIVの状況(3)では、最終的に端末デバイスにサービスを提供するセル(または異なる方法で理解される場合、このCHO手順で端末デバイスとのRRC接続を最終的に保持(もしくは維持)するセルは、セルAである。端末デバイスによって記録されるMRO情報は、シナリオIVの状況(1)で記録されるMRO関連情報と同様であるが、シナリオIVの状況(3)では、このCHO手順で最終的に端末デバイスにサービスを提供するセルに関する記録される情報は、セルDに関する情報ではなくソースセルAに関する情報であることが違いである。関連する説明については、シナリオIVの状況(1)の説明を参照し得、ここでは詳細は繰り返されない。
シナリオIVの状況(4)では、最終的に端末デバイスにサービスを提供するセル(または異なる方法で理解される場合、このCHO手順で端末デバイスとのRRC接続を最終的に保持(もしくは確立)するセル)は、セルAである。端末デバイスによって記録されるMRO情報は、シナリオIVの状況(3)で記録されるMRO関連情報と同じである。関連する説明については、シナリオIVの状況(3)の説明を参照し得、ここでは詳細は繰り返されない。
前述の4つのシナリオでは、端末デバイスが、構成された候補セルの中でハンドオーバトリガ条件を満たすセルへのアクセスに失敗した場合、または端末デバイスが、候補セルの中のセルがハンドオーバトリガ条件を満たさないと判定した場合、端末デバイスがハンドオーバトリガ条件を満たすセルを判定し、ハンドオーバトリガ条件を満たすセルに正常にアクセスするまで、またはすべての候補セルが、候補セルのいずれかがハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかに関して端末デバイスによる判定を受けるまで、端末デバイスは、候補セルのうちの任意のセルがハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかを引き続き判定する。以下では、異なるシナリオで端末デバイスによって記録されるMRO関連情報を詳細に説明するために例を使用する。この例では、端末デバイスが、条件付きハンドオーバ構成情報に基づいて、候補セルのうちの任意のセルがハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかを判定するとき、判定は最大でN回実行される。具体的には、Nは1であり、ソースセルはセルAであり、2つの候補セル、すなわち候補セルBおよび候補セルCが条件付きハンドオーバ構成情報において構成される。
端末デバイスが最大でN回の判定を実行するとき、候補セルは、端末デバイスによってランダムに、または判定のための事前設定規則に従って選択され得ることに留意されたい。事前設定規則は、プロトコルで指定されてもよいし、またはネットワークデバイスによって構成されてもよい。これは本出願では特に限定されない。
シナリオV:セルBは候補ターゲットセルである。端末デバイスはセルBへのアクセスに失敗する。
具体的には、端末デバイスは、条件付きハンドオーバ構成情報に基づいて、セルBがハンドオーバトリガ条件を満たすと判定する。したがって、セルBに対して端末デバイスによってランダムアクセス手順が実行されるが、セルBに対する端末デバイスによるランダムアクセス手順は失敗するか、または端末デバイスがセルBに正常にアクセスした後にセルBでRLFが発生する。この場合、Nは1に等しい、すなわち、端末デバイスは最大で1回の判定を実行するため、端末デバイスは、セルCがハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかを判定することを中止する。
シナリオVにおいて、現在受信されている条件付きハンドオーバ構成情報に基づいて端末デバイスによって実行されるこのCHO手順では、端末デバイスが、1回の判定を実行した後にセルBへのアクセスに失敗するため、このCHO手順で最終的に端末デバイスにサービスを提供するセル(または異なる方法で理解される場合、このCHO手順で端末デバイスとのRRC接続を最終的に保持(または確立もしくは維持)するセル)は、以下の4つの状況のいずれかに該当し得る。
(1)前提条件1の下で、端末デバイスがセルBへのアクセスに失敗し、端末デバイスとソースセルAとの間でRLFが発生した(例えば、ソースセルAの信号品質が低下した)場合、端末デバイスは、選択された適切な新しいセルD(S基準を満たすセルなど)とのRRC接続を再確立するための再確立手順を開始する。
(2)前提条件2の下で、端末デバイスがセルBへのアクセスに失敗した場合、端末デバイスは、選択された適切な新しいセルD(S基準を満たすセルなど)とのRRC接続を再確立するための再確立手順を開始する。
(3)前提条件1の下で、端末デバイスがセルBへのアクセスに失敗し、ソースセルAが比較的高い信号品質である場合、端末デバイスとソースセルAとの間でRLFは発生しない、すなわち、端末デバイスとソースセルA(またはソースネットワークデバイス)との間でRRC接続は依然として維持される。
(4)前提条件2の下で、端末デバイスがセルBへのアクセスに失敗した場合、端末デバイスは、選択された適切なセルがソースセルAである再確立手順を開始する。したがって、端末デバイスは、ソースセルAとのRRC再確立手順を実行する。
シナリオVの状況(1)では、端末デバイスによって記録されるMRO関連情報は、セルBに対応する第1の失敗原因値を含む。第1の失敗原因値の関連する説明については、前述の実施形態における第1の失敗原因値の説明を参照し得、ここでは詳細は繰り返されない。
任意選択で、シナリオVの状況(1)では、端末デバイスによって記録されるMRO関連情報は、以下の項目、すなわち、ソースセルに関する情報、候補ターゲットセルに関する情報、少なくとも1つの候補ターゲットセルの各々に対応する第1の時間情報、このCHO手順で最終的に端末デバイスにサービスを提供するセル(または異なる方法で理解される場合、このCHO手順で端末デバイスとのRRC接続を最終的に保持(または確立もしくは維持)するセル)に関する情報、および候補ターゲットセルのULキャリア情報のうちの1つ以上を第1の情報にさらに含んでもよい。具体的には、シナリオVの状況(1)では、ソースセルはセルAであり、少なくとも1つの候補ターゲットセルはセルBを含み、このCHO手順で最終的に端末デバイスにサービスを提供するセル(または別の方法で理解され場合、このCHO手順で端末デバイスとのRRC接続を最終的に保持(もしくは確立)するセル)は、セルDである。関連情報の説明については、前述の実施形態の対応する情報の説明を参照し得、ここでは詳細は繰り返されない。
シナリオVの状況(2)では、最終的に端末デバイスにサービスを提供するセル(または異なる方法で理解される場合、このCHO手順で端末デバイスとのRRC接続を最終的に保持(もしくは確立)するセル)は、セルDである。端末デバイスによって記録されるMRO関連情報は、シナリオVの状況(1)で記録されるMRO関連情報と同じである。関連する説明については、シナリオVの状況(1)の説明を参照し得、ここでは詳細は繰り返されない。
シナリオVの状況(3)では、最終的に端末デバイスにサービスを提供するセル(または異なる方法で理解される場合、このCHO手順で端末デバイスとのRRC接続を最終的に保持(もしくは維持)するセルは、セルAである。端末デバイスによって記録されるMRO情報は、シナリオVの状況(1)で記録されるMRO関連情報と同様であるが、シナリオVの状況(3)では、このCHO手順で最終的に端末デバイスにサービスを提供するセルに関する記録される情報は、セルDに関する情報ではなくソースセルAに関する情報であることが違いである。関連する説明については、シナリオVの状況(1)の説明を参照し得、ここでは詳細は繰り返されない。
シナリオVの状況(4)では、最終的に端末デバイスにサービスを提供するセル(または異なる方法で理解される場合、このCHO手順で端末デバイスとのRRC接続を最終的に保持(もしくは確立)するセル)は、セルAである。端末デバイスによって記録されるMRO情報は、シナリオVの状況(3)で記録されるMRO関連情報と同じである。関連する説明については、シナリオVの状況(3)の説明を参照し得、ここでは詳細は繰り返されない。
シナリオVI:セルBは判定対象セルである。すなわち、セルBはハンドオーバトリガ条件を満たさない。
具体的には、端末デバイスは、条件付きハンドオーバ構成情報に基づいて、セルBがハンドオーバトリガ条件を満たさないと判定する。この場合、Nは1に等しい、すなわち、端末デバイスは、最大で1回の判定を実行するため、端末デバイスは、セルCがハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかを判定することを中止する。
シナリオVIにおいて、現在受信されている条件付きハンドオーバ構成情報に基づいて端末デバイスによって実行されるこのCHO手順では、端末デバイスが、1回の判定を実行した後に、セルBがハンドオーバトリガ条件を満たさないと判定するため、このCHO手順で最終的に端末デバイスにサービスを提供するセル(または異なる方法で理解される場合、このCHO手順で端末デバイスとのRRC接続を最終的に保持(または確立もしくは維持)するセル)は、以下の4つの状況のいずれかに該当し得る。(1)前提条件1の下で、セルBがハンドオーバトリガ条件を満たさず、端末デバイスとソースセルAとの間でRLFが発生した(例えば、ソースセルAの信号品質が低下した)場合、端末デバイスは、選択された適切な新しいセルD(S基準を満たすセルなど)とのRRC接続を再確立するための再確立手順を開始する。
(2)前提条件2の下で、セルBがハンドオーバトリガ条件を満たさない場合、端末デバイスは、選択された適切な新しいセルD(S基準を満たすセルなど)とのRRC接続を再確立するための再確立手順を開始する。
(3)前提条件1の下で、セルBがハンドオーバトリガ条件を満たさず、ソースセルAが比較的高い信号品質である場合、端末デバイスとソースセルAとの間でRLFは発生しない、すなわち、端末デバイスとソースセルA(またはソースネットワークデバイス)との間でRRC接続は依然として維持される。
(4)前提条件2の下で、セルBがハンドオーバトリガ条件を満たさない場合、端末デバイスは、選択された適切なセルがソースセルAである再確立手順を開始する。したがって、端末デバイスは、ソースセルAとのRRC再確立手順を実行する。
シナリオVIの状況(1)では、端末デバイスによって記録されるMRO関連情報は、セルBに対応する第2の失敗原因値を含む。第2の失敗原因値の関連する説明については、前述の実施形態における第2の失敗原因値の説明を参照し得、ここでは詳細は繰り返されない。
任意選択で、シナリオVIの状況(1)では、端末デバイスによって記録されるMRO関連情報は、以下の項目、すなわち、ソースセルに関する情報、判定対象セルに関する情報、少なくとも1つの判定対象セルの各々に対応する第2の時間情報、およびこのCHO手順で最終的に端末デバイスにサービスを提供するセル(または異なる方法で理解される場合、このCHO手順で端末デバイスとのRRC接続を最終的に保持(または確立もしくは維持)するセル)に関する情報のうちの1つ以上を第1の情報にさらに含んでもよい。具体的には、シナリオVIの状況(1)では、ソースセルはセルAであり、判定対象セルはセルBであり、このCHO手順で最終的に端末デバイスにサービスを提供するセル(または異なる方法で理解される場合、このCHO手順で端末デバイスとのRRC接続を最終的に保持(もしくは確立)するセルは、セルDである。関連情報の説明については、前述の実施形態の対応する情報の説明を参照し得、ここでは詳細は繰り返されない。
シナリオVIの状況(2)では、最終的に端末デバイスにサービスを提供するセル(または異なる方法で理解される場合、このCHO手順で端末デバイスとのRRC接続を最終的に保持(もしくは確立)するセル)は、セルDである。端末デバイスによって記録されるMRO関連情報は、シナリオVIの状況(1)で記録されるMRO関連情報と同じである。関連する説明については、シナリオVIの状況(1)の説明を参照し得、ここでは詳細は繰り返されない。
シナリオVIの状況(3)では、最終的に端末デバイスにサービスを提供するセル(または異なる方法で理解される場合、このCHO手順で端末デバイスとのRRC接続を最終的に保持(もしくは維持)するセルは、セルAである。端末デバイスによって記録されるMRO情報は、シナリオVIの状況(1)で記録されるMRO関連情報と同様であるが、シナリオVIの状況(3)では、このCHO手順で最終的に端末デバイスにサービスを提供するセルに関する記録される情報は、セルDに関する情報ではなくソースセルAに関する情報であることが違いである。関連する説明については、シナリオVIの状況(1)の説明を参照し得、ここでは詳細は繰り返されない。
シナリオVIの状況(4)では、最終的に端末デバイスにサービスを提供するセル(または異なる方法で理解される場合、このCHO手順で端末デバイスとのRRC接続を最終的に保持(もしくは確立)するセル)は、セルAである。端末デバイスによって記録されるMRO情報は、シナリオVIの状況(3)で記録されるMRO関連情報と同じである。関連する説明については、シナリオVIの状況(3)の説明を参照し得、ここでは詳細は繰り返されない。
ステップS602:
可能な実施態様では、端末デバイスは、MRO関連情報の送信をトリガする。例えば、受信された条件付きハンドオーバ構成情報に基づいて、端末デバイスは、ハンドオーバトリガ条件を満たす候補セルに正常にハンドオーバする。したがって、端末デバイスは、このCHO手順で最終的に端末デバイスにサービスを提供するセルが属するネットワークデバイスに、このCHO手順で記録されたMRO関連情報を送信し得る。例えば、シナリオIIでは、端末デバイスは候補セルCに正常にハンドオーバし、したがって、端末デバイスは、このCHO手順で記録されたMRO関連情報を、セルCが属するネットワークデバイスに送信してもよい。任意選択で、このCHO手順で最終的に端末デバイスにサービスを提供するセルが属するネットワークデバイスは、端末デバイスから受信されたMRO関連情報をソースネットワークデバイスに送信してもよい。例えば、シナリオIIでは、セルCが属するネットワークデバイスは、端末デバイスから受信されたMRO関連情報を、セルAが属するネットワークデバイス(すなわち、ソースネットワークデバイス)に送信する。
あるいは、例えば、端末デバイスが受信された条件付きハンドオーバ構成情報に基づいて候補セルにハンドオーバすることに失敗したときに、端末デバイスが再確立手順を開始し、再確立が成功した場合、言い換えれば、このCHO手順で最終的に端末デバイスにサービスを提供するセルが、RRC接続が再確立されたセルである場合、端末デバイスは、このCHO手順で最終的に端末デバイスにサービスを提供するセルが属するネットワークデバイスに、このCHO手順で記録されたMRO関連情報を送信してもよい。例えば、シナリオIの状況(1)またはシナリオIの状況(2)では、端末デバイスはセルDとのRRC接続を正常に再確立し、したがって、端末デバイスは、このCHO手順で記録されたMRO関連情報を、セルDが属するネットワークデバイスに送信してもよい。任意選択で、このCHO手順で最終的に端末デバイスにサービスを提供するセルが属するネットワークデバイスは、端末デバイスから受信されたMRO関連情報をソースネットワークデバイスに送信してもよい。例えば、シナリオIの状況(1)またはシナリオIの状況(2)では、セルDが属するネットワークデバイスは、端末デバイスから受信されたMRO関連情報を、セルAが属するネットワークデバイス(すなわち、ソースネットワークデバイス)に送信する。
あるいは、例えば、端末デバイスが受信された条件付きハンドオーバ構成情報に基づいて候補セルにハンドオーバすることに失敗したときに、端末デバイスがソースセルに留まっている場合、言い換えれば、このCHO手順で最終的に端末デバイスにサービスを提供するセルがソースセルである場合、端末デバイスは、このCHO手順で最終的に端末デバイスにサービスを提供するセルが属するネットワークデバイスに、このCHO手順で記録されたMRO関連情報を送信してもよい。例えば、シナリオIの状況(3)では、端末デバイスは、このCHO手順の後、ソースセルに留まり、したがって、端末デバイスは、このCHO手順で記録されたMRO関連情報を、セルAが属するネットワークデバイス(すなわち、ソースネットワークデバイス)に送信してもよい。ネットワークデバイスは、受信されたMRO関連情報に基づいて条件付きハンドオーバ関連パラメータを調整してもよい。
別の可能な実施態様では、端末デバイスは、第2のネットワークデバイスによって送信された要求メッセージを受信した後にMRO関連情報の送信をトリガする。例えば、要求メッセージはUE情報要求(UEInformationRequest)メッセージであってもよい。この実施態様は、以下で詳細に説明される。
任意選択で、本出願のこの実施形態では、端末デバイスがMRO関連情報を記録することができる場合、端末デバイスは、第3の指示情報を第2のネットワークデバイスに送信してもよい。第3の指示情報は、端末デバイスがMRO関連情報を記録することができることを第2のネットワークデバイスに通知するために使用される。第3の指示情報はRRCメッセージに含まれてもよい。RRCメッセージは、例えば、RRC確立完了メッセージまたはRRC再構成完了メッセージまたはRRC再確立完了メッセージまたは別のRRCメッセージであってもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。あるいは、第3の指示情報は、物理層メッセージ(アップリンク制御情報(uplink control information、UCI)など)または媒体アクセス制御(media access control、MAC)層メッセージ(媒体アクセス制御要素(MAC control element、MAC CE))に含まれてもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。第3の指示情報を送信する機会に関して、例えば、可能な実施態様では、第3の指示情報は、再確立が成功した後に端末デバイスがRRC再確立完了メッセージを送信するときに送信されてもよく、別の可能な実施態様では、条件付きハンドオーバが正常に実行された後に端末デバイスがRRC再構成完了メッセージを正常にアクセスされたネットワークデバイスに送信するときに、第3の指示情報が送信されてもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
任意選択で、本出願のこの実施形態では、第3の指示情報は2進値であってもよい。例えば、「1」は、端末デバイスがMRO関連情報を記録することができることを示し、「0」は、端末デバイスがMRO関連情報を記録することができないことを示す。あるいは、第3の指示情報はブール値であってもよい。例えば、「TRUE」は、端末デバイスがMRO関連情報を記録することができることを示し、「FALSE」は、端末デバイスがMRO関連情報を記録することができないことを示す。あるいは、第3の指示情報は情報要素であってもよい。例えば、情報要素は、モビリティロバスト性最適化能力(MRO能力など)情報要素であってもよいし、または情報要素は、他の形式で表現もしくは命名されてもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。端末デバイスによって送信されたメッセージが情報要素を含む場合、それは、端末デバイスがMRO関連情報を記録することができることを示す。端末デバイスによって送信されたメッセージが情報要素を含まない場合、それは、端末デバイスがMRO関連情報を記録することができないことを示す。
端末デバイスから第3の指示情報を受信した後、第2のネットワークデバイスは、MRO関連情報を報告するように端末デバイスに要求するために要求メッセージを端末デバイスに送信し得る。例えば、要求メッセージはUEInformationRequestメッセージであってもよい。
任意選択で、本出願のこの実施形態では、第2のネットワークデバイスは、端末デバイスによって送信された第3の指示情報を受信した後に要求メッセージを端末デバイスに送信してもよいし、または第2のネットワークデバイスは、第3の指示情報を受信せずに要求メッセージを端末デバイスに送信してもよい。言い換えれば、第3の指示情報が受信されるかどうかは、第2のネットワークデバイスが要求メッセージを送信するための必要条件ではない。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
可能な実施態様では、第2のネットワークデバイスは、セルが属するネットワークデバイスであってもよく、セルは、現在受信されている条件付きハンドオーバ構成情報に基づいて端末デバイスによって判定された、ハンドオーバトリガ条件を満たす正常にアクセスされたセルである。2つの候補セル、すなわちセルBおよびセルCが条件付きハンドオーバ構成情報において構成されており、端末デバイスが、条件付きハンドオーバ構成情報に基づいて、セルCがハンドオーバトリガ条件を満たすと判定し、端末デバイスがセルCに正常にアクセスした場合、セルCが属するネットワークデバイスは第2のネットワークデバイスである。
別の可能な実施態様では、第2のネットワークデバイスは、セルが属するネットワークデバイスであり、セルは、端末デバイスが条件付きハンドオーバ構成情報を受信した後に端末デバイスによってRRC接続再確立が開始されるセルである。例えば、端末デバイスが、現在受信されている条件付きハンドオーバ構成情報に基づいて、構成されたM個の候補セルのいずれもハンドオーバトリガ条件を満たさないと判定した場合、または構成されたM個の候補セルの中の少なくとも1つのセルがハンドオーバトリガ条件を満たすが、端末デバイスが、ハンドオーバトリガ条件を満たす少なくとも1つのセルへのアクセスに失敗した場合、または他の状況が発生した場合、端末デバイスは再確立手順を開始する。したがって、再確立のために端末デバイスによって判定されたセルが属するネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスである。例えば、端末デバイスは、S基準に従って適切な新しいセルEを選択し、セルEとのRRC再確立手順を実行し、セルEとのRRC接続を正常に再確立する。したがって、セルEが属するネットワークデバイスは第2のネットワークデバイスである。
別の可能な実施態様では、第2のネットワークデバイスは、続いてアクセスされるセルが属するネットワークデバイスであってもよく、セルは、端末デバイスが条件付きハンドオーバ構成情報を受信した後に端末デバイスによって正常にアクセスされる。例えば、端末デバイスが、現在受信されている条件付きハンドオーバ構成情報に基づいて、ハンドオーバトリガ条件を満たすセルを判定した後、および端末デバイスがセルに正常にアクセスした後、端末デバイスは、さらなる移動または再確立の開始または他の理由により、続いて別のネットワークデバイスにアクセスしてもよい。ネットワークデバイスは、端末デバイスによって送信された第3の指示情報を受信するか、またはネットワークデバイスは、MRO関連情報を報告するように端末デバイスに要求する要求メッセージを端末デバイスに送信する。したがって、ネットワークデバイスは第2のネットワークデバイスである。
別の可能な実施態様では、条件付きハンドオーバ構成情報を受信した後、端末デバイスは再確立手順を開始する。再確立が成功した後、端末デバイスは、さらなる移動または再確立の開始または他の理由により、続いて別のネットワークデバイスにアクセスしてもよい。別のネットワークデバイスは、端末デバイスによって送信された第3の指示情報を受信するか、または別のネットワークデバイスは、要求メッセージを端末デバイスに送信する(例えば、UEInformationRequestメッセージを端末デバイスに送信する)。したがって、別のネットワークデバイスは第2のネットワークデバイスである。例えば、2つの候補セル(セルBおよびセルCなど)が条件付きハンドオーバ構成情報において構成される。端末デバイスは、条件付きハンドオーバ構成情報に基づいて、セルCがハンドオーバトリガ条件を満たすと判定し、端末デバイスはセルCに正常にアクセスする。端末デバイスがセルCに正常にハンドオーバした後、セルCが属するネットワークデバイスは、UEにUEInformationRequestメッセージを送信しない。したがって、端末デバイスは、セルCが属するネットワークデバイスにMRO関連情報を送信しない。続いて、さらなる移動または再確立の開始または他の理由により、端末デバイスはセルFに正常にアクセスする。セルFが属するネットワークデバイスによって送信された要求メッセージ(UEInformationRequestメッセージなど)を受信した後、端末デバイスは、セルFが属するネットワークデバイスにMRO関連情報を送信する。
任意選択で、本出願のこの実施形態では、MRO関連情報内の、候補ターゲットセルに対応する第1の失敗原因値および/または判定対象セルに対応する第2の失敗原因値は、RRCメッセージを介して送信されてもよい。例えば、RRCメッセージはUEInformationReponseメッセージであってもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。一実施態様では、端末デバイスは、候補ターゲットセルに対応する第1の失敗原因値および/または判定対象セルに対応する第2の失敗原因値を送信するためにメッセージ2を使用する。メッセージ2は、UEInformationReponseメッセージなどのRRCメッセージであってもよい。任意選択で、メッセージ2は、MRO関連情報で搬送される第1の情報をさらに含んでもよい。言い換えれば、第1の情報と、候補ターゲットセルに対応する第1の失敗原因値および/または判定対象セルに対応する第2の失敗原因値とは、同じRRCメッセージを介して送信されてもよい。第1の情報の関連する説明については、第1の情報の前述の説明を参照し得、ここでは詳細は繰り返されない。あるいは、第1の情報は、メッセージ3などの別のRRCメッセージを介して送信されてもよい。言い換えれば、第1の情報と、候補ターゲットセルに対応する第1の失敗原因値および/または判定対象セルに対応する第2の失敗原因値とは、異なるRRCメッセージを介して送信されてもよい。メッセージ3は、UEInformationReponseメッセージなどのRRCメッセージであってもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。任意選択で、本出願のこの実施形態では、メッセージ2は、MRO関連情報で搬送される第2の情報をさらに含んでもよい。第2の情報の関連する説明については、第2の情報の前述の説明を参照し得、ここでは詳細は繰り返されない。あるいは、第2の情報はメッセージ3に含まれてもよい。第2の情報がメッセージ2またはメッセージ3に含まれる場合、第2の情報は、条件付きハンドオーバが失敗したときに生成される関連情報と同時に送信されてもよい。言い換えれば、第2の情報は、第1の情報、候補ターゲットセルに対応する第1の失敗原因値、および/または判定対象セルに対応する第2の失敗原因値を送信するために使用されるのと同じメッセージを介して送信されてもよい。任意選択で、第2の情報は、あるいは別個に送信されてもよい。例えば、端末デバイスは第2のネットワークデバイスにメッセージ4を送信し、メッセージ4は第2の情報を含む。メッセージ4は、UEInformationReponseメッセージなどのRRCメッセージであってもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
任意選択で、本出願のこの実施形態では、第2の情報が別個に送信される場合、可能な状況は、端末デバイスが、候補セルの中のセルがハンドオーバトリガ条件を満たすと判定し、セルとのランダムアクセス手順を正常に実行してセルに正常にアクセスすることである。例えば、2つの候補セル、すなわちセルBおよびセルCが構成されている場合、端末デバイスは条件付きハンドオーバ構成情報を受信し、次に、セルBがハンドオーバトリガ条件を満たすと判定し、セルBに正常にアクセスする。端末デバイスがセルBに正常にハンドオーバした後、このCHO手順は終了したと見なされてもよい。このCHO手順では、端末デバイスは、セルBに関する情報を記録し得る。セルBへのアクセスが成功するため、端末デバイスは、セルCがハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかの判定をスキップし得、端末デバイスは、セルCに関する情報を記録しない。この場合、このCHO手順では、端末デバイスは、条件付きハンドオーバの失敗に関する情報を記録することをスキップする。言い換えれば、端末デバイスは、条件付きハンドオーバの失敗に関する情報を第2のネットワークデバイスに送信することをスキップし得る。すなわち、端末デバイスは、メッセージ2またはメッセージ3を第2のネットワークデバイスに送信することをスキップする。例えば、端末デバイスは、セルCに関する情報を第2のネットワークデバイスに送信することをスキップするが、第2の情報を第2のネットワークデバイスに送信する、すなわち、端末デバイスはメッセージ4を第2のネットワークデバイスに送信する。例えば、端末デバイスは、セルBに関する情報を第2のネットワークデバイスに送信する。
任意選択で、本出願のこの実施形態では、条件付きハンドオーバメカニズムが従来のハンドオーバメカニズムと共存する場合、メッセージ2、メッセージ3、またはメッセージ4は、MRO情報で搬送される第3の情報または第4の情報をさらに含んでもよい。第3の情報および第4の情報の関連する説明については、対応する情報の前述の説明を参照し得る。具体的には、端末デバイスは、条件付きハンドオーバ手順で生成された関連情報と共に従来のハンドオーバの失敗に関する情報を送信してもよい。具体的には、第3の情報および第4の情報は、第1の情報、第2の情報、候補ターゲットセルに対応する第1の失敗原因値、および/または判定対象セルに対応する第2の失敗原因値を送信するために使用されるのと同じメッセージを介して送信されてもよいし、または端末デバイスは、従来のハンドオーバの失敗に関する情報を送信するために新しいメッセージ(メッセージ2、メッセージ3、およびメッセージ4以外のメッセージ)を使用してもよい。すなわち、端末デバイスは、条件付きハンドオーバ手順で生成された関連情報とは別個に、従来のハンドオーバの失敗に関する情報を送信してもよい。これは本出願では特に限定されない。
任意選択で、本出願のこの実施形態では、端末デバイスがMRO関連情報を送信するときに、端末デバイスが、第1の情報、第2の情報、第3の情報、第4の情報、ならびに候補ターゲットセルに対応する第1の失敗原因値および/または判定対象セルに対応する第2の失敗原因値のうちの1つ以上を送信する場合、送信は、端末デバイスの粒度またはセルの粒度で実行されてもよい。これは本出願では特に限定されない。一例では、すべてのMRO情報がメッセージ2に含まれ、メッセージ2はRRCメッセージである。端末デバイスが情報を送信するとき、情報は1つのメッセージ2を介して送信されてもよい。具体的には、端末デバイスは、ソースセル、候補ターゲットセルおよび/または判定対象セルの各々、第1のターゲットセル、ならびにこのCHO手順で最終的に端末デバイスにサービスを提供するセルの記録されたMRO関連情報を送信するために1つのメッセージ2を使用する。すなわち、メッセージ2は端末デバイスの粒度である。例えば、前述のステップS601におけるシナリオIIIの状況(1)では、端末デバイスが、このCHO手順でMRO関連情報を送信するために1つのメッセージ2を使用する場合、メッセージ2は、セルBおよびセルCに対応する第1の失敗原因値、セルBに関する情報、セルCに関する情報、セルBに対応する第1の時間情報、ならびにセルCに対応する第1の時間情報、セルDに関する情報、およびセルAに関する情報を含む。第1の失敗原因値に関して、メッセージ2は、1つの第1の失敗原因値のみを含んでもよい。具体的には、第1の失敗原因値は、セルBおよびセルCの両方に対応するか、またはメッセージ2は、2つの第1の失敗原因値を含んでもよく、2つの第1の失敗原因値はそれぞれセルBおよびセルCに対応する。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。セルA(もしくはセルB、もしくはセルC、もしくはセルD)に関する情報は、セルA(もしくはセルB、もしくはセルC、もしくはセルD)のセルアイデンティティ情報、および/またはセルA(もしくはセルB、もしくはセルC、もしくはセルD)のセル信号品質情報を含む。
あるいは、例えば、端末デバイスは、複数のメッセージ2でMRO情報を送信してもよい。具体的には、端末デバイスは、各セルに対応するMRO関連情報を別々に送信してもよく、MRO関連情報は、端末デバイスによって記録され、セルは、候補ターゲットセルおよび/または判定対象セルの各々ならびに第1のターゲットセルを含む。すなわち、メッセージ2はセルの粒度である。メッセージ2がセルの粒度で送信されるとき、ソースセルに関する情報およびこのCHO手順で最終的に端末デバイスにサービスを提供するセルに関する情報は、別々に送信されてもよいし、または候補ターゲットセルもしくは判定対象セルのMRO関連情報と共に送信されてもよいことに留意されたい。これは本出願では特に限定されない。例えば、前述のステップS601のシナリオIIIの状況(1)では、セルBおよびセルCに関して、端末デバイスは、メッセージ2aを介してセルBに関する情報を送信してもよい。メッセージ2aは、セルBに対応する第1の失敗原因値と、セルBに対応する他のMRO関連情報(例えば、セルBに関する情報およびセルBに対応する第1の時間情報)とを含む。端末デバイスは、別のメッセージ2bを介してセルCに関する情報を送信してもよい。メッセージ2bは、セルCに対応する第1の失敗原因値と、セルCに対応する他のMRO関連情報(例えば、セルCに関する情報およびセルCに対応する第1の時間情報)とを含む。RRC接続が再確立されたソースセルAおよびセルDに関して、セルAに関する情報(例えば、セルAに固有の情報)は、別のメッセージ2c、メッセージ2a、もしくはメッセージ2bを介して送信されてもよく、セルDに関する情報(例えば、セルDに固有の情報)は、別のメッセージ2d、もしくはメッセージ2a、もしくはメッセージ2b、もしくはメッセージ2cを介して送信されてもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。セルA(もしくはセルB、もしくはセルC、もしくはセルD)に関する情報は、セルA(もしくはセルB、もしくはセルC、もしくはセルD)のセルアイデンティティ情報、および/またはセルA(もしくはセルB、もしくはセルC、もしくはセルD)のセル信号品質情報を含む。
ステップS603:
端末デバイスにMRO関連情報を報告するように要求する要求メッセージを端末デバイスに送信するネットワークデバイスが、ソースセルが属するネットワークデバイスである場合、第2のネットワークデバイスと第1のネットワークデバイスとは同じネットワークデバイスであることに留意されたい。この場合、ステップS603は実行される必要がない。
任意選択で、本出願のこの実施形態では、第2のネットワークデバイスが第1のネットワークデバイスにMRO関連情報を送信するとき、MRO関連情報は送信のために1つのメッセージに含まれてもよいし、またはMRO関連情報に含まれる異なる内容が、異なるメッセージを介して送信されてもよいし、または異なる方法で理解される場合、MRO関連情報を送信する際、送信は、端末デバイスの粒度またはセルの粒度で実行されてもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。関連する説明については、ステップS602の対応する説明を参照し得、ここでは詳細は繰り返されない。
任意選択で、本出願のこの実施形態では、第1の失敗原因値に対応する候補ターゲットセルに関して、アクセスの失敗の1つの考えられる原因は、候補ターゲットセルの品質が常に比較的低いこと、または候補ターゲットセルの信号品質が急速に低下するもしくは不安定であることである。候補ターゲットセルに対応する第1の失敗原因値を受信した後、第2のネットワークデバイスは、候補ターゲットセルに対応する受信された第1の失敗原因値を第1のネットワークデバイスに送信する。
第1の失敗原因値を受信した後、第1のネットワークデバイスは、第1の失敗原因値に従って、対応する処理を実行し得る。例えば、第1の失敗原因値に従って、第1のネットワークデバイスは、別の候補セルを再構成するか、または以前に構成された候補セルの関連パラメータを調整する(条件付きハンドオーバ関連パラメータを構成することとしても理解される)。可能な実施態様では、第1のネットワークデバイスが、例えば次のまたはその後のCHO手順で候補セルを続いて構成するとき、候補ターゲットセルは除外されてもよい、すなわち、候補ターゲットセルはもはや候補セルとして構成されない。このようにして、次のまたはその後の条件付きハンドオーバでは、端末デバイスは、候補ターゲットセルがハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかをもはや判定する必要がなく、その結果、端末デバイスのエネルギー消費および端末デバイスの実施の複雑さが低減される。
あるいは、アクセスの失敗の別の考えられる原因は、第1のネットワークデバイスによって構成されたハンドオーバトリガ条件が不当であることである。例えば、ハンドオーバトリガ条件のために構成されたハンドオーバトリガ基準は不当である(イベントA3が構成される例では、イベントのために第1のネットワークデバイスによって構成されたパラメータQがわずかに低い場合がある)。端末デバイスは、条件付きハンドオーバ構成情報に基づいて、候補セルがハンドオーバトリガ条件を満たすと判定する。候補セルはハンドオーバトリガ条件を満たすが、セルの信号品質は、端末デバイスのアクセスの成功の要件を満たさない。したがって、端末デバイスはセルへのアクセスに失敗する。候補ターゲットセルに対応する第1の失敗原因値を受信した後、第2のネットワークデバイスは、候補ターゲットセルに対応する受信された第1の失敗原因値を第1のネットワークデバイスに送信する。
第1の失敗原因値を受信した後、第1のネットワークデバイスは、第1の失敗原因値に従って、対応する処理を実行し得る。例えば、第1の失敗原因値に従って、第1のネットワークデバイスは、別の候補セルを再構成するか、または以前に構成された候補セルの関連パラメータを調整する(条件付きハンドオーバ関連パラメータを構成することとしても理解される)。可能な実施態様において、イベントA3が構成される例では、第1のネットワークデバイスは、ハンドオーバトリガ条件を続いて構成するときに、構成されるパラメータQの値を増加させ得る。
候補セルを構成するネットワークデバイスは、第1のネットワークデバイス、または候補セルが属するネットワークデバイスであり得ることに留意されたい。
任意選択で、本出願のこの実施形態では、第2の失敗原因値に対応する判定対象セルに関して、ハンドオーバトリガ条件を満たさない考えられる原因は、判定対象セルの信号品質が常に低いことである。判定対象セルに対応する第2の失敗原因値を受信した後、第2のネットワークデバイスは、判定対象セルに対応する受信された第2の失敗原因値を第1のネットワークデバイスに送信する。
第2の失敗原因値を受信した後、第1のネットワークデバイスは、第2の失敗原因値に従って、対応する処理を実行し得る。例えば、第2の失敗原因値に従って、第1のネットワークデバイスは、別の候補セルを再構成するか、または以前に構成された候補セルの関連パラメータを調整する(条件付きハンドオーバ関連パラメータを構成することとしても理解される)。可能な実施態様では、第1のネットワークデバイスが、(例えば次のまたはその後のCHO手順で)候補セルを続いて構成するとき、判定対象セルは除外される、すなわち、判定対象セルはもはや候補セルとして構成されない。したがって、次のまたはその後の条件付きハンドオーバでは、端末デバイスは、判定対象セルがハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかをもはや判定する必要がなく、その結果、端末デバイスのエネルギー消費および端末デバイスの実施の複雑さが低減される。
あるいは、ハンドオーバトリガ条件を満たさない別の考えられる原因は、判定対象セルの信号品質は比較的高いが、第1のネットワークデバイスによって構成されたハンドオーバトリガ条件が不当である(イベントA3が構成される例では、イベントのために構成されたパラメータQがわずかに高い場合があり、またはイベントA5が構成される例では、イベントA5のために構成されたパラメータKがわずかに高い場合があり、および/もしくは構成されたパラメータLがわずかに低い)ことである。判定対象セルに対応する第2の失敗原因値を受信した後、第2のネットワークデバイスは、判定対象セルに対応する受信された第2の失敗原因値を第1のネットワークデバイスに送信する。
第2の失敗原因値を受信した後、第1のネットワークデバイスは、第2の失敗原因値に従って、対応する処理を実行し得る。例えば、第2の失敗原因値に従って、第1のネットワークデバイスは、別の候補セルを再構成するか、または以前に構成された候補セルの関連パラメータを調整する(条件付きハンドオーバ関連パラメータを構成することとしても理解される)。可能な実施態様では、判定対象セルに対応する第2の失敗原因値を受信した後、第1のネットワークデバイスは、関連パラメータを適切に調整し得る。イベントA3が構成される例では、第1のネットワークデバイスは、ハンドオーバトリガ条件を続いて構成するときに、構成されるパラメータQの値を減少させ得る。
任意選択で、本出願のこの実施形態では、第1の時間情報および/または第2の時間情報を受信した後、第2のネットワークデバイスは、受信された第1の時間情報および/または第2の時間情報を第1のネットワークデバイスに送信する。第1の時間情報および/または第2の時間情報を受信した後、第1のネットワークデバイスは、第1の時間情報および/または第2の時間情報に従って、対応する処理を実行し得る。例えば、第1の時間情報および/または第2の時間情報に従って、第1のネットワークデバイスは、別の候補セルを再構成するか、または以前に構成された候補セルの関連パラメータを調整する(条件付きハンドオーバ関連パラメータを構成することとしても理解される)。可能な実施態様では、条件付きハンドオーバが失敗したセル(候補ターゲットセルまたは判定対象セルなど)に関して、端末デバイスが条件付きハンドオーバ構成情報を受信した時点から端末デバイスがメッセージ2を送信する時点までの時間間隔内に、ネットワークデバイスが、条件付きハンドオーバが失敗したセルに対応するハンドオーバトリガ条件内の関連パラメータを再構成した(一例としてA3を使用すると、パラメータQを再構成した)場合。この場合、ネットワークデバイスは、端末デバイスから受信された、条件付きハンドオーバが失敗したセルに対応する関連情報を削除、破棄、または無視し、条件付きハンドオーバが失敗したセルに対応するハンドオーバトリガ条件内の関連パラメータを調整しなくてもよい。
任意選択で、本出願のこの実施形態では、第3の情報または第4の情報を受信した後、第2のネットワークデバイスは、第3の情報または第4の情報を第1のネットワークデバイスに送信する。第3の情報または第4の情報を受信した後、第1のネットワークデバイスは、第3の情報または第4の情報に従って、対応する処理を実行し得る。例えば、第1のネットワークデバイスは、第3の情報または第4の情報に従って従来のハンドオーバの関連パラメータを再構成する。例えば、可能な実施態様では、端末デバイスがハンドオーバメッセージを受信したが、第2のターゲットセルへのアクセスに失敗した場合、考えられる原因は、第2のターゲットセルが端末デバイスによるアクセスを許可しなかったことである。その後の従来のハンドオーバ手順では、第1のネットワークデバイスは、セルをターゲットセルとして構成しなくてもよいし、またはその後の条件付きハンドオーバ手順では、第1のネットワークデバイスは、セルを候補セルとして構成しなくてもよい。あるいは、例えば、可能な実施態様では、端末デバイスはハンドオーバメッセージを受信せず、考えられる原因は、ネットワークによって構成されたパラメータが不当であることである。その後の従来のハンドオーバ手順において、第1のネットワークデバイスは、測定構成内の関連イベントのパラメータを調整し得る。一例としてイベントA3(従来技術では、イベントA3を構成するとき、第1のネットワークデバイスはオフセット(Pなど)を構成し、隣接セルの信号品質がサービングセルの信号品質よりもPだけ高いとき、UEは測定報告を報告することをトリガする)を使用すると、端末デバイスは、構成されたパラメータPが高すぎるために測定報告を報告することに失敗し得る。したがって、ネットワークデバイスは従来のハンドオーバ準備手順をトリガせず、第1のネットワークデバイスはハンドオーバメッセージを端末デバイスに送信しない。その結果、端末デバイスはハンドオーバメッセージを受信しない。したがって、第1のネットワークデバイスは、ハンドオーバの失敗に関する情報に従って続いてPの値を減少させ、その結果、最適化の目的を達成し得る。
本出願のこの実施形態で提供される情報送信方法に基づいて、端末デバイスは、条件付きハンドオーバ手順で生成された、候補ターゲットセルに関する情報および/または判定対象セルに関する情報を第2のネットワークデバイスに送信する。例えば、端末デバイスによって報告される情報は、ハンドオーバトリガ条件を満たし、かつ端末デバイスがアクセスに失敗した候補セル(すなわち、候補ターゲットセル)に対応する第1の失敗原因値、ハンドオーバトリガ条件を満たさない候補セル(すなわち、判定対象セル)に対応する第2の失敗原因値、ソースセルに関する情報、候補ターゲットセルに関する情報、少なくとも1つの候補ターゲットセルの各々に対応する第1の時間情報、判定対象セルに関する情報、および少なくとも1つの判定対象セルの各々に対応する第2の時間情報などを含んでもよい。第2のネットワークデバイスは、端末デバイスによって報告された情報を第1のネットワークデバイスに送信し、これにより、第1のネットワークデバイスは、候補ターゲットセルに関する情報および/または判定対象セルに関する情報に従って、条件付きハンドオーバメカニズムの下でハンドオーバパラメータを適切に最適化し得る。
当然のことながら、前述の実施形態の各々では、端末デバイスによって実施される方法および/またはステップは、あるいは、端末デバイスで使用可能なコンポーネント(チップまたは回路など)によって実施されてもよく、第1のネットワークデバイスによって実施される方法および/またはステップは、あるいは、第1のネットワークデバイスで使用可能なコンポーネント(チップまたは回路など)によって実施されてもよく、第2のネットワークデバイスによって実施される方法および/またはステップは、あるいは、第2のネットワークデバイスで使用可能なコンポーネント(チップまたは回路など)によって実施されてもよい。
上記は、主に、ネットワーク要素間の相互作用の観点から本出願の実施形態における解決策を説明している。これに対応して、本出願の一実施形態は、通信装置をさらに提供する。通信装置は、前述の方法のいずれかを実施するように構成される。通信装置は、前述の方法の実施形態における端末デバイス、または端末デバイスを含む装置、または端末デバイスで使用可能なコンポーネント(チップもしくは回路など)であってもよいし、または通信装置は、前述の方法の実施形態における第1のネットワークデバイス、または第1のネットワークデバイスを含む装置、または第1のネットワークデバイスで使用可能なコンポーネント(チップもしくは回路など)であってもよいし、または通信装置は、前述の方法の実施形態における第2のネットワークデバイス、または第2のネットワークデバイスを含む装置、または第2のネットワークデバイスで使用可能なコンポーネント(チップもしくは回路など)であってもよい。当然のことながら、前述の機能を実施するために、通信装置は、機能の各々を実行するための対応するハードウェア構造および/またはソフトウェアモジュールを含む。当業者は、本明細書で開示されている実施形態で説明された例のユニットおよびアルゴリズムステップと組み合わせて、本出願が、ハードウェアまたはハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組み合わせによって実施され得ることを容易に認識するはずである。機能がハードウェアとコンピュータソフトウェアによって駆動されるハードウェアとのどちらによって実行されるかは、技術的解決策の特定の用途および設計上の制約に依存する。当業者は、特定の用途ごとに、説明された機能を実施するために異なる方法を使用し得るが、その実施態様が本出願の範囲を超えると考えられるべきではない。
本出願のこの実施形態では、通信装置は、前述の方法の実施形態による機能モジュールに分割され得る。例えば、機能の各々は機能モジュールに対応してもよいし、または2つ以上の機能が1つの処理モジュールに統合されてもよい。統合モジュールは、ハードウェアの形態で実施されてもよいし、またはソフトウェア機能モジュールの形態で実施されてもよい。本出願のこの実施形態では、モジュールへの分割は一例であり、論理的な機能への単なる分割であることに留意されたい。実際の実施態様では、別の分割方法が使用されてもよい。
例えば、通信装置は、前述の方法の実施形態における端末デバイスである。図7は、端末デバイス70の概略構造図である。端末デバイス70は、受信モジュール701および送信モジュール702を含む。受信ユニットとしても知られている受信モジュール701は、受信機能を実施するように構成され、例えば、受信回路、受信機、または通信インターフェースであってもよい。送信ユニットとしても知られている送信モジュール702は、送信機能を実施するように構成され、例えば、送信回路、送信機、送信機、または通信インターフェースであってもよい。
受信モジュール701は、条件付きハンドオーバ構成情報を受信するように構成される。条件付きハンドオーバ構成情報は、ハンドオーバトリガ条件と、M個の候補セルに関する情報とを含み、Mは正の整数である。送信モジュール702は、少なくとも1つの候補ターゲットセルに対応する第1の失敗原因値および/または少なくとも1つの判定対象セルに対応する第2の失敗原因値を送信するように構成される。少なくとも1つの候補ターゲットセルは、M個の候補セルの中でハンドオーバトリガ条件を満たすX個のセルを含み、少なくとも1つの判定対象セルは、M個の候補セルの中でハンドオーバトリガ条件を満たさないY個のセルを含む。XおよびYは自然数であり、X+YはM以下である。
第1の失敗原因値は、候補ターゲットセルがハンドオーバトリガ条件を満たすが、端末デバイスが候補ターゲットセルへのアクセスに失敗したことを示す。あるいは、第1の失敗原因値は、第1のレベルの失敗原因値および第2のレベルの失敗原因値を含む。第1のレベルの失敗原因値は、端末デバイスの条件付きハンドオーバが失敗したことを示す。第2のレベルの失敗原因値は、候補ターゲットセルがハンドオーバトリガ条件を満たすが、端末デバイスが候補ターゲットセルへのアクセスに失敗したことを示す。第2の失敗原因値は、判定対象セルがハンドオーバトリガ条件を満たさないことを示す。あるいは、第2の失敗原因値は、第3のレベルの失敗原因値および第4のレベルの失敗原因値を含む。第3のレベルの失敗原因値は、端末デバイスの条件付きハンドオーバが失敗したことを示す。第4のレベルの失敗原因値は、判定対象セルがハンドオーバトリガ条件を満たさないことを示す。
任意選択で、送信モジュール702は、ソースセルに関する情報、候補ターゲットセルに関する情報、少なくとも1つの候補ターゲットセルの各々に対応する第1の時間情報、判定対象セルに関する情報、および少なくとも1つの判定対象セルの各々に対応する第2の時間情報のうちの1つ以上を送信するようにさらに構成される。第1の時間情報は、端末デバイスが条件付きハンドオーバ構成情報を受信した時点から端末デバイスが第1の候補ターゲットセルへのハンドオーバをトリガする時点までの時間間隔に関する情報、端末デバイスが第1の候補ターゲットセルへのハンドオーバをトリガした時点から端末デバイスが第1の候補ターゲットセルへのアクセスに失敗する時点までの時間間隔に関する情報、ならびに端末デバイスが第1の候補ターゲットセルへのアクセスに失敗した時点から端末デバイスが第1の失敗原因値および/または第2の失敗原因値を送信する時点までの時間間隔に関する情報を含む。第1の候補ターゲットセルは、少なくとも1つの候補ターゲットセルのうちのいずれか1つである。
第2の時間情報は、端末デバイスが条件付きハンドオーバ構成情報を受信した時点から、第1の判定対象セルがハンドオーバトリガ条件を満たさないと端末デバイスが判定する時点までの時間間隔に関する情報と、第1の判定対象セルがハンドオーバトリガ条件を満たさないと端末デバイスが判定した時点から、端末デバイスが第1の失敗原因値および/または第2の失敗原因値を送信する時点までの時間間隔に関する情報とを含む。第1の判定対象セルは、少なくとも1つの判定対象セルのうちのいずれか1つである。あるいは、第2の時間情報は、端末デバイスが条件付きハンドオーバ構成情報を受信した時点から、第1の判定対象セルがハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかを判断することを端末デバイスが中止する時点までの時間間隔に関する情報と、第1の判定対象セルがハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかを判断することを端末デバイスが中止した時点から、端末デバイスが第1の失敗原因値および/または第2の失敗原因値を送信する時点までの時間間隔に関する情報を含む。
任意選択で、送信モジュール702は、第1のターゲットセルに関する情報、ならびに第1のターゲットセルに対応する第3の原因値および第3の時間情報のうちの1つ以上を送信するようにさらに構成される。第1のターゲットセルは、M個の候補セルの中で端末デバイスによって正常にアクセスされたセルである。
第3の原因値は、端末デバイスが条件付きハンドオーバを正常に実行したことを示す。第3の時間情報は、端末デバイスが条件付きハンドオーバ構成情報を受信した時点から端末デバイスが第1のターゲットセルへのハンドオーバをトリガする時点までの時間間隔に関する情報と、端末デバイスが第1のターゲットセルへのハンドオーバをトリガした時点から端末デバイスが第1のターゲットセルに正常にアクセスする時点までの時間間隔に関する情報と、端末デバイスが第1のターゲットセルに正常にアクセスした時点から端末デバイスが第1のターゲットセルに関する情報、第3の原因値、および第3の時間情報のうちの1つ以上を送信する時点までの時間間隔に関する情報とを含む。
任意選択で、端末デバイス70は、処理モジュール703をさらに含む。処理モジュール703は、第1のターゲットセルが正常にアクセスされる前に、受信モジュール701が無線リソース制御RRC再構成メッセージを受信していないと判定するように構成される。
任意選択で、受信モジュール701は、第1のターゲットセルが正常にアクセスされる前にRRC再構成メッセージを受信し、RRC再構成メッセージは第2のターゲットセルに関する情報を含む、ようにさらに構成される。処理モジュール703は、第2のターゲットセルへのアクセスが失敗したと判定するようにさらに構成される。
前述の方法の実施形態におけるステップのすべての関連する内容は、対応する機能モジュールの機能の説明において引用され得、ここでは詳細は繰り返されない。
この実施形態では、端末デバイス70は、統合によって得られる機能モジュールの形態で提示される。ここでの「モジュール」は、1つ以上のソフトウェアまたはファームウェアプログラムを実行するための特定のASIC、回路、プロセッサ、およびメモリ、集積論理回路、ならびに/または前述の機能のいずれかを提供することができる別のデバイスを意味し得る。単純な実施形態では、当業者は、端末デバイス70が図2または図4に示されている端末デバイスの形態であり得ることを認識し得る。
例えば、図2または図4に示されている端末デバイスのプロセッサ401は、端末デバイスに前述の方法の実施形態による情報送信方法を実行させるために、メモリ402に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出し得る。
図7の受信モジュール701、送信モジュール702、および処理モジュール703の機能または実施手順は、メモリ402に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことによって、図2または図4に示されている端末デバイスのプロセッサ401によって実施され得る。あるいは、図7の受信モジュール701および送信モジュール702の機能または実施手順は、図2または図4に示されている端末デバイスのトランシーバ403によって実施されてもよく、図7の処理モジュール703の機能または実施手順は、メモリ402に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことによって、図2または図4に示されている端末デバイスのプロセッサ401によって実施されてもよい。
この実施形態で提供される端末デバイス70は、情報送信方法を実施し得、したがって、端末デバイス70によって達成され得る技術的効果については、方法の実施形態を参照し得、ここでは詳細は繰り返されない。
あるいは、例えば、通信装置は、前述の方法の実施形態における第1のネットワークデバイスである。図8は、第1のネットワークデバイスの概略構造図である。第1のネットワークデバイス80は、受信モジュール801および送信モジュール802を含む。受信ユニットとしても知られている受信モジュール801は、受信機能を実施するように構成され、例えば、受信回路、受信機、受信機、または通信インターフェースであってもよい。送信ユニットとしても知られている送信モジュール802は、送信機能を実施するように構成され、例えば、送信回路、送信機、送信機、または通信インターフェースであってもよい。
送信モジュール802は、条件付きハンドオーバ構成情報を端末デバイスに送信するように構成される。条件付きハンドオーバ構成情報は、ハンドオーバトリガ条件と、M個の候補セルに関する情報とを含み、Mは正の整数である。受信モジュール801は、第2のネットワークデバイスから、少なくとも1つの候補ターゲットセルに対応する第1の失敗原因値および/または少なくとも1つの判定対象セルに対応する第2の失敗原因値を受信するように構成される。少なくとも1つの候補ターゲットセルは、M個の候補セルの中でハンドオーバトリガ条件を満たすX個のセルを含み、少なくとも1つの判定対象セルは、M個の候補セルの中でハンドオーバトリガ条件を満たさないY個のセルを含む。XおよびYは自然数であり、X+YはM以下である。
第1の失敗原因値は、候補ターゲットセルがハンドオーバトリガ条件を満たすが、端末デバイスが候補ターゲットセルへのアクセスに失敗したことを示す。あるいは、第1の失敗原因値は、第1のレベルの失敗原因値および第2のレベルの失敗原因値を含む。第1のレベルの失敗原因値は、端末デバイスの条件付きハンドオーバが失敗したことを示す。第2のレベルの失敗原因値は、候補ターゲットセルがハンドオーバトリガ条件を満たすが、端末デバイスが候補ターゲットセルへのアクセスに失敗したことを示す。第2の失敗原因値は、判定対象セルがハンドオーバトリガ条件を満たさないことを示す。あるいは、第2の失敗原因値は、第3のレベルの失敗原因値および第4のレベルの失敗原因値を含む。第3のレベルの失敗原因値は、端末デバイスの条件付きハンドオーバが失敗したことを示す。第4のレベルの失敗原因値は、判定対象セルがハンドオーバトリガ条件を満たさないことを示す。
任意選択で、受信モジュール801は、第2のネットワークデバイスから、ソースセルに関する情報、候補ターゲットセルに関する情報、少なくとも1つの候補ターゲットセルの各々に対応する第1の時間情報、判定対象セルに関する情報、および少なくとも1つの判定対象セルの各々に対応する第2の時間情報のうちの1つ以上を受信するようにさらに構成される。
第1の時間情報は、端末デバイスが条件付きハンドオーバ構成情報を受信した時点から端末デバイスが第1の候補ターゲットセルへのハンドオーバをトリガする時点までの時間間隔に関する情報、端末デバイスが第1の候補ターゲットセルへのハンドオーバをトリガした時点から端末デバイスが第1の候補ターゲットセルへのアクセスに失敗する時点までの時間間隔に関する情報、ならびに端末デバイスが第1の候補ターゲットセルへのアクセスに失敗した時点から端末デバイスが第1の失敗原因値および/または第2の失敗原因値を送信する時点までの時間間隔に関する情報を含む。第1の候補ターゲットセルは、少なくとも1つの候補ターゲットセルのうちのいずれか1つである。
第2の時間情報は、端末デバイスが条件付きハンドオーバ構成情報を受信した時点から、第1の判定対象セルがハンドオーバトリガ条件を満たさないと端末デバイスが判定する時点までの時間間隔に関する情報と、第1の判定対象セルがハンドオーバトリガ条件を満たさないと端末デバイスが判定した時点から、端末デバイスが第1の失敗原因値および/または第2の失敗原因値を送信する時点までの時間間隔に関する情報とを含む。第1の判定対象セルは、少なくとも1つの判定対象セルのうちのいずれか1つである。あるいは、第2の時間情報は、端末デバイスが条件付きハンドオーバ構成情報を受信した時点から、第1の判定対象セルがハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかを判断することを端末デバイスが中止する時点までの時間間隔に関する情報と、第1の判定対象セルがハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかを判断することを端末デバイスが中止した時点から、端末デバイスが第1の失敗原因値および/または第2の失敗原因値を送信する時点までの時間間隔に関する情報を含む。
任意選択で、受信モジュール801は、第2のネットワークデバイスから、第1のターゲットセルに関する情報、ならびに第1のターゲットセルに対応する第3の原因値および第3の時間情報のうちの1つ以上を受信するようにさらに構成される。第1のターゲットセルは、M個の候補セルの中で端末デバイスによって正常にアクセスされたセルである。
第3の原因値は、端末デバイスが条件付きハンドオーバを正常に実行したことを示す。第3の時間情報は、端末デバイスが条件付きハンドオーバ構成情報を受信した時点から端末デバイスが第1のターゲットセルへのハンドオーバをトリガする時点までの時間間隔に関する情報と、端末デバイスが第1のターゲットセルへのハンドオーバをトリガした時点から端末デバイスが第1のターゲットセルに正常にアクセスする時点までの時間間隔に関する情報と、端末デバイスが第1のターゲットセルに正常にアクセスした時点から端末デバイスが第1のターゲットセルに関する情報、第3の原因値、および第3の時間情報のうちの1つ以上を送信する時点までの時間間隔に関する情報とを含む。
前述の方法の実施形態におけるステップのすべての関連する内容は、対応する機能モジュールの機能の説明において引用され得、ここでは詳細は繰り返されない。
この実施形態では、第1のネットワークデバイス80は、統合によって得られる機能モジュールの形態で提示される。ここでの「モジュール」は、1つ以上のソフトウェアまたはファームウェアプログラムを実行するための特定のASIC、回路、プロセッサ、およびメモリ、集積論理回路、ならびに/または前述の機能のいずれかを提供することができる別のデバイスを意味し得る。単純な実施形態では、当業者は、第1のネットワークデバイス80が図2に示されている第1のネットワークデバイスの形態であり得ることを認識し得る。
例えば、図2に示されている第1のネットワークデバイスのプロセッサ301aは、第1のネットワークデバイスに前述の方法の実施形態による情報送信方法を実行させるために、メモリ302aに記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出し得る。
具体的には、図8の受信モジュール801および送信モジュール802の機能または実施手順は、図2に示されている第1のネットワークデバイスのトランシーバ303aによって実施され得る。
この実施形態で提供される第1のネットワークデバイス80は、情報送信方法を実施し得、したがって、第1のネットワークデバイス80によって達成され得る技術的効果については、方法の実施形態を参照し得、ここでは詳細は繰り返されない。
あるいは、例えば、通信装置は、前述の方法の実施形態における第2のネットワークデバイスである。図9は、第2のネットワークデバイスの概略構造図である。第2のネットワークデバイス90は、受信モジュール901および送信モジュール902を含む。受信ユニットとしても知られている受信モジュール901は、受信機能を実施するように構成され、例えば、受信回路、受信機、受信機、または通信インターフェースであってもよい。送信ユニットとしても知られている送信モジュール902は、送信機能を実施するように構成され、例えば、送信回路、送信機、送信機、または通信インターフェースであってもよい。
受信モジュール901は、端末デバイスから、少なくとも1つの候補ターゲットセルに対応する第1の失敗原因値および/または少なくとも1つの判定対象セルに対応する第2の失敗原因値を受信するように構成される。少なくとも1つの候補ターゲットセルは、M個の候補セルの中でハンドオーバトリガ条件を満たすX個のセルを含み、少なくとも1つの判定対象セルは、M個の候補セルの中でハンドオーバトリガ条件を満たさないY個のセルを含む。XおよびYは自然数であり、X+YはM以下である。M個の候補セルおよびハンドオーバトリガ条件は、条件付きハンドオーバ構成情報によって構成される。
第1の失敗原因値は、候補ターゲットセルがハンドオーバトリガ条件を満たすが、端末デバイスが候補ターゲットセルへのアクセスに失敗したことを示す。あるいは、第1の失敗原因値は、第1のレベルの失敗原因値および第2のレベルの失敗原因値を含む。第1のレベルの失敗原因値は、端末デバイスの条件付きハンドオーバが失敗したことを示す。第2のレベルの失敗原因値は、候補ターゲットセルがハンドオーバトリガ条件を満たすが、端末デバイスが候補ターゲットセルへのアクセスに失敗したことを示す。第2の失敗原因値は、判定対象セルがハンドオーバトリガ条件を満たさないことを示す。あるいは、第2の失敗原因値は、第3のレベルの失敗原因値および第4のレベルの失敗原因値を含む。第3のレベルの失敗原因値は、端末デバイスの条件付きハンドオーバが失敗したことを示す。第4のレベルの失敗原因値は、判定対象セルがハンドオーバトリガ条件を満たさないことを示す。
任意選択で、受信モジュール901は、端末デバイスから、ソースセルに関する情報、候補ターゲットセルに関する情報、少なくとも1つの候補ターゲットセルの各々に対応する第1の時間情報、判定対象セルに関する情報、および少なくとも1つの判定対象セルの各々に対応する第2の時間情報のうちの1つ以上を受信するようにさらに構成される。
第1の時間情報は、端末デバイスが条件付きハンドオーバ構成情報を受信した時点から端末デバイスが第1の候補ターゲットセルへのハンドオーバをトリガする時点までの時間間隔に関する情報、端末デバイスが第1の候補ターゲットセルへのハンドオーバをトリガした時点から端末デバイスが第1の候補ターゲットセルへのアクセスに失敗する時点までの時間間隔に関する情報、ならびに端末デバイスが第1の候補ターゲットセルへのアクセスに失敗した時点から端末デバイスが第1の失敗原因値および/または第2の失敗原因値を送信する時点までの時間間隔に関する情報を含む。第1の候補ターゲットセルは、少なくとも1つの候補ターゲットセルのうちのいずれか1つである。
第2の時間情報は、端末デバイスが条件付きハンドオーバ構成情報を受信した時点から、第1の判定対象セルがハンドオーバトリガ条件を満たさないと端末デバイスが判定する時点までの時間間隔に関する情報と、第1の判定対象セルがハンドオーバトリガ条件を満たさないと端末デバイスが判定した時点から、端末デバイスが第1の失敗原因値および/または第2の失敗原因値を送信する時点までの時間間隔に関する情報とを含む。第1の判定対象セルは、少なくとも1つの判定対象セルのうちのいずれか1つである。あるいは、第2の時間情報は、端末デバイスが条件付きハンドオーバ構成情報を受信した時点から、第1の判定対象セルがハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかを判断することを端末デバイスが中止する時点までの時間間隔に関する情報と、第1の判定対象セルがハンドオーバトリガ条件を満たすかどうかを判断することを端末デバイスが中止した時点から、端末デバイスが第1の失敗原因値および/または第2の失敗原因値を送信する時点までの時間間隔に関する情報を含む。
任意選択で、受信モジュール901は、端末デバイスから、第1のターゲットセルに関する情報、ならびに第1のターゲットセルに対応する第3の原因値および第3の時間情報のうちの1つ以上を受信するようにさらに構成される。第1のターゲットセルは、M個の候補セルの中で端末デバイスによって正常にアクセスされたセルである。
第3の原因値は、端末デバイスが条件付きハンドオーバを正常に実行したことを示す。第3の時間情報は、端末デバイスが条件付きハンドオーバ構成情報を受信した時点から端末デバイスが第1のターゲットセルへのハンドオーバをトリガする時点までの時間間隔に関する情報と、端末デバイスが第1のターゲットセルへのハンドオーバをトリガした時点から端末デバイスが第1のターゲットセルに正常にアクセスする時点までの時間間隔に関する情報と、端末デバイスが第1のターゲットセルに正常にアクセスした時点から端末デバイスが第1のターゲットセルに関する情報、第3の原因値、および第3の時間情報のうちの1つ以上を送信する時点までの時間間隔に関する情報とを含む。
送信モジュール902は、候補ターゲットセルに対応する第1の失敗原因値および/または判定対象セルに対応する第2の失敗原因値を第1のネットワークデバイスに送信するように構成される。少なくとも1つの候補ターゲットセルは、M個の候補セルの中でハンドオーバトリガ条件を満たすX個のセルを含み、少なくとも1つの判定対象セルは、M個の候補セルの中でハンドオーバトリガ条件を満たさないY個のセルを含む。XおよびYは自然数であり、X+YはM以下である。M個の候補セルおよびハンドオーバトリガ条件は、条件付きハンドオーバ構成情報によって構成される。
任意選択で、送信モジュール902は、ソースセルに関する情報、候補ターゲットセルに関する情報、少なくとも1つの候補ターゲットセルの各々に対応する第1の時間情報、判定対象セルに関する情報、および少なくとも1つの判定対象セルの各々に対応する第2の時間情報のうちの1つ以上を第1のネットワークデバイスに送信するようにさらに構成される。
任意選択で、送信モジュール902は、第1のターゲットセルに関する情報、ならびに第1のターゲットセルに対応する第3の原因値および第3の時間情報のうちの1つ以上を第1のネットワークデバイスに送信するようにさらに構成される。第1のターゲットセルは、M個の候補セルの中で端末デバイスによって正常にアクセスされたセルである。
前述の方法の実施形態におけるステップのすべての関連する内容は、対応する機能モジュールの機能の説明において引用され得、ここでは詳細は繰り返されない。
この実施形態では、第2のネットワークデバイス90は、統合によって得られる機能モジュールの形態で提示される。ここでの「モジュール」は、1つ以上のソフトウェアまたはファームウェアプログラムを実行するための特定のASIC、回路、プロセッサ、およびメモリ、集積論理回路、ならびに/または前述の機能のいずれかを提供することができる別のデバイスを意味し得る。単純な実施形態では、当業者は、第2のネットワークデバイス90が図2に示されている第2のネットワークデバイスの形態であり得ることを認識し得る。
例えば、図2に示されている第2のネットワークデバイスのプロセッサ301bは、第2のネットワークデバイスに前述の方法の実施形態による情報送信方法を実行させるために、メモリ302bに記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出し得る。
具体的には、図9の受信モジュール901および送信モジュール902の機能または実施手順は、図2に示されている第2のネットワークデバイスのトランシーバ303bによって実施され得る。
この実施形態で提供される第2のネットワークデバイス90は、情報送信方法を実施し得、したがって、第2のネットワークデバイス90によって達成され得る技術的効果については、方法の実施形態を参照し得、ここでは詳細は繰り返されない。
任意選択で、本出願の一実施形態は、通信装置(例えば、通信装置はチップまたはチップシステムであってもよい)をさらに提供する。通信装置は、方法の実施形態のいずれかで説明された方法を実施するように構成されたプロセッサを含む。可能な設計では、通信装置はメモリをさらに含む。メモリは、必要なプログラム命令およびデータを記憶するように構成される。プロセッサは、方法の実施形態のいずれかの方法を実施するように通信装置に命令するために、メモリに記憶されたプログラムコードを呼び出し得る。あるいは、メモリは通信装置に含まれなくてもよい。通信装置がチップシステムである場合、通信装置は、チップを含んでもよいし、またはチップと他の個別素子とを含んでもよい。これは本出願のこの実施形態では特に限定されない。
前述の実施形態の全部または一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組み合わせを使用して実施され得る。ソフトウェアプログラムが、実施形態を実施するために使用される場合、実施形態は、コンピュータプログラム製品の形態で完全にまたは部分的に実施され得る。コンピュータプログラム製品は、1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータ上でロードされて実行されるとき、本出願の実施形態による手順または機能がすべてまたは部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または他のプログラマブル装置であり得る。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよいし、またはあるコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に送信されてもよい。例えば、コンピュータ命令は、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、もしくはデジタル加入者回線(digital subscriber line、DSL))方式またはワイヤレス(例えば、赤外線、無線、もしくはマイクロ波)方式で、あるウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタから別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタに送信されてもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の使用可能な媒体、または1つ以上の使用可能な媒体を組み込んだ、サーバもしくはデータセンタなどのデータ記憶デバイスであり得る。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、もしくは磁気テープ)、光学媒体(例えば、DVD)、または半導体媒体(例えば、ソリッドステートドライブ(solid state disk、SSD))などであり得る。本出願の実施形態では、コンピュータは前述の装置を含み得る。
本出願は実施形態を参照して説明されているが、保護を請求する本出願を実施する過程で、当業者は、添付の図面、開示されている内容、および添付の特許請求の範囲を検討することによって、開示されている実施形態の別の変形例を理解および実施し得る。特許請求の範囲において、「備える(comprising)」は別のコンポーネントまたは別のステップを排除せず、「ある」または「1つの」は複数の意味を排除しない。単一のプロセッサまたは別のユニットが、特許請求の範囲に列挙されているいくつかの機能を実施してもよい。いくつかの手段が、互いに異なる従属請求項に記載されているが、これは、これらの手段がより良い効果を生み出すために組み合わされ得ないことを意味しない。
本出願は、特定の特徴およびその実施形態を参照して説明されているが、本出願の精神および範囲から逸脱することなく、それらに対してさまざまな修正および組み合わせが行われ得ることは明らかである。これに対応して、本明細書および添付の図面は、添付の特許請求の範囲によって規定される本出願の説明の単なる例であり、本出願の範囲を包含する修正例、変形例、組み合わせ例、または均等例のいずれかまたはすべてと見なされる。当業者が、本出願の精神および範囲から逸脱することなく、本出願に対してさまざまな修正および変形を行い得ることは明らかである。本出願は、本出願のこれらの修正および変形が、以下の特許請求の範囲およびその均等な技術によって規定される保護範囲内にあるならば、これらを包含することを意図されている。