JP2022519697A

JP2022519697A - チャイルドレジスタントガラス容器

Info

Publication number: JP2022519697A
Application number: JP2021546011A
Authority: JP
Inventors: シモンクノーベル，; マシューヘイズ，; アレクサンダーゴンザレス，; ジェフリークラーク，
Original assignee: Cr Packaging LLC
Current assignee: Cr Packaging LLC
Priority date: 2019-02-07
Filing date: 2020-02-07
Publication date: 2022-03-24
Also published as: US20230059374A1; CA3129255A1; CN113950451A; KR20210149034A; IL285373A; EP3921244A1; CN113950451B; WO2020163732A1; BR112021015661A2; MX2021009501A; ZA202105686B; AU2020219085A1; EP3921244A4

Abstract

チャイルドレジスタント容器が本明細書に開示される。モジュール式容器を使用する方法および容器に物質を保管する方法も開示される。容器は、ガラスベースおよびプラスチックキャップを有し、チャイルドレジスタント容器を実現する。ユーザは、キャップの側面でスクィーズおよびリフトのシーケンスを用いてベースからキャップを解放可能に取り外すことができる。たとえば、ユーザは、容器キャップの両側を圧迫し、それにより、ロック機構が解除され、容器ベースから容器キャップを持ち上げるかまたは引っ張ることによってキャップの取り外しが可能になる。容器はモジュール式であり、積み重ね可能である。【選択図】図１

Description

関連出願の相互参照
本出願は、「ＣｈｉｌｄＲｅｓｉｓｔａｎｔＧｌａｓｓＣｏｎｔａｉｎｅｒ」と題する、２０１９年２月７日に出願された米国仮特許第６２／８０２、３８１号、「ＣｈｉｌｄＲｅｓｉｓｔａｎｔＧｌａｓｓＣｏｎｔａｉｎｅｒ」と題する、２０１９年３月２９日に出願された米国仮特許第６２／８２５，９７６号、「ＣｈｉｌｄＲｅｓｉｓｔａｎｔＧｌａｓｓＣｏｎｔａｉｎｅｒ」と題する、２０１９年５月１７日に出願された米国仮特許第６２／８４９，５９３号、および「ＣｈｉｌｄＲｅｓｉｓｔａｎｔＧｌａｓｓＣｏｎｔａｉｎｅｒ」と題する、２０１９年９月６日に出願された米国仮特許第６２／８９６，９５４号に対する優先権を主張し、これらのすべての内容は参照により本明細書に組み込まれる。

本開示は、保管用に、かつモジュール式在庫システムにおいて使用することができるチャイルドレジスタントガラス容器に関する。

物質または材料を保管することを目的とする容器は、多くの場合、子供による開封を防止するように設計されているが、物質にアクセスするために高齢者を含む成人によって操作することができる。これらの「チャイルドレジスタント」容器は、通常、市販薬および処方薬に使用される。他のチャイルドレジスタント容器は、洗濯洗剤および洗浄剤などの、飲み込まれるかまたは摂取された場合に有毒である他の家庭用品に使用される。これらのシステムは、子供がこれらの容器の内容物に不注意にアクセスするのを防止するために配置される。

一般に、チャイルドレジスタント容器は、多段階開封工程を含むか、または同時に完了するステップを必要とする。そのような容器を開封するためには、ある程度の精神的および身体的な器用さが必要であり、子供がその中の内容物にアクセスすることを困難にする。たとえば、そのような容器を開封するためには、第２の動作が完了している間に特定の量の圧力または力を使用する必要があり、子供が開封し容器の内容物にアクセスすることができないように防止する。

チャイルドレジスタント容器を作成する際の課題は、高齢者および他の個人が使用することができるように容器を十分簡単にすることである。たとえば、いくつかのチャイルドレジスタント容器は、スクリューキャップまたはポップトップ閉鎖を提供し、それらはチャイルドレジスタンスには効率的であるが、これらのデバイスは、手首および指の関節の炎症すなわち関節炎を患う個人にある程度の困難をもたらす。

現在入手可能なチャイルドレジスタント容器はまた、紫外線（ＵＶ）放射、水分、温度、細菌、物理的損傷、または空気を含む光などの環境要因への曝露時の劣化から内容物を保護するのに不十分であることが多い。

また、ほとんどのスクリューキャップ医薬品容器は、計数、分類、および積み重ねに好ましい外部機構を欠いており、効率的な在庫管理が可能でない。

上記を考慮して、チャイルドレジスタント機構を実現しながら、高齢者または障害者にとって使いやすい改良された容器が依然として必要とされている。また、液密、気密、非粘着、または他の望ましい特性を有することなどの、保管寿命を改善するために内容物が保護されている容器が依然として必要とされている。最後に、効率的な積み重ねに適合させることができ、より大きな保管および在庫システムの一部とすることができる容器が依然として必要とされている。そのような機構により、容器が包装および流通センタにおける自動化において使用されることが可能になる。容器は、容易な保管、在庫、在庫調整、および大量の流通を可能にする保管システムの一部である。

本開示は容器に関する。容器は、おおよそ多角形の形状、たとえば、おおよそ正方形、長方形、ダイヤモンド、四辺形、または菱形の形状である。また、容器ベースなどの容器の一部は、実質的にガラス製である。容器の一部は、互いに積み重ねることができる構成部品、または積み重ね可能な構成部品の組合せを含むモジュール式である。モジュール式容器は、在庫システムの一部として使用することができる。在庫システム、在庫および輸送のためのモジュール式システムなどは、米国特許出願第１５／９６６，１１３号および第１５／９６６，１１８号に開示されており、それらの内容は参照によりそれらの全体が本明細書に組み込まれる。

本明細書に記載される容器は、チャイルドレジスタントであるように構成される。開示された容器は、制御された環境において物質または材料の改善された包装および保管を提供する。容器は、たとえば、気密、液密、水密、湿度制御、光制御、非粘着、帯電防止、またはそれらの任意の組合せの環境を提供する。

したがって、一態様では、本開示はチャイルドレジスタント容器を対象とする。チャイルドレジスタント容器は、実質的に対称の容器ベースを含む。容器ベースは、閉鎖下端部と、開放上端部と、第１のキャップ係合機構と、第２のキャップ係合機構とを含む。容器ベースは、首部および足部／支持体を有する。

いくつかの実施形態では、第１のキャップ係合機構は、容器ベースの第１の側面に配置され、第２のキャップ係合機構は、第１のキャップ係合機構とは反対側の容器ベースの第２の側面に配置される。

いくつかの実施形態では、第１のキャップ係合機構および第２のキャップ係合機構は、各々開放上端部と閉鎖下端部との間に配置された一対の傾斜部であって、一対の傾斜部が開放上端部から延在し、開放上端部に対して実質的に垂直である、一対の傾斜部と、一対の傾斜部に対して実質的に垂直であり、一対の傾斜部の間に配置された隆起部とを備える。

いくつかの実施形態では、チャイルドレジスタント容器は、容器ベースの第３の側面および／または第４の側面に１つまたは複数のマーキングをさらに備える。

いくつかの実施形態では、容器ベースは、ガラス、ポリマーガラス、ガラスセラミック、セラミック材料、またはそれらの組合せを含む。たとえば、ガラスは、琥珀ガラス、緑色ガラス、オパールガラス、および透明ガラスからなるグループから選択される。

いくつかの実施形態では、チャイルドレジスタント容器は容器キャップをさらに含み、容器キャップは、容器ベースと嵌合するようなサイズおよび構成である。

いくつかの実施形態では、容器ベースの閉鎖下端部は、容器キャップの上端の隆起部分と嵌合するように構成された凹部をさらに含む。

いくつかの実施形態では、容器キャップは、１つまたは複数のベース係合要素を含む。いくつかの実施形態では、１つまたは複数のベース係合要素の各々は、上部歯列および下部歯列を備える。各歯列は、１、２、３、４、５、６、またはそれ以上の歯を有する。

いくつかの実施形態では、１つまたは複数のベース係合要素のうちの１つは、第１のキャップ係合機構（たとえば、一対の傾斜部および隆起部）と係合するように構成される。いくつかの実施形態では、１つまたは複数のベース係合要素の各々は、容器キャップの内側に配置される。

いくつかの実施形態では、容器ベースの容器キャップとの係合により、１つまたは複数のベース係合要素が第１および第２のキャップ係合機構とロック可能に嵌合してチャイルドレジスタント容器を実現することが可能になる。

いくつかの実施形態では、容器キャップは、ポリマー、プラスチック、またはそれらの組合せを含む。たとえば、ポリマーは、熱可塑性エラストマー（ＴＰＥ）、熱可塑性加硫物（ＴＰＶ）、熱可塑性ポリウレタン（ＴＰＵ）、ポリプロピレン、ポリプロピレンコポリマー、超透明ポリプロピレン、着色ポリプロピレン、ＰＥＴ、ＰＥＴＥ、ポリカーボネート、ポリスチレン、またはそれらの組合せを含む。

いくつかの実施形態では、容器キャップは、キャップの上端の内面に配置された環状シールリングをさらに含む。環状シールリングは、熱可塑性エラストマー（ＴＰＥ）、熱可塑性加硫物（ＴＰＶ）、または熱可塑性ポリウレタン（ＴＰＵ）を含む。

いくつかの実施形態では、容器は、実質的に気密性、液密性、耐光性、耐熱性、耐湿性、細菌耐性、不正開封防止性、チャイルドレジスタント、またはそれらの組合せである。

別の態様では、本開示はチャイルドレジスタント容器を対象とする。容器は、実質的に正方形のガラス容器ベースおよび実質的に正方形のプラスチック容器キャップを含む。いくつかの実施形態では、容器キャップは、容器ベースと嵌合するようなサイズおよび構成である。他の実施形態では、ガラス容器ベースは、閉鎖下端部、開放上端部、および一対のキャップ係合要素を含む。一実施形態では、ガラス容器ベースは、首部および足部／支持体を含む。いくつかの実施形態では、一対のキャップ係合要素は、容器ベースの両側に配置される。いくつかの実施形態では、一対のキャップ係合要素の各々は、一対の傾斜部であって、一対の隆起突出部が、開放上端部から延在し、開放上端部に対して実質的に垂直である、傾斜部と、一対の隆起突出部に対して実質的に垂直であり、一対の隆起突出部の間に配置された隆起部とを備える。

いくつかの実施形態では、容器キャップは、上端の隆起部分をさらに含み、隆起部分は、容器ベースの閉鎖下端部の凹部と嵌合するように構成される。

いくつかの実施形態では、容器キャップは１つまたは複数のベース係合要素をさらに含み、１つまたは複数のベース係合要素の各々は上部歯列および下部歯列を備え、上部歯列および下部歯列は、容器ベースの１対の傾斜部および隆起部と係合するように構成される。

いくつかの実施形態では、容器キャップは、熱可塑性エラストマー（ＴＰＥ）、熱可塑性加硫物（ＴＰＶ）、熱可塑性ポリウレタン（ＴＰＵ）、ポリプロピレン、ポリプロピレンコポリマー、超透明ポリプロピレン、着色ポリプロピレン、ＰＥＴ、ＰＥＴＥ、ポリカーボネート、ポリスチレン、またはそれらの組合せを含む。

いくつかの実施形態では、各歯列は、１、２、３、４、５、６、またはそれ以上の歯を含む。

いくつかの実施形態では、ガラスは、フリントガラス、琥珀ガラス、緑色ガラス、オパールガラス、および透明ガラスからなるグループから選択される。

本明細書に開示されたモジュール式容器は、互いの上に積み重なるようなサイズおよび構成である。いくつかの実施形態では、容器キャップはキャップの上端にある隆起部分を含み、容器ベースはベースの凹床によって画定された収容部分を含む。キャップの隆起部分は、チャイルドレジスタント容器が別のチャイルドレジスタント容器の上に積み重なることができるように、容器ベースの収容部分と係合するように適合される。

他の材料または添加剤は、容器ベース、容器キャップ、またはその両方に加えることができる。たとえば、一実施形態では、容器キャップおよび／またはベースは、ライナをさらに備える。いくつかの実施形態では、ライナは、熱成形、ダイカット、または射出成形される。別の実施形態では、ライナは、ポリマー、たとえばフルオロポリマーを含む。いくつかの実施形態では、フルオロポリマーは、ＦＥＰ（フッ素化エチレンプロピレン）、ＰＴＦＥ（ポリテトラフルオロエチレン）、またはＰＦＡ（ペルフルオロアルコキシアルカン）である。

別の実施形態では、容器キャップおよび／またはベースは、ポリテトラフルオロエチレン（ＰＴＦＥ）コーティングを備える。一実施形態では、透明なプラスチゾルは、破損を防止するためにガラスベースの外面に塗布され、ガラスを不透明にする。別の実施形態では、オレイン酸蒸気は、製造ライン上でガラスがくっつくのを防止するために加えられる。さらに別の実施形態では、Ｓｉ０_２蒸気は、可撓性ガラス層を実現するためにプラスチックキャップに堆積される。

いくつかの実施形態では、容器は不正開封防止要素を含む。たとえば、不正開封防止要素は、シール、テープ、またはそれらの組合せである。別の実施形態では、モジュール式容器はＲＦＩＤタグを含む。

いくつかの実施形態では、チャイルドレジスタント容器は、ペン、鉛筆、またはマーカと適合する筆記面を含む。

いくつかの実施形態では、容器ベースは、容器ベースの外面に対称的に配置された１つまたは複数の回転防止ロックを備える。

いくつかの実施形態では、容器ベースは、容器ベース内の２つ以上の区画を画定する挿入物をさらに含む。

いくつかの実施形態では、容器キャップはポリマーを含む。たとえば、ポリマーは、熱可塑性エラストマー（ＴＰＥ）、熱可塑性加硫物（ＴＰＶ）、熱可塑性ポリウレタン（ＴＰＵ）、ポリプロピレン、ポリプロピレンコポリマー、超透明ポリプロピレン、着色ポリプロピレン、ＰＥＴ、ＰＥＴＥ、ポリカーボネート、ポリスチレン、またはそれらの組合せを含む。

本開示の別の態様は、容器のチャイルドレジスタント閉鎖部に影響を及ぼす方法を含む。方法は、容器ベースおよび容器キャップを備えるチャイルドレジスタント容器を実現することと、容器ベースの開放端部上で容器キャップを摺動させることとを含み、第１および第２のキャップ係合要素は、１つまたは複数のベース係合要素と係合して結合する。

いくつかの実施形態では、容器のチャイルドレジスタント閉鎖部に影響を及ぼす方法は、容器キャップの両側に約１～約１０ポンドの外部圧縮力を同時に加え、容器キャップを容器ベースから引き離すことによって容器キャップを取り外すことをさらに含む。一実施形態では、ユーザは、容器キャップの両側に約２～約８ポンドの外部圧縮力を加え、容器キャップを容器ベースから引き離す。別の実施形態では、ユーザは、容器キャップの両側に約３～約７ポンドの外部圧縮力を加え、容器キャップを容器ベースから引き離す。別の実施形態では、ユーザは、容器キャップの両側に約４～約６ポンドの外部圧縮力を加え、容器キャップを容器ベースから引き離す。

本開示のさらなる実施形態は、以下の説明に部分的に記載される。本発明の利点は、添付の特許請求の範囲において特に指摘されている要素および組合せによって実現および達成されるであろう。前述の一般的な説明および以下の詳細な説明の両方は、例示的かつ説明的なものにすぎず、特許請求されるように本発明を限定するものではないことを理解されたい。

特許請求される主題の特徴および利点は、本明細書と一致する実施形態の以下の説明から明らかになり、その説明は添付の図面と併せて考慮されるべきである。

容器ベースの一実施形態の上面斜視図である。

容器ベースの一実施形態の底面斜視図である。

容器ベースの一実施形態の側面図である。図３Ａの容器ベースの実施形態の断面図（断面Ａ－Ａ）である。

容器ベースの一実施形態の側面図である。図４Ａの容器ベースの実施形態の断面図（詳細Ａ）である。

容器ベースの一実施形態の上面図である。

容器ベースの一実施形態の底面図である。

容器キャップの上に積み重ねられた容器ベースの一実施形態の上面斜視図である。図７Ａの容器キャップの上に積み重ねられた容器ベースの実施形態の底面斜視図である。

容器キャップの上に積み重ねられた容器ベースの一実施形態の側面図である。

容器キャップの上に積み重ねられた容器ベースの一実施形態の側面図である。図９Ａの容器キャップの上に積み重ねられた容器ベースの実施形態の断面図（断面Ａ－Ａ）である。図９Ｂの容器キャップの上に積み重ねられた容器ベースの実施形態の断面図（詳細Ａ）である。

容器キャップの上に積み重ねられた容器ベースの一実施形態の上面図である。

容器キャップの上に積み重ねられた容器ベースの一実施形態の底面図である。

容器ベースの一実施形態の斜視図である。図１２Ａの容器ベースの実施形態の斜視図である。

容器ベースの一実施形態の上面斜視図である。容器ベースの一実施形態の側面斜視図である。容器ベースの一実施形態の別の側面斜視図である。容器ベースの一実施形態の底面斜視図である。

容器ベースの一実施形態の側面図である。図１４Ａの容器ベースの実施形態の断面図（断面Ａ－Ａ）である。図１４Ａの容器ベースのキャップ係合機構の実施形態の拡大側面図（詳細Ｖ）である。

容器ベースの一実施形態の側面図である。図１５Ａの容器ベースの実施形態の断面図（断面Ｂ－Ｂ）である。

容器ベースの一実施形態の上面図である。

容器ベースの一実施形態の底面図である。

容器ライナの一実施形態の斜視図である。図１８Ａのライナの実施形態の側面図である。図１８Ａのライナの実施形態の上面図である。

容器ライナの一実施形態の底面図である。図１９Ａのライナの実施形態の断面図（断面Ａ－Ａ）である。図１９Ｂのライナの実施形態の断面図の一部の拡大図（詳細Ｂ）である。

ベースおよびキャップを有する容器の一実施形態の斜視図である。図２０Ａの容器の実施形態の側面図である。図２０Ｂの容器の実施形態の断面図（断面Ｙ－Ｙ）である。

容器ベースの一実施形態の側面図である。図２１Ａの容器ベースの実施形態の断面図（詳細Ａ）である。

容器ベースの一実施形態の側面図である。図２２Ａの容器ベースの実施形態の断面図（詳細Ａ）である。

容器ベースの一実施形態の側面図である。図２３Ａの容器ベースの実施形態の断面図（詳細Ａ）である。

容器ベースの一実施形態の側面図である。容器ベースの一実施形態の側面図である。容器ベースの一実施形態の側面図である。容器ベースの一実施形態の側面図である。

容器ベースの一実施形態の側面図である。容器ベースの一実施形態の側面図である。

容器ベースの一実施形態の側面図である。容器ベースの一実施形態の側面図である。容器ベースの一実施形態の側面図である。容器ベースの一実施形態の側面図である。容器ベースの一実施形態の側面図である。容器ベースの一実施形態の側面図である。

容器ベースの一実施形態の側面図である。容器ベースの一実施形態の側面図である。容器ベースの一実施形態の側面図である。容器ベースの一実施形態の側面図である。容器ベースの一実施形態の側面図である。容器ベースの一実施形態の側面図である。容器ベースの一実施形態の側面図である。容器ベースの一実施形態の側面図である。

容器ベースの一実施形態の側面図である。

容器ベースの一実施形態の側面図である。図４３Ａの容器ベースの一実施形態の斜視図である。図４３Ａの容器ベースの一実施形態の側面図である。図４３Ａの容器ベースの一実施形態の上面図である。

容器ベースの一実施形態の側面斜視図である。図４４Ａの容器ベースの実施形態の上面斜視図である。

容器ベースの一実施形態の側面斜視図である。図４５Ａの容器ベースの実施形態の上面斜視図である。

本開示は容器に関する。容器は、モジュール式および／またはチャイルドレジスタントである。本開示の態様は、（たとえば、チャイルドレジスタントにするため、かつ材料を保管または保持するために）チャイルドレジスタント容器を使用するための方法を含む。容器は、本開示の以下の発明を実施するための形態を参照することによってより容易に理解することができる。本発明の範囲から逸脱することなく様々な修正を行うことができることは、当業者には明らかであろう。

本明細書および添付の特許請求の範囲で使用される単数形「ａ」、「ａｎ」、および「ｔｈｅ」は、文脈が明らかに別途規定しない限り、複数の指示対象を含む。したがって、たとえば、「一要素」への言及は２つ以上の要素を含む。

範囲は、本明細書では、１つの特定の値から、かつ／または別の特定の値までとして表現することができる。そのような範囲が表現される場合、別の態様は、１つの特定の値から、かつ／または他の特定の値までを含む。同様に、先行詞「約」を使用して値が近似値として表現されるとき、特定の値が別の態様を形成することが理解されよう。範囲の各々の終点は、他方の終点に関係しても、他方の終点とは独立しても有意であることがさらに理解されよう。本明細書に開示されるいくつかの値が存在し、また、各値が値自体に加えて「約」その特定の値として本明細書に開示されることも理解されたい。たとえば、値「１０」が開示された場合、「約１０」も開示される。また、２つの特定のユニット間の各ユニットも開示されることが理解される。たとえば、１０および１５が開示された場合、１１、１２、１３、および１４も開示される。

本明細書で使用される「約」および「前後」という用語は、問題の量または値が、およそまたはほぼ同じ何らかの他の値に指定された値であり得ることを意味する。本明細書で使用される場合、特に指示または推測されない限り、それは±１０％の変動を示す公称値であることが一般に理解される。この用語は、同様の値が特許請求の範囲に列挙された同等の結果または効果を促進することを伝えるように意図されている。すなわち、量、サイズ、形成、パラメータ、ならびに他の量および特性は正確ではなく、正確である必要はないが、公差、変換係数、四捨五入、測定誤差など、および当業者に知られている他の要因を反映して、所望により、近似および／またはより大きくもしくはより小さくすることができることが理解される。一般に、量、サイズ、形成、パラメータ、または他の量もしくは特性は、明示的にそのように記載されているか否かにかかわらず、「約」または「近似」である。「約」が定量値の前に使用される場合、他に特に明記しない限り、パラメータは特定の定量値自体も含むことが理解される。

「第１の」、「第２の」、「第１の部分」、「第２の部分」などの用語は、本明細書で使用される場合、他に特に明記しない限り、いかなる順序、量、または重要性も意味するものではなく、ある要素を別の要素から区別するために使用される。

本明細書で使用される「任意選択の」または「任意選択に」という用語は、続いて記載される事象または状況が発生する可能性があるかまたは発生する可能性がないこと、およびその説明が、前記事象または状況が発生する事例と発生しない事例とを含むことを意味する。たとえば、「任意選択に表面に固定される」という語句は、それを表面に固定することができるかまたは固定することができないことを意味する。

本明細書で使用される「キャップ係合要素」および「キャップ係合機構」という用語は互換的に使用される。同様に、「ベース係合要素」および「ベース係合機構」という用語は互換的に使用される。

その上、他に特に明記しない限り、本明細書に記載される任意の方法は、そのステップが特定の順序で実行されることを必要とすると解釈されることは決して意図されてないことを理解されたい。したがって、方法クレームが、そのステップが従うべき順序を実際に列挙していない場合、または、そのステップが特定の順序に限定されるべきことが請求項または説明において別途具体的に述べられていない場合、いかなる点でも順序が推測されることは意図されていない。これは、ステップの配置または動作フローに関する論理の事項、文法的な編成または句読点に由来する平易な意味、および本明細書に記載された態様の数またはタイプを含む、解釈のための任意の可能な明示的でない根拠に当てはまる。

本明細書に開示される容器、材料、および装置は、特定の機能を有することが理解される。本明細書では、開示された機能を実行するための特定の構造要件が開示され、開示された構造に関連する同じ機能を実行することができる様々な構造が存在し、これらの構造は、通常、同じ結果を達成することが理解される。

本明細書に記載される容器は、モジュール式容器システムの一部であり得る。容器の実施形態は、チャイルドレジスタントであるように構成される。開示された容器は、制御された環境における物質または材料の改善された包装および保管を実現し、たとえば、気密、液密、水密、湿度制御、光制御、またはそれらの任意の組合せの環境を実現する。容器は、容器ベースおよび容器キャップを備える。容器ベースは、任意の適切な材料から構成される。たとえば、ベースは、ガラス（たとえば、任意の非結晶性非晶質固体）または他のガラス状材料（たとえば、磁器、熱可塑性樹脂）から作製される。容器は、おおよそ多角形の形状である。たとえば、容器ベースおよび／または容器キャップは、おおよそ正方形、長方形、ダイヤモンド、四辺形、三角形、または菱形の形状である。いくつかの態様では、容器ベースおよび／または容器キャップは、実質的に正方形、正方形、および／または丸みを帯びた縁部を有する正方形である。容器の側面は、それらがわずかに凹状または凸状であるような平面または実質的に平面である。

チャイルドレジスタント容器

本明細書に開示されるように、容器は、一般に、ベースおよびキャップを備える。ベースのキャップとの組合せおよび取付けは、チャイルドレジスタント容器を実現する。いくつかの実施形態では、ベースはキャップに取り付けるか、または繋ぐことができる。他の実施形態では、ベースとキャップは繋がれていない。

キャップおよびベースは、互いとの取付けを可能にするようなサイズおよび形状である。容器はまた、実質的に気密、液密、またはその両方である容器を実現するようなサイズおよび形状である。これらの特性は、閉位置にあるときの容器に出入りすることができる空気、酸素、水、水蒸気、湿気、および／または液体の量を調節する。容器はまた、遮光（たとえば、ＵＶ）特性を有することができる。容器はまた、非粘着表面、帯電防止表面、不正開封防止性、チャイルドレジスタンス、またはそれらの組合せなどの他の望ましい特性を有することができる。容器はまた、細菌および真菌などの微生物の増殖を防止または妨害することができる。

容器のベースは、首部および足部または支持体を有する。足部または支持体は閉鎖下端部を形成し、首部は開放上端部を形成する。首部は、キャップに取り付けるための取付け手段（たとえば、キャップ係合機構）を有する。キャップはまた、ベースの首部などのベースに取り付けるための取付け手段（たとえば、ベース係合機構）を有する。

容器の全体形状は、上から見たときに（たとえば、水平断面）、おおよそ正方形、または角が丸い正方形である。容器は、横から見たときに（たとえば、垂直断面）、おおよそ正方形、角が丸い正方形、おおよそ長方形、または角が丸い長方形である。容器キャップは、閉鎖構成にあるとき、ベース（たとえば、ベースの足部または支持体）と実質的に同一平面上の側面または縁部を形成することができる。ベースおよび／またはキャップの長さ対幅の比は、約１：１（すなわち、おおよそ正方形）である。ベースの高さは、長さおよび／または幅に対してばらつきがあり得、長さおよび／または幅よりも小さくても大きくてもよい。長さおよび幅と実質的に同じ高さは、おおよそ立方体形状の構造を形成する。長さおよび幅とは異なる（たとえば、より大きいかまたはより小さい）高さは、おおよそ直方体または長方形角柱の形状の構造を形成する。容器ベースおよび／または容器キャップの実施形態は、形状が実質的に対称である。

いくつかの態様では、容器ベースは、おおよそ一体構造である。いくつかの態様では、ベースの首部は、支持体または足部から延在する。いくつかの態様では、首部の直径は支持体の直径よりも小さい。たとえば、図１～図２を参照されたい。容器キャップが容器ベース上に配置されると、キャップは支持体と同一平面上に位置する。これにより、容器のチャイルドレジスタンスを加えることができる。たとえば、同一平面上の側面は、釘／歯を使用して開けることにより、子供がキャップの下に入るのを防止することができる。

本明細書に記載されたように、ベースおよび／またはキャップは、様々な材料から構成することができる。ベースは、一般に、剛性構造を有する。これは、一般に、通常の条件下（たとえば、ユーザの手の強さ）では変形不可能である。キャップは、一般に、非剛性または半剛性の構造を有する。キャップは、一般に、通常の条件下で変形可能および／または弾性である。剛性または変形不可能な構造を形成する材料の非限定的な例には、ガラスおよび金属が含まれる。容器ベースは、ガラス、ポリマーガラス、ガラスセラミック、および／またはセラミック材料から作製することができる。たとえば、ガラスは、フリントガラス、琥珀ガラス、緑色ガラス、オパールガラス、透明ガラス、リサイクルガラス、強化ガラス、ソーダ石灰ガラス、ホウケイ酸ガラスなどであり得る。変形可能および／または弾性の構造を形成する材料の非限定的な例には、プラスチック、ポリマー、およびゴムが含まれる。

本明細書に記載されたように、容器キャップは容器ベースと結合するように構成される。容器ベースは材料を収容するためのエンクロージャを形成し、容器キャップはベースの開放上端部を囲む。チャイルドレジスタント容器の１つの態様は、容器が、物質または材料を保管、保持、および／または保存するとともに、チャイルドレジスタンスのための機構を実現するように構成される。閉鎖構成では、容器は、実質的にチャイルドレジスタント、すなわち、子供が容器ベースから容器キャップを取り外すことは困難である。

容器ベース

図１～図１７および図２０～図４４は、本明細書に記載されたチャイルドレジスタント容器および容器ベースの様々な実施形態を示す。チャイルドレジスタント容器ベースは、おおよそ対称の形状である。たとえば、容器ベースは約１：１の長さ対幅の比を有する。いくつかの実施形態では、ベースはおおよそ多角形の形状である。いくつかの実施形態では、容器ベースは、おおよそ正方形、長方形、ダイヤモンド、四辺形、または菱形の形状である。いくつかの実施形態では、容器ベースは、実質的に正方形、正方形、および／または丸みを帯びた縁部を有する正方形である。容器ベースの側面、縁部、および／または角部は、ベースが、おおよそかつ実質的に丸みを帯びた角部または縁部を有する正方形の形状であるように、わずかな曲率を有することができる。本明細書に記載された容器は積み重ね可能であり（たとえば、図７Ａ～図１１）、それらをチャイルドレジスタントにする機構を有する。他の機構は、上記に照らして容易に明らかになる。

本明細書に記載された容器ベースは、ベース（たとえば、空洞）が約１ｍｌ（ミリリットル）～約２０００ｍｌ、約２ｍｌ～約１０００ｍｌ、約３ｍｌ～約５００ｍｌ、約４ｍｌ～約１００ｍｌ、約５ｍｌ～約５０ｍｌ、または約５ｍｌ～約１０ｍｌの総保管容積を有するようなサイズおよび構成にすることができる。いくつかの実施形態では、容器ベースの容積は、１ｍｌ、２ｍｌ、３ｍｌ、４ｍｌ、５ｍｌ、６ｍｌ、７ｍｌ、８ｍｌ、９ｍｌ、１０ｍｌ、１１ｍｌ、１２ｍｌ、１３ｍｌ、１４ｍｌ、１５ｍｌ、１６ｍｌ、１７ｍｌ、１８ｍｌ、１９ｍｌ、２０ｍｌ、２５ｍｌ、３０ｍｌ、４０ｍｌ、５０ｍｌ、６０ｍｌ、７０ｍｌ、８０ｍｌ、９０ｍｌ、１００ｍｌ、１５０ｍｌ、２００ｍｌ、２５０ｍｌ、３００ｍｌ、３５０ｍｌ、４００ｍｌ、４５０ｍｌ、５００ｍｌ、６００ｍｌ、７００ｍｌ、７５０ｍｌ、１０００ｍｌ、１２５０ｍｌ、１５００ｍｌ、または２０００ｍｌである。いくつかの実施形態では、容器ベースの保管容積は、１ｍｌ未満または２０００ｍｌ超である。

図１を参照すると、チャイルドレジスタント容器ベース１００は、閉鎖下端部１１０を有する足部／支持体と、開放上端部１２０を有する首部１０２とを有する。首部１０１は、４つの側面１５０Ａ、１５０Ｂ、１５０Ｃ、および１５０Ｄを有する。容器ベース１００の側面１５０Ａ、１５０Ｂ、１５０Ｃ、および１５０Ｄの内壁１６０および内側床１６１は、空洞１２１を画定する。内側床１６１は、実質的に平坦またはわずかに丸みを帯びており、丸みを帯びた角部および／または縁部を有することができる。

キャップ係合機構１３０は側面１５０Ａに配置される。いくつかの実施形態では、別のキャップ係合機構が側面１５０Ｂに配置される（たとえば、図３Ａ）。キャップ係合機構１３０は、傾斜部１３１Ａ／１３１Ｂおよび１３１Ｃ／１３１Ｄを含む。傾斜部１３１Ａ／１３１Ｂおよび１３１Ｃ／１３１Ｄは、各々単一の要素または別々の要素であり得る。隆起部１３１Ｅは、傾斜部１３１Ａ／１３１Ｂと傾斜部１３１Ｃ／１３１Ｄを連結する。隆起部１３１Ｅは、移載ネック１５１および開放上端部１２０と実質的に平行である。傾斜部１３１Ａ／１３１Ｂおよび１３１Ｃ／１３１Ｄならびに隆起部１３１Ｅを有するキャップ係合要素１３０は、「Ｈ」構成である。傾斜部１３１Ａ／１３１Ｂは、おおよそ開放上端部１２０から移載ネック１５１まで延在する。傾斜部１３１Ｃ／１３１Ｄは、おおよそ開放上端部１２０から移載ネック１５１まで延在する。キャップ係合要素は、容器キャップが容器ベースと所定の場所にスナップまたはロックするようなチャイルドレジスタンスを実現する保持機構である。

側面１５０Ａ、１５０Ｂ、１５０Ｃ、および１５０Ｄは、わずかに凸状であり（たとえば、湾曲しており）、一体化して実質的に正方形の形状の容器ベースを形成する。側面１５０Ａ、１５０Ｂ、１５０Ｃ、および１５０Ｄの各々の間の縁部は湾曲している。いくつかの態様では、首部の側面は、互いに直角（９０°）であり得る。側面１５０Ａ、１５０Ｂ、１５０Ｃ、および１５０Ｄは、容器ベースの支持体または足部に対して実質的に垂直である。

容器ベース１００はまた、容器ベースの周囲に移載ネック１５１を有する。移載ネック１５１は、機械が製造中に容器ベース１００を移動させることを可能にする。移載ネック１５１は、ガラス製造工程中のベース１００の移載中保持される。移載ネック１５１は、容器ベース１００の支持体１０２から首部１０１を分離する。連結傾斜部１３１Ｂ、１３１Ｄは、側面１５０Ａ、１５０Ｂ上の移載ネック１５１の部分の上方または上部に配置される。

１つまたは複数のマーキング１７０は、容器ベース１００に配置することができる。１つまたは複数のマーキング１７０は、容器の１つまたは複数の側面にあり得る。マーキングは、容器ベースから容器キャップを取り外す方法を容器のユーザに指示するために使用される。容器ベース上のマーキングは、容器の一方の側面を他方の側面から区別する。マーキングは、たとえば、単語、文字、記号であり得る。たとえば、「ピンチ」、「プレス」、「スクィーズ」、および／または「↑」を使用することができる。ユーザは、容器ベースから容器キャップを取り外すために、同時に容器キャップを上方に引っ張りながら、マーキングの真上の容器キャップ上の位置で内側にスクィーズ、ピンチ、またはプレスする。

図２を参照すると、容器ベース２００が底面斜視図で示されている。容器ベース２００は、おおよそ一体構造を有し、首部２０１および支持体または足部２０２を有する。側面２５０Ａおよび２５０Ｃが図２に示されている。キャップ係合要素２３０は、容器ベース２００の側面２５０Ａおよび首部２０１に配置される。キャップ係合要素２３０は、傾斜部２３１Ａ／２３１Ｂおよび２３１Ｃ／２３１Ｄを有する。傾斜部２３１Ａ／２３１Ｂおよび２３１Ｃ／２３１Ｄは、「Ｈ」構成の隆起部２３１Ｅによって連結される。傾斜部２３１Ａ／２３１Ｂおよび２３１Ｃ／２３１Ｄは、容器ベースの開放上端部またはその近くから、移載ネックおよび／もしくは支持体２０２またはその近くまで延在する。

閉鎖下端部２１０は凹部２１１を有する。凹部２１１は、容器が互いの上に積み重なることを可能にするために、容器キャップの上端を受け入れるようなサイズおよび構成である。閉鎖下端部２１０はまた、１つまたは複数のスチップル２１２を有する。スチップル２１２は、製造工程の一部として形成される。

容器足部２０２上のマーキング２７０は、キャップ係合要素（たとえば、２３０）をもたない側面に見出される。

図３Ａおよび図３Ｂは、それぞれ、容器ベース３００の側面図および断面図を示す。容器ベース３００は、首部３０１および支持体／足部３０２を有する。首部３０１は開放上端部３２０を有し、支持体／足部３０２は閉鎖下端部３１０を有する。閉鎖下端部３１０には、１つまたは複数のスチップル３１２が見出される。キャップ係合要素３３０Ａおよび３３０Ｂは、それぞれ、側面３５０Ａおよび３５０Ｂに配置される。支持体／足部３０２上の１つまたは複数のマーキング３７０が、側面３５０Ｃに見出される。

断面Ａ－Ａ（図３Ｂ）は、側面３５０Ａ、３５０Ｂ、３５０Ｃ、および３５０Ｄによって画定された容器ベース３００の空洞３２１を示す。容器ベースの空洞３２１は、約１ｍｌ（ミリリットル）～約２０００ｍｌの総容積を有する。

閉鎖下端部３１０の凹部３１１は、容器キャップ（図示せず）を受け入れるように構成される。移載ネック３５１は、首部３０１と支持体／足部３０２を分離する。

図４Ａおよび図４Ｂは、それぞれ、容器ベース４００の別の側面図および断面図を示す。開放上端部４２０を有する首部４０１および閉鎖下端部４１０を有する支持体４０２が、容器ベース４００を構成する。側面４５０Ａにはキャップ係合要素４３０が配置される。キャップ係合要素４３０は、傾斜部４３１Ａ／４３１Ｂおよび４３１Ｃ／４３１Ｄ、ならびに２つの傾斜部を連結する隆起部４３１Ｅから構成される。傾斜部４３１Ａ／４３１Ｂおよび４３１Ｃ／４３１Ｄならびに隆起部４３１Ｅは、一般に「Ｈ」形状の保持機構を形成する。

詳細Ａ（図４Ｂ）は、キャップ係合機構４３０を示す。傾斜部４３１Ａおよび４３１Ｂは、単一のユニットまたは単一のユニットを形成する個別のユニットである。同様に、傾斜部４３１Ｃおよび４３１Ｄは、単一のユニットまたは単一のユニットを形成する個別のユニットである。傾斜部４３１Ａおよび４３１Ｃは、容器ベース４００の開放上端部４２０またはその近くまで延在する。傾斜部４３１Ａおよび４３１Ｃは、おおよそ丸みを帯びた端部を有する。傾斜部４３１Ｂおよび４３１Ｄは、支持体／足部４０２またはその近くまで、移載ネック４５１の上方または上部を延在する。移載ネック４５１は、首部４０１の周りを円周方向に延在する。

図５を参照すると、おおよそ対称の容器ベース５００は、側面５５０Ａ、５５０Ｂ、５５０Ｃ、および５５０Ｄを有する。側面５５０Ａおよび５５０Ｂには、それぞれ、キャップ係合要素５３０Ａおよび５３０Ｂが配置される。容器ベース５００は、開放上端部５２０および１つまたは複数の内壁５６０を有する。側面５５０Ａ、５５０Ｂ、５５０Ｃ、および５５０Ｄは、空洞５２１を画定する。足部／支持体５０２の一部は、足部５０２の直径が首部の直径よりも大きいので示されている。側面５５０Ａ、５５０Ｂ、５５０Ｃ、および５５０Ｄは、丸みを帯びた角部を有する、おおよそ正方形の首部を形成する。

図６は、容器キャップを受け入れるようなサイズおよび構成の、スチップル６１２および凹部６１１を有する閉鎖下端部６１０を有する容器ベース６００の足部／支持体の底面図である。

本明細書に記載されたチャイルドレジスタント容器は、図７Ａ～図１１に示されたように積み重ね可能である。すなわち、１つの容器ベースは、容器キャップを有する別の容器の上に積み重ねることができる。１つの容器からの容器キャップの隆起部分は、容器ベースの凹部の内側に位置するように構成される。チャイルドレジスタント容器は、自己積載を可能にする構成を有する。図７Ａ～図７Ｂを参照されたい。

図７Ａ～図１１を参照すると、容器キャップの上部に位置する容器ベースの様々な実施形態である。本明細書に記載されたように、容器ベースの凹部は、容器キャップの上端を受け入れるようなサイズおよび構成である。

図７Ａに示されたように、容器ベース７００Ａは容器キャップ７００Ｂの上に位置する。容器ベース７００Ｂと容器キャップ７００Ａの両方は対称なので、ベース７００Ｂは、任意の構成（すなわち、キャップおよび／またはベースは、９０度、１８０度、または２７０度回転することができ、互いに嵌合または積み重なる）でキャップ７００Ａの上に位置するようなサイズである。容器ベース７００Ａは開放上端部７２０を有する。側面７５０Ａには、傾斜部７３１Ａ／７３１Ｂおよび７３１Ｃ／７３１Ｄ、ならびに「Ｈ」構成の隆起部７３１Ｅを有するキャップ係合要素７３０Ａが配置される。内壁７６０は容器ベース７００Ａの空洞を形成する。側面７５０Ｂの下には、１つまたは複数のマーキング７７０がある。

図７Ｂは、図７Ａに示された容器ベース／キャップの組合せの底面斜視図である。容器キャップ７００Ｂは、１つまたは複数の内部側面７８９を有する。各側面７８９には、ベース係合要素７８０Ａ、７８０Ｂ、７８０Ｃ、および７８０Ｄが配置される。各ベース係合要素は２つの歯列を有する。たとえば、ベース係合要素７８０Ａは、上部歯列７８１および下部歯列７８２を有する。各歯列は、１、２、３、４、５、またはそれ以上の歯を有することができる。たとえば、ベース係合要素７８０Ｂの下部歯列７８４は、歯７８４Ａ、７８４Ｂ、７８４Ｃ、７８４Ｄ、および７８４Ｅを有する。同様に、ベース係合要素７８０Ｂの上部列７８３は、５つの歯を有する。各ベース係合要素の上部歯列および下部歯列は、チャイルドレジスタント容器を実現するために、本明細書に記載されたキャップ係合機構と係合することが可能である。たとえば、ベース係合要素７８０Ｂは、傾斜部７３２Ａ／７３２Ｂおよび７３２Ｃ／７３２Ｄならびに隆起部７３２Ｅを有するキャップ係合機構７３０Ｂと係合することができる。上部歯列７８３は、傾斜部７３２Ａと７３２Ｃとの間にしっかり嵌合する。下部歯列７８４は、傾斜部７３２Ｂと７３２Ｄとの間で隆起部７３２Ｅの下にしっかり嵌合する。傾斜部７３２Ａ／７３２Ｂおよび７３２Ｃ／７３２Ｄは、容器ベース７００Ａの周りのキャップ７００Ｂの回転を防止する。

閉鎖上端部および開放下端部を有する容器キャップ７００Ｂは、実質的に平坦な屋根７９０、および内部側面７８９に至る傾斜縁部７９１を有する。環状リング７９２は、傾斜縁部７９１の上に位置してシールを実現するように、キャップ７００Ｂ内に配置される。環状シールリング７９２は、熱可塑性エラストマー（ＴＰＥ）、熱可塑性加硫物（ＴＰＶ）、または熱可塑性ポリウレタン（ＴＰＵ）を備える。環状シールリングによって実現される環状シールは、容器環境と外部環境との間にバリアを提供するのに役立つことができる。容器に保管されている材料は、空気、水、酸素、光、ＵＶ、湿度、温度、細菌、またはそれらの組合せに敏感な場合がある。環状リング７９２は、液密、気密、および他の望ましい特性であることなどの、保管寿命を改善するために内容物が保護される容器を作成するのに役立つ。

図８は、容器キャップ８００Ｂの上の容器ベース８００Ａの側面図である。容器ベースは、首部８０１および支持体／足部８０２を有する。キャップ係合機構８３０Ａは、「Ｈ」構成の傾斜部８３１Ａ／８３１Ｂおよび８３１Ｃ／８３１Ｄならびに隆起部８３１Ｅを有する。容器ベース８００Ａはまた、開放上端部８２０、マーキング８７０、および移載ネック８５１を有する。

図９Ａおよび図９Ｂは、互いの上に積み重ねられた容器ベース９００Ａおよびキャップ９００Ｂの別の実施形態である。容器ベース９００Ａは、首部９０１および支持体／足部９０２を有する。キャップ係合要素９３０Ａおよび９３０Ｂは、互いに対向する首部９０１の側面に配置される。支持体／足部９０２の部分上のマーキング９７０は、キャップ係合要素が存在する容器ベースの側面にはない。移載ネック９５１は、支持体／足部９０２の真上で首部９０１を部分的にまたは完全に取り囲む。

（図９Ｂとして示された）図９Ａの断面Ａ－Ａは、キャップ９００Ｂの上端９９０の上部９９１を示す。キャップ９００Ｂの上部９９１および上端９９０は、容器ベース９００Ａの下端の凹部９１１に嵌合するようなサイズである。キャップ９００Ｂの内部側面９８９は、上部歯列９８１および下部歯列９８２を有するベース係合要素９８０Ａを有する。歯９８１Ａ～Ｅおよび９８２Ａ～Ｅは、キャップ係合要素と係合し、しっかり嵌合する。

容器ベース９００Ａの内壁９６０は、保管のための空洞９２１を形成する。

図９Ｃは図９Ｂの詳細Ａであり、容器キャップ９００Ｂは容器ベース９００Ａ内に位置する。容器ベース９００Ａの足部／支持体９０２の部分は、容器キャップ９００Ｂの上端９９０および隆起部分９９１の上に位置する。ベース係合要素９８０Ｂおよび移載ネック９５１も図９Ｃに示されている。

図１０は、容器キャップの上に積み重ねられた、足部／支持体部分１００２を有する容器ベース１０００Ａの上面図である。容器ベース１０００Ａはまた、ベースの両側に配置された２つのキャップ係合要素１０３０Ａおよび１０３０Ｂを有する。容器ベースの開放上端部１０２０、内壁１０６０、および内側床１０６１はすべて、材料を保管するための空洞１０２１を形成し、画定する。

図１１は、容器ベースに固定された容器キャップ１１００Ｂの底面図である。容器キャップ１１００Ｂは、各々がキャップ１１００Ｂの内部側面１１８９に配置された４つのベース係合要素１１８０Ａ、１１８０Ｂ、１１８０Ｃ、および１１８０Ｄを有する。ベース係合要素１１８０Ａ、１１８０Ｂ、１１８０Ｃ、および１１８０Ｄの各々は、それぞれ、下部歯列１１８２、１１８４、１１８６、および１１８８を有する。また、各歯列は、５つの歯、たとえば、１１８２Ａ、１１８２Ｂ、１１８２Ｃ、１１８２Ｄ、および１１８２Ｅから構成される。

容器キャップ１１００Ｂはまた、内面１１９５に配置された環状シールリング１１９６を有する。環状シールリング（たとえば、Ｏリング）１１９６は、キャップの上端またはその近くの内面１１９５にある。環状シールリングは、熱可塑性エラストマー（ＴＰＥ）、熱可塑性加硫物（ＴＰＶ）、または熱可塑性ポリウレタン（ＴＰＵ）を備える。

環状シールリングによって実現される環状シールは、容器環境と外部環境との間にバリアを提供するのに役立つことができる。容器に保管されている材料は、空気、水、酸素、光、ＵＶ、湿度、温度、細菌、またはそれらの組合せに敏感な場合がある。容器に保管されている材料はまた、外部環境表面に付着する傾向があり得る。容器ベース、容器キャップ、および環状シールリングの組合せは、ユーザが使用のために取り外す準備ができるまで、保管された材料が容器内に留まるのに役立つ。

図１２Ａおよび図１２Ｂは、容器ベース１２００の別の実施形態を示す。容器ベース１２００は、首部１２０１および足部／支持体１２０２を有する。容器ベース１２００の首部１２０１は、開放上端部１２２０を有する。首部１２０１の側面１２５０Ａ、１２５０Ｂ、１２５０Ｃ、および１２５０Ｄは、空洞を画定する。側面１２５０Ａには、キャップ係合機構１２３０Ａが配置される。キャップ係合機構１２３０Ａは、「Ｈ」構成の傾斜部１２３１Ａ／１２３１Ｂおよび１２３１Ｃ／１２３１Ｄならびに隆起部１２３１Ｅを有する。側面１２５０Ｂには、キャップ係合機構１２３０Ｂが配置される。キャップ係合機構１２３０Ｂは、傾斜部１２３２Ａ／１２３２Ｂおよび１２３２Ｃ／１２３２Ｄならびに隆起部１２３２Ｅを有する。移載ネック１２５１は、容器ベース１２００の首部１２０１を部分的に取り囲む。マーキング１２７０は両側に配置される。マーキング１２７０はまた、キャップ係合機構がない側面１２５０Ｃ、１２５０Ｄに配置される。側面１２５０Ｄ上の出張り１２５２は、開放上端部１２２０またはその近くに位置する。別の出張りは側面１２５０Ｃ（図示せず）に見出される。

図１３Ａ～図１３Ｄを参照すると、対称の容器ベース１３００は、首部１３０１および足部／支持体１３０２の部分を有する。容器ベース１３００は、開放上端部１３２０および閉鎖下端部１３１０を有する。閉鎖下端部１３１０は、容器キャップを受け入れるようなサイズおよび構成のスチップル１３１２および凹部１３１１を有する。キャップ係合機構１３３０Ａ、１３３０Ｂは、容器ベース１３００の１つまたは複数の側面１３５０に配置される。

容器ベース１３００の１つの側面のキャップ係合機構１３３０Ａは、傾斜部１３３１Ａおよび１３３１Ｂを有する。隆起部１３３１Ｃは、傾斜部１３３１Ａと１３３１Ｂとの間に配置される。容器ベース１３００の１つの側面のキャップ係合機構１３３０Ｂは、傾斜部１３３２Ａおよび１３３２Ｂを有する。隆起部１３３２Ｃは、傾斜部１３３２Ａと１３３２Ｂとの間に配置される。

傾斜部１３３１Ａ、１３３１Ｂ、および隆起部１３３１Ｃは、一般に、「Ｕ」形状のキャップ係合機構１３３０Ａを形成する。同様に、傾斜部１３３２Ａ、１３３２Ｂ、および隆起部１３３２Ｃは、おおよそ「Ｕ」形状のキャップ係合機構１３３０Ｂを形成する。傾斜部１３３１Ａ、１３３１Ｂおよび１３３２Ａ、１３３２Ｂは、開放上端部１３２０またはその近くから移載ネック１３５１またはその近くまで延在する。

容器ベース１３００はまた、空洞の内壁１３６０を有する。

出張り１３５２は、開放上端部１３２０の近くの側面１３５０に配置される。出張り１３５２は、キャップ係合機構１３３０Ａ、１３３０Ｂに隣接し、マーキング１３７０と同じ容器ベース１３００の側面に見出される。

図１４Ａ～図１４Ｃを参照すると、容器ベース１４００は、首部１４０１および足部／支持体１４０２を有する。マーキング１４７０Ａおよび１４７０Ｂは、足部／支持体１４０２の両側に配置される。出張り１４５２は、キャップ係合機構１４３０Ａ、１４３０Ｂに隣接する、容器のマーキング１４７０Ａ、１４７０Ｂと同じ側面にある。出張り１４５２は、開放上端部１４２０から側面１４５０の部分的に下方に延在する。容器ベース１４００は、開放上端部１４２０、および凹部１４１１を有する閉鎖下端部１４１０を有する。凹部１４１１は、容器キャップの上端の隆起部分を受け入れるようなサイズおよび構成である。内壁１４６０、内側床１４６１、および空洞１４２１は、容器ベース１４００の一部を形成する。移載ネック１４５１は、容器ベース１４００の首部１４０１を実質的に取り囲む。

キャップ係合機構１４３０Ａおよび１４３０Ｂは、容器ベース１４００の両側に配置される（図１４Ａおよび図１４Ｂ）。キャップ係合要素１４３０Ａは、傾斜部１４３１Ａ、１４３１Ｂを有する。傾斜部１４３１Ａおよび１４３１Ｂは、互いに実質的に平行であり、開放上端部１４２０またはその近くから移載ネック１４５１またはその近くまで延在する。隆起部１４３１Ｃは、傾斜部１４３１Ａと１４３１Ｂを連結する。傾斜部１４３１Ａ、１４３２Ｂ、および隆起部１４３１Ｃは、「Ｕ」構成である。キャップ係合要素１４３０Ａは、単一の要素または複数の要素（たとえば、２、３、またはそれ以上）であり得る。

図１５Ａ～図１５Ｂを参照すると、容器ベース１５００は、首部１５０１および足部／支持体１５０２の部分を有する。容器ベース１５００は、開放上端部１５２０および閉鎖下端部１５１０を有し、閉鎖下端部１５１０は凹部１５１１を有する。閉鎖下端部１５１０および凹部１５１１は、容器キャップ上に積み重なるようなサイズおよび構成である。移載ネック１５５１は、容器ベース１５００の首部１５０１を実質的または完全に取り囲む。

キャップ係合機構１５３０Ａおよび１５３０Ｂは、容器ベースの両側に配置される。キャップ係合機構１５３０Ａおよび１５３０は、おおよそ開放上端部１５２０またはその近くから移載ネック１５５１またはその近くまで延在する。

容器ベースの側面に配置されたマーキング１５７０は、容器ベースから容器キャップを取り外す方法をユーザに指示する。出張り１５５２は、開放上端部１５２０から容器首部１５０１の側面の部分的に下方に延在する。出張り１５５２は、マーキング１５７０と同じ側面に見出される。容器ベース１５００はまた、内壁１５６０、内側床１５６１、および材料を保管するための空洞１５２１を有する。

図１６を参照すると、おおよそ対称の容器ベース１６００は、側面１６５０Ａ、１６５０Ｂ、１６５０Ｃ、および１６５０Ｄを有する。側面１６５０Ａおよび１６５０Ｂには、それぞれ、キャップ係合要素１６３０Ａおよび１６３０Ｂが配置される。容器ベース１６００は、開放上端部１６２０および１つまたは複数の内壁１６６０を有する。側面１６５０Ａ、１６５０Ｂ、１６５０Ｃ、および１６５０Ｄならびに内側床１６６１は、空洞を画定する。足部／支持体１６０２の一部は、足部１６０２の直径が首部の直径よりも大きいので示されている。

図１７は、容器キャップを受け入れるようなサイズおよび構成の、スチップル１７１２および凹部１７１１を有する閉鎖下端部１７１０を有する容器ベース１７００の足部／支持体１７０２の部分の底面図である。閉鎖下端部１７１０上の凹部１７１１は、別の容器との固定および嵌合を可能にする。

図２０Ａ～図２０Ｃは、ベース２０００Ｂ上にキャップ２０００Ａを有する容器２０００を示す。図２０Ｃは、ベース２０００Ｂ上にキャップ２０００Ａを有する容器２０００の断面を示す。ベース係合要素の歯２０８１、２０８２は、キャップ係合機構２０３０Ａにしっかり嵌合する。容器２０００の反対側では、別のベース係合要素の歯２０８５、２０８６がキャップ係合機構２０３０Ｂにしっかり嵌合する。

容器のチャイルドレジスタント機構は、容器ベースの容器キャップとの係合に関係する。１つまたは複数のキャップ係合機構は、容器ベースの一部である。キャップ係合機構は、一対の傾斜部および隆起部から構成される。傾斜部は、キャップの開放端部またはその近くから、容器ベースの移載ネックもしくは足部／支持体の部分またはその近くまで延在する。隆起部は２つの傾斜部の間にある。傾斜部および隆起部は、容器ベースとの緊密な嵌合を実現することに加えて、容器キャップの誘導および位置合わせを実現する。キャップ係合機構は、容器キャップが容器ベースから容易に取り去られるか、または誤って取り外されることを防止する。一般に、キャップ係合機構は、容器ベースの２つの対向する側面に配置される。しかしながら、容器ベース上の１つ、３つ、または４つの機構などの、キャップ係合機構の他の構成が考えられる。

キャップ係合機構の様々な実施形態が図２１～図４４に示されている。チャイルドレジスタンスは、ベース上のキャップ係合機構をキャップ上のベース係合機構と嵌合または係合することによって実現される。係合により、ユーザは、キャップ係合機構をベース係合機構から係合解除するために、１つまたは複数のステップを実行しなければならない。通常、ユーザは、順次または同時に二次運動と共に外力を加える。本明細書に記載された容器は、通常、同時にキャップをベースから持ち上げながら、容器ベースまたはキャップの両側での「ピンチ」または「スクィーズ」を必要とする。「ピンチ」または「スクィーズ」は、ベース係合機構をキャップ係合機構から係合解除させる。

全体的に、キャップ係合機構の傾斜部および／または隆起部の形状およびサイズの様々な組合せが示されている。キャップ係合機構は、容器ベースの実質的に正方形の形状の首部の１つまたは複数の側面に位置する。楕円形、三角形、正方形、長方形、多角形などの様々な非円形形状の首部が考えられる。首部の側面は、実質的に真っ直ぐか、またはわずかに湾曲することができる。２つの隣接する側面が嵌合して角部を形成し、これは丸みを帯びていても、特定の角度（たとえば、９０°）であってもよい。

図２１Ａ～図２１Ｂは、首部２１０１および足部２１０２を有する容器ベース２１００の側面図を示す。首部２１０１は、側面２１５０Ａにキャップ係合機構２１３０を有する。キャップ係合機構２１３０は、傾斜部２１３１Ａ／２１３１Ｂおよび２１３１Ｃ／２１３１Ｄを有する。隆起部２１３１Ｇは、傾斜部２１３１Ａから傾斜部２１３１Ｃまで延在する。隆起部２１３１Ｇは、傾斜部２１３１Ａ、２１３１Ｃに対して実質的に垂直であり、移載ネック２１５１および足部２１０２に対して平行である。追加の傾斜部２１３１Ｅ、２１３１Ｆは、隆起部２１３１Ｇから足部２１０２まで延在し、隆起部２１３１Ｇに対して垂直であるか、または足部２１０２の直上にある。傾斜部２１３１Ｅおよび２１３１Ｆは、互いに対して実質的に平行であり、傾斜部２１３１Ａ／２１３１Ｂおよび２１３１Ｃ／２１３１Ｄに対して平行である。傾斜部２１３１Ａと２１３１Ｃとの間の間隔は、ベース係合機構からの上部歯列がこの空間内にしっかり嵌合するようなサイズである。傾斜部２１３１Ｂと２１３１Ｄとの間の空間は、ベース係合機構からの下部歯列がこの空間内にしっかり嵌合するようなサイズである。また、２つの歯が傾斜部２１３１Ｂと２１３１Ｅとの間に嵌合し、２つの歯が傾斜部２１３１Ｆと２１３１Ｄとの間に嵌合する。歯列からの単一の歯は、傾斜部２１３１Ｅと２１３１Ｆとの間に嵌合する。そのような構成では、下部歯列および上部歯列の両方は、各々５つの歯を有する。隆起部２１３１Ｇは、ベース係合機構の２つの歯列によって形成された空間内に位置するようなサイズである。

同様に、図２２Ａ～図２２Ｂは、首部２２０１および足部２２０２を有する容器ベース２２００の側面図を示す。首部２２０１は、側面２２５０Ａにキャップ係合機構２２３０を有する。キャップ係合機構２２３０は、傾斜部２２３１Ａ／２２３１Ｂおよび２２３１Ｃ／２２３１Ｄを有する。隆起部２２３１Ｇは、傾斜部２２３１Ａから傾斜部２２３１Ｃまで延在する。隆起部２２３１Ｇは、傾斜部２２３１Ａ、２２３１Ｃに対して実質的に垂直であり、移載ネック２２５１および足部２２０２に対して平行である。追加の傾斜部２２３１Ｅ、２２３１Ｆは、隆起部２２３１Ｇに対して垂直であり、隆起部２２３１Ｇから足部２２０２まで延在するか、または足部２２０２の真上にある。傾斜部２２３１Ｅおよび２２３１Ｆは、互いに対して実質的に平行であり、傾斜部２２３１Ａ／２２３１Ｂおよび２２３１Ｃ／２２３１Ｄに対して平行である。傾斜部２２３１Ａと２２３１Ｃとの間の間隔は、ベース係合機構からの上部歯列がこの空間内にしっかり嵌合するようなサイズである。傾斜部２２３１Ｂと２２３１Ｄとの間の空間は、ベース係合機構からの下部歯列がこの空間内にしっかり嵌合するようなサイズである。また、１つの歯が傾斜部２２３１Ｂと２２３１Ｅとの間に嵌合し、１つの歯が傾斜部２２３１Ｆと２２３１Ｄとの間に嵌合する。歯列からの３つの歯は、傾斜部２２３１Ｅと２２３１Ｆとの間に嵌合する。そのような構成では、下部歯列および上部歯列の両方は、各々５つの歯を有する。隆起部２２３１Ｇは、ベース係合機構の２つの歯列によって形成された空間内に位置するようなサイズである。

図２３Ａ～図２３Ｂは、首部２３０１および足部２３０２を有する容器ベース２３００の側面図を示す。首部２３０１は、側面２３５０Ａにキャップ係合機構２３３０を有する。キャップ係合機構２３３０は、傾斜部２３３１Ａ／２３３１Ｂおよび２３３１Ｃ／２３３１Ｄを有する。隆起部２３３１Ｇは、傾斜部２３３１Ａから傾斜部２３３１Ｃまで延びている。隆起部２３３１Ｇは、傾斜部２３３１Ａ、２３３１Ｃに対して実質的に垂直であり、移載ネック２３５１および足部２３０２に対して平行である。追加の傾斜部２３３１Ｅ、２３３１Ｆ、２３３１Ｇ、２３３１Ｈは、隆起部２３３１Ｉに対して垂直であり、隆起部２３３１Ｉから足部２３０２まで延在するか、または足部２３０２の真上にある。傾斜部２３３１Ｅ、２３３１Ｆ、２３３１Ｇ、および２３３１Ｈは、互いに対して実質的に平行であり、傾斜部２３３１Ｂおよび２３３１Ｄに対して平行である。傾斜部２３３１Ａと２３３１Ｃとの間の間隔は、ベース係合機構からの上部歯列がこの空間内にしっかり嵌合するようなサイズである。傾斜部２３３１Ｂと２３３１Ｄとの間の空間は、ベース係合機構からの下部歯列がこの空間内にしっかり嵌合するようなサイズである。また、１つの歯が、傾斜部２３３１Ｂと２３３１Ｅとの間、傾斜部２３３１Ｅと２３３１Ｆとの間、傾斜部２３３１Ｆと２３３１Ｇとの間、傾斜部２３３１Ｇと２３３１Ｈとの間、および傾斜部２３３１Ｈと２３３１Ｄとの間に嵌合する。そのような構成では、下部歯列および上部歯列の両方は、各々５つの歯を有する。隆起部２３３１Ｉは、ベース係合機構の２つの歯列によって形成された空間内に位置するようなサイズである。

図２４Ａ～図２４Ｄは、キャップ係合機構の様々な構成を有する容器ベースの側面図を示す。開示された容器ベース上にチャイルドレジスタント機構を実現し確立する、様々なサイズおよび形状の傾斜部と隆起部の組合せが示されている。

図２４Ａのベース２４００Ａは、ベースの首部の側面にキャップ係合機構２４３０を有する。キャップ係合機構２４３０は、隆起部２４３１Ｃによって連結された傾斜部２４３１Ａおよび２４３１Ｂを有する。傾斜部２４３１Ａおよび２４３１Ｂならびに隆起部２４３１Ｃは、「Ｕ」形状である。傾斜部２４３１Ａおよび２４３１Ｂは、互いに対して実質的に平行である。傾斜部２４３１Ａおよび２４３１Ｂは、ベース足部／支持体に対して実質的に垂直である。傾斜部２４３１Ａおよび２４３１Ｂは、図２４Ａに示されたように、丸みを帯びた角部を有することができる。

傾斜部２４３１Ａと２４３１Ｂとの間の空間は、キャップのベース係合機構からの歯列が嵌合することを可能にするようなサイズおよび構成である。傾斜部２４３１Ａおよび２４３１Ｂは、回転防止要素としても機能し、ベース上にある間、キャップの回転を防止することができる。ベース係合機構からの歯は、傾斜部２４３１Ａおよび２４３１Ｂの上を横方向に移動または摺動することができない。また、容器ベースおよびキャップの非円形形状は、ベースの首部の周りのキャップの回転の防止に寄与する。

隆起部２４３１Ｃは、出張りまたは傾斜部として機能し、ベース係合要素からの第２の歯列がその上を摺動することを可能にするように構成される。係合されると、キャップからの第２の歯列は、隆起部２４３１Ｃの下方または下位に位置する。隆起部２４３１Ｃの下端にあるリップは、歯列およびキャップの上方への移動を防止することができる。

図２４Ｂのベース２４００Ｂは、キャップ係合機構２４３０を有する。図２４Ａのベース２４００Ａと同様に、キャップ係合機構２４３０は、傾斜部２４３１Ａおよび２４３１Ｂ、ならびに「Ｕ」形状の形成で傾斜部を連結する隆起部２４３１Ｃを有する。追加の傾斜部２４３１Ｄおよび２４３１Ｅが、傾斜部２４３１Ａと２４３１Ｂとの間に配置される。傾斜部２４３１Ｄおよび２４３１Ｅは、キャップからのベース係合機構からの１つまたは複数の歯が嵌合することを可能にするようなサイズおよび構成である。２４３１Ｄと２４３１Ｅとの間の空間は、ベース係合機構からの３つの歯が嵌合することを可能にするようなサイズおよび構成である。２４３１Ａと２４３１Ｄとの間の空間は、ベース係合機構からの１つの歯が嵌合することを可能にするようなサイズおよび構成である。同様に、２４３１Ｂと２４３１Ｅとの間の空間は、ベース係合機構からの１つの歯が嵌合することを可能にするようなサイズおよび構成である。

図２４Ｃのベース２４００Ｃは、キャップからのベース係合機構からの１つまたは複数の歯が隣に嵌合することを可能にするようなサイズおよび構成の傾斜部２４３１Ｄおよび２４３１Ｅを有するキャップ係合機構２４３０を有する。２４３１Ｄと２４３１Ｅとの間の空間は、ベース係合機構からの１つの歯が嵌合することを可能にするようなサイズおよび構成である。２４３１Ａと２４３１Ｄとの間の空間は、ベース係合機構からの２つの歯が嵌合することを可能にするようなサイズおよび構成である。同様に、２４３１Ｂと２４３１Ｅとの間の空間は、ベース係合機構からの２つの歯が嵌合することを可能にするようなサイズおよび構成である。

図２４Ｄでは、ベース２４００Ｄは、６つの傾斜部２４３１Ａ、２４３１Ｂ、２４３１Ｄ、２４３１Ｅ、２４３１Ｆ、および２４３１Ｇを有する。傾斜部の各々の間（たとえば、２４３１Ａと２４３１Ｄとの間）の空間は、ベース係合機構からの１つの歯が嵌合することを可能にするようなサイズおよび構成である。

傾斜部の数、傾斜部のサイズ、傾斜部間の間隔、隆起部のサイズ、および他のバリアブルはすべて、歯のサイズ、歯の数、歯の間の間隔などのベース係合機構に従って調整することができる。

たとえば、図２５Ａ～図２５Ｂおよび図２６Ａ～図２６Ｄは、本開示によるキャップ係合機構の他の実施形態の側面図を示す。一般に、キャップ係合機構は、図２４Ａ～図２４Ｄに示されたキャップ係合機構２４３０よりも小さいサイズである。具体的には、図２５Ａ～図２６Ｄのキャップ係合機構の隆起部は、隆起部２４３１Ｃよりも短い。

図２５Ａのベース２５００Ａは、キャップ係合機構２５３０を有する。キャップ係合機構２５３０は、傾斜部２５３１Ａおよび２５３１Ｂならびに隆起部２５３１Ｃを有する。傾斜部２５３１Ａおよび２５３１Ｂならびに隆起部２５３１Ｃは、「Ｕ」形状を形成する。傾斜部２５３１Ａおよび２５３１Ｂは、互いに対して実質的に平行である。傾斜部２５３１Ａおよび２５３１Ｂは、ベース足部／支持体に対して実質的に垂直である。傾斜部２５３１Ａおよび２５３１Ｂは、図２５Ａに示されたように、丸みを帯びた角部を有することができる。

傾斜部２５３１Ａと２５３１Ｂとの間の空間は、キャップのベース係合機構からの３つの歯が嵌合することを可能にするようなサイズおよび構成である。傾斜部２５３１Ａおよび２５３１Ｂは、回転防止要素としても機能し、ベース上にある間、キャップの回転を防止することができる。ベース係合機構からの歯は、傾斜部２５３１Ａおよび２５３１Ｂの上を横方向に移動または摺動することができない。また、容器ベースおよびキャップの非円形形状は、ベースの首部の周りのキャップの回転の防止に寄与する。

隆起部２５３１Ｃは、出張りまたは傾斜部として機能し、ベース係合要素からの第２の歯列がその上を摺動することを可能にするように構成される。係合されると、キャップからの第２の歯列からの１つまたは複数の歯は、隆起部２５３１Ｃの下方または下位に位置する。隆起部２５３１Ｃの下端にあるリップは、歯列およびキャップの上方への移動を防止することができる。

図２５Ｂのベース２５００Ｂは、キャップ係合機構２５３０を有する。図２５Ａのベース２５００Ａと同様に、キャップ係合機構２５３０は、傾斜部２５３１Ａおよび２５３１Ｂ、ならびに「Ｕ」形状で傾斜部を連結する隆起部２５３１Ｃを有する。追加の傾斜部２５３１Ｄおよび２５３１Ｅが、それぞれ、傾斜部２５３１Ａおよび２５３１Ｂから横方向に配置される。傾斜部２５３１Ｄおよび２５３１Ｅは、キャップからのベース係合機構からの１つまたは複数の歯が隣に嵌合することを可能にするようなサイズおよび構成である。２５３１Ａと２５３１Ｂとの間の空間は、ベース係合機構からの３つの歯が嵌合することを可能にするようなサイズおよび構成である。２５３１Ａと２５３１Ｄとの間の空間は、ベース係合機構からの１つの歯が嵌合することを可能にするようなサイズおよび構成である。同様に、２５３１Ｂと２５３１Ｅとの間の空間は、ベース係合機構からの１つの歯が嵌合することを可能にするようなサイズおよび構成である。

図２６Ａのベース２６００Ａは、隆起部２６３１Ｃによって連結された傾斜部２６３１Ａおよび２６３１Ｂを有するキャップ係合要素２６３０を有する。傾斜部２６３１Ａおよび２６３１Ｂならびに隆起部２６３１Ｃは、「Ｕ」形状を形成する。傾斜部２６３１Ａおよび２６３１Ｂは、互いに対して実質的に平行である。傾斜部２６３１Ａおよび２６３１Ｂは、ベース足部／支持体に対して実質的に垂直である。傾斜部２６３１Ａおよび２６３１Ｂは、図２６Ａに示されたように、丸みを帯びた角部を有することができる。

傾斜部２６３１Ａと２６３１Ｂとの間の空間は、キャップのベース係合機構からの１つの歯が嵌合することを可能にするようなサイズおよび構成である。傾斜部２６３１Ａおよび２６３１Ｂは、回転防止要素としても機能し、ベース上にある間、キャップの回転を防止することができる。ベース係合機構からの歯は、傾斜部２６３１Ａおよび２６３１Ｂの上を横方向に移動または摺動することができない。また、容器ベースおよびキャップの非円形形状は、ベースの首部の周りのキャップの回転の防止に寄与する。

隆起部２６３１Ｃは、出張りまたは傾斜部として機能し、ベース係合要素からの第２の歯列がその上を摺動することを可能にするように構成される。係合されると、キャップからの第２の歯列からの１つまたは複数の歯は、隆起部２６３１Ｃの下方または下位に位置する。隆起部２６３１Ｃの下端にあるリップは、歯列およびキャップの上方への移動を防止することができる。

図２６Ｂ～図２６Ｄは、追加の傾斜部、ならびに傾斜部２６３１Ａ、２６３１Ｂ、および隆起部２６３１Ｃに対するそれらの位置を示す。２つ（２６３１Ｄ、２６３１Ｅ）または４つ（２６３１Ｄ、２６３１Ｅ、２６３１Ｆ、２６３１Ｇ）の傾斜部が、傾斜部／隆起部（２６３１Ａ、２６３１Ｂ、２６３１Ｃ）構造の隣に配置される。

図２６Ｂのベース２６００Ｂは、２つの傾斜部２６３１Ｄ、２６３１Ｅを有する。傾斜部２６３１Ｄと２６３１Ａとの間の空間は、ベース係合要素からの２つの歯が嵌合することを可能にするようなサイズおよび構成である。同様に、２つの歯は、傾斜部２６３１Ｂと２６３１Ｅとの間の空間に嵌合することができる。

傾斜部２６３１Ｅおよび２６３１Ｅの位置決めは、出張り２６３１Ｃの中心線または中心点に向かって移動させることができる。傾斜部２６３１Ｄと２６３１Ａとの間および傾斜部２６３１Ｂと２６３１Ｅとの間の空間は、ベース係合要素からの単一の歯に嵌合するようなサイズおよび構成である。そのような構成では、図２６Ｃのキャップ係合機構２６３０の外側に位置するベース係合要素からの１つまたは複数の歯が存在することができる。ベース２６００Ｃの場合、１つの歯は傾斜部２６３１Ｄの左側に位置し、１つの歯は傾斜部２６３１Ｅの右側に位置する。

追加の傾斜部２６３１Ｆおよび２５３１Ｇが、図２６Ｄのベース２６００Ｄに追加される。ここで、すべての傾斜部２６３１Ａ、２６３１Ｂ、２６３１Ｄ、２６３１Ｅ、２６３１Ｆ、および２６４１Ｇは、単一の歯が各隣接する傾斜部の対（たとえば、２６３１Ｄ／２６３１Ｅ、２６３１Ｅ／２６３１Ａ、２６３１Ａ／２６３１Ｂ、２６３１Ｂ／２６３１Ｆ、および２６３１Ｆ／２６３１Ｇ）によって形成された空間に嵌合するようなサイズおよび構成である。

図２６Ａ～図２６Ｄは、キャップ係合要素２６３０の対称構成を示す。キャップ係合要素２６３０は、垂直中心線に沿った鏡像であり得る。キャップ係合要素の非対称構成についても考えられる（たとえば、図３２Ｆ）。

図２７Ａ～図３１Ｄを参照すると、傾斜部のサイズおよび形状はばらつきがあり得る。たとえば、傾斜部２７３１Ａおよび２７３１Ｂ（図２７Ａ～図２７Ｄ）は、実質的に「丸薬」形状、楕円形、または角丸長方形であり得る。傾斜部２８３１Ａおよび２８３１Ｂ（図２８Ａ～図２８Ｂ）は、各傾斜部の上端にノッチを有する実質的に長方形であり得る。ノッチは、出張り２８３１Ｃの中央部分に向かって傾斜している。傾斜部２９３１Ａおよび２９３１Ｂ（図２９Ａ～図２９Ｂ）は、各傾斜部の三角形の上端を有する実質的に長方形であり得る。三角形部分は、出張り２９３１Ｃの中央部分に向かって傾斜している。傾斜部３０３１Ａおよび３０３１Ｂはより短く、丸みを帯びた上部（たとえば、半円）を有することができる。傾斜部３１３１Ａおよび３１３１Ｂは、実質的に平坦な上部を有する。図２７Ａ～図３１Ｄに示されたベースの各々は、たとえば、傾斜部２７３１Ａと２７３１Ｂとの間に配置された１つまたは複数（たとえば、１、２、３、４、またはそれ以上）の追加の傾斜部（たとえば、傾斜部２７３１Ｄ、２７３１Ｅ）を有することができる。

図３２Ａ～図３２Ｆは、キャップ係合機構の様々な構成を有する容器ベースの側面図を示す。開示された容器ベース上にチャイルドレジスタント機構を実現し確立する、様々なサイズおよび形状の傾斜部と隆起部の組合せが示されている。

図３２Ａのベース３２００Ａは、キャップ係合要素３２３０を有する。キャップ係合要素３２３０は、ベース３２００Ａの側面に水平に配置される。キャップ係合要素３２３０は、隆起部／出張りまたは傾斜部として機能する。キャップ係合要素は、ベース係合要素からの歯列が摺動することを可能にするようなサイズおよび構成である。係合されると、キャップからの歯列は、隆起部３２３０の下方または下位に位置する。キャップ係合要素３２３０の下端のリップは、歯列およびキャップがベース３２００Ａの首部から上方に移動するのを防止することができる。

１つまたは複数の傾斜部は、図３２Ｂ～図３２Ｆに示されたように、隆起部３２３１Ｃに沿って配置することができる。たとえば、傾斜部３２３１Ａおよび３２３１Ｂは、図３２Ｂおよび図３２Ｃに示されたように、複数の構成で隆起部３２３１Ｃに沿って配置することができる。図３２Ｄ～図３２Ｆに示された配置などの他の配置で追加の傾斜部を追加および構成することができる。図３２Ｂ～図３２Ｅは、傾斜部の対称配置を示す。すなわち、中央の両側に１つ、２つ、または３つの傾斜部が見出される。しかしながら、たとえば図３２Ｆには非対称配置が開示され、ベース３２００Ｆは左側に２つの傾斜部、右側に３つの傾斜部を有する。

図３３Ａのベース３３００Ａは、キャップ係合要素３３３０を有する。キャップ係合要素３３３０は、ベース３３００Ａの側面に水平に配置される。キャップ係合要素３３３０は、隆起部／出張りまたは傾斜部として機能する。キャップ係合要素は、ベース係合要素からの一部または完全な歯列がその上を摺動することを可能にするようなサイズおよび構成である。係合されると、キャップからの歯列は、隆起部３３３０の下方または下位に位置する。キャップ係合要素３３３０の下端のリップは、歯列およびキャップがベース３３００Ａの首部から上方に移動するのを防止することができる。

１つまたは複数の傾斜部は、図３３Ｂに示されたように、隆起部３３３１Ａに沿って配置することができる。たとえば、傾斜部３３３１Ｂおよび３３３１Ｇは、隆起部３３３１Ａから離れて、または隆起部３３３１Ａの側方に配置することができる。追加の傾斜部３３３１Ｃ、３３３１Ｄ、３３３１Ｅ、および３３３１Ｆを、隆起部３３３１Ａの上または隆起部３３３１Ａに沿って追加することができる。傾斜部の他の配置も可能である。任意の隣接する隆起部の間に作成される空間は、歯列からの歯が嵌合することができるようなサイズおよび構成である。

図３４Ａのベース３４００Ａは、キャップ係合要素３４３０を有する。キャップ係合要素３４３０は、ベース３４００Ａの側面に水平に配置される。キャップ係合要素３４３０は、隆起部／出張りまたは傾斜部として機能する。キャップ係合要素は、ベース係合要素からの一部または完全な歯列がその上を摺動することを可能にするようなサイズおよび構成である。係合されると、キャップからの歯列は、隆起部３４３０の下方または下位に位置する。キャップ係合要素３４３０の下端のリップは、歯列およびキャップがベース３４００Ａの首部から上方に移動するのを防止することができる。

１つまたは複数の傾斜部は、図３４Ｂに示されたように、隆起部３４３１Ａに沿って配置することができる。たとえば、傾斜部３４３１Ｂおよび３２３１Ｅは、隆起部３４３１Ａから離れて、または隆起部３４３１Ａの側方に配置することができる。追加の傾斜部３４３１Ｃおよび３４３１Ｄは、隆起部３４３１Ａの上または隆起部３４３１Ａに沿って追加することができる。傾斜部の他の配置も可能である。任意の隣接する隆起部の間に作成される空間は、歯列からの歯が嵌合することができるようなサイズおよび構成である。

他の機構が、本明細書に記載された容器にチャイルドレジスタンスを実現することができる。図３５～図３９は、これらの容器に採用することができる他の機構を示す。たとえば、単一のキャップ係合機構がベースの側面に配置される。キャップ係合機構は、雄型または雌型のコネクタであり得、相手方の雌型または雄型のコネクタがキャップ上にある。図３５～図３９に示されたように、様々な形状、サイズ、および数の機構を使用することができる。たとえば、単一の円形機構３５３０が図３５Ａのベース３５００Ａの側面に配置される。機構３５３０Ａ、３５３０Ｂ、および３５３０Ｃなどの２つ以上の円形機構を使用することができる。

円形機構３５３０は、外側（すなわち、雄型コネクタ）または内側（すなわち、雌型コネクタ）に形成することができる。雄型コネクタと雌型コネクタの組合せは、容器ベース上で使用することができる。たとえば、コネクタ３５３０Ａおよび３５３０Ｃは雄型コネクタであり得、コネクタ３５３０Ｂは雌型コネクタであり得る。図３５Ｃおよび図３５Ｄは、コネクタ３５３０の様々な数およびパターンを示す。雄型および雌型の配置の場合、容器キャップの両側の圧縮は、ベースの１つまたは複数の他の側でこれらの機構をロック解除することができる。

隆起部３５３０はまた、歯列からの歯が要素３５３０の周りを摺動するように機能するようなサイズおよび構成であり得る。キャップをベース３５００Ａの隆起部３５３０から係合解除するために、ユーザは、キャップを前方（たとえば、左または右のいずれか）に押して、隆起部３５３０から１つまたは複数の歯を摺動させる。同様に、図３５Ｂ、図３５Ｃ、および図３５Ｄに示されたように、２つ以上の隆起部を容器ベース上に配置することができる。隆起部３５３０Ａ、３５３０Ｂ、および３５３０Ｃの各々は、歯列からの歯が隆起部の周りを摺動するようなサイズおよび構成である。キャップをベース３５００Ｂから係合解除するために、ユーザは、キャップを隆起部から離れる方向（たとえば、左または右のいずれか）に押して、隆起部から離れて１つまたは複数の歯を移動させる。同様に、（たとえば、図３５Ｃおよび図３５Ｄにおける）隆起部３５３０の数および間隔はばらつきがあり得、容器キャップ上の指定されたベース係合要素に構成することができる。

さらに、隆起部の形状は、円形の形状（図３５Ａ～図３５Ｈに示された隆起部３５３０）、ダイヤモンドの形状（図３６Ａおよび図３７Ａに示された隆起部３６３０）、角が丸い正方形の形状（図３６Ｂおよび図３７Ｂに示された隆起部３７３０）、三角形の形状（図３８に示された隆起部３８３０Ａ）、または多角形もしくは台形の形状（図３９に示された隆起部３９３０Ａ）を有するなど、ばらつきがあり得る。ユーザは、ベースからキャップを持ち上げるために、１つまたは複数の隆起部から離れる方向にキャップの側面を押さなければならない。隆起部から離れる方向（たとえば、実質的に左または実質的に右）に押すこと以外に、ベースからキャップを切り離すために、１つまたは複数の隆起部から離れてキャップを押し下げることができる。これらは、容器キャップがベースと嵌合することができ、ベースからキャップを取り外すために１つまたは複数のステップを必要とすることによってチャイルドレジスタンスを実現する方法のうちのいくつかを示す。

図４０Ａ～図４０Ｄを参照すると、キャップ係合要素４０３０は、図２４Ａ～図２４Ｄに示されたキャップ係合要素２４３０と実質的に同じであるが、１８０度回転している（すなわち、水平軸上で反転している）。

図４０Ａのベース４０００Ａは、ベースの首部の側面にキャップ係合機構４０３０を有する。キャップ係合機構４０３０は、隆起部４０３１Ｃによって連結された傾斜部４０３１Ａおよび４０３１Ｂを有する。傾斜部４０３１Ａおよび４０３１Ｂならびに隆起部４０３１Ｃは、逆さまの「Ｕ」形状である。傾斜部４０３１Ａおよび傾斜部４０３１Ｂは、互いに対して実質的に平行である。傾斜部４０３１Ａおよび４０３１Ｂは、ベース足部／支持体に対して実質的に垂直である。傾斜部４０３１Ａおよび４０３１Ｂは、図４０Ａに示されたように、丸みを帯びた角部を有することができる。

傾斜部４０３１Ａと４０３１Ｂとの間の空間は、キャップのベース係合機構からの歯列が嵌合することを可能にするようなサイズおよび構成である。傾斜部４０３１Ａおよび４０３１Ｂは、回転防止要素としても機能し、ベース上にある間、キャップの回転を防止することができる。ベース係合機構からの歯は、傾斜部４０３１Ａおよび４０３１Ｂの上を横方向に移動または摺動することができない。また、容器ベースおよびキャップの非円形形状は、ベースの首部の周りのキャップの回転の防止に寄与する。

隆起部４０３１Ｃは、出張りまたは傾斜部として機能し、ベース係合要素からの第２の歯列がその上を摺動することを可能にするように構成される。係合されると、キャップからの第２の歯列は、隆起部４０３１Ｃの下方または下位に位置する。隆起部４０３１Ｃの下端にあるリップは、歯列およびキャップの上方への移動を防止することができる。

図４０Ｂのベース４０００Ｂは、キャップ係合機構４０３０を有する。図４０Ａのベース４０００Ａと同様に、キャップ係合機構４０３０は、傾斜部４０３１Ａおよび４０３１Ｂ、ならびに「Ｕ」形状の形成で傾斜部を連結する隆起部４０３１Ｃを有する。追加の傾斜部４０３１Ｄおよび４０３１Ｅが、傾斜部４０３１Ａと４０３１Ｂとの間に配置される。傾斜部４０３１Ｄおよび４０３１Ｅは、キャップからのベース係合機構からの１つまたは複数の歯が嵌合することを可能にするようなサイズおよび構成である。４０３１Ｄと４０３１Ｅとの間の空間は、ベース係合機構からの１つの歯が嵌合することを可能にするようなサイズおよび構成である。４０３１Ａと４０３１Ｄとの間の空間は、ベース係合機構からの２つの歯が嵌合することを可能にするようなサイズおよび構成である。同様に、４０３１Ｂと４０３１Ｅとの間の空間は、ベース係合機構からの２つの歯が嵌合することを可能にするようなサイズおよび構成である。

図４０Ｂのベース４０００Ｃは、キャップからのベース係合機構からの１つまたは複数の歯が隣に嵌合することを可能にするようなサイズおよび構成の傾斜部４０３１Ｄおよび４０３１Ｅを有するキャップ係合機構４０３０を有する。４０３１Ｄと４０３１Ｅとの間の空間は、ベース係合機構からの３つの歯が嵌合することを可能にするようなサイズおよび構成である。４０３１Ａと４０３１Ｄとの間の空間は、ベース係合機構からの１つの歯が嵌合することを可能にするようなサイズおよび構成である。同様に、４０３１Ｂと４０３１Ｅとの間の空間は、ベース係合機構からの１つの歯が嵌合することを可能にするようなサイズおよび構成である。

図４０Ｄでは、ベース４０００Ｄは、６つの傾斜部４０３１Ａ、４０３１Ｂ、４０３１Ｄ、４０３１Ｅ、４０３１Ｆ、および４０３１Ｇを有する。傾斜部の各々の間（たとえば、４０３１Ａと４０３１Ｄとの間）の空間は、ベース係合機構からの１つの歯が嵌合することを可能にするようなサイズおよび構成である。

ベース上のキャップ係合機構に隣接する側面は、ベース上のキャップの配置、およびベースからのキャップの取り外しにも影響を及ぼす可能性がある。図４１～図４３は、容器ベースの様々な側面を示す。ベース１００がベース足部に対して実質的に垂直な実質的に平坦な側面１５０Ｃを有する図１、およびベース２００がベース足部２０２に対して実質的に垂直な実質的に平坦な側面２５０Ｃを有する図２と比較して、ベース４１００およびベース４２００は、それぞれ、足部４１０２および４２０２に対して傾斜した側面４１５０および４２５０を有する。

図４１および図４２を参照すると、側面４１５０および／または４２５０の角度は、おおよそ０度よりも大きく、すなわち、外側上部側壁（首部側壁）は先細状であり、好ましくは図４１および図４２に示されたように外側に広がっている。いくつかの態様では、角度は、１度より大きい、２度より大きい、３度より大きい、４度より大きい、５度より大きい、６度より大きい、７度より大きい、８度より大きい、９度より大きい、１０度より大きい、１１度より大きい、１２度より大きい、１３度より大きい、１４度より大きい、１５度より大きい、１６度より大きい、１７度より大きい、１８度より大きい、１９度より大きい、または２０度より大きい。いくつかの態様では、側面４１５０の角度は、０度と２０度との間、１度と１５度との間、または５度と１０度との間である。

また、側壁４１５０および４２５０が、別個または個別の先細部分、たとえば、好ましくは図４１に描写されたように突出して介在するリップ４１５０Ｂをそれぞれ有する上部および下部の先細部分４１５０Ａ、４１５０Ｃと、好ましくは図４２に描写されたように突出して介在するリップ４２５０Ｂをそれぞれ有する上部および下部の先細部分４２５０Ａ、４２５０Ｃとを含むことが好ましい。上部および下部の先細部分（たとえば、図４１に示された４１５０Ａおよび４１５０Ｃ）は、同じかまたは異なる角度で先細になる場合があり、たとえば、上部および下部の先細角度は、１度、２度、３度、４度、５度、またはそれ以上異なる場合がある。上部および下部の先細部分ならびに介在リップを有するそのような構成は、キャップユニットとの係合を容易にすることができ、たとえば、そのような構成は、キャップユニットが挟まれたときを含む、キャップが容器ベースからそれ自体を屈曲および解放するのを容易にすることができる。

図４１のベース４１００は、開放上端部４１２０まで、または実質的に開放上端部４１２０まで延在する側壁４１５０を有する。側面上端部４１５２は、側壁４１５０と連続することができるか、または側壁４１５０の角度を変更することができる。側面上端部４１５２は、ゼロの角度（すなわち、０度で、足部４１０２に対して実質的に垂直である）、正の角度（たとえば、側壁４１５０の同じかもしくは異なる角度）、または負の角度（たとえば、上端４１５２の傾斜が側面４１５０の反対側にある）を有することができる。

図４２のベース４２００はまた、ベース４２００の上端４２２０から延在する出張り４２５２を有する。出張り４２５２および側面４２５０の両方は、各々独立して、異なる角度または傾斜を有するが、出張り４２５２は、側面４２５０よりも大きく傾斜することができる。

図４３Ａ～図４３Ｄを参照すると、チャイルドレジスタント容器ベース４３００は、閉鎖下端部４３１０を有する足部／支持体４３０２と、開放上端部４３２０を有する首部４３０１とを有する。首部４３０１は、空洞４３２１を画定する内壁４３６０および内側床４３６１を有する。内側床４３６１は、実質的に平坦またはわずかに丸みを帯びており、丸みを帯びた角部および／または縁部を有することができる。特定の好ましい態様では、内側床４３６１およびベース内部形状は、実質的に丸みを帯びている場合がある。

キャップ係合機構４３３０Ａおよび４３３０Ｂは、首部４３０１の両側に配置される。キャップ係合機構４３３０は、歯要素４３３１Ａ、４３３１Ｂ、４３３１Ｄ、４３３１Ｅ、４３３１Ｆ、および４３３１Ｇを含む。歯要素４３３１Ａ、４３３１Ｂ、４３３１Ｄ、４３３１Ｅ、４３３１Ｆ、および４３３１Ｇは、たとえば、移載ネック４３５１と同一平面上に位置する下端の隆起部によって連結される。各歯要素４３３１Ａ／Ｄ、４３３１Ｄ／Ｆ、４３３１Ｆ／Ｇ、４３３１Ｆ／Ｅ、および４３３１Ｅ／Ｂの間には、溝４３３１Ｃがある。溝は、わずかに角度が付けられ（たとえば、傾斜し）、キャップまたは蓋と係合するサイズである。歯４３３１Ａ、４３３１Ｂ、４３３１Ｄ、４３３１Ｅ、４３３１Ｆ、および４３３１Ｇは、開放上端部４３２０の近くから移載ネック４３５１まで延在する。キャップ係合要素４３３０は、容器キャップが容器ベース４３００と所定の場所にスナップまたはロックするようなチャイルドレジスタンスを実現する保持機構である。

容器ベース４３００はまた、容器ベースの周囲に移載ネック４３５１を有する。移載ネック４３５１は、機械が製造中に容器ベース４３００を移動させることを可能にする。移載ネック４３５１は、ガラス製造工程中のベース４３００の移載中保持される。移載ネック４３５１は、容器ベース４３００の支持体４３０２から首部４３０１を分離する。

図４３Ａ～図４３Ｄのベース４３００は、開放上端部４３２０まで、または実質的に開放上端部４３２０まで延在する側壁４３５０を有する。側面上端部４３５２は、側壁４３５０と連続することができ、かつ／または側壁４３５０の角度を変更することができる。側面上端部４３５２は、ゼロの角度（すなわち、０度で、足部４３０２に対して実質的に垂直である）、正の角度（たとえば、側壁４３５０の同じかもしくは異なる角度）、または負の角度（たとえば、上端４３５２の傾斜が側面４３５０の反対側にある）を有することができる。

側面４３５０の角度は、おおよそ０度より大きい。いくつかの態様では、角度は、１度より大きい、２度より大きい、３度より大きい、４度より大きい、５度より大きい、６度より大きい、７度より大きい、８度より大きい、９度より大きい、１０度より大きい、１１度より大きい、１２度より大きい、１３度より大きい、１４度より大きい、１５度より大きい、１６度より大きい、１７度より大きい、１８度より大きい、１９度より大きい、または２０度より大きい。いくつかの態様では、側面４３５０の角度は、０度と４５度との間、１度と３０度との間、または５度と２０度との間である。

図４４Ａおよび図４４Ｂは、足部４４０２に対して実質的に垂直な側壁４４５０を有するベース４４００を示す。キャップ係合要素４４３０は、傾斜部４４３１Ａ、４４３１Ｂ、４４３１Ｄ、および４４３１Ｄを有する首部４４０１上に配置される。隆起部４４３１Ｃは、傾斜部４４３１Ａと４４３１Ｂを連結する。

図４５Ａおよび図４５Ｂは、足部４５０２に対して実質的に垂直な側壁４５５０を有するベース４５００を示す。出張り４５５２は、側壁４５５０から延在する。キャップ係合要素４５３０は、傾斜部４５３１Ａ、４５３１Ｂ、４５３１Ｄ、および４５３１Ｄを有する首部４５０１上に配置される。隆起部４５３１Ｃは、傾斜部４５３１Ａと４５３１Ｂを連結する。

容器キャップ

図７～図１１および図２０Ａ～図２０Ｃは、本明細書に記載されたチャイルドレジスタント容器および容器キャップの様々な実施形態を示す。チャイルドレジスタント容器キャップは、おおよそ対称の形状である。たとえば、容器キャップは、約１：１の長さ対幅の比を有することができる。いくつかの実施形態では、キャップはおおよそ多角形の形状である。いくつかの実施形態では、容器キャップは、おおよそ正方形、長方形、ダイヤモンド、四辺形、または菱形の形状である。いくつかの実施形態では、容器キャップは、実質的に正方形、正方形、および／または丸みを帯びた縁部を有する正方形である。ベースと組み合わされたキャップは、積み重ね可能な容器を形成し（たとえば、図７Ａ～図１１）、それらをチャイルドレジスタントにする機構を有する。他の機構は、上記に照らして容易に明らかになる。

図１８Ａおよび図１８Ｂに示されたように、ライナは、キャップの上部にしっかり嵌合するようにキャップ８００Ｂ内に配置することができる。ライナは、屋根７９０および傾斜縁部７９１上に直接位置するようなサイズおよび構成である。ライナはまた、環状リング７９２の上に位置し、環状リング７９２と内部側面７８９との間の空間に嵌合するように構成される。ライナは、好ましくは、容器キャップの内部に固着防止特性を実現する。たとえば、ライナは、ＦＥＰ、ＰＴＦＥ、またはＰＦＡなどのフルオロポリマーである。

フッ素化エチレンプロピレン（ＦＥＰ）熱成形ライナは、容器ベースおよび／または容器キャップに加えることができる。図１８Ａ～図１８Ｃを参照すると、ライナ１８００は、容器キャップに適用されるようなサイズおよび構成である。別のライナは、容器ベースに適用されるようなサイズおよび構成にすることができる。ライナ１８００は、容器キャップの内側に嵌合するようなサイズおよび構成になるように、熱成形、ダイカット、または射出成形される。ライナ１８００は、フルオロポリマーなどのポリマーを備える。フルオロポリマーの例には、ＦＥＰ（フッ素化エチレンプロピレン）、ＰＴＦＥ（ポリテトラフルオロエチレン）、およびＰＦＡ（パーフルオロアルコキシアルカン）が含まれる。ライナ１８００は、容器キャップの屋根（たとえば、図７Ｂの屋根７９０）内で同一平面上に位置することができる。ＦＥＰ、ＰＴＦＥ、およびＰＦＡなどの任意の適切なポリマーは、キャップおよび／またはベースライナとして使用することができ、ライナの好ましい特性には、以下の可撓性、透明性／清澄性、低誘電率、化学的インサート（非反応性）、低摩擦係数、固着防止特性（非固着）、ＵＶ耐性、非吸湿性、ＦＤＡ承認、またはそれらの任意の組合せのうちのいずれか１つまたは複数が含まれるが、それらに限定されない。

ライナ１８００は、屋根１８０１、傾斜側面１８０２、出張り１８０３、および周縁１８０４を有する。傾斜側面１８０２は、屋根１８０１から円周方向に延在し、出張り１８０３は、傾斜側面１８０２から円周方向に延在する。周縁１８０４は、出張り１８０３から延在する。ライナ１８００は、一体構造を有する。ライナ１８００は、容器キャップ７００Ｂ内部にしっかり嵌合するようなサイズおよび構成である。しかしながら、ライナは、任意の形状の容器キャップまたはベースに嵌合するようなサイズおよび構成になるように、熱成形、ダイカット、または射出成形することができる。一般に、ライナは、丸みを帯びた角部を有する実質的に正方形の形状の容器キャップまたはベースと共に使用される。

図１９Ａ～図１９Ｃは、ライナの別の実施形態を示す。ライナ１９００は、屋根１９０１、傾斜側面１９０３、出張り１９０３、および周縁１９０４を有し、それらはすべて一体構造を形成する。傾斜側面１９０２は、屋根１９０１から円周方向に延在し、出張り１９０３は、傾斜側面１９０２から円周方向に延在する。周縁１９０４は、出張り１９０３および屈曲部１９０５から延在する。ライナ屋根１９０１、傾斜側面１９０３、出張り１９０３、および周縁１９０４は、たとえば、図７Ｂの容器キャップ７００Ｂの、それぞれ、屋根７９０、傾斜縁部７９１、および環状リング７９２の上に直接位置するようなサイズである。ライナ周縁１９０４は、環状リング７９２とキャップ７００Ｂの内部側面７８９との間の空間に嵌合して、ライナ１９００をキャップ７００Ｂ内に固定するのに役立つ。ライナ出張り１９０３および屈曲部１９０５は、環状リング／シール上にしっかり位置し、環状リング／シールを部分的に取り囲むようなサイズおよび構成である。ライナ１９００は容器キャップ内にしっかり位置するが、ライナ１９００は容器キャップから取り外し可能である。いくつかの実施形態では、ライナ１９００は、容器キャップに恒久的に取り付けられる。

組成物

本明細書に記載された容器ベースおよび容器キャップを含む容器は、ガラス（たとえば、任意の非結晶性非晶質固体）、プラスチック、ポリマー、それらの組合せ、または任意の他の適切な材料から形成することができる。

容器ベースは、任意の適切な材料から作製することができる。一般に、ベースは、おおよそ剛性および／または変形不可能な構造を有する。適切な材料には、たとえば、ガラス（たとえば、任意の非結晶性非晶質固体）、他のガラス材料、リサイクルガラス、ポリマーガラス、ガラスセラミック、プレキシガラス、セラミック材料、金属、金属合金、またはそれらの組合せが含まれる。容器ベースを構築するために使用される適切なガラスの例には、フリントガラス、琥珀ガラス、緑色ガラス、オパールガラス、透明ガラス、リサイクルガラス、強化ガラス、ソーダ石灰ガラス、ホウケイ酸ガラスなどが含まれるが、それらに限定されない。ガラスは、着色、パターン形成、テクスチャ加工、透明、および／または不透明であり得る。

容器キャップは、任意の適切な材料から作製することができる。一般に、キャップは、おおよそ非剛性もしくは半剛性および／または変形可能な構造を有する。適切な材料には、たとえば、プラスチック、リサイクルプラスチック、プラスチック複合材、強化プラスチック、ポリマー、厚紙、リサイクル材料、またはそれらの組合せが含まれる。たとえば、適切なポリマーおよびプラスチックには、熱可塑性樹脂、熱可塑性エラストマー（ＴＰＥ）、熱可塑性加硫物（ＴＰＶ）、熱可塑性ポリウレタン（ＴＰＵ）、ポリプロピレン、ポリプロピレンコポリマー、超透明ポリプロピレン、着色ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴもしくはＰＥＴＥ）、フッ素化エチレンプロピレン（ＦＥＰ）、アクリロニトリルブタジエンスチレン、ポリスチレン（ＰＳ）、耐衝撃性ポリスチレン、ポリカーボネート（ＰＣ）、ポリ塩化ビニル（ＰＶＣ）、高密度ポリエチレン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、フェノールホルムアルデヒド樹脂、パラアラミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリクロロプレン、ポリアミド、ポリアクリロニトリル、コポリイミド、芳香族ポリエステル、ポリ－ｐ－フェニレン－２、６－ベンゾビスオキサゾール、樹脂、木材、ゴム、エラストマーゴム、シリコーン、加硫ゴム、またはそれらの組合せが含まれるが、それらに限定されない。

プラスチックは、所望の機能を実現するために本明細書に記載された構成部品を作製するのに適した任意の方法で、射出成形、熱成形、真空成形、または製造することができる。

他の材料または添加剤を容器（たとえば、ベースおよび／またはキャップ）に加えることができる。たとえば、抗菌性添加剤を加えることができる。他の添加剤には、オキソ分解性添加剤、生分解性添加剤、ＵＶ耐性添加剤、および帯電防止添加剤が含まれ得る。

容器キャップおよび／またはベースは、ポリテトラフルオロエチレン（ＰＴＦＥ）コーティングを有することもできる。透明なプラスチゾルは、ガラスベースの外面に塗布することができ、これは破損の防止に役立ち、ガラスを不透明にする。オレイン酸蒸気は、製造ライン上でガラスがくっつくのを防ぐために加えられる。二酸化ケイ素（Ｓｉ０_２）蒸気は、可撓性ガラス層を有するプラスチックキャップを実現するために蒸着される。

容器ベースおよび／または容器キャップは、ＵＶ耐性またはブロッキング材料を有することができる。容器ベースおよび／または容器キャップは、完全な不透明性を有する材料から構成される。完全な不透明性または不透明材料は、本明細書では１００％の不透明度を表すものとして記載され、材料は光不透過性である。特定の実施形態では、ベースまたはキャップまたはその両方は、完全な不透明度よりも低い不透明度を有する材料から構成される。そのような材料は、９０％、８０％、７０％、６０％、５０％、４０％、３０％、２０％、１０％、もしくは０％の不透明度、またはその間の任意の範囲を有する特性を含むことができる。特定の実施形態では、容器キャップおよび／またはベースは完全に不透明であり、光保護性である。いくつかの実施形態では、容器キャップおよび／またはベースは透明であり、不透明度は１００％未満である。いくつかの実施形態では、容器キャップおよび／またはベースは透明であり、不透明度は約０％～約１０％である。

様々な実施形態では、容器キャップおよび／または容器ベースは、取り外し可能なスリーブによって保護される。取り外し可能なスリーブは不透明であり得る。取り外し可能なスリーブはＵＶ耐性であり得る。いくつかの実施形態では、取り外し可能なスリーブは耐湿性である。いくつかの実施形態では、取り外し可能なスリーブは光不透過性である。いくつかの実施形態では、取り外し可能なスリーブは、製品識別、セキュリティ通知、またはそれらの任意の組合せのための表面マーキングを備える。

他の構成部品

容器は、不正開封防止要素を含むことができる。不正開封防止要素は、ベース、キャップ、またはその両方などのチャイルドレジスタント容器のどこにでも見出すことができる。たとえば、不正開封防止要素は、剥離構成部品である。剥離構成部品は、シール、テープ、またはそれらの組合せであり得る。不正開封防止要素は、収縮バンドであり得る。

モジュール式容器は、製品識別、製造業者のメモ、無線周波数識別（ＲＦＩＤ）タグ、近距離通信（ＮＦＣ）タグ、バーコード、またはそれらの組合せをさらに備えることができる。

いくつかの実施形態では、容器の一部は、ペン、鉛筆、またはマーカに適合する筆記面をさらに備える。いくつかの実施形態では、容器は、残留物を残すことなくステッカおよびラベルを容易に除去するために、特殊材料または表面塗布に利用可能な空間をさらに備える。

いくつかの実施形態では、モジュール式容器は、１つまたは複数のセンサをさらに備える。たとえば、環境センサ（たとえば、湿度センサ、酸素センサ、温度センサ、気圧センサ、光センサ）、ジャイロスコープ、加速度計、全地球測位センサ（ＧＰＳ）センサ、磁力計、近接センサ、指紋センサ、および網膜センサなどの任意のセンサは、モジュール式容器保管システム内で使用することができる。

使用および保管の方法

本開示は、材料を包装および／または保管するための方法に関する。包装の方法は、チャイルドレジスタント容器を実現することと、材料を容器に取り込むこととを含む。

包装される材料は、１つまたは複数の環境要因に敏感な材料であり得る。敏感さには、空気、水、酸素、光、ＵＶ、温度、細菌、他の微生物、またはそれらの組合せが含まれるが、それらに限定されない。たとえば、材料は、消費者製品、医薬品、栄養補助食品、ハーブ材料、植物材料、食品、動物系製品、植物系製品などである。本明細書に開示された容器は、実質的に気密シール、液密シール、またはその両方を作成する。

キャップ係合機構およびベース係合要素は、ベースの開放端部が開放空洞へのアクセスを禁止するキャップによって覆われる閉位置において、容器キャップを容器ベースに解放可能に固定するロック位置において協働して係合するように構成される。容器キャップを容器ベース上に固定することは、以下のステップ：容器の長軸に沿って容器ベースの開放端部上で容器キャップを摺動させて押圧することを含む。可聴ノイズおよび触覚スナップが聞こえるまで、容器は、容器ベースのキャップ係合機構上でキャップを摺動させ押圧することによってロックされる。言い換えれば、容器キャップの側面は、ベース係合要素の障害を克服し、次いで、容器キャップのベース係合要素がキャップ係合機構の内部または周囲に嵌合するように、確実なベースキャップ係合に落ち着くのに十分な力で押圧されなければならない。これにより、容器キャップのベース係合要素と容器ベースのキャップ係合機構との確実な結合が形成される。内容物へのアクセスまたは容器の使用の困難さまたは複雑さを増大させるために、追加の溝および隆起部を含めることができる。

いくつかの実施形態では、ベース係合機構とキャップ係合要素の完全な結合は、キャップがベースに固定され、それによって収容された要素がチャイルドレジスタント容器内に固定されていることをオペレータに知らせる音響信号、すなわちスナップ音を解放するように設計されている。

視覚信号は、加えられる力の部位および方向に対応する容器の表面に設けられる。たとえば、１つまたは複数のマーキングが容器ベースの表面に設けられ、キャップ係合機構をもたない容器ベースの側面を指定する。マーキングは、容器ベースが別の手によって保持されている間に、ベースからキャップを分離するために容器キャップに引張力を加えることに対応する。

密閉容器から内容物にアクセスするために、キャップの２つの対向する側面に内向きの所定量の圧縮力を加える必要がある。たとえば、容器のチャイルドレジスタント閉鎖部に影響を及ぼす方法は、容器キャップの両側に圧縮力を同時に加えることによって容器キャップを取り外すことをさらに含む。キャップ係合機構をもたないキャップの２つの対向する側面を押圧し、キャップの第１の幅を圧縮軸に沿って第２の幅まで弾性的に減少させ、キャップ係合機構をベース係合要素から解放する。これにより、キャップがベースの側面の傾斜部および／または隆起部の圧力から解放される。一実施形態では、キャップ係合要素に隣接する対向するキャップ側面の位置に、所定量の力を加えることができる。容器ベース上のマーキングは、容器を開けるために圧縮力を加えるための側面の視覚インジケータを構成する。容器キャップおよび容器ベースは、容器の長手方向軸に沿って容器ベースから容器キャップを軸方向に引き離すことによって、閉位置から切り離すことができる。牽引は、係合要素がロック解除位置に入った後に行うことができる。

所定量の力は、容器キャップの両側に対する約１～約１０ポンドの外部圧縮力であり、容器ベースから容器キャップを引き離す。一実施形態では、ユーザは、容器キャップの両側に約２～約８ポンドの外部圧縮力を加え、容器キャップを容器ベースから引き離す。別の実施形態では、ユーザは、容器キャップの両側に約３～約７ポンドの外部圧縮力を加え、容器キャップを容器ベースから引き離す。別の実施形態では、ユーザは、容器キャップの両側に約４～約６ポンドの外部圧縮力を加え、容器キャップを容器ベースから引き離す。いくつかの実施形態では、所定量の力は、１、２、３、４、５、６、７、８、９、１０ポンド、またはそれ以上の外部圧縮力である。いくつかの実施形態では、所定量の力は、少なくとも約３ポンド、少なくとも約４ポンド、少なくとも約５ポンド、少なくとも約６ポンド、または少なくとも約７ポンドである。

キャップ係合機構およびベース係合要素は、ロック位置からロック解除位置まで係合解除するように構成することができ、ロック解除位置では、容器キャップおよび容器ベースは、容器の開放空洞にアクセスできるように、閉鎖位置から開放位置まで分離することができる。ロック位置からロック解除位置への変更は、キャップの２つの対向する側面に所定量の圧縮力を半径方向内側に加えて、圧縮軸に沿ったキャップの第１の幅を第２の幅まで弾性的に減少させることによって実現され、第２の幅は第１の幅よりわずかに小さい。いくつかの実施形態では、所定量の力は、対向するベース側面の位置に加えることができ、ベースの少なくとも１つの側面はキャップ係合機構を備える。キャップおよびベースは、キャップの２つの対向する側面に所定の圧縮力を同時に加えることによって容器の長手方向軸に沿ってキャップを引き離し、２つの対向する側面のうちの少なくとも１つがキャップ係合機構を備え、キャップを長手方向軸に沿ってベースから引き離すことによって、閉位置から切り離すことができる。さらに他の実施形態では、キャップは、拡張軸に平行な位置に対応するキャップ側面を使用して引っ張ることができる。いくつかの実施形態では、減少は第１の幅から第２の幅への減少であり、第２の幅は第１の幅より小さく、第２の幅は圧力の解放時に弾性的に第１の幅まで拡張する。

本開示は、様々な実施形態において、使用が制限された物質を保管するための容器および装置に関する。消費者製品安全委員会（ＣＳＰＣ、ｗｗｗ．ｃｓｐｃ．ｇｏｖ）は、特別なチャイルドレジスタントで高齢者に優しい包装（ＣＲＰ）のための、薬物および他の規制物質の包装についてのガイダンスを提供する。ＣＳＰＣはまた、１９７０年の毒物予防包装法（ＰＰＰＡ）、１５Ｕ．Ｓ．Ｃ．§１４７１～１４７６を施行している。本出願で対象とされる使用が制限された物質には、タバコ、医薬品または連邦規制物質、栄養補助食品またはビタミンが含まれるが、それらに限定されない。物質は、環境曝露に敏感な場合があり、曝露時に崩壊、分解、望ましい特性の喪失を起こしやすい、たとえば、医薬品、ハーブ製品、植物製品である。本開示の容器に保管するための物質には、米国の薬物規制当局による規制物質法（ＣＳＡ）のスケジュールＩ、ＩＩ、ＩＩＩ、またはスケジュールＩＶに分類される成分または薬物（ｈｔｔｐｓ：／／ｗｗｗ．ｄｅａ．ｇｏｖ／ｄｒｕｇｉｎｆｏ／ｄｓ．ｓｈｔｍｌ）：投与単位当たり１５ミリグラム未満のヒドロコドン（Ｖｉｃｏｄｉｎ（登録商標））、コカイン、メタンフェタミン、メタドン、ヒドロモルホン（Ｄｉｌａｕｄｉｄ（登録商標））、メペリジン（Ｄｅｍｅｒｏｌ（登録商標））、オキシコドン（ＯｘｙＣｏｎｔｉｎ（登録商標））、フェンタニル、デキセドリン（登録商標）、アデロール（登録商標）、およびリタリン（登録商標）を有する併用製品、投与単位当たり９０ミリグラム未満のコデイン（コデインを有するタイレノール（登録商標））、ケタミン、同化ステロイド、テストステロンを含有する製品、またはＸａｎａｘ（登録商標）、Ｓｏｍａ（登録商標）、Ｄａｒｖｏｎ（登録商標）、Ｄａｒｖｏｃｅｔ（登録商標）、Ｖａｌｉｕｍ（登録商標）、Ａｔｉｖａｎ（登録商標）、Ｔａｌｗｉｎ（登録商標）、Ａｍｂｉｅｎ（登録商標）、Ｔｒａｍａｄｏｌを含む製品のうちの１つまたは複数が含まれ得るが、それらに限定されない。

本開示は、チャイルドレジスタント容器に材料を保管する方法を提供する。方法は、キャップ係合要素を有する容器ベースと、ベース係合要素を有する容器キャップとを備えるチャイルドレジスタント容器を実現することであって、キャップ係合要素が、ベース係合要素に協働して係合し可逆的に結合するように構成される、実現することと、材料をベースに取り込むことと、キャップをベース上に固定することであって、キャップ係合要素が、ベース係合要素に係合および結合して、チャイルドレジスタント容器を形成する、固定することとを含む。

本明細書で引用されるすべての特許、公開出願、および参考文献の教示は、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。

本発明は、特にその例示的な実施形態を参照して図示され記載されているが、添付の特許請求の範囲によって包含される本発明の範囲から逸脱することなく、本発明において形態および詳細の様々な変更を行うことができることは、当業者によって理解されよう。

Claims

実質的に対称の容器ベースであって、
閉鎖下端部と、
開放上端部と、
前記容器ベースの第１の側面の第１のキャップ係合機構と、
前記第１のキャップ係合機構とは反対側の前記容器ベースの第２の側面の第２のキャップ係合機構と
を備え、
前記第１のキャップ係合機構および前記第２のキャップ係合機構の各々が、前記開放上端部に対して実質的に平行な隆起部を備える、
容器ベース
を備える、チャイルドレジスタント容器。
前記第１のキャップ係合要素および前記第２のキャップ係合要素が、１つまたは複数の歯と、前記隆起部に沿って配置された前記開放上端部に対して実質的に垂直な１つまたは複数の傾斜部とをさらに備える、請求項１に記載のチャイルドレジスタント容器。
前記容器ベースが、ガラス、ポリマーガラス、ガラスセラミック、セラミック材料、またはそれらの組合せを備える、請求項２に記載のチャイルドレジスタント容器。
前記ガラスが、フリントガラス、琥珀ガラス、緑色ガラス、オパールガラス、および透明ガラスからなるグループから選択される、請求項３に記載のチャイルドレジスタント容器。
容器キャップをさらに備え、前記容器キャップが、前記容器ベースと嵌合するようなサイズおよび構成である、請求項１に記載のチャイルドレジスタント容器。
前記閉鎖下端部が、前記容器キャップの上端の隆起部分と嵌合するように構成された凹部をさらに備える、請求項５に記載のチャイルドレジスタント容器。
前記容器キャップが１つまたは複数のベース係合要素を備える、請求項６に記載のチャイルドレジスタント容器。
前記１つまたは複数のベース係合要素の各々が、１つまたは複数の歯を備える、請求項７に記載のチャイルドレジスタント容器。
前記１つまたは複数のベース係合要素の各々が、前記第１のキャップ係合機構と係合するように構成される、請求項８に記載のチャイルドレジスタント容器。
前記１つまたは複数のベース係合要素の各々が、前記容器キャップの内側に配置される、請求項９に記載のチャイルドレジスタント容器。
前記容器ベースの前記容器キャップとの係合が、前記１つまたは複数のベース係合要素が前記第１および第２のキャップ係合機構とロック可能に嵌合して、チャイルドレジスタント容器を実質的に実現することを可能にする、請求項１０に記載のチャイルドレジスタント容器。
前記容器キャップがポリマーを備える、請求項１０に記載のチャイルドレジスタント容器。
前記ポリマーが、熱可塑性エラストマー（ＴＰＥ）、熱可塑性加硫物（ＴＰＶ）、熱可塑性ポリウレタン（ＴＰＵ）、ポリプロピレン、ポリプロピレンコポリマー、超透明ポリプロピレン、着色ポリプロピレン、ＰＥＴ、ポリカーボネート、ポリスチレン、またはそれらの組合せを備える、請求項１２に記載のチャイルドレジスタント容器。
前記容器キャップが、前記キャップの前記上端の内面に配置された環状シールリングをさらに備える、請求項１３に記載のチャイルドレジスタント容器。
前記容器が、実質的に気密性、液密性、耐光性、耐熱性、耐湿性、細菌耐性、不正開封防止性、またはそれらの組合せである、請求項１４に記載のチャイルドレジスタント容器。
実質的に正方形のガラス容器ベースであって、閉鎖下端部と、開放上端部と、前記容器ベースの第１の側面に配置された第１のキャップ係合機構と、前記容器ベースの第２の側面に配置された第２のキャップ係合機構とを備える、ガラス容器ベースと、
前記容器ベースと嵌合するようなサイズおよび構成の容器キャップと
を備える、チャイルドレジスタント容器。
前記キャップ係合機構の各々が、一対の傾斜部と、前記一対の傾斜部の間に配置された隆起部とを備える、請求項１６に記載のチャイルドレジスタント容器。
前記容器キャップが、前記容器ベースの前記閉鎖下端部の凹部内に入れ子状になるように構成された隆起部分を備える、請求項１７に記載のチャイルドレジスタント容器。
前記容器キャップが、１つまたは複数のベース係合要素をさらに備え、前記１つまたは複数のベース係合要素の各々が、前記キャップ係合機構の各々の前記隆起部と係合するように構成された１つまたは複数の歯を備える、請求項１８に記載のチャイルドレジスタント容器。
各ベース係合要素が、１つ、２つ、３つ、４つ、５つ、または６つの歯を別々に備える、請求項１９に記載のチャイルドレジスタント容器。
前記容器キャップが、熱可塑性エラストマー（ＴＰＥ）、熱可塑性加硫物（ＴＰＶ）、熱可塑性ポリウレタン（ＴＰＵ）、ポリプロピレン、ポリプロピレンコポリマー、超透明ポリプロピレン、着色ポリプロピレン、ＰＥＴ、ポリカーボネート、ポリスチレン、またはそれらの組合せを備える、請求項２０に記載のチャイルドレジスタント容器。
前記ガラスが、フリントガラス、琥珀ガラス、緑色ガラス、オパールガラス、および透明ガラスからなるグループから選択される、請求項１６に記載のチャイルドレジスタント容器。
前記容器キャップの内側に嵌合するようなサイズおよび構成のライナをさらに備える、請求項１６に記載のチャイルドレジスタント容器。
前記ライナが、熱成形、ダイカット、または射出成形される、請求項２３に記載のチャイルドレジスタント容器。
前記ライナがフルオロポリマーを備える、請求項２４に記載のチャイルドレジスタント容器。
前記フルオロポリマーが、ＦＥＰ、ＰＴＦＥ、およびＰＦＡからなるグループから選択される、請求項２５に記載のチャイルドレジスタント容器。
前記ライナが、屋根、傾斜側面、および出張りを備える、請求項２６に記載のチャイルドレジスタント容器。
実質的に対称の容器ベースであって、
閉鎖下端部を有する足部と、
開放上端部を有する首部と、
前記首部の第１の側面に配置された第１のキャップ係合機構と、
前記第１のキャップ係合機構とは反対側の前記首部の第２の側面に配置された第２のキャップ係合機構と
を備え、
前記第１のキャップ係合機構および前記第２のキャップ係合機構の各々が、
前記開放上端部に対して実質的に垂直な複数の傾斜部と、
前記複数の傾斜部に対して実質的に垂直であり、前記複数の傾斜部の間に配置された隆起部と
を備える、
実質的に対称の容器ベース
を備える、チャイルドレジスタントガラス容器。
前記首部が、各々が前記足部に対して実質的に垂直な第３の側面および第４の側面をさらに備える、請求項２８に記載のチャイルドレジスタントガラス容器。
前記首部が、各々が前記足部に対して内側に傾斜した第３の側面および第４の側面をさらに備える、請求項２８に記載のチャイルドレジスタントガラス容器。
前記開放上端部から前記首部の前記側面の部分的に下方に延在する出張りをさらに備える、請求項２８から３０のいずれか一項に記載のチャイルドレジスタントガラス容器。