発明の詳細な説明
〔関連出願の相互参照〕
本出願は、代理人整理番号US76276(以下、「US76276出願」と称する)を有する、2019年1月4日に出願された「PLMN Selection and Cell(Re)selection on the Unlicensed Spectrum」という名称の米国特許仮出願第62/788,223号の利益及び優先権を主張する。US76276出願の開示は、参照により本出願に完全に組み込まれる。
〔分野〕
本開示は一般に、無線通信に関し、より詳細には、公衆陸上移動体ネットワーク(PLMN)選択及びセル(再)選択のための方法及び装置に関する。
〔背景〕
次世代(例えば、第5世代(5G:fifth generation)新無線(NR:New Radio))無線通信システムのための無線通信の異なる態様(例えば、データ速度、遅延性、信頼性、及びモビリティ)を改善するために、様々な努力がなされてきた。例えば、より高い容量を達成し、より高いスペクトル利用を促進するために、次世代無線通信システムは、免許不要のスペクトル上で動作することを可能にされ得る。しかしながら、PLMN選択及びセル(再)選択手順といった、現在の無線リソース制御である(RRC)_IDLE又はRRC_INACTIVE状態からRRC_CONNECTED状態への遷移手順は、UEが次世代無線通信システムにおいてネットワークにアクセスするために免許不要のスペクトルを利用しようとする場合には適切でないかもしれない。
従って当該技術分野には、免許不要のスペクトル(複数可)上で、PLMN選択及びセル(再)選択を実行するための方法及び装置を提供する必要がある。
〔概要〕
本開示は、PLMN選択及びセル(再)選択のための方法及び装置を対象とする。
本開示の一態様によれば、ユーザ機器(UE)が提供される。UEは、コンピュータ実行可能命令が実装された一つ以上の非一時的なコンピュータ読み取り可能媒体と、前記一つ以上の非一時的なコンピュータ読み取り可能媒体に結合された少なくとも一つのプロセッサとを含む。少なくとも一つのプロセッサは、前記コンピュータ実行可能命令を実行することにより、第1のキャリア周波数上の複数のセルのシステム情報を読み取り、複数のPLMNの識別情報を取得するように構成される。第1のキャリア周波数は、免許不要のキャリア周波数であってよい。前記少なくとも一つのプロセッサは、前記コンピュータ実行可能命令を実行することにより、前記UEのアクセス層(AS)エンティティによって、前記複数のPLMNの識別情報を前記UEの非アクセス層(NAS)エンティティに報告するように更に構成され、前記UEのNASによって、前記複数のPLMNの内の一つを選択されたPLMNとして選択し、セル選択手順の間に前記第1のキャリア周波数上の前記複数のセルを検索し、前記セル選択手順の結果として、前記第1のキャリア周波数上の前記複数のセルから前記選択されたPLMNに属する適切なセルを選択する。
本開示の別の態様によれば、無線通信の方法が提供される。本方法は、UEによって、第1のキャリア周波数上の複数のセルのシステム情報を読み取り、複数のPLMNの識別情報を取得するステップを含む。第1のキャリア周波数は、免許不要のキャリア周波数であってよい。本方法は、UEのASエンティティによって、複数のPLMNの識別情報をUEのNASエンティティに報告するステップ、UEのNASによって、複数のPLMNの内の一つを選択されたPLMNとして選択するステップ、セル選択手順の間に第1のキャリア周波数上の複数のセルを、UEによって検索するステップ、セル選択手順の結果として、第1のキャリア周波数上の複数のセルから、選択されたPLMNに属する適切なセルをUEによって選択するステップを更に含む。
〔図面の簡単な説明〕
本開示の態様は、添付の図面を参照しながら以下の詳細な説明から最も良く理解される。様々な特徴は、一定の縮尺で描かれていない。様々な特徴の寸法は、議論を明確にするために任意に増減されてもよい。
図1は、本開示の一例としての実装形態による、免許不要のスペクトル上でPLMN選択及びセル(再)選択手順を実行する方法のフローチャートを示す。
図2Aは、本開示の一例としての実装形態による、PLMN選択手順を示す概略図である。
図2Bは、本開示の一例としての実装形態による、セル選択手順を示す概略図である。
図3は、本開示の一例としての実装形態による、免許不要のスペクトル上でPLMN選択及びセル(再)選択手順を実行する方法のフローチャートを示す。
図4Aは、本開示の一例としての実装形態による、セル再選択手順のフローチャートを示す。
図4Bは、本開示の一例としての実装形態による、セル再選択手順のフローチャートを示す。
図5は、本開示の一例としての実装形態による、UEがキャリア周波数上で新しい適切なセルを見つけることができないとき、実行されるセル再選択手順のフローチャートを示す。
図6は、本開示の一例としての実装形態による、セル再選択手順を示す概略図である。
図7は、本開示の一例としての実装形態による、UEのASエンティティとNASエンティティとの間のメッセージフローを示す概略図である。
図8は、本開示の様々な態様による、無線通信のためのノードを示すブロック図である。
〔詳細な説明〕
以下の説明は、本開示における一例としての実装形態に関連する特定の情報を含む。本開示における図面及びそれらの添付の詳細な説明は、単に例としての実装形態を対象としている。しかし、本開示は、これらの例としての実装形態のみに限定されるものではない。本開示の他の変形例及び実装形態は、当業者には想起されるであろう。特に断らない限り、複数の図中の同様の又は対応する要素は、同様の又は対応する参照番号によって示され得る。更に、本開示における図面及び図示は、ほとんどの場合、一定の縮尺ではなく、実際の相対的な寸法に対応することを意図していない。
一貫性の目的及び理解を容易にするために、同様の特徴は、例としての図において同じ数字によって識別され得る(ただし、いくつかの例において、図示されていない)。しかしながら、異なる実装形態における特徴は、他の点で異なっていてもよく、従って、図面に示されるものに狭く限定されるものではない。
本説明は、「一つの実装形態において」又は「いくつかの実装形態において」という語句を使用し、それぞれが同じ又は異なる実装形態の一つ以上を指してもよい。「結合された」というタームは、直接的又は間接的に介在する構成要素を介して接続されたものとして定義され、必ずしも物理的接続に限定されるものではない。「備える(comprising)」というタームは、「必ずしも限定されるものではないが、含む」を意味する。それは、そのように説明された組み合わせ、グループ、シリーズ、及び等価物におけるオープンエンドの包含又はメンバーシップを特に示す。「A、B、及びCの内の少なくとも一つ」又は「A、B、及びCの内の少なくとも一つ」という表現は、「Aのみ、又はBのみ、又はCのみ、又はA、B及びCに任意の組み合わせ」を意味する。
更に、説明及び非限定の目的のために、機能エンティティ、技法、プロトコル、規格などの具体的な詳細が、説明される技術の理解を実現するために記載される。他の例において、不必要な詳細で説明を不明瞭にしないように、周知の方法、技術、システム、アーキテクチャなどの詳細な説明は、省略される。
当業者は、本開示に記載されている任意のネットワーク機能(複数可)又はアルゴリズム(複数可)が、ハードウェア、ソフトウェア、又はソフトウェアとハードウェアの組み合わせによって実装されてもよいことを直ちに理解するだろう。説明される機能は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせであり得るモジュールに対応し得る。ソフトウェアの実装形態は、メモリ又は他の種類の記憶装置などのコンピュータ読み取り可能媒体に記憶されたコンピュータ実行可能命令を備えてもよい。例えば、通信処理能力を有する一つ以上のマイクロプロセッサ又は汎用コンピュータを、対応する実行可能命令を用いてプログラムし、記述されたネットワーク機能(複数種類可)又はアルゴリズム(複数種類可)を実行することができる。マイクロプロセッサ又は汎用コンピュータは、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラマブルロジックアレイ、及び/又は一つ以上のデジタル信号プロセッサ(DSP)を使用して形成することができる。本明細書に記載されている例としての実装形態のいくつかは、コンピュータハードウェア上にインストールされ実行されるソフトウェアを指向しているが、それにもかかわらず、ファームウェアとして、又はハードウェアとして、又はハードウェアとソフトウェアの組合せとして実装される代替の実施例は、本開示の範囲内に十分にある。
コンピュータ読み取り可能な媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)、読み取り専用メモリ(ROM:Read Only Memory)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM:Erasable Programmable Read-Only Memory)、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM:Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュメモリ、コンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM:Compact Disc Read-Only Memory)、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置、又はコンピュータ読み取り可能命令を記憶可能な他の任意の同等の媒体を含むが、これらに限定されない。
無線通信ネットワークアーキテクチャ(例えばロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)システム、LTE-Advanced(LTE-A)システム、LTE-Advanced Proシステム、又は5G 新無線(NR)無線アクセスネットワーク(RAN))は、通常、少なくとも一つの基地局、少なくとも一つのユーザ機器(UE)、及びネットワークへの接続を提供する一つ以上のオプションのネットワーク要素を含む。UEは、一つ以上の基地局によって確立されたRANを介して、ネットワーク(例えばコアネットワーク(CN)、エボルブドパケットコア(EPC:Evolved Packet Core)ネットワーク、エボルブドユニバーサルテレストリアル無線アクセスネットワーク(E-UTRAN:Evolved Universal Terrestrial Radio Access network)、5Gコア(5GC)、又はインターネット)と通信する。
なお、本出願において、UEとしては移動局、携帯端末又は携帯機器、ユーザ通信無線端末が挙げられるが、これらに限定されない。例えばUEは、携帯無線機器であってもよく、携帯電話、タブレット、ウェアラブルデバイス、センサ、車両、又は無線通信能力を有する携帯情報端末(PDA)を含むが、これらに限定されない。上記UEは、無線アクセスネットワークにおける一つ以上のセルに、エアーインターフェース上で、信号を送受信するよう構成されている。
基地局は、以下の無線アクセス技術(RATs:Radio Access Technologies)の内の少なくとも一つに従った通信サービスを提供するように構成されてよい。マイクロ波アクセスのためのワールドワイド相互運用(WiMAX:Worldwide Interoperability for Microwave Access)、モバイル通信のためのグローバルシステム(GSM:Global System for Mobile、しばしば2Gとして呼ばれる)、GSM EDGE無線アクセスネットワーク(GERAN:GSM EDGE Radio Access Network)、汎用パケット無線サービス(GRPS:General Packet Radio Service)、基本広帯域コード分割多元アクセス(W-CDMA:Wideband-Code Division Multiple Access)に基づいたユニバーサルモバイル通信システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunication System、しばしば3Gとして呼ばれる)、高速パケットアクセス(HSPA:High-Speed Packet Access)、LTE、LTE-A、eLTE(進化型LTE、例えば5GCに接続したLTE)、NR(しばしば5Gとして呼ばれる)、及び/又はLTE-A Pro。しかしながら本出願の範囲は、上記のプロトコルに限定されるべきではない。
基地局は、UMTSにおけるノードB(NB:node B)、LTE又はLTE-Aにおける進化型ノードB(eNB:evolved node B)、UMTSにおける無線ネットワークコントローラ(RNC:Radio Network Controller)、GSM/GERANにおける基地局コントローラ(BSC:Base Station Controller)、5GCに関連するE-UTRA(E-UTRA:Evolved Universal Terrestrial Radio Access)BSにおけるng-eNB、5G-RANにおける次世代ノードB(gNB:generation Node B)、及びセル内の無線通信を制御し、無線リソースを管理することができる任意の他の装置を含むことができるが、これらに限定されない。基地局は、ネットワークへの無線インターフェースによって、一つ以上のUEにサービスを提供するように接続し得る。
基地局は、無線アクセスネットワークを形成する複数のセルを使用して、特定の地理的エリアに無線カバレッジを提供するように動作可能である。基地局は、セルの動作をサポートする。各セルは、その無線カバレッジ内の少なくとも一つのUEにサービスを提供するように動作可能である。より具体的には、各セル(しばしばサービングセルと呼ばれる)は、その無線カバレッジ内の一つ以上のUEを提供するサービスを提供する(例えば各セルは、下りリンクをスケジュールし、任意で、下りリンク及び任意で上りリンクパケット送信のために、その無線カバレッジ内の少なくとも一つのUEに上りリンクリソースをスケジュールする)。基地局は、複数のセルによって、無線通信システム内の一つ以上のUEと通信することができる。セルは、近接サービス(ProSe:Proximity Service)又はビークル・トゥ・エブリシング(V2X:Vehicle to Everything)サービスをサポートするためにサイドリンク(SL:Sidelink)リソースを割り当ててよい。各セルは、他のセルと重複するカバレッジ領域を有してもよい。
上述したように、NRのためのフレーム構造は、高信頼性、高データ速度、及び低遅延性の要件を満たしながら、拡張モバイルブロードバンド(eMBB:Enhanced Mobile Broadband)、大容量マシンタイプ通信(mMTC:Massive Machine Type Communication)、超高信頼性及び低遅延性通信(URLLC:Ultra-Reliable and Low-Latency Communication)といった様々な次世代(例えば5G)通信要件に対応するための柔軟な構成をサポートすることである。3GPPにおいて合意された直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency-Division Multiplexing)技術は、NR波形のための基準として提供してよい。適応サブキャリア間隔、チャネル帯域幅、及びサイクリックプレフィックス(CP:Cyclic Prefix)といったスケーラブルなOFDMニューメロロジーは、使用されてもよい。更に、NRには(1)低密度パリティ検査(LDPC:Low-Density Parity-Check)符号及び(2)ポーラ符号の2つの符号化方法が判断される。符号化方法の適応は、チャネル条件及び/又はサービスアプリケーションに基づいて構成されてもよい。
更に、単一のNRフレームの送信時間間隔TXにおいて、下りリンク(DL:downlink)送信データ、ガード期間、及び上りリンク(UL:Uplink)送信データは、少なくとも含まれるべきであり、DL送信データ、ガード期間、及びガード期間のそれぞれの部分において、UL送信データはまた、例えばNRのネットワークダイナミクスに基づいて設定可能であるべきであることも判断される。更に、サイドリンクリソースは、ProSeサービス又はV2Xサービスをサポートするために、NRフレーム内に提供されてもよい。
更に、本明細書中のターム「システム」及び「ネットワーク」は、互換的に使用されてよい。本明細書中のターム「及び/又は」は、関連するオブジェクトを記述するための関連する関係のみであり、三つの関係が存在してもよいことを表す。例えばA及び/又はBは、Aが単独で存在し、A及びBが同時に存在し、Bが単独で存在することを示してもよい。加えて、本明細書中の文字「/」は、前者及び後者の関連するオブジェクトが「又は」関係にあることを一般的に表す。
許可されたスペクトル上で、UEは、セルの信号強度(例えば、セルからの測定された基準信号受信電力(RSRP:Reference Signal Received Power))に基づいて、PLMN選択手順を実行することができる。許可されたスペクトル上のセルは、PLMN及びUEの事前構成されたPLMNの識別情報(例えば、PLMNアイデンティティ(ID))をブロードキャストすることができる。各許可されたキャリア周波数上で、UEのASエンティティは、最強の信号強度を有するセルによってブロードキャストされたPLMN IDを、UEのNASエンティティに報告することができる。一般に、共通の許可されたキャリア周波数上で動作するセルは、同じPLMNに属することができる。
一つのキャリア周波数上で動作する複数のPLMNがあってもよい。例えば、一つ以上の免許不要のRAT技術(例えば、スタンドアロンの新無線免許不要(NR-U:New Radio-Unlicensed))が導入されてもよく、これは、複数のPLMNが同じ免許不要のスペクトル上で自身のセルを動作してもよいことを意味する。したがって、複数のPLMN間のチャネル負荷及びチャネル共有の不確実性を特に考慮して、免許不要のスペクトル上のPLMN選択及びセル(再)選択手順を提供する必要がある。別の例において、RAN共有シナリオが考慮される場合、一つ以上のPLMNは、同じキャリア周波数上で動作し得る。PLMN(複数可)は、パブリックPLMN(複数可)及び/又はプライベートPLMN(複数可)であってもよい。したがって、複数のPLMNが一つのキャリア周波数上で動作するとき、PLMN選択及びセル(再)選択手順は、提供されることを必要とする。RAN共有シナリオにおいて、RAN(又はセル)は、複数のPLMNによって共有され、動作され得る。
いくつかの実装形態において、最良のセルが選択されたPLMN又は登録されたPLMN(又は同等のPLMN)に属さない場合、UEは、キャリア周波数(例えば、免許不要のキャリア周波数)上の最良でないセルにキャンプオンすることができる。最良のセルは、同じキャリア周波数上のセルの中で最高ランクのセルであってもよい。キャリア周波数上のセルは、受信された無線信号品質及び/又は他の測定されたメトリック値(複数可)によってランク付けされ得る。例えば、最良のセル(又は最高ランクのセル)は、キャリア周波数上で最良の受信電波状態を有するセルであってもよく、一方、最良でないセル(又は最高ランクでないセル又は低ランクのセル)は、キャリア周波数上の最良のセル以外のセルであってもよい。
「最良のセル」、「最強のセル」、及び「最高ランクのセル」といった用語は、本実装形態のいくつかにおいて、互換性がある。同様に、「最良でないセル」、「最強でないセル」、「低ランクのセル」、及び「最高ランクでないセル」といった用語は、本実装形態のいくつかにおいて、互換性があることに留意されたい。
いくつかの実装形態において、許可されたキャリア周波数上の全てのセルが同じ(同等の)PLMNに属することができる。したがって、PLMN選択後に、許可されたキャリア周波数を間接的に選択することができる。次いで、UEは、セルに優先度を付け、許可されたキャリア周波数上で最強のセルにキャンプオンすることができる。許可されたスペクトル動作とは異なり、同じ免許不要のキャリア周波数を共有する一つ以上のセルは、異なるPLMNに属することができる。UEがセルに優先度を付け、PLMN選択後に免許不要のキャリア周波数上で最強のセルにキャンプオンする場合、UEは、時間を浪費し、最強のセルが選択された/登録された/同等なPLMNに属さないとき、適切なセルを検索する際に余分な電力を消費することがある。この観点から、本実装形態の少なくともいくつかにおいて、免許不要のスペクトル動作のためのPLMN選択及びセル(再)選択方法が提供される。
本明細書で説明されるPLMN選択及びセル(再)選択方法は、許可されたスペクトル動作にも適用され得ることに留意されたい。
図1は、本開示の一例としての実装形態による、免許不要のスペクトル上でPLMN選択及びセル(再)選択手順を実行する方法のフローチャートを示す。図1に示すように、本方法は、アクション102、104、106、108、及び110を含み、アクション102、104、及び106は、PLMN選択手順中に実行することができ、アクション108及び110は、セル選択手順中に実行することができる。
アクション102において、UEは、複数のPLMNの識別情報を取得するために、第1のキャリア周波数上の複数のセルのシステム情報を読み取ることができる。本実装形態のいくつかにおいて、第1のキャリア周波数は、免許不要のキャリア周波数であってもよい。複数のセルは、最強のセル及び最強でないセルを含むことができる。各セルは、システム情報(例えば、システム情報ブロック1(SIB1))において複数のPLMNの識別情報をブロードキャストすることができる。
アクション104において、UEのASエンティティは、複数のPLMNの識別情報をUEのNASエンティティに報告することができる。UEのNASエンティティにUEのASエンティティによって報告された複数のPLMNの識別情報によって識別されるPLMNは、UEの発見されたPLMNを参照することができる。UEのNASエンティティは、UEとコアネットワークとの間の上位層信号発信(例えば、NAS信号発信)を提供するために使用されることができ、UEのASエンティティは、RANとUEとの間の下位層信号発信を提供するために使用されることができる。例えば、ASエンティティは、無線接続を介してデータを転送し、無線リソースを管理するために使用されることができる。ASエンティティは、例えば、物理(PHY)層、媒体アクセス制御(MAC)層、無線リンク制御(RLC)層、パケットデータ収束プロトコル(PDCP)層、サービスデータ適応プロトコル(SDAP)層及びRRC層を含んでいるプロトコルスタックの一つ以上の層を含むことができる。ASエンティティ及びUEのNASエンティティのそれぞれは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、又はそれらの任意の組み合わせを使用して実装することができる。
アクション106において、UEのNASエンティティは、複数のPLMNの内の一つを選択されたPLMNとして選択することができる。例えば、UEのNASエンティティは、登録された/同等な/加入したPLMNのリストを維持又は格納し、PLMN選択手順の結果(例えば、選択されたPLMN)としてリストにマッピングされるPLMNを選択することができる。
アクション108において、UEは、セル選択手順の間に第1のキャリア周波数上の複数のセルを検索することができる。UEは、セル選択手順の間に最強のセルを検索するだけでなく、第1のキャリア周波数上の追加のセルを検索することもできる。いくつかの実装形態において、追加のセルは、閾値を上回る信号強度(例えば、RSRP、基準信号受信品質(RSRQ:Reference Signal Received Quality))を有しても,有しなくてもよい(例えば、追加のセルは、S基準を満たしてもよい)。複数のセルは、特定の(事前に)構成された、又は事前に定義されたルールに基づいて検索され得る。例えば、複数のセルは、第1のキャリア周波数上のNの最強の(例えば、トップNの)セルであってもよく、ここで、Nは、正の整数である。本実装形態のいくつかにおいて、Nの値が事前定義され(例えば、3GPP仕様によって定義される)、UEに事前構成され(例えば、ユニバーサル加入者識別モジュール(USIM)に格納され、及び/又はユニバーサル集積回路カード(UICC)に格納される)、セルによって構成され(例えば、システム情報を介して、及び/又は専用信号を介して)、又はUEの実装形態に基づいて判定され得る。
アクション110において、UEは、セル選択手順の結果として、第1のキャリア周波数上の複数のセルから、選択されたPLMNに属する適切なセルを選択することができる。適切なセルは、第1のキャリア周波数上で最強のセルであってもよいし、そうでなくてもよい。
図2Aは、本開示の一例としての実装形態による、PLMN選択手順を示す概略図である。図2Bは、本開示の一例としての実装形態による、セル選択手順を示す概略図である。
図2Aにおいて、キャリア周波数f1上にK個のセルC1、C2、C3、...、CKがある。一例としての実施形態において、図2A及び図2Bに示されている、キャリア周波数f1は、免許不要のキャリア周波数であってよい。しかしながら、これは、単に例示の目的のためであり、本発明の範囲を限定することを意図しない。いくつかの他の実装形態において、キャリア周波数f1は、許可されたキャリア周波数であってもよい。
キャリア周波数f1上の各セルは、システム情報(例えば、SIB1)内の対応するPLMN(複数可)の識別情報をブロードキャストすることができる。例えば、セルC1は、セルC1が属するPLMN #1のPLMN ID #1をブロードキャストすることができ、セルC2は、セルC2が属するPLMN #2のPLMN ID #2をブロードキャストすることができ、セルC3は、セルC3が属するPLMN #3のPLMN ID #3をブロードキャストすることができ、セルCKは、セルCKが属するPLMN #2のPLMN ID #2をブロードキャストすることができる。セルが二つ以上のPLMNに属する場合、セルは、システム情報(例えば、SIB1)内の対応するPLMN識別情報をブロードキャストすることができる。
例示的な実装形態において、セルC1~CKは、受信された無線信号品質(例えば、RSRP及び/又はRSRQ)に基づいて、例えば、最強から最弱まで、UEによってランク付けされ得る。UEは、キャリア周波数f1上のN1の最強のセルのシステム情報を読み取ることができる。UEは、これらのセル(例えば、N1の最強のセル)によってブロードキャストされたシステム情報から、PLMNの識別情報を取得することができる。本実装形態のいくつかにおいて、N1の値は、事前に定義され(例えば、3GPP仕様によって定義され)、UEに事前に構成され(例えば、USIMに格納され、及び/又はUICCに格納され)、セル(複数可)によって構成され(例えば、システム情報、及び/又は専用信号発信を介して)、又はUE実装形態に基づいて判定されてもよい。例えば、N1=3の場合、N1の最強のセルは、セルC1、C2、及びC3を含むことができ、ここで、セルC1は、キャリア周波数f1上の最高ランクのセルとすることができ、次に、セルC2(次に(例えば、2番目に)高いランクのセル)、次に、セルC3(セルC2の次に高いランクのセル、又は3番目に高いランクのセル)とすることができる。UEは、セルC2、C2、及びC3のブロードキャストシステム情報内のセルC1、C2、及びC3からPLMNの識別情報(例えば、PLMN ID #1、PLMN ID #2、及びPLMN ID #3を含む)を取得することができる。UEのASエンティティは、PLMN選択のために、(例えば、PLMN ID #1、PLMN ID #2、及びPLMN ID #3を含んでいる)利用可能な/発見されたPLMNのリストを、NASエンティティに報告することができる。次いで、NASエンティティは、報告された利用可能な/発見されたPLMNの内の一つを、PLMN選択手順の結果として、選択することができる。例えば、PLMN #2は、UEによって維持又は格納されたリスト内の一つのPLMNにマップされるため、選択されることができる。一実装形態において、UEは、キャリア周波数f1上でN4の最強のセルのシステム情報を読み取ることができ、N4の最強のセルの信号強度は、(例えば、S基準を満たす)閾値を超えることができる。UEは、これらのセル(例えば、N4の最強のセル)によってブロードキャストされたシステム情報からPLMNの識別情報を取得することができる。本実装形態のいくつかにおいて、N4の値は、UEの実装形態に基づいて、予め定義される(例えば、3GPP仕様によって定義される)、UEに事前に構成される(例えば、USIMに格納される、及び/又はUICCに格納される)、又はセル(複数可)によって(例えば、システム情報を介して、及び/又は専用信号発信を介して)構成される、決定されることができる。一実装形態において、UEは、N0の最強のセルを見つけることができる場合、ここで、N1の最強のセルのケースにおいて、N0がN1未満であるか、又はN4の最強のセルのケースにおいて、N0がN4未満である、UEは、これらのセル(例えば、N0の最強のセル)によって、ブロードキャストされたシステム情報から、PLMNの識別情報を、取得することができる。UEのASエンティティは、PLMN選択のために、(例えば、取得されたPLMNの識別情報を含む)利用可能な/発見されたPLMNのリストをNASエンティティに報告することがある。次いで、NASエンティティは、報告された利用可能な/発見されたPLMNのうちの一つを、PLMN選択の結果として選択することができる。本実装形態のいくつかにおいて、UEがPLMNを選択できない場合、又はUEが適切なセルを選択できない場合、UEがキャリア周波数上でN0、又はN1構成に基づいてPLMN選択、又はセル(再)選択を実行するとき、UEは、このキャリア周波数を無効にすることができる。
PLMNが選択されると、UEは、キャンプオンする適切なセルを検索するためにセル選択手順を実行することができる。例えば、UEは、キャリア周波数f1上でN2の最強のセルを検索することができ、ここで、N2は、正の整数である。本実装形態のいくつかにおいて、N2の値は、(例えば、3GPP仕様によって定義される)事前定義され、(例えば、USIMに格納され、及び/又はUICCに格納される)UEに事前構成され、(例えば、システム情報を介して、及び/又は専用信号発信を介して)セルによって構成され、又はUEの実装形態に基づいて判定され得る。図2Bに示すように、N2=3の場合、N2の最強のセルは、セルC1、C2、及びC3を含むことができる。セルC1は、キャリア周波数f1上の最高ランクのセルであり、次にセルC2(次に(例えば、第2に)高いランクのセル)であり、次にセルC3(セルC2の次に高いランクのセル、又は第3に高いランクのセル)である。
上述したように、セルC1、C2、及びC3の各々は、システム情報(例えば、SIB1)内の対応するPLMN(複数可)の識別情報をブロードキャストすることができる。システム情報に基づいて、UEは、セルC1、C2、C3がそれぞれPLMN #1、PLMN #2、PLMN #3に属することを知ることができ、キャリア周波数f1上のN2の最強のセルが異なったPLMNに属することを意味する。UEは、これらのセルがUEの登録されたPLMNと同等であると示される選択されたPLMN又は一つのPLMNに属するかどうかをチェックすることによって、キャリア周波数f1上のN2の最強のセル(例えば、セルC1、C2、及びC3)において適切なセルが見つけられることができるかどうかを判定することができる。図2Bに示すように、セルC2は、キャリア周波数f1上で選択されたPLMN(例えば、PLMN #2)に属する全てのセル(例えば、セルC2及びCK)の中で最強/最良の受信した電波信号品質(例えば、RSRP、及び/又はRSRQ)を有するため、UEがキャンプオンするのに適したセルとして選択され得る。一実装形態において、セルC2は、選択されたPLMN(例えば、PLMN #2)に属するセル(例えば、セルC2及びCK)の中で最高ランクのセルであるため、UEがキャンプオンするのに適したセルとして選択され得る。
例としての実装形態において、N1とN2の値が同じであっても、本実装形態のいくつかにおいて、N1とN2の値は独立して(事前に)構成されてもよいことに留意されたい。いくつかの他の実装形態において、N2の値は、N1の値に依存し得る。N2は、N1と同じ値を有していても、有していなくてもよい。
本実装形態のいくつかにおいて、N1、N2、N0、及びN4の内の一つ以上の値(複数可)は、独立して(事前に)構成することができる。いくつかの他の実装形態において、N1、N2、N0、及びN4の内の一つの値は、N1、N2、N0、及びN4の内の別の一つの値に依存し得る。
図3は、本開示の一例としての実装形態による、免許不要のスペクトル上でPLMN選択及びセル(再)選択手順を実行する方法のフローチャートを示す。図3に示すように、本方法は、アクション302、304、306、及び308を含む。
アクション302において、UEは、PLMNを選択するためにPLMN選択手順を実行することができる。
アクション304において、UEは、キャンプオンする適切なセルを選択するためにセル選択手順を実行することができる。適切なセルは、選択されたPLMNに属することができる。
アクション306において、UEは、選択された適切なセルがセル再選択基準(例えば、R基準)を満たすかどうかを判定することができる。セル再選択基準は、適切なセルの測定されたメトリック値(例えば、S基準)の変化に関連し得る。例えば、選択された適切なセルの信号品質が悪化し、所定の閾値未満に劣化すると、アクション308に示すように、セル再選択基準が満たされ、セル再選択手順を実行して新しい適切なセルを見つけるように、UEをトリガーすることができる。逆に、アクション306において、選択された適切なセルがセル再選択基準を満たさない場合、UEは、図3に示すように、現在の適切なセルがセル再選択基準を満たすかどうかを検出し続けることができる。アクション308において、UEが新しい適切なセルを再選択するとき、本方法は、アクション306に戻り、ここで、UEは、再選択された適切なセルがセル再選択基準(例えば、R基準)を満たすかどうかを判定し続けることができることに留意されたい。
一実装形態において、UEがセル(例えば、セル(再)選択手順中に選択された適切なセル)にキャンプオンするとき、UEは、セル再選択基準に従ってより良いセルを定期的に検索することができる。UEがより良いセルを見つける場合、UEは、キャンプオンするのに適したセルとしてより良いセルを選択することができる。一実装形態において、UEが二つの状態の内の少なくとも一つが満たされる場合、すなわち、(1)新しい適切なセルが時間間隔の間にセル再選択基準に従って現在のサービング/キャンプされたセルよりも良好である場合、及び(2)UEが現在のサービング/キャンプされたセルにキャンプしてから1秒を超えて経過した場合、新しい適切なセルを再選択することができる。
図4Aは、本開示の一例としての実装形態による、セル再選択手順のフローチャートを示す。
アクション402において、UEは、第1のキャリア周波数上の最高ランクのセルがUEの選択されたPLMN、又は登録されたPLMN(又は同等のPLMN)に属するかどうかを決定し得る。
アクション402の結果が、はいである場合、UEは、アクション404において、最高ランクのセルを新しい適切なセルとして選択することができる。この場合において、UEは、キャンプオンするために、元の適切なセルから新しい適切なセルに切り替えることができる。逆に、アクション402の結果が、いいえである場合、UEは、アクション406において、最高ランクのセルが一定の期間Taの間、新しい適切なセルとして選択されることを禁止することができる。Taの長さは、(例えば、システム情報を介して、及び/又は専用信号発信を介して)UEにおいて予め構成されてもよく、又はセルによって構成されてもよい。一実装形態において、Taの最大値は、300秒であってよい。
アクション408において、最高ランクのセルがキャンプオンするためにUEによって適切なセルとして選択されないとき、UEは、第1のキャリア周波数上の次に高いランクの(例えば、2番目に高いランクの)セルがUEの選択されたPLMN、又は登録されたPLMN(又は同等のPLMN)に属するかどうかをさらに判定し得る。
上述したように、キャリア周波数上のセルは、それらの対応する測定されたメトリック値によってランク付けされ得る。例えば、第1のキャリア周波数上の最高ランクのセル、及び次に高いランクのセルは、受信した電波信号品質(例えば、RSRP、RSRQ)によってランク付けされてもよい。このような場合において、次に高いランクのセルは、最高ランクのセルよりも劣った受信電波信号品質を有してもよい。
アクション410において、UEは、アクション408において、次に高いランクのセルがUEの選択されたPLMN、又は登録されたPLMN(又は同等のPLMN)に属すると判定された場合、次に高いランクのセルを新しい適切なセルとして選択することができる。この場合において、(選択されたPLMNに属する、又はUEの登録されたPLMNと同等であると示されるPLMNに属する)新しい適切なセルは、第1のキャリア周波数上の全てのセルの内の最高ランクでない(例えば、より低いランクの)セルであり得る。
アクション412において、UEは、アクション408において判定されたように、次に高いランクのセルが、UEの選択されたPLMN、又は登録されたPLMN(又は同等のPLMN)に属さないとき、次に高いランクのセルが不適切なセルであると判定することができる。一実装形態において、UEは、次に高いランクのセルが不適切なセルとして判定されるとき、次に高いランクのセルが一定の期間Tbの間に、新しい適切なセルとして選択されることを禁止することができる。Tbの長さは、(例えば、USIMに格納され、及び/又はUICCに格納される)UEにおいて事前に構成されてもよく、(例えば、システム情報を介して、及び/又は専用信号発信を介して)セル(複数可)によって構成されてもよい。一実装形態において、Tbの最大値は、300秒であってよい。
アクション414において、UEは、第1のキャリア周波数上の不適切なセルの総数が特定の数に達するかどうかを判定することができる。例としての実装形態において、特定の数値の値は、正の整数であってよい。本実装形態のいくつかにおいて、特定の数は、事前に定義され(例えば、3GPP仕様によって定義され)、UEに事前構成され(例えば、USIMに格納され、及び/又はUICCに格納され)、セル(複数可)によって(例えば、システム情報及び/又は専用信号発信を介して)構成され、又はUEの実装形態に基づいて判定されてもよい。
アクション414の結果が、はいである場合、本手順は、ノードAに進むことができ、ノードAは、図5のノードA’に続く。アクション414の結果が、いいえである場合、本手順は、アクション408に戻ることができ、ここで、UEは、次に高いランクのセルが選択されたPLMNに属するか、又はUEの登録されたPLMN(又は同等のPLMN)に属するかを判定することができる。一実装形態において、「次に高いランクのセル」という用語は、選択されていないとチェックされたばかりのセルのランクの後のランクを有するセルを指すことができる。
例としての実装形態において、最高ランクのセルが適切なセルとして選択されないとき、UEは、新しい適切なセルが第1のキャリア周波数上で発見されるか、又は第1のキャリア周波数上の特定の数のセルが不適切であると判定されるまで、第1のキャリア周波数上でプロセスを繰り返し実行することができる。図4に示されるように、アクション408、412、及び414は、UEが第1のキャリア周波数上で新しい適切なセルを連続的に見つけることができない場合、複数回、反復して実行され得る。
図4Bは、本開示の別の例としての実装形態による、セル再選択手順のフローチャートを示す。
アクション420において、UEは、第1のキャリア周波数上の全ての禁止されていないセルの内の最高ランクのセルがUEの選択されたPLMN、又は登録されたPLMN(又は同等のPLMN)に属するかどうかを判定することができる。禁止されていないセルは、UEがキャンプオンするための新しい適切なセルとして選択されることを現在禁止されていないセルであってもよい。禁止されたセルは、UEがキャンプオンするための新しい適切なセルとして(例えば、セルの固有タイマーを介して)現在選択されることが禁止されているセルであってもよい。
アクション420の結果が、はいである場合、UEは、アクション422において、最高ランクのセルを新しい適切なセルとして選択することができる。この場合において、UEは、キャンプオンするために、元の適切なセルから新しい適切なセルに切り替えることができる。逆に、アクション420の結果が、いいえである場合、UEは、アクション424において、最高ランクのセルが一定の期間(例えば、Ta)で、新しい適切なセルとして選択されることを禁止することができる。Taの長さは、(例えば、USIMに格納される、及び/又はUICCに格納される)UEにおいて予め構成されてもよく、(例えば、システム情報を介して、及び/又は専用信号を介して)セルによって構成されてもよい。一実装形態において、Taの最大値は、300秒であってよい。
アクション426において、UEは、最高ランクのセルがUEの選択されたPLMN、又は登録されたPLMN(又は同等のPLMN)に属さないため、最高ランクのセルが不適切なセルであると判定することができる。
アクション428において、UEは、第1のキャリア周波数上の不適切なセルの総数が特定の数に達するかどうかを判定することができる。例としての実装形態において、特定の数の値は、正の整数であってよい。本実装形態のいくつかにおいて、特定の数が事前に定義され(例えば、3GPP仕様によって定義され)、UEに事前に構成され(例えば、USIMに格納され、及び/又はUICCに格納され)、セル(複数可)によって構成され(例えば、システム情報及び/又は専用信号発信を介して)、又はUEの実装形態に基づいて判定されてもよい。
アクション428の結果が、はいである場合、手順は、ノードAに進むことができ、ノードAは、図5のノードA’に続く。アクション428の結果が、いいえである場合、手順は、アクション420に戻ることができる。
本実装形態のいくつかにおいて、アクション428は省略されることができる。このような場合において、アクション426において最高ランクのセルが不適切なセルであると判定されると、手順は、ノードAに直接進むことができる。いくつかの他の実装形態において、アクション424、426、及び428を省略することができる。このような場合において、アクション420の結果が、いいえであると、手順は、ノードAに直接進むことができる。
図5は、本開示の一例としての実装形態による、UEが第1のキャリア周波数上で新しい適切なセルを発見できないとき、実行されるセル再選択手順のフローチャートを示す。アクション502及び504は、図5において独立したブロックとして表される別個のアクションとして描写されるが、これらの別個に描写されたアクションは、必ずしも順序に依存するものとして解釈されるべきではないことに留意されたい。図5において動作が実行される順序は、限定として解釈されることを意図しておらず、説明されたブロックの任意の数は、本方法又は代替の方法を実施するために任意の順序で組み合わされてもよい。更に、アクション502及び504の内の少なくとも一つは、本実装形態のいくつかにおいて、セル再選択手順中に省略されることができる。
例示としての実装形態において、UEが第1のキャリア周波数上の不適切なセルの総数が特定の数に達したことを発見するとき、セル再選択手順は、図5のノードA’に続くことができる。次に、アクション502において、UEは、一定の期間(例えば、Tc)で、セル再選択手順のためのキャリア周波数のセット中の第1のキャリア周波数を無効にすることができる。例えば、UEは、セル再選択手順中に、異なるキャリア周波数上で新しい適切なセルを検索することができ、各キャリア周波数は、対応する再選択の優先度を割り当てられることができる。第1のキャリア周波数が無効にされる(例えば、第1のキャリア周波数の再選択優先度が低減される)と、UEは、後のセル再選択手順中に、選択されたキャリア周波数上の新しい適切なセルを検索するために、第1のキャリア周波数よりも高い再選択の優先度を有する別のキャリア周波数を選択するために優先することができる。一実装形態において、UEがセル再選択手順のためにキャリア周波数のセットの中で第1のキャリア周波数を無効にすると、UEは、キャリア周波数のセットの中で第1のキャリア周波数が最低の優先権を持つと見なすことができる。本実装形態のいくつかにおいて、Tcの長さは、UE内で事前に構成されていてもよく、セル(複数可)によって(例えば、システム情報及び/又は専用信号を介して)構成されてもよい。Tcは、Taと同じ値を有していても、有していなくてもよい。
アクション504において、UEは、第2のキャリア周波数上で新しい適切なセルを検索することができる。本実装形態のいくつかにおいて、第2のキャリア周波数は、免許不要のキャリア周波数であってよい。いくつかの他の実装形態において、第2のキャリア周波数は、許可されたキャリア周波数であってよい。一実施形態において、UEは、第1のキャリア周波数を無効にする後、第2のキャリア周波数は、セル再選択手順のためのキャリア周波数のセットの中で最も高い優先度を、有することができる。
図6は、本開示の一例としての実装形態による、セル再選択手順を示す概略図である。図6に示すように、キャリア周波数f1上のセルC5、C3及びC1は、受信した電波信号品質(例えば、RSRP及び/又はRSRQ)によって、最強から最弱までランク付けされることができる。従って、セルC5は、キャリア周波数f1上の最高ランクのセルであってよく、次にセルC3であってよく、次にセルC1であってよい。チャネル/ネットワーク状態が時間とともに変化し得るため、キャリア周波数f1上のセルのランキングは、図2A及び図2Bと比較して異なり得ることに留意されたい。
一例としての実装形態において、セルC5、C3、及びC1は、システム情報(例えば、SIB1)内のそれらの対応するPLMNの識別情報(例えば、PLMN ID #5、PLMN ID #3、及びPLMN ID #1)をブロードキャストすることができる。システム情報に基づいて、UEは、セルC5、C3、及びC1がそれぞれ、PLMN #5、PLMN #3、及びPLMN #1に属することを知ることができる。選択された/登録された/同等なPLMNがPLMN #2である場合、セルC5がPLMN #2に属さないため、UEは、セルC5(キャリア周波数f1上の最高ランクのセル)が不適切であると判定することができる。同じ理由に基づいて、UEは、セルC3及びC1が適切でないセルであると判定することもできる。UEは、キャリア周波数f1上のN3の最強のセル(N3=3の場合)から新しい適切なセルを発見できないため、UEは、許可されたキャリア周波数、又は免許不要のキャリア周波数であってよい別のキャリア周波数f2上の新しい適切なセルを検索することができる。
キャリア周波数f2上で、UEは、セル再選択手順を継続するために、図4及び図5に示される方法に従うことができる。例えば、UEは、キャリア周波数f2上の最高ランクのセルが選択されたPLMN、又はUEの登録されたPLMNと同等であると示されるPLMNに属するかを判定し得る。判定の結果が、はいである場合、UEは、キャリア周波数f2上の最高ランクのセルを新しい適切なセルとして選択することができる。逆に、判定の結果が、いいえである場合、UEは、キャリア周波数f2上の最高ランクのセルが一定の期間(Td)の間、新しい適切なセルとして選択されることを禁止することができる。本実装形態のいくつかにおいて、Td及びTaが独立して(事前に)構成されてよく、従って、Tdの長さは、Taの長さと無関係であってよい。いくつかの他の実装形態において、Tdの長さは、Taの長さに依存してよい。Tdは、Taと同じ長さを有していても、有していなくてもよい。一実装形態において、Tdの最大値は、300秒であってよい。
本実装形態のいくつかにおいて、キャリア周波数f2上の最高ランクのセルが新しい適切なセルとして選択されないとき、UEは、キャリア周波数f2上のN3’の最強のセルから新しい適切なセルが発見されるか、又はキャリア周波数f2上の不適切なセルの総数がN3’に達するまで、キャリア周波数f2上で、プロセスを繰り返し実行することができ、ここで、N3’は、正の整数である。本実装形態のいくつかにおいて、N3’の値は、(例えば、3GPP仕様によって定義される)事前定義され、(例えば、USIMに格納され、及び/又はUICCに格納される)UEに事前構成され、セル(複数可)によって(例えば、システム情報を介して、及び/又は専用信号発信を介して)構成され、又はUEの実装形態に基づいて判定されることができる。本実装形態のいくつかにおいて、N3’の値は、N3の値と独立であってよい。いくつかの他の実装形態において、N3’の値は、N3の値に依存することができる。N3’は、N3と同じ値を有していても、有していなくてもよい。一実装形態において、UEは、UEがキャリア周波数f2上の新しい適切なセルを発見し、キャンプオンする前に、全てのN3’の最強のセルからシステム情報を読み取らなくてもよい。UEがキャリア周波数f2上の新しい適切なセルを発見し、キャンプオンすると、UEは、新しい適切なセルのランクの後のランクを有する次に高いランクのセルから、システム情報を更に読み取らなくてもよい。UEがキャリア周波数f2上の新しい適切なセルを見つけてキャンプオンすると、UEは、このセルの再選択手順のために、キャリア周波数f2上の残りの他のセルの受信した電波信号品質を更に測定しなくてもよい。UEが、キャリア周波数f2上の新しい適切なセルを発見し、キャンプオンすると、UEは、このセルの再選択手順のために、キャリア周波数f2上の残りの他のセルをさらにランク付けしなくてもよい。
図6に示されるように、N3’=3である場合、N3’の最強のセルは、セルC4、C6、及びC2を含むことができ、ここで、セルC4は、キャリア周波数f2上の最高ランクのセルであってよく、次いで、セルC6、次いで、セルC2であってよい。セルC4、C6、及びC2は、システム情報(例えば、SIB1)中のそれらの対応するPLMNの識別情報(例えば、PLMN ID #4、PLMN ID #6、及びPLMN ID #2)をブロードキャストすることができる。システム情報に基づいて、UEは、セルC4、C6、及びC2がそれぞれPLMN #4、PLMN #6、及びPLMN #2に属することを知ることができ、セルC2が選択されたPLMN #2に属するため、セルC2を新しい適切なセルとして、再選択することができる。
図7は、本開示の一例としての実装形態による、UEのASエンティティとUEのNASエンティティとの間のメッセージフローを示す概略図である。
図7に示すように、UEのNASエンティティ73は、アクション702において、UEのASエンティティ71にメッセージを提供することができる。メッセージは、一つ以上のPLMNタイプの内、どれがUEによってサポートされているかを示すことができる。メッセージに基づいて、ASエンティティ71は、NASエンティティ73に報告される利用可能なPLMNのリストを変更してもよく、変更しなくてもよい。例えば、ASエンティティ71は、NASエンティティ73に報告されるべきPLMNのリストから、それらのPLMNタイプがUEによってサポートされていない、いくつかのPLMNをフィルタリングすることができる。本実装形態のいくつかにおいて、一つ以上のPLMNタイプは、パブリックPLMNタイプ、プライベートPLMNタイプ、並びにパブリック及びプライベートPLMNタイプを含むことができる。一実装形態において、UEのNASエンティティ73がUEのASエンティティ71にメッセージを提供しない場合、これは、UEはPLMN選択の結果としてパブリックPLMNを選択することをサポートする(又は必要とする)ことを意味する。一実装形態において、UEのNASエンティティ73がUEのASエンティティ71にメッセージを提供する場合、及びメッセージがプライベートPLMNタイプに対応する第1のインジケータを含む場合、これは、UEがPLMN選択の結果としてプライベートPLMNをサポートする(又は必要とする)ことを意味する。一実装形態において、UEのNASエンティティ73がUEのASエンティティ71にメッセージを提供する場合、並びにメッセージがパブリック及びプライベートPLMNタイプに対応する第2のインジケータを含む場合、これは、UEがPLMN選択の結果としてパブリック又はプライベートPLMNをサポートする(又は必要とする)ことを意味する。
上述したように、複数のネットワーク(例えば、PLMN)は、免許不要の、又は許可されたスペクトル上で動作することができる。その上、複数のネットワーク(例えば、PLMN)は、同じ免許不要のキャリア、又は同じ許可されたキャリアを共有することができる。各ネットワークは、パブリック、プライベート、又はその両方であってよい。パブリックネットワーク(例えば、パブリックPLMN)は、パブリック加入者に無線サービスを提供することができるオペレータ又は仮想オペレータによって提供され得る(ただし、これらに限定されない)。パブリックネットワークは、一つ以上の許可されたスペクトルを所有し、許可されたスペクトル(複数可)上の無線アクセス技術も同様にサポートすることができる。パブリックネットワークは、免許不要のスペクトル上の無線アクセス技術を同様にサポートすることができる。一方、プライベートネットワーク(例えば、プライベートPLMN)は、マイクロオペレータ、工場、又は企業によって提供されてもよく(ただし、これらに限定されない)、マイクロオペレータ、工場、又は企業はプライベートユーザ(例えば、従業員又は機械)に無線サービスを提供してもよい。プライベートネットワークは、免許不要のスペクトル(複数可)上で無線アクセス技術をサポートすることができる。プライベートPLMNが許可されたスペクトルを所有する場合、対応するプライベートネットワークは、許可されたスペクトル上の無線アクセス技術もサポートすることができる。
用語「パブリックPLMN」は、本実装形態のいくつかにおいて使用されてもよいが、その中で説明される技法はパブリックPLMN(複数可)に限定されることを意図しておらず、他の種類のパブリックネットワーク(複数可)に適用可能であり得るため、そのような用語は別の用語「パブリックネットワーク」によって置き換えられてもよいことに留意されたい。同様に、用語「プライベートPLMN」は、本実装形態のいくつかにおいて使用されてもよいが、そのような用語は、その中で説明される技法がプライベートPLMNに限定されることを意図しておらず、他のタイプのプライベート/非パブリックネットワーク(複数可)に適用可能であり得るため、「プライベートネットワーク」又は「非パブリックネットワーク」(NPN:non-public network)などの別の用語によって置き換えられてもよい。一実装形態において、プライベートネットワークシナリオは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(SNPN:Stand-alone Non-Public Network)、すなわち、NPNオペレータによって動作され、(パブリック)PLMNによって提供されるネットワーク機能に依存しないものとすることができる。別の実装形態において、NPNシナリオは、パブリックネットワーク統合NPN(PNI-NPN:Public network integrated NPN)、すなわち、(パブリック)PLMNのサポートとともに配備された非パブリックネットワークとすることができる。SNPN(複数可)は、SNPNをサポートするセルのSIB1中のブロードキャストされるPLMN ID及び/又はネットワークID(NID:Network ID)によって識別され得る。PNI-NPNは、PNI-NPNをサポートするセルのSIB1中のブロードキャストされるPLMN ID及び/又はセルアクセスグループ(CAG)IDによって識別され得る。SNPNの識別情報(例えば、SNPN ID)は、PLMN ID及び/又はNIDを含むことができる。PNI-NPNの識別情報(例えば、PNI-NPN ID)は、PLMN ID及び/又はCAG IDを含むことができる。PLMN ID、SNPN ID、及びPNI-NPN IDのそれぞれは、PLMN関連IDと呼ばれてもよい。本実装形態のいくつかにおいて、PLMN関連IDは、PLMNの識別情報に含まれてもよい。
本実装形態のいくつかにおいて、パブリックPLMN及びプライベートPLMNは、いくつかの配備のシナリオをサポートすることができる。例えば、配備のシナリオは、許可された帯域(例えば、プライマリセル(PCell:Primary Cell)のためのNR)と許可された帯域(例えば、セカンダリセル(SCell:Secondary cell)のためのNR-U)との間のキャリアアグリゲーションを含むことができ、ここで、免許不要のSCellは、DLとULとの両方、又はDLのみと、許可された帯域(例えば、PCellのためのLTE、NR)上の無線アクセス技術と、免許不要の帯域(例えば、プライマリセカンダリセル(PSCell:Primary Secondary Cell)のためのNR-U)上の無線アクセス技術との間のデュアル接続性(又はマルチ接続性)と、許可された帯域(例えば、PCellのためのLTE)とスタンドアロンの無線アクセス技術(例えば、スタンドアロンのNR-U)との間のデュアル接続性(又はマルチ接続性)と、免許不要の帯域のDLと許可された帯域のULを持つNRセルと、スタンドアロンの免許不要の無線アクセス技術(例えば、スタンドアロンNR-U)を有することができる。本実装形態のいくつかにおいて、プライベートPLMNは主に、スタンドアロンの免許不要の無線アクセス技術(例えば、スタンドアロンのNR-U)をサポートすることができる(ただし、これらに限定されない)。
PLMN選択手順の間に、UEのASエンティティは、UEのNASエンティティからの要求に応じて、又は本実施形態のいくつかにおいて自動的に、利用可能なPLMNをUEのNASエンティティに、報告することができる。本実装形態のいくつかにおいて、UEのNASエンティティは、UEがどのPLMNタイプ(例えば、パブリック、プライベート、両方)を(図7に示すように)サポートするかをUEのASエンティティに通知することができる。
本実装形態のいくつかにおいて、UEのASエンティティは、UEがサポートするPLMNタイプ(例えば、パブリック、プライベート、両方)の情報を予め構成することができる。本実装形態のいくつかにおいて、UEがパブリックPLMNのみをサポートする場合、UEのASエンティティは、利用可能なパブリックPLMNをUEのNASエンティティに報告することができる。本実装形態のいくつかにおいて、UEがプライベートPLMNのみをサポートする場合、UEのASエンティティは、利用可能なプライベートPLMNをUEのNASエンティティに報告することができる。本実装形態のいくつかにおいて、UEがパブリックPLMN及びプライベートPLMNをサポートする場合、UEのASエンティティは、利用可能なパブリックPLMN及び/又はプライベートPLMNをUEのNASエンティティに報告することができる。
本実装形態のいくつかにおいて、パブリックPLMN及びプライベートPLMNが同じモバイル国コード(MCC:Mobile Country Code)を使用してもよいが、異なるモバイルネットワークコード(MNC:Mobile Network Codes)を使用してもよい。本実装形態のいくつかにおいて、複数のPLMNが同じMCCを共有する場合、セルは、PLMNの内の一つのMCC及びMNCの両方を(例えば、システム情報を介して、及び/又は専用信号発信を介して)送信し、他のPLMNのMNCのみを(MCCがない状態で)送信することができる。
本実装形態のいくつかにおいて、セルは、同じキャリア周波数上で(例えば、免許不要のキャリア周波数上で)他のセルを動作させる一つ以上のPLMNの識別情報をブロードキャストすることができる。例えば、一つ以上のPLMNは、「隣接するPLMN(複数可)」と呼ばれてもよい。UEは、(例えば、SIB1又は他のシステム情報(SI)において)セルによってブロードキャストされた識別情報を読み取り、同じキャリア周波数上でセルを動作させる隣接するPLMN(複数可)のPLMN ID(複数可)を取得することができる。UEのASエンティティは、UEのNASエンティティに、このセルを動作させるPLMN及び同じキャリア周波数上の隣接するセルを動作させるPLMNの識別情報を含んでいる、発見されたPLMN ID(複数可)を報告することができる。次に、UEのNASエンティティは、報告されたPLMN ID(複数可)に基づいてPLMN選択手順の結果としてPLMNを選択することができる。
本実装形態のいくつかにおいて、(例えば、許可されたキャリア周波数、免許不要のキャリア周波数である)キャリア周波数上のセル(複数可)からのシステム情報は、セルに関連付けられた少なくとも一つのPLMNタイプ(例えば、パブリック、プライベート、又は両方)を示すPLMNタイプ情報を含むことができる。例えば、免許不要のスペクトル上のセルは、セルがパブリックPLMN、プライベートPLMN、又はパブリックPLMN及びプライベートPLMNの両方によって共有されていることを示すインジケータを、ブロードキャストすることができる。本実装形態のいくつかにおいて、セルによってブロードキャストされる各PLMN IDは、対応するPLMN IDに関連付けられたPLMNタイプを示すためのインジケータを伴うことができる。例えば、セルは、いくつかのPLMNリストをブロードキャストすることができる。一つのPLMNリストは、パブリックPLMNのPLMN IDを含んでもよく、一つのPLMNリストは、プライベートPLMNのPLMN IDを含んでもよく、一つのPLMNリストは、パブリック及びプライベートPLMNの両方のPLMN IDを含んでもよい。
本実装形態のいくつかにおいて、セルは、SIB1又は他のSIを介して、インジケータ(複数可)及びPLMNの識別情報(複数可)(例えば、PLMN IDリスト(複数可))をブロードキャストすることができる。免許不要のスペクトル上で動作しているセルによってブロードキャストされた追加のインジケータが存在しない場合、UEはデフォルトで、PLMNのブロードキャスト識別情報(複数可)(例えば、PLMN IDリスト)によって識別されたPLMNをパブリックPLMNとして扱うことができる。本実装形態のいくつかにおいて、UEがパブリックPLMNのみをサポートする場合、UEのASエンティティは、セルによってブロードキャストされたパブリックPLMN IDを、利用可能なPLMNの候補として扱うことができる。本実装形態のいくつかにおいて、UEがプライベートPLMNのみをサポートする場合、UEのASエンティティは、セルによってブロードキャストされたプライベートPLMN ID(例えば、PLMN ID及び/又はNID、PLMN ID及び/又はCAG ID)を、利用可能なPLMNの候補として扱うことができる。本実装形態のいくつかにおいて、UEがパブリックPLMNとプライベートPLMNの両方をサポートする場合、UEのASエンティティは、セルによってブロードキャストされるパブリックPLMN IDとプライベートPLMN IDの両方を、利用可能なPLMNの候補として扱うことができる。本実装形態のいくつかにおいて、UEのASエンティティは、事前定義されたルールに基づいて、利用可能なPLMNの候補から利用可能なPLMNを選択することができる。例えば、利用可能なPLMNの一つ以上の候補の識別情報をブロードキャストするセルの信号品質が高品質基準を満たす場合、利用可能なPLMNの一つ以上の候補は、利用可能なPLMN(複数可)として選択されてもよい。UEのASエンティティは、PLMN選択のために、利用可能なPLMN(複数可)をUEのNASエンティティに、報告してよい。
本実装形態のいくつかにおいて、それぞれの免許不要のキャリア周波数上で、セルがどのPLMN(複数可)に属するかを発見するために、UEは、Nの最強のセル(例えば、図2A、2B、及び6に示されるようなN1の最強のセル、N2の最強のセル、N3の最強のセル、又はN3’の最強のセル)を検索し、それらのシステム情報を読み取ることができる。図2Aを例にとると、N=N1=3であり、セルC1、C2、及びC3は、キャリア周波数f1に関する高品質基準を満たすN1の最強のセルである。セルC1、C2及びC3のシステム情報によれば、UEは、セルC1、C2及びC3がそれぞれPLMN #1、PLMN #2及びPLMN #3に属することを知ることができる。本実装形態のいくつかにおいて、免許不要の各キャリア上で、UEは、セルがどのPLMN(複数可)に属するかを発見するために、最大でNの最強のセルを検索し、それらのシステム情報を読み取ることができる。
本実装形態のいくつかにおいて、Nの値は、予め定義され(例えば、3GPP仕様によって定義される)、UEに事前構成され(例えば、USIMに格納される、及び/又はUICCに格納される)、又はセルによって(例えば、システム情報を介して、及び/又は専用信号を介して)構成され、UEの実装形態に基づいて判定されることができる。
本実装形態のいくつかにおいて、UEは、UEのPLMNタイプ(例えば、パブリック、プライベート、両方)をサポートするNの最強のセルを検索し、それらのシステム情報を読み取ることができる。例えば、UEがパブリックPLMNをサポートする場合、UEは、パブリックPLMNをサポートするNの最強のセルを検索し、それらのシステム情報を読み取ることができる。このような場合において、検索された最大でNの最強のセルは、UEのPLMNタイプ(例えば、パブリック、プライベート、両方)をサポートする。
本実装形態のいくつかにおいて、UEは、それらのサポートするPLMNタイプに関係なく、Nの最強のセルを検索し、それらのシステム情報を読み取ることができる。このような場合において、検索されたNの最強のセルは、UEのPLMNタイプをサポートしない可能性がある。本実装形態のいくつかにおいて、UEが免許不要のキャリア周波数上のNの最強のセルを検索できない場合、UEは、免許不要のキャリア周波数上のXの最強のセルを検索し、それらのシステム情報を読み取るようにし始め、ここで、Xは、Nよりも小さい正の整数である。Xの値は、事前構成されてもよく、UEの実装形態に残ってもよい。
本実装形態のいくつかにおいて、PLMNの検索は、UEのNASエンティティからの要求に応じて停止/修正(例えば、N又はX値の変更)されることができる。UEは、格納された情報(例えば、キャリア周波数の情報)を使用することによって、及び任意選択で、以前に受信した測定制御情報要素からのセルパラメータの情報も使用することによって、Nの最強のセル及び/又はXの最強のセルに対するPLMN検索を最適化することができる。
本実装形態のいくつかにおいて、UEは、全てのキャリア周波数のチャネル占有率を測定することができる。UEは、最も低いチャネル占有率を有するキャリア周波数を選択し、選択されたキャリア周波数上のセルのシステム情報を読み取ることができる。
UEがNの最強のセルのそれぞれにおいて一つ以上のPLMN IDを読み取る場合、発見された各PLMNは、高品質PLMN(複数可)としてUEのNASエンティティに報告され得る。本実装形態のいくつかにおいて、UEがNの最強のセルの各々の中の一つ以上のPLMN IDを読み取る場合、UEによってサポートされるPLMNタイプ(例えば、パブリック、プライベート、又は両方)に属する、それぞれ発見されたPLMNは、高品質PLMN(複数可)としてUEのNASエンティティに報告されてもよい。そのような場合において、UEのNASエンティティに報告されるべき発見されたPLMNは、UEのASエンティティによってUEのNASエンティティに報告された利用可能なPLMNと、みなされ得る。
本実装形態のいくつかにおいて、セルの測定されたメトリック値が閾値(例えば、-110dBm)以上である場合、Nの最強のセルを見つけるための高品質基準は、満たされる。測定されたメトリック値は、RSRP値、RSRQ値、受信した信号強度インジケータ(RSSI:Received Signal Strength Indicator)値、信号対干渉雑音比(SINR:Signal to Interference-plus-Noise Ratio)値、及びチャネル占有率値の内の少なくとも一つであってよい。閾値は、システム情報(例えば、SIB1、又は他のSIを介して)、又は専用信号発信(例えば、RRCメッセージを介して)を介して、セルによって事前定義され、事前構成され、又は構成され得る。例えば、測定されたRSRP値は、閾値、例えば-110dBm、以上であってよい。システム情報及び専用信号発信が採用される場合、閾値は、UEによって格納され、後のPLMN選択手順において使用され得る。例えば、UEは、PLMN選択のためにSI又は専用信号発信によって与えられる格納された閾値を使用することができる。セルが「強い」か否かは、セルの測定されたメトリック値に依存し得る。例えば、RSRP値が測定されたメトリック値として使用される場合、UEは、免許不要のキャリア周波数上のセルのRSRP値の順序に従って、免許不要のキャリア周波数のためのセルリストを作成することができる。例えば、セルリストは、対応するセルの測定されたメトリック値によって、最高の測定メトリック値から最低の測定メトリック値まで順序付けられたセルID(又はセルの他の識別情報)を含むことができる。本実装形態のいくつかにおいて、UEは、一定の期間(Tm)で、免許不要のキャリア周波数又は許可されたキャリア周波数を測定することができる。Tmの値は、事前定義されてもよく、事前構成されてもよく、UEの実装形態に依存されてもよい。TmがUEに構成されていない場合、Tmのデフォルト値が採用されてもよい。本実装形態のいくつかにおいて、Tmは、システム情報(例えば、SIB1又はその他SI)を介して、又はUEへの専用信号発信(例えば、RRCメッセージを介して)を介して、セルによって動的に構成され得る。本実装形態のいくつかにおいて、測定されたメトリック値は、期間Tm中の測定値から取得されてもよい。本実装形態のいくつかにおいて、測定されたメトリック値は、期間Tmにおいてサンプリングされた測定されたメトリック値のセットを平均することによって取得されてもよい。
本実装形態のいくつかにおいて、Nの最強のセルが高品質基準を満たす場合、UEのASエンティティは、測定されたメトリック値(複数可)を報告することなく、Nの最強のセルによってブロードキャストシステム情報から発見されたPLMNの識別情報(例えば、PLMN ID(複数可)、PLMN ID(複数可)及び/又はNID(複数可)、PLMN ID(複数可)及び/又はCAG ID(複数可))をUEのNASエンティティに報告することができる。本実装形態のいくつかにおいて、Nの最強のセルが高品質基準を満たす場合、UEのASエンティティは、Nの最強のセルによってブロードキャストシステム情報から発見されたPLMNの識別情報(例えば、PLMN ID(複数可)、PLMN ID(複数可)及び/又はNID(複数可)、PLMN ID(複数可)及び/又はCAG ID(複数可))と、Nの最強のセルの測定されたメトリック値とを、UEのNASエンティティに報告することができる。本実装形態のいくつかにおいて、Nの最強のセルが高品質基準を満たさないが、UEがNの最強のセルによるブロードキャストシステム情報からPLMNの識別情報(例えば、PLMN ID、PLMN ID及び/又はNID、PLMN ID及び/又はCAG ID)を検出したとき、UEのASエンティティは、PLMNの検出された識別情報と、Nの最強のセルの測定されたメトリック値とをUEのNASエンティティに報告することができる。本実装形態のいくつかにおいて、同じNの最強のセル上で発見された各PLMNの測定されたメトリック値は、同じであってもよい。本実装形態のいくつかにおいて、高品質基準を満たさないNの最強のセル上で発見された各PLMNの測定されたメトリック値は、同じであってよい。
本実装形態のいくつかにおいて、高品質基準を満たすセルの数が1以上N未満である場合、UEのASエンティティは、高品質基準を満たすセル上で発見されたPLMNの識別情報をUEのNASエンティティに、報告することができる。本実装形態のいくつかにおいて、高品質基準を満たすセルの数が1以上N未満である場合、UEのASエンティティは、高品質基準を満たさないセル上で発見されたPLMNの識別情報と、高品質基準を満たさないセル上で発見された各PLMNの測定されたメトリック値とを、UEのNASエンティティに報告することができる。本実装形態のいくつかにおいて、高品質基準を満たしているセルの数がゼロである場合、UEのASエンティティは、Nの最強のセル上で発見されたPLMNの識別情報を、Nの最強のセルの対応する測定されたメトリックとともに、報告することができる。本実装形態のいくつかにおいて、セルの測定されたメトリック値のランキングがトップNにあるが、UEがこのセルからPLMN IDを読み取ることができない場合、UEは、そのようなセルをNの最強のセルのうちの一つと見なすことができない。本実装形態のいくつかにおいて、次にUEは、セルの情報(例えば、相対セルID)を格納し、それを、他のセルよりも適切なセルとして選択されるべき、より低い優先度を与えられることができるセルの中の更なるセル(再)選択のために考慮に入れることができる。UEは、セル選択手順の後、セル再選択手順の後、又は一定の期間の後に、セルの情報(例えば、相対セルID)を除去することができる。
本実装形態のいくつかにおいて、UEのASエンティティは、PLMN選択手順の結果としてPLMNを選択することができる。このタイプのPLMN選択手順は、UE ASによるPLMN選択の手順と呼ばれることがある。
本実装形態のいくつかにおいて、UE ASによるPLMN選択の手順の間に、UEのNASエンティティは、UEのASエンティティに潜在的なPLMNリストを提供することができる。潜在的なPLMNリストは、少なくとも一つのPLMN関連IDを含むことができる。いくつかの実装形態において、PLMN関連IDは、PLMN ID(複数可)、SNPN ID(複数可)、又はPNI-NPN ID(複数可)であってよい。SNPN ID(複数可)は、PLMN ID(複数可)及び/又はNID(複数可)を含むことができる。PNI-NPN ID(複数可)は、PLMN ID及び/又はCAG ID(複数可)を含むことができる。
UEのASエンティティは、潜在的なPLMNリストから一つ以上のPLMN関連IDを選択し、選択されたPLMNリスト内の選択されたPLMN関連IDをUEのNASエンティティに報告することができる。本実施形態のいくつかにおいて、UEのASエンティティは、潜在的なPLMNリスト(複数可)のインデックス(複数可)を報告することによって、選択されたPLMN関連ID(複数可)のUEをNASエンティティに通知することができる。本実装形態のいくつかにおいて、UEのASエンティティが潜在的なPLMNリストから、いかなるPLMN関連IDも選択できない場合、UEのASエンティティは、選択されたPLMNを示すために、デフォルト値をUEのNASエンティティに報告することができる。本実装形態のいくつかにおいて、選択されたPLMNのPLMN関連IDは、選択されたPLMNリストの先頭(又は末尾)にあってよい。
本実装形態のいくつかにおいて、UEのASエンティティがPLMNを選択すると、PLMNの検索を停止することができる。本実装形態のいくつかにおいて、UEのASエンティティがNの最強のセルを発見すると、PLMNの検索を停止することができる。本実装形態のいくつかにおいて、Nの最強のセルによってブロードキャストされるPLMN IDは、潜在的なPLMNリストと一致しないことがある。本実装形態のいくつかにおいて、Nの最強のセルによってブロードキャストされる一つ以上のPLMN IDは、潜在的なPLMNリストに一致することができ、UEのASエンティティは、潜在的なPLMNリストに一致するPLMN(複数可)を選択することができる。本実装形態のいくつかにおいて、UEのASエンティティが高品質基準を満たす全てのセル、又は高品質基準を満たすNの最強のセルを発見すると、PLMNの検索を停止することができる。
本実装形態のいくつかにおいて、UEのASエンティティによる選択されたPLMNのPLMN関連IDは、SIB1又は他のSIを介して、Nの最強のセルの一つ以上によってブロードキャストされ得る。そのような場合において、Nの最強のセルは、高品質基準を満たすことができる。本実装形態のいくつかにおいて、UEのASエンティティは、高品質基準を満たすほとんどのセルによってブロードキャストされている、そのPLMN関連IDを有するPLMNを選択することができる。これらのセルは、周波数内、又は周波数間で動作させることができる。本実装形態のいくつかにおいて、UEのASエンティティは、UEがPLMN関連IDを読み取ることができるほとんどのセルによってブロードキャストされている、そのPLMN関連IDを用いたPLMNを選択することができる。本実装形態のいくつかにおいて、UEのASエンティティは、UEの潜在的なPLMNリストをブロードキャストするセルの中で最強の測定されたメトリック値を有するセルによってブロードキャストされている、そのPLMN関連ID用いたPLMNを選択することができる。
本実装形態のいくつかにおいて、UEのNASエンティティがUEのASエンティティによって選択されたPLMNを検証/承認する場合、UEのNASエンティティは、UEのASエンティティに陽性インジケータを提供することができる。陽性インジケータを受信した後、UEのASエンティティは、選択されたPLMNに属する適切なセルをキャンプオンするために選択するセル選択手順を実行することができる。逆に、UEのNASエンティティが選択されたPLMNの検証に失敗(又は拒否)する場合、UEのNASエンティティは、UEのASエンティティに陰性インジケータを提供することができる。陰性インジケータを受信した後、UEのASエンティティは、PLMN選択手順をトリガーすることができる。本実装形態のいくつかにおいて、陰性インジケータを受信した後、UEのASエンティティは、報告されたPLMNを一定の期間に締め出し、再び選択することを回避することができる。本実装形態のいくつかにおいて、陰性インジケータを受信した後、UEのASエンティティは、選択されたPLMNリスト内の別のPLMNを、UEのNASエンティティに報告することができる。選択されたPLMNリストに他のPLMNがない場合、UEのASエンティティは、PLMN選択手順をトリガーすることができる。本実装形態のいくつかにおいて、UEのNASエンティティが選択されたPLMNの検証に失敗(又は拒絶)する場合、UEのNASエンティティは、選択されたPLMNリストからPLMNを単独で選択することができる。本実装形態のいくつかにおいて、UEのNASエンティティがPLMNを選択する場合、UEのNASエンティティは、PLMNが選択されたUEのNASエンティティを示してもよい。
本実装形態のいくつかにおいて、UEのASエンティティは、PLMNを選択し、選択されたPLMNリストをUEのNASエンティティに報告することができる。選択されたPLMNリストは、選択されたPLMNの識別情報(例えば、選択されたPLMN(複数可)のPLMN関連ID(複数可))を含んでよい。例えば、選択されたPLMNのPLMN関連IDは、デフォルトで、選択されたPLMNリストの最初又は最後のエントリに配置されてもよい。本実装形態のいくつかにおいて、インジケータは、選択されたPLMNリスト内で、選択されたPLMNをマークするために使用されてもよい。本実装形態のいくつかにおいて、選択されたPLMNがUEのNASエンティティによって検証されたことをUEのASエンティティが確認すると(例えば、UEのASエンティティは選択されたPLMNをUEのNASエンティティに報告し、次に、UEのNASエンティティから陽性インジケータを受信する)、UEは、セル選択手順を実行し、選択されたPLMNに属する適切なセルをキャンプオンに選択することができる。本実装形態のいくつかにおいて、適切なセルは、高品質基準を満たすことができる。本実装形態のいくつかにおいて、選択されたPLMNのPLMN IDをUEが受信するセルが高品質基準を満たさない場合、UEは、セル(再)選択手順を実行し、別のセルを適切なセルとして発見することができる(例えば、UEはそのようなセルを適切なセルとして直接選択しない)。
PLMN選択の後、UEは、セル選択手順を実行し、キャリア周波数上で選択されたPLMNに属する適切なセルを発見することができる。本実装形態のいくつかにおいて、UEは、セル選択及び再選択の目的のために測定を実行することができる。UEのNASエンティティは、RAT(複数可)を制御することができる。例えば、セル選択手順の間、UEのNASエンティティは、UEのASエンティティに、免許不要RAT(複数可)(例えば、NR-U)のための(例えば、一つ以上の免許不要キャリア周波数を含んでいる)免許不要スペクトル上で測定を実行するように要求することができる。UEのNASエンティティは、選択されたPLMN(例えば、同等のPLMN(複数可)又は登録されたPLMN)に関連するRAT(複数可)をUEのASエンティティに示すことができる。本実装形態のいくつかにおいて、UEのNASエンティティは、禁止された登録エリア(複数可)のリスト及び同等な/登録されたPLMN(複数可)のリストの内の少なくとも一つを維持することができる。本実装形態のいくつかにおいて、UEのNASエンティティは、GPS調整によって禁止された登録エリアの範囲を定義することができる。UEは、RRC_IDLE、又はRRC_INACTIVE状態の測定値及びセル選択基準に基づいて適切なセルを選択することができる。本実装形態のいくつかにおいて、UEは、セル(再)選択のためにRRC_CONNECTED状態の測定値を利用することができる。
免許不要のキャリア周波数において、複数のPLMNは、調整なしに同じキャリア周波数を使用する可能性があるため、免許不要のキャリア周波数上でUEによって発見される最良のセルは、選択された/登録された/同等なPLMNに属さないことがある。本実装形態のいくつかにおいて、UEは、最良のセルが選択された/登録された/同等なPLMNに属さない場合、キャンプオンするための適切なセルとして、免許不要のキャリア周波数上の最良でないセルを選択することができる。本実施形態のいくつかにおいて、最良でないセルが選択された/登録された/同等なPLMNに属している他のセルよりも良好な受信電波状態を有することができる。図2Bを例にとると、最良のセルC1は、選択されたPLMN #2に属さず、したがって、UEは、セルC1をスキップし、キャンプオンするのに適したセルとして次に最良のセルC2(選択されたPLMN #2に属する)を選択することができる。その上、セルC2は、選択されたPLMN #2に属している他のセル(例えば、セルCK)よりも良好な受信された電波信号品質を有することができる。
本実装形態のいくつかにおいて、初期セル選択のために、UEは、UEが免許不要のRAT(複数可)を利用するように示された場合、UEの能力により免許不要の帯域内の全ての無線周波数(RF)チャネルをスキャンし、適切なセルを発見することができる。免許不要のスペクトル内の各キャリア周波数上で、UEは、セルのシステム情報を読み取り、UEの選択された/登録された/同等なPLMNに属している最強のセルを検索することができる。すなわち、UEの選択された/登録された/同等なPLMNの識別情報をブロードキャストする各キャリア周波数内の全てのセルの中で、UEは、最強のものを適切なセルとして発見することができる。逆に、各キャリア周波数内の全てのセルのうち、選択された/登録された/同等なPLMNの識別情報をブロードキャストしないセル(例えば、図2Bに示されるセルC1)は、たとえセルが他のセルよりも良好な受信された電波信号品質を有する場合であっても、適切なセルとして選択されないことがある。
本実装形態のいくつかにおいて、UEは、閾値を用いて構成されてもよい。閾値は、セルによって予め構成されてもよく、ブロードキャストされてもよい。本実装形態のいくつかにおいて、閾値は、各セルによってブロードキャストされるセル固有の閾値とすることができる。このようなセル固有の閾値は、セルが適切なセルとして選択されるべき良好な信号品質を有するかどうかを判定するために、対応するセルに適用されてもよい。例えば、各キャリア周波数上で、UEは、閾値を上回る測定されたメトリック値を有するセルを検索することができる。検索されたセルの中で、UEは、適切なセルを発見することができる。図2Bに示すように、キャリア周波数f1上のセルC1、C2、C3の各々は、閾値を超える測定されたメトリック値を有することができる。セルC1、C2、C3の中で、UEは、セルC2が選択されたPLMN #2に属するため、セルC2を適切なセルと見なすことができる。
本実装形態のいくつかにおいて、UEは、セル(再)選択手順を実行するために、キャンプ/サービングセルの測定制御情報要素から、及び/又はキャンプ/サービング/検出されたセルのシステム情報から、UEが受信することができるキャリア周波数の情報を要求することができる。本実装形態のいくつかにおいて、UEは、セル(再)選択手順を実行するために、キャンプ/サービングセルの測定制御情報要素から、及び/又はキャンプ/サービング/検出されたセルのシステム情報から、UEが受信することができるセルパラメータの情報を要求することができる。本実装形態のいくつかにおいて、セルが閾値をブロードキャストしない場合、UEは常に、そのセルを適切なセルとして扱うことができる。例えば、UEは、セルの閾値が負の無限大であると仮定することができる。本実装形態のいくつかにおいて、セルが閾値をブロードキャストしない場合、UEは、デフォルトの閾値を使用し、受信された信号品質と閾値との間の比較を実行することができる。本実装形態のいくつかにおいて、セルがすべてのUEを締め出すとき、セルによってブロードキャストされる閾値は、正の無限大にセットされることができる。本実装形態のいくつかにおいて、UEは、UEが対応するセルを締め出すとき、セルの閾値を正の無限大にセットしてもよい。
本実装形態のいくつかにおいて、各キャリア周波数上で、UEは、以下の2つの条件を満たすセルを検索することができる。(1)そのようなセルがUEの選択された/登録された/同等なPLMNに属すること、及び(2)そのようなセルの測定されたメトリック値が閾値を上回ること。各周波数上の検索されたセルの中で、UEは(例えば、最良の測定されたメトリック値を有する)最強のセルを適切なセルとして選択することができる。本実装形態のいくつかにおいて、UEが上記2つの条件を満たすセルを発見すると、セルがUEに締め出されていない場合、UEは、そのセルを適切なセルとして直接選択することができる。
本実装形態のいくつかにおいて、UEは、セル選択基準Sを使用し、適切なセルを発見することができる。本実装形態のいくつかにおいて、セル選択基準Sは、許可されたスペクトルと免許不要のスペクトルとの間で異なっていてもよい。例えば、許可されたスペクトル上のセル選択手順の場合、通常のカバー率におけるセル選択基準Sは、以下の場合に満たされてもよい。
Srxlev>0及びSqual>0、
ここで、
Srxlev=Qrxlevmeas-(Qrxlevmin+Qrxlevminoffset)-Pcompensation-Qoffsettemp、及び
Squal=Qqualmeas-(Qqualmin+Qqualminoffset)-Qoffsettemp
ここで、
本実装形態のいくつかにおいて、他の基準は、免許不要のスペクトル動作に適用されることができる。例えば、SINR値は、測定されたメトリック値であってよい。UEは、セルからの信号強度を、他のセルから引き起こされた干渉と比較することができる。本実装形態のいくつかにおいて、SINR値は、同期信号(SS)-SINR(SS-SINR)値によって定義され得る。例えば、SS-SINR値は、(限定されないが)同じ周波数帯域幅内で(セカンダリ)SSを搬送するリソース要素上の雑音と干渉電力寄与の線形平均(単位[W])で割った、(セカンダリ)SSを運ぶリソース要素の電力寄与(単位[W])にわたる線形平均として定義することができる。本実装形態のいくつかにおいて、SS-SINR値を測定するための時間リソース(複数可)は、SS/物理ブロードキャストチャネル(PBCH:Physical Broadcast Channel)ブロック測定時間構成(SMTC)ウィンドウ持続時間内に制限され得る。UEは、このセル又は他のセルからの専用信号又はシステム情報を介して、セルを測定するためのSMTCを受信することができる。
本実装形態のいくつかにおいて、セルのSINR値は、閾値(例えば、SSINR>0、SSINR=QSINR-QSINR_th+RSINR)以上であってよい。SSINRは、そのSINR値に関連するS基準であってよい。QSINRは、測定されたセルRX SINR値(dB)であってよい。QSINR_thは、SINR値に関連付けられた閾値であってよい。必要に応じて、RSINRが残りのアイテムになってよい。各アイテムは、セルによってUEにブロードキャストされるか、セルによる専用信号を介してユニキャストされるか、又はUEに事前構成される(例えば、USIMに格納されるか、及び/又はUICCに格納される)かのいずれかであってよい。本実施形態のいくつかにおいて、RSINRは、0であってよい。QSINR_thは、セルからマスタインフォメーションブロック(MIB:Master Information Block)、又はSIB1で事前構成又はブロードキャストされることができる。QSINR_thは、セル固有であってもよく、システムに特有であってもよい。例えば、QSINR_thがセル固有の場合、QSINR_th値をブロードキャストするセルに適用することができる。
マルチビーム動作下のセル選択手順において、セルのビーム間の平均SINRを考慮することができる。例えば、セルのビーム平均SINRは、閾値(例えば、SSINR_av>0、SSINR_av=QSINR_av-QSINR_th_av+RSINR_av)以上であってよい。SSINR_avは、ビーム平均SINRに関連するS基準であってよい。QSINR_avは、セルのビーム平均SINRであってよい。QSINR_th_avは、ビーム平均SINRに関連する閾値であってよい。必要に応じて、RSINR_avは、残りのアイテムであってよい。各アイテムは、セルによってUEにブロードキャストされるか、セルによる専用信号を介してユニキャストされるか、又はUEに事前構成される(例えば、USIMに格納されるか、及び/又はUICCに格納される)かのいずれかであり得る。本実装形態のいくつかにおいて、RSINR_avは、0であってよい。QSINR_th_avは、セル固有であってもよく、システムに特有であってもよい。QSINR_thがセル固有の場合、QSINR_th値をブロードキャストするセルに適用することができる。
本実装形態のいくつかにおいて、UEは、ビームのSINR値を導出することができる。したがって、各ビームについて、SINR値は、存在することができる。ビーム固有SINRを定義する多くのアプローチがある。例えば、「B」のビームがある場合、全てのビーム固有のSINR値を「B」で除算した合計によってQSINR_th_avを導出することができる。別の例において、「B」のビームがある場合、ビームの全ての受信した信号を、全てのビームの全ての干渉とノイズの合計により除算した合計によってQSINR_th_avが導出されることができる。測定量は、セルのSS/PBCHブロックであってよい。セルの各SS/PBCHブロックは、ビームに対応する。「B」の値は正の整数であってよい。
本実装形態のいくつかにおいて、閾値(例えば、QSINR_Beam_th)は、構成されてもよい。閾値(例えば、QSINR_Beam_th)を超えるSINR値を有するビームのみが、ビーム平均SINR値の導出のために使用されてよい。例えば、閾値(例えば、QSINR_Beam_th)を超えるSINR値を持つ「B1」ビームがある場合、QSINR_th_avは、B1ビーム固有のSINR値を、「B1」で割った合計によって導出されることができる。本実装形態のいくつかにおいて、「B1」ビームが存在する場合、全てのビームの全ての干渉とノイズの合計によって割った、ビームの全ての受信した信号の合計によって、QSINR_th_avが導出されることができる。閾値(例えば、QSINR_Beam_th)を超えるビーム固有のSINR値を持つビームが存在しない場合、ビーム内の最高のSINR値は、s基準に使用されることができる。例えば、ビーム内の最高のSINR値は、QSINR_avとして使用されることができる。本実装形態のいくつかにおいて、「B1」が他の「B2」より高いか等しい場合、B2ビームのSINR値のみが、ビーム平均SINR値を導出するために使用されることができる。例えば、「B1」SINR値の中で最も高い「B2」SINR値が使用されてもよい。別の例において、「B1」SINR値の中で最低の「B2」SINR値が使用されてもよい。更に別の例において、「B2」SINR値は、「B1」SINR値からランダムに選択されてもよい。本実装形態のいくつかにおいて、「B2」値は、セルによって事前構成されているか、又はブロードキャストされてもよい。「B2」値は、セルによって専用信号発信を介して送信されてもよい。一方で、「QSINR_Beam_th」値は、セルによって専用信号発信を介してUEに送信されてもよい。「QSINR_Beam_th」値は、専用信号発信を介してセルに送信されてもよい。「B1」及び「B2」の値は、正の整数(複数可)であってもよい。
本実装形態のいくつかにおいて、免許不要のスペクトル(例えば、NR-U)上のRATのキャリア周波数帯域幅は(限定されないが)20MHzであってよい。広帯域を考慮する場合、免許不要のスペクトル上のRATのキャリア周波数は、20MHzの倍数であってよい。例えば、免許不要のキャリア周波数は、100MHzのチャネル帯域幅を有することができる。別の実施例において、100MHzの帯域幅は、5つの異なる免許不要のキャリア周波数に分割し、各々が20MHzのチャネル帯域幅を有するようにしてもよい。
本実装形態のいくつかにおいて、免許不要のスペクトル(例えば、NR-U)上のセル再選択手順は、(再選択)優先度及びランクを考慮することができる。本実装形態のいくつかにおいて、異なるNR周波数、異なるNR-U周波数、又はRAT間周波数の絶対優先度は、システム情報(例えば、SIB1、SIB2、SIB3、SIB4、SIB5)、専用信号発信(例えば、RRC(接続)リリースメッセージ、サスペンド構成を伴うRRC(接続)リリースメッセージ、サスペンド構成を伴わないRRC(接続)リリースメッセージ)、又はRAT間セル(再)選択中に別のRATから継承することによって、UEに提供され得る。本実装形態のいくつかにおいて、システム情報の場合、NR周波数、NR-U周波数、又はRAT間周波数は、優先度を提供せずにリストされ得る(例えば、フィールドcellReselectionPriorityは、その周波数について提供しないことがある)。もし優先度が専用の信号発信(例えば、RRC(接続)リリースメッセージ、サスペンド構成を伴うRRC(接続)リリースメッセージ、サスペンド構成を伴わないRRC(接続)リリースメッセージ)において提供される場合、UEは、システム情報における提供される全ての優先度を無視することができる。
本実装形態のいくつかにおいて、NR及びNR-Uが同じRATと見なされる場合、NR周波数及びNR-U周波数は、周波数間であってよい。本実装形態のいくつかにおいて、NR及びNR-Uが異なるRATと見なされる場合、NR周波数及びNR-U周波数は、RAT間周波数であってよい。本実装形態のいくつかにおいて、同じRAT(例えば、NR-U)のための異なる免許不要のキャリア周波数は、周波数間と見なされることができる。
本実装形態のいくつかにおいて、セルは、優先度情報(例えば、RAT間周波数の優先度及び/又は周波数間の優先度)をブロードキャストすることができる。例えば、優先度情報は、SIB1及び/又はその他SI(例えば、SIB2、SIB3、SIB4、及びSIB5)に含まれることができる。セルは、専用信号発信(例えば、RRCリリースメッセージ)を介して優先度情報をUEに通知することができる。本実装形態のいくつかにおいて、異なるRATは、異なる優先度(例えば、RAT固有の優先度)を有することができる。本実施形態のいくつかにおいて、異なるキャリア周波数は、異なる優先度、例えば、周波数固有の優先度を有することができる。例えば、E-UTRA RATのために、周波数優先度の情報は、E-UTRAのキャリア周波数と、キャリア周波数に対応するセル再選択優先度と、任意選択で、セル再選択サブ優先度とを含むことができる。NR RATのために、周波数優先度の情報は、NRのキャリア周波数と、キャリア周波数に対応するセル再選択優先度と、任意選択で、キャリア周波数に対応するセル再選択サブ優先度とを含むことができる。NR-U RATのために、周波数優先度の情報は、NR-Uのキャリア周波数と、キャリア周波数に対応するセル再選択優先度と、任意選択で、キャリア周波数に対応するセル再選択サブ優先度とを含むことができる。本実装形態のいくつかにおいて、NR RATの周波数優先度の情報は、NR-U RATのキャリア周波数と、キャリア周波数に対応するセル再選択優先度と、任意選択で、キャリア周波数に対応するセル再選択サブ優先度とを含むことができる。
本実装形態のいくつかにおいて、測定結果に基づいて、UEは、サービングセル及び非サービングセル(例えば、周波数内セル、周波数間セル、及びRAT間セル)をランク付けすることができる。免許不要のスペクトル(例えば、NR-U)上のRATのために、周波数間セルは、サービングセルと同じPLMNに属することができ、又はサービングセルのPLMNとは異なるPLMNに属することができる。同様に、免許不要のスペクトル(例えば、NR-U)上のRATのために、周波数内セルは、サービングセルのPLMNと同じPLMNに属するか、又はサービングセルのPLMNとは異なるPLMNに属することができる。本実装形態のいくつかにおいて、UEは、サービングセルと、サービングセルのものと同じPLMNに属する非サービングセル(例えば、周波数内セル、周波数間セル、及びRAT間セル)とをランク付けすることができる。本実装形態のいくつかにおいて、UEがサービングセルと、サービングセルと同じPLMNに正確に属さないことがある非サービングセル(例えば、周波数内セル、周波数間セル、RAT間セル)とをランク付けすることができる。
本実装形態のいくつかにおいて、免許不要のスペクトル上のRATは、許可されたスペクトル上のRATと比較して、別のRATであってよい。例えば、免許不要のスペクトル上にPCellを有するNR-Uは、(許可されたスペクトル上にPCellを有すると仮定され得る)NRとは異なるRATであり得る。例えば、許可されたスペクトル上のE-UTRAは、免許不要のスペクトル上で動作するNR-Uと比較して、別のRATであってもよい。本実装形態のいくつかにおいて、RAT間情報は、E-UTRA固有情報、NR固有情報、及びNR-U固有情報を含むことができる。
本実装形態のいくつかにおいて、セル再選択の目的で非サービングセルのSrxlev及びSqualを評価するとき、UEは、サービングセルによって提供されるパラメータを使用することができる。要求される測定を制限するために、いくつかのルールは、UEによって使用され得る。本実装形態のいくつかにおいて、サービングセルがSrxlev>SIntraSearchP及びSqual>SIntraSearchQを満たす場合、UEは、周波数内測定を行わないことを選択することができる。そうでない場合、UEは、周波数内測定を実行することができる。SIntraSearchPは、例えば、RSRPに関して、周波数内測定のための(dBにおける)Srxlev閾値であってよい。SIntraSearchQは、例えば、RSRQに関して、周波数内測定のための(dBにおける)Squal閾値であってよい。本実装形態のいくつかにおいて、サービングセルがSSINR>SIntraSearchSINRを満たす場合、UEは、周波数内測定を実行しないことを選択することができる。そうでない場合、UEは、周波数内測定を実行することができる。SIntraSearchSINRは例えば、周波数内測定の(dBにおける)閾値であってもよい。本実装形態のいくつかにおいて、サービングセルがSSINR_av>SIntraSearchSINR_avを満たす場合、UEは、周波数内測定を実行しないことを選択することができる。そうでない場合、UEは、周波数内測定を実行することができる。SIntraSearchSINR_avは例えば、平均SINRに関して、周波数内測定の(dBにおける)閾値であってよい。使用中の免許不要のスペクトルでのマルチビーム動作の場合、SIntraSearchSINR_avが構成されることがある。
いくつかのルールは、免許不要のスペクトル(複数可)上の周波数間セル再選択手順のために要求され得る。本実装形態のいくつかにおいて、現在の周波数の再選択優先度よりも高い再選択優先度を有する免許不要の周波数間のために、UEは、免許不要の周波数間で測定を実行することができる。現在の周波数は、免許不要のキャリア周波数又は許可されたキャリア周波数であってもよい。セル再選択優先度インジケータのフォーマットは、2Nに対応するNビットであってよい。例えば、セル再選択優先度インジケータは、その値が0であるとき、最低の優先度を意味することができる。その上、セル再選択インジケータのより高い値は、より高いセル再選択優先度に対応することができる。本実装形態のいくつかにおいて、セル再選択サブ優先度の値は、対応する周波数又はRATのためのセル再選択優先度インジケータの値に追加され得る。すなわち、セル再選択サブ優先度の値及びセル再選択優先度インジケータの値は、考慮されたRATの絶対優先度の値を構成してもよいし、対応するRATの考慮されたキャリア周波数の絶対優先度の値を構成してもよい。本実装形態のいくつかにおいて、専用の信号発信(例えば、RRC(接続)リリースメッセージ、サスペンド構成を伴うRRCリリースメッセージ、サスペンド構成を伴わないRRCリリースメッセージ)がセル再選択優先度インジケータを含まない場合、UEは、システム情報内でブロードキャストされたセル再選択優先度インジケータを適用してもよい。本実装形態のいくつかにおいて、システム情報がセル再選択優先度インジケータを含まない場合、UEは、格納されたセル再選択優先度インジケータを適用してもよい。本実装形態のいくつかにおいて、専用の信号発信及びシステム情報が対応するRAT/周波数のためのセル再選択優先度インジケータを含まず、UEが対応するRAT/周波数のためのセル再選択優先度インジケータを格納しない場合、UEは、対応するRAT/周波数のためのセル再選択優先度インジケータとしてデフォルト値を適用することができる。本実装形態のいくつかにおいて、デフォルト値は、0であってもよく、これは対応するRAT/周波数が最低の優先度を有してもよいことを意味する。本実装形態のいくつかにおいて、専用の信号発信及びシステム情報が対応するRAT/周波数のためのセル再選択優先度インジケータを含まず、UEが対応するRAT/周波数のためのセル再選択優先度インジケータを格納しない場合、UEはセル再選択手順中に締め出されたものとして、対応するRAT/周波数上のセルを扱うことができる。周波数間測定のために、SINR値、RSSI値、及びチャネル占有率値の内の少なくとも一つは、測定されたメトリックとして使用され得る。例えば、UEは、SINR値、平均SINR値、RSSI値、又はチャネル占有率値に基づいて、異なる周波数のセルに対して測定を実行することができる。例えば、UEは、RSSI値又はチャネル占有率値に基づいて周波数に対して測定を実行することができる。本実装形態のいくつかにおいて、UEは、そのようなキャリア周波数の測定結果(例えば、RSSI値又はチャネル占有率値)がより低い(再選択)優先度を有する別の周波数の測定結果よりも悪い場合、セル再選択手順において選択されるキャリア周波数を無効にすることができる。
本実装形態のいくつかにおいて、現在の周波数の再選択優先度と等しいか又はそれより低い再選択優先度を有する免許不要の周波数間のために、サービングセルがSrxlev>SnonIntraSearchP及びSqual>SnonIntraSearchQを満たす場合、UEは免許不要の周波数間で測定を実行しないことを決定することができる。本実装形態のいくつかにおいて、サービングセルがSrxlev>SnonIntraSearchSINRを満たす場合、UEは(現在の周波数の再選択優先度と等しいか又はそれより低い再選択優先度を持つ)免許不要の周波数間上で測定を実行しないことを決定することができる。SnonIntraSearchSINRは例えば、SINRに関して、免許不要の周波数間測定の(dBにおける)閾値であってもよい。本実装形態のいくつかにおいて、サービングセルがSrxlev>SnonIntraSearchSINR_avを満たす場合、UEは(現在の周波数の再選択優先度と等しいか又はそれより低い再選択優先度をもつ)免許不要の周波数間上で測定を実行しないことを決定することができる。SnonIntraSearchSINR_avは例えば、平均SINRに関して、免許不要の周波数間測定のための(dBにおける)閾値であってもよい。免許不要のスペクトルでのマルチビーム動作が使用される場合、SnonIntraSearchSINR_avが構成されてもよい。本実装形態のいくつかにおいて、条件が満たされない場合、UEは免許不要の周波数間の測定を実行することができる。
本実装形態のいくつかにおいて、現在の周波数の測定されたメトリック値(例えば、RSSI値又はチャネル占有率値)が閾値を超える場合、UEは、免許不要の周波数間の優先度にかかわらず、免許不要の周波数間で測定を実行しないことがある。閾値は、システム情報又は専用の信号発信によって構成することができる。
本実装形態のいくつかにおいて、(例えば、RRC_CONNECTED状態にある)UEは、専用の信号発信(例えば、測定報告メッセージ)を介して、(例えば、免許不要スペクトル(複数可)又は許可されたスペクトル(複数可)内の)異なる周波数の測定結果(例えば、RSSI値又はチャネル占有率値)をサービングセルに報告することができる。測定結果を受信すると、サービングセルは、異なる周波数の(再選択)優先度を調整することができる。したがって、セルは、システム情報(例えば、SIB1、SIB2、SIB3、SIB4、又はSIB5)又は専用の信号発信(例えば、RRC(接続)リリースメッセージ、サスペンド構成を伴うRRCリリースメッセージ、サスペンド構成を伴わないRRCリリースメッセージ)において、異なる周波数の更新された(再選択)優先度をUEに送信することができる。更新された(再選択)優先度を獲得すると、UEは、(再選択)優先度の格納された値を、セル再選択のための更新された(再選択)優先度に置き換えることができる。
免許不要のスペクトル(複数可)と許可されたスペクトル(複数可)との間のRAT間周波数セル再選択のために、いくつかのルールは、要求され得る。本実装形態のいくつかにおいて、RAT間周波数が免許不要である場合、各免許不要のキャリア周波数は、再選択優先度に対応することができる。本実装形態のいくつかにおいて、RAT間周波数が免許不要である場合、全ての免許不要のキャリア周波数は、再選択優先度に対応する。
本実装形態のいくつかにおいて、免許不要のRAT間周波数(例えば、NR-U周波数)が現在の許可されたキャリア周波数(例えば、NR周波数又はE-UTRA周波数)の再選択優先度よりも高い再選択優先度を有する場合、UEは、免許不要のRAT間周波数上で測定を実行することができる。本実装形態のいくつかにおいて、少なくとも一つの許可されたRAT間周波数(例えば、NR周波数又はE-UTRA周波数)が現在の許可されたキャリア周波数(例えば、NR周波数又はE-UTRA周波数)の再選択優先度より高い再選択優先度を有する場合、UEは、免許不要のRAT間周波数上で測定を実行しないことができる。
本実装形態のいくつかにおいて、許可されたRAT間周波数(例えば、NR周波数又はE-UTRA周波数)が現在の免許不要のキャリア周波数(例えば、NR-U周波数)の再選択優先度よりも高い再選択優先度を有する場合、UEは、より高い再選択優先度を有する許可されたRAT間周波数の測定を実行することができる。
本実装形態のいくつかにおいて、現在の免許不要のキャリア周波数の測定されたメトリック値(例えば、SINR値、RSSI値、又はチャネル占有値)が閾値未満である場合、UEは、許可されたRAT間周波数(例えば、NR周波数又はE-UTRA周波数)上で測定を実行することができる。本実装形態のいくつかにおいて、対応する測定されたメトリック値の閾値は、セルからUEへのシステム情報又は専用の信号発信において構成され得る。
本実装形態のいくつかにおいて、現在の許可されたキャリア周波数の再選択優先度と等しいか又はそれより低い再選択優先度をもつ免許不要のRAT間周波数に対して、サービングセルがSrxlev>SnonIntraSearchP及びSqual>SnonIntraSearchQを満たす場合、UEは、免許不要のRAT間周波数で測定を実行しないことを選択することができる。SnonIntraSearchPは、例えば、RSRPに関して、免許不要のRAT間周波数内測定の(dBにおける)閾値であってもよい。SnonIntraSearchQは例えば、RSRQに関して、免許不要のRAT間周波数内測定の(dBにおける)閾値であってもよい。
本実装形態のいくつかにおいて、現在の免許不要キャリア周波数の再選択優先度と等しいか又はそれより低い再選択優先度をもつ許可されたRAT間周波数に対して、サービングセルがSrxlev>SnonIntraSearchP及びSqual>SnonIntraSearchQの条件を満たす場合、UEは、許可されたRAT間周波数で測定を実行しないことを選択することができる。本実装形態のいくつかにおいて、現在の免許不要のキャリア周波数の再選択優先度と等しいかそれより低い再選択優先度をもつ許可されたRAT間周波数に対して、サービングセルがSrxlev>SnonIntraSearchSINRの条件を満たす場合、UEは、許可されたRAT間周波数で測定を実行しないことを選択することができる。SnonIntraSearchSINRは例えば、SINRに関して、許可されたRAT間周波数内測定のための(dBにおける)閾値であり得る。本実装形態のいくつかにおいて、現在の免許不要のキャリア周波数の再選択優先度と等しいかそれより低い再選択優先度をもつ許可されたRAT間周波数に対して、サービングセルがSrxlev>SnonIntraSearchSINR_avの条件を満たす場合、UEは、許可されたRAT間周波数で測定を実行しないことを選択することができる。SnonIntraSearchSINR_avは例えば、許可されたRAT間周波数内測定のための(dBにおける)閾値であってもよい。使用されている免許不要のスペクトル(複数可)でのマルチビーム動作の場合、SnonIntraSearchSINR_avが構成されてもよい。本実装形態のいくつかにおいて、上述した条件が満たされない場合、UEは許可されたRAT間周波数の測定を実行することができる。
本実装形態のいくつかにおいて、免許不要のキャリア周波数(例えば、最高ランクのセルが免許不要の周波数内セル又は免許不要の周波数間セルである)上の最高ランクのセル(又は最良のセル又は最強のセル)は、最高ランクのセルが「ローミングのための5Gシステム(5GS)の非トラッキングエリア(TA)のリスト」の一部であるか、又は登録されたPLMNと同等であると示されていないPLMNに属するため、キャンプオンするのに適していない場合、最高ランクのセルは締め出されており、UEは、最高ランクのセルを、T(例えば、300)秒の最大時間の期間にわたってキャンプオンするのに適していないセルと見なすことができる。この場合において、UEは、セル再選択手順のために、同じ免許不要のキャリア周波数上の候補セルとして他のセルをみなすことができる。
免許不要のキャリア周波数上のセルは、それらの対応する測定メトリック値又は他の絶対優先度再選択ルールに基づいてランク付けされ得る。例えば、最高ランクのセルは、同じキャリア周波数上のセルの中で最良の受信された電波信号品質を有するセルであってもよい。「最高ランクのセル」、「最良のセル」、及び「最強のセル」は、本実装形態のいくつかにおいて交換可能な用語であり得ることに留意されたい。
本実装のいくつかにおいて、許可された周波数内セルの場合又は許可された周波数間セルの場合のT値は、免許不要の周波数内セルの場合又は免許不要の周波数間セルの場合のT値とは独立であってもよい。T値は、独立して構成されてもよく、又は異なる場合について事前定義されてもよく、T値は、異なるものであってもよい。本実装形態のいくつかにおいて、許可された周波数内セルの場合又は許可された周波数間セルの場合のT値が免許不要の周波数内セルの場合又は免許不要の周波数間セルの場合のT値と同じであってもよい。このような実装形態のいくつかにおいて、異なる場合のT値は、共に構成されるか、又は共に事前定義されることがある。
本実装形態のいくつかにおいて、免許不要のキャリア周波数上の最高ランクのセルがキャンプオンするのに適していないセルである場合(例えば、UEは最高ランクのセルがキャンプオンに適していないと判断する)、UEは、他の周波数上の少なくとも一つのセルがUEによってランク付けされ、ランクの閾値よりも高いランク値を有する場合、最大時間の期間T(例えば、300)秒の間に、再選択に適したセルの候補として、同じ免許不要のキャリア周波数上のセルを見なさないことがある。ランクの閾値は予め構成されてもよく、(例えば、SIB2、SIB3、SIB4、又はSIB5において)サービングセルによってブロードキャストされてもよく、又は(例えば、RRC(接続)リリースメッセージにおいて、サスペンド構成を伴うRRCリリースにおいて、サスペンド構成を伴わないRRCリリースにおいて)RRC専用の信号発信を介して送信されてもよい。
本実装形態のいくつかにおいて、免許不要のキャリア周波数上の最高ランクのセルがキャンプオンに適していない場合、UEは、他の周波数上の少なくとも一つのセルがセル選択基準Sを満たす場合、T秒の最大期間の間に、同じ免許不要キャリア周波数上のセルを適切でないセルと見なし得る。
本実装形態のいくつかにおいて、免許不要のキャリア周波数上の最高ランクのセルが適切でないセルとして判定される場合、UEは、他の周波数上の少なくとも一つのセルの測定されたメトリック値(例えば、RSRP値、RSRQ値、又はSINR値)が閾値を上回る場合、T(例えば、300)秒の最大時間の期間の間、同じ免許不要のキャリア周波数上のセルを適切でないセルとして更に見なすことができる。閾値は予め構成されてもよく、(例えば、SIB2、SIB3、SIB4、SIB5において)サービングセルによってブロードキャストされてもよく、又は(例えば、RRC(接続)リリースメッセージにおいて、サスペンド構成を伴うRRCリリースにおいて、サスペンド構成を伴わないRRCリリースにおいて、サスペンドなし構成において)RRCの専用信号発信を介して送信されてもよい。
本実装形態のいくつかにおいて、UEは、許可されたRAT(例えば、NR)の制御の下で、(例えば、NR-Uといった免許不要のRATを利用するために)免許不要のキャリア周波数に、リダイレクトされ得る。UEが許可されたRATの制御下で、タイマーTが動作している免許不要のキャリア周波数にリダイレクトされる場合、その免許不要のキャリア周波数に対する任意の制限が除去され得る。この制限は、UEがその免許不要のキャリア周波数上でセル(再)選択手順を実行することを可能にすることからの任意の制限を含み得る。例えば、UEは、タイマーTを停止することにより、その免許不要のキャリア周波数に対する制限を除去することができ、従って、UEは、その免許不要のキャリア周波数に対して測定を実行することができる。
本実装形態のいくつかにおいて、UEは、免許不要のRAT(例えば、NR-U)の制御下で、許可されたキャリア周波数(例えば、NR)にリダイレクトされ得る。UEが免許不要のRAT(例えば、NR-U)制御の下で、タイマーTが動作している許可されたキャリア周波数にリダイレクトされる場合、その許可されたキャリア周波数に対する任意の制限が除去され得る。この制限は、UEがその許可されたキャリア周波数上でセル(再)選択手順を実行することを可能にすることからの任意の制限を含み得る。例えば、UEは、タイマーTを停止することによって、その許可されたキャリア周波数に対する制限を除去することができ、したがって、UEは、その許可されたキャリア周波数に対して測定を実行することができる。
本実装形態のいくつかにおいて、インディケーション(例えば、thresServingLowSINR)がシステム情報においてブロードキャストされ、UEが現在のサービングセル上にキャンプしてからTr(例えば、1)秒を超えて経過した場合、UEは、セル再選択手順を実行し、サービング周波数よりも高い優先度の周波数上でセル(例えば、キャンプする新しい適切なセル)を選択することができる。より高い優先度のRAT、許可されたキャリア周波数、又は免許不要のキャリア周波数のセルは、セルのSINR値が時間間隔(例えば、TreselectionRAT)の間、閾値(例えば、ThreshX,HighSINR)を超えていることを満たすことができる。そうでなければ、セルは、ある時間間隔(例えば、TreselectionRAT)の間、Srxlev>ThreshX,HighPを満たし、現在のサービングセル上のUEキャンプから1秒以上経過していれば、サービング周波数よりも高い優先度の周波数(例えば、周波数内又は周波数間)上のセルへのセル再選択が実行されてもよい。
本実装形態のいくつかにおいて、より高い優先度のRAT、許可されたキャリア周波数、又は免許不要のキャリア周波数に関連することができる、選択されたセル(例えば、セル再選択手順中の新しい適切なセル)の周波数チャンネルは、周波数のRSSI値が時間間隔(例えば、TreselectionRAT)の間、閾値(例えば、ThreshX,HighRSSI)を超えることを満たすことができる。そうでなければ、セルが時間間隔(例えば、TreselectionRAT)の間にSrxlev>ThreshX,HighPを満たし、現在のサービングセル上のUEキャンプから1秒以上経過している場合、サービング周波数よりも高い優先度の周波数(例えば、周波数内又は周波数間)上のセルへのセル再選択が実行されてもよい。
本実装形態のいくつかにおいて、インディケーション(例えば、thresServingLowCO)がシステム情報中にブロードキャストされ、UEが現在のサービングセルにキャンプオンしてからTr(例えば、1)秒を超えて経過した場合、UEは、サービング周波数よりも高い優先度の周波数上でセルにセル再選択を実行することができる。より高い優先度のRAT、許可されたキャリア周波数、又は免許不要のキャリア周波数の、セルの周波数チャネルは、チャネル占有値が時間間隔(例えば、TreselectionRAT)中に閾値(例えば、ThreshX,HighCO)を超えることを、満たすことができる。そうでなければ、セルが時間間隔(例えば、TreselectionRAT)の間にSrxlev>ThreshX,HighPを満たし、現在のサービングセル上のUEキャンプから1秒以上経過している場合、サービング周波数よりも高い優先度の周波数(例えば、周波数内又は周波数間)上のセルにセル再選択が実行されてもよい。
本実装形態のいくつかにおいて、システム情報中に特別なインジケータ(例えば、thresServingLowSINR、thresServingLowRSSI、thresServingLowCO)のブロードキャストがなく、UEが現在のサービングセル上にキャンプしてからTr(例えば、1)秒よりも長い時間が経過した場合、UEは、サービング周波数よりも高い優先度の周波数上のセルにセル再選択を実行することができる。選択されたセル(例えば、キャンプオンするための新しい適切なセル)は、RSRP(例えば、Srxlev)に基づくセル選択RXレベル値がタイマーインターバル(例えば、TreselectionRAT)中に閾値(例えば、ThreshX,HighP)を上回ることを、満たすことができる。
本実装形態のいくつかにおいて、上述したメカニズムは、UEの元の適切なセルを、許可されたキャリア周波数のセルから免許不要のキャリア周波数のセルに、又は免許不要のキャリア周波数のセルから許可されたキャリア周波数のセルに、又は免許不要のキャリア周波数のセルから免許不要のキャリア周波数のセルに、又は許可されたキャリア周波数のセルから許可されたキャリア周波数のセルに変更するために、セル再選択手順に適用され得る。
本実装形態のいくつかにおいて、ソースの周波数内のセルにキャンプオンしているUEがターゲット周波数内のセルを再選択する場合、UEは、タイマー値に基づいてタイマーを開始することができる。タイマーが満了する前に、UEは、ソース周波数においてセルを測定及び/又は再選択しないことがある。UEは、ソース周波数上のセルによる、(例えば、SIB1、他のSI(例えば、SIB2又はSIB3)の)システム情報又は専用の信号発信(例えば、RRC(接続)リリースメッセージ、RRCリリースメッセージにおけるサスペンド構成、サスペンド構成を伴うRRCリリースメッセージ、サスペンド構成を伴わないRRCリリースメッセージ)を介して、タイマー値を用いて構成され得る。本実施形態のいくつかにおいて、タイマー値が事前に構成されていても、事前に定義されていてもよい。本実装形態のいくつかにおいて、UEは、UEが他の周波数で任意のセルを再選択できない場合、タイマーを停止することができる。換言すると、UEは(例えば、タイマーが動作しているとき)全ての利用可能な周波数の中で最も低い優先度にソース周波数を無効にすることができる。本実装形態のいくつかにおいて、ターゲットセルにキャンプオンしているUEが第3の周波数内で別のターゲットセルを再選択する場合、UEは、ソース周波数のためのタイマーを停止することができる。更に、UEは、ターゲット周波数のためのタイマーを開始することができる。
本実装形態のいくつかにおいて、UEは、セル選択基準Sを満たす、免許不要の周波数内又は免許不要の周波数間の全てのセルをランク付けすることができる。UEは、サービングセルのためにセルランキング基準Rsに基づいて、及び隣接セルのためにRnをランク付けすることができる。本実装形態のいくつかにおいて、(例えば、免許不要の周波数内又は等しい優先度の免許不要の周波数間における)免許不要のサービングセルに対するセルランキング基準Rsと、免許不要の隣接セルに対するセルランキング基準Rnは、Rs=Qmeas,s+Qrmd,s及びRn=Qmeas,n+Qrmd,nによって定義されてもよく、ここで、Qmeas,sは、セル再選択手順において使用される測定されたメトリック値(例えば、RSRP値、RSRQ値、又はSINR値)であってもよく、Qrmd,sは、調整されたアイテム(例えば、ヒステリシス値)であってもよく、Qmeas,nは、セル再選択手順で使用される測定されたメトリック値であってもよく、Qrmd,nは、調整されたアイテム(例えば、免許不要の周波数内又は周波数間に依存するオフセット値)であってもよい。RsとRnとの比較は、同じ測定基準に基づいてもよい。本実装形態のいくつかにおいて、UEは、システム情報(例えば、SIB2、SIB3、SIB4、SIB5又は他のもの)を介して、又は専用の信号発信(例えば、RRC(接続)リリースメッセージ、サスペンド構成を伴うRRCリリースメッセージ、サスペンド構成を伴わないRRCリリースメッセージ)を介して、値Qrmd,s及びQrmd,nを、サービングセルから受信してもよい。
本実装形態のいくつかにおいて、UEは、R基準に従って(免許不要の)セルをランク付けし、対応するセルの平均化された測定されたメトリック結果(例えば、平均化されたRSRP/RSRQ/SINR値)を使用してR値(例えば、Rs及びRn)を計算してもよい。
本実装形態のいくつかにおいて、UEは、UEの登録されたPLMN又は同等のPLMNに基づいてセルを再ランク付けすることができる。再ランク付けされたセルランキングリストは、同じPLMNに属している全てのセルを含むことができる。例えば、UEは、登録されたPLMN又は同等のPLMNに属さないセルを元のセルランキングリストから除去することによって、セルを再ランク付けすることができる。この場合において、元のセルランキングリストは、異なるPLMNに属するセルを含むことができる。
本実装形態のいくつかにおいて、UEは、セルをランク付けするために、信号強度関連測定量(例えば、RSRP、RSRQ、SINR)に基づくことができる。同じキャリア周波数上の異なるPLMNに属しているセルは、共にランク付けされてもよく、これは、「元のセルランキングリスト」を参照してもよい。再ランク付けされたルールが適用される場合、再ランク付けされたセルランキングリストは、UEの登録されたPLMN又は同等のPLMNに属する全てのセルを含むことができる。本実装形態のいくつかにおいて、UEは、元のセルランキングリストに基づいてセル再選択手順を実行することができる。本実装形態のいくつかにおいて、UEは、再ランク付けされたセルランキングリストに基づいてセル再選択手順を実行することができる。本実装形態のいくつかにおいて、UEは、周波数内のセル再選択手順、及び/又は周波数間のセル再選択手順を実行するために、再ランク付けされたセルランキングリストを使用することができる。例えば、UEは、許可されたスペクトル(複数可)上の再ランク付けされたセルランキングリストにリストされたセルの中から、最高ランクのセルを再選択することができる。別の例において、UEは、免許不要のスペクトル(複数可)上の再ランク付けされたセルランキングリストにリストされたセルの中から最高ランクのセルを再選択することができる。例えば、UEは、許可されたスペクトル(複数可)及び免許不要のスペクトル(複数可)上のセルを含んでいる、同じPLMNに属する、再ランク付けされたセルランキングリストにリストされたセルの中から、最高ランクのセルを再選択することができる。本実装形態のいくつかにおいて、許可されたスペクトル(複数可)上のセルランキングリストは、許可されたスペクトル上のセルランキングリストが同じPLMNに属するセルを含む場合、再ランク付けされたセルランキングリストと見なされてもよい。
本実装形態のいくつかにおいて、UEが少なくとも二つの元のセルランキングリストを有し、各リストが一つの免許不要のキャリア周波数に対応する場合、UEは、以下の2つの条件を満たすセルを適切なセルとして選択することができる。(1)セルが選択された/登録された/等価なPLMNに属し、及び(2)セルは少なくとも二つの元のセルランキングリストにリストされたセルの中で最高ランクのセルである。更に、選択されたセルは、締め出されなくてもよい。
本実装形態のいくつかにおいて、インディケーション(例えば、rangeToBestCell)が構成されていない場合、UEは、最良のセルとしてランク付けされた新しい適切なセルを選択するためにセル再選択手順を実行することができる。最良のセルは、元のセルランキングリスト又は再ランク付けされたセルランキングリストにリストされてもよい。本実装形態のいくつかにおいて、最良のセル(又は最高ランクのセル)が不適切である(例えば、UEの登録されたPLMN又は同等のPLMNに属さず、セル選択基準Sを満たさない)と発見された場合、UEは次の最良のセル(又は次に高いランクのセル)を新しい適切なセルとして選択することができる。次の最良のセル(又は次に高いランクのセル)のランキングは、最良のセル(又は最高ランクのセル)よりも低い。
本実装形態のいくつかにおいて、UEが選択されたセルが不適切である(例えば、UEの登録されたPLMN又は同等のPLMNに属さない)ことを発見する場合、UEは、そのランキングが以前に選択された不適切なセルの次に低い次のセルを選択することができる。本実装形態のいくつかにおいて、最良のセルが不適切である(例えば、UEの登録されたPLMN又は同等のPLMNに属さず、セル選択基準Sを満たさない)ことが発見される場合、UEは、元のセルランキングリスト内の最良のセルと同じPLMNに属しているセルを除去することができる。
本実装形態のいくつかにおいて、インディケーション(例えば、rangeToBestCell)が構成される場合、UEは、新しい適切なセルを選択するためにセル再選択手順を実行することができる。新しい適切なセルは、そのR値が最良のセルとしてランク付けされたセルのR値のインディケーション(例えば、rangeToBestCell)内にあるセルの間で、閾値(例えば、SINR値の閾値、RSRP値の閾値、又はRSRQ値の閾値)を超えるビームの最高数を有することができる。例えば、UEが(平均された)SINR値に基づいてセルのR値を計算する場合、UEは、セルのSINRに評価された閾値を超えるビームの数をカウントすることができる。本実装形態のいくつかにおいて、複数のそのようなセルがある場合、UEは、セル再選択手順を実行し、それらの中から最高ランクのセルを選択することができる。
本実装形態のいくつかにおいて、インディケーション(例えば、rangeToBestCell)が構成される場合、UEは、UEの登録されたPLMN(又は同等のPLMN)に属している、R値が最良のセルとしてランク付けされたセルのR値のインディケーション(例えば、rangeToBestCell)内にあるセルの中から、閾値(例えば、SINR値の閾値、RSRP値の閾値、又はRSRQ値の閾値)を超えるビームの最大の数を有する新しい適切なセルを選択するために、セル再選択手順を実行することができる。本実装形態のいくつかにおいて、最良のセルは、再ランク付けされたセルリストにリストされてもよい。本実装形態のいくつかにおいて、最良のセルは、UEの登録されたPLMN(又は同等のPLMN)に属しても、属さなくてもよい。例えば、UEが(平均された)SINR値に基づいてセルのR値を計算する場合、UEは、セルのSINRに評価された閾値を超えるビームの数をカウントし得る。本実装形態のいくつかにおいて、複数のそのようなセルがある場合、UEは、セル再選択手順を実行し、それらの中から最高ランクのセルを選択することができる。
本実装形態のいくつかにおいて、セルは、免許不要のキャリア周波数上のセルの測定値に基づいて、チャネル占有率値、又はRSSI値をブロードキャストすることができる。セルのブロードキャストチャネル占有率値が閾値を超える場合、UEは、そのようなセルをキャンプオンするのに適したセルとして(再)選択しなくてもよい。同様に、セルのブロードキャストRSSI値が閾値未満である場合、UEは、そのようなセルを適切なセルとして(再)選択しなくてもよい。本実装形態のいくつかにおいて、セルのブロードキャストチャネル占有率値が閾値を超える場合、UEは、周波数間セル再選択手順又はRAT間セル再選択手順を実行して、他の周波数内の新しい適切なセルを検索することができる。
本実装形態のいくつかにおいて、セルのブロードキャストRSSI値が閾値未満である場合、UEは、周波数間セル再選択手順又はRAT間セル再選択手順を実行し、他の周波数における新しい適切なセルを検索することができる。UEは、セルから複数のRSSI値を受け取った場合、UEは、RSSI値の平均値を閾値と比較することができる。本実装形態のいくつかにおいて、閾値は、UEにブロードキャストされてもよく、又は専用の信号発信を介してUEに送信されてもよい。本実装形態のいくつかにおいて、閾値は(例えば、UEカテゴリ、UEターゲットサービスタイプ、又は他のUE特性に基づいて決定された)事前定義された値であり得る。本実装形態のいくつかにおいて、UEは、セルのブロードキャストチャネル占有率値又はRSSI値に基づいて、セルのランクを調整することができる。
本実装形態のいくつかにおいて、上記の専用の信号発信は、RRCメッセージ(複数可)を参照してもよい(ただし、これに限定されない)。セルは、専用の信号発信をUEに送信することができ、この場合、専用の信号発信は、RRC(接続)セットアップメッセージ、RRC(接続)再構成メッセージ、モビリティ制御情報を含むRRC接続再構成メッセージ、内部のモビリティ制御情報を含まないRRC接続再構成メッセージ、同期を伴う構成を含んでいるRRC再構成メッセージ、内部の同期を伴う構成を含まないRRC再構成メッセージ、RRC(接続)再開メッセージ、RRC(接続)再確立メッセージ、RRC(接続)拒否メッセージ、RRC(接続)リリースメッセージ、サスペンド構成を含んでいるRRCリリースメッセージ、内部のサスペンド構成を含まないRRCリリースメッセージ、及びUEケイパビリティ照会メッセージなどである。UEは、専用の信号発信をセルに送信してもよく、この場合、専用の信号発信は、RRC(接続)セットアップ要求メッセージ、RRC(接続)セットアップ完了メッセージ、RRC(接続)再構成完了メッセージ、RRC(接続)再開要求メッセージ、RRC(接続)再開要求メッセージ、RRC(接続)再開完了メッセージ、RRCシステム情報要求メッセージ、UE補助情報メッセージ、及びUEケイパビリティ情報メッセージなどであってもよい。
RRC_IDLE/RRC_INACTIVE UEは、「キャンプされたセル」を参照することができるセルにキャンプオンすることができる。RRC_CONNECTED UEは、サービングセルによってサービスされることができる。サービングセルは、UEがRRC_IDLE/RRC_INACTIVEに入るとき、UEへのキャンプされたセルであってもよい。キャンプされたセルは、UEがRRC_CONNECTEDに入るとき、UEに対するサービングセルであってもよい。UEがセルからの無線信号強度を測定することができる場合、そのようなセルは、UEに対する検出されたセルであり得る。
図8は、本開示の様々な態様による、無線通信のためのノードを示すブロック図である。図8に示すように、ノード800は、トランシーバ820、プロセッサ828、メモリ834、一つ以上のプレゼンテーション部品838、及び少なくとも一つのアンテナ836を含むことができる。ノード800はまた、RFスペクトル帯域モジュールと、BS通信モジュールと、ネットワーク通信モジュールと、システム通信管理モジュールと、入出力(I/O)ポートと、I/Oコンポーネントと、電源(図8には明示的に示されていない)とを含むことができる。これらのコンポーネントのそれぞれは、一つ以上のバス840を介して、直接的又は間接的に互いに通信することができる。一実装形態において、ノード800は、UE、BS、又は例えば、図1から図7を参照して本明細書で説明される様々な機能を実行する無線通信の任意の他の装置とすることができる。
送信機822(例えば、送信/送信回路)及び受信機824(例えば、受信/受信回路)を有するトランシーバ820は、時間及び/又は周波数リソース分割情報を送信及び/又は受信するように構成され得る。本実装形態のいくつかにおいて、トランシーバ820は、使用可能、使用不可能、及び柔軟に使用可能なサブフレーム及びスロットフォーマットを含むが、これらに限定されない、異なるタイプのサブフレーム及びスロットで送信するように構成され得る。トランシーバ820は、データ及び制御チャネルを受信するように構成され得る。
ノード800は、様々なコンピュータ読み取り可能媒体を含んでもよい。コンピュータ読み取り可能媒体は、ノード800によってアクセスされてもよく、揮発性及び不揮発性媒体、取り外し可能及び非取り外し可能媒体の両方を含む任意の利用可能な媒体であってもよい。限定ではなく、一例として、コンピュータ読み取り可能媒体は、コンピュータ記憶媒体及び通信媒体を含むことができる。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能命令、データ構造、プログラムモジュール又はデータのような情報を記憶するための任意の方法又は技術で実施される揮発性及び不揮発性、取り外し可能及び非取り外し可能媒体の両方を含む。
コンピュータ記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ又はその他のメモリ技術、CD-ROM、デジタル汎用ディスク又はその他の光ディスク記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置又はその他の磁気記憶装置を含む。コンピュータ記憶媒体は、伝搬データ信号を備えない。通信媒体は、典型的にはコンピュータ読み取り可能命令、データ構造、プログラムモジュール、又は他のデータを、搬送波又は他のトランスポートメカニズムなどの変調されたデータ信号で具現化し、任意の情報配信媒体を含む。「変調されたデータ信号」という用語は、その特性の内の一つ以上が信号内に符号化されるように設定又は変更された信号を意味する。限定ではなく例として、通信媒体は、有線ネットワーク又は直接有線接続などの有線媒体と、音響、RF、赤外線、及び他の無線媒体などの無線媒体とを含む。上記のいずれかの組み合わせは、コンピュータ読み取り可能な媒体の範囲内にも含まれるべきである。
メモリ834は、揮発性及び/又は不揮発性メモリの形態のコンピュータ記憶媒体を含むことができる。メモリ834は、取り外し可能、取り外し不能、又はそれらの組み合わせであってもよい。メモリの例は、ソリッドステートメモリ、ハードドライブ、光ディスクドライブなどを含む。図8に示すように、メモリ834は実行されると、プロセッサ828に、例えば図1から図7を参照して、本明細書に記載する様々な機能を実行させるように構成された、コンピュータ読み取り可能なコンピュータ実行可能命令832(例えば、ソフトウェアコード)を格納することができる。あるいは、命令832は、プロセッサ828によって直接実行可能ではなく、ノード800に本明細書に記載する様々な機能を実行させるように(例えば、コンパイルされ実行されるときに)構成されてもよい。
プロセッサ828(例えば、処理回路を有する)は、インテリジェントハードウェアデバイス、例えば、中央処理装置(CPU)、マイクロコントローラ、ASICなどを含んでもよい。プロセッサ828は、メモリを含んでもよい。プロセッサ828は、メモリ834から受信したデータ830及び命令832、並びにトランシーバ820、ベースバンド通信モジュール、及び/又はネットワーク通信モジュールを介した情報を処理することができる。プロセッサ828はまた、コアネットワークへの送信のために、アンテナ836を介してネットワーク通信モジュールに送信するためにトランシーバ820に送信される情報を処理することができる。
1つ以上のプレゼンテーション部品838は、人又は他のデバイスにデータインディケーションを提示する。プレゼンテーション部品838の例は、表示デバイス、スピーカー、印刷部品、振動部品などを含んでもよい。
上記の説明から、様々な技術が、これらの概念の範囲から逸脱することなく、本出願で説明される概念を実行するために使用され得ることが明らかである。更に、概念は特定の実施形態を特に参照して説明されてきたが、当業者はそれらの概念の範囲から逸脱することなく、形態及び詳細において変更を行うことができることを認識するのであろう。したがって、説明された実施形態はすべての点において、例示的なものであり、限定的なものではないと判断されるべきである。また、本出願は、上述の特定の実施形態に限定されるものではなく、本開示の範囲から逸脱することなく、多くの再構成、修正、及び置換が可能であることを理解されたい。
図1は、本開示の一例としての実装形態による、免許不要のスペクトル上でPLMN選択及びセル(再)選択手順を実行する方法のフローチャートを示す。
図2Aは、本開示の一例としての実装形態による、PLMN選択手順を示す概略図である。
図2Bは、本開示の一例としての実装形態による、セル選択手順を示す概略図である。
図3は、本開示の一例としての実装形態による、免許不要のスペクトル上でPLMN選択及びセル(再)選択手順を実行する方法のフローチャートを示す。
図4Aは、本開示の一例としての実装形態による、セル再選択手順のフローチャートを示す。
図4Bは、本開示の一例としての実装形態による、セル再選択手順のフローチャートを示す。
図5は、本開示の一例としての実装形態による、UEがキャリア周波数上で新しい適切なセルを見つけることができないとき、実行されるセル再選択手順のフローチャートを示す。
図6は、本開示の一例としての実装形態による、セル再選択手順を示す概略図である。
図7は、本開示の一例としての実装形態による、UEのASエンティティとNASエンティティとの間のメッセージフローを示す概略図である。
図8は、本開示の様々な態様による、無線通信のためのノードを示すブロック図である。