JP2022515971A - 検出装置 - Google Patents

検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2022515971A
JP2022515971A JP2021529286A JP2021529286A JP2022515971A JP 2022515971 A JP2022515971 A JP 2022515971A JP 2021529286 A JP2021529286 A JP 2021529286A JP 2021529286 A JP2021529286 A JP 2021529286A JP 2022515971 A JP2022515971 A JP 2022515971A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitive surface
detection device
capacitive
surface portion
resonant member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2021529286A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7474931B2 (ja
Inventor
アミル ラハフロズ
ディエゴ エミリオ セラノ
イジャズ フセイン ジャフリ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Publication of JP2022515971A publication Critical patent/JP2022515971A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7474931B2 publication Critical patent/JP7474931B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C19/00Gyroscopes; Turn-sensitive devices using vibrating masses; Turn-sensitive devices without moving masses; Measuring angular rate using gyroscopic effects
    • G01C19/56Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces
    • G01C19/5719Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces using planar vibrating masses driven in a translation vibration along an axis
    • G01C19/5733Structural details or topology
    • G01C19/5755Structural details or topology the devices having a single sensing mass
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C19/00Gyroscopes; Turn-sensitive devices using vibrating masses; Turn-sensitive devices without moving masses; Measuring angular rate using gyroscopic effects
    • G01C19/56Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces
    • G01C19/5705Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces using masses driven in reciprocating rotary motion about an axis
    • G01C19/5712Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces using masses driven in reciprocating rotary motion about an axis the devices involving a micromechanical structure
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P1/00Details of instruments
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P15/00Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration
    • G01P15/02Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses
    • G01P15/08Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values
    • G01P15/097Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values by vibratory elements
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P15/00Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration
    • G01P15/02Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses
    • G01P15/08Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values
    • G01P15/125Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values by capacitive pick-up

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Gyroscopes (AREA)

Abstract

検出装置が、第1のモードと第2のモードで運動可能な共振部材と、電極とを有する。共振部材は、電極の容量性表面部分に面して容量的に結合された容量性表面部分を有する。第1のモードで共振部材の容量性表面部分に沿った各点の変位は、点に対して実質的に接する。

Description

本出願は、一般に検出装置に関し、より詳細にはMEMSジャイロスコープ又はMEMS加速度計などの検出装置に関する。
ジャイロスコープや加速度計などの慣性測定装置は、高精度の検出を提供する。しかしながら、歴史的にそのコスト、寸法及び所要電力が、消費者製品、ゲーム装置、自動車、携帯型測位システムなどの産業におけるその広範囲の使用を妨げてきた。
最近になって、微細加工技術によって小型ジャイロスコープと加速度計の製造が可能になったため、微小電子機械システム(MEMS)センサ装置が複数の産業から注目されるようになった。また、小型化によって同一ダイ上にMEMS装置と読み出し電子回路の一体化が可能になり、その結果、ノイズ、コスト及び消費電力が低減され、またノイズの低減によって分解能が改善された。デジタルカメラ、三次元ゲーム機器及び自動車センサなどの消費者製品は、多くの利点によりMEMS装置を採用している。消費者による低コストで、より高性能で、ユーザフレンドリーな装置の要求により、MEMSセンサの需要が急激に上昇しており、その理由は、MEMSセンサが、十分な信頼性と性能をきわめて安値で提供するからである。
米国特許第7543496号、米国特許第7578189号、米国特許第7892876号、米国特許第8173470号、米国特許第8372677号、米国特許第8528404号、及び米国特許第8166816号に開示されたような従来のMEMS装置は、軸のまわりと軸に沿った回転(即ち、軸のまわりの回転の角度又は角速度)又は並進運動(即ち、軸に沿った直線加速度)を検出できる。これらの装置は、典型的には、容量性ギャップによって共振器から離間された複数の電極に取り囲まれた共振部材を含む。
例えば、図12に、MEMSジャイロスコープに対応し、共振部材112と、共振部材112から離間された複数の電極118とを含む検出装置110が示される。各電極118は、共振部材112に容量的に結合される。より具体的には、共振部材112は、電極118の関連付けられた容量性表面部分128にそれぞれ面し容量的に結合された複数の容量性表面部分122を有する。それにより、共振部材112と各電極118の間に容量性チャネル130が規定される。
共振部材112は、2つの共振モード、即ちドライブモードとセンスモードで動作できる。詳細には、2つの電極118a,118cは、共振部材112に駆動力をX方向に印加して共振部材112を励起し、共振部材112をドライブモードで所定の周波数(例えば、共振部材112の固有周波数)で振動させる働きをするドライブ電極である。共振部材112が回転されると、コリオリの効果によって、エネルギーがドライブモードからセンスモードに移され、共振部材112がセンスモードで振動する。更に、2つの電極118b、118dは、X方向に垂直なY方向の共振部材112のセンスモード運動に応じて電流を生成するように構成されたセンス電極である。したがって、この電流を分析して共振部材112の回転速度を決定できる。
各電極118は、共振部材112のノード軸と位置合わせされる(この開示の目的のため、共振部材の「ノード軸(node axis)」は、共振部材の2つ以上のノード点を通る軸であり、「ノード点(node point)」は、ドライブモード又はセンスモードで振動するときの共振部材の反ノード又はノードを指す)。より具体的には、ドライブ電極118a,118cは、共振部材112の2つのノード点134a,134cを通る第1のノード軸Nと位置合わせされ、センス電極118b,118dは、共振部材112の他の2つのノード点134b,134dを通る第2のノード軸Nと位置合わせされる。2つのノード点134a,134cは、センスモードで共振部材112のノードに対応し、ドライブモードで共振部材112の反ノードに対応し、一方、他の2つのノード点134b,134dは、センスモードで共振部材112の反ノードに対応し、ドライブモードの共振部材112のノードに対応する。更に、共振部材112と電極118の容量性表面部分122,128は、好ましくは、それらの容量性チャネル130がその関連ノード軸に関して対称的になるように形成され配置されることが好ましい。
理想的には、センスモードは、共振部材112がゼロレート(即ち、回転していない)のときに起動されず、その結果、Y方向の共振部材112のセンスモード運動がゼロになり、回転を誤って示す電流出力がセンス電極118b,118dに生成されない。しかしながら、以下に詳述されるように、共振部材112がゼロレートのときでもセンス電極118b,118dが起動されうる。
例えば、図12の検出装置110は、典型的には、材料単体を共振部材112と電極118に分割するディープリアクティブイオンエッチング(DRIE)処理を使って製造される。容量性チャネル130は、エッチングされる単体の位置に、共振部材112と電極118の容量性表面部分122,128と共に形成される。前述されたように、共振部材112と電極118の容量性表面部分122,128は、その容量性チャネル130がその関連ノード軸に関して対称になるように形成され配置されることが好ましい。しかしながら、各チャネル130の端を形成するときにDRIE処理で生じる欠陥により、容量性表面部分122,128の各チャネル130の端に欠陥が生じることがあり、これによりチャネル130がその関連ノード軸に関して非対称になる。
図13は、センス電極118bの容量性表面部分128bに欠陥142が形成され、その結果、その容量性チャネル130bが第2のノード軸Nに関して対称的にならない例を示す。ドライブ電極118a,118cが、共振部材112をドライブモードで励起するように操作されたとき、共振部材112の容量性表面部分122bにドライブモード運動が起こる(例えば、共振部材112のドライブモード運動を示す図13の破線146を参照)。センス電極118bの容量性チャネル130bが、第2のノード軸Nに関して対称的な場合、容量性表面部分122bの全容量性変位がゼロになり、それにより、センス電極118bにおける電流がゼロになる。しかしながら、容量性チャネル130bが対称的でないので、容量性表面部分122bの全容量性変位がゼロでなくなり、それにより、センス電極118bに、共振部材112の回転を誤って示し時間と温度の変化と共に変化しうるゼロレート出力(ZRO)が生成される。
更に、ドライブ電極118a,118cの容量性チャネル130a,130cの一方又は両方に非対称性がある場合、この非対称性によって、ゼロレート状態でドライブ電極118a,118cに共振部材112のセンスモード運動が生じることがあり、これにより、更にセンス電極118b,118dにZROが生成されうる(センス電極118b,118dの容量性チャネル130b,130dが完全に対称的な場合でも)。
米国特許第7543496号 米国特許第7578189号 米国特許第7892876号 米国特許第8173470号 米国特許第8372677号 米国特許第8528404号 米国特許第8166816号
以下に、本発明の例示的な実施形態の単純化された要約を示す。この要約は、本発明の不可欠な要素を識別するものでも本発明の範囲を示すものでもない。この要約の唯一の目的は、後で提示されるより詳細な説明の序文として、例示的な幾つかの実施形態を単純化された形態で提示することである。
第1の態様によれば、検出装置は、第1のモードと第2のモードで運動可能な共振部材と、電極とを有する。共振部材は、電極の容量性表面部分に面して容量的に結合された容量性表面部分を有する。第1のモードで共振部材の容量性表面部分に沿った各点の変位は、点に対して実質的に接する。
第1の態様の一例では、共振部材の容量性表面部分が湾曲される。
第1の態様の別の例では、共振部材の容量性表面部分が凹状である。
第1の態様の更に別の例では、共振部材の容量性表面部分が凸状である。
第1の態様の更に別の例では、共振部材は、本体と、本体に一体的に接続されかつ本体から突出する突出部とを有し、突出部は、共振部材の容量性表面部分を規定する。一例では、突出部は、共振部材のノード軸に沿って本体から延在し、突出部は、近位端部分と遠位端部分とを有し、遠位端部分は、近位端部分より幅広く、遠位端部分は、共振部材の容量性表面部分を規定する。一例では、突出部の近位端部分は、第2のモードでノード軸に実質的に平行な方向に変位する本体の部分に接続される。
第1の態様の別の例では、共振部材は本体を有し、共振部材の容量性表面部分は、本体の凹面部分である。
第1の態様の更に別の例では、検出装置は、基板と、共振部材を基板に対して支持するアンカーと、アンカーから共振部材を柔軟に分離するための分離機構とを有する。分離機構は、アンカーに接続されたフランジ、リング部分、リング部分をフランジに接続する複数の第1の弾性部分、及びリング部分を共振部材に接続する複数の第2の弾性部分を有する。第1の弾性部分はそれぞれ、各第2の弾性部材の剛性より低い剛性を有する。
第1の態様の更に別の例では、ジャイロスコープは検出装置を含む。
第2の態様によれば、検出装置は、第1のモードと第2のモードで運動可能な共振部材と、電極とを有する。電極は、共振部材の2つの容量性表面部分の一方が、電極の一方の容量性表面部分に面して容量的に結合され、共振部材の2つの容量性表面部分の他方が、電極の別の容量性表面部分に面して容量的に結合されるように、共振部材の2つの容量性表面部分の間に位置される。共振部材の2つの容量性表面部分のそれぞれに沿った各点の変位は、第1のモードで点に対して実質的に接する。
第2の態様の1つの例では、電極と共振部材は、その間に容量性チャネルを規定し、共振部材の2つの容量性表面部分はそれぞれ容量性チャネルの2つの端部を規定する。
第2の態様の別の例では、共振部材は、本体と、本体に一体的に接続されて本体から突出する2つの突出部を有し、電極が、2つの突出部の間に位置される。2つの突出部の一方は、共振部材の2つの容量性表面部分の一方を規定し、2つの突出部の他方は、共振部材の2つの容量性表面部分の他方を規定する。
第2の態様の更に別の例では、共振部材は、本体を有し、共振部材の各容量性表面部分は、本体の凹面部分に対応する。
第2の態様の更に別の例では、電極は、共振部材のノード軸に沿って位置される。
第3の態様によれば、検出装置は、第1のモードと第2のモードで運動可能な共振部材を有し、共振部材は、本体と、共振部材のノード軸に沿って本体から延在する突出部とを有する。突出部は、近位端部分と遠位端部分を有し、遠位端部分は近位端部分より幅広い。
第3の態様の一例では、検出装置は、ノード軸に沿って突出部と位置合わせされた電極を有し、突出部の近位端部分は、電極の容量性表面部分に面して容量的に結合された共振部材の容量性表面部分を規定する。
第3の態様の別の例では、突出部の近位端部は、第2のモードでノード軸と実質的に平行な方向に変位する本体の部分に接続される。
第3の態様の更に別の例では、共振部材の容量性表面部分に沿った各点の変位は、第1のモードで点に対して実質的に接線である。一例では、共振部材の容量性表面部分は湾曲される。
以上の概略的な説明と以下の詳細な説明は両方とも、例示的及び説明的な実施形態を示すことを理解されたい。添付図面は、記述された実施形態の更なる理解を提供するために含まれ、本明細書に組み込まれその一部を構成する。図面は様々な例示的実施形態を示す。
本発明の以上及びその他の態様は、添付図面に関する以下の記述を読むことによって、本発明が関係する当業者に明らかになる。
第1の実施形態による例示的な検出装置の概略平面図である。 第2の実施形態による検出装置の概略平面図である。 第3の実施形態による検出装置の概略平面図である。 第4の実施形態による検出装置の概略平面図である。 第5の実施形態による検出装置の拡大概略平面図である。 第6の実施形態による検出装置の拡大概略平面図である。 第7の実施形態による検出装置の拡大概略平面図である。 第8の実施形態による検出装置の拡大概略平面図である。 検出装置の例示的分離機構の概略平面図である。 検出装置のアンカーの斜視部分断面概略図である。 アンカーにスリットが形成された検出装置の拡大概略平面図である。 先行技術の例示的検出装置の概略平面図である。 図12の検出装置の拡大図である。
例示的な実施形態が記述され図面に示される。これらの示された例は、本発明を限定するものではない。例えば、他の実施形態及び他のタイプの装置で1つ以上の態様を利用できる。更に、特定の用語は、本明細書で便宜上使用され、限定として解釈されるべきでない。
図1に移り、検出装置10の第1の実施形態について述べる。この例の検出装置10は、MEMSジャイロスコープに対応する。しかしながら、検出装置10は、MEM加速度計などの他の例で他の検出装置に対応できる。
図1の検出装置10は、基板16に対して支持された共振部材12と、共振部材12から離間された複数の電極18とを含む。各電極18は、共振部材12に容量的に結合される。より具体的には、共振部材12は、電極18の関連容量性表面部分28にそれぞれ面して容量的に結合された複数の容量性表面部分22を有する。それにより、共振部材12と各電極18の間に容量性チャネル30が規定される。
基板16に対して共振部材12を支持するための例示的な支持構造は、以下に詳述される。一般に、共振部材12は、共振部材12が2つの共振モード、即ちドライブモードとセンスモードで動作できるように基板16に対して柔軟に支持される。この実施形態において、2つの電極18a,18cは、共振部材12に対してX方向に駆動力を印加して共振部材12を励起し、共振部材12をドライブモードで所定の周波数(例えば、共振部材12の固有周波数)で振動させる働きをするドライブ電極である。共振部材12が回転されると、コリオリの効果によって、ドライブモードからセンスモードにエネルギーが移され、共振部材12がセンスモードで振動される。更に、2つの電極18b,18dは、X方向に垂直なY方向の共振部材12のセンスモード運動に応じて電流を生成するように構成されたセンス電極である。したがって、この電流を分析して共振部材12の回転速度を決定できる。
共振部材12と電極18の形状は、実施形態並びに共振部材12に対する電極18の数と配置によって異なりうる。一般に、共振部材12は、X-Y平面に沿って延在し、共振部材12の重心(即ち、質量中心)cを通りX-Y平面に垂直な中心軸ωを有する平面体でよい。更に、各電極18は、共振部材12のノード軸と位置合わせされることが好ましい。
例えば、本実施形態のドライブ電極18a,18cは、共振部材12の2つのノード点34a,34cを通る第1のノード軸αと位置合わせされ、センス電極18b,18dは、共振部材12の他の2つのノード点34b,34dを通る第2のノード軸βと位置合わせされる。2つのノード点34a,34cは、センスモードでは共振部材112のノードに対応し、ドライブモードでは共振部材112の反ノードに対応し、一方、他の2つのノード点34b,34dは、センスモードでは共振部材112の反ノードに対応し、ドライブモードでは共振部材112のノードに対応する。第1及び第2のノード軸α,βは、それぞれX方向とY方向に実質的に平行であり、共振部材12の中心軸ωで互いに交差する。更に、共振部材12と電極18の容量性表面部分22,28は、それらの容量性チャネル30がその関連ノード軸α,βに関して対称になるように形成され配置されることが好ましい。
幾つかの例では、共振部材の容量性表面部分22の1つ以上は、共振部材12の特定の共振モード(例えば、ドライブモード又はセンスモード)での容量性表面部分22に沿った各点の変位が、実質的にその点に接するように構成されうる(この開示の目的のため、「実質的に接線方向」又は「実質的に接する」は、接線から10度以下、好ましくは接線から5度以下、より好ましくは接線から2度以下を意味する)。例えば、この実施形態では、ドライブ電極18a,18cと関連付けられた容量性表面部分22a,22cはそれぞれ、容量性表面部分22に沿った各点の変位が、センスモードでその点に実質的に接するように構成される。一方、センス電極18b,18dと関連付けられた容量性表面部分22b,22dはそれぞれ、容量性表面部分22に沿った各点の変位がドライブモードでその点に実質的に接するように構成される。
容量性表面部分22のそのような変位を可能にするために、この実施形態の共振部材12は、本体40と、X-Y平面に沿って本体40に一体的に接続されそこから半径方向外方に突出する複数の突出部42とを含む(本開示の目的のため、半径方向は、共振部材12の中心軸ωに垂直でかつ交差する方向である)。2つの突出部42a,42cは、第1のノード軸αと位置合わせされ、共振部材12の容量性表面部分22a,22cをそれぞれ規定する凸面を有し、他の2つの突出部42b,42dが、第2のノード軸βと位置合わせされ、容量性表面部分22b,22dをそれぞれ規定する凸面を有する。各容量性表面部分22は、共振部材12の関連ノード点34の近くにある。各容量性表面部分22のその関連ノード点34に対する湾曲と近さは、容量性表面部分2に沿った各点の変位が、容量性表面部分22a,22cのセンスモードで及び容量性表面部分22b,22dのドライブモードでその点に対して実質的に接することを可能にする。
共振部材の容量性表面部分22b,22dのドライブモード変位が表面に沿って実質的に接するとき、Y方向の容量性表面部分22b,22dと電極18b,18dのその関連容量性表面部分28b,28dとのドライブモード距離は、実質的に一定のままになる。したがって、電極18b,18dの容量性表面部分28b,28d内の欠陥によって容量性チャネル30b,30dが非対称の場合でも、電極18b,18dで生成されたドライブモード電流は実質的にゼロになる。これにより、前述したZRO効果を防ぐことができる。
更に、共振部材の容量性表面部分22a,22cのセンスモード変位がその表面に沿って実質的に接するとき、電極18a,18cの容量性表面部分28a,28cの欠陥によって容量性チャネル30a,30bが非対称の場合でも、ドライブ電極18a,18cがセンスモードになりZRO効果となるのが防止される。
共振部材12が、その容量性表面部分22の接線方法変位を生成してZRO効果を防ぐことができる様々な他の構成を含みうることを理解されたい。実際には、共振部材12に沿った表面点の変位は、例えば、点の位置(例えば、ノード点に対して)並びに共振部材の寸法、形状、質量及び材料特性に依存し、これはらは全て実施形態により異なりうる。したがって、容量性表面部分22の接線方向変位を生成する共振部材12とその容量性表面部分22の構成は実施形態によって大幅に異なりうる。
例えば、類似及び/又は代替効果を作成できる異なる構成を有する検出装置10の他の実施形態が後述される。以下の実施形態では、同じ参照数字が類似又は同様の構成要素を示すために使用される。必要に応じて、他の実施形態とは異なる各実施形態の態様が記述されるか他の方法で明らかにされ、一方同じ態様の説明は省略される。
図2は、共振部材12の本体40が、本体40を貫通する穴48を規定する内周46を有する環状体である第2の実施形態を示す。この実施形態では、共振部材12の突出部42は、本体40の内周46からノード軸α,βに沿ってその中心軸ωに向かって半径方向内方に突出する。同様に、突出部42は、共振部材12の容量性表面部分22を規定する凸面を有する。更に、電極18は、容量性表面部分28が共振部材12のその関連容量性表面部分22に面するように穴48内に配列される。
図3は、共振部材12の容量性表面部分22が、本体40内にX-Y平面に沿ってその中心軸ωに向かって半径方向に拡がる関連凹部56を規定する本体40の凹面部分に対応する第3の実施形態を示す。2つの凹部56a,56cを第1のノード軸αと位置合わせでき、一方、他の2つの凹部56b,56dを第2のノード軸βと位置合わせできる。この例では、容量性表面部分22は凹状面である。
図4は、共振部材12の本体40がこの場合も環状体である第4の実施形態を示す。この実施形態で、共振部材12の凹部56は、その内周46に沿って位置され、ノード長軸α,βに沿って中心軸ωから本体40内に半径方向に突出する。同様に、容量性表面部分22は、共振部材12の凹部56を規定する凹状面である。更に、電極18は、その容量性表面部分28が、共振部材12のその関連容量性表面部分22に面するように穴48内に配置される。
図2~4の実施形態のそれぞれで、共振部材12の容量性表面部分22は、関連ノード点34の近くに湾曲され配置される。第1の実施形態と同様に、第2、第3及び第4の実施形態における容量性表面部分22のその関連ノード点34に対する湾曲と近さは、容量性表面部分22に沿った各点の変位が、容量性表面部分22a,22cではセンスモードで、容量性表面部分22b,22dではドライブモードでその点に実質的に接することを可能にしうる。したがって、同様に、第2、第3、及び第4の実施形態は、前述のZRO効果を防ぎうる。
図5は、本体40から半径方向外方に延在し、共振部材12とセンス電極18bの間の容量性チャネル30bが電極18bを取り囲むようにセンス電極18bの両側に位置された2つの突出部42b’,42b’’を共振部材12が有する第5の実施形態の拡大図である。チャネル30bに沿った共振部材12と電極18bの表面は、互いに容量的に結合される。詳細には、2つの突出部42b’,42b’’はそれぞれ、電極18bの2つの容量性表面部分28b’,28b’’に面して容量的に結合された共振部材12の2つの容量性表面部分22b’,22b’’を規定する。共振部材12のこれらの2つの容量性表面部分22b’,22b’’は、容量性チャネル30bの2つの端部60b’,60b’’をそれぞれ規定する。一方、共振部材12は、容量性チャネル30bの中間部分60b’’’を規定する容量性表面部分22b’’’を有する。
第5の実施形態の容量性表面部分22b’,22b’’は、平面として示されているが、実際には2~5多項曲線に従うわずかな湾曲を有する。それにもかかわらず、容量性表面部分22b’,22b’’は同様に、容量性表面部分22b’,22b’’に沿った各点の変位がドライブモードで点に対して実質的に接するように構成される。
前述したように、センサ素子内に容量性チャネルを形成するために一般に使用されるDRIEプロセスは、容量性表面部分のチャネルの端に欠陥を形成しうる。この実施形態では、容量性チャネル30bの端部60b’,60b’’における容量性表面部分22b’,22b’’は、容量性表面部分22b’,22b’’に沿った各点の変位が、ドライブモードでその点に対して実質的に接するように構成される。したがって、容量性チャネル30bの端部60b’,60b’’に欠陥が生じる場合でも、実質的に接線方向の動きが、前述されたZRO効果を防ぎうる。
更に、容量性チャネル30bの中央部分60b’’’に欠陥がほとんど生じないので、中央部分60b’’’は、第2のノード軸βに関して対称のままである可能性が高い。したがって、容量性表面部分22b’’’の動きが、ドライブモード中に非接線方向である場合でも、容量性表面部分22b’’’の全容量性変位はゼロになり、それによりセンス電極18bに生じる電流がゼロになる。
共振部材12が、検出装置10の他の電極18に、類似の突出部42を有しうることを理解されたい。ドライブ電極18a,18dの突出部42に関して、その容量性チャネルの端部にある対応する容量性表面部分は、ドライブモードではなくセンスモードで実質的に接線方向の変位を示す。更に、類似の関係及び効果は、共振部材12が環状であり、突出部42が各電極18の両側で本体から半径方向内方に延在する状態で電極18が共振部材12の中央開口内に配置された実施形態によって達成されうる。更に、突出部42は、第5の実施形態によって示された形状の代替形状を有しうる。例えば、幾つかの実施形態において、突出部42は、実質的に長方形又は正方形でよい。
図6は、共振部材12が、本体40内に半径方向に延在する2つの凹部56b’,56b’’を有し、共振部材12とセンス電極18bの間の容量性チャネル30bが電極18bを取り巻くようにセンス電極18bが凹部56b’,56b’’内に配置された2つの突出部62b’,62b’’を有する第6の実施形態の拡大図である。第5の実施形態と同様に、共振部材12は、電極18bの2つの容量性表面部分28b’,28b’’に面して容量的に結合された2つの容量性表面部分22b’,22b’’を有する。更に、共振部材12のこれらの2つの容量性表面部分22b’,22b’’はそれぞれ、容量性チャネル30bの2つの端部60b’,60b’’を規定する。
第6の実施形態の容量性表面部分22b’,22b’’はそれぞれ、2つの凹部56b’,56b’’をそれぞれ規定する本体40の凹面部分に対応し、同様に、容量性表面部分22b’,22b’’に沿った各点の変位が、ドライブモードでその点に対して実質的に接するように構成される。したがって、容量性チャネル30bの端部60b’,60b’’に欠陥が生じる場合でも、容量性表面部分22b’,22b’’の実質接線方向の動きが、前述したZRO効果を防ぎうる。更に、容量性チャネル30bの中央部分60b’’’に欠陥が生じる可能性が低いので、中央部分60b’’’は、第2のノード軸βに関して対称的なままになる可能性が高い。したがって、中央部分60b’’’における共振部材12の容量性表面部分22b’’’の動きが、ドライブモード中に非接線方向である場合でも、容量性表面部分22b’’’の全容量性変位がゼロになり、それによりセンス電極18bでの電流がゼロになる。
共振部材12が、検出装置10の他の電極18に、類似の凹部56を有しうることを理解されたい。ドライブ電極18a,18cにある凹部56に関して、その容量性チャネルの端部にある対応する容量性表面部分は、ドライブモードではなくセンスモードで実質的に接線方向の変位を示す。更に、類似の関係及び効果は、共振部材12が環状であり、電極18が本体の内周に沿って位置された凹部56内に配列された実施形態によって達成されうる。更に、凹部56は、第6の実施形態で示された形状に代わる形状を有しうる。
一般的に言うと、同様に、共振部材12と電極18が電極18を取り囲む容量性チャネル30を規定して、容量性チャネル30の端部を規定し、ドライブ電極ではセンスモード又はセンス電極ではドライブモードで実質的接線方向に変位する共振部材12の2つの容量性表面部分22の間に電極18が配置されるようにする構成で、第5及び第6の実施形態の効果を実現できる。
図7は、共振部材12が第2のノード軸βに沿って本体40から半径方向外方に延在する突出部42bを有する第7の実施形態の拡大図である。突出部42bは、本体40に最も近くある近位端部分66と、本体40から最も遠くにある遠位端部分68とを有する。遠位端部分68は、電極18bの容量性表面部分28bに面して容量的に結合された共振部材12の容量性表面部分22bを規定する。この例では、共振部材12の容量性表面部分22bは実質的に平面である。
遠位端部分68は、近位端部分66より幅広い(この幅は、第2のノード軸βに垂直な方向にX-Y平面に沿って測定される)。詳細には、遠位端部68の容量性表面部分22bは、本体40の部分72に繋がる近位端部66の基部70より幅広い。その結果、本体40の部分72におけるセンスモード変位(第2のノード軸βに実質的に平行である)は、容量性表面部分22bに移行し、これにより、電極18bに容量結合するための表面積が大きくなり、電極18bで生成されるセンスモード電流が効果的に増幅される。この開示の目的のため、「実質的に平行」は、平行から10度以下、好ましくは平行から5度以下、より好ましくは平行から2度以下を意味する。
共振部材12が、検出装置10の他の電極18に、類似の突出部42を有しうることを理解されたい。ドライブ電極18a,18cにおける突出部42に関して、遠位端部分68にある対応する容量性表面部分は、ドライブ電極18a,18cによって共振部材12内に生成されるドライブモード励起を効果的に増幅する。更に、類似の関係及び効果は、共振部材12が環状であり、各電極18の両側に本体40から半径方向内方に延在する突出部42を有する共振部材12の中央開口内に電極18が配列された実施形態によって達成されうる。更に、突出部42は、第7の実施形態によって示された形状に代わる形状を有しうる。例えば、幾つかの実施形態では、突出部42の近位端部分66及び/又は遠位端部分68は、その幅が半径方向外方にその関連ノード軸に沿って増大するように先細りにされうる。
図8は、遠位端部分68の容量性表面部分22bが曲面をした第7の実施形態の変形である第8の実施形態を示す。詳細には、容量性表面部分22bは、凸状であり、容量性表面部分22bに沿った各点がその関連ノード点34bの近くにあるように配置される。第1の実施形態と同様に、容量性表面部分22bのその関連ノード点34bに対する湾曲と近さは、容量性表面部分22bに沿った各点の変位が、センスモードでその点に対して実質的に接することを可能にする。したがって、同様に、容量性表面部分22bは、前述したZRO効果を防ぎうる。
第8の実施形態の突出部42は検出装置10の他の電極18に適用されうることを理解されたい。ドライブ電極18a,18dの突出部42に関して、その遠位端部分にある対応する容量性表面部分は、ドライブモードではなくセンスモードでの実質的に接線方向の変位を示す。更に、類似の関係及び効果は、共振部材12が環状であり、各電極18の両側で本体から半径方向内方に延在する突出部42を有する共振部材12の中央開口内に電極18が配置された実施形態によって達成されうる。更に、突出部42の遠位端部分における容量性表面部分は、例えば、凹状曲面などの他の湾曲を有しうる。
図1に関して前述されたように、共振部材12は、基板16に対して、共振部材12が2つの共振モード(即ち、ドライブモードとセンスモード)で運動可能なように柔軟に支持される。参照により全体が本明細書に組み込まれた米国特許出願第2016/0327390号は、本開示の検出装置10に適用できる、基板に対して共振部材を柔軟に支持するための様々な例示的構造(「分離機構」と呼ばれる)を開示する。そのような構造は、共振部材が固定支持構造から柔軟に分離されかつ固定支持構造から影響をほとんど受けることなく振動できるように共振部材を支持構造(例えば、アンカー)に取り付けるので「分離機構」と呼ばれる。
分離機構80の特定の1つの例が、本開示の図9に示され、この図は、共振部材12の本体40が環状でありアンカー82に支持された実施形態の拡大図を示す。アンカー82は、本体40とアンカー82の下にありしたがって図9では見えない基板に固定される。分離機構80は、共振部材12がアンカー82から柔軟に分離されかつアンカー82から影響をほとんど受けることなく振動できるように、共振部材12をアンカー82に取り付ける。
図9に示されたように、分離機構80は、フランジ86、複数の第1の弾性部分88、リング部分90及び複数の第2の弾性部分92を有する。フランジ86は、環状に形成され、アンカー82を取り囲む。フランジ86は、アンカー80に直接接続され、円方向に位置合わせされて剛性を低減する穴94を有する。リング部分90は、フランジ86を取り囲み、本体40とフランジ86の間にある。
第1の弾性部分88は、フランジ86をリング部分90に接続し、それぞれ第1の接続部分96a、円周方向に延在する本体部分96b、及び2つの第2の接続部分96cを有する。第1の弾性部分88ごとに、第1の接続部分96aは、フランジ86を本体部分96bの中心に接続し、一方、第2の接続部分96cは、本体部分96bの端をリング部分90に接続する。第1の弾性部分88の第1の接続部分96aは、アンカー64の中心(共振部材12の中心軸ωと一致する)のまわりに各角度θ1で配置され、ここで角度θ1は約45度である。
第2の弾性部分92は、リング部分90を本体40に接続し、2つの第3の接続部分98a、円周方向に延在する本体部分98b、及び第4の接続部分98cをそれぞれ有する。第2の弾性部分92ごとに、第3の接続部分98aは、リング部分90を本体部分98bの端に接続し、第4の接続部分98cは、本体部分98bの中心を本体40に接続する。第2の弾性部分92の第4の接続部分98cは、アンカー64の中心のまわりに各角度θ2で配列され、ここで角度θ2は約90度である。更に、第2の弾性部分92の第4の接続部分98cは、第1の弾性部分88の第1の接続部分96aと半径方向に位置合わせされ、好ましくは実質的に同じ剛性を有する本体40の部分に接続される。
各第1の弾性部分88の全体寸法は、各第2の弾性部分92の寸法より小さく、第1の弾性部分88の数は、第2の弾性部分92より多い。詳細には、分離機構80は、8つの第1の弾性部分88と4つの第2の弾性部分92とを有する。更に、第1の弾性部分88、リング部分90及び第2の弾性部分92は、単結晶シリコンから作成される。
振動中の共振部材12からの全エネルギー損失は、以下の式に示されたように表される。
Figure 2022515971000002
anchorは、共振部材12からアンカー82へのエネルギー損失に対応する。このエネルギー損失は、ZRO効果をもたらす別のモードに結合されうる。例えば、ドライブモードからセンスモードに何らかのエネルギーが流れ、ZRO効果を引き起こす。QTEDは、検出装置10のサーマルモードと機械的共振の相互作用による共振部材12からのエネルギー損失に対応する。機械的領域と熱的領域は、熱膨張率(CTE)により互いに結合されて熱弾性減衰(TED)が生じる。
分離機構80がより低い剛性を有する場合、エネルギーは、その弾性部分88,92からの送信が難しくなり、Qanchorエネルギー損失を削減できる。この実施形態では、各第1の弾性部分88の剛性は、各第2の弾性部分92より低い。各第1の弾性部分88の剛性は、その寸法を小さくすることによって低減できる。例えば、各第1の弾性部分88の厚さ、及び/又は第1の接続部分96a、本体部分96b及び/又は第2の接続部分96cの周方向幅を小さくできる。追加又は代替として、各第1の弾性部分88の剛性は、低い弾性率を有する材料を利用することによって低減されうる。各第1の弾性部分88の剛性は低いが、第1の弾性部分88の全剛性は、それらの数が多いので高い。したがって、検出装置10が平面外の衝撃及び振動をしにくいことを保証しながら(第1の弾性部分88の全剛性により)、Qanchorエネルギー損失を低減できる(各第1の弾性部分88の低い剛性により)。
更に、Qanchorエネルギー損失は、第2の弾性部分92の第4の接続部分98cを共振部材の結晶配向の第1の方向と結晶配向に垂直な第2の方向に沿って配置することによって低減されうる。例えば、この実施形態では、第4の接続部分98cの数は4である。第4の接続部分98cのうちの2つは、共振部材12の[110]結晶配向方向に対応する第1の軸D1に沿って位置され、他の2つの接続部分98cは、第1の軸D1に垂直な第2の軸D2上に配置される。Qanchorエネルギー損失は、フランジ86の剛性を穴94で低下させることによって低減されうる。
共振部材12に対する接続点を幅広くし弾性部分を堅くすることにより、振動中にその領域上の歪み変動が減少するので、QTEDを改善できる。この実施形態では、各第2の弾性部分92の剛性は、各第1の弾性部分92より高い。したがって、QTEDが改善する。
リング部分90は、バッファとして働く。様々な接続部分から来る変位を共振部材12で組み合わせ、それらを互いに打ち消してリング部分90における全変位を少なくし、アンカー82へのエネルギー伝達を減少させる。第1の弾性部分88と第2の弾性部分92が、リング部分90によって接続されるので、第1の弾性部分88と第2の弾性部分92の互いの干渉を低減できる。したがって、第1の弾性部分88でのアンカー損失を改善する利点と、第2の弾性部分92でのQTEDを改善する利点が別々に得られる。したがって、分離機構80は、アンカー損失とQTEDを両方とも改善できる。
本実施形態の第1の弾性部分88はそれぞれ、各第2の弾性部分92より低い剛性を有する。したがって、フランジ86と第1の弾性部分88が、リング部分90の内側のアンカー損失を改善する利点を有し、リング部分90の外側が、QTEDを改善する別個の利点を有するように、分離機構80を設計することは比較的容易である。幾つかの例では、第1の弾性部分88がより高い剛性を有し、第2の弾性部分92がより低い剛性を有しうることを理解されたい。しかしながら、分離機構80が、第1の弾性部分88では高い剛性を有し、フランジ86では穴94によって低い剛性を有するように設計された場合、リング部分90の内部と外部でそのような別々の利点を達成するのは難しい可能性がある。
図9の分離機構80は、共振部材12の外周外側に配置された電極18を有する前述の実施形態のどれにも適用されうる。更に、分離機構80が様々な他の構成を含みうることを理解されたい。例えば、第4の接続部分98cは、[100]配向などの共振部材12の他の結晶配向に沿って位置合わせされうる。別の例として、分離機構は、合計8つの第4の接続部分98cを有しうる。そのような例では、幾つかの第4の接続部分98cを共振部材12の[100]配向に沿って位置合わせでき、一方、他のものが[100]配向に沿って位置合わせされる。第4の接続部分98cの数が増え、したがって熱弾性減衰の影響が増えるとき、それによりQTEDが低くなる。分離機構80の他の例示的な構成は、米国特許出願第2016/0327390号に開示される。
図10は、アンカー82がポリシリコンから作成された第1の領域102aと、第1の領域102aに取り囲まれた単結晶シリコンから作成された第2の領域102bとを有するアンカー82の例示的な構成を示す。第1の領域102aは、アンカー82を分離機構80に接続し、検出装置10と基板16の間の電気接続を提供できる。一方、第2の領域102bの下には、底面全体が基板16から離間されるように空所104が形成される。アンカー82を製造する際、第2の領域102bが、二酸化ケイ素によって基板16に接続され、空所104は、二酸化ケイ素を後で除去することによって作成される。アンカー82と基板16を第1の領域102aだけで接続することによって、アンカー82の剛性が低下し、アンカー損失が改善される利点を有する。
典型的には、アンカー82が小さいほどエネルギー損失の経路が小さくなり、したがって設計が容易になる。しかしながら、アンカー82の半径を小さくすると、検出装置10が平面外の衝撃と振動を受けやすくなる。図11は、第1の領域102aにスリット106を形成して、半径を小さくすることなくアンカー82の寸法を小さくするアンカー82の実施形態を示す。したがって、アンカー82におけるエネルギー損失が減少する。
本出願は、前述された例示的な実施形態に関して記述された。本明細書を読み理解することにより他の実施形態への修正と代替が行われる。本発明の1つ以上の態様を組み込む例示的な実施形態は、添付された特許請求の範囲内にある限り、そのような全ての修正及び代替を含むものである。

Claims (20)

  1. 第1のモードと第2のモードで運動可能な共振部材と、
    電極と、
    を備え、
    前記共振部材が、前記電極の容量性表面部分に面して容量的に結合された容量性表面部分を有し、
    前記第1のモードでの前記共振部材の前記容量性表面部分に沿った各点の変位が、前記点に実質的に接する検出装置。
  2. 前記共振部材の前記容量性表面部分が湾曲された、請求項1に記載の検出装置。
  3. 前記共振部材の前記容量性表面部分が凹状である、請求項1に記載の検出装置。
  4. 前記共振部材の前記容量性表面部分が凸状である、請求項1に記載の検出装置。
  5. 前記共振部材が、本体と、前記本体に一体的に接続されて前記本体から突出する突出部とを有し、
    前記突出部が、前記共振部材の前記容量性表面部分を規定する、請求項1に記載の検出装置。
  6. 前記突出部が、前記共振部材のノード軸に沿って前記本体から延在し、
    前記突出部が、近位端部分と遠位端部分を有し、前記遠位端部分が前記近位端部分より幅広く、
    前記遠位端部分が、前記共振部材の前記容量性表面部分を規定する、請求項5に記載の検出装置。
  7. 前記突出部の前記近位端部が、前記本体のうちの前記第2のモードで前記ノード軸に実質的に平行な方向に変位する部分に接続された、請求項6に記載の検出装置。
  8. 前記共振部材は本体を有し、前記共振部材の前記容量性表面部分が、前記本体の凹面部分である、請求項1に記載の検出装置。
  9. 基板と、
    前記共振部材を前記基板に対して支持するアンカーと、
    前記アンカーから前記共振部材を柔軟に分離するための分離機構と、
    をさらに備え、
    前記分離機構が、前記アンカーに接続されたフランジと、リング部分と、前記リング部分を前記フランジに接続する複数の第1の弾性部分と、前記リング部分を前記共振部材に接続する複数の第2の弾性部分とを有し、
    前記複数の第1の弾性部分のそれぞれは、前記複数の第2の弾性部材のそれぞれの剛性より低い剛性を有する、請求項1に記載の検出装置。
  10. 請求項1に記載の検出装置を含むジャイロスコープ。
  11. 第1のモードと第2のモードで運動可能な共振部材と、
    電極と、
    を備え、
    前記電極は前記共振部材の2つの容量性表面部分の間にあり、前記共振部材の前記2つの容量性表面部分の一方が前記電極のひとつの容量性表面部分に面して容量的に結合され、前記共振部材の前記2つの容量性表面部分の他方が、前記電極の別の容量性表面部分に面して容量的に結合され、
    前記共振部材の前記2つの容量性表面部分のそれぞれに沿った各点の変位が、前記第1のモードで前記点に対して実質的に接する検出装置。
  12. 前記電極と前記共振部材は、前記電極と前記共振部材の間に容量性チャネルを規定し、
    前記共振部材の前記2つの容量性表面部分がそれぞれ前記容量性チャネルの2つの端部を規定する、請求項11に記載の検出装置。
  13. 前記共振部材が、本体と、前記本体に一体的に接続されて前記本体から突出する2つの突出部とを有し、
    前記電極は前記2つの突出部の間にあり、
    前記2つの突出部の一方が、前記共振部材の前記2つの容量性表面部分の一方を規定し、前記2つの突出部の他方が、前記共振部材の前記2つの容量性表面部分の他方を規定する、請求項11に記載の検出装置。
  14. 前記共振部材は本体を有し、前記共振部材の各容量性表面部分が前記本体の凹面部分に対応する、請求項11に記載の検出装置。
  15. 前記電極は前記共振部材のノード軸に沿って配置された、請求項11に記載の検出装置。
  16. 本体と、前記本体から前記共振部材のノード軸に沿って延在する突出部とを有しており、第1のモードと第2のモードで運動可能な共振部材を備え、
    前記突出部が、近位端部分と遠位端部分とを有し、前記遠位端部分が前記近位端部分より幅広い、検出装置。
  17. 前記ノード軸に沿った前記突出部と位置合わせされた電極をさらに備え、
    前記突出部の前記近位端部分が、前記電極の容量性表面部分に面して容量的に結合された前記共振部材の容量性表面部分を規定する、請求項16に記載の検出装置。
  18. 前記突出部の前記近位端部分が、前記本体のうちの前記第2のモードで前記ノード軸と実質的に平行な方向に変位する部分に接続された、請求項16に記載の検出装置。
  19. 前記共振部材の前記容量性表面部分に沿った各点の変位が、前記第1のモードで前記点に対して実質的に接する、請求項16に記載の検出装置。
  20. 前記共振部材の前記容量性表面部分が湾曲された、請求項19に記載の検出装置。
JP2021529286A 2019-01-08 2019-12-27 検出装置 Active JP7474931B2 (ja)

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201962789550P 2019-01-08 2019-01-08
US201962789548P 2019-01-08 2019-01-08
US201962789549P 2019-01-08 2019-01-08
US62/789,548 2019-01-08
US62/789,549 2019-01-08
US62/789,550 2019-01-08
PCT/JP2019/051459 WO2020145203A1 (en) 2019-01-08 2019-12-27 Sensing device

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022515971A true JP2022515971A (ja) 2022-02-24
JP7474931B2 JP7474931B2 (ja) 2024-04-26

Family

ID=71521223

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021529286A Active JP7474931B2 (ja) 2019-01-08 2019-12-27 検出装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US11725941B2 (ja)
EP (1) EP3908803A4 (ja)
JP (1) JP7474931B2 (ja)
CN (1) CN113196009A (ja)
WO (1) WO2020145203A1 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996035957A1 (en) * 1995-05-12 1996-11-14 The Charles Stark Draper Laboratory, Inc. Gimballed vibrating wheel gyroscope having strain relief features
US6067858A (en) * 1996-05-31 2000-05-30 The Regents Of The University Of California Micromachined vibratory rate gyroscope
US6443008B1 (en) * 2000-02-19 2002-09-03 Robert Bosch Gmbh Decoupled multi-disk gyroscope
US6520017B1 (en) * 1999-08-12 2003-02-18 Robert Bosch Gmbh Micromechanical spin angular acceleration sensor
WO2004083781A1 (ja) * 2003-03-19 2004-09-30 Sumitomo Precision Products Co., Ltd. 振動子の製造方法、振動子及びフォトマスク

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4872342A (en) * 1986-06-27 1989-10-10 Sundstrand Data Control, Inc. Translational accelerometer and accelerometer assembly method
FR2700014B1 (fr) * 1992-12-08 1995-04-28 Commissariat Energie Atomique Capteur capacitif sensible aux accélérations orientées dans toutes les directions d'un plan.
US5555765A (en) * 1993-02-10 1996-09-17 The Charles Stark Draper Laboratory, Inc. Gimballed vibrating wheel gyroscope
US5635640A (en) * 1995-06-06 1997-06-03 Analog Devices, Inc. Micromachined device with rotationally vibrated masses
DE19523895A1 (de) * 1995-06-30 1997-01-02 Bosch Gmbh Robert Beschleunigungssensor
US6076401A (en) * 1996-07-10 2000-06-20 Wacoh Corporation Angular velocity sensor
US6367326B1 (en) * 1996-07-10 2002-04-09 Wacoh Corporation Angular velocity sensor
JP2006078444A (ja) * 2004-09-13 2006-03-23 Hosiden Corp 加速度センサ
US7543496B2 (en) 2006-03-27 2009-06-09 Georgia Tech Research Corporation Capacitive bulk acoustic wave disk gyroscopes
US7578189B1 (en) 2006-05-10 2009-08-25 Qualtre, Inc. Three-axis accelerometers
US8042396B2 (en) * 2007-09-11 2011-10-25 Stmicroelectronics S.R.L. Microelectromechanical sensor with improved mechanical decoupling of sensing and driving modes
WO2009048621A1 (en) 2007-10-11 2009-04-16 Georgia Tech Research Corporation Bulk acoustic wave accelerometers
JP5247182B2 (ja) * 2008-02-19 2013-07-24 キヤノン株式会社 角速度センサ
IT1391973B1 (it) * 2008-11-26 2012-02-02 St Microelectronics Rousset Giroscopio microelettromeccanico mono o biassiale con aumentata sensibilita' al rilevamento di velocita' angolari
IT1391972B1 (it) * 2008-11-26 2012-02-02 St Microelectronics Rousset Giroscopio microelettromeccanico con movimento di azionamento rotatorio e migliorate caratteristiche elettriche
US8205497B1 (en) * 2009-03-05 2012-06-26 Sandia Corporation Microelectromechanical inertial sensor
EP2573516B1 (en) * 2011-09-21 2013-11-20 Tronics Microsystems S.A. A micro-electromechanical gyro device
US8448513B2 (en) * 2011-10-05 2013-05-28 Freescale Semiconductor, Inc. Rotary disk gyroscope
WO2013059749A1 (en) 2011-10-20 2013-04-25 The Regents Of The University Of California Hollow supports and anchors for mechanical resonators
EP2607849A1 (en) * 2011-12-22 2013-06-26 Tronics Microsystems S.A. Multiaxial micro-electronic inertial sensor
FI126070B (en) * 2014-01-28 2016-06-15 Murata Manufacturing Co Improved ring gyroscope structure and gyroscope
US9923545B2 (en) 2014-10-22 2018-03-20 Microchip Technology Incorporated Compound spring MEMS resonators for frequency and timing generation
WO2017075413A1 (en) * 2015-10-28 2017-05-04 Georgia Tech Research Corporation Comb-driven substrate decoupled annulus pitch/roll baw gyroscope with slanted quadrature tuning electrode
US10921123B2 (en) * 2016-06-07 2021-02-16 Georgia Tech Research Corporation Pitch/roll annulus gyroscope with slanted quadrature tuning electrodes and related fabrication methods
CN108955662B (zh) 2018-04-27 2022-08-23 苏州大学 具有频差调节结构的中心轴对称谐振陀螺仪
JP6769517B2 (ja) * 2018-05-08 2020-10-14 株式会社村田製作所 ピエゾリングジャイロスコープ

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996035957A1 (en) * 1995-05-12 1996-11-14 The Charles Stark Draper Laboratory, Inc. Gimballed vibrating wheel gyroscope having strain relief features
US6067858A (en) * 1996-05-31 2000-05-30 The Regents Of The University Of California Micromachined vibratory rate gyroscope
US6520017B1 (en) * 1999-08-12 2003-02-18 Robert Bosch Gmbh Micromechanical spin angular acceleration sensor
US6443008B1 (en) * 2000-02-19 2002-09-03 Robert Bosch Gmbh Decoupled multi-disk gyroscope
WO2004083781A1 (ja) * 2003-03-19 2004-09-30 Sumitomo Precision Products Co., Ltd. 振動子の製造方法、振動子及びフォトマスク

Also Published As

Publication number Publication date
WO2020145203A1 (en) 2020-07-16
EP3908803A1 (en) 2021-11-17
EP3908803A4 (en) 2022-07-20
US20220107181A1 (en) 2022-04-07
JP7474931B2 (ja) 2024-04-26
US20220316881A9 (en) 2022-10-06
CN113196009A (zh) 2021-07-30
US11725941B2 (en) 2023-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10746548B2 (en) Ring gyroscope structural features
USRE45855E1 (en) Microelectromechanical sensor with improved mechanical decoupling of sensing and driving modes
US8733172B2 (en) Microelectromechanical gyroscope with rotary driving motion and improved electrical properties
TWI647425B (zh) 改良的陀螺儀結構與陀螺儀
KR101105059B1 (ko) 수직으로 집적화된 일렉트로닉스 및 웨이퍼 스케일 밀봉패키징을 갖는 x―y축 듀얼 매스 튜닝 포크자이로스코프를 제조 방법
CN102449434B (zh) 陀螺仪封装组件
US10996056B2 (en) Vibrating micro-mechanical sensor of angular velocity
JP6377892B2 (ja) 振動絶縁微小電気機械システム構造およびその製造方法
EP3100003B1 (en) Improved ring gyroscope structure and gyroscope
US8479574B2 (en) Micro scale mechanical rate sensors
US20190285415A1 (en) Angular rate sensors
US11287441B2 (en) Resonator including one or more mechanical beams with added mass
JP5816320B2 (ja) Mems素子
JP7474931B2 (ja) 検出装置
US9303994B2 (en) Planar Coriolis gyroscope
US11614328B2 (en) Sensing device

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220606

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20221024

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230725

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20230920

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240305

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240318

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7474931

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150