JP2022515737A - リグニンを含む不溶性繊維、ポリフェノール源、および可溶性繊維源を含むペットフード組成物 - Google Patents

リグニンを含む不溶性繊維、ポリフェノール源、および可溶性繊維源を含むペットフード組成物 Download PDF

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Abstract

リグニンを含む不溶性繊維源、ポリフェノール源、および可溶性繊維源を含むペットフード組成物であって、不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比が約2:1より大きいペットフード組成物を、本明細書に記載する。これらの組成物を製造する、および使用する方法もまた記載する。【選択図】図2

Description

ペットの飼い主の行動や移動(獣医師を受診など)によって予定された活動計画(schedule)や環境が変化すると、ペットは食物摂取の混乱に陥りやすい。これらの予定された活動計画の変更を経験するペットにおいて、栄養価の高い食物の摂取量の減少は不安および行動問題を悪化させうる。この分野の進歩にもかかわらず、ますます変化しつつある世界でペットの予定された活動計画と食物摂取とをより良く調和させようとするペットの飼い主にとって、また多忙な生活を支えるためにより良い栄養を必要とするペットにとって、選択肢が限定されている。
予定された活動計画の変更に関連する別の食餌上の懸念が、食物が消化される程度において存在する。例えば、特定のストレス要因にさらされた動物が通常の食物摂取を取り戻したり、またはその摂取量を増加させたりするものの、摂取した食物を適切に消化することができないという状況がありうる。
そのため、食物摂取を促進/刺激できるだけでなく、摂取された食物の適切な消化を確実にすることができるような栄養治療学に対するニーズが依然として存在する。理想的には、予定された活動計画の変更に直面してもより高い食物摂取量を維持することができるが、最低でも、予定された活動計画の混乱が収まった後、動物はできるだけ早く通常の摂取量レベルに戻るであろう。
本発明の特定の実施形態は、これらの、および他のニーズに対処するように設計されている。
本発明のいくつかの実施形態は、リグニンを含む不溶性繊維源、ポリフェノール源、および可溶性繊維源を含むペットフード組成物であって、不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比が約2:1より大きいペットフード組成物を提供する。
他の実施形態は、それを必要とするコンパニオンアニマルの食物摂取を刺激するための組成物であって、可溶性繊維の源、およびポリフェノールの源と不溶性繊維の少なくとも二つの異なる源の混合物とを含む複合体を含み、総食物繊維含有量が乾燥物質基準(DMB)で5%超である組成物を提供する。
さらなる実施形態は、エラグ酸、没食子酸、プロトカテク酸、p-ヒドロキシ安息香酸、カテキン、およびそれらの二つ以上の組み合わせから選択されるフェノール化合物を含むポリフェノール源、ならびにリグニン、トマトの搾りかす、天然植物食物繊維、およびそれらの二つ以上の組み合わせから選択される不溶性繊維を含む繊維源、を含む、コンパニオンアニマルのエンドカンナビノイド系の標的調整(targeted modulation)のための組成物を提供する。
さらに他の実施形態は、リグニンを含む不溶性繊維源、ポリフェノール源、および可溶性繊維源を含む組成物であって、不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比が、約2: 1より大きい組成物を、それを必要とするコンパニオンアニマルに投与することを含む、a)ストレスに苦しむコンパニオンアニマルの食物摂取量を増加させること、b)多くのストレスの経験中にコンパニオンアニマルの食物摂取量を維持すること、c)不安に苦しむコンパニオンアニマルの食物摂取量を増加および/または維持すること、d)予定された活動計画の変更中に、コンパニオンアニマルの食物摂取量を正常化すること、e)コンパニオンアニマルの糞便エタノールアミドを減少させること、f)コンパニオンアニマルの糞便アシルタウリンを減少させること、g)コンパニオンアニマルの糞便アシルグリシンを減少させること、h)食餌性タンパク質腐敗を減少させること、i)不安に苦しむコンパニオンアニマルの体重を増加させること、j)アシルグリセロールのレベルを維持すること、および/または、k)コンパニオンアニマルのエンドカンナビノイド系を調整すること、のための方法を提供する。
図1は、予定された活動計画の変更/混乱に直面した際に、本発明の組成物によって提供される全体的な食物摂取量増加および回復力を示すデータである。
図2は、本発明の例示的な組成物が、対照組成物と比較して、エタノールアミドに与える影響を示すデータである。
図3は、本発明の例示的な組成物が、対照組成物と比較して、タウリンに与える影響を示すデータである。
図4は、本発明の例示的な組成物が、対照組成物と比較して、グリシンに与える影響を示すデータである。
図5は、本発明の例示的な組成物が、対照組成物と比較して、グリセロールに与える影響を示すデータである。
図6は、本発明の例示的な組成物が、対照組成物と比較して、糞便中のおよび血清中のポリアミンに与える影響を示すデータである。
図7は、本発明の例示的な組成物が、対照組成物と比較して、糞便中の分枝状短鎖脂肪酸(BSCFA)に与える影響を示すデータである。
いくつかの実施形態では、リグニンを含む不溶性繊維源、ポリフェノール源、および可溶性繊維源を含むペットフード組成物であって、不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比が約2:1より大きいペットフード組成物を提供する。
いくつかの実施形態では、ポリフェノール源はフェノール化合物の混合物を含む。いくつかの実施形態では、ポリフェノール源は、エラグ酸、没食子酸、プロトカテク酸、p-ヒドロキシ安息香酸、カテキン、およびそれらの二つ以上の組み合わせから選択されるフェノール化合物を含む。いくつかの実施形態では、ポリフェノール源は、ピーカン殻、またはピーカンナッツの任意の他の構成要素を含む。いくつかの実施形態では、ピーカン殻はまた、リグニン系繊維の源であってもよい。
いくつかの実施形態では、不溶性繊維源は、繊維束を含む。いくつかの実施形態では、繊維束は、線維三角と呼んでもよい。いくつかの実施形態では、繊維束は、不溶性繊維の少なくとも二つの異なる源の混合物を含む。いくつかの実施形態では、繊維束は、セルロース系材料、トマトの搾りかす、および天然植物食物繊維を含む。
特定の実施形態では、天然植物食物繊維は、ニンジン繊維、ビート繊維、エンドウ豆繊維、ブロッコリー繊維、コラードの若葉の繊維、スイスチャード繊維、アーティチョーク繊維、およびそれらの二つ以上の組み合わせから選択される。いくつかの実施形態では、天然植物食物繊維は、エンドウ豆繊維を含む。
いくつかの実施形態では、不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比は、約1.75:1より大きい。いくつかの実施形態では、不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比は、約2.25:1より大きい。いくつかの実施形態では、不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比は、約2.5:1より大きい。いくつかの実施形態では、不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比は、約2.75:1より大きい。
いくつかの実施形態では、不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比は、約3:1より大きい。いくつかの実施形態では、不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比は、約3.25:1より大きい。いくつかの実施形態では、不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比は、約3.5:1より大きい。いくつかの実施形態では、不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比は、約3.75:1より大きい。
いくつかの実施形態では、不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比は、約4:1より大きい。いくつかの実施形態では、不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比は、約4.25:1より大きい。いくつかの実施形態では、不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比は、約4.5:1より大きい。いくつかの実施形態では、不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比は、約4.75:1より大きい。
いくつかの実施形態では、不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比は、約5:1より大きい。いくつかの実施形態では、不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比は、約5.25:1より大きい。いくつかの実施形態では、不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比は、約5.5:1より大きい。いくつかの実施形態では、不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比は、約5.75:1より大きい。
いくつかの実施形態では、不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比は、約6:1より大きい。いくつかの実施形態では、不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比は、約6.25:1より大きい。いくつかの実施形態では、不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比は、約6.5:1より大きい。いくつかの実施形態では、不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比は、約6.75:1より大きい。
いくつかの実施形態では、不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比は、約7:1より大きい。いくつかの実施形態では、不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比は、約7.25:1より大きい。いくつかの実施形態では、不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比は、約7.5:1より大きい。いくつかの実施形態では、不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比は、約7.75:1より大きい。
いくつかの実施形態では、不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比は、約8:1より大きい。いくつかの実施形態では、不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比は、約8.25:1より大きい。いくつかの実施形態では、不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比は、約8.5:1より大きい。いくつかの実施形態では、不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比は、約8.75:1より大きい。
いくつかの実施形態では、不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比は、約9:1より大きい。いくつかの実施形態では、不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比は、約9.25:1より大きい。いくつかの実施形態では、不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比は、約9.5:1より大きい。いくつかの実施形態では、不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比は、約9.75:1より大きい。
いくつかの実施形態では、不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比は、約10:1より大きい。いくつかの実施形態では、不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比は、約10:1である。
またさらなる実施形態は、それを必要とするコンパニオンアニマルの食物摂取を刺激するための組成物であって、可溶性繊維の源、およびポリフェノールの源と繊維束を含む不溶性繊維の源とを含む複合体を含み、総食物繊維含有量が乾燥物質基準(DMB)で5%超である組成物を提供する。
いくつかの実施形態では、組成物は、約1重量%未満の可溶性繊維を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約0.9重量%未満の可溶性繊維を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約0.8重量%未満の可溶性繊維を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約0.7重量%未満の可溶性繊維を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約0.6重量%未満の可溶性繊維を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約0.5重量%未満の可溶性繊維を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、可溶性繊維を実質的に含まない。
いくつかの実施形態では、繊維束は総組成物の約5重量%~約15重量%を占める。いくつかの実施形態では、繊維束は総組成物の約5%重量を占める。いくつかの実施形態では、繊維束は総組成物の約6%重量を占める。いくつかの実施形態では、繊維束は総組成物の約7%重量を占める。いくつかの実施形態では、繊維束は総組成物の約8%重量を占める。いくつかの実施形態では、繊維束は総組成物の約9%重量を占める。いくつかの実施形態では、繊維束は総組成物の約10%重量を占める。いくつかの実施形態では、繊維束は総組成物の約11%重量を占める。いくつかの実施形態では、繊維束は総組成物の約12%重量を占める。いくつかの実施形態では、繊維束は総組成物の約13%重量を占める。いくつかの実施形態では、繊維束は総組成物の約14%重量を占める。いくつかの実施形態では、繊維束は総組成物の約15%重量を占める。
いくつかの実施形態では、食物摂取量は、代謝体重(metabolic bodyweight)に正規化されたカロリーの摂取量に基づいて計算される。
さらなる実施形態は、エラグ酸、没食子酸、プロトカテク酸、p-ヒドロキシ安息香酸、カテキン、およびそれらの二つ以上の組み合わせから選択されるフェノール化合物を含むポリフェノール源、ならびにリグニン、トマトの搾りかす、天然植物食物繊維、およびそれらの二つ以上の組み合わせから選択される不溶性繊維を含む繊維源、を含む、コンパニオンアニマルのエンドカンナビノイド系の標的調整のための組成物を提供する。
いくつかの実施形態では、組成物はキブルの形態である。さらなる実施形態では、組成物は多層キブルの形態である。さらに他の実施形態は、コーティングを含む多層キブルを提供する。いくつかの実施形態では、コーティングは嗜好剤を含む。いくつかの実施形態では、キブルは押出成形によって形成される。
いくつかの実施形態では、キブルは、結合剤をさらに含む。一部の実施形態では、結合剤は、以下の材料、または以下の材料の組み合わせのいずれかを含みうる:単糖類、例えばグルコース、フルクトース、マンノース、アラビノース;二糖および三糖類、例えばスクロース、ラクトース、マルトース、トレハロース、ラクツロース;トウモロコシおよびライスシロップ固形分;デキストリン、例えばトウモロコシ、小麦、コメおよびタピオカデキストリン;マルトデキストリン;デンプン、例えばコメ、小麦、トウモロコシ、ジャガイモ、タピオカデンプン、または化学修飾によって修飾されたこれらのデンプン;アルギネート、キトサン;ガム、例えばカラゲーンおよびアラビアガム;ポリオール、例えばグリセロール、ソルビトール、マンニトール、キシリトール、エリスリトール;ポリオールのエステル、例えばスクロースエステル、ポリグリコールエステル、グリセロールエステル、ポリグリセロールエステル、ソルビタンエステル;ソルビトール;糖蜜;ハチミツ;ゼラチン;ペプチド;タンパク質および修飾タンパク質、例えばホエー液体、ホエー粉末、濃縮ホエー、ホエー単離物、ホエータンパク質単離物、高ラクトースホエー副産物、肉ブロス固形物、例えば鶏肉ブロス、鶏肉ブロス固形分、大豆タンパク質、および卵白。
いくつかの実施形態では、脂質および脂質誘導体もまた、結合剤成分として使用することができる。脂質は、水および/または他の結合剤成分と組み合わせて使用することができる。脂質には、植物性脂肪、例えば大豆油、コーン油、なたね油、オリーブ油、サフラワー油、パーム油、ココナッツ油、パーム核油ならびにそれらの一部および完全水素添加誘導体;動物性脂肪ならびにその一部および完全水素添加誘導体;ならびにワックスが含まれうる。
いくつかの実施形態では、組成物は、対照組成物の嗜好性と等しい嗜好性を有する。
他の実施形態は、リグニンを含む不溶性繊維源、ポリフェノール源、および可溶性繊維源を含む組成物であって、不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比が、約2:1より大きい組成物を、それを必要とするコンパニオンアニマルに投与することを含む、a)ストレスに苦しむコンパニオンアニマルの食物摂取量を増加させること、b)多くのストレスの経験中にコンパニオンアニマルの食物摂取量を維持すること、c)不安に苦しむコンパニオンアニマルの食物摂取量を増加および/または維持すること、d)予定された活動計画の変更中に、コンパニオンアニマルの食物摂取量を正常化すること、e)コンパニオンアニマルの糞便エタノールアミドを減少させること、f)コンパニオンアニマルの糞便アシルタウリンを減少させること、g)コンパニオンアニマルの糞便アシルグリシンを減少させること、h)食餌性タンパク質腐敗を減少させること、i)不安に苦しむコンパニオンアニマルの体重を増加させること、および/または、j)コンパニオンアニマルのエンドカンナビノイド系を調整すること、のための方法を提供する。
またさらなる実施形態は、本明細書に記載のいずれか一つの組成物を、それを必要とするコンパニオンアニマルに投与することを含む、a)ストレスに苦しむコンパニオンアニマルの食物摂取量を増加させること、b)多くのストレスの経験中にコンパニオンアニマルの食物摂取量を維持すること、c)不安に苦しむコンパニオンアニマルの食物摂取量を増加および/または維持すること、d)予定された活動計画の変更中に、コンパニオンアニマルの食物摂取量を正常化すること、e)コンパニオンアニマルの糞便エタノールアミドを減少させること、f)コンパニオンアニマルの糞便アシルタウリンを減少させること、g)コンパニオンアニマルの糞便アシルグリシンを減少させること、h)食餌性タンパク質腐敗を減少させること、i)不安に苦しむコンパニオンアニマルの体重を増加させること、および/または、j)コンパニオンアニマルのエンドカンナビノイド系を調整すること、のための方法を提供する。
本発明のさらなる他の実施形態は、a)ストレスに苦しむコンパニオンアニマルの食物摂取量を増加させること、b)多くのストレスの経験中にコンパニオンアニマルの食物摂取量を維持すること、c)不安に苦しむコンパニオンアニマルの食物摂取量を増加および/または維持すること、d)予定された活動計画の変更中に、コンパニオンアニマルの食物摂取量を正常化すること、e)コンパニオンアニマルの糞便エタノールアミドを減少させること、f)コンパニオンアニマルの糞便アシルタウリンを減少させること、g)コンパニオンアニマルの糞便アシルグリシンを減少させること、h)食餌性タンパク質腐敗を減少させること、i)不安に苦しむコンパニオンアニマルの体重を増加させること、および/または、j)コンパニオンアニマルのエンドカンナビノイド系を調整すること、のためのペットフード組成物の製造における、本明細書に記載されたいずれか一つの組成物の使用を提供する。
本明細書で使用される場合、用語「コンパニオンアニマル」は、個々の動物がひとえにまたは部分的にコンパニオンシップのために保持されているか否かにかかわらず、イヌ(ケイネス・ファミリアリス(Canis familiaris))およびネコ(フェリス・ドメスティクス(Felis domesticus))を含む、ペットとして飼い主によって飼われる任意の種の動物、またはペットとして広く家畜化されてきた様々な種の動物を指す。したがって、コンパニオンアニマルには、例えば、限定されるものではないが、作業犬、齧歯動物駆除のために飼育された家畜の猫、ペットの猫、ペットの犬、フェレット、鳥、は虫類、ウサギ、および魚が含まれる。いくつかの実施形態では、コンパニオンアニマルは、イヌ科動物およびネコ科動物から選択される。他の実施形態では、コンパニオンアニマルはネコ科動物である。
ストレスの多い環境または予定された活動計画の変更にみまわれたコンパニオンアニマルは、以下の臨床所見、診断所見、または行動所見のうちの一つ以上を呈することがある:
臨床
・ 心血管系
○ 頻脈、徐脈、高血圧(例えば、「白衣高血圧」)
・ 呼吸数の増加
・ 瞳孔拡張
・ 高熱
・ 消化器系
○ 上部消化管
・ 口からの毛髪、食物、または胆汁の排出
○ 下部消化管
・ 下痢、便秘、血液が滲み、粘液で覆われた軟便(「ストレス性大腸炎」)、肛門嚢の排出
・ 下部尿路
○ 排尿困難、血尿、または頻尿
・ 皮膚
・ 脱毛、皮膚病変、または顎にざ瘡
診断
・ 全血球数
○ 血小板過敏症
○ リンパ球増加症
○ 好中球増加症
・ 血液化学検査
○ コルチゾール上昇
○ 高血糖症
○ 低カリウム血症
・ 尿検査
○ 尿pH上昇
行動
・ 視覚的表現
○ 瞳孔の拡大、下向き/後方向きの耳、弓なりに曲がった背中
・ 食欲不振または食物および水分摂取量の減少
・ 回避行動
○ 無気力、傾眠、離脱、警戒、活動レベルの低下、同種の動物や世話人との社会的交流の減少
・ 攻撃的、過度に用心深い、隠蔽行動
・ ネコ用トイレの外側で排尿および排便する(下部尿路および消化管に起因する他の徴候とは別に)
・ 無気力、傾眠、疼痛様行動の亢進、全体的な活動の減少、身の回りの管理活動(グルーミング)の減少、社会的交流の減少
本明細書で使用される場合、用語「可溶性繊維」は、例えば、ビートパルプ、グアーガム、チコリ根、オオバコ、ペクチン、ブルーベリー、クランベリー、カボチャ、リンゴ、オート麦、マメ、柑橘類、または大麦など、大腸内で容易に発酵する一つ以上の繊維を意味する。
セルロース、全麦製品、小麦オート麦(wheat oat)、コーンブラン、亜麻仁、ブドウ、セロリ、インゲン豆、カリフラワー、ジャガイモの皮、果物の皮、野菜の皮、落花生殻、および大豆繊維を含む任意の種々の源から、不溶性繊維を供給してよい。
組成物が動物用食物である場合、欠乏を回避し健康を維持するために必要とされる量で、ビタミンおよびミネラルが含まれうる。これらの量は当該技術分野で容易に利用可能である。アメリカ飼養検査官協会(AAFCO)は、イヌおよびネコのためのかかる成分の推奨量を提供する。アメリカ飼養検査官協会公式刊行物、pp.126~140(2003)を参照のこと。食品添加物として有用なビタミンには、例えば、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンB、ビタミンB、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンH(ビオチン)、ビタミンK、葉酸、イノシトール、ナイアシン、およびパントテン酸が含まれる。食品添加物として有用なミネラルおよび微量要素には、カルシウム、リン、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、銅、亜鉛、コリン、および鉄塩が含まれる。
本発明の組成物は、当該技術分野で公知の添加剤をさらに含有してもよい。かかる添加剤は、本発明によって提供される目的および効果を損なわない量で存在するべきである。添加剤の例としては、安定化効果を有する物質、感覚刺激物質、加工助剤、および栄養利益を提供する物質が挙げられる。
安定化物質は、組成物の貯蔵寿命を延ばすことができる。適切な例として、防腐剤、抗酸化剤、協力剤及び捕捉剤、包装ガス、安定剤、乳化剤、増粘剤、ゲル化剤、並びに湿潤剤が挙げられうる。乳化剤および/または増粘剤の例としては、ゼラチン、セルロースエーテル、デンプン、デンプンエステル、デンプンエーテル、および加工デンプンが挙げられる。
着色、嗜好性、及び栄養の目的のための添加剤として、着色剤、塩(限定されないが、塩化ナトリウム、クエン酸カリウム、塩化カリウム、及びその他の食用塩類を含む)、ビタミン、ミネラル、および香料を含みうる。組成物中のこのような添加剤の量は、一般的には(組成物の乾燥物質基準で)最大5重量%である。他の添加剤としては、抗酸化剤、オメガ-3脂肪酸、オメガ-6脂肪酸、グルコサミン、硫酸コンドロイチン、植物抽出物、薬草抽出物などを含みうる。
本明細書で使用される場合、用語「嗜好性」は、食感、味覚および芳香など、動物によって感知される食物の様々な特性のすべてを網羅する。
本発明のいくつかの実施形態は、炭水化物源を含む。炭水化物源は、穀類、穀物、トウモロコシ、小麦、コメ、オート麦、ひき割りトウモロコシ、モロコシ、穀実用モロコシ/ミロ、小麦ブラン、オートブラン、アマランス、デュラム、および/またはセモリナを含みうる。
本発明のいくつかの実施形態は、脂肪源を含む。脂肪源、または脂肪成分は、鶏肉脂肪、鶏脂、七面鳥脂肪、豚脂、ラード、タロー、牛脂、植物油、コーン油、大豆油、綿実油、パーム油、パーム核油、リンシード油、キャノーラ油、なたね油、魚油、メンハーデン油、アンチョビ油、および/またはオレストラを含みうる。
本発明の他の実施形態は、追加の成分を含む。例えば、これらの追加成分は、繊維の源、ミネラル、ビタミン、アミノ酸、カロテノイド、抗酸化剤、脂肪酸、グルコース模倣体、プロバイオティクス、プレバイオティクス他などの活性成分を含みうる。
繊維の源には、例えば、フラクトオリゴ糖(FOS)、ビートパルプ、マンナンオリゴ糖(MOS)、オート繊維、柑橘類パルプ、カルボキシメチルセルロース(CMC)、グアーガム、アラビアガム、リンゴの搾りかす、柑橘類繊維、繊維抽出物、繊維誘導体、乾燥したビート繊維(糖分を除去)、セルロース、a-セルロース、ガラクトリオリゴ糖、キシロオリゴ糖、およびデンプン由来のオリゴ誘導体、イヌリン、オオバコ、ペクチン、シトラスペクチン、グアーガム、キサンタンガム、アルギン酸塩、アラビアガム、タルハガム、ベータグルカン、キチン、リグニン、セルロース、非デンプン性多糖類、カラギーナン、還元デンプン、大豆オリゴ糖、トレハロース、ラフィノース、スタキオース、ラクツロース、ポリデキストロース、オリゴデキストラン、ゲンチオリゴ糖、ペクチンオリゴ糖、および/またはヘミセルロースを含みうる。
ミネラル源としては、例えば、亜セレン酸ナトリウム、モノナトリウムリン酸塩、炭酸カルシウム、塩化カリウム、硫酸第一鉄、酸化亜鉛、硫酸マンガン、硫酸銅、酸化マンガン、ヨウ化カリウム、および/または炭酸コバルトを含みうる。いくつかの実施形態では、ピーカン殻はまた、リグニン系繊維の源であってもよい。
好適なビタミンとしては、塩化コリン、ビタミンE、アスコルビン酸、ビタミンAアセテート、パントテン酸カルシウム、パントテン酸、ビオチン、チアミン硝酸塩(ビタミンB1の源)、ビタミンB12サプリメント、ナイアシン、リボフラビンサプリメント(ビタミンB2の源)、イノシトール、ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6の源)、ビタミンD3サプリメント、葉酸、ビタミンC、および/またはアスコルビン酸を含みうる。
ポリフェノール成分の源には、茶抽出物、ローズマリー抽出物、ロズマリン酸、コーヒー抽出物、ピーカン殻、カフェ酸、ターメリック抽出物、ブルーベリー抽出物、ブドウ抽出物、ブドウ種抽出物、および/または大豆抽出物を含みうる。
アミノ酸の源には、1-トリプトファン、タウリン、ヒスチジン、カルノシン、アラニン、システイン、アルギニン、メチオニン、トリプトファン、リシン、アスパラギン、アスパラギン酸、フェニルアラニン、バリン、スレオニン、イソロイシン、ヒスチジン、ロイシン、グリシン、グルタミン、タウリン、チロシン、ホモシステイン、オルニチン、シトルリン、グルタミン酸、プロリン、および/またはセリンを含みうる。
カロテノイドの源には、ルテイン、アスタキサンチン、ゼアキサンチン、ビキシン、リコピン、および/またはβカロチンを含みうる。抗酸化成分の源には、トコフェロール(ビタミンE)、ビタミンC、ビタミンA、植物由来の材料、カロテノイド(上述)、セレン、および/またはCoQ10(コエンザイムQ10)を含みうる。脂肪酸成分の源には、アラキドン酸、アルファ-リノール酸、ガンマ-リノレン酸、リノール酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)、ならびに/あるいはEPAおよび/またはDHAの源としての魚油を含みうる。
グルコース模倣体の源には、グルコース代謝拮抗物質、例えば2-デオキシ-D-グルコース、5-チオ-D-グルコース、3-O-メチルグルコース、アンヒドロ糖、例えば1,5-アンヒドロ-D-グルシトール、2,5-アンヒドロ-D-グルシトール、および2,5-アンヒドロ-D-マンニトール、マンノヘプツロース、および/またはマンノヘプツロースを含むアボカド抽出物を含みうる。
さらに他の成分には、牛肉ブロス、ビール酵母、卵、卵製品、ひき割り亜麻、DLメチオニン、アミノ酸、ロイシン、リジン、アルギニン、システイン、シスチン、アスパラギン酸、ポリリン酸塩、ピロリン酸ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム;塩化亜鉛、グルコン酸銅、塩化第一スズ、フッ化第一スズ、フッ化ナトリウム、トリクロサン、グルコサミン塩酸塩、硫酸コンドロイチン、ミドリイガイ、ムラサキイガイ(blue lipped mussel)、メチルスルホニルメタン(MSM)、ホウ素、ホウ酸、フィトエストロゲン、フィトアンドロゲン、ゲニステイン、ダイゼイン(diadzein)、L-カルニチン、ピコリン酸クロム、トリピコリン酸クロム、ニコチン酸クロム、酸/塩基改質剤、クエン酸カリウム、塩化カリウム、炭酸カルシウム、塩化カルシウム、重硫酸ナトリウム;ユーカリ、ラベンダー、ペパーミント、可塑剤、着色料、風味剤、甘味料、緩衝剤、滑り助剤、担体、pH調整剤、天然成分、安定剤、酵素(プロテアーゼ及びリパーゼを含む)などの生物学添加剤、化学添加剤、冷却剤、キレート剤、変性剤、薬物収斂剤、乳化剤、外用沈痛剤、芳香性化合物、湿潤剤、不透明化剤(酸化亜鉛及び二酸化チタンなど)、消泡剤(シリコンなど)、保存料(ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)およびブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、没食子酸プロピル、塩化ベンザルコニウム、EDTA、ベンジルアルコール、ソルビン酸カリウム、パラベン及びこれらの混合物)、還元剤、溶媒、ハイドロトロープ剤、可溶化剤、懸濁剤(非界面活性剤)、溶媒、粘性増加剤(水性及び非水性)、捕捉剤、および/または角質溶解剤を含みうる。
好適なプロバイオティクスは、ペットが摂取することに適し、かつペットの胃腸管の微生物バランスを改善するのに有効な、または例えば疾患もしくは病状の軽減または予防などの、ペットに対する他の利益に有効な、一つ以上の細菌プロバイオティック微生物を含みうる。当技術分野で公知の様々なプロバイオティック微生物。いくつかの実施形態では、プロバイオティック成分は、バチルス属、バクテロイデス属、ビフィドバクテリウム属、エンテロコッカス属(例えば、エンテロコッカス・フェシウムDSM 10663およびエンテロコッカス・フェシウムSF68)、ラクトバチルス属、リューコノストック属、サッカロミセス属、カンジダ属、連鎖球菌属、およびそれらの任意の混合物の、細菌、酵母または微生物から選択されてもよい。他の実施形態では、プロバイオティックは、ビフィドバクテリウム属、ラクトバチルス属、およびそれらの組み合わせから選択されてもよい。バチルス属のものは、胞子を形成することがある。さらなる実施形態において、プロバイオティックは胞子を形成しない。本明細書での使用に適した乳酸細菌の非限定的な例としては、乳酸球菌株、ストレプトコッカス・クレモリス株、ストレプトコッカス・ジアセチラクティス株、ストレプトコッカス・サーモフィルス株、ラクトバチルス・ブルガリクス株、ラクトバチルス・アシドフィラス株(例えば、ラクトバチルス・アシドフィラス株DSM 13241)、ラクトバチルス・ヘルベティカス株、ラクトバチルス・ビフィダス株、ラクトバチルス・カゼイ株、ラクトバチルス・ラクティス株、ラクトバチルス・プランタルム株、ラクトバチルス・ラムノサス株、ラクトバチルス・デルブルキイ株、ラクトバチルス・サーモフィラス株、ラクトバチルス ファーメントii株、ラクトバチルス・サルバリウス株、ラクトバチルス・ロイテリ株、ビフィドバクテリウム・ロングム株、ビフィドバクテリウム・インファンティス株、ビフィドバクテリウム・ビフィドゥム株、ビフィドバクテリウム・アニマリス株、ビフィドバクテリウム・プソイドロングム株、およびペディオコッカス・セレビシェ株、またはそれらの任意の混合物を含む。特定の実施形態では、プロバイオティックを濃縮したコーティングは、細菌株ビフィドバクテリウム・アニマリスAHC7 NCIMB 41199を含んでもよい。
本明細書で使用される場合、用語「キブル」は、典型的には、12重量%未満の水分または水を有する、イヌおよびネコの餌などのような動物餌の粒子ペレット状成分を含む。キブルは、硬いものから柔らかいものまでの広い範囲の質感に及びうる。キブルは、膨らんだものから高密度のものまで広い範囲の内部構造に及びうる。キブルは押出成形プロセスによって形成されうる。非限定的な実施例としては、キブルは、コアおよびコーティングから形成されて、コーティングされたキブルを形成することができ、これはコーティングキブル(coated kibble)とも呼ばれる。「キブル」という用語が使用される時、それはコーティングされていないキブルまたはコーティングされたキブルを指すことができることを理解すべきである。
本発明のいくつかの実施形態は、タンパク質源を含む。タンパク質源、またはタンパク質成分は、チキンミール、鶏肉、鶏肉副産物ミール、ラム肉、ラム肉ミール、七面鳥、七面鳥ミール、牛肉、牛肉副産物、内臓、魚粉、腸内物、カンガルー、白身魚、鹿肉、大豆ミール、大豆タンパク質単離物、大豆タンパク質濃縮物、コーングルテンミール、コーンタンパク質濃縮物、蒸留機乾燥穀物および/または蒸留機乾燥穀物溶液、ならびに単細胞タンパク質、例えば酵母、藻類および/または細菌培養物など、を含みうる。
いくつかの実施形態では、ペットフード組成物は、非キブル形態、例えば、ローフ、シチュー、「肉およびグレービー」形態、粥、50%超の含水量を有するシュレッド、または注射器から押し出すことができる製品として調製されてもよい。
ここで、本発明の実施形態は、以下の非限定的な実施例によってさらに説明される。
食餌は、AAFCO(アメリカ飼料検査官協会)およびNRC(米国学術研究会議)の栄養勧告に従って処方される。できあがったキブルは、押出成形で製造され、乾燥され、嗜好剤でコーティングされる。本発明の例示的な組成物を調製するために(実施例1またはEx.1))、材料を、ハンマーミル均質化および押出成形の前に穀物混合物に添加する。実施例Iは、リグニンを含む繊維からの選択物を含有し、そしてまたより高レベルの可溶性繊維の添加を除外する。対照的に、比較食餌(比較例1、またはComp.Ex.1)は、実施例1と同じ栄養成分を含有するが、より高い可溶性繊維添加含有量と、より低い不溶性繊維含有量とを有する。本発明の例示的な組成物および比較組成物は、以下の表1に記載される。
Figure 2022515737000002
表1(上記)に記載される組成物は、当業者に公知の従来的な手段を使用して調製されてもよい。
年齢、体重、および性別に基づき二つのグループにランダム化された健康なネコ科の被験動物を登録した、施設内動物配慮利用委員会(Institutional Animal Care and Use Committee)(IACUC)承認の臨床的食餌介入プロトコルが実施される。ネコは、生化学的および臨床的健康のマーカーによって健康と評価される。この試験は、91日間の実験食餌を与えられたネコでの、世話人盲検の縦断的デザインである。両方の食餌(実施例1および比較例1)は、同じ明白な栄養特性を維持し、一方で可溶性食物繊維レベル、不溶性食物繊維レベル、粗食物繊維レベル、および総食物繊維レベルに影響を及ぼす特殊実験成分の含有においては変化をつける。具体的には、実施例1は、比較例1に比べて、可溶性繊維を低減し不溶性繊維を増加して計画された。
食餌摂取量は、開始時のボウル重量からの差による摂取されたグラムとしてモニターされ、次いで代謝体重に正規化する前にカロリーに変換される(kcal/kg^0.75)。糞便および血清代謝物は、試験開始時および終了時に収集され、代謝物の値は自然対数変換され、比較例1または実施例1のいずれかを摂取したときの差(試験開始時から終了時までのデルタ)を計算するために使用される。統計解析は、JMPソフトウェアv13.1(SASインスティテュート社、ノースカロライナ)を用いて実施される。別段の記載がない限り、単変量テストは、アルファを0.05として、自然対数変換された代謝物レベルのデルタ(試験終了‐試験開始)に対するt検定によって実施される。代謝物クラスの多変量テストは、アルファ=0.05のコントラストでMANOVAによって実施される。
この試験中、比較例1を比べて、本発明の例示的な組成物は、体重に基づく個々の代謝の差異を説明する摂取量差を測定するためのゴールドスタンダードである、代謝体重に正規化されたカロリーの摂取量を著しく増加させる。これらの結果を以下の表2に記載する。
Figure 2022515737000003
予定された活動計画の変更は、ペットの健康管理と健康維持の通常部分であり、ペットが、ある社会的環境の中に生活の場を提供されている集団である場合、しばしば集団として予定された活動計画の変更を経験する。このことは、個々の世帯および個々のペットで発生する傾向の要約および分析を可能にする。特に、研究の場で、定期的なメンテナンスのためハウジングユニット間を移動したり、健康検査のため獣医を訪問したりすることは、それぞれ、飼い主がペットを一時的に預けることや、ペットに定期健康診断を受けさせることを模倣するのに役立つ。
91日間に及ぶ試験の過程で、ネコの食餌摂取量が規則的なプロセスによって定期的に混乱されていることは、傾向の分析から明らかである。また、本発明の成分の組み合わせを含有しない比較組成物に比べ、本発明の組成物は、より少なく混乱で正常な状態へより迅速に復帰できるようにしつつ、規則正しい食餌摂取パターンを支持することも明らかである。(図1を参照)。
実施例2
N-アシルエタノールアミド(N-Acylethanolamides)(例えば、オレオイルエタノールアミド)、および他のN-アシルアミン(NAA)は、腸内で局所的に活性となる、食物摂取および満腹感の強力な原動力となるものである。これらの生理活性シグナル伝達ホルモンもまた腸内微生物相によって産生されることが最近認識されている。したがって、腸内微生物相は、宿主の食物摂取および満腹感の生理学的プロセスを決定する代謝産物(ポストバイオティクスと呼ばれる)を産生する。本発明の例示的な組成物は、いくつかのNAAクラスのほぼすべてのメンバー(図2~4を参照):エタノールアミド(図2);タウリン(図3)およびグリシン(図4)を強力かつ均一に減少させる。
驚くべきことに、O結合型O-アシルグリセロールクラス(OAG)は、本発明の例示的な組成物によって比較的変化せず(図5を参照)、本発明の例示的な組成物の顕著な特異性(標的有効性)を示す。これらの結果は、本発明の組成物が、胃腸の満腹ホルモンを減少させ、食物摂取量を増加させ、ならびに予定された活動計画の変更中に、摂取量を正常化することが期待されることを示す。
実施例3
食餌性タンパク質が不十分に消化され吸収された場合、バイパス窒素は、タンパク質分解微生物相によって結腸内で分解される。未消化タンパク質の二種類の微生物代謝産物は、ポリアミン(タンパク質の窒素画分を含有する)および分枝状短鎖脂肪酸(BSCFA)であり、これは未消化タンパク質の炭素骨格を含有する。これらの産物の減少は、特に血清循環におけるレベルの減少と組み合わせた場合、タンパク質腐敗の発生がより少なく、食餌性タンパク質がより適切に消化され吸収されることを示しうる。二重の利点は、タンパク質がペットによってより効率的に直接使用されることと、同時に、微生物がタンパク質腐敗の毒性副産物を産生しないことである。
図6に記述されたデータによって図示されるように、本発明の例示的な組成物は、本発明の組成物を与えられたネコの糞便中のカダベリン型およびプトレシン型ポリアミンのレベルの減少によって示されるように、食餌性タンパク質の消化および代謝処分を改善する。これらのポリアミンは、それぞれリジンおよびアルギニンアミノ酸の腐敗に由来する。胃腸区画におけるこの減少は、図6に示す血清ポリアミンの減少によって示されるように、全身的効果を有する。
BSCFAの糞便レベルも減少し(例えば、図7を参照)、ポリアミンで示されるタンパク質腐敗の減少を確認する。バリン、ロイシン、およびイソロイシン(isoleuce)腐敗のそれぞれに由来した三つの標準的なBSCFA全てが、比較組成物(比較例1)を与えられたネコと比較して、有意に減少する。
表2および図1~7に記載されるデータを含み、前述の実施例によって実証されるように、本発明の組成物に基づく食餌は、非可溶性繊維、特にリグニンを高く制御されたレベルで、および可溶性繊維の添加を低く制御されたレベルで含有し、動物が予定された活動計画の変更を受けた際に、全体的な食物摂取量を増加させ、かつ通常の摂取量への復帰を促進する。リグニンは難消化性繊維であり、繊維含有物は典型的には食餌摂取量を減少させるため、これは予想外の結果であった。
要約すると、本発明の組成物は、食物摂取量を増加させ、タンパク質消化可能性を維持し、食餌性タンパク質腐敗マーカーを減少させる能力を示しており、これは、予定された活動計画の変更に直面したペットの健康を改善する上で、重要な役割を果たしうる。
本発明のいくつかの実施形態が前述の明細書に開示されているが、前述の説明および関連する図面に示された教示の利点を有する、本発明が関係する本発明の数多くの修正および他の実施形態が思い浮かぶであろうことは、当業者によって理解される。従って、本発明は、上で開示された特定の実施形態に限定されず、数多くの修正および他の実施形態は、添付の特許請求の範囲内に含まれることが意図されていることが理解される。さらに、本明細書ならびに以下の特許請求の範囲において特定の用語が使用されているが、それらは包括的かつ説明的な意味でのみ使用されており、説明された発明を制限する目的ではなく、また以下に続く特許請求の範囲を制限する目的ではない。

Claims (51)

  1. ペットフード組成物であって、
    リグニンを含む不溶性繊維源と、
    ポリフェノール源と、
    可溶性繊維源と、を含み、
    不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比が約2:1より大きい、ペットフード組成物。
  2. 前記ポリフェノール源がフェノール化合物の混合物を含む、請求項1に記載のペットフード組成物。
  3. 前記ポリフェノール源が、エラグ酸、没食子酸、プロトカテク酸、p-ヒドロキシ安息香酸、カテキン、およびそれらの二つ以上の組み合わせから選択されるフェノール化合物を含む、請求項1または請求項2に記載のペットフード組成物。
  4. 前記不溶性繊維源が繊維束を含む、請求項1~3のいずれかに記載のペットフード組成物。
  5. 前記繊維束が、不溶性繊維の少なくとも二つの異なる源の混合物を含む、請求項4に記載のペットフード組成物。
  6. 前記繊維束が、セルロース系材料、トマトの搾りかす、および天然植物食物繊維を含む、請求項4または請求項5に記載のペットフード組成物。
  7. 前記天然植物食物繊維がエンドウ豆繊維である、請求項4~6のいずれか一項に記載のペットフード組成物。
  8. 前記ポリフェノール源が、ピーカン殻を含む、請求項1~7のいずれかに記載のペットフード組成物。
  9. 前記不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比が、約5:1より大きい、請求項1~8のいずれかに記載のペットフード組成物。
  10. 前記不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比が、約7.5:1より大きい、請求項1~9のいずれかに記載のペットフード組成物。
  11. 前記不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比が、約10:1である、請求項1~10のいずれかに記載のペットフード組成物。
  12. 前記不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比が、約10:1より大きい、請求項1~11のいずれかに記載のペットフード組成物。
  13. それを必要とするコンパニオンアニマルにおいて、食物摂取を刺激する組成物であって、
    可溶性繊維の源と、
    複合体であって、
    ポリフェノールの源、および、
    繊維束を含む不溶性繊維の源を含む、複合体と、を含み、
    前記組成物の総食物繊維含有量が、乾燥物質基準(DMB)で5%超である、組成物。
  14. 前記不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比が、約3:1より大きい、請求項13に記載の組成物。
  15. 前記可溶性繊維の源が、総組成物の約1重量%未満である、請求項13または請求項14に記載の組成物。
  16. ファイバーバンダー(fiber bunder)が、不溶性繊維の少なくとも二つの異なる源の混合物を含む、請求項13~15のいずれか一項に記載の組成物。
  17. 前記繊維束がリグニンを含む、請求項13~16のいずれか一項に記載の組成物。
  18. 前記繊維束が、前記総組成物の約5重量%~約15重量%を占める、請求項13~17のいずれか一項に記載の組成物。
  19. 前記繊維束が、前記総組成物の約10重量%を占める、請求項13~18のいずれか一項に記載の組成物。
  20. 前記ポリフェノール源が、エラグ酸、没食子酸、プロトカテク酸、p-ヒドロキシ安息香酸、カテキン、およびそれらの二つ以上の組み合わせから選択されるフェノール化合物を含む、請求項13~19のいずれか一項に記載の組成物。
  21. 前記ポリフェノール源がピーカン殻を含む、請求項13~20のいずれか一項に記載の組成物。
  22. 前記不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比が、約5:1より大きい、請求項13~21のいずれか一項に記載の組成物。
  23. 前記不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比が、約7.5:1より大きい、請求項13~22のいずれか一項に記載の組成物。
  24. 前記不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比が、約10:1である、請求項13~23のいずれか一項に記載の組成物。
  25. 前記不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比が、約10:1より大きい、請求項13~24のいずれか一項に記載の組成物。
  26. 食物摂取量が、代謝体重に正規化されたカロリーの摂取量に基づいて計算される、請求項13~25のいずれか一項に記載の組成物。
  27. コンパニオンアニマルのエンドカンナビノイド系の標的調整のための組成物であって、
    エラグ酸、没食子酸、プロトカテク酸、p-ヒドロキシ安息香酸、カテキン、およびそれらの二つ以上の組み合わせから選択されるフェノール化合物を含むポリフェノール源と、
    リグニン、トマトの搾りかす、天然植物食物繊維、およびそれらの二つ以上の組み合わせから選択される不溶性繊維を含む繊維源と、を含む、組成物。
  28. 可溶性繊維をさらに含む、請求項27に記載の組成物。
  29. 前記不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比が、約2:1~約20:1の範囲である、請求項28に記載の組成物。
  30. 前記不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比が、約3:1~約17.5:1の範囲である、請求項28または請求項29に記載の組成物。
  31. 前記不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比が、約5:1~約15:1の範囲である、請求項28~30のいずれか一項に記載の組成物。
  32. 前記不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比が、約7.5:1~約12.5:1の範囲である、請求項28~31のいずれか一項に記載の組成物。
  33. 前記不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比が、約10:1である、請求項28~32のいずれか一項に記載の組成物。
  34. 前記組成物がキブルの形態である、請求項1~33のいずれかに記載の組成物。
  35. 前記組成物が、多層キブルの形態である、請求項1~34のいずれかに記載の組成物。
  36. 前記多層キブルがコーティングを含む、請求項35に記載の組成物。
  37. 前記コーティング層が嗜好剤を含む、請求項36に記載の組成物。
  38. 前記キブルが押出成形されたキブルである、請求項34~37のいずれか一項に記載の組成物。
  39. 前記キブルが結合剤をさらに含む、請求項34~38のいずれか一項に記載の組成物。
  40. 前記組成物が、ローフ、シチュー、「肉およびグレービー」形態、粥、50%超の含水量を有するシュレッド、および注射器から押し出すことができる製品から選択される形態である、請求項1~33のいずれか一項に記載の組成物。
  41. 前記コンパニオンアニマルがイヌ科動物およびネコ科動物から選択される、請求項13~40のいずれか一項に記載の組成物。
  42. 前記コンパニオンアニマルがネコ科動物である、請求項13~41のいずれか一項に記載の組成物。
  43. 前記組成物が、対照組成物の嗜好性と等しい嗜好性を有する、請求項1~42のいずれかに記載の組成物。
  44. a) ストレスに苦しむコンパニオンアニマルの食物摂取量を増加させること、
    b) 多くのストレスの経験中にコンパニオンアニマルの食物摂取量を維持すること、
    c) 不安に苦しむコンパニオンアニマルの食物摂取量を増加させ、および/または維持すること、
    d) 予定された活動計画の変更中に、コンパニオンアニマルの食物摂取量を正常化すること、
    e) コンパニオンアニマルの糞便エタノールアミドを減少させること、
    f) コンパニオンアニマルの糞便アシルタウリンを減少させること、
    g) コンパニオンアニマルの糞便アシルグリシンを減少させること、
    h) 食餌性タンパク質腐敗を減少させること、
    i) 不安に苦しむコンパニオンアニマルの体重を増加させること、
    j) アシルグリセロールのレベルを維持すること、および/または、
    k) コンパニオンアニマルのエンドカンナビノイド系を調整すること、のための方法であって、
    リグニンを含む不溶性繊維源と、
    ポリフェノール源と、
    可溶性繊維源と、を含む、組成物であって、
    不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比が約2:1よりも大きい、組成物を、それを必要とするコンパニオンアニマルに投与すること、を含む、方法。
  45. 前記不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比が、約3:1より大きい、請求項44に記載の方法。
  46. 前記不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比が、約5:1より大きい、請求項44または請求項45に記載の方法。
  47. 前記不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比が、約7.5:1より大きい、請求項44~46のいずれか一項に記載の方法。
  48. 前記不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比が、約10:1である、請求項44~47のいずれか一項に記載の方法。
  49. 前記不溶性繊維の可溶性繊維に対する重量比が、約10:1より大きい、請求項44~48のいずれか一項に記載の方法。
  50. 50.
    a) ストレスに苦しむコンパニオンアニマルの食物摂取量を増加させること、
    b) 多くのストレスの経験中にコンパニオンアニマルの食物摂取量を維持すること、
    c) 不安に苦しむコンパニオンアニマルの食物摂取量を増加させ、および/または維持すること、
    d) 予定された活動計画の変更中に、コンパニオンアニマルの食物摂取量を正常化すること、
    e) コンパニオンアニマルの糞便エタノールアミドを減少させること、
    f) コンパニオンアニマルの糞便アシルタウリンを減少させること、
    g) コンパニオンアニマルの糞便アシルグリシンを減少させること、
    h) 食餌性タンパク質腐敗を減少させること、
    i) 不安に苦しむコンパニオンアニマルの体重を増加させること、
    j) アシルグリセロールのレベルを維持すること、および/または、
    k) コンパニオンアニマルのエンドカンナビノイド系を調整すること、のための方法であって、
    本明細書に記載される組成物のいずれか一つを、それを必要とするコンパニオンアニマルに投与すること、を含む、方法。
  51. ペットフード組成物の製造における、本明細書に記載の組成物のいずれか一つの使用であって、前記組成物が、
    a) ストレスに苦しむコンパニオンアニマルの食物摂取量を増加させること、
    b) 多くのストレスの経験中にコンパニオンアニマルの食物摂取量を維持すること、
    c) 不安に苦しむコンパニオンアニマルの食物摂取量を増加させ、および/または維持すること、
    d) 予定された活動計画の変更中に、コンパニオンアニマルの食物摂取量を正常化すること、
    e) コンパニオンアニマルの糞便エタノールアミドを減少させること、
    f) コンパニオンアニマルの糞便アシルタウリンを減少させること、
    g) コンパニオンアニマルの糞便アシルグリシンを減少させること、
    h) 食餌性タンパク質腐敗を減少させること、
    i) 不安に苦しむコンパニオンアニマルの体重を増加させること、
    j) アシルグリセロールのレベルを維持すること、および/または、
    k) コンパニオンアニマルのエンドカンナビノイド系を調整すること、のための組成物である、使用。
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