JP2022511921A - 通信方法および装置、ならびにコンピュータ可読記憶媒体 - Google Patents

通信方法および装置、ならびにコンピュータ可読記憶媒体 Download PDF

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Abstract

本出願は、通信方法およびデバイス、並びにコンピュータ読み取り可能記憶媒体を提供する。本方法は、第1のネットワークデバイスからアップリンクデータ送信しきい値を受信することであって、アップリンクデータ送信しきい値は、第1の送信しきい値と、第2の送信しきい値とを含むか、または第2の送信しきい値を含み、第1の送信しきい値は、第1のアップリンクキャリア上で接続されていない状態における端末デバイスによってサポートされたデータパケットの最大サイズを示すために使用され、第2の送信しきい値は、補助アップリンクSULキャリア上で接続されていない状態における端末デバイスによってサポートされたデータパケットの最大サイズを示すために使用されることと、アップリンクデータ送信しきい値および送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズに基づいて、接続されていない状態において、第1のネットワークデバイスの第1のアップリンクキャリアまたはSULキャリア上で、アップリンクデータパケットを送信することを決定することとを含む。本出願において提供される技術的解決策では、SULキャリアシナリオにおいて、アップリンクデータパケットを高速で送信することができる。

Description

本出願は、通信分野に関し、より具体的には、通信方法および装置、ならびにコンピュータ可読記憶媒体に関する。
本出願は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、2018年12月10日に中国国家知識産権局に出願された「COMMUNICATIONS METHOD AND APPARATUS, AND COMPUTER-READABLE STORAGE MEDIUM」と題する中国特許出願第201811502034.5号の優先権を主張する。
端末デバイスがネットワークデバイスと通信する処理において、アップリンクULキャリアのカバレージがダウンリンクDLキャリアのカバレージよりも小さい場合があり得る。低周波補助アップリンク(supplementary uplink、SUL)キャリアが導入され、ULキャリアのカバレージがDLキャリアのカバレージと一致することが可能にされる。1つのセルは、少なくとも1つの第1のアップリンクキャリアと、少なくとも1つのSULキャリアとを含み、第1のアップリンクキャリアの周波数は、SULキャリアの周波数よりも高く、SULキャリアのカバレージは、DLキャリアのカバレージと比較的一致する。
従来の技術では、第5世代モバイル通信技術規格におけるSULキャリアシナリオにおいて、SULシナリオにおける端末デバイスのアップリンクデータパケットをどのように高速で送信するかの機構について、解決策が提供されない。
したがって、SULキャリアシナリオにおいて、アップリンクデータパケットをどのように高速で送信するかが、現在解決されるべき緊急課題になる。
TS38.300 v15.3.0
本出願は、SULキャリアシナリオにおいて、アップリンクデータパケットを高速で送信するための、通信方法および装置、ならびにコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
第1の態様によれば、第1のネットワークデバイスからアップリンクデータ送信しきい値を受信することであって、ここで、アップリンクデータ送信しきい値は、第1の送信しきい値と、第2の送信しきい値とを含むか、または第2の送信しきい値を含むことと、アップリンクデータ送信しきい値と、送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズとに基づいて、接続されていない状態において、第1のネットワークデバイスの第1のアップリンクキャリアまたはSULキャリア上で、アップリンクデータパケットを送信することを決定することとを含む、通信方法が提供される。
本出願のこの実施形態における第1のネットワークデバイスは、ターゲット基地局として理解され得る。
本出願のこの実施形態では、第1の送信しきい値は、第1のアップリンクキャリア上で接続されていない状態における端末デバイスによってサポートされたデータパケットの最大サイズを示すために使用される。第2の送信しきい値は、補助アップリンクSULキャリア上で接続されていない状態における端末デバイスによってサポートされたデータパケットの最大サイズを示すために使用される。第1のアップリンクキャリアの周波数は、SULキャリアのものよりも高く、第1のアップリンクキャリアは、たとえば、新無線アップリンク(new radio uplink、NR UL)キャリアであり得る。
本出願のこの実施形態では、アップリンクデータパケットは、SULキャリアシナリオにおいて高速で送信されることが可能である。
第1の態様に関して、第1の態様のいくつかの可能な実装では、第2の送信しきい値は、第1の送信しきい値よりも大きく、送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズが、第1の送信しきい値よりも大きく、第2の送信しきい値未満であるとき、端末デバイスは、接続されていない状態において、第1のネットワークデバイスのSULキャリア上で、アップリンクデータパケットを送信することを決定する。
第1の態様に関して、第1の態様のいくつかの可能な実装では、送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズが、第1の送信しきい値および第2の送信しきい値のうちのより小さいもの未満であるとき、端末デバイスは、接続されていない状態において、第1のネットワークデバイスの第1のアップリンクキャリアまたはSULキャリア上で、アップリンクデータパケットを送信する。
第1の態様に関して、第1の態様のいくつかの可能な実装では、送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズが、第1の送信しきい値および第2の送信しきい値のうちのより小さいもの未満であるとき、接続されていない状態において、第1のネットワークデバイスの第1のアップリンクキャリアまたはSULキャリア上で、アップリンクデータパケットを送信することが決定される。
第1の態様に関して、第1の態様のいくつかの可能な実装では、端末デバイスは、第1のネットワークデバイスから、ダウンリンク信号品質しきい値を受信し、端末デバイスは、ダウンリンク信号品質しきい値に基づいて、接続されていない状態において、第1のネットワークデバイスの第1のアップリンクキャリアまたはSULキャリア上で、アップリンクデータパケットを送信することを決定する。
第1の態様に関して、第1の態様のいくつかの可能な実装では、端末デバイスは、ランダムアクセス手順を使用することによって、接続されていない状態において、アップリンクデータパケットを送信することを決定する。
第1の態様に関して、第1の態様のいくつかの可能な実装では、端末デバイスは、接続されていない状態において、メッセージ1と、送信されることになるアップリンクデータパケットとを送信することを決定すること、または
接続されていない状態において、メッセージ3と、送信されることになるアップリンクデータパケットとを送信することを決定すること、または
接続されていない状態において、メッセージ3を送信することを決定することであって、ここで、メッセージ3は、送信されることになるアップリンクデータパケットを搬送する、決定すること、または
接続されていない状態において、メッセージ5と、送信されることになるアップリンクデータパケットとを送信することを決定すること、または
接続されていない状態において、メッセージ5を送信することを決定することであって、ここで、メッセージ5は、送信されることになるアップリンクデータパケットを搬送する、決定することを行う。
第1の態様に関して、第1の態様のいくつかの可能な実装では、方法は、以下をさらに含み、すなわち、端末デバイスは、第1のネットワークデバイスから、第1のインジケーション情報を受信し、ここで、第1のインジケーション情報は、接続されていない状態において、第1の鍵を使用することによって、アップリンクデータパケットを送信するように、端末デバイスに示すために使用され、第1の鍵は、以下の情報、すなわち、
端末デバイスによって第2のネットワークデバイスのために使用された鍵であって、ここで、第2のネットワークデバイスは、接続されていない状態に入るように、端末デバイスを構成する、ソースネットワークデバイスである、端末デバイスによって第2のネットワークデバイスのために使用された鍵と、
第1のネットワークデバイスのセル情報であって、ここで、セル情報は、第1のネットワークデバイスのセルの周波数チャネル番号情報および/または物理セル識別子を含み、第1のネットワークデバイスは、端末デバイスがそれに対してランダムアクセスを実施するターゲットネットワークデバイスである、第1のネットワークデバイスのセル情報と、
ネクストホップチェイニングカウントNCC値と
のうちの少なくとも1つに基づいて、端末デバイスによって決定された鍵である。
本出願のこの実施形態では、端末デバイスは、ソース基地局に関係付けられた鍵を使用することによって、アップリンクデータパケットを送信し得る。このようにして、非アクティブ状態における端末デバイスがアンカー基地局を変更するために引き起こされる、シグナリングオーバーヘッド、および比較的大きいデータ送信遅延が、回避されることが可能である。
第1の態様に関して、第1の態様のいくつかの可能な実装では、方法は、以下をさらに含み、すなわち、端末デバイスは、第1のネットワークデバイスから、ランダムアクセス構成を受信する。端末デバイスは、接続されていない状態において、ランダムアクセス構成に基づいて、第1のネットワークデバイスの第1のアップリンクキャリアまたはSULキャリア上で、アップリンクデータパケットを送信することを決定する。
第1の態様に関して、第1の態様のいくつかの可能な実装では、ランダムアクセス構成は、以下のもの、すなわち、ランダムアクセスプリアンブル情報およびランダムアクセスリソースのうちの少なくとも1つを含む。
第1の態様に関して、第1の態様のいくつかの可能な実装では、ランダムアクセス構成は、少なくとも1つのカバレージ拡張レベルに対応する、少なくとも1つのランダムアクセス構成を含む。
第1の態様に関して、第1の態様のいくつかの可能な実装では、アップリンクデータ送信しきい値は、少なくとも1つのカバレージ拡張レベルに対応する、少なくとも1つのアップリンクデータ送信しきい値を含む。
本出願のこの実施形態では、上記の異なるCEレベルは、カバレージと容量との間のバランスを達成するために、データ送信の繰り返し回数および/または変調方式の異なる最大量に対応し得る。
第1の態様に関して、第1の態様のいくつかの可能な実装では、方法は、以下をさらに含み、すなわち、端末デバイスは、第1のネットワークデバイスから、第3のインジケーション情報を受信し、ここで、第3のインジケーション情報は、送信されることになるダウンリンクデータパケットを受信するように、端末デバイスに示すために使用される。端末デバイスは、第2のインジケーション情報に基づいて、接続されていない状態において、第1のネットワークデバイスから、送信されることになるダウンリンクデータパケットを受信することを決定する。
第1の態様に関して、第1の態様のいくつかの可能な実装では、方法は、以下をさらに含み、すなわち、端末デバイスは、第1のネットワークデバイスから、第4のインジケーション情報を受信し、ここで、第4のインジケーション情報は、第1の鍵を使用することによって、ダウンリンクデータパケットを解読するように、端末デバイスに示すために使用される。
第2の態様によれば、以下を含む通信方法が提供され、すなわち、第1のネットワークデバイスは、アップリンクデータ送信しきい値を端末デバイスに送信し、ここで、アップリンクデータ送信しきい値は、第1の送信しきい値と、第2の送信しきい値とを含むか、または第2の送信しきい値を含み、第1の送信しきい値は、第1のアップリンクキャリア上で接続されていない状態における端末デバイスによってサポートされたデータパケットの最大サイズを示すために使用され、第2の送信しきい値は、補助アップリンクSULキャリア上で接続されていない状態における端末デバイスによってサポートされたデータパケットの最大サイズを示すために使用され、第1のアップリンクキャリアの周波数は、SULキャリアのものよりも高い。第1のネットワークデバイスは、第1のアップリンクキャリアまたはSULキャリア上で、接続されていない状態における端末デバイスによって送信されたアップリンクデータパケットを受信する。
本出願のこの実施形態では、アップリンクデータパケットは、SULキャリアシナリオにおいて高速で送信されることが可能である。
第2の態様に関して、第2の態様のいくつかの可能な実装では、方法は、以下をさらに含み、すなわち、第1のネットワークデバイスは、ダウンリンク信号品質しきい値を端末デバイスに送信し、ここで、ダウンリンク信号品質しきい値は、端末デバイスによって、接続されていない状態において、第1のアップリンクキャリアまたはSULキャリア上で、アップリンクデータパケットを送信することを決定するために使用される。
第2の態様に関して、第2の態様のいくつかの可能な実装では、方法は、以下をさらに含み、すなわち、第1のネットワークデバイスは、ランダムアクセス構成を端末デバイスに送信し、ここで、ランダムアクセス構成は、端末デバイスによって、接続されていない状態において、ランダムアクセス構成に基づいて、第1のアップリンクキャリアまたはSULキャリア上で、アップリンクデータパケットを送信するために使用される。
第2の態様に関して、第2の態様のいくつかの可能な実装では、ランダムアクセス構成は、以下のもの、すなわち、ランダムアクセスプリアンブル情報およびランダムアクセスリソースのうちの少なくとも1つを含む。
第2の態様に関して、第2の態様のいくつかの可能な実装では、ランダムアクセス構成は、少なくとも1つのカバレージ拡張レベルに対応する、少なくとも1つのランダムアクセス構成を含む。
本出願のこの実施形態では、上記の異なるCEレベルは、カバレージと容量との間のバランスを達成するために、データ送信の繰り返し回数および/または変調方式の異なる最大量に対応し得る。
第2の態様に関して、第2の態様のいくつかの可能な実装では、方法は、以下をさらに含み、すなわち、第1のネットワークデバイスは、第2のインジケーション情報を端末デバイスに送信し、ここで、第2のインジケーション情報は、接続されていない状態において、第1の鍵を使用することによって、アップリンクデータパケットを高速で送信するように、端末デバイスに示すために使用される。
本出願のこの実施形態における第1の鍵は、以下の情報、すなわち、端末デバイスによって第2のネットワークデバイスのために使用された鍵であって、ここで、第2のネットワークデバイスは、接続されていない状態に入るように、端末デバイスを構成する、ソースネットワークデバイスである、端末デバイスによって第2のネットワークデバイスのために使用された鍵と、第1のネットワークデバイスのセル情報であって、ここで、セル情報は、第1のネットワークデバイスのセルの周波数チャネル番号情報および/または物理セル識別子を含み、第1のネットワークデバイスは、端末デバイスがそれに対してランダムアクセスを実施するターゲットネットワークデバイスである、第1のネットワークデバイスのセル情報と、ネクストホップチェイニングカウントNCC値とのうちの、少なくとも1つに基づいて、端末デバイスによって決定された鍵であり得る。
本出願のこの実施形態では、端末デバイスは、ソース基地局に関係付けられた鍵を使用することによって、アップリンクデータパケットを高速で送信し得る。このようにして、非アクティブ状態における端末デバイスがアンカー基地局を変更するために引き起こされる、シグナリングオーバーヘッド、および比較的大きいデータ送信遅延が、回避されることが可能である。
第2の態様に関して、第2の態様のいくつかの可能な実装では、方法は、以下をさらに含み、すなわち、第1のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスによって送信された第2のメッセージを受信し、ここで、第2のメッセージは、アップリンクデータパケットの受信アドレスを含む。第1のネットワークデバイスは、端末デバイスによって高速で送信された、受信されたアップリンクデータパケットを、受信アドレスに基づいて、第2のネットワークデバイスに転送する。
第2の態様に関して、第2の態様のいくつかの可能な実装では、第1のネットワークデバイスが、第2のネットワークデバイスによって送信された第2のメッセージを受信する前に、方法は、以下をさらに含み、すなわち、第1のネットワークデバイスは、第1のメッセージを第2のネットワークデバイスに送信し、ここで、第1のメッセージは、第3のインジケーション情報を含み、第3のインジケーション情報は、受信アドレスを送信するように、第2のネットワークデバイスに示すために使用されるか、または端末デバイスが第1の鍵を使用することによって、アップリンクデータパケットを高速で送信することを示すために使用され、受信アドレスは、第1のネットワークデバイスによって、接続されていない状態における端末デバイスによって送信されたアップリンクデータパケットを、第2のネットワークデバイスに送信するために使用されるアドレスである。
第3の態様によれば、以下を含む通信方法が提供され、すなわち、第2のネットワークデバイスは、第1のネットワークデバイスによって送信された、送信されることになるアップリンクデータパケットを受信する。第2のネットワークデバイスは、第1のネットワークデバイスによって送信された、第3のインジケーション情報を受信し、ここで、第3のインジケーション情報は、送信されることになるアップリンクデータパケットが、第1のアップリンクキャリアまたは補助アップリンクSULキャリア上で、接続されていない状態における端末デバイスによって送信されたアップリンクデータパケットであることを示すために使用される。
本出願のこの実施形態では、アップリンクデータパケットは、SULキャリアシナリオにおいて高速で送信されることが可能である。
第3の態様に関して、第3の態様のいくつかの可能な実装では、方法は、以下をさらに含み、すなわち、第2のネットワークデバイスは、ダウンリンクデータ送信しきい値と、送信されることになるダウンリンクデータパケットのサイズとに基づいて、送信されることになるダウンリンクデータパケットが、第1のネットワークデバイスに送信される必要があると決定し、ここで、送信されることになるダウンリンクデータパケットは、第1のネットワークデバイスによって、接続されていない状態における端末デバイスに直接送信される必要がある、ダウンリンクデータパケットである。第2のネットワークデバイスは、送信されることになるダウンリンクデータパケットを、第1のネットワークデバイスに送信する。
第3の態様に関して、第3の態様のいくつかの可能な実装では、第2のネットワークデバイスが、送信されることになるダウンリンクデータパケットを、第1のネットワークデバイスに送信する前に、方法は、以下をさらに含み、すなわち、第2のネットワークデバイスは、第5のインジケーション情報を第1のネットワークデバイスに送信し、ここで、第5のインジケーション情報は、ダウンリンクデータパケットの受信アドレスを送信するように、第1のネットワークデバイスに示すために使用される。
第3の態様に関して、第3の態様のいくつかの可能な実装では、方法は、以下をさらに含み、すなわち、第2のネットワークデバイスは、第6のインジケーション情報を第1のネットワークデバイスに送信し、ここで、第6のインジケーション情報は、端末デバイスが、接続されていない状態において、受信されることになるダウンリンクデータパケットを有することを示すために使用される。
第3の態様に関して、第3の態様のいくつかの可能な実装では、方法は、以下をさらに含み、すなわち、第2のネットワークデバイスは、第7のインジケーション情報を第1のネットワークデバイスに送信し、ここで、第7のインジケーション情報は、端末デバイスが第1の鍵を使用することによって、ダウンリンクデータパケットを解読することを示すために使用され、第1の鍵は、以下の情報、すなわち、
端末デバイスによって第2のネットワークデバイスのために使用された鍵であって、ここで、第2のネットワークデバイスは、接続されていない状態に入るように、端末デバイスを構成する、ソースネットワークデバイスである、端末デバイスによって第2のネットワークデバイスのために使用された鍵と、
第1のネットワークデバイスのセル情報であって、ここで、セル情報は、第1のネットワークデバイスのセルの周波数チャネル番号情報および/または物理セル識別子を含み、第1のネットワークデバイスは、端末デバイスがそれに対してランダムアクセスを実施するターゲットネットワークデバイスである、第1のネットワークデバイスのセル情報と、
ネクストホップチェイニングカウントNCC値と
のうちの少なくとも1つに基づいて、端末デバイスによって決定された鍵である。
本出願のこの実施形態では、端末デバイスは、ソース基地局に関係付けられた鍵を使用することによって、アップリンクデータパケットを高速で送信し得る。このようにして、非アクティブ状態における端末デバイスがアンカー基地局を変更するために引き起こされる、シグナリングオーバーヘッド、および比較的大きいデータ送信遅延が、回避されることが可能である。
第4の態様によれば、以下を含む通信方法が提供され、すなわち、第2のネットワークデバイスは、ダウンリンクデータ送信しきい値と、送信されることになるダウンリンクデータパケットのサイズとに基づいて、送信されることになるダウンリンクデータパケットが、第1のネットワークデバイスに送信される必要があると決定し、ここで、送信されることになるダウンリンクデータパケットは、第1のネットワークデバイスによって、接続されていない状態における端末デバイスに直接送信される必要がある、ダウンリンクデータパケットである。第2のネットワークデバイスは、送信されることになるダウンリンクデータパケットを、第1のネットワークデバイスに送信する。
第4の態様に関して、第4の態様のいくつかの可能な実装では、方法は、以下をさらに含み、すなわち、第2のネットワークデバイスは、第6のインジケーション情報を第1のネットワークデバイスに送信し、ここで、第6のインジケーション情報は、端末デバイスが、接続されていない状態において、受信されることになるダウンリンクデータパケットを有することを示すために使用される。
第4の態様に関して、第4の態様のいくつかの可能な実装では、方法は、以下をさらに含む。
第2のネットワークデバイスは、第7のインジケーション情報を第1のネットワークデバイスに送信し、ここで、第7のインジケーション情報は、端末デバイスが第1の鍵を使用することによって、ダウンリンクデータパケットを解読することを示すために使用され、第1の鍵は、以下の情報、すなわち、
端末デバイスによって第2のネットワークデバイスのために使用された鍵であって、ここで、第2のネットワークデバイスは、接続されていない状態に入るように、端末デバイスを構成する、ソースネットワークデバイスである、端末デバイスによって第2のネットワークデバイスのために使用された鍵と、
第1のネットワークデバイスのセル情報であって、ここで、セル情報は、第1のネットワークデバイスのセルの周波数チャネル番号情報および/または物理セル識別子を含み、第1のネットワークデバイスは、端末デバイスがそれに対してランダムアクセスを実施するターゲットネットワークデバイスである、第1のネットワークデバイスのセル情報と、
ネクストホップチェイニングカウントNCC値と
のうちの少なくとも1つに基づいて、端末デバイスによって決定された鍵である。
第5の態様によれば、第1の態様における方法を実装するように構成されたモジュール、構成要素、または回路を含む、通信装置が提供される。
第5の態様における通信装置は、端末デバイスであり得るか、または端末デバイスのために使用されることが可能である構成要素(たとえば、チップもしくは回路)であり得ることが理解され得る。
第6の態様によれば、第2の態様における方法を実装するように構成されたモジュール、構成要素、または回路を含む、通信装置が提供される。
第6の態様における通信装置は、ネットワークデバイスであり得るか、またはネットワークデバイスのために使用されることが可能である構成要素(たとえば、チップもしくは回路)であり得ることが理解され得る。
第7の態様によれば、第3の態様における方法を実装するように構成されたモジュール、構成要素、または回路を含む、通信装置が提供される。
第7の態様における通信装置は、ネットワークデバイスであり得るか、またはネットワークデバイスのために使用されることが可能である構成要素(たとえば、チップもしくは回路)であり得ることが理解され得る。
第8の態様によれば、第4の態様における方法を実装するように構成されたモジュール、構成要素、または回路を含む、通信装置が提供される。
第8の態様における通信装置は、ネットワークデバイスであり得るか、またはネットワークデバイスのために使用されることが可能である構成要素(たとえば、チップもしくは回路)であり得ることが理解され得る。
第9の態様によれば、通信装置が提供され、メモリと、プロセッサと、トランシーバとを含む。
プロセッサは、トランシーバに通信可能に接続され得る。メモリは、端末デバイスのプログラムコードおよびデータを記憶するように構成され得る。したがって、メモリは、プロセッサにおける記憶ユニット、プロセッサから独立した外部記憶ユニット、または、プロセッサにおける記憶ユニットと、プロセッサから独立した外部記憶ユニットとを含む構成要素であり得る。
任意選択で、プロセッサは、汎用プロセッサであることがあり、ハードウェアまたはソフトウェアを使用することによって実装され得る。プロセッサが、ハードウェアを使用することによって実装されるとき、プロセッサは、論理回路、集積回路などであり得る。プロセッサが、ソフトウェアを使用することによって実装されるとき、プロセッサは、汎用プロセッサであることがあり、メモリ内に記憶されたソフトウェアコードを読み取ることによって実装される。メモリは、プロセッサに統合され得るか、または、プロセッサの外側に配置され、独立して存在し得る。
プログラムが実行されるとき、プロセッサは、トランシーバを使用することによって、第1の態様、または第1の態様の可能な実装のうちのいずれか1つにおける方法を実施する。
第10の態様によれば、通信装置が提供され、メモリと、プロセッサと、トランシーバとを含む。
プロセッサは、トランシーバに通信可能に接続され得る。メモリは、端末デバイスのプログラムコードおよびデータを記憶するように構成され得る。したがって、メモリは、プロセッサにおける記憶ユニット、プロセッサから独立した外部記憶ユニット、または、プロセッサにおける記憶ユニットと、プロセッサから独立した外部記憶ユニットとを含む構成要素であり得る。
任意選択で、プロセッサは、汎用プロセッサであることがあり、ハードウェアまたはソフトウェアを使用することによって実装され得る。プロセッサが、ハードウェアを使用することによって実装されるとき、プロセッサは、論理回路、集積回路などであり得る。プロセッサが、ソフトウェアを使用することによって実装されるとき、プロセッサは、汎用プロセッサであることがあり、メモリ内に記憶されたソフトウェアコードを読み取ることによって実装される。メモリは、プロセッサに統合され得るか、または、プロセッサの外側に配置され、独立して存在し得る。
プログラムが実行されるとき、プロセッサは、トランシーバを使用することによって、第2の態様、または第2の態様の可能な実装のうちのいずれか1つにおける方法を実施する。
第11の態様によれば、通信装置が提供され、メモリと、プロセッサと、トランシーバとを含む。
プロセッサは、トランシーバに通信可能に接続され得る。メモリは、端末デバイスのプログラムコードおよびデータを記憶するように構成され得る。したがって、メモリは、プロセッサにおける記憶ユニット、プロセッサから独立した外部記憶ユニット、または、プロセッサにおける記憶ユニットと、プロセッサから独立した外部記憶ユニットとを含む構成要素であり得る。
任意選択で、プロセッサは、汎用プロセッサであることがあり、ハードウェアまたはソフトウェアを使用することによって実装され得る。プロセッサが、ハードウェアを使用することによって実装されるとき、プロセッサは、論理回路、集積回路などであり得る。プロセッサが、ソフトウェアを使用することによって実装されるとき、プロセッサは、汎用プロセッサであることがあり、メモリ内に記憶されたソフトウェアコードを読み取ることによって実装される。メモリは、プロセッサに統合され得るか、または、プロセッサの外側に配置され、独立して存在し得る。
プログラムが実行されるとき、プロセッサは、トランシーバを使用することによって、第3の態様、または第3の態様の可能な実装のうちのいずれか1つにおける方法を実施する。
第12の態様によれば、通信装置が提供され、メモリと、プロセッサと、トランシーバとを含む。
プロセッサは、トランシーバに通信可能に接続され得る。メモリは、端末デバイスのプログラムコードおよびデータを記憶するように構成され得る。したがって、メモリは、プロセッサにおける記憶ユニット、プロセッサから独立した外部記憶ユニット、または、プロセッサにおける記憶ユニットと、プロセッサから独立した外部記憶ユニットとを含む構成要素であり得る。
任意選択で、プロセッサは、汎用プロセッサであることがあり、ハードウェアまたはソフトウェアを使用することによって実装され得る。プロセッサが、ハードウェアを使用することによって実装されるとき、プロセッサは、論理回路、集積回路などであり得る。プロセッサが、ソフトウェアを使用することによって実装されるとき、プロセッサは、汎用プロセッサであることがあり、メモリ内に記憶されたソフトウェアコードを読み取ることによって実装される。メモリは、プロセッサに統合され得るか、または、プロセッサの外側に配置され、独立して存在し得る。
プログラムが実行されるとき、プロセッサは、トランシーバを使用することによって、第4の態様、または第4の態様の可能な実装のうちのいずれか1つにおける方法を実施する。
第13の態様によれば、コンピュータプログラムを含む、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータプログラムが端末デバイス上で動作されるとき、通信装置は、第1の態様、または第1の態様の実装のうちのいずれか1つにおける方法を実施することが可能にされる。
第14の態様によれば、コンピュータプログラムを含む、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータプログラムが通信装置上で動作されるとき、通信装置は、第2の態様、または第2の態様の実装のうちのいずれか1つにおける方法を実施することが可能にされる。
第15の態様によれば、コンピュータプログラムを含む、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータプログラムが通信装置上で動作されるとき、通信装置は、第3の態様、または第3の態様の実装のうちのいずれか1つにおける方法を実施することが可能にされる。
第16の態様によれば、コンピュータプログラムを含む、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータプログラムが通信装置上で動作されるとき、通信装置は、第4の態様、または第4の態様の実装のうちのいずれか1つにおける方法を実施することが可能にされる。
第17の態様によれば、コンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で動作するとき、コンピュータは、第1の態様、または第1の態様の実装のうちのいずれか1つにおける方法を実施することが可能にされる。
第18の態様によれば、コンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で動作するとき、コンピュータは、第2の態様、または第2の態様の実装のうちのいずれか1つにおける方法を実施することが可能にされる。
第19の態様によれば、コンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で動作するとき、コンピュータは、第3の態様、または第3の態様の実装のうちのいずれか1つにおける方法を実施することが可能にされる。
第20の態様によれば、コンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で動作するとき、コンピュータは、第4の態様、または第4の態様の実装のうちのいずれか1つにおける方法を実施することが可能にされる。
本出願の実施形態が適用可能である通信システム100のシナリオの概略図である。 本出願の実施形態による、可能な適用シナリオの概略図である。 本出願の実施形態による通信方法の概略フローチャートである。 本出願の実施形態によるCEレベル(CE level)の概略図である。 本出願の実施形態による、アップリンクデータパケットを高速で送信するための方法の可能な概略フローチャートである。 本出願の実施形態による、アップリンクデータパケットを送信するための方法の可能な概略フローチャートである。 本出願の実施形態による、ダウンリンクデータパケットを高速で送信するための方法の可能な概略フローチャートである。 本出願の実施形態による、ダウンリンクデータパケットを送信するための方法の可能な概略フローチャートである。 本出願の実施形態による通信装置900の概略ブロック図である。 本出願の実施形態による通信装置1000の概略ブロック図である。 本出願の実施形態による通信装置1100の概略ブロック図である。 本出願の実施形態による通信装置1200の概略ブロック図である。 本出願の実施形態による通信装置1300の概略ブロック図である。 本出願の実施形態による通信装置1400の概略ブロック図である。
以下は、添付の図面を参照して、本出願における技術的解決策を説明する。
本出願の実施形態の技術的解決策は、モバイル通信用グローバルシステム(global system of mobile communication、GSM)システム、符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access、WCDMA)システム、汎用パケット無線サービス(general packet radio service、GPRS)、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システム、LTE周波数分割複信(frequency division duplex、FDD)システム、LTE時分割複信(Time Division Duplex、TDD)システム、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(universal mobile telecommunication system、UMTS)、ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(worldwide interoperability for microwave access、WiMAX)通信システム、将来の第5世代(5th generation、5G)システム、または新無線(new radio、NR)システムなど、様々な通信システムに適用され得ることを理解されたい。
端末デバイスのタイプは、本出願の実施形態において具体的に限定されない。たとえば、端末デバイスは、ユーザ機器(user equipment、UE)、アクセス端末、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイルコンソール、遠隔局、遠隔端末、モバイルデバイス、ユーザ端末、ワイヤレスネットワークデバイス、ユーザエージェント、またはユーザ装置であり得る。端末は、移動局(mobile station、MS)、モバイルフォン(mobile telephone)、ユーザ機器(user equipment、UE)、ハンドセット(handset)、ポータブル機器(portable equipment)、セルラーフォン、コードレスフォン、セッション開始プロトコル(session initiation protocol、SIP)フォン、ワイヤレスローカルループ(wireless local loop、WLL)局、携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)、ロジスティックスのために使用される無線周波数識別(radio frequency identification、RFID)端末デバイス、ワイヤレス通信機能をもつハンドヘルドデバイスまたはコンピューティングデバイス、ワイヤレスモデムに接続された別のデバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、モノのインターネットまたは車両のインターネットにおける端末デバイス、5Gネットワークにおける端末デバイス、将来の発展型パブリックランドモバイルネットワーク(public land mobile network、PLMN)における端末デバイスなどを含み得るが、それらに限定されない。
限定ではなく、例として、本出願の実施形態では、端末デバイスは、代替として、ウェアラブルデバイスであり得る。ウェアラブルデバイスは、ウェアラブルインテリジェントデバイスと呼ばれることもあり、普段着のインテリジェント設計においてウェアラブル技術を適用することによって開発される、グラス、手袋、腕時計、衣類、および靴など、ウェアラブルデバイスのための一般的な用語である。ウェアラブルデバイスは、直接身に着けられるか、またはユーザの衣類もしくはアクセサリーに統合されることが可能である、ポータブルデバイスである。ウェアラブルデバイスは、ハードウェアデバイスのみではなく、ソフトウェアサポート、データ交換、およびクラウド対話を通して、強力な機能を実装する。一般化されたウェアラブルインテリジェントデバイスは、スマートフォンに依存することなく、完全または部分的な機能を実装することができる、フル装備された、大きいサイズのデバイス、たとえば、スマートウォッチまたはスマートグラス、および、ただ1つのタイプのアプリケーション機能に集中し、スマートフォンなどの他のデバイスとともに働く必要があるデバイス、たとえば、身体的兆候を監視するための様々なスマートバンドまたはスマートジュエリーを含む。
ネットワークデバイスのタイプは、本出願の実施形態において具体的に限定されない。ネットワークデバイスは、端末デバイスと通信するように構成された任意のデバイスであり得る。たとえば、ネットワークデバイスは、モバイル通信用グローバルシステム(global system of mobile communication、GSM)システムもしくは符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)システムにおける基地トランシーバ局(base transceiver station、BTS)、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access、WCDMA)システムにおけるノードB(NodeB、NB)、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)システムにおける発展型ノードB(evolutional NodeB、eNBもしくはeNodeB)、またはクラウド無線アクセスネットワーク(cloud radio access network、CRAN)シナリオにおける無線コントローラであり得る。代替として、ネットワークデバイスは、たとえば、中継局、アクセスポイント、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワークにおけるネットワークデバイス、または将来の発展型PLMNにおけるネットワークデバイスであり得る。
可能な実装では、ネットワークデバイスは、中央ユニット(centralized unit、CU)、および分散ユニット(distributed unit、DU)を含み得る。1つのCUが、1つのDUに接続され得るか、または複数のDUが、1つのCUを共有して、コストを低減し、ネットワーク拡張を容易にし得る。CUおよびDUは、プロトコルスタックに基づいて分割され得る。可能な様式において、無線リソース制御(radio resource control、RRC)レイヤ、サービスデータ適応プロトコル(service data adaptation protocol、SDAP)レイヤ、およびパケットデータコンバージェンスプロトコル(packet data convergence protocol、PDCP)レイヤが、CU上で展開され、残りの無線リンク制御(radio link control、RLC)レイヤ、媒体アクセス制御(media access control、MAC)レイヤ、および物理レイヤが、DU上で展開される。
加えて、本出願の実施形態では、ネットワークデバイスは、セルのためのサービスを提供し、端末デバイスは、セルにおいて使用された送信リソース(たとえば、周波数領域リソース、すなわち、スペクトルリソース)を使用することによって、ネットワークデバイスと通信する。セルは、ネットワークデバイス(たとえば、基地局)に対応するセルであり得る。セルは、マクロ基地局に属することがあるか、またはスモールセル(small cell)に対応する基地局に属することがある。本明細書のスモールセルは、メトロセル(Metro cell)、マイクロセル(Micro cell)、ピコセル(Pico cell)、フェムトセル(Femto cell)などを含み得る。これらのスモールセルは、小さいカバレージおよび低い送信電力によって特徴付けられ、高レートデータ送信サービスを提供することに適用可能である。
本出願の実施形態において提供される方法は、端末デバイスまたはネットワークデバイスに適用され得る。端末デバイスまたはネットワークデバイスは、ハードウェアレイヤ、ハードウェアレイヤの上方で動作するオペレーティングシステムレイヤ、およびオペレーティングシステムレイヤの上方で動作するアプリケーションレイヤを含む。ハードウェアレイヤは、中央処理ユニット(central processing unit、CPU)、メモリ管理ユニット(memory management unit、MMU)、およびメモリ(メインメモリとも呼ばれる)など、ハードウェアを含む。オペレーティングシステムは、処理(process)を通して、サービス処理を実装するコンピュータオペレーティングシステム、たとえば、Linuxオペレーティングシステム、Unixオペレーティングシステム、Androidオペレーティングシステム、iOSオペレーティングシステム、およびWindowsオペレーティングシステムのうちのいずれか1つまたは複数であり得る。アプリケーションレイヤは、ブラウザ、アドレス帳、ワード処理ソフトウェア、およびインスタント通信ソフトウェアなど、アプリケーションを含む。加えて、本出願の実施形態では、信号送信方法を実施するためのエンティティの具体的な構造は、エンティティが本出願の実施形態における信号送信方法のコードを記録するプログラムを動作させて、本出願の実施形態における信号送信方法に基づいて、通信を実施することができるならば、本出願の実施形態において特に限定されない。たとえば、本出願の実施形態におけるワイヤレス通信方法は、端末デバイスもしくはネットワークデバイス、またはプログラムを呼び出し、プログラムを実行することができる、端末デバイスもしくはネットワークデバイス内にある機能モジュールによって実施され得る。
加えて、本出願の実施形態における態様または特徴は、標準プログラミングおよび/またはエンジニアリング技術を使用する方法、装置、または製品として実装され得る。本出願において使用される「製品」という用語は、任意のコンピュータ可読構成要素、キャリア、または媒体からアクセスされることが可能である、コンピュータプログラムをカバーする。たとえば、コンピュータ可読媒体は、磁気記憶構成要素(たとえば、ハードディスク、フロッピーディスク、または磁気テープ)、光ディスク(たとえば、コンパクトディスク(compact disc、CD)、およびデジタル多用途ディスク(digital versatile disc、DVD))、スマートカード、ならびにフラッシュメモリ構成要素(たとえば、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(erasable programmable read-only memory、EPROM)、カード、スティック、またはキードライブ)を含み得るが、それらに限定されない。加えて、本明細書において説明される様々な記憶媒体は、情報を記憶するように構成される、1つまたは複数のデバイスおよび/または他の機械可読媒体を示し得る。「機械可読媒体」という用語は、無線チャネル、ならびに、命令および/またはデータを記憶し、含み、かつ/または搬送することができる、様々な他の媒体を含み得るが、それらに限定されない。
図1は、本出願の実施形態が適用可能である通信システム100のシナリオの概略図である。図1に示されているように、通信システム100は、ネットワークデバイス102を含み、ネットワークデバイス102は、複数のアンテナグループを含み得る。各アンテナグループは、複数のアンテナを含み得る。たとえば、1つのアンテナグループは、アンテナ104および106を含むことがあり、別のアンテナグループは、アンテナ106および110を含むことがあり、追加のグループは、アンテナ112および114を含むことがある。図1は、各アンテナグループについて2つのアンテナを示すが、各グループは、より多いかまたはより少ないアンテナを含み得る。ネットワークデバイス102は、送信機チェーンおよび受信機チェーンを追加として含むことがあり、当業者は、送信機チェーンと受信機チェーンの両方が、信号を送信すること、および受信することに関係付けられた複数の構成要素(たとえば、プロセッサ、変調器、マルチプレクサ、復調器、デマルチプレクサ、およびアンテナ)を含み得ることを理解し得る。
ネットワークデバイス102は、複数の端末デバイス(たとえば、端末デバイス116および端末デバイス122)と通信し得る。しかしながら、ネットワークデバイス102が、端末デバイス116または122と同様である任意の量の端末デバイスと通信し得ることが理解され得る。各端末デバイス116および122は、たとえば、セルラーフォン、スマートフォン、ポータブルコンピュータ、ハンドヘルド通信デバイス、ハンドヘルドコンピューティングデバイス、衛星無線装置、全地球測位システム、PDA、および/または、ワイヤレス通信システム100において通信を実施するように構成された任意の他の適切なデバイスであり得る。
図1に示されているように、端末デバイス116は、アンテナ112および114と通信する。アンテナ112および114は、順方向リンク116を通して、端末デバイス116に情報を送信し、逆方向リンク120を通して、端末デバイス116から情報を受信する。加えて、端末デバイス122は、アンテナ104および106と通信する。アンテナ104および106は、順方向リンク124を通して、端末デバイス122に情報を送信し、逆方向リンク126を通して、端末デバイス122から情報を受信する。
たとえば、周波数分割複信(frequency division duplex、FDD)システムでは、たとえば、順方向リンク116は、逆方向リンク120によって使用されるものとは異なる周波数帯域を使用することがあり、順方向リンク124は、逆方向リンク126によって使用されるものとは異なる周波数帯域を使用することがある。
別の例では、時分割複信(time division duplex、TDD)システムおよび全二重(full duplex)システムでは、順方向リンク116および逆方向リンク120は、同じ周波数帯域を使用することがあり、順方向リンク124および逆方向リンク126は、同じ周波数帯域を使用することがある。
通信のために設計された各アンテナグループおよび/またはエリアは、ネットワークデバイス102のセクタと呼ばれる。たとえば、アンテナグループは、ネットワークデバイス102のカバレージ内のセクタにおける端末デバイスと通信するように設計され得る。ネットワークデバイス102が、それぞれ順方向リンク116および124を通して、端末デバイス116および122と通信する処理では、ネットワークデバイス102の送信アンテナは、ビームフォーミングを通して、順方向リンク116および124の信号対雑音比を改善し得る。加えて、ネットワークデバイスが、単一のアンテナを通して、ネットワークデバイスによってサービスされるすべての端末デバイスに信号を送信する様式と比較すると、この場合、ネットワークデバイス102が、ビームフォーミングを通して、関係付けられたカバレージ内でランダムに分散されている端末デバイス116および122に信号を送信するとき、より少ない干渉が、近隣セルにおけるモバイルデバイスに対して引き起こされる。
所与の時間において、ネットワークデバイス102、端末デバイス116、または端末デバイス122は、ワイヤレス通信送信装置、および/またはワイヤレス通信受信装置であり得る。データを送信するとき、ワイヤレス通信送信装置は、送信のためのデータを符号化し得る。具体的には、ワイヤレス通信送信装置は、ワイヤレス通信受信装置へのチャネル上で送信されることになる特定の量のデータビットを取得する(たとえば、生成する、別の通信装置から受信する、またはメモリにおいて記憶する)ことがある。データビットは、データのトランスポートブロック(または、複数のトランスポートブロック)内に含まれることがあり、トランスポートブロックがセグメント化されて、複数のコードブロックが生成されることがある。
加えて、通信システム100は、パブリックランドモバイルネットワークPLMNネットワーク、デバイスツーデバイス(device to device、D2D)ネットワーク、マシンツーマシン(machine to machine、M2M)ネットワーク、または別のネットワークであり得る。図1は、理解を容易にするために簡略化された概略図の例にすぎず、ネットワークは、図1に示されていない別のネットワークデバイスをさらに含み得る。
端末デバイスのアップリンクキャリアが高周波数帯域に属する、高周波数シナリオにおいて、端末デバイスがネットワークデバイスと通信する処理では、端末デバイスの電力または送信/受信アンテナなどのファクタのために、端末デバイスのアップリンク(uplink、UL)キャリアのカバレージは、ネットワークデバイスのダウンリンク(downlink、DL)キャリアのカバレージよりも小さくなり得る。例では、端末デバイスのUL電力が、通常はネットワークデバイスのDL電力未満であるので、端末デバイスのULキャリアのカバレージは、ネットワークデバイスのDLキャリアのカバレージよりも小さくなり得る。別の例では、端末デバイスの送信/受信アンテナの量が、ネットワークデバイスの送信/受信アンテナの量未満であるので、端末デバイスのULキャリアのカバレージは、ネットワークデバイスのDLキャリアのカバレージよりも小さくなり得る。
任意選択で、高周波数帯域スペクトルは、センチメートル波(centimeter wave)周波数帯域、およびミリメートル波(millimeter wave)周波数帯域を含む。センチメートル波周波数帯域は、たとえば、3GHzから30GHzの範囲におけるスペクトルを含むことがあり、ミリメートル波周波数帯域は、たとえば、30GHzから300GHzの範囲におけるスペクトルを含むことがある。
低周波補助アップリンク(supplementary uplink、SUL)キャリアが導入され、ULキャリアのカバレージがDLキャリアのカバレージと同じになることが可能にされる。1つのセルは、少なくとも1つの第1のリンクキャリアと、少なくとも1つのSULキャリアとを含み、第1のリンクキャリアの周波数は、SULキャリアの周波数よりも高く、SULキャリアのカバレージは、DLキャリアのカバレージと比較的一致する。
第1のリンクキャリアが新無線アップリンク(new radio uplink、NR UL)である例が、使用される。図2は、本出願の実施形態による、可能な適用シナリオの概略図である。図2に示されているシナリオは、NR UL210およびSUL220を含み得る。NR UL210の周波数は、SUL220の周波数よりも高い。
端末デバイスが、接続されていない状態であるとき、端末デバイスは、端末デバイスが接続された状態に入る必要がないとき、または端末デバイスが接続された状態に入る前に、ターゲット基地局に、送信されることになるアップリンクデータパケットを高速で送信し得る。
端末デバイスのステータスが、アクティブ(active)状態、非アクティブ(inactive)状態、アイドル状態、または拡張されたアイドル状態(拡張されたアイドル状態では、アクセスネットワークデバイスが、端末デバイスのコンテキスト情報を記憶し、かつ/または、コアネットワークデバイスが、端末デバイスのコンテキスト情報を記憶する)を含み得ることを理解されたい。アクティブ状態は、接続された(connected)状態と呼ばれることもあり、他の各状態は、接続されていない状態と呼ばれることがある。
上記の非アクティブ状態は、端末デバイスのエネルギー節約状態として理解され得る。非アクティブ状態では、端末デバイスとネットワークデバイスとの間のRRC接続が解放され、端末デバイス、および、非アクティブ状態に入るように端末デバイスを構成するネットワークデバイスは、端末デバイスのアクセス層コンテキストおよび/または非アクセス層コンテキストを確保し得る。非アクティブ状態は、非アクティブ化状態と呼ばれることもあることが理解され得る。
任意選択で、非アクティブ状態、アクティブ状態、および拡張されたアイドル状態の説明については、定義を参照されたい(たとえば、非特許文献1参照)。詳細は、本明細書では再び説明されない。
高速アップリンクデータパケット送信は、端末デバイスが、接続されていない状態において、アップリンクデータパケットを送信することとして理解され得ることに留意されたい。高速アップリンクデータパケット送信は、直接アップリンクデータパケット送信と呼ばれることもあることが理解され得る。
現在、SULキャリアシナリオにおいて、端末デバイスのアップリンクデータパケットをどのように高速で送信するかの機構について、解決策が提供されていない。
本出願の実施形態において提供される通信方法によれば、端末デバイスは、SULキャリアシナリオにおいて、データパケットを高速で送信することができる。
本出願の実施形態では、端末デバイスおよび/またはネットワークデバイスが、本出願の実施形態における一部または全部のステップを実施し得ることが理解され得る。これらのステップまたは動作は、例にすぎない。本出願の実施形態では、他の動作または様々な動作の変形が、さらに実施され得る。加えて、ステップは、本出願の実施形態において提示されたものとは異なる順序において実施されることがあり、本出願の実施形態におけるすべての動作が必ずしも実施されるとは限らない。
図3は、本出願の実施形態による通信方法の概略フローチャートである。図3に示されている方法は、ステップ310および320を含み得る。以下は、ステップ310および320を詳細に説明する。
ステップ310:端末デバイスが、第1のネットワークデバイスから、アップリンクデータ送信しきい値を受信する。
本出願のこの実施形態では、第1のネットワークデバイスは、端末デバイスが現在属する先の基地局であることがあり、第1のネットワークデバイスは、ターゲット基地局と呼ばれることもある。
本出願のこの実施形態におけるステップ310において、端末デバイスは、接続されていない状態にある。
本出願のこの実施形態におけるアップリンクデータ送信しきい値は、第1の送信しきい値と、第2の送信しきい値とを含むか、または第2の送信しきい値のみを含み得る。第1の送信しきい値は、第1のアップリンクキャリア上で接続されていない状態における端末デバイスによってサポートされたデータパケットの最大サイズを示すために使用され、第2の送信しきい値は、補助アップリンクSULキャリア上で接続されていない状態における端末デバイスによってサポートされたデータパケットの最大サイズを示すために使用される。
図2を参照されたいことが理解され得る。異なるULキャリア周波数によってサポートされた、UL高速送信のためのデータパケットの最大サイズは、異なり得るか、または同じであり得る。これは、この実施形態では限定されない。
可能な実装では、異なるULキャリア周波数によってサポートされた、UL高速送信のためのデータパケットの最大サイズが同じであるとき、第1の送信しきい値および第2の送信しきい値は、1つの共通送信しきい値のみを使用することによって表され得る。
別の可能な実装では、第1の送信しきい値は、第2の送信しきい値未満である。たとえば、第1のアップリンク(たとえば、NR UL210)キャリアが、比較的小さいカバレージを有するので、比較的大きいアップリンクデータパケットの高速送信をサポートする場合、第1のアップリンクキャリアのULカバレージは、より小さい。しかしながら、SUL220は、大きいカバレージを有し、したがって、より大きいアップリンクデータパケットの高速送信をサポートし得る。
例では、ネットワークデバイスが、ブロードキャスト様式において、第1の送信しきい値と、第2の送信しきい値とを送信し得ることを理解されたい。たとえば、ネットワークデバイスは、システムメッセージを使用することによって、端末デバイスに、第1の送信しきい値と、第2の送信しきい値とを送信し得る。
ステップ320:端末デバイスが、アップリンクデータ送信しきい値と、送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズとに基づいて、接続されていない状態において、第1のアップリンクキャリアまたはSULキャリア上で、アップリンクデータパケットを送信することを決定する。
本出願のこの実施形態では、端末デバイスは、送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズと、アップリンクデータ送信しきい値とに基づいて、その上でアップリンクデータパケットが、接続されていない状態において高速で送信される、第1のアップリンクキャリアまたはSULキャリアを決定し得る。
第1の送信しきい値が第2の送信しきい値未満である例が、使用される。送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズが、第2の送信しきい値よりも大きいと決定される場合、端末デバイスは、接続された状態になり、次いで、データ送信を実施するように構成され得る。言い換えれば、送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズが、比較的大きいとき、本出願のこの実施形態における高速送信解決策が使用されないことがある。別の例では、送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズが、第2の送信しきい値未満であるが、第1の送信しきい値よりも大きいと決定される場合、端末デバイスは、SULキャリア上で、アップリンクデータパケットを高速で送信し得る。別の例では、送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズが、第1の送信しきい値未満である場合、端末デバイスは、第1のアップリンクキャリア上でアップリンクデータパケットを高速で送信し得るか、または、SULキャリア上で、アップリンクデータパケットを高速で送信し得る。
たとえば、NR ULのULデータの高速送信しきい値は、50ビット(bit)であり、SULキャリアのULデータの高速送信しきい値は、100ビットである。端末デバイスによって送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズが、50ビット未満である場合、UEは、NR ULまたはSUL上で、アップリンクデータパケットを高速で送信し得る。端末デバイスによって送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズが、80ビットであり、50ビットよりも大きいが、100ビット未満である場合、端末デバイスは、SUL上で、アップリンクデータパケットを高速で送信することを選定し得る。
第1の送信しきい値が第2の送信しきい値よりも大きい例が、使用される。送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズが、第1の送信しきい値よりも大きいと決定される場合、端末デバイスは、接続された状態になり、次いで、データ送信を実施するように構成され得る。言い換えれば、送信されることになるアップリンクデータパケットが、比較的大きいとき、本出願のこの実施形態における高速送信解決策が使用されないことがある。別の例では、送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズが、第1の送信しきい値未満であるが、第2の送信しきい値よりも大きいと決定される場合、端末デバイスは、第1のアップリンクキャリア上で、アップリンクデータパケットを高速で送信し得る。別の例では、送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズが、第2の送信しきい値未満であると決定される場合、端末デバイスは、第1のアップリンクキャリア上でアップリンクデータパケットを高速で送信し得るか、または、SULキャリア上で、アップリンクデータパケットを高速で送信し得る。
たとえば、NR ULのULデータの高速送信しきい値は、100ビットであり、SULのULデータの高速送信しきい値は、50ビットである。端末デバイスによって送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズが、50ビット未満である場合、UEは、NR ULまたはSUL上で、アップリンクデータパケットを高速で送信し得る。端末デバイスによって送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズが、80ビットであり、50ビットよりも大きいが、100ビット未満である場合、端末デバイスは、NR UL上で、アップリンクデータパケットを高速で送信することを選定し得る。
任意選択で、いくつかの実施形態では、ネットワークデバイスによって端末デバイスに送信されたアップリンクデータ送信しきい値が、第2の送信しきい値のみを含む場合、第1のアップリンクキャリアがデータパケットの高速送信をサポートせず、SULキャリアのみがデータパケットの高速送信をサポートすることとして理解され得る。本出願のこの実施形態では、端末デバイスは、送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズが、第2の送信しきい値未満であるか否かを決定し得る。送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズが、第2の送信しきい値未満であると決定される場合、端末デバイスは、SULキャリア上で、アップリンクデータパケットを高速で送信し得る。送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズが、第2の送信しきい値よりも大きいと決定される場合、端末デバイスは、接続された状態になり、次いで、データ送信を実施するように構成され得る。言い換えれば、送信されることになるアップリンクデータパケットが、比較的大きいとき、本出願のこの実施形態における高速送信解決策が使用されないことがある。
本出願のこの実施形態では、端末デバイスは、SULキャリアシナリオにおいて、アップリンクデータパケットを高速で送信することができる。
説明を容易にするために、以下では、説明のために、第1のネットワークデバイスがターゲット基地局であり、第2のネットワークデバイスがソース基地局である例を使用する。
第1のネットワークデバイスおよび第2のネットワークデバイスは、同じネットワークデバイスであり得るか、または異なるネットワークデバイスであり得ることに留意されたい。これは、本出願のこの実施形態において具体的に限定されない。
任意選択で、いくつかの実施形態では、端末デバイスによって送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズが、第1の送信しきい値および第2の送信しきい値のうちのより小さいもの以下である、言い換えれば、端末デバイスによって送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズが、min{第1の送信しきい値,第2の送信しきい値}以下であるとき、端末デバイスは、第1のアップリンクキャリア上でアップリンクデータパケットを高速で送信し得るか、またはSULキャリア上でアップリンクデータパケットを高速で送信し得る。この場合、端末デバイスは、ダウンリンク信号品質しきい値に基づいて、その上でアップリンクデータパケットが高速で送信される、第1のアップリンクキャリアまたはSULキャリアをさらに決定し得る。代替として、第1の送信しきい値が第2の送信しきい値よりも大きく、送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズが、第1の送信しきい値未満であるが、第2の送信しきい値よりも大きく、端末デバイスが、第1のアップリンクキャリア上でアップリンクデータパケットを高速で送信し得るとき、端末デバイスは、ダウンリンク信号品質しきい値に基づいて、アップリンクデータパケットが第1のアップリンクキャリア上で高速で送信され得るか否かをさらに決定し得る。
任意選択で、ネットワークデバイスは、ダウンリンク信号品質しきい値を端末デバイスに送信することがあるか、またはネットワークデバイスは、端末デバイスに、端末デバイスによってダウンリンク信号品質しきい値を決定するために使用される情報、たとえば、品質オフセットを送信する。端末デバイスは、品質オフセットおよび既存の品質しきい値に基づいて、ダウンリンク信号品質しきい値を決定し得る。図2を参照されたい。端末デバイスが、ターゲット基地局のセル品質がダウンリンク信号品質しきい値よりも高いと測定する場合、それは、端末デバイスが、NR UL210およびSUL220のアップリンクカバレージ内にあり得ることを意味する。端末デバイスは、第1の送信しきい値および第2の送信しきい値に基づいて、その上でアップリンクデータパケットが高速で送信される、NR UL210またはSUL220をさらに選択し得る。端末デバイスが、ターゲット基地局のセル品質がダウンリンク信号品質しきい値よりも低いと測定する場合、それは、端末デバイスが、SUL220のみのアップリンクカバレージ内にあり得ることを意味する。端末デバイスは、第2の送信しきい値に基づいて、アップリンクデータパケットがSUL220上で高速で送信され得るか否かをさらに決定し得る。任意選択で、本出願におけるアップリンクカバレージは、高速送信をサポートするアップリンクカバレージであり得る。
端末デバイスが、ダウンリンク信号品質しきい値を使用することによって、端末デバイスがNR UL210およびSUL220のアップリンクカバレージ内にあり得ると決定し、送信しきい値を使用することによって、端末デバイスによって送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズが、第1の送信しきい値および第2の送信しきい値のうちのより小さいもの以下であると決定するとき、端末デバイスは、NR UL210上でアップリンクデータパケットを高速で送信することを選定し得るか、またはSUL220上でアップリンクデータパケットを高速で送信することを選定し得ることを理解されたい。具体的な選択機構は、ネットワークデバイスの構成、またはプロトコルの事前定義に基づき得る。例では、端末デバイスが、品質しきい値および送信しきい値を使用することによって、端末デバイスがNR UL210またはSUL220上でアップリンクデータパケットを高速で送信することを選定し得ると決定する場合、ネットワークデバイスは、NR UL210またはSUL220上の負荷ステータスに基づいて、インジケーション情報を送信し、高速アップリンクデータ送信のためにキャリア周波数(NR UL210またはSUL220)を優先的に選択するように、端末デバイスに示し得る。
端末デバイスが、ダウンリンク信号品質しきい値およびアップリンクデータ送信しきい値を使用することによって、NR UL210またはSUL220上でアップリンクデータパケットを高速で送信することを決定する順序は、本出願のこの実施形態において具体的に限定されないことに留意されたい。
例では、端末デバイスは、アップリンクデータ送信しきい値に基づいて、アップリンクデータパケットがNR UL210またはSUL220上で高速で送信され得ると、最初に決定し、次いで、ダウンリンク信号品質しきい値に基づいて、その上でアップリンクデータパケットが高速で送信される、NR UL210またはSUL220を決定し得る。
たとえば、第1の送信しきい値が第2の送信しきい値よりも大きく、端末デバイスによって送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズが、第2の送信しきい値よりも大きいが、第1の送信しきい値未満であると仮定すると、端末デバイスは、アップリンクデータ送信しきい値に基づいて、アップリンクデータパケットがNR UL210上で高速で送信され得ると、最初に決定し得る。端末デバイスは、ダウンリンク信号品質しきい値に基づいて、端末デバイスがNR UL210上でアップリンクデータパケットを高速で送信し得るか否かをさらに決定する。
別の例では、端末デバイスは、ダウンリンク信号品質しきい値に基づいて、端末デバイスがNR UL210のアップリンクカバレージ内であるか否かを最初に決定し得る。端末デバイスが、NR UL210およびSUL220のアップリンクカバレージ内である場合、端末デバイスは、アップリンクデータ送信しきい値に基づいて、アップリンクデータパケットがNR UL210またはSUL220上で高速で送信され得ると決定する。
本出願のこの実施形態では、複数のキャリアがあるとき、端末デバイスは、適切なキャリアを選択して、アップリンクデータを送信することができる。任意選択で、本出願のこの実施形態は、アイドル状態における端末デバイス、非アクティブ状態における端末デバイス、拡張されたアイドル状態における端末デバイス、または接続された状態ではない任意の他の端末デバイスに適用可能である。
端末デバイスによってアップリンクデータパケットを高速で送信する実装は、本出願のこの実施形態において具体的に限定されない。
例では、端末デバイスは、ランダムアクセス構成に基づいて、第1のアップリンクキャリアまたはSULキャリア上で、送信されることになるアップリンクデータパケットを送信し得る。たとえば、端末デバイスは、ランダムアクセス構成に基づいて、メッセージ1と、送信されることになるアップリンクデータパケットとを送信し得る。別の例では、端末デバイスは、ランダムアクセス構成に基づいて、メッセージ1(msg1)を送信し、ターゲット基地局は、受信されたメッセージ1に基づいて、端末デバイスがアップリンクデータパケットを送信する必要があると決定する。別の例では、端末デバイスは、メッセージ3(msg3)と、送信されることになるアップリンクデータパケットとを送信する。別の例では、端末デバイスは、メッセージ3(msg3)を送信し、ここで、メッセージ3は、送信されることになるアップリンクデータパケットを搬送し得る。メッセージ3は、情報要素を含み、情報要素は、メッセージ3が、送信されることになるアップリンクデータパケットを搬送することを示すために、使用され得る。別の例では、端末デバイスは、メッセージ5(msg5)と、送信されることになるアップリンクデータパケットとを送信する。別の例では、端末デバイスは、メッセージ5(msg5)を送信し、ここで、メッセージ5は、送信されることになるアップリンクデータパケットを搬送し得る。メッセージ5は、情報要素を含み、情報要素は、メッセージ5が、送信されることになるアップリンクデータパケットを搬送することを示すために、使用され得る。ターゲット基地局は、端末デバイスがランダムアクセス要求を開始する前に、ランダムアクセス構成を端末デバイスに送信し得ることを理解されたい。ランダムアクセス構成は、端末デバイスが高速アップリンクデータ送信を開始するとき、端末デバイスによってランダムアクセスを実施するために使用されるランダムアクセス構成である。msg5は、RRC確立完了メッセージ、RRC再開完了メッセージ、RRC再確立完了メッセージ、または別のメッセージであり得る。
実装では、端末デバイスが、ランダムアクセス構成に基づいて、メッセージ1と、送信されることになるアップリンクデータパケットとを送信することは、端末デバイスが、同じアップリンク許可リソース上で、メッセージ1と、送信されることになるアップリンクデータパケットとを送信し得ることとして理解され得る。端末デバイスが、ランダムアクセス構成に基づいて、メッセージ3と、送信されることになるアップリンクデータパケットとを送信することは、端末デバイスが、同じアップリンク許可リソース上で、メッセージ3と、送信されることになるアップリンクデータパケットとを送信し得ることとして理解され得る。端末デバイスが、ランダムアクセス構成に基づいて、メッセージ5と、送信されることになるアップリンクデータパケットとを送信することは、端末デバイスが、同じアップリンク許可リソース上で、メッセージ5と、送信されることになるアップリンクデータパケットとを送信し得ることとして理解され得る。
本出願のこの実施形態では、ランダムアクセス構成は、以下のもの、すなわち、ランダムアクセスプリアンブル情報およびランダムアクセスリソースのうちの少なくとも1つを含み得るが、それに限定されない。ランダムアクセスリソースは、プリアンブルを送信するために使用される時間周波数リソース(たとえば、物理ランダムアクセスチャネル(physical random access channel、PRACH)リソース)のインジケーション情報を含み得る。ランダムアクセスプリアンブル情報は、以下のもの、すなわち、プリアンブルリソースを割り振るために使用されたプリアンブルインデックス(index)、プリアンブルを生成するために使用されたルートシーケンスのインジケーション情報、プリアンブル送信回数の最大量のインジケーション情報、メッセージ1(MSG1)に対する応答のための受信ウィンドウのインジケーション情報であって、ここで、MSG1がプリアンブル(preamble)を一般に指す、インジケーション情報、プリアンブルの電力ランピングステップのインジケーション情報、プリアンブルのサブキャリア間隔のインジケーション情報、および、ランダムアクセスが完了されないとき、端末デバイスがプリアンブル再送信を開始する前の遅延を決定するために使用された、バックオフインジケーション(backoff indication)のスケーリングファクタ(scaling factor)のインジケーション情報のうちの少なくとも1つを含むが、それらに限定されない。
msg1は、ランダムアクセス手順において端末デバイスによって送信されたプリアンブルであり得ることを理解されたい。msg3は、ランダムアクセス手順において送信された無線リソース制御(radio resource control、RRC)メッセージであることがあり、RRCメッセージは、ネットワークデバイスによって送信されたランダムアクセス応答(random access response、RAR)が受信された後、送信されたメッセージである。
より大きいカバレージ深度、およびより良い容量性能をサポートするために、カバレージ拡張(coverage enhancement、CE)機構が、通信システムに導入される。カバレージ拡張機構は、異なるCEレベルを含み、異なるロケーションにおけるアップリンクおよびダウンリンクキャリアの信号品質を示し得る。
任意選択で、異なるCEレベルは、繰り返し回数および/または変調方式の異なる量に対応し得る。ネットワークデバイスおよび端末デバイスは、CEレベルに対応する繰り返し回数の量に基づいて、アップリンクおよびダウンリンクデータを繰り返し送信するか、または受信し得る。たとえば、比較的高いCEレベルをもつエリアでは、端末デバイスのアップリンクおよび/もしくはダウンリンクデータを送信する繰り返し回数の量が低減され得るか、またはアップリンクおよび/もしくはダウンリンクデータが繰り返し送信されないことがある。比較的低いCEレベルをもつエリアでは、端末デバイスのアップリンクおよび/またはダウンリンクデータを送信する繰り返し回数の量が増加され得る。
図4は、本出願の実施形態によるCEレベル(CE level)の概略図である。CE機構が使用されるとき、複数のCEレベルが、キャリアのカバレージステータスまたはカバレージ能力を表すために使用されることがあり、ここで、キャリアのカバレージステータスは、信号品質を使用することによって表され得る。図4に示されているように、限定ではなく、例として、CE機構は、CEレベル0から3を含み得る。CEレベル0からCEレベル3は、降順に信号品質に順次対応する。たとえば、CEレベル0は、最適信号品質の場合に対応し、CEレベル3は、最悪信号品質の場合に対応する。CEレベルは、代替として、別の関連付け関係を使用することによって、信号品質に対応し得ることを理解されたい。たとえば、CEレベル0から3は、昇順に信号品質に順次対応し得る。本出願のこの実施形態では、CEレベル0から3が降順に信号品質に順次対応する例が、説明のために使用される。加えて、より多いかまたはより少ないCEレベルが、信号カバレージ能力を表すために使用されることもある。これは、本出願では限定されない。
端末デバイスは、サービングセルの実際に測定されたダウンリンク信号品質を、CEレベル品質しきい値と比較し得る。可能な実装では、CEレベル品質しきい値は、ネットワークデバイスによってブロードキャストされたシステムメッセージを使用することによって取得され得る。CEレベル品質しきい値は、少なくとも1つのしきい値を含み得る。たとえば、上記の4つのCEレベルでは、3つのCEレベル品質しきい値があり得る。上記の3つの品質しきい値が、それぞれ次のように、すなわち、しきい値1=100、しきい値2=60、およびしきい値3=30であると仮定する。測定されたダウンリンク信号品質が100よりも高いとき、CEレベルは、CEレベル0である。ダウンリンク信号品質が100よりも低いが、60よりも高いとき、CEレベルは、CEレベル1である、などとなる。
CE機構を参照すると、上記のアップリンクデータ送信しきい値は、少なくとも1つのCEレベルに対応する、少なくとも1つのアップリンクデータ送信しきい値を含むことがあり、かつ/または、上記のランダムアクセス構成は、少なくとも1つのCEレベルに対応する、少なくとも1つのランダムアクセス構成を含むことがある。
具体的には、アップリンクデータ送信しきい値が、少なくとも1つのCEレベルに対応する、少なくとも1つのアップリンクデータ送信しきい値を含む例が、使用される。ネットワークデバイスは、端末デバイスに、少なくとも1つのCEレベルに対応する、少なくとも1つのアップリンクデータ送信しきい値を送信することがあり、端末デバイスは、サービングセルの実際に測定されたダウンリンク信号品質を、CEレベル品質しきい値と比較した結果に基づいて、端末デバイスの現在のCEレベルを決定し得る。端末デバイスは、現在のCEレベルと、少なくとも1つのCEレベルに対応する、少なくとも1つのアップリンクデータ送信しきい値とに基づいて、および、送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズを、現在のCEレベルに対応するアップリンクデータ送信しきい値と比較することによって、NR ULキャリアまたはSULキャリア上で高速送信を実施することを決定し得る。
本出願のこの実施形態では、より大きいカバレージ深度、およびより良い容量性能をサポートするために、カバレージ拡張CE機構が、通信システムに導入される。カバレージ拡張機構は、異なるCEレベルを含み、異なるロケーションにおけるアップリンクおよびダウンリンクキャリアの信号品質を示し得る。
本出願のこの実施形態では、送信されることになるアップリンクデータパケットをターゲット基地局に送信するとき、端末デバイスは、鍵を使用することによって、高速で送信される必要があるアップリンクデータパケットにおいて、暗号化、または暗号化および完全性保護を実施し得る。例では、端末デバイスは、ターゲット基地局に関係付けられた鍵を使用することによって、高速で送信される必要があるアップリンクデータパケットにおいて暗号化を実施し得る。別の例では、端末デバイスは、ソース基地局に関係付けられた鍵を使用することによって、高速で送信される必要があるアップリンクデータパケットにおいて暗号化を実施し得る。
任意選択で、いくつかの実施形態では、端末デバイスが、アンカー(anchor)基地局の変更をサポートしないことがある(ここで、アンカー基地局は、非アクティブ(inactive)状態に入るように端末デバイスを構成する基地局である)とき、本出願の実施形態において提供された技術的解決策によれば、アンカー基地局が、データ送信処理において変更されないことがあり(具体的に言うと、端末デバイスは、ソース基地局に関係付けられた鍵を使用することによって、高速で送信される必要があるアップリンクデータパケットにおいて暗号化を実施し得る)、それによって、アンカー基地局の変更によって引き起こされる不要なシグナリングオーバーヘッドが回避されることがある。アンカー基地局は、ソース基地局と呼ばれることもあることが理解され得る。
以下では、本出願の実施形態における技術的解決策を詳細に説明する。本出願の実施形態では、ソース基地局およびターゲット基地局は、ネットワークデバイスまたはアクセスネットワークデバイスの例にすぎず、ネットワークデバイスまたはアクセスネットワークデバイスの具体的なデバイス名は、本出願の実施形態において限定されない。
ロケーション更新(たとえば、無線アクセスネットワーク通知エリア更新(radio access network notification area update、RNAU))を開始するとき、非アクティブ状態における端末デバイスは、アンカー基地局の変更をサポートしないことがある。
ネットワークにアクセスした後、端末デバイスは、ソース基地局によって送信された構成情報を受信し、非アクティブ状態に入り、ソース基地局は、端末デバイスのコンテキスト情報を記憶し得ることを理解されたい。非アクティブ状態における端末デバイスが、別のネットワークデバイス(たとえば、ターゲット基地局)へのランダムアクセスを開始する場合、ソース基地局は、非アクティブ状態における端末デバイスがネットワークにアクセスする理由に基づいて、端末デバイスのコンテキスト情報が端末デバイスの現在のターゲット基地局に転送される必要があるか否かを決定し得る。ソース基地局が、端末デバイスのコンテキスト情報を転送しない場合、ソース基地局は、依然として、端末デバイスのコンテキストを維持し、言い換えれば、非アクティブ状態における端末デバイスは、ソース基地局を変更しないことがあることが理解され得る。ソース基地局が変更されない機構は、端末デバイスがソース基地局を変更するために引き起こされる不要なシグナリングオーバーヘッドを回避することができる。
本出願の実施形態では、送信しきい値およびダウンリンク信号品質しきい値に基づいて、NR UL210またはSUL220においてアップリンクデータパケットを高速で送信することを決定した後、端末デバイスは、ソース基地局に関係付けられた鍵を使用することによって、アップリンクデータパケットを高速で送信し得る。このようにして、非アクティブ状態における端末デバイスがアンカー基地局を変更するために引き起こされる、シグナリングオーバーヘッド、および比較的大きいデータ送信遅延が、回避されることが可能である。
端末デバイスが、ソース基地局に関係付けられた鍵を使用することによって、アップリンクデータパケットを高速で送信する、具体的な実装は、本出願の実施形態において限定されない。例では、ターゲット基地局は、第1のインジケーション情報を端末デバイスに送信し、高速アップリンクデータ送信処理において、ソース基地局に関係付けられた鍵を使用するように、端末デバイスに示し得る。具体的に言うと、端末デバイスが第1のインジケーション情報を受信するとき、端末デバイスは、ソース基地局に関係付けられた鍵を使用することによって、高速で送信される必要があるアップリンクデータにおいて、暗号化、または暗号化および完全性保護を実施する。端末デバイスが第1のインジケーション情報を受信しないとき、端末デバイスは、ターゲット基地局に関係付けられた鍵を使用することによって、高速で送信される必要があるアップリンクデータにおいて、暗号化、または暗号化および完全性保護を実施する。別の例では、端末デバイスは、ソース基地局に関係付けられた鍵を使用することによって、高速で送信される必要があるアップリンクデータにおいて、暗号化、または暗号化および完全性保護を実施することを決定し得る。任意選択で、端末デバイスは、第2のインジケーション情報をターゲット基地局に送信し、高速アップリンクデータ送信処理において、ソース基地局に関係付けられた鍵を使用することによって、高速で送信される必要があるアップリンクデータにおいて、暗号化、または暗号化および完全性保護を実施するように、端末デバイスに示し得る。
本出願の実施形態において述べられたソース基地局に関係付けられた鍵は、具体的に限定されないことを理解されたい。例では、ソース基地局に関係付けられた鍵は、端末デバイスによってソース基地局のために使用された鍵であり得る。別の例では、ソース基地局に関係付けられた鍵は、ソース基地局のために使用された鍵と、ターゲット基地局のセル情報とに基づいて、端末デバイスによって決定された鍵であることがあり、セル情報は、セルの周波数チャネル番号情報および/または物理セル識別子を含み得る。任意選択で、ソース基地局に関係付けられた鍵は、ソース基地局のために使用された鍵と、ターゲット基地局のセル情報とに基づいて、端末デバイスによって、水平方向導出を通して決定された鍵であり得る。本出願の実施形態では、ソース基地局のために使用された鍵は、以前の鍵と呼ばれることもあり、ターゲット基地局に関係付けられた鍵は、新しい鍵と呼ばれる。
本出願の実施形態では、ソース基地局に関係付けられた鍵を使用することによって、端末デバイスによって送信された、送信されることになるアップリンクデータパケットを受信した後、ターゲット基地局は、送信されることになるアップリンクデータパケットをソース基地局に送信し得る。
ターゲット基地局が、送信されることになるアップリンクデータパケットをソース基地局に送信する実装処理は、本出願の実施形態において具体的に限定されない。任意選択で、いくつかの実施形態では、ターゲット基地局は、インジケーション情報をソース基地局に送信することがあり、インジケーション情報は、データパケット受信アドレスを送信するように、ソース基地局に要求するために使用され得る。ソース基地局によって送信されたデータパケット受信アドレスを受信した後、ターゲット基地局は、受信アドレスに基づいて、送信されることになるアップリンクデータパケットをソース基地局に送信し得る。任意選択で、いくつかの実施形態では、ターゲット基地局は、送信されることになるアップリンクデータパケットを、ソース基地局に送信されるシグナリング(ここで、シグナリングは、たとえば、「端末デバイスコンテキスト取得要求」メッセージであり得る)内に直接含め得る。以下は、図5を参照して詳細な説明を提供し、詳細は、本明細書で説明されない。
上記の実施形態は、独立して実装され得るか、または互いに組み合わせられ得ることに留意されたい。
図5における具体的な実施形態を参照して、以下で、第1のアップリンクキャリアがNRキャリアである例を使用することによって、本出願のこの実施形態において、アップリンクデータパケットを高速で送信する処理の可能な実装処理を説明する。図5における例は、本出願のこの実施形態を、例において示された具体的な値または具体的なシナリオに限定するのではなく、当業者が本出願のこの実施形態を理解することを助けるように意図されるものにすぎないことに留意されたい。当業者は、図5に示された例に従って、様々な均等な改変または変更を明確に行うことができ、そのような改変または変更も、本出願の実施形態の範囲内に入る。
図5は、本出願の実施形態による、アップリンクデータパケットを高速で送信するための方法の可能な概略フローチャートである。図5におけるフローチャートは、ステップ500から580を含み得る。以下は、ステップ500から580を詳細に別個に説明する。
図5におけるターゲット基地局は、上記の説明における第1のネットワークデバイスに対応し、ソース基地局は、上記の説明における第2のネットワークデバイスに対応することを理解されたい。
ターゲット基地局およびソース基地局は、同じ基地局であり得るか、または異なる基地局であり得ることに留意されたい。
ステップ500:ターゲット基地局が、ランダムアクセス構成をUEに送信する。
ステップ500は任意選択のステップであることが理解され得る。
本明細書では、ランダムアクセス構成は、物理ランダムアクセスチャネルPRACH構成であることがあり、ランダムアクセス構成は、端末デバイスが高速アップリンクデータ送信を開始するとき、ランダムアクセスのために使用されるランダムアクセス構成であることがある。ターゲット基地局への、高速アップリンクデータ送信のために使用されるランダムアクセスを開始するとき、UEは、ターゲット基地局によって確保されたPRACHリソースを使用することによって、ターゲット基地局へのランダムアクセス要求を開始し得る。
例では、NR ULキャリアのみがあるシナリオでは、ランダムアクセス構成は、NR ULキャリア上の高速送信のために使用されるランダムアクセス構成であり得る。別の例では、NR ULキャリアおよびSULキャリアがあるシナリオでは、ランダムアクセス構成は、NR ULキャリア上の高速送信のために使用される第1のランダムアクセス構成と、SULキャリア上の高速送信のために使用される第2のランダムアクセス構成とを含み得る。
NR ULキャリアおよびSULキャリアがあるシナリオでは、第1のランダムアクセス構成および第2のランダムアクセス構成は、アップリンクデータパケットを高速で送信するために、NR ULキャリアおよびSULキャリア上でそれぞれ使用され得るか、または1つのランダムアクセス構成を共有し得ることに留意されたい。これは、本出願において具体的に限定されない。
任意選択で、カバレージ拡張機構が考慮される場合、第1のランダムアクセス構成は、NR ULキャリアの少なくとも1つのCEレベルに対応する、少なくとも1つの第1のランダムアクセス構成を含み、第2のランダムアクセス構成は、SULキャリアの少なくとも1つのCEレベルに対応する、少なくとも1つの第2のランダムアクセス構成を含む。
図4に示されているように、限定ではなく、例として、CE機構は、CEレベル0から3を含み得る。たとえば、ランダムアクセスリソースは、プリアンブル(preamble)のみを含む。CEレベル0に対応するプリアンブルは0であり、CEレベル1に対応するプリアンブルは1であり、CEレベル2に対応するプリアンブルは2であり、CEレベル3に対応するプリアンブルは3である。
ステップ510:ターゲット基地局が、データ送信しきい値をUEに送信する。
ターゲット基地局は、データ送信しきい値をUEに送信し得る。データ送信しきい値は、UEによって、送信されることになるアップリンクデータパケットが、高速で送信され得るか否かを決定するために使用され得る。
データ送信しきい値は、本出願のこの実施形態において具体的に限定されない。例では、NR ULキャリアのみがあるシナリオでは、データ送信しきい値は、UEによってNR ULキャリア上で高速で送信されることが可能であるデータパケットの最大サイズであり得る。別の例では、NR ULキャリアおよびSULキャリアがあるシナリオでは、データ送信しきい値は、第1の送信しきい値と、第2の送信しきい値とを含み得るか、または第2の送信しきい値のみを含み得る。第1の送信しきい値は、NR ULキャリア上で接続されていない状態における端末デバイスによってサポートされたデータパケットの最大サイズを示すために使用される。第2の送信しきい値は、SULキャリア上で接続されていない状態における端末デバイスによってサポートされたデータパケットの最大サイズを示すために使用される。
任意選択で、カバレージ拡張機構が考慮される場合、第1の送信しきい値は、NR ULキャリアの少なくとも1つのCEレベルに対応する、少なくとも1つの送信しきい値を含み、少なくとも1つの第2の送信しきい値は、SULキャリアの少なくとも1つのCEレベルに対応する、送信しきい値を含む。
図4に示されているように、限定ではなく、例として、CE機構は、CEレベル0から3を含み得る。CE0に対応する送信しきい値は100ビットであり、CE1に対応する送信しきい値は80ビットであり、CE2に対応する送信しきい値は60ビットであり、CE3に対応する送信しきい値は30ビットである。第1の送信しきい値は、100ビット、80ビット、60ビット、および30ビットのうちの少なくとも1つを含み得る。第2の送信しきい値は、100ビット、80ビット、60ビット、および30ビットのうちの少なくとも1つを含み得る。
ステップ520:ターゲット基地局が、ダウンリンク信号品質しきい値をUEに送信する。
代替として、ターゲット基地局は、ダウンリンク信号品質オフセットをUEにさらに送信し得る。
任意選択で、カバレージ拡張機構が考慮される場合、ダウンリンク信号品質しきい値、またはダウンリンク信号品質オフセットは、少なくとも1つのCEレベルに対応する、少なくとも1つのダウンリンク信号品質しきい値、または少なくとも1つのダウンリンク信号品質オフセットを含む。
ステップ500、510、および520を実施する順序は、本出願のこの実施形態において限定されず、3つのステップは、代替として、同時に実施され得ることが理解され得る。
ステップ500において、ターゲット基地局によってUEに送信されたランダムアクセス構成は、ターゲット基地局によって事前にUEのために確保されることがあり、UEは、確保されたランダムアクセス構成を使用することによって、アップリンクデータパケットを高速で送信し得ることに留意されたい。任意選択で、いくつかの実施形態では、ターゲット基地局が、UEのために、アップリンクデータパケットを高速で送信するための専用ランダムアクセス構成を確保しない場合、UEは、別のランダムアクセス構成を使用することによって、アップリンクデータパケットを高速で送信し得る。
ステップ530:UEが、ダウンリンク信号品質しきい値と、データ送信しきい値とに基づいて、アップリンクデータパケットの高速アップリンクデータ送信が、NR ULキャリアまたはSULキャリア上で実施されると決定する。
カバレージ拡張機構が考慮される場合、UEは、UEのCEレベルに基づいて、対応するデータ送信しきい値を決定することが理解され得る。
詳細については、上記の説明を参照されたい。詳細は、本明細書では再び説明されない。
ステップ540:UEが、送信されることになるアップリンクデータパケットを、ターゲット基地局に送信する。
ステップ530において、高速アップリンクデータ送信がNR ULキャリアまたはSULキャリア上で実施されると決定した後、UEは、ランダムアクセス構成に基づいて、送信されることになるアップリンクデータパケットを、NR ULキャリアまたはSULキャリア上で送信し得る。
例では、端末デバイスは、ランダムアクセス構成に基づいて、送信されることになるアップリンクデータパケットを送信し得る。たとえば、端末デバイスは、ランダムアクセス構成に基づいて、メッセージ1と、送信されることになるアップリンクデータパケットとを送信し得る。別の例では、端末デバイスは、ランダムアクセス構成に基づいて、メッセージ1(msg1)を送信し、ターゲット基地局は、受信されたメッセージ1に基づいて、端末デバイスがアップリンクデータパケットを送信する必要があると決定する。別の例では、端末デバイスは、メッセージ3(msg3)と、送信されることになるアップリンクデータパケットとを送信する。別の例では、端末デバイスは、メッセージ3(msg3)を送信し、ここで、メッセージ3は、送信されることになるアップリンクデータパケットを搬送する。メッセージ3は、情報要素を含み、情報要素は、メッセージ3が、送信されることになるアップリンクデータパケットを搬送することを示すために、使用され得る。別の例では、端末デバイスは、メッセージ5(msg5)と、送信されることになるアップリンクデータパケットとを送信する。別の例では、端末デバイスは、メッセージ5(msg5)を送信し、ここで、メッセージ5は、送信されることになるアップリンクデータパケットを搬送する。メッセージ5は、情報要素を含み、情報要素は、メッセージ5が、送信されることになるアップリンクデータパケットを搬送することを示すために、使用され得る。ターゲット基地局は、端末デバイスがランダムアクセス要求を開始する前に、ランダムアクセス構成を端末デバイスに送信し得ることを理解されたい。ランダムアクセス構成は、端末デバイスが高速アップリンクデータ送信を開始するとき、端末デバイスによってランダムアクセスを実施するために使用されるランダムアクセス構成である。
任意選択で、UEは、ランダムアクセス構成に基づいて、アップリンクデータパケットをターゲット基地局に送信し得る。暗号化、または暗号化および完全性保護は、ソース基地局に関係付けられた鍵を使用することによって、UEによって送信されたアップリンクデータパケットにおいて実施され得る。たとえば、ターゲット基地局は、ソース基地局に関係付けられた鍵を使用することによって、アップリンクデータパケットを高速で送信するように、UEに示し得る。代替として、UEは、ソース基地局に関係付けられた鍵を使用することによって、アップリンクデータパケットを高速で送信することを決定し得る。詳細については、上記の説明を参照されたい。詳細は、本明細書では再び説明されない。
ステップ550:ターゲット基地局が、第1のメッセージをソース基地局に送信する。
ターゲット基地局およびソース基地局が、同じ基地局であるとき、ステップ550は任意選択のステップであることが理解され得る。
任意選択で、ターゲット基地局およびソース基地局が、異なる基地局であるとき、ターゲット基地局は、ソース基地局に関係付けられた鍵が、UEによって送信された、送信されることになるデータパケットのために使用されると決定した後、第1のメッセージをソース基地局に送信し得る。第1のメッセージは、第3のインジケーション情報を搬送し得る。第3のインジケーション情報は、UEがターゲット基地局への高速データ送信を開始することを、ソース基地局に示すために使用され得るか、または、第3のインジケーション情報は、受信アドレスを送信するように、ソース基地局に示すために使用される。ターゲット基地局は、UEによって送信された、送信されることになるアップリンクデータパケットを、受信アドレスに基づいて、ソース基地局に送信し得る。第1のメッセージは、UEコンテキスト取得要求メッセージであり得る。
任意選択で、いくつかの実施形態では、ターゲット基地局は、UE側から受信された、高速で送信されたアップリンクデータパケットを直接含む第1のメッセージを、ソース基地局にさらに送信し得る。
送信されることになるアップリンクデータパケットが、第1のメッセージにおいて搬送されない場合、送信されることになるアップリンクデータパケットは、代替として、ステップ560および570の様式において、ソース基地局に転送され得ることが理解され得る。
ステップ560:ソース基地局が、第2のメッセージをターゲット基地局に送信する。
ターゲット基地局およびソース基地局が、同じ基地局であるとき、ステップ560は任意選択のステップであることが理解され得る。
任意選択で、ターゲット基地局およびソース基地局が、異なる基地局であるとき、ソース基地局は、第2のメッセージをターゲット基地局に送信し得る。
任意選択で、第1のメッセージが、送信されることになるアップリンクデータパケットを搬送しない場合、第2のメッセージは、送信されることになるアップリンクデータパケットの受信アドレスを搬送し得る。ターゲット基地局は、UEによって送信された、高速で送信されたアップリンクデータパケットを、受信アドレスに基づいて、ソース基地局に転送する。
ターゲット基地局によって送信された第1のメッセージにおいて搬送された第3のインジケーション情報を受信した後、ソース基地局は、UEがアンカー基地局を変更しないことを選定する(ここで、ソース基地局は、依然としてUEコンテキストを維持する)と決定することがあり、第3のインジケーション情報に基づいて、UEがソース基地局に関係付けられた鍵を使用するとさらに決定し得る。ソース基地局に関係付けられた鍵の具体的な説明については、上記の説明を参照されたい。詳細は、本明細書では再び説明されない。
第2のメッセージは、「UEコンテキスト取得失敗」メッセージであり得る。メッセージは、RRC解放(RRC release)メッセージと、送信されることになるアップリンクデータパケットの受信アドレス情報とを搬送し得る。
ソース基地局は、RRC解放メッセージを生成し、RRC解放メッセージにおいて、暗号化および/または完全性保護を実施する。
任意選択で、第1のメッセージがアップリンクデータパケットを搬送する場合、第2のメッセージは、「UEコンテキスト取得失敗」メッセージであることがあり、メッセージは、RRC解放メッセージを搬送する。ソース基地局は、RRC解放メッセージを生成し、RRC解放メッセージにおいて、暗号化および/または完全性保護を実施する。
アンカー基地局を変更しないことを決定するとき、ソース基地局は、送信されることになるアップリンクデータパケットの受信アドレスを、ターゲット基地局に送信することがあり、ターゲット基地局は、UEによって送信された、送信されることになるアップリンクデータパケットを、受信アドレスに基づいて、ソース基地局に送信し得ることを理解されたい。加えて、ソース基地局は、RRC解放メッセージをUEに送信する必要がさらにあり、RRC解放メッセージは、ターゲット基地局から切断するように、UEに示し得る。RRC解放メッセージは、ソース基地局によってターゲット基地局に送信される必要があり、ターゲット基地局によってUEに透過的に送信される。
任意選択で、ステップ570:ターゲット基地局が、アップリンクデータパケットをソース基地局に転送する。
ターゲット基地局およびソース基地局が、同じ基地局であるとき、ステップ570は任意選択のステップであることが理解され得る。
任意選択で、ターゲット基地局およびソース基地局が、異なる基地局であるとき、ソース基地局によって送信された、送信されることになるアップリンクデータパケットの受信アドレスを受信した後、ターゲット基地局は、UE側から受信された、高速で送信されたアップリンクデータパケットを、受信アドレスに基づいて、ソース基地局に転送し得る。
ステップ580:ターゲット基地局が、RRC解放メッセージをUEに送信する。
ソース基地局によって送信された「UEコンテキスト取得失敗」メッセージにおいて搬送されたRRC解放メッセージを受信した後、ターゲット基地局は、RRC解放メッセージをUEに転送し得る。
本出願のこの実施形態では、UEがアップリンクデータパケットの高速送信をサポートし得るとき、UEは、アンカー基地局を変更しないことがあり、それによって、アンカー基地局の変更によって引き起こされる、不要なシグナリングオーバーヘッド、および比較的大きいデータ送信遅延を回避し得る。
任意選択で、いくつかの実施形態では、端末デバイスが、ダウンリンク信号品質しきい値と、アップリンクデータ送信しきい値とに基づいて、高速送信機構が使用されることが可能ではない、具体的に言うと、すべての送信されることになるアップリンクデータパケットが、1つの高速で送信されたアップリンクデータパケットにおいて送信されることが可能ではないと決定する場合、端末デバイスは、データをターゲット基地局に送信し得る(このことは、端末デバイスがアンカー基地局を変更する必要があることとして理解され得る)。端末デバイスは、ターゲット基地局に関係付けられた鍵を使用することによって、アップリンクデータパケットを送信し得る。
端末デバイスが、ターゲット基地局に関係付けられた鍵を使用することによって、アップリンクデータパケットを送信し得る実装は、本出願のこの実施形態において具体的に限定されない。例では、接続されていない状態における端末デバイスは、送信しきい値と、ダウンリンク信号品質しきい値とに基づいて、高速アップリンク送信がNR UL210またはSUL220上で実施され得ると決定した後、高速データ送信様式で、データパケットを最初に送信し、次いで、端末デバイスの切替えステータスが、接続された状態に切り替えられた後、別の送信されることになるアップリンクデータパケットを送信し得る。別の例では、接続された状態に入った後、端末デバイスは、すべての送信されることになるアップリンクデータパケットを送信し得る。
ターゲット基地局に関係付けられ、端末デバイスによってアップリンクデータパケットを送信するために使用される鍵は、本出願のこの実施形態において具体的に限定されない。例では、ターゲット基地局に関係付けられた鍵は、ソース基地局のために使用された鍵と、ターゲット基地局のセル情報とに基づいて、端末デバイスによって決定された鍵であることがあり、セル情報は、セルの周波数チャネル番号情報および/または物理セル識別子を含み得る。別の例では、ターゲット基地局に関係付けられた鍵は、ソース基地局のために使用された鍵と、ターゲット基地局のセル情報と、ネクストホップチェイニングカウント(next hop chaining counter、NCC)値とに基づいて、端末デバイスによって決定された鍵であり得る。
具体的には、端末デバイスは、端末デバイスによってソース基地局のために使用された第1のNCC(すなわち、解放メッセージが受信される前に使用されたNCC、または、端末デバイスによってソース基地局のために使用された鍵に対応するNCCとして理解され得るNCC)を、ソース基地局から受信された解放メッセージにおいて搬送された第2のNCCと比較する。第1のNCCが第2のNCCと同じである場合、ターゲット基地局に関係付けられた鍵は、ターゲット基地局に関係付けられ、ソース基地局のために使用された鍵と、ターゲット基地局のセル情報とに基づいて、端末デバイスによって決定される鍵、すなわち、水平方向に導出された鍵であり得る。第1のNCCが第2のNCCとは異なる場合、ターゲット基地局に関係付けられた鍵は、ソース基地局のために使用された鍵と、ターゲット基地局のセル情報と、NCCとに基づいて、端末デバイスによって決定された鍵であり得る。具体的には、端末デバイスは、ソース基地局のために使用された鍵と、第1のNCCと、第2のNCCとに基づいて、ネクストホップ鍵を最初に決定し、次いで、ネクストホップ鍵と、ターゲット基地局のセル情報とに基づいて、ターゲット基地局に関係付けられた鍵、すなわち、垂直方向に導出された鍵を決定し得る。
図6における具体的な実施形態を参照して、以下で、第1のアップリンクキャリアがNRキャリアである例を使用することによって、本出願のこの実施形態において、アップリンクデータパケットを送信する処理の可能な実装処理を説明する。図6における例は、本出願のこの実施形態を、例において示された具体的な値または具体的なシナリオに限定するのではなく、当業者が本出願のこの実施形態を理解することを助けるように意図されるものにすぎないことに留意されたい。当業者は、図6に示された例に従って、様々な均等な改変または変更を明確に行うことができ、そのような改変または変更も、本出願の実施形態の範囲内に入る。
図6は、本出願の実施形態による、アップリンクデータパケットを送信するための方法の可能な概略フローチャートである。図6におけるフローチャートは、ステップ600から650を含み得る。以下は、ステップ600から650を詳細に別個に説明する。
図6におけるターゲット基地局は、上記の説明における第1のネットワークデバイスに対応し、ソース基地局は、上記の説明における第2のネットワークデバイスに対応することを理解されたい。
ターゲット基地局およびソース基地局は、同じ基地局であり得るか、または異なる基地局であり得ることに留意されたい。
任意選択で、ステップ600:ターゲット基地局が、ランダムアクセス構成をUEに送信する。
このステップは、ステップ500に対応する。詳細については、ステップ500における説明を参照されたい。詳細は、本明細書では再び説明されない。
ステップ610:ターゲット基地局が、データ送信しきい値をUEに送信する。
このステップは、ステップ510に対応する。詳細については、ステップ510における説明を参照されたい。詳細は、本明細書では再び説明されない。
ステップ620:ターゲット基地局が、ダウンリンク信号品質しきい値をUEに送信する。
代替として、ターゲット基地局は、ダウンリンク信号品質オフセットをUEにさらに送信し得る。
このステップは、ステップ520に対応する。詳細については、ステップ520における説明を参照されたい。詳細は、本明細書では再び説明されない。
ステップ600、610、および620を実施する順序は、本出願のこの実施形態において限定されず、3つのステップは、代替として、同時に実施され得ることが理解され得る。
ステップ630:UEが、ダウンリンク信号品質しきい値と、データ送信しきい値とに基づいて、すべての送信されることになるアップリンクデータパケットが、高速送信を通して送信され得るか否かを決定する。
具体的な決定方法については、ステップ530における説明を参照されたい。詳細は、本明細書では再び説明されない。
UEの送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズが、最大データ送信しきい値よりも大きい場合、それは、UEのすべての送信されることになるアップリンクデータパケットが、1回の高速送信を通して完全に送信されることが可能ではないことを意味する。代替として、第1の送信しきい値が第2の送信しきい値よりも大きいとき、UEの送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズは、第2の送信しきい値よりも大きいが、第1の送信しきい値未満であり、端末デバイスは、ダウンリンク信号品質しきい値に基づいて、端末デバイスがNR UL210のアップリンクカバレージ内ではないと決定し、したがって、すべての送信されることになるデータパケットを、1回の高速送信を通して完全に送信することができない。ターゲット基地局は、接続された状態であるようにUEを構成することがあり、UEは、データをターゲット基地局に直接送信することがある。データをターゲット基地局に送信する処理において、UEは、ターゲット基地局に関係付けられた鍵を使用することによって、送信されることになるアップリンクデータパケットを保護し得る。ターゲット基地局に関係付けられた鍵の説明については、上記の説明を参照されたい。詳細は、本明細書では再び説明されない。
本出願のこの実施形態では、UEとターゲット基地局との間のデータ送信の複数の実装があり得る。たとえば、UEは、高速送信様式において、第1のデータパケットを送信し、次いで、UEのステータスが、接続された状態に切り替えられた後、別の送信されることになるアップリンクデータパケットを送信し得る。別の例では、UEは、接続された状態に入った後、すべての送信されることになるアップリンクデータパケットをターゲット基地局に送信し得る。
実装1:ステップ640:UEが、ターゲット基地局へのランダムアクセス手順を開始し、アップリンクデータパケットを送信する。
1つの場合には、UEは、高速送信機構を使用することによって、第1の送信されることになるアップリンクデータパケットを送信し、次いで、ステータスがアクティブ状態に切り替えられる。アクティブ状態に入った後、UEは、別の送信されることになるアップリンクデータパケットをターゲット基地局に送信し続け得る。
具体的には、UEが、送信しきい値と、ダウンリンク信号品質しきい値とを使用することによって、それにおいて高速アップリンク送信がNR UL210またはSUL220上で実施され得る第1のアップリンクデータパケットを決定し得る後、UEは、高速データ送信様式において、接続されていない状態において、第1のアップリンクデータパケットを最初に送信し得る。
任意選択で、UEは、アップリンクデータ送信のためのランダムアクセス構成に基づいて、ターゲット基地局へのランダムアクセス手順を開始する。対応して、ターゲット基地局は、アップリンクデータ送信のためのランダムアクセス構成に基づいて、UEがアップリンクデータ送信のためのランダムアクセス手順を開始したと決定し得る。任意選択で、UEは、ステータスインジケーション情報を送信することがあり、ステータスインジケーション情報は、ターゲット基地局によって、接続された状態に入るようにUEを構成することを決定するために使用される。ステータスインジケーション情報は、UE側において送信されることになるアップリンクデータパケットがさらにあることを示し得るか、またはUE側において送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズを示し得る。
実装2:ステップ650:UEが、アクティブ状態に入った後、アップリンクデータパケットを送信する。
別の場合には、UEが、送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズが、第1の送信しきい値および第2の送信しきい値のうちのより大きいものよりも大きい、言い換えれば、端末デバイスの送信されることになるアップリンクデータパケットが、max{第1の送信しきい値,第2の送信しきい値}よりも大きいと決定し得るとき、ネットワークデバイスは、アクティブ状態に入るようにUEを構成し得る。アクティブ状態に入った後、UEは、アップリンクデータをターゲット基地局に送信し得る。
図7における具体的な実施形態を参照して、以下で、本出願のこの実施形態において、ダウンリンクデータパケットを高速で送信する処理の具体的な実装処理をより詳細に説明する。図7における例は、本出願のこの実施形態を、例において示された具体的な値または具体的なシナリオに限定するのではなく、当業者が本出願のこの実施形態を理解することを助けるように意図されるものにすぎないことに留意されたい。当業者は、図7に示された例に従って、様々な均等な改変または変更を明確に行うことができ、そのような改変または変更も、本出願の実施形態の範囲内に入る。
図7は、本出願の実施形態による、ダウンリンクデータパケットを高速で送信するための方法の可能な概略フローチャートである。図7におけるフローチャートは、ステップ700から780を含み得る。以下は、ステップ700から780を詳細に別個に説明する。
図7におけるターゲット基地局は、上記の説明における第1のネットワークデバイスに対応し、ソース基地局は、上記の説明における第2のネットワークデバイスに対応することを理解されたい。
ターゲット基地局およびソース基地局は、同じ基地局であり得るか、または異なる基地局であり得ることに留意されたい。
任意選択で、ステップ700:ソース基地局が、ターゲット基地局との能力対話を実施する。
ターゲット基地局およびソース基地局が、同じ基地局であるとき、ステップ700は任意選択のステップであることが理解され得る。
任意選択で、ターゲット基地局およびソース基地局が、異なる基地局であるとき、ダウンリンクデータパケットが到着する前に、ソース基地局は、ターゲット基地局が、ダウンリンクデータパケットを高速で送信する能力、および/または高速送信のためのサポートされたダウンリンクデータパケット送信しきい値を有するか否かを決定し得る。例では、ターゲット基地局が、ダウンリンクデータパケットの高速送信をサポートし得る場合、ソース基地局によって送信されたダウンリンクデータパケットを受信した後、ターゲット基地局は、ダウンリンクデータパケットを、非アクティブ状態における端末デバイスに直接送信し得る。別の例では、ターゲット基地局が、ダウンリンクデータパケットの高速送信をサポートしない場合、ソース基地局によって送信されたダウンリンクデータパケットを受信した後、ターゲット基地局は、アクティブ状態に入るように端末デバイスを構成することがあり、端末デバイスがアクティブ状態に入った後、送信されることになるダウンリンクデータパケットを端末デバイスに送信することがある。
ステップ710:ソース基地局が、UEをページングする。
ソース基地局は、ダウンリンクデータパケットが到着した後、「RANページング(RAN paging)」メッセージを送信し、UEをページングし得る。
可能な様式において、ソース基地局は、ソース基地局のカバレージ内のUEへのRANページングを直接開始する。
別の可能な様式において、ソース基地局は、別の基地局が別の基地局のカバレージ内のUEをページングするように、別の基地局へのRANページングを開始する。任意選択で、ソース基地局は、第4のインジケーション情報を、ターゲット基地局に送信されたページングメッセージ内に含めて、ダウンリンクデータパケットが到着することを示し得る。
ステップ720:ソース基地局が、ターゲット基地局によって送信された第3のメッセージを受信する。
ターゲット基地局およびソース基地局が、同じ基地局であるとき、ステップ720は任意選択のステップであることが理解され得る。
ターゲット基地局は、UEページング応答を受信する基地局である。具体的に言うと、ステップ720の前に、ターゲット基地局は、UEのアクセス要求メッセージを受信し、アクセス要求メッセージは、ターゲット基地局によってUEに送信されたページングメッセージに応答するために使用される。
任意選択で、第3のメッセージは、ダウンリンクデータパケット送信しきい値を含み得る。ダウンリンクデータパケット送信しきい値は、ターゲット基地局によってサポートされた、高速データ送信のためのダウンリンクデータパケットの最大サイズを示すために使用される。
任意選択で、第3のメッセージは、ターゲット基地局のデータ受信アドレスを含み得る。ソース基地局は、受信アドレスに基づいて、送信されることになるダウンリンクデータパケットをターゲット基地局に転送し得る。
本出願のこの実施形態における第3のメッセージは、UEコンテキスト取得要求メッセージであり得ることを理解されたい。
ステップ730:ソース基地局が、第4のメッセージをターゲット基地局に送信する。
ターゲット基地局およびソース基地局が、同じ基地局であるとき、ステップ730は任意選択のステップであることが理解され得る。
任意選択で、ターゲット基地局およびソース基地局が、異なる基地局であるとき、ソース基地局は、ダウンリンクデータパケット送信しきい値と、送信されることになるダウンリンクデータとに基づいて、アンカー基地局を変更するか否かを決定し得る。ダウンリンクデータパケット送信しきい値は、ソース基地局によって設定され得るか、またはソース基地局によって、ターゲット基地局から受信され得る。アンカー基地局を変更しないことを決定するとき、ソース基地局は、第4のメッセージをターゲット基地局にフィードバックし(たとえば、「UEコンテキスト取得失敗」メッセージをターゲット基地局に送信し)得る。
ソース基地局は、代替として、別のファクタに基づいて、アンカー基地局を変更するか否かを決定し得ることが理解され得る。これは、本出願のこの実施形態において限定されない。例では、アンカー基地局は、アンカー基地局のリソース使用に基づいて、UEのためのアンカー基地局を変更するか否かを決定し得る。たとえば、アンカー基地局の比較的大量のリソースが使用される場合、アンカー基地局は、UEのためのアンカー基地局を変更することを考慮し得る。別の例では、アンカー基地局は、輻輳ステータスに基づいて、UEのためのアンカー基地局を変更するか否かをさらに決定し得る。たとえば、アンカー基地局が比較的輻輳されている場合、アンカー基地局は、UEのためのアンカー基地局を変更することを考慮する。
任意選択で、ソース基地局は、第4のメッセージ内に、UEに送信されることになるダウンリンクデータパケットを直接含め得る。
第4のメッセージは、ソース基地局によって生成され、それにおいてソース基地局が暗号化および/または完全性保護を実施する、RRCメッセージを搬送し得る。RRCメッセージは、RRC解放メッセージであり得る。
任意選択で、第4のメッセージは、インジケーション情報を搬送し得る。インジケーション情報は、第5のインジケーション情報、第6のインジケーション情報、および第7のインジケーション情報のうちの少なくとも1つを含み得る。第5のインジケーション情報は、ダウンリンクデータパケットを受信するための受信アドレスを送信するように、ターゲット基地局に示すために使用され得る。第6のインジケーション情報は、送信されたダウンリンクデータパケットを端末デバイスが受信する必要があることを示すために、使用され得る。第7のインジケーション情報は、端末デバイスが、ソース基地局に関係付けられた以前の鍵を使用することによって、送信されたダウンリンクデータパケットを解読する必要があることを示すために、使用され得る。第6のインジケーション情報、および/または第7のインジケーション情報は、第4のメッセージにおけるRRCメッセージにおいて搬送され得る。
任意選択で、ステップ740:ターゲット基地局が、ソース基地局に、ダウンリンクデータパケットを受信するための受信アドレスを送信する。
ターゲット基地局およびソース基地局が、同じ基地局であるとき、ステップ570は任意選択のステップであることが理解され得る。
任意選択で、ターゲット基地局およびソース基地局が、異なる基地局であるとき、ターゲット基地局は、データ転送アドレスインジケーション(data forwarding address indication)メッセージをソース基地局に送信し得る。
ステップ720において、ターゲット基地局によってソース基地局に送信された第3のメッセージが、ターゲット基地局によってダウンリンクデータパケットを受信するための受信アドレスを含まない場合、ターゲット基地局は、ステップ740を実施し得る。
任意選択で、ステップ750:ソース基地局が、ダウンリンクデータパケットをターゲット基地局に送信する。
ターゲット基地局およびソース基地局が、同じ基地局であるとき、ステップ570は任意選択のステップであることが理解され得る。
任意選択で、ターゲット基地局およびソース基地局が、異なる基地局であるとき、ターゲット基地局によって送信された、ダウンリンクデータパケットの受信アドレスを受信した後、ソース基地局は、ダウンリンクデータパケットをターゲット基地局に転送し得る。
ステップ740において、ソース基地局によってターゲット基地局に送信された第4のメッセージが、ダウンリンクデータパケットを含まない場合、ソース基地局は、ステップ750を実施し得る。
ステップ760:ターゲット基地局が、アクセス応答メッセージをUEに送信する。
アクセス応答メッセージは、レイヤ2制御情報と、RRCメッセージとを含むか、またはRRCメッセージのみを含み得る。
ターゲット基地局は、ソース基地局によって送信された第4のメッセージにおいて、RRCメッセージを受信し、RRCメッセージをUEに、アクセス応答メッセージとして転送し得る。任意選択で、RRCメッセージは、第6のインジケーション情報、および/または第7のインジケーション情報を搬送し得る。
任意選択で、レイヤ2制御情報は、第6のインジケーション情報、および/または第7のインジケーション情報を搬送し得る。レイヤ2制御情報は、ダウンリンク制御情報(downlink control information、DCI)であり得る。
ステップ770:ターゲット基地局が、ダウンリンクデータパケットをUEに送信する。
任意選択で、ターゲット基地局は、アクセス応答メッセージを送信するとき、ダウンリンクデータパケットをUEに送信し得る。
任意選択で、ターゲット基地局は、アクセス応答メッセージを送った後、ダウンリンクデータパケットをUEにさらに送信し得る。
ステップ780:UEが、ダウンリンクデータパケットを受信する。
UEが、第6のインジケーション情報を受信する場合、UEは、タイマーを起動させ得る。UEが、タイマーが満了する前に、PDCCHを監視し得る場合、UEは、PDCCHにおけるスケジューリング情報に基づいて、物理ダウンリンク共有チャネル(physical downlink Shared channel、PDSCH)上で送信されたダウンリンクデータパケットを受信することがあり、UEは、タイマーを停止する。
任意選択で、UEは、第7のインジケーション情報に基づいて、ソース基地局に関係付けられた鍵を使用することによって、受信されたダウンリンクデータを処理することを決定する。ソース基地局に関係付けられた鍵の具体的な説明については、上記の説明を参照されたい。詳細は、本明細書では再び説明されない。
タイマーの動作時間において、UEは、ランダムアクセス手順においてターゲット基地局によって割り振られた一時的なセル無線ネットワーク一時識別子(cell radio network temporary identifier、C-RNTI)を記憶し、記憶された一時的なC-RNTIを使用することによって、PDCCHを監視することが理解され得る。タイマーが満了するか、またはUEがダウンリンクデータを受信した後、UEは、一時的なC-RNTIを削除する。
セル無線ネットワーク一時識別子は、ネットワークデバイスによってUEに割り振られた動的な識別子であることがあり、セルのエアインターフェースによってサービスされたUEを一意に識別することをさらに理解されたい。
本出願のこの実施形態では、ダウンリンクデータ送信があることを示すインジケーション情報が、ダウンリンクデータパケット送信処理において導入されて、端末デバイスがダウンリンク送信データの存在を知ることができない場合が回避され、それによって、ダウンリンクデータのミスされた受信によって引き起こされるデータペア損失が回避され得る。
図8における具体的な実施形態を参照して、以下で、第1のアップリンクキャリアがNRキャリアである例を使用することによって、本出願のこの実施形態において、ダウンリンクデータパケットを送信する処理の可能な実装処理を説明する。図8における例は、本出願のこの実施形態を、例において示された具体的な値または具体的なシナリオに限定するのではなく、当業者が本出願のこの実施形態を理解することを助けるように意図されるものにすぎないことに留意されたい。当業者は、図8に示された例に従って、様々な均等な改変または変更を明確に行うことができ、そのような改変または変更も、本出願の実施形態の範囲内に入る。
図8は、本出願の実施形態による、ダウンリンクデータパケットを送信するための方法の可能な概略フローチャートである。図8におけるフローチャートは、ステップ810から840を含み得る。以下は、ステップ810から840を詳細に別個に説明する。
図8におけるターゲット基地局は、上記の説明における第1のネットワークデバイスに対応し、ソース基地局は、上記の説明における第2のネットワークデバイスに対応することを理解されたい。
ターゲット基地局およびソース基地局は、同じ基地局であり得るか、または異なる基地局であり得ることに留意されたい。
ステップ810:ソース基地局が、UEをページングし、UEコンテキストを転送し、データを転送する。
ターゲット基地局およびソース基地局が、同じ基地局であるとき、ステップ570は任意選択のステップであることが理解され得る。
ソース基地局は、ダウンリンクデータパケットが到着した後、「RANページング(RAN paging)」メッセージを送信し、UEをページングし得る。具体的なページング機構については、ステップ720における説明を参照されたい。
任意選択で、ターゲット基地局およびソース基地局が、異なる基地局であるとき、ソース基地局は、第4のメッセージをターゲット基地局に送信することがあり、第4のメッセージは、UEコンテキスト情報を搬送する。第4のメッセージは、UEコンテキスト取得応答メッセージであり得る。任意選択で、第4のメッセージは、インジケーション情報をさらに搬送し得る。インジケーション情報は、第5のインジケーション情報、第6のインジケーション情報、および第7のインジケーション情報のうちの少なくとも1つを含み得る。第5のインジケーション情報、第6のインジケーション情報、および第7のインジケーション情報の具体的な説明については、ステップ730における説明を参照されたい。
任意選択で、ソース基地局は、UEの送信されることになるダウンリンクデータパケットを、第4のメッセージ内に直接含め得る。
ソース基地局がダウンリンクデータパケットをターゲット基地局に送信する機構、および/またはソース基地局が、ターゲット基地局によって送信された、ダウンリンクデータパケットを受信するためのアドレスを取得する具体的な実装処理については、本出願の実施形態7における説明を参照されたいことが理解され得る。詳細は、本明細書では再び説明されない。
ターゲット基地局は、UEページング応答を受信する基地局であることを理解されたい。
本出願のこの実施形態では、ソース基地局は、UEのためのアンカー基地局を変更することを決定する。具体的には、ソース基地局は、UEのランダムアクセスのための理由に基づいて、UEのためのアンカー基地局を変更するか否か(UEコンテキストを維持し続けるか否かとして理解され得る)を決定し得る。代替として、送信されることになるダウンリンクデータパケットが、ダウンリンクデータパケット送信しきい値未満である場合、ソース基地局は、UEのためのアンカー基地局を変更することを決定し得る。代替として、ソース基地局が輻輳されているとき、ソース基地局は、UEのためのアンカー基地局を変更することを決定し得る。この場合、ソース基地局は、維持されたUEコンテキストをターゲット基地局に転送し得る。本明細書では、ターゲット基地局は、UEコンテキストを維持することがあり、UEの新しいアンカー基地局として使用され得る。
UEのためのアンカー基地局を変更することを決定するとき、ソース基地局は、送信されることになるダウンリンクデータパケットを、ターゲット基地局に転送し得る。
任意選択で、いくつかの実施形態では、ソース基地局が、UEに送信されることになるダウンリンクデータパケットが高速で送信され得る、言い換えれば、ソース基地局が、すべての送信されることになるダウンリンクデータパケットを一度にUEに送信し得ると決定するにもかかわらず、ソース基地局の比較的大量のリソースが使用されるか、またはソース基地局が輻輳される。したがって、ソース基地局は、依然として、UEのためのアンカー基地局を変更することを決定する。この場合、ダウンリンクデータパケットがターゲット基地局に到着した後、ターゲット基地局は、ダウンリンクデータパケットをUEに直接送信することのみが必要である。
ステップ820:ターゲット基地局が、アクセス応答メッセージをUEに送信する。
ソース基地局によって転送されたダウンリンク送信データを受信した後、ターゲット基地局は、アクセス応答メッセージをUEに送信し得る。アクセス応答メッセージは、レイヤ2制御情報と、RRCメッセージとを含むか、またはRRCメッセージのみを含み得る。ターゲット基地局は、RRCメッセージを生成し、RRCメッセージにおいて、暗号化および/または完全性保護を実施する。
任意選択で、ターゲット基地局は、第6のインジケーション情報および/または第7のインジケーション情報を、レイヤ2制御情報またはRRCメッセージ内に含め得る。レイヤ2制御情報は、ダウンリンク制御情報(downlink control information、DCI)であり得る。
ステップ830:ターゲット基地局が、ダウンリンクデータパケットをUEに送信する。
任意選択で、ターゲット基地局は、アクセス応答メッセージを送信するとき、ダウンリンクデータパケットをUEに送信し得る。
任意選択で、ターゲット基地局は、アクセス応答メッセージを送った後、ダウンリンクデータパケットをUEに送信し得る。
ステップ840:UEが、ダウンリンクデータパケットを受信する。
UEが、第6のインジケーション情報を受信する場合、UEは、タイマーを起動させ得る。UEが、タイマーが満了する前に、PDCCHを監視し得る場合、UEは、PDCCHにおけるスケジューリング情報に基づいて、物理ダウンリンク共有チャネル(physical downlink Shared channel、PDSCH)上で送信されたダウンリンクデータパケットを受信することがあり、UEは、タイマーを停止する。
任意選択で、UEは、第7のインジケーション情報に基づいて、ターゲット基地局に関係付けられた鍵を使用することによって、受信されたダウンリンクデータパケットを処理することを決定する。ターゲット基地局に関係付けられた鍵の具体的な説明については、上記の説明を参照されたい。詳細は、本明細書では再び説明されない。
タイマーの動作時間において、UEは、ランダムアクセス手順においてターゲット基地局によって割り振られた一時的なセル無線ネットワーク一時識別子(cell radio network temporary identifier、C-RNTI)を記憶し、記憶された一時的なC-RNTIを使用することによって、PDCCHを監視することが理解され得る。タイマーが満了するか、またはUEがダウンリンクデータを受信した後、UEは、一時的なC-RNTIを削除する。
ダウンリンクデータ送信実施形態は、独立して実装され得るか、または、上記で説明されたアップリンクデータ送信実施形態と組み合わせることによって実装され得ることに留意されたい。これは、本出願の実施形態において具体的に限定されない。
本出願の実施形態における通信方法では、端末デバイスによって実装されるステップは、代替として、端末デバイスのために使用されることが可能である構成要素(たとえば、チップまたは回路)によって実装され得ることが理解され得る。第1のネットワークデバイスによって実装されるステップは、代替として、第1のネットワークデバイスのために使用されることが可能である構成要素(たとえば、チップまたは回路)によって実装され得る。第2のネットワークデバイスによって実装されるステップは、代替として、第2のネットワークデバイスのために使用されることが可能である構成要素(たとえば、チップまたは回路)によって実装され得る。
上記では、図1から図8を参照して、本出願の実施形態において提供される通信方法を詳細に説明する。以下では、図9から図14を参照して、本出願の装置実施形態を詳細に説明する。方法実施形態の説明が、装置実施形態の説明に対応することを理解されたい。したがって、詳細に説明されない部分については、上記の方法実施形態を参照されたい。
図9は、本出願の実施形態による通信装置900の概略ブロック図である。通信装置900は、端末デバイスであり得るか、または端末デバイスのために使用されることが可能である構成要素であり得ることが理解され得る。
通信装置900は、受信モジュール910と、決定モジュール920とを含み得る。
受信モジュール910は、第1のネットワークデバイスからアップリンクデータ送信しきい値を受信するように構成され、ここで、アップリンクデータ送信しきい値は、第1の送信しきい値と、第2の送信しきい値とを含むか、または第2の送信しきい値を含む。
決定モジュール920は、アップリンクデータ送信しきい値と、送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズとに基づいて、接続されていない状態において、第1のネットワークデバイスの第1のアップリンクキャリアまたはSULキャリア上で、アップリンクデータパケットを高速で送信することを決定するように構成される。
本出願のこの実施形態における第1のネットワークデバイスは、ターゲット基地局として理解され得る。
本出願のこの実施形態では、第1の送信しきい値は、第1のアップリンクキャリア上で接続されていない状態における通信装置900によってサポートされたデータパケットの最大サイズを示すために使用される。第2の送信しきい値は、補助アップリンクSULキャリア上で接続されていない状態における通信装置900によってサポートされたデータパケットの最大サイズを示すために使用される。第1のアップリンクキャリアの周波数は、SULキャリアのものよりも高く、第1のアップリンクキャリアは、たとえば、新無線アップリンク(new radio uplink、NR UL)キャリアであり得る。
本出願のこの実施形態では、アップリンクデータパケットは、SULキャリアシナリオにおいて高速で送信されることが可能である。
任意選択で、いくつかの実施形態では、決定モジュール920は、第2の送信しきい値が第1の送信しきい値よりも大きく、送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズが、第1の送信しきい値よりも大きく、第2の送信しきい値未満であるとき、第1のネットワークデバイスのSULキャリア上で、アップリンクデータパケットを高速で送信するように具体的に構成される。
任意選択で、いくつかの実施形態では、決定モジュール920は、送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズが、第1の送信しきい値および第2の送信しきい値のうちのより小さいもの未満であるとき、接続されていない状態において、第1のアップリンクキャリアまたはSULキャリア上で、アップリンクデータパケットを高速で送信するように具体的に構成される。
任意選択で、いくつかの実施形態では、決定モジュール920は、送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズが、第1の送信しきい値および第2の送信しきい値のうちのより小さいもの未満であるとき、接続されていない状態において、第1のネットワークデバイスの第1のアップリンクキャリアまたはSULキャリア上で、アップリンクデータパケットを送信することを決定するように具体的に構成される。
任意選択で、いくつかの実施形態では、決定モジュール920は、受信モジュール910を通して、以下の動作、すなわち、第1のネットワークデバイスから、ダウンリンク信号品質しきい値を受信することと、ダウンリンク信号品質しきい値に基づいて、接続されていない状態において、第1のアップリンクキャリアまたはSULキャリア上で、アップリンクデータパケットを送信することを決定することとを実施する。
任意選択で、いくつかの実施形態では、装置は、ランダムアクセス手順を使用することによって、接続されていない状態において、アップリンクデータパケットを送信するように構成された、送信モジュール930をさらに含む。
任意選択で、いくつかの実施形態では、送信モジュール930は、接続されていない状態において、メッセージ1と、送信されることになるアップリンクデータパケットとを送信することを決定すること、または
接続されていない状態において、メッセージ3と、送信されることになるアップリンクデータパケットとを送信することを決定すること、または
接続されていない状態において、メッセージ3を送信することを決定することであって、ここで、メッセージ3は、送信されることになるアップリンクデータパケットを搬送する、決定すること、または
接続されていない状態において、メッセージ5と、送信されることになるアップリンクデータパケットとを送信することを決定すること、または
接続されていない状態において、メッセージ5を送信することを決定することであって、ここで、メッセージ5は、送信されることになるアップリンクデータパケットを搬送する、決定することを行うように具体的に構成される。
任意選択で、いくつかの実施形態では、受信モジュール910は、第1のネットワークデバイスから、第1のインジケーション情報を受信するように具体的に構成され、ここで、第1のインジケーション情報は、接続されていない状態において、第1の鍵を使用することによって、アップリンクデータパケットを送信するように、通信装置900に示すために使用され、第1の鍵は、以下の情報、すなわち、
通信装置900によって第2のネットワークデバイスのために使用された鍵であって、ここで、第2のネットワークデバイスは、接続されていない状態に入るように、通信装置900を構成する、ソースネットワークデバイスである、通信装置900によって第2のネットワークデバイスのために使用された鍵と、
第1のネットワークデバイスのセル情報であって、ここで、セル情報は、第1のネットワークデバイスのセルの周波数チャネル番号情報および/または物理セル識別子を含み、第1のネットワークデバイスは、通信装置900がそれに対してランダムアクセスを実施するターゲットネットワークデバイスである、第1のネットワークデバイスのセル情報と、
ネクストホップチェイニングカウントNCC値と
のうちの少なくとも1つに基づいて、通信装置900によって決定された鍵である。
本出願のこの実施形態における通信装置のモジュールの機能および対応する動作については、方法実施形態における関連する説明を参照されたいことが理解され得る。加えて、本出願のこの実施形態におけるモジュールは、ユニット、回路などと呼ばれることもある。これは、本出願のこの実施形態において限定されない。
本出願のこの実施形態では、通信装置900は、ソース基地局に関係付けられた鍵を使用することによって、アップリンクデータパケットを高速で送信し得る。このようにして、非アクティブ状態における通信装置900がアンカー基地局を変更するために引き起こされる、シグナリングオーバーヘッド、および比較的大きいデータ送信遅延が、回避されることが可能である。
任意選択で、いくつかの実施形態では、受信モジュール910は、第1のネットワークデバイスから、ランダムアクセス構成を受信するようにさらに構成される。通信装置900は、接続されていない状態において、ランダムアクセス構成に基づいて、第1のアップリンクキャリアまたはSULキャリア上で、アップリンクデータパケットを送信することを決定する。
任意選択で、いくつかの実施形態では、ランダムアクセス構成は、以下のもの、すなわち、ランダムアクセスプリアンブル情報およびランダムアクセスリソースのうちの少なくとも1つを含む。
任意選択で、いくつかの実施形態では、ランダムアクセス構成は、少なくとも1つのカバレージ拡張レベルに対応する、少なくとも1つのランダムアクセス構成を含む。
任意選択で、いくつかの実施形態では、アップリンクデータ送信しきい値は、少なくとも1つのカバレージ拡張レベルに対応する、少なくとも1つのアップリンクデータ送信しきい値を含む。
本出願のこの実施形態では、上記の異なるCEレベルは、カバレージと容量との間のバランスを達成するために、データ送信の繰り返し回数および/または変調方式の異なる最大量に対応し得る。
図10は、本出願の実施形態による通信装置1000の概略ブロック図である。通信装置1000は、ネットワークデバイスであり得るか、またはネットワークデバイスのために使用されることが可能である構成要素であり得ることが理解され得る。
通信装置1000は、送信モジュール1010と、受信モジュール1020とを含み得る。
送信モジュール1010は、アップリンクデータ送信しきい値を端末デバイスに送信するように構成され、ここで、アップリンクデータ送信しきい値は、第1の送信しきい値と、第2の送信しきい値とを含むか、または第2の送信しきい値を含む。
受信モジュール1020は、第1のアップリンクキャリアまたはSULキャリア上で、接続されていない状態における端末デバイスによって送信されたアップリンクデータパケットを受信するように構成される。
本出願のこの実施形態における通信装置1000は、ターゲット基地局として理解され得る。
第1の送信しきい値は、第1のアップリンクキャリア上で接続されていない状態における端末デバイスによってサポートされたデータパケットの最大サイズを示すために使用され、第2の送信しきい値は、補助アップリンクSULキャリア上で接続されていない状態における端末デバイスによってサポートされたデータパケットの最大サイズを示すために使用され、第1のアップリンクキャリアの周波数は、SULキャリアのものよりも高い。
任意選択で、いくつかの実施形態では、送信モジュール1010は、ダウンリンク信号品質しきい値を端末デバイスに送信するようにさらに構成され、ここで、ダウンリンク信号品質しきい値は、端末デバイスによって、接続されていない状態において、第1のアップリンクキャリアまたはSULキャリア上で、アップリンクデータパケットを送信することを決定するために使用される。
任意選択で、いくつかの実施形態では、送信モジュール1010は、ランダムアクセス構成を端末デバイスに送信するようにさらに構成され、ここで、ランダムアクセス構成は、端末デバイスによって、接続されていない状態において、ランダムアクセス構成に基づいて、第1のアップリンクキャリアまたはSULキャリア上で、アップリンクデータパケットを送信することを決定するために使用される。
任意選択で、いくつかの実施形態では、ランダムアクセス構成は、以下のもの、すなわち、ランダムアクセスプリアンブル情報およびランダムアクセスリソースのうちの少なくとも1つを含む。
任意選択で、いくつかの実施形態では、ランダムアクセス構成は、少なくとも1つのカバレージ拡張レベルに対応する、少なくとも1つのランダムアクセス構成を含む。
本出願のこの実施形態では、上記の異なるCEレベルは、カバレージと容量との間のバランスを達成するために、データ送信の繰り返し回数および/または変調方式の異なる最大量に対応し得る。
任意選択で、いくつかの実施形態では、送信モジュール1010は、第2のインジケーション情報を端末デバイスに送信するようにさらに構成され、ここで、第2のインジケーション情報は、接続されていない状態において、第1の鍵を使用することによって、アップリンクデータパケットを送信するように、端末デバイスに示すために使用される。
本出願のこの実施形態における第1の鍵は、以下の情報、すなわち、端末デバイスによって第2のネットワークデバイスのために使用された鍵であって、ここで、第2のネットワークデバイスは、接続されていない状態に入るように、端末デバイスを構成する、ソースネットワークデバイスである、端末デバイスによって第2のネットワークデバイスのために使用された鍵と、第1のネットワークデバイスのセル情報であって、ここで、セル情報は、第1のネットワークデバイスのセルの周波数チャネル番号情報および/または物理セル識別子を含み、第1のネットワークデバイスは、端末デバイスがそれに対してランダムアクセスを実施するターゲットネットワークデバイスである、第1のネットワークデバイスのセル情報と、ネクストホップチェイニングカウントNCC値とのうちの、少なくとも1つに基づいて、端末デバイスによって決定された鍵であり得る。
本出願のこの実施形態では、端末デバイスは、ソース基地局に関係付けられた鍵を使用することによって、アップリンクデータパケットを高速で送信し得る。このようにして、非アクティブ状態における端末デバイスがアンカー基地局を変更するために引き起こされる、シグナリングオーバーヘッド、および比較的大きいデータ送信遅延が、回避されることが可能である。
任意選択で、いくつかの実施形態では、受信モジュール1020は、第2のネットワークデバイスによって送信された第2のメッセージを受信するようにさらに構成され、ここで、第2のメッセージは、アップリンクデータパケットの受信アドレスを含む。通信装置1000は、端末デバイスによって送信された、受信されたアップリンクデータパケットを、受信アドレスに基づいて、第2のネットワークデバイスに転送する。
任意選択で、いくつかの実施形態では、送信モジュール1010は、第1のメッセージを第2のネットワークデバイスに送信するようにさらに構成され、ここで、第1のメッセージは、第3のインジケーション情報を含み、第3のインジケーション情報は、受信アドレスを送信するように、第2のネットワークデバイスに示すために使用されるか、または端末デバイスが第1の鍵を使用することによって、アップリンクデータパケットを送信することを示すために使用され、受信アドレスは、通信装置1000によって、接続されていない状態における端末デバイスによって送信されたアップリンクデータパケットを、第2のネットワークデバイスに送信するために使用されるアドレスである。
本出願のこの実施形態における通信装置のモジュールの機能および対応する動作については、方法実施形態における関連する説明を参照されたいことが理解され得る。加えて、本出願のこの実施形態におけるモジュールは、ユニット、回路などと呼ばれることもある。これは、本出願のこの実施形態において限定されない。
図11は、本出願の実施形態による通信装置1100の概略ブロック図である。通信装置1100は、ネットワークデバイスであり得るか、またはネットワークデバイスのために使用されることが可能である構成要素であり得ることが理解され得る。
本出願のこの実施形態における通信装置1100は、ソース基地局として理解されることがあり、上記の第2のネットワークデバイスに対応し得る。
通信装置1100は、第1の受信モジュール1110と、第2の受信モジュール1120とを含み得る。
第1の受信モジュール1110は、第1のネットワークデバイスによって送信された、送信されることになるアップリンクデータパケットを受信するように構成される。
第2の受信モジュール1120は、第1のネットワークデバイスによって送信された、第3のインジケーション情報を受信するように構成され、ここで、第3のインジケーション情報は、送信されることになるアップリンクデータパケットが、第1のアップリンクキャリアまたは補助アップリンクSULキャリア上で、接続されていない状態における端末デバイスによって送信されたアップリンクデータパケットであることを示すために使用される。
本出願のこの実施形態では、アップリンクデータパケットは、SULキャリアシナリオにおいて高速で送信されることが可能である。
任意選択で、いくつかの実施形態では、装置は、処理モジュール1130と、送信モジュール1140とをさらに含む。
処理モジュール1130は、ダウンリンクデータ送信しきい値と、送信されることになるダウンリンクデータパケットのサイズとに基づいて、送信されることになるダウンリンクデータパケットが、第1のネットワークデバイスに送信される必要があると決定するように構成され、ここで、送信されることになるダウンリンクデータパケットは、第1のネットワークデバイスによって、接続されていない状態における端末デバイスに直接送信される必要がある、ダウンリンクデータパケットである。
送信モジュール1140は、送信されることになるダウンリンクデータパケットを、第1のネットワークデバイスに送信するように構成される。
任意選択で、いくつかの実施形態では、送信モジュール1140は、第5のインジケーション情報を第1のネットワークデバイスに送信するようにさらに構成され、ここで、第5のインジケーション情報は、送信されることになるダウンリンクデータパケットを受信するための受信アドレスを送信するように、第1のネットワークデバイスに示すために使用される。
任意選択で、いくつかの実施形態では、送信モジュール1140は、第6のインジケーション情報を第1のネットワークデバイスに送信するようにさらに構成され、ここで、第6のインジケーション情報は、端末デバイスが、接続されていない状態において、受信されることになるダウンリンクデータパケットを有することを示すために使用される。
任意選択で、いくつかの実施形態では、送信モジュール1140は、第7のインジケーション情報を第1のネットワークデバイスに送信するようにさらに構成され、ここで、第7のインジケーション情報は、端末デバイスが第1の鍵を使用することによって、ダウンリンクデータパケットを解読することを示すために使用され、第1の鍵は、以下の情報、すなわち、
端末デバイスによって第2のネットワークデバイスのために使用された鍵であって、ここで、第2のネットワークデバイスは、接続されていない状態に入るように、端末デバイスを構成する、ソースネットワークデバイスである、端末デバイスによって第2のネットワークデバイスのために使用された鍵と、
第1のネットワークデバイスのセル情報であって、ここで、セル情報は、第1のネットワークデバイスのセルの周波数チャネル番号情報および/または物理セル識別子を含み、第1のネットワークデバイスは、端末デバイスがそれに対してランダムアクセスを実施するターゲットネットワークデバイスである、第1のネットワークデバイスのセル情報と、
ネクストホップチェイニングカウントNCC値と
のうちの少なくとも1つに基づいて、端末デバイスによって決定された鍵である。
本出願のこの実施形態における通信装置のモジュールの機能および対応する動作については、方法実施形態における関連する説明を参照されたいことが理解され得る。加えて、本出願のこの実施形態におけるモジュールは、ユニット、回路などと呼ばれることもある。これは、本出願のこの実施形態において限定されない。
本出願のこの実施形態では、端末デバイスは、ソース基地局に関係付けられた鍵を使用することによって、アップリンクデータパケットを高速で送信し得る。このようにして、非アクティブ状態における端末デバイスがアンカー基地局を変更するために引き起こされる、シグナリングオーバーヘッド、および比較的大きいデータ送信遅延が、回避されることが可能である。
図12は、本出願の実施形態による通信装置1200の概略ブロック図である。通信装置1200は、プロセッサ1201と、トランシーバ1202と、メモリ1203とを含み得る。
プロセッサ1201は、トランシーバ1202に通信可能に接続され得る。メモリ1203は、通信装置1200のプログラムコードおよびデータを記憶するように構成され得る。したがって、メモリ1203は、プロセッサ1201における記憶ユニット、プロセッサ1201から独立した外部記憶ユニット、または、プロセッサ1001における記憶ユニットと、プロセッサ1201から独立した外部記憶ユニットとを含む構成要素であり得る。
任意選択で、通信装置1200は、バス1204をさらに含み得る。トランシーバ1202およびメモリ1203は、バス1204を使用することによって、プロセッサ1201に接続され得る。バス1204は、周辺構成要素相互接続(Peripheral Component Interconnect、PCI)バス、拡張業界標準構造(Extended Industry Standard Architecture、EISA)バスなどであり得る。バス1205は、アドレスバス、データバス、制御バスなどに分類され得る。表現を容易にするために、図12では、バスを表すために、ただ1つの太線が使用されるが、これは、ただ1つのバスまたはただ1つのタイプのバスがあることを意味しない。
プロセッサ1201は、たとえば、中央処理ユニット(Central Processing Unit、CPU)、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、特定用途向け集積回路(Application-Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)もしくは別のプログラマブル論理デバイス、トランジスタ論理デバイス、ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せであり得る。プロセッサは、本出願で開示される内容に関して説明される、様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路を実装または実行し得る。プロセッサは、代替として、コンピューティング機能を実装するプロセッサの組合せ、たとえば、1つもしくは複数のマイクロプロセッサの組合せ、またはDSPとマイクロプロセッサとの組合せであり得る。
トランシーバ1202は、上記のアンテナと、送信機チェーンと、受信機チェーンとを含む、回路であり得る。送信機チェーンおよび受信機チェーンは、独立した回路、または同じ回路であり得る。
トランシーバ1202は、図9における受信モジュール910に対応することがあり、トランシーバ1102は、図9における受信モジュール910によって実施されるすべてのステップを実施するように構成される。
プロセッサ1201は、図9における処理モジュール920に対応し得る。プロセッサ1201は、図9における処理モジュール920によって実施されるすべてのステップを実施するように構成される。
本出願のこの実施形態における通信装置のモジュールの機能および対応する動作については、方法実施形態における関連する説明を参照されたいことが理解され得る。加えて、本出願のこの実施形態におけるモジュールは、ユニット、回路などと呼ばれることもある。これは、本出願のこの実施形態において限定されない。
図13は、本出願の実施形態による通信装置1300の概略ブロック図である。通信装置1300は、プロセッサ1301と、トランシーバ1302と、メモリ1303とを含み得る。
プロセッサ1301は、トランシーバ1302に通信可能に接続され得る。メモリ1303は、通信装置1300のプログラムコードおよびデータを記憶するように構成され得る。したがって、メモリ1303は、プロセッサ1301における記憶ユニット、プロセッサ1301から独立した外部記憶ユニット、または、プロセッサ1301における記憶ユニットと、プロセッサ1301から独立した外部記憶ユニットとを含む構成要素であり得る。
任意選択で、通信装置1300は、バス1304をさらに含み得る。トランシーバ1302およびメモリ1303は、バス1304を使用することによって、プロセッサ1301に接続され得る。バス1304は、周辺構成要素相互接続(Peripheral Component Interconnect、PCI)バス、拡張業界標準構造(Extended Industry Standard Architecture、EISA)バスなどであり得る。バス1305は、アドレスバス、データバス、制御バスなどに分類され得る。表現を容易にするために、図13では、バスを表すために、ただ1つの太線が使用されるが、これは、ただ1つのバスまたはただ1つのタイプのバスがあることを意味しない。
プロセッサ1301は、たとえば、中央処理ユニット(Central Processing Unit、CPU)、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、特定用途向け集積回路(Application-Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)もしくは別のプログラマブル論理デバイス、トランジスタ論理デバイス、ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せであり得る。プロセッサは、本出願で開示される内容に関して説明される、様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路を実装または実行し得る。プロセッサは、代替として、コンピューティング機能を実装するプロセッサの組合せ、たとえば、1つもしくは複数のマイクロプロセッサの組合せ、またはDSPとマイクロプロセッサとの組合せであり得る。
トランシーバ1302は、上記のアンテナと、送信機チェーンと、受信機チェーンとを含む、回路であることがあり、独立した回路、または同じ回路であり得る。
トランシーバ1302は、アップリンクデータ送信しきい値を端末デバイスに送信するように構成され、ここで、アップリンクデータ送信しきい値は、第1の送信しきい値と、第2の送信しきい値とを含むか、または第2の送信しきい値を含む。
トランシーバ1302は、第1のアップリンクキャリアまたはSULキャリア上で、接続されていない状態における端末デバイスによって送信されたアップリンクデータパケットを受信するように構成される。
トランシーバ1302は、図10における送信モジュール1010および受信モジュール1020に対応する。トランシーバ1302は、図10における送信モジュール1010および受信モジュール1020によって実施されるすべてのステップを実施するように構成される。
図14は、本出願の実施形態による通信装置1400の概略ブロック図である。通信装置1400は、プロセッサ1401と、トランシーバ1402と、メモリ1403とを含み得る。
プロセッサ1401は、トランシーバ1402に通信可能に接続され得る。メモリ1403は、通信装置1400のプログラムコードおよびデータを記憶するように構成され得る。したがって、メモリ1403は、プロセッサ1401における記憶ユニット、プロセッサ1401から独立した外部記憶ユニット、または、プロセッサ1401における記憶ユニットと、プロセッサ1401から独立した外部記憶ユニットとを含む構成要素であり得る。
任意選択で、通信装置1400は、バス1404をさらに含み得る。トランシーバ1402およびメモリ1403は、バス1404を使用することによって、プロセッサ1401に接続され得る。バス1404は、周辺構成要素相互接続(Peripheral Component Interconnect、PCI)バス、拡張業界標準構造(Extended Industry Standard Architecture、EISA)バスなどであり得る。バス1405は、アドレスバス、データバス、制御バスなどに分類され得る。表現を容易にするために、図14では、バスを表すために、ただ1つの太線が使用されるが、これは、ただ1つのバスまたはただ1つのタイプのバスがあることを意味しない。
プロセッサ1401は、たとえば、中央処理ユニット(Central Processing Unit、CPU)、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、特定用途向け集積回路(Application-Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)もしくは別のプログラマブル論理デバイス、トランジスタ論理デバイス、ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せであり得る。プロセッサは、本出願で開示される内容に関して説明される、様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路を実装または実行し得る。プロセッサは、代替として、コンピューティング機能を実装するプロセッサの組合せ、たとえば、1つもしくは複数のマイクロプロセッサの組合せ、またはDSPとマイクロプロセッサとの組合せであり得る。
トランシーバ1402は、上記のアンテナと、送信機チェーンと、受信機チェーンとを含む、回路であることがあり、独立した回路、または同じ回路であり得る。
トランシーバ1402は、第1のネットワークデバイスによって送信された、送信されることになるアップリンクデータパケットを受信するように構成される。
トランシーバ1402は、第1のネットワークデバイスによって送信された、第1のインジケーション情報を受信するように構成され、ここで、第1のインジケーション情報は、送信されることになるアップリンクデータパケットが、第1のアップリンクキャリアまたは補助アップリンクSULキャリア上で、接続されていない状態における端末デバイスによって送信されたアップリンクデータパケットであることを示すために使用される。
トランシーバ1402は、図11における第1の受信モジュール1110および第2の受信モジュール1120に対応する。トランシーバ1402は、図11における第1の受信モジュール1110および第2の受信モジュール1120によって実施されるすべてのステップを実施するように構成される。
本出願のこの実施形態における通信装置のモジュールの機能および対応する動作については、方法実施形態における関連する説明を参照されたいことが理解され得る。加えて、本出願のこの実施形態におけるモジュールは、ユニット、回路などと呼ばれることもある。これは、本出願のこの実施形態において限定されない。
端末デバイスまたはネットワークデバイスは、上記の実施形態におけるステップの一部または全部を実施し得ることが理解され得る。これらのステップまたは動作は、例にすぎない。本出願のこの実施形態では、他の動作、または様々な動作の変形がさらに実施され得る。加えて、ステップは、上記の実施形態において提示されたものとは異なる順序において実施されることがあり、上記の実施形態におけるすべての動作が必ずしも実施されるとは限らない。
本出願の実施形態は、コンピュータプログラムを記憶するように構成された、コンピュータ可読媒体をさらに提供する。コンピュータプログラムは、上記の態様のうちのいずれか1つの任意の可能な実装における方法を実施するために使用される命令を含む。
本出願の実施形態は、端末デバイスにおいて使用される、コンピュータプログラム製品をさらに提供する。コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムコードを含む。コンピュータプログラムコードが、コンピュータによって実行されるとき、コンピュータは、上記の態様のうちのいずれか1つの任意の可能な実装における方法を実施することが可能にされる。
本出願の実施形態は、通信デバイスにおいて使用される、チップシステムをさらに提供する。チップシステムは、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのメモリと、インターフェース回路とを含む。インターフェース回路は、チップシステムと外部環境との間の情報交換を担う。少なくとも1つのメモリ、インターフェース回路、および少なくとも1つのプロセッサは、回線を使用することによって互いに接続される。少なくとも1つのメモリは、命令を記憶する。命令は、少なくとも1つのプロセッサによって、上記の態様における方法におけるネットワーク要素の動作を実施するために実行される。
本出願の実施形態は、通信デバイスにおいて使用される、コンピュータプログラム製品をさらに提供する。コンピュータプログラム製品は、一連の命令を含む。命令が実行されるとき、上記の態様における方法におけるネットワーク要素の動作が実施される。
加えて、「システム」および「ネットワーク」という用語は、本明細書において互換的に使用され得る。本明細書における「および/または」という用語は、関連付けられた対象のための関連付け関係のみを説明し、3つの関係が存在し得ることを表す。たとえば、Aおよび/またはBは、以下の3つの場合、すなわち、Aのみが存在する、AとBの両方が存在する、およびBのみが存在する、を表し得る。加えて、本明細書における「/」という記号は、通常、関連付けられた対象の間の「または」関係を表す。
本出願の実施形態では、「Aに対応するB」は、BがAに関連付けられることを示し、BはAに基づいて決定され得ることを理解されたい。しかしながら、Aに基づいてBを決定することは、BがAのみに基づいて決定されることを意味するのではなく、具体的に言うと、Bは、Aおよび/または他の情報に基づいて決定されることもあることをさらに理解されたい。
上記の実施形態の全部または一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せを使用することによって実装され得る。ソフトウェアが、実施形態を実装するために使用されるとき、実施形態は、コンピュータプログラム製品の形態において、完全にまたは部分的に実装され得る。コンピュータプログラム製品は、1つまたは複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令が、コンピュータ上でロードおよび実行されるとき、本出願の実施形態による手順または機能が、すべてまたは部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または別のプログラマブル装置であり得る。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体内に記憶され得るか、またはコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に送信され得る。たとえば、コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンターから、別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンターに、有線(たとえば、同軸ケーブル、光ファイバー、もしくはデジタル加入者回線(digital subscriber line、DSL))またはワイヤレス(たとえば、赤外線、無線、もしくはマイクロ波)様式において送信され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、1つまたは複数の使用可能な媒体を統合する、コンピュータ、または、サーバもしくはデータセンターなどのデータ記憶デバイスによってアクセス可能な、任意の使用可能な媒体であり得る。使用可能な媒体は、磁気媒体(たとえば、フロッピーディスク、ハードディスク、または磁気テープ)、光媒体(たとえば、デジタルビデオディスク(digital video disc、DVD)、半導体媒体(たとえば、ソリッドステートドライブ(solid state disk、SDD))などであり得る。
当業者は、本明細書で開示される実施形態において説明される例と組み合わせて、ユニットおよびアルゴリズムステップが、電子ハードウェアまたはコンピュータソフトウェアおよび電子ハードウェアの組合せによって実装され得ることに気づき得る。機能がハードウェアによって実施されるのか、またはソフトウェアによって実施されるのかは、特定の適用例および技術的解決策の設計制約条件に依存する。当業者は、特定の適用例ごとに、説明される機能を実装するために、異なる方法を使用し得るが、実装が本出願の範囲を越えると考えられるべきではない。
便宜的で簡単な説明のために、上記のシステム、装置、およびユニットの詳細な作業処理については、上記の方法実施形態における対応する処理を参照されたいことが、当業者によって明確に理解され得る。詳細は、本明細書では再び説明されない。
本出願において提供されるいくつかの実施形態では、開示されるシステム、装置、および方法は、他の様式で実装され得ることを理解されたい。たとえば、説明された装置実施形態は、例にすぎない。たとえば、ユニット分割は、論理機能分割にすぎず、実際の実装では他の分割であり得る。たとえば、複数のユニットまたは構成要素は、組み合わせられるか、もしくは別のシステムに統合されることがあり、または、いくつかの特徴は、無視されるか、もしくは実施されないことがある。加えて、表示または説明された、相互結合もしくは直接結合または通信接続は、いくつかのインターフェースを通して実装され得る。装置またはユニット間の間接的結合または通信接続は、電気的、機械的、または他の形態で実装され得る。
別個の部分として説明されたユニットは、物理的に別個であることもそうでないこともあり、ユニットとして表示された部分は、物理ユニットであることもそうでないこともあり、1つの位置に配置され得るか、または複数のネットワークユニット上に分散され得る。ユニットの一部または全部は、実施形態の解決策の目的を達成するために、実際の要件に基づいて選択され得る。
加えて、本出願の実施形態における機能ユニットが1つの処理ユニットへと統合されることがあり、またはユニットの各々が物理的に単独で存在することがあり、または2つ以上のユニットが1つのユニットへと統合される。
機能が、ソフトウェア機能ユニットの形態で実装され、独立した製品として販売または使用されるとき、機能は、コンピュータ可読記憶媒体中に記憶され得る。そのような理解に基づいて、本質的に本出願の技術的解決策、または現在の技術に寄与する部分、または技術的解決策の一部は、ソフトウェア製品の形態で実装され得る。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、本出願の実施形態で説明された方法のステップの全部または一部を実施するように(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワークデバイスなどであり得る)コンピュータデバイスに命令するためのいくつかの命令を含む。上記の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読取り専用メモリ(read-only memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)、磁気ディスク、または光ディスクなど、プログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。
上記の説明は、本出願の具体的な実装にすぎず、本出願の保護範囲を限定するように意図されない。本出願で開示される技術範囲内で当業者によって容易に想到されるいかなる変形または置換も、本出願の保護範囲内に入るものである。したがって、本出願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従わなければならないものである。
第1の態様に関して、第1の態様のいくつかの可能な実装では、方法は、以下をさらに含み、すなわち、端末デバイスは、第1のネットワークデバイスから、第3のインジケーション情報を受信し、ここで、第3のインジケーション情報は、送信されることになるダウンリンクデータパケットを受信するように、端末デバイスに示すために使用される。端末デバイスは、第のインジケーション情報に基づいて、接続されていない状態において、第1のネットワークデバイスから、送信されることになるダウンリンクデータパケットを受信することを決定する。
プロセッサは、トランシーバに通信可能に接続され得る。メモリは、通信装置のプログラムコードおよびデータを記憶するように構成され得る。したがって、メモリは、プロセッサにおける記憶ユニット、プロセッサから独立した外部記憶ユニット、または、プロセッサにおける記憶ユニットと、プロセッサから独立した外部記憶ユニットとを含む構成要素であり得る。
プロセッサは、トランシーバに通信可能に接続され得る。メモリは、通信装置のプログラムコードおよびデータを記憶するように構成され得る。したがって、メモリは、プロセッサにおける記憶ユニット、プロセッサから独立した外部記憶ユニット、または、プロセッサにおける記憶ユニットと、プロセッサから独立した外部記憶ユニットとを含む構成要素であり得る。
プロセッサは、トランシーバに通信可能に接続され得る。メモリは、通信装置のプログラムコードおよびデータを記憶するように構成され得る。したがって、メモリは、プロセッサにおける記憶ユニット、プロセッサから独立した外部記憶ユニット、または、プロセッサにおける記憶ユニットと、プロセッサから独立した外部記憶ユニットとを含む構成要素であり得る。
プロセッサは、トランシーバに通信可能に接続され得る。メモリは、通信装置のプログラムコードおよびデータを記憶するように構成され得る。したがって、メモリは、プロセッサにおける記憶ユニット、プロセッサから独立した外部記憶ユニット、または、プロセッサにおける記憶ユニットと、プロセッサから独立した外部記憶ユニットとを含む構成要素であり得る。
第13の態様によれば、コンピュータプログラムを含む、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータプログラムが通信装置上で動作されるとき、通信装置は、第1の態様、または第1の態様の実装のうちのいずれか1つにおける方法を実施することが可能にされる。
本出願の実施形態の技術的解決策は、モバイル通信用グローバルシステム(GSM)システム、符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access、WCDMA)システム、汎用パケット無線サービス(general packet radio service、GPRS)、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システム、LTE周波数分割複信(frequency division duplex、FDD)システム、LTE時分割複信(Time Division Duplex、TDD)システム、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(universal mobile telecommunication system、UMTS)、ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(worldwide interoperability for microwave access、WiMAX)通信システム、将来の第5世代(5th generation、5G)システム、または新無線(new radio、NR)システムなど、様々な通信システムに適用され得ることを理解されたい。
端末デバイスのタイプは、本出願の実施形態において具体的に限定されない。たとえば、端末デバイスは、ユーザ機器(user equipment、UE)、アクセス端末、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイルコンソール、遠隔局、遠隔端末、モバイルデバイス、ユーザ端末、ワイヤレスネットワークデバイス、ユーザエージェント、またはユーザ装置であり得る。端末デバイスは、移動局(mobile station、MS)、モバイルフォン(mobile telephone)、ユーザ機器(user equipment、UE)、ハンドセット(handset)、ポータブル機器(portable equipment)、セルラーフォン、コードレスフォン、セッション開始プロトコル(session initiation protocol、SIP)フォン、ワイヤレスローカルループ(wireless local loop、WLL)局、携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)、ロジスティックスのために使用される無線周波数識別(radio frequency identification、RFID)端末デバイス、ワイヤレス通信機能をもつハンドヘルドデバイスまたはコンピューティングデバイス、ワイヤレスモデムに接続された別のデバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、モノのインターネットまたは車両のインターネットにおける端末デバイス、5Gネットワークにおける端末デバイス、将来の発展型パブリックランドモバイルネットワーク(public land mobile network、PLMN)における端末デバイスなどを含み得るが、それらに限定されない。
ネットワークデバイスのタイプは、本出願の実施形態において具体的に限定されない。ネットワークデバイスは、端末デバイスと通信するように構成された任意のデバイスであり得る。たとえば、ネットワークデバイスは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM)システムもしくは符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)システムにおける基地トランシーバ局(base transceiver station、BTS)、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access、WCDMA)システムにおけるノードB(NodeB、NB)、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)システムにおける発展型ノードB(eNBもしくはeNodeB)、またはクラウド無線アクセスネットワーク(cloud radio access network、CRAN)シナリオにおける無線コントローラであり得る。代替として、ネットワークデバイスは、たとえば、中継局、アクセスポイント、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワークにおけるネットワークデバイス、または将来の発展型PLMNにおけるネットワークデバイスであり得る。
図1は、本出願の実施形態が適用可能である通信システム100のシナリオの概略図である。図1に示されているように、通信システム100は、ネットワークデバイス102を含み、ネットワークデバイス102は、複数のアンテナグループを含み得る。各アンテナグループは、複数のアンテナを含み得る。たとえば、1つのアンテナグループは、アンテナ104および106を含むことがあり、別のアンテナグループは、アンテナ108および110を含むことがあり、追加のグループは、アンテナ112および114を含むことがある。図1は、各アンテナグループについて2つのアンテナを示すが、各グループは、より多いかまたはより少ないアンテナを含み得る。ネットワークデバイス102は、送信機チェーンおよび受信機チェーンを追加として含むことがあり、当業者は、送信機チェーンと受信機チェーンの両方が、信号を送信すること、および受信することに関係付けられた複数の構成要素(たとえば、プロセッサ、変調器、マルチプレクサ、復調器、デマルチプレクサ、およびアンテナ)を含み得ることを理解し得る。
図1に示されているように、端末デバイス116は、アンテナ112および114と通信する。アンテナ112および114は、順方向リンク118を通して、端末デバイス116に情報を送信し、逆方向リンク120を通して、端末デバイス116から情報を受信する。加えて、端末デバイス122は、アンテナ104および106と通信する。アンテナ104および106は、順方向リンク124を通して、端末デバイス122に情報を送信し、逆方向リンク126を通して、端末デバイス122から情報を受信する。
たとえば、周波数分割複信(frequency division duplex、FDD)システムでは、たとえば、順方向リンク118は、逆方向リンク120によって使用されるものとは異なる周波数帯域を使用することがあり、順方向リンク124は、逆方向リンク126によって使用されるものとは異なる周波数帯域を使用することがある。
別の例では、時分割複信(time division duplex、TDD)システムおよび全二重(full duplex)システムでは、順方向リンク118および逆方向リンク120は、同じ周波数帯域を使用することがあり、順方向リンク124および逆方向リンク126は、同じ周波数帯域を使用することがある。
通信のために設計された各アンテナグループおよび/またはエリアは、ネットワークデバイス102のセクタと呼ばれる。たとえば、アンテナグループは、ネットワークデバイス102のカバレージ内のセクタにおける端末デバイスと通信するように設計され得る。ネットワークデバイス102が、それぞれ順方向リンク118および124を通して、端末デバイス116および122と通信する処理では、ネットワークデバイス102の送信アンテナは、ビームフォーミングを通して、順方向リンク118および124の信号対雑音比を改善し得る。加えて、ネットワークデバイスが、単一のアンテナを通して、ネットワークデバイスによってサービスされるすべての端末デバイスに信号を送信する様式と比較すると、この場合、ネットワークデバイス102が、ビームフォーミングを通して、関係付けられたカバレージ内でランダムに分散されている端末デバイス116および122に信号を送信するとき、より少ない干渉が、近隣セルにおけるモバイルデバイスに対して引き起こされる。
例では、第1のネットワークデバイスが、ブロードキャスト様式において、第1の送信しきい値と、第2の送信しきい値とを送信し得ることを理解されたい。たとえば、ネットワークデバイスは、システムメッセージを使用することによって、端末デバイスに、第1の送信しきい値と、第2の送信しきい値とを送信し得る。
たとえば、NR ULのULデータの高速送信しきい値は、50ビット(bit)であり、SULキャリアのULデータの高速送信しきい値は、100ビットである。端末デバイスによって送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズが、50ビット未満である場合、端末デバイスは、NR ULまたはSUL上で、アップリンクデータパケットを高速で送信し得る。端末デバイスによって送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズが、80ビットであり、50ビットよりも大きいが、100ビット未満である場合、端末デバイスは、SUL上で、アップリンクデータパケットを高速で送信することを選定し得る。
たとえば、NR ULのULデータの高速送信しきい値は、100ビットであり、SULのULデータの高速送信しきい値は、50ビットである。端末デバイスによって送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズが、50ビット未満である場合、端末デバイスは、NR ULまたはSUL上で、アップリンクデータパケットを高速で送信し得る。端末デバイスによって送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズが、80ビットであり、50ビットよりも大きいが、100ビット未満である場合、端末デバイスは、NR UL上で、アップリンクデータパケットを高速で送信することを選定し得る。
任意選択で、いくつかの実施形態では、端末デバイスによって送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズが、第1の送信しきい値および第2の送信しきい値のうちのより小さいもの以下である、言い換えれば、端末デバイスによって送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズが、min{第1の送信しきい値,第2の送信しきい値}以下であるとき、端末デバイスは、第1のアップリンクキャリア上でアップリンクデータパケットを高速で送信し得るか、またはSULキャリア上でアップリンクデータパケットを高速で送信し得る。この場合、端末デバイスは、ダウンリンク信号品質しきい値に基づいて、その上でアップリンクデータパケットが高速で送信される、第1のアップリンクキャリアまたはSULキャリアをさらに決定し得る。代替として、第1の送信しきい値が第2の送信しきい値よりも大きく、送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズが、第1の送信しきい値未満であるが、第2の送信しきい値よりも大きとき、端末デバイスは、ダウンリンク信号品質しきい値に基づいて、アップリンクデータパケットが第1のアップリンクキャリア上で高速で送信され得るか否かをさらに決定し得る。
端末デバイスが、ソース基地局に関係付けられた鍵を使用することによって、アップリンクデータパケットを高速で送信する、具体的な実装は、本出願の実施形態において限定されない。例では、ターゲット基地局は、第1のインジケーション情報を端末デバイスに送信し、高速アップリンクデータ送信処理において、ソース基地局に関係付けられた鍵を使用するように、端末デバイスに示し得る。具体的に言うと、端末デバイスが第1のインジケーション情報を受信するとき、端末デバイスは、ソース基地局に関係付けられた鍵を使用することによって、高速で送信される必要があるアップリンクデータにおいて、暗号化、または暗号化および完全性保護を実施する。端末デバイスが第1のインジケーション情報を受信しないとき、端末デバイスは、ターゲット基地局に関係付けられた鍵を使用することによって、高速で送信される必要があるアップリンクデータにおいて、暗号化、または暗号化および完全性保護を実施する。別の例では、端末デバイスは、ソース基地局に関係付けられた鍵を使用することによって、高速で送信される必要があるアップリンクデータにおいて、暗号化、または暗号化および完全性保護を実施することを決定し得る。任意選択で、ターゲット基地局は、第2のインジケーション情報を端末デバイスに送信し、高速アップリンクデータ送信処理において、ソース基地局に関係付けられた鍵を使用することによって、高速で送信される必要があるアップリンクデータにおいて、暗号化、または暗号化および完全性保護を実施するように、端末デバイスに示し得る。
ターゲット基地局によって送信された第1のメッセージにおいて搬送された第3のインジケーション情報を受信した後、ソース基地局は、アンカー基地局を変更しない(ここで、ソース基地局は、依然としてUEコンテキストを維持する)と決定することがあり、第3のインジケーション情報に基づいて、UEがソース基地局に関係付けられた鍵を使用するとさらに決定し得る。ソース基地局に関係付けられた鍵の具体的な説明については、上記の説明を参照されたい。詳細は、本明細書では再び説明されない。
ターゲット基地局に関係付けられ、端末デバイスによってアップリンクデータパケットを送信するために使用される鍵は、本出願のこの実施形態において具体的に限定されない。例では、ターゲット基地局に関係付けられた鍵は、ソース基地局のために使用された鍵と、ターゲット基地局のセル情報とに基づいて、端末デバイスによって決定された鍵であることがあり、セル情報は、セルの周波数チャネル番号情報および/または物理セル識別子を含み得る。別の例では、ターゲット基地局に関係付けられた鍵は、ソース基地局のために使用された鍵と、ターゲット基地局のセル情報と、ネクストホップチェイニングカウント(NCC)値とに基づいて、端末デバイスによって決定された鍵であり得る。
ターゲット基地局およびソース基地局が、同じ基地局であるとき、ステップ740は任意選択のステップであることが理解され得る。
ターゲット基地局およびソース基地局が、同じ基地局であるとき、ステップ750は任意選択のステップであることが理解され得る。
ステップ730において、ソース基地局によってターゲット基地局に送信された第4のメッセージが、ダウンリンクデータパケットを含まない場合、ソース基地局は、ステップ750を実施し得る。
ターゲット基地局およびソース基地局が、同じ基地局であるとき、ステップ810は任意選択のステップであることが理解され得る。
ソース基地局は、ダウンリンクデータパケットが到着した後、「RANページング(RAN paging)」メッセージを送信し、UEをページングし得る。具体的なページング機構については、ステップ710における説明を参照されたい。
ソース基地局がダウンリンクデータパケットをターゲット基地局に送信する機構、および/またはソース基地局が、ターゲット基地局によって送信された、ダウンリンクデータパケットを受信するためのアドレスを取得する具体的な実装処理については、本出願の図7に示された実施形態における説明を参照されたいことが理解され得る。詳細は、本明細書では再び説明されない。
ソース基地局によって転送されたダウンリンクデータパケットを受信した後、ターゲット基地局は、アクセス応答メッセージをUEに送信し得る。アクセス応答メッセージは、レイヤ2制御情報と、RRCメッセージとを含むか、またはRRCメッセージのみを含み得る。ターゲット基地局は、RRCメッセージを生成し、RRCメッセージにおいて、暗号化および/または完全性保護を実施する。
プロセッサ1201は、トランシーバ1202に通信可能に接続され得る。メモリ1203は、通信装置1200のプログラムコードおよびデータを記憶するように構成され得る。したがって、メモリ1203は、プロセッサ1201における記憶ユニット、プロセッサ1201から独立した外部記憶ユニット、または、プロセッサ1201における記憶ユニットと、プロセッサ1201から独立した外部記憶ユニットとを含む構成要素であり得る。
任意選択で、通信装置1200は、バス1204をさらに含み得る。トランシーバ1202およびメモリ1203は、バス1204を使用することによって、プロセッサ1201に接続され得る。バス1204は、周辺構成要素相互接続(Peripheral Component Interconnect、PCI)バス、拡張業界標準構造(Extended Industry Standard Architecture、EISA)バスなどであり得る。バス1204は、アドレスバス、データバス、制御バスなどに分類され得る。表現を容易にするために、図12では、バスを表すために、ただ1つの太線が使用されるが、これは、ただ1つのバスまたはただ1つのタイプのバスがあることを意味しない。
トランシーバ1202は、図9における受信モジュール910に対応することがあり、トランシーバ1202は、図9における受信モジュール910によって実施されるすべてのステップを実施するように構成される。
プロセッサ1201は、図9における決定モジュール920に対応し得る。プロセッサ1201は、図9における決定モジュール920によって実施されるすべてのステップを実施するように構成される。
任意選択で、通信装置1300は、バス1304をさらに含み得る。トランシーバ1302およびメモリ1303は、バス1304を使用することによって、プロセッサ1301に接続され得る。バス1304は、周辺構成要素相互接続(Peripheral Component Interconnect、PCI)バス、拡張業界標準構造(Extended Industry Standard Architecture、EISA)バスなどであり得る。バス1304は、アドレスバス、データバス、制御バスなどに分類され得る。表現を容易にするために、図13では、バスを表すために、ただ1つの太線が使用されるが、これは、ただ1つのバスまたはただ1つのタイプのバスがあることを意味しない。
任意選択で、通信装置1400は、バス1404をさらに含み得る。トランシーバ1402およびメモリ1403は、バス1404を使用することによって、プロセッサ1401に接続され得る。バス1404は、周辺構成要素相互接続(Peripheral Component Interconnect、PCI)バス、拡張業界標準構造(Extended Industry Standard Architecture、EISA)バスなどであり得る。バス1404は、アドレスバス、データバス、制御バスなどに分類され得る。表現を容易にするために、図14では、バスを表すために、ただ1つの太線が使用されるが、これは、ただ1つのバスまたはただ1つのタイプのバスがあることを意味しない。
トランシーバ1402は、第1のネットワークデバイスによって送信された、第のインジケーション情報を受信するように構成され、ここで、第のインジケーション情報は、送信されることになるアップリンクデータパケットが、第1のアップリンクキャリアまたは補助アップリンクSULキャリア上で、接続されていない状態における端末デバイスによって送信されたアップリンクデータパケットであることを示すために使用される。
上記の実施形態の全部または一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せを使用することによって実装され得る。ソフトウェアが、実施形態を実装するために使用されるとき、実施形態は、コンピュータプログラム製品の形態において、完全にまたは部分的に実装され得る。コンピュータプログラム製品は、1つまたは複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令が、コンピュータ上でロードおよび実行されるとき、本出願の実施形態による手順または機能が、すべてまたは部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または別のプログラマブル装置であり得る。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体内に記憶され得るか、またはコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に送信され得る。たとえば、コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンターから、別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンターに、有線(たとえば、同軸ケーブル、光ファイバー、もしくはデジタル加入者回線(digital subscriber line、DSL))またはワイヤレス(たとえば、赤外線、無線、もしくはマイクロ波)様式において送信され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、1つまたは複数の使用可能な媒体を統合する、コンピュータ、または、サーバもしくはデータセンターなどのデータ記憶デバイスによってアクセス可能な、任意の使用可能な媒体であり得る。使用可能な媒体は、磁気媒体(たとえば、フロッピーディスク、ハードディスク、または磁気テープ)、光媒体(たとえば、デジタルビデオディスク(digital video disc、DVD)、半導体媒体(たとえば、ソリッドステートドライブ(solid state disk、SDD))などであり得る。

Claims (23)

  1. 第1のネットワークデバイスからアップリンクデータ送信しきい値を受信することであって、前記アップリンクデータ送信しきい値は、第1の送信しきい値と、第2の送信しきい値とを含むか、または前記第2の送信しきい値を含み、前記第1の送信しきい値は、第1のアップリンクキャリア上で接続されていない状態における端末デバイスによってサポートされたデータパケットの最大サイズを示すために使用され、前記第2の送信しきい値は、補助アップリンクSULキャリア上で前記接続されていない状態における前記端末デバイスによってサポートされたデータパケットの最大サイズを示すために使用され、前記第1のアップリンクキャリアの周波数は、前記SULキャリアのものよりも高いことと、
    前記アップリンクデータ送信しきい値および送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズに基づいて、前記接続されていない状態において、前記第1のネットワークデバイスの前記第1のアップリンクキャリアまたは前記SULキャリア上で、前記アップリンクデータパケットを送信することを決定することと
    を含む通信方法。
  2. 前記アップリンクデータ送信しきい値および送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズに基づいて、前記接続されていない状態において、前記第1のネットワークデバイスの前記第1のアップリンクキャリアまたは前記SULキャリア上で、前記アップリンクデータパケットを送信することを決定することは、
    前記アップリンクデータしきい値が前記第2の送信しきい値のみを含む場合、前記送信されることになるアップリンクデータパケットの前記サイズが、前記第2の送信しきい値未満であるとき、前記接続されていない状態において、前記第1のネットワークデバイスの前記SULキャリア上で、前記アップリンクデータパケットを送信することを決定することを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第2の送信しきい値は、前記第1の送信しきい値よりも大きく、前記アップリンクデータ送信しきい値および送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズに基づいて、前記接続されていない状態において、前記第1のネットワークデバイスの前記第1のアップリンクキャリアまたは前記SULキャリア上で、前記アップリンクデータパケットを送信することを決定することは、
    前記送信されることになるアップリンクデータパケットの前記サイズが前記第1の送信しきい値よりも大きく、前記第2の送信しきい値未満であるとき、前記端末デバイスによって、前記接続されていない状態において、前記第1のネットワークデバイスの前記SULキャリア上で前記アップリンクデータパケットを送信することを決定することを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記アップリンクデータ送信しきい値および送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズに基づいて、前記接続されていない状態において、前記第1のネットワークデバイスの前記第1のアップリンクキャリアまたは前記SULキャリア上で、前記アップリンクデータパケットを送信することを決定することは、
    前記送信されることになるアップリンクデータパケットの前記サイズが、前記第1の送信しきい値および前記第2の送信しきい値のうちのより小さいもの未満であるとき、前記接続されていない状態において、前記第1のネットワークデバイスの前記第1のアップリンクキャリアまたは前記SULキャリア上で、前記アップリンクデータパケットを送信することを決定することを含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記送信されることになるアップリンクデータパケットの前記サイズが、前記第1の送信しきい値および前記第2の送信しきい値のうちのより小さいもの未満であるとき、前記接続されていない状態において、前記第1のネットワークデバイスの前記第1のアップリンクキャリアまたは前記SULキャリア上で、前記アップリンクデータパケットを送信することを決定することは、
    前記第1のネットワークデバイスから、ダウンリンク信号品質しきい値を受信すること、および、
    前記ダウンリンク信号品質しきい値に基づいて、前記接続されていない状態において、前記第1のネットワークデバイスの前記第1のアップリンクキャリアまたは前記SULキャリア上で、前記アップリンクデータパケットを送信することを決定することを含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記アップリンクデータ送信しきい値および送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズに基づいて、前記接続されていない状態において、前記第1のネットワークデバイスの前記第1のアップリンクキャリアまたは前記SULキャリア上で、前記アップリンクデータパケットを送信することを決定することは、
    ランダムアクセス手順を使用することによって、前記接続されていない状態において、前記アップリンクデータパケットを送信することを決定することを含む、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記ランダムアクセス手順を使用することによって、前記接続されていない状態において、前記アップリンクデータパケットを送信することを決定することは、
    前記接続されていない状態において、メッセージ1と、前記送信されることになるアップリンクデータパケットとを送信することを決定すること、または、
    前記接続されていない状態において、メッセージ3と、前記送信されることになるアップリンクデータパケットとを送信することを決定すること、または、
    前記接続されていない状態において、メッセージ3を送信することを決定することであって、前記メッセージ3は、前記送信されることになるアップリンクデータパケットを搬送すること
    を含む、請求項6に記載の方法。
  8. 前記第1のネットワークデバイスから、第1のインジケーション情報を受信することであって、前記第1のインジケーション情報は、前記接続されていない状態において、第1の鍵を使用することによって、前記アップリンクデータパケットを送信するように、前記端末デバイスに示すために使用され、前記第1の鍵は、以下の情報、すなわち、第2のネットワークデバイスのために前記端末デバイスによって使用された鍵と、前記第1のネットワークデバイスのセル情報と、ネクストホップチェイニングカウントNCC値とのうちの少なくとも1つに基づいて、前記端末デバイスによって決定されたカギであり、前記第2のネットワークデバイスは、前記接続されていない状態に入るように前記端末デバイスを構成するネットワークデバイスであり、前記セル情報は、前記第1のネットワークデバイスのセルの周波数チャネル番号情報および/または物理セル識別子を含み、前記第1のネットワークデバイスは、前記端末デバイスがランダムアクセスを実施するターゲットネットワークデバイスであることをさらに含む、請求項1乃至7のいずれか1項に方法。
  9. 前記第1のネットワークデバイスから、ランダムアクセス構成を受信することをさらに含み、
    前記アップリンクデータ送信しきい値および送信されることになるアップリンクデータパケットのサイズに基づいて、前記接続されていない状態において、前記第1のネットワークデバイスの前記第1のアップリンクキャリアまたは前記SULキャリア上で、前記アップリンクデータパケットを送信することを決定することは、
    前記接続されていない状態において、前記ランダムアクセス構成に基づいて、前記第1のネットワークデバイスの前記第1のアップリンクキャリアまたは前記SULキャリア上で、前記アップリンクデータパケットを送信することを決定することを含む、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記ランダムアクセス構成は、以下のもの、すなわち、ランダムアクセスプリアンブル情報およびランダムアクセスリソースのうちの少なくとも1つを含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記ランダムアクセス構成は、少なくとも1つのカバレージ拡張レベルに対応する、少なくとも1つのランダムアクセス構成を含む、請求項9または10に記載の方法。
  12. 前記アップリンクデータ送信しきい値は、少なくとも1つのカバレージ拡張レベルに対応する、少なくとも1つのアップリンクデータ送信しきい値を含む、請求項1乃至11のいずれか1項に記載の方法。
  13. アップリンクデータ送信しきい値を端末デバイスに送信することであって、前記アップリンクデータ送信しきい値は、第1の送信しきい値と、第2の送信しきい値とを含むか、または前記第2の送信しきい値を含み、前記第1の送信しきい値は、第1のアップリンクキャリア上で接続されていない状態における前記端末デバイスによってサポートされたデータパケットの最大サイズを示すために使用され、前記第2の送信しきい値は、補助アップリンクSULキャリア上で前記接続されていない状態における前記端末デバイスによってサポートされたデータパケットの最大サイズを示すために使用され、前記第1のアップリンクキャリアの周波数は、前記SULキャリアのものよりも高いことと、
    前記第1のアップリンクキャリアまたは前記SULキャリア上で、前記接続されていない状態における前記端末デバイスによって送信された前記アップリンクデータパケットを受信することと
    を含む通信方法。
  14. ダウンリンク信号品質しきい値を前記端末デバイスに送信することであって、前記ダウンリンク信号品質しきい値は、前記端末デバイスによって、前記接続されていない状態において、前記第1のアップリンクキャリアまたは前記SULキャリア上で、前記アップリンクデータパケットを送信することを決定するために使用されることをさらに含む、請求項13に記載の方法。
  15. ランダムアクセス構成を前記端末デバイスに送信することであって、前記ランダムアクセス構成は、前記端末デバイスによって、前記接続されていない状態において、前記ランダムアクセス構成に基づいて、前記第1のアップリンクキャリアまたは前記SULキャリア上で、前記アップリンクデータパケットを送信するために使用されることをさらに含む、請求項13または14に記載の方法。
  16. 前記ランダムアクセス構成は、以下のもの、すなわち、ランダムアクセスプリアンブル情報およびランダムアクセスリソースのうちの少なくとも1つを含む、請求項15に記載の方法。
  17. 前記ランダムアクセス構成は、少なくとも1つのカバレージ拡張レベルに対応する、少なくとも1つのランダムアクセス構成を含む、請求項15または16に記載の方法。
  18. 第2のインジケーション情報を前記端末デバイスに送信することであって、前記第2のインジケーション情報は、前記接続されていない状態において、前記第1の鍵を使用することによって、前記アップリンクデータパケットを送信するように、前記端末デバイスに示すために使用され、前記第1の鍵は、以下の情報、すなわち、
    前記端末デバイスによって前記第2のネットワークデバイスのために使用された鍵であって、前記第2のネットワークデバイスは、前記接続されていない状態に入るように、前記端末デバイスを構成する、ソースネットワークデバイスである、鍵と、
    前記第1のネットワークデバイスのセル情報であって、前記セル情報は、前記第1のネットワークデバイスのセルの周波数チャネル番号情報および/または物理セル識別子を含み、前記第1のネットワークデバイスは、前記端末デバイスがランダムアクセスを実施するターゲットネットワークデバイスである、セル情報と、
    ネクストホップチェイニングカウントNCC値とのうちの、少なくとも1つに基づいて、前記端末デバイスによって決定された鍵であることをさらに含む、請求項13乃至17のいずれか1項に記載の方法。
  19. 前記第2のネットワークデバイスによって送信された第2のメッセージを受信することであって、前記第2のメッセージは、前記アップリンクデータパケットの受信アドレスを含むことと、
    前記端末デバイスによって送信された、前記受信されたアップリンクデータパケットを、前記受信アドレスに基づいて、前記第2のネットワークデバイスに転送することと
    をさらに含む、請求項13乃至18のいずれか1項に記載の方法。
  20. 前記第2のネットワークデバイスによって送信された第2のメッセージを受信することの前に、
    第1のメッセージを前記第2のネットワークデバイスに送信することであって、前記第1のメッセージは、前記アップリンクデータパケットを受信するために前記アドレスを送信するように、前記第2のネットワークデバイスに示すために使用されるか、または前記端末デバイスが前記第1の鍵を使用することによって、前記アップリンクデータパケットを送信することを示すために使用され、前記アップリンクデータパケットの前記受信アドレスは、前記第2のネットワークデバイスによって送信され、前記接続されていない状態における前記端末デバイスによって送信された前記アップリンクデータパケットである、アドレスである、請求項19に記載の方法。
  21. 請求項1乃至12のいずれか1項による前記方法を実施するように構成された通信装置。
  22. 請求項13乃至20のいずれか1項による前記方法を実施するように構成された通信装置。
  23. 命令を含むコンピュータ読み取り可能記憶媒体であって、前記命令が通信装置上で実行されると、前記通信装置が、請求項1乃至12のいずれか1項による前記方法、または請求項13乃至20のいずれか1項による前記方法を実施することができる、コンピュータ読み取り可能記憶媒体。
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