JP2022511675A - 包帯の刻印 - Google Patents

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Abstract

本発明は、人体又は動物の体に適用するための包帯に関する。ここで、包帯は、少なくとも1つの長手方向端部にカットエッジ固定が設けられ、さらに情報要素を含む領域を有する繊維含有材料を含む。本発明はまた、そのような包帯を製造するための方法に関する。

Description

本発明は、人体又は動物の体に適用するための包帯に関する。ここで、包帯は、少なくとも1つの長手方向端部にカットエッジ固定(Schnittkantenfixierung)が設けられ、さらに情報要素を含む領域を有する繊維含有材料を含む。本発明はまた、そのような包帯を製造するための方法に関する。
圧迫包帯、支持包帯又は拘束包帯などの治療的、予防的又は美容的目的で使用される包帯は、通常、天然又は合成で得られた材料からの繊維を含む材料を持つ。このタイプの包帯は通常、最初の作業ステップで準エンドレス包帯バンドとして製造され、次に希望の長さにカットされる。結果として得られるカットエッジは、繊維がはみ出して剥がれる可能性のある領域を表す。これは、身体の人間又は動物の部分の治療の障害、又は包帯の損傷又は破壊にさえつながる可能性がある。この問題は、特に数回使用され、個々の使用の間に洗浄プロセスが行われる包帯で発生する。カットエッジは、縫製により、接着剤の縁(Leimrandes)又はプラスチックの層を適用して固定するのが一般的である。
そのような包帯に共通しているのは、それらが使用されるとき、それらは、特に、取扱説明書やパッケージがなくても、人体や動物の体に使用できるために、説明リーフレットの形で、又はパッケージ自体の短いバージョンで技術的又はユーザー関連の情報を含むことができるパッケージから取り出すことができるということである。
さらに、それは、その技術情報又はユーザー関連情報は、サイズ又はスペースの理由、及び製品の使用に関連するその他の理由のいずれかのために、そのようなほとんどの医療製品には適用できないという問題を引き起こす。
それにもかかわらず、後の時点で、特に使用中又は使用後に、特に使用説明書又は使用中の合併症に関する情報を入手することは、興味深い又は必要である可能性がある。
さらに、さまざまな関係者、例えば販売会社、登録局、又は消費者の側で、製品に明確にラベルを付けることが望まれるか、又は義務付けられている。このようにして、パッケージの挿入物やその他の付随情報が入手できない場合でも、製品の信頼できる識別が可能になるはずである。これは、製品の形状、サイズ、外観だけで常に保証できるとは限らない。
製品の偽造防止ラベル付けの方法を提供することは、WO03/098543A1から以前に知られていた。ここで、この目的のために、個々の暗号化された識別子と暗号化されていない識別子を提供するための準備がなされ、ここで、暗号化された識別子は、公開鍵を使用して復号化された場合、暗号化されていない識別子に対応する。識別子は、キーの秘密の部分で生成される。それにより、暗号化された部分の復号化後に2つの識別子が一致する場合、暗号化された部分がキーの秘密部分で生成されたことが保証され、したがって、オリジナルの製造元が暗号化された部分を生成したこと、それはオリジナルの製品であることが保証される。
包帯などの医療製品にQRコード(登録商標)を提供することもEP2175398から知られている。
US2016/193086から、包帯にさまざまな記号、例えば詳細情報へのアクセスを許可するコードを提供することが知られている。
本発明の目的は、カットエッジが固定され、添付文書などのさらなる付随情報が利用できない場合でも、簡単な方法で包帯に関するさらなる情報をユーザーに提供する包帯を提供することである。同時に、提供される情報がそれぞれの製品に具体的に関連していることを確認する必要がある。最後に、その目的は、カットエッジを固定し、生産技術と経済性の観点から有利な方法でさらなる情報を利用できるようにすることである。
この目的は、請求項1の主題によって達成される。
本発明による包帯は、長手方向及び横方向を有する平坦なストリップ材料(Bandmaterial)、ならびに長手方向に互いに向かい合う2つの横方向のエッジ、及び横方向に互いに向かい合う2つの長手方向のエッジを含む。包帯はロールに巻き上げることができる。
本発明による包帯は、繊維を含む材料を有する。これらは、天然資源から得られた繊維、及び合成的に製造された繊維である可能性がある。好ましい材料には、綿、セルロース、ビスコース、セルロース誘導体、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエステル、言及された材料の誘導体又はそれらの混合物から作られた繊維が含まれる。本発明による包帯は、例えば、織物(Gewebe)、ニット生地(Gewirk)、編物(Gestrick)又はフリースを含むことができる。
包帯は通常、第1のステップで準無限の形の包帯バンドとして製造され、次に所望の寸法に切断される。カットエッジは、縦方向に互いに反対側にある横方向のエッジのそれぞれに作成される。ここで、包帯は、帯状の包帯素材からはみ出し、剥がれる可能性のある、緩い繊維を含む各切断端に第1の領域を有する。これらのカットエッジが固定されていない場合、緩んだ繊維は包帯を損傷したり、包帯を破壊したりする可能性がある。このプロセスは、特に、再利用可能な包帯の場合、個々の使用の間に実行されなければならない洗浄又は滅菌プロセスなどの洗浄プロセスによって強化される。さらに、緩んだ繊維は、包帯が適用されている生物の皮膚に接触する可能性がある。これは、着心地の低下や、皮膚の炎症や治療部位の汚染などの不満につながる可能性がある。
原則として、さまざまな方法を使用してカットエッジを修正できる。例えば、繊維が緩むのを防ぐために、カットエッジを縫うか、又は接着剤の縁(Leimrand)を設けることができる。本発明では、カットエッジの固定は、熱転写印刷として知られているプロセスでは、熱可塑性材料の層が、縦方向(L)にある横方向の端の領域の包帯に適用され、熱と圧力の作用によって材料に導入されることによって達成される。
伝熱印刷として知られているプロセスで繊維材料を印刷するために、印刷されるテキスタイル素材の上に、キャリアに適用される熱伝達とも呼ばれる素材が配置される。熱伝達と呼ばれる材料は、好ましくは、分離層を設けることができるキャリアに適用される。これに熱可塑性材料の層が適用される。キャリア層と熱可塑性材料で作られた層との間に、様々なさらなる層を配置することができる。加熱されたプレススタンプ(Presstempel)は、キャリア上にある熱伝達を印刷するテキスタイルの表面に押し付け、その結果、熱可塑性材料で作られた層が、印刷されるテキスタイル材料の表面と直接接触する。熱可塑性材料は、軟化点を超える温度に加熱される。プレススタンプ(Pressstempel)によって加えられる圧力によって軟化した熱可塑性材料は、繊維材料に押し込まれ、その結果、テキスタイル材料に含まれる繊維は、少なくとも部分的に熱可塑性材料で覆われているか、又はそれらの間の空間は少なくとも部分的に熱可塑性材料で満たされている。接触時間と呼ばれる一定の時間が経過すると、加熱されたプレススタンプはその圧力を解放する。最後に、キャリア層が剥がされる。これで、熱伝達はテキスタイル材料又はその表面に固定される。キャリア層と熱可塑性層の間にさらに層を配置することができる。そのような熱伝達は、例えばスクリーン印刷プロセスにおいて、ここで、分離層、場合によって1つ以上のラッカー層、場合によって1つ以上の着色層、場合によって1つ以上のさらなる層、そして最後に熱可塑性材料の少なくとも1つの層が次々にキャリア層に塗布される、便利に行うことができる。
熱可塑性材料は、特定の温度範囲では塑性変形可能であるが、低温では塑性特性を持たない材料であると理解されている。さらに、熱可塑性材料は、非塑性状態から塑性状態への遷移が加熱によって可逆的であるという特性を有する。これは、材料が塑性変形可能な温度範囲よりも低い温度に冷却されると、材料が塑性変形できない状態に戻ることを意味する。理想的には、このプロセスは、加熱と冷却を繰り返すことにより、必要に応じて何度でも繰り返すことができる。
本発明の範囲内において、熱可塑性材料は、60℃から300℃の間の温度で塑性変形可能であるが、60℃未満の温度では塑性変形可能ではない材料を意味すると理解される。好ましくは、それは、80℃から200℃の間の温度で塑性変形可能であるが、80℃未満の温度では塑性変形可能ではない材料である。特に好ましくは、これは、100℃から150℃の温度では塑性変形可能であるが、100℃未満の温度では塑性変形できない材料である。そのような材料は、数回使用され、2回の使用の間に最大95℃の温度で洗浄される包帯で有利に使用することができる。最も好ましくは、それは、122℃から130℃の温度では塑性変形可能であるが、122℃未満の温度では塑性変形できない材料である。このような材料は、数回使用され、2回の使用の間に121℃で蒸気滅菌プロセスにかけられる包帯で有利に使用することができる。適切な熱可塑性材料は、ポリエチレン又はポリプロピレンなどのポリオレフィン、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン、ポリアミド、ポリラクテート、ポリメチルメタクリレートなどのポリアクリレート、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル、ポリスチレン、ポリエーテルエーテルケトン、塩化ポリビニル、ポリウレタン、これらの材料から作られたコポリマー又はそれらの混合物を含むことができる。特に好ましくは、芳香族ジイソシアネートをベースにした一成分ポリエステルポリウレタンと、融点128℃の粉砕コポリアミドとの混合物である材料を使用する。
多層材料を加熱することにより、熱可塑性材料で作られた層は塑性変形可能になる。圧力を加えることにより、現在、塑性変形可能な材料は、熱可塑性材料が包帯の材料に浸透するように包帯に適用することができる。これにより、包帯に、前記熱可塑性材料で少なくとも部分的にコーティングされている、又はその隙間が少なくとも部分的に熱可塑性材料で満たされている繊維を含む層がある領域が作成される。熱可塑性材料でコーティングされた繊維は、表面がその周囲の全部又は一部にわたってその長さの少なくとも一部に沿って熱可塑性材料で覆われている繊維を意味すると理解されている。その後の冷却後、熱可塑性材料は非塑性状態に戻る。このようにして、包帯の繊維は、熱可塑性材料によって包帯に固定され、その結果、繊維が包帯材料から緩むのを防ぐ。
端部(Enden-)を固定するか、又はカットエッジを固定するためにこのような方法を使用する場合は、この方法で製造された包帯は、前述のプロセスの1つを使用して端部又はカットエッジが縫製又は接着された包帯よりも、わずかな機械的労力でかなり短い時間で製造できるという利点を有する。さらに、そのような端部固定は、例えば、洗浄サイクル又は滅菌プロセスで発生するような、機械的、熱的、他の物理的又は化学的ストレスに対して高い耐性を有する。このような端部固定は、最大95℃の洗浄温度で最大50回の洗浄、及びテトラクロロエチレン/パークロロエチレンによる化学洗浄に耐えることができる。約130℃までアイロンがけできる。端部固定は、最大2000hの耐光性と耐候性を備え、DIN ISO53754に準拠した耐摩耗性を備えている。
本発明による包帯は、包帯が、前記熱可塑性材料で少なくとも部分的に覆われている、又はその隙間に熱可塑性材料が少なくとも部分的に含浸されている、繊維を含む第1の層を有する第2の領域を有する。この第2の領域は、非熱可塑性材料で作られた第2の層を有する。この第2の領域には、さらに追加の層を含めることができる。好ましい実施形態では、第1及び第2の領域は互いに接続されている。
好ましい実施形態では、非熱可塑性材料で作られた第2の層はラッカー層である。このようなラッカー層は、下にある色の層を機械的、熱的、その他の物理的又は化学的ストレスから保護する。特に、このラッカー層は、湿気、温度、汚れ、機械的作用、洗剤、アルファ、ベータ、ガンマ線などの放射性放射線、又はエチレンオキシドに対する耐性などの化学的影響に対する耐性を引き起こす。
本発明による包帯は、さらに、第2の層に配置された前記第2の領域に情報要素を有する。本発明の範囲内で、情報要素は、観察者に情報を伝達するように設計又は装備された要素であると理解されている。この情報はすぐに理解することも、さらなる情報源へのアクセスを提供することもできる。
すぐに理解できる情報は、例えば、グラフィック表現の形式のテキスト又は記号である。これらのテキスト又は記号には、例えば、製造元、製品ID、装飾要素、使用説明書、又は警告に関する特定の情報を含めることができる。ただし、他の要因と組み合わせてのみ意味を持つようになる抽象的な表現を含めることもできる。例えば、シンボルは、外部の状況に応じて外観が異なるように表示できる。例えば、伸縮性のある包帯の場合、シンボルは、伸縮の程度の指標として機能することができ、そこから、ユーザーは、包帯の適用状態に関する情報を受け取る。
さらなる情報源へのアクセスを提供する情報は、例えば、ユーザが直接又は読み取りユニットによって理解又は他の方法で使用することができるコードである。
原則として、今日、多くのコード、特にバーコードが知られている。ここで、このようなコードは、さまざまな行又は要素とギャップで構成される、光電子的に読み取り可能なフォントを表す。「コード」と「コーディング」という用語は同義語として使用される。これらのコードは、バーコードリーダー(スキャナー)やCCDカメラなどの光学式読み取りデバイスだけでなく、携帯電話やPDAでも読み取って処理できる。それらは、オフセット、フレキソ印刷、グラビア印刷などの従来の印刷プロセスだけでなく、レーザー、直接熱、熱転写、又はインクジェット印刷にも適用できる。コードが1つの軸にのみプロットされるバーコード、つまり1次元コードは区別される。さらに、コードが2つの軸に適用される2次元コードが使用される。これらのコードは、行又は真正の平面コード(Flaechencodes)に配置された積み重ねられた1次元コードで構成できる。最後に、いわゆる3Dコードもあり、このコードでは、例えば、色相、彩度、又は色の明るさが3次元を表す。その際、すべての2次元コードは、主な方向に垂直な情報もエンコードする。
その際、真正の平面コード又はマトリックスコード(Matrixcodes)、又は真正の配列コード(Arraycodes)とも呼ばれる、は、スタックコードとは区別される。真正のマトリックスコードでは、位置合わせは実質的に無関係であるため、読み取りは全方向性である。例えば、包帯などの医療製品の場合、これには、ユーザーが読み取りを簡素化し、読み取りを可能にするために方向情報を製品に添付する必要がないという利点がある。この全方向性の読みやすさは、製品に固有の事前定義された方向性を持たないすべての製品にとって利点である。
その際、二次元マトリックスコードはQRコードであることが特に好ましい。QRコードは非常に小さく、ほぼ無制限の保存寿命を持つことができる。QRコードのデータは冗長である。設計によっては、コードの最大30%が破壊された場合でも、データを復号化できる。
QRコードを使用する利点は、現在、カメラを内蔵した多くの携帯電話又はPDA(Personal Digital Assistants)に、QRコードの読み取りを可能にするソフトウェアが搭載されていることである。このようなソフトウェアは、他の多くのデバイスで利用できる。本発明によれば、インターネットアドレス又はウェブアドレスは、コードによってエンコードされるようになった。最近のほとんどの携帯電話又はPDAには、カメラに加えてWebブラウザが含まれているため、コードは、例えば携帯電話で読み取ることができ、ソフトウェアによって対応する暗号化されたWebサイトに自動的に転送される。製品に関連する特定の情報は、このWebサイトから直接取得できる。ここで、製造元のデータを最初に取得するために、製造元のホームページ又は場合によっては一般的にインターネットで検索することを回避できる。
さらに、コーディングにさらに情報を含めることもできる。このさらなる情報は、第2の2次元マトリックスコードに含まれる。例えば、医療製品に関するアプリケーション固有及び/又は技術データを含む、インターネットサイトの統一ソースインジケータ(URL)は、第1の2次元マトリックスコードで示すことができ、医療製品のアドバイスセンターへの直接接続を確立する電話番号は、は第2の2次元マトリックスコードで示すことができる。この電話番号は、携帯電話やPDAでさらに直接処理できるため、場合によってホットラインなどで連絡することもできる。何らかの理由で、コーディングで暗号化されたインターネットサイトへの接続を確立できない場合、又は携帯電話のディスプレイなどでデータを読み取ることが不快であることが判明した場合、又はアドバイザーとの直接の会話が必要な場合、これは、例えば、製品の治療的合併症などの望ましくない効果に関するさらなる情報を得るために有利である。本発明のさらなる概念によれば、したがって、本発明はまた、少なくとも2つの2次元マトリックスコード、特に2つのQRコードを含む医療製品に関する。ここで、第1のマトリックスコードは、医療製品に関するアプリケーション固有及び/又は技術データを含むインターネットサイトの統一されたソースインジケータを示すし、且つ、第2のマトリックスコードは、医療製品のアドバイスセンターへの直接接続を確立する電話番号である。
ただし、QRコードの代わりに、いわゆるデータマトリックスコード、マキシ(Maxi)コード、アズテック(Aztec)コード、ドットコード/プンクト(Punkt)コードをコーディングとして使用することもできる。
その際、QRコードには、コードをデコードするためのソフトウェアが最近普及しており、特に自由に入手できるという利点があり、そのため、ほぼすべてのユーザーが関連データにアクセスできる。
正方形で3つの検索支援機能を備えたクイックレスポンスコード又はQRコードは、3つのコーナーに入れ子になった明るい正方形と暗い正方形として簡単に認識でき、正方形として設計されたシンボル要素が含まれている場合がある。本発明によれば、21×21から75×75までの(einschliesslich)正方形、特に21×21から53×53までの正方形、特に21×21の正方形から45×45までの正方形を提供することができる。
特に、コードは少なくとも0.5cm、最大で20cmの領域を占めることができる。これにより、包帯の使いやすさと外観を損なうことなく取り付けることができ、それでも、ユーザー(Benutzer)とユーザー(Anwender)は簡単に見つけて認識できる。特に、コードは1cmから15cmの間であり得、非常に好ましくは1cmから9cmの間であり得る。
7%から30%の損傷したコードの再構築を可能にするエラー訂正レベルの1つを使用することができる。これは、コードの最大7%又は最大30%が読み取れなくなり、情報をコードから取得できることを意味する。
代替の実施形態では、情報要素は、物理的、特に機械的、熱的又は光学的プロセス、又は化学的プロセスにおいて変更又は破壊され得る物質を有する層である。このような方法では、材料は第1初の基本状態から第2の最終状態に変更される。その際、感覚的知覚又は物理的又は化学的分析を通じて、基本状態の材料の特性が最終状態の材料の特性とは異なるものとして識別できる必要がある。層は好ましくは少なくとも2つの層を有し、その第1及び第2の層は異なる色を有し、それらは互いに非常に強い色のコントラストを有し、人間の目はそれらを異なるものとして容易に知覚することができる。色の上層は、下の色の層が見えるようになるように、例えばレーザーで破壊することができる。
この実施形態の続きにおいて、情報要素は、同じ物理的又は化学的プロセスで破壊されない物質からなるさらなる層を持つことができる。
含まれている材料の破壊可能性は、本発明による包帯が製造された後にのみ、情報要素に所望の情報が提供される可能性を与える。例えば、本発明による包帯の工業生産中に、シリアル番号、バッチ番号、有効期限、及び製造日をコード化するための連続番号を個々の包帯に提供することが望ましい場合がある。使用、洗浄又は滅菌が行われたことを文書化する情報とともに、使用の全期間中に本発明による再利用可能な包帯を提供することも望ましい場合がある。
本発明による包帯の製造後に情報要素に所望の情報を装備するための適切な方法には、機械的、化学的、熱的又は光学的方法が含まれる。例えば、所望の情報は、引っ掻き、エッチング、化学修飾、光又は熱によって第1の層に導入することができる。第1の層は、好ましくは、レーザーパルスで破壊することができ、それによってその色を変えることができる染料を有する。
代替の実施形態では、情報要素は、技術分野で無線周波数識別、又は略してRFIDとして知られているシステムである。RFIDは「電磁波を使った識別」と言い換えることができ、電波を使って物体を自動的かつ非接触で識別及び位置特定するための送受信システムの技術を指す。
RFIDシステムは、オブジェクト上又はオブジェクト内に配置され、識別コードを含むトランスポンダ(通称ラジオラベルとも呼ばれる)と、この識別子を読み取るためのリーダーで構成されている。
今日では、例えば、RFIDトランスポンダは、安定した回路のための特別な印刷プロセスを使用してポリマーから製造できる。この方法で製造されたRFIDトランスポンダは、サイズが小さく、読み出しオプションが目立たず、低価格である。
リーダーは、RFIDトランスポンダとRFIDリーダーを結合するために使用される短距離又は高周波の電波で交番磁場を生成することができる。これはデータを転送するだけでなく、トランスポンダにエネルギーを供給する。
読み取りデバイスには、実際の読み取りプロセスを制御するソフトウェアと、さらなるEDVシステムやデータベースへのインターフェイスを備えたRFIDミドルウェアが含まれる。
RFIDトランスポンダの構造は、基本的にアンテナ、送受信用のアナログ回路(トランシーバ)、デジタル回路、永久メモリを備えている。
RFIDトランスポンダには、少なくとも1回は書き込むことができ、変更できないIDを含むメモリがある。複数の書き込み可能なメモリが使用されている場合、耐用年数中にさらなる情報、例えば、すでに行われた使用について、洗浄及び滅菌プロセス、を保存できる。
特に好ましくは、用途固有及び/又は技術情報は、包帯の医療機器ガイドラインに従った添付文書、取扱説明書、又は使用説明書の内容物の複製であることが意図される。このようにして、この情報に含まれるすべての情報は、実際の包帯が添付文書又は取扱説明書又は使用説明書から分離された後でも、おそらく製品が使用された後でも、いつでもユーザーが利用できることが保証することができる。
この場合、インターネットサイトは、製品が販売された国語で情報又はデータを複製することが特に好ましい。この情報は、ユーザーが関連する国語でインターネットサイトに直接転送されるように、追加情報としてコードに組み込むこともできる。
携帯電話又はPDAは、好ましくは、画像を記録するためのデバイス、特にカメラ、ならびにコードのための復号化及び送信ソフトウェアを含む復号化デバイスとして使用することができる。すなわち、携帯電話、又はPDAがデコードデバイスとして使用される場合、PDAは、そのような、好ましくはQRコードを読み取るためのソフトウェア、ならびにインターネットへの接続を確立することができるソフトウェア、特にウェブブラウザを必要とする。
さらに、本発明は、医療製品の外部にある医療製品のアプリケーション固有の情報及び/又は技術データを提供するインターネットサイトの統一ソースインジケータ(英語: Uniform Resource Locator(URL))を暗号化するため、真正のマトリックスコード(アレイコード)の、特にクイックレスポンスコード(QRコード)の使用を含む。この場合、アプリケーション固有の情報、特に添付文書、添付文書の内容の複製、又は使用説明書は、医療製品の医療製品ガイドラインに従って設計することができる。
特定の実施形態では、コードは、人体又は動物の体へのそれぞれの包帯の正しい適用を示すビデオへのアクセスを提供することができる。コードは、包帯が販売されている国又は地域のそれぞれの言語のビデオへの直接アクセスを提供することが好ましい。このようなビデオへのアクセスは、最初にコードによってビデオを再生できる、インターネットサイトへのアクセスを提供することによって提供できる。あるいは、コードは、その間にインターネットサイトにアクセスすることなく、対応するビデオへの直接アクセスを提供することもできる。
代替の実施形態では、本発明による包帯は、伸縮性のある、好ましくは弾性的に伸縮性のある包帯である。この実施形態では、情報要素を含む層は、伸縮可能である、好ましくは弾性的に伸縮可能な材料を有する。ここで、情報要素はストレッチインジケータを表す。この場合、情報要素は幾何学的シンボル又はマイクロセンサーシステムを表すことができる。幾何学的な記号の場合、包帯を巻くための理想的な伸展量をユーザーが認識できるように、伸ばすことによって視覚的に知覚できる方法で形状を変化させる記号が好ましい。好ましい記号は、例えば、理想的に伸ばされたときに円の形をとる楕円形、又は理想的に伸ばされたときに正方形の形をとるひし形又は長方形である。
情報要素は層に統合できる。そのような層は、熱転写印刷プロセスで発生する圧力及び温度の条件下でプラスチック特性を持たないプラスチックポリマーからなることができる。このような層は、好ましくは、ポリウレタンベースのプラスチック、特に好ましくは、芳香族ジイソシアネートに基づく一成分ポリエステルポリウレタンからなる。
好ましい実施形態では、包帯は、ラッカーの層で完全に覆われている前記第2の領域に塗料の層を有する。この実施形態では、着色層は、言及された熱可塑性材料で少なくとも部分的にコーティングされた繊維、又はその間の空間に熱可塑性材料が少なくとも部分的に含浸された繊維を含む層に直接適用される。前記ラッカー層は、ペイント層上に直接配置されている。このようなラッカー層は、下にある色の層を機械的、熱的、その他の物理的又は化学的ストレスから保護する。特に、ラッカー層は、湿気、温度、汚れ、機械的効果、洗剤、アルファ線、ベータ線、ガンマ線などの放射性放射線、又はエチレンオキシドへの耐性などの化学的影響に対する耐性を引き起こす。
そのようなラッカー層は、熱転写印刷プロセスの条件下でプラスチック特性を有しないプラスチックポリマーからなり得る。このようなラッカー層は、好ましくは、脂肪族ジイソシアネートに基づく一成分ポリウレタンからなる。
このようなラッカーの層は、最大95℃の洗浄温度で最大50回の洗浄と、テトラクロロエチレン/パークロロエチレンによる化学洗浄に耐えることができる。約130℃までアイロンがけできる。ラッカー層は、DIN ISO 53754に準拠して、最大2000hの耐光性と耐候性、及び耐摩耗性を保証する。
本発明の別の目的は、本発明による包帯を製造するための方法である。その際、当該方法は、次のステップを含む:
a) 繊維を含む材料で作られた包帯バンドを提供するステップ、
b) 少なくとも2つの層で構成される第1の材料を提供するステップであって、その第1の層は熱可塑性材料で構成され、その第2の層は非熱可塑性材料で構成されるステップ、
c) 少なくとも2つの層からなる第2の材料を提供するステップであって、その第1の層は熱可塑性材料で構成され、その第2の層は非熱可塑性材料で構成されるステップ、
d) 上記の第1の材料を第1の領域に適用するステップ、
e) 前記第2の材料を第2の領域に適用するステップ、
f) 前記第1及び前記第2の領域を、少なくとも1.5バールの圧力及び60から300℃の温度にさらすステップ、
g) 包帯バンドの測定、巻き取り、切断装置に輸送するステップ、
h) 第1の領域内の包帯バンドを一方の縦方向の端からもう一方の縦方向の端まで切断するステップ。
好ましい方法では、第1及び第2の材料は、交互の順序で第1及び第2の材料の両方を含むキャリアコース上に提供される。キャリアトラック(Traegerbahn)は、片面がワックスベースでコーティングされた紙で構成されている。ここで、ワックス層は紙に均一に塗布され、9g/m +/-1g/mの厚さを持つ。紙は、塩素なしで漂白された紙パルプから作られることが好ましい(TCF又はECF法)。あるいは、キャリアトラックは、分離層を備えた透明なポリエステルフィルムからなり、ここで、フォイルの厚さは117から133μmである。
ステップf)のパラメータは特に重要である。ここでは、熱可塑性材料が、圧力と温度にさらされている時間内に塑性変形可能な温度に加熱されていることを確認する必要がある。この期間は、接触時間と呼ばれる。同時に、塑性変形可能な状態の熱可塑性材料が包帯材料の繊維を覆い、繊維間の隙間に浸透できるように、圧力を選択する必要がある。塑性変形可能な材料の粘度が低いほど、可塑性変形可能な状態の熱可塑性材料が包帯材料の繊維を覆い、繊維間の隙間に浸透することを可能にするために必要な圧力が低くなる。その際、プロセス経済的な方法で作業できるようにするために、接触時間をできるだけ短くすることが望ましい。その際、10秒(s)未満の接触時間、特に4秒(s)未満の接触時間が好ましい。この目標を達成するには、使用する熱可塑性及び非熱可塑性材料とプロセスパラメータを慎重に選択する必要がある。
ステップf)のプロセスは、好ましくは、150℃から250℃の温度で実施される。これは、ステップb)において、少なくとも2つの層からなる第1の材料が提供されることであって、その第1の層は、150から250℃の温度で塑性変形可能な材料からなり、その第2の層は、150℃未満の温度では塑性変形できない材料で構成されていること、及びステップc)において、少なくとも2つの層からなる第2の材料が提供されることであって、その第1の層は、150から250℃の温度で塑性変形可能な材料で構成されており、その第2の層は、150℃未満の温度では塑性変形できない材料で構成されていること、を前提としている。
ステップf)のプロセスは、特に好ましくは、178℃から220℃の温度で実施される。これは、ステップb)において、少なくとも2つの層からなる第1の材料が提供されることであって、その第1の層は、178から220℃の温度で塑性変形可能な材料からなり、その第2の層は、178℃未満の温度では塑性変形できない材料で構成されていること、及びステップc)において、少なくとも2つの層からなる第2の材料が提供されることであって、その第1の層は、178から220℃の温度で塑性変形可能な材料で構成されており、その第2の層は、178℃未満の温度では塑性変形できない材料で構成されていること、を前提としている。
さらに、当該方法は、好ましくは、ステップd)、e)及びf)が10秒(s)未満、特に好ましくは1.5秒から4.0秒の期間をカバーするように実施される。
当該方法はまた、好ましくは、ステップf)において4バール(bar)から6バールの圧力が加えられるように実施される。
驚くべきことに、融点は128℃である、芳香族ジイソシアネートと粉砕コポリアミドをベースにした一液型ポリエステルポリウレタンを熱可塑性材料として使用した場合、178℃の温度及び4バール(bar)から6バールの圧力では、最大で4秒(s)、好ましくは1.5秒から4秒の接触時間が十分であることが見出された。
以下では、本発明の特別な実施形態が、図1から6を参照してより詳細に示されている。
図1は、情報要素がQRコードを含む本発明による包帯を概略的に示す。 図2は、情報要素がRFIDトランスポンダを含む本発明による包帯を概略的に示す。 図3は、情報要素がストレッチインジケータとして幾何学的記号を含む、本発明による包帯を概略的に示す。 図4は、本発明による包帯を製造するための方法を概略的に示す。 図5は、本発明による方法によって製造された中間生成物の断面を示す。 図6は、本発明による方法によって製造されたさらなる中間生成物の断面を示す。
図1には、ロール(12)に巻かれた本発明による包帯(10)が示されている。包帯は、繊維を含む包帯材料(11)を有する。包帯の外側の端部には、カットエッジ固定を有する領域(13)がある。この領域(13)は、熱可塑性材料で少なくとも部分的にコーティングされた繊維、又はその間の空間に熱可塑性材料が含浸された繊維を含む。包帯(10)には、カットエッジ(Schnittkante)(13)の第1の領域とは異なる第2の領域(15)がある。これには、第1の層と第2の層を含む。第1の層は、熱可塑性材料で少なくとも部分的に覆われている繊維、又はその間の空間に熱可塑性材料が含浸されている繊維を含む。第2の層は非熱可塑性材料で、QRコード(14)の形式の情報要素が含まれている。
図2は、ロール(22)に巻かれた本発明による包帯(20)を示している。包帯は、繊維を含む包帯材料(21)を有する。包帯の外側の端には、カットエッジ固定を有する領域(23)がある。この領域(23)は、熱可塑性材料で少なくとも部分的に覆われている繊維、又はその間の空間に熱可塑性材料が含浸されている繊維を含む。包帯(20)には、カットエッジ(23)の第1の領域とは異なる第2の領域(25)がある。これは、第1の層と第2の層を含む。第1の層は、熱可塑性材料で少なくとも部分的に覆われている繊維、又はその間の空間に熱可塑性材料が含浸されている繊維を含む。第2の層は非熱可塑性材料を使用しており、RFIDトランスポンダ(24)の形式の情報要素を含んでいる。
図3には、ロール(32)に巻かれた本発明による包帯(30)が示されている。包帯は、繊維を含む包帯材料(31)を有する。包帯の外側の端には、カットエッジ固定を有する領域(33)がある。この領域(33)は、熱可塑性材料で少なくとも部分的にコーティングされた繊維を含むか、又はそれらの間の空間に熱可塑性材料が含浸されている。包帯(30)には、カットエッジ(33)の第1の領域とは異なるいくつかの第2の領域(35)がある。これは、第1の層と第2の層を含む。第1の層は、熱可塑性材料で少なくとも部分的に覆われている繊維、又はその間の空間に熱可塑性材料が含浸されている繊維を含む。第2の層は非熱可塑性材料で構成され、第2の層は、ひし形(34)の形の幾何学的記号の形の情報要素を含む。ダイヤモンドは、包帯(30)を伸ばすと引っ張られ、理想的に伸ばすと正方形の形になるように設計されている。
図4は、本発明による包帯を製造するための本発明による方法を概略的に示す。繊維を含む材料で作られた包帯バンド(40a)は、印刷ユニット(45)に供給される。印刷ユニット(45)は、加熱されたプレスプランジャ(46)を有し、且つ熱伝達と呼ばれる多層材料(48)が連続して適用されるキャリア材料(47)のロールを備えている。加熱されたプレススタンプ(46)は、熱可塑性材料で作られた熱伝達(48)の層が包帯バンド(40a)の表面と直接接触するように、キャリア材料(47)を包帯バンド(40a)に押し付ける。プレススタンプ(46)内の温度及び加えられた圧力により、熱伝達(48)の熱可塑性材料は、塑性変形可能な状態になり、包帯バンド(40a)の材料になり、そのため、包帯バンド(40a)の繊維は、少なくとも部分的に熱可塑性材料で覆われているか、又はそれらの隙間に熱可塑性材料が含浸されている。印刷された包帯バンド(Badagenband)(40b)は、測定、巻き取り、及び切断装置(図示せず)に供給される。
図5は、第1の領域(53)及び第2の領域(54)を有する本発明による包帯(50)の断面を示す。第1の領域(53)は、切断装置(図示せず)において、切断線(55)に沿って一方の長辺から他方の長辺へと切断され、その結果、第1の領域(53)は、包帯の端部での端部固定を表す第1の部分領域(53a)と、包帯の端部での端部固定を表す第2の部分領域(53b)とを含む。この場合、第1及び第2の部分領域(53a、53b)の両方は、熱可塑性材料によって少なくとも部分的に覆われる、又はその間の空間が熱可塑性材料で少なくとも部分的に含浸される繊維を含む層に適用されるレタリングを含む。レタリングの上側では、第1の領域全体(53)に、脂肪族ジイソシアネートをベースにした一成分ポリウレタンで作られたラッカーの層が含まれている。このセクションは、グラフィック表現(56)及びQRコード(57)の形態の情報要素を含む第2の領域(54)を有する。第2の領域(54)は、熱可塑性材料で少なくとも部分的に覆われているか、又はその隙間に熱可塑性材料が少なくとも部分的に含浸されている繊維を含む層を含む。この層のすぐ上には、グラフィック表現(56)とQRコード(57)の両方を含む着色層がある。この層には、染料と芳香族ジイソシアネートをベースにした一成分ポリエステルポリウレタンが含まれている。この層の上側に、第2の領域(54)全体は、脂肪族ジイソシアネートに基づく一成分ポリウレタンで作られたラッカーの層を含む。
図6は、第1の領域(63)及び第2の領域(64)を有する本発明による包帯(60)の断面を示す。第1の領域(63)は、切断装置(図示せず)において、切断線(65)に沿って一方の長辺から他方の長辺へと切断される、それにより、第1の領域(63)は、包帯の端部での端部固定を表す第1の部分領域(63a)と、包帯の端部での端部固定を表す第2の部分領域(63b)とを含む。この場合、第1及び第2の部分領域(63a、63b)の両方は、熱可塑性材料によって少なくとも部分的に覆われる、又はその間の空間が熱可塑性材料で少なくとも部分的に含浸される繊維を含む層に適用されるレタリングを含む。レタリングの上側では、第1の領域全体(63)に、脂肪族ジイソシアネートをベースにした一成分ポリウレタンで作られたラッカーの層が含まれている。カットアウトは、さらなるプロセスステップでレーザーを使用してバッチ番号で白色染料を塗布できる(図示せず)、白色着色層(64)の形態の情報要素を含む第2の領域(66)を有する。
WO03/098543A1 EP2175398
US2016/193086
10, 20, 30, 50, 60 包帯
13, 23, 33, 53, 63 第1の領域
15, 25, 35, 54, 66 第2の領域
14, 24, 34, 57, 64 情報要素
14, 57 マトリックスコード
24 RFIDトランスポンダ
40a 包帯バンド

Claims (13)

  1. 長手方向及び横方向を有する平坦なストリップ材料、ならびに長手方向に互いに向かい合って位置する2つの横方向エッジ、及び横方向に互いに対向する2つの長手方向エッジを含む、繊維を含む材料で作られた人体又は動物の体に適用するための包帯であって、ここで、当該包帯は、長手方向にある横方向のエッジに隣接する第1の領域を有し、且つここで、当該包帯は第2の領域を有し、ここで、前記第1の領域は、熱可塑性材料で少なくとも部分的にコーティングされた繊維、又はその隙間に熱可塑性材料で少なくとも部分的に含浸された繊維を含む層を有し、
    前記第2の領域は第1の層及び第2の層を有することを特徴とし、ここで、前記第1の層は、熱可塑性材料で少なくとも部分的にコーティングされた繊維、又はその隙間に熱可塑性材料で少なくとも部分的に含浸された繊維を含み、且つ前記第2の層は非熱可塑性材料からなり、ここで、前記第2の層は情報要素を含む、包帯。
  2. 前記第2の領域の前記第2の層に含まれる情報要素は、包帯に関するアプリケーション固有の情報及び/又は技術データを含むインターネットサイトの統一されたソースインジケータを指定するコードであることを特徴とする、前述の請求項の少なくとも一項に記載の包帯。
  3. 前記コードが2次元マトリックスコードであることを特徴とする、請求項2に記載の包帯。
  4. 前記第2の領域の前記第2の層に含まれる情報要素がRFIDトランスポンダであることを特徴とする、請求項1に記載の包帯。
  5. 前記第2の領域の前記第2の層に含まれる情報要素は、第1の層及び第2の層を有することを特徴とする、請求項1に記載の包帯であって、ここで、前記第1の層は、当該包帯の外側に配置された外層を表し、且つここで、前記第1の層は、物理的又は化学的プロセスで変化又は破壊され得る物質を含み、且つここで、前記第2の層は、同じ物理的又は化学的プロセスで破壊することができない物質を含み、ここで、前記第1の層及び前記第2の層は、人間の目によって異なるものとして容易に知覚され得る異なる色を有する、包帯。
  6. 当該包帯は伸縮性があり、且つ前記第2の領域の前記第2の層は弾性的に伸縮性のある材料からなり、且つ含まれている情報要素はストレッチインジケータであることを特徴とする、請求項1に記載の包帯。
  7. 繊維含有材料が、織布、ニット生地、編物又は不織布を含むことを特徴とする、請求項1に記載の包帯。
  8. 前記第1の領域及び前記第2の領域に含まれる熱可塑性材料が同一の材料であることを特徴とする、前述の請求項のうち少なくとも一項に記載の包帯。
  9. 前記第1の領域及び前記第2の領域に含まれる非熱可塑性材料は同一の材料であることを特徴とする、前述の請求項のうち少なくとも一項に記載の包帯。
  10. 前記第1の領域の幅が6から20mmであることを特徴とする、前述の請求項のうち少なくとも一項に記載の包帯。
  11. 前記第2の領域が前記第1の領域に接続されていることを特徴とする、前述の特許請求の範囲の少なくとも一項に記載の包帯。
  12. 以下のステップ:
    a) 繊維を含む材料で作られた包帯バンドを提供するステップ、
    b) 少なくとも2つの層で構成される第1の材料を提供するステップであって、その第1の層は熱可塑性材料で構成され、その第2の層は非熱可塑性材料で構成されるステップ、
    c) 少なくとも2つの層からなる第2の材料を提供するステップであって、その第1の層は熱可塑性材料で構成され、その第2の層は非熱可塑性材料で構成されるステップ、
    d) 上記の第1の材料を第1の領域に適用するステップ、
    e) 前記第2の材料を第2の領域に適用するステップ、
    f) 前記第1及び前記第2の領域を、少なくとも1.5バールの圧力及び60から300℃の温度にさらすステップ、
    g) 包帯バンドの測定、巻き取り、切断装置に輸送するステップ、
    h) 第1の領域内の包帯バンドを一方の縦方向の端からもう一方の縦方向の端まで切断するステップ、
    を含む、請求項1から11のいずれか一項に記載の包帯を製造するための方法。
  13. ステップf)が178℃から220℃の温度、4バール(bar)から6バールの圧力、及び1.5秒(s)から4秒の接触時間で実行されることを特徴とする、請求項1から11のいずれかに記載の包帯を製造するための請求項12に記載の方法。
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