JP2022511644A - 処理方法および端末 - Google Patents

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Abstract

本開示は、処理方法および端末を提供し、前記端末に対応する目標スプリットベアラにはN個の伝送経路が設定され、N個の伝送経路のうちノM個の伝送経路がセカンダリセルSCellを介してデータ伝送を行い、Nは2以上の整数で、MはN以下の正の整数である。前記方法は、前記M個の伝送経路のうちの目標伝送経路でのデータ伝送に障害が発生した場合、目標操作を実行する。ここで、前記目標操作は、障害指示情報を報告することと、前記目標伝送経路に対応する目標無線リンク制御RLCエンティティに対して第1の操作を実行することと、前記目標伝送経路に対応する目標媒体アクセス制御MACエンティティに対して第2の操作を実行することと、前記目標伝送経路に対応する目標SCellに対して第3の操作を実行することと、前記目標スプリットベアラに対して第4の操作を実行することとの少なくとも1つを含む。

Description

〔関連出願の相互参照〕
本出願は、2018年10月31日に中国で提出された中国特許出願第201811286976.4号の優先権を主張し、その全内容は参照によりここに援用される。
本開示は、通信技術の分野に関し、特に処理方法および端末に関する。
移動体通信システムの発展に伴い、第5世代(5th-Generation、5G)移動体通信システムなどの移動体通信システムは、二重接続(Dual Connectivity、DC)アーキテクチャを採用し、データ伝送を実行する。DCアーキテクチャには、マスターセルグループ(Master Cell Group、MCG)とセカンダリセルグループ(Secondary Cell Group、SCG)との2つのセルグループがある。さらに、ベアラタイプには、スプリットベアラ(Split Bearer)が含まれる場合がある。
スプリットベアラの場合、対応するパケットデータコンバージェンスプロトコル(Packet Data Convergence Protocol、PDCP)エンティティは1つのセルグループにあり、対応する無線リンク制御(Radio Link Control、RLC)エンティティと媒体アクセス制御(Medium Access Control、MAC)は異なるセルグループにあってもよい。
しかし、現在、スプリットベアラに対応する伝送経路のデータ伝送に障害が発生するシナリオでは、端末の処理動作はまだ定義されていない。関連するテクノロジーでスプリットベアラでのデータ伝送のパフォーマンスが低いことがわかる。
本開示の実施形態は、関連するテクノロジーでスプリットベアラでのデータ伝送のパフォーマンスが低い課題を解決するための処理方法および端末を提供する。
上記の課題を解決するために、本開示は以下のように実施される。
第1の態様では、本開示の実施形態は、端末に適用される処理方法を提供する。前記端末に対応する目標スプリットベアラには、N個の伝送経路が設定され、前記N個の伝送経路のうちのM個の伝送経路が、セカンダリセルSCellを介してデータ伝送を実行し、ここで、Nは2以上の整数で、MはN以下の正の整数である。前記方法は、
前記M個の伝送経路のうちの目標伝送経路でのデータ伝送に障害が発生した場合は、目標操作を実行することを含み、
ここで、前記目標操作は、
障害指示情報を報告することと、
前記目標伝送経路に対応する目標無線リンク制御RLCエンティティに対して第1の操作を実行することと、
前記目標伝送経路に対応する目標媒体アクセス制御MACエンティティに対して第2の操作を実行することと、
前記目標伝送経路に対応する目標SCellに対して第3の操作を実行することと、
前記目標スプリットベアラに対して第4の操作を実行することとの少なくとも1つを含む。
第2の態様では、本開示の実施形態はまた、端末を提供する。前記端末に対応する目標スプリットベアラには、N個の伝送経路が設定され、前記N個の伝送経路のうちのM個の伝送経路が、セカンダリセルSCellを介してデータ伝送を実行し、ここで、Nは2以上の整数で、MはN以下の正の整数である。前端末法は、
前記M個の伝送経路のうちの目標伝送経路でのデータ伝送に障害が発生した場合は、目標操作を実行するための実行モジュールを備え、
ここで、前記目標操作は、
障害指示情報を報告することと、
前記目標伝送経路に対応する目標無線リンク制御RLCエンティティに対して第1の操作を実行することと、
前記目標伝送経路に対応する目標媒体アクセス制御MACエンティティに対して第2の操作を実行することと、
前記目標伝送経路に対応する目標SCellに対して第3の操作を実行することと、
前記目標スプリットベアラに対して第4の操作を実行することとの少なくとも1つを含む。
第3の態様では、本開示の実施形態はまた、プロセッサ、メモリ、および前記メモリに格納され前記プロセッサ上で実行されるコンピュータプログラムを備える端末を提供し、前記コンピュータプログラムは前記プロセッサによって実行されると、上記の処理方法のステップを実施する。
第4の態様では、本開示の実施形態はまた、コンピュータプログラムが格納されるコンピュータ可読記憶媒体を提供され、前記コンピュータプログラムはプロセッサによって実行されると、上記の処理方法のステップを実施する。
本開示の実施形態では、前記端末に対応する目標スプリットベアラにはN個の伝送経路が設定され、N個の伝送経路のうちノM個の伝送経路がセカンダリセルSCellを介してデータ伝送を行い、Nは2以上の整数で、MはN以下の正の整数である。前記M個の伝送経路のうちの目標伝送経路でのデータ伝送に障害が発生した場合、端末は、障害指示情報を報告することと、前記目標伝送経路に対応する目標無線リンク制御RLCエンティティに対して第1の操作を実行することと、前記目標伝送経路に対応する目標媒体アクセス制御MACエンティティに対して第2の操作を実行することと、前記目標伝送経路に対応する目標SCellに対して第3の操作を実行することと、前記目標スプリットベアラに対して第4の操作を実行することとの少なくとも1つを実行してもよい。本出願は、目標によって個別に伝送されるN個の伝送経路の中で、SCellを介したデータ伝送の伝送経路でデータ伝送に障害が発生するシナリオでUEの処理動作を設定し、それによってデータ伝送の信頼性を向上させ、さらにデータ伝送パフォーマンスを向上させる。
本開示の実施形態に適用可能なネットワークシステムの構造図である。 本開示の実施形態によって提供されるベアラの第1の模式図である。 本開示の実施形態によって提供されるベアラの第2の模式図である。 本開示の実施形態によって提供されるベアラの第3の模式図である。 本開示の実施形態によって提供されるベアラの第4の模式図である。 本開示の実施形態によって提供されるベアラの制御方法の第1のフローチャート図である。 本開示の実施形態によって提供されるベアラの制御方法の第2のフローチャート図である。 本開示の実施形態によって提供されるベアラの制御方法の第3のフローチャート図である。 本開示の実施形態によって提供されるベアラの制御方法の第4のフローチャート図である。 本開示の実施形態によって提供される端末の第1の構造図である。 本開示の実施形態によって提供される端末の第2の構造図である。
本開示の実施形態の技術案をより明確に説明するために、以下に、本開示の実施形態の説明に使用される添付の図面を簡単に紹介する。明らかに、以下に説明される図面は、本開示のいくつかの実施形態にすぎない。当業者は、これらの図面に基づいて、創造的な労働をかけずに他の図面を取得することができる。
以下、本発明の実施例における添付の図面に関して、本出願の実施例における技術的なソリューションを明確かつ完全に説明するが、明らかに、記載されている実施例は、本発明の実施例の一部であり、すべての実施例ではない。当業者が創造的な努力を伴わずに本発明の実施例に基づいて導き出したその他の実施例は、すべて本出願の保護範囲に含まれる。
本開示における「第1」、「第2」などの用語は、類似のオブジェクトを区別するために使用され、必ずしも特定の順序またはシーケンスを説明するために使用されるわけではない。さらに、「含む」および「有する」という用語およびそれらの任意の変形は、非排他的な包含をカバーすることを意図している。例えば、一連のステップまたはユニットを含むプロセス、方法、システム、製品、または装置は、これらのステップまたはユニットには、明確にリストされていない、またはこれらのプロセス、方法、製品、または装置に固有の他のステップまたはユニットが含まれる場合がある。また、本開示において「および/または」を使用し、接続されたオブジェクトの少なくとも1つを意味する。例えばAおよび/またはBおよび/またはCとは、Aのみ、Bのみ、Cのみ、およびAとBの両方、B とCの両方、AとCの両方、およびA、B、Cがすべて存在する7つの状況を含む。
図1を参照する。図1は、本開示の実施形態に適用可能なネットワークシステムの構造図である。図1に示されるように、端末11およびネットワーク側装置12を備え、ここで、端末11とネットワーク側装置12とは、ネットワークを介して相互に通信することができる。
本開示の実施形態において、端末11は、ユーザ端末(User Equipment、UE)と呼ばれてもよい。具体的に実現されると、端末11は、携帯電話、タブレットコンピュータ(Tablet Personal Computer)、ラップトップコンピュータ(Laptop Computer)、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、モバイルインターネットデバイス(Mobile Internet Device、MID)、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)、または車載装置などの端末側装置であってもよいが、本開示の実施形態では、端末装置11の種類が限定されないことに留意されたい。
ネットワーク側装置12は、基地局、リレーポイント、アクセスポイントなどであってもよい。例示的に、ネットワーク側装置12は、単一接続アーキテクチャでのサービング基地局、マルチ接続アーキテクチャでのマスターノード、またはマルチ接続アーキテクチャでのセカンダリノードであってもよい。基地局は、5G以降のバージョンの基地局(例:5G NR NB)、または他の通信システムの基地局(例:進化型基地局(Evolutional NodeB、eNB))であってもよい。本開示の実施形態では、ネットワーク側装置12の種類が限定されないことに留意されたい。理解を容易にするために、本開示の実施形態に係る一部の内容を以下に説明する。
1.PDCP複製(PDCP duplication)機能の紹介
ネットワーク側装置は、UEのあるRBにデータ複製機能を設定でき、PDCP層によってこの機能を実行される。あるRBのデータ複製機能が有効になっている場合、当該RBに対応するPDCP層は、下位層に渡す必要のあるデータを複製し、元のデータと複製したデータを2つの異なる伝送経路、例えば2つの無線リンク制御(Radio Link Control、RLC)エンティティで送信し、異なるRLCエンティティが異なる論理チャネルに対応する。
一実施形態では、ネットワーク側装置は、媒体アクセス制御制御要素(Medium Access Control Control Element、MAC CE)シグナリングを介して、PDCPデータ複製機能を開始(すなわち、有効に)または停止(すなわち、無効に)するように指示することができる。
別の一実施形態では、ネットワーク側装置があるRBのデータ複製機能を設定するときに、設定直後に当該機能をオンにするかどうかを設定できるため、PDCP複製を有効にまたは無効にするようにMAC CEシグナリングが指示することは不要になる。
2.PDCP複製機能のベアラタイプ
第5世代(5th-Generation、5G)の移動体通信システムはDCアーキテクチャを採用している。DCアーキテクチャには、マスターセルグループ(Master Cell Group、MCG)とセカンダリセルグループ(Secondary Cell Group、SCG)との2つのセルグループを含む。
ここで、MCGはネットワーク側装置のマスターノード(Master Node、MN)に対応し、SCGはネットワーク側装置のセカンダリノード(secondary node、SN)に対応する。MCGにおけるMACエンティティはMCG MACエンティティと呼ばれてもよく、SCGにおけるMACエンティティはSCG MACエンティティと呼ばれてもよい。ネットワーク側装置は、UEに、MCGで設定されるSRB1とSRB2、およびSCGで設定されるSRB3を含む複数のシグナリング無線ベアラ(Signaling Radio Bearer、SRB)を設定できる。
PDCP複製機能のベアラタイプには、少なくとも次の2種類のベアラを含んでもよい。
スプリットベアラ(Split bearer):同じスプリットベアラの場合、対応するPDCPエンティティは1つのセルグループにあり、対応する2つのRLCエンティティと2つのMACは異なるセルグループにある。
例示的に、図2Aに示されるように、スプリットベアラaを例に挙げて説明する。スプリットベアラaには、伝送経路a1および伝送経路a2が設定されている。ここで、伝送経路a1は、MCGにおけるPDCPエンティティ、MCGにおけるRLCエンティティ1、およびMCGにおけるMACエンティティに対応する。 伝送経路a2は、MCGにおけるPDCPエンティティ、SCGにおけるRLCエンティティ1およびSCGにおけるMACエンティティに対応する。
複製ベアラ(Duplicate bearer):同じ重複ベアラの場合、対応する1つのPDCPエンティティ、2つのRLCエンティティ、および1つのMACエンティティが1つのセルグループにある。
例示的に、図2Bに示されるように、複製ベアラaを例に挙げて説明する。複製ベアラaには、伝送経路a1および伝送経路a2が設定されている。ここで、伝送経路a1は、MCGにおけるPDCPエンティティ、MCGにおけるRLCエンティティ1、およびMCGにおけるMACエンティティに対応する。 伝送経路a2は、MCGにおけるPDCPエンティティ、MCGにおけるRLCエンティティ2およびMCGにおけるMACエンティティに対応する。
さらに、複製ベアラの場合、異なるRLCエンティティからのデータを異なるセルを介して送信でき、データ伝送に使用されるセルは、セカンダリセル(Secondary Cell、SCell)またはプライマリセル(Primary Cell、PCell)であってもよい。
本開示の実施形態では、ベアラに対応するRLCエンティティが異なるセルグループに分布されている場合、当該ベアラはスプリットベアラと呼ばれることができ、ベアラに対応するRLCエンティティが同じセルに分布されている場合、当該ベアラは複製ベアラと呼ばれることができるが、標準化団体はそれに他の名前を付ける場合があり、本開示は名前の影響を受けないことに留意されたい。
3.マルチ経路PDCPデータ複製(Multiple Leg PDCP Duplication)
PDCPデータ複製機能は、RBに2つ以上の伝送経路を設定できる。伝送経路は唯一のRLCエンティティに対応するため、当該RBに対応するPDCPエンティティは2つ以上のRLCエンティティに対応してもよいことが理解できる。
理解を容易にするために、図3Aと図3Bを一緒に参照してください。図3Aに示すように、マルチ経路複製ベアラ(Multiple Leg Duplicate Bearer)のPDCPエンティティは4つのRLCエンティティに対応し、当該マルチ経路複製ベアラには4つの伝送経路が設定されていることがわかる。図3Bに示すように、マルチ経路スプリットベアラ(Multiple Leg Split Bearer)のPDCPエンティティは、6つのRLCエンティティに対応し、当該マルチ経路スプリットベアラには、6つの伝送経路が設定されていることが理解できる。
具体的に実装されると、ネットワーク側装置は、中の1つまたは複数の伝送経路を無効にすることを選択する可能性がある。たとえば、RBに3つの伝送経路が設定されるシナリオとすると、1つの経路を無効にしてもよいが、機能できる経路はまた2つある。このシナリオでは、無効にされた伝送経路はデータ伝送(受信または送信)に使用されず、当該PDCP複製機能は有効にされた経路を介してデータを伝送し続けることができる。つまり、無効にされた経路の場合、UEは当該伝送経路に対応する論理チャネルを介してデータを送信できないが、有効にされた伝送経路の場合、UEは当該伝送経路に対応する論理チャネルを介してデータを送信できる。
スプリットベアラアーキテクチャの場合、ネットワーク側装置がスプリットベアラにPDCPデータ複製機能を設定した後、1つのMACエンティティの下の複数の伝送経路に対して、ネットワーク側装置は複製されたデータを異なるセルで伝送できるために、MACエンティティに対応するスプリットベアラに対応する1つ以上の伝送経路のデータをSCellのみを介して伝送されるように設定できる。当該伝送経路のデータ伝送に障害が発生した場合、UEがどのように処理するかが解決しようとする問題になる。したがって、本開示の実施形態は、データ伝送性能を改善するために、このシナリオにおけるUEの処理動作を設定するための処理方法を提供する。
本開示の実施形態に係る処理方法を以下に説明する。
図4を参照する。図4は、本開示の実施形態によって提供される処理方法の第1のフローチャート図である。本実施形態の処理方法は、端末に適用されてもよい。前記端末に対応する目標スプリットベアラには、N個の伝送経路が設定され、前記N個の伝送経路のうちのM個の伝送経路が、セカンダリセルSCellを介してデータ伝送を実行し、ここで、Nは2以上の整数で、MはN以下の正の整数である。
図4に示すように、本開示の実施形態の処理方法は、以下のステップを含む。
ステップ401、前記M個の伝送経路のうちの目標伝送経路でのデータ伝送に障害が発生した場合は、目標操作を実行する。
本開示の実施形態では、前記M個の伝送経路は、SCellのみを介してデータを伝送することができる。具体的に実装されると、前記M個の伝送経路に対応するMACエンティティが論理チャネル優先順位(Logical Channel Prioritization、LCP)を実行する場合、アップリンク許可が指定される(例えばネットワーク側装置の)SCellのアップリンク許可である場合のみ、前記M個の伝送経路にそれぞれ対応する論理チャネルが当該アップリンク許可のアップリンクリソースに割り当てられ得、さらに、データは割り当てられたアップリンクリソースでデータを伝送する。
また、目標伝送経路は、M個の伝送経路のうちi個の伝送経路であり得、iは、M以下の正の整数であることを理解されたい。
ここで、前記目標操作は、
障害指示情報を報告することと、
前記目標伝送経路に対応する目標無線リンク制御RLCエンティティに対して第1の操作を実行することと、
前記目標伝送経路に対応する目標媒体アクセス制御MACエンティティに対して第2の操作を実行することと、
前記目標伝送経路に対応する目標SCellに対して第3の操作を実行することと、
前記目標スプリットベアラに対して第4の操作を実行することとの少なくとも1つを含む。
障害指示情報を報告するシナリオの場合、具体的に実装されると、UEは、SRBを介して障害指示情報を報告することができる。UEがMCGを介してSRBを設定するか、SCGのSRBを介して障害指示情報を報告するかは、目標伝送経路に対応するMACエンティティが配置されているセルグループと、当該セルグループにSRBが設定されているかどうかによって決定できる。
オプションで、前記障害指示情報を報告することは、
目標伝送経路がマスターセルグループMCGのMACエンティティに対応する場合、前記MCGグループに設定されたシグナリング無線ベアラSRBを介して障害指示情報を報告する、または、
前記目標伝送経路がセカンダリセルグループSCGのMACエンティティに対応し、且つ前記SCGにSRBを設定されている場合、前記セカンダリセルグループに設定されるSRBを介して障害指示情報を報告する、または、
前記目標伝送経路がSCGのMACエンティティに対応しているが、前記SCGにはSRBが設定されていない場合、障害指示情報はMCGに設定されたSRBを介して報告される。
本開示の実施形態では、障害指示情報を報告することは、障害指示情報をネットワーク側装置に送信することとして理解され得ることが理解されるべきである。その中で、ネットワーク側装置は、デュアル接続アーキテクチャの下でのMNまたはデュアル接続アーキテクチャの下でのSNであり得、これは、実際の条件に従って具体的に決定される。
前記目標伝送経路がマスターセルグループMCGのMACエンティティに対応する場合、ネットワーク側装置はデュアル接続アーキテクチャでのMNであるため、UEは障害指示情報をデュアル接続アーキテクチャでのMNに送信する必要がある。このシナリオでは、UEは、前記MCGグループに設定されたSRB(SRB1またはSRB2など)を介して障害指示情報を報告することができ、MNは、報告された障害指示情報を受信する。
前記目標伝送経路がセカンダリセルグループSCGのMACエンティティに対応する場合、ネットワーク側装置はデュアル接続アーキテクチャでのSNであるため、UEは障害指示情報をデュアル接続アーキテクチャでのSNに送信する必要がある。このシナリオでは、SCGにSRBが設定されていない可能性があるため、SCGにSRBが設定されているかどうかをさらに判断し、判断の結果に基づいて報告される障害指示情報のSRBを決定する必要がある。
SCGにSRB(SRB3など)が設定されている場合、UEは、SCGに設定されたSRBを介して障害指示情報を報告することができ、SNは、報告される障害指示情報を受信する。
SCGにSRBが設定されていない場合、UEは、MCGに設定されたSRBを介して障害指示情報を報告することができ、MNは、報告される障害指示情報を受信する。その後、MNは、UEによって報告された障害指示情報をSNに転送できる。
このようにして、障害指示情報を報告する信頼性を向上させることができ、したがって、データ伝送性能を向上させることができる。
本開示の実施形態では、オプションで、前記目標伝送経路のデータ伝送の障害のトリガーイベントは、
前記目標RLCエンティティの再送信の回数が再送信の最大回数に達すること、
前記目標SCellの物理層に障害が発生すること、
前記目標SCellのランダムアクセスプロセスに障害が発生すること、
前記目標SCellにビーム障害が発生すること、うちの少なくとも1つを含む。
すなわち、UEが、目標RLCエンティティの再送信の回数が再送信の最大回数に達することを検出した場合、目標伝送経路でのデータ伝送の障害と見なすことができる、および/または、UEが、前記目標SCellの物理層に障害が発生する場合、ランダムアクセスプロセスに障害が発生する場合、またはビームに障害が発生する場合、目標伝送経路のデータ伝送障害と見なすことができる。
ここで、物理層の障害は、物理層の障害または非同期として理解することができる。具体的に実装されると、UEは、物理層で複数の連続する非同期指示を検出した後、タイマーを開始してもよい。当該タイマーの作動中に、UEが物理層で複数の連続する同期指示を検出した場合、当該タイマーを停止できるが、当該タイマーの期限が切れる場合、UEは、物理層に障害が発生するか、物理層が同期していないと見なすことができる。
前記目標操作に障害指示情報を報告することが含まれるシナリオにおいて、オプションで、前記M個の伝送経路のうちの目標伝送経路でのデータ伝送に障害が発生した場合は、目標操作を実行することは、
前記目標操作に障害指示情報を報告することが含まれる場合、第1の指示情報が端末が障害指示情報を報告することを示し、かつ前記M個の伝送経路における目標伝送経路にデータ伝送に障害が発生した場合、障害指示情報を報告することを含み、
ここで、前記第1の指示情報は、前記端末が障害指示情報を報告するかどうかを示すためである。
当該シナリオで、前記第1の指示情報は、前記端末が障害指示情報を報告しないと示すと、UEは障害指示情報を報告しない。
なお、第1の操作、第2の操作、第3の操作、第4の操作は、第1の指示情報の影響を受けなくてもよい。すなわち、第1の操作、第2の操作、第3の操作、および第4の操作では、第1の指示情報が端末に障害指示情報を報告するように指示するかどうかに関係なく、目標伝送経路がデータ伝送に障害が発生した場合、UEは、第1の操作、第2の操作、第3の操作、および/または第4の操作を行ってもよい。
さらに、前記第1の指示情報は、ネットワーク側装置によって設定されるまたはプロトコルによって事前に定義される。
第1の指示情報がネットワーク側装置によって設定されるシナリオの場合、ネットワーク側装置は、端末が障害指示情報を報告するかどうかを示すための第1の指示情報を端末に事前に送信することができる。このようにして、ネットワーク側装置は、実際のニーズに応じて第1の指示情報の具体的な指示内容を決定してから、端末に配信することができるので、第1の指示情報の指示の柔軟性を向上させることができる。
ここで、ネットワーク側装置は、デュアル接続アーキテクチャでのMNまたはデュアル接続アーキテクチャでのSNであってもよく、実際のニーズに従って具体的に決定されるが、本開示の実施形態では限定されない。
第1の指示情報がプロトコルによって事前定義されるシナリオの場合、第1の指示情報は通信プロトコルに事前定義できる。このようにして、UEは、ネットワーク側装置の指示に従って障害指示情報を報告するかどうかを決定することなく、プロトコルから第1の指示情報を直接抽出できることで、システムのオーバーヘッドを節約できる。
以下、目標操作における障害指示情報に含まれる具体的な内容と、第1の操作、第2の操作、第3の操作、第4の操作の具体的な表現形式について詳しく説明する。
オプションで、前記障害指示情報は、
前記目標伝送経路に対応するセルの識別子、
前記目標伝送経路に対応するセルグループの識別子、
前記目標のスプリットベアラの識別子、
前記目標RLCエンティティの識別子、
前記目標RLCエンティティの論理チャネルの識別子、
前記目標RLCエンティティの論理チャネルが属する論理チャネルグループの識別子、
前記目標RLCエンティティのセルの測定結果、
すべてのサービングセルの測定結果、
サービス周波数ポイントでのすべてのセルの測定結果、
前記目標伝送経路に対応するセルグループのサービングセルの測定結果、
前記目標伝送経路に対応するセルグループのサービス周波数ポイントでのセルの測定結果、
非サービス周波数ポイントでのセルの測定結果、の少なくとも1つを含む。
ここで、測定結果は、セルの測定結果、セルのビームの測定結果のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
このようにして、ネットワーク側装置は、障害指示情報を取得した後、データ伝送に障害が発生した目標伝送経路の情報を決定できるため、目標伝送経路がデータを伝送するように設定されなくてもよいので、データ伝送の信頼性を向上させることができる。
オプションで、前記第1の操作は、
前記目標RLCエンティティ再設定すること、
前記目標RLCエンティティのデータ送信機能および/またはデータ受信機能を一時停止すること、
前記目標RLCエンティティに対応するSCellに対応するすべてのRLCエンティティを再設定すること、
前記目標RLCエンティティに対応するSCellに対応するすべてのRLCエンティティのデータ送信機能および/またはデータ受信機能を一時停止することとの少なくとも1つを含む。
ここで、前記目標RLCエンティティに対応するSCellは1つまたは複数であってもよい。
このようにして、目標RLCエンティティ、および/または目標RLCエンティティに対応するSCellに対応するすべてのRLCエンティティを再設定することで、および/または目標RLCエンティティ、および/または前記目標RLCエンティティに対応するSCellに対応するすべてのRLCエンティティのデータ送信機能および/またはデータ受信機能を一時停止することで、データ伝送をできるだけ早く再開できるため、データ伝送の信頼性が向上できる。
オプションで、前記第2の操作は、
前記目標伝送経路の論理チャネルのバッファサイズレポートBSRの報告をトリガーしないこと、
生成されるBSRには、前記目標伝送経路の論理チャネルに対応するバッファデータが含まれないこと、
論理チャネル優先順位LCPを実行するプロセスでは、受信したアップリンク許可を、前記目標伝送経路の論理チャネルを除く他の論理チャネルに割り当てること、の少なくとも1つを含む。
生成されるバッファサイズレポート(Buffer Size Report、BSR)には、前記目標伝送経路の論理チャネルに対応するバッファデータが含まれないシナリオの場合、本開示の実施形態は、当該BSRレポートのトリガー条件を制限しないことを理解されたい。前記目標伝送経路の論理チャネルのバッファサイズレポートをトリガーしないBSRレポートと比較して、他の伝送経路の伝送に影響を与えることなく、他の伝送経路の論理チャネルに対応するバッファデータを報告できるため、データ伝送の信頼性を向上できる。
論理チャネル優先順位LCPを実行するプロセスでは、受信したアップリンク許可を、前記目標伝送経路の論理チャネルを除く他の論理チャネルに割り当てる。論理チャネル優先度LCPを実行するプロセスにおいて、UEは受信したアップリンク許可を目標伝送経路の論理チャネルに割り当てないため、データ損失が減少されることは理解できる。
このようにして、データ伝送性能を向上させることができる。
オプションで、前記第3の操作は、
前記目標RLCエンティティに対応するSCellを無効にすること、
前記目標RLCエンティティに対応するSCellの上り信号送信および/または下り信号受信を停止すること、の少なくとも1つを含む。
このようにして、目標RLCエンティティに対応するSCellはデータ伝送に使用されないので、データ損失を避けて、データ伝送性能を向上させることができる。
オプションで、前記第4の操作は、
前記目標スプリットベアラにデータ複製機能が設定されている場合は、前記目標伝送経路のデータ複製機能を無効にすること、
前記目標スプリットベアラがデータ複製機能で構成されている場合、前記目標スプリットベアラの初期利用可能な伝送経路に前記目標伝送経路が含まれていると、前記初期利用可能な伝送経路を前記目標RLCエンティティに対応する伝送経路が含まれない伝送経路に更新すること、
前記目標スプリットベアラにデータ複製機能が設定されている場合、前記目標スプリットベアラに対応するRLCエンティティがすべてデータ伝送に障害し、かつ前記目標スプリットベアラに対応するRLCエンティティがすべてSCellで送信するように設定されている場合、前記目標スプリットベアラを一時停止すること、前記目標スプリットベアラに対応するパケットデータコンバージェンスプロトコルPDCPエンティティを再構築すること、前記目標MACエンティティを再設定することの少なくとも1つを実行すること、の少なくとも1つを含む。
ここで、前記初期利用可能な伝送経路を、前記目標RLCエンティティに対応する伝送経路を含まない伝送経路に更新することは、初期利用可能な伝送経路を、データ送信に障害していないRLCエンティティに対応する伝送経路に変更する、ように理解できる。
このようにして、目標伝送経路によるデータ伝送を続くのを避けられるので、データ伝送性能を向上させることができる。
本開示の実施形態では、伝送経路は、セルグループ識別子および/または論理チャネル識別子の少なくとも1つによって識別され得ることに留意されたい。
本開示の実施形態による処理方法では、前記端末に対応する目標スプリットベアラにはN個の伝送経路が設定され、N個の伝送経路のうちノM個の伝送経路がセカンダリセルSCellを介してデータ伝送を行い、Nは2以上の整数で、MはN以下の正の整数である。前記M個の伝送経路のうちの目標伝送経路でのデータ伝送に障害が発生した場合、端末は、障害指示情報を報告することと、前記目標伝送経路に対応する目標無線リンク制御RLCエンティティに対して第1の操作を実行することと、前記目標伝送経路に対応する目標媒体アクセス制御MACエンティティに対して第2の操作を実行することと、前記目標伝送経路に対応する目標SCellに対して第3の操作を実行することと、前記目標スプリットベアラに対して第4の操作を実行することとの少なくとも1つを実行してもよい。本出願は、目標によって個別に伝送されるN個の伝送経路の中で、SCellを介したデータ伝送の伝送経路でデータ伝送に障害が発生するシナリオでUEの処理動作を設定し、それによってデータ伝送の信頼性を向上させ、さらにデータ伝送パフォーマンスを向上させる。
本開示の実施形態で紹介される様々なオプションの実施形態は、互いに組み合わせて実施することができ、または別々に実施することができ、本開示の実施形態に限定されないことに留意されたい。
理解を容易にするために、例示的に以下に説明する。
実施形態1:MCGでの伝送経路でデータ伝送に障害が発生する。
図5に示すように、本開示の実施形態の処理方法は、以下のステップを含む。
ステップ1:MNはセカンダリセル障害レポート(SCell Failure Report)をUEに送信することができる。
ここで、セカンダリセル障害レポートは、SCellを介してのみデータ送信できる経路に障害が発生したときに、障害指示情報を報告するように端末に指示するために使用され、前述の方法実施形態の第1の指示情報に当てる。具体的に実装されると、ネットワーク側装置は、RRC接続再設定(Connection Reconfiguration、RRC)プロセスを介してセカンダリセル障害レポートを設定できる。
実際の応用では、ネットワーク側に設定されまたはプロトコルの合意で、スプリットベアラに対して、少なくとも1つのMACエンティティに対応する伝送経路(つまり、対応するRLCエンティティまたは論理チャネルの数)が2つ以上である場合、かつ当該スプリットベアラの伝送経路内の少なくとも1つの経路設定がSCellを介してのみがデータを送信できる(例えば、UEの当該MACエンティティがLCPプロセスを実行する場合、アップリンク許可が指定された(つまり、ネットワークによって設定された)SCellのアップリンク許可の場合のみ、当該論理チャネルが当該アップリンク許可のアップリンクリソースを割り当てることができる)とき、SCellを介してのみデータを送信できる経路に障害が発生すると、UEは障害指示情報を報告する。
ステップ2:障害が発生した経路がMCG MACの経路である場合、UEはMCGのSRB(SRB1またはSRB2など)を介して当該障害指示情報を報告する。障害指示情報はSCell障害情報(SCell Failure Information)として表すことができる。
ここで、当該障害のトリガーイベントは、
当該経路に対応するRLCエンティティは、再送信の最大回数に達すること、
当該経路に対応するSCellの物理層が同期していないこと、
当該経路に対応するSCellのランダムアクセスプロセスに障害が発生したこと、
当該経路に対応するSCellにビーム障害が発生すること、の1つまたは複数の任意の組み合わせを含む。
ここで、当該報告される「障害指示情報」は、
障害が発生したセルの識別子、
障害が発生したセルグループの識別子、
障害が発生したベアラの識別子、
障害が発生したRLCエンティティの識別子、
障害が発生したRLCエンティティに対応する論理チャネルの識別子、
障害が発生したRLCエンティティに対応する論理チャネルが属する論理チャネルグループの識別子、
障害が発生したRLCエンティティに対応するセルの測定結果、
すべてのサービングセルの測定結果、
サービス周波数ポイントでのすべてのセルの測定結果、
障害が発生したセルグループのサービングセルの測定結果、
障害が発生したセルグループのサービス周波数ポイントでのセルの測定結果、
非サービス周波数ポイントでのセルの測定結果、の1つまたは複数の任意の組み合わせを含む。
当該報告される「測定結果」は、
セルの測定結果、
セルのビームの測定結果、の1つまたは複数の任意の組み合わせを含む。
さらに、UEの処理動作は、さらに
当該障害が発生した経路に対応するRLCエンティティを処理すること、
当該障害が発生した経路に対応するSCellを処理すること、
当該障害が発生した経路に対応するMACエンティティを処理すること、
当該障害が発生した経路に対応するベアラを処理することとを含む。
ここで、「当該障害が発生した経路に対応するRLCエンティティを処理すること」は、
当該障害が発生したRLCエンティティを再設定すること、
当該障害が発生したRLCエンティティのデータ送信機能を一時停止すること、
当該障害が発生したRLCエンティティのデータ受信機能を一時停止すること、
当該障害が発生したRLCエンティティに対応するSCellに対応するすべてのRLCエンティティを再設定すること、
当該障害が発生したRLCエンティティに対応するSCellに対応するすべてのRLCエンティティのデータ送信機能を一時停止すること、
当該障害が発生したRLCエンティティに対応するSCellに対応するすべてのRLCエンティティのデータ受信機能を一時停止することとの1つまたは複数の任意の組み合わせを含む。
ここで、「当該障害が発生した経路に対応するSCellを処理すること」は、
障害が発生したRLCエンティティに対応するSCellを無効にすること、
当該RLCエンティティに対応するSCellの上り信号送信を停止すること、
当該RLCエンティティに対応するSCellの下り信号受信を停止することとの1つまたは複数の任意の組み合わせを含む。
ここで、「当該障害が発生した経路に対応するMACエンティティを処理すること」は、
当該障害が発生した経路の論理チャネルがBSRレポートをトリガーしないこと、
トリガーしたバッファサイズレポート(Buffer Size Report、BSR)には、障害が発生した経路の論理チャネルに対応するバッファデータのレポートが含まれないこと、
当該MACエンティティがLCPプロセスを実行するとき、受信されるアップリンク許可を当該障害が発生した経路の論理チャネルに割り当てないこと、との1つまたは複数の任意の組み合わせを含む。
ここで、「当該障害が発生した経路に対応するベアラを処理すること」は、
PDCP複製が設定された場合、当該障害が発生した経路のPDCP複製機能を無効にする(つまり、当該障害が発生した経路は複製されるデータの送信に使用しない)こと、
PDCP複製が設定された場合、当該PDCPデータ複製機能が設定されたベアラのデフォルトの伝送経路(当該デフォルトの伝送経路は、UEがPDCP複製を設定されていないか、ベアラ全体のPDCP複製機能が無効にされた後、UEが採用する上り送信経路である)は、障害が発生したRLCエンティティに対応する伝送経路である場合、デフォルトの伝送経路を、障害が発生していないRLCエンティティに対応する伝送経路に変更すること、
PDCP複製が設定された場合、当該PDCPデータ複製機能が設定されたベアラのすべてのRLCエンティティに障害が発生し、かつすべてのRLCエンティティがSCellで送信するように設定されている場合、当該PDCPデータ複製機能が設定されたベアラを一時停止する(つまり、データを送信および受信しない)こと、
PDCP複製が設定された場合、当該PDCPデータ複製機能が設定されたベアラのすべてのRLCエンティティに障害が発生し、かつすべてのRLCエンティティがSCellで送信するように設定されている場合、当該PDCPデータ複製機能が設定されたベアラに対応するPDCPエンティティを再構築すること、
PDCP複製が設定された場合、当該PDCPデータ複製機能が設定されたベアラのすべてのRLCエンティティに障害が発生し、かつすべてのRLCエンティティがSCellで送信するように設定されている場合、当該PDCPデータ複製機能が設定されたベアラに対応するMACエンティティを再構築することとの1つまたは複数の任意の組み合わせを含む。
実施形態2:SCGでの伝送経路でデータ伝送に障害し、障害指示情報はSCG SRBを介して報告される。
図6に示すように、本開示の実施形態の処理方法は、以下のステップを含む。
ステップ1:実施形態1のステップ1と同じように、ネットワーク側に設定されまたはプロトコルの合意で、トリガー条件が満たされると、UEは障害指示情報を報告する。
図6に示されるように、ステップ1は、ステップ1.1および/またはステップ1.2を含んでもよい。
ステップ1.1、MNは、RRC接続再設定プロセスを介してセカンダリセルの障害レポートを設定する。
ステップ1.2、SNは、RRC接続再設定プロセスを介してセカンダリセルの障害レポートを設定できる。
ステップ2:実施形態1のステップ2と同じである。
違いは、障害が発生した経路がSCG MACの経路であり、当該SCGが対応するSRBを設定されている場合、障害指示情報はSCGのSRB(SRB3など)を介して報告されることである。
実施形態3:SCGでの伝送経路でデータ伝送に障害し、障害指示情報はMCG SRBを介して報告される。
図7に示すように、本開示の実施形態の処理方法は、以下のステップを含む。
ステップ1:実施形態1のステップ1と同じように、ネットワーク側に設定されまたはプロトコルの合意で、トリガー条件が満たされると、UEは障害指示情報を報告する。
図7に示されるように、ステップ1は、ステップ1.1および/またはステップ1.2を含んでもよい。
ステップ1.1、MNは、RRC接続再設定プロセスを介してセカンダリセルの障害レポートを設定する。
ステップ1.2、SNは、RRC接続再設定プロセスを介してセカンダリセルの障害レポートを設定できる。
ステップ2:実施形態1のステップ2と同じである。
違いは、障害が発生した経路がSCG MACの経路であり、当該SCGが対応するSRBを設定されていない場合、障害指示情報はMCGのSRB(SRB1或SRB2など)を介して報告されることである。
ステップ3:追加に、MNは、当該UEによって報告された「障害指示情報」をSNに転送する。
図7に示すように、MNはSCG情報(SCG Information)をSNに送信し、前記SCG情報はSCell障害情報(SCell Failure Information)を含む。
本開示の方法では、スプリットベアラが1つのMACエンティティの下に複数の送信経路を持ち、かつ当該経路内の少なくとも1つの経路が、SCellを介してのみ送信できるように設定される場合、当該SCellを介してのみ送信できる経路に障害が発生した場合、UEは関連する処理を実行し、それによってデータ損失を減らし、データ送信をできるだけ早く回復する。
図8を参照する。図8は、本開示の実施形態によって提供される端末の第1の構造図である。端末800に対応する目標スプリットベアラには、N個の伝送経路が設定され、前記N個の伝送経路のうちのM個の伝送経路が、セカンダリセルSCellを介してデータ伝送を実行し、ここで、Nは2以上の整数で、MはN以下の正の整数である。図8に示すように、端末800は、
前記M個の伝送経路のうちの目標伝送経路でのデータ伝送に障害が発生した場合は、目標操作を実行するための実行モジュール801を備え、
ここで、前記目標操作は、
障害指示情報を報告することと、
前記目標伝送経路に対応する目標無線リンク制御RLCエンティティに対して第1の操作を実行することと、
前記目標伝送経路に対応する目標媒体アクセス制御MACエンティティに対して第2の操作を実行することと、
前記目標伝送経路に対応する目標SCellに対して第3の操作を実行することと、
前記目標スプリットベアラに対して第4の操作を実行することとの少なくとも1つを含む。
オプションで、前記第1の実行モジュール801は障害指示情報を報告するために使用されるとき、具体的に、
目標伝送経路がマスターセルグループMCGのMACエンティティに対応する場合、前記MCGグループに設定されたシグナリング無線ベアラSRBを介して障害指示情報を報告する、または、
前記目標伝送経路がセカンダリセルグループSCGのMACエンティティに対応し、且つ前記SCGにSRBを設定されている場合、前記セカンダリセルグループに設定されるSRBを介して障害指示情報を報告する、または、
前記目標伝送経路がSCGのMACエンティティに対応しているが、前記SCGにはSRBが設定されていない場合、障害指示情報はMCGに設定されたSRBを介して報告されるために使用される。
オプションで、前記目標伝送経路のデータ伝送障害のトリガーイベントは、
前記目標RLCエンティティの再送信の回数が再送信の最大回数に達すること、
前記目標SCellの物理層に障害が発生すること、
前記目標SCellのランダムアクセスプロセスに障害が発生すること、
前記目標SCellにビーム障害が発生すること、うちの少なくとも1つを含む。
オプションで、前記実行モジュール801は、
前記目標操作に障害指示情報を報告することが含まれる場合、第1の指示情報が端末が障害指示情報を報告することを示し、かつ前記M個の伝送経路における目標伝送経路にデータ伝送に障害が発生した場合、障害指示情報を報告することを含み、
ここで、前記第1の指示情報は、前記端末が障害指示情報を報告するかどうかを示すためである。
オプションで、前記第1の指示情報は、ネットワーク側装置によって設定されるまたはプロトコルによって事前に定義される。
オプションで、前記障害指示情報は、
前記目標伝送経路に対応するセルの識別子、
前記目標伝送経路に対応するセルグループの識別子、
前記目標のスプリットベアラの識別子、
前記目標RLCエンティティの識別子、
前記目標RLCエンティティの論理チャネルの識別子、
前記目標RLCエンティティの論理チャネルが属する論理チャネルグループの識別子、
前記目標RLCエンティティのセルの測定結果、
すべてのサービングセルの測定結果、
サービス周波数ポイントでのすべてのセルの測定結果、
前記目標伝送経路に対応するセルグループのサービングセルの測定結果、
前記目標伝送経路に対応するセルグループのサービス周波数ポイントのセルの測定結果、
非サービス周波数ポイントでのセルの測定結果、の少なくとも1つを含む。
オプションで、前記第1の操作は、
前記目標RLCエンティティ再設定すること、
前記目標RLCエンティティのデータ送信機能および/またはデータ受信機能を一時停止すること、
前記目標RLCエンティティに対応するSCellに対応するすべてのRLCエンティティを再設定すること、
前記目標RLCエンティティに対応するSCellに対応するすべてのRLCエンティティのデータ送信機能および/またはデータ受信機能を一時停止することとの少なくとも1つを含む。
オプションで、前記第2の操作は、
前記目標伝送経路の論理チャネルのバッファサイズレポートBSRの報告をトリガーしないこと、
生成されるBSRには、前記目標伝送経路の論理チャネルに対応するバッファデータが含まれないこと、
論理チャネル優先順位LCPを実行するプロセスでは、受信したアップリンク許可を、前記目標伝送経路の論理チャネルを除く他の論理チャネルに割り当てること、の少なくとも1つを含む。
オプションで、前記第3の操作は、
前記目標RLCエンティティに対応するSCellを無効にすること、
前記目標RLCエンティティに対応するSCellの上り信号送信および/または下り信号受信を停止すること、の少なくとも1つを含む。
オプションで、前記第4の操作は、
前記目標スプリットベアラにデータ複製機能が設定されている場合は、前記目標伝送経路のデータ複製機能を無効にすること、
前記目標スプリットベアラがデータ複製機能で構成されている場合、前記目標スプリットベアラの初期利用可能な伝送経路に前記目標伝送経路が含まれていると、前記初期利用可能な伝送経路を前記目標RLCエンティティに対応する伝送経路が含まれない伝送経路に更新すること、
前記目標スプリットベアラにデータ複製機能が設定されている場合、前記目標スプリットベアラに対応するRLCエンティティがすべてデータ伝送に障害し、かつ前記目標スプリットベアラに対応するRLCエンティティがすべてSCellで送信するように設定されている場合、前記目標スプリットベアラを一時停止すること、前記目標スプリットベアラに対応するパケットデータコンバージェンスプロトコルPDCPエンティティを再構築すること、前記目標MACエンティティを再設定することの少なくとも1つを実行すること、の少なくとも1つを含む。
端末800は、本開示の方法の実施形態における各プロセスを実施し、同じ有益な効果を達成することができる。繰り返しを回避するために、ここで詳細は繰り返されない。
図9を参照する。図9は、本開示の実施形態によって提供される端末の第2の構造図である。端末は、本開示の各実施形態を実施する端末のハードウェア構造の概略図であってもよい。端末900に対応する目標スプリットベアラには、N個の伝送経路が設定され、前記N個の伝送経路のうちのM個の伝送経路が、セカンダリセルSCellを介してデータ伝送を実行し、ここで、Nは2以上の整数で、MはN以下の正の整数である。図9に示すように、端末900は、無線周波数ユニット901、ネットワークモジュール902、オーディオ出力ユニット903、入力ユニット904、センサ905、表示ユニット906、ユーザ入力ユニット907、インターフェースユニット908、メモリ909、プロセッサ910、および電源911などのコンポネントを備えるが、これらに限定されない。当業者は、図9に示される端末の構造が端末装置に対する制限を構成せず、端末装置が図に示されるよりも多いまたは少ないコンポネント、または特定のコンポネントの組み合わせ、または異なるコンポネントの配置を備えてもよいことを理解することができる。本開示の実施形態において、端末は、携帯電話、タブレット、ノートパソコン、携帯情報端末、車載端末、ウェアラブル端末、および歩数計などを含むが、これらに限定されない。
ここで、プロセッサ910は、
前記M個の伝送経路のうちの目標伝送経路でのデータ伝送に障害した場合は、目標操作を実行することを含み、
ここで、前記目標操作は、
障害指示情報を報告することと、
前記目標伝送経路に対応する目標無線リンク制御RLCエンティティに対して第1の操作を実行することと、
前記目標伝送経路に対応する目標媒体アクセス制御MACエンティティに対して第2の操作を実行することと、
前記目標伝送経路に対応する目標SCellに対して第3の操作を実行することと、
前記目標スプリットベアラに対して第4の操作を実行することとの少なくとも1つを含む。
オプションで、前記障害指示情報を報告することは、
目標伝送経路がマスターセルグループMCGのMACエンティティに対応する場合、前記MCGグループに設定されたシグナリング無線ベアラSRBを介して障害指示情報を報告する、または、
前記目標伝送経路がセカンダリセルグループSCGのMACエンティティに対応し、且つ前記SCGにSRBを設定されている場合、前記セカンダリセルグループに設定されるSRBを介して障害指示情報を報告する、または、
前記目標伝送経路がSCGのMACエンティティに対応しているが、前記SCGにはSRBが設定されていない場合、障害指示情報はMCGに設定されたSRBを介して報告されるために使用される。
オプションで、前記プロセッサ910はさらに、
前記目標RLCエンティティの再送信の回数が再送信の最大回数に達する、
前記目標SCellの物理層に障害が発生する、
前記目標SCellのランダムアクセスプロセスに障害が発生する、
前記目標SCellにビーム障害が発生する、ためである。
オプションで、前記M個の伝送経路のうちの目標伝送経路でのデータ伝送に障害が発生した場合は、目標操作を実行することは、
前記目標操作に障害指示情報を報告することが含まれる場合、第1の指示情報が端末が障害指示情報を報告することを示し、かつ前記M個の伝送経路における目標伝送経路にデータ伝送に障害が発生した場合、障害指示情報を報告することを含み、
ここで、前記第1の指示情報は、前記端末が障害指示情報を報告するかどうかを示すためである。
オプションで、前記第1の指示情報は、ネットワーク側装置によって設定されるまたはプロトコルによって事前に定義される。
オプションで、前記障害指示情報は、
前記目標伝送経路に対応するセルの識別子、
前記目標伝送経路に対応するセルグループの識別子、
前記目標のスプリットベアラの識別子、
前記目標RLCエンティティの識別子、
前記目標RLCエンティティの論理チャネルの識別子、
前記目標RLCエンティティの論理チャネルが属する論理チャネルグループの識別子、
前記目標RLCエンティティのセルの測定結果、
すべてのサービングセルの測定結果、
サービス周波数ポイントでのすべてのセルの測定結果、
前記目標伝送経路に対応するセルグループのサービングセルの測定結果、
前記目標伝送経路に対応するセルグループのサービス周波数ポイントのセルの測定結果、
非サービス周波数ポイントでのセルの測定結果、の少なくとも1つを含む。
オプションで、前記第1の操作は、
前記目標RLCエンティティ再設定すること、
前記目標RLCエンティティのデータ送信機能および/またはデータ受信機能を一時停止すること、
前記目標RLCエンティティに対応するSCellに対応するすべてのRLCエンティティを再設定すること、
前記目標RLCエンティティに対応するSCellに対応するすべてのRLCエンティティのデータ送信機能および/またはデータ受信機能を一時停止することとの少なくとも1つを含む。
オプションで、前記第2の操作は、
前記目標伝送経路の論理チャネルのバッファサイズレポートBSRの報告をトリガーしないこと、
生成されるBSRには、前記目標伝送経路の論理チャネルに対応するバッファデータが含まれないこと、
論理チャネル優先順位LCPを実行するプロセスでは、受信したアップリンク許可を、前記目標伝送経路の論理チャネルを除く他の論理チャネルに割り当てること、の少なくとも1つを含む。
オプションで、前記第3の操作は、
前記目標RLCエンティティに対応するSCellを無効にすること、
前記目標RLCエンティティに対応するSCellの上り信号送信および/または下り信号受信を停止すること、の少なくとも1つを含む。
オプションで、前記第4の操作は、
前記目標スプリットベアラにデータ複製機能が設定されている場合は、前記目標伝送経路のデータ複製機能を無効にすること、
前記目標スプリットベアラがデータ複製機能で構成されている場合、前記目標スプリットベアラの初期利用可能な伝送経路に前記目標伝送経路が含まれていると、前記初期利用可能な伝送経路を前記目標RLCエンティティに対応する伝送経路が含まれない伝送経路に更新すること、
前記目標スプリットベアラにデータ複製機能が設定されている場合、前記目標スプリットベアラに対応するRLCエンティティがすべてデータ伝送に障害し、かつ前記目標スプリットベアラに対応するRLCエンティティがすべてSCellで送信するように設定されている場合、前記目標スプリットベアラを一時停止すること、前記目標スプリットベアラに対応するパケットデータコンバージェンスプロトコルPDCPエンティティを再構築すること、前記目標MACエンティティを再設定することの少なくとも1つを実行すること、の少なくとも1つを含む。
本実施形態では、端末900は、本開示の方法の実施形態における各プロセスを実施し、同じ有益な効果を達成することができる。繰り返しを回避するために、ここで詳細は繰り返されない。
本出願の実施例では、高周波ユニット901は、情報の送受信または通話過程での信号の送受信をするために使用され得ることを理解されたい。具体的には、基地局からのダウンリンクデータを受信した後、プロセッサ910によって処理され、また、アップリンクデータを基地局に送信する。一般に、高周波ユニット901は、アンテナ、1つ以上の増幅器、トランシーバ、カプラ、低雑音増幅器、ダイプレクサなどを含むが、これらに限定されない。また、無線周波数ユニット901は、無線通信システムを介してネットワークおよびその他の装置と通信することができる。
端末はネットワークモジュール902を介してユーザに無線のブロードバンドインターネット接続を提供する。例えば、ユーザによる電子メールの送信・受信、ウェブサイトの閲覧、ストリーミングへのアクセスをサポートするなどである。
音声出力ユニット903は、高周波ユニット901またはネットワークモジュール902から受信した音声データまたは、メモリ909に保存されている音声データを音声信号に変換して音声に出力することができる。さらに、オーディオ出力ユニット903はまた、端末900によって実行される特定の機能(例えば、呼信号の受信音、メッセージ受信音など)に関連するオーディオ出力を提供することができる。音声出力ユニット903は、スピーカー、ブザー、受話器などを含む。
入力ユニット904は、オーディオまたはビデオ信号を受信するように構成される。入力ユニット904は、図学処理装置(Graphics Processing Unit、GPU)9041およびマイク9042を含み得る。図学処理装置9041は、画面キャプチャモードまたは画像キャプチャモードで、画像キャプチャ装置(カメラなど)によって取得した静止画像またはビデオの画像データを処理する。処理後の画像フレームは、表示ユニット906に表示することができる。図学処理装置9041によって処理された画像フレームは、メモリ909(または他の記憶媒体)に格納され得るか、または高周波ユニット901やネットワークモジュール902を介して送信され得る。マイクロフォン9042は、音を受信することができ、そのような音を音声データに処理することもできる。処理後の音声データは、通話モードでは、高周波ユニット901を介して基地局に送信できる形式に変換可能である。
端末900はさらに、少なくとも1つのセンサー905(光センサー、人感センサーおよびその他のセンサーなど)を含む。具体的に、光センサーは環境光センサーおよび近接センサーを含む。そのうち、環境光センサーは、環境光の明るさによって指示パネル9061の明るさを調整することができる。近接センサーは、端末900が耳元に移動するときに指示パネル9061および/またはバックライトをオフにすることができる。人感センサーの1つとして、加速度センサーは各方向(一般的には3軸)の加速度の大きさ、静止時の重力の大きさと方向を測定可能で、端末の姿勢識別(画面の縦向き/横向きの切り替え、関連ゲーム、磁気センサーの姿勢校正など)、振動による関連機能の識別などに使用可能である。さらに、センサー905は、指紋センサー、圧力センサー、虹彩センサー、分子センサー、ジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサーなどを含み得る。
表示ユニット906は、ユーザによって入力される情報またはユーザに提供される情報を表示するように構成される。表示ユニット906は、表示パネル9061を備えてもよい。表示パネル9061は、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)、有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode、OLED)などの形態で構成されてもよい。
ユーザ入力ユニット907は、入力される数値または文字情報を受信したり、端末のユーザ設定および機能制御に関連するキー信号入力を生成したりするように構成される。具体的に、ユーザ入力ユニット907は、タッチパネル9071およびその他の入力装置9072を含む。タッチパネル9071は、タッチスクリーンとも呼ばれ、タッチパネル9071またはその近くでのユーザのタッチ操作(たとえば、ユーザは指やスタイラスペンなどの適切なオブジェクトやアクセサリを使用してタッチパネル9071またはタッチパネル9071の近くでの操作)を収集できる。タッチパネル9071は、タッチ検出装置およびタッチコントローラの2つの部分を含み得る。ここ、タッチ検出装置は、ユーザのタッチ方向および位置を検出し、タッチ操作によってもたらされる信号を検出し、その信号をタッチコントローラに送信する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、それをタッチポイントの座標に変換してプロセッサ910に送信し、プロセッサ910によって送信される命令を受信して実行する。また、抵抗式、容量式、赤外線及び表面音響波など様々なタイプを採用してタッチパネル9071を実現することができる。タッチパネル9071に加えて、ユーザ入力ユニット907はさらに、その他の入力装置9072を含み得る。具体的に、その他の入力装置9072は物理的キーボード、機能キー(音量調整ボタン、電源スイッチなど)、トラックボール、マウス、ジョイスティックを含み得るが、これらに限定されない。
さらに、タッチパネル9071は、指示パネル9061の上に覆うことが可能で、タッチパネル9071はその表面またはその近くで行うタッチ操作を検出すると、タッチイベントのタイプを確認するためにプロセッサ910に送信する。その後、プロセッサ910はタッチイベントによって、指示パネル9061上に対応する視覚的な出力を提供する。図9では、タッチパネル9071および指示パネル9061は、2つの独立したコンポネントとして端末の入力および出力機能を実装するが、いくつかの実施形態では、タッチパネル9071および指示パネル9061を集積して端末の入力および出力機能を実装してもよく、ここでは特に限定されない。
インターフェースユニット908は、外部が端末装置900と接続するためのインターフェースである。例えば、外部装置は、有線または無線のヘッドフォンポート、外部電源(またはバッテリ充電器)ポート、有線または無線のデータポート、メモリカードポート、識別モジュールを有する装置に接続するためのポート、音声入力/出力(I/O)ポート、ビデオI/Oポート、ヘッドフォンポート等を含み得る。インターフェースユニット908は、外部装置からの入力(例えば、データ情報、電力など)を受信し、受信した入力を端末900における1つ以上の要素に伝送するために使用されることができ、または端末900と外部装置との間でデータを伝送するために使用されることができる。
メモリ909は、ソフトウェアプログラムおよび様々なデータを格納するために使用され得る。メモリ909は、主にプログラム記憶領域およびデータ記憶領域を含むことができ、プログラム記憶領域が、操作システム、少なくとも1つの機能(音声再生機能、画像再生機能など)に必要なアプリケーションプログラムなどを収納でき、データ記憶領域が、携帯電話の使用による作成されたデータ(音声データ、電話帳など)を収納できる。また、メモリ909は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非揮発性メモリを含んでも良い。例えば、少なくとも1つのディスクメモリ、フラッシュメモリ、または他の揮発性ソリッドステートメモリ。
プロセッサ910は、端末のコントロールセンターであって、各インターフェースおよび回路を利用して端末全体の各部分を接続する。メモリ909に保存されているソフトウェアプログラムおよび/またはモジュールを実行して、メモリ909に保存されているデータを呼び出すことで、端末の各機能とデータ処理を実行して、端末全体を監視・管理する。プロセッサ910は、1つ以上の処理ユニットを含み得、オプションで、プロセッサ910はアプリケーションプロセッサおよびモデムプロセッサを集成することができ、アプリケーションプロセッサは主に操作システム、ユーザインターフェース、およびアプリケーションプログラムなどを処理し、モデムプロセッサは主に無線通信を処理する。上記のモデムプロセッサは、プロセッサ910に集積されない場合もあることが理解されたい。
端子900はまた、各部品に電力を供給するための電源911(バッテリーなど)を含み得る。任意選択で、電源911は、電源管理システムを介してプロセッサ910に論理的に接続され得る。それによって、電源管理システムを介して充電、放電、電力消費管理などの機能を実現する。
また、端末900は、示さない機能モジュールを含み、ここでは説明を省略する。
オプションで、本開示の実施形態は、プロセッサ910、メモリ909、メモリ909に格納され、かつプロセッサ910で実行されるコンピュータプログラムを備える端末をさらに提供する。当該コンピュータプログラムがプロセッサ910によって実行されるときに、前述の処理方法の実施形態の各プロセスが実施され、同じ技術的効果を達成することができる。繰り返しを回避するために、ここでは詳細を繰り返さない。
本開示の実施形態はまた、コンピュータプログラムが格納されるコンピュータ可読記憶媒体を提供する。当該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されるとき、上記の処理方法の実施形態の各プロセスが実現され、同じ技術的効果を達成することができる。繰り返しを避けるために、ここでは詳しく説明しない。ここ、前記コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory、略してROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、略してRAM)、磁気ディスク、または光ディスクなどである。
本明細書では、「含む」、「備える」、またはそれらの他の変形という用語は、非排他的な包含をカバーすることを意図しているため、一連の要素を含むプロセス、方法、物品、または装置は、それらの要素を含むだけではなく、また、明示的にリストされていない他の要素、またはプロセス、方法、物品、または装置に固有の要素も含まれることに留意されたい。これ以上の制限ない場合、「1つの...を含む」という文で限定される要素は、その要素を含むプロセス、方法、物品、または装置内の他の同一の要素の存在を除外しない。
上記の実施形態の説明を通じて、当業者は、上記の実施形態の方法が、ソフトウェアに必要な汎用的なハードウェアプラットフォームを加えることによって実施できることを明確に理解することができる。もちろん、ハードウェアによっても実施できるが、多くの場合、前者の方が優れている実施形態である。このような理解に基づいて、本開示の技術案は、本質的に、または関連する技術に寄与する部分をソフトウェア製品の形で具体化することができ、当該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(ROM/RAM、磁気ディスク、光ディスクなど)に格納され、端末(携帯電話、コンピュータ、サーバー、エアコン、またはネットワーク装置などであってもよい)に、本開示の各実施形態に記載される方法を実行させるためのいくつかの命令を含む。
以上は、添付の図面に関して本出願の実施例についての説明であって、本出願は上記の具体的な実施形態に限定されないものであって、上記の具体的な実施形態は、例示的にすぎず、限定的ではなく、当業者は、本出願の啓発の下で、本出願の主旨および請求項の保護範囲から逸脱することなく、多くの形態を作成することができ、いずれも本出願の保護範囲内に含まれるものである。

Claims (22)

  1. 端末に適用される処理方法であって、前記端末に対応する目標スプリットベアラには、N個の伝送経路が設定され、前記N個の伝送経路のうちのM個の伝送経路が、セカンダリセルSCellを介してデータ伝送を実行し、ここで、Nは2以上の整数で、MはN以下の正の整数であり、前記処理方法は、
    前記M個の伝送経路のうちの目標伝送経路でのデータ伝送に障害が発生した場合は、目標操作を実行することを含み、
    ここで、前記目標操作は、
    障害指示情報を報告することと、
    前記目標伝送経路に対応する目標無線リンク制御RLCエンティティに対して第1の操作を実行することと、
    前記目標伝送経路に対応する目標媒体アクセス制御MACエンティティに対して第2の操作を実行することと、
    前記目標伝送経路に対応する目標SCellに対して第3の操作を実行することと、
    前記目標スプリットベアラに対して第4の操作を実行することとの少なくとも1つを含む、処理方法。
  2. 前記障害指示情報を報告することは、
    前記目標伝送経路がマスターセルグループMCGのMACエンティティに対応する場合、前記MCGグループに設定されたシグナリング無線ベアラSRBを介して障害指示情報を報告すること、または、
    前記目標伝送経路がセカンダリセルグループSCGのMACエンティティに対応し、且つ前記SCGにSRBを設定されている場合、前記セカンダリセルグループに設定されるSRBを介して障害指示情報を報告すること、または、
    前記目標伝送経路がSCGのMACエンティティに対応しているが、前記SCGにはSRBが設定されていない場合、障害指示情報はMCGに設定されたSRBを介して報告されるために使用されることを含む、請求項1に記載の処理方法。
  3. 前記目標伝送経路のデータ伝送障害のトリガーイベントは、
    前記目標RLCエンティティの再送信の回数が再送信の最大回数に達すること、
    前記目標SCellの物理層に障害が発生すること、
    前記目標SCellのランダムアクセスプロセスに障害が発生すること、
    前記目標SCellにビーム障害が発生すること、うちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の処理方法。
  4. 前記M個の伝送経路のうちの目標伝送経路でのデータ伝送に障害が発生した場合は、目標操作を実行することは、
    前記目標操作に障害指示情報を報告することが含まれる場合、第1の指示情報が端末が障害指示情報を報告することを示し、かつ前記M個の伝送経路における目標伝送経路にデータ伝送に障害が発生した場合、障害指示情報を報告することを含み、
    ここで、前記第1の指示情報は、前記端末が障害指示情報を報告するかどうかを示すためである、請求項1~3のいずれか1項に記載の処理方法。
  5. 前記第1の指示情報は、ネットワーク側装置によって設定されるまたはプロトコルによって事前に定義される、請求項4に記載の処理方法。
  6. 前記障害指示情報は、
    前記目標伝送経路に対応するセルの識別子、
    前記目標伝送経路に対応するセルグループの識別子、
    前記目標スプリットベアラの識別子、
    前記目標RLCエンティティの識別子、
    前記目標RLCエンティティの論理チャネルの識別子、
    前記目標RLCエンティティの論理チャネルが属する論理チャネルグループの識別子、
    前記目標RLCエンティティのセルの測定結果、
    すべてのサービングセルの測定結果、
    サービス周波数ポイントでのすべてのセルの測定結果、
    前記目標伝送経路に対応するセルグループのサービングセルの測定結果、
    前記目標伝送経路に対応するセルグループのサービス周波数ポイントのセルの測定結果、
    非サービス周波数ポイントでのセルの測定結果、の少なくとも1つを含む、請求項1に記載の処理方法。
  7. 前記第1の操作は、
    前記目標RLCエンティティを再設定すること、
    前記目標RLCエンティティのデータ送信機能および/またはデータ受信機能を一時停止すること、
    前記目標RLCエンティティに対応するSCellに対応するすべてのRLCエンティティを再設定すること、
    前記目標RLCエンティティに対応するSCellに対応するすべてのRLCエンティティのデータ送信機能および/またはデータ受信機能を一時停止することとの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の処理方法。
  8. 前記第2の操作は、
    前記目標伝送経路の論理チャネルのバッファサイズレポートBSRの報告をトリガーしないこと、
    生成されるBSRには、前記目標伝送経路の論理チャネルに対応するバッファデータが含まれないこと、
    論理チャネル優先順位LCPを実行するプロセスでは、受信したアップリンク許可を、前記目標伝送経路の論理チャネルを除く他の論理チャネルに割り当てること、の少なくとも1つを含む、請求項1に記載の処理方法。
  9. 前記第3の操作は、
    前記目標RLCエンティティに対応するSCellを無効にすること、
    前記目標RLCエンティティに対応するSCellの上り信号送信および/または下り信号受信を停止すること、の少なくとも1つを含む、請求項1に記載の処理方法。
  10. 前記第4の操作は、
    前記目標スプリットベアラにデータ複製機能が設定されている場合は、前記目標伝送経路のデータ複製機能を無効にすること、
    前記目標スプリットベアラがデータ複製機能で構成されている場合、前記目標スプリットベアラの初期利用可能な伝送経路に前記目標伝送経路が含まれていると、前記初期利用可能な伝送経路を前記目標RLCエンティティに対応する伝送経路が含まれない伝送経路に更新すること、
    前記目標スプリットベアラにデータ複製機能が設定されている場合、前記目標スプリットベアラに対応するRLCエンティティがすべてデータ伝送に障害し、かつ前記目標スプリットベアラに対応するRLCエンティティがすべてSCellで送信するように設定されている場合、前記目標スプリットベアラを一時停止すること、前記目標スプリットベアラに対応するパケットデータコンバージェンスプロトコルPDCPエンティティを再構築すること、前記目標MACエンティティを再設定することの少なくとも1つを実行すること、の少なくとも1つを含む、請求項1に記載の処理方法。
  11. 端末であって、前記端末に対応する目標スプリットベアラには、N個の伝送経路が設定され、前記N個の伝送経路のうちのM個の伝送経路が、セカンダリセルSCellを介してデータ伝送を実行し、ここで、Nは2以上の整数で、MはN以下の正の整数であり、前記端末は、
    前記M個の伝送経路のうちの目標伝送経路でのデータ伝送に障害が発生した場合は、目標操作を実行するための実行モジュールを備え、
    ここで、前記目標操作は、障害指示情報を報告することと、
    前記目標伝送経路に対応する目標無線リンク制御RLCエンティティに対して第1の操作を実行することと、
    前記目標伝送経路に対応する目標媒体アクセス制御MACエンティティに対して第2の操作を実行することと、
    前記目標伝送経路に対応する目標SCellに対して第3の操作を実行することと、
    前記目標スプリットベアラに対して第4の操作を実行することとの少なくとも1つを含む、端末。
  12. 第1の実行モジュールは障害指示情報を報告するために使用されるとき、具体的に、
    前記目標伝送経路がマスターセルグループMCGのMACエンティティに対応する場合、前記MCGグループに設定されたシグナリング無線ベアラSRBを介して障害指示情報を報告する、または、
    前記目標伝送経路がセカンダリセルグループSCGのMACエンティティに対応し、且つ前記SCGにSRBを設定されている場合、前記セカンダリセルグループに設定されるSRBを介して障害指示情報を報告する、または、
    前記目標伝送経路がSCGのMACエンティティに対応しているが、前記SCGにはSRBが設定されていない場合、障害指示情報はMCGに設定されたSRBを介して報告されるために使用される、請求項11に記載の端末。
  13. 前記目標伝送経路のデータ伝送障害のトリガーイベントは、
    前記目標RLCエンティティの再送信の回数が再送信の最大回数に達すること、
    前記目標SCellの物理層に障害が発生すること、
    前記目標SCellのランダムアクセスプロセスに失敗が発生すること、
    前記目標SCellにビーム障害が発生すること、うちの少なくとも1つを含む、請求項11に記載の端末。
  14. 前記実行モジュールは、具体的に
    前記目標操作に障害指示情報を報告することが含まれる場合、第1の指示情報が端末が障害指示情報を報告することを示し、かつ前記M個の伝送経路における目標伝送経路にデータ伝送に障害が発生した場合、障害指示情報を報告するために使用され、
    ここで、前記第1の指示情報は、前記端末が障害指示情報を報告するかどうかを示すためである、請求項11~13のいずれか1項に記載の端末。
  15. 前記第1の指示情報は、ネットワーク側装置によって設定されるまたはプロトコルによって事前に定義される、請求項14に記載の端末。
  16. 前記障害指示情報は、
    前記目標伝送経路に対応するセルの識別子、
    前記目標伝送経路に対応するセルグループの識別子、
    前記目標スプリットベアラの識別子、
    前記目標RLCエンティティの識別子、
    前記目標RLCエンティティの論理チャネルの識別子、
    前記目標RLCエンティティの論理チャネルが属する論理チャネルグループの識別子、
    前記目標RLCエンティティのセルの測定結果、
    すべてのサービングセルの測定結果、
    サービス周波数ポイントでのすべてのセルの測定結果、
    前記目標伝送経路に対応するセルグループのサービングセルの測定結果、
    前記目標伝送経路に対応するセルグループのサービス周波数ポイントのセルの測定結果、
    非サービス周波数ポイントでのセルの測定結果、の少なくとも1つを含む、請求項11に記載の端末。
  17. 前記第1の操作は、
    前記目標RLCエンティティを再設定すること、
    前記目標RLCエンティティのデータ送信機能および/またはデータ受信機能を一時停止すること、
    前記目標RLCエンティティに対応するSCellに対応するすべてのRLCエンティティを再設定すること、
    前記目標RLCエンティティに対応するSCellに対応するすべてのRLCエンティティのデータ送信機能および/またはデータ受信機能を一時停止することとの少なくとも1つを含む、請求項11に記載の端末。
  18. 前記第2の操作は、
    前記目標伝送経路の論理チャネルのバッファサイズレポートBSRの報告をトリガーしないこと、
    生成されるBSRには、前記目標伝送経路の論理チャネルに対応するバッファデータが含まれないこと、
    論理チャネル優先順位LCPを実行するプロセスでは、受信したアップリンク許可を、前記目標伝送経路の論理チャネルを除く他の論理チャネルに割り当てること、の少なくとも1つを含む、請求項11に記載の端末。
  19. 前記第3の操作は、
    前記目標RLCエンティティに対応するSCellを無効にすること、
    前記目標RLCエンティティに対応するSCellの上り信号送信および/または下り信号受信を停止すること、の少なくとも1つを含む、請求項11に記載の端末。
  20. 前記第4の操作は、
    前記目標スプリットベアラにデータ複製機能が設定されている場合は、前記目標伝送経路のデータ複製機能を無効にすること、
    前記目標スプリットベアラがデータ複製機能で構成されている場合、前記目標スプリットベアラの初期利用可能な伝送経路に前記目標伝送経路が含まれていると、前記初期利用可能な伝送経路を前記目標RLCエンティティに対応する伝送経路が含まれない伝送経路に更新すること、
    前記目標スプリットベアラにデータ複製機能が設定されている場合、前記目標スプリットベアラに対応するRLCエンティティがすべてデータ伝送に障害し、かつ前記目標スプリットベアラに対応するRLCエンティティがすべてSCellで送信するように設定されている場合、前記目標スプリットベアラを一時停止すること、前記目標スプリットベアラに対応するパケットデータコンバージェンスプロトコルPDCPエンティティを再構築すること、前記目標MACエンティティを再設定することの少なくとも1つを実行すること、の少なくとも1つを含む、請求項11に記載の端末。
  21. プロセッサ、メモリ、および前記メモリに格納され前記プロセッサで実行されるコンピュータプログラムを備える端末であって、前記コンピュータプログラムは前記プロセッサによって実行されると、請求項1~10のいずれか1項に記載の処理方法のステップを実施する、端末。
  22. コンピュータプログラムが格納されるコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムはプロセッサによって実行されると、請求項1~10のいずれか1項に記載の処理方法のステップを実施する、コンピュータ可読記憶媒体。
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