JP2022511054A

JP2022511054A - 離散スペクトルを使用するための技法

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Publication number: JP2022511054A
Application number: JP2021531986A
Authority: JP
Inventors: ユーシン，; トンバオ，
Original assignee: ZTE Corp
Current assignee: ZTE Corp
Priority date: 2018-12-05
Filing date: 2018-12-05
Publication date: 2022-01-28
Anticipated expiration: 2038-12-05
Also published as: EP3891912A1; CN113179669B; JP7473549B2; WO2020034494A1; CN116260562A; CN113179669A; US20210328701A1; EP3891912A4; US12015475B2; KR102641188B1; KR20210096667A

Abstract

隣接する周波数帯域間に干渉を導入することなく散乱狭スペクトルを効率的に利用するための方法、装置、およびシステムが説明される。１つの例示的側面では、無線通信方法は、複数のサブキャリア群に関して変調された処理済みのデータのセットに逆フーリエ変換を適用することによって、時間ドメインシンボルのセットを判定することを含む。各サブキャリア群は、偶数個のサブキャリアから成り、隣接するサブキャリア群は、１つ以上の未使用サブキャリアによって分離される。処理済みのデータのセットは、ｍが正の奇数であるとき、２×ｍ個のサブキャリアを有するサブキャリア群の中に有保されるデータに、第１の拡散コードを適用し、ｎが正の偶数であるとき、２×ｎ個のサブキャリアを有するサブキャリア群の中に有保されるデータに、１つ以上の拡散コードを適用することによって、判定される。本方法はまた、時間ドメインシンボルのセットを伝送することも含む。

Description

（技術分野）
本特許文書は、概して、無線通信を対象とする。

（背景）
モバイル通信技術は、世界をますます接続およびネットワーク化された社会に向かわせている。モバイル通信の急速な成長および技術の進歩は、容量およびコネクティビティのさらなる需要につながった。エネルギー消費、デバイスコスト、スペクトル効率、および待ち時間等の他の側面もまた、種々の通信シナリオの必要性を満たすために重要である。サービスのより高い品質、より長いバッテリ寿命、および改良された性能を提供するための新しい方法を含む、種々の技法が、議論されている。

（要約）
本特許文書は、とりわけ、隣接する周波数帯域間に干渉を導入することなく、散乱狭スペクトルを効率的に利用し、それによって、無線通信システムのためのリソース利用を増加させるための技法を説明する。

１つの例示的側面では、無線通信方法が、開示される。本方法は、複数のサブキャリア群に関して変調された処理済みのデータのセットに逆フーリエ変換を適用することによって、時間ドメインシンボルのセットを判定することを含む。各サブキャリア群は、偶数個のサブキャリアから成り、隣接するサブキャリア群は、１つ以上の未使用サブキャリアによって分離される。処理済みのデータのセットは、ｍが正の奇数であるとき、２×ｍ個のサブキャリアを有するサブキャリア群の中に有保されるデータに、第１の拡散コードを適用し、ｎが正の偶数であるとき、２×ｎ個のサブキャリアを有するサブキャリア群の中に有保されるデータに、１つ以上の拡散コードを適用することによって、判定される。本方法はまた、時間ドメインシンボルのセットを伝送することも含む。

別の例示的側面では、無線通信方法が、開示される。本方法は、１つ以上のサブキャリア群に関して変調された処理済みのデータのセットを有保する、時間ドメインシンボルのセットを受信することを含む。各サブキャリア群は、偶数個のサブキャリア群から成る。処理済みのデータのセットは、ｍが正の奇数であるとき、２×ｍ個のサブキャリアを有するサブキャリア群の中に有保されるデータに、第１の拡散コードを適用することと、ｎが正の偶数であるとき、２×ｎ個のサブキャリアを有するサブキャリア群の中に有保されるデータに、１つ以上の拡散コードを適用することとの出力に対応する。本方法はまた、時間ドメインシンボルのセットを復調させ、データを取得することも含む。

別の例示的側面では、無線通信装置が、開示される。本装置は、上記に説明される方法を実装するように構成される、プロセッサを含む。

さらに別の例示的側面では、コンピュータプログラム記憶媒体が、開示される。コンピュータプログラム記憶媒体は、その上に記憶されたコードを含む。コードは、プロセッサによって実行されると、プロセッサに、説明される方法を実装させる。

これらおよび他の側面が、本書に説明される。

図１は、周波数ドメインの中のサブキャリア間に重複するスペクトルを生産する、サイドローブの概略図を示す。

図２は、本技術の１つ以上の実施形態による、無線通信方法のフローチャート表現である。

図３は、本技術の１つ以上の実施形態による、別の無線通信方法のフローチャート表現である。

図４は、本技術の１つ以上の実施形態による、データの１つの層を拡散する、ある実施例を示す。

図５Ａは、本技術の１つ以上の実施形態による、データの１つの層を拡散する、別の実施例を示す。

図５Ｂは、本技術の１つ以上の実施形態による、データの１つの層を拡散する、別の実施例を示す。

図５Ｃは、本技術の１つ以上の実施形態による、データの１つの層を拡散する、さらに別の実施例を示す。

図６は、本技術の１つ以上の実施形態による、データの複数の層を拡散する、ある実施例を示す。

図７は、本技術の１つ以上の実施形態による、データの複数の層を拡散する、ある実施例を示す。

図８は、本技術の１つ以上の実施形態による技法が適用され得る、無線通信システムのある実施例を示す。

図９は、本技術の１つ以上の実施形態による、無線局の一部のブロック図表現である。

（詳細な説明）
節の見出しは、可読性を改良するためのみに本書で使用され、各節内の開示される実施形態および技法の範囲をその節のみに限定しない。ある特徴が、５Ｇ無線プロトコルの実施例を使用して説明される。しかしながら、開示される技法の適用可能性は、５Ｇ無線システムのみに限定されない。

電気通信では、Ｌｏｎｇ－ＴｅｒｍＥｖｏｌｕｔｉｏｎ（ＬＴＥ）は、高速無線通信のための第４世代（４Ｇ）規格である。ＬＴＥシステムは、無線通信において広く使用されている、直交周波数分割多重方式（ＯＦＤＭ）技術を採用する。例えば、サイクリックプレフィックス（ＣＰ）ＯＦＤＭ（ＣＰ－ＯＦＤＭ）システムは、多経路遅延問題を解決し、周波数選択チャネルを並列平坦チャネルのセットに分割し、それによって、チャネル推定を簡略化し、より高いチャネル推定正確度を提供することができる。しかしながら、ＣＰ－ＯＦＤＭシステムの性能は、ＯＦＤＭ技術が、サブキャリアのサイドローブに起因する相対的に高レベルの帯域外（ＯＯＢ）放射を導入するという事実に起因して、隣接する下位帯域間の周波数オフセットおよび時間オフセットに敏感である。ＯＯＢ放射は、近隣の周波数帯域の中に強力な干渉をもたらし得る。図１は、周波数ドメインの中のサブキャリア間に重複するスペクトルを生産する、サイドローブ１０１の概略図を示す。ＯＯＢ放射のインパクトを低減させるために、伝送帯域のエッジは、ある周波数をガードインターバルとして奉じ、隣接する帯域上での帯域外漏出の影響を低減させることができる。しかしながら、ガードインターバルは、周波数帯域の中に無駄を導入し、スペクトル効率を低減させる。

第５世代（５Ｇ）新規無線（ＮＲ）の第３世代パートナーシッププロジェクト（３ＧＰＰ）規格は、依然として、通信のためのＣＰ－ＯＦＤＭベースの波形を提供する。隣接する下位帯域間のサブキャリア間隔が、同一ではないとき、隣接する下位帯域間に、干渉が存在し得る。下位帯域間のスペクトル漏出および干渉が、ソフトＣＰまたはフィルタリング方法等の技法によってわずかに低減され得るが、スペクトル効率を低減させるガードインターバルが、依然として、異なるサブキャリア間隔の下位帯域の間に要求される。

現在、無線スペクトルリソースの中に、非常に狭い帯域幅を伴う多くの散乱アイドルスペクトルが存在する。これらのスペクトルは、概して、ガード帯域として使用され、周波数帯域が相互に干渉しないように保護する。これらの散乱アイドルスペクトルを使用する伝送は、リソース利用を増加させることができるが、現在、隣接する周波数帯域の中の既存の通信システムに干渉することなく、それを達成する実践的な方法が存在しない。例えば、干渉抑制のために散乱アイドルスペクトルのそれぞれにフィルタを適用することは、下位帯域間の干渉を抑制することができるが、これは、通信システム設計に莫大な量の複雑性を課す。フィルタはまた、散乱アイドルスペクトルがそれぞれ、非常に狭いため、シンボル間干渉を引き起こし得る。

本特許文書は、既存の通信システムへの下位帯域干渉を引き起こすことなく、散乱アイドルスペクトルを使用することによってスペクトル利用を増加させるために、種々の実施形態の中に実装され得る、技法を開示する。開示される技法はまた、複数の離散スペクトルが、同一の処理プロシージャを使用して処理され、それによって、通信システムの設計の複雑性を低減させることも可能にする。

図２は、本技術の１つ以上の実施形態による、無線通信方法２００のフローチャート表現である。方法２００は、ステップ２０１において、複数のサブキャリア群に関して変調された処理済みのデータのセットに逆フーリエ変換を適用することによって、時間ドメインシンボルのセットを判定することを含む。各サブキャリア群は、偶数個のサブキャリアから成り、隣接するサブキャリア群は、１つ以上の未使用サブキャリアによって分離される。処理済みのデータのセットは、ｍが正の奇数であるとき、２×ｍ個のサブキャリアを有するサブキャリア群の中に有保されるデータに、第１の拡散コードを適用し、ｎが正の偶数であるとき、２×ｎ個のサブキャリアを有するサブキャリア群の中に有保されるデータに、１つ以上の拡散コードを適用することによって、判定される。方法２００はまた、ステップ２０２において、時間ドメインシンボルのセットを伝送することも含む。

例えば、データが、離散スペクトルの中のＭ個のサブキャリア群に関して変調される（Ｍ≧２である）。各サブキャリア群は、２×ｎ個のサブキャリアを含む。サブキャリア群は、Ｋ（ｍ）個（≧１）の未使用サブキャリア（例えば、ゼロを有保するサブキャリア）によって分離される。未使用サブキャリアは、データ伝送のために使用される、既存の通信システムのスペクトルに対応する。ある場合には、サブキャリア群は、奇数個のサブキャリアを含んでもよい。隣接する未使用サブキャリアからのパディングサブキャリアが、群に追加され、各群が、偶数個のサブキャリアを有することを確実にすることができる。代替として、サブキャリア群からのサブキャリアが、隣接する未使用サブキャリアに追加され、各群が、偶数個のサブキャリアを有することを確実にすることができる。

いくつかの実施形態では、個々のサブキャリア群は、異なる数のサブキャリアを含み、すなわち、ｎの値は、サブキャリア群毎に変化する。例えば、１つのサブキャリア群は、２つのサブキャリアを含む一方、別のサブキャリア群は、４つのサブキャリアを含む。いくつかの実施形態では、ｎは、固定値であり、各サブキャリア群は、同一の数のサブキャリアを含む。散乱スペクトルは、狭くあり得るため、いくつかの実施形態では、Ｋ（ｍ）≧２×ｎであり、これは、未使用サブキャリア（例えば、ゼロを有保するサブキャリア）が、散乱スペクトルより広いことを示す。

いくつかの実施形態では、ｎが、奇数であるとき、２×ｎ個のサブキャリアに関して変調されたデータは、拡散コード［１，－１］を使用して拡散される。ｎが、偶数であるとき、２×ｎ個のサブキャリアに関して変調されたデータは、以下の拡散コード、すなわち、［１，－１］、［１，－１，－１，１］、［１，－１，１，－１］、または［１，１，－１，－１］のうちの少なくとも１つを使用して拡散されることができる。例えば、データは、［１，－１］を使用して拡散されることができる。データはまた、［１，－１，－１，１］を使用しても拡散されることができる。いくつかの実施形態では、多キャリアシステムの中のデータの複数の層が、複数の拡散コード、例えば、［１，－１，－１，１］および［１，－１，１，－１］を使用して拡散されることができる。いくつかの実施形態では、異なるサブキャリア群の中のデータが、異なるコード、例えば、［１，－１，－１，１］および［１，－１，１，－１］を使用して拡散される。同様に、いくつかの実装では、多キャリアシステムの中のデータの複数の層が、［１，－１，－１，１］、［１，－１，１，－１］、および［１，１，－１，－１］を使用して拡散されることができる。異なるサブキャリア群の中に有保されるデータが、異なるコード、例えば、［１，－１，－１，１］、［１，－１，１，－１］、および［１，１，－１，－１］を使用して拡散されることができる。

いくつかの実施形態では、アップリンクトラフィックの低いピーク対平均比に起因して、２×ｎ個のサブキャリアに関して変調されたアップリンクデータが、コード［１，－１］を使用して拡散される。２×ｎ個のサブキャリアに関して変調されたダウンリンクデータは、以下のコード、すなわち、［１，－１，－１，１］、［１，－１，１，－１］、または［１，１，－１，－１］のうちの１つ以上を使用して拡散されることができる。例えば、データの１つのみの層が、存在するとき、データは、コード［１，－１，－１，１］を使用して拡散される。データの２つの層を伝送するとき、２つの拡散コード［１，－１，－１，１］および［１，－１，１，－１］が、データを拡散するために使用されることができる。拡散データは、コードの分割多重化によって、同一のサブキャリアリソースを占有する。同様に、データの３つの層を伝送するとき、３つの拡散コード［１，－１，－１，１］、［１，－１，１，－１］、および［１，１，－１，－１］が、データを拡散するために使用される。拡散データは、コードの分割多重化によって、同一のサブキャリアリソースを占有する。

図３は、本技術の１つ以上の実施形態による、無線通信のための方法３００のフローチャート表現である。方法３００は、ステップ３０１において、１つ以上のサブキャリア群に関して変調された処理済みのデータのセットを有保する、時間ドメインシンボルのセットを受信することを含む。各サブキャリア群は、偶数個のサブキャリアから成る。処理済みのデータのセットは、２×ｍ個のサブキャリア（ｍは、正の奇数である）を有するサブキャリア群の中に有保されるデータに、第１の拡散コードを適用することと、２×ｎ個のサブキャリア（ｎは、正の偶数である）を有するサブキャリア群の中に有保されるデータに、１つ以上の拡散コードを適用することとの出力に対応する。方法３００はまた、ステップ３０２において、時間ドメインシンボルのセットを復調させ、データを取得することも含む。

上記に説明される方法を使用して、離散サブキャリア群の形態における離散スペクトルが、ベース帯域処理プロシージャの単一のセットによって処理され、それによって、通信システム設計の複雑性を低減させることができる。サブキャリア群は、未使用サブキャリア（例えば、ゼロを有保するサブキャリア）によって分離されるため、離散した散乱スペクトルを経由して伝送されるデータは、時間ドメインの中で、既存の通信システムの中のデータと重複することができる。

開示される技法のいくつかの実施例が、以下の例示的実施形態において説明される。

実施形態１

図４は、本技術の１つ以上の実施形態による、データの１つの層を拡散する、ある実施例を示す。データは、周波数ドメインの中の３つのサブキャリア群に関して変調される。ここでは、各サブキャリア群は、同一の数の２×ｎ個のサブキャリアを含む（ｎ＝１である）。サブキャリア群は、１つ以上の未使用サブキャリア（すなわち、データを有保しないサブキャリア）によって分離される。例えば、第１のサブキャリア群４０１および第２のサブキャリア群４０２は、３つの未使用サブキャリア（例えば、ゼロを有保する３つのサブキャリア）によって分離される。第２のサブキャリア群４０２および第３のサブキャリア群４０３は、４つの未使用サブキャリア（例えば、ゼロを有保する４つのサブキャリア）によって分離される。

いくつかの実施形態では、周波数ドメインデータの両側もまた、未使用サブキャリアを含む。例えば、図４に示されるように、２つの未使用サブキャリアが、第１のサブキャリア群４０１の片側に存在し、２つの未使用サブキャリアが、第３のサブキャリア群４０３の他側に存在する。

ｎは、奇数であるため、データの１つの層を伝送するとき、各サブキャリア群の中に含まれる２つのサブキャリアによって有保されるデータは、拡散コード［１，－１］によって拡散されることができる。例えば、サブキャリア群の中に有保されるデータが、Ｄであるとき、サブキャリア群の中の２つのサブキャリアに関して変調されたデータは、Ｄおよび－Ｄである。各シンボルの周波数ドメインデータは、逆フーリエ変換４０４によって、時間ドメインデータを取得するように処理される。

実施形態２

図５Ａは、本技術の１つ以上の実施形態による、データの１つの層を拡散する、別の実施例を示す。データは、周波数ドメインの中の２つのサブキャリア群に関して変調される。ここでは、各サブキャリア群は、同一の数の２×ｎ個のサブキャリアを含む（ｎ＝２である）。サブキャリア群は、１つ以上の未使用サブキャリア（すなわち、データを有保しないサブキャリア）によって分離される。例えば、第１のサブキャリア群５０１および第２のサブキャリア群５０２は、５つの未使用サブキャリア（例えば、ゼロを有保する５つのサブキャリア）によって分離される。

いくつかの実施形態では、周波数ドメインデータの両側もまた、未使用サブキャリアを含む。例えば、図５Ａに示されるように、２つの未使用サブキャリアが、第１のサブキャリア群５０１の片側に存在し、２つの未使用サブキャリアが、第３のサブキャリア群５０２の他側に存在する。

ｎは、偶数であるため、データの１つの層を伝送するとき、各サブキャリア群の中に含まれる４つのサブキャリアによって有保されるデータは、１つ以上の拡散コード、例えば、［１，－１，－１，１］によって拡散されることができる。例えば、サブキャリア群の中に有保されるデータが、Ｄであるとき、サブキャリア群の中の４つのサブキャリアに関して変調されたデータは、Ｄ、－Ｄ、－Ｄ、およびＤである。各シンボルの周波数ドメインデータは、逆フーリエ変換５０４によって、時間ドメインデータを取得するように処理される。

実施形態３

図５Ｂは、本技術の１つ以上の実施形態による、データの１つの層を拡散する、別の実施例を示す。データは、周波数ドメインの中の２つのサブキャリア群に関して変調される。ここでは、各サブキャリア群は、同一の数の２×ｎ個のサブキャリアを含む（ｎ＝２である）。サブキャリア群は、１つ以上の未使用サブキャリア（すなわち、データを有保しないサブキャリア）によって分離される。例えば、第１のサブキャリア群５１１および第２のサブキャリア群５１２は、５つの未使用サブキャリア（例えば、ゼロを有保する５つのサブキャリア）によって分離される。

いくつかの実施形態では、周波数ドメインデータの両側もまた、未使用サブキャリアを含む。例えば、図５Ｂに示されるように、２つの未使用サブキャリアが、第１のサブキャリア群５１１の片側に存在し、２つの未使用サブキャリアが、第３のサブキャリア群５１２の他側に存在する。

本実施形態では、異なるサブキャリア群に関して変調されたデータが、異なるコードを使用して拡散されることができる。例えば、ｎは、偶数であるため、各サブキャリア群の中に含まれる４つのサブキャリアによって有保されるデータは、１つ以上の拡散コード、例えば、［１，－１，－１，１］および［１，－１，１，－１］によって拡散されることができる。例えば、サブキャリア群５１１の中に有保されるデータが、Ｄ１である場合、サブキャリア群５１１’の中の４つのサブキャリアに関して変調されたデータは、Ｄ１、－Ｄ１、－Ｄ１、およびＤ１になる。サブキャリア群５１２の中に有保されるデータが、Ｄ２である場合、サブキャリア群５１２’の中の４つのサブキャリアに関して変調されたデータは、Ｄ２、－Ｄ２、Ｄ２、－Ｄ２になる。各シンボルの周波数ドメインデータは、逆フーリエ変換５０４によって、時間ドメインデータを取得するように処理される。

実施形態４

図５Ｃは、本技術の１つ以上の実施形態による、データの１つの層を拡散する、さらに別の実施例を示す。データは、周波数ドメインの中の２つのサブキャリア群に関して変調される。ここでは、サブキャリア群は、異なる数のサブキャリアを含む。第１のサブキャリア群５２１は、４つのサブキャリアを含み（ｎ＝２であり、偶数である）、第２のサブキャリア群５２２は、２つのサブキャリアを含む（ｎ＝１であり、奇数である）。サブキャリア群は、１つ以上の未使用サブキャリア（すなわち、データを有保しないサブキャリア）によって分離される。例えば、第１のサブキャリア群５２１および第２のサブキャリア群５２２は、５つの未使用サブキャリア（例えば、ゼロを有保する５つのサブキャリア）によって分離される。

いくつかの実施形態では、周波数ドメインデータの両側もまた、未使用サブキャリアを含む。例えば、図５Ｃに示されるように、２つの未使用サブキャリアが、第１のサブキャリア群５２１の片側に存在し、２つの未使用サブキャリアが、第３のサブキャリア群５２２の他側に存在する。

本実施形態では、異なるサブキャリア群に関して変調されたデータが、異なるコードを使用して拡散されることができる。例えば、ｎは、第１のサブキャリア群５２１に関して偶数であるため、本群によって有保されるデータは、１つ以上の拡散コード、例えば、［１，－１，－１，１］によって拡散されることができる。例えば、サブキャリア群５２１の中に有保されるデータが、Ｄ１である場合、サブキャリア群５２１’の中の４つのサブキャリアに関して変調されたデータは、Ｄ１、－Ｄ１、－Ｄ１、およびＤ１になる。第２のサブキャリア群５２２に関して、ｎは、奇数である。したがって、本群の中に有保されるデータは、拡散コード［１，－１］によって拡散されることができる。例えば、サブキャリア群５２２の中に有保されるデータが、Ｄ２である場合、サブキャリア群５２２’の中の２つのサブキャリアに関して変調されたデータは、Ｄ２、－Ｄ２になる。各シンボルの周波数ドメインデータは、逆フーリエ変換５０４によって、時間ドメインデータを取得するように処理される。

実施形態５

図６は、本技術の１つ以上の実施形態による、データの複数の層を拡散する、ある実施例を示す。データは、周波数ドメインの中の２つのサブキャリア群に関して変調される。ここでは、各サブキャリア群は、同一の数の２×ｎ個のサブキャリアを含む（ｎ＝２である）。サブキャリア群は、１つ以上の未使用サブキャリア（すなわち、データを有保しないサブキャリア）によって分離される。例えば、第１のサブキャリア群６０１および第２のサブキャリア群６０２は、５つの未使用サブキャリア（例えば、ゼロを有保する５つのサブキャリア）によって分離される。

いくつかの実施形態では、周波数ドメインデータの両側もまた、未使用サブキャリアを含む。例えば、図６に示されるように、２つの未使用サブキャリアが、第１のサブキャリア群６０１の片側に存在し、２つの未使用サブキャリアが、第３のサブキャリア群６０２の他側に存在する。

ｎは、偶数であるため、データの複数の層を伝送するとき、各サブキャリア群の中に含まれる４つのサブキャリアによって有保されるデータは、１つ以上の拡散コード、例えば、［１，－１，－１，１］、［１，－１，１，－１］、および［１，１，－１，－１］によって拡散されることができる。例えば、データの第１の層は、コード［１，－１，－１，１］を使用して拡散され、データの第２の層は、コード［１，－１，１，－１］を使用して拡散され、データの第３の層は、コード［１，１，－１，－１］を使用して拡散され、それによって、コードの分割多重化を介して直交性を達成する。例えば、サブキャリア群の中に有保されるデータが、第１の層に関してＤ１、第２の層に関してＤ２、および第３の層に関してＤ３であるとき、サブキャリア群の中の４つのサブキャリアに関して変調されたデータは、［Ｄ１，－Ｄ１，－Ｄ１，Ｄ１］、［Ｄ２，－Ｄ２，Ｄ２，－Ｄ２］、および［Ｄ３，Ｄ３，－Ｄ３，－Ｄ３］である。データの３つの層を多重化した後に４つのサブキャリア上で伝送されるデータは、［（Ｄ１＋Ｄ２＋Ｄ３），（－Ｄ１－Ｄ２＋Ｄ３），（－Ｄ１＋Ｄ２－Ｄ３），（Ｄ１－Ｄ２－Ｄ３）］である。各シンボルの周波数ドメインデータは、逆フーリエ変換６０４によって、時間ドメインデータを取得するように処理される。

実施形態６

図７は、本技術の１つ以上の実施形態による、データの複数の層を拡散する、ある実施例を示す。本実施形態では、伝送されるべきデータは、多キャリアシステムの中に３つの層／群を含む、ダウンリンクデータである。データは、周波数ドメインの中の２つのサブキャリア群に関して変調される。ここでは、各サブキャリア群は、同一の数の２×ｎ個のサブキャリアを含む（ｎ＝２である）。サブキャリア群は、１つ以上の未使用サブキャリア（すなわち、データを有保しないサブキャリア）によって分離される。

第１の層の中で伝送されるべきデータは、［ａ１，ａ２］であり、第２の層の中で伝送されるべきデータは、［ｂ１，ｂ２］であり、第３の層の中で伝送されるべきデータは、［ｃ１，ｃ２］である。データの第１の層は、コード［１，－１，－１，１］を使用して拡散され、拡散データ［ａ１，－ａ１，－ａ１，ａ１；ａ２，－ａ２，－ａ２，ａ２］を取得する。データの第２の層は、コード［１，－１，１，－１］を使用して拡散され、拡散データ［ｂ１，－ｂ１，ｂ１，－ｂ１；ｂ２，－ｂ２，ｂ２，－ｂ２］を取得する。データの第３の層は、コード［１，１，－１，－１］を使用して拡散され、拡散データ［ｃ１，ｃ１，－ｃ１，－ｃ１；ｃ２，ｃ２，－ｃ２，－ｃ２］を取得する。

コードの分割多重化が、次いで、３つの層の拡散データに関して実施され、２つのサブキャリア群７０１、７０２の中のサブキャリアに関して変調されるべきデータを判定する。各シンボルの周波数ドメインデータは、逆フーリエ変換によって、時間ドメインデータを取得するように処理される。

図８は、本技術の１つ以上の実施形態による技法が適用され得る、無線通信システム８００のある実施例を示す。無線通信システム８００は、１つ以上の基地局（ＢＳ）８０５ａ、８０５ｂと、１つ以上の無線デバイス８１０ａ、８１０ｂ、８１０ｃ、８１０ｄと、コアネットワーク８２５とを含むことができる。基地局８０５ａ、８０５ｂは、１つ以上の無線セクタの中の無線デバイス８１０ａ、８１０ｂ、８１０ｃ、および８１０ｄに無線サービスを提供することができる。いくつかの実装では、基地局８０５ａ、８０５ｂは、異なるセクタの中に、無線カバレッジを提供するための２つ以上の指向性ビームを生産するための、指向性アンテナを含む。

コアネットワーク８２５は、１つ以上の基地局８０５ａ、８０５ｂと通信することができる。コアネットワーク８２５は、他の無線通信システムおよび有線通信システムとのコネクティビティを提供する。コアネットワークは、サブスクライブされる無線デバイス８１０ａ、８１０ｂ、８１０ｃ、および８１０ｄに関連する情報を記憶するための１つ以上のサービスサブスクリプションデータベースを含んでもよい。第１の基地局８０５ａは、第１の無線アクセス技術に基づく無線サービスを提供することができる一方、第２の基地局８０５ｂは、第２の無線アクセス技術に基づく無線サービスを提供することができる。基地局８０５ａおよび８０５ｂは、展開シナリオに従って、現場において、同じ場所に位置してもよく、別個に配設されてもよい。無線デバイス８１０ａ、８１０ｂ、８１０ｃ、および８１０ｄは、複数の異なる無線アクセス技術をサポートすることができる。

図９は、無線局の一部のブロック図表現である。基地局または無線デバイス（もしくはＵＥ）等の無線局９０５は、本書の中に提示される無線技法のうちの１つ以上を実装する、マイクロプロセッサ等のプロセッサ電子機器９１０を含むことができる。無線局９０５は、アンテナ９２０等の１つ以上の通信インターフェースを経由して無線信号を送信および／または受信するための送受信機電子機器９１５を含むことができる。無線局９０５は、データを伝送および受信するための他の通信インターフェースを含むことができる。無線局９０５は、データおよび／または命令等の情報を記憶するように構成される、１つ以上のメモリ（明示的に示さず）を含むことができる。いくつかの実装では、プロセッサ電子機器９１０は、送受信機電子機器９１５の少なくとも一部を含むことができる。いくつかの実施形態では、開示される技法、モジュール、または機能のうちの少なくともいくつかが、無線局９０５を使用して実装される。

本文書が、無線通信システムに具現化され、隣接する周波数下位帯域間に干渉を導入することなく、散乱狭スペクトルを使用してデータを伝送することによってスペクトル利用を増加させ得る技法を開示することを理解されたい。

１つの例示的側面では、無線通信方法は、複数のサブキャリア群に関して変調された処理済みのデータのセットに逆フーリエ変換を適用することによって、時間ドメインシンボルのセットを判定することを含む。各サブキャリア群は、偶数個のサブキャリアから成り、隣接するサブキャリア群は、１つ以上の未使用サブキャリアによって分離される。処理済みのデータのセットは、ｍが正の奇数であるという判定に基づいて、２×ｍ個のサブキャリアを有するサブキャリア群の中に有保されるデータに、第１の拡散コードを適用し、ｎが正の偶数であるという判定に基づいて、２×ｎ個のサブキャリアを有するサブキャリア群の中に有保されるデータに、１つ以上の拡散コードを適用することによって判定される。本方法はまた、時間ドメインシンボルのセットを伝送することも含む。

いくつかの実施形態では、個々のサブキャリア群は、異なる数のサブキャリアから成る。いくつかの実施形態では、複数のサブキャリア群は、同一の数のサブキャリアから成る。いくつかの実施形態では、１つ以上の未使用サブキャリアの数は、隣接するサブキャリア群のいずれかの中のサブキャリアの数を上回る、またはそれに等しい。

いくつかの実施形態では、第１の拡散コードは、［１，－１］を含む。いくつかの実施形態では、１つ以上の拡散コードは、［１，－１］、［１，－１，－１，１］、［１，－１，１，－１］、または［１，１，－１，－１］のうちの少なくとも１つを含む。いくつかの実施形態では、２×ｎ個のサブキャリアを有するサブキャリア群の中に有保されるデータに、１つ以上の拡散コードを適用することは、サブキャリア群の中に有保されるアップリンクデータに、［１，－１］の拡散コードを適用することを含む。いくつかの実施形態では、２×ｎ個のサブキャリアを有するサブキャリア群の中に有保されるデータに、１つ以上の拡散コードを適用することは、サブキャリア群の中に有保されるダウンリンクデータに、拡散コード［１，－１，－１，１］、［１，－１，１，－１］、または［１，１，－１，－１］のうちの少なくとも１つを適用することを含む。

いくつかの実施形態では、複数のサブキャリア群に関して変調されたデータは、複数の層を含み、処理済みのデータのセットは、データの異なる層に異なる拡散コードを適用し、拡散データの複数のシーケンスを取得し、拡散データの複数のシーケンスを多重化し、処理済みのデータのセットを取得することによって判定される。

いくつかの実施形態では、処理済みのデータのセットは、２×ｎ個のサブキャリアを有する異なるサブキャリア群に関して、個々のサブキャリア群の中に有保されるデータに異なる拡散コードを適用することによって判定される。

別の例示的側面では、無線通信方法は、１つ以上のサブキャリア群に関して変調された処理済みのデータのセットを有保する、時間ドメインシンボルのセットを受信することを含む。各サブキャリア群は、偶数個のサブキャリアから成る。処理済みのデータのセットは、ｍが正の奇数であるという判定に基づいて、２×ｍ個のサブキャリアを有するサブキャリア群の中に有保されるデータに、第１の拡散コードを適用することと、ｎが正の偶数であるという判定に基づいて、２×ｎ個のサブキャリアを有するサブキャリア群の中に有保されるデータに、１つ以上の拡散コードを適用することとの出力に対応する。本方法はまた、時間ドメインシンボルのセットを復調させ、データを取得することも含む。

いくつかの実施形態では、複数のサブキャリア群に関して変調されたデータは、複数の層を含む。処理済みのデータのセットは、データの異なる層に異なる拡散コードを適用し、拡散データの複数のシーケンスを取得することと、拡散データの複数のシーケンスを多重化し、処理済みのデータのセットを取得することとの出力に対応する。

いくつかの実施形態では、処理済みのデータのセットは、２×ｎ個のサブキャリアを有する異なるサブキャリア群に関して、個々のサブキャリア群の中に有保されるデータに異なる拡散コードを適用することの出力に対応する。

別の例示的側面では、通信装置が、開示される。本装置は、上記に開示される方法を実装するように構成される、プロセッサを備える。

さらに別の例示的側面では、その上に記憶されたコードを有する、コンピュータプログラム製品が、開示される。コードは、プロセッサによって実行されると、プロセッサに、上記に開示される方法を実装させる。

本書に説明される、開示される他の実施形態、モジュール、および機能的動作は、デジタル電子回路で、または本書に開示される構造およびそれらの構造均等物を含む、コンピュータソフトウェア、ファームウェア、もしくはハードウェアで、またはそれらのうちの１つ以上の組み合わせで、実装されることができる。開示される他の実施形態は、１つ以上のコンピュータプログラム製品、すなわち、データ処理装置による実行のために、またはその動作を制御するために、コンピュータ可読媒体上にエンコードされるコンピュータプログラム命令の１つ以上のモジュールとして、実装されることができる。コンピュータ可読媒体は、機械可読記憶デバイス、機械可読記憶基板、メモリデバイス、機械可読伝搬信号を生じさせる組成物、または１つ以上のそれらの組み合わせであり得る。用語「データ処理装置」は、一例として、プログラマブルプロセッサ、コンピュータ、または複数のプロセッサもしくはコンピュータを含む、データを処理するための全ての装置、デバイス、および機械を包含する。本装置は、ハードウェアに加えて、当該コンピュータプログラムのための実行環境を生成するコード、例えば、プロセッサファームウェア、プロトコルスタック、データベース管理システム、オペレーティングシステム、またはそれらのうちの１つ以上の組み合わせを構成するコードを含むことができる。伝搬される信号は、人工的に発生される信号、例えば、好適な受信機装置への伝送のための情報をエンコードするように発生される、機械発生型電気、光学、または電磁信号である。

コンピュータプログラム（プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、スクリプト、またはコードとしても公知である）は、コンパイラ型またはインタープリタ型言語を含む、プログラミング言語の任意の形態で書かれることができ、これは、独立型プログラムとして、またはコンピュータ環境で使用するために好適なモジュール、コンポーネント、サブルーチン、もしくは他のユニットとしてのものを含む、任意の形態で展開されることができる。コンピュータプログラムは、必ずしもファイルシステム内のファイルに対応しない。プログラムが、他のプログラムまたはデータ（例えば、マークアップ言語文書内に記憶された１つ以上のスクリプト）を保持するファイルの一部内に、当該プログラム専用の単一のファイル内に、または複数の協調的ファイル（例えば、１つ以上のモジュール、サブプログラム、またはコードの一部を記憶するファイル）内に記憶されることができる。コンピュータプログラムが、１つのコンピュータ上で、または１つの場所に位置する、もしくは複数の場所を横断して分配され、通信ネットワークによって相互接続される複数のコンピュータ上で実行されるように、展開されることができる。

本書に説明されるプロセスおよび論理フローは、入力データに作用し、出力を発生させることによって機能を実施するように、１つ以上のコンピュータプログラム上で実行される、１つ以上のプログラマブルプロセッサによって、実施されることができる。プロセスおよび論理フローはまた、専用論理回路、例えば、ＦＰＧＡ（フィールドプログラマブルゲートアレイ）またはＡＳＩＣ（特定用途向け集積回路）によって実施されることもでき、装置もまた、それとして実装されることができる。

コンピュータプログラムの実行のために好適なプロセッサは、一例として、汎用および専用マイクロプロセッサの両方、ならびに任意の種類のデジタルコンピュータのいずれか１つ以上のプロセッサを含む。概して、プロセッサは、読取専用メモリまたはランダムアクセスメモリ、もしくは両方から、命令およびデータを受信するであろう。コンピュータの不可欠な要素は、命令を実施するためのプロセッサ、および命令ならびにデータを記憶するための１つ以上のメモリデバイスである。概して、コンピュータはまた、データを記憶するための１つ以上の大容量記憶デバイス、例えば、磁気、磁気光学ディスク、または光学ディスクを含む、もしくはそこからデータを受信する、またはそこにデータを転送する、もしくは両方を行うように動作可能に結合されるであろう。しかしながら、コンピュータは、そのようなデバイスを必要としない。コンピュータプログラム命令およびデータを記憶するために好適なコンピュータ可読媒体は、一例として、半導体メモリデバイス、例えば、ＥＰＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ、およびフラッシュメモリデバイス、磁気ディスク、例えば、内部ハードディスクまたはリムーバブルディスク、磁気光学ディスク、ならびにＣＤＲＯＭおよびＤＶＤ－ＲＯＭディスクを含む、全ての形態の不揮発性メモリ、媒体、およびメモリデバイスを含む。プロセッサおよびメモリは、専用論理回路によって補足される、またはそれに組み込まれることができる。

本特許文書は、多くの詳細を含有するが、これらは、任意の発明または請求され得るものの範囲に対する限定としてではなく、むしろ、特定の発明の特定の実施形態に特有であり得る特徴の説明として解釈されるべきである。別個の実施形態の文脈において本特許文書に説明されるある特徴もまた、単一の実施形態において組み合わせて実装されることもできる。逆に、単一の実施形態の文脈において説明される種々の特徴もまた、複数の実施形態では、別個に、または任意の好適な副次的組み合わせにおいて実装されることもできる。さらに、特徴が、ある組み合わせにおいて作用するものとして上記に説明され、さらに最初にそのように請求され得るが、請求される組み合わせからの１つ以上の特徴は、ある場合には、組み合わせから削除されることができ、請求される組み合わせは、副次的組み合わせまたは副次的組み合わせの変形例を対象としてもよい。

同様に、動作が、特定の順序で図面に描写されるが、これは、望ましい結果を達成するために、そのような動作が示される特定の順序で、または連続順序で実施される、もしくは全ての図示される動作が実施されることを要求するものとして理解されるべきではない。さらに、本特許文書に説明される実施形態における種々のシステムコンポーネントの分離は、全ての実施形態においてそのような分離を要求するものとして理解されるべきではない。

いくつかの実装および実施例のみが、説明され、他の実装、強化、ならびに変形例も、本特許文書に説明および例証される内容に基づいて行われることができる。

これらおよび他の側面が、本書に説明される。
本願明細書は、例えば、以下の項目も提供する。
（項目１）
無線通信方法であって、
複数のサブキャリア群に関して変調された処理済みのデータのセットに逆フーリエ変換を適用することによって、時間ドメインシンボルのセットを判定することであって、各サブキャリア群は、偶数個のサブキャリアから成り、隣接するサブキャリア群は、１つ以上の未使用サブキャリアによって分離され、前記処理済みのデータのセットは、
ｍが正の奇数であるという判定に基づいて、２×ｍ個のサブキャリアを有するサブキャリア群の中に有保されるデータに、第１の拡散コードを適用することと、
ｎが正の偶数であるという判定に基づいて、２×ｎ個のサブキャリアを有するサブキャリア群の中に有保されるデータに、１つ以上の拡散コードを適用することと
によって判定される、ことと、
前記時間ドメインシンボルのセットを伝送することと
を含む、方法。
（項目２）
個々のサブキャリア群は、異なる数のサブキャリアから成る、項目１に記載の方法。
（項目３）
前記複数のサブキャリア群は、同一の数のサブキャリアから成る、項目１に記載の方法。
（項目４）
前記１つ以上の未使用サブキャリアの数は、前記隣接するサブキャリア群のいずれかの中のサブキャリアの数を上回る、またはそれに等しい、項目１～３のいずれかに記載の方法。
（項目５）
前記第１の拡散コードは、［１，－１］を含む、項目１～４のいずれかに記載の方法。
（項目６）
前記１つ以上の拡散コードは、［１，－１］、［１，－１，－１，１］、［１，－１，１，－１］、または［１，１，－１，－１］のうちの少なくとも１つを含む、項目１～５のいずれかに記載の方法。
（項目７）
２×ｎ個のサブキャリアを有するサブキャリア群の中に有保される前記データに、前記１つ以上の拡散コードを適用することは、前記サブキャリア群の中に有保されるアップリンクデータに、［１，－１］の拡散コードを適用することを含む、項目１～６のいずれかに記載の方法。
（項目８）
２×ｎ個のサブキャリアを有するサブキャリア群の中に有保される前記データに、前記１つ以上の拡散コードを適用することは、前記サブキャリア群の中に有保されるダウンリンクデータに、拡散コード［１，－１，－１，１］、［１，－１，１，－１］、または［１，１，－１，－１］のうちの少なくとも１つを適用することを含む、項目１～６のいずれかに記載の方法。
（項目９）
前記複数のサブキャリア群に関して変調された前記データは、複数の層を含み、前記処理済みのデータのセットは、
前記データの異なる層に異なる拡散コードを適用し、拡散データの複数のシーケンスを取得することと、
前記拡散データの複数のシーケンスを多重化し、前記処理済みのデータのセットを取得することと
によって判定される、項目１～８のいずれかに記載の方法。
（項目１０）
前記処理済みのデータのセットは、
２×ｎ個のサブキャリアを有する異なるサブキャリア群に関して、個々のサブキャリア群の中に有保されるデータに異なる拡散コードを適用することによって判定される、項目１～９のいずれかに記載の方法。
（項目１１）
無線通信方法であって、
１つ以上のサブキャリア群に関して変調された処理済みのデータのセットを有保する、時間ドメインシンボルのセットを受信することであって、各サブキャリア群は、偶数個のサブキャリア群から成り、前記処理済みのデータのセットは、
ｍが正の奇数であるという判定に基づいて、２×ｍ個のサブキャリアを有するサブキャリア群の中に有保されるデータに、第１の拡散コードを適用することと、
ｎが正の偶数であるという判定に基づいて、２×ｎ個のサブキャリアを有するサブキャリア群の中に有保されるデータに、１つ以上の拡散コードを適用することと
の出力に対応する、ことと、
前記時間ドメインシンボルのセットを復調させ、前記データを取得することと
を含む、方法。
（項目１２）
個々のサブキャリア群は、異なる数のサブキャリアから成る、項目１１に記載の方法。
（項目１３）
前記複数のサブキャリア群は、同一の数のサブキャリアから成る、項目１１に記載の方法。
（項目１４）
前記１つ以上の未使用サブキャリアの数は、前記隣接するサブキャリア群のいずれかの中のサブキャリアの数を上回る、またはそれに等しい、項目１１～１３のいずれかに記載の方法。
（項目１５）
前記第１の拡散コードは、［１，－１］を含む、項目１１～１４のいずれかに記載の方法。
（項目１６）
前記１つ以上の拡散コードは、［１，－１］、［１，－１，－１，１］、［１，－１，１，－１］、または［１，１，－１，－１］のうちの少なくとも１つを含む、項目１１～１５のいずれかに記載の方法。
（項目１７）
２×ｎ個のサブキャリアを有するサブキャリア群の中に有保される前記データに、前記１つ以上の拡散コードを適用することは、前記サブキャリア群の中に有保されるアップリンクデータに、［１，－１］の拡散コードを適用することを含む、項目１１～１６のいずれかに記載の方法。
（項目１８）
２×ｎ個のサブキャリアを有するサブキャリア群の中に有保される前記データに、前記１つ以上の拡散コードを適用することは、前記サブキャリア群の中に有保されるダウンリンクデータに、拡散コード［１，－１，－１，１］、［１，－１，１，－１］、または［１，１，－１，－１］のうちの少なくとも１つを適用することを含む、項目１１～１６のいずれかに記載の方法。
（項目１９）
前記複数のサブキャリア群に関して変調された前記データは、複数の層を含み、前記処理済みのデータのセットは、
前記データの異なる層に異なる拡散コードを適用し、拡散データの複数のシーケンスを取得することと、
前記拡散データの複数のシーケンスを多重化し、前記処理済みのデータのセットを取得することと
の出力に対応する、項目１１～１８のいずれかに記載の方法。
（項目２０）
前記処理済みのデータのセットは、
２×ｎ個のサブキャリアを有する異なるサブキャリア群に関して、個々のサブキャリア群の中に有保されるデータに異なる拡散コードを適用することの出力に対応する、項目１１～１９のいずれかに記載の方法。
（項目２１）
通信装置であって、項目１～２０のうちの任意の１つ以上に列挙される方法を実装するように構成されたプロセッサを備える、通信装置。
（項目２２）
その上に記憶されたコードを有するコンピュータプログラム製品であって、前記コードは、プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに項目１～２０のうちの任意の１つ以上に列挙される方法を実装させる、コンピュータプログラム製品。

Claims

無線通信方法であって、
複数のサブキャリア群に関して変調された処理済みのデータのセットに逆フーリエ変換を適用することによって、時間ドメインシンボルのセットを判定することであって、各サブキャリア群は、偶数個のサブキャリアから成り、隣接するサブキャリア群は、１つ以上の未使用サブキャリアによって分離され、前記処理済みのデータのセットは、
ｍが正の奇数であるという判定に基づいて、２×ｍ個のサブキャリアを有するサブキャリア群の中に有保されるデータに、第１の拡散コードを適用することと、
ｎが正の偶数であるという判定に基づいて、２×ｎ個のサブキャリアを有するサブキャリア群の中に有保されるデータに、１つ以上の拡散コードを適用することと
によって判定される、ことと、
前記時間ドメインシンボルのセットを伝送することと
を含む、方法。
個々のサブキャリア群は、異なる数のサブキャリアから成る、請求項１に記載の方法。
前記複数のサブキャリア群は、同一の数のサブキャリアから成る、請求項１に記載の方法。
前記１つ以上の未使用サブキャリアの数は、前記隣接するサブキャリア群のいずれかの中のサブキャリアの数を上回る、またはそれに等しい、請求項１～３のいずれかに記載の方法。
前記第１の拡散コードは、［１，－１］を含む、請求項１～４のいずれかに記載の方法。
前記１つ以上の拡散コードは、［１，－１］、［１，－１，－１，１］、［１，－１，１，－１］、または［１，１，－１，－１］のうちの少なくとも１つを含む、請求項１～５のいずれかに記載の方法。
２×ｎ個のサブキャリアを有するサブキャリア群の中に有保される前記データに、前記１つ以上の拡散コードを適用することは、前記サブキャリア群の中に有保されるアップリンクデータに、［１，－１］の拡散コードを適用することを含む、請求項１～６のいずれかに記載の方法。
２×ｎ個のサブキャリアを有するサブキャリア群の中に有保される前記データに、前記１つ以上の拡散コードを適用することは、前記サブキャリア群の中に有保されるダウンリンクデータに、拡散コード［１，－１，－１，１］、［１，－１，１，－１］、または［１，１，－１，－１］のうちの少なくとも１つを適用することを含む、請求項１～６のいずれかに記載の方法。
前記複数のサブキャリア群に関して変調された前記データは、複数の層を含み、前記処理済みのデータのセットは、
前記データの異なる層に異なる拡散コードを適用し、拡散データの複数のシーケンスを取得することと、
前記拡散データの複数のシーケンスを多重化し、前記処理済みのデータのセットを取得することと
によって判定される、請求項１～８のいずれかに記載の方法。
前記処理済みのデータのセットは、
２×ｎ個のサブキャリアを有する異なるサブキャリア群に関して、個々のサブキャリア群の中に有保されるデータに異なる拡散コードを適用することによって判定される、請求項１～９のいずれかに記載の方法。
無線通信方法であって、
１つ以上のサブキャリア群に関して変調された処理済みのデータのセットを有保する、時間ドメインシンボルのセットを受信することであって、各サブキャリア群は、偶数個のサブキャリア群から成り、前記処理済みのデータのセットは、
ｍが正の奇数であるという判定に基づいて、２×ｍ個のサブキャリアを有するサブキャリア群の中に有保されるデータに、第１の拡散コードを適用することと、
ｎが正の偶数であるという判定に基づいて、２×ｎ個のサブキャリアを有するサブキャリア群の中に有保されるデータに、１つ以上の拡散コードを適用することと
の出力に対応する、ことと、
前記時間ドメインシンボルのセットを復調させ、前記データを取得することと
を含む、方法。
個々のサブキャリア群は、異なる数のサブキャリアから成る、請求項１１に記載の方法。
前記複数のサブキャリア群は、同一の数のサブキャリアから成る、請求項１１に記載の方法。
前記１つ以上の未使用サブキャリアの数は、前記隣接するサブキャリア群のいずれかの中のサブキャリアの数を上回る、またはそれに等しい、請求項１１～１３のいずれかに記載の方法。
前記第１の拡散コードは、［１，－１］を含む、請求項１１～１４のいずれかに記載の方法。
前記１つ以上の拡散コードは、［１，－１］、［１，－１，－１，１］、［１，－１，１，－１］、または［１，１，－１，－１］のうちの少なくとも１つを含む、請求項１１～１５のいずれかに記載の方法。
２×ｎ個のサブキャリアを有するサブキャリア群の中に有保される前記データに、前記１つ以上の拡散コードを適用することは、前記サブキャリア群の中に有保されるアップリンクデータに、［１，－１］の拡散コードを適用することを含む、請求項１１～１６のいずれかに記載の方法。
２×ｎ個のサブキャリアを有するサブキャリア群の中に有保される前記データに、前記１つ以上の拡散コードを適用することは、前記サブキャリア群の中に有保されるダウンリンクデータに、拡散コード［１，－１，－１，１］、［１，－１，１，－１］、または［１，１，－１，－１］のうちの少なくとも１つを適用することを含む、請求項１１～１６のいずれかに記載の方法。
前記複数のサブキャリア群に関して変調された前記データは、複数の層を含み、前記処理済みのデータのセットは、
前記データの異なる層に異なる拡散コードを適用し、拡散データの複数のシーケンスを取得することと、
前記拡散データの複数のシーケンスを多重化し、前記処理済みのデータのセットを取得することと
の出力に対応する、請求項１１～１８のいずれかに記載の方法。
前記処理済みのデータのセットは、
２×ｎ個のサブキャリアを有する異なるサブキャリア群に関して、個々のサブキャリア群の中に有保されるデータに異なる拡散コードを適用することの出力に対応する、請求項１１～１９のいずれかに記載の方法。
通信装置であって、請求項１～２０のうちの任意の１つ以上に列挙される方法を実装するように構成されたプロセッサを備える、通信装置。
その上に記憶されたコードを有するコンピュータプログラム製品であって、前記コードは、プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに請求項１～２０のうちの任意の１つ以上に列挙される方法を実装させる、コンピュータプログラム製品。