JP2022508092A - データフィルタリング装置 - Google Patents

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Abstract

幾つかの実施例は、複数のウィジェットから、視覚化型のウィジェットについて、フィルタリング型の制御ウィジェットを選択するよう構成された、データフィルタリング装置であって、該ウィジェットは、制御規則に従って制御するものであり、前記制御規則は、視覚化型のウィジェットのウィジェット位置及びフィルタリング型のウィジェットウィジェットのウィジェット位置に依存する、データフィルタリング装置に関する。

Description

本発明は、データフィルタリング装置、データフィルタリング方法及びコンピュータ読み取り可能媒体に関する。
伝統的なダッシュボード、例えばデータディスプレイ、典型的には対話型データディスプレイは、データを視覚化する構成要素を使用して構築される。斯かる構成要素は、ウィジェット(widget)として知られている。各ウィジェットは、データのセクションにアクセスできる。ウィジェットは、ビジュアルやデータテーブルなど、種々の方法でデータをレンダリングできる。ダッシュボードは、対話型であってもなくても良い。
現在のダッシュボードは、種々の方法で対話型のものとすることができる。例えば、ユーザが相互作用できるウィジェットや、フィルタとして機能するウィジェットがある。斯かるフィルタリングウィジェットは、グローバルフィルタとして動作する。例えば、ユーザは、フィルタリングウィジェットを使用して、視覚化ウィジェットによって視覚化されるべきデータを示す時間範囲を設定することができる。
大きなデータセットを分析する場合、既存のダッシュボード技術には幾つかの問題がある。例えば、フィルタリングウィジェットは、データディスプレイ全体に対してグローバルに機能する。既存の技術では、複雑なフィルタリング装置を作ることは時間がかかり、又は不可能でさえある。データセットの増加、及びデータ分析の重要性とともに、これらの欠点がますます感じられるようになっている。データディスプレイのためにデータをフィルタリングする改善された方法を提供する技術的装置が望まれている。
データのフィルタリングが改善されるように手段が構成された、改善されたデータフィルタリング装置を持つことが望ましい。改善されたデータフィルタリング装置が提供される。該データフィルタリング装置は、
データベースからデータを受信するよう構成された、データインタフェースと、
複数のウィジェットに対応する複数のウィジェットコードを保存するよう構成されたメモリであって、前記ウィジェットコードは、対応するウィジェットをディスプレイに表示するための表示領域を示すウィジェット位置を有し、フィルタリング型のウィジェットは、フィルタリングパラメータを取得するためのウィジェットコードを持ち、視覚化型のウィジェットは、前記ディスプレイにデータを視覚化するよう構成されたウィジェットコードを持つ、メモリと、
プロセッサと、
を有し、前記プロセッサは、
前記ディスプレイに前記複数のウィジェットをレンダリングするよう構成され、ここで該レンダリングは、視覚化型のウィジェットについて、
前記複数のウィジェットから、フィルタリング型の制御ウィジェットを選択し、ここで該ウィジェットは、制御規則に従って制御するものであり、前記制御規則は、視覚化型のウィジェットのウィジェット位置及びフィルタリング型ウィジェットのウィジェット位置に依存し、
前記選択された制御ウィジェットのフィルタリングパラメータに従ってフィルタリングされたデータベースからデータを取得し、
視覚化型のウィジェットのウィジェットコードに従ってフィルタリングされたデータを視覚化することを有する。
データフィルタリング方法は、フィルタリングウィジェットを使用して、視覚化ウィジェットによって視覚化されたデータをフィルタリングする。例えば、視覚化ウィジェットは、折れ線グラフ、棒グラフ、円グラフなどであっても良い。例えば、フィルタリングウィジェットは、レコードが特定の間隔でデータを有するなど、データの1つ又は複数のプロパティをフィルタリングすることができる。興味深いことに、制御規則は、特定のフィルタリングウィジェットが特定の視覚化ウィジェットに影響を及ぼすか否かを、これらのウィジェットの位置に基づいて決定する。種々の制御規則が試みられ、ここに記載されている。その結果、データフィルタリング装置は、ユーザに迅速なフィードバックを提供し、マシンの内部状態、例えばデータがどのようにフィルタリングされるかを、ユーザに知らせる。更に、制御規則がそのように決定する場合、単一のフィルタが複数の視覚化ウィジェットに影響を及ぼし得る。このことは、必要とされるスクリーンスペースがより少なく、しかもユーザへのマシン状態の効率的な転送が依然として行われることを意味する。ユーザは該情報を使用して、ウィジェットの位置を変更することで、データのフィルタリング方法を変更できる。
例えば、複数のウィジェットは、視覚化型の第1のウィジェット、視覚化型の第2のウィジェット、及びフィルタリングタイプの第3のウィジェットを有しても良い。第3のウィジェットのウィジェット位置に依存する制御規則は、第3のウィジェットを、第1のウィジェットのための制御ウィジェットであるが第2のウィジェットのための制御ウィジェットではないように、又は第2のウィジェットのための制御ウィジェットであるが第1のウィジェットのための制御ウィジェットではないように、選択的に配置することを可能にする。
斯くして、フィルタ視覚化ウィジェットの位置を変更することで、視覚化ウィジェットにおけるデータのフィルタリングが変更される。逆も可能であり、1つ又は複数のフィルタリングウィジェットに対する視覚化ウィジェットの位置を変更することによって、視覚化ウィジェットにおけるデータのフィルタリングを変更することに留意されたい。
データフィルタリング装置は、電子装置である。例えば、データフィルタリング装置は、コンピュータであっても良い。該コンピュータは、データディスプレイに表示するために、ディスプレイに接続することができる。データフィルタリング装置は、種々の他の電子装置、例えばテレビ、セットトップボックス、携帯電話などにおいて実装されても良い。
ここに記載のデータフィルタリング装置及び方法は、広範囲の実用的な用途に適用することができる。斯かる実用的な用途には、例えば入院データ、財務データ、製造工場からのデータなど、あらゆる種類のデータの分析が含まれる。
本方法の実施例は、コンピュータで実施される方法として、又は専用ハードウェアで、又は両方の組合せで、コンピュータ上で実施することができる。本方法の一実施例の実行可能コードは、コンピュータプログラム製品上に記憶されても良い。コンピュータプログラム製品の例には、メモリ装置、光記憶装置、集積回路、サーバ、オンラインソフトウェアなどが含まれる。好適には、コンピュータプログラム製品は、前記プログラム製品がコンピュータ上で実行されるとき、本方法の実施例を実行するためのコンピュータ読み取り可能媒体上に記憶された非一時的プログラムコードを含む。
一実施例においては、コンピュータプログラムは、該コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されるとき、本方法の実施例のステップの全部又は一部を実行するように構成されたコンピュータプログラムコードを含む。好適には、コンピュータプログラムは、コンピュータ読み取り可能媒体上に具現化される。
本発明の別の態様は、コンピュータプログラムをダウンロードに利用可能にする方法を提供する。該態様は、コンピュータプログラムがアップロードされるとき、例えば、アップル社のApp Store、Google社のPlay Store、又はMicrosoft社のWindows Storeに使用され、コンピュータプログラムが斯かるストアからダウンロードできるときに使用される。
本発明の更なる詳細、態様及び実施例は、単なる例として、図面を参照して説明される。図中の要素は、簡単且つ明確に示されており、必ずしも縮尺通りに描かれていない。図面において、既に説明された要素に対応する要素は、同じ参照番号を持ち得る。
データフィルタリング装置の実施例を模式的に示す。 データフィルタリング装置の実施例を模式的に示す。 データディスプレイの実施例を模式的に示す。 視覚化ウィジェットコードの実施例を模式的に示す。 フィルタリングウィジェットコードの実施例を模式的に示す。 データディスプレイの実施例を模式的に示す。 データディスプレイの実施例を模式的に示す。 木データ構造の例を模式的に示す。 ウィジェットテーブルの例を模式的に示す。 データフィルタリング装置の実施例のスクリーンショットを示す。 データフィルタリング装置の実施例のスクリーンショットを示す。 データフィルタリング装置の実施例のスクリーンショットを示す。 データフィルタリング装置の実施例のスクリーンショットを示す。 データフィルタリング装置の実施例のスクリーンショットを示す。 データをフィルタリングする方法の実施例を模式的に示す。 一実施例によるコンピュータプログラムを有する書き込み可能な部分を持つコンピュータ読み取り可能な媒体を模式的に示す。 一実施例によるプロセッサシステムの表現を模式的に示す。
本発明は、多くの異なる形態の実施例が可能であるが、図面に示されており、ここでは1つ又は複数の特定の実施例を詳細に説明するが、本開示は、本発明の原理の例示と見なされるべきであり、本発明を、図示され説明された特定の実施例に限定することを意図するものではないことを理解されたい。
以下では、理解のために、実施例の要素が動作中に説明される。しかしながら、それぞれの要素は、それらによって実行されるように説明されている機能を実行するように構成されていることは明らかであろう。
更に、本発明は、実施例に限定されず、本発明は、ここに記載された又は相互に異なる従属請求項に列挙された、全ての新規な特徴又は特徴の組み合わせに存する。
図1aは、データフィルタリング装置100、データベース133及びディスプレイ134の実施例の一例を模式的に示す。データベース133は、データフィルタリング装置100の外部にあっても良いし、データフィルタリング装置100の内部にあっても良い。いずれの場合でも、データベース133は、データインタフェース131を介してアクセスすることができる。ディスプレイ134は、データフィルタリング装置100の外部にあっても良いし、データフィルタリング装置100の内部にあっても良い。いずれの場合でも、ディスプレイ134は、ディスプレイインタフェース132を介してアクセスすることができる。データフィルタリング装置100は、データベース133からデータを取得し、データを処理し、例えばディスプレイ134のようなディスプレイ上に、視覚化を表示するように構成されても良い。該データはディジタルデータであっても良い。
データフィルタリング装置100は、ユーザ入力インタフェース135を有しても良い。例えば、ユーザ入力インタフェース135は、タッチスクリーン、マウスなどを有しても良い。例えば、ユーザ入力インタフェース135は、キーボードを有しても良い。データフィルタリング装置のユーザは、ユーザ入力インタフェース135を使用して、データディスプレイを変更することができる。データディスプレイがインタラクティブでない場合、ユーザ入力インタフェース135は任意である。
データインタフェースは、コネクタ、例えばEthernet(登録商標)コネクタ、光コネクタなどの有線コネクタ、又は無線コネクタ、例えばWi-Fi(登録商標)、4G若しくは5Gアンテナなどのアンテナを有しても良い。例えば、ディスプレイインタフェースは、ディスプレイコネクタ、例えば、HDMI、DisplayPort等を有しても良い。データインタフェース及び/又はディスプレイインタフェースは、メモリアクセスポート、バスなどを有しても良い。
データフィルタリング装置100は、メモリ140とプロセッサ150とを更に有する。メモリ140は、プロセッサ150による実行のために、ウィジェットコードを含むコンピュータコードを記憶するように構成されても良い。例えば、コンピュータコードは、低レベルのコンピュータコード、例えば機械命令を有しても良い。例えば、コンピュータコードは、高レベルのコンピュータコード、例えばレンダリングパラメータを有しても良い。高レベルのコンピュータコードは、対応する実行コードによって実行されても良い。後者は、高レベルのコードよりも低レベルのコードで実装されても良い。メモリ140は、電子メモリであっても良い。プロセッサ150は、電子プロセッサ、例えば1つ以上のプロセッサ回路、例えばマイクロプロセッサ等であっても良い。
例えば、レンダリングユニット160は、複数のウィジェットの全てを、例えばウィジェット内のレンダリングパラメータ等に応じて、レンダリングするために使用され得る、共通コードを有しても良い。ウィジェットは、ウィジェットに固有の実行可能コードで共通コードを拡張することができる。
データフィルタリング装置100の実行は、プロセッサ回路において実施され、その例がここに示される。図1bは、プロセッサ回路の機能ユニットであっても良い機能ユニットを示す。例えば、図1bは、プロセッサ回路の可能な機能構成の青写真として使用することができる。プロセッサ回路は、図1bのユニットとは別個に示されていない。例えば、図1bに示された機能ユニットは、装置100、例えば装置100の電子メモリに記憶され、装置100のマイクロプロセッサによって実行可能なコンピュータ命令において、全体的に又は部分的に実施されても良い。複合的な実施例においては、機能ユニットは、部分的にハードウェアで、例えばグラフィックコプロセッサなどのコプロセッサとして、及び部分的に装置100上に格納され実行されるソフトウェアで、実装される。
図1bは、データフィルタリング装置100の実施例の一例を模式的に示す。例えば、図1bに示す装置は、図1aに示すような装置100上に実装されても良い。装置100は、データベースから、例えば図1aに関して図示されたようなデータインタフェースから、データを検索するように構成された、データインタフェースを有しても良い。
装置100はメモリ140を有する。メモリ140は、複数のウィジェットに対応する複数のウィジェットコードを記憶するように構成されても良い。ウィジェットは、データの視覚化で使用される視覚的要素である。ウィジェットは、ウィジェットコード、例えば、ウィジェットルーチン及び対応するウィジェットデータによって実装されても良い。ウィジェットはまた、例えば、オブジェクト指向プログラミング言語において、ウィジェットオブジェクトとして実装され得る。ウィジェットコードは、ウィジェットの種々の態様に影響を及ぼすデータを有しても良い。特に、ウィジェットコードはウィジェット位置を含む。ウィジェット位置は、対応するウィジェットをディスプレイに表示するための表示領域を示す。表示領域を示すには、種々の方法がある。例えば、一実施例においては、表示領域は長方形である。例えば、長方形の表示領域は、直径方向に対向する2つのコーナーの座標によって示されても良い。例えば、矩形の表示領域は、1つのコーナーの座標と矩形のサイズ情報とによって示されても良い。表示領域の他の形状も可能である。例えば、表示領域は、円形又は楕円形であっても良い。後者の場合、表示領域は、1つ以上の中心及び/又は複数の半径などによって示されても良い。
典型的には、表示領域は重ならない。データフィルタリング方法では、ウィジェットが重なる場合にウィジェットを移動又はサイズ変更できないようにするなどして、このことを強制することができる。代替としては、フィルタリング装置は、エラーメッセージを生成しても良い。しかしながら、ウィジェットを重ねさせ、ユーザがこれを受け入れるか否かにかかわらず、ユーザにそれを残すことも可能である。
実施例は、種々のタイプのウィジェットを使用し得る。異なるタイプのウィジェットは、幾つかの機能を共有することができるが、他の点では異なる。一実施例においては、少なくとも2つの異なるタイプのウィジェット、即ちフィルタリング型のウィジェット、略してフィルタリングウィジェットと、視覚化型のウィジェット、略して視覚化ウィジェットと、を使用することができる。これらの2つのタイプのウィジェットは、多くの機能性を共通に持つ。例えば、両方とも、画面上でウィジェットをレンダリングするためのレンダリングコードによって処理され得る。例えば、両方のタイプのウィジェットコードは、表示画面上の位置を示すウィジェット位置を有しても良い。相違点もあり得る。例えば、フィルタリング型のウィジェットは、フィルタリングパラメータを得るためのウィジェットコードを持っても良い。視覚化型のウィジェットは、ディスプレイ上でデータを視覚化するように設定されたウィジェットコードを持っても良い。ウィジェットコードには、ウィジェットの種類を示す情報が格納される場合もある。メモリ140は、ウィジェットコード141及びウィジェットコード142を示す。メモリ140内には、2つより多いウィジェットコードが存在しても良い。
図3aは、視覚化ウィジェットコード241の実施例の一例を模式的に示す。視覚化ウィジェットコード241は、ウィジェット位置242、レンダリングデータ243、実行可能コード244及びデータバインディング245を有しても良い。視覚化ウィジェットのコードは、これらの要素の全てを有する必要はない。例えば、実行可能コード244、レンダリングデータ243などを含んでいなくても良い。
図3bは、フィルタリングウィジェットコード251の実施例の一例を模式的に示す。フィルタリングウィジェットコード251は、ウィジェット位置252、レンダリングデータ253、実行可能コード254及びフィルタパラメータ255を有しても良い。フィルタリングウィジェットコードは、これらの要素の全てを有する必要はない。例えば、実行可能コード244、レンダリングデータ253などを含んでいなくても良い。
図1bに戻ると、メモリ140は、複数のウィジェットコードを有しても良い。一実施例においては、複数のウィジェットコードは、少なくとも1つの視覚化ウィジェットコードと、少なくとも1つのフィルタリングウィジェットコードと、を有する。一実施例においては、複数のウィジェットコードは、複数の視覚化ウィジェットコードと、少なくとも1つのフィルタリングウィジェットコードと、を有する。一実施例においては、複数のウィジェットコードは、少なくとも1つの視覚化ウィジェットコードと、複数のフィルタリングウィジェットコードと、を含む。メモリ140は、他のタイプのウィジェットコード、例えば以下に説明するメタデータタイプのウィジェットコードなどを有しても良い。
図1bの装置100は、レンダリングユニット160を更に有しても良い。レンダリングユニット160は、ディスプレイスクリーン上のデータディスプレイ、例えばダッシュボードに、複数のウィジェットをレンダリングするように構成される。例えば、レンダリングユニット160は、複数のウィジェット上で反復処理を行い、ウィジェットの各々に対して、ディスプレイ上でウィジェットをレンダリングするための対応するレンダリングコードを実行するように構成されても良い。
例えば、レンダリングユニット160は、反復部161を含んでも良い。反復部161は、複数のウィジェット上で反復するように構成されても良い。例えば、ウィジェットは、データ構造においてインデクシングされても良い。例えば、データ構造はリストであっても良く、例えば反復部は該リスト上で反復しても良い。
反復部161が各ウィジェットに対して反復させられた後、反復部161は再び最初のウィジェットから開始し、反復を繰り返すことができる。しかしながら好適には、反復部161は、レンダリングの更新を必要とする変化が発生するまで、レンダリングを一時停止する。例えば、ユーザは、レンダリングの更新を必要とする可能性があるデータディスプレイを変更することができる。
一実施例においては、レンダリングユニット160は、視覚化型のウィジェットをレンダリングするために、選択部162、データ取得ユニット163、及び視覚化ユニット164を有しても良い。例えば、レンダリングユニット160は、他のタイプのウィジェットをレンダリングするための更なるレンダリングユニット165を含んでも良い。本例では、反復部161は、タイプに関係なく、全てのウィジェットを反復処理する。反復部161は、正しいコード、例えばユニット162乃至164又はユニット165を実行するように構成される。しかしながら、一実施例においては、タイプに応じて別個の反復部を使用することができる。例えば、一実施例は、視覚化ウィジェットを反復するための第1の反復部と、少なくともフィルタリングウィジェットを反復するための第2の反復部と、を有しても良い。レンダリングユニット165及び視覚化ユニット164は、ウィジェットの位置に対応するディスプレイの表示領域にウィジェットをレンダリングしても良い。
データフィルタリング装置は、例えば、データフィルタリング装置及び/又はデータディスプレイ装置などに一般的に見られるような、他の機能のためのユニットを備えても良い。
興味深いことに、フィルタリングウィジェットが視覚化ウィジェットに影響を及ぼす方法は、それらの相対的な位置及び/又はサイズに依存する。特定の視覚化ウィジェットに影響を及ぼすフィルタリングウィジェットは、その特定の視覚化ウィジェットのための制御ウィジェットと呼ばれる。所与のフィルタリングウィジェットが、1つの視覚化ウィジェットのための制御ウィジェットであるが、別の視覚化ウィジェットのための制御ウィジェットではないこともあり得る。フィルタリングウィジェットが制御ウィジェットであるか否かは、制御規則によって決定される。制御規則は、ウィジェットの位置、例えば表示領域、それらの相対位置及び/又はサイズに依存する。種々の例を以下に示す。
選択部162は、複数のウィジェットから、フィルタリングタイプの制御ウィジェットを選択するように構成される。例えば、選択部162は、反復部161から視覚化ウィジェットを入力として受け取ることができ、その特定の視覚化ウィジェットのためのフィルタリングタイプの制御ウィジェットを選択するように構成されても良い。
選択部162は、制御規則で構成されても良い。制御規則は、視覚化型のウィジェットのウィジェット位置及びフィルタリングタイプのウィジェットのウィジェット位置を入力として取り、フィルタリングウィジェットがその視覚化ウィジェットの制御ウィジェットであるかどうかを出力として生成することができる。1つ又はいずれかの視覚化ウィジェットの制御ウィジェットがない場合がある。視覚化ウィジェットのうちの1つ又は全てに対して複数の制御ウィジェットが存在する場合がある。
データ取得ユニット163は、データベース133からデータを取得するように構成される。制御ウィジェットがない場合、データは、例えば視覚化ウィジェットに設定されるような、デフォルトの方法で取得することができる。しかしながら、1つ以上の制御フィルタリングウィジェットがある場合、データは、選択された制御ウィジェットのフィルタリングパラメータに従ってフィルタリングされて取得されても良い。例えば、第1の制御ウィジェットは、被験者の年齢範囲を示すフィルタリングパラメータに対応することができる。その場合、得られたデータは、年齢範囲に従ってフィルタリングされる。例えば、第2の制御ウィジェットは、被験者の性別を示すフィルタリングパラメータに対応し得る。その場合、得られたデータは性別に従ってフィルタリングされる。第1及び第2のフィルタリングウィジェットの両方が制御している場合、年齢及び性別フィルタの両方に従ってデータが取得される。
例えば、フィルタリングパラメータは、制約であっても良く、例えば視覚化ウィジェットによってレンダリングされるデータに対する制約であっても良い。例えば該制約は、データのプロパティ、例えばデータベースのレコード内の要素に対する制約であっても良い。例えば該制約は、「これよりも大きい」、「これよりも小さい」、「これとこれとの間」といった制約であっても良く、例えば年齢、性別などのようなプロパティに関連付けられても良い。フィルタリングパラメータは、例えば年齢が45に等しいといった制約に対する限界を更に有しても良く、これによりデータは、値45を有する年齢プロパティを含むレコードに対する制約となることができる。
一実施例においては、データベースレコードは、値を持つものであっても良い複数のプロパティ又は属性を有する。フィルタパラメータは、1つ又は複数のプロパティへの参照と、それらに対する制約とを有しても良い。このとき、データベースクエリは斯かる記録に制限されても良い。典型的には、ある種の要約も課されることに留意されたい。例えば、視覚化ウィジェットは、時系列又は特定のタイプのレコードの数などを表示するように構成され得る。以下に示すように、視覚化ウィジェットの出力も変更され得る。
フィルタリングウィジェットはまた、データを操作するために、例えばそれに計算を適用するために、例えば特定の予測方法を追加又は適用するために使用されても良い。視覚化ウィジェットは、例えば、フィルタリングパラメータで表されるように又はフィルタリング実行可能コードで表されるように、例えば、計算又は予測方法のような操作を適用することができる。
例えば、データ取得ユニット163は、制御ウィジェットのフィルタリングパラメータから取得されたパラメータを含むデータベースクエリを配置するように構成されても良い。例えば、データ取得ユニット163は、テンプレートデータベースクエリで構成されても良い。例えば、視覚化ウィジェットは、テンプレートデータベースクエリで構成することができ、例えば後者は、データバインドに存在しても良い。例えば、テンプレートは、種々のフィルタリングパラメータを考慮に入れてデータベースクエリを配置する方法を構成されても良い。
最後に、フィルタリングされたデータは、視覚化ユニット164において視覚化される。視覚化ユニット164は、本分野で知られている任意のデータ視覚化を使用することができる。例えば、視覚化ユニット164は、ゲージ、グラフ、ヒストグラム、棒グラフなどをレンダリングするように構成されても良い。レンダリングされるデータは、データ取得ユニット163によって取得されるデータであり、場合によっては、更なる処理ステップ、例えばバケット化、丸め、切り捨てなどの後である。例えば、データ取得ユニット163は、指定された年齢及び性別を有する被験者の数を、複数の異なる年数にわたって取得しても良い。視覚化ユニット164は、このデータを折れ線グラフや棒グラフ等の形で視覚化しても良い。
フィルタリングパラメータの意味的な意味は、システムの技術的動作には関係しない。例えば一実施例は、年齢又は性別などの代わりに、電子装置のエネルギー消費をフィルタリングしても良い。同様に、視覚化のタイプは、所望に応じて適合させることができる。
レンダリングユニット160は、他のウィジェットをレンダリングするように構成された更なるレンダリング部165を含んでも良い。例えば、更なるレンダリングユニット165は、フィルタリングタイプのウィジェットをレンダリングするように構成しても良い。フィルタリングウィジェットをレンダリングすることは、データフィルタリング装置のユーザからフィルタリングパラメータを受信するためのパラメータ入力をディスプレイに表示することを有しても良い。
データフィルタリング装置100は、例えばユーザ入力インタフェース135を介してユーザから入力を受け取る入力ユニット170を有しても良い。例えば、ユーザ入力170は、フィルタリングパラメータを設定するための入力を受け取ることができる。例えば、ユーザ入力170は、年齢範囲を、例えばキーボードから又はディスプレイと対話することによって、例えば年齢又は年齢範囲を設定するために、例えばノブ、スライダなどを設定するために、タッチ又はマウスによって受信しても良い。図2は、この目的のためのプルダウンメニューを示している。例えば、ユーザ入力170は、ウィジェットを移動又はサイズ変更するための入力を受け取ることができる。以下で説明するように、ウィジェットを移動又はサイズ変更すると、制御しているウィジェットが変更されても良い。入力ユニット170は、例えば、フィルタリングパラメータ及びウィジェット位置を変更することによって、受信された入力に対応して、メモリ140内のウィジェットコードを修正するように構成され得る。
図3a及び3bに戻る。ウィジェットをレンダリングすることは、ウィジェット位置242及び252の影響を受ける可能性があり、ウィジェット位置は、例えばディスプレイ上の位置及びサイズなど、表示領域を設定することができる。ウィジェットのレンダリングは、レンダリングデータ243及び253の影響を受ける可能性がある。レンダリングデータは、レンダリングスタイル、背景、色などを選択することができる。ウィジェットコードは、実行可能コード244及び254を有しても良い。実行可能コードは、データディスプレイの設計者に多くの柔軟性を与える。実行可能コードは、データの検索、処理、フィルタリング、視覚化などの方法を決定することができる。データバインディングは、データを取得する方法に関する情報を有しても良い。例えば、データバインディングは、コンピュータアドレス、例えばURLを有しても良い。例えば、データバインディングは、データベースのコンピュータアドレスを有しても良い。例えば、データバインディングは、データベースクエリ、又はデータベースクエリテンプレート等を有しても良い。例えば、フィルタリングパラメータは、データベースクエリで使用できるパラメータである場合がある。データバインディングは、コンピュータアドレス、例えば、例えば時系列、データベースなどへのネットワークアドレス又はポインタなどを有しても良い。
例えば、視覚化ウィジェットは、例えばそのレンダリングデータ内に、グラフタイプ、例えば棒グラフ又は折れ線グラフの指示を有しても良い。このことは、レンダリングユニットによる命令実行に十分であり得る。一方、視覚化ウィジェットは、実行可能なコードで新しいデータ視覚化を符号化することによって実装されても良い、新しいタイプのデータ視覚化のために符号化しても良い。両方の場合において、データ、例えば時系列は、フィルタリングパラメータによってフィルタリングされても良い。
反復部161が全てのウィジェットをレンダリングしたら、表示を静的に保つことができる。しかしながら、ユーザ入力インタフェースからユーザ入力が受け取られた場合、例えばユーザ入力インタフェースで受け取ったユーザ入力に従ってウィジェットの位置及び/又は表示領域を変更するために、影響を受けるウィジェットが再びレンダリングされても良い。フィルタリングと視覚化ウィジェットとの間の制御関係が変化する場合、影響を受けた視覚化ウィジェットを再びレンダリングすることもできる。
図2は、データディスプレイ210の実施例の一例を模式的に示す。視覚化ウィジェット211、214、216及びフィルタリングウィジェット212、213、215が示されている。説明の便宜上、x軸202及びy軸201も同様に示されている。座標は矢印の方向に増加する。図2は、制御規則の第1の例を示す。
制御規則のこの実施例によれば、制御規則は、フィルタリングウィジェットを視覚化ウィジェットの制御ウィジェットであると決定し、制御規則は、第1のウィジェットの表示領域のx座標と第2のウィジェットの表示領域のx座標との重なりを決定し、第2のウィジェットの表示領域のy座標と比較した第1のウィジェットの表示領域のy座標がより小さいか等しいかを決定する。フィルタリングウィジェット215及び視覚化ウィジェット216を考察する。フィルタリングウィジェット215のx座標は、例えば、0乃至10の範囲であり、視覚化ウィジェット216のx座標も、例えば、0乃至10の範囲である。従って、x座標は重なり合う。ウィジェット215のy座標は、10乃至15の範囲であり、ウィジェット216のy座標は、例えば、15乃至25の範囲である。即ち、ウィジェット216の全てのy座標は、少なくともウィジェット215のy座標と同じ高さである。
例えば、aからbまでの座標スパン及びcからdまでの座標スパンを考え、a<b及びc<dと仮定する。aからbまでの座標スパンは、例えば、a<d及びc<bの場合、cからdまでの座標スパンに重なると言うことができる。しかしながら、最小限の重なりが必要とされ得る。例えば、(d-a)及び(b-c)が両方とも正の閾値重なり値よりも大きいことを必要とすることがある。閾値重なり値は、所与の機器上の人間のユーザの視力に応じて選択することができる。別のものとして、一方は、座標スパンの一方が他方に含まれることを必要とし得る。例えば、(a=c)又は(d=b)を必要とする場合があり、これはまた、スパンが重なることを意味する。
例えば、aからbまでの座標スパンは、例えば、b<=cである場合、cからdまでの座標スパンと少なくとも同じくらい低いと言うことができる。例えば、aからbまでの座標スパンは、例えば、d<=aである場合、cからdまでの座標スパンと少なくとも同じ高さであると言うことができる。
図2では、x座標が重なり、y座標が増加しなければならないという制御規則をとることができる。この規則を適用することは、フィルタリングウィジェット215が視覚化ウィジェット216を制御しているが、視覚化ウィジェット211及び214は制御しておらず、フィルタリングウィジェット212及び213が視覚化ウィジェット214を制御しているが、視覚化ウィジェット216及び211は制御していないことを意味する。視覚化ウィジェット211のための制御ウィジェットは存在しない。一実施例においては、視覚化ウィジェットは、別の視覚化ウィジェットについても制御することができ、そうでなければ同じ制御規則に従う。該修正を適用することは、視覚化ウィジェット211が視覚化ウィジェット216及び214を制御していることを意味する。これが役に立つ方法の1つは、データバインディングを渡すことである。例えば、視覚化ウィジェット211は、データバインディングでプログラムされても良い。そのデータバインディングは、視覚化ウィジェット216及び214に渡される。しかしながら、後者の2つの視覚化ウィジェットは異なる制御フィルタリングウィジェットを有するため、それらは異なる方法でフィルタリングされても良い。
例えば、選択部162は、複数のウィジェットから、特定のタイプを有する制御ウィジェットを選択するように構成されても良い。特定のタイプは、少なくともフィルタリング及び視覚化型を含むグループから選択されても良い。ウィジェットは、制御規則に従って制御している。データ取得ユニット163は、フィルタリングパラメータに従って及び/又は選択された制御ウィジェットのデータバインディングに従ってフィルタリングされたデータベースから、データを取得するように構成され得る。
2つ以上の制御ウィジェットが矛盾している場合、例えば非互換のフィルタパラメータ又はデータバインディング等を有する場合、分解能規則が使用されても良く、例えば、フィルタパラメータ、又はレンダリングされている視覚化ウィジェットに最も近いデータバインディングを選択しても良い。代替としては、エラーメッセージを表示するなどしても良い。
図2に示す例では、制御は画面上で下向きに作用する。代替としては、制御が上向きに作用するように、y座標が減少することが要求されても良い。規則は、制御が左又は右に作用するように、90度回転されても良い。更なる変形例では、制御は、例えば、制御規則から座標の増加/減少に関する条件を除去することによって、2つの方法、例えば、上向き及び下向きの両方に作用することができる。
図2の制御規則は、どのフィルタがどの視覚化に適用されるかをユーザがディスプレイから容易に決定することを可能にする。更に、フィルタリングウィジェットを異なる視覚化ウィジェットに適用することは、フィルタリングウィジェットを移動させることによって、又はそのサイズを変更することによって行うことができる。これらの動作は、例えば、ウィジェットをドラッグアンドドロップ又はサイズ変更するために、従来の入力モダリティ、例えばタッチスクリーン又はマウスを使用して行われても良い。
図4aは、データディスプレイ、例えば視覚化ウィジェットV1乃至V4及びフィルタリングウィジェットF1乃至F6を有するダッシュボードの実施例の一例を模式的に示す。図4に示す例では、制御が右下に作用する制御規則が使用される。例えば、例示的なx軸及びy軸を使用して、制御規則は、以下の場合に、フィルタリング型の第1のウィジェットが、視覚化型の第2のウィジェットのための制御ウィジェットであると判定することができる。
-第1のウィジェットの表示領域のx座標、及び第2のウィジェットの表示領域のx座標、並びに第2のウィジェットの表示領域のy座標と少なくとも同じくらい低い第1のウィジェットの表示領域のy座標における重なりがある(即ち制御は、より高いy座標に向かって作用する)。
-第1のウィジェットの表示領域のy座標、及び第2のウィジェットの表示領域のy座標、並びに第2のウィジェットの表示領域のx座標と少なくとも同じくらい低い第1のウィジェットの表示領域のx座標における重なりがある。
換言すれば、制御は、右及び下の両方に作用する。この規則を図4の文脈で適用すると、次のようになる:
F1、F2、F4はV1を制御している
F3、F4はV2を制御している
F1、F2、F5、F6はV3を制御している
F3、F5、F6はV4を制御している。
図4bは、ユーザが幾つかの修正を行ったことを除いて、図4aと同じデータディスプレイを示す。ユーザは、
-例えば、ゴミ箱アイコン等をクリックすることにより、フィルタリングウィジェットF3を削除し、
-例えば、ウィジェットの側面をドラッグアンドドロップすることにより、フィルタリングウィジェットF2、F5及びF6を移動し、
-例えば、ウィジェットの隅をドラッグすることにより、フィルタリングウィジェットF1及びF4をサイズ変更した。
その結果、フィルタリングウィジェットの制御が変化した。図4bでは、以下の同じ制御規則に従う:
F1、F4はV1を制御している
F1、F2、F4はV2を制御している
F1、F4、F5、F6はV3を制御している
F1、F2、F4、F5、F6はV4を制御している。
この例では、制御規則は、視覚化型のウィジェットの表示領域の大きさや、フィルタリングタイプのウィジェットにも依存することに留意されたい。しかしながら、これは必須ではない。例えば、全てのウィジェットのサイズが同じ場合がある。更に、このディスプレイにおいて、ユーザは、フィルタリングウィジェット、例えば、ウィジェットF2を、異なる視覚化ウィジェットのための制御ウィジェットであるように選択的に配置することができることに留意されたい。例えば、ウィジェットF2を移動させることは、それを、V2ではなくV1のための制御ウィジェットから生じさせたが、V1ではなくV2のための制御ウィジェットへは生じさせなかった。同じことが、図2に示された実施例に見られる。
フィルタリングウィジェット又は視覚化ウィジェットのうちの1つ又は複数を除去することによって、図4a及び図4bから他の多くの例を生成することができる。例えば、ウィジェットF3、V2、及びV4を図4aから削除して、更なる例示的なデータディスプレイを得ることができる。
ウィジェット間の関係は、1つ又は複数の木を使用して表すことができる。図5aは、図2のデータディスプレイのために作成された木データ構造220の一例を模式的に示す。例えば、データフィルタリング装置100、例えば選択部162は、どのウィジェットが制御しているかを決定するために木データ構造220を生成及び/又は使用するように構成されても良い。例えば、該装置は、制御ウィジェットを示す木データ構造を構築する複数のウィジェットを繰り返すように構成されても良い。例えば、ウィジェットは、木を構築しながら、上から下へ、及び左から右へ繰り返されても良い。木ノード221乃至226は、ウィジェット211乃至216に対応する。木では、2つのノードが直接隣接している場合、それらのノード間にエッジが描画される。木が取得されると、それを使用して制御ウィジェットを取得することができる。例えば、視覚化ウィジェット214のための制御ウィジェットを得るために、ノード224から始まるルートまで木がたどられる。従って、フィルタリングウィジェット213及び212に対応するノード221、223及び222、並びに任意に視覚化ウィジェット211を取得する。
図5bは、図2のデータディスプレイのために作成されたウィジェットテーブルの一例を模式的に示しており、列はウィジェット211乃至216の座標を示している。
231 左上のX座標
232 左上のY座標
233 右下のX座標
234 右下のY座標
例えば、テーブルはメモリに記憶されても良い。例えば、反復部161は、第1の列を反復処理するように構成されても良い。
各視覚化ウィジェットについて、選択部162は、反復部161によって現在選択されたウィジェットを除いて、第1の列を繰り返すように構成されても良い。次に、選択部162は、ウィジェット位置情報、この場合は対向するコーナーの座標に制御規則を適用することができる。例えば、反復中に、反復部161はウィジェット216の行を選択しても良い。次に、選択部161は、再び第1の列を通過し、例えば行212を考慮することができる。次に、選択部162は、x座標のスパンが重ならず、y座標が増加しても制御関係がないと判定することができる。ウィジェットテーブル手法は、他の制御規則、例えば図4aで使用される制御規則にも、適用することができる。
種々の実施例は、コンポーネントがコンテキストアウェアであることを可能にする対話型原理を開示する。1つのコンポーネントとの対話は、制御規則に従って他のコンポーネントに影響を及ぼす。ウィジェットが動作するデータは、他のウィジェットの位置によって決定される。
従来のダッシュボードでは、ユーザは、特に複雑なダッシュボードと対話するときに容易に見失ってしまう可能性がある。1つのダッシュボードコンポーネントの変化が、他のデータ視覚化ウィジェットにどのように影響するかは明らかではない。表示される実際の画面をどのように変更するかを、適用する操作によって判断するのは困難である。しかしながら、実施例においては、ユーザは、非常に高度なダッシュボードを作成することができるが、データがどのようにフィルタリングされているかを依然として迅速に見ることができる。
一実施例においては、視覚的グリッド上にダッシュボードを作成することができる。一実施例においては、視覚化ウィジェットは、そのサイズに基づいて外観を変更することができる。例えば、より多くの物理的画素空間が与えられるほど、より多くのデータの詳細が示される。視覚化ウィジェットのサイズは、フィルタリングウィジェットによって決定することができる。これを図6a乃至6eに示す。
図6a乃至6eは、データフィルタリング装置の一実施例のスクリーンショットを示す。スクリーンショットは、実験のために生成されたデータを使用して、プロトタイプから取られる。生成されたデータは入院に関するが、データの主題は重要ではない。制御規則は、図4a及び4bと同じであり、例えば右下に作用する。プロトタイプは、JavaScript(登録商標)Reactライブラリを用いてプログラムした。
図6aは、グリッド上に置かれた視覚化ウィジェットを示す。図6bでは、フィルタリングウィジェットが視覚化ウィジェットの上部に追加されている。図6b(グリッドなし)は動作時に示されているが、図6aは構成(グリッドあり)で示されていることに留意された。図6cでは、メタデータを有するウィジェットが追加されている。この場合、図6cの上部のメタデータウィジェットはタイトルを示す。メタデータタイプ(例えばタイトル)を有するウィジェットは、データディスプレイ内の他のウィジェットのいずれにも影響を及ぼさない。更に、図6cでは、ユーザはフィルタリングウィジェットのサイズを拡張している。この場合、フィルタリングウィジェットは、示される「転帰」の数を設定する。それに応答して、視覚化ウィジェットは、それ自体の表示領域を拡張し、より多くの結果を表示する。この特定の例では、示された結果は、「死亡率」のみから、「死亡率」、「入院期間」、「再入院」及び「合併症」まで増加している。
図6dでは、更なるフィルタリングウィジェットが、視覚化ウィジェットの左に追加されている。左のフィルタリングウィジェットも拡張され、その結果、視覚化ウィジェットは、図示された詳細を更に拡張する。この特定の例では、左のフィルタリングウィジェットは、「概要 上位1つ」から「概要 上位8つ」に変更され、例えば、フィルタリングパラメータは、1から8に増加した。その結果、視覚化ウィジェットは、例えば、上位1つから上位8つまで拡張された概観を示す。例えば、1列目は「Gynecology Surgical(婦人科外科)」から、「Gynecology Surgical(婦人科外科)」、「Neurology(神経学)」、「Gynecology Surgical(婦人科外科)」、「Alcohol & Drug abuse(アルコール&薬物乱用)」、「Thoracic Surgery(胸部外科)」、「Ophthalmology: Surgical(眼科:外科)」、「Obstetrics(産科)」及び「Oral Surgery(口腔外科)」に増加した。また、図6dの左には、2つの更なるメタデータウィジェットが示されている。左上のウィジェットは、「ナビゲータ」ウィジェットである。その下のウィジェットは、ディスプレイ内の色の意味を説明する「凡例」を示す。
図6eでは、追加の視覚化ウィジェットが配置されている。この例では、上記の図と同じ視覚化ウィジェットが繰り返される。左の「概要」ウィジェットは両方の視覚化ウィジェットに適用されるが、上部の「転帰」ウィジェットは左の視覚化ウィジェットにのみ適用される。従って、左視覚化ウィジェットには複数の列があるが、右視覚化ウィジェットにはウィジェットのデフォルトに従って1つの行がある。更に、フィルタリングウィジェットが左下に配置されている。フィルタリングウィジェットは、「時間範囲」とマークされる。ウィジェットでは、ユーザが2つの日付を設定できる。その結果、両方の視覚化ウィジェット内のデータは、日付範囲にフィルタリングされる。
図6a、6d及び6eは、装置が構成モードにあるときに撮影されたスクリーンショットである。例えば、データフィルタリング装置は、構成モード及び使用モードを有することができる。構成モードでは、新しいウィジェットをデータディスプレイに追加できる。使用モードでは、ユーザはウィジェットの位置やサイズを変更できるが、その数は変更できない可能性がある。構成モードでは、視覚化ウィジェットから発するより暗い影は、フィルタリングウィジェットが視覚化ウィジェットに影響を及ぼすように、フィルタリングウィジェットをどこに配置することができるかを示す。データディスプレイは、それが終了したときにエクスポートされ、もはや構成モードに切り替えることができないようにすることができる。
データフィルタリング装置の種々の実施例においては、例えば、種々の代替形態から選択された通信インタフェースを有しても良い。例えば、インタフェースは、ローカル又は広域ネットワークへのネットワークインタフェース、例えばインターネット、内部又は外部データ記憶装置への記憶インタフェース、キーボード、アプリケーションインタフェース(API)などであっても良い。
データフィルタリング装置は、1つ以上のボタン、キーボード、ディスプレイ、タッチスクリーンなどの周知の要素を有しても良い、ユーザインタフェースを有することができる。ユーザインタフェースは、ウィジェットの移動、サイズ変更などを実行するためのユーザ対話に適応するように構成され得る。
データディスプレイは、例えばフラッシュメモリのような電子メモリ、又はハードディスク等のような磁気メモリ、又は例えばDVDのような光メモリとして実装されても良い、記憶装置を有しても良い。記憶は、記憶を構成する複数の離散的なメモリを一緒に有しても良い。記憶装置は、一時的メモリ、例えばRAMを有しても良い。記憶装置は、データベース133及び/又はメモリ140などを実装するために使用されても良い。
典型的には、データフィルタリング装置、例えばデータフィルタリング装置100、又は図2乃至6eに示される任意のデータフィルタリング装置は、データフィルタリング装置に記憶された適切なソフトウェアを実行するマイクロプロセッサを含むことができ、例えば、当該ソフトウェアは、RAMのような揮発性メモリ又はフラッシュのような不揮発性メモリのような対応するメモリにダウンロード及び/又は記憶されていても良い。代替としては、データフィルタリング装置は、全体的又は部分的に、例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)として、プログラマブルロジックで実装されても良い。データフィルタリング装置は、全体的に又は部分的に、いわゆる特定用途向け集積回路(ASIC)、例えばそれらの特定の使用のためにカスタマイズされた集積回路(IC)として実装されても良い。例えば、該回路は、例えば、Verilog、VHDLなどのハードウェア記述言語を使用して、CMOSで実装されても良い。
一実施例によると、データフィルタリング装置は、メモリ回路、レンダリング回路、反復回路、選択回路、データ取得回路、視覚化回路、更なるレンダリング回路、及び入力回路を含んでも良い。これら回路は、ここに記載された対応するユニットを実施する。これら回路は、プロセッサ回路及び記憶回路であっても良く、プロセッサ回路は、記憶回路内に電子的に表される命令を実行する。
プロセッサ回路は、分散方式で、例えば複数のサブプロセッサ回路として、実装されても良い。記憶装置は、複数の分散サブ記憶装置にわたって分散されても良い。メモリの一部又は全部は、電子メモリ、磁気メモリなどであっても良い。例えば、記憶装置は、揮発性部品と不揮発性メモリ部品とを有することができる。記憶装置の一部は、読み取り専用であっても良い。
データフィルタリング装置は、データディスプレイ、特に対話型データディスプレイを生成するための技術的手段を提供する。例えば、反復部、選択部及びデータ取得部は、データ、例えばデータベース内のデータを処理し、データディスプレイに表示し、及び/又は、データディスプレイに対する修正を処理するために協調しても良い。データを分析する目的を持つユーザは、データフィルタリング装置によってサービスを受ける。このことは、フィルタの設定は、より少ない画面スペースを使用して、より迅速に行うことができるためである。更に、ユーザはどのフィルタリングウィジェットがどの視覚化ウィジェットに影響を与えるかを迅速に決定できるので、構成問題のトラブルシューティングはより容易で迅速になるであろう。ここで説明する制御規則を使用することは、内部構成、例えば、どのデータがフィルタリングされるか、及びどのようにユーザによるデータディスプレイから決定することができるので、データフィルタリング装置と対話するときにユーザを支援する。更に、所望のフィルタリング効果を達成するために、ユーザがディスプレイ上のウィジェットを適応させ続けることができるので、ガイダンスを継続することができる。
ユーザの入力は、例えば図5a及び5bに示されるように、ウィジェット木又はテーブルなどの内部データ構造に反映され得る。データ構造を使用して、データフィルタリング装置は、適切なフィルタリングを使用して、データベースに対してどのデータクエリを行う必要があるかを効果的に決定するように構成される。内部データ構造は、どのフィルタリングパラメータがどのデータ検索及び視覚化を制御するかを決定することができる。斯かる内部データ構造は、ユーザには見えず、ユーザには理解できない。しかしながら、一実施例においては、種々のウィジェット間の依存性は、ユーザに効率的に伝達される。
例えば、ユーザは、図4aのフィルタリングウィジェットF2が視覚化ウィジェットV1及びV3に適用されるが、図4bの視覚化ウィジェットV2及びV4に適用されることを、一目で決定することができる。ユーザが後者を希望したと仮定すると、図4aにおいてユーザに表示される情報は、フィルタリングウィジェットF2が正しい視覚化ウィジェットに適用されないことをユーザが決定することを可能にする。更に、ユーザは、例えば図4bに示す所望の効果が得られるまで、状況を迅速に修正することができる。従って、データフィルタリング装置は、改善されたフィルタリングを有する。データフィルタリング装置を使用すると、ユーザは、データクエリ操作のフィルタをインタラクティブに設定及び設定する技術的タスクを実行できる。
本実施例によるデータディスプレイ装置は、画面スペースが少ないという利点を有する。例えば、所与のフィルタリングウィジェットは、複数の視覚化ウィジェットに適用されても良いが、ディスプレイ上に一度だけ示される必要がある。例えば、特定のフィルタリングウィジェットの下に示される視覚化ウィジェットの全ては、全て同じフィルタリングが適用されても良い。更に、複数の視覚化ウィジェットに対してフィルタリングウィジェットを1回だけ示すことによって、フィルタリングウィジェットが異なる視覚化ウィジェットに対して異なる値を不注意に有することも回避される。
以下の条項は、特許請求の範囲ではなく、企図される実施例を含む。出願人は、本出願又はそれから派生する更なる出願の手続き中に、斯かる条項及び/又は斯かる条項及び/又は請求項から得られる特徴の組み合わせに対して、新たな請求項が定式化され得ることを、ここに通知する。
第1項:
データフィルタリング装置であって、
データベースからデータを受信するよう構成された、データインタフェースと、
複数のウィジェットに対応する複数のウィジェットコードを保存するよう構成されたメモリであって、前記ウィジェットコードは、対応するウィジェットをディスプレイに表示するための表示領域を示すウィジェット位置を有し、前記表示領域は、他のウィジェットの表示領域とは重ならないものであり、フィルタリング型のウィジェットは、フィルタリングパラメータを取得するためのウィジェットコードを持ち、視覚化型のウィジェットは、前記ディスプレイにデータを視覚化するよう構成されたウィジェットコードを持つ、メモリと、
プロセッサと、
を有し、前記プロセッサは、
前記複数のウィジェットのそれぞれのウィジェット位置に対応する前記ディスプレイの表示領域に前記複数のウィジェットをレンダリングするよう構成され、ここで該レンダリングは、視覚化型のウィジェットについて、
前記複数のウィジェットから、フィルタリング型の制御ウィジェットを選択するステップであって、ここで該ウィジェットは、制御規則に従って制御するものであり、前記制御規則は、視覚化型のウィジェットのウィジェット位置及びフィルタリング型ウィジェットのウィジェット位置に依存する、ステップと、
前記選択された制御ウィジェットのフィルタリングパラメータに従ってフィルタリングされたデータベースからデータを取得するステップと、
視覚化型のウィジェットのウィジェットコードに従ってフィルタリングされたデータを視覚化するステップと、
を有する、データフィルタリング装置。
第2項:
前項によるデータフィルタリング装置であって、
ユーザインタフェースからユーザ入力を受信するよう構成された、ユーザ入力インタフェースを有し、前記プロセッサは、
前記受信されたユーザ入力に従ってウィジェットのウィジェット位置及び/又は表示領域を変更する
よう構成された、データフィルタリング装置。
図7は、データをフィルタリングする方法400の実施例の一例を模式的に示す。方法400は、
データを受信するためデータベースとの接続を提供するステップ(410)と、
複数のウィジェットに対応する複数のウィジェットコードを保存するステップ(420)であって、前記ウィジェットコードは、対応するウィジェットをディスプレイに表示するための表示領域を示すウィジェット位置を有し、前記表示領域は、他のウィジェットの表示領域とは重ならないものであり、フィルタリング型のウィジェットは、フィルタリングパラメータを取得するためのウィジェットコードを持ち、視覚化型のウィジェットは、前記ディスプレイにデータを視覚化するよう構成されたウィジェットコードを持つ、ステップと、
前記ディスプレイに前記複数のウィジェットをレンダリングするステップ(430)と、
を有する。レンダリングするステップ(430)は、視覚化型のウィジェットについて、
前記複数のウィジェットから、フィルタリング型の制御ウィジェットを選択するステップであって、ここで該ウィジェットは、制御規則に従って制御するものであり、前記制御規則は、視覚化型のウィジェットのウィジェット位置及びフィルタリング型ウィジェットのウィジェット位置に依存するステップと、
制御ウィジェットのフィルタリングパラメータに従ってフィルタリングされたデータベースからデータを取得するステップと、
視覚化型のウィジェットのウィジェットコードに従ってフィルタリングされたデータを視覚化するステップと、
を有しても良い。
当業者には明らかなように、本方法を実行する多くの異なる方法が可能である。例えば、これらステップは、示された順序で実行することができるが、ステップの順序は、変更することもでき、又は1つ又は複数のステップを並列に実行することもできる。更に、ステップの間に、他の方法ステップが挿入されても良い。挿入されたステップは、ここで説明されるような方法の改良を表すことができ、又は該方法とは無関係であっても良い。例えば、ステップ440、450及び460は、少なくとも部分的に並列に実行されても良い。更に、所与のステップは、次のステップが開始される前に完全に終了していなくても良い。
本方法の実施例は、プロセッサシステムに方法400を実行させるための命令を含むソフトウェアを使用して実行することができる。ソフトウェアは、システムの特定のサブエンティティによって実行されるステップのみを有しても良い。ソフトウェアは、ハードディスク、フロッピー(登録商標)、メモリ、光ディスクなどの適当な記憶媒体に記憶されても良い。ソフトウェアは、有線、無線又は例えばインターネットのようなデータネットワークを使用して、信号として送信され得る。ソフトウェアは、サーバ上でのダウンロード及び/又はリモート使用のために利用可能にされても良い。本方法の実施例は、本方法を実行するために、プログラマブルロジック、例えばフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)を構成するように構成された、ビットストリームを使用して実行されても良い。
本発明はまた、本発明を実施するように適合されたコンピュータプログラム、特に担体上又は担体内のコンピュータプログラムに拡張されることが理解されるであろう。プログラムは、ソースコード、オブジェクトコード、コード中間ソース、及び部分的にコンパイルされた形態などのオブジェクトコードの形であっても良く、又は本方法の実施例の実装で使用するのに適した任意の他の形であっても良い。コンピュータプログラム製品に関する実施例は、記載された方法のうちの少なくとも1つの処理ステップのそれぞれに対応するコンピュータ実行可能命令を備える。これらの命令は、サブルーチンに分割されても良く、及び/又は静的又は動的にリンクされても良い1つ以上のファイルに格納されても良い。コンピュータプログラム製品に関する別の実施例は、記載されたシステム及び/又は製品のうちの少なくとも1つの手段のそれぞれに対応するコンピュータ実行可能命令を備える。
図8aは、コンピュータプログラム1020を含む書き込み可能部分1010を有するコンピュータ読み取り可能媒体1000を示し、コンピュータプログラム1020は、一実施例による、プロセッサシステムにデータディスプレイ方法を実行させるための命令を含む。コンピュータプログラム1020は、物理的なマークとして、又はコンピュータ読み取り可能媒体1000の磁気化によって、コンピュータ読み取り可能媒体1000上に実施されても良い。しかしながら、任意の他の適切な実施例も考えられる。更に、コンピュータ読み取り可能媒体1000は、ここでは光ディスクとして示されているが、コンピュータ読み取り可能媒体1000は、ハードディスク、固体メモリ、フラッシュメモリなどの任意の適切なコンピュータ読み取り可能媒体であっても良く、記録不可能又は記録可能であっても良いことが理解されるであろう。コンピュータプログラム1020は、プロセッサシステムに前記データディスプレイ方法を実行させるための命令を含む。
図8bは、一実施例によるデータフィルタリング装置を実装するための例示的なハードウェア図1100を示す。例示的なハードウェア1100は、図1乃至7に関して示される1つ又は複数のデータフィルタリング装置に対応し得る。
図示のように、装置1100は、プロセッサ1120、メモリ1130、ユーザインタフェース1140、通信インタフェース1150及び1つ以上のシステムバス1110を介して相互接続された記憶1160を含む。本図は、幾つかの点で、抽象化を構成し、装置1100の構成要素の実際の編成は、図示されるよりも複雑であり得ることが理解されるであろう。
プロセッサ1120は、メモリ1130又は記憶装置1160に記憶された命令、又は他の方法でデータを処理することができる任意のハードウェア装置であり得る。従って、プロセッサは、マイクロプロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、又は他の同様の装置を有しても良い。例えば、プロセッサは、Intel社のCore i7プロセッサ、ARM社のCortex-R8等であっても良い。一実施例においては、プロセッサは、ARM社Cortex M0であっても良い。
メモリ1130は、例えば、L1、L2又はL3キャッシュ又はシステムメモリのような種々のメモリを含んでも良い。このように、メモリ1130は、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、又は他の同様のメモリ装置を有しても良い。プロセッサが、ここで説明される機能のうちの1つ又は複数をハードウェアで実装する1つ又は複数のASIC(又は他の処理装置)を含む実施例においては、他の実施例における斯かる機能に対応するものとして説明されるソフトウェアを省略することができることは明らかであろう。
ユーザインタフェース1140は、管理者のようなユーザとの通信を可能にするための1つ以上の装置を含んでも良い。例えば、ユーザインタフェース1140は、ユーザコマンドを受信するためのディスプレイ、マウス及びキーボードを有しても良い。幾つかの実施例においては、ユーザインタフェース1140は、通信インタフェース1150を介して遠隔端末に提示されても良いコマンドラインインタフェース又はグラフィカルユーザインタフェースを含んでも良い。
通信インタフェース1150は、他のハードウェア装置との通信を可能にするための1つ以上の装置を含んでも良い。例えば、通信インタフェース1150は、イーサネットプロトコルに従って通信するように構成されたネットワークインタフェースカード(NIC)を含んでも良い。例えば、通信インタフェース1150は、アンテナ、コネクタ又はその両方などを含んでも良い。更に、通信インタフェース1150は、TCP/IPプロトコルに従って通信するためのTCP/IP層を実装しても良い。通信インタフェース1150のための種々の代替又は追加のハードウェア又は構成が明らかであろう。
記憶装置1160は、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気ディスク記憶媒体、光記憶媒体、フラッシュメモリ装置、又は同様の記憶媒体のような1つ以上の機械読み取り可能記憶媒体を有しても良い。種々の実施例においては、記憶1160は、プロセッサ1120による実行のための命令を格納することができ、又はプロセッサ1120が動作することができるデータを格納することができる。例えば、記憶1160は、ハードウェア1100の種々の基本動作を制御するための基本オペレーティングシステム1161を格納することができる。例えば、記憶装置は、データ検索装置のための命令1162を記憶して、第2のアレイ内の第2のインデックスを選択し、命令1163を記憶して、第2のアレイ内の第2のインデックスにおける第2の要素を置き換えるために、選択ビット及び/又は命令1164をデータを必要とせずに計算しても良い。又は、記憶装置は、データ書き込み装置のための命令1162を記憶して、第2のインデックスを第2のアレイで選択し、命令1163を記憶して、第1のアレイの第1のインデックスの第1の要素を置き換えるための選択ビット及び/又は命令1164を、データを不必要とせずに計算しても良い。又は、記憶装置は、暗号検証可能な計算証明及び/又は命令1163を受信して暗号検証可能な計算証明を検証するために、検索検証装置のための命令1162を記憶することができる。又は、記憶装置は、暗号検証可能な計算証明及び/又は命令1163を受信して暗号検証可能計算証明を検証するために、書き込み検証装置のための命令1162を記憶しても良い。
記憶1160に格納されるように説明される種々の情報が、追加的に又は代替的にメモリ1130に格納されても良いことは明らかであろう。この点で、メモリ1130は「記憶装置」を構成すると考えることもでき、記憶装置1160は「メモリ」と考えることができる。更に、メモリ1130及び記憶装置1160は、両方とも「非一時的な機械読み取り可能媒体」であると考えることができ、ここで使用される「非一時的」という用語は、一時的な信号を除外するが、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの両方を含む全ての形式の記憶装置を含むと理解されるであろう。
装置1100は、説明された各構成要素のうちの1つを含むものとして示されているが、種々の構成要素は、種々の実施例において複製され得る。例えば、プロセッサ1120は、ここで説明された方法を独立して実行するように構成された、又は複数のプロセッサが協働してここで説明された機能を達成するように、ここで説明された方法のステップ又はサブルーチンを実行するように構成された複数のマイクロプロセッサを有しても良い。更に、装置1100がクラウドコンピューティングシステムに実装される場合、種々のハードウェアコンポーネントは、別個の物理システムに属することができる。例えば、プロセッサ1120は、第1のサーバ内に第1のプロセッサを含み、第2のサーバ内に第2のプロセッサを有しても良い。
上述の実施例は、本発明を限定するものではなく例示するものであり、当業者は、多くの代替実施例を設計することができることに留意されたい。
請求項において、括弧の間に付された参照記号は、請求項を限定するものと解釈されるべきではない。動詞「有する(comprise)」及びその活用形の使用は、請求項に記載されたもの以外の要素又はステップの存在を排除するものではない。要素に先行する冠詞「1つの(a又はan)」は、複数の斯かる要素の存在を除外しない。要素のリストに先行する場合の「のうちの少なくとも1つ」などの表現は、リストからの要素の任意のサブセットの全て又は任意のサブセットの選択を表す。例えば、「A、B及びCのうちの少なくとも1つ」という表現は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、A及びBの両方、A及びCの両方、B及びCの両方、又はA、B及びCの全てを含むものとして理解されるべきである。本発明は、幾つかの別個の要素を備えるハードウェアによって、及び適切にプログラムされたコンピュータによって実装され得る。幾つかの手段を列挙する装置請求項において、これらの手段の幾つかは、ハードウェアの1つの同じアイテムによって実施化されても良い。特定の手段が相互に異なる従属請求項に記載されているという単なる事実は、これらの手段の組み合わせが有利に使用されることができないことを示すものではない。
特許請求の範囲において、括弧内の参照は、例示的な実施例の図面又は実施例の式における参照符号を指し、従って、特許請求の範囲の理解度を高めるものである。これらの参照は、請求の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。
100 データフィルタリング装置
131 データインタフェース
132 ディスプレイインタフェース
133 データベース
134 ディスプレイ
135 ユーザ入力インタフェース
140 メモリ
150 プロセッサ
141、142 ウィジェットコード
160 レンダリングユニット
161 反復部
162 選択部
163 データ取得ユニット
164 視覚化ユニット
165 更なるレンダリング部
170 入力ユニット
201 y軸
202 x軸
210 データディスプレイ
211、214、216 視覚化ウィジェット
212、213、215 フィルタリングウィジェット
241 視覚化ウィジェットコード
242、252 ウィジェット位置
243、253 データのレンダリング
244、254 実行可能コード
245 データバインド
251 フィルタリングウィジェットコード
255 フィルタパラメータ
F1乃至F6 フィルタリングウィジェット
V1乃至V4 視覚化ウィジェット
221乃至226 ウィジェット表示
231 左上のX座標
232 左上のY座標
233 右下のX座標
234 右下のY座標
1000 コンピュータ読み取り可能媒体
1010 書き込み可能部分
1020 コンピュータプログラム
1100 装置
1110 システムバス
1120 プロセッサ
1130 メモリ
1140 ユーザインタフェース
1150 通信インタフェース
1160 記憶装置
1161 オペレーティングシステム
1162、1163、1164 命令

Claims (12)

  1. データフィルタリング装置であって、
    データベースからデータを受信するよう構成された、データインタフェースと、
    ユーザインタフェースからユーザ入力を受信するよう構成された、ユーザ入力インタフェースと、
    複数のウィジェットに対応する複数のウィジェットコードを保存するよう構成されたメモリであって、前記ウィジェットコードは、対応するウィジェットをディスプレイに表示するための表示領域を示すウィジェット位置を有し、前記表示領域は、他のウィジェットの表示領域とは重ならないものであり、フィルタリング型のウィジェットは、フィルタリングパラメータを取得するためのウィジェットコードを持ち、視覚化型のウィジェットは、前記ディスプレイにデータを視覚化するよう構成されたウィジェットコードを持つ、メモリと、
    プロセッサと、
    を有し、前記プロセッサは、
    前記複数のウィジェットのそれぞれのウィジェット位置に対応する前記ディスプレイの表示領域に前記複数のウィジェットをレンダリングするよう構成され、ここで該レンダリングは、視覚化型のウィジェットについて、
    前記複数のウィジェットから、フィルタリング型の制御ウィジェットを選択するステップであって、ここで該ウィジェットは、制御規則に従って制御するものであり、前記制御規則は、視覚化型のウィジェットのウィジェット位置及びフィルタリング型ウィジェットのウィジェット位置に依存する、ステップと、
    前記選択された制御ウィジェットのフィルタリングパラメータに従ってフィルタリングされたデータベースからデータを取得するステップと、
    視覚化型のウィジェットのウィジェットコードに従ってフィルタリングされたデータを視覚化するステップと、
    を有し、前記プロセッサは更に、
    前記ユーザ入力インタフェースにおけるユーザ入力を受信し、
    前記受信されたユーザ入力に従ってウィジェットのウィジェット位置及び/又は表示領域を変更し、
    前記ウィジェットの前記変更されたウィジェット位置及び/又は表示領域により影響を受けたウィジェットを再びレンダリングし、該レンダリングは、前記変更されたウィジェット位置及び/又は表示領域に従って前記ウィジェットを再びレンダリングする、よう構成され、視覚化型のウィジェットのレンダリングは、前記変更されたウィジェット位置及び/又は表示領域による異なる制御ウィジェットを持つよう構成された、データフィルタリング装置。
  2. 前記制御規則に従って視覚化型のウィジェットについてフィルタリング型の複数の制御ウィジェットを決定することを有し、前記制御規則は、視覚化型のウィジェットのウィジェット位置及びフィルタリング型のウィジェットのウィジェット位置に依存する、請求項1に記載のデータフィルタリング装置。
  3. 前記取得されたデータは、前記制御ウィジェットのフィルタリングパラメータから取得されたパラメータを有するデータベースクエリを配置することにより前記データベースから取得される、請求項1又は2に記載のデータフィルタリング装置。
  4. 前記制御規則は更に、視覚化型のウィジェット及びフィルタリング型のウィジェットの表示領域のサイズに依存する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のデータフィルタリング装置。
  5. 前記複数のウィジェットは、視覚化型の第1のウィジェットと、視覚化型の第2のウィジェットと、フィルタリング型の第3のウィジェットと、を有し、前記制御規則は、前記第3のウィジェットのウィジェット位置に依存し、前記第2のウィジェットではなく前記第1のウィジェットについての制御ウィジェットとして、又は前記第1のウィジェットではなく前記第2のウィジェットについての制御ウィジェットとして、前記第3のウィジェットを選択的に構成することを可能とする、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のデータフィルタリング装置。
  6. 前記制御規則は、視覚化型の第2のウィジェットについての制御ウィジェットとしてフィルタリング型の第1のウィジェットを決定し、前記制御規則は、
    前記第1のウィジェットの表示領域のx座標、及び前記第2のウィジェットの表示領域のx座標、並びに、前記第2のウィジェットの表示領域のy座標と少なくとも同じ高さ又は少なくとも同じ低さの前記第1のウィジェットの表示領域のy座標における、重複を決定することと、
    前記第1のウィジェットの表示領域のy座標、及び前記第2のウィジェットの表示領域のy座標、並びに、前記第2のウィジェットの表示領域のx座標と少なくとも同じ高さ又は少なくとも同じ低さの前記第1のウィジェットの表示領域のx座標における、重複を決定することと、
    を有する、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のデータフィルタリング装置。
  7. 前記フィルタリング型のウィジェットのレンダリングは、前記データフィルタリング装置のユーザから前記フィルタリングパラメータを受信するための前記ディスプレイにおけるパラメータ入力を表示することを有する、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のデータフィルタリング装置。
  8. 前記フィルタリング型のウィジェットは、データ視覚化を構成するための構成コードを持ち、前記視覚化型のウィジェットのレンダリングは、
    前記制御ウィジェットの構成コードに従うデータの取得及び/又は前記フィルタリングされたデータの視覚化を有する、請求項1乃至7のいずれか一項に記載のデータフィルタリング装置。
  9. 前記プロセッサは、前記制御ウィジェットを示す少なくとも1つの木データ構造を構築する複数のウィジェットを通して反復するよう構成された、請求項1乃至8のいずれか一項に記載のデータフィルタリング装置。
  10. 前記プロセッサは、前記ウィジェットの表示領域を示すテーブルを構築する複数のウィジェットを通して反復するよう構成され、前記視覚化ウィジェットについての制御ウィジェットを選択することは、前記視覚化ウィジェットとは異なる前記テーブルにおけるウィジェットを通して反復し前記制御規則を適用することを有する、請求項1乃至9のいずれか一項に記載のデータフィルタリング装置。
  11. ディスプレイにデータを表示する方法であって、前記方法は、
    データを受信するためデータベースとの接続を提供するステップと、
    ユーザ入力インタフェースからユーザ入力を受信するためのユーザインタフェースを提供するステップと、
    複数のウィジェットに対応する複数のウィジェットコードを保存するステップであって、前記ウィジェットコードは、対応するウィジェットをディスプレイに表示するための表示領域を示すウィジェット位置を有し、前記表示領域は、他のウィジェットの表示領域とは重ならないものであり、フィルタリング型のウィジェットは、フィルタリングパラメータを取得するためのウィジェットコードを持ち、視覚化型のウィジェットは、前記ディスプレイにデータを視覚化するよう構成されたウィジェットコードを持つ、ステップと、
    前記複数のウィジェットのそれぞれのウィジェット位置に対応する前記ディスプレイの表示領域において、前記ディスプレイに前記複数のウィジェットをレンダリングするステップであって、視覚化型のウィジェットについて、
    前記複数のウィジェットから、フィルタリング型の制御ウィジェットを選択するステップであって、ここで該ウィジェットは、制御規則に従って制御するものであり、前記制御規則は、視覚化型のウィジェットのウィジェット位置及びフィルタリング型ウィジェットのウィジェット位置に依存するステップと、
    制御ウィジェットのフィルタリングパラメータに従ってフィルタリングされたデータベースからデータを取得するステップと、
    視覚化型のウィジェットのウィジェットコードに従ってフィルタリングされたデータを視覚化するステップと、
    を有するステップと、
    前記ユーザ入力インタフェースにおけるユーザ入力を受信するステップと、
    前記受信されたユーザ入力に従ってウィジェットのウィジェット位置及び/又は表示領域を変更するステップと、
    前記ウィジェットの前記変更されたウィジェット位置及び/又は表示領域により影響を受けたウィジェットを再びレンダリングするステップであって、該レンダリングは、前記変更されたウィジェット位置及び/又は表示領域に従って前記ウィジェットを再びレンダリングすることを有し、視覚化型のウィジェットのレンダリングは、前記変更されたウィジェット位置及び/又は表示領域による異なる制御ウィジェットを持つ、ステップと、
    を有する方法。
  12. 請求項11に記載の方法をプロセッサシステムに実行させるための命令を表すデータを有する、一時的又は非一時的コンピュータ読み取り可能媒体。
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