JP2022507897A - 冷却システム - Google Patents

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Abstract

入口端部と、出口端部と、前記入口端部において冷却流体のフローを受容するための入口チャネルを有する入口側と、出口チャネルを有する出口側とを有する冷却モジュールと;冷却プレートと;を備えるパワーエレクトロニクス用の冷却システムであって、出口フローが、前記出口チャネルを通過して前記出口端部において前記システムから流出し、前記入口チャネルおよび前記出口チャネルは、前記冷却モジュールの第1面にあり、前記冷却プレートは、前記冷却モジュールの他方の面に装着されて、前記冷却モジュールとともに冷却チャンバを形成し、前記冷却チャンバは、前記冷却モジュールの両側に配置された複数の冷却流体通路を介して前記入口フローチャネルおよび前記出口フローチャネルと流体連通することにより、使用において、前記冷却チャンバにおける冷却流体のフローが、前記入口側から前記出口側に向かう冷却システム。

Description

本発明は、パワーエレクトロニクス用の冷却システム、特に、圧力損失(降下)が小さい、および/または温度勾配が小さい冷却システムに関する。
電子回路が使用中に発熱することはよく知られている。これは、電力の伝達及び/又は変換を行う電気回路において顕著である。なぜならば、回路を流れる電力が増加すると、典型的には発生する熱も増加するからである。特に数十キロワットから数百キロワット程度で使用する高出力電子コンバータにおけるこのような回路の効率はますます向上しているが、典型的には数キロワットの熱による電力損失を放散させる、または他の方法で除去する必要がある。これは、回路やパワーモジュールまたは他の部品の劣化や損傷を回避し、かつ熱暴走を回避するためである。熱暴走は、温度の上昇により条件が変化することでさらに温度が上昇する状況で生じ、多くの場合に破壊的な結果をもたらす。これは、一種の制御されていない正のフィードバックである。
初期には空冷システムでも発熱量を放散させるのに十分であったが、だんだん能力不足であることが判明してきた。このため、水冷システムが好適であり、さらには、複数の熱インターフェースの層を避けるために直接水冷の使用が好適である。高出力の電子コンバータは、典型的には、電力が変換される一連の個々のパワーモジュールを備えている。これらのパワーモジュールは、典型的には水である冷却流体に直接接触可能なピンフィンを設けられたプレートに直接的にはんだ付け、または他の方法で接合されている。
従来の水冷システムは、一般に、ピンフィンが延び入るチャンバに冷却水を流すことにより、ピンフィンと反対側のチャンバ壁に取り付けられたパワーモジュールから発生した熱を水が奪うことができるようになっている。しかしながら、入口の水が出口の水より冷たいため、チャンバに温度勾配が生じ、これにより、出口に近い部品の冷却が不十分になったり、パワーモジュールに不要なホットスポットが生じたりする可能性がある。このようなホットスポットは、電子機器の性能を低下させる、さらには部品の損傷や故障につながり得る。熱勾配が大きすぎると、特にパワーモジュールが熱サイクルおよび/または電力サイクルにさらされる場合に、材料疲労を招き得る。
解決策のひとつは、冷却水の流量を増加させて適切な冷却レベルを確保することであるが、これには圧力損失の増加という代償を伴う。圧力損失は、ピンフィンの流れに対する抵抗により生じる。このため、フィン密度/フィン寸法が増加すると、圧力損失も増大する。また、流入量および流出量の制限も、必然的に圧力損失の原因となる。
したがって、従来の直接水冷システムは、冷却対象のパワーモジュールに対して比較的重く大型である。そして、大型であるため、特にスペースが限られているハイブリッドカーのような大きなシステムに組み込み難い。
さらに、このような冷却システムがレーシングカーで必要な場合、部品の大きさや重さが車両の性能全体に大きく影響し得る。
したがって、上述の問題のうちの1つ以上を回避する、または少なくとも軽減する冷却システムの改善が望まれている。
本発明によれば、
入口端部と、出口端部と、前記入口端部において冷却流体のフローを受容するための入口チャネルを有する入口側と、出口チャネルを有する出口側とを有する冷却モジュールと、
冷却プレートと、
を備えるパワーエレクトロニクス用の冷却システムであって、
出口フローが、前記出口チャネルを通過して前記出口端部において前記システムから流出し、
前記冷却プレートは、前記冷却モジュールの面に装着され、冷却チャンバを有し、前記冷却チャンバは、前記冷却モジュールの両側に配置された複数の冷却流体通路を介して前記入口フローチャネルおよび前記出口フローチャネルと流体連通することにより、使用において、前記冷却チャンバにおける冷却流体のフローが、前記入口側から前記出口側に向かう、
冷却システム、が提供される。
このように、本発明は、入口から出口までの温度勾配が低減されるとともに、圧力損失が最小化された冷却システムを提供する。冷却材のフローは、比較的短いが幅広の一連の平行フロー流れにおいて冷却チャンバの幅を横切って流れるようにされる。
また、本発明は、平面ベース要素と、前記平面要素の第1面から離れるように突出して前記第1面を2つの側部セクションに分割する長手方向仕切りと、を備える冷却材フロー分配器において、前記仕切りは、S字形状セクションを含む冷却材フロー分配器を提供する。
また、本発明は、平面ベース要素と、前記平面要素の第1面から離れるように突出して前記第1面を2つの側部セクションに分割する長手方向仕切りと、を備える冷却材フロー分配器において、前記平面ベース要素は、前記2つの側部セクションの縁部に隣接する開口または前記2つの側部セクションの縁部において切欠を含む冷却材フロー分配器を提供する。
以下の特徴のいずれかがフロー分配器に関連する場合、その特徴は、上述の冷却材フロー分配器の一方または他方と、あるいは冷却システム全体と組み合わせられ得る。
冷却モジュールは、冷却ジャケットと冷却材フロー分配器とを含み得る。冷却ジャケットと冷却材フロー分配器とは、一体形成されてもよいし、別個の要素であってもよい。
入口チャネルと出口チャネルとの間に、仕切りが設けられ得る。仕切りは、入口フローチャネルおよび/または出口フローチャネルの一部にS字形状を規定し得る。S字形状部分は、冷却流体通路に対向し得る。
仕切りは、入口側と出口側との間のフローを許容ように、少なくとも1つの開口を仕切りの端部に、または、少なくとも1つの開口を仕切りに隣接して含み得る。
入口チャネルおよび出口チャネルは、冷却モジュールの同一面にあり得る。
複数の冷却流体通路が、入口側および出口側のそれぞれに設けられ得る。入口側および出口側のそれぞれに、同数の冷却通路が存在し得る。
冷却流体通路は、冷却チャンバを横切る実質的に平行なフロー経路を提供し得る。
入口チャネルおよび出口チャネルは、入口端部と出口端部との間で延びて実質的に長手方向のフローを提供し得る。
使用において、冷却チャンバ内の冷却流体のフローが、入口および出口チャネルフローに対して実質的に垂直であり得る。
冷却プレートは、冷却モジュールの第1面にあり得る。第2冷却プレートが、冷却モジュールの第2面に設けられ得る。第2セットのフロー通路が、冷却流体を第2冷却プレートに供給するように設けられ得る。各冷却プレートは、各冷却チャンバを複数のセクションに分ける単数または複数の内部分割壁を含み得る。
各冷却チャンバは、冷却モジュールに対向する冷却面を有し得る。
複数の冷却フィンが、各冷却チャンバ内に延び得る。
冷却フィンは、冷却面上の取り外し可能なカバープレートに形成され得る。
また、本発明は、上述の冷却システムと、前記冷却システムにより冷却されるパワーエレクトロニクスであって、前記冷却モジュールに対向する前記冷却チャンバの冷却面に装着されたパワーエレクトロニクスと、を備えるパワーエレクトロニクスシステムを提供する。
パワーエレクトロニクスは、複数のパワーモジュールを備え得る。冷却流体がパワーモジュールの軸に対して平行に流れるように、フロー通路のうちの2つ以上はパワーモジュールと整列し得る。
以下に添付図面を参照して、本発明を例示的に説明する。
図1は、長手方向に冷却流体を流すための標準的な冷却ジャケットを示す図である。 図2は、本発明の一例の分解図である。 図3は、冷却モジュールの概略断面図である。 パワーモジュールが装着された冷却モジュールの概略平面図である。 ツイン冷却チャンバ冷却モジュールの概略断面図である。 冷却モジュール内の冷却フローを概略的に示す図である。 冷却システムの斜視図である。 フロー分配器の代替形態を示す図である。 フロー分配器の代替形態を示す図である。
図1は、入口11および出口12を有する標準的な設計の冷却ジャケット10を示す。入口および/または出口は、冷却ジャケットの長手方向軸(図1に実線で示す)に沿って配向されてもよいし、異なる配向、例えば、(図1に点線で示すように)長手方向軸に対して垂直の配向を有してもよい。入口および/または出口は、1つ、2つ、またはそれ以上の個別の流路を備え得る。1つが実線で、2つが点線で示されている。入口11は、冷却流体を受容し、流体を冷却チャンバ13に分配する。冷却流体は、冷却チャンバ13に沿って長手方向に流れ、その後出口12を介して冷却チャンバ13から流出する。図2に関して説明するように、電子回路/パワーモジュールを原因として冷却流体に熱が伝達されるため、出口の冷却流体は入口の冷却流体より暖かい。矢印14は、冷却流体フローの方向を指すだけでなく、入口から出口に向かって増大する温度勾配も示している。
図2は、本発明によるツイン冷却モジュール20の分解図である。図1の冷却ジャケット10に実質的に変更はないが、本例においては、図1の構成に比較すると、チャンバ13が、冷却流体のフロー(流れ)を変えるフロー分配器21(図3、図4および図6を参照)を含んでいる。フロー分配器21は、第1面27に入口25チャネルおよび出口26チャネルを有する実質的に平面状のフロープレート24である。仕切り28が、入口25チャネルと出口26チャネルとの間に設けられている。図2の矢印29は、冷却流体のフローを、どのように、冷却チャンバを長手方向ではなく左右に横断するように移動させるかを示している。壁31が、ピンフィンプレートを、典型的には各パワーモジュールに対応付けられる/整列する個々のチャンバに分割するように設けられ得る。壁31は、好適には、ピンフィンと同一高さを有している。これにより、冷却モジュールの面を横切る幅広であるが短い流路が形成され、冷却チャンバ全体の温度勾配が減少する。このフローについて、詳細は図面を参照して後述する。
冷却ジャケット10およびフロー分配器21は、主冷却チャンバ30を規定する第1品フィンプレート22によって上面(図2)が閉鎖されている。第1フィンプレート22には、ピンフィンプレート22が冷却ジャケットに取り付けられた状態において主冷却チャンバ30内に延びるフィン23の列が設けられている。冷却流体は、これらのフィンの周囲を流れて、それらから熱を奪うことができる。フィン23は、通常のフィンプレートで典型的に使用されるものより短く、その長さはより標準的な4mmではなく、好適には1mmである。低い高さの利点は、幅が相対的に大きくなるため、圧力損失が低減されることである。これらのフィンは、フロー分配器の面41に接触していてもよいし、これから離間していてもよい。離間している場合、その間隔を比較的小さくすることが好適である。これにより、冷却ピンの周囲における最大の冷却材のフローが確保される。また、冷却モジュールの全体高さが最小になる。図3および図5は、フィンの高さが、冷却チャンバの全深さ(点線)である場合もあれば、その深さの一部にしか及ばない場合もあることを示している。パワーモジュールまたは他の電子機器(図3~図5、図7を参照)が、プレート22の反対側の面に取り付けられ得るとともに、熱をピン23に伝達し得る。本例においてシールガスケットであるシール29により、冷却材が漏出しないようにされている。シールガスケットは、典型的には、フィンプレート22の溝内に設けられて、冷却モジュールの全体高さを最小としている。
第2フィンプレート23が、第2主冷却チャンバ32を規定する。これを図5により詳細に示す。第2ピンフィンプレート33は、典型的には、第1フィンプレート22と同一の形状を有し、冷却ジャケット10の反対側に取り付けられ得る。フロー分配器21の形状および効果を、図3、図5および図6にさらに明瞭に示す。
図3は、片面冷却モジュール60の断面図であって、フロー分配器の周囲の流体フローを示している。フロー分配器21は、第1面27と第2面41と有する実質的に平面状のフロープレート24を有している。仕切り28が、第1面から離れるように延びるとともに、クロージャ50とともに、入口チャネル25および出口チャネル26を規定している。フロー分配器が上側平面要素24と仕切り28と下側平面要素50とを有するように、クロージャ50は仕切りと一体的に形成されてもよい。あるいは、フロープレート24と仕切りとが一体で、クロージャ50は別体でもよい。さらにまた、クロージャ50とフロー仕切りとが一体で、フロープレート24が別要素であってもよい(図8に示す)。入口チャネル25は、入口11から冷却流体を受容し、これを入口チャネル25と主冷却チャンバ30との間に延びる入口フロー通路45に向けて導く。その後、冷却流体は、主冷却チャンバ30を横切るように流れ、出口フロー通路46を通って出口チャネル26に戻る。そして、冷却フローは、出口チャネルに沿って流れ、出口12を介して流出する。
本例において、仕切り28は、S字形状の壁の形態をとっている。S字形状は、平面視、すなわちフロープレート24に対して垂直に見た場合のものである。仕切り自体が必ずしもS字形状である必要はないが、図8の例に示すように、S字形状の壁が入口25チャネルおよび出口26チャネルの各々の内側に存在することが有益である。図3に示すように、仕切りは、好適には細い壁の形態にある。これにより、入口チャネルおよび出口チャネルが最大サイズとなることで冷却フローの量が最大となるため有利である。さらに、S字形状により、入口から離れた方の入口フロー通路31が、入口に近い方のフロー通路と実質的に同一の流量および圧力を受けることが保証される。S字形状は、連続した曲線であってもよいし、単数または複数の直線部分を中間に含んでもよい。フロー分配器の代替形態を図8に示す。
図4に示すように、パワーモジュール55が、フィンプレート22の外側に装着されている。これらは、典型的には、冷却モジュール内の冷却フローがパワーモジュールの長さに沿うように、冷却モジュールを横切って載置される。このように、冷却モジュールは、種々のパワーモジュールを、その1つ1つが実質的に同一の冷却効果を得るように並行して冷却する。図2において各フロー通路45、46が3つずつ示されているが、異なる個数も考えられる。実質的に平行な一連のフロー流れを維持するには、各側に同数であることが有益である。各側の流路の個数は、冷却されるパワーモジュールの個数に対応していてもよい。このような構成において、パワーモジュールは、各対の流路に整列し得る。パワーモジュールは、個別に装着してもよいし、フィンプレート22に装着された単一の構造体の一部であってもよい。パワーモジュールは、フィンプレートの一方または両方に装着され得る。冷却フローは、好適には、パワーモジュールそれぞれの軸に沿っている。典型的には、軸は、パワーモジュールの長手方向軸である。
図2において、流路45、46は、フロー分配器21のフロープレート24の縁部における各開口または凹部により提供されている。代替的および/または追加的に、フロー通路は、冷却ジャケット内のフロー路(図示せず)を含んでもよく、さらには、冷却ジャケットを貫通し、そして主冷却チャンバに戻るように延びる通路を含んでもよい。フロー通路は、他の部品の開口を含み得る。
クロージャ50に代えて第2フィンプレート33が設けられたツイン冷却チャンバ冷却モジュール80を、図5に示す。クロージャ50と同等の機能は、さらなる平面要素61により提供される。さらなる平面要素61は、プレート24とともに仕切り28を挟持している。この第2フィンプレートは、フィンプレート22と同一であり得るとともに、さらなる平面要素61とともに、第2主冷却チャンバ32を規定している。第2の仕切りは必要ない。対応する第2入口63フロー通路および第2出口64フロー通路が形成されることにより、主冷却チャンバ30について説明したのと同様の態様で、冷却流体が入口チャネル25から流れて第2主冷却チャンバ32を横切るように通過することができる。第2入口63フロー通路および第2出口64フロー通路は、第1入口25フロー通路および第1出口26フロー通路と一致する形態をとり得るとともに、同じ個数であり得る。しかしながら、第2主冷却チャンバ32に必要とされる冷却に応じて、それらは個数または形態において異なっていてもよい。
図6は、図5のツイン冷却チャンバモジュール80内のフロー経路を示す。入口冷却材のフローが、入口チャンバ25の幅広の端部により受容され、幅狭の端部に向けて流れるようになっている。フロー経路が入口チャンバに沿って狭くなるため、冷却材フローの一部が入口フロー通路45に流入するが、入口チャネルのサイズが小さくなっているため、入口チャネルに残る冷却材の圧力は大きく変動しない。これは、入口チャネル全体に沿って生じるものであるため、各入口フロー通路を通るフローが実質的に圧力および流量において同一であることが保証される。これにより、冷却モジュールは、その長さに亘って均一な冷却効果を確実に提供し得る。次いで、冷却材は、主冷却チャンバ30、32のそれぞれに流入してその幅を横切り、その後各出口フロー通路46を通って出口フローチャネル26において再び合流する。出口フローチャネルが出口に向かって幅広になっていることにより、出口冷却材フローの流量と圧力とが一定に維持される。仕切り孔86、87が、仕切りにおいて、典型的には仕切りの一方または両方の端部に、あるいはこれ(ら)に隣接して設けられ得る。単数または複数の孔の効果は、渦の発生、したがって静止フローの領域をなくすことである。このような静止フローは、新たな冷却材で更新されないため、ホットスポットが形成される恐れがある。孔の寸法は、渦の形成を防止するように少量の冷却材が仕切りをそのまま横切って流れることを許容するが、冷却材フローの大部分は、入口チャネルに沿ってフロー通路を通過して流れ、単数または複数の冷却チャンバの冷却に使用され得るように決められている。
図7は、ツイン冷却チャンバモジュール80の代替形態を示す。特に、本図は、入口11および出口12を示している。本例において、入口は、冷却材が流入する実質的に円形の入口開口81を含んでいる。開口は、分岐入口マニホルド83に通じている。分岐入口マニホルド83は、入口フローが入口チャネル25にこのチャネルの実質的に全幅に亘って流入することを可能にする。これにより、冷却モジュールの冷却プロファイルに悪影響をもたらし得る再循環渦等の少ない入口冷却流体のスムーズな流れが確保される。出口は同様の形態を有し、収束出口マニホルド84が、冷却流体を出口チャネル26の実質的に全幅に亘って受容し、これを出口開口82に導く。実質的に全幅を使用することにより、冷却流体が出口チャネルのある領域にトラップされ、適切な冷却のレベルが得られない領域が生じてしまうことがないことが保証される。
入口マニホルドおよび出口マニホルドにおいて、ならびに入口チャネルおよび出口チャネルにおいて、フロー経路の断面が徐々に変化することで、圧力損失の大きい領域が最小限とされることにより、冷却流体の流れがよりスムーズになる。システム内の圧力損失の最小化を支援する他の要因としては、流路に鋭い角部や大きな障害物がないことや、主冷却チャンバ内の冷却フローの幅が、冷却チャンバを横切って移動する流れの距離に比較して大きいことがある。
図8aおよび図8bに、単一の冷却チャンバ冷却モジュールで使用されるフロー分配器21の代替形態を示す。本図に記載の形態は、ツイン冷却チャンバ冷却モジュールでも使用可能である。本例において、冷却ジャケットは2つの部分から形成されている。すなわち、冷却ジャケットは、入口25チャネルおよび出口26チャネルを規定する一体的に形成されたフロー分配器21を含む下側部分90と、冷却材入口11および冷却材出口12を含むとともに、図3のフロープレートと同様の対応で機能する中央平面セクション92を含む上側セクション91と、から形成されている。本例における仕切り28は、全長に沿った細い壁ではなく、変化する幅を有している。ここでも、仕切りは、入口25チャネルおよび出口26チャネルのそれぞれの内壁にS字形状を提供している。図示しないが、図6の仕切り孔86、87が、図8の構成にも組み込まれ得る。
図8aは、上側91部分および下側90部分をともに示し、図8bは、下側部分90のみを示すとともに、入口25チャネルおよび出口26チャネルを図示している。
フロー分配器21は、冷却ジャケット10と一体的に形成されてもよく、または図8の下側セクション内に形成されてもよく、3D印刷か鋳造により形成され得る。あるいは、これらは別々の要素であってもよい。この場合、フロー分配器は、好適には、冷却ジャケット内に締まり嵌めによって装着される。締まり嵌めを支援するように、単数または複数の弾力性を有する要素(図示せず)が、冷却ジャケットとフロー分配器との間に配置され得る。
本件出願人は、本明細書に記載された個々の特徴および2つ以上のそのような特徴の組み合わせを、このような特徴または組み合わせが当業者の一般的な一般知識に照らして本明細書全体に基づいて実施可能である範囲において、かかる特徴または特徴の組み合わせが本明細書に開示された何らかの問題を解決するか否かにかかわらず、また特許請求の範囲を限定することなく、ここに別個に開示する。本出願人は、本発明の側面は、任意のそのような個々の特徴または特徴の組み合わせで構成され得ることを示している。前述の説明を考慮すれば、本発明の範囲内で様々な変更を行うことができることが当業者には明らかであろう。

Claims (25)

  1. 入口端部と、出口端部と、前記入口端部において冷却流体のフローを受容するための入口チャネルを有する入口側と、出口チャネルを有する出口側と、を有する冷却モジュールと、
    冷却プレートと、
    を備えるパワーエレクトロニクス用の冷却システムであって、
    出口フローが、前記出口チャネルを通過して前記出口端部において前記システムから流出し、前記入口チャネルおよび前記出口チャネルは、前記冷却モジュールの第1面にあり、
    前記冷却プレートは、前記冷却モジュールの他方の面に装着されて、前記冷却モジュールとともに冷却チャンバを形成し、前記冷却チャンバは、前記冷却モジュールの両側に配置された複数の冷却流体通路を介して前記入口フローチャネルおよび前記出口フローチャネルと流体連通することにより、使用において、前記冷却チャンバにおける冷却流体のフローが、前記入口側から前記出口側に向かう、
    冷却システム。
  2. 前記冷却モジュールは、冷却ジャケットと冷却材フロー分配器とを含む、
    請求項1に記載の冷却システム。
  3. 前記冷却ジャケットと前記冷却材フロー分配器とは、一体形成される、
    請求項2に記載の冷却システム。
  4. 前記冷却ジャケットと前記冷却材フロー分配器とは、別個の要素である、
    請求項2に記載の冷却システム。
  5. 前記入口チャネルと前記出口チャネルとの間に仕切りをさらに備える、
    請求項1~4のいずれか一項に記載の冷却システム。
  6. 前記仕切りは、前記入口フローチャネルおよび/または前記出口フローチャネルの一部にS字形状を規定する、
    請求項5に記載の冷却システム。
  7. 前記仕切りは、前記入口側と前記出口側との間のフローを許容するように、少なくとも1つの開口を前記仕切りの端部に、または、少なくとも1つの開口を前記仕切りに隣接して含む、
    請求項6に記載の冷却システム。
  8. 前記S字形状部分は、前記冷却流体通路に対向する、
    請求項6または7に記載の冷却システム。
  9. 前記入口チャネルおよび前記出口チャネルは、前記冷却モジュールの同一面にある、
    請求項1~8のいずれかに記載の冷却システム。
  10. 前記入口側および前記出口側のそれぞれに、複数の冷却流体通路をさらに備える、
    請求項1~9のいずれかに記載の冷却システム。
  11. 前記入口側および前記出口側のそれぞれに、同数の冷却通路が存在する、
    請求項8に記載の冷却システム。
  12. 前記冷却流体通路は、前記冷却チャンバを横切る実質的に平行なフロー経路を提供する、
    請求項1~11のいずれかに記載の冷却システム。
  13. 前記入口チャネルおよび前記出口チャネルは、前記入口端部と前記出口端部との間で延びて実質的に長手方向のフローを提供する、
    請求項1~12のいずれかに記載の冷却システム。
  14. 使用において、前記冷却チャンバ内の冷却流体のフローが、前記入口および出口チャネルフローに対して実質的に垂直である、
    請求項1~13のいずれかに記載の冷却システム。
  15. 前記冷却プレートは、前記冷却モジュールの第1面にある、
    請求項1~14のいずれかに記載の冷却システム。
  16. 前記冷却モジュールの第2面に、第2冷却プレートをさらに備える、
    請求項15に記載の冷却システム。
  17. 冷却流体を前記第2冷却プレートに供給する第2セットのフロー通路をさらに備える、
    請求項16に記載の冷却システム。
  18. 前記各冷却チャンバは、前記冷却モジュールに対向する冷却面を有する、
    請求項1~17のいずれかに記載の冷却システム。
  19. 前記各冷却チャンバ内に延びる複数の冷却フィンをさらに備える、
    請求項1~18のいずれかに記載の冷却システム。
  20. 前記各冷却プレートは、前記各冷却チャンバを複数のセクションに分ける単数または複数の内部分割壁を含む、
    請求項1~19のいずれかに記載の冷却システム。
  21. 請求項1~20のいずれかに記載の冷却システムと、前記冷却システムにより冷却されるパワーエレクトロニクスであって、前記冷却モジュールに対向する前記冷却チャンバの冷却面に装着されたパワーエレクトロニクスと、を備えるパワーエレクトロニクスシステム。
  22. 前記パワーエレクトロニクスは、複数のパワーモジュールを備える、
    請求項21に記載のパワーエレクトロニクスシステム。
  23. 冷却流体がパワーモジュールの軸に対して平行に流れるように、前記フロー通路のうちの2つ以上は前記パワーモジュールと整列する、
    請求項22に記載のパワーエレクトロニクスシステム。
  24. 平面ベース要素と、前記平面要素の第1面から離れるように突出して前記第1面を2つの側部セクションに分割する長手方向仕切りと、を備える冷却材フロー分配器において、前記仕切りは、S字形状セクションを含む、
    冷却材フロー分配器。
  25. 平面ベース要素と、前記平面要素の第1面から離れるように突出して前記第1面を2つの側部セクションに分割する長手方向仕切りと、を備える冷却材フロー分配器において、前記平面ベース要素は、前記2つの側部セクションの縁部に隣接する開口、あるいは前記2つの側部セクションの縁部に切欠を含む、
    冷却材フロー分配器。
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