本開示で用いられる用語は、単に特定の実施形態を説明するために用いられるものであり、他の実施形態の範囲を限定しようとする意図ではない。単数の表現は、文脈上の明白に異なるように意味しない限り、複数の表現を含む。技術的や科学的な用語を含んでここで用いられる用語は本明細書に記載した技術分野で通常の知識を有する者によって一般的に理解されるものと同一な意味を有する。本開示に用いられる用語のうちの一般的な辞典的に定義された用語は、関連技術の文脈上の有する意味と同一又は類似の意味で解釈され、本明細書で明白に定義されない限り、理想的や過度に形式的な意味で解釈されてはならない。場合によって、本明細書で定義された用語でも本発明の実施形態を排除するように解釈されてはならない。
以下で説明する本発明の多様な実施形態ではハードウェア的なアプローチ方法を例示として説明する。しかし、本発明の多様な実施形態ではハードウェアとソフトウェアをいずれも用いる技術を含んでいるため、本発明の多様な実施形態はソフトウェア基盤のアプローチ方法を除くものではない。
以下は、本発明の無線通信システムにおける無線リソースを決定するための装置及び方法に関する。具体的に、本発明は無線通信システムでV2X(vehicle to everything)端末間のユニキャストサイドリンク直接通信のためのRLC送信モード選択及びRLC設定情報を獲得するための方法に基づいてユニキャストデータ送受信をサポートすることによってV2Xサービスで要求されるQoS水準を満足させる技術を説明する。
以下、説明で用いられる信号を指称する用語、チャンネルを指称する用語、制御情報を指称する用語、ネットワーク客体(network entity)を指称する用語、装置の構成要素を指称する用語などは説明の便宜のために例示したものである。従って、本発明は、後述する用語に限定されるものではなく、同等な技術的意味を有する他の用語が用いられ得る。
また、本発明は、一部通信規格(例えば、3GPP(3rd Generation Partnership Project))で用いられる用語を用いて多様な実施形態を説明するが、これは説明のための例示のみである。本発明の多様な実施形態は、他の通信システムでも、容易に変形されて適用され得る。
図1は、本発明の多様な実施形態による無線通信システムを示す。図1は、無線通信システムにおける無線チャンネルを用いるノード(node)の一部として、基地局110、端末120、端末130を例示する。図1には一つの基地局のみを示すが、基地局110と同一又は類似の他の基地局が更に含まれ得る。図1は、2つの端末のみを示すが、端末120及び端末130と同一又は類似の他の端末が更に含まれ得る。
基地局110は端末(120、130)に無線接続を提供するネットワークインフラストラクチャー(infrastructure)である。基地局110は信号を送信することができる距離に基づいて決定された地理的領域で定義されるカバレッジ(coverage)を有する。基地局110は、基地局(base station)の外に‘アクセスポイント(access point:AP)’、‘eノードB(eNodeB、eNB)’、‘5Gノード(5th generation node)’、‘5GノードB(gNodeB、gNB)’、‘無線ポイント(wireless point)’、‘送受信ポイント(transmission/reception point:TRP)’、又はこれと同等な技術的意味を有する他の用語で指称される。
端末120及び端末130のそれぞれは、ユーザによって用いられる装置として、基地局110と無線チャンネルを介して通信を行う。場合によって、端末120及び端末130のうちの少なくとも一つはユーザの関与無しに操作される。即ち、端末120及び端末130のうちの少なくとも一つは、機械タイプ通信(machine type communication:MTC)を行う装置としてユーザによって携帯されないことがある。端末120及び端末130のそれぞれは端末(terminal)外の‘ユーザ装備(user equipment:UE)’、‘移動局(mobile station)’、‘加入者局(subscriber station)’、‘遠隔端末(remote terminal)’、‘無線端末(wireless terminal)’、‘ユーザ装置(user device)’、又はこれと同等な技術的意味を有する他の用語で指称される。
基地局110、端末120、端末130は、サブ6GHz帯域及びミリメートル波(mmWave)帯域(例えば、28GHz、30GHz、38GHz、60GHz)で無線信号を送信及び受信する。この時、チャンネル利得の向上のために、基地局110、端末120、端末130はビームフォーミング(beamforming)を行う。ここで、ビームフォーミングは送信ビームフォーミング及び受信ビームフォーミングを含む。即ち、基地局110、端末120、端末130は送信信号又は受信信号に方向性(directivity)を付与する。このために、基地局110及び端末(120、130)はビーム探索(beam search)又はビーム管理(beam management)手続きを介してサービング(serving)ビーム(112、113、121、131)を選択する。サービングビーム(112、113、121、131)が選択された後、その後の通信はサービングビーム(112、113、121、131)を送信したリソースとQCL(quasi co−located)関係にあるリソースを介して行われる。
第1アンテナポート上のシンボルを伝達したチャンネルの広範囲な(large−scale)特性が第2アンテナポート上のシンボルを伝達したチャンネルから推定される(inferred)と、第1アンテナポート及び第2アンテナポートはQCL関係にあるとして評価される。例えば、広範囲な特性は、遅延スプレッド(delay spread)、ドップラースプレッド(doppler spread)、ドップラーシフト(doppler shift)、平均利得(average gain)、平均遅延(average dely)、空間的受信パラメーター(spatial receiver parameter)のうちの少なくとも一つを含む。
図2は、本発明の多様な実施形態による無線通信システムにおける基地局の構成を示す。図2に例示した構成は、基地局110の構成として理解される。以下で用いられる‘…部’、‘…機’などの用語は少なくとも一つの機能や動作を処理する単位を意味し、これは、ハードウェアやソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの結合で具現される。
図2を参照すると、基地局は、無線通信部210、バックホール通信部220、記憶部230、制御部240を含む。
無線通信部210は、無線チャンネルを介して信号を送受信するための機能を行う。例えば、無線通信部210はシステムの物理階層規格によって基底帯域信号及びビット列の間の変換機能を行う。例えば、データ送信時、無線通信部210は送信ビット列を符号化及び変調することによって複素シンボルを生成する。また、データ受信時、無線通信部210は基底帯域信号を復調及び復呼化を介して受信ビット列を復元する。
また、無線通信部210は、基底帯域信号をRF(radio frequency)帯域信号でアップ変換した後にアンテナを介して送信し、またアンテナを介して受信されたRF帯域信号を基底帯域信号にダウン変換する。このために、無線通信部210は、送信フィルター、受信フィルター、増幅器、ミキサー(mixer)、オシレーター(oscillator)、DAC(digital to analog convertor)、ADC(analog to digital convertor)などを含む。また、無線通信部210は多数の送受信経路(path)を含む。更には、無線通信部210は多数のアンテナ要素(antenna elements)から構成された少なくとも一つのアンテナアレイ(antenna array)を含む。
ハードウェアの側面で、無線通信部210はデジタルユニット(digital unit)及びアナログユニット(analog unit)で構成され、アナログユニットは、動作電力、動作周波数などによって多数のサブユニット(sub−unit)で構成される。デジタルユニットは少なくとも一つのプロセッサ(例えば、DSP(digital signal processor))で具現される。
無線通信部210は上述したように信号を送信及び受信する。これによって、無線通信部210の全部又は一部は、‘送信部(transmitter)’、‘受信部(receiver)’、又は‘送受信部(transceiver)’で指称される。また、以下の説明で、無線チャンネルを介して行われる送信及び受信は、無線通信部210によって上述したような処理が行われることを含む意味で用いられる。
バックホール通信部220はネットワーク内の他のノードと通信を行うためのインターフェースを提供する。即ち、バックホール通信部220は、基地局における他のノード、例えば他の接続ノード、他の基地局、上位ノード、コア網などに送信されるビット列を物理的信号で変換し、また他のノードから受信される物理的信号をビット列に変換する。
記憶部230は、基地局の動作のための基本プログラム、アプリケーション、設定情報などのデータを記憶する。記憶部230は、揮発性メモリー、非揮発性メモリー、又は揮発性メモリーと非揮発性メモリーとの組み合せで構成される。そして、記憶部230は、制御部240のリクエストに従って、記憶されたデータを提供する。
制御部240は基地局の全般的な動作を制御する。例えば、制御部240は無線通信部210を介して又はバックホール通信部220を介して信号を送信及び受信する。また、制御部240は、記憶部230にデータを記録し、読み込む。そして、制御部240は通信規格で要求されるプロトコルスタック(protocol stack)の機能を行う。他の具現例によると、プロトコルスタックは無線通信部210に含まれる。このために、制御部240は少なくとも一つのプロセッサ(processor)を含む。
多様な実施形態によると、制御部240はRRC(radio resource control)構成(configuration)情報を端末に送信する。例えば、制御部240は基地局が後述する多様な実施形態による動作を行うように制御する。
図3は、本発明の多様な実施形態による無線通信システムにおける端末の構成を示す。図3に例示した構成は端末120又は端末130の構成として理解される。以下で用いられる‘…部’、‘…機’などの用語は少なくとも一つの機能や動作を処理する単位を意味し、これは、ハードウェアやソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの結合で具現される。
図3を参照すると、端末は、通信部310、記憶部320、制御部330を含む。
通信部310は無線チャンネルを介して信号を送受信するための機能を行う。例えば、通信部310はシステムの物理階層規格によって基底帯域信号及びビット列の間の変換機能を行う。例えば、データ送信時、通信部310は送信ビット列を符号化及び変調することによって複素シンボルを生成する。また、データ受信時、通信部310は基底帯域信号を復調及び復呼化を介して受信ビット列を復元する。更に、通信部310は基底帯域信号をRF帯域信号にアップ変換した後にアンテナを介して送信し、またアンテナを介して受信されたRF帯域信号を基底帯域信号にダウン変換する。例えば、通信部310は、送信フィルター、受信フィルター、増幅器、ミキサー、オシレーター、DAC、ADCなどを含む。
また、通信部310は多数の送受信経路(path)を含む。更には、通信部310は多数のアンテナ要素で構成された少なくとも一つのアンテナアレイを含む。ハードウェアの側面で、通信部310はデジタル回路及びアナログ回路(例えば、RFIC(radio frequency integrated circuit))で構成される。ここで、デジタル回路及びアナログ回路は一つのパケットで具現される。また、通信部310は多数のRFチェーンを含む。更には、通信部310はビームフォーミングを行う。
また、通信部310はそれぞれ異なる周波数帯域の信号を処理するためにそれぞれ異なる通信モジュールを含む。更には、通信部310はそれぞれ異なる多数の無線接続技術をサポートするために多数の通信モジュールを含む。例えば、それぞれ異なる無線接続技術は、ブルートゥース(登録商標)低エネルギー(bluetooth(登録商標) low energy:BLE)、Wi−Fi(Wireless Fidelity)、WiGig(WiFi Gigabyte)、セルラー網(例えば、LTE(Long Term Evolution))などを含む。また、それぞれ異なる周波数帯域は、超高周波(SHF:super high frequency)(例えば、2.5GHz、5GHz)帯域、mm波(millimeter wave)(例えば、60GHz)帯域を含む。
通信部310は上述したように信号を送信及び受信する。これによって、通信部310の全部又は一部は、‘送信部’、‘受信部’、又は‘送受信部’で指称される。また、以下の説明で、無線チャンネルを介して行われる送信及び受信は、通信部310によって上述したような処理が行われることを含む意味で用いられる。
記憶部320は、端末の動作のための基本プログラム、アプリケーション、設定情報などのデータを記憶する。記憶部320は、揮発性メモリー、非揮発性メモリー、又は揮発性メモリーと非揮発性メモリーとの組み合せから構成される。そして、記憶部320は制御部330のリクエストに従って記憶されたデータを提供する。
制御部330は端末の全般的な動作を制御する。例えば、制御部330は通信部310を介して信号を送信及び受信する。また、制御部330は、記憶部320にデータを記録し、読み込む。そして、制御部330は通信規格で要求されるプロトコルスタックの機能を行う。このために、制御部330は、少なくとも一つのプロセッサ又はマイクロ(micro)プロセッサを含むか、又はプロセッサの一部である。また、通信部310の一部及び制御部330はCP(communication processor)と指称される。
多様な実施形態によって、制御部330は、端末120が他の端末とのサイドリンクユニキャストセッションを設定した場合、端末120が基地局カバレッジ内にあるかを判断して基地局からサイドリンクユニキャストセッションのRLC送信モード及びRLC設定情報を獲得する過程と、端末120が基地局カバレッジ内にないと判断して予め設定されているV2XサービスプロファイルによるRLC送信モード及びRLC設定情報を獲得する過程と、を行う。例えば、制御部330は端末が後述する多様な実施形態による動作を行うように制御する。
図4a〜図4cは、本発明の多様な実施形態による無線通信システムにおける通信部の構成を示す。図4a〜4cは図2の無線通信部210又は図3の通信部310の詳細な構成に対する例を示す。具体的に、図4a〜4cでは、図2の無線通信部210又は図3の通信部310の一部として、ビームフォーミングを行うための構成要素を例示する。
図4aを参照すると、無線通信部210又は通信部310は、符号化及び変調部402、デジタルビームフォーミング部404、多数の送信経路(406−1〜406−N)、アナログビームフォーミング部408を含む。
符号化及び変調部402はチャンネルエンコーディングを行う。チャンネルエンコーディングのために、LDPC(low density parity check)コード、コンボリューション(convoluation)コード、ポーラー(polar)コードのうちの少なくとも一つが用いられる。符号化及び変調部402はコンスタレーションマッピング(contellation mapping)を行うことによって変調シンボルを生成する。
デジタルビームフォーミング部404はデジタル信号(例えば、変調シンボル)に対するビームフォーミングを行う。このために、デジタルビームフォーミング部404は変調シンボルにビームフォーミング加重値を掛ける。ここで、ビームフォーミング加重値は、信号の大きさ及び位相を変更するために用いられ、‘プリコーディング行列(precoding matrix)’、‘プリーコーダー(precoder)’などで指称される。デジタルビームフォーミング部404は多数の送信経路(406−1〜406−N)にデジタルビームフォーミングされた変調シンボルを出力する。この時、MIMO(multiple input multiple output)送信技法によって、変調シンボルは多重化され、多数の送信経路(406−1〜406−N)に同一の変調シンボルが提供される。
多数の送信経路(406−1〜406−N)はデジタルビームフォーミングされるデジタル信号をアナログ信号に変換する。このために、多数の送信経路(406−1〜406−N)のそれぞれはIFFT(inverse fast fourier transform)演算部、CP(cyclic prefix)挿入部、DAC、アップ変換部を含む。CP挿入部は、OFDM(orthogonal frequency division multiplexing)方式のために他の物理階層方式(例えば、FBMC(filter bank multi−carrier))が適用される場合、除かれる。即ち、多数の送信経路(406−1〜406−N)はデジタルビームフォーミングを介して生成された多数のストリーム(stream)に対して独立する信号処理プロセスを提供する。但し、具現方式によって、多数の送信経路(406−1〜406−N)の構成要素のうちの一部は共用で用いられる。
アナログビームフォーミング部408はアナログ信号に対するビームフォーミングを行う。このために、デジタルビームフォーミング部404はアナログ信号にビームフォーミング加重値を掛ける。ここで、ビームフォーミング加重値は信号の大きさ及び位相を変更するために用いられる。具体的に、多数の送信経路(406−1〜406−N)及びアンテナ間の接続構造によって、アナログビームフォーミング408は図4b又は図4cのように構成される。
図4bを参照すると、アナログビームフォーミング部408に入力された信号は、位相/大きさ変換、増幅の演算を経て、アンテナを介して送信される。この時、各経路の信号は、それぞれ異なるアンテナセット、即ちアンテナアレイを介して送信される。第1経路を介して入力された信号の処理を見ると、信号は、位相/大きさ変換部(412−1−1〜412−1−M)によってそれぞれ異なるか又は同一な位相/大きさを有する信号列に変換され、増幅器(414−1−1〜414−1−M)によって増幅された後、アンテナを介して送信される。
図4cを参照すると、アナログビームフォーミング部408に入力された信号は、位相/大きさ変換、増幅の演算を経て、アンテナを介して送信される。この時、各経路の信号は、同一なアンテナセット、即ちアンテナアレイを介して送信される。第1経路を介して入力された信号の処理を見ると、信号は、位相/大きさ変換部(412−1−1〜412−1−M)によってそれぞれ異なるか又は同一な位相/大きさを有する信号列に変換され、増幅器(414−1−1〜414−1−M)によって増幅される。そして、一つのアンテナアレイを介して送信されるように、増幅された信号は、アンテナ要素を基準に合算部(416−1−1〜416−1−M)によって合算された後、アンテナを介して送信される。
図4bは、送信経路別に独立的にアンテナアレイが用いられる例を示し、図4cの送信経路は一つのアンテナアレイを共有する例を示す。しかし、他の実施形態によって、一部の送信経路は独立的にアンテナアレイを用い、残りの送信経路は一つのアンテナアレイを共有する。更には、また他の実施形態によって、送信経路及びアンテナアレイ間のスイッチ可能な(switchable)構造を適用することによって、状況によって適応的に変化する構造が用いられる。
V2Xサービスは基本安全(basic safety)サービスとadvancedサービスとで区分される。基本安全サービスは、車両お知らせ(CAM又はBSM)サービスから、左折お知らせサービス、前方車両の追突警告サービス、イマージェンシー車両接近お知らせサービス、前方障害物警告サービス、交差点信号情報サービスなどの詳細サービスが該当し、ブロードキャスト送信方式を用いてV2X情報を送受信するように設計され、既存の4G基盤のV2X通信方式を用いてサポートする。Advancedサービスは、基本安全サービスよりもQoS要求事項が強化されただけではなく、特定車両グループ内でV2X情報を送受信するか、或いは2台の車両の間のV2X情報を送受信するようにユニキャスト及びグループキャスト送信方式を用いてV2X情報を送受信する方案を要求する。Advancedサービスは、群集走行サービス、自律走行サービス、遠隔走行サービス、Extendedセンサー基盤V2Xサービスなどの詳細サービスが該当する。本発明では多様な実施形態によってAdvancedサービスで要求されるユニキャスト通信方式を車両間の直接通信でサポートする方案を説明する。本発明では多様な実施形態によって基本安全サービスとAdvancedサービスとを差別化する車両間の直接通信方式を説明する。
図5は、本発明の多様な実施形態による端末の間のユニキャスト方式の直接通信を行う状況を示す。
図5を参照すると、本発明の実施形態が適用される4つのシナリオを示す。
(5−1)基地局110のカバレッジ内にある端末120と端末130とはユニキャスト方式の直接通信を行う。本実施形態によって、基地局110は端末120と端末130とがユニキャスト方式の直接通信を行うことに用いられるサイドリンク(sidelink)リソース情報及びRLC(radio link control)レイヤの送信モード(RLC AMモード又はRLC UMモード)の設定情報を管理する。
(5−2)基地局110のカバレッジ内にある端末120と基地局カバレッジ内にない端末130とはユニキャスト方式の直接通信を行う。本実施形態によって、基地局110は端末120と端末130とがユニキャスト方式の直接通信を行うことに用いられるサイドリンクリソース情報及びRLCレイヤの送信モードの設定情報を管理する。
(5−3)基地局110カバレッジ内にない端末120と端末130とはユニキャスト方式の直接通信を行う。本実施形態によって、端末120と端末130とは、ユニキャスト方式の直接通信を行うことに用いられる予め設定されたサイドリンクリソースを獲得し、RLCレイヤの送信モードを決定してRLCレイヤの送信モードに対応して予め設定されたRLC設定情報を獲得する。
(5−4)基地局110のカバレッジ内にある端末120と基地局150のカバレッジ内にある端末160とはユニキャスト方式の直接通信を行う。本実施形態によって、基地局110と基地局150とは端末120と端末160とがユニキャスト方式の直接通信を行うことに用いられるサイドリンクリソース情報及びRLCレイヤの送信モードの設定情報を管理及び交換して自分のカバレッジ内にある端末に伝達する。
上記(5−1)、(5−2)、(5−3)、(5−4)の詳細動作は、次のように操作される。
送信端末がユニキャスト方式の直接通信を行うことに用いられるサイドリンクリソース情報及びRLCレイヤの送信モードの設定情報は、基地局から獲得された情報、予め設定された情報から獲得された情報のうちの少なくとも一つが適用される。設定情報は、送信用途の情報、送信端末と受信端末との間の共有すべき情報のうちの少なくとも一つを含む。受信端末がユニキャスト方式の直接通信を行うことに用いられるサイドリンクリソース情報及びRLCレイヤの送信モードの設定情報は、基地局から獲得された情報、予め設定された情報から獲得された情報、端末が任意で設定した情報のうちの少なくとも一つが適用される。設定情報は受信用途の情報を含む。上記動作は、基地局カバレッジ内にある送信端末及び受信端末、基地局カバレッジ内にない送信端末及び受信端末に適用される。
(5−1)の詳細動作は次を含む。
端末120又は端末130は基地局110からユニキャスト方式の直接通信を行うことに用いられるサイドリンクリソース情報及びRLCレイヤの送信モードの設定情報を獲得する。端末120又は端末130がユニキャスト直接通信の送信端末の場合、端末120又は端末130は基地局110からサイドリンクリソース情報及びRLCレイヤの送信モードによる設定情報を獲得する。端末120又は端末130がユニキャスト直接通信の受信端末の場合、端末120又は端末130は基地局110からサイドリンク直接通信のRLCレイヤの送信モードによる受信用途の設定情報、ARQフィードバック設定情報のうちの少なくとも一つを獲得する。端末120又は端末130がユニキャスト直接通信の受信端末の場合、端末120又は端末130はサイドリンク直接通信のRLCレイヤの送信モードによる受信用途の設定情報、ARQフィードバック設定情報のうちの少なくとも一つを任意に設定する。端末120又は端末130は、ユニキャスト直接通信の受信端末の場合、予め設定されているユニキャスト方式の直接通信を行うことに用いられるRLCレイヤの送信モードによる受信用途の設定情報を獲得する。
(5−2)の詳細動作は次を含む。
端末120は基地局110からユニキャスト方式の直接通信を行うことに用いるサイドリンクリソース情報及びRLCレイヤの送信モードの設定情報を獲得する。端末130はユニキャスト方式の直接通信を行うことに用いられる予め設定されているサイドリンクリソース情報及びRLCレイヤの送信モードの設定情報を獲得する。端末120は、ユニキャスト直接通信の送信端末の場合、基地局110からユニキャスト方式の直接通信を行うことに用いられるサイドリンクリソース情報及びRLCレイヤの送信モードの設定情報を獲得する。端末130は、ユニキャスト直接通信の受信端末の場合、ユニキャスト方式の直接通信を行うことに用いられるRLCレイヤの送信モードによる予め設定されている受信用途の設定情報を獲得する。端末130は、ユニキャスト直接通信の受信端末の場合、ユニキャスト方式の直接通信を行うことに用いられるRLCレイヤの送信モードによる受信用途の設定情報を任意で設定する。
端末120は、ユニキャスト直接通信の受信端末の場合、ユニキャスト方式の直接通信を行うことに用いられるRLCレイヤの送信モードによる受信用途の設定情報を基地局110から獲得する。端末120は、ユニキャスト直接通信の受信端末の場合、ユニキャスト方式の直接通信を行うことに用いられるRLCレイヤの送信モードによる予め設定されている受信用途の設定情報を獲得する。端末120は、ユニキャスト直接通信の受信端末の場合、ユニキャスト方式の直接通信を行うことに用いられるRLCレイヤの送信モードによる受信用途の設定情報を任意で設定する。端末130は、ユニキャスト直接通信の送信端末の場合、ユニキャスト方式の直接通信を行うことに用いられるRLCレイヤの送信モードによる予め設定されている設定情報を獲得する。
(5−3)の詳細動作は次を含む。
端末120又は端末130は、ユニキャスト直接通信の送信端末の場合、ユニキャスト方式の直接通信を行うことに用いられるRLCレイヤの送信モードによる予め設定されている設定情報を獲得する。端末120又は端末130は、ユニキャスト直接通信の受信端末の場合、ユニキャスト方式の直接通信を行うことに用いられるRLCレイヤの送信モードによる予め設定されている受信用途の設定情報を獲得する。端末120又は端末130は、ユニキャスト直接通信の受信端末の場合、ユニキャスト方式の直接通信を行うことに用いられるRLCレイヤの送信モードによる受信用途の設定情報を任意で設定する。
(5−4)の詳細動作は次を含む。
端末120は基地局110からユニキャスト方式の直接通信を行うことに用いられるサイドリンクリソース情報及びRLCレイヤの送信モードの設定情報を獲得する。端末160は基地局150からユニキャスト方式の直接通信を行うことに用いられるサイドリンクリソース情報及びRLCレイヤの送信モードの設定情報を獲得する。
端末120は、ユニキャスト直接通信の送信端末の場合、基地局110からユニキャスト方式の直接通信を行うことに用いられるサイドリンクリソース情報及びRLCレイヤの送信モードの設定情報を獲得する。端末160は、ユニキャスト直接通信の受信端末の場合、ユニキャスト方式の直接通信を行うことに用いられるRLCレイヤの送信モードによる受信用途の設定情報を基地局150から獲得する。端末160は、ユニキャスト直接通信の受信端末の場合、ユニキャスト方式の直接通信を行うことに用いられるRLCレイヤの送信モードによる予め設定されている受信用途の設定情報を獲得する。端末160は。ユニキャスト直接通信の受信端末の場合、ユニキャスト方式の直接通信を行うことに用いられるRLCレイヤの送信モードによる受信用途の設定情報を任意で設定する。
端末160は、ユニキャスト直接通信の送信端末の場合、基地局150からユニキャスト方式の直接通信を行うことに用いられるサイドリンクリソース情報及びRLCレイヤの送信モードの設定情報を獲得する。端末120は、ユニキャスト直接通信の受信端末の場合、ユニキャスト方式の直接通信を行うことに用いられるRLCレイヤの送信モードによる受信用途の設定情報を基地局110から獲得する。端末120は、ユニキャスト直接通信の受信端末の場合、ユニキャスト方式の直接通信を行うことに用いられるRLCレイヤの送信モードによる予め設定されている受信用途の設定情報を獲得する。端末120は・ユニキャスト直接通信の受信端末の場合、ユニキャスト方式の直接通信を行うことに用いられるRLCレイヤの送信モードによる受信用途の設定情報を任意で設定する。
図6は、本発明の多様な実施形態による端末の間のユニキャスト送信のためのセッションを設定する状況を示す。
図6を参照すると、(1)端末120はV2Xサービス登録手続きをV2Xサーバー又はV2X管制センターと行う。(2)端末130はV2Xサービス登録手続きをV2Xサーバー又はV2X管制センターと行う。(3)端末120と端末130とは同一のV2Xサービスをユニキャスト方式で提供されるためのユニキャストセッション設立手続きを行う。(3)のユニキャストセッション設立手続きは、(3−1)のように端末120がUnicast session requestメッセージを送信し、(3−2)のように端末130がUnicast session requestメッセージに対する応答であるUnicast session responseメッセージを送信する2−wayトランザクションを含むか、或いは端末120がUnicast session responseメッセージに対する応答としてUnicast session confirmメッセージを送信する3−wayトランザクションを含む。上記では端末120がUnicast session requestメッセージを送信することを仮定したが、端末120及び端末130のうちのいずれかの端末でもUnicast session requestメッセージを送信することができることは勿論である。群集走行サービスの場合では、群集走行のリーダー車両の端末がUnicast session requestメッセージを送信し、従属車両の端末がUnicast session responseメッセージを送信してユニキャストセッションを設立する。他の実施形態として、群集走行の従属車両の端末がUnicast session requestメッセージを送信し、リーダー車両の端末がUnicast session responseメッセージを送信してユニキャストセッションを設立する。それ以外のV2Xサービス用のユニキャストセッション設立手続きの多様な実施形態は、明細書で詳細な説明を省略する。
本発明の一実施形態として、端末120と端末130とは(3)のユニキャストセッション設立手続き中にRLC送信モード設定のための手続きを進行する。
本発明の他の実施形態として、端末120と端末130とは(3)のユニキャストセッション設立手続き後にRLC送信モード設定のための手続きを進行する。
上記(3)のユニキャストセッション設立を介して端末120及び端末130が獲得するセッション情報は次のうちの少なくとも一つを含む。
−セッション識別子(session ID)、送信タイプ(unicast、broadcast、groupcast情報)、目的地識別子(DST ID)、ソース識別子(SRC ID)。
−セッション識別子は2つの端末の間の設立されたユニキャストセッション識別子を示す。2つの端末がユニキャスト送信を行う場合には同一のセッション識別子を獲得する。
−送信タイプは、ユニキャスト、グループキャスト、ブロードキャストのうちの一つを示す。
−目的地識別子は2つの端末の間の設立されたユニキャストセッションを介してサービスするV2Xサービスの目的地識別子を示す。2つの端末がユニキャスト送信を行う場合には同一の目的地識別子を獲得する。
−ソース識別子は2つの端末の間の設立されたユニキャストセッションを介してサービスするV2Xサービスのソース識別子を示。2つの端末がユニキャスト送信を行う場合には同一のソース識別子を獲得する。
−セッション識別子、目的地識別子、又はソース識別子が送信タイプ情報を含む場合には送信タイプ情報は省略される。
−基地局識別子:2つの端末が基地局カバレッジ内にあると判断された場合、自分のサービング基地局の識別子情報を相手端末に提供する。基地局識別子は、基地局ID、セルID、セルの周波数帯域情報、BWP(Bandwidth Part)情報のうちの少なくとも一つを含む。
−TX profile:2つの端末がユニキャストセッションに適用するサイドリンク送信のプロファイル(TX profile)は、サイドリンクプロトコルバージョン情報であるか、或いはサイドリンクプロトコルのRAT configurationインデックスなどを含む。サイドリンクプロトコルバージョン情報は、rel−14、rel−15、rel−16、…、又はLTE−V2X、LTE−eV2X、NR−V2X、…、又はV2XPhase1、V2X phase2、V2X phase3、…、又はRel−14compatible、Rel−14non−compatible、Rel−15non−compatible、Rel−16compatible、…などの3GPPサイドリンクバージョン番号を示す。サイドリンクプロトコルのRATconfigurationインデックスはサイドリンクのradioプロファイル(MCS、TX parameter、RX parameterなど)を示す情報を示す。
図7a〜図7fは、本発明の多様な実施形態による端末の間のユニキャスト送信のためのRLC送信モードを設定する端末と基地局との間の信号手続きを示す。
図7a〜図7fは、図5の4つのシナリオ別のユニキャスト送信のためのRLC送信モードを設定する実施形態を示す。
図7aは、端末がRRC−connected状態にある場合、端末は基地局からサイドリンクユニキャスト送信のためのRLC設定情報を獲得する実施形態を示す。(7−1)として、このような目的で、(1)端末はUE Assistance Informationメッセージを基地局に送信する。UE Assistance Informationメッセージは、ユニキャストセッション情報(識別子)、送信タイプ情報(ユニキャスト、グループキャスト、ブロードキャスト)、サービスQoS情報、端末のpreferred RLC mode情報のうちの少なくとも一つを含む。(2)基地局はUE Assistance Informationメッセージに含まれる情報に基づいて端末がサイドリンクユニキャスト送信に適用するRLC送信モード及びRLC configurationを設定する。(3)基地局は(2)で決定されたユニキャストサイドリンクのRLC送信モード及びRLC configuration情報を含むRRC configurationメッセージを端末に送信する。
上記(2)で、基地局がユニキャストサイドリンクに必要なRLC送信モード及びconfigurationを判断する動作は次の通りである。
1.RLC AMモード判断条件は、次の実施形態のうちの少なくとも一つを含む。
(1)セッション識別子又は送信タイプ情報が端末の間のユニキャスト送信を示す。
(2)サービスQoS情報(data rate、reliability、latency、communication range、priority)が端末の間のユニキャスト送信を示す。
(3)サービスQoS情報(data rate、reliability、latency、communication range、priority)が特定送信率、特定信頼度、特定遅延時間、特定送信範囲、又は特定優先順位を示す。
(一実施形態として、RLC AMモードを操作すべき特定送信率、特定信頼度、特定遅延時間、特定送信範囲、又は特定優先順位に対する基準値を基地局で管理する。他の実施形態として、RLC AMモードを操作すべき特定送信率、特定信頼度、特定遅延時間、特定送信範囲、又は特定優先順位に対する基準値がpre−configuredとなる。)
(4)サービス識別子、アプリケーション識別子、目的地識別子、又はリソース識別子が端末の間のユニキャスト送信を示す。
(5)サービス識別子、アプリケーション識別子、目的地識別子、又はリソース識別子がRLC AMモードを示す。
(一実施形態としてRLC AMモードを操作すべき特定サービス、特定アプリケーション、特定目的地、又は特定ソースに対する情報を基地局で管理する。他の実施形態として、RLC AMモードを操作すべき特定サービス、特定アプリケーション、又は特定目的地内の特定ソースに対する情報はPre−configuredされる。)
(6)端末のpreferred RLC mode情報がRLC AMモードを示す。
2.基地局が端末のRLC送信モードを判断する実施形態は、次のうちの少なくとも一つを含む。
一実施形態として、UE Assistance Informationは、ユニキャストセッション設立で確保されるセッション情報(識別子)、送信タイプ情報を含む。基地局は。セッション識別子、送信タイプ情報からRLC AMモード又はRLC UMモードを判断する。例えば、セッション識別子、送信タイプ情報がRLC AM基盤の端末の間のユニキャスト送信を要求すると判断されると、RLC AMモードを設定する。
他の実施形態として、UE Assistance Informationは、ユニキャストセッション設立で確保されるセッション識別子、送信タイプ情報、及びサービスのQoS情報(data rate、reliability、latency、communication range、priorityなど)を含む。基地局は、セッション識別子、送信タイプ情報、及びサービスのQoS情報に基づいてRLC AMモード又はRLC UMモードを判断する。例えば、セッション識別子、送信タイプ情報、及びサービスのQoS情報がRLC AM基盤の端末の間のユニキャスト送信を要求すると判断されると、RLC AMモードを設定する。
他の実施形態として、UE Assistance Informationは、ユニキャストセッション設立で確保されるセッション識別子、送信タイプ情報、サービスのQoS情報(data rate、reliability、latency、communication range、priorityなど)、サービス識別子、アプリケーション識別子、目的地識別子及びソース識別子のうちの少なくとも一つを含む。基地局は、セッション識別子、送信タイプ情報、サービスのQoS情報、サービス識別子、アプリケーション識別子、目的地識別子及びソース識別子のうちの少なくとも一つに基づいてRLC AMモード又はRLC UMモードを判断する。例えば、サービス識別子がRLC AM基盤の端末の間のユニキャスト送信を要求すると判断されると、RLC AMモードを設定する。他の例として、目的地識別子がRLC AM基盤の端末の間のユニキャスト送信を要求すると判断されると、RLC AMモードを設定する。
他の実施形態として、UE Assistance Informationは、ユニキャストセッション設立で確保されるセッション識別子、送信タイプ情報、サービスのQoS情報(data rate、reliability、latency、communication range、priorityなど)、サービス識別子、アプリケーション識別子、目的地識別子及びソース識別子、端末のpreferred RLC mode情報のうちの少なくとも一つを含む。基地局は上記の情報に基づいてRLC AMモードを設定するか又はRLC UMモードを設定する。
図7bは、図6の実施形態によってユニキャストセッション情報を獲得した端末120及び端末130が基地局カバレッジ内にあると判断する場合に、基地局からユニキャストセッションに対するRLC送信モード設定情報を獲得する実施形態を示す。
(7−2)として、(1)端末120はUE Assistance Informationメッセージを基地局に送信する。UE Assistance Informationメッセージは、ユニキャストセッション情報、例えばセッション識別子、目的地識別子、ソース識別子、送信タイプのうちの少なくとも一つの情報と、基地局識別子、RLC送信モード助け情報などを含む。本実施形態によって、基地局識別子は、基地局ID、セルID、セルの周波数帯域情報、BWP(bandwidth part)情報のうちの少なくとも一つに該当する。(2)端末130はUE Assistance Informationメッセージを基地局に送信する。UE Assistance Informationメッセージは、ユニキャストセッション情報、例えばセッション識別子、目的地識別子、ソース識別子、送信タイプのうちの少なくとも一つの情報と、基地局識別子、RLC送信モード助け情報などを含む。(3)端末120及び端末130からセッション情報又はRLC送信モード助け情報を含むUE Assistance Informationメッセージを受信した際に基地局識別子が含まれている場合、基地局は隣接基地局のカバレッジ内にある端末とのユニキャスト送信のためのRLC情報設定が必要なことを判断する。UE Assistance Informationメッセージに基地局識別子が含まれていない場合、同一の基地局のカバレッジ内にある端末とのユニキャスト送信のためのRLC情報設定が必要なことを判断する。
基地局は、セッション情報、即ち同一のセッション識別子、同一の目的地識別子、同一のソース識別子、送信タイプを介して2つの端末がサイドリンクユニキャスト送信を行うことを判断する。基地局は端末120及び端末130のサイドリンクユニキャストのRLC送信モードを決定する。RLC送信モードでは、RLC AMモード (acknowledge mode)又はRLC UMモード(unacknowledged mode)のうちの一つを選択する。基地局は選択されたRLC送信モード別のサイドリンクRLC設定情報を構成する。
RLC AMモードを選択した場合、RLC設定情報であるRLC configはTX及びRXのSidelink RLC configurationを含んで次のように構成される。
サイドリンク用途のRLC設定情報の実施例は次の通りである。
RLC UMモードを選択した場合、RLC設定情報の実施形態は次の通りである。
他の実施形態として、RLC UMモードを選択した場合、基地局は別途のRLC設定情報を設定しないRRC configurationメッセージを端末120及び端末130に送信する。この場合、サイドリンクRLC UMモード設定情報は端末120及び端末130に予め設定されているようにシステムが設計された場合に適用可能である。RLC UMモードを選択した場合には、RLC UMのパケット送受信用リソース情報を伝達する。
基地局はUE Assistance Informationメッセージに対する応答として、サイドリンクRLC設定情報を含むRRC configurationメッセージを端末120に送信する。(4)基地局はUE Assistance Informationメッセージに対する応答としてサイドリンクRLC設定情報を含むRRC configurationメッセージを端末130に送信する。
本発明の他の実施形態として、基地局が端末120及び端末130に送信するRRC configurationメッセージは、サイドリンクRLC AMモードの送信リソース情報を含む。
基地局は、データパケット送信のためのサイドリンクリソースと、ARQフィードバック送信のためのサイドリンクリソースを提供する。モード1は基地局がサイドリンクリソースをスケジューリングすることを示す。モード2は端末がサイドリンクリソースを選択することを示す。モード1の場合、データパケット送信のためのサイドリンクリソースはSPS(semi persistence scheduling)方式又はconfigured grant type方式に割り当てられる。モード1の場合、ARQフィードバック送信のためのサイドリンクリソースはSPS方式又はconfigured grant type方式で割り当てられる。
サイドリンクRLC AMモードの送信リソース情報の一実施形態は次の通りである。
−データパケットを送信するためのリソースはモード1、SPS方式で割り当てられる・
−ARQフィードバック送信リソースはモード1、SPS方式で割り当てられる。
(この時、ARQフィードバックリソースのSPS周期はARQ feedback Pollの周期を考慮して同一の値又は類似の値で決定される。)
サイドリンクRLC AMモードの送信リソース情報の他の実施形態は次の通りである。
−データパケットを送信するためのリソースはモード1、SPS方式で割り当てられる。
−ARQフィードバック送信リソースはモード1、SPS方式で割り当てられる。
(この時、ARQフィードバックリソースのSPS周期はARQ feedback Pollの周期を考慮して同一の値又は類似の値で決定される。)
−受信端でARQフィードバックが分かって送信しなければならない場合、SL BSR (sidelink buffer status report)を行うように指示される。
サイドリンクRLC AMモードの送信リソース情報の他の実施形態は次の通りである。
−データパケットを送信するためのリソースはモード1、SPS方式で割り当てられる。
−ARQフィードバック送信リソースはモード1、SPS方式で割り当てられる。
(この時、ARQフィードバックリソースのSPS周期はARQ feedback Pollの周期を考慮して同一の値又は類似の値で決定される。)
−受信端でARQフィードバックが分かって送信しなければならない場合、モード2方式で割り当てられる。
サイドリンクRLC AMモードの送信リソース情報の他の実施形態は次の通りである。
−データパケットを送信するためのリソースはモード1、SPS方式で割り当てられる。
−ARQフィードバック送信リソース、受信端でARQフィードバックが分かって送信しなければならない場合を含み、モード2方式で割り当てられる。(センシング基盤で獲得)
サイドリンクRLC AMモードの送信リソース情報の他の実施形態は次の通りである。
−データパケットを送信するためのリソースはモード2方式で割り当てられる。
−ARQフィードバック送信リソース、受信端でARQフィードバックが分かって送信しなければならない場合を含み、モード2方式で割り当てられる。
サイドリンクRLC AMモードの送信リソース情報の他の実施形態としてモード1方式を用いるが、SL BSRを基盤とする動的リソース割り当て方式で操作する。
図7cは、図6の実施形態によってユニキャストセッション情報を獲得した端末120が基地局カバレッジ内にあり、端末130が基地局カバレッジ内にないと判断される場合にユニキャストセッションに対するRLC送信モード設定情報を獲得する実施形態を示す。(7−3)として、端末120が基地局カバレッジ内にあると判断され、端末130が基地局カバレッジ内にないと判断される場合を仮定する。端末120及び端末130は基地局カバレッジ内にあるか否かの情報をユニキャストセッション設定手続き中に交換する。基地局カバレッジ内にある場合、端末は基地局識別子情報を伝達する。基地局識別子情報は、基地局ID、セルID、セルの周波数帯域情報、BWP情報のうちの少なくとも一つを含む。(7−3)の実施形態によって、端末120は端末130が基地局カバレッジ内にないことを判断する。一実施形態として、端末120は基地局で基地局カバレッジ内にない端末130とのユニキャストセッションのためのRLC設定情報を要請するという指示情報をUE Assistance Information messageを介して伝達する。他の実施形態として、基地局は同一ユニキャストセッションに対するRLC設定情報要請を処理するためのタイマーを操作する。端末120からユニキャストセッションのためのRLC設定情報を要請するUE Assistance Information messageを受信した基地局がタイマーを開始してタイマーが満了する前まで端末130から同一のユニキャストセッションのためのRLC設定情報を要請するmessageを受信することができない場合、端末130は基地局カバレッジ内にないことを認知する。端末130から同一のユニキャストセッションのためのRLC設定情報を要請するmessageは、端末130から直接受信するUE Assistance Information messageであるか、或いは端末130のサービング基地局である隣接基地局から受信するmessageに該当する。
(1)端末120はUE Assistance Informationメッセージを基地局に送信する。UE Assistance Informationメッセージは、ユニキャストセッション情報、例えばセッション識別子、目的地識別子、ソース識別子、送信タイプのうちの少なくとも一つの情報と、基地局識別子、RLC送信モード助け情報、out of coverageインジケーターなどを含む。本実施形態によって、基地局識別子は、基地局ID、セルID、セルの周波数帯域情報、BWP(bandwidth part)情報のうちの少なくとも一つに該当する。Out of coverageインジケーターは、端末120及びユニキャストセッションを設定した端末130が基地局カバレッジ内にないことを通知する情報である。(2)基地局が端末120及び端末130のユニキャストセッション情報又はRLC送信モード助け情報を含むUE Assistance Informationメッセージを受信した際に基地局識別子が含まれている場合、基地局は隣接基地局のカバレッジ内にある端末とのユニキャスト送信のためのRLC情報設定が必要なことを判断する。UE Assistance Informationメッセージに基地局識別子が含まれていない場合、同一の基地局のカバレッジ内にある端末とのユニキャスト送信のためのRLC情報設定が必要なことを判断する。Out of coverageインジケーターが含まれている場合、基地局カバレッジ内にない端末とのユニキャストセッションが設定されていることを判断する。基地局は端末120及び端末130のサイドリンクユニキャストのRLC送信モードを決定する。RLC送信モードでは、RLC AMモード(acknowledge mode)又はRLC UMモード(unacknowledged mode)のうちのいずれか一つを選択する。基地局は選択されたRLC送信モード別のサイドリンクRLC設定情報を構成する。RLC AMモードを選択した場合のSidelink RLC configuration情報、又はRLC UMモードを選択した場合のSidelink RLC configuration情報は、(7−2)で説明した通りである。基地局はRLC送信モード別のサイドリンクRLC設定情報を端末120に送信する。基地局はデータパケット送信のためのサイドリンクリソース及びARQフィードバック送信のためのサイドリンクリソースを提供する。(3)端末120は基地局からサイドリンクRLC設定情報を受信して獲得された情報を端末130に伝達する。(4)端末130は端末120からサイドリンクRLC設定情報を獲得する。(3)及び(4)で2つの端末の間で交換されるサイドリンクRLC設定情報は、(2)のSidelink RLC configuration情報で、RLC送信モードがRLC AMであるか又はRLC送信モードがRLC UMの場合に適用される設定情報である。(3)及び(4)で交換される情報は、データパケット送信のためのサイドリンクリソース及びARQフィードバック送信のためのサイドリンクリソース割り当て情報を含む。
図7dは、図6の実施形態によってユニキャストセッション情報を獲得した端末120及び端末130が基地局カバレッジ内にないと判断される場合に、ユニキャストセッションに対するRLC送信モードを設定する実施形態を示す。
(7−4)として、図7dは、端末120及び端末130が基地局カバレッジ内にないと判断する場合を仮定する。端末120及び端末130は基地局カバレッジ内にあるか否かの情報をユニキャストセッション設定手続き中に交換する。端末120及び端末130が基地局カバレッジ内にあると判断されない場合、一実施形態によって、2つの端末中の一つの端末がRLC送信モードを設定する手続きを開始する。例えば、ユニキャストセッション手続きを開始した端末がRLC送信モードを設定する手続きを開始する。他の例として、群集走行のリーダー車両の端末がRLC送信モードを設定する手続きを開始する。(1)端末120はout of coverageで用いられるように予め設定されたRLC configuration情報を確保する。端末120はユニキャストセッション設定手続き中に獲得されたV2Xサービス情報又はセッション情報によってRLC送信モード(RLC AM又はRLC UM)を決定して各送信モードによるRLC configurationを決定する。例えば、pre−configured情報によると、2つの端末が行うV2XサービスがRLC AM送信モードを用いるように設定されている場合、RLC AM送信モード及びRLC AM configuration情報を用いることに決定する。(2)端末120は(1)で決定されたRLC configuration情報を端末130に伝達する。(3)端末130は端末120から受信されたRLC configurationを確認してこれに対する応答メッセージを伝達する。(2)及び(3)で交換される情報は、データパケット送信のためのサイドリンクリソース及びARQフィードバック送信のためのサイドリンクリソース割り当て情報を含む。
本発明の他の実施形態として、2つの端末がユニキャストセッションのRLC送信モードに適用する設定情報がpre−configurationで確保される場合には、(2)及び(3)の2つの端末間で交換する情報は簡略になる。例えば、RLC送信モード別の詳細なRLC configuration パラメーターセットはpre−configured configurationで獲得し、(2)及び(3)のメッセージは2つの端末が用いる当該パラメーターセットを示すconfiguration index情報を含む。データパケット送信のためのサイドリンクリソース及びARQフィードバック送信のためのサイドリンクリソース割り当て情報も、pre−configured configurationで獲得されてどのようなconfigurationを用いるかのindex情報が示される。
本発明の他の実施形態として、2つの端末が独立的にRLC送信モードを設定する手続きを開始する。この場合、2つの端末はpre−configured RLC configuration情報を予め獲得するが、これは2つの端末のユニキャストセッション設定手続き中に獲得されたV2Xサービス情報又はセッション情報によってどのようなRLC configurationを設定するか、或いはV2Xサービス情報及びセッション情報によってRLC送信モード(RLC AM又はRLC UM)を選択するかに対するマッピング情報がpre−configured RLC configurationに定義されて、選択されたRLC送信モードに対するSidelink RLC configuration情報がpre−configured RLC configurationを介して獲得される場合である。例えば、群集走行サービスを行うように端末のApplication layerで決まると、群集走行サービスをサポートするV2X profileがRLC AM送信モードを用いるように示す。また、V2X profileはRLC AMモードにマッピングされるRLC AM configurationパラメーターセットを示す。データパケット送信のためのサイドリンクリソース及びARQフィードバック送信のためのサイドリンクリソース割り当て情報もpre−configured configurationで示される。
図7eは、図6の実施形態によってユニキャストセッション情報を獲得した端末120が基地局110カバレッジ内にあり、端末130が基地局150カバレッジ内にあると判断される場合に、ユニキャストセッションに対するRLC送信モード設定情報を獲得する実施形態を示す。(7−5)として、図7eは他の基地局のカバレッジにある2つの端末の間のV2Xサービスのためのサイドリンクユニキャストセッションを設定してサイドリンクユニキャストに用いられるRLC送信モード及びRLC設定情報を獲得する実施形態である。この実施形態の場合、端末がサービング基地局でRLC送信モード設定を要請するUE Assistance Informationメッセージに相手端末の基地局情報を含めることによって、基地局の間のサイドリンクユニキャストRLC送信モード設定情報を交換する。(1)端末120はUE Assistance Informationメッセージを基地局110に送信する。UE Assistance Informationメッセージは、ユニキャストセッション情報、例えばセッション識別子、目的地識別子、ソース識別子、送信タイプのうちの少なくとも一つの情報と、基地局識別子、RLC送信モード助け情報などを含む。本実施形態によって、基地局識別子は、基地局ID、セルID、セルの周波数帯域情報、BWP(bandwidth part)情報のうちの少なくとも一つに該当する。(2)端末130はUE Assistance Informationメッセージを基地局150に送信する。UE Assistance Informationメッセージは、ユニキャストセッション情報、例えばセッション識別子、目的地識別子、ソース識別子、送信タイプのうちの少なくとも一つの情報と、基地局識別子、RLC送信モード助け情報などを含む。(3)端末120及び端末130からセッション情報又はRLC送信モード助け情報を含むUE Assistance Informationメッセージを受信した基地局110及び基地局150は、UE Assistance Informationメッセージに含まれる基地局識別子情報から相手基地局の情報を確認する。基地局110及び基地局150は端末120と端末130との間のサイドリンクユニキャスト送信のためのRLC情報設定が必要なことを判断してRLC送信モード及びRLC設定情報を協議して決定する。基地局110及び基地局150は、セッション情報、即ち同一のセッション識別子、同一の目的地識別子、同一のソース識別子、送信タイプを介して2つの端末がサイドリンクユニキャスト送信を行うことを判断する。基地局110及び基地局150は端末120及び端末130のサイドリンクユニキャストのRLC送信モードを決定する。基地局110及び基地局150は選択されたRLC送信モード別のサイドリンクRLC設定情報を構成する。基地局110及び基地局150はRLC送信モードによるユニキャストサイドリンク送信リソース情報(パケット送信リソース、ARQ feedback送信リソースなど)を交換する。(4)基地局110は(3)で決定されたサイドリンクユニキャストに用いられるRLC送信モード及びRLC設定情報を含むRRC configurationメッセージを端末120に伝達する。(5)基地局150は(3)で決定されたサイドリンクユニキャストに用いられるRLC送信モード及びRLC設定情報を含むRRC configurationメッセージを端末130に伝達する。(4)及び(5)のRRC configurationメッセージはユニキャストサイドリンク送信リソース情報を含む。
図7fは、図6の実施形態によってユニキャストセッション情報を獲得した端末120が基地局110カバレッジ内にあり、端末130が基地局150カバレッジ内にあると判断される場合に、ユニキャストセッションに対するRLC送信モード設定情報を獲得する他の実施形態を示す。(7−6)として、図7fは他の基地局のカバレッジにある2つの端末の間のV2Xサービスのためのサイドリンクユニキャストセッションを設定してサイドリンクユニキャストに用いられるRLC送信モード及びRLC設定情報を獲得する実施形態である。この実施形態の場合、各端末が自分のサービング基地局でRLC送信モード設定を要請するUE Assistance Informationメッセージを送信して自分のサービング基地局からサイドリンクユニキャストRLC送信モード設定情報を獲得した後に各端末が獲得したサイドリンクユニキャストRLC送信モード設定情報を交換する。(1)端末120はUE Assistance Informationメッセージを基地局110に送信する。UE Assistance Informationメッセージは、ユニキャストセッション情報、例えばセッション識別子、目的地識別子、ソース識別子、送信タイプのうちの少なくとも一つの情報と、基地局識別子、RLC送信モード助け情報などを含む。本実施形態によって、基地局識別子は、基地局ID、セルID、セルの周波数帯域情報、BWP(bandwidth part)情報のうちの少なくとも一つに該当する。(2)端末130はUE Assistance Informationメッセージを基地局150に送信する。UE Assistance Informationメッセージは、ユニキャストセッション情報、例えばセッション識別子、目的地識別子、ソース識別子、送信タイプのうちの少なくとも一つの情報と、基地局識別子、RLC送信モード助け情報などを含む。(3)基地局110は、端末120のUE Assistance InformationメッセージによってサイドリンクユニキャストRLC送信モードを決定し、RLC送信モードによる設定情報及びRLC送信モードによる送信リソース情報(パケット送信リソース、ARQ feedback 送信リソースなど)を含むRRC configurationを送信する。(4)基地局150は、端末130のUE Assistance InformationメッセージによってサイドリンクユニキャストRLC送信モードを決定し、RLC送信モードによる設定情報及びRLC送信モードによる送信リソース情報(パケット送信リソース、ARQ feedback送信リソースなど)を含むRRC configurationを送信する。(5)端末120及び端末130は、それぞれの(3)及び(4)で受信されたサイドリンクユニキャストに用いられるRLC送信モード、及びRLC設定情報及び送信リソース情報を交換する。(5)の動作は、端末120及び端末130がサイドリンクユニキャストに用いられるRLC送信モードによって同一のパラメーターセットを適用しなければならないか、或いはRLC送信モード動作のsynch(例えば、ARQ feedback poll周期など)を合わせるのに必要なパラメーターセットを設定するために行われる。
サイドリンクユニキャスト送信のためのRLC設定情報を獲得しようとする端末が基地局にUE Assistance Informationメッセージを送信する例を挙げて説明したが、上記の目的で端末が基地局に送信するメッセージは任意のRRCメッセージとなる。
本発明の一実施形態として、端末120又は端末130が基地局に送信するUE Assistance Informationメッセージは、送信端末であることを示すインジケーターを含む。本発明の他の実施形態として、端末120又は端末130が基地局に送信するUE Assistance Informationメッセージは、受信端末であることを示すインジケーターを含む。
本発明の実施形態として、端末120又は端末130が送信端末の場合に基地局から獲得される設定情報メッセージは、サイドリンク送信リソース情報、送信用サイドリンクRLC設定情報、送信端末と受信端末との間の共有しなければならないサイドリンクRLC設定情報のうちの少なくとも一つを含む。端末120又は端末130が受信端末の場合に基地局から獲得される設定情報メッセージは、サイドリンク送信リソース情報、受信用サイドリンクRLC設定情報のうちの少なくとも一つを含む。
本発明の実施形態として、送信端末は、受信端末に基地局から獲得された設定情報のうちの送信端末と受信端末との間の共有しなければならないサイドリンクRLC設定情報、又はサイドリンク送信リソース情報のうちの少なくとも一つを送信する。
本発明の実施形態として、受信端末は、送信端末に基地局から獲得された設定情報のうちのサイドリンク送信リソース情報、送信端末と受信端末との間の共有しなければならないサイドリンクRLC設定情報、ARQフィードバック送信リソース情報のうちの少なくとも一つを送信する。
本発明の実施形態として、送信端末は、受信端末に予め割り当てられた設定情報のうちの送信端末と受信端末との間の共有しなければならないサイドリンクRLC設定情報、サイドリンク送信リソース情報のうちの少なくとも一つを送信する。
本発明の実施形態として、受信端末は、送信端末に予め割り当てられた設定情報のうちの送信端末と受信端末との間の共有しなければならないサイドリンクRLC設定情報、サイドリンク送信リソース情報、ARQフィードバック送信リソース情報のうちの少なくとも一つを送信する。
本発明の実施形態として、受信端末は、送信端末に端末任意の設定情報のうちの送信端末と受信端末との間の共有しなければならないサイドリンクRLC設定情報、サイドリンク送信リソース情報、ARQフィードバック送信リソース情報のうちの少なくとも一つを送信する。
図8は、本発明の多様な実施形態による端末の間のユニキャスト送信のためのセッションを解除する状況を示す。
図8を参照すると、ユニキャストセッションを通じたV2Xサービスを終了する場合、端末120及び端末130はユニキャストセッション解除手続きを行う。この時、端末120及び端末130はRLC送信モード解除手続きを行う。一実施形態として、2つの端末は、(1)ユニキャストセッション解除手続き中にRLC送信モード解除手続きを進行する。他の実施形態として、2つの端末は、(1)RLC送信モード解除手続きを進行した後にユニキャストセッション解除手続きを行う。
2つの端末の間のRLC送信モード解除手続きを行うことを決定すると、本発明の一実施形態として、RLC送信モードがRLC AMに設定された場合、端末120及び端末130は、基地局カバレッジにあると判断される場合、自分のサービング基地局でRLC AM設定解除助けメッセージを送信して2つの端末の間のRLC送信モード解除手続きを行う。ここでRLC AM設定解除助けメッセージは、サイドリンクラジオベアラー識別子、セッション情報のうちの少なくとも一つを含む。本発明の他の実施形態として、RLC送信モードがRLC AMに設定された場合、端末120及び端末130は、基地局カバレッジにないと判断される場合、2つの端末の間のRLC送信モード解除手続きだけを行う。本発明の他の実施形態として、RLC送信モードがRLC AMに設定された場合、2つの端末のうちの一つの端末が基地局カバレッジにあると判断される場合、当該端末は自分のサービング基地局にRLC AM設定解除助けメッセージを送信して2つの端末の間のRLC送信モード解除手続きを行う。上記では、RLC送信モードがRLC AMで設定された場合を例えて説明したが、RLC UM設定情報を基地局から受信する場合にも、RLC UM設定情報を解除するためにサービング基地局でRLC UM設定解除助けメッセージを送信する。
(2)ユニキャストセッション解除手続きを行った後に、端末120はV2Xサーバー又はV2Xセンターを介してV2Xサービス解除手続きを行う。(3)ユニキャストセッション解除手続きを行った後に、端末130はV2Xサーバー又はV2Xセンターを介してV2Xサービス解除手続きを行う。
基地局カバレッジ内にある端末が基地局にユニキャストセッション解除を通知するRLC送信モード解除助け設定情報を送信する場合の詳細方案は、次の実施形態のうちの少なくとも一つを含む。RLC送信モード解除助け設定情報は端末のハンドオーバー手続き中に処理される。RLC送信モード解除助け設定情報は、端末が基地局のカバレッジ内にないと判断される時点で処理される。RLC送信モード解除助け設定情報は、端末がRRC_IDLE又はRRC_INACTIVEに遷移する過程で処理される。
図9は、本発明の多様な実施形態による端末の間のユニキャスト送信のための基地局動作を示す。図9を参照すると、(1)基地局は端末からUE Assistance Informationメッセージを受信する。UE Assistance Informationメッセージは端末のV2Xサービスセッション情報を含む。V2Xサービスセッション情報は、本発明の実施形態によって、サイドリンクユニキャストセッション情報、送信タイプ情報、サービスのQoS情報、サービス識別子、アプリケーション識別子、目的地識別子及びソース識別子、端末のpreferred RLC送信モード、基地局識別子のうちの少なくとも一つを含む。(2)基地局はV2Xサービスセッション情報に基づいてサイドリンクユニキャストRLC送信モード(RLC AMモード又はRLC UMモード)を判断する。基地局がRLC送信モードを判断する動作は、図7で説明した基地局動作を適用する。(3)(2)の判断によってサイドリンクユニキャストRLC送信モードをRLC AMと判断した場合、基地局は(4)に進行してサイドリンクユニキャストRLC AMモードの設定情報を含むRRC configurationメッセージを端末に送信する。RRC configurationメッセージはRLC AMのパケット送信リソース及びARQフィードバック送信リソース情報を含む。(2)の判断によってサイドリンクユニキャストRLC送信モードをRLC UMと判断した場合、基地局は(5)に進行してサイドリンクユニキャストRLC UMモードの設定情報を含むRRC configurationメッセージを端末に送信する。RRC configurationメッセージはRLC UMのパケット送信リソース情報を含む。
本発明の実施形態によって、基地局が端末から受信するUE Assistance Informationメッセージは、端末が受信端末であることを示す指示情報、送信端末であることを示す指示情報のうちの少なくとも一つを含む。
本発明の実施形態によって、端末が受信端末と判断される場合、基地局は、サイドリンク送信リソース情報、受信用サイドリンクRLC設定情報、ARQフィードバック送信リソース情報のうちの少なくとも一つを端末に伝達する。
本発明の実施形態によって、端末が送信端末と判断される場合、基地局は、サイドリンク送信リソース情報、送信用サイドリンクRLC設定情報、送信端末と受信端末との間の共有しなければならないサイドリンクRLC設定情報のうちの少なくとも一つを端末に伝達する。
図10は、本発明の多様な実施形態による端末の間のユニキャスト送信のためのRRC接続状態の端末動作を示す。図10を参照すると、(1)端末は、基地局とのRRC接続状態(RRC−connected state)で通信中にサイドリンクユニキャスト送受信に必要なRLC送信モード及び設定情報を基地局に要請するために、(2)でV2Xサービスセッション情報を含むUE Assistance Informationメッセージを送信する。(2)で基地局に送信するV2Xサービスセッション情報は、本発明の実施形態によって、セッション識別子、送信タイプ情報、サービスのQoS情報、サービス識別子、アプリケーション識別子、目的地識別子及びソース識別子、端末のpreferred RLC送信モード、基地局識別子のうちの少なくとも一つを含む。(3)端末が基地局からRRC configurationメッセージを受信する。RRC configurationメッセージは端末がサイドリンクユニキャスト送受信に用いるRLC送信モード及びRLC設定情報を含む。RRC configurationメッセージはRLC送信モードによるサイドリンクユニキャスト送信リソース情報を含む。(4)端末は(3)から受信されたRLC送信モード情報がRLC AMであるか否かを判断する。(4)の判断によってRLC AMモード情報が含まれている場合、端末は(5)に進行してRLC AMモード情報を用いてサイドリンクユニキャスト送受信を行う。(4)の判断によってRLC AMモード情報が含まれていない場合、端末は(6)に進行してRLC UMモード情報を用いてサイドリンクユニキャスト送受信を行う。
本発明の実施形態によって、端末が基地局に送信するUE Assistance Informationメッセージは、送信端末であることを示す指示情報、受信端末であることを示す指示情報のうちの少なくとも一つを含む。
本発明の実施形態によって、送信端末は、基地局が送信するRRC configurationメッセージを介して、RLC送信モードによるサイドリンクユニキャストリソース情報、RLC送信モードによる送信用設定情報、RLC送信モードによる送信端末と受信端末との間の共有する必要がある設定情報のうちの少なくとも一つを獲得する。
本発明の実施形態によって、受信端末は、基地局が送信するRRC configurationメッセージを介して、RLC送信モードによるサイドリンクユニキャストリソース情報、RLC送信モードによる受信用設定情報、ARQフィードバック設定情報、ARQフィードバックリソース情報のうちの少なくとも一つを獲得する。
図11は、本発明の多様な実施形態による端末の間のユニキャスト送信のためのRRC未接続状態の端末動作を示す。図11を参照すると、(1)端末は、基地局とのRRC未接続状態(RRC−idle state又はRRC−inactive state)で通信中にサイドリンクユニキャスト送受信のためのRLC送信モード及び設定情報を要する。(2)端末は、基地局が送信するV2Xサービス放送メッセージ(SIB)を受信すると、(3)V2Xサービス放送メッセージにサイドリンクユニキャスト用途のRLC設定情報が含まれているか否かを判断する。(3)でV2Xサービス放送メッセージに含まれるサイドリンクユニキャスト用途のRLC設定情報は、一実施形態として、V2Xサービス別のRLC送信モードマッピング情報、RLC送信モードAMの設定情報、RLC送信モードUMの設定情報のうちの少なくとも一つを含む。V2Xサービス別のRLC送信モードマッピング情報は送信タイプ(ユニキャスト、グループキャスト、ブロードキャスト)にマッピングされるRLC送信モード(RLC AM又はRLC UM)インジケーターに該当する。V2Xサービス別のRLC送信モードマッピング情報は、V2XサービスプロファイルにマッピングされるRLC送信モードインジケーターに該当する。(3)の判断によってサイドリンクユニキャスト送受信のためのRLC設定情報を、V2Xサービス放送メッセージを介して獲得した場合、端末は、(5)で、受信されたRLC送信モード及びRLC設定情報を用いてサイドリンクユニキャスト動作を行う。(3)の判断によってサイドリンクユニキャスト送受信のためのRLC設定情報を、V2Xサービス放送メッセージを介して獲得することができない場合、端末は(4)でpre−configuredRLC設定情報を用いてサイドリンクユニキャスト動作を行う。pre−configuredRLC設定情報は、送信タイプ(ユニキャスト、グループキャスト、ブロードキャスト)にマッピングされるRLC送信モード、V2Xサービス識別子にマッピングされるRLC送信モード、V2Xアプリケーション識別子にマッピングされるRLC送信モード、V2X目的地識別子にマッピングされるRLC送信モード、V2Xソース識別子にマッピングされるRLC送信モード、RLC AMの設定情報、RLC UMの設定情報、RLC AMのパケット送受信リソース情報、RLC AMのARQフィードバック送受信リソース情報、RLC UMのパケット送受信リソース情報のうちの少なくとも一つを含む。
本発明の実施形態によって、送信端末は、基地局が送信するV2Xサービス放送メッセージを介して、RLC送信モードによるサイドリンクユニキャストリソース情報、RLC送信モードによる送信用設定情報、RLC送信モードによる送信端末と受信端末との間の共有する必要がある設定情報のうちの少なくとも一つを獲得する。
本発明の実施形態によって、受信端末は、基地局が送信するV2Xサービス放送メッセージを介して、RLC送信モードによるサイドリンクユニキャストリソース情報、RLC送信モードによる受信用設定情報、ARQフィードバック設定情報、ARQフィードバックリソース情報のうちの少なくとも一つを獲得する。
本発明の実施形態によって、送信端末は、pre−configured RLC設定情報を介して、RLC送信モードによるサイドリンクユニキャストリソース情報、RLC送信モードによる送信用設定情報、RLC送信モードによる送信端末と受信端末との間の共有する必要がある設定情報のうちの少なくとも一つを獲得する。
本発明の実施形態によって、受信端末は、pre−configured RLC設定情報を介して、RLC送信モードによるサイドリンクユニキャストリソース情報、RLC送信モードによる受信用設定情報、ARQフィードバック設定情報、ARQフィードバックリソース情報のうちの少なくとも一つを獲得する。
本発明の実施形態によって、受信端末は、端末に任意で設定されたRLC送信モードによるサイドリンクユニキャストリソース情報、RLC送信モードによる受信用設定情報、ARQフィードバック設定情報、ARQフィードバックリソース情報のうちの少なくとも一つを獲得する。
本発明の実施形態によって、サイドリンクユニキャスト基盤のパケット送受信を行う送信端末は、基地局が送信するV2Xサービス放送メッセージを介して獲得されたか又はpre−configuredRLC設定情報を介して獲得されたRLC送信モードによるサイドリンクユニキャストリソース情報、RLC送信モードによる送信端末と受信端末との間の共有する必要がある設定情報のうちの少なくとも一つを受信端末に伝達する。
本発明の実施形態によって、サイドリンクユニキャスト基盤のパケット送受信を行う受信端末は、基地局が送信するV2Xサービス放送メッセージを介して獲得されたか又はpre−configured RLC設定情報を介して獲得されたRLC送信モードによるサイドリンクユニキャストリソース情報、RLC送信モードによる送信端末と受信端末との間の共有する必要がある設定情報、ARQフィードバック設定情報、ARQフィードバックリソース情報のうちの少なくとも一つを送信端末に伝達する。
一方、V2Xサービスをサポートする基地局が送信するV2Xサービス放送メッセージは、本発明の実施形態によって、送信タイプ(ユニキャスト、グループキャスト、ブロードキャスト)別のRLC送信モードインジケーター、V2XサービスプロファイルにマッピングされるRLC送信モードインジケーター、RLC AM設定情報、RLC UM設定情報、RLC AM設定の時のパケット送受信リソース情報、RLC AM設定の時のARQフィードバック送受信リソース情報、RLC UM設定の時のパケット送受信リソース情報のうちの少なくとも一つを含む。
RAT typeによってサポートされるV2Xサービスは異なる。例えば、基本安全サービスは4G RAT(4G Uuインターフェース及び4Gサイドリンクインターフェース)でサポートされ、Advancedサービスは5G RAT(5G Uuインターフェース及び5Gサイドリンクインターフェース)でサポートされる。基本安全サービス識別子は4G RATプロファイルにマッピングされ、advancedサービス識別子は5G RATプロファイルにマッピングされる。
基地局は、どのようなサービスに対するサイドリンク通信をサポートするかを通知するために、サービス放送メッセージ(SIB)にRAT type、基本安全サービスサポートインジケーター、Advancedサービスサポートインジケーター、LTEインジケーター、NR(new radio)インジケーター、V2X RATバージョン情報、サポートするRATビットマップなどを送信する。他の実施形態として、基地局は4G V2X SIB(基本安全サービス用情報)又は5G V2X SIB(advancedサービス用情報)を送信する。端末が基地局カバレッジ内にある場合、端末は、基地局に送信するサービス放送メッセージ(SIB)を介して、RAT type、基本安全サービスサポートインジケーター、Advancedサービスサポートインジケーターを獲得して当該基地局でどのようなV2Xサービスを提供するかを確認する。端末は基地局に送信する4G V2X SIB(基本安全サービス用情報)又は5G V2X SIB(Advancedサービス用情報)を受信して当該基地局でどのようなV2Xサービスを提供するのかを確認する。他の実施形態として、端末は基地局のサービス周波数帯域情報を用いて基本安全サービス領域であるか又はAdvancedサービス領域であるかを判断する。基地局カバレッジ内にない端末の場合、Pre−configured情報を用いてサービス別サイドリンクRATを決定する。Pre−configured情報は、サービス周波数帯域に対応する基本安全サービス/Advancedサービスマッピング情報、基本安全サービス/Advancedサービスに対応するRATタイプ情報を含む。
端末が基地局カバレッジ内にある場合、端末のapplication layerで発生するパケットを送信するためのリソース情報及び設定情報を基地局から受信する。従って、端末のapplication layerで発生したサービスタイプ(基本安全サービス、Advancedサービス)及び端末がサービスを受けている基地局がサポートするV2X RATタイプ情報に基づいて、端末は発生したサービスのパケットを送信するのに必要なリソース情報及び設定情報を基地局に要請するか又はpre−configured情報を用いるかを決定する。基地局が2つのV2X RATタイプをいずれもサポートする場合、端末は必要なサービスタイプ情報を基地局に送信して基地局からサービスパケットを送信するのに必要なリソース情報及び設定情報を受信する。
本発明の4G RAT又は4G V2XはLTE−V2X技術に基づき、5G RAT又は5G V2XはNR−V2X技術に基づく。
図12a又は12bは、本発明の多様な実施形態によるV2XサービスタイプによるRAT情報を交換する端末と基地局との間の信号手続きを示す。図12の(12−1)として、(1)V2Xサービスをサポートする基地局はV2Xサービ放送メッセージ(SIB)を送信する。本発明の実施形態によって、V2X SIBメッセージは、基地局がサポートする基本安全V2Xサービスサポート可否、Advancedサービスサポート可否、RATタイプ情報、LTEインジケーター、NRインジケーター、各RATのバージョン情報、サポートするRATビットマップのうちの少なくとも一つを含む。他の実施形態として、基本V2Xサービスサポート可否はLTE−V2X SIBを送信することによって通知される。Advanced V2Xサービスサポート可否はNR−V2X SIBを送信することによって通知される。(2)基本V2X安全サービスが発生した場合、端末はV2X SIBで送信される情報に基づいて基地局で基本V2X安全サービスをサポートするのか否かを判断する。基地局が基本V2X安全サービスをサポートすると判断した場合、端末は基本V2X安全サービスに対する情報(目的地識別子、サービス識別子、QoS情報など)を含むUE Assistance Informationメッセージを送信する。(3)基地局はUE Assistance Informationメッセージを受信して端末に基本V2X安全サービスを用いるのに必要な設定情報(パケット送受信リソース情報、スケジューリング情報、LTE V2X mode3設定及びリソース情報、LTE V2X mode4設定及びリソース情報など)を含むRRC configurationメッセージを送信する。
図12の(12−2)として、(1)V2Xサービスをサポートする基地局はV2Xサービス放送メッセージ(SIB)を送信する。本発明の実施形態によって、V2X SIBメッセージは、基地局がサポートする基本V2X安全サービスサポート可否、Advancedサービスサポート可否、RATタイプ情報、LTEインジケーター、NRインジケーター、各RATのバージョン情報、サポートするRATビットマップのうちの少なくとも一つを含む。他の実施形態として、基本V2Xサービスサポート可否はLTE−V2X SIBを送信することで通知される。Advanced V2Xサービスサポート可否はNR−V2X SIBを送信することで通知される。(2)Advanced V2Xサービスが発生した場合、端末はV2X SIBで送信される情報に基づいて基地局でAdvanced V2Xサービスをサポートするか否かを判断する。基地局がAdvanced V2Xサービスをサポートすると判断した場合、端末はAdvanced V2Xサービスに対する情報(目的地識別子、サービス識別子、QoS情報など)を含むUE Assistance Informationメッセージを送信する。(3)基地局はUE Assistance Informationメッセージを受信して端末にAdvancedサービスを用いるのに必要な設定情報(パケット送受信リソース情報、スケジューリング情報、NR V2X mode1リソース及び設定情報、NR V2X mode2リソース及び設定情報など)を含むRRC configurationメッセージを送信する。
基地局からV2XサービスSIBを受信することができない場合、端末はV2Xパケット送受信に必要なV2X RAT設定情報を基地局に要請する。一実施形態として、端末は任意に基地局にV2Xサービスタイプ情報(基本V2XサービスID、Advanced V2XサービスID、基本V2Xサービスインジケーター、Advanced V2Xサービスインジケーター、QoSインジケーター)を含むUE Assistance Informationを送信する。他の実施形態として、端末は、基地局のサービス周波数、基地局が設置されたセル(LTEセル又はNRセルであるかによって)などの情報に基づいて基地局にUE Assistance Informationメッセージ送信可否及びUE Assistance Informationメッセージに含まれるV2Xサービスタイプ情報(基本V2XサービスID、Advanced V2XサービスID、基本V2Xサービスインジケーター、Advanced V2Xサービスインジケーター、QoSインジケーター)を決定する。UE Assistance Informationメッセージを送信しないと判断した場合、即ちサービング基地局が端末の望むV2XサービスタイプをサポートしないRATの基地局と判断された場合、端末はV2Xサービスタイプ情報に従って基本V2Xサービス用に事前設定されたリソース情報又はAdvanced V2Xサービス用に事前設定されたリソース情報を用いる。
基地局からV2XサービスSIBを受信するがV2XサービスSIBに端末がV2Xパケット送受信に必要なV2X RAT設定情報が含まれていないと判断した場合、端末はV2Xパケット送受信に必要なV2X RAT設定情報を基地局に要請する。端末のV2X RAT設定情報要請動作は、図12で説明した実施形態のうちの少なくとも一つを行う。
図13は、本発明の多様な実施形態によるV2XサービスタイプによるRAT情報に基づいてV2X設定情報を獲得するRRC接続状態の端末動作を示す。RRC接続状態では、一般的に端末と基地局との間のRRC dedicated messageを交換することで、V2XサービスタイプによるV2X設定情報を獲得する。図13を参照すると、(1)端末のapplication layerでV2Xサービスが開始されると、(2)端末は基本V2Xサービスであるか否かを判断する。(2)の結果、基本V2Xサービスと判断した場合、端末は(3)で基本V2Xサービスをサポートする基地局領域内にあるか否かを確認する。
上記(3)で基本V2Xサービスサポートする基地局領域を判断する方法は、次の方案のうちの少なくとも一つに該当する。
i.LTE基地局(LTEサービス周波数に設置された基地局、LTEセルに設置された基地局)と判断された場合。
ii.基地局が基本V2Xサービスをサポートするという情報(基本V2Xサービスインジケーター、基本V2Xサービス周波数情報、基本V2Xサービスリソースプール、基本V2XサービスSIB、LTE V2X SIBなど)を放送する場合。
(3)の結果、基本V2Xサービスをサポートする基地局領域内にある場合、(4)端末は基地局にUE Assistance Informationメッセージを送信して基本V2Xサービスに必要なリソース及び設定情報を要請する。UE Assistance Informationメッセージは、基本V2Xサービス識別子、目的地識別子、QoS情報のうちの少なくとも一つを含む。(5)端末は基地局からUE Assistance Informationメッセージに対する応答としてRRC configurationメッセージを受信して基本V2Xサービスのためのリソース及び設定情報を受信したか否かを確認する。(5)で基地局から基本V2Xサービスのためのリソース及び設定情報を受信した場合、(6)端末は獲得された情報を用いて基本V2Xサービスを用いる。
(3)の判断によって基本V2Xサービスをサポートする基地局領域内にない場合、(7)端末はpre−configured設定情報から基本V2Xサービスに必要なリソース及び設定情報を獲得する。(5)の判断によって基地局から基本V2Xサービスのためのリソース及び設定情報を受信することができない場合、端末は(7)に進行する。(5)で基地局が基本V2Xサービス用リソース及び設定情報を提供しない場合を判断する方法の実施形態は、次のうちの少なくとも一つを含む。
i.基地局が事前設定された基本V2Xサービスリソース及び設定情報(事前設定情報使用インジケーター、事前設定リソース情報)を含むRRCメッセージを送信する。
ii.(4)の後、一定時間内に基地局から基本V2Xサービスリソース及び設定情報が含まれるRRC configurationメッセージを受信することができない。
iii.基地局が基本V2Xサービス用リソース及び設定情報を提供することができないという指示情報を含むRRCメッセージを送信する。
上記(2)の結果、Advanced V2Xサービスと判断した場合、端末は(8)で、Advanced V2Xサービスをサポートする基地局領域内にあるか否かを確認する。
上記(8)でAdvanced V2Xサービスサポートする基地局領域を判断する方法は、次の方案のうちの少なくとも一つに該当する。
i.NR基地局(NRサービス周波数に設置された基地局、NRセルに設置された基地局)と判断される場合。
ii.基地局がAdvanced V2Xサービスサポートするという情報(Advanced V2Xサービスインジケーター、Advanced V2Xサービス周波数情報、Advanced V2Xサービスリソースプール、Advanced V2XサービスSIB、NR V2X SIBなど)を放送する場合。
(8)の結果、Advanced V2Xサービスをサポートする基地局領域内にある場合、(9)端末は基地局にUE Assistance Informationメッセージを送信してAdvanced V2Xサービスに必要なリソース及び設定情報を要請する。UE Assistance Informationメッセージは、Advanced V2Xサービス識別子、目的地識別子、QoS情報のうちの少なくとも一つを含む。(10)端末は基地局からUE Assistance Informationメッセージに対する応答としてRRC configurationメッセージを受信してAdvanced V2Xサービスのためのリソース及び設定情報を受信したか否かを確認する。(10)で、基地局からAdvanced V2Xサービスのためのリソース及び設定情報を受信した場合、(11)端末は獲得された情報を用いてAdvanced V2Xサービスを用いる。
(8)の判断によってAdvanced V2Xサービスをサポートする基地局領域内にない場合、(12)端末はpre−configured設定情報からAdvanced V2Xサービスに必要なリソース及び設定情報を獲得する。(10)の判断によって基地局からAdvanced V2Xサービスのためのリソース及び設定情報を受信することができない場合、端末は(12)に進行する。(10)で基地局がAdvanced V2Xサービス用リソース及び設定情報を提供しない場合を判断する方法の実施形態は、次のうちの少なくとも一つを含む。
i.基地局が事前設定されたAdvanced V2Xサービスリソース及び設定情報(事前設定情報使用インジケーター、事前設定リソース情報)を含むRRCメッセージを伝達する。
ii.(9)の後、一定時間内に基地局からAdvanced V2Xサービスリソース及び設定情報が含まれるRRC configurationメッセージを受信することができない。
iii.基地局がAdvanced V2Xサービス用リソース及び設定情報を提供することができないという指示情報を含むRRCメッセージを送信する。
図14は、本発明の多様な実施形態によるV2XサービスタイプによるRAT情報に基づいてV2X設定情報を獲得するRRC未接続状態の端末動作を示す。RRC未接続状態では、一般的に端末が基地局でブロードキャスト送信するV2X SIB messageを受信してV2XサービスタイプによるV2X設定情報を獲得する。図14を参照すると、(1)端末のapplication layerでV2Xサービスが開始されると、(2)端末は基本V2Xサービスであるか否かを判断する。(2)の結果、基本V2Xサービスと判断した場合、端末は(3)で基本V2Xサービスをサポートする基地局領域内にあるか否かを確認する。
上記(3)で基本V2Xサービスサポートする基地局領域を判断する方法は、次の方案のうちの少なくとも一つに当たる。
i.LTE基地局(LTEサービス周波数に設置された基地局、LTEセルに設置された基地局)と判断される場合。
ii.基地局が基本V2Xサービスサポートするという情報(基本V2Xサービスインジケーター、基本V2Xサービス周波数情報、基本V2Xサービスリソース超、基本V2XサービスSIB、LTE V2X SIBなど)を放送する場合。
(3)の結果、基本V2Xサービスをサポートする基地局領域内にある場合、(4)端末は基地局が送信するV2X SIBメッセージに含まれている基本V2Xサービスリソース及び設定情報を用いる。(3)の判断によって基本V2Xサービスをサポートする基地局領域内にない場合、(5)端末はpre−configured設定情報から基本V2Xサービスに必要なリソース及び設定情報を獲得する。
一方、(4)で基地局が送信するV2XSIBメッセージに基本V2Xサービス用リソース及び設定情報を提供しない場合も可能であるが、この場合、端末は(5)に進行する。V2X SIBメッセージに基本V2Xサービス用リソース及び設定情報が含まれていないと判断する実施形態は、次のうちの少なくとも一つを含む。
i.基地局が事前設定された基本V2Xサービスリソース及び設定情報(事前設定情報使用インジケーター、事前設定リソース情報)を含むV2XSIBメッセージを伝達する。
ii.基地局が基本V2Xサービス用リソース及び設定情報を含むSIBメッセージを送信しない。
(2)の結果、Advanced V2Xサービスと判断した場合、端末は(6)でAdvanced V2Xサービスをサポートする基地局領域内にあるか否かを確認する。
上記(6)でAdvanced V2Xサービスサポートする基地局領域を判断する方法は、次の方案のうちの少なくとも一つに当たる。
i.NR基地局(NRサービス周波数に設置された基地局、NRセルに設置された基地局)と判断される場合。
ii.基地局がAdvanced V2Xサービスサポートするという情報(Advanced V2Xサービスインジケーター、Advanced V2Xサービス周波数情報、Advanced V2Xサービスリソースプール、Advanced V2XサービスSIB、NR V2X SIBなど)を放送する場合。
(6)の結果、Advanced V2Xサービスをサポートする基地局領域内にある場合、(7)端末は基地局が送信するV2X SIBメッセージに含まれているAdvanced V2Xサービスリソース及び設定情報を用いる。(6)の判断によってAdvanced V2Xサービスをサポートする基地局領域内にない場合、(8)端末はpre−configured設定情報からAdvanced V2Xサービスに必要なリソース及び設定情報を獲得する。
一方、(7)で基地局が送信するV2X SIBメッセージにAdvanced V2Xサービス用リソース及び設定情報を提供しない場合も可能であるが、この場合、端末は(8)に進行する。
(7)で基地局がAdvanced V2Xサービス用リソース及び設定情報を提供しない場合を判断する方法の実施形態は、次のうちの少なくとも一つを含む。
(1)基地局が事前設定されたAdvanced V2Xサービスリソース及び設定情報(事前設定情報使用インジケーター、事前設定リソース情報)を含むSIBメッセージを伝達する。
(2)基地局がAdvanced V2Xサービスリソース及び設定情報を含むSIBメッセージを送信しない。
次に、図15を参照して端末120と端末130との間のサイドリンクユニキャスト用途の接続を設定する手続き中にBi−directional sidelink トラフィックを指示する情報を交換し、これによってサイドリンクユニキャスト基盤のパケット送受信のための設定情報を獲得する方案を説明する。2つの端末の間のbi−directional sidelinkトラフィックを送受信する場合には、送信用途の設定情報、送信端末と受信端末との間の交換が必要な設定情報、受信用途の設定情報が端末120及び端末130が送信端末の役目を行う場合又は端末120及び端末130が受信端末の役目を行う場合に同様に設定される。このような場合、端末120又は端末130のうちの一つの端末がbi−directional sidelinkトラフィックに該当するSLRB接続設定情報を獲得し、獲得されたSLRB接続設定情報を相手端末と共有する。
図15は、本発明の一実施形態によるサイドリンクユニキャスト設定情報を処理する端末の動作を示す。
図15を参照すると、(1)で端末120がサイドリンクユニキャスト用途の接続設定メッセージを送信する。(1)で送信されるメッセージはPC5−Sメッセージ又はPC5−RRCメッセージのうちの少なくとも一つを含む。(1)で送信されるメッセージはbi−directional sidelink traffic送受信のためのサイドリンクユニキャスト接続設定であることを示す情報を含む。(2)で端末130は端末120が送信したサイドリンクユニキャスト用途の接続設定メッセージに対する応答メッセージを送信する。(2)で送信されるメッセージはPC5−Sメッセージ又はPC5−RRCメッセージのうちの少なくとも一つを含む。(2)で送信されるメッセージはbi−directional sidelink traffic送受信のためのサイドリンクユニキャスト接続設定であることを示す情報を含む。(3)で端末120はbi−directional sidelink traffic送受信のためのサイドリンクユニキャスト接続の設定情報を獲得する役目を担当するように設定される。図15の実施形態では、端末120がbi−directional sidelink traffic送受信用途の接続設定情報を獲得する場合を示したが、上記(1)又は(2)の手続きで、bi−directional sidelink traffic送受信用途の接続設定情報を獲得する役目を担当する端末を示す情報を交換し、交換された情報によって接続設定情報を獲得する役目を担当する端末が決定される。bi−directional sidelink traffic送受信用途の接続設定情報を獲得する役目を担当する端末は、図5〜図11の方案によって、サイドリンクユニキャスト送受信リソース情報、RLC送信モードによる送信用設定情報、RLC送信モードによる送信端末と受信端末との間の共有する必要がある設定情報、RLC送信モードによる受信用設定情報のうちの少なくとも一つを獲得する。例えば、端末120が基地局カバレッジ内にあると判断される場合には、基地局から設定情報を獲得する。端末120が基地局カバレッジの外にあると判断される場合には、予め設定された設定情報を獲得する。例えば、一部設定情報に対しては端末120が任意で設定する。(4)で端末120は獲得されたサイドリンクユニキャスト設定情報を端末130に伝達する。(5)で端末130は端末120からサイドリンクユニキャスト設定情報を獲得し、これに対する確認メッセージを伝達する。
図15には示していないが、図15のようなbi−directional sidelink traffic送受信用途の接続設定情報を獲得する方案をサポートするか否かを基地局が指示し、端末が基地局に通知して基地局が指示のうちの少なくとも一つの方案を用いることができる。
本発明の明細書に記載された実施形態による方法は、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの組み合せの形態で具現される(implemented)。
ソフトウェアで具現される場合、一つ以上のプログラム(ソフトウェアモジュール)を記憶するコンピューター読み取り可能な記憶媒体が提供される。コンピューター読み取り可能な記憶媒体に記憶される一つ以上のプログラムは、電子装置(device)内の一つ以上のプロセッサによって実行可能になるように構成される(configured for execution)。一つ以上のプログラムは、電子装置にとって本発明の明細書に記載した実施形態による方法を行うようにする命令語(instructions)を含む。
このようなプログラム(ソフトウェアモジュール、ソフトウェア)は、ランダムアクセスメモリー(random access memory)、フラッシュ(flash)メモリーを含む揮発性(non−volatile)メモリー、ROM(read only memory)、電気的消去可能プログラマブルROM(electrically erasable programmable read only memory:EEPROM)、磁気ディスク記憶装置(magnetic disc storage device)、コンパクトディスクROM(compact disc−ROM:CD−ROM)、デジタル多目的ディスク(digital versatile discs:DVDs)、又は他の形態の光学記憶装置、マグネチックカセット(magnetic cassette)に記憶される。或いは、これらの一部又は全部の組み合せから構成されたメモリーに記憶される。また、それぞれの構成メモリーは多数個含まれる。
また、プログラムは、インターネット(Internet)、イントラネット(Intranet)、LAN(local area network)、WAN(wide area network)、又はSAN(storage area network)のような通信ネットワーク又はこれらの組み合せから構成された通信ネットワークを介してアクセス(access)するための付着可能な(attachable)記憶装置(storage device)に記憶される。このような記憶装置は外部ポートを介して本発明の実施形態を実行する装置に接続される。また、通信ネットワーク上の別途の記憶装置が本発明の実施形態を実行する装置に接続される。
上述した本発明の具体的な実施形態で、発明に含まれる構成要素を、提示した具体的な実施形態によって単数又は複数で表現した。しかし、単数又は複数の表現は説明の便宜のために提示した状況に適合して選択されたものであり、本発明は、単数又は複数の構成要素で制限されるものではなく、複数で表現された構成要素と言っても単数から構成されるか、或いは単数で表現された構成要素と言っても複数から構成され得る。
一方、本発明の詳細な説明では、具体的な実施形態に関して説明したが、本発明の範囲から逸脱せずに限度内で様々な変形が可能であることは勿論である。従って、本発明の範囲は説明した実施形態で限定して定められてはならず、特許請求の範囲だけではなく、特許請求の範囲と均等なものによって定められるべきである。