本出願は、参照によってその全体が本明細書に組み込まれている、2018年9月28日に中国国家知識産権局に出願し、「LOCAL AREA NETWORK COMMUNICATION METHOD,DEVICE,AND SYSTEM」と題する中国特許出願第201811146963.7号に対する優先権を主張する。
本出願は、通信技術の分野に関し、詳細には、ローカルエリアネットワーク通信方法、デバイス、及びシステムに関する。
第5世代(5th generation、5G)ローカルエリアネットワーク(local area network、5GLAN)サービスとは、現行の5Gネットワークによって提供されるサービスであり、ホーム通信、企業のオフィス、工場での製造、車両のインターネット、送電網再構築、公安組織などにおいて主に使用される。サービスは、端末のグループの中の2つ以上の端末のための、インターネットプロトコル(internet protocol、IP)タイプ又は非IPタイプ(例えば、イーサネットタイプ)のプライベート通信を提供することができる。例えば、工場の中のデバイスがグループを構成してよく、グループの中のデバイスは、イーサネットデータパケットを互いへ送信し得る。代替として、企業の部署の中の従業員のオフィスデバイス(モバイルフォン、コンピュータ、又はラップトップコンピュータなど)がグループを構成してよく、オフィスデバイスは、IPパケットを互いへ送信し得る。2つの端末が、同じグループにない場合、2つの端末は互いと通信することができない。
現在、5GLANサービスは、広いカバレージをもつ、端末用の二地点間データ送信、例えば、国にわたるか、又は省にわたる通信を提供する。例えば、5GLANサービスは、多国籍企業の、異なる省、市、又は国に位置するオフィスエリアにあるデバイス用のプライベート通信を提供する。従来の技術では、2つの端末が、互いから遠く離れている場合、5Gネットワークは、それぞれ、端末から5GLANサービスへのセッションを管理するために、2つの端末のための異なるセッション管理機能(session management function、SMF)ネットワーク要素を選択する必要がある。加えて、5Gネットワークは、端末のセッションのデータ送信のために、異なるユーザプレーン機能(user plane function、UPF)ネットワーク要素を選択する。
しかし、現在、ローカルエリアネットワークサービス用のセッション管理ネットワーク要素にわたるプライベート通信をどのようにして実装するかに対する関連する解決策はない。
本出願の実施形態は、ローカルエリアネットワークサービス用のセッション管理ネットワーク要素にわたるプライベート通信を実装するための、ローカルエリアネットワーク通信方法、デバイス、及びシステムを提供する。
上述の目的を達成するために、以下の技術的解決策が、本出願の実施形態において使用される。
第1の態様によると、ローカルエリアネットワーク通信方法が提供される。この方法は、以下を含む。サービス管理ネットワーク要素が、ローカルエリアネットワークの指示情報に基づいて、第1のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定する。第1の経路情報は、第2のユーザプレーンネットワーク要素によって、その宛先アドレスが第1のアドレスであるデータを、第1のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングするために使用される。第1のユーザプレーンネットワーク要素は、第1のアドレスに対応する端末に、ローカルエリアネットワークへのアクセスを提供する。サービス管理ネットワーク要素は、第2のユーザプレーンネットワーク要素上で第1のルーティングルールを構成するために、第2のセッション管理ネットワーク要素へ第1のメッセージを送信する。第1のルーティングルールは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1のアドレス、及び第1の経路情報を含む。解決策によると、第2のユーザプレーンネットワーク要素は、第1のルーティングルールに従って、その宛先アドレスが第1のアドレスであるデータを、第1のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングすることができる。従って、セッション管理ネットワーク要素にわたるプライベート通信が、ローカルエリアネットワークサービス用に実装されることが可能である。
可能な設計では、第1のアドレスは第1の端末のアドレスであり、第1のメッセージは、第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子及び第1のルーティングルールを含む。サービス管理ネットワーク要素が、ローカルエリアネットワークの指示情報に基づいて、第1のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定する前に、方法は、以下をさらに含む。サービス管理ネットワーク要素は、第1のセッション管理ネットワーク要素から第2のメッセージを受信する。第2のメッセージは、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子及びローカルエリアネットワークの識別子を含む。それに対応して、ローカルエリアネットワークの指示情報は、ローカルエリアネットワークの識別子である。サービス管理ネットワーク要素が、ローカルエリアネットワークの指示情報に基づいて、第1のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定することは、以下を含む。サービス管理ネットワーク要素は、ローカルエリアネットワークの識別子に基づいて、第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子を決定する。サービス管理ネットワーク要素は、ローカルエリアネットワークの識別子、第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に基づいて、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定する。解決策によると、サービス管理ネットワーク要素は、第1のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定することができる。
可能な設計では、第2のメッセージは、第1の端末の識別子をさらに含む。サービス管理ネットワーク要素が、第1のセッション管理ネットワーク要素から第2のメッセージを受信した後、方法は、以下をさらに含む。サービス管理ネットワーク要素は、第1の端末の識別子に対応する第1の端末のアドレスを決定する。サービス管理ネットワーク要素は、第1のユーザプレーンネットワーク要素上で、第1の端末へのルーティングを示す第2の経路情報を構成するために、第1の端末のアドレスを第1のセッション管理ネットワーク要素へ送信する。言い換えると、本出願の本実施形態において、サービス管理ネットワーク要素は、第1の端末のアドレスを決定し得る。
可能な設計では、第2のメッセージは、第1の端末のアドレスをさらに含む。言い換えると、本出願の本実施形態において、第1のセッション管理ネットワーク要素は、第1の端末のアドレスを決定し得る。
可能な設計では、サービス管理ネットワーク要素が、ローカルエリアネットワークの識別子、第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に基づいて、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定することは、以下を含む。サービス管理ネットワーク要素は、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子及びローカルエリアネットワークの識別子に基づいて、第1のユーザプレーンネットワーク要素がローカルエリアネットワークへのアクセスを提供するのは初めてであると決定する。サービス管理ネットワーク要素は、ローカルエリアネットワークの識別子、第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に基づいて、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を割り当てる。言い換えると、本出願の本実施形態において、サービス管理ネットワーク要素は、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を割り当て得る。
可能な設計では、サービス管理ネットワーク要素が、第1のユーザプレーンネットワーク要素がローカルエリアネットワークへのアクセスを提供するのは初めてであると決定した後、方法は、以下をさらに含む。サービス管理ネットワーク要素は、第1のユーザプレーンネットワーク要素上で第2のルーティングルールを構成するために、第1のセッション管理ネットワーク要素へ第3のメッセージを送信する。第2のルーティングルールは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2の端末のアドレス、及び第3の経路情報を含む。第3の経路情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素によって、その宛先アドレスが第2の端末のアドレスであるデータを、第2のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングするために使用される。第2の端末は、第2のユーザプレーンネットワーク要素がローカルエリアネットワークへのアクセスを提供する先の端末である。解決策によると、第1のユーザプレーンネットワーク要素は、第2のルーティングルールに従って、その宛先アドレスが第2の端末のアドレスであるデータを、第2のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングすることができる。従って、セッション管理ネットワーク要素にわたるプライベート通信が、ローカルエリアネットワークサービス用に実装されることが可能である。
可能な設計では、サービス管理ネットワーク要素が、ローカルエリアネットワークの識別子、第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に基づいて、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定することは、以下を含む。サービス管理ネットワーク要素は、ローカルエリアネットワークの識別子に基づいて、第1のユーザプレーンネットワーク要素がローカルエリアネットワークへのアクセスを提供するのは初めてであると決定する。サービス管理ネットワーク要素は、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子を、第1のセッション管理ネットワーク要素へ送信して、第1の経路情報を要求する。サービス管理ネットワーク要素は、第1のセッション管理ネットワーク要素から第1の経路情報を受信する。言い換えると、本出願の本実施形態において、第1のセッション管理ネットワーク要素は、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を割り当て得る。
可能な設計では、方法は、以下をさらに含む。サービス管理ネットワーク要素は、第2のセッション管理ネットワーク要素から第3の経路情報を受信する。第3の経路情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素によって、その宛先アドレスが第2の端末のアドレスであるデータを、第2のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングするために使用される。第2の端末は、第2のユーザプレーンネットワーク要素がローカルエリアネットワークへのアクセスを提供する先の端末である。サービス管理ネットワーク要素は、第1のユーザプレーンネットワーク要素上で第2のルーティングルールを構成するために、第1のセッション管理ネットワーク要素へ第3のメッセージを送信する。第2のルーティングルールは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2の端末のアドレス、及び第3の経路情報を含む。解決策によると、第1のユーザプレーンネットワーク要素は、第2のルーティングルールに従って、その宛先アドレスが第2の端末のアドレスであるデータを、第2のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングすることができる。従って、セッション管理ネットワーク要素にわたるプライベート通信が、ローカルエリアネットワークサービス用に実装されることが可能である。
可能な設計では、第1のアドレスは、第2のユーザプレーンネットワーク要素によってマッチングできる経路情報がないデータに対応する宛先アドレスである。第1のメッセージは、第1の経路情報を含む。サービス管理ネットワーク要素が、ローカルエリアネットワークの指示情報に基づいて、第1のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定する前に、方法は、以下をさらに含む。サービス管理ネットワーク要素は、第2のセッション管理ネットワーク要素から第4のメッセージを受信する。第4のメッセージは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2のユーザプレーンネットワーク要素の指示情報、及び第1のアドレスを含む。それに対応して、サービス管理ネットワーク要素が、ローカルエリアネットワークの指示情報に基づいて、第1のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定することは、以下を含む。サービス管理ネットワーク要素は、ローカルエリアネットワークの指示情報及び第1のアドレスに基づいて、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子を決定する。サービス管理ネットワーク要素は、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2のユーザプレーンネットワーク要素の指示情報、及び第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に基づいて、第1のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定する。解決策によると、サービス管理ネットワーク要素は、第1のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定することができる。
可能な設計では、第2のユーザプレーンネットワーク要素の指示情報は第2のアドレスであり、第2のアドレスは、第2のユーザプレーンネットワーク要素によってマッチングできる経路情報がないデータに対応するソースアドレスである。サービス管理ネットワーク要素が、第2のセッション管理ネットワーク要素から第4のメッセージを受信した後、方法は、以下をさらに含む。サービス管理ネットワーク要素は、第1のユーザプレーンネットワーク要素上で第3のルーティングルールを構成するために、第1のセッション管理ネットワーク要素へ第5のメッセージを送信する。第5のメッセージは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2のアドレス、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第4の経路情報を含む。第3のルーティングルールは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2のアドレス、及び第4の経路情報を含む。第4の経路情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素によって、その宛先アドレスが第2のアドレスであるデータを、第2のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングするために使用される。解決策によると、第1のユーザプレーンネットワーク要素は、第3のルーティングルールに従って、その宛先アドレスが第2のアドレスであるデータを、第2のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングすることができる。従って、セッション管理ネットワーク要素にわたるプライベート通信が、ローカルエリアネットワークサービス用に実装されることが可能である。
可能な設計では、方法は、以下をさらに含む。サービス管理ネットワーク要素は、第2のセッション管理ネットワーク要素から第6のメッセージを受信する。第6のメッセージは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第1のアドレスを含み、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1のアドレス、及び第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に関連付けられた経路情報の更新をキャンセルするために使用される。サービス管理ネットワーク要素は、第6のメッセージに基づいて、第2のセッション管理ネットワーク要素へ、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1のアドレス、及び第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に関連付けられた経路情報を送信することを停止する。解決策によると、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1のアドレス、及び第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に関連付けられた経路情報の更新がキャンセルされることが可能である。
第2の態様によると、ローカルエリアネットワーク通信方法が提供される。この方法は、以下を含む。第2のセッション管理ネットワーク要素が、サービス管理ネットワーク要素から第1のメッセージを受信する。第2のセッション管理ネットワーク要素は、第1のメッセージに基づいて、第2のユーザプレーンネットワーク要素上で第1のルーティングルールを構成するために、第2のユーザプレーンネットワーク要素へ第1のルーティングルールを送信する。第1のルーティングルールは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1のアドレス、及び第1のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を含む。第1の経路情報は、第2のユーザプレーンネットワーク要素によって、その宛先アドレスが第1のアドレスであるデータを、第1のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングするために使用される。第1のユーザプレーンネットワーク要素は、第1のアドレスに対応する端末に、ローカルエリアネットワークへのアクセスを提供する。解決策によると、第2のユーザプレーンネットワーク要素は、第1のルーティングルールに従って、その宛先アドレスが第1のアドレスであるデータを、第1のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングすることができる。従って、セッション管理ネットワーク要素にわたるプライベート通信が、ローカルエリアネットワークサービス用に実装されることが可能である。
可能な設計では、第2のセッション管理ネットワーク要素が、サービス管理ネットワーク要素から第1のメッセージを受信する前に、方法は、以下をさらに含む。第2のセッション管理ネットワーク要素は、第2のユーザプレーンネットワーク要素から、第1のアドレス報告を受信する。第1のアドレス報告は、ローカルエリアネットワークの指示情報及び第1のアドレスを含む。代替として、第1のアドレス報告は、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1のアドレス、及び第2のアドレスを含む。第1のアドレスは、第2のユーザプレーンネットワーク要素によってマッチングできる経路情報がないデータに対応する宛先アドレスである。第2のアドレスは、第2のユーザプレーンネットワーク要素によってマッチングできる経路情報がないデータに対応するソースアドレスである。第2のセッション管理ネットワーク要素は、サービス管理ネットワーク要素へ第4のメッセージを送信する。第4のメッセージは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2のユーザプレーンネットワーク要素の指示情報、及び第1のアドレスを含み、第1のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定するために使用される。言い換えると、本出願の本実施形態において、サービス管理ネットワーク要素は、第1のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定し得る。
可能な設計では、方法は、以下をさらに含む。第2のセッション管理ネットワーク要素は、第2のユーザプレーンネットワーク要素から、第2のアドレス報告を受信する。第2のアドレス報告は、ローカルエリアネットワークの指示情報及び第1のアドレスを含む。第2のアドレス報告は、第2のユーザプレーンネットワーク要素が、第1のアドレスに関連付けられたデータを、予め設定された時間内に検出しなかったときにトリガされる。第2のセッション管理ネットワーク要素は、サービス管理ネットワーク要素へ第6のメッセージを送信する。第6のメッセージは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第1のアドレスを含み、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第1のアドレスに関連付けられた経路情報の更新をキャンセルするために使用される。解決策によると、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第1のアドレスに関連付けられた経路情報の更新は、キャンセルされることが可能である。
可能な設計では、方法は、以下をさらに含む。第2のセッション管理ネットワーク要素は、サービス管理ネットワーク要素へ第7のメッセージを送信する。第7のメッセージは、ローカルエリアネットワークの識別子、第2のアドレス、第2のセッション管理ネットワーク要素の識別子、及び第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子を含み、ローカルエリアネットワークに接続された端末についての情報を更新するために使用される。
可能な設計では、第2のセッション管理ネットワーク要素が、サービス管理ネットワーク要素から第1のメッセージを受信した後、方法は、以下をさらに含む。第2のセッション管理ネットワーク要素は、第1の経路情報に対応する第3の経路情報が、第2のユーザプレーンネットワーク要素上に存在しないと決定する。第3の経路情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素によって、その宛先アドレスが第2の端末のアドレスであるデータを、第2のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングするために使用される。第2の端末は、第2のユーザプレーンネットワーク要素がローカルエリアネットワークへのアクセスを提供する先の端末である。第2のセッション管理ネットワーク要素は、第3の経路情報を、サービス管理ネットワーク要素へ送信する。解決策によると、サービス管理ネットワーク要素は、第3の経路情報を取得することができる。
第3の態様によると、ローカルエリアネットワーク通信方法が提供される。この方法は、以下を含む。第1のセッション管理ネットワーク要素が、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定する。第1の経路情報は、第2のユーザプレーンネットワーク要素によって、その宛先アドレスが第1の端末のアドレスであるデータを、第1のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングするために使用される。第1のユーザプレーンネットワーク要素は、ローカルエリアネットワークへのアクセスを第1の端末に提供する。第1のセッション管理ネットワーク要素は、第2のユーザプレーンネットワーク要素上で第1のルーティングルールを構成するために、第2のセッション管理ネットワーク要素へ第1のメッセージを送信する。第1のルーティングルールは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1の端末のアドレス、及び第1の経路情報を含む。解決策によると、第2のユーザプレーンネットワーク要素は、第1のルーティングルールに従って、その宛先アドレスが第1の端末のアドレスであるデータを、第1のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングすることができる。従って、セッション管理ネットワーク要素にわたるプライベート通信が、ローカルエリアネットワークサービス用に実装されることが可能である。
可能な設計では、第1のセッション管理ネットワーク要素が、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定する前に、方法は、以下をさらに含む。第1のセッション管理ネットワーク要素は、サービス管理ネットワーク要素から第2のメッセージを受信する。第2のメッセージは、第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子を含む。それに対応して、第1のセッション管理ネットワーク要素が、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定することは、以下を含む。第1のセッション管理ネットワーク要素は、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に基づいて、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定する。解決策によると、第1のセッション管理ネットワーク要素は、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定することができる。
可能な設計では、第1のセッション管理ネットワーク要素が、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に基づいて、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定することは、以下を含む。第1のセッション管理ネットワーク要素は、ローカルエリアネットワークの指示情報及び第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に基づいて、第1のユーザプレーンネットワーク要素がローカルエリアネットワークへのアクセスを提供するのは初めてであると決定する。第1のセッション管理ネットワーク要素は、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に基づいて、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を割り当てる。言い換えると、本出願の本実施形態において、第1のユーザプレーンネットワーク要素がローカルエリアネットワークへのアクセスを提供するのは初めてであるとき、第1のセッション管理ネットワーク要素は、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を割り当て得る。
可能な設計では、第2のメッセージは、第2の端末のアドレスをさらに含む。第2の端末は、第2のユーザプレーンネットワーク要素がローカルエリアネットワークへのアクセスを提供する先の端末である。方法は、以下をさらに含む。第1のセッション管理ネットワーク要素は、第2のセッション管理ネットワーク要素から、第2の端末のアドレスに関連付けられた第3の経路情報を受信する。第3の経路情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素によって、その宛先アドレスが第2の端末のアドレスであるデータを、第2のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングするために使用される。第1のセッション管理ネットワーク要素は、第1のユーザプレーンネットワーク要素上で第2のルーティングルールを構成するための第2のルーティングルールを、第1のユーザプレーンネットワーク要素へ送信する。第2のルーティングルールは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2の端末のアドレス、及び第3の経路情報を含む。解決策によると、第1のユーザプレーンネットワーク要素は、第2のルーティングルールに従って、その宛先アドレスが第2の端末のアドレスであるデータを、第2のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングすることができる。従って、セッション管理ネットワーク要素にわたるプライベート通信が、ローカルエリアネットワークサービス用に実装されることが可能である。
可能な設計では、方法は、以下をさらに含む。第1のセッション管理ネットワーク要素は、サービス管理ネットワーク要素へ第3のメッセージを送信する。第3のメッセージは、第1の端末の識別子又は第1の端末のアドレス、第1のセッション管理ネットワーク要素の識別子、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及びローカルエリアネットワークの識別子を含み、ローカルエリアネットワークに接続された端末についての情報を更新するために使用される。
第4の態様によると、サービス管理ネットワーク要素が提供される。サービス管理ネットワーク要素は、第1の態様における方法を実装する機能を有する。機能は、ハードウェアを使用することによって実装され得るか、又は対応するソフトウェアを実行するハードウェアを使用することによって実装され得る。ハードウェア又はソフトウェアは、上記の機能に対応する1つ又は複数のモジュールを含む。
第5の態様によると、プロセッサ及びメモリを含むサービス管理ネットワーク要素が提供される。メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶するように構成される。サービス管理ネットワーク要素が稼動するとき、プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行し、そうすることによって、サービス管理ネットワーク要素は、第1の態様の可能な設計のうちのいずれか1つによるローカルエリアネットワーク通信方法を実施する。
第6の態様によると、プロセッサを含むサービス管理ネットワーク要素が提供される。プロセッサは、メモリに結合され、メモリの中の命令を読み取った後、命令に従って、第1の態様の可能な設計のうちのいずれか1つによるローカルエリアネットワーク通信方法を実施するように構成される。
第7の態様によると、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体は命令を記憶し、命令がコンピュータ上で稼動されるとき、コンピュータは、第1の態様の可能な設計のうちのいずれか1つによるローカルエリアネットワーク通信方法を実施することを可能にされる。
第8の態様によると、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で稼動するとき、コンピュータは、第1の態様の可能な設計のうちのいずれか1つによるローカルエリアネットワーク通信方法を実施することを可能にされる。
第9の態様によると、装置(例えば、装置はチップシステムであってよい)が提供される。装置は、サービス管理ネットワーク要素が、第1の態様における機能を実装する、例えば、ローカルエリアネットワークの指示情報に基づいて、第1のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定するのをサポートするように構成されたプロセッサを含む。可能な設計では、装置は、メモリをさらに含む。メモリは、サービス管理ネットワーク要素に必要なプログラム命令及びデータを記憶するように構成される。装置がチップシステムであるとき、チップシステムは、チップを含んでよいか、又はチップ及び別の個別デバイスを含んでよい。
第4の態様から第9の態様のいずれかの設計によってもたらされる技術的効果については、第1の態様の異なる設計によってもたらされる技術的効果を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
第10の態様によると、第2のセッション管理ネットワーク要素が提供される。第2のセッション管理ネットワーク要素は、第2の態様における方法を実装する機能を有する。機能は、ハードウェアを使用することによって実装され得るか、又は対応するソフトウェアを実行するハードウェアを使用することによって実装され得る。ハードウェア又はソフトウェアは、上記の機能に対応する1つ又は複数のモジュールを含む。
第11の態様によると、プロセッサ及びメモリを含む第2のセッション管理ネットワーク要素が提供される。メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶するように構成される。第2のセッション管理ネットワーク要素が稼動するとき、プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行し、そうすることによって、第2のセッション管理ネットワーク要素は、第2の態様の可能な設計のうちのいずれか1つによるローカルエリアネットワーク通信方法を実施する。
第12の態様によると、プロセッサを含む第2のセッション管理ネットワーク要素が提供される。プロセッサは、メモリに結合され、メモリの中の命令を読み取った後、命令に従って、第2の態様の可能な設計のうちのいずれか1つによるローカルエリアネットワーク通信方法を実施するように構成される。
第13の態様によると、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体は命令を記憶し、命令がコンピュータ上で稼動されるとき、コンピュータは、第2の態様の可能な設計のうちのいずれか1つによるローカルエリアネットワーク通信方法を実施することを可能にされる。
第14の態様によると、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で稼動するとき、コンピュータは、第2の態様の可能な設計のうちのいずれか1つによるローカルエリアネットワーク通信方法を実施することを可能にされる。
第15の態様によると、装置(例えば、装置はチップシステムであってよい)が提供される。装置は、第2のセッション管理ネットワーク要素が、第2の態様における機能を実装するのを、例えば、第2の経路情報に対応する第3の経路情報が、第2のユーザプレーンネットワーク要素上に存在しないと決定するのをサポートするように構成されたプロセッサを含む。可能な設計では、装置は、メモリをさらに含む。メモリは、第2のセッション管理ネットワーク要素に必要なプログラム命令及びデータを記憶するように構成される。装置がチップシステムであるとき、チップシステムは、チップを含んでよいか、又はチップ及び別の個別デバイスを含んでよい。
第10の態様から第15の態様のいずれかの設計によってもたらされる技術的効果については、第2の態様の異なる設計によってもたらされる技術的効果を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
第16の態様によると、第1のセッション管理ネットワーク要素が提供される。第1のセッション管理ネットワーク要素は、第3の態様における方法を実装する機能を有する。機能は、ハードウェアを使用することによって実装され得るか、又は対応するソフトウェアを実行するハードウェアを使用することによって実装され得る。ハードウェア又はソフトウェアは、上記の機能に対応する1つ又は複数のモジュールを含む。
第17の態様によると、プロセッサ及びメモリを含む第1のセッション管理ネットワーク要素が提供される。メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶するように構成され、第1のセッション管理ネットワーク要素が稼動するとき、プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行し、そうすることによって、第1のセッション管理ネットワーク要素は、第3の態様の可能な設計のうちのいずれか1つによるローカルエリアネットワーク通信方法を実施する。
第18の態様によると、プロセッサを含む第1のセッション管理ネットワーク要素が提供される。プロセッサは、メモリに結合され、メモリの中の命令を読み取った後、命令に従って、第3の態様の可能な設計のうちのいずれか1つによるローカルエリアネットワーク通信方法を実施するように構成される。
第19の態様によると、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体は命令を記憶し、命令がコンピュータ上で稼動されるとき、コンピュータは、第3の態様の可能な設計のうちのいずれか1つによるローカルエリアネットワーク通信方法を実施することを可能にされる。
第20の態様によると、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で稼動するとき、コンピュータは、第3の態様の可能な設計のうちのいずれか1つによるローカルエリアネットワーク通信方法を実施することを可能にされる。
第21の態様によると、装置(例えば、装置はチップシステムであってよい)が提供される。装置は、第1のセッション管理ネットワーク要素が、第3の態様における機能を実装するのを、例えば、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定するのをサポートするように構成されたプロセッサを含む。可能な設計では、装置は、メモリをさらに含む。メモリは、第1のセッション管理ネットワーク要素に必要なプログラム命令及びデータを記憶するように構成される。装置がチップシステムであるとき、チップシステムは、チップを含んでよいか、又はチップ及び別の個別デバイスを含んでよい。
第16の態様から第21の態様のいずれかの設計によってもたらされる技術的効果については、第3の態様の異なる設計によってもたらされる技術的効果を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
第22の態様によると、通信システムが提供される。通信システムは、サービス管理ネットワーク要素及び第2のセッション管理ネットワーク要素を含む。サービス管理ネットワーク要素は、ローカルエリアネットワークの指示情報に基づいて、第1のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定し、第2のセッション管理ネットワーク要素へ第1のメッセージを送信するように構成される。第1の経路情報は、第2のユーザプレーンネットワーク要素によって、その宛先アドレスが第1のアドレスであるデータを、第1のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングするために使用される。第1のユーザプレーンネットワーク要素は、第1のアドレスに対応する端末に、ローカルエリアネットワークへのアクセスを提供する。第2のセッション管理ネットワーク要素は、サービス管理ネットワーク要素から第1のメッセージを受信し、第1のメッセージに基づいて、第2のユーザプレーンネットワーク要素上で第1のルーティングルールを構成するために、第1のルーティングルールを、第2のユーザプレーンネットワーク要素へ送信するように構成される。第1のルーティングルールは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1のアドレス、及び第1の経路情報を含む。
可能な設計では、第1のアドレスは第1の端末のアドレスであり、第1のアドレスに対応する端末は第1の端末であり、第1のメッセージは、第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子及び第1のルーティングルールを含む。通信システムは、第1のセッション管理ネットワーク要素をさらに含む。第1のセッション管理ネットワーク要素は、サービス管理ネットワーク要素へ第2のメッセージを送信するように構成される。第2のメッセージは、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子及びローカルエリアネットワークの識別子を含む。それに対応して、ローカルエリアネットワークの指示情報は、ローカルエリアネットワークの識別子である。サービス管理ネットワーク要素が、ローカルエリアネットワークの指示情報に基づいて、第1のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定するように構成されることは、以下を含む。サービス管理ネットワーク要素は、ローカルエリアネットワークの識別子に基づいて、第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子を決定し、ローカルエリアネットワークの識別子、第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に基づいて、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定するように構成される。
可能な設計では、サービス管理ネットワーク要素は、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子及びローカルエリアネットワークの識別子に基づいて、第1のユーザプレーンネットワーク要素がローカルエリアネットワークへのアクセスを提供するのは初めてであると決定した後、第1のセッション管理ネットワーク要素へ第3のメッセージを送信するようにさらに構成される。第1のセッション管理ネットワーク要素は、サービス管理ネットワーク要素から第3のメッセージを受信し、第3のメッセージに基づいて、第1のユーザプレーンネットワーク要素上で第2のルーティングルールを構成するために、第1のユーザプレーンネットワーク要素へ第2のルーティングルールを送信するようにさらに構成される。第2のルーティングルールは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2の端末のアドレス、及び第3の経路情報を含む。第3の経路情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素によって、その宛先アドレスが第2の端末のアドレスであるデータを、第2のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングするために使用される。第2の端末は、第2のユーザプレーンネットワーク要素がローカルエリアネットワークへのアクセスを提供する先の端末である。
可能な設計では、サービス管理ネットワーク要素が、ローカルエリアネットワークの識別子、第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に基づいて、第1のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定するように構成されることは、ローカルエリアネットワークの識別子に基づいて、第1のユーザプレーンネットワーク要素がローカルエリアネットワークへのアクセスを提供するのは初めてであると決定することと、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子を、第1のセッション管理ネットワーク要素へ送信することであって、第1の経路情報を要求する、送信することと、第1のセッション管理ネットワーク要素から第1の経路情報を受信することとを含む。第1のセッション管理ネットワーク要素は、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子を、サービス管理ネットワーク要素から受信し、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に基づいて、第1の経路情報を割り当て、サービス管理ネットワーク要素へ第1の経路情報を送信するように構成される。
可能な設計では、第2のセッション管理ネットワーク要素は、第1の経路情報に対応する第3の経路情報が、第2のユーザプレーンネットワーク要素上に存在しないと決定し、サービス管理ネットワーク要素へ第3の経路情報を送信するようにさらに構成される。第3の経路情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素によって、その宛先アドレスが第2の端末のアドレスであるデータを、第2のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングするために使用される。第2の端末は、第2のユーザプレーンネットワーク要素がローカルエリアネットワークへのアクセスを提供する先の端末である。サービス管理ネットワーク要素は、第2のセッション管理ネットワーク要素から第3の経路情報を受信し、第1のセッション管理ネットワーク要素へ第3のメッセージを送信するようにさらに構成される。第1のセッション管理ネットワーク要素は、サービス管理ネットワーク要素から第3のメッセージを受信し、第3のメッセージに基づいて、第1のユーザプレーンネットワーク要素上で第2のルーティングルールを構成するために、第1のユーザプレーンネットワーク要素へ第2のルーティングルールを送信するようにさらに構成される。第2のルーティングルールは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2の端末のアドレス、及び第3の経路情報を含む。
可能な設計では、第2のセッション管理ネットワーク要素は、第2のユーザプレーンネットワーク要素からアドレス報告を受信するようにさらに構成される。アドレス報告は、ローカルエリアネットワークの指示情報及び第1のアドレスを含む。第1のアドレスは、第2のユーザプレーンネットワーク要素によってマッチングできる経路情報がないデータに対応する宛先アドレスである。第2のセッション管理ネットワーク要素は、サービス管理ネットワーク要素へ第4のメッセージを送信するようにさらに構成される。第4のメッセージは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2のユーザプレーンネットワーク要素の指示情報、及び第1のアドレスを含む。サービス管理ネットワーク要素は、第2のセッション管理ネットワーク要素から第4のメッセージを受信するようにさらに構成される。それに対応して、サービス管理ネットワーク要素が、ローカルエリアネットワークの指示情報に基づいて、第1のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定するように構成されることは、以下を含む。サービス管理ネットワーク要素は、ローカルエリアネットワークの指示情報及び第1のアドレスに基づいて、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子を決定し、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2のユーザプレーンネットワーク要素の指示情報、及び第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に基づいて、第1のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定するように構成される。
可能な設計では、アドレス報告は第2のアドレスをさらに含み、第2のユーザプレーンネットワーク要素の指示情報は第2のアドレスであり、第2のアドレスは、第2のユーザプレーンネットワーク要素によってマッチングできる経路情報がないデータに対応するソースアドレスである。通信システムは、第1のセッション管理ネットワーク要素をさらに含む。サービス管理ネットワーク要素は、第2のセッション管理ネットワーク要素から第4のメッセージを受信した後、第1のセッション管理ネットワーク要素へ第5のメッセージを送信するようにさらに構成される。第5のメッセージは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2のアドレス、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第4の経路情報を含む。第4の経路情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素によって、その宛先アドレスが第2のアドレスであるデータを、第2のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングするために使用される。第1のセッション管理ネットワーク要素は、サービス管理ネットワーク要素から第5のメッセージを受信し、第1のユーザプレーンネットワーク要素上で第3のルーティングルールを構成するために、第3のルーティングルールを、第1のユーザプレーンネットワーク要素へ送信するようにさらに構成される。第3のルーティングルールは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2のアドレス、及び第4の経路情報を含む。
第22の態様のいずれかの設計によってもたらされる技術的効果については、第1の態様又は第2の態様における異なる設計によってもたらされる技術的効果を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
第23の態様によると、通信システムが提供される。通信システムは、第1のセッション管理ネットワーク要素及び第2のセッション管理ネットワーク要素を含む。第1のセッション管理ネットワーク要素は、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定するように構成される。第1の経路情報は、第2のユーザプレーンネットワーク要素によって、その宛先アドレスが第1の端末のアドレスであるデータを、第1のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングするために使用される。第1のユーザプレーンネットワーク要素は、ローカルエリアネットワークへのアクセスを第1の端末に提供する。第1のセッション管理ネットワーク要素は、第2のセッション管理ネットワーク要素へ第1のメッセージを送信するようにさらに構成される。第2のセッション管理ネットワーク要素は、第1のメッセージを受信し、第2のセッション管理ネットワーク要素上に第1のルーティングルールを構成するように構成される。第1のルーティングルールは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1の端末のアドレス、及び第1の経路情報を含む。
第23の態様のいずれかの設計によってもたらされる技術的効果については、第3の態様の異なる設計方式によってもたらされる技術的効果を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
本出願におけるこれらの態様又は他の態様は、以下の実施形態の説明においてより明らかになり、明瞭になることがある。
本出願の実施形態による通信システムの概略アーキテクチャ図1である。
本出願の実施形態による、5Gネットワーク中の通信システムのアプリケーションの概略図である。
既存の5GLANサービスのユーザプレーンアーキテクチャの概略図である。
本出願の実施形態による通信デバイスのハードウェア構造の概略図である。
本出願の実施形態によるローカルエリアネットワーク通信方法の概略フローチャート1である。
本出願の実施形態によるローカルエリアネットワーク通信方法の概略フローチャート2である。
本出願の実施形態によるローカルエリアネットワーク通信方法の概略フローチャート3である。
本出願の実施形態によるローカルエリアネットワーク通信方法の概略フローチャート4である。
本出願の実施形態によるサービス管理ネットワーク要素の概略構造図である。
本出願の実施形態による第2のセッション管理ネットワーク要素の概略構造図である。
本出願の実施形態による第1のセッション管理ネットワーク要素の概略構造図である。
以下は、本出願の実施形態における添付の図面を参照して、本出願の実施形態における技術的な解決策を説明する。本出願の説明において、「/」は、別段に規定されていない限り、関連付けられる事物の間の「又は」の関係を表す。例えば、A/Bは、A又はBを表し得る。本出願における「及び/又は」という用語は、関連付けられる事物を記述するための関連付け関係のみを示し、3つの関係が存在し得ることを示す。例えば、A及び/又はBは、以下の3つのケースを示し得る。即ち、Aのみが存在する、AとBの両方が存在する、ならびにBのみが存在する、であって、ここで、A及びBは単数又は複数であってよい。加えて、別段に規定されていない限り、本出願の記述における「複数の」は、2つ又は2つよりも多いことを意味する。「以下のうちの少なくとも1つの項目(断片)」又はその類似表現は、単数の項目(断片)又は複数の項目(断片)のどの組合せも含む、これらの項目のどの組合せも意味する。例えば、a、b、又はcのうちの少なくとも1つは、a、b、c、a及びb、a及びc、b及びc、又はa、b、及びcを示してよく、ここでa、b、及びcは、単数又は複数であってよい。加えて、本出願の実施形態における技術的解決策の明確な説明の便宜上、本出願の実施形態では、「第1の」、「第2の」、などのような用語が、機能及び目的が基本的に同じである、同じ事物又は類似事物を区別するために使用される。「第1の」及び「第2の」などの用語は、量又は実行順を制限するものではなく、「第1の」及び「第2の」などの用語は、明確な差異を示すものではないと、当業者は理解してよい。
加えて、本出願の実施形態において説明されるネットワークアーキテクチャ及びサービスシナリオは、本出願の実施形態における技術的解決策をより明らかに説明することが意図され、本出願の実施形態において提供される技術的解決策に対する制限とはならない。ネットワークアーキテクチャが進化し、新たなサービスシナリオが現れると、本出願の実施形態において提供される技術的解決策は、同様の技術的問題にも適用可能であることを、当業者は学習してよい。
図1は、本出願の実施形態による通信システム10を示す。通信システム10は、サービス管理ネットワーク要素と、サービス管理ネットワーク要素と通信するセッション管理ネットワーク要素1及びセッション管理ネットワーク要素2と、セッション管理ネットワーク要素1によって管理されるユーザプレーンネットワーク要素1と、ユーザプレーンネットワーク要素1がローカルエリアネットワークへのアクセスを提供する先の端末1と、セッション管理ネットワーク要素2によって管理されるユーザプレーンネットワーク要素2と、ユーザプレーンネットワーク要素2がローカルエリアネットワークへのアクセスを提供する先の端末2及び端末3とを含む。
本出願の本実施形態及び以下の実施形態では、ローカルエリアネットワークへのアクセスを提供することは、ローカルエリアネットワークサービスを提供することとしても説明されることがあることに留意されたい。本明細書では概略的な説明が提供され、詳細は以下で再び説明されない。
図1は、ただ2つのセッション管理ネットワーク要素(即ち、セッション管理ネットワーク要素1及びセッション管理ネットワーク要素2)を例として示すことに留意されたい。当然ながら、サービス管理ネットワーク要素、例えば、セッション管理ネットワーク要素3又はセッション管理ネットワーク要素4と通信する別のセッション管理ネットワーク要素があってもよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
図1は、1つのセッション管理ネットワーク要素が1つのユーザプレーンネットワーク要素と通信する一例を使用することによってのみ説明されることに留意されたい。例えば、セッション管理ネットワーク要素1はユーザプレーンネットワーク要素1と通信し、セッション管理ネットワーク要素2はユーザプレーンネットワーク要素2と通信する。当然ながら、1つのセッション管理ネットワーク要素が、代替として、複数のユーザプレーンネットワーク要素と通信することがある。例えば、セッション管理ネットワーク要素1は、代替として、ユーザプレーンネットワーク要素3又はユーザプレーンネットワーク要素4と通信することがある。代替として、セッション管理ネットワーク要素2は、ユーザプレーンネットワーク要素5と通信することがある。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
図1は、ユーザプレーンネットワーク要素1がローカルエリアネットワークへのアクセスを端末1に提供し、又はユーザプレーンネットワーク要素2がローカルエリアネットワークへのアクセスを端末2及び端末3に提供する一例を使用することによってのみ説明されることに留意されたい。当然ながら、ユーザプレーンネットワーク要素1は、代替として、ローカルエリアネットワークへのアクセスを複数の端末に提供することがある。例えば、ユーザプレーンネットワーク要素1は、代替として、ローカルエリアネットワークへのアクセスを端末4又は端末5に提供することがある。代替として、ユーザプレーンネットワーク要素2は、ローカルエリアネットワークへのアクセスを1つの端末又は2つより多い端末に提供することがある。例えば、ユーザプレーンネットワーク要素2は、代替として、ローカルエリアネットワークへのアクセスを端末5に提供することがある。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
図1に示すネットワーク要素は、互いと通信し得るか、又は別のデバイスによる転送を通して通信し得ることに留意されたい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
図1に示す通信システム10に基づいて、端末2が第1のローカルエリアネットワークにアクセスし、サービス管理ネットワーク要素が、端末2にサービスするセッション管理ネットワーク要素2によって送信されるメッセージAを受信すると想定する。メッセージAは、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを端末2に提供するユーザプレーンネットワーク要素2の識別子と、ユーザプレーンネットワーク要素2を管理するセッション管理ネットワーク要素2の識別子と、第1のローカルエリアネットワークの識別子と、端末2の識別子又は端末2のアドレスのうちの少なくとも一方とを搬送する。次いで、サービス管理ネットワーク要素は、第1のローカルエリアネットワークについてであるとともに第1のローカルエリアネットワークの識別子に対応する指示情報と、セッション管理ネットワーク要素2の識別子と、ユーザプレーンネットワーク要素2の識別子と、端末2の識別子又は端末2のアドレスのうちの少なくとも一方との間の対応を記憶する。第1のローカルエリアネットワークの指示情報は、例えば、第1のローカルエリアネットワークの識別子又は第1のローカルエリアネットワークのラベルであってよい。第1のローカルエリアネットワークのラベルの関連する説明については、図5に示される以下の実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で説明されない。第1のローカルエリアネットワークの指示情報が第1のローカルエリアネットワークの識別子である場合、第1のローカルエリアネットワークの指示情報は、メッセージAから直接取得されてよい。第1のローカルエリアネットワークの指示情報が第1のローカルエリアネットワークのラベルである場合、第1のローカルエリアネットワークの指示情報は、メッセージAから取得されるローカルエリアネットワークの識別子に基づいて取得されてよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。加えて、メッセージAが端末2のアドレスを含まない場合、端末2の識別子を搬送するメッセージAを受信した後、サービス管理ネットワーク要素は、端末2の識別子に対応する端末2のアドレスを決定し得る。具体的な決定方式については、以下の方法実施形態における説明を参照されたく、詳細は本明細書では説明されない。
加えて、端末3が第1のローカルエリアネットワークにアクセスし、サービス管理ネットワーク要素が、端末3にサービスするセッション管理ネットワーク要素2によって送信されるメッセージFを受信すると想定する。メッセージFは、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを端末3に提供するユーザプレーンネットワーク要素2の識別子と、ユーザプレーンネットワーク要素2を管理するセッション管理ネットワーク要素2の識別子と、第1のローカルエリアネットワークの識別子と、端末3の識別子又は端末3のアドレスのうちの少なくとも一方とを搬送する。次いで、サービス管理ネットワーク要素は、第1のローカルエリアネットワークについてであるとともに第1のローカルエリアネットワークの識別子に対応する指示情報と、セッション管理ネットワーク要素2の識別子と、ユーザプレーンネットワーク要素2の識別子と、端末3の識別子又は端末3のアドレスのうちの少なくとも一方との間の対応を記憶する。第1のローカルエリアネットワークの指示情報の関連する説明については、上記の説明を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
端末2及び端末3が第1のローカルエリアネットワークにアクセスした後で、端末1が、第1のローカルエリアネットワークにアクセスする場合、サービス管理ネットワーク要素は、端末1にサービスするセッション管理ネットワーク要素1によって送信されるメッセージBを受信する。メッセージBは、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを端末1に提供するユーザプレーンネットワーク要素1の識別子と、ユーザプレーンネットワーク要素1を管理するセッション管理ネットワーク要素1の識別子と、第1のローカルエリアネットワークの識別子と、端末1の識別子又は端末1のアドレスのうちの少なくとも一方とを搬送する。次いで、サービス管理ネットワーク要素は、第1のローカルエリアネットワークについてであるとともに第1のローカルエリアネットワークの識別子に対応する指示情報と、セッション管理ネットワーク要素1の識別子と、ユーザプレーンネットワーク要素1の識別子と、端末1の識別子又は端末1のアドレスのうちの少なくとも一方との間の対応を記憶する。第1のローカルエリアネットワークの指示情報の関連する説明については、上記の説明を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。加えて、メッセージBが端末1のアドレスを含まない場合、端末1の識別子を搬送するメッセージBを受信した後、サービス管理ネットワーク要素は、端末1の識別子に対応する端末1のアドレスを決定し得る。具体的な決定方式については、以下の方法実施形態における説明を参照されたく、詳細は本明細書で説明されない。
上記のシナリオに基づいて、ケース1からケース4における以下の4つのローカルエリアネットワーク通信方法が、ローカルエリアネットワークサービス用のセッション管理ネットワーク要素にわたるプライベート通信を実装するために、例として提供される。
ケース1:セッションを作成若しくは更新する処理又は別の処理において、サービス管理ネットワーク要素は、ローカルエリアネットワーク用のトポロジー管理及びユーザプレーン経路管理を提供し得る。加えて、サービス管理ネットワーク要素は経路情報を割り当てる。
具体的には、サービス管理ネットワーク要素がメッセージBを受信した後、サービス管理ネットワーク要素は、メッセージBの中の、第1のローカルエリアネットワークの指示情報に基づいて、及びローカルエリアネットワークの指示情報と、セッション管理ネットワーク要素の識別子と、ユーザプレーンネットワーク要素の識別子と、1つ若しくは複数の端末の識別子又は1つ若しくは複数の端末のアドレスのうちの少なくとも一方との間の、1つ又は複数の端末が第1のローカルエリアネットワークにアクセスするときにサービス管理ネットワーク要素によって記憶された対応を参照して、別のユーザプレーンネットワーク要素が現在、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを別の端末に提供するかどうかを決定し得る。別のユーザプレーンネットワーク要素が現在、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを別の端末に提供する場合、サービス管理ネットワーク要素は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、別のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及びユーザプレーンネットワーク要素1の識別子に基づいて、第1の方向での対応する経路情報を取得し得る。第1の方向での経路情報は、別のユーザプレーンネットワーク要素によって、その宛先アドレスが端末1のアドレスであるデータを、ユーザプレーンネットワーク要素1へルーティングするために使用される。例えば、上記のシナリオを参照すると、この場合、サービス管理ネットワーク要素は、ユーザプレーンネットワーク要素2が、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを端末2及び端末3に提供すると決定し得る。次いで、サービス管理ネットワーク要素は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、ユーザプレーンネットワーク要素2の識別子、及びユーザプレーンネットワーク要素1の識別子に基づいて、経路情報2を取得し得る。経路情報2は、ユーザプレーンネットワーク要素2によって、その宛先アドレスが端末1のアドレスであるデータを、ユーザプレーンネットワーク要素1へルーティングするために使用される。例えば、サービス管理ネットワーク要素は、経路情報2を、以下のようにして取得し得る。ユーザプレーンネットワーク要素1が、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを端末1又は任意の他の端末に対しても提供するのが初めてであるとき、サービス管理ネットワーク要素は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、ユーザプレーンネットワーク要素2の識別子、及びユーザプレーンネットワーク要素1の識別子に基づいて、経路情報2を割り当てる。サービス管理ネットワーク要素が経路情報2を割り当てた後、任意選択で、サービス管理ネットワーク要素は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報と、ソースユーザプレーンネットワーク要素(本明細書ではユーザプレーンネットワーク要素2である)の識別子と、ターゲットユーザプレーンネットワーク要素(本明細書ではユーザプレーンネットワーク要素1である)の識別子と、経路情報2との間の対応を記憶してよい。代替として、ユーザプレーンネットワーク要素1が、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを端末1又は任意の他の端末に対しても提供するのが初めてではないとき、サービス管理ネットワーク要素は、ユーザプレーンネットワーク要素1の識別子、ユーザプレーンネットワーク要素2の識別子、及び第1のローカルエリアネットワークの指示情報に基づいて、第1のローカルエリアネットワークの指示情報と、ソースユーザプレーンネットワーク要素の識別子と、ターゲットユーザプレーンネットワーク要素の識別子と、経路情報との間の記憶された対応を問い合わせ、対応する経路情報2を決定してよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
さらに、サービス管理ネットワーク要素が、第1の方向での対応する経路情報を決定した後、サービス管理ネットワーク要素は、対応するセッション管理ネットワーク要素へ、対応するユーザプレーンネットワーク要素の識別子と、第1の方向での経路情報に関連した情報とを送信し得る。次いで、セッション管理ネットワーク要素は、ユーザプレーンネットワーク要素の識別子に対応するユーザプレーンネットワーク要素へ、ユーザプレーンネットワーク要素上で、第1の方向での経路情報に関連した情報を構成するために、第1の方向での経路情報に関連した情報を送信する。例えば、上記のシナリオを参照すると、経路情報2を取得した後、サービス管理ネットワーク要素は、ルーティングルール2と、ユーザプレーンネットワーク要素2の識別子とを、ユーザプレーンネットワーク要素2を管理するセッション管理ネットワーク要素2へ送信し得る。次いで、セッション管理ネットワーク要素2は、ユーザプレーンネットワーク要素2の識別子に基づいて、ユーザプレーンネットワーク要素2上でルーティングルール2を構成するために、ルーティングルール2を、対応するユーザプレーンネットワーク要素2へ送信し得る。ルーティングルール2は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、端末1のアドレス、及び経路情報2を含む。このようにして、その宛先アドレスが端末1のアドレスであるデータを受信した後、ユーザプレーンネットワーク要素2は、ルーティングルール2に従って、ユーザプレーンネットワーク要素1へデータをルーティングしてよい。次いで、ユーザプレーンネットワーク要素1は、対応するアクセスデバイスを通して、端末1へデータをルーティングする。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
任意選択で、上記のシナリオでは、ユーザプレーンネットワーク要素1が、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを端末1又は任意の他の端末に対しても提供するのが初めてであると想定される。この場合、別のユーザプレーンネットワーク要素が現在、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを別の端末に提供すると決定した後、サービス管理ネットワーク要素は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、別のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及びユーザプレーンネットワーク要素1の識別子に基づいて、第2の方向にあるとともに、第1の方向での経路情報に対応する経路情報をさらに割り当て得る。第2の方向での経路情報は、ユーザプレーンネットワーク要素1によって、対応するユーザプレーンネットワーク要素へ、その宛先アドレスが別の端末のアドレスであるデータをルーティングするために使用される。本明細書での別の端末は、対応するユーザプレーンネットワーク要素が第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを提供する先の端末である。例えば、上記のシナリオを参照すると、この場合、サービス管理ネットワーク要素は、ユーザプレーンネットワーク要素2が、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを端末2及び端末3に提供すると決定し得る。次いで、サービス管理ネットワーク要素は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、ユーザプレーンネットワーク要素2の識別子、及びユーザプレーンネットワーク要素1の識別子に基づいて、経路情報1を割り当て得る。経路情報1は、ユーザプレーンネットワーク要素1によって、その宛先アドレスが端末2のアドレス又は端末3のアドレスであるデータを、ユーザプレーンネットワーク要素2へルーティングするために使用される。
さらに、サービス管理ネットワーク要素が、第2の方向での対応する経路情報を割り当てた後、サービス管理ネットワーク要素は、第2の方向での経路情報に関連した情報を、セッション管理ネットワーク要素1へ送信し得る。次いで、セッション管理ネットワーク要素1は、ユーザプレーンネットワーク要素1上で、第2の方向での経路情報に関連した情報を構成するために、第2の方向での経路情報に関連した情報を、対応するユーザプレーンネットワーク要素1へ送信する。例えば、上記のシナリオを参照すると、経路情報1を決定した後、サービス管理ネットワーク要素は、セッション管理ネットワーク要素1へルーティングルール1を送信し得る。次いで、セッション管理ネットワーク要素1は、ユーザプレーンネットワーク要素1上でルーティングルール1を構成するために、ルーティングルール1を、対応するユーザプレーンネットワーク要素1へ送信する。ルーティングルール1は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、端末2のアドレス、端末3のアドレス、及び経路情報1を含む。このようにして、その宛先アドレスが端末2のアドレス又は端末3のアドレスであるデータを受信した後、ユーザプレーンネットワーク要素1は、ルーティングルール1に従って、ユーザプレーンネットワーク要素2へデータをルーティングしてよい。次いで、ユーザプレーンネットワーク要素2は、対応するアクセスデバイスを通して、端末2又は端末3へデータをルーティングする。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
結論として、上記の解決策によると、セッション管理ネットワーク要素1によって管理されるユーザプレーンネットワーク要素1が第1のローカルエリアネットワークサービスを提供する先の端末1と、セッション管理ネットワーク要素2によって管理されるユーザプレーンネットワーク要素2が第1のローカルエリアネットワークサービスを提供する先の端末2又は端末3との間で、プライベート通信が実装されることが可能である。言い換えると、セッション管理ネットワーク要素にわたるプライベート通信が、ローカルエリアネットワークサービス用に実装されることが可能である。
ケース2:セッションを作成若しくは更新する処理又は別の処理において、サービス管理ネットワーク要素は、ローカルエリアネットワークの中の経路情報を更新しない。そうではなく、例えば、セッション処理を完了した後、セッション管理ネットワーク要素は、必要に応じて、ユーザプレーンネットワーク要素上に構成されたアドレス報告に基づいて、処理されることが可能でないデータパケットの宛先アドレスを取得し、サービス管理ネットワーク要素に対して、宛先アドレスに関連付けられた経路情報を要求し、ユーザプレーンネットワーク要素上でリアルタイムに経路情報を更新する。
具体的には、ユーザプレーンネットワーク要素上に報告ルールが構成され得る。報告ルールは、以下の通りであり得る。ユーザプレーンネットワーク要素が、第1のローカルエリアネットワークへ送信されたデータを検出し、データをユーザプレーン経路情報とマッチングさせるのに失敗したとき、ユーザプレーンネットワーク要素は、対応するセッション管理ネットワーク要素へ、データに対応する宛先アドレス及びソースアドレス(即ち、データの受信機アドレス及び送信機アドレス)ならびに第1のローカルエリアネットワークの識別子などのデータ記述情報を報告する。
さらに、端末1が端末2へデータを送信すると想定すると、ユーザプレーンネットワーク要素1が、その宛先アドレスが端末2のアドレスであるデータを受信した後、ユーザプレーンネットワーク要素1が、その宛先アドレスが端末2のアドレスであるデータについてのどの転送経路情報もマッチングできないことを検出しない場合、ユーザプレーンネットワーク要素1は、セッション管理ネットワーク要素1へアドレス報告を送信する。アドレス報告は、第1のローカルエリアの指示情報と、端末2のアドレス(即ち、宛先アドレス)とを含む。任意選択で、アドレス報告は、端末1のアドレス(即ち、ソースアドレス)をさらに含み得る。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
さらに、アドレス報告を受信した後、セッション管理ネットワーク要素1は、サービス管理ネットワーク要素に対して経路情報1を要求し得る。経路情報1は、ユーザプレーンネットワーク要素1によって、その宛先アドレスが端末2のアドレスであるデータを、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを端末2に提供するユーザプレーンネットワーク要素、例えば、上記のシナリオではユーザプレーンネットワーク要素2へルーティングするために使用される。例えば、セッション管理ネットワーク要素1は、サービス管理ネットワーク要素へメッセージCを送信し得る。メッセージCは、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、ユーザプレーンネットワーク要素1の識別子、及び端末2のアドレスを搬送し、端末2のアドレスに関連付けられた経路情報を要求するために使用される。このようにして、メッセージCを受信した後、サービス管理ネットワーク要素は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報と、セッション管理ネットワーク要素2の識別子と、ユーザプレーンネットワーク要素2の識別子と、端末2の識別子又は端末2のアドレスのうちの少なくとも一方との間の、端末2が第1のローカルエリアネットワークにアクセスするときにサービス管理ネットワーク要素によって記憶された対応に基づいて、端末2のアドレスに対応する端末2に、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを提供するユーザプレーンネットワーク要素がユーザプレーンネットワーク要素2であると決定し得る。さらに、サービス管理ネットワーク要素は、要求された経路情報1を取得し得る。例えば、サービス管理ネットワーク要素は、要求された経路情報1を、以下のようにして取得し得る。ユーザプレーンネットワーク要素1が、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを端末1又は任意の他の端末に対しても提供するのが初めてであるとき、サービス管理ネットワーク要素は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、ユーザプレーンネットワーク要素2の識別子、及びユーザプレーンネットワーク要素1の識別子に基づいて、経路情報1を割り当てる。サービス管理ネットワーク要素が経路情報1を割り当てた後、任意選択で、サービス管理ネットワーク要素は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報と、ソースユーザプレーンネットワーク要素(本明細書ではユーザプレーンネットワーク要素1である)の識別子と、ターゲットユーザプレーンネットワーク要素(本明細書ではユーザプレーンネットワーク要素2である)の識別子と、経路情報1との間の対応を記憶してよい。代替として、ユーザプレーンネットワーク要素1が、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを端末1又は任意の他の端末に対しても提供するのが初めてではないとき、サービス管理ネットワーク要素は、ユーザプレーンネットワーク要素1の識別子、ユーザプレーンネットワーク要素2の識別子、及び第1のローカルエリアネットワークの指示情報に基づいて、第1のローカルエリアネットワークの指示情報と、ソースユーザプレーンネットワーク要素の識別子と、ターゲットユーザプレーンネットワーク要素の識別子と、経路情報との間の記憶された対応を問い合わせ、対応する経路情報1を決定してよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
加えて、任意選択で、メッセージCは、ユーザプレーンネットワーク要素1の識別子は搬送しないが、端末1のアドレスを搬送し得る。このようにして、メッセージCを受信した後、サービス管理ネットワーク要素は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報と、セッション管理ネットワーク要素1の識別子と、ユーザプレーンネットワーク要素1の識別子と、端末1の識別子又は端末1のアドレスのうちの少なくとも一方との間の、端末1が第1のローカルエリアネットワークにアクセスするときにサービス管理ネットワーク要素によって記憶された対応に基づいて、端末1のアドレスに対応する端末1に、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを提供するユーザプレーンネットワーク要素がユーザプレーンネットワーク要素1であると決定する必要がさらにある。次いで、サービス管理ネットワーク要素は、上記のようにして、経路情報1を取得する。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
さらに、対応する経路情報1を取得した後、サービス管理ネットワーク要素は、セッション管理ネットワーク要素1へ経路情報1を送信し得る。次いで、セッション管理ネットワーク要素1は、ユーザプレーンネットワーク要素1上でルーティングルール1を構成するために、アドレス報告を送信するユーザプレーンネットワーク要素1へルーティングルール1(即ち、経路情報1に関連した情報)を送信する。ルーティングルール1は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、端末2のアドレス、及び経路情報1を含む。このようにして、ユーザプレーンネットワーク要素1は、ルーティングルール1に従って、その宛先アドレスが端末2のアドレスである受信されたデータを、ユーザプレーンネットワーク要素2へルーティングし得る。次いで、ユーザプレーンネットワーク要素2は、対応するアクセスデバイスを通して、端末2へデータをルーティングする。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
任意選択で、上記のシナリオでは、メッセージCが端末1のアドレスを搬送する場合、サービス管理ネットワーク要素は、経路情報2をさらに取得し得る。経路情報2は、ユーザプレーンネットワーク要素2によって、その宛先アドレスが端末1のアドレスであるデータを、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを端末1に提供するユーザプレーンネットワーク要素、例えば、上記のシナリオではユーザプレーンネットワーク要素1へルーティングするために使用される。サービス管理ネットワーク要素が経路情報2を取得する方式については、上記のケース1における説明を参照されたい。詳細は本明細書で再び説明されない。
さらに、経路情報2を取得した後、サービス管理ネットワーク要素は、ユーザプレーンネットワーク要素2を管理するセッション管理ネットワーク要素2へ、ルーティングルール2とユーザプレーンネットワーク要素1の識別子とを送信し得る。次いで、セッション管理ネットワーク要素2は、ユーザプレーンネットワーク要素2上でルーティングルール2を構成するために、ルーティングルール2を、ユーザプレーンネットワーク要素2の識別子に対応するユーザプレーンネットワーク要素2へ送信する。ルーティングルール2は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、端末1のアドレス、及び経路情報2を含む。このようにして、その宛先アドレスが端末1のアドレスであるデータを受信した後、ユーザプレーンネットワーク要素2は、ルーティングルール2に従って、ユーザプレーンネットワーク要素1へデータをルーティングしてよい。次いで、ユーザプレーンネットワーク要素1は、対応するアクセスデバイスを通して、端末1へデータをルーティングする。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
当然ながら、本出願の本実施形態において、ルーティングルール2は、ユーザプレーンネットワーク要素2上にさらに構成されなくてよい。そうではなく、アドレス報告が、ユーザプレーンネットワーク要素2上に構成される。端末2が端末1へデータを送信するとき、ユーザプレーンネットワーク要素2が、その宛先アドレスが端末1のアドレスであるデータを受信した後、ユーザプレーンネットワーク要素2が、その宛先アドレスが端末1のアドレスであるデータについてのどの転送経路情報もマッチングできないことを検出した場合、ユーザプレーンネットワーク要素2は、セッション管理ネットワーク要素2へアドレス報告を送信する。次いで、ルーティングルール2は、ユーザプレーンネットワーク要素1上でルーティングルール1を構成する上記の方式と同様の方式で、ユーザプレーンネットワーク要素2上に構成される。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
結論として、上記の解決策によると、セッション管理ネットワーク要素1によって管理されるユーザプレーンネットワーク要素1が第1のローカルエリアネットワークサービスを提供する先の端末1と、セッション管理ネットワーク要素2によって管理されるユーザプレーンネットワーク要素2が第1のローカルエリアネットワークサービスを提供する先の端末2との間で、プライベート通信が実装されることが可能である。言い換えると、セッション管理ネットワーク要素にわたるプライベート通信が、ローカルエリアネットワークサービス用に実装されることが可能である。
ケース3:セッションを作成若しくは更新する処理又は別の処理において、サービス管理ネットワーク要素は、ローカルエリアネットワーク用のトポロジー管理及びユーザプレーン経路管理を提供し得る。加えて、セッション管理ネットワーク要素は経路情報を割り当てる。
特定の実装は、ケース1のものと同様であり、ケース3とケース1との間の差異は、以下の通りである。
一態様では、ユーザプレーンネットワーク要素1が、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを端末1又は任意の他の端末に対しても提供するのが初めてであるとき、ケース3における、第1の方向での経路情報を取得する方式は、ケース1のものとは異なる。ケース1では、ユーザプレーンネットワーク要素1が、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを端末1又は任意の他の端末に対しても提供するのが初めてであるとき、サービス管理ネットワーク要素は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、別のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及びユーザプレーンネットワーク要素1の識別子に基づいて、第1の方向での経路情報を割り当てる。ケース3では、ユーザプレーンネットワーク要素1が、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを端末1又は任意の他の端末に対しても提供するのが初めてであるとき、サービス管理ネットワーク要素は、ユーザプレーンネットワーク要素1を管理するセッション管理ネットワーク要素1に対して、第1の方向での経路情報を要求する。例えば、サービス管理ネットワーク要素は、経路情報2を取得する。ケース1では、ユーザプレーンネットワーク要素1が、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを端末1又は任意の他の端末に対しても提供するのが初めてであるとき、サービス管理ネットワーク要素は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、ユーザプレーンネットワーク要素2の識別子、及びユーザプレーンネットワーク要素1の識別子に基づいて、経路情報2を割り当てる。しかし、ケース3では、ユーザプレーンネットワーク要素1が、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを端末1又は任意の他の端末に対しても提供するのが初めてであるとき、サービス管理ネットワーク要素は、ユーザプレーンネットワーク要素1を管理するセッション管理ネットワーク要素1に対して、経路情報2を要求する。セッション管理ネットワーク要素1が経路情報2を割り当てた後、セッション管理ネットワーク要素1は、経路情報2をサービス管理ネットワーク要素へ送信する。関連する実装については、図7に示される以下の実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
別の態様では、サービス管理ネットワーク要素が第2の方向での経路情報を取得する方式は、ケース1でのものとは異なる。ケース1では、ユーザプレーンネットワーク要素1が、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを端末1又は任意の他の端末に対しても提供するのが初めてであるとき、サービス管理ネットワーク要素は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、別のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及びユーザプレーンネットワーク要素1の識別子に基づいて、第2の方向での経路情報を割り当て、第2の方向での経路情報を、ユーザプレーンネットワーク要素1に対応するセッション管理ネットワーク要素1へ送信する。ユーザプレーンネットワーク要素1が、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを端末1又は任意の他の端末に対しても提供するのが初めてではないとき、サービス管理ネットワーク要素は、第2の方向での経路情報を取得する必要がない。ケース3では、サービス管理ネットワーク要素は、第1の方向での対応する経路情報を取得し、対応するユーザプレーンネットワーク要素の識別子と、第1の方向での経路情報に関連した情報とを、対応するセッション管理ネットワーク要素へ送信する。次いで、第1の方向での経路情報の各断片について、セッション管理ネットワーク要素は、第2の方向であるとともに、第1の方向での経路情報に対応する経路情報が、対応するユーザプレーンネットワーク要素上に存在しないと決定した場合、セッション管理ネットワーク要素は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、ユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及びユーザプレーンネットワーク要素1の識別子に基づいて、第2の方向での対応する経路情報を割り当て、次いで、第2の方向での経路情報をサービス管理ネットワーク要素へ送信する。例えば、サービス管理ネットワーク要素は、経路情報1を取得する。ケース1では、ユーザプレーンネットワーク要素1が、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを端末1又は任意の他の端末に対しても提供するのが初めてであるとき、サービス管理ネットワーク要素は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、ユーザプレーンネットワーク要素2の識別子、及びユーザプレーンネットワーク要素1の識別子に基づいて、経路情報1を割り当て、経路情報1を、ユーザプレーンネットワーク要素1に対応するセッション管理ネットワーク要素1へ送信する。ユーザプレーンネットワーク要素1が、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを端末1又は任意の他の端末に対しても提供するのが初めてではないとき、サービス管理ネットワーク要素は、経路情報1を取得する必要がない。ケース3では、サービス管理ネットワーク要素は、経路情報2を決定し、ユーザプレーンネットワーク要素2の識別子と、経路情報2に関連した情報とを、ユーザプレーンネットワーク要素2を管理するセッション管理ネットワーク要素2へ送信する。次いで、経路情報2に対応する経路情報1が、対応するユーザプレーンネットワーク要素2上に存在しないとセッション管理ネットワーク要素2が決定した場合、セッション管理ネットワーク要素2は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、ユーザプレーンネットワーク要素2の識別子、及びユーザプレーンネットワーク要素1の識別子に基づいて、経路情報1を割り当て、次いで、経路情報1をサービス管理ネットワーク要素へ送信する。
関連する他の説明については、ケース1における説明を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
ケース4:サービス管理ネットワーク要素は、ローカルエリアネットワークにユーザプレーン経路管理を提供しない。そうではなく、異なるセッション管理ネットワーク要素が、経路情報を更新するために互いと交渉する。
具体的には、サービス管理ネットワーク要素がメッセージBを受信した後、サービス管理ネットワーク要素は、メッセージBの中の、第1のローカルエリアネットワークの指示情報に基づいて、及びローカルエリアネットワークの指示情報と、セッション管理ネットワーク要素の識別子と、ユーザプレーンネットワーク要素の識別子と、端末の識別子又は端末のアドレスのうちの少なくとも一方との間の、1つ又は複数の端末が第1のローカルエリアネットワークにアクセスするときにサービス管理ネットワーク要素によって記憶された対応を参照して、別のユーザプレーンネットワーク要素が現在、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを別の端末に提供するかどうかを決定し得る。別のユーザプレーンネットワーク要素が現在、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを別の端末に提供する場合、サービス管理ネットワーク要素は、セッション管理ネットワーク要素1へ、別のユーザプレーンネットワーク要素の識別子と、別のユーザプレーンネットワーク要素に対応するセッション管理ネットワーク要素の識別子と、対応する第1のローカルエリアネットワークの指示情報とを戻してよい(代替として、セッション管理ネットワーク要素1は、第1のローカルエリアネットワークの識別子を、第1のローカルエリアネットワークの指示情報として使用する)。次いで、セッション管理ネットワーク要素1は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、別のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及びユーザプレーンネットワーク要素1の識別子に基づいて、第1の方向での対応する経路情報を取得する。第1の方向での経路情報は、別のユーザプレーンネットワーク要素によって、その宛先アドレスが端末1のアドレスであるデータを、ユーザプレーンネットワーク要素1へルーティングするために使用される。さらに、セッション管理ネットワーク要素1は、別のユーザプレーンネットワーク要素に対応するセッション管理ネットワーク要素のものであるとともにサービス管理ネットワーク要素によって送信される識別子に基づいて、対応するセッション管理ネットワーク要素へメッセージDを送信し得る。メッセージDは、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、端末1のアドレス、第1の方向での対応する経路情報、及び対応するユーザプレーンネットワーク要素の識別子を含む。セッション管理ネットワーク要素は、対応するユーザプレーンネットワーク要素の識別子に基づいて、ユーザプレーンネットワーク要素上で、第1の方向での経路情報に関連した情報を構成するために、第1の方向での経路情報に関連した情報(情報は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、端末1のアドレス、及び第1の方向での対応する経路情報を含む)を、対応するユーザプレーンネットワーク要素へ送信する。セッション管理ネットワーク要素1が第1の方向での対応する経路情報を取得する方式については、ケース1において、サービス管理ネットワーク要素が第1の方向での対応する経路情報を取得する方式を参照されたい。例えば、ケース1におけるサービス管理ネットワーク要素が、ケース4におけるセッション管理ネットワーク要素1によって置き換えられるという点で差異がある。関連する他の説明については、ケース1における説明を参照されたい。詳細について、本明細書で再び説明しない。
例えば、上記のシナリオを参照すると、サービス管理ネットワーク要素は、ユーザプレーンネットワーク要素2が、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを端末2及び端末3に提供すると決定し得る。この場合、サービス管理ネットワーク要素は、セッション管理ネットワーク要素1へ、ユーザプレーンネットワーク要素2の識別子、セッション管理ネットワーク要素2の識別子、及び第1のローカルエリアネットワークの対応する指示情報を送信する(代替として、セッション管理ネットワーク要素1は、第1のローカルエリアネットワークの識別子を、第1のローカルエリアネットワークの指示情報として使用する)。次いで、セッション管理ネットワーク要素1は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、ユーザプレーンネットワーク要素2の識別子、及びユーザプレーンネットワーク要素1の識別子に基づいて、経路情報2を取得する。経路情報2は、ユーザプレーンネットワーク要素2によって、その宛先アドレスが端末1のアドレスであるデータを、ユーザプレーンネットワーク要素1へルーティングするために使用される。さらに、セッション管理ネットワーク要素1は、サービス管理ネットワーク要素によって送信される、対応するセッション管理ネットワーク要素2の識別子に基づいて、ルーティングルール2及びユーザプレーンネットワーク要素2の識別子をセッション管理ネットワーク要素2へ送信し得る。次いで、セッション管理ネットワーク要素2は、ユーザプレーンネットワーク要素2の識別子に基づいて、ユーザプレーンネットワーク要素2上でルーティングルール2を構成するために、ルーティングルール2を、対応するユーザプレーンネットワーク要素2へ送信する。ルーティングルール2は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、端末1のアドレス、及び経路情報2を含む。このようにして、その宛先アドレスが端末1のアドレスであるデータを受信した後、ユーザプレーンネットワーク要素2は、ルーティングルール2に従って、ユーザプレーンネットワーク要素1へデータをルーティングしてよい。次いで、ユーザプレーンネットワーク要素1は、対応するアクセスデバイスを通して、端末1へデータをルーティングする。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
さらに、別のセッション管理ネットワーク要素がセッション管理ネットワーク要素1からメッセージDを受信した後、第1の方向での経路情報の各断片について、セッション管理ネットワーク要素は、第2の方向であるとともに、第1の方向での経路情報に対応する経路情報が、対応するユーザプレーンネットワーク要素上に存在しないと決定し、セッション管理ネットワーク要素は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、ユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及びユーザプレーンネットワーク要素1の識別子に基づいて、第2の方向での対応する経路情報を割り当て、次いで、第2の方向での経路情報をサービス管理ネットワーク要素へ送信する。第2の方向での経路情報は、ユーザプレーンネットワーク要素1によって、その宛先アドレスが別の端末のアドレスであるデータを、対応するユーザプレーンネットワーク要素へルーティングするために使用される。本明細書の別の端末は、対応するユーザプレーンネットワーク要素が第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを提供する端末である。さらに、サービス管理ネットワーク要素は、セッション管理ネットワーク要素1へ、対応するユーザプレーンネットワーク要素1の識別子ならびに第2の方向での経路情報に関連した情報(情報は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、別の端末のアドレス、及び第2の方向での対応する経路情報を含む)を送信し得る。次いで、セッション管理ネットワーク要素1は、ユーザプレーンネットワーク要素1上で、第2の方向での経路情報に関連した情報を構成するために、ユーザプレーンネットワーク要素1の識別子に基づいて、第2の方向での経路情報に関連した情報を、対応するユーザプレーンネットワーク要素1へ送信する。例えば、上記のシナリオを参照すると、セッション管理ネットワーク要素1からメッセージDを受信した後、セッション管理ネットワーク要素2は、経路情報2に対応する経路情報1が、対応するユーザプレーンネットワーク要素2上に存在しないと決定することが仮定される。この場合では、セッション管理ネットワーク要素2は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、ユーザプレーンネットワーク要素2の識別子、及びユーザプレーンネットワーク要素1の識別子に基づいて、対応する経路情報1を割り当てる。経路情報1は、ユーザプレーンネットワーク要素1によって、その宛先アドレスが端末2のアドレス又は端末3のアドレスであるデータを、ユーザプレーンネットワーク要素2へルーティングするために使用される。さらに、サービス管理ネットワーク要素は、ルーティングルール1及びユーザプレーンネットワーク要素1の識別子(任意選択)を、セッション管理ネットワーク要素1へ送信し得る。次いで、セッション管理ネットワーク要素1は、ユーザプレーンネットワーク要素1の識別子に基づいて、ユーザプレーンネットワーク要素1上でルーティングルール1を構成するために、ルーティングルール1を、対応するユーザプレーンネットワーク要素1へ送信する。ルーティングルール1は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、端末2のアドレス、端末3のアドレス、及び経路情報1を含む。このようにして、その宛先アドレスが端末2のアドレス又は端末3のアドレスであるデータを受信した後、ユーザプレーンネットワーク要素1は、ルーティングルール1に従って、ユーザプレーンネットワーク要素2へデータをルーティングしてよい。次いで、ユーザプレーンネットワーク要素2は、対応するアクセスデバイスを通して、端末2又は端末3へデータをルーティングする。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
結論として、上記の解決策によると、セッション管理ネットワーク要素1によって管理されるユーザプレーンネットワーク要素1が第1のローカルエリアネットワークサービスを提供する先の端末1と、セッション管理ネットワーク要素2によって管理されるユーザプレーンネットワーク要素2が第1のローカルエリアネットワークサービスを提供する先の端末2又は端末3との間で、プライベート通信が実装されることが可能である。言い換えると、セッション管理ネットワーク要素にわたるプライベート通信が、ローカルエリアネットワークサービス用に実装されることが可能である。
任意選択で、図1に示される通信システムは、現行の5Gネットワーク又は別の将来のネットワークに適用され得る。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
例えば、図2に示されるように、図1に示される通信システムは、現行の5Gネットワークに適用され、図1のセッション管理ネットワーク要素1に対応するネットワーク要素又はエンティティは、5GネットワークアーキテクチャにおけるSMFネットワーク要素1であってよく、図1のセッション管理ネットワーク要素2に対応するネットワーク要素又はエンティティは、5GネットワークアーキテクチャにおけるSMFネットワーク要素2であってよく、図1のユーザプレーンネットワーク要素1に対応するネットワーク要素又はエンティティは、5GネットワークアーキテクチャにおけるUPFネットワーク要素1であってよく、図1のユーザプレーンネットワーク要素2に対応するネットワーク要素又はエンティティは、5GネットワークアーキテクチャにおけるUPFネットワーク要素2であってよく、図1のサービス管理ネットワーク要素に対応するネットワーク要素又はエンティティは、5Gネットワークアーキテクチャにおける5GLAN SMF(5GLAN SMF、LSMF)ネットワーク要素であってよい。上記のローカルエリアネットワークは、5GLANであってよい。加えて、表現によっては、5GLANは、LAN、LANタイプサービス(type service)、LAN仮想ネットワーク(virtual network、VN)、5GLANタイプサービス、5GLAN−VN、5GLANグループ(group)、LANグループなどとも呼ばれ得る。LSMFネットワーク要素は、5GLANグループ管理機能(group management function、GMF)ネットワーク要素、5GLAN経路管理機能(path management function、PMF)ネットワーク要素、5GLANアドレス解決機能(address resolution function、ARF)ネットワーク要素、5GLANグループコントローラ/制御機能(group controller/control function、GCF)ネットワーク要素、5GLAN構成コントローラ/制御機能(configuration controller/control function、CCF)ネットワーク要素、5GLAN構成管理機能(configuration management function、CMF)ネットワーク要素、5GLANタイプサービス管理機能(5GLAN−type service management function、5LSMF)ネットワーク要素、5GLAN仮想ネットワーク管理機能(5GLAN−VN management function、5LVMF)ネットワーク要素、5GLAN仮想ネットワークコントローラ(5GLAN−VN controller、5LVC)、5GLANコントローラ(5GLAN controller、5LC)、5GLANタイプサービスコントローラ(5GLAN−type service controller、5LSC)などとも呼ばれ得る。5GLAN及びLSMFネットワーク要素の名称は、本出願の本実施形態において特に制限されない。
本出願の本実施形態において、LSMFネットワーク要素は、5GLANのトポロジー構造と、5GLAN中の異なるUPFネットワーク要素の間のルーティングとを管理するように構成される。例えば、LSMFネットワーク要素は、端末が5GLANにアクセスするロケーションに基づいて、SMFネットワーク要素若しくはUPFネットワーク要素を5GLANに動的に追加することができるか、又は端末の動きに基づいて、SMFネットワーク要素若しくはUPFネットワーク要素を動的に更新することができる。代替として、LSMFネットワーク要素は、アドレス変更、例えば、5GLAN中の端末の新規アドレスの追加又は古いアドレスの消去に基づいて、5GLANにおけるルーティングを更新して、5GLANが5GLANプライベート通信、即ち、端末の間の二地点間データ伝送を満たすことが可能であることを保証することができる。代替として、端末にサービスするSMFネットワーク要素が、別の端末にサービスするSMFネットワーク要素とは異なることをLSMFネットワーク要素が検出したとき、LSMFネットワーク要素は、2つのSMFネットワーク要素の間の交渉を通して、対応するUPFネットワーク要素の間のルーティングを更新する。UPFネットワーク要素が端末に5GLANサービスを提供するのが初めてである場合、ルーティングの更新中に、UPFネットワーク要素と別のUPFネットワーク要素との間の転送経路が確立される必要がある。
加えて、図2に示されるように、現行の5Gネットワークは、アクセスデバイス1、アクセスデバイス2、アクセス及びモビリティ管理機能(core access and mobility management function、AMF)ネットワーク要素、認証サーバ機能(authentication server function、AUSF)ネットワーク要素、ネットワークスライス選択機能(network slice selection function、NSSF)ネットワーク要素、ネットワーク露出機能(network exposure function、NEF)ネットワーク要素、ネットワークリポジトリ機能(network exposure function Repository Function、NRF)ネットワーク要素、ポリシー制御機能(policy control function、PCF)ネットワーク要素、統合データ管理(Unified Data Management、UDM)ネットワーク要素、アプリケーション機能(application function、AF)ネットワーク要素などをさらに含み得る。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
図2に示されるように、端末1が、アクセスデバイス1を通して5Gネットワークにアクセスし、端末1は、次世代(next generation、N)1インターフェース(略してN1)を通してAMFネットワーク要素と通信する。端末2が、アクセスデバイス2を通して5Gネットワークにアクセスし、端末2は、N1を通してAMFネットワーク要素と通信する。端末3が、アクセスデバイス2を通して5Gネットワークにアクセスし、端末3は、N1を通してAMFネットワーク要素と通信する。アクセスデバイス1又はアクセスデバイス2は、N2インターフェース(略してN2)を通してAMFネットワーク要素と通信する。アクセスデバイス1は、N3インターフェース(略してN3)を通してUPFネットワーク要素1と通信し、アクセスデバイス2は、N3を通してUPFネットワーク要素2と通信する。SMFネットワーク要素1は、N4インターフェース(略してN4)を通してUPFネットワーク要素1と通信し、SMFネットワーク要素2は、N4を通してUPFネットワーク要素2と通信する。UPFネットワーク要素1は、Nxインターフェース(略してNx)を通してUPFネットワーク要素2と通信する。代替として、UPFネットワーク要素1又はUPFネットワーク要素2は、N6インターフェース(略してN6)を通してデータネットワークにアクセスする。Nxインターフェースは、既存のN9インターフェース若しくは既存のN6インターフェースを再利用してよいか、又は新たな定義されたインターフェースであってよい。これは、制限されない。加えて、図2に示されるAUSFネットワーク要素、AMFネットワーク要素、SMFネットワーク要素、NSSFネットワーク要素、NEFネットワーク要素、NRFネットワーク要素、PCFネットワーク要素、UDMネットワーク要素、及びAFネットワーク要素などの制御プレーンネットワーク要素は、代替として、サービスベースのインターフェースを通して互いと対話し得る。例えば、AUSFネットワーク要素によって提示されるサービスベースのインターフェースはNausfであってよく、AMFネットワーク要素によって提示されるサービスベースのインターフェースはNamfであってよく、SMFネットワーク要素によって提示されるサービスベースのインターフェースはNsmfであってよく、NSSFネットワーク要素によって提示されるサービスベースのインターフェースはNnssfであってよく、NEFネットワーク要素によって提示されるサービスベースのインターフェースはNnefであってよく、NRFネットワーク要素によって提示されるサービスベースのインターフェースはNnrfであってよく、PCFネットワーク要素によって提示されるサービスベースのインターフェースはNpcfであってよく、UDMネットワーク要素によって提示されるサービスベースのインターフェースはNudmであってよく、AFネットワーク要素によって提示されるサービスベースのインターフェースはNafであってよい。関連する説明については、規格TS23.501における5Gシステムアーキテクチャ(5G system architecture)の図を参照されたい。詳細は、本明細書で説明されない。
図3は、既存の5GLANサービスのユーザプレーンアーキテクチャの概略図である。端末は、5GLANサービスを提供するUPFネットワーク要素へのセッションを確立して、5GLANサービスを提供するUPFネットワーク要素にアクセスする。上記で説明されたように、5GLANサービスを提供するUPFネットワーク要素は、N6を通してデータネットワークの中の既存のLANと通信してもよく、例えば、LANの中のパーソナルコンピュータ(personal computer、PC)と通信し得る。代替として、5GLANサービスを提供するUPFネットワーク要素は、異なる端末のセッションをUPFネットワーク要素の間の内部接続を通して関連付けて、プライベート通信を実装し得る。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
任意選択で、本出願の本実施形態における端末(terminal)は、ワイヤレス通信機能を有する、様々なハンドヘルドデバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、及びコンピューティングデバイス、又はワイヤレスモデムに接続された他の処理デバイスを含んでよい。端末は、加入者ユニット(subscriber unit)、セルラーフォン(cellular phone)、スマートフォン(smartphone)、ワイヤレスデータカード、携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)コンピュータ、タブレットコンピュータ、ワイヤレスモデム(modem)、ハンドヘルド(handheld)デバイス、ラップトップコンピュータ(laptop computer)、コードレスフォン(cordless phone)、又はワイヤレスローカルループ(wireless local loop、WLL)局、マシンタイプ通信(machine type communication、MTC)端末、ユーザ機器(user equipment、UE)、移動局(mobile station、MS)、端末デバイス(terminal device)、中継ユーザ機器などをさらに含んでよい。中継ユーザ機器は、例えば、5G宅内ゲートウェイ(residential gateway、RG)であってよい。説明しやすいように、本出願では、上述のデバイスは端末と総称される。
任意選択で、本出願の実施形態におけるアクセスデバイス(アクセスデバイス1又はアクセスデバイス2を含む)とは、コアネットワークにアクセスするデバイスであり、例えば、基地局、広帯域ネットワークゲートウェイ(broadband network gateway、BNG)、集約スイッチ、又は非第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd generation partnership project、3GPP)アクセスデバイスであってよい。基地局は、様々な形態をなす基地局、例えば、マクロ基地局、マイクロ基地局(スモールセルとも呼ばれる)、中継局、及びアクセスポイントを含んでよい。
任意選択で、本出願の実施形態における図1のサービス管理ネットワーク要素、セッション管理ネットワーク要素1、又はセッション管理ネットワーク要素2は、1つのデバイスによって実装されてよいか、又は複数のデバイスによって共同で実装されてよいか、又はデバイスの中の機能モジュールであってよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。上記の機能が、ハードウェアデバイスの中のネットワーク要素であってよいか、又は専用ハードウェア上で実行するソフトウェア機能であってよいか、又はプラットフォーム(例えば、クラウドプラットフォーム)上でインスタンス化された仮想化機能であってよいことが、理解され得る。
例えば、本出願の実施形態における図1のサービス管理ネットワーク要素、セッション管理ネットワーク要素1、又はセッション管理ネットワーク要素2は、図4の通信デバイスによって実装され得る。図4は、本出願の実施形態による通信デバイス400のハードウェア構造の概略図である。通信デバイス400は、プロセッサ401、通信線402、メモリ403、及び少なくとも1つの通信インターフェースを含む(図4は、通信デバイス400が通信インターフェース404を含む例を使用することによってのみ説明される)。
プロセッサ401は、汎用中央処理ユニット(central processing unit、CPU)、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(application−specific integrated circuit、ASIC)、又は本出願の解決策のプログラム実行を制御するように構成された1つ若しくは複数の集積回路であってよい。
通信線402は、上記の構成要素の間で情報を伝送するための経路を含んでよい。
通信インターフェース404は、トランシーバなどの任意の装置を通して、イーサネット、無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)、又はワイヤレスローカルエリアネットワーク(wireless local area networks、WLAN)などの、別のデバイス又は通信ネットワークと通信するように構成される。
メモリ403は、読取り専用メモリ(read−only memory、ROM)、若しくは静的な情報及び命令を記憶できる別のタイプのスタティック記憶デバイス、又はランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)、若しくは情報及び命令を記憶できる別のタイプのダイナミック記憶デバイスであってよい。代替として、メモリ403は、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(electrically erasable programmable read−only memory、EEPROM)、コンパクトディスク読取り専用メモリ(compact disc read−only memory、CD−ROM)若しくは別のコンパクトディスクストレージ、光ディスクストレージ(コンパクト光ディスク、レーザーディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク、Blu−rayディスクなどを含む)、磁気ディスク記憶媒体若しくは別の磁気記憶デバイス、又は命令若しくはデータ構造の形態の予想されるプログラムコードを搬送若しくは記憶するために使用されることができ、かつコンピュータによってアクセスされることができる、任意の他の媒体であってよい。しかし、メモリ403はそれらに制限されない。メモリは独立して存在してよく、通信線402を通してプロセッサに接続される。代替として、メモリはプロセッサと統合されてよい。
メモリ403は、本出願の解決策を実行するためのコンピュータ実行可能命令を記憶するように構成され、プロセッサ401がその実行を制御する。プロセッサ401は、メモリ403に記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行して、本出願の以下の実施形態において提供されるローカルエリアネットワーク通信方法を実装するように構成される。
任意選択で、本出願の本実施形態におけるコンピュータ実行可能命令は、アプリケーションプログラムコードと呼ばれることもある。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
特定の実装中、実施形態では、プロセッサ401は、1つ又は複数のCPU、例えば、図4のCPU0及びCPU1を含んでよい。
特定の実装中、実施形態では、通信デバイス400は、複数のプロセッサ、例えば、図4のプロセッサ401及びプロセッサ408を含んでよい。プロセッサの各々は、シングルコアプロセッサ(シングルCPU)又はマルチコアプロセッサ(マルチCPU)であってよい。本明細書におけるプロセッサとは、データ(例えば、コンピュータプログラム命令)を処理するように構成された1つ又は複数のデバイス、回路、及び/又は処理コアを指してよい。
特定の実装中、実施形態では、通信デバイス400は、出力デバイス405及び入力デバイス406をさらに含んでよい。出力デバイス405はプロセッサ401と通信し、複数の方式で情報を表示し得る。例えば、出力デバイス405は、液晶ディスプレイ(liquid crystal display、LCD)、発光ダイオード(light emitting diode、LED)ディスプレイデバイス、陰極線管(cathode ray tube、CRT)ディスプレイデバイス、プロジェクタ(projector)などであってよい。入力デバイス406はプロセッサ401と通信し、複数の方式でユーザの入力を受信し得る。例えば、入力デバイス406は、マウス、キーボード、タッチスクリーンデバイス、又は感知デバイスであってよい。
通信デバイス400は、汎用デバイス又は専用デバイスであってよい。特定の実装中、通信デバイス400は、デスクトップコンピュータ、ポータブルコンピュータ、ネットワークサーバ、携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)、モバイルフォン、タブレットコンピュータ、ワイヤレス端末デバイス、組込みデバイス、又は図4のそれと同様の構造を有するデバイスであってよい。通信デバイス400のタイプは、本出願の本実施形態において制限されない。
以下のことは、図1から図4を参照して、本出願の実施形態において提供されるローカルエリアネットワーク通信方法を詳細に説明する。
本出願の以下の実施形態において、ネットワーク要素の間のメッセージの名称、メッセージの中のパラメータの名称などが例にすぎず、特定の実装において他の名称があり得ることに留意されたい。このことは、本出願の実施形態において特に制限されない。
最初に、図1に示される通信システムが図2に示される5Gネットワークに適用され、セッション管理ネットワーク要素1がSMFネットワーク要素1であり、セッション管理ネットワーク要素2がSMFネットワーク要素2であり、ユーザプレーンネットワーク要素1がUPFネットワーク要素1であり、かつユーザプレーンネットワーク要素2がUPFネットワーク要素2である一例が、説明のために使用される。セッションを作成若しくは更新する処理又は別の処理において、LSMFネットワーク要素が5GLAN用のトポロジー管理及びユーザプレーン経路管理を提供し得ることが想定される。加えて、LSMFネットワーク要素は経路情報を割り当てるとともに管理する(そのことは上記のケース1に対応する)。図5は、本出願の実施形態によるローカルエリアネットワーク通信方法を示す。ローカルエリアネットワーク通信方法は以下のステップを含む。
S502:AMFネットワーク要素が、セッション管理(session management、SM)コンテキスト更新(update)要求又はSMコンテキスト作成(create)要求をSMFネットワーク要素1へ送信し、SMFネットワーク要素1が、AMFネットワーク要素からSMコンテキスト更新要求又はSMコンテキスト作成要求を受信する。
SMコンテキスト更新要求又はSMコンテキスト作成要求は、セッション識別子(セッションID)、及び端末1の識別子を含む。
任意選択で、本出願の本実施形態では、AMFネットワーク要素は、端末1からセッション確立要求メッセージを受信した後にステップS502を実施し得る。代替として、AMFネットワーク要素は、端末1からセッション更新要求メッセージを受信した後にステップS502を実施する。代替として、AMFネットワーク要素は、端末1から登録要求メッセージ又はサービス要求メッセージを受信した後にステップS502を実施する。代替として、AMFネットワーク要素は、第1のアクセスデバイスからハンドオーバ要求メッセージを受信した後にステップS502を実施する。いつ又はどのようにステップS502を実施すべきかは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
任意選択で、AMFネットワーク要素は、第1のアクセスデバイスからハンドオーバ要求メッセージを受信した後にステップS502を実施する。対応するシナリオが、端末1に現在サービスするSMFネットワーク要素3から、端末1をサービスすることになるSMFネットワーク要素1に、端末1がハンドオーバされることであることが想定される。この場合、対応するSMコンテキスト更新要求又はSMコンテキスト作成要求は、SMFネットワーク要素3の識別子、及びセッション識別子をさらに含んでよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
任意選択で、端末1からセッション確立要求メッセージを受信した後にAMFネットワーク要素がステップS502を実施する場合、AMFネットワーク要素によってSMFネットワーク要素1へ送信されるSMコンテキスト作成要求は、SMメッセージを含んでよい。SMメッセージは、例えば、セッション確立要求メッセージであってよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
代替として、端末1からセッション更新要求メッセージを受信した後にAMFネットワーク要素がステップS502を実施する場合、AMFネットワーク要素によってSMFネットワーク要素1へ送信されるSMコンテキスト更新要求は、SMメッセージを含んでよい。SMメッセージは、例えば、セッション更新要求メッセージであってよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
任意選択で、SMコンテキスト更新要求又はSMコンテキスト作成要求は、セッションのLAN IDをさらに含んでよい。代替として、SMメッセージが、セッションのLAN IDをさらに含んでよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
本出願の本実施形態では、LAN IDは、5GLANグループの識別子として理解されてよい。言い換えると、LAN IDは、5GLANグループ、5G LAN−VN、又は特定の5GLANサービスを表すために使用され得る。同じLAN IDを使用する端末は、同じ5GLANグループに属し、LAN IDに対応する5GLANサービスを使用してよいか、又はLAN IDに対応する5GLAN−VNを使用してよい。言い換えると、ローカルエリアネットワークプライベート通信は、同じLAN IDを使用する端末の間で実施され得る。本明細書では概略的な説明が提供され、詳細は以下で再び説明されない。
任意選択で、フォーマットに関して、LAN IDは、特別なドメイン名(例えば、データネットワーク名(data network name、DNN))、完全修飾されたドメイン名(fully qualified domain name、FQDN)、VID、文字列、内部グループ識別子(internal group identifier)、外部グループ識別子(external group identifier)、シーケンス番号などであってよい。加えて、LAN IDは、いくつかの特別なフォーマットをさらに使用し得る。例えば、LAN IDは、プロバイダ情報、事業者情報、ネットワーク情報、ドメイン情報などをさらに含んでよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
S503:SMFネットワーク要素1は、セッションのLAN IDを取得し、端末1にサービスすべきUPFネットワーク要素1を選択する。
例えば、本出願の本実施形態では、SMFネットワーク要素1は、以下の方式でセッションのLAN IDを取得し得る。即ち、例えば、SMFネットワーク要素1は、SMコンテキスト更新要求又はSMコンテキスト作成要求からセッションのLAN IDを取得し得る。代替として、SMFネットワーク要素1は、SMコンテキスト更新要求又はSMコンテキスト作成要求の中のSMメッセージからセッションのLAN IDを取得してよい。代替として、SMFネットワーク要素1は、SMコンテキスト更新要求又はSMコンテキスト作成要求の中のセッション識別子に基づいて、ローカルのUEコンテキストからセッションのLAN IDを取得してよい。代替として、ステップS502において説明されたハンドオーバシナリオでは、SMFネットワーク要素1は、SMFネットワーク要素3の識別子、及びSMコンテキスト更新要求又はSMコンテキスト作成要求の中にあるセッション識別子に基づいて、SMFネットワーク要素3からセッションのLAN IDを取得してよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
SMFネットワーク要素1がUPFネットワーク要素1を選択する方式については、従来の技術を参照されたい。詳細は、本明細書で説明されない。
S504:SMFネットワーク要素1は、メッセージ1をLSMFネットワーク要素へ送信し、LSMFネットワーク要素は、SMFネットワーク要素1からメッセージ1を受信する。
メッセージ1は、セッションのLAN ID、端末1の識別子、SMFネットワーク要素1の識別子、及びUPFネットワーク要素1の識別子を含み、5GLANに接続される端末についての情報を更新するために使用される。
任意選択で、本出願の本実施形態では、端末1の識別子は、例えば、加入永久識別子(subscription permanent identifier、SUPI)、国際モバイル加入者識別(international mobile subscriber identification number、IMSI)、モバイル加入者統合サービスデジタルネットワーク(mobile station integrated services digital network number、MSISDN)番号、グローバル一意一時識別(global unique temporary identifier、GUTI)、データネットワークに関係する識別(例えば、ネットワークアクセス識別子(network access identifier、NAI)、又はローカルエリアネットワークに特有のユーザ識別子であってよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
本出願の本実施形態では、SMFネットワーク要素1からメッセージ1を受信した後、LSMFネットワーク要素は、端末1の識別子に対応する端末1のアドレスを決定し得る。例えば、LSMFネットワーク要素は、LAD IDに対応するアドレスプールを使用することによって端末1のアドレスを割り当てる。代替として、LSMFネットワーク要素は、動的ホスト構成プロトコル(dynamic host configuration protocol、DHCP)サーバ又はデータネットワーク認証、許可、及び課金(data network−authentication, authorization, accounting、DN−AAA)サーバから端末1のアドレスを取得する。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
任意選択で、本出願の本実施形態では、端末1のアドレスは、例えば、インターネットプロトコルバージョン4(internet protocol version 4、IPv4)アドレス、インターネットプロトコルバージョン6(internet protocol version 6、Ipv6)アドレス、メディアアクセス制御(media access control、MAC)アドレス、又はMACアドレス+仮想ローカルエリアネットワーク識別子(virtual local area network identify、VID)であってよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
任意選択で、本出願の本実施形態では、セッションのLAN IDがLAN ID1であることを想定すると、LSMFネットワーク要素が、5GLANに接続される端末についての情報を更新することは、例えば、LSMFネットワーク要素が、LAN ID1と、SMFネットワーク要素1の識別子と、UPFネットワーク要素1の識別子と、端末1の識別子又は端末1のアドレスのうちの少なくとも一方との間の対応を記憶することであってよい。例えば、5GLANに接続される端末についての更新済みの情報が、表1又は表2に示されてよく、LAN ID、SMFネットワーク要素の識別子と、UPFネットワーク要素の識別子と、端末の識別子又は端末のアドレスのうちの少なくとも一方との間の対応を含む。
LAN ID1に対応する5GLANに端末1がアクセスする前に、LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素2が提供する先の端末2及び端末3が、LAN ID1に対応する5GLANにアクセスしている一例を使用することによって、表1が説明される。UPFネットワーク要素2はSMFネットワーク要素2によって管理される。LAN ID1に対応する5GLANに端末1がアクセスする前に、LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素2が提供する先の端末2及び端末3が、LAN ID1に対応する5GLANにアクセスしており、かつLAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素1が提供する先の端末4が、LAN ID1に対応する5GLANにアクセスしている一例を使用することによって、表2が説明される。UPFネットワーク要素2はSMFネットワーク要素2によって管理され、UPFネットワーク要素1はSMFネットワーク要素1によって管理される。本明細書では概略的な説明が提供され、詳細は以下で再び説明されない。
表1又は表2は、5GLANに接続される端末についての情報をLSMFネットワーク要素上に記憶する、2つの例示的な方式を示すにすぎない。5GLANに接続される端末についての情報をLSMFネットワーク要素上に記憶する方式は、本出願の本実施形態によって特に制限されない。
さらに、上記のメッセージ1を受信した後、LSMFネットワーク要素は、メッセージ1の中の(LAN ID1と想定される)LAN IDに基づいて、かつローカルエリアネットワークの識別子と、SMFネットワーク要素の識別子と、UPFネットワーク要素の識別子と、端末の識別子又は端末のアドレスのうちの少なくとも一方との間の、1つ又は複数の端末が5GLANにアクセスするときにLSMFネットワーク要素によって記憶される(表1又は表2に示されるような)対応を参照して、LAN ID1に対応する5GLANサービスを別のUPFネットワーク要素が別の端末に現在提供するかどうかを決定し得る。例えば、表1において、LSMFネットワーク要素は、LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素2が端末2及び端末3に現在提供することを決定し得る。さらに、UPFネットワーク要素2に対して、本出願の本実施形態において提供されるローカルエリアネットワーク通信方法は、以下のステップS505からS512をさらに含む。
S505:LSMFネットワーク要素は、LAN ID1、UPFネットワーク要素1の識別子、及びUPFネットワーク要素2の識別子に基づいて、端末1のアドレスに関連付けられた経路情報2を取得する。経路情報2は、UPFネットワーク要素2によって、その宛先アドレスが端末1のアドレスであるデータをUPFネットワーク要素1へルーティングするために使用される。
例えば、LSMFネットワーク要素が、LAN ID1に基づいて、5GLANに接続される端末についての、かつLSMFネットワーク要素上にある、(表1に示されるような)情報を問い合わせ、LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素1が端末1又は任意の他の端末に提供するのが初めてであることを決定することが想定される。この場合、LSMFネットワーク要素は、LAN ID1、UPFネットワーク要素2の識別子、及びUPFネットワーク要素1の識別子に基づいて、端末1のアドレスに関連付けられた経路情報2を割り当ててよい。
任意選択で、本出願の本実施形態では、経路情報2を割り当てた後、LSMFネットワーク要素は、表3に示すように、LAN ID1、UPFネットワーク要素2の識別子、UPFネットワーク要素1の識別子、及び対応する経路情報2を、LSMFネットワーク要素上に記憶し得る。
代替として、例えば、LSMFネットワーク要素が、LAN ID1に基づいて、5GLANに接続される端末についての、かつLSMFネットワーク要素上にある、(表2に示されるような)情報を問い合わせ、LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素1が端末1又は任意の他の端末に提供するのが初めてではないことを決定することが想定される。この場合、LSMFネットワーク要素は、LAN ID1、UPFネットワーク要素2の識別子、及びUPFネットワーク要素1の識別子に基づいて、かつ表4に示される対応を参照して、端末1のアドレスに関連付けられた経路情報2を決定し得る。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素1が端末1又は任意の他の端末に提供するのが初めてであるときに、LAN ID1と、UPFネットワーク要素2の識別子と、UPFネットワーク要素1の識別子と、対応する経路情報2との間の、表4における対応が、表3における確立方式で確立されることに留意されたい。LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素1が端末1又は任意の他の端末に提供するのが初めてであるとき、LAN ID1と、UPFネットワーク要素1の識別子と、UPFネットワーク要素2の識別子と、対応する経路情報1との間の、表4における対応は、以下のステップS509において確立される。本明細書では概略的な説明が提供され、詳細は以下で再び説明されない。
任意選択で、本出願の本実施形態における経路(ステップS505における経路情報2に対応する経路又は経路情報1に対応する経路を含む)は、仮想ローカルエリアネットワーク(仮想LAN、VLAN)、仮想拡張可能ローカルエリアネットワーク(仮想拡張可能LAN、VxLAN)、汎用パケット無線サービス(general packet radio service、GPRS)トンネリングプロトコル−ユーザプレーン(GPRS tunneling protocol−user plane、GTP−U)、汎用ルーティングカプセル化(generic routing encapsulation、GRE)プロトコル、又はIPトンネル方式の方式で構築され得る。上記の構築方式は動的であってよいか、又はネットワークの中で事前構成されてよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。対応する経路情報は異なる構築方式の間で様々である。例えば、経路がVLANの方式で構築されるとき、経路情報は、UPF ID、UPF ID+仮想ローカルエリアネットワーク識別子(VLAN ID、VID)、又はMAC+VIDであってよい。代替として、例えば、経路がVxLANの方式で構築されるとき、経路情報は、UPF ID、UPF ID+VID、IPアドレス+VID、又はIPアドレス+ポート番号(port)+VIDであってよい。代替として、例えば、経路がGTP−Uの方式で構築されるとき、経路情報は、UPF ID、UPF ID+トンネルエンドポイント識別子(tunnel endpoint identifier、TEID)、IPアドレス+TEID、又はIPアドレス+ポート+TEIDであってよい。代替として、例えば、経路がGREの方式で構築されるとき、経路情報は、UPF ID、UPF ID+鍵(key)、IPアドレス+鍵、又はIPアドレス+ポート+鍵であってよい。代替として、経路がIPトンネルの方式で構築されるとき、経路情報は、UPF ID、IPアドレス、又はIPアドレス+ポートであってよい。経路情報がUPF IDを含む場合、UPF IDは、MACアドレス若しくはIPアドレス、又はIPアドレス+ポートであってよい。代替として、SMFネットワーク要素又はUPFネットワーク要素は、UPF IDに基づいて、対応するMACアドレス若しくはIPアドレス、又はIPアドレス+ポートを決定し得る。本明細書では概略的な説明が提供され、詳細は以下で再び説明されない。
本出願の本実施形態では、ソースUPFネットワーク要素からターゲットUPFネットワーク要素への経路に対応する経路情報、及びターゲットUPFネットワーク要素からソースUPFネットワーク要素への経路に対応する経路情報が、相互に対応する経路情報であることに留意されたい。例えば、表4における経路情報2及び経路情報1は、相互に対応する経路情報である。いくつかの技術では、例えば、VLAN及びVxLANでは、相互に対応する経路情報はVIDを共有する。代替として、GREでは、相互に対応する経路情報はGRE鍵を共有する。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
S506:LSMFネットワーク要素は、UPFネットワーク要素2に対応するSMFネットワーク要素2へ5GLANルート更新要求1を送信し、SMFネットワーク要素2は、LSMFネットワーク要素から5GLANルート更新要求1を受信する。
5GLANルート更新要求1は、LANの指示情報、端末1のアドレス、UPFネットワーク要素2の識別子、及び対応する経路情報2を含む。
任意選択で、本出願の本実施形態では、LANの指示情報は、例えば、LAN ID又はLANラベルであってよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。LANの指示情報がLANラベルである場合、LANラベルはLAN IDに基づいて決定され得る。詳細については、既存の実装を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
例えば、本出願の本実施形態では、LANラベルは、例えば、ネットワークインスタンス(network instance)識別子、VID、又はLAN IDであってよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。LANラベルは、LANのインスタンス若しくはLANの仮想ネットワークを表すために使用されてよいか、又はLANのデータを識別し、カプセル化し、若しくは表すために使用されてよい。LANラベルは、トンネル情報、端末データ、又は構成データの中に存在してもよく、異なるLANの通信を区別するために主に使用される。
任意選択で、本出願の本実施形態では、5GLANグループを表すためにLAN IDが使用される場合、LANラベルは、5GLANグループに対応する5GLANサービス(インスタンス又は仮想ネットワーク)のLANラベルであってよい。本明細書では概略的な説明が提供され、詳細は以下で再び説明されない。
任意選択で、本出願の本実施形態では、LAN IDに基づいてLANラベルを決定した後、LSMFネットワーク要素は、LAN IDとLANラベルとの間の対応を上記の表1から表4若しくは以下の表に追加してよいか、又はLAN IDをLANラベルに置き換えてよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
S507:SMFネットワーク要素2は、UPFネットワーク要素2の識別子に対応するUPFネットワーク要素2へルーティングメッセージ1を送信し、UPFネットワーク要素2は、SMFネットワーク要素2からルーティングメッセージ1を受信する。
ルーティングメッセージ1はルーティングルール2を含み、UPFネットワーク要素2上にルーティングルール2を構成するために使用される。ルーティングルール2は、LANの指示情報、端末1のアドレス、及び経路情報2を含む。
このようにして、その宛先アドレスが端末1のアドレスであるデータをUPFネットワーク要素2が受信した後、UPFネットワーク要素2は、LAN IDに対応する5GLAN上にあり端末1へ送信されることになるデータを、ルーティングルール2に従ってUPFネットワーク要素1へ送信し得る。次いで、UPFネットワーク要素1は、対応するアクセスデバイスを通して端末1へデータを送信する。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
任意選択で、本出願の本実施形態では、UPFネットワーク要素2がUPFネットワーク要素2上にルーティングルール2を構成した後、UPFネットワーク要素2上にルーティング情報を記憶する方式が表5又は表6に示されてよく、即ち、ルーティング情報は、LANの指示情報、経路情報、及び対応する端末のアドレスを含む。任意選択で、経路情報は、ターゲットUPFネットワーク要素の識別子を含んでよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
例えば、LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素1が端末1又は任意の他の端末に提供するのが初めてである一例を使用することによって、表5が説明される。LAN ID1に対応する5GLANに端末1がアクセスする前に、LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素1が提供した先の端末4が、(表2に示されるような)LAN ID1に対応する5GLANにアクセスしている一例を使用することによって、表6が説明される。本明細書では概略的な説明が提供され、詳細は以下で再び説明されない。
S508:SMFネットワーク要素2は、5GLANルート更新応答1をLSMFネットワーク要素へ送信し、LSMFネットワーク要素は、SMFネットワーク要素2から5GLANルート更新応答1を受信する。
任意選択で、本出願の本実施形態では、LSMFネットワーク要素が、LAN ID1に基づいて、5GLANに接続される端末についての、かつLSMFネットワーク要素上にある、(表1に示されるような)情報を問い合わせ、LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素1が端末1又は任意の他の端末に提供するのが初めてであることを決定することが想定される。加えて、表1又は表2に示されるように、LAN ID1に対応する5GLANに端末1がアクセスする前に、LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素2が提供する先の端末2及び端末3が、LAN ID1に対応する5GLANにアクセスしていることが想定される。上記のケースでは、本出願の本実施形態において提供されるローカルエリアネットワーク通信方法は、以下のステップS509からS512をさらに含んでよい。
S509:LSMFネットワーク要素は、LAN ID1、UPFネットワーク要素1の識別子、及びUPFネットワーク要素2の識別子に基づいて、経路情報1を割り当てる。経路情報1は、UPFネットワーク要素1によってその宛先アドレスが端末2のアドレス及び端末3のアドレスであるデータをUPFネットワーク要素2へルーティングするために使用される。
任意選択で、本出願の本実施形態では、経路情報1を割り当てた後、LSMFネットワーク要素は、LAN ID1、UPFネットワーク要素1の識別子、UPFネットワーク要素2の識別子、及び対応する経路情報1を、LSMFネットワーク要素上に記憶し得る。詳細は、表4に示され本明細書で再び説明されない。
S510:LSMFネットワーク要素は、5GLANルート更新要求2をSMFネットワーク要素1へ送信し、SMFネットワーク要素1は、LSMFネットワーク要素から5GLANルート更新要求2を受信する。
5GLANルート更新要求2は、LANの指示情報、端末1のアドレス、端末2のアドレス、端末3のアドレス、及び対応する経路情報1を含む。
任意選択で、本出願の本実施形態における5GLANルート更新要求2は、対応するUPFネットワーク要素1を決定するために使用されるUPFネットワーク要素1の識別子をさらに含んでよい。当然ながら、5GLANルート更新要求2がUPFネットワーク要素1の識別子を含まない場合、SMFネットワーク要素1は、ステップS503において選択されたUPFネットワーク要素1を、SMFネットワーク要素1に対応するUPFネットワーク要素1としてさらに決定してよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
S511:SMFネットワーク要素1は、対応するUPFネットワーク要素1へルーティングメッセージ2を送信し、UPFネットワーク要素1は、SMFネットワーク要素1からルーティングメッセージ2を受信する。
ルーティングメッセージ2はルーティングルール1を含み、UPFネットワーク要素1上にルーティングルール1を構成するために使用される。ルーティングルール1は、ローカルエリアネットワークの指示情報、端末2のアドレス、端末3のアドレス、及び対応する経路情報1を含む。
このようにして、その宛先アドレスが端末2のアドレス又は端末3のアドレスであるデータをUPFネットワーク要素1が受信した後、UPFネットワーク要素1は、LAN IDに対応する5GLAN上にあり端末2又は端末3へ送信されることになるデータを、ルーティングルール1に従ってUPFネットワーク要素2へ送信し得る。次いで、UPFネットワーク要素2は、対応するアクセスデバイスを通して端末2又は端末3へデータを送信する。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
任意選択で、本出願の本実施形態では、UPFネットワーク要素1がUPFネットワーク要素1上にルーティングルール1を構成した後、UPFネットワーク要素1上にルーティング情報を記憶する方式が表7に示されてよく、即ち、ルーティング情報は、LANの指示情報、経路情報、及び対応する端末のアドレスを含む。任意選択で、経路情報は、ターゲットUPFネットワーク要素の識別子を含んでよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
S512:SMFネットワーク要素1は、5GLANルート更新応答2をLSMFネットワーク要素へ送信し、LSMFネットワーク要素は、SMFネットワーク要素1から5GLANルート更新応答2を受信する。
LSMFネットワーク要素が上記のメッセージ1を受信した後、LSMFネットワーク要素が、メッセージ1の中のLAN IDに基づいて(LAN ID1と想定して)、かつローカルエリアネットワークの識別子と、SMFネットワーク要素の識別子と、UPFネットワーク要素の識別子と、端末の識別子又は端末のアドレスのうちの少なくとも一方との間の、1つ又は複数の端末が5GLANにアクセスするときにLSMFネットワーク要素によって記憶される(表1又は表2に示されるような)対応を参照して、LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素2が端末2及び端末3に現在提供することを決定する例を使用することによってのみ、上記のステップS505からS512が説明されることに留意されたい。当然ながら、LAN ID1に対応する5GLANサービスを別のUPFネットワーク要素が別の端末に提供する場合、UPFネットワーク要素のための対応するローカルエリアネットワーク通信方法については、上記のステップS505からS512を参照されたい。上記のステップS505からS512におけるUPFネットワーク要素2が、UPFネットワーク要素で置き換えられる必要があり、上記のステップS505からS512におけるSMFネットワーク要素2が、UPFネットワーク要素に対応するSMFネットワーク要素で置き換えられる必要があり、かつ上記のステップS505からS512における端末2及び端末3が、ローカルエリアネットワークへのアクセスをUPFネットワーク要素が提供する先の端末で置き換えられる必要があるという点でしか差異がない。関連する他の説明については、上記のステップS505からS512を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
さらに、SMFネットワーク要素1が端末1のアドレスを取得した後、本出願の本実施形態において提供されるローカルエリアネットワーク通信方法は、以下のステップS513をさらに含む。
S513:SMFネットワーク要素1は、対応するUPFネットワーク要素1へルーティングメッセージ3を送信し、UPFネットワーク要素1は、SMFネットワーク要素1からルーティングメッセージ3を受信する。
ルーティングメッセージ3は、LANの指示情報、端末1のアドレス、及び経路情報3を含み、LANの指示情報と、端末1のアドレスと、経路情報3との間の対応を、UPFネットワーク要素1上に構成するために使用される。経路情報3は、UPFネットワーク要素1によって、その宛先アドレスが端末1のアドレスであるデータを端末1に対応するアクセスデバイスへルーティングするために使用される。次いで、アクセスデバイスは、そのデータを端末1へルーティングする。
このようにして、その宛先アドレスが端末1のアドレスであるデータをUPFネットワーク要素1が受信した後、UPFネットワーク要素1は、UPFネットワーク要素1上に記憶されている、LANの指示情報、端末1のアドレス、及び対応する経路情報3に基づいて、その宛先アドレスが端末1のアドレスであるデータを端末1に対応するアクセスデバイスへルーティングする。次いで、アクセスデバイスは、そのデータを端末1へルーティングする。
任意選択で、本出願の本実施形態では、経路情報3は、例えば、UPFネットワーク要素1から対応するアクセスデバイスへのGTP−Uトンネル上のアクセスデバイスの、IPアドレス又はトンネルエンドポイント識別子などのトンネル情報であってよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
任意選択で、本出願の本実施形態では、LSMFネットワーク要素が、LAN ID1に基づいて、5GLANに接続される端末についての、かつLSMFネットワーク要素上にある、(表2に示されるような)情報を問い合わせ、LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素1が端末1又は任意の他の端末に提供するのが初めてではないことを決定することが想定される。この場合、上記のステップS509からS512は実施されなくてよい。そうではなく、LSMFネットワーク要素は、端末1のアドレスをSMFネットワーク要素1へ送信し、SMFネットワーク要素1は、LSMFネットワーク要素から端末1のアドレスを受信した後にステップS513を実施してよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
代替として、任意選択で、本出願の本実施形態では、SMFネットワーク要素1が端末1のアドレスを決定してよい。このようにして、ステップS504におけるメッセージ1は端末1のアドレスを含んでよい。メッセージ1は、端末1の識別子を任意選択で含む。さらに、LSMFネットワーク要素が、LAN ID1に基づいて、5GLANに接続される端末についての、かつLSMFネットワーク要素上にある、(表1に示されるような)情報を問い合わせ、LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素1が端末1又は任意の他の端末に提供するのが初めてであることを決定することが想定される。この場合、ステップS510における5GLANルート更新要求2は、端末1のアドレスを含まなくてよい。LSMFネットワーク要素が、LAN ID1に基づいて、5GLANに接続された端末についてのものであり、かつLSMFネットワーク要素上にある、(表2に示されるような)情報を問い合わせ、LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素1が端末1又は任意の他の端末に提供するのが初めてではないことを決定する場合。この場合、LSMFネットワーク要素は、端末1のアドレスをSMFネットワーク要素1へ送信する必要がない。言い換えると、SMFネットワーク要素1は、端末1のアドレスを決定した後にステップS513を実施する。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
例えば、SMFネットワーク要素1は、端末1のアドレスを以下の方式で決定し得る。即ち、SMFネットワーク要素1は、端末1の識別子に基づいてローカルのコンテキストから端末1のアドレスを取得し得る。代替として、SMFネットワーク要素1は、ローカルのアドレスプールを使用することによって端末1のアドレスを割り当ててよい。代替として、SMFネットワーク要素1は、DHCPサーバから端末1のアドレスを取得してよい。代替として、SMFネットワーク要素1は、UDMネットワーク要素によって戻される加入データから端末1のアドレスを取得してよい。代替として、SMFネットワーク要素1は、UPFネットワーク要素1の報告から端末1のアドレスを取得してよい。代替として、SMFネットワーク要素1は、DN−AAAサーバによって戻される認証応答から端末1のアドレスを取得してよい。代替として、ハンドオーバシナリオ(例えば、ステップS502において説明されたハンドオーバシナリオ)では、SMFネットワーク要素1は、SMコンテキスト更新要求又はSMコンテキスト作成要求の中にあるSMFネットワーク要素3の識別子及びセッション識別子に基づいて、SMFネットワーク要素3から端末1のアドレスを取得してよい。SMFネットワーク要素1が端末1のアドレスを取得する方式は、本出願の本実施形態において特に制限されない。
結論として、本出願の本実施形態において提供されるローカルエリアネットワーク通信方法によれば、SMFネットワーク要素1によって管理されるUPFネットワーク要素1が、LAN ID1に対応する5GLANサービスを提供する先の端末1と、SMFネットワーク要素2によって管理されるUPFネットワーク要素2が、LAN ID1に対応する5GLANサービスを提供する先の端末2又は端末3との間で、プライベート通信が実装されることができる。言い換えると、ローカルエリアネットワークサービスのために、SMFネットワーク要素にわたるプライベート通信が実装されることができる。
ステップS502からS513におけるLSMFネットワーク要素のアクション又はSMFネットワーク要素2のアクションは、メモリ403に記憶されたアプリケーションプログラムコードを呼び出すことによって、図4に示される通信デバイス400の中のプロセッサ401によって実施され得る。このことは、本実施形態において制限されない。
任意選択で、図1に示される通信システムが図2に示される5Gネットワークに適用され、セッション管理ネットワーク要素1がSMFネットワーク要素1であり、セッション管理ネットワーク要素2がSMFネットワーク要素2であり、ユーザプレーンネットワーク要素1がUPFネットワーク要素1であり、かつユーザプレーンネットワーク要素2がUPFネットワーク要素2である一例が、説明のために使用される。セッションを作成若しくは更新する処理又は別の処理において、LSMFネットワーク要素が5GLANにおける経路情報を更新しないことが想定される。そうではなく、例えば、セッション処理を完了した後、SMFネットワーク要素は、必要に応じて、UPFネットワーク要素上で構成されたアドレス報告に基づいて、処理されることが可能でないデータパケットの宛先アドレスを取得し、宛先アドレスに関連付けられた経路情報をLSMFネットワーク要素に要求し、UPFネットワーク要素上でリアルタイムに経路情報を更新する(そのことは上記のケース2に対応する)。図6は、本出願の実施形態によるローカルエリアネットワーク通信方法を示す。ローカルエリアネットワーク通信方法は以下のステップを含む。
S601:UPFネットワーク要素1が報告ルールを構成する。報告ルールは次の通りである。即ち、UPFネットワーク要素1がデータと転送経路情報とのマッチングに失敗する場合、UPFネットワーク要素1は対応するSMFネットワーク要素1へアドレス報告を送信する。
任意選択で、本出願の本実施形態では、報告ルールは、代替として、次の通りであってよい。即ち、UPFネットワーク要素1が、アドレスに関連付けられたデータを予め設定された時間内に検出しない場合、UPFネットワーク要素1は、対応するSMFネットワーク要素1へアドレス報告を送信する。例えば、本明細書における予め設定された時間とは、非活動タイマーの値であってよい。
任意選択で、本出願の本実施形態における報告ルールは、SMFネットワーク要素1によって構成され得るか、又はUPFネットワーク要素1によってローカルで構成され得る。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
S603:図5に示される実施形態におけるステップS502と同じ。関連する説明については、図5に示される実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
S604:図5に示される実施形態におけるステップS503と同様。例えば、本出願の本実施形態では、SMFネットワーク要素1が端末1のアドレスを決定するという点で差異がある。SMFネットワーク要素1が端末1のアドレスを決定する方式については、図5に示される実施形態における説明を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
S605:図5に示される実施形態におけるステップS504と同様。例えば、メッセージ1の中の端末1の識別子が、本出願の本実施形態では端末1のアドレスで置き換えられ、かつ任意選択で、端末1の識別子が含められるという点で差異がある。関連する他の説明については、図5に示される実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
S606:図5に示される実施形態におけるステップS513と同じ。関連する説明については、図5に示される実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
さらに、その宛先アドレスが端末2のアドレスであるデータをユーザプレーンネットワーク要素1が受信した後、図1の端末1がデータを端末2へ送信することを想定すると、本出願の本実施形態において提供されるローカルエリアネットワーク通信方法は、以下のステップS607からS611をさらに含んでよい。
S607:その宛先アドレスが端末2のアドレスであるデータに対して転送経路情報がマッチングできないことをUPFネットワーク要素1が検出する場合、UPFネットワーク要素1は、対応するSMFネットワーク要素1へアドレス報告1を送信する。アドレス報告1は、LANの指示情報、及び端末2のアドレス(宛先アドレス)を含む。
任意選択で、アドレス報告1は、端末1のアドレス(ソースアドレス)をさらに含み、端末1のアドレスは、UPFネットワーク要素1によってマッチングできる経路情報がないデータに対応するソースアドレスである。
LANの指示情報の関連する説明については、図6に示される実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
S608:SMFネットワーク要素1は、ルート更新要求をLSMFネットワーク要素へ送信し、LSMFネットワーク要素は、SMFネットワーク要素1からルート更新要求を受信する。
ルート更新要求は、LANの指示情報、UPFネットワーク要素1の指示情報、及び端末2のアドレス(宛先アドレス)を含み、端末2のアドレスに関連付けられた経路情報1を要求するために使用される。経路情報1は、UPFネットワーク要素1によって、その宛先アドレスが端末2のアドレスであるデータをUPFネットワーク要素2へルーティングするために使用される。
任意選択で、本出願の本実施形態では、UPFネットワーク要素1の指示情報は、例えば、端末1のアドレス(ソースアドレス)又はUPFネットワーク要素1の識別子であってよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。UPFネットワーク要素1の指示情報が端末1のアドレスであるとき、LSMFネットワーク要素は、LANの指示情報及び端末1のアドレスに基づいて、かつ表1又は表2における対応を参照して、対応するUPFネットワーク要素1の識別子を決定し得る。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
加えて、ルート更新要求を受信した後、LSMFネットワーク要素は、ルート更新要求の中にあるLANの指示情報及び端末2のアドレスに基づいて、かつ表1又は表2における対応を参照して、対応するUPFネットワーク要素2の識別子を決定し得る。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
S609:LSMFネットワーク要素は、LAN ID1、UPFネットワーク要素1の識別子、及びUPFネットワーク要素2の識別子に基づいて、端末2のアドレスに関連付けられた経路情報1を取得する。経路情報1は、UPFネットワーク要素1によって、その宛先アドレスが端末2のアドレスであるデータをUPFネットワーク要素2へルーティングするために使用される。
本出願の本実施形態では、端末2のアドレスに関連付けられた経路情報1をLSMFネットワーク要素が取得する方式は、図5に示される実施形態における、端末1のアドレスに関連付けられた経路情報2をLSMFネットワーク要素が取得する方式と同様である。例えば、以下のこと、即ち、図5に示される実施形態における端末1のアドレスに関連付けられた経路情報2が、本出願の本実施形態では端末2のアドレスに関連付けられた経路情報1で置き換えられ、図5に示される実施形態におけるUPFネットワーク要素1が、本出願の本実施形態ではUPFネットワーク要素2で置き換えられ、かつ図5に示される実施形態におけるUPFネットワーク要素2が、本出願の本実施形態ではUPFネットワーク要素1で置き換えられることに差異がある。関連する他の説明については、図5に示される実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
S610:LSMFネットワーク要素は、ルート更新応答をSMFネットワーク要素1へ送信し、SMFネットワーク要素1は、LSMFネットワーク要素からルート更新応答を受信する。
ルート更新応答は、端末2のアドレスに関連付けられた経路情報1を含む。
S611:SMFネットワーク要素1は、対応するUPFネットワーク要素1へルーティングメッセージ2を送信し、UPFネットワーク要素1は、SMFネットワーク要素1からルーティングメッセージ2を受信する。
ルーティングメッセージ2はルーティングルール3を含み、UPFネットワーク要素1上にルーティングルール3を構成するために使用される。ルーティングルール3は、LANの指示情報、端末2のアドレス、及び対応する経路情報1を含む。
このようにして、その宛先アドレスが端末2のアドレスであるデータをUPFネットワーク要素1が受信した後、UPFネットワーク要素1は、LAN IDに対応する5GLAN上にあり端末2へ送信されることになるデータを、ルーティングルール3に従ってUPFネットワーク要素2へ送信し得る。次いで、UPFネットワーク要素2は、対応するアクセスデバイスを通して端末2へデータを送信する。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
任意選択で、本出願の本実施形態では、UPFネットワーク要素1がUPFネットワーク要素1上にルーティングルール3を構成した後、UPFネットワーク要素1上にルーティング情報を記憶する方式が表8に示されてよく、即ち、ルーティング情報は、LANの指示情報、経路情報、及び対応する端末のアドレスを含む。任意選択で、経路情報は、ターゲットUPFネットワーク要素の識別子を含んでよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
LAN ID1に対応する5GLANサービスを端末2に提供するUPFネットワーク要素がUPFネットワーク要素2であり、かつUPFネットワーク要素2がSMFネットワーク要素2によって管理される一例を使用することによって、本出願の本実施形態が説明される。任意選択で、端末2が移動し、LAN ID1に対応する5GLANサービスを端末2に提供するUPFネットワーク要素がUPFネットワーク要素3であり、かつUPFネットワーク要素3がSMFネットワーク要素3によって管理されることが想定される(SMFネットワーク要素3はSMFネットワーク要素2と同じであってよいか又はそれとは異なってもよい)。この場合、SMFネットワーク要素3は、メッセージ2をLSMFネットワーク要素へ送信してよく、LSMFネットワーク要素は、SMFネットワーク要素3からメッセージ2を受信する。メッセージ2は、図6に示される実施形態でのステップS605におけるメッセージ1と同様であり、SMFネットワーク要素1の識別子及びUPFネットワーク要素1の識別子が、それぞれ、SMFネットワーク要素3の識別子及びUPFネットワーク要素3の識別子で置き換えられるという点で差異がある。関連する他の説明については、ステップS605におけるメッセージ1の説明を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。さらに、SMFネットワーク要素3からメッセージ2を受信した後、LSMFネットワーク要素は、図5に示される実施形態における表1又は表2に示される方式で、5GLANに接続される端末についての情報を更新し得る。加えて、LSMFネットワーク要素は、端末2のアドレスに関連付けられた経路情報1を端末2のアドレスに関連付けられた経路情報5に更新し、UPFネットワーク要素1上に構成されたルーティングルール3をルーティングルール4に更新するために、メッセージ3をSMFネットワーク要素1へ送信する。ルーティングルール4は、LANの指示情報、端末2のアドレス、及び対応する経路情報5を含む。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。経路情報5は、UPFネットワーク要素1によって、その宛先アドレスが端末2のアドレスであるデータをUPFネットワーク要素3へルーティングするために使用される。
任意選択で、ステップS608におけるルート更新要求の中に含まれるUPFネットワーク要素1の指示情報が端末1のアドレス(ソースアドレス)である場合、本出願の本実施形態において提供されるローカルエリアネットワーク通信方法は、以下のステップS612からS614をさらに含んでよい。
S612からS615:図5に示される実施形態におけるステップS505からS508と同じ。関連する説明については、図5に示される実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
当然ながら、本出願の本実施形態では、ステップS612からS615は実施されなくてよい。そうではなく、アドレス報告がUPFネットワーク要素2上に構成される。端末2がデータを端末1へ送信するとき、その宛先アドレスが端末1のアドレスであるデータをUPFネットワーク要素2が受信した後、その宛先アドレスが端末1のアドレスであるデータについて、マッチングできる転送経路情報がないことをUPFネットワーク要素2が検出する場合、ユーザプレーンネットワーク要素2は、アドレス報告をSMFネットワーク要素2へ送信する。次いで、UPFネットワーク要素1上にルーティングルール3を構成する上記の方式と同様の方式で、ルーティングルール1がユーザプレーンネットワーク要素2上に構成される。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
任意選択で、本出願の本実施形態では、ステップS601における報告ルールが、代替として、UPFネットワーク要素1が、アドレスに関連付けられたデータを予め設定された時間内に検出しない場合、UPFネットワーク要素1が、対応するSMFネットワーク要素1へアドレス報告を送信することであり得る場合、本出願の本実施形態において提供されるローカルエリアネットワーク通信方法は、以下のステップS616及びS617をさらに含んでよい。
S616:UPFネットワーク要素1が、端末2のアドレスに関連付けられた(その宛先アドレスが端末2のアドレスである)データを予め設定された時間内に検出しない場合、UPFネットワーク要素1は、対応するSMFネットワーク要素1へアドレス報告2を送信し、SMFネットワーク要素1は、UPFネットワーク要素1からアドレス報告2を受信する。アドレス報告2は、LANの指示情報、及び端末2のアドレスを含む。
例えば、非活動タイマーが満了した後、その宛先アドレスが端末2のアドレスである関連するデータをUPFネットワーク要素1が依然として検出しないことを想定すると、UPFネットワーク要素1は、対応するSMFネットワーク要素1へアドレス報告2を送信する。
任意選択で、本出願の本実施形態では、UPFネットワーク要素1が、端末2のアドレスに関連付けられた(その宛先アドレスが端末2のアドレスである)データを予め設定された時間内に検出しない場合、UPFネットワーク要素1は、代替として、端末2のアドレス、又は端末2のアドレスに関連付けられたルーティング情報、例えば、上記の経路情報1を、ローカルで削除し得る。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
S617:SMFネットワーク要素1は、ルーティング取消し要求をLSMFネットワーク要素へ送信し、LSMFネットワーク要素は、SMFネットワーク要素1からルーティング取消し要求を受信する。
ルーティング取消し要求は、LANの指示情報、UPFネットワーク要素1の識別子、及び端末2のアドレスを含み、LANの指示情報、端末2のアドレス、及びUPFネットワーク要素1の識別子に関連付けられた経路情報の更新を取り消すことを要求するために使用される。このようにして、LSMFネットワーク要素は、LANの指示情報、端末2のアドレス、及びUPFネットワーク要素1の識別子に関連付けられた経路情報をSMFネットワーク要素1へ送信することをやめてよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。例えば、ステップS611において説明されたシナリオでは、端末2が移動し、LAN ID1に対応する5GLANサービスを端末2に提供するUPFネットワーク要素がUPFネットワーク要素3であり、かつUPFネットワーク要素3がSMFネットワーク要素3によって管理される場合でも(SMFネットワーク要素3はSMFネットワーク要素2と同じであってよいか又はそれとは異なってもよい)、LSMFネットワーク要素は、端末2のアドレスに関連付けられた経路情報1を端末2のアドレスに関連する経路情報5に更新する必要がない。加えて、LSMFネットワーク要素は、UPFネットワーク要素1上に構成されたルーティングルール3をルーティングルール4に更新するためにメッセージ3をSMFネットワーク要素1へ送信する必要がない。ルーティングルール4は、LANの指示情報、端末2のアドレス、及び対応する経路情報5を含む。本明細書では概略的な説明が提供され、詳細は以下で再び説明されない。
任意選択で、本出願の本実施形態において提供されるローカルエリアネットワーク通信方法によれば、LSMFネットワーク要素は、端末1のアドレスを決定し得るし、次いで、端末1のアドレスをSMFネットワーク要素1へ送信し得る。次いで、SMFネットワーク要素1は、端末1のアドレスを受信した後、ルーティングメッセージ3をUPFネットワーク要素1へ送信する。関連する説明については、図5に示される実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
結論として、本出願の本実施形態において提供されるローカルエリアネットワーク通信方法によれば、SMFネットワーク要素1によって管理されるUPFネットワーク要素1が、LAN ID1に対応する5GLANサービスを提供する先の端末1と、SMFネットワーク要素2によって管理されるUPFネットワーク要素2が、LAN ID1に対応する5GLANサービスを提供する先の端末2との間で、プライベート通信が実装されることができる。言い換えると、ローカルエリアネットワークサービスのために、SMFネットワーク要素にわたるプライベート通信が実装されることができる。
ステップS601からS615におけるLSMFネットワーク要素のアクション又はSMFネットワーク要素2のアクションは、メモリ403に記憶されたアプリケーションプログラムコードを呼び出すことによって、図4に示される通信デバイス400の中のプロセッサ401によって実施され得る。このことは、本実施形態において制限されない。
任意選択で、図5に示される実施形態又は図6に示される実施形態では、LSMFネットワーク要素とUPFネットワーク要素との間に直接のインターフェースがない一例が、説明のために使用される。当然ながら、LSMFネットワーク要素とUPFネットワーク要素との間に直接のインターフェースがあってよい。この場合、LSMFネットワーク要素はUPFネットワーク要素と直接通信し得る。例えば、図5に示される実施形態では、LSMFネットワーク要素は、UPFネットワーク要素2上にルーティングルール2を構成するために、ルーティングルール2をUPFネットワーク要素2へ直接送信してよい。代替として、図5に示される実施形態では、LSMFネットワーク要素は、UPFネットワーク要素1上にルーティングルール1を構成するために、ルーティングルール1をUPFネットワーク要素1へ直接送信してよい。代替として、図6に示される実施形態では、LSMFネットワーク要素は、UPFネットワーク要素1上にルーティングルール3を構成するために、ルーティングルール3をUPFネットワーク要素1へ直接送信してよい。代替として、図6に示される実施形態では、LSMFネットワーク要素は、UPFネットワーク要素2上にルーティングルール2を構成するために、ルーティングルール2をUPFネットワーク要素2へ直接送信してよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
任意選択で、図1に示される通信システムが図2に示される5Gネットワークに適用され、セッション管理ネットワーク要素1がSMFネットワーク要素1であり、セッション管理ネットワーク要素2がSMFネットワーク要素2であり、ユーザプレーンネットワーク要素1がUPFネットワーク要素1であり、かつユーザプレーンネットワーク要素2がUPFネットワーク要素2である一例が、説明のために使用される。セッションを作成若しくは更新する処理又は別の処理において、LSMFネットワーク要素が5GLAN用のトポロジー管理及びユーザプレーン経路管理を提供し得ることが想定される。加えて、SMFネットワーク要素は経路情報を割り当てる(そのことは上記のケース3に対応する)。図7は、本出願の実施形態によるローカルエリアネットワーク通信方法を示す。ローカルエリアネットワーク通信方法は以下のステップを含む。
S701及びS702:図5に示される実施形態におけるステップS501及びS502と同じ。関連する説明については、図5に示される実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
S703からS705:図6に示される実施形態におけるステップS604からS606と同じ。関連する説明については、図6に示される実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
さらに、上記のメッセージ1を受信した後、LSMFネットワーク要素は、メッセージ1の中の(LAN ID1と想定される)LAN IDに基づいて、かつSMFネットワーク要素の識別子と、UPFネットワーク要素の識別子と、及び端末の識別子又は端末のアドレスのうちの少なくとも一方と、ローカルエリアネットワークの識別子との間の、1つ又は複数の端末が5GLANにアクセスするときにLSMFネットワーク要素によって記憶される(表1又は表2に示されるような)対応を参照して、LAN ID1に対応する5GLANサービスを別のUPFネットワーク要素が別の端末に現在提供するかどうかを決定し得る。例えば、表1又は表2において、LSMFネットワーク要素は、LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素2が端末2及び端末3に現在提供することを決定し得る。さらに、UPFネットワーク要素2に対して、LSMFネットワーク要素が、LAN ID1に基づいて、5GLANに接続される端末についての、かつLSMFネットワーク要素上にある、(表1に示されるような)情報を問い合わせ、LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素1が端末1又は任意の他の端末に提供するのが初めてであることを決定することが想定される。この場合、任意選択で、本出願の本実施形態において提供されるローカルエリアネットワーク通信方法は、以下のステップS706からS708をさらに含む。
S706:LSMFネットワーク要素は、UPFネットワーク要素1に対応するSMFネットワーク要素1へ5GLAN転送経路確立要求を送信し、SMFネットワーク要素1は、LSMFネットワーク要素から5GLAN転送経路確立要求を受信する。
5GLAN転送経路確立要求は、LANの指示情報、UPFネットワーク要素1の識別子、及びUPFネットワーク要素2の識別子を含み、端末1のアドレスに関連付けられた経路情報2を要求するために使用される。経路情報2の関連する説明については、図5に示される実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
S707:SMFネットワーク要素1は、LANの指示情報、UPFネットワーク要素1の識別子、及びUPFネットワーク要素2の識別子に基づいて、経路情報2を割り当てる。
S708:SMFネットワーク要素1は、5GLAN転送経路確立応答をLSMFネットワーク要素へ送信し、LSMFネットワーク要素は、SMFネットワーク要素1から5GLAN転送経路確立応答を受信する。
5GLAN転送経路確立応答は、経路情報2を含み、UPFネットワーク要素2の識別子、LANの指示情報などを任意選択で含む。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
任意選択で、本出願の本実施形態では、LSMFネットワーク要素が、LAN ID1に基づいて、5GLANに接続される端末についての、かつLSMFネットワーク要素上にある、(表2に示されるような)情報を問い合わせ、LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素1が端末1又は任意の他の端末に提供するのが初めてではないことを決定することが想定される。この場合、上記のステップS706からS708は実施されなくてよい。そうではなく、LSMFネットワーク要素は、LAN ID1、UPFネットワーク要素2の識別子、及びUPFネットワーク要素1の識別子に基づいて、かつ表4に示される対応を参照して、端末1のアドレスに関連付けられた経路情報2を決定する。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
さらに、端末1のアドレスに関連付けられた経路情報2をLSMFネットワーク要素が決定した後、本出願の本実施形態において提供されるローカルエリアネットワーク通信方法は、以下のステップS709及びS710をさらに含んでよい。
S709及びS710:図5に示される実施形態におけるステップS506及びS507と同じ。関連する説明については、図5に示される実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
S711:SMFネットワーク要素2は、5GLANルート更新応答1をLSMFネットワーク要素へ送信し、LSMFネットワーク要素は、SMFネットワーク要素2から5GLANルート更新応答1を受信する。
任意選択で、本出願の本実施形態では、経路情報2に対応する経路情報1がUPFネットワーク要素2上に存在しないことをSMFネットワーク要素2が決定する場合、SMFネットワーク要素2は、5GLANルート更新応答1の中に経路情報1を含める必要がある。任意選択で、5GLANルート更新応答1は、UPFネットワーク要素2の識別子をさらに搬送し得る。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。例えば、LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素1が端末1又は任意の他の端末に提供するのが初めてである場合、SMFネットワーク要素2は、経路情報2に対応する経路情報1がUPFネットワーク要素2上に存在しないことを決定し得る。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。経路情報1の関連する説明については、図5に示される実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
任意選択で、本出願の本実施形態では、LSMFネットワーク要素が、LAN ID1に基づいて、5GLANに接続される端末についての、かつLSMFネットワーク要素上にある、(表1に示されるような)情報を問い合わせ、LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素1が端末1又は任意の他の端末に提供するのが初めてであることを決定することが想定される。この場合、本出願の本実施形態において提供されるローカルエリアネットワーク通信方法は、以下のステップS712からS714をさらに含んでよい。
S712からS714:図5に示される実施形態におけるステップS510からS512と同様であり、本出願の本実施形態では、SMFネットワーク要素1が端末1のアドレスを決定し得るので、ステップS712における5GLANルート更新要求2が端末1のアドレスを搬送しなくてよいという点で差異がある。関連する他の説明については、図5に示される実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
任意選択で、本出願の本実施形態において提供されるローカルエリアネットワーク通信方法によれば、LSMFネットワーク要素は、端末1のアドレスを決定し得るし、次いで、端末1のアドレスをSMFネットワーク要素1へ送信し得る。次いで、SMFネットワーク要素1は、端末1のアドレスを受信した後、ルーティングメッセージ3をUPFネットワーク要素1へ送信する。関連する説明については、図5に示される実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
LSMFネットワーク要素が上記のメッセージ1を受信した後、LSMFネットワーク要素が、メッセージ1の中のLAN IDに基づいて(LAN ID1と想定して)、かつローカルエリアネットワークの識別子と、SMFネットワーク要素の識別子と、UPFネットワーク要素の識別子と、端末の識別子又は端末のアドレスのうちの少なくとも一方との間の、1つ又は複数の端末が5GLANにアクセスするときにLSMFネットワーク要素によって記憶される(表1又は表2に示されるような)対応を参照して、LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素2が端末2及び端末3に現在提供することを決定する例を使用することによってのみ、上記のステップS706からS714が説明されることに留意されたい。当然ながら、LAN ID1に対応する5GLANサービスを別のUPFネットワーク要素が別の端末に提供する場合、UPFネットワーク要素のための対応するローカルエリアネットワーク通信方法については、上記のステップS706からS714を参照されたい。上記のステップS706からS714におけるUPFネットワーク要素2が、UPFネットワーク要素で置き換えられる必要があり、上記のステップS706からS714におけるSMFネットワーク要素2が、UPFネットワーク要素に対応するSMFネットワーク要素で置き換えられる必要があり、かつ上記のステップS706からS714における端末2及び端末3が、ローカルエリアネットワークへのアクセスをUPFネットワーク要素が提供する先の端末で置き換えられる必要があるという点でしか差異がない。関連する他の説明については、上記のステップS706からS714を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
結論として、本出願の本実施形態において提供されるローカルエリアネットワーク通信方法によれば、SMFネットワーク要素1によって管理されるUPFネットワーク要素1が、LAN ID1に対応する5GLANサービスを提供する先の端末1と、SMFネットワーク要素2によって管理されるUPFネットワーク要素2が、LAN ID1に対応する5GLANサービスを提供する先の端末2との間で、プライベート通信が実装されることができる。言い換えると、ローカルエリアネットワークサービスのために、SMFネットワーク要素にわたるプライベート通信が実装されることができる。
ステップS702からS714におけるLSMFネットワーク要素のアクション又はSMFネットワーク要素2のアクションは、メモリ403に記憶されたアプリケーションプログラムコードを呼び出すことによって、図4に示される通信デバイス400の中のプロセッサ401によって実施され得る。このことは、本実施形態において制限されない。
任意選択で、図1に示される通信システムが図2に示される5Gネットワークに適用され、セッション管理ネットワーク要素1がSMFネットワーク要素1であり、セッション管理ネットワーク要素2がSMFネットワーク要素2であり、ユーザプレーンネットワーク要素1がUPFネットワーク要素1であり、かつユーザプレーンネットワーク要素2がUPFネットワーク要素2である一例が、説明のために使用される。LSMFネットワーク要素が5GLAN用のユーザプレーン経路管理を提供しないことが想定される。そうではなく、異なるSMFネットワーク要素が、経路情報を更新するために互いに交渉する(そのことは上記のケース4に対応する)。図8は、本出願の実施形態によるローカルエリアネットワーク通信方法を示す。ローカルエリアネットワーク通信方法は以下のステップを含む。
S801からS804:図5に示される実施形態におけるステップS501からS504と同じ。関連する説明については、図5に示される実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
さらに、上記のメッセージ1を受信した後、LSMFネットワーク要素は、メッセージ1の中の(LAN ID1と想定される)LAN IDに基づいて、かつSMFネットワーク要素の識別子と、UPFネットワーク要素の識別子と、端末の識別子又は端末のアドレスのうちの少なくとも一方と、ローカルエリアネットワークの識別子との間の、1つ又は複数の端末が5GLANにアクセスするときにLSMFネットワーク要素によって記憶される(表1又は表2に示されるような)対応を参照して、LAN ID1に対応する5GLANサービスを別のUPFネットワーク要素が別の端末に現在提供するかどうかを決定し得る。例えば、表1又は表2において、LSMFネットワーク要素は、LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素2が端末2及び端末3に現在提供することを決定し得る。さらに、UPFネットワーク要素2に対して、本出願の本実施形態において提供されるローカルエリアネットワーク通信方法は、以下のステップS805からS810をさらに含む。
S805:LSMFネットワーク要素は、メッセージ2をSMFネットワーク要素1へ送信し、SMFネットワーク要素1は、LSMFネットワーク要素からメッセージ2を受信する。メッセージ2は、端末1のアドレス、SMFネットワーク要素2の識別子、及びUPFネットワーク要素2の識別子を含む。
任意選択で、メッセージ2は、LAN ID1及び/又はLANの指示情報に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素2が提供する先の端末2のアドレス及び端末3のアドレスをさらに含んでよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。LANの指示情報の関連する説明については、図5に示される実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
S806:図5に示される実施形態におけるステップS505と同様であり、以下のこと、即ち、図5に示される実施形態におけるLSMFネットワーク要素が、本出願の本実施形態ではSMFネットワーク要素1で置き換えられ、かつ図5に示される実施形態におけるLAN IDが、本出願の本実施形態ではLANの指示情報で置き換えられることに差異がある。加えて、本出願の本実施形態では、SMFネットワーク要素1は、LANの指示情報に基づいて、LAN IDに対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素1が端末1又は任意の他の端末に提供するのが初めてであるかどうかを決定する。関連する他の説明については、図5に示される実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
S807:SMFネットワーク要素1は、SMFネットワーク要素2の識別子に対応するSMFネットワーク要素2へ5GLANルート更新要求1を送信し、SMFネットワーク要素2は、SMFネットワーク要素1から5GLANルート更新要求1を受信する。
5GLANルート更新要求1は、LANの指示情報、端末1のアドレス、UPFネットワーク要素2の識別子、及び対応する経路情報2を含む。
S808:図5に示される実施形態におけるステップS507と同じ。関連する説明については、図5に示される実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
S809:図7に示される実施形態におけるステップS711と同様であり、図5に示される実施形態におけるLSMFネットワーク要素が、本出願の本実施形態ではSMFネットワーク要素1で置き換えられるという点で差異がある。加えて、ステップS805におけるメッセージ2が端末2のアドレス及び端末3のアドレスを含まず、ここで、LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素2が端末2及び端末3に提供することが想定される。この場合、5GLANルート更新応答1は、端末2のアドレス及び端末3のアドレスをさらに含む。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
任意選択で、本出願の本実施形態では、SMFネットワーク要素1が、LAN IDに対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素1が端末1又は任意の他の端末に提供するのが初めてであることを決定する場合、本出願の本実施形態において提供されるローカルエリアネットワーク通信方法は、以下のステップS810をさらに含む。
S810:図5に示される実施形態におけるステップS511と同じ。関連する説明については、図5に示される実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
LSMFネットワーク要素が上記のメッセージ1を受信した後、LSMFネットワーク要素が、メッセージ1の中のLAN IDに基づいて(LAN ID1と想定して)、かつローカルエリアネットワークの識別子と、SMFネットワーク要素の識別子と、UPFネットワーク要素の識別子と、端末の識別子又は端末のアドレスのうちの少なくとも一方との間の、1つ又は複数の端末が5GLANにアクセスするときにLSMFネットワーク要素によって記憶される(表1又は表2に示されるような)対応を参照して、LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素2が端末2及び端末3に現在提供することを決定する例を使用することによってのみ、上記のステップS805からS810が説明されることに留意されたい。当然ながら、LAN ID1に対応する5GLANサービスを別のUPFネットワーク要素が別の端末に提供する場合、UPFネットワーク要素のための対応するローカルエリアネットワーク通信方法については、上記のステップS805からS810を参照されたい。上記のステップS805からS810におけるUPFネットワーク要素2が、UPFネットワーク要素で置き換えられる必要があり、上記のステップS805からS810におけるSMFネットワーク要素2が、UPFネットワーク要素に対応するSMFネットワーク要素で置き換えられる必要があり、かつ上記のステップS805からS810における端末2及び端末3が、ローカルエリアネットワークへのアクセスをUPFネットワーク要素が提供する先の端末で置き換えられる必要があるという点でしか差異がない。関連する他の説明については、上記のステップS805からS810を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
さらに、SMFネットワーク要素1が端末1のアドレスを取得した後、本出願の本実施形態において提供されるローカルエリアネットワーク通信方法は、以下のステップS811をさらに含む。
S811:図5に示される実施形態におけるステップS513と同じ。関連する説明については、図5に示される実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
任意選択で、本出願の本実施形態では、SMFネットワーク要素1が、端末1のアドレスを決定してよい。このようにして、ステップS804におけるメッセージ1は、端末1のアドレスを含んでよい。メッセージ1は、端末1の識別子を任意選択で含む。さらに、ステップS809における5GLANルート更新応答1は、端末1のアドレスを含まなくてよい。SMFネットワーク要素1は、端末1のアドレスを決定した後にステップS811を実施する。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
結論として、本出願の本実施形態において提供されるローカルエリアネットワーク通信方法によれば、SMFネットワーク要素1によって管理されるUPFネットワーク要素1が、LAN ID1に対応する5GLANサービスを提供する先の端末1と、SMFネットワーク要素2によって管理されるUPFネットワーク要素2が、LAN ID1に対応する5GLANサービスを提供する先の端末2との間で、プライベート通信が実装されることができる。言い換えると、ローカルエリアネットワークサービスのために、SMFネットワーク要素にわたるプライベート通信が実装されることができる。
ステップS802からS811におけるSMFネットワーク要素1のアクションは、メモリ403に記憶されたアプリケーションプログラムコードを呼び出すことによって、図4に示される通信デバイス400の中のプロセッサ401によって実施され得る。このことは、本実施形態において制限されない。
上記のことは、本出願の実施形態において提供される解決策をネットワーク要素の間の相互作用の観点から主に説明する。上記の機能を実装するために、サービス管理ネットワーク要素、第1のセッション管理ネットワーク要素、又は第2のセッション管理ネットワーク要素が、機能を実施するためのハードウェア構造及び/又はソフトウェアモジュールに対応することを含むことが理解され得る。本明細書で開示される実施形態で説明されるユニット及びアルゴリズムステップの例と組み合わせて、本出願がハードウェア又はハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組合せによって実装されることができることに、当業者は容易に気づくはずである。機能がハードウェアによって実施されるのか、それともコンピュータソフトウェアによって駆動されるハードウェアによって実施されるのかは、技術的解決策の特定の適用例及び設計制約に依存する。当業者は、特定の適用例ごとに様々な方法を使用して、説明される機能を実装し得るが、実装が本出願の範囲を越えるものと見なされるべきでない。
本出願の実施形態では、サービス管理ネットワーク要素、第1のセッション管理ネットワーク要素、又は第2のセッション管理ネットワーク要素は、上記の方法例に基づいて機能モジュールに分割されてよい。例えば、各機能モジュールは対応する各機能に基づく分割を通して取得されてよいか、又は2つ以上の機能が1つの処理モジュールの中に統合されてよい。統合されたモジュールは、ハードウェアの形態で実装されてよいか、又はソフトウェア機能モジュールの形態で実装されてよい。本出願の実施形態では、モジュールへの分割が一例であり、論理的な機能分割にすぎず、実際の実装の間に他の分割であってよいことに留意されたい。
例えば、機能モジュールが統合方式での分割を通して取得されるとき、図9は、サービス管理ネットワーク要素90の概略構造図である。サービス管理ネットワーク要素90は、処理モジュール901及びトランシーバモジュール902を含む。処理モジュール901は、ローカルエリアネットワークの指示情報に基づいて、第1のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定するように構成される。第1の経路情報は、第2のユーザプレーンネットワーク要素によって、その宛先アドレスが第1のアドレスであるデータを第1のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングするために使用される。第1のユーザプレーンネットワーク要素は、第1のアドレスに対応する端末にローカルエリアネットワークへのアクセスを提供する。トランシーバモジュール902は、第2のユーザプレーンネットワーク要素上に第1のルーティングルールを構成するために、第1のメッセージを第2のセッション管理ネットワーク要素へ送信するように構成される。第1のルーティングルールは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1のアドレス、及び第1の経路情報を含む。
任意選択で、第1のアドレスは第1の端末のアドレスであり、第1のメッセージは、第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第1のルーティングルールを含む。トランシーバモジュール902は、第1のセッション管理ネットワーク要素から第2のメッセージを受信するようにさらに構成される。第2のメッセージは、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及びローカルエリアネットワークの識別子を含む。それに対応して、ローカルエリアネットワークの指示情報は、ローカルエリアネットワークの識別子である。処理モジュール901は、ローカルエリアネットワークの識別子に基づいて第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子を決定し、ローカルエリアネットワークの識別子、第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に基づいて、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定するように、特に構成される。
任意選択で、第2のメッセージは、第1の端末の識別子をさらに含む。処理モジュール901は、第1の端末の識別子に対応する第1の端末のアドレスを決定するようにさらに構成される。トランシーバモジュール902は、第1の端末へのルーティングを示す第2の経路情報を第1のユーザプレーンネットワーク要素上に構成するために、第1の端末のアドレスを第1のセッション管理ネットワーク要素へ送信するようにさらに構成される。
代替として、任意選択で、第2のメッセージは第1の端末のアドレスをさらに含む。
任意選択で、処理モジュール901が、ローカルエリアネットワークの識別子、第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に基づいて、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定するように構成されることは、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及びローカルエリアネットワークの識別子に基づいて、第1のユーザプレーンネットワーク要素がローカルエリアネットワークへのアクセスを提供するのが初めてであることを決定することと、ローカルエリアネットワークの識別子、第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に基づいて、第1の端末のアドレスに関連する第1の経路情報を割り当てることとを含む。
任意選択で、トランシーバモジュール902は、第1のユーザプレーンネットワーク要素上に第2のルーティングルールを構成するために、第3のメッセージを第1のセッション管理ネットワーク要素へ送信するようにさらに構成される。第2のルーティングルールは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2の端末のアドレス、及び第3の経路情報を含み、第3の経路情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素によって、その宛先アドレスが第2の端末のアドレスであるデータを第2のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングするために使用され、第2の端末は、第2のユーザプレーンネットワーク要素がローカルエリアネットワークへのアクセスを提供する先の端末である。
任意選択で、第1のアドレスは、第2のユーザプレーンネットワーク要素によってマッチングできる経路情報がないデータに対応する宛先アドレスであり、第1のメッセージは第1の経路情報を含む。トランシーバモジュール902は、第2のセッション管理ネットワーク要素から第4のメッセージを受信するようにさらに構成される。第4のメッセージは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2のユーザプレーンネットワーク要素の指示情報、及び第1のアドレスを含む。それに対応して、処理モジュール901が、ローカルエリアネットワークの指示情報に基づいて、第1のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定するように構成されることは、ローカルエリアネットワークの指示情報、及び第1のアドレスに基づいて、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子を決定することと、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2のユーザプレーンネットワーク要素の指示情報、及び第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に基づいて、第1のアドレスに関連する第1の経路情報を決定することとを含む。
任意選択で、第2のユーザプレーンネットワーク要素の指示情報は第2のアドレスであり、第2のアドレスは、第2のユーザプレーンネットワーク要素によってマッチングできる経路情報がないデータに対応するソースアドレスである。トランシーバモジュール902は、第1のユーザプレーンネットワーク要素上に第3のルーティングルールを構成するために、第5のメッセージを第1のセッション管理ネットワーク要素へ送信するようにさらに構成される。第5のメッセージは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2のアドレス、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第4の経路情報を含み、第3のルーティングルールは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2のアドレス、及び第4の経路情報を含み、第4の経路情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素によって、その宛先アドレスが第2のアドレスであるデータを第2のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングするために使用される。
任意選択で、トランシーバモジュール902は、第2のセッション管理ネットワーク要素から第6のメッセージを受信するようにさらに構成される。第6のメッセージは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第1のアドレスを含み、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1のアドレス、及び第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に関連付けられた経路情報の更新を取り消すために使用される。処理モジュール901は、第6のメッセージに基づいて、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1のアドレス、及び第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に関連付けられた経路情報を第2のセッション管理ネットワーク要素へ送信することをやめるようにさらに構成される。
上記の方法実施形態におけるステップのすべての関連する内容は、対応する機能モジュールの機能説明の中で言及されることがある。詳細は、本明細書で再び説明されない。
本実施形態では、サービス管理ネットワーク要素90は、統合方式での分割を通して取得される機能モジュールの形態で提示される。本明細書における「モジュール」は、1つ若しくは複数のソフトウェア若しくはファームウェアプログラムを実行する、特定のASIC、回路、プロセッサ、及びメモリ、集積論理回路、及び/又は上記の機能を提供できる別の構成要素であってよい。簡単な実施形態では、サービス管理ネットワーク要素90が、図4に示される形態をなしてよいことを、当業者は解明し得る。
例えば、図4のプロセッサ401は、メモリ403に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出して、サービス管理ネットワーク要素90が上記の方法実施形態におけるローカルエリアネットワーク通信方法を実施することを可能にし得る。
具体的には、図9のトランシーバモジュール902及び処理モジュール901の機能/実装処理は、メモリ403に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことによって、図4のプロセッサ401によって実装され得る。代替として、図9の処理モジュール901の機能/実装処理は、メモリ403に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことによって、図4のプロセッサ401によって実装されてよく、図9のトランシーバモジュール902の機能/実装処理は、図4の通信インターフェース404によって実装されてよい。
本実施形態において提供されるサービス管理ネットワーク要素90は、上記のローカルエリアネットワーク通信方法を実施し得る。従って、サービス管理ネットワーク要素90によって達成されることができる技術的効果については、上記の方法実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
任意選択で、本出願の実施形態は装置をさらに提供する(例えば、装置はチップシステムであってよい)。装置は、ローカルエリアネットワーク通信方法を実装する際に、例えば、ローカルエリアネットワークの指示情報に基づいて、第1のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定する際に、サービス管理ネットワーク要素をサポートするように構成された、プロセッサを含む。可能な設計では、装置はメモリをさらに含む。メモリは、サービス管理ネットワーク要素にとって必要なプログラム命令及びデータを記憶するように構成される。当然ながら、メモリは、代替として、装置の中になくてよい。装置がチップシステムであるとき、装置はチップを含んでよいか、又はチップ及び別の個別デバイスを含んでよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
代替として、例えば、機能モジュールは、統合方式での分割を通して取得される。図10は、第2のセッション管理ネットワーク要素100の概略構造図である。第2のセッション管理ネットワーク要素100は、受信モジュール1001及び送信モジュール1002を含む。サービス管理ネットワーク要素から第1のメッセージを受信するように構成された受信モジュール1001。送信モジュール1002は、第2のユーザプレーンネットワーク要素上に第1のルーティングルールを構成するために、第1のメッセージに基づいて、第1のルーティングルールを第2のユーザプレーンネットワーク要素へ送信するように構成される。第1のルーティングルールは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1のアドレス、及び第1のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を含む。第1の経路情報は、第2のユーザプレーンネットワーク要素によって、その宛先アドレスが第1のアドレスであるデータを第1のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングするために使用される。第1のユーザプレーンネットワーク要素は、第1のアドレスに対応する端末にローカルエリアネットワークへのアクセスを提供する。
任意選択で、受信モジュール1001は、第2のユーザプレーンネットワーク要素から第1のアドレス報告を受信するようにさらに構成される。第1のアドレス報告は、ローカルエリアネットワークの指示情報、及び第1のアドレスを含む。代替として、第1のアドレス報告は、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1のアドレス、及び第2のアドレスを含む。第1のアドレスは、第2のユーザプレーンネットワーク要素によってマッチングできる経路情報がないデータに対応する宛先アドレスである。第2のアドレスは、第2のユーザプレーンネットワーク要素によってマッチングできる経路情報がないデータに対応するソースアドレスである。送信モジュール1002は、第4のメッセージをサービス管理ネットワーク要素へ送信するようにさらに構成される。第4のメッセージは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2のユーザプレーンネットワーク要素の指示情報、及び第1のアドレスを含み、第1のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定するために使用される。
任意選択で、受信モジュール1001は、第2のユーザプレーンネットワーク要素から第2のアドレス報告を受信するようにさらに構成される。第2のアドレス報告は、ローカルエリアネットワークの指示情報、及び第1のアドレスを含む。第2のユーザプレーンネットワーク要素が、第1のアドレスに関連付けられたデータを予め設定された時間内に検出しないとき、第2のアドレス報告がトリガされる。送信モジュール1002は、第6のメッセージをサービス管理ネットワーク要素へ送信するようにさらに構成される。第6のメッセージは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第1のアドレスを含み、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第1のアドレスに関連付けられた経路情報の更新を取り消すために使用される。
任意選択で、送信モジュール1002は、第7のメッセージをサービス管理ネットワーク要素へ送信するようにさらに構成される。第7のメッセージは、ローカルエリアネットワークの識別子、第2のアドレス、第2のセッション管理ネットワーク要素の識別子、及び第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子を含み、ローカルエリアネットワークに接続される端末についての情報を更新するために使用される。
任意選択で、図10に示すように、本出願の本実施形態における第2のセッション管理ネットワーク要素100は、処理モジュール1003をさらに含んでよい。処理モジュール1003は、第1の経路情報に対応する第3の経路情報が第2のユーザプレーンネットワーク要素上に存在しないことを決定するように構成される。第3の経路情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素によって、その宛先アドレスが第2の端末のアドレスであるデータを第2のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングするために使用される。第2の端末は、第2のユーザプレーンネットワーク要素がローカルエリアネットワークへのアクセスを提供する先の端末である。送信モジュール1002は、第3の経路情報をサービス管理ネットワーク要素へ送信するようにさらに構成される。
上記の方法実施形態におけるステップのすべての関連する内容は、対応する機能モジュールの機能説明の中で言及されることがある。詳細は、本明細書で再び説明されない。
本実施形態では、第2のセッション管理ネットワーク要素100は、統合方式での分割を通して取得される機能モジュールの形態で提示される。本明細書における「モジュール」は、1つ若しくは複数のソフトウェア若しくはファームウェアプログラムを実行する、特定のASIC、回路、プロセッサ、及びメモリ、集積論理回路、及び/又は上記の機能を提供できる別の構成要素であってよい。簡単な実施形態では、第2のセッション管理ネットワーク要素100が、図4に示される形態をなしてよいことを、当業者は解明し得る。
例えば、図4のプロセッサ401は、メモリ403に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出して、第2のセッション管理ネットワーク要素100が上記の方法実施形態におけるローカルエリアネットワーク通信方法を実施することを可能にし得る。
詳細には、図10の受信モジュール1001、送信モジュール1002、及び処理モジュール1003の機能/実装処理は、メモリ403に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことによって、図4のプロセッサ401によって実装され得る。代替として、図10の処理モジュール1003の機能/実装処理は、メモリ403に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことによって、図4のプロセッサ401によって実装されてよく、図10の受信モジュール1001及び送信モジュール1002の機能/実装処理は、図4の通信インターフェース404によって実装されてよい。
本実施形態において提供される第2のセッション管理ネットワーク要素100は、上記のローカルエリアネットワーク通信方法を実施し得る。従って、第2のセッション管理ネットワーク要素100によって達成されることができる技術的効果については、上記の方法実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
任意選択で、本出願の実施形態は装置をさらに提供する(例えば、装置はチップシステムであってよい)。装置は、ローカルエリアネットワーク通信方法を実装する際に、例えば、第1の経路情報に対応する第3の経路情報が第2のユーザプレーンネットワーク要素上に存在しないことを決定する際に、第2のセッション管理ネットワーク要素をサポートするように構成された、プロセッサを含む。可能な設計では、装置はメモリをさらに含む。メモリは、第2のセッション管理ネットワーク要素にとって必要なプログラム命令及びデータを記憶するように構成される。当然ながら、メモリは、代替として、装置の中になくてよい。装置がチップシステムであるとき、装置はチップを含んでよいか、又はチップ及び別の個別デバイスを含んでよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
代替として、例えば、機能モジュールは、統合方式での分割を通して取得される。図11は、第1のセッション管理ネットワーク要素110の概略構造図である。第1のセッション管理ネットワーク要素110は、処理モジュール1101及びトランシーバモジュール1102を含む。処理モジュール1101は、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定するように構成される。第1の経路情報は、第2のユーザプレーンネットワーク要素によって、その宛先アドレスが第1の端末のアドレスであるデータを第1のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングするために、使用される。第1のユーザプレーンネットワーク要素は、第1の端末にローカルエリアネットワークへのアクセスを提供する。トランシーバモジュール1102は、第2のユーザプレーンネットワーク要素上に第1のルーティングルールを構成するために、第1のメッセージを第2のセッション管理ネットワーク要素へ送信するように構成される。第1のルーティングルールは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1の端末のアドレス、及び第1の経路情報を含む。
任意選択で、トランシーバモジュール1102は、サービス管理ネットワーク要素から第2のメッセージを受信するようにさらに構成される。第2のメッセージは、第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子を含む。それに対応して、処理モジュール1101が、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定するように構成されることは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に基づいて、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定することを含む。
任意選択で、処理モジュール1101が、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に基づいて、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定するように構成されることは、ローカルエリアネットワークの指示情報、及び第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に基づいて、第1のユーザプレーンネットワーク要素がローカルエリアネットワークへのアクセスを提供するのが初めてであることを決定することと、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に基づいて、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を割り当てることとを含む。
任意選択で、第2のメッセージは、第2の端末のアドレスをさらに含む。第2の端末は、第2のユーザプレーンネットワーク要素がローカルエリアネットワークへのアクセスを提供する先の端末である。トランシーバモジュール1102は、第2の端末のアドレスに関連付けられた第3の経路情報を第2のセッション管理ネットワーク要素から受信するようにさらに構成される。第3の経路情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素によって、その宛先アドレスが第2の端末のアドレスであるデータを第2のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングするために使用される。トランシーバモジュール1102は、第1のユーザプレーンネットワーク要素上に第2のルーティングルールを構成するために、第2のルーティングルールを第1のユーザプレーンネットワーク要素へ送信するようにさらに構成される。第2のルーティングルールは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2の端末のアドレス、及び第3の経路情報を含む。
任意選択で、トランシーバモジュール1102は、第3のメッセージをサービス管理ネットワーク要素へ送信するようにさらに構成される。第3のメッセージは、第1の端末の識別子又は第1の端末のアドレス、第1のセッション管理ネットワーク要素の識別子、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及びローカルエリアネットワークの識別子を含み、ローカルエリアネットワークに接続される端末についての情報を更新するために使用される。
上記の方法実施形態におけるステップのすべての関連する内容は、対応する機能モジュールの機能説明の中で言及されることがある。詳細は、本明細書で再び説明されない。
本実施形態では、第1のセッション管理ネットワーク要素110は、統合方式での分割を通して取得される機能モジュールの形態で提示される。本明細書における「モジュール」は、1つ若しくは複数のソフトウェア若しくはファームウェアプログラムを実行する、特定のASIC、回路、プロセッサ、及びメモリ、集積論理回路、及び/又は上記の機能を提供できる別の構成要素であってよい。簡単な実施形態では、第1のセッション管理ネットワーク要素110が、図4に示される形態をなしてよいことを、当業者は解明し得る。
例えば、図4のプロセッサ401は、メモリ403に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出して、第1のセッション管理ネットワーク要素110が上記の方法実施形態におけるローカルエリアネットワーク通信方法を実施することを可能にし得る。
詳細には、図11のトランシーバモジュール1102及び処理モジュール1101の機能/実装処理は、メモリ403に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことによって、図4のプロセッサ401によって実装され得る。代替として、図11の処理モジュール1101の機能/実装処理は、メモリ403に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことによって、図4のプロセッサ401によって実装されてよく、図11のトランシーバモジュール1102の機能/実装処理は、図4の通信インターフェース404によって実装されてよい。
本実施形態において提供される第1のセッション管理ネットワーク要素110は、上記のローカルエリアネットワーク通信方法を実施し得る。従って、第1のセッション管理ネットワーク要素110によって達成されることができる技術的効果については、上記の方法実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
任意選択で、本出願の実施形態は装置をさらに提供する(例えば、装置はチップシステムであってよい)。装置は、ローカルエリアネットワーク通信方法を実装する際に、例えば、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定する際に、第1のセッション管理ネットワーク要素をサポートするように構成された、プロセッサを含む。可能な設計では、装置はメモリをさらに含む。メモリは、第1のセッション管理ネットワーク要素にとって必要なプログラム命令及びデータを記憶するように構成される。当然ながら、メモリは、代替として、装置の中になくてよい。装置がチップシステムであるとき、装置はチップを含んでよいか、又はチップ及び別の個別デバイスを含んでよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
上記の実施形態のうちの全部又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組合せを使用することによって実装され得る。本実施形態を実装するためにソフトウェアプログラムが使用されるとき、本実施形態のうちの全部又は一部は、コンピュータプログラム製品の形態で実装され得る。コンピュータプログラム製品は、1つ又は複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータ命令がコンピュータ上でロード及び実行されるとき、本出願の実施形態による手順又は機能がすべて、又は部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、又は別のプログラマブル装置であってよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体の中に記憶されてよいか、又はあるコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体へ伝送されてよい。例えば、コンピュータ命令は、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、又はデジタル加入者回線(digital subscriber line、DSL))又はワイヤレス(例えば、赤外線、ワイヤレス、又はマイクロ波)の方式で、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンターから、別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンターへ伝送され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータ、又は1つ若しくは複数の使用可能な媒体を統合するサーバ若しくはデータセンターなどのデータ記憶デバイスによってアクセス可能な、任意の使用可能な媒体であってよい。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、又は磁気テープ)、光学媒体(例えば、DVD)、半導体媒体(例えば、ソリッドステートドライブ(solid state disk、SSD))などであってよい。
本出願は実施形態を参照して説明されるが、保護を主張する本出願を実装する手順において、当業者は、添付の図面、開示される内容、及び添付の特許請求の範囲を見ることによって、開示される実施形態の別の変形形態を理解及び実装し得る。特許請求の範囲において、「備える」(備えること)は別の構成要素又は別のステップを除外せず、「a」又は「one」は複数形のケースを除外しない。単一のプロセッサ又は別のユニットが、特許請求の範囲の中に列挙された、いくつかの機能を実装し得る。いくつかの方策が、互いに異なる従属請求項の中に記録されるが、このことは、これらの方策が組み合わせられて大きい効果を生み出すことができないことを意味しない。
本出願は特定の特徴及びそれらの実施形態を参照して説明されるが、本出願の範囲から逸脱することなく、様々な修正及び組合せがそれらに行われてよいことが明らかである。それに対応して、本明細書及び添付の図面は、添付の特許請求の範囲によって規定される本出願の例示的な説明にすぎず、本出願の範囲内のすべての修正、変形、組合せ、若しくは均等物、又はそれらのいずれかをカバーするものとする。本出願の趣旨及び範囲から逸脱することなく、当業者が本出願に様々な修正及び変形を加えることができることが明らかである。本出願は、本出願のこれらの修正及び変形を、それらが本出願の以下の特許請求の範囲及びそれらの均等な技術によって規定される保護の範囲内に入ることを条件としてカバーするものとする。
本出願は、通信技術の分野に関し、詳細には、ローカルエリアネットワーク通信方法、デバイス、及びシステムに関する。
第5世代(5th generation、5G)ローカルエリアネットワーク(local area network、5GLAN)サービスとは、現行の5Gネットワークによって提供されるサービスであり、ホーム通信、企業のオフィス、工場での製造、車両のインターネット、送電網再構築、公安組織などにおいて主に使用される。サービスは、端末のグループの中の2つ以上の端末のための、インターネットプロトコル(internet protocol、IP)タイプ又は非IPタイプ(例えば、イーサネットタイプ)のプライベート通信を提供することができる。例えば、工場の中のデバイスがグループを構成してよく、グループの中のデバイスは、イーサネットデータパケットを互いへ送信し得る。代替として、企業の部署の中の従業員のオフィスデバイス(モバイルフォン、コンピュータ、又はラップトップコンピュータなど)がグループを構成してよく、オフィスデバイスは、IPパケットを互いへ送信し得る。2つの端末が、同じグループにない場合、2つの端末は互いと通信することができない。
現在、5GLANサービスは、広いカバレージをもつ、端末用の二地点間データ送信、例えば、国にわたるか、又は省にわたる通信を提供する。例えば、5GLANサービスは、多国籍企業の、異なる省、市、又は国に位置するオフィスエリアにあるデバイス用のプライベート通信を提供する。従来の技術では、2つの端末が、互いから遠く離れている場合、5Gネットワークは、それぞれ、端末から5GLANサービスへのセッションを管理するために、2つの端末のための異なるセッション管理機能(session management function、SMF)ネットワーク要素を選択する必要がある。加えて、5Gネットワークは、端末のセッションのデータ送信のために、異なるユーザプレーン機能(user plane function、UPF)ネットワーク要素を選択する。
しかし、現在、ローカルエリアネットワークサービス用のセッション管理ネットワーク要素にわたるプライベート通信をどのようにして実装するかに対する関連する解決策はない。
本出願の実施形態は、ローカルエリアネットワークサービス用のセッション管理ネットワーク要素にわたるプライベート通信を実装するための、ローカルエリアネットワーク通信方法、デバイス、及びシステムを提供する。
上述の目的を達成するために、以下の技術的解決策が、本出願の実施形態において使用される。
第1の態様によると、ローカルエリアネットワーク通信方法が提供される。この方法は、以下を含む。サービス管理ネットワーク要素が、ローカルエリアネットワークの指示情報に基づいて、第1のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定する。第1の経路情報は、第2のユーザプレーンネットワーク要素によって、その宛先アドレスが第1のアドレスであるデータを、第1のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングするために使用される。第1のユーザプレーンネットワーク要素は、第1のアドレスに対応する端末に、ローカルエリアネットワークへのアクセスを提供する。サービス管理ネットワーク要素は、第2のユーザプレーンネットワーク要素上で第1のルーティングルールを構成するために、第2のセッション管理ネットワーク要素へ第1のメッセージを送信する。第1のルーティングルールは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1のアドレス、及び第1の経路情報を含む。解決策によると、第2のユーザプレーンネットワーク要素は、第1のルーティングルールに従って、その宛先アドレスが第1のアドレスであるデータを、第1のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングすることができる。従って、セッション管理ネットワーク要素にわたるプライベート通信が、ローカルエリアネットワークサービス用に実装されることが可能である。
可能な設計では、第1のアドレスは第1の端末のアドレスであり、第1のメッセージは、第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子及び第1のルーティングルールを含む。サービス管理ネットワーク要素が、ローカルエリアネットワークの指示情報に基づいて、第1のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定する前に、方法は、以下をさらに含む。サービス管理ネットワーク要素は、第1のセッション管理ネットワーク要素から第2のメッセージを受信する。第2のメッセージは、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子及びローカルエリアネットワークの識別子を含む。それに対応して、ローカルエリアネットワークの指示情報は、ローカルエリアネットワークの識別子である。サービス管理ネットワーク要素が、ローカルエリアネットワークの指示情報に基づいて、第1のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定することは、以下を含む。サービス管理ネットワーク要素は、ローカルエリアネットワークの識別子に基づいて、第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子を決定する。サービス管理ネットワーク要素は、ローカルエリアネットワークの識別子、第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に基づいて、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定する。解決策によると、サービス管理ネットワーク要素は、第1のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定することができる。
可能な設計では、第2のメッセージは、第1の端末の識別子をさらに含む。サービス管理ネットワーク要素が、第1のセッション管理ネットワーク要素から第2のメッセージを受信した後、方法は、以下をさらに含む。サービス管理ネットワーク要素は、第1の端末の識別子に対応する第1の端末のアドレスを決定する。サービス管理ネットワーク要素は、第1のユーザプレーンネットワーク要素上で、第1の端末へのルーティングを示す第2の経路情報を構成するために、第1の端末のアドレスを第1のセッション管理ネットワーク要素へ送信する。言い換えると、本出願の本実施形態において、サービス管理ネットワーク要素は、第1の端末のアドレスを決定し得る。
可能な設計では、第2のメッセージは、第1の端末のアドレスをさらに含む。言い換えると、本出願の本実施形態において、第1のセッション管理ネットワーク要素は、第1の端末のアドレスを決定し得る。
可能な設計では、サービス管理ネットワーク要素が、ローカルエリアネットワークの識別子、第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に基づいて、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定することは、以下を含む。サービス管理ネットワーク要素は、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子及びローカルエリアネットワークの識別子に基づいて、第1のユーザプレーンネットワーク要素がローカルエリアネットワークへのアクセスを提供するのは初めてであると決定する。サービス管理ネットワーク要素は、ローカルエリアネットワークの識別子、第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に基づいて、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を割り当てる。言い換えると、本出願の本実施形態において、サービス管理ネットワーク要素は、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を割り当て得る。
可能な設計では、サービス管理ネットワーク要素が、第1のユーザプレーンネットワーク要素がローカルエリアネットワークへのアクセスを提供するのは初めてであると決定した後、方法は、以下をさらに含む。サービス管理ネットワーク要素は、第1のユーザプレーンネットワーク要素上で第2のルーティングルールを構成するために、第1のセッション管理ネットワーク要素へ第3のメッセージを送信する。第2のルーティングルールは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2の端末のアドレス、及び第3の経路情報を含む。第3の経路情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素によって、その宛先アドレスが第2の端末のアドレスであるデータを、第2のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングするために使用される。第2の端末は、第2のユーザプレーンネットワーク要素がローカルエリアネットワークへのアクセスを提供する先の端末である。解決策によると、第1のユーザプレーンネットワーク要素は、第2のルーティングルールに従って、その宛先アドレスが第2の端末のアドレスであるデータを、第2のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングすることができる。従って、セッション管理ネットワーク要素にわたるプライベート通信が、ローカルエリアネットワークサービス用に実装されることが可能である。
可能な設計では、サービス管理ネットワーク要素が、ローカルエリアネットワークの識別子、第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に基づいて、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定することは、以下を含む。サービス管理ネットワーク要素は、ローカルエリアネットワークの識別子に基づいて、第1のユーザプレーンネットワーク要素がローカルエリアネットワークへのアクセスを提供するのは初めてであると決定する。サービス管理ネットワーク要素は、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子を、第1のセッション管理ネットワーク要素へ送信して、第1の経路情報を要求する。サービス管理ネットワーク要素は、第1のセッション管理ネットワーク要素から第1の経路情報を受信する。言い換えると、本出願の本実施形態において、第1のセッション管理ネットワーク要素は、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を割り当て得る。
可能な設計では、方法は、以下をさらに含む。サービス管理ネットワーク要素は、第2のセッション管理ネットワーク要素から第3の経路情報を受信する。第3の経路情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素によって、その宛先アドレスが第2の端末のアドレスであるデータを、第2のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングするために使用される。第2の端末は、第2のユーザプレーンネットワーク要素がローカルエリアネットワークへのアクセスを提供する先の端末である。サービス管理ネットワーク要素は、第1のユーザプレーンネットワーク要素上で第2のルーティングルールを構成するために、第1のセッション管理ネットワーク要素へ第3のメッセージを送信する。第2のルーティングルールは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2の端末のアドレス、及び第3の経路情報を含む。解決策によると、第1のユーザプレーンネットワーク要素は、第2のルーティングルールに従って、その宛先アドレスが第2の端末のアドレスであるデータを、第2のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングすることができる。従って、セッション管理ネットワーク要素にわたるプライベート通信が、ローカルエリアネットワークサービス用に実装されることが可能である。
可能な設計では、第1のアドレスは、第2のユーザプレーンネットワーク要素によってマッチングできる経路情報がないデータに対応する宛先アドレスである。第1のメッセージは、第1の経路情報を含む。サービス管理ネットワーク要素が、ローカルエリアネットワークの指示情報に基づいて、第1のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定する前に、方法は、以下をさらに含む。サービス管理ネットワーク要素は、第2のセッション管理ネットワーク要素から第4のメッセージを受信する。第4のメッセージは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2のユーザプレーンネットワーク要素の指示情報、及び第1のアドレスを含む。それに対応して、サービス管理ネットワーク要素が、ローカルエリアネットワークの指示情報に基づいて、第1のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定することは、以下を含む。サービス管理ネットワーク要素は、ローカルエリアネットワークの指示情報及び第1のアドレスに基づいて、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子を決定する。サービス管理ネットワーク要素は、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2のユーザプレーンネットワーク要素の指示情報、及び第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に基づいて、第1のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定する。解決策によると、サービス管理ネットワーク要素は、第1のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定することができる。
可能な設計では、第2のユーザプレーンネットワーク要素の指示情報は第2のアドレスであり、第2のアドレスは、第2のユーザプレーンネットワーク要素によってマッチングできる経路情報がないデータに対応するソースアドレスである。サービス管理ネットワーク要素が、第2のセッション管理ネットワーク要素から第4のメッセージを受信した後、方法は、以下をさらに含む。サービス管理ネットワーク要素は、第1のユーザプレーンネットワーク要素上で第3のルーティングルールを構成するために、第1のセッション管理ネットワーク要素へ第5のメッセージを送信する。第5のメッセージは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2のアドレス、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第4の経路情報を含む。第3のルーティングルールは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2のアドレス、及び第4の経路情報を含む。第4の経路情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素によって、その宛先アドレスが第2のアドレスであるデータを、第2のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングするために使用される。解決策によると、第1のユーザプレーンネットワーク要素は、第3のルーティングルールに従って、その宛先アドレスが第2のアドレスであるデータを、第2のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングすることができる。従って、セッション管理ネットワーク要素にわたるプライベート通信が、ローカルエリアネットワークサービス用に実装されることが可能である。
可能な設計では、方法は、以下をさらに含む。サービス管理ネットワーク要素は、第2のセッション管理ネットワーク要素から第6のメッセージを受信する。第6のメッセージは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第1のアドレスを含み、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1のアドレス、及び第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に関連付けられた経路情報の更新をキャンセルするために使用される。サービス管理ネットワーク要素は、第6のメッセージに基づいて、第2のセッション管理ネットワーク要素へ、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1のアドレス、及び第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に関連付けられた経路情報を送信することを停止する。解決策によると、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1のアドレス、及び第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に関連付けられた経路情報の更新がキャンセルされることが可能である。
第2の態様によると、ローカルエリアネットワーク通信方法が提供される。この方法は、以下を含む。第2のセッション管理ネットワーク要素が、サービス管理ネットワーク要素から第1のメッセージを受信する。第2のセッション管理ネットワーク要素は、第1のメッセージに基づいて、第2のユーザプレーンネットワーク要素上で第1のルーティングルールを構成するために、第2のユーザプレーンネットワーク要素へ第1のルーティングルールを送信する。第1のルーティングルールは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1のアドレス、及び第1のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を含む。第1の経路情報は、第2のユーザプレーンネットワーク要素によって、その宛先アドレスが第1のアドレスであるデータを、第1のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングするために使用される。第1のユーザプレーンネットワーク要素は、第1のアドレスに対応する端末に、ローカルエリアネットワークへのアクセスを提供する。解決策によると、第2のユーザプレーンネットワーク要素は、第1のルーティングルールに従って、その宛先アドレスが第1のアドレスであるデータを、第1のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングすることができる。従って、セッション管理ネットワーク要素にわたるプライベート通信が、ローカルエリアネットワークサービス用に実装されることが可能である。
可能な設計では、第2のセッション管理ネットワーク要素が、サービス管理ネットワーク要素から第1のメッセージを受信する前に、方法は、以下をさらに含む。第2のセッション管理ネットワーク要素は、第2のユーザプレーンネットワーク要素から、第1のアドレス報告を受信する。第1のアドレス報告は、ローカルエリアネットワークの指示情報及び第1のアドレスを含む。代替として、第1のアドレス報告は、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1のアドレス、及び第2のアドレスを含む。第1のアドレスは、第2のユーザプレーンネットワーク要素によってマッチングできる経路情報がないデータに対応する宛先アドレスである。第2のアドレスは、第2のユーザプレーンネットワーク要素によってマッチングできる経路情報がないデータに対応するソースアドレスである。第2のセッション管理ネットワーク要素は、サービス管理ネットワーク要素へ第4のメッセージを送信する。第4のメッセージは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2のユーザプレーンネットワーク要素の指示情報、及び第1のアドレスを含み、第1のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定するために使用される。言い換えると、本出願の本実施形態において、サービス管理ネットワーク要素は、第1のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定し得る。
可能な設計では、方法は、以下をさらに含む。第2のセッション管理ネットワーク要素は、第2のユーザプレーンネットワーク要素から、第2のアドレス報告を受信する。第2のアドレス報告は、ローカルエリアネットワークの指示情報及び第1のアドレスを含む。第2のアドレス報告は、第2のユーザプレーンネットワーク要素が、第1のアドレスに関連付けられたデータを、予め設定された時間内に検出しなかったときにトリガされる。第2のセッション管理ネットワーク要素は、サービス管理ネットワーク要素へ第6のメッセージを送信する。第6のメッセージは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第1のアドレスを含み、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第1のアドレスに関連付けられた経路情報の更新をキャンセルするために使用される。解決策によると、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第1のアドレスに関連付けられた経路情報の更新は、キャンセルされることが可能である。
可能な設計では、方法は、以下をさらに含む。第2のセッション管理ネットワーク要素は、サービス管理ネットワーク要素へ第7のメッセージを送信する。第7のメッセージは、ローカルエリアネットワークの識別子、第2のアドレス、第2のセッション管理ネットワーク要素の識別子、及び第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子を含み、ローカルエリアネットワークに接続された端末についての情報を更新するために使用される。
可能な設計では、第2のセッション管理ネットワーク要素が、サービス管理ネットワーク要素から第1のメッセージを受信した後、方法は、以下をさらに含む。第2のセッション管理ネットワーク要素は、第1の経路情報に対応する第3の経路情報が、第2のユーザプレーンネットワーク要素上に存在しないと決定する。第3の経路情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素によって、その宛先アドレスが第2の端末のアドレスであるデータを、第2のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングするために使用される。第2の端末は、第2のユーザプレーンネットワーク要素がローカルエリアネットワークへのアクセスを提供する先の端末である。第2のセッション管理ネットワーク要素は、第3の経路情報を、サービス管理ネットワーク要素へ送信する。解決策によると、サービス管理ネットワーク要素は、第3の経路情報を取得することができる。
第3の態様によると、ローカルエリアネットワーク通信方法が提供される。この方法は、以下を含む。第1のセッション管理ネットワーク要素が、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定する。第1の経路情報は、第2のユーザプレーンネットワーク要素によって、その宛先アドレスが第1の端末のアドレスであるデータを、第1のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングするために使用される。第1のユーザプレーンネットワーク要素は、ローカルエリアネットワークへのアクセスを第1の端末に提供する。第1のセッション管理ネットワーク要素は、第2のユーザプレーンネットワーク要素上で第1のルーティングルールを構成するために、第2のセッション管理ネットワーク要素へ第1のメッセージを送信する。第1のルーティングルールは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1の端末のアドレス、及び第1の経路情報を含む。解決策によると、第2のユーザプレーンネットワーク要素は、第1のルーティングルールに従って、その宛先アドレスが第1の端末のアドレスであるデータを、第1のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングすることができる。従って、セッション管理ネットワーク要素にわたるプライベート通信が、ローカルエリアネットワークサービス用に実装されることが可能である。
可能な設計では、第1のセッション管理ネットワーク要素が、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定する前に、方法は、以下をさらに含む。第1のセッション管理ネットワーク要素は、サービス管理ネットワーク要素から第2のメッセージを受信する。第2のメッセージは、第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子を含む。それに対応して、第1のセッション管理ネットワーク要素が、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定することは、以下を含む。第1のセッション管理ネットワーク要素は、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に基づいて、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定する。解決策によると、第1のセッション管理ネットワーク要素は、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定することができる。
可能な設計では、第1のセッション管理ネットワーク要素が、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に基づいて、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定することは、以下を含む。第1のセッション管理ネットワーク要素は、ローカルエリアネットワークの指示情報及び第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に基づいて、第1のユーザプレーンネットワーク要素がローカルエリアネットワークへのアクセスを提供するのは初めてであると決定する。第1のセッション管理ネットワーク要素は、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に基づいて、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を割り当てる。言い換えると、本出願の本実施形態において、第1のユーザプレーンネットワーク要素がローカルエリアネットワークへのアクセスを提供するのは初めてであるとき、第1のセッション管理ネットワーク要素は、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を割り当て得る。
可能な設計では、第2のメッセージは、第2の端末のアドレスをさらに含む。第2の端末は、第2のユーザプレーンネットワーク要素がローカルエリアネットワークへのアクセスを提供する先の端末である。方法は、以下をさらに含む。第1のセッション管理ネットワーク要素は、第2のセッション管理ネットワーク要素から、第2の端末のアドレスに関連付けられた第3の経路情報を受信する。第3の経路情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素によって、その宛先アドレスが第2の端末のアドレスであるデータを、第2のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングするために使用される。第1のセッション管理ネットワーク要素は、第1のユーザプレーンネットワーク要素上で第2のルーティングルールを構成するための第2のルーティングルールを、第1のユーザプレーンネットワーク要素へ送信する。第2のルーティングルールは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2の端末のアドレス、及び第3の経路情報を含む。解決策によると、第1のユーザプレーンネットワーク要素は、第2のルーティングルールに従って、その宛先アドレスが第2の端末のアドレスであるデータを、第2のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングすることができる。従って、セッション管理ネットワーク要素にわたるプライベート通信が、ローカルエリアネットワークサービス用に実装されることが可能である。
可能な設計では、方法は、以下をさらに含む。第1のセッション管理ネットワーク要素は、サービス管理ネットワーク要素へ第3のメッセージを送信する。第3のメッセージは、第1の端末の識別子又は第1の端末のアドレス、第1のセッション管理ネットワーク要素の識別子、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及びローカルエリアネットワークの識別子を含み、ローカルエリアネットワークに接続された端末についての情報を更新するために使用される。
第4の態様によると、サービス管理ネットワーク要素が提供される。サービス管理ネットワーク要素は、第1の態様における方法を実装する機能を有する。機能は、ハードウェアを使用することによって実装され得るか、又は対応するソフトウェアを実行するハードウェアを使用することによって実装され得る。ハードウェア又はソフトウェアは、上記の機能に対応する1つ又は複数のモジュールを含む。
第5の態様によると、プロセッサ及びメモリを含むサービス管理ネットワーク要素が提供される。メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶するように構成される。サービス管理ネットワーク要素が稼動するとき、プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行し、そうすることによって、サービス管理ネットワーク要素は、第1の態様の可能な設計のうちのいずれか1つによるローカルエリアネットワーク通信方法を実施する。
第6の態様によると、プロセッサを含むサービス管理ネットワーク要素が提供される。プロセッサは、メモリに結合され、メモリの中の命令を読み取った後、命令に従って、第1の態様の可能な設計のうちのいずれか1つによるローカルエリアネットワーク通信方法を実施するように構成される。
第7の態様によると、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体は命令を記憶し、命令がコンピュータ上で稼動されるとき、コンピュータは、第1の態様の可能な設計のうちのいずれか1つによるローカルエリアネットワーク通信方法を実施することを可能にされる。
第8の態様によると、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で稼動するとき、コンピュータは、第1の態様の可能な設計のうちのいずれか1つによるローカルエリアネットワーク通信方法を実施することを可能にされる。
第9の態様によると、装置(例えば、装置はチップシステムであってよい)が提供される。装置は、サービス管理ネットワーク要素が、第1の態様における機能を実装する、例えば、ローカルエリアネットワークの指示情報に基づいて、第1のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定するのをサポートするように構成されたプロセッサを含む。可能な設計では、装置は、メモリをさらに含む。メモリは、サービス管理ネットワーク要素に必要なプログラム命令及びデータを記憶するように構成される。装置がチップシステムであるとき、チップシステムは、チップを含んでよいか、又はチップ及び別の個別デバイスを含んでよい。
第4の態様から第9の態様のいずれかの設計によってもたらされる技術的効果については、第1の態様の異なる設計によってもたらされる技術的効果を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
第10の態様によると、第2のセッション管理ネットワーク要素が提供される。第2のセッション管理ネットワーク要素は、第2の態様における方法を実装する機能を有する。機能は、ハードウェアを使用することによって実装され得るか、又は対応するソフトウェアを実行するハードウェアを使用することによって実装され得る。ハードウェア又はソフトウェアは、上記の機能に対応する1つ又は複数のモジュールを含む。
第11の態様によると、プロセッサ及びメモリを含む第2のセッション管理ネットワーク要素が提供される。メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶するように構成される。第2のセッション管理ネットワーク要素が稼動するとき、プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行し、そうすることによって、第2のセッション管理ネットワーク要素は、第2の態様の可能な設計のうちのいずれか1つによるローカルエリアネットワーク通信方法を実施する。
第12の態様によると、プロセッサを含む第2のセッション管理ネットワーク要素が提供される。プロセッサは、メモリに結合され、メモリの中の命令を読み取った後、命令に従って、第2の態様の可能な設計のうちのいずれか1つによるローカルエリアネットワーク通信方法を実施するように構成される。
第13の態様によると、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体は命令を記憶し、命令がコンピュータ上で稼動されるとき、コンピュータは、第2の態様の可能な設計のうちのいずれか1つによるローカルエリアネットワーク通信方法を実施することを可能にされる。
第14の態様によると、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で稼動するとき、コンピュータは、第2の態様の可能な設計のうちのいずれか1つによるローカルエリアネットワーク通信方法を実施することを可能にされる。
第15の態様によると、装置(例えば、装置はチップシステムであってよい)が提供される。装置は、第2のセッション管理ネットワーク要素が、第2の態様における機能を実装するのを、例えば、第2の経路情報に対応する第3の経路情報が、第2のユーザプレーンネットワーク要素上に存在しないと決定するのをサポートするように構成されたプロセッサを含む。可能な設計では、装置は、メモリをさらに含む。メモリは、第2のセッション管理ネットワーク要素に必要なプログラム命令及びデータを記憶するように構成される。装置がチップシステムであるとき、チップシステムは、チップを含んでよいか、又はチップ及び別の個別デバイスを含んでよい。
第10の態様から第15の態様のいずれかの設計によってもたらされる技術的効果については、第2の態様の異なる設計によってもたらされる技術的効果を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
第16の態様によると、第1のセッション管理ネットワーク要素が提供される。第1のセッション管理ネットワーク要素は、第3の態様における方法を実装する機能を有する。機能は、ハードウェアを使用することによって実装され得るか、又は対応するソフトウェアを実行するハードウェアを使用することによって実装され得る。ハードウェア又はソフトウェアは、上記の機能に対応する1つ又は複数のモジュールを含む。
第17の態様によると、プロセッサ及びメモリを含む第1のセッション管理ネットワーク要素が提供される。メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶するように構成され、第1のセッション管理ネットワーク要素が稼動するとき、プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行し、そうすることによって、第1のセッション管理ネットワーク要素は、第3の態様の可能な設計のうちのいずれか1つによるローカルエリアネットワーク通信方法を実施する。
第18の態様によると、プロセッサを含む第1のセッション管理ネットワーク要素が提供される。プロセッサは、メモリに結合され、メモリの中の命令を読み取った後、命令に従って、第3の態様の可能な設計のうちのいずれか1つによるローカルエリアネットワーク通信方法を実施するように構成される。
第19の態様によると、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体は命令を記憶し、命令がコンピュータ上で稼動されるとき、コンピュータは、第3の態様の可能な設計のうちのいずれか1つによるローカルエリアネットワーク通信方法を実施することを可能にされる。
第20の態様によると、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で稼動するとき、コンピュータは、第3の態様の可能な設計のうちのいずれか1つによるローカルエリアネットワーク通信方法を実施することを可能にされる。
第21の態様によると、装置(例えば、装置はチップシステムであってよい)が提供される。装置は、第1のセッション管理ネットワーク要素が、第3の態様における機能を実装するのを、例えば、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定するのをサポートするように構成されたプロセッサを含む。可能な設計では、装置は、メモリをさらに含む。メモリは、第1のセッション管理ネットワーク要素に必要なプログラム命令及びデータを記憶するように構成される。装置がチップシステムであるとき、チップシステムは、チップを含んでよいか、又はチップ及び別の個別デバイスを含んでよい。
第16の態様から第21の態様のいずれかの設計によってもたらされる技術的効果については、第3の態様の異なる設計によってもたらされる技術的効果を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
第22の態様によると、通信システムが提供される。通信システムは、サービス管理ネットワーク要素及び第2のセッション管理ネットワーク要素を含む。サービス管理ネットワーク要素は、ローカルエリアネットワークの指示情報に基づいて、第1のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定し、第2のセッション管理ネットワーク要素へ第1のメッセージを送信するように構成される。第1の経路情報は、第2のユーザプレーンネットワーク要素によって、その宛先アドレスが第1のアドレスであるデータを、第1のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングするために使用される。第1のユーザプレーンネットワーク要素は、第1のアドレスに対応する端末に、ローカルエリアネットワークへのアクセスを提供する。第2のセッション管理ネットワーク要素は、サービス管理ネットワーク要素から第1のメッセージを受信し、第1のメッセージに基づいて、第2のユーザプレーンネットワーク要素上で第1のルーティングルールを構成するために、第1のルーティングルールを、第2のユーザプレーンネットワーク要素へ送信するように構成される。第1のルーティングルールは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1のアドレス、及び第1の経路情報を含む。
可能な設計では、第1のアドレスは第1の端末のアドレスであり、第1のアドレスに対応する端末は第1の端末であり、第1のメッセージは、第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子及び第1のルーティングルールを含む。通信システムは、第1のセッション管理ネットワーク要素をさらに含む。第1のセッション管理ネットワーク要素は、サービス管理ネットワーク要素へ第2のメッセージを送信するように構成される。第2のメッセージは、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子及びローカルエリアネットワークの識別子を含む。それに対応して、ローカルエリアネットワークの指示情報は、ローカルエリアネットワークの識別子である。サービス管理ネットワーク要素が、ローカルエリアネットワークの指示情報に基づいて、第1のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定するように構成されることは、以下を含む。サービス管理ネットワーク要素は、ローカルエリアネットワークの識別子に基づいて、第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子を決定し、ローカルエリアネットワークの識別子、第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に基づいて、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定するように構成される。
可能な設計では、サービス管理ネットワーク要素は、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子及びローカルエリアネットワークの識別子に基づいて、第1のユーザプレーンネットワーク要素がローカルエリアネットワークへのアクセスを提供するのは初めてであると決定した後、第1のセッション管理ネットワーク要素へ第3のメッセージを送信するようにさらに構成される。第1のセッション管理ネットワーク要素は、サービス管理ネットワーク要素から第3のメッセージを受信し、第3のメッセージに基づいて、第1のユーザプレーンネットワーク要素上で第2のルーティングルールを構成するために、第1のユーザプレーンネットワーク要素へ第2のルーティングルールを送信するようにさらに構成される。第2のルーティングルールは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2の端末のアドレス、及び第3の経路情報を含む。第3の経路情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素によって、その宛先アドレスが第2の端末のアドレスであるデータを、第2のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングするために使用される。第2の端末は、第2のユーザプレーンネットワーク要素がローカルエリアネットワークへのアクセスを提供する先の端末である。
可能な設計では、サービス管理ネットワーク要素が、ローカルエリアネットワークの識別子、第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に基づいて、第1のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定するように構成されることは、ローカルエリアネットワークの識別子に基づいて、第1のユーザプレーンネットワーク要素がローカルエリアネットワークへのアクセスを提供するのは初めてであると決定することと、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子を、第1のセッション管理ネットワーク要素へ送信することであって、第1の経路情報を要求する、送信することと、第1のセッション管理ネットワーク要素から第1の経路情報を受信することとを含む。第1のセッション管理ネットワーク要素は、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子を、サービス管理ネットワーク要素から受信し、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に基づいて、第1の経路情報を割り当て、サービス管理ネットワーク要素へ第1の経路情報を送信するように構成される。
可能な設計では、第2のセッション管理ネットワーク要素は、第1の経路情報に対応する第3の経路情報が、第2のユーザプレーンネットワーク要素上に存在しないと決定し、サービス管理ネットワーク要素へ第3の経路情報を送信するようにさらに構成される。第3の経路情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素によって、その宛先アドレスが第2の端末のアドレスであるデータを、第2のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングするために使用される。第2の端末は、第2のユーザプレーンネットワーク要素がローカルエリアネットワークへのアクセスを提供する先の端末である。サービス管理ネットワーク要素は、第2のセッション管理ネットワーク要素から第3の経路情報を受信し、第1のセッション管理ネットワーク要素へ第3のメッセージを送信するようにさらに構成される。第1のセッション管理ネットワーク要素は、サービス管理ネットワーク要素から第3のメッセージを受信し、第3のメッセージに基づいて、第1のユーザプレーンネットワーク要素上で第2のルーティングルールを構成するために、第1のユーザプレーンネットワーク要素へ第2のルーティングルールを送信するようにさらに構成される。第2のルーティングルールは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2の端末のアドレス、及び第3の経路情報を含む。
可能な設計では、第2のセッション管理ネットワーク要素は、第2のユーザプレーンネットワーク要素からアドレス報告を受信するようにさらに構成される。アドレス報告は、ローカルエリアネットワークの指示情報及び第1のアドレスを含む。第1のアドレスは、第2のユーザプレーンネットワーク要素によってマッチングできる経路情報がないデータに対応する宛先アドレスである。第2のセッション管理ネットワーク要素は、サービス管理ネットワーク要素へ第4のメッセージを送信するようにさらに構成される。第4のメッセージは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2のユーザプレーンネットワーク要素の指示情報、及び第1のアドレスを含む。サービス管理ネットワーク要素は、第2のセッション管理ネットワーク要素から第4のメッセージを受信するようにさらに構成される。それに対応して、サービス管理ネットワーク要素が、ローカルエリアネットワークの指示情報に基づいて、第1のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定するように構成されることは、以下を含む。サービス管理ネットワーク要素は、ローカルエリアネットワークの指示情報及び第1のアドレスに基づいて、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子を決定し、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2のユーザプレーンネットワーク要素の指示情報、及び第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に基づいて、第1のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定するように構成される。
可能な設計では、アドレス報告は第2のアドレスをさらに含み、第2のユーザプレーンネットワーク要素の指示情報は第2のアドレスであり、第2のアドレスは、第2のユーザプレーンネットワーク要素によってマッチングできる経路情報がないデータに対応するソースアドレスである。通信システムは、第1のセッション管理ネットワーク要素をさらに含む。サービス管理ネットワーク要素は、第2のセッション管理ネットワーク要素から第4のメッセージを受信した後、第1のセッション管理ネットワーク要素へ第5のメッセージを送信するようにさらに構成される。第5のメッセージは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2のアドレス、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第4の経路情報を含む。第4の経路情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素によって、その宛先アドレスが第2のアドレスであるデータを、第2のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングするために使用される。第1のセッション管理ネットワーク要素は、サービス管理ネットワーク要素から第5のメッセージを受信し、第1のユーザプレーンネットワーク要素上で第3のルーティングルールを構成するために、第3のルーティングルールを、第1のユーザプレーンネットワーク要素へ送信するようにさらに構成される。第3のルーティングルールは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2のアドレス、及び第4の経路情報を含む。
第22の態様のいずれかの設計によってもたらされる技術的効果については、第1の態様又は第2の態様における異なる設計によってもたらされる技術的効果を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
第23の態様によると、通信システムが提供される。通信システムは、第1のセッション管理ネットワーク要素及び第2のセッション管理ネットワーク要素を含む。第1のセッション管理ネットワーク要素は、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定するように構成される。第1の経路情報は、第2のユーザプレーンネットワーク要素によって、その宛先アドレスが第1の端末のアドレスであるデータを、第1のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングするために使用される。第1のユーザプレーンネットワーク要素は、ローカルエリアネットワークへのアクセスを第1の端末に提供する。第1のセッション管理ネットワーク要素は、第2のセッション管理ネットワーク要素へ第1のメッセージを送信するようにさらに構成される。第2のセッション管理ネットワーク要素は、第1のメッセージを受信し、第2のセッション管理ネットワーク要素上に第1のルーティングルールを構成するように構成される。第1のルーティングルールは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1の端末のアドレス、及び第1の経路情報を含む。
第23の態様のいずれかの設計によってもたらされる技術的効果については、第3の態様の異なる設計方式によってもたらされる技術的効果を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
本出願におけるこれらの態様又は他の態様は、以下の実施形態の説明においてより明らかになり、明瞭になることがある。
本出願の実施形態による通信システムの概略アーキテクチャ図1である。
本出願の実施形態による、5Gネットワーク中の通信システムのアプリケーションの概略図である。
既存の5GLANサービスのユーザプレーンアーキテクチャの概略図である。
本出願の実施形態による通信デバイスのハードウェア構造の概略図である。
本出願の実施形態によるローカルエリアネットワーク通信方法の概略フローチャート1である。
本出願の実施形態によるローカルエリアネットワーク通信方法の概略フローチャート2である。
本出願の実施形態によるローカルエリアネットワーク通信方法の概略フローチャート3である。
本出願の実施形態によるローカルエリアネットワーク通信方法の概略フローチャート4である。
本出願の実施形態によるサービス管理ネットワーク要素の概略構造図である。
本出願の実施形態による第2のセッション管理ネットワーク要素の概略構造図である。
本出願の実施形態による第1のセッション管理ネットワーク要素の概略構造図である。
以下は、本出願の実施形態における添付の図面を参照して、本出願の実施形態における技術的な解決策を説明する。本出願の説明において、「/」は、別段に規定されていない限り、関連付けられる事物の間の「又は」の関係を表す。例えば、A/Bは、A又はBを表し得る。本出願における「及び/又は」という用語は、関連付けられる事物を記述するための関連付け関係のみを示し、3つの関係が存在し得ることを示す。例えば、A及び/又はBは、以下の3つのケースを示し得る。即ち、Aのみが存在する、AとBの両方が存在する、ならびにBのみが存在する、であって、ここで、A及びBは単数又は複数であってよい。加えて、別段に規定されていない限り、本出願の記述における「複数の」は、2つ又は2つよりも多いことを意味する。「以下のうちの少なくとも1つの項目(断片)」又はその類似表現は、単数の項目(断片)又は複数の項目(断片)のどの組合せも含む、これらの項目のどの組合せも意味する。例えば、a、b、又はcのうちの少なくとも1つは、a、b、c、a及びb、a及びc、b及びc、又はa、b、及びcを示してよく、ここでa、b、及びcは、単数又は複数であってよい。加えて、本出願の実施形態における技術的解決策の明確な説明の便宜上、本出願の実施形態では、「第1の」、「第2の」、などのような用語が、機能及び目的が基本的に同じである、同じ事物又は類似事物を区別するために使用される。「第1の」及び「第2の」などの用語は、量又は実行順を制限するものではなく、「第1の」及び「第2の」などの用語は、明確な差異を示すものではないと、当業者は理解してよい。
加えて、本出願の実施形態において説明されるネットワークアーキテクチャ及びサービスシナリオは、本出願の実施形態における技術的解決策をより明らかに説明することが意図され、本出願の実施形態において提供される技術的解決策に対する制限とはならない。ネットワークアーキテクチャが進化し、新たなサービスシナリオが現れると、本出願の実施形態において提供される技術的解決策は、同様の技術的問題にも適用可能であることを、当業者は学習してよい。
図1は、本出願の実施形態による通信システム10を示す。通信システム10は、サービス管理ネットワーク要素と、サービス管理ネットワーク要素と通信するセッション管理ネットワーク要素1及びセッション管理ネットワーク要素2と、セッション管理ネットワーク要素1によって管理されるユーザプレーンネットワーク要素1と、ユーザプレーンネットワーク要素1がローカルエリアネットワークへのアクセスを提供する先の端末1と、セッション管理ネットワーク要素2によって管理されるユーザプレーンネットワーク要素2と、ユーザプレーンネットワーク要素2がローカルエリアネットワークへのアクセスを提供する先の端末2及び端末3とを含む。
本出願の本実施形態及び以下の実施形態では、ローカルエリアネットワークへのアクセスを提供することは、ローカルエリアネットワークサービスを提供することとしても説明されることがあることに留意されたい。本明細書では概略的な説明が提供され、詳細は以下で再び説明されない。
図1は、ただ2つのセッション管理ネットワーク要素(即ち、セッション管理ネットワーク要素1及びセッション管理ネットワーク要素2)を例として示すことに留意されたい。当然ながら、サービス管理ネットワーク要素、例えば、セッション管理ネットワーク要素3又はセッション管理ネットワーク要素4と通信する別のセッション管理ネットワーク要素があってもよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
図1は、1つのセッション管理ネットワーク要素が1つのユーザプレーンネットワーク要素と通信する一例を使用することによってのみ説明されることに留意されたい。例えば、セッション管理ネットワーク要素1はユーザプレーンネットワーク要素1と通信し、セッション管理ネットワーク要素2はユーザプレーンネットワーク要素2と通信する。当然ながら、1つのセッション管理ネットワーク要素が、代替として、複数のユーザプレーンネットワーク要素と通信することがある。例えば、セッション管理ネットワーク要素1は、代替として、ユーザプレーンネットワーク要素3又はユーザプレーンネットワーク要素4と通信することがある。代替として、セッション管理ネットワーク要素2は、ユーザプレーンネットワーク要素5と通信することがある。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
図1は、ユーザプレーンネットワーク要素1がローカルエリアネットワークへのアクセスを端末1に提供し、又はユーザプレーンネットワーク要素2がローカルエリアネットワークへのアクセスを端末2及び端末3に提供する一例を使用することによってのみ説明されることに留意されたい。当然ながら、ユーザプレーンネットワーク要素1は、代替として、ローカルエリアネットワークへのアクセスを複数の端末に提供することがある。例えば、ユーザプレーンネットワーク要素1は、代替として、ローカルエリアネットワークへのアクセスを端末4又は端末5に提供することがある。代替として、ユーザプレーンネットワーク要素2は、ローカルエリアネットワークへのアクセスを1つの端末又は2つより多い端末に提供することがある。例えば、ユーザプレーンネットワーク要素2は、代替として、ローカルエリアネットワークへのアクセスを端末5に提供することがある。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
図1に示すネットワーク要素は、互いと通信し得るか、又は別のデバイスによる転送を通して通信し得ることに留意されたい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
図1に示す通信システム10に基づいて、端末2が第1のローカルエリアネットワークにアクセスし、サービス管理ネットワーク要素が、端末2にサービスするセッション管理ネットワーク要素2によって送信されるメッセージAを受信すると想定する。メッセージAは、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを端末2に提供するユーザプレーンネットワーク要素2の識別子と、ユーザプレーンネットワーク要素2を管理するセッション管理ネットワーク要素2の識別子と、第1のローカルエリアネットワークの識別子と、端末2の識別子又は端末2のアドレスのうちの少なくとも一方とを搬送する。次いで、サービス管理ネットワーク要素は、第1のローカルエリアネットワークについてであるとともに第1のローカルエリアネットワークの識別子に対応する指示情報と、セッション管理ネットワーク要素2の識別子と、ユーザプレーンネットワーク要素2の識別子と、端末2の識別子又は端末2のアドレスのうちの少なくとも一方との間の対応を記憶する。第1のローカルエリアネットワークの指示情報は、例えば、第1のローカルエリアネットワークの識別子又は第1のローカルエリアネットワークのラベルであってよい。第1のローカルエリアネットワークのラベルの関連する説明については、図5に示される以下の実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で説明されない。第1のローカルエリアネットワークの指示情報が第1のローカルエリアネットワークの識別子である場合、第1のローカルエリアネットワークの指示情報は、メッセージAから直接取得されてよい。第1のローカルエリアネットワークの指示情報が第1のローカルエリアネットワークのラベルである場合、第1のローカルエリアネットワークの指示情報は、メッセージAから取得されるローカルエリアネットワークの識別子に基づいて取得されてよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。加えて、メッセージAが端末2のアドレスを含まない場合、端末2の識別子を搬送するメッセージAを受信した後、サービス管理ネットワーク要素は、端末2の識別子に対応する端末2のアドレスを決定し得る。具体的な決定方式については、以下の方法実施形態における説明を参照されたく、詳細は本明細書では説明されない。
加えて、端末3が第1のローカルエリアネットワークにアクセスし、サービス管理ネットワーク要素が、端末3にサービスするセッション管理ネットワーク要素2によって送信されるメッセージFを受信すると想定する。メッセージFは、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを端末3に提供するユーザプレーンネットワーク要素2の識別子と、ユーザプレーンネットワーク要素2を管理するセッション管理ネットワーク要素2の識別子と、第1のローカルエリアネットワークの識別子と、端末3の識別子又は端末3のアドレスのうちの少なくとも一方とを搬送する。次いで、サービス管理ネットワーク要素は、第1のローカルエリアネットワークについてであるとともに第1のローカルエリアネットワークの識別子に対応する指示情報と、セッション管理ネットワーク要素2の識別子と、ユーザプレーンネットワーク要素2の識別子と、端末3の識別子又は端末3のアドレスのうちの少なくとも一方との間の対応を記憶する。第1のローカルエリアネットワークの指示情報の関連する説明については、上記の説明を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
端末2及び端末3が第1のローカルエリアネットワークにアクセスした後で、端末1が、第1のローカルエリアネットワークにアクセスする場合、サービス管理ネットワーク要素は、端末1にサービスするセッション管理ネットワーク要素1によって送信されるメッセージBを受信する。メッセージBは、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを端末1に提供するユーザプレーンネットワーク要素1の識別子と、ユーザプレーンネットワーク要素1を管理するセッション管理ネットワーク要素1の識別子と、第1のローカルエリアネットワークの識別子と、端末1の識別子又は端末1のアドレスのうちの少なくとも一方とを搬送する。次いで、サービス管理ネットワーク要素は、第1のローカルエリアネットワークについてであるとともに第1のローカルエリアネットワークの識別子に対応する指示情報と、セッション管理ネットワーク要素1の識別子と、ユーザプレーンネットワーク要素1の識別子と、端末1の識別子又は端末1のアドレスのうちの少なくとも一方との間の対応を記憶する。第1のローカルエリアネットワークの指示情報の関連する説明については、上記の説明を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。加えて、メッセージBが端末1のアドレスを含まない場合、端末1の識別子を搬送するメッセージBを受信した後、サービス管理ネットワーク要素は、端末1の識別子に対応する端末1のアドレスを決定し得る。具体的な決定方式については、以下の方法実施形態における説明を参照されたく、詳細は本明細書で説明されない。
上記のシナリオに基づいて、ケース1からケース4における以下の4つのローカルエリアネットワーク通信方法が、ローカルエリアネットワークサービス用のセッション管理ネットワーク要素にわたるプライベート通信を実装するために、例として提供される。
ケース1:セッションを作成若しくは更新する処理又は別の処理において、サービス管理ネットワーク要素は、ローカルエリアネットワーク用のトポロジー管理及びユーザプレーン経路管理を提供し得る。加えて、サービス管理ネットワーク要素は経路情報を割り当てる。
具体的には、サービス管理ネットワーク要素がメッセージBを受信した後、サービス管理ネットワーク要素は、メッセージBの中の、第1のローカルエリアネットワークの指示情報に基づいて、及びローカルエリアネットワークの指示情報と、セッション管理ネットワーク要素の識別子と、ユーザプレーンネットワーク要素の識別子と、1つ若しくは複数の端末の識別子又は1つ若しくは複数の端末のアドレスのうちの少なくとも一方との間の、1つ又は複数の端末が第1のローカルエリアネットワークにアクセスするときにサービス管理ネットワーク要素によって記憶された対応を参照して、別のユーザプレーンネットワーク要素が現在、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを別の端末に提供するかどうかを決定し得る。別のユーザプレーンネットワーク要素が現在、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを別の端末に提供する場合、サービス管理ネットワーク要素は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、別のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及びユーザプレーンネットワーク要素1の識別子に基づいて、第1の方向での対応する経路情報を取得し得る。第1の方向での経路情報は、別のユーザプレーンネットワーク要素によって、その宛先アドレスが端末1のアドレスであるデータを、ユーザプレーンネットワーク要素1へルーティングするために使用される。例えば、上記のシナリオを参照すると、この場合、サービス管理ネットワーク要素は、ユーザプレーンネットワーク要素2が、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを端末2及び端末3に提供すると決定し得る。次いで、サービス管理ネットワーク要素は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、ユーザプレーンネットワーク要素2の識別子、及びユーザプレーンネットワーク要素1の識別子に基づいて、経路情報2を取得し得る。経路情報2は、ユーザプレーンネットワーク要素2によって、その宛先アドレスが端末1のアドレスであるデータを、ユーザプレーンネットワーク要素1へルーティングするために使用される。例えば、サービス管理ネットワーク要素は、経路情報2を、以下のようにして取得し得る。ユーザプレーンネットワーク要素1が、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを端末1又は任意の他の端末に対しても提供するのが初めてであるとき、サービス管理ネットワーク要素は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、ユーザプレーンネットワーク要素2の識別子、及びユーザプレーンネットワーク要素1の識別子に基づいて、経路情報2を割り当てる。サービス管理ネットワーク要素が経路情報2を割り当てた後、任意選択で、サービス管理ネットワーク要素は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報と、ソースユーザプレーンネットワーク要素(本明細書ではユーザプレーンネットワーク要素2である)の識別子と、ターゲットユーザプレーンネットワーク要素(本明細書ではユーザプレーンネットワーク要素1である)の識別子と、経路情報2との間の対応を記憶してよい。代替として、ユーザプレーンネットワーク要素1が、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを端末1又は任意の他の端末に対しても提供するのが初めてではないとき、サービス管理ネットワーク要素は、ユーザプレーンネットワーク要素1の識別子、ユーザプレーンネットワーク要素2の識別子、及び第1のローカルエリアネットワークの指示情報に基づいて、第1のローカルエリアネットワークの指示情報と、ソースユーザプレーンネットワーク要素の識別子と、ターゲットユーザプレーンネットワーク要素の識別子と、経路情報との間の記憶された対応を問い合わせ、対応する経路情報2を決定してよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
さらに、サービス管理ネットワーク要素が、第1の方向での対応する経路情報を決定した後、サービス管理ネットワーク要素は、対応するセッション管理ネットワーク要素へ、対応するユーザプレーンネットワーク要素の識別子と、第1の方向での経路情報に関連した情報とを送信し得る。次いで、セッション管理ネットワーク要素は、ユーザプレーンネットワーク要素の識別子に対応するユーザプレーンネットワーク要素へ、ユーザプレーンネットワーク要素上で、第1の方向での経路情報に関連した情報を構成するために、第1の方向での経路情報に関連した情報を送信する。例えば、上記のシナリオを参照すると、経路情報2を取得した後、サービス管理ネットワーク要素は、ルーティングルール2と、ユーザプレーンネットワーク要素2の識別子とを、ユーザプレーンネットワーク要素2を管理するセッション管理ネットワーク要素2へ送信し得る。次いで、セッション管理ネットワーク要素2は、ユーザプレーンネットワーク要素2の識別子に基づいて、ユーザプレーンネットワーク要素2上でルーティングルール2を構成するために、ルーティングルール2を、対応するユーザプレーンネットワーク要素2へ送信し得る。ルーティングルール2は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、端末1のアドレス、及び経路情報2を含む。このようにして、その宛先アドレスが端末1のアドレスであるデータを受信した後、ユーザプレーンネットワーク要素2は、ルーティングルール2に従って、ユーザプレーンネットワーク要素1へデータをルーティングしてよい。次いで、ユーザプレーンネットワーク要素1は、対応するアクセスデバイスを通して、端末1へデータをルーティングする。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
任意選択で、上記のシナリオでは、ユーザプレーンネットワーク要素1が、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを端末1又は任意の他の端末に対しても提供するのが初めてであると想定される。この場合、別のユーザプレーンネットワーク要素が現在、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを別の端末に提供すると決定した後、サービス管理ネットワーク要素は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、別のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及びユーザプレーンネットワーク要素1の識別子に基づいて、第2の方向にあるとともに、第1の方向での経路情報に対応する経路情報をさらに割り当て得る。第2の方向での経路情報は、ユーザプレーンネットワーク要素1によって、対応するユーザプレーンネットワーク要素へ、その宛先アドレスが別の端末のアドレスであるデータをルーティングするために使用される。本明細書での別の端末は、対応するユーザプレーンネットワーク要素が第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを提供する先の端末である。例えば、上記のシナリオを参照すると、この場合、サービス管理ネットワーク要素は、ユーザプレーンネットワーク要素2が、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを端末2及び端末3に提供すると決定し得る。次いで、サービス管理ネットワーク要素は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、ユーザプレーンネットワーク要素2の識別子、及びユーザプレーンネットワーク要素1の識別子に基づいて、経路情報1を割り当て得る。経路情報1は、ユーザプレーンネットワーク要素1によって、その宛先アドレスが端末2のアドレス又は端末3のアドレスであるデータを、ユーザプレーンネットワーク要素2へルーティングするために使用される。
さらに、サービス管理ネットワーク要素が、第2の方向での対応する経路情報を割り当てた後、サービス管理ネットワーク要素は、第2の方向での経路情報に関連した情報を、セッション管理ネットワーク要素1へ送信し得る。次いで、セッション管理ネットワーク要素1は、ユーザプレーンネットワーク要素1上で、第2の方向での経路情報に関連した情報を構成するために、第2の方向での経路情報に関連した情報を、対応するユーザプレーンネットワーク要素1へ送信する。例えば、上記のシナリオを参照すると、経路情報1を決定した後、サービス管理ネットワーク要素は、セッション管理ネットワーク要素1へルーティングルール1を送信し得る。次いで、セッション管理ネットワーク要素1は、ユーザプレーンネットワーク要素1上でルーティングルール1を構成するために、ルーティングルール1を、対応するユーザプレーンネットワーク要素1へ送信する。ルーティングルール1は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、端末2のアドレス、端末3のアドレス、及び経路情報1を含む。このようにして、その宛先アドレスが端末2のアドレス又は端末3のアドレスであるデータを受信した後、ユーザプレーンネットワーク要素1は、ルーティングルール1に従って、ユーザプレーンネットワーク要素2へデータをルーティングしてよい。次いで、ユーザプレーンネットワーク要素2は、対応するアクセスデバイスを通して、端末2又は端末3へデータをルーティングする。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
結論として、上記の解決策によると、セッション管理ネットワーク要素1によって管理されるユーザプレーンネットワーク要素1が第1のローカルエリアネットワークサービスを提供する先の端末1と、セッション管理ネットワーク要素2によって管理されるユーザプレーンネットワーク要素2が第1のローカルエリアネットワークサービスを提供する先の端末2又は端末3との間で、プライベート通信が実装されることが可能である。言い換えると、セッション管理ネットワーク要素にわたるプライベート通信が、ローカルエリアネットワークサービス用に実装されることが可能である。
ケース2:セッションを作成若しくは更新する処理又は別の処理において、サービス管理ネットワーク要素は、ローカルエリアネットワークの中の経路情報を更新しない。そうではなく、例えば、セッション処理を完了した後、セッション管理ネットワーク要素は、必要に応じて、ユーザプレーンネットワーク要素上に構成されたアドレス報告に基づいて、処理されることが可能でないデータパケットの宛先アドレスを取得し、サービス管理ネットワーク要素に対して、宛先アドレスに関連付けられた経路情報を要求し、ユーザプレーンネットワーク要素上でリアルタイムに経路情報を更新する。
具体的には、ユーザプレーンネットワーク要素上に報告ルールが構成され得る。報告ルールは、以下の通りであり得る。ユーザプレーンネットワーク要素が、第1のローカルエリアネットワークへ送信されたデータを検出し、データをユーザプレーン経路情報とマッチングさせるのに失敗したとき、ユーザプレーンネットワーク要素は、対応するセッション管理ネットワーク要素へ、データに対応する宛先アドレス及びソースアドレス(即ち、データの受信機アドレス及び送信機アドレス)ならびに第1のローカルエリアネットワークの識別子などのデータ記述情報を報告する。
さらに、端末1が端末2へデータを送信すると想定すると、ユーザプレーンネットワーク要素1が、その宛先アドレスが端末2のアドレスであるデータを受信した後、ユーザプレーンネットワーク要素1が、その宛先アドレスが端末2のアドレスであるデータについてのどの転送経路情報もマッチングできないことを検出しない場合、ユーザプレーンネットワーク要素1は、セッション管理ネットワーク要素1へアドレス報告を送信する。アドレス報告は、第1のローカルエリアの指示情報と、端末2のアドレス(即ち、宛先アドレス)とを含む。任意選択で、アドレス報告は、端末1のアドレス(即ち、ソースアドレス)をさらに含み得る。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
さらに、アドレス報告を受信した後、セッション管理ネットワーク要素1は、サービス管理ネットワーク要素に対して経路情報1を要求し得る。経路情報1は、ユーザプレーンネットワーク要素1によって、その宛先アドレスが端末2のアドレスであるデータを、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを端末2に提供するユーザプレーンネットワーク要素、例えば、上記のシナリオではユーザプレーンネットワーク要素2へルーティングするために使用される。例えば、セッション管理ネットワーク要素1は、サービス管理ネットワーク要素へメッセージCを送信し得る。メッセージCは、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、ユーザプレーンネットワーク要素1の識別子、及び端末2のアドレスを搬送し、端末2のアドレスに関連付けられた経路情報を要求するために使用される。このようにして、メッセージCを受信した後、サービス管理ネットワーク要素は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報と、セッション管理ネットワーク要素2の識別子と、ユーザプレーンネットワーク要素2の識別子と、端末2の識別子又は端末2のアドレスのうちの少なくとも一方との間の、端末2が第1のローカルエリアネットワークにアクセスするときにサービス管理ネットワーク要素によって記憶された対応に基づいて、端末2のアドレスに対応する端末2に、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを提供するユーザプレーンネットワーク要素がユーザプレーンネットワーク要素2であると決定し得る。さらに、サービス管理ネットワーク要素は、要求された経路情報1を取得し得る。例えば、サービス管理ネットワーク要素は、要求された経路情報1を、以下のようにして取得し得る。ユーザプレーンネットワーク要素1が、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを端末1又は任意の他の端末に対しても提供するのが初めてであるとき、サービス管理ネットワーク要素は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、ユーザプレーンネットワーク要素2の識別子、及びユーザプレーンネットワーク要素1の識別子に基づいて、経路情報1を割り当てる。サービス管理ネットワーク要素が経路情報1を割り当てた後、任意選択で、サービス管理ネットワーク要素は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報と、ソースユーザプレーンネットワーク要素(本明細書ではユーザプレーンネットワーク要素1である)の識別子と、ターゲットユーザプレーンネットワーク要素(本明細書ではユーザプレーンネットワーク要素2である)の識別子と、経路情報1との間の対応を記憶してよい。代替として、ユーザプレーンネットワーク要素1が、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを端末1又は任意の他の端末に対しても提供するのが初めてではないとき、サービス管理ネットワーク要素は、ユーザプレーンネットワーク要素1の識別子、ユーザプレーンネットワーク要素2の識別子、及び第1のローカルエリアネットワークの指示情報に基づいて、第1のローカルエリアネットワークの指示情報と、ソースユーザプレーンネットワーク要素の識別子と、ターゲットユーザプレーンネットワーク要素の識別子と、経路情報との間の記憶された対応を問い合わせ、対応する経路情報1を決定してよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
加えて、任意選択で、メッセージCは、ユーザプレーンネットワーク要素1の識別子は搬送しないが、端末1のアドレスを搬送し得る。このようにして、メッセージCを受信した後、サービス管理ネットワーク要素は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報と、セッション管理ネットワーク要素1の識別子と、ユーザプレーンネットワーク要素1の識別子と、端末1の識別子又は端末1のアドレスのうちの少なくとも一方との間の、端末1が第1のローカルエリアネットワークにアクセスするときにサービス管理ネットワーク要素によって記憶された対応に基づいて、端末1のアドレスに対応する端末1に、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを提供するユーザプレーンネットワーク要素がユーザプレーンネットワーク要素1であると決定する必要がさらにある。次いで、サービス管理ネットワーク要素は、上記のようにして、経路情報1を取得する。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
さらに、対応する経路情報1を取得した後、サービス管理ネットワーク要素は、セッション管理ネットワーク要素1へ経路情報1を送信し得る。次いで、セッション管理ネットワーク要素1は、ユーザプレーンネットワーク要素1上でルーティングルール1を構成するために、アドレス報告を送信するユーザプレーンネットワーク要素1へルーティングルール1(即ち、経路情報1に関連した情報)を送信する。ルーティングルール1は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、端末2のアドレス、及び経路情報1を含む。このようにして、ユーザプレーンネットワーク要素1は、ルーティングルール1に従って、その宛先アドレスが端末2のアドレスである受信されたデータを、ユーザプレーンネットワーク要素2へルーティングし得る。次いで、ユーザプレーンネットワーク要素2は、対応するアクセスデバイスを通して、端末2へデータをルーティングする。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
任意選択で、上記のシナリオでは、メッセージCが端末1のアドレスを搬送する場合、サービス管理ネットワーク要素は、経路情報2をさらに取得し得る。経路情報2は、ユーザプレーンネットワーク要素2によって、その宛先アドレスが端末1のアドレスであるデータを、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを端末1に提供するユーザプレーンネットワーク要素、例えば、上記のシナリオではユーザプレーンネットワーク要素1へルーティングするために使用される。サービス管理ネットワーク要素が経路情報2を取得する方式については、上記のケース1における説明を参照されたい。詳細は本明細書で再び説明されない。
さらに、経路情報2を取得した後、サービス管理ネットワーク要素は、ユーザプレーンネットワーク要素2を管理するセッション管理ネットワーク要素2へ、ルーティングルール2とユーザプレーンネットワーク要素1の識別子とを送信し得る。次いで、セッション管理ネットワーク要素2は、ユーザプレーンネットワーク要素2上でルーティングルール2を構成するために、ルーティングルール2を、ユーザプレーンネットワーク要素2の識別子に対応するユーザプレーンネットワーク要素2へ送信する。ルーティングルール2は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、端末1のアドレス、及び経路情報2を含む。このようにして、その宛先アドレスが端末1のアドレスであるデータを受信した後、ユーザプレーンネットワーク要素2は、ルーティングルール2に従って、ユーザプレーンネットワーク要素1へデータをルーティングしてよい。次いで、ユーザプレーンネットワーク要素1は、対応するアクセスデバイスを通して、端末1へデータをルーティングする。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
当然ながら、本出願の本実施形態において、ルーティングルール2は、ユーザプレーンネットワーク要素2上にさらに構成されなくてよい。そうではなく、アドレス報告が、ユーザプレーンネットワーク要素2上に構成される。端末2が端末1へデータを送信するとき、ユーザプレーンネットワーク要素2が、その宛先アドレスが端末1のアドレスであるデータを受信した後、ユーザプレーンネットワーク要素2が、その宛先アドレスが端末1のアドレスであるデータについてのどの転送経路情報もマッチングできないことを検出した場合、ユーザプレーンネットワーク要素2は、セッション管理ネットワーク要素2へアドレス報告を送信する。次いで、ルーティングルール2は、ユーザプレーンネットワーク要素1上でルーティングルール1を構成する上記の方式と同様の方式で、ユーザプレーンネットワーク要素2上に構成される。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
結論として、上記の解決策によると、セッション管理ネットワーク要素1によって管理されるユーザプレーンネットワーク要素1が第1のローカルエリアネットワークサービスを提供する先の端末1と、セッション管理ネットワーク要素2によって管理されるユーザプレーンネットワーク要素2が第1のローカルエリアネットワークサービスを提供する先の端末2との間で、プライベート通信が実装されることが可能である。言い換えると、セッション管理ネットワーク要素にわたるプライベート通信が、ローカルエリアネットワークサービス用に実装されることが可能である。
ケース3:セッションを作成若しくは更新する処理又は別の処理において、サービス管理ネットワーク要素は、ローカルエリアネットワーク用のトポロジー管理及びユーザプレーン経路管理を提供し得る。加えて、セッション管理ネットワーク要素は経路情報を割り当てる。
特定の実装は、ケース1のものと同様であり、ケース3とケース1との間の差異は、以下の通りである。
一態様では、ユーザプレーンネットワーク要素1が、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを端末1又は任意の他の端末に対しても提供するのが初めてであるとき、ケース3における、第1の方向での経路情報を取得する方式は、ケース1のものとは異なる。ケース1では、ユーザプレーンネットワーク要素1が、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを端末1又は任意の他の端末に対しても提供するのが初めてであるとき、サービス管理ネットワーク要素は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、別のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及びユーザプレーンネットワーク要素1の識別子に基づいて、第1の方向での経路情報を割り当てる。ケース3では、ユーザプレーンネットワーク要素1が、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを端末1又は任意の他の端末に対しても提供するのが初めてであるとき、サービス管理ネットワーク要素は、ユーザプレーンネットワーク要素1を管理するセッション管理ネットワーク要素1に対して、第1の方向での経路情報を要求する。例えば、サービス管理ネットワーク要素は、経路情報2を取得する。ケース1では、ユーザプレーンネットワーク要素1が、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを端末1又は任意の他の端末に対しても提供するのが初めてであるとき、サービス管理ネットワーク要素は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、ユーザプレーンネットワーク要素2の識別子、及びユーザプレーンネットワーク要素1の識別子に基づいて、経路情報2を割り当てる。しかし、ケース3では、ユーザプレーンネットワーク要素1が、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを端末1又は任意の他の端末に対しても提供するのが初めてであるとき、サービス管理ネットワーク要素は、ユーザプレーンネットワーク要素1を管理するセッション管理ネットワーク要素1に対して、経路情報2を要求する。セッション管理ネットワーク要素1が経路情報2を割り当てた後、セッション管理ネットワーク要素1は、経路情報2をサービス管理ネットワーク要素へ送信する。関連する実装については、図7に示される以下の実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
別の態様では、サービス管理ネットワーク要素が第2の方向での経路情報を取得する方式は、ケース1でのものとは異なる。ケース1では、ユーザプレーンネットワーク要素1が、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを端末1又は任意の他の端末に対しても提供するのが初めてであるとき、サービス管理ネットワーク要素は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、別のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及びユーザプレーンネットワーク要素1の識別子に基づいて、第2の方向での経路情報を割り当て、第2の方向での経路情報を、ユーザプレーンネットワーク要素1に対応するセッション管理ネットワーク要素1へ送信する。ユーザプレーンネットワーク要素1が、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを端末1又は任意の他の端末に対しても提供するのが初めてではないとき、サービス管理ネットワーク要素は、第2の方向での経路情報を取得する必要がない。ケース3では、サービス管理ネットワーク要素は、第1の方向での対応する経路情報を取得し、対応するユーザプレーンネットワーク要素の識別子と、第1の方向での経路情報に関連した情報とを、対応するセッション管理ネットワーク要素へ送信する。次いで、第1の方向での経路情報の各断片について、セッション管理ネットワーク要素は、第2の方向であるとともに、第1の方向での経路情報に対応する経路情報が、対応するユーザプレーンネットワーク要素上に存在しないと決定した場合、セッション管理ネットワーク要素は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、ユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及びユーザプレーンネットワーク要素1の識別子に基づいて、第2の方向での対応する経路情報を割り当て、次いで、第2の方向での経路情報をサービス管理ネットワーク要素へ送信する。例えば、サービス管理ネットワーク要素は、経路情報1を取得する。ケース1では、ユーザプレーンネットワーク要素1が、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを端末1又は任意の他の端末に対しても提供するのが初めてであるとき、サービス管理ネットワーク要素は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、ユーザプレーンネットワーク要素2の識別子、及びユーザプレーンネットワーク要素1の識別子に基づいて、経路情報1を割り当て、経路情報1を、ユーザプレーンネットワーク要素1に対応するセッション管理ネットワーク要素1へ送信する。ユーザプレーンネットワーク要素1が、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを端末1又は任意の他の端末に対しても提供するのが初めてではないとき、サービス管理ネットワーク要素は、経路情報1を取得する必要がない。ケース3では、サービス管理ネットワーク要素は、経路情報2を決定し、ユーザプレーンネットワーク要素2の識別子と、経路情報2に関連した情報とを、ユーザプレーンネットワーク要素2を管理するセッション管理ネットワーク要素2へ送信する。次いで、経路情報2に対応する経路情報1が、対応するユーザプレーンネットワーク要素2上に存在しないとセッション管理ネットワーク要素2が決定した場合、セッション管理ネットワーク要素2は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、ユーザプレーンネットワーク要素2の識別子、及びユーザプレーンネットワーク要素1の識別子に基づいて、経路情報1を割り当て、次いで、経路情報1をサービス管理ネットワーク要素へ送信する。
関連する他の説明については、ケース1における説明を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
ケース4:サービス管理ネットワーク要素は、ローカルエリアネットワークにユーザプレーン経路管理を提供しない。そうではなく、異なるセッション管理ネットワーク要素が、経路情報を更新するために互いと交渉する。
具体的には、サービス管理ネットワーク要素がメッセージBを受信した後、サービス管理ネットワーク要素は、メッセージBの中の、第1のローカルエリアネットワークの指示情報に基づいて、及びローカルエリアネットワークの指示情報と、セッション管理ネットワーク要素の識別子と、ユーザプレーンネットワーク要素の識別子と、端末の識別子又は端末のアドレスのうちの少なくとも一方との間の、1つ又は複数の端末が第1のローカルエリアネットワークにアクセスするときにサービス管理ネットワーク要素によって記憶された対応を参照して、別のユーザプレーンネットワーク要素が現在、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを別の端末に提供するかどうかを決定し得る。別のユーザプレーンネットワーク要素が現在、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを別の端末に提供する場合、サービス管理ネットワーク要素は、セッション管理ネットワーク要素1へ、別のユーザプレーンネットワーク要素の識別子と、別のユーザプレーンネットワーク要素に対応するセッション管理ネットワーク要素の識別子と、対応する第1のローカルエリアネットワークの指示情報とを戻してよい(代替として、セッション管理ネットワーク要素1は、第1のローカルエリアネットワークの識別子を、第1のローカルエリアネットワークの指示情報として使用する)。次いで、セッション管理ネットワーク要素1は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、別のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及びユーザプレーンネットワーク要素1の識別子に基づいて、第1の方向での対応する経路情報を取得する。第1の方向での経路情報は、別のユーザプレーンネットワーク要素によって、その宛先アドレスが端末1のアドレスであるデータを、ユーザプレーンネットワーク要素1へルーティングするために使用される。さらに、セッション管理ネットワーク要素1は、別のユーザプレーンネットワーク要素に対応するセッション管理ネットワーク要素のものであるとともにサービス管理ネットワーク要素によって送信される識別子に基づいて、対応するセッション管理ネットワーク要素へメッセージDを送信し得る。メッセージDは、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、端末1のアドレス、第1の方向での対応する経路情報、及び対応するユーザプレーンネットワーク要素の識別子を含む。セッション管理ネットワーク要素は、対応するユーザプレーンネットワーク要素の識別子に基づいて、ユーザプレーンネットワーク要素上で、第1の方向での経路情報に関連した情報を構成するために、第1の方向での経路情報に関連した情報(情報は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、端末1のアドレス、及び第1の方向での対応する経路情報を含む)を、対応するユーザプレーンネットワーク要素へ送信する。セッション管理ネットワーク要素1が第1の方向での対応する経路情報を取得する方式については、ケース1において、サービス管理ネットワーク要素が第1の方向での対応する経路情報を取得する方式を参照されたい。例えば、ケース1におけるサービス管理ネットワーク要素が、ケース4におけるセッション管理ネットワーク要素1によって置き換えられるという点で差異がある。関連する他の説明については、ケース1における説明を参照されたい。詳細について、本明細書で再び説明しない。
例えば、上記のシナリオを参照すると、サービス管理ネットワーク要素は、ユーザプレーンネットワーク要素2が、第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを端末2及び端末3に提供すると決定し得る。この場合、サービス管理ネットワーク要素は、セッション管理ネットワーク要素1へ、ユーザプレーンネットワーク要素2の識別子、セッション管理ネットワーク要素2の識別子、及び第1のローカルエリアネットワークの対応する指示情報を送信する(代替として、セッション管理ネットワーク要素1は、第1のローカルエリアネットワークの識別子を、第1のローカルエリアネットワークの指示情報として使用する)。次いで、セッション管理ネットワーク要素1は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、ユーザプレーンネットワーク要素2の識別子、及びユーザプレーンネットワーク要素1の識別子に基づいて、経路情報2を取得する。経路情報2は、ユーザプレーンネットワーク要素2によって、その宛先アドレスが端末1のアドレスであるデータを、ユーザプレーンネットワーク要素1へルーティングするために使用される。さらに、セッション管理ネットワーク要素1は、サービス管理ネットワーク要素によって送信される、対応するセッション管理ネットワーク要素2の識別子に基づいて、ルーティングルール2及びユーザプレーンネットワーク要素2の識別子をセッション管理ネットワーク要素2へ送信し得る。次いで、セッション管理ネットワーク要素2は、ユーザプレーンネットワーク要素2の識別子に基づいて、ユーザプレーンネットワーク要素2上でルーティングルール2を構成するために、ルーティングルール2を、対応するユーザプレーンネットワーク要素2へ送信する。ルーティングルール2は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、端末1のアドレス、及び経路情報2を含む。このようにして、その宛先アドレスが端末1のアドレスであるデータを受信した後、ユーザプレーンネットワーク要素2は、ルーティングルール2に従って、ユーザプレーンネットワーク要素1へデータをルーティングしてよい。次いで、ユーザプレーンネットワーク要素1は、対応するアクセスデバイスを通して、端末1へデータをルーティングする。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
さらに、別のセッション管理ネットワーク要素がセッション管理ネットワーク要素1からメッセージDを受信した後、第1の方向での経路情報の各断片について、セッション管理ネットワーク要素は、第2の方向であるとともに、第1の方向での経路情報に対応する経路情報が、対応するユーザプレーンネットワーク要素上に存在しないと決定し、セッション管理ネットワーク要素は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、ユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及びユーザプレーンネットワーク要素1の識別子に基づいて、第2の方向での対応する経路情報を割り当て、次いで、第2の方向での経路情報をサービス管理ネットワーク要素へ送信する。第2の方向での経路情報は、ユーザプレーンネットワーク要素1によって、その宛先アドレスが別の端末のアドレスであるデータを、対応するユーザプレーンネットワーク要素へルーティングするために使用される。本明細書の別の端末は、対応するユーザプレーンネットワーク要素が第1のローカルエリアネットワークへのアクセスを提供する端末である。さらに、サービス管理ネットワーク要素は、セッション管理ネットワーク要素1へ、対応するユーザプレーンネットワーク要素1の識別子ならびに第2の方向での経路情報に関連した情報(情報は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、別の端末のアドレス、及び第2の方向での対応する経路情報を含む)を送信し得る。次いで、セッション管理ネットワーク要素1は、ユーザプレーンネットワーク要素1上で、第2の方向での経路情報に関連した情報を構成するために、ユーザプレーンネットワーク要素1の識別子に基づいて、第2の方向での経路情報に関連した情報を、対応するユーザプレーンネットワーク要素1へ送信する。例えば、上記のシナリオを参照すると、セッション管理ネットワーク要素1からメッセージDを受信した後、セッション管理ネットワーク要素2は、経路情報2に対応する経路情報1が、対応するユーザプレーンネットワーク要素2上に存在しないと決定することが仮定される。この場合では、セッション管理ネットワーク要素2は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、ユーザプレーンネットワーク要素2の識別子、及びユーザプレーンネットワーク要素1の識別子に基づいて、対応する経路情報1を割り当てる。経路情報1は、ユーザプレーンネットワーク要素1によって、その宛先アドレスが端末2のアドレス又は端末3のアドレスであるデータを、ユーザプレーンネットワーク要素2へルーティングするために使用される。さらに、サービス管理ネットワーク要素は、ルーティングルール1及びユーザプレーンネットワーク要素1の識別子(任意選択)を、セッション管理ネットワーク要素1へ送信し得る。次いで、セッション管理ネットワーク要素1は、ユーザプレーンネットワーク要素1の識別子に基づいて、ユーザプレーンネットワーク要素1上でルーティングルール1を構成するために、ルーティングルール1を、対応するユーザプレーンネットワーク要素1へ送信する。ルーティングルール1は、第1のローカルエリアネットワークの指示情報、端末2のアドレス、端末3のアドレス、及び経路情報1を含む。このようにして、その宛先アドレスが端末2のアドレス又は端末3のアドレスであるデータを受信した後、ユーザプレーンネットワーク要素1は、ルーティングルール1に従って、ユーザプレーンネットワーク要素2へデータをルーティングしてよい。次いで、ユーザプレーンネットワーク要素2は、対応するアクセスデバイスを通して、端末2又は端末3へデータをルーティングする。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
結論として、上記の解決策によると、セッション管理ネットワーク要素1によって管理されるユーザプレーンネットワーク要素1が第1のローカルエリアネットワークサービスを提供する先の端末1と、セッション管理ネットワーク要素2によって管理されるユーザプレーンネットワーク要素2が第1のローカルエリアネットワークサービスを提供する先の端末2又は端末3との間で、プライベート通信が実装されることが可能である。言い換えると、セッション管理ネットワーク要素にわたるプライベート通信が、ローカルエリアネットワークサービス用に実装されることが可能である。
任意選択で、図1に示される通信システムは、現行の5Gネットワーク又は別の将来のネットワークに適用され得る。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
例えば、図2に示されるように、図1に示される通信システムは、現行の5Gネットワークに適用され、図1のセッション管理ネットワーク要素1に対応するネットワーク要素又はエンティティは、5GネットワークアーキテクチャにおけるSMFネットワーク要素1であってよく、図1のセッション管理ネットワーク要素2に対応するネットワーク要素又はエンティティは、5GネットワークアーキテクチャにおけるSMFネットワーク要素2であってよく、図1のユーザプレーンネットワーク要素1に対応するネットワーク要素又はエンティティは、5GネットワークアーキテクチャにおけるUPFネットワーク要素1であってよく、図1のユーザプレーンネットワーク要素2に対応するネットワーク要素又はエンティティは、5GネットワークアーキテクチャにおけるUPFネットワーク要素2であってよく、図1のサービス管理ネットワーク要素に対応するネットワーク要素又はエンティティは、5Gネットワークアーキテクチャにおける5GLAN SMF(5GLAN SMF、LSMF)ネットワーク要素であってよい。上記のローカルエリアネットワークは、5GLANであってよい。加えて、表現によっては、5GLANは、LAN、LANタイプサービス(type service)、LAN仮想ネットワーク(virtual network、VN)、5GLANタイプサービス、5GLAN−VN、5GLANグループ(group)、LANグループなどとも呼ばれ得る。LSMFネットワーク要素は、5GLANグループ管理機能(group management function、GMF)ネットワーク要素、5GLAN経路管理機能(path management function、PMF)ネットワーク要素、5GLANアドレス解決機能(address resolution function、ARF)ネットワーク要素、5GLANグループコントローラ/制御機能(group controller/control function、GCF)ネットワーク要素、5GLAN構成コントローラ/制御機能(configuration controller/control function、CCF)ネットワーク要素、5GLAN構成管理機能(configuration management function、CMF)ネットワーク要素、5GLANタイプサービス管理機能(5GLAN−type service management function、5LSMF)ネットワーク要素、5GLAN仮想ネットワーク管理機能(5GLAN−VN management function、5LVMF)ネットワーク要素、5GLAN仮想ネットワークコントローラ(5GLAN−VN controller、5LVC)、5GLANコントローラ(5GLAN controller、5LC)、5GLANタイプサービスコントローラ(5GLAN−type service controller、5LSC)などとも呼ばれ得る。5GLAN及びLSMFネットワーク要素の名称は、本出願の本実施形態において特に制限されない。
本出願の本実施形態において、LSMFネットワーク要素は、5GLANのトポロジー構造と、5GLAN中の異なるUPFネットワーク要素の間のルーティングとを管理するように構成される。例えば、LSMFネットワーク要素は、端末が5GLANにアクセスするロケーションに基づいて、SMFネットワーク要素若しくはUPFネットワーク要素を5GLANに動的に追加することができるか、又は端末の動きに基づいて、SMFネットワーク要素若しくはUPFネットワーク要素を動的に更新することができる。代替として、LSMFネットワーク要素は、アドレス変更、例えば、5GLAN中の端末の新規アドレスの追加又は古いアドレスの消去に基づいて、5GLANにおけるルーティングを更新して、5GLANが5GLANプライベート通信、即ち、端末の間の二地点間データ伝送を満たすことが可能であることを保証することができる。代替として、端末にサービスするSMFネットワーク要素が、別の端末にサービスするSMFネットワーク要素とは異なることをLSMFネットワーク要素が検出したとき、LSMFネットワーク要素は、2つのSMFネットワーク要素の間の交渉を通して、対応するUPFネットワーク要素の間のルーティングを更新する。UPFネットワーク要素が端末に5GLANサービスを提供するのが初めてである場合、ルーティングの更新中に、UPFネットワーク要素と別のUPFネットワーク要素との間の転送経路が確立される必要がある。
加えて、図2に示されるように、現行の5Gネットワークは、アクセスデバイス1、アクセスデバイス2、アクセス及びモビリティ管理機能(core access and mobility management function、AMF)ネットワーク要素、認証サーバ機能(authentication server function、AUSF)ネットワーク要素、ネットワークスライス選択機能(network slice selection function、NSSF)ネットワーク要素、ネットワーク露出機能(network exposure function、NEF)ネットワーク要素、ネットワークリポジトリ機能(network exposure function Repository Function、NRF)ネットワーク要素、ポリシー制御機能(policy control function、PCF)ネットワーク要素、統合データ管理(Unified Data Management、UDM)ネットワーク要素、アプリケーション機能(application function、AF)ネットワーク要素などをさらに含み得る。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
図2に示されるように、端末1が、アクセスデバイス1を通して5Gネットワークにアクセスし、端末1は、次世代(next generation、N)1インターフェース(略してN1)を通してAMFネットワーク要素と通信する。端末2が、アクセスデバイス2を通して5Gネットワークにアクセスし、端末2は、N1を通してAMFネットワーク要素と通信する。端末3が、アクセスデバイス2を通して5Gネットワークにアクセスし、端末3は、N1を通してAMFネットワーク要素と通信する。アクセスデバイス1又はアクセスデバイス2は、N2インターフェース(略してN2)を通してAMFネットワーク要素と通信する。アクセスデバイス1は、N3インターフェース(略してN3)を通してUPFネットワーク要素1と通信し、アクセスデバイス2は、N3を通してUPFネットワーク要素2と通信する。SMFネットワーク要素1は、N4インターフェース(略してN4)を通してUPFネットワーク要素1と通信し、SMFネットワーク要素2は、N4を通してUPFネットワーク要素2と通信する。UPFネットワーク要素1は、Nxインターフェース(略してNx)を通してUPFネットワーク要素2と通信する。代替として、UPFネットワーク要素1又はUPFネットワーク要素2は、N6インターフェース(略してN6)を通してデータネットワークにアクセスする。Nxインターフェースは、既存のN9インターフェース若しくは既存のN6インターフェースを再利用してよいか、又は新たな定義されたインターフェースであってよい。これは、制限されない。加えて、図2に示されるAUSFネットワーク要素、AMFネットワーク要素、SMFネットワーク要素、NSSFネットワーク要素、NEFネットワーク要素、NRFネットワーク要素、PCFネットワーク要素、UDMネットワーク要素、及びAFネットワーク要素などの制御プレーンネットワーク要素は、代替として、サービスベースのインターフェースを通して互いと対話し得る。例えば、AUSFネットワーク要素によって提示されるサービスベースのインターフェースはNausfであってよく、AMFネットワーク要素によって提示されるサービスベースのインターフェースはNamfであってよく、SMFネットワーク要素によって提示されるサービスベースのインターフェースはNsmfであってよく、NSSFネットワーク要素によって提示されるサービスベースのインターフェースはNnssfであってよく、NEFネットワーク要素によって提示されるサービスベースのインターフェースはNnefであってよく、NRFネットワーク要素によって提示されるサービスベースのインターフェースはNnrfであってよく、PCFネットワーク要素によって提示されるサービスベースのインターフェースはNpcfであってよく、UDMネットワーク要素によって提示されるサービスベースのインターフェースはNudmであってよく、AFネットワーク要素によって提示されるサービスベースのインターフェースはNafであってよい。関連する説明については、規格TS23.501における5Gシステムアーキテクチャ(5G system architecture)の図を参照されたい。詳細は、本明細書で説明されない。
図3は、既存の5GLANサービスのユーザプレーンアーキテクチャの概略図である。端末は、5GLANサービスを提供するUPFネットワーク要素へのセッションを確立して、5GLANサービスを提供するUPFネットワーク要素にアクセスする。上記で説明されたように、5GLANサービスを提供するUPFネットワーク要素は、N6を通してデータネットワークの中の既存のLANと通信してもよく、例えば、LANの中のパーソナルコンピュータ(personal computer、PC)と通信し得る。代替として、5GLANサービスを提供するUPFネットワーク要素は、異なる端末のセッションをUPFネットワーク要素の間の内部接続を通して関連付けて、プライベート通信を実装し得る。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
任意選択で、本出願の本実施形態における端末(terminal)は、ワイヤレス通信機能を有する、様々なハンドヘルドデバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、及びコンピューティングデバイス、又はワイヤレスモデムに接続された他の処理デバイスを含んでよい。端末は、加入者ユニット(subscriber unit)、セルラーフォン(cellular phone)、スマートフォン(smartphone)、ワイヤレスデータカード、携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)コンピュータ、タブレットコンピュータ、ワイヤレスモデム(modem)、ハンドヘルド(handheld)デバイス、ラップトップコンピュータ(laptop computer)、コードレスフォン(cordless phone)、又はワイヤレスローカルループ(wireless local loop、WLL)局、マシンタイプ通信(machine type communication、MTC)端末、ユーザ機器(user equipment、UE)、移動局(mobile station、MS)、端末デバイス(terminal device)、中継ユーザ機器などをさらに含んでよい。中継ユーザ機器は、例えば、5G宅内ゲートウェイ(residential gateway、RG)であってよい。説明しやすいように、本出願では、上述のデバイスは端末と総称される。
任意選択で、本出願の実施形態におけるアクセスデバイス(アクセスデバイス1又はアクセスデバイス2を含む)とは、コアネットワークにアクセスするデバイスであり、例えば、基地局、広帯域ネットワークゲートウェイ(broadband network gateway、BNG)、集約スイッチ、又は非第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd generation partnership project、3GPP)アクセスデバイスであってよい。基地局は、様々な形態をなす基地局、例えば、マクロ基地局、マイクロ基地局(スモールセルとも呼ばれる)、中継局、及びアクセスポイントを含んでよい。
任意選択で、本出願の実施形態における図1のサービス管理ネットワーク要素、セッション管理ネットワーク要素1、又はセッション管理ネットワーク要素2は、1つのデバイスによって実装されてよいか、又は複数のデバイスによって共同で実装されてよいか、又はデバイスの中の機能モジュールであってよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。上記の機能が、ハードウェアデバイスの中のネットワーク要素であってよいか、又は専用ハードウェア上で実行するソフトウェア機能であってよいか、又はプラットフォーム(例えば、クラウドプラットフォーム)上でインスタンス化された仮想化機能であってよいことが、理解され得る。
例えば、本出願の実施形態における図1のサービス管理ネットワーク要素、セッション管理ネットワーク要素1、又はセッション管理ネットワーク要素2は、図4の通信デバイスによって実装され得る。図4は、本出願の実施形態による通信デバイス400のハードウェア構造の概略図である。通信デバイス400は、プロセッサ401、通信線402、メモリ403、及び少なくとも1つの通信インターフェースを含む(図4は、通信デバイス400が通信インターフェース404を含む例を使用することによってのみ説明される)。
プロセッサ401は、汎用中央処理ユニット(central processing unit、CPU)、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(application−specific integrated circuit、ASIC)、又は本出願の解決策のプログラム実行を制御するように構成された1つ若しくは複数の集積回路であってよい。
通信線402は、上記の構成要素の間で情報を伝送するための経路を含んでよい。
通信インターフェース404は、トランシーバなどの任意の装置を通して、イーサネット、無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)、又はワイヤレスローカルエリアネットワーク(wireless local area networks、WLAN)などの、別のデバイス又は通信ネットワークと通信するように構成される。
メモリ403は、読取り専用メモリ(read−only memory、ROM)、若しくは静的な情報及び命令を記憶できる別のタイプのスタティック記憶デバイス、又はランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)、若しくは情報及び命令を記憶できる別のタイプのダイナミック記憶デバイスであってよい。代替として、メモリ403は、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(electrically erasable programmable read−only memory、EEPROM)、コンパクトディスク読取り専用メモリ(compact disc read−only memory、CD−ROM)若しくは別のコンパクトディスクストレージ、光ディスクストレージ(コンパクト光ディスク、レーザーディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク、Blu−rayディスクなどを含む)、磁気ディスク記憶媒体若しくは別の磁気記憶デバイス、又は命令若しくはデータ構造の形態の予想されるプログラムコードを搬送若しくは記憶するために使用されることができ、かつコンピュータによってアクセスされることができる、任意の他の媒体であってよい。しかし、メモリ403はそれらに制限されない。メモリは独立して存在してよく、通信線402を通してプロセッサに接続される。代替として、メモリはプロセッサと統合されてよい。
メモリ403は、本出願の解決策を実行するためのコンピュータ実行可能命令を記憶するように構成され、プロセッサ401がその実行を制御する。プロセッサ401は、メモリ403に記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行して、本出願の以下の実施形態において提供されるローカルエリアネットワーク通信方法を実装するように構成される。
任意選択で、本出願の本実施形態におけるコンピュータ実行可能命令は、アプリケーションプログラムコードと呼ばれることもある。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
特定の実装中、実施形態では、プロセッサ401は、1つ又は複数のCPU、例えば、図4のCPU0及びCPU1を含んでよい。
特定の実装中、実施形態では、通信デバイス400は、複数のプロセッサ、例えば、図4のプロセッサ401及びプロセッサ408を含んでよい。プロセッサの各々は、シングルコアプロセッサ(シングルCPU)又はマルチコアプロセッサ(マルチCPU)であってよい。本明細書におけるプロセッサとは、データ(例えば、コンピュータプログラム命令)を処理するように構成された1つ又は複数のデバイス、回路、及び/又は処理コアを指してよい。
特定の実装中、実施形態では、通信デバイス400は、出力デバイス405及び入力デバイス406をさらに含んでよい。出力デバイス405はプロセッサ401と通信し、複数の方式で情報を表示し得る。例えば、出力デバイス405は、液晶ディスプレイ(liquid crystal display、LCD)、発光ダイオード(light emitting diode、LED)ディスプレイデバイス、陰極線管(cathode ray tube、CRT)ディスプレイデバイス、プロジェクタ(projector)などであってよい。入力デバイス406はプロセッサ401と通信し、複数の方式でユーザの入力を受信し得る。例えば、入力デバイス406は、マウス、キーボード、タッチスクリーンデバイス、又は感知デバイスであってよい。
通信デバイス400は、汎用デバイス又は専用デバイスであってよい。特定の実装中、通信デバイス400は、デスクトップコンピュータ、ポータブルコンピュータ、ネットワークサーバ、携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)、モバイルフォン、タブレットコンピュータ、ワイヤレス端末デバイス、組込みデバイス、又は図4のそれと同様の構造を有するデバイスであってよい。通信デバイス400のタイプは、本出願の本実施形態において制限されない。
以下のことは、図1から図4を参照して、本出願の実施形態において提供されるローカルエリアネットワーク通信方法を詳細に説明する。
本出願の以下の実施形態において、ネットワーク要素の間のメッセージの名称、メッセージの中のパラメータの名称などが例にすぎず、特定の実装において他の名称があり得ることに留意されたい。このことは、本出願の実施形態において特に制限されない。
最初に、図1に示される通信システムが図2に示される5Gネットワークに適用され、セッション管理ネットワーク要素1がSMFネットワーク要素1であり、セッション管理ネットワーク要素2がSMFネットワーク要素2であり、ユーザプレーンネットワーク要素1がUPFネットワーク要素1であり、かつユーザプレーンネットワーク要素2がUPFネットワーク要素2である一例が、説明のために使用される。セッションを作成若しくは更新する処理又は別の処理において、LSMFネットワーク要素が5GLAN用のトポロジー管理及びユーザプレーン経路管理を提供し得ることが想定される。加えて、LSMFネットワーク要素は経路情報を割り当てるとともに管理する(そのことは上記のケース1に対応する)。図5は、本出願の実施形態によるローカルエリアネットワーク通信方法を示す。ローカルエリアネットワーク通信方法は以下のステップを含む。
S502:AMFネットワーク要素が、セッション管理(session management、SM)コンテキスト更新(update)要求又はSMコンテキスト作成(create)要求をSMFネットワーク要素1へ送信し、SMFネットワーク要素1が、AMFネットワーク要素からSMコンテキスト更新要求又はSMコンテキスト作成要求を受信する。
SMコンテキスト更新要求又はSMコンテキスト作成要求は、セッション識別子(セッションID)、及び端末1の識別子を含む。
任意選択で、本出願の本実施形態では、AMFネットワーク要素は、端末1からセッション確立要求メッセージを受信した後にステップS502を実施し得る。代替として、AMFネットワーク要素は、端末1からセッション更新要求メッセージを受信した後にステップS502を実施する。代替として、AMFネットワーク要素は、端末1から登録要求メッセージ又はサービス要求メッセージを受信した後にステップS502を実施する。代替として、AMFネットワーク要素は、第1のアクセスデバイスからハンドオーバ要求メッセージを受信した後にステップS502を実施する。いつ又はどのようにステップS502を実施すべきかは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
任意選択で、AMFネットワーク要素は、第1のアクセスデバイスからハンドオーバ要求メッセージを受信した後にステップS502を実施する。対応するシナリオが、端末1に現在サービスするSMFネットワーク要素3から、端末1をサービスすることになるSMFネットワーク要素1に、端末1がハンドオーバされることであることが想定される。この場合、対応するSMコンテキスト更新要求又はSMコンテキスト作成要求は、SMFネットワーク要素3の識別子、及びセッション識別子をさらに含んでよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
任意選択で、端末1からセッション確立要求メッセージを受信した後にAMFネットワーク要素がステップS502を実施する場合、AMFネットワーク要素によってSMFネットワーク要素1へ送信されるSMコンテキスト作成要求は、SMメッセージを含んでよい。SMメッセージは、例えば、セッション確立要求メッセージであってよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
代替として、端末1からセッション更新要求メッセージを受信した後にAMFネットワーク要素がステップS502を実施する場合、AMFネットワーク要素によってSMFネットワーク要素1へ送信されるSMコンテキスト更新要求は、SMメッセージを含んでよい。SMメッセージは、例えば、セッション更新要求メッセージであってよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
任意選択で、SMコンテキスト更新要求又はSMコンテキスト作成要求は、セッションのLAN IDをさらに含んでよい。代替として、SMメッセージが、セッションのLAN IDをさらに含んでよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
本出願の本実施形態では、LAN IDは、5GLANグループの識別子として理解されてよい。言い換えると、LAN IDは、5GLANグループ、5G LAN−VN、又は特定の5GLANサービスを表すために使用され得る。同じLAN IDを使用する端末は、同じ5GLANグループに属し、LAN IDに対応する5GLANサービスを使用してよいか、又はLAN IDに対応する5GLAN−VNを使用してよい。言い換えると、ローカルエリアネットワークプライベート通信は、同じLAN IDを使用する端末の間で実施され得る。本明細書では概略的な説明が提供され、詳細は以下で再び説明されない。
任意選択で、フォーマットに関して、LAN IDは、特別なドメイン名(例えば、データネットワーク名(data network name、DNN))、完全修飾されたドメイン名(fully qualified domain name、FQDN)、VID、文字列、内部グループ識別子(internal group identifier)、外部グループ識別子(external group identifier)、シーケンス番号などであってよい。加えて、LAN IDは、いくつかの特別なフォーマットをさらに使用し得る。例えば、LAN IDは、プロバイダ情報、事業者情報、ネットワーク情報、ドメイン情報などをさらに含んでよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
S503:SMFネットワーク要素1は、セッションのLAN IDを取得し、端末1にサービスすべきUPFネットワーク要素1を選択する。
例えば、本出願の本実施形態では、SMFネットワーク要素1は、以下の方式でセッションのLAN IDを取得し得る。即ち、例えば、SMFネットワーク要素1は、SMコンテキスト更新要求又はSMコンテキスト作成要求からセッションのLAN IDを取得し得る。代替として、SMFネットワーク要素1は、SMコンテキスト更新要求又はSMコンテキスト作成要求の中のSMメッセージからセッションのLAN IDを取得してよい。代替として、SMFネットワーク要素1は、SMコンテキスト更新要求又はSMコンテキスト作成要求の中のセッション識別子に基づいて、ローカルのUEコンテキストからセッションのLAN IDを取得してよい。代替として、ステップS502において説明されたハンドオーバシナリオでは、SMFネットワーク要素1は、SMFネットワーク要素3の識別子、及びSMコンテキスト更新要求又はSMコンテキスト作成要求の中にあるセッション識別子に基づいて、SMFネットワーク要素3からセッションのLAN IDを取得してよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
SMFネットワーク要素1がUPFネットワーク要素1を選択する方式については、従来の技術を参照されたい。詳細は、本明細書で説明されない。
S504:SMFネットワーク要素1は、メッセージ1をLSMFネットワーク要素へ送信し、LSMFネットワーク要素は、SMFネットワーク要素1からメッセージ1を受信する。
メッセージ1は、セッションのLAN ID、端末1の識別子、SMFネットワーク要素1の識別子、及びUPFネットワーク要素1の識別子を含み、5GLANに接続される端末についての情報を更新するために使用される。
任意選択で、本出願の本実施形態では、端末1の識別子は、例えば、加入永久識別子(subscription permanent identifier、SUPI)、国際モバイル加入者識別(international mobile subscriber identity、IMSI)、モバイル加入者統合サービスデジタルネットワーク(mobile station integrated services digital network number、MSISDN)番号、グローバル一意一時識別(global unique temporary identity、GUTI)、データネットワークに関係する識別(例えば、ネットワークアクセス識別子(network access identifier、NAI))、又はローカルエリアネットワークに特有のユーザ識別子であってよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
本出願の本実施形態では、SMFネットワーク要素1からメッセージ1を受信した後、LSMFネットワーク要素は、端末1の識別子に対応する端末1のアドレスを決定し得る。例えば、LSMFネットワーク要素は、LAN IDに対応するアドレスプールを使用することによって端末1のアドレスを割り当てる。代替として、LSMFネットワーク要素は、動的ホスト構成プロトコル(dynamic host configuration protocol、DHCP)サーバ又はデータネットワーク認証、許可、及び課金(data network−authentication, authorization, accounting、DN−AAA)サーバから端末1のアドレスを取得する。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
任意選択で、本出願の本実施形態では、端末1のアドレスは、例えば、インターネットプロトコルバージョン4(internet protocol version 4、IPv4)アドレス、インターネットプロトコルバージョン6(internet protocol version 6、Ipv6)アドレス、メディアアクセス制御(media access control、MAC)アドレス、又はMACアドレス+仮想ローカルエリアネットワーク識別子(virtual local area network identifier、VID)であってよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
任意選択で、本出願の本実施形態では、セッションのLAN IDがLAN ID1であることを想定すると、LSMFネットワーク要素が、5GLANに接続される端末についての情報を更新することは、例えば、LSMFネットワーク要素が、LAN ID1と、SMFネットワーク要素1の識別子と、UPFネットワーク要素1の識別子と、端末1の識別子又は端末1のアドレスのうちの少なくとも一方との間の対応を記憶することであってよい。例えば、5GLANに接続される端末についての更新済みの情報が、表1又は表2に示されてよく、LAN ID、SMFネットワーク要素の識別子と、UPFネットワーク要素の識別子と、端末の識別子又は端末のアドレスのうちの少なくとも一方との間の対応を含む。
LAN ID1に対応する5GLANに端末1がアクセスする前に、LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素2が提供する先の端末2及び端末3が、LAN ID1に対応する5GLANにアクセスしている一例を使用することによって、表1が説明される。UPFネットワーク要素2はSMFネットワーク要素2によって管理される。LAN ID1に対応する5GLANに端末1がアクセスする前に、LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素2が提供する先の端末2及び端末3が、LAN ID1に対応する5GLANにアクセスしており、かつLAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素1が提供する先の端末4が、LAN ID1に対応する5GLANにアクセスしている一例を使用することによって、表2が説明される。UPFネットワーク要素2はSMFネットワーク要素2によって管理され、UPFネットワーク要素1はSMFネットワーク要素1によって管理される。本明細書では概略的な説明が提供され、詳細は以下で再び説明されない。
表1又は表2は、5GLANに接続される端末についての情報をLSMFネットワーク要素上に記憶する、2つの例示的な方式を示すにすぎない。5GLANに接続される端末についての情報をLSMFネットワーク要素上に記憶する方式は、本出願の本実施形態によって特に制限されない。
さらに、上記のメッセージ1を受信した後、LSMFネットワーク要素は、メッセージ1の中の(LAN ID1と想定される)LAN IDに基づいて、かつローカルエリアネットワークの識別子と、SMFネットワーク要素の識別子と、UPFネットワーク要素の識別子と、端末の識別子又は端末のアドレスのうちの少なくとも一方との間の、1つ又は複数の端末が5GLANにアクセスするときにLSMFネットワーク要素によって記憶される(表1又は表2に示されるような)対応を参照して、LAN ID1に対応する5GLANサービスを別のUPFネットワーク要素が別の端末に現在提供するかどうかを決定し得る。例えば、表1において、LSMFネットワーク要素は、LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素2が端末2及び端末3に現在提供することを決定し得る。さらに、UPFネットワーク要素2に対して、本出願の本実施形態において提供されるローカルエリアネットワーク通信方法は、以下のステップS505からS512をさらに含む。
S505:LSMFネットワーク要素は、LAN ID1、UPFネットワーク要素1の識別子、及びUPFネットワーク要素2の識別子に基づいて、端末1のアドレスに関連付けられた経路情報2を取得する。経路情報2は、UPFネットワーク要素2によって、その宛先アドレスが端末1のアドレスであるデータをUPFネットワーク要素1へルーティングするために使用される。
例えば、LSMFネットワーク要素が、LAN ID1に基づいて、5GLANに接続される端末についての、かつLSMFネットワーク要素上にある、(表1に示されるような)情報を問い合わせ、LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素1が端末1又は任意の他の端末に提供するのが初めてであることを決定することが想定される。この場合、LSMFネットワーク要素は、LAN ID1、UPFネットワーク要素2の識別子、及びUPFネットワーク要素1の識別子に基づいて、端末1のアドレスに関連付けられた経路情報2を割り当ててよい。
任意選択で、本出願の本実施形態では、経路情報2を割り当てた後、LSMFネットワーク要素は、表3に示すように、LAN ID1、UPFネットワーク要素2の識別子、UPFネットワーク要素1の識別子、及び対応する経路情報2を、LSMFネットワーク要素上に記憶し得る。
代替として、例えば、LSMFネットワーク要素が、LAN ID1に基づいて、5GLANに接続される端末についての、かつLSMFネットワーク要素上にある、(表2に示されるような)情報を問い合わせ、LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素1が端末1又は任意の他の端末に提供するのが初めてではないことを決定することが想定される。この場合、LSMFネットワーク要素は、LAN ID1、UPFネットワーク要素2の識別子、及びUPFネットワーク要素1の識別子に基づいて、かつ表4に示される対応を参照して、端末1のアドレスに関連付けられた経路情報2を決定し得る。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素1が端末1又は任意の他の端末に提供するのが初めてであるときに、LAN ID1と、UPFネットワーク要素2の識別子と、UPFネットワーク要素1の識別子と、対応する経路情報2との間の、表4における対応が、表3における確立方式で確立されることに留意されたい。LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素1が端末1又は任意の他の端末に提供するのが初めてであるとき、LAN ID1と、UPFネットワーク要素1の識別子と、UPFネットワーク要素2の識別子と、対応する経路情報1との間の、表4における対応は、以下のステップS509において確立される。本明細書では概略的な説明が提供され、詳細は以下で再び説明されない。
任意選択で、本出願の本実施形態における経路(ステップS505における経路情報2に対応する経路又は経路情報1に対応する経路を含む)は、仮想ローカルエリアネットワーク(仮想LAN、VLAN)、仮想拡張可能ローカルエリアネットワーク(仮想拡張可能LAN、VxLAN)、汎用パケット無線サービス(general packet radio service、GPRS)トンネリングプロトコル−ユーザプレーン(GPRS tunneling protocol−user plane、GTP−U)、汎用ルーティングカプセル化(generic routing encapsulation、GRE)プロトコル、又はIPトンネル方式の方式で構築され得る。上記の構築方式は動的であってよいか、又はネットワークの中で事前構成されてよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。対応する経路情報は異なる構築方式の間で様々である。例えば、経路がVLANの方式で構築されるとき、経路情報は、UPF ID、UPF ID+仮想ローカルエリアネットワーク識別子(VLAN ID、VID)、又はMAC+VIDであってよい。代替として、例えば、経路がVxLANの方式で構築されるとき、経路情報は、UPF ID、UPF ID+VID、IPアドレス+VID、又はIPアドレス+ポート番号(port)+VIDであってよい。代替として、例えば、経路がGTP−Uの方式で構築されるとき、経路情報は、UPF ID、UPF ID+トンネルエンドポイント識別子(tunnel endpoint identifier、TEID)、IPアドレス+TEID、又はIPアドレス+ポート+TEIDであってよい。代替として、例えば、経路がGREの方式で構築されるとき、経路情報は、UPF ID、UPF ID+鍵(key)、IPアドレス+鍵、又はIPアドレス+ポート+鍵であってよい。代替として、経路がIPトンネルの方式で構築されるとき、経路情報は、UPF ID、IPアドレス、又はIPアドレス+ポートであってよい。経路情報がUPF IDを含む場合、UPF IDは、MACアドレス若しくはIPアドレス、又はIPアドレス+ポートであってよい。代替として、SMFネットワーク要素又はUPFネットワーク要素は、UPF IDに基づいて、対応するMACアドレス若しくはIPアドレス、又はIPアドレス+ポートを決定し得る。本明細書では概略的な説明が提供され、詳細は以下で再び説明されない。
本出願の本実施形態では、ソースUPFネットワーク要素からターゲットUPFネットワーク要素への経路に対応する経路情報、及びターゲットUPFネットワーク要素からソースUPFネットワーク要素への経路に対応する経路情報が、相互に対応する経路情報であることに留意されたい。例えば、表4における経路情報2及び経路情報1は、相互に対応する経路情報である。いくつかの技術では、例えば、VLAN及びVxLANでは、相互に対応する経路情報はVIDを共有する。代替として、GREでは、相互に対応する経路情報はGRE鍵を共有する。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
S506:LSMFネットワーク要素は、UPFネットワーク要素2に対応するSMFネットワーク要素2へ5GLANルート更新要求1を送信し、SMFネットワーク要素2は、LSMFネットワーク要素から5GLANルート更新要求1を受信する。
5GLANルート更新要求1は、LANの指示情報、端末1のアドレス、UPFネットワーク要素2の識別子、及び対応する経路情報2を含む。
任意選択で、本出願の本実施形態では、LANの指示情報は、例えば、LAN ID又はLANラベルであってよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。LANの指示情報がLANラベルである場合、LANラベルはLAN IDに基づいて決定され得る。詳細については、既存の実装を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
例えば、本出願の本実施形態では、LANラベルは、例えば、ネットワークインスタンス(network instance)識別子、VID、又はLAN IDであってよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。LANラベルは、LANのインスタンス若しくはLANの仮想ネットワークを表すために使用されてよいか、又はLANのデータを識別し、カプセル化し、若しくは表すために使用されてよい。LANラベルは、トンネル情報、端末データ、又は構成データの中に存在してもよく、異なるLANの通信を区別するために主に使用される。
任意選択で、本出願の本実施形態では、5GLANグループを表すためにLAN IDが使用される場合、LANラベルは、5GLANグループに対応する5GLANサービス(インスタンス又は仮想ネットワーク)のLANラベルであってよい。本明細書では概略的な説明が提供され、詳細は以下で再び説明されない。
任意選択で、本出願の本実施形態では、LAN IDに基づいてLANラベルを決定した後、LSMFネットワーク要素は、LAN IDとLANラベルとの間の対応を上記の表1から表4若しくは以下の表に追加してよいか、又はLAN IDをLANラベルに置き換えてよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
S507:SMFネットワーク要素2は、UPFネットワーク要素2の識別子に対応するUPFネットワーク要素2へルーティングメッセージ1を送信し、UPFネットワーク要素2は、SMFネットワーク要素2からルーティングメッセージ1を受信する。
ルーティングメッセージ1はルーティングルール2を含み、UPFネットワーク要素2上にルーティングルール2を構成するために使用される。ルーティングルール2は、LANの指示情報、端末1のアドレス、及び経路情報2を含む。
このようにして、その宛先アドレスが端末1のアドレスであるデータをUPFネットワーク要素2が受信した後、UPFネットワーク要素2は、LAN IDに対応する5GLAN上にあり端末1へ送信されることになるデータを、ルーティングルール2に従ってUPFネットワーク要素1へ送信し得る。次いで、UPFネットワーク要素1は、対応するアクセスデバイスを通して端末1へデータを送信する。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
任意選択で、本出願の本実施形態では、UPFネットワーク要素2がUPFネットワーク要素2上にルーティングルール2を構成した後、UPFネットワーク要素2上にルーティング情報を記憶する方式が表5又は表6に示されてよく、即ち、ルーティング情報は、LANの指示情報、経路情報、及び対応する端末のアドレスを含む。任意選択で、経路情報は、ターゲットUPFネットワーク要素の識別子を含んでよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
例えば、LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素1が端末1又は任意の他の端末に提供するのが初めてである一例を使用することによって、表5が説明される。LAN ID1に対応する5GLANに端末1がアクセスする前に、LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素1が提供した先の端末4が、(表2に示されるような)LAN ID1に対応する5GLANにアクセスしている一例を使用することによって、表6が説明される。本明細書では概略的な説明が提供され、詳細は以下で再び説明されない。
S508:SMFネットワーク要素2は、5GLANルート更新応答1をLSMFネットワーク要素へ送信し、LSMFネットワーク要素は、SMFネットワーク要素2から5GLANルート更新応答1を受信する。
任意選択で、本出願の本実施形態では、LSMFネットワーク要素が、LAN ID1に基づいて、5GLANに接続される端末についての、かつLSMFネットワーク要素上にある、(表1に示されるような)情報を問い合わせ、LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素1が端末1又は任意の他の端末に提供するのが初めてであることを決定することが想定される。加えて、表1又は表2に示されるように、LAN ID1に対応する5GLANに端末1がアクセスする前に、LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素2が提供する先の端末2及び端末3が、LAN ID1に対応する5GLANにアクセスしていることが想定される。上記のケースでは、本出願の本実施形態において提供されるローカルエリアネットワーク通信方法は、以下のステップS509からS512をさらに含んでよい。
S509:LSMFネットワーク要素は、LAN ID1、UPFネットワーク要素1の識別子、及びUPFネットワーク要素2の識別子に基づいて、経路情報1を割り当てる。経路情報1は、UPFネットワーク要素1によってその宛先アドレスが端末2のアドレス及び端末3のアドレスであるデータをUPFネットワーク要素2へルーティングするために使用される。
任意選択で、本出願の本実施形態では、経路情報1を割り当てた後、LSMFネットワーク要素は、LAN ID1、UPFネットワーク要素1の識別子、UPFネットワーク要素2の識別子、及び対応する経路情報1を、LSMFネットワーク要素上に記憶し得る。詳細は、表4に示され本明細書で再び説明されない。
S510:LSMFネットワーク要素は、5GLANルート更新要求2をSMFネットワーク要素1へ送信し、SMFネットワーク要素1は、LSMFネットワーク要素から5GLANルート更新要求2を受信する。
5GLANルート更新要求2は、LANの指示情報、端末1のアドレス、端末2のアドレス、端末3のアドレス、及び対応する経路情報1を含む。
任意選択で、本出願の本実施形態における5GLANルート更新要求2は、対応するUPFネットワーク要素1を決定するために使用されるUPFネットワーク要素1の識別子をさらに含んでよい。当然ながら、5GLANルート更新要求2がUPFネットワーク要素1の識別子を含まない場合、SMFネットワーク要素1は、ステップS503において選択されたUPFネットワーク要素1を、SMFネットワーク要素1に対応するUPFネットワーク要素1としてさらに決定してよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
S511:SMFネットワーク要素1は、対応するUPFネットワーク要素1へルーティングメッセージ2を送信し、UPFネットワーク要素1は、SMFネットワーク要素1からルーティングメッセージ2を受信する。
ルーティングメッセージ2はルーティングルール1を含み、UPFネットワーク要素1上にルーティングルール1を構成するために使用される。ルーティングルール1は、ローカルエリアネットワークの指示情報、端末2のアドレス、端末3のアドレス、及び対応する経路情報1を含む。
このようにして、その宛先アドレスが端末2のアドレス又は端末3のアドレスであるデータをUPFネットワーク要素1が受信した後、UPFネットワーク要素1は、LAN IDに対応する5GLAN上にあり端末2又は端末3へ送信されることになるデータを、ルーティングルール1に従ってUPFネットワーク要素2へ送信し得る。次いで、UPFネットワーク要素2は、対応するアクセスデバイスを通して端末2又は端末3へデータを送信する。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
任意選択で、本出願の本実施形態では、UPFネットワーク要素1がUPFネットワーク要素1上にルーティングルール1を構成した後、UPFネットワーク要素1上にルーティング情報を記憶する方式が表7に示されてよく、即ち、ルーティング情報は、LANの指示情報、経路情報、及び対応する端末のアドレスを含む。任意選択で、経路情報は、ターゲットUPFネットワーク要素の識別子を含んでよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
S512:SMFネットワーク要素1は、5GLANルート更新応答2をLSMFネットワーク要素へ送信し、LSMFネットワーク要素は、SMFネットワーク要素1から5GLANルート更新応答2を受信する。
LSMFネットワーク要素が上記のメッセージ1を受信した後、LSMFネットワーク要素が、メッセージ1の中のLAN IDに基づいて(LAN ID1と想定して)、かつローカルエリアネットワークの識別子と、SMFネットワーク要素の識別子と、UPFネットワーク要素の識別子と、端末の識別子又は端末のアドレスのうちの少なくとも一方との間の、1つ又は複数の端末が5GLANにアクセスするときにLSMFネットワーク要素によって記憶される(表1又は表2に示されるような)対応を参照して、LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素2が端末2及び端末3に現在提供することを決定する例を使用することによってのみ、上記のステップS505からS512が説明されることに留意されたい。当然ながら、LAN ID1に対応する5GLANサービスを別のUPFネットワーク要素が別の端末に提供する場合、UPFネットワーク要素のための対応するローカルエリアネットワーク通信方法については、上記のステップS505からS512を参照されたい。上記のステップS505からS512におけるUPFネットワーク要素2が、UPFネットワーク要素で置き換えられる必要があり、上記のステップS505からS512におけるSMFネットワーク要素2が、UPFネットワーク要素に対応するSMFネットワーク要素で置き換えられる必要があり、かつ上記のステップS505からS512における端末2及び端末3が、ローカルエリアネットワークへのアクセスをUPFネットワーク要素が提供する先の端末で置き換えられる必要があるという点でしか差異がない。関連する他の説明については、上記のステップS505からS512を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
さらに、SMFネットワーク要素1が端末1のアドレスを取得した後、本出願の本実施形態において提供されるローカルエリアネットワーク通信方法は、以下のステップS513をさらに含む。
S513:SMFネットワーク要素1は、対応するUPFネットワーク要素1へルーティングメッセージ3を送信し、UPFネットワーク要素1は、SMFネットワーク要素1からルーティングメッセージ3を受信する。
ルーティングメッセージ3は、LANの指示情報、端末1のアドレス、及び経路情報3を含み、LANの指示情報と、端末1のアドレスと、経路情報3との間の対応を、UPFネットワーク要素1上に構成するために使用される。経路情報3は、UPFネットワーク要素1によって、その宛先アドレスが端末1のアドレスであるデータを端末1に対応するアクセスデバイスへルーティングするために使用される。次いで、アクセスデバイスは、そのデータを端末1へルーティングする。
このようにして、その宛先アドレスが端末1のアドレスであるデータをUPFネットワーク要素1が受信した後、UPFネットワーク要素1は、UPFネットワーク要素1上に記憶されている、LANの指示情報、端末1のアドレス、及び対応する経路情報3に基づいて、その宛先アドレスが端末1のアドレスであるデータを端末1に対応するアクセスデバイスへルーティングする。次いで、アクセスデバイスは、そのデータを端末1へルーティングする。
任意選択で、本出願の本実施形態では、経路情報3は、例えば、UPFネットワーク要素1から対応するアクセスデバイスへのGTP−Uトンネル上のアクセスデバイスの、IPアドレス又はトンネルエンドポイント識別子などのトンネル情報であってよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
任意選択で、本出願の本実施形態では、LSMFネットワーク要素が、LAN ID1に基づいて、5GLANに接続される端末についての、かつLSMFネットワーク要素上にある、(表2に示されるような)情報を問い合わせ、LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素1が端末1又は任意の他の端末に提供するのが初めてではないことを決定することが想定される。この場合、上記のステップS509からS512は実施されなくてよい。そうではなく、LSMFネットワーク要素は、端末1のアドレスをSMFネットワーク要素1へ送信し、SMFネットワーク要素1は、LSMFネットワーク要素から端末1のアドレスを受信した後にステップS513を実施してよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
代替として、任意選択で、本出願の本実施形態では、SMFネットワーク要素1が端末1のアドレスを決定してよい。このようにして、ステップS504におけるメッセージ1は端末1のアドレスを含んでよい。メッセージ1は、端末1の識別子を任意選択で含む。さらに、LSMFネットワーク要素が、LAN ID1に基づいて、5GLANに接続される端末についての、かつLSMFネットワーク要素上にある、(表1に示されるような)情報を問い合わせ、LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素1が端末1又は任意の他の端末に提供するのが初めてであることを決定することが想定される。この場合、ステップS510における5GLANルート更新要求2は、端末1のアドレスを含まなくてよい。LSMFネットワーク要素が、LAN ID1に基づいて、5GLANに接続された端末についてのものであり、かつLSMFネットワーク要素上にある、(表2に示されるような)情報を問い合わせ、LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素1が端末1又は任意の他の端末に提供するのが初めてではないことを決定する場合、LSMFネットワーク要素は、端末1のアドレスをSMFネットワーク要素1へ送信する必要がない。言い換えると、SMFネットワーク要素1は、端末1のアドレスを決定した後にステップS513を実施する。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
例えば、SMFネットワーク要素1は、端末1のアドレスを以下の方式で決定し得る。即ち、SMFネットワーク要素1は、端末1の識別子に基づいてローカルのコンテキストから端末1のアドレスを取得し得る。代替として、SMFネットワーク要素1は、ローカルのアドレスプールを使用することによって端末1のアドレスを割り当ててよい。代替として、SMFネットワーク要素1は、DHCPサーバから端末1のアドレスを取得してよい。代替として、SMFネットワーク要素1は、UDMネットワーク要素によって戻される加入データから端末1のアドレスを取得してよい。代替として、SMFネットワーク要素1は、UPFネットワーク要素1の報告から端末1のアドレスを取得してよい。代替として、SMFネットワーク要素1は、DN−AAAサーバによって戻される認証応答から端末1のアドレスを取得してよい。代替として、ハンドオーバシナリオ(例えば、ステップS502において説明されたハンドオーバシナリオ)では、SMFネットワーク要素1は、SMコンテキスト更新要求又はSMコンテキスト作成要求の中にあるSMFネットワーク要素3の識別子及びセッション識別子に基づいて、SMFネットワーク要素3から端末1のアドレスを取得してよい。SMFネットワーク要素1が端末1のアドレスを取得する方式は、本出願の本実施形態において特に制限されない。
結論として、本出願の本実施形態において提供されるローカルエリアネットワーク通信方法によれば、SMFネットワーク要素1によって管理されるUPFネットワーク要素1が、LAN ID1に対応する5GLANサービスを提供する先の端末1と、SMFネットワーク要素2によって管理されるUPFネットワーク要素2が、LAN ID1に対応する5GLANサービスを提供する先の端末2又は端末3との間で、プライベート通信が実装されることができる。言い換えると、ローカルエリアネットワークサービスのために、SMFネットワーク要素にわたるプライベート通信が実装されることができる。
ステップS502からS513におけるLSMFネットワーク要素のアクション又はSMFネットワーク要素2のアクションは、メモリ403に記憶されたアプリケーションプログラムコードを呼び出すことによって、図4に示される通信デバイス400の中のプロセッサ401によって実施され得る。このことは、本実施形態において制限されない。
任意選択で、図1に示される通信システムが図2に示される5Gネットワークに適用され、セッション管理ネットワーク要素1がSMFネットワーク要素1であり、セッション管理ネットワーク要素2がSMFネットワーク要素2であり、ユーザプレーンネットワーク要素1がUPFネットワーク要素1であり、かつユーザプレーンネットワーク要素2がUPFネットワーク要素2である一例が、説明のために使用される。セッションを作成若しくは更新する処理又は別の処理において、LSMFネットワーク要素が5GLANにおける経路情報を更新しないことが想定される。そうではなく、例えば、セッション処理を完了した後、SMFネットワーク要素は、必要に応じて、UPFネットワーク要素上で構成されたアドレス報告に基づいて、処理されることが可能でないデータパケットの宛先アドレスを取得し、宛先アドレスに関連付けられた経路情報をLSMFネットワーク要素に要求し、UPFネットワーク要素上でリアルタイムに経路情報を更新する(そのことは上記のケース2に対応する)。図6は、本出願の実施形態によるローカルエリアネットワーク通信方法を示す。ローカルエリアネットワーク通信方法は以下のステップを含む。
S601:UPFネットワーク要素1が報告ルールを構成する。報告ルールは次の通りである。即ち、UPFネットワーク要素1がデータと転送経路情報とのマッチングに失敗する場合、UPFネットワーク要素1は対応するSMFネットワーク要素1へアドレス報告を送信する。
任意選択で、本出願の本実施形態では、報告ルールは、代替として、次の通りであってよい。即ち、UPFネットワーク要素1が、アドレスに関連付けられたデータを予め設定された時間内に検出しない場合、UPFネットワーク要素1は、対応するSMFネットワーク要素1へアドレス報告を送信する。例えば、本明細書における予め設定された時間とは、非活動タイマーの値であってよい。
任意選択で、本出願の本実施形態における報告ルールは、SMFネットワーク要素1によって構成され得るか、又はUPFネットワーク要素1によってローカルで構成され得る。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
S603:図5に示される実施形態におけるステップS502と同じ。関連する説明については、図5に示される実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
S604:図5に示される実施形態におけるステップS503と同様。例えば、本出願の本実施形態では、SMFネットワーク要素1が端末1のアドレスを決定するという点で差異がある。SMFネットワーク要素1が端末1のアドレスを決定する方式については、図5に示される実施形態における説明を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
S605:図5に示される実施形態におけるステップS504と同様。例えば、メッセージ1の中の端末1の識別子が、本出願の本実施形態では端末1のアドレスで置き換えられ、かつ任意選択で、端末1の識別子が含められるという点で差異がある。関連する他の説明については、図5に示される実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
S606:図5に示される実施形態におけるステップS513と同じ。関連する説明については、図5に示される実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
さらに、その宛先アドレスが端末2のアドレスであるデータをユーザプレーンネットワーク要素1が受信した後、図1の端末1がデータを端末2へ送信することを想定すると、本出願の本実施形態において提供されるローカルエリアネットワーク通信方法は、以下のステップS607からS611をさらに含んでよい。
S607:その宛先アドレスが端末2のアドレスであるデータに対して転送経路情報がマッチングできないことをUPFネットワーク要素1が検出する場合、UPFネットワーク要素1は、対応するSMFネットワーク要素1へアドレス報告1を送信する。アドレス報告1は、LANの指示情報、及び端末2のアドレス(宛先アドレス)を含む。
任意選択で、アドレス報告1は、端末1のアドレス(ソースアドレス)をさらに含み、端末1のアドレスは、UPFネットワーク要素1によってマッチングできる経路情報がないデータに対応するソースアドレスである。
LANの指示情報の関連する説明については、図6に示される実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
S608:SMFネットワーク要素1は、ルート更新要求をLSMFネットワーク要素へ送信し、LSMFネットワーク要素は、SMFネットワーク要素1からルート更新要求を受信する。
ルート更新要求は、LANの指示情報、UPFネットワーク要素1の指示情報、及び端末2のアドレス(宛先アドレス)を含み、端末2のアドレスに関連付けられた経路情報1を要求するために使用される。経路情報1は、UPFネットワーク要素1によって、その宛先アドレスが端末2のアドレスであるデータをUPFネットワーク要素2へルーティングするために使用される。
任意選択で、本出願の本実施形態では、UPFネットワーク要素1の指示情報は、例えば、端末1のアドレス(ソースアドレス)又はUPFネットワーク要素1の識別子であってよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。UPFネットワーク要素1の指示情報が端末1のアドレスであるとき、LSMFネットワーク要素は、LANの指示情報及び端末1のアドレスに基づいて、かつ表1又は表2における対応を参照して、対応するUPFネットワーク要素1の識別子を決定し得る。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
加えて、ルート更新要求を受信した後、LSMFネットワーク要素は、ルート更新要求の中にあるLANの指示情報及び端末2のアドレスに基づいて、かつ表1又は表2における対応を参照して、対応するUPFネットワーク要素2の識別子を決定し得る。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
S609:LSMFネットワーク要素は、LAN ID1、UPFネットワーク要素1の識別子、及びUPFネットワーク要素2の識別子に基づいて、端末2のアドレスに関連付けられた経路情報1を取得する。経路情報1は、UPFネットワーク要素1によって、その宛先アドレスが端末2のアドレスであるデータをUPFネットワーク要素2へルーティングするために使用される。
本出願の本実施形態では、端末2のアドレスに関連付けられた経路情報1をLSMFネットワーク要素が取得する方式は、図5に示される実施形態における、端末1のアドレスに関連付けられた経路情報2をLSMFネットワーク要素が取得する方式と同様である。例えば、以下のこと、即ち、図5に示される実施形態における端末1のアドレスに関連付けられた経路情報2が、本出願の本実施形態では端末2のアドレスに関連付けられた経路情報1で置き換えられ、図5に示される実施形態におけるUPFネットワーク要素1が、本出願の本実施形態ではUPFネットワーク要素2で置き換えられ、かつ図5に示される実施形態におけるUPFネットワーク要素2が、本出願の本実施形態ではUPFネットワーク要素1で置き換えられることに差異がある。関連する他の説明については、図5に示される実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
S610:LSMFネットワーク要素は、ルート更新応答をSMFネットワーク要素1へ送信し、SMFネットワーク要素1は、LSMFネットワーク要素からルート更新応答を受信する。
ルート更新応答は、端末2のアドレスに関連付けられた経路情報1を含む。
S611:SMFネットワーク要素1は、対応するUPFネットワーク要素1へルーティングメッセージ2を送信し、UPFネットワーク要素1は、SMFネットワーク要素1からルーティングメッセージ2を受信する。
ルーティングメッセージ2はルーティングルール3を含み、UPFネットワーク要素1上にルーティングルール3を構成するために使用される。ルーティングルール3は、LANの指示情報、端末2のアドレス、及び対応する経路情報1を含む。
このようにして、その宛先アドレスが端末2のアドレスであるデータをUPFネットワーク要素1が受信した後、UPFネットワーク要素1は、LAN IDに対応する5GLAN上にあり端末2へ送信されることになるデータを、ルーティングルール3に従ってUPFネットワーク要素2へ送信し得る。次いで、UPFネットワーク要素2は、対応するアクセスデバイスを通して端末2へデータを送信する。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
任意選択で、本出願の本実施形態では、UPFネットワーク要素1がUPFネットワーク要素1上にルーティングルール3を構成した後、UPFネットワーク要素1上にルーティング情報を記憶する方式が表8に示されてよく、即ち、ルーティング情報は、LANの指示情報、経路情報、及び対応する端末のアドレスを含む。任意選択で、経路情報は、ターゲットUPFネットワーク要素の識別子を含んでよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
LAN ID1に対応する5GLANサービスを端末2に提供するUPFネットワーク要素がUPFネットワーク要素2であり、かつUPFネットワーク要素2がSMFネットワーク要素2によって管理される一例を使用することによって、本出願の本実施形態が説明される。任意選択で、端末2が移動し、LAN ID1に対応する5GLANサービスを端末2に提供するUPFネットワーク要素がUPFネットワーク要素3であり、かつUPFネットワーク要素3がSMFネットワーク要素3によって管理されることが想定される(SMFネットワーク要素3はSMFネットワーク要素2と同じであってよいか又はそれとは異なってもよい)。この場合、SMFネットワーク要素3は、メッセージ2をLSMFネットワーク要素へ送信してよく、LSMFネットワーク要素は、SMFネットワーク要素3からメッセージ2を受信する。メッセージ2は、図6に示される実施形態でのステップS605におけるメッセージ1と同様であり、SMFネットワーク要素1の識別子及びUPFネットワーク要素1の識別子が、それぞれ、SMFネットワーク要素3の識別子及びUPFネットワーク要素3の識別子で置き換えられるという点で差異がある。関連する他の説明については、ステップS605におけるメッセージ1の説明を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。さらに、SMFネットワーク要素3からメッセージ2を受信した後、LSMFネットワーク要素は、図5に示される実施形態における表1又は表2に示される方式で、5GLANに接続される端末についての情報を更新し得る。加えて、LSMFネットワーク要素は、端末2のアドレスに関連付けられた経路情報1を端末2のアドレスに関連付けられた経路情報5に更新し、UPFネットワーク要素1上に構成されたルーティングルール3をルーティングルール4に更新するために、メッセージ3をSMFネットワーク要素1へ送信する。ルーティングルール4は、LANの指示情報、端末2のアドレス、及び対応する経路情報5を含む。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。経路情報5は、UPFネットワーク要素1によって、その宛先アドレスが端末2のアドレスであるデータをUPFネットワーク要素3へルーティングするために使用される。
任意選択で、ステップS608におけるルート更新要求の中に含まれるUPFネットワーク要素1の指示情報が端末1のアドレス(ソースアドレス)である場合、本出願の本実施形態において提供されるローカルエリアネットワーク通信方法は、以下のステップS612からS614をさらに含んでよい。
S612からS615:図5に示される実施形態におけるステップS505からS508と同じ。関連する説明については、図5に示される実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
当然ながら、本出願の本実施形態では、ステップS612からS615は実施されなくてよい。そうではなく、アドレス報告がUPFネットワーク要素2上に構成される。端末2がデータを端末1へ送信するとき、その宛先アドレスが端末1のアドレスであるデータをUPFネットワーク要素2が受信した後、その宛先アドレスが端末1のアドレスであるデータについて、マッチングできる転送経路情報がないことをUPFネットワーク要素2が検出する場合、ユーザプレーンネットワーク要素2は、アドレス報告をSMFネットワーク要素2へ送信する。次いで、UPFネットワーク要素1上にルーティングルール3を構成する上記の方式と同様の方式で、ルーティングルール1がユーザプレーンネットワーク要素2上に構成される。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
任意選択で、本出願の本実施形態では、ステップS601における報告ルールが、代替として、UPFネットワーク要素1が、アドレスに関連付けられたデータを予め設定された時間内に検出しない場合、UPFネットワーク要素1が、対応するSMFネットワーク要素1へアドレス報告を送信することであり得る場合、本出願の本実施形態において提供されるローカルエリアネットワーク通信方法は、以下のステップS616及びS617をさらに含んでよい。
S616:UPFネットワーク要素1が、端末2のアドレスに関連付けられた(その宛先アドレスが端末2のアドレスである)データを予め設定された時間内に検出しない場合、UPFネットワーク要素1は、対応するSMFネットワーク要素1へアドレス報告2を送信し、SMFネットワーク要素1は、UPFネットワーク要素1からアドレス報告2を受信する。アドレス報告2は、LANの指示情報、及び端末2のアドレスを含む。
例えば、非活動タイマーが満了した後、その宛先アドレスが端末2のアドレスである関連するデータをUPFネットワーク要素1が依然として検出しないことを想定すると、UPFネットワーク要素1は、対応するSMFネットワーク要素1へアドレス報告2を送信する。
任意選択で、本出願の本実施形態では、UPFネットワーク要素1が、端末2のアドレスに関連付けられた(その宛先アドレスが端末2のアドレスである)データを予め設定された時間内に検出しない場合、UPFネットワーク要素1は、代替として、端末2のアドレス、又は端末2のアドレスに関連付けられたルーティング情報、例えば、上記の経路情報1を、ローカルで削除し得る。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
S617:SMFネットワーク要素1は、ルーティング取消し要求をLSMFネットワーク要素へ送信し、LSMFネットワーク要素は、SMFネットワーク要素1からルーティング取消し要求を受信する。
ルーティング取消し要求は、LANの指示情報、UPFネットワーク要素1の識別子、及び端末2のアドレスを含み、LANの指示情報、端末2のアドレス、及びUPFネットワーク要素1の識別子に関連付けられた経路情報の更新を取り消すことを要求するために使用される。このようにして、LSMFネットワーク要素は、LANの指示情報、端末2のアドレス、及びUPFネットワーク要素1の識別子に関連付けられた経路情報をSMFネットワーク要素1へ送信することをやめてよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。例えば、ステップS611において説明されたシナリオでは、端末2が移動し、LAN ID1に対応する5GLANサービスを端末2に提供するUPFネットワーク要素がUPFネットワーク要素3であり、かつUPFネットワーク要素3がSMFネットワーク要素3によって管理される場合でも(SMFネットワーク要素3はSMFネットワーク要素2と同じであってよいか又はそれとは異なってもよい)、LSMFネットワーク要素は、端末2のアドレスに関連付けられた経路情報1を端末2のアドレスに関連する経路情報5に更新する必要がない。加えて、LSMFネットワーク要素は、UPFネットワーク要素1上に構成されたルーティングルール3をルーティングルール4に更新するためにメッセージ3をSMFネットワーク要素1へ送信する必要がない。ルーティングルール4は、LANの指示情報、端末2のアドレス、及び対応する経路情報5を含む。本明細書では概略的な説明が提供され、詳細は以下で再び説明されない。
任意選択で、本出願の本実施形態において提供されるローカルエリアネットワーク通信方法によれば、LSMFネットワーク要素は、端末1のアドレスを決定し得るし、次いで、端末1のアドレスをSMFネットワーク要素1へ送信し得る。次いで、SMFネットワーク要素1は、端末1のアドレスを受信した後、ルーティングメッセージ3をUPFネットワーク要素1へ送信する。関連する説明については、図5に示される実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
結論として、本出願の本実施形態において提供されるローカルエリアネットワーク通信方法によれば、SMFネットワーク要素1によって管理されるUPFネットワーク要素1が、LAN ID1に対応する5GLANサービスを提供する先の端末1と、SMFネットワーク要素2によって管理されるUPFネットワーク要素2が、LAN ID1に対応する5GLANサービスを提供する先の端末2との間で、プライベート通信が実装されることができる。言い換えると、ローカルエリアネットワークサービスのために、SMFネットワーク要素にわたるプライベート通信が実装されることができる。
ステップS601からS615におけるLSMFネットワーク要素のアクション又はSMFネットワーク要素2のアクションは、メモリ403に記憶されたアプリケーションプログラムコードを呼び出すことによって、図4に示される通信デバイス400の中のプロセッサ401によって実施され得る。このことは、本実施形態において制限されない。
任意選択で、図5に示される実施形態又は図6に示される実施形態では、LSMFネットワーク要素とUPFネットワーク要素との間に直接のインターフェースがない一例が、説明のために使用される。当然ながら、LSMFネットワーク要素とUPFネットワーク要素との間に直接のインターフェースがあってよい。この場合、LSMFネットワーク要素はUPFネットワーク要素と直接通信し得る。例えば、図5に示される実施形態では、LSMFネットワーク要素は、UPFネットワーク要素2上にルーティングルール2を構成するために、ルーティングルール2をUPFネットワーク要素2へ直接送信してよい。代替として、図5に示される実施形態では、LSMFネットワーク要素は、UPFネットワーク要素1上にルーティングルール1を構成するために、ルーティングルール1をUPFネットワーク要素1へ直接送信してよい。代替として、図6に示される実施形態では、LSMFネットワーク要素は、UPFネットワーク要素1上にルーティングルール3を構成するために、ルーティングルール3をUPFネットワーク要素1へ直接送信してよい。代替として、図6に示される実施形態では、LSMFネットワーク要素は、UPFネットワーク要素2上にルーティングルール2を構成するために、ルーティングルール2をUPFネットワーク要素2へ直接送信してよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
任意選択で、図1に示される通信システムが図2に示される5Gネットワークに適用され、セッション管理ネットワーク要素1がSMFネットワーク要素1であり、セッション管理ネットワーク要素2がSMFネットワーク要素2であり、ユーザプレーンネットワーク要素1がUPFネットワーク要素1であり、かつユーザプレーンネットワーク要素2がUPFネットワーク要素2である一例が、説明のために使用される。セッションを作成若しくは更新する処理又は別の処理において、LSMFネットワーク要素が5GLAN用のトポロジー管理及びユーザプレーン経路管理を提供し得ることが想定される。加えて、SMFネットワーク要素は経路情報を割り当てる(そのことは上記のケース3に対応する)。図7は、本出願の実施形態によるローカルエリアネットワーク通信方法を示す。ローカルエリアネットワーク通信方法は以下のステップを含む。
S701及びS702:図5に示される実施形態におけるステップS501及びS502と同じ。関連する説明については、図5に示される実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
S703からS705:図6に示される実施形態におけるステップS604からS606と同じ。関連する説明については、図6に示される実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
さらに、上記のメッセージ1を受信した後、LSMFネットワーク要素は、メッセージ1の中の(LAN ID1と想定される)LAN IDに基づいて、かつSMFネットワーク要素の識別子と、UPFネットワーク要素の識別子と、及び端末の識別子又は端末のアドレスのうちの少なくとも一方と、ローカルエリアネットワークの識別子との間の、1つ又は複数の端末が5GLANにアクセスするときにLSMFネットワーク要素によって記憶される(表1又は表2に示されるような)対応を参照して、LAN ID1に対応する5GLANサービスを別のUPFネットワーク要素が別の端末に現在提供するかどうかを決定し得る。例えば、表1又は表2において、LSMFネットワーク要素は、LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素2が端末2及び端末3に現在提供することを決定し得る。さらに、UPFネットワーク要素2に対して、LSMFネットワーク要素が、LAN ID1に基づいて、5GLANに接続される端末についての、かつLSMFネットワーク要素上にある、(表1に示されるような)情報を問い合わせ、LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素1が端末1又は任意の他の端末に提供するのが初めてであることを決定することが想定される。この場合、任意選択で、本出願の本実施形態において提供されるローカルエリアネットワーク通信方法は、以下のステップS706からS708をさらに含む。
S706:LSMFネットワーク要素は、UPFネットワーク要素1に対応するSMFネットワーク要素1へ5GLAN転送経路確立要求を送信し、SMFネットワーク要素1は、LSMFネットワーク要素から5GLAN転送経路確立要求を受信する。
5GLAN転送経路確立要求は、LANの指示情報、UPFネットワーク要素1の識別子、及びUPFネットワーク要素2の識別子を含み、端末1のアドレスに関連付けられた経路情報2を要求するために使用される。経路情報2の関連する説明については、図5に示される実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
S707:SMFネットワーク要素1は、LANの指示情報、UPFネットワーク要素1の識別子、及びUPFネットワーク要素2の識別子に基づいて、経路情報2を割り当てる。
S708:SMFネットワーク要素1は、5GLAN転送経路確立応答をLSMFネットワーク要素へ送信し、LSMFネットワーク要素は、SMFネットワーク要素1から5GLAN転送経路確立応答を受信する。
5GLAN転送経路確立応答は、経路情報2を含み、UPFネットワーク要素2の識別子、LANの指示情報などを任意選択で含む。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
任意選択で、本出願の本実施形態では、LSMFネットワーク要素が、LAN ID1に基づいて、5GLANに接続される端末についての、かつLSMFネットワーク要素上にある、(表2に示されるような)情報を問い合わせ、LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素1が端末1又は任意の他の端末に提供するのが初めてではないことを決定することが想定される。この場合、上記のステップS706からS708は実施されなくてよい。そうではなく、LSMFネットワーク要素は、LAN ID1、UPFネットワーク要素2の識別子、及びUPFネットワーク要素1の識別子に基づいて、かつ表4に示される対応を参照して、端末1のアドレスに関連付けられた経路情報2を決定する。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
さらに、端末1のアドレスに関連付けられた経路情報2をLSMFネットワーク要素が決定した後、本出願の本実施形態において提供されるローカルエリアネットワーク通信方法は、以下のステップS709及びS710をさらに含んでよい。
S709及びS710:図5に示される実施形態におけるステップS506及びS507と同じ。関連する説明については、図5に示される実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
S711:SMFネットワーク要素2は、5GLANルート更新応答1をLSMFネットワーク要素へ送信し、LSMFネットワーク要素は、SMFネットワーク要素2から5GLANルート更新応答1を受信する。
任意選択で、本出願の本実施形態では、経路情報2に対応する経路情報1がUPFネットワーク要素2上に存在しないことをSMFネットワーク要素2が決定する場合、SMFネットワーク要素2は、5GLANルート更新応答1の中に経路情報1を含める必要がある。任意選択で、5GLANルート更新応答1は、UPFネットワーク要素2の識別子をさらに搬送し得る。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。例えば、LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素1が端末1又は任意の他の端末に提供するのが初めてである場合、SMFネットワーク要素2は、経路情報2に対応する経路情報1がUPFネットワーク要素2上に存在しないことを決定し得る。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。経路情報1の関連する説明については、図5に示される実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
任意選択で、本出願の本実施形態では、LSMFネットワーク要素が、LAN ID1に基づいて、5GLANに接続される端末についての、かつLSMFネットワーク要素上にある、(表1に示されるような)情報を問い合わせ、LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素1が端末1又は任意の他の端末に提供するのが初めてであることを決定することが想定される。この場合、本出願の本実施形態において提供されるローカルエリアネットワーク通信方法は、以下のステップS712からS714をさらに含んでよい。
S712からS714:図5に示される実施形態におけるステップS510からS512と同様であり、本出願の本実施形態では、SMFネットワーク要素1が端末1のアドレスを決定し得るので、ステップS712における5GLANルート更新要求2が端末1のアドレスを搬送しなくてよいという点で差異がある。関連する他の説明については、図5に示される実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
任意選択で、本出願の本実施形態において提供されるローカルエリアネットワーク通信方法によれば、LSMFネットワーク要素は、端末1のアドレスを決定し得るし、次いで、端末1のアドレスをSMFネットワーク要素1へ送信し得る。次いで、SMFネットワーク要素1は、端末1のアドレスを受信した後、ルーティングメッセージ3をUPFネットワーク要素1へ送信する。関連する説明については、図5に示される実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
LSMFネットワーク要素が上記のメッセージ1を受信した後、LSMFネットワーク要素が、メッセージ1の中のLAN IDに基づいて(LAN ID1と想定して)、かつローカルエリアネットワークの識別子と、SMFネットワーク要素の識別子と、UPFネットワーク要素の識別子と、端末の識別子又は端末のアドレスのうちの少なくとも一方との間の、1つ又は複数の端末が5GLANにアクセスするときにLSMFネットワーク要素によって記憶される(表1又は表2に示されるような)対応を参照して、LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素2が端末2及び端末3に現在提供することを決定する例を使用することによってのみ、上記のステップS706からS714が説明されることに留意されたい。当然ながら、LAN ID1に対応する5GLANサービスを別のUPFネットワーク要素が別の端末に提供する場合、UPFネットワーク要素のための対応するローカルエリアネットワーク通信方法については、上記のステップS706からS714を参照されたい。上記のステップS706からS714におけるUPFネットワーク要素2が、UPFネットワーク要素で置き換えられる必要があり、上記のステップS706からS714におけるSMFネットワーク要素2が、UPFネットワーク要素に対応するSMFネットワーク要素で置き換えられる必要があり、かつ上記のステップS706からS714における端末2及び端末3が、ローカルエリアネットワークへのアクセスをUPFネットワーク要素が提供する先の端末で置き換えられる必要があるという点でしか差異がない。関連する他の説明については、上記のステップS706からS714を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
結論として、本出願の本実施形態において提供されるローカルエリアネットワーク通信方法によれば、SMFネットワーク要素1によって管理されるUPFネットワーク要素1が、LAN ID1に対応する5GLANサービスを提供する先の端末1と、SMFネットワーク要素2によって管理されるUPFネットワーク要素2が、LAN ID1に対応する5GLANサービスを提供する先の端末2との間で、プライベート通信が実装されることができる。言い換えると、ローカルエリアネットワークサービスのために、SMFネットワーク要素にわたるプライベート通信が実装されることができる。
ステップS702からS714におけるLSMFネットワーク要素のアクション又はSMFネットワーク要素2のアクションは、メモリ403に記憶されたアプリケーションプログラムコードを呼び出すことによって、図4に示される通信デバイス400の中のプロセッサ401によって実施され得る。このことは、本実施形態において制限されない。
任意選択で、図1に示される通信システムが図2に示される5Gネットワークに適用され、セッション管理ネットワーク要素1がSMFネットワーク要素1であり、セッション管理ネットワーク要素2がSMFネットワーク要素2であり、ユーザプレーンネットワーク要素1がUPFネットワーク要素1であり、かつユーザプレーンネットワーク要素2がUPFネットワーク要素2である一例が、説明のために使用される。LSMFネットワーク要素が5GLAN用のユーザプレーン経路管理を提供しないことが想定される。そうではなく、異なるSMFネットワーク要素が、経路情報を更新するために互いに交渉する(そのことは上記のケース4に対応する)。図8は、本出願の実施形態によるローカルエリアネットワーク通信方法を示す。ローカルエリアネットワーク通信方法は以下のステップを含む。
S801からS804:図5に示される実施形態におけるステップS501からS504と同じ。関連する説明については、図5に示される実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
さらに、上記のメッセージ1を受信した後、LSMFネットワーク要素は、メッセージ1の中の(LAN ID1と想定される)LAN IDに基づいて、かつSMFネットワーク要素の識別子と、UPFネットワーク要素の識別子と、端末の識別子又は端末のアドレスのうちの少なくとも一方と、ローカルエリアネットワークの識別子との間の、1つ又は複数の端末が5GLANにアクセスするときにLSMFネットワーク要素によって記憶される(表1又は表2に示されるような)対応を参照して、LAN ID1に対応する5GLANサービスを別のUPFネットワーク要素が別の端末に現在提供するかどうかを決定し得る。例えば、表1又は表2において、LSMFネットワーク要素は、LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素2が端末2及び端末3に現在提供することを決定し得る。さらに、UPFネットワーク要素2に対して、本出願の本実施形態において提供されるローカルエリアネットワーク通信方法は、以下のステップS805からS810をさらに含む。
S805:LSMFネットワーク要素は、メッセージ2をSMFネットワーク要素1へ送信し、SMFネットワーク要素1は、LSMFネットワーク要素からメッセージ2を受信する。メッセージ2は、端末1のアドレス、SMFネットワーク要素2の識別子、及びUPFネットワーク要素2の識別子を含む。
任意選択で、メッセージ2は、LAN ID1及び/又はLANの指示情報に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素2が提供する先の端末2のアドレス及び端末3のアドレスをさらに含んでよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。LANの指示情報の関連する説明については、図5に示される実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
S806:図5に示される実施形態におけるステップS505と同様であり、以下のこと、即ち、図5に示される実施形態におけるLSMFネットワーク要素が、本出願の本実施形態ではSMFネットワーク要素1で置き換えられ、かつ図5に示される実施形態におけるLAN IDが、本出願の本実施形態ではLANの指示情報で置き換えられることに差異がある。加えて、本出願の本実施形態では、SMFネットワーク要素1は、LANの指示情報に基づいて、LAN IDに対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素1が端末1又は任意の他の端末に提供するのが初めてであるかどうかを決定する。関連する他の説明については、図5に示される実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
S807:SMFネットワーク要素1は、SMFネットワーク要素2の識別子に対応するSMFネットワーク要素2へ5GLANルート更新要求1を送信し、SMFネットワーク要素2は、SMFネットワーク要素1から5GLANルート更新要求1を受信する。
5GLANルート更新要求1は、LANの指示情報、端末1のアドレス、UPFネットワーク要素2の識別子、及び対応する経路情報2を含む。
S808:図5に示される実施形態におけるステップS507と同じ。関連する説明については、図5に示される実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
S809:図7に示される実施形態におけるステップS711と同様であり、図5に示される実施形態におけるLSMFネットワーク要素が、本出願の本実施形態ではSMFネットワーク要素1で置き換えられるという点で差異がある。加えて、ステップS805におけるメッセージ2が端末2のアドレス及び端末3のアドレスを含まず、ここで、LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素2が端末2及び端末3に提供することが想定される。この場合、5GLANルート更新応答1は、端末2のアドレス及び端末3のアドレスをさらに含む。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
任意選択で、本出願の本実施形態では、SMFネットワーク要素1が、LAN IDに対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素1が端末1又は任意の他の端末に提供するのが初めてであることを決定する場合、本出願の本実施形態において提供されるローカルエリアネットワーク通信方法は、以下のステップS810をさらに含む。
S810:図5に示される実施形態におけるステップS511と同じ。関連する説明については、図5に示される実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
LSMFネットワーク要素が上記のメッセージ1を受信した後、LSMFネットワーク要素が、メッセージ1の中のLAN IDに基づいて(LAN ID1と想定して)、かつローカルエリアネットワークの識別子と、SMFネットワーク要素の識別子と、UPFネットワーク要素の識別子と、端末の識別子又は端末のアドレスのうちの少なくとも一方との間の、1つ又は複数の端末が5GLANにアクセスするときにLSMFネットワーク要素によって記憶される(表1又は表2に示されるような)対応を参照して、LAN ID1に対応する5GLANサービスをUPFネットワーク要素2が端末2及び端末3に現在提供することを決定する例を使用することによってのみ、上記のステップS805からS810が説明されることに留意されたい。当然ながら、LAN ID1に対応する5GLANサービスを別のUPFネットワーク要素が別の端末に提供する場合、UPFネットワーク要素のための対応するローカルエリアネットワーク通信方法については、上記のステップS805からS810を参照されたい。上記のステップS805からS810におけるUPFネットワーク要素2が、UPFネットワーク要素で置き換えられる必要があり、上記のステップS805からS810におけるSMFネットワーク要素2が、UPFネットワーク要素に対応するSMFネットワーク要素で置き換えられる必要があり、かつ上記のステップS805からS810における端末2及び端末3が、ローカルエリアネットワークへのアクセスをUPFネットワーク要素が提供する先の端末で置き換えられる必要があるという点でしか差異がない。関連する他の説明については、上記のステップS805からS810を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
さらに、SMFネットワーク要素1が端末1のアドレスを取得した後、本出願の本実施形態において提供されるローカルエリアネットワーク通信方法は、以下のステップS811をさらに含む。
S811:図5に示される実施形態におけるステップS513と同じ。関連する説明については、図5に示される実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
任意選択で、本出願の本実施形態では、SMFネットワーク要素1が、端末1のアドレスを決定してよい。このようにして、ステップS804におけるメッセージ1は、端末1のアドレスを含んでよい。メッセージ1は、端末1の識別子を任意選択で含む。さらに、ステップS809における5GLANルート更新応答1は、端末1のアドレスを含まなくてよい。SMFネットワーク要素1は、端末1のアドレスを決定した後にステップS811を実施する。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
結論として、本出願の本実施形態において提供されるローカルエリアネットワーク通信方法によれば、SMFネットワーク要素1によって管理されるUPFネットワーク要素1が、LAN ID1に対応する5GLANサービスを提供する先の端末1と、SMFネットワーク要素2によって管理されるUPFネットワーク要素2が、LAN ID1に対応する5GLANサービスを提供する先の端末2との間で、プライベート通信が実装されることができる。言い換えると、ローカルエリアネットワークサービスのために、SMFネットワーク要素にわたるプライベート通信が実装されることができる。
ステップS802からS811におけるSMFネットワーク要素1のアクションは、メモリ403に記憶されたアプリケーションプログラムコードを呼び出すことによって、図4に示される通信デバイス400の中のプロセッサ401によって実施され得る。このことは、本実施形態において制限されない。
上記のことは、本出願の実施形態において提供される解決策をネットワーク要素の間の相互作用の観点から主に説明する。上記の機能を実装するために、サービス管理ネットワーク要素、第1のセッション管理ネットワーク要素、又は第2のセッション管理ネットワーク要素が、機能を実施するためのハードウェア構造及び/又はソフトウェアモジュールに対応することを含むことが理解され得る。本明細書で開示される実施形態で説明されるユニット及びアルゴリズムステップの例と組み合わせて、本出願がハードウェア又はハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組合せによって実装されることができることに、当業者は容易に気づくはずである。機能がハードウェアによって実施されるのか、それともコンピュータソフトウェアによって駆動されるハードウェアによって実施されるのかは、技術的解決策の特定の適用例及び設計制約に依存する。当業者は、特定の適用例ごとに様々な方法を使用して、説明される機能を実装し得るが、実装が本出願の範囲を越えるものと見なされるべきでない。
本出願の実施形態では、サービス管理ネットワーク要素、第1のセッション管理ネットワーク要素、又は第2のセッション管理ネットワーク要素は、上記の方法例に基づいて機能モジュールに分割されてよい。例えば、各機能モジュールは対応する各機能に基づく分割を通して取得されてよいか、又は2つ以上の機能が1つの処理モジュールの中に統合されてよい。統合されたモジュールは、ハードウェアの形態で実装されてよいか、又はソフトウェア機能モジュールの形態で実装されてよい。本出願の実施形態では、モジュールへの分割が一例であり、論理的な機能分割にすぎず、実際の実装の間に他の分割であってよいことに留意されたい。
例えば、機能モジュールが統合方式での分割を通して取得されるとき、図9は、サービス管理ネットワーク要素90の概略構造図である。サービス管理ネットワーク要素90は、処理モジュール901及びトランシーバモジュール902を含む。処理モジュール901は、ローカルエリアネットワークの指示情報に基づいて、第1のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定するように構成される。第1の経路情報は、第2のユーザプレーンネットワーク要素によって、その宛先アドレスが第1のアドレスであるデータを第1のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングするために使用される。第1のユーザプレーンネットワーク要素は、第1のアドレスに対応する端末にローカルエリアネットワークへのアクセスを提供する。トランシーバモジュール902は、第2のユーザプレーンネットワーク要素上に第1のルーティングルールを構成するために、第1のメッセージを第2のセッション管理ネットワーク要素へ送信するように構成される。第1のルーティングルールは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1のアドレス、及び第1の経路情報を含む。
任意選択で、第1のアドレスは第1の端末のアドレスであり、第1のメッセージは、第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第1のルーティングルールを含む。トランシーバモジュール902は、第1のセッション管理ネットワーク要素から第2のメッセージを受信するようにさらに構成される。第2のメッセージは、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及びローカルエリアネットワークの識別子を含む。それに対応して、ローカルエリアネットワークの指示情報は、ローカルエリアネットワークの識別子である。処理モジュール901は、ローカルエリアネットワークの識別子に基づいて第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子を決定し、ローカルエリアネットワークの識別子、第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に基づいて、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定するように、特に構成される。
任意選択で、第2のメッセージは、第1の端末の識別子をさらに含む。処理モジュール901は、第1の端末の識別子に対応する第1の端末のアドレスを決定するようにさらに構成される。トランシーバモジュール902は、第1の端末へのルーティングを示す第2の経路情報を第1のユーザプレーンネットワーク要素上に構成するために、第1の端末のアドレスを第1のセッション管理ネットワーク要素へ送信するようにさらに構成される。
代替として、任意選択で、第2のメッセージは第1の端末のアドレスをさらに含む。
任意選択で、処理モジュール901が、ローカルエリアネットワークの識別子、第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に基づいて、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定するように構成されることは、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及びローカルエリアネットワークの識別子に基づいて、第1のユーザプレーンネットワーク要素がローカルエリアネットワークへのアクセスを提供するのが初めてであることを決定することと、ローカルエリアネットワークの識別子、第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に基づいて、第1の端末のアドレスに関連する第1の経路情報を割り当てることとを含む。
任意選択で、トランシーバモジュール902は、第1のユーザプレーンネットワーク要素上に第2のルーティングルールを構成するために、第3のメッセージを第1のセッション管理ネットワーク要素へ送信するようにさらに構成される。第2のルーティングルールは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2の端末のアドレス、及び第3の経路情報を含み、第3の経路情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素によって、その宛先アドレスが第2の端末のアドレスであるデータを第2のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングするために使用され、第2の端末は、第2のユーザプレーンネットワーク要素がローカルエリアネットワークへのアクセスを提供する先の端末である。
任意選択で、第1のアドレスは、第2のユーザプレーンネットワーク要素によってマッチングできる経路情報がないデータに対応する宛先アドレスであり、第1のメッセージは第1の経路情報を含む。トランシーバモジュール902は、第2のセッション管理ネットワーク要素から第4のメッセージを受信するようにさらに構成される。第4のメッセージは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2のユーザプレーンネットワーク要素の指示情報、及び第1のアドレスを含む。それに対応して、処理モジュール901が、ローカルエリアネットワークの指示情報に基づいて、第1のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定するように構成されることは、ローカルエリアネットワークの指示情報、及び第1のアドレスに基づいて、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子を決定することと、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2のユーザプレーンネットワーク要素の指示情報、及び第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に基づいて、第1のアドレスに関連する第1の経路情報を決定することとを含む。
任意選択で、第2のユーザプレーンネットワーク要素の指示情報は第2のアドレスであり、第2のアドレスは、第2のユーザプレーンネットワーク要素によってマッチングできる経路情報がないデータに対応するソースアドレスである。トランシーバモジュール902は、第1のユーザプレーンネットワーク要素上に第3のルーティングルールを構成するために、第5のメッセージを第1のセッション管理ネットワーク要素へ送信するようにさらに構成される。第5のメッセージは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2のアドレス、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第4の経路情報を含み、第3のルーティングルールは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2のアドレス、及び第4の経路情報を含み、第4の経路情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素によって、その宛先アドレスが第2のアドレスであるデータを第2のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングするために使用される。
任意選択で、トランシーバモジュール902は、第2のセッション管理ネットワーク要素から第6のメッセージを受信するようにさらに構成される。第6のメッセージは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第1のアドレスを含み、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1のアドレス、及び第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に関連付けられた経路情報の更新を取り消すために使用される。処理モジュール901は、第6のメッセージに基づいて、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1のアドレス、及び第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に関連付けられた経路情報を第2のセッション管理ネットワーク要素へ送信することをやめるようにさらに構成される。
上記の方法実施形態におけるステップのすべての関連する内容は、対応する機能モジュールの機能説明の中で言及されることがある。詳細は、本明細書で再び説明されない。
本実施形態では、サービス管理ネットワーク要素90は、統合方式での分割を通して取得される機能モジュールの形態で提示される。本明細書における「モジュール」は、1つ若しくは複数のソフトウェア若しくはファームウェアプログラムを実行する、特定のASIC、回路、プロセッサ、及びメモリ、集積論理回路、及び/又は上記の機能を提供できる別の構成要素であってよい。簡単な実施形態では、サービス管理ネットワーク要素90が、図4に示される形態をなしてよいことを、当業者は解明し得る。
例えば、図4のプロセッサ401は、メモリ403に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出して、サービス管理ネットワーク要素90が上記の方法実施形態におけるローカルエリアネットワーク通信方法を実施することを可能にし得る。
具体的には、図9のトランシーバモジュール902及び処理モジュール901の機能/実装処理は、メモリ403に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことによって、図4のプロセッサ401によって実装され得る。代替として、図9の処理モジュール901の機能/実装処理は、メモリ403に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことによって、図4のプロセッサ401によって実装されてよく、図9のトランシーバモジュール902の機能/実装処理は、図4の通信インターフェース404によって実装されてよい。
本実施形態において提供されるサービス管理ネットワーク要素90は、上記のローカルエリアネットワーク通信方法を実施し得る。従って、サービス管理ネットワーク要素90によって達成されることができる技術的効果については、上記の方法実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
任意選択で、本出願の実施形態は装置をさらに提供する(例えば、装置はチップシステムであってよい)。装置は、ローカルエリアネットワーク通信方法を実装する際に、例えば、ローカルエリアネットワークの指示情報に基づいて、第1のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定する際に、サービス管理ネットワーク要素をサポートするように構成された、プロセッサを含む。可能な設計では、装置はメモリをさらに含む。メモリは、サービス管理ネットワーク要素にとって必要なプログラム命令及びデータを記憶するように構成される。当然ながら、メモリは、代替として、装置の中になくてよい。装置がチップシステムであるとき、装置はチップを含んでよいか、又はチップ及び別の個別デバイスを含んでよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
代替として、例えば、機能モジュールは、統合方式での分割を通して取得される。図10は、第2のセッション管理ネットワーク要素100の概略構造図である。第2のセッション管理ネットワーク要素100は、受信モジュール1001及び送信モジュール1002を含む。受信モジュール1001は、サービス管理ネットワーク要素から第1のメッセージを受信するように構成される。送信モジュール1002は、第2のユーザプレーンネットワーク要素上に第1のルーティングルールを構成するために、第1のメッセージに基づいて、第1のルーティングルールを第2のユーザプレーンネットワーク要素へ送信するように構成される。第1のルーティングルールは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1のアドレス、及び第1のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を含む。第1の経路情報は、第2のユーザプレーンネットワーク要素によって、その宛先アドレスが第1のアドレスであるデータを第1のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングするために使用される。第1のユーザプレーンネットワーク要素は、第1のアドレスに対応する端末にローカルエリアネットワークへのアクセスを提供する。
任意選択で、受信モジュール1001は、第2のユーザプレーンネットワーク要素から第1のアドレス報告を受信するようにさらに構成される。第1のアドレス報告は、ローカルエリアネットワークの指示情報、及び第1のアドレスを含む。代替として、第1のアドレス報告は、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1のアドレス、及び第2のアドレスを含む。第1のアドレスは、第2のユーザプレーンネットワーク要素によってマッチングできる経路情報がないデータに対応する宛先アドレスである。第2のアドレスは、第2のユーザプレーンネットワーク要素によってマッチングできる経路情報がないデータに対応するソースアドレスである。送信モジュール1002は、第4のメッセージをサービス管理ネットワーク要素へ送信するようにさらに構成される。第4のメッセージは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2のユーザプレーンネットワーク要素の指示情報、及び第1のアドレスを含み、第1のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定するために使用される。
任意選択で、受信モジュール1001は、第2のユーザプレーンネットワーク要素から第2のアドレス報告を受信するようにさらに構成される。第2のアドレス報告は、ローカルエリアネットワークの指示情報、及び第1のアドレスを含む。第2のユーザプレーンネットワーク要素が、第1のアドレスに関連付けられたデータを予め設定された時間内に検出しないとき、第2のアドレス報告がトリガされる。送信モジュール1002は、第6のメッセージをサービス管理ネットワーク要素へ送信するようにさらに構成される。第6のメッセージは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第1のアドレスを含み、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第1のアドレスに関連付けられた経路情報の更新を取り消すために使用される。
任意選択で、送信モジュール1002は、第7のメッセージをサービス管理ネットワーク要素へ送信するようにさらに構成される。第7のメッセージは、ローカルエリアネットワークの識別子、第2のアドレス、第2のセッション管理ネットワーク要素の識別子、及び第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子を含み、ローカルエリアネットワークに接続される端末についての情報を更新するために使用される。
任意選択で、図10に示すように、本出願の本実施形態における第2のセッション管理ネットワーク要素100は、処理モジュール1003をさらに含んでよい。処理モジュール1003は、第1の経路情報に対応する第3の経路情報が第2のユーザプレーンネットワーク要素上に存在しないことを決定するように構成される。第3の経路情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素によって、その宛先アドレスが第2の端末のアドレスであるデータを第2のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングするために使用される。第2の端末は、第2のユーザプレーンネットワーク要素がローカルエリアネットワークへのアクセスを提供する先の端末である。送信モジュール1002は、第3の経路情報をサービス管理ネットワーク要素へ送信するようにさらに構成される。
上記の方法実施形態におけるステップのすべての関連する内容は、対応する機能モジュールの機能説明の中で言及されることがある。詳細は、本明細書で再び説明されない。
本実施形態では、第2のセッション管理ネットワーク要素100は、統合方式での分割を通して取得される機能モジュールの形態で提示される。本明細書における「モジュール」は、1つ若しくは複数のソフトウェア若しくはファームウェアプログラムを実行する、特定のASIC、回路、プロセッサ、及びメモリ、集積論理回路、及び/又は上記の機能を提供できる別の構成要素であってよい。簡単な実施形態では、第2のセッション管理ネットワーク要素100が、図4に示される形態をなしてよいことを、当業者は解明し得る。
例えば、図4のプロセッサ401は、メモリ403に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出して、第2のセッション管理ネットワーク要素100が上記の方法実施形態におけるローカルエリアネットワーク通信方法を実施することを可能にし得る。
詳細には、図10の受信モジュール1001、送信モジュール1002、及び処理モジュール1003の機能/実装処理は、メモリ403に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことによって、図4のプロセッサ401によって実装され得る。代替として、図10の処理モジュール1003の機能/実装処理は、メモリ403に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことによって、図4のプロセッサ401によって実装されてよく、図10の受信モジュール1001及び送信モジュール1002の機能/実装処理は、図4の通信インターフェース404によって実装されてよい。
本実施形態において提供される第2のセッション管理ネットワーク要素100は、上記のローカルエリアネットワーク通信方法を実施し得る。従って、第2のセッション管理ネットワーク要素100によって達成されることができる技術的効果については、上記の方法実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
任意選択で、本出願の実施形態は装置をさらに提供する(例えば、装置はチップシステムであってよい)。装置は、ローカルエリアネットワーク通信方法を実装する際に、例えば、第1の経路情報に対応する第3の経路情報が第2のユーザプレーンネットワーク要素上に存在しないことを決定する際に、第2のセッション管理ネットワーク要素をサポートするように構成された、プロセッサを含む。可能な設計では、装置はメモリをさらに含む。メモリは、第2のセッション管理ネットワーク要素にとって必要なプログラム命令及びデータを記憶するように構成される。当然ながら、メモリは、代替として、装置の中になくてよい。装置がチップシステムであるとき、装置はチップを含んでよいか、又はチップ及び別の個別デバイスを含んでよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
代替として、例えば、機能モジュールは、統合方式での分割を通して取得される。図11は、第1のセッション管理ネットワーク要素110の概略構造図である。第1のセッション管理ネットワーク要素110は、処理モジュール1101及びトランシーバモジュール1102を含む。処理モジュール1101は、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定するように構成される。第1の経路情報は、第2のユーザプレーンネットワーク要素によって、その宛先アドレスが第1の端末のアドレスであるデータを第1のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングするために、使用される。第1のユーザプレーンネットワーク要素は、第1の端末にローカルエリアネットワークへのアクセスを提供する。トランシーバモジュール1102は、第2のユーザプレーンネットワーク要素上に第1のルーティングルールを構成するために、第1のメッセージを第2のセッション管理ネットワーク要素へ送信するように構成される。第1のルーティングルールは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1の端末のアドレス、及び第1の経路情報を含む。
任意選択で、トランシーバモジュール1102は、サービス管理ネットワーク要素から第2のメッセージを受信するようにさらに構成される。第2のメッセージは、第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子を含む。それに対応して、処理モジュール1101が、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定するように構成されることは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に基づいて、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定することを含む。
任意選択で、処理モジュール1101が、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に基づいて、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定するように構成されることは、ローカルエリアネットワークの指示情報、及び第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に基づいて、第1のユーザプレーンネットワーク要素がローカルエリアネットワークへのアクセスを提供するのが初めてであることを決定することと、ローカルエリアネットワークの指示情報、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及び第2のユーザプレーンネットワーク要素の識別子に基づいて、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を割り当てることとを含む。
任意選択で、第2のメッセージは、第2の端末のアドレスをさらに含む。第2の端末は、第2のユーザプレーンネットワーク要素がローカルエリアネットワークへのアクセスを提供する先の端末である。トランシーバモジュール1102は、第2の端末のアドレスに関連付けられた第3の経路情報を第2のセッション管理ネットワーク要素から受信するようにさらに構成される。第3の経路情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素によって、その宛先アドレスが第2の端末のアドレスであるデータを第2のユーザプレーンネットワーク要素へルーティングするために使用される。トランシーバモジュール1102は、第1のユーザプレーンネットワーク要素上に第2のルーティングルールを構成するために、第2のルーティングルールを第1のユーザプレーンネットワーク要素へ送信するようにさらに構成される。第2のルーティングルールは、ローカルエリアネットワークの指示情報、第2の端末のアドレス、及び第3の経路情報を含む。
任意選択で、トランシーバモジュール1102は、第3のメッセージをサービス管理ネットワーク要素へ送信するようにさらに構成される。第3のメッセージは、第1の端末の識別子又は第1の端末のアドレス、第1のセッション管理ネットワーク要素の識別子、第1のユーザプレーンネットワーク要素の識別子、及びローカルエリアネットワークの識別子を含み、ローカルエリアネットワークに接続される端末についての情報を更新するために使用される。
上記の方法実施形態におけるステップのすべての関連する内容は、対応する機能モジュールの機能説明の中で言及されることがある。詳細は、本明細書で再び説明されない。
本実施形態では、第1のセッション管理ネットワーク要素110は、統合方式での分割を通して取得される機能モジュールの形態で提示される。本明細書における「モジュール」は、1つ若しくは複数のソフトウェア若しくはファームウェアプログラムを実行する、特定のASIC、回路、プロセッサ、及びメモリ、集積論理回路、及び/又は上記の機能を提供できる別の構成要素であってよい。簡単な実施形態では、第1のセッション管理ネットワーク要素110が、図4に示される形態をなしてよいことを、当業者は解明し得る。
例えば、図4のプロセッサ401は、メモリ403に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出して、第1のセッション管理ネットワーク要素110が上記の方法実施形態におけるローカルエリアネットワーク通信方法を実施することを可能にし得る。
詳細には、図11のトランシーバモジュール1102及び処理モジュール1101の機能/実装処理は、メモリ403に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことによって、図4のプロセッサ401によって実装され得る。代替として、図11の処理モジュール1101の機能/実装処理は、メモリ403に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことによって、図4のプロセッサ401によって実装されてよく、図11のトランシーバモジュール1102の機能/実装処理は、図4の通信インターフェース404によって実装されてよい。
本実施形態において提供される第1のセッション管理ネットワーク要素110は、上記のローカルエリアネットワーク通信方法を実施し得る。従って、第1のセッション管理ネットワーク要素110によって達成されることができる技術的効果については、上記の方法実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書で再び説明されない。
任意選択で、本出願の実施形態は装置をさらに提供する(例えば、装置はチップシステムであってよい)。装置は、ローカルエリアネットワーク通信方法を実装する際に、例えば、第1の端末のアドレスに関連付けられた第1の経路情報を決定する際に、第1のセッション管理ネットワーク要素をサポートするように構成された、プロセッサを含む。可能な設計では、装置はメモリをさらに含む。メモリは、第1のセッション管理ネットワーク要素にとって必要なプログラム命令及びデータを記憶するように構成される。当然ながら、メモリは、代替として、装置の中になくてよい。装置がチップシステムであるとき、装置はチップを含んでよいか、又はチップ及び別の個別デバイスを含んでよい。このことは、本出願の本実施形態において特に制限されない。
上記の実施形態のうちの全部又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組合せを使用することによって実装され得る。本実施形態を実装するためにソフトウェアプログラムが使用されるとき、本実施形態のうちの全部又は一部は、コンピュータプログラム製品の形態で実装され得る。コンピュータプログラム製品は、1つ又は複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータ命令がコンピュータ上でロード及び実行されるとき、本出願の実施形態による手順又は機能がすべて、又は部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、又は別のプログラマブル装置であってよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体の中に記憶されてよいか、又はあるコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体へ伝送されてよい。例えば、コンピュータ命令は、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、又はデジタル加入者回線(digital subscriber line、DSL))又はワイヤレス(例えば、赤外線、ワイヤレス、又はマイクロ波)の方式で、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンターから、別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンターへ伝送され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータ、又は1つ若しくは複数の使用可能な媒体を統合するサーバ若しくはデータセンターなどのデータ記憶デバイスによってアクセス可能な、任意の使用可能な媒体であってよい。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、又は磁気テープ)、光学媒体(例えば、DVD)、半導体媒体(例えば、ソリッドステートドライブ(solid state drive、SSD))などであってよい。
本出願は実施形態を参照して説明されるが、保護を主張する本出願を実装する手順において、当業者は、添付の図面、開示される内容、及び添付の特許請求の範囲を見ることによって、開示される実施形態の別の変形形態を理解及び実装し得る。特許請求の範囲において、「備える」(備えること)は別の構成要素又は別のステップを除外せず、「a」又は「one」は複数形のケースを除外しない。単一のプロセッサ又は別のユニットが、特許請求の範囲の中に列挙された、いくつかの機能を実装し得る。いくつかの方策が、互いに異なる従属請求項の中に記録されるが、このことは、これらの方策が組み合わせられて大きい効果を生み出すことができないことを意味しない。
本出願は特定の特徴及びそれらの実施形態を参照して説明されるが、本出願の範囲から逸脱することなく、様々な修正及び組合せがそれらに行われてよいことが明らかである。それに対応して、本明細書及び添付の図面は、添付の特許請求の範囲によって規定される本出願の例示的な説明にすぎず、本出願の範囲内のすべての修正、変形、組合せ、若しくは均等物、又はそれらのいずれかをカバーするものとする。本出願の趣旨及び範囲から逸脱することなく、当業者が本出願に様々な修正及び変形を加えることができることが明らかである。本出願は、本出願のこれらの修正及び変形を、それらが本出願の以下の特許請求の範囲及びそれらの均等な技術によって規定される保護の範囲内に入ることを条件としてカバーするものとする。