JP2022189709A - 発光素子を制御する画素回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示装置におけるイメージリテンションを抑制する。【解決手段】画素回路は、駆動トランジスタのゲートとドレインとの間の接続と切断とを切り替える、第1スイッチトランジスタと、データ線から駆動トランジスタ及び第1スイッチトランジスタを介した保持容量へのデータ信号の伝送の有無を切り替える、第2スイッチトランジスタと、データ線からのデータ信号に応じた補助電圧を保持する補助容量とを含む。第1及び第2スイッチトランジスタがONの第1期間の後、第2スイッチトランジスタがOFFで第1スイッチトランジスタがONの第2期間が続く。補助容量は、第1期間においてデータ線からのデータ信号に応じた補助電圧を保持し、第2期間において保持している前記補助電圧に応じた電位を保持容量に対して与える。補助容量の容量値は、保持容量の容量値の1/2以上である。【選択図】図2

Description

本開示は、発光素子を制御する画素回路に関する。
OLED(Organic Light-Emitting Diode)素子は電流駆動型の自発光素子であるため、バックライトが不要となる上に、低消費電力、高視野角、高コントラスト比が得られるなどのメリットがあり、フラットパネルディスプレイの開発において期待されている。
アクティブマトリックス(AM)タイプのOLED表示装置は、画素を選択するトランジスタと、画素に電流を供給する駆動トランジスタとを含む。OLED表示装置におけるトランジスタは、TFT(Thin Film Transistor)であり、一般に、LTPS(Low Temperature Poly-silicon)TFTが使用される。
TFTは、閾電圧や電荷移動度にばらつきを持っている。駆動トランジスタは、OLED表示装置の発光強度を決定するので、こうした電気特性にばらつきがあると、問題となる。そこで、一般のOLED表示装置には、駆動トランジスタの閾値電圧のバラツキや変動を補正する補正回路が実装される。
OLED表示装置において、残像が発生することがあり、この現象はイメージリテンションと呼ばれる。例えば、黒と白の市松模様を特定の時間表示した後に、画面全体で中間階調を表示しようとすると、異なる階調の市松模倣の残像がしばらく表示される。
これは、駆動トランジスタが持つ履歴効果に起因する。履歴効果とは、電界効果型トランジスタにおいて、ゲートソース間の電圧が、高い電圧から低い電圧へ変化したときのドレイン電流と、低い電圧から高い電圧へ変化したときのドレイン電流が、それぞれ異なる現象を指す。
つまり黒から中間階調に切替えたときのドレイン電流と、白から中間階調に切替えたときのドレイン電流が異なるため、OLED表示装置の発光強度に違いが生じる。また、このドレイン電流の違いが数フレーム以上にわたって続くため、残像として視認されるのである。こうしたドレイン電流の振舞いを、履歴効果による電流過渡応答特性と呼ぶ。
特開2009-258227号公報
黒と白の市松模様を表示したあとのイメージリテンションによる残像は、黒であった部分が相対的に暗い場合と、黒であった部分が相対的に明るい場合がある。イメージリテンションは、駆動TFTの履歴効果による電流過渡応答特性と、画素回路による駆動TFTの閾値電圧補正の特性に起因する。したがって、画素回路においてイメージリテンションを低減できる技術が望まれる。
本開示の一態様は、発光素子の発光を制御する画素回路であって、発光素子と、前記発光素子への駆動電流を制御する駆動トランジスタと、前記駆動トランジスタの制御電圧を保持する保持容量と、前記駆動トランジスタのゲートとドレインとの間の接続と切断とを切り替える、第1スイッチトランジスタと、データ線と前記駆動トランジスタとの間において、データ線から前記駆動トランジスタ及び前記第1スイッチトランジスタを介した前記保持容量へのデータ信号の伝送の有無を切り替える、第2スイッチトランジスタと、前記第2スイッチトランジスタと前記駆動トランジスタとの間において、前記データ線からのデータ信号に応じた補助電圧を保持する補助容量と、を含む。前記第2スイッチトランジスタと前記第1スイッチトランジスタが共にONの第1期間の後、前記第2スイッチトランジスタがOFFで前記第1スイッチトランジスタがONの第2期間が続く。前記補助容量は、前記第1期間において、前記データ線からのデータ信号に応じた前記補助電圧を保持し、前記第2期間において保持している前記補助電圧に応じた電位を前記保持容量に対して与える。前記補助容量の容量値は、前記保持容量の容量値の1/2以上である。
本開示の他の一態様は、発光素子の発光を制御する画素回路であって、発光素子と、前記発光素子への駆動電流を制御する駆動トランジスタと、前記駆動トランジスタの制御電圧を保持する保持容量と、前記駆動トランジスタのゲートとドレインとの間の接続と切断とを切り替える、第1スイッチトランジスタと、データ線と前記駆動トランジスタとの間において、データ線から前記駆動トランジスタ及び前記第1スイッチトランジスタを介した前記保持容量へのデータ信号の伝送の有無を切り替える、第2スイッチトランジスタと、前記第2スイッチトランジスタと前記駆動トランジスタとの間において、前記データ線からのデータ信号に応じた補助電圧を保持する第1補助容量及び第2補助容量と、を含む。前記第1補助容量は、前記第2スイッチトランジスタと前記駆動トランジスタとの間のノードと前記発光素子のアノード電源電位を伝送するアノード電源線との間に存在する。前記第2補助容量は、前記ノードと前記発光素子のアノード電極との間に構成されている。
本開示の一態様によれば、表示装置におけるイメージリテンションを抑制できる。
表示装置であるOLED表示装置の構成例を模式的に示す。 本明細書の一実施形態に係る画素回路の構成例を示す。 1フレーム期間において、図2に示す画素回路を制御する信号のタイミングチャートを示す。 図2及び3に示す画素回路における、Vth補正期間と、イメージリテンションとの関係のシミュレーション結果を示す。 図2及び3に示す画素回路における、総補助容量値と、イメージリテンションとの関係のシミュレーション結果を示す。 図2及び3に示す画素回路のシミュレーション結果を、他の観点から示すグラフである。 積層方向において見た画素回路の構造例を模式的に示す、 図7におけるVIII-VIII´切断線での断面構造を模式的に示す。 図7におけるIX-IX´切断線での断面構造を模式的に示す。 一つのトランジスタを省略した画素回路の構造例を模式的に示す平面図である。 画素回路の他の回路構成例を示す。 図11に示す画素回路のデバイス構造例を模式的に示す平面図である。 図12における、XIII-XIII´切断線での断面構造を模式的に示す。 図11に示す画素回路からトランジスタを除いた回路のデバイス構造例を示す平面図である。 画素回路の他の回路構成例を示す。 図15に示す画素回路のデバイス構造例を模式的に示す平面図である。 図16におけるXVII-XVII´切断線での断面構造を模式的に示す。 図16におけるXVIII-XVIII´切断線での断面構造を模式的に示す。 画素回路の他の回路構成例を示す。 図19に示す画素回路のデバイス構造例を模式的に示す平面図である。 図20におけるXXI-XXI´切断線での断面構造を模式的に示す。
以下において、図面を参照して実施形態を具体的に説明する。各図において共通の構成については同一の参照符号が付されている。説明をわかりやすくするため、図示した物の寸法、形状については、誇張して記載している場合もある。
以下において、OLED(Organic Light-Emitting Diode)表示装置のように、駆動電流により発光する発光素子を使用する発光型表示装置における、駆動電流制御を改善するための技術を開示する。より具体的には、発光型表示装置におけるイメージリテンションを抑制する技術を開示する。
[表示装置構成]
図1は、表示装置であるOLED表示装置10の構成例を模式的に示す。図1における横方向はX軸方向であり、縦方向はX軸方向に垂直なY軸方向である。OLED表示装置10は、OLED素子(発光素子)が形成されるTFT(Thin Film Transistor)基板100と、有機発光素子を封止する封止基板200と、TFT基板100と封止基板200とを接合する接合部300を含んで構成されている。
TFT基板100と封止基板200との間には、例えば、乾燥窒素などの不活性ガスが封入されており、接合部300により封止されている。他の構造の封止構造部、例えば、封止基板200に代えて薄膜封止を使用する封止構造部が利用されてもよい。
TFT基板100の表示領域125の外側のカソード電極形成領域114の周囲に、走査回路131、132、ドライバIC134、デマルチプレクサ136が配置されている。ドライバIC134は、FPC(Flexible Printed Circuit)135を介して外部の装置と接続される。走査回路131、132はTFT基板100の走査線を駆動する。
ドライバIC134は、例えば、異方性導電フィルム(ACF:Anisotropic Conductive Film)を用いて実装される。ドライバIC134は、走査回路131、132に電源及びタイミング信号(制御信号)を与える。さらに、ドライバIC134は、デマルチプレクサ136に、データ信号を与える。
デマルチプレクサ136は、ドライバIC134の一つのピンの出力を、d本(dは2以上の整数)のデータ線に順次出力する。デマルチプレクサ136は、ドライバIC134からのデータ信号の出力先データ線を、走査期間内にd回切り替えることで、ドライバIC134の出力ピン数のd倍のデータ線を駆動する。
表示領域125は、複数のOLED素子(画素)及び複数の画素それぞれの発光を制御する複数の画素回路を含む。カラーOLED表示装置において、各OLED素子は、例えば、赤、青又は緑のいずれかの色を発光する。複数の画素回路は、画素回路アレイを構成する。
後述するように、各画素回路は、駆動TFT(駆動トランジスタ)と、駆動TFTの駆動電流を決める信号電圧を保持する保持容量を含む。データ線が伝送するデータ信号は、駆動トランジスタの閾値電圧Vthのために補正されて、保持容量に蓄積される。保持容量の電圧は、駆動TFTのゲート電圧(Vgs)を決定する。保持容量の補正された制御電圧が、駆動TFTのコンダクタンスをアナログ的に変化させ、発光階調に対応した順バイアス電流をOLED素子に供給する。
本明細書の一実施形態の画素回路は、さらに、保持容量が保持する電圧の補正を行うための補助電圧を保持する補助容量を含む。補助容量は、データ線から画素回路へのデータ信号の書き込みの後、保持容量に対して電位を供給し、保持容量が保持する電圧の補正を行う。補助容量により、保持容量が保持する制御電圧を、駆動トランジスタの閾値電圧Vthに対して、より適切に補正することが可能となる。
[画素回路]
図2は、本明細書の一実施形態に係る画素回路の構成例400を示す。画素回路400は、駆動トランジスタの電流量を制御する制御電圧を保持する保持容量を含む。保持容量が保持する制御電圧は、駆動トランジスタの駆動電圧とも呼ぶ。保持容量は、ドライバIC134からデータ線により伝送されるデータ信号(電位)に応じた制御電圧を保持する。制御電圧は、データ信号に対して駆動TFTの閾値電圧Vthのための補正(Vth補正)を行った電圧であり、補正されたデータ電圧と呼ぶことがある。
画素回路400は、さらに、データ線からのデータ信号に応じた補助電圧を保持する補助容量を含む。補助電圧は、データ信号に応じた値であり、データ電圧と呼ばれることがある。補助容量は、画素回路におけるデータ線と駆動トランジスタとの間に存在する。補助容量は、ダイオード接続された駆動トランジスタを介して、補助電圧に応じた電位を保持容量に与える。これにより、保持容量が保持する制御電圧のVth補正が継続される。
画素回路400は、ドライバIC134から供給されるデータ信号を補正し、その補正した信号によりOLED素子の発光を制御する。画素回路400は、ゲート、ソースおよびドレインを持った8つのトランジスタ(TFT)M1~M8を含む。本例において、トランジスタM1~M8はP型TFTであり、駆動トランジスタM3以外のトランジスタはスイッチトランジスタである。なお、トランジスタM8は省略されてもよい。
画素回路400は、さらに、保持容量Cst、並びに、第1の補助容量Cd1及び第2の補助容量Cd2を含む。保持容量Cstは、電源電位VDDを与えるアノード電源と駆動トランジスタM3のゲート(ノードN1)との間で接続されている。駆動トランジスタM3のゲートソース間電圧(ゲート電圧又は制御電圧とも呼ぶ)を保持する。
補助容量Cd1の一端は、スイッチトランジスタM2のソース/ドレインと駆動トランジスタM3のソース/ドレインとの間のノードN3に接続され、他端はアノード電源電位を伝送する電源線に接続されている。補助容量Cd1は、スイッチトランジスタM2のソース/ドレインとアノード電源との間で補助電圧を保持する。トランジスタM2は、保持容量へのデータ信号の伝送の有無を切り替える第2スイッチトランジスタである。
補助容量Cd2の一端は、スイッチトランジスタM2のソース/ドレインと駆動トランジスタM3のソース/ドレインとの間のノードN3に接続され、他端はOLED素子E1のアノード電極に接続されている。補助容量Cd2は、スイッチトランジスタM2のソース/ドレインとOLED素子E1のアノード電極との間で補助電圧を保持する。
トランジスタM3は、OLED素子E1への電流量を制御する駆動トランジスタである。駆動トランジスタM3は、アノード電源からOLED素子E1に与える電流量を、保持容量Cstが保持する電圧に応じて制御する。OLED素子E1のカソードは、カソード電位VEEを与えるカソード電源に接続されている。
トランジスタM1及びM6は、OLED素子E1の発光の有無を制御する。トランジスタM1は、ソース/ドレインの一方がアノード電源に接続され、ソース/ドレインの他方に接続された駆動トランジスタM3への電流供給をON/OFFする。トランジスタM6は、ソース/ドレインの一方が駆動トランジスタM3のドレインに接続され、他方に接続されたOLED素子E1への電流供給をON/OFFする。トランジスタM1及びM6は、それぞれ、走査回路131又は132からゲートに入力される発光制御信号Emにより制御される。
トランジスタM7は、OLED素子E1のアノードへのリセット電位の供給のために動作する。トランジスタM7は、走査回路131又は132からゲートに入力される選択信号S2又はS3によりONにされると、リセット電源からリセット電位VrstをOLED素子E1のアノードへ与える。リセット電位は、例えば、GND電位以下でよい。リセット電源のもう一端は、GNDに接続されている。
トランジスタM5は、駆動トランジスタM3のゲートへのリセット電位の供給の有無を制御する。トランジスタM5は、走査回路131又は132からゲート端子に入力される選択信号S1によりONにされると、ソース/ドレインの一方に接続されたリセット電源からリセット電位Vrstを駆動トランジスタM3のゲートに与える。リセット電源のもう一端は、GNDに接続されている。なお、OLED素子E1のアノード電極へのリセット電位と駆動トランジスタM3のゲートへのリセット電位は異なっていてもよい。
トランジスタM2は、データ信号を供給する画素回路400を選択するための選択トランジスタである。トランジスタM2のゲート電圧は、走査回路131又は132から供給される選択信号S2により制御される。選択トランジスタM2は、ONのとき、ドライバIC134からデータ線を介して供給されるデータ信号Vdataを、補助容量Cd1及び補助容量Cd2に与える。
本例において、トランジスタM2のソース/ドレインは、データ線と駆動トランジスタM3のソース(ノードN2)との間に接続されている。さらに、トランジスタM8は、選択トランジスタM2のソース/ドレイン(ノードN3)と駆動トランジスタM3のソース(ノードN2)との間に接続されている。トランジスタM8は、第3スイッチトランジスタである。トランジスタM4は、駆動トランジスタM3のドレインとゲートとの間に接続されている。トランジスタM4は、第1スイッチトランジスタである。
トランジスタM4及びM8は、走査回路131又は132から供給される選択信号S3により制御される。トランジスタM4は、駆動トランジスタM3の閾値電圧Vthを補正するために動作する。トランジスタM4は、駆動トランジスタM3のゲートとドレインとの間の接続と切断とを切り替える。トランジスタM4がONであるとき、駆動トランジスタM3はダイオード接続状態のトランジスタを構成する。トランジスタM4がOFFであるとき、駆動トランジスタM3は通常状態である。
データ線からのデータ信号Vdataは、ONであるトランジスタM2及びM8、ダイオード接続状態の駆動トランジスタM3及びONであるトランジスタM4を介して、保持容量Cstに与えられる。この時、Vth補正が行われる。また、この期間において、データ線からのデータ信号Vdataは、ONであるトランジスタM2を介して補助容量Cd1及び補助容量Cd2にも与えられる。
トランジスタM2がOFFにされた後、補助容量Cd1及び補助容量Cd2の補助電圧によるノードN3の電位が、ONであるトランジスタM8、ダイオード接続状態の駆動トランジスタM3及びONであるトランジスタM4を介して、保持容量Cstに与えられる。これにより、保持容量Cstが保持する制御電圧のVth補正がさらに進む。
保持容量Cstは、駆動トランジスタM3のゲートソース間電圧を保持し、駆動トランジスタM3がOLED素子E1に与える電流量を制御する。上述のように、保持容量Cstは、駆動トランジスタM3の閾値電圧Vthに応じて補正された電圧を保持する。
上述のように、補助容量Cd1及び補助容量Cd2により、トランジスタM2がOFFされた後に、保持容量Cstの制御電圧のVth補正を継続することができる。これにより、より適切なVth補正が可能となり、イメージリテンションを効果的に低減することができる。
図2に示す例において、二つの補助容量Cd1、Cd2が画素回路400に含まれている。これにより、画素回路400において補助電圧を保持するための容量値を大きくし、より効果的なVth補正を実現できる。他の構成例において必要な容量値を確保することができる場合、二つの補助容量Cd1、Cd2の内の一方が省略されていてもよい。補助容量に補助電圧を書き込むとき、一端にデータ信号が与えられ、他端に所定の固定電位が与えられる。固定電位は、特に限定されない。
図3は、1フレーム期間において、図2に示す画素回路400を制御する信号のタイミングチャートを示す。図3は、N番目の行を選択し、データ信号Vdataを画素回路400に書き込むためのタイミングチャートを示す。具体的には、図3は、発光制御信号Em、選択信号S1、選択信号S2、選択信号S3、そしてデータ信号Vdataを示す。なお、選択信号S2は、N+1番目の行の選択信号S1_N+1と共通でよい。
時刻T1において、発光制御信号EmがLowからHighに変化する。時刻T1において、トランジスタM1及びM6はOFFとなる。時刻T1において、選択信号S1、S2及びS3はHighである。これら制御信号に応じて、トランジスタM2、M4、M5、M7及びM8は、OFFである。時刻T1の後の時刻T2まで、これらのトランジスタ状態が維持される。ノードN1の電位は、前回フレームの信号電位にある。
時刻T2において、選択信号S1は、HighからLowに変化する。時刻T2において、発光制御信号Em並びに選択信号S2及びS3は、Highである。選択信号S1の変化に応じて、トランジスタM5がONとなる。トランジスタM1、M2、M4、M6~M8は、OFFである。
トランジスタM5がONとなることで、ノードN1の電位はリセット電位Vrstに変化する。リセット電位は、時刻T2から時刻T3までノードN1に与えられる。1フレーム毎にノードN1にリセット電位が与えられることで、駆動トランジスタM3のゲート電位も毎フレーム同じ電位になるので、履歴効果による影響を低減することができる。
時刻T3において、選択信号S1は、LowからHighに変化する。さらに、選択信号S2及びS3は、HighからLowに変化する。発光制御信号EmはHighである。選択信号S1の変化に応じて、トランジスタM5がOFFとなる。選択信号S2の変化に応じて、トランジスタM2及びM7はONとなる。選択信号S3の変化に応じて、トランジスタM4及びM8はONとなる。トランジスタM1及びM6はOFFのままである。
トランジスタM7がONとなることで、OLED素子E1のアノード及び補助容量Cd2の一端にリセット電位Vrstが与えられる。トランジスタM4がONであるため、駆動トランジスタM3はダイオード接続されている。
トランジスタM2及びM8はONであるため、データ線からのデータ信号Vdataは、トランジスタM2、M8、M3及びM4を介して、保持容量Cstに書き込まれる。保持容量Cstに書き込まれる電圧は、データ信号Vdataに対して駆動トランジスタM3の閾値電圧Vthに対する補正がなされた電圧である。
さらに、トランジスタM2がONであるため、データ線からのデータ信号VdataはトランジスタM2を介して、補助容量Cd1及び補助容量Cd2に書き込まれる。補助容量Cd1は、アノード電源電位(固定電位)とデータ信号との間の電圧を保持し、補助容量Cd2は、データ信号とリセット電源電位(固定電位)との間の電圧を保持する。時刻T3から時刻T4までの期間において、データ線から画素回路400へのデータ信号Vdataの書き込み及びそのVth補正がなされる。
時刻T4において、選択信号S2は、LowからHighに変化する。時刻T4において、発光制御信号Em及び選択信号S1はHighであり、選択信号S3はLowである。選択信号S2の変化に応じて、トランジスタM2及びM7がOFFとなる。トランジスタM8及びM4はONであり、トランジスタM1、M2、M4~M7はOFFである。
トランジスタM8及びM4がONであるので、補助容量Cd1及び補助容量Cd2が保持している補助電圧(データ電圧)によって、保持容量Cstに保持されている制御電圧のVth補正が継続される。時刻T4から時刻T5まで、制御信号及びトランジスタの状態は、維持される。例えば、補助容量Cd1及び補助容量Cd2は、この期間において、ノードN3の電位がデータ信号Vdataによる電位と実質的同電位を維持するために必要な容量値を有している。
時刻T5において、選択信号S3は、LowからHighに変化する。時刻T5は、(N+m)の行の選択信号S2がHighからLowに変化する時刻と一致している。mは2以上の整数である。選択信号S3のこの変化に応じて、トランジスタM4及びM8がOFFとなる。他のスイッチトランジスタはOFFのままである。時刻T5において、補助容量Cd1及び補助容量Cd2による保持容量Cstの制御電圧のVth補正が終了する。
時刻T6において、発光制御信号EmがHighからLowに変化し、トランジスタM1及びM6がOFFからONに変化する。選択信号S1、S2及びS3はHighであり、トランジスタM2、M4、M5、M7及びM8はOFFのままである。駆動トランジスタM3は、保持容量Cstに保持されている補正されたデータ電圧に基づき、OLED素子E1に与える駆動電流を制御する。つまりOLED素子E1が発光する。
上述の画素回路動作によれば、時刻T3から時刻T5までの期間において、Vth補正を行うことができる。この期間は、選択信号S2がLowであり、データ線からデータ信号が画素回路に書き込まれる期間である、時刻T3から時刻T4の期間より長い。回路設計において時刻T5を調整することで、表示装置に適したVth補正期間を設定することができる。設定されるVth補正期間は、データ書き込み期間より長い。
図3に示す例において、データ書き込み期間は、時刻T3からT4の期間である。また、Vth補正期間は、時刻T3からT5の期間である。データ書き込み期間は、トランジスタM2がONであって、データ線からデータ信号が画素回路に与えられる期間である。Vth補正期間は、ダイオード接続状態の駆動トランジスタM3を介して電位が保持容量Cstに与えられ、保持容量Cstの制御電圧におけるVth補正が実行される期間である。
図3に示す例において、データ書き込み期間は、Vth補正期間に含まれている。つまり、時刻T3からT4の期間においては、データ書き込みとVth補正が同時に実行されている。この期間の後の時刻T4からT5の期間においては、データ書き込みは実行されることなく、補助容量によるVth補正のみが実行されている。このように、データ書き込み期間をVth補正期間に含めることで、Vth補正をより適切に行うことができる。
他の構成例において、データ書き込み期間が、Vth補正期間と重なることなく、その前に終了してもよい。例えば、図3に示すタイミングチャートにおいて、データ書き込み期間は、時刻T2からT3の期間であってもよい。この期間はリセット期間であって、選択信号S1がLowであり、リセット電位が駆動トランジスタM3のゲートに与えられている。トランジスタM8はOFFであり、データ線からのデータ信号は、保持容量Cstに与えられることなく、補助容量Cd1、Cd2に与えられる。
[補助容量の条件]
以下において、補助容量Cd1及びCd2の条件の例を説明する。図2及び3を参照して説明したように、選択信号S3がLowであるVth補正期間において、ノードN2の電位は、データ信号の電位Vdataに維持されていることが望ましい。補助容量の総補助容量値(Cd1+Cd2)が小さいと、ノードN2の電位は急速に低下するため、補正機構が停止する。そのため、十分な大きさの総補助容量値Cdを有する補助容量を画素回路の含めることで、ノードN2における電荷保持作用により、補正期間中のノードN2の電位変動を抑制し、補正動作を継続させることができる。
図4は、図2及び3に示す画素回路における、Vth補正期間と、イメージリテンションとの関係のシミュレーション結果を示す。図4のグラフにおいて、横軸はVth補正期間を示し、縦軸はイメージリテンション強度を表す指数を示す。指数が正値の場合、ネガ型のイメージリテンションであり、指数が負値の場合はポジ型のイメージリテンションであり、指数が0から離れる程、イメージリテンションが大きいことを示す。データ書き込み期間(1H期間)は、4.2μsであり、保持容量Cstの容量値、80fFである。データ書き込み期間は、水平選択期間とも呼ばれる。
グラフの異なる線は、二つの補助容量Cd1、Cd2の容量の異なる総補助容量値Cdのシミュレーション結果を示す。線421は、補助容量の総計容量値が0である画素回路のデータを示す。線422は、補助容量の総計容量値が40fFである画素回路のデータを示す。線423は、補助容量の総計容量値が80fFである画素回路のデータを示す。線424は、補助容量の総計容量値が160fF又240fFである画素回路のデータを示す。
イメージリテンション強度指数は、次のように定義される。黒と白の市松模様を一定の時間表示した後、黒から中間階調に切替えたときのドレイン電流をIとし、白から中間階調に切替えたときのドレイン電流をIとすると、イメージリテンションン強度指数は、以下のように定義できる。
イメージリテンション強度指数=2.0*(I-I)/(I+I
この定義から、I>Iの時、すなわちイメージリテンション強度指数が正の場合、黒表示していた画素の電流(輝度)が白表示していた画素(輝度)より大きくなり、元の白黒市松模様と輝度が反転した残像となるため、これをネガ型のイメージリテンションと定義し、I<Iの場合は、ポジ型のイメージリテンションと定義する。
範囲430は、イメージリテンション強度指数が-2.0E-03から2.0E-03の範囲である。この範囲430は、発明者による実験結果により得られた、イメージリテンションの影響を無視できる範囲である。イメージリテンションは、駆動TFTのバイアス履歴に依存し、イメージリテンション強度指数は、白黒表示のストレス時間にほぼ比例して増大することが分かっている。
一般に、隣接する領域の輝度差が約±1%程度になると、残像として目視できるようになることが知られているが、本シミュレーションでは白黒表示ストレス時間が実際の製品のテスト条件の1/10程度の短い時間であるため、イメージリテンション強度指数も小さくなっている。上記の範囲430は表示パネルの表示条件と、シミュレーションの条件の差を考慮して定めた範囲である。
図4に示すように、総補助容量値Cdが40fF以上である場合、Vth補正期間を適切に設定することで、イメージリテンション強度を範囲430内に含めることができる。さらに、総補助容量値Cdが80fF以上である場合、Vth補正期間を適切に設定することで、イメージリテンション強度をゼロにすることができる。
上述のように、保持容量の容量値は80fFであるので、総補助容量値が保持容量値の1/2以上とすることで、イメージリテンション強度を範囲430内に含めることができる。また、総補助容量値を保持容量値以上とすることで、イメージリテンション強度をゼロにすることができる。
図4に示すように、Cdと補正期間の両方が過剰な場合、イメージリテンション強度指数は、負方向に大きくなりすぎる。適切にイメージリテンションを低減するためには、補正期間の長さを適切に設定することが重要である。以下において、補正期間について説明する。
図5は、図2及び3に示す画素回路における、総補助容量値と、イメージリテンションとの関係のシミュレーション結果を示す。図5のグラフにおいて、横軸は総補助容量値を示し、縦軸はイメージリテンション強度を示す。データ書き込み期間(1H期間)は、4.2μsであり、保持容量Cstの容量値、80fFである。
グラフの異なる線は、異なるVth補正期間のシミュレーション結果を示す。線441は、Vth補正期間が12.6μsである画素回路のデータを示す。線442は、Vth補正期間が21.0μsである画素回路のデータを示す。線443は、Vth補正期間が29.4μsである画素回路のデータを示す。線444は、Vth補正期間が42.0μsである画素回路のデータを示す。
図5に示すように、Vth補正期間が21.0μs以上、42μs以下である場合、総補助容量値を適切に設定することで、イメージリテンション強度を範囲430内に含めることができる。データ書き込み期間(1H期間)は4.2μsであるので、Vth補正期間を5H以上、10H以下とすることで、イメージリテンション強度を範囲430内に含めることができる。
図6は、図2及び3に示す画素回路のシミュレーション結果を、他の観点から示すグラフである。横軸は、(Cd/Cst)×(補正期間/データ書き込み期間)3を示し、縦軸はイメージリテンション強度を示す。Cdは総補助容量値を示し、Cstは保持容量の容量値を示す。なお、Cdと補正期間の異なる組み合わせが、横軸の同一の値を示し、縦軸の異なる値を示し得る。図6において、矩形で示される範囲440は、イメージリテンション強度指数が-2.0E-03から2.0E-03の範囲である。図6のグラフからわかるように、以下の条件を満たすことで、イメージリテンション強度を、上記所望範囲内に含めることができる。
100≦(Cd/Cst)×(補正期間/データ書き込み期間)3≦700
[デバイス構造]
以下において、画素回路のデバイス構造の例を説明する。図7は、積層方向において見た画素回路のデバイス構造例を模式的に示す、平面図である。図7は、画素回路におけるポリシリコン層及び導体層を示す。白の矩形は、異なる導体層のコンタクト部を示す。コンタクト部は、積層方向に絶縁層を貫通するビアホール内に形成された導体部である。
伝送線M1S1、M1S2、M1S3、M1Eは、それぞれ、選択信号S1、S2、S3及び発光制御信号Emを伝送する。これらは、第1金属層に含まれる。第1金属層は導体層である。図7の例において、これらはX軸方向に延びている。図7の例において、選択信号S1は、一つ前の行の選択信号S2と共通である。
図2を参照して説明したように、画素回路は、トランジスタM1~M8を含む。トランジスタのチャネルは、ポリシリコン層p-Siに含まれる。図7において、ポリシリコン層p-Siは同一のパターンで示されている。トランジスタM1~M8のゲート電極は、第1金属層に含まれる。図7は、駆動トランジスタM3のゲート電極を符号M1Gで指示している。
導体部MCPは、駆動トランジスタM3のゲート電極M1Gの全域を覆う。導体部MCPは、コンタクトホールを介してアノード電源電位VDDを伝送する電源線M2Vに接続される。導体部MCPは、第1金属層より上層の中間導体層に含まれる。導体部MCPの一部は、保持容量Cstに含まれる。中間導体層は、さらに、X軸方向に延び、基準電位Vrstを伝送する、伝送線MCV及びMCV2を含む。伝送線M2V及びM2DはY軸方向において延び、それぞれ、アノード電源電位VDD及びデータ信号Vdataを伝送する。これらは、中間導体層より上層の第2金属層に含まれる。第2金属層は導体層である。
容量電極M3Cは、第2金属層より上層の第3金属層に含まれる。第3金属層は導体層である。容量電極M3Cは、第2金属層のコンタクト部M2Cを介して、トランジスタM2及びM8のソース/ドレインに接続されている。容量電極M3Cは、図2に示す画素回路における、補助容量Cd1及び補助容量Cd2の共通電極である。
容量電極M3Cは、アノード電源電位VDDを伝送する電源線M2Vの少なくとも一部を覆う。補助容量Cd1は、容量電極M3Cと電源線M2Vとの間で構成される。さらに、OLED素子のアノード電極REは、容量電極M3Cの少なくとも一部を覆う。アノード電極REは、容量電極M3Cを含む第3金属層より上層である。補助容量Cd2は、容量電極M3Cとアノード電極REとの間で構成される。
図8は、図7におけるVIII-VIII´切断線での断面構造を模式的に示す。図8は、主に、トランジスタM1、M2及び補助容量Cd2を示す。ポリイミドやガラスで形成された基板SUB上に、画素回路の積層構造が形成されている。基板SUB上に、例えばシリコン窒化物層である、下地層UCが形成されている。ポリシリコン層p-Siが、下地層UC上に積層されている。さらに、ゲート絶縁層GIが、ポリシリコン層p-Siを覆うように積層されている。ゲート絶縁層GIは、例えば、シリコン酸化物やシリコン窒化物で形成される。
第1金属層が、ゲート絶縁層GI上に積層されている。具体的には、発光制御信号Emを伝送する伝送線M1E、選択信号S1、S2、S3をそれぞれ伝送する伝送線M1S1、M1S2、M1S3が図示されている。図8において、伝送線M1S2は、トランジスタM2のゲート電極に対応する。第1金属層は、例えば、W、Mo、Ta等の高融点金属又はこれらの合金で形成することができる。
層間絶縁層IMDが、第1金属層を覆うように積層されている。層間絶縁層IMDは、例えば、シリコン酸化物又はシリコン窒化物で形成できる。中間導体層は、層間絶縁層IMD上に積層されている。具体的には、基準電位の伝送線MCV及び保持容量の一部を構成する導体部MCPが図示されている。中間導体層は、例えば、W、Mo、Ta等の高融点金属又はこれらの合金や、Al単層又はTi/Al/Tiの積層構造を有することができる。
層間絶縁層ILDが、中間導体層を覆うように積層されている。層間絶縁層ILDは、例えば、シリコン酸化物又はシリコン窒化物で形成できる。第2金属層が、層間絶縁層ILD上に形成されている。図7は、アノード電源電位VDDの伝送線M2V、データ信号Vdataの伝送線M2Dを示し、さらに、コンタクト部M2Cを示す。伝送線M2V、M2D及びコンタクト部M2Cは、層間絶縁層ILD及びゲート絶縁層GIを貫通するビアホールを介して、ポリシリコン層P-Siに接触している。
パッシベーション層PAS及びその上の平坦化層PLN1が、それらの下層を覆うように形成されている。これらは、有機又は無機絶縁体で形成することができる。容量電極M3Cを含む第3金属層は、平坦化層PLN1に形成されている。容量電極M3Cは、平坦化層PLN1及びパッシベーション層PASを貫通するビアホールを介して、コンタクト部M2Cに接触している。
平坦化層PLN2が、その下層を覆うように形成されている。平坦化層PLN2は、有機又は無機絶縁体で形成することができる。OLED素子のアノード電極REが、平坦化層PLN2上に形成されている。アノード電極REは、例えば、ITO/Ag/ITO構造又はIZO/Ag/IZO構造を有する。
アノード電極REの一部は、平坦化層PLN2を挟んで容量電極M3Cと対向し、補助容量Cd2を構成している。このように、アノード電極REと第3金属層の容量電極M3Cとの間で補助容量Cd2を構成することで、保持容量CstのVth補正を行うための補助電圧を保持する容量値を効果的に増加させることができる。
図9は、図7におけるIX-IX´切断線での断面構造を模式的に示す。図9は、駆動トランジスタM3及びその周辺の断面構造を示す。駆動トランジスタM3のゲート電極M1Gは、ゲート絶縁層GIを挟んでポリシリコン層p-Siのチャネルを覆い、チャネルを流れる電流量を制御する。
中間導体層の導体部MCPは、層間絶縁層IMDを挟んで、ゲート電極M1Gと対向している。さらに、導体部MCPは、層間絶縁層IMDを挟んで、アノード電源電位VDDの伝送線M2Vと対向している。導体部MCPを挟んで対向するゲート電極M1Gと伝送線M2Vとの間に、保持容量Cstが構成される。
第2金属層のコンタクト部MBは、層間絶縁層ILD、導体部MCPの開口、及びゲート絶縁層GIを貫通してゲート電極M1Gと接触している。コンタクト部MBは、駆動トランジスタM3のゲート電極M1GとトランジスタM4のソース/ドレインとを接続する。
第2金属層のアノード電源電位VDDの伝送線M2Vは、パッシベーション層PAS及び平坦化層PLN1を挟んで、第3金属層の容量電極M3Cと対向している。補助容量Cd1は、伝送線M2Vと容量電極M3Cとの間に構成されている。図8にも示すように、補助容量Cd2は、アノード電極REと容量電極M3Cとの間で構成されている。
上述のように、アノード電源線と容量電極との間に補助容量を構成すると共に、容量電極とアノード電極との間に補助容量を構成することで、駆動トランジスタの制御電圧のVth補正を適切に行うために要求される補助容量値を、狭い面積で実現することができる。
[他の構成例]
以下において、画素回路の異なる構成例を説明する。図2に示す画素回路400から、トランジスタM8を省略することができる。図10は、トランジスタM8を省略した画素回路の構造例を模式的に示す平面図である。以下において、図7に示す構造と相違を主に説明する。
図10に示すように、画素回路は、伝送線M1S3を跨ぐ、第2金属層の電極部M2E1を含む。電極部M2E1は、コンタクト部M2CによってトランジスタM2のソース/ドレインに接続され、さらに、コンタクト部M2C2によってトランジスタM1、M3のソース/ドレインに接続される。これにより、駆動トランジスタM8が省略される。図10の構造と比較して、図7の構造は、伝送線M1S3を跨ぐ電極部M2E1を省略することができる。トランジスタM8は、回路素子数を増加させるが、デバイス構造をよりシンプルにすることができる。
図11は、画素回路の他の回路構成例を示す。図2の画素回路400との相違を主に説明する。画素回路500は、N型トランジスタM12、M14、M15、M17、M18を含む。これらは、図2に示す画素回路400における、P型トランジスタM2、M4、M5、M7、M8に対応する。OLED素子E1の駆動電流が通過するトランジスタM1、M3及びM6は、高い移動度を示すP型のポリシリコントランジスタである。
画素回路500を制御する選択信号S1、S2、S3は、図3に示す時間変化と逆の変化を示す。つまり、図3における信号のHighとLowが、逆となる。発光制御信号Emの変化は、図3に示す変化と同様である。N型トランジスタは、例えば、酸化物半導体トランジスタである。酸化物半導体トランジスタは、ポリシリコントランジスタと比較して、リーク電流を低減できる。トランジスタM12のリーク電流を低減することで、補助容量の電圧低下を抑制できる。また、トランジスタM14及び15のリーク電流を低減することで、保持容量の電圧低下を抑制できる。なお、図11のN型トランジスタの一部はP型トランジスタでもよい。
図12は、図11に示す画素回路500のデバイス構造例を模式的に示す平面図である。図7に示す構造例との差異を主に説明する。上述のように、図7の構造例におけるP型トランジスタM2、M4、M5、M7、M8が、それぞれ、N型トランジスタ12、M14、M15、M17、M18に置き換えられている。P型トランジスタはポリシリコンTFTであり、N型トランジスタは酸化物半導体TFTである。酸化物半導体は、例えば、InGaZnOやZnOである。
図12において、酸化物半導体層XOは、トランジスタM12、M14、M15、M17、M18のチャネルを含む。第2金属層の電極M2E5、M2E6、M2E7は、それぞれ、導電型の異なるトランジスタのソース/ドレインを相互接続する。具体的には、電極M2E5は、P型トランジスタM1とN型トランジスタM18を接続する。電極M2E6は、P型トランジスタM3、M6とN型トランジスタM14を接続する。電極M2E7は、P型トランジスタM6とN型トランジスタM17を接続する。
選択信号S1、S2、S3を伝送する伝送線MDS1、MDS2、MDS3は、第4金属層に含まれる。第4金属層は導体層である。後述するように、第4金属層は、中間金属層と第2金属層との間の層である。
図13は、図12における、XIII-XIII´切断線での断面構造を模式的に示す。図8に示す構造例との相違を主に説明する。酸化物半導体層OXとゲート絶縁層GI2は、層間絶縁層ILDとパッシベーション層PASの間で積層されている。酸化物半導体層OXは層間絶縁層ILD上に形成され、ゲート絶縁層GI2で覆われている。
第2金属層の電極M2E5は、ポリシリコントランジスタM1のソース/ドレインと、酸化物半導体トランジスタM12のソース/ドレインを相互接続している。具体的には、第2金属層の電極M2E5は、パッシベーション層PAS、ゲート絶縁層GI2、層間絶縁層ILD、層間絶縁層IMD、及びゲート絶縁層GIを貫通するビアホールを介して、P型トランジスタM1のソース/ドレインに接触している。さらに、第2金属層の電極M2E5は、パッシベーション層PAS及びゲート絶縁層GI2を貫通するビアホールを介して、N型トランジスタM12のソース/ドレインに接触している。
選択信号S1、S2、S3を伝送する伝送線MDS1、MDS2、MDS3は、第4金属層に含まれる。第4金属層は、例えば、例えば、W、Mo、Ta等の高融点金属又はこれらの合金で形成することができる。第4金属層は、ゲート絶縁層GI2とパッシベーション層PASの間に形成されている。第4金属層は、中間導体層と第2金属層との間の金属層(導体層)である。
図2に示す画素回路400と同様に、図11に示す画素回路500からトランジスタM18を省略することが可能である。図14は、トランジスタM18を除いた画素回路500のデバイス構造例を示す平面図である。図12に示す構造例における電極M2E5に代えて、電極M2E8が使用されている。
電極M2E8は、第2金属層に含まれ、導体部MCP及び伝送線MDS3を跨いて、P型トランジスタM1のソース/ドレインとN型トランジスタM12のソース/ドレインとを相互接続している。画素回路500において、トランジスタM18を実装することで、画素回路のデバイス構造をよりシンプルなものとすることができる。
図15は、画素回路の他の回路構成例を示す。図2の画素回路400との相違を主に説明する。画素回路600は、図2の画素回路400の構成に加えて、第3の補助容量Cd3及び第2の容量電極SHを含む。第3の補助容量Cd3の一端は第2の容量電極SHであり、他端はノードN2に接続されている。第2の容量電極SHには固定電位が与えられてよい。他の構成は画素回路400と同様である。
図16は、図15の画素回路のデバイス構造例を示す平面図である。図17は、図16におけるXVII-XVII´切断線での断面構造を模式的に示す。図18は、図16におけるXVIII-XVIII´切断線での断面構造を模式的に示す。以下において、図7から9を参照して説明した構造例との差異を主に説明する。
図16から18に示す構造例は、基板SUBと下地絶縁膜UCとの間に、第2の容量電極SHを含む。図16に示すように、平面視において、第2の容量電極SHは、駆動トランジスタM3の下に配置され、第2の容量電極SHの少なくとも一部は駆動トランジスタM3と重なる。
第2の容量電極SHの電位は固定電位であってよく、例えば、グラウンド電位である。駆動トランジスタM3のドレインを構成するポリシリコン層p-Siと第2の容量電極SHとによって、第3の補助容量Cd3を形成する。なお、図16から18示す構造例は容量電極M3Cを含むが、容量電極M3Cは省略されてもよい。
補助容量の総容量を大きく取れるので、高精細化して画素サイズが縮小しても補助容量の適切な容量値を確保できるので、残像を効果的に制御できる。また、基板にポリイミドフィルムを用いた際に問題となる、ポリイミド中の固定電荷発生による駆動トランジスタの電流ドリフトを、第2の容量電極の層によって遮蔽し、駆動トランジスタを安定化できる。これによって、パネル起動初期における輝度ドリフトや、残像、特に長時間ストレスによって生じる残像を抑制できる。
図19は、画素回路の他の回路構成例を示す。図11の画素回路500との相違を主に説明する。画素回路700は、図11の画素回路500の構成に加えて、第3の補助容量Cd3及び第2の容量電極SHを含む。第3の補助容量Cd3の一端は第2の容量電極SHであり、他端はノードN2に接続されている。第2の容量電極SHには固定電位が与えられてよい。他の構成は画素回路500と同様である。
図20は、図19に示す画素回路のデバイス構造例を模式的に示す、平面図である。図21は、図20におけるXXI-XXI´切断線での断面構造を模式的に示す。以下において、図12及び13を参照して説明した構造例との差異を主に説明する。
図20および21に示す構造例は、基板SUBと下地絶縁膜UCとの間に、第2の容量電極SHを含む。図20に示すように、平面視において、第2の容量電極SHは、駆動トランジスタM3の下に配置され、第2の容量電極SHの少なくとも一部は駆動トランジスタM3と重なる。
第2の容量電極SHの電位は固定電位であってよく、例えば、グラウンド電位である。駆動トランジスタM3のドレインを構成するポリシリコン層p-Siと第2の容量電極SHとによって、容量Cd3を形成する。なお、図20及び21に示す構造例は容量電極M3Cを含むが、容量電極M3Cは省略されてもよい。
さらに、酸化物半導体トランジスタM12、M17、M18をデュアルゲートTFTとするため、ボトムゲート配線MCS2、MCS3が追加されている。ボトムゲート配線MCS2、MCS3は、層間絶縁層IMDと層間絶縁層ILDとの間に配置されている。図に示す構造例において、平面視において、ボトムゲート配線MCS2とトップゲート配線MDS2が重なり、ボトムゲート配線MCS3とトップゲート配線MDS3が重なっている。トップゲート配線MDS2とボトムゲート配線MCS2、トップゲート配線MDS3とボトムゲート配線MCS3とは、例えば表示領域外部で接続され、トップゲートとボトムゲートは同電位で駆動される。
本構造例によれば、基板にポリイミドフィルムを用いた際に問題となる、ポリイミド中の固定電荷発生による酸化物半導体トランジスタのVthドリフトを、ボトムゲート配線によって遮蔽し、特性を安定化できる。酸化物半導体トランジスタをデュアルゲート構造とすることで、ショートチャネル効果を抑制できる。これにより酸化物半導体トランジスタの短チャネル化が可能となり、その駆動能力が向上し、高精細画素のレイアウトが可能となる。
以上、本開示の実施形態を説明したが、本開示が上記の実施形態に限定されるものではない。当業者であれば、上記の実施形態の各要素を、本開示の範囲において容易に変更、追加、変換することが可能である。ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。
10 OLED表示装置、100 TFT基板、114 カソード電極形成領域、125 表示領域、131 走査回路、134 ドライバIC、136 デマルチプレクサ、Cst 保持容量、E1 OLED素子、GI ゲート絶縁層、ILD 層間絶縁層、IMD 層間絶縁層、M1-M8、M12、M14、M15、M17、M18 トランジスタ、N1、N2、N3 ノード、N1S ノード電位、p-Si ポリシリコン膜、PNL1、PNL2 平坦化層、PAS パッシベーション層、SUB 基板、UC 下地層、SH 第2の容量電極

Claims (15)

  1. 発光素子の発光を制御する画素回路であって、
    発光素子と、
    前記発光素子への駆動電流を制御する駆動トランジスタと、
    前記駆動トランジスタの制御電圧を保持する保持容量と、
    前記駆動トランジスタのゲートとドレインとの間の接続と切断とを切り替える、第1スイッチトランジスタと、
    データ線と前記駆動トランジスタとの間において、データ線から前記駆動トランジスタ及び前記第1スイッチトランジスタを介した前記保持容量へのデータ信号の伝送の有無を切り替える、第2スイッチトランジスタと、
    前記第2スイッチトランジスタと前記駆動トランジスタとの間において、前記データ線からのデータ信号に応じた補助電圧を保持する補助容量と、
    を含み、
    前記第2スイッチトランジスタと前記第1スイッチトランジスタが共にONの第1期間の後、前記第2スイッチトランジスタがOFFで前記第1スイッチトランジスタがONの第2期間が続き、
    前記補助容量は、前記第1期間において、前記データ線からのデータ信号に応じた前記補助電圧を保持し、前記第2期間において保持している前記補助電圧に応じた電位を前記保持容量に対して与え、
    前記補助容量の容量値は、前記保持容量の容量値の1/2以上である、画素回路。
  2. 請求項1の画素回路であって、
    前記補助容量の容量値は、前記保持容量の容量値以上である、画素回路。
  3. 請求項1の画素回路であって、
    前記第1期間及び第2期間の総計は、前記第1期間の5倍以上、10倍以下である、
    画素回路。
  4. 請求項1の画素回路であって、
    前記第1期間及び前記第2期間の総計を前記第1期間で割った値の3乗と、前記補助容量を前記保持容量で割った値との、積は、100以上、700以下である、
    画素回路。
  5. 請求項1の画素回路であって、
    第2補助容量をさらに含み、
    前記補助容量は、前記第2スイッチトランジスタと前記駆動トランジスタとの間のノードと前記発光素子のアノード電源電位を伝送する伝送線との間に存在し、
    前記第2補助容量は、前記ノードと前記発光素子のアノード電極との間に構成されている、
    画素回路。
  6. 請求項1の画素回路であって、
    前記第2スイッチトランジスタと前記駆動トランジスタとの間に第3スイッチトランジスタをさらに含み、
    前記第3スイッチトランジスタは、前記第1スイッチトランジスタと同一の制御信号で制御される、
    画素回路。
  7. 請求項6に記載の画素回路であって、
    前記駆動トランジスタはP型ポリシリコン半導体トランジスタであり、
    前記第1スイッチトランジスタ、前記第2スイッチトランジスタ及び前記第3スイッチトランジスタは、N型酸化物半導体トランジスタである、
    画素回路。
  8. 請求項1の画素回路であって、
    前記駆動トランジスタの半導体層より下層の電極層をさらに含み、
    前記補助容量は、前記第2スイッチトランジスタと前記駆動トランジスタとの間のノードと前記発光素子のアノード電源電位を伝送する伝送線との間に存在し、
    前記駆動トランジスタの前記半導体層と前記電極層との間に第3補助容量が構成されている、
    画素回路。
  9. 請求項7に記載の画素回路であって、
    前記第1スイッチトランジスタ、前記第2スイッチトランジスタ及び前記第3スイッチトランジスタは、デュアルゲート構造を有する、
    画素回路。
  10. 発光素子の発光を制御する画素回路であって、
    発光素子と、
    前記発光素子への駆動電流を制御する駆動トランジスタと、
    前記駆動トランジスタの制御電圧を保持する保持容量と、
    前記駆動トランジスタのゲートとドレインとの間の接続と切断とを切り替える第1スイッチトランジスタと、
    データ線と前記駆動トランジスタとの間において、データ線から前記駆動トランジスタ及び前記第1スイッチトランジスタを介した前記保持容量へのデータ信号の伝送の有無を切り替える、第2スイッチトランジスタと、
    前記第2スイッチトランジスタと前記駆動トランジスタとの間において、前記データ線からのデータ信号に応じた補助電圧を保持する第1補助容量及び第2補助容量と、
    を含み、
    前記第1補助容量は、前記第2スイッチトランジスタと前記駆動トランジスタとの間のノードと前記発光素子のアノード電源電位を伝送するアノード電源線との間に存在し、
    前記第2補助容量は、前記ノードと前記発光素子のアノード電極との間に構成されている、
    画素回路。
  11. 請求項10に記載の画素回路であって、
    前記第2スイッチトランジスタと前記駆動トランジスタとの間に第3スイッチトランジスタをさらに含み、
    前記第3スイッチトランジスタは、前記第1スイッチトランジスタと同一の制御信号で制御される、
    画素回路。
  12. 請求項11に記載の画素回路であって、
    前記駆動トランジスタはP型ポリシリコン半導体トランジスタであり、
    前記第1スイッチトランジスタ、前記第2スイッチトランジスタ及び前記第3スイッチトランジスタは、N型酸化物半導体トランジスタである、
    画素回路。
  13. 請求項10に記載の画素回路であって、
    前記駆動トランジスタのゲートを含む第1導体層と、
    前記アノード電源線及び前記データ線を含む第2導体層と、
    前記第1導体層及び前記第2導体層より上層の第3導体層と、
    を含み、
    前記アノード電極は、前記第3導体層より上層に位置し、
    前記第3導体層は、容量電極を含み、
    前記容量電極は、前記第2スイッチトランジスタのソース/ドレインに接続され、
    前記第1補助容量は、前記容量電極と前記アノード電源線との間に構成され、
    前記第2補助容量は、前記容量電極と前記アノード電極との間に構成されている、
    画素回路。
  14. 請求項10の画素回路であって、
    前記駆動トランジスタの半導体層より下層の電極層をさらに含み、
    前記駆動トランジスタの前記半導体層と前記電極層との間に第3補助容量が構成されている、
    画素回路。
  15. 請求項12に記載の画素回路であって、
    前記第1スイッチトランジスタ、前記第2スイッチトランジスタ及び前記第3スイッチトランジスタは、デュアルゲート構造を有する、
    画素回路。
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