JP2022185242A - 回転炉床炉、及びその運転方法、並びに還元鉄の製造方法 - Google Patents

回転炉床炉、及びその運転方法、並びに還元鉄の製造方法 Download PDF

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功気 藤岡
Koki Fujioka
真司 嶋
Shinji Shima
俊孝 中山
Toshitaka Nakayama
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Abstract

【課題】回転障害を抑制しつつ、設備費、メンテナンスの手間及び燃料の消費量を低減する回転炉床炉を提供する。【解決手段】回転炉床炉100は、回転炉床12と、外周側壁11a及び内周側壁11bを有する環状の炉体11と、外周側壁11a及び内周側壁11bにおいて周方向に沿って並んで設けられる複数の主バーナ10と、隙間32a,32bを加熱する複数の炉床バーナ13a,13bを備える。主バーナ10は、1.0未満の空気比で燃焼する第1主バーナ10Aと、1.0以上の空気比で燃焼する第2主バーナ10Bと、を有する。第1主バーナ10A寄りに設けられる炉床バーナ13a,13bの本数の方が、第2主バーナ10B寄りに設けられる炉床バーナ13a,13bの本数よりも多い。【選択図】図1

Description

本開示は、回転炉床炉、及びその運転方法、並びに還元鉄の製造方法に関する。
製鉄廃棄物に含まれる酸化鉄を再利用するため、製鉄廃棄物を還元剤及びバインダと混練し造粒したペレットを回転炉床炉に装入し、加熱還元することにより還元鉄を製造するプロセスが知られている(例えば、特許文献1参照)。このようなプロセスの原料となる製鉄廃棄物には、酸化亜鉛が含まれることがある。加熱及び還元によって生じる亜鉛フュームは、高温雰囲気中では揮発しているものの、回転炉床と環状の炉体の側壁と回転炉床との隙間に侵入すると、水封部の冷輻射によって冷却され、固体として析出する。このような析出物は成長すると、隙間を閉塞し、回転障害の要因となる。
そこで、特許文献2,3では、回転炉床の外周面と外周固定壁の隙間、及び回転炉床の内周面と内周固定壁の隙間を加熱するバーナを、全周にわたって設ける技術が提案されている。これによって、炉内で気化した亜鉛が各隙間で冷却されて析出し、回転炉床の内周面及び外周面、並びに、内周固定壁及び外周固定壁に付着することを防止することができる。
特開2009-281617号公報 特開2010-223556号公報 特開2013-253765号公報
各隙間に亜鉛等の析出物が付着することを抑制するため、炉床バーナを設けて隙間を加熱することは有効であるものの、炉床バーナの本数が多くなると、設備費、メンテナンスの手間、及び、燃料の消費量が増えてしまう。また、隙間において生じる付着物の中には、簡単に脱落するような脆い場合もあることが分かった。
そこで、本開示では、回転炉床の回転障害を抑制しつつ、設備費、メンテナンスの手間及び燃料の消費量を低減することが可能な回転炉床炉及びその運転方法を提供する。また、本開示では、そのような回転炉床炉を用いることによって、還元鉄を安定的に低い製造コストで製造することが可能な還元鉄の製造方法を提供する。
本開示は、円環状の回転炉床と、回転炉床の外周面に沿って配置される外周側壁、及び回転炉床の内周面に沿って配置される内周側壁を有する環状の炉体と、外周側壁及び内周側壁において周方向に沿って並んで設けられる複数の主バーナと、外周面と外周側壁との隙間、及び、内周面と内周側壁との隙間を加熱する複数の炉床バーナと、を備える回転炉床炉であって、主バーナは、1.0未満の空気比で燃焼する第1主バーナと、1.0以上の空気比で燃焼する第2主バーナと、を有し、第2主バーナよりも第1主バーナ寄りに設けられる炉床バーナの本数の方が、第1主バーナよりも第2主バーナ寄りに設けられる炉床バーナの本数よりも多い、回転炉床炉を提供する。
上記回転炉床炉は、主バーナとして、1.0未満の空気比で燃焼する第1主バーナと、1.0以上の空気比で燃焼する第2主バーナとを有している。そして、空気比が1.0未満である第1主バーナ寄りに設けられる炉床バーナの本数の方が、空気比が1.0以上である第2主バーナ寄りに設けられる炉床バーナの本数よりも多くなっている。このため、第2主バーナ近傍に設ける炉床バーナの本数を減らし、設備費、メンテナンスの手間及び燃料の消費量を低減することができる。また、第1主バーナ近傍の上記各隙間を加熱する炉床バーナを設けることによって、各隙間に生じる、主成分として金属亜鉛を含む付着物の生成を抑制することができる。一方、第2主バーナの近傍の上記各隙間には、主成分として酸化亜鉛を含む付着物が生じ得る。このように主成分として酸化亜鉛を含む付着物は、脆くて容易に付着面から脱落するため、回転障害の要因とはならない。したがって、本開示の回転炉床炉によれば、回転炉床の回転障害を抑制しつつ、炉床バーナの本数を減らして設備費、メンテナンスの手間及び燃料の消費量を低減することができる。
上記炉体と上記回転炉床で構成される環状の炉内空間は、1.0未満の空気比で燃焼する複数の第1主バーナが周方向に沿って並ぶ第1領域と、1.0以上の空気比で燃焼する複数の第2主バーナが周方向に沿って並ぶ第2領域と、を有し、第1領域に設けられる炉床バーナの本数の方が、第2領域に設けられる炉床バーナの本数よりも多くてよい。これによって、第1領域において、主成分として金属亜鉛を含む付着物の生成を十分に抑制しつつ、第2領域に設けられる炉床バーナの本数を十分に減らすことができる。第2領域には炉床バーナはなくてもよい。
全ての炉床バーナは、第2主バーナよりも第1主バーナ寄りに設けられてよい。炉床バーナは、第1領域のみに設けられてもよい。これによって、炉床バーナの本数を一層低減することができる。したがって、設備費、メンテナンスの手間及び燃料の消費量を、一層低減することができる。
上記回転炉床炉の平面視において、第2主バーナよりも第1主バーナ寄りに設けられる炉床バーナと、当該炉床バーナに最も近接する第1主バーナとの間隔は1.5m以下であってよい。このような間隔となるように炉床バーナを設けることによって、各隙間に主成分として金属亜鉛を含む付着物が生成することを十分に抑制することができる。
回転炉床の上面を基準とする、複数の主バーナの高さは1.5m以下であってよい。これによって、第2主バーナの近傍の各隙間に生じる付着物に含まれる亜鉛が酸化されやすくなる。したがって、付着物が一層脆くなって脱落し易くなる。また、第1主バーナの近傍の各隙間は、炉床バーナのみならず第1主バーナでも加熱されることとなるため、温度が高くなって付着物が生じにくくなる。したがって、一層安定的に運転を継続することが可能となる。
上記回転炉床炉は、電気炉ダストと炭材とを含むブリケットを加熱して還元鉄を得てもよい。電気炉ダストは他の製鉄ダストよりも金属亜鉛の含有量が高い傾向にある。しかしながら、亜鉛の含有量が高い電気炉ダストを含むブリケットを用いても、回転炉床の回転障害を抑制し、安定的に低コストで運転を継続することができる。
本開示は、円環状の回転炉床と、回転炉床の外周面に沿って配置される外周側壁、及び回転炉床の内周面に沿って配置される内周側壁を有する環状の炉体と、外周側壁及び内周側壁において周方向に沿って並んで設けられる複数の主バーナと、外周面と外周側壁との隙間、及び、内周面と内周側壁との隙間を加熱する複数の炉床バーナと、を備える回転炉床炉の運転方法であって、主バーナの一部である第1主バーナを1.0未満の空気比で燃焼するとともに、主バーナの一部である第2主バーナを1.0以上の空気比で燃焼する工程を有し、第2主バーナよりも第1主バーナ寄りに設けられて燃焼する炉床バーナの本数の方が、第1主バーナよりも第2主バーナ寄りに設けられて燃焼する炉床バーナの本数よりも多い、回転炉床炉の運転方法を提供する。
上記回転炉床炉の運転方法では、主バーナのうち第1主バーナを1.0未満の空気比で燃焼するとともに、第2主バーナを1.0以上の空気比で燃焼する工程を有する。そして、空気比が1.0未満である第1主バーナ寄りに設けられて燃焼する炉床バーナの本数の方が、空気比が1.0以上である第2主バーナ寄りに設けられて燃焼する炉床バーナの本数よりも多くなっている。このため、第2主バーナ近傍で燃焼する炉床バーナの本数を減らし、設備費、メンテナンスの手間及び燃料の消費量を低減することができる。また、第1主バーナ近傍の上記各隙間では、炉床バーナを燃焼して加熱することによって、各隙間に生じる、主成分として金属亜鉛を含む付着物の生成を抑制することができる。一方、第2主バーナの近傍の上記各隙間には、主成分として酸化亜鉛を含む付着物が生じ得る。しかしながら、主成分として酸化亜鉛を含む付着物は、脆くて容易に付着面から脱落するため、回転障害の要因とはならない。したがって、本開示の回転炉床炉の運転方法によれば、回転炉床の回転障害を抑制しつつ、炉床バーナの本数を減らして設備費、メンテナンスの手間及び燃料の消費量を低減することができる。
上述の運転方法は、電気炉ダストと炭材とを含むブリケットを回転炉床上に導入する工程を有してもよい。電気炉ダストは亜鉛の含有量が他の製鉄ダストよりも高い傾向にある。しかしながら、上述の運転方法では、亜鉛の含有量が高い電気炉ダストをブリケットが含んでいても、回転炉床の回転障害を抑制し、安定的に低コストで運転を継続することができる。
本開示は、上述のいずれかの回転炉床炉を用いて、酸化鉄と炭材とを含むブリケットを加熱し、酸化鉄を還元することによって還元鉄を得る工程を有する、還元鉄の製造方法を提供する。この製造方法では、上記回転炉床炉を用いることから、還元鉄を安定的に低い製造コストで製造することができる。
上記工程で用いられるブリケットは、酸化鉄を含有する電気炉ダストを含んでもよい。電気炉ダストは亜鉛の含有量が他の製鉄ダストよりも高い傾向にある。しかしながら、亜鉛の含有量が高くても、回転炉床の回転障害を抑制し、安定的に低コストで還元鉄を製造することができる。
回転炉床の回転障害を抑制しつつ、設備費、メンテナンスの手間及び燃料の消費量を低減することが可能な回転炉床炉及びその運転方法を提供することができる。そのような回転炉床炉を用いることによって、還元鉄を安定的に低い製造コストで製造することが可能な還元鉄の製造方法を提供することができる。
回転炉床炉及び還元鉄の製造装置の実施形態を模式的に示す図である。 図1の回転炉床炉の水平断面図である。 図2のIII-III線断面図である。 図2のIV-IV線断面図である。 図1の回転炉床炉の水平断面図である。 空気比と付着物の厚みとの関係を示すグラフである。 実験例で用いた回転炉床炉の水平断面図である。 比較例で用いた回転炉床炉の水平断面図である。
以下、場合により図面を参照して、本開示の実施形態を説明する。ただし、以下の実施形態は、本開示を説明するための例示であり、本開示を以下の内容に限定する趣旨ではない。各図面において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一符号を用い、場合により重複する説明は省略する。
図1は、回転炉床炉とこれを備える還元鉄の製造装置の一実施形態を模式的に示す図である。図1の還元鉄の製造装置200は、電気炉ダストと炭材とを含むブリケット22を加熱して還元鉄を生成する回転炉床炉100を備える。図1の回転炉床炉100は、その内部構造を示すために、炉体11の一部が切り欠かれている。
回転炉床炉100は、円環状の回転炉床12と、回転炉床12の外周面12aに沿って配置される外周側壁11a、回転炉床12の内周面12bに沿って配置される内周側壁11b、及び天井壁11cを有する環状の炉体11と、を備える。回転炉床炉100の外周側壁11aには、周方向に沿って並ぶように複数の主バーナ10が設けられている。回転炉床炉100の内周側壁11bにも、周方向に沿って並ぶように複数の主バーナ10が設けられている。主バーナ10には、燃料ガス及び燃焼空気を供給する図示しない供給管が接続されていてよい。燃料ガスと燃焼空気の比は、各主バーナ10において独立に調節可能に構成されていてよい。
図2は、図1の回転炉床炉100の水平断面図である。図2の水平断面図は、主バーナ10の下方で回転炉床炉100の外周側壁11a及び内周側壁11bを通るように切断し、上方から下方を見たときの断面を示している。ただし、図2では、炉床バーナ13a,13bと主バーナ10との位置関係を示すため、断面よりも上方にある主バーナ10も示している。外周側壁11aには、円周方向に沿って7本の主バーナ10が並んで設けられている。内周側壁11bには、円周方向に沿って4本の主バーナ10が並んで設けられている。外周側壁11a及び内周側壁11bに設けられる主バーナ10の本数は特に限定されない。また、隣り合う主バーナ10の間隔は同じであってもよいし、異なっていてもよい。
複数の主バーナ10の一部は、1.0未満の空気比で燃焼する第1主バーナ10Aであり、複数の主バーナ10の他部は、1.0以上の空気比で燃焼する第2主バーナ10Bである。空気比とは、燃料を完全に燃焼させるために理論的に必要な空気量(理論空気量)に対する、実際に供給される空気量の比である。空気比が1.0の場合、燃料の完全燃焼に必要な空気量で燃料を燃焼することとなる。第1主バーナ10Aは、1.0未満の空気比で燃焼するため、酸素不足となり還元反応を十分に進行させることができる。酸化鉄の還元反応を十分に促進する観点から、第1主バーナ10Aの空気比は、0.95以下であってよく、0.9以下であってもよい。一方、不完全燃焼(一酸化炭素の発生量)を抑制する観点から、第1主バーナ10Aの空気比は、0.7以上であってよく、0.8以上であってもよい。
第2主バーナ10Bは、1.0以上の空気比で燃焼するため、亜鉛の酸化を促進し、付着物に含まれる金属亜鉛の含有量を低減することができる。また、一酸化炭素の発生を抑制して排ガスの処理コストを低減することができる。亜鉛の酸化を一層促進するとともに、排ガスに含まれる一酸化炭素を一層低減する観点から、第2主バーナ10Bの空気比は、1.0を超えていてよく、1.1以上であってもよい。一方、熱効率向上の観点から、第2主バーナ10Bの空気比は、1.3以下であってよく、1.2以下であってもよい。
本実施形態では、6本の第1主バーナ10Aと、5本の第2主バーナ10Bとが設けられている。第1主バーナ10A及び第2主バーナ10Bの本数は特に限定されず、また本数割合も特に限定されない。ただし、図2に示すように、第1主バーナ10A同士は円周方向に沿って隣り合うように設けられることが好ましい。第2主バーナ10B同士は円周方向に沿って隣り合うように設けられることが好ましい。このように、第1主バーナ10Aと第2主バーナ10Bが交互にならないように、それぞれを隣り合って設けることによって、回転炉床炉100の炉内空間70を、還元反応を促進する第1領域と、酸化反応を促進する第2領域とに区画することができる。第1領域には第1主バーナ10Aのみが設けられ、第2領域には第2主バーナ10Bのみが設けられてよい。
回転炉床12は、炉体11に対して円周方向Pに沿って回転する。回転炉床12は、下面側に図示しない走行車輪が設けられ、炉体11の円周方向Pに沿って回転可能に支持されている。回転炉床12の外周面12aと炉体11の外周側壁11aとの間には、隙間32aが設けられている。すなわち、回転炉床12の外周面12aと炉体11の外周側壁11aは、隙間32aによって隔てられている。回転炉床12の内周面12bと炉体11の内周側壁11bとの間には、隙間32bが設けられている。すなわち、回転炉床12の内周面12bと炉体11の内周側壁11bは、隙間32bによって隔てられている。
隙間32aの下方には、隙間32aを加熱する複数の炉床バーナ13aが設けられている。隙間32bの下方にも、隙間32bを加熱する複数の炉床バーナ13bが設けられている。炉床バーナ13a,13bには、燃料ガス及び燃焼空気を供給する図示しない供給管が接続されていてよい。隙間32a,32bに設けられる炉床バーナ13a,13bは、円周方向に沿って並んで設けられている。複数の炉床バーナ13aの間隔は均一ではなく、偏って設けられている。複数の炉床バーナ13bの間隔も均一ではなく、偏って設けられている。
第2主バーナ10Bよりも第1主バーナ10A寄りに設けられる炉床バーナ13a,13bの本数の方が、第1主バーナ10Aよりも第2主バーナ10B寄りに設けられる炉床バーナ13a,13bの本数よりも多い。それぞれの本数に制限はない。例えば、第1主バーナ10Aよりも第2主バーナ10B寄りに設けられる炉床バーナ13a,13bの本数は0であってもよい。すなわち、図2のように全ての炉床バーナ13a,13bは、第2主バーナ10Bよりも第1主バーナ10A寄りに設けられていてよい。
図3は、図2のIII-III線断面図である。すなわち、図3は、第1主バーナ10A付近を通るように回転炉床炉100の径方向に沿って切断したときの回転炉床炉100の鉛直断面の一部を示している。回転炉床12の外周面12aと外周側壁11aとの隙間32aは、外周側壁11aの下端に接続されたシールプレート15と、回転炉床12の外周部の下端に接続されたシールプレート16とを水封部17で水封することによってシールされている。図3には示されていないが、回転炉床12の内周面12bと炉体11の内周側壁11bとの隙間32bも、隙間32aと同様にシールされている。このようにして、回転炉床炉100の内部には、外気から遮断された炉内空間70が形成されている。
水封部17の上方(隙間32aの下方)には、炉床バーナ13aが設けられている。このため、炉内空間70を流通するガスが隙間32a付近に進入しても高い温度を維持することができる。したがって、隙間32aを形成する外周面12a及び外周側壁11aに主成分として金属亜鉛を含む付着物が生成することを抑制することができる。これと同様に、隙間32bを形成する内周面12b及び内周側壁11bに主成分として金属亜鉛を含む付着物が生成することを抑制することができる。よって、金属亜鉛を含む付着物による回転炉床12の回転障害の発生を十分に抑制することができる。
回転炉床12の上面12Aの最高高さを基準とする、主バーナ10(第1主バーナ10A)の高さHは、1.5m以下であることが好ましい。これによって、隙間32a(32b)における温度が高くなり、主成分として金属亜鉛を含む付着物が形成され難くなる。したがって、回転炉床炉100の運転を、一層安定的に継続することが可能となる。なお、高さHは、主バーナ10の中心線と上面12Aの最高高さの差として求められる。
図4は、図2のIV-IV線断面図である。すなわち、図4は、第2主バーナ10B付近を通るように回転炉床炉100の径方向に沿って切断したときの回転炉床炉100の鉛直断面の一部を示している。第2主バーナ10Bの下方における隙間32aの下方には炉床バーナ13aが設けられていない。このため、隙間32a付近に進入したガスは、水封部17の冷輻射によって冷却される。これによって、ガスに含まれる酸化亜鉛が析出し、隙間32aを形成する外周面12a及び外周側壁11aに主成分として酸化亜鉛を含む付着物75が形成される。図4には示されていないが、隙間32b付近に進入したガスも、これと同様に水封部の冷輻射によって冷却される。これによって、隙間32bを形成する内周面12b及び内周側壁11bに主成分として酸化亜鉛を含む付着物が形成される。
回転炉床12の上面12Aの最高高さを基準とする、主バーナ10(第2主バーナ10B)の高さHは、1.5m以下であることが好ましい。これによって、第2主バーナ10Bの近傍の隙間32a(32b)に生じる付着物に含まれる金属亜鉛が酸化されやすくなる。これによって、付着物が一層脆くなって脱落し易くなる。したがって、回転炉床炉100の運転を、一層安定的に継続することが可能となる。
主成分として酸化亜鉛を含む付着物75は、主成分として金属亜鉛を含む付着物よりも脆い。このため、外周面12a、外周側壁11a、内周面12b及び内周側壁11bから容易に脱落する。このため、付着物75が生じても、回転炉床12の回転障害とはならず、安定運転を継続することができる。回転炉床炉100は、第2主バーナ10Bの下方に隙間32a(32b)を加熱する炉床バーナ13a,13bを有していないことから、炉床バーナの本数を削減することができる。これによって、設備費、メンテナンスコストの手間及び燃料の消費量を低減することができる。
図5は、図1と同様に回転炉床炉100の水平断面を示す図である。この図5でも、炉床バーナ13a,13bと主バーナ10との位置関係を示すため、断面よりも上方にある主バーナ10を示している。また、図5では、説明のため導入部21及び導出部60の表示を省略している。図5に示すように、回転炉床炉100における環状の炉内空間70は、第1主バーナ10Aが周方向に沿って並ぶ第1領域71と、複数の第2主バーナが周方向に沿って並ぶ第2領域72の2つに区画される。第1領域71及び第2領域72は略C型の断面形状を呈している。第1領域71と第2領域72の境界となる仮想境界線B1及び仮想境界線B2は、図5のような水平断面において、外周側壁11aに設けられ互いに隣り合う第1主バーナ10Aと第2主バーナ10Bの中間点と、内周側壁11bに設けられ互いに隣り合う第1主バーナ10Aと第2主バーナ10Bの中間点と、を結ぶ線分として描かれる。このとき、各線分は、炉内空間70を介して互いに対向する中間点同士を結ぶようにして描く。
本実施形態では、第2領域72には炉床バーナ13a,13bが一本も設けられていない。これによって、設備費、メンテナンスコストの手間及び燃料の消費量を十分に低減することができる。ただし、これに限定されず、変形例では、第2領域72にも炉床バーナ13a,13bを設けてもよい。第2主バーナ10Bよりも第1主バーナ10A寄りに設けられる炉床バーナ13a,13bの本数の方が、第1主バーナ10Aよりも第2主バーナ10B寄りに設けられる炉床バーナ13a,13bの本数よりも多ければよい。なお、第1領域71に設けられる炉床バーナ13a,13bの本数の方が、第2領域72に設けられる炉床バーナ13a,13bの本数よりも多いことが好ましい。これによって、第1領域71において、主成分として金属亜鉛を含む付着物の生成を十分に抑制しつつ、第2領域72に設けられる炉床バーナ13a,13bの本数を十分に減らすことができる。
炉床バーナ13a,13bは、第1領域71において、第2主バーナ10Bよりも第1主バーナ10A寄りに設けられている。各炉床バーナ13a(13b)と、それぞれに最も近接する第1主バーナ10Aとの間隔Dは、1.5m以下であってよく、1.0m以下であってもよい。このような間隔Dとなるように炉床バーナ13a,13bを設けることによって、隙間32a,32bに、主成分として金属亜鉛を含有する付着物が生成することを十分に抑制することができる。間隔Dは、回転炉床炉100を平面視して測定することができる。
図1に戻り、回転炉床炉100の運転方法、並びに、回転炉床炉100及びこれを備える還元鉄の製造装置200を用いて還元鉄を製造する方法について以下に説明する。還元鉄の製造装置200は、例えば、ダスト、炭材及びバインダを混錬して得られる混錬物を成形してブリケット22(成形体)を作製する成形部を備える。成形部は、例えばダブルロール成形機であってよい。ダストは、酸化鉄、酸化亜鉛及びその他の成分を含んでよい。ダストの全鉄量(T.Fe)は、例えば10~60質量%であってよく、ZnOの含有量は10~40質量%であってよい。炭材は、例えば微粉炭であってよい。ダストは、製鉄ダストであってよく、電気炉ダスト、高炉系ダスト、転炉ダスト及び焼結ダストの少なくとも一つを含んでいてもよい。電気炉ダスト及び高炉系ダストの成分例を表1に示す。
Figure 2022185242000002
表1に示すように、電気炉ダストは、亜鉛の含有量が他のダストよりも高い傾向にある。ブリケット22は電気炉ダストを含んでもよい。回転炉床炉100及びこれを備える還元鉄の製造装置200は、亜鉛の含有量が高い電気炉ダストを原料として含んでいても、回転炉床炉100の回転障害を抑制し、安定的に低コストで還元鉄を製造することができる。
ブリケット22は、搬送部24で搬送され、回転炉床炉100の導入部21から回転炉床12上に導入される(導入工程)。導入部21は、例えば、スリットを有する振動篩機で構成される。ブリケット22は、振動篩機のスリットを通過して回転炉床12の上に導入される。炉内空間70は、例えば1000~1300℃に加熱されている。導入部21から回転炉床12の上に導入されたブリケット22は、回転炉床12の回転に伴って炉体11の内部を移動しながら加熱される(加熱工程)。ブリケット22が酸化鉄及び酸化亜鉛を含む場合、加熱に伴って以下の反応式で表される酸化還元反応が進行する。なお、nは、任意の数値であってよく、例えば1,2又は3であってよい。mは、任意の数値であってよく、例えば1、3又は4であってよい。
Fe+mC → nFe+mCO (1)
Fe+mCO → nFe+mCO (2)
ZnO+C → Zn+CO (3)
ZnO+CO → Zn+CO (4)
C+O → CO (5)
C+CO→ 2CO (6)
加熱工程では、第1主バーナ10Aは1.0未満の空気比で燃焼するとともに、第2主バーナ10Bは1.0以上の空気比で燃焼する。ブリケットに含まれる酸化鉄は、炭材によって、例えば上記式(1)及び上記式(2)で還元されて還元鉄となる。導出部60からは還元鉄を主成分として含む還元鉄が導出される。このようにして、酸化鉄と炭材とを含むブリケットを加熱し、前記酸化鉄を還元することによって還元鉄を得る工程を行うことができる。還元鉄は、冷却部62で冷却された後、例えば電気炉等の原料として用いられてよい。ブリケットに含まれる酸化亜鉛は、及び、式(3)及び式(4)の還元反応で生成する亜鉛は、フュームとなって、回転炉床炉100の炉内空間70を、二酸化炭素及び一酸化炭素等の燃焼ガスとともに流通する。
図2に示す第1主バーナ10Aは、空気比が1.0未満であることから、フュームとなった金属亜鉛は酸化されずにそのまま燃焼ガスに取り込まれる。燃焼ガスの一部は、隙間32a,32b付近に進入する。第1主バーナ10Aの下方の隙間32a,32bには、それぞれ、炉床バーナ13a,13bが設けられている。このため、隙間32a,32b付近においても排ガスの温度が維持される。これによって、主成分として金属亜鉛を含む付着物が各隙間32a,32b付近に付着することが抑制される。したがって、付着物に起因する回転炉床12の回転障害の発生を十分に抑制することができる。
図2に示す第2主バーナ10Bは、空気比が1以上であることから、フュームとなった亜鉛は酸化されて酸化亜鉛となる。酸化亜鉛を含む燃焼ガスの一部は、隙間32a,32b付近に進入する。第2主バーナ10Bの下方の隙間32a,32bには、炉床バーナ13a,13bが設けられていない。このため、隙間32a,32b付近に進入した燃焼ガスは冷却され、図4に示すように、主成分として酸化亜鉛を含む付着物75が形成される。付着物75は、脆いため振動等によって容易に脱落する。このため、回転炉床12の回転障害とはならず、回転炉床炉100の安定運転を十分に継続することができる。
図1に戻り、燃焼ガスは、天井壁11cに接続された排ガス管30から排出される。排ガス管30から排出された排ガスは、ガス冷却部35において冷却される。
回収部40では、排ガスに含まれる固形分が捕捉され回収される。回収部40は例えばバグフィルタを有していてよい。回収される固形分は、酸化亜鉛の他に亜鉛及び酸化鉄等を含んでいてもよい。回収部40で固形分を除去して得られる排ガスはブロア45で吸引され、煙突50によって大気放出される。
このようにして、回転炉床炉100を運転することによって、還元鉄を製造することができる。この製造方法では、回転炉床炉100及びこれを備える還元鉄の製造装置200を用いることから、還元鉄を安定的に低い製造コストで製造することができる。還元鉄は、鉄以外の成分を含んでいてよい。
以上、本開示の実施形態を説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されない。
以下の実施例及び比較例を参照して本開示の内容をより詳細に説明するが、本開示は以下の実施例に何ら限定されるものではない。
(実験例1)
図7に示す回転炉床炉110を準備した。この回転炉床炉110は、外周側壁に7本、内側側壁に4本の主バーナ10を備えていた。回転炉床12の上面の最高高さを基準とする、各主バーナ10の高さ(図3及び図4のH)は、1.5mであった。一方、回転炉床炉110は、炉床バーナを備えていなかった。電気炉ダストと炭材(微粉炭)とを用いてブリケットを作製した。このブリケットを、導入部21から回転炉床炉110内の回転炉床12上に導入して加熱し、還元鉄を製造した。製造中、外周側壁11aに設けられた1本の主バーナのみ、空気比を0.7とした。その他の計10本の主バーナの空気比は全て1.0とした。運転を120日間継続した後、空気比を0.7とした主バーナ10の下方の隙間32aに付着した付着物の厚みを測定した。
厚みの測定は、隙間32aを形成する回転炉床12の外周面12aにおける付着物と、これに対向する外周側壁11aの内表面における付着物の厚みの合計値(以下、単に「厚み」という。)として求めた。各厚みは、回転炉床12の外周面12aと外周側壁11aの内表面とが対向する方向に沿う長さとして測定した。測定は、空気比が0.7である主バーナ10を中心として両側3m(片側1.5m)の領域で行い、厚みの最大値を求めた。結果を表2に示す。
付着物の強度を工具の先端で突いて確認した。工具の先端で突いても付着物が崩壊しない場合を「A」、工具の先端で突いて付着物が崩壊する場合を「B」と評価した。結果を表2に示す。
ICP発光分光分析法によって付着物を分析した。分析結果に基づいて付着物の主成分(最も多い成分)を求めた。その結果、付着物の主成分は、表2に示すとおりであった。
(実験例2~6)
外周側壁に設けられた1本の主バーナの空気比を表2に示すとおりに変更したこと以外は、実験例1と同様にして還元鉄の製造を行った。そして、実験例1と同様にして付着物の厚みの最大値を測定した。また、付着物の強度及び主成分を実験例1と同様にして評価した。結果を表2に示す。
Figure 2022185242000003
表2に示す空気比と付着物の厚み(最大値)との関係を図6にプロットした。図6及び表2に示すとおり、空気比が1.0未満の還元雰囲気になると付着物の厚みが著しく大きくなることが確認された。また、空気比が1.0未満の還元燃焼において形成される付着物は、強固であり、主成分として金属亜鉛を含むことが確認された。一方、空気比が1.0以上の酸化燃焼においては、付着物の厚みが小さかった。この付着物は主成分として酸化亜鉛を含んでおり、脆い性状であったため、付着面から容易に脱落することが確認された。
(実験例7)
実験例1~6で用いた回転炉床炉110に、電気炉ダストと炭材(微粉炭)とを用いて作製したブリケットを供給して、還元鉄を製造した。導入部21から回転炉床炉110内に導入して加熱し、還元鉄を製造した。図8に示すように、主バーナ10のうち6本を第1主バーナ10Aとし、5本を第2主バーナ10Bとした。第1主バーナ10Aの空気比はいずれも0.7とし、第2主バーナ10Bの空気比はいずれも1.1とした。
運転を120日間継続した後、回転炉床炉110の内部を目視にて点検し、付着物の有無を確認した。その結果、図8に示すとおり、第1主バーナ10Aの下方の隙間32a,32bが付着物76で閉塞していた。付着物76は、主成分として金属亜鉛を含んでいた。一方、第2主バーナ10Bの下方の隙間32a,32bには、少量の付着物が形成されていたものの、隙間32a,32bは閉塞していなかった。この付着物は、主成分として酸化亜鉛を含んでおり、脆かった。このことから、空気比が1.0未満である第1主バーナ10Aの下方の隙間を32a,32bのみを炉床バーナで加熱すれば、回転障害が抑制され、安定運転を継続できることが確認された。
10…主バーナ、10A…第1主バーナ、10B…第2主バーナ、11…炉体、11a…外周側壁、11b…内周側壁、11c…天井壁、12…回転炉床、12A…上面、12a…外周面、12b…内周面、13a,13b…炉床バーナ、15,16…シールプレート、17…水封部、21…導入部、22…ブリケット、24…搬送部、30…排ガス管、32a,32b…隙間、35…ガス冷却部、40…回収部、45…ブロア、50…煙突、60…導出部、62…冷却部、70…炉内空間、71…第1領域、72…第2領域、75,76…付着物、100,110…回転炉床炉、200…還元鉄の製造装置。

Claims (10)

  1. 円環状の回転炉床と、
    前記回転炉床の外周面に沿って配置される外周側壁、及び前記回転炉床の内周面に沿って配置される内周側壁を有する環状の炉体と、
    前記外周側壁及び前記内周側壁において周方向に沿って並んで設けられる複数の主バーナと、
    前記外周面と前記外周側壁との隙間、及び、前記内周面と前記内周側壁との隙間を加熱する複数の炉床バーナと、を備える回転炉床炉であって、
    前記主バーナは、1.0未満の空気比で燃焼する第1主バーナと、1.0以上の空気比で燃焼する第2主バーナと、を有し、
    前記第2主バーナよりも前記第1主バーナ寄りに設けられる前記炉床バーナの本数の方が、前記第1主バーナよりも前記第2主バーナ寄りに設けられる前記炉床バーナの本数よりも多い、回転炉床炉。
  2. 前記炉体と前記回転炉床で構成される環状の炉内空間は、1.0未満の空気比で燃焼する複数の第1主バーナが前記周方向に沿って並ぶ第1領域と、1.0以上の空気比で燃焼する複数の第2主バーナが前記周方向に沿って並ぶ第2領域と、を有し、
    前記第1領域に設けられる前記炉床バーナの本数の方が、前記第2領域に設けられる前記炉床バーナの本数よりも多い、請求項1に記載の回転炉床炉。
  3. 全ての前記炉床バーナは、前記第2主バーナよりも前記第1主バーナ寄りに設けられる、請求項1又は2に記載の回転炉床炉。
  4. 平面視において、前記第2主バーナよりも前記第1主バーナ寄りに設けられる前記炉床バーナと、当該炉床バーナに最も近接する前記第1主バーナとの間隔は1.5m以下である、請求項1~3のいずれか一項に記載の回転炉床炉。
  5. 前記回転炉床の上面を基準とする、前記複数の主バーナの高さが1.5m以下である、請求項1~4のいずれか一項に記載の回転炉床炉。
  6. 電気炉ダストと炭材とを含むブリケットを加熱して還元鉄を得る、請求項1~5のいずれか一項に記載の回転炉床炉。
  7. 円環状の回転炉床と、
    前記回転炉床の外周面に沿って配置される外周側壁、及び前記回転炉床の内周面に沿って配置される内周側壁を有する環状の炉体と、
    前記外周側壁及び前記内周側壁において周方向に沿って並んで設けられる複数の主バーナと、
    前記外周面と前記外周側壁との隙間、及び、前記内周面と前記内周側壁との隙間を加熱する複数の炉床バーナと、を備える回転炉床炉の運転方法であって、
    前記主バーナの一部である第1主バーナを1.0未満の空気比で燃焼するとともに、前記主バーナの一部である第2主バーナを1.0以上の空気比で燃焼する工程を有し、
    前記第2主バーナよりも前記第1主バーナ寄りに設けられて燃焼する前記炉床バーナの本数の方が、前記第1主バーナよりも前記第2主バーナ寄りに設けられて燃焼する前記炉床バーナの本数よりも多い、回転炉床炉の運転方法。
  8. 電気炉ダストと炭材とを含むブリケットを前記回転炉床上に導入する工程を有する、請求項7に記載の回転炉床炉の運転方法。
  9. 請求項1~6のいずれか一項に記載の回転炉床炉を用いて、酸化鉄と炭材とを含むブリケットを加熱し、前記酸化鉄を還元することによって還元鉄を得る工程を有する、還元鉄の製造方法。
  10. 前記工程で用いられる前記ブリケットは、前記酸化鉄を含有する電気炉ダストを含む、請求項9に記載の還元鉄の製造方法。
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