JP2022185161A - 赤外線用レンズ及び撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】結像性能を向上させた赤外線用レンズを提供する。【解決手段】本開示の赤外線用レンズは、物体側に配置される第1面、及び第1面と反対側の第2面を有するレンズと、レンズの第1面と第2面との間に配置される絞りと、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、赤外線用レンズ及び撮像装置に関する。
特許文献1には、非球面形状を有する赤外線用レンズが開示されている。特許文献1に記載の赤外線用レンズは、物体側に凹面を向けた正メニカス形状の1枚の単レンズからなる。また、特許文献1に記載の赤外線用レンズにおいては、単レンズの物体側に開口絞りが配置されている。
特開2010-249931号公報
特許文献1に記載の赤外線用レンズにおいては、結像性能を向上させるという点において未だ改善の余地がある。
本開示は、結像性能を向上させる赤外線用レンズ及び撮像装置を提供する。
本開示の赤外線用レンズは、物体側に配置される第1面、及び前記第1面と反対側の第2面を有するレンズと、前記レンズの前記第1面と前記第2面との間に配置される絞りと、を備える。
本開示の撮像装置は、赤外線用レンズと赤外線検出素子とを備える撮像装置であって、前記赤外線用レンズは、物体側に配置される第1面、及び前記第1面と反対側の第2面を有するレンズと、前記レンズの前記第1面と前記第2面との間に配置される絞りと、を有し、赤外線検出素子は、第2面側に配置される。
本開示によれば、結像性能を向上させることができる。
実施形態1における赤外線用レンズの概略構成を示す断面図 実施形態1における光学系の概略構成を示す図 実施例1におけるレンズデータを示す表 実施例1における非球面データを示す表 比較例1における光学系の概略構成を示す図 比較例1におけるレンズデータを示す表 比較例1における非球面データを示す表 比較例2における光学系の概略構成を示す図 比較例2におけるレンズデータを示す表 比較例2における非球面データを示す表 実施例1における光量解析結果を示す図 比較例1における光量解析結果を示す図 比較例2における光量解析結果を示す図 実施例1における放射照度の解析結果を示す図 比較例1における放射照度の解析結果を示す図 比較例2における放射照度の解析結果を示す図 実施形態2における赤外線用レンズの概略構成を示す断面図 実施形態2における赤外線用レンズの製造方法のフローチャート 実施形態3における撮像装置の概略構成を示す断面図 赤外線用レンズの変形例の概略構成を示す断面図 赤外線用レンズの変形例の概略構成を示す断面図 赤外線用レンズの変形例の概略構成を示す断面図 赤外線用レンズの変形例の概略構成を示す断面図 赤外線用レンズの変形例の概略構成を示す断面図
(本開示の基礎となった知見)
絞りは物体から照射される赤外光を制限し、ボケやノイズの原因となる不要光を減らすことができる。しかし、絞りも熱を持つため、赤外光の発生源となる。この赤外光はノイズとしてコントラストの悪化、ひいては結像性能の低下を引き起こす。
特許文献1に記載の赤外線用レンズにおいては、レンズの物体側に絞りが配置されている。この場合、絞りから放出される不要光はレンズによって撮像素子の周辺側に集まる。一般的に周辺光量は中心と比べ低下するため、不要光が周辺側に集まることで周辺側の結像性能は大きく悪化する。この現象は、特に周辺光量比の低下が大きい広角レンズにおいて顕著である。
また、レンズと撮像素子との間に絞りを配置することも検討されている。この場合、絞りが撮像素子と近いため、絞りから生じる不要光の光量が大きくなり、結像性能は悪化する。
そこで、発明者(ら)は、絞りの位置を最適化し、赤外線用レンズの結像性能を向上させることを検討したところ、本開示に至った。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者(ら)は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(実施形態1)
以下、図1~図9Cを用いて、実施形態1を説明する。
[1-1.構成]
[1-1-1.赤外線用レンズの全体構成]
図1は、実施形態1における赤外線用レンズ1Aの概略構成を示す断面図である。図2は、実施形態1における光学系の概略構成を示す図である。図1に示すように、赤外線用レンズ1Aは、レンズ10と、絞り20と、を備える。また、図2に示すように、物体9を検出するために、実施形態1の光学系は、赤外線用レンズ1Aと、赤外線検出素子2と、を備える。
実施形態1では、赤外線用レンズ1Aは、1枚の単レンズからなり、3μm以上20μm以下の波長帯で使用される結像レンズである。好ましくは、赤外線用レンズ1Aは、7μm以上14μm以下の波長帯で使用される。
以下、赤外線用レンズ1Aの構成について詳細に説明する。
<レンズ>
レンズ10は、非球面形状を有する。レンズ10は、物体9側に配置される第1面11と、第1面11と反対側の第2面12とを有する。
具体的には、レンズ10は、メニスカス形状を有する。第1面11は、レンズ10の中心側から周辺側に向かって曲率が大きくなる第1湾曲面11aを有する。第2面12は、レンズ10の中心側から周辺側に向かって曲率が大きくなる第2湾曲面12aを有する。ここで、「レンズ10の中心側」とは、レンズ10を第1面11側又は第2面12側から見て、レンズ10の中心側を意味する。「レンズ10の周辺側」とは、レンズ10を第1面11側又は第2面12側から見て、レンズ10の外周側を意味する。「曲率が大きくなる」とは、曲率の符号に関わらず、曲率の絶対値が大きくなることを意味する。
第1湾曲面11aは、レンズ10の第1面11において、第1面11側から第2面側に向かって窪む凹面である。第1湾曲面11aは、第1面11側から見て、外径D1の円形状を有している。第1湾曲面11aの外径D1は、第1面11の外径より小さい。第1面11側から見て、第1湾曲面11aは、第1面11の中央に設けられている。
第2湾曲面12aは、レンズ10の第2面12において、第1面11側から第2面側に向かって突出する凸面である。第2湾曲面12aは、第2面12側から見て、外径D2の円形状を有している。第2湾曲面12aの外径D2は、第2面12の外径と等しい。第2面12側から見て、第2湾曲面12aは、第2面12の全面に設けられている。
レンズ10において、第1面11と第2面12とは、面間隔D3を有して設けられている。面間隔D3は、光軸Z上における第1面11と第2面12との間の距離である。言い換えると、面間隔D3は、第1湾曲面11aにおいて最も曲率が小さい部分と、第2湾曲面12aにおいて最も曲率が小さい部分と、を結ぶ線分の距離である。
レンズ10は、赤外線光を通す材料で構成されている。例えば、レンズ10は、カルコゲナイドガラス又はカルコハライドガラスで構成されている。カルコゲナイドガラス及びカルコハライドガラスは、モールドによる加工が可能であるというメリットを有している。あるいは、レンズ10は、ゲルマニウム又はシリコン、硫化亜鉛で構成されていてもよい。
レンズ10は、画角50°以上の視野角を有する。好ましくは、レンズ10は、画角60°以上の視野角を有する。より好ましくは、レンズ10は、画角70°以上の視野角を有する。
<絞り>
絞り20は、物体9から入射する光を制限し、不要光を低減する。絞り20は、レンズ10の内部に配置されている。絞り20は、レンズ10の第1面11と第2面12との間に配置されている。また、レンズ10の中心側において、絞り20は、レンズ10の第2面12よりも第1面11側に近い位置に配置されている。言い換えると、絞り20は、レンズ10の厚み方向におけるレンズ10の中心よりも第1面11側に近い位置に配置されている。この配置により、絞り20が赤外線検出素子2から遠くなり、不要光をより少なくする。また、レンズ10の周辺側において、絞り20は、レンズ10の第2面12よりも第1面11側に遠い位置に配置される。これにより、レンズ10の周辺側において、絞り20を第1面11に近づけて配置した場合と比べて、レンズ10の割れの可能性を低くすることができる。
絞り20は、中央に開口が設けられた板状の部材で構成されている。例えば、絞り20は、環状の部材で構成されている。具体的には、絞り20は、円形、楕円形又は多角形を有する板状部材の中央に円形、楕円形又は多角形の開口が設けられた形状を有している。絞り20は、光軸Zが開口を通るように配置される。なお、この絞りは鏡筒など他部材と一体になってもよい。
絞り20の外周部分は、レンズ10から露出している。具体的には、絞り20の外周の端面がレンズ10から露出している。
また、絞り20の開口径APは、レンズ10の第1湾曲面11aの外径D1より小さく、レンズ10の第2湾曲面12aの外径D2よりも小さい。なお、絞り20の開口径APの寸法は、これに限定されるものではない。絞り20の開口径APは、レンズ10の第1湾曲面11aの外径D1又は第2湾曲面12aの外径D2よりも小さければよい。即ち、絞り20の開口径APは、レンズ10の第1湾曲面11aの外径D1と第2湾曲面12aの外径D2とのうち少なくともいずれか一方の寸法より小さければよい。このような寸法関係であれば、絞り20の開口径APは、所望の光学性能を実現するために、任意の寸法で設計することができる。
絞り20の厚みt1は、一定である。ここで「一定」とは、誤差10%以内を意味する。これにより、レンズ10と絞り20との接合強度を高めることができ、赤外線用レンズ1Aの耐久性を向上させることができる。
絞り20は、金属部材で構成されている。例えば、金属材料としてSUS系合金(SUS303など)やAl系合金(A5052など)、鉄系合金(SS400など)が挙げられる。
<赤外線検出素子>
赤外線検出素子2は、赤外線光を検出する。赤外線検出素子2は、レンズ10の第2面12側で、赤外線用レンズ1Aの結像位置を含む像面に配置されている。赤外線検出素子2は、例えば、赤外線光を検出する検出面を有する。検出面は、例えば、矩形状に形成されている。なお、検出面の形状は、円形、楕円形、多角形であってもよい。
赤外線検出素子2は、赤外線用レンズ1Aにより形成される光学像を電気信号に変換する処理回路を有する。処理回路は、例えば、半導体素子などで構成される。赤外線検出素子2の機能は、ハードウェアのみで構成してもよいし、ハードウェアとソフトウェアとを組み合わせることにより実現してもよい。
赤外線検出素子2は、例えば、赤外線センサである。赤外線センサは、例えば、3μm以上20μm以下の波長帯に感度を有する。好ましくは、赤外線センサは、7μm以上14μm以下の波長帯に感度を有する。
なお、本実施形態において、レンズ10が非球面形状を有する例について説明したが、これに限定されない。レンズ10は非球面形状以外の形状を有していてもよい。例えば、レンズ10は球面形状を有していてもよい。
なお、本実施形態において、レンズ10の第1湾曲面11aが凹面であり、第2湾曲面12aが凸面である例について説明したが、これに限定されない。例えば、第1湾曲面11aが凸面であり、第2湾曲面12aが凹面であってもよい。
なお、本実施形態において、第1湾曲面11aの外径D1が第2湾曲面12aの外径D2よりも小さい例について説明したが、これに限定されない。第1湾曲面11aの外径D1が第2湾曲面12aの外径D2は、所望の光学性能に応じて設計されてもよい。
なお、本実施形態において、絞り20がレンズ10の第2面12よりも第1面11側に近い位置に配置される例について説明したが、これに限定されない。絞り20は、レンズ10の第1面11と第2面12との間に配置されていればよい。
なお、本実施形態において、絞り20の厚みt1が一定である例について説明したが、これに限定されない。絞り20の厚みt1は一定でなくてもよい。
以下、実施例と比較例について図2~図9Cを用いて、説明する。
[1-2.実施例と比較例について]
実施例1、比較例1及び比較例2を用いて、絞りから放出される不要光を評価するシミュレーションを行った。具体的には、実施例1、比較例1及び比較例2を用いて、放射照度解析を行った。
実施例1は、図2に示す実施形態1の光学系を用いた。
図3Aは、実施例1におけるレンズデータを示す表である。図3Aにおいて、「面番号」とは、物体9側に最も近い構成要素の面を1番目として、赤外線検出素子2側に向かって順次増加する。即ち、図3Aにおいて、面番号1~4は、それぞれ、図2に示すレンズ10の第1面11、絞り20、レンズ10の第2面12、赤外線検出素子2の検出面に対応する。曲率半径の符号は、物体9側に凸の場合を「正」とし、赤外線検出素子2側に凸の場合を「負」としている。面間隔は、i番目とi+1番目の面番号に対応する2つの面との間隔を意味する。備考において、非球面が施されている面、絞り20に対応する面、赤外線検出素子2の検出面を、それぞれ、非球面、開口絞り、検出面と記載している。
図3Bは、実施例1における非球面データを示す表である。なお、レンズ面の非球面を表す式として下式を用いる。
Figure 2022185161000002
ここで、rは光軸からの距離(=(x+y1/2)であり、cは曲率であり、Kは円錐定数であり、Anはn次の非球面係数である。
図3Bにおいては、面番号1はレンズ10の第1面11に対応し、面番号3はレンズ10の第2面12に対応する。即ち、図3Bは、レンズ10の第1面11及び第2面12の円錐定数Kと球面係数A4,A6,A8,A10とを示している。
図4は、比較例1における光学系の概略構成を示す。図4に示すように、比較例1は、レンズ110及び絞り120を有する赤外線用レンズ100Aと、赤外線検出素子2とを備える光学系である。比較例1では、絞り120がレンズ110の外側に配置されている。具体的には、絞り120は、レンズ110の物体9側の第1面111に配置されている。言い換えると、絞り120は、レンズ110と物体9との間に配置されている。なお、比較例1においては、絞り120の位置を除いて、実施例1の構成と同じである。
図5Aは、比較例1におけるレンズデータを示す表である。図5Aにおいて、面番号1~4は、それぞれ、図4に示す絞り120、レンズ110の第1面111、レンズ110の第2面112、赤外線検出素子2の検出面に対応する。
図5Bは、比較例1における非球面データを示す表である。図5Bにおいては、面番号2はレンズ110の第1面111に対応し、面番号3はレンズ110の第2面112に対応する。即ち、図5Bは、比較例1におけるレンズ110の第1面111及び第2面112の円錐定数Kと球面係数A4,A6,A8,A10とを示している。
図6は、比較例2における光学系の概略構成を示す。図6に示すように、比較例2は、レンズ110及び絞り120を有する赤外線用レンズ100Bと、赤外線検出素子2とを備える光学系である。比較例2では、絞り120がレンズ110の外側に配置されている。具体的には、絞り120は、レンズ110の赤外線検出素子2側の第2面112に配置されている。言い換えると、絞り120は、レンズ110と赤外線検出素子2との間に配置されている。なお、比較例2においては、絞り120の位置を除いて、実施例1の構成と同じである。
図7Aは、比較例2におけるレンズデータを示す表である。図7Aにおいて、面番号1~4は、それぞれ、図4に示すレンズ110の第1面111、レンズ110の第2面112、絞り120、赤外線検出素子2の検出面に対応する。
図7Bは、比較例2における非球面データを示す表である。図7Bにおいては、面番号1はレンズ110の第1面111に対応し、面番号2はレンズ110の第2面112に対応する。即ち、図7Bは、比較例2におけるレンズ110の第1面111及び第2面112の円錐定数Kと球面係数A4,A6,A8,A10とを示している。
実施例1、比較例1及び比較例2においては、照明解析法によってシミュレーションを行った。シミュレーションの条件としては、以下のとおりである。なお、シミュレーションの解析ソフトは、Synopsys社の「CODE V」を用いた。
・絞り面から発光した。
・発光時の放射輝度(光量)は1Wsr-1cm-2とした。
・赤外線検出素子2(結像面)上での放射照度で評価した。
図8A~8Cは、それぞれ、実施例1、比較例1、比較例2における光量解析結果を示す。図9A~9Cは、それぞれ、実施例1、比較例1、比較例2における放射照度の解析結果を示す。なお、図8A~8C及び図9A~9Cにおいて、0mmは赤外線検出素子2の検出面の中心を示し、1mm及び-1mmは赤外線検出素子2の検出面の外周部分を示す。
図8A及び図9Aに示すように、実施例1では、赤外線検出素子2の検出面の中央付近の光量が大きくなっており、検出面の外周部分の光量が小さくなっている。このように、実施例1では、絞り20自体による不要光の発生を抑制しつつ、赤外線光が赤外線検出素子2の検出面の外周部分に集光することを抑制することができる。
図8B及び図9Bに示すように、比較例1では、赤外線検出素子2の検出面の中央付近の光量が小さくなっており、検出面の外周部分の光量が大きくなっている。このように、比較例1では、絞り120によって赤外線光が赤外線検出素子2の検出面の外周部分に集光してしまう。
図8C及び図9Cに示すように、比較例2では、絞り120から赤外線光が生じており、赤外線検出素子2の検出面全体に不要光が照射されてしまう。この結果、比較例2では、実施例1及び比較例2と比べて、約7倍の光量を検出してしまう。このように、比較例2では、絞り120の発光によって、赤外線検出素子2の検出面全体に不要光が照射されてしまう。
[1-3.効果等]
実施形態1に係る赤外線用レンズ1Aは、物体9側に配置される第1面11、及び第1面11と反対側の第2面12を有する非球面形状のレンズ10と、レンズ10の第1面11と第2面12との間に配置される絞り20と、を備える。このような構成により、絞り20を赤外線検出素子2から離れた位置に配置でき、絞り20による不要光が赤外線検出素子2に照射されることを抑制できる。また、赤外線検出素子2の検出面の外周部分に赤外線光が集光されることを抑制することができる。その結果、赤外線用レンズ1Aの結像性能を全体として向上させることができる。
また、実施形態1に係る赤外線用レンズ1Aにおいては、レンズ10は、カルコゲナイドガラス又はカルコハライドガラスで構成されている。これらの材料は赤外線を良好に透過する。また、カルコゲナイドガラス又はカルコハライドガラスはモールド成形が可能であるため、赤外線用レンズ1Aを容易に製造することができる。
また、実施形態1に係る赤外線用レンズ1Aにおいては、画角50°以上の視野角を有する。このような構成により、幅広い面積の撮像が可能となる。また、不要光を抑制することにより、このような広角のレンズでも周辺側まで高コントラストな像を得ることができる。
また、実施形態1に係る赤外線用レンズ1Aにおいては、絞り20は、レンズ10の第2面12よりも第1面11側に近い位置に配置される。このような構成により、レンズ10内部において、絞り20を赤外線検出素子2から離れた位置に配置しているため、絞り20から発生する不要光をより抑制することができる。
また、実施形態1に係る赤外線用レンズ1Aにおいては、絞り20の厚みt1は、一定である。このような構成により、赤外線用レンズ1Aの耐久性を向上させることができる。
(実施形態2)
次に、図10及び図11を用いて、実施形態2を説明する。
[2-1.構成]
図10は、実施形態2に係る赤外線用レンズ1Bの構成を示す図である。図10に示すように、実施形態2の赤外線用レンズ1Bは、実施形態1の赤外線用レンズ1Aに、さらに、筐体30を備える。これらの相違点以外の構成について、実施形態1に係る赤外線用レンズ1Aと実施形態2の赤外線用レンズ1Bとは共通である。
<筐体>
筐体30は、絞り20に接続され、レンズ10の外周に配置される。筐体30は、レンズ10の外周を囲っている。また、筐体30は、絞り20の外周端部に接続されており、絞り20と一体で形成されている。
筐体30は、円筒形状を有する。筐体30の内側に、レンズ10及び絞り20が配置されている。実施形態2では、筐体30は、レンズ10の厚みより長い鏡筒である。即ち、筐体30の高さ寸法は、レンズ10の厚みよりも大きい。筐体30の高さ寸法は、所望の光学性能を実現するために、任意の値で設計することができる。また、筐体30は、レンズ10の位置を規定している。具体的には、絞り20と筐体30とを一体形成することによって、絞り20によってレンズ10を筐体30内部で保持している。
筐体30は、金属材料で構成されている。例えば、筐体30は、絞り20と同じ材料で構成されている。
なお、本実施形態において、筐体30が円筒形状である例について説明したが、これに限定されない。筐体30は、筒状を有していればよい。例えば、筐体30は、楕円形、多角形の筒状体であってもよい。
なお、本実施形態において、筐体30が鏡筒である例について説明したが、これに限定されない。筐体30は、レンズ10を保持するものであればよい。例えば、筐体30は、レンズ10の外周を囲む枠体であってもよい。
[2-2.製造方法]
図11は、実施形態2における赤外線用レンズ1Bの製造方法のフローチャートである。図11に示すように、赤外線用レンズ1Bの製造方法は、準備工程ST11、供給工程ST12、加熱工程ST13、成形工程ST14、冷却工程ST15及び取り出し工程ST16を含む。
準備工程ST11においては、筐体30を金型に取り付ける。具体的には、金型は、レンズ10をモールド成形により作製するための型である。金型は、レンズ10の第1面11側を成形する第1型と、レンズ10の第2面12側を成形する第2型と、第1型の摺動をガイドする胴型と、を備える。第2型は、筐体30の内部に配置される。第1型は、筐体30の内部を移動可能に取り付けられる。なお、筐体30は、予め切削加工などにより作製している。ここで、準備する筐体30には、絞り20が一体形成されている。
供給工程ST12においては、レンズ10を形成するためのレンズ材料と筐体30を金型内に供給する。例えば、レンズ材料は、ガラス素材である。本実施の形態では、ガラス素材は、カルコゲナイドガラス又はカルコハライドガラスからなる素材である。
加熱工程ST13においては、レンズ材料を加熱する。これにより、レンズ材料を軟化させる。
成形工程ST14においては、軟化したレンズ材料からレンズ10を成形する。具体的には、胴型によって第1型の摺動をガイドすることによって第1型を第2型の方向に摺動させ、軟化したレンズ材料をプレスし、レンズ面を転写させながら、側面を筐体30に接合させる。これにより、筐体30の内部に絞り20を含むレンズ10を成形する。
冷却工程ST15においては、成形したレンズ10を冷却する。
取り出し工程ST16においては、金型から筐体30を取り出す。
このように、赤外線用レンズ1Bの製造方法は、準備工程ST11、供給工程ST12、加熱工程ST13、成形工程ST14、冷却工程ST15及び取り出し工程ST16を実施することによって、筐体30を備える赤外線用レンズ1Bを製造している。
[2-3.効果等]
実施形態2に係る赤外線用レンズ1Bは、絞り20に接続され、且つレンズ10の外周に配置される筐体30を備える。このような構成により、レンズ10を筐体30によって保護することができ、赤外線用レンズ1Bの耐久性を向上させることができる。
また、実施形態2に係る赤外線用レンズ1Bにおいては、筐体30はレンズ10の厚みより長い鏡筒である。そして、レンズの像面位置と撮像素子の位置が一致するように鏡筒の長さを設計することで、筐体30を撮像装置に取り付ける際、レンズを容易に取り付けることが可能となる。
また、成形と鏡筒への取り付けを一括で行うことで、鏡筒への取り付け工程やレンズの心出しの工程を省くことができ、レンズユニットの製造費用を削減することができる。
(実施形態3)
次に、図12を用いて、実施形態3を説明する。
[3-1.構成]
図12は、実施形態3に係る撮像装置50の構成を示す図である。図12に示すように、実施形態3の撮像装置50は、実施形態2の赤外線用レンズ1Bに、さらに、赤外線検出素子2と、基板4とを備える。これらの相違点以外の構成について、実施形態2に係る赤外線用レンズ1Bと実施形態3の撮像装置50とは共通である。
撮像装置50は、実施形態2の赤外線用レンズ1Bと、赤外線検出素子2と、基板4と、ワイヤ5と、を備える。
赤外線検出素子2は、基板4上に配置されている。赤外線検出素子2は、ワイヤ5によって基板4と電気的に接続されている。
基板4は、板状に形成されている。基板4は、筐体30の端部に配置されている。具体的には、基板4は、赤外線検出素子2が配置されている側の面を筐体30の端面に当接させて配置される。これにより、基板4上の赤外線検出素子2は、光軸Zの軸方向の位置を規定された状態で筐体30の内部に配置される。また、赤外線検出素子2は、筐体30内部において、レンズ10の第2面12側に配置される。
なお、本実施形態では、赤外線検出素子2と基板4とがワイヤ5によって電気的に接続される例について説明したが、これに限定されない。赤外線検出素子2と基板4とが導電性部材によって電気的に接続されていればよい。
[3-2.効果等]
実施形態3に係る撮像装置50は、赤外線用レンズ1Bと、赤外線用レンズ1Bの第2面12側に配置される赤外線検出素子2と、赤外線用レンズ1Bの筐体30の端部に配置され、且つ赤外線検出素子2を搭載する基板4と、を備える。本発明の実施形態にかかる赤外線用レンズ1Bは、上述したように絞りを起因とする不要光の影響を低減しており、広角の撮像においても高コントラストの像を得ることができる。また、レンズユニットの製造費用が抑えられ、マウントへの設置も容易であるため、撮像装置50は安価に構成が可能となる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1~3を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施形態にも適用できる。また、上記実施形態1~3で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
図13~図17は、赤外線用レンズの変形例の概略構成を示す断面図である。図13~図16に示すように、絞り20A~20Dの厚みt2~t5は、レンズ10の中心側に向かって小さくなっている。言い換えると、絞り20A~20Dの厚みt2~t5は、光軸Zに向かって小さくなっている。
図13に示す赤外線用レンズ1Cにおいて、レンズ10の中心側に位置する絞り20Aの端部には、凸部21が設けられている。凸部21は、レンズ10の中心側に向かって延びる。凸部21は、レンズ10の中心側に向かって先細りになるテーパ形状を有している。例えば、凸部21の断面形状は、二等辺三角形である。このような構成により、光学性能を向上させることができる。
図14に示す赤外線用レンズ1Dにおいて、レンズ10の中心側に位置する絞り20Bの端部には、凸部22が設けられている。凸部22は、レンズ10の中心側に向かって延びる。凸部22は、レンズ10の中心側に向かって先細りになる形状を有している。例えば、凸部22の断面形状は、半楕円形状又は半円形状である。このような構成により、光学性能を向上させることができると共に、赤外線用レンズ1Cと比べて耐久性の低下を抑制することができる。
図15に示す赤外線用レンズ1Eにおいて、レンズ10の中心側に位置する絞り20Cの端部には、凸部23が設けられている。凸部23は、レンズ10の中心側に向かって延びる。凸部23は、レンズ10の中心側に向かって傾斜する傾斜面23aを有している。傾斜面23aは、レンズ10の中心側に向かうに従い、レンズ10の第1面11から第2面12に向かって傾斜している。例えば、凸部23の断面形状は、直角三角形である。このような構成により、光学性能を向上させることができる。また、凸部23を赤外線検出素子2から離れた位置に配置することができるため、赤外線用レンズ1Cと比べて凸部23自体から生じる不要光が赤外線検出素子2に照射されることを抑制することができる。
図16に示す赤外線用レンズ1Fにおいて、レンズ10の中心側に位置する絞り20Dの端部には、凸部24が設けられている。凸部24は、レンズ10の中心側に向かって延びる。凸部24は、レンズ10の中心側に向かって傾斜する傾斜面24aを有している。傾斜面24aは、レンズ10の中心側に向かうに従い、レンズ10の第1面11から第2面12に向かって傾斜している。凸部24の先端は、平坦に形成されている。即ち、凸部24の先端には、平坦面24bが形成されている。凸部24の先端の厚みt6は、0.1mm以上である。言い換えると、レンズ10の中心側に位置する絞り20の端部の厚みt6は、0.1mm以上である。例えば、凸部24の断面形状は、台形である。このような構成により、赤外線用レンズ1Dと比べて耐久性を向上させることができると共に、製造が容易になる。
図17に示す赤外線用レンズ1Gにおいて、レンズ10の中心側に位置する絞り20Eの端部には、凹部25が設けられている。凹部25は、レンズ10の中心側と反対側、つまり、外周側に向かって窪んでいる。凹部25は、例えば、V字状の溝を有する。このような構成により、レンズ10と絞り20Eとの接触面積が増大し、耐久性を向上させることができる。なお、凹部25がV字状の溝を有する例について説明したが、これに限定されない。凹部25は、例えば、U字状の溝を有していてもよい。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
(実施形態の概要)
(1)本開示の赤外線用レンズは、物体側に配置される第1面、及び第1面と反対側の第2面を有するレンズと、レンズの第1面と第2面との間に配置される絞りと、を備える。
このように、絞りをレンズの第1面と第2面との間に配置することによって、結像性能を向上させることができる。
(2)(1)の赤外線用レンズにおいて、レンズは、カルコゲナイドガラス又はカルコハライドガラスで構成される。
このように、レンズをカルコゲナイドガラス又はカルコハライドガラスで構成することによって、モールド成形が可能となり、レンズの第1面と第2面との間に絞りを持つ構成を容易に製造することができる。
(3)(1)又は(2)の赤外線用レンズにおいて、レンズは、画角50°以上の視野角を有する。
これにより、幅広い面積の撮像が可能となる。
(4)(1)ないし(3)のいずれか1つの赤外線用レンズにおいて、レンズの中心側において、絞りは、レンズの第2面よりも第1面側に近い位置に配置される。
これにより、結像性能を更に向上させることができる。
(5)(1)ないし(4)のいずれか1つの赤外線用レンズにおいて、絞りの厚みは、一定である。
これにより、耐久性を向上させることができる。
(6)(1)ないし(4)のいずれか1つの赤外線用レンズにおいて、絞りの厚みは、レンズの中心側に向かって小さくなる。
これにより、光学性能を向上させることができる。
(7)(6)の赤外線用レンズにおいて、レンズの中心側に位置する絞りの端部は、平坦に形成されている。
これにより、光学性能を向上させつつ、耐久性の低下を抑制することができる。
(8)(1)ないし(4)のいずれか1つの赤外線用レンズにおいて、レンズの中心側に位置する絞りの端部には、レンズの中心側に向かって延びる凸部又はレンズの外周側に向かって窪む凹部が設けられている。
これにより、光学性能を向上させつつ、レンズと絞りの接着力を向上させることができる。
(9)(1)ないし(8)のいずれか1つの赤外線用レンズは、さらに、絞りに接続され、且つレンズの外周に配置される筐体を備える。
このように、筐体を備えることによって、レンズを保護し、耐久性を向上させることができる。
(10)(9)の赤外線用レンズにおいて、筐体は、レンズの厚みより長い鏡筒である。
これにより、鏡筒とレンズの取付工数を削減しつつ、撮像装置への取付を容易にすることができる。
(11)本開示の撮像装置は、赤外線用レンズと赤外線検出素子とを備える撮像装置であって、赤外線用レンズは、物体側に配置される第1面、及び第1面と反対側の第2面を有するレンズと、レンズの第1面と第2面との間に配置される絞りと、を有し、赤外線検出素子は、第2面側に配置される。
(12)(11)の撮像装置において、赤外線用レンズは、さらに、絞りに接続され、且つレンズの外周に配置される筐体を備える。
これにより、結像性能を更に向上させることができる。
本開示は、赤外線用レンズを用いた撮像装置等に適用可能である。
1A,1B,1C,1D,1E,1F,1G 赤外線用レンズ
2 赤外線検出素子
9 物体
10 レンズ
11 第1面
11a 第1湾曲面
12 第2面
12a 第2湾曲面
20,20A,20B,20C,20D,20E 絞り
21,22,23,24 凸部
23a,24a 傾斜面
25 凹部
30 筐体
50 撮像装置

Claims (12)

  1. 物体側に配置される第1面、及び前記第1面と反対側の第2面を有するレンズと、
    前記レンズの前記第1面と前記第2面との間に配置される絞りと、
    を備える、
    赤外線用レンズ。
  2. 前記レンズは、カルコゲナイドガラス又はカルコハライドガラスで構成される、
    請求項1に記載の赤外線用レンズ。
  3. 前記レンズは、画角50°以上の視野角を有する、
    請求項1又は2に記載の赤外線用レンズ。
  4. 前記レンズの中心側において、前記絞りは、前記レンズの前記第2面よりも前記第1面側に近い位置に配置される、
    請求項1~3のいずれか一項に記載の赤外線用レンズ。
  5. 前記絞りの厚みは、一定である、
    請求項1~4のいずれか一項に記載の赤外線用レンズ。
  6. 前記絞りの厚みは、前記レンズの中心側に向かって小さくなる、
    請求項1~4のいずれか一項に記載の赤外線用レンズ。
  7. 前記レンズの中心側に位置する前記絞りの端部は、平坦に形成されている、
    請求項6に記載の赤外線用レンズ。
  8. 前記レンズの中心側に位置する前記絞りの端部には、前記レンズの中心側に向かって延びる凸部又は前記レンズの外周側に向かって窪む凹部が設けられている、
    請求項1~4のいずれか一項に記載の赤外線用レンズ。
  9. 更に、
    前記絞りに接続され、且つ前記レンズの外周に配置される筐体を備える、
    請求項1~8のいずれか一項に記載の赤外線用レンズ。
  10. 前記筐体は、前記レンズの厚みより長い鏡筒である、
    請求項9に記載の赤外線用レンズ。
  11. 赤外線用レンズと赤外線検出素子とを備える撮像装置であって、
    前記赤外線用レンズは、
    物体側に配置される第1面、及び前記第1面と反対側の第2面を有するレンズと、
    前記レンズの前記第1面と前記第2面との間に配置される絞りと、
    を有し、
    前記赤外線検出素子は、前記第2面側に配置される、
    撮像装置。
  12. 前記赤外線用レンズは、更に、
    前記絞りに接続され、且つ前記レンズの外周に配置される筐体を備える、
    請求項11に記載の撮像装置。
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