JP2022184086A - 灯具システム、システムおよびコンピュータプログラム - Google Patents

灯具システム、システムおよびコンピュータプログラム Download PDF

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Hirotaka Sawada
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Abstract

【課題】より安全に、ランプの光らせ方を変更できる技術を提供する。【解決手段】灯具システムは、ランプと、ランプの点消灯を制御するECUと、を備える。ECUは、制御部と、ランプの点灯の態様を定義する定義情報を記憶する記憶部と、を含み、制御部は、ランプを定義情報にしたがって制御する。【選択図】図5

Description

本発明は、灯具システム、システムおよびコンピュータプログラムに関する。
特許文献1には、灯具システムが、車両の外部からプログラムを取得し、取得したプログラムによりランプを動作させることが開示されている。この灯具システムによれば、車両の購入後に、ランプの光らせ方を変更できる。
特開2015-110365号公報
特許文献1の灯具システムでは、ランプの光らせ方を変更するために、ランプを制御する制御部のプログラムに変更を加えている。制御部に変更を加えると、それによって不具合が混入してしまうおそれがある。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、より安全に、ランプの光らせ方を変更できる技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の灯具システムは、ランプと、ランプの点消灯を制御するECUと、を備える。ECUは、制御部と、ランプの点灯の態様を定義する定義情報を記憶する記憶部と、を含む。制御部は、ランプを定義情報にしたがって制御する。
本発明の別の態様は、システムである。このシステムは、車両に搭載される灯具システムと、サーバと、情報処理端末と、を備える。車両用灯具は、ランプと、ランプの点消灯を制御するECUと、を備える。ECUは、制御部と、ランプの点灯の態様を定義する定義情報を記憶する記憶部と、を含む。定義情報は、情報処理端末を介してユーザが作成または選択したものであって、サーバから取得されたものである。
本発明のさらに別の態様は、コンピュータプログラムである。このコンピュータプログラムは、上述の定義情報を作成するためのコンピュータプログラムであって、タッチスクリーンを備える情報処理端末に、ランプの点灯の態様を入力させるための入力領域と、入力領域に入力された点灯の態様でランプが点灯する車両の外観を表示する外観領域と、を含む画面を表示させる機能と、入力領域への入力に基づいて定義情報を作成する機能と、を実現させる。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、より安全に、ランプの光らせ方を変更できる技術を提供できる。
実施の形態に係るシステムの構成を示すブロック図である。 図1の情報処理端末の構成を示すブロック図である。 図2の表示制御部が表示させるアプリ画面の一例を示す図である。 図1のサーバの構成を示すブロック図である。 図1の灯具システムの構成を示すブロック図である。 定義ファイルの一例を示す図である。 図6の定義ファイルにしたがった点灯の様子を説明する図である。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。
本実施の形態を説明する前に、実施の形態の概要を説明する。本実施の形態は、ランプと、ランプの点消灯を制御するECU(Electronic Control Unit)と、を備える。ECUは、制御部と、定義ファイルを記憶する記憶部と、を含む。定義ファイルは、ランプの光り方、すなわちランプの点灯の態様を定義する定義情報が書き込まれたファイルである。点灯の態様は、例えば、ランプに含まれる少なくとも1つの光源のそれぞれの点滅のタイミング、点滅の周期、色、輝度である。制御部は、ランプを定義ファイルにしたがって点消灯させる。つまりランプは、定義ファイルで定義された光り方をする。したがってランプの光り方を変更する場合、定義ファイルを変更すればよい。本実施の形態によれば、定義ファイルは制御部を構成するプログラムとは独立したファイルとして管理される。これにより、ランプの光り方を変更するに当たり、定義ファイルの変更を安全に、すなわち制御部を構成するプログラムに影響を与えることなく実現できる。
(システム全体について)
図1は、システム2の構成を示すブロック図である。システム2は、灯具システム100と、車両ECU(センターECU)200と、サーバ300と、情報処理端末400と、を備える。
灯具システム100は、有線通信または無線通信により車両ECU200と接続される。車両ECU200は、無線通信機能を有し、図示しない無線基地局や無線アクセスポイントを介してネットワーク4に接続する。情報処理端末400は、有線通信または無線通信によりネットワーク4に接続する。ネットワーク4にはサーバ300が接続されており、サーバ300は、車両ECU200および情報処理端末400とネットワーク4経由で通信可能である。
サーバ300は、例えばデータセンタに設置される。サーバ300は、灯具システム100を製造・販売している企業、車両を製造・販売している企業、またはそれらの企業から委託された企業によって管理、運営される。
情報処理端末400は、ユーザが操作する端末である。好ましくはスマートフォンやタブレット端末などのモバイル端末であるが、PC(Personal Computer)や車両に搭載された端末であってもよい。車両に搭載された端末は、専用の端末のほかに、カーナビゲーションシステムであってもよい。
情報処理端末400は、所望の光り方を実現する定義ファイルを作成し、それをサーバ300に送信する。サーバ300は、受信した定義ファイルをユーザが所有する車両の車両ECU200に送信する。車両ECU200は、受信した定義ファイルを灯具システム100に送信する。
灯具システム100は、少なくとも1つ(この例では複数)のランプ102と、サブECU104と、を備える。複数のランプ102のそれぞれは、例えば、左右のターンシグナルランプ、テールランプ、ストップランプ、フォグランプ、HMSTランプ、プレートランプ、描画ランプなどである。
サブECU104は、ランプ102を制御するための専用のECU(すなわち灯具ECU)であってもよいし、ランプ102に加えて他の電子機器も制御するECUであってもよい。サブECU104は、書き換え可能な記憶部112を含む。記憶部112には定義ファイルが格納される。この定義ファイルは、車両の購入時に格納されていた定義ファイルか、情報処理端末400で作成され、サーバ300および車両ECU200を介して灯具システム100が受信した定義ファイルである。サブECU104は、車両ECU200から所定のメッセージを受信すると、メッセージに対応する定義ファイルにより特定されるランプの点消灯を、当該定義ファイルにしたがって制御する。
(情報処理端末について)
図2は、情報処理端末400の構成を示すブロック図である。情報処理端末400は、表示部402と、通信部404と、制御部406と、記憶部408と、を備える。
表示部402は、液晶パネルや有機ELパネルなどのタッチパネル式表示装置であり、情報を画面に表示するとともに、ユーザの操作入力を受け付ける。なお、表示部402とは別に情報入力手段が設けられてもよい。
通信部404は、所定の通信プロトコルにしたがって外部装置と通信する。制御部406は、各種データ処理を実行する。制御部406は、通信部404を介してサーバ300とデータを送受信する。記憶部408は、制御部406により参照され、および/または、更新されるデータを記憶する。記憶部408は、メモリやストレージにより実現される。
記憶部408、はユーザ情報記憶部420を含む。ユーザ情報記憶部420は、情報処理端末400を操作するユーザのIDとパスワードを保持する。
制御部406は、操作検出部410と、表示制御部412と、定義ファイル作成部414と、法規判定部416と、送信部418と、を含む。情報処理端末400は、これら複数の機能ブロックに対応する複数のモジュールが実装されたアプリケーションプログラム(以下、「定義ファイル作成支援App」という)を、インターネット上の所定のサイトからダウンロードし、記憶部408にインストールしてもよい。情報処理端末400のプロセッサ(CPU、GPU等)は、記憶部408に格納された定義ファイル作成支援Appをメインメモリに読み出して実行することにより、各機能ブロックの機能を発揮してもよい。
操作検出部410は、ユーザが表示部402に入力した操作を検出し、検出した操作を他の機能ブロックへ通知する。
表示制御部412は、表示部402の表示内容を制御する。例えば表示制御部412は、定義ファイル作成支援Appの各種画面を表示部402に表示させる。
図3は、定義ファイル作成支援Appの画面の一例(以下、アプリ画面500という)を示す図である。図3では、アプリ画面500がバイル端末としての情報処理端末400の表示部402に表示された例を示している。アプリ画面500は、外観表示領域502と、ランプ選択領域504と、機能(アクション)選択領域506と、態様入力領域508と、確定ボタン510と、を含む。
外観表示領域502には、車両の外観が表示される。詳しくは、ユーザは所有する車両の車種を図示しない設定画面において予め設定しておく。外観表示領域502にはそこで設定された車種の外観が表示される。外観表示領域502に表示される車両の外観は、例えばスワイプ操作によって、向きを自由に変更できてもよい。
ランプ選択領域504は、光り方を変更するランプ102を選択するための領域である。この例では、ランプ選択領域504の中央にランプ表示領域512が配置され、左側に左矢印ボタン514が配置され、右側に右矢印ボタン516が配置される。ランプ表示領域512には、光り方を変更するものとして選択されたランプ102が表示される。矢印ボタン514,516は、ランプ表示領域に表示されるランプ102を選択するボタン、すなわち光り方を変更するランプ102を選択するボタンである。外観表示領域502に表示される車両の向きは、ランプ表示領域512において選択されたランプ102が見える向きに切り替わってもよい。
機能選択領域506は、ランプ選択領域504において選択されたランプ102について、光り方を変更する機能、言い換えると光り方を変更するアクションを選択するための領域である。例えば、ランプ選択領域504において選択されたランプ102が、いわゆるテールランプとしての機能と、車両が電気自動車やプラグインハイブリッド車である場合において充電中であることを示すランプとしての機能と、を有するときに、どの機能の光り方を変更するかを機能選択領域506において選択する。
態様入力領域508は、光り方すなわち点灯の態様を入力するための領域である。この例では、点灯の態様として、点灯の周期、色、輝度を設定できる。また、この例では、点灯の周期、色、輝度のそれぞれを、スライダ(つまみ)をスライドさせることで入力できる。態様入力領域508では、法規を満たす点灯の態様のみが入力可能であってもよい。つまり、図示の例において、スライダをスライドさせることによって入力できる各態様の範囲は、法規を満たす範囲であってもよい。外観表示領域502には、態様入力領域508で入力された光り方でランプが光る車両の外観が表示される。これにより、アプリ画面500で光り方のイメージを把握することができる。
確定ボタン510は、入力が完了するとクリックされる。
図2に戻り、定義ファイル作成部414は、アプリ画面500に入力された光り方を実現するための定義ファイルを作成する。定義ファイル作成部414は、この例では、アプリ画面500の確定ボタン510がクリックされると定義ファイルを作成する。定義ファイル作成部414は、定義ファイルの車種ごとテンプレートを編集することにより作成してもよい。この場合、定義ファイルのテンプレートは、インストールされた定義ファイル作成支援Appに含まれていてもよいし、サーバ300からダウンロードしてもよい。
法規判定部416は、定義ファイル内の定義情報で定義されるランプの点灯の態様が法規を満たすか否か判定する。例えば、定義情報で定義される光源の点灯の周期、色、輝度などがランプに求められる法規を満たすか否か判定する。法規判定部416は、定義情報が法規を満たさない場合、その旨をアプリ画面500に表示してもよい。送信部418は、定義情報が法規を満たす場合、定義ファイルをサーバ300に送信する。したがって、サーバ300に送信される定義ファイルは、その定義情報が法規を満たすことが保証されている。なお送信部418は、定義ファイルとともに、ユーザ情報記憶部420に記憶されるユーザIDおよびパスワードを送信する。
(サーバについて)
図4は、サーバ300の構成を示すブロック図である。サーバ300は、通信部304と、制御部306と、記憶部308と、を備える。
通信部304は、所定の通信プロトコルにしたがって外部装置と通信する。制御部306は、各種データ処理を実行する。制御部306は、通信部304を介して車両ECU200および情報処理端末400とデータを送受信する。記憶部308は、制御部306により参照され、および/または、更新されるデータを記憶する。記憶部308は、メモリやストレージにより実現される。
記憶部308は、ユーザ情報記憶部320を含む。ユーザ情報記憶部320は、ユーザIDと、パスワードと、所在アドレスと、を対応づけて保持する。所在アドレスは、ユーザが所有する車両のネットワーク上の所在を示すアドレスである。所在アドレスは、例えばIPアドレスである。
制御部306は、受信部310と、認証部311、法規判定部312と、送信部314と、を含む。受信部310は、情報処理端末400から、ユーザが作成した定義ファイルを受信する。
認証部311は、定義ファイルとともに送信されてきたIDおよびパスワードを、ユーザ情報記憶部320にそれらと一致するIDおよびパスワード格納されているか判定する。格納されている場合は後続の処理を実行し、格納されていない場合はその旨を情報処理端末400を介してユーザに通知するとともに処理を中止する。
法規判定部312は、受信部310が受信した定義ファイル内の定義情報で定義されるランプの点灯の態様が法規を満たすか否か判定する。例えば、定義情報で定義される光源の点灯の周期、色、輝度などがランプに求められる法規を満たすか否か判定する。法規判定部312は、定義情報が法規を満たさない場合、その旨を情報処理端末400を介してユーザに通知する。送信部314は、定義ファイルが法規を満たす場合、ユーザ情報記憶部320に格納されたユーザ情報によって特定される所在アドレス宛(すなわち車両ECU20宛て)に当該定義ファイルを送信する。したがって、情報処理端末400に送信される定義ファイルは、その定義情報が法規を満たすことが保証されている。
(灯具システムについて)
図5は、灯具システム100の構成を示すブロック図である。灯具システム100は、上述したように、少なくとも1つ(この例では複数)のランプ102と、サブECU104と、を備える。サブECU104は、制御部110と、上述した記憶部112と、を備える。制御部110は、有線通信または無線通信により、車両ECU200と接続される。
ランプ102の構成は特に限定されず、例えば、LD(レーザダイオード)やLED(発光ダイオード)などの半導体光源と、半導体光源を駆動して点灯させる点灯回路と、を含みうる。ランプ102は、発光素子のアレイ(μ-LEDともいう)であってもよい。あるいはランプ102は、DMD(Digital Mirror Device)や液晶デバイスなどのマトリクス型のパターン形成デバイスを含んでもよい。この場合、配向パターンの形状をランプ102の点灯の態様のひとつとして定義ファイル内の定義情報で定義してもよい。
記憶部112は、少なくとも1つ(この例では複数)の定義ファイルを格納する。定義ファイルは、好ましくは、制御部110を構成するプログラムとは物理的に別々の記憶部に格納される。つまり、制御部110を構成するプログラムは、定義ファイルが格納される記憶部112とは別の記憶部に格納される。
定義ファイルは、上述したように、情報処理端末400からの操作に応じてサーバ300から車両ECU200に送信される。車両ECU200は、受信した定義ファイルをサブECU104に送信する。好ましくは車両ECU200は、受信した定義ファイルを停車時にサブECU104に送信する。これにより、車両の走行中に車両ECU200とサブECU104との間のネットワーク負荷が増大するのを抑止できる。制御部110は、車両ECU200が送信した定義ファイルを受信して記憶部112に格納する。
制御部110は、ハードウェア構成としてはコンピュータのCPUやメモリをはじめとする素子や回路で実現され、ソフトウェア構成としてはコンピュータプログラム等によって実現されるが、図5では、それらの連携によって実現される機能ブロックとして描いている。この機能ブロックがハードウェアおよびソフトウェアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には当然に理解されるところである。
制御部110は、車両ECU200を介して定義ファイルを受信すると、受信した定義ファイルにより特定されるランプ102を、当該定義ファイルにしたがって点灯させる。したがって、車両の近くでモバイル端末としての情報処理端末400を操作して定義ファイルを変更すれば、変更後の定義ファイルにしたがったランプの光り方をその場で(タイムリーに)確認できる。
また、制御部110は、車両ECU200から所定のメッセージを受信すると、受信したメッセージに対応する定義ファイルにより特定されるランプ102を、当該定義ファイルにしたがって制御する。
車両ECU200から制御部110へのメッセージは、どのランプをどのように点灯させるかを直接的に示すメッセージではなく、ランプの点灯を伴うアクションを示すメッセージである。ここでは、車両ECU200から制御部110へ、MSG_#(#=1,2…)という形式のメッセージが送信されるものとする。メッセージに対応するアクションは、例えば以下の通りである。
MSG_1:右折(手動運転)
MSG_2:右折(自動運転)
MSG_3:左折(手動運転)
MSG_4:左折(自動運転)
MSG_5:ドライバ認識
MSG_6:充電中
・・・
MSG_1は、手動運転中の右折アクションに対応するメッセージであり、例えば手動運転中においてターンシグナルスイッチ(ウィンカレバー)が右折指示方向に操作されると送信される。
MSG_2は、自動運転中の右折アクションに対応するメッセージであり、例えば自動運転中において右折することが決定されると送信される。
MSG_3は、手動運転中の左折アクションに対応するメッセージであり、例えば手動運転中においてターンシグナルスイッチが左折指示方向に操作されると送信される。
MSG_4は、自動運転中の左折アクションに対応するメッセージであり、例えば自動運転中において左折することが決定されると送信される。
MSG_5は、ドライバ認識アクションに対応するメッセージであり、例えばドライバすなわちキーを所有している人物の近接など、所定の条件を満たす人物が車両に近接すると送信される。所定の条件を満たす人物が車両に近接すると、おもてなし感を演出するためにランプを点灯させる。
MSG_6は、充電中アクションに対応するメッセージであり、車両が電気自動車やプラグインハイブリッド車である場合において例えば充電が開始されると送信される。
メッセージに対応する定義ファイルは、例えば、メッセージと、メッセージに対応する定義ファイルとの対応関係を示す対応関係情報に基づいて特定されてもよい。対応関係情報は、例えば記憶部112に格納されていてもよく、また例えば制御部110を構成するプログラムに書き込まれていてもよい。
定義ファイルには、制御対象のランプを一意に特定する識別情報が書き込まれている。制御部110は、この識別情報に基づいて、定義ファイルの制御対象のランプを特定する。
例えば、車両ECU200から制御部110に、自動運転中の左折アクションに対応するメッセージMSG_3が送信されると、制御部110は例えば対応関係情報に基づいてメッセージMSG_3に対応する定義ファイルを特定し、特定した定義ファイルに含まれる識別情報に基づいて制御対象のランプ(この例では左側のターンシグナルランプ)102を特定し、特定したランプ102を定義ファイル内の定義情報で定義された態様で点灯させる。
図6は、定義ファイル内の定義情報の一例を示す図である。具体的には図6は、自動運転中の左折アクションに対応するメッセージMSG_3に対応する定義ファイルの一例を示す図である。この定義ファイルでは、車両前部の左側に搭載されるターンシグナルランプの点灯の態様が定義される。図7は、図6の定義ファイルにしたがった点灯の様子を説明する図である。図7では、経過時間ごとの各光源の点灯の様子が示されている。
この例では、ターンシグナルランプは正面視で左右方向に並んだ5つの光源を備える。5つの光源の識別情報は、左から順に、Turn Light1,Turn Light2,Turn Light3,Turn Light4,Turn Light5である。「Turn Light」は、ターンシグナルランプの光源であることを示すものとする。つまり、Turn Light1~Turn Light5という識別情報は、光源ひいてはランプを特定する識別情報でもある。
定義ファイルの各行には、5つの光源のそれぞれの点灯の態様が定義されている。各行には、左端に光源の識別情報が定義され、その右側に点灯の態様が定義されている。この例では点灯の態様として、カンマ区切りで100msごとの点灯の色(Rすなわち赤)と輝度(0,20,40,60,80または100)が定義されている。
Turn Light1は、100msを経過すると点灯し、そこから段階的に輝度が高くなり、500msを経過すると輝度が最大になり、700msを経過すると段階的に輝度が下がり、1100msを経過すると消灯する。Turn Light2は、Turn Light1から100ms遅れて、Turn Light1と同様に点消灯する。Turn Light3は、Turn Light2から100ms遅れて、Turn Light2と同様に点消灯する。Turn Light4は、Turn Light3から100ms遅れて、Turn Light3と同様に点消灯する。Turn Light5は、Turn Light4から100ms遅れて、Turn Light4と同様に点消灯する。これにより、ランプ全体としては、左から右に光が流れるような光り方をする。
続いて、本実施の形態が奏する効果について説明する。本実施の形態によれば、定義ファイルはサブECU104の制御部110を構成するプログラムとは独立したファイルとして管理される。これにより、定義ファイルの追加、更新、削除を安全に、すなわち制御部110を構成するプログラムに影響を与えることなく、実現できる。好ましくは、定義ファイルは、制御部に含まれるプログラムとは物理的に別々の記憶部に格納される。これにより、定義ファイルの追加、更新、削除をより安全に実現できる。
本実施の形態によれば、車両ECU200は、アクションに対応するメッセージをサブECUに送信するだけでよく、どのランプ102をどのように光らせるかを車両ECU200が制御する必要がないため、どのようなランプ102が接続されていて、それらがどのような構成であるかによらず、サブECU104に対する車両ECU200のインタフェースをすべての車種で共通化できる。
本実施の形態によれば、アプリ画面500の外観表示領域502には、態様入力領域508に入力された光り方でランプが光る車両の外観が表示される。
以上、本発明について、実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施の形態ではユーザが定義ファイルを作成する場合について説明したが、これには限定されず、ユーザはサーバ300に格納される複数の定義ファイルの中から所望の定義ファイルを選択してもよい。例えば、図3のアプリ画面500において画定ボタンをクリックすると、ランプ選択領域504、機能選択領域506および態様入力領域508に入力された情報がサーバ300に送信され、当該入力情報に対応する定義ファイルが選択されてもよい。あるいは、サーバ300が、当該入力情報に対応する定義ファイルを作成してもよい。前者の場合、サーバ300に格納される複数の定義ファイルは、例えば、灯具システム100を製造・販売している企業や車両を製造・販売している企業によって作成されてもよい。サーバ300は、定義ファイルが選択されると、あるいは定義ファイルを作成すると、それを車両ECU200に送信する。
実施の形態および上述の変形例では特に言及しなかったが、ランプの点灯を伴うアクションが同じであっても、天気や時間帯などの走行状況やユーザの別によって定義ファイルを使い分けてもよい。つまり、走行状況やユーザの別によって、ランプの点灯の態様(例えば輝度や色)を異ならせてもよい。この場合、ランプの点灯を伴うアクションが同じであっても、走行状況やユーザの別によって異なるメッセージが車両ECU200から灯具システム100に送信されるように構成されればよい。例えば、手動運転中において右折をする(すなわちターンシグナルスイッチが右折指示方向に操作された)場合、ユーザの別によって異なるメッセージが送信されてもよい。走行状況は、車両が備える適宜のセンサの検出値に基づいて特定すればよい。ユーザの別は車内を撮影することによって特定してもよいし、ユーザ自らがユーザを特定する情報を入力してもよい。灯具システム100の記憶部112には、それぞれのメッセージに対応する定義ファイルが格納されればよい。
実施の形態および上述の変形例では特に言及しなかったが、ランプの光り方の変更を有料としてもよい。例えば、定義ファイル作成支援Appのインストールを有料としてもよい。また例えば、作成または選択した定義ファイルを車両ECU200に送信する際に課金してもよい。また例えば、実物で光り方を確認してから購入を検討したい場合もある。そこで例えば、試用期間を設け、試用期間を過ぎるまでに支払われるか、試用期間を過ぎるまでにデフォルトの定義ファイルや購入済みの定義ファイルに戻されない場合に課金するようにしてもよい。あるいは、試用期間を過ぎるまでにデフォルトの定義ファイルや購入済みの定義ファイルに戻されない場合、自動でデフォルトの定義ファイルや購入済みの定義ファイルに戻されてもよい。
実施の形態および上述の変形例では、灯具システム100のサブECU104は、車両ECU200を介してサーバ300から定義ファイルを受信する場合について説明したが、これには限定されない。例えば、灯具システム100のサブECU104が無線通信機能を有し、サブECU104がサーバ300から直接に定義ファイルを受信してもよい。また例えば、サブECU104は、例えば車両ECU200を介して、記憶媒体から定義ファイルを取得してもよい。
実施の形態および上述の変形例では、メッセージごとに定義ファイルが用意される場合について説明したが、これには限定されない。例えば全体で1つの定義ファイルが用意されてもよい。つまり、1つの定義ファイルに複数の定義情報が書き込まれていてもよい。
実施の形態にもとづき、具体的な語句を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用の一側面を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められる。
102 ランプ、 104 サブECU、 110 制御部、 112 記憶部、 200 車両ECU、 300 サーバ。

Claims (12)

  1. ランプと、
    前記ランプの点消灯を制御するECUと、を備え、
    前記ECUは、
    制御部と、
    前記ランプの点灯の態様を定義する定義情報を記憶する記憶部と、を含み、
    前記制御部は、前記ランプを前記定義情報にしたがって制御することを特徴とする灯具システム。
  2. 前記定義情報は、車両外部から取得されたことを特徴とする請求項1に記載の灯具システム。
  3. 前記定義情報は、車両ECUを介して取得されたことを特徴とする請求項2に記載の灯具システム。
  4. 前記定義情報は、サーバから取得されたことを特徴とする請求項2または3に記載の灯具システム。
  5. 前記定義情報は、前記サーバにおいて、当該定義情報が定義する前記ランプの点灯の態様が法規を満たすことが保証されていることを特徴とする請求項4に記載の灯具システム。
  6. 前記定義情報は、情報処理端末を介してユーザが作成または選択したものであることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の灯具システム。
  7. 前記定義情報は、前記情報処理端末に導入済みのアプリケーションを介してユーザが作成または選択したものであり、当該アプリケーションによって、当該定義情報が定義する前記ランプの点灯の態様が法規を満たすことが保証されていることを特徴とする請求項6に記載の灯具システム。
  8. 前記記憶部には、態様が互いに異なる複数の定義情報が記憶され、
    前記制御部は、前記複数の定義情報のうち、車両からのメッセージに応じた定義情報にしたがって前記ランプを制御することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の灯具システム。
  9. 複数のランプを備え、
    前記記憶部には、前記複数のランプのそれぞれの点灯の態様を定義する複数の定義情報が記憶され、
    前記制御部は、車両からのメッセージにより特定される定義情報にしたがって、前記複数のランプのうちの当該定義情報に対応するランプの点消灯を制御することを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の灯具システム。
  10. 車両に搭載される灯具システムと、
    サーバと、
    情報処理端末と、を備え、
    前記灯具システムは、
    ランプと、
    前記ランプの点消灯を制御するECUと、を備え、
    前記ECUは、
    制御部と、
    前記ランプの点灯の態様を定義する定義情報を記憶する記憶部と、を含み、
    前記定義情報は、情報処理端末を介してユーザが作成または選択したものであって、前記サーバから取得されたものであることを特徴とするシステム。
  11. 請求項1から10のいずれかに記載の定義情報を作成するためのコンピュータプログラムであって、
    情報処理端末に、
    ランプの点灯の態様を入力させるための入力領域と、前記入力領域に入力された点灯の態様で前記ランプが点消灯する車両の外観を表示する外観表示領域と、を含む画面を表示させる機能と、
    前記入力領域への入力に基づいて前記定義情報を作成する機能と、
    を実現させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  12. 前記入力領域には、前記ランプについて法規を満たす点灯の態様のみが入力可能であることを特徴とする請求項11に記載のコンピュータプログラム。
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