JP2022183816A - 電気機器収納用箱 - Google Patents
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Abstract
【課題】電気機器と、筐体外から入線されたコネクタ部付きケーブルに接続させるコネクタと、を備えた電気機器収納用箱において、筐体内で、電気機器などを覆うことができるとともにコネクタのケーブル側接続部を覆うことができるようにすること。【解決手段】開口を備えた筐体11と、筐体外から入線されたコネクタ部付きケーブルに接続させるコネクタと、を備えた電気機器収納用箱1であって、筐体内に、電気機器を開口側から覆うことが可能な第1の保護部と、コネクタのケーブル側接続部を開口側から覆うことが可能な第二の保護部と、を備えた構成とする。【選択図】図3
Description
本発明は、電気機器収納用箱に関するものである。
特許文献1に記載されているように、筐体内にコンセントタップと、コンセントタップに接続されるブレーカを備える充電自動車用充電装置が知られている。
ところで、この充電装置では、ブレーカ等の充電部をシールド板で覆うことで、装置の使用者が扉を開けても、感電しにくいようにしている。しかしながら、コンセントタップは露出しているため、コンセントタップへ悪戯をされるおそれや、コンセントタップへの接続時に電気事故が生じてしまうおそれがあった。一方、電機器収納用箱においては、非常時などに使用されるコネクタが配置される空間と、通常時に使用される電気機器が配置される空間が筐体内で分けられている場合がある。この場合も従来は筐体内部でコネクタを覆うような部分が無かったため、コネクタにアクセスしやすい状態であった。
本件の発明者は、この点について鋭意検討することにより、解決を試みた。本発明が解決しようとする課題は、電気機器と、筐体外から入線されたコネクタ部付きケーブルに接続させるコネクタと、を備えた電気機器収納用箱において、筐体内で、電気機器などを覆うことができるとともにコネクタのケーブル側接続部を覆うことができるようにすることである。
上記課題を解決するため、開口を備えた筐体と、筐体外から入線されたコネクタ部付きケーブルに接続させるコネクタと、を備えた電気機器収納用箱であって、筐体内に、電気機器を開口側から覆うことが可能な第1の保護部と、コネクタのケーブル側接続部を開口側から覆うことが可能な第二の保護部と、を備えた電気機器収納用箱とする。
また、筐体の前面を覆う扉を備え、第2の保護部を構成する第2の保護板を第1の保護部を構成する第1の保護板よりも扉側に設け、第2の保護板の一部を第1の保護板に重なるように設けた構成とすることが好ましい。
また、電気機器の開閉状態に応じて、第2の保護部の開閉を制御するインターロック機構を設け、インターロック機構は、電気機器が開状態のときに、第2の保護部を開放可能とする構成とすることが好ましい。
また、電気機器に、商用電源に接続される常用ブレーカと、非常用電源に接続される非常用ブレーカとを備え、第2の保護部の開閉を制御するインターロック機構は、非常用ブレーカが開状態のときに、第2の保護部を開放可能とする構成とすることが好ましい。
本発明では、電気機器と、筐体外から入線されたコネクタ部付きケーブルに接続させるコネクタと、を備えた電気機器収納用箱において、筐体内で、電気機器などを覆うことができるとともにコネクタのケーブル側接続部を覆うことができるようにすることが可能となる。
以下に発明を実施するための形態を示す。図1乃至図6に示されていることから理解されるように、本実施形態の電気機器収納用箱1は、開口を備えた筐体11と、筐体11外から入線されたコネクタ部付きケーブルに接続させるコネクタ20と、を備えている。この電気機器収納用箱1は、筐体11内に、電気機器を開口側から覆うことが可能な第1の保護部と、コネクタ20のケーブル側接続部22を開口側から覆うことが可能な第二の保護部と、を備えている。このため、電気機器と、筐体11外から入線されたコネクタ部付きケーブルに接続させるコネクタ20と、を備えた電気機器収納用箱1において、筐体11内で、電気機器などを覆うことができるとともにコネクタ20のケーブル側接続部22を覆うことができる。
ここで、実施形態の電気機器収納用箱1の構成を概略から説明をする。実施形態の電気機器収納用箱1は分電盤であり、開口を備えた筐体11と、筐体11の開口を塞ぐことが可能なように筐体11に取り付けられた扉12を備えている。この電気機器収納用箱1は、内部に設けられたコネクタ20に筐体11の外から入線されたコネクタ部付きケーブルを接続することで、商用電源が停止した場合などでも負荷に電力の供給を可能とする電気機器収納用箱1である。
実施形態の電気機器収納用箱1は、ケーブルや母線バーなどの導電部材や、ブレーカや電磁接触器、継電器などの電気機器を備え、通常の使用状態で使用した場合に、給電されている部分である充電部を収納する充電部領域EAを備えている。また、この電気機器収納用箱1は、電気機器が接続される電気機器側接続部21と、筐体11外から入線されたコネクタ部付きケーブルが接続されるケーブル側接続部22とを有したコネクタ20のうち、ケーブル側接続部22が収納されるケーブル接続領域EBを備えている。
実施形態の電気機器収納用箱1は、その内部の空間を正面視で充電部領域EAとケーブル接続領域EBの二つに分けられるようにしている。より具体的には、電気機器収納用箱1の内部の空間は、コネクタ20が装着された仕切部材13を境にして、正面視で充電部領域EAとケーブル接続領域EBの二つに分けられるようにしている。図5及び図6に示す例では、各領域は上下に並んでおり、充電部領域EAは上部に、ケーブル接続領域EBは下部に位置している。なお、実施形態では、ケーブル接続領域EBに配置される機器には、通常時は、給電されていない。
図5に示す例では、筐体11内において、並列した常用ブレーカ81と非常用ブレーカ82の下方にコネクタ20を設置している。仕切部材13に装着されたコネクタ20は、一端側に電気機器側接続部21が他端側にケーブル側接続部22が備えられている。実施形態では仕切部材13を基準として、電気機器側接続部21側が充電部領域EA、ケーブル側接続部22側がケーブル接続領域EBとなる。
充電部領域EAには、筐体11内に配置される常用ブレーカ81、非常用ブレーカ82、コネクタ20の電気機器側接続部21だけでなく、常用ブレーカ81と商用電源や、常用ブレーカ81と負荷や、非常用ブレーカ82とコネクタ20の電気機器側接続部21を接続するためのケーブルなどの導電部材や、導電部材を中継するための端子台などが含まれてもよい。
ケーブル接続領域EBには、コネクタ20のケーブル側接続部22だけでなく、給電中に接触してしまった場合であっても、感電のおそれがない部材が含まれていてもよい。
コネクタ20の電気機器側接続部21は、充電部領域EA内に位置している。充電部領域EAは、給電中に接触することで、感電や地絡、短絡などの電気事故を生じるおそれがあるため、その前面側が第1の保護部を構成する第1の保護板41で覆われている。ただし図7に示すことから理解されるように、実施形態の第1の保護板41はコネクタ20のケーブル側接続部22は覆っていない。
一方、ケーブル接続領域EBは、通常電気が流れない領域である。このため、電気事故が生じる可能性は充電部領域EAよりも小さいが、コネクタ20のケーブル側接続部22への接続が適切になされない場合などには、電気事故が発生するおそれがある。例えば、コネクタ20に適合しないコネクタ部付きケーブルを接続する場合などである。また、コネクタ20のケーブル側接続部22に対して、悪戯されるおそれもある。このようなことを考慮し、実施形態においては、ケーブル接続領域EBの前面側が第2の保護部を構成する第2の保護板42で覆うことが可能である(図2及び図8参照)。このようにすれば、扉12の開放とともにケーブル接続領域EBが露出することを防止でき、電気事故や悪戯の発生を抑制することができる。
ところで、第1の保護部と第2の保護部を1枚の保護板で形成することも可能であるが、そのような構造とした場合、コネクタ20へのケーブル接続時に充電部が露出することとなる。このようなことはあまり好ましくないため、第1の保護部と第2の保護部とは別で設けることが好ましい。
感電の発生を抑制するため、第一の保護部を構成する第1の保護板41は、容易に開放できない構造とすることが好ましい。例えば、第1の保護板41が充電部領域EAを覆った状態を維持するために、ネジやビス等、工具を用いて固定する部材で保護板支持部材に第1の保護板41を固定することが好ましい。実施形態では、充電部領域EAを覆う第1の保護板41は、筐体11の上側左右隅に設けられた保護板支持部材と、コネクタ20を仕切る仕切部材13とで支持され、ネジで固定されている。
一方、第2の保護板42は、コネクタ20へケーブルを接続するために、容易に開放できる構造とすることが好ましい。例えば、第2の保護板42の一方の端部を保護板支持部材に回動可能に固定させ、他方の端部を、ラッチ錠やローレットねじなど、固定解除の操作を手で可能な部材で固定することが好ましい。ただし、セキュリティを向上させるために、第2の保護板42の他方の端部に工具を用いて固定する部材を用いてもよいことは言うまでもない。
実施形態では、第2の保護板42は、筐体11の略中央左右と、筐体11の下側左右隅に設けられた保護板支持部材とで、支持されるが、第2の保護板42は、筐体11の右側に設けた保護板支持部材に回動可能に固定されている。
なお、実施形態においては、筐体11の略中央左右の保護板支持部材と、第1の保護板41とが接触しないように、第1の保護板41の略中央左右には保護板支持部材を挿通する切欠き45が設けられている。
図2及び図3に示すことから理解されるように、第1の保護板41及び第2の保護板42が電気機器やコネクタ20などを覆った状態において、第2の保護板42の方が第1の保護板41よりも前面側(扉12側に)位置するように構成することが好ましい。そのようにすることで、第1の保護板41を開放することなく、第2の保護板42を開放することができる。したがって、コネクタ20へケーブルを接続する際に、電気事故が発生することを抑制することができる。
また、第2の保護板42の一部を第1の保護板41に重ねて設けることが好ましい。このような構成とすれば第1の保護板41と第2の保護板42を並列設置した場合に生じるような保護板間の隙間を無くすことができる。したがって、第1の保護板41と第2の保護板42の間の隙間から異物が侵入したり悪戯されたりすることを抑制することができる。
ところで、実施形態の第1の保護板41には、電気機器を挿通するための開口46が設けられている。この開口46は電気機器のハンドルなど電気機器の一部が挿通可能なものである。このような構成とすることにより、第1の保護板41を開放することなく、電気機器をオフにするなどの操作をすることができる。
また、第2の保護板42にも、第1の保護板41と同様の開口47が設けられており、電気機器のハンドルなど電気機器の一部を挿通することができる。そうすることで、第1の保護板41と第2の保護板42を開放することなく、電気機器をオフにするなどの操作をすることができる。
実施形態においては、さらに、電気機器の開閉状態(オン/オフ状態)に応じて、第2の保護板42の開閉を制御するインターロック機構50を備えている。このインターロック機構50は、電気機器が開状態のときに、第2の保護部を開放可能とする構成にするのが好ましい。実施形態のインターロック機構50は、電気機器を取付ける架台91に固定するベース部51と、ベース部51を前後方向から挟み込む操作部52と、ベース部51に固定される施錠部53と、第2の保護板42に固定される係止部54とを備えている(図9から図11参照)。
実施形態のベース部51は、ブレーカなどの電気機器の左右側面及び前面を覆うように、断面略コ字状に形成されている。このベース部51の両端部を折り曲げることで形成した折り曲げ片51aを、電気機器を固定する架台91とネジ固定すれば、ベース部51を架台91に固定することができる。ベース部51の前側辺51bには、電気機器のハンドルを含む前面が挿通する挿通孔51cが設けられているため、電気機器のハンドルなどを挿通孔51cより前面側に突出させることができる。
図11に示すことから理解されるように、実施形態の操作部52は、電気機器側に位置することになる後側操作部52aと、扉12側に位置することになる前側操作部52bと、を組み合わせた構造となっており、それらがネジ固定されることで、ベース部51を挟み込むように操作部52を取り付けることができる。
図11に示すことから理解されるように、実施形態の前側操作部52bには、左右方向に延びる係止片52cが備えられている。図12及び図13に示すことから理解されるように、実施形態の操作部52は左右方向へ移動することが可能であり、係止片52cを第2の保護板42の係止部54に係止させて、第2の保護板42の開放を規制することができる。
また、前側操作部52bは、電気機器のハンドルの可動領域内に位置させることができるものであり、好ましくは、電気機器が開いた(オフの状態)から閉じた状態(オンの状態)になることを妨げるように位置させることができる構成とする。
図5に示す例では、電気機器として、商用電源に接続される常用ブレーカ81と、非常用電源に接続される若しくは、非常用電源に接続するための非常用ブレーカ82とを備えている。なお、非常用ブレーカ82は、コネクタ20の電気機器側接続部21に接続されている。
コネクタ20のケーブル側接続部22に接続されるものの典型例として以下の2つがある。一つ目は非常用電源である。図14に示すように、非常用ブレーカ82の一次側がコネクタ20の電気機器側接続部21に接続され、二次側が負荷に接続される場合において、商用電源の停電等により、負荷への電力の供給が途絶えた場合に、コネクタ20のケーブル側接続部22に非常用電源(厳密にいうと、非常用電源が接続されたコネクタ部付きケーブル)を接続して、非常用電源から非常用ブレーカ82に電力を供給し、非常用ブレーカ82を介して負荷へ電力を供給する。
この場合、非常用ブレーカ82に接続される負荷は、常用ブレーカ81に接続される負荷全体であってもよいし、常用ブレーカ81に接続される負荷の一部であってもよい。
コネクタ20のケーブル側接続部22に接続されるものの二つ目の例は負荷である。図15に示すように、非常用ブレーカ82の一次側が非常用電源に接続され、二次側がコネクタ20の電気機器側接続部21に接続される場合において、コネクタ20のケーブル側接続部22に負荷(厳密にいうと、負荷が接続されたコネクタ部付きケーブル)を接続することで、非常用電源から非常用ブレーカ82に電力が供給され、非常用ブレーカ82を介して負荷へ電力を供給することができる。この場合、非常用ブレーカ82に接続される負荷は、常用ブレーカ81に接続される負荷とは異なるものであってもよい。
ここで、インターロック機構50の動きについて説明をする。実施形態のインターロック機構50の操作部52は、左右方向に摺動可能である。実施形態の操作部52の電気機器側に突出している部分の左右方向の長さは、常用ブレーカ81と非常用ブレーカ82のハンドルの可動領域の一方のみを常に覆う長さに設定されている。つまり、操作部52が常用ブレーカ81のハンドルの可動領域にある場合には、非常用ブレーカ82のハンドルの開閉操作が可能となり、非常用ブレーカ82のハンドルの可動領域にある場合には、常用ブレーカ81のハンドルの開閉操作が可能となる。
また、インターロック機構50の操作部52の左右方向の長さは、係止片52cが第2の保護板42の係止部54から離脱した場合には、非常用ブレーカ82のハンドルの可動領域を覆う位置にあるような長さである。このため、非常用ブレーカ82がオフの状態にある場合にだけ、係止片52cと係止部54の係止が外れ、第2の保護板42の開放が可能となる構成とすることができる。
本実施形態におけるインターロック機構50と常用ブレーカ81と非常用ブレーカ82の関係をより具体的に説明する。ここでは、左右隣り合うブレーカのうち左側に位置するブレーカを常用ブレーカ81、右側に位置するブレーカを非常用ブレーカ82として説明をする。なお、常用ブレーカ81と非常用ブレーカ82を左右逆に配置しても構わない。
図16に示す例では、操作部52が可動範囲の中で右側に位置している。この状態では、第2の保護板42が開放可能である。図16に示す状態では非常用ブレーカ82がオフの状態となる位置にハンドル87が位置している。また、操作部52は、非常用ブレーカ82のハンドル87がオフの状態となる位置からオンの状態となる位置に切り替えられるのを妨げるように位置している。このため、非常用ブレーカ82はオンの状態への移動が規制されるため、オフの状態が維持される。
図16に示す例では常用ブレーカ81がオフの状態であるが、実施形態の操作部52では、常用ブレーカ81を図16に示す状態からオンの状態にすることができる(図17参照)。なお、実施形態では、図17に示す状態としたら、常用ブレーカ81のハンドル86により操作部52が左方向に移動することを抑制する状態にできるため、第2の保護板42をロックすることができない状態とすることができる。別の視点から見ると、第2の保護板42をロックするためには、常用ブレーカ81がオフの状態であることが必要である構造ともいえる。
図18に示す例では、図16に示す状態から操作部52を左方向へ移動し、第2の保護板42をロック状態にした状況を示している。実施形態のインターロック機構50では、この状態にした場合、常用ブレーカ81はオンの状態への移動が規制されるため、オフの状態が維持される。なお、非常用ブレーカ82はオフの状態とすることも、オンの状態とすることも可能である。
しかしながら、図18に示す状態から非常用ブレーカ82をオンの状態とした場合(図19参照)、操作部52が右側へ移動することを非常用ブレーカ82のハンドル87が抑制する。具体的には、操作部52の右端部が非常用ブレーカ82のハンドル87に当接して、操作部52がそれ以上右方向へ移動することができない状態とすることができる。このようにすることで、第2の保護板42のロック状態を解除することができないようにすることができる。別の視点から見ると、第2の保護板42のロック状態を解除するためには、非常用ブレーカ82がオフの状態であることが必要である構造ともいえる。
なお、この例では、電気機器に、商用電源に接続される常用ブレーカ81と、非常用電源に接続される非常用ブレーカ82とを備えており、第2の保護部の開閉を制御するインターロック機構50は、非常用ブレーカ82が開状態のときに、第2の保護部を開放可能とするものである。このようにすれば、第2の保護部の保護を解除する際には非常用ブレーカ82が開いた状態とするステップを要することになり、安全性を高めることができる。
なお、この例では、実施形態のインターロック機構50は、第2の保護板42をロックする状態にしようとすると、常用ブレーカ81がオンの状態にできない。したがって、通常時はインターロック機構50を解除しておき、非常用ブレーカ82をオンにしなくてはならない場合に、第2の保護板42を開けない状態にするために使用すればよい。
上記例では、電気機器を常用ブレーカ81と非常用ブレーカ82の2つとしたが、通常状態で商用電源に接続する回路と、非常時に非常用電源に接続する回路を切り替えることができればよいため、電気機器に切替開閉器83を採用してもよい。
切替開閉器83は、第1端子と第2端子、共通端子の3つの端子を有するものであり、共通端子の接続先を第1端子と第2端子とで切り替えることができるものである。図20に示すことから理解されるように、例えば、第1端子に商用電源、第2端子に非常用電源、共通端子に負荷を接続して使用すればよい。この場合、通常時は、共通端子の接続先を第1端子にすることで、負荷へ商用電源が供給されるようにする。一方、停電等の非常時には、共通端子の接続先を第2端子にすることにより、負荷へ非常用電源が供給されるようにする。このようなことを可能とすることで、通常時と非常時とで電力の供給元を切り替えることができる。
図20に示す例では、第2端子にコネクタ20の電気機器側接続部21を接続している。非常時にコネクタ20のケーブル側接続部22へ非常用電源を接続することで、非常用電源から切替開閉器83へ電力が供給され、切替開閉器83から負荷へ電力を供給することができる。
以上、実施形態を例に挙げて本発明について説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、各種の態様とすることが可能である。例えば、保護板支持部材を変更する場合、保護板支持部材の配置を変更しても良いし、保護板支持部材を第1の保護板と第2の保護板の支持に共通利用するものとしても良いし、保護板支持部材の数を増減させてもよい。
1 電気機器収納用箱
11 筐体
12 扉
20 コネクタ
41 第1の保護板
42 第2の保護板
50 インターロック機構
81 常用ブレーカ
82 非常用ブレーカ
11 筐体
12 扉
20 コネクタ
41 第1の保護板
42 第2の保護板
50 インターロック機構
81 常用ブレーカ
82 非常用ブレーカ
Claims (4)
- 開口を備えた筐体と、筐体外から入線されたコネクタ部付きケーブルに接続させるコネクタと、を備えた電気機器収納用箱であって、
筐体内に、電気機器を開口側から覆うことが可能な第1の保護部と、コネクタのケーブル側接続部を開口側から覆うことが可能な第二の保護部と、を備えた電気機器収納用箱。 - 筐体の前面を覆う扉を備え、
第2の保護部を構成する第2の保護板を第1の保護部を構成する第1の保護板よりも扉側に設け、
第2の保護板の一部を第1の保護板に重なるように設けたことを特徴とする請求項1に記載の電気機器収納用箱。 - 電気機器の開閉状態に応じて、第2の保護部の開閉を制御するインターロック機構を設け、
インターロック機構は、電気機器が開状態のときに、第2の保護部を開放可能とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気機器収納用箱。 - 電気機器に、商用電源に接続される常用ブレーカと、非常用電源に接続される非常用ブレーカと、を備え、
第2の保護部の開閉を制御するインターロック機構は、非常用ブレーカが開状態のときに、第2の保護部を開放可能とすることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の電気機器収納用箱。
Priority Applications (1)
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JP2021091306A JP2022183816A (ja) | 2021-05-31 | 2021-05-31 | 電気機器収納用箱 |
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Legal Events
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