JP2022182048A - 容器 - Google Patents

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JP2022182048A
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康輔 江口
Kosuke Eguchi
裕貴 樫山
Yuki Kashiyama
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Abstract

【課題】ロック部がツメ式で構成される従来のものに比べて部品点数を削減させることができ、ロック部周辺の手入れ性を向上させることができ、または、消費電力が大きく増えることを抑制することができる容器を提供する。【解決手段】容器において、本体2と、蓋体3と、蓋体3の「閉状態」で蓋体3を本体2に固定するロック部5とを備え、ロック部5は、本体2と蓋体3とのうちいずれか一方に設けられる被吸着体41と、本体2と蓋体3とのうちいずれか他方に設けられる磁気デバイス52と、を備え、磁気デバイス52は、磁力によって被吸着体51を吸着可能とするものであって、蓋体3の「閉状態」において吸着ONとして被吸着体51を吸着して蓋体3を本体2に固定し、または、吸着OFFとして蓋体3の「閉状態」において吸着した被吸着体51を離脱させて本体2に固定された蓋体3を開放するものとする。【選択図】図2

Description

本発明は、本体と蓋体とを備える容器の技術に関する。
従来、本体と、蓋体と、蓋体が閉じた状態で蓋体を本体に固定するロック部と、を備える、容器に関する技術は、公知となっている(特許文献1参照)。前記容器は炊飯器であり、本体は内部に内釜を収容するための空間が形成され、蓋体は本体の上方に配置され本体の内部に形成された内釜の収容空間を封止可能に構成される。また、前記容器では、ロック部が、本体と蓋体とのうちいずれか一方に設けられる爪部、本体と蓋体とのうちいずれか他方に設けられて爪部が係止される受け部、解除スイッチ等を備える所謂「ツメ式」のもので構成される。
また、前記容器(炊飯器)のロック部が、磁性部、鉄心、コイル、電磁石等を備えるものが公知となっている(特許文献2参照)。前記容器では、前記コイルに通電して励磁して鉄心により磁性部を吸引し、蓋体を本体に固定する。
特開2021-69650号公報 特開2010-263935号公報
しかしながら、前記「ツメ式」のロック部を備える容器では、ロック部を構成する部品点数が多くなり、または、ロック部が配置される部分に凹凸が多くロック部周辺の手入れが煩雑なものとなるという問題があった。また、前記電磁石等で構成されるロック部を備える容器では、吸着ON状態では常時通電することを要し、消費電力が大きくなるという問題があった。
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、ロック部がツメ式で構成される従来のものに比べて部品点数を削減させることができ、ロック部周辺の手入れ性を向上させることができ、または、消費電力が大きく増えることを抑制することができる容器を提供することを課題とする。
本発明に係る容器は、本体と、前記本体の内部の収容空間を封止可能に構成される蓋体と、前記蓋体が閉じた状態で前記蓋体を前記本体に固定するロック部と、を備え、前記ロック部は、前記本体と前記蓋体とのうちいずれか一方に設けられる被吸着体と、前記本体と前記蓋体とのうちいずれか他方に設けられる磁気デバイスと、を備え、前記磁気デバイスは、磁力によって前記被吸着体を吸着可能とするものであって、前記蓋体が閉じた状態において吸着ONとして前記被吸着体を吸着して前記蓋体を前記本体に固定し、または、吸着OFFとして前記蓋体が閉じた状態において吸着した前記被吸着体を離脱させて前記本体に固定された前記蓋体を開放し、前記磁気デバイスにおける吸着ON/OFF状態の切り替え動作は、吸着ON/OFF状態を切り替える際に前記磁気デバイスに通電することによって行われるものである。
本発明によれば、被吸着体と磁気デバイスとのロック部の構成で蓋体が閉じた状態で蓋体を本体に固定することができる。このため、ロック部がツメ式で構成される従来のものに比べて、部品点数を削減することができ、または、ロック部周辺の手入れ性を向上させることができる。また、本発明によれば、無通電状態でも吸着ON状態とされる。このため、吸着ON/OFF状態の切り替え動作の際に電力を消費するものの、ロック部によって蓋体が本体に固定された状態においては電力を消費しない。したがって、ロック部が被吸着体と磁気デバイスとを備える構成であっても消費電力が大きく増えることを抑制することができる。
本発明において、前記磁気デバイスにおける吸着ON/OFF状態の切り替え動作は、吸着ON/OFF状態を切り替える際に前記磁気デバイスに瞬間的に通電することによって行われるものとすると好適である。
本構成によれば、吸着ON/OFF状態を切り替える際に通電が行われることによる容器への負荷を低減することができる。
本発明において、前記蓋体の開閉状態を検知する蓋開閉検知部を備え、前記蓋体が閉じた状態を前記蓋開閉検知部が検知したとき、吸着OFF状態の前記磁気デバイスに通電させて吸着ONとして前記被吸着体を吸着させて、前記ロック部によって前記蓋体を前記本体に固定するものとすると好適である。
本構成によれば、蓋体の「開状態」から「閉状態」となることを自動的に検知して蓋体を本体に自動的に固定することができる。このため、蓋体の「閉状態」において蓋体を本体に固定する動作を容易に行うことができる。
本発明において、人が容器に近づいたことを検知する人検知部を備え、人が容器に近づいたことを前記人検知部が検知したとき、吸着ON状態の前記磁気デバイスに通電させて吸着OFFとして前記磁気デバイスに吸着された前記被吸着体を離脱させて、前記ロック部によって前記本体に固定された前記蓋体を開放するものとすると好適である。
本構成によれば、人が容器に近づいたことを人検知部が検知することで吸着ON状態の磁気デバイスに自動的に通電させて自動的に吸着OFFとして磁気デバイスに吸着された被吸着体を離脱させてロック部によって本体に固定された蓋体を自動的に開放することができる。このため、本体に固定された蓋体を開放する動作を容易に行うことができる。
本発明において、通電操作手段を備え、前記通電操作手段は、操作されることによって前記磁気デバイスにおける吸着ON/OFF状態の切り替え動作を行うものとすると好適である。
本構成によれば、通電操作手段がマニュアルで操作されることで、より確実に、ロック部によって蓋体を本体に固定することができ、または、ロック部によって本体に固定された蓋体を開放することができる。
本発明に係る容器の実施形態である炊飯器を示す斜視図。 同じく炊飯器の蓋体が本体に対して開いた状態を示す斜視図。 同じく炊飯器の内蓋が蓋体から取り外された状態を示す斜視図。 同じく炊飯器の制御ブロック図。 同じく炊飯器の蓋体が本体に対して開いた状態を示す斜視図。
〔炊飯器の全体構成〕
図1から図2に示す炊飯器1は、本発明に係る容器の一実施形態であり、本体2と蓋体3を備える。なお、説明の便宜上、炊飯器1に対して、図1から図2に示した矢印のように、前後方向、左右方向、および上下方向を規定している。もっとも、図1から図2に示した、前後方向、左右方向、および上下方向については、本発明に係る容器の前後方向、左右方向、および上下方向を限定するものではない。また、以下の説明における、前、後、左、右、上、下等の記載は、炊飯器1を構成する各部が、炊飯器1が使用される際の所定位置に組み付けられている状態を基準として向きを表している。
図1から図2に示すように、本体2は、炊飯器1の外殻の一部を構成し、蓋体3の下方に配置される。本体2は、内部に内釜6を収容するための空間が形成される。蓋体3は、炊飯器1の外殻の一部を構成し、本体2の上方に配置される。蓋体3は、本体2の内部に形成された内釜6の収容空間を封止可能に構成される。蓋体3は、ヒンジ4を介して本体2に連結され、本体2に対しての回動可能に構成される。
図1に示すように、蓋体3が閉じて本体2に対する回動角度が0°のとき(蓋体3の下面が本体2の上面に当接して本体2の内部に形成された内釜6の収容空間を蓋体3で封止しているとき)の状態を、蓋体3の「閉状態」とする。図2に示すように、蓋体3が開いているとき(蓋体3の下面が本体2の上面に当接せず、本体2の内部に形成された内釜6の収容空間を蓋体3で封止していないとき)の状態を、蓋体3の「開状態」とする。蓋体3の「開状態」であって、炊飯器1の仕様上における蓋体3が最も開いているときの状態を、蓋体3の「全開状態」とする。
ヒンジ4はバネ部材(不図示)を備え、前記バネ部材は本体2に対して蓋体3が開く方向に付勢する。バネ部材の付勢力に反してユーザーによって「開状態」(または「全開状態」)から閉じる方向に蓋体3を回動させることができ、または、ユーザーが蓋体3から手を離した状態ではバネ部材の付勢力によって蓋体3が「全開状態」まで回動する。
図2に示すように、炊飯器1は、ロック部5を備える。ロック部5は、蓋体3が閉じた状態(蓋体3の「閉状態」)で、蓋体3を本体2に固定(ロック)する。
本発明に係る容器は、ヒンジを備えず、本体と蓋体が連結されない構成であっても良いものとする。また、本発明に係る容器は、炊飯器であることに限定されず、本体の内部の収容空間を蓋体によって封止可能に構成される容器であれば良いものとする。本発明に係る容器として、例えば、本体と蓋体とを備える保温ジャー、本体と蓋体とを備えるケトル、本体と蓋体とを備えるポット、本体と蓋体とを備える弁当箱、本体と蓋体とを備えるランチジャー、および、本体と蓋体とを備えるマルチクッカー、等が挙げられる。
図1から図4に示すように、炊飯器1は、内釜6と、内蓋7と、制御部10と、電源部11と、加熱部12と、表示部13と、操作部14と、報知部15と、を備える。内釜6は、炊飯器1における炊飯するための空間の一部を構成し、本体2に収容された状態で使用される。内蓋7は、蓋体3の下面(炊飯器1の炊飯時に内部に位置する側の面)に配置される。内蓋7は、蓋体3に着脱可能に構成される。
制御部10は、例えば、本体2の内部に設けられる。制御部10は、炊飯器1(ロック部5、電源部11、加熱部12、表示部13、操作部14、および報知部15等)の各種の動作を制御する。図4に示すように、制御部10は、ロック部5、電源部11、加熱部12、表示部13、操作部14、および報知部15等に電気的に接続される。制御部10は、本体2の内部に設けられることに限定されず、蓋体3の内部に設けられても良く、または、本体2と蓋体3とにそれぞれ設けられても良いものとする。
電源部11は、本体2の内部に設けられる。電源部11は、制御部10に電力を供給して、制御部10から炊飯器1の各部(ロック部5、加熱部12、表示部13、操作部14、および報知部15等)に対し、各種の動作を行うための電力を供給する。電源部11は、炊飯器1のコンセントケーブル(不図示)を介してコンセントから供給される電力を、炊飯器1の各部に応じた所定の出力電力に変換する。また、電源部11は、電力を蓄電可能に構成される。
加熱部12は、本体2における内釜6を収容するための空間の一部および蓋体3の一部を構成するヒータであり、内釜6を加熱する。加熱部12は、制御部10に予め設定されているプログラム等に応じて炊飯や保温等のための動作を行う。
図1に示すように、表示部13は、蓋体3の上面に配置される。表示部13は、炊飯器1の状態に関する各種の情報を表示する。表示部13は、例えば、時間に関する情報、炊飯動作に関する状態、操作部14によって設定された情報、または炊飯器1の異常状態に関する情報等を表示可能に構成される。表示部13が表示する情報は、このようなものに限定されず、例えば内蓋7の着脱状態に関する情報等を表示しても良く、仕様や用途等に応じて適宜選択または設定される。表示部13は、例えば、液晶表示装置で構成される。表示部13は、液晶表示装置で構成されることに限定されず、例えば、有機EL(Electro Luminescence)表示装置等のように、他の表示装置で構成されても良いものとする。
図1に示すように、操作部14は、蓋体3の表示部13の近傍に配置される。操作部14は、ユーザーによって操作されて、炊飯器1に各種の動作を行わせ、炊飯器1の各種の設定等を行うものである。例えば、ユーザーによって操作部14が操作されることによって、炊飯器1の炊飯モードが選択され、そのとき、前記選択された炊飯モードが表示部13に表示される。操作部14は、ユーザーによって操作されることによって、ロック部5によって「開状態」で蓋体3が本体2に固定された状態とし、または、ロック部5によって「開状態」で蓋体3が本体2に固定された状態を解除する。操作部14は、複数個の機械式スイッチで構成される。なお、操作部14は、機械式スイッチで構成されることに限定されず、例えば、タッチパネルで構成されても良く、または、表示部13と一体的に構成されても良いものとする。操作部14は、本体2に配置されても良く、または、本体2と蓋体3とにそれぞれ配置されても良いものとする。
報知部15は、本体2または蓋体3に設けられる。報知部15は、炊飯器1の状態に関する各種の情報を報知する。報知部15は、スピーカで構成されることに限定されず、例えば、ランプで構成されてもよく、または、スピーカとランプとで構成されても良いものとする。報知部15は、本体2に配置されても良く、または、本体2と蓋体3とにそれぞれ配置されても良いものとする。
〔ロック部〕
図2に示すように、ロック部5は、左右一対の被吸着体51・51と、左右一対の磁気デバイス52・52と、を備える。被吸着体51は、磁性を帯びる素材で構成されて、磁気デバイス52と当接または近接したときに磁力によって磁気デバイス52に吸着可能とされる。被吸着体51は、鉄を主たる成分とする板状の部材で構成される。一対の被吸着体51・51は、蓋体3の前端部下面の左部と右部にそれぞれ配置される。なお、被吸着体51は、鉄を主たる成分とする板状の部材で構成されることに限定されず、鉄以外の成分を主たる成分とするもので構成されても良く、または、板状以外に構成されても良いものとする。また、被吸着体51は、蓋体3の前端部下面の左右に配置されることに限定されず、例えば、蓋体3の後端部の下面に一個配置されても良く(図5参照)、または、蓋体3の下面縁部全体に亘って配置されても良く、炊飯器1(容器)の仕様に応じて適宜配置される。
磁気デバイス52は、被吸着体51と当接または近接したときに磁力によって被吸着体51を吸着可能とされる。図4に示すように、磁気デバイス52は、制御部10と電気的に接続されて、ユーザーによって操作部14が操作されることによって制御部10を介してその動作が制御される。電源部11は、制御部10に電力を供給し、制御部10から磁気デバイス52に電力を供給する。図2に示すように、磁気デバイス52は、略円柱状に構成される。一対の磁気デバイス52・52は、本体2の前端部上面の左部と右部にそれぞれ配置される。一対の磁気デバイス52・52は、蓋体3の「閉状態」において、一対の被吸着体51・51と一致する位置(当接する位置)に配置される。なお、磁気デバイス52は、本体2の前端部の上面の左右に配置されることに限定されず、蓋体3の「閉状態」において被吸着体51と一致する位置に配置されていれば良く、炊飯器1(容器)の仕様に応じて適宜配置される。
磁気デバイス52は、吸着ON状態のときに、磁気デバイス52から発生する磁力によって被吸着体51を吸着可能に構成される。また、磁気デバイス52は、吸着OFF状態のときに、磁気デバイス52から磁力が発生せず前記吸着された被吸着体51を脱離可能(被吸着体51を吸着不可)に構成される。磁気デバイス52は、蓋体3の「閉状態」において、吸着ONとして被吸着体51を吸着して蓋体3を本体2に固定する。磁気デバイス52は、吸着OFFとして前記蓋体3の「閉状態」において吸着された被吸着体51を離脱させて、本体2に固定された蓋体3を開放する。
なお、被吸着体51が本体2に設けられて、磁気デバイス52が蓋体3に設けられる構成であっても良いものとする。即ち、被吸着体51は本体2と蓋体3とのうちいずれか一方に設けられ、磁気デバイス52は本体2と蓋体3とのうちいずれか他方に設けられる。
このように、蓋体3が閉じた状態において吸着ONとして被吸着体51を吸着して蓋体3を本体2に固定し、または、吸着OFFとして前記蓋体3が閉じた状態において吸着した被吸着体51を離脱させて本体2に固定された蓋体3を開放することから、被吸着体51と磁気デバイス52とのロック部5の構成で蓋体3の「閉状態」で蓋体3を本体2に固定することができる。このため、ロック部がツメ式で構成される従来のものに比べて部品点数を削減することができる。またこのため、ロック部5が配置される部分に凹凸が少なくロック5部周辺の手入れ性を向上させることができる。またこのため、ロック部5が配置される部分に凹凸が少なく本体2の上縁部や蓋体3の下縁部等の構造が比較的簡便なものとされることから本体2の上縁部や蓋体3の下縁部等のデザイン性の向上を図ることができる。
磁気デバイス52は、ユーザーによって操作部14が操作されることによって、吸着ON/OFF状態の切り替えが可能に構成される。磁気デバイス52は、例えば、保磁力が比較的小さい磁石と、保磁力が比較的大きい希土類磁石と、ソレノイド状のコイルと、ヨークと、を備えて構成される。このように磁気デバイス52が構成されるとき、磁気デバイス52における吸着ON/OFF状態の切り替え動作は、吸着ON/OFF状態を切り替える際に電源部11から供給される電力によってコイルに通電して保磁力が比較的小さい磁石の着磁方向を切替えることによって行われる。即ち、磁気デバイス52は、吸着ON/OFF状態の切り替え動作時にのみ通電(コイルに通電)されるものであって、無通電状態でも吸着ON状態とされ、または、無通電状態でも吸着OFF状態とされる。なお、磁気デバイス52は、このように構成されることに限定されず、「磁力によって被吸着体51を吸着可能とするものであって、蓋体3が閉じた状態において吸着ONとして被吸着体51を吸着して蓋体3を本体2に固定し、または、吸着OFFとして前記蓋体3が閉じた状態において吸着した被吸着体51を離脱させて本体2に固定された蓋体3を開放し、吸着ON/OFF状態を切り替える際に通電することによって磁気デバイス52における吸着ON/OFF状態の切り替え動作が行われるもの」であれば、他の構成であっても良いものとする。
このように、磁気デバイス52における吸着ON/OFF状態の切り替え動作は、吸着ON/OFF状態を切り替える際に磁気デバイスに通電されることによって行われることから、無通電状態でも吸着ON状態とされ、または、無通電状態でも吸着OFF状態とされる。このため、吸着ON/OFF状態の切り替え動作の際に電力を消費するものの、ロック部5によって蓋体3が本体2に固定された状態においては電力を消費せず、または、ロック部5によって蓋体3が本体2に固定されない状態においては電力を消費しない。したがって、ロック部5が被吸着体51と磁気デバイス52とを備える構成であって炊飯器1(容器)の消費電力が大きく増えることを抑制することができる。またこのため、仮に意図せずに(例えば停電等によって)磁気デバイス52に電力が供給されない状態となった場合においても、吸着ON状態のときにはロック部5によって蓋体3が本体2に固定された状態のままとなり、意図せずに吸着OFF状態となることを防止することができる。またこのため、仮に意図せずに(例えば停電等によって)磁気デバイス52に電力が供給されない状態となった場合においても、吸着OFF状態のときにはロック部5によって蓋体3が本体2に固定されない状態のままとなり、意図せずに吸着ON状態となることを防止することができる。
磁気デバイス52における吸着ON/OFF状態の切り替え動作は、磁気デバイス52に瞬間的に(0.1秒程度)通電することによって行われる。このため、磁気デバイス52における吸着ON/OFF状態の切り替え動作が、瞬間的に磁気デバイス52に通電されることによって行われるものではなく比較的長時間(例えば数秒程度)磁気デバイス52に通電されるものと比べて、前記通電が行われることによる炊飯器1(本体2)への負荷を低減することができる。なお、前記通電が行われることによる炊飯器1(本体2)への負荷を低減するにあたって、吸着ON/OFF状態の切り替え動作の際の磁気デバイス52への通電は、1秒未満(瞬間的)であることが好ましい。前記通電が行われることによる炊飯器1(本体2)への負荷をさらに低減するにあたって、吸着ON/OFF状態の切り替え動作の際の磁気デバイス52への通電は、さらに短い時間(例えば0.3秒未満)であることが好ましい。
図2に示すように、被吸着体51の下面と蓋体3の前端部下面とが概ね面一に構成されて、被吸着体51と、蓋体3における被吸着体51が配置される部分の周辺と、が概ねフラットに(凹凸が無いように)構成される。また、磁気デバイス52の上面と本体2の前端部上面とが概ね面一に構成されて、磁気デバイス52と、本体2における磁気デバイス52が配置される部分の周辺と、が概ねフラットに(凹凸が無いように)構成される。このため、ロック部5が配置される部分を概ねフラットに構成してロック5部周辺の手入れ性を向上させることができる。またこのため、ロック部5が配置される部分に凹凸が少なく本体2の上縁部や蓋体3の下縁部等の構造が比較的簡便なものとされることから本体2の上縁部や蓋体3の下縁部等のデザイン性の向上を図ることができる。
〔蓋開閉検知部〕
図4に示すように、炊飯器1は、蓋開閉検知部20を備える。蓋開閉検知部20は、蓋体3の開閉状態を検知する。蓋開閉検知部20は、制御部10と電気的に接続されて、ユーザーによって操作部14が操作されることによって制御部10を介してその動作が制御される。電源部11は、蓋開閉検知部20に電力を供給する。蓋開閉検知部20は、蓋体3が「開状態」から閉じる方向に回動して「閉状態」となったこと検知する。蓋開閉検知部20は、本体2に対する蓋体3の回動角度が0°のときに蓋体3が「閉状態」として検知する設定とされる。蓋開閉検知部20は、透過センサで構成され、本体2の上端部に設けられて、「開状態」から閉じる方向に回動して蓋体3が「閉状態」となったことを検知する。蓋開閉検知部20は、透過センサであること限定されず、蓋体3の開閉状態を検知するもの、また本体2に対して蓋体3が近接したことや蓋体3が本体2に当接して「閉状態」となったことを検知するもの等であれば、例えば、光センサや磁気センサ等の他のセンサであっても良いものとする。
蓋開閉検知部20は、蓋体3が「閉状態」となったことを検知したとき、蓋体3が「閉状態」となったことに関する情報を制御部10に送信する。制御部10は、蓋体3が「閉状態」となったことに関する情報を蓋開閉検知部20から受信すると、吸着OFF状態の磁気デバイス52に通電させて吸着ONとして被吸着体51を吸着させる。このようにして、磁気デバイス52(ロック部5)によって蓋体3を本体2に固定する。
このように、蓋開閉検知部20が蓋体3の「閉状態」を検知したとき、吸着OFF状態の磁気デバイス52に通電させて吸着ONとして被吸着体51を吸着させて磁気デバイス52(ロック部5)によって蓋体3を本体2に固定することから、蓋体3の「開状態」から「閉状態」となることを自動的に検知して、蓋体3を本体2に自動的に固定することができる。このため、蓋体3の「閉状態」においてより確実に蓋体3を本体2に固定することができる。
蓋開閉検知部20は、炊飯器1(容器)の仕様や用途等に応じて、蓋体3の開閉角度が0°以外の角度(適宜設定された角度)であることを検知したときに、その旨に関する情報を制御部10に送信する構成としても良いものとする。例えば、蓋開閉検知部20は、本体2に対する蓋体3の回動角度が0°よりも若干大きい角度(例えば、本体2に対する蓋体3の回動角度が0°から3°等)のときに蓋体3が「閉状態」となったことを検知する設定とする。そして、本体2に対する蓋体3の回動角度が0°よりも若干大きい角度において蓋開閉検知部20が蓋体3の「閉状態」を検知して、吸着OFF状態の磁気デバイス52に通電させて吸着ONとされる。
このように構成することによって、例えば、ユーザーが本体2に対して蓋体3の回動角度を0°まで回動させなくても蓋体3を本体2に自動的に固定することができ、蓋体3を本体2に固定するユーザーの動作を比較的容易に行うことができる。さらに、蓋体3の開閉角度が適宜設定された角度であることを蓋開閉検知部20が検知したときにその旨に関する情報を制御部10に送信する構成とすることで、磁気デバイス52に通電させて吸着ONとするタイミングを炊飯器1(容器)の仕様や用途等に適したものとすることができる。
蓋開閉検知部20の動作のON/OFFの切り替えについては、ユーザーによって操作部14が操作されることで設定される。なお、蓋開閉検知部20の動作のON/OFFの切り替え設定を行えず、炊飯器1の電源がON状態のときには、蓋開閉検知部20の動作が常にONとされる構成であっても良いものとする。また、炊飯器1が蓋開閉検知部20を備えない構成とすることもできる。
〔人検知部〕
図4に示すように、炊飯器1は、人検知部21を備える。人検知部21は、炊飯器1に人が近づいたこと、または、人が炊飯器1に振れたこと等を検知する。例えば、人検知部21は人の手等の体の一部が蓋体3に5cm程度近接したことを検知する。人検知部21は、制御部10と電気的に接続される。電源部11は、人検知部21に電力を供給する。人検知部21は、モーションセンサや人感センサ等で構成される。人検知部21は、蓋体3に設けられる。人検知部21は本体2に設けられる構成であっても良いものとする。
人検知部21は、人が炊飯器1に近づいたことを検知したとき、人が炊飯器1に近づいたことに関する情報を制御部10に送信する。制御部10は、人が炊飯器1に近づいたことに関する情報を人検知部21から受信すると、吸着OFF状態または吸着ON状態の磁気デバイス52へ通電させる。
吸着ON状態において人検知部21によって人が炊飯器1に近づいたことを検知されると、制御部10は吸着ON状態の磁気デバイス52に通電させて吸着OFFとして磁気デバイス52に吸着された被吸着体51を離脱させる。このようにして、磁気デバイス52(ロック部5)によって本体2に固定された蓋体3を開放する。このように人検知部21を備えることから、人が炊飯器1に近づいたことを人検知部21が検知することで吸着ON状態の磁気デバイス52に自動的に通電させて自動的に吸着OFFとして磁気デバイス52に吸着された被吸着体51を離脱させて磁気デバイス52(ロック部5)によって本体2に固定された蓋体3を自動的に開放することができる。このため、本体2に固定された蓋体3を開放する動作を容易に行うことができる。
炊飯器1以外の外力によって蓋体3が「閉状態」とされ、且つ、吸着OFF状態において人検知部21によって人が炊飯器1に近づいたことが検知されると、制御部10は吸着OFF状態の磁気デバイス52に通電させて吸着ONとして被吸着体51を吸着させる。例えば、ユーザーによって蓋体3が「開状態」から「閉状態」とされ、且つ、人検知部21によって人が検知されると、制御部10が磁気デバイス52に通電させて吸着ONとして被吸着体51を吸着させる。このようにして、磁気デバイス52(ロック部5)によって蓋体3を本体2に固定する。蓋体3が「閉状態」において人が炊飯器1に近づいたことを人検知部21が検知することで、吸着OFF状態の磁気デバイス52に自動的に通電させて自動的に吸着ONとして被吸着体51を吸着させて磁気デバイス52(ロック部5)によって蓋体3を本体2に自動的に固定することができる。このため、蓋体3を本体2に固定する動作を容易に行うことができる。
なお、人検知部21によって人が炊飯器1に近づいたことを検知して制御部10が磁気デバイス52に通電させて吸着ONとさせるにあたって、蓋体3が「閉状態」(蓋体3の開閉角度が0°)であることに限定されるものではない。即ち、炊飯器1(容器)の仕様や用途等に応じて、蓋体3の開閉角度が0°以外の角度(適宜設定された角度)において、人検知部21によって人が炊飯器1に近づいたことを検知されると制御部10が磁気デバイス52に通電させて吸着ONとして、被吸着体51を離れた状態から引き寄せて吸着させる構成とすることもできる。
このとき、被吸着体51から磁気デバイス52の距離が所定の距離以上の場合(例えば、人検知部21によって人が炊飯器1に近づいたことを検知して吸着ONとしても磁気デバイス52が被吸着体51を吸着できないような距離、または、被吸着体51と磁気デバイス52との間に異物が容易に入り込んでしまうような距離等の場合)には、吸着OFF状態において人検知部21によって人が炊飯器1に近づいたことを検知されても吸着ONとならない構成とすることもできる。また、本体2に対する蓋体3の回動角度が所定の角度(人検知部21によって人が炊飯器1に近づいたことを検知して吸着ONとしても磁気デバイス52が被吸着体51を吸着できない位置となる蓋体3の回動角度、または、被吸着体51と磁気デバイス52との間に異物が容易に入り込んでしまうような蓋体3の回動角度)以上にあるときには、吸着OFF状態において人検知部21によって人が炊飯器1に近づいたことを検知されても吸着ONとならない構成とすることもできる。このように構成することによって、磁気デバイス52への無駄な通電による消費電力を低減することができる。またこのように構成することによって、被吸着体51と磁気デバイス52との間に異物が挟まることや、被吸着体51と磁気デバイス52との間に入り込んだ異物を磁気デバイス52が吸着すること等を防止することができる。
また、人検知部21によって人が炊飯器1に近づいたことを検知して制御部10が磁気デバイス52に通電させて吸着ONとさせるにあたって、炊飯器1以外の外力によって蓋体3が「閉状態」とされることに限定されるものではない。例えば、ヒンジのバネ部材等の付勢力によって蓋体3が本体2に対して閉じる方向に付勢されて蓋体3が「閉状態」とされる構成であっても良く、または、自重によって蓋体3が「閉状態」とされる構成であっても良いものとする。
人検知部21の動作のON/OFFの切り替えについては、ユーザーによって操作部14が操作されることで設定される。なお、人検知部21の動作のON/OFFの切り替え設定を行えず、炊飯器1の電源がON状態のときには、人検知部21の動作が常にONとされる構成であっても良いものとする。また、炊飯器1が人検知部21を備えない構成とすることもできる。人検知部21は、磁気デバイス52が吸着OFF状態のときのみまたは吸着ON状態のときのみ動作ONとされる構成としても良ものとする。
制御部10は、人検知部21が検知した人のうち予め設定される人のみについて、人が炊飯器1に近づいたことに関する情報として処理し、吸着OFF状態または吸着ON状態の磁気デバイス52へ通電させる構成としても良いものとする。
人が炊飯器1に近づいたことを人検知部21が検知するときの炊飯器1と人との距離については、炊飯器1(容器)の仕様や用途等に応じて適宜設定することができる構成としても良いものとする。また、人が炊飯器1に近づいてから人検知部21が検知するまでの時間、または、人が炊飯器1に近づいてから人が近づいた旨を制御部10に送信するまでの時間等については、炊飯器1(容器)の仕様や用途等に応じて適宜設定することができる構成としても良いものとする。
〔通電操作手段〕
図4に示すように、操作部14は、通電操作手段14aを備える。通電操作手段14aは、機械式スイッチで構成される。通電操作手段14aは、ユーザーによって操作されることによって、吸着OFF状態または吸着ON状態の磁気デバイス52へ通電させて、磁気デバイスにおける吸着ON/OFF状態の切り替え動作を行わせる。
吸着ON状態において通電操作手段14aがユーザーによって操作されると、制御部10は吸着ON状態の磁気デバイス52に通電させて吸着OFFとして磁気デバイス52に吸着された被吸着体51を離脱させる。このようにして、磁気デバイス52(ロック部5)によって本体2に固定された蓋体3を開放する。このように操作部14が通電操作手段14aを備えることから、通電操作手段14aがユーザーによってマニュアルで操作されることで吸着ON状態の磁気デバイス52に通電させて吸着OFFとして磁気デバイス52に吸着された被吸着体51を離脱させて磁気デバイス52(ロック部5)によって本体2に固定された蓋体3を開放することができる。
炊飯器1以外の外力によって(例えば、ユーザーによって操作されて)蓋体3が「閉状態」とされ、吸着OFF状態において通電操作手段14aがユーザーによって操作されると、制御部10は吸着OFF状態の磁気デバイス52に通電させて吸着ONとして被吸着体51を吸着させる。このようにして、磁気デバイス52(ロック部5)によって蓋体3を本体2に固定する。このように操作部14が通電操作手段14aを備えることから、例えば、蓋開閉検知部20の動作がOFFとされていた場合や蓋開閉検知部20を備えない構成とした場合には、通電操作手段14aがユーザーによってマニュアルで操作されることで吸着OFF状態の磁気デバイス52に通電させて吸着ONとして被吸着体51を吸着させて磁気デバイス52(ロック部5)によって蓋体3を本体2に固定することができる。このように、通電操作手段14aがユーザーによってマニュアルで操作されることで、より確実に、ロック部5によって蓋体3を本体2に固定することができ、または、ロック部5によって本体2に固定された蓋体3を開放することができる。
なお、通電操作手段14aがユーザーによって操作されて制御部10が磁気デバイス52に通電させて吸着ONとさせるにあたって、蓋体3が「閉状態」(蓋体3の開閉角度が0°)であることに限定されるものではない。即ち、炊飯器1(容器)の仕様や用途等に応じて、蓋体3の開閉角度が0°以外の角度(適宜設定された角度)において、通電操作手段14aがユーザーによって操作されて制御部10が磁気デバイス52に通電させて吸着ONとして、被吸着体51を離れた状態から引き寄せて吸着させる構成とすることもできる。
このとき、被吸着体51から磁気デバイス52の距離が所定の距離以上の場合(例えば、通電操作手段14aが操作されて吸着ONとしても磁気デバイス52が被吸着体51を吸着できないような距離、または、被吸着体51と磁気デバイス52との間に異物が容易に入り込んでしまうような距離等の場合)には、吸着OFF状態において通電操作手段14aがユーザーによって操作されても吸着ONとならない構成とすることもできる。また、本体2に対する蓋体3の回動角度が所定の角度(通電操作手段14aが操作されて吸着ONとしても磁気デバイス52が被吸着体51を吸着できない位置となる蓋体3の回動角度、または、被吸着体51と磁気デバイス52との間に異物が容易に入り込んでしまうような蓋体3の回動角度)以上にあるときには、吸着OFF状態において通電操作手段14aがユーザーによって操作されても吸着ONとならない構成とすることもできる。このように構成することによって、磁気デバイス52への無駄な通電による消費電力を低減することができる。またこのように構成することによって、被吸着体51と磁気デバイス52との間に異物が挟まることや、被吸着体51と磁気デバイス52との間に入り込んだ異物を磁気デバイス52が吸着すること等を防止することができる。
〔通電禁止手段〕
図4に示すように、操作部14は、通電禁止手段14bを備える。通電禁止手段14bは、機械式スイッチで構成される。通電禁止手段14bは、ユーザーによって操作されることによって、吸着OFF状態または吸着ON状態の磁気デバイス52への通電を禁止する設定、または、前記磁気デバイス52への通電の禁止を解除する設定とされる。吸着OFF状態において通電禁止手段14bが磁気デバイス52への通電を禁止する設定の操作がされると、例えば、蓋開閉検知部20が蓋体3の「閉状態」を検知したときまたは通電操作手段14aが操作されたとき等であっても、制御部10は吸着OFF状態の磁気デバイス52に通電させず磁気デバイス52が吸着ONとならず、被吸着体51を吸着不可の状態のままとなる。このように構成することによって、ユーザーの意図に反して本体2に固定された蓋体3が固定されることを防止することができる。また、吸着ON状態において通電禁止手段14bが磁気デバイス52への通電を禁止する設定の操作がされると、例えば、通電操作手段14aが操作されたとき等であっても、制御部10は吸着ON状態の磁気デバイス52に通電させず磁気デバイス52が吸着OFFとならず、被吸着体51を吸着可能な状態のままとなる。このように構成することによって、例えばチャイルドロックとして使用すること等、ユーザーの意図に反して本体2に固定された蓋体3が開放されることを防止することができる。
なお、炊飯器1(容器)の仕様に応じて、通電禁止手段14bは、吸着OFF状態の磁気デバイス52へのみ通電を禁止する設定を行える構成としても良く、吸着ON状態の磁気デバイス52へのみ通電を禁止する設定を行える構成としても良く、吸着OFF状態の磁気デバイス52へのみ通電を禁止する設定か吸着ON状態の磁気デバイス52へのみ通電を禁止する設定かを選択可能な構成としても良いものとする。
通電操作手段14aまたは通電禁止手段14bは、機械式スイッチであることに限定されず、例えば、ユーザー音声によって操作される音声認識装置で構成されても良いものとする。通電操作手段14aが音声認識装置で構成される場合には、例えば「ロック」または「ロック解除」等によるユーザーの音声による指示を通電操作手段14aが認識して受け付けることによって、吸着OFF状態または吸着ON状態の磁気デバイス52へ通電させて、磁気デバイスにおける吸着ON/OFF状態の切り替え動作を行わせる。また、通電禁止手段14bが音声認識装置で構成される場合には、例えば「通電許可」または「通電禁止」等によるユーザーの音声による指示を通電禁止手段14bが認識して受け付けることによって、吸着OFF状態または吸着ON状態の磁気デバイス52への通電を禁止する設定、または、前記磁気デバイス52への通電の禁止を解除する設定とされる。通電操作手段14aまたは通電禁止手段14b音声認識装置で構成される場合には、予め設定される人の音声のみを受け付ける構成としても良いものとする。
〔補助電源部〕
図4に示すように、補助電源部16を備える。補助電源部16は、本体2の内部に収容される。補助電源部16は、炊飯器1の各部(ロック部5(磁気デバイス52)、制御部10、加熱部12、表示部13、操作部14、報知部15、蓋開閉検知部20、および人検知部21等)に対し、各種の動作を行うために電力を供給する。補助電源部16は、二次電池であり、コンセントケーブル(不図示)を介してコンセントから供給される電力を蓄電する。補助電源部16は、例えば、コンセントケーブルがコンセントに接続されていないとき、または、電源部11の不具合等により炊飯器1の各部に電力が供給されない状態のとき等に、炊飯器1の各部に電力を供給する。このように構成されることによって、例えば、電源部11の不具合により制御部10および磁気デバイス52に電力が供給されずにロック部5によって蓋体3が本体2に固定されたままの状態となっている場合には、補助電源部16から制御部10および磁気デバイス52に電力を供給することによって磁気デバイス52に通電して、ロック部5によって蓋体3が本体2に固定された状態を解除することができる。
補助電源部16は、電源部11から電力が供給されなくなったタイミングで自動的に炊飯器1の各部に電力の供給を開始する設定とされる。また、補助電源部16は、電源部11から電力が供給されなくなった状態で且つユーザーによって操作部14が操作されることによって炊飯器1の各部に電力の供給を開始する設定とすることもできる。なお、補助電源部16は、炊飯器1の各部のうち一部にのみ(例えば、制御部10および磁気デバイス52にのみ)電源を供給する構成としても良いものとする。また、補助電源部16は、二次電池に代えて一次電池で構成することもできる。
〔内蓋検知部〕
図2から図4に示すように、炊飯器1は、内蓋検知部22を備える。内蓋検知部22は、内蓋7が蓋体3に取り付けられていることを検知する。内蓋検知部22は、制御部10と電気的に接続される。内蓋検知部22は、機械式スイッチで構成され、本体2の上端縁部に配置される。内蓋検知部22は、蓋体3に内蓋7が取付けられた状態では、蓋体3が「開状態」から「閉状態」となったときに内蓋7(内蓋7の一部)によって押し込まれることによって、内蓋7が蓋体3に取り付けられていることを検知する構成とされる。内蓋検知部22は、蓋体3に内蓋7が取付けられていない状態では、蓋体3が「開状態」から「閉状態」となっても内蓋7によって押し込まれず、内蓋7が蓋体3に取り付けられていることを検知しない構成とされる。
内蓋検知部22は、内蓋7が蓋体3に取り付けられていることを内蓋検知部22が検知したとき、内蓋7が蓋体3に取り付けられていることを検知したことに関する情報を制御部10に送信する。制御部10は、内蓋7が蓋体3に取り付けられていることを検知したことに関する情報を内蓋検知部22から受信すると、磁気デバイス52(ロック部5)によって被吸着体51を吸着して蓋体3を本体2に固定することができる状態とする。制御部10は、例えば、磁気デバイス52の動作をON状態とすること、蓋開閉検知部20の動作をON状態とすること、人検知部21の動作をON状態とすること、または、通電操作手段14aによる磁気デバイス52への通電操作を受け付けた状態とすること等によって、「磁気デバイス52によって被吸着体51を吸着して蓋体3を本体2に固定することができる状態」とする。また、内蓋7が蓋体3に取り付けられていることを内蓋検知部22が検知せず、内蓋7が蓋体3に取り付けられていることを検知したことに関する情報を制御部10が受信していない状態では、制御部10は、磁気デバイス52(ロック部5)によって被吸着体51を吸着して蓋体3を本体2に固定することができない状態とする。制御部10は、例えば、磁気デバイス52の動作をOFF状態のままとすること、蓋開閉検知部20の動作をOFF状態のままとすること、人検知部21の動作をOFF状態のままとすること、または、通電操作手段14aによる磁気デバイス52への通電操作を受け付けない状態のままとすること等によって、「磁気デバイス52によって被吸着体51を吸着して蓋体3を本体2に固定することができない状態」とする。このように構成されることによって、内蓋7の蓋体3に取り付け漏れが生じることを防止することができる。
炊飯器1は、無線によって外部と通信可能に構成され、外部からの指示に基づいて各種の動作や設定等が可能な構成とされる。炊飯器1は、例えば、スマートフォン、携帯電話、またはリモコン等からの指示に基づいて各種の動作や設定等が可能な構成とされる。等炊飯器1は、例えば、磁気デバイス52に通電して吸着ON/吸着OFFさせる指示、蓋開閉検知部20への動作ON/OFFさせる指示、人検知部21への動作ON/OFFさせる指示、通電操作手段14aによる磁気デバイス52への通電操作の受付可否の指示、通電禁止手段14bによる磁気デバイス52への通電操作の受付可否の指示、または、内蓋検知部22への動作ON/OFFさせる指示等を受け付けて、これらの指示を基づいて動作や設定等が可能な構成とされる。このように構成することによって、例えば、遠隔地においても磁気デバイス52に通電して吸着ON/吸着OFFさせる指示等を行って、磁気デバイス52(ロック部5)によって蓋体3を本体2に固定させることができる。
1 炊飯器(容器)
2 本体
3 蓋体
4 ヒンジ
5 ロック部
6 内釜
7 内蓋
10 制御部
11 電源部
12 加熱部
13 表示部
14 操作部
14a 通電操作手段
14b 通電防止手段
15 報知部
16 補助電源部
20 蓋開閉検知部
21 人検知部
22 内蓋検知部
51 被吸着体
52 磁気デバイス

Claims (5)

  1. 本体と、
    前記本体の内部の収容空間を封止可能に構成される蓋体と、
    前記蓋体が閉じた状態で前記蓋体を前記本体に固定するロック部と、を備え、
    前記ロック部は、
    前記本体と前記蓋体とのうちいずれか一方に設けられる被吸着体と、
    前記本体と前記蓋体とのうちいずれか他方に設けられる磁気デバイスと、を備え、
    前記磁気デバイスは、磁力によって前記被吸着体を吸着可能とするものであって、前記蓋体が閉じた状態において吸着ONとして前記被吸着体を吸着して前記蓋体を前記本体に固定し、または、吸着OFFとして前記蓋体が閉じた状態において吸着した前記被吸着体を離脱させて前記本体に固定された前記蓋体を開放し、
    前記磁気デバイスにおける吸着ON/OFF状態の切り替え動作は、吸着ON/OFF状態を切り替える際に前記磁気デバイスに通電することによって行われる、
    容器。
  2. 前記磁気デバイスにおける吸着ON/OFF状態の切り替え動作は、吸着ON/OFF状態を切り替える際に前記磁気デバイスに瞬間的に通電することによって行われる、
    請求項1に記載の容器。
  3. 前記蓋体の開閉状態を検知する蓋開閉検知部を備え、
    前記蓋体が閉じた状態を前記蓋開閉検知部が検知したとき、吸着OFF状態の前記磁気デバイスに通電させて吸着ONとして前記被吸着体を吸着させて、前記ロック部によって前記蓋体を前記本体に固定する、
    請求項1または請求項2に記載の容器。
  4. 人が容器に近づいたことを検知する人検知部を備え、
    人が容器に近づいたことを前記人検知部が検知したとき、吸着ON状態の前記磁気デバイスに通電させて吸着OFFとして前記磁気デバイスに吸着された前記被吸着体を離脱させて、前記ロック部によって前記本体に固定された前記蓋体を開放する、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の容器。
  5. 通電操作手段を備え、
    前記通電操作手段は、操作されることによって前記磁気デバイスにおける吸着ON/OFF状態の切り替え動作を行う、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の容器。
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