JP2022180794A - Sheet material container - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、シート材容器に関する。 The present invention relates to sheet material containers.
内袋構成シート材により構成されており液剤を収容する収容領域を画定している内袋と、本体構成シート材により構成されており内袋を包囲している容器本体と、充填材が封入された充填部と、ポンプ及びディップチューブを有するディスペンサーと、を備えるシート材容器は、例えば、特許文献1に記載されている。 An inner bag, which is composed of an inner bag-constituting sheet material and defines a storage area for containing a liquid agent, a container body, which is composed of a main body-constituting sheet material and surrounds the inner bag, and a filler, are enclosed. A sheet material container with a filling part and a dispenser with a pump and a dip tube is described, for example, in US Pat.
ところで、シート材容器の製造に使用する樹脂材料を削減する観点から、ディップチューブを省略又は短くすることが考えられるが、この場合、液剤を最後まで使い切ることが困難となることが想定される。 By the way, from the viewpoint of reducing the resin material used for manufacturing the sheet material container, it is possible to omit or shorten the dip tube, but in this case, it is assumed that it will be difficult to use up the liquid agent to the end.
本発明は、ディップチューブを省略又は短くしたとしても、液剤を容易に最後まで使い切ることが可能なシート材容器に関する。 TECHNICAL FIELD The present invention relates to a sheet material container that can easily use up liquid medicine to the end even if a dip tube is omitted or shortened.
本発明は、内袋構成シート材により構成されており、液剤を収容する収容領域を画定している内袋と、本体構成シート材により構成されており、前記内袋を包囲している容器本体と、ディスペンサーと、を備えるシート材容器であって、前記本体構成シート材は、相互に積層された外側フィルム層と内側フィルム層とを有し、前記本体構成シート材は、前記外側フィルム層と前記内側フィルム層とが接合された本体シール部と、前記外側フィルム層と前記内側フィルム層とが部分的に非接合とされた非接合部と、を有するとともに、前記非接合部における前記外側フィルム層と前記内側フィルム層との層間に充填材が封入された充填部を有し、前記ディスペンサーは、前記収容領域内に配置されている吸引口と、前記収容領域の外部に配置されている吐出口と、を有し、吐出時に前記収容領域内の前記液剤を前記吸引口から吸引して前記吐出口から当該シート材容器の外部に吐出するように構成されており、前記吸引口よりも下方の位置に、前記内袋構成シート材において前記収容領域を画定している部分と前記内側フィルム層とが相互に接合された接合部を有するシート材容器に関する。 In the present invention, the container body is composed of an inner bag-constituting sheet material, and is composed of an inner bag defining a storage area for containing a liquid agent, and a main body-constituting sheet material, surrounding the inner bag. and a dispenser, wherein the body-constituting sheet material has an outer film layer and an inner film layer laminated to each other, and the body-constituting sheet material includes the outer film layer and the inner film layer. a body seal portion to which the inner film layer is bonded; and a non-bonded portion to which the outer film layer and the inner film layer are partially non-bonded, and the outer film at the non-bonded portion. The dispenser has a filling portion in which a filler is enclosed between the layer and the inner film layer, and the dispenser includes a suction port arranged within the accommodation area and a discharge outlet arranged outside the accommodation area. and an outlet, wherein the liquid agent in the storage area is sucked from the suction port and discharged from the discharge port to the outside of the sheet material container at the time of discharge, and is below the suction port. The sheet material container has, at the position of (1), a joint portion where the portion of the inner bag-constituting sheet material defining the accommodation area and the inner film layer are joined to each other.
本発明によれば、ディップチューブを省略又は短くしたとしても、液剤を容易に最後まで使い切ることが可能となる。 According to the present invention, even if the dip tube is omitted or shortened, it is possible to easily use up the liquid medicine to the end.
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は適宜に省略する。 Preferred embodiments of the present invention are described below with reference to the drawings. In addition, in all the drawings, the same constituent elements are denoted by the same reference numerals, and overlapping descriptions are appropriately omitted.
〔第1実施形態〕
先ず、図1から図15を用いて第1実施形態を説明する。
本実施形態に係るシート材容器100は、内袋構成シート材41により構成されており、液剤18を収容する収容領域17を画定している内袋40と、本体構成シート材21により構成されており、内袋40を包囲している容器本体20と、ディスペンサー70と、を備える。
本体構成シート材21は、相互に積層された外側フィルム層22と内側フィルム層23とを有する。
本体構成シート材21は、外側フィルム層22と内側フィルム層23とが接合された本体シール部26と、外側フィルム層22と内側フィルム層23とが部分的に非接合とされた非接合部24と、を有するとともに、非接合部24における外側フィルム層22と内側フィルム層23との層間に充填材が封入された充填部60を有する。
ディスペンサー70は、収容領域17内に配置されている吸引口70aと、収容領域17の外部に配置されている吐出口76と、を有する。
ディスペンサー70は、吐出時に収容領域17内の液剤18を吸引口70aから吸引して吐出口76から当該シート材容器100の外部に吐出するように構成されている。吸引口70aよりも下方の位置に、内袋構成シート材41において収容領域17を画定している部分と内側フィルム層23とが相互に接合された接合部27を有する。
[First Embodiment]
First, a first embodiment will be described with reference to FIGS. 1 to 15. FIG.
A
The body-constituting
The body-constituting
The
The
図1及び図2に示すように、充填部60に充填材が封入されていることにより、シート材容器100は自立可能となるとともに、容器本体20の構造的強度が確保されている。内袋40は、収容領域17に収容されている液剤18の減少に伴って潰れていくが、容器本体20は、図1等に示すように自立した形状を維持することができる。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
本実施形態によれば、内袋構成シート材41において収容領域17を画定している部分と、容器本体20(本体構成シート材21)が含む内側フィルム層23とは、吸引口70aよりも下方の接合部27によって互いに接合されている。これにより、内袋構成シート材41において収容領域17を画定している部分の一部分が容器本体20によって保持されている構成となるので、収容領域17に収容されている液剤18の減少に伴って、吸引口70aの近傍において内袋40が早期に潰れ切ってしまうことを抑制できる。これにより、収容領域17の内部に吸引口70aに至る流路98を確保した状態を、シート材容器100を使用する期間の最後まで維持できるので、ディップチューブ(延長部材)(不図示)を省略又は短くしたとしても、液剤18を良好に最後まで使い切ることができる(実質的に液剤18の全量を吐出させることができる)。
According to this embodiment, the portion of the inner bag-constituting
本発明において、液剤18の種類は、特に限定されない。液剤18としては、例えば、シャンプー、リンス、ボディーソープ、洗剤、漂白剤、柔軟剤、飲料、食品の他に、エンジンオイル、化学薬品などが挙げられる。
液剤18の粘度は、例えば30℃において好ましくは1mPa・s以上12万mPa・s以下(B型粘度計で測定。例えば東機産業社製ビスコメーターTV-10又はビスコメーターTVB-10等で測定)であり、より好ましくは1mPa・s以上6万mPa・s以下である。
In the present invention, the type of
The viscosity of the
充填部60に封入されている充填材は、流体(気体または液体)、固体(例えば粉粒体、樹脂ペレット等)または半固体(例えば発泡剤等)とすることができ、空気などの圧縮性流体であることが好ましい。
The filling material enclosed in the filling
本実施形態の場合、シート材容器100は、底部としての底部13(図2)を有しており、底部13が水平な載置面に載置された状態で自立可能となっている。
In the case of this embodiment, the
本実施形態において、シート材容器100の各構成要素の位置関係(上下関係等)の説明は、特に断りのない場合は、シート材容器100を図1及び図2のように自立させた状態での位置関係を説明したものである。ただし、これらの説明における位置関係は、シート材容器100の使用時や製造時の位置関係とは必ずしも一致しない。
また、シート材容器100の各構成要素の位置関係について、各図に示される位置関係を説明する場合もある。
シート材容器100の正面側(図2における紙面の奥側)を前方、シート材容器100の背面側(図2における紙面の手前側)を後方といい、シート材容器100の正面に向かって左側(図2における右側)を左方、シート材容器100の正面に向かって右側(図2における左側)を右方という。また、シート材容器100の左右方向を横幅方向という場合がある。
In the present embodiment, the positional relationship (vertical relationship, etc.) of each component of the
Further, regarding the positional relationship of each component of the
The front side of the sheet material container 100 (back side of the paper surface in FIG. 2) is called the front side, and the back side of the sheet material container 100 (the front side of the paper surface of FIG. 2) is called the rear side. The right side (the right side in FIG. 2) is referred to as the left side, and the right side (the left side in FIG. 2) as viewed from the front of the
本実施形態の場合、容器本体20は、胴部11と、胴部11の上側に配置されている天部14と、胴部11の下側に配置されている底部13と、を有する袋状に形成されている。ただし、本発明は、この例に限らず、容器本体20は、天部14を有していなくてもよく、また、底部13を有していなくてもよい。
容器本体20は、収容領域17(内袋40)を包囲している。容器本体20はシート材容器100の外殻を構成している。以下では、容器本体20の胴部11、天部14及び底部13のことを、シート材容器100の胴部11、天部14及び底部13と称する場合がある。
In the case of this embodiment, the
The
胴部11の正面形状は、特に限定されないが、本実施形態の場合、例えば、図2に示すように、横幅寸法が略一定の縦長形状となっており、胴部11の上縁は上方に向けて凸の弧状に形成されている。
図7に示すように、胴部11は、収容領域17を間に挟んで互いに対向している第1面状部20a(前側のパネル)及び第2面状部20b(後側のパネル)を有する。第1面状部20aは正面側に位置しており、第2面状部20bは背面側に位置している(図1及び図2も参照)。
第1面状部20aは、例えば、左右対称に形成されており、第2面状部20bも、例えば、左右対称に形成されている。また、第1面状部20aと第2面状部20bとは、例えば、充填部60の後述する面間接続部65を除き、前後対称に形成されている。
第1面状部20aは、前方に向けて凸に膨出しており、第2面状部20bは、後方に向けて凸に膨出している。
容器本体20は、本体構成シート材21(図3、図4参照)を折り曲げて当該本体構成シート材21の周縁部どうしを相互に接合(本実施形態の場合、内袋40を構成する内袋構成シート材41を介して相互に接合)することによって構成されている。
The front shape of the
As shown in FIG. 7, the
The first
The first
The
天部14の平面形状は、特に限定されないが、本実施形態の場合、天部14は、横幅方向における中央部から左方に向かうにつれて前後幅が縮小するとともに、横幅方向における中央部から右方に向かうにつれて前後幅が縮小する形状に形成されている。天部14は、例えば、横長の扁桃形状に形成されている。
The planar shape of the
容器本体20は、天部14の周縁に沿って配置されているマチ部周縁シール片45と、胴部11の左右の縁辺部に沿ってそれぞれ上下に延在している側部シール片46と、を備えている。マチ部周縁シール片45及び側部シール片46は、例えば、容器本体20の外方に向けて起立している。
The
マチ部周縁シール片45は、例えば、後述する面間接続部65が存在する部位を除き、天部14を周回状に取り囲んでいる。
マチ部周縁シール片45には、マチ部(天部14)と第1面状部20aとの境界に沿って配置されている第1面状部側シール片45aと、マチ部と第2面状部20bとの境界に沿って配置されている第2面状部側シール片45bと、が含まれている。
The gusset peripheral
The gusset peripheral
上述のように、シート材容器100は、収容領域17を画定している内袋40を備え、容器本体20は、内袋40を覆っている。
内袋40は、例えば、内袋構成シート材41の周縁部における一部分どうしを相互に接合することにより構成されている(図4参照)。すなわち、内袋構成シート材41を折り曲げて当該内袋構成シート材41の周縁部どうしを相互に接合することによって、袋状の内袋40が構成されている。内袋40は、当該内袋40の内部に収容領域17を有する。
As mentioned above, the
The
図7及び図11に示すように、本実施形態の場合、内袋40は、胴部(本実施形態の場合、第2胴部47)及び底部(本実施形態の場合、第2底部48)を有する。
胴部(第2胴部47)は、第1主面部40aと、収容領域17を間に挟んで第1主面部40aと対向している第2主面部40bと、を有する。一例として、第1主面部40aは、収容領域17を間に挟んで正面側に位置しており、第2主面部40bは背面側に位置している。
内袋40は、例えば、容器本体20と同一の形状に形成されている。より詳細には、容器本体20の胴部11の第1面状部20aは、内袋40の第2胴部47の第1主面部40aに沿って配置されていて、内袋40の第2胴部47の第1主面部40aを覆っている。
容器本体20の胴部11の第2面状部20bは、内袋40の第2胴部47の第2主面部40bに沿って配置されていて、内袋40の第2胴部47の第2主面部40bを覆っている。
As shown in FIGS. 7 and 11, in the case of the present embodiment, the
The trunk portion (second trunk portion 47) has a first
The
The second
本実施形態の場合、例えば、天部14を貫通して設けられているスパウト部材15を備えており、ディスペンサー70は、スパウト部材15に装着(例えば着脱可能に装着)されている。
より詳細には、スパウト部材15は、例えば、図2及び図3に示すように、液剤18を通過させる円筒状の注出筒部15aと、注出筒部15aの軸方向における一端(下端)において当該軸方向に対して直交する配置で設けられている板状の板状部15bと、を一体に備えて構成されている。注出筒部15aの外周面にはねじ山が形成されており、注出筒部15aは雄ねじ形状となっている。注出筒部15aは、天部14を上下に貫通しており、天部14から上方に突出している。
板状部15bは、注出筒部15aの下端から周囲に向けてフランジ状に張り出している。板状部15bの平面形状は特に限定されないが、例えば、略正方形状であることが挙げられる。
板状部15bは、例えば、内袋構成シート材41において、胴部11の天部14に沿って配置されている部分の内面又は外面に設けられている。板状部15bは、例えば、天部14において内袋構成シート材41の内面(下面)に対して接合されている。このため、板状部15bは、内袋構成シート材41を介して、本体構成シート材21に接合されている。ただし、本発明は、この例に限らず、板状部15bは、本体構成シート材21の内側フィルム層23に対して直接接合されていてもよい。板状部15bと内袋構成シート材41との接合部は、平面視において、注出筒部15aの周囲を周回状に取り囲んでいる。板状部15bと内袋構成シート材41との接合部は、例えば、挿通穴21aの周囲に位置する円環状の本体シール部26(図3参照)と重なる範囲に形成されている。
In the case of the present embodiment, for example, the
More specifically, as shown in FIGS. 2 and 3, the
The plate-
The plate-
本実施形態の場合、ディスペンサー70は、シリンダー77を有し、シリンダー77の下端が、ディスペンサー70の下端であるとともに吸引口70aを構成している。
より詳細には、一般的には、ディスペンサーは、シリンダーの77の下方に連接された延長部材(ディップチューブ)を有するが、本実施形態の場合、ディスペンサー70は、当該延長部材を有していない。
このため、シート材容器100の製造に使用する樹脂材料を削減することができる。また、延長部材の内部に液剤18が残留してしまうことも抑制できる。
図1及び図2に示すように、ディスペンサー70は、例えば、注出筒部15aに対して着脱可能に螺合している雌ねじ形状の筒状部である装着部71と、装着部71に固定されているポンプ72と、ポンプ72から下方に延出しているシリンダー77と、ポンプ72に対して昇降可能にポンプ72に保持されているヘッド部73と、を備えている。
ここで、吸引口70aの高さ位置は、第2胴部47の上端と下端との中間位置と同じか又はそれよりも高い位置であることが好ましい。本実施形態の場合、図11に示すように、吸引口70aの高さ位置は、第2胴部47の上端と下端との中間位置よりも高い位置である。したがって、シリンダー77の下端の高さ位置は、第2胴部47の上端と下端との中間位置よりも高い位置である。
ヘッド部73は、例えば、ポンプ72から上方に突出している支持筒部74と、当該ヘッド部73の上端部から水平に突出しているノズル部75と、を有し、ノズル部75の先端には液剤18を吐出する吐出口76が形成されている。
本実施形態の場合、一例として、ポンプ72は手押しポンプであり、ヘッド部73をポンプ72に対して押し込む(押下する)吐出操作に応じて、ポンプ72の働きにより、ポンプ72により収容領域17内の液剤18を吸引口70aから吸引して吐出口76から当該シート材容器100の外部に吐出するように構成されている。
In the case of this embodiment, the
More specifically, dispensers generally have an extension member (dip tube) connected below
Therefore, the resin material used for manufacturing the
As shown in FIGS. 1 and 2, the
Here, the height position of the
The
In the case of this embodiment, as an example, the
本実施形態の場合、充填部60は、図1~図11に示すように、例えば、第1面状部20aの周縁部に沿って周回状に形成されている第1充填部61と、第2面状部20bの周縁部に沿って周回状に形成されている第2充填部62と、底部13の周縁部に沿って周回状に形成されている第3充填部63(図11)と、天部14において注出筒部15aの周囲に周回状に形成されている第4充填部64(図1)と、を含んでいる。
第1充填部61の下縁は第3充填部63の前縁と繋がっており、第2充填部62の下縁は第3充填部63の後縁と繋がっており、第1充填部61の上端部の横幅方向における中央部は第4充填部64の前端部の横幅方向における中央部と繋がっている。
シート材容器100は、このような構造の充填部60を備えていることによって、容器本体20のほぼ全体に亘って、構造的強度が十分に確保されている。
本実施形態の場合、充填部60の全体が一繋がりに形成されている。
なお、本発明において、シート材容器100は、互いに独立した複数の充填部60を備えていても良い。
本実施形態の場合、第1充填部61と第4充填部64とが、面間接続部65を介して繋がっている。
In the case of this embodiment, as shown in FIGS. A
The lower edge of the first filling
Since the
In the case of this embodiment, the entire filling
In addition, in the present invention, the
In the case of this embodiment, the first filling
図3及び図5に示すように、本体構成シート材21は、容器本体20の外面側を構成する外側フィルム層22と、容器本体20の内面側を構成する内側フィルム層23と、を相互に積層及び接合することにより構成されている。すなわち、一例として、本実施形態の場合、本体構成シート材21は、外側フィルム層22と内側フィルム層23との2層のフィルム層により構成されている。ただし、本発明は、この例に限らず、本体構成シート材21は、外側フィルム層22及び内側フィルム層23以外のフィルム層を有していても良い。
本実施形態の場合、外側フィルム層22と内側フィルム層23とは互いに同形状に形成されている。ただし、本発明は、この例に限らず、外側フィルム層22と内側フィルム層23とは互いに異形状であっても良い。異形状の場合は、外側フィルム層22は内側フィルム層23よりも大きい形状であることが好ましい。
外側フィルム層22及び内側フィルム層23には、スパウト部材15の注出筒部15aが挿通される挿通孔が形成されている。
As shown in FIGS. 3 and 5, the body-constituting
In this embodiment, the
An insertion hole is formed in the
上述のように、本体構成シート材21には、外側フィルム層22と内側フィルム層23とが部分的に非接合とされた非接合部24(図5)が形成されている。例えば、外側フィルム層22又は内側フィルム層23の一方または両方において、他方に対して対向する面には、部分的に非接合処理が施されている。非接合処理は、非接合剤(いわゆる糊殺し剤)を塗布して糊殺し状態とすることによって、容易に形成することができる。糊殺し剤としては、外側フィルム層22と内側フィルム層23との接合を抑制できるものであれば、いかなるものも使用することができる。糊殺し剤としては、例えば、オフセット印刷、フレキソ印刷、レタープレス印刷(凸版印刷)のそれぞれに使用する印刷用インキ、メジウムインキ、糊殺し専用インキ等を好ましく用いることができる。また、熱硬化型や紫外線硬化型のインキを好ましく用いることができる。非接合処理が施された範囲が非接合部24となる。非接合部24に充填材が封入されることによって、充填部60が形成されるようになっている。
充填部60は、必ずしも非接合部24の全部に形成されていることに限定されず、複数ある非接合部24の一部に形成されていてもよい。
図3では、外側フィルム層22及び内側フィルム層23の各々において、相互に接合されて本体シール部26となる領域には、便宜的に右上がりのハッチングを付している。
図3及び図4では、本体構成シート材21において、非接合部24を画定するために外側フィルム層22と内側フィルム層23とが相互に接合されている領域、すなわち本体シール部26の形成領域には、便宜的に右上がりのハッチングを付している。
更に、図4では、本体構成シート材21の周縁部のシール領域と、それ以外の領域と、の境界線であるシール境界線21cを二点鎖線で示している。本実施形態の場合、本体構成シート材21のシール境界線21cよりも外側の領域においては、製袋の際に、外側フィルム層22と内側フィルム層23とが相互に接合されるとともに、内側フィルム層23と内袋構成シート材41とが相互に接合される。
外側フィルム層22と内側フィルム層23との接合の手法としては、一例として、ヒートシール、超音波シール、接着剤による接合等を用いることができる。
As described above, the body-constituting
The filling
In FIG. 3 , in each of the
In FIGS. 3 and 4, in the body-constituting
Furthermore, in FIG. 4, a
As a technique for joining the
ここで、シート材容器100は、容器本体20の内面と内袋40の外面との間隙に外気を取り込むための外気導入部と、を備えている。本実施形態の場合、外気導入部は、例えば、図2等に示すように、外側フィルム層22に形成されている外気取込孔96と、内側フィルム層23に形成されている外気取込孔97と、を含んで構成されている。
外気取込孔96と外気取込孔97とは、例えば互いに異なる位置に配置されている。一例として、図2に示すように、外気取込孔96は、容器本体20の第2面状部20bの下部に配置されており、外気取込孔97は、容器本体20の第2面状部20bの上部に配置されている。
外気取込孔96と外気取込孔97とは、外側フィルム層22と内側フィルム層23との層間の間隙を介して相互に連通している。このため、外気取込孔96、外側フィルム層22と内側フィルム層23との層間の間隙、及び、外気取込孔97をこの順に介して、容器本体20の内面と内袋40の外面との間隙に外気を導入させることができるようになっている。
Here, the
The outside
The outside
本実施形態の場合、外側フィルム層22及び内側フィルム層23の各々は、複数の樹脂層を含む層構造をなしている。また、内袋構成シート材41も、複数の樹脂層を含む層構造をなしている。
In this embodiment, each of the
本体構成シート材21は、ポリエチレン系、ポリプロピレン系、ポリエステル系又はポリアミド系のいずれか1種の樹脂層を含んでいることが好ましい。
本体構成シート材21の外側フィルム層22及び内側フィルム層23を構成する樹脂層の材料は、特に限定されないが、例えば、高密度ポリエチレン(HDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、超低密度ポリエチレン(ULDPE)、エチレン-ビニルアルコール共重合体(EVOH)などのポリエチレン系材料、または延伸ポリプロピレン(OPP)、未延伸ポリプロピレン(CPP)、アイソタクチックPP、シンジオタクチックPP、アタクチックPP、ランダムPP、ブロックPPなどのポリプロピレン系材料、またはポリエチレンテレフタレート(PET)、非晶性ポリエチレンテレフタレート(非晶性PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリブチレンナフタレート(PBN)などのポリエステル系材料、または延伸ナイロン(ONy)、未延伸ナイロン(CNy)、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン11、ナイロン12、MXD6などのポリアミド系材料のいずれかであるのがより好ましく、これらのうち上記ポリエチレン系材料であるのが特に好ましい。
It is preferable that the main body-constituting
The material of the resin layer that constitutes the
外側フィルム層22は、一例として、第1層、第2層、第3層及び第4層の4つの樹脂層をこの順に積層することにより構成された4層構造をなしている。
このうち第1層は、容器本体20の外面を構成する。第1層は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)または延伸ナイロン(ONy)により構成されている。第1層の主な機能としては、容器本体20に光沢感及び印刷適性をもたらすとともに容器本体20の剛性を確保することが挙げられる。
第2層は、例えば、当該第2層における第1層側の面にシリカ及び/又はアルミナが蒸着されたポリエチレンテレフタレートにより構成された透明蒸着PETの層である。第2層の主な機能としては、容器本体20にガスバリア性をもたらすことが挙げられる。
第3層は、例えば、延伸ナイロンにより構成されている。第3層の主な機能としては、容器本体20の耐ピンホール性を確保することが挙げられる。
第4層は、例えば、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)により構成されている。第4層の主な機能としては、内側フィルム層23とのヒートシール性を確保することが挙げられる。
The
Among these layers, the first layer constitutes the outer surface of the
The second layer is, for example, a layer of transparent vapor-deposited PET made of polyethylene terephthalate in which silica and/or alumina is vapor-deposited on the surface of the second layer on the first layer side. A main function of the second layer is to provide gas barrier properties to the
The third layer is made of stretched nylon, for example. A main function of the third layer is to ensure pinhole resistance of the
The fourth layer is made of, for example, linear low density polyethylene (LLDPE). A main function of the fourth layer is to ensure heat sealability with the
内側フィルム層23の層構造としては、外側フィルム層22の第1層から第4層と同様の層構造に加えて、例えば直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)により構成されている第5層を備える構造が挙げられる。第5層は、第1層と隣接した層であり、内側フィルム層23における第4層とは反対側の面を構成している。第5層の主な機能としては、外側フィルム層22とのヒートシール性を確保することが挙げられる。
内側フィルム層23の第4層の主な機能としては、内袋構成シート材41とのヒートシール性を確保することが挙げられる。
ただし、外側フィルム層22及び内側フィルム層23の層構造は、上記の例に限らず、また、外側フィルム層22及び内側フィルム層23を構成する各層の材料は、上記の例に限らない。
As the layer structure of the
A main function of the fourth layer of the
However, the layer structure of the
内袋40を構成する内袋構成シート材41は、一例として、第1層、第2層及び第3層をこの順に積層することにより構成された3層構造をなしている。
このうち第1層は、例えば、直鎖状低密度ポリエチレンにより構成されている。第1層の主な機能としては、本体構成シート材21とのヒートシール性(内側フィルム層23とのヒートシール性)を確保することが挙げられる。
第2層は、例えば、当該第2層における第1層側の面にシリカ及び/又はアルミナが蒸着された延伸ナイロンにより構成された透明蒸着延伸ナイロンの層である。第2層の主な機能としては、ガスバリア性及び耐ピンホール性を確保することが挙げられる。
第3層は、例えば、直鎖状低密度ポリエチレンにより構成されている。第3層の主な機能としては、内袋構成シート材41どうしのヒートシール性を確保することが挙げられる。
なお、内袋構成シート材41の層構造は、ここで説明した構造に限らない。
The inner bag forming
Among them, the first layer is made of, for example, linear low-density polyethylene. A main function of the first layer is to ensure heat sealability with the body-constituting sheet material 21 (heat sealability with the inner film layer 23).
The second layer is, for example, a layer of transparent vapor-deposited stretched nylon composed of stretched nylon in which silica and/or alumina is vapor-deposited on the surface of the second layer on the first layer side. Main functions of the second layer include ensuring gas barrier properties and pinhole resistance.
The third layer is made of, for example, linear low-density polyethylene. A main function of the third layer is to secure the heat-sealing property between the inner bag-constituting
Note that the layer structure of the inner bag-constituting
図4及び図5に示すように本体構成シート材21に内袋構成シート材41が積層され、図5に示すように内側フィルム層23の周縁部と内袋構成シート材41の周縁部とが相互に接合されるとともに、外側フィルム層22の周縁部と内側フィルム層23の周縁部とが相互に接合されている。これにより、本体構成シート材21と内袋構成シート材41とにより容器構成シート材51が構成されている。
ここで、容器構成シート材51の周縁部のシール部を周縁シール部52と称する。周縁シール部52は、内側フィルム層23の周縁部と内袋構成シート材41の周縁部とのシール部(以下、内外シール部43)と、外側フィルム層22の周縁部と内側フィルム層23の周縁部とのシール部(以下、本体周縁シール部28)と、を含む。
図5において、周縁シール部52の形成領域には、左上がりのハッチングを付している。また、図5において、周縁シール部52の形成領域と本体シール部26の形成領域とが重複している領域では、左上がりのハッチングと右上がりのハッチングとが重なっている。
周縁シール部52を形成する手法としては、一例として、ヒートシール、超音波シール、接着剤による接合等を用いることができる。
As shown in FIGS. 4 and 5, the inner bag-constituting
Here, the sealing portion of the peripheral portion of the container-constituting
In FIG. 5, the region where the
As a method for forming the peripheral
図5に示すように、本体構成シート材21は、例えば、第1面状部20aを構成する部分である第1シート部31と、第2面状部20bを構成する部分である第2シート部32と、底部13を構成する部分である底部構成シート部38と、天部14を構成する部分である天部構成シート部39と、チューブ状の延出部25と、を有する。延出部25は、例えば、第2シート部32から外方に延出している。
天部構成シート部39には、スパウト部材15の注出筒部15aが挿通される挿通穴21aが形成されている。
本実施形態の場合、非接合部24は、シート材容器100の充填部60の形状と対応する形状に形成されている。
As shown in FIG. 5, the main body-constituting
An
In the case of this embodiment, the
非接合部24において、第4充填部64となる部分24bは、例えば、図6に示すように、挿通穴21aを囲む周回状に形成されている。より詳細には、例えば、部分24bの外縁(外形線)は、天部構成シート部39の外形線よりも一回り小さい形状となっており、部分24bの内縁は、挿通穴21aよりも一回り大きい円形となっている。
In the
本実施形態の場合、内袋構成シート材41は、本体構成シート材21における延出部25を除く部分と同形状に形成されている。
より詳細には、図4及び図5に示すように、内袋構成シート材41は、例えば、第1主面部40aを構成する第1主面構成部91と、第1主面部40aを構成する第2主面構成部92と、底部(本実施形態の場合、第2底部48)を構成する底部構成部93と、を有する。
底部構成部93における第1主面構成部91側の半部94aの周縁部は、第1主面構成部91の周縁部と接合されて、第1周縁接合部94を形成している。
底部構成部93における第2主面構成部92側の半部95aの周縁部は、第2主面構成部92の周縁部と接合されて、第2周縁接合部95を形成している。
より詳細には、第1主面構成部91側の半部94aの両側縁部は、対応する第1主面構成部91の両側縁部の下端と接合されている。同様に、第2主面構成部92側の半部95aの両側縁部は、対応する第2主面構成部92の両側縁部の下端と接合されている。
なお、図5では、内袋構成シート材41のシール境界線41aを便宜的に二点鎖線で示している。シール境界線41aは、内袋構成シート材41が本体構成シート材21と接合(シール)される領域と内袋構成シート材41における他の領域との境界線であるとともに、容器構成シート材51を用いてシート材容器100が形成される際に内袋構成シート材41どうしが接合される領域と内袋構成シート材41における他の領域との境界線である。
本実施形態の場合、シール境界線41aの位置とシール境界線21cの位置とは互いに対応している(互いに重なっている)。
In the case of this embodiment, the inner bag-constituting
More specifically, as shown in FIGS. 4 and 5, the inner bag-constituting
A peripheral portion of a
A peripheral edge portion of a
More specifically, both side edges of the
In addition, in FIG. 5, the sealing
In this embodiment, the position of the
内袋構成シート材41において天部構成シート部39と重なる部分には、スパウト部材15の注出筒部15aが挿通される挿通穴41bが形成されている。
スパウト部材15の板状部15bは、例えば、内袋構成シート材41において天部構成シート部39と重なっている部分の内面に対して接合されている。注出筒部15aは、内袋構成シート材41の挿通穴41b及び天部構成シート部39の挿通穴21aを通してこれらシートの外面側に突出している。
A portion of the inner bag-constituting
The plate-
容器構成シート材51が、図5に示す折り曲げ線81、折り曲げ線82及び折り曲げ線84においてそれぞれ谷折りされるとともに、折り曲げ線83及び折り曲げ線85においてそれぞれ山折りされた状態で、容器構成シート材51の周縁部どうし(内袋構成シート材41どうし)が接合されることによって、容器構成シート材51が二重構造の袋状に形成される。ここで、谷折りとは、図5における奥側に向けて凸の折り曲げ方であり、山折りとは、図5における手前側に向けて凸の折り曲げ方である。
すなわち、内袋構成シート材41の縁部どうしが接合されて内袋シール部42(図1参照)が形成されることにより、内袋構成シート材41によって内袋40が形成されるとともに、内袋40を覆う袋状の容器本体20が形成される。
本実施形態の場合、内袋シール部42は、第1主面部40a及び第2主面部40bの側縁部どうしが相互に接合された側部接合部42a(図6参照)を含む。換言すると、第1主面部40a及び第2主面部40bの側縁部どうしは、側部接合部42aを介して相互に接合されている。また、内袋シール部42は、例えば、第2底部48の周縁に沿って配置されている底部周縁接合部42b(図6参照)を含んでいる。第1周縁接合部94は、底部周縁接合部42bの一部分によって形成されている。同様に、第2周縁接合部95は、底部周縁接合部42bの一部分によって形成されている。
また、折り曲げ線83は、例えば、底部構成部93を前後に略2等分する位置に配置されており、左右方向に延在している。より詳細には、一例として、第1主面構成部91側の半部94aは、折り曲げ線83を基準として、底部構成部93における第1主面構成部91側の部分であり、第2主面構成部92側の半部95aは、折り曲げ線83を基準として、底部構成部93における第2主面構成部92側の部分である。そして、上述のように、底部構成部93は、折り曲げ線83において山折りされる。したがって、底部構成部93が山折りされた状態(図6参照)において、折り曲げ線83の高さ位置は、底部構成部93の上縁の高さ位置と一致している。
また、本実施形態の場合、内袋構成シート材41において収容領域17を画定している部分は、第1主面部40a、第2主面部40b及び底部構成部93における内袋シール部42の形成領域を除いた部分である。
内袋構成シート材41どうしの接合の手法としては、一例として、ヒートシール、超音波シール、接着剤による接合等を用いることができる。
本実施形態の場合、本体周縁シール部28、内袋シール部42及び内外シール部43は、互いに対応する位置(互いに重なる位置)に配置されている。本体周縁シール部28、内袋シール部42及び内外シール部43の総称を周縁シール部19とする(周縁シール部19は、本体周縁シール部28、内袋シール部42及び内外シール部43を含む)。
このため、本実施形態の場合、マチ部周縁シール片45並びに側部シール片46の各々は、本体周縁シール部28、内袋シール部42及び内外シール部43を含んで構成されている。
ただし、本発明は、この例に限らず、マチ部周縁シール片45並びに側部シール片46は、本体周縁シール部28のみにより構成されていてもよい。
The container-constituting
That is, by joining the edges of the inner bag-constituting
In the case of this embodiment, the inner bag seal portion 42 includes a side
In addition, the bending
Further, in the case of the present embodiment, the portion of the inner bag-constituting
As a technique for joining the inner bag-constituting
In the case of this embodiment, the body peripheral edge seal portion 28, the inner bag seal portion 42, and the inner/outer seal portion 43 are arranged at positions corresponding to each other (positions overlapping each other). The general term for the body peripheral seal portion 28, the inner bag seal portion 42, and the inner/outer seal portion 43 is the peripheral seal portion 19 (the
Therefore, in the case of this embodiment, each of the gusset
However, the present invention is not limited to this example, and the gusset
ここで、一例として、第1主面部40aと第2主面部40bとの一方が選択的に接合部27において内側フィルム層23と接合されている。換言すると、接合部27は、第1主面部40aと第2主面部40bとの一方に選択的に形成されている。
これにより、第1主面部40aと第2主面部40bとの一方が選択的に容器本体20によって保持されている構成となる。よって、収容領域17に収容されている液剤18の減少に伴って、第1主面部40aと第2主面部40bとが互いに全面的に面接触してしまうことを抑制できる。換言すると、第1主面部40aと第2主面部40bとの間に間隙が形成された状態を維持できる。よって、吸引口70aが、第1主面部40a及び第2主面部40bによって閉塞されてしまうことを抑制できる。
本実施形態の場合、図7に示すように、第1主面部40aと第2主面部40bとのうち第2主面部40bの一部分が選択的に接合部27において内側フィルム層23と接合されている。すなわち、第1主面部40aと第2主面部40bとのうち第2主面部40bに選択的に接合部27が形成されている。なお、図4では、内袋構成シート材41のシール境界線27aを便宜的に二点鎖線で示している。シール境界線27aは、内袋構成シート材41が本体構成シート材21と接合(シール)される領域と内袋構成シート材41における他の領域との境界線であるとともに、容器構成シート材51が形成される際に内袋構成シート材41と内側フィルム層23とが接合される領域と内袋構成シート材41における他の領域との境界線である。また、図2、図5及び図15では、容器構成シート材51において、接合部27の形成領域には、便宜的に左上がりのハッチングを付している。
接合部27において、第2主面部40bの一部分と、内側フィルム層23の一部分と、が互いに接合されている。第2主面部40bは、接合部27の形成領域及び内外シール部43の形成領域を除いて、第2面状部20bに対して非接合となっている。
第1主面部40aは、内外シール部43の形成領域を除いて、第1面状部20aに対して非接合となっている。
接合部27を形成する手法としては、一例として、ヒートシール、超音波シール、接着剤による接合等を用いることができる。
また、接合部27の形成箇所において、外側フィルム層22と内側フィルム層23とが相互に接合されていることが好ましい。このようにすることにより、接合部27の剛性を良好に確保することができるので、収容領域17に収容されている液剤18の減少に伴って、第2主面部40bが、第1主面部40a側に向けて変形し当該第1主面部40aに面接触してしまうことを抑制できる。ここで、外側フィルム層22と内側フィルム層23とが相互に接合されている領域は、内袋40の厚み方向に視たときに、少なくとも一部分が接合部27の形成箇所と重複していればよく、接合部27の形成箇所の内側に収まっていてもよいし、接合部27からはみ出していてもよい。
ただし、外側フィルム層22において、接合部27と対応する部分には、例えば、部分的に非接合処理が施されていても良い。非接合処理は、例えば、非接合部24と同様に、非接合剤(いわゆる糊殺し剤)を塗布して糊殺し状態とすることによって、容易に形成することができる。
Here, as an example, one of the first
As a result, one of the first
In this embodiment, as shown in FIG. 7, a portion of the second
At the joining
The first
As a method for forming the
In addition, it is preferable that the
However, in the
また、図7に示すように、接合部27は、例えば、胴部(第2胴部47)の横幅方向(以下、単に横幅方向)における中央部に配置されている。そして、上述のように、本実施形態の場合、吸引口70aは、横幅方向における中央部に配置されている。すなわち、接合部27と吸引口70aとは、第2胴部47の横幅方向において、互いに対応する位置に配置されている。
これにより、図8から図14に示すように、内袋40が潰れていく際に、吸引口70aの近傍において、第1主面部40aと第2主面部40bとが互いに面接触してしまうことを抑制できる。したがって、第1主面部40aと第2主面部40bとによって吸引口70aが閉塞されてしまうことを、より確実に抑制できる。
Further, as shown in FIG. 7, the
As a result, as shown in FIGS. 8 to 14, when the
また、接合部27は、上下方向において、吸引口70aの下側近傍位置から第1周縁接合部94又は第2周縁接合部95の近傍位置に亘って配置されている。
これにより、第2主面部40bが、吸引口70aの下側近傍位置から第2底部48の近傍位置に亘って、第2面状部20bに対して接合されている構成となる。よって、図8及び図12等に示すように、第2主面部40bと第1主面部40aとの間の間隙が、吸引口70aの下側近傍位置と第2底部48の近傍位置とを繋ぐ流路98となる。このため、ディスペンサー70が上述の延長部材(ディップチューブ)を有していなくとも、収容領域17に収容されている液剤18を、流路98を介してポンプ72内に吸引することができる。よって、収容領域17に収容されている液剤18を容易に最後まで使い切ることができる。また、ディスペンサー70が第2胴部47の上端と下端との中間位置と同じか又はそれよりも高い位置で終端している構成とすることができるので、シート材容器100の製造に使用する樹脂材料の量を削減することができる。
より詳細には、接合部27は、吸引口70aの下側近傍位置から、第1周縁接合部94と第2周縁接合部95とのうち、上下方向における高さ位置が高い方の近傍位置に亘って配置されていることが好ましい。
本実施形態の場合、一例として、接合部27は、吸引口70aの下側近傍位置から第2周縁接合部95の近傍位置に亘って配置されている。より詳細には、接合部27は、例えば、第2充填部62の内周縁の近傍且つ当該内周縁よりも上方において終端している。
ここで、接合部27は、吸引口70aの下側近傍位置から、側部接合部42aの下端と底部周縁接合部42bとの交点である下側交点101(図6参照)の高さ位置に亘って配置されていることが更に好ましい。このようにすることにより、流路98が第2底部48の近傍まで形成される構成となり、更には、吸引口70aの近傍において、第1主面部40aと第2主面部40bとが互いに面接触してしまうことを抑制できる。よって、より確実に、収容領域17内に残留した液剤18を、流路98によって第2底部48の近傍から吐出口76まで吸い上げることができる。なお、図5では、第2主面構成部92において、下側交点101と対応する部分の高さ位置を二点鎖線89で示している。そして、接合部27は、例えば、二点鎖線89の高さ位置まで延在している。また、図6に示すように、二点鎖線89は、充填材を封入する前のシート材容器100において、折り曲げ線83の高さ位置(山折りされた状態の底部構成部93の上縁の高さ位置)と一致する位置に配置されている。また、図6においては、接合部27を二点鎖線で示している。
ただし、本発明はこの例に限らず、ディスペンサー70は、例えば、延長部材(ディップチューブ)を有していてもよい。そして、延長部材の下端が吸引口70aを構成していてもよい。この場合、シート材容器100の製造に使用する樹脂材料を削減する観点から、延長部材の下端は、第2胴部47の上端と下端との中間位置と同じか又はそれよりも高い位置において終端していることが好ましい。
The
As a result, the second
More specifically, the
In the case of this embodiment, as an example, the
Here, the
However, the present invention is not limited to this example, and the
更に、本実施形態の場合、接合部27は上下に直線状に延在している。
これにより、上下に延在している流路98が形成されることとなる。よって、収容領域17に収容されている液剤18を、流路98を介してより容易にポンプ72内に吸引することができる。
図2に示す例では、接合部27の上端の高さ位置は、シリンダー77の下端の高さ位置よりも低く、接合部27の上端とシリンダー77の下端とは上下に離間している。
吸引口70aの近傍での閉塞を抑制する観点からは、接合部27の上端とシリンダー77の下端との離間距離は、例えば、シリンダー77の内径寸法の5倍以下、3倍以下又は当該寸法と略同等であることが好ましい。
また、第2主面部40bが吸引口70aの近傍まで変位しうるようにする観点(流路98が吸引口70aの近傍に形成されるようにする観点)からは、接合部27の上端とシリンダー77の下端との離間距離は、例えば、シリンダー77の内径寸法の1/2以上であることが好ましい。
なお、接合部27の上端の高さ位置は、例えば、シリンダー77の下端の高さ位置よりも高くてもよいし、シリンダー77の下端の高さ位置と略同等の高さ位置であってもよい。
本実施形態の場合、1本の接合部27が、吸引口70aの下側近傍位置から第2周縁接合部95の近傍位置に亘って連続的に形成されている。したがって、横幅方向における接合部27の両側においては、接合部27が形成されておらず、第2主面部40bと内側フィルム層23とは互いに非接合となっている。これにより、第2主面部40bにおける接合部27の非形成領域は、第1主面部40aに近接又は密着することができるので、液当該非形成領域と第1主面部40aとの間に液剤18が残留してしまうことを抑制できる。
Furthermore, in the case of this embodiment, the
As a result, a
In the example shown in FIG. 2, the height position of the upper end of the
From the viewpoint of suppressing clogging in the vicinity of the
In addition, from the viewpoint of allowing the second
The height position of the upper end of the
In the case of this embodiment, one
第1シート部31において、折り曲げ線85よりも天部構成シート部39側の部分は、第1重複部31aである。第1重複部31aは、非接合部24に充填材が充填される前の状態では、天部構成シート部39における一方の半部と重なって配置されている。
第2シート部32において、折り曲げ線86よりも底部構成シート部38から遠い側に位置する部分は、第2重複部32aである。第2重複部32aは、非接合部24に充填材が充填される前の状態では、天部構成シート部39における他方の半部と重なって配置されている。
A portion of the
A portion of the
こうして、図6に示すように、容器構成シート材51が二重の袋状に形成され、シート材容器100が得られる。図9に示す状態では、収容領域17が未だ膨らんでいないとともに、充填部60に充填材が充填されていないため、シート材容器100は、扁平な形状となっている。
シート材容器100は、例えば、延出部25に形成されている注入口25a(図6)から非接合部24に充填材が注入され、その後、延出部25の基端側に連接する部位において非接合部24が封止される。これにより、非接合部24(充填部60)に充填材が封入される。
なお、充填部60の内部における圧力は、特に限定されないが、大気圧よりも高圧であることが好ましく、例えば、10kPa以上500kPa以下(ゲージ圧)とすることができる。
充填部60に充填材が封入された後、例えば、延出部25は切除される。
こうして、充填部60に充填材が封入されたシート材容器100(図1及び図2参照)が得られる。ただし、充填材が封入されたシート材容器100の状態でも延出部25が残留していてもよい。
In this way, as shown in FIG. 6, the container-constituting
In the
Although the pressure inside the filling
After the filling material is enclosed in the filling
Thus, the sheet material container 100 (see FIGS. 1 and 2) in which the filling material is enclosed in the filling
シート材容器100の作製後、スパウト部材15の注出筒部15aを通して収容領域17に液剤18を充填した後で、スパウト部材15にディスペンサー70が装着されることによって、収容領域17に液剤18が封入されたシート材容器100が得られる。
After the
以下、図7から図14を用いて、収容領域17内の液剤18の減少に伴い内袋40が潰れてく過程の一例を説明する。なお、図7から図14では、シリンダー77を二点鎖線で図示している。
図7及び図11に示すように、液剤18の液面の高さ位置は、吸引口70a(シリンダー77の下端)の高さ位置よりも高い位置にある(シリンダー77の下端が液剤18に対して直接的に接触している)。上述のように、ポンプ72に対する押圧操作が行われると、液剤18は、直接的に吸引口70aを介してポンプ72の内部に吸引され、吐出口76を介してシート材容器100の外部に吐出される。
そして、図8から図10及び図12から図14に示すように、収容領域17に収容されている液剤18が減少するのに伴って、第1主面部40aと第2主面部40bとが互いに近づくように内袋40は潰れていく。より詳細には、第2主面部40bは第1主面部40a側に撓んでいき、第1主面部40aは第2主面部40b側に撓んでいく。
An example of the process of collapsing the
As shown in FIGS. 7 and 11, the height position of the liquid surface of the
Then, as shown in FIGS. 8 to 10 and 12 to 14, as the amount of the
ここで、本実施形態の場合、上述のように、第2主面部40bは接合部27を介して容器本体20によって保持されている一方で、第1主面部40aは、内外シール部43の形成領域を除いて第1面状部20aに対して非接合となっている。よって、図11から図14に示すように、第2主面部40bが第1主面部40a側に撓む量は、第1主面部40aが第2主面部40b側に撓む量よりも少ない。したがって、一例として、収容領域17内の液剤18が減少するにつれて、流路98は、側面視において、シリンダー77の軸心に対して第1主面部40a側に偏心した形状へと徐々に変形する。また、図9及び図13に示すように、例えば、第1主面部40aが第2主面部40b側に撓むことにより、第1主面部40aの一部分は、シリンダー77の下端部の外周面に対して密着し、シリンダー77の下端部と第1主面部40aとの間に間隙が形成されてしまうことが抑制される。
更に、第2主面部40bにおける接合部27の上端よりも上側の部分は、第2面状部20bに対して接合されていないため、接合部27の形成領域よりも第1主面部40a側に撓みやすくなっている。したがって、収容領域17内の液剤18が減少するにつれて、図13及び図14に示すように、側面視において、上下方向における流路98の上端部は、その他の部分よりも第1主面部40a側に偏心した形状となる。
また、横幅方向において、第2主面部40bにおける接合部27よりも右側の部分と、第2主面部40bにおける接合部27よりも左側の部分と、はそれぞれ容器本体20によって保持されていないため、接合部27(横幅方向における中央部)と比べて第1主面部40a側に撓みやすくなっている。したがって、図8等に示すように、収容領域17内の液剤18が減少するのに伴って、流路98は、横幅方向における中央部から左方に向かうにつれて前後幅が縮小するとともに、横幅方向における中央部から右方に向かうにつれて前後幅が縮小するように徐々に変形する。
このようにして、第2主面部40bは、接合部27及びその近傍を除いて、第1主面部40aに対して面接触又は近接した状態となる。
Here, in the case of the present embodiment, as described above, the second
Furthermore, since the portion of the second
In addition, in the width direction, a portion of the second
In this manner, the second
ここで、本実施形態の場合、接合部27の幅寸法は、例えば、シリンダー77の外径未満、より好ましくはシリンダー77の下端の開口径(吸引口70aの直径)未満である。
このようにすることにより、図10及び図14に示すように、収容領域17内の液剤18が残り少なくなった際(例えば、収容領域17内の液剤18が完全に無くなる直前)に、第2主面部40bにおける接合部27の上端の近傍が、シリンダー77の下端部の外周面に対して密着することが期待できる。この場合、シリンダー77の下端部と第2主面部40bとの間に間隙が形成されてしまうことを抑制できる。また、第1主面部40aの一部分も、シリンダー77の下端部の外周面に対して密着するので、流路98の上端がシリンダー77の下端の近傍に形成されるようにできる。よって、収容領域17内に残留する液剤18を、流路98を介して容易にポンプ72内に吸引することができる。
また、この状態において、図10に示すように、少なくとも横幅方向における第2主面部40bの両端部は、接合部27の形成領域及びその近傍を除いて、第1主面部40aに対して面接触又は近接している構成となる。すなわち、横幅方向における中央部が相対的に細径となっている流路98が形成されるので、収容領域17内に残留した液剤18を、流路98によって第2底部48の近傍からポンプ72の内部までより良好に吸い上げることができる。同様に、図14に示すように、少なくとも上下方向における第2主面部40bの中央部は、接合部27の形成領域及びその近傍を除いて、第1主面部40aに対して面接触又は近接している構成となる。すなわち、上下方向における中央部が相対的に細径となっている流路98が形成されるので、収容領域17内に残留した液剤18を、流路98によって、第2底部48の近傍からポンプ72の内部までより良好に吸い上げることができる。
Here, in the case of the present embodiment, the width dimension of the
By doing so, as shown in FIGS. 10 and 14, when the
In this state, as shown in FIG. 10, at least both ends of the second
接合部27の幅寸法(横幅方向における寸法)は、特に限定されないが、例えば、0.5mm以上30mm以下であることが好ましく、より好ましくは2mm以上5mm以下である。
上下方向における接合部27の寸法は、特に限定されないが、例えば、吸引口70aが、第1主面部40a及び第2主面部40bによって閉塞されてしまうことを抑制する観点からは、10mm以上であることが好ましく、より好ましくは20mm以上である。また、上下方向における接合部27の寸法は、液剤18が収容領域17内してしまうことを抑制する観点からは、例えば、100mm以下であることが好ましく、より好ましくは10mm以下である。ただし、上下方向における接合部27の寸法は、上記に例示した寸法に限定されず、シート材容器100の高さ寸法に応じて適宜することができる。
Although the width dimension (dimension in the lateral width direction) of the
The dimension of the
なお、例えば、接合部27の幅寸法は、シリンダー77の外径よりも大きい寸法であることも好ましい。このようにすることにより、第2主面部40bが第2面状部20bによって、より強固に保持されている構成となる。よって、例えば、収容領域17内の液剤18の残量が少なくなった際に、第2主面部40bが実質的に撓まずに元の形状を維持する一方で、第1主面部40aが、シリンダー77の下端部の外周面に対して密着するように撓むことが期待できる。これにより、流路98の上端がシリンダー77の下端の近傍に形成されるようにできるので、収容領域17内に残留する液剤18を、流路98を介して容易にポンプ72内に吸引することができる。更には、より太幅の流路98が形成されることとなるので、内袋40が潰れていく過程において、流路98の一部分が閉塞してしまうことを抑制できる。
In addition, for example, it is also preferable that the width dimension of the
〔第2実施形態〕
次に、図15を用いて、第2実施形態を説明する。なお、図15では、接合部27の形成領域を左上がりのハッチングで示している。
本実施形態に係るシート材容器は、以下に説明する点で、上記の第1実施形態に係るシート材容器100と相違しており、その他の点では、上記の第1実施形態に係るシート材容器100と同様に構成されている。
[Second embodiment]
Next, a second embodiment will be described with reference to FIG. 15 . In addition, in FIG. 15, the forming area of the
The sheet material container according to the present embodiment differs from the
第1実施形態では、吸引口70aの下側近傍位置から第2周縁接合部95の近傍位置に亘って連続的に形成されている例を説明したが、本実施形態の場合、図15に示すように、接合部27は、吸引口70aの下側近傍位置から第2周縁接合部95の近傍位置に亘って間欠的に形成されている。接合部27の形状はドット状でもよいし、部分的に非連続な形状でもよい。また、接合部27の数は、上下方向に1本形成されている例に限定されず、複数形成されていてもよい。
このような構成によっても、内袋構成シート材41において収容領域17を画定している部分の一部分が容器本体20によって保持されている構成となるので、収容領域17に収容されている液剤18の減少に伴って、吸引口70aの近傍において内袋40が早期に潰れ切ってしまうことを抑制できる。したがって、収容領域17の内部に吸引口70aに至る流路98を確保した状態を、シート材容器100を使用する期間の最後まで維持できるので、ディップチューブ(延長部材)(不図示)を省略又は短くしたとしても、液剤18を良好に最後まで使い切ることができる。
In the first embodiment, an example in which the
Even with such a configuration, a part of the portion of the inner bag-constituting
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成される限りにおける種々の変形、改良等の態様も含む。 The present invention is not limited to the above-described embodiments, and includes various modifications and improvements as long as the object of the present invention is achieved.
例えば、上記においては、ディスペンサー70は、手押しポンプである例を説明したが、本発明はこの例に限らず、ディスペンサー70は、空気置換しないディスペンサーであってもよい。このようにすることにより、吐出操作が行われる度に内袋40が良好に潰れていく構成を実現できるので、より確実に流路98を形成することができる。この場合、ディスペンサー70は、例えば、外気がディスペンサー70を介して内袋40の内部に流入してしまうことを規制する一方弁(不図示)を有する。
このようなディスペンサー70としては、例えば、電動ディスペンサー、トリガースプレイヤー及びポンプフォーマーなどが挙げられる。
For example, in the above description, an example in which the
Examples of
また、例えば、上記においては、第1主面部40aと第2主面部40bとの一方が選択的に接合部27において内側フィルム層23と接合されている例を説明した。ただし、本発明において、例えば、第1主面部40aと第2主面部40bの双方が内側フィルム層23と接合されていてもよい。その場合、第1主面部40aと内側フィルム層23との接合部27と、第2主面部40bと内側フィルム層23との接合部27と、が互いに非対称に配置されていることが好ましい。
ここで、非対称に配置されているとは、横幅方向において互いに異なる位置に配置されていること、又は、上下方向において互いに異なる位置に配置されていること、もしくは横幅方向において互いに異なる位置に配置されていること、及び、上下方向において互いに異なる位置に配置されていること、を意味している。
このようにすることにより、第1主面部40aと第2主面部40bとが互いに全面的に面接触してしまうことを抑制できるので、吸引口70aが閉塞されてしまうことを抑制できる。
Further, for example, in the above description, an example in which one of the first
Here, being asymmetrically arranged means being arranged at mutually different positions in the width direction, being arranged at mutually different positions in the vertical direction, or being arranged at mutually different positions in the width direction. and that they are arranged at different positions in the vertical direction.
By doing so, it is possible to prevent the first
また、シート材容器100の各種の構成要素は、個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等が許容される。
Further, the various constituent elements of the
11 胴部
13 底部
14 天部
15 スパウト部材
17 収容領域
18 液剤
20 容器本体
21 本体構成シート材
22 外側フィルム層
23 内側フィルム層
24 非接合部
26 本体シール部
27 接合部
40 内袋
41 内袋構成シート材
47 第2胴部(胴部)
48 第2底部(底部)
51 容器構成シート材
60 充填部
70 ディスペンサー
70a 吸引口
76 吐出口
91 第1主面構成部
92 第2主面構成部
93 底部構成部
94 第1周縁接合部
94a 半部
95 第2周縁接合部
95a 半部
98 流路
100 シート材容器
11
48 second bottom (bottom)
51 Container-constituting
Claims (9)
本体構成シート材により構成されており、前記内袋を包囲している容器本体と、
ディスペンサーと、
を備えるシート材容器であって、
前記本体構成シート材は、相互に積層された外側フィルム層と内側フィルム層とを有し、
前記本体構成シート材は、前記外側フィルム層と前記内側フィルム層とが接合された本体シール部と、前記外側フィルム層と前記内側フィルム層とが部分的に非接合とされた非接合部と、を有するとともに、前記非接合部における前記外側フィルム層と前記内側フィルム層との層間に充填材が封入された充填部を有し、
前記ディスペンサーは、前記収容領域内に配置されている吸引口と、前記収容領域の外部に配置されている吐出口と、を有し、吐出時に前記収容領域内の前記液剤を前記吸引口から吸引して前記吐出口から当該シート材容器の外部に吐出するように構成されており、
前記吸引口よりも下方の位置に、前記内袋構成シート材において前記収容領域を画定している部分と前記内側フィルム層とが相互に接合された接合部を有するシート材容器。 an inner bag made of an inner bag-constituting sheet material and defining a storage area for storing a liquid agent;
a container body that is made of a body-constituting sheet material and surrounds the inner bag;
a dispenser;
A sheet material container comprising:
The body-constituting sheet material has an outer film layer and an inner film layer laminated to each other,
The body-constituting sheet material includes a body seal portion where the outer film layer and the inner film layer are joined, a non-joined portion where the outer film layer and the inner film layer are partially unjoined, and a filling portion in which a filler is enclosed between the outer film layer and the inner film layer in the non-bonded portion,
The dispenser has a suction port disposed within the housing area and a discharge port disposed outside the housing region, and sucks the liquid agent in the housing region from the suction port during discharge. and is configured to be discharged from the discharge port to the outside of the sheet material container,
A sheet material container having, at a position below the suction port, a joint portion in which a portion of the inner bag-constituting sheet material defining the accommodation area and the inner film layer are joined to each other.
前記胴部は、第1主面部と、前記収容領域を間に挟んで前記第1主面部と対向している第2主面部と、を有し、
前記第1主面部と前記第2主面部との一方が選択的に前記接合部において前記内側フィルム層と接合されている請求項1に記載のシート材容器。 The inner bag has a body,
The body portion has a first main surface portion and a second main surface portion facing the first main surface portion with the accommodation area interposed therebetween,
2. The sheet material container of claim 1, wherein one of said first major surface and said second major surface is selectively joined to said inner film layer at said junction.
前記接合部は、前記胴部の横幅方向における中央部に配置されている請求項1又は2に記載のシート材容器。 The inner bag has a body,
The sheet material container according to claim 1 or 2, wherein the joint portion is arranged at a central portion in the lateral width direction of the body portion.
前記胴部は、第1主面部と、前記収容領域を間に挟んで前記第1主面部と対向している第2主面部と、を有し、
前記内袋構成シート材は、前記第1主面部を構成する第1主面構成部と、前記第1主面部を構成する第2主面構成部と、前記底部を構成する底部構成部と、を有し、
前記底部構成部における前記第1主面構成部側の半部の周縁部は、前記第1主面構成部の周縁部と接合されて、第1周縁接合部を形成しており、
前記底部構成部における前記第2主面構成部側の半部の周縁部は、前記第2主面構成部の周縁部と接合されて、第2周縁接合部を形成しており、
前記接合部は、上下方向において、前記吸引口の下側近傍位置から前記第1周縁接合部又は前記第2周縁接合部の近傍位置に亘って配置されている請求項1から3のいずれか一項に記載のシート材容器。 The inner bag has a body and a bottom,
The body portion has a first main surface portion and a second main surface portion facing the first main surface portion with the accommodation area interposed therebetween,
The inner bag-constituting sheet material includes a first principal surface constituting portion that constitutes the first principal surface portion, a second principal surface constituting portion that constitutes the first principal surface portion, a bottom portion constituting portion that constitutes the bottom portion, has
A peripheral edge portion of the half of the bottom portion constituting portion on the side of the first main surface constituting portion is joined to a peripheral edge portion of the first main surface constituting portion to form a first peripheral joint portion,
A peripheral edge portion of the half of the bottom portion constituting portion on the side of the second main surface constituting portion is joined to a peripheral edge portion of the second main surface constituting portion to form a second peripheral joint portion,
4. The joint portion according to any one of claims 1 to 3, wherein the joint portion is arranged from a position near the lower side of the suction port to a position near the first peripheral joint portion or the second peripheral joint portion in the vertical direction. A sheet material container according to any one of the preceding claims.
前記吸引口の高さ位置は、前記胴部の上端と下端との中間位置と同じか又はそれよりも高い位置である請求項1から5のいずれか一項に記載のシート材容器。 The inner bag has a body,
6. The sheet material container according to any one of claims 1 to 5, wherein the height position of the suction port is the same as or higher than the intermediate position between the upper end and the lower end of the body portion.
前記シリンダーの下端が、前記ディスペンサーの下端であるとともに前記吸引口を構成している請求項1から6のいずれか一項に記載のシート材容器。 The dispenser has a cylinder,
7. The sheet material container according to any one of claims 1 to 6, wherein the lower end of the cylinder is the lower end of the dispenser and constitutes the suction port.
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