JP2022178605A - アキシャルギャップモーター、ラジアルギャップモーターおよびロボット - Google Patents
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Abstract
【課題】出力効率の向上が図られたアキシャルギャップモーターおよびラジアルギャップモーター、ならびに、これらのモーターを備えるロボットを提供すること。【解決手段】回転軸に沿う第1方向に磁化されている第1主磁極および前記第1方向とは反対の第2方向に磁化されている第2主磁極を1周期に含み、ハルバッハ配列を構成している複数の磁極を有し、円環状をなす界磁と、前記回転軸に沿う方向において、前記界磁と対向して配置されている電機子と、を備え、前記界磁の外半径に対する内半径の比が、0.2以上0.8以下であり、前記ハルバッハ配列の周期数を極対数とするとき、前記極対数が8以上であることを特徴とするアキシャルギャップモーター。【選択図】図3
Description
本発明は、アキシャルギャップモーター、ラジアルギャップモーターおよびロボットに関するものである。
特許文献1には、第一ステーターおよび第二ステーターと、それぞれハルバッハ配列されている第一磁石層および第二磁石層を有するローターと、を備えるアキシャルギャップモーターが開示されている。このような磁石層を設けることにより、モーターギャップにおける磁場強度を強めることができる。これにより、アキシャルギャップモーターのトルク密度を高めることができる。
しかしながら、特許文献1では、磁石層の内外径寸法比や磁石数について、特に言及されていない。したがって、これらの要素に関して、モーターのトルクを改善させる余地が残っている。
本発明の適用例に係るアキシャルギャップモーターは、
回転軸に沿う第1方向に磁化されている第1主磁極および前記第1方向とは反対の第2方向に磁化されている第2主磁極を1周期に含み、ハルバッハ配列を構成している複数の磁極を有し、円環状をなす界磁と、
前記回転軸に沿う方向において、前記界磁と対向して配置されている電機子と、
を備え、
前記界磁の外半径に対する内半径の比が、0.2以上0.8以下であり、
前記ハルバッハ配列の周期数を極対数とするとき、前記極対数が8以上であることを特徴とする。
回転軸に沿う第1方向に磁化されている第1主磁極および前記第1方向とは反対の第2方向に磁化されている第2主磁極を1周期に含み、ハルバッハ配列を構成している複数の磁極を有し、円環状をなす界磁と、
前記回転軸に沿う方向において、前記界磁と対向して配置されている電機子と、
を備え、
前記界磁の外半径に対する内半径の比が、0.2以上0.8以下であり、
前記ハルバッハ配列の周期数を極対数とするとき、前記極対数が8以上であることを特徴とする。
本発明の適用例に係るラジアルギャップモーターは、
回転軸に直交する第3方向に磁化されている第3主磁極および前記第3方向とは反対の第4方向に磁化されている第4主磁極を1周期に含み、ハルバッハ配列を構成している複数の磁極を有し、円環状をなす界磁と、
前記回転軸に直交する方向において、前記界磁と対向して配置されている電機子と、
を備え、
前記ハルバッハ配列の周期数を極対数とするとき、前記極対数が8以上であることを特徴とする。
回転軸に直交する第3方向に磁化されている第3主磁極および前記第3方向とは反対の第4方向に磁化されている第4主磁極を1周期に含み、ハルバッハ配列を構成している複数の磁極を有し、円環状をなす界磁と、
前記回転軸に直交する方向において、前記界磁と対向して配置されている電機子と、
を備え、
前記ハルバッハ配列の周期数を極対数とするとき、前記極対数が8以上であることを特徴とする。
本発明の適用例に係るロボットは、
アームと、
前記アームを動かす関節と、
を備えるロボットであって、
前記関節にはハルバッハモーターが設けられ、
前記ハルバッハモーターは、本発明の適用例に係るアキシャルギャップモーター、または、本発明の適用例に係るラジアルギャップモーターであることを特徴とする。
アームと、
前記アームを動かす関節と、
を備えるロボットであって、
前記関節にはハルバッハモーターが設けられ、
前記ハルバッハモーターは、本発明の適用例に係るアキシャルギャップモーター、または、本発明の適用例に係るラジアルギャップモーターであることを特徴とする。
以下、本発明のアキシャルギャップモーター、ラジアルギャップモーターおよびロボットを添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
1.第1実施形態
まず、第1実施形態に係るアキシャルギャップモーターについて説明する。
まず、第1実施形態に係るアキシャルギャップモーターについて説明する。
図1は、第1実施形態に係るアキシャルギャップモーターの概略構成を示す断面図である。図2は、図1のアキシャルギャップモーターの電機子を示す平面図である。図3は、図1のアキシャルギャップモーターの界磁を示す平面図である。図4は、図3のIV-IV線から見た界磁の磁化方向を説明するための模式図である。
図1に示すように、第1実施形態に係るアキシャルギャップモーター1は、シャフト10、電機子11、第1界磁12A、第1バックヨーク13a、第2界磁12Bおよび第2バックヨーク13bを備える。アキシャルギャップモーター1では、回転軸Aに沿う方向、すなわちシャフト10に沿って、第1界磁12A、電機子11および第2界磁12Bがこの順で並んでいる。したがって、電機子11は、回転軸Aに沿う方向において第1界磁12Aおよび第2界磁12Bのそれぞれに対向する。そして、電機子11と第1界磁12Aとの間、および、電機子11と第2界磁12Bとの間に、それぞれギャップが設けられている。アキシャルギャップモーター1では、電機子11が固定子、第1界磁12Aおよび第2界磁12Bがそれぞれ回転子である。
第1界磁12Aは、電機子11と第1バックヨーク13aとの間に配置される。第2界磁12Bは、電機子11と第2バックヨーク13bとの間に配置される。第1界磁12Aおよび第2界磁12Bは、互いに同様の構造を有する。アキシャルギャップモーター1では、電機子11を挟み込むように配置された第1界磁12Aおよび第2界磁12Bを備えるが、界磁の数は1つでも3つ以上でもよい。以下、第1界磁12Aおよび第2界磁12Bのいずれかを単に界磁12という。
図2に示すように、電機子11は、円環状をなしている。電機子11は、複数のコア14および複数のコイル15を有する。各コア14は、シャフト10に沿う高さを有する角柱状をなしている。各コア14は、例えば、軟磁性体からなる複数の板の積層体や軟磁性粉末の圧粉体で構成される。複数のコア14は、例えばボビンに支持されることにより互いの位置関係が固定される。各コイル15は、コア14の側面に沿って巻かれた巻線を有する。
コア14の数は、コイル15に流される電流の相数に応じて設定されるが、本実施形態では、18である。この場合、コア14およびコイル15は、回転軸Aについて18回の回転対称性を有するように、回転軸Aを中心とする円周に沿って等間隔に配列している。そして、コイル15には、配列方向において循環的に、U相、V相、W相の3相の電流が流される。
図3に示すように、界磁12は、円環状をなしている。界磁12は、回転軸Aを中心とする円周に沿って配列される複数の磁極20を有する。磁極20は、例えば永久磁石である。複数の磁極20は、配列方向において周期的に異なる磁化方向を有する。具体的には、複数の磁極20は、回転軸Aに沿う第1方向に磁化されている第1主磁極と、第1方向とは反対の第2方向に磁化されている第2主磁極とを、1周期当たり1つずつ含む。したがって、図3に示す界磁12は、6周期分の磁極20を有する。
図4に示すように、配列方向における半周期当たりの磁極20の数をlとすると、l=1である界磁12aは、1周期当たり、2つの磁極20を有する。一方の磁極20は、第1主磁極21aを含み、他方の磁極20は、第2主磁極22aを含む。したがって、界磁12aが有する複数の磁極20は、それぞれ、回転軸Aに沿う第1方向または第2方向に磁化されている。
l=2である界磁12bは、1周期当たり、2つの磁極20を有する。一方の磁極20は、2つのセグメントとして、第1主磁極21bおよび補助磁極23bを含む。他方の磁極20は、2つのセグメントとして、第2主磁極22bおよび補助磁極24bを含む。界磁12bの各セグメントは、回転軸Aに直交する方向から見て、隣接するセグメントと90°異なる磁化方向を有する。また、界磁12bの各セグメントは、配列方向において順に、回転軸Aに直交する方向を軸として90°ずつ回転するように変化する磁化方向を有する。
l=3である界磁12cは、1周期当たり、2つの磁極20を有する。一方の磁極20は、3つのセグメントとして、第1主磁極21c、補助磁極23cおよび補助磁極24cを含む。他方の磁極20は、3つのセグメントとして、第2主磁極22c、補助磁極25cおよび補助磁極26cを含む。界磁12cの各セグメントは、回転軸Aに直交する方向から見て、隣接するセグメントと60°異なる磁化方向を有する。また、界磁12cの各セグメントは、配列方向において順に、回転軸Aに直交する方向を軸として60°ずつ回転するように変化する磁化方向を有する。
l=4である界磁12dは、1周期当たり、2つの磁極20を有する。一方の磁極20は、4つのセグメントとして、第1主磁極21d、補助磁極23d、補助磁極24dおよび補助磁極25dを含む。他方の磁極20は、4つのセグメントとして、第2主磁極22d、補助磁極26d、補助磁極27dおよび補助磁極28dを含む。界磁12dの各セグメントは、回転軸Aに直交する方向から見て、隣接するセグメントと45°異なる磁化方向を有する。また、界磁12dの各セグメントは、配列方向において順に、回転軸Aに直交する方向を軸として45°ずつ回転するように変化する磁化方向を有する。
界磁12b、12c、12dがそれぞれ有する複数の磁極20は、ハルバッハ配列を構成する。このように、l≧2である界磁12が有する複数の磁極20は、ハルバッハ配列を構成する。ハルバッハ配列を有するアキシャルギャップモーター1において、電機子11は、ハルバッハ配列の強磁界側に配置される。すなわち、図1に示す例において、第1界磁12Aおよび第2界磁12Bは、それぞれの強磁界側が互いに向き合うように配置される。
ハルバッハ配列を構成する磁極20を有するアキシャルギャップモーター1は、界磁12の表面における磁束密度を増大できるため、トルク定数を向上できる。特に、lが3以上である場合、配列方向における磁束密度の変化を滑らかにすることができ、トルク定数をさらに向上できる。
一般に、コイルに入力電流Iが流れるとき、ローター磁石に発生するトルクTは、トルク定数Ktを用いて下記式(1)により表される。
トルク定数Ktは、ローレンツ力の定義により、下記式(2)により表される。
上記式(2)を踏まえると、複数の磁極20の配列における周期数とトルク定数Ktとの関係を導くことができる。以下、この関係について説明する。
pは、複数の磁極20の配列における周期数である。本明細書では、pを極対数という。qは、電機子11に流れる電流の相数であり、本実施形態では3である。Nは、コイル15の巻数である。αは、スロットピッチに対するコイル15の開角、すなわち、回転軸Aに関してコイル15の配列ピッチがなす角度である。Rrは、界磁12の内半径である。Rmは、界磁12の外半径である。B1,l(r)は、第lセグメントの磁極20のギャップにおける磁束密度の基本波振幅である。
図5は、アキシャルギャップモーター1の界磁12と電機子11とのギャップgが0.5mmであり、l=1~4であり、内半径Rrが40mmであり、外半径Rmが50mmであるモデルの、極対数pとトルク定数Ktとの関係を示すグラフである。なお、ギャップgは、界磁12aと電機子11との回転軸Aに沿う離間距離である。
複数の磁極20がハルバッハ配列を構成している界磁12b、12c、12dでは、図5のl=2~4のマーカーからわかるように、極対数pの増加に応じてトルク定数Ktが単調に増加している。単調に増加とは、増加の過程で減少を伴わないことをいう。また、極対数pが概ね8以上であるとき、l=2~4のトルク定数Ktが、l=1のトルク定数Ktを上回っている。
一方、複数の磁極20がハルバッハ配列を構成していない、すなわち通常の配列を構成している界磁12aでは、図5のl=1のマーカーからわかるように、極対数p=90近傍でトルク定数Ktが極大値をとる。ただし、その極大値は、l=2~4のトルク定数Ktに比べて低い。
図6は、アキシャルギャップモーター1の界磁12と電機子11とのギャップgが1.0mmであり、l=1~4であり、内半径Rrが40mmであり、外半径Rmが50mmであるモデルの、極対数pとトルク定数Ktとの関係を示すグラフである。
複数の磁極20がハルバッハ配列を構成している界磁12b、12c、12dでは、図6のl=2~4のマーカーからわかるように、極対数p=50~70でトルク定数Ktが極大値をとる。また、極対数pが概ね8以上であるとき、l=2~4のトルク定数Ktが、l=1のトルク定数Ktを上回っている。
一方、複数の磁極20が通常の配列を構成している界磁12aでは、図6のl=1のマーカーからわかるように、極対数p=60~80でトルク定数Ktが極大値をとる。ただし、その極大値は、l=2~4の極大値に比べて低い。
図7は、アキシャルギャップモーター1の界磁12と電機子11とのギャップgが1.5mmであり、l=1~4であり、内半径Rrが40mmであり、外半径Rmが50mmであるモデルの、極対数pとトルク定数Ktとの関係を示すグラフである。
複数の磁極20がハルバッハ配列を構成している界磁12b、12c、12dでは、図7のl=2~4のマーカーからわかるように、極対数p=25~40でトルク定数Ktが極大値をとる。また、極対数pが概ね8以上であるとき、l=2~4のトルク定数Ktが、l=1のトルク定数Ktを上回っている。
一方、複数の磁極20が通常の配列を構成している界磁12aでは、図7のl=1のマーカーからわかるように、極対数p=30~45でトルク定数Ktが極大値をとる。ただし、その極大値は、l=2~4の極大値に比べて低い。
図8は、アキシャルギャップモーター1の界磁12と電機子11とのギャップgが2.0mmであり、l=1~4であり、内半径Rrが40mmであり、外半径Rmが50mmであるモデルの、極対数pとトルク定数Ktとの関係を示すグラフである。
複数の磁極20がハルバッハ配列を構成している界磁12b、12c、12dでは、図8のl=2~4のマーカーからわかるように、極対数p=20~30でトルク定数Ktが極大値をとる。また、極対数pが概ね8以上であるとき、l=2~4のトルク定数Ktが、l=1のトルク定数Ktを上回っている。
一方、複数の磁極20が通常の配列を構成している界磁12aでは、図8のl=1のマーカーからわかるように、極対数p=15~25でトルク定数Ktが極大値をとる。ただし、その極大値は、l=2~4の極大値に比べて低い。
図9は、アキシャルギャップモーター1の界磁12と電機子11とのギャップgが0.5mmであり、l=1~4であり、内半径Rrが30mmであり、外半径Rmが50mmであるモデルの、極対数pとトルク定数Ktとの関係を示すグラフである。
複数の磁極20がハルバッハ配列を構成している界磁12b、12c、12dでは、図9のl=2~4のマーカーからわかるように、極対数pの増加に応じてトルク定数Ktが単調に増加している。また、極対数pが概ね8以上であるとき、l=2~4のトルク定数Ktが、l=1のトルク定数Ktを上回っている。
一方、複数の磁極20が通常の配列を構成している界磁12aでは、図9のl=1のマーカーからわかるように、極対数p=70~90でトルク定数Ktが極大値をとる。ただし、その極大値は、l=2~4のトルク定数Ktに比べて低い。
図10は、アキシャルギャップモーター1の界磁12と電機子11とのギャップgが1.0mmであり、l=1~4であり、内半径Rrが30mmであり、外半径Rmが50mmであるモデルの、極対数pとトルク定数Ktとの関係を示すグラフである。
複数の磁極20がハルバッハ配列を構成している界磁12b、12c、12dでは、図10のl=2~4のマーカーからわかるように、極対数p=45~65でトルク定数Ktが極大値をとる。また、極対数pが概ね8以上であるとき、l=2~4のトルク定数Ktが、l=1のトルク定数Ktを上回っている。
一方、複数の磁極20が通常の配列を構成している界磁12aでは、図10のl=1のマーカーからわかるように、極対数p=50~70でトルク定数Ktが極大値をとる。ただし、その極大値は、l=2~4の極大値に比べて低い。
図11は、アキシャルギャップモーター1の界磁12と電機子11とのギャップgが1.5mmであり、l=1~4であり、内半径Rrが30mmであり、外半径Rmが50mmであるモデルの、極対数pとトルク定数Ktとの関係を示すグラフである。
複数の磁極20がハルバッハ配列を構成している界磁12b、12c、12dでは、図11のl=2~4のマーカーからわかるように、極対数p=20~40でトルク定数Ktが極大値をとる。また、極対数pが概ね8以上であるとき、l=2~4のトルク定数Ktが、l=1のトルク定数Ktを上回っている。
一方、複数の磁極20が通常の配列を構成している界磁12aでは、図11のl=1のマーカーからわかるように、極対数p=25~45でトルク定数Ktが極大値をとる。ただし、その極大値は、l=2~4の極大値に比べて低い。
図12は、アキシャルギャップモーター1の界磁12と電機子11とのギャップgが2.0mmであり、l=1~4であり、内半径Rrが30mmであり、外半径Rmが50mmであるモデルの、極対数pとトルク定数Ktとの関係を示すグラフである。
複数の磁極20がハルバッハ配列を構成している界磁12b、12c、12dでは、図12のl=2~4のマーカーからわかるように、極対数p=15~25でトルク定数Ktが極大値をとる。また、極対数pが概ね8以上であるとき、l=2~4のトルク定数Ktが、l=1のトルク定数Ktを上回っている。
一方、複数の磁極20が通常の配列を構成している界磁12aでは、図12のl=1のマーカーからわかるように、極対数p=15~25でトルク定数Ktが極大値をとる。ただし、その極大値は、l=2~4の極大値に比べて低い。
図13は、アキシャルギャップモーター1の界磁12と電機子11とのギャップgが0.5mmであり、l=1~4であり、内半径Rrが20mmであり、外半径Rmが50mmであるモデルの、極対数pとトルク定数Ktとの関係を示すグラフである。
複数の磁極20がハルバッハ配列を構成している界磁12b、12c、12dでは、図13のl=2~4のマーカーからわかるように、極対数pの増加に応じてトルク定数Ktが単調に増加している。また、極対数pが概ね8以上であるとき、l=2~4のトルク定数Ktが、l=1のトルク定数Ktを上回っている。
一方、複数の磁極20が通常の配列を構成している界磁12aでは、図13のl=1のマーカーからわかるように、極対数p=65~85でトルク定数Ktが極大値をとる。ただし、その極大値は、l=2~4のトルク定数Ktに比べて低い。
図14は、アキシャルギャップモーター1の界磁12と電機子11とのギャップgが1.0mmであり、l=1~4であり、内半径Rrが20mmであり、外半径Rmが50mmであるモデルの、極対数pとトルク定数Ktとの関係を示すグラフである。
複数の磁極20がハルバッハ配列を構成している界磁12b、12c、12dでは、図14のl=2~4のマーカーからわかるように、極対数p=40~60でトルク定数Ktが極大値をとる。また、極対数pが概ね8以上であるとき、l=2~4のトルク定数Ktが、l=1のトルク定数Ktを上回っている。
一方、複数の磁極20が通常の配列を構成している界磁12aでは、図14のl=1のマーカーからわかるように、極対数p=50~70でトルク定数Ktが極大値をとる。ただし、その極大値は、l=2~4の極大値に比べて低い。
図15は、アキシャルギャップモーター1の界磁12と電機子11とのギャップgが1.5mmであり、l=1~4であり、内半径Rrが20mmであり、外半径Rmが50mmであるモデルの、極対数pとトルク定数Ktとの関係を示すグラフである。
複数の磁極20がハルバッハ配列を構成している界磁12b、12c、12dでは、図15のl=2~4のマーカーからわかるように、極対数p=20~35でトルク定数Ktが極大値をとる。また、極対数pが概ね8以上であるとき、l=2~4のトルク定数Ktが、l=1のトルク定数Ktを上回っている。
一方、複数の磁極20が通常の配列を構成している界磁12aでは、図15のl=1のマーカーからわかるように、極対数p=25~40でトルク定数Ktが極大値をとる。ただし、その極大値は、l=2~4の極大値に比べて低い。
図16は、アキシャルギャップモーター1の界磁12と電機子11とのギャップgが2.0mmであり、l=1~4であり、内半径Rrが20mmであり、外半径Rmが50mmであるモデルの、極対数pとトルク定数Ktとの関係を示すグラフである。
複数の磁極20がハルバッハ配列を構成している界磁12b、12c、12dでは、図16のl=2~4のマーカーからわかるように、極対数p=12~22でトルク定数Ktが極大値をとる。また、極対数pが概ね8以上であるとき、l=2~4のトルク定数Ktが、l=1のトルク定数Ktを上回っている。
一方、複数の磁極20が通常の配列を構成している界磁12aでは、図16のl=1のマーカーからわかるように、極対数p=12~22でトルク定数Ktが極大値をとる。ただし、その極大値は、l=2~4の極大値に比べて低い。
図17は、アキシャルギャップモーター1の界磁12と電機子11とのギャップgが0.5mmであり、l=1~4であり、内半径Rrが10mmであり、外半径Rmが50mmであるモデルの、極対数pとトルク定数Ktとの関係を示すグラフである。
複数の磁極20がハルバッハ配列を構成している界磁12b、12c、12dでは、図17のl=2~4のマーカーからわかるように、極対数pの増加に応じてトルク定数Ktが単調に増加している。また、極対数pが概ね8以上であるとき、l=2~4のトルク定数Ktが、l=1のトルク定数Ktを上回っている。
一方、複数の磁極20が通常の配列を構成している界磁12aでは、図17のl=1のマーカーからわかるように、極対数p=60~80でトルク定数Ktが極大値をとる。ただし、その極大値は、l=2~4のトルク定数Ktに比べて低い。
図18は、アキシャルギャップモーター1の界磁12と電機子11とのギャップgが1.0mmであり、l=1~4であり、内半径Rrが10mmであり、外半径Rmが50mmであるモデルの、極対数pとトルク定数Ktとの関係を示すグラフである。
複数の磁極20がハルバッハ配列を構成している界磁12b、12c、12dでは、図18のl=2~4のマーカーからわかるように、極対数p=35~55でトルク定数Ktが極大値をとる。また、極対数pが概ね8以上であるとき、l=2~4のトルク定数Ktが、l=1のトルク定数Ktを上回っている。
一方、複数の磁極20が通常の配列を構成している界磁12aでは、図18のl=1のマーカーからわかるように、極対数p=45~65でトルク定数Ktが極大値をとる。ただし、その極大値は、l=2~4の極大値に比べて低い。
図19は、アキシャルギャップモーター1の界磁12と電機子11とのギャップgが1.5mmであり、l=1~4であり、内半径Rrが10mmであり、外半径Rmが50mmであるモデルの、極対数pとトルク定数Ktとの関係を示すグラフである。
複数の磁極20がハルバッハ配列を構成している界磁12b、12c、12dでは、図19のl=2~4のマーカーからわかるように、極対数p=20~30でトルク定数Ktが極大値をとる。また、極対数pが概ね8以上であるとき、l=2~4のトルク定数Ktが、l=1のトルク定数Ktを上回っている。
一方、複数の磁極20が通常の配列を構成している界磁12aでは、図19のl=1のマーカーからわかるように、極対数p=25~40でトルク定数Ktが極大値をとる。ただし、その極大値は、l=2~4の極大値に比べて低い。
図20は、アキシャルギャップモーター1の界磁12と電機子11とのギャップgが2.0mmであり、l=1~4であり、内半径Rrが10mmであり、外半径Rmが50mmであるモデルの、極対数pとトルク定数Ktとの関係を示すグラフである。
複数の磁極20がハルバッハ配列を構成している界磁12b、12c、12dでは、図20のl=2~4のマーカーからわかるように、極対数p=10~20でトルク定数Ktが極大値をとる。また、極対数pが概ね8以上であるとき、l=2~4のトルク定数Ktが、l=1のトルク定数Ktを上回っている。
一方、複数の磁極20が通常の配列を構成している界磁12aでは、図20のl=1のマーカーからわかるように、極対数p=10~20でトルク定数Ktが極大値をとる。ただし、その極大値は、l=2~4の極大値に比べて低い。
図21は、アキシャルギャップモーター1の界磁12と電機子11とのギャップgが0.5mmであり、l=1~4であり、内半径Rrが80mmであり、外半径Rmが100mmであるモデルの、極対数pとトルク定数Ktとの関係を示すグラフである。
複数の磁極20がハルバッハ配列を構成している界磁12b、12c、12dでは、図21のl=2~4のマーカーからわかるように、極対数pの増加に応じてトルク定数Ktが単調に増加している。また、極対数pが概ね8以上であるとき、l=2~4のトルク定数Ktが、l=1のトルク定数Ktを上回っている。
一方、複数の磁極20が通常の配列を構成している界磁12aでも、図21のl=1のマーカーからわかるように、極対数pの増加に応じてトルク定数Ktが単調に増加している。ただし、そのトルク定数Ktは、l=2~4のトルク定数Ktに比べて低い。
図22は、アキシャルギャップモーター1の界磁12と電機子11とのギャップgが1.0mmであり、l=1~4であり、内半径Rrが80mmであり、外半径Rmが100mmであるモデルの、極対数pとトルク定数Ktとの関係を示すグラフである。
複数の磁極20がハルバッハ配列を構成している界磁12b、12c、12dでは、図22のl=2~4のマーカーからわかるように、極対数pの増加に応じてトルク定数Ktが単調に増加している。また、極対数pが概ね8以上であるとき、l=2~4のトルク定数Ktが、l=1のトルク定数Ktを上回っている。
一方、複数の磁極20が通常の配列を構成している界磁12aでも、図22のl=1のマーカーからわかるように、極対数pの増加に応じてトルク定数Ktが単調に増加している。ただし、そのトルク定数Ktは、l=2~4のトルク定数Ktに比べて低い。
図23は、アキシャルギャップモーター1の界磁12と電機子11とのギャップgが1.5mmであり、l=1~4であり、内半径Rrが80mmであり、外半径Rmが100mmであるモデルの、極対数pとトルク定数Ktとの関係を示すグラフである。
複数の磁極20がハルバッハ配列を構成している界磁12b、12c、12dでは、図23のl=2~4のマーカーからわかるように、極対数p=55~75でトルク定数Ktが極大値をとる。また、極対数pが概ね8以上であるとき、l=2~4のトルク定数Ktが、l=1のトルク定数Ktを上回っている。
一方、複数の磁極20が通常の配列を構成している界磁12aでは、図23のl=1のマーカーからわかるように、極対数p=65~85でトルク定数Ktが極大値をとる。ただし、その極大値は、l=2~4の極大値に比べて低い。
図24は、アキシャルギャップモーター1の界磁12と電機子11とのギャップgが2.0mmであり、l=1~4であり、内半径Rrが80mmであり、外半径Rmが100mmであるモデルの、極対数pとトルク定数Ktとの関係を示すグラフである。
複数の磁極20がハルバッハ配列を構成している界磁12b、12c、12dでは、図24のl=2~4のマーカーからわかるように、極対数p=35~50でトルク定数Ktが極大値をとる。また、極対数pが概ね8以上であるとき、l=2~4のトルク定数Ktが、l=1のトルク定数Ktを上回っている。
一方、複数の磁極20が通常の配列を構成している界磁12aでは、図24のl=1のマーカーからわかるように、極対数p=30~45でトルク定数Ktが極大値をとる。ただし、その極大値は、l=2~4の極大値に比べて低い。
以上の図5から図24に示すグラフから、界磁12の外半径Rmに対する内半径Rrの比VRについて考察する。図5から図8に示すモデルでは、比VRが0.8である。図9から図12に示すモデルでは、比VRが0.6である。図13から図16に示すモデルでは、比VRが0.4である。図17から図20に示すモデルでは、比VRが0.2である。図21から図24に示すモデルでは、比VRが0.8である。したがって、図5から図24に示すモデルでは、比VRが0.2以上0.8以下である。また、比VRは、好ましくは0.3以上0.7以下であり、より好ましくは0.4以上0.6以下である。
また、図5から図24に示すグラフから、極対数pとトルク定数Ktとの関係について考察する。図5から図24に示すモデルでは、いずれも、極対数pが概ね8以上であるとき、l=2~4のトルク定数Ktが、l=1のトルク定数Ktを上回っている。
図25は、図21に示すグラフの部分拡大図である。
この図25では、極対数pが8以上になると、l=2~4に対応するマーカーとl=1に対応するマーカーとの間に有意差が付いていることが、より明らかに認められる。
この図25では、極対数pが8以上になると、l=2~4に対応するマーカーとl=1に対応するマーカーとの間に有意差が付いていることが、より明らかに認められる。
以上のように、比VRが上記範囲内であって、かつ、極対数pが8以上であるとき、アキシャルギャップモーター1の出力効率、すなわち、アキシャルギャップモーター1の入力電流Iに対するトルクTの比率を十分に向上させることができる。換言すれば、比VRおよび極対数pの双方が上記範囲内であれば、ハルバッハ配列を構成する磁極20の作用によって、磁束密度の十分な向上を果たすことができるので、出力効率を十分に高めることができる。
なお、比VRが前記下限値を下回る場合には、磁束密度の分布が不均一になりやすく、出力効率が低下する場合がある。比VRが前記上限値を上回る場合には、磁極20の体積が特に小さくなるため、磁束密度が低下しやすくなり、出力効率が低下する場合がある。
また、極対数pが前記下限値を下回る場合には、ハルバッハ配列を構成する磁極20が十分に作用せず、磁極20が通常の配列を構成する場合に比べて、磁束密度を向上させることができない。
以上のように、本実施形態に係るアキシャルギャップモーター1は、円環状をなす界磁12と、界磁12と対向して配置されている電機子11と、を備える。界磁12は、回転軸Aに沿う第1方向に磁化されている第1主磁極21b、21c、21d、および、第1方向とは反対の第2方向に磁化されている第2主磁極22b、22c、22dを1周期に含み、ハルバッハ配列を構成している複数の磁極20を有する。電機子11は、回転軸Aに沿う方向において、界磁12と対向して配置されている。そして、このアキシャルギャップモーター1では、界磁12の外半径Rmに対する内半径Rrの比VRが、0.2以上0.8以下である。また、ハルバッハ配列の周期数を、前述したように極対数pとするとき、アキシャルギャップモーター1では、極対数pは8以上である。
このような構成によれば、図5から図24に示すグラフにおいてl=2~4のトルク定数Ktがl=1のトルク定数Ktを上回っていることから明らかなように、出力効率の向上が図られたアキシャルギャップモーター1が得られる。つまり、一定のトルクTを得るための入力電流Iを削減することができるので、入力電流Iの2乗に比例する消費電力を削減することができる。また、比VRを前記範囲内に設定することにより、アキシャルギャップモーター1の小型化および軽量化を図ることができる。このようなアキシャルギャップモーター1を例えば移動ロボットや電気自動車等に搭載することで、航続距離や運転時間の延長、加減速性能の向上、製造コストの低減等に寄与することができる。
図5から図24に示すように、界磁12の外半径Rmが50mm以上100mm以下であるのが好ましい。また、界磁12と電機子11との距離(ギャップg)は、0.75mm以上2.25mm以下であるのが好ましい。
界磁12の外半径Rmおよびギャップgが前記範囲内であれば、出力効率が比較的高く、かつ、比較的小型で製造しやすいアキシャルギャップモーター1を実現することができる。
さらに、界磁12と電機子11との距離(ギャップg)は、1.25mm以上2.25mm以下であるのが好ましい。また、極対数pは、8以上60以下であるのが好ましく、10以上50以下であるのがより好ましく、15以上35以下であるのがさらに好ましい。
ギャップgおよび極対数pが前記範囲内であれば、出力効率と製造しやすさとのバランスが良好なアキシャルギャップモーター1を実現することができる。また、極対数pが多くなりすぎると、界磁12の小型化が困難になる。極対数pが前記範囲内であれば、アキシャルギャップモーター1の小型化が容易になる。
一方、界磁12と電機子11との距離(ギャップg)は、0.25mm以上0.75mm未満であってもよい。
ギャップgが前記範囲内であれば、出力効率が特に高いアキシャルギャップモーター1を実現することができる。
また、磁極20は、複数のセグメントを含んでいる。このうち、前述したl=3の場合、磁極20は、3つのセグメントを含む。また、前述したl=4の場合、磁極20は、4つのセグメントを含む。このように、磁極20が含むセグメントの数は、3または4であるのが好ましい。
磁極20が含むセグメントの数がこの範囲内であれば、図5から図24に示すように、ハルバッハ配列を構成する磁極20によって得られる高い磁束密度が、より顕著になる。また、セグメント数が著しく多くなることによる弊害、例えば製造容易性が低下するのを防止することができる。したがって、出力効率と製造しやすさとのバランスが特に良好なアキシャルギャップモーター1を実現することができる。
また、本実施形態に係るアキシャルギャップモーター1は、界磁12を2つ備える。これにより、アキシャルギャップモーター1は、2つの界磁12と電機子11との間にそれぞれギャップを有するものとなる。この2つのギャップにおいて、界磁12と電機子11との相互作用を利用することができ、アキシャルギャップモーター1の高トルク化を図ることができる。なお、アキシャルギャップモーターは、2つの電機子と1つの界磁とを備えるものであってもよい。
2.第2実施形態
次に、第2実施形態に係るアキシャルギャップモーターについて説明する。
次に、第2実施形態に係るアキシャルギャップモーターについて説明する。
図26は、第2実施形態に係るアキシャルギャップモーターの概略構成を示す断面図である。
以下、第2実施形態について説明するが、以下の説明では第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。なお、以下の各図において、第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付している。
前述した第1実施形態は、2つの界磁12としての第1界磁12Aおよび第2界磁12Bと、1つの電機子11と、を備えているのに対し、本実施形態は、2つの界磁12としての第1界磁12Aおよび第2界磁12Bと、2つの電機子11としての第1電機子11Aおよび第2電機子11Bと、を備えている。
すなわち、本実施形態に係るアキシャルギャップモーター1Aは、図26に示すように、シャフト10、第1電機子11A、第1界磁12A、バックヨーク13、第2界磁12Bおよび第2電機子11Bを備える。したがって、アキシャルギャップモーター1Aは、第1界磁12Aおよび第2界磁12Bと、バックヨーク13とが、1つの回転子を構成し、第1電機子11Aおよび第2電機子11Bが、それぞれ固定子を構成する。そして、第1電機子11Aと第2電機子11Bとの間に、回転子が配置されている。
第1電機子11Aおよび第2電機子11Bは、互いに同様の構造を有する。すなわち、第1電機子11Aは、複数のコア14aおよび複数のコイル15aを有する。第2電機子11Bは、複数のコア14aおよび複数のコイル15aと同様の複数のコア14bおよび複数のコイル15bを有する。第1電機子11Aは、回転軸Aに沿う方向において第1界磁12Aと対向する。同様に、第2電機子11Bは、回転軸Aに沿う方向において第2界磁12Bと対向する。
以上のように、本実施形態に係るアキシャルギャップモーター1Aは、界磁12および電機子11をそれぞれ2つ備える。これにより、アキシャルギャップモーター1Aは、2つの界磁12と2つの電機子11との間にそれぞれギャップを有するものとなる。この2つのギャップにおいて、界磁12と電機子11との相互作用を利用することができ、アキシャルギャップモーター1Aの高トルク化を図ることができる。
以上のような第2実施形態においても、第1実施形態と同様の効果が得られる。
以上のような第2実施形態においても、第1実施形態と同様の効果が得られる。
3.第3実施形態
次に、第3実施形態に係るラジアルギャップモーターについて説明する。
次に、第3実施形態に係るラジアルギャップモーターについて説明する。
図27は、第3実施形態に係るラジアルギャップモーターの概略構成を示す断面図である。図28は、第3実施形態に係るラジアルギャップモーターの概略構成を示す平面図である。図29ないし図32は、それぞれ、図28に示す界磁を回転軸に沿う方向から見たとき、界磁の磁化方向を説明するための模式図である。
以下、第3実施形態について説明するが、以下の説明では第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。なお、以下の各図において、第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付している。
前述した第1、第2実施形態は、アキシャルギャップモーター1、1Aであるのに対し、本実施形態は、ラジアルギャップモーター1Bである。
図27に示すように、第3実施形態に係るラジアルギャップモーター1Bは、シャフト60と、電機子61と、界磁62と、バックヨーク63と、を備える。ラジアルギャップモーター1Bでは、回転軸Aに直交する方向、すなわちシャフト60の半径方向において、界磁62と電機子61とが対向している。バックヨーク63は、界磁62の電機子61とは反対側に配置されている。
電機子61と界磁62との間のギャップは、回転軸Aと直交する方向に設けられている。図27に示す例では、略円柱状をなす電機子61が、円筒状(円環状)をなす界磁62の内側に配置されている。ただし、電機子61は、界磁62の外側に配置されていてもよい。ラジアルギャップモーター1Bでは、電機子61が回転子、界磁62が固定子である。なお、電機子61が固定子、界磁62が回転子であってもよい。シャフト60は、回転子の回転軸に相当する。
図28に示すように、電機子61は、コア64および複数のコイル67を有する。コア64は、円筒状をなすヨーク部65と、ヨーク部65の側面から外側に突出する複数のリブ部66と、を有する。コア64は、例えば軟磁性体で構成される。各リブ部66は、回転軸Aに沿って延伸する。各リブ部66は、例えば、回転軸Aに沿う方向に積層される複数の板の積層体や軟磁性粉末の圧粉体で構成される。各コイル67は、リブ部66に巻かれた巻線を有する。リブ部66およびコイル67の数は、コイル67に流される電流の相数に応じて設定されるが、本実施形態では、18である。この場合、リブ部66およびコイル67は、回転軸Aについて18回の回転対称性を有するように、回転軸Aを中心とする円周に沿って等間隔に配置される。
界磁62は、回転軸Aを中心とする円周に沿って配列される複数の磁極68を有する。磁極68は、例えば永久磁石である。複数の磁極68は、配列方向において周期的に異なる磁化方向を有する。具体的には、複数の磁極68は、回転軸Aに直交する第3方向に磁化される第3主磁極と、第3方向とは反対の第4方向に磁化される第4主磁極とを、1周期当たり1つずつ含む。したがって、図28に示す界磁62は、6周期分の磁極68を有する。
図29に示すように、配列方向における半周期当たりの磁極68の数をlとすると、l=1である界磁62aは、1周期当たり、2つの磁極68を有する。一方の磁極68は、第3主磁極68aを含み、他方の磁極68は、第4主磁極69aを含む。したがって、界磁62aが有する複数の磁極68は、それぞれ、回転軸Aに直交する第3方向または第4方向に磁化されている。
図30に示すように、l=2である界磁62bは、1周期当たり、2つの磁極68を有する。一方の磁極68は、2つのセグメントとして、第3主磁極68bおよび補助磁極70bを含む。他方の磁極68は、2つのセグメントとして、第4主磁極69bおよび補助磁極71bを含む。界磁62bの各セグメントは、回転軸Aに沿う方向から見て、隣接するセグメントと90°異なる磁化方向を有する。また、界磁62bの各セグメントは、配列方向において順に90°ずつ回転するように変化する磁化方向を有する。
図31に示すように、l=3である界磁62cは、1周期当たり、2つの磁極68を有する。一方の磁極68は、3つのセグメントとして、第3主磁極68c、補助磁極70cおよび補助磁極71cを含む。他方の磁極68は、3つのセグメントとして、第4主磁極69c、補助磁極72cおよび補助磁極73cを含む。界磁62cの各セグメントは、回転軸Aに沿う方向から見て、隣接するセグメントと60°異なる磁化方向を有する。また、界磁62cの各セグメントは、配列方向において順に60°ずつ回転するように変化する磁化方向を有する。
図32に示すように、l=4である界磁62dは、1周期当たり、2つの磁極68を有する。一方の磁極68は、4つのセグメントとして、第3主磁極68d、補助磁極70d、補助磁極71dおよび補助磁極72dを含む。他方の磁極68は、4つのセグメントとして、第4主磁極69d、補助磁極73d、補助磁極74dおよび補助磁極75dを含む。界磁62dの各セグメントは、回転軸Aに沿う方向から見て、隣接するセグメントと45°異なる磁化方向を有する。また、界磁62dの各セグメントは、配列方向において順に45°ずつ回転するように変化する磁化方向を有する。
界磁62b、62c、62dがそれぞれ有する複数の磁極68は、ハルバッハ配列を構成する。このように、l≧2である界磁62が有する複数の磁極68は、ハルバッハ配列を構成する。ハルバッハ配列を有するラジアルギャップモーター1Bにおいて、電機子61は、ハルバッハ配列の強磁界側に配置される。一方、バックヨーク63は、ハルバッハ配列の弱磁界側に配置される。
ハルバッハ配列を構成する磁極68を有するラジアルギャップモーター1Bは、界磁62の表面における磁束密度を増大できるため、トルクを向上できる。特に、lが3以上である場合、配列方向における磁束密度の変化を滑らかにすることができ、トルクをさらに向上できる。
以上のようなラジアルギャップモーター1Bにおいても、前述したアキシャルギャップモーター1、1Aと同様の効果が得られる。
すなわち、ラジアルギャップモーター1Bは、円環状をなす界磁62と、界磁62と対向して配置されている電機子61と、を備える。界磁62は、回転軸Aに直交する第3方向に磁化されている第3主磁極68b、68c、68d、および、第3方向とは反対の第4方向に磁化されている第4主磁極69b、69c、69dを1周期に含み、ハルバッハ配列を構成している複数の磁極68を有する。電機子61は、回転軸Aに直交する方向において、界磁62と対向して配置されている。そして、このラジアルギャップモーター1Bでは、ハルバッハ配列の周期数を極対数pとするとき、極対数pが8以上である。
このような構成によれば、出力効率の向上が図られたラジアルギャップモーター1Bが得られる。つまり、一定のトルクを得るための入力電流を削減することができるので、入力電流の2乗に比例する消費電力を削減することができる。したがって、ラジアルギャップモーター1Bを例えば移動ロボットや電気自動車等に搭載することで、航続距離や運転時間の延長、加減速性能の向上、製造コストの低減等に寄与することができる。
図33は、ラジアルギャップモーター1Bの界磁62と電機子61とのギャップが1.0mmであり、l=1~4であるモデルの、極対数pと、界磁62の表面磁束密度の基本波成分pB1,lと、の関係を示すグラフである。
複数の磁極68がハルバッハ配列を構成している界磁62b、62c、62dでは、図33のl=2~4のマーカーからわかるように、極対数p=30~65で界磁62の表面磁束密度の基本波成分pB1,lが極大値をとる。
一方、複数の磁極68がハルバッハ配列を構成していない、すなわち通常の配列を構成している界磁62aでは、図33のl=1のマーカーからわかるように、極対数p=30~65で界磁62の表面磁束密度の基本波成分pB1,lが極大値をとる。ただし、その極大値は、l=2~4の値に比べて低い。
ここで、図33に示すグラフから、極対数pと界磁62の表面磁束密度の基本波成分pB1,lとの関係について考察する。図33に示すモデルでは、極対数pが概ね8以上であるとき、l=2~4の表面磁束密度の基本波成分pB1,lが、l=1の表面磁束密度の基本波成分pB1,lを上回っている。
したがって、複数の磁極68がハルバッハ配列を構成し、極対数pが8以上であるとき、ラジアルギャップモーター1Bの出力効率、すなわち、入力電流に対するトルクの比率を十分に向上させることができる。
なお、極対数pが前記下限値を下回る場合には、ハルバッハ配列を構成する磁極68が十分に作用せず、磁極68が通常の配列を構成する場合に比べて、磁束密度を向上させることができない。
また、ラジアルギャップモーター1Bの極対数pは、8以上80以下であるのが好ましく、10以上70以下であるのがより好ましく、30以上65以下であるのがさらに好ましい。
ラジアルギャップモーター1Bの極対数pが前記範囲内であれば、出力効率が特に良好なラジアルギャップモーター1Bを実現することができる。
さらに、ラジアルギャップモーター1Bでは、界磁62と電機子61との距離(ギャップ)が、0.5mm以上1.5mm以下であるのが好ましく、0.8mm以上1.2mm以下であるのがより好ましい。
ギャップが前記範囲内であれば、出力効率と製造しやすさとのバランスが良好なラジアルギャップモーター1Bを実現することができる。
4.第4実施形態
次に、第4実施形態に係るロボットについて説明する。
次に、第4実施形態に係るロボットについて説明する。
図34は、第4実施形態に係るロボットを示す斜視図である。図35は、図34に示すロボットの概略図である。
図34に示すロボット100は、例えば、各種ワーク(対象物)の搬送、組立、検査等の各作業で用いられる。
図34および図35に示すように、ロボット100は、基台400、ロボットアーム1000、駆動部401~406と、を有する。
図34および図35に示す基台400は、水平な床101に載置されている。なお、基台400は、床101ではなく、壁、天井、架台等に載置されていてもよい。
図34および図35に示すロボットアーム1000は、第1アーム110、第2アーム120、第3アーム130、第4アーム140、第5アーム150および第6アーム160を備えている。第6アーム160の先端には、図示しないエンドエフェクターを着脱可能に取り付けることができ、そのエンドエフェクターでワークを把持等することができる。エンドエフェクターで把持等するワークとしては、特に限定されず、例えば、電子部品、電子機器等が挙げられる。なお、本明細書では、第6アーム160を基準にしたときの基台400側を「基端側」とし、基台400を基準にしたときの第6アーム160側を「先端側」とする。
エンドエフェクターとしては、特に限定されないが、ワークを把持するハンド、ワークを吸着する吸着ヘッド等が挙げられる。
ロボット100は、基台400と、第1アーム110と、第2アーム120と、第3アーム130と、第4アーム140と、第5アーム150と、第6アーム160とが、基端側から先端側に向ってこの順に連結された単腕の6軸垂直多関節ロボットである。以下では、第1アーム110、第2アーム120、第3アーム130、第4アーム140、第5アーム150および第6アーム160をそれぞれ「アーム」とも言う。第1アーム110~第6アーム160の長さは、それぞれ、特に限定されず、適宜設定可能である。なお、ロボットアーム1000が有するアームの数は、1~5本または7本以上であってもよい。また、ロボット100は、スカラロボットであってもよく、2つまたはそれ以上のロボットアーム1000を備える双腕ロボットであってもよい。
基台400と第1アーム110とは、関節171を介して連結されている。第1アーム110は、基台400に対し、鉛直軸と平行な第1回動軸O1を回動中心として回動可能となっている。第1アーム110は、モーター401Mおよび図示しない減速機を有する駆動部401の駆動により回動する。モーター401Mは、第1アーム110を回動させる推力を発生する。
第1アーム110と第2アーム120とは、関節172を介して連結されている。第2アーム120は、第1アーム110に対し、水平面と平行な第2回動軸O2を回動中心として回動可能となっている。第2アーム120は、モーター402Mおよび図示しない減速機を有する駆動部402の駆動により回動する。モーター402Mは、第2アーム120を回動させる推力を発生する。
第2アーム120と第3アーム130とは、関節173を介して連結されている。第3アーム130は、第2アーム120に対し、水平面と平行な第3回動軸O3を回動中心として回動可能となっている。第3アーム130は、モーター403Mおよび図示しない減速機を有する駆動部403の駆動により回動する。モーター403Mは、第3アーム130を回動させる推力を発生する。
第3アーム130と第4アーム140とは、関節174を介して連結されている。第4アーム140は、第3アーム130に対し、第3アーム130の中心軸と平行な第4回動軸O4を回動中心として回動可能となっている。第4アーム140は、モーター404Mおよび図示しない減速機を有する駆動部404の駆動により回動する。モーター404Mは、第4アーム140を回動させる推力を発生する。
第4アーム140と第5アーム150とは、関節175を介して連結されている。第5アーム150は、第4アーム140に対し、第4アーム140の中心軸と直交する第5回動軸O5を回動中心として回動可能となっている。第5アーム150は、モーター405Mおよび図示しない減速機を有する駆動部405の駆動により回動する。モーター405Mは、第5アーム150を回動させる推力を発生する。
第5アーム150と第6アーム160とは、関節176を介して連結されている。第6アーム160は、第5アーム150に対し、第5アーム150の先端部の中心軸と平行な第6回動軸O6を回動中心として回動可能となっている。第6アーム160は、モーター406Mおよび図示しない減速機を有する駆動部406の駆動により回動する。モーター406Mは、第6アーム160を回動させる推力を発生する。
また、駆動部401~406には、図示しない角度センサーが設けられている。これらの角度センサーとしては、例えば、ロータリーエンコーダー等の各種エンコーダーが挙げられる。角度センサーは、駆動部401~406のモーター401M~406Mまたは減速機の出力軸の回動角度を検出する。
駆動部401~406および角度センサーは、それぞれ、図示しないロボット制御装置と電気的に接続されている。ロボット制御装置は、駆動部401~406の動作を独立して制御する。
以上のように、ロボット100は、第1アーム110~第6アーム160と、第1アーム110~第6アーム160を動かす関節171~176と、を備える。そして、関節171~176のうちの少なくとも1つには、ハルバッハモーターが設けられている。すなわち、前述したモーター401M~406Mのうちの少なくとも1つがハルバッハモーターである。ハルバッハモーターとは、前述したアキシャルギャップモーター1、1Aまたはラジアルギャップモーター1Bである。
ハルバッハモーターは、前述したように出力効率が高い。このため、ハルバッハモーターを備えるロボット100では、消費電力の削減が可能になる。また、ハルバッハモーターは、小型化や軽量化が容易であるため、ロボット100の設計自由度を高めやすい。
なお、関節171~176の全てにハルバッハモーターを設ける必要はなく、一部には、非ハルバッハモーターが設けられていてもよい。前述したように、ロボット100が、第1アーム110を介して直列に配置されている関節171(第1関節)および関節172(第2関節)を備えるとき、関節171には、非ハルバッハモーターが設けられ、関節172には、ハルバッハモーターが設けられていてもよい。非ハルバッハモーターとは、ハルバッハ配列を構成していない複数の磁極を備えるモーターである。なお、関節171は、第1アーム110の基端側に位置し、関節172は、第1アーム110の先端側に位置している。
このような構成によれば、非ハルバッハモーターに比べて小型化が容易なハルバッハモーターを、第1アーム110の先端側に配置し、非ハルバッハモーターを、第1アーム110の基端側に配置することになる。これにより、第1アーム110の先端側の軽量化が図られる。その結果、ロボット100の消費電力のさらなる削減を図ることができ、また、ロボット100の運動性能をより高めることができる。
なお、ハルバッハモーターや非ハルバッハモーターが設けられる関節は、関節173~176であってもよい。
以上、本発明のアキシャルギャップモーター、ラジアルギャップモーターおよびロボットを図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、本発明のアキシャルギャップモーター、ラジアルギャップモーターおよびロボットは、それぞれ、前記実施形態の各部が同様の機能を有する任意の構成物に置換されたものであってもよく、前記実施形態に任意の構成物が付加されたものであってもよい。
1…アキシャルギャップモーター、1A…アキシャルギャップモーター、1B…ラジアルギャップモーター、10…シャフト、11…電機子、11A…第1電機子、11B…第2電機子、12…界磁、12A…第1界磁、12B…第2界磁、12a…界磁、12b…界磁、12c…界磁、12d…界磁、13…バックヨーク、13a…第1バックヨーク、13b…第2バックヨーク、14…コア、14a…コア、14b…コア、15…コイル、15a…コイル、15b…コイル、20…磁極、21a…第1主磁極、21b…第1主磁極、21c…第1主磁極、21d…第1主磁極、22a…第2主磁極、22b…第2主磁極、22c…第2主磁極、22d…第2主磁極、23b…補助磁極、23c…補助磁極、23d…補助磁極、24b…補助磁極、24c…補助磁極、24d…補助磁極、25c…補助磁極、25d…補助磁極、26c…補助磁極、26d…補助磁極、27d…補助磁極、28d…補助磁極、60…シャフト、61…電機子、62…界磁、62a…界磁、62b…界磁、62c…界磁、62d…界磁、63…バックヨーク、64…コア、65…ヨーク部、66…リブ部、67…コイル、68…磁極、68a…第3主磁極、68b…第3主磁極、68c…第3主磁極、68d…第3主磁極、69a…第4主磁極、69b…第4主磁極、69c…第4主磁極、69d…第4主磁極、70b…補助磁極、70c…補助磁極、70d…補助磁極、71b…補助磁極、71c…補助磁極、71d…補助磁極、72c…補助磁極、72d…補助磁極、73c…補助磁極、73d…補助磁極、74d…補助磁極、75d…補助磁極、100…ロボット、101…床、110…第1アーム、120…第2アーム、130…第3アーム、140…第4アーム、150…第5アーム、160…第6アーム、171…関節、172…関節、173…関節、174…関節、175…関節、176…関節、400…基台、401…駆動部、401M…モーター、402…駆動部、402M…モーター、403…駆動部、403M…モーター、404…駆動部、404M…モーター、405…駆動部、405M…モーター、406…駆動部、406M…モーター、1000…ロボットアーム、A…回転軸、O1…第1回動軸、O2…第2回動軸、O3…第3回動軸、O4…第4回動軸、O5…第5回動軸、O6…第6回動軸、Rm…外半径、Rr…内半径
Claims (11)
- 回転軸に沿う第1方向に磁化されている第1主磁極および前記第1方向とは反対の第2方向に磁化されている第2主磁極を1周期に含み、ハルバッハ配列を構成している複数の磁極を有し、円環状をなす界磁と、
前記回転軸に沿う方向において、前記界磁と対向して配置されている電機子と、
を備え、
前記界磁の外半径に対する内半径の比が、0.2以上0.8以下であり、
前記ハルバッハ配列の周期数を極対数とするとき、前記極対数が8以上であることを特徴とするアキシャルギャップモーター。 - 前記界磁の外半径が50mm以上100mm以下であり、
前記界磁と前記電機子との距離が0.75mm以上2.25mm以下である請求項1に記載のアキシャルギャップモーター。 - 前記界磁と前記電機子との距離が1.25mm以上2.25mm以下であり、
前記極対数が8以上60以下である請求項2に記載のアキシャルギャップモーター。 - 前記界磁と前記電機子との距離が0.25mm以上0.75mm未満である請求項1に記載のアキシャルギャップモーター。
- 前記磁極は、複数のセグメントを含み、
前記磁極が含む前記セグメントの数は、3または4である請求項1ないし4のいずれか1項に記載のアキシャルギャップモーター。 - 前記界磁および前記電機子の少なくとも一方を2つ備える請求項1ないし5のいずれか1項に記載のアキシャルギャップモーター。
- 回転軸に直交する第3方向に磁化されている第3主磁極および前記第3方向とは反対の第4方向に磁化されている第4主磁極を1周期に含み、ハルバッハ配列を構成している複数の磁極を有し、円環状をなす界磁と、
前記回転軸に直交する方向において、前記界磁と対向して配置されている電機子と、
を備え、
前記ハルバッハ配列の周期数を極対数とするとき、前記極対数が8以上であることを特徴とするラジアルギャップモーター。 - 前記極対数が8以上80以下である請求項7に記載のラジアルギャップモーター。
- 前記界磁と前記電機子との距離が0.5mm以上1.5mm以下である請求項7または8に記載のラジアルギャップモーター。
- アームと、
前記アームを動かす関節と、
を備えるロボットであって、
前記関節にはハルバッハモーターが設けられ、
前記ハルバッハモーターは、請求項1ないし6のいずれか1項に記載のアキシャルギャップモーター、または、請求項7ないし9のいずれか1項に記載のラジアルギャップモーターであることを特徴とするロボット。 - 前記アームを介して直列に配置されている複数の前記関節として第1関節および第2関節を備え、
前記第1関節は、前記アームの基端側に位置し、
前記第2関節は、前記アームの先端側に位置し、
前記第1関節には、非ハルバッハモーターが設けられ、
前記第2関節には、前記ハルバッハモーターが設けられ、
前記非ハルバッハモーターは、ハルバッハ配列を構成していない複数の磁極を備えるモーターである請求項10に記載のロボット。
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