JP2022175689A - 報知システム、空間浄化システム、及び報知方法 - Google Patents

報知システム、空間浄化システム、及び報知方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数人で共同利用される共用空間を浄化された状態で利用しやすくすること。【解決手段】報知システム100は、検知部11と、判定部15と、報知部17と、を備える。検知部11は、複数人で共同利用される共用空間31における第1利用者を検知する。判定部15は、少なくとも検知部11で検知された第1利用者が利用した時間に基づいて、共用空間31の浄化の度合いを示す浄化状態を判定する。報知部17は、判定部15で判定された浄化状態を第2利用者に報知する。【選択図】図1

Description

本開示は、例えば複数人で共同利用される共用空間の状態を報知するための報知システム、空間浄化システム、及び報知方法に関する。
特許文献1には、空間浄化システムが開示されている。この空間浄化システムは、特定部と、浄化制御部と、を備える。特定部は、空間に滞在する人に関する情報に基づいて、空間内で浄化が必要な対象領域を特定する。浄化制御部は、特定部によって特定された対象領域を局所的に浄化する。
国際公開第2020/039818号
本開示は、複数人で共同利用される共用空間を浄化された状態で利用しやすくなる、という利点がある。
本開示の一態様に係る報知システムは、検知部と、判定部と、報知部と、を備える。前記検知部は、複数人で共同利用される共用空間における第1利用者を検知する。前記判定部は、少なくとも前記検知部で検知された前記第1利用者が利用した時間に基づいて、前記共用空間の浄化の度合いを示す浄化状態を判定する。前記報知部は、前記判定部で判定された前記浄化状態を第2利用者に報知する。
本開示の一態様に係る空間浄化システムは、前記報知システムと、前記共用空間に設置されて前記共用空間を浄化する浄化装置を制御する制御部と、を備える。
本開示の一態様に係る報知方法は、複数人で共同利用される共用空間における第1利用者を検知し、少なくとも検知された前記第1利用者が利用した時間に基づいて、前記共用空間の浄化の度合いを示す浄化状態を判定し、判定された前記浄化状態を第2利用者に報知する。
なお、これらの包括的又は具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム又はコンピュータ読み取り可能なCD-ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本開示の一態様に係る報知システム等によれば、複数人で共同利用される共用空間を浄化された状態で利用しやすくなる、という利点がある。
図1は、実施の形態に係る報知システムを含む空間浄化システムの概要を示すブロック図である。 図2は、実施の形態に係る報知システムを含む空間浄化システムが適用される環境の一例を示す概要図である。 図3Aは、実施の形態に係る報知装置を介して浄化状態を報知する態様の一例を示す図である。 図3Bは、実施の形態に係る報知装置を介して浄化状態を報知する態様の他の一例を示す図である。 図4Aは、実施の形態に係る情報端末を介して浄化状態を報知する態様の一例を示す図である。 図4Bは、実施の形態に係る情報端末を介して浄化状態を報知する態様の他の一例を示す図である。 図5Aは、浄化状態が所定の基準を満たしてから第2利用者が要求した場合における、実施の形態に係る報知部による報知例を示す図である。 図5Bは、浄化状態が所定の基準を満たす前に第2利用者が要求した場合における、実施の形態に係る報知部による報知例を示す図である。 図6は、実施の形態に係る報知システムの動作の一例を示すフローチャートである。
近年、新型コロナウイルス感染症等の感染症に関わるリスクとして、生体の呼吸により発せられる呼気(飛沫及びエアロゾルを含む)中に漂う微小な感染性物質を体内に取り込むことによる感染症の発症について注目が高まっている。この点に関して、例えばマスクにより感染性物質の飛散防止効果が示されたり、屋内の換気の重要性が謳われたりする等、空気についての感染症対策が重要視されている。特に、複数人で共同利用される共用空間における感染のリスクについても広く注意喚起がなされている。以上を鑑み、発明者は本開示を創作するに至った。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
なお、以下で説明する実施の形態は、包括的又は具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、請求の範囲を限定する主旨ではない。
また、各図は、必ずしも厳密に図示したものではない。各図において、実質的に同一の構成については同一の符号を付し、重複する説明は省略又は簡略化する場合がある。
(実施の形態)
[構成]
図1は、実施の形態に係る報知システム100を含む空間浄化システム200の概要を示すブロック図である。図2は、実施の形態に係る報知システム100を含む空間浄化システム200が適用される環境の一例を示す概要図である。実施の形態に係る報知システム100は、複数人で共同利用される共用空間31の状態、特には共用空間31の浄化の度合いを示す浄化状態を報知するためのシステムである。また、実施の形態に係る空間浄化システム200は、更に共用空間31を浄化するためのシステムである。
共用空間31は、例えば施設3におけるトイレ、風呂、洗面所、又は会議室等を含み得る。つまり、共用空間31は、複数人がそれぞれ異なる時間帯に利用する空間である。施設3は、一例として、戸建住宅又は集合住宅等の住宅施設を含み得る。また、施設3は、一例として、学校、病院、介護施設、若しくは図書館等の施設の他、商店、若しくはオフィス等の商業施設、又は工場等の工業施設等も含み得る。
図2に示す例では、施設3が戸建住宅であり、トイレ、浴室、及び洗面所の3つの共用空間31を有している。また、各共用空間31には、後述する浄化装置7としての換気扇71が設置されている。さらに、矢印A1は、利用者(第1利用者41)が共用空間31と自室との間を往復していることを示している。以下では、説明を簡単にするために、複数の共用空間31のうちの1つの共用空間31に焦点を当てて説明するが、以下の説明は、他の共用空間31においても同様である。
ここでいう浄化は、広義の浄化を意味し、次亜塩素酸等によって感染性物質の除菌又は殺菌を行うことだけでなく、送風により感染性物質の滞留又は伝播を妨げることなども浄化に含まれる。また、浄化は、例えば共用空間31において窓又はドアを開けることも含まれる。感染性物質は、例えば、カビ、細菌、又はウイルス等を含み得る。実施の形態では、感染性物質は、ウイルス又は病原菌等の病原体を呼吸器が吸い込むことで生じる感染、つまり経気道感染による感染症を発症し得る物質である。経気道感染は、空気感染と、飛沫感染と、に区別される。空気感染による感染症は、例えば麻疹、結核、又は水疱瘡等を含み得る。飛沫感染による感染症は、例えばインフルエンザ、流行性耳下腺炎(おたふく風邪)、又は新型コロナウイルス感染症等を含み得る。
なお、浄化は、感染性物質ではなく、例えば排泄物の臭い等の臭い物質の滞留又は伝搬を妨げることも含み得る。
ここでいう浄化状態は、例えば共用空間31における感染性物質(又は臭い物質)の濃度が所定の基準を満たしていると推定されるか否かを含み得る。つまり、浄化状態は、次の利用者が利用可能な程度に十分に浄化されていると推定されるか否かを含み得る。浄化状態は、厳密に感染性物質(又は臭い物質)の濃度に基づいて表されなくてもよく、単に前回の利用者による共用空間31の利用から所定時間を経過しているか否かにより表されてもよい。例えば共用空間31が換気扇等により換気されていれば、時間経過により共用空間31における感染性物質(又は臭い物質)の濃度が低くなるからである。
実施の形態では、報知システム100は、サーバ装置により実現される。サーバ装置としては、例えばクラウドサーバを用いることができる。また、サーバ装置として、エッジサーバ、ホームサーバ、ワークステーション、又はこれらの任意の組み合わせが用いられてもよい。以下では、特に断りのない限り、サーバ装置は、施設3の内部に設置されているとして説明する。
図1に示すように、報知システム100は、検知部11と、第1取得部12と、第2取得部13と、第3取得部14と、判定部15と、受付部16と、報知部17と、記憶部18と、を備える。また、空間浄化システム200は、報知システム100と、制御部21と、を備える。検知部11、第1取得部12、第2取得部13、第3取得部14、判定部15、受付部16、報知部17、及び制御部21の各々として、例えばプロセッサ(図示せず)及びインストラクションが格納されたメモリ(図示せず)を用いることができる。なお、検知部11、第1取得部12、第2取得部13、第3取得部14、判定部15、受付部16、報知部17、及び制御部21の各々として、専用の電子回路が用いられてもよい。
検知部11は、共用空間31における第1利用者41を検知する。第1利用者41は、第2利用者42よりも前に共用空間31を利用する人である。つまり、共用空間31を利用する人が第1利用者41であり、未だ共用空間31を利用しておらず、第1利用者41の後に共用空間31を利用する予定の人が第2利用者42である。なお、第1利用者41及び第2利用者42は、同一人物であることを妨げない。実施の形態では、第1利用者41と第2利用者42とは、互いに異なる人物であることとして説明する。
以下、検知部11による第1利用者41の検知手段の例を列挙する。なお、以下に示す検知手段は一例であって、以下に示す例以外の検知手段が存在し得ることは言うまでもない。また、検知部11は、以下に示す検知手段のうちの1つを適用してもよいし、複数の検知手段を組み合わせて適用してもよい。
検知部11は、例えば共用空間31の内部、又は共用空間31の出入口に設置されたカメラとの間で通信ネットワークを介して通信する。カメラは、対象範囲を撮像し、撮像した静止画像又は動画像を検知部11に送信する。そして、検知部11は、カメラで撮像された静止画像又は動画像に対して適宜の画像解析処理を実行することにより、第1利用者41を検知する。
また、検知部11は、例えば共用空間31の出入口に設置されたタグリーダとの間で通信ネットワークを介して通信する。タグリーダは、例えばRFID(Radio frequency identification)タグの一種であるIC(Integrated Circuit)タグとの間で無線通信することにより、ICタグに格納された情報を取得する装置である。ICタグは、第1利用者41に保持される。ICタグには、第1利用者41を個別に特定し得る情報が格納される。検知部11は、タグリーダで読み取られたICタグに格納されている情報を取得することにより、第1利用者41を検知する。
また、検知部11は、例えば共用空間31の出入口に設置された送受信器との間で通信ネットワークを介して通信する。送受信器は、例えば第1利用者41が所持するスマートフォン又は腕時計等の可搬型装置との間で無線通信することにより、可搬型装置に格納された情報を取得する機器である。可搬型装置には、第1利用者41を個別に特定し得る情報が格納される。検知部11は、送受信器で取得した可搬型装置に格納されている情報を取得することにより、第1利用者41を検知する。
第1取得部12は、第1利用者41の呼吸に関する呼吸情報を取得する。呼吸情報は、例えば第1利用者41の年齢、性別、身長、若しくは体重に基づく、単位時間当たりの呼吸数又は1回の呼吸当たりの吐出し量等の情報を含み得る。
第2取得部13は、第1利用者41の感染症についての感染情報を取得する。感染情報は、例えば第1利用者41が感染症を発症していること、第1利用者41が感染症を発症している疑いがあること、又は第1利用者41が感染症を発症していないことを示す情報を含み得る。
第1取得部12(又は第2取得部13)は、例えば第1利用者41が情報端末6(図4A及び図4B参照)を用いて入力した呼吸情報(又は感染情報)を、通信ネットワークを介して情報端末6から受信することで、呼吸情報(又は感染情報)を取得する。つまり、第1取得部12(又は第2取得部13)は、第1利用者41による自己申告に基づいて、呼吸情報(又は感染情報)を取得する。情報端末6は、例えばタッチパネルディスプレイを有するスマートフォン又はタブレットコンピュータである。また、例えば、情報端末6は、入力デバイス(例えばマウス及びキーボード等)及びディスプレイを有するデスクトップコンピュータ又はラップトップコンピュータであってもよい。その他、情報端末6は、報知システム100専用のコントローラであってもよい。実施の形態では、情報端末6は、スマートフォンである。第1取得部12(又は第2取得部13)と情報端末6との間の通信手段として、例えば有線通信回路又は無線通信回路を用いることができるが、これに限られない。
また、第1取得部12(又は第2取得部13)は、第1利用者41の自己申告に依らずとも、呼吸情報(又は感染情報)を自動的に取得する態様であってもよい。以下、第1取得部12(又は第2取得部13)による呼吸情報(又は感染情報)を自動的に取得する取得手段の例を列挙する。なお、以下に示す取得手段は一例であって、以下に示す例以外の取得手段が存在し得ることは言うまでもない。また、第1取得部12(又は第2取得部13)は、以下に示す取得手段のうちの1つを適用してもよいし、複数の取得手段を組み合わせて適用してもよい。
例えば、検知部11がタグリーダとの間で通信ネットワークを介して通信することで第1利用者41を検知する態様であって、かつ、第1利用者41が保持するICタグに呼吸情報(又は感染情報)が格納されている、と仮定する。この場合、第1取得部12(又は第2取得部13)は、タグリーダを介して間接的に、ICタグから呼吸情報(又は感染情報)を取得することが可能である。なお、ICタグには、第1利用者41が事前に呼吸情報(又は感染情報)を書き込めばよい。
また、例えば、検知部11が送受信器との間で通信ネットワークを介して通信することで第1利用者41を検知する態様であって、かつ、第1利用者41が所持する可搬型装置に呼吸情報(又は感染情報)が格納されている、と仮定する。この場合、第1取得部12(又は第2取得部13)は、送受信器を介して間接的に、可搬型装置から呼吸情報(又は感染情報)を取得することが可能である。なお、可搬型装置には、第1利用者41が事前に呼吸情報(又は感染情報)を入力すればよい。
なお、ICタグ又は可搬型装置に呼吸情報(又は感染情報)が格納されていなくても、例えば共用空間31の利用者の呼吸情報(又は感染情報)を管理する他のシステムが存在する場合、第1取得部12(又は第2取得部13)は、当該他のシステムから第1利用者41の呼吸情報(又は感染情報)を取得することが可能である。すなわち、第1取得部12(又は第2取得部13)は、ICタグ又は可搬型装置から第1利用者41の識別情報を取得すると、この識別情報に対応する呼吸情報(又は感染情報)を当該他のシステムに要求することで、当該他のシステムから第1利用者41の呼吸情報(又は感染情報)を取得することが可能である。
第1取得部12(又は第2取得部13)は、上記の第1利用者41の自己申告に基づいて呼吸情報(又は感染情報)を取得する態様と、呼吸情報(又は感染情報)を自動的に取得する態様とのいずれか一方を適用してもよいし、両方を組み合わせて適用してもよい。
第3取得部14は、第1利用者41の共用空間31における感染症に関わる行動についての行動情報を取得する。行動情報は、例えば共用空間31における第1利用者41の咳又はくしゃみの有無、咳又はくしゃみがある場合はその単位時間当たりの回数等を示す情報を含み得る。つまり、ここでいう行動情報は、共用空間31において感染性物質を撒き散らし得る行動に関する情報に相当する。
第3取得部14は、例えば共用空間31の内部にカメラが設置されている場合であれば、カメラで撮像された静止画像又は動画像に対して適宜の画像解析処理を実行することにより、第1利用者41が咳又はくしゃみをしているか否かを解析して行動情報を取得することが可能である。また、第3取得部14は、例えば共用空間31の内部、又は共用空間31の出入口にマイクロホンが設置されている場合であれば、マイクロホンにより咳又はくしゃみに相当する音を収音することで、行動情報を取得することが可能である。
判定部15は、少なくとも検知部11で検知された第1利用者41が利用した時間に基づいて、共用空間31の浄化の度合いを示す浄化状態を判定する。例えば、判定部15は、第1利用者41が共用空間31を利用した直後の時点の浄化状態を、共用空間31が最も感染性物質(又は臭い物質)により汚染されており、共用空間31が利用できない状態と判定する。そして、判定部15は、上記時点から時間が経過するにつれて、共用空間31の浄化の度合いが大きくなるように判定し、上記時点から所定時間が経過すると、共用空間31が利用可能な状態であると判定する。つまり、判定部15は、例えば共用空間31が利用可能な状態であるか否かを浄化状態として判定する。
実施の形態では、判定部15は、第1取得部12が取得した呼吸情報に更に基づいて、浄化状態を判定する。つまり、判定部15は、呼吸情報に更に基づいて、共用空間31が所定の基準を満たすまで(言い換えれば、共用空間31が利用可能な程度に十分に浄化されるまで)に必要な浄化量を推定する。ここでいう浄化量は、例えば浄化装置7(後述する)が換気扇であれば、換気量を含み得る。また、浄化量は、例えば浄化装置7が空気清浄機であれば、空気清浄物質の散布量を含み得る。
例えば、判定部15は、第1利用者41の単位時間当たりの呼吸数又は1回の呼吸当たりの吐出し量が多ければ多い程、第1利用者41が共用空間31を利用した直後の時点における共用空間31の汚染の度合いが大きいとみなし、必要な浄化量が大きいと推定する。したがって、この場合、判定部15は、上記所定時間を長く設定することになる。
また、実施の形態では、判定部15は、第2取得部13が取得した感染情報に更に基づいて、浄化状態を判定する。つまり、判定部15は、感染情報に更に基づいて、共用空間31が所定の基準を満たすまでに必要な浄化量を推定する。例えば、判定部15は、第1利用者41が感染症を発症している場合、第1利用者41が共用空間31を利用した直後の時点における共用空間31の汚染の度合いが大きいとみなし、必要な浄化量が大きいと推定する。したがって、この場合、判定部15は、上記所定時間を長く設定することになる。
また、実施の形態では、判定部15は、第3取得部14が取得した行動情報に更に基づいて、浄化状態を判定する。つまり、判定部15は、行動情報に更に基づいて、共用空間31が所定の基準を満たすまでに必要な浄化量を推定する。例えば、判定部15は、第1利用者41による咳又はくしゃみの回数が多ければ多い程、第1利用者41が共用空間31を利用した直後の時点における共用空間31の汚染の度合いが大きいとみなし、必要な浄化量が大きいと推定する。したがって、この場合、判定部15は、上記所定時間を長く設定することになる。
なお、判定部15は、呼吸情報、感染情報、及び行動情報の各々について重み付けをして浄化状態を判定してもよい。例えば、判定部15は、第1利用者41が感染症を発症していることを感染情報が示す場合、呼吸情報及び行動情報に依らず、感染情報のみに基づいて浄化状態を判定してもよい。
受付部16は、第2利用者42からの要求を受け付ける。ここでいう要求は、第2利用者42が共用空間31の浄化状態について問い合わせることをいう。具体的には、第2利用者42は、例えば情報端末6を操作することで、通信ネットワークを介して情報端末6から要求信号を受付部16へ送信する。受付部16は、情報端末6から送信された要求信号を受信することにより、第2利用者42からの要求を受け付ける。なお、第2利用者42は、例えば後述する報知装置5に備え付けの入力インタフェース(例えば、押釦等)を操作することで、通信ネットワークを介して報知装置5から要求信号を受付部16へ送信させてもよい。
報知部17は、判定部15で判定された浄化状態を第2利用者42に報知する。以下、報知部17による報知手段の例を列挙する。なお、以下に示す報知手段は一例であって、以下に示す例以外の報知手段が存在し得ることは言うまでもない。また、報知部17は、以下に示す報知手段のうちの1つを適用してもよいし、複数の報知手段を組み合わせて適用してもよい。
報知部17は、例えば図3A及び図3Bに示すように、共用空間31の外部に設置された報知装置5を介して、第2利用者42に音声又は表示により浄化状態を報知する。図3Aは、実施の形態に係る報知装置5を介して浄化状態を報知する態様の一例を示す図である。図3Bは、実施の形態に係る報知装置5を介して浄化状態を報知する態様の他の一例を示す図である。
図3A及び図3Bに示す例では、報知装置5は、共用空間31(ここでは、「会議室A」)の出入口であるドア32の上部に設置されたディスプレイである。つまり、図3A及び図3Bに示す例では、報知部17は、共用空間31の浄化状態を示す報知内容を含む報知信号を、通信ネットワークを介して報知装置5へ送信する。報知装置5は、報知部17からの報知信号を受信すると、報知信号に含まれる報知内容に基づいて、共用空間31の出入口まで赴いた第2利用者42に対して、文字列等で表示することにより浄化状態を報知する。なお、報知装置5は、例えばスピーカを内蔵し、スピーカを介して音声メッセージにより浄化状態を報知してもよい。また、報知装置5は、ディスプレイ及びスピーカのうちのいずれか1つを備えていればよい。
報知部17は、例えば図4A及び図4Bに示すように、第2利用者42が所持する情報端末6を介して、第2利用者42に音声又は表示により浄化状態を報知する。図4Aは、実施の形態に係る情報端末6を介して浄化状態を報知する態様の一例を示す図である。図4Bは、実施の形態に係る情報端末6を介して浄化状態を報知する態様の他の一例を示す図である。
図4A及び図4Bに示す例では、情報端末6は、スマートフォンである。つまり、図4A及び図4Bに示す例では、報知部17は、共用空間31(ここでは、「会議室A」)の浄化状態を示す報知内容を含む報知信号を、通信ネットワークを介して情報端末6へ送信する。情報端末6は、報知部17からの報知信号を受信すると、報知信号に含まれる報知内容に基づいて、第2利用者42に対して備え付けのディスプレイ61に文字列等で表示することにより浄化状態を報知する。なお、情報端末6は、例えば内蔵されたスピーカを介して音声メッセージにより浄化状態を報知してもよい。また、情報端末6は、音声及び表示のうちのいずれか1つの態様のみで浄化状態を報知してもよい。
実施の形態では、報知部17は、受付部16が第2利用者42からの要求を受け付けると、浄化状態を第2利用者42に報知する。ここで、報知部17の報知内容は、受付部16が第2利用者42からの要求を受け付けるタイミングに応じて変化し得る。
図5Aは、浄化状態が所定の基準を満たしてから第2利用者42が要求した場合における、実施の形態に係る報知部17による報知例を示す図である。図5Aに示す例では、受付部16が第2利用者42からの要求を受け付けた時点において、判定部15は、共用空間31が所定の基準を満たす程度(つまり、共用空間31が利用可能な程度)に浄化されている、と浄化状態を判定している。このため、報知部17は、例えば図3A又は図4Aに示すように、共用空間31が利用可能であることを第2利用者42に報知する。
図5Bは、浄化状態が所定の基準を満たす前に第2利用者が要求した場合における、実施の形態に係る報知部による報知例を示す図である。図5Bに示す例では、受付部16が第2利用者42からの要求を受け付けた時点において、判定部15は、未だ共用空間31が所定の基準を満たしていない(つまり、共用空間31が利用できない)、と浄化状態を判定している。このため、報知部17は、例えば図3B又は図4Bに示すように、共用空間31が利用できないことを第2利用者42に報知する。
ここで、報知部17は、例えば図3B又は図4Bに示すように、第2利用者42に報知する時点において共用空間31が利用できない状態にある場合、共用空間31が利用可能になるまでに要する時間(所要時間)を含めて第2利用者42に報知する。所要時間は、判定部15が設定した所定時間と、第2利用者42からの要求を受け付けた時間とに基づいて算出することが可能である。
記憶部18は、各種情報を記憶する記憶装置である。記憶部18は、例えば半導体メモリにより実現されるが、特に限定されることなく公知の電子情報記憶の手段を用いることができる。記憶部18は、例えば第1取得部12が取得した呼吸情報、第2取得部13が取得した感染情報、又は第3取得部14が取得した行動情報を、第1利用者41の識別情報と対応付けて記憶する。また、記憶部18は、後述する浄化装置7の位置及び性能を示す情報を記憶する。
制御部21は、浄化装置7を制御する。浄化装置7は、共用空間31に設置された共用空間31を浄化する装置である。浄化装置7は、例えば次亜塩素酸水等の空気清浄物質を共用空間31に散布する空気清浄機、又は共用空間31内の空気を外部へ排気する換気扇71(図2参照)等を含み得る。ここでいう「外部」は、共用空間31の外部であればよく、施設3の外部でなくてもよい。また、浄化装置7は、例えば感染性物質(又は臭い物質)を捕集するフィルタ装置、又は共用空間31内の空気を交換する機能を有する空調機器等を含み得る。
浄化装置7は、通信ネットワークを介して制御部21との間で通信可能である。したがって、制御部21は、通信ネットワークを介して浄化装置7に対して制御信号を送信することにより、浄化装置7を遠隔制御することが可能である。制御部21は、例えば検知部11で第1利用者41が検知されると、浄化装置7に対して通信ネットワークを介して制御信号を送信する。これにより、制御信号を受信した浄化装置7が、制御信号に含まれる制御内容に従って動作することで、共用空間31が浄化される。
ここで、制御部21は、判定部15で判定された浄化状態に応じて浄化装置7を制御する。すなわち、制御部21は、判定部15で判定された必要な浄化量を満たすまで浄化装置7を制御する。実施の形態では、制御部21は、報知部17が第2利用者42に報知する際に、浄化状態が所定の基準に達していない場合(つまり、共用空間31が利用可能な程度に十分に浄化されていない場合)、浄化装置7の浄化量を大きくする。すなわち、制御部21は、受付部16にて第2利用者42からの要求を受け付けた時点において、共用空間31が利用可能な程度に十分に浄化されていないと判定部15が判定した場合、浄化量を大きくする指令を含む制御信号を、通信ネットワークを介して浄化装置7に送信する。この態様では、浄化装置7による浄化量を大きくすることにより、共用空間31を浄化する速度を高めることができ、共用空間31が利用可能となる時間を早めることが可能である。
[動作]
以下、実施の形態に係る報知システム100の動作(報知方法)の一例について、図6を参照して説明する。図6は、実施の形態に係る報知システム100の動作(報知方法)の一例を示すフローチャートである。
まず、検知部11は、共用空間31において第1利用者41が存在するか否かを検知する(S1)。第1利用者41が共用空間31に存在する場合(S2:Yes)、第1取得部12が第1利用者41についての呼吸情報を取得し(S3)、第2取得部13が第1利用者41についての感染情報を取得し(S4)、第3取得部14が第1利用者41についての行動情報を取得する(S5)。なお、処理S3~S5の順番は、この順番に限られない。また、第1取得部12、第2取得部13、及び第3取得部14は、それぞれ呼吸情報、感染情報、及び行動情報を取得できない場合もあり得る。一方、第1利用者41が共用空間31に存在しない場合(S2:No)、特に何も実行しない。
次に、判定部15は、第1利用者41が共用空間31を利用した後、共用空間31の浄化状態を判定する(S6)。処理S6は、例えば第2利用者42が共用空間31で検知されるまで(つまり、次回の利用者が共用空間31で検知されるまで)、リアルタイム又は定期的に実行される。
受付部16が第2利用者42からの要求を受け付けると(S7)、報知部17は、第2利用者42からの要求を受け付けた時点における判定部15による共用空間31の浄化状態の判定結果を参照する(S8)。判定部15が浄化状態として共用空間31が利用可能であると判定した場合(S9:Yes)、報知部17は、第2利用者42に対して、共用空間31が利用可能であることを報知する(S10)。一方、判定部15が浄化状態として共用空間31が利用可能でないと判定した場合(S9:No)、報知部17は、第2利用者42に対して、共用空間31が利用可能でないことと、共用空間31が利用可能になるまでの所要時間とを報知する(S11)。
[効果等]
以上のように、実施の形態に係る報知システム100は、検知部11と、判定部15と、報知部17と、を備える。検知部11は、複数人で共同利用される共用空間31における第1利用者41を検知する。判定部15は、少なくとも検知部11で検知された第1利用者41が利用した時間に基づいて、共用空間31の浄化の度合いを示す浄化状態を判定する。報知部17は、判定部15で判定された浄化状態を第2利用者42に報知する。
これによれば、第2利用者42は、第1利用者41が利用した後の共用空間31の浄化状態を把握することができるので、複数人で共同利用される共用空間31を浄化された状態で利用しやすくなる、という利点がある。
特に、これによれば、第1利用者41が共用空間31を利用した場合に、第1利用者41が感染症を発症しているか否かを問わず、共用空間31の浄化状態を第2利用者42に報知する。このため、仮に第1利用者41が感染症を発症していた場合、第2利用者42が共用空間31を利用することによる感染リスクを低減することができる。また、第1利用者41が感染症を発症していない場合でも、第2利用者42が感染リスクを懸念することなく安心して共用空間31を利用することができる。
ここで、特許文献1に開示の空間浄化システムでは、対象領域としての共用空間31の浄化が開始されたとしても、共用空間31が浄化されているか否かを第2利用者42が把握することができず、共用空間31が浄化されていない状態で、第2利用者42が共用空間31を利用してしまう可能性がある、という課題がある。
これに対して、実施の形態に係る報知システム100では、共用空間31の浄化状態が第2利用者42に報知されるので、第2利用者42は、共用空間31が浄化されているか否かを把握することが可能である。したがって、実施の形態に係る報知システム100では、共用空間31が浄化されていない状態で、第2利用者42が共用空間31を利用してしまうことを回避しやすくなる、という利点がある。
また、実施の形態に係る報知システム100では、判定部15は、共用空間31が利用可能な状態であるか否かを浄化状態として判定する。
これによれば、第2利用者42が、共用空間31が利用可能であるか否かを把握することができる、という利点がある。
また、実施の形態に係る報知システム100では、判定部15は、第2利用者42に報知する時点において共用空間31が利用できない状態にある場合、共用空間31が利用可能になるまでに要する時間を浄化状態として判定する。
これによれば、第2利用者42が、共用空間31が利用可能になる時間を把握することができる、という利点がある。
また、実施の形態に係る報知システム100では、報知部17は、共用空間31の外部に設置された報知装置5を介して、第2利用者42に音声又は表示により浄化状態を報知する。
これによれば、第2利用者42が、例えば報知装置5の付近を通りかかった際に、共用空間31の浄化状態を把握することができる、という利点がある。
また、実施の形態に係る報知システム100では、報知部17は、第2利用者42が所持する情報端末6を介して、第2利用者42に音声又は表示により浄化状態を報知する。
これによれば、第2利用者42が、共用空間31まで赴かなくても、自身が所持する情報端末6を確認することで、共用空間31の浄化状態を把握することができる、という利点がある。
また、実施の形態に係る報知システム100は、第2利用者42からの要求を受け付ける受付部16を更に備える。報知部17は、受付部16が第2利用者42からの要求を受け付けると、浄化状態を第2利用者42に報知する。
これによれば、第2利用者42が、所望のタイミングで共用空間31の浄化状態を把握することができる、という利点がある。
また、実施の形態に係る報知システム100は、第1利用者41の呼吸に関する呼吸情報を取得する第1取得部12を更に備える。判定部15は、第1取得部12が取得した呼吸情報に更に基づいて、浄化状態を判定する。
これによれば、共用空間31の浄化状態に影響を及ぼし得る第1利用者41の呼吸を考慮することで、より精度良く共用空間31の浄化状態を判定しやすくなる、という利点がある。
また、実施の形態に係る報知システム100は、第1利用者41の感染症についての感染情報を取得する第2取得部13を更に備える。判定部15は、第2取得部13が取得した感染情報に更に基づいて、浄化状態を判定する。
これによれば、例えば第1利用者41が感染症を発症している場合であれば、第1利用者41から発せられる感染性物質が共用空間31の浄化状態に影響を及ぼし得るので、第1利用者41の感染の有無等を考慮することで、より精度良く共用空間31の浄化状態を判定しやすくなる、という利点がある。
また、実施の形態に係る報知システム100は、第1利用者41の共用空間31における感染症に関わる行動についての行動情報を取得する第3取得部14を更に備える。判定部15は、第3取得部14が取得した行動情報に更に基づいて、浄化状態を判定する。
これによれば、例えば咳又はくしゃみ等、第1利用者41が感染症を発症している場合であれば感染性物質を共用空間31に撒き散らすような行動の有無等を考慮することで、より精度良く共用空間31の浄化状態を判定しやすくなる、という利点がある。
また、実施の形態に係る空間浄化システム200は、報知システム100と、制御部21と、を備える。制御部21は、浄化装置7を制御する。浄化装置7は、共用空間31に設置されて共用空間31を浄化する。
これによれば、第2利用者42に対して共用空間31の浄化状態を報知しつつ、共用空間31を浄化することができる、という利点がある。
また、実施の形態に係る空間浄化システム200では、制御部21は、報知部17が第2利用者42に報知する際に、浄化状態が所定の基準に達していない場合、浄化装置7の浄化量を大きくする。
これによれば、共用空間31を浄化する速度を高めることで、共用空間31が利用可能となる時間を早めることができる、という利点がある。
また、実施の形態に係る報知方法では、複数人で共同利用される共用空間31における第1利用者41を検知する。また、実施の形態に係る報知方法では、少なくとも検知された第1利用者41が利用した時間に基づいて、共用空間31の浄化の度合いを示す浄化状態を判定する。また、実施の形態に係る報知方法では、判定された浄化状態を第2利用者42に報知する。
これによれば、第2利用者42は、第1利用者41が利用した後の共用空間31の浄化状態を把握することができるので、複数人で共同利用される共用空間31を浄化された状態で利用しやすくなる、という利点がある。
(変形例)
以上、本開示の1つ又は複数の態様に係る報知システムを含む空間浄化システム、及び報知方法について、それぞれ実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、この実施の形態に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本開示の1つ又は複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
実施の形態において、報知部17による共用空間31が利用可能であるか否かの報知は、あくまで報知システム100による判断を示しているに過ぎず、第2利用者42による共用空間31の利用を妨げるものではない。つまり、第2利用者42は、共用空間31が利用できないという報知部17による報知があったとしても、自己責任でこれに反して共用空間31を利用してもよい。例えば、第2利用者42が第1利用者41と同一人物である場合、第2利用者42は、共用空間31が浄化されるのを待たずして、共用空間31を利用してもよい。
実施の形態では、報知システム100は第1取得部12を備えているが、これに限られない。例えば、報知システム100は、第1取得部12を備えていなくてもよい。また、実施の形態では、報知システム100は、第2取得部13を備えているが、これに限られない。例えば、報知システム100は、第2取得部13を備えていなくてもよい。また、実施の形態では、報知システム100は第3取得部14を備えているが、これに限られない。例えば、報知システム100は、第3取得部14を備えていなくてもよい。
実施の形態では、報知システム100は受付部16を備えているが、これに限られない。例えば、報知システム100は、受付部16を備えていなくてもよい。この場合、例えば報知部17は、第2利用者42からの要求の有無に依らず、共用空間31の浄化状態をリアルタイムに報知装置5又は情報端末6を介して報知してもよい。
実施の形態では、報知部17は、共用空間31を利用できない場合に、共用空間31が利用できるようになるまでの所要時間を浄化状態として第2利用者42に報知しているが、これに限られない。例えば、報知部17は、単に共用空間31を利用できないことのみを浄化状態として第2利用者42に報知してもよい。また、報知部17は、共用空間31を利用可能であるか否かではなく、単に共用空間31が浄化されているか否かのみを浄化状態として報知してもよい。また、所要時間の報知は、数字の表示に限定されず、色、明滅状態、又は目盛りの減衰といった表現で報知してもよい。
実施の形態において、判定部15が共用空間31を利用できないことを浄化状態として判定した場合に、例えば共用空間31の出入口に設置された電子錠を遠隔制御して施錠することにより、共用空間31の利用を禁止してもよい。この場合、判定部15が共用空間31を利用できることを浄化状態として判定した時点で、電子錠が遠隔制御されて解錠され、共用空間31が利用できるようになる。
実施の形態では、報知システム100を含む空間浄化システム200は、1つの施設3を対象としたローカルシステムとして構築されているが、これに限られない。例えば、空間浄化システム200は、複数の施設3を一括して管理するクラウドシステムとして構築されていてもよい。
本開示は、例えば複数人で共同利用される共用空間の状態を報知するための報知システムとして利用することができる。
11 検知部
12 第1取得部
13 第2取得部
14 第3取得部
15 判定部
16 受付部
17 報知部
18 記憶部
21 制御部
3 施設
31 共用空間
32 ドア
41 第1利用者
42 第2利用者
5 報知装置
6 情報端末
61 ディスプレイ
7 浄化装置
71 換気扇
100 報知システム
200 空間浄化システム
A1 矢印

Claims (12)

  1. 複数人で共同利用される共用空間における第1利用者を検知する検知部と、
    少なくとも前記検知部で検知された前記第1利用者が利用した時間に基づいて、前記共用空間の浄化の度合いを示す浄化状態を判定する判定部と、
    前記判定部で判定された前記浄化状態を第2利用者に報知する報知部と、を備える、
    報知システム。
  2. 前記判定部は、前記共用空間が利用可能な状態であるか否かを前記浄化状態として判定する、
    請求項1に記載の報知システム。
  3. 前記報知部は、前記第2利用者に報知する時点において前記共用空間が利用できない状態にある場合、前記共用空間が利用可能になるまでに要する時間を含めて前記第2利用者に報知する、
    請求項2に記載の報知システム。
  4. 前記報知部は、前記共用空間の外部に設置された報知装置を介して、前記第2利用者に音声又は表示により前記浄化状態を報知する、
    請求項1~3のいずれか1項に記載の報知システム。
  5. 前記報知部は、前記第2利用者が所持する情報端末を介して、前記第2利用者に音声又は表示により前記浄化状態を報知する、
    請求項1~4のいずれか1項に記載の報知システム。
  6. 前記第2利用者からの要求を受け付ける受付部を更に備え、
    前記報知部は、前記受付部が前記第2利用者からの要求を受け付けると、前記浄化状態を前記第2利用者に報知する、
    請求項1~5のいずれか1項に記載の報知システム。
  7. 前記第1利用者の呼吸に関する呼吸情報を取得する第1取得部を更に備え、
    前記判定部は、前記第1取得部が取得した前記呼吸情報に更に基づいて、前記浄化状態を判定する、
    請求項1~6のいずれか1項に記載の報知システム。
  8. 前記第1利用者の感染症についての感染情報を取得する第2取得部を更に備え、
    前記判定部は、前記第2取得部が取得した前記感染情報に更に基づいて、前記浄化状態を判定する、
    請求項1~7のいずれか1項に記載の報知システム。
  9. 前記第1利用者の前記共用空間における感染症に関わる行動についての行動情報を取得する第3取得部を更に備え、
    前記判定部は、前記第3取得部が取得した前記行動情報に更に基づいて、前記浄化状態を判定する、
    請求項1~8のいずれか1項に記載の報知システム。
  10. 請求項1~9のいずれか1項に記載の報知システムと、
    前記共用空間に設置されて前記共用空間を浄化する浄化装置を制御する制御部と、を備える、
    空間浄化システム。
  11. 前記制御部は、前記報知部が前記第2利用者に報知する際に、前記浄化状態が所定の基準に達していない場合、前記浄化装置の浄化量を大きくする、
    請求項10に記載の空間浄化システム。
  12. 複数人で共同利用される共用空間における第1利用者を検知し、
    少なくとも検知された前記第1利用者が利用した時間に基づいて、前記共用空間の浄化の度合いを示す浄化状態を判定し、
    判定された前記浄化状態を第2利用者に報知する、
    報知方法。
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