JP2022175426A - 情報処理プログラム及び第1端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1ユーザが第2ユーザに対して特定車両の制御権限を付与する際に有効な情報処理プログラム及び端末を提供する。【解決手段】特定車両の管理者権限を持つ第1ユーザが使用する第1端末を制御するための情報処理プログラムは、第1端末に、特定車両の利用を希望する第2ユーザが使用する第2端末から第2ユーザIDを取得するステップと、管理サーバ装置に対し、第2ユーザIDの所定リストへの登録を要求する登録要求信号を送信するステップと、を実行させる。【選択図】図8

Description

本開示は、車両の制御権限を管理する技術に関する。
特許文献1には、鍵情報共有システムが開示されている。特許文献1において開示されている鍵情報共有システムにおいては、配信装置が、ユーザ端末と第三者端末との間で配信装置を介さずに該鍵情報を受け渡し可能とする受け渡し可能情報を鍵情報に付加する。また、鍵情報システムにおいては、ユーザ端末が、配信装置から受信した鍵情報に受け渡し可能情報が付加されていた場合、ユーザの入力操作に応じて、鍵情報を第三者端末に送信する。
特開2019-92011号公報
本開示の目的は、第1ユーザが第2ユーザに対して特定車両の制御権限を付与する際に有効な技術を提供することにある。
本開示の第1の態様は、特定車両の管理者権限を持つ第1ユーザが使用する第1端末を制御するための情報処理プログラムとして捉えることができる。その場合の情報処理プログラムは、例えば、
前記特定車両の利用を希望する第2ユーザが使用する第2端末から、前記第2ユーザのユーザIDである第2ユーザIDを取得する第1ステップと、
前記特定車両の制御権限を前記第2ユーザIDでログインされる前記第2端末に付与するためのリクエストを、前記特定車両の制御権限を管理する管理サーバ装置へ送信する第2ステップと、
を前記第1端末に実行させてもよい。
本開示の第2の態様は、特定車両の管理者権限を持つ第1ユーザが使用する第1端末として捉えることもできる。その場合の第1端末は、例えば、
前記特定車両の利用を希望する第2ユーザが使用する第2端末から、前記第2ユーザのユーザIDである第2ユーザIDを取得することと、
前記特定車両の制御権限を前記第2ユーザIDでログインされる前記第2端末に付与するためのリクエストを、前記特定車両の制御権限を管理する管理サーバ装置へ送信することと、
を実行する制御部を備えてもよい。
本開示の第3の態様は、特定車両の管理者権限を持たない第2ユーザが使用する第2端末を制御するための情報処理プログラムとして捉えることもできる。その場合の情報処理プログラムは、例えば、
前記特定車両の管理者権限を持つ第1ユーザの第1端末から、前記第1ユーザのユーザIDである第1ユーザIDを取得する第3ステップと、
前記第1ユーザIDに紐付けられている前記特定車両の制御権限を前記第2ユーザIDでログインされる前記第2端末に付与するためのリクエストを、前記特定車両の制御権限
を管理する管理サーバ装置へ送信する第4ステップと、
を前記第2端末に実行させてもよい。
なお、本開示は、上記した第1の態様で行われる処理を第1端末が実行する方法、上記した第1の態様に係る情報処理プログラムを格納する非一時的記憶媒体、上記した第3の態様で行われる処理を実行する第2端末、上記した第3の態様で行われる処理を第2端末が実行する方法、又は上記した第3の態様に係る情報処理プログラムを格納する非一時的記憶媒体として捉えることもできる。
本開示によれば、第1ユーザが第2ユーザに対して特定車両の制御権限を付与する際に有効な技術を提供することができる。
実施形態における車両管理システムの概要を示す図である。 実施形態に係る車両管理システムに含まれる第1端末、第2端末、管理サーバ装置、及び車載装置の構成例を概略的に示すブロック図である。 実施形態において、第2端末から第2ユーザIDを取得する際に第1端末に表示される操作画面の一例を示す図である。 実施形態において、第1ユーザが付与期間を設定する際に第1端末に表示される操作画面の一例を示す図である。 実施形態において、第1端末へ第2ユーザIDを提供する際に第2端末に表示される操作画面の一例を示す図である。 車両管理DBに格納される車両情報テーブルの構成例を示す図である。 実施形態において、第1ユーザが特定車両の制御権限を第2ユーザに付与する際に、第1端末と第2端末と管理サーバ装置との間で送受信される信号、及び各構成要素で行われる処理を示すシーケンス図である。 実施形態において、第1ユーザが特定車両の制御権限を第2ユーザに付与する際に、第1端末で実行される処理ルーチンを示すフローチャートである。 第2ユーザが第2端末で特定車両の操作を行った際に、第2端末と車載装置と管理サーバ装置との間で送受信される信号、及び各構成要素で行われる処理を示すシーケンス図である。 変形例に係る車両管理システムに含まれる第1端末、第2端末、管理サーバ装置、及び車載装置の構成例を概略的に示すブロック図である。 第2端末へ第1ユーザIDを提供する取得する際に第1端末に表示される操作画面の一例を示す図である。 変形例において、第1ユーザが特定車両の制御権限を第2ユーザに付与する際に、第1端末と第2端末と管理サーバ装置との間で送受信される信号、及び各構成要素で行われる処理を示すシーケンス図である。
本開示に係る情報処理プログラムは、特定車両の管理者権限を持つ第1ユーザが使用する第1端末にインストールされる。本開示に係る情報処理プログラムがインストールされた第1端末は、第2端末から第2ユーザIDを取得する。続いて、第1端末は、管理サーバ装置に対し、リクエストを送信する。リクエストは、特定車両の制御権限を、第2ユーザIDでログインされる第2端末に付与することを要求する信号である。斯様なリクエストを受信した管理サーバ装置は、第2ユーザIDでログインされる第2端末に対し、特定車両の制御権限を付与する。これにより、第2ユーザは、第2ユーザIDで第2端末にログインすることで、第2端末を通じて特定車両を制御することが可能になる。その結果、第1ユーザから第2ユーザへ特定車両の制御権限が付与される。
ここで、第1端末が第2端末から第2ユーザIDを取得する方法としては、第2端末が画面表示する第2ユーザIDを、第1端末が備えるカメラで読み取る方法を用いることができる。このような方法によれば、第1端末が第2端末から第2ユーザIDを取得する場合に、第1ユーザと第2ユーザとが対面する必要がある。その結果、悪意を持つ第三者が第1ユーザや第2ユーザになりすますことを抑制することができる。
なお、第2端末で画面表示される第2ユーザIDは、二次元コードで表示されるようにしてもよい。これにより、第2端末に画面表示されている二次元コードを、第三者が目視したとしても、当該第三者が第2ユーザIDを把握することが難しくなる。その結果、第三者によって第2ユーザIDが不当に利用されることを抑制することができる。二次元コードは、QRコード(登録商標)でもよい。これにより、第2端末に画面表示される第2ユーザIDを、第1端末が高速且つ正確に読み取ることが可能となる。なお、二次元コードは、QRコード以外のマトリクス型の二次元コードでもよく、又はスタック型の二次元コードでもよい。
また、第2ユーザIDでログインされる第2端末に付与される、特定車両の制御権限は、所定の範囲に限定されもよい。所定の範囲は、例えば、管理者権限の範囲よりも狭い範囲であり、特定車両をリモート操作する権限を含む。これにより、第2ユーザに対し、第1ユーザと同等の権限が付与されることを抑制することができる。その結果、第2ユーザが、第1ユーザの不利益を生じさせ得る権限(例えば、特定車両の所有権又は使用権に関わる情報を閲覧及び変更する権限、課金が発生する手続き等を行う権限、及び特定車両の制御権限を他のユーザの端末に付与する権限等)を行使することが抑制される。
ここで、管理サーバ装置が、所定リストに登録されているユーザIDでログインされる端末に対して、特定車両の制御権限を付与するように構成される場合、第1端末の制御部は、取得した第2ユーザIDの所定リストへの登録を要求する登録要求信号を、上記のリクエストとして、管理サーバ装置へ送信してもよい。この場合、管理サーバ装置が第2ユーザIDを所定リストに登録することで、第2ユーザIDでログインされる第2端末に対する特定車両の制御権限の付与が為される。
なお、所定リストには、ユーザIDに加え、該ユーザIDでログインされる端末に対して特定車両の制御権限が付与される期間(付与期間)が登録されてもよい。その場合、第1端末は、登録要求信号を管理サーバ装置へ送信する前に、第2端末から第2ユーザIDを取得することに加え、第2ユーザIDに関する付与期間(第2ユーザIDでログインされる第2端末に対する付与期間)を第1ユーザに入力させることを実行してもよい。そして、第1端末は、第2ユーザIDに加え、第1ユーザにより入力された付与期間を含む登録要求信号を、管理サーバ装置へ送信してもよい。登録要求信号を受信した管理サーバ装置は、第2ユーザIDと付与期間とを関連付けて所定リストに登録する。これにより、管理サーバ装置は、付与期間中においてのみ、第2ユーザIDでログインされる第2端末に対して、特定車両の制御権限を付与することができる。その結果、第1ユーザが特定車両を利用したいときに、第2ユーザによって特定車両が利用されてしまうことを抑制することができる。
なお、第2ユーザIDの所定リストへの登録は、第2ユーザが第2端末を通じて行うようにしてもよい。その場合、第2端末は、第1端末から、第1ユーザのユーザIDである第1ユーザIDを取得すればよい。そして、第2端末は、第1ユーザIDに紐付けられている特定車両の制御権限を第2ユーザIDでログインされる第2端末に付与するためのリクエストを、管理サーバ装置へ送信すればよい。
以下、本開示の具体的な実施形態について図面に基づいて説明する。本実施形態に記載されている構成は、特に記載がない限りは本開示の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<実施形態>
(システムの概要)
図1は、本開示を適用する車両管理システムの概要を示す図である。本実施形態における車両管理システムは、第1ユーザが特定車両40の制御権限を第2ユーザに付与するためのサービス(以下、「権限付与サービス」と記す場合もある。)を提供するシステムである。斯様な車両管理システムは、第1端末100、第2端末200、管理サーバ300、及び車載装置400を含んで構成される。第1端末100と、第2端末200と、管理サーバ300と、車載装置400とは、ネットワークによって相互に接続される。ネットワークは、例えば、インターネット等の世界規模の公衆通信網であるWAN(Wide Area Network)等である。また、第2端末200と車載装置400とは、近距離無線通信規格
の通信が行われる。近距離無線通信規格は、例えば、Bluetooth(登録商標) Low Energy(以下、「BLE」と記す場合もある。)、又はWi-Fi(登録商標)等である。
第1端末100は、第1ユーザが使用するコンピュータである。第1端末100は、例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、ウェアラブルコンピュータ(スマートウォッチ等)等のように、第1ユーザが携帯可能な小型のコンピュータである。第1ユーザは、特定車両40の管理者権限を有するマスターユーザである。特定車両40のマスターユーザになり得るのは、特定車両40の所有権を有するユーザ(車両販売会社等から特定車両40を購入したユーザ)、又は特定車両40の使用権を有するユーザ(車両リース会社等から特定車両40をリースしているユーザ)等のような、1人のユーザ(本例では、第1ユーザ)のみである。ただし、第1ユーザは、特定車両40を含めた複数台の車両のマスターユーザになることが可能である。マスターユーザが持つ管理者権限には、マスターユーザ以外のユーザ(特定車両40の管理者権限を持たないユーザ)に対し、特定車両40の制御権限を付与する権限が含まれる。ここでいう「制御権限」は、マスターユーザが持つ管理者権限のうちの一部に限定される。例えば、制御権限は、特定車両40のリモート操作(例えば、ドアの施解錠操作、トランクの施解錠操作等)を行う権限、及び特定車両40の状態に関する情報を閲覧する権限等に限定される。つまり、制御権限は、特定車両40の所有権又は使用権に関わる情報の閲覧及び変更等を行う権限、課金が発生する手続き等を行う権限、及び特定車両40の制御権限を他のユーザに付与する権限等のような、マスターユーザの不利益を生じさせ得る権限を含まない。
本例の第1端末100には、第1のアプリケーション・プログラムがインストールされている。第1のアプリケーション・プログラムは、特定車両40の制御権限をマスターユーザ以外のユーザに付与するための様々な機能を、第1端末100において実現する。特定車両40の制御権限をマスターユーザ以外のユーザに付与するための機能は、第1アプリケーション・プログラムの実行開始時に第1端末100で表示されるログイン画面において、第1ユーザが第1ユーザIDを入力することで実現される。第1ユーザIDは、特定車両40のマスターユーザ(第1ユーザ)に付与されるユーザIDであり、第1ユーザが特定車両40の所有権又は使用権を取得したときに付与される。
第2端末200は、第2ユーザが使用するコンピュータである。第2ユーザは、第1ユーザとは異なるユーザであり、特定車両40の管理者権限を持たないユーザである。第2端末200は、第1端末100と同様に、第2ユーザが携帯可能な小型のコンピュータである。本例の第2端末200には、第2アプリケーション・プログラムがインストールされている。第2アプリケーション・プログラムは、特定車両40の制御権限を獲得するた
めの様々な機能を、第2端末200において実現する。特定車両40の制御権限を獲得するための機能は、第2アプリケーション・プログラムの実行開始時に第2端末200に表示されるログイン画面において、第2ユーザが第2ユーザIDを入力することで実現される。第2ユーザIDは、第2ユーザが権限付与サービスのユーザ登録を行った際に付与されるユーザIDである。なお、特定車両40の制御権限が第1ユーザから第2ユーザへ付与されている期間(付与期間)中に、第2ユーザが第2ユーザIDでログインした場合、第2アプリケーション・プログラムは、特定車両40のリモート操作を実現するための機能を、第2端末200において実現する。
ここで、第1アプリケーション・プログラムと第2アプリケーション・プログラムとは、異なる構成のプログラムでもよく、又は同じ構成のプログラムでもよい。第1アプリケーション・プログラムと第2アプリケーション・プログラムとが同じ構成のプログラムである場合、ログインするユーザの属性等に応じて、実現される機能が異なるように設計されてもよい。例えば、ログインするユーザが特定車両40のマスターユーザである場合は、上記した第1端末100と同等の機能が実現され、アプリケーション・プログラムにログインするユーザが特定車両40のマスターユーザ以外のユーザである場合は、上記した第2端末200と同等の機能が実現されるように、第1アプリケーション・プログラム及び第2アプリケーション・プログラムが設計されてもよい。
管理サーバ装置300は、特定車両40の販売会社、又はTSP(Telematics Service
Provider)等によって運用されるコンピュータである。管理サーバ装置300は、特定
車両40の制御権限を管理する。例えば、管理サーバ装置300は、第1端末100からの登録要求信号を受け付ける。登録要求信号は、第1ユーザが特定車両40の制御権限を付与しようとしているユーザ(第2ユーザ)のユーザID(第2ユーザID)を、権限ユーザリストへ登録することを要求する信号である。権限ユーザリストは、第1ユーザによって特定車両40の制御権限が付与されているユーザ(以下、「権限ユーザ」と記す場合もある。)のユーザIDを登録するリストである。権限ユーザリストの詳細については後述する。第1端末100からの登録要求信号を受け付けた管理サーバ装置300は、登録対象のユーザ(第2ユーザ)のユーザID(第2ユーザID)を権限ユーザリストに登録する。なお、管理サーバ装置300が管理する車両は、特定車両40のみに限定されず、複数台の車両を管理することが可能である。
また、管理サーバ装置300は、後述の車載装置400からの認証要求信号を受け付ける機能も有する。認証要求信号は、特定車両40を利用しようとしているユーザの認証を要求する信号である。車載装置400からの認証要求信号を受け付けた管理サーバ装置300は、特定車両40を利用しようとしているユーザのユーザIDが権限ユーザリストに登録されているかを判定する。特定車両40を利用しようとしているユーザのユーザIDが権限ユーザリストに登録されている場合、管理サーバ装置300は、認証成功と判定する。一方、特定車両40を利用しようとしているユーザのユーザIDが権限ユーザリストに登録されていない場合、管理サーバ装置300は、認証失敗と判定する。管理サーバ装置300による認証の結果は、管理サーバ装置300から車載装置400へ送信される。
車載装置400は、特定車両40に搭載されるコンピュータである。車載装置400は、第2端末200からのリモート信号を受信したときに、認証要求信号を管理サーバ装置300へ送信する機能を有する。リモート信号は、特定車両40のドアの解錠、特定車両40のドアの施錠、特定車両40のトランクの施錠、及び特定車両40のドアの解錠等をリモート操作するための信号である。管理サーバ装置300において第2ユーザの認証に成功した場合、車載装置400は、第2端末200からのリモート操作を受け付ける。
本実施形態の車両管理システムでは、第1ユーザが特定車両40の制御権限を第2ユー
ザに付与する場合、第1ユーザは、第2ユーザの第2端末200から第2ユーザIDを取得するための操作、及び取得した第2ユーザIDを後述の権限ユーザリストに登録するための操作を、第1端末100で行う。第2ユーザは、第2ユーザIDを第1ユーザの第1端末100へ提供するための操作を、第2端末200で行う。第1端末100と第2端末200との間における第2ユーザIDの受け渡しは、QRコード(登録商標)等の二次元コードで行われる。すなわち、第2ユーザIDを示すQRコードを第2端末200に表示させ、第2端末200が表示するQRコードを第1端末100に読み取らせることで、第2端末200から第1端末100への第2ユーザIDの受け渡しが行われる。このような方法によれば、第1ユーザと第2ユーザとが対面した状態で、第2ユーザIDの受け渡しが行われることになる。その結果、悪意を持つ第三者が第1ユーザ又は第2ユーザになりすますことが抑制される。
(システム構成)
図2は、車両管理システムに含まれる第1端末100、第2端末200、管理サーバ装置300、及び車載装置400の構成例を概略的に示したブロック図である。
(第1端末100)
第1端末100は、第1ユーザが携帯する小型のコンピュータである。第1端末100は、図2に示すように、通信部101、制御部102、記憶部103、及び入出力部104を含んで構成される。
通信部101は、第1端末100をネットワークに接続するための通信インタフェースである。例えば、通信部101は、無線通信網を利用してネットワークに接続し、ネットワークを通じて他の機器(例えば、管理サーバ装置300等)と通信する。無線通信網は、例えば、5G(5th-Generation)若しくはLTE(Long Term Evolution)等の移動体
通信網、又はWi-Fi等である。ネットワークは、前述したように、WAN等である。
制御部102は、CPU(Central Processing Unit)又はDSP(Digital Signal Processor)等のプロセッサにより構成され、第1端末100の制御を司る。制御部102
は、取得部1021、及び登録要求部1022等の機能モジュールを有する。これらの機能モジュールは、後述の記憶部103に格納される第1アプリケーション・プログラムをプロセッサが実行することにより実現される。なお、取得部1021と登録要求部1022とのうちの一部又は全部の機能は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)又はFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェア回路により実現されてもよい。
取得部1021は、第2端末200から第2ユーザIDを取得するための処理を行う。具体的には、取得部1021は、図3に示すような操作画面を、後述の入出力部104のタッチパネルディスプレイ1042に表示させる。すなわち、取得部1021は、第2端末200に表示されるQRコードの読み取りを第1ユーザに促すメッセージ(図3中のD1)と、QRコードの読み取りを開始するためのボタン(図3中のD2)と、を含む画面を、入出力部104のタッチパネルディスプレイ1042に表示させる。なお、図3に示すような操作画面は、第1ユーザIDによるログインが為された後に入出力部104のタッチパネルディスプレイ1042に表示されるメニュー画面から呼び出される。図3に示すような画面を見た第1ユーザが図3中のD2のボタン(「読み取り開始」ボタン)を操作すると、取得部1021が、後述の入出力部104のカメラ1041を起動させて、第2端末200に表示されるQRコードを読み取る。取得部1021は、カメラ1041を通じて読み取られたQRコードを画像処理して、第2ユーザIDを導出する。導出された第2ユーザIDは、取得部1021から登録要求部1022へ渡される。
登録要求部1022は、第2ユーザIDを管理サーバ装置300の権限ユーザリストに登録するための処理を行う。具体的には、登録要求部1022は、登録要求信号を生成する。登録要求信号は、管理サーバ装置300が管理する権限ユーザリストへの第2ユーザIDの登録を要求する信号であり、第1ユーザIDと第2ユーザIDとを含む。登録要求部1022により生成された登録要求信号は、通信部101を通じて、管理サーバ装置300へ送信される。
なお、本例の登録要求信号には、第2ユーザIDと第1ユーザIDとに加え、特定車両40の制御権限が第2ユーザ(第2ユーザIDでログインされる第2端末200)に付与される期間(以下、「付与期間」と記す場合もある。)が含まれる。そのため、登録要求部1022は、登録要求信号を管理サーバ装置300へ送信する前に、付与期間の入力を第1ユーザに促す処理を行う。具体的には、登録要求部1022は、取得部1021から第2ユーザIDを受け取ったタイミングで、図4に示すような画面を入出力部104のタッチパネルディスプレイ1042に表示させる。すなわち、登録要求部1022は、QRコードの読み取りに成功したこと、付与期間の入力を促すこと、及び付与期間の入力後に行う操作の説明を示すメッセージ(図4中のD3)と、付与期間を入力するためのプルダウンメニュー(図4中のD4)と、付与期間の入力後に操作するボタン(図4中のD5)と、を含む画面を、入出力部104のタッチパネルディスプレイ1042に表示させる。図4に示すような画面を見た第1ユーザは、プルダウンメニューから制御権限の付与開始時期と付与終了時期とを選択して入力して、図4中のD5のボタン(「登録」ボタン)を操作する。図4中のD5に示す「登録」ボタンが操作されると、登録要求部1022が、第1ユーザID、第2ユーザID、及び付与期間を含む登録要求信号を生成する。登録要求部1022により生成された登録要求信号は、通信部101を通じて、管理サーバ装置300へ送信される。
管理サーバ装置300において第2ユーザIDの権限ユーザリストへの登録が完了すると、管理サーバ装置300から第1端末100へ登録完了信号が送信される。管理サーバ装置300からの登録完了信号を通信部101が受信すると、登録要求部1022が、第2ユーザに対する制御権限の付与が完了したことを示す情報を、入出力部104のタッチパネルディスプレイ1042に表示させる。登録完了信号は、第2ユーザIDの権限ユーザリストへの登録が完了したことを示す信号である。
なお、取得部1021及び登録要求部1022を含む機能モジュールは、第1アプリケーション・プログラムの実行開始時に、第1ユーザID(マスターユーザのユーザID)によるログインが為されたことを条件として、実現される。
ここで図2に戻り、記憶部103は、主記憶装置と補助記憶装置とを含んで構成される。主記憶装置は、補助記憶装置に格納されているプログラムをロードするための記録領域として用いられたり、又は制御部102の演算結果等を一時的に記憶するためのバッファとして用いられたりする記憶装置である。主記憶装置は、例えば、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)等の半導体メモリを含んで構成される。補助記憶装置は、制御部102に実行させるためのプログラム、及び制御部102がプログラムを実行する際に使用されるデータ等を格納する。補助記憶装置は、例えば、EPROM(Erasable Programmable ROM)、又はHDD(Hard Disk Drive)等を含んで構成される。補助記憶装置は、リムーバブルメディア、即ち可搬記録媒体を含んでもよい。リムーバブルメディアは、例えば、CD(Compact Disc)若しくはDVD(Digital Versatile Disc)等のようなディスク記録媒体でもよく、又はUSB(Universal Serial Bus)メモリでもよい。補助記憶装置に格納されるプログラムには、OS(Operating System)に加え、第1アプリケーション・プログラムが含まれる。なお、補助記憶装置に格納されている情報の一部又は全部は、主記憶装置に格納されてもよい。
入出力部104は、第1ユーザが行った入力操作を受け付ける一方で、第1ユーザに対して情報を提示する。入出力部104は、例えば、カメラ1041とその制御回路、及びタッチパネルディスプレイ1042とその制御回路を含んで構成される。なお、入出力部104は、マイクロフォンとその制御回路、及びスピーカとその制御回路等を更に含んでもよい。本例では、第2端末200に表示されるQRコードを読み取る際に、入出力部104がカメラ1041を作動させて、QRコードを読み取らせる。
第1端末100の構成は、図2に示す例に限定されず、適宜構成要素の省略、置換、又は追加が行われてもよい。
(第2端末200)
第2端末200は、第2ユーザが携帯する小型のコンピュータである。第2端末200は、図2に示すように、通信部201、制御部202、記憶部203、近距離通信部204、及び入出力部205を含んで構成される。
通信部201は、第1端末100の通信部101と同様に、ネットワーク経由で他の機器(例えば、管理サーバ装置300等)と通信するための通信インタフェースである。
制御部202は、CPU又はDSP等のプロセッサにより構成され、第2端末200の制御を司る。制御部202は、提供部2021、及び操作指令部2022等の機能モジュールを有する。これらの機能モジュールは、後述の記憶部203に格納される第2アプリケーション・プログラムをプロセッサが実行することにより実現される。なお、提供部2021と操作指令部2022とのうちの一部又は全部の機能は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)又はFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェア回路により実現されてもよい。
提供部2021は、第1端末100へ第2ユーザIDを提供するための処理を行う。具体的には、提供部2021は、図5に示すような操作画面を、後述の入出力部205のタッチパネルディスプレイ2052に表示させる。すなわち、提供部2021は、QRコードの表示を第2ユーザに促すこと、及び表示されたQRコードの第1ユーザへの提示を促すことを示すメッセージ(図5中のD6)と、QRコードを表示させるためのボタン(図5中のD7)と、を含む画面を、入出力部205のタッチパネルディスプレイ2052に表示させる。なお、図5に示すような操作画面は、第2ユーザIDによるログインが為された後に入出力部205のタッチパネルディスプレイ2052に表示されるメニュー画面から呼び出される。図5に示すような画面を見た第2ユーザが図5中のD7のボタン(「QRコード表示」ボタン)を操作すると、提供部2021が、入出力部205のタッチパネルディスプレイ2052にQRコードを表示させる。QRコードは、第2ユーザIDを示す文字列をQRコード形式に変換したものである。なお、第2ユーザIDは、第2アプリケーション・プログラムの利用者登録を行った際に付与されるユーザIDであり、第2アプリケーション・プログラムを利用する際のログインに使用される。第2端末200のタッチパネルディスプレイ2052にQRコードが表示されると、第2ユーザが、QRコードの表示画面を第1ユーザに提示する。これにより、第1ユーザは、第1端末100において前述した図3に示す操作画面を呼び出して、「読み取り開始」ボタン(図3中のD2)を操作することで、第2ユーザのQRコードを第1端末100に読み取らせることができる。
操作指令部2022は、入出力部205のタッチパネルディスプレイ2052に操作画面を表示させ、第2ユーザが行った操作に応じた指令を生成する。具体的には、操作指令部2022は、ドアの解錠、ドアの施錠、トランクの解錠、及びトランクの施錠等の各種
のリモート操作を行うための複数のボタンを含む操作画面を、入出力部205のタッチパネルディスプレイ2052に表示させる。斯様な操作画面においてユーザが任意のボタンを操作すると、操作指令部2022が、ユーザにより操作されたボタンに応じたリモート信号を生成する。リモート信号は、第2ユーザにより行われたリモート操作を識別する情報と、第2ユーザIDとを含む信号である。なお、ユーザが行う操作は、タッチパネルディスプレイ2052を介したものに限られず、ハードウェアスイッチ等によるものでもよい。
提供部2021の機能モジュールは、第2アプリケーション・プログラムの実行開始時に、特定車両40の制御権限が付与されていないユーザのユーザIDによるログインが為されたことを条件として、実現される。また、操作指令部2022の機能モジュールは、第2アプリケーション・プログラムの実行開始時に、特定車両40の制御権限が付与されているユーザのユーザIDによるログインが為されたことを条件として、実現される。具体的には、ログイン時期が付与期間外であれば、第2アプリケーション・プログラムが、提供部2021の機能モジュールを制御部202に実現させ、ログイン時期が付与期間内であれば、第2アプリケーション・プログラムが、操作指令部2022の機能モジュールを制御部202に実現させる。
ここで図2に戻り、記憶部203は、主記憶装置と補助記憶装置とを含んで構成される。主記憶装置と補助記憶装置のハードウェア構成は、第1端末100の記憶部103と同様であるため、その説明が省略される。なお、補助記憶装置に格納されるプログラムには、OSに加え、第2アプリケーション・プログラムが含まれる。第2アプリケーション・プログラムは、上記した提供部2021及び操作指令部2022等の機能モジュールを実現するためのプログラムである。また、補助記憶装置に格納されるデータには、付与期間を示す情報が含まれる。付与期間を示す情報は、後述の管理サーバ装置300から第2端末200へ送信される登録完了信号に含まれており、該登録完了信号を第2端末200が受信した時点で補助記憶装置に格納される。なお、補助記憶装置に格納されている情報の一部又は全部は、主記憶装置に格納されてもよい。
近距離通信部204は、車載装置400との間で近距離無線通信を行う通信インタフェースである。例えば、近距離通信部204は、所定の無線通信規格を用いて、近距離(例えば、1メートルから2メートル程度)の通信を行う。所定の無線通信規格は、例えば、BLEである。なお、所定の無線通信規格は、NFC(Near Field Communication)、UWB(Ultra Wideband)、又はWi-Fi等でもよい。
入出力部205は、第2ユーザが行った入力操作を受け付ける一方で、第2ユーザに対して情報を提示する。入出力部205は、第1端末100の入出力部104と同様に、カメラ2051とその制御回路、タッチパネルディスプレイ2052とその制御回路、マイクロフォンとその制御回路、及びスピーカとその制御回路等を含んで構成される。本例では、第1端末100にQRコードを提供する際に、入出力部205がタッチパネルディスプレイ2052にQRコードを表示させる。
第2端末200の構成は、図2に示す例に限定されず、適宜構成要素の省略、置換、又は追加が行われてもよい。
(管理サーバ装置300)
管理サーバ装置300は、汎用のコンピュータにより構成される。例えば、管理サーバ装置300は、図2に示すように、通信部301、制御部302、記憶部303を含んで構成される。
通信部301は、第1端末100の通信部101と同様に、ネットワーク経由で他の機器(例えば、第1端末100、及び車載装置400等)と通信するための通信インタフェースである。
制御部302は、CPU又はDSP等のプロセッサにより構成され、管理サーバ装置300の制御を司る。本例では、第1端末100からの登録要求信号を通信部301が受信したときに、制御部302が、登録要求信号に含まれる第2ユーザID及び付与期間を、後述の権限ユーザリストに登録する。第2ユーザID及び付与期間の権限ユーザリストへの登録が完了すると、制御部302が、通信部301を通じて、第1端末100と第2端末200との各々へ登録完了信号を送信する。その際、第2端末200に対する登録完了信号には、付与期間を示す情報が含まれる。
また、後述の車載装置400からの認証要求信号を通信部301が受信したときに、制御部302は、認証要求信号に含まれる第2ユーザIDと権限ユーザリストに登録されているユーザIDとを照合することで、第2ユーザの認証を行う。その際、第2ユーザIDが権限ユーザリストに登録されていれば、認証成功と判定される。一方、第2ユーザIDが権限ユーザリストに登録されていなければ、認証失敗と判定される。第2ユーザの認証結果は、通信部301から車載装置400へ送信される。
なお、前述の付与期間が定められている場合、第2ユーザIDが権限ユーザリストに登録されており、且つ認証要求信号を受信した年月日が付与期間内の年月日であれば、制御部302は、認証成功と判定する。第2ユーザIDが権限ユーザリストに登録されておらず、およびまたは認証要求信号を受信した年月日が付与期間内の年月日でなければ、制御部302は、認証失敗と判定する。
記憶部303は、主記憶装置と補助記憶装置とを含んで構成される。主記憶装置と補助記憶装置のハードウェア構成は、第1端末100の記憶部103と同様であるため、その説明が省略される。なお、補助記憶装置に格納されるプログラムには、OSに加え、第2ユーザIDを権限ユーザリストに登録するための機能を実現するプログラム、及び第2ユーザIDに基づく第2ユーザの認証を行うための機能を実現するプログラムが含まれる。また、補助記憶装置には、車両管理DB3031が構築される。車両管理DB3031は、制御部によって実行されるDBMS(Database Management System)のプログラムで構築される。詳細には、DBMSのプログラムが、補助記憶部に記憶されているデータを管理することで、車両管理DB3031が構築される。その際、車両管理DB3031は、リレーショナルデータベースとして構築されてもよい。
車両管理DB3031は、特定車両40とマスターユーザと権限ユーザとを紐付けるための情報を登録する。ここで、車両管理DB3031に格納される情報の一構成例について、図6に基づいて説明する。図6は、車両管理DB3031に格納される情報のテーブル構成を例示する図である。車両管理DB3031に格納されるテーブル(以下、「車両情報テーブル」と記す場合もある。)は、車両ID、マスターユーザID、及び権限ユーザリスト等の各フィールドを有する。なお、図6に示す例では、車両1台分の車両情報テーブルが図示されているが、管理サーバ装置300の管理下にある車両が複数台である場合は、複数台分の車両情報テーブルが車両管理DB3031に登録される。また、車両情報テーブルの構成は、図6に示す例に限定されず、適宜フィールドの追加、変更、又は削除を行うことが可能である。
車両情報テーブルの車両IDフィールドには、特定車両40の識別情報(車両ID)が登録される。マスターユーザIDフィールドには、特定車両40のマスターユーザのユーザID(第1ユーザID)が登録される。権限ユーザリストフィールドには、権限ユーザ
リストが登録される。権限ユーザリストは、第1ユーザが特定車両40の制御権限を付与しているユーザ(権限ユーザ)のユーザIDと権限ユーザに対する付与期間とが登録されるリストである。第1ユーザが特定車両40の制御権限を複数のユーザに付与している場合、権限ユーザリストには複数人分のユーザID及び付与期間が登録される。権限ユーザリストに登録される付与期間は、例えば、付与期間の開始年月日を示す情報と終了年月日を示す情報とを含む情報である。
管理サーバ装置300の構成は、図2に示す例に限定されず、適宜構成要素の省略、置換、又は追加が行われてもよい。
(車載装置400)
車載装置400は、特定車両40に搭載される小型のコンピュータである。車載装置400は、図2に示すように、通信部401、制御部402、記憶部403、及び近距離通信部404を含んで構成される。
通信部401は、第1端末100の通信部101と同様に、ネットワーク経由で他の機器(例えば、管理サーバ装置300等)と通信する通信インタフェースである。
制御部402は、CPU又はDSP等のプロセッサにより構成され、車載装置400の制御を司る。本例では、第2端末200からのリモート信号を近距離通信部404が受信したときに、制御部402が、通信部401を通じて、認証要求信号を管理サーバ装置300へ送信する。認証要求信号は、第2ユーザが特定車両40の権限ユーザであるかの認証を要求する信号であり、車両IDと第2ユーザIDとを含む。この場合の認証要求信号に含められる第2ユーザIDは、リモート信号に含まれている第2ユーザIDである。また、車両IDは、後述の記憶部403に格納されている車両IDである。ここで、管理サーバ装置300において第2ユーザの認証に成功した場合、管理サーバ装置300から車載装置400へ認証成功を示す信号が送られる。斯様な信号を通信部401が受信した場合、制御部402は、第2端末200からのリモート操作を受け付ける。例えば、リモート操作が特定車両40のドアの解錠操作であれば、制御部402が、特定車両40のドアを解錠する。また、管理サーバ装置300において第2ユーザの認証に失敗した場合、管理サーバ装置300から車載装置400へ認証失敗を示す信号が送られる。斯様な信号を通信部401が受信した場合、制御部402は、第2端末200からのリモート操作を受け付けない。例えば、リモート操作が特定車両40のドアの解錠操作であれば、制御部402が、特定車両40のドアを解錠させない。
なお、特定車両40に乗車している第2ユーザが車載スイッチを操作したときに、制御部402が、通信部401を通じて、認証要求信号を管理サーバ装置300へ送信するようにしてもよい。この場合の認証要求信号に含められる第2ユーザIDは、特定車両40に乗車している第2ユーザが車載スイッチを操作する都度、第2端末200から取得されるようにしてもよい。すなわち、特定車両40に乗車している第2ユーザが車載スイッチを操作したときに、制御部402が、先ず、近距離通信部404を通じて第2端末200から第2ユーザIDを取得するようにしてもよい。続いて、制御部402は、取得した第2ユーザIDと、記憶部403に格納されている車両IDとを含めた認証要求信号を、通信部401を通じて管理サーバ装置300へ送信するようにしてもよい。ここで、管理サーバ装置300において第2ユーザの認証に成功した場合、管理サーバ装置300から車載装置400へ認証成功を示す信号が送信される。斯様な信号を通信部401が受信した場合、制御部402は、第2ユーザが行った操作を受け付けるようにしてもよい。例えば、第2ユーザにより操作された車載スイッチが原動機を始動又は停止させるためのスイッチであれば、制御部402は、特定車両40の原動機を始動又は停止させるようにしてもよい。また、管理サーバ装置300において第2ユーザの認証に失敗した場合、管理サー
バ装置300から車載装置400へ認証失敗を示す信号が送信される。斯様な信号を通信部401が受信した場合、制御部402は、第2ユーザが行った操作を受け付けないようにしてもよい。例えば、第2ユーザにより操作された車載スイッチが原動機を始動又は停止させるためのスイッチであれば、制御部402は、特定車両40の原動機を始動又は停止させないようにしてもよい。
記憶部403は、主記憶装置と補助記憶装置とを含んで構成される。主記憶装置と補助記憶装置のハードウェア構成は、第1端末100の記憶部103と同様であるため、その説明が省略される。なお、補助記憶装置に格納されるプログラムには、OSに加え、第2ユーザの認証に関わる機能を実現するためのプログラムが含まれる。また、補助記憶装置に格納されるデータには、特定車両40の車両IDが含まれる。なお、補助記憶装置に格納されている情報の一部又は全部は、主記憶装置に格納されてもよい。
車載装置400の構成は、図2に示す例に限定されず、適宜構成要素の省略、置換、又は追加が行われてもよい。
(処理の流れ)
図7は、第1ユーザが特定車両40の制御権限を第2ユーザに付与する際に、第1端末100と第2端末200と管理サーバ装置300との間で送受信される信号、及び各構成要素で行われる処理を示すシーケンス図である。ここでは、第1ユーザと第2ユーザとが対面しているものとする。また、第1端末100では前述の図3に示したような操作画面が呼び出され、第2端末200では前述の図5に示したような操作画面が呼び出されているものとする。
図7において、第1端末100のタッチパネルディスプレイ1042に表示されている操作画面(図3の操作画面)において、第1ユーザが「読み取り開始」ボタン(図3中のD2)を操作すると、当該操作が第1端末100の制御部102(取得部1021)によって検知される(S11)。当該操作を検知した制御部102は、入出力部104のカメラ1041を起動させる(S12)。
また、第2端末200のタッチパネルディスプレイ2052に表示されている操作画面(図5の操作画面)において、第2ユーザが「QRコード表示」ボタン(図5中のD7)を操作すると、当該操作が第2端末200の制御部202(提供部2021)によって検知される(S13)。当該操作を検知した制御部202は、入出力部205のタッチパネルディスプレイ2052にQRコードを表示させる(S14)。
第1端末100のカメラ1041が起動され、且つ第2端末200のタッチパネルディスプレイ2052がQRコードを表示した状態になると、第1ユーザ及び第2ユーザは、第1端末100のカメラ1041が第2端末200のタッチパネルディスプレイ2052に表示されているQRコードを読み取ることができるように、第1端末100及び第2端末200の相対位置を調整する。その結果、第1端末100のカメラ1041が、第2端末200のタッチパネルディスプレイ2052に表示されているQRコードを読み取る(S15)。
第1端末100のカメラ1041がQRコードを読み取ると、第1端末100の制御部102(登録要求部1022)が、付与期間を設定する(S16)。すなわち、第1端末100の制御部102は、前述の図4に示したような操作画面を入出力部104のタッチパネルディスプレイ1042に表示させることで、付与期間の入力を第1ユーザに促す。
第1ユーザが付与期間を入力した後に「登録」ボタン(図4中のD5)を操作すると、
第1端末100の制御部102が、登録要求信号を生成する(S17)。登録要求信号は、第1ユーザIDと第2ユーザIDと付与期間とを含む信号である。生成された登録要求信号は、第1端末100の通信部101から管理サーバ装置300へ送信される(S18)。
登録要求信号が管理サーバ装置300の通信部301によって受信されると、管理サーバ装置300の制御部302が、第2ユーザIDと付与期間とを権限ユーザリストに登録する(S19)。詳細には、制御部302は、登録要求信号に含まれる第1ユーザIDを引数として記憶部303の車両管理DB3031にアクセスすることで、当該第1ユーザIDと同じユーザIDがマスターユーザIDフィールドに登録されている車両情報テーブルを特定する。制御部302は、特定された車両情報テーブルにおける権限ユーザリストフィールドの権限ユーザリストに、登録要求信号に含まれている第2ユーザIDと付与期間とを登録する。第2ユーザID及び付与期間の権限ユーザリストへの登録が完了すると、制御部302が、通信部301を通じて、第1端末100と第2端末200との各々に登録完了信号を送信する(S20、S21)。その際、第2端末200へ送信される登録完了信号には、付与期間を示す情報が含まれる。
登録完了信号を受信した第1端末100では、第2ユーザIDの権限ユーザリストへの登録が完了したことを第1ユーザに通知する処理が行われる(S22)。例えば、制御部102が、第2ユーザIDの権限ユーザリストへの登録が完了したことを示すメッセージを、入出力部104のタッチパネルディスプレイ1042に表示される。
また、登録完了信号を受信した第2端末200では、第2ユーザIDの権限ユーザリストへの登録が完了したことを第2ユーザに通知する処理が行われる(S23)。例えば、制御部202が、第2ユーザIDの権限ユーザリストへの登録が完了したことを示すメッセージを、入出力部205のタッチパネルディスプレイ2052に表示させる。また、登録完了信号に含まれている付与期間を示す情報が、第2端末200の補助記憶装置に格納される。
ここで、第1ユーザが特定車両40の制御権限を第2ユーザに付与する際に、第1端末100で実行される処理フローについて、図8に基づいて説明する。図8は、第1ユーザが特定車両40の制御権限を第2ユーザに付与する際に、第1端末100で実行される処理ルーチンを示すフローチャートである。なお、図8の処理ルーチンは、第1ユーザIDによるログインが為されている状態で、前述の図3の操作画面が呼び出されたことをトリガにして、実行される処理ルーチンである。図8に示す処理ルーチンの実行主体は、第1端末100の制御部102であるが、ここでは第1端末100の機能構成要素を実行主体として説明する。
ステップS101では、取得部1021が、前述の図3の操作画面における「読み取り開始」ボタン(図3中のD2)の操作が検知されたかを判定する。「読み取り開始」ボタンの操作が検知されていない場合(ステップS101で否定判定)、取得部1021は、「読み取り開始」ボタンの操作が検知されるまで待機する。なお、待機中に第1アプリケーション・プログラムが終了された場合等は、本処理ルーチンの実行が終了される。一方、「読み取り開始」ボタンの操作が検知された場合(ステップS101で肯定判定)、取得部1021が、ステップS102の処理を実行する。
ステップS102では、取得部1021は、入出力部104のカメラ1041を起動させて、第2端末200で表示されるQRコードを読み取り可能な状態とする。取得部1021は、ステップS102の処理を実行した後に、ステップS103の処理を実行する。
ステップS103では、取得部1021は、第2端末200で表示されるQRコードをカメラ1041が読み取ったかを判定する。カメラ1041がQRコードを読み取っていない場合(ステップS103で否定判定)、取得部1021は、カメラ1041がQRコードを読み取るまで待機する。なお、待機中に第1アプリケーション・プログラムが終了された場合等は、本処理ルーチンの実行が終了される。一方、カメラ1041がQRコードを読み取った場合(ステップS103で肯定判定)、取得部1021は、カメラ1041により読み取られたQRコードを文字列の第2ユーザIDに変換し、変換後の第2ユーザIDを登録要求部1022へ渡す。第2ユーザIDを受け取った登録要求部1022は、ステップS104の処理を実行する。
ステップS104では、登録要求部1022が、前述の図4に示したような操作画面を、入出力部104のタッチパネルディスプレイ1042に表示させる。登録要求部1022は、ステップS104の処理を実行し終えると、ステップS105の処理を実行する。
ステップS105では、登録要求部1022は、第1ユーザによる付与期間の入力が完了したかを判定する。その際、前述の図4の操作画面において、プルダウンメニュー(図4中のD4)から付与期間が選択された状態で、「登録」ボタン(図4中のD5)が操作されれば、登録要求部1022は、第1ユーザによる付与期間の入力が完了したと判定する(ステップS105で肯定判定)。一方、上記プルダウンメニューから付与期間が選択されておらず、又は上記「登録」ボタンが操作されていなければ、登録要求部1022は、第1ユーザによる付与期間の入力が完了していないと判定する(ステップS105で否定判定)。ステップS105で否定判定された場合、登録要求部1022は、第1ユーザによる付与期間の入力が完了するまで待機する。なお、待機中に第1アプリケーション・プログラムが終了された場合等は、本処理ルーチンの実行が終了される。一方、ステップS105で肯定判定された場合、登録要求部1022は、ステップS106の処理を実行する。
ステップS106では、登録要求部1022が、登録要求信号を生成する。登録要求信号は、前述したように、第2ユーザIDの権限ユーザリストへの登録を要求する信号であり、第1ユーザID、第2ユーザID、及び付与期間を含む。登録要求部1022は、ステップS106の処理を実行し終えると、ステップS107の処理を実行する。
ステップS107では、登録要求部1022は、ステップS106で生成された登録要求信号を、通信部101を通じて管理サーバ装置300へ送信する。登録要求部1022は、ステップS107の処理を実行し終えると、ステップS108の処理を実行する。
ステップS108では、登録要求部1022は、通信部101が管理サーバ装置300からの登録完了信号を受信したかを判定する。通信部101が管理サーバ装置300からの登録完了信号を受信していない場合(ステップS108で否定判定)、登録要求部1022は、通信部101が管理サーバ装置300からの登録完了信号を受信するまで待機する。一方、通信部101が管理サーバ装置300からの登録完了信号を受信している場合(ステップS108で肯定判定)、登録要求部1022は、ステップS109の処理を実行する。
ステップS109では、登録要求部1022は、第2ユーザに対する制御権限の付与が完了したことを示す情報を、入出力部104のタッチパネルディスプレイ1042に表示させる。登録要求部1022がステップS109の処理を実行し終えると、本処理ルーチンの実行が終了される。
次に、図9は、第2ユーザが第2端末200で特定車両40のリモート操作を行った際
に、第2端末200と車載装置400と管理サーバ装置300との間で送受信される信号、及び各構成要素で行われる処理を示すシーケンス図である。ここでは、第2ユーザIDの権限ユーザリストヘの登録が完了しており、且つ第2ユーザによる第2端末200でのリモート操作が付与期間内に行われるものとする。また、第2ユーザが、第2端末200と車載装置400との間の近距離通信が成立する範囲に位置しているものとする。さらに、ドアの解錠、ドアの施錠、トランクの解錠、及びトランクの施錠等の各種の車両操作を行うための複数のボタンを含む操作画面が、第2端末200のタッチパネルディスプレイ2052に表示されているものとする。
図9において、第2端末200のタッチパネルディスプレイ2052に表示されている操作画面において、第2ユーザが任意のボタンを操作すると、当該ボタンに対応するリモート操作が第2端末200の制御部202(操作指令部2022)によって検知される(S31)。リモート操作を検知した制御部202は、リモート信号を、近距離通信部204を通じて車載装置400へ送信する(S32)。リモート信号は、第2ユーザが操作したボタンに対応するリモート操作を識別する情報と、第2ユーザIDと、を含む。
リモート信号が車載装置400の近距離通信部404によって受信されると、車載装置400の制御部402が、リモート信号から第2ユーザIDを抽出する(S33)。車載装置400は、リモート信号から抽出した第2ユーザIDと、記憶部403に格納されている車両IDとを含む認証要求信号を生成し、生成した認証要求信号を管理サーバ装置300へ送信する(S34)。認証要求信号の送信は、通信部401を通じて行われる。
認証要求信号が管理サーバ装置300の通信部301によって受信されると、管理サーバ装置300の制御部302が、認証処理を実行する(S35)。具体的には、制御部302は、認証要求信号に含まれる車両IDを引数として記憶部303の車両管理DB3031にアクセスすることで、当該車両IDと同じ車両IDが車両IDフィールドに登録されている車両情報テーブルを特定する。制御部302は、特定された車両情報テーブルにおける権限ユーザリストフィールドの権限ユーザリストに登録されているユーザIDと、認証要求信号に含まれる第2ユーザIDと、を照合する。第2ユーザIDと一致するユーザIDが権限ユーザリストに登録されている場合、制御部302は、認証要求信号を受信した年月日(すなわち、現時点の年月日)が、権限ユーザリストに登録されている付与期間内の年月日であるかを判定する。認証要求信号を受信した年月日が、権限ユーザリストに登録されている付与期間内の年月日である場合、制御部302は、認証成功と判定する。また、第2ユーザIDと一致するユーザIDが権限ユーザリストに登録されていない場合、およびまたは、認証要求信号を受信した年月日が、権限ユーザリストに登録されている付与期間内の年月日ではない場合、制御部302は、認証失敗と判定する。上記した認証処理の結果を示す信号は、管理サーバ装置300の通信部301から車載装置400へ送信される(S36)。なお、図9では、第2ユーザによる第2端末200でのリモート操作が付与期間内に行われているため、S35の認証処理で、認証成功と判定される。
認証結果(成功)を示す信号が車載装置400の通信部401によって受信されると、車載装置400の制御部402が、第2端末200からのリモート操作を受け付ける(S37)。すなわち、制御部402は、リモート操作に従って特定車両40を制御する。
以上説明した実施形態によれば、第1ユーザは、第1アプリケーション・プログラムがインストールされている第1端末100を通じて、管理サーバ装置300の権限ユーザリストに第2ユーザIDを登録することで、特定車両40の制御権限を第2ユーザに付与することが可能となる。これにより、第2ユーザは、第2アプリケーション・プログラムがインストールされている第2端末200を通じて、特定車両40をリモート操作することが可能になる。
また、本実施形態によれば、第2ユーザから第1ユーザへの第2ユーザIDの受け渡しは、第2端末200のタッチパネルディスプレイ2052に表示されるQRコードを、第1端末100のカメラ1041に読み取らせる方式で行われる。これにより、第2ユーザIDの受け渡しを行う際には、第1ユーザと第2ユーザとが対面する必要があるため、悪意を持つ第三者が第1ユーザや第2ユーザになりすますことを抑制することもできる。
また、本実施形態によれば、第1ユーザが任意に付与期間を設定することができるため、第1ユーザが特定車両40を利用したいときに、第2ユーザによって特定車両40が利用されてしまうことを抑制することもできる。
なお、本実施形態では、第2端末200による特定車両40のリモート操作が、近距離無線通信で行われる例について述べたが、ネットワークを通じて行われるようにしてもよい。その場合、第2端末200は、通信部201を通じて、リモート信号を車載装置400へ送信すればよい。
<変形例>
前述した実施形態では、第1ユーザが、第1端末100を通じて、管理サーバ装置300に対する登録要求を行う例について述べたが、第2ユーザが、第2端末200を通じて、管理サーバ装置300に対する登録要求を行ってもよい。
図10は、本変形例における第1端末100、第2端末200、管理サーバ装置300、及び車載装置400の構成を概略的に示すブロック図である。なお、前述の図2と同様の構成要素には、同一の符号が付されている。以下では、前述の実施形態と異なる構成要素について説明し、同様の構成要素については説明を省略する。
図10に示すように、第1端末100の制御部102は、その機能モジュールとして、提供部1023を有する。提供部1023は、第1ユーザID及び付与期間を、第2端末200へ提供するための処理を行う。具体的には、提供部1023は、図11に示すような操作画面を、入出力部104のタッチパネルディスプレイ1042に表示させる。すなわち、提供部1023は、付与期間の入力を促すこと、及び付与期間の入力後に行う操作の説明を示すメッセージ(図11中のD8)と、付与期間を入力するためのプルダウンメニュー(図11中のD9)と、付与期間の入力後に操作するボタン(図11中のD10)と、を含む画面を、入出力部104のタッチパネルディスプレイ1042に表示させる。図11に示すような画面を見た第1ユーザは、プルダウンメニューから制御権限の付与開始時期と付与終了時期とを選択して入力した後に、図11中のD10のボタン(「QRコード表示」ボタン)を操作する。図11中のD10のボタンが操作されると、提供部1023が、入出力部104のタッチパネルディスプレイ1042にQRコードを表示させる。この場合のQRコードは、第1ユーザIDを示す文字列と付与期間を示す文字列との組合せをQRコード形式に変換したものである。第1端末100のタッチパネルディスプレイ1042にQRコードが表示されると、第1ユーザが、QRコードの表示画面を第2ユーザに提示する。
また、第2端末200の制御部202は、その機能モジュールとして、取得部2023、登録要求部2024、及び操作指令部2022を有する。操作指令部2022の機能は、前述した実施形態における第2端末200の操作指令部2022と同様であるため、その説明が省略される。
取得部2023は、第1端末100から第1ユーザIDを取得するための処理を行う。具体的には、取得部2023は、第1端末100に表示されるQRコードの読み取りを第
2ユーザに促すための操作画面を、入出力部205のタッチパネルディスプレイ2052に表示させる。その際の操作画面は、前述した図3の操作画面と同様である。斯様な操作画面を見た第2ユーザが、当該操作画面の「読み取り開始」ボタンを操作すると、取得部2023が入出力部205のカメラ2051を起動させて、第1端末100に表示されるQRコードを読み取る。取得部2023は、カメラ2051を通じて読み取られたQRコードを画像処理して、文字列の第1ユーザIDと文字列の付与期間とに変換する。変換後の第1ユーザID及び付与期間は、取得部2023から登録要求部2024へ渡される。
登録要求部2024は、登録要求信号を生成する。登録要求信号は、権限ユーザリストへの第2ユーザIDの登録する要求である。この場合の登録要求信号は、第1ユーザIDと、第2ユーザIDと、付与期間とを含む。登録要求部2024により生成された登録要求信号は、通信部201を通じて、管理サーバ装置300へ送信される。
なお、取得部2023及び提供部1023の機能モジュールは、第2ユーザIDによるログイン時期が付与期間外である場合に実現される。操作指令部2022の機能モジュールは、第2ユーザIDによるログイン時期が付与期間内である場合に実現される。
管理サーバ装置300の制御部302は、第2端末200からの登録要求信号を通信部301が受信したときに、登録要求信号に含まれる第2ユーザID及び付与期間を権限ユーザリストに登録する。第2ユーザID及び付与期間の権限ユーザリストへの登録が完了すると、制御部302が、通信部301を通じて、第1端末100と第2端末200との各々へ登録完了信号を送信する。
(処理の流れ)
図12は、第1ユーザが特定車両40の制御権限を第2ユーザに付与する際に、第1端末100と第2端末200と管理サーバ装置300との間で送受信される信号、及び各構成要素で行われる処理を示すシーケンス図である。ここでは、第1ユーザと第2ユーザとが対面しているものとする。また、第1端末100では前述の図11に示したような操作画面が呼び出され、第2端末200では前述の図3と同様の操作画面が呼び出されているものとする。
図12において、第2端末200のタッチパネルディスプレイ2052に表示されている操作画面(図3と同様の操作画面)において、第2ユーザが「読み取り開始」ボタン(図3中のD2)を操作すると、当該操作が第2端末200の制御部202(取得部2023)によって検知される(S41)。当該操作を検知した制御部202は、入出力部205のカメラ2051を起動させる(S42)。
また、第1端末100のタッチパネルディスプレイ1042に表示されている操作画面(図11の操作画面)において、第1ユーザがプルダウンメニュー(図11中のD9)から付与期間を選択して入力する操作、及び「QRコード表示」ボタン(図11中のD10)の操作を行うと、これらの操作が第1端末100の制御部102(提供部1023)によって検知される(S43)。当該操作を検知した制御部102は、入出力部104のタッチパネルディスプレイ1042にQRコードを表示させる(S44)。この場合のQRコードは、前述したように、第1ユーザIDを示す文字列と付与期間を示す文字列との組合せをQRコード形式に変換したものである。
第1端末100のタッチパネルディスプレイ1042にQRコードが表示され、且つ第2端末200のカメラ2051が起動された状態になると、第1ユーザ及び第2ユーザは、第2端末200のカメラ2051が第1端末100のタッチパネルディスプレイ1042に表示されているQRコードを読み取ることができるように、第1端末100及び第2
端末200の相対位置を調整する。その結果、第2端末200のカメラ2051が、第1端末100のタッチパネルディスプレイ1042に表示されているQRコードを読み取る(S45)。
第2端末200のカメラ2051がQRコードを読み取ると、第2端末200の制御部202(登録要求部2024)が、登録要求信号を生成する(S46)。登録要求信号は、第1ユーザIDと第2ユーザIDと付与期間とを含む信号である。生成された登録要求信号は、第2端末200の通信部201から管理サーバ装置300へ送信される(S47)。
登録要求信号が管理サーバ装置300の通信部301によって受信されると、管理サーバ装置300の制御部302が、第2ユーザIDと付与期間とを権限ユーザリストに登録する(S48)。詳細には、制御部302は、登録要求信号に含まれる第1ユーザIDを引数として記憶部303の車両管理DB3031にアクセスすることで、当該第1ユーザIDと同じユーザIDがマスターユーザIDフィールドに登録されている車両情報テーブルを特定する。制御部302は、特定された車両情報テーブルにおける権限ユーザリストフィールドの権限ユーザリストに、登録要求信号に含まれている第2ユーザIDと付与期間とを登録する。第2ユーザID及び付与期間の権限ユーザリストへの登録が完了すると、制御部302が、通信部301を通じて、第1端末100と第2端末200との各々に登録完了信号を送信する(S49、S50)。
登録完了信号を受信した第1端末100では、第2ユーザIDの権限ユーザリストへの登録が完了したことを第1ユーザに通知する処理が行われる(S51)。また、登録完了信号を受信した第2端末200では、第2ユーザIDの権限ユーザリストへの登録が完了したことを第2ユーザに通知する処理が行われる(S52)。
以上説明した変形例によれば、第2ユーザは、第2アプリケーション・プログラムがインストールされている第2端末200を通じて、第1ユーザIDを取得することで、管理サーバ装置300の権限ユーザリストに第2ユーザIDを登録することができる。これにより、第2ユーザは、第2アプリケーション・プログラムがインストールされている第2端末200を通じて、特定車両40をリモート操作することが可能になる。
また、本変形例によれば、第1ユーザから第2ユーザへの第1ユーザIDの受け渡しは、第1端末100のタッチパネルディスプレイ1042に表示されるQRコードを、第2端末200のカメラ2051に読み取らせる方式で行われる。これにより、悪意を持つ第三者が第1ユーザや第2ユーザになりすますことを抑制することもできる。
また、本変形例によれば、第1ユーザが任意に付与期間を設定することができるため、第1ユーザが特定車両40を利用したいときに、第2ユーザによって特定車両40が利用されてしまうことを抑制することもできる。
<その他>
前述した実施形態及び変形例はあくまでも一例であって、本開示はその要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。また、本開示において説明した処理及び手段は、技術的な矛盾が生じない限りにおいて、自由に組み合わせて実施することができる。
また、1つの装置が行うものとして説明した処理が、複数の装置によって分担して実行されてもよい。あるいは、異なる装置が行うものとして説明した処理が、1つの装置によって実行されても構わない。コンピュータシステムにおいて、各機能をどのようなハードウェア構成によって実現するかは柔軟に変更可能である。
本開示は、前述の実施形態及び変形例で説明した機能を実装したコンピュータプログラムをコンピュータに供給し、当該コンピュータが有する1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行することによっても実現可能である。このようなコンピュータプログラムは、コンピュータのシステムバスに接続可能な非一時的なコンピュータ可読記憶媒体によってコンピュータに提供されてもよいし、ネットワークを介してコンピュータに提供されてもよい。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、例えば、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、又はハードディスクドライブ(HDD)等)、光ディスク(CD-ROM、DVDディスク、又はブルーレイディスク等)など任意のタイプのディスク、読み込み専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気カード、フラッシュメモリ、又は光学式カードのような、電子的命令を格納するために適した任意のタイプの媒体を含む。
40 特定車両
100 第1端末
101 通信部
102 制御部
1021 取得部
1022 登録要求部
1023 提供部
104 入出力部
1041 カメラ
1042 タッチパネルディスプレイ
200 第2端末
201 通信部
202 制御部
2021 提供部
2022 操作指令部
2023 取得部
2024 登録要求部
205 入出力部
2051 カメラ
2052 タッチパネルディスプレイ
300 管理サーバ装置
3031 車両管理DB
400 車載装置

Claims (20)

  1. 特定車両の管理者権限を持つ第1ユーザが使用する第1端末を制御するための情報処理プログラムであり、
    前記特定車両の利用を希望する第2ユーザが使用する第2端末から、前記第2ユーザのユーザIDである第2ユーザIDを取得する第1ステップと、
    前記特定車両の制御権限を前記第2ユーザIDでログインされる前記第2端末に付与するためのリクエストを、前記特定車両の制御権限を管理する管理サーバ装置へ送信する第2ステップと、
    を前記第1端末に実行させるための情報処理プログラム。
  2. 前記第1ステップは、前記第2端末が画面表示する前記第2ユーザIDを、前記第1端末が備えるカメラで読み取らせるステップを含む、
    請求項1に記載の情報処理プログラム。
  3. 前記第2端末で画面表示される前記第2ユーザIDは、二次元コードで表示される、
    請求項2に記載の情報処理プログラム。
  4. 前記二次元コードは、前記第2ユーザIDをQRコード(登録商標)に変換したものである、
    請求項3に記載の情報処理プログラム。
  5. 前記第2ユーザIDでログインされる前記第2端末に付与される、前記特定車両の制御権限は、所定の範囲に限定される、
    請求項1から4の何れか1項に記載の情報処理プログラム。
  6. 前記所定の範囲は、前記特定車両をリモート操作する権限を含む、
    請求項5に記載の情報処理プログラム。
  7. 前記管理サーバ装置は、所定リストに登録されているユーザIDでログインされる端末に対して前記特定車両の制御権限を付与するものであり、
    前記第2ステップは、前記第2ユーザIDの前記所定リストへの登録を要求する登録要求信号を、前記リクエストとして、前記管理サーバ装置へ送信するステップを含む、
    請求項1から6の何れか1項に記載の情報処理プログラム。
  8. 前記所定リストは、ユーザIDに加え、該ユーザIDでログインされる端末に対して前記特定車両の制御権限が付与される付与期間が登録されるリストであり、
    前記第2ステップは、
    前記第2ユーザIDに関する付与期間を、前記第1ユーザに入力させるステップと、
    前記第2ユーザID及び前記付与期間を含めた前記登録要求信号を、前記管理サーバ装置へ送信するステップと、
    を含む、
    請求項7に記載の情報処理プログラム。
  9. 特定車両の管理者権限を持つ第1ユーザが使用する第1端末であり、
    前記特定車両の利用を希望する第2ユーザが使用する第2端末から、前記第2ユーザのユーザIDである第2ユーザIDを取得することと、
    前記特定車両の制御権限を前記第2ユーザIDでログインされる前記第2端末に付与するためのリクエストを、前記特定車両の制御権限を管理する管理サーバ装置へ送信することと、
    を実行する制御部を備える、
    第1端末。
  10. 前記制御部は、前記第2端末が画面表示する前記第2ユーザIDを、前記第1端末が備えるカメラで読み取らせることで、前記第2ユーザIDを取得する、
    請求項9に記載の第1端末。
  11. 前記第2端末で画面表示される前記第2ユーザIDは、二次元コードで表示される、
    請求項10に記載の第1端末。
  12. 前記二次元コードは、前記第2ユーザIDをQRコード(登録商標)に変換したものである、
    請求項11に記載の第1端末。
  13. 前記第2ユーザIDでログインされる前記第2端末に付与される、前記特定車両の制御権限は、所定の範囲に限定される、
    請求項9から12の何れか1項に記載の第1端末。
  14. 前記所定の範囲は、前記特定車両をリモート操作する権限を含む、
    請求項13に記載の第1端末。
  15. 前記管理サーバ装置は、所定リストに登録されているユーザIDでログインされる端末に対して前記特定車両の制御権限を付与するものであり、
    前記制御部は、前記第2ユーザIDの前記所定リストへの登録を要求する登録要求信号を、前記リクエストとして、前記管理サーバ装置へ送信する、
    請求項9から14の何れか1項に記載の情報処理プログラム。
  16. 前記所定リストは、ユーザIDに加え、該ユーザIDでログインされる端末に対して前記特定車両の制御権限が付与される付与期間が登録されるリストであり、
    前記制御部は、前記第2ユーザIDに関する付与期間を前記第1ユーザに入力させることを更に実行し、前記第2ユーザID及び前記付与期間を含めた前記登録要求信号を前記管理サーバ装置へ送信する、
    請求項9から15の何れか1項に記載の第1端末。
  17. 特定車両の管理者権限を持たない第2ユーザが使用する第2端末を制御するための情報処理プログラムであり、
    前記特定車両の管理者権限を持つ第1ユーザの第1端末から、前記第1ユーザのユーザIDである第1ユーザIDを取得する第3ステップと、
    前記第1ユーザIDに紐付けられている前記特定車両の制御権限を前記第2ユーザIDでログインされる前記第2端末に付与するためのリクエストを、前記特定車両の制御権限を管理する管理サーバ装置へ送信する第4ステップと、
    を前記第2端末に実行させるための情報処理プログラム。
  18. 前記第3ステップは、前記第1端末が画面表示する前記第1ユーザIDを、前記第2端末が備えるカメラで読み取らせるステップを含む、
    請求項17に記載の情報処理プログラム。
  19. 前記第1端末で画面表示される前記第1ユーザIDは、二次元コードで表示される、
    請求項18に記載の情報処理プログラム。
  20. 前記二次元コードは、前記第1ユーザIDをQRコード(登録商標)に変換したものである、
    請求項19に記載の情報処理プログラム。
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