JP2022173146A - Rat間転送中の改善されたネットワークスライス選択のためのスライス情報のue提供 - Google Patents

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Abstract

【課題】RAT間転送中の動作を改善するために、ユーザ機器デバイス(UE)が、ネットワークスライス情報をセルラーネットワークに提供する装置、システム及び方法を提供する。【解決手段】無線通信システムにおいて、ユーザ機器デバイス(UE)は、ネットワークスライシングをサポートしない第1のセルラーネットワーク(4Gネットワーク)にスライス関連情報を提供する。このスライス関連情報は、ネットワークスライシングをサポートしている異なるセルラーネットワーク(5Gネットワーク)への後続のRAT間転送中に使用するために、適切なネットワークスライス選択支援情報(NSSAI)をUEに提供する際に4Gネットワークを支援することができる。【選択図】図9

Description

本発明は、無線通信に関し、より具体的には、RAT間転送中の動作を改善するために、ユーザ機器デバイス(UE)が、ネットワークスライス情報をセルラーネットワークに提供するための装置、システム、及び方法に関する。
無線通信システムの使用が急速に増大している。近年、スマートフォンやタブレットコンピュータなどの無線デバイスは益々高性能化されてきている。スマートフォンなどの無線デバイスは、電話通信をサポートし、更に、全地球測位システム(global positioning system、GPS)を使用してインターネット、電子メール、テキストメッセージング、及びナビゲーションへのアクセスを提供し、これらの機能を利用する高度なアプリケーションを動作させることができる。
無線通信規格のいくつかの例として、GSM(登録商標)、UMTS(例えば、WCDMA(登録商標)又はTD-SCDMAエアインタフェースに関連した)、LTE(登録商標)、LTE Advanced(LTE-A)、HSPA、3GPP2、CDMA2000(例えば、1×RTT、1×EV-DO、HRPD、eHRPD)、IEEE802.11(WLAN又はWi-Fi(登録商標)、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、Bluetooth(登録商標)等が挙げられる。
次世代高速携帯通信規格(Long Term Evolution、LTE)は、その加入者ベースにモバイルブロードバンドデータ及び高速インターネットアクセスを提供する、世界中の大多数の無線ネットワークオペレータによってサポートされているごく最近の規格である。LTEは、メディアアクセス制御(MAC)及び上位レイヤから受信した情報ブロックを伝える多くのダウンリンク(DL)物理チャネル(輸送又は制御チャネルと分類される)を規定している。またLTEはアップリンク(UL)に対する多くの物理層チャネルも規定している。
現在の国際移動体通信アドバンスト(IMT-Advanced)規格を超える次世代の電気通信規格案は、第5世代モバイルネットワーク若しくは第5世代無線システム、又は略して5Gと言われる(他の場合には、5G新無線を表す5G-NRとして知られ、また単にNRとも言われる)。5G-NRは、現在のLTE規格に比べて、より密度の高いモバイルブロードバンドユーザに対応するより高い容量を提供し、更に、超高信頼性で大量のデバイス間マシン通信、並びに低レイテンシー及び低バッテリ消費をサポートする。更に、5G-NR規格は、現在のLTE規格と比較して、より制限的なUEスケジューリングを可能にし得る。その結果、より高い周波数で可能なより高いスループットを利用するために、5G-NRの開発への取り組みが進んでいる。
無線通信システムに対する需要が伸長して、無線通信に関する新規ユースケースが現れるにつれて、次世代無線通信の技術及び規格を開発する継続的な要求があるように思われる。そのような発展途上の概念の1つとしては、ネットワーク事業者がカスタマイズした方法で異なる無線通信のユースケース及びシナリオを扱うように構成された異なる「ネットワークスライス」を生成することを可能にすることができる、ネットワークスライシングを挙げることができる。
実施形態は、無線通信に関し、より具体的には、ユーザ機器デバイス(UE)が、スライス関連情報を、ネットワークスライシングをサポートしていない第1のセルラーネットワークに提供するための装置、システム、及び方法に関する。このスライス関連情報は、ネットワークスライシングをサポートしている異なるセルラーネットワークへの後続のRAT間転送中に使用するために、適切なネットワークスライス選択支援情報(NSSAI)をUEに提供する際にネットワークを支援することができる。
一実施形態では、ユーザ機器(UE)は、無線機、1つ以上のアンテナ、及びプロセッサを含み得る。UEは、第1のセルラーネットワークと接続されている間に、UE上でアプリケーションを開始させるように構成されてもよく、第1のセルラーネットワークはネットワークスライシングをサポートしないことがある。次いで、UEは、アプリケーションのスライス関連情報を判定し、PDN接続要求などにおいて、スライス関連情報を第1のセルラーネットワークに提供することができる。スライス関連情報は、提案されたS-NSSAIを含み得るか、又は代替的に、特定のネットワークスライス顧客(NSC)の識別子を含み得る。第1のセルラーネットワークは、スライス関連情報を使用して、UEに提出し返す「適切な」又は「正しい」S-NSSAIを判定することができる。次いで、UEは、第1のセルラーネットワークからこの「正しい」S-NSSAIを受信することができ、「正しい」S-NSSAIは、UEによって第1のセルラーネットワークに提供されるスライス関連情報に少なくとも部分的に基づいて判定された。
S-NSSAIは、UEがネットワークスライシングをサポートしている第2のセルラーネットワークに遷移するときに使用可能であり得る。例えば、UEは、第1のセルラーネットワーク(例えば、4Gネットワーク)から、ネットワークスライシングをサポートする第2のセルラーネットワーク(例えば、5Gネットワーク)に遷移することができる。この遷移は、UEと第2のセルラーネットワークとの間のパケットデータ単位(PDU)セッションを含むことができる(例えば、4Gネットワークで確立されたPDNは、5GネットワークでPDUセッションにマッピングされる)。この遷移が発生するとき、UE及び第2のセルラーネットワークの両方は、(第1のセルラーネットワークから受信された)「正しい」S-NSSAIを、UEと第2のセルラーネットワークとの間のPDUセッションと関連付けてもよい。これによって、改善されたユーザエクスペリエンスが得られ得る。
第1のセルラーネットワーク内のネットワークデバイスは、上述の様々な第1のセルラーネットワーク動作を実行するように構成され得る。例えば、ネットワークデバイスは、UEからのパケットデータネットワーク(PDN)接続要求メッセージを受信するように構成されてもよく、PDN接続要求メッセージは、UEとセルラーネットワークとの間のパケットデータプロトコル(PDP)コンテキストに関連付けられたスライス関連情報を含む。ネットワークデバイスは、次いで、1)UEから受信されたスライス関連情報、及び/又は2)セルラーネットワークにおけるコアロジックのうちの1つ以上に少なくとも部分的に基づいて、PDPコンテキストのための「正しい」single network slice selection assistance information(S-NSSAI)を判定してもよい。次いで、ネットワークデバイスは、正しいS-NSSAIをUEに送信してもよく、正しいS-NSSAIは、UEがネットワークスライシングをサポートする第2のセルラーネットワークに遷移するときに使用可能である。
別の実施形態では、UEは、パケットデータネットワーク(PDN)接続要求を第1のセルラーネットワークに送信するように構成されてもよく、第1のセルラーネットワークはネットワークスライシングをサポートしない。次いで、UEは、第1のセルラーネットワークからのメッセージを受信してもよく、メッセージは、複数の可能なsingle network slice selection assistance informationセット(S-NSSAI)のリストを含む。次いで、UEは、複数の可能なS-NSSAIのリストから所望のS-NSSAIを選択してもよい。選択されたS-NSSAIは、UEが、第1のセルラーネットワークから、ネットワークスライシングをサポートする第2のセルラーネットワークに遷移するときに使用可能であり得る。
一実施形態では、UEは、選択されたS-NSSAIを第1のセルラーネットワークに送信してもよい。第2の実施形態では、UEがネットワークスライシングをサポートする第2のセルラーネットワークに移動するとき、UEは、選択されたS-NSSAIを第2のセルラーネットワークに送信してもよい。この第2の実施形態では、UEは、Radio Resource Control(RRC)接続確立メッセージを第2のセルラーネットワークに送信してもよく、RRC接続確立メッセージは、第2のセルラーネットワークによって使用するための選択されたS-NSSAIを含む。これらの実施形態の各々では、UEが第1のセルラーネットワークから第2のセルラーネットワークに遷移するとき、UEと第2のセルラーネットワークの両方は、第1のセルラーネットワークから受信されたS-NSSAIを、UEと第2のセルラーネットワークとの間のPDUセッションと関連付けてもよい。
第1のセルラーネットワーク内のネットワークデバイスは、上述の様々な第1のセルラーネットワーク動作を実行するように構成され得る。例えば、ネットワークデバイスは、UEからパケットデータネットワーク(PDN)接続要求を受信するように構成され得る。次いで、ネットワークデバイスはメッセージを、複数の可能なsingle network slice selection assistance informationセット(S-NSSAI)のリストを含むUEに送信してもよい。次いで、ネットワークデバイスは、UEから第1のS-NSSAIを受信することができ、第1のS-NSSAIは、複数の可能なS-NSSAIのリストから選択される。第1の(選択された)S-NSSAIは、UEが、第1のセルラーネットワークから、ネットワークスライシングをサポートする第2のセルラーネットワークに遷移するときに使用可能である。
本明細書に記載の技術は、無人航空機(UAV)、無人航空機コントローラ(UAC)、基地局、アクセスポイント、セルラー電話、タブレットコンピュータ、着用可能なコンピューティングデバイス、ポータブルメディアプレイヤ、自動車及び/又は電動車両、及び様々な他のコンピューティングデバイスのいずれかを含むがこれらに限定されない、いくつかの異なるタイプのデバイスにおいて実装されてもよく、及び/又はこれらと共に使用されてもよい。
この発明の概要は、本書に記載の主題のいくつかの簡易的な概要を提供することが意図されている。従って、上記の特徴は、単なる例であり、本明細書に記載の主題の範囲又は趣旨をなんら狭めると解釈されるべきでないことが理解されよう。本明細書に記載の主題の他の特徴、態様、及び利点は、以下の詳細な説明、図、及び特許請求の範囲から明らかになる。
各種実施形態の以下の詳細な説明を、以下の図面と併せて考慮すれば、本主題のより良い理解を得ることができる。
いくつかの実施形態に係る、例示的な無線通信システムを示す。
いくつかの実施形態に係る、基地局(BS)、及びユーザ機器(UE)デバイスと通信しているアクセスポイントの実施例を示す。
いくつかの実施形態に係る、UEの例示的なブロック図を示す。
いくつかの実施形態に係る、ネットワーク要素の例示的なブロック図を示す。
いくつかの実施形態に係る、セルラー通信回路の例示的なブロック図を示す。
EPCネットワーク、LTE基地局(eNB)、及び5G NR基地局(gNB)間の接続の実施例を示す。
eNB及びgNBについてのプロトコルスタックの実施例を示す。
ネットワークスライスと複数のPDUセッションを実施するUEを示す。
いくつかの実施形態に係る、スライス識別子(S-NSSAI)の例示的な構造を示す。
いくつかの実施形態に係る、UEが、第1のセルラーネットワーク(例えば、4Gネットワーク)にスライス関連情報を提供する方法を示すフローチャート図である。
いくつかの実施形態に係る、UEからのスライス関連情報を受信する第1のセルラーネットワークの動作を示すフローチャート図である。
いくつかの実施形態に係る、UEと第1のセルラーネットワークとの間の対話を示す高レベルのフロー図であり、UEは提案されたS-NSSAIを提供し、ネットワークは「適切な」S-NSSAIで応答する。
いくつかの実施形態に係る、UEと第1のセルラーネットワークとの間の対話を示す高レベルのフロー図であり、ネットワークは、可能なS-NSSAIのリストを提供し、UEは、第1の(4G)ネットワーク又は第2の(5G)ネットワークのいずれかに提供するための適切なS-NSSAIを選択する。
いくつかの実施形態に係る、第2の(5G)セルラーネットワークに遷移するときのUEの動作を示すフローチャート図である。
本明細書に記載された特徴は、種々の変更及び代替の形態を受ける余地があり得るが、その特定の実施形態を例として図面に示し、本明細書において詳細に説明する。しかし、図面及びそれらに対する詳細な説明は、開示されている特定の形態に限定することを意図するものではなく、逆に、その意図は、添付の「特許請求の範囲」によって定義されるような本主題の趣旨及び範囲内に収まる、全ての修正、均等物、及び代替物を包含することである点を理解されたい。
略称
本開示全体を通じて、様々な頭字語が使用される。本開示全体を通じて現れ得る、最も顕著に使用される頭字語が以下で提供される。
・3GPP:第3世代パートナーシッププロジェクト
・TS:技術仕様
・RAN:無線アクセスネットワーク
・RAT:無線アクセス技術(Radio Access Technology)
・UE:ユーザ機器
・RF:無線周波数
・BS:基地局
・DL:ダウンリンク
・UL:アップリンク
・LTE:ロングタームエボリューション
・NR:新無線
・5GS:5Gシステム
・5GMM:5GSモビリティ管理
・5GC:5Gコアネットワーク
・IE:情報要素
・APN:アクセスポイント名
・NG-RAN:次世代無線アクセスネットワーク
・S-NSSAI:single network slice selection assistance information
・NSSF:ネットワークスライス選択
・AMF:コアアクセス及びモビリティ管理機能
・SMF:セッション管理機能
・UPF:ユーザプレーン機能
・SST:スライス/サービスタイプ
・SD:スライスディファレンシエータ
・URSP:UE経路選択ポリシー
用語
以下は、本開示で使用されている用語の用語集である。
記憶媒体-様々な種類の非一時的メモリデバイス又は記憶デバイスのうちの任意のもの。用語「記憶媒体」は、例えば、CD-ROM、フロッピーディスク、又はテープデバイスなどのインストール媒体、DRAM、DDR RAM、SRAM、EDO RAM、Rambus RAMなどのコンピュータシステムメモリ又はランダムアクセスメモリ、フラッシュ、例えば、ハードドライブ、又は光学ストレージなどの磁気媒体などの不揮発性メモリ、レジスタ、又は他の類似のタイプのメモリ要素などを含むことが意図されている。記憶媒体は、他のタイプの非一時的メモリ、又はこれらの組み合わせを含んでもよい。加えて、記憶媒体は、プログラムが実行される第1のコンピュータシステムにおいて位置してもよく、又はインターネットなどのネットワークを介して第1のコンピュータシステムに接続する第2の異なるコンピュータシステムにおいて位置してもよい。後者のインスタンスでは、第2のコンピュータシステムは、実行のために、プログラム命令を第1のコンピュータに提供することができる。用語「記憶媒体」は、異なる場所において、例えば、ネットワークを介して接続された異なるコンピュータシステムにおいて存在することができる2つ以上の記憶媒体を含んでもよい。記憶媒体は、1つ以上のプロセッサによって実行され得る(例えば、コンピュータプログラムとして具現化された)プログラム命令を記憶してもよい。
キャリア媒体-上述のような記憶媒体、並びにバス、ネットワークなどの物理的伝送媒体、及び/又は電気信号、電磁信号、若しくはデジタル信号などの信号を伝送する他の物理的伝送媒体。
プログラム可能ハードウェア要素-プログラム可能相互接続を介して接続された複数のプログラム可能機能ブロックを備える、様々なハードウェアデバイスを含む。例として、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)、プログラム可能論理デバイス(Programmable Logic Device、PLD)、フィールドプログラム可能オブジェクトアレイ(Field Programmable Object Array、FPOA)、及び複合PLD(Complex PLD、CPLD)が挙げられる。プログラム可能機能ブロックは、細かい粒度のもの(組み合わせ論理又はルックアップテーブル)から粗い粒度のもの(演算論理装置又はプロセッサコア)にまで及ぶことができる。プログラム可能ハードウェア要素はまた、「再構成可能論理」と称されることがある。
コンピュータシステム(又はコンピュータ)-パーソナルコンピュータシステム(PC)、メインフレームコンピュータシステム、ワークステーション、ネットワーク機器、インターネット機器、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、テレビシステム、グリッドコンピューティングシステム、若しくは他のデバイス又はデバイスの組み合わせを含む、様々な種類のコンピューティングシステム又は処理システム。一般に、用語「コンピュータシステム」は、記憶媒体からの命令を実行する少なくとも1つのプロセッサを有する任意のデバイス(又はデバイスの組み合わせ)を包含するように広義に定義され得る。
ユーザ機器(UE)(又は「UEデバイス」)-移動式又は携帯式であり、無線通信を実行する、様々な種類のコンピュータシステムデバイスのうちの任意のもの。UEデバイスの例としては、携帯電話若しくはスマートフォン(例えば、iPhone(商標)、Android(商標)ベースの電話)、携帯型ゲームデバイス(例えば、ニンテンドーDS(商標)、プレイステーションポータブル(商標)、ゲームボーイアドバンス(商標)、iPhone(商標))、ラップトップ、着用可能デバイス(例えば、スマートウォッチ、スマートグラス)、PDA、携帯型インターネットデバイス、音楽プレイヤ、データ記憶デバイス、又は他のハンドヘルドデバイス、自動車及び/又は電動車両、無人航空機(UAV)(例えば、ドローン)、UAVコントローラ(UAC)などが挙げられる。一般的に、用語「UE」又は「UEデバイス」は、ユーザによって(又は、共に)容易に運搬され、無線通信が可能な、任意の電子デバイス、コンピューティングデバイス、及び/又は電気通信デバイス(又は、デバイスの組み合わせ)を包含するように、広範に定義することができる。
基地局-用語「基地局」は、その通常の意味の全範囲を有し、少なくとも、固定場所に設置され、無線電話システム又は無線システムの一部として通信するために使用される無線通信局を含む。
処理要素(又はプロセッサ)-ユーザ機器又はセルラーネットワークデバイスなどのデバイスにおいて機能を実行することが可能である様々な要素又は要素の組み合わせを指す。処理要素は、例えば、プロセッサ及び関連するメモリ、個別のプロセッサコアの一部又は回路、プロセッサコア全体、プロセッサアレイ、ASIC(特定用途向け集積回路)などの回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などのプログラム可能なハードウェア要素、並びに上述のものの任意の様々な組み合わせを含んでもよい。
チャネル-送信側(送信機)から受信機に情報を伝達するために使用される媒体。「チャネル」の特性は、異なる無線プロトコルに従って異なることがあるため、本明細書で使用されるとき、用語「チャネル」は、この用語がそれを参照して使用されるデバイスのタイプの規格に合致するように使用されるとして考えられることに留意されたい。いくつかの規格では、チャネル幅は、(例えば、デバイス能力、帯域条件などに依存して)可変であることができる。例えば、LTEは、1.4MHz~20MHzのスケーラブルなチャネル帯域幅をサポートしてもよい。対照的に、WLANのチャネルは22MHz幅を有してもよく、Bluetoothのチャネルは1Mhz幅を有してもよい。他のプロトコル及び規格は、異なるチャネルの定義を含み得る。更に、いくつかの規格は、複数のタイプのチャネル、例えば、アップリンク若しくはダウンリンクのための異なるチャネル、及び/又は、データ、制御情報などの異なる使用のための異なるチャネルを定義及び使用することができる。
帯域-用語「帯域」は、帯域の通常の意味の全範囲を有し、少なくとも、チャネルが同じ目的で使用される又は除外される、スペクトルの部分(例えば、無線周波数スペクトル)を含む。
Wi-Fi-用語「Wi-Fi」は、その通常の意味の全範囲を有するものであり、無線LAN(WLAN)アクセスポイントによってサービスが提供され、これらのアクセスポイントを通じてインターネットへの接続性を提供する、無線通信ネットワーク又はRATを少なくとも含む。最新のWi-Fiネットワーク(又は、WLANネットワーク)は、IEEE802.11標準に基づくものであり、「Wi-Fi」という名称で市販されている。Wi-Fi(WLAN)ネットワークは、セルラーネットワークとは異なるものである。
自動的に-ユーザ入力が、アクション又は動作を直接指定若しくは実行することなく、コンピュータシステム(例えば、コンピュータシステムによって実行されるソフトウェア)又はデバイス(例えば、回路機構、プログラム可能なハードウェア要素、ASICなど)によって、それらのアクション又は動作が実行されることを指す。従って、用語「自動的に」は、ユーザが入力を提供して操作を直接実行するような、ユーザによって手動で実行され又は指定される操作とは対照的である。自動手順は、ユーザによって提供された入力によって開始されてもよいが、「自動的に」実行される後続のアクションはユーザによって指定されない、すなわち、ユーザが、実行するそれぞれのアクションを指定する、「手動で」実行されない。例えば、ユーザが、それぞれのフィールドを選択することと、情報を指定する入力を提供することとによって(例えば、情報のタイピング、チェックボックスの選択、ラジオボタンの選択などによって)、電子フォームに記入することは、コンピュータシステムが、ユーザアクションに応じて、フォームを更新しなければならなくても、フォームに手動で記入することである。フォームは、コンピュータシステムによって自動的に記入されてもよく、コンピュータシステム(例えば、コンピュータシステムで実行するソフトウェア)は、フィールドへの回答を指定するユーザ入力なしに、フォームのフィールドを分析し、フォームに記入する。上記のように、ユーザは、フォームの自動記入を呼び出すことができるが、フォームの実際の記入には関与しない(例えば、ユーザは、フィールドへ回答を手動で指定しているのではなく、むしろ、回答は自動的に完了されている)。本明細書は、ユーザが取ったアクションに応じて自動的に実行される動作の様々な例を提供する。
おおよそ-ほとんど正確又は精密である値を指す。例えば、おおよそは、精密な(又は所望の)値の1~10パーセント以内である値を指すことができる。しかしながら、実際の閾値(又は許容差)は、用途に依存し得ることに留意されたい。例えば、いくつかの実施形態では、「おおよそ」は、ある指定された又は所望の値の0.1%以内を意味することがあり、様々な他の実施形態では、閾値は、所望に応じて、又は特定の用途による必要に応じて、例えば、2%、3%、5%などであってもよい。
同時-タスク、プロセス、又はプログラムが少なくとも部分的に重なり合うように実行される、並列の実行又は実施を指す。例えば、同時は、タスクがそれぞれの計算要素で並列に(少なくとも部分的に)実行される「強」若しくは厳密並列を使用して、又は、タスクが、インターリーブ式で、例えば、実行スレッドの時分割多重化によって実行される「弱並列」を使用して、実装され得る。
種々の構成要素は、タスク又はタスク群を実行「するように構成されている(configured to)」と説明される場合がある。このようなコンテキストにおいて、「ように構成されている」は、動作中にタスク(単数又は複数)を実行する「構造を有する」ことを一般に意味する広範な記載である。従って、構成要素は、構成要素がタスクを現在実行していないときでも、このタスクを実行するように構成され得る(例えば、電気導体のセットは、2つのモジュールが接続されていないときでも、モジュールを別のモジュールに電気的に接続するように構成されていてもよい)。いくつかのコンテキストにおいて、「ように構成されている」は、動作中にタスク(単数又は複数)を実行する「回路を有する」ことを一般に意味する構造の広範な記載であってもよい。従って、構成要素は、構成要素が現在オンでないときでも、タスクを実行するように構成され得る。一般に、「ように構成されている」に対応する構造を形成する回路は、ハードウェア回路を含んでもよい。
様々な構成要素が、説明における便宜上、タスク(単数又は複数)を実行するとして記載され得る。このような説明は、語句「ように構成されている」を含むとして解釈されるべきである。1つ以上のタスクを実行するように構成されている構成要素の記載は、その構成要素について米国特許法第112条(f)の解釈を実施しないことが、明示的に意図されている。
図1及び図2-通信システム
図1は、いくつかの実施形態に係る、簡略化した例示的な無線通信システムを示す。図1Aのシステムは、可能なシステムの単なる一例であり、本開示の特徴は、様々なシステムのうちのいずれかにおいて所望に応じて実装されてもよいことに留意されたい。
図示のように、例示的な無線通信システムは、1つ以上のユーザデバイス106A、106B等から106Nまでと、伝送媒体を介して通信する基地局102Aを含む。ユーザデバイスのそれぞれは、本明細書では、「ユーザ機器」(User Equipment、UE)と称され得る。よって、ユーザデバイス106は、UE又はUEデバイスと称される。
基地局(BS)102Aは、無線基地局(base transceiver station、BTS)又はセルサイト(「セルラー基地局」)であってもよく、UE106A~106Nとの無線通信を可能にするハードウェアを含み得る。
基地局の通信エリア(又は、カバレッジエリア)は、「セル」と称され得る。基地局102A及びUE106は、無線通信技術又は電気通信規格とも呼ばれる、GSM、UMTS(例えば、WCDMA、又はTD-SCDMAエアインタフェースに関連付けられた)、LTE、LTE-Advanced(LTE-A)、5G新無線(5G NR)、HSPA、3GPP2 CDMA2000(例えば、1xRTT、1xEV-DO、HRPD、eHRPD)などの、種々の無線アクセス技術(RAT)のいずれかを使用して、伝送媒体を介して通信するように構成することができる。基地局102AがLTEのコンテキストにおいて実装される場合、それは代わりに「eNodeB」又は「eNB」と呼ばれることがあることに留意されたい。基地局102Aが5G NRのコンテキストにおいて実装される場合、それは、代わりに「gNodeB」又は「gNB」と呼ぶ場合があることに留意されたい。
図に示すように、基地局102Aはまた、ネットワーク100(例えば、種々の可能性の中で、セルラーサービスプロバイダのコアネットワーク、公衆交換電話網(public switched telephone network、PSTN)などの電気通信ネットワーク、及び/又はインターネット)と通信する機能を備えることもできる。従って、基地局102Aは、ユーザデバイス間の通信、及び/又は、ユーザデバイスとネットワーク100との間の通信を円滑化することができる。具体的には、セルラー基地局102Aは、音声、SMS、及び/又はデータサービスなどの様々な電気通信能力をUE106に提供することができる。
従って、基地局102A、及び同一の又は異なるセルラー通信規格に従って動作する他の同様の基地局(基地局102B~102Nなど)は、セルのネットワークとして提供されてもよく、それは、1つ以上のセルラー通信規格を介して、地理的エリアにわたって、UE106A~106N及び同様のデバイスに、連続性のある又はほぼ連続性のある重複するサービスを提供することができる。
従って、図1に示すように、基地局102Aは、UE106A~106Nに対して、「サービングセル」として機能することができ、各UE106は、「隣接セル」と称される場合がある1つ以上の他のセル(基地局102B~102N及び/又は任意の他の基地局によって提供され得る)から信号を受信する(場合によってはその通信範囲内にある)こともできる。このようなセルはまた、ユーザデバイス間の通信、及び/又はユーザデバイスとネットワーク100との間の通信を容易にすることが可能である。このようなセルは、「マクロ」セル、「マイクロ」セル、「ピコ」セル、及び/又はサービスエリアサイズの様々な他の粒度のうちのいずれかを提供するセルを含んでもよい。例えば、図1に例示する基地局102Aと102Bはマクロセルであってもよく、その一方で、基地局102Nは、マイクロセルであってもよい。他の構成も可能である。
いくつかの実施形態では、基地局102Aは、次世代基地局、例えば、5G新しい無線(5G NR)基地局、又は「gNB」であってよい。いくつかの実施形態では、gNBは、旧式発展型パケットコア(Evolved Packet Core、EPC)ネットワーク及び/又はNRコア(NR Core、NRC)ネットワークに接続され得る。加えて、gNBセルは、1つ以上の遷移及び受信点(Transition and Reception Points、TRP)を含むことができる。加えて、5G NRに従って動作することが可能であるUEは、1つ以上のgNB内の1つ以上のTRPに接続されてもよい。
UE 106は、複数の無線通信規格を使用して通信することが可能であってもよいことに留意されたい。例えば、UE 106は、所望であれば、少なくとも1つのセルラー通信プロトコル(例えば、GSM、UMTS(例えば、WCDMA又はTD-SCDMAエアインタフェースに関連付けられた)、LTE、LTE-A、5G NR、HSPA、3GPP2 CDMA2000(例えば、1xRTT、1xEV-DO、HRPD、eHRPD)など)に加えて、無線ネットワークプロトコル(例えば、Wi-Fi)及び/又はピアツーピア無線通信プロトコル(例えば、Bluetooth、Wi-Fiピアツーピアなど)を使用して通信するように構成されていてもよい。UE106はまた、あるいは代替的に、1つ以上のグローバルナビゲーション衛星システム(GNSS、例えばGPS又はGLONASS)、1つ以上のモバイルテレビ放送規格(例えば、ATSC-M/H又はDVB-H)、及び/又は、所望であれば、任意の他の無線通信プロトコル、を使用して通信するように構成され得る。無線通信規格の(3つ以上の無線通信規格を含む)他の組み合わせも可能である。
図2は、いくつかの実施形態に係る、基地局102及びアクセスポイント112と通信するユーザ機器106(例えば、デバイス106A~106Nのうちの1つ)を示す。UE106は、携帯電話、ハンドヘルドデバイス、コンピュータ若しくはタブレット、又は実質上あらゆる種類の無線デバイス、などの、セルラー通信能力と非セルラー通信能力(例えば、Bluetooth、Wi-Fiなど)との両方を備えるデバイスであってもよい。
UE106は、メモリに記憶されたプログラム命令を実行するように構成されたプロセッサを含んでもよい。UE 106は、このような記憶された命令を実行することによって、本明細書に記載の方法の実施形態のいずれかを実行してもよい。代わりに、又は加えて、UE106は、本明細書で説明される方法の実施形態のいずれか、又は本明細書で説明される方法の実施形態のいずれかの任意の部分を実行するように構成されている、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)などのプログラム可能なハードウェア要素を含んでもよい。
UE 106は、1つ以上の無線通信プロトコル又は技術を使用して通信するための1つ以上のアンテナを含み得る。いくつかの実施形態では、UE106は、例えば、単一の共有無線機を使用する、CDMA2000(1xRTT/1xEV-DO/HRPD/eHRPD)、LTE/LTE-Advanced、若しくは5G NR、及び/又は、単一の共有無線機を使用する、GSM、LTE/LTE-Advanced、若しくは5G NR、を用いて、通信するように構成することができる。共有無線機は、無線通信を実行するための、単一のアンテナに連結することができるか、又は複数のアンテナ(例えば、MIMOの場合)に連結することができる。一般に、無線機は、ベースバンドプロセッサ、アナログRF信号処理回路(例えば、フィルタ、ミキサ、発振器、増幅器などを含む)、又は(例えば、デジタル変調及び他のデジタル処理のための)デジタル処理回路の任意の組み合わせを含んでもよい。類似して、無線機は、上記のハードウェアを使用して1つ以上の受信及び送信チェーンを実装してもよい。例えば、UE 106は、上記の技術などの複数の無線通信技術間で、受信及び/又は送信チェーンの1つ以上の部分を共用し得る。
いくつかの実施形態では、UE106は、UE106が使用して通信するように構成されているそれぞれの無線通信プロトコルについて(例えば、別個のアンテナ及び他の無線メカニズム成要素を含む)別個の送信及び/又は受信チェーンを含んでもよい。更なる可能性として、UE 106は、複数の無線通信プロトコルの間で共用される1つ以上の無線機、及び単一の無線通信プロトコルによってもっぱら使用される1つ以上の無線機を含み得る。例えば、UE106は、LTE又は5G NR(あるいは、LTE又は1xRTT又はLTE又はGSM)のいずれかを使用して通信するための共有無線機と、Wi-Fi及びBluetoothのそれぞれを使用して通信するための別々の無線機とを含み得る。他の構成も可能である。
図3-UEブロック図
図3は、いくつかの実施形態に係る、通信デバイス106の例示的な簡略化されたブロック図を示す。図3の通信デバイスのブロック図は、可能な通信デバイスの単なる一例であることに留意されたい。実施形態によれば、通信デバイス106は、他のデバイスの中で、ユーザ機器(User Equipment、UE)デバイス、モバイルデバイス若しくは移動局、無線デバイス若しくは無線ステーション、デスクトップコンピュータ若しくはコンピューティングデバイス、モバイルコンピューティングデバイス(例えば、ラップトップ、ノートブック、又はポータブルコンピューティングデバイス)、タブレット、無人航空機(UAV)、UAVコントローラ(UAC)及び/又はデバイスの組み合わせであってもよい。図に示すように、通信デバイス106は、コア機能を実行するように構成されている構成要素300のセットを含むことができる。例えば、構成要素のこのセットは、システムオンチップ(System On Chip、SOC)として実装されてもよく、SOCは、様々な目的のための部分を含むことができる。代替として、構成要素のこのセット300は、様々な目的のための別個の構成要素又は構成要素のグループとして実装されてもよい。構成要素のセット300は、通信デバイス106の様々な他の回路に結合(例えば、通信可能に、直接又は間接的に)結合されてもよい。
例えば、通信デバイス106は、(例えば、NANDフラッシュ310を含む)様々なタイプのメモリ、(例えば、コンピュータシステム、ドック、充電ステーション、マイクロフォン、カメラ、キーボードなどの入力デバイス、スピーカなどの出力デバイスなどに接続するための)コネクタI/F320などの入出力インタフェース、通信デバイス106と一体化されてもよく又は外部にあってもよいディスプレイ360、並びに、5G NR、LTE、GSMなどのセルラー通信回路330、及び近距離の無線通信回路329(例えば、Bluetooth(商標)及びWLAN回路)を含んでもよい。いくつかの実施形態では、通信デバイス106は、例えばイーサネットのためのネットワークインタフェースカードなどの有線通信回路(図示せず)を含むことができる。
セルラー通信回路330は、図に示すように、アンテナ335及び336などの1つ以上のアンテナに(例えば、通信可能に、直接又は間接的に)結合することができる。近中距離無線通信回路329はまた、図示のように、アンテナ337及び338などの1つ以上のアンテナに(例えば、通信可能に、直接又は間接的に)結合することができる。あるいは、近中距離無線通信回路329は、アンテナ337及び338に(例えば、通信可能に、直接的又は間接的に)結合することに加えて、又はその代わりに、アンテナ335及び336に(例えば、通信可能に、直接的又は間接的に)結合することができる。近中距離無線通信回路329及び/又はセルラー通信回路330には、多重入出力(multiple-input multiple output)(MIMO)構成などの複数の空間ストリームを受信及び/又は送信するための、複数の受信チェーン及び/又は複数の送信チェーンが含まれていてもよい。
いくつかの実施形態では、以下で更に説明されるように、セルラー通信回路330は、複数のRATに対して、専用受信チェーン(専用プロセッサ及び/又は無線機を含み、及び/又は専用プロセッサ及び/又は無線機に、例えば通信可能に、直接又は間接的に結合されている)が含んでもよい(例えば、LTEに対して第1の受信チェーン、及び5G NRに対して第2の受信チェーン)。加えて、いくつかの実施形態では、セルラー通信回路330は、特定のRAT専用の無線機間で切り替えられ得る単一の送信チェーンを含むことができる。例えば、第1の無線機は、第1のRAT、例えばLTEに専用であってもよく、専用の受信チェーン、並びに、追加の無線機、例えば、第2のRAT、例えば、5G NRに専用とすることができ、専用の受信チェーン及び共有の送信チェーンと通信することができる第2の無線機と共有される送信チェーンと通信してもよい。
通信デバイス106はまた、1つ以上のユーザインタフェース要素を含む、及び/又は1つ以上のユーザインタフェース要素と共に使用するように構成されていてもよい。ユーザインタフェース要素は、(タッチスクリーンディスプレイであってもよい)ディスプレイ360、(分離したキーボードであってもよく、又はタッチスクリーンディスプレイの一部分として実装されてもよい)キーボード、マウス、マイクロフォン、及び/若しくはスピーカ、1つ以上のカメラ、1つ以上のボタン、並びに/又は情報をユーザに提供すること及び/又はユーザ入力を受信若しくは解釈することが可能である様々な他の要素のうちのいずれかなどの様々な要素のうちのいずれかを含んでもよい。
通信デバイス106は、1つ以上のスマートカード345を更に含んでもよく、スマートカード345は、1つ以上のユニバーサル集積回路カード(Universal Integrated Circuit Card、UICC)などの加入者識別モジュール(Subscriber Identity Module、SIM)機能を含む。「SIM」又は「SIMエンティティ」という用語は、取り外し可能若しくは埋め込まれた、1つ以上のUICCカード345、1つ以上のeUICC、1つ以上のeSIMなどの様々なタイプのSIM実装又はSIM機能のいずれかを含むことを意図する。いくつかの実施形態では、UE106は、必要に応じて、取り外し可能なスマートカードと固定/取り外し不可能なスマートカード(eSIM機能を実装する1つ以上のeUICCカードなど)との組み合わせを含むことができる。例えば、UE106は、2つの埋め込まれたSIM、2つの取り外し可能なSIM、又は1つの埋め込まれたSIMと1つの取り外し可能なSIMとの組み合わせを含み得る。様々な他のSIMの構成も考慮される。
いくつかの実施形態では、UE106は、2つ以上のSIMを含み得る。UE106に2つ以上のSIMを含めることにより、UE106が2つの異なる電話番号をサポートすることを可能にし得、UE106が対応する2つ以上のそれぞれのネットワーク上で通信することを可能にし得る。例えば、第1のSIMは、LTEなどの第1のRATをサポートし得、第2のSIM310は、5G NRなどの第2のRATをサポートし得る。当然、他の実装及びRATも可能である。いくつかの実施形態では、UE106が2つのSIMを含む場合、UE106は、デュアルSIMデュアルアクティブ(DSDA)機能をサポートしてもよい。DSDA機能により、UE106が、同時に2つのネットワークに同時に接続される(及び2つの異なるRATを使用する)か、又は同じ若しくは異なるネットワーク上で同じ若しくは異なるRATを使用して2つの異なるSIMによってサポートされる2つの接続を同時に維持することが可能になってもよい。DSDA機能はまた、UE106が、いずれかの電話番号で音声呼び出し又はデータトラフィックを同時に受信することを可能にし得る。特定の実施形態では、音声呼び出しは、パケット交換通信であり得る。言い換えれば、音声呼び出しは、ボイスオーバLTE(VoLTE)技術及び/又はボイスオーバNR(VoNR)技術を使用して受信され得る。いくつかの実施形態では、UE106は、デュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)機能をサポートすることができる。DSDS機能は、UE106内の2つのSIMのいずれかが音声呼び出し及び/又はデータ接続を待機することを可能にし得る。DSDSでは、1つのSIM上で通話/データが確立されると、他のSIMはもはやアクティブではない。いくつかの実施形態では、DSDx機能(DSDA又はDSDS機能のいずれか)は、異なるキャリア及び/又はRATに対して複数のSIMアプリケーションを実行する単一のSIM(例えば、eUICC)で実装され得る。
図に示すように、SOC300は、通信デバイス106のためのプログラム命令を実行することができるプロセッサ(単数又は複数)302と、グラフィック処理を実行することができ、表示信号をディスプレイ360に提供することができる表示回路304とを含んでもよい。プロセッサ(単数又は複数)302は、メモリ管理ユニット(MMU)340に結合してもよく、MMU340は、プロセッサ(単数又は複数)302からアドレスを受信し、それらのアドレスを、メモリ(例えば、メモリ306、読み出し専用メモリ(ROM)350、NANDフラッシュメモリ310)内の位置に変換し、並びに/又は表示回路304、近中距離無線通信回路329、セルラー通信回路330、コネクタI/F320、及び/若しくはディスプレイ360などの、その他の回路若しくはデバイスに変換するように構成されてもよい。MMU340は、メモリ保護及びページテーブル変換又はセットアップを実行するように構成されていてもよい。いくつかの実施形態では、MMU340は、プロセッサ(単数又は複数)302の一部分として含まれてもよい。
上記のように、通信デバイス106は、無線及び/又は有線通信回路を使用して通信するように構成されていてもよい。通信デバイス106は、本明細書で更に説明されるような様々な方法のいずれかを実行するように構成され得る。
本明細書で説明するように、通信デバイス106は、スライス関連情報を、通信デバイス106がネットワークに通信するための本明細書に記載の特徴を実施するためのハードウェア及びソフトウェアコンポーネントを含んでもよい。通信デバイス106のプロセッサ302は、例えば、記憶媒体(例えば、非一時的コンピュータ可読記憶媒体)に記憶されたプログラム命令を実行することによって、本明細書に記載の特徴の一部分又は全てを実装するように構成されていてもよい。代替として(又は加えて)、プロセッサ302は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などのプログラム可能ハードウェア要素として、又は特定用途向け集積回路(ASIC)として構成されていてもよい。あるいは(又は追加して)、通信デバイス106のプロセッサ302は、他の構成要素300、304、306、310、320、329、330、340、345、350、360のうちの1つ以上と連携して、本明細書で説明する機能の一部又は全てを実施するように構成することができる。
加えて、本明細書に記載するように、プロセッサ302は、1つ以上の処理要素を含むことができる。よって、プロセッサ302は、プロセッサ302の機能を実行するように構成されている1つ以上の集積回路(Integrated Circuit、IC)を含むことができる。加えて、各集積回路は、プロセッサ(単数又は複数)302の機能を実行するように構成されている回路(例えば、第1の回路、第2の回路など)を含んでもよい。
更に、本明細書で説明するように、セルラー通信回路330及び近中距離無線通信回路329は、各々1つ以上の処理要素を含むことができる。換言すれば、セルラー通信回路330に1つ以上の処理要素を含ませることができ、同様に、1つ以上の処理要素を近中距離無線通信回路329に含めることができる。このように、セルラー通信回路330は、セルラー通信回路330の機能を実行するように構成された1つ以上の集積回路(IC)を含むことができる。加えて、各集積回路は、セルラー通信回路330の機能を実行するように構成された回路(例えば、第1の回路、第2の回路等)を含むことができる。同様に、近中距離無線通信回路329は、近中距離無線通信回路329の機能を実行するように構成された1つ以上のICを含むことができる。加えて、各集積回路は、近中距離無線通信回路329の機能を実行するように構成された回路(例えば、第1の回路、第2の回路等)を含むことができる。
図4-ネットワーク要素の例示的なブロック図
図4は、いくつかの実施形態に係る、ネットワーク要素400の例示的なブロック図を示す。いくつかの実施形態により、ネットワーク要素400は、モビリティ管理エンティティ(mobility management entity)(MME)、サービングゲートウェイ(serving gateway)(S-GW)などの、セルラーコアネットワークの1つ以上の論理機能/エンティティを実施することができる。別の可能性として、ネットワーク要素400は、ネットワークスライス選択機能(network slice selection function)(NSSF)エンティティを実施することができる。図4のネットワーク要素400は、あり得るネットワーク要素400の単なる一例に過ぎないことに留意されたい。図示のとおり、コアネットワーク要素400は、コアネットワーク要素400に関するプログラム命令を実行することができるプロセッサ(単数又は複数)404を含み得る。プロセッサ(単数又は複数)404はまた、メモリ管理ユニット(Memory Management Unit、MMU)440に結合されてもよく、MMU440は、プロセッサ(単数又は複数)404からアドレスを受信し、これらのアドレスをメモリ(例えば、メモリ460及び読み出し専用メモリ(Read Only Memory、ROM)450)又は他の回路若しくはデバイスにおける場所に変換する、ように構成されていてもよい。
ネットワーク要素400は、少なくとも1つのネットワークポート470を含むことができる。ネットワークポート470は、1つ以上の基地局並びに/又は他のセルラーネットワークエンティティ及び/若しくはデバイスに連結するように構成することができる。ネットワーク要素400は、様々な通信プロトコル及び/又はインタフェースのいずれかを用いて、基地局(例えば、eNB)及び/又は他のネットワークエンティティ/デバイスと通信することができる。
本明細書で更にこの後に説明するように、ネットワーク要素400は、本明細書で説明する機能を実施する及び/又は実施をサポートするためのハードウェア並びにソフトウェアの構成要素を含むことができる。コアネットワーク要素400のプロセッサ404(単数又は複数)は、例えば、記憶媒体(例えば、非一時的コンピュータ可読記憶媒体)に記憶されたプログラム命令を実行することによって、本明細書に記載する方法の一部又は全てを実行する又は実行をサポートするように構成することができる。代替として、プロセッサ404は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)などのプログラム可能ハードウェア要素として、若しくは特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)として、又はこれらの組み合わせとして構成されていてもよい。
図5:セルラー通信回路のブロック図
図5は、いくつかの実施形態に係る、セルラー通信回路の例示的な簡略化されたブロック図を示す。図5のセルラー通信回路のブロック図は、可能なセルラー通信回路の1つの実施例に過ぎないことに留意されたい。実施形態によると、セルラー通信回路330は、上述した通信デバイス106などの通信デバイスに含まれてもよい。上記のように、通信デバイス106は、他のデバイスの中で、ユーザ機器(UE)デバイス、モバイルデバイス若しくは移動局、無線デバイス若しくは無線基地局、デスクトップコンピュータ若しくはコンピューティングデバイス、モバイルコンピューティングデバイス(例えば、ラップトップ、ノートブック、若しくはポータブルコンピューティングデバイス)、タブレット、及び/又はデバイスの組み合わせであってもよい。
セルラー通信回路330は、(図3に)示すように、アンテナ335a、335b及び336などの1つ以上のアンテナに、(例えば、通信可能に、直接的又は間接的に)結合することができる。いくつかの実施形態では、セルラー通信回路330は、複数のRAT(例えば、LTEのための第1の受信チェーン、及び5G NRのための第2の受信チェーン)に対する、(専用プロセッサ及び/若しくは無線機を、例えば、通信可能に、直接的又は間接的に含む、並びに/又は専用プロセッサ及び/若しくは無線機に結合された)専用の受信チェーンを含むことができる。例えば、図5に示されるように、セルラー通信回路330は、モデム510及びモデム520を含んでもよい。モデム510は、第1のRAT、例えば、LTE又はLTE-Aなどに従って通信するように構成されてもよく、モデム520は、第2のRAT、例えば、5G NRなどに従って通信するように構成されてもよい。
示されるように、モデム510は、1つ以上のプロセッサ512及びプロセッサ512と通信するメモリ516を含んでもよい。モデム510は、無線周波数(Radio Frequency、RF)フロントエンド530と通信してもよい。RFフロントエンド530は、無線信号を送信及び受信するための回路を含んでもよい。例えば、RFフロントエンド530は、受信回路(receive circuitry、RX)532及び送信回路(transmit circuitry、TX)534を含んでもよい。いくつかの実施形態では、受信回路532は、ダウンリンク(downlink、DL)フロントエンド550と通信してもよく、DLフロントエンド550は、アンテナ335aを介して無線信号を受信するための回路を含んでもよい。
同様に、モデム520は、1つ以上のプロセッサ522及びプロセッサ522と通信するメモリ526を含んでもよい。モデム520は、RFフロントエンド540と通信してもよい。RFフロントエンド540は、無線信号を送信及び受信する回路を含んでもよい。例えば、RFフロントエンド540は、受信回路542及び送信回路544を含んでもよい。いくつかの実施形態では、受信回路542は、DLフロントエンド560と通信してもよく、DLフロントエンド560は、アンテナ335bを介して無線信号を受信するための回路を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、スイッチ570は、アップリンク(UL)フロントエンド572に送信回路534を結合してもよい。加えて、スイッチ570は、送信回路544をULフロントエンド572に結合してもよい。ULフロントエンド572は、アンテナ336を介して無線信号を送信するための回路を含んでもよい。よって、セルラー通信回路330が(例えば、モデム510を介してサポートされるような)第1のRATに従って送信するための命令を受信したとき、スイッチ570は、モデム510が第1のRATに従って信号を(例えば、送信回路534及びULフロントエンド572を含む送信チェーンを介して)送信することを可能にする第1の状態に切り替えられてもよい。同様に、セルラー通信回路330が第2のRAT(例えば、モデム520を介してサポートされるような)に従って送信する命令を受信するとき、スイッチ570は、第2のRATに従ってモデム520が信号を送信することを可能にする(例えば、送信回路544及びULフロントエンド572を含む送信チェーンを介して)第2の状態に切り替えられてもよい。
いくつかの実施形態では、セルラー通信回路330は、本明細書で更に説明するように、ユーザ機器デバイス(UE)が要求したネットワークスライスが割当量の対象であるか否かをUEに通知するためにネットワークが方法を実行するように構成され得る。
本明細書に記載するように、モデム510は、本明細書に記載される様々な他の技法のいずれかを実装するためのハードウェア及びソフトウェア構成要素を含んでもよい。プロセッサ512は、例えば、記憶媒体(例えば、非一時的コンピュータ可読記憶媒体)に記憶されたプログラム命令を実行することによって、本明細書に記載の特徴の一部分又は全てを実装するように構成されてもよい。代替として(又は、加えて)、プロセッサ512は、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)などのプログラム可能なハードウェア要素として、又はASIC(特定用途向け集積回路)として構成されてもよい。代わりに(又は、加えて)、プロセッサ512は、他の構成要素530、532、534、550、570、572、335、及び336のうちの1つ以上と共に、本明細書で説明する特徴の一部又は全てを実装するように構成されてもよい。
加えて、本明細書で説明するように、プロセッサ512は、1つ以上の処理要素を含んでもよい。よって、プロセッサ512は、プロセッサ512の機能を実行するように構成されている1つ以上の集積回路(IC)を含んでもよい。加えて、各集積回路は、プロセッサ512の機能を実行するように構成されている回路(例えば、第1の回路、第2の回路等)を含んでもよい。
本明細書に記載するように、モデム520は、本明細書に記載される様々な特徴及び技法のいずれかを実装するためのハードウェア及びソフトウェア構成要素を含んでもよい。プロセッサ522は、例えば、記憶媒体(例えば、非一時的コンピュータ可読記憶媒体)に記憶されたプログラム命令を実行することによって、本明細書に記載の特徴の一部分又は全てを実装するように構成されてもよい。代替として(又は加えて)、プロセッサ522は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などのプログラム可能ハードウェア要素として、又は特定用途向け集積回路(ASIC)として構成されていてもよい。代わりに(又は、加えて)、プロセッサ522は、他の構成要素540、542、544、550、570、572、335、及び336のうちの1つ以上と共に、本明細書で説明する特徴の一部又は全てを実装するように構成されてもよい。
加えて、本明細書で説明するように、プロセッサ522は、1つ以上の処理要素を含んでもよい。よって、プロセッサ522は、プロセッサ522の機能を実行するように構成されている1つ以上の集積回路(IC)を含んでもよい。加えて、各集積回路は、プロセッサ522の機能を実行するように構成されている回路(例えば、第1の回路、第2の回路等)を含んでもよい。
LTEを用いる5G NRアーキテクチャ
いくつかの実装態様では、第5世代(fifth generation、5G)無線通信は、最新の無線通信標準(例えば、LTE)と同時に最初に展開される。例えば、LTEと5G新無線(5G NR又はNR)との間の二重接続性は、NRの初期展開の一部として規定されている。よって、図6A~Bに示されるように、進化型パケットコア(EPC)ネットワーク600は、最新のLTE基地局(例えば、eNB602)と通信することを継続することができる。加えて、eNB602は、5G NR基地局(例えば、gNB604)と通信することができ、EPCネットワーク600とgNB604との間でデータを渡すことができる。よって、EPCネットワーク600が使用(又は、再使用)されることができ、gNB604は、UEに対する特別な能力、例えば、UEに増大したダウンリンクスループットを提供するとして役立つことができる。換言すれば、LTEを制御プレーンシグナリングに使用し、NRをユーザプレーンシグナリングに使用することができる。このようにして、LTEを用いて、ネットワークへの接続を確立することができ、NRをデータサービスに使用することができる。
図6Bは、eNB602及びgNB604についての提案されたプロトコルスタックを例示する。示されるように、eNB602は、無線リンク制御(radio link control、RLC)レイヤ622a~bをインタフェースする媒体アクセス制御(medium access control、MAC)レイヤ632を含んでもよい。RLCレイヤ622aは、パケットデータ収束プロトコル(packet data convergence protocol、PDCP)レイヤ612aともインタフェースしてもよく、RLCレイヤ622bは、PDCPレイヤ612bとインタフェースしてもよい。LTE-Advanced Release 12において指定されるようなデュアルコネクティビティと同様に、PDCPレイヤ612aは、マスタセルグループ(MCG)ベアラを介してEPCネットワーク600にインタフェースしてもよく、PDCPレイヤ612bは、分割ベアラを介してEPCネットワーク600とインタフェースしてもよい。
加えて、示されるように、gNB604は、RLCレイヤ624a~bとインタフェースするMACレイヤ634を含んでもよい。RLCレイヤ624aは、eNB602とgNB604との間の情報交換及び/又は調整(例えば、UEのスケジューリング)のためのX2インタフェースを介して、eNB602のPDCPレイヤ612bとインタフェースしてもよい。加えて、RLCレイヤ624bは、PDCPレイヤ614とインタフェースしてもよい。LTE-Advanced Release 12において指定されるようなデュアルコネクティビティと同様に、PDCPレイヤ614は、二次セルグループ(secondary cell group、SCG)ベアラを介してEPCネットワーク600とインタフェースしてもよい。よって、eNB602は、マスタノード(master node、MeNB)と考えられてもよく、gNB604は、二次ノード(secondary node、SgNB)と考えられてもよい。いくつかのシナリオでは、UEは、MeNB及びSgNBの両方への接続を維持するように動作してもよい。そのようなシナリオでは、EPCへの無線リソース制御(RRC)接続を維持するためにMeNBが使用されてもよく、能力(例えば、追加のダウンリンク及び/又はアップリンクスループット)のためにSgNBが使用されてもよい。
ネットワークスライシング
ネットワークスライシング技術は、現在、盛んに開発されており、第5世代(「5G」)セルラー通信技術において重要な位置を占め得る。ネットワークスライシングは、例えば、機能性、性能、及び分離の領域において多様な要求を有する異なる市場のシナリオに対して解決策を提供するために、セルラーネットワーク事業者がカスタマイズしたネットワークを生成することを可能にすることができる5Gで導入された概念である。例えば、セルラーネットワークは、複数のネットワークスライスを提供することができ、各ネットワークスライスは、いくつかの特定の遠隔通信サービス(単数又は複数)及びネットワーク能力、並びにこれらのネットワーク機能(network function)(NF)を実行するためのリソースを提供するために選択されたネットワーク機能の組を含むことができる。例えば、next generation mobile networks(NGMN)、第3世代パートナーシッププロジェクト(third generation partnership project)(3GPP)、5G public private partnership(5GPPP)、4G Americas、5G Forum、International Mobile Telecommunications 2020(IMT-2020)などの国際的及び地域の団体は、ネットワークスライシングに関するあり得るユースケース及び要件を文書化している。
あり得るネットワークスライシングの解決策の中で、無線アクセスネットワーク(RAN)スライシング及びコアネットワーク(Core Network)(CN)スライシングは、両方とも可能であり、3GPPのRANの作業グループ(working group)(WG)並びに3GPPのサービス及びシステム側面(system aspect)(SA)のWGにより別個に現在検討中である。ネットワークスライシングは、現在、3GPP TS23.501のセクション5.15及び3GPP TS24.501のセクション4.6で指定されている。ネットワークスライシングを使用する場合、オペレータは、サポートされた特徴に対して異なるネットワークスライスを展開できるか、又は正確に同じ特徴を、しかし異なるグループのUEに対して提供することができる。
以下の考察は、一般に、ネットワークスライシングをサポートしない第1のセルラーネットワーク、及びネットワークスライシングをサポートする第2のセルラーネットワークを用いる任意の無線通信システムに適用される。便宜上、以下の考察は、4Gネットワークとしてネットワークスライシングをサポートしない第1のセルラーネットワークに言及し、5Gネットワークとしてネットワークスライシングをサポートする第2のセルラーネットワークに言及する。しかしながら、以下に記載される方法は、任意のタイプ又は様々な世代のネットワークのいずれでも使用され得る。
図7は、UEがネットワークスライシングを実装するセルラーネットワークシステム(例えば、5Gネットワーク)と通信する例示的なシステムを示している。示されるように、UEは、無線様式でセルラー基地局に通信する。次に、基地局は、セルラーネットワークに結合される。示されるように、セルラーネットワークは、コアアクセス及びモビリティ管理機能(AMF)を含み得る。AMFは、異なるセッション管理機能(SMF)及びユーザプレーン機能に結合され得る。示されるように、セッション管理機能1(SMF1)及びユーザプレーン機能1(UPF1)は、第1のスライス(スライス1)を形成することができ、「スライスID」とも呼ばれる、対応する第1のS-NSSAI(single network slice selection assistance information)を有することができる。この例では、スライス1は、ビデオストリーミングを実行するように指定される。セッション管理機能2(SMF2)及びユーザプレーン機能2(UPF2)は、第2のスライス(スライス2)を形成することができ、対応する第2のS-NSSAIを有し得る。この例では、スライス2は、超高信頼低遅延通信(ultra-reliable low-latency communication、URLLC)を実行するように指定される。
図7に示すように、単一のUEは、2つ以上のネットワークスライスによって同時にサービスされ得る(例えば、図7のスライス1及びスライス2)。この例では、この場合にUEにサービスするAMFは、全てのネットワークスライスに共通である。図7はまた、複数のPDUセッションが同じスライスを共有できることを示している。
図8に示すように、ネットワークスライスは、スライス/サービスタイプ(SST)及びスライスディファレンシエータ(SD)から構成されているS-NSSAIによって識別され得る。S-NSSAIにSDを含めることは、任意選択である。1つ以上のS-NSSAIのセットは、NSSAIと呼ばれる。
ネットワークスライシング及びUE経路選択ポリシー(URSP)は、4Gネットワークではサポートされていない。しかしながら、4GネットワークにおけるPDN接続確立中に、ネットワークは、4G PDN接続と関連付けられたS-NSSAIを割り当てることができる。S-NSSAIの割り当ては、セッション管理機能(SMF)と、パケットデータネットワークゲートウェイコントロールプレーン機能(PGW-C)アドレスとアクセスポイント名(APN)との組み合わせに基づくことができる。アクセスポイント名(APN)は、本質的に、UEがそのデータサービスの少なくとも一部に対するコアネットワークへのアクセスを得るために接続するゲートウェイ又はアンカーポイントのタイプである。次いで、ネットワークは、情報要素(IE)において、割り当てられたS-NSSAIをUEに送信することができる。例えば、割り当てられたS-NSSAIは、Activate Default EPS Bearer Context Requestメッセージ内のプロトコル構成オプション(PCO)情報要素(IE)又は拡張PCO IEにおいて送信され得る。
このS-NSSAIは、UEが4Gネットワークで動作しているとき、現在使用されていない。しかしながら、UEが4Gネットワークから5Gネットワークに移動すると、UEは、そのRegistration Requestメッセージにおいて、要求されたNSSAIとして4Gネットワークから受信された1つ以上のS-NSSAIを含み得る。UEはまた、対応するPDUセッションのS-NSSAIを、上述のようにPCO IEで以前に受信された値に設定することができる。SMF+PGW-Cが2つ以上のS-NSSAIをサポートし、APNが2つ以上のS-NSSAIに対して有効である場合、SMF+PGW-Cは、UEの加入済みS-NSSAIにマッピングされたS-NSSAIのみを選択するべきである。
ネットワーク内部ロジックによって提供されるS-NSSAI(単数又は複数)は、UEが5Gネットワークに遷移した後、UEが使用する適切なS-NSSAIをネットワークが正しく選択するのに適切でない場合があるという問題が発生する可能性がある。この場合、ネットワークは、UEが使用する正しいS-NSSAIを選択しないことがある。結果として、4Gネットワークから5GネットワークへのUEのRAT間(IRAT)転送後、5GネットワークのPDUセッションが正しいS-NSSAIに関連付けられていない場合(例えば、PDUセッションが専用スライスの代わりにデフォルトスライスに関連付けられている場合)、PDUセッションは、この誤った関連付けによって悪影響を受ける。この悪影響は、PDUセッションの解除まで持続する。これにより、エンドユーザエクスペリエンスを低下させ得る(又は悪影響を与え得る)。
現在、ネットワークは、APNを使用して、UEが4Gネットワークから5Gネットワークに遷移するときに使用されるS-NSSAIを判定することができる。しかしながら、APNの使用は、ネットワークが正しいS-NSSAIを適切に判定するのに十分ではないことがある。それゆえ、この分野における改善が望まれる。
いくつかの実施形態では、4Gネットワークに在圏している間、UEは、スライス関連情報を4Gネットワークに提供するように構成されており、それにより、4Gネットワークに在圏している間に4GネットワークがUEに正しいスライスID情報を提供するのを支援することができる。より具体的には、UEからのこの改善されたスライス関連情報により、4Gネットワークは、UEに送信されるActivate Default EPS Bearer Context Requestメッセージにおけるプロトコル構成オプションIE又は拡張プロトコル構成オプションIEに正しいS-NSSAIを含めることができる。言い換えると、これにより、4Gネットワークは、4Gネットワークに在圏している間に、UEに正しいスライスID情報(正しいS-NSSAI)を提供することができる。
従って、UEが4Gネットワークから5Gネットワークに遷移するとき、これにより、UE及びネットワークは、5G PDUセッションを適切な(又は「正しい」)スライスに関連付けることができるようになり得る。ここで、PDUセッションは、UEと5Gネットワークとの間のシグナリングなしに、UE及び5Gネットワークの両方において正しいスライスに関連付けられ得ることに留意されたい。代わりに、UE及び5Gネットワークの両方は、UEが4Gネットワークに在圏している間に以前に合意されたS-NSSAIに依存してそれを利用する。これにより、5Gネットワークが5G PDUセッションを正しいS-NSSAIに関連付けることが可能になり、それによって5Gネットワーク上で改善されたユーザエクスペリエンスが提供される。「適切なスライス」又は「正しいスライス」という用語は、UE上で現在実行されているアプリケーションのタイプに最も適切に対応し、現在の5G PDUセッションの対象であるスライスを指す。
従って、実施形態は、Activate Default EPS Bearer Context Requestメッセージにおけるプロトコル構成オプションIE又は拡張プロトコル構成オプションIEに、4Gネットワークが正しいS-NSSAIを含めるのを助けるために、4Gネットワークにより多くのスライス関連情報を提供するように構成されたUEに関してもよい。UEは、4Gネットワークに在圏している間に、様々なタイプのスライス関連情報(S-NSSAIに関連する情報)を基地局に提供するように構成され得る。
図9-フローチャート図:UEは、4Gネットワークにスライス関連情報を提供する
図9は、UEが4Gネットワークに改善されたスライス関連情報を提供するための方法の一実施形態を示し、それにより、4Gネットワークが、その後、正しいスライスID情報(正しいS-NSSAI)をUEに返すことを可能にする。上述のように、この正しいS-NSSAIは、5Gネットワークへの遷移後に後で使用されて、動作を改善してもよい。
示されるように、822で、UEは4Gネットワークに在圏し、アプリケーションの実行を開始する。例示的なアプリケーションには、ストリーミングビデオを受信して提示するもの、様々な通信機能を実行するものなどが含まれる。UEは、次いで、PDP(パケットデータプロトコル)コンテキストを確立することができる。PDPコンテキストは、UEとGGSN(ゲートウェイGPRSサポートノード)との間で定義され、接続に使用される情報を定義する。
824において、UEは、URSP(UE経路選択ポリシー)が利用可能であるか否か、及びURSPが、確立されるPDP用の非デフォルト規則(デフォルト規則以外の規則)を含むか否かを判定する。そうである場合、動作は、UEがURSPポリシーに従う826に進み、4GネットワークへのPDN接続要求メッセージ内のPCO IEに、指定されたS-NSSAI(URSPの非デフォルト規則によって示されるS-NSSAI)を含める。
従って、この実施形態では、4Gネットワークに在圏している間、UEが、5Gネットワークにおける以前の在圏から格納されている可能性があるURSP(UE経路選択ポリシー)を有する場合、UEは、確立されるPDPコンテキストに対応するS-NSSAIを判定するためにURSPに従うことができる。URSPが、824において判定されたように、PDPコンテキスト用の非デフォルト規則(デフォルト規則以外の規則)を含む場合、UEは、826において、URSPによって指定されたS-NSSAIを、PDN接続要求メッセージ内のプロトコル構成オプションIE又は拡張プロトコル構成オプションIEに含めることができる。これは、正しいスライスID情報を4Gネットワークに提供するように動作する。このようにして、UEは、図10に関して以下で論じられるように、4Gネットワークから「正しい」S-NSSAIを後で受信する。
4Gに在圏している間、824において判定されるように、UEがURSPを有していないか、又は、UEがURSPを有しているが、確立されるPDPコンテキストに対して、格納されたURSP内にデフォルト規則以外の規則がない(すなわち、デフォルト規則のみが存在する)場合、動作は830に進む。
830において、UEは、確立されるPDPコンテキストが、特定のNSC(ネットワークスライス顧客)によって提供されるスライスに関連するサービスに属するか否かを判定する。「ネットワークスライス顧客」という用語は、ネットワークスライスをサービスとして使用する通信サービスプロバイダ(CSP)又は通信サービス顧客(CSC)を指す。そうである場合、832において、UEは、UEによって4Gネットワークへ送信されるPDN接続要求メッセージ内のプロトコル構成オプション(PCO)情報要素(IE)にNSC-IDを含める。これは、改善されたスライスID情報を4Gネットワークに提供するように動作する。このようにして、UEは、図10に関して以下で論じられるように、4Gネットワークから「正しい」S-NSSAIを後で受信する。代替的又は追加的に、832において、UEは、正しいS-NSSAIを提供するために、4Gネットワークによって使用され得る様々なタイプのスライス関連情報のうちのいずれかを含み得る。
従って、ステップ830及び832によって指定される場合、UEは、ネットワークが正しいS-NSSAIを判定するのを助けるために、PDN接続要求メッセージ内のプロトコル構成オプションIE又は拡張プロトコル構成オプションIEに追加情報を含み得る。例えば、ネットワークスライスがサービスとして提供される場合、UEは、スライスを提供したNSCのIDを含み得る。言い換えれば、確立されるPDPコンテキストが、特定のNSCによって提供されるスライスに関連するサービスに属する場合、この場合、UEは、PDN接続要求メッセージ内のプロトコル構成オプションIE又は拡張プロトコル構成オプションIEにおけるNSC-IDについてネットワークに通知することができる。次いで、4Gネットワークは、この受信したNSC-IDを使用して、以下で論じられるように、正しいS-NSSAIをUEに提供することができる。
図10-フローチャート図:4Gネットワークはスライス関連情報を受信し、正しいS-NSSAIを提供し返す
図10は、図9の動作が実行された後の4Gネットワークの動作を示すフローチャート図である。言い換えれば、図10の動作は、ステップ826及び/又は832で上述したように、UEが、スライス関連情報を含むPDN接続要求メッセージを4Gネットワークに提供したことを想定している。
示されるように、852において、4Gネットワークは、スライス関連情報を含むPDN接続要求をUEから受信する。スライス関連情報は、プロトコル構成オプション(PCO)情報要素(IE)に含まれ得る。852において受信されたPDN接続要求は、図9の826又は832のいずれかにおいてUEによって送信されたPDN接続要求のうちの1つであり得る。PDN接続要求に含まれるスライス関連情報は、826において上述したような提案されたS-NSSAIであってもよく、832において上述したようなNSC-IDであってもよい。
854において、4Gネットワークは、PDN接続要求メッセージ及び/又は4Gコアネットワーク内部ロジックに含まれるスライス関連情報に少なくとも部分的に基づいて、正しいS-NSSAIを判定することができる。例えば、スライス関連情報が提案されたS-NSSAI(図9の826による)である場合、4Gネットワークは、この提案されたS-NSSAIを正しいS-NSSAIとして使用することができる。あるいは、4Gネットワーク(4Gネットワークのコアネットワーク内部ロジック)は、UEによって826において送信された提案されたS-NSSAIが正しくない、例えば、無効又は古いと判定することができる。ここで、4Gネットワークは、使用されるべきであると考えられるより更新されたS-NSSAIを有し得る。別の例として、スライス関連情報が832におけるNSC-IDである場合、4Gネットワークは、このNSC-IDに少なくとも部分的に基づいて、正しいS-NSSAIを判定することができる。
856において、4Gネットワークは、(854において判定されるような)正しいS-NSSAIを含むActivate Default EPS Bearer Context RequestメッセージをUEに送信することができる。従って、図9の826及び832のうちの1つ以上におけるスライス関連情報のUE提供は、4Gネットワークが正しい(又はより正しい)スライスID(S_NSSAI)を判定してUEに提供するのを支援するために4Gネットワークによって使用され得る。
図11-高レベルのフロー図
図11は、より高いレベルで図9及び図10の動作を示すフロー図である。
示されるように、862において、UEは、PDN接続要求を4Gネットワークに送信する。このPDN接続要求は、図9の826に記載された提案されたS-NSSAI、又は図9の832に記載されたNSC-IDなどのスライス関連情報を含み得る。
862において(例えば、826又は832において)4Gネットワークによって受信されたPDN接続要求に応答して、864において、4Gネットワークは、正しいNSSAIを含むActivate Default EPS Bearer Context RequestメッセージをUEに提供することができる。ここで、864は、図10の854及び856において実行される動作を包含し得る。UEは、864で正しいスライスID(正しいNSSAI)を受信し、格納する。866において、UEは、Activate Default EPS Bearer Context Accept()メッセージを、864において受信されたメッセージを受容する4Gネットワークへ返す。
866において、UEは、Activate Default EPS Bearer Context Acceptメッセージを4Gネットワークに返して、動作を完了する。
図12-第2の実施形態:4Gネットワークは、可能なスライスIDのリストを提供する
図12は、UEが4Gネットワークにスライス関連情報を提供する代わりに、4Gネットワークが、検討のために有効なスライスID選択(有効なS-NSSAI)のサブセット又は全てのリスト(又はそれを含むデータ構造)をUEに提供することができる方法の代替実施形態を示す。
示されるように、872において、UEは、4Gネットワークによって受信されるPDN接続要求を提供する。図11の862とは対照的に、PDN接続要求は、提案されたS-NSSAIを含まない。
874において、4Gネットワークは、Activate Default EPS Bearer Context RequestメッセージをUEに送信する。このActivate Default EPS Bearer Context Requestメッセージは、可能なS-NSSAIのリスト(可能な又は有効なスライスIDのリスト)を含むことができる。UEは、874において、可能なスライスIDのリスト(可能な及び/又は有効なS-NSSAIのリスト)を含むこのActivate Default EPS Bearer Context Requestメッセージを受信する。
876において、UEは、874で受信された可能なS-NSSAIのリストから最も適切な(又は「正しい」)S-NSSAIを選択する。次いで、876において、UEは、選択された(正しい)S-NSSAIを、Activate Default EPS Bearer Context Acceptメッセージにおいて4Gネットワークへ送信する。正しいS-NSSAIは、Activate Default EPS Bearer Context AcceptメッセージのPCOフィールドに含まれ得る。
従って、図12の実施形態では、UEがPDN接続手順を開始するとき、複数のS-NSSAIが選択され(対応するPDUセッションに関連付けられ)ることができ、4Gネットワークが正しいS-NSSAIを選択するのに十分な情報を有さない場合、4Gネットワークは、有効なS-NSSAI選択のサブセット又は全てをUEに提供又は提案することができる(874)。次いで、UEは、4Gネットワークによって提供されるS-NSSAIのリストから正しいS-NSSAIを選択することができる。UEは、選択されたS-NSSAIを4Gコアネットワークに返すことができ、具体的には、(図12の876に示すように)PCOを介して4Gネットワーク内のSMF+PGW-Cロジックに返すことができる。
いくつかの実施形態では、UEが4Gネットワークから5Gネットワークに移動するとき、UEは、4Gネットワークで受信したS-NSSAIを、UEが後で使用することを望むネットワークスライスに関して5Gネットワークに通知するために、要求されたNSSAIを生成するためにUEが使用した構成されたNSSAIリストに含めることができる。
図13-UEは5Gネットワークに遷移する
図13は、UEが4Gネットワークから5Gネットワークに(第1のセルラーネットワークから第2のセルラーネットワークに)遷移するときの動作を示す。
示されるように、882において、UEは、4Gネットワークから5GネットワークへのRAT間(無線アクセス技術)転送を開始する。884において、5Gネットワーク及びUEは、確立されているPDUセッションを、UEが4Gネットワークに在圏した間に合意された正しいS-NSSAI(単数又は複数)に関連付ける。ここで、5Gネットワークは4Gネットワークに含まれる情報にアクセスでき、5Gネットワークはこのアクセスを使用して、UEによって4Gネットワークに以前に提供された、又は(例えば、826又は832において)UEによって4Gネットワークに提供された情報に少なくとも部分的に基づいて4Gネットワークによって判定された、正しいS-NSSAI(単数又は複数)を判定できることに留意されたい。
上述したように、正しいS-NSSAI(単数又は複数)が5Gネットワーク及びUEによって判定されると、UE及び5Gネットワークの両方は、UEと5Gネットワークとの間の現在のPDUセッションに正しいS-NSSAI(単数又は複数)を関連付ける。これにより、UEの特定のアプリケーションニーズにサービスする際に5Gネットワーク内の正しいネットワークスライス(単数又は複数)を使用することができ、従って、従来技術の動作に対して改善されたユーザエクスペリエンスを提供することができる。
個人特定可能な情報の使用は、ユーザのプライバシーを維持するための業界又は政府の要件を満たす又は超えると一般に認識されているプライバシーポリシー及びプラクティスに従うべきであることに十分に理解されたい。特に、個人特定可能な情報データは、意図されていない又は許可されていないアクセス又は使用のリスクを最小限に抑えるように管理及び取り扱いされるべきであり、許可された使用の性質は、ユーザに明確に示されるべきである。
本開示の実施形態は、任意の様々な形態で実現することができる。例えば、いくつかの実施形態は、コンピュータにより実行される方法、コンピュータ可読記憶媒体、又はコンピュータシステムとして実現されてもよい。他の実施形態は、ASICなどの1つ以上のカスタム設計されたハードウェアデバイスを使用して実現されてもよい。更なる他の実施形態は、FPGAなどの1つ以上のプログラム可能ハードウェア要素を使用して実現されてもよい。
いくつかの実施形態では、非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、プログラム命令及び/又はデータを記憶するように構成されてもよく、プログラム命令は、コンピュータシステムによって実行されると、コンピュータシステムに、本方法を、例えば、本明細書に記載された方法の実施形態のうちのいずれか、又は、本明細書に記載された方法の実施形態の任意の組み合わせ、又は、本明細書に記載された方法の実施形態のうちのいずれかの任意のサブセット、又は、そのようなサブセットの任意の組み合わせを実行させる。
いくつかの実施形態では、デバイス(例えば、UE 106)は、プロセッサ(又はプロセッサのセット)及び記憶媒体を含むように構成されてもよく、記憶媒体は、プログラム命令を記憶し、プロセッサは、記憶媒体からプログラム命令を読み込み実行するように構成されており、プログラム命令は、本明細書に記載の様々な方法実施形態のうちのいずれか(又は、本明細書に記載の方法実施形態の任意の組み合わせ、又は本明細書に記載の方法実施形態のうちのいずれかの任意のサブセット、又はこのようなサブセットの任意の組み合わせ)を実装するために実行可能である。デバイスは、様々な形態のうちのいずれかにおいて実現されてもよい。
ユーザ機器(UE)を動作させるための本明細書に記載された方法のいずれも、ダウンリンクでUEによって受信された各メッセージ/信号Xを、基地局によって送信されたメッセージ/信号Xと解釈し、アップリンクでUEによって送信された各メッセージ/信号Yを、基地局によって受信されたメッセージ/信号Yと解釈することによって、基地局を動作させるための対応する方法の基礎とすることができる。
上記の実施形態は、かなり詳細に記載されているが、上記の開示が完全に理解されれば、多数の変形形態及び修正形態が当業者には明らかになる。以下の特許請求の範囲は、全てのそのような変形形態及び修正形態を包含すると解釈されることが意図されている。
図1は、いくつかの実施形態に係る、簡略化した例示的な無線通信システムを示す。図1のシステムは、可能なシステムの単なる一例であり、本開示の特徴は、様々なシステムのうちのいずれかにおいて所望に応じて実装されてもよいことに留意されたい。

Claims (20)

  1. 装置であって、
    少なくとも1つのプロセッサであって、ユーザ機器(UE)に、
    第1のセルラーネットワークであって、前記第1のセルラーネットワークはネットワークスライシングをサポートしない、第1のセルラーネットワークと接続されている間に、前記UE上でアプリケーションを開始させ、
    前記アプリケーションのスライス関連情報を判定させ、
    前記スライス関連情報を前記第1のセルラーネットワークに提供させ、
    前記第1のセルラーネットワークからのsingle network slice selection assistance information(S-NSSAI)であって、前記S-NSSAIは、前記UEによって前記第1のセルラーネットワークに提供される前記スライス関連情報に少なくとも部分的に基づいて判定される、S-NSSAを受信させる、ように構成されている、少なくとも1つのプロセッサを備え、
    前記S-NSSAIは、前記UEがネットワークスライシングをサポートしている第2のセルラーネットワークに遷移するときに使用可能である、装置。
  2. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記UEに、
    遷移することは、前記UEと第2のセルラーネットワークとの間のパケットデータ単位(PDU)セッションを生成することを含む、前記第1のセルラーネットワークからネットワークスライシングをサポートする前記第2のセルラーネットワークへ遷移させ、
    前記第1のセルラーネットワークから受信された前記S-NSSAIを、前記UEと前記第2のセルラーネットワークとの間の前記PDUセッションと関連付けさせる、
    ように更に構成されている、請求項1に記載の装置。
  3. 前記UEによって前記第1のセルラーネットワークに提供される前記スライス関連情報は提案されたS-NSSAIを含み、
    前記第1のセルラーネットワークから受信された前記S-NSSAIは前記提案されたS-NSSAIである、請求項1に記載の装置。
  4. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記UEに、PDN接続要求において前記第1のセルラーネットワークに前記スライス関連情報を提供させるように構成されている、請求項1に記載の装置。
  5. 前記アプリケーションの前記スライス関連情報を判定する際に、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記UEに、UE経路選択ポリシー(URSP)が前記UEと前記第1のセルラーネットワークとの間のパケットデータプロトコル(PDP)コンテキストのための非デフォルト規則を含むか否かを判定させるように構成されており、
    前記UE経路選択ポリシーが、前記UEと前記第1のセルラーネットワークとの間の前記パケットデータプロトコルコンテキストのための非デフォルト規則を含む場合、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記UEに、提案されたS-NSSAIを判定する際に、前記URSPポリシーに従わせるように構成されており、前記スライス関連情報は前記提案されたS-NSSAIである、請求項1に記載の装置。
  6. 前記UE経路選択ポリシーは、前記UEと前記第1のセルラーネットワークとの間の前記パケットデータプロトコルコンテキストのための非デフォルト規則を含まず、かつ前記PDPコンテキストは、特定のネットワークスライス顧客(NSC)によって提供されるスライスに関連するサービスに関連付けられている場合、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記UEに、前記NSCの識別子を判定させるように構成されており、前記スライス関連情報は前記NSCの前記識別子である、請求項5に記載の装置。
  7. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記UEに、前記第1のセルラーネットワークからのActivate Default EPS Bearer Context Requestメッセージにおいて、前記第1のセルラーネットワークから前記S-NSSAIを受信させるように構成されている、請求項1に記載の装置。
  8. 前記第1のセルラーネットワークは4Gネットワークであり、前記第2のセルラーネットワークは5Gネットワークである、請求項1に記載の装置。
  9. 装置であって、
    少なくとも1つのプロセッサであって、ネットワークスライシングをサポートしない第1のセルラーネットワークで使用するように構成されたネットワークデバイスに、
    ユーザ機器(UE)からのパケットデータネットワーク(PDN)接続要求メッセージであって、前記PDN接続要求メッセージは、前記UEと前記第1のセルラーネットワークとの間のパケットデータプロトコル(PDP)コンテキストに関連付けられたスライス関連情報を含む、PDN接続要求メッセージを受信させ、
    前記PDN接続メッセージにおいて受信された前記スライス関連情報及び前記第1のセルラーネットワークにおけるコアロジックのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて、前記PDPコンテキストのための正しいsingle network slice selection assistance information(S-NSSAI)を判定させ、
    前記正しいS-NSSAIを前記UEに送信させる、
    ように構成されている、少なくとも1つのプロセッサを備える、装置。
  10. 前記正しいS-NSSAIは、前記UEがネットワークスライシングをサポートしている第2のセルラーネットワークに遷移するときに使用可能である、請求項9に記載の装置。
  11. 前記第1のセルラーネットワークは4Gネットワークであり、前記第2のセルラーネットワークは5Gネットワークである、請求項10に記載の装置。
  12. 前記ネットワークデバイスは、Activate Default EPS Bearer Context Requestメッセージにおいて前記正しいS-NSSAIを前記UEに送信するように構成されている、請求項9に記載の装置。
  13. 無線デバイスであって、
    無線通信回路と、
    前記無線通信回路に結合された少なくとも1つのプロセッサであって、前記無線デバイスに、
    パケットデータネットワーク(PDN)接続要求を第1のセルラーネットワークであって、前記第1のセルラーネットワークはネットワークスライシングをサポートしない、第1のセルラーネットワークに送信させ、
    前記第1のセルラーネットワークからのメッセージであって、前記メッセージは、複数の可能なsingle network slice selection assistance informationセット(S-NSSAI)のリストを含む、メッセージを受信させ、
    前記複数の可能なS-NSSAIの前記リストから所望のS-NSSAIを選択させる、
    ように構成されている、少なくとも1つのプロセッサと、
    を備え、
    前記選択されたS-NSSAIは、前記無線デバイスが前記第1のセルラーネットワークから第2のセルラーネットワークに遷移するときに使用可能であり、前記第2のセルラーネットワークはネットワークスライシングをサポートする、無線デバイス。
  14. 前記複数の可能なS-NSSAIの前記リストを含む前記第1のセルラーネットワークから受信された前記メッセージは、Activate Default EPS Bearer Context Requestメッセージである、請求項13に記載の無線デバイス。
  15. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記無線デバイスに、
    前記選択されたS-NSSAIを前記第1のセルラーネットワークに送信させる
    ように更に構成されている、請求項13に記載の無線デバイス。
  16. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記無線デバイスに、Activate Default EPS Bearer Context Acceptメッセージにおいて、前記選択されたS-NSSAIを前記第1のセルラーネットワークに送信させるように更に構成されている、請求項15に記載の無線デバイス。
  17. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記無線デバイスに、
    遷移することは、前記UEと前記第2のセルラーネットワークとの間のパケットデータ単位(PDU)セッションを生成することを含む、前記第1のセルラーネットワークから前記第2のセルラーネットワークへ遷移させ、
    前記第1のセルラーネットワークから受信された前記S-NSSAIを、前記UEと前記第2のセルラーネットワークとの間の前記PDUセッションと関連付けさせる、
    ように更に構成されている、請求項13に記載の無線デバイス。
  18. 前記第1のセルラーネットワークは4Gネットワークであり、前記第2のセルラーネットワークは5Gネットワークである、請求項13に記載の無線デバイス。
  19. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記無線デバイスに、
    Radio Resource Control(RRC)接続確立メッセージを第2のセルラーネットワークに送信させる
    ように更に構成されている、請求項13に記載の無線デバイス。
  20. 前記RRC接続確立メッセージは、前記第2のセルラーネットワークによって使用される前記選択されたS-NSSAIを含む、請求項19に記載の無線デバイス。
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