JP2022167235A - 容器、及び、容器の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】光源を用いて高い美観を演出する容器を提供する。【解決手段】内容物と接する内側面と、内側面と反対側の反対面とを有する光透過基材と、光透過基材の少なくとも一方の面に形成され、光透過基材と同色でパターニングされた同色インク層と、光透過基材の同色インク層が設けられた面上及び同色インク層上の少なくとも一方に形成され、同色インク層とは異なる色を含む印刷層と、を備える容器、及び、光透過基材の少なくとも一方の面に、光透過基材と同色でパターニングされた同色インク層を形成するステップと、光透過基材の同色インク層が設けられた面上及び同色インク層上の少なくとも一方に、同色インク層とは異なる色を含む印刷層を形成するステップと、を備える容器の製造方法を提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、容器、及び、容器の製造方法に関する。
紙コップ等の容器に種々のデザインを施し美観を生じさせることが知られている(特許文献1、2)。しかし、光源を用いて高い美観を演出する容器は知られていない。
[特許文献1]特開2004-155448号公報
[特許文献2]特開2006-160321号公報
本発明の第1の態様においては、内容物と接する内側面と、前記内側面と反対側の反対面とを有する光透過基材と、前記光透過基材の少なくとも一方の面に形成され、前記光透過基材と同色でパターニングされた同色インク層と、前記光透過基材の前記同色インク層が設けられた面上及び前記同色インク層上の少なくとも一方に形成され、前記同色インク層とは異なる色を含む印刷層と、を備える容器を提供する。
また、第2の態様においては、上記容器の製造方法であって、前記光透過基材の少なくとも一方の面に、前記光透過基材と同色でパターニングされた同色インク層を形成するステップと、前記光透過基材の前記同色インク層が設けられた面上及び前記同色インク層上の少なくとも一方に、前記同色インク層とは異なる色を含む印刷層を形成するステップと、を備える容器の製造方法を提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴のすべてを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本実施形態における、容器100の一例を示す。 本実施形態における、容器100の層構成の一例を示す。 本実施形態における、容器100において、光の照射によって絵柄等が変化する機構の一例を示す。 本実施形態における、容器100の外観の一例を示す。 本実施形態における、容器100の外観の一例を示す。 本実施形態における、容器100の変形例を示す。 本実施形態における、容器100の変形例を示す。 本実施形態における、容器100の層構成の変形例を示す。 本実施形態における、容器100の外観の変形例を示す。 本実施形態における、容器100の層構成の変形例を示す。 本実施形態における、容器100の層構成の変形例を示す。 本実施形態における、容器100を製造するフローの一例を示す。 本実施形態における、容器100を製造するフローの変形例を示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせのすべてが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態における、容器100の一例を示す。容器100は、内容物を保持可能な紙コップ等の容器であり、内側から光を当てることにより美観を発揮する。容器100は、飲料を保持する目的で使用されてよく、食品を保持する目的に用いられてもよい。また、装飾用に用いられてもよい。容器100は、光透過基材10と、同色インク層20と、印刷層30とを備える。
光透過基材10は、容器100の支持体として機能し、容器100に適切な強度を与える。光透過基材10は、内容物と接する内側面12と、内側面12と反対側の反対面14とを有する。光透過基材10は、内側面12から照射される照射光の少なくとも一部を透過する。光透過基材10は、光透過性を有する材料を含み、例えば紙を含んでよい。光透過基材10に用いられる紙として、例えば、クラフト紙、上質紙、模造紙、グラシン紙、パーチメント紙、合成紙、白板紙、マニラボール、ミルクカートン原紙、コップ原紙、アイボリー紙等が挙げられる。
同色インク層20は、内側面12側から光が照射されるときに影を形成し、これにより容器100に独特の美観を与える。例えば、同色インク層20は、光透過基材10と同色のインクによりパターンが形成された層である。
同色インク層20は、光透過基材10の少なくとも一方の面に形成される。例えば、同色インク層20は、光透過基材10の内側面12及び反対面14のいずれか一方に形成されてもよく、両方に形成されてもよい。同色インク層20は、容器100の内側面12及び反対面14のそれぞれにおいて、側面部及び底部を含むいずれの部位に形成されてもよい。例えば、図1に示されるように容器100の反対面14の側面に形成されてもよく、底部の内側面12に形成されてもよい。
同色インク層20は、光透過基材10と同色のインクで、模様、絵柄、字、記号等(以下、あわせて「絵柄等」ともいう。)のパターンが形成される。同色インク層20は、外観上、光透過基材10に対し、境界が容易に視認されない程度の同系色であることが好ましい。例えば、光透過基材10が白色の紙基材を有する場合は、同色インク層20は白色インクを有することが好ましい。
本実施形態の容器100において、同色インク層20は、光透過基材10と同色インク層20との色差ΔEが、6.5以下であるインク層から構成されてよく、ΔEが、3.5以下であるインク層から構成されることが好ましい。これにより、飲料容器等の一般消費者が手にする容器において、光透過基材10と同色インク層20との境界が、容易に視認されないものとすることができる。
また、同色インク層20は、光透過基材10と同色インク層20との色差ΔEが、0.5以上であるインク層から構成されてよく、ΔEが、1.0以上であるインク層から構成されることが好ましい。これにより、飲料容器等の一般消費者が手にする容器において、容器100に光が照射されるときに、同色インク層20が形成する影をより鮮明にすることができる。
色差ΔEは、JISZ8730:2009で規定されるL表色系を用いて示される指標であり、2つの物体色のCIE明度Lの差及び色度a、bの差により、下記の式で計算される指標である。明度、色度及び色差は、測色計等を用いて計測することができる。
ΔE=[(ΔL+(Δa+(Δb1/2
同色インク層20の明度L及び色度a、bは、同色インク層20が光透過基材10の面上に形成されたとき、光透過基材10の明度L及び色度a、b等の影響を受け変化し得る。したがって、光透過基材10と同色インク層20との色差ΔEは、同色インク層20が光透過基材10の面上に形成された状態で計測してよい。
光透過基材10と同色インク層20との色差ΔEは、同色インク層20の厚さ、同色インク層20を構成するインク層の組成、インク層に含まれる着色剤等により調整してよい。
同色インク層20は、単層であってもよく、複数の層から形成されてもよい。複数の層で形成されると、光が照射されるときに同色インク層20が形成する影をより鮮明にすることができる。同色インク層20のパターンにグラデーションを形成してもよい。
印刷層30は、種々の印刷により形成された絵柄等を表現するものである。更に、光が照射されるときに同色インク層20に形成される影と印刷層30の絵柄等が重なることにより、印刷層30の絵柄等に変化を与え、容器100に独特の美観を与える。
印刷層30は、光透過基材10の内側面12及び反対面14のいずれか一方に形成されてもよく、両方に形成されてもよい。また、容器100の内側面12及び反対面14のそれぞれにおいて、側面部及び底部を含むいずれの部位に形成されてもよい。例えば、図1に示されるように容器100の反対面14の側面に形成されてもよく、底部の内側面12に形成されてもよい。
印刷層30は、光透過基材10の同色インク層20が設けられた面上及び同色インク層20上の少なくとも一方に形成されてよい。例えば、印刷層30は、光透過基材10の同色インク層20が設けられた面上及び同色インク層20上のいずれか一方に形成されてもよく、図1に示されるように光透過基材10の同色インク層20が設けられた面上と同色インク層20上との両方に形成されてもよい。
印刷層30に形成される絵柄等は、同色インク層20に形成されるパターンと異なるパターンが形成された絵柄等であることが好ましいが、少なくとも部分的に同一のパターンを含んでもよい。
印刷層30は、同色インク層20とは異なる色を含み、例えば同色インク層20が白色である場合は、印刷層30は白色以外の色を含む。印刷層30は、単色であってもよく、複数の色を含んでもよい。
本実施形態の容器100において、同色インク層20に形成されるパターンは、光透過基材10と同色であるので、容器100に光を照射しないときは、同色インク層20に形成されるパターンは容易に視認されない。一方、光を照射すると、同色インク層20に形成されるパターンが影を形成し、絵柄等が浮かび上がる。これによって、容器100に形成された絵柄等に変化を与えることができ、光源を用いて高い美観を演出する、容器100が提供される。
図2は、本実施形態における、容器100の層構成の一例を示す。図2は、図1の実施形態において、点線Aで囲った部分の拡大図であり、図の下側が光透過基材10の内側面12であり、上側が光透過基材10の反対面14である。図2に示されるように、印刷層30は、同色インク層20上に形成されてよい。
印刷層30を、同色インク層20上に形成することによって、光の照射時に、同色インク層20に形成されるパターンが形成する影が、印刷層30に形成される絵柄等に色相の変化を与えることができる。例えば、同色インク層20が形成するパターンが、印刷層30上に暗い色や濃い色の絵柄等として現れる。
図3は、本実施形態における、容器100において、光の照射によって絵柄等が変化する機構の一例を示す。光源200から照射される照射光210は、同色インク層20に形成されるパターンを透過するときに一部が遮蔽され、パターンを透過する透過光220の光量が減少する。透過光220の光量の変化が、光透過基材10や印刷層30の色相の変化となって現れることで、容器100の絵柄等が変化する。
同色インク層20を透過する透過光220の光量を調整して、光透過基材10や印刷層30における色相の変化を調整してもよい。例えば、同色インク層20を複数の層で形成してよく、同色インク層20の厚さを厚くしてもよい。これにより、影が鮮明になり、色相の変化を大きくすることができる。同色インク層20のパターンにグラデーションを形成して、パターン内で変化する絵柄等を表現してもよい。
図3に示される例において、容器100の内側面12側から照射光210を照射するものとしたが、容器100の絵柄等に変化が現れるなら、照射光210を反対面14側から照射してもよい。例えば、容器100の底部の反対面14側から照射光210を照射してもよい。
図4は、本実施形態における、容器100の外観の一例を示す。図4において、印刷層30に形成される絵柄等を実線で示し、同色インク層20に形成されるパターンを点線で示す。同色インク層20に形成されるパターンは、光透過基材10と同色であり、容器100に光を照射しないときは、外観上容易に視認されない。このとき、容器100には、印刷層30に形成された絵柄等が視認される。
図5は、本実施形態における、容器100の外観の一例を示す。図4の実施形態において、容器100に内側面12側から光を照射するときの容器100の外観の変化を示す。光が照射されるとき、同色インク層20を透過する透過光220の光量が減少し、同色インク層20に形成されるパターンが影を形成する。これにより、図5に示されるように、同色インク層20に形成されるパターンが、印刷層30上に暗い色や濃い色の絵柄等として現れ、容器100の絵柄等が変化する。
図6及び図7は、本実施形態における容器100の変形例を示す。本実施形態における容器100は、光透過基材10と、同色インク層20と、印刷層30と、を備え、同色インク層20と異なる色で同色インク層20と共通のパターニングが少なくとも一部でされた異色インク層40を更に備える。
異色インク層40は、内側面12側から光が照射されるときに、照射光210の一部を遮蔽し、光が照射されるときの容器100の絵柄等の変化をより鮮明にする。
異色インク層40は、光透過基材10の内側面12及び反対面14のいずれか一方に形成されてもよく、両方に形成されてもよい。また、容器100の内側面12及び反対面14のそれぞれにおいて、側面部及び底部を含むいずれの部位に形成されてもよい。例えば、図6に示されるように、異色インク層40は、容器100の反対面14の側面に形成されてもよく、底部の内側面12に形成されてもよい。
図6に示されるように、異色インク層40は、光透過基材10の同色インク層20が形成される面において、同色インク層20と光透過基材10との間に形成されてよい。また、図7に示されるように、異色インク層40は、光透過基材10の同色インク層20が形成される面の反対側の面に形成されてよく、異色インク層40に形成されるパターンが、光透過基材10を挟んで、同色インク層20に形成されるパターンと重なりを有するように形成されてよい。
異色インク層40は、同色インク層20とは異なる色で形成される。例えば同色インク層20が白色である場合は、異色インク層40は白色以外の色で形成される。異色インク層40は、同色インク層20より明度が低いことが好ましい。例えば、異色インク層40は、黒色やグレーであってよい。異色インク層40が同色インク層20と異なる色で形成されることにより、同色インク層20と異色インク層40との位置のずれが容易に検出され、同色インク層20と異色インク層40との位置合わせが容易となる。
異色インク層40は、単層であってもよく、複数の層から形成されてもよい。複数の層で形成されると、光が照射されるときに異色インク層40が形成する影をより鮮明にすることができる。異色インク層40のパターンにグラデーションを形成してもよい。
同色インク層20と異色インク層40は、共通のパターン部分310を有してよい。共通のパターン部分310は、同色インク層20に形成されるパターンと異色インク層40に形成されるパターンとが重なりを形成する部分である。
例えば、図6に示されるように、共通のパターン部分310は、同色インク層20と異色インク層40とが、光透過基材10上に重ねて形成される部分であってよい。また、図7に示されるように、共通のパターン部分310は、同色インク層20と異色インク層40とが、光透過基材10を挟んで重なりを形成する部分であってよい。
同色インク層20は、共通のパターン部分310及び個別のパターン部分320を有してよい。個別のパターン部分320は、同色インク層20に形成されるパターンのうち、同色インク層20と異色インク層40とが重なりを形成しない部分である。
例えば、図6に示されるように、個別のパターン部分320は、同色インク層20に形成されるパターンのうち、同色インク層20と光透過基材10との間に異色インク層40が形成されない部分であってよい。また、図7に示されるように、個別のパターン部分320は、同色インク層20に形成されるパターンのうち、光透過基材10の同色インク層20が形成される面の反対側の面に、異色インク層40が形成されない部分であってよい。
異色インク層40は、共通のパターン部分310と同一のパターンが形成されてもよい。このとき、異色インク層40は、共通のパターン部分310で同色インク層20により覆われ、光が照射されないとき外観上容易に視認されない。
異色インク層40は、共通のパターン部分310と同一のパターン以外のパターンが形成されてもよい。共通のパターン部分310と同一のパターン以外のパターンは、共通のパターン部分310で同色インク層20により覆われない部分であり、光が照射されないときに絵柄等として視認され得る。
図8は、本実施形態における、容器100の層構成の変形例を示す。図8は、図6の実施形態において、点線Bで囲った部分の拡大図であり、共通のパターン部分310の断面を示す。図の下側が光透過基材10の内側面12であり、上側が光透過基材10の反対面14である。
共通のパターン部分310では、光の照射時に、同色インク層20と異色インク層40とのそれぞれで照射光210の一部が遮蔽される。これにより、光が照射されるときに、同色インク層20が形成する影をより鮮明にする。このとき、光照射時に光透過基材10や印刷層30に現れる絵柄等の変化がより鮮明に現れる。
異色インク層40を透過する透過光220の光量を調整して、光透過基材10や印刷層30における色相の変化を調整してもよい。例えば、異色インク層40を複数の層で形成してよく、異色インク層40の厚さを厚くしてもよい。これにより、影が鮮明になり、色相の変化を大きくすることができる。また、異色インク層40のパターンにグラデーションを形成して、パターン内で変化する絵柄等を表現してもよい。
図9は、本実施形態における容器100の外観の変形例を示す。図9において、印刷層30に形成される絵柄等を実線で示し、同色インク層20及び異色インク層40に形成されるパターンを点線で示す。図9に示されるように、同色インク層20は、共通のパターン部分310と個別のパターン部分320とを有し、異色インク層40は、共通のパターン部分310と同一のパターンが形成される。
容器100に光を照射しないときは、同色インク層20及び異色インク層40に形成されるパターンは外観上容易に視認されない。光が照射されるとき、同色インク層20及び異色インク層40に形成されるパターンが影を形成し、印刷層30において、暗い色や濃い色のパターンとして現れる。このとき、共通のパターン部分310は、印刷層30上に、個別のパターン部分320より暗い色や濃い色の絵柄等として現れる。これにより、光照射時に容器100に異なる色相の変化を与え、多様な美観を演出する。
図10は、本実施形態における容器100の層構成の変形例を示す。容器100は、光透過基材10の内側面12に更に内面樹脂層50を備えてもよい。また、容器100は、内面樹脂層50に加えて/代えて、光透過基材10の反対面14に外面樹脂層51を備えてもよい。容器100は、印刷層30の外側に更に外面保護層60を備えてもよい。内面樹脂層50、外面樹脂層51及び外面保護層60は、容器100に耐水性、耐漏性、防汚性、耐衝撃性等を付与する。
内面樹脂層50及び外面樹脂層51は、例えばポリエチレン等の熱可塑性樹脂をラミネートして形成されてもよい。外面保護層60はニス等をコーティングすることで形成されてもよい。内面樹脂層50、外面樹脂層51及び外面保護層60は、透明であってよい。
図11は、本実施形態における容器100の層構成の変形例を示す。容器100は、印刷層30上に形成された樹脂フィルム80を更に備えてもよい。樹脂フィルム80は、容器100に光沢や耐摩擦性を付与することができる。
樹脂フィルム80の面上には、同色インク層20、印刷層30、及び、必要に応じて異色インク層40があらかじめ形成されてよい。図11に示されるように、樹脂フィルム80は、接着剤層または押出樹脂ラミネート70を介して光透過基材10に接着されてよい。
樹脂フィルム80として、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンフィルム等を用いてよい。図11に示されるように、必要に応じ、光透過基材10の内側面12に、ポリエチレンフィルム等の内面樹脂層50が更に備えられてもよく、光透過基材10の反対面14に、ポリエチレンフィルム等の外面樹脂層51が更に備えられてもよい。
樹脂フィルム80は、光透過基材10に、接着剤層または押出樹脂ラミネート70を介して接着されなくてもよい。例えば、樹脂フィルム80として熱収縮性の樹脂を用い、面上に同色インク層20等があらかじめ形成された樹脂フィルム80を、容器100の形状に成形した光透過基材10にシュリンクさせて貼り付けてもよい。
本実施形態の容器100において、同色インク層20は、光透過基材10と同色インク層20との色差ΔEが、6.5以下となるように構成されてよく、ΔEが、3.5以下となるように構成されることが好ましい。これにより、飲料容器等の一般消費者が手にする容器において、光透過基材10と同色インク層20との境界が、容易に視認されないものとすることができる。
また、同色インク層20は、光透過基材10と同色インク層20との色差ΔEが、0.5以上となるように構成されてよく、ΔEが、1.0以上となるように構成されることが好ましい。これにより、飲料容器等の一般消費者が手にする容器において、容器100に光が照射されるときに、同色インク層20が形成する影をより鮮明にすることができ、光透過基材10や印刷層30に現れる絵柄等の変化を鮮明にすることができる。
同色インク層20の明度L及び色度a、bは、同色インク層20が光透過基材10の面上及び/または異色インク層40上に形成されたとき、光透過基材10や異色インク層40の明度L及び色度a、b等の影響を受け変化し得る。したがって、光透過基材10と同色インク層20との色差ΔEは、同色インク層20が光透過基材10の面上及び/または異色インク層40上に形成された状態で計測してよい。
光透過基材10と同色インク層20との色差ΔEは、同色インク層20の厚さ、同色インク層20を構成するインク層の組成、インク層に含まれる着色剤等により調整してよい。また、異色インク層40を有する容器100の変形例においては、光透過基材10と同色インク層20との色差ΔEは、同色インク層20の厚さ等に加えて/代えて、異色インク層40の厚さ、異色インク層40を構成するインク層の組成、インク層に含まれる着色剤等により調整してもよい。
本実施形態の容器100において、紙製の光透過基材10の面上に、異色インク層40を形成し、異色インク層40上に同色インク層20を形成して、光透過基材10と同色インク層20との色差ΔEを測定した結果と、同色インク層20の視認性及び光を照射したときに光透過基材10に現れる美観を評価した結果を表1に示す。なお、No.1、2、3から10は同色インク層20を1回の印刷で形成し、No.2´は同色インク層20を2回重ねて印刷して形成した。
色差ΔEの計測は、測色計として、エックスライト社 X-rite eXactを使用し、光源をD50、標準観測者を2度視野として、白色校正板でキャリブレーションを行い、計測を行った。
表1において、同色インク層20の視認性は、評価者の目視により、同色インク層20と光透過基材10との境界が明確に視認されなかったものを「〇」と評価し、同色インク層20と光透過基材10とが同一色と判定されたものを「◎」と評価した。
また、光を照射したときに光透過基材10に現れる美観は、光透過基材10に同色インク層20が形成された面の反対側から400~500ルクスの照度の光を照射したときに、同色インク層20と光透過基材10との境界が明確に視認されたものを「〇」と評価し、さらに絵柄等が細部まで明確に視認されたものを「◎」と評価した。
Figure 2022167235000002
表1に示されるように、光透過基材10と同色インク層20との色差を、ΔEが、6.5以下、好ましくは3.5以下とすることで、同色インク層20と光透過基材10との境界を、容易に視認されないものとすることができる。また、光透過基材10と同色インク層20との色差を、ΔEが、0.5以上、好ましくは1.0以上の範囲とすることで、光が照射されるときに、同色インク層20が形成する影を鮮明にすることができる。
次に、容器100の製造方法について説明する。図12は、本実施形態の容器100を製造するフローの一例を示す。
本実施形態の容器100の製造方法は、同色インク層20を形成するステップS20と、印刷層30を形成するステップS30と、を備える。
まず、S20において、光透過基材10の少なくとも一方の面に、光透過基材10と同色でパターニングされた同色インク層20を形成する。
光透過基材10は、光透過性を有する材料を含み、例えば紙を含んでよい。光透過基材10に用いられる紙として、例えば、クラフト紙、上質紙、模造紙、グラシン紙、パーチメント紙、合成紙、白板紙、マニラボール、ミルクカートン原紙、コップ原紙、アイボリー紙等が挙げられる。
同色インク層20は、グラビア印刷、インクジェット印刷、水なし平版印刷、樹脂凸版印刷、フレキソ印刷、スクリーン印刷等の印刷方式で形成することができる。光透過基材10上に、同色インク層20を形成するインク組成物を印刷し、熱や光等で硬化して同色インク層20を形成してよい。
同色インク層20を形成するインク組成物は、同色インク層20を形成したときに、光透過基材10と同色となるものが用いられる。インク組成物は、着色剤、樹脂、溶剤、及び、他の添加物を含んでよい。例えば、光透過基材10が白色の紙である場合は、着色剤として、酸化チタン、酸化亜鉛、炭酸カルシウム、カオリン、硫酸バリウム等の白色顔料を含んでよい。紙が白色以外の色も含む場合には、インク組成物は白色顔料以外の顔料も含んでよい。例えば、黄色顔料やマゼンタ顔料等を含んでよい。
S20において、同色インク層20を形成するステップは、複数回パターンを印刷する工程を有してよい。例えば、同一の刷版で複数回パターンを印刷する工程を有してよい。同一の刷版で複数回印刷を行うことで、同色インク層20を厚くすることができる。このとき、光照射時に同色インク層20が形成する影をより鮮明にでき、光透過基材10や印刷層30に現れる絵柄等の変化を鮮明にすることができる。複数回の印刷でそれぞれ異なるパターンを印刷し、同色インク層20の厚さが異なる部分やグラデーションを形成してもよい。
次に、S30において、同色インク層20が設けられた面上及び同色インク層20上の少なくとも一方に、同色インク層20とは異なる色を含む印刷層30を形成する。印刷層30は、グラビア印刷、インクジェット印刷、水なし平版印刷、樹脂凸版印刷、フレキソ印刷、スクリーン印刷等の印刷方式で形成することができる。印刷層30は、印刷等によりインク組成物のパターンを形成し、光や熱等で硬化して形成してよい。
印刷層30を形成するインク組成物は、印刷層30を形成したときに、同色インク層20と異なる色を含むものが用いられる。印刷層30を形成するインク組成物として、複数のインク組成物を用いてよく、インク組成物は、着色剤、樹脂、溶剤、及び、必要に応じて他の添加物を含んでよい。例えば、プロセス4色インキ(黄、紅、藍、墨)を用いてよく、特色インクを用いてもよい。
図12に示される例では、便宜上「まず、」、「次に、」を用いて説明したが、S20及びS30のステップを、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
例えば、図11に示された実施形態の容器100を製造する場合に、樹脂フィルム80の面上に、まずS30のステップで印刷層30を形成し、次にS20のステップで同色インク層20を形成した後、樹脂フィルム80を接着剤層または押出樹脂ラミネート70を介して光透過基材10に接着してもよい。
また、熱収縮性の樹脂フィルム80の面上に、まずS30のステップで印刷層30を形成し、次にS20のステップで同色インク層20を形成した後、容器100の形状に成形した光透過基材10にシュリンクさせて貼り付けてもよい。例えば、コップ状またはボトル状に成形した光透過基材10に、帯状の樹脂フィルム80を巻き付けてシュリンクさせたり、筒状の樹脂フィルム80を被せてシュリンクさせてもよい。
容器100の製造方法は、S20及びS30のステップのほか、光透過基材10を加工するステップを含んでよい。例えば、図10に示された実施形態の容器100を製造する場合に、S20の前に、光透過基材10の内側面12に内面樹脂層50をラミネートするステップや、光透過基材10の反対面14に外面樹脂層51をラミネートするステップを含んでよい。また、S30の後に、印刷層30の反対面14側に外面保護層60をコーティングするステップを含んでよい。
容器100の製造方法は、S20及びS30のステップのほか、容器100を成形するステップを含んでよい。例えば、容器100として紙コップを製造する場合に、光透過基材10をS20、S30のステップ及び内面樹脂層50等をラミネートするステップで処理した後のステップとして、光透過基材10から扇形状の胴部用のブランク及び底部用の円形のブランクを作製するステップ、胴部用のブランクを円錐台状に形成して両側端部を接着して容器100の胴部を形成するステップ、胴部の下端開口部に底部ブランクを取り付けるステップ、胴部の上端開口をカーリングするステップ等を含んでよい。
図13は、本実施形態の容器100を製造するフローの変形例を示す。本実施形態の容器100の製造方法は、同色インク層20を形成するステップS20と、印刷層30を形成するステップS30と、を備え、同色インク層20と異なる色で同色インク層20と共通のパターニングが少なくとも一部でされた異色インク層40を形成するステップS10を更に備える。
まず、S10において、光透過基材10の少なくとも一方の面に、異色インク層40を形成する。用いられる光透過基材10は図12に示された実施形態と共通であり、説明を省略する。
S10において、異色インク層40は、光透過基材10の同色インク層20が形成される面において、同色インク層20と光透過基材10との間となるように形成してよい。また、異色インク層40は、光透過基材10の同色インク層20が形成される面の反対側の面において、異色インク層40に形成されるパターンが、光透過基材10を挟んで、同色インク層20に形成されるパターンと重なりを有するように形成してよい。
異色インク層40は、光透過基材10上に、グラビア印刷、インクジェット印刷、水なし平版印刷、樹脂凸版印刷、フレキソ印刷、スクリーン印刷等の印刷方式で形成することができる。光透過基材10上に、異色インク層40を形成するインク組成物を印刷し、熱や光等で硬化して異色インク層40を形成してよい。
異色インク層40を形成するインク組成物は、異色インク層40を形成したときに、同色インク層20と異なる色となるものが用いられる。異色インク層40が同色インク層20より明度が低くなるインク組成物を用いることが好ましい。例えば、同色インク層20が白色である場合は、黒色インクやグレーインクを用いてよい。
異色インク層40を形成するインク組成物は、着色剤として、樹脂、溶剤、及び、必要に応じて他の添加物を含んでよい。例えば、黒色インクの着色剤としてカーボンブラック、アセチレンブラック、ランプブラック、アニリンブラック等の黒色顔料を含んでよい。グレーインクを用いる場合、着色剤として、黒色顔料、白色系顔料、黄色顔料等を含んでよい。
S10において、異色インク層40を形成するステップは、複数回パターンを印刷する工程を有してよい。例えば、同一の刷版で複数回パターンを印刷する工程を有してよい。同一の刷版で複数回印刷を行うことで、異色インク層40を厚くすることができる。このとき、光照射時に異色インク層40が形成する影をより鮮明にでき、光透過基材10や印刷層30に現れる絵柄等の変化を鮮明にすることができる。複数回の印刷でそれぞれ異なるパターンを印刷し、異色インク層40の厚さが異なる部分やグラデーションを形成してもよい。
次に、S20において、光透過基材10の少なくとも一方の面に、同色インク層20を形成する。
S20において、同色インク層20は、光透過基材10の異色インク層40が形成される面において異色インク層40上に形成してよい。また、同色インク層20は、光透過基材10の異色インク層40が形成される面の反対側の面において、同色インク層20に形成されるパターンが、光透過基材10を挟んで、異色インク層40に形成されるパターンと重なりを有するように形成してよい。用いられる印刷方式やインク組成物は図12に示した実施形態のS20と共通であり、説明を省略する。
S20において、同色インク層20は、少なくとも一部に異色インク層40と共通のパターン部分310を形成してよい。異色インク層40は、共通のパターン部分310と同一のパターンを形成してよく、同色インク層20は、個別のパターン部分320を形成してよい。また、同色インク層20は、共通のパターン部分310と同一のパターン以外のパターンを含むように形成してよい。
S20において、同色インク層20を、異色インク層40のパターンを基準として位置合わせしてよい。同色インク層20と異色インク層40とが異なる色で形成されているので、両者のずれを目視で検出することができ、印刷位置の位置合わせや、印刷中の位置ずれの補正を、作業者が容易に行うことができる。また、カメラを用いて撮像したデータを元に作業者がずれ量を確認した後、作業者が印刷機の印刷位置修正のための指令を出すことで、印刷位置の位置合わせを行うこともできる。
次に、S30において、同色インク層20が設けられた面上及び同色インク層20上の少なくとも一方に、同色インク層20とは異なる色を含む印刷層30を形成する。用いられる印刷方式やインク組成物は図12に示された実施形態のS30と共通であり、説明を省略する。
図13に示される例では、便宜上「まず、」、「次に、」を用いて説明したが、S10からS30のステップを、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
例えば、図11に示された実施形態の容器100を製造する場合に、樹脂フィルム80の面上に、まずS30のステップで印刷層30を形成し、次にS20のステップで同色インク層20を形成し、次にS10のステップで異色インク層40を形成した後、樹脂フィルム80を接着剤層または押出樹脂ラミネート70を介して光透過基材10に接着してもよい。
また、熱収縮性の樹脂フィルム80の面上に、まずS30のステップで印刷層30を形成し、次にS20のステップで同色インク層20を形成し、次にS10のステップで異色インク層40を形成した後、容器100の形状に成形した光透過基材10にシュリンクさせて貼り付けてもよい。例えば、コップ状またはボトル状に成形した光透過基材10に、帯状の樹脂フィルム80を巻き付けてシュリンクさせたり、筒状の樹脂フィルム80を被せてシュリンクさせてもよい。
容器100の製造方法は、S10からS30のステップのほか、光透過基材10を加工するステップを含んでよい。例えば、図10に示された実施形態の容器100を製造する場合に、S10の前に、光透過基材10の内側面12に内面樹脂層50をラミネートするステップや、光透過基材10の反対面14に外面樹脂層51をラミネートするステップを含んでよい。また、S30の後に、印刷層30の反対面14側に外面保護層60をコーティングするステップを含んでよい。
容器100の製造方法は、S10からS30のステップのほか、容器100を成形するステップを含んでよい。例えば、紙コップを製造する場合に、原紙をS10からS30のステップ及び内面樹脂層50等をラミネートするステップで処理した後のステップとして、光透過基材10から扇形状の胴部用のブランク及び底部用の円形のブランクを作製するステップ、胴部用のブランクを円錐台状に形成して両側端部を接着して容器100の胴部を形成するステップ、胴部の下端開口部に底部ブランクを取り付けるステップ、胴部の上端開口をカーリングするステップ等を含んでよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示した容器及び容器の製造方法における動作、手順、ステップ、及び段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先だって」等と明示していない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 光透過基材
12 内側面
14 反対面
20 同色インク層
30 印刷層
40 異色インク層
50 内面樹脂層
51 外面樹脂層
60 外面保護層
70 接着剤層または押出樹脂ラミネート
80 樹脂フィルム
100 容器
200 光源
210 照射光
220 透過光
310 共通のパターン部分
320 個別のパターン部分

Claims (17)

  1. 内容物と接する内側面と、前記内側面と反対側の反対面とを有する光透過基材と、
    前記光透過基材の少なくとも一方の面に形成され、前記光透過基材と同色でパターニングされた同色インク層と、
    前記光透過基材の前記同色インク層が設けられた面上及び前記同色インク層上の少なくとも一方に形成され、前記同色インク層とは異なる色を含む印刷層と、
    を備える容器。
  2. 前記印刷層が、前記同色インク層上に形成される、請求項1に記載の容器。
  3. 前記同色インク層及び前記印刷層が、前記光透過基材の前記反対面に形成される、請求項1または2に記載の容器。
  4. 前記同色インク層と前記光透過基材との間に、前記同色インク層と異なる色で前記同色インク層と共通のパターニングが少なくとも一部でされた異色インク層を更に備える、請求項1から3のいずれか一項に記載の容器。
  5. 前記光透過基材の前記同色インク層が形成される面の反対側の面に、前記同色インク層と異なる色で前記同色インク層と共通のパターニングが少なくとも一部でされた異色インク層を更に備える、請求項1から4のいずれか一項に記載の容器。
  6. 前記同色インク層と前記異色インク層は、共通のパターン部分を有する、請求項4または5に記載の容器。
  7. 前記同色インク層は、前記共通のパターン部分及び個別のパターン部分を有し、
    前記異色インク層は、前記共通のパターン部分と同一のパターンが形成される、
    請求項6に記載の容器。
  8. 前記異色インク層は、前記同色インク層より明度が低い、請求項4から7のいずれか一項に記載の容器。
  9. 前記光透過基材が白色の紙基材を有し、前記同色インク層が白色インクを有する、請求項1から8のいずれか一項に記載の容器。
  10. 前記光透過基材と同色インク層との色差が6.5以下である、請求項1から9のいずれか一項に記載の容器。
  11. 前記光透過基材と同色インク層との色差が0.5以上6.5以下である、請求項10に記載の容器。
  12. 前記容器が紙コップである、請求項1から11のいずれか一項に記載の容器。
  13. 請求項1から12のいずれか一項に記載の容器の製造方法であって、
    前記光透過基材の少なくとも一方の面に、前記光透過基材と同色でパターニングされた同色インク層を形成するステップと、
    前記光透過基材の前記同色インク層が設けられた面上及び前記同色インク層上の少なくとも一方に、前記同色インク層とは異なる色を含む印刷層を形成するステップと、
    を備える容器の製造方法。
  14. 前記同色インク層を形成するステップは、同一の刷版で複数回パターンを印刷する工程を有する、請求項13に記載の容器の製造方法。
  15. 前記同色インク層と前記光透過基材との間に、前記同色インク層と異なる色で前記同色インク層と共通のパターニングが少なくとも一部でされた異色インク層を形成するステップを更に備える、請求項13または14に記載の容器の製造方法。
  16. 前記光透過基材の前記同色インク層が形成される面の反対側の面に、前記同色インク層と異なる色で前記同色インク層と共通のパターニングが少なくとも一部でされた異色インク層を形成するステップを更に備える、請求項13から15のいずれか一項に記載の容器の製造方法。
  17. 前記同色インク層を、前記異色インク層のパターンを基準として位置合わせする、請求項15または16に記載の容器の製造方法。
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