JP2022166079A - Composition for controlling production of various factors containing mitol production-promoting component as active ingredient, mitol production promoter, and method for screening agent for controlling production of various factors with mitol production-promoting action as index - Google Patents

Composition for controlling production of various factors containing mitol production-promoting component as active ingredient, mitol production promoter, and method for screening agent for controlling production of various factors with mitol production-promoting action as index Download PDF

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山田啓史
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Abstract

PROBLEM TO BE SOLVED: To provide: a composition for promoting the production of various factors containing MITOL production-promoting components or a composition for controlling the production of the various factors; a MITOL production promoter; and an agent for promoting the production of various factors with MITOL production-promoting action as an index or a method for screening an agent for controlling the production of the various factors.
SOLUTION: Provided is an agent for suppressing the degrease of MITOL or promoting the production thereof, the MITOL containing, as an active ingredient, at least one selected from the group consisting of prunus persica extract, hamamelis extract, niacinamide, phellodendron bark extract, coptis rhizome extract, Japanese green gentian extract, β-nicotinamide mononucleotide, and D-panthenol. An SOD2 or COL17A1 production promoter or an MME production inhibitor comprising a prunus persica extract as an active ingredient is preferable.
SELECTED DRAWING: Figure 1
COPYRIGHT: (C)2023,JPO&INPIT

Description

本発明は、MITOL産生を促進する成分を有効成分として含有する表1記載因子の産生促進剤用組成物、表2記載因子の産生抑制用組成物、MITOL産生促進剤及びMITOL産生促進作用を指標とする種々因子の産生調節剤のスクリーニング方法に関する。 The present invention provides a composition for promoting the production of the factors listed in Table 1, a composition for suppressing the production of the factors listed in Table 2, a MITOL production promoting agent, and an MITOL production-promoting effect as an active ingredient, which contain a component that promotes MITOL production as an active ingredient. It relates to a screening method for a production regulator of various factors.

ミトコンドリアは細胞内に存在する細胞内小器官の一つであり、主な機能としてエネルギーであるATPを産生することが挙げられる。従って、ミトコンドリア機能を維持することは、細胞ひいては体の機能を維持することに繋がる。ミトコンドリアの機能は、ミトコンドリアダイナミクスとも呼ばれるミトコンドリアの融合および分裂や、他の細胞内小器官との相互作用などにより制御されていることがわかってきている。ミトコンドリア外膜に局在するユビキチンリガーゼであるMITOLは、ミトコンドリアダイナミクスやミトコンドリアと小胞体との接着制御に関与していることが報告されている(非特許文献1)。心臓特異的にMITOLを欠損させたマウスは、心機能の低下が認められ、さらに、心臓老化を示す所見であるリポフスチンの沈着とSA-β-galの発現亢進が観察されている(非特許文献2)。また、皮膚表皮特異的にMITOLを欠損させたマウスは、白髪・脱毛といった老化様所見が観察されている(非特許文献3)。これらのことから、MITOL低下が老化症状の促進に繋がったと考えられる。従って、MITOL発現を上昇させるまたは活性化させるようなアプローチは抗老化に有用であると考えられる。しかしながら、MITOL発現を上昇させる植物エキス等は見出されていない。
加齢に伴って、肌の乾燥、シワの出現、ハリ・弾力の低下、シミやクスミの増加、白髪の出現、筋肉の減少といった皮膚の老化症状が現れる。さらに、加齢に伴い骨格筋の筋力および筋持久力が低下することで、動作の鈍化、腰痛、シワやたるみ、太りやすくなるといった様々な不調や老化症状が現れる。これらの変化は見た目に現れることから大きな悩みとなっている。
肌の水分保持には、皮膚最外層の表皮が重要な役割を担っている(非特許文献4)。表皮の大部分は角化細胞から構成されるが、角化細胞は表皮の最下層で分裂し、角化と呼ばれる過程を経ながら成熟し、最終的に角質層を形成し垢となって剥がれ落ちる。角質層のコルニファイドエンベロープと呼ばれる構造は皮膚に物理的強度を与えているが、角化細胞の成熟過程で作られるインボルクリンやロリクリンが主な構成要素であり、これらがトランスグルタミナーゼなどの酵素によって架橋されることで完成される。完成されたコルニファイドエンベロープは、外的の侵入を防ぐだけでなく、体の内側からの水分蒸散を防いでいる。また、フィラグリンは、角化細胞の成熟過程において最終的にアミノ酸まで分解され、天然の保湿因子として働く。従って、コルニファイドエンベロープの構成要素であるインボルクリンやロリクリンの発現を促進することや、天然保湿因子の材料であるフィラグリンの産生を促進することは肌の水分保持には有用である。
シワがなくハリ・弾力がある肌には皮膚の真皮層が重要な役割を担っている。シワの出現やハリ・弾力低下の原因の一つに、真皮層に存在するコラーゲン線維とエラスチン線維の減少や変質が考えられているが、これら線維の合成・分解の中心的な役割は線維芽細胞が担っている。コラーゲン線維はプロコラーゲン線維3本が集合することで形成される(非特許文献5)。分解にはマトリックスメタロプロテアーゼと呼ばれる分解酵素が関与しており、その活性はティシューインヒビターオブメタロプロテアーゼによって抑制されている(非特許文献6)。エラスチン線維はフィブリリンとエラスチンから構成される。フィブリリンが集合するとミクロフィブリルと呼ばれる細線維が形成され、そこにエラスチンの前駆タンパク質であるトロポエラスチンが沈着する。そして、リシルオキシダーゼと呼ばれる酵素によって、トロポエラスチン同士が架橋され、エラスチン線維が完成される(非特許文献7)。分解には線維芽細胞エラスターゼや好中球エラスターゼといったエラスチン分解酵素が関与している(非特許文献8、非特許文献9)。このような分子をターゲットに、コラーゲン線維やエラスチン線維の量を増やすアプローチは、シワやハリ・弾力低下の予防、改善に有用と考えられる。
シミは、表皮の基底部分に存在する色素細胞により合成されたメラニンが大きな原因である。合成されたメラニンは表皮角化細胞に取り込まれるが、多量に取り込まれ蓄積することがシミや色ムラの原因の一つと考えられている。表皮角化細胞上に存在するプロテアーゼ活性化受容体2が活性化することで、メラニンの取り込みは促進される(非特許文献10)。従って、表皮角化細胞による過剰な取り込みの抑制は、シミ形成の予防には有用と考えられる。
体毛の色素は毛の組織である毛包の毛球部に存在する色素細胞により産生され、この色素を供給された毛母細胞等の毛包角化細胞が体毛を形成することにより、色素を持った体毛が発生する。体毛が生え変わる際に、古い毛球部等の毛包のバルジ領域よりも下部に存在する領域は消失し、それに伴って毛球部の色素細胞も消失する。新たな毛周期が始まり、新たな体毛が生じる際には、毛包のバルジ領域に存在する色素幹細胞より色素細胞が供給されることにより、再び色素を持った体毛が生じる。加齢や種々のストレスが原因となって、色素幹細胞が減少又は枯渇したり、色素細胞の供給過程に問題が生じることで、適切に色素細胞の供給が行なわれないと、色素を持たない白髪が発生する。
また、バルジ領域には色素幹細胞と隣接して、毛包の上皮系幹細胞(以下、毛包幹細胞と記載する)が存在している。毛包幹細胞は、体毛が生え変わる際に、毛包の上皮系細胞である毛母細胞等を供給し、これらの細胞によって新たな毛包組織が形成される。さらに毛包幹細胞は毛包の上皮系細胞の再構築機能の他に、隣接して存在する色素幹細胞を維持するための微小環境を形成する機能(以下、ニッチ機能と記載する)を有することが明らかにされている(非特許文献11、特許文献1)。毛包幹細胞は、TGFβシグナルやWNTシグナルによって、色素幹細胞の未分化性の維持や活性化をコントロールし、色素幹細胞を維持している。このことから、色素幹細胞の減少は、加齢や種々のストレスによって毛包幹細胞にダメージが蓄積した結果、毛包幹細胞のニッチ機能が失われることにより生じるとも考えられている(非特許文献12)。
さらに毛包幹細胞の維持には17型コラーゲンが重要な役割を果たすことが解明されている。17型コラーゲンは、上皮系細胞を基底膜につなぎとめるヘミデスモソーム(半接着斑)を構成する釣鐘型のコラーゲンであり、毛包幹細胞も本ヘミデスモソーム構造によって基底膜に係留されている。17型コラーゲンを欠損すると毛包幹細胞の維持不全による脱毛が見られる。その結果、色素幹細胞も失われ、体毛の白髪化も同時に発生する。さらに近年、加齢によって17型コラーゲンが分解され、毛包幹細胞が失われて、脱毛が生じることが解明された(非特許文献13)。以上のことから、17型コラーゲンの発現を高めることは、脱毛や白髪の予防及び改善に有用である。
また、毛包幹細胞を含む上皮系細胞においてSCFを強制発現したマウスは、白髪発生ストレスに対して抵抗性を示すことが見出されている。このことから、上皮系細胞におけるSCF発現を高めることは、色素幹細胞の維持につながり、白髪の予防及び改善に有用である(非特許文献14)。
さらに、WNTリガンドの一種であるWNT7Aは、毛包が毛周期の時点で強く発現する。創傷治癒後に再生される体毛は通常色素を失った白色毛であるが、上皮系細胞がWNT7Aを強く発現する成長期の時点で傷が生じた場合は有色毛が再生される。これはWNT7Aが色素幹細胞を活性化したことによる。つまりWNT7Aの発現を高めることは、白髪の予防及び改善に有用である(非特許文献15)。
骨格筋は収縮速度が遅い遅筋繊維と、収縮速度が速い速筋繊維とに大別される。持久力が求められるマラソンランナー等の筋繊維組成は遅筋繊維の割合が高く、瞬発力が求められる陸上短距離選手等では速筋繊維の割合が高いことが知られている(特許文献2)。
遅筋繊維にはミトコンドリアが多く含まれる。遅筋繊維は持続的な収縮が可能なI型筋繊維からなり、有酸素運動時に働く。トロポニンI(TNNI1)とミオグロビン(MB)はI型筋繊維に特徴的なタンパク質である(非特許文献16)。TNNI1には遅筋型と速筋型があり、筋繊維が遅筋型であるか速筋型であるかの指標となりうる(非特許文献17)。遅筋繊維の増加はミトコンドリア機能の高い細胞の増加を意味し、脂肪酸のβ酸化による持続的なエネルギーの供給・ATP産生が行われる。ATP量の増加は、生体における最大のATP消費器官である骨格筋のエネルギー効率を改善させることで、疲労の抑制や持久力の向上に有用である。このことから、骨格筋細胞においてTNNI1あるいはMBの遺伝子発現を高めることは遅筋繊維の増加を表すため、筋肉の遅筋化および筋持久力の向上に有用である(非特許文献16)。
筋持久力は、骨格筋細胞内のミトコンドリアが酸化的リン酸化により十分なATP量を産生するメカニズムに依存する。また、シトクロムCオキシダーゼ(COX)は、ミトコンドリア呼吸において還元されたシトクロムCから酸素への電子伝達を触媒するマルチ-サブユニット酵素(複合体IV)である。核内コード化サブユニットCOX4はミトコンドリア内膜上のミトコンドリアコード化サブユニットの調節および会合に関与する。ヒト骨格筋では、COX4 mRNAレベルがミトコンドリア容積、ミトコンドリア伸長およびVO2maxと関連することが示されている(非特許文献18)。すなわちCOX4I1の発現促進からは、ミトコンドリア機能の向上・ATP量の増加が示唆される。このことから、骨格筋細胞においてCOX4I1の遺伝子発現を高めることは、筋持久力の向上に有用である。
加齢に伴って細胞は老化し、細胞機能が低下することが知られている。細胞老化を促進させる要因の一つに、活性酸素が挙げられる。活性酸素は紫外線やミトコンドリア活動などにより発生するが、活性酸素に対抗するための抗酸化分子を細胞は有している(非特許文献16)。例えばグルタチオンは、それ自体が活性酸素と反応し、活性酸素を消去する能力を有している。更に、グルタチオンペルオキシダーゼと協同することで過酸化水素を分解する能力も有している。また、スーパーオキシドディスムターゼは、反応性の高い活性酸素であるスーパーオキシドアニオンラジカルを過酸化水素と酸素に変換する反応を触媒する。従って、細胞が有している抗酸化分子を増やすことは、活性酸素による細胞機能の低下を防ぐために有用である。また、細胞機能の維持のために、細胞賦活剤の使用も有用である。細胞賦活の指標として、細胞増殖マーカーである、細胞周期関連核タンパク質であるki67や、細胞周期を制御するタンパク質であるPCNAおよびCDC25Cなどが利用可能である。
Mitochondria are one of the intracellular organelles present in cells, and their main function is to produce ATP, which is energy. Therefore, maintaining mitochondrial function leads to maintaining cell and body functions. Mitochondrial function has been shown to be regulated by mitochondrial fusion and fission, also called mitochondrial dynamics, and interactions with other intracellular organelles. MITOL, a ubiquitin ligase localized in the mitochondrial outer membrane, has been reported to be involved in mitochondrial dynamics and regulation of adhesion between mitochondria and the endoplasmic reticulum (Non-Patent Document 1). Cardiac-specific MITOL-deficient mice show decreased cardiac function, and lipofuscin deposition and increased expression of SA-β-gal, which are signs of cardiac aging, have been observed (non-patent literature). 2). In addition, aging-like findings such as white hair and hair loss have been observed in mice in which MITOL is specifically deficient in the skin epidermis (Non-Patent Document 3). From these facts, it is considered that the decrease in MITOL led to the promotion of aging symptoms. Therefore, approaches such as increasing or activating MITOL expression would be useful in anti-aging. However, no plant extract or the like that increases MITOL expression has been found.
With aging, skin aging symptoms such as dry skin, appearance of wrinkles, loss of firmness/elasticity, increase of spots and dullness, appearance of gray hair, and loss of muscle appear. Furthermore, as the muscle strength and muscle endurance of skeletal muscles decrease with age, various disorders and aging symptoms such as sluggish movement, low back pain, wrinkles and sagging, and susceptibility to gaining weight appear. Since these changes appear visually, they are a big problem.
The epidermis, the outermost layer of the skin, plays an important role in retaining moisture in the skin (Non-Patent Document 4). Most of the epidermis is composed of keratinocytes, which divide in the lowest layer of the epidermis, mature through a process called keratinization, and finally form a stratum corneum that peels off as dirt. drop down. The structure called the cornified envelope of the stratum corneum gives the skin physical strength, and its main constituents are involucrin and loricrin, which are produced during the maturation process of keratinocytes. Completed by cross-linking. The completed cornified envelope not only prevents external invasion, but also prevents water loss from the inside of the body. In addition, filaggrin is finally decomposed into amino acids during the maturation process of keratinocytes and acts as a natural moisturizing factor. Therefore, promoting the expression of involucrin and loricrin, which are components of the cornified envelope, and promoting the production of filaggrin, which is a natural moisturizing factor, are useful for retaining moisture in the skin.
The dermis layer of the skin plays an important role in wrinkle-free, firm and elastic skin. One of the causes of the appearance of wrinkles and the loss of firmness and elasticity is thought to be the decrease or alteration of collagen and elastin fibers present in the dermis layer, but the central role of synthesis and degradation of these fibers is fibroblasts. carried by cells. A collagen fiber is formed by assembling three procollagen fibers (Non-Patent Document 5). A degradative enzyme called matrix metalloprotease is involved in the degradation, and its activity is inhibited by tissue inhibitor of metalloprotease (Non-Patent Document 6). Elastin fibers are composed of fibrillin and elastin. When fibrillin aggregates, fibrils called microfibrils are formed, in which tropoelastin, a precursor protein of elastin, is deposited. An enzyme called lysyl oxidase then cross-links tropoelastins to complete elastin fibers (Non-Patent Document 7). Degradation involves elastinolytic enzymes such as fibroblast elastase and neutrophil elastase (Non-Patent Document 8, Non-Patent Document 9). An approach that targets such molecules and increases the amount of collagen fibers and elastin fibers is thought to be useful in preventing and improving wrinkles and loss of firmness and elasticity.
Dark spots are largely caused by melanin synthesized by pigment cells present in the basal portion of the epidermis. Synthesized melanin is taken up by epidermal keratinocytes, and it is believed that taking up and accumulating a large amount of melanin is one of the causes of spots and color unevenness. Activation of protease-activated receptor 2 present on epidermal keratinocytes promotes uptake of melanin (Non-Patent Document 10). Therefore, suppression of excessive uptake by epidermal keratinocytes is thought to be useful for prevention of blemish formation.
Pigment in body hair is produced by pigment cells present in the hair bulb of the hair follicle, which is the tissue of the hair. Body hair with it occurs. When the body hair regrows, the region existing below the bulge region of the hair follicle such as the old hair bulb disappears, and the pigment cells in the hair bulb disappear accordingly. When a new hair cycle begins and new body hair is produced, pigment cells are supplied from the melanocyte stem cells present in the bulge region of the hair follicle to produce pigmented body hair again. Due to aging and various stresses, melanocyte stem cells are reduced or depleted, and problems occur in the supply process of melanocytes. If melanocytes are not properly supplied, gray hair without pigment occurs.
In the bulge region, hair follicle epithelial stem cells (hereinafter referred to as hair follicle stem cells) are present adjacent to melanocyte stem cells. Hair follicle stem cells supply hair follicle epithelial cells, such as hair matrix cells, when body hair regrows, and these cells form new hair follicle tissue. Furthermore, hair follicle stem cells may have a function of forming a microenvironment for maintaining melanocyte stem cells existing adjacently (hereinafter referred to as a niche function) in addition to the function of reconstructing the epithelial cells of the hair follicle. (Non-Patent Document 11, Patent Document 1). Hair follicle stem cells maintain melanocyte stem cells by controlling the maintenance and activation of melanocyte stem cells by TGFβ and WNT signals. From this, it is considered that the decrease in melanocyte stem cells is caused by the loss of the niche function of hair follicle stem cells as a result of accumulation of damage in hair follicle stem cells due to aging and various stresses (Non-Patent Document 12). .
Furthermore, it has been elucidated that type 17 collagen plays an important role in maintaining hair follicle stem cells. Type 17 collagen is a bell-shaped collagen that forms hemidesmosomes (hemidesmosomes) that bind epithelial cells to the basement membrane, and hair follicle stem cells are also anchored to the basement membrane by this hemidesmosome structure. When type 17 collagen is deficient, hair loss is observed due to failure to maintain hair follicle stem cells. As a result, melanocyte stem cells are also lost, and graying of body hair also occurs at the same time. Furthermore, in recent years, it has been clarified that type 17 collagen is degraded with aging, hair follicle stem cells are lost, and hair loss occurs (Non-Patent Document 13). From the above, increasing the expression of type 17 collagen is useful for preventing and improving hair loss and gray hair.
It has also been found that mice in which SCF is forcibly expressed in epithelial cells, including hair follicle stem cells, show resistance to gray hair development stress. Therefore, enhancing SCF expression in epithelial cells leads to maintenance of melanocyte stem cells and is useful for prevention and improvement of gray hair (Non-Patent Document 14).
Furthermore, WNT7A, a WNT ligand, is strongly expressed in hair follicles during the hair cycle. Hair regenerated after wound healing is usually white hair that has lost its pigment, but colored hair is regenerated when the wound occurs during the growth period when epithelial cells strongly express WNT7A. This is due to the activation of melanocyte stem cells by WNT7A. In other words, increasing the expression of WNT7A is useful for preventing and improving gray hair (Non-Patent Document 15).
Skeletal muscles are roughly divided into slow-twitch fibers with slow contraction speed and fast-twitch fibers with fast contraction speed. It is known that the muscle fiber composition of marathon runners, etc., who require endurance, has a high proportion of slow-twitch fibers, while track and field sprinters, etc., who require explosive power, have a high proportion of fast-twitch fibers (Patent Document 2). .
Slow-twitch fibers contain many mitochondria. Slow twitch fibers consist of type I muscle fibers capable of sustained contraction and work during aerobic exercise. Troponin I (TNNI1) and myoglobin (MB) are proteins characteristic of type I muscle fibers (Non-Patent Document 16). There are slow-twitch and fast-twitch types of TNNI1, and it can serve as an indicator of whether a muscle fiber is slow-twitch or fast-twitch (Non-Patent Document 17). An increase in slow-twitch fibers means an increase in cells with high mitochondrial function, and continuous energy supply and ATP production are performed by β-oxidation of fatty acids. Increasing the amount of ATP improves the energy efficiency of skeletal muscle, which is the largest ATP-consuming organ in the body, and is useful for suppressing fatigue and improving endurance. Based on this, increasing the gene expression of TNNI1 or MB in skeletal muscle cells increases the number of slow-twitch fibers, and is therefore useful for making muscles slow-twitch and improving muscle endurance (Non-Patent Document 16).
Muscle endurance depends on a mechanism by which mitochondria in skeletal muscle cells produce sufficient amounts of ATP through oxidative phosphorylation. Cytochrome C oxidase (COX) is also a multi-subunit enzyme (complex IV) that catalyzes electron transfer from reduced cytochrome C to oxygen in mitochondrial respiration. The nuclear-encoded subunit COX4 is involved in the regulation and assembly of mitochondrial-encoded subunits on the mitochondrial inner membrane. In human skeletal muscle, COX4 mRNA levels have been shown to be associated with mitochondrial volume, mitochondrial elongation and VO2max (18). In other words, promotion of COX4I1 expression suggests an improvement in mitochondrial function and an increase in the amount of ATP. Therefore, enhancing COX4I1 gene expression in skeletal muscle cells is useful for improving muscle endurance.
It is known that cells undergo senescence and cell function declines with aging. Active oxygen is one of the factors that promote cell senescence. Active oxygen is generated by ultraviolet rays, mitochondrial activity, and the like, and cells have antioxidant molecules to counter active oxygen (Non-Patent Document 16). For example, glutathione itself has the ability to react with and eliminate active oxygen. Furthermore, it also has the ability to decompose hydrogen peroxide in cooperation with glutathione peroxidase. In addition, superoxide dismutase catalyzes a reaction that converts superoxide anion radicals, which are highly reactive active oxygen, into hydrogen peroxide and oxygen. Therefore, increasing the number of antioxidant molecules possessed by cells is useful for preventing deterioration of cell functions due to active oxygen. Also, the use of cell activators is useful for maintaining cell functions. As indicators of cell activation, ki67, which is a cell cycle-associated nuclear protein, which is a cell proliferation marker, and PCNA and CDC25C, which are proteins that control the cell cycle, can be used.

特開2009-035514号公報JP 2009-035514 A 特開2015-97507号公報Japanese Patent Application Laid-Open No. 2015-97507

長島駿 ほか(2014)生化学., 86(1):63-67Nagashima, S. et al. (2014) Biochemistry., 86(1):63-67 長島駿 ほか(2017)日本薬理学雑誌., 149(6):254-259Nagashima, S. et al. (2017) Journal of Japanese Pharmacology., 149(6):254-259 柳茂(2016)コスメトロジー研究報告., 24:149-152Yanagi, Shigeru (2016) Cosmetology research report., 24:149-152 清水宏 ほか(2011)新しい皮膚科学第2版., 7-10Shimizu, H. et al. (2011) New Dermatology 2nd Edition., 7-10 清水宏 ほか(2011)新しい皮膚科学第2版., 13-16Shimizu, H. et al. (2011) New Dermatology 2nd Edition., 13-16 Taihao Quan et al(2013)J Invest Dermatol., 133(5): 1362-1366Taihao Quan et al (2013) J Invest Dermatol., 133(5): 1362-1366 Xiaoqing Liu et al(2004)Nat Genet., 36(2):178-82.Xiaoqing Liu et al (2004) Nat Genet., 36(2):178-82. Imokawa G et al(2016)Exp Dermatol., 25:2-13.Imokawa G et al (2016) Exp Dermatol., 25:2-13. Takeuchi H et al(2010)J Dermatol Sci.、60(3):151-8Takeuchi H et al (2010) J Dermatol Sci., 60(3):151-8 M.Seiberg et al(2000)Exp Cell Res., 254(1):25-32.M. Seiberg et al (2000) Exp Cell Res., 254(1):25-32. Tanimura S et al(2011)Cell Stem Cell., 6(2):130-40.Tanimura S et al (2011) Cell Stem Cell., 6(2):130-40. Aoki H et al(2013)J Invest Dermatol., 133(9):2143-51.Aoki H et al (2013) J Invest Dermatol., 133(9):2143-51. Matsumura H et al(2016)Science., 351(6273):aad4395.Matsumura H et al (2016) Science., 351(6273):aad4395. Aoki H et al(2011)J Invest Dermatol. 131(9):1906-15.Aoki H et al (2011) J Invest Dermatol. 131(9):1906-15. Yuriguchi M et al(2016)J Dermatol Sci., 84(1):80-87.Yuriguchi M et al (2016) J Dermatol Sci., 84(1):80-87. Reyes NL et al(2015)PNAS. Jan 13;112(2):424-9.Reyes NL et al (2015) PNAS. Jan 13;112(2):424-9. Wade R et al(1990)Genomics. Jul;7(3):346-57.Wade R et al (1990) Genomics. Jul;7(3):346-57. Fukuda et al (2007)Cell. Apr 6;129(1):111-22.Fukuda et al (2007) Cell. Apr 6;129(1):111-22. 中村成夫(2013)日本医科大学医学会雑誌.,9(3):164-169Nakamura, N. (2013) Nippon Medical School Journal.,9(3):164-169

本発明の目的は、MITOL産生を促進する成分を含有する表1記載因子の産生促進用組成物又は表2記載因子の産生抑制用組成物を提供すること、MITOL産生促進剤を提供すること及びMITOL産生促進作用を指標とする表1記載因子の産生促進剤若しくは表2記載因子の産生抑制剤のスクリーニング法を提供することである。 An object of the present invention is to provide a composition for promoting the production of the factors listed in Table 1 or a composition for suppressing the production of the factors listed in Table 2, which contains a component that promotes MITOL production, to provide a MITOL production promoter, and It is an object of the present invention to provide a screening method for a production-enhancing agent for the factors listed in Table 1 or a production-suppressing agent for the factors listed in Table 2, using the MITOL production-promoting action as an indicator.

そこで発明者らは鋭意検討した結果、表皮角化細胞、毛包角化細胞又は真皮線維芽細胞を用いた実験により、MITOLノックダウンにより表1記載因子が減少すること及び表2記載因子が上昇することを見出した。細胞増殖に関わる因子(mki67、PCNA及びCDC25C)の減少が確認されたことから、毛包角化細胞、表皮角化細胞及び真皮線維芽細胞の減少抑制、増殖促進又は活性化にMITOLが関与していることを見出した。また、毛包幹細胞の維持に関わる因子(COL17A1)の減少が確認されたことから、毛包幹細胞の減少抑制、増殖促進又は活性化にMITOLが関与していることを見出した。更に、色素幹細胞の維持に関わる因子(WNT7A、TGFB2及びSCF)の減少が確認されたことから色素幹細胞の減少抑制、増殖促進又は活性化にMITOLが関与していることを見出した。毛包幹細胞及び色素幹細胞の減少は脱毛及び白髪発生に関与していることが報告されていることから、MITOL産生を促進する成分は脱毛及び白髪の予防及び改善に用いることが可能であることを見出した。 Therefore, as a result of intensive studies by the inventors, experiments using epidermal keratinocytes, hair follicle keratinocytes or dermal fibroblasts showed that MITOL knockdown reduces the factors listed in Table 1 and increases the factors listed in Table 2. found to do. Decrease in factors involved in cell proliferation (mki67, PCNA, and CDC25C) was confirmed, suggesting that MITOL is involved in suppressing the decrease, promoting proliferation, or activating hair follicle keratinocytes, epidermal keratinocytes, and dermal fibroblasts. I found out that In addition, since a decrease in a factor (COL17A1) involved in the maintenance of hair follicle stem cells was confirmed, it was found that MITOL is involved in suppressing the decrease, promoting proliferation, or activating hair follicle stem cells. Furthermore, the reduction of factors (WNT7A, TGFB2, and SCF) involved in the maintenance of melanocyte stem cells was confirmed, indicating that MITOL is involved in suppressing the decrease, promoting growth, or activating melanocyte stem cells. It has been reported that the decrease in hair follicle stem cells and melanocyte stem cells is involved in the development of hair loss and gray hair. Found it.

素材スクリーニングの結果、コメヌカ発酵エキス、オウバク抽出液、オウレン抽出液、センブリ抽出液、ハマメリス抽出液、ボタンピ抽出液、モモ抽出液、ユーカリ抽出液、タモギタケ抽出液、β-エストラジオール、5-アミノレブリン酸、βニコチンアミドモノヌクレオチド、リボフラビン、チオタウリン、MA5、メトホルミン、ウロリチンA、ナイアシンアミド、及びD-パンテノールがMITOL産生促進作用を有することを見出した。更にハマメリス抽出液及びモモ抽出液がCOL17A1遺伝子発現促進作用を有すること、センブリ抽出液、ハマメリス抽出液、ボタンピ抽出液、モモ抽出液及びユーカリ抽出液がSOD2遺伝子発現促進作用を有すること、タモギタケ抽出液及びβニコチンアミドヌクレオチドがLOXL-1遺伝子発現促進作用を有すること、モモ抽出液及びリボフラビンがMME遺伝子発現抑制作用を有すること、ハマメリス抽出液及びユーカリ抽出液がCox4i1、Tnni1及びMb遺伝子発現促進を有することが確認されたことから、MITOL産生を促進する成分が表1記載因子の産生促進作用を有すること及び表2記載因子の産生抑制作用を有することを見出した。以上のことから、表1記載因子の産生促進剤又は表2記載因子の産生抑制剤をスクリーニングする際にMITOL産生を指標に用いることが可能であることを見出し、本発明を完成するに至った。 As a result of material screening, fermented rice bran extract, Phellodendron bark extract, Coptis extract, Assembly extract, Hamamelis extract, Botanpi extract, Peach extract, Eucalyptus extract, Tamogitake extract, β-estradiol, 5-aminolevulinic acid, It was found that β-nicotinamide mononucleotide, riboflavin, thiotaurine, MA5, metformin, urolithin A, niacinamide, and D-panthenol have MITOL production promoting action. Furthermore, witch hazel extract and peach extract have COL17A1 gene expression promoting action, assembly extract, hamamelis witch hazel extract, botanpi extract, peach extract and eucalyptus extract have SOD2 gene expression promoting action, Pleurotus cornucopia extract and β-nicotinamide nucleotide have a LOXL-1 gene expression promoting effect, peach extract and riboflavin have an MME gene expression suppressing effect, and hamamelis extract and eucalyptus extract have Cox4i1, Tnni1 and Mb gene expression promoting effects. As a result, it was found that the component that promotes MITOL production has an action to promote the production of the factors listed in Table 1 and an action to suppress the production of the factors listed in Table 2. Based on the above, the inventors have found that MITOL production can be used as an indicator in screening for a factor production promoter listed in Table 1 or a factor production inhibitor listed in Table 2, and have completed the present invention. .

すなわち本発明は、
(1)MITOL産生を促進する成分を有効成分として含有する、表1に記載の因子の産生促進用又は表2に記載の因子の産生抑制用組成物、
(2)MITOL産生を促進する成分がコメヌカ発酵エキス、オウバク抽出物、オウレン抽出物、センブリ抽出物、ハマメリス抽出物、ボタンピ抽出物、モモ抽出物、ユーカリ抽出物、タモギタケ抽出物、β-エストラジオール、5-アミノレブリン酸、βニコチンアミドモノヌクレオチド、リボフラビン、チオタウリン、MA5、メトホルミン、ウロリチンA、ナイアシンアミド、及びD-パンテノールからなる群から選ばれる少なくとも一種である、(1)に記載の組成物、
(3)毛包幹細胞、色素幹細胞、毛包若しくは表皮角化細胞、又は真皮線維芽細胞の減少抑制、増殖促進又は活性化用である、(1)に記載の組成物、
(4)表1に記載の因子が、COL17A1、SOD2、LOXL-1である、(1)に記載の組成物、
(5)表1に記載の因子が、COL17A1である、(1)に記載の組成物、
(6)白髪の予防又は改善用である、(5)に記載の組成物、
(7)表1に記載の因子が、COX4I1、TNNI1、MBである、(1)に記載の組成物、
(8)ハマメリス抽出物、又はユーカリ抽出物を含有することを特徴とする、遅筋化促進用、又は筋持久力の向上用の組成物、
(9)表2に記載の因子が、MMEである、(1)に記載の組成物、
(10)コメヌカ発酵エキス、オウバク抽出物、オウレン抽出物、センブリ抽出物、ハマメリス抽出物、ボタンピ抽出物、モモ抽出物、ユーカリ抽出物、タモギタケ抽出物、β-エストラジオール、5-アミノレブリン酸、βニコチンアミドモノヌクレオチド、リボフラビン、チオタウリン、MA5、メトホルミン、ウロリチンA、ナイアシンアミド、及びD-パンテノールからなる群から選ばれる少なくとも一種を含有することを特徴とするMITOL減少抑制または産生促進剤、
(11)MITOL産生促進作用を指標とする、毛包幹細胞、色素幹細胞、毛包若しくは表皮角化細胞、又は真皮線維芽細胞の減少抑制、増殖促進又は活性化剤のスクリーニング方法、
(12)MITOL産生促進作用を指標とする、COL17A1、SOD2、LOXL-1、COX4I1、TNNI1又はMBの減少抑制又は産生促進剤のスクリーニング方法、
(13)MITOL産生促進作用を指標とする、MMEの減少促進又は産生抑制剤のスクリーニング方法、
(14)MITOL産生促進作用を指標とする、表1に記載の因子の産生促進剤又は表2に記載の因子の産生抑制剤のスクリーニング方法、
である。
That is, the present invention
(1) A composition for promoting the production of the factors listed in Table 1 or suppressing the production of the factors listed in Table 2, containing as an active ingredient a component that promotes MITOL production;
(2) The ingredients that promote MITOL production are rice bran fermented extract, Phellodendron bark extract, Coptis japonica extract, assembly extract, hamamelis extract, botanpi extract, peach extract, eucalyptus extract, Tamogitake extract, β-estradiol, The composition according to (1), which is at least one selected from the group consisting of 5-aminolevulinic acid, β-nicotinamide mononucleotide, riboflavin, thiotaurine, MA5, metformin, urolithin A, niacinamide, and D-panthenol,
(3) The composition according to (1), which is for suppressing the decrease, promoting growth or activating hair follicle stem cells, melanocyte stem cells, hair follicles or epidermal keratinocytes, or dermal fibroblasts,
(4) The composition according to (1), wherein the factors listed in Table 1 are COL17A1, SOD2, and LOXL-1;
(5) The composition according to (1), wherein the factor described in Table 1 is COL17A1;
(6) The composition according to (5), which is for preventing or improving gray hair,
(7) The composition according to (1), wherein the factors listed in Table 1 are COX4I1, TNNI1, and MB;
(8) A composition for promoting slow muscle growth or improving muscle endurance, characterized by containing a hamamelis extract or a eucalyptus extract,
(9) The composition according to (1), wherein the factor described in Table 2 is MME;
(10) fermented rice bran extract, Phellodendron bark extract, Coptis japonica extract, assembly extract, hamamelis extract, botanpi extract, peach extract, eucalyptus extract, oyster mushroom extract, β-estradiol, 5-aminolevulinic acid, β-nicotine MITOL reduction inhibitor or production promoter, characterized by containing at least one selected from the group consisting of amide mononucleotide, riboflavin, thiotaurine, MA5, metformin, urolithin A, niacinamide, and D-panthenol;
(11) A screening method for an agent for suppressing the decrease, promoting growth, or activating hair follicle stem cells, melanocyte stem cells, hair follicles or epidermal keratinocytes, or dermal fibroblasts, using the MITOL production promoting effect as an index,
(12) A method for screening an agent for suppressing the decrease or promoting the production of COL17A1, SOD2, LOXL-1, COX4I1, TNNI1 or MB, using the MITOL production promoting effect as an index,
(13) A method for screening an agent for promoting reduction or suppressing production of MME, using MITOL production-promoting action as an index,
(14) A screening method for the factor production promoter described in Table 1 or the factor production inhibitor described in Table 2, using the MITOL production promoting effect as an indicator;
is.

本発明のMITOL産生を促進する成分は、例えば、肌の乾燥、シワの出現、ハリ・弾力の低下、シミやクスミの増加、白髪の出現又は筋肉の減少といった老化症状を予防又は改善する効果が期待できる。また、本発明のMITOL産生を促進する成分は、素材スクリーニング等に際してポジティブコントロールとして用いることができる。更に、本発明は表1記載因子の産生促進剤又は表2記載因子の産生抑制剤のスクリーニングに用いることができる。 The ingredient that promotes MITOL production of the present invention has the effect of preventing or improving aging symptoms such as dryness of the skin, appearance of wrinkles, loss of firmness/elasticity, increase of spots and dullness, appearance of gray hair, and muscle loss. I can expect it. In addition, the component of the present invention that promotes MITOL production can be used as a positive control in material screening and the like. Furthermore, the present invention can be used for screening of agents for promoting the production of the factors listed in Table 1 or inhibitors for the production of the factors listed in Table 2.

図1は、試験例における、MITOLノックダウンが表皮角化細胞における種々の遺伝子発現に与える影響を示したグラフである。FIG. 1 is a graph showing the effects of MITOL knockdown on various gene expressions in epidermal keratinocytes in test examples. 図2は、試験例における、MITOLノックダウンが真皮線維芽細胞における種々の遺伝子発現に与える影響を示したグラフである。FIG. 2 is a graph showing the effects of MITOL knockdown on various gene expressions in dermal fibroblasts in test examples. 図3は、試験例における、MITOLノックダウンが毛包角化細胞における種々の遺伝子発現に与える影響を示したグラフである。FIG. 3 is a graph showing the effects of MITOL knockdown on various gene expressions in follicle keratinocytes in test examples. 図4は、試験例における、被験物質が表皮角化細胞のMITOL遺伝子発現を促進することを示したグラフである。FIG. 4 is a graph showing that test substances promote MITOL gene expression in epidermal keratinocytes in test examples. 図5は、試験例における、被験物質が真皮線維芽細胞のMITOL遺伝子発現を促進することを示したグラフである。FIG. 5 is a graph showing that test substances promote MITOL gene expression in dermal fibroblasts in Test Examples. 図6は、試験例における、被験物質が骨格筋細胞のMITOL遺伝子発現を促進することを示したグラフである。FIG. 6 is a graph showing that test substances promote MITOL gene expression in skeletal muscle cells in Test Examples. 図7は、試験例における、MITOL産生を促進する成分が表皮角化細胞のSOD2及びCOL17A1遺伝子発現を促進することを示したグラフであるFIG. 7 is a graph showing that a component that promotes MITOL production promotes SOD2 and COL17A1 gene expression in epidermal keratinocytes in Test Examples. 図8は、試験例における、MITOL産生を促進する成分が真皮線維芽細胞のLOXL-1遺伝子発現を促進すること及びMME遺伝子発現を抑制することを示したグラフである。FIG. 8 is a graph showing that a component that promotes MITOL production promotes LOXL-1 gene expression in dermal fibroblasts and suppresses MME gene expression in test examples. 図9は試験例における、MITOL産生を促進する成分が骨格筋細胞のCox4i1、Tnni及びMb遺伝子発現を促進することを示したグラフである。FIG. 9 is a graph showing that a component that promotes MITOL production promotes Cox4i1, Tnni and Mb gene expression in skeletal muscle cells in Test Examples.

本発明におけるMITOL産生を促進する成分とは、MITOL mRNAの発現促進作用又はMITOLタンパク質の発現亢進作用を有する成分のことである。MITOL産生促進作用は、リアルタイムRT-PCR法による遺伝子発現解析やウェスタンブロッティング法によるタンパク質発現解析などにより評価可能だが、評価方法は特に限定されない。 A component that promotes MITOL production in the present invention is a component that has a MITOL mRNA expression-enhancing effect or a MITOL protein expression-enhancing effect. The MITOL production promoting action can be evaluated by gene expression analysis by real-time RT-PCR, protein expression analysis by Western blotting, and the like, but the evaluation method is not particularly limited.

本発明における表1記載因子は、MITOLを欠損させることで発現量が低下する因子である。また、本発明における表2記載因子は、MITOLを欠損させることで発現量が上昇する因子である。 The factors listed in Table 1 in the present invention are factors whose expression levels are decreased by MITOL deficiency. In addition, the factors listed in Table 2 in the present invention are factors whose expression levels are increased by depletion of MITOL.

Figure 2022166079000002
Figure 2022166079000002

Figure 2022166079000003
Figure 2022166079000003

MITOLの欠損方法は特に限定されないが、例えばsiRNAを用いたRNA干渉法が挙げられる。MITOLを欠損させる細胞は特に限定されないが、例えば、表皮角化細胞、毛包角化細胞又は真皮線維芽細胞が挙げられる。 Methods for depleting MITOL are not particularly limited, and include, for example, RNA interference using siRNA. Cells deficient in MITOL are not particularly limited, but examples thereof include epidermal keratinocytes, hair follicle keratinocytes and dermal fibroblasts.

本発明における表皮角化細胞とは、皮膚表皮層に存在し、基底層にて分裂し、上層に押し上がることで表皮層を形成する細胞である。細胞の動物種は問わないが、ヒト由来細胞が好ましい。正常細胞、株化細胞又は不死化細胞であるかは問わないが、正常細胞が好ましい。
本発明における真皮線維芽細胞とは、皮膚真皮層に存在し、コラーゲンやエラスチンなどの皮膚真皮の結合組織成分を作り出す細胞である。細胞の動物種は問わないが、ヒト由来細胞が好ましい。正常細胞、株化細胞又は不死化細胞であるかは問わないが、正常細胞が好ましい。
本発明における色素幹細胞とは、毛包バルジ~サブバルジ領域に存在し、DCT又はPAX3等のマーカーによって同定される、色素細胞系譜の再構築機能を有する幹細胞である。
本発明における毛包幹細胞とは、毛包バルジ~サブバルジ領域に存在し、CD34、CD200、K15又はα6インテグリン等のマーカーによって同定される、毛包の上皮細胞系譜の再構築機能を有する幹細胞である。なお、色素幹細胞や毛包幹細胞のマーカーは動物種により異なるため、必ずこれらマーカーが発現している必要はない。
本発明における毛包角化細胞とは、先述の毛包幹細胞によって再構築される上皮系細胞や、毛包のバルジ領域より上部の恒常部に毛周期を通じて存在する上皮系細胞等、毛包の上皮系細胞全般を指す。
本発明における筋細胞とは、動物体の筋肉組織を形成する収縮性のある細胞であり、細長い紡錘状または線維状を示すので、筋線維ともよばれる。細胞の動物種は問わないが、ヒト由来細胞が好ましい。正常細胞、株化細胞又は不死化細胞であるかは問わないが、正常細胞が好ましい。
The epidermal keratinocytes in the present invention are cells that exist in the epidermal layer of the skin, divide in the basal layer, and push up to the upper layer to form the epidermal layer. Cells may be of any animal species, but human-derived cells are preferred. Whether normal cells, established cell lines or immortalized cells, normal cells are preferred.
Dermal fibroblasts in the present invention are cells that exist in the dermal layer of the skin and produce connective tissue components of the dermal dermis such as collagen and elastin. Cells may be of any animal species, but human-derived cells are preferred. Whether normal cells, established cell lines or immortalized cells, normal cells are preferred.
Melanocyte stem cells in the present invention are stem cells that exist in the hair follicle bulge to sub-bulge region and have the function of reconstructing the melanocyte lineage identified by markers such as DCT or PAX3.
The hair follicle stem cell in the present invention is a stem cell that exists in the hair follicle bulge to sub-bulge region, is identified by markers such as CD34, CD200, K15 or α6 integrin, and has the function of reconstructing the epithelial cell lineage of the hair follicle. . Note that since markers for melanocyte stem cells and hair follicle stem cells differ depending on animal species, these markers do not always need to be expressed.
Hair follicle keratinocytes in the present invention include epithelial cells reconstituted by the hair follicle stem cells described above, and epithelial cells existing throughout the hair cycle in the constant region above the bulge region of the hair follicle. Refers to epithelial cells in general.
The muscle cells in the present invention are contractile cells that form the muscle tissue of the animal body, and are also called muscle fibers because they exhibit an elongated spindle or fibrous shape. Cells may be of any animal species, but human-derived cells are preferred. Whether normal cells, established cell lines or immortalized cells, normal cells are preferred.

本発明における17型コラーゲンとは、毛包幹細胞並びに毛包及び皮膚の角化細胞を基底膜につなぎとめるヘミデスモソーム構造の構成に寄与する釣鐘型コラーゲンを指す。COL17A1とは、17型コラーゲンのα鎖を構成する因子である。 Collagen type 17 in the present invention refers to bell-shaped collagen that contributes to the formation of a hemidesmosome structure that binds hair follicle stem cells and keratinocytes of hair follicles and skin to the basement membrane. COL17A1 is a factor that constitutes the α chain of type 17 collagen.

本発明における細胞の減少抑制、増殖促進又は活性化とは、細胞増殖能力の維持又は亢進を指す。細胞増殖能力の維持又は亢進は、MTT 試薬などを用いた細胞増殖アッセイや細胞増殖マーカーのリアルタイムRT-PCR法による遺伝子発現解析又はウェスタンブロッティング法によるタンパク質発現解析などにより評価可能だが、評価方法は特に限定されない。 In the present invention, suppression of cell decrease, promotion of proliferation, or activation of cells refers to maintenance or enhancement of cell proliferation ability. Maintenance or enhancement of cell proliferation ability can be evaluated by cell proliferation assay using MTT reagent, gene expression analysis by real-time RT-PCR method of cell proliferation marker, or protein expression analysis by Western blotting method. Not limited.

本発明におけるスーパーオキシドディスムターゼとは、スーパーオキシドアニオンラジカルと水素イオンから過酸化水素と酸素を生成する反応を触媒する酵素である。SOD2とは、活性中心にマンガンを含むSODである。 The superoxide dismutase in the present invention is an enzyme that catalyzes the reaction of generating hydrogen peroxide and oxygen from superoxide anion radicals and hydrogen ions. SOD2 is SOD containing manganese in the active center.

本発明におけるリシルオキシダーゼとは、トロポエラスチンのリジン残基同士を架橋する酵素である。LOXL-1はリシイルオキシダーゼファミリーの中の一つであり、エラスチン線維の構成要素の一つであるフィブリン5と結合することが知られた分子である。 Lysyl oxidase in the present invention is an enzyme that cross-links lysine residues of tropoelastin. LOXL-1 is a member of the lysyl oxidase family and is a molecule known to bind to fibrin-5, one of the constituents of elastin fibers.

本発明におけるエラスターゼとは、エラスチンを分解する酵素である。MMEとはエラスチンを分解する酵素のうち、線維芽細胞由来の酵素である。 Elastase in the present invention is an enzyme that degrades elastin. MME is an enzyme derived from fibroblasts among enzymes that degrade elastin.

本発明におけるシトクロムCオキシダーゼとは、ミトコンドリア膜における電子伝達系の酵素であり、シトクロムCの還元型を電子供与体として酸素を還元する酵素である。COX4I1はシトクロムCオキシダーゼのサブユニットの一つであり、核に遺伝子がコードされるサブユニットである。 The cytochrome C oxidase in the present invention is an enzyme in the electron transport system in the mitochondrial membrane, and is an enzyme that reduces oxygen using the reduced form of cytochrome C as an electron donor. COX4I1 is one of the subunits of cytochrome C oxidase, and is a subunit encoded by genes in the nucleus.

本発明におけるトロポニンとは、横紋筋のアクチンとミオシンを介したカルシウム依存的な筋収縮の調節を担う分子である。トロポニンIはトロポニンの抑制性のサブユニットであり、トロポニンとアクチンの相互作用を抑制する。TNNI1は遅筋型トロポニンIをコードする遺伝子であり発生時には心筋、骨格筋特異的に発現し、成人では遅筋繊維のみに発現が認められる。 Troponin in the present invention is a molecule that regulates calcium-dependent muscle contraction via striated muscle actin and myosin. Troponin I is an inhibitory subunit of troponin that inhibits the interaction between troponin and actin. TNNI1, a gene encoding slow-twitch troponin I, is expressed specifically in cardiac muscle and skeletal muscle during development, and is expressed only in slow-twitch fibers in adults.

本発明におけるミオグロビンとは、心筋、骨格筋中で酸素分子を保持する分子である。ミオグロビンは酸素消費の少ない速筋繊維よりも酸素消費の多い遅筋繊維に多く発現する。MBとはミオグロビンをコードする遺伝子である。 Myoglobin in the present invention is a molecule that retains oxygen molecules in cardiac muscle and skeletal muscle. Myoglobin is expressed more in slow-twitch fibers with high oxygen consumption than in fast-twitch fibers with low oxygen consumption. MB is the gene encoding myoglobin.

本発明に用いるコメヌカ発酵エキスは、コメヌカにα-アミラーゼ及びβ-アミラーゼを加えた得たコメヌカ糖化液に酵母を加えて発酵させた後、塩化ナトリウムを加え、圧搾ろ過して得られるエキスである。コメヌカはイネ(学名Rryza sativa L.)の種子から得た玄米を精米するときに得られる果皮、種皮、胚及び糊粉層の混合物である。オウバク抽出物は、キハダ(学名Phellodendron amurense Ruprecht)又はその他同属植物の周皮を除いた樹皮から得られる抽出物である。オウレン抽出物は、オウレン(学名Coptis japonica Makino)又はその他同属植物の根茎から得られる抽出物である。センブリ抽出物は、センブリ(学名Swertia japonica Makino)の全草から得られる抽出物である。ハマメリス抽出物は、ハマメリス(学名Hamamelis virginiana L.)の葉から得られる抽出物である。ボタンピ抽出物は、ボタンピ(学名Paeonia suffruticosa)の根皮から得られる抽出物である。モモ抽出物は、モモ(学名Prunus persica)の葉から得られる抽出物である。ユーカリ抽出物は、ユーカリ(学名Eucalyptus globulus Labillardiere)の葉から得られる抽出物である。タモギタケ抽出物は、タモギタケ(学名Pleurotus cornucopiae)から得られる抽出物である。上記抽出物の抽出方法は特に限定されず、常法に従って行うことができる。抽出に用いられる抽出溶媒としては、極性溶媒、非極性溶媒のいずれも使用することができる。上記抽出物は、抽出した溶液のまま用いても良く、必要に応じて、濃縮、希釈、濾過、活性炭等による脱色、脱臭、エタノール沈殿等の処理したものを用いても良い。さらには、抽出した溶液を濃縮乾固、噴霧乾燥、凍結乾燥等の処理を行い、乾燥物としたものとして用いても良い。
本発明に用いるコメヌカ発酵エキスの市販品としてはコメヌカ発酵エキスBG30(丸善製薬製)、オウバク抽出物の市販品としてはオウバク抽出液BG-J(丸善製薬製)、オウレン抽出物の市販品としてはオウレン抽出液BG30(丸善製薬製)、センブリ抽出物の市販品としてはセンブリ抽出リキッドSS(丸善製薬製)、ハマメリス抽出物の市販品としてはハマメリス抽出液BG-J(丸善製薬製)、ボタンピ抽出物の市販品としてはボタンピ抽出液(丸善製薬製)、モモ抽出物の市販品としてはモモ抽出液BG(丸善製薬製)、ユーカリ抽出物の市販品としてはユーカリ抽出液BG(丸善製薬製)、タモギタケ抽出物の市販品としてはフィトチオネイン(香栄興業製)等が挙げられる。
The fermented rice bran extract used in the present invention is an extract obtained by adding yeast to a rice bran saccharified solution obtained by adding α-amylase and β-amylase to rice bran for fermentation, adding sodium chloride, and squeezing and filtering. . Rice bran is a mixture of pericarp, seed coat, germ and aleurone layer obtained when brown rice obtained from seeds of rice (scientific name Rryza sativa L.) is milled. Phellodendron bark extract is an extract obtained from the depericulated bark of yellowfin (Phellodendron amurense Ruprecht) or other congeneric plants. Coptis extract is an extract obtained from the rhizome of Coptis japonica Makino (scientific name: Coptis japonica Makino) or other plants of the same genus. Japonica japonica extract is an extract obtained from the whole plant of japonica japonica (scientific name: Swertia japonica Makino). Hamamelis extract is an extract obtained from leaves of Hamamelis (scientific name Hamamelis virginiana L.). Botanpi extract is an extract obtained from the root bark of Paeonia suffruticosa (scientific name: Paeonia suffruticosa). Peach extract is an extract obtained from the leaves of the peach (Prunus persica). Eucalyptus extract is an extract obtained from the leaves of Eucalyptus (Eucalyptus globulus Labillardiere). Pleurotus cornucopiae extract is an extract obtained from Pleurotus cornucopiae (Pleurotus cornucopiae). A method for extracting the above extract is not particularly limited, and can be carried out according to a conventional method. Either a polar solvent or a non-polar solvent can be used as the extraction solvent used for extraction. The above extract may be used as an extracted solution, or if necessary, may be used after being subjected to concentration, dilution, filtration, decolorization with activated charcoal or the like, deodorization, ethanol precipitation, or the like. Furthermore, the extracted solution may be subjected to a treatment such as concentration to dryness, spray drying, freeze drying, etc., and used as a dried product.
Commercially available fermented rice bran extract used in the present invention is fermented rice bran extract BG30 (manufactured by Maruzen Pharmaceutical Co., Ltd.). Coptis extract liquid BG30 (manufactured by Maruzen Pharmaceutical Co., Ltd.), a commercial product of japonicum extract, Japonica Extract Liquid SS (manufactured by Maruzen Pharmaceutical Co., Ltd.), a commercially available hamamelis extract, hamamelis extract liquid BG-J (manufactured by Maruzen Pharmaceutical Co., Ltd.), botanpi extract Botanpi Extract (manufactured by Maruzen Pharmaceutical Co., Ltd.) is a commercially available product, Peach Extract Liquid BG (manufactured by Maruzen Pharmaceutical Co., Ltd.) is a commercially available peach extract, and Eucalyptus Extract Liquid BG (manufactured by Maruzen Pharmaceutical Co., Ltd.) is a commercially available eucalyptus extract. , Phytothionein (manufactured by Koei Kogyo Co., Ltd.) and the like can be mentioned as commercial products of Tamogitake extract.

本発明に用いるオウバク抽出物、ハマメリス抽出物及びモモ抽出物は、多価アルコール(1,3-ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリンなど)を含有する溶媒により抽出したものが好ましい。多価アルコールに加えて、水、低級脂肪族アルコール(メタノール、エタノール、イソプロピルアルコールなど)、低級脂肪族ケトン(アセトンなど)などを含有していても良く、このうち多価アルコールと水からなる混液で抽出することが最も好ましい。多価アルコールとしては、好ましくは1,3-ブチレングリコール、又はプロピレングリコールが挙げられるが、1,3-ブチレングリコールが最も好ましい。水と1,3-ブチレングリコールからなる溶媒で抽出する場合、溶媒中における1,3-ブチレングリコールの含有量は、30~70体積%が好ましい。 Phellodendron bark extract, hamamelis extract and peach extract used in the present invention are preferably extracted with a solvent containing a polyhydric alcohol (1,3-butylene glycol, propylene glycol, dipropylene glycol, glycerin, etc.). In addition to polyhydric alcohols, it may contain water, lower aliphatic alcohols (methanol, ethanol, isopropyl alcohol, etc.), lower aliphatic ketones (acetone, etc.), etc., among which mixtures of polyhydric alcohols and water It is most preferable to extract with The polyhydric alcohol preferably includes 1,3-butylene glycol or propylene glycol, with 1,3-butylene glycol being most preferred. When extracting with a solvent consisting of water and 1,3-butylene glycol, the content of 1,3-butylene glycol in the solvent is preferably 30 to 70% by volume.

本発明に用いるオウレン抽出物、センブリ抽出物、ボタンピ抽出物及びユーカリ抽出物は、低級脂肪族アルコール(メタノール、エタノール、イソプロピルアルコールなど)を含有する溶媒により抽出したものが好ましい。低級脂肪族アルコールに加えて、水、多価アルコール(1,3-ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリンなど)、低級脂肪族ケトン(アセトンなど)などを含有していても良く、このうち低級脂肪族アルコールと水からなる混液で抽出することが最も好ましい。低級脂肪族アルコールとしては、エタノールが好ましい。 Coptis extract, japonica extract, botanpi extract and eucalyptus extract used in the present invention are preferably extracted with a solvent containing a lower aliphatic alcohol (methanol, ethanol, isopropyl alcohol, etc.). In addition to lower aliphatic alcohols, water, polyhydric alcohols (1,3-butylene glycol, propylene glycol, dipropylene glycol, glycerin, etc.), lower aliphatic ketones (acetone, etc.), etc. may be contained, and this Extraction with a mixture of a lower aliphatic alcohol and water is most preferred. Ethanol is preferred as the lower aliphatic alcohol.

本発明におけるタモギタケ抽出物は、水により抽出したものが好ましい。水に加えて、多価アルコール(1,3-ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリンなど)、低級脂肪族アルコール(メタノール、エタノール、イソプロピルアルコールなど)、低級脂肪族ケトン(アセトンなど)などを含有していても良いが、水により抽出したものが好ましい。 The extract of Pleurotus cornucopia in the present invention is preferably extracted with water. In addition to water, polyhydric alcohols (1,3-butylene glycol, propylene glycol, dipropylene glycol, glycerin, etc.), lower aliphatic alcohols (methanol, ethanol, isopropyl alcohol, etc.), lower aliphatic ketones (acetone, etc.), etc. may be contained, but those extracted with water are preferable.

本発明におけるβ-エストラジオールは、Cas No.50-28-2で規定される化合物である。5-アミノレブリン酸はCas No.5451-09-2で規定される化合物である。β-ニコチンアミドモノヌクレオチドはCasNo.1094-61-7で規定される化合物である。リボフラビンはCasNo.83-88-5で規定される化合物である。チオタウリンはCasNo.2937-54-4で規定される化合物である。MA-5は4-(2、4-ジフルオロフェニル)-2-(1H-インドール-3-イル)-4-オキソーブタン酸である。メトホルミンはCasNo.1115-70-4で規定される化合物である。ウロリチンAはCasNo.1143-70-0で規定される化合物である。ナイアシンアミドは、CasNo.98-92-0で規定される化合物である。D-パンテノールはCasNo.81-13-0で規定される化合物である。 β-estradiol in the present invention is a compound defined by Cas No. 50-28-2. 5-aminolevulinic acid is a compound defined by Cas No.5451-09-2. β-nicotinamide mononucleotide is a compound defined by Cas No. 1094-61-7. Riboflavin is a compound defined by CasNo.83-88-5. Thiotaurine is a compound defined by CasNo.2937-54-4. MA-5 is 4-(2,4-difluorophenyl)-2-(1H-indol-3-yl)-4-oxobutanoic acid. Metformin is a compound defined by Cas No. 1115-70-4. Urolithin A is a compound defined by CasNo.1143-70-0. Niacinamide is a compound defined by CasNo.98-92-0. D-panthenol is a compound defined by CasNo.81-13-0.

β-エストラジオール及びメトホルミンは東京化成工業株式会社等から、β-ニコチンアミドモノヌクレオチドはオリエンタル酵母工業株式会社等から、5-アミノレブリン酸はコスモ・バイオ株式会社等から、リボフラビン、チオタウリン、ナイアシンアミド及びD-パンテノールは和光純薬工業株式会社等から、ウロリチンAはSigma-Aldrich等から購入可能である。MA-5は一般的な合成法を用いて製造することができ、例えば国際公開公報WO2014/080640に記載の方法で製造することが可能である。 β-estradiol and metformin from Tokyo Chemical Industry Co., Ltd., β-nicotinamide mononucleotide from Oriental Yeast Co., Ltd., etc., 5-aminolevulinic acid from Cosmo Bio Co., Ltd., riboflavin, thiotaurine, niacinamide and D - Panthenol can be purchased from Wako Pure Chemical Industries, Ltd., etc., and Urolithin A can be purchased from Sigma-Aldrich, etc. MA-5 can be produced using a general synthetic method, for example, it can be produced by the method described in International Publication WO2014/080640.

投与形態としては、特に限定されるものではないが、外用や内服が挙げられ、好ましくは頭皮を含む皮膚に適用する外用である。本発明を外用で適用する場合の剤形としては、例えば、ローション剤、液剤、クリーム剤、軟膏剤、ゲル剤、スプレー剤、シャンプー、コンディショナー、石鹸等が挙げられ、内服で適用する場合の剤形としては、錠剤、粉末剤、散剤、顆粒剤、液剤、カプセル剤、ドライシロップ剤、ゼリー剤、液状食品、半固形食品、固形食品等が挙げられる。
これらは、公知の方法で製造することができる。製造に際しては、本発明の効果を損なわない範囲で、化粧品、医薬部外品、医薬品、飲食品又は試薬に含有可能な種々の添加物を配合することができる。
The dosage form is not particularly limited, but includes external use and internal use, preferably external use applied to the skin including the scalp. Dosage forms for external application of the present invention include, for example, lotions, liquids, creams, ointments, gels, sprays, shampoos, conditioners, soaps, etc., and agents for internal application. Forms include tablets, powders, powders, granules, liquids, capsules, dry syrups, jellies, liquid foods, semi-solid foods, solid foods and the like.
These can be produced by known methods. During production, various additives that can be contained in cosmetics, quasi-drugs, pharmaceuticals, food and drink, or reagents can be blended within limits that do not impair the effects of the present invention.

本発明のMITOL産生を促進する成分を有効成分として含有する組成物又はMITOL産生促進剤は、例えば、肌の乾燥、シワの出現、ハリ・弾力の低下、シミやクスミの増加、白髪の出現といった老化症状を予防又は改善するため、あるいは、MITOL産生を促進するための試薬として用いることも可能であり、好適には素材スクリーニング等を行なうに際し陽性対照薬として利用可能である。 The composition containing the MITOL production-promoting ingredient of the present invention as an active ingredient or the MITOL production-enhancing agent may cause, for example, dry skin, appearance of wrinkles, loss of firmness/elasticity, increase in spots and dullness, and appearance of gray hair. It can also be used as a reagent for preventing or ameliorating aging symptoms, or promoting MITOL production, and can be preferably used as a positive control drug in material screening or the like.

本発明のMITOL産生を促進する成分の配合量は、化粧品、医薬部外品、医薬品、飲食品又は試薬で提供する場合、それぞれ組成物全体に対して0.000001~10質量%、好ましくは0.0001~5質量%、より好ましくは0.001~1質量%である。 The amount of the component that promotes MITOL production of the present invention is 0.000001 to 10% by mass, preferably 0.000001 to 10% by mass, based on the total composition when provided as cosmetics, quasi-drugs, pharmaceuticals, food and drink, or reagents. 0.0001 to 5% by weight, more preferably 0.001 to 1% by weight.

以下に実施例および試験例を挙げ、本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は実施例に限定されない。 EXAMPLES The present invention will be described in more detail with reference to examples and test examples below, but the present invention is not limited to the examples.

(試験例1)MITOLノックダウンが表皮角化細胞における遺伝子発現に与える影響評価
Opti-MEM及びLipofectamine RNAiMAX(ともにサーモフィッシャーサイエンティフィック)を体積比100:1に混合した混合液を、6穴プレートに500μL/well添加した。さらに10μMのMITOL siRNAを6μL/well 添加し、20分間静置した。その後、培地Humedia-KG2(倉敷紡績,抗菌剤以外の添付サプリメントを添加)にて9×103 cells/mLの密度に調製した表皮角化細胞(倉敷紡績製)の細胞懸濁液を2.5mL/well添加し、プレートを振ることにより混合した。プレートを37℃、CO2 5%にセットしたインキュベーター内に入れ、1日間培養した。培地を新しいHumedia-KG2に交換し、さらに1日間培養した。培養終了後、培地を除去し、ライセートバッファーを添加して細胞を溶解し、細胞溶解液を回収した。細胞溶解液より、RNeasy Mini Kit(キアゲン)を用いて添付のプロトコールに従いRNAを回収し、これを鋳型として、Prime Script RT Master mix(タカラバイオ)を用いた逆転写反応によりcDNAを合成した。合成したcDNAから、リアルタイムPCRシステム(Step One Plus、サーモフィッシャーサイエンティフィック)により、GAPDH、mki67、PCNA、TGM1、KRT1、KRT10、INV、FLG、LOR、SOD2、PAR2及びCOL17A1それぞれのmRNAの発現量を測定し(SYBR Green法)、mki67、PCNA、TGM1、KRT1、KRT10、INV、FLG、LOR、SOD2、PAR2及びCOL17A1の発現量をGAPDH発現量により補正した。プライマーは、次の型番のものを用いた。GAPDH:HA067812、mki67:HA177741、PCNA:HA157702、TGM1:HA171645、KRT1:HA237191、KRT10:HA230464、INV:HA226067、FLG:HA182433、LOR:HA177882、SOD2:HA169126、PAR2:HA131120及びCOL17A1:HA132006、(いずれもタカラバイオ)。測定したmRNA発現量を、コントロール群(MITOL siRNAの代わりにControl siRNAを添加した群)と比較し、MITOLノックダウンによる影響を評価した。
<試験結果>
結果を図1に示す。MITOLノックダウンにより、mki67、PCNA、TGM1、KRT1、KRT10、INV、FLG、LOR及びSOD2の各mRNA発現量の低下が確認され、PAR2のmRNA発現量の上昇が確認された。細胞増殖マーカーであるmki67及びPCNAの低下から、MITOLは表皮角化細胞の増殖に重要であることが明らかとなった。このことから、MITOL産生を促進する成分は、表皮角化細胞の減少抑制、増殖促進及び活性化に活用することができ、また、表皮角化細胞の減少抑制、増殖促進及び活性化成分をスクリーニングする際に、MITOLの産生促進作用を指標として用いることができる。
(Test Example 1) Evaluation of the effect of MITOL knockdown on gene expression in epidermal keratinocytes
A mixture of Opti-MEM and Lipofectamine RNAiMAX (both from Thermo Fisher Scientific) at a volume ratio of 100:1 was added to a 6-well plate at 500 μL/well. Further, 6 μL/well of 10 μM MITOL siRNA was added and allowed to stand for 20 minutes. After that, 2.5 mL of cell suspension of epidermal keratinocytes (manufactured by Kurashiki Boseki) adjusted to a density of 9 × 10 3 cells/mL in the medium Humedia-KG2 (Kurashiki Boseki, with attached supplements other than antibacterial agents added). /well and mixed by shaking the plate. The plate was placed in an incubator set at 37°C and 5% CO2 and cultured for 1 day. The medium was replaced with fresh Humedia-KG2 and cultured for another day. After the culture was completed, the medium was removed, a lysate buffer was added to lyse the cells, and the cell lysate was collected. RNA was recovered from the cell lysate using RNeasy Mini Kit (Qiagen) according to the attached protocol, and using this as a template, cDNA was synthesized by reverse transcription using Prime Script RT Master mix (Takara Bio). Expression levels of mRNA for each of GAPDH, mki67, PCNA, TGM1, KRT1, KRT10, INV, FLG, LOR, SOD2, PAR2, and COL17A1 were determined from the synthesized cDNA using a real-time PCR system (Step One Plus, Thermo Fisher Scientific). was measured (SYBR Green method), and the expression levels of mki67, PCNA, TGM1, KRT1, KRT10, INV, FLG, LOR, SOD2, PAR2 and COL17A1 were corrected by GAPDH expression levels. The following primers were used. GAPDH: HA067812, mki67: HA177741, PCNA: HA157702, TGM1: HA171645, KRT1: HA237191, KRT10: HA230464, INV: HA226067, FLG: HA182433, LOR: HA177882, SOD2: HA169126, PAR2: HA1301 and HA13112 (also Takara Bio). The measured mRNA expression level was compared with the control group (group to which Control siRNA was added instead of MITOL siRNA) to evaluate the effect of MITOL knockdown.
<Test results>
The results are shown in FIG. MITOL knockdown was confirmed to decrease the mRNA expression levels of mki67, PCNA, TGM1, KRT1, KRT10, INV, FLG, LOR and SOD2, and to increase the mRNA expression level of PAR2. Decreases in cell proliferation markers mki67 and PCNA revealed that MITOL is important for the proliferation of epidermal keratinocytes. Based on this, the component that promotes MITOL production can be used to suppress the decrease, promote proliferation and activation of epidermal keratinocytes. MITOL production-promoting action can be used as an indicator.

(試験例2)MITOLノックダウンが真皮線維芽細胞における遺伝子発現に与える影響評価
Opti-MEM及びLipofectamine RNAiMAX(ともにサーモフィッシャーサイエンティフィック)を体積比100:0.45に混合した混合液を、12穴プレートに250μL/well添加した。さらに10μMのMITOL siRNAを3μL/well 添加し、20分間静置した。その後、培地FibroLife BM(倉敷紡績製,抗菌剤以外のサプリメントを添加)にて6×104 cells/mLの密度に調製した真皮線維芽細胞(倉敷紡績製)の細胞懸濁液を1.25mL/well添加し、プレートを振ることにより混合した。プレートを37℃、CO2 5%にセットしたインキュベーター内に入れた。COL1A1及びELNに関しては、siRNA添加翌日に培地FibroLife BM(倉敷紡績製,FBS、FGF及び抗菌剤以外のサプリメントを添加)にて培地交換し、その2日後に培養を終了した。COL1A1及びELN以外に関しては培地交換を実施せず、siRNA添加の2日後に培養を終了した。培養終了後、培地を除去し、ライセートバッファーを添加して細胞を溶解し、細胞溶解液を回収した。細胞溶解液より、RNeasy Mini Kit(キアゲン)を用いて添付のプロトコールに従いRNAを回収し、これを鋳型として、Prime Script RT Master mix(タカラバイオ)を用いた逆転写反応によりcDNAを合成した。合成したcDNAから、リアルタイムPCRシステム(Step One Plus、サーモフィッシャーサイエンティフィック)により、RPLP0、PCNA、CDC25C、GSS、COL1A1、ELN、MMP1、MME、FBN1、LOXL-1、TIMP-1及びSOD2それぞれのmRNAの発現量を測定し(SYBR Green法)、PCNA、CDC25C、GSS、COL1A1、ELN、MMP1、MME、FBN1、LOXL-1、TIMP-1及びSOD2の発現量をRPLP0発現量により補正した。プライマーは、タカラバイオ製の次の型番のものを用いた。RPLP0:HA234224、PCNA:HA157702、CDC25C:HA266272、GSS:HA285317,COL1A1:HA181838、MMP1:HA205024、MME:HA211733、FBN1:HA151534、LOXL-1:HA230268、TIMP-1:HA138168、SOD2:HA169126(いずれもタカラバイオ)。ELNのプライマーに関しては、Accession ID:NM_000501に特異的なプライマーをタカラバイオに依頼し作成した。mRNA発現量を、コントロール群(MITOL siRNAの代わりにControl siRNAを添加した群)と比較し、MITOLノックダウンによる影響を評価した。
<試験結果>
結果を図2に示す。MITOLノックダウンにより、PCNA、CDC25C、GSS、COL1A1、ELN、MMP1、LOXL-1及びTIMP-1の各mRNA発現量の低下が確認され、FBN1及びMMEのmRNA発現量の上昇が確認された。細胞増殖マーカーであるCDC25C及びPCNAの低下から、MITOLは真皮線維芽細胞の増殖に重要であることが明らかとなった。このことから、MITOL産生を促進する成分は、真皮線維芽細胞の減少抑制、増殖促進及び活性化に活用することができ、また、真皮線維芽細胞の減少抑制、増殖促進及び活性化成分をスクリーニングする際に、MITOLの産生促進作用を指標として用いることができる。
(Test Example 2) Evaluation of the effect of MITOL knockdown on gene expression in dermal fibroblasts
A mixture of Opti-MEM and Lipofectamine RNAiMAX (both from Thermo Fisher Scientific) at a volume ratio of 100:0.45 was added to a 12-well plate at 250 μL/well. Furthermore, 3 μL/well of 10 μM MITOL siRNA was added and allowed to stand for 20 minutes. After that, a cell suspension of dermal fibroblasts (manufactured by Kurashiki Boseki) prepared to a density of 6 × 10 4 cells/mL in the medium FibroLife BM (manufactured by Kurashiki Boseki, supplements other than antibacterial agents) was added at 1.25 mL/ml. wells and mixed by shaking the plate. The plate was placed in an incubator set at 37°C, 5% CO2 . As for COL1A1 and ELN, the medium was replaced with the medium FibroLife BM (manufactured by Kurashiki Boseki Co., Ltd., supplements other than FBS, FGF and antibacterial agents were added) the day after the addition of siRNA, and the culture was terminated two days later. Except for COL1A1 and ELN, medium exchange was not performed, and culture was terminated 2 days after addition of siRNA. After the culture was completed, the medium was removed, a lysate buffer was added to lyse the cells, and the cell lysate was collected. RNA was recovered from the cell lysate using RNeasy Mini Kit (Qiagen) according to the attached protocol, and using this as a template, cDNA was synthesized by reverse transcription using Prime Script RT Master mix (Takara Bio). RPLP0, PCNA, CDC25C, GSS, COL1A1, ELN, MMP1, MME, FBN1, LOXL-1, TIMP-1 and SOD2 were isolated from the synthesized cDNA using a real-time PCR system (Step One Plus, Thermo Fisher Scientific). The expression level of mRNA was measured (SYBR Green method), and the expression levels of PCNA, CDC25C, GSS, COL1A1, ELN, MMP1, MME, FBN1, LOXL-1, TIMP-1 and SOD2 were corrected by the expression level of RPLP0. As the primer, the following model number manufactured by Takara Bio was used. RPLP0: HA234224, PCNA: HA157702, CDC25C: HA266272, GSS: HA285317, COL1A1: HA181838, MMP1: HA205024, MME: HA211733, FBN1: HA151534, LOXL-1: HA230268, TIMP-1: HA138168, SOD92 Takara Bio). As for the ELN primers, we asked Takara Bio to create primers specific to Accession ID: NM_000501. The level of mRNA expression was compared with a control group (a group to which Control siRNA was added instead of MITOL siRNA) to evaluate the effect of MITOL knockdown.
<Test results>
The results are shown in FIG. MITOL knockdown was confirmed to decrease the mRNA expression levels of PCNA, CDC25C, GSS, COL1A1, ELN, MMP1, LOXL-1 and TIMP-1, and to increase the mRNA expression levels of FBN1 and MME. Decreases in CDC25C and PCNA, which are cell proliferation markers, revealed that MITOL is important for the proliferation of dermal fibroblasts. From this, the component that promotes MITOL production can be used to suppress the decrease, promote proliferation and activation of dermal fibroblasts. MITOL production-promoting action can be used as an indicator.

(試験例3)MITOLノックダウンが毛包ケラチノサイトにおける遺伝子発現に与える影響評価
<試験方法>
Opti-MEM及びLipofectamine RNAiMAX(ともにサーモフィッシャーサイエンティフィック)を体積比100:3に混合した混合液を、6穴プレートに500μL/well添加した。さらに10μMのMITOL siRNAを6μL/well添加し、20分間静置した。その後、培地Humedia-KG2(倉敷紡績,抗菌剤以外の添付サプリメントを添加)にて5×104 cells/mLの密度に調製した毛包ケラチノサイト(コスモバイオ)の細胞懸濁液を2 mL/well添加し、プレートを振ることにより混合した。プレートを37℃、CO2 5%にセットしたインキュベーター内に入れ、1日間培養した。培養後、培地を新しいHumedia-KG2に交換した。SCFは更に2日間、SCF以外は更に3日間培養した。培養終了後、培地を除去し、ライセートバッファーを添加して細胞を溶解し、細胞溶解液を回収した。細胞溶解液より、RNeasy Mini Kit(キアゲン)を用いて添付のプロトコールに従いRNAを回収し、これを鋳型として、Prime Script RT Master mix(タカラバイオ)を用いた逆転写反応によりcDNAを合成した。合成したcDNAから、リアルタイムPCRシステム(Step One Plus、サーモフィッシャーサイエンティフィック)により、GAPDH、mki67、PCNA、COL17A1、WNT7A、TGFβ2、GSS及びSCFそれぞれのmRNAの発現量を測定し(SYBR Green法)、mki67、PCNA、COL17A1、WNT7A、TGFβ2、GSS及びSCFの発現量をGAPDH発現量により補正した。プライマーは、次の型番のものを用いた。GAPDH:HA067812、mki67:HA177741、PCNA:HA157702、COL17A1:HA132006、WNT7A:HA164443、TGFβ2:HA172380,GSS:HA285317,SCF:HA122146(いずれもタカラバイオ)。測定したmRNA発現量を、コントロール群(MITOL siRNAの代わりにControl siRNAを添加した群)と比較し、MITOLノックダウンによる影響を評価した。
<試験結果>
結果を図3に示す。MITOLノックダウンにより、mki67、PCNA、COL17A1、WNT7A、TGFβ2、GSS及びSCFの各mRNA発現量の低下が確認された。細胞増殖マーカーであるmki67及びPCNAの低下から、MITOLは毛包幹細胞や毛包角化細胞等の増殖に重要であることが明らかとなった。また、MITOLは17型コラーゲンの発現に重要な役割を果たしていることから、毛包幹細胞の維持に関わること(特許文献13)、さらにこれとあわせて色素幹細胞及び色素細胞を維持するニッチ機能に関わる因子であるWNT7A、TGFβ2及びSCFの産生にも重要であることから、色素幹細胞の維持にも関与していることが明らかになった。以上の結果から、MITOL産生を促進する成分は、毛包幹細胞、色素幹細胞及び毛包角化細胞の減少抑制、増殖促進及び活性化に活用することができ、さらには、脱毛及び白髪の予防及び改善に用いることが可能である。また、毛包幹細胞、色素幹細胞及び毛包角化細胞の減少抑制、増殖促進及び活性化成分をスクリーニングする際に、MITOLの産生促進作用を指標として用いることができる。
(Test Example 3) Evaluation of the effect of MITOL knockdown on gene expression in hair follicle keratinocytes <Test method>
A mixture of Opti-MEM and Lipofectamine RNAiMAX (both from Thermo Fisher Scientific) at a volume ratio of 100:3 was added to a 6-well plate at 500 μL/well. Furthermore, 6 μL/well of 10 μM MITOL siRNA was added and allowed to stand for 20 minutes. After that, 2 mL/well of a cell suspension of hair follicle keratinocytes (Cosmo Bio) adjusted to a density of 5 × 10 4 cells/mL in medium Humedia-KG2 (Kurashiki Spinning Co., Ltd., with attached supplements other than antibacterial agents added). added and mixed by shaking the plate. The plate was placed in an incubator set at 37° C. and 5% CO 2 and cultured for 1 day. After culturing, the medium was replaced with new Humedia-KG2. SCF was further cultured for 2 days, and those other than SCF were further cultured for 3 days. After the culture was completed, the medium was removed, a lysate buffer was added to lyse the cells, and the cell lysate was collected. RNA was recovered from the cell lysate using RNeasy Mini Kit (Qiagen) according to the attached protocol, and using this as a template, cDNA was synthesized by reverse transcription using Prime Script RT Master mix (Takara Bio). Using a real-time PCR system (Step One Plus, Thermo Fisher Scientific), the expression levels of GAPDH, mki67, PCNA, COL17A1, WNT7A, TGFβ2, GSS and SCF were measured from the synthesized cDNA (SYBR Green method). , mki67, PCNA, COL17A1, WNT7A, TGFβ2, GSS and SCF expression levels were corrected by GAPDH expression levels. The following primers were used. GAPDH: HA067812, mki67: HA177741, PCNA: HA157702, COL17A1: HA132006, WNT7A: HA164443, TGFβ2: HA172380, GSS: HA285317, SCF: HA122146 (all from Takara Bio). The measured mRNA expression level was compared with the control group (group to which Control siRNA was added instead of MITOL siRNA) to evaluate the effect of MITOL knockdown.
<Test results>
The results are shown in FIG. MITOL knockdown was confirmed to decrease the mRNA expression levels of mki67, PCNA, COL17A1, WNT7A, TGFβ2, GSS and SCF. Decreases in cell proliferation markers mki67 and PCNA revealed that MITOL is important for the proliferation of hair follicle stem cells and hair follicle keratinocytes. In addition, since MITOL plays an important role in the expression of type 17 collagen, it is involved in the maintenance of hair follicle stem cells (Patent Document 13), and in addition, it is involved in the niche function of maintaining melanocyte stem cells and melanocytes. Since it is also important for the production of factors such as WNT7A, TGFβ2 and SCF, it has been found to be involved in the maintenance of melanocyte stem cells. Based on the above results, the component that promotes MITOL production can be used to suppress the decrease, promote proliferation and activation of hair follicle stem cells, melanocyte stem cells and hair follicle keratinocytes. It can be used for improvement. In addition, the production-promoting action of MITOL can be used as an index when screening components for suppressing the decrease, promoting proliferation, and activating hair follicle stem cells, melanocyte stem cells, and hair follicle keratinocytes.

(試験例4)表皮角化細胞に対するMITOL遺伝子発現促進作用の評価
表皮角化細胞(倉敷紡績製)を培地Humedia-KG2(倉敷紡績,添付サプリメントを添加)にて、2500cells/cm2になるように12穴プレートに播種し、37℃、CO2 5%にセットしたインキュベーター内で24時間培養した。培地を吸引除去し、被験物質を含有する培地に交換し,更に24時間培養した.培養終了後、培地を除去し、ライセートバッファーを添加して細胞を溶解し、細胞溶解液を回収した。細胞溶解液より、RNeasy Mini Kit(キアゲン)を用いて添付のプロトコールに従いRNAを回収し、これを鋳型として、Prime Script RT Master mix(タカラバイオ)を用いた逆転写反応によりcDNAを合成した。合成したcDNAから、リアルタイムPCRシステム(Step One Plus、サーモフィッシャーサイエンティフィック)により、GAPDH、MITOLそれぞれのmRNAの発現量を測定し(SYBR Green法)、MITOLの発現量をGAPDH発現量により補正した。プライマーは、次の型番のものを用いた。GAPDH:HA067812、MITOL:HA192576(いずれもタカラバイオ)。測定したmRNA発現量をコントロール群(被験物質を含有していない培地)と比較し、被験物質によるMITOL遺伝子発現促進作用を評価した。
<試験結果>
結果を図4に示す。コメヌカ発酵エキス、オウバク抽出液、オウレン抽出液、センブリ抽出液、ハマメリス抽出液、ボタンピ抽出液、モモ抽出液、ユーカリ抽出液、β-エストラジオール、5-アミノレブリン酸、β-ニコチンアミドモノヌクレオチド及びリボフラビンによりMITOLのmRNA発現量が上昇することが確認された。これらの物質はMITOL産生を促進する成分をスクリーニングする際に、ポジティブコントロールとして用いることができる。
(Test Example 4) Evaluation of MITOL gene expression promotion effect on epidermal keratinocytes Epidermal keratinocytes (manufactured by Kurashiki Spinning Co., Ltd.) were adjusted to 2500 cells/cm2 in a medium Humedia-KG2 (Kurashiki Spinning Co., Ltd., supplements attached). The cells were seeded in a 12-well plate and cultured for 24 hours in an incubator set at 37°C and 5% CO2. The medium was removed by aspiration, replaced with a medium containing the test substance, and cultured for an additional 24 hours. After the culture was completed, the medium was removed, a lysate buffer was added to lyse the cells, and the cell lysate was collected. RNA was recovered from the cell lysate using RNeasy Mini Kit (Qiagen) according to the attached protocol, and using this as a template, cDNA was synthesized by reverse transcription using Prime Script RT Master mix (Takara Bio). Using a real-time PCR system (Step One Plus, Thermo Fisher Scientific), the expression levels of GAPDH and MITOL mRNA were measured from the synthesized cDNA (SYBR Green method), and the expression level of MITOL was corrected by the expression level of GAPDH. . The following primers were used. GAPDH: HA067812, MITOL: HA192576 (both Takara Bio). The measured mRNA expression level was compared with that of a control group (medium containing no test substance) to evaluate the effect of the test substance on promoting MITOL gene expression.
<Test results>
The results are shown in FIG. Fermented rice bran extract, Phellodendron bark extract, Coptis japonica extract, Assembly extract, Hamamelis extract, Botanpi extract, Peach extract, Eucalyptus extract, β-estradiol, 5-aminolevulinic acid, β-nicotinamide mononucleotide and riboflavin It was confirmed that the mRNA expression level of MITOL was increased. These substances can be used as positive controls when screening for components that promote MITOL production.

(試験例5)真皮線維芽細胞に対するMITOL遺伝子発現促進作用の評価
真皮線維芽細胞(倉敷紡績製)を培地FibroLife BM(倉敷紡績製,添付サプリメントを添加)にて1.0×105 cells/mLの細胞密度に調製し、12穴プレートに0.5mLずつ播種し、37℃、CO2 5%にセットしたインキュベーター内で培養した。翌日、培地を吸引除去し、培地FibroLife BM(倉敷紡績製,FBS及びFGF以外の添付サプリメントを添加)に交換し、更に24時間培養した。培地を吸引除去し、被験物質を含有する培地に交換し,24時間培養した.培養終了後、培地を除去し、ライセートバッファーを添加して細胞を溶解し、細胞溶解液を回収した。細胞溶解液より、RNeasy Mini Kit(キアゲン)を用いて添付のプロトコールに従いRNAを回収し、これを鋳型として、Prime Script RT Master mix(タカラバイオ)を用いた逆転写反応によりcDNAを合成した。合成したcDNAから、リアルタイムPCRシステム(Step One Plus、サーモフィッシャーサイエンティフィック)により、GAPDH、MITOLそれぞれのmRNAの発現量を測定し(SYBR Green法)、MITOLの発現量をGAPDH発現量により補正した。プライマーは、次の型番のものを用いた。GAPDH:HA067812、MITOL:HA192576(いずれもタカラバイオ)。測定したmRNA発現量をコントロール群(被験物質を含有していない培地)と比較し、被験物質によるMITOL遺伝子発現促進作用を評価した。
<試験結果>
結果を図5に示す。コメヌカ発酵エキス、オウバク抽出液、オウレン抽出液、モモ抽出液、タモギタケ抽出液、β-エストラジオール、5-アミノレブリン酸、β-ニコチンアミドモノヌクレオチド、リボフラビン、チオタウリン、MA-5、メトホルミン、ウロリチンA、ナイアシンアミド及びD-パンテノールによりMITOLのmRNA発現量が上昇することが確認された。これらの物質はMITOL産生を促進する成分をスクリーニングする際に、ポジティブコントロールとして用いることができる。
(Test Example 5) Evaluation of MITOL gene expression promotion effect on dermal fibroblasts Dermal fibroblasts (manufactured by Kurashiki Boseki) were added to the medium FibroLife BM (manufactured by Kurashiki Boseki, with the attached supplement added) at a concentration of 1.0 × 10 5 cells/mL. The cell density was adjusted, 0.5 mL each was seeded in a 12-well plate, and cultured in an incubator set at 37° C. and 5% CO2. On the following day, the medium was removed by aspiration, replaced with medium FibroLife BM (manufactured by Kurashiki Spinning Co., Ltd., supplements other than FBS and FGF added), and further cultured for 24 hours. The medium was removed by aspiration, replaced with a medium containing the test substance, and cultured for 24 hours. After the culture was completed, the medium was removed, a lysate buffer was added to lyse the cells, and the cell lysate was collected. RNA was recovered from the cell lysate using RNeasy Mini Kit (Qiagen) according to the attached protocol, and using this as a template, cDNA was synthesized by reverse transcription using Prime Script RT Master mix (Takara Bio). Using a real-time PCR system (Step One Plus, Thermo Fisher Scientific), the expression levels of GAPDH and MITOL mRNA were measured from the synthesized cDNA (SYBR Green method), and the expression level of MITOL was corrected by the expression level of GAPDH. . The following primers were used. GAPDH: HA067812, MITOL: HA192576 (both Takara Bio). The measured mRNA expression level was compared with that of a control group (medium containing no test substance) to evaluate the effect of the test substance on promoting MITOL gene expression.
<Test results>
The results are shown in FIG. Fermented rice bran extract, Phellodendron bark extract, coptis extract, peach extract, Tamogitake extract, β-estradiol, 5-aminolevulinic acid, β-nicotinamide mononucleotide, riboflavin, thiotaurine, MA-5, metformin, urolithin A, niacin It was confirmed that amide and D-panthenol increased the expression level of MITOL mRNA. These substances can be used as positive controls when screening for components that promote MITOL production.

(試験例6)マウス筋芽細胞株C2C12細胞に対するMITOL遺伝子発現促進作用の評価
マウス筋芽細胞株C2C12細胞(DSファーマバイオメディカル)を増殖培地10% Fetal Bovine Serum(FBS)を含むDMEM(サーモフィッシャーサイエンティフィック)にて、12500 cells/cm2になるように6穴プレートに播種し、37℃、CO2 5%にセットしたインキュベーター内で培養した。培地を吸引除去し、分化培地2% Horse Serum(HS)を含むDMEMを添加後、さらに培養を継続した。培地を吸引除去し、被験物質の暴露3時間前に血清飢餓培地DMEMを添加し、馴化した。培地を吸引除去し、被験物質を含有する培地に交換し,更に24時間培養した。培養終了後、培地を除去し、ライセートバッファーを添加して細胞を溶解し、細胞溶解液を回収した。細胞溶解液より、RNeasy Mini Kit(キアゲン)を用いて添付のプロトコールに従いRNAを回収し、これを鋳型として、ReverTra Ace(R) qPCR RT Master Mix(東洋紡)を用いた逆転写反応によりcDNAを合成した。合成したcDNAから、リアルタイムPCRシステム(Step One Plus、サーモフィッシャーサイエンティフィック)により、Cyclophilin、MITOLそれぞれのmRNAの発現量を測定し(SYBR Green法)、MITOLの発現量をCyclophilin発現量により補正した。プライマーは、次の型番のものを用いた。MITOL:MA138812(タカラバイオ)。Cyclophilinのプライマーに関しては、Accession ID:M60456に特異的なプライマーをinvitrogenに依頼し作成した。測定したmRNA発現量をコントロール群(被験物質を含有していない培地)と比較し、被験物質によるMITOL遺伝子発現促進作用を評価した。
<試験結果>
結果を図6に示す。センブリ抽出液、ハマメリス抽出液、ユーカリ抽出液、ナイアシンアミドによりMITOLのmRNA発現量が上昇することが確認された。これらの物質はMITOL産生を促進する成分をスクリーニングする際に、ポジティブコントロールとして用いることができる。
(Test Example 6) Evaluation of MITOL gene expression promoting effect on mouse myoblast cell line C2C12 cells Mouse myoblast cell line C2C12 cells (DS Pharma Biomedical) were grown in DMEM containing 10% Fetal Bovine Serum (FBS) (Thermo Fisher Scientific), the cells were seeded in a 6-well plate at 12,500 cells/cm 2 and cultured in an incubator set at 37° C. and 5% CO 2 . After removing the medium by aspiration and adding DMEM containing 2% Horse Serum (HS) in the differentiation medium, the culture was continued. The medium was removed by aspiration, and serum starvation medium DMEM was added and conditioned 3 hours before exposure to the test substance. The medium was removed by aspiration, replaced with a medium containing the test substance, and cultured for an additional 24 hours. After the culture was completed, the medium was removed, a lysate buffer was added to lyse the cells, and the cell lysate was recovered. RNA is recovered from the cell lysate using the RNeasy Mini Kit (Qiagen) according to the attached protocol, and using this as a template, cDNA is synthesized by reverse transcription reaction using ReverTra Ace (R) qPCR RT Master Mix (Toyobo). did. From the synthesized cDNA, the expression levels of Cyclophilin and MITOL mRNA were measured using a real-time PCR system (Step One Plus, Thermo Fisher Scientific) (SYBR Green method), and the expression level of MITOL was corrected by the expression level of Cyclophilin. . The following primers were used. MITOL: MA138812 (Takara Bio). As for Cyclophilin primers, a primer specific to Accession ID: M60456 was requested from invitrogen. The measured mRNA expression level was compared with that of a control group (medium containing no test substance) to evaluate the effect of the test substance on promoting MITOL gene expression.
<Test results>
The results are shown in FIG. It was confirmed that assembly extract, hamamelis extract, eucalyptus extract, and niacinamide increased the expression of MITOL mRNA. These substances can be used as positive controls when screening for components that promote MITOL production.

(試験例7)素材が表皮角化細胞における遺伝子発現に与える影響評価
表皮角化細胞(倉敷紡績製)を培地Humedia-KG2(倉敷紡績,添付サプリメントを添加)にて、2500cells/cm2になるように12穴プレートに播種し、37℃、CO2 5%にセットしたインキュベーター内で24時間培養した。培地を吸引除去し、被験物質を含有する培地に交換し, 24時間培養した.培養終了後、培地を除去し、ライセートバッファーを添加して細胞を溶解し、細胞溶解液を回収した。細胞溶解液より、RNeasy Mini Kit(キアゲン)を用いて添付のプロトコールに従いRNAを回収し、これを鋳型として、Prime Script RT Master mix(タカラバイオ)を用いた逆転写反応によりcDNAを合成した。合成したcDNAから、リアルタイムPCRシステム(Step One Plus、サーモフィッシャーサイエンティフィック)により、GAPDH、SOD2及びCOL17A1それぞれのmRNAの発現量を測定し(SYBR Green法)、SOD2及びCOL17A1の発現量をGAPDH発現量により補正した。プライマーは、次の型番のものを用いた。GAPDH:HA067812、SOD2:HA169126、COL17A1:HA132006(いずれもタカラバイオ)。測定したmRNA発現量をコントロール群(被験物質を含有していない培地)と比較し、被験物質による各種遺伝子発現促進作用を評価した。
<試験結果>
結果を図7に示す。センブリ抽出液、ハマメリス抽出液、ボタンピ抽出液、モモ抽出液及びユーカリ抽出液により、SOD2のmRNA発現量が上昇することが確認された。また、ハマメリス抽出液及びモモ抽出液によりCOL17A1のmRNA発現量が上昇することが確認された。以上のことから、MITOL産生を促進する成分は表1記載因子の産生促進に活用可能である。また、表1に記載の因子の産生促進剤をスクリーニングする際に、MITOL産生促進作用を指標に用いることができる。
(Test Example 7) Evaluation of the effect of materials on gene expression in epidermal keratinocytes Epidermal keratinocytes (manufactured by Kurashiki Spinning Co., Ltd.) were adjusted to 2500 cells/cm2 in the medium Humedia-KG2 (Kurashiki Spinning Co., Ltd., with supplements attached). , and cultured for 24 hours in an incubator set at 37°C and 5% CO2. The medium was removed by aspiration, replaced with a medium containing the test substance, and cultured for 24 hours. After the culture was completed, the medium was removed, a lysate buffer was added to lyse the cells, and the cell lysate was recovered. RNA was recovered from the cell lysate using RNeasy Mini Kit (Qiagen) according to the attached protocol, and using this as a template, cDNA was synthesized by reverse transcription using Prime Script RT Master mix (Takara Bio). From the synthesized cDNA, the expression level of each mRNA of GAPDH, SOD2 and COL17A1 was measured using a real-time PCR system (Step One Plus, Thermo Fisher Scientific) (SYBR Green method). corrected for volume. The following primers were used. GAPDH: HA067812, SOD2: HA169126, COL17A1: HA132006 (both from Takara Bio). The measured mRNA expression level was compared with that of a control group (medium containing no test substance) to evaluate various gene expression promoting effects of the test substance.
<Test results>
The results are shown in FIG. It was confirmed that the SOD2 mRNA expression level was increased by the assembly extract, witch hazel extract, botanical extract, peach extract, and eucalyptus extract. In addition, it was confirmed that the expression level of COL17A1 mRNA was increased by the hamamelis extract and the peach extract. Based on the above, components that promote MITOL production can be used to promote the production of the factors listed in Table 1. In addition, when screening agents for promoting the production of the factors listed in Table 1, the MITOL production promoting action can be used as an indicator.

(試験例8)素材が真皮線維芽細胞における遺伝子発現に与える影響評価
真皮線維芽細胞(倉敷紡績製)を培地FibroLife BM(倉敷紡績製,添付サプリメントを添加)にて1.0×105 cells/mLの細胞密度に調製し、12穴プレートに0.5mLずつ播種し、37℃、CO2 5%にセットしたインキュベーター内で24時間培養した。培地を吸引除去し、培地FibroLife BM(倉敷紡績製,FBS及びFGF以外の添付サプリメントを添加)に交換し、更に24時間培養した。培地を吸引除去し、被験物質を含有する培地に交換し, 24時間培養した.培養終了後、培地を除去し、ライセートバッファーを添加して細胞を溶解し、細胞溶解液を回収した。細胞溶解液より、RNeasy Mini Kit(キアゲン)を用いて添付のプロトコールに従いRNAを回収し、これを鋳型として、Prime Script RT Master mix(タカラバイオ)を用いた逆転写反応によりcDNAを合成した。合成したcDNAから、リアルタイムPCRシステム(Step One Plus、サーモフィッシャーサイエンティフィック)により、GAPDH、LOXL-1およびMMEそれぞれのmRNAの発現量を測定し(SYBR Green法)、LOXL-1およびMMEの発現量をGAPDH発現量により補正した。プライマーは、次の型番のものを用いた。GAPDH:HA067812、LOXL-1:HA230268及びMME:HA211733(いずれもタカラバイオ)。測定したmRNA発現量をコントロール群(被験物質を含有していない培地)と比較し、被験物質による各種遺伝子発現促進作用を評価した。
<試験結果>
結果を図8に示す。タモギタケ抽出液及びβ-ニコチンアミドモノヌクレオチドによりLOXL-1のmRNA発現量が上昇することが確認された。また、モモ抽出液及びリボフラビンによりMMEのmRNA発現量が減少することが確認された。以上のことから、MITOL産生を促進する成分は表1記載因子の産生促進剤及び表2記載因子の産生抑制剤に活用可能である。また、表1に記載の因子の産生促進剤及び表2に記載の因子の産生抑制剤をスクリーニングする際に、MITOL産生促進作用を指標に用いることができる。
(Test Example 8) Evaluation of the influence of materials on gene expression in dermal fibroblasts Dermal fibroblasts (manufactured by Kurashiki Spinning Co., Ltd.) were added to the medium FibroLife BM (manufactured by Kurashiki Spinning Co., Ltd., with the attached supplement added) at 1.0 × 10 5 cells/mL. 0.5 mL each was seeded in a 12-well plate and cultured for 24 hours in an incubator set at 37° C. and 5% CO 2 . The medium was removed by aspiration, replaced with medium FibroLife BM (manufactured by Kurashiki Boseki Co., Ltd., supplements other than FBS and FGF added), and further cultured for 24 hours. The medium was removed by aspiration, replaced with a medium containing the test substance, and cultured for 24 hours. After the culture was completed, the medium was removed, a lysate buffer was added to lyse the cells, and the cell lysate was collected. RNA was recovered from the cell lysate using RNeasy Mini Kit (Qiagen) according to the attached protocol, and using this as a template, cDNA was synthesized by reverse transcription using Prime Script RT Master mix (Takara Bio). From the synthesized cDNA, the expression levels of GAPDH, LOXL-1 and MME mRNA were measured using a real-time PCR system (Step One Plus, Thermo Fisher Scientific) (SYBR Green method), and the expression of LOXL-1 and MME was determined. The amount was corrected by GAPDH expression level. The following primers were used. GAPDH: HA067812, LOXL-1: HA230268 and MME: HA211733 (all from Takara Bio). The measured mRNA expression level was compared with that of a control group (medium containing no test substance) to evaluate various gene expression promoting effects of the test substance.
<Test results>
The results are shown in FIG. It was confirmed that the expression level of LOXL-1 mRNA was increased by the extract of Pleurotus cornucopia and β-nicotinamide mononucleotide. In addition, it was confirmed that peach extract and riboflavin decreased the expression level of MME mRNA. Based on the above, the component that promotes MITOL production can be used as an agent for promoting the production of the factors listed in Table 1 and as an agent for suppressing the production of the factors listed in Table 2. In addition, when screening the factor production-enhancing agents listed in Table 1 and the factor production-inhibiting agents listed in Table 2, the MITOL production-enhancing activity can be used as an index.

(試験例9)素材がマウス筋芽細胞株C2C12細胞における遺伝子発現に与える影響評価
マウス筋芽細胞株C2C12細胞(DSファーマバイオメディカル)を増殖培地10% Fetal Bovine Serum(FBS)を含むDMEM(サーモフィッシャーサイエンティフィック)にて、12500 cells/cm2になるように6穴プレートに播種し、37℃、CO2 5%にセットしたインキュベーター内で培養した。培地を吸引除去し、分化培地2% Horse Serum(HS)を含むDMEMを添加後、さらに培養を継続した。培地を吸引除去し、被験物質の暴露3時間前に血清飢餓培地DMEMを添加し、馴化した。培地を吸引除去し、被験物質を含有する培地に交換し,更に24時間培養した。培養終了後、培地を除去し、ライセートバッファーを添加して細胞を溶解し、細胞溶解液を回収した。細胞溶解液より、RNeasy Mini Kit(キアゲン)を用いて添付のプロトコールに従いRNAを回収し、これを鋳型として、ReverTra Ace(R) qPCR RT Master Mix(東洋紡)を用いた逆転写反応によりcDNAを合成した。合成したcDNAから、リアルタイムPCRシステム(Step One Plus、サーモフィッシャーサイエンティフィック)により、Cyclophilin、Cox4i1、TINN1及びMbそれぞれのmRNAの発現量を測定し(SYBR Green法)、Cox4i1, TINN1及びMbの発現量をCyclophilin発現量により補正した。プライマーは、次の型番のものを用いた。Cox4i1:MA112053、TINN1:MA110779、Mb:MA117187(いずれもタカラバイオ)。Cyclophilinのプライマーに関しては、Accession ID:M60456に特異的なプライマーをinvitrogenに依頼し作成した。測定したmRNA発現量をコントロール群(被験物質を含有していない培地)と比較し、被験物質による各種遺伝子発現促進作用を評価した。
<試験結果>
結果を図9に示す。ハマメリス抽出液、ユーカリ抽出液により、Cox4i1、TINN1及びMbのmRNA発現量が上昇することが確認された。以上のことから、MITOL産生を促進する成分は表1記載因子の産生促進に活用可能である。また、表1に記載の因子の産生促進剤をスクリーニングする際に、MITOL産生促進作用を指標に用いることができる。
(Test Example 9) Evaluation of the influence of materials on gene expression in mouse myoblast C2C12 cells Mouse myoblast C2C12 cells (DS Pharma Biomedical) were grown in DMEM containing 10% Fetal Bovine Serum (FBS) in the growth medium. Fisher Scientific), the cells were seeded in a 6-well plate at 12,500 cells/cm 2 and cultured in an incubator set at 37° C. and 5% CO 2 . After removing the medium by aspiration and adding DMEM containing 2% Horse Serum (HS) in the differentiation medium, the culture was continued. The medium was removed by aspiration, and serum starvation medium DMEM was added and conditioned 3 hours before exposure to the test substance. The medium was removed by aspiration, replaced with a medium containing the test substance, and cultured for an additional 24 hours. After the culture was completed, the medium was removed, a lysate buffer was added to lyse the cells, and the cell lysate was collected. RNA is recovered from the cell lysate using the RNeasy Mini Kit (Qiagen) according to the attached protocol, and using this as a template, cDNA is synthesized by reverse transcription reaction using ReverTra Ace (R) qPCR RT Master Mix (Toyobo). did. From the synthesized cDNA, the expression level of each mRNA of Cyclophilin, Cox4i1, TINN1 and Mb was measured by real-time PCR system (Step One Plus, Thermo Fisher Scientific) (SYBR Green method), and the expression of Cox4i1, TINN1 and Mb was determined. Amounts were corrected for Cyclophilin expression levels. The following primers were used. Cox4i1: MA112053, TINN1: MA110779, Mb: MA117187 (all from Takara Bio). As for Cyclophilin primers, a primer specific to Accession ID: M60456 was requested from invitrogen. The measured mRNA expression level was compared with that of a control group (medium containing no test substance) to evaluate various gene expression promoting effects of the test substance.
<Test results>
The results are shown in FIG. It was confirmed that the hamamelis extract and the eucalyptus extract increased the mRNA expression levels of Cox4i1, TINN1 and Mb. Based on the above, components that promote MITOL production can be used to promote the production of the factors listed in Table 1. In addition, when screening agents for promoting the production of the factors listed in Table 1, the MITOL production promoting action can be used as an index.

本発明のMITOL産生を促進する成分は、例えば、肌の乾燥、シワの出現、ハリ・弾力の低下、シミやクスミの増加、白髪の出現といった老化症状および筋持久力の向上を予防又は改善するための化粧品、医薬部外品、医薬品又は飲食品の分野に利用可能である。また、MITOL産生を促進する成分のスクリーニングに際し、ポジティブコントロールとして用いることができる。更に本発明は、表1記載因子の産生促進剤及び表2記載因子の産生抑制剤のスクリーニングに際して、MITOL産生促進作用を指標に用いることができる。 The ingredient that promotes MITOL production of the present invention prevents or improves aging symptoms such as dryness of the skin, appearance of wrinkles, loss of firmness/elasticity, increase in spots and dullness, appearance of gray hair, and improvement of muscle endurance. It can be used in the fields of cosmetics, quasi-drugs, pharmaceuticals, or food and beverages. It can also be used as a positive control when screening for components that promote MITOL production. Furthermore, in the present invention, the MITOL production-promoting action can be used as an indicator in screening for the production-enhancing agents for the factors listed in Table 1 and the inhibitors for the production of the factors listed in Table 2.

Claims (6)

モモ抽出物、ハマメリス抽出物、ナイアシンアミド、オウバク抽出物、オウレン抽出物、センブリ抽出物、βニコチンアミドモノヌクレオチド、及びD-パンテノールからなる群から選ばれる少なくとも一種を有効成分として含有することを特徴とする、MITOL減少抑制または産生促進剤。 containing as an active ingredient at least one selected from the group consisting of peach extract, hamamelis extract, niacinamide, bark extract, coptis extract, jersey extract, β-nicotinamide mononucleotide, and D-panthenol A MITOL reduction inhibitor or production promoter characterized by the above. モモ抽出物を有効成分として含有する、SOD2もしくはCOL17A1産生促進剤、又はMME産生抑制剤。 An SOD2 or COL17A1 production promoter or MME production inhibitor containing a peach extract as an active ingredient. ハマメリス抽出物を有効成分として含有する、SOD2、又はCOL17A1産生促進剤。 An SOD2 or COL17A1 production promoter containing a hamamelis extract as an active ingredient. センブリ抽出物を有効成分として含有する、SOD2産生促進剤。 An SOD2 production promoter containing a japonica japonica extract as an active ingredient. βニコチンアミドモノヌクレオチドを有効成分として含有する、LOXL1産生促進剤。 A LOXL1 production promoter containing β-nicotinamide mononucleotide as an active ingredient. モモ抽出物、又はハマメリス抽出物を有効成分として含有する、白髪の予防又は改善用組成物。 A composition for preventing or improving gray hair, containing peach extract or hamamelis extract as an active ingredient.
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