JP2022165677A - 知的障害者支援員支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】施設外の組織が関わることにより、障害者支援施設の閉鎖性を乗り越え、支援員を支援する障害者支援員支援システムを提供する。【解決手段】障害者支援員支援システム1において、施設に設けられる施設用装置は、障害者を支援するために必要な障害者に関する情報を入力する障害者情報入力手段と、障害者を支援する支援員の体調を含む支援員に関する情報を入力する支援員情報入力手段と、支援員による障害者への支援内容に関する情報を入力する支援内容情報入力手段と、これら情報を施設外装置に送信する送信手段とを備える。施設外に設けられる施設外装置は、施設用装置から送信されてきた情報を受信し記録・蓄積する記録・蓄積手段と、それら情報を、支援員に参照可能とする第1参照許可手段と、施設外装置の管理者及び/又は当該施設外装置と通信可能な他の施設用装置の使用者に参照可能とする第2参照許可手段とを備えている。【選択図】図24

Description

本発明は、障害者支援員支援システムに関する。より詳しくは、障害者を支援する支援員を支援するための支援システムであって、施設外の組織が関わることにより、障害者支援施設(主として知的障害者支援施設)の閉鎖性を乗り越え、障害者の情報整備を日常的に進めて情報共有することで、個々の障害者の特性をより理解した支援を可能とするものである。あわせて、蓄積データを分析し統計データとして提供することで他者のとの比較を可能とし、支援の見える化を可能とし、そして、支援に必要な専門知識をいつでもどこでも参照できる環境整備をおこなうものである。また、支援員間の交流を促進することや支援員の悩みなどに第三者が関われるようにして、支援員を支援することができるようにするものである。
従来、例えば特許文献1に見られるように、
「障害者支援サービスにおいて、種々のサービスを受ける際の利便性をより向上させることを目的」とし(同文献0008段落)、
「障害者に関する第1の情報の一部又は全部を保持し、公的な組織の管理下にあるシステムに対して前記障害者の所有する認証情報での前記システムへの接続が成功した場合、前記システムから前記障害者に関する第2の情報をサーバー装置が取得するときに必要とされる、前記サーバー装置から前記システムに送られるパーミッション情報を、前記サーバー装置に送信し、前記サーバー装置から、前記第1の情報と前記第2の情報とが整合しているか否かに関する情報を含む整合情報を受け取り、前記第1の情報の一部又は全部と前記整合情報とを表示する処理を端末装置に実行させる」(同0009段落)障害者支援プログラム
が知られている。
しかし、この障害者支援プログラムは、障害者支援サービスにおいて、種々のサービスを受ける際の利便性をより向上させるためのものであって、障害者を支援する支援員を支援するためのものではない。
障害、特に知的障害のある人は何らかの支援を得ないと社会生活が難しい。
知的障害者には療育手帳(A1、A2、B1、B2)が交付されるが、重い人の例では、「言葉が発っせない」、「自傷などの行動障害がある」、「突発的に奇声を発っしたり、飛び跳ねる」、「金銭の管理が出来ない」など、日常生活を行うのに様々な困難がある。
一人では生活できない彼・彼女達をある程度の集団で専門的に支援しているのが知的障害者支援施設である。
現在、施設運営は、IT的なことも含めて施設の中で完結している。
したがって、言わば閉じられた世界の中で支援が行われていることになる。
そのために、施設の果たしている役割や真面目に支援に取り組んでいる支援員が正当に評価され難いこともあり、真面目に支援に取り組んでいる支援員が辛い思いをしている現状がある。
特許第6851660号公報
本発明が解決しようとする課題は、施設外の組織が関わることにより、障害者支援施設(主として知的障害者支援施設)の閉鎖性を乗り越え、支援員を支援することができる障害者支援員支援システムを提供することである。
上記課題を解決するために本発明の障害者支援員支援システムは、
施設に設けられる施設用装置と、
施設外に設けられ、施設外の管理者によって管理され、施設用装置と通信可能な施設外装置と、を備え、
前記施設用装置は、
障害者を支援するために必要な障害者に関する情報を入力する障害者情報入力手段と、
障害者を支援する支援員の、少なくとも体調を含む、支援員に関する情報を入力する支援員情報入力手段と、
支援員による障害者への支援内容に関する情報を入力する支援内容情報入力手段と、
これら入力手段で入力された障害者情報、支援員情報、支援内容情報を前記施設外装置に送信する送信手段と、
を備え、
前記施設外装置は、
前記施設用装置の送信手段から送信されてきた障害者情報、支援員情報、支援内容情報を受信する受信手段と、
この受信手段で受信された障害者情報、支援員情報、支援内容情報を記録・蓄積する記録・蓄積手段と、
この記録・蓄積手段に記録・蓄積された障害者情報、支援員情報、支援内容情報を、障害者情報、支援員情報、支援内容情報を入力した当該支援員に参照可能とする第1参照許可手段と、
前記記録・蓄積手段に記録・蓄積された障害者情報、支援員情報、支援内容情報のうち、少なくとも障害者情報と支援内容情報とを、当該施設外装置の管理者、および/または当該施設外装置と通信可能な他の施設用装置の使用者に参照可能とする第2参照許可手段と、
を備えていることを特徴とする。
この障害者支援員支援システムは、上記の構成となっているので、次のような作用効果が得られる。
支援員は、支援対象となる障害者を支援するために必要な障害者に関する情報を、障害者情報入力手段にて入力することができる。
また、支援員自身の、少なくとも体調を含む、支援員自身に関する情報を、支援員情報入力手段にて入力することができる。
また、支援員が支援した障害者への支援内容に関する情報を、支援内容情報入力手段にて入力することができる。
これら入力手段で入力された障害者情報、支援員情報、支援内容情報は、いずれも送信手段にて施設外装置に送信することができる。
送信された障害者情報、支援員情報、支援内容情報は、施設外装置の受信手段にて受信され、記録・蓄積手段にて記録・蓄積される。
そして、この記録・蓄積手段に記録・蓄積された障害者情報、支援員情報、支援内容情報は、第1参照許可手段によって、前記障害者情報、支援員情報、支援内容情報を入力した当該支援員に参照可能とされるので、当該支援員は、自身によって入力され、記録・蓄積手段に記録・蓄積された障害者情報、支援員情報、支援内容情報を参照することができる。
これによって、支援員は、少なくとも自身の体調を含む、支援員自身に関する支援員情報と、自身が支援した障害者情報と、支援内容情報とを関連付けながら、履歴として経過観察、考察等することで、自己啓発等につなげることができる。
そしてまた、前記記録・蓄積手段に記録・蓄積された障害者情報、支援員情報、支援内容情報のうち、少なくとも障害者情報と支援内容情報は、当該施設外装置の管理者、および/または当該施設外装置と通信可能な他の施設用装置の使用者に、第2参照許可手段によって参照可能とされるので、当該施設外装置の管理者(当該管理者の許可を受けた情報分析員を含む。以下同じ)は、前記支援員によって入力され、記録・蓄積手段に記録・蓄積された障害者情報、支援員情報、支援内容情報のうち、少なくとも障害者情報と支援内容情報を参照することができる。
当該施設外装置の管理者は施設外のものであるから、この管理者が少なくとも障害者情報と支援内容情報を参照することができることによって、障害者施設の閉鎖性が破られることとなり、不測の事態の発生を未然に防ぐことができるようになることを期待することができる。さらに、当該管理者の許可を受けた情報分析員は、記録・蓄積手段に記録・蓄積された蓄積データ(前記情報)を様々な視点から分析し統計数値を作成して支援員にデータ提供することが可能となる。これによって、支援員に対する支援が強化可能となる。支援員は、蓄積されたデータが情報分析員により集約・分析され統計情報として提供されることで、他者との比較が可能となり、支援の質の向上に資することが可能となる。
また、当該施設外装置と通信可能な他の施設用装置の使用者(通常は他の障害者施設の支援員)は、前記支援員によって入力され、記録・蓄積手段に記録・蓄積された障害者情報、支援員情報、支援内容情報のうち、少なくとも障害者情報と支援内容情報を参照することができる。
これによって、前記支援員と他の施設用装置の使用者(通常は他の障害者施設の支援員)との間において、記録・蓄積手段に記録・蓄積された障害者情報、支援員情報、支援内容情報のうち、少なくとも障害者情報と支援内容情報が共有化される。
したがって、障害者施設の閉鎖性が破られることになるとともに、異なる施設の支援員間での知識やノウハウなどが共有可能となり、互いの悩みなどの相談も行いやすくなる。また、施設間の支援格差の是正も期待できる。
結果として、不測の事態の発生を未然に防ぐことができるようになることを期待することができる。
なお、記録・蓄積手段に記録・蓄積された障害者情報、支援員情報、支援内容情報のうち、支援員情報を、第2参照許可手段によって参照不能とすることによって、支援員の個人情報は保護可能となる。
この障害者支援員支援システムにおいては、
前記障害者情報には、障害者の障害の特徴、プロフィール、障害者の生活をよりよくするためのヒント(「エピソード」ともいう)が含まれている構成とすることができる。
このように構成すると、障害者情報の詳細、特に「エピソード」が、前記支援員、施設外装置の管理者、および他の支援員によって共有化されるので、障害者に対する支援の質の向上が期待できる。
この障害者支援員支援システムにおいては、
前記支援員情報には、支援開始時の支援員自身の体調と気分、支援テーマが含まれ、支援員情報入力手段は、支援員自身の体調と気分を、それぞれ、[ 5:大変良い、4:良い、3:どちらかというと良い、2:どちらかというと悪い、1:悪い ]からなる5段階評価で入力可能である構成とすることができる。
このように構成すると、支援員は、支援員自身の体調と気分を、それぞれ、5段階で容易に入力することができるようになるとともに、特に支援テーマ(例えば「楽しく」、「安心・安全」、「健康・衛生」、「意思疎通」、「生活の充実」、「社会参加」等)を参照しながら、かつ、他の情報とも関連付けながら支援の履歴を経過観察、考察等することで、自己啓発等が行いやすくなる。
この障害者支援員支援システムにおいては、
前記支援員情報には、支援終了時に入力される、当該支援の評価が含まれ、支援員情報入力手段は、[ 5:満足、4:良い、3:どちらかというと良い、2:どちらかというと悪い、1:悪い ]からなる5段階評価で入力可能である構成とすることができる。
このように構成すると、支援終了時に、当該支援の評価を、5段階評価で容易に入力できるようになるとともに、その評価を他の情報と関連付けながら、経過観察、考察等することで、自己啓発等がさらに行いやすくなる。
この障害者支援員支援システムにおいては、
前記支援員情報には、支援中または支援終了時に入力される、当該支援員が気付いた情報である気付き情報が含まれる構成とすることができる。
このように構成すると、支援中または支援終了時に、当該支援員が気付いた情報である気付き情報を入力することができるので、その気付き情報を参考にすることで、支援の質を高めることができるようになるとともに、自己啓発等もさらに行いやすくなる。
この障害者支援員支援システムにおいては、
前記施設外装置は、
前記記録・蓄積手段に記録・蓄積された障害者情報、支援員情報、支援内容情報のうち、少なくとも障害者情報と支援内容情報とを、当該施設外装置の管理者が許可する相談員に参照可能とする第3参照許可手段を備えている構成とすることができる。
このように構成すると、当該施設外装置の管理者が許可する相談員が第3参照許可手段により、前記記録・蓄積手段に記録・蓄積された障害者情報、支援員情報、支援内容情報のうち、少なくとも障害者情報と支援内容情報とを参照することができるので、これらの情報を踏まえて前記支援員からの相談に速やかに応じることが可能になるとともに、より適切なアドバイスを行うことが可能となり、結果として、支援員の支援に資することとなる。
本発明に係る障害者支援員支援システムの実施の形態における表示画面ないし操作画面の例を示す図。 同じく表示画面ないし操作画面の例を示す図。 同じく表示画面ないし操作画面の例を示す図。 同じく表示画面ないし操作画面の例を示す図。 同じく表示画面ないし操作画面の例を示す図。 同じく表示画面ないし操作画面の例を示す図。 同じく表示画面ないし操作画面の例を示す図。 同じく表示画面ないし操作画面の例を示す図。 同じく表示画面ないし操作画面の例を示す図。 同じく表示画面ないし操作画面の例を示す図。 同じく表示画面ないし操作画面の例を示す図。 同じく表示画面ないし操作画面の例を示す図。 同じく表示画面ないし操作画面の例を示す図。 同じく表示画面ないし操作画面の例を示す図。 同じく表示画面ないし操作画面の例を示す図。 同じく表示画面ないし操作画面の例を示す図。 同じく表示画面ないし操作画面の例を示す図。 同じく表示画面ないし操作画面の例を示す図。 同じく表示画面ないし操作画面の例を示す図。 同じく表示画面ないし操作画面の例を示す図。 同じく表示画面ないし操作画面の例を示す図。 同じく表示画面ないし操作画面の例を示す図。 同じく表示画面ないし操作画面の例を示す図。 本発明に係る障害者支援員支援システムの実施の形態を示すブロック図。 同実施の形態における施設用装置のブロック図。 同実施の形態における施設外装置のブロック図。
以下、本発明に係る障害者支援員支援システムの実施の形態について図面を参照して説明する。なお、各図において、同一部分ないし相当する部分には、同一の符号を付してある。
図24に示すように、この実施の形態の障害者支援員支援システム1は、
施設2A,2B・・・・(以下単に施設2とも表記する)に設けられる施設用装置10A、10B、・・・・(以下単に施設用装置10とも表記する)と、
施設2外に設けられ、施設2外の管理者によって管理され、施設用装置10と通信可能な施設外装置20とを備えている。
図25に示すように、施設用装置10は、
障害者を支援するために必要な障害者に関する情報を入力する障害者情報入力手段11と、
障害者を支援する支援員の、少なくとも体調を含む、支援員に関する情報を入力する支援員情報入力手段12と、
支援員による障害者への支援内容に関する情報を入力する支援内容情報入力手段13と、
これら入力手段11,12,13で入力された障害者情報、支援員情報、支援内容情報を施設外装置20に送信する送信手段14とを備えている。
このような施設用装置10は、例えば携帯用端末装置(例えばスマートフォンやタブレット)、パーソナルコンピュータで構成することができる。
入力手段11,12,13は、携帯用端末装置の場合、いずれもタッチパネルで構成することができ、パーソナルコンピュータの場合、うzyれもキーボードやマウスで構成することができる。
送信手段14は、公知の送受信デバイスで構成することができる。送信手段14は、施設外装置20からの情報を受信する受信手段でもある。
送信手段14は、ネットワーク(インターネットを含む)NETを通じ、有線・無線にてて情報を送受信することができる。
図26で示すように、施設外装置20は、
施設用装置10の送信手段14から送信されてきた障害者情報、支援員情報、支援内容情報を受信する受信手段24と、
この受信手段で受信された障害者情報、支援員情報、支援内容情報を記録・蓄積する記録・蓄積手段25と、
この記録・蓄積手段25に記録・蓄積された障害者情報、支援員情報、支援内容情報を、障害者情報、支援員情報、支援内容情報を入力した当該支援員に参照可能とする第1参照許可手段21と、
記録・蓄積手段25に記録・蓄積された障害者情報、支援員情報、支援内容情報のうち、少なくとも障害者情報と支援内容情報とを、当該施設外装置20の管理者、および/または当該施設外装置20と通信可能な他の施設用装置10(例えば10B,C,D・・・)の使用者に参照可能とする第2参照許可手段22と、
記録・蓄積手段25に記録・蓄積された障害者情報、支援員情報、支援内容情報のうち、少なくとも障害者情報と支援内容情報とを、当該施設外装置20の管理者が許可する相談員に参照可能とする第3参照許可手段23を備えている。
このような施設外装置20は、例えばパーソナルコンピュータで構成することができる。
第1、第2、第3参照許可手段21、22,23は、それぞれ、RAMに格納されるアクセス許可プログラムで構成することができる。
受信手段24は、公知の送受信デバイスで構成することができる。受信手段24は、施設用装置10への情報を送信する送信手段でもある。
受信手段24は、ネットワーク(インターネットを含む)NETを通じ、有線・無線にてて情報を送受信することができる。
記録・蓄積手段25は、データベースで構成することができる。
図24において、30は相談員によって操作される相談員用装置であり、例えば携帯用端末装置(例えばスマートフォンやタブレット)、パーソナルコンピュータで構成することができる。
図24において、40はこのシステム(または施設外装置20)の管理者の許可を受けた情報分析員によって操作される相談員用装置であり、例えば携帯用端末装置(例えばスマートフォンやタブレット)、パーソナルコンピュータで構成することができる。
この障害者支援員支援システムは、上記の構成となっているので、次のような作用効果が得られる。
支援員(例えば施設2Aで働く支援員A。以下、この支援員を支援員Aと称する)は、支援対象となる障害者を支援するために必要な障害者に関する情報(障害者情報)UIを、障害者情報入力手段11にて入力することができる。
また、支援員A自身の、少なくとも体調を含む、支援員A自身に関する情報(支援員情報)AIを、支援員情報入力手段12にて入力することができる。
また、支援員Aが支援した(または支援する)障害者への支援内容に関する情報(支援内容情報)SIを、支援内容情報入力手段13にて入力することができる。
これら入力手段で入力された障害者情報UI、支援員情報AI、支援内容情報SIは、いずれも送信手段14にて施設外装置20に送信することができる(図1)。
送信された障害者情報UI、支援員情報AI、支援内容情報SIは、施設外装置20の受信手段24にて受信され、記録・蓄積手段25にて記録・蓄積される。
そして、この記録・蓄積手段25に記録・蓄積された障害者情報UI、支援員情報AI、支援内容情報SIは、第1参照許可手段21によって、障害者情報UI、支援員情報AI、支援内容情報SIを入力した当該支援員Aに参照可能とされるので、当該支援員Aは、自身によって入力され、記録・蓄積手段25に記録・蓄積された障害者情報UI、支援員情報AI、支援内容情報SIを参照することができる。
これによって、支援員Aは、少なくとも自身の体調を含む、支援員A自身に関する支援員情報AIと、自身が支援した障害者情報UIと、支援内容情報SIとを関連付けながら、履歴として経過観察、考察等することで、自己啓発等につなげることができる。
そしてまた、記録・蓄積手段25に記録・蓄積された障害者情報UI、支援員情報AI、支援内容情報SIのうち、少なくとも障害者情報UIと支援内容情報SIは、施設外装置20の管理者、および/または当該施設外装置20と通信可能な他の施設用装置10(B,C,D・・・)の使用者に、第2参照許可手段22によって参照可能とされるので、当該施設外装置20の管理者は、支援員Aによって入力され、記録・蓄積手段25に記録・蓄積された障害者情報UI、支援員情報AI、支援内容情報SIのうち、少なくとも障害者情報UIと支援内容情報SIを参照することができる。
当該施設外装置20の管理者は施設外のものであるから、この管理者が少なくとも障害者情報UIと支援内容情報SIを参照することができることによって、障害者施設2の閉鎖性が破られることとなり、不測の事態の発生を未然に防ぐことができるようになることを期待することができる。さらに、当該管理者の許可を受けた情報分析員は、記録・蓄積手段25に記録・蓄積された蓄積データ(前記情報(少なくともUI,SI))を様々な視点から分析し統計数値を作成して支援員Aにデータ提供することが可能となる。これによって、支援員Aに対する支援が強化可能となる。支援員Aは、蓄積されたデータが情報分析員により集約・分析され統計情報として提供されることで、他者との比較が可能となり、支援の質の向上に資することが可能となる。
また、当該施設外装置20と通信可能な他の施設用装置10(B,C,D・・・)の使用者(通常は主としてそれら障害者施設2(B,C,D・・・)で働く支援員B,C,D・・・)は、前記支援員Aによって入力され、記録・蓄積手段25に記録・蓄積された障害者情報UI、支援員情報AI、支援内容情報SIのうち、少なくとも障害者情報UIと支援内容情報SIを参照することができる。
これによって、前記支援員Aと他の施設用装置10の使用者(B,C,D・・・)との間において、記録・蓄積手段25に記録・蓄積された障害者情報UI、支援員情報AI、支援内容情報SIのうち、少なくとも障害者情報UIと支援内容情報SIが共有化される。これは、他の施設用装置10の使用者(B,C,D・・・)が入力した情報についても同様である。つまり、複数の使用者(支援員)間で情報共有できることとなる。
したがって、障害者施設10の閉鎖性が破られることになるとともに、異なる施設の支援員間での知識やノウハウなどが共有可能となり、互いの悩みなどの相談も行いやすくなる。また、施設間の支援格差の是正も期待できる。
結果として、不測の事態の発生を未然に防ぐことができるようになることを期待することができる。
なお、記録・蓄積手段25に記録・蓄積された障害者情報UI、支援員情報AI、支援内容情報SIのうち、支援員情報AIを、第2参照許可手段22によって参照不能とすることによって、支援員Aの個人情報は保護可能となる。
以上の説明では、施設2Aおよびその支援員Aを例にして説明したが、他の施設および支援員についても同様のことが言える。以下の説明についても同様である。
障害者情報UIには、障害者の障害の特徴、プロフィール、障害者の生活をよりよくするためのヒント(「エピソード」ともいう)が含まれている。
このようにすると、障害者情報UIの詳細、特に「エピソード」が、前記支援員A、施設外装置20の管理者、および他の支援員(B,C,D・・・)によって共有化されるので、障害者に対する支援の質の向上が期待できる。
支援員情報AIには、支援開始時の支援員A自身の体調と気分、支援テーマが含まれ、支援員情報入力手段は、支援員自身の体調と気分を、それぞれ、[ 5:大変良い、4:良い、3:どちらかというと良い、2:どちらかというと悪い、1:悪い ]からなる5段階評価で入力可能である。
このように構成すると、支援員は、支援員自身の体調と気分を、それぞれ、5段階で容易に入力することができるようになるとともに、特に支援テーマ(例えば「楽しく」、「安心・安全」、「健康・衛生」、「意思疎通」、「生活の充実」、「社会参加」等)を参照しながら、かつ、他の情報とも関連付けながら支援の履歴を経過観察、考察等することで、自己啓発等が行いやすくなる。
支援員情報AIには、支援終了時に入力される、当該支援の評価が含まれ、支援員情報入力手段は、[ 5:満足、4:良い、3:どちらかというと良い、2:どちらかというと悪い、1:悪い ]からなる5段階評価で入力可能である。
このように構成すると、支援終了時に、当該支援の評価を、5段階評価で容易に入力できるようになるとともに、その評価を他の情報と関連付けながら、経過観察、考察等することで、自己啓発等がさらに行いやすくなる。
支援員情報AIには、支援中または支援終了時に入力される、当該支援員が気付いた情報である気付き情報が含まれる。
このようにすると、支援中または支援終了時に、当該支援員が気付いた情報である気付き情報を入力することができるので、その気付き情報を参考にすることで、支援の質を高めることができるようになるとともに、自己啓発等もさらに行いやすくなる。
施設外装置20は、記録・蓄積手段25に記録・蓄積された障害者情報UI、支援員情報AI、支援内容情報SIのうち、少なくとも障害者情報UIと支援内容情報SIとを、当該施設外装置20の管理者が許可する相談員に参照可能とする第3参照許可手段23を備えているので、当該施設外装置20の管理者が許可する相談員は、相談員装置30を用い、第3参照許可手段23により、記録・蓄積手段25に記録・蓄積された障害者情報UI、支援員情報AI、支援内容情報SIのうち、少なくとも障害者情報UIと支援内容情報SIとを参照することができる。
したがって、これらの情報を踏まえて支援員Aからの相談に速やかに応じることが可能になるとともに、より適切なアドバイスを行うことが可能となり、結果として、支援員の支援に資することとなる。
以下、このシステムの具体例について説明する。
当該システムは例えば知的障害者支援施設の社会福祉法人と契約し、施設毎に運行する。主たる利用者は支援員である。また、施設毎にシステム管理者を置き、このシステムの提供者(例えば本件出願人。以下同じ)との連携を図りながらシステムの安定運用と利用促進を図る。
支援員が障害者への支援を通じて、障害者をより理解出来るようになるとともに支援員自身の気づきや支援スキルの向上を図ることで支援員の業務満足度を高め、もって障害者がより安心・安全かつ快適な生活を送ることができるようになることをも目的とするものである。
システムの利用に当たっては、施設や職員及び障害者の情報をシステム提供者に提供頂き、DBの構築を行うとともに最低限のシステム調整を行う。つまり、施設や職員及び障害者の情報については、事前にデータベース25に記録しておくことができる。
利用開始に当たっては、このシステムの提供者から送られたシステムのURL及びユーザIDとパスワードで利用者自身のスマートフォン(またはタブレットやPC)からログインし、いつでも利用できるようにする。利用に当たってはofficialとprivetを区分し、privet時には後述するマイクロラーニング利用として障害者情報を見られなくする。
以下、入力画面等を参照してさらに説明する。
なお、以下の作動は、施設用装置(例えばスマートホン)10が備えるCPU(図25)、施設外装置(例えばパーソナルコンピュータ)20が備えるCPU(図26)によって制御され、各装置10,20によって実現される。
図1はログイン画面(画面1)を示している。
利用者(支援員)は、利用者自身のスマートフォン(またはタブレットやPC)からユーザIDとパスワードでログインする。この際、上述した「official」または「privet」を選択する。
図1では「official」が選択されている。
ログインするには、「送信」を押す。
このシステムに正常にログインが出来れば、図2に示すような確認画面(画面2)が表示されるので、施設の名称(図では○○○園)と自身の名前(図では5寮1)と利用日(今日)の日付、「official」を確認して「Let’s Go」を押下する。
すると、図3に示すような支援員メニュー(画面3)が表示されるので、自身の所属(図では「5寮」)を確認する。なお、もし間違っていたらシステムの不具合であるから、施設のシステム管理者からこのシステムの提供者に連絡を頂き、不具合の解消を図る。
支援員メニュー(画面3)では、「はじめに」、「終わりに」、「対象者の選択」、「対象者設定」、「統計」、「ライブラリー」、「お知らせ」、「ちょっといい話」、「ちょっと教えて」、「お悩み」、「ログアウト」のいずれかを選択することができる。
「はじめに」を選択(押下)すると図4に示すような入力画面(画面4)が表示されるので、支援員情報AIとして、支援の開始に当たって、「シフト」、「体調」(5段階設定)、「気分」(5段階設定)、「本日のテーマ」(支援テーマ)を設定することができる。
これらの設定(入力)は、自身の支援への向き合い方を自身で経過観察できるようにするためのものであり、管理職でも見ることはできない。
「シフト」は「定時」、「早番」、「遅番」、「夜勤」、「特別」の中から選ぶことができる。図では「定時」が選択されている。なお、「シフト」の勤務時間帯は各施設毎に異なるため、「シフト」は上記の勤務時間帯に限らず、施設の実情に合わせて設定することができる。
「テーマ」は「楽しく」、「安心・安全」、「健康・衛生」、「意思疎通」、「環境整備」、「生活の充実」、「社会参加」、「その他」から選択できる。図では「楽しく」が選択されている。「その他」を選んだ場合は内容を10文字以内で、自身で設定できる。
画面4で必要な入力を行い「送信」を押下すると、図5に示すような確認画面(画面5)が表示されるので、内容を確認し、「確認」を押下すると、入力内容が支援員情報AIとして送信され、施設外装置20の記録・蓄積手段(データベース)25に登録されるとともに、図6に示すような確認画面(画面6)が表示される。
図3に示した支援員メニュー(画面3)で、「終わりに」を選択すると、図7に示すような入力画面(画面7)が表示される。
「終わりに」は業務の終了時に今日の支援を振り返るものである。
今日の支援への満足度を「評価」(5段階設定)し、「良かったこと」、「悪かったたこと」、「気付いたこと」を、それぞれ「有」「無」の選択とともに、メモ入力することができる。これは、管理職でも見ることはできない。
図7に示す入力画面(画面7)で必要な入力を行い「送信」を押下すると、図8に示すような確認画面(画面8)が表示されるので、内容を確認し、「確認」を押下する。
すると、上述した「はじめに」とセットで本日の支援についての感想、入力内容が支援員情報AIとして送信され、施設外装置20の記録・蓄積手段(データベース)25に登録されるとともに、図9に示すような確認画面(画面9)が表示される。
このシステムでは、上述した、「はじめに」と「終わりに」のデータ(支援員情報AI)を蓄積して自身の支援を振り返り、その傾向などを支援員メニューの「統計」で把握できるようなっている。
すなわち、図3に示した支援員メニュー(画面3)で、「統計」を選択すると、蓄積された自身の支援員情報AIを見ることができる。
図3に示した支援員メニュー(画面3)の「対象者の選択」は、これから情報を参照したり気付きを記録したり、情報の変更を行いたい障害者(支援対象者)を選択するものである。
該当者、例えばコード「0001」、名前「XY」の「対象」を押下すると、図10に示すような対象者メニュー画面(画面10)が表示される。
なお、支援員自身が支援を行う障害者(対象者)の設定は支援員メニュー画面(画面3)の「対象者設定」で行うことができる。
図10に示した対象者メニュー画面(画面10)では、自分(支援員)が対象に選んだ障害者の名前と所属が表示されるので、それらを確認する。なお、間違えていた場合は「支援員メニューへ」を押下することで支援員メニューに戻ることができる。
図10に示した対象者メニュー画面(画面10)では、対象者情報として、「プロフィール」、「生活の様子」、「好き・嫌い」、「意思の表現」、「支援の内容」のいずれかを選択することができる。
「プロフィール」を選択すると当該対象者のプロフィールが表示される(表示画面は図示せず)。
「プロフィール」の項目としては、誕生日、年齢、援護地、障害の内容、療育手帳の種類、その他手帳、障害基礎年金の等級、その他の収入、支援区分、生活史(学齢期前)、生活史(学齢期)、生活史(青年期)、生活史(壮年期)、生活史(老年期)、家族関係と名前、社会関係と名称、を表示することができる。
「生活の様子」を選択すると当該対象者の生活の様子が表示される(表示画面は図示せず)。
「生活の様子」の項目(ADL(ADLについては後述する))としては:食事、排泄、睡眠、入浴、整容、更衣、移動、起居・移乗、その他、を表示することができる。
また項目(IADL(IADLについては後述する))としては:食事の準備、買物、掃除、洗濯、金銭管理、服薬管理、交通機関の利用、電話の利用、書類の記入、趣味、余暇、その他、を表示することができる。
また、ランク付けとして:
5:介助 4:補佐 3:声掛け 2:見守り 1:注意
を表示することができる。
このランク付けは、実情に応じて適宜設定でき、例えば、
5:全介助、4:一部介助、3:補佐、2:声掛け、1:見守り
を表示するようにすることもできる。
「好き・嫌い」を選択すると当該対象者の好き・嫌いが表示される(表示画面は図示せず)。
「好き・嫌い」の項目としては:表現、環境、食事、余暇、物品、対人関係、衣類、帰宅時の様子を表示することができる。
また、ランク付けとして:
5:充実 4:良い 3:我慢できる 2:要改善 1:悪い
を表示することができる。
このランク付けは、実情に応じて適宜設定でき、例えば、
「3:我慢できる」に代えて「3:許容」
を表示するようにすることもできる。
「意思の表現」を選択すると、図11に示すように、当該対象者の意思の表現が表示される(表示画面11)。
「意思の表現」の項目として:主張、拒否、柔軟性、言語理解、視覚的理解、表情、言語、表現(表情・言語以外)、コミュニケーション手段、言語等への反応、その他を表示することができる。
また、ランク付けとしては:
5:強い 4:強め 3:何とも言えない 2:弱め 1:弱い
を表示することができる。
このランク付けは、実情に応じて適宜設定でき、例えば、
5:極めて強い、4:強い、3:適度、2:弱い、1:極めて弱い
を表示するようにすることもできる。
「支援の内容」を選択すると当該対象者への支援の内容が表示される(表示画面は図示せず)。
「支援の内容」の項目としては:現在の支援目標(サービス等利用計画、個別支援計画)、障害福祉サービス等の利用状況、生活環境(現在の生活環境・日中の過ごし方、必要な環境への配慮・医療情報等)を表示することができる。
図10に示した対象者メニュー画面(画面10)では、当該対象者の「エピソードの参照」を選択することができる。
エピソードは、障害者をより理解できるよう日常の様子や気付いたことを記録して、支援の改善や障害者情報の更新に役立てようとするものである。
「エピソードの参照」を選択する場合には、図12に示すような入力画面(画面12)で、
参照する期間とエピソードのシーンを設定して「参照」を押下する。すると、図13に示すような参照画面(画面13)が表示され、当該障害者に関するエピソードを参照できる。
エピソードのシーンとしては「余暇」、「日中活動」、「好き・得意」、「嫌い・苦手」、「こだわり」、「その他」を選択できる。画面13では「余暇」が選択されている。
なお、「エピソードの参照」に関しては、キーワード検索ができるようにしてもよい。
図10に示した対象者メニュー画面(画面10)では、当該対象者の「エピソードの入力」を選択することができる。
「エピソードの入力」を選択すると、図14に示すようなエピソード入力画面(画面14)が表示されるので、新しいエピソードの登録をおこなうことができる。
エピソードの「シーン」を選択し、150字以内でエピソードを記録することができる。
その後、「送信」を押下すると、図15に示すような確認画面(画面15)が表示されるので、内容を確認し、「確認」を押下する。すると、入力内容が障害者情報UIとして送信され、施設外装置20の記録・蓄積手段(データベース)25に登録されるとともに、図16に示すような確認画面(画面16)が表示される。
図3に示した支援員メニュー(画面3)で、「対象者設定」を選択すると、図17に示すような入力画面(画面17)が表示されるので、「対象者の新規登録」にて支援の対象者の新規登録を、「詳細」にて対象者の詳細表示を、「削除」にて支援の対象者の登録削除を行うことができる。
図18は、画面17にて名前「XY」の「詳細」を押下したときに表示される表示画面(画面18)である。
図19は、画面17にて名前「5寮C」の「削除」を押下したときに表示される確認画面(画面19)である。
図20は、画面17にて「対象者の新規登録」を押下したときに表示される、所属を確認する画面(画面20)である。
図21は、画面20にて「送信」を押下したときに表示される、対象者表示画面(画面21)である。
図22は、画面21にて「5寮のD」の「対象」を押下したときに表示される確認画面(画面22)である。
図23は、画面22にて「前画面へ戻る」を押下したときに表示される表示画面(画面23)である。
ここで、さらに図3に戻って説明する。
図3に示した支援員メニュー(画面3)で、「統計」を選択すると、このシステムに集約されたデータを基に、支援の向上に役立つ統計を見ることができる。
図3に示した支援員メニュー(画面3)で、「ライブラリー」を選択すると、支援に役立つ情報を分かりやすく整備した情報を利用することができる。
図3に示した支援員メニュー(画面3)で、「お知らせ」を選択すると、このシステムの提供者からの各種メッセージを参照できる。
図3に示した支援員メニュー(画面3)で、「ちょっといい話」を選択すると、支援員が皆と共有したいと思う話を投稿、参照することができる。
図3に示した支援員メニュー(画面3)で、「ちょっと教えて」を選択すると、支援員が他の支援員から教えて欲しいことを投稿し、他の分かる支援員からの回答を求めることができる。
図3に示した支援員メニュー(画面3)で、「お悩み」を選択すると、支援員からのお悩みを投稿出来る。例えば、虐待かなと思われる事などを気楽に話せるようにし、必要に応じて専門のアドバーザーを用意して対処することができる。言わば、お悩みコールセンターである。
なお、データベース(25)のレコード構成は、例えば、以下のようにする。
(1)施設レコード(facility)
(2)支援員レコード(staff)
(3)障害者レコード(client)
(4)支援員・障害者関係レコード(connect)
(5)障害者情報1レコード(client_base1)
(6)障害者情報2レコード(client_base2)
(7)障害者情報3レコード(client_base3)
(8)障害者情報4レコード(client_base4)
(9)障害者情報5レコード(client_base5)
(10)はにめに・終わりにレコード(service)
(11)エピソードレコード(episode)
以上説明したように、このシステムは、次のような役割、特徴を有している。
1.支援員Platformとしての役割
知的障害のある人は何らかの支援を得ないと社会生活が難しい。知的障害者には療育手帳(A1、A2、B1、B2)が交付されるが、重い人の例では、「言葉が発っせない」、「自傷などの行動障害がある」、「突発的に奇声を発っしたり、飛び跳ねる」、「金銭の管理が出来ない」など、日常生活を行うのに様々な困難がある。
一人では生活できない彼・彼女達をある程度の集団で専門的に支援しているのが知的障害者支援施設であるが、IT的なことも含めて施設運営は施設の中で完結している。言わば閉じられた世界の中で支援が行われている。そのために、施設の果たしている役割が正当に評価され難く、真面目に支援に取り組んでいる支援員が辛い思いをしている現状がある。
この「支援員Platform」は、どの施設でも共通な課題についてその解決を手助けするものとして、施設外の組織が関わることにより、施設の閉鎖性を乗り越えようとするものである。また、障害者をより理解しようとする当該システムを活用することで、施設間の支援格差を是正できる可能もありる。あわせて、支援員間の交流を促進することや支援員の悩みなどに第三者が関われるようにして、施設の閉鎖性を乗り越えようとするものである。
また、障害者の状況は千人千色でその一人一人をどうシステムでサポートするかイメージすることは困難であるが、本件発明者は、そのような状況下で、この意思決定支援の取り組みの中で、やはり、日常を観察することと、そこから知的障害者の環境をどう整えていくのかが大事であり、そのための情報を蓄積し、分析できる環境を作ることが大事であるとの知見に基づいて、本システムを案出したものである。
具体的には、次のようにして、各施設に共通する課題を解決し、あるいは解決しようとするものである。
(1) 障害者の障害の特徴やプロフィールなど、支援に必要な最低限の情報を共通の様式で整備することができる。
(2) 障害者の生活をよりよくするためのヒント(「エピソード」)を日常的に収拾し、一定のサイクルで検証することで、障害者をより深く理解して次の支援に反映させていくことを可能とすることができる。
(3) 支援員の体調やモチベーションなどを、自身で経過観察し、自己啓発などにつなげていくことが可能になる。
(4) 異なる施設の支援員間で思いや知識・ノウハウなどを共有でき、悩みなどを第三者に相談することが可能になりる。
(5) 支援員が知りたいと思う専門的知識を、ライブラリーとして用意し、いつでもどこでも参照、習得できるマイクロラーニング機能を提供することができる。
2.障害者情報の整備が可能である
このシステムは、ある施設における再生基本構想の基で進められててきた意思決定支援の取り組みの中で整備されたものをシステム化したものである。障害者に関する重要な情報を支援業務中はいつでも必要な時に、自身のスマートホンから参照することができるようにしたものである。また、このシステムを導入することで、他の施設でも同様の取り組みを展開することを容易にしようとしたものである。
障害者情報としては、次のものがある。
(1) プロフィール
項目は、誕生日、年齢、援護地、障害の内容、療育手帳の種類、その他手帳、障害基礎年金の種類、その他の収入、支援区分、生活史(学齢期前、学齢期、青年期、壮年期、老年期)の14項目である。
情報整備に数年を要すこともありうるが、一度情報を整備すると、情報を更新する頻度は少なくなると考えられる。
(2) 生活の様子
ADLとIADLの各項目で構成し、各項目について支援の必要性の高い順に5段階評価し、支援の見える化を図っている。ADL平均、IADL平均、総平均により、他の障害者との相対比較も可能となる。5段評価は、[ 5:介助、4:補佐、3:声掛け、2:見守り、1:注意 ]としている。
ADLの項目は、食事、排泄、睡眠、入浴、整容、更衣、移動、起床・移乗、その他の9項目である。
IADLの項目は、食事の準備、買物、掃除、洗濯、金銭管理、服薬管理、交通機関の利用、電話の利用、書類の記入、趣味、余暇、その他の12項目である。
なお、ADLは、「Activities of Daily Living」の略である。ADLのAはアクティビティー(動作)、DLはデイリーリビング(日常生活)で、日常生活を送るために最低限必要な日常的な動作を指す。
IADLは、「Instrumental Activity of Daily Living」の略である。「Instrumental(手段的)」という単語を含むことでも分かるように、ADLよりも一段階複雑な行動を指す。
(3) 好き・嫌い
項目は、表現、環境、食事、余暇、物品、対人関係、衣類、帰宅時の様子の8項目について、「好き・喜び・楽しみ」と「嫌い・苦手・不快」の両面から全16項目である。
各項目について、充実度を5段階で評価し、生活の満足度の見える化を図っている。
総平均により、他者との相対比較も可能となる。
5段階評価は、[ 5:充実、4:良い、3:我慢できる、2:要改善、1:悪い ]とした。
(4) 意思の表現
項目は、主張、拒否、柔軟性、言語理解、視覚的理解、表情、言語、表現(表情・言語以外)、コミュニケーション手段、言語等への反応、その他の11項目である。
各項目について、強さを5段階で評価し、意思の表現力の見える化を図っている。
総平均により、他者との相対比較も可能としている。
5段階評価は、[ 5:強い、4:強め、3:何とも言えない、2:弱め、1:弱い ]とした。
(5) 支援の内容
項目は、現在の支援目標(サービス等利用計画、個別支援計画)、障害福祉サービス等の利用状況、生活環境(現在の生活環境・日中の過ごし方、必要な環境への配慮・医療情報等)の5項目である。
3.障害者のエピソードの集積
障害者の必要とする支援を発見し、必要な支援を行うことで、障害者の社会生活を充実したものにすることが可能となる。
そのためにはいろいろな局面で見せる障害者の様子を複数の支援員でデータ蓄積し、チームで一定のサイクルでデータ解析をして、共通認識の基に対処していくことが必要で、気付いたその場で自身のスマートホンでそれを入力できる。
エピソードは、障害者毎に「余暇」、「日中活動」、「好き・得意」、「嫌い・苦手」、「こだわり」、「その他」の6シーンに区分して蓄積する。
障害者のエピソードを指定期間とシーンを指定して、10件まで参照できる。
なお、ステムの安定稼働を図るため、参照可能件数を制限した。
4.支援員の自己観察データの集積、分析
支援員自身の自己分析用に、支援業務の開始時と終了時に入力する下記項目を設定している。
「はじめに」は支援の開始に当たって、「体調」と「気分」を5段階で入力するとともに、本日のテーマを設定することができる。
本日のテーマは、「楽しく」、「安心・安全」、「健康・衛生」、「意思疎通」、「生活の充実」、「社会参加」、「その他」の7つから選択するが、「その他」の場合は自分でテーマを設定することができる。
5段階評価は、[ 5:大変良い、4:良い、3:どちらかというと良い、2:どちらかというと悪い、1:悪い ]とした。
「終わりに」は支援が終了する時点で、1日の支援の様子を振り返り、総合評価を5段階で入力するとともに、「良かったこと」、「悪かったこと」、「気付いたこと」について有無と有る場合の内容を入力するものである。
5段階評価は、[ 5:満足、4:良い、3:どちらかというと良い、2:どちらかというと悪い、1:悪い ]とした。
入力した情報は「統計」から、時系列データを参照できるが、あくまでプライベートなものなので、本人のデータは支援員自身しか見れなくした。
5.施設枠を超えた情報共有
支援員が「支援員Platform」という共通基盤を利用することで、支援員相互間の情報共有が可能になり、支援員や障害者が施設の閉鎖性から解放されることになる。
そして、情報共有機能を充実することで、障害者の支援の充実に向けたノウハウの共有が可能になり、その結果、支援員のモチベーションや支援への自信や満足度が高まり、支援員のエンゲージメント(engagementとは、職員の社会福祉法人に対する愛着心や思い入れといった意味である)が高まることが期待できる。
現在、どの施設でも支援員不足が深刻な課題であるが、互いに励まし合える環境が整備されることは職場環境の改善に繋がる。
また、支援の中で発生する様々な課題や悩みに対して、一人で悩まなくても良い環境、課題を皆で考えていく環境を作ることができる。
具体的には、次のような項目が設定されている。
「お知らせ」はシステム提供者からの各種メッセージを参照できる機能である。
「ちょっといい話」は支援員が皆と共有したいと思う話を投稿できる、あるいは参照できる機能である。投稿内容はシステム提供者が審査した後に公開する。公開しない投稿については、個別に丁寧に説明して理解を頂く。
「ちょっと教えて」は支援員が教えて欲しいと思うことを投稿し、回答できる支援員が回答する掲示板機能である。
このやりとりは最終的には内容をシステム提供者がで点検・整備して、必要なものは「ライブラリー」に追加する。
「お悩み」は支援員が悩みをシステム提供者に相談するものである。
システム提供者は相談員を常時確保して、その悩みに最適な相談員をマッチングしてマンツーマンで悩みが解決するよう対応する。内容が重大なものに対しては、当該施設に内容をフィードバックして対応改善を図る。
6.マイクロラーニング機能の提供
マイクロラーニングは自分が知りたいことや学びたいことをいつでも自身のスマートホンを通じて習得できる学習環境の提供したものである。E-ラーニングは法人が提供する職員教育システムですが、それとは違うものである。
どのようなコンテンツが必要かについては、公益財団法人日本知的障害者福祉協会や有識者と連携して作成していくことができる。
知的障害者の支援には暖かいハートと専門知識が不可欠である。一人でも多くの方にこの仕事を担ってもらえるように、自分のペースで、好きなときに好きなように学習できる環境を整備する。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。例えば、
今回のシステムは支援員のためのシステムであるが、管理職用のメニューについて作製することも可能である。そのポイントは以下の通りである。
・障害者情報の登録や変更を行えるようにする。
・支援員の利用状況をモニタリングできるようにする。
つまり、支援員情報を、そのプライバシーを侵さない範囲で参照できるようにすることも可能である。
管理者用のメニューに加え、システム管理者用のメニューについても作成可能である。 そのポイントは以下の通りである。
・人事異動等による支援員情報や施設情報の変更を行えるようにする。
・障害者の所属の変更や、退所・入所に伴う障害者情報の変更などを行えるようにする。
支援員メニューに、メールで障害者情報の変更について、上司に提案できる機能を追加することもできる。
支援員がこのシステムを活用して成長して行くことを後押しするために、「オープンバッチ」を活用することもできる。
オープンバッジとは、バッジをデザインしたPNG/SVG画像に、学習成果に関する標準化されたメタデータをJSON-LD形式で埋め込むための仕様である。バッジという視覚化された知識・スキルに基づいたプロフェッショナルを示すことにより、スキル向上などの動機が向上し、学習する組織の評価を的確に実施することができるようになる。
1: 障害者支援員支援システム
10: 施設用装置
11: 障害者情報入力手段
12: 支援員情報入力手段
13: 支援内容情報入力手段
14: 送信手段
20: 施設外装置
24: 受信手段
25: 記録・蓄積手段
21: 第1参照許可手段
22: 第2参照許可手段
23: 第3参照許可手段

Claims (6)

  1. 施設に設けられる施設用装置(10)と、
    施設外に設けられ、施設外の管理者によって管理され、施設用装置(10)と通信可能な施設外装置(20)と、を備え、
    前記施設用装置(10)は、
    障害者を支援するために必要な障害者に関する情報を入力する障害者情報入力手段(11)と、
    障害者を支援する支援員の、少なくとも体調を含む、支援員に関する情報を入力する支援員情報入力手段(12)と、
    支援員による障害者への支援内容に関する情報を入力する支援内容情報入力手段(13)と、
    これら入力手段で入力された障害者情報(UI)、支援員情報(AI)、支援内容情報(SI)を前記施設外装置(20)に送信する送信手段(14)と、
    を備え、
    前記施設外装置(20)は、
    前記施設用装置(10)の送信手段(14)から送信されてきた障害者情報(UI)、支援員情報(AI)、支援内容情報(SI)を受信する受信手段(24)と、
    この受信手段(24)で受信された障害者情報(UI)、支援員情報(AI)、支援内容情報(SI)を記録・蓄積する記録・蓄積手段(25)と、
    この記録・蓄積手段(25)に記録・蓄積された障害者情報(UI)、支援員情報(AI)、支援内容情報(SI)を、障害者情報(UI)、支援員情報(AI)、支援内容情報(SI)を入力した当該支援員に参照可能とする第1参照許可手段(21)と、
    前記記録・蓄積手段(25)に記録・蓄積された障害者情報(UI)、支援員情報(AI)、支援内容情報(SI)のうち、少なくとも障害者情報(UI)と支援内容情報(SI)とを、当該施設外装置(20)の管理者、および/または当該施設外装置(20)と通信可能な他の施設用装置(10)の使用者に参照可能とする第2参照許可手段(22)と、
    を備えていることを特徴とする障害者支援員支援システム。
  2. 請求項1において、
    前記障害者情報(UI)には、障害者の障害の特徴、プロフィール、障害者の生活をよりよくするためのヒント(「エピソード」ともいう)が含まれていることを特徴とする障害者支援員支援システム。
  3. 請求項1または2において、
    前記支援員情報(AI)には、支援開始時の支援員自身の体調と気分、支援テーマが含まれ、支援員情報入力手段(12)は、支援員自身の体調と気分を、それぞれ、[ 5:大変良い、4:良い、3:どちらかというと良い、2:どちらかというと悪い、1:悪い ]からなる5段階評価で入力可能であることを特徴とする障害者支援員支援システム。
  4. 請求項1~3のうちいずれか一項において、
    前記支援員情報(AI)には、支援終了時に入力される、当該支援の評価が含まれ、支援員情報入力手段(12)は、[ 5:満足、4:良い、3:どちらかというと良い、2:どちらかというと悪い、1:悪い ]からなる5段階評価で入力可能であることを特徴とする障害者支援員支援システム。
  5. 請求項1~4のうちいずれか一項において、
    前記支援員情報(AI)には、支援中または支援終了時に入力される、当該支援員が気付いた情報である気付き情報が含まれることを特徴とする障害者支援員支援システム。
  6. 請求項1~5のうちいずれか一項において、
    前記施設外装置20は、
    前記記録・蓄積手段(25)に記録・蓄積された障害者情報(UI)、支援員情報(AI)、支援内容情報(SI)のうち、少なくとも障害者情報(UI)と支援内容情報(SI)とを、当該施設外装置(20)の管理者が許可する相談員に参照可能とする第3参照許可手段(23)を備えていることを特徴とする障害者支援員支援システム。
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