JP2022163437A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示装置に設けられる発光素子の側面から射出される光を、発光素子の上面方向に変え、表示装置の表示面における光取り出し効率を向上すること。【解決手段】表示装置は、発光素子と、発光素子の上に位置し、発光素子と重畳する第1の光学調整部材と、を含み、第1の光学調整部材の上面の面積は、第1の光学調整部材の下面の面積よりも大きい。表示装置は、さらに、第1の光学調整部材の側面と接する第2の光学調整部材を含み、第2の光学調整部材の屈折率は、第1の光学調整部材の屈折率よりも小さくてもよい。【選択図】図1

Description

本発明の一実施形態は、表示装置、特に、発光ダイオード(LED)を含む表示装置に関する。
近年、次世代ディスプレイとして、画素内に微小なマイクロLEDを配置した、いわゆるマイクロLEDディスプレイの開発が進められている。マイクロLEDは、OLED(Organic Light Emitting Diode)と同様の自発光型素子であるが、OLEDと異なり、ガリウム(Ga)またはインジウム(In)などを含む安定した無機化合物で構成されるため、OLEDディスプレイと比較すると、マイクロLEDディスプレイは高信頼性を確保しやすい。さらに、マイクロLEDは、発光効率が高く、高輝度を実現することができる。したがって、マイクロLEDディスプレイは、高信頼性、高輝度、および高コントラストを有する次世代ディスプレイとして期待されている。
一般的に、LEDは、ディスプレイの表示面に対応するLEDの上面からだけでなく、LEDの側面からも光が放射される。そのため、LEDの側面から放射された光を反射させ、光の進行方向をLEDの上面方向に変える方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2021/033775号
上述したように、LEDの側面から放射された光を利用し、表示装置の正面輝度を向上させる方法が知られている。しかしながら、LEDの上面から放射された光が表示装置の外部へ出射される際、表示装置と空気との界面で全反射が起きることによって、LEDの上面から放射された光の取出し効率は必ずしも高くはなかった。すなわち、表示装置の正面輝度(または、表示装置の正面方向の光の取出し効率)は、必ずしも向上していなかった。
本発明の一実施形態は、上記問題に鑑み、発光素子の上面から放射された光の方向を調整し、正面輝度が向上した表示装置を提供することを課題の一つとする。
本発明の一実施形態に係る表示装置は、発光素子と、発光素子の上に位置し、発光素子と重畳する第1の光学調整部材と、を含み、第1の光学調整部材の上面の面積は、第1の光学調整部材の下面の面積よりも大きい。
本発明の一実施形態に係る表示装置の模式的な断面図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置において、発光素子と光学調整部材との位置の関係を説明する模式的な平面図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置において、発光素子と光学調整部材との位置の関係を説明する模式的な平面図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置の作製方法を説明する模式的な断面図である。 光学調整部材を設けない表示装置の光の進行方向を説明する模式的な断面図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置の光の進行方向を説明する模式的な断面図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置の模式的な断面図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置の模式的な断面図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置の模式的な断面図である。
以下、本発明に係る各実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、各実施形態はあくまで一例にすぎず、当業者が、発明の主旨を保ちつつ適宜変更することによって容易に想到し得るものについても、当然に本発明の範囲に含有される。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合がある。しかし、図示された形状はあくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。
本明細書において「αはA、BまたはCを含む」、「αはA,BおよびCのいずれかを含む」、「αはA,BおよびCからなる群から選択される一つを含む」、といった表現は、特に明示が無い限り、αがA~Cの複数の組み合わせを含む場合を排除しない。さらに、これらの表現は、αが他の要素を含む場合も排除しない。
本明細書において、説明の便宜上、「上」または「上方」もしくは「下」または「下方」という語句を用いて説明するが、原則として、構造物が形成される基板を基準とし、基板から構造物に向かう方向を「上」または「上方」とする。逆に、構造物から基板に向かう方向を「下」または「下方」とする。したがって、基板上の発光素子という表現において、発光素子の基板側の面が下面となり、その反対側の面が上面となる。また、基板上の発光素子という表現においては、基板と発光素子との上下関係を説明しているに過ぎず、基板と発光素子との間に他の部材が配置されていてもよい。さらに、「上」または「上方」もしくは「下」または「下方」の語句は、複数の層が積層された構造における積層順を意味するものであり、平面視において重畳する位置関係になくてもよい。
本明細書において、「表示装置」とは、発光素子を用いて映像を表示する装置を幅広く含むものであり、表示パネルや表示モジュールだけでなく、他の光学部材(例えば、偏光部材、バックライト、タッチパネル等)が取り付けられた装置も含む場合がある。
以下の各実施形態は、技術的な矛盾を生じない限り、互いに組み合わせることができる。
<第1実施形態>
[1.表示装置10の構成]
図1および図2を参照して、本発明の一実施形態に係る表示装置10について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る表示装置10の模式的な断面図である。図1に示すように、表示装置10は、基板100、第1の導電層110、第2の導電層120、発光素子130、平坦化層140、透明導電層150、保護層160、光学調整部材170、および保護基板180を含む。発光素子130は、第2の導電層120を介して、第1の導電層110と電気的に接続されている。また、発光素子130は、透明導電層150と電気的に接続されている。
基板100は、発光素子130を実装するための基板である。基板100として、例えば、ポリイミド基板、アクリル基板、シロキサン基板、またはフッ素樹脂基板などの可撓性基板を用いることができる。基板100の耐熱性を向上させるために、上記可撓性基板に不純物を導入してもよい。基板100が可撓性を有する必要がないときは、基板100として、例えば、ガラス基板、石英基板、またはサファイア基板などの剛性基板を用いることができる。また、基板100が透光性を有する必要がないときは、基板100として、例えば、シリコン基板、炭化シリコン基板、もしくは化合物半導体基板などの半導体基板、またはステンレス基板などの導電性基板などを用いることができる。なお、詳細は図示しないが、基板100は、発光素子130を駆動するための回路が形成された、いわゆる回路基板であってもよい。また、表示装置10の光学調整部材170および保護基板180を除く、基板100から保護層160までの構造をアレイ基板と称する場合がある。
第1の導電層110は、基板100上に設けられている。第1の導電層110は、発光素子130の電極の一方に電流を供給するための配線層である。また、第1の導電層110は、発光素子130から発せられた光を反射する反射層であってもよい。第1の導電層110として、例えば、アルミニウムまたは銀などを用いることができる。
第2の導電層120は、第1の導電層110上に設けられている。第2の導電層120は、発光素子130を基板100に接続する(具体的には、発光素子130の電極の一方と第1の導電層110とを接続する)接続電極である。第2の導電層120として、例えば、銀ペーストまたはハンダなどを用いることができる。
発光素子130は、第2の導電層120上に設けられている。発光素子130は、光を発する発光層130aを含む。発光素子130は、例えば、発光ダイオード(LED)である。なお、発光ダイオードには、ミニLEDまたはマイクロLEDが含まれる。発光ダイオードとして、例えば、赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード、青色発光ダイオード、または紫外発光ダイオードなどを用いることができる。
平坦化層140は、第1の導電層110、第2の導電層120、および発光素子130の段差を埋めるように設けられている。平坦化層140は、基板100に実装された発光素子130などの段差を平坦化する。平坦化層140の材料として、例えば、アクリル樹脂またはポリイミド樹脂などを用いることができる。
透明導電層150は、発光素子130および平坦化層140の上に設けられている。透明導電層150は、発光素子130の電極の他方に電流を供給するための配線層である。また、透明導電層150は、発光素子130から発せられた光を透過することができる。透明導電層150として、例えば、インジウム・スズ酸化物(ITO)またはインジウム・亜鉛酸化物(IZO)などの透明導電性酸化物を用いることができる。また、透明導電層150として、透光性を有する薄膜の金属を用いることができる。例えば、透明導電層150は、銀(Ag)などの金属を透明導電性酸化物で挟んだITO/Ag/ITOのような積層構造を有していてもよい。なお、詳細は図示しないが、透明導電層150は、所定のパターンにパターニングされていてもよい。
保護層160は、透明導電層150上に設けられている。保護層160は、発光素子130または透明導電層150を保護する。保護層160として、例えば、酸化シリコン(SiO)、酸化窒化シリコン(SiO)、窒化シリコン(SiN)、窒化酸化シリコン(SiN)、酸化アルミニウム(AlO)、酸化窒化アルミニウム(AlO)、窒化酸化アルミニウム(AlN)、または窒化アルミニウム(AlN)などの無機絶縁体を用いることができる。ここで、SiOおよびAlOは、酸素(O)よりも少ない量の窒素(N)を含有するシリコン化合物およびアルミニウム化合物である。また、SiNおよびAlNは、窒素よりも少ない量の酸素を含有するシリコン化合物およびアルミニウム化合物である。また、保護層160として、上記無機絶縁材料だけでなく、有機絶縁材料を用いることもできる。有機絶縁材料として、ポリイミド樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、またはシロキサン樹脂などを用いることができる。また、保護層160は、無機絶縁層材料または有機絶縁材料の単層構造であってもよく、それらの積層構造であってもよい。
光学調整部材170は、保護層160上に設けられている。光学調整部材170は、発光素子130から発せられた光の進行方向を調整する。発光素子130は、光学調整部材170の下面171方向に位置する。光学調整部材170は、下面171に入射された光を、光学調整部材170の上面172から出射されるように、光の進行方向を調整する。なお、光学調整部材170における光の進行方向の調整の詳細については、後述する。
ここで、図1とともに図2を参照して、発光素子130と光学調整部材170との位置関係について説明する。
図2は、本発明の一実施形態に係る表示装置10において、発光素子130と光学調整部材170との位置関係を説明する模式的な平面図である。具体的には、図2は、光学調整部材170の下面171方向から眺めた平面図である。図2に示すように、平面視において、光学調整部材170の平面形状(光学調整部材170の下面171および上面172の形状)は、矩形である。但し、光学調整部材170の平面形状はこれに限られない。光学調整部材170の平面形状は、多角形であってもよい。また、平面視において、光学調整部材170の下面171の中心位置は、発光素子130の上面の中心位置と略一致していてもよいが、これに限られない。
平面視において、光学調整部材170の上面172の面積は、光学調整部材170の下面171の面積よりも大きい。そのため、光学調整部材170の側面は、傾斜を有して下面171と上面172とに接続されている。光学調整部材170の形状は、いわゆる四角錐台である。下面171に対する側面173の傾斜角θは、例えば、95°以上150°以下、好ましくは100°以上130°以下である。また、光学調整部材170の高さ、すなわち、下面171から上面172までの距離は、例えば、3μm以上60μm以下、好ましくは10μm以上40μm以下である。光学調整部材170として、例えば、アクリル樹脂またはエポキシ樹脂などを用いることができる。また、光学調整部材170は、アクリル樹脂またはエポキシ樹脂などの接着材であってもよい。
光学調整部材は170は、発光素子130の全体と重畳するように設けられている。すなわち、光学調整部材170の下面171は、発光素子130の上面の全体と重畳している。そのため、光学調整部材170の下面171の一辺の長さは、発光素子130の上面の幅よりも大きい。
保護基板180は、光学調整部材170上に設けられている。保護基板180は、光学調整部材170およびアレイ基板を保護する。保護基板180は、光学調整部材170の支持基板であってもよい。保護基板180は、発光素子130から発せられた光を透過することができる。保護基板180として、例えば、ポリイミド基板、アクリル基板、シロキサン基板、フッ素樹脂基板、またはガラス基板などの透光性基板を用いることができる。
[2.光学調整部材170の形状の変形例]
図3を参照して、表示装置10の光学調整部材170の変形例である光学調整部材170Aについて説明する。なお、光学調整部材170Aの構成が光学調整部材170の構成と同様であるとき、その説明を省略する場合がある。
図3は、本発明の一実施形態に係る表示装置10において、発光素子130と光学調整部材170Aとの位置関係を説明する模式的な平面図である。具体的には、図3は、光学調整部材170Aの下面171A方向から眺めた平面図である。図3に示すように、平面視において、光学調整部材170Aの平面形状(光学調整部材170Aの下面171Aおよび上面172Aの形状)は、円形である。但し、光学調整部材170Aの平面形状はこれに限られない。光学調整部材170Aの平面形状は、楕円であってもよい。また、平面視において、光学調整部材170Aの下面171Aの中心位置は、発光素子130の上面の中心位置と略一致していてもよいが、これに限られない。
平面視において、光学調整部材170Aの上面172Aの面積は、光学調整部材170Aの下面171Aの面積よりも大きい。そのため、光学調整部材170Aの側面173Aも、光学調整部材170の側面173と同様に、傾斜を有して下面171Aと上面とに接続されている。光学調整部材170Aの形状は、いわゆる円錐台である。
光学調整部材170Aも、発光素子130の全体と重畳するように設けられている。すなわち、光学調整部材170Aの下面171Aは、発光素子130の上面の全体と重畳している。そのため、光学調整部材170Aの下面171Aの直径は、発光素子130の対角線の長さよりも大きい。
なお、光学調整部材170の変形例として光学調整部材170Aを説明したが、光学調整部材170の変形例はこれに限られるものではない。例えば、光学調整部材は、下面が矩形であり、上面が円形である構造を有していてもよい。または、光学調整部材は、下面が円形であり、上面が矩形である構造を有していてもよい。
[3.表示装置10の作製方法]
図4を参照して、表示装置10の作製方法について説明する。
図4は、本発明の一実施形態に係る表示装置10の作製方法を説明する模式的な断面図である。表示装置10は、アレイ基板と保護基板180とを貼り合わせることによって作製される。
アレイ基板のベース基板である基板100上には、第1の導電層110および第2の導電層120が形成される。第1の導電層110は、フォトリソグラフィーを用いて所定のパターンにパターニングされている。第2の導電層120は、第1の導電層110上に銀ペーストなどを塗布することによって形成される。発光素子130は、第2の導電層120と電気的に接続されるように基板100上に実装される。第1の導電層110、第2の導電層、および発光素子130の段差を平坦化するように平坦化層140が形成される。発光素子130および平坦化層140上に、透明導電層150および保護層160が形成される。透明導電層150は、フォトリソグラフィーを用いて所定のパターンにパターニングされている。
一方、保護基板180上には、光学調整部材170が形成される。光学調整部材170は、フォトリソグラフィーを用いて所定のパターンにパターニングすることができる。
アレイ基板と保護基板180とは、接着剤またはシール剤を用いて貼り合わせることができる。例えば、接着剤を光学調整部材170に塗布した後に、アレイ基板と保護基板180とを貼り合わせることができる。また、アレイ基板または保護基板180の周辺部にシール剤を塗布した後に、アレイ基板と保護基板180とを貼り合わせることもできる。光学調整部材170が接着材である場合には、接着剤を用いることなく、アレイ基板と保護基板180とを貼り合わせてもよい。この場合、光学調整部材170が基板100上に形成されている保護層160と直接接するため、保護層160と光学調整部材170との間に気泡(空気)が入り込むことを防止することができる。すなわち、保護層160と光学調整部材170との界面での反射を抑制することができるため、表示装置10の正面輝度の向上の効果が大きくなる。
いずれの場合においても、光学調整部材170はスペーサーとなり、アレイ基板と保護基板180とのギャップを保持することができる。なお、光学調整部材170は、仮焼成および本焼成を行って接着されてもよい。ここで、仮焼成とは、架橋が十分に進行していない半硬化状態の光学調整部材170を形成する焼成をいう。仮焼成に続き、本焼成を行うことにより、光学調整部材170の架橋が進み、光学調整部材170が保護層160に接着される。
[3.光学調整部材170の光の進行方向の調整]
図5および図6を参照して、光学調整部材170の光の進行方向の調整および表示装置10の正面輝度について説明する。
図5は、光学調整部材170を設けない表示装置20の光の進行方向を説明する模式的な断面図である。表示装置20では、保護層160上に、光学調整部材170が設けられることなく、保護基板180が設けられている。
図5に示すように、表示装置20では、発光素子130から発せられた光は、発光素子130の上面からだけでなく、発光素子130の側面からも放射される。発光素子130の上面から放射される光および発光素子130の側面から放射される光のそれぞれの割合は、約63%および約32%である。残りの光は、例えば、第2の導電層120での反射の際に第2の導電層120に吸収されることなどによって失われる。発光素子130の上面から放射された光は、保護層160および保護基板180を透過し、外部に出射される。しかしながら、空気の屈折率は、保護基板180の屈折率よりも小さい。そのため、発光素子130の上面から放射された光は、保護基板180の屈折率と空気の屈折率との違いにより、保護基板180と空気との界面で反射される。特に、保護基板180と空気との界面への入射角の大きい光(保護基板180と空気との界面への臨界角を超える光)は全反射が起きるため、表示装置20の外部へ出射される光の割合はさらに減少する。発光素子130から放射された光の約50%で全反射がおきるため、結果として、表示装置20の外部へ出射される光の割合は、発光素子130の上面から放射された光の約31%にまで減少する。
図6は、本発明の一実施形態に係る表示装置10の光の進行方向を説明する模式的な断面図である。図6に示すように、表示装置10においても、発光素子130から発せられた光は、発光素子130の上面からだけでなく、発光素子130の側面からも放射される。表示装置10と表示装置20とでは、発光素子130の側面から放射される光および発光素子130の上面から放射される光の割合は変わらない。しかしながら、表示装置10では、発光素子130の上面から放射された光が、光学調整部材170に入射される。光学調整部材170の外側の領域は、空気である。換言すると、光学調整部材170の側面173は空気に曝されている。光学調整部材170の屈折率は、空気の屈折率よりも大きい。そのため、光学調整部材170に入射された光は、光学調整部材170の側面173と空気との界面で、保護基板180の法線方向に向かうように反射される。その結果、保護基板180を透過する光は、臨界角が小さく、保護基板180と空気との界面での全反射が抑制される。すなわち、発光素子130の上面から放射され、保護基板180から出射される光の割合が増加する。したがって、表示装置10は、表示装置20よりも正面輝度が高くなる。
[4.実施例]
表示装置10および表示装置20を作製し、保護基板180から出射された光の正面輝度を比較した。表示装置10の正面輝度は、表示装置20の正面輝度の1.5倍であった。表示装置10では、発光素子130の上面から放射された光が、光学調整部材170によって保護基板180の法線方向に向かうように調整されたことにより、保護基板180と空気との界面における全反射が抑制され、表示装置10の正面輝度が向上した。
以上、説明したように、表示装置10では、光学調整部材170により発光素子130の上面から放射された光の進行方向を調整し、保護基板180から出射される光の割合を増加させることができる。したがって、表示装置10では、正面輝度が向上する。
<第2実施形態>
図7を参照して、本発明の一実施形態に係る表示装置10Bについて説明する。なお、表示装置10Bの構成が表示装置10の構成と同様であるとき、その説明を省略する場合がある。
図7は、本発明の一実施形態に係る表示装置10Bの模式的な断面図である。図7に示すように、表示装置10Bは、基板100、第1の導電層110、第2の導電層120、発光素子130、平坦化層140、透明導電層150、保護層160、第1の光学調整部材170B-1、第2の光学調整部材170B-2、および保護基板180を含む。
第1の光学調整部材170B-1は、上述した光学調整部材170と同様の構成であるため、ここでは説明を省略する。
第2の光学調整部材170B-2は、第1の光学調整部材170B-1の周囲を囲むように設けられている。第2の光学調整部材170B-2は、第1の光学調整部材170B-1の屈折率よりも小さい屈折率を有する材料である。第2の光学調整部材170B-2は、例えば、第1の光学調整部材170B-1を構成する材料にフッ素を添加した材料を用いることができる。フッ素を添加することにより、材料の屈折率を低下することができる。
表示装置10Bでは、第1の光学調整部材170B-1に入射された光は、第1の光学調整部材170B-1と第2の光学調整部材170B-2との界面で、保護基板180の法線方向に向かうように反射される。そのため、保護基板180と空気との界面で全反射される光の割合が減少し、保護基板180を透過し外部へ出射される光の割合が増加する。また、第1の光学調整部材170B-1だけでなく、第2の光学調整部材170B-2もスペーサーまたは接着材として機能するため、表示装置10Bは耐衝撃が高い。
以上、説明したように、表示装置10Bでは、第1の光学調整部材170B-1および第2の光学調整部材170B-2により発光素子130の上面から放射された光の進行方向を調整し、保護基板180から出射される光の割合を増加させることができる。したがって、表示装置10Bでは、正面輝度が向上する。
<第3実施形態>
図8を参照して、本発明の一実施形態に係る表示装置10Cについて説明する。なお、表示装置10Cの構成が表示装置10の構成と同様であるとき、その説明を省略する場合がある。
図8は、本発明の一実施形態に係る表示装置10Bの模式的な断面図である。図6に示すように、表示装置10Cは、基板100、第1の導電層110、第2の導電層120、発光素子130、平坦化層140、透明導電層150、保護層160、光学調整部材170、ブラックマトリクス190C、および保護基板180を含む。
ブラックマトリクス190Cは、保護基板180上において、光学調整部材170の周囲に設けられている。ブラックマトリクス190Cは、隣接する発光素子130の発する光の混色を防止する。また、ブラックマトリクス190Cは、保護基板180を透過した外光を吸収し、外光の反射を抑制する。そのため、表示装置10Cでは、表示のコントラストが向上する。
ブラックマトリクス190Cは、保護基板180上に形成される。ブラックマトリクス190Cは、フォトリソグラフィーを用いて、所定の領域が開口されるようにパターニングされる。光学調整部材170は、ブラックマトリクス190Cの開口に設けられる。
以上、説明したように、表示装置10Cでは、光学調整部材170により発光素子130の上面から放射された光の進行方向を調整し、保護基板180から出射される光の割合を増加させることができる。また、表示装置10Cでは、ブラックマトリクス190Cにより表示のコントラストが向上する。したがって、表示装置10Bでは、正面輝度が向上するとともに、視認性が向上する。
<第4実施形態>
図9を参照して、本発明の一実施形態に係る表示装置10Dについて説明する。なお、表示装置10Dの構成が表示装置10の構成と同様であるとき、その説明を省略する場合がある。
図9は、本発明の一実施形態に係る表示装置10Dの模式的な断面図である。表示装置10Dは、基板100、第1の導電層110、第2の導電層120、発光素子130、平坦化層140、透明導電層150、保護層160、複数の光学調整部材170D、および保護基板180を含む。
複数の光学調整部材170Dの各々は、上述した光学調整部材170と同様の構成であるため、詳細は省略する。なお、複数の光学調整部材170Dは、それぞれ、同じ形状であってもよく、異なる形状であってもよい。また、複数の光学調整部材170Dの下面171Dに対する側面173Dの傾斜角は、同じであってもよく、異なっていてもよい。また、複数の光学調整部材170Dの数は、特に限定されない。
複数の光学調整部材170Dの上面172Dは、間隙のない1つの平面を形成していることが好ましいが、これに限られない。複数の光学調整部材170Dの上面172Dが離間していてもよい。複数の光学調整部材170Cの間隙には、光学調整部材170の屈折率よりも低い屈折率を有する材料が充填されていてもよい。
必ずしも複数の光学調整部材170Dの全てが発光素子130と重畳する必要はないが、平面視において、複数の光学調整部材170Dが発光素子130を覆うように、複数の光学調整部材170Dが配置されていることが好ましい。すなわち、複数の光学調整部材170Dは、発光素子130と重畳する範囲よりも広く配置されていることが好ましい。複数の光学調整部材170Dをこのような配置とすることで、上述した表示装置10と同様の効果を得ることができる。
以上、説明したように、表示装置10Dでは、複数の光学調整部材170Dにより発光素子130の上面から放射された光の進行方向を調整し、保護基板180から出射される光の割合を増加させることができる。また、複数の光学調整部材170Dによって光を任意の方向に反射させながら保護基板180の法線方向に集光することができる。したがって、表示装置10Dでは、均一化された光を取り出すことができるとともに、正面輝度が向上する。
本発明の実施形態として上述した各実施形態は、相互に矛盾しない限りにおいて、適宜組み合わせて実施することができる。また、各実施形態の表示装置を基にして、当業者が適宜構成要素の追加、削除もしくは設計変更を行ったもの、または、工程の追加、省略もしくは条件変更を行ったものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含まれる。
上述した各実施形態の態様によりもたらされる作用効果とは異なる他の作用効果であっても、本明細書の記載から明らかなもの、または、当業者において容易に予測し得るものについては、当然に本発明によりもたらされるものと解される。
10、10B、10C、10D:表示装置
20:表示装置
100:基板
110:第1の導電層
120:第2の導電層
130:発光素子
130a:発光層
140:平坦化層
150:透明導電層
160:保護層
170、170A、170C、170D:光学調整部材
170B-1:第1の光学調整部材
170B-2:第2の光学調整部材
171、171A、171C、171D:下面
172、172A、172C、172D:上面
173、173A、173C、173D:側面
180:保護基板
190C:ブラックマトリクス

Claims (11)

  1. 発光素子と、
    前記発光素子の上に位置し、前記発光素子と重畳する第1の光学調整部材と、を含み、
    前記第1の光学調整部材の上面の面積は、前記第1の光学調整部材の下面の面積よりも大きい、表示装置。
  2. 前記下面から前記上面までの距離は、3μm以上60μm以下である、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記下面に対する前記第1の光学調整部材の側面の傾斜角は、95°以上150°以下である、請求項1または請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記第1の光学調整部材の側面は、空気に曝されている、請求項1または請求項2に記載の表示装置。
  5. さらに、前記第1の光学調整部材の側面と接する第2の光学調整部材を含み、
    前記第2の光学調整部材の屈折率は、前記第1の光学調整部材の屈折率よりも小さい、請求項1または請求項2に記載の表示装置。
  6. 平面視において、前記第1の光学調整部材の平面形状は、多角形、円形、または楕円形である、請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の表示装置。
  7. さらに、前記第1の光学調整部材の上にブラックマトリクスを含む保護基板を含み、
    前記ブラックマトリクスは、前記第1の光学調整部材の周囲に設けられている、請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の表示装置。
  8. 前記第1の光学調整部材は、前記発光素子の全体と重畳する、請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の表示装置。
  9. 前記第1の光学調整部材は、1つの前記発光素子に対して複数設けられている、請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の表示装置。
  10. 前記第1の光学調整部材は、接着材である、請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の表示装置。
  11. 前記接着材は、アクリル樹脂またはエポキシ樹脂を含む、請求項10に記載の表示装置。
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