JP2022161156A - 映像表示装置およびフラッシュ映像検出方法 - Google Patents

映像表示装置およびフラッシュ映像検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】フラッシュ映像を検出する機能を備えた映像表示装置を得る。【解決手段】本開示に係る映像表示装置は、映像入力を順次記憶する映像メモリと、映像メモリからフレーム単位で順次読み出した映像入力に含まれるあらかじめ設定された特定の画素の輝度加算値を算出する演算部と、あらかじめ設定した判定時間内での輝度加算値の遷移状態に基づいて、フラッシュ映像が発生したか否かを判定するフラッシュ映像判定部と、フラッシュ映像判定部によりフラッシュ映像が発生したと判定された場合には、映像メモリから読み出した映像入力がそのまま出力されないように、映像入力に対して出力制限を実行して映像出力を生成する映像補正部とを備える。【選択図】図1

Description

本開示は、フラッシュ映像が発生したことを検出することのできる映像表示装置およびフラッシュ映像検出方法に関するものである。
テレビ映像における記者会見時のカメラのフラッシュ、アニメーション、映画等の映像効果における、激しく点滅する映像は、てんかん等の光過敏症発作を起こす要因となることが知られている。このような問題に対応して、視聴者に配慮した従来技術が存在する(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2006-246138号公報 特開2009-33656号公報
しかしながら、従来技術には以下のような課題がある。
特許文献1および特許文献2のいずれも、フラッシュ映像の検出方法、あるいはフラッシュ映像から通常映像に復帰した場合の検出方法に関する技術までは提供されていない。
本開示は、このような課題を解決するためになされたものであって、フラッシュ映像を検出する機能を備えた映像表示装置およびフラッシュ映像検出方法を得ることを目的とする。
本開示に係る映像表示装置は、映像入力を順次記憶する映像メモリと、映像メモリからフレーム単位で順次読み出した映像入力に含まれるあらかじめ設定された特定の画素の輝度加算値を算出する演算部と、あらかじめ設定した判定時間内での輝度加算値の遷移状態に基づいて、フラッシュ映像が発生したか否かを判定するフラッシュ映像判定部と、フラッシュ映像判定部によりフラッシュ映像が発生したと判定された場合には、映像メモリから読み出した映像入力がそのまま出力されないように、映像入力に対して出力制限を実行して映像出力を生成する映像補正部とを備えるものである。
また、本開示に係るフラッシュ映像検出方法は、本開示の映像表示装置において実行されるフラッシュ映像検出方法であって、あらかじめ設定されたフレーム間隔で映像メモリから映像入力を順次読み出すステップと、取り出した映像入力に含まれるあらかじめ設定された特定の画素の輝度加算値を算出するステップと、輝度加算値の遷移状態に基づいて、フラッシュ映像が発生したか否かを判定するステップとを有し、フラッシュ映像が発生していない通常映像を表示中であることを示す、フラッシュ映像判定信号がOFF状態において、判定するステップは、輝度加算値が、高輝度であることを検出するためにあらかじめ設定された上側閾値以上となった場合には、高輝度検出信号をパルス出力し、輝度加算値が、通常輝度であることを検出するために上側閾値よりも低い輝度値としてあらかじめ設定された下側閾値未満となった場合には、通常輝度検出信号をパルス出力し、高輝度検出信号がパルス出力されることで、高輝度判定信号を0から1に切り替え、高輝度検出信号が1の状態において通常輝度検出信号がパルス出力されることで、高輝度判定信号を1から0に切り替えるとともに、フラッシュ映像検出カウント値を1つインクリメントし、あらかじめ設定された判定時間内に、フラッシュ映像検出カウント値があらかじめ設定されたON判定閾値に到達した場合には、フラッシュ映像が発生したと判定し、フラッシュ映像判定信号をON状態とするものである。
本開示によれば、フラッシュ映像を検出する機能を備えた映像表示装置およびフラッシュ映像検出方法を得ることができる。
本開示の実施の形態1に係る映像表示装置のシステム構成図である。 本開示の実施の形態1における、9×6(水平×垂直)画素のフレーム画像データの一例を示した図である。 本開示の実施の形態1におけるフラッシュ映像判定部のシステム構成図である。 本開示の実施の形態1における高輝度判定部によってフラッシュ映像が検出された場合のタイミングチャートを示した図である。 本開示の実施の形態1における高輝度判定部によってフラッシュ映像が検出された状態から通常映像に復帰した場合のタイミングチャートを示した図である。 本開示の実施の形態1における高輝度判定部によって、通常映像状態からしばらく経過しても、フラッシュ映像が検出されない場合のタイミングチャートを示した図である。 本開示の実施の形態1に係る映像入力データおよび音声入力データのそれぞれの経路と、処理サイクルに関する説明図である。 本開示の実施の形態1において、フラッシュがたかれた瞬間の9×6(水平×垂直)画素のフレーム画像データに対して、補正係数0.7を画素全体に掛けて算出した、補正後のフレーム画像データの一例を示した図である。 本開示の実施の形態2に係る映像表示装置のシステム構成図である。 本開示の実施の形態2に係る映像入力データおよび音声入力データのそれぞれの経路と、処理サイクルに関する説明図である。 本開示の実施の形態2において、フラッシュがたかれた瞬間の9×6(水平×垂直)画素のフレーム画像データに対して、高輝度の画素を特定した一例を示した図である。 本開示の実施の形態2において、フラッシュがたかれた瞬間の9×6(水平×垂直)画素のフレーム画像データに対して、図11で特定された高輝度の画素に対して補正係数0.7を掛けて算出した、補正後のフレーム画像データの一例を示した図である。 本開示の実施の形態3に係る映像表示装置のシステム構成図である。 本開示の実施の形態3における、視聴者が設定・選択可能なモードの具体例を示した図である。 本開示の実施の形態3に係る映像表示装置の、図13とは異なるシステム構成図である。
以下、本開示の映像表示装置およびフラッシュ映像検出方法の好適な実施の形態につき、図面を用いて説明する。
実施の形態1.
まず始めに、フラッシュ映像による健康被害低減のための映像表示装置における最も重要な技術である、フラッシュ映像の検出方法、および通常映像に復帰したことの検出方法について、詳細に説明する。
図1は、本開示の実施の形態1に係る映像表示装置のシステム構成図である。図1に示すように、本実施の形態1に係る映像表示装置は、映像メモリ100、音声メモリ110、フレーム画像演算部200、フラッシュ映像判定部300、第1の遅延調整回路400、第2の遅延調整回路410、および映像補正部500を備えて構成されている。
映像メモリ100は、外部の映像入力を順次記憶するための記憶装置である。また、音声メモリ110は、外部の音声入力データを順次記憶するための記憶装置である。
フレーム画像演算部200は、映像メモリ100から、フレーム単位で映像入力データを順次読み出し、フレーム単位で読み出した映像入力データに関して、各画素の輝度加算を行う演算部である。
なお、フレーム画像演算部200に入力される画像データフォーマットは、例えば、1920×1080、4K、8Kなどでも構わない。ただし、本実施の形態1では、説明を簡略化するために、9×6(水平×垂直)画素のフレーム画像を一例として説明する。
図2は、本開示の実施の形態1における、9×6(水平×垂直)画素のフレーム画像データの一例を示した図である。図2に示す画像データとしては、例えば、フラッシュがたかれた瞬間のフレーム画像データを示している。各画素には、RGB各8bitの輝度を合計した値が示されている。
なお、ここで一例として挙げている画素あたりの輝度値のデータ量は、8bit以外でもよい。また、データ形式は、RGBには限定されず、例えば、YUVなど別の形式であっても構わない。さらに、後述する、フラッシュの判定に用いる閾値、補正係数などは、あくまで一例であり、他の値でも構わない。
例えば、全白の場合、RGB各画素の輝度値は、R:255、G:255、B:255となり、1画素の最大輝度値(全白)は、255+255+255=765となる。
また、図2に示す、9×6画素のフレーム画像データの場合、1フレーム画像データあたりの54画素についての輝度加算値は、30613となる。この輝度加算値は、フラッシュ映像判定部300に入力される。なお、輝度加算値は、全ての画素の加算値を求める手法に限定されず、あらかじめ設定した特定の画素に関する輝度値を加算する手法を採用することも可能である。
図3は、本開示の実施の形態1におけるフラッシュ映像判定部300のシステム構成図である。本実施の形態1に係るフラッシュ映像判定部300は、高輝度検出部301、通常輝度検出部302、高輝度判定部303、フラッシュ映像検出用カウンタ304、検出時間カウンタ305、通常映像検出用カウンタ306、および判定部307を備えて構成されている。
フレーム画像演算部200で算出されたフレーム画像輝度加算値は、高輝度検出部301および通常輝度検出部302に入力される。
高輝度検出部301は、例えば、全白の80%の輝度加算値を上側閾値として、フレーム画像の輝度加算値が上側閾値以上だった場合に高輝度であることを検出し、高輝度検出信号を1パルス出力する。
なお、輝度加算値のサンプリング間隔は、例えば、10フレーム毎で行うものとする。ここでは、サンプリング間隔を10フレーム毎としているが、それ以外の値でも構わない。例えば、60FPS対応の映像表示装置の場合、1フレームあたり、
1/60 ≒ 16.7(ms)
のため、10フレーム間隔の場合、167(msec)毎にサンプリングすることとなる。
また、高輝度検出部301は、例えば、全白の50%の輝度加算値を下側閾値として、フレーム画像の輝度加算値が上側閾値未満であり、かつ、下側閾値以上の場合には、高輝度非検出とする。高輝度非検出信号は、通常映像検出用カウンタ306へ出力される。
また、通常輝度検出部302は、フレーム画像の輝度加算値が下側閾値未満の場合には、通常輝度であることを検出し、通常輝度検出信号を1パルス出力する。
高輝度検出信号および通常輝度検出信号は、図3に示す、高輝度判定部303へ入力され、高輝度判定部303によって高輝度の判定処理が行われる。
図4は、本開示の実施の形態1における高輝度判定部303によってフラッシュ映像が検出された場合のタイミングチャートを示した図である。図4中で●として示された各点は、10フレームごとにサンプリングされてフレーム画像演算部200から出力されるフレーム画像輝度加算値に相当する。そして、図4では、フレーム画像輝度加算値のそれぞれの点が、上側閾値および下側閾値との大小関係として示されている。
さらに、図4中では、フレーム画像輝度加算値の遷移に応じてフラッシュ映像判定部300内で生成される高輝度検出信号、通常輝度検出信号、高輝度判定信号、フラッシュ映像検出カウント値、フラッシュ映像判定信号の各状態が示されている。
高輝度判定部303は、図4のタイミングチャートに示すように、フラッシュ映像が検出されずに通常映像として表示中の状態、すなわち、フラッシュ映像判定信号がOFFの状態において、高輝度検出信号が入力された場合には、高輝度検出信号の1パルスをトリガにして、高輝度判定信号を無効(0)から、有効(1)に切り替える。
また、高輝度判定部303は、高輝度判定信号が有効(1)の状態において、通常輝度検出信号が入力された場合には、通常輝度検出信号の1パルスをトリガとして、高輝度判定信号を有効(1)から無効(0)に切り替える。
フラッシュ映像検出用カウンタ304は、高輝度判定信号が有効(1)の状態において、通常輝度検出信号が1パルス入力された場合には、図4のタイミングチャートに示すように、例えば、0、1、2とフラッシュ映像検出カウント値を1ずつインクリメントする。
ただし、フラッシュ映像検出用カウンタ304は、高輝度判定信号が無効(0)の状態において、通常輝度検出信号が1パルス入力された場合には、フラッシュ映像検出カウント値をそのまま保持する。
また、フラッシュ映像検出用カウンタ304は、高輝度判定信号が有効(1)の状態において、輝度加算値が上側閾値未満かつ下側閾値以上であることを示す高輝度非検出信号が入力された場合にも、フラッシュ映像検出カウント値をそのまま保持する。
すなわち、フラッシュ映像検出カウント値は、高輝度検出信号が有効(1)の状態において通常輝度検出信号がパルス出力されることで、高輝度判定信号が有効(1)から無効(0)に切り替えられたタイミングで、1ずつインクリメントされる。フラッシュ映像検出用カウンタ304によるカウント結果は、フラッシュ映像検出カウント値として、判定部307に入力される。
判定部307は、判定時間内に、フラッシュ映像検出カウント値が、例えば、ON判定閾値としてあらかじめ設定された10に達した場合に、フラッシュ映像と判定し、図4のタイミングチャートに示すように、フラッシュ映像判定信号をOFF(0)から、ON(1)に切り替える。判定時間は、図3に示す、検出時間カウンタ305で、あらかじめ設定しておく。
なお、フラッシュ映像検出カウント値が、例えば、10に到達した後、高輝度判定信号が有効(1)の状態で、通常輝度検出信号が1パルス入力されても、フラッシュ映像検出用カウンタ304は、フラッシュ映像検出カウント値を10のままとする。
また、フラッシュ映像検出用カウンタ304は、フラッシュ映像判定信号がOFF(0)に切り替わった場合に、フラッシュ映像検出カウント値をリセット(0)する。なお、ここでは、ON判定閾値として10を一例として挙げているが、10以外の値でも構わない。
図5は、本開示の実施の形態1における高輝度判定部303によってフラッシュ映像が検出された状態から通常映像に復帰した場合のタイミングチャートを示した図である。なお、図5における表記内容は、先の図4と同等である。
通常映像検出用カウンタ306は、図5のタイミングチャートに示すように、フラッシュ映像判定信号がON(1)の状態において、高輝度非検出信号が入力された場合には、通常映像検出カウント値を、例えば、0、1、2と1ずつインクリメントする。
また、通常映像検出用カウンタ306は、高輝度検出信号の1パルスが入力された場合には、通常映像検出カウント値をリセットする。
なお、判定時間は、ここでは関係なく、判定部307は、例えば、通常映像検出カウント値がOFF判定閾値としてあらかじめ設定された20に到達したとき、フラッシュ映像から通常映像に復帰したと判定し、フラッシュ映像判定信号をON(1)からOFF(0)に切り替える。なお、OFF判定閾値の20は一例であり、他の値でも構わない。
ただし、通常映像検出用カウンタ306は、通常映像検出カウント値が、20に到達した後、高輝度非検出信号が入力された場合には、通常映像検出カウント値を20のまま保持する。また、通常映像検出用カウンタ306は、フラッシュ映像判定信号がON(1)に切り替わったときに、通常映像検出カウント値をリセット(0)する。
図6は、本開示の実施の形態1における高輝度判定部303によって、通常映像状態からしばらく経過しても、フラッシュ映像が検出されない場合のタイミングチャートを示した図である。
フラッシュ映像検出用カウンタ304によるフラッシュ映像検出カウント値が、例えば、10未満の場合、判定部307は、フラッシュ映像が未検出であると判定し、フラッシュ映像判定信号はOFF(0)のまま維持される。
しかしながら、例えば、高輝度検出により、高輝度判定が有効になり、フラッシュ映像検出カウント値が10に達すれば、再度、フラッシュ映像判定信号がOFF(0)からON(1)に切り替わり、判定部307は、フラッシュ映像であると判定する。
図4から図6のタイミングチャートに示すように、フラッシュ映像であるか否かの判定は、判定部307により常に行われている。
次に、映像入力データおよび音声入力データの経路について、先の図1に対応した図7を用いて説明する。図7は、本開示の実施の形態1に係る映像入力データおよび音声入力データのそれぞれの経路と、処理サイクルに関する説明図である。
図7に示すように、映像メモリ100から読み出される映像入力データは、フレーム画像演算部200から、フラッシュ映像判定部300を経由して、フラッシュ映像判定が行われる経路(以降、経路1と称す)と、第1の遅延調整回路400を経由する経路(以降、経路2と称す)の2つで使用される。
経路1において、フラッシュ映像判定までに、例えば、フレーム画像演算部200で1サイクル、フラッシュ映像判定部300で4サイクルの、合計5サイクルを要するとする。その場合、例えば、経路2において、第1の遅延調整回路400で、5サイクル遅延するように時間調整される。
この結果、映像補正部500は、経路1を経由したデータと、経路2を経由したデータとを、5サイクル遅延した同じタイミングで取得することができる。また、映像補正部500で、例えば、1サイクル遅延が発生した場合には、映像補正部500から出力される映像信号は、合計6サイクル遅延されることとなる。
一方、音声メモリ110から読み出される音声入力データは、第2の遅延調整回路410により、6サイクル遅延するように調整される。この結果、第2の遅延調整回路410より出力される音声出力は、映像補正部500から出力される映像出力のタイミングに合わせて、出力されることとなる。
なお、ここでの「サイクル」とは、例えば、マイコン等からの命令を、各回路で処理するのに要する過程を指す。後述するサイクルも同様の意味である。
映像補正部500は、フラッシュ映像判定部300からのフラッシュ映像判定が有効の場合、第1の遅延調整回路400経由で、映像メモリ100から読み出されるフレーム単位の輝度値に対して、全体の輝度を下げるように補正係数をかける。すなわち、映像補正部500は、フラッシュ映像が検出された場合には、映像入力に対して全ての画素の輝度を低減させる補正処理を施すことで、出力制限を実行する。
例えば、フラッシュ映像が検出された場合には、9×6(水平×垂直)画素のフレーム画像データに対して、補正係数0.7を画素全てに掛ける。図8は、本開示の実施の形態1において、フラッシュがたかれた瞬間の9×6(水平×垂直)画素のフレーム画像データに対して、補正係数0.7を画素全体に掛けて算出した、補正後のフレーム画像データの一例を示した図である。
映像補正部500は、図2の左上端の画素においては、例えば、輝度値500に対して、補正係数0.7を掛けて、輝度値350を算出する。また、映像補正部500は、左上端の右隣の画素の輝度値500に対しても、同様に、補正係数0.7を掛け、輝度値350を算出し、画素全てに対して、補正係数0.7を掛けて輝度値を算出する。この結果、図8に示した補正後のフレーム画像データが得られる。
図8に示した補正後のフレーム画像データは、映像出力として映像補正部500から出力される。これにより、フラッシュ映像が抑制され、視聴者の健康被害を低減するような、輝度を下げた映像表示を提供することが可能となる。
また、フラッシュ映像ではない場合には、映像補正部500による補正は行われずに、映像出力される。
以上のように、実施の形態1によれば、以下のような機能を備えた映像表示装置およびフラッシュ映像検出方法を実現できる。
[機能1]映像入力データの画素ごとの輝度値の遷移状態に基づいて通常映像からフラッシュ映像になったことを判断し、フラッシュ映像に切り替わったと判断した場合には、フラッシュ映像判定信号をONとして出力する機能
[機能2]フラッシュ映像判定信号がONとなった場合には、フレーム画像データ全体の輝度値をあらかじめ設定された比率だけ下げる輝度補正を施して映像出力する機能
[機能3]映像入力データの画素ごとの輝度値の遷移状態に基づいてフラッシュ映像から通常映像に復帰したことを判断し、通常映像に戻ったと判断した場合には、フラッシュ映像判定信号をONからOFFに戻して出力する機能
[機能4]フラッシュ映像判定信号がOFFとなった場合には、輝度補正を行わずに映像出力する機能
これらの機能を有することで、本実施の形態1に係る映像表示装置は、映像出力の視聴者に対して、フラッシュ映像によって引き起こされる光過敏症発作などの健康被害を低減するとともに、快適に視聴できる映像を提供することができる。
特に、テレビ放送で、カメラのフラッシュ、テレビアニメの映像効果などにより、短時間に輝度が著しく変化する場合には、受信機(視聴者)側では現状、輝度の著しい変化への対応策は取られていない。これに対して、本開示の映像表示装置およびフラッシュ映像検出方法を適用することで、効果的な対応策を施すことが可能となる。
実施の形態2.
先の実施の形態1では、フラッシュ映像判定部300によりフラッシュ映像であると判定された場合には、フレーム画像データ全体に対して、輝度を下げる補正を行う場合について説明した。これに対して、本実施の形態2では、高輝度検出された画素に対してのみ、輝度を下げる補正を行う場合について説明する。
図9は、本開示の実施の形態2に係る映像表示装置のシステム構成図である。図9に示すように、本実施の形態2に係る映像表示装置は、映像メモリ100、音声メモリ110、フレーム画像演算部200、フラッシュ映像判定部300、第1の遅延調整回路400、第2の遅延調整回路410、第3の遅延調整回路420、映像補正部510、および高輝度位置判定部600を備えて構成されている。
先の図1に示した実施の形態1に係る映像表示装置と比較すると、本実施の形態2に係る映像表示装置は、第3の遅延調整回路420および高輝度位置判定部600をさらに備えるとともに、映像補正部500の代わりに映像補正部510を備えている点が異なっている。
第3の遅延調整回路420は、映像メモリ100から読み出される映像入力データに対して、遅延調整を行い、遅延調整後の映像入力データを出力する。高輝度位置判定部600は、遅延調整後の映像入力データに対して、高輝度検出される画素を特定する。
次に、映像入力データおよび音声入力データの経路について、先の図9に対応した図10を用いて説明する。図10は、本開示の実施の形態2に係る映像入力データおよび音声入力データのそれぞれの経路と、処理サイクルに関する説明図である。
図10に示すように、映像メモリ100から読み出される映像入力データは、フレーム画像演算部200から、フラッシュ映像判定部300を経由して、フラッシュ映像判定が行われる経路(以降、経路4と称す)、第3の遅延調整回路420および高輝度位置判定部600を経由する経路(以降、経路5と称す)、および第1の遅延調整回路400を経由する経路(以降、経路6と称す)の3つで使用される。
経路4において、フラッシュ映像判定までに、例えば、フレーム画像演算部200で1サイクル、フラッシュ映像判定部300で4サイクルの、合計5サイクルを要するとする。その場合、経路5における第3の遅延調整回路420と経路6における第1の遅延調整回路400において、経路4を経由するフラッシュ映像判定までの間、遅延時間を調整する必要がある。
例えば、高輝度位置判定部600で1サイクル遅延が発生する場合には、第3の遅延調整回路420において4サイクル遅延させるように時間調整される。また、経路6では、第1の遅延調整回路400において、5サイクル遅延するように時間調整される。
この結果、映像補正部510は、経路4を経由したデータと、経路5を経由したデータと、経路6を経由したデータとを、5サイクル遅延した同じタイミングで取得することができる。また、映像補正部510で、例えば、1サイクル遅延が発生した場合には、映像補正部510から出力される映像信号は、合計6サイクル遅延されることとなる。
一方、音声入力データに関しても同様に、第2の遅延調整回路410において、時間調整されて、音声出力される。例えば、図10の経路7に示すように、映像補正部510から6サイクル遅延されて映像信号が出力される場合には、映像信号の出力タイミングに合わせるために、第2の遅延調整回路410において6サイクル遅延するように時間調整され、音声出力される。
図11は、本開示の実施の形態2において、フラッシュがたかれた瞬間の9×6(水平×垂直)画素のフレーム画像データに対して、高輝度の画素を特定した一例を示した図である。図11における各画素に関しては、上段には輝度値が示されており、下段には輝度位置情報としての座標が(X行、Y行)として示されている。
高輝度位置判定部600は、例えば、図11に示すような、フラッシュがたかれたフレーム画像データにおいて、全白の輝度値765の80%に相当する輝度値612以上の画素を高輝度の画素として特定し、特定した高輝度の画素の輝度位置情報を、映像補正部510に対して出力する。ここで、高輝度の判定に用いる輝度値612は、高輝度閾値に相当する。
図11のフレーム画像データの1行目においては、(0,2)、(0,3)、(0,5)、(0,6)、(0,7)の輝度位置情報における各画素の輝度値が612以上となっている。そこで、高輝度位置判定部600は、1行目に関しては、(0,2)、(0,3)、(0,5)、(0,6)、(0,7)の輝度位置情報を映像補正部510に対して出力する。図11においては、高輝度位置判定部600から輝度位置情報として出力される各画素が、白抜きとして示されている。
映像補正部510は、フラッシュ映像判定部300からのフラッシュ映像判定が有効の場合には、図10に示す、経路6を介して読み出されるフレーム単位の輝度値に対して、経路5の高輝度位置判定部600から入力された輝度位置情報を元に、高輝度として特定された画素に対してのみ、補正係数をかける。すなわち、映像補正部510は、フラッシュ映像が検出された場合には、映像入力に含まれる高輝度画素の輝度を低減させる補正処理を施すことで、出力制限を実行する。
図12は、本開示の実施の形態2において、フラッシュがたかれた瞬間の9×6(水平×垂直)画素のフレーム画像データに対して、図11で特定された高輝度の画素に対して補正係数0.7を掛けて算出した、補正後のフレーム画像データの一例を示した図である。
図12に示した補正後のフレーム画像データは、映像出力として映像補正部500から出力される。これにより、高輝度の画素の輝度のみが低減され、結果としてフラッシュ映像が抑制され、視聴者の健康被害を低減するような、輝度を下げた映像表示を提供することが可能となる。
また、高輝度の範囲のみ輝度を下げるような補正をかけているため、先の実施の形態1と比較して、視聴者に対して、光過敏症発作などの健康被害に影響のない画素の輝度を保ったまま、快適な映像表示を提供することが可能となる。
以上のように、実施の形態2によれば、以下のような機能を備えた映像表示装置およびフラッシュ映像検出方法を実現できる。
[機能1]映像入力データの画素ごとの輝度値の遷移状態に基づいて通常映像からフラッシュ映像になったことを判断し、フラッシュ映像に切り替わったと判断した場合には、フラッシュ映像判定信号をONとして出力する機能
[機能2]映像入力データにおいて、あらかじめ設定された閾値以上の高輝度画素を特定する機能
[機能3]フラッシュ映像判定信号がONとなった場合には、高輝度画素の輝度値をあらかじめ設定された比率だけ下げる輝度補正を施して映像出力する機能
[機能4]映像入力データの画素ごとの輝度値の遷移状態に基づいてフラッシュ映像から通常映像に復帰したことを判断し、通常映像に戻ったと判断した場合には、フラッシュ映像判定信号をONからOFFに戻して出力する機能
[機能5]フラッシュ映像判定信号がOFFとなった場合には、輝度補正を行わずに映像出力する機能
これらの機能を有することで、本実施の形態2に係る映像表示装置は、映像出力の視聴者に対して、フラッシュ映像によって引き起こされる光過敏症発作などの健康被害を低減するとともに、快適に視聴できる映像を提供することができる。
さらに、高輝度の画素の輝度のみを低減して映像出力することで、光過敏症発作などの健康被害に影響のない画素の輝度を保ったまま、快適な映像表示を提供することが可能となる。
実施の形態3.
先の実施の形態1、2では、フラッシュ映像が検出された際に、直ちに出力映像の輝度を低減させる場合について説明した。これに対して、本実施の形態3では、フラッシュ映像が検出された際の複数の動作モードを設定しておき、視聴者の操作に基づいて所望の動作モードを選択できる構成を採用する場合について説明する。
図13は、本開示の実施の形態3に係る映像表示装置のシステム構成図である。図13に示すように、本実施の形態3に係る映像表示装置は、映像メモリ100、音声メモリ110、フレーム画像演算部200、フラッシュ映像判定部300、第1の遅延調整回路400、第2の遅延調整回路410、映像補正部520、および制御部800を備えて構成されている。
先の図1に示した実施の形態1に係る映像表示装置と比較すると、本実施の形態3に係る図13に示した映像表示装置は、制御部800をさらに備えるとともに、映像補正部500の代わりに映像補正部520を備えている点が異なっている。
実施の形態1に係る映像表示装置においては、フラッシュ映像を検出後、無条件で、映像を補正する機能を備えていた。これに対して、本実施の形態3に係る映像表示装置においては、例えば、視聴者が、リモコン、操作パネル等により、フラッシュが発生した時の動作モードを、あらかじめ設定・選択できるような構成を有している。この結果、さらに利便性のよい映像表示装置を提供することができる。
制御部800は、視聴者が設定・選択する動作モードを入力信号として受信し、映像補正部520に対して入力信号に応じた制御信号を出力する。
図14は、本開示の実施の形態3における、視聴者が設定・選択可能な動作モードの具体例を示した図である。映像補正部520は、図14に示すように、対応する動作モードの設定に応じて、映像表示装置の動作を制御する。すなわち、映像補正部520は、フラッシュ映像が検出された場合には、映像入力に対して、設定された動作モードに応じて、出力制限を実行する。図14では、以下のような4つの動作モードが示されている。
a)フィルタモード
b)自動電源OFFモード
c)警告モード
d)無音声モード
先の実施の形態1のように、フラッシュ映像が発生した際に、全ての画素の輝度値を補正して、補正後の映像を表示させたい場合には、視聴者は、リモコン操作により、a)フィルタモードを選択する。この場合、制御部800は、a)フィルタモードに対応する制御信号を映像補正部520に対して出力する。
映像補正部520は、図14に示すように、a)フィルタモードがON(1)に設定された状態で、フラッシュ映像判定信号がON(1)の場合には、フラッシュ映像を補正した後の映像を出力する。すなわち、映像補正部520は、フラッシュ映像が発生したと判定された場合には、フラッシュ映像を補正した後の映像を出力することで、出力制限を行う。
また、映像補正部520は、a)フィルタモードがOFF(0)に設定された状態で、フラッシュ映像判定信号がON(1)の場合には、フラッシュ映像を補正せず、そのままの映像を出力する。
また、視聴者は、フラッシュ映像が発生した際に、自動的に電源をOFFさせたい場合には、リモコン操作により、b)自動電源OFFモードを選択する。この場合、制御部800は、b)自動電源OFFモードに対応する制御信号を映像補正部520に対して出力する。
映像補正部520は、図14に示すように、b)自動電源OFFモードがON(1)に設定された状態で、フラッシュ映像判定信号がON(1)の場合には、補正後の映像を出力させることなしに、映像出力に関連する電源を自動的にOFFにし、映像出力を行わないようにする。すなわち、映像補正部520は、フラッシュ映像が発生したと判定された場合には、映像出力に関連する電源を自動的にOFFにし、映像出力を行わないようにすることで、出力制限を行う。
一方、映像補正部520は、フラッシュ映像判定信号がON(1)からOFF(0)に戻り、フラッシュ映像から通常映像に復帰した場合には、映像出力に関連する電源を自動でONにし、映像出力を行うようにする。
また、映像補正部520は、b)自動電源OFFモードがOFF(0)に設定された状態で、フラッシュ映像判定信号がON(1)の場合には、映像出力に関連する電源をOFF(0)にせず、そのままの映像を出力する。
また、視聴者は、フラッシュ映像が発生した場合に、例えば、テロップ表示や音声による警告を行わせたい場合には、リモコン操作により、c)警告モードを選択する。この場合、制御部800は、c)警告モードに対応する制御信号を映像補正部520に対して出力する。
映像補正部520は、図14に示すように、c)警告モードがON(1)に設定された状態で、フラッシュ映像判定信号がON(1)の場合には、繰り返し注意を促すような音声を発声させると同時に、例えば、映像表示装置の表示画面内の下部などに、フラッシュ映像に注意してください等のテロップを表示させる。すなわち、映像補正部520は、フラッシュ映像が発生したと判定された場合には、文字または音声により判定結果を伝達することで、出力制限を行う。
一方、映像補正部520は、フラッシュ映像判定信号がON(1)からOFF(0)に戻り、フラッシュ映像から通常映像に復帰した場合には、テロップの表示と音声を停止させる。
また、映像補正部520は、c)警告モードがOFF(0)に設定された状態で、フラッシュ映像判定信号がON(1)の場合には、警告音声およびテロップの表示はせず、そのままの映像を出力する。
また、視聴者は、フラッシュ映像が発生した場合に、例えば、自動的に音声をミュートし、かつ映像を止めて静止画を表示させたい場合には、リモコン操作により、d)無音声モードを選択する。この場合、制御部800は、d)無音声モードに対応する制御信号を映像補正部520に対して出力する。
映像補正部520は、図14に示すように、d)無音声モードがON(1)に設定された状態で、フラッシュ映像判定信号がON(1)の場合には、自動的に音声をミュートさせ、フラッシュ映像を静止画として表示させる。すなわち、映像補正部520は、フラッシュ映像が発生したと判定された場合には、音声をミュートさせ、フラッシュ映像を静止画として表示させることで、出力制限を行う。
一方、映像補正部520は、フラッシュ映像判定信号がON(1)からOFF(0)に戻り、フラッシュ映像から通常映像に復帰した場合には、自動的にミュートおよび静止画を解除させる。
また、映像補正部520は、d)無音声モードがOFF(0)に設定された状態で、フラッシュ映像判定信号がON(1)の場合には、音声ミュートおよび静止画にせず、そのままの映像を出力する。
なお、図13に示した構成は、先の実施の形態1における図1の構成に対して、制御部800をさらに備えるものであるが、先の実施の形態2における図9の構成に対して、制御部800をさらに備える構成を採用することもできる。
図15は、本開示の実施の形態3に係る映像表示装置の、図13とは異なるシステム構成図である。本実施の形態3に係る図15に示す映像表示装置は、映像メモリ100、音声メモリ110、フレーム画像演算部200、フラッシュ映像判定部300、第1の遅延調整回路400、第2の遅延調整回路410、第3の遅延調整回路420、映像補正部520、高輝度位置判定部600、および制御部800を備えて構成されている。
先の図9に示した実施の形態2に係る映像表示装置と比較すると、本実施の形態3に係る図15に示す映像表示装置は、制御部800をさらに備えるとともに、映像補正部510の代わりに映像補正部530を備えている点が異なっている。
制御部800によるモード選択機能については、上述した図13の場合と同様であり、説明を省略する。
以上のように、実施の形態3によれば、先の実施の形態1あるいは先の実施の形態2の機能に加え、以下のような機能をさらに備えた映像表示装置およびフラッシュ映像検出方法を実現できる。
[機能1]外部入力に応じて、フラッシュ映像が検出された際の動作モードを、所望のモードに可変設定する機能
この機能を有することで、本実施の形態3に係る映像表示装置は、視聴者の設定に応じた適切な動作モードを採用した上で、映像出力の視聴者に対して、フラッシュ映像によって引き起こされる光過敏症発作などの健康被害を低減するとともに、快適に視聴できる映像出力および音声出力を提供することができる。
100 映像メモリ、110 音声メモリ、200 フレーム画像演算部、300 フラッシュ映像判定部、301 高輝度検出部、302 通常輝度検出部、303 高輝度判定部、304 フラッシュ映像検出用カウンタ、305 検出時間カウンタ、306 通常映像検出用カウンタ、307 判定部、400 第1の遅延調整回路(映像信号用)、410 第2の遅延調整回路(音声信号用)、420 第3の遅延調整回路(高輝度位置判定のための映像信号用)、500、501、502、503 映像補正部、600 高輝度位置判定部、800 制御部。

Claims (9)

  1. 映像入力を順次記憶する映像メモリと、
    前記映像メモリからフレーム単位で順次読み出した前記映像入力に含まれるあらかじめ設定された特定の画素の輝度加算値を算出する演算部と、
    あらかじめ設定した判定時間内での前記輝度加算値の遷移状態に基づいて、フラッシュ映像が発生したか否かを判定するフラッシュ映像判定部と、
    前記フラッシュ映像判定部により前記フラッシュ映像が発生したと判定された場合には、前記映像メモリから読み出した前記映像入力がそのまま出力されないように、前記映像入力に対して出力制限を実行して映像出力を生成する映像補正部と
    を備える映像表示装置。
  2. 前記映像補正部は、前記フラッシュ映像判定部により前記フラッシュ映像が発生したと判定された場合には、前記映像メモリから読み出した前記映像入力の全ての画素の輝度を低減させる補正処理を施すことで、前記出力制限を実行する
    請求項1に記載の映像表示装置。
  3. 前記映像メモリから読み出した前記映像入力の各画素に関して、あらかじめ設定された高輝度閾値以上の輝度を有する高輝度画素の位置を判定する高輝度位置判定部をさらに備え、
    前記映像補正部は、前記フラッシュ映像判定部により前記フラッシュ映像が発生したと判定された場合には、前記映像メモリから読み出した前記映像入力に含まれる前記高輝度画素の輝度を低減させる補正処理を施して映像出力を生成することで、前記出力制限を実行する
    請求項1に記載の映像表示装置。
  4. 前記映像補正部は、前記フラッシュ映像判定部により前記フラッシュ映像が発生したと判定された場合には、前記映像出力に関連する電源を自動的にOFFにし、前記映像出力を行わないようにすることで、前記出力制限を行う
    請求項1に記載の映像表示装置。
  5. 前記映像補正部は、前記フラッシュ映像判定部により前記フラッシュ映像が発生したと判定された場合には、前記映像出力を静止画にするとともに、音声出力をミュートにすることで、前記出力制限を行う
    請求項1に記載の映像表示装置。
  6. 前記映像補正部は、前記フラッシュ映像判定部により前記フラッシュ映像が発生したと判定された場合には、文字または音声により判定結果を伝達することで、前記出力制限を行う
    請求項1に記載の映像表示装置。
  7. 前記フラッシュ映像判定部は、前記フラッシュ映像が発生したと判定した後において、前記フレーム単位でのそれぞれの画素に対して算出された前記輝度加算値に関する遷移状態に基づいて、フラッシュ映像が発生していない通常映像に戻ったか否かを判定し、
    前記映像補正部は、前記フラッシュ映像判定部により前記フラッシュ映像が発生した状態から前記通常映像に戻ったと判定された場合には、前記出力制限を解除し、前記映像メモリから読み出した前記映像入力をそのまま出力するように前記映像出力を生成する
    請求項1から6のいずれか1項に記載の映像表示装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の映像表示装置において実行されるフラッシュ映像検出方法であって、
    あらかじめ設定されたフレーム間隔で前記映像メモリから前記映像入力を順次読み出すステップと、
    取り出した前記映像入力に含まれるあらかじめ設定された特定の画素の前記輝度加算値を算出するステップと、
    前記輝度加算値の遷移状態に基づいて、前記フラッシュ映像が発生したか否かを判定するステップと
    を有し、
    フラッシュ映像が発生していない通常映像を表示中であることを示す、フラッシュ映像判定信号がOFF状態において、前記判定するステップは、
    前記輝度加算値が、高輝度であることを検出するためにあらかじめ設定された上側閾値以上となった場合には、高輝度検出信号をパルス出力し、
    前記輝度加算値が、通常輝度であることを検出するために前記上側閾値よりも低い輝度値としてあらかじめ設定された下側閾値未満となった場合には、通常輝度検出信号をパルス出力し、
    前記高輝度検出信号がパルス出力されることで、高輝度判定信号を0から1に切り替え、
    前記高輝度検出信号が1の状態において前記通常輝度検出信号がパルス出力されることで、前記高輝度判定信号を1から0に切り替えるとともに、フラッシュ映像検出カウント値を1つインクリメントし、
    あらかじめ設定された判定時間内に、前記フラッシュ映像検出カウント値があらかじめ設定されたON判定閾値に到達した場合には、前記フラッシュ映像が発生したと判定し、前記フラッシュ映像判定信号をON状態とする
    フラッシュ映像検出方法。
  9. 前記フラッシュ映像判定信号がON状態において、前記判定するステップは、
    前記輝度加算値が、前記上側閾値未満であり、かつ前記下側閾値以上の場合には、高輝度非検出信号をパルス出力し、
    前記高輝度非検出信号がパルス出力されることで、通常映像検出カウント値を1つインクリメントし、
    前記高輝度検出信号がパルス出力されることで、前記通常映像検出カウント値を0にリセットし、
    前記通常映像検出カウント値があらかじめ設定されたOFF判定閾値に到達した場合には、前記フラッシュ映像から前記通常映像に復帰したと判定し、フラッシュ映像判定信号をOFF状態とする
    請求項8に記載のフラッシュ映像検出方法。
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