JP2022155039A - steering lock device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ステアリングロック装置に関する。 The present invention relates to a steering lock device.
特許文献1,2には、車両のステアリングシャフトをロック及びアンロックするステアリングロック装置が開示されている。これらのステアリングロック装置は、ステアリングシャフトをロックするロック位置と、ステアリングシャフトをアンロックするアンロック位置との間を移動可能なロック部材を備える。
特許文献1のステアリングロック装置は、盗難等の不正行為が行われた場合にロック部材をロック位置に保持する機構を備える。特許文献2のステアリングロック装置は、車両走行中にロック部材をアンロック位置に保持する機構を備える。
The steering lock device of
ステアリングロック装置が、不正行為が行われた場合にロック部材をロック位置に保持する機構と、自動車走行中にロック部材をアンロック位置に保持する機構とを備える場合、ステアリングロック装置が大型化する。 If the steering lock device has a mechanism that holds the lock member in the locked position when the vehicle is tampered with and a mechanism that holds the lock member in the unlocked position while the vehicle is running, the steering lock device becomes large. .
本発明は、ロック部材をロック位置に保持する機能とロック部材をアンロック位置に保持する機能とを備えるステアリングロック装置の小型化を図ることを目的とする。 SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to reduce the size of a steering lock device having a function of holding a lock member in a locked position and a function of holding a lock member in an unlocked position.
本発明の一態様は、
ハウジングと、
前記ハウジングと連結したカバーと、
ステアリングシャフトの回転を制限するロック位置と、前記ステアリングシャフトの回転を許容するアンロック位置との間を移動可能なロック部材と、
モータを有し、前記ロック部材を移動させる駆動機構と、
前記駆動機構に設けられ、前記モータの駆動力により作動する作動部と、
前記ロック部材と係合する係合位置と前記ロック部材と係合しない非係合位置との間を移動可能な補助ロック部材と、
前記補助ロック部材を前記非係合位置から前記係合位置に向けて付勢する第1スプリングと、
前記補助ロック部材と係合している状態で、前記第1スプリングの付勢力による前記補助ロック部材の移動を規制するとともに、前記作動部の作動に伴って作動して前記補助ロック部材を前記係合位置と前記非係合位置との間で移動させる伝達シャフトと、
前記ハウジングから前記カバーが取り外された場合に、前記カバーの移動に伴って前記伝達シャフトを前記補助ロック部材との係合が解除するように移動させ、それによって前記第1スプリングの付勢力による前記非係合位置から前記係合位置に向かう前記補助ロック部材の移動を許容させる連動部と
を備え、
前記ロック部材は、
前記ロック位置にあるときに前記補助ロック部材と位置合わせされる第1係合部と、
前記アンロック位置にあるときに前記補助ロック部材と位置合わせされる第2係合部と
を備え、
前記補助ロック部材は、前記第1係合部と係合すると前記ロック部材を前記ロック位置に保持し、前記第2係合部と係合すると前記ロック部材を前記アンロック位置に保持する、ステアリングロック装置を提供する。
One aspect of the present invention is
a housing;
a cover coupled with the housing;
a locking member movable between a locked position that restricts rotation of the steering shaft and an unlocked position that allows rotation of the steering shaft;
a driving mechanism having a motor for moving the locking member;
an operating unit provided in the drive mechanism and operated by the driving force of the motor;
an auxiliary locking member movable between an engaging position where it engages with the locking member and a non-engaging position where it does not engage with the locking member;
a first spring that biases the auxiliary lock member from the non-engaged position toward the engaged position;
In the state of engagement with the auxiliary lock member, movement of the auxiliary lock member due to the biasing force of the first spring is regulated, and the auxiliary lock member is actuated in accordance with the operation of the operating portion to engage the auxiliary lock member. a transmission shaft for movement between an engaged position and the disengaged position;
When the cover is removed from the housing, the transmission shaft is disengaged from the auxiliary lock member as the cover is moved, whereby the biasing force of the first spring causes the transmission shaft to disengage from the auxiliary lock member. an interlocking part that allows movement of the auxiliary locking member from the non-engaging position toward the engaging position,
The lock member is
a first engaging portion aligned with the auxiliary locking member when in the locking position;
a second engaging portion aligned with the auxiliary locking member when in the unlocked position;
The auxiliary lock member holds the lock member at the lock position when engaged with the first engagement portion, and holds the lock member at the unlock position when engaged with the second engagement portion. A locking device is provided.
ロック部材がロック位置にある場合に不正行為等によりハウジングからカバーが取り外されたとき、伝達シャフトは、補助ロック部材との係合が解除するように移動する。これにより、補助ロック部材は、第1スプリングの付勢力により、非係合位置から係合位置に移動して、ロック部材の第1係合部と係合する。その結果、不正行為等によりハウジングからカバーが取り外された場合であっても、ロック部材は、ロック位置に保持される。 When the cover is removed from the housing by tampering or the like while the locking member is in the locked position, the transmission shaft moves out of engagement with the auxiliary locking member. Thereby, the auxiliary lock member is moved from the non-engagement position to the engagement position by the biasing force of the first spring, and engages with the first engagement portion of the lock member. As a result, even if the cover is removed from the housing by fraud or the like, the locking member is held in the locked position.
一方で、ロック部材がロック位置からアンロック位置に移動する場合に、補助ロック部材は、駆動機構、作動部、伝達シャフトと連動して非係合位置から係合位置に移動し、ロック部材の第2係合部と係合する。その結果、ロック部材は、アンロック位置に保持される。 On the other hand, when the lock member moves from the lock position to the unlock position, the auxiliary lock member moves from the non-engagement position to the engagement position in conjunction with the drive mechanism, the operating section, and the transmission shaft. It engages with the second engaging portion. As a result, the lock member is held in the unlocked position.
この構成によれば、補助ロック部材が、ロック部材をロック位置に保持する機能と、ロック部材をアンロック位置に保持する機能とを有するので、ステアリングロック装置がこれらの機能を有する機構を別個に備える場合と比較して、ステアリングロック装置を小型化できる。 According to this configuration, the auxiliary lock member has a function of holding the lock member in the locked position and a function of holding the lock member in the unlocked position. The steering lock device can be made smaller than when it is provided.
本発明によれば、ロック部材をロック位置に保持する機能とロック部材をアンロック位置に保持する機能とを備えるステアリングロック装置を小型化できる。 According to the present invention, it is possible to reduce the size of the steering lock device having the function of holding the lock member at the lock position and the function of holding the lock member at the unlock position.
[第1実施形態]
図1は、本実施形態のステアリングロック装置1の分解斜視図である。ステアリングロック装置1は、車両のステアリングシャフト2(図2に示す)の回転を制限又は許容するための装置である。図2は、本実施形態に係るステアリングシャフト2の回転を許容した状態のステアリングロック装置1の縦断面図である。図3は、本実施形態に係るステアリングロック装置1の部分断面斜視図である。図3では、ハウジング10とカバー20を切断した断面を示している。
[First embodiment]
FIG. 1 is an exploded perspective view of a
以下の説明において、ステアリングロック装置1がステアリングシャフト2の回転を制限している状態をロック状態という場合がある。同様に、ステアリングロック装置1がステアリングシャフト2の回転を許容している状態をアンロック状態という場合がある。
In the following description, the state in which the
(ステアリングロック装置1の構成)
図1を参照すると、ステアリングロック装置1は、ハウジング10と、カバー20と、ロック部材30と、駆動機構40と、補助ロック部材50と、補助ロックスプリング60と、伝達シャフト70と、プリント基板80とを備える。
(Structure of steering lock device 1)
Referring to FIG. 1, the
ハウジング10は、矩形の箱状である。ハウジング10には、内部にステアリングシャフト2(図2に示す)が挿通されたステアリングコラム3(図2に示す)が嵌め込まれる支持部11が設けられている。また、図3に示すように、ハウジング10には、補助ロック部材50と、補助ロックスプリング60とを収容するための空間である収容部12が設けられている。収容部12のロック部材30側は、開口している。一方で、収容部12のロック部材30と反対側は、係止壁13によって画定されている。
The
カバー20は、矩形の箱状であり、ハウジング10と連結して、ロック部材30、駆動機構40、伝達シャフト70、及びプリント基板80を収容するための空間を画定している。また、図3に示すように、カバー20には、伝達シャフト70を回転可能に支持する連動部21が設けられている。連動部21は、後述する伝達シャフト70の鍔部75と係合している。
The
図4は、本実施形態に係る駆動機構40の周辺を示す斜視図である。
FIG. 4 is a perspective view showing the periphery of the
ロック部材30は、ステアリングシャフトの回転を規制するロック位置と、ステアリングシャフトの回転を許容するアンロック位置との間を移動可能である。図2及び図3では、アンロック位置にあるロック部材30を示している
The
以下の説明において、ロック部材30の移動方向(進退方向)をX方向という場合がある。ロック部材30がロック位置側に向けて進出する方向を+X方向という場合があり、ロック部材30がアンロック位置に向けて退避する方向を-X方向という場合がある。また、ステアリングシャフト2の軸方向をY方向という場合がある。本実施形態では、X方向とY方向とは直交している。さらに、以下の説明において、X方向とY方向とに直交する方向をZ方向という場合がある。
In the following description, the moving direction (advancing and retreating direction) of the locking
ロック部材30は、板状である。図2に示すように、ロック部材30は、ハウジング10に設けられた第1案内孔(第1案内部)14に挿入されている。第1案内孔14は、X方向に延びている。これにより、ロック部材30は、第1案内孔14によりX方向に直動可能に案内される。
The
図4に示すように、ロック部材30には、第1係合部31が設けられている。本実施形態の第1係合部31は、ロック部材30に設けられた切り欠き部である。第1係合部31は、ステアリングシャフト2(図2に示す)側、つまり+X方向側と、Y方向の一方側(図4の紙面の奥側)とが閉じている。第1係合部31は、ステアリングシャフト2とは反対側、つまり-X方向側と、Y方向の他方側(図4の紙面の手前側)と、Z方向の両側とが開口している。また、ロック部材30は、第1係合部31のステアリングシャフト2側、つまり+X方向側を画定する第1保持面32を備える。第1保持面32は、X方向と直交している。
As shown in FIG. 4 , the locking
図5及び図6に示すように、第1係合部31は、ロック部材30がロック位置にあるとき、補助ロック部材50とX方向及びY方向において同じ位置に配置され、Z方向に対向している。言い換えると、ロック部材30がロック位置にあるとき第1係合部31と補助ロック部材50とは、位置合わせされている。
As shown in FIGS. 5 and 6, when the
図4を参照すると、ロック部材30には、第2係合部33が設けられている。本実施形態の第2係合部33は、ロック部材30に設けられた溝部である。第2係合部33は、X方向の両側と、Y方向の一方側(図4の紙面の奥側)とが閉じている。第2係合部33は、Y方向の他方側(図4の紙面の手前側)と、Z方向の両側とが開口している。ロック部材30は、第2係合部33の-X方向側を画定する第2保持面34を備える。第2保持面34は、X方向と直交している。
Referring to FIG. 4 , the locking
図9及び図10に示すように、第2係合部33は、ロック部材30がアンロック位置にあるとき、補助ロック部材50とX方向及びY方向において同じ位置に配置され、Z方向に対向している。言い換えると、ロック部材30がアンロック位置にあるとき、第2係合部33と補助ロック部材50とは、位置合わせされている。
As shown in FIGS. 9 and 10, when the
図4を参照すると、第2係合部33は、第1係合部31よりもステアリングシャフト2(図2に示す)側、つまり+X方向側に配置されている。つまり、第1係合部31と第2係合部33とは、X方向に間隔を開けて配置されている。言い換えれば、第1係合部31の+X方向側を画定する第1保持面32と、第2係合部33の-X方向側を画定する第2保持面34とは、X方向に間隔を開けて配置されている。
Referring to FIG. 4, the second engaging
ロック部材30のステアリングシャフト2(図2に示す)と反対側、つまり-X方向側の端部には、後述するピン44が挿通される連結孔35が設けられている。
A
駆動機構40は、電動モータ41と、電動モータ41の駆動力によって回転するギヤ部材42と、ギヤ部材42と連動して作動するカム部材43とを備える。
The
電動モータ41は、電動モータ本体41aと、電動モータ本体41aから延びた出力軸41bとを備える。電動モータ41の出力軸41bには、ウォーム41cが取り付けられている。また、電動モータ本体41aには、後述するターミナル82(図1に示す)を介して電力が供給される。電動モータ本体41aが駆動されると、出力軸41bとウォーム41cとは、出力軸41bの軸線A1を中心に一体に回転する。
The
ギヤ部材42は、X方向に延びた円筒状である。ギヤ部材42は、電動モータ41のウォーム41cと噛み合うウォームホイール42aを備える。電動モータ41の出力軸41bに取り付けられたウォーム41cが回転することで、ウォームホイール42aが回転し、ギヤ部材42全体がギヤ部材42の軸線A2を中心に回転する。
The
ギヤ部材42は、伝達シャフト70の後述する第1ギヤ72と噛み合う駆動ギヤ部42bを備える。駆動ギヤ部42bは、X方向に直線状に延びた歯すじを有する。駆動ギヤ部42bは、ギヤ部材42と一体に形成されている。ギヤ部材42全体が軸線A2を中心に回転することで、駆動ギヤ部42bは、軸線A2を中心に回転する。本実施形態の駆動ギヤ部42bは、本発明に係る作動部の一例である。
The
ギヤ部材42の内周面には、台形ねじ形状の雌ねじ部(図示せず)が設けられている。雌ねじ部は、カム部材43の後述する雄ねじ部(図示せず)と噛み合っている。
A trapezoidal female screw portion (not shown) is provided on the inner peripheral surface of the
図2に示すように、カム部材43は、ハウジング10に設けられた第2案内孔(第2案内部)15に収容されている。第2案内孔15は、X方向に延びている。これにより、カム部材43は、第2案内孔15によりX方向に直動可能に案内される。カム部材43の外周面には、台形ねじ形状の雄ねじ部(図示せず)が設けられている。雄ねじ部は、ギヤ部材42の雌ネジ部と噛み合っている。これにより、ギヤ部材42全体が軸線A2を中心に回転すると、カム部材43は、X方向に直動する。
As shown in FIG. 2 , the
カム部材43には、ロック部材30が挿通された挿通孔43aが設けられている。挿通孔43aは、X方向に延びている。挿通孔43aにロック部材30が挿通された状態で、ピン44がロック部材30の連結孔35を通るように、ピン44をカム部材43に取り付けることで、カム部材43は、ロック部材30に連結される。これにより、カム部材43がX方向に直動すると、ロック部材30は、X方向に直動する。
The
挿通孔43a内には、スプリング45が縮んだ状態で配置されている。スプリング45は、ロック部材30をステアリングシャフト2側、つまり+X方向側に付勢している。これにより、ロック部材30は、ピン44に押し当てられる。
A
図4を参照すると、補助ロック部材50は、ロック部材30と係合しない非係合位置から、ロック部材30と係合する係合位置に向けて移動可能である。本実施形態の補助ロック部材50は、Z方向に直動可能である。補助ロック部材50は、補助ロックスプリング60により、ロック部材30側、つまり係合位置に向けて付勢されている。
Referring to FIG. 4 , the
補助ロック部材50は、スライダ51と、ロックバー52と、緩衝スプリング53とを備える。補助ロック部材50は、補助ロックスプリング60とともにハウジング10の収容部12(図3に示す)に収容されている。
The
本実施形態のスライダ51は、補助ロック部材50の移動方向、つまりZ方向に直動可能である。図4に明瞭に示すように、スライダ51は、スライダ本体51aと、伝達シャフト70の後述する第2ギヤ73と噛み合うラック部51bとを備える。スライダ本体51aは、Y方向に延びている。ラック部51bは、スライダ本体51aのY方向の一端から屈曲部を介してロック部材30側に向けて延びている。つまり、スライダ51は、X方向から見てL字状である。
The
ラック部51bは、X方向に直線状に延びた歯すじを有する。
The
スライダ51は、ラック部51bのロック部材30側の端部に設けられ、Y方向の一方側に向けて延びた摺動片51cを備える。
The
ロックバー52は、ロックバー本体52aと、ロックバー本体52aのロック部材30側の端部に設けられた突出部52bとを備える。突出部52bは、ロックバー本体52aのロック部材30側の端面からロック部材30側に向けて延びている。
The
ロックバー本体52aには、スライダ51の摺動片51cと係合する摺動溝52cが設けられている。摺動溝52cは、Z方向に延びている。摺動溝52cは、Z方向の一方側及び他方側、X方向の一方側及び他方側、Y方向の一方側(図4の紙面奥側)が閉じている。摺動溝52cは、Y方向の他方側(図4の紙面手前側)が開口している。これにより、ロックバー52は、スライダ51に対して、補助ロック部材50の移動方向、つまりZ方向に直動可能である。
A sliding
緩衝スプリング53は、スライダ本体51aとロックバー本体52aとの間に縮んだ状態で配置されている。これにより、緩衝スプリング53は、ロックバー52をロック部材30に向けて付勢している。
The
補助ロックスプリング60は、収容部12(図3に示す)内に配置されている。補助ロックスプリング60は、補助ロック部材50のスライダ51とハウジング10の係止壁13(図3に示す)との間に縮んだ状態で配置されている。これにより、補助ロックスプリング60は、補助ロック部材50(より詳細には、スライダ51)をロック部材30に向けて付勢している。
伝達シャフト70は、伝達シャフト本体71と、第1ギヤ72と、第2ギヤ73と、拡径部74と、鍔部75とを備える。伝達シャフト70は、図3に示すように、ハウジング10の第3案内孔16内に配置されている。
The
伝達シャフト本体71は、X方向に延びた円柱状である。伝達シャフト本体71は、ハウジング10(図3に示す)及びカバー20(図3に示す)に回転可能に支持されている。伝達シャフト本体71には、+X方向から-X方向に向かって、第2ギヤ73、拡径部74、第1ギヤ72、及び鍔部75の順に設けられている。
The transmission shaft
第1ギヤ72は、伝達シャフト本体71が延びる方向、つまりX方向に直線状に延びた歯すじを有する平歯車である。第1ギヤ72は、伝達シャフト本体71の外周に設けられている。第1ギヤ72は、伝達シャフト本体71と同軸状に配置されている。第1ギヤ72は、ギヤ部材42の駆動ギヤ部42bと噛み合っている。これにより、ギヤ部材42が軸線A2を中心に回転すると、伝達シャフト70は、伝達シャフト本体71の軸線A3を中心に回転する。本実施形態の第1ギヤ72は、本発明に係る入力部の一例である。
The
第2ギヤ73は、伝達シャフト本体71が延びる方向、つまりX方向に直線状に延びた歯すじを有する平歯車である。第2ギヤ73は、伝達シャフト本体71の+X方向側の端部に設けられている。また。第2ギヤ73は、ハウジング10の収容部12(図3に示す)内に配置されている。第2ギヤ73は、伝達シャフト本体71及び第1ギヤ72と同軸状に配置されている。本実施形態の第2ギヤ73は、本発明に係る出力部の一例である。
The
第2ギヤ73は、補助ロック部材50のラック部51bと噛み合っている。伝達シャフト70が軸線A3を中心に回転すると、第2ギヤ73が軸線A3を中心に回転し、補助ロック部材50は、Z方向に直動する。これにより、補助ロック部材50は、ロック部材30と係合する係合位置と、ロック部材30と係合しない非係合位置との間を移動する。
The
一方で、第2ギヤ73が補助ロック部材50のラック部51bと噛み合っているとき、補助ロックスプリング60の付勢力による補助ロック部材50の移動は規制されている。
On the other hand, when the
拡径部74は、伝達シャフト本体71の外周に設けられている円筒状の部分である。拡径部74の外形は、伝達シャフト本体71の外形よりも大きい。拡径部74の外形は、ハウジング10の第3案内孔16の内形よりも僅かに小さい。
The
鍔部75は、伝達シャフト本体71の-X方向側の端部に設けられている円環状の部分である。鍔部75の外形は、伝達シャフト本体71の外形よりも大きい。鍔部75は、カバー20の連動部21(図3に示す)に取り付けられている。これにより、伝達シャフト70は、カバー20に回転可能に支持されている。一方で、鍔部75とカバー20の連動部21との係合によって、伝達シャフト70のX方向への移動は制限されている。
The
図3に明瞭に示すように、連動部21は、伝達シャフト本体71のうち鍔部75よりも-X方向側の部分を回転可能に支持する第1部分21aと、伝達シャフト本体71のうち鍔部75よりも+X方向側の部分を回転可能に支持する第2部分21bとを備える。第1部分21aは、鍔部75よりも-X方向側に配置されており、鍔部75と係合して、伝達シャフト70の-X方向側への移動を規制する。一方で、第2部分21bは、鍔部75よりも+X方向側に配置されており、鍔部75と係合して、伝達シャフト70の+X方向側への移動を規制する。第1部分21aと第2部分21bとは、X方向の両側から鍔部75を挟むように配置されている。
As clearly shown in FIG. 3 , the interlocking
図1を参照すると、プリント基板80には、複数の電子部品が実装されている。具体的には、プリント基板80には、図示しない外部電源と電気的に接続するためのコネクタ81と、外部電源からの電力を電動モータ41に給電するためのターミナル82とが搭載されている。
Referring to FIG. 1, a plurality of electronic components are mounted on printed
(ステアリングロック装置1の動作)
図5から図12を参照して、ステアリングロック装置1の動作を説明する。
(Operation of steering lock device 1)
The operation of the
図5、図7、図9は、駆動機構40の周辺を示す側面図である。図6は、図5のVI-VI線に沿った断面図である。図8は、図7のVIII-VIII線に沿った断面図である。図10は、図9のX-X線に沿った断面図である。図5及び図6は、ロック部材30がロック位置にある状態を示している。図7及び図8は、ロック部材30がロック位置からアンロック位置に移動している途中の状態を示している。図9及び図10は、ロック部材30がアンロック位置にある状態を示している。
5, 7, and 9 are side views showing the periphery of the
図5及び図6を参照すると、ロック部材30がロック位置にある場合、補助ロック部材50は、伝達シャフト70との係合により、補助ロックスプリング60の付勢力による移動が制限されている。また、図6に示すように、スライダ51の摺動片51cは、ロックバー52の摺動溝52cのロック部材30とは反対側を画定する壁部52dと係合している。また、ロックバー52の突出部52bは、ロック部材30からZ方向に離間している。図5に示すように、ロック部材30の第1係合部31と、補助ロック部材50とは位置合わせされている。
5 and 6, when the
図5及び図6に示すロック状態から電動モータ41が正転(又は逆転)すると、ギヤ部材42が軸線A2を中心に回転する。これにより、カム部材43がステアリングシャフト2(図2に示す)とは反対側、つまり-X方向側に移動する。これに伴って、ロック部材30は、ステアリングシャフト2とは反対側、つまり-X方向側に移動する。一方で、ギヤ部材42の回転に伴って、伝達シャフト70が軸線A3を中心に回転する。これにより、スライダ51は、ロック部材30側に移動する。
When the
図7及び図8に示すように、ロック部材30がロック位置からアンロック位置に移動する途中では、ロックバー52の突出部52bの先端がロック部材30に当接している。この状態では、伝達シャフト70の第2ギヤ73が更に回転してスライダ51がロック部材30側に更に移動しても、緩衝スプリング53が縮むことでロックバー52が移動しないようになっている。
As shown in FIGS. 7 and 8, the tip of the projecting
図7及び図8に示す状態からロック部材30がステアリングシャフト2(図2に示す)とは反対側、つまり-X方向側に更に移動すると、図9及び図10に示すように、ロック部材30は、アンロック位置に至る。このとき、ロック部材30の第2係合部33と補助ロック部材50とが対向し、ロック部材30と突出部52bとの係合が解除されると、ロックバー52が緩衝スプリング53の付勢力によりロック部材30側に移動し、第2係合部33と突出部52bとが係合する。
7 and 8, the
図9に示すように、ロック部材30がアンロック位置にあるとき、第2係合部33(より詳細には、第2保持面34)と突出部52bとの係合により、ロック部材30のステアリングシャフト2(図2に示す)側、つまり+X方向側への移動が規制されているので、ロック部材30は、アンロック位置に保持されている。
As shown in FIG. 9, when the
一方で、図9及び図10に示すアンロック状態から電動モータ41が逆転(又は正転)すると、ギヤ部材42が軸線A2を中心に回転する。このとき、カム部材43がステアリングシャフト2(図2に示す)側、つまり+X方向側に移動する。これに伴って、ロック部材30は、ステアリングシャフト2側、つまり+X方向側に移動する。一方で、ギヤ部材42の回転に伴って、伝達シャフト70が軸線A3を中心に回転する。これにより、補助ロック部材50は、ロック部材30から離れるように移動する。アンロック状態において、ロックバー52の壁部52dとスライダ51の摺動片51cとが係合しているので、ギヤ部材42が回転するとすぐに、スライダ51の移動に伴ってロックバー52もロック部材30から離れるように移動する。このため、ロックバー52の突出部52bがステアリングシャフト2側、つまり+X方向側へのロック部材30の移動を妨げることがない。
On the other hand, when the
そして、ロック部材30がステアリングシャフト2側、つまり+X方向側に更に移動すると、図5及び図6に示すように、ロック部材30は、ロック位置に至る。このとき補助ロック部材50も更にロック部材30から離れるように移動し、非係合位置に至る。
When the
図11は、駆動機構40の周辺を示す側面図である。図12は、図11のXII-XII線に沿った断面図である。図11及び図12は、ハウジング10とカバー20との連結が解除した状態を示している。より詳細には、図11及び図12は、図5及び図6に示すロック状態から、ハウジング10とカバー20との連結が解除されたときのステアリングロック装置1を示す。以下、ロック状態からハウジング10とカバー20との連結が解除されたときのステアリングロック装置1の動作について説明する。
FIG. 11 is a side view showing the periphery of the
図5及び図6に示すロック状態では、伝達シャフト70は、カバー20(図3に示す)により-X方向側への移動が規制されている。この状態からハウジング10とカバー20との連結が解除されると、カバー20による伝達シャフト70の移動の規制が解除され、伝達シャフト70のステアリングシャフト2(図2に示す)とは反対側、つまり-X方向側への移動が許容される。この状態でカバー20が-X方向側に移動すると、伝達シャフト70の鍔部75とカバー20の連動部21とが係合しているため、伝達シャフト70は、カバー20の移動と連動してステアリングシャフト2とは反対側、つまり-X方向側へ移動する。伝達シャフト70は、ハウジング10の第3案内孔16(図3に示す)により直動可能に案内されるので、カバー20との連動による伝達シャフト70の円滑な移動が実現される。
In the locked state shown in FIGS. 5 and 6, the
伝達シャフト70が-X方向側に移動すると、第2ギヤ73と補助ロック部材50のラック部51bとの噛み合いが解除され、補助ロックスプリング60の付勢力による補助ロック部材50の移動が許容される。このとき、補助ロック部材50は、補助ロックスプリング60によりロック部材30側に付勢されている。
When the
補助ロック部材50がロック部材30に向かって移動すると、図11及び図12に示すように、補助ロック部材50とロック部材30の第1係合部31とが係合する。つまり、補助ロック部材50は、非係合位置から係合位置へ移動する。この状態では、ロック部材30の第1保持面32と突出部52bとの係合により、ロック部材30の-X方向側(図11において下側)への移動が規制される。このように、盗難等の不正行為によりカバー20がハウジング10から取り外された場合であっても、ロック部材30は、ロック位置に維持される。
When the
図示しないが、ハウジング10とカバー20との連結が解除された場合の伝達シャフト70の移動方向(本実施形態ではX方向)から見たときに、伝達シャフト70の第1ギヤ72、第2ギヤ73、及び拡径部74は、他の構成要素(例えば、ウォームホイール42a、駆動ギヤ部42b)と重複しないようになっている。これにより、カバー20との連動による伝達シャフト70の円滑な移動が実現される。
Although not shown, the
第1ギヤ72は、X方向から見たときに、第1ギヤ72の歯先円が、ウォームホイール42aの歯先円、及び電動モータ41の出力軸41bと重複しないようになっている。
The
第2ギヤ73は、X方向から見たときに、第2ギヤ73の歯先円が、ウォームホイール42aの歯先円、駆動ギヤ部42bの歯先円、及び電動モータ41の出力軸41bと重複しないようになっている。
When the
拡径部74は、X方向から見たときに、拡径部74の外形が、ウォームホイール42aの歯先円、駆動ギヤ部42bの歯先円、及び電動モータ41の出力軸41bと重複しないようになっている。
When viewed from the X direction, the
本実施形態のステアリングロック装置1は、以下の機能を有する。
The
ロック部材30がロック位置にある場合に、不正行為等によりハウジング10からカバー20が取り外されたとき、伝達シャフト70は、補助ロック部材50との係合が解除するように移動する。これにより、補助ロック部材50は、補助ロックスプリング60の付勢力により、非係合位置から係合位置に移動して、ロック部材30の第1係合部31と係合する。その結果、不正行為等によりハウジング10からカバー20が取り外された場合であっても、ロック部材30は、ロック位置に保持される。
When the
一方で、ロック部材30がロック位置からアンロック位置に移動する場合に、補助ロック部材50は、ギヤ部材42、及び伝達シャフト70と連動して非係合位置から係合位置に移動し、ロック部材30の第2係合部33と係合する。その結果、ロック部材30は、アンロック位置に保持される。
On the other hand, when the
この構成によれば、補助ロック部材50が、ロック部材30をロック位置に保持する機能と、ロック部材30をアンロック位置に保持する機能とを有するので、ステアリングロック装置1がこれらの機能を有する機構を別個に備える場合と比較して、ステアリングロック装置1を小型化できる。
According to this configuration, the
補助ロック部材が1つの部品で構成されている場合、補助ロック部材とロック部材30とが当接している状態(例えば、図7及び図8に示すような状態)では、伝達シャフト70の第2ギヤ73を更に回転させようとしても、補助ロック部材はこれ以上移動できない。この状態から、伝達シャフト70の第2ギヤ73を更に回転させようとすると、第2ギヤ73に過度な負荷がかかり、第2ギヤ73が破損するおそれがある。これに対して、本実施形態では、ロックバー52の突出部52bとロック部材30とが当接している状態から、伝達シャフト70の第2ギヤ73が更に回転したとき、緩衝スプリング53が縮むことでスライダ51の移動(第2ギヤ73の回転)が許容される。このため、ロックバー52の突出部52bとロック部材30とが当接している状態から、第2ギヤ73を更に回転させた場合であっても、第2ギヤ73に過度な負荷がかかることなく、第2ギヤ73が破損することを防止できる。
In the case where the auxiliary locking member is composed of one part, the second position of the
[第2実施形態]
図13は、第2実施形態に係るステアリングロック装置のロック状態での要部斜視図である。図14は、第2実施形態に係るステアリングロック装置のアンロック状態での要部斜視図である。
[Second embodiment]
FIG. 13 is a perspective view of essential parts in a locked state of the steering lock device according to the second embodiment. FIG. 14 is a perspective view of essential parts of the steering lock device according to the second embodiment in an unlocked state.
第2実施形態のステアリングロック装置は、補助ロック部材150、補助ロックスプリング160、及び伝達シャフト170の構成を除いて、第1実施形態のステアリングロック装置1と同様の構成を有している。第2実施形態において、第1実施形態と同様の構成には、同一の参照符号を付して示し、その詳細な説明を省略する。
The steering lock device of the second embodiment has the same configuration as the
図13及び図14を参照すると、補助ロック部材150は、軸部151と、L字状のロックバー152とを備える。
13 and 14, the
軸部151は、ハウジング10(図1に示す)に回動可能に支持されている。補助ロック部材150は、軸部151の軸線A4を中心に回動することで図13に示す非係合位置と図14に示す係合位置とを移動可能である。
The
補助ロック部材150は、補助ロック部材150の軸部151に取り付けられた補助ロックスプリング160により、係合位置に向けて付勢されている。
The
本実施形態の伝達シャフト170は、伝達シャフト本体171と、ラック部172と、鍔部173とを備える。
The
伝達シャフト本体171は、X方向に延びた円柱状である。伝達シャフト本体171の+X方向側の端部は、ロックバー152と係合している。伝達シャフト本体171の+X方向側の端部がロックバー152と係合している状態では、補助ロック部材150の位置は、伝達シャフト本体171の位置により決定され、補助ロックスプリング160の付勢力による補助ロック部材150の移動は規制されている。本実施形態の伝達シャフト本体171の+X方向側の端部は、本発明に係る出力部の一例である。
The transmission shaft
ラック部172は、伝達シャフト本体171が延びる方向、つまりX方向に直線状に延びた歯すじを有する。ラック部172は、ギヤ部材42の駆動ギヤ部42bと噛み合っている。これにより、ギヤ部材42が軸線A2を中心に回転すると、伝達シャフト170は、X方向と直交する方向(図中矢印で示す)に直動する。本実施形態のラック部172は、本発明に係る入力部の一例である。
The
鍔部173は、伝達シャフト本体171の-X方向側の端部に設けられている。鍔部173は、カバー20(図1に示す)に設けられた連動部(図示せず)にX方向と直交する方向(図中矢印で示す)に直動可能に支持されている。
The
(ステアリングロック装置の動作)
図13から図15を参照して、ステアリングロック装置の動作を説明する。
(Operation of steering lock device)
The operation of the steering lock device will be described with reference to FIGS. 13 to 15. FIG.
図13を参照すると、ロック部材30がロック位置にある場合、補助ロック部材150は、伝達シャフト170との係合により補助ロックスプリング60の付勢力による移動が制限され、非係合位置に保持されている。また、ロック部材30の第1係合部31と、補助ロック部材150とは位置合わせされている。
Referring to FIG. 13, when the
図13に示すロック状態から電動モータ41が正転(又は逆転)すると、ギヤ部材42が軸線A2を中心に回転する。これにより、カム部材43がステアリングシャフト2(図2に示す)とは反対側、つまり-X方向側に移動する。これに伴って、ロック部材30は、ステアリングシャフト2とは反対側、つまり-X方向側に移動する。一方で、ギヤ部材42の回転に伴って、伝達シャフト170が直動する。これに伴って、補助ロック部材150は、補助ロックスプリング160の付勢力により軸線A4を中心に回動する。
When the
図14に示すように、ロック部材30がアンロック位置に至った状態では、係合位置まで回転したロックバー152と、第2係合部33とが係合する。ロック部材30がアンロック位置にあるとき、第2係合部33(より詳細には、第2保持面34)とロックバー152との係合により、ロック部材30のステアリングシャフト2側、つまり+X方向側への移動が規制されているので、ロック部材30は、アンロック位置に保持されている。
As shown in FIG. 14, when the
一方で、図14に示すアンロック状態から電動モータ41が逆転(又は正転)すると、ギヤ部材42が軸線A2を中心に回転する。このとき、カム部材43がステアリングシャフト2(図2に示す)側、つまり+X方向側に移動する。これに伴って、ロック部材30は、ステアリングシャフト2側、つまり+X方向側に移動する。一方で、ギヤ部材42の回転に伴って、伝達シャフト170が直動する。伝達シャフト170が直動すると、伝達シャフト本体171の+X方向側の端部がロックバー152を押すことで、補助ロック部材150は、補助ロックスプリング160の付勢力に抗して係合位置から非係合位置へと移動する。
On the other hand, when the
図15は、ハウジング10(図1に示す)とカバー20(図1に示す)との連結が解除した状態でのステアリングロック装置の要部斜視図である。より詳細には、図15は、図13に示すロック状態から、ハウジング10とカバー20との連結が解除されたときのステアリングロック装置を示す。以下、ロック状態からハウジング10とカバー20との連結が解除されたときのステアリングロック装置の動作について説明する。
FIG. 15 is a perspective view of the essential parts of the steering lock device in a state in which the housing 10 (shown in FIG. 1) and the cover 20 (shown in FIG. 1) are disconnected. More specifically, FIG. 15 shows the steering lock device when the connection between the
図13に示すロック状態では、伝達シャフト170は、カバー20(図3に示す)により-X方向側への移動が規制されている。この状態からハウジング10とカバー20との連結が解除されると、カバー20による伝達シャフト170の移動の規制が解除され、伝達シャフト170のステアリングシャフト2(図2に示す)とは反対側、つまり-X方向側への移動が許容される。この状態でカバー20が-X方向側に移動すると、伝達シャフト170の鍔部173とカバー20の連動部21とが係合しているため、伝達シャフト170は、カバー20の移動と連動して、ステアリングシャフト2とは反対側、つまり-X方向側へ移動する。
In the locked state shown in FIG. 13, the
伝達シャフト170がステアリングシャフト2(図2に示す)とは反対側、つまり-X方向側に移動すると、伝達シャフト本体171の+X方向側の端部と補助ロック部材150のロックバー152の係合が解除され、補助ロックスプリング160の付勢力による補助ロック部材150の移動が許容される。
When the
補助ロックスプリング160の付勢力により補助ロック部材150が係合位置に移動すると、図15に示すように、補助ロック部材150とロック部材30の第1係合部31とが係合する。この状態では、ロック部材30の第1保持面32とロックバー152との係合により、ロック部材30の-X方向側(図15において下側)への移動が規制される。このように、盗難等の不正行為によりカバー20がハウジング10から取り外された場合であっても、ロック部材30は、ロック位置に維持される。
When the
第2実施形態のステアリングロック装置は、第1実施形態のステアリングロック装置1と同様の作用効果を奏する。
The steering lock device of the second embodiment has the same effects as the
以上より、本発明の具体的な実施形態について説明したが、本発明は上記第1実施形態及び第2実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。 As described above, specific embodiments of the present invention have been described, but the present invention is not limited to the first and second embodiments, and various modifications can be made within the scope of the present invention. can be done.
上記第1実施形態では、伝達シャフト70の鍔部75と、カバー20の連動部21とをX方向両側に係合させて、カバー20がハウジング10から外された場合、伝達シャフト70をカバー20と一緒に-X方向側に移動させるように構成したが、これに限定されるものではない。例えば、鍔部75と連動部21とを-X方向側のみ係合させる、つまり、カバー20が伝達シャフト70の―X方向側への移動のみ規制するとともに、伝達シャフト70を―X方向側に付勢するスプリングを設け、カバー20がハウジング10から外された場合に、スプリングの付勢力で伝達シャフト70を-X方向側に移動させて、第2ギヤ73と補助ロック部材50との係合を解除するように構成してもよい。
In the first embodiment, the
1 ステアリングロック装置
2 ステアリングシャフト
3 ステアリングコラム
10 ハウジング
11 支持部
12 収容部
13 係止壁
14 第1案内孔
15 第2案内孔
16 第3案内孔
20 カバー
21 連動部
30 ロック部材
31 第1係合部
32 第1保持面
33 第2係合部
34 第2保持面
35 連結孔
40 駆動機構
41 電動モータ
41a 電動モータ本体
41b 出力軸
41c ウォーム
42 ギヤ部材
42a ウォームホイール
42b 駆動ギヤ部(作動部)
43 カム部材
43a 挿通孔
44 ピン
45 スプリング
50 補助ロック部材
51 スライダ
51a スライダ本体
51b ラック部(操作受部)
51c 摺動片
52 ロックバー
52a ロックバー本体
52b 突出部
52c 摺動溝
52d 壁部
53 緩衝スプリング
60 補助ロックスプリング
70 伝達シャフト
71 伝達シャフト本体
72 第1ギヤ(入力部)
73 第2ギヤ(出力部)
74 拡径部
75 鍔部
80 プリント基板
81 コネクタ
82 ターミナル
43 Cam member
73 2nd gear (output part)
74 expanded
Claims (4)
前記ハウジングと連結したカバーと、
ステアリングシャフトの回転を制限するロック位置と、前記ステアリングシャフトの回転を許容するアンロック位置との間を移動可能なロック部材と、
モータを有し、前記ロック部材を移動させる駆動機構と、
前記駆動機構に設けられ、前記モータの駆動力により作動する作動部と、
前記ロック部材と係合する係合位置と前記ロック部材と係合しない非係合位置との間を移動可能な補助ロック部材と、
前記補助ロック部材を前記非係合位置から前記係合位置に向けて付勢する第1スプリングと、
前記補助ロック部材と係合している状態で、前記第1スプリングの付勢力による前記補助ロック部材の移動を規制するとともに、前記作動部の作動に伴って作動して前記補助ロック部材を前記係合位置と前記非係合位置との間で移動させる伝達シャフトと、
前記ハウジングから前記カバーが取り外された場合に、前記カバーの移動に伴って前記伝達シャフトを前記補助ロック部材との係合が解除するように移動させ、それによって前記第1スプリングの付勢力による前記非係合位置から前記係合位置に向かう前記補助ロック部材の移動を許容させる連動部と
を備え、
前記ロック部材は、
前記ロック位置にあるときに前記補助ロック部材と位置合わせされる第1係合部と、
前記アンロック位置にあるときに前記補助ロック部材と位置合わせされる第2係合部と
を備え、
前記補助ロック部材は、前記第1係合部と係合すると前記ロック部材を前記ロック位置に保持し、前記第2係合部と係合すると前記ロック部材を前記アンロック位置に保持する、ステアリングロック装置。 a housing;
a cover coupled with the housing;
a locking member movable between a locked position that restricts rotation of the steering shaft and an unlocked position that allows rotation of the steering shaft;
a driving mechanism having a motor for moving the locking member;
an operating unit provided in the drive mechanism and operated by the driving force of the motor;
an auxiliary locking member movable between an engaging position where it engages with the locking member and a non-engaging position where it does not engage with the locking member;
a first spring that biases the auxiliary lock member from the non-engaged position toward the engaged position;
In the state of engagement with the auxiliary lock member, movement of the auxiliary lock member due to the biasing force of the first spring is regulated, and the auxiliary lock member is actuated in accordance with the operation of the operating portion to engage the auxiliary lock member. a transmission shaft for movement between an engaged position and the disengaged position;
When the cover is removed from the housing, the transmission shaft is disengaged from the auxiliary lock member as the cover is moved, whereby the biasing force of the first spring causes the transmission shaft to disengage from the auxiliary lock member. an interlocking part that allows movement of the auxiliary locking member from the non-engaging position toward the engaging position,
The lock member is
a first engaging portion aligned with the auxiliary locking member when in the locking position;
a second engaging portion aligned with the auxiliary locking member when in the unlocked position;
The auxiliary lock member holds the lock member at the lock position when engaged with the first engagement portion, and holds the lock member at the unlock position when engaged with the second engagement portion. locking device.
前記伝達シャフトは、
前記モータの前記駆動力が入力される入力部と、
前記入力部と一体的に作動して、前記操作受部と係合する出力部と
を備える、請求項1に記載のステアリングロック装置。 The auxiliary lock member has an operation receiving portion that receives an operation from the transmission shaft,
The transmission shaft is
an input unit to which the driving force of the motor is input;
The steering lock device according to claim 1, further comprising: an output section that operates integrally with the input section and engages with the operation receiving section.
前記補助ロック部材は、
前記操作受部が設けられ、前記補助ロック部材の移動方向に直動可能なスライダと、
前記スライダに対して前記補助ロック部材の移動方向に直動可能なロックバーと、
前記スライダと前記ロックバーとの間に配置された第2スプリングと
を備える、請求項2に記載のステアリングロック装置。 the auxiliary locking member is linearly movable between the non-engaging position and the engaging position;
The auxiliary locking member is
a slider provided with the operation receiving portion and capable of moving linearly in the movement direction of the auxiliary lock member;
a lock bar that can move directly with respect to the slider in the movement direction of the auxiliary lock member;
The steering lock device according to claim 2, further comprising a second spring arranged between the slider and the lock bar.
前記出力部は、前記操作受部と噛み合うピニオンである、請求項2又は3に記載のステアリングロック装置。 The operation receiving portion is a rack,
4. The steering lock device according to claim 2, wherein said output portion is a pinion meshing with said operation receiving portion.
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP4346128A1 (en) | 2022-09-28 | 2024-04-03 | NEC Corporation | Repeater device and transmission control techniques in quantum cryptographic communication system |
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