JP2022154946A - 流量計 - Google Patents

流量計 Download PDF

Info

Publication number
JP2022154946A
JP2022154946A JP2021058221A JP2021058221A JP2022154946A JP 2022154946 A JP2022154946 A JP 2022154946A JP 2021058221 A JP2021058221 A JP 2021058221A JP 2021058221 A JP2021058221 A JP 2021058221A JP 2022154946 A JP2022154946 A JP 2022154946A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
peripheral
orifice
central hole
diameter
hole portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021058221A
Other languages
English (en)
Inventor
大輝 浅原
Daiki Asahara
英之 坂田
Hideyuki Sakata
圭浩 近藤
Yoshihiro Kondo
康嘉 杉本
Yasuyoshi Sugimoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2021058221A priority Critical patent/JP2022154946A/ja
Publication of JP2022154946A publication Critical patent/JP2022154946A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

Figure 2022154946000001
【課題】省スペースのもとでさらに正確に計測を行うことが可能な流量計を提供する。
【解決手段】流量計は、流路上に配置されたオリフィスと、オリフィスの上流側、及び下流側にそれぞれ配置された圧力計測部と、を備え、オリフィスは、流路の中心軸を中心とする円盤状のオリフィス本体と、オリフィス本体における中心を含む部分に開口する中心孔部と、中心孔部を外周側から囲むように配置された複数の周辺孔部と、を有し、オリフィス本体の外周側の端縁から最も外周側に位置する周辺孔部までの距離をAとし、中心孔部から周辺孔部までの距離をBとし、中心孔部、及び周辺孔部の直径をCとしたとき、C≦A≦Bが成立している。
【選択図】図2

Description

本開示は、流量計に関する。
流路を流れる流体の流量を測定するための装置として、オリフィスを用いた流量計が知られている(例えば下記特許文献1)。下記特許文献1に記載された流量計は、一つの孔が形成されたオリフィス(絞り)と、このオリフィスの上流側と下流側に配置された圧力センサと、を備えている。オリフィスの前後における流体の差圧を圧力センサによって計測することで流体の流量を得ることができる。
ところで、このような流量計を用いる場合、偏流や旋回流の影響を避けて正確な計測を行うために、オリフィスを流路の直線部分に配置する必要がある。つまり、流路の曲折部や湾曲部から所定の距離だけ離間した位置にオリフィスを配置する必要がある。
特開平5-107090号公報
しかしながら、上記のように流路の直線部分を設けることは、配管の敷設スペースの増大や設備の建造コストの増大につながる虞があった。
本開示は上記課題を解決するためになされたものであって、省スペースのもとでさらに正確に計測を行うことが可能な流量計を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示に係る流量計は、流路上に配置されたオリフィスと、該オリフィスの上流側、及び下流側にそれぞれ配置された圧力計測部と、を備え、前記オリフィスは、前記流路の中心軸を中心とする円盤状のオリフィス本体と、該オリフィス本体における前記中心を含む部分に開口する中心孔部と、該中心孔部を外周側から囲むように配置された複数の周辺孔部と、を有し、前記オリフィス本体の外周側の端縁から最も外周側に位置する前記周辺孔部までの距離をAとし、前記中心孔部から前記周辺孔部までの距離をBとし、前記中心孔部、及び前記周辺孔部の直径をCとしたとき、C≦A≦Bが成立している。
本開示によれば、省スペースのもとでさらに正確に計測を行うことが可能な流量計を提供することができる。
本開示の実施形態に係る流量計の構成を示す全体構成図である。 本開示の実施形態に係るオリフィスの正面図である。 本開示の実施形態に係るオリフィスの要部拡大断面図である。 本開示の実施形態に係るオリフィスの前後における流体の流れの様子を示す説明図である。 本開示の実施形態に係るオリフィスの変形例を示す正面図である。 本開示の実施形態に係るオリフィスのさらなる変形例を示す正面図である。
(流量計の構成)
以下、本開示の実施形態に係る流量計100について、図1から図4を参照して説明する。流量計100は、流路90中を流れる流体の流量を計測するための装置である。図1に示すように、流量計100は、オリフィス10と、圧力計測部20と、演算部30と、を備えている。
(オリフィスの構成)
流路90は円形の断面を有する直線状の配管である。オリフィス10は、この流路90の中途位置に設けられている。図2に示すように、オリフィス10は、流路90の中心軸Oを中心とする円盤状をなしている。オリフィス10は、円盤状のオリフィス本体11と、このオリフィス本体11に形成された中心孔部12、及び複数の周辺孔部13と、を有している。
中心孔部12は、上述の中心軸Oを含む部分に形成された円形の孔であり、オリフィス本体11を当該中心軸O方向に貫通している。中心孔部12の中心と中心軸Oとは一致している。なお、ここで言う「一致」とは実質的な一致を指すものであって、製造上のわずかな誤差は許容される。
中心孔部12の周囲には、当該中心孔部12を外周側から囲むようにして複数の周辺孔部13が形成されている。本実施形態では、中心孔部12の周囲に60°ずつの角度をあけて6つの周辺孔部13が等間隔で形成されている。また、中心孔部12からそれぞれの周辺孔部13までの距離は互いに等しい。加えて、流路90の壁面から周辺孔部13までの距離は、複数の周辺孔部13の間で一定である。さらに、これら6つの周辺孔部13の周囲には、全体が正六角形状となるように等間隔をあけて12個の周辺孔部13が形成されている。周辺孔部13の直径は、中心孔部12の直径と同一である。また、中心孔部12、及び周辺孔部13のいずれか一つを基準とした場合に、これら中心孔部12、及び周辺孔部13のうちの他の一つまでの距離が、いずれの孔部を基準とした場合であっても互いに等しい。なお、ここで言う「等しい」、「同一」とは実質的な等しさと同一を指すものであって、製造上のわずかな誤差は許容される。
ここで、流路90の内壁(つまり、オリフィス本体11の外周側の端縁11a)から最も外周側に位置する周辺孔部13までの距離をAとする。さらに、中心孔部12の中心から当該最も外周側に位置する周辺孔部13までの距離をBとする。また、中心孔部12、及び周辺孔部13の直径をCとする。このとき、C≦A≦Bの関係が成立している。つまり、最も外周側に位置する周辺孔部13は、流路90の内壁から十分に離間した位置に形成されている。
さらに、ここで、外周側に位置する12個の周辺孔部13によって画成される正六角形の領域を孔形成領域14と呼ぶ。この孔形成領域14の面積と、流路90の断面積の比率は、0.16以上0.80以下とされる。このように、孔形成領域14は、流路断面積に対して十分に小さく形成されている。
また、孔形成領域14内における中心孔部12と周辺孔部13とが占める面積の比率(開孔率)は、0.40以上0.90以下である。
さらに、中心孔部12、及び周辺孔部13の直径Cと流路90の直径との比率は、0.1以上0.15以下である。
図3に示すように、中心孔部12、及び周辺孔部13の直径Cに対して、オリフィス本体11の厚さD(中心軸O方向の寸法)は、0.1C以上0.5C以下である。
また、図3に示すように、中心孔部12の上流側を向く端縁12a、及び周辺孔部13の上流側を向く端縁13aには面取りが施されておらず角部が形成されている。一方で、中心孔部12の下流側を向く端縁12b、及び周辺孔部13の下流側を向く端縁13bのみには面取り部15が形成されている。面取り部15では、上流側から下流側に向かうに従って開口面積が次第に拡大している。
(圧力計測部、演算部の構成)
再び図1に示すように、オリフィス10の上流側、及び下流側には、流路90における静圧を計測する圧力計測部20が1つずつ設けられている。圧力計測部20としては静圧を計測して当該数値を電気信号として演算部30に送信する圧力センサが一例として用いられる。演算部30は圧力計測部20から受信した数値をもとに、オリフィス10の上流側と下流側における差圧を算出し、さらにこの差圧に基づいて流路90における流体の流量を導出する。
(作用効果)
ところで、このような流量計100を用いる場合、偏流や旋回流の影響を避けて正確な計測を行うために、オリフィス10を流路90の直線部分に配置する必要がある。つまり、流路90の曲折部や湾曲部から所定の距離だけ離間した位置にオリフィス10を配置する必要がある。しかしながら、上記のように流路90に長い直線部分を設けることは、配管の敷設スペースの増大や設備の建造コストの増大につながる虞があった。そこで、本実施形態では、オリフィス10に中心孔部12、及び周辺孔部13が形成されている。
上記構成によれば、図4に示すように、中心孔部12を通過した流れによって流路90の中心に1つの噴流が形成される。この噴流に連行されるようにして周辺孔部13を通過した流れが安定化する。このため、例えばオリフィス10の上流側に流路90の曲折部や湾曲部が設けられている場合(つまり、上流側に旋回流や偏流が形成されている場合)であっても、オリフィス10の下流側における流れ場が均一化され、省スペースのもとで正確な流量計測を行うことが可能となる。
さらに、上記のオリフィス10では、オリフィス本体11の外周側の端縁から最も外周側に位置する周辺孔部13までの距離をAとし、中心孔部12から当該周辺孔部13までの距離をBとし、中心孔部12、及び周辺孔部13の直径をCとしたとき、C≦A≦Bが成立している。
上記構成によれば、流路90の壁面から周辺孔部13までの距離を確保することができる。これにより、周辺孔部13から流れ出た噴流が当該壁面に衝突することで形成される流れの乱れが抑制される。その結果、周方向の圧力分布を均一化することができる。したがって、さらに正確な流量計測を行うことが可能となる。
また、上記のオリフィス10では、中心孔部12、及び複数の周辺孔部13によって画定される孔形成領域14の面積と、流路90の断面積の比率は、0.16以上0.80以下である。
上記構成によれば、流路90の壁面から周辺孔部13までの距離を十分に確保することができる。これにより、周辺孔部13から流れ出た噴流が当該壁面に衝突することで形成される流れの乱れが抑制される。その結果、周方向の圧力分布をさらに均一化することができる。
加えて、孔形成領域14における中心孔部12と周辺孔部13とが占める比率は、0.40以上0.90以下である。
上記構成によれば、中心孔部12、及び周辺孔部13の占める比率が適正化され、オリフィス10の下流側における噴流の流れ場をさらに安定化させることができる。一方で、上記の比率を逸脱すると、孔の間隔(ピッチ)が過大、又は過小となり、孔同士の間で形成される流れが発達し、流れ場が乱れてしまう可能性がある。上記構成によれば、このような可能性を低減することができる。
さらに、上記構成では、中心孔部12、及び周辺孔部13の直径と、流路90の直径との比率は0.1以上0.15以下である。
上記構成によれば、中心孔部12、及び周辺孔部13の直径と流路の直径との比率が適正化され、オリフィス10の下流側における噴流の流れ場をさらに安定化させることができる。
また、中心孔部12、及び周辺孔部13の直径をCとしたとき、オリフィス10の厚さDは0.1C以上0.5C以下である。
上記構成によれば、オリフィス10の厚さDが適正化されることにより、中心孔部12、及び周辺孔部13の内壁面で生じた流れの剥離が当該壁面に再付着してしまう可能性を低減することができる。これにより、オリフィス10による圧力損失を十分に得ることができる。したがって、さらに正確な流量計測を行うことが可能となる。
さらに、中心孔部12、及び周辺孔部13の下流側を向く端縁12b,13bのみに面取り部15が形成されている。
上記構成によれば、面取り部15が形成されていることで、中心孔部12、及び周辺孔部13の内壁面で生じた流れの剥離が当該壁面に再付着してしまう可能性をさらに低減することができる。これにより、オリフィス10による圧力損失をさらに高めることができる。
(その他の実施形態)
以上、本開示の実施形態について説明した。なお、本開示の要旨を逸脱しない限りにおいて、上記の構成に種々の変更や改修を施すことが可能である。例えば、上記実施形態では、中心孔部12から数えて計2列の周辺孔部13が形成されている例について説明した。しかしながら、周辺孔部13の構成は上記に限定されず、中心孔部12から1列のみの周辺孔部13を形成したり、3列以上の周辺孔部13を形成したりすることが可能である。
より具体的には、図5に示すように、周辺孔部13として、相対的に内周側に位置する中径孔部13aと、外周側に位置する小径孔部13bと、を有する構成を採ることが可能である。中径孔部13aは、中心孔部12よりも小さな直径を有し、中心軸Oの周方向に間隔をあけて複数配列されている。小径孔部13bは、中径孔部13aよりもさらに小さな直径を有し、中径孔部13aよりも多い数が周方向に配列されている。
このような構成によれば、小径孔部13bによって流路90の外周側における圧力分布を周方向に均一化することができる。一方で、小径孔部13bよりも内周側の領域では、当該小径孔部13bよりも直径の大きな中径孔部13aによって流量を確保することができる。
さらなる変形例として図6に示すように、周辺孔部13が、中径孔部13aを有さず、複数列の小径孔部13bのみを有する構成を採ることも可能である。この場合、直径が同一の小径孔部13bが、内周側と外周側とに間隔をあけて2列配列されている。
このような構成によれば、複数列の小径孔部13bによって流路90の外周側における圧力分布を周方向にさらに均一化することができる。
<付記>
各実施形態に記載の流量計100は、例えば以下のように把握される。
(1)第1の態様に係る流量計100は、流路90上に配置されたオリフィス10と、該オリフィス10の上流側、及び下流側にそれぞれ配置された圧力計測部20と、を備え、前記オリフィス10は、前記流路90の中心軸Oを中心とする円盤状のオリフィス本体11と、該オリフィス本体11における前記中心を含む部分に開口する中心孔部12と、該中心孔部12を外周側から囲むように配置された複数の周辺孔部13と、を有し、前記オリフィス本体11の外周側の端縁11aから最も外周側に位置する前記周辺孔部13までの距離をAとし、前記中心孔部12から前記周辺孔部13までの距離をBとし、前記中心孔部12、及び前記周辺孔部13の直径をCとしたとき、C≦A≦Bが成立している。
上記構成によれば、中心孔部12を通過した流れによって流路90の中心に1つの噴流が形成される。この噴流に連行されるようにして周辺孔部13を通過した流れが安定化する。このため、例えばオリフィス10の上流側に流路の曲折部や湾曲部が設けられている場合であっても、オリフィス10の下流側における流れ場が均一化され、正確な流量計測を行うことが可能となる。また、上記構成によれば、流路90の壁面から周辺孔部13までの距離を確保することができる。これにより、周辺孔部13から流れ出た噴流が当該壁面に衝突することで形成される流れの乱れが抑制される。その結果、周方向の圧力分布を均一化することができる。
(2)第2の態様に係る流量計100では、前記複数の周辺孔部は、前記中心孔部からそれぞれ等距離の位置に配列されている。
上記構成によれば、中心孔部12の周囲における周方向の圧力分布をさらに均一化することができる。
(3)第3の態様に係る流量計100では、前記流路90の壁面から前記周辺孔部13までの距離が、複数の前記周辺孔部13の間で一定である。
上記構成によれば、流路90の壁面から周辺孔部13までの距離を確保することができる。これにより、周辺孔部13から流れ出た噴流が当該壁面に衝突することで形成される流れの乱れが抑制される。その結果、周方向の圧力分布を均一化することができる。
(4)第4の態様に係る流量計100では、前記周辺孔部13は、前記中心軸Oに対する周方向に間隔をあけて配列され、前記中心孔部12よりも小さな直径を有する複数の中径孔部13aと、該複数の中径孔部13aの外周側に周方向に間隔をあけて配列され、前記中径孔部13aよりも小さな直径を有する小径孔部13bと、を有する。
上記構成によれば、小径孔部13bによって流路90の外周側における圧力分布を周方向に均一化することができる。一方で、小径孔部13bよりも内周側の領域では、当該小径孔部13bよりも直径の大きな中径孔部13aによって流量を確保することができる。
(5)第5の態様に係る流量計100では、前記周辺孔部は、前記中心軸に対する周方向に間隔をあけて配列されるとともに径方向に間隔をあけて配列され、前記中心孔部よりも小さな直径を有する複数列の小径孔部を有する。
上記構成によれば、複数列の小径孔部13bによって流路90の外周側における圧力分布を周方向にさらに均一化することができる。
(6)第6の態様に係る流量計100では、前記中心孔部、及び前記周辺孔部は互いに同一の直径を有し、前記中心孔部、及び前記周辺孔部のいずれか一つを基準とした場合に前記中心孔部、及び前記周辺孔部のうちの他の一つまでの距離が互いに等しい。
上記構成によれば、中心孔部、及び周辺孔部を含む領域内における圧力分布と流量分布を均一化することができる。
(7)第7の態様に係る流量計100では、前記中心孔部12、及び複数の前記周辺孔部13によって画定される孔形成領域14の面積と、前記流路90の断面積の比率は、0.16以上0.80以下である。
上記構成によれば、流路90の壁面から周辺孔部13までの距離を確保することができる。これにより、周辺孔部13から流れ出た噴流が当該壁面に衝突することで形成される流れの乱れが抑制される。その結果、周方向の圧力分布を均一化することができる。
(8)第8の態様に係る流量計100では、前記孔形成領域14における前記中心孔部12と前記周辺孔部13とが占める比率は、0.40以上0.90以下である。
上記構成によれば、中心孔部12、及び周辺孔部13の占める比率が適正化され、オリフィス10の下流側における噴流の流れ場をさらに安定化させることができる。
(9)第9の態様に係る流量計100では、前記中心孔部12、及び前記周辺孔部13の直径と、前記流路90の直径との比率は0.1以上0.15以下である。
上記構成によれば、中心孔部12、及び周辺孔部13の直径と流路90の直径との比率が適正化され、オリフィス10の下流側における噴流の流れ場をさらに安定化させることができる。
(10)第10の態様に係る流量計100では、前記中心孔部12、及び前記周辺孔部13の直径をCとしたとき、前記オリフィス10の厚さは0.1C以上0.5C以下である。
上記構成によれば、オリフィス10の厚さが適正化されることにより、中心孔部12、及び周辺孔部13の内壁面で生じた流れの剥離が当該壁面に再付着してしまう可能性を低減することができる。これにより、オリフィス10による圧力損失を十分に得ることができる。
(11)第11の態様に係る流量計100では、前記中心孔部12、及び前記周辺孔部13の下流側を向く端縁12b,13bのみに面取り部15が形成されている。
上記構成によれば、中心孔部12、及び周辺孔部13の下流側の端縁12b,13bにのみ面取り部15が形成されていることで、中心孔部12、及び周辺孔部13の内壁面で生じた流れの剥離が当該壁面に再付着してしまう可能性をさらに低減することができる。これにより、オリフィス10による圧力損失をさらに高めることができる。
100 流量計
90 流路
10 オリフィス
11 オリフィス本体
11a 端縁
12 中心孔部
13 周辺孔部
13a 中径孔部
13b 小径孔部
14 孔形成領域
15 面取り部
20 圧力計測部
30 演算部

Claims (11)

  1. 流路上に配置されたオリフィスと、
    該オリフィスの上流側、及び下流側にそれぞれ配置された圧力計測部と、
    を備え、
    前記オリフィスは、
    前記流路の中心軸を中心とする円盤状のオリフィス本体と、
    該オリフィス本体における前記中心を含む部分に開口する中心孔部と、
    該中心孔部を外周側から囲むように配置された複数の周辺孔部と、
    を有し、
    前記オリフィス本体の外周側の端縁から最も外周側に位置する前記周辺孔部までの距離をAとし、前記中心孔部から前記周辺孔部までの距離をBとし、前記中心孔部、及び前記周辺孔部の直径をCとしたとき、C≦A≦Bが成立している流量計。
  2. 前記複数の周辺孔部は、前記中心孔部からそれぞれ等距離の位置に配列されている請求項1に記載の流量計。
  3. 前記流路の内周面から前記周辺孔部までの距離が、複数の前記周辺孔部の間で一定である請求項1又は2に記載の流量計。
  4. 前記周辺孔部は
    前記中心軸に対する周方向に間隔をあけて配列され、前記中心孔部よりも小さな直径を有する複数の中径孔部と、
    該複数の中径孔部の外周側に周方向に間隔をあけて配列され、前記中径孔部よりも小さな直径を有する小径孔部と、
    を有する請求項1から3のいずれか一項に記載の流量計。
  5. 前記周辺孔部は、
    前記中心軸に対する周方向に間隔をあけて配列されるとともに径方向に間隔をあけて配列され、前記中心孔部よりも小さな直径を有する複数列の小径孔部を有する請求項1から3のいずれか一項に記載の流量計。
  6. 前記中心孔部、及び前記周辺孔部は互いに同一の直径を有し、
    前記中心孔部、及び前記周辺孔部のいずれか一つを基準とした場合に前記中心孔部、及び前記周辺孔部のうちの他の一つまでの距離が互いに等しい請求項1から3のいずれか一項に記載の流量計。
  7. 前記中心孔部、及び複数の前記周辺孔部によって画定される孔形成領域の面積と、前記流路の断面積の比率は、0.16以上0.80以下である請求項1から6のいずれか一項に記載の流量計。
  8. 前記孔形成領域における前記中心孔部と前記周辺孔部とが占める比率は、0.40以上0.90以下である請求項7に記載の流量計。
  9. 前記中心孔部、及び前記周辺孔部の直径と、前記流路の直径との比率は0.1以上0.15以下である請求項6に記載の流量計。
  10. 前記中心孔部、及び前記周辺孔部の直径をCとしたとき、前記オリフィスの厚さは0.1C以上0.5C以下である請求項6に記載の流量計。
  11. 前記中心孔部、及び前記周辺孔部の下流側を向く端縁のみに面取り部が形成されている請求項1から10のいずれか一項に記載の流量計。
JP2021058221A 2021-03-30 2021-03-30 流量計 Pending JP2022154946A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021058221A JP2022154946A (ja) 2021-03-30 2021-03-30 流量計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021058221A JP2022154946A (ja) 2021-03-30 2021-03-30 流量計

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022154946A true JP2022154946A (ja) 2022-10-13

Family

ID=83556863

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021058221A Pending JP2022154946A (ja) 2021-03-30 2021-03-30 流量計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022154946A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9605695B2 (en) Flow conditioner and method of designing same
US9874234B2 (en) Flow conditioner and method for optimization
EP3120120B1 (en) Pipe assembly with stepped flow conditioners
CA2839226C (en) Extended length flow conditioner
US9062994B2 (en) Locating of pressure taps on face of orifice plate device
US9541107B2 (en) Flow conditioner with integral vanes
US9334886B2 (en) Flow conditioner with integral vanes
US9222811B2 (en) Flowmeter
KR101618151B1 (ko) 유량계들을 위한 액세서리 장치
US9625293B2 (en) Flow conditioner having integral pressure tap
RU2451908C2 (ru) Уравновешенная измерительная диафрагма
JP2022154946A (ja) 流量計
CN211824563U (zh) 一种流场适应性强的高精度超声波流量计
CN105890684A (zh) 一种采用高斯-雅可比多项式确定声道位置的设置新方法
JP2023127435A (ja) 流量計
JP2006064626A (ja) 流量計測装置
CN111735508A (zh) 放射型槽式孔板
JP2014137369A (ja) 超音波流量測定システム
CN116878624A (zh) 多声道超声波气体流量计的测量方法、装置、电子设备
Mori et al. On the Traceability of Accuracy of Ultrasonic Flowmeter

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230704