JP2022153501A - 免疫不全患者の結核に関する皮膚検査 - Google Patents

免疫不全患者の結核に関する皮膚検査 Download PDF

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Abstract

【課題】ツベルクリン精製タンパク質誘導物ベースのツベルクリン皮膚検査(PPD TST)に対し優れた特異性を有しHIV感染者における感度が改善されたMtb感染症の新規な診断皮膚検査を提供する。【解決手段】免疫不全者もしくはHIVとの重感染者における潜在性マイコバクテリウム・ツベルクローシス(Mycobacterium tuberculosis)(Mtb)感染症の診断のための皮膚検査組成物であって、ESAT6およびCFP-10の2つのMtb抗原のカクテルを含む、組成物である。【選択図】図1

Description

本発明は、Mycobacterium tuberculosisとHIVの重感染者におけるTB診断性能が改善された特定の皮膚検査組成物を調製するためのM.tuberculosis抗原の使用に関する。本発明は、免疫不全者もしくはHIVとの重感染者におけるMycobacterium tuberculosis(Mtb)感染症のin vivo診断のためのMtb抗原を含む組成物を提供するものであり、ここでこの試薬はESAT6とCFP-10の2つの抗原のカクテルを含む。
TB/PPDの概説
1908年のロベルト・コッホによる発見以来、ツベルクリン精製タンパク質誘導物(PPD)は、潜在性Mtb感染症の診断検査として用いられてきた。
潜在性Mtb感染症の診断検査を予防的治療の指針とすることは、後のTB疾患の発生に劇的な効果を有する。Mtb感染者は症状がなくより軽度の治療を必要とする一方で、活動性TB疾患を有する患者は疾患が重度で死亡率が高く、より長期かつ複雑な治療を必要とする。世界の人口の1/3がMtbに感染しており、毎年800万人が活動性TBを発症し、そのうち130万人が死亡すると考えられる。
診断検査として適用される場合、0.1mLという少量のPPDを皮膚の上層に注射して2~3日後に、簡易の定規を用いて皮膚の硬結部を測定することによって陽性反応を判定することができる。PPDの皮膚反応の免疫学的背景は、IV型遅延型過敏反応、すなわち主としてPPD特異性のTh1T細胞によってもたらされる反応である。
メンデルおよびマントゥーによって述べられている通りに適用される場合のPPDは1955年以降世界保健機構によって承認されており、PPDベースのツベルクリン皮膚検査(TST)は依然として最も広く用いられている診断検査の一つであり毎年5000万回を超える検査が実施されている。
PPDは、M.tuberculosis由来の複合培養物の濾液で、脂質および炭水化物に加え1000を超えるタンパク質抗原を含む。このためPPDはMtb感染者によって広く認識され、また極めて免疫原性的であり、皮膚における強いTh1T細胞の反応を促進する。しかし、PPDの自然のままの複雑な組成はPPD TSTに伴う問題の原因でもある。重要なことに、PPD中の多数の抗原は、IV型反応の発生を選択的に阻害することができる制御性T細胞、CD1拘束性T細胞およびTh2細胞によっても認識される。さらに、PPD中の多数の抗原は、環境マイコバクテリアおよびTBに対する予防接種に用いられるカルメット-ゲラン桿菌(BCG)によっても発現するため、PPD検査が不明確な状態になる。
HIV及び免疫不全者
PPD TSTの使用に対する別の大きな課題は免疫不全者における信頼性の欠如である。特にヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染者において、PPD TSTは無反応および偽陰性となることが多いか、もしくはあまりに低いカットオフ値の適用が原因で偽陽性になる場合がある。
PPDのIV型皮膚反応発生能力に対するHIVの影響についての免疫学的背景は複雑であるが、HIV感染によるCD4T細胞の選択的消失が主原因であることが実証されている。したがって、CD4T細胞の消失に起因する免疫不全には、日和見感染ウイルスおよびバクテリアによる疾患をもたらす基礎的因子(HIV/AIDSの特質)とPPD TSTへの反応不能の両方である。
このジレンマの結果は致命的になり得る。HIV感染症(または他の免疫不全症)は、PPD TST検査時に診断されないことが多い。そのため、担当医師がPPD TSTの結果を誤って信頼することがよくある。この誤った安心感から誤診が生じMtb感染症の適切な治療が施されないことが多く、後の活動性TB疾患の発症につながる。実際、Mtb感染症のHIV/AIDS患者には年間10%のTB発症リスクがあるが、TBは最も多くのHIV/AIDS患者を死に至らせる疾患である。
BCGに対する交差反応性に関する課題への取り組み
上述のようにBCGと環境マイコバクテリアに対する交差反応性はPPD TSTの大きな制約となる。交差反応性は特異性を損ない、偽陽性反応による過剰治療をもたらす可能性がある。この特異性の問題は、TSTのカットオフ値を5mmから10mmもしくはさらに15mmの硬結に大きくすることによってある程度まで対処することができるが完全ではなく、カットオフ値を大きくすると検査の感度が損なわれる。
特に、TBを発症するリスクが最も高いHIV感染症患者群および他の大きな患者群の場合、Mtb感染症に対する治療が適切に提供されなければ、さらなる感度の消失は致命的になりうる。したがって、例えばBCG接種した場合のPPD TST検査前のHIV検査には、PPD TSTの最適な実施が必要であると思われる。しかし、限られた資源および医療提供者と患者の双方のタブーが原因で、HIV検査はPPD TST検査を必要とする人に提供されないか、もしくは受け入れられないことが多い。
特異的検査の時代
Mtb特異的免疫優性抗原の発見によってMtb感染症の診断のための重要な新規手段がもたらされた。初期の研究によって、PPD TSTをMtb抗原に対する反応におけるT細胞によるインターフェロンガンマ(IFN-γ)のin vitro産生を評価する検査で置き換える可能性が示された。同時期に、特異性を著しく改善した高い免疫原性を示す抗原、すなわち初期分泌抗原性標的-6(ESAT-6)および培養濾液タンパク質10(CFP-10)が発見されたことが大きな進歩であった。これらの抗原は病原体の変異領域1(region of difference 1)(RD1)内でコード化され、その結果全てのカルメット-ゲラン桿菌(BCG)ワクチン系統およびほとんどの非結核性マイコバクテリア(例外としてMycobacterium kansasii、Mycobacterium marinum、Mycobacterium szulgaiなどがある)に存在しない。
RD1コード化抗原ESAT-6およびCFP-10のオーバーラッピングペプチドに対するIFN-γの反応は、2つの市販されているIFN-γ遊離試験(IGRA)検査、すなわちクォンティフェロンTBゴールド(QIAGEN、ドイツ)とTスポット.TB(Oxford Immunotec、オックスフォード、イギリス)におけるMtb感染症の検出の基礎を形成する。
クォンティフェロン-TBゴールド(QFT、QIAGEN、ドイツ)、すなわち全血酵素結合免疫吸着検定法(ELISA)は、潜在性TB感染症および疾患の両方の検出について欧州CEマーク承認とアメリカ食品医薬品局(FDA)承認を得ている。
Tスポット.TB(Oxford Immunotec、オックスフォード、イギリス)、すなわち末梢血単核細胞を用いる酵素結合免疫スポット検定法(ELISPOT)は、欧州CEマーク承認とFDA承認を得ている。
IGRAの限界
しかし、IGRAは特異性がTSTと比較して明らかに優れているにも関わらず、IGRAにはいくつか限界がある。
血液試料に基づくIGRA検査は採血、複雑な実験装置およびそれを操作する熟練したスタッフを必要とする。これらの制約のため、この検査はそのような検査の要望が最も高い資源の制約がある状況において実施することがほとんど不可能である。IGRA検査にはさらに、例えばインキュベーション段階の開始の遅延が原因の偽陰性反応など、事前分析段階の問題もある。
PPD TSTに関して、IGRA検査の診断を実行するには、被験者が信頼できる免疫反応を呈することができることが必要である。PPD TSTの場合と同様、IGRAの感度は免疫抑制者では損なわれる場合がある。特に、HIV感染症でCD4T細胞数が低い患者もしくは免疫抑制薬物療法を受けている患者は、しばしば偽陰性もしくは不確定の反応を示す。
免疫抑制者においてIGRA検査の性能が不良となる根本原因は恐らく、陽性と考えられる非常に弱いIFN-γの信号(200,000PBMC当たり17.5pg/mLまたは6個の反応性T細胞)の検出に依存していることである。そのような低い反応は臨床医学で用いられる最も高感度の検定法の検出レベルに近い。
したがって、体内で潜在的に利用されるあらゆる特異的T細胞によって免疫反応を促進することができる皮膚検査は本質的に、T細胞の利用可能な数が試料に含まれる少数の細胞に制限されるin vitroの診断検査と比較してはるかに安定であるように思われる。
Cattamanchiら(JAIDS 2011, 56(3) 230-238)はメタ分析において、活動性TBを有するHIV感染者(LTBIについての代わりの参照標準)の場合、プールされた感度の推定値は不均一であったが、低所得から中所得の国においてはQFT検定法(61%;95%CI、47~75%)よりTスポット.TB検定法(72%;95%CI、62~81%)の方が高かった。しかし、いずれのIGRAも直接比較した場合一貫してPPD TSTより感度が低かった。著者らは、IGRAへのHIV誘発性免疫抑制の程度による影響はPPD TSTと比較して小さい場合があると結論したが、結果は地理的背景で異なった。
偽陰性のPPD TSTとIGRAの結果の生死に関わる可能性がある結果は、Sesterら(Am J Respir Crit Care Med. 2014 Nov 15;190(10):1168-76. doi: 10.1164/rccm.201405-0967OC.)によって述べられている。この768人のHIV感染症患者から成る大規模前向き研究において、8人のHIV感染症患者が経過観察中に活動性TB疾患を発症した。明確なIGRA検査の結果が得られた8人の患者のうち5人はスクリーニング時に偽陰性のIGRA検査結果を示し、予防的治療は提供されなかった。さらに3人のHIV感染症患者がTBを発症したが、IGRA検査の結果は不確定であった。TBを発症した11人全員についてPPD TSTを行った。HIV最適化カットオフ値5mmを用いた場合、このグループにおいて検査した11人中4人のみが陽性であった。
ディアスキンテストは、E.coli BL21(DE3)/pCF-ESATで産生されるCFP10-ESAT6の組み換え型融合タンパク質である。このタンパク質は6×ヒスチジン標識化タンパク質として発現し、ロシア連邦のGeneriumによって製造されている。用量は0.2μg/0.1mLである。あらゆる大きさの硬結がMtb感染を示すと考えられる。ヒスチジン標識はネオエピトープのリスクを引き起こす。ディアスキンテストは、許容範囲の選択性で作用するが、高い比率(414%)で胞状壊死性変化、リンパ管炎、およびリンパ節炎を伴う(Kiselev,VI; Probl. Tuberk. Bolezn. Legk. 2009; 2:11-6)。高用量の抗原の反復注射は、さらに有害反応のリスクを促進する偽陽性反応につながり得る感作のリスクを引き起こす場合がある。ディアスキンテストは臨床に用いられる唯一の製品である。いくつかの研究においてHIV感染者におけるディアスキンテストの性能が調べられており、ディアスキンテストの性能に対するHIV感染の非常に強い悪影響が見出されている。PankratovaはHIV陽性の対象において感度が42.9%であるのに対してHIV感染症がない対象では79.7%であることを見出したが(Pankratova L et al European Respiratory Journal 2012, vol 40, Suppl 56/P431)、同様の顕著な結果がLitvinovによって報告されており、HIV感染者において43.5%であるのに対しHIV陰性の場合は89.7%であった(Litvinov et al, Am J Respir Crit Care Med 185;2012:A4703)。
要約すると、PPD TSTは潜在性Mtb感染症の魅力的で簡単な検査であるが、PPD抗原成分は非特異的でありHIV感染者におけるPPD TST検査の結果は偽陰性であることが多い。IGRA検査は特異的Mtb抗原ESAT-6およびCFP10に基づくものであり、PPD TST検査の特異性の問題に対処してきたが、これらの検査は実施および実行が複雑であり、さらにHIV感染者において偽陰性を呈することが多い。ディアスキンテストは皮膚検査にIGRAのような特異性を与えるが、HIV感染者におけるディアスキンテストの性能は著しく影響を受け、感度はHIV非感染者と比較してHIV感染者においては半分まで低下する。したがって、PPD TSTに対し優れた特異性を有しHIV感染者における感度が改善されたMtb感染症の新規な診断皮膚検査が必要とされている。
本発明は、免疫不全者もしくはHIVと重感染している個人、その他既存の検査の感度不足によりM.tuberculosisに感染していると認識されない個人においてMtbを診断するためのin vivo診断法(皮膚検査)および診断薬を開示する。
その効果は、M.tuberculosis抗原であるESAT6とCFP10のカクテルをこれらの抗原を含むカクテルから構成される皮膚検査薬の調製に用いることで得られる。好適な実施形態において抗原rdESAT-6およびrCFP-10のカクテルが用いられる。C-Tb抗原カクテルはHIV感染者において極めて安定的に作用し、感度はクォンティフェロンの場合45%低下するのに対して全体としてわずか33%低下するだけである。他の検査の様式と異なり、C-TbはCD4+T細胞数が100CD4+T細胞/μl未満である最も重症の場合にのみHIV感染症に影響されるように思われる。
発明の詳細な説明
本発明は、免疫不全者もしくはHIVとの重感染者におけるMycobacterium tuberculosis感染症の存在のin vivoでの判定に用いるMtb抗原を含む組成物を開示するものであり、ここでこの薬剤はESAT6とCFP-10の2つの抗原のカクテルを含む。
本発明は、免疫不全者もしくはHIVとの重感染者である個人におけるMtb感染症の存在を安定的に評価する皮膚検査用診断薬(皮膚検査薬)の調製へのMycobacterium tuberculosisの使用を開示する。
本発明はさらに免疫不全者もしくはHIVとの重感染者におけるMtb感染症を診断する方法も開示する。この診断方法は、Mtb特異的抗原による特異的免疫細胞の刺激に対する反応で生じる皮膚の反応の大きさを測定することに基づいている。
2つの抗原は、好ましくは適切な有機体、例えばLactococcus lactis、rESAT6およびrCFP10、ならびに最も好ましくはダブル-ESAT-6(rdESAT-6;2つのESAT-6分子の融合物)由来の有機体中でクローン化、発酵および精製される。rESAT-6およびrCFP10は好ましくは重量比1:1で混合される。組成物は媒体中で混合された2つの抗原を含むが、ここで最も好ましい媒体は0.01%のポリソルベート20と0.5%のフェノールを含有するリン酸緩衝生理食塩水(PBS)を含む。
定義
用語「結核」は、種々の系統のマイコバクテリア、通常Mycobacterium tuberculosisによって引き起こされる臨床状態の結核疾患のことをいう。
用語「潜在性M.tuberculosis感染症」は無症状もしくは潜在性のM tuberculosis感染症のことをいい、活動性疾患の兆候もしくは症状がないM.tuberculosisに対する免疫反応の存在によって定義される。
本発明の用語「ESAT-6」はMycobacterium tuberculosisによって産生される6kDaの初期分泌抗原性標的(esxA)のことをいい、分泌タンパク質であり強力なT細胞抗原であるローカスタグRv3875である。
本発明の用語「CFP10」は、ESAT-6様タンパク質esxBもしくは分泌抗原性タンパク質MTSA-10としても知られているMycobacterium tuberculosis由来の10kDaの分泌抗原もしくは10kDaの培養物濾液抗原であるRv3874のことをいう。
本発明の用語「カクテル」および「抗原カクテル」は、共に媒体または溶液中にある少なくとも2つのタンパク質のことをいう。
用語「免疫欠損」または「免疫抑制」あるいは「免疫不全」は、免疫系の感染症疾患と戦う能力もしくは免疫反応を呈する能力が損なわれているか、もしくは完全に存在しない状態のことをいう。
用語「C-Tb」はrdESAT-6とrCFP-10の組成物の製剤のことをいう。
用語「HIV」はレンチウイルス属のヒト免疫不全ウイルスのことをいい、HIV感染症を引き起こし時がたつにつれて後天性免疫不全症候群(AIDS)につながることがあり得る。
用語「融合タンパク質」は、任意の長さおよび配列のアミノ酸リンカー/スペーサー(複数可)の存在下もしくは非存在下で融合したM.tuberculosisもしくはその類似物由来のランダムに並んだ2つ以上の免疫原性ポリペプチドと理解される。下流生成におけるタンパク質の凝集を避けるために、融合タンパク質中の全てのシステインをあらゆるアミノ酸によって置き換えることができるが、システインと構造的に高い類似性を有することからセリンが好適な置換基である。
HIV感染者における診断感度の驚くべき改善は機序を集約することによって達成されるであろう。例えばリンカーで結合された2つのタンパク質を含むハイブリッド構築物であるディアスキンテストに対して、C-Tb皮膚検査試薬は抗原のカクテルから構成される。C-Tbのカクテル設計から、リンカータンパク質からの干渉が無い良好なエピトープ暴露を含むいくつかの潜在的な利益が得られる。さらに、この皮膚検査の形式からはIGRAの形式を超える利益が得られる。インキュベーション時間を延長することにより、IGRAにおいて監視された場合と同一のエフェクターT細胞の集団の動員が可能となるが、さらにより低分化の細胞の集団の動員も可能となる。より広いT細胞動員を皮膚検査カクテルの形式と組み合わせると優れた感度が可能となるなり得る。
皮膚検査の診断薬は2つの抗原ESAT-6とCFP10を含む。好ましい実施形態において、皮膚検査試薬は2つの抗原の組み換え型から構成される。最も好ましい実施形態において、2つの抗原はダブル-ESAT-6(rdESAT-6;2つのESAT-6分子の融合物)およびrCFP-10である。2つの抗原はLactococcus lactisまたはE.coli由来の適切な有機体中でクローン化、発酵および精製される。抗原は媒体もしくは薬学的に許容されるキャリア中で混合される。最も好ましい実施形態において、rdESAT-6およびCFP10は、0.01%のポリソルベート20(登録商標)(および0.5%のフェノール)を含有するリン酸緩衝生理食塩水(PBS)の媒体中、重量比1:1で混合される。抗原の用量は各抗原について0.25~2.0μg/mLである。好ましい量は0.1μg/0.1mLで、総濃度1μg抗原/mLに相当し、各抗原0.5μg/mLに相当する。このrdESAT-6とrCFP-10の特異的製剤をC-Tbと呼ぶ。この試薬はこれらの抗原のみに制約されず、さらにRv3615のような他の抗原を含んでもよい。
皮膚検査の実施
皮膚検査は少量のC-Tbを皮内注射、例えば前腕の内表面に0.1ml注射することにより行われる。
注射はニードルベベルが上を向いたツベルクリン用シリンジを用いて行わなければならない。しかし他の皮内注射の手段も使用することができる。正しい位置に注射した場合、C-Tb注射によって皮膚に直径6~10mmの青白い隆起(膨疹)が生じるはずである。
その皮膚検査の反応は投与後48~72時間に読み取らなければならない。72時間以内に戻らない患者はもう一度皮膚検査を行うためスケジュールを再調整する必要がある。
皮膚反応の大きさは硬結部をミリメーターで測定することによって検知し得る(触知可能で、隆起し、硬化した領域もしくは腫脹の直径)。硬化した領域の直径は前腕を横切る形で(前腕の長軸に対して垂直に)測定しなければならない。
10、4、3、2、1mmを含む他のカットオフ値、もしくは0mmより大きいあらゆる反応を用いることも有り得るという事実にもかかわらず、実施例の物質で用いられたような5mm以上の硬結が好適のカットオフ値である。
C-Tbの概念は、ポイントオブケア医療もしくは看護スタッフによって引き渡され説明されるMtb感染者を特定するため、IGRA由来の特異的抗原を用いるよく知られたマントー法を、2~3日後のBCG接種およびHIVの状態の読み取り値に関わらず5mmの硬結という単一の普遍的なカットオフ値を用いる特異的皮膚検査に組み合わせることである。
診断
特異的試薬を用いる皮膚検査は免疫抑制者に使用する場合特に有益である。HIVは、Mtb感染症が急速に活動性疾患に進行する可能性がある極めて重要なリスクの状態にある集団を構成する。HIV感染者はCD4T細胞機能不全であり、そのため試薬を用いる皮膚検査は特異的にTh1T細胞を標的とするが、Th2または調節T細胞も優れていることではない。
C-Tbの標的集団は、Mtbに暴露された個人もしくはTBの兆候または症候を示し、一旦感染するとTBを発症するリスクが高いグループに対する特別な注意を受けている個人を含む。これらのグループは、接触追跡調査中に特定された新規に感染した症例、5歳未満の小児およびHIV感染者を含むが、これらに限定されない。
本発明は、HIV重感染者におけるMtb感染症の存在を安定的に評価する皮膚検査試薬を提供する。提示する実施例で明示するように、特異的皮膚検査(C-Tb)の実施例はPPD TSTおよびIGRAのいずれに対しても優れた性能を有する。
rdESAT-6およびCFP10は媒体中においてある重量比で混合される。好ましい実施形態においてはその比は1:1であるが、1:5、1:4、1:3、1:2、2:1、3:1、4:1、5:1などの他の重量比および1:20~20:1の他の比が有用であると予想されるであろう。
抗原の用量は各抗原について0.25~2.0μg/mLである。好ましい量は0.1μg/0.1mLで、総濃度1μg抗原/mLに相当し、各抗原0.5μg/mLに相当する。抗原量が増加すると皮膚の硬化反応をより強く促進するが有害もしくは不必要に強い反応のリスクが増加する。臨床状況、遺伝的あるいは民族的体質、免疫抑制の程度または被験集団の他の特性に依存して、抗原の用量はそれぞれの抗原について0.25~20.0μg/mlの範囲内で選択することができる。
本発明ではrdESAT-6およびrCFP-10の特異的製剤について説明するが、この薬剤はこれらの抗原に限定されるものではなく、さらにespC(Rv3615)のような他の抗原やM.tuberculosisによって発現される他の特異的抗原を含んでもよい。M.tuberculosis群の感染性有機体によって特異的に発現されることが知られているいくつかの抗原がC-TbのESAT-6およびCFP10に適切に追加もしくは置換されることもあり得る。これらの抗原には、RD1拘束性抗原、RD1関連抗原および当業者に既知のRv2564、Rv3865、Rv3877、Rv2348、Rv3614、Rv3616などのような免疫診断の可能性を有する抗原が含まれる。
C-Tb検査の好ましい実施形態では皮内注射が教示される。シリンジと針を用いる注射はいくつかある投与方法の一つに過ぎないということを理解されたい。代わりの方法には、ヒーフガン(ステーニードル)および噴射式注射、粉末および金粒子を用いるプロジェクタイルデリバリー(すなわち、遺伝子銃)、ソリッドマイクロニードルパッチ(金属もしくは溶解性マイクロニードル)、マイクロニードル前処理後のC-Tbの局所追加、タトゥーガン、または例えば皮膚剥削術、超音波、エレクトロポレーション、レーザーポレーション、化学的促進剤、及び熱剥離など、送達パッチと組み合わせて皮膚透過性を増加させることを意図する技術などがあるがこれらに限定されない様々な他の方法が含まれる。
TBが疑われるHIV陰性者534人およびHIV陽性者277人についてのC-Tb(黒;カットオフ値5mm)およびQFT(白;カットオフ値0.35IU/mL)の陽性率。エラーバーは95%CIを示す。 CD4数によって階層化したTBが疑われる292人についてのC-Tb(黒)およびQFT(白)の陽性率。エラーバーは95%CIを示す。
Lactococcus lactis由来の2つの抗原rdESAT-6およびrCFP-10の組み換え型をクローン化、発酵および精製することによって診断薬C-Tbを調製した。0.01%のポリソルベート20(登録商標)(および0.5%のフェノール)を含有するリン酸緩衝生理食塩水(PBS)の媒体中、rdESAT-6とrCFP-10の重量比1:1に相当する当モル量のESAT-6とCFP-10で抗原を混合した。
C-Tb、PPDおよびクォンティフェロン(登録商標)-TBゴールドインチューブ(QFT)という名前のIGRAの診断能を、Mtb感染症が疑われる5歳未満の幼児および小児、ならびにTB疾患が疑われるより年長の小児および成人による第III相試験で比較した。この被験者1190人の試験では299人がHIV陽性、730人がHIV陰性であった。QFT検査用の血液は皮膚検査前に採取した。C-TbおよびPPDは、ランダム化、スプリットボディーデザインで個別の腕に二重盲検で注射した。対を成す結果が利用できるボランティアの結果を含めた。
図1から明らかなように、C-TbとQFTはHIV陰性者においてほぼ同一の陽性率を示し、C-Tbでは534人中292人(54.7%)が陽性、QFTでは534人中285人(53.4%)が陽性であった。総数277人のHIV感染者の検査を両方の検査法を用いて行った。驚くことに、C-Tbの方がQFT検査より有意にMtb感染者が多いことが明らかで、C-Tbでは277人中102人(36.8%)が陽性であるのに対しQFTでは277人中わずか80人(28.9%)であった(表1、マクネマー検定;P=0.009)。
Figure 2022153501000002
CD4T細胞数による残りの結果を階層化すると(図2)、C-Tbによる高い感度は低いCD4T細胞の層だけでなくCD4T細胞数の全スペクトルにわたる安定性の著しい増加によることが明らかになっている。

Claims (9)

  1. 試薬がESAT6およびCFP-10の2つの抗原のカクテルを含む免疫不全者もしくはHIVとの重感染者におけるMycobacterium tuberculosis(Mtb)感染症の存在のin vivo診断のためのMtb抗原を含む組成物。
  2. 例えばLactococcus lactis由来の適切な有機体中で前記2つの抗原をクローン化、産生および精製した請求項1に記載の免疫不全者もしくはHIVとの重感染者におけるMycobacterium tuberculosis感染症の存在のin vivo診断のためのMtb抗原を含む組成物。
  3. 前記試薬が前記2つの抗原rdESAT6およびrCFP-10のカクテルを含む請求項1~2のいずれか一項に記載の免疫不全者もしくはHIVとの重感染者におけるMycobacterium tuberculosis感染症の存在のin vivo診断のためのMtb抗原を含む組成物。
  4. 前記抗原が媒体中で混合される請求項3に記載の免疫不全者もしくはHIVとの重感染者におけるMycobacterium tuberculosis(Mtb)感染症の存在のin vivo診断のためのMtb抗原を含む組成物。
  5. rdESAT-6およびrCFP10を重量比1:1で混合する請求項4に記載の免疫不全者もしくはHIVとの重感染者におけるMycobacterium tuberculosis感染症の存在のin vivo診断のためのMtb抗原を含む組成物。
  6. 前記抗原の量が各抗原について0.25~2.0μg/mLである請求項5に記載の免疫不全者もしくはHIVとの重感染者におけるMycobacterium tuberculosis感染症の存在のin vivo診断のためのMtb抗原を含む組成物。
  7. 前記媒体が0.01%のポリソルベート20および0.5%のフェノールを含有するリン酸緩衝生理食塩水(PBS)を含む請求項4~6のいずれか一項に記載の免疫不全者もしくはHIVとの重感染者におけるMycobacterium tuberculosis感染症の存在のin vivo診断のためのMtb抗原を含む組成物。
  8. 前記2つの抗原ESAT6およびCFP-10のカクテルを少量皮内注射することによる免疫細胞の刺激に対する反応で生じる皮膚の反応の大きさを測定することによって免疫不全者もしくはHIVとの重感染者におけるMycobacterium tuberculosis(Mtb)感染症を診断する方法。
  9. 前記カクテルがC-Tbを含む請求項8に記載の免疫不全者もしくはHIVとの重感染者におけるMtb感染症を診断する方法。

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