JP2022150569A - 印刷システム、プログラム、情報処理装置、プリントサーバ、プリンタドライバ、及びプリンタ - Google Patents

印刷システム、プログラム、情報処理装置、プリントサーバ、プリンタドライバ、及びプリンタ Download PDF

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Abstract

【課題】クラウドプリントサービスを利用する場合でも、ユーザはプリンタが処理できない設定の組み合わせを印刷前に把握できるようにし、ユーザの所望した印刷物とは異なる印刷結果となることを防止すること。【解決手段】クライアント端末101から印刷設定の検証要求を、クラウドプリントサーバ102に送信する。クラウドプリントサーバ102は、検証要求に基づき該当するプリンタに対応する送信先(クラウドプロキシ331又はクラウドプリント対応プリンタ104)に検証要求を送信する。送信先の側(プリンタドライバ332又はクラウドプリント対応プリンタ104)で検証処理を行い、検証結果をクラウドプリントサーバ102に返す。クラウドプリントサーバ102は、検証結果を受信してクライアント端末101に返す。クライアント端末101では、クラウドプリントサーバ102から検証結果を受信してユーザに提示する。【選択図】図1

Description

本発明は、クラウドプリントにおける印刷設定に関するものである。
クライアント端末からクラウドサーバを経由して、印刷データをプリンタに送信する系が知られている。上記の系において、ユーザはクライアント端末にインストールされたプリンタドライバを操作して印刷設定を行い、印刷指示を行う。クライアント端末にインストールされたプリンタドライバは、画像データと印刷設定に基づく印刷データをクラウドサーバに送信する。クラウドサーバが、受信した印刷データをプリンタに送信することで印刷を行うことができる。
プリンタがクラウドサーバの送信した印刷データを受信し、印刷を実行するためには、受信した印刷データを解釈するための機構を有することが必要となる。しかしながら、既存のプリンタのなかには、クラウドサーバから送信される印刷データを解釈する機構を有していないプリンタもある。特許文献1は、クラウドサーバが送信する印刷データを解釈することのできるプロキシサーバを利用することで、クラウドサーバが送信する印刷データを解釈することのできない既存のプリンタを使ったクラウドプリントシステムを開示している。特許文献1では、プロキシサーバがクラウドサーバから印刷データを受信し、当該印刷データを既存のプリンタが解釈できる形に変換する。プリンタは、プロキシサーバにより変換された印刷データを受信して印刷を実行する。
特開2013-12066号公報
プリンタで印刷を実施するための印刷設定には、用紙のサイズ種類、印刷の向きやとじ位置、ステイプルやパンチ等の各種フィニッシング、片面/両面印刷、Nin1やスタンプなど様々な設定が存在する。これらの印刷設定には、同時に設定できない印刷設定項目が多数存在する。例えば、両面印刷が行えない用紙サイズがあったり、パンチとステイプルはとじ位置と同じ位置にしか打てなかったりなど様々な制限(禁則条件)が存在する。印刷設定に対して禁則条件を適用する処理は禁則処理と呼ばれる。禁則処理は、プリンタの細かな禁則条件を把握しているプリンタ自身や機種専用のプリンタドライバなどで実施される。禁足処理では、与えられた印刷設定を印刷可能な設定に丸めたり、設定画面上で禁則となる組み合わせの設定を禁止したり、競合する設定の内容をユーザに通知したりする。
一方、クラウドプリントサービスを利用する場合、様々なプリンタでの利用を考慮し、利用するプリントサービス専用の汎用プリンタドライバやこれと連携する汎用拡張アプリケーションが利用される。いずれにしても汎用ソフトウェアを利用するため、印刷を実行するプリンタが処理できない設定値の組み合わが設定可能で、印刷の指示を発行することができてしまう。
このようにプリンタが処理できない印刷設定値の組み合わせで印刷が実行されると、競合する設定の何れかが印刷可能な設定値に丸められて印刷される。この結果、印刷を行うプリンタによっては、ユーザの所望した印刷物とは異なる印刷結果を得ることになる場合がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものである。本発明は、クラウドプリントサービスを利用する場合であっても、ユーザの所望した印刷物とは異なる印刷結果となることを防止することができる仕組みを提供することを目的とするものである。
本発明は、プリントサーバを経由して該プリントサーバに登録されているプリンタで印刷を行う印刷ジョブを生成する情報処理装置と、前記情報処理装置から受信した前記印刷ジョブを指定されているプリンタに対応する送信先に送信するプリントサーバを有する印刷システムであって、前記情報処理装置は、前記プリントサーバに登録されているプリンタを利用して印刷を行う印刷ジョブのための印刷設定が、前記利用するプリンタで処理できる設定か否かを検証する検証処理の要求を、前記プリントサーバに送信する第1送信手段と、前記要求に対応する前記検証処理の検証結果を、前記プリントサーバから受信する第1受信手段と、前記第1受信手段で受信した検証結果を提示するための提示手段と、を有し、前記プリントサーバは、前記情報処理装置から前記要求を受信する第2受信手段と、前記第2受信手段で受信した前記要求に基づき、前記利用するプリンタに対応する送信先に、前記検証処理の要求を送信する第2送信手段と、前記送信先から、該送信先の側で行われた前記検証処理の検証結果を受信する第3受信手段と、前記第3受信手段により受信した検証結果を、前記情報処理装置に送信する第3送信手段と、を有する、ことを特徴とする。
本発明によれば、クラウドプリントサービスを利用する場合であっても、プリンタベンダーは独自かつ自由度の高い検証(禁則)処理をユーザに提供可能になり、ユーザはプリンタが処理できない設定の組み合わせを印刷前に把握することが可能になる。このため、クラウドプリントサービスを利用する場合であっても、ユーザの所望した印刷物とは異なる印刷結果となることを防止することができる。
本実施形態を示すクラウドプリントにおける印刷システムの構成図。 クラウドプリントシステムの各装置のハードウェア構成図。 クラウドプリントシステムの各装置のハードウェア構成図。 クラウドプリントシステムの各装置のソフトウェア構成図。 クラウドプリントシステムの各装置のソフトウェア構成図。 クラウドプリントドライバが表示する印刷設定画面の一例を示す図。 印刷設定拡張アプリが表示する拡張印刷設定画面の一例を示す図。 クラウドプリントシステムで用いられるデータ構造の一例を示す図。 クラウドプリントサービスへプリンタ情報を登録する処理のシーケンス図。 クラウドプリントサービスによるプリンタ登録処理を示すフローチャート。 クラウドプリント対応プリンタを用いた印刷設定及び印刷処理を示すシーケンス図。 クラウドプリント非対応プリンタを用いた印刷設定及び印刷処理を示すシーケンス図。 印刷設定拡張アプリの印刷設定確定時の処理を示すフローチャート。 検証前の印刷設定と検証後の印刷設定の一例を示す図。 クラウドプリントサービスの印刷設定の検証依頼に対する処理を示すフローチャート。 クラウドプリントプロキシ、プリンタドライバにおける印刷設定の検証依頼に対する処理を示すフローチャート。 クラウドプリント対応プリンタにおける印刷設定の検証依頼に対する処理を示すフローチャート。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態を示すクラウドプリントにおける印刷システムの構成の一例を示す図である。
本印刷システムでは、クライアント端末101、クラウドプリントサーバ102、クラウドプリントプロキシサーバ103、クラウドプリント対応プリンタ104、クラウドプリント非対応プリンタ105がネットワーク106を介して接続されている。
図1では、クライアント端末101、クラウドプリント対応プリンタ104およびクラウドプリント非対応プリンタ105をそれぞれ1つずつ記載しているが、これらは複数あってもよい。
クラウドプリントサーバ102、クラウドプリントプロキシサーバ103は、1台の情報処理装置で構成されるサーバシステムであっても、複数台の情報処理装置で構成されるサーバシステムであってもよい。各サーバを複数台の情報処理装置で構成することで、処理負荷を分散させることができる。また、物理的には1つのサーバが内部で仮想的に各サーバの役割を果たす構成であってもよい。
ネットワーク106は、インターネットなどのWANを想定しているが、社内LANなどの閉じた環境であってもよい。
ユーザの操作するパーソナルコンピュータ(PC)やタブレット、スマートフォン等の情報処理装置が、クライアント端末101として動作する。クライアント端末101上では、任意のアプリケーションソフトウェアを実行可能となっている。クライアント端末101には、クラウドプリントドライバ311、印刷設定拡張アプリ312等がインストールされている。
クラウドプリント対応プリンタ104およびクラウドプリント非対応プリンタ105は、物理用紙に対して実際に印刷を行うデバイス(画像形成装置)である。クラウドプリント対応プリンタ104、クラウドプリント非対応プリンタ105は、ネットワーク106を介してクラウドプリントサーバ102が送信した印刷データを受信し、画像データに変換して印刷する。
クラウドプリント対応プリンタ104は、クラウドプリントサーバ102と所定のプロトコルで通信をすることができる種類のプリンタである。所定のプロトコルとは、例えばIPP(Internet Printing Protocol)である。
クラウドプリント非対応プリンタ105は、所定のプロトコルで通信を行うことが出来ない種類のプリンタである。そこで、クラウドプリント非対応プリンタ105を用いてクラウドプリント経由の印刷を行う際、クラウドプリント非対応プリンタ105は、クラウドプリントプロキシサーバ103を経由して通信を行う。
クラウドプリントサーバ102は、クライアント端末101から印刷設定と描画データで構成される印刷データを受信し、受信した印刷データをクラウドプリント対応プリンタ104もしくはクラウドプリントプロキシサーバ103へ送信する役割を持つ。クラウドプリントサービス321は、クラウドプリントサーバ102上で動作する。
クラウドプリントプロキシサーバ103は、クラウドプリント非対応プリンタ105の代わりに、クラウドプリントサーバ102と通信を行い、プリンタ情報や印刷データの送受信などのやり取りを行う。すなわち、クラウドプリントプロキシサーバ103は、クラウドプリントサーバ102とクラウドプリント非対応プリンタ105との間を中継する印刷中継サーバとして機能する。クラウドプリントプロキシサーバ103には、クラウドプリントプロキシ331とプリンタドライバ332がインストールされている。
次に、図2A、図2Bを用いて、本実施形態のシステムにおけるハードウェア構成について説明する。以下、図2A、図2Bをまとめて「図2」と記載する。
図2(a)は、クライアント端末101のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
クライアント端末101は、表示部216、操作部217、補助記憶部214、制御部211、ネットワーク通信部215を備える。
補助記憶部214は、ハードディスクやSSD(ソリッドステートドライブ)などの不揮発性の記憶装置を指し、デジタルデータの保存と書き換えが可能である。
制御部211は、CPU212とメモリ213とを有し、クライアント端末101の全体の動作を制御する。CPU212は、補助記憶部214に記憶されたプログラムをメモリ213に展開し、それを実行する。メモリ213は、CPU212の主記憶メモリであり、ワークエリアや各種プログラムを展開するための一時記憶領域として用いられる。
ネットワーク通信部215は、外部のネットワーク106と通信を行う装置であり、ネットワーク106を介して外部のサーバやクライアント端末等とのデジタルデータの入出力を行う。
表示部216は、液晶ディスプレイなどユーザに対して視覚的な情報を表示するための装置である。操作部217は、キーボードやマウスなどによりユーザからの入力を受け付けるための装置である。タッチパネルなど、表示部216と操作部217の両方の機能を備え持つ装置を用いることもある。
図2(b)は、クラウドプリントサーバ102のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
クラウドプリントサーバ102は、表示部226、操作部227、補助記憶部224、制御部221、ネットワーク通信部225を備える。表示部226、操作部227、補助記憶部224、制御部221、ネットワーク通信部225の説明は、クライアント端末101のものと同等であるため割愛する。なお、図2(b)では、補助記憶部224、制御部221、ネットワーク通信部225をそれぞれ一つずつ記載したが、それぞれを1または複数有する構成であってもよい。
図2(c)は、クラウドプリントプロキシサーバ103のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
クラウドプリントプロキシサーバ103は、表示部236、操作部237、補助記憶部234、制御部231、ネットワーク通信部235を備える。表示部236、操作部237、補助記憶部234、制御部231、ネットワーク通信部235の説明は、クライアント端末101のものと同等であるため割愛する。図2(c)では、表示部236、操作部237、補助記憶部234、制御部231、ネットワーク通信部235を一つずつ記載したが、それぞれが1または複数あるとしてもよい。
図2(d)は、クラウドプリント対応プリンタ104のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
クラウドプリント対応プリンタ104は、表示部246、操作部247、補助記憶部244、制御部241、ネットワーク通信部245、印刷部248を備える。
表示部246は、クラウドプリント対応プリンタ104に備え付けのタッチパネルやLEDなど、ユーザに対して情報をリアルタイムに表示するための装置である。
操作部247は、ユーザからの入力を受け付けるための装置であり、タッチパネルに加えてテンキーなどのハードキーを含むこともある。
補助記憶部244、制御部241については、クライアント端末101のものと同等であるため説明を割愛する。なお、補助記憶部244、制御部241がそれぞれ1または複数ある構成であってもよい。
ネットワーク通信部245は、外部のネットワーク106と通信を行う装置であり、主に印刷データの受信を行ったり、エラーなどのクラウドプリント対応プリンタ104の状態について外部のサーバ等に向けて送信したりする役割を持つ。
印刷部248は、カセットやトレイに用意された用紙に対して、給紙、印字、排紙の一連の動作を行うことで印刷処理を行う装置である。印字の方式は、電子写真方式やインクジェット方式など特に限定されない。排紙時に使用される両面ユニットやステイプル、パンチ処理などのフィニッシング装置も印刷部248に含まれる。
なお、本実施形態では、クラウドプリント対応プリンタ104の例として印刷機能のみを行うシングルファンクションプリンタについて説明しているが、スキャナ機能やFAX機能も合わせて持つマルチファンクションプリンタ(複合機)を用いてもよい。
図2(e)は、クラウドプリント非対応プリンタ105のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
クラウドプリント非対応プリンタ105は、表示部256、操作部257、補助記憶部254、制御部251、ネットワーク通信部255、印刷部258を備える。
表示部256、操作部257、補助記憶部254、制御部251、ネットワーク通信部255、印刷部258の説明は、クラウドプリント対応プリンタ104のものと同等であるため割愛する。
次に、図3A、図3Bを用いて本実施形態のシステムにおけるソフトウェア構成について説明する。以下、図3A、図3Bをまとめて「図3」と記載する。
図3(a)は、クライアント端末101のソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。
クライアント端末101は、ソフトウェア構成として、クラウドプリントドライバ311、印刷設定拡張アプリ312、図示しないOS(Operating System)等を有する。これらのソフトウェアをクライアント端末101のCPU212が補助記憶部214からメモリ213に展開して実行することで、クライアント端末101でそれぞれの機能が実現される。
クラウドプリントドライバ311は、クラウドプリントサーバ102に送信する印刷データを生成するためのプログラムである。
印刷設定拡張アプリ312は、クラウドプリントドライバ311の機能を拡張するためのアプリケーションプログラム(以下「アプリケーション」)であり、印刷設定画面の表示制御等の処理を実行する。
クラウドプリントドライバ311は、さらに以下のソフトウェア構成を有する。
クラウドプリントサービスI/F部31101は、クラウドプリントサービス321とデータやコマンドのやり取りを処理する。
印刷ジョブ管理部31102は、印刷ジョブの生成や印刷ジョブの送信などの処理を行う。印刷ジョブ管理部31102は、クラウドプリントサービス321が対応するプロトコルに則った印刷データを生成し、当該印刷データを印刷ジョブとして送信する。例えば、クラウドプリントサービスがIPPに則って印刷データの送受信を行う場合、印刷設定をIPPに則った印刷データを生成する。また、印刷データに含まれる画像データのファイル形式についても、クラウドプリントサービスがサポートするファイル形式(例えばPDFやPWG-Raster)に則って印刷データを生成する。
UI部31103は、クラウドプリントドライバ311が用意するUI(ユーザインターフェース)の表示や、クライアント端末101からユーザの操作を受け付けるなどの役割を持つ。UI部31103は、図4に示す印刷設定画面1300を表示する。ここで図4を用いて印刷設定画面1300について説明する。
図4は、クラウドプリントドライバ311が表示する印刷設定画面1300の一例を示す図である。
印刷設定画面1300には、クラウドプリントサービス321を利用した印刷における印刷を行うためのオブジェクトが配置されている。
図4の領域1301は、クラウドプリントサーバ102に登録されているプリントキューの情報が表示される。ボタン1302は、クラウドプリントサーバ102に登録されているプリントキューの一覧を表示するためのボタンである。ユーザは、ボタン1302を選択し、表示されるプリントキューから印刷に利用するプリンタに対応するプリントキューを選択する。
領域1303は、印刷部数を設定するための領域である。領域1304は、カラーモードを設定するための領域である。ボタン1305は、カラーモードを変更するためのボタンであり、ユーザはボタン1305選択した後、印刷時のカラーモードを選択することができる。
詳細設定ボタン1306は、印刷設定拡張アプリ312を起動するためのボタンである。印刷ボタン1307は、クラウドプリントサーバ102に印刷指示を送信するためのボタンである。ユーザが印刷ボタン1307を選択すると、印刷ジョブ管理部31102が印刷ジョブを生成する。生成された印刷ジョブは、クラウドプリントサービスI/F部31101を介して、クラウドプリントサービス321に送信される。
なお、本実施形態では、クラウドプリントドライバ311がUI部31103を有し、印刷設定画面1300を表示するとして説明をした。クライアント端末101のOSまたは、クライアント端末101にインストールされたアプリケーションがUI部を有し、印刷設定画面1300を表示するとしてもよい。そのような場合、領域1301には、クラウドプリントサーバ102に登録されているプリントキューに加えて、クライアント端末101が直接印刷データをプリンタに送信することのできるプリントキューが表示される。クライアント端末101が直接印刷データをプリンタに送信することのできるプリントキューが選択された場合、クライアント端末101は選択されたプリントキューに対応するプリンタドライバで印刷データを生成する。該生成された印刷データは、クラウドプリントサーバ102を経由せず、プリンタに直接送られる。
以下、図3(a)の説明に戻る。
印刷設定拡張アプリI/F部31104は、印刷設定拡張アプリ312とデータやコマンドのやり取りを処理する。
印刷設定拡張アプリ312は、さらに以下のソフトウェア構成を有する。
クラウドプリントサービスI/F部31201は、クラウドプリントサービス321とデータやコマンドのやり取りを処理する。クラウドプリントサービスI/F部31201は、クラウドプリントドライバ311の印刷拡張アプリI/F31104から、印刷設定画面1300で設定されているプリンタの情報や印刷設定を取得する。また、クラウドプリントサービスI/F部31201は、印刷設定拡張アプリ312で設定された印刷設定をクラウドプリントドライバ311に渡す役割を有している。
情報取得部31202は、クラウドプリントサービス321からプリントキュー情報などの情報を取得する。
拡張印刷設定部31204は、クラウドプリントドライバ311では対応していない、プリンタベンダー固有の印刷設定を含む印刷設定を管理する。
拡張アプリUI部31205は、印刷設定拡張アプリが用意するUIの表示や、クライアント端末101からユーザの操作を受け付けるなどの役割を持つ。ここで、図5(a)を用いて、印刷設定拡張アプリ312の拡張アプリUI部31205が表示する印刷設定UIについて説明する。
図5(a)は、印刷設定拡張アプリ312の拡張アプリUI部31205が表示する印刷設定UIの一例を示す図である。
拡張印刷設定画面801は、印刷設定画面1300においてユーザが詳細設定ボタン1306を選択することで表示される画面である。拡張印刷設定画面801は、印刷設定画面1300(図4)では設定することのできない印刷設定を設定することができる。例えば、領域802は出力する用紙のサイズを示す領域であり、用紙サイズが「A4」に設定されていることを示す。領域803は印刷の向きを示す領域であり、印刷の向きが「縦」に設定されていることを示す。
領域804は両面印刷の設定を行う領域である。「する(長辺とじ)」とは長辺をとじ位置とした両面印刷を行うことを意味している。領域805はステイプル止めの設定する領域であり、「する(右辺2か所)」は用紙の右辺の2ヵ所でステイプル止めを行うことを意味している。また、領域806はパンチ穴の設定を行う領域であり、「する」とはパンチ穴を空ける加工を行うことを意味している。ユーザが807の「OK」ボタンを選択すると、拡張印刷設定画面801は閉じられて、印刷設定画面1300(図4)が表示される。
なお、本実施形態において、拡張印刷設定画面801は、印刷設定画面1300で設定することのできない設定項目のみを表示した。拡張印刷設定画面801に印刷設定画面で設定することのできる設定項目も表示し、それらの設定項目の設定を変更することができるとしてもよい。
以下、図3(a)の説明に戻る。
印刷ジョブ管理部31206は、印刷ジョブの生成、クラウドプリントドライバ311が生成した印刷ジョブの編集、印刷ジョブの送信などの処理を行う。印刷設定拡張アプリ312の印刷ジョブ管理部31206は、クラウドプリントドライバ311の印刷ジョブ管理部31102が生成した印刷ジョブの編集をすることができる。
図3(b)は、クラウドプリントサーバ102上で動作するクラウドプリントサービス321のソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。
クラウドプリントサーバ102は、ソフトウェア構成として、クラウドプリントサービス321、図示しないOS等を有する。これらのソフトウェアをクラウドプリントサーバ102のCPU222が補助記憶部224からメモリ223に展開して実行することで、クラウドプリントサーバ102でそれぞれの機能が実現される。
アカウント管理部32101は、クラウドプリントサービス321に登録済みのテナントならびにユーザの認証を管理する。テナントは、1または複数のユーザが属するグループである。アカウント管理部32101は各ユーザのユーザIDと認証に必要なパスワード等の情報を紐づけて管理する。さらに、アカウント管理部32101は、ユーザIDとユーザの所属するテナントIDとを対応づけて管理する。
デバイス管理部32102は、クラウドプリントサービス321に登録済みのプリンタに関する情報を管理する。デバイス情報は、プリンタからの登録要求によりデバイス管理部32102に登録される。ここで図6(a)を用いて、デバイス情報について説明する。
図6(a)は、デバイス管理部32102に登録されるデバイス情報の一例を示す図である。
図6(a)において、デバイスIDは、プリンタ固有の識別情報である。テナントIDは、当該デバイを利用することのできるテナントの識別情報である。プリンタ名は、プリンタから通知される当該デバイスの名称である。機器構成情報は、プリンタの構成情報であり、プリンタにステイプルやパンチ等の後処理を行うフィニッシャーが接続されているか、両面印刷を行うためのユニットが接続されているか等の情報である。能力情報は、プリンタが実行することのできる機能を示す情報である。能力情報には、カラー印刷ができるか否か、両面印刷ができるか否か、ステイプルをすることのできる位置の情報や、利用することのできるパンチ穴の情報、セキュアプリント機能を利用することが出来るか否か等の情報が含まれる。
以下、図3(b)の説明に戻る。
印刷管理部32103は、クラウドプリント対応プリンタ104やクラウドプリントプロキシサーバ103からの印刷ジョブ受け渡し要求に対して、許可するか否かの判定や、印刷ジョブの受け渡しの管理などを行う。
プリントキュー管理部32104は、外部から印刷ジョブを受信し、クラウドプリントサーバ102の補助記憶部224内に用意された領域に受信した印刷ジョブを保持する。プリントキュー管理部32104は、図6(d)に記載のプリントキュー情報を管理する。ここで図6(d)を用いて、プリントキュー情報について説明する。
図6(d)は、プリントキュー管理部32104により管理されるプリントキュー情報の一例を示す図である。
図6(d)に示すように、プリントキュー情報には、プリントキュー名称、機器構成情報、能力情報、接続形態情報、テナントIDが含まれている。プリントキュー名称は、当該プリントキューの名称であり、印刷設定画面1300に表示される名称である。機器構成情報、能力情報は、図6(a)のデバイス情報と同様の情報である。接続形態情報は、当該プリントキューがクラウドプリントプロキシサーバ103を経由せずにプリンタに印刷データを送信するキューであるか、クラウドプリントプロキシサーバ103に印刷データ送信するキューであるかを示す情報である。テナントIDは、当該プリントキューを利用することのできるテナントの識別情報である。図6(a)に記載のデバイス情報と図6(d)に記載のプリントキュー情報はテナントIDをキーとして紐づけられる。
図3(c)は、クラウドプリントプロキシサーバ103のソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。
クラウドプリントプロキシサーバ103は、ソフトウェア構成として、クラウドプリントプロキシ331、プリンタドライバ332、図示しないOS等を有する。これらのソフトウェアをクラウドプリントプロキシサーバ103のCPU232が補助記憶部234からメモリ233に展開して実行することで、クラウドプリントプロキシサーバ103でそれぞれの機能が実現される。
クラウドプリントプロキシ331は、さらに以下のソフトウェア構成を有する。
クラウドプリントサービスI/F部33101は、クラウドプリントサービス321との間で行われるデータやコマンドのやり取りを処理する。
印刷データ変換部33102は、クラウドプリントサービス321とプリンタドライバ332の間で交わされるデータの変換を必要に応じて行う。
プリンタドライバI/F部33103は、プリンタドライバ332との間で行われるデータやコマンドのやり取りを処理する。
また、プリンタドライバ332は、以下のソフトウェア構成を有する。
印刷管理部33201は、クラウドプリントプロキシ331から受け取った印刷設定と描画データを含む印刷データを、プリンタが処理可能なPDL(Page Description Language)に変換し、プリンタに送信する。
デバイスI/F部33202は、プリンタドライバ332とクラウドプリント非対応プリンタ105との間で行われるデータやコマンドのやり取りを処理する。
また、印刷管理部33201は、当該プリンタドライバ332と対応づけられるクラウドプリント非対応プリンタ105の能力情報を管理する。印刷管理部33201が管理する能力情報は、クラウドプリントプロキシ331の印刷データ変換部33102によってクラウドプリントサーバ102が解釈可能な相互交換情報に変換され、クラウドプリントサーバ102に通知される。ここで図6(b)を用いて、印刷データ変換部33102によって生成される相互交換情報について説明する。
図6(b)は、印刷データ変換部33102によって生成される相互交換情報の一例を示す図である。
図6(b)に示す相互交換情報には、プロキシID、プリントキュー名、機器構成情報、能力情報が含まれている。プロキシIDは、クラウドプリントプロキシ331の識別情報である。プリントキュー名は、クラウドプリントプロキシサーバ103上でプリンタドライバ332と紐づけられたプリントキューの名称である。機器構成情報は、プリンタドライバ332と対応するクラウドプリント非対応プリンタ105の構成情報である。能力情報は、プリンタドライバ332と対応するクラウドプリント非対応プリンタ105の能力情報である。上記のように、クラウドプリントプロキシサーバ103を経由する場合、クラウドプリントサーバ102には、デバイスIDの代わりにプロキシIDが通知される。
図6(c)は、クラウドプリントサーバ102からクラウドプリントプロキシサーバ103に送られる相互交換情報の一例を示す図である。
図6(c)に示す相互交換情報は、クラウドプリントサーバ102から印刷データ変換部33102に通知される印刷データの一例である。
図6(c)に示す相互交換情報には、印刷設定1211と描画データ1212が含まれる。印刷データ変換部33102は、図6(c)に記載の相互交換情報をプリンタドライバ332で扱える形式に変換し、プリンタドライバ332へと渡す。
以下、図3(c)の説明に戻る。
印刷管理部33201は、印刷設定の丸め処理を行うための条件とルールが記載されたコンフリクトテーブル(不図示)を内部に持つ。プリンタドライバ332は、このコンフリクトテーブルを用いて、後述する印刷設定の検証処理を行う。
図3(d)は、クラウドプリント対応プリンタ104のソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。
クラウドプリント対応プリンタ104は、ソフトウェア構成として、デバイス制御部341等を有する。このソフトウェアをクラウドプリント対応プリンタ104のCPU242が補助記憶部244からメモリ243に展開して実行することで、クラウドプリント対応プリンタ104でその機能が実現される。
デバイス制御部341において、印刷データ受信部34101は、外部からネットワーク106を介して送信された印刷データを受け付け、クラウドプリント対応プリンタ104の補助記憶部244に保管する。印刷データ受信部34101は、クラウドプリントサーバ102が生成することのできる所定のプロトコルの印刷データを処理することができる。
デバイス管理部34102は、クラウドプリント対応プリンタ104に接続されているオプション、能力情報、用紙残量、インク/トナー残量などを管理する。デバイス管理部34102は、クラウドプリントサーバ102が解釈することのできる能力情報を生成することができる。また、デバイス管理部34102は、印刷設定の丸め処理を行うための条件とルールが記載されたコンフリクトテーブルを内部に持つ。デバイス制御部341は、このコンフリクトテーブルを用いて、後述する印刷設定の検証処理を行う。
印刷出力部34103は、用紙への印字を行う。
UI操作部34104は、クラウドプリント対応プリンタ104の操作部247へのUIの表示や、UIを介して入力された指示や情報を取得する。
クラウドプリントサービスI/F部34105は、クラウドプリントサービス321との間で行われるデータやコマンドのやり取りを処理する。
図3(e)は、クラウドプリント非対応プリンタ105のソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。
クラウドプリント非対応プリンタ105は、ソフトウェア構成として、デバイス制御部351等を有する。このソフトウェアをクラウドプリント非対応プリンタ105のCPU252が補助記憶部254からメモリ253に展開して実行することで、クラウドプリント非対応プリンタ105でその機能が実現される。
デバイス制御部351において、印刷データ受信部35101は、プリンタドライバ332のデバイスI/F部33202から印刷データを受信する。印刷データ受信部35101は、クラウドプリントサーバ102が送信した印刷データの形式をサポートしておらず、当該印刷データを解釈することができない。
本実施形態では、クラウドプリントサーバ102が送信した印刷データをクラウドプリントプロキシサーバ103のプリンタドライバ332で印刷データ受信部35101が処理できる形式へと変換する。このようにすることで、クラウドプリント非対応プリンタ105を使ってクラウドプリントサーバ102経由の印刷を実現する。
デバイス管理部35102は、クラウドプリント非対応プリンタ105の能力情報、用紙残量、インク/トナー残量を管理する。デバイス管理部35102は、クラウドプリントサーバ102とは異なる形式で上記の情報を管理する。そのため、クラウドプリント非対応プリンタ105の能力情報をクラウドプリントサーバ102に通知するためには、クラウドプリントプロキシサーバ103による変換が必要となる。
印刷出力部35103、UI操作部35104の説明はクラウドプリント対応プリンタ104のものと同等であるため割愛する。
次に、図7(b)を用いて、クラウドプリントサービス321へのクラウドプリント対応プリンタ104を登録する際のシーケンスについて説明する。
図7(b)は、本実施形態におけるクラウドプリントサービス321へのクラウドプリント対応プリンタ104の登録に関するユーザの手順ならびに各ソフトウェアおよびサービス間のシーケンスの一例を示す図である。
まずユーザは、クラウドプリント対応プリンタ104にて、その操作部247からプリンタ登録を指示し、該指示をクラウドプリント対応プリンタ104が受け付ける(S921)。
次に、クラウドプリント対応プリンタ104は、上記S921でプリンタ登録を指示した操作部247上に、クラウドプリントサービス321へのログインUIを表示する(S922)。
次に、ユーザは、上記S922で表示されたログインUIにログイン情報を入力し、該ログイン情報をクラウドプリント対応プリンタ104が受け付ける(S923)。ログイン情報とは、ユーザIDやパスワードである。
次に、クラウドプリント対応プリンタ104は、上記S923で入力されたログイン情報と認証要求をクラウドプリントサービス321に送信する(S924)。
次に、クラウドプリントサービス321は、上記S924で認証要求とともに受信したログイン情報に基づき認証処理を行う(S925)。認証が成功した場合、クラウドプリントサービス321はアクセス用のトークンを発行し、当該トークンをクラウドプリント対応プリンタ104に送信する(S926)。このトークンは、クラウドプリント対応プリンタ104が次回以降クラウドプリントサービス321にアクセスするときに用いられるトークンである。なお、S925において認証が失敗した場合、図7(b)に記載の処理は終了する。
次に、クラウドプリント対応プリンタ104は、上記S926で受信したトークンならびに自身のプリンタ情報と共に、クラウドプリントサービス321へプリンタ登録要求を送信する(S927)。上記プリンタ情報は図6(g)に示すデバイス情報に対応する情報であり、プリンタ登録要求に含まれているものとする。
図6(g)は、クラウドプリント対応プリンタ104からクラウドプリントサービス321へ送信されるデバイス情報の一例を示す図である。
図6(g)に示すデバイス情報には、デバイスID、プリンタ名、機器構成情報、能力情報が含まれている。デバイスID、プリンタ名、機器構成情報、能力情報は、図6(a)のデバイス情報と同様の情報である。
以下、図7(b)に示すシーケンスの説明に戻る。
クラウドプリントサービス321は、上記S927で受信したプリンタ登録要求に基づいてプリンタ登録処理を行う(S928)。S928で実行されるプリンタ登録処理についての詳細は後述する。
次に、クラウドプリントサービス321は、プリンタ登録処理後、登録完了ステータスをクラウドプリント対応プリンタ104に返信する(S929)。
そして、クラウドプリント対応プリンタ104は、上記登録完了ステータスを受信すると、登録完了表示を操作部247上に表示する(S930)。
以上のように、クラウドプリントサーバ102(クラウドプリントサービス321)は、プリンタ側をユーザが操作することにより送られてくる指示(要求)に基づいて該プリンタに関する登録を行うものである。
次に、図7(a)を用いて、クラウドプリントサービス321へのクラウドプリント非対応プリンタ105を登録する際のシーケンスについて説明する。
図7(a)は、クラウドプリントサービス321へのクラウドプリント非対応プリンタ105の登録に関するユーザの手順ならびに各ソフトウェアおよびサービス間のシーケンスの一例を示す図である。なお、クラウドプリントプロキシサーバ103には、プリンタドライバ332がインストールされており、クラウドプリント非対応プリンタ105に対応するプリントキューが生成されているとする。プリンタドライバ332は、プリンタキューの生成を行う際に、クラウドプリント非対応プリンタ105と通信し、プリンタのハードウェアID、モデル名、機器構成情報、能力情報を取得している。
まずユーザは、クラウドプリントプロキシ331のUIを操作して、接続するクラウドプリント非対応プリンタ105用のプリンタドライバ332を選択し、該選択操作をクラウドプリントプロキシ331が受け付ける(S901)。
次に、クラウドプリントプロキシ331は、上記S901で選択されたプリンタドライバ332にプリンタ情報を要求する(S902)。プリンタ情報とは、プリンタのハードウェアID、モデル名、機器構成情報、設定可能な能力情報などである。
次に、プリンタドライバ332は、クラウドプリントプロキシ331にプリンタ情報を返信する(S903)。
次に、クラウドプリントプロキシ331は、受信したプリンタ情報をプリンタドライバ332と関連付けて保存する(S904)。
次に、クラウドプリントプロキシ331は、UI上のプリンタ登録ボタンを有効化し、プリンタ登録が有効になったことをユーザに示す(S905)。
次に、ユーザは、上記S905で有効になったプリンタ登録ボタンを押下してプリンタ登録を指示し、該プリンタ登録指示をクラウドプリントプロキシ331が受け付ける(S906)。
次に、クラウドプリントプロキシ331は、UI上にクラウドプリントサービス321へのログインUIを表示する(S907)。
次に、ユーザは、ログインUIにログイン情報を入力し、該入力をクラウドプリントプロキシ331が受け付ける(S908)。
次に、クラウドプリントプロキシ331は、上記S908で入力されたログイン情報と共に、クラウドプリントサービス321へ認証要求を送信する(S909)。
次に、クラウドプリントサービス321は、上記S909の認証要求に基づく認証処理を行う(S910)。
上記S910の認証が成功すると、クラウドプリントサービス321はアクセス用のトークンを発行し、クラウドプリントプロキシ331に返信する(S911)。このトークンは、クラウドプリントプロキシ331が次回以降クラウドプリントサービス321にアクセスするときに用いられるトークンである。なお、S910において認証が失敗した場合、図7(a)に記載の処理は終了する。
次に、クラウドプリントプロキシ331は、上記S904で保存していたプリンタ情報のデータ形式を、クラウドプリントサービス321が取り扱うことのできる形式に変換する(S912)。クラウドプリントサービス321が扱うことのできる形式とは、例えばIPPに則った形式である。
そして、クラウドプリントプロキシ331は、上記S911で受信したトークンならびに変換後のプリンタ情報と共に、クラウドプリントサービス321へプリンタ登録要求を送信する(S913)。変換後のプリンタ情報は図6(b)の相互交換情報に対応する情報であり、プリンタ登録要求に含まれているものとする。
次に、クラウドプリントサービス321は、上記S913のプリンタ登録要求に基づくプリンタ登録処理を行う(S914)。なお、S914で実行されるプリンタ登録処理の詳細は後述する。
次に、クラウドプリントサービス321は、上記S914のプリンタ登録処理後、登録完了ステータスをクラウドプリントプロキシ331に返信する(S915)。
そして、クラウドプリントプロキシ331は、登録完了ステータスを受信すると、登録完了表示をUI上に表示する。(S916)。
以上のように、クラウドプリントサーバ102(クラウドプリントサービス321)は、クラウドプリントプロキシサーバ103側をユーザが操作することにより送られてくる指示(要求)に基づいてクラウドプリント非対応プリンタ105に関する登録を行う。
次に、クラウドプリントサービス321によるプリンタ登録処理(S914、S928)について説明する。このプリンタ登録処理は、クラウドプリントサービス321がプリンタ登録要求に応じてプリンタを登録する処理に対応する。
図8は、クラウドプリントサービス321によるプリンタ登録処理の一例を示すフローチャートである。図8に示す処理は、全てクラウドプリントサーバ102の補助記憶部224に格納されたクラウドプリントサービス321のプログラムがメモリ223にロードされてCPU222によって実行されることで実現される。なお、この処理は、クラウドプリントサービス321が、外部よりネットワーク106を介してプリンタ登録要求を受信した結果、開始される。
まず、クラウドプリントサービス321は、プリンタ登録要求を受け付ける(S401)。なお、プリンタの登録要求には、図6(g)に示すデバイス情報、又は、図6(b)に示す相互交換情報が含まれる。デバイス管理部32102は、受信したデバイス情報、または、相互交換情報とログイン中のユーザに対応するテナントIDに基づき図6(a)に示すデバイス情報を生成する。この際、登録要求とともに受信した情報が図6(b)に示す相互交換情報である場合、プリント名には相互交換情報内のプリントキュー名称を設定する。
プリントキュー管理部32104は、デバイス管理部32102により生成されたデバイス情報に基づき、プリントキューを生成する(S402)。
次に、プリントキュー管理部32104は、図6(d)に示すプリントキュー情報を生成する(S403)。この際、登録要求とともに受信した情報が図6(g)に示すデバイス情報である場合、プリントキュー名称にはデバイス情報内のプリンタ名を設定する。登録要求とともに受信した情報が図6(b)に示す相互交換情報である場合、プリントキュー名称には相互交換情報内のプリントキュー名称を設定する。
次に、プリントキュー管理部32104は、受信した登録要求がクラウドプリント対応プリンタからの登録要求であるか否かを判定する(S404)。プリントキュー管理部32104は、登録要求とともに受信した情報がデバイスIDを含む場合には、当該登録要求がクラウドプリント対応プリンタ104からの登録要求であると判定する。一方で、プリントキュー管理部32104は、登録要求とともに受信した情報がデバイスIDを含まない場合に、当該登録要求はクラウドプリント非対応プリンタ105からの登録要求であると判定する。
なお、上記S404における判定は、登録要求とともに受信した情報にプロキシIDが含まれるか否かに基づいて行うとしてもよい。受信したデバイスIDが、クラウドプリント対応プリンタ104のデバイスIDであるか、クラウドプリントプロキシ331のプロキシIDであるかは、受信したデバイスIDに含まれる文字列に基づき判定される。受信したデバイスIDが特定の文字列を含む場合、当該デバイスIDはクラウドプリントプロキシ331のプロキシIDであると判定する。一方で、受信したデバイスIDに特定の文字列が含まれない場合、クラウドプリント対応プリンタ104のデバイスIDであると判定する。
なお、上記S404における判定は、登録要求を送信したプリンタがクラウドプリント対応プリンタであるか、プロキシサーバ経由で接続されるクラウドプリント非対応プリンタであるかを判定することができればよく、上記の方法に限定されない。
受信した登録要求がクラウドプリント対応プリンタ104の送信した登録要求である場合(S404でYesの場合)、プリントキュー管理部32104は、S405に処理を進める。
S405では、プリントキュー管理部32104は、プリントキュー情報の接続形態情報に「プリンタ直接接続」であることを示す情報を設定する。
一方、受信した登録要求がクラウドプリント非対応プリンタ105の送信した登録要求である場合(S404でNoの場合)、プリントキュー管理部32104は、S406に処理を進める。
S406では、プリントキュー管理部32104は、プリントキュー情報にプリンタ接続形態として「クラウドプリントプロキシ経由接続」であることを示す情報を設定する。
上記S405又はS406の処理の後、クラウドプリントサービス321は、図8に示すプリンタ登録処理を終了する。
以下、図9を用いて、本実施形態における印刷設定および印刷処理に関する処理を説明する。
図9は、本実施形態における印刷設定および印刷処理に関する処理を示すシーケンスの一例を示す図である。図9は、クラウドプリント対応プリンタ104を用いた場合のシーケンスに対応する。
ユーザは、アプリケーションにおいて印刷設定画面の表示指示をする(S1000)。クラウドプリントドライバ311はアプリケーション経由で印刷設定画面の表示指示を受け付ける。
クラウドプリントドライバ311は、図4に示した印刷設定画面1300を表示する(S1001)。
ユーザは、印刷設定画面1300の領域1301を操作し、印刷に利用するプリンタに対応するプリントキューを選択する(S1002)。クラウドプリントドライバ311は、プリントキューの選択操作を受け付ける。
クラウドプリントドライバ311は、選択されたプリントキューの情報を参照し、印刷設定画面1300を更新する(S1003)。
ユーザは、印刷設定画面1300を操作して、印刷設定拡張アプリ312の起動を指示する(S1004)。ユーザが印刷設定画面1300の詳細設定ボタン1306を選択することで、クラウドプリントドライバ311は印刷設定拡張アプリ312の起動指示を受け付け、印刷設定拡張アプリ312を起動させる。(S1005)
次に、印刷設定拡張アプリ312は、初期化処理の後、図5(a)に示したUI(拡張印刷設定画面801)を表示する(S1007)。
ユーザは、印刷設定拡張アプリ312を操作して印刷設定を行い、OKボタン807を選択する(S1010)。印刷設定拡張アプリ312は、この操作を受け付ける。
そして、印刷設定拡張アプリ312は、印刷設定の検証を行うため、クラウドプリントサービス321に印刷設定の検証を依頼(要求)する(s1011)。ここで検証を依頼する印刷設定は、上記S1002で選択されたプリントキューに紐付くプリンタを利用して印刷を行う印刷ジョブのための印刷設定である。このため、この印刷設定の検証の依頼は、上記S1002で選択されたプリントキューを特定可能な情報と関連付けされて、クラウドプリントサービス321に送信される。また、この印刷設定の検証依頼には、図6(e)に示すように、ユーザ作成した検証前の印刷設定が含まれている。例えば、印刷設定拡張アプリ312からの印刷設定の検証依頼は、IPP(Internet Printing Protocol)のValidate-Jobオペレーションと同様な手段を用いてこの印刷設定の検証依頼を行うことができる。
次に、印刷設定拡張アプリ312から印刷設定の検証依頼を指示されたクラウドプリントサービス321は、該当するプリントキュー情報を参照し、該当するクラウドプリント対応プリンタ104に対して、印刷設定の検証を依頼する(S1012)。
クラウドプリントサービス321から印刷設定の検証を指示されたクラウドプリント対応プリンタ104は、印刷設定の検証処理を行う(S1013)。クラウドプリント対応プリンタ104は、検証依頼により受け取った検証前の印刷設定を精査し、自プリンタでの印刷か可能かどうかを調べ、各コンフリクトの優先度に応じて印刷設定の丸め処理を実施する。
具体的には、クラウドプリント対応プリンタ104は、デバイス管理部34102が保持するコンフリクトテーブルに記述された条件・ルールに従い、印刷設定の丸め処理を行う。例えば、図12(a)のような検証前の印刷設定が渡された場合、各コンフリクトの優先度に応じてコンフリクトテーブル記述された条件に合致する設定の組み合わせの有無を調べる。条件に合致する印刷設定の組む合わせがある場合、ルールに従って印刷設定の丸めを行い、図12(b)のような検証済の印刷設定を作成する。図12の印刷設定の例についての説明は後述する。
クラウドプリント対応プリンタ104は、印刷設定に丸めが発生した場合には丸め処理を適用した印刷設定を、丸めが発生しなかった場合には依頼を受けた印刷設定を、検査済みの印刷設定とする。そして、クラウドプリント対応プリンタ104は、該検査済みの印刷設定を含む印刷設定検証結果情報(図6(f))として、呼び出し元のクラウドプリントサービス321に上記S1012の応答として返す(S1014)。例えばクラウドプリント対応プリンタ104がIPPに対応したプリンタであれば、先に触れたValidate-Jobオペレーションの応答に対し印刷設定を付加するようなI/F拡張を行うことで、丸め処理を行った印刷設定を返却することが可能である。
クラウドプリント対応プリンタ104から検証結果を受け取ったクラウドプリントサービス321は、印刷設定の検証の依頼元である印刷設定拡張アプリ312に対して、検証結果を上記S1011の応答として返す(S1015)。
検証結果を受け取った印刷設定拡張アプリ312は、競合(コンフリクト)が発生しているか否かを調べ、この結果に応じてユーザに検証結果をUI表示(提示)し(S1016)、ユーザからの対応指示(S1112)に対応した、必要な処理を行う。なお、印刷検証結果を受け取った後の印刷設定拡張アプリ312の処理については後ほど詳しく説明を行う。
その後、印刷設定拡張アプリ312は、アプリを終了するための処理を実行する(S1018)。そして、印刷設定拡張アプリ312は、確定された印刷設定をクラウドプリントドライバ311に送信する(S1019)。クラウドプリントドライバ311は、再度、図4で示した印刷設定画面1300を表示する。ユーザは印刷設定画面1300を操作して、印刷ボタン1307を選択する(S1020)。該印刷ボタンの選択操作を、クラウドプリントドライバ311が受け付ける。
クラウドプリントドライバ311は、印刷設定拡張アプリ312から受け取った印刷設定に基づき、印刷データを生成し、クラウドプリントサービス321に送信する(S1021)。該S1021において、クラウドプリントドライバ311は、IPPに則って記載された印刷設定とPDF,PWG-Raster等所定のフォーマットの画像データに基づく印刷データを生成する。そして、クラウドプリントドライバ311は、上記生成された印刷データを、クラウドプリントサービス321に送信する。クラウドプリントサービス321は、受信した印刷データを、指定されたプリントキューと対応づけて記憶する。
クラウドプリント対応プリンタ104は、クラウドプリントサービス321に対して、印刷データの取得要求を送信する(S1022)。当該取得要求は、一定時間毎のポーリング処理によって送信されてもよいし、ユーザがプリンタ104にログインしたことを契機としてもよい。
上記S1022の取得用要求を受けると、クラウドプリントサービス321は、プリントキューに対応づけて記憶している印刷データをクラウドプリント対応プリンタ104に送信する(S1023)。
クラウドプリント対応プリンタ104は、受信した印刷データに基づく画像を印刷する(S1024)。その後、クラウドプリント対応プリンタ104は、クラウドプリントサービス321に印刷完了を通知する(S1025)。
以上が、印刷設定から、クラウドプリント対応プリンタ104で印刷が実行されるまでのシーケンスである。
次に、図10を用いて、クラウドプリント非対応プリンタ105を用いた印刷のシーケンスを説明する。
図10は、本実施形態における印刷設定および印刷処理に関する処理を示すシーケンスの一例を示す図である。図10は、クラウドプリント非対応プリンタ105を用いた場合のシーケンスに対応する。なお、図10について図9と同様の処理を行う箇所については図9と同じ符号を付与し、説明を省略する。
S1000~S1011までの処理は図9と同じであるため、説明を省略する。
印刷設定拡張アプリ312から印刷設定の検証依頼を指示されたクラウドプリントサービス321は、該当するプリントキュー情報を参照し、該当するクラウドプリントプロキシ331に対して、印刷設定の検証を依頼する(S1400)。
クラウドプリントサービス321から印刷設定の検証を指示されたクラウドプリントプロキシ331は、該当するプリンタドライバ332に対して、印刷設定の検証を依頼する(S1401)。
クラウドプリントプロキシ331から印刷設定の検証を指示されたプリンタドライバ332は、印刷設定の検証処理を行う(S1402)。この検証処理では、プリンタドライバ332は受け取った検証前の印刷設定を精査し、対象のクラウドプリント非対応プリンタ105での印刷か可能かどうかを調べ、各コンフリクトの優先度に応じて印刷設定の丸め処理を実施する。この丸め処理の内容は、印刷管理部33201が保持するコンフリクトテーブルを利用することの他は、先にクラウドプリント対応プリンタ104の検証処理(S1013)で述べた内容と同じであるため、説明を割愛する。
プリンタドライバ332は、印刷設定に丸めが発生した場合には丸め処理を適用した印刷設定を、丸めが発生しなかった場合には依頼を受けた印刷設定を、検証済みの印刷設定とする。プリンタドライバ332は、検証済み印刷設定を含む印刷設定検証結果情報(図6(f))を、呼び出し元のクラウドプリントプロキシ331に、上記S1401の応答として返す(S1403)。
プリンタドライバ332から印刷設定の検証結果を受け取ったクラウドプリントプロキシ331は、この検証結果を上記S1400の応答として、クラウドプリントサービス321に返す(S1404)。
その後のS1015~S1021までの処理は図9と同じであるため、説明を省略する。
クラウドプリントプロキシ331は、クラウドプリントサービス321に定期的に印刷データの取得要求を送信する(S1405)。
クラウドプリントサービス321は、プリントキュー情報を参照し、データの取得要求の送信元がクラウドプリント対応プリンタ104であるかクラウドプリントプロキシ331であるかを判定する。印刷データの取得要求の送信元がクラウドプリントプロキシ331であると判定した場合、クラウドプリントサービス321は、印刷データの変換処理を行う(S1406)。クラウドプリントサービスは例えばIPPに則って書かれている印刷設定をPrint Ticketに変換し、PDF形式の画像データをXPS形式のデータへと変換する。
そして、クラウドプリントサービス321は、上記S1406の変換により得られた印刷データをクラウドプリントプロキシ331に送信する(S1407)。なお、本実施形態では、クラウドプリントサービス321において、印刷データの形式をプリンタドライバ332が扱うことのできる形式へと変換するとした。上記の変換はクラウドプリントプロキシ331で行うとしてもよい。その場合、クラウドプリントサービス321はS1406の処理を行うことなく、印刷データをクラウドプリントプロキシ331に送信する。クラウドプリントプロキシ331は、受信した印刷データに対してS1406に相当する処理を実行する。
クラウドプリントプロキシ331は、印刷データをプリンタドライバ332に送信する(S1408)。
プリンタドライバ332は、受信した印刷データをクラウドプリント非対応プリンタ105が処理することのできる描画データへと変換する変換処理を実行する(S1409)。S1409において、プリンタドライバ332は、例えば、クラウドプリントプロキシ331から受信したPrint Ticket、XPS形式のデータに基づきPDL(Page Description Page)データを生成する。
プリンタドライバ332は、クラウドプリント非対応プリンタ105へ生成した描画データを送信する(S1410)。
クラウドプリント非対応プリンタ105は、受信した描画データに基づいて印刷を実行する(S1411)。
以上が、印刷設定から、クラウドプリント非対応プリンタ105で印刷が実行されるまでのシーケンスである。
次に図11、図12、図13、図14A、図14Bを用いて各ソフトウェアの処理の説明を行う。以下、図14A、図14Bをまとめて「図14」と記載する。
図11は、印刷設定拡張アプリ312の印刷設定確定時の処理の一例を示すフローチャートである。図11に示す処理は全てクライアント端末101の補助記憶部214に格納された印刷設定拡張アプリ312のプログラムがメモリ213にロードされCPU212によって実行される。
印刷設定拡張アプリ312は、クラウドプリントドライバ311から印刷設定画面1300で設定されているプリントキュー(領域1301で選択されたプリントキュー)や印刷設定を取得し、拡張印刷設定画面801(図5(a))を表示する。そして、印刷設定拡張アプリ312は、拡張印刷設定画面801を介して、ユーザからの印刷設定の変更を受け付け(S501)、OKボタン807の押下を監視する(S502)。
印刷設定拡張アプリ312は、ユーザによって印刷設定を確定させるためにOKボタン807が押下されたことを検知すると(S502でYesの場合)、S503に処理を進める。
S503では、印刷設定拡張アプリ312は、ユーザが作成した検証前の印刷設定を一時的に保存し、クラウドプリントサービス321に対してこの印刷設定の検証を依頼(要求)する。印刷設定拡張アプリ312は、この検証依頼を、上記選択されているプリントキューを特定可能な情報(ここではプリントキュー名称)に関連付けて、クラウドプリントサービス321に送信する。
その後、印刷設定拡張アプリ312は、クラウドプリントサービス321から上記印刷設定の検証結果として検証済みの印刷設定情報を受け取る(S504)。なお、このS503、S504に係るクラウドプリントサービス321以下の処理については後ほど説明を行う。
印刷設定拡張アプリ312は、上記S503で保存しておいたユーザが作成した検証前の印刷設定と、上記S504でクラウドプリントサービス321から受け取った検証済みの印刷設定(図6(f)の印刷設定)との比較を行う(S505)。この比較について図12を用いて説明する。
図12は、検証前の印刷設定(図12(a))と検証後の印刷設定(図12(b))の一例を示す図である。
図12(a)のように、検証前の印刷設定は、出力用用紙サイズ「A4」、印刷の向き「縦」、両面印刷「する(長辺とじ)」、ステイプル「する(右辺2か所)」、パンチ「する」である。また、図12(b)のように、検証後の印刷設定は、出力用用紙サイズ「A4」、印刷の向き「縦」、両面印刷「する(長辺とじ)」、ステイプル「する(左辺2か所)」、パンチ「しない」である。すなわち、ここでは、検証処理により、ステイプル「する(右辺2か所)」が「する(左辺2か所)」に、パンチ「する」が「しない」に変更されている例を示している。
この例では、印刷の向きが「縦」かつ両面印刷のとじ方向が「長辺とじ」であれば、左辺がとじ位置となるため、検証前にステイプルの位置として設定されていた「右辺」は検証後、とじ位置である「左辺」に丸められたことを示している。さらに、このステイプル位置の丸めによって、パンチ穴とステイプル(2か所止め)が同じとじ位置の辺に打たれることになるため、ステイプルの設定を優先し、パンチの設定が検証前の「する」から、検証後は「しない」に変更されたことを示している。
この例で示したように、検証処理により、検証前の印刷設定に対して、対象のプリンタで印刷を実施できるように各種条件(禁則条件)が適用された結果、印刷設定に何らかの設定の変更が生じるケースが「競合(コンフリクト)が発生した状態」となる。一方、印刷設定に変更が生じないケースが「競合(コンフリクト)が発生していない状態」ということになる。
以下、図11の説明に戻る。
S505において、印刷設定拡張アプリ312は、検証前の印刷設定と検証後の印刷設定との比較結果に基づいて、競合(コンフリクト)の発生を判断する。検証前の印刷設定と検証後の印刷設定の両者に相違が無ければ、印刷設定拡張アプリ312は、競合(コンフリクト)が発生していないと判断し(S505でNoの場合)、S508へと処理を進める。
一方、図12の例のように両者に何らかの相違があれば、印刷設定拡張アプリ312は、コンフリクトが発生したと判断し(S505でYesの場合)、S506へと処理を進める。
S506では、印刷設定拡張アプリ312は、競合(コンフリクト)の内容をユーザに提示する(例えば図5(b)のように表示する)。
なお、ここでは、検証前の印刷設定と検証後の印刷設定を比較することで、競合(コンフリクト)の発生の有無を調べる例を示した。この他に、図6(f)の印刷設定検証結果情報に競合(コンフリクト)が発生したか否かを示す検証結果値を加える等の方法もある。この場合、競合(コンフリクト)が発生していないのであれば、印刷設定拡張アプリ312は検証前後の印刷設定を比較すること無く、コンフリクトが発生していないことを確認できる。
図5(b)は、図11のS506にて印刷設定拡張アプリ312が検証前の印刷設定と検証後の印刷設定の相違があり、丸められる印刷設定項目と内容をユーザに提示する通知画面811の一例を示す図である。
この例では、丸められる印刷設定の内容を文書で表し(812)、ユーザに対して、丸め処理を全て受け入れる(813)か、ユーザ自身で再度印刷設定をやり直す(814)かの何れかを選択するように促している。ユーザは、ラジオボタン813、814のいずれかを選択してOKボタン815を押下することで、提示される内容で印刷設定を丸めるか、ユーザ自身が設定をやり直すか選択することができる。
以下、図11の説明に戻る。
印刷設定拡張アプリ312は、ラジオボタン814が選択された状態でOKボタン815が押下されたことを検知すると、ユーザが印刷設定をやり直すと判断し(S507でNoの場合)、S501に処理を戻す。この場合、印刷設定拡張アプリ312は、上記S503で保存したおいたユーザが作成した検証前の印刷設定の内容で印刷設定画面(図5(a))の表示を行う。
一方、ラジオボタン813が選択された状態でOKボタンが押下されたことを検知すると、印刷設定拡張アプリ312は、印刷設定を丸めると判断し(S507でYesの場合)、S508に処理を進める。
S508では、印刷設定拡張アプリ312は、上記S504でクラウドプリントサービス321から受け取った検証後の印刷設定で印刷設定を確定し、クラウドプリントドライバ311にこの印刷設定を通知し、自身の処理を終える。
次に図13を用いてクラウドプリントサービス321の処理について説明する。
図13はクラウドプリントサービス321の印刷設定の検証依頼に対する処理の一例を示すフローチャートである。図13に示す処理は、全てクラウドプリントサーバ102の補助記憶部224に格納されたクラウドプリントサービス321のプログラムがメモリ223にロードされてCPU222によって実行される。
クラウドプリントサービス321は、印刷設定拡張アプリ312からの印刷設定の検証依頼を受け付ける(S601)ことで、本処理を開始する。ここで受け付けた印刷設定の検証依頼には、クラウドプリントサービス321に登録されているプリントキューを特定可能な情報(ここではプリントキュー名称)が関連付けされている。
クラウドプリントサービス321は、対象のプリントキューのプリントキュー情報(図6(d))の「接続形態情報」を確認する(S602)。
そして、クラウドプリントサービス321は、接続形態情報が「直接接続」以外の場合(S603でNoの場合)、該当のプリントキューに対応するクラウドプリントプロキシ331に対して、印刷設定の検証を依頼する(S604)。クラウドプリントサービス321は、この検証依頼を、対象のプリントキュー情報のプリントキュー名称に関連付けて、クラウドプリントプロキシ331に送信する。
その後、クラウドプリントサービス321は、上記S604で検証の依頼を行ったクラウドプリントプロキシ331から検証結果が返されると、これを受領し(S605)、S608に処理を進める。詳細は図14(a)、(b)に示すが、ここで受領する検証結果は、クラウドプリントプロキシ331に登録されているプリンタドライバ332(クラウドプリント非対応プリンタ105に対応するプリンタドライバ)により行われた検証処理の結果である。
一方、接続形態情報が「直接接続」の場合(S603でYesの場合)、クラウドプリントサービス321は、該当のプリントキューに対応するクラウドプリント対応プリンタ104に対して、印刷設定の検証を依頼する(S606)。
その後、クラウドプリントサービス321は、上記S606で検証の依頼を行ったクラウドプリント対応プリンタ104から検証結果が返されると、これを受領し(S607)、S608に処理を進める。詳細は図14(c)に示すが、ここで受領する検証結果は、クラウドプリント対応プリンタ104により行われた検証処理の結果である。
S608では、クラウドプリントサービス321は、上記S605又はS607で受領した検証結果を、印刷設定拡張アプリ312に通知する。
すなわち、クラウドプリントサービス321は、検証の依頼に関連付けされているプリントキューに対応する送信先に印刷設定の検証を依頼し、該送信先から、該送信先の側で検証された検証結果を受信し、該検証結果を印刷設定拡張アプリ312に送信する。
よって、印刷設定拡張アプリ312が図11のS504でクラウドプリントサービス321から受信する検証結果は、検証の依頼で関連付けしたプリントキューに対応する送信先の側で検証された検証結果を受信することになる。
以下、図14を用いて、印刷設定の検証依頼に対する処理(検証処理(禁則処理))について説明する。
まず、クラウドプリントプロキシ331における処理について説明する。
図14(a)は、クラウドプリントプロキシ331の印刷設定の検証依頼に対する処理の一例を示すフローチャートである。図14(a)に示す処理は、全てクラウドプリントプロキシサーバ103の補助記憶部234に格納されたクラウドプリントプロキシ331のプログラムがメモリ233にロードされてCPU232によって実行されることで実現される。
クラウドプリントプロキシ331の印刷設定の検証依頼に対する処理(図14(a))は、クラウドプリントサービス321から印刷設定の検証依頼を受け付ける(S701)ことで開始される。
印刷設定の検証依頼を受けたクラウドプリントプロキシ331は、まず対象のプリンタドライバ332の確認行う(S702)。上記受け付けた検証依頼には、プリントキュー名称が関連付けられており、クラウドプリントプロキシ331は、このプリントキュー名称を用いて対象のプリンタドライバ332の確認を行う。
対象のプリンタドライバ332を特定した後、クラウドプリントプロキシ331は、プリンタドライバ332に対して印刷設定の検証の依頼を行う(S703)。
その後、クラウドプリントプロキシ331は、プリンタドライバ332から検証結果が返されると(S704)、これを受領する。
さらに、クラウドプリントプロキシ331は、上記S704で受領した検証結果を、クラウドプリントサービス321に通知する(S705)。
次にプリンタドライバ332における処理について説明する。
図14(b)は、プリンタドライバ332の印刷設定の検証依頼に対する処理の一例を示すフローチャートである。図14(b)に示す処理は、全てクラウドプリントプロキシサーバ103の補助記憶部234に格納されたプリンタドライバ332のプログラムがメモリ233にロードされてCPU232によって実行されることにより実現される。
プリンタドライバ332の印刷設定の検証に対する処理(図14(b))は、クラウドプリントプロキシ331から印刷設定の検証依頼を受け付ける(S711)ことで開始される。
印刷設定の検証依頼を受けたプリンタドライバ332は、受け取った印刷設定が、対象のクラウドプリント非対応プリンタ105での印刷が可能な設定か否かの確認を行う。
もし、設定できない項目が含まれていたり、多項目間で競合(コンフリクト)が発生したりしていれば、プリンタドライバ332は優先度に従ってこれらの印刷設定項目の丸め処理を実施する(S712)。
この丸め処理によって、クラウドプリントプロキシ331から上記S711で受け取った印刷設定に何らかの変更が施された場合(S713でYesの場合)、プリンタドライバ332は、S714に処理を進める。
S714では、プリンタドライバ332は、この丸め処理が適応された印刷設定(変更された印刷設定)を検証結果とする。
一方、丸め処理を通してもクラウドプリントプロキシ331から上記S711で受け取った印刷設定に変更が生じなかった場合(S713でNoの場合)、プリンタドライバ332は、上記S711で受け取った印刷設定を検証結果とする(S715)。
プリンタドライバ332は、上記S714又はS715で決定された検証結果を、クラウドプリントプロキシ331に通知する(S716)。
最後に、クラウドプリント対応プリンタ104での処理について説明する。
図14(b)は、クラウドプリント対応プリンタ104の印刷設定の検証依頼に対する処理の一例を示すフローチャートである。図14(c)に示す処理は、全てクラウドプリント対応プリンタ104の補助記憶部244に格納されたデバイス制御部341のプログラムがメモリ243にロードされてCPU242によって実行される。
クラウドプリント対応プリンタ104のデバイス制御部341での印刷設定の検証に対する処理(図14(c))は、クラウドプリントサービス321から印刷設定の検証依頼を受け付ける(S721)ことで開始される。
印刷設定の検証依頼を受けたクラウドプリント対応プリンタ104のデバイス制御部341は、受け取った印刷設定が、自プリンタで印刷可能が可能な設定か否かの確認を行う。
もし、設定できない項目が含まれていたり、多項目間で競合(コンフリクト)は発生したりしていれば、クラウドプリント対応プリンタ104のデバイス制御部341は、優先度に従ってこれらの印刷設定項目の丸め処理を実施する(S722)。
この丸め処理によって、クラウドプリントサービス321からS721で受け取った印刷設定に何らかの変更が施された場合(S723でYesの場合)、クラウドプリント対応プリンタ104のデバイス制御部341は、S724に処理を進める。
S724では、クラウドプリント対応プリンタ104のデバイス制御部341は、上記丸め処理が適応された印刷設定(変更された印刷設定)を検証結果とする。
一方、丸め処理を通してもクラウドプリントサービス321からS721で受け取った印刷設定に変更が生じなかった場合(S723でNoの場合)、クラウドプリント対応プリンタ104のデバイス制御部341は、S725に処理を進める。
S725では、クラウドプリント対応プリンタ104のデバイス制御部341は、上記S721で受け取った印刷設定を検証結果とする。
クラウドプリント対応プリンタ104のデバイス制御部341は、上記S724又はS725で決定された検証結果を、クラウドプリントサービス321に通知する(S726)。
なお、本実施形態の検証の処理では、コンフリクトがある場合に印刷設定項目の丸め処理により作成される変更された印刷設定は1つであったが、複数の変更された印刷設定を作成し、該複数の印刷設定を依頼元に返却してもよい。図12の例でいえば、例えば、ステイプル「する(左辺2か所)」且つパンチ「しない」に変更した印刷設定と、ステイプル「しない」(パンチは「する」のまま)に変更した印刷設定を作成し、依頼元に返却するようにしてもよい。さらに、印刷設定拡張アプリ312では、返却された複数の変更された印刷設定をユーザに提示し、これらの変更された印刷設定から提供する印刷設定をユーザが選択可能にしてもよい。
また、印刷設定拡張アプリ312が行っている処理を、クラウドプリントドライバ311が自身で行う構成でもよい。
以上のように、本実施形態は、次のような構成を有する。
印刷設定拡張アプリ312(又はクラウドプリントドライバ311)が、クラウドプリントサーバ102に対して、印刷設定と検証(禁則判定)のリクエストを送る。この際、選択されているプリントキューに関連付けして送る。クラウドプリントサーバ102は、上記リクエストを受信して、関連付けされているプリントキューに対応する送信先に対して印刷設定と検証(禁則判定)のリクエストを送る。なお、上記関連付けされているプリントキューがクラウドプリント対応プリンタ104に対応するプリントキューの場合は、上記送信先はクラウドプリント対応プリンタ104となる。上記関連付けされているプリントキューがクラウドプリントプロキシ331に登録されているプリンタドライバ332に対応するプリントキューの場合は、上記送信先はクラウドプリントプロキシ331となる。クラウドプリント対応プリンタ104は、上記クラウドプリントサーバ102から送信されたリクエストを受信して、検証(禁則の判定)を行い、その結果をクラウドプリントサーバ102に通知する。クラウドプリントプロキシ331は、上記クラウドプリントサーバ102から送信されたリクエストを受信して、対応するプリンタドライバ332に対して印刷設定と検証(禁則判定)のリクエストを送る。プリンタドライバ332は、該リクエストを受信して、検証(禁則の判定)を行い、その結果をクラウドプリントプロキシ331に通知する。クラウドプリントプロキシ331は、プリンタドライバ332から通知された結果を受信してクラウドプリントサーバ102に通知する。クラウドプリントサーバ102は、クラウドプリント対応プリンタ104、又は、クラウドプリントプロキシ331から通知された結果を、印刷設定拡張アプリ312(又はクラウドプリントドライバ311)に返却する。印刷設定拡張アプリ312(又はクラウドプリントドライバ311)は、クラウドプリントサーバ102から返却された結果を、ユーザに提示する。
以上のような構成により、クラウドプリントサービスを利用する場合であっても、プリンタベンダーは独自かつ自由度の高い検証(禁則)処理をユーザに提供可能になり、ユーザはプリンタが処理できない設定の組み合わせを印刷前に把握することが可能になる。このため、クラウドプリントサービスを利用する場合であっても、ユーザの所望した印刷物とは異なる印刷結果となることを防止することができる。
なお、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、上記各実施形態を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。即ち、上述した各実施形態及びその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
101 クライアント端末
311 クラウドプリントドライバ
312 印刷設定拡張アプリ
102 クラウドプリントサーバ
103 クラウドプロキシサーバ
331 クラウドプリントプロキシ
332 プリンタドライバ
104 クラウドプリント対応プリンタ
105 クラウドプリント非対応プリンタ

Claims (14)

  1. プリントサーバを経由して該プリントサーバに登録されているプリンタで印刷を行う印刷ジョブを生成する情報処理装置と、前記情報処理装置から受信した前記印刷ジョブを指定されているプリンタに対応する送信先に送信するプリントサーバを有する印刷システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記プリントサーバに登録されているプリンタを利用して印刷を行う印刷ジョブのための印刷設定が、前記利用するプリンタで処理できる設定か否かを検証する検証処理の要求を、前記プリントサーバに送信する第1送信手段と、
    前記要求に対応する前記検証処理の検証結果を、前記プリントサーバから受信する第1受信手段と、
    前記第1受信手段で受信した検証結果を提示するための提示手段と、を有し、
    前記プリントサーバは、
    前記情報処理装置から前記要求を受信する第2受信手段と、
    前記第2受信手段で受信した前記要求に基づき、前記利用するプリンタに対応する送信先に、前記検証処理の要求を送信する第2送信手段と、
    前記送信先から、該送信先の側で行われた前記検証処理の検証結果を受信する第3受信手段と、
    前記第3受信手段により受信した検証結果を、前記情報処理装置に送信する第3送信手段と、を有する、
    ことを特徴とする印刷システム。
  2. 前記第2送信手段は、前記利用するプリンタが、前記プリントサーバとプリンタとの間を中継する中継サーバを介して前記プリントサーバと通信する第1種類のプリンタの場合には該中継サーバに前記要求を送信し、前記中継サーバを介することなく前記プリントサーバと通信する第2種類のプリンタの場合には前記利用するプリンタに前記要求を送信し、
    前記第3受信手段は、前記利用するプリンタが、前記第1種類のプリンタの場合には前記中継サーバから該中継サーバに登録される前記利用するプリンタに対応するプリンタドライバが行った前記検証処理の検証結果を受信し、前記第2種類のプリンタの場合には前記利用するプリンタから前記利用するプリンタが行った前記検証処理の検証結果を受信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
  3. 前記情報処理装置は、前記第1受信手段により受信した検証結果に基づいて、前記印刷設定を前記利用するプリンタで処理できる設定に変更するための変更手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷システム。
  4. プリントサーバを経由して該プリントサーバに登録されているプリンタで印刷を行う印刷ジョブを発行するためのプリンタドライバ又は該プリンタドライバの機能を拡張するアプリケーションとしてのプログラムであって、
    前記プリントサーバに登録されているプリンタを利用して印刷する印刷ジョブを生成するための印刷設定が、前記利用するプリンタで処理できる設定か否かを検証する検証処理の要求を、前記プリントサーバに送信する送信手段、
    前記利用するプリンタが、前記プリントサーバとプリンタとの間を中継する中継サーバを介して前記プリントサーバと通信する第1種類のプリンタの場合には該中継サーバに登録される前記利用するプリンタに対応するプリンタドライバが行った前記検証処理の検証結果を、前記中継サーバを介することなく前記プリントサーバと通信する第2種類のプリンタの場合には前記利用するプリンタが行った前記検証処理の検証結果を、前記プリントサーバから受信する受信手段、
    前記受信手段により受信した前記検証結果を提示するための提示手段として、
    コンピュータを機能させるためのプログラム。
  5. さらに、前記受信手段により受信した検証結果に基づいて、前記印刷設定を前記利用するプリンタで処理できる設定の組み合わせに変更するための変更手段として、前記コンピュータを機能させるための請求項4に記載のプログラム。
  6. 請求項4又は5に記載のプログラムがインストールされた情報処理装置。
  7. 情報処理装置から印刷ジョブを受信し、該受信した印刷ジョブをプリンタに送信するためのプリントサーバであって、
    前記情報処理装置から、前記プリントサーバに登録されているプリンタを利用して印刷を行う印刷ジョブのための印刷設定が、前記利用するプリンタで処理できる設定か否かを検証する検証処理の要求を、受信する第1受信手段と、
    前記第1受信手段で受信した前記要求に基づき、前記利用するプリンタに対応する送信先に、前記検証処理の要求を送信する第1送信手段と、
    前記送信先から、該送信先の側で行われた前記検証処理の検証結果を受信する第2受信手段と、
    前記第2受信手段により受信した検証結果を、前記情報処理装置に送信する第2送信手段と、
    を有することを特徴とするプリントサーバ。
  8. 前記第1送信手段は、前記利用するプリンタが、前記プリントサーバとプリンタとの間を中継する中継サーバを介して前記プリントサーバと通信する第1種類のプリンタの場合には該中継サーバに前記要求を送信し、前記中継サーバを介することなく前記プリントサーバと通信する第2種類のプリンタの場合には前記利用するプリンタに前記要求を送信し、
    前記第2受信手段は、前記利用するプリンタが、前記第1種類のプリンタの場合には前記中継サーバから該中継サーバに登録される前記利用するプリンタに対応するプリンタドライバが行った前記検証処理の検証結果を受信し、前記第2種類のプリンタの場合には前記利用するプリンタから前記利用するプリンタが行った前記検証処理の検証結果を受信する、
    ことを特徴とする請求項7に記載のプリントサーバ。
  9. 前記中継サーバの側をユーザが操作することにより送られてくる指示に基づいて、該中継サーバを介して通信する前記第1種類のプリンタに関する登録を行い、前記第2種類のプリンタの側をユーザが操作することにより送られてくる指示に基づいて、該第2種類のプリンタに関する登録を行う、ことを特徴とする請求項8に記載のプリントサーバ。
  10. プリントサーバとプリンタとの通信を中継するための中継サーバに登録されることで、情報処理装置から前記プリントサーバに送信された印刷ジョブを前記中継サーバの機能を介して受信し、該受信した印刷ジョブに基づく前記プリンタで処理可能な印刷ジョブを該プリンタに送信するプリンタドライバであって、
    前記情報処理装置から前記プリントサーバに送信された、印刷設定が前記プリンタで処理できる設定か否かを検証する検証処理の要求に基づき、該プリントサーバから送信される前記検証処理の要求を、前記中継サーバの機能を介して受信する受信手段、
    前記検証処理を行う検証手段、
    前記検証手段が行った検証処理の検証結果を、前記中継サーバの機能を介して前記プリントサーバに送信する送信手段として、コンピュータを機能させ、
    前記送信手段により送信された前記検証結果は、前記プリントサーバを経由して前記情報処理装置で受信されることを特徴とするプリンタドライバ。
  11. 前記検証手段は、前記印刷設定が前記プリンタで処理できない設定である場合、該印刷設定を前記プリンタで処理できる設定に変更した印刷設定を、前記検証結果に含める、ことを特徴とする請求項10に記載のプリンタドライバ。
  12. 請求項10又は11に記載のプリンタドライバがインストールされた情報処理装置。
  13. 情報処理装置からプリントサーバに送信された印刷ジョブを、前記プリントサーバから所定のプロトコルを用いた通信により受信し、該印刷ジョブに基づく印刷を行うプリンタであって、
    前記情報処理装置から前記プリントサーバに送信された、前記プリンタで印刷する印刷ジョブのための印刷設定が該プリンタで処理できる設定か否かを検証する検証処理の要求に基づき、前記プリントサーバから送信される前記検証処理の要求を受信する受信手段と、
    前記検証処理を行う検証手段と、
    前記検証手段が行った検証結果を前記プリントサーバに送信する送信手段と、を有し、
    前記送信手段により送信された前記検証結果は、前記プリントサーバを経由して前記情報処理装置で受信されることを特徴とするプリンタ。
  14. 前記検証手段は、前記印刷設定が前記プリンタで処理できない設定である場合、該印刷設定を前記プリンタで処理できる設定に変更した印刷設定を、前記検証結果に含める、ことを特徴とする請求項13に記載のプリンタ。
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WO2024080029A1 (ja) * 2022-10-11 2024-04-18 キヤノン株式会社 印刷装置及びその制御方法

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