JP2022150186A - パッティング補助器具及びパッティングセット - Google Patents

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【課題】首筋が水平でないにも関わらず、正しい姿勢であるとゴルファーが勘違いしてしまうことがないようにするパッティング補助器具を提供する。【解決手段】第1のパッティング補助器具1を、前側にだけ鍔3が付いた帽子(ベースボールキャップ)5と、この鍔3の左右一方の表面又は表面側に固定した取り付け磁石と、この取り付け磁石に底面部を着脱可能に取り付けた電源ボックス11と、電源ボックス11に取り付けた形状保持ワイヤ13と、形状保持ワイヤ13の端部に設けた、先端の光線発射口からLED光線17を照射するLED光線照射器(LEDポインター)19と、を備えて構成する。【選択図】図1

Description

本発明は、目標点を錯覚することなくゴルフボールをパッティングできるように構成したパッティング補助器具に関する。
ゴルフボールのパッティングは、ボール打ち出し方向を確かめ、確かめたボール打ち出し方向が正確に目標点を向いていることを確認してから行う必要があるため、ボール打ち出し方向の確認を容易に行えるように構成した種々のパターヘッドが開発されている。例えば、パターヘッドの上面にフェース面と直角となるようにライン状の溝を施したものや、パターヘッドの上面にフェース面と直角となる方向に複数個のゴルフボールを並べて表したものなどが用いられていて、これらのパターヘッドでは、ライン状の溝の延びる方向や表されたゴルフボールの並ぶ方向にゴルフボールが打ち出されることとなるので、ゴルフボールの打ち出し方向を容易に確認することができる。そして、ライン状の溝や並べて表されたゴルフボールが目標点を正確に向いていることを確認してからゴルフボールをパターで打ち出すこととなる。
ライン状の溝や並べて表されたゴルフボールが目標位置を正確に向いていることの確認は、例えばゴルファー又はプレイヤーの目線を頭を回転させながらライン状の溝やゴルフボールの並びの延長線に沿って移動させ、この延長線上に目標点が位置していることを確かめることによって行われている。ここでは、プレイヤーの頭の回転は首筋(首の真後ろ)を水平に伸ばしてこの水平な首筋を軸として行わなければならない。図20に示すように、首筋Aが水平方向Bと角度を有し水平ではない状態で頭Cを回転させてゴルフボールDへの目線Eを移動させると、図21に示すように、プレイヤーの目線E(目線Eのグリーン上への到達点)はボール打ち出し方向Fから外れるように移動するので(矢印G参照)、プレイヤーはこの矢印G方向がパターヘッドHによるボール打ち出し方向だと錯覚してしまい、目標点Iとボール打ち出し方向Fとの正確な関係を認識できなくなってしまう。
また、首筋Aが水平であっても、プレイヤーの目がゴルフボールDの真上に位置していない場合(ゴルフボールDよりもパターヘッドHのヒール部側に位置している場合)には、プレイヤーの目線EはパターヘッドHのトウ部側に傾いてゴルフボールDに到達しているので、頭Cを回転させてゴルフボールDへの目線Eを移動させると、プレイヤーの目線Eはボール打ち出し方向Fから外れるように移動するので(例えば矢印Gと反対方向に移動する)、プレイヤーはこのボール打ち出し方向Fから外れる方向がパターヘッドHによるボール打ち出し方向だと錯覚してしまい、やはり、目標点Iとボール打ち出し方向Fとの正確な関係を認識できなくなってしまう。
したがって、ボール打ち出し方向が正確に目標点を向いているかを確認するには、首筋が水平に伸び、ゴルフボール又はパターヘッドへの目線が垂直となるように(ゴルフボール又はパターヘッドへの目線がパターヘッドのトウ部側に傾かないように)プレイヤーはパターを構える必要があるが(この構えを正しい姿勢という)、常に首筋が水平に伸びるように、かつ、ゴルフボール又はパターヘッドへの目線が垂直となるようにパターをかまえるのはかなりの練習量を積んでもアマチュアのゴルファー又はプレイヤーには容易なことではない。
そこで、特許文献1には首筋が水平に伸び、ゴルフボールへの目線が垂直となっているか否かを容易に確認できる確認機構を備えたゴルフパターが開示されている。特許文献1のゴルフパターは、上下一対のスリットをパターヘッドに設けることにより確認機構を構成し、一対のスリットを通してグリーンが見えるか否かにより首筋が水平に伸び、ゴルフボールへの目線が垂直となっているか否かを確認するものである。
特開2016-209044
ところで、特許文献1のゴルフパターでは、図22に示すように、ゴルファーの首筋Aが水平でなく顔が斜め前方を向いていても、目線Eだけが垂直下方に向いて(目線EがパターヘッドHのトウ部側に傾いていない状態)ゴルフボールD又はパターヘッドHを見ていて、パターヘッドHのスリットを通してグリーンが見えてしまう場合も起こり得る。そして、この場合にはゴルファーの首筋Aが水平でないにもかかわらず、ゴルファーは自身の姿勢が正しいと勘違いしてしまう。
そこで本発明は、首筋が水平でないにも関わらず、正しい姿勢であるとゴルファーがこのように勘違いしてしまうことがないようにするパッティング補助器具及びパッティングセットの提供を目的とする。
この目的を達成するための本発明のパッティング補助器具は、ゴルフのパッティング時に用いるパッティング補助器具であって、前方又は顔の前方に光線を照射する光線照射器と、前記光線照射器をゴルファーの顔又は目の周辺に配置するための配置手段と、を備えているものである。光線照射器は直線的な光又は光線を照射するものであり、到達位置に小さな光点を表示する。光線照射器は光線照射装置の一部、例えば光線を反射して照射するミラー又はプリズムである場合がある。このパッティング補助器具を用いれば、パッティング時のゴルファーの目線の到達位置と光線の到達位置とによりゴルファーの姿勢を判断できる。配置手段は、ゴルファーが顔を正面に向け、かつ、正面を見たときに、照射される光線が、ゴルファーの両目線を含んだ仮想水平面上に位置するように又はゴルファーの両目線を含んだ仮想水平面に含まれるように、光線照射器を配置するための構成を有しているものとすることができる。また、配置手段は、ゴルファーが顔を正面に向けたときに、光線照射器が目の高さに位置して水平方向に光線を照射するように光線照射器を配置できる構成を有しているものとすることができる。あるいは、配置手段は、ゴルファーの顔に垂直でゴルファーの両目を通る仮想平面に沿って光線を照射するように光線照射器を配置できる構成を有しているものとすることができる。さらには、配置手段は、ゴルファーの目の位置で顔に垂直に光線を照射するように光線照射器を配置できる構成を有しているものとすることができる。
また、この目的を達成するための本発明のパッティングセットは、ゴルフのパッティング時に用いるパッティングセットであって、パターヘッドに後方に延びる観察確認部を有し、この観察確認部にスリット状の孔が形成されているパターと、前方又は顔の前方に光線を照射する光線照射器と、前記光線照射器をゴルファーの顔又は目の周辺に配置するための配置手段と、を備え、前記スリット状の孔は、このスリット状の孔から、例えばこのスリット状の孔の上端から、垂直下方を見たときにグリーンが見えるように形成されているものである。スリット状の孔は、このスリット状の孔から、垂直方向と傾いた下向き方向(垂直方向とパターヘッドのトウ部側に傾いた下向き方向又は垂直方向とパターヘッドの長さ方向一方側又は他方側に傾いた下向き方向)を見たときにグリーンが見えないように又はほとんど見えないように形成される。スリット状の孔は上下一対のスリットにより構成できる。すなわち上側部に形成された上側スリットと下側部に形成された下側スリットにより構成できる。上側スリットと下側スリットとを垂直に位置させ、上側スリット(上側スリットの上端)から垂直下方を見たときに下側スリットを通してグリーンが見えるように構成される。あるいは、スリット状の孔は観察確認部を上下に貫通する一つの孔として構成できる。配置手段は、ゴルファーが顔を垂直下方に向けスリット状の孔を通してグリーンを見たときに又はグリーンが見えたときに、照射される光線が、スリット状の孔又はスリット状の孔を通してグリーンに到達するようにあるいはスリット状の孔の延長線上に到達するように光線照射器を配置するための構成を有しているものとすることができる。あるいは、配置手段は、ゴルファーが顔を垂直下方に向けたときに、照射される光線が、目の位置で垂直下方に向かうように(例えば、垂直方向からパターヘッドのトウ部側又はヒール部側に傾いて下方に向かわないように)光線照射器を配置するための構成を有しているものとすることができる。
本発明のパッティング補助器具を用いれば、目標点に向かってゴルフボールを正確に打ち出すことが可能となる。
本発明に係るパッティングセットの第1のパッティング補助器具を示す側面図である。 第1のパッティング補助器具を示す平面図である。 第1のパッティング補助器具を示す正面図である。 形状保持ワイヤによる光線照射器の保持態様を示すための図である。 光線照射器の保持構造の変形例を示す図である。 本発明に係るパッティングセットのパターを示す斜視図である。 パターを示す別の斜視図である。 ゴルファーの正しい姿勢を示す図である。 正しい姿勢で観察スリットを見た場合を示す側面図である。 正しい姿勢で観察スリットを見た場合を示す平面図である。 正しい姿勢での目標点確認ラインを示す図である。 首筋が水平に伸びていないにもかかわらずグリーンが見えてしまう場合を示す図である。 首筋が傾き目線も傾いている場合を示す図である。 本発明に係るパッティングセットの第2のパッティング補助器具を示す側面図である。 取り付け部材を示す正面図である。 本発明に係るパッティングセットの第3のパッティング補助器具を示す正面図である。 第3のパッティング補助器具の第1の変形例を示す正面図である。 第3のパッティング補助器具の第2の変形例を示す正面図である。 第1のパッティング補助器具を用いた目線方向を実感する訓練方法を説明する図である。 パターをかまえたときに首筋が水平に伸びていない場合を示す図である。 首筋が水平に伸びていない場合の目標点確認ラインを示す図である。 首筋が水平に伸びていないにもかかわらず正しい姿勢だと誤解してしまう場合を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面を参照して説明する。
まず、図1乃至図4を参照して本発明に係るパッティングセットの第1のパッティング補助器具の構成を説明する。
第1のパッティング補助器具1は、前側にだけ鍔3が付いた帽子(ベースボールキャップ)5と、この鍔3の左右一方の表面又は表面側に固定された取り付け磁石7と、この取り付け磁石7に底面部9が着脱可能に取り付けられた電源ボックス11と、一端が電源ボックス11に取り付けられた形状保持ワイヤ(形状保持帯状体)13と、形状保持ワイヤ13の他端に取り付けられた、先端の光線発射口15から直線的なLED光線17を照射するLED光線照射器(LEDポインター)19と、を備えている。例えば、帽子5、取り付け磁石7、電源ボックス11及び形状保持ワイヤ13は配置手段を構成する。
取り付け磁石7は、複数の薄肉の磁石片21を鍔3の表面に固定することにより構成され、表面をプラスチックフィルム23で覆われている。図1及び図2の拡大表示部に示すように、プラスチックフィルム23の表面の、鍔3の中央側端部に一対のL字型の位置決め部材25を固定しておくことができる。
電源ボックス11内にはLED光線発射器19用の電池(図示せず)が設けられていて、この電池からケーブル27を通ってLED光線発射器19に電力が供給される。電源ボックス11にはLED光線発射器19への電力の供給をON・OFFする押しボタンスイッチ29が設けられている。
形状保持ワイヤ13は未熱処理のリン青銅バネ材又は樹脂を用いて帯状に形成され、図1、図3及び図4に示すように、先端部でLED光線発射器19の長さ方向中間を巻くようにして、ゴルファーの顔31の側方でLED光線17を前方に照射できるようにLED光線発射器19を保持している。形状保持ワイヤ13は、指で力を加えて例えば厚さ方向に又は種々の方向に自由に折り曲げたり、湾曲させたり、伸ばしたりすることができ、指を離せば曲げた形状や伸ばした形状を保持する機能を有している。したがって、形状保持ワイヤ13を折り曲げたり、湾曲させたり、伸ばしたりすることによって、LED光線発射器19の配置位置を上下左右に調整し、及び例えばLED光線発射器19の傾きを微調整することができる。
なお、図5に示すように、ケーブル27と形状保持ワイヤ13とを一体化した形状保持ケーブル32を用い、この形状保持ケーブル32によりLED光線発射器19を後端部で保持するとともに、LED光線発射器19に電力を供給するように構成することもできる。形状保持ケーブル32は形状保持ワイヤ13と同様の変形機能及び保持機能を有する。
第1のパッティング補助器具1を使用するには、電源ボックス11の金属製底面部9を、鍔3に固定された取り付け磁石7に吸着させて取り付け、図1に示すように、ゴルファーはこの電源ボックス11が取り付けられた帽子5を被る。そして、帽子5の被り方を調整するとともに、形状保持ワイヤ13を折り曲げたり、湾曲させたり、伸ばしたりすることにより調整してゴルファーはパッティングに臨む。帽子5の被り方の調整及び形状保持ワイヤ13の調整は、図1及び図3に示すように、LED光線発射器19がゴルファーの顔31の側方で目33の高さに位置するように行う。また、図1に示すように、ゴルファーが顔31を正面又は真正面に向けているときに、すなわち、首筋Aが垂直となっているときに、LED光線17が水平方向に照射されるようにLED光線発射器19は配置されている必要がある。すなわち、ゴルファーが顔31を正面又は真正面に向け、目線Eが正面又は真正面の目標に向かっているときに又は水平であるときに、図1及び図3に示すように、LED光線17が両目線Eを含む仮想平面に含まれるようにLED光線発射器19は配置されている必要がある。図1では、LED光線発射器19は、LED光線17が目線Eと重なるように配置されている必要があるが、図1では説明の便宜上、目33とLED光線発射器19、目線EとLED光線17をそれぞれ、ずらして表示している。
電源ボックス11は、例えば図1に示すように内側端部35がプラスチックフィルム23の表面に設けられた一対のL字型の位置決め部材25に当接して収まるように、鍔3の取り付け磁石7の配置位置に取り付けられるが、電源ボックス11の取り付け位置の調整によってもLED光線発射器19の配置位置又は配置状態を微調整できる。
次に、図6及び図7を参照して本発明に係るパッティングセットのパターの構成を説明する。
パター37はパターヘッド39とシャフト41とから構成される。パターヘッド39は金属製であり、長さ方向に延びるスコアライン43が形成されたフェース部45、後側部47、ソール部49及びネック部51を一体的に備え、長さ方向一方側にトウ部53が形成され、長さ方向他方側にヒール部55が設けられている。
後側部47は、前側部の長さ方向中央の上端部からフェース部45と反対側に延びる幅の狭いプレート状の観察スリット形成部57と、前側部の長さ方向中央個所の下端部からフェース部45と反対側に、一旦は同じ幅で短く延び、それから漸次幅が狭くなるように延びる確認プレート部59と、を一体的に有していて、観察スリット形成部57の先端部(フェース部45と反対側の端部)と確認プレート部59の先端部(フェース部45と反対側の端部)とは端面部61で一体的に接続されている。観察スリット形成部57と確認プレート部59とは観察確認部を構成する。観察スリット形成部57には、幅方向中央を通って延びるように、例えば4mmの幅の観察スリット63が形成され、確認プレート部59には、観察スリット63とともに用いてゴルファーが自身の姿勢を確認するための確認スリット65が形成されている。確認スリット65は観察スリット63と平行に延びるように形成され、観察スリット63と同一の、例えば4mmの幅を有し、観察スリット63と長さ方向での形成位置が同一となるように確認プレート部59に設けられている。観察スリット63と確認スリット65とはスリット状の孔を構成する。
図8乃至図13を参照し、本発明に係るパッティングセットを用いて自身の姿勢を確認する場合を説明する。パッティングセットは、第1のパッティング補助器具1とパター37とから構成されている。
図8はゴルファーの正しい姿勢を示している。ここでは、パターヘッド39は水平(例えばフェース部45中心を通る鉛直線とソール部49との交点又は交点付近でグリーン水平面に接する又は接触するような状態、スコアライン(スピン溝)43が水平となるような状態、あるいはパターヘッド39の上端面が水平となるような状態)に構えられている。
ここでは、ゴルファーの首筋Aは水平でゴルフボールDへの目線Eは鉛直方向(パターヘッド39のトウ部53側にもヒール部55側にも傾いていない方向)に向いている。この場合には、図9に示すように、観察スリット63と確認スリット65とが目線Eの方向で重なっているので、観察スリット63からはグリーン又は芝面Jだけが見えている。また、LED光線発射器19のLED光線17も鉛直方向に向いていて(説明の便宜上、図8では目33とLED光線発射器19、目線EとLED光線17をずらして表示し、図9では目線EとLED光線17をずらして表示している)、図10に示すように、観察スリット63を通ってグリーンJに又は観察スリット63の延長線上に到達しポイント(光点)67を表示する。
観察スリット63及び確認スリット65の見え方、そしてLED光線17のポイント67の位置によりゴルファーが姿勢の正しいことを確認したら、又はLED光線17のポイント67の位置によりゴルファーが姿勢の正しいことを確認したら、図11に示すように、水平な首筋Aを中心として頭部69を回転させ(矢印参照)、ゴルフボールDの打ち出し方向に目線Eをずらしていく。目線Eの移動にしたがい目線Eの到達点に追随してLED光線発射器19のLED光線17のポイント67がグリーンJ上を移動するが、ポイント67が目標点71(例えばカップ)に到達すればゴルファーの姿勢は目標点71にゴルフボールDを打ち出す向きとなっている。
ところが、プレイヤーの首筋Aが傾いていても、ゴルフボールDへの目線Eが鉛直方向に向いている場合には、観察スリット63と確認スリット65とが目線Eの方向で重なっているので、やはり、観察スリット63からは芝面Jだけが見えている(図22参照)。しかしながら、LED光線発射器19のLED光線17は観察スリット63又は観察スリット63の延長線上に到達せず、図12に示すように、パターヘッド39のトウ部53側にずれた位置に到達しポイント67を表示する。したがって、ゴルファーは正しい姿勢がとられていないことを確認できる。
また、プレイヤーの首筋Aが傾き、ゴルフボールDへの目線Eが鉛直方向からパターヘッド39のトウ部53側に傾いている場合には、観察スリット63から芝面Jは見えないので(見えるのは確認プレート部59の確認スリット65の周辺表面)、ゴルファーは正しい姿勢がとられていないことを確認できる。ここでは、LED光線17は、例えば、パターヘッド39の長さ方向で目線Eと同一位置に到達する(図13参照、図13では説明の便宜上、目33とLED光線発射器19、目線EとLED光線17をずらして表示している)。プレイヤーの首筋Aが水平で、ゴルフボールDへの目線Eが鉛直方向からパターヘッド39のトウ部53側に傾いている場合にも、観察スリット63から芝面Jは見えない。またここでは、LED光線17は、例えば、目線Eの到達位置よりもパターヘッド39のヒール部55側に到達する
図14及び図15を参照して本発明に係るパッティングセットの第2のパッティング補助器具の構成を説明する。
第2のパッティング補助器具73は、第1のパッティング補助器具1の配置手段に代えて、LED光線発射器19を眼鏡75に取り付けるための取り付け部材77を配置手段として用いるものである。第1のパッティング補助器具1と同様又は実質的に同様である第2のパッティング補助器具73の部分には同じ符号を付している。
第2のパッティング補助器具73では、LED光線発射器19が固定された取り付け部材77をゴルファーが装着する眼鏡75のつる79に取り付けることにより、ゴルファーが眼鏡75を装着したときに、LED光線発射器19がゴルファーの顔31の側方に位置するようにしている。そして、例えば、眼鏡75の装着状態を微調整することにより、ゴルファーが顔31を正面又は真正面に向けているときに、すなわち、首筋Aが垂直となっているときに、LED光線発射器19から発射されるLED光線17が目33の高さで水平方向前方に照射されるようにLED光線発射器19の向きを調整する。すなわち、ゴルファーが顔31を正面又は真正面に向け、目線Eが正面又は真正面の目標に向かっているときに又は水平であるときに、LED光線17が両目線Eを含む仮想平面に含まれて前方に向かうようにLED光線発射器19の向きを調整する。
取り付け部材77は、外面部81、上面部83、内面部85及び下面部87から一体的に環状体として形成され、内面部85は外面部81の中間位置まで延びていて、内面部85の下側には通過間隙89が形成されている。外面部81の下側にはLED光線発射器19が長さ方向中間で固定されている。また、下面部87には雌ねじ部91が設けられ、この雌ねじ部91にスットパ雄ねじ部材93が上下動可能にねじ込まれている。
取り付け部材77は、眼鏡75のつる79が通過隙間89を通過して上面部83に当接するようにしてつる79に取り付けられ、スットパ雄ねじ部材93を回転上昇させて上端に設けられた押さえ部材95をつる79に押し付けることによりつる79に固定される。
第2のパッティング補助器具73とパター37とはパッティングセットを構成する。第2のパッティング補助器具73のLED光線発射器19から発射されるLED光線17は、パッティング時に第1のパッティング補助器具1のLED光線発射器19から発射されるLED光線17と同様に機能して、ゴルファーの姿勢の正しい確認を常に可能とする。
図16乃至図18を参照して本発明に係るパッティングセットの第3のパッティング補助器具の構成を説明する。
第3のパッティング補助器具97は、第1のパッティング補助器具1のLED光線発射器19に代えてレーザー発振器99及び反射具101を用いるものである。第1のパッティング補助器具1と同様又は実質的に同様である第3のパッティング補助器具97の部分には同じ符号を付している。なお、レーザー発振器99をLED光線発射器として構成することもできる。
第3のパッティング補助器具97は、図16に示すように、帽子5の鍔3に取り付けられている取り付け磁石7(プラスチックフィルム23だけが図示されている)に底面部9が着脱可能に取り付けられた電源ボックス11からケーブル27により電力が供給されるレーザー発振器99と、両目33の中央で目33の高さに位置してレーザー発振器99からのレーザー光線103を、例えば顔31と垂直に、前方に向かって反射させて照射する反射具101と、を備えている。反射具101は鼻の付け根に接近して又は接触して配置される。すなわち、ゴルファーが顔31を正面又は真正面に向け、目線Eが正面又は真正面の目標に向かっているときに又は水平であるときに、両目33の中央の鼻の付け根(鼻根部)付近から両目線Eを含む仮想平面に含まれるように又は水平にレーザー光線103を前方に照射するように反射具101は配置されている必要がある。レーザー発振器99と反射具101はレーザー光線発射器又はレーザーポインターを構成する。またはレーザー発振器99及び反射具101は例えば光線照射装置を構成する。
レーザー発振器99は鍔3に設けられた配置穴105内に上端部が配置された状態で支えられている。レーザー発振器99は、未熱処理のリン青銅バネ材又は樹脂を用いて帯状に形成された、一端部が電源ボックス11に接続され、他端部が配置穴105を通過してレーザー発振器99に固定されている形状保持ワイヤ(形状保持帯状体)107によって保持されている。また、レーザー発信器99には金属製の接続部材109の上端部が固定され、この接続部材109の下端部には反射具101としてのプリズムが固定されていて、レーザー発振器99とプリズム101とは一体的に構成されている。ここでのレーザーポインターは、プリズム101が、ゴルファーの顔31の中央で、レーザー発振器99から下方に発射されたレーザー光線103を前方に照射できるように形状保持ワイヤ107で吊るされて保持されている。形状保持ワイヤ107は、指で力を加えて例えば厚さ方向に又は種々の方向に自由に折り曲げたり、湾曲させたり、伸ばしたりすることができ、指を離せば曲げた形状や伸ばした形状を保持する機能を有している。したがって、形状保持ワイヤ107を折り曲げたり、湾曲させたり、伸ばしたりすることによって、プリズム101の配置位置を上下左右に調整したり、プリズム101の向きを微調整することができる。なお、プリズム101に代えて傾斜ミラーを用い、同様の方向にレーザー光線103を反射させることができる。
第3のパッティング補助器具97とパター37とはパッティングセットを構成する。第3のパッティング補助器具97の反射具101から発射されるレーザー光線103は、パッティング時に第1のパッティング補助器具1のLED光線発射器19から発射されるLED光線17と同様に機能して、ゴルファーの姿勢の正しい確認を常に可能とするが、第1のパッティング補助器具1と異なり、レーザー光線103を目33の中央から照射しているので、図11に示すように、水平な首筋を中心として頭部を回転させ、ゴルフボールの打ち出し方向に目線Eをずらしていくと、反射具101からのレーザー光線103のポイントが目線Eの到達点に重なってグリーン上を移動する。
第3のパッティング補助器具97では、図17に示すように、レーザー発振器99にプリズム101を直接取り付けるように構成し、電源ボックス11とレーザー発振器99とを、ケーブル27と形状保持ワイヤ107を一体化した、配置穴105を通過する形状保持ケーブル108で接続することもできる。また、図18に示すように、レーザー発振器99を帽子5の鍔3上に配置し、レーザー発振器99とプリズム101とを、光ファイバ111と形状保持ワイヤ107とを一体化した、配置穴105を通過する形状保持ファイバ110で接続することもできる。レーザー発振器99から発射されたレーザー光線は光ファイバ111を通ってプリズム101に到達する。ここでは、電源ボックス11とレーザー発振器99との接続は例えば剛性を有するケーブル112を用いて行うことができる。形状保持ケーブル108及び形状保持ファイバ110は形状保持ワイヤ107と同様の変形機能及び保持機能を有する。
ところで、第1のパッティング補助器具1、第2のパッティング補助器具73又は第3のパッティング補助器具97を用いてゴルファーはパッティング時の正しい姿勢を確保できるわけだが、目線Eが顔31の向く方向に正確に向かっていることをゴルファーが容易に認識できないと、正しいパッティング姿勢をとるまでに時間がかかってしまう。そこで、第1のパッティング補助器具1、第2のパッティング補助器具73又は第3のパッティング補助器具97を用いて目線Eが顔31の向く方向に向かっていることを実感する訓練を行う場合を説明する。例えば、図19(a)に示すように、第1のパッティング補助器具1を装着し、首筋Aを垂直にして壁113の直前に立つ。第1のパッティング補助器具1からのLED光線17の壁113へのポイント67の高さに目線Eを向ければ目線Eは顔31の向く方向(水平方向)となる。そして、目線Eをポイント67の高さに保ったまま図19(b)に示すように例えば50cmから1m後ずさりすれば、顔31の向く方向に目線Eが向いている状態を実感できる。なお、図19では説明の便宜上、目33とLED光線発射器19、目線EとLED光線17をずらして表示している。
1 第1のパッティング補助器具
5 帽子
7 取り付け磁石
11 電源ボックス
13、107 形状保持ワイヤ
17 LED光線
19 LED光線照射器
32、108 形状保持ケーブル
37 パター
39 パターヘッド
41 観察スリット形成部
43 確認プレート部
45 観察スリット
47 確認スリット
73 第2のパッティング補助器具
75 眼鏡
77 眼鏡のつる
97 第3のパッティング補助具
110 形状保持ファイバ
E 目線

Claims (5)

  1. ゴルフのパッティング時に用いるパッティング補助器具であって、
    前方又は顔の前方に光線を照射する光線照射器と、
    前記光線照射器をゴルファーの顔又は目の周辺に配置するための配置手段と、を備えている、ことを特徴とするパッティング補助器具。
  2. 前記配置手段は、ゴルファーが顔を正面に向け、かつ、正面を見たときに、照射される光線が、ゴルファーの両目線を含んだ仮想水平面上に位置するように、前記光線照射器を配置できる構成を有している、ことを特徴とする請求項1記載のパッティング補助器具。
  3. 前記配置手段は、ゴルファーが顔を正面に向けたときに、前記光線照射器が目の高さに位置して水平方向に光線を照射するように前記光線照射器を配置できる構成を有している、ことを特徴とする請求項1記載のパッティング補助器具。
  4. ゴルフのパッティング時に用いるパッティングセットであって、
    パターヘッドに後方に延びる観察確認部を有し、この観察確認部にスリット状の孔が設けられているパターと、
    前方又は顔の前方に光線を照射する光線照射器と、
    前記光線照射器をゴルファーの顔又は目の周辺に配置するための配置手段と、を備え、
    前記スリット状の孔は、このスリット状の孔から垂直下方を見たときにグリーンが見えるように形成されている、ことを特徴とするパッティングセット。
  5. 前記配置手段は、ゴルファーが顔を垂直下方に向け前記スリット状の孔を通してグリーンを見たときに、照射される光線が、前記スリット状の孔又はこの孔の延長線上に到達するように、前記光線照射器を配置できる構成を有している、ことを特徴とする請求項4記載のパッティングセット。
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