JP2022149607A - 電子写真機器用帯電ロール - Google Patents

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Abstract

【課題】トナー汚れ、弾性体層の引き裂き破断、表層の剥がれが抑えられるとともに帯電性に優れる電子写真機器用帯電ロールを提供する。【解決手段】軸体12と、軸体12の外周面上に形成された弾性体層14と、弾性体層14の外周面上に形成された表層16と、を備え、弾性体層14がシリコーンゴムを含み、弾性体層14の外周表面に幅13μm以上48μm以下で高さ5μm以上13μm以下の複数の大凸部18aを有するとともに、大凸部18aの表面に十点平均粗さRzが1.0μm以上6.0μm以下の凹凸を形成する複数の小凸部18bを有し、表層16がウレタンポリマーを含み、表層16の破断伸びが285%以上525%以下である、帯電ロール10とする。【選択図】図2

Description

本発明は、電子写真方式を採用する複写機、プリンター、ファクシミリなどの電子写真機器において好適に用いられる電子写真機器用帯電ロールに関するものである。
電子写真機器の帯電ロールとしては、芯金などの軸体の外周面上にゴム弾性を有する弾性体層を有し、その弾性体層の外周面上に表層を有するものが知られている。帯電ロールにおいて、弾性体層の材料としてシリコーンゴムを用いることが知られている(特許文献1)。
特開2014-211519号公報
シリコーンゴムが軟らかいことから、帯電ロールに接するトナーは潰れにくく、トナー潰れによるロール表面の汚れは抑えられやすい。一方で、その軟らかさ故に帯電ロールと感光体の接触面積は大きくなりやすい。そして、シリコーンゴムは引き裂き力に弱い。これらにより、感光体に接する帯電ロールは駆動時の応力で弾性体層が引き裂かれ、破断しやすい。また、その軟らかさ故に帯電ロールと感光体との間に空隙はできにくく、放電量が少なくなるため、帯電性が低下する。このため、帯電ロールでは、トナー汚れの抑制、弾性体層の引き裂きによる破断の抑制、良好な帯電性を満足することが求められる。また、弾性体層の外周面上に表層を形成する場合、弾性体層から表層の剥がれが問題となる。
本発明が解決しようとする課題は、トナー汚れ、弾性体層の引き裂き破断、表層の剥がれが抑えられるとともに帯電性に優れる電子写真機器用帯電ロールを提供することにある。
本発明に係る電子写真機器用帯電ロールは、軸体と、前記軸体の外周面上に形成された弾性体層と、前記弾性体層の外周面上に形成された表層と、を備え、前記弾性体層が、シリコーンゴムを含み、前記弾性体層の外周表面に、幅13μm以上48μm以下で高さ5μm以上13μm以下の複数の大凸部を有するとともに、前記大凸部の表面に、十点平均粗さRzが1.0μm以上6.0μm以下の凹凸を形成する複数の小凸部を有し、前記表層が、ウレタンポリマーを含み、前記表層の破断伸びが、285%以上525%以下である。
前記ウレタンポリマーのNCOインデックスは、100以上150以下であることが好ましい。前記表層の厚さは、0.1μm以上2.0μm以下であることが好ましい。前記表層は、前記弾性体層の複数の小凸部で形成された凹凸面に沿って形成されていることが好ましい。前記弾性体層の外周表面に、ヒドロキシ基またはヒドロペルオキシ基が形成されていることが好ましい。前記大凸部と前記大凸部の間の表面に、十点平均粗さRzが1.0μm以上6.0μm以下の凹凸を形成する複数の小凸部を有することが好ましい。前記大凸部と前記大凸部の間の距離は、25μm以上55μm以下であることが好ましい。前記小凸部と前記小凸部の間の距離は、0.4μm以上3.8μm以下であることが好ましい。前記弾性体層の表面積比S/Soは、2.2以上7.7以下であることが好ましい。前記ウレタンポリマーを構成するポリオールの官能基数は、2であることが好ましい。前記弾性体層の外周表面は、エキシマ処理またはコロナ処理が施されていることが好ましい。
本発明に係る電子写真機器用帯電ロールによれば、軸体と、前記軸体の外周面上に形成された弾性体層と、前記弾性体層の外周面上に形成された表層と、を備え、前記弾性体層が、シリコーンゴムを含み、前記弾性体層の外周表面に、幅13μm以上48μm以下で高さ5μm以上13μm以下の複数の大凸部を有するとともに、前記大凸部の表面に、十点平均粗さRzが1.0μm以上6.0μm以下の凹凸を形成する複数の小凸部を有し、前記表層が、ウレタンポリマーを含み、前記表層の破断伸びが、285%以上525%以下であることから、トナー汚れ、弾性体層の引き裂き破断、表層の剥がれが抑えられるとともに帯電性に優れる。
前記ウレタンポリマーのNCOインデックスが100以上150以下であると、表層の破断伸びが特定範囲内に収まりやすい。これにより、弾性体層が表層に追従しやすく、また、表層が弾性体層に追従しやすい。そうすると、弾性体層の引き裂き破断が抑えられやすく、表層の剥がれが抑えられやすい。
前記表層の厚さが0.1μm以上2.0μm以下であると、帯電性および表面粗さが維持されやすい。
前記表層が前記弾性体層の複数の小凸部で形成された凹凸面に沿って形成されていると、帯電性および表面粗さが維持されやすい。
前記弾性体層の外周表面にヒドロキシ基またはヒドロペルオキシ基が形成されていると、弾性体層とウレタンポリマーの親和性が向上し、弾性体層の複数の小凸部で形成された凹凸面に沿って表層が形成されやすくなり、弾性体層の表面凹凸を埋めないで表層を被覆することができる。また、弾性体層と表層の一体化が高められ、表層の剥がれが抑えられやすい。
前記大凸部と前記大凸部の間の表面に十点平均粗さRzが1.0μm以上6.0μm以下の凹凸を形成する複数の小凸部を有すると、放電特性を向上することができる。また、弾性体層と表層の一体化が高められ、表層の剥がれが抑えられやすい。
前記大凸部と前記大凸部の間の距離が25μm以上55μm以下であると、複数の大凸部による適度な表面凹凸(粗さ)が形成されるため、弾性体層と表層の一体化が高められ、表層の剥がれが抑えられやすい。また、優れた放電特性を維持することができる。そうすると、カブリ画像の発生が抑えられやすい。
前記小凸部と前記小凸部の間の距離が0.4μm以上3.8μm以下であると、大凸部の表面に複数の小凸部が適度に分散するため、小凸部にかかる応力が適度に分散され、小凸部の引き裂き破断が抑えられやすい。また、弾性体層の複数の小凸部で形成された凹凸面に沿って表層が形成されやすくなり、凹凸を埋めないで表層を被覆することができる。また、弾性体層と表層の一体化が高められ、表層の剥がれが抑えられやすい。
前記弾性体層の表面積比S/Soが2.2以上7.7以下であると、複数の大凸部および複数の小凸部による適度な表面凹凸(粗さ)を有することから、弾性体層と表層の一体化が高められ、表層の剥がれが抑えられやすい。また、優れた放電特性を維持することができる。そうすると、カブリ画像の発生が抑えられやすい。
前記ウレタンポリマーを構成するポリオールの官能基数が2であると、表層の硬さが抑えられ、弾性体層と表層の一体化が高められるため、表層の剥がれが抑えられやすい。
前記弾性体層の外周表面にエキシマ処理またはコロナ処理が施されていると、前記弾性体層の外周表面にヒドロキシ基またはヒドロペルオキシ基を形成することができる。そうすると、弾性体層とウレタンポリマーの親和性が向上し、弾性体層の複数の小凸部で形成された凹凸面に沿って表層が形成されやすくなり、凹凸を埋めないで表層を被覆することができる。また、弾性体層と表層の一体化が高められ、表層の剥がれが抑えられやすい。
本発明の一実施形態に係る電子写真機器用帯電ロールの外観模式図(a)と、そのA-A線断面図(b)である。 ロール表面の拡大断面図である。
本発明に係る電子写真機器用帯電ロール(以下、単に帯電ロールということがある。)について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る電子写真機器用帯電ロールの外観模式図(a)と、そのA-A線断面図(b)である。図2は、ロール表面の拡大断面図である。
帯電ロール10は、軸体12と、軸体12の外周面上に形成された弾性体層14と、弾性体層14の外周面上に形成された表層16と、を備える。弾性体層14は、帯電ロール10のベースとなる層(基層)である。表層16は帯電ロール10の表面に現れる層となっている。なお、特に図示しないが、必要に応じて、抵抗調整層等の中間層が、弾性体層14と表層16の間に形成されていてもよい。
軸体12は、導電性を有するものであれば特に限定されない。具体的には、鉄、ステンレス、アルミニウムなどの金属製の中実体、中空体からなる芯金などを例示することができる。軸体12の表面には、必要に応じて、接着剤、プライマーなどを塗布しても良い。つまり、弾性体層14は、接着剤層(プライマー層)を介して軸体12に接着されていてもよい。接着剤、プライマーなどには、必要に応じて導電化を行っても良い。
弾性体層14は、シリコーンゴムを含む。シリコーンゴムが軟らかいことから、帯電ロール10に接するトナーは潰れにくく、トナー潰れによるロール表面の汚れを抑えることができる。一方で、シリコーンゴムが軟らかいことから、帯電ロール10は、感光体との接触面積が大きくなりやすい。そして、シリコーンゴムは引き裂き力に弱い。これらにより、帯電ロール10は、駆動時の応力で弾性体層14が引き裂かれ、破断しやすい。また、シリコーンゴムが軟らかいことから、帯電ロール10は、感光体との間に空隙ができにくい。これにより、放電量が少なくなるため、帯電性が低下するおそれがある。
そこで、本発明の帯電ロール10は、シリコーンゴムを含む弾性体層14の外周表面を特定の形状にした上で、弾性体層14の外周表面上にウレタンポリマーを含む特定の表層16を設けた構成にしている。これにより、トナー潰れによるロール表面の汚れを抑えつつ、駆動時の応力で弾性体層14が引き裂かれるのを抑えるとともに、感光体との間に空隙を確保して帯電性を確保するものとしている。
図2に示すように、弾性体層14は、その外周表面に、幅13μm以上48μm以下で高さ5μm以上13μm以下の複数の大凸部18aを有するとともに、大凸部18aの表面に、十点平均粗さRzが1.0μm以上6.0μm以下の凹凸を形成する複数の小凸部18bを有する。弾性体層14がその外周表面に複数の大凸部18aを有することで、ロール表面に十分な放電を確保する粗さが形成される。これにより、帯電性を確保することができる。そうすると、カブリ画像の発生が抑えられやすい。また、大凸部18aの表面に複数の小凸部18bを有することで、弾性体層14は表層16との接触面積が大きくなり、弾性体層14からの表層16の剥がれが抑えられやすい。
大凸部18aの幅wが13μm未満であると、大凸部18aの幅wが狭すぎて、大凸部18aによる表層16を介して感光体に接する弾性体層14の接触面積を小さくする効果が小さく、駆動時の応力で弾性体層14が引き裂かれて破断する。そして、駆動時の弾性体層14の破断を抑えるなどの観点から、大凸部18aの幅wは、好ましくは15μm以上、より好ましくは20μm以上、さらに好ましくは25μm以上である。一方、大凸部18aの幅wが48μm超であると、表層16を介して感光体に接する大凸部18aの接触面積が大きすぎて、駆動時の応力で大凸部18aが引き裂かれて破断する。そして、駆動時の大凸部18aの破断を抑えるなどの観点から、大凸部18aの幅wは、好ましくは45μm以下、より好ましくは40μm以下である。
大凸部18aの高さhが5μm未満であると、ロール表面に十分な放電を確保する粗さが形成されず、帯電性が満足できない。そして、帯電性に優れるなどの観点から、大凸部18aの高さhは、好ましくは6μm以上、より好ましくは7μm以上である。一方、大凸部18aの高さhが13μm超であると、大凸部18aが高すぎて、大凸部18aの根元で弾性体層14が引き裂かれる。これにより、帯電性が満足できない。そして、大凸部18aの破断を抑えるなどの観点から、大凸部18aの高さhは、好ましくは12μm以下、より好ましくは10μm以下である。
複数の小凸部18bによる大凸部18aの表面の十点平均粗さRzが1.0μm未満であると、大凸部18aの表面の粗さが不十分で、表層16の剥がれが抑えられない。そして、表層16の剥がれを抑えるなどの観点から、上記十点平均粗さRzは、好ましくは1.5μm以上、より好ましくは2.0μm以上である。一方、上記十点平均粗さRzが6.0μm超であると、小凸部18bが大きすぎて、小凸部18bの根元で弾性体層14が引き裂かれる。そして、小凸部18bの破断を抑えるなどの観点から、上記十点平均粗さRzは、好ましくは5.5μm以下、より好ましくは5.0μm以下である。
粗さRzは、十点平均粗さであり、JIS B0601(1994)に準拠して、任意の5か所で測定された値の平均値である。複数の小凸部18bによる大凸部18aの表面の十点平均粗さRzは、レーザー顕微鏡(例えばキーエンス製「VK-9510」など)を用いて観察することにより測定することができる。
表層16は、ウレタンポリマーを含む。シリコーンゴムを含む弾性体層14の外周表面上にウレタンポリマーを含む特定の表層16を設けたことで、シリコーンゴムによる弾性体層14の引き裂き弱さを改善することができる。ウレタンポリマーを含む表層16は、破断伸びが285%以上525%以下である。表層16の材料として比較的伸びのあるウレタンポリマーを用い、シリコーンゴムを含む弾性体層14の伸びや硬さに表層16の伸びや硬さを近づけることで、表層16と弾性体層14の動きを一体化し、表層16が弾性体層14の動きに追従することで、シリコーンゴムによる弾性体層14の引き裂き弱さを改善することができる。
表層16の破断伸びが285%未満であると、表層16が硬すぎて表層16が弾性体層14に追従できず、駆動時の応力でシリコーンゴムを含む弾性体層14が引き裂かれて破断する。また、表層16の破断伸びは、弾性体層14の引き裂き破断を抑えるなどの観点から、より好ましくは300%以上、さらに好ましくは320%以上である。一方、表層16の破断伸びが525%超であると、表層16が軟らかすぎて弾性体層14が表層16に追従できず、駆動時の応力で表層16のみが動き、弾性体層14から表層16が剥がれる。また、表層16の破断伸びは、表層16の剥がれを抑えるなどの観点から、好ましくは500%以下、より好ましくは450%以下、さらに好ましくは400%以下である。
表層16は、弾性体層14の複数の小凸部18bで形成された凹凸面に沿って形成されているとよい。表層16が弾性体層14の複数の小凸部18bで形成された凹凸面に沿って形成されていると、帯電性および表面凹凸を維持することができる。
大凸部18aと大凸部18aの間の距離d1は、特に限定されるものではないが、25μm以上55μm以下が好ましい。大凸部18aと大凸部18aの間の距離d1が上記範囲内であると、複数の大凸部18aによる適度な表面凹凸(粗さ)を形成することができる。そして、大凸部18aと大凸部18aの間の距離d1が25μm以上であると、表面凹凸(粗さ)が十分に確保されるため、優れた放電特性が維持され、帯電性に優れる。そうすると、カブリ画像の発生が抑えられやすい。また、この観点から、大凸部18aと大凸部18aの間の距離d1は、好ましくは27μm以上、より好ましくは30μm以上である。そして、大凸部18aと大凸部18aの間の距離d1が55μm以下であると、表面凹凸(粗さ)が十分に確保されるため、弾性体層14と表層16の一体化が高められ、表層16の剥がれが抑えられやすい。また、この観点から、大凸部18aと大凸部18aの間の距離d1は、好ましくは50μm以下、より好ましくは45μm以下である。
小凸部18bと小凸部18bの間の距離d2は、特に限定されるものではないが、0.4μm以上3.8μm以下が好ましい。小凸部18bと小凸部18bの間の距離d2が上記範囲内であると、大凸部18aの表面に複数の小凸部18bを適度に分散することができる。そして、小凸部18bと小凸部18bの間の距離d2が0.4μm以上であると、複数の小凸部18bで形成された凹凸面に沿って表層16を形成しやすくなり、複数の小凸部18bによる弾性体層14の凹凸を埋めないで表層16を被覆することができる。また、弾性体層14と表層16の一体化が高められ、表層16の剥がれが抑えられやすい。また、この観点から、小凸部18bと小凸部18bの間の距離d2は、好ましくは0.5μm以上、より好ましくは0.7μm以上、さらに好ましくは1.0μm以上である。そして、小凸部18bと小凸部18bの間の距離d2が3.8μm以下であると、大凸部18aの表面に複数の小凸部18bが適度に分散するため、小凸部18bにかかる応力が適度に分散され、小凸部18bの引き裂き破断が抑えられやすい。また、この観点から、小凸部18bと小凸部18bの間の距離d2は、好ましくは3.5μm以下、より好ましくは3.0μm以下である。
大凸部18aと大凸部18aの間は、凹部となっている。この凹部の底面は、平坦部であってもよいし、曲面部であってもよい。また、凹部の底面、すなわち、大凸部18aと大凸部18aの間の表面にも、十点平均粗さRzが1.0μm以上6.0μm以下の凹凸を形成する複数の小凸部18bが形成されていてもよい。図2に示す凹凸表面では、大凸部18aと大凸部18aの間には、十点平均粗さRzが1.0μm以上6.0μm以下の凹凸を形成する複数の小凸部18bが形成されている。そして、この十点平均粗さRzが1.0μm以上であると、弾性体層14と表層16の一体化が高められ、表層16の剥がれが抑えられやすい。また、この観点から、この十点平均粗さRzは、より好ましくは1.5μm以上、さらに好ましくは2.0μm以上である。一方、この十点平均粗さRzが6.0μm以下であると、放電特性を向上することができる。また、この観点から、この十点平均粗さRzは、より好ましくは5.5μm以下、さらに好ましくは5.0μm以下である。
弾性体層14は、複数の大凸部18aおよび複数の小凸部18bを外周面に有することで、外周面の表面積は大きいものとなっている。弾性体層14の表面積比S/Soは、特に限定されるものではないが、2.2以上7.7以下であることが好ましい。表面積比S/Soが上記範囲内であると、複数の大凸部18aおよび複数の小凸部18bによる適度な表面凹凸(粗さ)を有することから、弾性体層14と表層16の一体化が高められ、表層16の剥がれが抑えられやすい。また、優れた放電特性を維持することができる。そうすると、カブリ画像の発生が抑えられやすい。表面積比S/Soは、より好ましくは2.5以上7.0以下、さらに好ましくは3.0以上6.0以下である。ここで、Sは、弾性体層14の実測表面積であり、Sは、弾性体層14の表面が平坦面であるとしたときの理論表面積である。
弾性体層14は、外周面にヒドロキシ基またはヒドロペルオキシ基が形成されているとよい。そうすると、弾性体層14とウレタンポリマーの親和性が向上し、弾性体層14の複数の小凸部18bで形成された凹凸面に沿って表層16を形成しやすくなり、凹凸を埋めないで表層16を被覆することができる。また、弾性体層14と表層16の一体化が高められ、表層16の剥がれが抑えられやすい。例えば、弾性体層14の外周表面にエキシマ処理またはコロナ処理が施されると、弾性体層14の外周表面にヒドロキシ基またはヒドロペルオキシ基を形成することができる。
弾性体層14は、トナー潰れによるロール表面の汚れが抑えられやすいなどの観点から、表面硬度(MD-1硬度)が30~55度の範囲内であることが好ましい。弾性体層14は、シリコーンゴムを含むことで、より低硬度に構成することができる。
表層16の厚さは、0.1μm以上2.0μm以下であることが好ましい。表層16の厚さが0.1μm以上であると、弾性体層14からの放電が抑えられ、帯電性を良好にすることができる。また、この観点から、表層16の厚さは、より好ましくは0.2μm以上、さらに好ましくは0.5μm以上である。一方、表層16の厚さが2.0μm以下であると、弾性体層14の表面凹凸を埋めないで表面粗さを維持することができる。また、この観点から、表層16の厚さは、より好ましくは1.7μm以下、さらに好ましくは1.5μm以下である。弾性体層14に表面処理が施されていると、表層16を構成するウレタンポリマーと弾性体層14の親和性が向上し、弾性体層14の表面に表層16をより薄く形成しやすい。また、弾性体層14の小凸部18bが適度に分散されていると、小凸部18bと小凸部18bの間に表層16を構成するウレタンポリマーを浸透しやすくなるため、小凸部18による凹部を埋めないで表層16を形成しやすくなる。
表層16を構成するウレタンポリマーは、NCOインデックスが100以上150以下であることが好ましい。NCOインデックスを低めに設定することで、材料の伸びが大きくなるため、ウレタンポリマーを含む表層16の破断伸びや硬さを、シリコーンゴムを含む弾性体層14の破断伸びや硬さに近づけて、弾性体層14と表層16の一体化を高めることができる。また、表層16の破断伸びが特定範囲内に収められやすい。NCOインデックスが100以上であると、表層16が軟らかすぎず、弾性体層14が表層16に追従しやすい。また、NCOインデックスが150以下であると、表層16が硬すぎず、表層16が弾性体層14に追従しやすい。そうすると、弾性体層14の引き裂き破断を抑えやすく、表層16の剥がれが抑えられやすい。ウレタンポリマーのNCOインデックスは、上記観点から、より好ましくは110以上140以下、さらに好ましくは120以上135以下である。NCOインデックスは、ポリオールのヒドロキシル基の合計当量100に対するイソシアネートのイソシアネート基の当量で表される。
表層16を構成するウレタンポリマーは、ポリオールおよびイソシアネートを含むウレタン組成物から形成することができる。ウレタン組成物は、熱硬化性ウレタンポリマーのみで構成されていてもよいし、熱硬化性ウレタンポリマーに加えて熱可塑性ウレタンポリマーを含んでいてもよい。熱可塑性ウレタンポリマーを含むと、材料の伸びが大きくなるため、ウレタンポリマーを含む表層16の破断伸びや硬さを、シリコーンゴムを含む弾性体層14の破断伸びや硬さに近づけて、弾性体層14と表層16の一体化を高めやすくすることができる。また、表層16の破断伸びを特定範囲内に収めやすくすることができる。
熱可塑性ウレタンポリマーとしては、カプロラクトン型やアジペート型、エーテル型などが挙げられる。これらのうち、高い機械的強度や弾性回復性を確保するなどの観点から、カプロラクトン型が好ましい。これにより、低硬度ながら高い機械的強度を得ることができる。また、コート性を確保するなどの観点から、分子量は比較的大きいほうが好ましい。好ましい分子量の範囲としては、10000~500000の範囲内である。
熱硬化性ウレタンポリマーと熱可塑性ウレタンポリマーとの混合比(熱硬化性ウレタンポリマー/熱可塑性ウレタンポリマー)は、質量比で20/80~80/20の範囲内にあることが好ましい。混合比がこの範囲内にある場合には、コート性と、低硬度、耐ヘタリ性とのバランスに優れる。より好ましくは、40/60~60/40の範囲内である。
ウレタンポリマーを構成するポリオールは、官能基数2~3が好ましい。より好ましくは、官能基数2である。ウレタンポリマーを構成するポリオールの官能基数が2であると、表層16の硬さが抑えられ、弾性体層14と表層16の一体化が高められるため、表層16の剥がれが抑えられやすい。ウレタンポリマーを構成するポリオールは、弾性体層14への浸透性などの観点から、分子量100~1000、100~750、100~500などが好ましい。
ウレタンポリマーを構成するポリオールとしては、エチレングリコール,ジエチレングリコール,トリエチレングリコール,プロピレングリコール,ポリプロピレングリコール,ジプロピレングリコール,ブチレングリコール,ネオペンチルグリコール,1,6-ヘキシレングリコール等のジオール、トリメチロールエタン,トリメチロールプロパン,ヘキサントリオール,グリセリン等のトリオールが挙げられる。これらは、ウレタンポリマーを構成するポリオールとして1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。これらのうちでは、架橋反応の制御のしやすさなどの観点から、1,6-ヘキシレングリコール等のジオールが特に好ましい。
ウレタンポリマーを構成するイソシアネートは、官能基数2~3が好ましい。より好ましくは、官能基数2である。ウレタンポリマーを構成するイソシアネートの官能基数が2であると、表層16の硬さが抑えられ、弾性体層14と表層16の一体化が高められるため、表層16の剥がれが抑えられやすい。ウレタンポリマーを構成するイソシアネートは、末端にイソシアネート基を有するプレポリマーであってもよいし、プレポリマーでなくてもよい。ウレタンポリマーを構成するイソシアネートは、弾性体層14への浸透性などの観点から、分子量100~1000、100~750、100~500などが好ましい。
ウレタンポリマーを構成するイソシアネートとしては、4,4’-ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、4,4’-ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート(水添MDI)、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート(TMHDI)、トリレンジイソシアネート(TDI)、カルボジイミド変性MDI、ポリメチレンフェニルイソシアネート(PAPI)、オルトトルイジンジイソシアネート(TODI)、ナフチレンジイソシアネート(NDI)、キシレンジイソシアネート(XDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HMDI)、パラフェニレンジイソシアネート(PDI)、リジンジイソシアネートメチルエステル(LDI)、ジメチルジイソシアネート(DDI)などが挙げられる。これらは、ウレタンポリマーを構成するイソシアネート として1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。これらのうちでは、架橋反応の制御のしやすさなどの観点から、HMDIが特に好ましい。
ウレタン組成物は、ポリオールおよびイソシアネートを含むウレタン組成物とともに、溶媒を含んでいてもよい。溶媒を含むことで、固形分濃度を調整し、表層16の厚みを調整することができる。また、より均一に表層16を形成しやすくする。ウレタン組成物における固形分濃度は、浸透性、厚みなどの観点から、1質量%以上40質量%以下の範囲内が好ましい。より好ましくは3質量%以上35質量%以下である。
溶媒としては、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、キシレン、ヘキサン、石油エーテル、ノルマルヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、エチルエーテル、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、ガソリン、石油エーテル、ベンジン、ジメチルホルムアミドなどが挙げられる。これらは、溶媒として1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。これらのうちでは、材料の溶解性、揮発性などの観点から、メチルエチルケトン(MEK)が特に好ましい。
弾性体層14には、導電性付与のため、導電剤を配合することができる。導電剤としては、電子導電剤、イオン導電剤が挙げられる。電子導電剤としては、カーボンブラック、グラファイト、導電性金属酸化物が挙げられる。導電性金属酸化物としては、導電性チタン酸化物、導電性亜鉛酸化物、導電性スズ酸化物などが挙げられる。イオン導電剤としては、4級アンモニウム塩、ホウ酸塩、界面活性剤などが挙げられる。また、弾性体層14には、必要に応じて、各種添加剤を適宜添加しても良い。添加剤としては、滑剤、加硫促進剤、老化防止剤、光安定剤、粘度調整剤、加工助剤、難燃剤、可塑剤、発泡剤、充填剤、分散剤、消泡剤、顔料、離型剤などを挙げることができる。
弾性体層14は、イオン導電剤の配合量、電子導電剤の配合などにより、所定の体積抵抗率に調整することができる。弾性体層14の体積抵抗率は、10~1010Ω・cm、10~10Ω・cm、10~10Ω・cmの範囲などに適宜設定すればよい。
弾性体層14の厚みは、特に限定されるものではなく、0.1~10mmの範囲内などで適宜設定すればよい。
表層16には、導電性付与のため、導電剤を配合することができる。導電剤としては、電子導電剤、イオン導電剤が挙げられる。電子導電剤としては、カーボンブラック、グラファイト、導電性金属酸化物が挙げられる。導電性金属酸化物としては、導電性チタン酸化物、導電性亜鉛酸化物、導電性スズ酸化物などが挙げられる。イオン導電剤としては、4級アンモニウム塩、ホウ酸塩、界面活性剤などが挙げられる。また、表層16には、必要に応じて、各種添加剤を適宜添加しても良い。添加剤としては、可塑剤、レベリング剤、充填剤、加硫促進剤、加工助剤、離型剤などを挙げることができる。
表層16の体積抵抗率は、帯電性などの観点から、半導電領域に設定するとよい。具体的には、例えば、1.0×10~1.0×1010Ω・cmの範囲内に設定するとよい。体積抵抗率は、JIS K6911に準拠して測定することができる。
弾性体層14は、軸体12をロール成形金型の中空部に同軸的に設置し、未架橋のシリコーンゴム組成物を注入して、加熱・硬化( 架橋) させた後、脱型するなどにより、形成することができる。弾性体層14の大凸部18aは、型転写により形成することができる。ロール成形金型の内側(型の内面)に、所定の凹凸形状を形成するとよい。弾性体層14の小凸部18bは、弾性体層14の外周表面に、表面処理を施すことで形成することができる。このような表面処理としては、コロナ処理、プラズマ処理、UV処理、電子線処理、エキシマ処理、フレーム処理などが挙げられる。これらのうちでは、微細な凹凸を形成できるなどの観点から、エキシマ処理やコロナ処理などが好ましい。また、表面処理を施すことで、弾性体層14の外周表面に水酸基やヒドロペルオキシ基などの官能基を形成することができる。これらの官能基は、弾性体層14の材料と表層16の材料の密着性に寄与する。また、大凸部18aと小凸部18bにより構成される微細な表面凹凸の凹部に表層16の材料が入りやすくなり、弾性体層14の外周表面の微細な表面凹凸を維持して薄い表層16を形成しやすくなる。
表層16は、表層16の形成材料を用い、これを弾性体層14の外周面に塗工し、乾燥処理などを適宜行うことにより形成することができる。表層16は、弾性体層14の複数の小凸部18bで形成された凹凸面に沿って形成することができる。
以上の構成の帯電ロール10によれば、軸体12と、軸体12の外周面上に形成された弾性体層14と、弾性体層14の外周面上に形成された表層16と、を備え、弾性体層14が、シリコーンポリマーを含み、弾性体層14の外周表面に、幅13μm以上48μm以下で高さ5μm以上13μm以下の複数の大凸部18aを有するとともに、大凸部18aの表面に、十点平均粗さRzが1.0μm以上6.0μm以下の凹凸を形成する複数の小凸部18bを有し、表層16が、ウレタンポリマーを含み、表層16の破断伸びが、285%以上525%以下であることから、トナー汚れ、弾性体層14の引き裂き破断、表層16の剥がれが抑えられるとともに帯電性に優れる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改変が可能である。
例えば、大凸部18aは、図2では断面が半球状のものとして表示しているが、大凸部18aの形状は、特に限定されるものではない。断面半球状、断面三角形状、断面四角形状など、種々の形状とすることができる。また、複数の大凸部18aは、弾性体層14の外周表面に、島状に点在するものであってもよいし、例えば帯電ロールの軸方向や周方向、その間の方向などに連続する線条に形成されたものであってもよい。
以下、実施例および比較例を用いて本発明を詳細に説明する。
(実施例1)
<弾性体層用組成物の調製>
導電性シリコーンゴム(信越化学工業製「X-34-264A/B」混合質量比A/B=1/1)をスタティックミキサーにて混合することにより、弾性体層用組成物を調製した。
<弾性体層の作製>
導電性シャフト(φ6mm)を同軸にセットした円筒状金型内に弾性体層用組成物を注入し、150℃で30分間加熱した後、冷却、脱型した。これにより、導電性シャフトの外周に厚さ3mmの弾性体層を有するロール体を作製した。この金型の内側には凹凸形状が形成されており、型転写によりロール体の外周表面に複数の大凸部を形成した。複数の大凸部は、ロール体の外周表面に島状に点在している。
<弾性体層の表面処理>
作製したロール体の外周表面にエキシマ処理(600mW/cm、120秒照射)を施すことにより、複数の大凸部の表面に複数の小凸部を形成した。複数の小凸部は、大凸部の表面や大凸部と大凸部の間の凹部に島状に点在している。
<表層組成物の調製>
熱可塑性ウレタンポリマー(日本ポリウレタン製「N5196」)50質量部と、エーテル系ポリオール(三洋化成製「PPG2000」)30質量部と、イソシアネート(大日本インキ化学工業製「バーノックDN955」)20質量部と、電子導電剤(電気化学工業製「デンカブラック」)30質量部と、イオン導電剤(4級アンモニウム塩)1質量部とをボールミルにより混練した後、MEK400質量部を加えて混合、攪拌することにより、表層組成物を調製した。
<表層の作製>
表面処理後の弾性体層の外周表面に、ロールコート法により表層組成物をコーティングした後、170℃で60分熱処理して表層を形成した。これにより、帯電ロールを作製した。
(実施例2~14、21~26、比較例1~8)
金型の内側の凹凸形状を変更した以外は実施例1と同様にして、ロール体を作製した。次いで、実施例1と同様に弾性体層の表面処理および表層の作製を行い、帯電ロールを作製した。
(実施例15)
金型の内側の凹凸形状を変更した以外は実施例1と同様にして、ロール体を作製した。次いで、弾性体層の表面処理方法を変更し、実施例1と同様に表層の作製を行い、帯電ロールを作製した。
(実施例16~17、比較例9~10)
金型の内側の凹凸形状を変更した以外は実施例1と同様にして、ロール体を作製した。次いで、実施例1と同様に弾性体層の表面処理を行った。次いで、表層組成物の組成を変更し、表層の作製を行い、帯電ロールを作製した。
(実施例18~19、28~29)
金型の内側の凹凸形状を変更した以外は実施例1と同様にして、ロール体を作製した。次いで、実施例1と同様に弾性体層の表面処理を行った。次いで、表層の厚さを変更し、表層の作製を行い、帯電ロールを作製した。
(実施例20、30)
金型の内側の凹凸形状を変更した以外は実施例1と同様にして、ロール体を作製した。次いで、実施例1と同様に弾性体層の表面処理を行った。次いで、表層組成物の調製において、ポリオールをエーテル系ポリオール(三洋化成製「PPG2000」)からエチレンジアミン系ポリオール(三洋化成製「ニューポールNP-300」)に変更し、表層の作製を行い、帯電ロールを作製した。
(実施例27)
金型の内側の凹凸形状を変更した以外は実施例1と同様にして、ロール体を作製した。次いで、弾性体層の表面処理を行わないで、実施例1と同様に表層の作製を行い、帯電ロールを作製した。
帯電ロールの弾性体層の凹凸形状について調べた。また、表層材料の破断伸び、表層の厚さを測定した。また、帯電ロールの弾性体層の引き裂きの弱さ、表層の剥がれ、帯電性、汚れを評価した。
(大凸部の幅)
レーザー顕微鏡(キーエンス製「VK-X100」)を用いて、表層形成前の弾性体層の表面の両端からそれぞれ軸方向内側5mmの位置および軸方向中央の3つの位置において、表面を3000倍で撮影した。モードの平面計測にて、任意の大凸部の頂点と隣の凹部の底点に計測ラインを引き、計測した平面距離を2倍してその任意の大凸部の幅とした。1箇所につき任意の3つの大凸部について実施し、3箇所各3つの計9点の平均値を大凸部の幅とした。
(大凸部の高さ)
レーザー顕微鏡(キーエンス製「VK-X100」)を用いて、表層形成前の弾性体層の表面の両端からそれぞれ軸方向内側5mmの位置および軸方向中央の3つの位置において、表面を3000倍で撮影した。モードのプロファイル計測にて、任意の大凸部の頂点を通過する計測ラインを引き、計測した高さプロファイルにおいて、ノイズを除去するために高さスムージングを行い、さらにグラフの傾きを補正した。任意の大凸部の頂点と隣の凹部の底点とを選択し、得られた高度差の数値をその任意の凸部の高さとした。1箇所につき任意の3つの大凸部について実施し、3箇所各3つの計9点の平均値を大凸部の高さとした。
(大凸部表面の粗さRz)
レーザー顕微鏡(キーエンス製「VK-X100」)を用いて、表層形成前の弾性体層の表面の両端からそれぞれ軸方向内側5mmの位置および軸方向中央の3つの位置において、表面を3000倍で撮影した。撮影した画像から、粗さ測定(JIS B 0601-1994に準拠)モードの線粗さ測定にて、任意の大凸部を3箇所選択し、その表面の十点平均粗さRzを測定した。3箇所各3つの計9点の平均値を大凸部表面の粗さRzとした。なお、測定距離は4~6μmで測定した。
(大凸部の凸間距離)
レーザー顕微鏡(キーエンス製「VK-X100」)を用いて、表層形成前の弾性体層の表面の両端からそれぞれ軸方向内側5mmの位置および軸方向中央の3つの位置において、表面を3000倍で撮影した。モードの平面計測にて、任意の大凸部の頂点と隣の凸部の頂点に計測ラインを引き、計測した平面距離を凸間距離とした。1箇所につき任意の3つの大凸部間について実施し、3箇所各3つの計9点の平均値を大凸部の凸間距離とした。
(小凸部の凸間距離)
レーザー顕微鏡(キーエンス製「VK-X100」)を用いて、表層形成前の弾性体層の表面の両端からそれぞれ軸方向内側5mmの位置および軸方向中央の3つの位置において、表面を3000倍で撮影した。プロファイル測定モードにて任意の大凸部の側面に計測ラインを引き、プロファイルを取得した。プロファイルから隣り合う小凸部を選択し、その平面距離を測定した。上記を任意の3つの小凸部間において実施し、3箇所各3つの計9点の平均値を小凸部の凸間距離とした。
(凹部の表面粗さRz)
表面粗さRzは、10点平均粗さであり、JIS B0601(1994)に準拠して、任意の5か所で測定された値の平均値である。大凸部と大凸部の間の凹部の表面粗さRzは、レーザー顕微鏡(キーエンス製「VK-9510」)を用いて観察することにより測定した。撮影した画像において、解析プログラム(プログラム名 KEYENCE VK Analyzer解析アプリケーション)における面粗さモードにて溝部0.01mmを選択して算出された値を凹部の表面粗さRzとした。
(表面積比S/Sの測定方法)
レーザー顕微鏡(キーエンス製「VK-X100」)を用いて、表層形成前の弾性体層の表面の両端からそれぞれ軸方向内側5mmの位置および軸方向中央の3つの位置において、表面を3000倍で撮影した。モードの体積表面計測にて、0.4mmの範囲の表面積Sを求め、Sで割ったもの(S/S)を表面積比とした。Sは、弾性体層の実測表面積であり、Sは、弾性体層の表面が平坦面であるとしたときの理論表面積である。
(破断伸び)
表層組成物を用い、170℃で60分プレス架橋成形を行い、厚さ2mmのシート状サンプルを得た。得られたシート状サンプルについて、JIS K6251に準拠して、引張試験機(東洋精機製作所製「AE-Fストログラフ」)を用い、破断時伸びを測定した。
(表層の厚さ)
レーザー顕微鏡(キーエンス製「VK-X100」)を用いて表層の径方向断面を400倍で観察することにより測定した。小凸部を覆っているウレタンポリマーの厚さを測定した。任意の位置の5箇所において測定し、その平均によって表した。
(弾性体層の引き裂き)
作製した帯電ロールを実機(HP製「CLJ4525dn」)のカートリッジ(ブラック)に取り付け、15℃×10%RH環境下にて3万枚耐久後に、ロール外観を目視にて観察した。この際、帯電ロールの弾性体層の引き裂きが確認され画像に影響があるものを不良「×」、弾性体層の端部に軽微な引き裂きが確認されるが画像に影響が無いものを良好「○」、引き裂きが確認されず画像に影響が無い場合を非常に良好「◎」とした。
(表層の剥がれ)
作製した帯電ロールを実機(HP製「CLJ4525dn」)のカートリッジ(ブラック)に取り付け、15℃×10%RH環境下にて3万枚耐久後に、ロール外観を目視にて観察した。この際、帯電ロールの表層の剥がれが確認され画像に影響があるものを不良「×」、表層の端部に軽微な剥がれが確認されるが画像に影響が無いものを良好「○」、剥がれが確認されず画像に影響が無い場合を非常に良好「◎」とした。
(帯電性)
作製した帯電ロールを実機(HP製「CLJ4525dn」)のカートリッジ(ブラック)に取り付け、15℃×10%RH環境下にて25%濃度ハーフトーンにて画出しを行い、3万枚耐久後の評価を行った。画像に黒点(カブリ)がなかったものを非常に良好「◎」、発生したが黒点の濃度が薄く許容できるものを良好「○」、黒点の濃度が許容できない場合を不良「×」とした。
(ロール汚れ)
作製した帯電ロールを実機(HP製「CLJ4525dn」)のカートリッジ(ブラック)に取り付け、15℃×10%RH環境下にて3万枚耐久後に、ロール外観を目視にて観察した。この際、トナー汚れがロール表面にこすりつけられており、画像不良が生じている場合を不良「×」、トナー汚れがロール表面にこすりつけられているが量が微小で画像不良が許容範囲の場合を良好「○」、トナー汚れがロール表面にこすりつけられておらず、画像不良が生じていない場合を非常に良好「◎」とした。
Figure 2022149607000002
Figure 2022149607000003
Figure 2022149607000004
Figure 2022149607000005
比較例1は、大凸部の幅が大きすぎるため、表層を介して感光体に接する大凸部の接触面積が大きすぎて、大凸部が根元で引き裂かれて破断した。比較例2は、大凸部の幅が小さすぎるため、大凸部による表面凹凸の効果が小さく、表層を介して感光体に接する弾性体層の接触面積が大きすぎて、弾性体層が引き裂かれて破断した。比較例3は、大凸部の高さが高すぎるため、大凸部が根元で引き裂かれて破断した。また、これにより、放電特性が低下し、黒点画像が発生した。比較例4は、大凸部の高さが低すぎるため、粗さが足りず、放電不足により帯電不足となって画像が悪化した。比較例5は、小凸部に起因する大凸部表面の粗さが大きすぎるため、小凸部が根元で引き裂かれて破断した。比較例6は、小凸部に起因する大凸部表面の粗さが小さすぎるため、弾性体層と表層の一体化が低く、耐久時に表層が剥がれた。比較例7は、大凸部の幅が小さすぎるため、大凸部による表面凹凸の効果が小さく、表層を介して感光体に接する弾性体層の接触面積が大きすぎて、弾性体層が引き裂かれて破断した。また、大凸部の高さが高すぎるため、大凸部が根元で引き裂かれて破断した。また、これにより、放電特性が低下し、黒点画像が発生した。また、小凸部に起因する大凸部表面の粗さが大きすぎるため、小凸部が根元で引き裂かれて破断した。比較例8は、大凸部の幅が大きすぎるため、表層を介して感光体に接する大凸部の接触面積が大きすぎて、大凸部が根元で引き裂かれて破断した。また、大凸部の高さが低すぎるため、粗さが足りず、放電不足により帯電不足となって画像が悪化した。また、小凸部に起因する大凸部表面の粗さが小さすぎるため、弾性体層と表層の一体化が低く、耐久時に表層が剥がれた。比較例9は、表層の破断伸びが大きすぎて、感光体との接触部で受ける力によって表層だけが伸び、弾性体層が表層の動きに追従しない。このため、耐久時に表層が剥がれた。一方、比較例10は、表層の破断伸びが小さすぎて、表層が弾性体層の動きに追従しない。このため、耐久時に弾性体層が引き裂かれて破断した。
一方、実施例は、弾性体層がシリコーンポリマーを含み、弾性体層の外周表面に幅13μm以上48μm以下で高さ5μm以上13μm以下の複数の大凸部を有するとともに、大凸部の表面に十点平均粗さRzが1.0μm以上6.0μm以下の凹凸を形成する複数の小凸部を有し、表層がウレタンポリマーを含み、表層の破断伸びが285%以上525%以下である。そして、実施例によれば、弾性体層の引き裂き破断、表層の剥がれ、トナー汚れが抑えられている。また、帯電性にも優れる。
そして、実施例によれば、大凸部の幅および高さ、大凸部表面の粗さRzを調整することで、弾性体層の引き裂き破断をより改善できることがわかる。例えば、大凸部の幅を15μm以上45μm以下、大凸部の高さを12μm以下、大凸部表面の粗さRzを5.5μm以下とすることで、弾性体層の引き裂き破断をより改善できる(実施例1~3、5、7~12)。また、大凸部の高さを調整することで、帯電性をより改善できることがわかる。例えば、大凸部の高さを6μm以上12μm以下とすることで、弾性体層の帯電性をより改善できる(実施例3~4、7~12)。また、大凸部表面の粗さRzを調整することで、表層の剥がれをより改善できることがわかる。例えば、大凸部表面の粗さRzを1.5μm以上とすることで、表層の剥がれをより改善できる(実施例6、7~12)。
また、実施例7~8と実施例21~22を比較すると、大凸部の凸間距離が25μm以上55μm以下であると、表層の剥がれ、帯電性をより改善できることがわかる。また、実施例9~10と実施例22~24を比較すると、小凸部の凸間距離が0.4μm以上3.8μm以下であると、弾性体層の引き裂き破断、表層の剥がれをより改善できることがわかる。また、実施例11~12と実施例25~26を比較すると、大凸部間の凹部表面の粗さRzが1.0μm以上6.0μm以下であると、表層の剥がれ、帯電性をより改善できることがわかる。また、実施例7~12と実施例27を比較すると、弾性体層に表面処理を施して表面に水酸基またはヒドロペルオキシ基を形成することで、弾性体層の引き裂き破断、表層の剥がれをより改善できることがわかる。また、実施例18~19と実施例28~29を比較すると、表層の厚さが0.1μm以上2.0μm以下であると、弾性体層の引き裂き破断、帯電性、トナー汚れをより改善できることがわかる。また、実施例20と実施例30を比較すると、表層のウレタンポリマーを構成するポリオールの官能基数が3以下であると、トナー汚れをより改善できることがわかる。
以上、本発明の実施形態・実施例について説明したが、本発明は上記実施形態・実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改変が可能である。
10 帯電ロール
12 軸体
14 弾性体層
16 表層
18a 大凸部
18b 小凸部
w 大凸部の幅
h 大凸部の高さ
d1 大凸部の凸間距離
d2 小凸部の凸間距離

Claims (11)

  1. 軸体と、前記軸体の外周面上に形成された弾性体層と、前記弾性体層の外周面上に形成された表層と、を備え、
    前記弾性体層が、シリコーンゴムを含み、前記弾性体層の外周表面に、幅13μm以上48μm以下で高さ5μm以上13μm以下の複数の大凸部を有するとともに、前記大凸部の表面に、十点平均粗さRzが1.0μm以上6.0μm以下の凹凸を形成する複数の小凸部を有し、
    前記表層が、ウレタンポリマーを含み、前記表層の破断伸びが、285%以上525%以下である、電子写真機器用帯電ロール。
  2. 前記ウレタンポリマーのNCOインデックスが、100以上150以下である、請求項1に記載の電子写真機器用帯電ロール。
  3. 前記表層の厚さが、0.1μm以上2.0μm以下である、請求項1または請求項2に記載の電子写真機器用帯電ロール。
  4. 前記表層が、前記弾性体層の複数の小凸部で形成された凹凸面に沿って形成されている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電子写真機器用帯電ロール。
  5. 前記弾性体層の外周表面に、ヒドロキシ基またはヒドロペルオキシ基が形成されている、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電子写真機器用帯電ロール。
  6. 前記大凸部と前記大凸部の間の表面に、十点平均粗さRzが1.0μm以上6.0μm以下の凹凸を形成する複数の小凸部を有する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電子写真機器用帯電ロール。
  7. 前記大凸部と前記大凸部の間の距離が、25μm以上55μm以下である、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の電子写真機器用帯電ロール。
  8. 前記小凸部と前記小凸部の間の距離が、0.4μm以上3.8μm以下である、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の電子写真機器用帯電ロール。
  9. 前記弾性体層の表面積比S/Soが、2.2以上7.7以下である、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の電子写真機器用帯電ロール。
    S:前記弾性体層の実測表面積
    :前記弾性体層の表面が平坦面であるとしたときの理論表面積
  10. 前記ウレタンポリマーを構成するポリオールの官能基数が、2である、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の電子写真機器用帯電ロール。
  11. 前記弾性体層の外周表面は、エキシマ処理またはコロナ処理が施されている、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の電子写真機器用帯電ロール。
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