JP2022147381A - 密閉型ロータリ圧縮機及びこれを用いた冷蔵庫 - Google Patents

密閉型ロータリ圧縮機及びこれを用いた冷蔵庫 Download PDF

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Abstract

【課題】密閉容器内の油溜りの圧力を低減して潤滑油中への冷媒溶解量を低減すると共に、圧縮機構部の摺動部への給油を差圧給油で行う。【解決手段】密閉型ロータリ圧縮機は、潤滑油を貯留する油溜りを有する密閉容器と、密閉容器内に設けられ、シリンダと、該シリンダ内で偏心回転するローラと、このローラを揺動させるクランク軸と、該クランク軸を支持する軸受部を備える圧縮機構部と、圧縮機構部のシリンダ内に冷媒を吸入する吸入流路と、圧縮機構部で圧縮された冷媒を吐出する吐出流路を備える。また、シリンダ内で圧縮された冷媒または圧縮途中の冷媒の一部を前記密閉容器に導く連通路と、連通路内の圧力と密閉容器内の圧力との圧力差により連通路を開閉し、密閉容器内の潤滑油が貯留されている油溜りの圧力を、吐出流路から吐出される冷媒の吐出圧力と、吸入流路から吸入される冷媒の吸入圧力との間の圧力に調整する開閉装置を備える。【選択図】図1

Description

本発明は冷蔵庫や空気調和機等の冷凍サイクル装置に使用される密閉型ロータリ圧縮機及びこれを用いた冷蔵庫に関し、特に、可燃性冷媒を用いる密閉型ロータリ圧縮機に好適なものである。
冷蔵庫や空気調和機等に使用される密閉型ロータリ圧縮機としては、特許4020622号公報(特許文献1)に記載されているものなどがある。この特許文献1のものは、密閉容器内に電動要素と、電動要素により駆動される第1及び第2の回転圧縮要素を備え、前記第1の回転圧縮要素で圧縮された冷媒ガスを前記密閉容器内に吐出し、更にこの吐出された中間圧力の冷媒ガスを前記第2の回転圧縮要素で圧縮するようにして、密閉容器内の圧力を中間圧力にしている。
ところで、近年、冷蔵庫や空気調和機に使用される冷媒として、地球温暖化係数(GWP)の低い冷媒であるイソブタン(R600a)やR32等の可燃性冷媒が使用されている。特に、家庭用の冷蔵庫に使用されているイソブタンは強燃性の冷媒であるため、その使用量には厳しい制限があり、冷蔵庫1台あたりに封入できる冷媒量は非常に少ない量に制限されている。即ち、電気用品安全法により技術基準が定められており、例えば、家庭用冷蔵庫のイソブタンの使用量は100g以下に制限されている。
特許4020622号公報
上述したように、冷蔵庫や空気調和機に使用される冷媒として、可燃性冷媒が使用される場合、冷凍サイクルに封入される冷媒量をできるだけ少なくすることが求められている。
上記冷凍サイクルに使用される冷媒圧縮機として密閉型ロータリ圧縮機を採用する場合、密閉型ロータリ圧縮機は、圧縮機構部で圧縮された冷媒(冷媒ガス)が摺動部を潤滑した潤滑油(冷凍機油、以下、油ともいう)と共に密閉容器内に吐出されて油と分離される。前記密閉容器内の底部には圧縮機構部の摺動部を潤滑するための潤滑油を溜める油溜りが設けられており、密閉容器内に吐出されて分離された油は前記油溜りに溜り、油を分離した冷媒は冷凍サイクルへ送られる。
このように、密閉型ロータリ圧縮機の密閉容器内には、圧縮機構部で圧縮された冷媒が吐出されるため、密閉容器内は高圧(吐出ガス圧力)の雰囲気となっている。冷媒の冷凍機油に対する溶解量は圧力が高いほど冷凍機油に吸収されるので、冷媒は圧力が高いほど冷凍機油に溶解する量が増加する。このため、冷蔵庫や空気調和機用の冷媒圧縮機として、密閉型ロータリ圧縮機を採用すると、密閉容器内が高圧雰囲気のため、冷凍機油への冷媒溶解量が多くなり、その結果、冷媒封入量が多くなる課題があった。
上記特許文献1のものでは、回転圧縮要素(シリンダやピストン等)を2段に設け、1段目の回転圧縮要素で圧縮された冷媒ガスを密閉容器内に吐出し、更にこの吐出された中間圧力の冷媒ガスを2段目の回転圧縮要素で圧縮するようにして、密閉容器内の圧力を中間圧力にしている。このような密閉型ロータリ圧縮機を採用すれば、密閉容器内の圧力を吐出圧力よりも低い中間圧力にできるので、密閉容器内圧力を低下できる分、冷凍機油への冷媒溶解量を低減できるから、冷媒封入量も低減することは可能になる。
しかし、特許文献1のものでは、2段目の回転圧縮要素に吸入される冷媒の圧力は中間圧力であり、油溜りの圧力と同じであるため、2段目の回転圧縮要素に圧力差で給油(差圧給油)することはできず、このため充分な給油圧力を得ることのできるギヤポンプ(トロコイドポンプ等)やらせん溝を用いた粘性ポンプ等を設ける必要があり、構造が複雑で高価になる課題がある。
本発明の目的は、密閉容器内の油溜りの圧力を吐出圧力よりも低減して潤滑油中への冷媒溶解量を低減できると共に、圧縮機構部の摺動部への給油を差圧給油で行うことのできる密閉型ロータリ圧縮機及びこれを用いた冷蔵庫を得ることにある。
上記目的を達成するため、本発明は、潤滑油を貯留する油溜りを有する密閉容器と、前記密閉容器内に設けられ、シリンダと、該シリンダ内で偏心回転するローラと、このローラを揺動させるクランク軸と、該クランク軸を支持する軸受部を備える圧縮機構部と、前記圧縮機構部の前記シリンダ内に冷媒を吸入する吸入流路と、前記圧縮機構部で圧縮された冷媒を吐出する吐出流路を備える密閉型ロータリ圧縮機であって、前記シリンダ内で圧縮された冷媒または圧縮途中の冷媒の一部を前記密閉容器に導く連通路と、前記連通路内の圧力と前記密閉容器内の圧力との圧力差により前記連通路を開閉し、前記密閉容器内の前記潤滑油が貯留されている油溜りの圧力を、前記吐出流路から吐出される冷媒の吐出圧力と、前記吸入流路から吸入される冷媒の吸入圧力との間の圧力に制御する開閉装置と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、圧縮機、凝縮器、膨張弁、蒸発器を備え、冷媒として強燃性冷媒を使用して冷凍サイクルを構成し、前記蒸発器で冷気を作り出して庫内に放出する冷蔵庫であって、前記圧縮機として上述した密閉型ロータリ圧縮機を用いている密閉型ロータリ圧縮機を用いた冷蔵庫であることを特徴とする。
本発明によれば、密閉容器内の油溜りの圧力を吐出圧力よりも低減して潤滑油中への冷媒溶解量を低減できると共に、圧縮機構部の摺動部への給油を差圧給油で行うことのできる密閉型ロータリ圧縮機及びこれを用いた冷蔵庫を得ることができる効果がある。
本発明の密閉型ロータリ圧縮機の実施例1を示す縦断面図である。 図1のII-II線矢視断面図である。 図1におけるA部の部分拡大図である。 密閉容器内の圧力と圧縮機のCOP(成績係数)との関係を説明する線図である。 本発明の密閉型ロータリ圧縮機の実施例2を示す縦断面図である。 図1におけるB部の部分拡大図である。 本発明の実施例3を説明する図で、本発明の密閉型ロータリ圧縮機を搭載した冷蔵庫の縦断面図である。
以下、本発明の密閉型ロータリ圧縮機及びこれを用いた冷蔵庫の具体的実施例を、図面に基づいて説明する。各図において、同一符号を付した部分は同一或いは相当する部分である。
本発明の密閉型ロータリ圧縮機の実施例1を図1~図4を用いて説明する。本実施例の密閉型ロータリ圧縮機は冷蔵庫や空気調和機等の冷凍サイクル装置を構成する冷媒圧縮機として利用されるものである。
図1は本発明の密閉型ロータリ圧縮機の実施例1を示す縦断面図、図2は図1のII-II線矢視断面図であり、本実施例1の密閉型ロータリ圧縮機100の全体構成を図1、図2を用いて説明する。
図1において、1は潤滑油(冷凍機油)が封入されている密閉容器、2は前記密閉容器1内に固定して設けられた電動機部で、この電動機部2は固定子2a及び回転子2bを備えている。3は前記電動機部2の回転子2bに一体に固定されたクランク軸である。4は前記密閉容器1内設けられた圧縮機構部で、この圧縮機構部4は前記電動機部2により前記クランク軸3を介して駆動される。
前記圧縮機構部4は、前記クランク軸3の前記電動機部2側を支持するボス部5aを有する主軸受(軸受部)5と、前記クランク軸3の下部側を支持するボス部6aを有する副軸受(軸受部)6と、前記主軸受5と前記副軸受6との間に挟持され締結ボルト7で一体に固定されたシリンダ8を備える。
また、前記圧縮機構部4は、前記シリンダ8内に収容され前記クランク軸3に形成された偏心ピン3aの偏心回転により公転駆動されるローラ9と、ローラ9の外周側から外径方向に延びローラ9の公転運動(偏心運動)に応じて前記シリンダ8に設けられた収納部に出入りするベーン(図示せず)と、このベーンを前記ローラ9に押し付けるスプリング10(図2参照)も備えている。
更に、前記圧縮機構部4には、シリンダ8、ローラ9、ベーン、主軸受5及び副軸受6により圧縮室(シリンダ室)11が形成される。前記主軸受5は前記圧縮室11の電動機部側の壁面を形成する壁面部5bを備え、前記副軸受6は前記圧縮室11の反電動機部側の壁面を形成する壁面部6bを備えている。
また、前記圧縮機構部4には、前記圧縮室11内に冷媒ガスを吸入するための吸入ポート(図示せず)が設けられている。冷凍サイクルの冷媒は吸入管(吸入流路)12(図2参照)を介して前記吸入ポートに導入される。更に、前記シリンダ8内を前記ローラ9が公転運動することにより、吸入した冷媒を前記圧縮室11で圧縮し、この圧縮室11で圧縮された冷媒(冷媒ガス)を吐出する吐出ポート(図示せず)が前記主軸受5に形成されている。また、図2に示すように、前記吐出ポートの出口側には該吐出ポートを開閉する吐出弁(本実施例ではリード弁)13が前記主軸受5に設けられている。
前記主軸受5はその外周壁部5cで密閉容器1に溶接などで固定されている。この主軸受5に、前記シリンダ8と前記副軸受6が前記締結ボルト7で固定されている。
なお、14は前記電動機部2に電気を供給するための電源端子、15は密閉容器1の底部に形成された油溜りである。
前記油溜り15に貯留されている潤滑油(冷凍機油;油)は、クランク軸3下端に設けられた油流入部16から該クランク軸3に形成された給油通路17を経て、クランク軸3と主軸受5及び副軸受6との摺動面、偏心ピン3aとローラ9との摺動面、ローラ9とシリンダ8及びベーンとの摺動面等の圧縮機構部4の各摺動面に差圧により給油される。即ち、本実施例においては、密閉容器1内の圧力を利用して、密閉容器1内の圧力よりも低い圧力力の圧縮機構部4の摺動部へ差圧により給油する差圧給油路を形成している。
本実施例では、図1、図2に示すように、前記吐出ポート及び吐出弁13を覆うように前記主軸受5の外側(反圧縮室側)に吐出カバー18が前記締結ボルト7により前記主軸受5に固定されている。この吐出カバー18と前記主軸受5により吐出流路19が形成され、この吐出流路19に前記圧縮室11で圧縮された冷媒が前記吐出ポート及び前記吐出弁13を介して吐出される。
前記吐出流路19に吐出された冷媒には、前記圧縮機構部4の摺動部を潤滑した潤滑油が混入しており、吐出ポートから前記吐出弁13を押し上げて前記吐出流路19に吐出される。前記吐出流路19に吐出された油を含む冷媒は、吐出流路を形成している吐出カバー18の壁面に衝突することにより、油は冷媒ガスから分離され、前記壁を伝わって前記吐出流路19の底部に溜まる。一方、油を分離した圧縮冷媒ガスは吐出管20を通って圧縮機の外部、例えば冷蔵庫等の冷凍サイクルに送られる。
前記吐出流路19は、図2に示すように、前記クランク軸3の周囲を囲むように形成されており、この吐出流路19における前記吐出弁13が設けられている空間から離れた末端側には、密閉容器1内と連通する連通路21(図1参照)の開口部21aが形成されている。また、前記吐出カバー18における前記締結ボルト7が設けられている部分は内径側に突出した凸状部18aに形成されており、この凸状部18aにより、前記吐出流路19の流路幅は狭められている。これにより、吐出ポートから吐出流路19に吐出された油を含む冷媒は、吐出流路19を形成している凸状部18aの壁に衝突して油分離を効率良く行えるようにしている。
前記吐出管20の前記吐出流路19内における入口部20aは、前記凸状部18aを挟んで前記吐出ポートから反対側の吐出流路19内に開口している。前記入口部20aの径方向位置は、前記凸状部18aの内径端部よりも外径側に位置するように構成しており、吐出ポートから吐出され、油を分離した冷媒ガスは前記入口部20aに向かって曲りながら流れる。従って、油を分離した冷媒ガスに、分離した油を再び混入させることなく、吐出管20に流入するように構成されている。
なお、前記吐出管20はその入口部20aの高さ方向の中心位置も、前記吐出流路19の高さ方向の中心よりも上方に配置して、吐出管20の下端が吐出流路19の底部よりも上方に離して配置されるようにすれば、冷媒ガスへの油の再混入防止効果を更に高めることができる。
前記吐出流路19の底部は、前記連通路21が配置されている末端側に向かって、ステップ状に或いはテーバ状に深くなるように形成されている。これにより、吐出流路19の吐出弁13側で分離した油を、吐出流路19の底部に沿って前記連通路21側にスムーズに流すことができる。なお、図2は吐出流路19の底部を末端側に向かってステップ状に形成したものを示しているが、前記底部をテーバ状に形成する場合に比べて容易に製作することができる。
なお、図2において、23は、密閉容器1内の圧縮機構部4上方の空間と、圧縮機構部4下方の油溜り15側の空間とを連通する連通孔であり、図2に示す例では、前記連通孔23は主軸受5の外周側で且つ周方向に6か所設けられている。
次に、本実施例における前記連通路21付近の構成を図1~図3を用いて説明する。図3は図1のA部の部分拡大図である。
図1~図3に示すように、吐出流路19の末端側に開口している連通路21は、主軸受5に径方向に形成され、前記吐出流路19と前記密閉容器1内空間を連通するように構成されている。
また、前記連通路21の密閉容器1内への開口部側には、前記連通路21内の圧力(吐出流路19内の圧力)と、前記密閉容器1内の圧力との圧力差により前記連通路21を開閉する開閉装置22が設けられている。前記開閉装置22により、前記密閉容器1の前記潤滑油が貯留されている油溜り15の圧力を、前記吐出流路19から冷凍サイクルに吐出される冷媒の吐出圧力と、前記吸入管(吸入流路)12から圧縮機構部4に吸入される冷媒の吸入圧力との間の圧力(以下「中間圧力」とも言う)に制御されるように構成されている。
本実施例では、前記開閉装置22は、前記連通路21に設けられた弁体22aと、この弁体22aを押圧する弁ばね(弾性体)22bを有する弁機構で構成され、前記弁体22aの上流側と下流側の差圧(弁体前後の差圧)が一定値以上となった場合に前記弁体22aが開くように前記弁ばね22bの強さが決められている。
更に具体的に説明すると、前記弁機構は、前記連通路21の密閉容器側開口端の周囲に設けられた弁座22c、この弁座22cに接して前記連通路21を開閉する前記弁体22a、該弁体22aを前記弁座22c側に押圧する弁ばね22c及び前記弁ばね22cを保持し且つ前記主軸受5に固定されているリテーナ22dにより構成されている。前記弁ばね22cの強さは、潤滑油が貯留されている油溜り15の圧力が、前記吐出流路19(または前記連通路21)内の圧力である吐出圧力と、圧縮機構部4に吸入される冷媒の吸入圧力との間の圧力(中間圧力)になるように決められている。
このように構成することにより、前記連通路21(または吐出流路19)内の圧力と前記密閉容器1内の圧力との圧力差が、予め決めた一定の圧力差になると、前記弁機構の弁体22aは弁ばね22bの押圧力に打ち勝って弁座22cから離れ、前記連通路21は密閉容器1内と連通する。これにより、前記吐出流路19内で分離された油は、前記連通路21から密閉容器1内に排出され油溜り15に溜まる。また、前記弁体22aが開くことで前記密閉容器1内の圧力は上昇し、弁体22a前後の圧力差が所定値よりも小さくなると、前記弁ばね22bの押圧力で前記弁体22aは閉じられる。このように、前記弁体22aは該弁体前後(弁体の上流側と下流側)の圧力差が予め決められた値になると開閉するので、密閉容器1内の圧力を吐出圧力よりも低く、吸込圧力よりも高い任意の中間圧力の範囲に保持することができる。
本実施例によれば、密閉容器1内の圧力を吐出圧力よりも低い圧力、即ち任意の中間圧力に保持することができるから、冷媒の潤滑油への溶解量を低減することができる。また、潤滑油への冷媒の溶解量を低減できる分だけ冷凍サイクル運転をするために必要な冷媒量を増加でき、その分封入冷媒量を低減することも可能になる。従って、R600aなどの強燃性冷媒やR32などの可燃性冷媒の封入量を低減できる冷蔵庫や空気調和機等の冷凍サイクル装置を実現できる。
特に、家庭用の冷蔵庫には強燃性のR600aが使用されることが多いが、その使用量には厳しい制限があり、冷蔵庫1台あたりに封入できる冷媒量は非常に少ない量に制限されている。このため、冷媒封入量が多くなる密閉型ロータリ圧縮機の採用は困難であったが、本発明を採用することにより、効率の良い密閉型ロータリ圧縮機を採用することが可能となる。
また、本実施例では、密閉容器1内の油溜り15の圧力を吸入圧力よりも高い任意の中間圧力に保持できるので、油溜り15の油を中間圧力と吸入圧力との差圧で圧縮機構部4の各摺動部に供給することも可能になる。
このように、本実施例では、シリンダ8とローラ9が1組の1シリンダ方式、即ち多段圧縮ではなく、単段圧縮タイプの密閉型ロータリ圧縮機で、密閉容器1内の圧力を吸入圧力と吐出圧力との間の任意の中間圧力にすることを実現できる。これにより潤滑油中への冷媒溶解量を低減できると共に圧縮機構部4に差圧給油することが可能となる。従って、圧縮機構部4への給油を、ギヤポンプや粘性ポンプ等の複雑で高価なポンプを採用することなく、簡単な構成で実現することができる。
なお、図1の例では、クランク軸3下端部の給油通路17内に遠心タイプの給油ポンプも内蔵しているが、本実施例では、差圧給油が可能であるので、前記遠心ポンプは必ずしも必要なものではない。本実施例では、より給油を確実に行うための補助として簡単な構成の給油ポンプも設けているものである。
また、上述した実施例では、前記連通路21が、前記シリンダ8内で圧縮された冷媒、即ち前記吐出流路19内の冷媒の一部を前記密閉容器1内に導く例を説明したが、これに限られず、前記シリンダ8内における圧縮途中の冷媒ガスの一部を前記密閉容器1内に導くように前記連通路21を構成しても良く、同様の効果が得られる。
本実施例を採用することにより、弁ばね22bの強さを調整すれば、密閉容器1内の圧力を所望の任意の圧力範囲に調整することが可能になる。ここで、密閉容器1内の圧力が高いと潤滑油への冷媒溶解量が増えるため、冷凍サイクルへ送られる冷媒量は減少し、冷凍サイクルの効率が低下する。一方、密閉容器1内の圧力が低いと、圧縮室と密閉容器内との圧力差が大きくなるため、圧縮機構部からの圧縮冷媒の漏れが増加する。また、ベーンをローラ9に押し付けるスプリング10の押付力が増大する構成となるので摩擦損失も増加する。
このため、密閉容器1内の圧力と、密閉型ロータリ圧縮機を用いた冷凍サイクル装置の成績係数(COP)との間には、図4の線図に示す関係があることが分かった。図4において、Psは密閉型ロータリ圧縮機における吸込圧力、Pdは吐出圧力である。
図4から、密閉型ロータリ圧縮機では、密閉容器1内の圧力を吸込圧力Psと吐出圧力Pdの中間点の圧力よりも高く、吐出圧力よりも低い圧力になるように、前記開閉装置(弁機構)22の弁ばね22bの強さを調整することにより、より効率の良い密閉型ロータリ圧縮機が得られることが分かった。これを冷蔵庫や空気調和機等に採用することにより、成績係数のより高い冷凍サイクル装置を実現することも可能となる。
なお、本実施例1の説明では、上記開閉装置22として、弁ばね22bの強さを調節して、前記弁体22aの上流側と下流側の差圧が一定値以上となった場合に前記弁体22aが開くようにした弁機構で構成している例について説明したが、本発明はこの構成に限られない。例えば、前記弁体22aの上流側の圧力である吐出流路19側の圧力(吐出圧力)と、前記弁体22aの下流側の圧力である密閉容器1内の圧力を圧力センサで測定し、その圧力差が所定値より大きくなると、前記連通路21を開くように制御装置で弁を開閉するように制御する構成としても良い。
次に、図5及び図6を用いて本発明の密閉型ロータリ圧縮機の実施例2を説明する。図5及び図6において、図1~図3と同一符号を付した部分は同一或いは相当する部分であり、本実施例2の説明においては、実施例1と異なる部分を中心に説明する。
実施例1では吐出流路19と密閉容器1内を連通する連通路21を主軸受5に水平方向(クランク軸3に対し直角方向)に設けているが、本実施例2では、前記吐出流路19と前記密閉容器1内を連通する連通路21を鉛直方向(クランク軸3と平行)に設けたものである。即ち、図6に示すように、本実施例2における連通路21は、主軸受5、シリンダ8及び副軸受6を貫通する鉛直方向に設けられており、この連通路21の上端側は開口部21aを介して吐出流路19と連通し、下端側は密閉容器1内の油溜り15(図5参照)の上方に開口するように形成されている。
また、前記連通路21の下端部、即ち、密閉容器1内への開口部側には、実施例1と同様に、前記連通路21内の圧力と、前記密閉容器1内の圧力との圧力差により前記連通路21を開閉する開閉装置22が設けられている。前記開閉装置22により、前記密閉容器1内の前記潤滑油が貯留されている油溜り15の圧力を、前記吐出流路19から冷凍サイクルに吐出される冷媒の吐出圧力と、前記吸入管(吸入流路)12から圧縮機構部4に吸入される冷媒の吸入圧力との間の圧力に制御される。
本実施例2においても、前記開閉装置22は、前記連通路21に設けられた弁体22aと、この弁体22aを押圧する弁ばね(弾性体)22bを有する弁機構で構成され、前記弁体22aの上流側と下流側の差圧が一定値以上となった場合に、前記弁体22aが開くように前記弁ばね22bの強さが決められている。
前記弁機構は、具体的には、前記連通路21の密閉容器側開口端の周囲に設けられた弁座22c、この弁座22cに接して前記連通路21を開閉する前記弁体22a、該弁体22aを前記弁座22c側に押圧する弁ばね22c及び前記弁ばね22cを保持し且つ前記主軸受5に固定されているリテーナ22dにより構成されている。前記弁ばね22cの強さは、油溜り15の圧力が、圧縮機構部4から吐出される冷媒の吐出圧力と冷媒の吸入圧力との間の圧力になるように決められている。
このように構成することにより、実施例1と同様に、密閉容器1内の圧力と連通路21内の圧力との圧力差が所定の圧力差になると、前記弁体22aは弁ばね22bの押圧力に打ち勝って弁座22cから離れ、前記連通路21は密閉容器1内と連通する。これにより、前記吐出流路19内で分離された油は、前記連通路21から密閉容器1内に排出され、油溜り15に溜まる。また、前記弁体22aが開くことで前記密閉容器1内の圧力は上昇し、弁体22a前後の圧力差が所定値よりも小さくなると、前記弁体22aは閉じられる。このように、前記弁体22aは該弁体前後の圧力差が予め決められた値になると開閉するので、密閉容器1内の圧力は、吐出圧力よりも低く吸込圧力よりも高い、弁ばね22bの押付力に応じた任意の中間圧力範囲に保持できる。
本実施例2のように構成しても、実施例1と同様に、密閉容器1内の圧力を吐出圧力よりも低い圧力に保持することができ、冷媒の潤滑油への溶解量を低減できる。従って、潤滑油への冷媒の溶解量を低減できるので、冷凍サイクル運転をするために必要な冷媒量を増加でき、その分封入冷媒量を低減することも可能になる。
また、本実施例では、密閉容器1内の油溜り15の圧力を吸入圧力よりも高い中間圧力に保持できるので、油溜り15の油を、中間圧力と吸入圧力との差圧で圧縮機構部4の各摺動部に供給できる。
このように、本実施例2においても、密閉型ロータリ圧縮機で、密閉容器1内の圧力を吸入圧力と吐出圧力との間の圧力にすることを実現できる。従って、冷媒封入量を低減できると共に圧縮機構部4に差圧給油することも可能となり、圧縮機構部4への給油を簡単な構成で実現することができる。
なお、上述した実施例1及び2では、密閉型ロータリ圧縮機100の圧縮機構部4が、シリンダ8とローラ9が1組の1シリンダ方式(シングルタイプ)の密閉型ロータリ圧縮機に本発明を適用した場合について説明したが、本発明は1シリンダ方式の密閉型ロータリ圧縮機には限られない。即ち、前記圧縮機構部4が、シリンダ8とローラ9を2組備えた2シリンダ方式で単段圧縮の密閉型ロータリ圧縮機にも同様に適用できるものである。この2シリンダ方式の密閉型ロータリ圧縮機に本発明を適用する場合、主軸受5と副軸受6との間に、シリンダ8とローラ9を、中仕切板を挟んで両側にそれぞれ配置する。また、上側のシリンダ(圧縮要素)に対しては、主軸受(上軸受)に、実施例1や実施例2と同様に、吐出カバー18を設け、下側のシリンダ(圧縮要素)に対しては、副軸受(下軸受)に、実施例1や実施例2と同様の吐出カバーを設けるようにすれば良い。更に、少なくとも何れか一方のシリンダから吐出された冷媒の一部を、前記連通路21と前記弁機構(開閉装置22)を介して前記密閉容器1内に導く構成とすれば良い。
次に、本発明に係る密閉型ロータリ圧縮機を搭載した機器の一例である冷蔵庫について説明する。図7は、本発明に係る密閉型ロータリ圧縮機(圧縮機)100を搭載した冷蔵庫200の縦断面図である。
冷蔵庫200は断熱箱体201を有している。圧縮機は、上述した実施例1や実施例2の密閉型ロータリ圧縮機100が採用され、前記断熱箱体201と仕切部203で囲まれた領域であって、冷凍サイクル装置である冷蔵庫200の下方側に設置されている。
前記密閉型ロータリ圧縮機100、放熱パイプ等で構成された凝縮器、キャピラリーチューブや膨張弁で構成された膨張装置、冷却器202等で構成された蒸発器を繋ぐことで、R600a等の強燃性冷媒を用いた冷凍サイクルが形成されている。
冷蔵庫200は、貯蔵室の一例として冷蔵室204、上段冷凍室205、下段冷凍室206、野菜室207を有しており、これら庫内空間は、前記密閉型ロータリ圧縮機100の駆動により、冷凍サイクル(図示せず)が動作することで冷却される。
前述した通り、家庭用の冷蔵庫には強燃性のイソブタンが使用されることが多いが、その使用量には厳しい制限がある。即ち、冷蔵庫1台あたりに封入できるイソブタンの使用量は100g以下に制限されている。このため、レシプロ式の圧縮機に比べ、一般的に冷媒封入量が多くなる密閉型ロータリ圧縮機の採用は困難であったが、本発明を採用することにより、冷媒封入量を低減できるので、効率の良い密閉型ロータリ圧縮機を家庭用冷蔵庫に採用することが可能となる。
なお、図7では本発明に係る密閉型ロータリ圧縮機100を搭載する機器として冷蔵庫を例にとり説明したが、本発明の密閉型ロータリ圧縮機100は冷蔵庫に限られず、空気調和機や冷凍冷蔵ショーケース等の種々の冷凍サイクル装置に適用できる。
また、本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。
更に、上述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
1:密閉容器、2:電動機部、3:クランク軸、3a:偏心ピン、
4:圧縮機構部、5:主軸受(軸受部)、5b:壁面部、5c:外周壁部、
6:副軸受(軸受部)、6a:ボス部、6b:壁面部、7:締結ボルト、
8:シリンダ、9:ローラ、10:スプリング、11:圧縮室、
12:吸入管(吸入流路)、13:吐出弁、14;電源端子、
15:油溜り、16:油流入部、17:給油通路、
18:吐出カバー、18a:凸状部、19:吐出流路、
20:吐出管、20a:入口部、21:連通路、21a:開口部、
22:開閉装置(弁機構)、22a:弁体、22b:弁ばね(弾性体)、
22c:弁座、22d:リテーナ、23:連通孔、
100:密閉型ロータリ圧縮機、
200:冷蔵庫、201:断熱箱体、202:冷却器、203:仕切部、
204:冷蔵室、205:上段冷凍室、206:下段冷凍室、207:野菜室。

Claims (10)

  1. 潤滑油を貯留する油溜りを有する密閉容器と、
    前記密閉容器内に設けられ、シリンダと、該シリンダ内で偏心回転するローラと、このローラを揺動させるクランク軸と、該クランク軸を支持する軸受部を備える圧縮機構部と、
    前記圧縮機構部の前記シリンダ内に冷媒を吸入する吸入流路と、
    前記圧縮機構部で圧縮された冷媒を吐出する吐出流路を備える密閉型ロータリ圧縮機であって、
    前記シリンダ内で圧縮された冷媒または圧縮途中の冷媒の一部を前記密閉容器に導く連通路と、
    前記連通路内の圧力と前記密閉容器内の圧力との圧力差により前記連通路を開閉し、前記密閉容器内の前記潤滑油が貯留されている油溜りの圧力を、前記吐出流路から吐出される冷媒の吐出圧力と、前記吸入流路から吸入される冷媒の吸入圧力との間の圧力に調整する開閉装置と、
    を備えることを特徴とする密閉型ロータリ圧縮機。
  2. 請求項1に記載の密閉型ロータリ圧縮機であって、前記開閉装置は、前記連通路に設けられた弁と、この弁を押圧する弾性体を有する弁機構で構成され、前記弁の上流側と下流側の差圧が一定値以上となった場合に前記弁が開くように前記弾性体の強さが決められていることを特徴とする密閉型ロータリ圧縮機。
  3. 請求項2に記載の密閉型ロータリ圧縮機であって、前記弾性体は弁ばねであることを特徴とする密閉型ロータリ圧縮機。
  4. 請求項1に記載の密閉型ロータリ圧縮機であって、前記密閉容器の油溜りに貯留されている潤滑油が、密閉容器内の圧力よりも低い圧力の前記圧縮機構部の摺動部に差圧により供給される差圧給油路を備えていることを特徴とする密閉型ロータリ圧縮機。
  5. 請求項1に記載の密閉型ロータリ圧縮機であって、前記連通路は、前記シリンダ内で圧縮されて吐出された吐出ガスが流れる吐出流路から分岐して前記密閉容器内に開口する通路であり、前記吐出流路に流入した吐出ガスの一部を、前記開閉装置を介して前記密閉容器内に導き、前記吐出流路に流入した吐出ガスの残りは前記吐出流路に接続された吐出管を介して圧縮機の外部に吐出されることを特徴とする密閉型ロータリ圧縮機。
  6. 請求項1に記載の密閉型ロータリ圧縮機であって、前記連通路は、前記シリンダ内で圧縮されている圧縮途中の冷媒ガスの一部を導入する流路であることを特徴とする密閉型ロータリ圧縮機。
  7. 請求項1に記載の密閉型ロータリ圧縮機であって、前記圧縮機構部は。前記シリンダと前記ローラが1組の1シリンダ方式であることを特徴とする密閉型ロータリ圧縮機。
  8. 請求項1に記載の密閉型ロータリ圧縮機であって、前記圧縮機構部は、前記シリンダと前記ローラが2組設けられた2シリンダ方式であり、少なくとも何れか一方のシリンダから吐出された冷媒の一部を前記連通路と前記開閉装置を介して前記密閉容器内に導く構成としていることを特徴とする密閉型ロータリ圧縮機。
  9. 圧縮機、凝縮器、膨張弁、蒸発器を備え、冷媒として強燃性冷媒を使用して冷凍サイクルを構成し、前記蒸発器で冷気を作り出して庫内に放出する冷蔵庫であって、前記圧縮機として請求項1に記載の密閉型ロータリ圧縮機を用いていることを特徴とする密閉型ロータリ圧縮機を用いた冷蔵庫。
  10. 請求項9に記載の密閉型ロータリ圧縮機を用いた冷蔵庫であって、前記強燃性冷媒としてイソブタン(R600a)を用い、前記イソブタンの冷凍サイクルへの封入量は100g以下であることを特徴とする密閉型ロータリ圧縮機を用いた冷蔵庫。
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