JP2022147115A - Fluid sterilizer - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の実施形態は、流体殺菌装置に関する。 Embodiments of the present invention relate to fluid disinfection devices.
水などの流体に紫外線を照射して、流体を殺菌する流体殺菌装置がある。例えば、流体が流れる筒部と、筒部の端部に設けられ、筒部の内部に紫外線を照射する光源と、を備えた流体殺菌装置が提案されている。この場合、光源から照射された紫外線の一部は、筒部の内部を流れる流体に直接照射される。また、光源から照射され、筒部の内側面に入射した紫外線は、筒部の内部で反射を繰り返しながら伝搬していく。 There is a fluid sterilization device that irradiates a fluid such as water with ultraviolet rays to sterilize the fluid. For example, a fluid sterilization device has been proposed that includes a tubular portion through which fluid flows, and a light source that is provided at the end of the tubular portion and irradiates the inside of the tubular portion with ultraviolet rays. In this case, part of the ultraviolet rays emitted from the light source is directly applied to the fluid flowing inside the cylindrical portion. In addition, the ultraviolet rays emitted from the light source and incident on the inner surface of the cylindrical portion propagate while being repeatedly reflected inside the cylindrical portion.
この様な流体殺菌装置は、例えば、海水や地下水などの処理にも用いることができる。ところが、海水や地下水などには、砂、微生物の死骸、無機塩などの異物が含まれている。そのため、流体殺菌装置をこの様な用途に用いると、異物が、流体殺菌装置の接液部分に付着して、殺菌効率が低下する場合がある。 Such a fluid sterilizer can also be used, for example, to treat seawater, groundwater, and the like. However, seawater, groundwater, and the like contain foreign substances such as sand, dead microorganisms, and inorganic salts. Therefore, when the fluid sterilizer is used for such applications, foreign matter may adhere to the wetted portion of the fluid sterilizer, resulting in a decrease in sterilization efficiency.
例えば、光源と流路との間に設けられた窓に異物が付着すると、光源から流体に向けて照射された紫外線の一部が遮光される。筒部の内側面に異物が付着すると、反射率が低下する。そのため、殺菌効率が低下することになる。 For example, if a foreign object adheres to a window provided between the light source and the flow path, part of the ultraviolet rays emitted from the light source to the fluid is blocked. If foreign matter adheres to the inner surface of the cylindrical portion, the reflectance decreases. Therefore, the sterilization efficiency is lowered.
この場合、流体殺菌装置を分解して異物を除去すると、手間と時間がかかり、また、流体殺菌装置の可動率も低くなる。
一般的な清掃手段には、スクレーパなどの掻き取り装置、超音波振動装置、薬剤を用いた清掃などがあるが、これらを流体殺菌装置に用いると新たな課題が生じる。
In this case, if the fluid sterilizer is disassembled to remove the foreign matter, it takes time and effort, and the operating rate of the fluid sterilizer is low.
Common cleaning means include a scraping device such as a scraper, an ultrasonic vibration device, cleaning using chemicals, and the like.
例えば、スクレーパなどの掻き取り装置を流体殺菌装置の内部に設けると、掻き取り装置により紫外線が遮光されて、流体への紫外線の照射量が減少する。
超音波振動装置を流体殺菌装置に設けると、流体殺菌装置に設けられた要素が震動により破損したり、劣化したりするおそれがある。また、超音波振動装置は高価であるため、流体殺菌装置の製造コストが増大する。
薬剤を流体殺菌装置に供給すると、流体殺菌装置に設けられた要素が薬剤により腐食したり、劣化したりするおそれがある。また、環境負荷も大きくなるおそれがある。
そこで、異物の除去と殺菌効率の向上とを図ることができる流体殺菌装置の開発が望まれていた。
For example, when a scraping device such as a scraper is provided inside the fluid sterilization device, the scraping device shields the ultraviolet rays and reduces the irradiation amount of the ultraviolet rays to the fluid.
If the ultrasonic vibration device is provided in the fluid sterilizer, there is a risk that the elements provided in the fluid sterilizer may be damaged or deteriorated by the vibration. Moreover, since the ultrasonic vibration device is expensive, the manufacturing cost of the fluid sterilization device increases.
When chemicals are supplied to the fluid sterilizer, the chemicals may corrode or degrade elements provided in the fluid sterilizer. In addition, the environmental load may increase.
Therefore, development of a fluid sterilizer capable of removing foreign matter and improving sterilization efficiency has been desired.
本発明が解決しようとする課題は、異物の除去と殺菌効率の向上とを図ることができる流体殺菌装置を提供することである。 The problem to be solved by the present invention is to provide a fluid sterilization device capable of removing foreign matter and improving sterilization efficiency.
実施形態に係る流体殺菌装置は、筒部と;前記筒部の内部に紫外線を照射する光源と;前記筒部の一方の端部に設けられた供給ヘッドと;前記筒部の他方の端部に設けられた排出ヘッドと;前記供給ヘッドに接続された第1の配管と;前記第1の配管、または、前記供給ヘッドに接続された第2の配管と;前記第2の配管に設けられ、前記第2の配管の内部を流れる流体に複数の気泡を含ませる気泡生成部と;を具備している。 A fluid sterilizer according to an embodiment includes a cylinder; a light source for irradiating the inside of the cylinder with ultraviolet rays; a supply head provided at one end of the cylinder; and the other end of the cylinder. a first pipe connected to the supply head; a second pipe connected to the first pipe or the supply head; a second pipe provided to the second pipe , and a bubble generator that causes the fluid flowing through the second pipe to contain a plurality of bubbles.
本発明の実施形態によれば、異物の除去と殺菌効率の向上とを図ることができる流体殺菌装置を提供することができる。 According to the embodiments of the present invention, it is possible to provide a fluid sterilization device capable of removing foreign matter and improving sterilization efficiency.
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について例示をする。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。 Hereinafter, embodiments will be illustrated with reference to the drawings. In addition, in each drawing, the same reference numerals are given to the same constituent elements, and detailed description thereof will be omitted as appropriate.
図1は、本実施の形態に係る流体殺菌装置1を例示するための模式断面図である。
図1に示すように、流体殺菌装置1は、例えば、筒部2、反射部3、供給ヘッド4、排出ヘッド5、光源6、窓7、冷却部8、カバー9、気泡生成部10、および気泡含有量制御部11を有する。
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view for illustrating a
As shown in FIG. 1, the
筒部2は、筒状を呈し、両側の端部が開口している。筒部2は、例えば、円筒管とすることができる。筒部2の材料は、紫外線、および殺菌の対象となる流体301aに対する耐性があれば特に限定はない。筒部2の材料は、例えば、ステンレス、石英ガラス、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などのフッ素樹脂とすることができる。
The
反射部3は、筒部2の外側面に設けることができる。筒部2が、石英ガラスなどのように紫外線を透過する材料から形成される場合がある。光源6から照射された紫外線の一部が筒部2を透過して外部に漏れると、流体殺菌装置1の処理能力が低下する。筒部2の外側面に反射部3が設けられていれば、筒部2の外部に向かう紫外線を筒部2の内部に向けて反射させることができる。そのため、光源6から照射された紫外線の利用効率を向上させることができるので、発光素子61の数を少なくすることが可能となる。発光素子61の数が少なくなれば、光源6の小型化や低コスト化を図ることができる。
The reflecting
反射部3は、紫外線の反射率が高い材料から形成される。反射部3の材料は、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、二酸化ケイ素などである。反射部3は、板状を呈し、筒部2の外側面に取り付けることができる。また、スパッタリング法や蒸着法などの成膜法を用いて、筒部2の外側面に膜状の反射部3を形成することもできる。
The reflecting
また、反射部3が筒部2の外側面に設けられる場合を例示したが、反射部3が筒部2の内側面に設けられていてもよい。ただし、反射部3と流体301a(例えば、水)が接触することで腐食などが生じたり、反射部3の材料が溶け出したりする場合には、筒部2の外側面に反射部3を設けることが好ましい。
Moreover, although the case where the
また、反射部3は省くこともできる。例えば、筒部2が、紫外線を反射する材料(例えば、ステンレス、白色の無機材料、白色の樹脂など)から形成される場合には、反射部3を省くことができる。
Also, the
供給ヘッド4は、筒部2の一方の端部に設けられている。供給ヘッド4は、例えば、円柱状を呈し、内部に孔4aを有する。図1に例示をした孔4aは、供給ヘッド4の筒部2側の端面と側面に開口している。供給ヘッド4の端面に設けられた開口は、筒部2の内部とつながっている。供給ヘッド4の側面に設けられた開口は、供給口4a1となる。
The
また、孔4aの、筒部2側の内壁には、Oリングなどのシール部材4bを設けることができる。シール部材4bは、供給ヘッド4と筒部2との間が液密となるように封止する。また、フィルタや整流板などを孔4aの内部に設けることもできる。
A sealing
供給ヘッド4の材料は、流体301aと紫外線に対する耐性があれば特に限定がない。供給ヘッド4の材料は、例えば、ステンレスなどの金属とすることができる。
The material of the
排出ヘッド5は、筒部2の他方の端部に設けられている。排出ヘッド5は、例えば、円柱状を呈し、孔5aおよび孔5dを有する。孔5aの筒部2側の開口は、筒部2の内部とつながっている。孔5aの筒部2側とは反対側の開口は、排出ヘッド5の側面に設けられた排出口5a1となる。排出口5a1には、配管202を介して、タンクや洗浄装置などを接続することができる。
The
また、孔5aの、筒部2側の内壁には、Oリングなどのシール部材5bを設けることができる。シール部材5bは、排出ヘッド5と筒部2との間が液密となるように封止する。 排出ヘッド5の材料は、殺菌済みの流体301bと紫外線に対する耐性があれば特に限定がない。排出ヘッド5の材料は、例えば、ステンレスなどの金属とすることができる。
Further, a sealing
また、孔5aは屈曲した流路となっている。孔5aは、排出ヘッド5の筒部2側の端面に略平行な流路5a2と、排出ヘッド5の軸方向に延びる流路5a3とを有する。
Moreover, the
流路5a2は、排出ヘッド5の筒部2側の端面に開口している。また、流路5a2の内壁には、窓7が露出している。流路5a2は、例えば、円板状の空間である。
流路5a3の一方の端部は、流路5a2の周縁近傍に接続されている。流路5a3の他方の端部には、排出口5a1が接続されている。流路5a3は、例えば、円筒状の空間である。
The
One end of the channel 5a3 is connected to the vicinity of the periphery of the channel 5a2. The discharge port 5a1 is connected to the other end of the flow path 5a3. The flow path 5a3 is, for example, a cylindrical space.
流路5a2に照射された紫外線の一部は、筒部2の内部に照射される。また、筒部2の内部に照射された紫外線の一部は、反射部3により反射される。そのため、筒部2の内部において流体301aの殺菌が行われる。
孔5dは、排出ヘッド5の、筒部2側とは反対側の端面と、流路5a2とに開口している。
A part of the ultraviolet rays irradiated to the flow path 5a2 is irradiated to the inside of the
5 d of holes are open to the end surface on the side opposite to the
光源6は、筒部2の内部に紫外線を照射する。光源6は、例えば、排出ヘッド5に着脱自在に設けられている。
光源6は、例えば、発光素子61、基板62、およびホルダ63を有する。
発光素子61は、基板62に設けられ、窓7に向けて紫外線を照射する。発光素子61は、少なくとも1つ設けることができる。発光素子61が複数設けられる場合には、複数の発光素子61を直列接続することができる。発光素子61は、紫外線を発生させる素子であれば特に限定はない。発光素子61は、例えば、発光ダイオードやレーザダイオードなどとすることができる。
The
The
The light emitting element 61 is provided on the substrate 62 and irradiates the window 7 with ultraviolet rays. At least one light emitting element 61 can be provided. When a plurality of light emitting elements 61 are provided, the plurality of light emitting elements 61 can be connected in series. The light emitting element 61 is not particularly limited as long as it is an element that generates ultraviolet rays. The light emitting element 61 can be, for example, a light emitting diode, a laser diode, or the like.
発光素子61から照射される紫外線のピーク波長は、殺菌効果があれば特に限定はない。ただし、ピーク波長が260nm~280nmであれば、殺菌効果を向上させることができる。そのため、ピーク波長が260nm~280nmの紫外線を照射可能な発光素子61とすることが好ましい。 The peak wavelength of the ultraviolet rays emitted from the light emitting element 61 is not particularly limited as long as it has a sterilizing effect. However, if the peak wavelength is 260 nm to 280 nm, the sterilization effect can be improved. Therefore, it is preferable that the light-emitting element 61 can irradiate ultraviolet rays having a peak wavelength of 260 nm to 280 nm.
基板62は、板状を呈し、ホルダ63の窓7側の面に設けられている。基板62の一方の面には、配線パターンを設けることができる。基板62の材料は、紫外線に対する耐性を有するものとすることが好ましい。基板62の材料は、例えば、酸化アルミニウムなどのセラミックスとすることができる。基板62は、金属板の表面を無機材料で覆ったもの(メタルコア基板)とすることもできる。基板62の材料がセラミックスなどであったり、基板62がメタルコア基板であったりすれば、紫外線に対する耐性と、高い放熱性を得ることができる。
The substrate 62 has a plate shape and is provided on the surface of the
ホルダ63は、排出ヘッド5に着脱自在に設けることができる。発光素子61は放電ランプなどに比べて長寿命ではあるが、点灯時間が長くなれば発光効率が低下する。また、発光素子61が故障して不灯になることも考えられる。ホルダ63が排出ヘッド5に着脱自在に設けられていれば、発光素子61の交換を容易とすることができる。
The
ホルダ63は、例えば、フランジ63aと凸部63bを有する。フランジ63aと凸部63bは一体に形成することができる。
フランジ63aは、板状を呈し、排出ヘッド5の、筒部2側とは反対側の端面に取り付けられる。フランジ63aは、例えば、ネジなどの締結部材を用いて排出ヘッド5に取り付けられる。
The
The
凸部63bは、フランジ63aの、筒部2側の面に設けられている。凸部63bの、筒部2側の端面には、発光素子61が実装された基板62を設けることができる。凸部63bは、排出ヘッド5に対する発光素子61の位置を決める機能を有する。例えば、凸部63bの側面を、排出ヘッド5の孔5dの内壁に接触させることができる。この様にすれば、排出ヘッド5に対する発光素子61の位置を決めることができる。
The
排出ヘッド5の孔5dと流路5a2は、窓7により仕切られているので、流路5a2に流体301aがある状態でも、光源6の着脱が可能となる。そのため、メンテナンス性の向上を図ることができる。
Since the
また、ホルダ63は、発光素子61において発生した熱を外部に放出する機能を有する。そのため、ホルダ63は、熱伝導率の高い材料から形成することが好ましい。ホルダ63は、例えば、アルミニウム、銅、ステンレスなどの金属から形成することができる。また、ホルダ63の、発光素子61側とは反対側の端面や、側面などに放熱フィンを設けることもできる。
Further, the
窓7は、板状を呈し、排出ヘッド5の孔5dの内壁に液密となるように設けられている。窓7の一方の面は、排出ヘッド5に設けられた流路5a2に露出している。窓7と発光素子61との間には空間5d1を設けることができる。窓7は、紫外線を透過させることができ、且つ、紫外線と流体301aに対する耐性を有する材料から形成される。窓7は、例えば、石英ガラスや、紫外線を透過するフッ素樹脂などから形成される。
The window 7 has a plate shape and is provided on the inner wall of the
また、窓7の、発光素子61側の面には、反射防止膜を設けることもできる。反射防止膜が設けられていれば、発光素子61から照射された紫外線が窓7により反射されて、流体301aに照射され難くなるのを抑制することができる。すなわち、発光素子61から照射された紫外線の利用効率を向上させることができる。
An antireflection film may be provided on the surface of the window 7 on the light emitting element 61 side. If the antireflection film is provided, it is possible to prevent the ultraviolet rays emitted from the light emitting element 61 from being reflected by the window 7 and becoming difficult to be emitted to the
また、窓7の筒部2側の面には、防汚膜を設けることもできる。後述するように、流体301aには異物が含まれている場合がある。異物が窓7に付着すると、発光素子61から照射された紫外線が窓7を透過し難くなる。防汚膜が設けられていれば、異物が窓7に付着するのを抑制することができる。
Also, an antifouling film can be provided on the surface of the window 7 on the
冷却部8は、例えば、ホルダ63の、発光素子61側とは反対側に設けることができる。冷却部8は、例えば、ホルダ63に空気を供給するファンなどである。ホルダ63に放熱フィンが設けられる場合には、冷却部8は、放熱フィンに空気を供給するファンとすることができる。また、冷却部8は、例えば、ホルダ63に設けられた流路に液体を供給するものとしてもよい。すなわち、冷却部8は、空冷式であってもよいし、液冷式であってもよい。
The
なお、発光素子61の数や発熱量、流体301aの温度や流量などによっては冷却部8を省くこともできる。ただし、冷却部8が設けられていれば、発光素子61の数や印加電力などを増加させても、発光素子61の温度が最大ジャンクション温度を越え難くなる。
Note that the
また、冷却部8が設けられていれば、流体301aの温度が高くなったり、温度の高い流体301aの流量が増加したりしても、発光素子61の温度が最大ジャンクション温度を越え難くなる。そのため、対応可能な流体301aの範囲を広げることができる。
Moreover, if the
カバー9は、筒状を呈し、内部のに筒部2および反射部3を収納する。カバー9の材料は、ある程度の剛性を有するものであれば特に限定はない。カバー9の材料は、例えば、ステンレスなどの金属とすることができる。カバー9は、例えば、供給ヘッド4と排出ヘッド5に固定することができる。カバー9の固定方法には特に限定がない。例えば、カバー9の一方の端部を供給ヘッド4に設けられた溝の内部に設け、カバー9の他方の端部を排出ヘッド5に設けられた溝の内部に設けることができる。また、例えば、カバー9の両側の端部のそれぞれにフランジを設け、一方のフランジを供給ヘッド4にネジなどで固定し、他方のフランジを排出ヘッド5にネジなどで固定してもよい。
The
ここで、流体殺菌装置1は、例えば、海水や地下水などの人工的に浄化されていない流体の処理にも用いることができる。ところが、人工的に浄化されていない流体には、砂、微生物の死骸、無機塩などの異物が含まれている。また、人工的に浄化された流体であっても、無機塩などの異物が含まれている場合がある。異物を含む流体301aが流体殺菌装置1に供給されると、異物が、筒部2、供給ヘッド4、および排出ヘッド5の内壁や、窓7の筒部2側の面などに付着したり、析出したりする場合がある。
Here, the
前述したように、窓7の筒部2側の面に防汚膜を設ければ、異物が窓7に付着したり、析出したりするのを抑制することができる。しかしながら、海水や地下水などの人工的に浄化されていない流体の場合には、含まれている異物の量が多いので、防汚膜を設けても、異物が窓7に付着したり、析出したりする場合がある。人工的に浄化された流体や、含まれている異物の量が少ない流体であっても、処理時間が長くなれば異物が窓7に付着したり、析出したりする場合がある。
As described above, if an antifouling film is provided on the surface of the window 7 on the
そこで、本実施の形態に係る流体殺菌装置1には、気泡生成部10が設けられている。 気泡生成部10は、供給ヘッド4に供給される流体301aに複数の気泡301cを含ませる。
供給ヘッド4に、複数の気泡301cを含む流体301aが供給されれば、供給ヘッド4、筒部2、および排出ヘッド5の内壁や、窓7の面などに付着したり、析出したりした異物を除去することができる。
Therefore, the
When the
ここで、まず、気泡生成部10により生成される気泡301cについて説明する。
例えば、気泡301cが、異物と、内壁や窓7の面などとの間に侵入することで、異物が剥離されると考えられる。また、侵入した複数の気泡301cが合体することでクサビの効果が発現し、異物が剥離されると考えられる。また、気泡301cが破裂した際に衝撃波が生じ、衝撃波により異物が剥離されると考えられる。また、これらの作用が複合的に生じることで、異物がさらに剥離され易くなると考えられる。
Here, first, the
For example, it is conceivable that the
この場合、気泡301cか小さくなれば、気泡301cが、異物と、内壁や窓7の面などとの間に侵入し易くなる。また、気泡301cと流体301aとの間には界面張力が働くので、気泡301cの内圧が高くなる。界面張力は、気泡301cの大きさに反比例するので、気泡301cか小さくなれば、気泡301cの内圧が高くなる。そのため、気泡301cか小さくなれば、気泡301cが破裂した際に大きな衝撃波を生じさせたり、気泡301cが流体301aの内部に存在できる時間を長くしたりすることができる。この場合、気泡301cが破裂した際に大きな衝撃波が生じれば、異物を剥離するのが容易となる。また、気泡301cが破裂した際にフリーラジカルが生成されて、殺菌作用が生じると考えられる。気泡301cが流体301aの内部に存在できる時間を長くすることができれば、下流に設けられた窓7などにも気泡301cを到達させるのが容易となる。
In this case, if the size of the
またさらに、気泡301cが大きくなると、気泡301cにより、紫外線が反射されやすくなる。気泡301cにより、紫外線が反射されると、筒部2の内部に照射された紫外線の透過率が低下する。紫外線の透過率が低下すると、紫外線が到達する領域(殺菌が行われる領域)が小さくなるので、殺菌効果が低下することになる。
Furthermore, when the
表1は、流体の種類、気泡301cの大きさ(例えば、直径)、および紫外線の透過率の関係を例示するための表である。
表1から分かるように、気泡301cの大きさが1μmを超えると、水道水(人工的に浄化された流体)であっても、海水(人工的に浄化されていない流体)であっても、紫外線の透過率が低下する。
これに対して、気泡301cの大きさが1μm以下であれば、水道水であっても、海水であっても、紫外線の透過率をほぼ100%にすることができる。このことは、気泡301cの大きさを1μm以下とすれば、殺菌効果を向上させることができることを意味する。
Table 1 is a table for illustrating the relationship between the type of fluid, the size (eg, diameter) of the
As can be seen from Table 1, when the size of the air bubbles 301c exceeds 1 μm, whether tap water (artificially purified fluid) or seawater (artificially unpurified fluid), UV transmittance is reduced.
On the other hand, if the size of the
表2は、筒部2の長さ、気泡301cの大きさ(例えば、直径)、および紫外線の光量の割合の関係を例示するための表である。
紫外線の光量の割合は、(筒部2の、発光素子61側とは反対側の端部における光量/筒部2の、発光素子61側の端部における光量)×100(%)としている。
液体は、水道水としている。
Table 2 is a table for exemplifying the relationship between the length of the
The ratio of the amount of ultraviolet light is (amount of light at the end of
The liquid is tap water.
表2から分かるように、気泡301cの大きさが1μmを超えると、筒部2が長くなるほど紫外線の光量の割合が顕著に低くなる。
これに対して、気泡301cの大きさが1μm以下であれば、筒部2が長くなっても、紫外線の光量の割合が低下するのを抑制することができる。このことは、気泡301cの大きさを1μm以下とすれば、筒部2が長くなっても殺菌効果を維持することができることを意味する。
As can be seen from Table 2, when the size of the
On the other hand, if the size of the
以上に説明した様に、気泡301cは、大きさが1μm以下のファインバブル(ウルトラファインバブルとも称される)とすることが好ましい。
As described above, the
次に、気泡生成部10の構成について説明する。
図1に示すように、気泡生成部10は、例えば、本体部10a、およびガス供給部10bを有する。
本体部10aは、供給されたガスから複数の気泡301cを生成し、本体部10aに流入した流体301aに含ませる。複数の気泡301cを含む流体301aは、本体部10aから排出されて、供給ヘッド4に流入する。供給ヘッド4に流入した複数の気泡301cを含む流体301aは、筒部2の内部を流れ、排出ヘッド5の孔5aおよび窓7の面に供給される。この際、前述した気泡301cの作用により、供給ヘッド4、筒部2、および排出ヘッド5の内壁や、窓7の面などにある異物が、除去され、除去された異物が排出口5a1から排出される。
Next, the configuration of the
As shown in FIG. 1, the
The
大きさが1μm以下のファインバブルは、例えば、高速旋回流や急激な圧力変化を生じさせることで大きな気泡を粉砕したり、微細な孔からガスを噴出させたり、障害物により大きな気泡をせん断したりすることで生成することができる。また、ファインバブルは、ガスを溶解させた流体301aの圧力を急減させたり、温度を上昇させたり、超音波振動を加えたりして生成することもできる。なお、ファインバブルの生成には既知の技術を適用することができるので、詳細な説明は省略する。 Fine bubbles with a size of 1 μm or less, for example, crush large bubbles by generating a high-speed swirling flow or sudden pressure change, eject gas from fine holes, or shear large bubbles by obstacles. It can be generated by Fine bubbles can also be generated by rapidly reducing the pressure of the fluid 301a in which gas is dissolved, by increasing the temperature, or by applying ultrasonic vibrations. Note that a known technique can be applied to generate fine bubbles, so a detailed description is omitted.
ガス供給部10bは、本体部10a、または本体部10aに流入する流体301aにガスを供給する。なお、例えば、本体部10aが、急激な圧力変化により気泡301cを生成するものである場合には、ベンチュリ効果により雰囲気中の空気が本体部10aの内部に引き込まれる。そのため、この様な場合には、ガス供給部10bを省くことができる。 また、本体部10aとガス供給部10bの間に開閉弁10cを設けることもできる。
The
ガス供給部10bにより供給されるガスは、例えば、空気とすることができる。供給されるガスが空気であれば、流体殺菌装置1が設置される雰囲気中のガスを供給すればよいので、コストの低減を図ることができる。供給されるガスが空気の場合には、ガス供給部10bは、例えば、ポンプやブロアなどとすることができる。
The gas supplied by the
また、気泡301cに含まれるガスの成分を適宜選択することで、異物を分解させたり、異物を溶解させて剥離し易くしたり、殺菌効果を生じさせたりすることもできる。例えば、供給されるガスをオゾンとすれば、有機物を含む異物を分解したり、有機物を含む異物を溶解させて剥離し易くしたり、殺菌効果を生じさせたりすることができる。供給されるガスは、例えば、流体301aと化学反応して、流体301aの成分を水素化するものであってもよい。供給されるガスが特定のガスである場合には、ガス供給部10bは、例えば、特定のガスを発生させる装置(例えば、オゾン発生装置)や、特定のガスが収納された圧力ボンベなどとすることができる。
Further, by appropriately selecting the components of the gas contained in the
次に、気泡生成部10の配置について説明する。
図1に示すように、流体殺菌装置1には、例えば、配管200(第1の配管の一例に相当する)、および配管201(第2の配管の一例に相当する)を設けることができる。
配管200の一方の端部は、例えば、供給ヘッド4の供給口4a1に接続されている。配管200の他方の端部は、例えば、ポンプなどの流体301aの供給源に接続されている。
配管201の一方の端部は、例えば、供給ヘッド4の供給口4a1の近傍において、配管200に接続されている。配管201の他方の端部は、例えば、供給ヘッド4の供給口4a1から離隔した位置において、配管200に接続されている。気泡生成部10は、例えば、配管201に設けられている。
Next, the arrangement of the
As shown in FIG. 1, the
One end of the
One end of the
ポンプなどの供給源から供給された流体301aの一部は、配管200を介して供給ヘッド4に供給される。
また、ポンプなどの供給源から供給された流体301aの一部は、配管201に供給される。配管201には気泡生成部10が設けられているので、配管201の内部を流れる流体301aに複数の気泡301cを含ませることができる。複数の気泡301cを含む流体301aは、配管200に供給される。配管200の内部を流れる流体301aと、配管201から配管200に供給された複数の気泡301cを含む流体301aと、が混合されて、供給ヘッド4に供給される。そのため、前述した気泡301cの作用により、供給ヘッド4、筒部2、および排出ヘッド5の内壁や、窓7の面などにある異物が、除去される。
A portion of the fluid 301 a supplied from a supply source such as a pump is supplied to the
Also, part of the fluid 301 a supplied from a supply source such as a pump is supplied to the
ここで、配管201を設けずに、配管200に気泡生成部10を設けると、供給ヘッド4に供給される流体301aの流量が、気泡生成部10が複数の気泡301cを生成するのに適した配管寸法(例えば、内径)などにより制限を受ける場合がある。そのため、流体殺菌装置1により処理する流体301aの流量を増加させるのが難しくなるおそれがある。
あるいは、供給ヘッド4に供給される流体301aの流量を確保しようとすると、複数の気泡301cを安定して生成するのが困難となるおそれがある。
Here, if the
Alternatively, if an attempt is made to ensure the flow rate of the
本実施の形態に係る流体殺菌装置1は、配管200と、気泡生成部10が設けられた配管201と、を有している。そのため、配管201の内径などを変えることで、配管201の内部を流れる流体301aの流速や流量を、気泡生成部10による気泡301cの生成に適したものとすることができる。
The
また、配管200を介して供給ヘッド4に流体301aを供給することができる。そのため、配管201の内径などを、気泡生成部10による気泡301cの生成に適したものとしても、処理する流体301aの流量を増加させることができる。
Also, the fluid 301 a can be supplied to the
以上に説明した様に、本実施の形態に係る流体殺菌装置1とすれば、気泡生成部10による気泡301cの生成の最適化を図ることができる。そのため、異物の除去と殺菌効率の向上とを図ることができる。
As described above, with the
また、表1や表2において説明した様に、流体301aの種類によって紫外線の透過率が変化したり、筒部2の長さによって紫外線の光量の割合が変化したりする。例えば、海水や地下水などの人工的に浄化されていない流体301aには多くの異物や細菌が含まれているが、水道水などの人工的に浄化された流体301aには異物や細菌がほとんど含まれていない場合がある。また、流体殺菌装置1の用途や仕様などによっては、筒部2の長さが適宜変更される。
Further, as described in Tables 1 and 2, the transmittance of ultraviolet rays varies depending on the type of the
この場合、流体殺菌装置1の用途や仕様などに対して、流体301aに含まれる気泡301cの割合が多すぎると、紫外線の透過率が低くなったり、紫外線の光量の割合が小さくなったりして、所望の殺菌効果が得られなくなる場合がある。一方、気泡301cの割合が少なすぎると、異物の除去が不充分となる場合がある。
また、メンテナンスなどの場合には、紫外線の透過率が低くなるとしても流体301aに含まれる気泡301cの割合を多くすることが好ましい。
In this case, if the proportion of the air bubbles 301c contained in the
Also, in the case of maintenance, etc., it is preferable to increase the proportion of air bubbles 301c contained in the
そのため、流体殺菌装置1の用途や仕様などに応じて、流体301aに含まれる気泡301cの割合を変えることが好ましい。
例えば、気泡生成部10に設けられたガス供給部10bを制御して、生成される気泡301cの数を制御することができる。ただし、気泡301cの生成条件を大幅に変化させると、生成される気泡301cの数や大きさなどが変動するおそれがある。
Therefore, it is preferable to change the ratio of air bubbles 301c contained in the
For example, the number of generated
この場合、図1に示すように、配管200に気泡含有量制御部11を設け、配管200の内部を流れる流体301aの流量を制御すれば、供給ヘッド4に供給される流体301aに含まれる気泡301cの割合を変えることができる。また、気泡301cの生成条件を大幅に変える必要がないので、気泡301cの生成を安定させることができる。
In this case, as shown in FIG. The ratio of 301c can be varied. Moreover, since there is no need to change the conditions for generating the
例えば、気泡含有量制御部11により、配管200の内部を流れる流体301aの流量を多くすれば、供給ヘッド4に供給される流体301aに含まれている気泡301cの割合が少なくなるので、殺菌作用をより高めることができる。例えば、気泡含有量制御部11により、配管200の内部を流れる流体301aの流量を少なくすれば、供給ヘッド4に供給される流体301aに含まれている気泡301cの割合が増えるので、異物の除去作用をより高めることができる。
For example, if the flow rate of the fluid 301a flowing through the inside of the
気泡含有量制御部11は、例えば、流量制御弁などとすることができる。
なお、気泡含有量制御部11は、必要に応じて設けることができる。例えば、流体殺菌装置1の用途や仕様などによっては、気泡含有量制御部11を省くことができる。気泡含有量制御部11を省く場合には、気泡生成部10に設けられたガス供給部10bにより、流体301aに含まれる気泡301cの割合を変えればよい。
また、気泡生成部10に設けられたガス供給部10bと、気泡含有量制御部11とを用いて、供給ヘッド4に供給される流体301aに含まれる気泡301cの割合を変えることもできる。
The
Note that the air bubble
Also, the ratio of
図2は、他の実施の形態に係る流体殺菌装置1aを例示するための模式断面図である。 図2に示すように、流体殺菌装置1aは、例えば、筒部2、反射部3、供給ヘッド14、排出ヘッド5、光源6、窓7、冷却部8、カバー9、気泡生成部10、および気泡含有量制御部11を有する。
FIG. 2 is a schematic cross-sectional view illustrating a
供給ヘッド14は、前述した供給ヘッド4と同様とすることができる。供給ヘッド14は、例えば、円柱状を呈し、内部に孔14aを有する。図2に例示をしたように、孔14aは、供給ヘッド14の筒部2側の端面と側面に開口している。供給ヘッド14の端面に設けられた開口は、筒部2の内部とつながっている。供給ヘッド4の側面に設けられた2つの開口は、供給口14a1および供給口14a2となる。
The
また、流体殺菌装置1aには、例えば、配管200a(第1の配管の一例に相当する)、および配管201a(第2の配管の一例に相当する)を設けることができる。
配管200aは、前述した配管200と同様とすることができる。配管200aの一方の端部は、例えば、供給ヘッド14の供給口14a1に接続されている。配管200aの他方の端部は、例えば、ポンプなどの流体301aの供給源に接続されている。また、配管200aには、必要に応じて気泡含有量制御部11を設けることができる。
Further, the
The
配管201aの一方の端部は、例えば、供給ヘッド14の供給口14a2に接続されている。配管201aの他方の端部は、例えば、ポンプなどの流体301aの供給源に接続されている。また、前述した配管201と同様に、配管201aには気泡生成部10を設けることができる。
One end of the
ポンプなどの供給源から供給された流体301aの一部は、配管200aを介して供給ヘッド14に供給される。
また、ポンプなどの供給源から供給された流体301aの一部は、配管201aに供給される。配管201aには気泡生成部10が設けられているので、配管201aの内部を流れる流体301aに複数の気泡301cを含ませることができる。複数の気泡301cを含む流体301aは、供給ヘッド14に直接供給される。
A portion of the
Also, part of the
本実施の形態に係る流体殺菌装置1aとすれば、前述した流体殺菌装置1と同様の効果を享受することができる。
また、複数の気泡301cを含む流体301aが、供給ヘッド14に直接供給されるので、気泡301cが供給ヘッド14に到達する前に消滅するのを抑制することができる。そのため、異物の除去効果を向上させることができる。
With the
Further, since the
図3は、他の実施形態に係る流体殺菌装置1bを例示するための模式断面図である。
図3に示すように、流体殺菌装置1bは、例えば、筒部2、反射部3、供給ヘッド4、排出ヘッド15、光源16、カバー9、気泡生成部10、および気泡含有量制御部11を有する。
FIG. 3 is a schematic cross-sectional view illustrating a
As shown in FIG. 3, the
排出ヘッド15は、筒部2の、供給ヘッド4側とは反対側の端部に設けられている。排出ヘッド15は、例えば、円柱状を呈し、孔15aおよび凹部15dを有する。孔15aの筒部2側の開口は、筒部2の内部とつながっている。孔15aの筒部2側とは反対側の開口は、排出ヘッド15の側面に設けられた排出口15a1となる。排出口15a1には、配管202を介して、タンクや洗浄装置などを接続することができる。
The
また、孔15aの、筒部2側の内壁には、Oリングなどのシール部材15bを設けることができる。シール部材15bは、排出ヘッド15と筒部2との間が液密となるように封止する。
排出ヘッド15の材料は、殺菌済みの流体301bと紫外線に対する耐性があれば特に限定がない。排出ヘッド15の材料は、例えば、ステンレスなどの金属とすることができる。
A sealing
The material of the
また、孔15aは屈曲した流路となっている。孔15aは、排出ヘッド15の筒部2側の端面に略平行な流路15a2と、排出ヘッド15の軸方向に延びる流路15a3とを有する。
Moreover, the
流路15a2は、排出ヘッド15の筒部2側の端面に開口している。流路15a2は、例えば、円板状の空間である。
流路15a3の一方の端部は、流路15a2の周縁近傍に接続されている。流路15a3の他方の端部には、排出口15a1が接続されている。流路15a3は、例えば、円筒状の空間である。
The
One end of the channel 15a3 is connected near the periphery of the channel 15a2. A discharge port 15a1 is connected to the other end of the channel 15a3. The channel 15a3 is, for example, a cylindrical space.
凹部15dは、排出ヘッド15の、筒部2側とは反対側の端面に開口している。凹部15dの底面には、光源16を挿入するための孔が設けられている。なお、凹部15dを設けずに、光源16を挿入するための孔を排出ヘッド15に設けてもよい。
The
光源16は、排出ヘッド15に着脱自在に設けられている。
光源16は、例えば、放電ランプ16a、および保護管16bを有する。
放電ランプ16aは、保護管16bの内部に設けられている。放電ランプ16aは、保護管16bの内部を延びている。放電ランプ16aは、例えば、保護管16bと同軸に設けることができる。放電ランプ16aは、紫外線を照射可能なものであれば特に限定はない。放電ランプ16aは、例えば、バリア放電ランプや水銀ランプなどとすることができる。
The
The
The
保護管16bは、管状を呈し、一方の端部が閉鎖され、他方の端部が開口している。保護管16bは、排出ヘッド15と供給ヘッド4との間を延びている。保護管16bは、例えば、筒部2と同軸に設けることができる。筒部2の内壁と保護管16bとの間の空間は、処理を施す流体301aが流れる流路となる。
The
放電ランプ16aから照射された紫外線は、保護管16bを介して流体301aに照射される。そのため、保護管16bは、紫外線の透過率が高い材料から形成されている。例えば、保護管16bは、石英ガラスなどから形成することができる。
Ultraviolet rays emitted from the
放電ランプ16aから照射された紫外線は、保護管16bを介して、筒部2の内部を流れる流体301aに照射される。また、筒部2の内部に照射された紫外線の一部は、反射部3により反射される。紫外線が、筒部2の内部を流れる流体301aに照射されることで、流体301aの殺菌が行われる。
Ultraviolet rays emitted from the
また、筒部2の内部に供給された複数の気泡301cにより、保護管16bの外面に付着した異物が除去される。そのため、流体301aに照射される紫外線の強度が経時的に低下するのを抑制することができる。
In addition, the plurality of
本実施の形態に係る流体殺菌装置1bとすれば、前述した流体殺菌装置1と同様の効果を享受することができる。すなわち、光源は紫外線を照射可能なものを適宜選択することができる。例えば、光源は、発光ダイオードなどの発光素子を備えたものであってもよいし、放電ランプを備えたものであってもよい。
そのため、前述した流体殺菌装置1aにおいて、光源6に代えて光源16を設けることもできる。
With the
Therefore, the
以上、本発明のいくつかの実施形態を例示したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。これら実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。 Although some embodiments of the present invention have been illustrated above, these embodiments are presented by way of example and are not intended to limit the scope of the invention. These novel embodiments can be implemented in various other forms, and various omissions, replacements, changes, etc. can be made without departing from the scope of the invention. These embodiments and their modifications are included in the scope and gist of the invention, and are included in the scope of the invention described in the claims and equivalents thereof. Moreover, each of the above-described embodiments can be implemented in combination with each other.
1 流体殺菌装置、1a 流体殺菌装置、1b 流体殺菌装置、2 筒部、4 供給ヘッド、5 排出ヘッド、6 光源、10 気泡生成部、14 供給ヘッド、15 排出ヘッド、16 光源、16a 放電ランプ、61 発光素子、200 配管、201 配管、301a 流体、301b 流体、301c 気泡
1
Claims (3)
前記筒部の内部に紫外線を照射する光源と;
前記筒部の一方の端部に設けられた供給ヘッドと;
前記筒部の他方の端部に設けられた排出ヘッドと;
前記供給ヘッドに接続された第1の配管と;
前記第1の配管、または、前記供給ヘッドに接続された第2の配管と;
前記第2の配管に設けられ、前記第2の配管の内部を流れる流体に複数の気泡を含ませる気泡生成部と;
を具備した流体殺菌装置。 a barrel;
a light source that irradiates the inside of the tubular portion with ultraviolet rays;
a supply head provided at one end of the barrel;
a discharge head provided at the other end of the barrel;
a first pipe connected to the delivery head;
said first pipe or a second pipe connected to said delivery head;
a bubble generating unit provided in the second pipe for including a plurality of bubbles in the fluid flowing through the second pipe;
A fluid sterilizer comprising:
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021048232A JP2022147115A (en) | 2021-03-23 | 2021-03-23 | Fluid sterilizer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021048232A JP2022147115A (en) | 2021-03-23 | 2021-03-23 | Fluid sterilizer |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021048232A Pending JP2022147115A (en) | 2021-03-23 | 2021-03-23 | Fluid sterilizer |
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Country | Link |
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2021
- 2021-03-23 JP JP2021048232A patent/JP2022147115A/en active Pending
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