JP2022146847A - ブレーキ制御装置、除湿装置、及びブレーキ制御装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】流路を高密度化かつ複雑化することができるブレーキ制御装置、除湿装置、及びブレーキ制御装置の製造方法を提供する。【解決手段】実施形態のブレーキ制御装置1は、供給空気タンクから圧縮空気が入力される入力ポートを有する管座10と、入力ポートから入力された圧縮空気の流量又は圧力を調整して、ブレーキシリンダを作動させるための作動空気を出力する調整弁30~35と、を備える。管座10は、複数の板状部材11~17,20が互いに金属接合されて積層されている。入力ポートと調整弁30~35と繋ぐ流路は、複数の板状部材11~17,20により形成されている。【選択図】図1
Description
本発明は、ブレーキ制御装置、除湿装置、及びブレーキ制御装置の製造方法に関する。
従来、鉄道車両を制動(空制)するためのブレーキ装置の制御装置であるブレーキ制御装置が知られている。ブレーキ制御装置は、空気源から圧縮空気が入力される入力ポートを有する管座と、入力ポートから入力された圧縮空気の流量又は圧力を調整して、ブレーキ装置を作動させるための作動空気を出力する調整弁と、を備える。
例えば、特許文献1には、フレームに固定された管座と、管座に固定された弁ブロックと、弁ブロックの上面に固定されたプレートと、弁ブロックに固定された応荷重弁と、制動に関する各種制御を行うコントローラと、を備えた構成が開示されている。特許文献1の管座は、空気供給源及びブレーキ側と接続される外部ポートを有する第一面と、弁ブロックが接続される第二面と、を有する。管座の内部には、第一面と第二面との各ポート間を接続する流路が弁ブロックの配置に応じて所定経路に形成されている。
一方、管座として、ブロック材に対してキリ穴加工(ドリルにより穴加工)を施すことにより空気通路が形成された管座、いわゆるキリ管座が知られている。
例えば、特許文献1には、フレームに固定された管座と、管座に固定された弁ブロックと、弁ブロックの上面に固定されたプレートと、弁ブロックに固定された応荷重弁と、制動に関する各種制御を行うコントローラと、を備えた構成が開示されている。特許文献1の管座は、空気供給源及びブレーキ側と接続される外部ポートを有する第一面と、弁ブロックが接続される第二面と、を有する。管座の内部には、第一面と第二面との各ポート間を接続する流路が弁ブロックの配置に応じて所定経路に形成されている。
一方、管座として、ブロック材に対してキリ穴加工(ドリルにより穴加工)を施すことにより空気通路が形成された管座、いわゆるキリ管座が知られている。
しかし、キリ管座の場合、管座に形成する空気通路の態様によっては、管座の内部に無駄な余肉が残るため、空気通路を高密度化かつ複雑化する上で改善の余地がある。
そのため、流路を高密度化かつ複雑化することができる技術が要求されている。
そのため、流路を高密度化かつ複雑化することができる技術が要求されている。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、流路を高密度化かつ複雑化することができるブレーキ制御装置、除湿装置、及びブレーキ制御装置の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題の解決手段として、本発明の態様は以下の構成を有する。
(1)本発明の態様に係るブレーキ制御装置は、流体源から流体が入力される入力ポートを有する管座と、前記入力ポートから入力された流体の流量又は圧力を調整して、ブレーキ装置を作動させるための流体を出力する調整弁と、を備え、前記管座は、複数の板状部材が互いに金属接合されて積層され、前記入力ポートと前記調整弁と繋ぐ流路が前記複数の板状部材により形成されている。
(1)本発明の態様に係るブレーキ制御装置は、流体源から流体が入力される入力ポートを有する管座と、前記入力ポートから入力された流体の流量又は圧力を調整して、ブレーキ装置を作動させるための流体を出力する調整弁と、を備え、前記管座は、複数の板状部材が互いに金属接合されて積層され、前記入力ポートと前記調整弁と繋ぐ流路が前記複数の板状部材により形成されている。
この構成によれば、入力ポートと調整弁と繋ぐ流路が複数の板状部材により形成されていることで、流路を3次元的に自在に配置することができるため、流路が単層の管座に形成されている場合と比較して、流路を高密度化かつ複雑化することができる。
(2)上記(1)に記載のブレーキ制御装置では、前記複数の板状部材は、第1の厚みを有する板状部材と、前記第1の厚みよりも厚い第2の厚みを有する板状部材と、を含み、前記流路は、前記第1の厚みを有する板状部材と前記第2の厚みを有する板状部材とが、交互に重ねられて形成されていてもよい。
(3)上記(2)に記載のブレーキ制御装置では、前記第2の厚みを有する板状部材は、前記第1の厚みを有する板状部材との接合面から厚み方向に窪む溜まり部を有してもよい。
(4)上記(1)から(3)のいずれか一項に記載のブレーキ制御装置では、前記複数の板状部材は、面内方向に延びる第1の流路を有する板状部材と、面内方向に延びる第2の流路を有する板状部材と、前記第1の流路を有する板状部材と前記第2の流路を有する板状部材との間に設けられ、前記第1の流路の一端と前記第2の流路の一端とを繋ぐ孔のみを有する板状部材と、を含んでいてもよい。
(5)上記(1)から(4)のいずれか一項に記載のブレーキ制御装置では、前記複数の板状部材は、第1の孔を有する板状部材と、第2の孔を有する板状部材と、前記第1の孔を有する板状部材と前記第2の孔を有する板状部材との間に設けられ、前記第1の孔と前記第2の孔とを繋ぐ第3の流路を有する板状部材と、を含んでいてもよい。
(6)上記(1)から(5)のいずれか一項に記載のブレーキ制御装置では、前記調整弁は、車両の荷重を受ける流体ばねの圧力に基づいて、前記入力ポートから入力された流体の圧力を調整して、パイロット圧を出力する、パイロット圧調整弁であり、前記入力ポートと前記パイロット圧調整弁とを繋ぐ流路が、前記複数の板状部材により形成されていてもよい。
(7)上記(6)に記載のブレーキ制御装置では、前記管座は、車両の荷重を受ける流体ばねの圧力が入力される流体ばねポートを更に備え、前記ブレーキ制御装置は、前記流体ばねポートから入力された流体の圧力を検出する流体ばね圧力センサを更に備え、前記流体ばねポートと前記流体ばね圧力センサとを繋ぐ流路、及び、前記入力ポートと前記パイロット圧調整弁とを繋ぐ流路が前記複数の板状部材により形成されていてもよい。
(8)上記(7)に記載のブレーキ制御装置では、前記パイロット圧調整弁及び前記流体ばね圧力センサは、前記管座の同じ側面に固定されていてもよい。
(9)上記(7)又は(8)に記載のブレーキ制御装置では、前記ブレーキ制御装置は、前記パイロット圧調整弁が出力したパイロット圧を検出するパイロット圧力センサを更に備え、前記パイロット圧調整弁と前記パイロット圧力センサとを繋ぐ流路が、前記複数の板状部材により形成され、前記パイロット圧力センサ及び前記流体ばね圧力センサは、前記管座の同じ側面に固定されていてもよい。
(10)上記(6)から(9)のいずれか一項に記載のブレーキ制御装置では、前記複数の板状部材の内の最表層の板状部材は、前記パイロット圧調整弁が取り付けられる弁締結部を有していてもよい。
(11)上記(6)から(10)のいずれか一項に記載のブレーキ制御装置では、前記ブレーキ制御装置は、前記パイロット圧調整弁が出力したパイロット圧を検出するパイロット圧力センサを更に備え、前記複数の板状部材の内の最表層の板状部材は、前記パイロット圧力センサが取り付けられるセンサ締結部を有していてもよい。
(12)上記(6)から(11)のいずれか一項に記載のブレーキ制御装置では、前記ブレーキ制御装置は、前記パイロット圧調整弁が出力したパイロット圧を検出するパイロット圧力センサを更に備え、前記パイロット圧調整弁及び前記パイロット圧力センサは、前記管座の同じ側面に固定されていてもよい。
(13)上記(6)から(12)のいずれか一項に記載のブレーキ制御装置では、前記ブレーキ制御装置は、前記パイロット圧調整弁が出力した前記パイロット圧を検出するパイロット圧力センサを更に備え、前記複数の板状部材は、前記パイロット圧力センサが取り付けられるセンサ締結部を有する板状部材と、前記パイロット圧調整弁と前記パイロット圧力センサとを繋ぐ第4の流路を有する板状部材とを含み、前記センサ締結部を有する板状部材は、前記第4の流路を有する板状部材を形成する金属よりも耐食性に優れる金属により形成されていてもよい。
(14)上記(1)から(5)のいずれか一項に記載のブレーキ制御装置では、前記ブレーキ制御装置は、パイロット圧が入力されるパイロット圧ポートを更に備え、前記調整弁は、前記パイロット圧ポートから入力された前記パイロット圧の圧力に応じて、前記入力ポートから入力された流体の流量又は圧力を調整する中継弁であり、前記入力ポートと前記中継弁とを繋ぐ流路、及び、前記パイロット圧ポートと前記中継弁とを繋ぐ流路が、前記複数の板状部材により形成されていてもよい。
(15)上記(14)に記載のブレーキ制御装置では、前記中継弁は、1の台車における第1の車輪を制動するための第1のブレーキ装置に流体を出力する第1の中継弁と、前記1の台車における前記第1の車輪と異なる第2の車輪を制動するために第2のブレーキ装置に流体を出力する第2の中継弁と、を含み、前記入力ポートは、前記流体源から前記第1の中継弁に流体を入力するための第1の入力ポートと、前記流体源から前記第2の中継弁に流体を入力するための第2の入力ポートと、を含み、前記パイロット圧ポートは、前記第1の中継弁にパイロット圧を入力するための第1のパイロット圧ポートと、前記第2の中継弁にパイロット圧を入力するための第2のパイロット圧ポートと、を含み、前記第1の入力ポートと前記第1の中継弁とを繋ぐ流路、前記第1のパイロット圧ポートと前記第1の中継弁とを繋ぐ流路、前記第2の入力ポートと前記第2の中継弁とを繋ぐ流路、及び、前記第2のパイロット圧ポートと前記第2の中継弁とを繋ぐ流路が、前記複数の板状部材により形成されていてもよい。
(16)上記(15)に記載のブレーキ制御装置では、前記第1の中継弁と前記第2の中継弁とは、前記1の台車の前後方向に互いに間隔をあけて配置され、前記第1の入力ポートと前記第1の中継弁とを繋ぐ流路は、前記第2の中継弁を迂回するように構成されていてもよい。
(17)本発明の態様に係る除湿装置は、ブレーキ力を発生させるために用いられる流体を除湿するための除湿装置であって、前記流体の流れ方向において上流側からの前記流体が流入する除湿部流入口と、除湿された前記流体が流出する除湿部流出口と、前記除湿部流入口と前記除湿部流出口とを繋ぐ流路と、を有するハウジングを備え、前記ハウジングは、複数の板状部材が互いに金属接合されて積層され、前記流路が前記複数の板状部材により形成されている。
この構成によれば、流路が複数の板状部材により形成されていることで、流路を3次元的に自在に配置することができるため、流路が単層のハウジングに形成されている場合と比較して、流路を高密度化かつ複雑化することができる。
(18)本発明の態様に係るブレーキ制御装置の製造方法は、流体源から流体が入力される入力ポートを有する管座を製造する管座製造工程と、前記入力ポートから入力された前記流体の流量又は圧力を調整して、ブレーキ装置を作動させるための流体を出力する調整弁、及び圧力センサを、前記管座に固定する固定工程と、を含み、前記管座製造工程では、複数の板状部材を積層して互いに金属接合し、前記入力ポートと前記調整弁と繋ぐ流路を前記複数の板状部材により形成し、前記固定工程では、前記調整弁及び前記圧力センサを、前記管座の表面にボルトで締結する。
この方法によれば、入力ポートと調整弁と繋ぐ流路を複数の板状部材により形成することで、流路を3次元的に自在に配置することができるため、流路を単層の管座に形成する場合と比較して、流路を高密度化かつ複雑化することができる。
本発明によれば、流路を高密度化かつ複雑化することができるブレーキ制御装置、除湿装置、及びブレーキ制御装置の製造方法を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。以下の実施形態では、ブレーキ制御装置として、鉄道車両(車両)を制動(空制)するためのブレーキ装置の制御装置であるブレーキ制御装置の例を挙げて説明する。なお、以下の説明において、例えば「平行」や「直交」、「中心」、「同軸」等の相対的又は絶対的な配置を示す表現は、厳密にそのような配置を意味するのみならず、公差や同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も含むものとする。なお、以下の説明に用いる図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
<第1実施形態>
<ブレーキ制御装置>
図1は、第1実施形態のブレーキ制御装置1の斜視図である。図2は、第1実施形態のブレーキ制御装置1のブロック図である。
図1に示すように、ブレーキ制御装置1は、管座10と、調整弁30~35と、圧力センサ41~43と、を備える。なお、各図においては、調整弁30~35、圧力センサ41~43において、互いに異なる構成要素の末尾には互いに異なる記号(例えばA等)を付しているが、特に区別する必要が無い場合は末尾の記号を省略して説明する。
<ブレーキ制御装置>
図1は、第1実施形態のブレーキ制御装置1の斜視図である。図2は、第1実施形態のブレーキ制御装置1のブロック図である。
図1に示すように、ブレーキ制御装置1は、管座10と、調整弁30~35と、圧力センサ41~43と、を備える。なお、各図においては、調整弁30~35、圧力センサ41~43において、互いに異なる構成要素の末尾には互いに異なる記号(例えばA等)を付しているが、特に区別する必要が無い場合は末尾の記号を省略して説明する。
なお、以下の説明では、必要に応じてX,Y,Zの直交座標系を用いて説明する。X方向は、車両の前後方向と一致している。Y方向は、車両の幅方向と一致している。Z方向は、X方向及びY方向に直交する車両の高さ方向(重力方向)を示している。以下の説明では、X方向、Y方向及びZ方向のうち、図中矢印側をプラス(+)側とし、矢印とは反対側をマイナス(-)側として説明する。+Z側は重力方向の上側に相当し、-Z側は重力方向の下側に相当する。
管座10は、X方向に長手を有し且つY方向に短手を有する直方体状に形成されている。図2に示すように、管座10は、圧縮空気(流体の一例)の供給元である供給空気タンク2(空気源、流体源の一例)から圧縮空気が入力される入力ポート5と、車両の荷重を受ける空気ばね(流体ばねの一例)の圧力が入力される空気ばねポート6(流体ばねポートの一例)と、所定の圧力が出力される出力ポート7と、を有する。
調整弁30~35は、入力ポート5から入力された圧縮空気(入力ポートから入力された流体の一例)の流量又は圧力を調整して、ブレーキシリンダ3(ブレーキ装置の一例)を作動させるための作動空気(ブレーキ装置を作動させるための流体の一例)を出力する。調整弁30~35は、複数設けられている。複数の調整弁30~35には、給気弁30、排気弁31、電磁弁32、非常用弁33、応荷重弁34、複式逆止弁35等の種々の弁が含まれる。
図1に示すように、給気弁30、排気弁31、電磁弁32及び非常用弁33は、管座10の上面のうち+X側の領域に設けられている。給気弁30、排気弁31、電磁弁32及び非常用弁33は、管座10を構成する第1板材11の上面のうちサブプレート20とは重ならない領域AR1に設けられている。給気弁30、排気弁31、電磁弁32及び非常用弁33は、管座10の上面(管座10の同じ側面の一例)に固定されている。
給気弁30A,30B及び排気弁31A,31Bは、領域AR1のうち+Y側の部分に設けられている。給気弁30A,30B及び排気弁31A,31Bは、管座10の+X端部から-X側へ向かって、排気弁31A、排気弁31B、給気弁30A、給気弁30Bの順に並んでいる。
給気弁30C、排気弁31C、電磁弁32及び非常用弁33は、領域AR1のうち-Y側の部分に設けられている。給気弁30C、排気弁31C、電磁弁32及び非常用弁33は、管座10の+X端部から-X側へ向かって、この順に並んでいる。給気弁30C、排気弁31C、電磁弁32及び非常用弁33は、それぞれY方向から見て、排気弁31A、排気弁31B、給気弁30A、給気弁30Bと重なる位置に配置されている。
応荷重弁34及び複式逆止弁35は、管座10の下面に設けられている。応荷重弁34及び複式逆止弁35は、管座10を構成する第7板材17の下面に設けられている。応荷重弁34及び複式逆止弁35は、管座10の下面(管座10の同じ側面の一例)に固定されている。
応荷重弁34は、管座10の下面のうち+X側の領域からX方向中間領域(-X側寄りの領域を含む)にわたって設けられている。
複式逆止弁35は、管座10の下面のうち-X端側の領域に設けられている。複式逆止弁35は、応荷重弁34の-X側に設けられている。
なお、各調整弁30~35の設置態様(固定位置)は上記に限定されず、要求仕様に応じて変更することができる。
複式逆止弁35は、管座10の下面のうち-X端側の領域に設けられている。複式逆止弁35は、応荷重弁34の-X側に設けられている。
なお、各調整弁30~35の設置態様(固定位置)は上記に限定されず、要求仕様に応じて変更することができる。
圧力センサ41~43は、複数設けられている。複数の圧力センサ41~43には、空気ばねポートから入力された空気(流体ばねポートから入力された流体の一例)の圧力を検出する空気ばね圧力センサ41(流体ばね圧力センサの一例)、パイロット圧調整弁が出力したパイロット圧を検出するパイロット圧力センサ42等の種々の圧力センサが含まれる。
圧力センサ41~43は、管座10の上面のうち-X側の領域AR2に設けられている。圧力センサ41~43は、管座10を構成するサブプレート20の上面に設けられている。複数の圧力センサ41~43は、管座10の上面(管座10の同じ側面の一例)に固定されている。すなわち、調整弁30,31(パイロット圧調整弁の一例)及び空気ばね圧力センサ41,43(流体ばね圧力センサの一例)は、管座10の上面(管座10の同じ側面の一例)に固定されている。パイロット圧力センサ42及び空気ばね圧力センサ41,43は、管座10の上面(管座10の同じ側面の一例)に固定されている。調整弁30,31(パイロット圧調整弁の一例)及びパイロット圧力センサ42は、管座10の上面(管座10の同じ側面の一例)に固定されている。
パイロット圧力センサ42A、及び空気ばね圧力センサ41A,41Bは、領域AR2のうち+Y側の部分に設けられている。パイロット圧力センサ42A、及び空気ばね圧力センサ41A,41Bは、サブプレート20の-X端部から-X側へ向かって、この順に並んでいる。パイロット圧力センサ42Aは、X方向から見て給気弁30Bと重なる位置に配置されている。
空気ばね圧力センサ41A,41Bは、センサユニット40Aとして互いに一体化されている。センサユニット40Aは、X方向から見てパイロット圧力センサ42Aと重なる位置に配置されている。
空気ばね圧力センサ41A,41Bは、センサユニット40Aとして互いに一体化されている。センサユニット40Aは、X方向から見てパイロット圧力センサ42Aと重なる位置に配置されている。
パイロット圧力センサ42B、空気ばね圧力センサ43、及び空気ばね圧力センサ41C,41Dは、領域AR2のうち-Y側の部分に設けられている。パイロット圧力センサ42B、空気ばね圧力センサ43、及び空気ばね圧力センサ41C,41Dは、サブプレート20の-X端部から-X側へ向かって、この順に並んでいる。
空気ばね圧力センサ41C,41Dは、センサユニット40Bとして互いに一体化されている。センサユニット40Bは、Y方向から見てセンサユニット40Aと重なる位置に配置されている。
パイロット圧力センサ42B、空気ばね圧力センサ43は、センサユニット40Cとして互いに一体化されている。センサユニット40Cは、Y方向から見てパイロット圧力センサ42Aと重なる位置に配置されている。センサユニットCは、X方向から見てセンサユニットBと重なる位置に配置されている。
なお、各圧力センサ41~43の設置態様(固定位置)は上記に限定されず、要求仕様に応じて変更することができる。
空気ばね圧力センサ41C,41Dは、センサユニット40Bとして互いに一体化されている。センサユニット40Bは、Y方向から見てセンサユニット40Aと重なる位置に配置されている。
パイロット圧力センサ42B、空気ばね圧力センサ43は、センサユニット40Cとして互いに一体化されている。センサユニット40Cは、Y方向から見てパイロット圧力センサ42Aと重なる位置に配置されている。センサユニットCは、X方向から見てセンサユニットBと重なる位置に配置されている。
なお、各圧力センサ41~43の設置態様(固定位置)は上記に限定されず、要求仕様に応じて変更することができる。
ブレーキ制御装置1は、空気ばね圧力センサ41で取得した空気ばねの圧力に基づいて、給気弁30及び排気弁31を制御してパイロット圧を生成し、生成したパイロット圧に応じたブレーキ圧を出力する。図2に示すように、ブレーキ制御装置1は、通常時にパイロット圧を生成する常用パイロット圧生成部45と、電源異常及び故障等の非常時にパイロット圧を生成する非常用パイロット圧生成部46と、を備える。
例えば、通常時においては、入力ポート5から入力された圧縮空気は、常用パイロット圧生成部45、複式逆止弁35、電磁弁32、出力ポート7を経て、不図示の中継弁により流量又は圧力が調整され、ブレーキシリンダ3に導かれる。通常時においては、非常用弁33は、常時電力が供給されているため、常に閉じている。したがって、通常時においては、常用パイロット圧が常に出力される。
一方、非常時においては、非常用弁33は、電力が供給されなくなるため開く。非常時においては、入力ポート5から入力された圧縮空気は、非常用パイロット圧生成部46、非常用弁33、複式逆止弁35、電磁弁32、出力ポート7を経て、不図示の中継弁により流量又は圧力が調整され、ブレーキシリンダ3に導かれる。
図2の例では、常用パイロット圧生成部45は、2つの給気弁30A,30Bと、2つの排気弁31A,31Bと、を備える。これにより、各給気弁30A,30B及び各排気弁31A,31Bにおいて1つ当たりの容量を小さくすることができるため、ブレーキ制御装置1を小型化することができる。
なお、常用パイロット圧生成部45は、2つの給気弁30A,30Bと、2つの排気弁31A,31Bと、を備えることに限定されない。例えば、常用パイロット圧生成部45は、給気弁30及び排気弁31を1つずつ備えていてもよいし、3つ以上ずつ備えていてもよい。例えば、常用パイロット圧生成部45を構成する給気弁30及び排気弁31の数は、互いに同じであってもよいし、互いに異なっていてもよい。例えば、常用パイロット圧生成部45の構成態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
非常用パイロット圧生成部46は、応荷重弁34と、給気弁30Cと、排気弁31Cと、パイロット圧力センサ42Bと、を備える。応荷重弁34は、満車相当の応荷重圧力に相当する圧力を出力可能な調圧弁50(パイロット圧調整弁の一例)と、給気弁30C及び排気弁31Cにより調整された圧力が入力される出力弁51(パイロット圧調整弁の一例)と、を備える。満車相当の応荷重圧力とは、車両が満員の場合において、非常ブレーキを作用させる際にブレーキシリンダ3に付与されるべき圧力に相当する圧力を意味する。出力弁51は、車両の荷重を受ける空気ばねの圧力に基づいて、入力ポートから入力された圧縮空気の圧力を調整して、パイロット圧を出力する。
調圧弁50は、入力ポートを有する入力室50aと、出力ポートを有する出力室50bと、調圧ポートを有する調圧室50cと、を含む。入力室50aには、入力ポートを通して元圧が入力される。調圧室50cには、満車相当の応荷重圧力に相当する圧力に制限するための満車保証ばね50d(空気ばねの一例)が設けられている。
調圧弁50は、調圧弁50の本体に対して移動可能に支持されたピストン50eを備える。ピストン50eは、満車保証ばね50dによる押圧力と出力室50b内の空気圧力との差圧によって、入力室50aと出力室50bとの仕切りに形成された開口の開口量を調整する。ピストン50eは、満車保証ばね50dによる押圧力と出力室50b内の空気圧力との差圧が無くなると、入力室50aと出力室50bとの仕切りに形成された開口を閉じる。
入力室50aと出力室50bとの仕切りに形成された開口が開くと、入力室50aの圧縮空気が出力室50bに流入する。すると、出力室50b内の圧力が満車相当の応荷重圧力に相当する圧力に調整される。満車相当の応荷重圧力に相当する圧力に調整された圧力は、出力ポートを通して出力される。
入力室50aと出力室50bとの仕切りに形成された開口が開くと、入力室50aの圧縮空気が出力室50bに流入する。すると、出力室50b内の圧力が満車相当の応荷重圧力に相当する圧力に調整される。満車相当の応荷重圧力に相当する圧力に調整された圧力は、出力ポートを通して出力される。
出力弁51は、排気弁31Cによって調整された圧力をパイロット圧力として、元圧を乗客が乗っている現在の車両荷重に応じた応荷重圧力に調整する。出力弁51は、元圧が入力される入力ポートを有する入力室51aと、出力ポートを有する出力室51bと、調圧ポートを有する調圧室51cと、を含む。調圧ポートには、排気弁31Cによって調整された圧力がパイロット圧力として入力される。調圧室51cには、空車相当の応荷重圧力を発生させるための空車保証ばね51d(空気ばねの一例)が設けられている。空車相当の応荷重圧力とは、車両が空車の場合において、非常ブレーキを作用させる際にブレーキシリンダ3に付与されるべき圧力に相当する圧力を意味する。
出力弁51が空車保証ばね51dを備えることで、仮に故障等によりパイロット圧力が消失したとしても、空車保証ばね51dによって少なくとも空車相当の応荷重圧力に相当する圧力が確保されることになる。つまり、調圧弁50から給気がされない状態になったとしても、空車保証ばね51dの弾性力(復元力)で入力室51aと出力室51bとの間の開口が開放可能となっているため、出力室51b内は空車保証ばね51dの弾性力による圧力相当の圧力に維持される。
出力弁51は、出力弁51の本体に対して移動可能に支持されたピストン51eを備える。ピストン51eは、空車保証ばね51dによる弾性力による圧力及び調圧室50c内の空気圧力の合計圧力と、出力室51b内の空気圧力との差圧によって、入力室51aと出力室51bとの仕切りに形成された開口の開口量を調整する。ピストン51eは、空車保証ばね51dによる弾性力による圧力及び調圧室50c内の空気圧力の合計圧力と出力室51b内の空気圧力との差圧が無くなると、入力室51aと出力室51bとの仕切りに形成された開口を閉じる。
入力室51aと出力室51bとの仕切りに形成された開口が開くと、入力室51aの圧縮空気が出力室51bに流入する。すると、出力室51b内の圧力が応荷重圧力に調整される。
入力室51aと出力室51bとの仕切りに形成された開口が開くと、入力室51aの圧縮空気が出力室51bに流入する。すると、出力室51b内の圧力が応荷重圧力に調整される。
図2の例では、非常用パイロット圧生成部46は、調圧弁50、出力弁51、給気弁30C、排気弁31C及びパイロット圧力センサ42Bを1つずつ備えているが、これに限定されない。例えば、非常用パイロット圧生成部46は、調圧弁50、出力弁51、給気弁30、排気弁31及びパイロット圧力センサ42を2つ以上ずつ備えていてもよい。例えば、非常用パイロット圧生成部46を構成する各要素の数は、互いに同じであってもよいし、互いに異なっていてもよい。例えば、非常用パイロット圧生成部46の構成態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
なお、上記の常用パイロット圧生成部45及び非常用パイロット圧生成部46を含むシステムは一例であり、要求仕様に応じて変更することができる。例えば、非常用パイロット圧生成部46の調整弁30C,31Cが存在せず、空気ばね圧力センサ41A~41Dの平均圧力が直に応荷重弁34に入力され、電子制御なしに非常用パイロット圧が生成されてもよい。例えば、空気ばね圧力センサ41A~41Dは、管座10ではなく、不図示の中継弁に固定されていてもよい。
<管座>
図3は、第1実施形態の管座10の斜視図である。図4は、第1実施形態の管座10の上面図である。図5は、第1実施形態の管座10の側面図である。
図3に示すように、管座10は、複数の板状部材11~17,20~24が互いにZ方向に積層されている。管座10は、複数の板状部材11~17,20~24が互いにろう付け(金属接合の一例)されている。具体的に、複数の板状部材11~17,20~24は、積層方向(Z方向)において互いに隣り合う2枚が対向する面でろう付けされている。
図3は、第1実施形態の管座10の斜視図である。図4は、第1実施形態の管座10の上面図である。図5は、第1実施形態の管座10の側面図である。
図3に示すように、管座10は、複数の板状部材11~17,20~24が互いにZ方向に積層されている。管座10は、複数の板状部材11~17,20~24が互いにろう付け(金属接合の一例)されている。具体的に、複数の板状部材11~17,20~24は、積層方向(Z方向)において互いに隣り合う2枚が対向する面でろう付けされている。
なお、複数の板状部材11~17,20~24の接合方法は、ろう付けに限定されず、他の界面接合や溶融接合であってもよい。例えば、他の界面接合としては、液相拡散接合等の液相接合や、固相拡散接合、焼結接合及び超音波接合等の固相接合が挙げられる。例えば、溶融接合としては、アーク溶接号や、高エネルギービーム溶接法、抵抗溶接法等が挙げられる。例えば、複数の板状部材11~17,20~24の接合方法は、要求仕様に応じて変更することができる。
管座10の入力ポート5と調整弁30~35とを繋ぐ流路A~W(図2参照)は、複数の板状部材11~17,20~24により形成されている。以下、複数の板状部材11~17,20~24により形成されている流路A~Wのうち、管座10の入力ポート5と応荷重弁34のポート34aとの間の流路を「流路A」、流路Aの途中と常用パイロット圧生成部45との間の流路を「流路B,C」、常用パイロット圧生成部45と複式逆止弁35(具体的には、複式逆止弁35の一方の入力ポート34a)との間の流路を「流路D~G」、常用パイロット圧生成部45の一方の排気ポート(具体的には、排気弁31Aの出力ポート)に繋がる流路を「流路H」、常用パイロット圧生成部45の他方の排気ポート(具体的には、排気弁31Bの出力ポート)に繋がる流路を「流路I」、複式逆止弁35の出力ポート35bと電磁弁32の入力ポートとを繋ぐ流路を「流路J」、電磁弁32の出力ポートと管座10の出力ポート7との間の流路を「流路K」、応荷重弁34のポート34b(具体的には、調圧弁50の出力ポートに通じるポート)と給気弁30Cの入力ポートとを繋ぐ流路を「流路L」、給気弁30Cの出力ポートとパイロット圧力センサ42Bとの間の流路を「流路M」、応荷重弁34のポート34c(具体的には、出力弁51の調圧ポートに通じるポート)と排気弁31Cの入力ポートとを繋ぐ流路を「流路N」、非常用パイロット圧生成部46の排気ポート(具体的には、排気弁31Cの出力ポート)に繋がる流路を「流路O」、流路Mの途中と流路Nの途中とを繋ぐ流路を「流路P」、応荷重弁34のポート(言い換えると、空気ばねポート6に通じるポート)と非常用弁33の入力ポートとを繋ぐ流路を「流路Q」、流路Qの途中と空気ばね圧力センサ43との間の流路を「流路R」、非常用弁33の出力ポートと複式逆止弁35(具体的には、複式逆止弁35の他方の入力ポート35c)との間の流路を「流路S」、空気ばね圧力センサ41Aに繋がる流路を「流路T」、空気ばね圧力センサ41Bに繋がる流路を「流路U」、空気ばね圧力センサ41Cに繋がる流路を「流路V」、空気ばね圧力センサ41Dに繋がる流路を「流路W」とする。
図2に示すように、管座10の入力ポート5から流路Aに流入した圧縮空気は、応荷重弁34のポート34a及び応荷重弁34内の流路を通じて、調圧弁50の入力室50a及び出力弁51の入力室51aに流入する。
流路B,Cのうち、流路Bは、流路Aの途中と給気弁30Aの入力ポートとを繋ぐ流路である。流路Cは、流路Bの途中と給気弁30Bの入力ポートとを繋ぐ流路である。流路Aから流路Bに流入した圧縮空気は、給気弁30Aの入力ポートを通じて給気弁30A内に流入する。流路Bから流路Cに流入した圧縮空気は、給気弁30Bの入力ポートを通じて給気弁30B内に流入する。
流路D~Gのうち、流路Dは、給気弁30Aの出力ポートと複式逆止弁35の入力ポートとを繋ぐ流路である。流路Eは、給気弁30Bの出力ポートと流路Dの途中とを繋ぐ流路である。流路Fは、流路Dの途中と排気弁31Aの入力ポートとを繋ぐ流路である。流路Gは、流路Fの途中と排気弁31Bの入力ポートとを繋ぐ流路である。流路B,Cからそれぞれ給気弁30A,30B内に流入した圧縮空気は、流路D~G,H,Iを通じて、常用パイロット圧生成部45(各給気弁30及び各排気弁31)により流量又は圧力が調整される。常用パイロット圧生成部45により流量又は圧力が調整された圧縮空気は、複式逆止弁35の一方の入力ポート35aを通じて複式逆止弁35内に流入する。
複式逆止弁35内に流入した圧縮空気は、複式逆止弁35の出力ポート35b、流路J、及び電磁弁32の入力ポートを通じて、電磁弁32内に流入する。電磁弁32内に流入した圧縮空気は、電磁弁32の出力ポート、流路K、及び管座10の出力ポート7を通じて、不図示の中継弁により流量又は圧力が調整され、ブレーキシリンダ3に導かれる。
一方、調圧弁50の入力室50a及び出力弁51の入力室51aに流入した圧縮空気は、流路L,M,N,O,Pを通じて、非常用パイロット圧生成部46(応荷重弁34、給気弁30C、排気弁31C及びパイロット圧力センサ42B)により流量又は圧力が調整される。非常用パイロット圧生成部46により流量又は圧力が調整された圧縮空気は、応荷重弁34のポート(言い換えると、空気ばねポート6に通じるポート)、流路Q、及び非常用弁33の入力ポートを通じて、非常用弁33内に流入する。
上述の通り非常時に非常用弁33は開いているため、非常用弁33内に流入した圧縮空気は、非常用弁33の出力ポート、流路S、及び複式逆止弁35の他方の入力ポート35cを通じて、複式逆止弁35内に流入する。
複式逆止弁35内に流入した圧縮空気は、複式逆止弁35の出力ポート35b、流路J、及び電磁弁32の入力ポートを通じて、電磁弁32内に流入する。電磁弁32内に流入した圧縮空気は、電磁弁32の出力ポート、流路K、及び管座10の出力ポート7を通じて、不図示の中継弁により流量又は圧力が調整され、ブレーキシリンダ3に導かれる。
図3に示すように、管座10は、上述した流路A~Wと、流路A~Wとは異なる位置に配置された開口部10a~10eと、を有する。
図4に示すように、流路A~Wのうち+Z側に開放する部分(具体的には、流路B~O、Q~Wの+Z側端部)、及び開口部10a~10eは、それぞれ上面視で円形状に形成されている。
図4に示すように、流路A~Wのうち+Z側に開放する部分(具体的には、流路B~O、Q~Wの+Z側端部)、及び開口部10a~10eは、それぞれ上面視で円形状に形成されている。
複数の開口部10a~10dには、各調整弁30~33の取付用の弁取付用開口部10a(例えば、ボルトが螺合する雌ねじ部、弁締結部の一例)、各圧力センサ41~43の取付用のセンサ用取付開口部10b(例えば、ボルトが螺合する雌ねじ部、センサ締結部の一例)、管座10の位置決めや取付用の開口部10c~10e、非常用弁33(図2参照)の排気ポートに通じる排気開口部10f等の種々の開口部が含まれる。なお、各開口部の態様は上記に限定されず、要求仕様に応じて変更することができる。
管座10の領域AR1に位置する流路B~O,Q,Sの開口部(+Z側端部)は、対応する各調整弁30~33(図1参照)と上面視で重なる領域内に配置されている。
流路B~Hの開口部は、上面視で領域AR1の+Y端近傍に配置されている。流路B,Dの開口部は、対応する給気弁30A(図1参照)と上面視で重なる領域内において、Y方向に互いに間隔をあけて配置されている。流路Bの開口部は、給気弁30Aの入力ポート(図2参照)に通じている。流路Dの開口部は、給気弁30Aの出力ポート(図2参照)に通じている。
流路B~Hの開口部は、上面視で領域AR1の+Y端近傍に配置されている。流路B,Dの開口部は、対応する給気弁30A(図1参照)と上面視で重なる領域内において、Y方向に互いに間隔をあけて配置されている。流路Bの開口部は、給気弁30Aの入力ポート(図2参照)に通じている。流路Dの開口部は、給気弁30Aの出力ポート(図2参照)に通じている。
流路C,Eの開口部は、対応する給気弁30B(図1参照)と上面視で重なる領域内において、Y方向に互いに間隔をあけて配置されている。流路Cの開口部は、給気弁30Bの入力ポート(図2参照)に通じている。流路Eの開口部は、給気弁30Bの出力ポート(図2参照)に通じている。
流路F,Hの開口部は、対応する排気弁31A(図1参照)と上面視で重なる領域内において、Y方向に互いに間隔をあけて配置されている。流路Fの開口部は、排気弁31Aの入力ポート(図2参照)に通じている。流路Hの開口部は、排気弁31Aの出力ポート(図2参照)に通じている。
流路G,Iの開口部は、対応する排気弁31B(図1参照)と上面視で重なる領域内において、Y方向に互いに間隔をあけて配置されている。流路Gの開口部は、排気弁31Bの入力ポート(図2参照)に通じている。流路Iの開口部は、排気弁31Bの出力ポート(図2参照)に通じている。
流路J~O,Q,Sの開口部は、上面視で領域AR1の-Y端近傍に配置されている。
流路J,Kの開口部は、対応する電磁弁32(図1参照)と上面視で重なる範囲内において、Y方向に互いに間隔をあけて配置されている。流路Jの一方の開口部(+X側の開口部)は、電磁弁32の入力ポート(図2参照)に通じている。流路Kの開口部は、電磁弁32の出力ポート(図2参照)に通じている。
流路J,Kの開口部は、対応する電磁弁32(図1参照)と上面視で重なる範囲内において、Y方向に互いに間隔をあけて配置されている。流路Jの一方の開口部(+X側の開口部)は、電磁弁32の入力ポート(図2参照)に通じている。流路Kの開口部は、電磁弁32の出力ポート(図2参照)に通じている。
流路L,Mの開口部は、対応する給気弁30C(図1参照)と上面視で重なる範囲内において、Y方向に互いに間隔をあけて配置されている。流路Lの開口部は、給気弁30Cの入力ポート(図2参照)に通じている。流路Mの一方の開口部(+X側の開口部)は、給気弁30Cの出力ポート(図2参照)に通じている。
流路N,Oの開口部は、対応する排気弁31C(図1参照)と上面視で重なる範囲内において、Y方向に互いに間隔をあけて配置されている。流路Nの開口部は、排気弁31Cの入力ポート(図2参照)に通じている。流路Oの開口部は、排気弁31Cの出力ポート(図2参照)に通じている。
流路Q,Sの開口部は、対応する非常用弁33(図1参照)と上面視で重なる範囲内において、Y方向に互いに間隔をあけて配置されている。流路Qの開口部は、非常用弁33の入力ポート(図2参照)に通じている。流路Sの開口部は、非常用弁33の出力ポート(図2参照)に通じている。
弁取付用開口部10aは、対応する各調整弁30~33(図1参照)に2つずつ設けられている。2つの弁取付用開口部10aは、対応する各調整弁30~33と上面視で重なる領域内に配置された流路B~O,Q,Sの開口部を挟んで、X方向に互いに間隔をあけて配置されている。
開口部10cは、複数(例えば本実施形態では4つ)設けられている。4つの開口部10cは、上面視で矩形状の領域AR1の四隅に1つずつ配置されている。
排気開口部10fは、上面視で領域AR1の-Y端近傍に配置されている。排気開口部10fは、流路Sの開口部に対してY方向に間隔をあけて配置されている。
管座10の領域AR2に位置する流路J,M,R,T~Wの開口部(+Z側端部)は、対応する各圧力センサ41~43(図1参照)と上面視で重なる領域内に配置されている。
領域AR2に位置する流路J,M,R,T~Wの開口部は、上面視でY方向中間(具体的には、Y方向において流路B~Hの開口部と流路J~O,Q,Sの開口部との間)に配置されている。
領域AR2に位置する流路J,M,R,T~Wの開口部は、上面視でY方向中間(具体的には、Y方向において流路B~Hの開口部と流路J~O,Q,Sの開口部との間)に配置されている。
領域AR2に位置する流路Jの開口部(図の例では流路Jの2つの開口部)は、対応するパイロット圧力センサ42A(図1参照)と上面視で重なる領域内において、X方向に互いに間隔をあけて配置されている。領域AR2に位置する流路M,Rの開口部は、それぞれ対応するパイロット圧力センサ42B、空気ばね圧力センサ43を含むセンサユニット40C(図1参照)と上面視で重なる領域内において、X方向に互いに間隔をあけて配置されている。領域AR2に位置する流路T,Uの開口部は、それぞれ対応する空気ばね圧力センサ41A,41Bを含むセンサユニット40A(図1参照)と上面視で重なる領域内において、X方向に互いに間隔をあけて配置されている。領域AR2に位置する流路V,Wの開口部は、それぞれ対応する空気ばね圧力センサ41C,41Dを含むセンサユニット40B(図1参照)と上面視で重なる領域内において、X方向に互いに間隔をあけて配置されている。
センサ用取付開口部10bは、対応するパイロット圧力センサ42A及び各センサユニット40A~40C(図1参照)に2つずつ設けられている。2つのセンサ用取付開口部10bは、対応するパイロット圧力センサ42A及び各センサユニット40A~40Cと上面視で重なる領域に配置された流路J,M,R,T~Wの開口部を挟んで、X方向及びY方向のそれぞれに互いに間隔をあけて配置されている。
開口部10dは、複数(例えば本実施形態では2つ)設けられている。一方の開口部10dは、上面視で領域AR2の+X側かつ+Y端近傍に配置されている。他方の開口部10dは、上面視で領域AR2の-Y側かつ-X端近傍に配置されている。
開口部10eは、複数(例えば本実施形態では6つ)設けられている。2つの開口部10eは、上面視で管座10の+Y端近傍において、一方の開口部10dを挟んでX方向に互いに間隔をあけて配置されている。3つの開口部10eは、上面視で管座10の-Y端近傍においてX方向に互いに間隔をあけて配置されている。1つの開口部10eは、上面視で管座10の+Y側かつX端近傍に配置されている。
図5に示すように、管座10は、複数(例えば本実施形態では7枚)の板材11~17と、サブプレート20(複数の板状部材の内の最表層の板状部材の一例)と、複数(例えば本実施形態では4枚)のブレージングシート21~24と、を含む。複数の板材11~17は、第1板材11(複数の板状部材の内の最表層の板状部材の一例)、第2板材12、第3板材13、第4板材14、第5板材15、第6板材16、及び第7板材17(複数の板状部材の内の最表層の板状部材の一例)である。複数のブレージングシート21~24は、2枚の第1ブレージングシート21、2枚の第2ブレージングシート22、2枚の第3ブレージングシート23、及び1枚の第4ブレージングシート24である。
管座10は、板材11~17とブレージングシート21~24とを交互に重ねて形成されている。サブプレート20は、管座10の最上部に設けられている。管座10は、サブプレート20及び第4ブレージングシート24を除いた部分において、下側に向かって、第1板材11、第1ブレージングシート21の一方、第2板材12、第1ブレージングシート21の他方、第3板材13、第2ブレージングシート22の一方、第4板材14、第2ブレージングシート22の他方、第5板材15、第3ブレージングシート23の一方、第6板材16、第3ブレージングシート23の他方、第7板材17の順に積層されている。サブプレート20は、第1板材11の上面に第4ブレージングシート24を介して設けられている。
例えば、板材11~17及びサブプレート20は、アルミニウム合金等の金属により形成されている。
なお、板材11~17及びサブプレート20の材質は上記に限定されず、要求仕様に応じて変更することができる。
なお、板材11~17及びサブプレート20の材質は上記に限定されず、要求仕様に応じて変更することができる。
例えば、ブレージングシート21~24は、心材と、心材よりも融点が低いろう材により形成されている。例えば、ブレージングシート21~24は、アルミニウム合金にAl-Si合金をクラッドしたブレージングシート、いわゆるアルミニウムブレージングシートである。なお、ブレージングシート21~24の材質は上記に限定されず、要求仕様に応じて変更することができる。
例えば、ブレージングシート21~24は、心材の両面にろう材を設けた、いわゆる両面クラッドである。
なお、ブレージングシート21~24の態様は、上記に限定されない。例えば、ブレージングシート21~24は、心材の片面のみにろう材を設けた、いわゆる片面クラッドであってもよい。例えば、ブレージングシート21~24の態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
なお、ブレージングシート21~24の態様は、上記に限定されない。例えば、ブレージングシート21~24は、心材の片面のみにろう材を設けた、いわゆる片面クラッドであってもよい。例えば、ブレージングシート21~24の態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
例えば、各板材11~17は、互いに同じ厚みに設定されている。例えば、各板材11~17の厚みは、1.8mm以上2.2mm以下の範囲内に設定されている。
例えば、サブプレート20は、各板材11~17よりも小さい厚みに設定されている。例えば、サブプレート20の厚みは、1.3mm以上1.7mm以下の範囲内に設定されている。
例えば、各ブレージングシート21~24は、互いに同じ厚みに設定されている。例えば、各ブレージングシート21~24は、サブプレート20よりも小さい厚みに設定されている。例えば、各ブレージングシート21~24の厚みは、0.6mm以上1.0mm以下の範囲内に設定されている。
なお、管座10の構成要素(各板材11~17、サブプレート20及び各ブレージングシート21~24)の厚みは、上記に限定されず、要求仕様に応じて変更することができる。
例えば、サブプレート20は、各板材11~17よりも小さい厚みに設定されている。例えば、サブプレート20の厚みは、1.3mm以上1.7mm以下の範囲内に設定されている。
例えば、各ブレージングシート21~24は、互いに同じ厚みに設定されている。例えば、各ブレージングシート21~24は、サブプレート20よりも小さい厚みに設定されている。例えば、各ブレージングシート21~24の厚みは、0.6mm以上1.0mm以下の範囲内に設定されている。
なお、管座10の構成要素(各板材11~17、サブプレート20及び各ブレージングシート21~24)の厚みは、上記に限定されず、要求仕様に応じて変更することができる。
<第1板材>
図6は、第1実施形態の管座10を構成する第1板材11の上面図である。
図6に示すように、第1板材11は、X方向に長手を有し且つY方向に短手を有する矩形板状に形成されている。第1板材11は、上述した流路B~O、Q~W及び開口部10a~10f(図4参照)に対応する開口部B11~O11及び開口部10a11~10f11を有する。なお、第1板材11における開口部において、上述した管座10における流路又は開口部の一部を構成する要素の末尾には符号「11」を付している。
図6は、第1実施形態の管座10を構成する第1板材11の上面図である。
図6に示すように、第1板材11は、X方向に長手を有し且つY方向に短手を有する矩形板状に形成されている。第1板材11は、上述した流路B~O、Q~W及び開口部10a~10f(図4参照)に対応する開口部B11~O11及び開口部10a11~10f11を有する。なお、第1板材11における開口部において、上述した管座10における流路又は開口部の一部を構成する要素の末尾には符号「11」を付している。
開口部B11~O11及び開口部10a11~10f11は、それぞれ第1板材11の厚み方向に開口している。開口部B11~O11及び開口部10a11~10f11は、それぞれ上面視で円形状に形成されている。
<第2板材>
図7は、第1実施形態の管座10を構成する第2板材12の上面図である。
図7に示すように、第2板材12は、X方向に長手を有し且つY方向に短手を有する矩形板状に形成されている。第2板材12は、上述した流路B~O、Q~W及び開口部10a~10f(図4参照)に対応する開口部B12~O12及び開口部10a12~10f12を有する。なお、第2板材12における開口部において、上述した管座10における流路又は開口部の一部を構成する要素(言い換えると、第1板材11における開口部に繋がる部分)の末尾には符号「12」を付している。
図7は、第1実施形態の管座10を構成する第2板材12の上面図である。
図7に示すように、第2板材12は、X方向に長手を有し且つY方向に短手を有する矩形板状に形成されている。第2板材12は、上述した流路B~O、Q~W及び開口部10a~10f(図4参照)に対応する開口部B12~O12及び開口部10a12~10f12を有する。なお、第2板材12における開口部において、上述した管座10における流路又は開口部の一部を構成する要素(言い換えると、第1板材11における開口部に繋がる部分)の末尾には符号「12」を付している。
第2板材12における開口部B12,C12,K12,L12,M12,S12,10a12~10e12は、それぞれ上述した第1板材11における開口部B11,C11,K11,L11,M11,S11,10a11~10e11(図6参照)と上面視で重なる円形状に形成されている。
第2板材12は、開口部D12~G12を含む開口部12aを有する。開口部12aは、上面視で開口部F12側から-X側に向けて(具体的には、+Y端近傍の開口部10d12と開口部10e12とのX方向の間の位置まで)延びている。
開口部H12は、開口部12aのうち上面視でY方向に延びる開口部F12の延長線上に配置されている。開口部H12は、第2板材12の+Y端面から-Y側へ窪む凹部である。
開口部I12は、開口部12aのうち上面視でY方向に延びる開口部G12の延長線上に配置されている。開口部I12は、第2板材12の+Y端面において開口部H12よりも-X側の部分から-Y側へ窪む凹部である。
開口部J12は、開口部12aよりも-Y側に配置されている。開口部J12は、上面視で、開口部J11(図6参照)と重なる位置から+Y側に延びる開口部J12aと、開口部J12aの+Y端部から-X側に向かうに従って+Y側に位置するように傾斜して延びる開口部J12bと、開口部J12bの-X端部から-X側に向かって延びる開口部J12cと、開口部J12cの-X端部から-X側に向かうに従って-Y側に位置するように傾斜する開口部J12dと、から成る。
開口部O12は、開口部J12よりも+X側に配置されている。開口部O12は、上面視で、開口部O11(図6参照)と重なる位置から+Y側に延びた後に+X側に向かって弧状に湾曲し、その後、第2板材12の+X端に向けて延びている。開口部O12の+X端は、第2板材12の+X端面において-Y側の部分から開放されている。
開口部Q12は、第2板材12において-Y側の部分に設けられている。開口部Q12は、Y方向において、開口部J12を挟んで開口部O12とは反対側に配置されている。開口部Q12は、上面視で、第1板材11の開口部Q11(図6参照)と重なる位置から+Y側に延びる開口部Q12aと、開口部Q12aの+Y端部から-X側に向かうに従って+Y側に位置するように傾斜して延びる開口部Q12bと、開口部Q12bの-X端部から第1板材11の開口部R11(図6参照)と重なる位置まで-X側に向けて延びる開口部Q12cと、から成る。
開口部10f12は、上面視で開口部Q12aの延長線上において開口部S12よりも-Y側に配置されている。開口部10f12は、第2板材12の-Y端面から+Y側へ窪む凹部である。
開口部T12は、第2板材12の-X端部において+Y側寄りの部分に配置されている。開口部T12は、上面視で、第1板材11の開口部T11(図6参照)と重なる位置から-X側に延びている。
開口部U12は、上面視で開口部T12よりも長い直線状に形成されている。開口部U12は、上面視で第1板材11の開口部U11(図6参照)と重なる位置から+Y側に向かうに従って-X側に位置するように傾斜して延びている。
開口部V12は、第2板材12の-X端部において-Y側寄りの部分に設けられている。開口部V12は、上面視で第1板材11の開口部V11(図6参照)と重なる位置から-X側に延びている。
開口部W12は、上面視で開口部V12よりも長い直線状に形成されている。開口部W12は、上面視で第1板材11の開口部W11(図6参照)と重なる位置から-Y側に向かうに従って-X側に位置するように傾斜して延びている。
<第3板材>
図8は、第1実施形態の管座10を構成する第3板材13の上面図である。
図8に示すように、第3板材13は、X方向に長手を有し且つY方向に短手を有する矩形板状に形成されている。第3板材13は、上述した流路B~D,J~N,Q,S~W及び開口部10a~10e(図4参照)に対応する開口部B13~D13,J13~N13,Q13,S13~W13及び開口部10a13~10e13を有する。なお、第3板材13における開口部において、上述した管座10における流路又は開口部の一部を構成する要素(言い換えると、第2板材12における開口部に繋がる部分)の末尾には符号「13」を付している。
図8は、第1実施形態の管座10を構成する第3板材13の上面図である。
図8に示すように、第3板材13は、X方向に長手を有し且つY方向に短手を有する矩形板状に形成されている。第3板材13は、上述した流路B~D,J~N,Q,S~W及び開口部10a~10e(図4参照)に対応する開口部B13~D13,J13~N13,Q13,S13~W13及び開口部10a13~10e13を有する。なお、第3板材13における開口部において、上述した管座10における流路又は開口部の一部を構成する要素(言い換えると、第2板材12における開口部に繋がる部分)の末尾には符号「13」を付している。
第3板材13における開口部B13,C13,K13~N13,S13及び開口部10a13~10e13は、それぞれ上述した第2板材12における開口部B12,C12,K12~N12,S12及び開口部10a12~10e12(図7参照)と上面視で重なる円形状に形成されている。
第3板材13における開口部D13は、上面視で第2板材12における開口部12aの-X端部(図7参照)と重なる位置において円形状に形成されている。第3板材13における開口部J13は、上面視で第2板材12における開口部J12cの-X端部(図7参照)と重なる位置において円形状に形成されている。第3板材13における開口部Q13は、上面視で第2板材12における開口部Q12cの途中(図7参照)と重なる位置において円形状に形成されている。第3板材13における開口部T13は、上面視で第2板材12における開口部T12の-X端部(図7参照)と重なる位置において円形状に形成されている。第3板材13における開口部U13は、上面視で第2板材12における開口部U12の+Y端部(図7参照)と重なる位置において円形状に形成されている。第3板材13における開口部V13は、上面視で第2板材12における開口部V12の-X端部(図7参照)と重なる位置において円形状に形成されている。第3板材13における開口部W13は、上面視で第2板材12における開口部W12の-Y端部(図7参照)と重なる位置において円形状に形成されている。
<第4板材>
図9は、第1実施形態の管座10を構成する第4板材14の上面図である。
図9に示すように、第4板材14は、X方向に長手を有し且つY方向に短手を有する矩形板状に形成されている。第4板材14は、上述した流路A~D,J~N,P,Q,S~W及び開口部10a~10e(図4参照)に対応する開口部A14,B14~D14,J14~N14,P14,Q14,S14~W14及び開口部10a14~10e14を有する。なお、第4板材14における開口部において、上述した管座10における流路又は開口部の一部を構成する要素(言い換えると、第3板材13及び第5板材15における開口部に繋がる部分)の末尾には符号「14」を付している。
図9は、第1実施形態の管座10を構成する第4板材14の上面図である。
図9に示すように、第4板材14は、X方向に長手を有し且つY方向に短手を有する矩形板状に形成されている。第4板材14は、上述した流路A~D,J~N,P,Q,S~W及び開口部10a~10e(図4参照)に対応する開口部A14,B14~D14,J14~N14,P14,Q14,S14~W14及び開口部10a14~10e14を有する。なお、第4板材14における開口部において、上述した管座10における流路又は開口部の一部を構成する要素(言い換えると、第3板材13及び第5板材15における開口部に繋がる部分)の末尾には符号「14」を付している。
第4板材14における開口部D14,J14~L14,Q14,T14~W14及び開口部10a14~10e14は、それぞれ上述した第3板材13における開口部D13,J13~L13,Q13,T13~W13及び開口部10a13~10e13(図8参照)と上面視で重なる円形状に形成されている。
開口部A14は、第4板材14において-X側の部分に設けられている。開口部A14は、上面視で、開口部T14の中心を通り且つX方向に沿う線と開口部U14の中心を通り且つY方向に沿う線との交点位置から-Y側に向かうに従って+X側に位置するように傾斜して延びている。
第4板材14は、開口部B14,C14を含む開口部14aを有する。開口部14aは、上面視で開口部B14側から-X側に向けて(具体的には、開口部D14の+X側近傍の位置まで)延びている。
開口部M14は、上面視で開口部14aよりも-Y側に配置されている。開口部M14は、上面視で、第3板材13の開口部M13の一方(+X側の開口部、図8参照)と重なる位置から+Y側に延びる開口部M14aと、開口部M14aの+Y端部から-X側に向かって弧状に湾曲した後に-X側に延びる開口部M14bと、開口部M14bの-X端部から-X側に向かうに従って-Y側に位置するように傾斜して延びる開口部M14cと、から成る。
第4板材14における開口部N14は、上面視で第3板材13における開口部N13(図8参照)と重なる位置に配置されている。
開口部P14は、上面視で、開口部N14から+Y側に延びて開口部M14bの途中に繋がっている。
開口部P14は、上面視で、開口部N14から+Y側に延びて開口部M14bの途中に繋がっている。
開口部S14は、第4板材14において-Y側の部分に設けられている。開口部S14は、上面視で、第3板材13における開口部S13(図8参照)と重なる位置から+Y側に延びた後に-X側に向かって湾曲し、その後、-Y側に延びる開口部S14aと、開口部S14aの-X端部から-X側に向かうに従って+Y側に位置するように傾斜して延びる開口部S14bと、開口部S14bの+Y端部から+Y側に延びる開口部S14cと、から成る。
<第5板材>
図10は、第1実施形態の管座10を構成する第5板材15の上面図である。
図10に示すように、第5板材15は、X方向に長手を有し且つY方向に短手を有する矩形板状に形成されている。第5板材15は、上述した流路A,B,D,J~M,Q,S~W及び開口部10d,10e(図4参照)に対応する開口部A15,B15,D15,J15~M15,Q15,S15~W15及び開口部10d15,10e15を有する。なお、第5板材15における開口部において、上述した管座10における流路又は開口部の一部を構成する要素(言い換えると、第4板材14における開口部に繋がる部分)の末尾には符号「15」を付している。
図10は、第1実施形態の管座10を構成する第5板材15の上面図である。
図10に示すように、第5板材15は、X方向に長手を有し且つY方向に短手を有する矩形板状に形成されている。第5板材15は、上述した流路A,B,D,J~M,Q,S~W及び開口部10d,10e(図4参照)に対応する開口部A15,B15,D15,J15~M15,Q15,S15~W15及び開口部10d15,10e15を有する。なお、第5板材15における開口部において、上述した管座10における流路又は開口部の一部を構成する要素(言い換えると、第4板材14における開口部に繋がる部分)の末尾には符号「15」を付している。
第5板材15における開口部D15,J15~L15,Q15,T15~W15及び開口部10d15,10e15は、それぞれ上述した第4板材14における開口部D14,J14~L14,Q14,T14~W14及び開口部10d14,10e14(図9参照)と上面視で重なる円形状に形成されている。
第5板材15における開口部A15の一方(-X側の開口部)は、上面視で第4板材14における開口部A14の+Y端部(図9参照)と重なる位置(具体的には、上面視で開口部T15の中心を通り且つX方向に沿う線と開口部U15の中心を通り且つY方向に沿う線との交点位置)において円形状に形成されている。第5板材15における開口部A15の他方(開口部A15の一方よりも+X側の開口部)は、上面視で第4板材14における開口部A14の-Y端部(図9参照)と重なる位置において円形状に形成されている。
第5板材15における開口部B15は、上面視で第4板材14における開口部14aの-X端部と重なる位置において円形状に形成されている。第5板材15における開口部M15は、上面視で、第4板材14における開口部M14bの-X端部(言い換えると、開口部M14cの+X端部、図9参照)と重なる位置において円形状に形成されている。第5板材15における開口部S15は、上面視で第4板材14における開口部S14cの+Y端部(図9参照)と重なる位置において円形状に形成されている。
<第6板材>
図11は、第1実施形態の管座10を構成する第6板材16の上面図である。
図11に示すように、第6板材16は、X方向に長手を有し且つY方向に短手を有する矩形板状に形成されている。第6板材16は、上述した流路A,B,D,J~M,Q,S~W及び開口部10d,10e(図4参照)に対応する開口部A16,B16,D16,J16~M16,Q16,S16~W16及び開口部10d16,10e16を有する。なお、第6板材16における開口部において、上述した管座10における流路又は開口部の一部を構成する要素(言い換えると、第5板材15における開口部に繋がる部分)の末尾には符号「16」を付している。
図11は、第1実施形態の管座10を構成する第6板材16の上面図である。
図11に示すように、第6板材16は、X方向に長手を有し且つY方向に短手を有する矩形板状に形成されている。第6板材16は、上述した流路A,B,D,J~M,Q,S~W及び開口部10d,10e(図4参照)に対応する開口部A16,B16,D16,J16~M16,Q16,S16~W16及び開口部10d16,10e16を有する。なお、第6板材16における開口部において、上述した管座10における流路又は開口部の一部を構成する要素(言い換えると、第5板材15における開口部に繋がる部分)の末尾には符号「16」を付している。
第6板材16における開口部A16,J16,M16,S16~W16及び開口部10d16,10e16は、それぞれ上述した第5板材15における開口部A15の一方(-X側の開口部),J15,M15,S15~W15及び開口部10d15,10e15(図10参照)と上面視で重なる円形状に形成されている。
開口部B16は、第6板材16において-X側の部分に設けられている。開口部B16は、上面視で、第5板材15における開口部A15の他方(開口部A15の一方よりも+X側の開口部)と重なる位置から+X側に延びる開口部B16aと、開口部B16aの+X端部から+X側に向かうに従って+Y側に位置するように傾斜して延びる開口部B16bと、開口部B16bの+Y端部から第5板材15における開口部B15と重なる位置まで+Y側に延びる開口部B16cと、から成る。
開口部D16は、開口部B16cよりも-X側に配置されている。開口部D16は、上面視で、第5板材15における開口部D15と重なる位置から-X側に向かうに従って-Y側に位置するように傾斜して延びた後、弧状に湾曲して-Y側に延びている。
開口部K16は、第6板材16において-Y側の部分に設けられている。開口部K16は、上面視で、第5板材15における開口部K15(図10参照)と重なる位置から+Y側に延びた後に-X側に向かって湾曲し、その後、-X側に延びる開口部K16aと、開口部K16aの-X端部から+Y側に向かって湾曲した後に+Y側に延びる開口部K16bと、から成る。
開口部L16は、上面視でX方向及びY方向のそれぞれに対して斜めに直線状に延びている。開口部L16は、上面視で第5板材15における開口部L15(図10参照)と重なる位置から開口部M16と開口部10e16との間のY方向中央位置まで、-X側に向かうに従って+Y側に位置するように傾斜して延びている。
開口部Q16は、上面視で開口部M16と開口部K16aとの間に配置されている。開口部Q16は、上面視で第5板材15における開口部Q15(図10参照)と重なる位置から-Y側に延びている。
<第7板材>
図12は、第1実施形態の管座10を構成する第7板材17の上面図である。
図12に示すように、第7板材17は、X方向に長手を有し且つY方向に短手を有する矩形板状に形成されている。第7板材17は、上述した流路A,B,D,J~M,Q,S~W及び開口部10d,10e(図4参照)に対応する開口部A17,B17,D17,J17~M17,Q17,S17~W17及び開口部10d17,10e17を有する。なお、第7板材17における開口部において、上述した管座10における流路又は開口部の一部を構成する要素(言い換えると、第6板材16における開口部に繋がる部分)の末尾には符号「17」を付している。
図12は、第1実施形態の管座10を構成する第7板材17の上面図である。
図12に示すように、第7板材17は、X方向に長手を有し且つY方向に短手を有する矩形板状に形成されている。第7板材17は、上述した流路A,B,D,J~M,Q,S~W及び開口部10d,10e(図4参照)に対応する開口部A17,B17,D17,J17~M17,Q17,S17~W17及び開口部10d17,10e17を有する。なお、第7板材17における開口部において、上述した管座10における流路又は開口部の一部を構成する要素(言い換えると、第6板材16における開口部に繋がる部分)の末尾には符号「17」を付している。
第7板材17における開口部A17,J17,M17,S17~W17及び開口部10d17,10e17は、それぞれ上述した第6板材16における開口部A16,J16,M16,S16~W16及び開口部10d16,10e16(図11参照)と上面視で重なる円形状に形成されている。
第7板材17における開口部B17は、上面視で第6板材16における開口部B16cの-Y端部(図11参照)と重なる位置において円形状に形成されている。第7板材17における開口部D17は、上面視で第6板材16における開口部D16の-Y端部(図11参照)と重なる位置において円形状に形成されている。第7板材17における開口部K17は、上面視で第6板材16における開口部K16bの+Y端部(図11参照)と重なる位置において円形状に形成されている。第7板材17における開口部L17は、上面視で第6板材16における開口部L16の-X端部(図11参照)と重なる位置において円形状に形成されている。第7板材17における開口部Q17は、上面視で第6板材16における開口部Q16の-Y端部(図11参照)と重なる位置において円形状に形成されている。
なお、第7板材17における開口部A17は、管座10の入力ポート5に相当する。開口部J17は、複式逆止弁35の出力ポート35b(図2参照)に通じている。開口部K17は、管座10の出力ポート7に相当する。開口部L17は、応荷重弁34のポート34b(図2参照)に通じている。開口部S17は、複式逆止弁34の他方の入力ポート34c(図2参照)に通じている。開口部T17~W17は、それぞれ複式逆止弁35の各ポート(不図示)に通じている。
<サブプレート>
図13は、第1実施形態の管座10を構成するサブプレート20の上面図である。
図13に示すように、サブプレート20は、X方向に沿う辺とY方向に沿う辺とを有する矩形板状に形成されている。サブプレート20は、上述した流路J,M,R,T~W及び開口部10b,10d(図4参照)に対応する開口部J20,M20,R20,T20~W20及び開口部10b20,10d20を有する。なお、サブプレート20における開口部において、上述した管座10における流路又は開口部の一部を構成する要素の末尾には符号「20」を付している。
図13は、第1実施形態の管座10を構成するサブプレート20の上面図である。
図13に示すように、サブプレート20は、X方向に沿う辺とY方向に沿う辺とを有する矩形板状に形成されている。サブプレート20は、上述した流路J,M,R,T~W及び開口部10b,10d(図4参照)に対応する開口部J20,M20,R20,T20~W20及び開口部10b20,10d20を有する。なお、サブプレート20における開口部において、上述した管座10における流路又は開口部の一部を構成する要素の末尾には符号「20」を付している。
開口部J20,M20,R20,T20~W20及び開口部10b20,10d20は、それぞれサブプレート20の厚み方向に開口している。開口部J20,M20,R20,T20~W20及び開口部10b20,10d20は、それぞれ上面視で円形状に形成されている。サブプレート20における開口部J20,M20,R20,T20~W20は、それぞれ第1板材11における開口部J11,M11,R11,T11~W11(図6参照)よりも大きい直径を有する。
<第1ブレージングシート>
図14は、第1実施形態の管座10を構成する第1ブレージングシート21の上面図である。
図14に示すように、第1ブレージングシート21は、X方向に長手を有し且つY方向に短手を有する矩形板状に形成されている。第1ブレージングシート21は、上面視で、上述した第2板材12(図7参照)と同じ形状を有する。すなわち、第1ブレージングシート21は、上述した流路B~O、Q~W及び開口部10a~10f(図4参照)に対応する開口部B21~O21及び開口部10a21~10f21を有する。なお、第1ブレージングシート21における開口部において、上述した管座10における流路又は開口部の一部を構成する要素(言い換えると、第2板材12における開口部と上面視で重なる部分)の末尾には符号「21」を付すか、符号「12」に替えて符号「21」を付している。
図14は、第1実施形態の管座10を構成する第1ブレージングシート21の上面図である。
図14に示すように、第1ブレージングシート21は、X方向に長手を有し且つY方向に短手を有する矩形板状に形成されている。第1ブレージングシート21は、上面視で、上述した第2板材12(図7参照)と同じ形状を有する。すなわち、第1ブレージングシート21は、上述した流路B~O、Q~W及び開口部10a~10f(図4参照)に対応する開口部B21~O21及び開口部10a21~10f21を有する。なお、第1ブレージングシート21における開口部において、上述した管座10における流路又は開口部の一部を構成する要素(言い換えると、第2板材12における開口部と上面視で重なる部分)の末尾には符号「21」を付すか、符号「12」に替えて符号「21」を付している。
<第2ブレージングシート>
図15は、第1実施形態の管座10を構成する第2ブレージングシート22の上面図である。
図15に示すように、第2ブレージングシート22は、X方向に長手を有し且つY方向に短手を有する矩形板状に形成されている。第2ブレージングシート22は、上面視で、上述した第4板材14(図9参照)と同じ形状を有する。すなわち、第2ブレージングシート22は、上述した流路A~D,J~N,P,Q,S~W及び開口部10a~10e(図4参照)に対応する開口部A22,B22~D22,J22~N22,P22,Q22,S22~W22及び開口部10a22~10e22を有する。なお、第2ブレージングシート22における開口部において、上述した管座10における流路又は開口部の一部を構成する要素(言い換えると、第4板材14における開口部と上面視で重なる部分)の末尾には符号「22」を付すか、符号「14」に替えて符号「22」を付している。
図15は、第1実施形態の管座10を構成する第2ブレージングシート22の上面図である。
図15に示すように、第2ブレージングシート22は、X方向に長手を有し且つY方向に短手を有する矩形板状に形成されている。第2ブレージングシート22は、上面視で、上述した第4板材14(図9参照)と同じ形状を有する。すなわち、第2ブレージングシート22は、上述した流路A~D,J~N,P,Q,S~W及び開口部10a~10e(図4参照)に対応する開口部A22,B22~D22,J22~N22,P22,Q22,S22~W22及び開口部10a22~10e22を有する。なお、第2ブレージングシート22における開口部において、上述した管座10における流路又は開口部の一部を構成する要素(言い換えると、第4板材14における開口部と上面視で重なる部分)の末尾には符号「22」を付すか、符号「14」に替えて符号「22」を付している。
<第3ブレージングシート>
図16は、第1実施形態の管座10を構成する第3ブレージングシート23の上面図である。
図16に示すように、第3ブレージングシート23は、X方向に長手を有し且つY方向に短手を有する矩形板状に形成されている。第3ブレージングシート23は、上面視で、上述した第6板材16(図11参照)と同じ形状を有する。すなわち、第3ブレージングシート23は、上述した流路A,B,D,J~M,Q,S~W及び開口部10d,10e(図4参照)に対応する開口部A23,B23,D23,J23~M23,Q23,S23~W23及び開口部10d23,10e23を有する。なお、第3ブレージングシート23における開口部において、上述した管座10における流路又は開口部の一部を構成する要素(言い換えると、第6板材16における開口部と上面視で重なる部分)の末尾には符号「23」を付すか、符号「16」に替えて符号「23」を付している。
図16は、第1実施形態の管座10を構成する第3ブレージングシート23の上面図である。
図16に示すように、第3ブレージングシート23は、X方向に長手を有し且つY方向に短手を有する矩形板状に形成されている。第3ブレージングシート23は、上面視で、上述した第6板材16(図11参照)と同じ形状を有する。すなわち、第3ブレージングシート23は、上述した流路A,B,D,J~M,Q,S~W及び開口部10d,10e(図4参照)に対応する開口部A23,B23,D23,J23~M23,Q23,S23~W23及び開口部10d23,10e23を有する。なお、第3ブレージングシート23における開口部において、上述した管座10における流路又は開口部の一部を構成する要素(言い換えると、第6板材16における開口部と上面視で重なる部分)の末尾には符号「23」を付すか、符号「16」に替えて符号「23」を付している。
<第4ブレージングシート24>
図17は、第1実施形態の管座10を構成する第4ブレージングシート24の上面図である。
図17に示すように、第4ブレージングシート24は、X方向に沿う辺とY方向に沿う辺とを有する矩形板状に形成されている。第4ブレージングシート24は、上面視で、上述したサブプレート20(図13参照)と同じ形状を有する。すなわち、第4ブレージングシート24は、上述した流路J,M,R,T~W及び開口部10b,10d(図4参照)に対応する開口部J24,M24,R24,T24~W24及び開口部10b24,10d24を有する。なお、第4ブレージングシート24における開口部において、上述した管座10における流路又は開口部の一部を構成する要素(言い換えると、サブプレート20における開口部と上面視で重なる部分)の末尾には符号「24」を付すか、符号「20」に替えて符号「24」を付している。
図17は、第1実施形態の管座10を構成する第4ブレージングシート24の上面図である。
図17に示すように、第4ブレージングシート24は、X方向に沿う辺とY方向に沿う辺とを有する矩形板状に形成されている。第4ブレージングシート24は、上面視で、上述したサブプレート20(図13参照)と同じ形状を有する。すなわち、第4ブレージングシート24は、上述した流路J,M,R,T~W及び開口部10b,10d(図4参照)に対応する開口部J24,M24,R24,T24~W24及び開口部10b24,10d24を有する。なお、第4ブレージングシート24における開口部において、上述した管座10における流路又は開口部の一部を構成する要素(言い換えると、サブプレート20における開口部と上面視で重なる部分)の末尾には符号「24」を付すか、符号「20」に替えて符号「24」を付している。
<流路>
図3に示すように、流路A~Wは、管座10を構成する複数の板状部材11~17,20~24により形成されている。管座10は、上述した各ブレージングシート21~24(第1の厚みを有する板状部材の例)と、各ブレージングシート21~24よりも厚い各板材11~17,20(第1の厚みよりも厚い第2の厚みを有する板状部材の例)と、を交互に重ねて形成されている。ここで、交互に重ねて形成されているとは、ろう材のような接着層が各板材の間に存在してもよいことを意味する。すなわち、流路A~Wは、ブレージングシート21~24と板材11~17,20とにより形成されている。
図3に示すように、流路A~Wは、管座10を構成する複数の板状部材11~17,20~24により形成されている。管座10は、上述した各ブレージングシート21~24(第1の厚みを有する板状部材の例)と、各ブレージングシート21~24よりも厚い各板材11~17,20(第1の厚みよりも厚い第2の厚みを有する板状部材の例)と、を交互に重ねて形成されている。ここで、交互に重ねて形成されているとは、ろう材のような接着層が各板材の間に存在してもよいことを意味する。すなわち、流路A~Wは、ブレージングシート21~24と板材11~17,20とにより形成されている。
図2に示すように、管座10の入力ポート5から給気弁30Aの入力ポートまで延びる流路A,B(流路の一例)は、管座10の入力ポート5に繋がる流路A(面内方向に延びる第1の流路の一例)と、給気弁30Aの入力ポートに繋がる流路B(面内方向に延びる第2の流路の一例)と、から成る。ここで、面内方向に延びるとは、板材の厚み方向から見て板材の表面に沿う方向を意味する。図3に示すように、複数の板状部材11~17,20~24は、流路Aを有する第4板材14(第1の流路を有する板状部材の一例)と、流路Bを有する第6板材16(第2の流路を有する板状部材の一例)と、第4板材14と第6板材16との間に設けられた第5板材15(第1の流路の一端と第2の流路の一端とを繋ぐ孔のみを有する板状部材の一例)と、を含む。図10に示すように、第5板材15は、第4板材14における開口部A14の一端(第1の流路の一端の一例)と第6板材16における開口部B16の一端(第2の流路の一端の一例)とを繋ぐ開口部A15(第1の流路の一端と第2の流路の一端とを繋ぐ孔のみの一例)を有する。
複数の板状部材11~17,20~24は、開口部B13を有する第3板材13(図8参照、第1の孔を有する板状部材の一例)と、開口部B15を有する第5板材15(図10参照、第2の孔を有する板状部材の一例)と、第3板材13と第4板材14との間に設けられた第4板材14(図9参照)と、を含む。図9に示すように、第4板材14は、第3板材13における開口部B13(第1の孔の一例)と第5板材15における開口部B15(第2の孔の一例)とを繋ぐ開口部B14(第1の孔と第2の孔とを繋ぐ第3の流路の一例)を有する。
図2に示すように、流路Aは、管座10の入力ポート5と、応荷重弁34を構成する調圧弁50及び出力弁51(パイロット圧調整弁の一例)とを繋ぐ流路を構成している。図3に示すように、流路Aは、第4板材14、第4板材14の上面及び下面に配置された第2ブレージングシート22、第5板材15、第6板材16、第6板材16の上面及び下面に配置された第3ブレージングシート23、並びに第7板材17(複数の板状部材の一例)により形成されている。
図2に示すように、流路Rは、応荷重弁34のポート(空気ばねポートの一例)と、空気ばね圧力センサ43とを繋ぐ流路を構成している。上述の通り、流路Aは、管座10の入力ポート5と、応荷重弁34を構成する調圧弁50及び出力弁51(パイロット圧調整弁の一例)とを繋ぐ流路を構成している。図3に示すように、流路R及び流路Aは、第1板材11、第2板材12、第2板材12の上面及び下面に配置された第1ブレージングシート21、第3板材13、第4板材14、第4板材14の上面及び下面に配置された第2ブレージングシート22、第5板材15、第6板材16、第6板材16の上面及び下面に配置された第3ブレージングシート23、並びに第7板材17(複数の板状部材の一例)により形成されている。
図2に示すように、流路Mは、応荷重弁34を構成する調圧弁50及び出力弁51(パイロット圧調整弁の一例)と、パイロット圧力センサ42B(パイロット圧力センサの一例)とを繋ぐ流路を構成している。図3に示すように、流路Mは、第1板材11、第2板材12、第2板材12の上面及び下面に配置された第1ブレージングシート21、第3板材13、第4板材14、第4板材14の上面及び下面に配置された第2ブレージングシート22、第5板材15、第6板材16、第6板材16の上面及び下面に配置された第3ブレージングシート23、第7板材17、サブプレート20、並びにサブプレート20の下面に配置された第4ブレージングシート24(複数の板状部材の一例)により形成されている。
<圧力センサの配置と板状部材の材質との関係>
複数の板状部材11~17,20~24は、パイロット圧力センサ42B(パイロット圧力センサの一例)が取り付けられるサブプレート20(センサ締結部を有する板状部材の一例)と、応荷重弁34を構成する調圧弁50及び出力弁51(パイロット圧調整弁の一例)とパイロット圧力センサ42Bとの間の流路Mを構成する第4ブレージングシート24(第4の流路を有する板状部材の一例)と、を含む。サブプレート20は、第4ブレージングシート24を形成する金属よりも耐食性に優れる金属により形成されているとよい。
複数の板状部材11~17,20~24は、パイロット圧力センサ42B(パイロット圧力センサの一例)が取り付けられるサブプレート20(センサ締結部を有する板状部材の一例)と、応荷重弁34を構成する調圧弁50及び出力弁51(パイロット圧調整弁の一例)とパイロット圧力センサ42Bとの間の流路Mを構成する第4ブレージングシート24(第4の流路を有する板状部材の一例)と、を含む。サブプレート20は、第4ブレージングシート24を形成する金属よりも耐食性に優れる金属により形成されているとよい。
例えば、第4ブレージングシート24を形成する金属がアルミニウムの場合、サブプレート20はステンレス鋼により形成されているとよい。なお、サブプレート20及び第4ブレージングシート24等の板状部材の材質は、上記に限定されず、要求仕様に応じて変更することができる。例えば、第4ブレージングシート24を形成する金属が鉄や鋼の場合、サブプレート20は、鉄や鋼よりも水に対する耐食性に優れる金属(例えば、銅や亜鉛、ステンレス鋼、アルミニウム等)により形成されているとよい。
<ブレーキ制御装置の製造方法>
以下、実施形態のブレーキ制御装置の製造方法の一例を説明する。
ブレーキ制御装置の製造方法は、供給空気タンク2(空気源、流体源の一例)から圧縮空気(流体の一例)が入力される入力ポート5を有する管座10を製造する管座製造工程と、入力ポート5から入力された圧縮空気(入力ポートから入力された流体の一例)の流量又は圧力を調整して、ブレーキシリンダ3(ブレーキ装置の一例)を作動させるための作動空気(ブレーキ装置を作動させるための流体の一例)を出力する調整弁30~35、及び圧力センサ41~43を、管座10に固定する固定工程と、を含む。
以下、実施形態のブレーキ制御装置の製造方法の一例を説明する。
ブレーキ制御装置の製造方法は、供給空気タンク2(空気源、流体源の一例)から圧縮空気(流体の一例)が入力される入力ポート5を有する管座10を製造する管座製造工程と、入力ポート5から入力された圧縮空気(入力ポートから入力された流体の一例)の流量又は圧力を調整して、ブレーキシリンダ3(ブレーキ装置の一例)を作動させるための作動空気(ブレーキ装置を作動させるための流体の一例)を出力する調整弁30~35、及び圧力センサ41~43を、管座10に固定する固定工程と、を含む。
管座製造工程では、複数の板状部材11~17,20~24を積層して互いに金属接合し、入力ポート5と調整弁30~35と繋ぐ流路A~Wを複数の板状部材11~17,20~24により形成する。管座製造工程では、複数の板状部材11~17,20~24の積層方向(Z方向)において互いに隣り合う2枚が対向する面をろう付けする。管座製造工程の後、固定工程に移行する。
固定工程では、調整弁30~35及び圧力センサ41~43を、管座10の表面にボルトで締結する。固定工程では、管座10の上面(管座10の同じ側面の一例)に、調整弁30,31(パイロット圧調整弁の一例)、パイロット圧力センサ42及び空気ばね圧力センサ41,43を固定する。固定工程では、管座10の下面(管座10の同じ側面の一例)に、応荷重弁34及び複式逆止弁35を固定する。
以上の工程により、実施形態のブレーキ制御装置が製造される。
以上の工程により、実施形態のブレーキ制御装置が製造される。
<作用効果>
以上説明したように、本実施形態に係るブレーキ制御装置1は、供給空気タンク2から圧縮空気が入力される入力ポート5を有する管座10と、入力ポート5から入力された圧縮空気の流量又は圧力を調整して、ブレーキシリンダ3を作動させるための作動空気を出力する調整弁30~35と、を備える。管座10は、複数の板状部材11~17,20~24が互いに金属接合されて積層されている。入力ポート5と調整弁30~35と繋ぐ流路A~Wは、複数の板状部材11~17,20~24により形成されている。
以上説明したように、本実施形態に係るブレーキ制御装置1は、供給空気タンク2から圧縮空気が入力される入力ポート5を有する管座10と、入力ポート5から入力された圧縮空気の流量又は圧力を調整して、ブレーキシリンダ3を作動させるための作動空気を出力する調整弁30~35と、を備える。管座10は、複数の板状部材11~17,20~24が互いに金属接合されて積層されている。入力ポート5と調整弁30~35と繋ぐ流路A~Wは、複数の板状部材11~17,20~24により形成されている。
この構成によれば、入力ポート5と調整弁30~35と繋ぐ流路A~Wが複数の板状部材11~17,20~24により形成されていることで、流路A~Wを3次元的に自在に配置することができるため、流路A~Wが単層の管座に形成されている場合と比較して、流路A~Wを高密度化かつ複雑化することができる。加えて、管座10は複数の板状部材11~17,20~24が互いに金属接合されて積層されていることで、金属接合は既存の接着剤による接合に比べて接合強度が高いため、圧縮空気の漏れを抑制することができる。したがって、圧縮空気の漏れを抑制するとともに、流路A~Wを高密度化かつ複雑化することができる。
本実施形態に係る複数の板状部材11~17,20~24は、第1の厚みを有するブレージングシート21~24と、第1の厚みよりも厚い第2の厚みを有する板材11~17,20と、を含む。流路A~Wは、第1の厚みを有するブレージングシート21~24と第2の厚みを有する板材11~17,20とが、交互に重ねられて形成されている。
この構成によれば、同じ厚さの板状部材を複数重ねて管座が形成されている場合と比較して、板状部材の総数を抑制しながら、所望の流量を有する流路A~Wを小型の管座10で実現できる。
この構成によれば、同じ厚さの板状部材を複数重ねて管座が形成されている場合と比較して、板状部材の総数を抑制しながら、所望の流量を有する流路A~Wを小型の管座10で実現できる。
本実施形態に係る複数の板状部材11~17,20~24は、面内方向に延びる流路Aを有する第4板材14と、面内方向に延びる流路Bを有する第6板材16と、第4板材14と第6板材16との間に設けられた第5板材15と、を含む。第5板材15は、第4板材14における開口部A14の一端と第6板材16における開口部B16の一端とを繋ぐ開口部A15を有する。
この構成によれば、開口部A15を有する第5板材15の両面は接合面積が確保されているため、第4板材14と第6板材16とを直接重ねる場合と比較して、接合強度を高めることができる。
この構成によれば、開口部A15を有する第5板材15の両面は接合面積が確保されているため、第4板材14と第6板材16とを直接重ねる場合と比較して、接合強度を高めることができる。
本実施形態に係る複数の板状部材11~17,20~24は、開口部B13を有する第3板材13と、開口部B15を有する第5板材15と、第3板材13と第4板材14との間に設けられた第4板材14と、を含む。第4板材14は、第3板材13における開口部B13と第5板材15における開口部B15とを繋ぐ開口部B14を有する。
この構成によれば、流路Bが複数の板状部材13,14,15により形成されていることで、流路Bを3次元的に自在に配置することができるため、流路Bが単層の管座に形成されている場合と比較して、流路Bを高密度化かつ複雑化することができる。
この構成によれば、流路Bが複数の板状部材13,14,15により形成されていることで、流路Bを3次元的に自在に配置することができるため、流路Bが単層の管座に形成されている場合と比較して、流路Bを高密度化かつ複雑化することができる。
本実施形態に係る調整弁50,51は、車両の荷重を受ける空気ばね50d,51dの圧力に基づいて、入力ポート5から入力された圧縮空気の圧力を調整して、パイロット圧を出力する、パイロット圧調整弁である。入力ポート5とパイロット圧調整弁50,51とを繋ぐ流路Aは、複数の板状部材14,15,16,17,22,23により形成されている。
この構成によれば、圧縮空気の漏れを抑制するとともに、入力ポート5とパイロット圧調整弁50,51とを繋ぐ流路を高密度化かつ複雑化することができる。
この構成によれば、圧縮空気の漏れを抑制するとともに、入力ポート5とパイロット圧調整弁50,51とを繋ぐ流路を高密度化かつ複雑化することができる。
本実施形態に係る管座10は、車両の荷重を受ける空気ばね50d,51dの圧力が入力される空気ばねポート6を備える。ブレーキ制御装置1は、空気ばねポート6から入力された空気の圧力を検出する空気ばね圧力センサ43を備える。空気ばねポート6と空気ばね圧力センサ43とを繋ぐ流路R、及び、入力ポート5とパイロット圧調整弁50,51とを繋ぐ流路Aは、複数の板状部材11~17,21~23により形成されている。
この構成によれば、空気ばねポート6と空気ばね圧力センサ43とを繋ぐ流路Rも1の積層管座10で構成されるため、より小型化できる。
この構成によれば、空気ばねポート6と空気ばね圧力センサ43とを繋ぐ流路Rも1の積層管座10で構成されるため、より小型化できる。
本実施形態に係るパイロット圧調整弁30,31及び空気ばね圧力センサ41,43は、管座10の同じ側面に固定されている。
この構成によれば、パイロット圧調整弁30,31及び空気ばね圧力センサ41,43が互いに管座10の同じ側面に固定されているため、パイロット圧調整弁30,31及び空気ばね圧力センサ41,43が互いに管座10の異なる側面に固定されている場合と比較して、メンテナンス時に作業者がアクセスしやすい。
この構成によれば、パイロット圧調整弁30,31及び空気ばね圧力センサ41,43が互いに管座10の同じ側面に固定されているため、パイロット圧調整弁30,31及び空気ばね圧力センサ41,43が互いに管座10の異なる側面に固定されている場合と比較して、メンテナンス時に作業者がアクセスしやすい。
本実施形態に係るブレーキ制御装置1は、パイロット圧調整弁50,51が出力したパイロット圧を検出するパイロット圧力センサ42Bを備える。パイロット圧調整弁50,51とパイロット圧力センサ42とを繋ぐ流路Mは、複数の板状部材11~17,20~24により形成されている。パイロット圧力センサ42B及び空気ばね圧力センサ41,43は、管座10の同じ側面に固定されている。
この構成によれば、パイロット圧力センサ42B及び空気ばね圧力センサ41,43が互いに管座10の同じ側面に固定されているため、パイロット圧力センサ42B及び空気ばね圧力センサ41,43が互いに管座10の異なる側面に固定されている場合と比較して、メンテナンス時に作業者がアクセスしやすい。
この構成によれば、パイロット圧力センサ42B及び空気ばね圧力センサ41,43が互いに管座10の同じ側面に固定されているため、パイロット圧力センサ42B及び空気ばね圧力センサ41,43が互いに管座10の異なる側面に固定されている場合と比較して、メンテナンス時に作業者がアクセスしやすい。
本実施形態に係る複数の板状部材11~17,20~24の内の最表層の板状部材11,17は、パイロット圧調整弁50,51が取り付けられる弁取付用開口部10aを有する。
この構成によれば、最表層の板状部材11,17における弁取付用開口部10aにより、パイロット圧調整弁50,51をボルトで締結することができる。
この構成によれば、最表層の板状部材11,17における弁取付用開口部10aにより、パイロット圧調整弁50,51をボルトで締結することができる。
本実施形態に係るブレーキ制御装置1は、パイロット圧調整弁50,51が出力したパイロット圧を検出するパイロット圧力センサ42Bを備える。複数の板状部材11~17,20~24の内の最表層のサブプレート20は、パイロット圧力センサ42Bが取り付けられるセンサ用取付開口部10bを有する。
この構成によれば、最表層のサブプレート20におけるセンサ用取付開口部10bにより、パイロット圧力センサ42Bをボルトで締結することができる。
この構成によれば、最表層のサブプレート20におけるセンサ用取付開口部10bにより、パイロット圧力センサ42Bをボルトで締結することができる。
本実施形態に係るパイロット圧調整弁30,31及びパイロット圧力センサ42Bは、管座10の同じ側面に固定されている。
この構成によれば、パイロット圧調整弁30,31及びパイロット圧力センサ42Bが互いに管座10の同じ側面に固定されているため、パイロット圧調整弁30,31及びパイロット圧力センサ42Bが互いに管座10の異なる側面に固定されている場合と比較して、メンテナンス時に作業者がアクセスしやすい。
この構成によれば、パイロット圧調整弁30,31及びパイロット圧力センサ42Bが互いに管座10の同じ側面に固定されているため、パイロット圧調整弁30,31及びパイロット圧力センサ42Bが互いに管座10の異なる側面に固定されている場合と比較して、メンテナンス時に作業者がアクセスしやすい。
本実施形態に係る複数の板状部材11~17,20~24は、パイロット圧力センサ42Bが取り付けられるセンサ用取付開口部10bを有するサブプレート20と、パイロット圧調整弁50,51とパイロット圧力センサ42Bとを繋ぐ流路Mを有する第4ブレージングシート24とを含む。サブプレート20は、第4ブレージングシート24を形成する金属よりも耐食性に優れる金属により形成されている。
この構成によれば、パイロット圧力センサ42Bが取り付けられるセンサ用取付開口部10bの周囲に水気が溜まる場合であっても、サブプレート20が錆びることを抑制することができる。
この構成によれば、パイロット圧力センサ42Bが取り付けられるセンサ用取付開口部10bの周囲に水気が溜まる場合であっても、サブプレート20が錆びることを抑制することができる。
本実施形態に係るブレーキ制御装置の製造方法は、供給空気タンク2から圧縮空気が入力される入力ポート5を有する管座10を製造する管座製造工程と、入力ポート5から入力された圧縮空気の流量又は圧力を調整して、ブレーキシリンダ3を作動させるための作動空気を出力する調整弁30~35、及び圧力センサ41~43を、管座10に固定する固定工程と、を含む。管座製造工程では、複数の板状部材11~17,20~24を積層して互いに金属接合し、入力ポート5と調整弁30~35と繋ぐ流路A~Wを複数の板状部材11~17,20~24により形成する。固定工程では、調整弁30~35及び圧力センサ41~43を、管座10の表面にボルトで締結する。
この方法によれば、入力ポート5と調整弁30~35と繋ぐ流路A~Wを複数の板状部材11~17,20~24により形成することで、流路A~Wを3次元的に自在に配置することができるため、流路A~Wを単層の管座に形成する場合と比較して、流路A~Wを高密度化かつ複雑化することができる。加えて、複数の板状部材11~17,20~24を積層して互いに金属接合することで、金属接合は既存の接着剤による接合に比べて接合強度が高いため、圧縮空気の漏れを抑制することができる。したがって、圧縮空気の漏れを抑制するとともに、流路A~Wを高密度化かつ複雑化することができる。
<第2実施形態>
<ブレーキ制御装置>
図18は、第2実施形態のブレーキ制御装置201の上面図である。図19は、図18のXIX-XIX断面を含む図である。
上述した第1実施形態では、中継弁が管座の外部に設けられた例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、中継弁は、管座の内部に設けられていてもよい。なお、第2実施形態において、上述した第1実施形態と同様の構成には同一の名称を付し、詳細説明は省略する。
<ブレーキ制御装置>
図18は、第2実施形態のブレーキ制御装置201の上面図である。図19は、図18のXIX-XIX断面を含む図である。
上述した第1実施形態では、中継弁が管座の外部に設けられた例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、中継弁は、管座の内部に設けられていてもよい。なお、第2実施形態において、上述した第1実施形態と同様の構成には同一の名称を付し、詳細説明は省略する。
図19に示すように、ブレーキ制御装置201は、パイロット圧(例えば、不図示のパイロット圧調整弁が出力したパイロット圧)が入力されるパイロット圧ポート206を有する。パイロット圧ポート206は、管座210に設けられている。管座210は、複数の板状部材210aが互いに金属接合(例えば、ろう付け)されて積層されている。
中継弁220(調整弁の一例)は、パイロット圧ポート206から入力されたパイロット圧の圧力に応じて、入力ポート205から入力された圧縮空気(入力ポートから入力された流体の一例)の流量又は圧力を調整する。中継弁220は、不図示の給気弁及び排気弁によって調整された圧力がパイロット圧として入力され、出力ポート207からブレーキ圧力を出力する。入力ポート205と中継弁220とを繋ぐ流路211は、複数の板状部材210aにより形成されている。パイロット圧ポート206と中継弁220とを繋ぐ流路212は、複数の板状部材210aにより形成されている。
中継弁220は、複数(例えば本実施形態では2つ)設けられている。2つの中継弁220は、1の台車における前後方向一方の車輪(第1の車輪の一例)を制動するための第1ブレーキシリンダ203A(第1のブレーキ装置の一例)に圧縮空気(流体の一例)を出力する第1の中継弁220Aと、1の台車における前後方向他方の車輪(第2の車輪の一例)を制御するための第2ブレーキシリンダ203B(第2のブレーキ装置の一例)に圧縮空気(流体の一例)を出力する第2の中継弁220Bと、である。
第1の中継弁220Aと第2の中継弁220Bとは、台車の前後方向に互いに間隔をあけて配置されている。第1の中継弁220Aは、第2の中継弁220Bよりも-X側に配置されている。なお、各図においては、2つの中継弁220A,220Bの一方(-X側の第1の中継弁220A)の構成要素の末尾には記号Aを付し、他方(+X側の第2の中継弁220B)の構成要素の末尾には記号Bを付しているが、特に区別する必要が無い場合は末尾の記号を省略して説明する。
図18に示すように、入力ポート205A,205Bは、各中継弁220A,220Bに対応して設けられている。入力ポート205A,205Bは、第1供給空気タンク202A(空気源、流体源の一例)から第1の中継弁220Aに圧縮空気(流体の一例)を入力するための第1の入力ポート205Aと、第2供給空気タンク202B(空気源、流体源の一例)から第2の中継弁220Bに圧縮空気(流体の一例)を入力するための第2の入力ポート205Bと、である。
なお、供給空気タンク(空気源)の設置数は、上記に限定されず、要求仕様に応じて変更することができる。例えば、各入力ポート205A,205Bには、1の供給空気タンク(空気源の一例)から圧縮空気が入力されてもよい。
図19に示すように、パイロット圧ポート206A,206Bは、各中継弁220A,220Bに対応して設けられている。パイロット圧ポート206A,206Bは、第1の中継弁220Aにパイロット圧を入力するための第1のパイロット圧ポート206Aと、第2の中継弁220Bにパイロット圧を入力するための第2のパイロット圧ポート206Bと、である。
出力ポート207A,207Bは、各中継弁220A,220Bに対応して設けられている。出力ポート207A,207Bは、第1ブレーキシリンダ203Aに圧縮空気を出力するための第1の出力ポート207Aと、第2ブレーキシリンダ203Bに圧縮空気を出力するための第2の出力ポート207Bと、である。
第1の入力ポート205Aと第1の中継弁220Aとを繋ぐ流路211Aは、複数の板状部材210aにより形成されている。第1のパイロット圧ポート206Aと第1の中継弁220Aとを繋ぐ流路212Aは、複数の板状部材210aにより形成されている。第1の中継弁220Aと第1の出力ポート207Aとを繋ぐ流路213Aは、複数の板状部材210aにより形成されている。
第2の入力ポート205Bと第2の中継弁220Bとを繋ぐ流路211Bは、複数の板状部材210aにより形成されている。第2のパイロット圧ポート206Bと第2の中継弁220Bとを繋ぐ流路212Bは、複数の板状部材210aにより形成されている。第2の中継弁220Bと第2の出力ポート207Bとを繋ぐ流路213Bは、複数の板状部材210aにより形成されている。
図18に示すように、第1の入力ポート205Aと第1の中継弁220Aとを繋ぐ流路211Aは、第2の中継弁220Bを迂回するように構成されている。具体的に、第1の入力ポート205Aと第1の中継弁220Aとを繋ぐ流路211Aは、上面視で、第1の中継弁220Aのポート(入力室221の入力ポート)から+X側に延びた後に第2の中継弁220Bの+Y側方に向かって傾斜しつつ延び、その後、第2の中継弁220Bの+X側方に向かって傾斜しつつ延びている。
図19に示すように、中継弁220は、入力ポート(言い換えると、流路211に通じるポート)を有する入力室221と、出力ポート(言い換えると、流路213に通じるポート)を有する出力室222と、パイロットポート(言い換えると、パイロット圧ポート206に通じるポート)を有する制御室223と、排気ポート(言い換えると、排気ポート208に通じるポート)を有する排出室224と、を含む。
入力室221には、元圧が入力ポート205を通して入力される。制御室223には、パイロットポートを通してパイロット圧力が入力される。出力室222は、パイロット圧力に応じたブレーキ圧力を生じさせ、出力ポートを通して出力する。排出室224は、排出ポートを通して余剰圧力を排気する。
中継弁220は、中空のピストン225と、膜板226と、ばね227と、弁体228と、ばね229と、を備える。なお、ばね227が収容されるばね室230と出力室222との間には、出力室222の過渡的な変化にピストン225が過敏に反応し過ぎるのを防ぐための絞り231が設けられている。
ピストン225 は、上下方向に移動可能に設けられている。膜板226は、ピストン225から側方に張り出すように設けられている。膜板226は、ピストン225を上下方向に往復移動可能に支持している。
2つの中継弁220A,220Bは、膜板226同士が隣り合うように互いに間隔をおいて横に並んで配置されている。なお、中継弁220A,220Bの配置位置は上記に限定されず、要求仕様に応じて変更することができる。
膜板226は、制御室223内の空気圧力と出力室222内の空気圧力との差圧によって撓み、ばね227の弾性力(復元力)に抗しながらピストン225を変位させる。ピストン225が上方に変位する場合は、弁体228がばね229の弾性力(復元力)に抗しながら、上方に移動させられ、入力室221と出力室222とが連通状態となる。
制御室223内の空気圧力と出力室222内の空気圧力との差圧が無くなると、ピストン225は下方に変位する。ピストン225が下方に変位する場合は、弁体228がばね229によって下方に移動させられ、入力室221と出力室222とは非連通状態となる。
ピストン225が下方に変位する場合は、ピストン225の中空部を介して出力室222と排出室224が連通状態となる。このとき、出力圧力は絞り231を通してバネ室230にも流入し、ピストン225を押し下げる方向に作用する。そして、制御室223内の圧力と出力圧力(バネ室230)との差圧が無くなると、ピストン225は上方に変位し、出力室222と排出室224とは非連通状態となる。すなわち、入力室221の圧縮空気が出力室222に流入したり、出力室222の圧縮空気が排出室224に排出されたりすることにより、出力室222内の圧力がパイロット圧力に応じたブレーキ圧力に調整される。
図18に示すように、ブレーキ制御装置201は、所定のタイミングで(例えば、不図示の開放用電磁弁からの出力がパイロット圧として入力されたときに)中継弁220A,220Bから出力されたブレーキ圧力を強制的に排気する強制開放弁240A,240Bを備えていてもよい。図の例では、2つの中継弁220A,220Bに対応して強制開放弁240A,240Bも2つ設けられている。
強制開放弁240A,240Bは、前後方向に細長い形状を有する。すなわち、強制開放弁240A,240Bの長手方向は、中継弁220A,220Bのピストン225の移動方向(ピストン225が上下方向に移動する方向)に対して直交している。一方の強制開放弁240Aは、上面視で中継弁220Aよりも-Y側に配置されている。他方の強制開放弁240Bは、上面視で中継弁220Bよりも+Y側に配置されている。
以上説明したように、本実施形態に係るブレーキ制御装置201は、パイロット圧が入力されるパイロット圧ポート206を備える。調整弁220は、パイロット圧ポート206から入力されたパイロット圧の圧力に応じて、入力ポート205から入力された圧縮空気の流量又は圧力を調整する中継弁である。入力ポート205と中継弁220とを繋ぐ流路211、及び、パイロット圧ポート206と中継弁220とを繋ぐ流路212が、複数の板状部材210aにより形成されている。
この構成によれば、管座210の内部に中継弁220を備えた構成において、圧縮空気の漏れを抑制するとともに、流路211,212を高密度化かつ複雑化することができる。
この構成によれば、管座210の内部に中継弁220を備えた構成において、圧縮空気の漏れを抑制するとともに、流路211,212を高密度化かつ複雑化することができる。
本実施形態に係る中継弁220A,220Bは、1の台車における第1の車輪を制動するための第1ブレーキシリンダ203Aに圧縮空気を出力する第1の中継弁220Aと、1の台車における第1の車輪と異なる第2の車輪を制動するために第2ブレーキシリンダ203Bに圧縮空気を出力する第2の中継弁220Bと、を含む。入力ポート205A,205Bは、第1供給空気タンク202Aから第1の中継弁220Aに圧縮空気を入力するための第1の入力ポート205Aと、第2供給空気タンク202Bから第2の中継弁220Bに圧縮空気を入力するための第2の入力ポート205Bと、を含む。パイロット圧ポート206A,206Bは、第1の中継弁220Aにパイロット圧を入力するための第1のパイロット圧ポート206Aと、第2の中継弁220Bにパイロット圧を入力するための第2のパイロット圧ポート206Bと、を含む。第1の入力ポート205Aと第1の中継弁220Aとを繋ぐ流路211A、第1のパイロット圧ポート206Aと第1の中継弁220Aとを繋ぐ流路212A、第2の入力ポート205Bと第2の中継弁220Bとを繋ぐ流路211B、及び、第2のパイロット圧ポート206Bと第2の中継弁220Bとを繋ぐ流路212Bが、複数の板状部材210aにより形成されている。
この構成によれば、中継弁220を1つのみ備える場合と比較して、ブレーキ性能を高精度化することができる。加えて、管座210の内部に2つの中継弁220A,220Bを備えた構成において、圧縮空気の漏れを抑制するとともに、流路211A,211B,212A,212Bを高密度化かつ複雑化することができる。
この構成によれば、中継弁220を1つのみ備える場合と比較して、ブレーキ性能を高精度化することができる。加えて、管座210の内部に2つの中継弁220A,220Bを備えた構成において、圧縮空気の漏れを抑制するとともに、流路211A,211B,212A,212Bを高密度化かつ複雑化することができる。
本実施形態に係るブレーキ制御装置201では、第1の中継弁220Aと第2の中継弁220Bとは、台車の前後方向に互いに間隔をあけて配置されている。第1の入力ポート205Aと第1の中継弁220Aとを繋ぐ流路211Aは、第2の中継弁220Bを迂回するように構成されている。
この構成によれば、2つの中継弁220が車両の幅方向に互いに間隔をあけて配置されている場合と比較して、ブレーキ制御装置201の幅方向の厚みを抑制することができる。
この構成によれば、2つの中継弁220が車両の幅方向に互いに間隔をあけて配置されている場合と比較して、ブレーキ制御装置201の幅方向の厚みを抑制することができる。
<第3実施形態>
<除湿装置>
図20は、第3実施形態の除湿装置301の上面図である。図21は、図20の矢視XXIから見た側面図である。
上述した第1実施形態及び第2実施形態では、鉄道車両(車両)を制動(空制)するためのブレーキ装置の制御装置であるブレーキ制御装置を例に挙げて説明したが、これに限らない。例えば、本発明は、鉄道車両(車両)においてブレーキ力を発生させるために用いられる圧縮空気(ブレーキ力を発生させるために用いられる流体の一例)を除湿するための除湿装置にも適用可能である。除湿装置には、不図示の空気圧縮機で生成された圧縮空気が流入する。そして、除湿装置によって除湿された圧縮空気は、不図示の圧縮空気タンクに溜められる。圧縮空気タンクに溜められた圧縮空気は、必要に応じて用いられる。
<除湿装置>
図20は、第3実施形態の除湿装置301の上面図である。図21は、図20の矢視XXIから見た側面図である。
上述した第1実施形態及び第2実施形態では、鉄道車両(車両)を制動(空制)するためのブレーキ装置の制御装置であるブレーキ制御装置を例に挙げて説明したが、これに限らない。例えば、本発明は、鉄道車両(車両)においてブレーキ力を発生させるために用いられる圧縮空気(ブレーキ力を発生させるために用いられる流体の一例)を除湿するための除湿装置にも適用可能である。除湿装置には、不図示の空気圧縮機で生成された圧縮空気が流入する。そして、除湿装置によって除湿された圧縮空気は、不図示の圧縮空気タンクに溜められる。圧縮空気タンクに溜められた圧縮空気は、必要に応じて用いられる。
図20に示すように、除湿装置301は、圧縮空気の流れ方向において上流側からの圧縮空気が流入する除湿部流入口305と、除湿された圧縮空気が流出する除湿部流出口306と、除湿部流入口305と除湿部流出口306とを繋ぐ流路311と、を有するハウジング310を備える。
ハウジング310は、X方向に長手を有し且つY方向に短手を有する直方体状に形成されている。図21に示すように、ハウジング310は、複数(図の例では9枚)の板状部材310aが互いにZ方向に積層されている。ハウジング310は、複数の板状部材310aが互いにろう付け(金属接合の一例)されている。
なお、複数の板状部材310aの接合方法は、ろう付けに限定されず、他の界面接合や溶融接合であってもよく、要求仕様に応じて変更することができる。
なお、複数の板状部材310aの接合方法は、ろう付けに限定されず、他の界面接合や溶融接合であってもよく、要求仕様に応じて変更することができる。
図20に示すように、除湿装置301は、圧縮空気の流れ方向において上流側に配置されたドレン分離部320と、圧縮空気の流れ方向においてドレン分離部320よりも下流側に配置された第1の除湿部321と、圧縮空気の流れ方向において第1の除湿部321よりも下流側に配置された第2の除湿部322と、を備えていてもよい。
ドレン分離部320は、不図示の空気圧縮機で生成された圧縮空気に含まれるドレン(例えば、油水分等)を除去する。例えば、ドレン分離部320は、ハウジング310の前後方向の一端部(例えば、-X端部)に設けられていてもよい。例えば、ドレン分離部320は、除湿部流入口305に繋がるとともに螺旋状に形成された螺旋流路(不図示)を有していてもよい。例えば、圧縮空気中に含まれるドレンは、ドレン分離部320の螺旋流路を通過する際に螺旋流路の内壁面に付着することにより、圧縮空気から除去される。ドレン分離部320によってドレンが分離された圧縮空気は、ドレン分離部320の流出口を通じて、第1の除湿部321に流入する。
第1の除湿部321は、ドレン分離部320からの圧縮空気を除湿する。例えば、第1の除湿部321は、ハウジング310の前後方向の中間部に設けられていてもよい。例えば、第1の除湿部321は、前後方向に間隔をあけて複数(図の例では2つ)設けられていてもよい。例えば、第1の除湿部321は、ハウジング310内に設けられた複数の中空糸膜(不図示)を有する、いわゆる中空糸膜式の除湿部であってもよい。例えば、中空糸膜では、内部を通過する圧縮空気中に含まれる水蒸気が膜部の外側へ透過することにより、除湿された圧縮空気が生成される。第1の除湿部321によって除湿された圧縮空気は、第1の除湿部321の流出口を通じて、第2の除湿部322に流入する。
第2の除湿部322は、第1の除湿部321からの圧縮空気を除湿する。例えば、第2の除湿部322は、ハウジング310の前後方向の他端部(例えば、+X端部)に設けられていてもよい。例えば、第2の除湿部322は、ハウジング310内に設けられた不図示の吸着剤(例えば、シリカゲル等)を有する、いわゆる吸着式の除湿部であってもよい。例えば、圧縮空気に含まれる水分が吸着材によって吸着されることにより、除湿された圧縮空気が生成される。第2の除湿部322によって除湿された圧縮空気は、第2の除湿部322の流出口(除湿部流出口306の一例)を通じて、不図示の圧縮空気タンクに溜められ、必要に応じて用いられる。
なお、ドレン分離部320、第1の除湿部321、及び第2の除湿部322の設置態様は、上記に限定されず、要求仕様に応じて変更することができる。
除湿部流入口305と除湿部流出口306とを繋ぐ流路311は、複数(図21の例では9枚)の板状部材310aにより形成されている。例えば、除湿部流入口305と除湿部流出口306とを繋ぐ流路311は、除湿部流入口305とドレン分離部320の流出口とを繋ぐ流路311Aと、ドレン分離部320の流出口と第1の除湿部321の流出口とを繋ぐ流路311Bと、第1の除湿部321の流出口と第2の除湿部322の流出口とを繋ぐ流路311Cと、から成っていてもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る除湿装置301は、車両においてブレーキ力を発生させるために用いられる圧縮空気を除湿するための除湿装置である。除湿装置301は、圧縮空気の流れ方向において上流側からの圧縮空気が流入する除湿部流入口305と、除湿された圧縮空気が流出する除湿部流出口306と、除湿部流入口305と除湿部流出口306とを繋ぐ流路311と、を有するハウジング310を備える。ハウジング310は、複数の板状部材310aが互いに金属接合されて積層されている。流路311は、複数の板状部材310aにより形成されている。
この構成によれば、流路311が複数の板状部材310aにより形成されていることで、流路311を3次元的に自在に配置することができるため、流路311が単層のハウジング310に形成されている場合と比較して、流路311を高密度化かつ複雑化することができる。加えて、ハウジング310は複数の板状部材310aが互いに金属接合されて積層されていることで、金属接合は既存の接着剤による接合に比べて接合強度が高いため、圧縮空気の漏れを抑制することができる。したがって、圧縮空気の漏れを抑制するとともに、流路311を高密度化かつ複雑化することができる。
なお、本発明の技術範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
上述した実施形態では、流路が複数の板状部材により形成されている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、上述した管座又はハウジングは、単一の板状部材により形成された流路を含んでいてもよい。例えば、流路の態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上述した実施形態では、流体が空気である例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、流体は、空気以外の気体であってもよいし、油や水等の液体であってもよい。例えば、流体の態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上述した第1実施形態では、ブレーキ制御装置は、供給空気タンクから圧縮空気が入力される入力ポートを有する管座と、入力ポートから入力された圧縮空気の流量又は圧力を調整して、ブレーキシリンダを作動させるための作動空気を出力する調整弁と、を備える例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、ブレーキ制御装置は、供給タンクから油が入力される入力ポートを有する管座と、入力ポートから入力された油の流量又は圧力を調整して、ブレーキシリンダを作動させるための作動油を出力する調整弁と、を備えていてもよい。例えば、ブレーキ制御装置は、作動空気等の気体により駆動するものに限らず、油圧や水圧により駆動するものであってもよい。例えば、ブレーキ制御装置の態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上述した第2実施形態では、調整弁は、パイロット圧ポートから入力されたパイロット圧の圧力に応じて、入力ポートから入力された圧縮空気の流量又は圧力を調整する中継弁である例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、調整弁は、パイロット圧ポートから入力されたパイロット圧の圧力に応じて、入力ポートから入力された油の流量又は圧力を調整する中継弁であってもよい。例えば、調整弁は、圧縮空気等の気体の流量又は圧力を調整する中継弁に限らず、油や水等の液体の流量又は圧力を調整する中継弁であってもよい。例えば、調整弁の態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上述した第3実施形態では、除湿装置は、鉄道車両(車両)においてブレーキ力を発生させるために用いられる圧縮空気を除湿するためのものである例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、除湿装置は、自動車等、鉄道車両以外の車両にも適用可能である。例えば、除湿装置は、車両のみならず、航空機や船舶等の車両以外の移動体にも適用可能である。例えば、除湿装置は、圧縮空気以外の気体を除湿するためのものであってもよい。例えば、除湿装置の態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上述した第1実施形態では、複数の板状部材は、第1の厚みを有する板状部材と、第1の厚みよりも厚い第2の厚みを有する板状部材と、を含み、流路は、第1の厚みを有する板状部材と第2の厚みを有する板状部材とが、交互に重ねられて形成されている例を挙げて説明したが、これに限らない。
例えば、図22に示すように、管座410は、第1の厚みを有する板状部材411と、第1の厚みよりも厚い第2の厚みを有する板状部材412と、が互いに金属接合(例えばろう付け)されて積層され、第2の厚みを有する板状部材412は、第1の厚みを有する板状部材411との接合面から厚み方向(Z方向)に窪む溜まり部430を有していてもよい。図22の例では、溜まり部430は、第2の厚みを有する板状部材412において流路420とは異なる位置に設けられ、かつ、第2の厚みを有する板状部材412の上面から下方に窪む凹部である。
この構成によれば、第1の厚みを有する板状部材411と第2の厚みを有する板状部材412とを金属接合(例えばろう付け)する際に、溶けたろう材が溜まり部430に流れ留まるため、ろう材が流路420にたまることを抑制することができる。
なお、溜まり部は、ブレーキ制御装置の管座を構成する板状部材に設けられていることに限らず、除湿装置のハウジングを構成する板状部材に設けられていてもよい。例えば、溜まり部の設置態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
例えば、図22に示すように、管座410は、第1の厚みを有する板状部材411と、第1の厚みよりも厚い第2の厚みを有する板状部材412と、が互いに金属接合(例えばろう付け)されて積層され、第2の厚みを有する板状部材412は、第1の厚みを有する板状部材411との接合面から厚み方向(Z方向)に窪む溜まり部430を有していてもよい。図22の例では、溜まり部430は、第2の厚みを有する板状部材412において流路420とは異なる位置に設けられ、かつ、第2の厚みを有する板状部材412の上面から下方に窪む凹部である。
この構成によれば、第1の厚みを有する板状部材411と第2の厚みを有する板状部材412とを金属接合(例えばろう付け)する際に、溶けたろう材が溜まり部430に流れ留まるため、ろう材が流路420にたまることを抑制することができる。
なお、溜まり部は、ブレーキ制御装置の管座を構成する板状部材に設けられていることに限らず、除湿装置のハウジングを構成する板状部材に設けられていてもよい。例えば、溜まり部の設置態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
図22の例では、第2の厚みを有する板状部材は、第1の厚みを有する板状部材との接合面から厚み方向に窪む溜まり部を有する例を挙げて説明したが、これに限らない。
例えば、図23に示すように、管座510は、第1の厚みを有する板状部材511と、第1の厚みよりも厚い第2の厚みを有する板状部材512と、が互いに金属接合(例えばろう付け)されて積層され、第2の厚みを有する板状部材512は、流路520を区画するとともに厚み方向(Z方向)に対して傾斜する斜面521を有していてもよい。図23の例では、斜面521は、流路520の両側壁面を構成している。図23の例では、流路520は、逆台形の断面形状に形成されている。
この構成によれば、第1の厚みを有する板状部材511と第2の厚みを有する板状部材512とを金属接合(例えばろう付け)する際に、溶けたろう材が流路520の斜面521に流れ留まるため、ろう材が流路520の底部にたまることを抑制することができる。
例えば、図23に示すように、管座510は、第1の厚みを有する板状部材511と、第1の厚みよりも厚い第2の厚みを有する板状部材512と、が互いに金属接合(例えばろう付け)されて積層され、第2の厚みを有する板状部材512は、流路520を区画するとともに厚み方向(Z方向)に対して傾斜する斜面521を有していてもよい。図23の例では、斜面521は、流路520の両側壁面を構成している。図23の例では、流路520は、逆台形の断面形状に形成されている。
この構成によれば、第1の厚みを有する板状部材511と第2の厚みを有する板状部材512とを金属接合(例えばろう付け)する際に、溶けたろう材が流路520の斜面521に流れ留まるため、ろう材が流路520の底部にたまることを抑制することができる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは可能である。また、上述した各変形例を組み合わせても構わない。
本明細書で開示した実施形態のうち、複数の物体で構成されているものは、当該複数の物体を一体化してもよく、逆に一つの物体で構成されているものを複数の物体に分けることができる。一体化されているか否かにかかわらず、発明の目的を達成できるように構成されていればよい。
本明細書で開示した実施形態のうち、複数の物体で構成されているものは、当該複数の物体を一体化してもよく、逆に一つの物体で構成されているものを複数の物体に分けることができる。一体化されているか否かにかかわらず、発明の目的を達成できるように構成されていればよい。
1…ブレーキ制御装置、2…供給空気タンク(空気源、流体源)、3…ブレーキシリンダ(ブレーキ装置)、5…入力ポート、6…空気ばねポート(流体ばねポート)、10…管座、10a…弁取付用開口部(弁締結部)、10b…センサ用取付開口部(センサ締結部)、11…第1板材(板状部材、複数の板状部材の内の最表層の板状部材)、12…第2板材(板状部材)、13…第3板材(板状部材)、14…第4板材(板状部材)、15…第5板材(板状部材)、16…第6板材(板状部材)、17…第7板材(板状部材、複数の板状部材の内の最表層の板状部材)、20…サブプレート(板状部材、複数の板状部材の内の最表層の板状部材)、21…第1ブレージングシート(板状部材)、22…第2ブレージングシート(板状部材)、23…第3ブレージングシート(板状部材)、24…第4ブレージングシート(板状部材)、30A~30C…給気弁(調整弁)、31A~31C…排気弁(調整弁)、32…電磁弁(調整弁)、33…非常用弁(調整弁)、34…応荷重弁(調整弁)、35…複式逆止弁(調整弁)、41A~D…空気ばね圧力センサ(流体ばね圧力センサ)、42A,42B…パイロット圧力センサ、43…空気ばね圧力センサ(流体ばね圧力センサ)、50…調圧弁(パイロット圧調整弁)、50d…満車保証ばね(空気ばね)、51d…空車保証ばね(空気ばね)、51…出力弁(パイロット圧調整弁)、201…ブレーキ制御装置、202A…第1供給空気タンク(空気源、流体源)、202B…第2供給空気タンク(空気源、流体源)、203A…第1ブレーキシリンダ(第1のブレーキ装置)、203B…第2ブレーキシリンダ(第2のブレーキ装置)、205A…第1の入力ポート(入力ポート)、205B…第2の入力ポート(入力ポート)、206A…第1のパイロット圧ポート(パイロット圧ポート)、206B…第2のパイロット圧ポート(パイロット圧ポート)、210…管座、210a…板状部材、211A…第1の入力ポートと第1の中継弁とを繋ぐ流路(入力ポートと中継弁とを繋ぐ流路)、211B…第2の入力ポートと第2の中継弁とを繋ぐ流路(入力ポートと中継弁とを繋ぐ流路)、212A…第1のパイロット圧ポートと第1の中継弁とを繋ぐ流路(パイロット圧ポートと中継弁とを繋ぐ流路)、212B…第2のパイロット圧ポートと第2の中継弁とを繋ぐ流路(パイロット圧ポートと中継弁とを繋ぐ流路)、220A…第1の中継弁(中継弁)、220B…第2の中継弁(中継弁)、301…除湿装置、305…除湿部流入口、306…除湿部流出口、310…ハウジング、310a…板状部材、311…流路、410…管座、411…第1の厚みを有する板状部材、412…第2の厚みを有する板状部材、420…流路、430…溜まり部、510…管座、511…第1の厚みを有する板状部材、512…第2の厚みを有する板状部材、520…流路、A~W…流路
Claims (18)
- 流体源から流体が入力される入力ポートを有する管座と、
前記入力ポートから入力された流体の流量又は圧力を調整して、ブレーキ装置を作動させるための流体を出力する調整弁と、を備え、
前記管座は、複数の板状部材が互いに金属接合されて積層され、前記入力ポートと前記調整弁と繋ぐ流路が前記複数の板状部材により形成されている
ブレーキ制御装置。 - 前記複数の板状部材は、第1の厚みを有する板状部材と、前記第1の厚みよりも厚い第2の厚みを有する板状部材と、を含み、
前記流路は、前記第1の厚みを有する板状部材と前記第2の厚みを有する板状部材とが、交互に重ねられて形成されている
請求項1に記載のブレーキ制御装置。 - 前記第2の厚みを有する板状部材は、前記第1の厚みを有する板状部材との接合面から厚み方向に窪む溜まり部を有する
請求項2に記載のブレーキ制御装置。 - 前記複数の板状部材は、
面内方向に延びる第1の流路を有する板状部材と、
面内方向に延びる第2の流路を有する板状部材と、
前記第1の流路を有する板状部材と前記第2の流路を有する板状部材との間に設けられ、前記第1の流路の一端と前記第2の流路の一端とを繋ぐ孔のみを有する板状部材と、を含む
請求項1から3のいずれか一項に記載のブレーキ制御装置。 - 前記複数の板状部材は、
第1の孔を有する板状部材と、
第2の孔を有する板状部材と、
前記第1の孔を有する板状部材と前記第2の孔を有する板状部材との間に設けられ、前記第1の孔と前記第2の孔とを繋ぐ第3の流路を有する板状部材と、を含む
請求項1から4のいずれか一項に記載のブレーキ制御装置。 - 前記調整弁は、車両の荷重を受ける流体ばねの圧力に基づいて、前記入力ポートから入力された流体の圧力を調整して、パイロット圧を出力する、パイロット圧調整弁であり、
前記入力ポートと前記パイロット圧調整弁とを繋ぐ流路が、前記複数の板状部材により形成されている
請求項1から5のいずれか一項に記載のブレーキ制御装置。 - 前記管座は、車両の荷重を受ける流体ばねの圧力が入力される流体ばねポートを更に備え、
前記ブレーキ制御装置は、前記流体ばねポートから入力された流体の圧力を検出する流体ばね圧力センサを更に備え、
前記流体ばねポートと前記流体ばね圧力センサとを繋ぐ流路、及び、前記入力ポートと前記パイロット圧調整弁とを繋ぐ流路が前記複数の板状部材により形成されている
請求項6に記載のブレーキ制御装置。 - 前記パイロット圧調整弁及び前記流体ばね圧力センサは、前記管座の同じ側面に固定されている
請求項7に記載のブレーキ制御装置。 - 前記ブレーキ制御装置は、前記パイロット圧調整弁が出力したパイロット圧を検出するパイロット圧力センサを更に備え、
前記パイロット圧調整弁と前記パイロット圧力センサとを繋ぐ流路が、前記複数の板状部材により形成され、
前記パイロット圧力センサ及び前記流体ばね圧力センサは、前記管座の同じ側面に固定されている
請求項7又は8に記載のブレーキ制御装置。 - 前記複数の板状部材の内の最表層の板状部材は、前記パイロット圧調整弁が取り付けられる弁締結部を有する
請求項6から9のいずれか一項に記載のブレーキ制御装置。 - 前記ブレーキ制御装置は、前記パイロット圧調整弁が出力したパイロット圧を検出するパイロット圧力センサを更に備え、
前記複数の板状部材の内の最表層の板状部材は、前記パイロット圧力センサが取り付けられるセンサ締結部を有する
請求項6から10のいずれか一項に記載のブレーキ制御装置。 - 前記ブレーキ制御装置は、前記パイロット圧調整弁が出力したパイロット圧を検出するパイロット圧力センサを更に備え、
前記パイロット圧調整弁及び前記パイロット圧力センサは、前記管座の同じ側面に固定されている
請求項6から11のいずれか一項に記載のブレーキ制御装置。 - 前記ブレーキ制御装置は、前記パイロット圧調整弁が出力した前記パイロット圧を検出するパイロット圧力センサを更に備え、
前記複数の板状部材は、
前記パイロット圧力センサが取り付けられるセンサ締結部を有する板状部材と、
前記パイロット圧調整弁と前記パイロット圧力センサとを繋ぐ第4の流路を有する板状部材と、を含み、
前記センサ締結部を有する板状部材は、前記第4の流路を有する板状部材を形成する金属よりも耐食性に優れる金属により形成されている
請求項6から12のいずれか一項に記載のブレーキ制御装置。 - 前記ブレーキ制御装置は、パイロット圧が入力されるパイロット圧ポートを更に備え、
前記調整弁は、前記パイロット圧ポートから入力された前記パイロット圧の圧力に応じて、前記入力ポートから入力された流体の流量又は圧力を調整する中継弁であり、
前記入力ポートと前記中継弁とを繋ぐ流路、及び、前記パイロット圧ポートと前記中継弁とを繋ぐ流路が、前記複数の板状部材により形成されている
請求項1から5のいずれか一項に記載のブレーキ制御装置。 - 前記中継弁は、
1の台車における第1の車輪を制動するための第1のブレーキ装置に流体を出力する第1の中継弁と、
前記1の台車における前記第1の車輪と異なる第2の車輪を制動するために第2のブレーキ装置に流体を出力する第2の中継弁と、を含み、
前記入力ポートは、
前記流体源から前記第1の中継弁に流体を入力するための第1の入力ポートと、
前記流体源から前記第2の中継弁に流体を入力するための第2の入力ポートと、を含み、
前記パイロット圧ポートは、
前記第1の中継弁にパイロット圧を入力するための第1のパイロット圧ポートと、
前記第2の中継弁にパイロット圧を入力するための第2のパイロット圧ポートと、を含み、
前記第1の入力ポートと前記第1の中継弁とを繋ぐ流路、前記第1のパイロット圧ポートと前記第1の中継弁とを繋ぐ流路、前記第2の入力ポートと前記第2の中継弁とを繋ぐ流路、及び、前記第2のパイロット圧ポートと前記第2の中継弁とを繋ぐ流路が、前記複数の板状部材により形成されている
請求項14に記載のブレーキ制御装置。 - 前記第1の中継弁と前記第2の中継弁とは、前記1の台車の前後方向に互いに間隔をあけて配置され、
前記第1の入力ポートと前記第1の中継弁とを繋ぐ流路は、前記第2の中継弁を迂回するように構成されている
請求項15に記載のブレーキ制御装置。 - ブレーキ力を発生させるために用いられる流体を除湿するための除湿装置であって、
前記流体の流れ方向において上流側からの前記流体が流入する除湿部流入口と、除湿された前記流体が流出する除湿部流出口と、前記除湿部流入口と前記除湿部流出口とを繋ぐ流路と、を有するハウジングを備え、
前記ハウジングは、複数の板状部材が互いに金属接合されて積層され、前記流路が前記複数の板状部材により形成されている
除湿装置。 - 流体源から流体が入力される入力ポートを有する管座を製造する管座製造工程と、
前記入力ポートから入力された流体の流量又は圧力を調整して、ブレーキ装置を作動させるための流体を出力する調整弁、及び圧力センサを、前記管座に固定する固定工程と、を含み、
前記管座製造工程では、複数の板状部材を積層して互いに金属接合し、前記入力ポートと前記調整弁と繋ぐ流路を前記複数の板状部材により形成し、
前記固定工程では、前記調整弁及び前記圧力センサを、前記管座の表面にボルトで締結する
ブレーキ制御装置の製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP22163024.7A EP4063209B1 (en) | 2021-03-22 | 2022-03-18 | Brake control device and method of manufacturing brake control device |
CN202210284280.8A CN115107821A (zh) | 2021-03-22 | 2022-03-22 | 制动控制装置、除湿装置、以及制动控制装置的制造方法 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021047048 | 2021-03-22 | ||
JP2021047048 | 2021-03-22 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022146847A true JP2022146847A (ja) | 2022-10-05 |
Family
ID=83461679
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021130000A Pending JP2022146847A (ja) | 2021-03-22 | 2021-08-06 | ブレーキ制御装置、除湿装置、及びブレーキ制御装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2022146847A (ja) |
-
2021
- 2021-08-06 JP JP2021130000A patent/JP2022146847A/ja active Pending
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