JP2022146450A - 端末、基地局、および通信方法 - Google Patents

端末、基地局、および通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の基地局が連携して送信する信号を適切に受信する端末を提供すること。【解決手段】端末は、連携して信号を送信する複数の基地局各々から搬送波を受信する受信部と、搬送波各々に含まれる参照信号に基づいて搬送波各々の受信周波数を制御し、搬送波各々における復号処理の復号結果に基づいて信号を推定する制御部と、を有する。【選択図】図4

Description

本開示は、端末、基地局、および通信方法に関する。
5G(5th generation mobile communication system)では、多素子アンテナによる大規模MIMO(Massive Multiple Input Multiple Output)が主要技術の1つとなっている。例えば、大規模MIMOでは、ビームフォーミングによって鋭いビームを生成し、高速大容量通信を実現する(例えば、特許文献1を参照)。また、大規模MIMOでは、複数ユーザまたは複数ストリームの多重伝送によって高速大容量通信を実現する。
将来の無煙通信システムにおいて、更なる高速大容量通信を実現するために、広帯域化が可能なミリ波帯の利用が検討中である。例えば、ミリ波帯は、sub-6よりパスロスが大きく伝送距離が短いため通信エリアが狭く、基地局と移動する端末との通信が不安定になる場合がある。そのため、複数の基地局が連携して端末と通信を行う技術が検討中である。
国際公開第2018/008212号
しかしながら、複数の基地局が連携する無線通信では、端末が移動した場合、基地局各々の搬送波において周波数シフトが発生する場合がある。そのため、端末は、複数の基地局が連携して送信する信号を適切に受信できない場合がある。
本開示の一態様は、複数の基地局が連携して送信する信号を端末が適切に受信することにある。
本開示の一態様に係る端末は、連携して信号を送信する複数の基地局各々から搬送波を受信する受信部と、前記搬送波各々に含まれる参照信号に基づいて前記搬送波各々の受信周波数を制御し、前記搬送波各々における復号処理の復号結果に基づいて前記信号を推定する制御部と、を有する。
本開示の一態様に係る通信方法は、端末が、連携して信号を送信する複数の基地局各々から搬送波を受信し、前記搬送波各々に含まれる参照信号に基づいて前記搬送波各々の受信周波数を制御し、前記搬送波各々における復号処理の復号結果に基づいて前記信号を推定する。
本開示の一態様に係る基地局は、複数の端末各々から搬送波を受信する受信部と、前記搬送波各々に含まれる参照信号に基づいて前記搬送波各々の受信周波数を制御し、前記搬送波各々における復号処理の復号結果に基づいて前記複数の端末が送信する信号を推定する制御部と、を有する。
本開示の一態様に係る通信方法は、基地局が、複数の端末各々から搬送波を受信し、前記搬送波各々に含まれる参照信号に基づいて前記搬送波各々の受信周波数を制御し、前記搬送波各々における復号処理の復号結果に基づいて前記複数の端末が送信する信号を推定する。
本開示によれば、端末は、複数の基地局が連携して送信する信号を適切に受信できる。
本開示の実施の形態に係る無線通信システムの構成例を示す図である。 周波数シフトが1つ現れる例を説明する図である。 周波数シフトが複数現れる例を説明する図である。 端末の機能ブロック例を示した図である。 基地局の機能ブロック例を示した図である。 端末の動作例示したフローチャートである。 端末および基地局のハードウェア構成の一例を示した図である。
以下、本開示の一態様に係る実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本開示の実施の形態に係る無線通信システムの構成例を示す図である。図1に示すように、無線通信システムは、CU1aと、DU1bと、無線局1ca,1cbと、移動基地局2と、端末3,4と、を有する。なお、CUは、Centralized Unitの略である。DUは、Distributed Unitの略である。
CU1aは、例えば、RRCレイヤ、SDAPレイヤ、およびPDCPレイヤを有する。RRCは、Radio Resource Controlの略である。SDAPは、Service Data Adaptation Protocolの略である。PDCPは、Packet Data Convergence Protocolの略である。
DU1bは、例えば、RLCレイヤ、MACレイヤ、およびPHY-Highレイヤを有する。RLCは、Radio Link Controlの略である。MACは、Medium Access Controlの略である。PHYは、physicalの略である。
無線局1ca,1cbは、例えば、PHY-Low&RFレイヤを有する。RFは、Radio Frequencyの略である。
CU1aは、コアネットワーク(図示せず)と、DU1bとに接続される。CU1aは、コアネットワークから受信した信号を上記のレイヤ機能に基づいて処理し、DU1bに送信する。また、CU1aは、DU1bから受信した信号を上記のレイヤ機能に基づいて処理し、コアネットワークに送信する。
DU1bは、CU1aと、無線局1ca,1cbとに接続される。DU1bは、CU1aから受信した信号を上記のレイヤ機能に基づいて処理し、無線局1ca,1cbに送信する。また、DU1bは、無線局1ca,1cbから受信した信号を上記のレイヤ機能に基づいて処理し、CU1aに送信する。
無線局1ca,1cbは、DU1bに接続される。また、無線局1ca,1cbは、ミリ波帯を用いて、端末3,4と無線通信を行う。無線局1ca,1cbは、DU1bから受信した信号を上記のレイヤ機能に基づいて処理し、端末3,4に送信する。また、無線局1ca,1cbは、端末3,4から受信した信号を上記のレイヤ機能に基づいて処理し、DU1aに送信する。
なお、CU1a、DU1b、および無線局1ca,1cbの構成は、図1の例に限られない。例えば、DU1bには、1つの無線局が接続されてもよいし、3以上の無線局が接続されてもよい。
また、無線局1ca,1cbの各々には、1つのDUが接続されてもよい。無線局1caに接続されたDUと、無線局1cbに接続されたDUとは、CU1aに接続されてもよい。
また、無線局1ca,1cbは、カスケード接続されてもよい。例えば、DU1bには、無線局1caが接続され、無線局1caには、無線局1cbが接続されてもよい。
また、CU1aおよびDU1bは、基地局、gNB、固定基地局、または地上局と称されてもよい。また、CU1a、DU1b、および無線局1ca,1cbが基地局、固定基地局、または地上局と称されてもよい。無線局は、RU(Radio Unit)、張出局、送信点、またはアンテナパネルと称されてもよい。以下では、CU1a、DU1b、および無線局1ca,1cbを固定基地局1と称することがある。
移動基地局2は、例えば、ドローンまたはHAPS(High Altitude Platform Station)といった移動する基地局である。移動基地局2は、空中を移動するものでなくてもよく、例えば、自動車または電車といった地上を移動する車両であってもよい。移動基地局2は、ミリ波帯を用いて、端末4と無線通信を行う。
端末3は、固定基地局1と端末4との間の通信を中継する端末である。端末3を介した、端末4と固定基地局1との通信は、端末間連携通信またはサイドリンク通信と称されてもよい。端末3は、ミリ波帯を用いて、端末4と無線通信を行う。なお、端末3は、端末4から見て、基地局、移動基地局、または中継局と捉えられる。
固定基地局1、移動基地局2、および端末3は、連携して端末4と通信する。例えば、図1に示すように、固定基地局1は、ストリーム#0を用いて端末4と通信する。移動基地局2は、ストリーム#1を用いて端末4と通信する。端末3は、ストリーム#2を用いて端末4と通信する。
複数の基地局に基づく連携通信には、例えば、同じ信号を端末4に送信する協調伝送と、異なる信号を端末4に送信する分散MIMOと、信号を送信する基地局を切り替える通信切り替えとがある。協調伝送は、同時送信、協調MIMO、またはジョイントトランスミッションと称されてもよい。分散MIMOは、分散伝送または分散送信と称されてもよい。
端末4が移動した場合、端末4の受信搬送波に周波数シフトが生じる場合がある。例えば、端末4の受信搬送波にドップラー周波数シフトが生じる場合がある。
図2は、周波数シフトが1つ現れる例を説明する図である。図2の説明では、固定基地局1が搬送波を出力し、移動基地局2および端末3は、搬送波を出力していないとする。
図2に示す「fc」は、固定基地局1の搬送波の周波数(中心周波数)を示す。図2に示す「fc+Δf1」は、端末4が受信する搬送波の周波数(受信周波数)を示す。
固定基地局1の搬送波は、端末4において受信される場合、周波数がずれる場合がある。例えば、端末4における搬送波の受信周波数は、端末4の移動に基づいて周波数シフトが生じ、図2に示すように、「fc」から「fc+Δf1」にずれる場合がある。
端末4が受信する信号は、搬送波の受信周波数のずれに基づいて、誤差を含む場合がある。そこで、端末4は、AFC(Automatic Frequency Control)を用いて、搬送波の受信周波数を補償(補正)する。
例えば、AFCは、固定基地局1から送信される参照信号に基づいて、参照信号の位相回転を算出する。AFCは、算出した位相回転に基づいて、搬送波の受信周波数のずれ「Δf1」を算出する。AFCは、算出した「Δf1」に基づいて、搬送波の受信周波数を「fc+Δf1」に合わせ、搬送波を受信する。参照信号には、例えば、DMRS(DeModulation Reference Signals)が用いられてもよい。
なお、上記では、移動基地局2および端末3が搬送波を出力していないとしたが、出力していてもよい。固定基地局1、移動基地局2、および端末3が搬送波を出力した場合でも、固定基地局1、移動基地局2、および端末3の搬送波のずれが同じである場合には、図2に示したように、搬送波のずれ(Δf1)が1つ現れる。この場合も、端末4は、AFCを用いて、搬送波の受信周波数を補償する。
図3は、周波数シフトが複数現れる例を説明する図である。図3の説明では、固定基地局1および移動基地局2が搬送波を出力し、端末3は、搬送波を出力していないとする。
図3に示す「fc」は、固定基地局1および移動基地局2の搬送波の周波数を示す。図3に示す「fc+Δf1」は、端末4が受信する固定基地局1の搬送波の受信周波数を示す。図3に示す「fc+Δf2」は、端末4が受信する移動基地局2の搬送波の受信周波数を示す。
固定基地局1および移動基地局2の搬送波は、端末4において受信される場合、周波数がずれる場合がある。例えば、端末4における搬送波の受信周波数は、端末4の移動に基づいて周波数シフトが生じ、図3に示すように、「fc」から「fc+Δf1」と「fc+Δf2」とにずれる場合がある。
搬送波のずれは、例えば、LOS(Line Of Sigh)通信が行われ、反射波が無い場合、最大で、端末4が通信している基地局の数現れる。
例えば、固定基地局1よび移動基地局2が搬送波を送信する場合、図3に示すように、端末4では、最大2つの受信周波数のずれが生じる。また、例えば、固定基地局1、移動基地局2、および端末3の3つが搬送波を送信する場合、端末4では、最大3つの受信周波数のずれが生じる。
つまり、基地局連携に基づく通信では、複数の基地局(多方面)から、端末4に搬送波が到来するため、複数の周波数シフトが生じる。そのため、端末4が移動した場合に発生する、複数の周波数シフトに基づく搬送波の受信周波数の補償が重要となる。特に、無線通信システムに移動基地局2および移動する端末3が含まれる場合、大きな周波数シフトが生じる場合があり、搬送波の受信周波数の補償が重要となる。また、搬送波の受信周波数を補償した後の、送信信号の推定が重要となる。
<周波数シフトの補償処理および送信信号の推定処理>
端末4は、下記の1から3に示す処理によって、基地局連携に基づく搬送波の複数の周波数シフトを補償する。そして、端末4は、基地局が基地局連携によって送信する送信信号を推定する。
1.搬送波の受信周波数を、複数の周波数シフト位置のうち、いずれかの周波数シフト位置にあわせ受信処理
例えば、端末4のAFCは、図3の例において、周波数シフト位置「fc+Δf1」と「fc+Δf2」とのうち、搬送波の受信周波数を「fc+Δf1」に合わせる。端末4は、搬送波の受信周波数を「fc+Δf1」に合わせた後、固定基地局1および移動基地局2が送信した送信信号の受信処理を行う。例えば、端末4は、固定基地局1および移動基地局2が送信した送信信号の復調および復号処理を行う。
2.搬送波の受信周波数を、上記1.とは異なる周波数シフト位置にあわせ受信処理
例えば、端末4のAFCは、図3の例において、周波数シフト位置「fc+Δf1」と「fc+Δf2」とのうち、搬送波の受信周波数を、1.で合わせた「fc+Δf1」とは異なる「fc+Δf2」に合わせる。端末4は、搬送波の受信周波数を「fc+Δf2」に合わせた後、固定基地局1および移動基地局2が送信した送信信号の受信処理を行う。例えば、端末4は、固定基地局1および移動基地局2が送信した送信信号の復調および復号処理を行う。
3.上記の1,2の受信処理結果を用いて、送信信号を推定
端末4は、上記1.および上記2.の受信処理結果(復調および復号後の信号)を用いて(組み合わせ)、固定基地局1および移動基地局2が送信した搬送波に含まれる送信信号を推定する。例えば、端末4は、上記1.で取得した受信処理結果の軟値と、上記2.で取得した受信処理結果の軟値との最大比合成に基づいて、固定基地局1および移動基地局2が協調伝送または分散MIMOを用いて送信した送信信号を推定する。または、端末4は、上記1.で取得した受信処理結果の硬値と、上記2.で取得した受信処理結果の硬値との多数決に基づいて、固定基地局1および移動基地局2が協調伝送または分散MIMOを用いて送信した送信信号を推定する。
すなわち、端末4は、AFCを用いて、複数の周波数シフト各々において、受信搬送波の受信周波数を補償する。端末4は、補償した搬送波の受信周波数各々において、固定基地局1および移動基地局2が連携送信した送信信号の受信処理を行う。そして、端末4は、補償した搬送波の受信周波数各々における受信処理結果を用いて、固定基地局1および移動基地局2が送信した送信信号を推定する。
なお、受信搬送波の周波数シフトの補償処理には、AFCが用いられるとしたがこれに限られない。周波数シフトの補償処理には、その他の処理が用いられてもよい。
また、異なる周波数シフト位置における受信処理は、上記1.および上記2.の例のように2回に限られない。端末4は、周波数シフトの数に従って、上記1.および上記2.の処理を繰り返す。
例えば、3つの基地局が搬送波を送信し、端末4において、周波数シフトの数が「Δf1,Δf2,Δf3」の3つ生じたとする。この場合、端末4は、Δf1において、搬送波の受信周波数を補償し(受信周波数をfc+Δf1に補償し)、受信処理を行う。次に、端末は、Δf1とは異なるΔf2において、搬送波の受信周波数を補償し(受信周波数をfc+Δf2に補償し)、受信処理を行う。次に、端末は、Δf1およびΔf2とは異なるΔf3において、搬送波の受信周波数を補償し(受信周波数をfc+Δf3に補償し)、受信処理を行う。そして、端末4は、各受信処理結果を用いて、3つの基地局が送信した送信信号を推定する。
また、端末4は、上記1.の受信処理において得られた受信処理結果を、上記2.の受信処理に用いてもよい。例えば、端末4は、上記1.の受信処理において得られた受信処理結果を、上記2.の受信処理において、干渉キャンセルに用いてもよい。すなわち、端末4は、或る受信処理で得られた受信処理結果を、別の受信処理に用いてもよい。
また、上記1.および上記2.の受信処理は、1つの回路で実行されてもよい。例えば、1つの回路は、上記1.の受信処理を実行した後、上記2.の受信処理を実行してもよい。
また、上記1.および上記2.の受信処理は、2つの回路で実行されてもよい。例えば、第1の回路は、上記1.の受信処理を実行し、第2の回路は、上記1.の受信処理を実行してもよい。第1の回路の受信処理と、第2の回路の受信処理とは、処理タイミングが重なっていてもよい。また、第1の回路は、複数の回路で構成されてもよい。第2の回路も、複数の回路で構成されてもよい。
また、上記では、下り方向における受信処理について説明したが、上記1.-上記3.の処理は、上り方向における受信処理に適用されてもよい。例えば、固定基地局1、移動基地局2、および端末3の各々は、複数の端末から送信される信号に対し、上記1.-上記3.の処理を実行してもよい。
なお、上り方向の場合、固定基地局1は、無線局1ca,1cbのアンテナ素子群を複数のブロックに分け、ブロック各々において、上記1.の受信処理および上記2.の受信処理を実行してもよい。そして、各ブロックに対応する受信処理は、1つの回路によって実行されてもよい。例えば、無線局1caが備える128素子のアンテナ素子群を、64素子の第1のブロックと、64素子の第2のブロックとに分ける。第1のブロックにおける受信処理は、第1の回路によって実行され、第2のブロックにおける受信処理は、第2の回路によって実行されてもよい。
<位置情報を用いた周波数シフトの補償処理>
端末4は、基地局連携を行う固定基地局1、移動基地局2、および端末3の各々の位置情報と、端末4の位置情報とを用いて、基地局各々が送信する搬送波の周波数シフトを補償してもよい。端末4は、位置情報を用いた搬送波の周波数シフトの補償処理を行った後、上記1.および上記2.の受信処理を実行してもよい。
例えば、端末4は、固定基地局1の位置情報と、端末4の位置情報とに基づいて、固定基地局1と端末4との相対角度を算出する。端末4は、算出した相対角度から、固定基地局1が送信する搬送波の周波数シフト(量)を算出(推定)する。端末4は、固定基地局1の搬送波の受信周波数を、算出した周波数シフトに基づいて補償する。端末4は、補償した搬送波の受信周波数を用いて(補償した搬送波の受信周波数の位置から)、上記1.のAFCを実行する。これにより、端末4は、上記1.の処理時間(AFCの処理時間)を短縮できる。
また、例えば、端末4は、移動基地局2の位置情報と、端末4の位置情報とに基づいて、移動基地局2と端末4との相対角度を算出する。端末4は、算出した相対角度から、移動基地局2が送信する搬送波の周波数シフトを算出(推定)する。端末4は、移動基地局2の搬送波の受信周波数を、算出した周波数シフトに基づいて補償する。端末4は、補償した搬送波の受信周波数を用いて(補償した搬送波の受信周波数の位置から)、上記2.のAFCを実行する。これにより、端末4は、上記2.の処理時間(AFCの処理時間)を短縮できる。
なお、固定基地局1は、例えば、固定基地局1に予め設定された位置情報を端末4に送信する。移動基地局2は、例えば、GPSといった位置取得機能を有し、移動基地局2の位置情報を端末4に送信する。端末4は、例えば、GPSといった位置取得機能を有し、端末4の位置情報を取得する。端末4は、固定基地局1から送信された位置情報と、端末4の位置取得機能によって取得した端末4の位置情報とを用いて、端末4と固定基地局1との相対角度を算出する。また、端末4は、移動基地局2から送信された位置情報と、端末4の位置取得機能によって取得した端末4の位置情報とを用いて、端末4と移動基地局2との相対角度を算出する。
また、上記例では、端末4は、固定基地局1と移動基地局2との2つの基地局における周波数シフトを位置情報に基づいて補償したが、これに限られない。固定基地局1、移動基地局2、および端末3の3つの基地局が連携する場合、端末4は、端末3の周波数シフトも、端末3から送信される位置情報と、端末4の位置情報とに基づいて補償する。そして、端末4は、位置情報に基づいて補償した搬送波の受信周波数を用いて、端末3の受信搬送波のAFCを実行し、端末3が送信した送信信号の受信処理を行う。
また、固定基地局1が、端末4が受信する搬送波の周波数シフトのずれ(位相回転(量))を算出(推定)し、端末4に送信する搬送波に、算出した位相回転(量)を施してもよい。
例えば、固定基地局1は、端末4から位置情報を受信する。固定基地局1は、固定基地局1の位置情報と、端末4から受信した位置情報とを用いて、端末4における受信搬送波の位相回転を算出する。固定基地局1は、端末4に送信する搬送波に、算出した位相回転を施し、端末4に送信する。これにより、端末4は、位置情報に基づく周波数シフトの補償処理を実行しなくて済み、処理のオーバヘッドを低減できる。なお、移動基地局2および端末3も同様に、端末4に送信する搬送波に位相回転を施す。
また、上記例では、下り方向における、位置情報を用いた周波数シフトの補償処理例について説明したが、位置情報を用いた周波数シフトの補償処理は、上り方向における受信処理に適用してもよい。例えば、固定基地局1、移動基地局2、および端末3の各々は、複数の端末から送信される搬送波に対し、位置情報を用いて受信搬送波の周波数を補償してもよい。そして、固定基地局1、移動基地局2、および端末3の各々は、上記1.-上記3.の処理を実行してもよい。
図4は、端末4の機能ブロック例を示した図である。端末4は、通信部11と、制御部12と、を有する。
通信部11は、連携して信号を送信する複数の基地局各々から搬送波を受信する。
制御部12は、搬送波各々に含まれる参照信号に基づいて、搬送波各々の受信周波数を制御する。例えば、制御部12は、AFCを用いて、搬送波各々の受信周波数を制御する。そして、制御部12は、搬送波各々において復調および復号処理をし、復調および復号処理の処理結果に基づいて、複数の基地局が送信した信号を推定する。
また、制御部12は、複数の基地局各々の位置情報と、端末4の位置情報とに基づいて、搬送波各々の周波数シフト量を算出する。制御部12は、算出した周波数シフト量に基づいて搬送波各々の受信周波数を制御した後、参照信号に基づく搬送波各々の受信周波数を制御する。
図5は、基地局20の機能ブロック例を示した図である。以下では、固定基地局1、移動基地局2、および端末3を区別しない場合、基地局20と記載する。
通信部21は、複数の端末各々から搬送波を受信する。
制御部22は、搬送波各々に含まれる参照信号に基づいて、搬送波各々の受信周波数を制御する。例えば、制御部22は、AFCを用いて、搬送波各々の受信周波数を制御する。そして、制御部22は、搬送波各々において復調および復号処理をし、復調および復号処理の処理結果に基づいて、複数の端末が送信した信号を推定する。
また、制御部22は、複数の端末各々の位置情報と、基地局20の位置情報とに基づいて、搬送波各々の周波数シフト量を算出する。制御部22は、算出した周波数シフト量に基づいて搬送波各々の受信周波数を制御した後、参照信号に基づく搬送波各々の受信周波数を制御する。
図6は、端末4の動作例示したフローチャートである。端末4は、例えば、図6に示すフローチャートの処理を繰り返し実行する。以下では、上記1.-上記3.で説明した処理を「繰り返し受信処理」と称する。
端末4は、基地局20から送信される搬送波に含まれる参照信号に基づいて、搬送波の周波数シフトを推定する(S1)。
端末4は、S1にて推定した周波数シフトの数が2以上であるか否かを判定する(S2)。
端末4は、周波数シフトの数が2以上でないと判定した場合(S2のNo)、すなわち、周波数シフトの数が、図2で説明したように1つの場合、搬送波の受信周波数をAFCに基づいて補償し、基地局20の送信信号の推定を行う(S9)。
一方、端末4は、周波数シフトの数が2以上であると判定した場合(S2のYes)、すなわち、周波数シフトの数が、図3で説明したように2以上の場合、繰り返し受信処理が可能か否か(繰り返し受信処理機能を有しているか否か)を判定する(S3)。
端末4は、繰り返し受信処理が可能であると判定した場合(S3のYes)、端末4の位置情報と基地局20の位置情報とを用いた、搬送波の受信周波数の補償処理が可能であるか否か(位置情報を用いた周波数シフトの補償処理機能を有しているか否か)を判定する(S4)。
端末4は、端末4の位置情報と基地局20の位置情報とを用いた、搬送波の受信周波数の補償処理が可能であると判定した場合(S4のYes)、端末4の位置情報と基地局20の位置情報とを用いて、搬送波の受信周波数の補償処理を実行し、繰り返し受信処理を実行する(S5)。例えば、端末4は、端末4の位置情報と基地局20の位置情報とを用いて、搬送波の受信周波数の補償処理を実行し、補償処理した搬送波の受信周波数位置から、繰り返し受信処理におけるAFCを実行する。
一方、端末4は、端末4の位置情報と基地局20の位置情報とを用いた、搬送波の受信周波数の補償処理が可能でないと判定した場合(S4のNo)、端末4の位置情報と基地局20の位置情報とを用いた搬送波の受信周波数の補償処理を実行せず、繰り返し受信処理を実行する(S6)。
端末4は、S3にて繰り返し受信処理が可能でないと判定した場合(S3のNo)、端末4の位置情報と基地局20の位置情報とを用いた、搬送波の受信周波数の補償処理が可能であるか否かを判定する(S7)。
端末4は、端末4の位置情報と基地局20の位置情報とを用いた、搬送波の受信周波数の補償処理が可能であると判定した場合(S7のYes)、端末4の位置情報と基地局20の位置情報とを用いた搬送波の受信周波数の補償処理を実行する(S8)。そして、端末4は、搬送波の受信周波数の補償処理を行った後、基地局20の送信信号を推定する。
一方、端末4は、端末4の位置情報と基地局20の位置情報とを用いた、搬送波の受信周波数の補償処理が可能でないと判定した場合(S7のNo)、搬送波の受信周波数のAFC処理を実行し、基地局20の送信信号を推定する(S9)。
なお、基地局20は、端末4が、位置情報に基づく搬送波の受信周波数の補償処理機能を有していない場合、基地局20の位置情報と端末4の位置情報とに基づいて、端末4の受信搬送波の位相回転を算出してもよい。そして、基地局20は、算出した位相回転を搬送波に施し、端末4に送信してもよい。
また、図6では、端末4の動作例について説明したが、基地局20も同様の動作を実行してもよい。
以上説明したように、端末4は、連携して信号を送信する複数の基地局各々から搬送波を受信する通信部11と、搬送波に含まれる参照信号に基づいて搬送波各々の受信周波数を制御し、搬送波各々における復号処理の復号結果に基づいて複数の基地局が送信する信号を推定する制御部12と、を有する。これにより、端末4は、複数の基地局が連携して送信する信号を適切に受信できる。
例えば、制御部12は、搬送波に含まれる参照信号に基づいて搬送波各々の受信周波数を制御し、搬送波各々における復号結果に基づいて複数の基地局が送信する信号を推定するので、複数の基地局が送信する搬送波各々において周波数シフトが発生しても、複数の基地局が連携して送信する信号を適切に受信できる。
また、基地局20は、信号を送信する複数の端末各々から搬送波を受信する通信部21と、搬送波に含まれる参照信号に基づいて搬送波各々の受信周波数を制御し、搬送波各々における復号処理の復号結果に基づいて複数の端末が送信する信号を推定する制御部22と、を有する。これにより、基地局20は、複数の端末が送信する信号を適切に受信できる。
例えば、制御部22は、搬送波に含まれる参照信号に基づいて搬送波各々の受信周波数を制御し、搬送波各々における復号結果に基づいて複数の端末が送信する信号を推定するので、複数の端末が送信する搬送波各々において周波数シフトが発生しても、複数の端末が送信する信号を適切に受信できる。
以上、本開示について説明した。
<ハードウェア構成等>
なお、上記実施形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの少なくとも一方の任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現方法は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的又は論理的に結合した1つの装置を用いて実現されてもよいし、物理的又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的又は間接的に(例えば、有線、無線などを用いて)接続し、これら複数の装置を用いて実現されてもよい。機能ブロックは、上記1つの装置又は上記複数の装置にソフトウェアを組み合わせて実現されてもよい。
機能には、判断、決定、判定、計算、算出、処理、導出、調査、探索、確認、受信、送信、出力、アクセス、解決、選択、選定、確立、比較、想定、期待、見做し、報知(broadcasting)、通知(notifying)、通信(communicating)、転送(forwarding)、構成(configuring)、再構成(reconfiguring)、割り当て(allocating、mapping)、割り振り(assigning)などがあるが、これらに限られない。たとえば、送信を機能させる機能ブロック(構成部)は、送信部(transmitting unit)や送信機(transmitter)と呼称される。いずれも、上述したとおり、実現方法は特に限定されない。
例えば、本開示の実施の形態における端末4および基地局20は、本開示の無線通信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図7は、端末4および基地局20のハードウェア構成の一例を示した図である。上述の端末4および基地局20の各々は、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力部1005、出力部1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。端末4および基地局20のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
端末4および基地局20における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信を制御したり、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一方を制御したりすることによって実現される。モジュールA,B,Cは、プロセッサ1001によってその機能が実現されてもよい。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)によって構成されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール、データなどを、ストレージ1003及び通信装置1004の少なくとも一方からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、制御部12,22の機能は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001において動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001によって実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つによって構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本開示の一実施の形態に係る無線通信方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD-ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つによって構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、メモリ1002及びストレージ1003の少なくとも一方を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。通信装置1004は、例えば周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)及び時分割複信(TDD:Time Division Duplex)の少なくとも一方を実現するために、高周波スイッチ、デュプレクサ、フィルタ、周波数シンセサイザなどを含んで構成されてもよい。通信部11,21は、通信装置1004で実現されてもよい。通信部11,21の各々は、信号を送信する送信部と、信号を受信する受信部とを有してもよい。
入力部1005には、外部からの入力を受け付ける入力装置(例えば、キー装置、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)および操作装置(例えば、ダイヤル)が接続される。出力部1006には、出力装置(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)が接続される。なお、入力部1005および出力部1006に接続される入力装置および出力装置は、一体となった装置(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001、メモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007によって接続される。バス1007は、単一のバスを用いて構成されてもよいし、装置間ごとに異なるバスを用いて構成されてもよい。
また、端末4、基地局20は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つを用いて実装されてもよい。
<情報の通知、シグナリング>
情報の通知は、本開示において説明した態様/実施形態に限られず、他の方法を用いて行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。
<適用システム>
本開示において説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4G(4th generation mobile communication system)、5G(5th generation mobile communication system)、FRA(Future Radio Access)、NR(new Radio)、W-CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE 802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及びこれらに基づいて拡張された次世代システムの少なくとも一つに適用されてもよい。また、複数のシステムが組み合わされて(例えば、LTE及びLTE-Aの少なくとも一方と5Gとの組み合わせ等)適用されてもよい。
<処理手順等>
本開示において説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
<基地局の動作>
本開示において基地局によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局を有する1つ又は複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、端末との通信のために行われる様々な動作は、基地局及び基地局以外の他のネットワークノード(例えば、MME又はS-GWなどが考えられるが、これらに限られない)の少なくとも1つによって行われ得ることは明らかである。上記において基地局以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MME及びS-GW)であってもよい。
<入出力の方向>
情報等(※「情報、信号」の項目参照)は、上位レイヤ(又は下位レイヤ)から下位レイヤ(又は上位レイヤ)へ出力され得る。複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。
<入出力された情報等の扱い>
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、又は追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
<判定方法>
判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:true又はfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
<態様のバリエーション等>
本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
以上、本開示について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示が本開示中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本開示は、請求の範囲の記載により定まる本開示の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とするものであり、本開示に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
<ソフトウェア>
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL:Digital Subscriber Line)など)及び無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
<情報、信号>
本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
なお、本開示において説明した用語及び本開示の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及びシンボルの少なくとも一方は信号(シグナリング)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)は、キャリア周波数、セル、周波数キャリアなどと呼ばれてもよい。
<「システム」、「ネットワーク」>
本開示において使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
<パラメータ、チャネルの名称>
また、本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスによって指示されるものであってもよい。
上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的な名称ではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本開示で明示的に開示したものと異なる場合もある。様々なチャネル(例えば、PUCCH、PDCCHなど)及び情報要素は、あらゆる好適な名称によって識別できるので、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的な名称ではない。
<基地局>
本開示においては、「基地局(BS:Base Station)」、「無線基地局」、「固定局(fixed station)」、「NodeB」、「eNodeB(eNB)」、「gNodeB(gNB)」、「アクセスポイント(access point)」、「送信ポイント(transmission point)」、「受信ポイント(reception point)、「送受信ポイント(transmission/reception point)」、「セル」、「セクタ」、「セルグループ」、「キャリア」、「コンポーネントキャリア」などの用語は、互換的に使用され得る。基地局は、マクロセル、スモールセル、フェムトセル、ピコセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
基地局は、1つ又は複数(例えば、3つ)のセルを収容することができる。基地局が複数のセルを収容する場合、基地局のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム(例えば、屋内用の小型基地局(RRH:Remote Radio Head)によって通信サービスを提供することもできる。「セル」又は「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局及び基地局サブシステムの少なくとも一方のカバレッジエリアの一部又は全体を指す。
<移動局>
本開示においては、「移動局(MS:Mobile Station)」、「ユーザ端末(user terminal)」、「ユーザ装置(UE:User Equipment)」、「端末」などの用語は、互換的に使用され得る。
移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
<基地局/移動局>
基地局及び移動局の少なくとも一方は、送信装置、受信装置、通信装置などと呼ばれてもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、移動体に搭載されたデバイス、移動体自体などであってもよい。当該移動体は、乗り物(例えば、車、飛行機など)であってもよいし、無人で動く移動体(例えば、ドローン、自動運転車など)であってもよいし、ロボット(有人型又は無人型)であってもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、必ずしも通信動作時に移動しない装置も含む。例えば、基地局及び移動局の少なくとも一方は、センサなどのIoT(Internet of Things)機器であってもよい。
また、本開示における基地局は、ユーザ端末で読み替えてもよい。例えば、基地局及びユーザ端末間の通信を、複数のユーザ端末間の通信(例えば、D2D(Device-to-Device)、V2X(Vehicle-to-Everything)などと呼ばれてもよい)に置き換えた構成について、本開示の各態様/実施形態を適用してもよい。この場合、上述の基地局が有する機能をユーザ端末が有する構成としてもよい。また、「上り」及び「下り」などの文言は、端末間通信に対応する文言(例えば、「サイド(side)」)で読み替えられてもよい。例えば、上りチャネル、下りチャネルなどは、サイドチャネルで読み替えられてもよい。
同様に、本開示におけるユーザ端末は、基地局で読み替えてもよい。この場合、上述のユーザ端末が有する機能を基地局が有する構成としてもよい。
<用語の意味、解釈>
本開示で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up、search、inquiry)(例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。また、「判断(決定)」は、「想定する(assuming)」、「期待する(expecting)」、「みなす(considering)」などで読み替えられてもよい。
「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、2又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」又は「結合」された2つの要素間に1又はそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合又は接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。例えば、「接続」は「アクセス」で読み替えられてもよい。本開示で使用する場合、2つの要素は、1又はそれ以上の電線、ケーブル及びプリント電気接続の少なくとも一つを用いて、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどを用いて、互いに「接続」又は「結合」されると考えることができる。
<参照信号>
参照信号は、RS(Reference Signal)と略称することもでき、適用される標準によってパイロット(Pilot)と呼ばれてもよい。
<「に基づいて」の意味>
本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
<「第1の」、「第2の」>
本開示において使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量又は順序を全般的に限定しない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本開示において使用され得る。したがって、第1及び第2の要素への参照は、2つの要素のみが採用され得ること、又は何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
<「手段」>
上記の各装置の構成における「手段」を、「部」、「回路」、「デバイス」等に置き換えてもよい。
<オープン形式>
本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及びそれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
<TTI等の時間単位、RBなどの周波数単位、無線フレーム構成>
無線フレームは時間領域において1つ又は複数のフレームによって構成されてもよい。
時間領域において1つ又は複数の各フレームはサブフレームと呼ばれてもよい。
サブフレームは更に時間領域において1つ又は複数のスロットによって構成されてもよい。サブフレームは、ニューメロロジー(numerology)に依存しない固定の時間長(例えば、1ms)であってもよい。
ニューメロロジーは、ある信号又はチャネルの送信及び受信の少なくとも一方に適用される通信パラメータであってもよい。ニューメロロジーは、例えば、サブキャリア間隔(SCS:SubCarrier Spacing)、帯域幅、シンボル長、サイクリックプレフィックス長、送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)、TTIあたりのシンボル数、無線フレーム構成、送受信機が周波数領域において行う特定のフィルタリング処理、送受信機が時間領域において行う特定のウィンドウイング処理などの少なくとも1つを示してもよい。
スロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボル(OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボル、SC-FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)シンボル等)で構成されてもよい。スロットは、ニューメロロジーに基づく時間単位であってもよい。
スロットは、複数のミニスロットを含んでもよい。各ミニスロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボルによって構成されてもよい。また、ミニスロットは、サブスロットと呼ばれてもよい。ミニスロットは、スロットよりも少ない数のシンボルによって構成されてもよい。ミニスロットより大きい時間単位で送信されるPDSCH(又はPUSCH)は、PDSCH(又はPUSCH)マッピングタイプAと呼ばれてもよい。ミニスロットを用いて送信されるPDSCH(又はPUSCH)は、PDSCH(又はPUSCH)マッピングタイプBと呼ばれてもよい。
無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、いずれも信号を伝送する際の時間単位を表す。無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、それぞれに対応する別の呼称が用いられてもよい。
例えば、1サブフレームは送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)と呼ばれてもよいし、複数の連続したサブフレームがTTIと呼ばれてよいし、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれてもよい。つまり、サブフレーム及びTTIの少なくとも一方は、既存のLTEにおけるサブフレーム(1ms)であってもよいし、1msより短い期間(例えば、1-13シンボル)であってもよいし、1msより長い期間であってもよい。なお、TTIを表す単位は、サブフレームではなくスロット、ミニスロットなどと呼ばれてもよい。
ここで、TTIは、例えば、無線通信におけるスケジューリングの最小時間単位のことをいう。例えば、LTEシステムでは、基地局が各ユーザ端末に対して、無線リソース(各ユーザ端末において使用することが可能な周波数帯域幅、送信電力など)を、TTI単位で割り当てるスケジューリングを行う。なお、TTIの定義はこれに限られない。
TTIは、チャネル符号化されたデータパケット(トランスポートブロック)、コードブロック、コードワードなどの送信時間単位であってもよいし、スケジューリング、リンクアダプテーションなどの処理単位となってもよい。なお、TTIが与えられたとき、実際にトランスポートブロック、コードブロック、コードワードなどがマッピングされる時間区間(例えば、シンボル数)は、当該TTIよりも短くてもよい。
なお、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれる場合、1以上のTTI(すなわち、1以上のスロット又は1以上のミニスロット)が、スケジューリングの最小時間単位となってもよい。また、当該スケジューリングの最小時間単位を構成するスロット数(ミニスロット数)は制御されてもよい。
1msの時間長を有するTTIは、通常TTI(LTE Rel.8-12におけるTTI)、ノーマルTTI、ロングTTI、通常サブフレーム、ノーマルサブフレーム、ロングサブフレーム、スロットなどと呼ばれてもよい。通常TTIより短いTTIは、短縮TTI、ショートTTI、部分TTI(partial又はfractional TTI)、短縮サブフレーム、ショートサブフレーム、ミニスロット、サブスロット、スロットなどと呼ばれてもよい。
なお、ロングTTI(例えば、通常TTI、サブフレームなど)は、1msを超える時間長を有するTTIで読み替えてもよいし、ショートTTI(例えば、短縮TTIなど)は、ロングTTIのTTI長未満かつ1ms以上のTTI長を有するTTIで読み替えてもよい。
リソースブロック(RB)は、時間領域及び周波数領域のリソース割当単位であり、周波数領域において、1つ又は複数個の連続した副搬送波(subcarrier)を含んでもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジーに関わらず同じであってもよく、例えば12であってもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジーに基づいて決定されてもよい。
また、RBの時間領域は、1つ又は複数個のシンボルを含んでもよく、1スロット、1ミニスロット、1サブフレーム、又は1TTIの長さであってもよい。1TTI、1サブフレームなどは、それぞれ1つ又は複数のリソースブロックで構成されてもよい。
なお、1つ又は複数のRBは、物理リソースブロック(PRB:Physical RB)、サブキャリアグループ(SCG:Sub-Carrier Group)、リソースエレメントグループ(REG:Resource Element Group)、PRBペア、RBペアなどと呼ばれてもよい。
また、リソースブロックは、1つ又は複数のリソースエレメント(RE:Resource Element)によって構成されてもよい。例えば、1REは、1サブキャリア及び1シンボルの無線リソース領域であってもよい。
帯域幅部分(BWP:Bandwidth Part)(部分帯域幅などと呼ばれてもよい)は、あるキャリアにおいて、あるニューメロロジー用の連続する共通RB(common resource blocks)のサブセットのことを表してもよい。ここで、共通RBは、当該キャリアの共通参照ポイントを基準としたRBのインデックスによって特定されてもよい。PRBは、あるBWPで定義され、当該BWP内で番号付けされてもよい。
BWPには、UL用のBWP(UL BWP)と、DL用のBWP(DL BWP)とが含まれてもよい。UEに対して、1キャリア内に1つ又は複数のBWPが設定されてもよい。
設定されたBWPの少なくとも1つがアクティブであってもよく、UEは、アクティブなBWPの外で所定の信号/チャネルを送受信することを想定しなくてもよい。なお、本開示における「セル」、「キャリア」などは、「BWP」で読み替えられてもよい。
上述した無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルなどの構造は例示に過ぎない。例えば、無線フレームに含まれるサブフレームの数、サブフレーム又は無線フレームあたりのスロットの数、スロット内に含まれるミニスロットの数、スロット又はミニスロットに含まれるシンボル及びRBの数、RBに含まれるサブキャリアの数、並びにTTI内のシンボル数、シンボル長、サイクリックプレフィックス(CP:Cyclic Prefix)長などの構成は、様々に変更することができる。
<最大送信電力>
本開示に記載の「最大送信電力」は、送信電力の最大値を意味してもよいし、公称最大送信電力(the nominal UE maximum transmit power)を意味してもよいし、定格最大送信電力(the rated UE maximum transmit power)を意味してもよい。
<冠詞>
本開示において、例えば、英語でのa、an及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
<「異なる」>
本開示において、「AとBが異なる」という用語は、「AとBが互いに異なる」ことを意味してもよい。なお、当該用語は、「AとBがそれぞれCと異なる」ことを意味してもよい。「離れる」、「結合される」などの用語も、「異なる」と同様に解釈されてもよい。
本開示は、無線システムに有用である。
1 固定基地局
1a CU
1b DU
1ca,1cb 無線局
2 移動基地局
3,4 端末
11,21 通信部
12,22 制御部
20 基地局

Claims (6)

  1. 連携して信号を送信する複数の基地局各々から搬送波を受信する受信部と、
    前記搬送波各々に含まれる参照信号に基づいて前記搬送波各々の受信周波数を制御し、前記搬送波各々における復号処理の復号結果に基づいて前記信号を推定する制御部と、
    を有する端末。
  2. 前記制御部は、前記複数の基地局各々の位置情報と、前記端末の位置情報とから得られる前記搬送波各々の周波数シフト量に基づいて前記搬送波各々の受信周波数を制御した後、前記参照信号に基づいて前記搬送波各々の受信周波数を制御する、
    請求項1に記載の端末。
  3. 端末が、
    連携して信号を送信する複数の基地局各々から搬送波を受信し、
    前記搬送波各々に含まれる参照信号に基づいて前記搬送波各々の受信周波数を制御し、
    前記搬送波各々における復号処理の復号結果に基づいて前記信号を推定する、
    通信方法。
  4. 複数の端末各々から搬送波を受信する受信部と、
    前記搬送波各々に含まれる参照信号に基づいて前記搬送波各々の受信周波数を制御し、前記搬送波各々における復号処理の復号結果に基づいて前記複数の端末が送信する信号を推定する制御部と、
    を有する基地局。
  5. 前記制御部は、前記複数の端末各々の位置情報と、前記基地局の位置情報とから得られる前記搬送波各々の周波数シフト量に基づいて前記搬送波各々の受信周波数を制御した後、前記参照信号に基づいて前記搬送波各々の受信周波数を制御する、
    請求項4に記載の基地局。
  6. 基地局が、
    複数の端末各々から搬送波を受信し、
    前記搬送波各々に含まれる参照信号に基づいて前記搬送波各々の受信周波数を制御し、
    前記搬送波各々における復号処理の復号結果に基づいて前記複数の端末が送信する信号を推定する、
    通信方法。
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