JP2022145136A - 装着品の提示システム及び装着品の提示方法 - Google Patents

装着品の提示システム及び装着品の提示方法 Download PDF

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Abstract

Figure 2022145136000001
【課題】着用者に適した装着品の実物物体をその着用者に提示することができる装着品の提示システム及び装着品の提示方法を提供する。
【解決手段】装着品の提示システム1は、対象について所定の測定を行う測定部101と、測定部101によって測定される結果に応じて、複数の物体から対象に適用される少なくとも1つの物体を特定する特定部及び特定部によって特定される物体に関する画像を表示する第1表示部213を有する情報処理装置200と、第1表示部によって表示される画像に対応する実物物体(靴600)を提示する提示部を有する提示装置300と、を備える。
【選択図】図1

Description

特許法第30条第2項適用申請有り 公開者 アシックス商事株式会社 公開ウェブサイトのアドレス https://www.youtube.com/watch?v=zHz8oJ5wHFY 公開日 令和2年12月9日 [刊行物等] 公開者 東京メトロポリタンテレビジョン株式会社(TOKYO MX) 公開ウェブサイトのアドレス https://www.youtube.com/watch?v=6k03RX-5ESA 公開日 令和2年12月9日 [刊行物等] 公開者 株式会社テレビ東京 放送番組 テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」 公開日 令和2年12月9日 [刊行物等] 公開者 株式会社TBSテレビ 放送番組 TBSテレビ「ひるおび」 公開日 令和2年12月10日 [刊行物等] 公開者 株式会社フジテレビジョン 放送番組 フジテレビ「めざましテレビ」 公開日 令和2年12月11日
本発明は、装着品の提示システム及び装着品の提示方法に関する。
従来から、装着品の着用者のサイズを測定する場合、人による手作業によって採寸を行う場合、及び、着用者を撮像した画像を利用して採寸を行う場合がある。例えば、特許文献1に記載された技術は、カメラを利用して着用者を撮像することに基づいて、その着用者の各部位のサイズを推定する。さらに、特許文献1に記載された技術は、記憶部に記憶される情報に基づいて、推定されるサイズに対応する衣類の推奨サイズを検索してWebブラウザに提供する。
特開2018-018383号公報
近年の衛生上等の影響により、着用者は、人と対面せずにオンライン等で商品の選定が行われることが望む場合がある。しかしながら、着用者が装着する装着品等では、着用者に適したサイズと推定される場合でも、装着品を実際に装着したときの感触を確かめたいという要望がある。特に、装着品が靴の場合には、着用者は靴の履き心地を確かめたいという要望が強くある。特許文献1に記載された技術では、装着品の通信販売に際して自動で着用者の採寸が行われているが、その着用者が装着品を装着した時の感触を確かめることができないという課題がある。
本発明は、着用者に適した装着品の実物物体をその着用者に提示することができる装着品の提示システム及び装着品の提示方法を提供することを目的とする。
一態様の装着品の提示システムは、対象について所定の測定を行う測定部と、測定部によって測定される結果に応じて、複数の物体から対象に適用される少なくとも1つの物体を特定する特定部と、特定部によって特定される物体に関する画像を表示する第1表示部と、第1表示部によって表示される画像に対応する実物物体を提示する提示部と、を備える。
一態様の装着品の提示方法は、装着品の提示システムにおいて実行される方法であって、測定部が、対象について所定の測定を行う測定ステップと、特定部が、測定ステップで測定される結果に応じて、複数の物体から対象に適用される少なくとも1つの物体を特定する特定ステップと、表示部が、特定ステップで特定される物体に関する画像を表示する表示ステップと、提示部が、表示ステップで表示される画像に対応する実物物体を提示する提示ステップと、を実行する。
一態様の装着品の提示システムは、対象について所定の測定を行う測定部と、測定部によって測定される結果に応じて、複数の物体から対象に適用される少なくとも1つの物体を特定する特定部と、特定部によって特定される物体に関する画像を表示する第1表示部と、第1表示部によって表示される画像に対応する実物物体を提示する提示部と、を備えるので、着用者に適した装着品の実物物体をその着用者に提示することができる。
一態様の装着品の提示方法は、上述した一態様の装着品の提示システムと同様の効果を奏することができる。
一実施形態に係る装着品の提示システムについて説明するための図である 提示装置によって提示される装着品の陳列状態の一例について説明するための図である。(A)は複数の装着品を陳列する場合の一例を示し、(B)は1つの装着品の陳列状態の一例を示す。 一実施形態に係る情報処理装置について説明するためのブロック図である。 第1表示部に表示される画面の一例について説明するための図である。 一実施形態に係る提示装置について説明するためのブロック図である。 提示部によって実物物体(例えば、靴等)を提示する場合の一例について説明するための図である。 一実施形態に係るユーザ端末について説明するためのブロック図である。 一実施形態に係る提示方法について説明するための第1のタイミングチャートである。 一実施形態に係る提示方法について説明するための第2のタイミングチャートである。 一実施形態に係る提示方法について説明するための第1のフローチャートである。 一実施形態に係る提示方法について説明するための第2のフローチャートである。 一実施形態(変形例1)に係る提示方法について説明するための第3のフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態について説明する。
本明細書では、「情報」の文言を使用しているが、「情報」の文言は「データ」と言い換えることができ、「データ」の文言は「情報」と言い換えることができる。
まず、装着品の提示システム1の概略について説明する。
図1は、一実施形態に係る装着品の提示システム1について説明するための図である。
装着品の提示システム1は、例えば、測定装置100、情報処理装置200、提示装置300、ユーザ端末400及び遠隔通話端末500を備える。測定装置100、情報処理装置200及び提示装置300は、例えば、店舗等に配される。その店舗は、例えば、スタッフが常駐しない無人店舗であってもよく、又は、相対的に少数のスタッフが常駐する有人店舗であってもよい。この場合、有人店舗であっても、スタッフが来店したユーザに対して相対的に過度な接客はしない形態であってもよい。店舗は固定式のものに限らず、自動車等を用いた移動式の店舗であってもよい。
測定装置100は、例えば、装着品が装着される対象(ユーザ)のサイズを測定する。一例として、測定装置100は、装着品が靴600の場合には、ユーザの足のサイズを測定する。この場合、測定装置100は、例えば、ユーザの足の3次元のサイズを測定してもよく、又は、ユーザの足の長さ及び幅を測定してもよい。
なお、装着品は、靴に限定されることはなく、例えば、衣服、帽子及び指輪等のユーザが身に着ける物品等であってもよい。
情報処理装置200は、例えば、測定装置100によって測定される対象のサイズ(例えば、ユーザの足のサイズ等)に適した装着品(例えば、靴600等)を1又は複数選択し、その選択した装着品の画像をユーザに提示する。情報処理装置200は、装着品の画像をユーザに提示した場合に、そのユーザがその装着品に興味があると(例えば、その装着品の選択操作が行われると)、その装着品の実物を提示するよう提示装置300に提示信号を送信する。
図2は、提示装置300によって提示される装着品の陳列状態の一例について説明するための図である。図2(A)は複数の装着品を陳列する場合の一例を示し、図2(B)は1つの装着品の陳列状態の一例を示す。
提示装置300は、複数の装着品の実物を有する。この場合、提示装置300は、例えば、サイズ、色、デザイン及び機能等の異なる複数の装着品をユーザが見ることができるように陳列する。一例として図2(A)に示すように、提示装置300は、デザインが異なる複数の種類の靴600を店内の壁601にユーザが見ることができるように陳列する。また、図2(A)に示すように複数の装着品(例えば、靴600等)を陳列する場合のうち、1つの装着品(例えば、靴600)の陳列は図2(B)に示すようになる。図2(B)に一例を示すように、装着品(靴600)の周囲には発光体312aが配される。また、装着品が配される壁601には、例えば、装着品の名称(例えば、靴名602等)、装着品番号(例えば、靴番号603)、その装着品の購入ページに移動できるQR(Quick Response)コード604(登録商標)等が記載される。
提示装置300は、情報処理装置200から提示信号を受信すると、提示信号に含まれる装着品を特定する情報に基づいて、陳列する複数の装着品の中から特定の装着品を特定し、その装着品をユーザに提示する。この場合、提示装置300は、特定の装着品が陳列される位置をユーザに示すような態様で、ユーザに装着品(陳列される装着品の位置)を提示してもよい。すなわち、提示装置300は、例えば、提示信号で特定される装着品の位置を特定し、その位置の発光体312aを発光(点灯又は点滅等)させる。
ユーザは、提示装置300によって提示される装着品を実際に試着することにより、その装着品の着用感や、他に着用している装着品とのコーディネート上のマッチングを確認することが可能になる。
なお、上述した情報処理装置200は、例えば、ユーザを撮像した画像に基づいて、ユーザが提示システム1の使い方等について不明な状況にあると推定される場合、遠隔通話端末500に接続してもよい。
遠隔通話端末500は、提示システム1を利用するユーザとの間で遠隔から通話を行って、そのユーザに対して種々の説明を行うオペレータが使用する端末である。遠隔通話端末500は、情報処理装置200を介して、ユーザとオペレータとの間で通話を可能にする。
ユーザが装着した装着品は回収され、再度陳列される。再度陳列される場合、装着品は消毒・除菌等がされてもよい。また、情報処理装置200は、ユーザが装着した装着品の購入を希望する場合のために、例えば、その装着品を購入可能な通信販売サイト(例えば、Webサイト)等の情報を出力してもよい。
次に提示システム1について詳細に説明する。
[測定装置100]
まず、測定装置100について説明する。
測定装置100は、測定部101を備える。
測定部101は、対象について所定の測定を行う。一例として、測定部101は、対象としてユーザの足の3次元のサイズを測定する。具体的な一例として、測定部101は、ユーザの足が所定の位置にある場合、レーザ光(出射光)をユーザの足に照射して走査する。測定部101は、ユーザの足で反射される反射光を受光する。これにより、測定部101は、例えば、出射光及び反射光に基づいて、ユーザの足の3次元のサイズを取得することが可能になる。
又は、測定部101は、例えば、ユーザに測定専用の靴下を履いてもらった後に測定を行い、マーカレスによるユーザの足の3次元のサイズを測定してもよい。
又は、測定部101は、上述した測定方法に限定されることはなく、例えば、ユーザの足をカメラ等により撮像することによりユーザの足のサイズを測定することとしてもよいし、ユーザの足裏をスキャニングすることにより、ユーザの足のサイズを測定することとしてもよい。
測定部101による測定方法には、公知の種々の技術を用いることが可能である。測定部101は、上述した測定が終了すると、測定結果(例えば、ユーザの足の3次元サイズ等)の情報を情報処理装置200に送信する。
なお、ユーザの足の3次元サイズは、ユーザ端末400によって店舗内または店舗外においてユーザの足が撮像されることに基づいて、測定されてもよい。ユーザ端末400は、測定結果を情報処理装置200に送信する。
[情報処理装置200]
次に、一実施形態に係る情報処理装置200について説明する。
図3は、一実施形態に係る情報処理装置200について説明するためのブロック図である。
情報処理装置200は、通信部211、記憶部212、第1表示部213、第1撮像部214、第2撮像部215、ディスプレイ(鏡)217及び制御部201を備える。制御部201は、例えば、演算処理装置等で構成されてもよい。制御部201は、例えば、特定部202、提示指示制御部203、情報提供制御部204、変更制御部205、推定部206、遠隔通話部207、評価部208及び出力制御部209として機能してもよい。
通信部211は、測定装置100、提示装置300、ユーザ端末400及び遠隔通話端末500それぞれと通信が可能である。
記憶部212は、例えば、種々の情報及びプログラム等を記憶する。記憶部212は、例えば、装着品のサイズと、その装着品の画像とを対応付けた装着品情報(例えば、装着品が靴の場合には靴情報等)を記憶してもよい。この場合、記憶部212は、例えば、装着品が靴の場合、装着品情報(靴情報)として、靴のラストに関するラスト情報と、ラストに対応する靴の種類及びサイズと、その靴の画像とを対応付けた情報を記憶してもよい。また、記憶部212は、例えば、装着品情報(靴情報)に、靴の説明(例えば、素材及び値段等)の情報が対応付けられていてもよい。
また、記憶部212は、装着品の実物物体(実物の装着品)の色に関する色情報を記憶する。記憶部212は、例えば、色情報として、実物の装着品に付される全ての色に関する情報であって、店舗に配されるディスプレイ(又は、鏡)217及びユーザ端末400のユーザ端末表示部413(図7参照)に表示される装着品の色を変える情報であってもよい。この場合、一例として、色情報は、ユーザ端末表示部413に拡張現実(AR:Augmented Reality)の画像を表示可能なAR画像情報であってもよい。
第1表示部213は、後述する特定部202によって特定される装着品(物体)に関する画像を表示する。ここで装着品が靴の場合には、第1表示部213は、靴情報に基づいて、特定部202によって特定される靴の画像を表示してもよい。後述するように、特定部202は、測定部101によって測定される対象(例えば、ユーザの足)のサイズに応じた装着品を1又は複数特定する。第1表示部213は、後述する提示指示制御部203の制御に基づいて、記憶部212に記憶される装着品情報(例えば、靴情報)を参照し、特定部202によって特定される装着品のサイズに対応する装着品(例えば、靴等)の画像を表示する。
第1撮像部214は、例えば、情報処理装置200に接続される端末(例えば、タブレット、スマートフォン及びラップトップ等)(図示せず)に配される撮像部であってもよく、情報処理装置200に配される撮像部であってもよい。情報処理装置200に接続される端末に第1撮像部214が配される場合、情報処理装置200は、その端末(例えば、タブレット等)を含む概念であってもよい。また、その端末は、例えば、店舗に来店したユーザの接客をするための接客端末であってもよい。
第1撮像部214は、情報処理装置200の近傍にいるユーザ、すなわち、情報処理装置200が配される店内にいるユーザを撮像する。そのユーザは、例えば、測定装置100を利用して対象(例えば、足)のサイズを測定しようとするユーザ及びその測定を行ったユーザ等であってもよい。したがって、第1撮像部214は、対象に対応するユーザを撮像する。第1撮像部214は、1つ又は複数あってもよい。一例として、第1撮像部214は、情報処理装置200が配される店内を相対的に広く撮像することができるように配されていてもよい。具体的な一例として、第1撮像部214は、店内の監視カメラ等であってもよい。
第2撮像部215は、例えば、装着品を撮像するユーザを撮像する。第2撮像部215は、例えば、ユーザの全身を撮像できるようになっていてもよく、ユーザが装着する装着品を少なくとも撮像できるようになっていてもよい。一例として、第2撮像部215は、後述するディスプレイ(鏡)217の前に立つユーザを正面から撮像できるようになっていてもよい。
ディスプレイ217は、第2撮像部215の相対的に近くに配され、第2撮像部215によって撮像されるユーザの画像を表示する。ディスプレイ217は、例えば、装着品を装着するユーザの全身をそのユーザから見やすいように、相対的に大きな画面を有していてもよい。また、鏡217は、例えば、ハーフミラーを有し、背後にディスプレイが配されてもよい。又は、鏡217は、例えば、その鏡217に対してARを投影できるAR投影部(図示せず)が配されていてもよい。すなわち、ディスプレイ217は、例えば、後述する変更制御部205で生成される画像情報に基づいて、その画像情報に記録される実物の装着品の色をARで変更するような画像(AR画像)を表示する。
特定部202は、測定部101によって測定される結果に応じて、複数の装着品(物体)から対象に適用される少なくとも1つの装着品(物体)を特定する。特定部202は、通信部211を介して測定部101の測定結果を受け付けた場合、記憶部212に記憶される装着品情報に基づいて、測定結果(対象のサイズ)に応じた装着品を特定する。
一例として、特定部202は、装着品が靴の場合には、記憶部212に記憶される靴情報に基づいて、複数の装着品(物体)としての靴の中から、測定部101によって測定されるユーザの足のサイズに適した靴の候補を特定する。靴情報は、上述したように、足のサイズに関するサイズ情報(ラスト情報)、その足のサイズに応じた装着品(物体)としての靴、及び、靴の画像を予め対応付けた情報であってもよい。すなわち、特定部202は、例えば、靴情報を参照し、測定部101によって測定されるユーザの足の3次元サイズ及び後述する付加情報に基づいてユーザに提案するデザイン、サイズの靴を特定する。
特定部202は、測定部101によって測定される結果に加えて、対象に対応するユーザに関する付加情報に応じて、複数の装着品(物体)から対象に適用される少なくとも1つの装着品(物体)を特定することとしてもよい。付加情報は、例えば、ユーザが来店時に情報処理装置200等に登録した情報であってもよい。この場合の情報処理装置200へのユーザによる付加情報の入力は、非接触型のタッチパネル式を利用して行われるのがさらに好ましい。又は、付加情報は、例えば、情報処理装置200を有する企業のサーバに、会員登録した際に予め登録した情報であってもよい。付加情報は、例えば、ユーザを識別する情報であり、種々の情報が登録されてもよい。例えば、付加情報は、ユーザの氏名、年齢(年代)、性別、住所、電話番号、メールアドレス及び装着品を使用する競技等の用途等を始めとする種々の情報のうち、少なくとも1つの情報が登録されてもよい。特定部202は、付加情報に性別として「男性」が登録されている場合、男性向け及び両性向けの装着品を特定してもよい。
また、特定部202は、付加情報としてのユーザの購買履歴の情報を取得し、その購買履歴に基づいてユーザの嗜好を特定し、そのユーザの嗜好に応じた装着品(物体)を特定してもよい。
提示指示制御部203は、第1表示部213を制御する。すなわち、提示指示制御部203は、例えば、特定部202によってユーザに適した装着品のサイズが特定されると、装着品情報に基づいて、その特定したサイズの装着品の画像を第1表示部213に表示するよう制御する。この場合、提示指示制御部203は、特定部202によって複数の装着品が特定されると、それぞれの装着品の画像を第1表示部213に表示するよう制御してもよい。
また、提示指示制御部203は、例えば、第1表示部213に装着品の画像を表示するよう制御した場合、ユーザによる装着品の選択操作(特定の装着品を選択したことを示す選択信号)を受け付ける。提示指示制御部203は、例えば、選択信号を受け付けると、ユーザによって選択された装着品をそのユーザに提示するための提示信号を提示装置300に送信する。
図4は、第1表示部213に表示される画面の一例について説明するための図である。
図4に例示するように、提示指示制御部203は、実物の装着品として靴が提示される場合、特定部202によって特定される靴の画像を第1表示部213に表示する。この場合、提示指示制御部203は、例えば、特定部202によってユーザの足のサイズに合う靴が複数特定された場合、予め設定されるお勧め順に、特定部202によって特定される靴の画像を第1表示部213に表示してもよい。提示指示制御部203は、例えば、デザインの異なる複数の靴の画像、その靴のサイズ(ユーザの足のサイズに合う靴のサイズ)、靴のタイプ(お勧めされる靴の用途等)、靴の色の種類及び靴の値段等を第1表示部213に表示してもよい。なお、提示指示制御部203は、例えば、第1表示部213に、靴の詳細な情報を提供するWebサイトへリンクするためのQRコードを表示してもよく、その靴を購入可能な通信販売サイトへリンクするQRコードを表示してもよい。又は、提示指示制御部203は、例えば、靴の詳細な情報を提供するWebサイト及び靴を購入可能なWebサイトへリンクして、第1表示部213にそのWebサイトを表示してもよい。これにより、ユーザはその場で靴の注文が可能になる。
情報提供制御部204は、提示部312によって提示される実物の装着品(実物物体)の購入に関する情報を対象に対応するユーザ端末400に提供するよう制御してもよい。実物の装着品の購入に関する情報は、例えば、実物の装着品が購入可能な通信販売サイトのURL(Uniform Resouce Locator)等であってもよい。例えば、情報提供制御部204は、例えば、通信販売サイトのURLをユーザ端末400に送信してもよい。又は、情報提供制御部204は、例えば、通信販売サイトのURLを含む2次元情報コード(一例として、QRコード等)をユーザに提示し、その2次元情報コードをユーザ端末400で読み取らせることに基づいて、URLをユーザに提供してもよい。
上述した情報処理装置200の構成において提示装置300によって提示できる装着品の中に希望の色がない場合、情報処理装置200は、第2撮像部215によってユーザが装着する装着品を撮像すると、後述する変更制御部205(図3参照)の制御に基づいて、その装着品の色を変えるための情報を取得し、ディスプレイ217に表示してもよい。なお、ハーフミラーの背後にディスプレイが配される場合、情報処理装置200は、変更制御部205の制御に基づいて、ハーフミラーに映る装着品と重なるように、その装着品の色を変える画像をディスプレイに表示してもよい。又は、情報処理装置200は、変更制御部205の制御に基づいて、鏡217に映る装着品の色をAR(Augmented Reality:拡張現実)で変更可能になっていてもよい。この場合、情報処理装置200は、鏡217の近くにAR投影部(図示せず)が配されていてもよい。すなわち、提示装置300によって提示できる装着品の中に希望の色がない場合、情報処理装置200は、第2撮像部215によってユーザが装着する装着品を撮像すると、変更制御部205の制御に基づいて、その装着品の色を変えるための情報を取得し、当該情報に基づくARをAR投影部から鏡217に投影するようにしてもよい。
これにより、情報処理装置200は、第2撮像部215によってユーザが試着する装着品を撮像して、ディスプレイ(鏡)217に表示される装着品の色を変更することが可能になる。また、上記と同様に、情報処理装置200は、ユーザ端末撮像部412によって撮像されることによりユーザ端末表示部413に表示される装着品の色を変更する制御が可能になる。
すなわち、変更制御部205は、記憶部212に記憶される色情報に応じて、第2撮像部215によって撮像されるユーザ(装着品)の画像を表示する店舗に配されるディスプレイ217に表示される装着品(実物物体)、又は、鏡217に映るユーザが装着する装着品(実物物体)の色を変更可能であってもよい。この場合も、変更制御部205は、例えば、実物の装着品の色をARで変更するような画像情報を生成してもよい。
又は、変更制御部205は、記憶部212に記憶される色情報に応じて、ユーザ端末400のユーザ端末表示部413に表示される実物の装着品(実物物体)の色を変更可能にする。変更制御部205は、通信部211を介して、後述するユーザ端末400のユーザ端末撮像部412又は第2撮像部215で生成される画像情報を取得する。変更制御部205は、色情報に基づいて、画像情報に記録される実物の装着品の色を変更するような画像情報を生成する。変更制御部205は、例えば、画像情報に記録される実物の装着品の色をARで変更するような画像情報を生成する。
推定部206は、第1撮像部214によって撮像されるユーザの行動を推定する。すなわち、推定部206は、情報処理装置200が配される店舗に来店したユーザの行動を推定する。推定部206は、例えば、ユーザが情報処理装置200の使い方が分からない等の行動を推定する。具体的な一例として、推定部206は、ユーザが店内を動きまわっている、及び、ユーザが情報処理装置200の前でしばらく動かない等の行動を行っている場合、ユーザが店舗及び情報処理装置200の利用の仕方が分からないと推定してもよい。この場合、情報処理装置200は、例えば、ユーザの行動の画像(動画及び時間的に連続した静止画等)と、その時のユーザの行動状態(ユーザが困っているか否か等)とを対応付けて学習することに基づいて生成される学習モデルを利用して、ユーザの行動を推定してもよい。
遠隔通話部207は、推定部206によって推定される結果に応じてユーザと、そのユーザに対して遠隔に位置するオペレータとの間で通話可能にする。遠隔通話部207は、例えば、遠隔通話端末500との間で通話を可能にする。遠隔通話部207は、例えば、通信部211、第1表示部213、第1撮像部214、マイク(図示せず)、及び、スピーカ(図示せず)を利用して、遠隔通話端末500との間で通話を可能にする。なお、遠隔通話部207は、情報処理装置200に接続される端末(上述した接客端末)を利用して、遠隔通話を可能としてもよい。すなわち、一例として、遠隔通話部207は、非接触タッチパネル等を有する表示部と通信部とを備える端末(上述した接客端末)を利用可能であってもよい。遠隔通話部207は、例えば、ユーザと、遠隔通話端末500を操作するオペレータとの間で通話を行わせることにより、オペレータが、ユーザに対する接客、及び、ユーザに対する実物の装着品(例えば、靴等)に関する一般的なアドバイス等を行うことが可能になる。
[提示装置300]
次に、一実施形態に係る提示装置300について説明する。
図5は、一実施形態に係る提示装置300について説明するためのブロック図である。
提示装置300は、例えば、サイズ及びデザインが異なる複数の種類の装着品(実物物体)を陳列される場合、情報処理装置200によって特定される実物の装着品を所定の態様で示すことにより、その特定の実物の装着品をユーザに提示する。そのような提示装置300は、通信部311、提示部312、取得部316、記憶部317及び制御部301を備える。制御部301は、例えば、演算処理装置等で構成されてもよい。制御部301は、例えば、提示制御部302、回収・消毒・再提示制御部303、判定部304及び警告制御部305として機能してもよい。
通信部311は、例えば、情報処理装置200と通信を行う。
提示部312は、提示制御部302の制御に基づいて、複数の装着品が陳列される中から、情報処理装置200の提示指示制御部203によって送信される提示信号に応じた装着品をユーザに提示する。すなわち、提示部312は、第1表示部213によって表示される画像に対応する実物の装着品(実物物体)を提示する。提示部312は、例えば、提示信号に応じた装着品の位置を示すような態様で、その装着品をユーザに提示してもよい。提示部312は、例えば、装着品が靴の場合、特定部202によって特定される靴に対応する実物の靴をユーザに提示してもよい。
ここで、提示部312は、例えば、靴の詳細な情報を提供するWebサイトへリンクするためのQRコードを表示してもよく、その靴を購入可能な通信販売サイトへリンクするQRコードを表示してもよい。
図6は、提示部312によって実物の装着品(例えば、靴600等)を提示する場合の一例について説明するための図である。
提示部312は、対象に対応するユーザから閲覧可能なように複数の実物の装着品(実物物体)が配される場合、特定部202によって特定される装着品(物体)に関する態様を、他の装着品(物体)に関する態様とは異なるように提示することとしてもよい。すなわち、具体的な一例として、図6に一例を示すように、提示部312は、装着品としての靴600が壁に複数陳列され、それぞれの靴600の周囲の壁に発光体312a(一例として、蛍光灯、電球、発光ダイオード及び有機EL(Electro-luminescence)ライト等)が配される場合、提示信号に応じた靴600aの周囲に配される発光体312bを発光させることにより、ユーザが選択した実物の靴600aを提示してもよい。又は、提示部312は、ユーザが選択した実物の靴600aにスポットライトを当てる態様により、ユーザが選択した実物の靴600aをユーザに提示してもよい。
なお、提示部312は、例えば、デザインが異なる複数の装着品と、その装着品が陳列される位置とを対応付けた位置情報を予め記憶することにより、提示情報に記録される装着品に応じた位置を特定し、その位置(その位置に配される装着品)をユーザに提示することが可能になる。
また、提示部312は、例えば、無人搬送台車等を利用して実物の装着品をユーザに提示してもよい。提示部312は、例えば、搬送機材の動作に基づいて複数の実物の装着品が保管されるバックヤードから無人搬送台車上までに実物の装着品を運搬し、無人搬送台車によって予め決められた経路を走行させて店内の所定の位置まで実物の装着品を運搬してもよい。これにより、提示部312は、その所定の位置において実物の装着品をユーザに提示することが可能になる。
取得部316は、実物の装着品(実物物体)に配され、その実物の装着品を識別する識別情報を取得する。識別情報は、提示部312によって提示される装着品を識別する情報である。識別情報は、例えば、装着品に配されるRFIDタグ等に記憶されていてもよい。取得部316は、識別情報を読み取る装置であり、上述した一例の場合にはRFIDリーダ等を備えてもよい。
なお、取得部316は、複数の実物の装着品が壁に陳列される場合にはその壁の近くに配されてもよく、又は、回収部313に配されてもよい。
記憶部317は、種々の情報及びプログラムを記憶する。記憶部317は、例えば、対応情報を記憶してもよい。対応情報は、例えば、識別情報に基づく装着品と、提示部312上の装着品の配置場所(複数の装着品が陳列される場合にはその陳列される位置)とを対応付けた情報であってもよい。なお、対応情報は、上述した位置情報と一体となった1つの情報であってもよい。
提示制御部302は、提示部312を制御する。すなわち、提示制御部302は、情報処理装置200の提示指示制御部203から提示信号が送信された場合、その提示信号で指示される実物の装着品をユーザに提示するよう提示部312を制御する。
判定部304は、実物の装着品(実物物体)を識別する識別情報と装着品の正規の配置場所とを対応付けた対応情報、及び、取得部316によって取得される識別情報に基づいて、提示部312によって提示された装着品が正規の配置場所に返却されたかを判定する。判定部304は、例えば、複数の装着品が陳列される場合、記憶部317に記憶される対応情報、及び、取得部316によって取得する識別情報に基づいて、提示部312によって提示された装着品が、正規の配置場所に戻されたかを判定する。
又は、判定部304は、例えば、装着品に配される識別情報に基づいて、装着品が回収されと判定してもよい。
警告制御部305は、判定部304によって実物の装着品(実物物体)が正規の配置場所に返却されていないと判定する場合、警告を出力するよう制御する。この場合、警告制御部305は、警告を示す音声(音)をスピーカ(図示せず)及び店舗のスタッフが着用するイヤホン(図示せず)等から出力し、又は、正規の配置場所に戻されなかった装着品の位置を、警告を示す態様(例えば、陳列場所に戻された装着品の周囲に配される発光体312aについて点滅等を行わせる態様)で表示してもよい。すなわち、警告制御部305は、上述した一例のRFID等を利用することにより、警告を出力するよう制御してもよい。
また、警告制御部305は、第1撮像部214、第2撮像部215又は店舗内を撮影する撮像部(図示せず)によって店舗内を撮像し、装着品が配置場所に戻されていない場合、例えば、装着品が店舗内に置かれたまま(装着品が乱れた陳列になった)場合、警告を出力するよう制御してもよい。この場合、警告制御部305は、例えば、装着品が正規の配置場所に配された陳列状態の画像、及び、実物部物品が正規の配置場所に戻されていない乱れた陳列状態の画像等を予め学習して生成される学習モデルと、第1撮像部214、第2撮像部215又は上述した撮像部によって撮像される画像とに基づいて、装着品の陳列状態を判定してもよい。警告制御部305は、この場合の警告として、警告を示す音声(音)をスピーカ(図示せず)及び店舗のスタッフが着用するイヤホン(図示せず)等から出力し、又は、警告を示す画像を店舗のスタッフが使用するスタッフ端末(図示せず)の表示部に表示させるよう制御してもよい。
[ユーザ端末400]
次に、一実施形態に係るユーザ端末400について説明する。
図7は、一実施形態に係るユーザ端末400について説明するためのブロック図である。
ユーザ端末400は、ユーザが使用する端末である。ユーザ端末400は、例えば、スマートフォン、タブレット及びラップトップ等であってもよい。そのようなユーザ端末400は、例えば、通信部411、ユーザ端末撮像部412、ユーザ端末表示部413及び制御部401を備える。
通信部411は、例えば、情報処理装置200との間で通信を行うことが可能である。
ユーザ端末撮像部412は、ユーザ端末400に配されるカメラである。
ユーザ端末撮像部412は、情報処理装置200の第1表示部213に表示されるQRコード、及び、壁601に表示されるQRコード604を撮像してもよい。
又は、ユーザ端末撮像部412は、対象に試着される実物装着品(実物物体)を撮像する。ユーザ端末撮像部412は、例えば、提示部312によって提示された実物の装着品をユーザが試着した場合、そのユーザの操作に基づいてその装着品を撮像する。この場合、ユーザ端末撮像部412は、例えば、動画及び静止画によって装着品を撮像してもよい。
ユーザ端末表示部413は、例えば、ユーザ端末撮像部412によってQRコードが撮像されると、制御部401の制御に基づいて通信販売サイト等のWebサイトにアクセスし、当該サイトに関する画像を表示する。
又は、ユーザ端末表示部413は、ユーザ端末撮像部412によって撮像される装着品(実物物体)を表示する。
制御部401は、通信部411、ユーザ端末撮像部412及びユーザ端末表示部413を制御する。制御部401は、例えば、ユーザ端末撮像部412によって撮像されることにより生成される画像情報を、通信部411を利用して情報処理装置200に送信する。
また、制御部401は、上述した変更制御部205によって装着品の色が変更される場合、色が変更された後の装着品の画像情報を、通信部411を介して情報処理装置200から取得し、ユーザ端末表示部413に表示するよう制御してもよい。この場合、制御部401は、例えば、ユーザ端末表示部413に表示される装着品と、変更後の画像情報に基づく画像とが重なるように、AR画像をユーザ端末表示部413に表示してもよい。これにより、制御部401は、ユーザ端末表示部413に表示される装着品の色を、ARを利用して変更することが可能になる。
[遠隔通話端末500]
次に、一実施形態に係る遠隔通話端末500について説明する。
遠隔通話端末500は、例えば、情報処理装置200が配される店舗から遠隔地にいるオペレータが使用する端末である。遠隔通話端末500は、情報処理装置200の遠隔通話部207(及び、情報処理装置200に接続されるタブレット等の端末等)を介して、情報処理装置200が配される店舗に来店したユーザと通話を行うことが可能である。
遠隔通話端末500は、例えば、デスクトップ、ラップトップ、タブレット及びスマートフォン等であってもよい。遠隔通話端末500は、例えば、遠隔通話端末撮像部(図示せず)及び遠隔通話表示部(図示せず)を備える。オペレータは、遠隔通話端末500(上述した遠隔通話撮像部及び遠隔通話表示部等)を利用して、情報処理装置200及びその情報処理装置200が配される店舗を利用するユーザに対して、種々のアドバイスを行うことが可能である。
次に、一実施形態に係る装着品の提示方法について説明する。
まず、一実施形態に係る提示方法であって、装着品を提示する方法の一例について説明する。
図8は、一実施形態に係る提示方法について説明するための第1のタイミングチャートである。
ステップST101において、測定装置100の測定部101は、対象について所定の測定を行う。一例として、測定部101は、装着品として靴をユーザに提示する場合、ユーザの足の3次元のサイズを測定する。測定部101は、測定結果の情報を情報処理装置200に送信する。
ステップST102において、情報処理装置200の特定部202は、ステップST101の測定結果に応じて、複数の装着品から対象に適用される少なくとも1つの装着品を特定する。一例として、特定部202は、記憶部212に記憶される靴情報に基づいて、複数の靴の中から、測定部101によって測定されるユーザの足のサイズに適した靴を特定する。この場合、特定部202は、測定部101の測定結果と、ユーザに関する付加情報とに応じて、複数の靴の中からユーザの足のサイズに適する少なくとも1つの靴を特定することとしてもよい。靴情報は、例えば、足のサイズに関するサイズ情報(ラスト情報)、その足のサイズに応じた装着品としての靴、及び、靴の画像を予め対応付けた情報であってもよい。付加情報は、例えば、ユーザが情報処理装置200等に登録した情報であってもよい。
ステップST103において、情報処理装置200の第1表示部213は、ステップST102で特定される装着品に関する画像を表示する。一例として、第1表示部213は、提示指示制御部203の制御に基づいて記憶部212に記憶される靴情報を参照し、特定部202によって特定される靴の画像を表示してもよい。
ここで、提示指示制御部203は、例えば、第1表示部213に表示される装着品(例えば、靴等)が選択された場合、その選択に応じた選択信号を提示装置300に送信する。
ステップST104において、提示装置300の提示部312は、ステップST103で表示される画像に対応する装着品を提示する。一例として、提示部312は、情報処理装置200から送信される提示信号に応じた靴の位置を示すような態様でその靴をユーザに提示してもよい。
これにより、ユーザは、提示部312によって提示される装着品(例えば、靴等)を試着することが可能になる。
この後の処理については、後述するように図10を用いて説明するステップST301~ステップST303の処理が行われてもよく、後述するように図8を用いて説明するステップST105~ステップST107が行われてもよい。
次に、一実施形態に係る提示方法であって、ユーザが試着する装着品(装着品)の色を仮想的に変更する方法の一例について説明する。
図9は、一実施形態に係る提示方法について説明するための第2のタイミングチャートである。
ステップST201において、ユーザ端末400のユーザ端末撮像部412は、ユーザに試着される実物の装着品を撮像する。すなわち、ユーザ端末撮像部412は、上述したユーザに提示される装着品(例えば、靴等)が試着される場合、そのユーザの操作に基づいて、装着品を撮像する。ユーザ端末400は、ユーザ端末撮像部412によって撮像されることに基づいて生成される画像情報を情報処理装置200に送信する。
ステップST202において、情報処理装置200の変更制御部205は、記憶部212に記憶される色情報に基づいて、ステップST201で撮像される装着品の色を変更する。変更制御部205は、例えば、画像情報に記録される装着品、すなわち、ユーザ端末撮像部412によって撮像されることに基づいてユーザ端末400のユーザ端末表示部413に表示される装着品(例えば、靴等)の色をARで変更するような画像情報を生成する。
情報処理装置200は、変更制御部205で生成される画像情報をユーザ端末400に送信する。また、情報処理装置200は、変更制御部205で生成される画像情報を第1表示部213又は店舗に配される表示スクリーン(及び、鏡)(図示せず)に表示してもよい。なお、情報処理装置200は、上述した画像情報を表示スクリーン(相対的に大きな画面)に表示することにより、ユーザは大画面で確認をすることができ、コーディネートの状態をより確認しやすくすることができる。
ステップST203において、ユーザ端末400のユーザ端末表示部413は、ステップST202で装着品の色が変更されることに応じた画像を表示する。
すなわち、ユーザ端末表示部413は、ステップST201で撮像される装着品の画像を表示する。また、ユーザ端末表示部413は、ステップST202で情報処理装置200から送信される画像情報を受け付けると、その画像情報に基づく画像を表示する。この場合、ユーザ端末表示部413は、ユーザ端末撮像部412で撮像される画像と、情報処理装置200から送信される画像情報に基づく画像とを重ねて表示してもよい。ユーザ端末表示部413は、情報処理装置200から送信される画像情報に基づく画像をARで表示する場合には、ユーザ端末撮像部412によって撮像される装着品の色が画面上において変更されたように表示することが可能になる。
なお、ユーザ端末400は、実物の装着品に複数の色がある場合には、ユーザ端末表示部413に表示される装着品の色を、ユーザによって指定される色に変更することが可能である。
ステップST204において、情報処理装置200の情報提供制御部204は、提示部312によって提示される装着品の購入に関する情報をユーザ端末400に提供する。一例として、情報提供制御部204は、ステップST104でユーザに提示して試着した靴、及び、ステップST203で色を変更した靴等を購入可能な通信販売サイトのURL等を記録したQRコードを、そのユーザが使用するユーザ端末400に送信する。
次に、一実施形態に係る提示方法であって、ユーザが試着する装着品が返却される場合の処理の流れの一例について説明する。ここでは、図2に例示するように複数の装着品がユーザから見ることができるように陳列される場合の返却に関する処理について説明する。
図10は、一実施形態に係る提示方法について説明するための第1のフローチャートである。
ステップST301において、提示装置300の取得部316は、装着品(例えば、靴等)に配され、その装着品を識別する識別情報を取得する。
識別情報は、RFIDタグに記録されてもよい。また、取得部316は、例えば、RFIDリーダ等を備えてもよい。この場合、RFIDリーダは、例えば、装着品が配置される場所ごとに配されてもよい。
ステップST302において、提示装置300の判定部304は、装着品の識別情報とその装着品の正規の配置場所とを対応付けた対応情報に基づいて、ステップST301で取得した識別情報に対応する装着品が正規の配置場所に返却されたかを判定する。装着品が正規の場所に返却されている場合(Yes)には、処理は、終了する。装着品が正規の場所に返却されていない場合(No)には、処理は、ステップST303に進む。
ステップST303において、提示装置300の警告制御部305は、警告を出力するよう制御する。この場合、警告制御部305は、警告を示す音声(音)をスピーカ(図示せず)及び店舗のスタッフが着用するイヤホン(図示せず)等から出力してもよい。又は、警告制御部305は、正規の配置場所に戻されなかった装着品の位置を、警告を示す態様(例えば、陳列場所に戻された装着品の周囲に配される発光体312aについて点滅等を行わせる態様)で表示してもよい。
また、図8を用いて説明するように、以下の処理が行われもよい。
ステップST105において、提示装置300の回収部313は、ステップST104で提示された装着品(例えば、靴等)を回収する。この場合、回収部313は、種々の装置等を利用して、装着品を回収することが可能である。
ステップST106において、提示装置300の消毒部314は、ステップST105で回収された装着品(例えば、靴等)を除菌又は消毒する。この場合、消毒部314は、種々の装置等を利用して、装着品を除菌又は消毒することが可能である。
ステップST107において、提示装置300の再提示部315は、ステップST107で除菌又は消毒された装着品(例えば、靴等)を提示部312に戻す。この場合、再提示部315は、種々の装置等を利用して、装着品を提示部312に戻すことが可能である。
次に、一実施形態に係る提示方法であって、ユーザの行動を推定し、所定の場合にはそのユーザにアドバイスを行う場合の処理の流れの一例について説明する。
図11は、一実施形態に係る提示方法について説明するための第2のフローチャートである。
ステップST401において、情報処理装置200の第1撮像部214は、ユーザを撮像する。第1撮像部214は、情報処理装置200が配される店内に1又は複数配されていてもよい。一例として、第1撮像部214は、店内の監視カメラ等であってもよい。
ステップST402において、情報処理装置200の推定部206は、ステップST401で撮像されるユーザの行動を推定する。推定部206は、例えば、ユーザが装着品に関するアドバイスなどの接客を必要としているか、情報処理装置200等の使い方が分からない等の行動を推定する。
ステップST403において、情報処理装置200の遠隔通話部207は、ステップST402で推定される結果に応じてユーザと、遠隔通話端末500を使用するオペレータとの間で通話可能にする。すなわち、遠隔通話部207は、例えば、ステップST402でユーザが装着品に関するアドバイスを求めている、情報処理装置200等の使い方が分からない等と推定される場合、遠隔通話端末500との間で通話を可能にする。これにより、遠隔通話部207は、例えば、ユーザとオペレータとの間で会話を行わせることにより、ユーザの困りごと等の相談を受けてオペレータが解決することが可能になる。
[変形例1]
なお、本実施形態の変形例として、情報処理装置200は、第3撮像部216を備えていてもよい。
第3撮像部216は、ユーザが所有する(そのユーザが実際に装着している)装着品(例えば、ユーザが使用する靴等)を撮像する。すなわち、第3撮像部216は、ユーザについての対象に装着される装着品(物体)を撮像する。第3撮像部216は、例えば、特定の位置に配されることにより、ユーザが所有する装着品を撮像してもよい。一例として、第3撮像部216は、第1表示部213の近くに配されていてもよい。又は、第3撮像部216は、店舗が入る商業施設内のエスカレータやエレベータなど、店舗とは別の位置に設けられていてもよい。
また、第1撮像部214、第2撮像部215及び第3撮像部216は、同一の撮像部であってもよく、異なる撮像部であってもよい。
評価部208は、第3撮像部216によって撮像される装着品(物体)の状態に関する評価を行う。すなわち、評価部208は、例えば、ユーザが所有して装着する装着品(一例として、靴等)の状態を評価する。評価部208は、例えば、装着品が十分に使用できる状態、装着品が使い込まれている状態、及び、装着品の代わりとなる新たな装着品を購入した方がいい状態等の評価を行う。ここで、上述した装着品の状態は、例えば、十分に使用できる状態、使い込まれているがまだ使用できる状態、使い込まれていてそろそろ買い替えた方がいい状態、及び、壊れていて買い替えた方が状態等であってもよい。評価部208は、例えば、装着品の画像(例えば、動画及び静止画等)と、その装着品の状態とを対応付けて学習することにより生成される学習モデルを利用して、ユーザの装着品の状態を評価してもよい。
出力制御部209は、評価部208による評価に応じて、装着品(物体)の状態に関する情報を出力するよう制御する。すなわち、出力制御部209は、評価部208による評価の結果をユーザに提示する。出力制御部209は、例えば、評価部208による評価の結果を第1表示部213等に表示してもよい。具体的な一例として、出力制御部209は、評価部208による評価の結果が、使い込まれていてそろそろ買い替えた方がいい状態、及び、壊れていて買い替えた方が状態等の評価であった場合には、その旨をユーザに提示する。出力制御部209は、例えば、評価部208の評価結果(装着品の状態)を、ユーザ端末400に送信してもよく、第1表示部213に表示してもよい。
次に、本変形例に係る提示方法であって、ユーザが使用している装着品の評価結果に応じてそのユーザに種々の情報を提供する場合の処理の流れの一例について説明する。
図12は、一実施形態(変形例1)に係る提示方法について説明するための第3のフローチャートである。
ステップST501において、情報処理装置200の第3撮像部216は、ユーザが使用している装着品(例えば、靴等)を撮像する。
ステップST502において、情報処理装置200の評価部208は、ステップST501で撮像される装着品の状態を評価する。評価部208は、例えば、装着品が十分に使用できる状態、装着品が使い込まれている状態、及び、装着品の代わりとなる新たな装着品を購入した方がいい状態等の評価を行う。
ステップST503において、情報処理装置200の出力制御部209は、ステップST502の評価に応じて、その装着品の状態を出力するよう制御する。出力制御部209は、例えば、評価部208の評価結果(装着品の状態)を、ユーザ端末400に送信してもよく、情報処理装置200の第1表示部213に表示してもよい。
ステップST504において、情報処理装置200の出力制御部209は、例えば、ステップST502の評価結果に応じて、新たな装着品(靴等)の購入に関連する種々の情報を出力する。出力制御部209は、例えば、装着品に関する広告等を出力してもよい。
[変形例2]
なお、本実施形態の変形例として、提示装置300は、回収部313、消毒部314及び再提示部315を備えていてもよい。
回収部313は、提示部312によって提示された実物の装着品(実物物体)を回収する。この場合、回収部313は、回収・消毒・再提示制御部303の制御に基づいて、実物の装着品を回収してもよい。
回収部313は、例えば、上述した無人搬送台車を備えていてもよい。回収部313は、例えば、ユーザによって実物の装着品が無人搬送台車上に置かれると、予め決められた経路を走行して、上述したバックヤードまで実物の装着品を運搬する。
又は、回収部313は、例えば、ソータ等の運搬装置を備えてもよい。回収部313は、例えば、ユーザによって実物の装着品が回収ボックスに置かれると、運搬装置によって実物の装着品をバックヤードまで運搬してもよい。
消毒部314は、回収部313に回収された実物の装着品(実物物体)を除菌又は消毒する。この場合、消毒部314は、回収・消毒・再提示制御部303の制御に基づいて、実物の装着品の除菌又は消毒を行ってもよい。消毒部314は、例えば、バックヤード内に配され、回収部313によって回収された実物の装着品に対して除菌液又は消毒液をスプレー状に噴射することにより、装着品を除菌又は消毒する。又は、ユーザは、自ら実物の装着品(実物物体)に除菌又は消毒スプレー等を噴射してもよい。
再提示部315は、消毒部314によって消毒された実物の装着品(実物物体)を提示部312に戻す。この場合、再提示部315は、回収・消毒・再提示制御部303の制御に基づいて、実物の装着品を提示部312に戻してもよい。すなわち、再提示部315は、例えば、無人搬送台車によって実物の装着品が回収され、その実物の装着品が除菌又は消毒されると、上述した搬送機材によって実物の装着品をバックヤード内の所定の位置に戻す。
又は、再提示部315は、例えば、ソータ等によって実物の装着品が回収され、その装着品が除菌又は消毒されると、上述した場合と同様に搬送機材によって装着品をバックヤード内の所定の位置に戻す。
回収・消毒・再提示制御部303は、上述した回収部313、消毒部314及び再提示部315を制御する。
上述した情報処理装置200の各部は、コンピュータの演算処理装置等の機能として実現されてもよい。すなわち、情報処理装置200の特定部202、提示指示制御部203、情報提供制御部204、変更制御部205、推定部206、遠隔通話部207、評価部208及び出力制御部209(制御部201)は、コンピュータの演算処理装置等による特定機能、提示制御機能、情報提供制御機能、変更制御機能、推定機能、遠隔通話機能、評価機能及び出力制御機能(制御機能)としてそれぞれ実現されてもよい。
情報処理プログラムは、上述した各機能をコンピュータに実現させることができる。情報処理プログラムは、外部メモリ又は光ディスク等の、コンピュータで読み取り可能な非一時的な記録媒体に記録されていてもよい。
また、上述したように、情報処理装置200の各部は、コンピュータの演算処理装置等で実現されてもよい。その演算処理装置等は、例えば、集積回路等によって構成される。このため、情報処理装置200の各部は、演算処理装置等を構成する回路として実現されてもよい。すなわち、情報処理装置200の特定部202、提示指示制御部203、情報提供制御部204、変更制御部205、推定部206、遠隔通話部207、評価部208及び出力制御部209(制御部201)は、コンピュータの演算処理装置等を構成する特定回路、提示制御回路、情報提供制御回路、変更制御回路、推定回路、遠隔通話回路、評価回路及び出力制御回路(制御回路)として実現されてもよい。
また、情報処理装置200の通信部211、記憶部212、第1表示部213、第1撮像部214、第2撮像部215及び第3撮像部216は、例えば、演算処理装置等の機能を含む通信機能、記憶機能、第1表示機能、第2撮像機能及び第3撮像機能として実現されもよい。また、情報処理装置200の通信部211、記憶部212、第1表示部213、第1撮像部214、第2撮像部215及び第3撮像部216は、例えば、集積回路等によって構成されることにより通信回路、記憶回路、第1表示回路、第2撮像回路及び第3撮像回路として実現されてもよい。また、情報処理装置200の通信部211、記憶部212、第1表示部213、第1撮像部214、第2撮像部215及び第3撮像部216は、例えば、複数のデバイスによって構成されることにより通信装置、記憶装置、第1表示装置、第2撮像装置及び第3撮像装置として構成されてもよい。
また、上述した提示装置300の各部は、コンピュータの演算処理装置等の機能として実現されてもよい。すなわち、提示装置300の提示制御部302、回収・消毒・再提示制御部303、判定部304及び警告制御部305(制御部301)は、コンピュータの演算処理装置等による提示制御機能、回収・消毒・再提示制御機能、判定機能及び警告制御機能(制御機能)としてそれぞれ実現されてもよい。
提示プログラムは、上述した各機能をコンピュータに実現させることができる。提示プログラムは、外部メモリ又は光ディスク等の、コンピュータで読み取り可能な非一時的な記録媒体に記録されていてもよい。
また、上述したように、提示装置300の各部は、コンピュータの演算処理装置等で実現されてもよい。その演算処理装置等は、例えば、集積回路等によって構成される。このため、提示装置300の各部は、演算処理装置等を構成する回路として実現されてもよい。すなわち、提示装置300の提示制御部302、回収・消毒・再提示制御部303、判定部304及び警告制御部305(制御部301)は、コンピュータの演算処理装置等を構成する提示制御回路、回収・消毒・再提示制御回路、判定回路及び警告制御回路(制御回路)として実現されてもよい。
また、提示装置300の通信部311、提示部312、回収部313、消毒部314、再提示部315、取得部316及び記憶部317は、例えば、演算処理装置等の機能を含む通信機能、提示機能、回収機能、消毒機能、再提示機能、取得機能及び記憶機能として実現されもよい。また、提示装置300の通信部311、提示部312、回収部313、消毒部314、再提示部315、取得部316及び記憶部317は、例えば、集積回路等によって構成されることにより通信回路、提示回路、回収回路、消毒回路、再提示回路、取得回路及び記憶回路として実現されてもよい。また、提示装置300の通信部311、提示部312、回収部313、消毒部314、再提示部315、取得部316及び記憶部317は、例えば、複数のデバイスによって構成されることにより通信装置、提示装置、回収装置、消毒装置、再提示装置、取得装置及び記憶装置として構成されてもよい。
また、上述したユーザ端末400の各部は、コンピュータの演算処理装置等の機能として実現されてもよい。すなわち、ユーザ端末400の制御部401は、コンピュータの演算処理装置等による制御機能としてそれぞれ実現されてもよい。
ユーザ端末400プログラムは、上述した各機能をコンピュータに実現させることができる。ユーザ端末400プログラムは、外部メモリ又は光ディスク等の、コンピュータで読み取り可能な非一時的な記録媒体に記録されていてもよい。
また、上述したように、ユーザ端末400の各部は、コンピュータの演算処理装置等で実現されてもよい。その演算処理装置等は、例えば、集積回路等によって構成される。このため、ユーザ端末400の各部は、演算処理装置等を構成する回路として実現されてもよい。すなわち、ユーザ端末400の制御部401は、コンピュータの演算処理装置等を構成する制御回路として実現されてもよい。
また、ユーザ端末400の通信部411、ユーザ端末撮像部412及びユーザ端末表示部413は、例えば、演算処理装置等の機能を含む通信機能、第1撮像機能及び第2撮像機能として実現されもよい。また、ユーザ端末400の通信部411、ユーザ端末撮像部412及びユーザ端末表示部413は、例えば、集積回路等によって構成されることにより通信回路、第1撮像回路及び第2撮像回路として実現されてもよい。また、ユーザ端末400の通信部411、ユーザ端末撮像部412及びユーザ端末表示部413は、例えば、複数のデバイスによって構成されることにより通信装置、第1撮像装置及び第2撮像装置として構成されてもよい。
[本実施形態の態様]
本実施形態の態様について説明する。
一態様の装着品の提示システムは、対象について所定の測定を行う測定部と、測定部によって測定される結果に応じて、複数の物体から対象に適用される少なくとも1つの物体を特定する特定部と、特定部によって特定される物体に関する画像を表示する第1表示部と、第1表示部によって表示される画像に対応する実物物体を提示する提示部と、を備える。
すなわち、提示システムは、対象の測定結果に応じて特定される実物物体をユーザに提示する。
これにより、提示システムは、ユーザに適した実物の装着品をその着用者に提示することができる。すなわち、提示システムは、ユーザに提示される装着品を試着させ、そのユーザに装着品を試着した時の感触を確かさせることができる。提示システムは、装着品を購入する時など、通信販売のみでは提供できないサービスを提供でき、ユーザの満足度を向上させることができる。
一態様の装着品の提示システムでは、特定部は、測定部によって測定される結果に加えて、対象に対応するユーザに関する付加情報に応じて、複数の物体から対象に適用される少なくとも1つの物体を特定することとしてもよい。
付加情報は、例えば、ユーザ自身の情報、及び、ユーザが装着品を購入した場合の購入履歴の情報等であってもよい。提示システムは、ユーザそれぞれに応じた実物物体をそのユーザに提示する。
これにより、提示システムは、複数のユーザそれぞれに適した装着品を提示でき、ユーザの満足度を向上させることができる。
一態様の装着品の提示システムでは、提示部は、対象に対応するユーザから閲覧可能なように複数の実物物体が配される場合、特定部によって特定される物体に関する態様を、他の物体に関する態様とは異なるように提示することとしてもよい。
すなわち、提示システムは、複数の実物物体が陳列される場合、ユーザにとって明確にわかる態様で実物物体を提示する。
これにより、提示システムは、装着品が提示される場所をユーザに分かりやすく提示することができ、ユーザにとっても提示される装着品の場所をすぐに把握してその装着品を試着することができる。
一態様の装着品の提示システムは、提示部又は第1表示部によって提示される実物物体の購入に関する情報を対象に対応するユーザ端末に提供するよう制御する情報提供制御部を備えることとしてもよい。
すなわち、提示システムは、ユーザが実物物体を購入しやすくなる情報をそのユーザ(ユーザ端末)に提供する。
これにより、提示システムは、ユーザにとって提示部によって提示される装着品を購入しやくすることができる。
一態様の装着品の提示システムは、対象に対応するユーザを撮像する第1撮像部と、第1撮像部によって撮像されるユーザの行動を推定する推定部と、推定部によって推定される結果に応じてユーザと、そのユーザに対して遠隔に位置するオペレータとの間で通話可能にする遠隔通話部と、を備えることとしてもよい。
すなわち、提示システムは、遠隔通話によりユーザに接客をする。
これにより、提示システムは、例えば、ユーザが情報処理装置の利用の仕方及びその情報処理装置が配される店舗の利用の仕方等が分からない場合でも、ユーザの行動を推定することに基づいてユーザにアドバイスを行うことができ、ユーザの満足度を向上することができる。
一態様の提示システムでは、対象に装着される実物物体を撮像する第2撮像部と、実物物体の色に関する色情報を記憶する記憶部と、ユーザ端末に配される、第2撮像部によって撮像される実物物体を表示するディスプレイと、記憶部に記憶される色情報に応じて、ディスプレイに表示される実物物体の色を変更可能にする変更制御部と、を備えることとしてもよい。
すなわち、提示システムは、実物物体に色に関して複数の種類がある場合、ユーザが装着する実物物体の色を仮想的に変更する。
これにより、提示システムは、全種類の装着品を備えなくとも、色違いの装着品についてはディスプレイに表示される画像を利用して提示することができる。これにより、提示システムは、装着品が配される提示部のサイズを、全種類の装着品が配される場合に比べて小さくすることができ、情報処理装置が配される店舗を相対的に小型にすることができる。また、提示システムは、色違いの装着品については画像を介してユーザに提供するので、ユーザが装着品を把握しやすくすることができ、ユーザの満足度を向上させることができる。
一態様の装着品の提示システムは、提示部によって提示された実物物体を回収する回収部と、回収部に回収された実物物体を除菌又は消毒する消毒部と、消毒部によって消毒された実物物体を提示部に戻す再提示部と、を備えることとしてもよい。
すなわち、提示システムは、ユーザが装着した実物物体について除菌又は消毒をして、再度、同一又は他のユーザにその実物物体を装着させる。
これにより、提示システムは、複数のユーザが同一の装着品を試着することについてのユーザのネガティブな印象を改善することができ、ユーザに対する装着品の安全性を向上させることができる。
一態様の装着品の提示システムは、実物物体に配され、その実物物体を識別する識別情報を取得する取得部と、実物物体を識別する識別情報と実物物体の正規の配置場所とを対応付けた対応情報、及び、取得部によって取得される識別情報に基づいて、提示部によって提示された実物物体が正規の配置場所に返却されたかを判定する判定部と、判定部によって実物物体が正規の配置場所に返却されていないと判定する場合、警告を出力するよう制御する警告制御部と、を備えることとしてもよい。
すなわち、提示システムは、ユーザが装着した実物物体が正規に配置場所に戻されない場合に警告を出力する。
これにより、提示システムは、装着品が正規の場所に返却されない場合には警告を出力するので、例えば、店舗のスタッフ等が装着品を正規の配置場所に戻すことができる。よって、提示システムは、ユーザにとって適切な装着品を提示し続けることができる。
一態様の装着品の提示システムは、ユーザについての対象に装着される物体を撮像する第3撮像部と、第3撮像部によって撮像される物体の状態に関する評価を行う評価部と、評価部による評価に応じて、その物体の状態に関する情報を出力するよう制御する出力制御部と、を備えることとしてもよい。
すなわち、提示システムは、ユーザが現在装着している物体の状態について評価する。
これにより、提示システムは、評価に応じた提案をユーザに行うことができる。
一態様の装着品の提示システムでは、測定部は、対象としてユーザの足の3次元のサイズを測定し、特定部は、足のサイズに関するサイズ情報、その足のサイズに応じた物体としての靴、及び、靴物体の画像を予め対応付けた靴情報に基づいて、複数の物体としての靴の中から、測定部によって測定されるユーザの足のサイズに適した靴を特定し、第1表示部は、靴情報に基づいて、特定部によって特定される靴の画像を表示し、提示部は、特定部によって特定される靴に対応する実物物体としての実物の靴をユーザに提示することとしてもよい。
すなわち、提示システムは、ユーザの足に関する測定結果に応じて特定される靴をそのユーザに提示する。
これにより、提示システムは、装着品として靴をユーザに提示することができる。すなわち、提示システムは、ユーザに靴を試着させ、そのユーザに靴を試着した時の感触(一例として、フィット感等)を確かめさせることができる。また、提示システムは、ユーザの足の3次元のサイズのサイズを測定して、そのサイズに適した靴を提示するので、ユーザの足に合った靴を提示することができ、ユーザが自身にとって適した靴か否かという不安が生じることを抑制することができる。提示システムは、測定装置、情報処理装置及び提示装置をユーザ自身によって操作できるので、ユーザが店舗のスタッフによって過度な接客を受けることを抑制することができる。なお、提示システムは、店舗にスタッフが常駐する場合には、ユーザに靴を提示するとそのスタッフによって靴の説明を行わせることができる。提示システムは、上述したように靴を提示した後に、例えば、その靴の通信販売が行われる通信ネットワーク上の販売サイトの情報を提供するので、その靴の通信販売を行うことができる。すなわち、提示システムは、ユーザが靴を購入する場合でも、ユーザに靴を持ち帰る手間を省かせることができ、ユーザの利便性を向上することができる。提示システムは、ユーザに靴の通信販売サイトを提供する場合に、測定装置によって測定したユーザの足のサイズに関する情報を提供することができる
なお、提示システムは、例えば、ユーザが店舗に来店した場合に、非接触型の検温器によりユーザの体温を測定し、非接触型の消毒液噴射器によってユーザの手及び指に消毒液を噴射してもよい。また、提示システム1に配される情報処理装置は、例えば、非接触型の操作・入力装置を備えていてもよい。すなわち、情報処理装置の第1表示部は、例えば、エアタッチパネルを備えていてもよい。これにより、提示システムは、ユーザの安全性を高めることができる。
一態様の装着品の提示方法は、装着品の提示システムにおいて実行される方法であって、測定部が、対象について所定の測定を行う測定ステップと、特定部が、測定ステップで測定される結果に応じて、複数の物体から対象に適用される少なくとも1つの物体を特定する特定ステップと、表示部が、特定ステップで特定される物体に関する画像を表示する表示ステップと、提示部が、表示ステップで表示される画像に対応する実物物体を提示する提示ステップと、を実行する。
すなわち、提示方法は、対象の測定結果に応じて特定される実物物体をユーザに提示する。
これにより、提示方法は、ユーザに適した装着品の装着品をその着用者に提示することができる。提示方法は、装着品を購入する時など、通信販売のみでは提供できないサービスを提供でき、ユーザの満足度を向上させることができる。
1…提示システム、100…測定装置、101…測定部、200…情報処理装置、201…制御部、202…特定部、203…提示指示制御部、204…情報提供制御部、205…変更制御部、206…推定部、207…遠隔通話部、208…評価部、209…出力制御部、211…通信部、212…記憶部、213…第1表示部、214…第1撮像部、215…第2撮像部、216…第3撮像部、217…ディスプレイ(鏡)、300…提示装置、301…制御部、302…提示制御部、303…回収・消毒・再提示制御部、304…判定部、305…警告制御部、311…通信部、312…提示部、313…回収部、314…消毒部、315…再提示部、316…取得部、317…記憶部、400…ユーザ端末、401…制御部、411…通信部、412…ユーザ端末撮像部、413…ユーザ端末表示部、500…遠隔通話端末、600…靴

Claims (11)

  1. 対象について所定の測定を行う測定部と、
    前記測定部によって測定される結果に応じて、複数の物体から対象に適用される少なくとも1つの物体を特定する特定部と、
    前記特定部によって特定される物体に関する画像を表示する第1表示部と、
    前記第1表示部によって表示される画像に対応する実物物体を提示する提示部と、
    を備える装着品の提示システム。
  2. 前記特定部は、前記測定部によって測定される結果に加えて、対象に対応するユーザに関する付加情報に応じて、複数の物体から対象に適用される少なくとも1つの物体を特定する
    請求項1に記載の装着品の提示システム。
  3. 前記提示部は、対象に対応するユーザから閲覧可能なように複数の実物物体が配される場合、前記特定部によって特定される物体に関する態様を、他の物体に関する態様とは異なるように提示する
    請求項1又は2に記載の装着品の提示システム。
  4. 前記提示部又は第1表示部によって提示される実物物体の購入に関する情報を対象に対応するユーザ端末に提供するよう制御する情報提供制御部を備える
    請求項1から3のいずれか1項に記載の装着品の提示システム。
  5. 対象に対応するユーザを撮像する第1撮像部と、
    前記第1撮像部によって撮像されるユーザの行動を推定する推定部と、
    前記推定部によって推定される結果に応じてユーザと、当該ユーザに対して遠隔に位置するオペレータとの間で通話可能にする遠隔通話部と、
    を備える請求項1~4のいずれか1項に記載の装着品の提示システム。
  6. 対象に装着される実物物体を撮像する第2撮像部と、
    実物物体の色に関する色情報を記憶する記憶部と、
    前記第2撮像部によって撮像される実物物体を表示するディスプレイと、
    前記記憶部に記憶される色情報に応じて、前記ディスプレイに表示される実物物体の色を変更可能にする変更制御部と、
    を備える請求項1~5のいずれか1項に記載の装着品の提示システム。
  7. 前記提示部によって提示された実物物体を回収する回収部と、
    前記回収部に回収された実物物体を除菌又は消毒する消毒部と、
    前記消毒部によって消毒された実物物体を前記提示部に戻す再提示部と、
    を備える請求項1~6のいずれか1項に記載の装着品の提示システム。
  8. 実物物体に配され、当該実物物体を識別する識別情報を取得する取得部と、
    実物物体を識別する識別情報と実物物体の正規の配置場所とを対応付けた対応情報、及び、前記取得部によって取得される識別情報に基づいて、前記提示部によって提示された実物物体が正規の配置場所に返却されたかを判定する判定部と、
    前記判定部によって実物物体が正規の配置場所に返却されていないと判定する場合、警告を出力するよう制御する警告制御部と、
    を備える請求項1~7のいずれか1項に記載の装着品の提示システム。
  9. ユーザについての対象に装着される物体を撮像する第3撮像部と、
    前記第3撮像部によって撮像される物体の状態に関する評価を行う評価部と、
    前記評価部による評価に応じて、当該物体の状態に関する情報を出力するよう制御する出力制御部と、
    を備える請求項1~8のいずれか1項に記載の装着品の提示システム。
  10. 前記測定部は、対象としてユーザの足の3次元のサイズを測定し、
    前記特定部は、足のサイズに関するサイズ情報、当該足のサイズに応じた物体としての靴、及び、靴物体の画像を予め対応付けた靴情報に基づいて、複数の物体としての靴の中から、前記測定部によって測定されるユーザの足のサイズに適した靴を特定し、
    前記第1表示部は、靴情報に基づいて、前記特定部によって特定される靴の画像を表示し、
    前記提示部は、前記特定部によって特定される靴に対応する実物物体としての実物の靴をユーザに提示する
    請求項1~9のいずれか1項に記載の装着品の提示システム。
  11. 装着品の提示システムにおいて実行される提示方法であって、
    測定部が、対象について所定の測定を行う測定ステップと、
    特定部が、前記測定ステップで測定される結果に応じて、複数の物体から対象に適用される少なくとも1つの物体を特定する特定ステップと、
    表示部が、前記特定ステップで特定される物体に関する画像を表示する表示ステップと、
    提示部が、前記表示ステップで表示される画像に対応する実物物体を提示する提示ステップと、
    を実行する装着品の提示方法。
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