JP2022144383A - 作業機 - Google Patents

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Abstract

【課題】自律して走行する作業機において、作動状態についての情報を発信することで遠隔地のユーザが作動状態を確認できると共に、通信量及びバッテリ消費量を削減する。【解決手段】作業機(1)であって、作業部(12)と、走行部(11)と、作業部を制御すると共に走行部を自律走行するように制御する第1制御部(20)と、作業部及び走行部の作動状態を検出する状態検出部(21)と、外部に向けて情報を発信可能な通信装置(30)とを有し、第1制御部は、作動状態に関する状態情報を通信装置から所定の発信間隔をもって発信し、発信間隔を、検出された作動状態に基づいて、第1の時間及び前記第1の時間よりも長い第2の時間との間で切り替える。【選択図】図1

Description

本開示は、自律走行する作業機に関する。
自走式の移動体の盗難を外部に通信可能な盗難防止装置が公知である(例えば、特許文献1)。特許文献1に記載の盗難防止装置は、検出された位置情報と、記憶された位置情報との間に所定値以上の距離差が確認された場合に、外部へ位置情報及び盗難信号を送信する。
また、盗難された車両の追跡を目的として、無線により信号の送受信を行う車両位置通報装置が公知である(例えば、特許文献2)。特許文献2に記載の車両位置通報装置は、通信網から送信される問い合わせ信号に設定された情報に基づいた間隔で、位置情報を含む応答信号を送信する。
特許第3839400号公報 特許第3687466号公報
自律して走行する作業機においては、遠隔地のユーザが、作業機の位置情報に加えて作業機の作動状態についての情報を常に確認可能であることが望まれている。しかし、位置情報や作動状態についての情報を作業機が常に発信し続けた場合、通信量及びバッテリの消費量が増大するという問題がある。
本発明は、このような背景に鑑み、自律して走行する作業機において、作動状態についての情報を発信することで遠隔地のユーザが作動状態を確認できると共に、通信量及びバッテリ消費量を削減することを課題とする。
このような課題を解決するために、本発明のある実施形態は、作業機(1)であって、所定の作業を行うように構成された作業部(12)と、走行するように構成された走行部(11)と、作業部を制御すると共に走行部を自律走行するように制御する第1制御部と、作業部及び走行部の作動状態を検出する状態検出部(21)と、外部に向けて情報を発信可能な通信装置(30)とを有し、第1制御部は、作動状態に関する状態情報を通信装置から所定の発信間隔をもって発信し、前記発信間隔を、検出された作動状態に基づいて、第1の時間及び第1の時間よりも長い第2の時間との間で切り替える。
この構成によれば、第1制御部が作動状態に関する状態情報を通信装置から発信するため、外部から作業機の状態を確認することができる。また、第1制御部が発進間隔を作業機の状態に基づいて切り替えることにより、通信量及びバッテリ消費量を削減することができる。
好ましくは、第1制御部は、作動状態が正常状態を示す場合、発信間隔を第2の時間に設定し、作動状態が異常状態を示す場合、発信間隔を第1の時間に設定するとよい。
この構成によれば、作業機の作動状態が正常状態を示す場合には発信間隔が長いため、通信量及びバッテリ消費量を削減することができる。また、作業機の作動状態が異常状態を示す場合には発信間隔が短いため、異常状態をユーザに認識させ易い。
好ましくは、第1制御部は、作業部及び走行部が作動していない場合、発信間隔を第2の時間よりも長い第3の時間に設定するとよい。
この構成によれば、作業機が作業又は走行のいずれも行っていない場合には、作業又は走行の少なくとも一方を行っている場合と比較して、発信間隔が長くなる。よって、作業機の作動状態を確認する必要がより低い場合に通信量及びバッテリ消費量を削減することができる。
好ましくは、当該作業機は、自己位置情報を取得する自己位置情報取得部(22)を更に有し、第1制御部は、自己位置情報を状態情報と共に通信装置から発信間隔をもって発信するとよい。
この構成によれば、作業機の自己位置情報をユーザに認識させることができる。
好ましくは、当該作業機は、作業部及び走行部に電力を供給する第1バッテリ(19)と、通信装置に電力を供給する第2バッテリ(38)とを更に有するとよい。
この構成によれば、作業部及び走行部の駆動によって第2バッテリの電力が消費されないため、第2バッテリの消費を抑えることができる。よって、長時間にわたって発信を継続することができる。
好ましくは、第1制御部は、第1バッテリから電力を供給され、第1バッテリからの電力供給を供給される電源オンのときに、第1バッテリから通信装置へ電力を供給し、通信装置は、第1バッテリからの電力供給がないときに、第2バッテリから電力を受給するように電力供給源を切り替える第2制御部(37)を有し、第2制御部は、状態情報及び自己位置情報を通信装置から発信間隔をもって発信するとよい。
この構成によれば、第1バッテリが切れた場合でも第2バッテリによって発信を継続することができる。よって、作業及び走行ができない状態でも発信を継続することができる。
好ましくは、第2制御部は、第2バッテリから電力を受給しているときに、状態情報を通信装置から発信する発信間隔を、第1バッテリから電力を受給しているときに比べて長い時間に設定するとよい。
この構成によれば、第2バッテリから電力を受給しているときには発信間隔が短くなるため、第2バッテリの消費量を削減することができる。よって、より長い時間にわたって発信を継続することができる。
好ましくは、第1制御部は、作動状態が異常状態を示す場合、異常状態であると判定した時刻からの経過時間が所定時間を超えたときに、当該第1制御部への電力の供給を停止するとよい。
この構成によれば、バッテリの消費を抑えることができるため、作業機が異常状態から回復したときに走行又は作業を再開することができる。
好ましくは、第1制御部は、自己位置情報に基づいて、ユーザによって指定された指定エリア(29)内に当該作業機が位置しているか否かを判定するように構成されており、当該作業機が指定エリア内に位置していない場合、発信間隔を第2の時間よりも長い第4の時間に設定するとよい。
この構成によれば、盗難などによって作業機が意図せず指定エリア外に出てしまったときに発信間隔が長くなるため、長時間にわたって自己位置情報を発信し続けることができる。よって、作業機を追跡し易くなる。
このように本発明によれば、自律して走行する作業機において、作動状態についての情報を発信することで遠隔地のユーザが作動状態を確認できると共に、通信量及びバッテリ消費量を削減することができる。
本発明の作業機及び通信ネットワークを含む芝刈管理システムを示す図 実施形態に係る芝刈機の側面図 芝刈機の機能構成を示すブロック図 ユーザによって指定された指定エリア及び作業エリアを示す図 発信間隔決定処理のフローチャート 芝刈機の作動状態及び自己位置状態と発信間隔との対応を示す表
以下、本発明に係る作業機1を芝刈機1に適用した例について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の芝刈機1及び通信ネットワーク2を含む芝刈管理システム3を示す図である。芝刈管理システム3は、自律して芝刈作業を行う芝刈機1と、芝刈機1のユーザによって所持されるユーザ端末5と、サーバ6とを含んでいる。ユーザ端末5は、スマートフォン5aやPC5bなどであってよい。芝刈機1は、長距離無線通信としてのセルラー回線7によって、又はセルラー回線7及びサーバ6を介したインターネット8によって、ユーザ端末5と通信可能とされている。サーバ6は、インターネット8によってユーザから提供された情報をセルラー回線7によって芝刈機1に送信し、セルラー回線7によって芝刈機1から提供された情報をインターネット8によってユーザに送信する。すなわち、サーバ6は、セルラー回線7に接続されていないPC5bなどのユーザ端末5と芝刈機1との間での通信を可能にする。更に、芝刈機1は、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信9によってユーザ端末5と通信可能とされている。
図2は、実施形態に係る芝刈機1の側面図である。芝刈機1は、芝草を刈るために自律して走行可能な自律走行型の芝刈作業機である。芝刈機1は、本体部10と、本体部10に設けられた自律走行用の走行部11と、本体部10の中央の下部に設けられた芝刈作業部12とを含む。
走行部11は、左右の前輪13a及び左右の後輪13bと、左右の後輪13bを個別に駆動する左右の走行モータ15とを有し、走行するように構成されている。芝刈機1は、左右の走行モータ15が互いに等速で正転又は互いに等速で逆転することによって前進走行又は後進走行し、左右の走行モータ15が互いに異なる速度で回転することによって旋回走行をする。
芝刈作業部12は、作業モータ16(電動機)と、作業モータ16の回転軸17の下端に取り付けられて作業モータ16によって回転駆動される芝刈り用の刈刃18とを含む。芝刈作業部12は、刈刃18が作業モータ16によって回転駆動されることにより芝刈り作業を行うように構成されている。
更に、芝刈機1には、走行部11及び芝刈作業部12に電力を供給するメインバッテリとしての第1バッテリ19と、走行部11及び芝刈作業部12の制御を行う第1制御部20と、走行部11及び芝刈作業部12の作動状態を検出する状態検出部21と、芝刈機1の位置情報を取得する自己位置情報取得部22とが備えられている。
図3は、芝刈機1の機能構成を示すブロック図である。図2及び図3に示すように、状態検出部21は、例えば、芝刈機1が障害物に接触したことを検出する接触センサ24や、芝刈機1の本体部10の加速度を検出する加速度センサ25や、車輪13の回転速度を検出する車輪速センサ26等を含む。状態検出部21によって検出された情報に基づいて、第1制御部20は芝刈機1の作動状態を判定する。例えば、第1制御部20は、接触センサ24の検出結果に基づいて、芝刈機1が障害物に接触している状態が所定時間以上継続した場合に、障害物によって芝刈機1が捕捉されて走行不能になっていることを判定する。また、第1制御部20は、加速度センサ25の検出結果及び走行モータ15に加えられている電圧に基づいて、走行モータ15が駆動しているにもかかわらず芝刈機1が移動していないことを判定する。すなわち、第1制御部20は、駆動輪である左右の後輪13bがスリップしていることを検出することによって芝刈機1の作動状態を判定することができる。また、第1制御部20は、車輪速センサ26の検出結果に基づいて、駆動輪である左右の後輪13bの回転速度と従動輪である左右の前輪13aの回転速度とを比較し、左右の後輪13bの回転速度が左右の前輪13aの回転速度より所定値以上高い場合に、左右の後輪13b(駆動輪)がスリップしていることを判定してもよい。
自己位置情報取得部22は、芝刈機1の位置情報(以下、自己位置情報という)を取得する。自己位置情報は、例えばGPS衛星からの信号に基づき求められるものであり、自己位置情報取得部22はGPS衛星からの信号を受信するGPS信号受信部27を含む。GPS信号受信部27は、芝刈機1からの信号を所定の頻度(例えば、1分間に数回)で受信する。第1制御部20は、GPS信号受信部27によって受信された信号を、緯度及び経度からなる座標の自己位置情報に変換し、メモリに記憶する。第1制御部20は平面座標図28を有し、ユーザ端末5又は図示しない入力手段を介してユーザによって所定のエリアと、芝刈機1の位置との関係を判定する。第1制御部20は、自己位置情報及び判定結果(すなわち、芝刈機1の位置が所定のエリア内であるか否か)を、通信装置30を介してユーザ端末5に送ることができる。ユーザは、ユーザ端末5に送信された情報に基づいて、芝刈機1の位置を確認することができる。
通信装置30は、セルラー回線7又はインターネット8(図1参照)を介してユーザ端末5との間で情報を送受信する通信部31を有する。送受信される情報には、芝刈機1が受信する情報として、例えば上記のような指定エリア29についての情報や、芝刈機1が送信する情報として、例えば芝刈機1の作動状態に関する状態情報が含まれる。通信部31は、情報を受信する受信部32と、情報を発信する発信部33とを有する。
受信部32は、ユーザ端末5から送信された所定のエリアに関する情報を受信する。所定のエリアは、図4に示すように、指定エリア29及び作業エリア35を含む。指定エリア29は、芝刈機1が盗難されたことを判断するための境界として設けられたジオフェンス34によって画定される領域を指す。作業エリア35は、芝刈機1が1回の運転で芝刈作業を行うべき領域を指す。図3に示すように、発信部33は、ユーザ端末5によって受信されるべき情報を発信する。発信部33は、状態検出部21によって検出された状態情報や、自己位置情報取得部22によって取得され第1制御部20によって座標に変換された自己位置情報を、所定の発信間隔をもって発信する。
通信装置30は、第1制御部20によって制御され、第1バッテリ19又は外部の電力供給ステーション36から電力供給される。通信装置30は、通信装置30を制御可能な第2制御部37と、通信部31及び第2制御部37に電力を供給する第2バッテリ38とを更に有する。
第2制御部37は、通信装置30が第1制御部20によって制御されていないとき(すなわち、第1制御部20が電力供給を受けていない電源オフ状態であるとき)に通信装置30及び自己位置情報取得部22を制御する。第2バッテリ38は、第2制御部37が通信装置30を制御しているときに通信装置30に電力を供給する。第2制御部37は、第1制御部20を介した第1バッテリ19からの電力供給が停止すると、電力供給源を第1バッテリ19から第2バッテリ38に切り替える。すなわち、通信装置30は、第1制御部20が機能しなくなったときに、独立して通信を行うことができる。
第1制御部20及び第2制御部37は、各種の制御を組み合わせて、芝刈機1の自律した芝刈作業の制御を行う。第1制御部20は、電力供給が開始されて電源オン状態になると、芝刈機1の状態情報及び自己位置情報の取得を開始する。次に、第1制御部20は、通信装置30に指示して、取得された情報を、所定の発信間隔をもってユーザ端末5に発信する。発信間隔(すなわち、通信装置30の発信部33によって情報が発信される間隔)は、芝刈機1の状態情報及び自己位置情報に基づいて決定される。この発信間隔を決定する処理を発信間隔決定処理と呼ぶ。以下、図5を参照して、発信間隔決定処理の概要を説明する。
発信間隔決定処理の最初の処理において、第1制御部20は、自己位置情報取得部22によって取得された芝刈機1の位置と、ユーザによって予め設定された指定エリア29との関係を判定し、芝刈機1が指定エリア29内に位置するか否かを判定する(ステップST1)。より具体的には、第1制御部20は、GPS信号受信部27によって受信された信号を変換して芝刈機1の座標を取得する。次に、取得した座標を、予め設定され記憶された指定エリア29の座標と比較する。これにより、芝刈機1が指定エリア29内に位置するか否かを判定する。第1制御部20は、芝刈機1が指定エリア29内に位置していないと判定したときには、通信装置30の発信部33から情報が発信される発信間隔を第4の時間(例えば、12分)に設定する(ステップST2)。第1制御部20は、芝刈機1が指定エリア29内に位置していると判定したときにはステップST3を実行する。
ステップST3において、第1制御部20は、状態検出部21によって検出された情報に基づいて、芝刈機1の作動状態が異常状態(例えば、障害物による走行不能状態、車輪13のスリップ状態等)であるか否かを判定する。より具体的には、第1制御部20は、車輪速センサ26によって検出された情報に基づいて、前輪13aの回転速度と後輪13bの回転速度とを比較し、芝刈機1の車輪13がスリップ状態であるか否かを判定する。第1制御部20は、芝刈機1の作動状態が異常状態であると判定したときには、発信間隔を第1の時間(例えば、60秒)に設定する(ステップST4)。第1の時間は、第4の時間よりも短い時間である。第1制御部20は、芝刈機1の作動状態が異常状態でないと判定したときにはステップST5を実行する。
ステップST5において、第1制御部20は、芝刈機1が充電中又は待機中であるか否かを判定する。より具体的には、第1制御部20は、外部の電力供給ステーション36を介して第1バッテリ19へ加えられる電圧と、第1バッテリ19の内部電圧とを監視する。第1制御部20は、第1バッテリ19へ電圧が加えられているときには、芝刈機1が充電中であると判定する。第1バッテリ19へ電圧が加えられておらず且つ第1バッテリ19の内部電圧が所定の閾値以上であるときには、芝刈機1が待機中であると判定する。所定の閾値は、第1バッテリ19が満充電であると第1制御部20によって判定されるときの値である。第1制御部20は、芝刈機1が充電中又は待機中でないと判定したときには、発信間隔を第2の時間(例えば、120秒)に設定する(ステップST6)。第2の時間は、第1の時間よりも長く且つ第4の時間よりも短い時間である。第1制御部20は、芝刈機1が充電中又は待機中であると判定したときにはステップST7を実行する。
ステップST7において、第1制御部20は、自身が電力供給を受けているか否かを判定する。第1制御部20が電力供給を受けているとき(すなわち、電源オン状態であるとき)には、第1制御部20は発信間隔を第3の時間(例えば、5分)に設定する(ステップST8)。第3の時間は、第2の時間よりも長く且つ第4の時間よりも短い時間である。第1制御部20に電力が供給されていないときには、通信装置30の第2制御部37が電力供給源を第2バッテリ38に切り替え、発信間隔を第5の時間(例えば、30分)に設定する(ステップST9)。第5の時間は、第4の時間よりも長い時間である。
発信間隔が第1~第5の時間のいずれかに設定されると、第1制御部20は、発信間隔決定処理をステップST1から繰り返す。発信間隔決定処理は、ユーザ端末5又は図示しない入力手段によって送信された発信間隔決定処理を終了する指示を、芝刈機1が受信した場合に終了する。発信間隔決定処理によって決定される芝刈機1の作動状態及び自己位置状態と発信間隔との対応は、図6の表に示す通りである。
また、図示しないが、第1制御部20は、ステップST3において芝刈機1が異常状態であると判定した時刻からの経過時間が所定時間を超えたことを検出すると、自身への電力供給を停止してもよい。第1制御部20への電力の供給が停止されると、第2制御部37が制御を開始すると共に電力供給源を第2バッテリ38に切り替え、発信時間を第5の時間に設定する。
次に、このように構成した芝刈管理システム3の効果について説明する。第1制御部20は、作動状態に関する状態情報及び自己位置情報を、所定の発信間隔をもって、通信装置30によってユーザ端末5に発信する。これにより、ユーザは遠隔地にいても芝刈機1の作動状態や位置情報を確認することができる。また、芝刈機1の作動状態や位置情報に応じて発信間隔が異なるため、発信間隔の違いによって、ユーザは作動状態及び位置情報を認識し易い。
芝刈機1が異常状態を示しているときには、発信間隔は、芝刈機1が異常状態を示していないときに設定される第2の時間より短い第1の時間に設定される。よって、異常状態をユーザに認識させ易くなる。また、芝刈機1が異常状態であると判定された時刻からの経過時間が所定時間を超えたときに、第1制御部20への電力の供給が停止される。これにより、第1バッテリ19の消費を抑えることができる。第1制御部20への電力の供給が停止されると、第2制御部37が第2バッテリ38から電力供給を受けて通信装置30を制御するため、発信は継続される。よって、ユーザ端末5への自己位置情報の発信を継続しながら、芝刈機1が異常状態から回復したときに走行又は芝刈作業を再開するために必要な電力を維持することができる。
芝刈機1が異常状態を示していないとき(すなわち、正常状態を示しているとき)には、発信間隔は、芝刈機1が異常状態を示しているときに設定される第1の時間より長い第2の時間に設定される。よって、芝刈機1が異常状態を示しておらず、ユーザが芝刈機1の作動状態を確認する必要性が低いときには、第1バッテリ19の消費量及び通信量を削減することができる。
芝刈機1が充電中又は待機中であるときには、発信間隔は、異常状態を示していないとき(すなわち、芝刈機1が走行中又は芝刈作業中であるとき)に設定される第2の時間より長い第3の時間に設定される。よって、芝刈機1が走行又は芝刈作業のいずれも行っておらず、ユーザが芝刈機1の位置及び状態を確認する必要性が低いときには、第1バッテリ19の消費量及び通信量を更に削減することができる。
芝刈機1がユーザの意図に反して指定エリア29外に逸脱したときには、例えば盗難等によって芝刈機1が持ち出されてしまった可能性がある。このため、ユーザが芝刈機1を追跡できるように、芝刈機1が長時間にわたって自己位置情報を発信できるようにする必要がある。すなわち、第1バッテリ19の消費量を削減する必要がある。本実施形態では、芝刈機1が指定エリア29外に位置するときには、発信間隔は、芝刈機1が指定エリア29内に位置しているときに設定される第1~第3の時間より長い第4の時間に設定される。よって、第1バッテリ19の消費を抑えることができる。したがって、芝刈機1は、指定エリア29内に位置するときと比較して、長時間にわたって自己位置情報の発信を継続することができる。よって、ユーザが芝刈機1を追跡し易くなる。
芝刈機1が電源オフ状態(すなわち、芝刈機1の第1制御部20に電力が供給されていない状態)であるときには、例えば、芝刈機1が盗難に遭った後、電源をオフに切り替えられた場合が含まれる。このため、メインバッテリ(第1バッテリ19)からの電力供給が停止された場合でも、芝刈機1が自己位置情報の発信を継続できるようにする必要がある。本実施形態では、芝刈機1の第1制御部20に電力が供給されないときには、第2制御部37によって通信装置30の制御が開始されると共に電力供給源が第2バッテリ38に切り替えられ、自己位置情報の発信が継続される。よって、盗難時に芝刈機1の電源をオフに設定されてしまったときや、第1バッテリ19の充電が切れてしまったときでも、自己位置情報の発信を継続することができる。また、このとき、発信時間は、第1制御部20が通信装置30を制御しているときに設定される第1~第4の時間より長い第5の時間に設定される。よって、第2バッテリ38の消費を抑えつつ、発信を継続することができる。したがって、ユーザが芝刈機1を追跡し易くなる。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば上記実施形態では、第1制御部20は、発信間隔決定処理のステップST7において自身が電力供給を受けていると判定したときに、ステップST8において発信時間を第3の時間に設定している。しかし、第1制御部20は、ステップST7において第1バッテリ19の内部電圧が所定の閾値以上であることを検出したときに自身が電力供給を受けていると判定し、ステップST8において発信時間を第3の時間に設定してもよい。
また、上記実施形態では、芝刈機1には第1バッテリ19と第2バッテリ38とが設けられているが、第2バッテリ38は省略されてもよい。この場合、芝刈機1は、電源オフ状態時(すなわち、芝刈機1の第1制御部20に電力が供給されていない状態)に第1バッテリ19から通信装置30へ第1制御部20を介さずに給電するための第2の給電経路を備えている。この場合、第2制御部37は、電力供給の経路が第2の給電経路に切り替わったことを検知し、発信時間を、第1制御部20が通信装置30を制御しているときに設定される第1~第4の時間より長い第5の時間に設定するとよい。これにより、芝刈機1は電源オフ状態であっても発信を継続することができる。また、発信時間が電源オン状態のときよりも長く設定されるため、通信量及び第1バッテリ19の消費量を削減することができる。
また、上記実施形態では、発信間隔決定処理のステップST3において、第1制御部20は状態検出部21によって検出された情報に基づいて芝刈機1の作動状態が異常状態であるか否かを判定している。しかし、ステップST3において自己位置情報取得部22が状態検出部21として機能してもよく、第1制御部20は、芝刈機1がユーザによって予め指定された作業エリア35の外に出たときに、正規の作業エリア35から逸脱した異常状態であると判定してもよい。この場合、作業エリア35はジオフェンス34より内側に位置する、指定エリア29より狭い領域であるとよい。
また、上記実施形態では、作業機1は芝刈機1に適用されている。しかし、作業機1は、掃除機や耕耘機等の、所定の作業を行う自律走行型の別の作業機1に適用されてもよい。この他、各要素や部位の具体的構成や配置、数量、処理の内容や手順など、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば適宜変更することができる。一方、上記実施形態に示した各構成要素は必ずしも全てが必須ではなく、適宜選択することができる。
1 芝刈機(作業機)
11 走行部
12 芝刈作業部(作業部)
19 第1バッテリ
20 第1制御部
21 状態検出部
22 自己位置情報取得部
29 指定エリア
30 通信装置
37 第2制御部
38 第2バッテリ

Claims (9)

  1. 作業機であって、
    所定の作業を行うように構成された作業部と、
    走行するように構成された走行部と、
    前記作業部を制御すると共に前記走行部を自律走行するように制御する第1制御部と、
    前記作業部及び前記走行部の作動状態を検出する状態検出部と、
    外部に向けて情報を発信可能な通信装置とを有し、
    前記第1制御部は、前記作動状態に関する状態情報を前記通信装置から所定の発信間隔をもって発信し、前記発信間隔を、検出された前記作動状態に基づいて、第1の時間及び前記第1の時間よりも長い第2の時間との間で切り替えることを特徴とする作業機。
  2. 前記第1制御部は、前記作動状態が正常状態を示す場合、前記発信間隔を前記第2の時間に設定し、前記作動状態が異常状態を示す場合、前記発信間隔を前記第1の時間に設定する請求項1に記載の作業機。
  3. 前記第1制御部は、前記作業部及び前記走行部が作動していない場合、前記発信間隔を前記第2の時間よりも長い第3の時間に設定することを特徴とする請求項2に記載の作業機。
  4. 当該作業機は、自己位置情報を取得する自己位置情報取得部を更に有し、前記第1制御部は、前記自己位置情報を前記状態情報と共に前記通信装置から前記発信間隔をもって発信することを特徴とする請求項2に記載の作業機。
  5. 当該作業機は、前記作業部及び前記走行部に電力を供給する第1バッテリと、前記通信装置に電力を供給する第2バッテリとを更に有する請求項4に記載の作業機。
  6. 前記第1制御部は、前記第1バッテリから電力を供給され、前記第1バッテリからの電力供給を供給される電源オンのときに、前記第1バッテリから前記通信装置へ電力を供給し、
    前記通信装置は、前記第1バッテリからの電力供給がないときに、前記第2バッテリから電力を受給するように電力供給源を切り替える第2制御部を有し、前記第2制御部は、前記状態情報及び前記自己位置情報を前記通信装置から前記発信間隔をもって発信する請求項5に記載の作業機。
  7. 前記第2制御部は、前記第2バッテリから電力を受給しているときに、前記発信間隔を、前記第1バッテリから電力を受給しているときに比べて長い時間に設定することを特徴とする請求項6に記載の作業機。
  8. 前記第1制御部は、前記作動状態が異常状態を示す場合、前記異常状態であると判定した時刻からの経過時間が所定時間を超えたときに、当該第1制御部への電力の供給を停止することを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の作業機。
  9. 前記第1制御部は、前記自己位置情報に基づいて、ユーザによって指定された指定エリア内に当該作業機が位置しているか否かを判定するように構成されており、当該作業機が前記指定エリア内に位置していない場合、前記発信間隔を前記第2の時間よりも長い第4の時間に設定することを特徴とする請求項4~7のいずれか1項に記載の作業機。
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