JP2022144330A - 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
〔1.情報処理〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る情報処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。以下に示す例において、対象はユーザであり、ユーザ全体を各ユーザとし、ユーザ全体のうちの所定の行動を取ったユーザの一部をシードユーザとして説明する。なお、対象はユーザに限らず、例えば、街、商品、サービスなど、情報を収集可能な対象であれば、どのような対象であってもよい。
次に、図2を用いて、実施形態に係る情報処理装置10の構成について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理装置10の構成例を示す図である。情報処理装置10は、所定の行動を行ったシードユーザU1が入力した検索クエリの共通性に基づいて、各シードユーザU1が入力した検索クエリと所定の行動との間の関係性を数値化した第1数値化情報を生成する。また、情報処理装置10は、生成した第1数値化情報と、各ユーザが入力した検索クエリと、に基づいて、所定の行動と各ユーザとの関係性を数値化した第2数値化情報を生成する。更に、各ユーザが入力した検索クエリの共通性に基づいて、各ユーザを2以上のクラスタに分類する。図2に示すように、情報処理装置10は、通信部20と、記憶部30と、制御部40とを有する。なお、情報処理装置10は、各種の情報を表示する表示部や、各種の情報を入力する入力部を有してもよい。
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Fl ash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。実施形態に係る記憶部120は、各ユーザの情報と、第1数値化情報と、第2数値化情報とを記憶していてもよい。
図3は、実施形態に係る第1数値化情報の一例を示す図である。図3に示すように、第1数値化情報は、シードユーザU1の入力した検索クエリと、シードユーザU1の行った所定の行動との間の関係性を数値化したものである。図3に示す例においては、例えば「ステーキ松竹梅」というステーキ食べ放題のチェーン店があったとし、ステーキ松竹梅の店舗に実際に訪れた行為がシードユーザU1の所定の行動と仮定すると、検索ワードに「ステーキ松竹梅」と入力する行為と、実際に「ステーキ松竹梅」に訪れた行為との間の関係性は非常に高いということが分かる。また、「食べ放題」といった、「ステーキ松竹梅」の属性を表す単語や、「しゃぶしゃぶ」といったステーキと同じ肉料理の検索ワードも比較的高いスコアが割り当てられていることが分かる。図3の例においては「ステーキ松竹梅」という店舗への訪問を取り扱ったが、取り扱う所定の行動はこれに限られない。すなわち、特定の店舗への訪問を所定の行動としてもよいし、特定の商品を購入する行為を所定の行動としてもよい。その場合、夫々の行動について個別の第1数値化情報が生成される。
図4は、実施形態に係る第2数値化情報の一例を示す図である。第2数値化情報は、各ユーザUが入力した検索クエリと、第1数値化情報とに基づいて、所定の行動と各ユーザUとの関係性を数値化したものである。図4に示す例においては、第2数値化した値(以下、スコア)が高いユーザから昇順でソートされている。また、夫々のユーザのスコア及び検索クエリが表されている。
図2の説明に戻って、制御部40は、例えば、CPUやMPU等によって、情報処理装置10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(予測プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部40は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
第1生成部41は、上述した処理により、第1数値化情報を生成する。実施形態において、第1生成部41は、所定の行動を行った複数のシードユーザが入力した検索クエリの共通性に基づいて、検索クエリと所定の行動との間の関係性を数値化した第1数値化情報を生成する。ここで、第1生成部41は、複数の所定の行動ごとに第1数値化情報を生成してもよい。
第2生成部42は、各ユーザの入力した検索クエリと第1数値化情報とに基づいて、各ユーザUにおける所定の行動との関係性を示す第2数値化情報を生成する。ここで、第2生成部42は、複数の所定の行動ごとに第2数値化情報を生成してもよい。更に、第2生成部は、各ユーザが入力した検索クエリの情報を含む第2数値化情報を生成してもよい。すなわち、第2数値化情報は、ユーザIDとスコアの関連付けが行われていればよいが、図4に示すように、検索ログもユーザごとに記憶した情報を第2数値化情報としてもよい。
分類部43は、各ユーザが入力した検索クエリの共通性に基づいて、各ユーザを2以上のクラスタに分類する。例えば、分類部43は、各ユーザが入力した検索クエリが特定の単語群を含むか否かに基づいて2以上のクラスタに分類する。
評価部44は、分類部43の分類結果に基づいて、第2数値化情報を評価する。例えば、評価部44は、分類部43が分類する際に、所定の行動に関係するワード群が検索クエリに含まれていることを条件としてクラスタ分けし、当該ワード群が含まれているクラスタが実際に第2数値化情報のスコアが高いユーザが多い場合、第2数値化情報が適切にユーザにスコアを付与していると評価する。
次に、図5を用いて、実施形態に係る情報処理装置10による情報処理の手順について説明する。図5は、実施形態に係る情報処理装置10による情報処理手順を示すフローチャートである。
上述した実施形態に係る情報処理装置10は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、情報処理装置10の他の実施形態について説明する。
上述した実施形態において、情報処理装置10は、複数の所定の行動それぞれについて第1数値化情報及び第2数値化情報を生成してもよい。上述の実施形態では「ステーキ松竹梅」の店舗に入店することを所定の行動としていたが、それ以外にも、例えば、ユーザUが所定の商品を購入する、ユーザUの所持する端末装置で所定のアプリケーションをインストールする、といった行動ごとに夫々第1数値化情報及び第2数値化情報を生成してもよい。また、夫々の行動ごとに、生成した第2数値化情報の評価を行ってもよい。また、所定の行動は、所定の基準検索クエリの入力であってもよい。
上述した実施形態において、第2数値化情報の評価を、クラスタに分けたユーザに基づいて行っていたが、評価方法はそれに限られない。例えば、図6は、第2数値化情報の可視化の一例を示す図である。図6のように、第2数値化情報に基づいて各ユーザをスコアの高い順から整列し、縦軸スコア、横軸ユーザのグラフにプロットしてもよい。また、その際に、シードユーザは特殊な表示態様にすることで、高スコアの部分にシードユーザが集中しているか否かを視覚的に認識できる。高スコア部分にシードユーザが集中していた場合は、シードユーザが所定の行動を取っていることは別途確認済みであるため、第2数値化情報の値と所定の行動との関連性が高いといえ、第2数値化情報が適切に生成されていると評価できる。
さらに、第2数値化情報に基づいて整列した各ユーザの中のシードユーザの分布の傾向を分析し、分析結果に基づいて第2数値化情報のモデル生成者に通知してもよい。すなわち、先のグラフの生成の項でも述べたように、第2数値化情報に基づいて整列した各ユーザの中で、シードユーザの分布がスコア上位である場合は、第2数値化情報が適切に生成されていると評価できるが、逆に、シードユーザの分布がまばらであったり、スコア下位に集中していたりすると、第2数値化情報が適切に生成されていないという推認が働く。このような場合、第2数値化情報が適切に生成されていないとして、第2数値化情報のモデル生成者にその旨を通知してもよい。
上述した実施形態において、第2数値化情報の評価を、クラスタに分けたユーザに基づいて行っていたが、評価方法はそれに限られない。例えば、オペレータが第2数値化情報にあらかじめ名前を付けていた場合、その名前に関するカテゴリと、検索ログの各検索ワードのカテゴリの一致率を求め、一致率が高ければ適切な第2数値化情報が得られていると評価することもできる。このとき、名前や検索ワードからカテゴリを求める方法は、あらかじめ様々な単語にカテゴリを付与した辞書を作っておき、その辞書から検索するという方法が考えられる。また、あらかじめ単語同士の関連性の程度を学習した学習モデルに基づきカテゴリを求めてもよい。
上述してきた実施形態に係る情報処理装置10は、例えば図7に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図7は、情報処理装置10の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
20 通信部
30 記憶部
40 制御部
41 第1生成部
42 第2生成部
43 分類部
44 評価部
100 端末装置
Claims (11)
- 所定の行動を行った複数のシードユーザが入力した検索クエリの共通性に基づいて、各シードユーザが入力した検索クエリと前記所定の行動との間の関係性を数値化した第1数値化情報を生成する第1生成部と、
各ユーザが入力した検索クエリと、前記第1数値化情報とに基づいて、前記所定の行動と各ユーザとの関係性を数値化した第2数値化情報を生成する第2生成部と
各ユーザが入力した検索クエリの共通性に基づいて、各ユーザを2以上のクラスタに分類する分類部と、
前記分類部による分類結果に基づいて、前記第2数値化情報を評価する評価部と
を有することを特徴とする情報処理装置。 - 前記第1生成部は、前記所定の行動ごとに前記第1数値化情報を生成し、
前記第2生成部は、前記所定の行動ごとに前記第2数値化情報を生成する
ことを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記第2生成部は、前記各ユーザが入力した検索クエリの情報を含む第2数値化情報を生成する
ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - 前記第2生成部は、前記所定の行動と前記各ユーザとの関係性を数値化した値が閾値以上であるユーザと同一の前記クラスタのユーザの情報に基づいて前記第2数値化情報を生成する
ことを特徴とする、請求項3に記載の情報処理装置。 - 前記分類部は、共通する1つもしくは複数の前記検索クエリを入力した前記ユーザを同じ前記クラスタに前記分類する
ことを特徴とする、請求項1~4のいずれか一つに記載の情報処理装置。 - 前記分類部は、前記各ユーザが入力した検索クエリのうち、前記シードユーザが入力した検索クエリと同じ検索クエリの共通性に基づいて前記分類する
ことを特徴とする、請求項1~5のいずれか一つに記載の情報処理装置。 - 前記分類部は更に、前記第2数値化情報の数値が所定の閾値以上の前記検索クエリの共通性に基づいて前記分類する
ことを特徴とする、請求項1~6のいずれか一つに記載の情報処理装置。 - 前記分類部は更に、前記第2数値化情報の数値が所定の閾値以下の前記検索クエリの共通性に基づいて前記分類する
ことを特徴とする、請求項1~7のいずれか一つに記載の情報処理装置。 - 前記所定の行動は、所定の基準検索クエリの入力である
ことを特徴する、請求項1~8のいずれか一つに記載の情報処理装置。 - 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
所定の行動を行った複数のシードユーザが入力した検索クエリの共通性に基づいて、各シードユーザが入力した検索クエリと前記所定の行動との間の関係性を数値化した第1数値化情報を生成する第1生成工程と、
各ユーザが入力した検索クエリと、前記第1数値化情報とに基づいて、前記所定の行動と各ユーザとの関係性を数値化した第2数値化情報を生成する第2生成工程と
各ユーザが入力した検索クエリの共通性に基づいて、各ユーザを2以上のクラスタに分類する分類工程と、
前記分類工程による分類結果に基づいて、前記第2数値化情報を評価する評価工程と
を有することを特徴とする情報処理方法。 - 所定の行動を行った複数のシードユーザが入力した検索クエリの共通性に基づいて、各シードユーザが入力した検索クエリと前記所定の行動との間の関係性を数値化した第1数値化情報を生成する第1生成手順と、
各ユーザが入力した検索クエリと、前記第1数値化情報とに基づいて、前記所定の行動と各ユーザとの関係性を数値化した第2数値化情報を生成する第2生成手順と
各ユーザが入力した検索クエリの共通性に基づいて、各ユーザを2以上のクラスタに分類する分類手順と、
前記分類手順による分類結果に基づいて、前記第2数値化情報を評価する評価手順と
をコンピュータに実行させるための情報処理プログラム。
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