JP2022142992A - 階層型ストレージ装置、ファイル制御方法及びファイル制御プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
しかしながら、一般的な重複排除処理では、容量確保のため利用頻度の低いファイルを上位Tierから下位Tierへ移動させる際、単純に最終アクセス日時の古い順にファイルを選択する方式が用いられることで、希望通りの容量を確保できないという問題がある。
具体的には、「ファイル1」はストレージST内のセグメントA,B及びCから構成され、「ファイル2」はストレージST内のセグメントD及びEから構成され、「ファイル3」はストレージST内のセグメントA及びCから構成される例が示されている。
このとき、上記重複排除技術では、当該「ファイル3」が参照するセグメントA及びCが、「ファイル1」からも参照されているためストレージST上から削除されず、その結果、ストレージSTにて空き容量が増加しない。
特許文献1に示されるストレージ装置では、上位Tierに格納されているファイルの重要度とセグメントの重複排除率との両面から重み付けを行い、重要度が低いセグメントを割り出している。
そして、このストレージ装置では、重要度が低いセグメントを参照しているファイルを、下位Tierへの移動対象ファイルとして選択することで、アクセス日時の新しいファイルを残し、ファイルへのアクセス性低下を抑制しつつ、上記問題も解決している。
その結果、このストレージ装置では、この方式で選択されたファイルを上位Tierから下位Tierに移動すれば、上位Tierのストレージ空き容量を増加させることができる。
このストレージ装置では、例えば、セグメントCの重み合計が3で一番低く、セグメントDの重み合計が5で二番目に低い場合に、これら2個のセグメントC,Dを参照しているFile1,File4及びFile2を、上位Tierから下位Tierへ移動させることで、重要度の高いセグメントを残しつつ、2セグメント分の空き容量を確保する。
このため、上記ストレージ装置では、調査時間が増えてしまい、上位Tierの空き容量を減らすまでに時間が掛かるという問題がある。
しかしながら、特許文献2及び3に示される技術では、セグメントにおけるファイルの重要度がファイルの移動判定に十分に反映されているとは言えず、この点について新たな技術提供が期待されていた。
本発明の第1態様は、セグメントに関連付けられた参照ファイルを、ストレージの上位Tierから下位Tierへ移動させる階層型ストレージ装置であって、セグメント毎に、参照ファイルの重要度により重み付けされたファイル得点の合計、ファイル参照数、及び調査済ファイル数を取得するデータ管理手段と、セグメント毎に、前記データ管理手段で取得した参照ファイルの調査を、重要度の低いファイルから順番に行うとともに、調査する毎に、前記データ管理手段で取得したデータを更新するファイル調査手段と、前記ファイル調査手段の調査結果に基づき、前記調査済ファイル数とファイル参照数とが一致したか否かをセグメント毎に判定し、一致している場合に、前記参照ファイルの調査回数とファイルの得点合計との比較により、上位Tierから下位Tierへ移動させるファイルを決定する移動ファイル判断手段と、からなるファイル選択手段を具備することを特徴とする。
このストレージ装置100は、セグメントSE(A~E)に関連付けられた参照ファイル(File1,2,3・・)を、ストレージの上位Tierから下位Tierへ移動させるものであって、図1に示すようにデータ管理手段10、ファイル調査手段11及び移動ファイル判断手段12を有する。
なお、このデータ管理手段10では、参照ファイル(File1,2,3・・)の重要度に基づくファイル得点合計13、ファイル参照数14、調査済ファイル数15及び調査済ファイルの一覧16を、セグメントSE(A~E)毎のセグメント管理表(符号20で示す)にして記憶する。
なお、一例として本例では、番号の小さいFile1が最も古くて重要度が低く、番号の大きいFile5が新しくて重要度が高いと定義し、これに応じてFile1~5に「1」~「5」の得点がそれぞれ付されている。
その後、移動ファイル判断手段12にて、ファイル調査手段11の調査結果に基づき、ファイル参照数14と調査済ファイル数15とが一致したか否かをセグメントSE(A~E)毎に判定し、一致している場合に、参照ファイル(File1,2,3・・)の調査回数とファイルの得点合計13とを比較することで、上位Tierから下位Tierへ移動させるファイルを決定する。
そして、移動ファイル判断手段12では、この結果に基づき、ファイル参照数14と調査済ファイル数15とが一致したセグメントの中で、ファイルの得点合計13が調査回数(本例では5回)より小さい又は等しいセグメントEの参照ファイル(File5)を、上位Tierから下位Tierへ移動させると判定する。
なお、移動ファイル判断手段12での移動対象となるセグメント選択は、作業者により適宜定めることができる。
本発明の実施形態に係るストレージ装置101について図3~図12を参照して説明する。
図3は実施形態に係るストレージ装置101の概略構成を示すブロック図であって、ストレージ管理手段31、階層管理手段32、重複解除管理手段33、及び上位Tierストレージ34と下位Tierストレージ35とからなる階層型ストレージSTを有する。
管理端末1は、ストレージ装置101を管理する情報処理装置である。また、管理端末1は、ストレージ装置101に対して運用開始指示や運用停止指示を送信するなど、ストレージ装置101の全体的な管理を行う。
サーバ2は、ストレージ装置101内のデータへアクセスする情報処理装置である。また、サーバ2は、ストレージ装置101に対して、ファイルの書き込みを要求するライト要求やファイルの読み込みを要求するリード要求など様々な要求を送信する。
ストレージ管理手段31は、ストレージ装置101を総合的に管理する。ストレージ管理手段31は、例えば管理端末1から運用開始指示や運用停止指示、ファイル移動指示など各種指示を受信する。
また、ストレージ管理手段31は、サーバ2からリード要求やライト要求など各種要求を受信する。すると、ストレージ管理手段31は、受信した指示や要求に応じた処理を実行するよう、階層管理手段32に必要な指示を行う。
また、この階層管理手段32は、上位Tierストレージ34と下位Tierストレージ35とを階層管理、例えば、予め上位Tierストレージ34に設定された条件を満たした場合に、上位Tierストレージ34が記憶するファイルを下位Tierストレージ35に移動させる。このとき、ファイル移動のタイミングは一般的な階層管理ストレージと同等であるため、説明は省略する。
重複排除管理手段33は、階層管理手段32から書込みを依頼されたファイルを重複排除した状態で上位Tierストレージ34に格納する。
つまり、重複排除管理手段33は、書込み対象のファイルのうち、上位Tierストレージ34に格納されていないセグメントのみを上位Tierストレージ34に書き込み、既に上位Tierストレージ34に格納されているセグメントは新たに書き込まない。
上位Tierストレージ34は、SSD(Solid State Drive)に代表されるような高速だが容量単価の高いストレージである。
また、上位Tierストレージ34は、重複排除管理手段33経由で階層管理手段32に接続され、ファイルリスト341、セグメント参照数情報342を保有している。
なお、上位Tierストレージ34は、重複排除制御に必要な種々の管理情報を有していても構わない。
また、ファイルリスト341は、例えば、上位Tierストレージ34にファイルを記憶する際や上位Tierストレージ34からファイルを削除する際に、重複排除管理手段33などにより更新される。
また、セグメント参照数情報342は、上位Tierストレージ34が記憶しているセグメントが全てのファイルから参照されている数情報を有する。
下位Tierストレージ35は、ファイルリスト351を保有している。
また、このファイルリスト351は、例えば、下位Tierストレージ35にファイルを記憶する際や下位Tierストレージ35からファイルを削除する際に、階層管理手段32などにより更新される。
ファイル調査手段3212は、セグメントA~F毎に、データ管理手段3211で取得した参照ファイル(File1,2,3・・)の調査を、重要度の低いファイル(例えば、アクセス日時が古いファイル)から順番に行うとともに、調査する毎に、データ管理手段3211で記憶したセグメント管理表Lのデータを更新する(詳細は以下の図5のフローチャートで説明する)。
また、図7では、ファイル(S701)と、その参照ファイル(S702)とともに、ファイルの日時に関する情報が備考(S704)として示されている。
移動完了判断手段3214は、移動対象のセグメント数が予め定めた設定数に達した場合にファイル移動処理を中止する(詳細は以下の図4のフローチャートで説明する)。
次に、ファイル選択手段321で実行される処理フローを図4~図6のフローチャートを参照して説明する。
なお、ここでの処理では、移動対象セグメントの目的数を「2セグメント」とする。また、ここでの処理で使用されるファイルリスト341は図7に示され、セグメント管理表Lは図8、9、10にデータ更新例として示される。
まず、図4を参照してセグメント管理表Lの移動対象となるセグメントが目標数に達したか否かの処理フローについて、ステップS毎に説明する。
フロー開始後(ステップS401)、階層管理手段32から移動対象セグメントの目的数を受け付ける(ステップS402)。
セグメントを参照しているファイルの調査を実施することで、移動対象となるセグメントを決定する。なお、ファイル調査の処理フローについては図5を参照して後述する。
移動対象となるセグメントが予め設定した目標数に達したか否かを判定し、NOの場合に先のステップS403に戻り(ステップS404)、YESの場合に本処理フローを終了する(ステップS405)。
次に、図5を参照して移動対象セグメントを検出するための処理フローについて、ステップS毎に説明する。なお、図5は図4のファイル調査(ステップS403)を具体的に示す処理フローである。
ファイル調査が開始されると(ステップS501)、まず、ファイルリスト341とセグメント参照数情報342とを、上位Tierストレージ34から取得して、アクセス日時が古い順にファイルを1つ選択する(ステップS502)。このとき選択されるファイルは一番古いFile1であり、その参照セグメントを図7に示す。
選択ファイルした1ファイルの参照セグメント情報を上位Tierストレージ34から取得することを1回の調査として、調査回数をカウントしていく。調査回数の初期値は1である。
なお、本実施形態では、番号の小さいFile1が最も古くて重要度が低く、番号の大きいFileが新しくて重要度が高いと定義し、これに応じてFile1,2,3・・の順にファイル調査を実施する。
調査回数が1アップする毎に(古い順から)ファイル調査を実施していき、実施する毎にセグメント管理表Lを更新する。
なお、図8は1回目のファイル調査が実施された後のセグメント管理表Lを示している。また、図8において、ステップS802で示される得点合計はセグメントが持つ得点であって、初期値0であり、その得点合計が低ければ、そのセグメントの重要度が低いことを意味する。
また、図9はFile1からFile4までの4回のファイル調査が実施された後に更新されたセグメント管理表Lを示している。また、図10はFile1からFile6までの5回のファイル調査が実施された後に更新されたセグメント管理表Lを示している。
また、セグメント管理表Lの更新処理フローについては図6を参照して後述する。
セグメント管理表Lの更新後、セグメント管理表Lを参照して、セグメントの中に、「参照数=調査済みファイル数」となるセグメントが存在するかどうかを確認し、YESの場合にステップS505に進み、また、NOの場合にステップS506に進む。
なお、セグメント管理表Lから1回目の調査では、「参照数=調査済みファイル数」となるセグメントは存在しないので、ステップS504のNОに進む。
ファイル得点合計(符号S802,S902,S1002で示す)と、調査回数とを比較し、「ファイル得点合計<=調査回数」の関係にあるか否かを判断し、YESの場合にステップS507に進み、また、NOの場合にステップS506に進む。
ここで、ステップS505のYESとなるのは、「参照数=調査済みファイル数」(ステップS504のYES)となっていることでこれ以上、ファイル得点合計の増加が見込めないケースであり、「ファイル得点合計<=調査回数」との関係を見ることで「調査終了」との判定を出す。
次のファイルの調査を行うため「調査回数=調査回数+1」で加算する。
当該セグメントを参照するファイルを移動対象ファイルとして確定した後(ステップS507)、セグメント管理表Lから当該セグメントを削除するとともに、移動対象ファイルの関連情報も全て削除し(ステップS508)、本処理フローを終了する(ステップS509)。
このとき、セグメント管理表Lから1回目の調査では、「参照数=調査済みファイル数」となるセグメントは存在しない(ステップS504-NО)。
次に選択されるファイルは2番目古い「File2」である。(ステップS502:2回目)。ここで、図5の処理フローは「参照数=調査済みファイル数」となるセグメントが存在するまで、処理を繰り返す(ステップS502~ステップS504,ステップS506)。
この図9には、4回目の調査で「参照数=調査済みファイル数」となるセグメントBの存在が確認できた(ステップS504-YES)セグメント管理表Lを示している。
そして、ステップS504では、「参照数=調査済みファイル数」となったため、セグメントBが今後の調査で対象となることはないので、セグメント(S901)のセグメントB欄に「調査終了」を記載する。ここでの得点合計(S902)がセグメントBの最高得点となり、これ以上増えることはない。
セグメントBは「得点合計=8」であり、「調査回数=4」以下ではない。その後、調査を続けた場合には、得点合計が8以下となる新たなセグメントが出現する可能性があり、セグメントBの得点合計(=8)が最低得点とは限らないので、ステップS507,S508に進まず調査を続行する(ステップS505-NО)。
ここで、図10のセグメント管理表Lでは、「セグメントDの得点合計=6」、「セグメントEの得点合計=5」(S1002)が示されている。
すなわち、ステップS505では、「セグメントDの得点合計=6」、「セグメントEの得点合計=5」で、かつ「調査回数=6以下」の状況下において、今後の調査で得点合計が6よりも小さくなるセグメントが出現する可能性は無いため、セグメントD,E いずれも最低得点であることが確定し、かつ移動対象セグメントであることも確定する(ステップS505-YES)。
次のステップS508では、移動が確定したファイルの情報は参照する必要がないため、セグメント管理表Lから移動対象ファイルの情報と参照セグメントを全て削除して(ステップS508)、処理フローを終了する(ステップS509)。
図4の処理フローにて、移動対象セグメントの目的数に達しない場合は、ファイル調査(ステップS403)を繰り返す(ステップS404-NO)。
次に、図6を参照してセグメント管理表を更新するための処理フローについて、ステップS毎に説明する。なお、図6は図5のセグメント管理表の更新(ステップS503)を具体的に示す処理フローである。
ファイル調査が開始されると(ステップS601)、まず、選択ファイルFile1が参照しているセグメントにフラグを付ける(ステップS602)。
次に、セグメント管理表Lにおいて、フラグ付けされたセグメントについて以下の処理を行う。このとき、セグメント管理表Lにフラグ付けされたセグメントが存在しない場合は、特別な処理は行わない。
続いて、セグメント管理表Lの参照数(S803,S903,S1003)は、上位Tierストレージ34に記憶されているファイルが移動したり増えたりしない限りは不変であるため、更新はしない。
続いて、セグメント管理表Lのフラグ付けされた「ファイルFile1」を有するセグメントA及びB、Dの得点合計に、調査回数を加算する(ステップS605)。さらに、調査済みファイル数が一つ増えたので、調査済みファイル数に1を加算する(ステップS606)。
調査済ファイルの一覧(符号S805,S905,S1005で示す)に調査済みファイル数にFile1(得点1)を追加する(ステップS607)。ここでの得点「1」はアクセス日時が古い順から1,2,3…と設定しているため、調査回数と同一となる。
処理を行ったフラグ付けされたセグメントについて、フラグ付けを削除し(ステップS608)、更新の処理を終了する(ステップS609)。
なお、図6のセグメント管理表の更新処理フローは、File1から順にファイル調査を行う毎に実施する。
また、ファイル選択手段321では、上位Tier34から下位Tier35へファイルを移動させる際、アクセス日時の古いファイル順に各ファイルへ得点を設定し、ファイル調査毎に各セグメントにおいて、参照数と調査済みファイル数が一致した際に、得点の合計が最小のセグメントを参照しているファイルを移動対象とする。
これにより、本実施形態のストレージ装置101では、これまでの方式では実現できなかった、希望容量を確保しつつストレージシステム全体でファイルへのアクセス性低下抑制となる移動ファイル選択を、少ない調査回数で実現することができる。
その後、移動ファイル判断手段3213にて、ファイル調査手段3212の調査結果に基づき、ファイル参照数と調査済ファイル数とが一致したか否かをセグメントA~F毎に判定し、一致している場合に、参照ファイル(File1,2,3・・)の調査回数とファイルの得点合計とを比較することで、上位Tier34から下位Tier35へ移動させるファイルを決定する。
移動ファイル判断手段3213では、図10に示すようにファイル参照数(S1003)と調査済ファイル数(S1004)とが一致したセグメントの中で、ファイルの得点合計(S1002)が調査回数よりも小さいセグメントD,Eの参照ファイル(File1,File5)を、上位Tierから下位Tierへ優先的に移動させる移動ファイルと決定した。
しかし、移動ファイル判断手段3213では、ファイルの得点合計と調査回数との比較から得られる移動対象ファイルの選択条件を、操作者の設定により適宜定めるようにしても良い。
2 サーバ
10 データ管理手段
11 ファイル調査手段
12 移動ファイル判断手段
20 セグメント管理表
31 ストレージ管理手段
32 階層管理手段
33 重複解除管理手段33
34 上位Tierストレージ
35 下位Tierストレージ
100 ストレージ装置
101 ストレージ装置
321 ファイル選択手段
341 ファイルリスト
342 セグメント参照数情報
3211 データ管理手段
3212 ファイル調査手段
3213 移動ファイル判断手段
3214 移動完了判断手段
A~F,ST セグメント
Claims (9)
- セグメントに関連付けられた参照ファイルを、ストレージの上位Tierから下位Tierへ移動させる階層型ストレージ装置であって、
セグメント毎に、参照ファイルの重要度により重み付けされたファイル得点の合計、ファイル参照数、及び調査済ファイル数を取得するデータ管理手段と、
セグメント毎に、前記データ管理手段で取得した参照ファイルの調査を、重要度の低いファイルから順番に行うとともに、調査する毎に、前記データ管理手段で取得したデータを更新するファイル調査手段と、
前記ファイル調査手段の調査結果に基づき、前記調査済ファイル数とファイル参照数とが一致したか否かをセグメント毎に判定し、一致している場合に、前記参照ファイルの調査回数とファイルの得点合計との比較により、上位Tierから下位Tierへ移動させるファイルを決定する移動ファイル判断手段と、からなるファイル選択手段を具備することを特徴とする階層型ストレージ装置。 - 前記移動ファイル判断手段では、前記参照ファイルの調査回数とファイルの得点合計との比較をした結果、前記ファイルの得点合計が、前記参照ファイルの調査回数以下のセグメントの参照ファイルを移動対象に決定することを特徴とする請求項1に記載の階層型ストレージ装置。
- 前記データ管理手段では、前記参照ファイルの重要度に基づくファイル得点の合計、ファイル参照数、及び調査済ファイル数を、セグメント毎の管理表にして記憶することを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載の階層型ストレージ装置。
- 前記データ管理手段では、前記調査済ファイル数とファイル参照数とが一致したセグメントについて管理表内に調査終了との追記することを特徴とする請求項3に記載の階層型ストレージ装置。
- 前記データ管理手段は、古いファイルの重要度を低い値としてセグメント毎にファイル得点を記憶することを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の階層型ストレージ装置。
- 前記移動ファイル判断手段では、前記調査済ファイル数とファイル参照数とが一致していると判断した場合に、当該セグメントにおける得点合計の小さい低重要度の参照ファイルを移動対象に決定することを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の階層型ストレージ装置。
- 前記ファイル選択手段は、前記移動対象のセグメント数が予め定めた設定数に達した場合にファイル移動処理を完了する移動完了判断手段をさらに具備することを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の階層型ストレージ装置。
- セグメントに関連付けられた参照ファイルを、ストレージの上位Tierから下位Tierへ移動させる階層型ストレージ装置において、
セグメント毎に、参照ファイルの重要度により重み付けされたファイル得点の合計、ファイル参照数、及び調査済ファイル数を取得するデータ管理段階と、
セグメント毎に、前記データ管理段階で取得した参照ファイルの調査を、重要度の低いファイルから順番に行うとともに、調査する毎に、前記データ管理段階で取得したデータを更新するファイル調査段階と、
前記ファイル調査段階の調査結果に基づき、前記調査済ファイル数とファイル参照数とが一致したか否かをセグメント毎に判定し、一致している場合に、前記参照ファイルの調査回数とファイルの得点合計との比較により、上位Tierから下位Tierへ移動させるファイルを決定する移動ファイル判断段階と、を有することを特徴とするファイル制御方法。 - セグメントに関連付けられた参照ファイルを、ストレージの上位Tierから下位Tierへ移動させる階層型ストレージ装置において、
セグメント毎に、参照ファイルの重要度により重み付けされたファイル得点の合計、ファイル参照数、及び調査済ファイル数を取得するデータ管理段階と、
セグメント毎に、前記データ管理段階で取得した参照ファイルの調査を、重要度の低いファイルから順番に行うとともに、調査する毎に、前記データ管理段階で取得したデータを更新するファイル調査段階と、
前記ファイル調査段階の調査結果に基づき、前記調査済ファイル数とファイル参照数とが一致したか否かをセグメント毎に判定し、一致している場合に、前記参照ファイルの調査回数とファイルの得点合計との比較により、上位Tierから下位Tierへ移動させるファイルを決定する移動ファイル判断段階と、を有することを特徴とするファイル制御プログラム。
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