JP2022142037A - 情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022142037000001
【課題】液体の液位管理における利便性を向上させること。
【解決手段】液位測定システムは、所定距離の範囲内で到達する信号を発信する送信機1と、推移の測定対象となる液体の表面に浮遊して、前記送信装置を内部に配置させる浮き2と、前記浮き2が前記液体の前記表面に浮遊している状態で当該浮き2の内部に配置された前記送信機1から発信された前記信号を受信することで、前記送信機1からの距離hを検出する受信機3と、前記受信機3により検出された前記距離hに基づいて、前記液体の前記表面の液位Hを測定し、当該液位Hに基づく情報を出力する測定装置4とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、液位測定システムに関する。
従来より、液体の水位測定が広く行われている。液体の水位測定の利便性を向上させるため、例えばレーザを用いて水位を測定するといった技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2016-102744号公報
しかしながら、特許文献1を含む従来の技術では、ユーザの要望に十分に応えることができていたとは言えなかった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、液体の液位管理における利便性を向上させることを目的とする。
上記目的を達成する為、本発明の一態様の液位測定システムは、
所定距離の範囲内で到達する信号を発信する送信装置と、
推移の測定対象となる液体の表面に浮遊し、前記送信装置を内部に配置させる筐体と、
前記筐体が前記液体の前記表面に浮遊している状態で当該筐体の内部に配置された前記送信装置から発信された前記信号を受信することで、前記送信装置からの距離を検出する受信装置と、
前記受信装置により検出された前記距離に基づいて、前記液体の前記表面の液位を測定し、当該液位に基づく情報を出力する測定装置と、
を備える。
本発明によれば、液体の液位管理における利便性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る液位測定システムの一例の概要を示す図である。 本発明の一実施形態に係る液位測定システムの具体的な適用例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る液位測定システムが適用された尿素水配送システムにより実現可能な本サービスの概要を示す図である。 図3の本サービスで利用される容器、即ち本発明の液位測定システムの一実施形態が配置される容器の構成を示す概要図である。 図3の本サービスで利用される容器、即ち本発明の液位測定システムの一実施形態が配置される容器の構成を示す概要図である。 本発明の一実施形態に係る液位測定システムが適用された尿素水配送システムにより実現可能な本サービスの具体的な適用例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る液位測定システムが適用された尿素水配送システムの構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る液位測定システムが適用された尿素水配送システムのうち、測定装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る液位測定システムが適用された尿素水配送システムの機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。 各種端末の夫々に表示される画面の例を示す図である。 代理店端末に表示される管理画面の例を示す図である。 代理店端末に表示される管理画面の例を示す図である。 ドライバ端末に表示される管理画面の例を示す図である。 ドライバ端末に表示される管理画面の例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る液位測定システムが川の水位を測定するものとして適用された例を示すイメージ図である。 本発明の一実施形態に係る液位測定システムが川の水位を測定するものとして適用された例を示すイメージ図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
まず、図1及び図2を参照して、本発明の一実施形態に係る液位測定システムの概要について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る液位測定システムの一例の概要を示す図である。
図1に示す液位測定システムは、送信機1と、浮き2と、受信機3と、測定装置4とから構成される。
送信機1は、所定の到達範囲内まで届く電波や赤外線等の信号、例えばビーコンを発信する装置である。
浮き2は、送信機1を格納した状態で、液位の測定対象となる液面Waに浮かぶ。
受信機3は、送信機1から発信される信号を受信した場合、当該信号に基づいて、送信機1からの距離を検出し、当該距離を示す情報(以下、「距離情報」と呼ぶ)を出力する。
測定装置4は、受信機3から出力された距離情報に基づいて、基準水位から、浮き2が浮いている液面までの距離Ha、即ち当該液面の液位を検出し、当該液位に基づく情報を出力する。
ここで、液位に基づく情報とは、液位自体、又は当該液位に基づいて算出される所定の物理量(例えば後述する容器の残量(体積))等を示す情報である。図1の例では、説明の便宜上、液位に基づく情報は、液位を示す情報(以下、「液位情報」と呼ぶ)であるものとする。
具体的には例えば、基準水位からの液位Haの液面Waに浮き2が浮かんでおり、その浮き2に格納された送信機1から受信機3までが距離haだけ離間しているものとする。
この場合、受信機3は、送信機1から信号を受信すると、当該信号に基づいて距離haを検出し、距離haを示す距離情報を出力する。
ここで、送信機1から発信される信号には、当該送信機1を一意に識別する識別子IDが重畳されている。
このため、受信機3から出力される距離情報には、距離haと共に、識別子IDも含まれている。そこで、以下、このような距離情報を、「距離情報(ha、ID)」と記述する。
測定装置4は、距離情報(ha、ID)に基づいて液面Waの液位Haを検出し、液面Waの液位Haを示す液位情報を出力する。
ここで、液位情報には、液面Waの液位Haと共に、識別子IDも含まれている。そこで、以下、このような液位情報を、「液位情報(Ha、ID)」と記述する。
その後状況が変化し、基準水位からの液位Hbの液面Wbに浮き2が浮かぶようになり、その浮き2に格納された送信機1から受信機3までが距離hbだけ離間するようになったものとする。
この場合、受信機3は、送信機1から信号を受信すると、当該信号に基づいて距離hbを検出し、距離情報(hb、ID)を出力する。
測定装置4は、距離情報(hb、ID)に基づいて液面Wbの液位Hbを検出し、液位情報(Hb、ID)を出力する。
次に、図2を参照して、上述の液位測定システムの具体的な適用例について説明する。
図2は、本発明の一実施形態に係る液位測定システムの具体的な適用例を示す図である。
図2の例では、液位の測定対象は所定の容器に含められており、液位に基づく情報としては、当該容器の残量(体積)を示す情報(以下、「残量情報」と呼ぶ)が採用されているものとする。
図2の例では、送信機1(浮き2)及び受信機3の組は、複数の容器の夫々に配置されている。具体的には例えば、図2の例では、N個の容器C1乃至Cn(nは1以上の任意の整数値)の夫々に液体が夫々封入されており、夫々の液面には浮き2-1乃至2-n(nは1以上の任意の整数)の夫々が浮かんでおり、当該浮き2-1乃至2-nの夫々には送信機1-1乃至1-nの夫々が格納されている。また、N個の容器C1乃至Cnの夫々の各上面には、受信機3-1乃至3-nの夫々が固着されている。
測定装置4は、図2(A)の例では、N個の組(即ち送信機1-1及び受信機3-1の組乃至送信機1-n及び受信機3-nの組)に対して総合的に1台設けられており、図2(B)の例ではN個の組の夫々に対して1台ずつ個別に設けられている。即ち、測定装置4の台数は、特に図2(A)及び(B)に限定されず、N個の組の夫々に対する液位に基づく情報(図2の例では残量情報)が総合的に出力可能な台数であれば任意で良い。
具体的には例えば、所定の容器Ck(kは1乃至nのうち任意の整数値)において、基準水位からの液位Hkの液面Wkに浮き2―kが浮かんでおり、その浮き2―kに格納された送信機1―kから受信機3―kまでが距離hkだけ離間しているものとする。
この場合、受信機3―kは、送信機1―kから信号を受信すると、当該信号に基づいて距離hkを検出し、距離情報(hk,Ck)を出力する。
ここで、図2の例では、容器Ckには所定の1台の送信機1-kが配置されるので、当該送信機1-kの識別子IDは、容器Ckを示す識別子Ckとして利用されているものとする。
これにより、測定装置4は、距離情報(hk,Ck)を受信すると、当該距離情報(hk,Ck)は識別子Ckで特定される容器Ckのものであると認識することができる。
測定装置4は、距離情報(hk,Ck)に基づいて、容器Ckの液面Wkの液位Hkを検出し、これに容器Ckの底面積を乗算することで残量Vkを算出し、残量情報(Hk,Ck)を出力する。
次に、図3乃至図6を参照して、本発明の一実施形態に係る液位測定システムが適用された尿素水配送システムにより提供が可能になるサービスの一例(以下、「本サービス」と呼ぶ)の概要について説明する。
図3は、本発明の一実施形態に係る液位測定システムが適用された尿素水配送システムにより実現可能な本サービスの概要を示す図である。
本サービスは、ディーゼルエンジン車の排出するガス(主に、窒素酸化物NOx)を浄化するための尿素水を、代理店Aにより管理される複数の販売店Gの夫々に対して提供するものである。この尿素水が入れられる容器は、本サービスの提供者から代理店Aに卸され、当該代理店Aにより複数の販売店Gの夫々に提供される。即ち、複数の販売店Gの夫々において容器Cが夫々配置される。本サービスによれば、複数の販売店Gの夫々に配置される各容器内の尿素水の残量は逐次把握され、当該容器内の残量に基づいて、尿素水が各容器(複数の販売店G)Cに配送される。この尿素水の配送は、代理店Aが管理するトラックにより行われる。
サービス提供者Sは、尿素水と、容器Cとを提供する事業者等であって、サーバ6を管理する。詳細については後述するが、複数の販売店Gの夫々に配置された各容器Cの夫々には、本発明の一実施形態の液位測定システムが夫々備えられている。
代理店Aは、サービス提供者Sから尿素水の提供を受け、複数の販売店Gに対して当該尿素水を卸す事業者等である。
ドライバDは、契約関係にある代理店から尿素水を受け取り、複数の販売店Gの夫々に対して配送する。即ち、ドライバDは、販売店Gを訪問し、複数の販売店Gの夫々に配置される各容器Cに対して尿素水を夫々補充する者である。
販売店Gは、例えば、ガソリンスタンド等の事業者であり、尿素水を、ディーゼルエンジン車を運転する一般ユーザに販売する。即ち、複数の販売店Gの夫々には、尿素水が封入された容器Cが配置されている。
以下、図3のステップST1乃至ST3に沿って、本サービスの流れの概要について詳細に説明する。
まずステップの説明に先立ち、図4、図5を参照して本サービスにおいて利用される容器Cの概要について説明する。
図4は、図3の本サービスで利用される容器、即ち本発明の液位測定システムの一実施形態が配置される容器の構成を示す概要図である。
本サービスで利用される容器Cの構成を、図4(A)、(B)に示す。
図4(A)に示すように、容器Cは、所定の体積を有し、本実施例では例えば、1辺1mの立方体の容器、即ち1000リットルタンクが容器Cとして採用される。このように、既知の体積を有する容器Cを採用することにより、底面積が既定となるため(本例では1平方メートル)、本発明の液位測定システムの一実施形態により容器C内の尿素水の液位Hが検出されれば、尿素水の残量V(体積V)が容易かつ正確に算出可能になる。
図4(B)に示すように、容器Cは水平面に配置された状態で使用され、容器Cの内部には尿素水が封入される。
容器Cの内部の上面には、テグスFが、重力が働く方向に吊るされるようにして設置されている。テグスFは、容器Cの高さと同等の長さ、即ち本実施例では1mの長さを有している。また、当該テグスFのうち、底面と接する側の先端には、おもりXが接合されている。
尿素水の液面には、紐状のループLが接合された浮き2が、当該ループLの部分にテグスFを通した状態で液面に浮かべられる。また、当該浮き2には送信機1が格納されている。
受信機3は、容器Cの上面の所定位置に固着されている。
このような構成を有する容器Cの採用により、容器Cの残量Vが正確に算出されるようになる。
即ち、上述したように、紐状のループLが接合された浮き2は、当該ループLの部分にテグスFが通された状態で液面に浮かべられる。これにより、浮き2が、液面上を浮き漂うこと(水平面方向の位置が変化すること)が防止されるため、送信機1と受信機3との距離hに生じる誤差を抑制することができるようになる。
また、上述したように、テグスFの底面と接する側の先端には、おもりXが接合されている。これにより、テグスFが水平方向に揺れることが防止されるため、その結果として、浮き2の水平面方向の位置が変化することが防止されるため、送信機1と受信機3との距離hに生じる誤差を抑制することができるようになる。
このような特徴を有する容器Cの夫々に、本発明の液位測定システムの一実施形態が配置されることにより、液位情報や残量情報、即ち液体の液位Hや残量Vが正確に出力されるようになる。
なお、図2を用いて上述したように、測定装置4において出力される残量情報には、容器Cを特定可能な情報、即ち、容器Cが配置される販売店Gを特定可能な情報が含まれている。
即ち、容器C(販売店G)と、当該容器C(販売店G)の残量Vは、残量情報として紐づけられて管理されるため、複数の容器C(複数の販売店G)の夫々の残量Vが、他の容器Cの残量Vとは明確に区別されて、容易に特定されるようになる。
次に、本サービスで利用される容器Cの一例を、図5に示す。
図5は、図3の本サービスで利用される容器、即ち本発明の液位測定システムの一実施形態が配置される容器の構成を示す概要図である。
図5(A)は、おもりXが接合されたテグスFが、浮き2のループLの部分に通されるように構成された「浮き型タイプ」の容器Cを示す図である。このような「浮き型タイプ」の容器Cについては、図4(B)を用いて上述したため、ここでは省略する。
一方で図5(B)は、テグスFの所定位置に、3つの浮き2-1乃至2-3が、重力が働く方向に等間隔で固定された「3点固定タイプ」の容器Cを示す図である。
図4(B)と同様に、図5(B)に示された容器Cの内部の上面には、テグスFが、重力が働く方向に吊るされるようにして設置されている。テグスFには、3つの信号機1-1乃至1-3の夫々が格納された浮き2-1乃至2-3が、テグスFの長さを4等分するように、即ち本実施例では25cm間隔で固定される。
このような「3点固定タイプ」の容器Cには、3つの送信機1-1乃至1-3と、1つの受信機3とが組として配置されている。
また、送信機1-1乃至1-3の夫々は、少なくとも、浮き2に格納された状態で液面に浮く、即ち、送信機1-1乃至1-3としては、固定されている位置と液位とが同等になった場合に、信号を発するような機能を有する送信機が採用される。
具体的には例えば、図5(B)において、受信機3は、送信機1-1から発信される信号を受信した場合には、当該信号に含まれる識別子から送信機1-1から発信されたものと認識することができる。そこで、受信機3は、送信機1-1と受信機3との距離h(本実施例では25cm)に基づき、液位H1が75cm、残量Vが750リットルであると出力する。
その後状況が変化し、受信機3は、送信機1-2から発信される信号を受信し、当該信号に含まれる識別子から送信機1-2から発信されたものと認識したものとする。この場合、受信機3は、送信機1-2と受信機3との距離h(本実施例では50cm)に基づき、液位H2が50cm、残量Vが500リットルであると出力する。
なお、送信機1-1乃至1-3の夫々の識別子は、当該送信機1-1乃至1-3が配置される容器Cと対応付けられて、当該容器Cを特定可能な情報としても利用される。
このような各種各様のタイプの容器Cが採用されることで、液位情報や残量情報、即ち、尿素水の液位H及び残量Vが正確に出力されるようになる。
図3に戻り、本サービスの流れの概要について説明する。
ステップST1において、図3には図示せぬ測定装置4において出力された容器Cの液位情報及び残量情報が、容器Cの残量データとして、サーバ6に送信される。
すると、サーバ6は、受信した容器Cの残量データに基づいて、当該残量データは何れの容器Cのものであるか、即ち何れの販売店Gのものであるかを認識したうえで、所定の解析処理を実行する。ここで、このような解析処理は、代理店A毎に別々に実行されるものとする。即ち、サーバ6は、代理店Aが管轄する1以上の販売店G(容器C)を単位として、所定の解析処理を実行する。
例えばこのような解析処理として、サーバ6は、受信した容器Cの残量データに基づき、尿素水の補充が必要な容器C(販売店G)を1以上抽出する。さらに、サーバ6は、当該尿素水の補充が必要な1以上の容器C(1以上の販売店G)と、当該1以上の容器C(1以上の販売店G)の各位置情報とに基づいて、当該1以上の容器C(販売店G)に尿素水を夫々配送するための配送ルートを含む配送情報を生成する。
ステップST2において、このようにして生成された配送情報が、ドライバD、代理店A(上記1以上の販売店Gを管轄する代理店A)、サービス提供者S等に提供される。
ステップST3において、ドライバDは、提供された配送情報に基づいて、1以上の販売店Gを夫々訪問し、尿素水を夫々配送する。
このように、本サービスによれば、所定代理店Aに管轄される1以上の販売店Gの各容器Cに夫々封入された尿素水の液位情報(液位H)や残量情報(残量V)が取得され、各容器Cの当該液位情報及び残量情報に基づいて、各容器Cの中から補充が必要な1以上の容器Cが抽出される。このようにして抽出された情報が、ドライバD、代理店A、サービス提供者S等に提供される。
販売店Gは、容器Cの液位Hや残量Vを自らで測定したり、その液位Hや残量Vに基づいて自らで尿素水の発注等をしなくても、必要に応じた尿素水が自動的に配送されるため、容易かつ安全に尿素水の残量(在庫)管理を行うことができる。
また、例えば、補充が必要な容器Cが自動的に抽出されるため、代理店Aは、管轄する1以上の販売店G(容器C)の夫々の在庫を切らすことなく、計画的に尿素水を卸すことができるようになる。その結果、代理店Aは、業務を計画的に運営できるようになるため、売上の向上を見込めるようになる。
次に、図6を参照して、本サービスの具体的な適用例について詳細に説明する。
図6は、本発明の一実施形態に係る液位測定システムが適用された尿素水配送システムにより実現可能な本サービスの具体的な適用例を示す図である。
図6に示すように本例では、容器C1乃至C9の夫々が、販売店G1乃至G9の夫々に配置されている例が示されているものとする。即ち、図6の例では、代理店Aは、販売店G1乃至G9(容器C1乃至C9)を管轄しているものとする。
ステップSF1において、容器C1乃至C9の夫々の液位情報や残量情報は、当該容器C1乃至C9の夫々を特定可能な識別子(即ち販売店G1乃至G9の夫々を特定可能な識別子)と共に、残量データとして、定期的にサーバ6に送信される。
ステップSF2において、サービス提供者Sにより管理されるサーバ6において、容器C1乃至C9の夫々の残量データに基づく所定の解析処理が実行される。
例えば、このような解析処理として、サーバ6は、容器C1乃至C9の夫々の残量データに基づき、容器C1乃至C9のうち尿素水の補充が必要な1以上の容器Cを抽出する。そして、サーバ6は、抽出された1以上の容器Cと、当該1以上の容器Cの各位置情報とに基づいて、当該1以上の容器Cに尿素水を夫々配送するための配送情報を生成する。
具体的には例えば、図6の例では、尿素水の補充な容器Cとして、容器C1乃至C8(販売店G1乃至G8)が抽出されている。そして、抽出された容器C1乃至C8(販売店G1乃至G8)と、当該容器C1乃至C8(販売店G1乃至G8)の各位置情報とに基づいて、当該容器C1乃至C8(販売店G1乃至G8)に尿素水を夫々配送するための配送情報が生成される。
ここで、サーバ6において生成される配送情報について上述の具体例を用いてより具体的に説明する。
サーバ6は、抽出された容器C1乃至C8(販売店G1乃至G8)の夫々を、1以上の配送グループに分類する。
ここで、配送グループとは、ドライバDが、1日当たりに、所定のトラックで訪問して、尿素水の配送が可能な1以上の容器C(販売店G)の組のことをいう。このような配送グループの夫々に属する1以上の容器C(販売店G)の組は、例えば、ドライバDの1日の労働時間、トラックの最大積載量、各容器Cの残量V(補充が必要な量)、容器C(販売店G)の位置情報等によって決定される。
即ち、サーバ6は、抽出された容器C1乃至C8(販売店G1乃至G8)の夫々を、1以上の配送グループ、本実施例では、容器C1乃至C3の配送グループ、容器C4及びC5の配送グループ、及び容器C6乃至C8の配送グループに分類する。
そしてさらに、サーバ6は、分類された各配送グループの夫々を処理対象として、処理対象の配送グループに属する容器C(販売店G)に尿素水を夫々配送するための配送ルートとして最適なルートを生成する。
このようにして、サーバ6は、補充が必要な1以上の容器C(販売店G)の夫々に尿素水を夫々配送するための配送ルートを含む配送情報を生成する。
ステップSF3において、代理店Aに所属する配車リーダALによって、当日出勤するドライバD1乃至D3の夫々に、分類された配送グループの夫々が割り当てられる。すると、ドライバD1乃至D3の夫々は、生成された配送情報に基づいて、自身に割り当てられた配送グループに属する1以上の容器C(販売店G)に順次立ち寄り、夫々の容器C(販売店G)尿素水を配送する。
これによりドライバDは、所定の時間内で効率的に尿素水を配送することができる。また、トラックの稼働時間が削減されるため、環境への負荷低減が実現されるようになる。
ここで、本サービスの提供により奏する効果について、従来技術と比較しつつ説明する。
従来、容器Cに入れられた尿素水の残量Vは、代理店Aが個別に販売店Gを訪問したり、販売店Gに電話する等して把握されていた。そしてその結果、容器Cに補充が必要であると判断された場合に、適宜尿素水が補充されていた。しかしながら、このような従来の手法においては、代理店Aは、販売店Gから、「今日の今日」や「今日の明日」のように緊急で補充の依頼がなされた場合にでも対応しなければならず、予定をコントロールすることが困難であった。
また、販売店Gの在庫切れを防止するために尿素水の残量Vを度々確認する必要があるため、手間がかかるといった問題があった。
そこでこのような本サービスによれば、複数の販売店Gの夫々に配置される複数の容器Cの尿素水の残量Vが逐次把握され、補充が必要な容器C(販売店G)が自動的に抽出される。
この結果、代理店Aは、尿素水の配送を計画的に行うことができるため、業務効率が向上するようになる。
また、販売店Gは、尿素水の残量が少なくなると、自動的に尿素水が配送されるため、いわゆる「待っている」だけでよい。その結果として、販売店Gは、在庫を切らすことがなくなるため、安定した販売活動を実行することができるようになる。
また従来、代理店Aが、サービス提供者S以外から購入した尿素水を販売店Gに卸したり、あるいはまた、代理店Aが、契約する容器C(販売店G)以外の容器(販売店)に尿素水を卸すといった、代理店間で顧客(販売店G)を奪い合うような不正行為が問題視されていた。
そこでこのような本サービスによれば、容器Cの残量Vがリアルタイムに監視されるため、例えば、尿素水の増加があった容器Cだけを抽出して特定するといったことも可能になる。そのため、上述のような不正行為が発生しても、容易に発見することができるため、結果として、代理店間の収益格差といった問題や、トラブルが回避さるようになる。
図7は、本発明の一実施形態に係る測定装置を含む液位測定システムが適用された尿素水配送システムの構成を示す図である。
尿素水配送システムは、n台の送信機1-1乃至1-nと受信機3-1乃至3-nとの組と、n台の測定装置4-1乃至4-nとから構成されるN台の液位測定システムと、n台の販売店端末5-1乃至5-nと、サーバ6と、p台の代理店端末7-1乃至7-pと、q台のドライバ端末8-1乃至8-qとをインターネット等の所定のネットワークNを介して相互に通信するように構成される。
n台の送信機1-1乃至1-nと受信機3-1乃至3-nとの組と、n台の測定装置4-1乃至4-nは、N個の容器C1乃至Cnの夫々に設置される。
n台の販売店端末5-1乃至5-nの夫々は、販売店G1乃至Gnの夫々により管理される。
サーバ6は、サービス提供者Sにより管理される。サーバ6は、液位情報や残量情報といった残量データを取得して所定の解析処理を実行し、尿素水の補充が必要な容器Cの夫々に尿素水を配送するための配送情報を生成する。
サーバ6は、このようにして取得された残量データ、解析処理の結果、また生成された配送情報を、販売店端末5-1乃至5-n、代理店端末7-1乃至7-p、ドライバ端末8-1乃至8-pの夫々を介して提供する制御を実行する。
p台の代理店端末7-1乃至7-pの夫々は、代理店A1乃至Apの夫々により管理される。
q台のドライバ端末8-1乃至8-qの夫々は、ドライバD1乃至Dqにより管理される。
なお、以下、送信機1-1乃至1-nと、受信機3-1乃至3-nと、測定装置4-1乃至4-nを個々に区別する必要がない場合、これらをまとめて送信機1、受信機3、測定装置4と呼ぶ。
また、以下、販売店端末5-1乃至5-n、代理店端末7-1乃至7-p、ドライバ端末8-1乃至8-qを個々に区別する必要がない場合、これらをまとめて販売店端末5、代理店端末7、ドライバ端末8と呼ぶ。
図8は、本発明の一実施形態に係る液位測定システムが適用された尿素水配送システムのうち、測定装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
測定装置4は、CPU(Central Processing Unit)41と、ROM(Read Only Memory)42と、RAM(Random Access Memory)43と、バス44と、入出力インターフェース45と、出力部46と、入力部47と、記憶部48と、通信部49と、ドライブ50とを備えている。
CPU41は、ROM42に記録されているプログラム、又は、記憶部48からRAM43にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。
RAM43には、CPU41が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
CPU41、ROM42及びRAM43は、バス44を介して相互に接続されている。このバス44にはまた、入出力インターフェース45も接続されている。入出力インターフェース45には、出力部46、入力部47、記憶部48、通信部49及びドライブ50が接続されている。
出力部46は、液晶等のディスプレイやスピーカ等により構成される。
入力部47は、例えばキーボード等により構成され、各種情報が入力される。
記憶部48は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種データを記憶する。
通信部49は、インターネットを含むネットワークNを介して他の装置との間で通信を行う。
ドライブ50には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア51が適宜装着される。ドライブ50によってリムーバブルメディア51から読み出されたプログラムは、必要に応じて記憶部48にインストールされる。
また、リムーバブルメディア51は、記憶部48に記憶されている各種データも、記憶部48と同様に記憶することができる。
なお、図示はしないが、図7の本発明の一実施形態に係る液位測定システムが適用された尿素水配送システムの販売店端末5、サーバ6、代理店端末7、ドライバ端末8の夫々は、図8に示す測定装置4のハードウェア構成と基本的に同様の構成を有しているため、ここではそれらの説明は省略する。
このような各種ハードウェアと各種ソフトウェアとの協働により、残量データ出力処理及び情報提供処理の実行が可能になる。
その結果、サービス提供者は、上述の本サービスを提供することができるようになる。
残量データ出力処理とは、容器Cの液位情報や残量情報が残量データとして出力されるまでの一連の処理をいう。
情報提供処理とは、出力された容器Cの残量データについて、所定の解析がなされた結果等が、代理店A、販売店G、ドライバD等に提供されるまでの一連の処理をいう。
測定装置4、及びサーバ6は、残量データ出力処理及び情報提供処理を実行するにあたり、図9に示すような機能的構成を有する。
図9は、本発明の一実施形態に係る液位測定システムが適用された尿素水配送システムの機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。
まず、測定装置4側の残量データ出力処理の機能的構成について説明する。
図9に示すように、残量データ出力処理の実行が制御される場合には、測定装置4のCPU41において、距離情報取得部411と、容器認識部412と、検出部413とが機能する。
また、情報提供処理の実行が制御される場合には、サーバ6のCPU61において、残量データ取得部611と、解析部612と、提供部613とが機能する。
残量データ出力処理の実行が制御される場合において、距離情報取得部411は、受信機3から送信される距離情報を取得する。
容器認識部412は、距離情報取得部411にて取得された距離情報のうち、送信機1を識別する識別子IDに基づいて、当該距離情報がいずれの容器のものであるか認識する。即ち、容器認識部412は、距離情報に含まれる送信機1を一意に識別するIDに基づいて、当該距離情報が、容器Cのものであると認識する。
CPU41の検出部413は、液位検出部431と、残量検出部432とを含む。
液位検出部431は、距離情報取得部411において取得された距離情報と、容器認識部412において認識された容器Cに関する情報(例えば、容器Cの重力が働く方向の長さ)に基づいて、当該容器Cの液位Hを検出する。
残量検出部432は、液位検出部431で検出された液位Hと、容器認識部412において認識された容器Cに関する情報(例えば、容器Cの底面積)とに基づいて、当該容器Cの残量Vを検出する。
以上、測定装置4側の残量データ出力処理の機能的構成について説明した。
次に、サーバ6側の情報提供処理の機能的構成について説明する。
情報提供処理の実行が制御される場合において、CPU61の残量データ取得部611は、検出部413において検出された容器Cの液位情報や残量情報を残量データとして取得する。
解析部612は、残量データ取得部611において取得された、液位情報及び残量情報に基づき、所定の解析を行う。
具体的には例えば、解析部612は、容器Cの液位情報及び残量情報に基づいて、各容器Cの中から補充が必要な1以上の容器Cを抽出する。
このとき、解析部612は、夫々の容器Cの液位情報及び残量情報に基づき、例えば残量が無い容器Cを「無」、残量が減っている容器Cを「減」、残量が中位の容器Cを「中」と、満タンに近い容器Cを「満」と表示する処理を実行してもよい。
解析部612は、補充が必要な1以上の容器C(販売店G)の夫々を、例えば所定条件で配送可能な容器C(販売店G)の組、即ち1以上の配送グループに分類する。
解析部612は、所定の容器Cに尿素水を配送するための配送ルートを作成する。即ち、解析部612は、所定条件として例えば、ドライバDの1日の労働時間、トラックの最大積載量、各容器Cの残量V(補充が必要な量)、容器C(販売店G)の位置情報等に基づいて、配送ルートを生成する。
提供部613は、上述の解析処理の結果や配送情報等を、販売店端末5、代理店端末7、及びドライバ端末8に対して提供する制御を実行する。
これにより、代理店Aは、例えば、自身が管轄する1以上の容器Cのうち、補充が必要となる容器Cを容易に抽出することができるので、販売店Gに対して、計画的に尿素水を卸すことができるようになる。
また販売店Gは、容器Cの液位情報や残量情報をリアルタイムに把握することができるようになる。また、例えば、尿素水が所定の液位Hや残量Vより少なくなった場合には、代理店Aより自動的に配送されるようになるため、在庫切れを心配することなく尿素水を安定的に販売できるようになる。
以上、サーバ6側の情報提供処理の機能的構成について説明した。
このような、残量データ出力処理及び情報提供処理の各処理の実行により、容器Cの液位情報や残量情報がリアルタイムに監視されるため、販売店Gや代理店Aは、容易かつ正確かつ安全に尿素水の管理を遂行することができるようになる。
図10は、各種端末の夫々に表示される画面の例を示す図である。
即ち例えば、図10(A)は、代理店端末7の画面の一例を示す図である。
代理店端末7の表示画面Bには、複数の容器C(販売店G)の夫々の残量情報を示す模式図が表示されている。代理店Aは、このようにして出力された残量情報に基づいて、補充が必要な容器C(販売店G)を一目で容易に特定することができるようになる。
また、画面Bには、「お伺い日のお知らせ」ボタンが表示されている。代理店Aは、このボタンをタップ等することにより、尿素水の配送が必要な販売店Gに対して、補充日(訪問日)をお知らせすることができる。
また、図10(B)は、ドライバ端末に表示される画面の一例を示す図である。
即ち、ドライバ端末8の画面Dには、ドライバDが配送を担当する所定の容器C(販売店G)の残量情報が表示されている。
このように、容器C(販売店G)ごとに残量情報が管理されるため、例えば、容器C(販売店G)の残量はどのような状況か、といった情報がリアルタイムで把握されるようになる。その結果として、販売店G、代理店A、ドライバDの夫々は、自身の管理する端末において、容器Cの残量情報を、各自の目的に応じて、任意の形態で表示させることができるようになる。
図11及び図12は、代理店端末に表示される管理画面の例を示す図である。
図11には、代理店端末7に表示される管理画面の例が示されている。
表示画面VS1は、表示領域FS1乃至FS3を含むように構成される。
表示画面VS1の表示領域FS1には、代理店Aの名称が表示されている。ここで表示領域FS1に表示される代理店Aは、例えば、所在する都道府県、名称毎に抽出することができる。また、代理店Aの夫々を、50音順や、契約関係にある容器Cの数の順等で並びえて表示させることもできる。
表示領域FS2には、代理店Aの夫々が管轄する容器Cの残量情報が模式的に示されている。
表示領域FS2において、代理店Aが管轄する容器Cの夫々は、No1乃至No10の配送グループに夫々分類されて表示されている。
また、1つの配送グループは、ドライバDが、1日当たりに、所定のトラックで訪問して、尿素水の配送が可能な1以上の容器C(販売店G)の組から構成されている。即ち例えば、No7の配送グループには、5個の容器C(販売店G)が含まれており、そのうちの4個の容器C(販売店G)の残量は「無」と、残りの1個の容器C(販売店G)の残量は「減」と表示されている。
このような配送グループの夫々が、ドライバD1乃至D10の夫々に割り当てられると、ドライバD1乃至D10の夫々は、割り当てられた配送グループに含まれる容器C(販売店G)に順次立ち寄り、所定量の尿素水を配送する。
表示領域FS3には、本日のルートを選択するボタンが表示されている。この本日のルートボタンがタップされると、画面は図12のVS2に遷移する。
図12には、代理店端末7に表示される管理画面の例が示されている。
表示画面VS2には、マップが表示されており、このようなマップに、補充が必要な容器C(販売店G)の夫々に関する情報と、配送ルートとが重畳して表示されている。即ち、ドライバD7は、尿素水の配送を。表示された配送ルートに基づいて行うことで、短時間で、確実に、尿素水を配達することができるようになる。
図13及び図14は、ドライバ端末に表示される管理画面の例を示す図である。
図13(A)は、ログイン時の画面である。
図13(B)は、ホーム画面である。即ち、図13(B)には、ドライバDが、本日、尿素水の配送を予定している複数の販売店Gと、夫々の作業状況を示すボタンが表示されている。
また、図13(B)の下部には、本日のルートボタンが配置されている。
ドライバDは、このようなホーム画面を閲覧することにより、自身に割り当てられている(本日、配送を予定している)1以上の容器C(販売店G)の夫々を閲覧することができる。また詳細は後述するが、ドライバDは、本日のルートボタンをタップすることにより尿素水の配送のためのルートマップを表示することができる。
図13(C)は、作業内容の入力画面である。即ち、ドライバDは、納品した尿素水量や、その他納品した物等の情報を入力することができる。
図13(D)は、ルートマップの表示画面である。ドライバDは、上述した図13(B)に表示されている本日のルートボタンをタップすることにより、自身に割り当てられている(本日、配送を予定している)複数の容器C(販売店G)の夫々に関する情報(例えば、容器C(販売店G)の場所、残量V)と、夫々の容器C(販売店G)に尿素水を配送する際のルートを重畳表示させることができる。
図13(E)は、作業履歴の表示画面である。即ち、図13(E)には、ドライバDのこれまでの作業履歴が、年月日毎に表示される。ドライバDは、例えば、本日の日付で絞り込みを行うことにより、本日の作業履歴を改めて確認することができる。また、ドライバDは、本日、尿素水の配送を行予定している複数の販売店Gへの配送作業が完了した場合には、図13(E)の下部に配置されている作業報告ボタンをタップすることにより、代理店Aに対して報告メールを送信することができる。
図13(F)は、報告送信の完了画面である。
図13(G)は、マイページの画面である。ドライバDは、編集ボタンをタップすることにより、自身のニックネーム、パスワードを変更することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良は本発明に含まれるものとする。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
換言すると、図9の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。
即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が、液位測定システムが適用される尿素水配送システムに備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図9の例に限定されない。また、機能ブロック及びデータベースの存在場所も図9に特に限定されず、任意でよい。例えば、各種処理の実行に必要となる機能ブロック及びデータベースの少なくとも一部を、販売店端末5、代理店端末7、ドライバ端末8等に移譲させてもよい。逆に販売店端末5、代理店端末7、ドライバ端末8等の機能を、測定装置4やサーバ6等に移譲させてもよい。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
また例えば、一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。
また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えばサーバの他汎用のスマートフォンやパーソナルコンピュータであってもよい。
また例えば、このようなプログラムを含む記録媒体は、利用者(本サービスの提供者や、代理店、販売者、ドライバ)等にプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される図示せぬリムーバブルメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態で利用者等に提供される記録媒体等で構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。
また例えば、上述の実施形態では、容器Cの液位情報及び残量情報が出力されるものとして説明したが、これに限定されない。即ち、容器Cの液面情報あるいは残量情報のうちいずれかの情報のみ出力されてもよい。
ここで、図15及び図16を参照して、本発明の一実施形態に係る液位測定システムが川の水位を測定するものとして適用された例について説明する。
図15及び図16は、本発明の一実施形態に係る液位測定システムが川の水位を測定するものとして適用された例を示すイメージ図である。
図15及び図16の例では、送信機1(浮き2)及び受信機3の組は、川面、及び橋に配置されている。
川の液面には浮き2が浮かんでおり、当該浮き2には送信機1が格納されている。また、受信機3は、橋の桁下B2に固着される。
浮き2は、橋台B1に接するように配置された円柱型のチューブTの内側の空洞部に配置される。即ち、浮き2は、固定されたチューブTに格納された状態で液面に浮かべられる。これにより、浮き2が、液面上を浮き漂うこと(水平面方向の位置が変化すること)が防止されるため、送信機1と受信機3との距離hrに生じる誤差を抑制することができるようになる。
受信機3は、送信機1から信号を受信すると、当該信号に基づいて距離hrを検出し、距離hrを示す距離情報を出力する。
測定装置4は、距離情報に基づいて液面Wrの液位Hrを検出し、液面Wrの液位Hrを示す液位情報を出力する。
ここで、出力される液位情報には、識別子IDが含まれているため、例えば、橋の桁下B2における液位情報はどのくらいか、を認識することができる。
また、チューブTの材質としては、安定性、耐久性等の観点から例えば塩化ビニル等が好適である。
また、本発明の一実施形態に係る液位測定システムは、上述の他、様々な用途に適用することができる。
具体的には例えば、本発明の一実施形態に係る液位測定システムは、運送会社などに設置されている埋設型地下燃料タンクに適用可能である。
このような埋設型地下燃料タンクは、大雨が降った際などフランジやマンホールから雨水が入り込み、気が付かないまま燃料を使用することがあり、車両トラブルになる。
そこで本発明の一実施形態に係る液位測定システムが適用されることにより、増量した液体がリアルタイムで監視され得るため、トラブルになる前に対策を打つことができるようになる。
また例えば、本発明の一実施形態に係る液位測定システムは、ビニールハウス内に設置されている燃料タンクに適用可能である。
従来より、農業においてビニールハウス内の温度上げるために灯油、軽油、重油などの燃料が大量に消費されている。
燃料の減り具合は農業事業者により確認され、燃料販売業者に概ね給油できる量が伝えられると、燃料販売業者が燃料を補充する。このような場合、燃料供給が遅れると、ビニールハウス内の植物に何らかの問題がおこり、品質の劣化、最悪の場合は出荷できないなどの問題が生じる。
そこでこのような本発明の一実施形態に係る液位測定システムが適用されることにより、リアルタイムに残量管理が行われるため、上述のような問題を解決することができる。
さらにまた、本発明の一実施形態に係る液位測定システムが適用された尿素水配送システムの適用によれば、燃料の補充を行うドライバDに対し配送ルートが自動的に提供されるため、ドライバDは、近隣周辺の複数の顧客を回りながら効率よく納品ができるようになる。その結果として、タンクローリーなどの大型車両の燃料消費量を削減することができるため、環境保全に役立てることもできるようになる。
また例えば、本発明の一実施形態に係る液位測定システムは、寒冷地などで、一般家庭に設置されているストーブに使用する灯油のタンクに対しても適用可能である。このような場合でも、本発明の一実施形態に係る液位測定システムが適用された尿素水配送システムの適用により、リアルタイムな残量管理及び適切な配送ルートの生成がなされるため、上述と同様の効果を奏することが可能である。
以上を換言すると、本発明が適用される液位測定システムは、次のような構成を取れば足り、各種各様な実施形態を取ることが出来る。
即ち、本発明が適用される液位測定システムは、
所定距離の範囲内で到達する信号を発信する送信装置(例えば、図1の送信機1)と、
推移の測定対象となる液体(例えば、尿素水)の表面(例えば、図1の液面Wa)に浮遊し、前記送信装置を内部に配置させる筐体(例えば、図1の浮き2)と、
前記筐体が前記液体の前記表面に浮遊している状態で当該筐体の内部に配置された前記送信装置から発信された前記信号を受信することで、前記送信装置からの距離(例えば、図1の距離ha)を検出する受信装置(例えば、図1の受信機3)と、
前記受信装置により検出された前記距離に基づいて、前記液体の前記表面の液位(例えば、図1の液位Ha)を測定し、当該液位に基づく情報を出力する測定装置(例えば、図1の測定装置4)と、
を備える。
これにより、液体の液位情報及び残量残情報が自動的に出力されるようになる。その結果、液体の液位及び残量管理を安全かつ容易に行うことが可能になる。
また、
前記液体(例えば、尿素水)はN個(Nは2以上の整数値)の容器(例えば、図2の容器C1乃至Cn)に夫々含められており、
前記筐体(例えば、図2の浮き2-1乃至2-n)及びその内部に配置された前記送信装置(例えば、図2の送信機1-1乃至1-n)並びに前記受信装置(例えば、図2の受信機3-1乃至3-n)は、前記N個の容器の夫々に少なくとも1組ずつ配置されており、
前記N個の容器の夫々に配置されたN個の前記送信装置により発信される信号には、当該送信装置が配置された前記容器を一意に特定する識別情報(例えば、識別子ID)が含まれており、
前記測定装置は、
前記識別情報に基づいて、前記N個の容器のうち、検出対象の容器を認識する容器認識手段(例えば、図9の容器認識部412)と、
当該検出対象の容器の内部の前記液体の前記表面の液位(例えば、図2のW1乃至Wn)を測定し、前記液位に基づく情報として、当該検出対象の容器の残量を算出する残量算出手段(例えば、図9の検出部413)と、
を備える。
これにより、複数の容器の夫々の液位情報や残量情報を、リアルタイムかつ一目で認識することができる。液体の液位及び残量管理を安全かつ容易に行うことができるようになる。
1・・・送信機、2・・・浮き、3・・・受信機、4・・・測定装置、5・・・販売店端末、6・・・サーバ、7・・・代理店端末、8・・・ドライバ端末、411・・・距離情報取得部、412・・・容器認識部、413・・・検出部、431・・・液位検出部、432・・・残量検出部、600・・・容器情報DB、611・・・残量データ取得部、612・・・解析部、613・・・提供部

Claims (2)

  1. 所定距離の範囲内で到達する信号を発信する送信装置と、
    推移の測定対象となる液体の表面に浮遊し、前記送信装置を内部に配置させる筐体と、
    前記筐体が前記液体の前記表面に浮遊している状態で当該筐体の内部に配置された前記送信装置から発信された前記信号を受信することで、前記送信装置からの距離を検出する受信装置と、
    前記受信装置により検出された前記距離に基づいて、前記液体の前記表面の液位を測定し、当該液位に基づく情報を出力する測定装置と、
    を備える液位測定システム。
  2. 前記液体はN個(Nは2以上の整数値)の容器に夫々含められており、
    前記筐体及びその内部に配置された前記送信装置並びに前記受信装置は、前記N個の容器の夫々に少なくとも1組ずつ配置されており、
    前記N個の容器の夫々に配置されたN個の前記送信装置により発信される信号には、当該送信装置が配置された前記容器を一意に識別する識別情報が含まれており、
    前記測定装置は、
    前記識別情報に基づいて、前記N個の容器のうち、検出対象の容器を認識する容器認識手段と、
    当該検出対象の容器の内部の前記液体の前記表面の液位を測定し、前記液位に基づく情報として、当該検出対象の容器の残量を算出する残量算出手段と、
    を備える請求項1に記載の液位測定システム。
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