JP2022139285A - モータ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータ制御装置の安全性能を高める。【解決手段】モータ制御装置が、モータの動作を検出する第一エンコーダから互いに独立した2つの第一フィードバック信号を受信し、被駆動部の動作を検出する第二エンコーダから互いに独立した2つの第二フィードバック信号を受信し、モータを駆動するための動作指令信号、第一フィードバック信号、及び第二フィードバック信号に基づいて、モータの動作が動作指令信号に追従するようにモータの動作に関する指令値を生成し、当該指令値に応じた駆動信号に基づいて、駆動部がモータを駆動するための駆動電流を該モータに供給する際、前記第一フィードバック信号、及び第二フィードバック信号に基づいて、エンコーダ又は被駆動部の動作に関し故障が発生したと判断したときに、駆動信号の遮断処理を実行する。【選択図】図3

Description

本発明は、モータを駆動制御するモータ制御装置に関する。
近年、製造現場では、サーボシステムが、各種機械における稼動部の位置決め制御などに用いられている。このようなサーボシステムとして、各種の機械装置を稼動するためのサーボモータと、このサーボモータに取り付けられたエンコーダと、サーボモータを駆動するためのサーボドライバと、サーボドライバに対して位置指令情報等を出力するための制御装置とを備えるシステムがある。そして、製造現場では、コスト削減、生産性の向上とともに、作業者に対する安全性確保の取り組みが重要な要件となっている。このため、サーボシステムについても、相応の安全規格に適合させることが要求されつつある。
特許文献1には、リニアスケールからの位置検出信号とロータリーエンコーダからの速度検出信号を位置制御ドライバにフィードバックして位置決め制御を行い、位置決め完了後に位置制御ドライバが位置決め完了信号をコントローラに出力するフルクローズドループ位置制御サーボドライバが開示されている。また、特許文献2には、診断処理部が回転軸の位置及び回転速度の少なくとも一方を重故障状態と診断したら、駆動機器を停止させる安全停止信号を出力する制御装置が開示されている。
特開平7-225615号公報 特開2016-206842号公報
従来、モータを駆動制御するモータ制御装置について、その安全性能を高めるためには、モータ制御装置への入力情報を生成する当該モータの動きを検出するエンコーダの安全性能を高める必要があると考えられていた。そのため、エンコーダの設計において所定の安全規格の要件を満たす必要がある。例えば、このような安全規格としてIEC61508が規定されている。IEC61508は、電気・電子・プログラマブル電子式安全関連の機能安全に関する国際規格である。IEC61508では、システムの故障確率を、以下の表1に示すようにSIL(Safety Integrity Level:安全度水準)と呼ばれる尺度
で規定している。
Figure 2022139285000002
そして、IEC61508は、表中のSILごとに満足すべき要求事項を定義しており、構築する安全制御システムが達成すべき取り組みが明確化されている。SILはSIL1からSIL4の4段階に分かれており、SILの数値が大きくなるほど、安全性能が高
いことを意味する。例えば、安全性能の高いモータ制御装置として、SILの値が高い構成としたモータ制御装置が望まれている。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、モータ制御装置の安全性能を高める技術を提供することを目的とする。
本発明においては、上記課題を解決するために、モータ制御装置が、モータの動作に応じた、互いに独立した2つの第一フィードバック信号と、被駆動部の動作に応じた、互いに独立した2つの第二フィードバック信号に基づいて、前記エンコーダ又は前記被駆動部の動作に関し故障が発生したと判断したときに、前記遮断部を介して前記駆動信号の遮断処理を実行する。このような構成により、当該モータ制御装置は、故障を判定する構成を冗長化し、モータ制御装置の安全性能を高めることができる。
本発明の一形態として、モータ制御装置は、モータの動作を検出する第一エンコーダから、前記モータの動作に応じて、互いに独立した2つの第一フィードバック信号を受信する第一信号受信部と、前記モータによって駆動される被駆動部の動作を検出する第二エンコーダから、前記被駆動部の動作に応じて、互いに独立した2つの第二フィードバック信号を受信する第二信号受信部と、前記モータを駆動するための動作指令信号と、前記第一フィードバック信号及び第二フィードバック信号のうち少なくとも一方の所定のフィードバック信号とに基づいて、前記モータの動作が前記動作指令信号に追従するように前記モータの動作に関する指令値を生成するモータ制御部と、前記モータ制御部からの前記指令値に応じて、前記モータを駆動するための駆動電流を該モータに供給する駆動部と、前記指令値に応じた、前記モータ制御部から前記駆動部への駆動信号の伝達を遮断する遮断部と、前記第一信号受信部を介して受信した前記2つの第一フィードバック信号、又は前記第二信号受信部を介して受信した前記2つの第二フィードバック信号に基づいて、前記エンコーダ又は前記被駆動部の動作に関し故障が発生したと判断したときに、前記遮断部を介して前記駆動信号の遮断処理を実行する安全制御部と、を備える。
このようにモータの動作を検出する第一エンコーダと、被駆動部の動作を検出する第二エンコーダとから、夫々冗長化されたフィードバック信号を受信し、これら第一及び第二フィードバック信号を利用することで、故障の判断を冗長化することが可能となり、これにより、フィードバック値の信頼性を向上させることができる。このことを上記の安全規格IEC61508に基づいて説明すると、第一及び第二フィードバック信号が夫々冗長化されている構成の場合、例えば第二フィードバック信号が冗長化されていない構成と比べて、ハードウェアフォールトトレランス(HFT)の数値が高く、SILの値を高めることが可能となる。
上記モータ制御装置において、安全制御部は、更に、前記第一フィードバック信号により算出される第一のフィードバック値、及び前記第二フィードバック信号により算出される第二のフィードバック値のうち、少なくとも一方のフィードバック値と、前記動作指令信号により算出される動作指令値との比較結果に基づいて、前記故障の発生を判断し、その判断結果に基づいて前記遮断部による前記駆動信号の遮断処理を実行してもよい。これにより、フィードバック値の信頼性を更に向上させることができる。このことを上記の安全規格IEC61508に基づいて説明すると、動作指令値とフィードバック値との比較結果を利用して上記遮断処理を行う構成を採用することは、エンコーダの安全側故障割合(SFF)を高めることになる。その結果、上記表1から理解できるように、ハードウェアフォールトトレランス(HFT)の数値を維持したままSFFの値が上昇することで、モータ制御装置の安全性能に関するSILの値を高めることが可能となる。
また、本発明の一形態として、モータ制御装置は、モータの動作を検出する第一エンコーダから、前記モータの動作に応じて第一フィードバック信号を受信する第一信号受信部と、前記モータによって駆動される被駆動部の動作を検出する第二エンコーダから、前記被駆動部の動作に応じて、互いに独立した2つの第二フィードバック信号を受信する第二信号受信部と、前記モータを駆動するための動作指令信号と、前記第一フィードバック信号及び第二フィードバック信号のうち少なくとも一方のフィードバック信号とに基づいて、前記モータの動作が前記動作指令信号に追従するように前記モータの動作に関する指令値を生成するモータ制御部と、前記モータ制御部からの前記指令値に応じて、前記モータを駆動するための駆動電流を該モータに供給する駆動部と、前記指令値に応じた、前記モータ制御部から前記駆動部への駆動信号の伝達を遮断する遮断部と、前記第一信号受信部を介して受信した前記2つの第一フィードバック信号、又は前記第二信号受信部を介して受信した前記2つの第二フィードバック信号に基づいて、前記エンコーダの動作に関し故障が発生したと判断されたときに、前記遮断部を介して前記駆動信号の遮断処理を実行する安全制御部と、を備え、前記安全制御部が、前記第一フィードバック信号により算出される第一のフィードバック値、及び前記第二フィードバック信号により算出される第二のフィードバック値のうち、少なくとも一方のフィードバック値と、前記動作指令信号により算出される動作指令値との比較結果に基づいて、前記故障の発生を判断し、その判断結果に基づいて前記遮断部による前記駆動信号の遮断処理を実行する。このように、モータ制御装置は、動作指令値とフィードバック値との比較結果を利用することで、上述のように、エンコーダの安全側故障割合(SFF)を高め、その結果、ハードウェアフォールトトレランス(HFT)の数値を維持したままSFFの値が上昇させて、モータ制御装置の安全性能に関するSILの値を高めることが可能となる。
本発明に係るモータ制御装置は、動作指令信号に基づいてモータを駆動する装置であり、当該モータ制御装置としてはサーボドライバやインバータ等が例示できる。なお、動作指令信号は、モータ制御装置の外部に位置する他の制御装置(PLC等)で生成されモータ制御装置に提供されてもよく、又は、モータ制御装置の内部で生成されてもよい。具体的には、モータ制御部により、動作指令信号とフィードバック信号と第二フィードバック信号とから、モータを駆動するための指令値が生成される。この指令値を伴った駆動信号がモータ制御部から駆動部に伝えられることで、駆動部が当該指令値に応じた駆動電流をモータに供給し、モータが動作指令信号に追従するように駆動されることになる。なお、指令値の生成においては、上記モータの動作指令信号への追従駆動を可能とするために、任意のフィードバック方式、例えば、位置情報、速度情報等に関するフィードバック方式に従って、当該指令値の生成を行うことができる。
ここで、モータ制御装置には、モータ制御部から駆動部への駆動信号の伝達を遮断する遮断部が備えられ、遮断部による駆動信号の遮断処理は安全制御部によって制御される。そしてエンコーダの動作に関し故障が発生したと判断される場合には、安全制御部によって遮断処理が実行されることで、モータ制御装置の安全性能が実現されることになる。安全制御部により実行される遮断処理として、第一信号受信部を介して受信した2つの第一フィードバック信号、及び第二信号受信部を介して受信した2つの第二フィードバック信号に基づいて、エンコーダ又は被駆動部の動作に関し故障発生の有無が判断され、その判断結果に応じて実行される遮断処理が含まれる。
なお、安全制御部は、更に他の遮断処理として、エンコーダからのフィードバック値を利用し、モータの速度や位置の制限に関する故障判断を行い、その判断結果に応じて駆動信号の遮断を行ってもよい。
ここで、上記のモータ制御装置において、前記エンコーダは、前記モータの動作に対応して、互いに独立した2つのフィードバック信号を生成するように構成され、前記安全制
御部は、前記遮断処理において、前記2つのフィードバック信号のそれぞれより算出される2つの前記所定のフィードバック値の少なくとも一方と、前記動作指令値とを比較して、前記駆動信号の遮断処理を実行してもよい。このようにフィードバック信号が二重化されているエンコーダからのフィードバック信号を利用するモータ制御装置であっても、その安全性能をより効果的に上昇させることができる。すなわち、モータ制御装置の安全性能に関するSILの値を、エンコーダの安全性能に関するSILの値よりも高めることが可能となる。
ここで、上述までのモータ制御装置における、安全制御部による遮断処理の具体例について開示する。第1には、前記安全制御部は、前記遮断処理において、前記所定のフィードバック値と前記動作指令値との差分に基づいて、該遮断処理の実行の可否を判断してもよい。また、第2には、前記安全制御部は、前記遮断処理において、前記所定のフィードバック値の変化率と前記動作指令値の変化率とを比較し、その比較結果に基づいて該遮断処理の実行の可否を判断してもよい。また、第3には、前記安全制御部は、前記遮断処理において、前記所定のフィードバック値の変化率と前記動作指令値の変化率との差分の変化率に基づいて、該遮断処理の実行の可否を判断してもよい。また、安全制御部による遮断処理として、これらの一部又は全部を組合わせた処理を採用してもよく、別法として、上述の処理以外の処理を採用しても構わない。
エンコーダの安全性能に縛られることなくモータ制御装置の安全性能を高めることが可能となる。
本発明に係るサーボドライバが組み込まれるサーボシステムの概略構成を示す図である。 本発明に係るサーボドライバのサブシステムにおける安全性能を概略的に説明するための図である。 第一実施例に係るサーボドライバの機能ブロック図である。 安全制御部による遮断処理を示す図である。 第二実施例に係るサーボドライバの機能ブロック図である。 第二実施例に係る安全制御部による遮断処理を示す図である。 第三実施例に係るサーボドライバの機能ブロック図である。 第三実施例に係るーボドライバのサブシステムにおける安全性能を概略的に説明するための図である。
<第一実施例>
図1は、本発明のモータ制御装置に相当するサーボドライバが組み込まれるサーボシステムの概略構成図である。サーボシステムは、ネットワーク1と、モータ2と、第一エンコーダ3と、サーボドライバ4と、標準PLC(Programmable Logic Controller)5と
、安全PLC6と、第二エンコーダ7と、被駆動部8とを備える。モータ2と第一エンコーダ3によりサーボモータが形成される。当該サーボシステムは、モータ2によって被駆動部8を駆動させるためのシステムである。モータ2は、被駆動部8を含む機械装置のアクチュエータとして当該機械装置内に組み込まれている。例えば、モータ2は、ACモータである。そして、第一エンコーダ3は、モータ2の動作を検出するためにモータ2に取り付けられる。第一エンコーダ3は、検出されたモータ2の動作を示す第一フィードバック信号を生成するとともに、その第一フィードバック信号をサーボドライバ4に送信する。第一フィードバック信号は、たとえばモータ2の回転軸の回転位置(角度)についての位置情報、その回転軸の回転速度の情報等を含む。第一エンコーダ3には一般的なインク
リメンタル型エンコーダ、アブソリュート型エンコーダを適用することができる。
被駆動部8は、例えば、産業用ロボットのアームや搬送装置といった機械装置である。図1の例において、被駆動部8は、移動ステージ81と、伝達機構82とを有し、移動ステージ81が伝達機構82を介してモータ2に接続されている。伝達機構82は、プーリーと駆動ベルトや、ギヤ、ネジ棒など、モータ2の駆動力を移動ステージ81に伝達する機構である。伝達機構82を介して、モータ2の駆動力が移動ステージ81に伝達されると、移動ステージ81が、この駆動力に応じて移動される。なお、モータ2による機械装置の移動は、特定の軸を中心に回転して、その向きを変えることや、伸縮により一部分が変位することなどであってもよい。そして、第二エンコーダ7は、被駆動部8の動作を検出するために被駆動部8に取り付けられる。第二エンコーダ7は、例えば被駆動部8の移動ステージ81等と共に移動するスケール71を読み取ることで被駆動部8の動作を示す第二フィードバック信号を生成し、その第二フィードバック信号をサーボドライバ4に送信する。第二フィードバック信号は、たとえば移動ステージ81の位置情報や、その移動速度の情報等を含む。第二エンコーダ7には一般的なインクリメンタル型エンコーダ、アブソリュート型エンコーダを適用することができる。
サーボドライバ4は、ネットワーク1を介して標準PLC5からモータ2の動作(モーション)に関する動作指令信号を受けるとともに、第一エンコーダ3から出力された第一フィードバック信号及び第二エンコーダ7から出力された第二フィードバック信号のうち少なくとも一方の所定のフィードバック信号とに基づいて、前記モータの動作が前記動作指令信号に追従するようにモータ2の動作を制御する。サーボドライバ4は、標準PLC5からの動作指令信号、第一エンコーダ3からの第一フィードバック信号、及び第二エンコーダ7からの第二フィードバック信号に基づいて、モータ2の駆動に関するサーボ制御を実行する。また、サーボドライバ4はネットワーク1を介して安全PLC6と接続されている。これにより、サーボドライバ4は、安全PLC6から受ける監視指令信号に基づいて、モータ2やサーボドライバ4、被駆動部8に関する故障発生の監視を行い、その結果を安全PLC6に返す。
また、サーボドライバ4は、標準PLC5からの動作指令信号と、第一エンコーダ3からの第一フィードバック信号と、第二エンコーダ7からの第二フィードバック信号とに基づいて、モータ2の動作に関する指令値を算出する。さらにサーボドライバ4は、モータ2の動作がその指令値に追従するように、モータ2に駆動電流を供給する。なお、この供給電流は、交流電源11からサーボドライバ4に対して送られる交流電力が利用される。本実施例では、サーボドライバ4は三相交流を受けるタイプのものであるが、単相交流を受けるタイプのものでもよい。
ここで、図2は、サーボドライバ4を1つのシステムとしたときに、それを構成する3つのサブシステムである入力構成、演算構成、出力構成における安全機能をブロック図化したものである。入力構成は、サーボドライバ4への入力に関するサブシステムであり、その安全性能は第一エンコーダ3の安全性能に大きく依拠する。具体的には、第一エンコーダ3は、後述するようにその内部で同時にスキャニングを行なうことにより独立したパルスの出力が可能となるように二重化された回路を有しており、その二重化されたフィードバック信号が、独立した配線を経てサーボドライバ4へ入力される。同様に第二エンコーダ7は、その内部で同時にスキャニングを行なうことにより独立したパルスの出力が可能となるように二重化された回路を有しており、その二重化されたフィードバック信号が、独立した配線を経てサーボドライバ4へ入力される。したがって、入力構成は、第一エンコーダ3による安全機能InS11、InS12、及び第二エンコーダ7による安全機
能InS21、InS22を有し、その場合のハードウェアフォールトトレランス(HFT)は2となる。なお、一般的に、エンコーダの安全側故障割合(SFF)は、エンコー
ダの容積(大きさ)や価格の観点から高くすることは容易ではなく、このため本実施形態における第一エンコーダ3及び第二エンコーダ7のSFFは60%以上90%未満の範囲に属するものを採用している。このため、入力構成の安全度水準(SIL)は3となる。
また、演算構成は、サーボドライバ4内での入力から出力を算出するための演算に関するサブシステムであり、例えば、マイクロプロセッサ(MPU)を用いた演算回路が独立して二重化された構成とされることで、安全機能CtS11、CtS12, CtS21
、CtS22を有し、その場合のHFTは2となる。また、演算構成のSFFは一般に比較的高くすることが容易であり、そのため演算構成のSFFは比較的高く90%以上99%未満の範囲に属するものとする。したがって、演算構成のSILは4となる。更に、出力構成は、サーボドライバ4からの出力に関するサブシステムであり、後述するようにモータ制御部42から駆動部44への駆動信号の伝達を遮断する遮断部43の安全性能に依拠する。具体的には、出力構成は、遮断部43を形成する電気回路が独立して二重化された構成とされることで、安全機能OtS11、OtS12、OtS21、OtS22を有し、その場合のHFTは2となる。また、出力構成のSFFは一般に比較的高くすることが容易であり、そのため演算構成のSFFは比較的高く90%以上99%未満の範囲に属するものとする。したがって、出力構成のSILも4となる。
以下、サーボドライバ4のより具体的な構成について説明する。図3は、第一実施例に係るサーボドライバ4の機能ブロック図である。図3に示すように、サーボドライバ4は、フィードバック処理部41、モータ制御部42、遮断部43、駆動部44、第一信号受信部46、第二信号受信部45、及び安全制御部50を有している。第一信号受信部46は、モータの動作を検出する第一エンコーダ3から、モータ2の動作に応じて、互いに独立した2つの第一フィードバック信号を受信する入力インタフェースであり、第一フィードバック信号を受信してフィードバック処理部41に入力する。第二信号受信部45は、モータ2によって駆動される被駆動部の動作を検出する第二エンコーダから、前記被駆動部の動作に応じて、互いに独立した2つの第二フィードバック信号を受信する入力インタフェースであり、第二フィードバック信号を受信してフィードバック処理部41に入力する。フィードバック処理部41は、第一エンコーダ3からの第一フィードバック信号に基づいて第一のフィードバック値を生成し、第二エンコーダ7からの第二フィードバック信号に基づいて第二のフィードバック値を生成する。たとえば第一エンコーダ3及び第二エンコーダ7からパルスが出力される場合、フィードバック処理部41は、そのパルスをカウントすることによりモータ2及び被駆動部8の位置や移動速度を算出するとともに、その位置や速度を示す値を含むフィードバック値を生成する。
なお、第一エンコーダ3は、その内部で同時にスキャニングを行なうことにより独立したパルスの出力が可能となるように二重化された回路を有しており、二重化されたフィードバック信号を出力する。そのため、フィードバック処理部41は、第一エンコーダ3から二重化されたフィードバック信号を受けるとともに、それらのフィードバック信号に基づいて二重化されたフィードバック値を生成する。そして、フィードバック処理部41は、その生成された二重化されたフィードバック値をモータ制御部42に送るとともに、安全制御部50にも送る。
また、第二エンコーダ7は、その内部で同時にスキャニングを行なうことにより独立したパルスの出力が可能となるように二重化された回路を有しており、二重化されたフィードバック信号を出力する。そのため、フィードバック処理部41は、第二エンコーダ7から二重化された第二フィードバック信号を受けるとともに、それらの第二フィードバック信号に基づいて二重化された第二のフィードバック値を生成する。そして、フィードバック処理部41は、その生成された二重化された第二のフィードバック値をモータ制御部42に送るとともに、安全制御部50にも送る。
次に、モータ制御部42は、標準PLC5から動作指令信号を受けるとともに、フィードバック処理部41から第一のフィードバック値及び第二のフィードバック値を受ける。モータ制御部42は、動作指令信号と、第一及び第二のフィードバック値とに基づいて、位置フィードバック制御、速度フィードバック制御を実行するための指令値を生成する。例えば、モータ制御部42は、動作指令信号、第一のフィードバック値及び第二のフィードバック値に基づくフィードバック制御により、位置指令値及び速度指令値を生成する。なお、当該フィードバック制御で採用されるフィードバック方式は、モータ2が組み込まれる機械装置(搬送装置等)の所定の目的(例えば、荷物の搬送)に好適なサーボループが形成される方式であり、適宜設計することができる。例えば、モータ制御部42は、第一のフィードバック値と第二のフィードバック値とのうち、一方を用いてモータ2の制御を行ってもよい。そして、モータ制御部42で生成されたこれらの指令値は、駆動信号として遮断部43に送られる。
次に、遮断部43は、後述する安全制御部50から遮断信号を受けた場合において、後述する駆動部44にモータ制御部42からの駆動信号を電気的に通過させないことで、駆動部44を停止させる。これによりモータ制御部42が駆動信号を送出したとしても、モータ2によるトルクの出力が停止することになる。一方、遮断部43に遮断信号が入力されない場合には、遮断部43はモータ制御部42から出力された指令値を伴う駆動信号をそのまま駆動部44に通過させる。なお、遮断部43は、モータ制御部42等の機能部から独立して存在する構成に限定されるものではなく、モータ制御部42が遮断部43を兼ね、安全制御部50から遮断信号を受けた場合に、位置指令値及び速度指令値の出力を停止することで、駆動部44を停止させてもよい。
ここで駆動部44は、遮断部43を介して、モータ制御部42からの駆動信号を受ける。駆動部44は、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等の半導体スイッチング素子で構成される回路を有しており、モータ制御部42からの駆動信号に基づいて、スイッチング素子をPWM方式に従ってオン・オフさせるための信号を生成するとともに、その信号に従ってスイッチング素子をオン・オフさせる。これによりモータ2に交流電力が供給されるとともに、駆動信号に従ってモータ2が駆動される。一方、遮断部43が作動し駆動信号の駆動部44への伝達が遮断されると、駆動部44からの出力がオフに固定される。これによりモータ2への電力供給が停止されるので、モータ2からのトルクの出力が停止することになる。
このようにフィードバック処理部41、モータ制御部42、遮断部43、駆動部44は、いわばモータ2の駆動制御に直接関連する機能部である。一方で、安全制御部50は、第一エンコーダ3の動作の故障の発生を判断し、故障が発生していると判断される場合には、モータ2の動作を停止させ当該動作に対する安全を確保する機能部である。具体的には、安全制御部50は、更に詳しくは判断部51と遮断指示部52を有している。安全制御部50による故障判断を含む安全確保に関する制御は、安全PLC6からの監視指令に基づいて実行される。
判断部51は、第一のフィードバック値に基づいて第一エンコーダ3の動作に関連する故障が発生していないかを判断すると共に、第二のフィードバック値に基づいて第二エンコーダ7の動作に関連する故障が発生していないかを判断する。判断部51は、例えば、第一のフィードバック値、及び第二のフィードバック値が正常な値か否かを判定する。具体的には、判断部51が、第一エンコーダ3から二重化した第一フィードバック信号を受信し、これら第一フィードバック信号同士を比較して、閾値を超えるズレがある場合には第一エンコーダ3に係る故障が発生したと判定する。また、判断部51は、第二エンコーダ7から二重化した第二フィードバック信号を受信し、これら第二フィードバック信号同
士を比較して、閾値を超えるズレがある場合には第二エンコーダ7に係る故障が発生したと判定する。
そして、判断部51によって故障が発生していると判断された場合には、遮断指示部52により遮断信号が生成され、生成された遮断信号は遮断部43に対して送られる。当該遮断信号を受け取った遮断部43は、上記の通りモータ制御部42からの駆動信号の駆動部44への伝達を遮断することで、モータ2によるトルク出力を停止させる。なお、このような安全制御部50による制御状態(故障の有無)は、安全PLC6からの監視指令に対する回答の形で安全PLC6に通知される。
ここで、上記判断部51及び遮断指示部52を有する安全制御部50による遮断処理について、図4に基づいて説明する。図4に示す遮断処理は、安全制御部50を形成する演算装置(MPU等)により、例えば、指令値が生成される制御周期で繰り返して実行される。ステップS101では、判断部51が、第一のフィードバック値及び第二のフィードバック値をフィードバック処理部41から取得する。その後、ステップS102で、判断部51が、第一のフィードバック値及び第二のフィードバック値に基づいて故障の有無を判断する処理を行う。ステップS103は、ステップS102の判断結果に応じた分岐処理であり、故障が発生したと判断された場合(S103,Yes)、ステップS104へ移行し、遮断指示部52により遮断信号が生成され、生成された遮断信号は遮断部43に対して送られる。これにより、モータ2によるトルク出力を停止させる。また、故障が発生していないと判断された場合(S103,No)、遮断指示部52による遮断信号の生成は行われず、図4の処理を終了する。
このようにサーボドライバ4では、判断部51により第一エンコーダ3及び第二エンコーダ7の故障判断が行われ、故障と判断された場合には、遮断部43の働きによりモータ2によるトルク出力が停止させられる。これにより、故障判断の精度向上が図られ、モータ制御装置の安全性能が高められる。
<第二実施例>
図5は、第二実施例に係るサーボドライバ4の機能ブロック図である。本実施例は、前述の第一実施例と比べ、動作指令信号の値と、第一のフィードバック値と、第二のフィードバック値とに基づいて故障の判定を行う構成が異なっており、その他の構成は同じである。このため、前述の第一実施形態と同じ要素には同符号を付すなどして、再度の説明を省略する。
図5に示すように、本実施例の安全制御部50は、比較判断部53を有している。比較判断部53は、第一エンコーダ3及び第二エンコーダ7の動作に関連する故障が発生していないかを判断する機能部であり、当該判断は、モータ2の動作に連動するフィードバック値やモータ2への動作指令信号の値に基づいて行われる。具体的には、比較判断部53は、フィードバック処理部41から二重化された第一のフィードバック値及び第二のフィードバック値を受け取るとともに、標準PLC5から動作指令信号を受け、その信号に対応する動作指令値P1(図3ではP1は不図示)を生成する。なお、当該動作指令信号は、モータ制御部42が受け取る動作指令信号と同一である。
ここで、一般に、製品(例えば、エンコーダ)の故障率λは、安全側故障率λsと危険側故障率λdに大別でき、更に危険側故障率λdは、検出可能な危険側故障率λddと検出不可能な危険側故障率λduに区分することができる。そして、上記SFFは、下記の式1で定義される。
SFF = (λs+λdd)/(λs+λd) ・・・(式1)
そして、SFFを大きくするためには、危険側故障のうち検出可能となる故障の割合を
大きくすることが肝要である。
そこで、比較判断部53は、動作指令値P1とフィードバック値とを比較し、両者の差分が許容範囲内であるか否かを判断する。モータ2が動作指令値P1に追従して駆動されていることを前提とすると、動作指令値P1と第一及び第二のフィードバック値との差分は、第一エンコーダ3による検出対象であるモータ2の動きと、第一エンコーダ3の検出結果とのずれを意味する。したがって、その差分を利用することで危険側故障の発生を検出することが可能となる。
このように比較判断部53が動作指令値P1と第一及び第二のフィードバック値との差分を利用することで、サーボドライバ4において第一エンコーダ3及び第二エンコーダ7の動作に関する故障発生の判断をより詳細に行うことが可能となる。この結果、上記比較判断部53が存在しない第一実施例のサーボドライバと比べると、サーボドライバ4の入力構成のSFFは向上し、そのSILの値を高めることが可能となる。なお、動作指令値P1と比較される第一及び第二のフィードバック値は、上記二重化されたフィードバック値のうち何れか一方の値でもよく、両方の値でもよい。また、合理的な故障判断の別法としては、動作指令値P1の変化率とフィードバック値の変化率とを比較し、両者の差分を利用して第一エンコーダ3の故障判断を行ってもよく、また、両変化率の差分を利用して第一エンコーダ3の故障判断を行ってもよく、これらの故障判断の態様の任意の組合せを採用してもよい。
このように比較判断部53は、フィードバック値と動作指令値P1を利用して第一エンコーダ3の故障判断を行う。そして、比較判断部53によって故障が発生していると判断された場合には、遮断指示部52により遮断信号が生成され、生成された遮断信号は遮断部43に対して送られる。当該遮断信号を受け取った遮断部43は、上記の通りモータ制御部42からの駆動信号の駆動部44への伝達を遮断することで、モータ2によるトルク出力を停止させる。なお、このような安全制御部50による制御状態(故障の有無)は、安全PLC6からの監視指令に対する回答の形で安全PLC6に通知される。
ここで、上記比較判断部53及び遮断指示部52を有する安全制御部50による遮断処理について、図6に基づいて説明する。図6に示す遮断処理は、安全制御部50を形成する演算装置(MPU等)により、例えば、指令値が生成される制御周期で繰り返して実行される。ステップS200では、判断部51が、第一のフィードバック値及び第二のフィードバック値をフィードバック処理部41から取得する。また、S201では、判断部51が、標準PLC5から動作指令信号を受け、その信号に対応する動作指令値P1を生成する。
ステップS202にて、判断部51は、第一のフィードバック値及び第二のフィードバック値に基づいて故障の有無を判断する処理を行う。また、ステップ203にて、生成された動作指令値P1とフィードバック処理部41から取得されたフィードバック値との差分に基づいて、第一エンコーダ3の故障判断が行われる。当該判断は、比較判断部53によって行われる。
ステップS204は、ステップS202及びS202の判断結果に応じた分岐処理であり、故障が発生したと判断された場合(S203,Yes)、ステップS205へ移行し、遮断指示部52により遮断信号が生成され、生成された遮断信号は遮断部43に対して送られる。これにより、モータ2によるトルク出力を停止させる。また、故障が発生していないと判断された場合(S204,No)、遮断指示部52による遮断信号の生成は行われず、図6の処理を終了する。
このように本実施例のサーボドライバ4では、比較判断部53により動作指令値を利用した第一エンコーダ3の故障判断が行われ、故障と判断された場合には、遮断部43の働きによりモータ2によるトルク出力が停止させられる。これにより、第一エンコーダ3の故障判断の精度向上が図られ、サーボドライバ4の入力構成のSFFが向上する。例えば、前述の第一実施例では、図2に示すように、入力構成のハードウェアフォールトトレランスが2で、SFFが60%以上90%未満であり、安全度水準(SIL)が3であった。これに対し、本実施例のサーボドライバ4は、比較判断部53により、第一及び第二のフィードバック値と動作指令値とを比較して故障判断が行われ、第一エンコーダ3及び第二エンコーダ7の故障判断の精度向上が図られ、サーボドライバ4の入力構成のSFFが向上して、90%以上99%未満の範囲となるので、入力構成のSILも3から4へと上昇することになる。即ち、本実施例によれば、サーボドライバ4の安全性能を第一実施例より高めることができる。
<第三実施例>
図7は、第三実施例に係るサーボドライバ4の機能ブロック図である。本実施例は、前述の第二実施例と比べ、第一エンコーダにおけるパルスの出力回路が二重化されておらず、二重化されていないフィードバック信号を出力する構成が異なっている。なお、その他の構成は同じであるため、前述の第一実施形態と同じ要素には同符号を付すなどして、再度の説明を省略する。
図8は、第三実施例に係るサーボドライバ4を1つのシステムとしたときに、それを構成する3つのサブシステムである入力構成、演算構成、出力構成における安全機能をブロック図化したものである。図8に示すように、第三実施例に係る入力構成は、第一エンコーダ3による制御機能InS01及び第二エンコーダ7による安全機能InS21、InS22を有し、その場合のハードウェアフォールトトレランス(HFT)は1となる。なお、一般的に、エンコーダの安全側故障割合(SFF)は、エンコーダの容積(大きさ)や価格の観点から高くすることは容易ではなく、このため本実施形態における第一エンコーダ3及び第二エンコーダ7のSFFは60%以上90%未満の範囲に属するものを採用している。このため、仮に、入力構成において、その安全性能が第一エンコーダ3のみに依拠する場合には、入力構成の安全度水準(SIL)は2となるが、本実施例では、比較判断部53により動作指令値を利用した第一エンコーダ3の故障判断が行われ、故障判断の精度向上が図られ、サーボドライバ4の入力構成のSFFが向上させているため、入力構成の安全度水準(SIL)を3とすることができる。これにより、第一エンコーダ3として、比較的安価なセイフティエンコーダではないものを採用した場合でも、安全度水準(SIL)を3とすることができる。
1・・・・ネットワーク
2・・・・モータ
3・・・・第一エンコーダ
4・・・・サーボドライバ
5・・・・標準PLC
6・・・・安全PLC
7・・・・第二エンコーダ
41・・・・フィードバック処理部
42・・・・モータ制御部
43・・・・遮断部
44・・・・駆動部
50・・・・安全制御部
51・・・・判断部
52・・・・遮断指示部
53・・・・比較判断部

Claims (6)

  1. モータの動作を検出する第一エンコーダから、前記モータの動作に応じて、互いに独立した2つの第一フィードバック信号を受信する第一信号受信部と、
    前記モータによって駆動される被駆動部の動作を検出する第二エンコーダから、前記被駆動部の動作に応じて、互いに独立した2つの第二フィードバック信号を受信する第二信号受信部と、
    前記モータを駆動するための動作指令信号と、前記第一フィードバック信号及び第二フィードバック信号のうち少なくとも一方の所定のフィードバック信号とに基づいて、前記モータの動作が前記動作指令信号に追従するように前記モータの動作に関する指令値を生成するモータ制御部と、
    前記モータ制御部からの前記指令値に応じて、前記モータを駆動するための駆動電流を該モータに供給する駆動部と、
    前記指令値に応じた、前記モータ制御部から前記駆動部への駆動信号の伝達を遮断する遮断部と、
    前記第一信号受信部を介して受信した前記2つの第一フィードバック信号、又は前記第二信号受信部を介して受信した前記2つの第二フィードバック信号に基づいて、前記第一エンコーダ又は前記第二エンコーダの動作に関し故障が発生したと判断したときに、前記遮断部を介して前記駆動信号の遮断処理を実行する安全制御部と、
    を備えるモータ制御装置。
  2. 前記安全制御部が、更に、前記第一フィードバック信号により算出される第一のフィードバック値、及び前記第二フィードバック信号により算出される第二のフィードバック値のうち、少なくとも一方のフィードバック値と、前記動作指令信号により算出される動作指令値との比較結果に基づいて、前記故障の発生を判断し、その判断結果に基づいて前記遮断部による前記駆動信号の遮断処理を実行する、
    請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. モータの動作を検出する第一エンコーダから、前記モータの動作に応じて第一フィードバック信号を受信する第一信号受信部と、
    前記モータによって駆動される被駆動部の動作を検出する第二エンコーダから、前記被駆動部の動作に応じて、互いに独立した2つの第二フィードバック信号を受信する第二信号受信部と、
    前記モータを駆動するための動作指令信号と、前記第一フィードバック信号及び第二フィードバック信号のうち少なくとも一方のフィードバック信号とに基づいて、前記モータの動作が前記動作指令信号に追従するように前記モータの動作に関する指令値を生成するモータ制御部と、
    前記モータ制御部からの前記指令値に応じて、前記モータを駆動するための駆動電流を該モータに供給する駆動部と、
    前記指令値に応じた、前記モータ制御部から前記駆動部への駆動信号の伝達を遮断する遮断部と、
    前記第一信号受信部を介して受信した前記2つの第一フィードバック信号、又は前記第二信号受信部を介して受信した前記2つの第二フィードバック信号に基づいて、前記第一エンコーダ又は第二エンコーダの動作に関し故障が発生したと判断されたときに、前記遮断部を介して前記駆動信号の遮断処理を実行する安全制御部と、
    を備え、
    前記安全制御部が、
    前記第一フィードバック信号により算出される第一のフィードバック値、及び前記第二フィードバック信号により算出される第二のフィードバック値のうち、少なくとも一方のフィードバック値と、前記動作指令信号により算出される動作指令値との比較結果に基づ
    いて、前記故障の発生を判断し、その判断結果に基づいて前記遮断部による前記駆動信号の遮断処理を実行する、
    モータ制御装置。
  4. 前記安全制御部は、前記遮断処理において、前記フィードバック値と前記動作指令値との差分に基づいて、該遮断処理の実行の可否を判断する、
    請求項2又は請求項3に記載のモータ制御装置。
  5. 前記安全制御部は、前記遮断処理において、前記フィードバック値の変化率と前記動作指令値の変化率とを比較し、その比較結果に基づいて該遮断処理の実行の可否を判断する、
    請求項2又は請求項3に記載のモータ制御装置。
  6. 前記安全制御部は、前記遮断処理において、前記フィードバック値の変化率と前記動作指令値の変化率との差分の変化率に基づいて、該遮断処理の実行の可否を判断する、
    請求項2又は請求項3に記載のモータ制御装置。
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