JP2022138961A - Medical appliance - Google Patents
Medical appliance Download PDFInfo
- Publication number
- JP2022138961A JP2022138961A JP2021039141A JP2021039141A JP2022138961A JP 2022138961 A JP2022138961 A JP 2022138961A JP 2021039141 A JP2021039141 A JP 2021039141A JP 2021039141 A JP2021039141 A JP 2021039141A JP 2022138961 A JP2022138961 A JP 2022138961A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- balloon member
- lumen
- tubular body
- axial direction
- medical device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
Description
本発明は、医療器具に関する。 The present invention relates to medical devices.
医療器具としては、生体管腔内に挿入して用いられるタイプのものがある。このような医療器具は、管状体又は筒状体である本体部に、膨張可能なバルーン部材が装着されて構成されており、バルーン部材の内部に液体などの流体を注入することで、バルーン部材を生体管腔の内部で膨張させることができる。収縮した状態(膨張する前の状態)のバルーン部材を生体管腔の内部における所望の位置に配置した状態で膨張させることで、バルーン部材を当該所望の位置に固定し留置することができる。 Some medical instruments are of a type that is used by being inserted into a living body lumen. Such a medical device is constructed by attaching an inflatable balloon member to a tubular or cylindrical main body, and by injecting a fluid such as a liquid into the balloon member, the balloon member can be expanded. can be inflated inside a biological lumen. By inflating the deflated (pre-inflated) balloon member at a desired position inside the body lumen, the balloon member can be fixed and retained at the desired position.
このような医療器具としては、例えば、特許文献1に記載のものがある。
特許文献1の医療器具(同文献には、医療用リーク検査装置と記載)は、本体部と、流体が導入されることにより、前記本体部の外方に向けて膨張するバルーン部材と、を備えて構成されている。
As such a medical device, for example, there is one described in Patent Document 1.
The medical device of Patent Document 1 (described as a medical leak test device in the same document) includes a main body and a balloon member that expands outward of the main body when a fluid is introduced. configured with.
本願発明者の検討によれば、特許文献1の医療器具の構造では、低侵襲性について、改善の余地がある。 According to studies by the inventors of the present application, the structure of the medical device of Patent Document 1 has room for improvement in terms of minimal invasiveness.
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、より低侵襲性に優れた構造の医療器具を提供するものである。 SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made in view of the above problems, and provides a medical device having a structure that is excellent in less invasiveness.
本発明によれば、管状体又は筒状体である本体部と、
前記本体部と同軸に前記本体部の外周面に沿って設けられており、流体が導入されることにより、前記本体部の外方に向けて膨張する筒状のバルーン部材と、
を備え、
前記バルーン部材は、軸方向における両端部の各々に、前記本体部の外周面に対して固定されている固定部を有し、
前記バルーン部材における前記固定部どうしの間の中間部は、前記本体部の外周面に対して非固定とされている膨張部であり、
前記軸方向における前記膨張部の両端部の各々は、相対的に薄肉に形成されている薄肉部であり、
前記軸方向における前記膨張部の両端部間の中間部は、相対的に厚肉に形成されている厚肉部である医療器具が提供される。
According to the present invention, a main body that is a tubular body or a cylindrical body;
a cylindrical balloon member provided along the outer peripheral surface of the main body coaxially with the main body and inflated outwardly of the main body by introduction of a fluid;
with
The balloon member has a fixing portion fixed to the outer peripheral surface of the body portion at each of both ends in the axial direction,
an intermediate portion between the fixed portions of the balloon member is an expansion portion that is not fixed to the outer peripheral surface of the body portion;
Each of both end portions of the expansion portion in the axial direction is a thin portion formed to be relatively thin,
A medical device is provided in which an intermediate portion between both ends of the inflatable portion in the axial direction is a thick-walled portion formed relatively thick.
本発明によれば、より低侵襲性に優れた構造の医療器具を実現することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the medical instrument of the structure excellent in less invasiveness is realizable.
以下、本発明の実施形態について、図1から図4(b)を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。
なお、図1においては、便宜的にバルーン部材60が膨張している状態を示しているが、実際は、使用前の通常時には、バルーン部材60は膨張していない。
An embodiment of the present invention will be described below with reference to FIGS. 1 to 4(b). In addition, in all the drawings, the same reference numerals are given to the same constituent elements, and the description thereof will be omitted as appropriate.
Although FIG. 1 shows the
なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、以下に説明する部材の形状、寸法、配置等については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更又は改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれる。
なお、本発明の医療器具100の各種の構成要素は、個々に独立した存在である必要はない。複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等を許容する。
また、以下において、医療器具100の遠位側を先端側、その近位側を基端側ともいう。また、遠位端部は、遠位端(最先端)およびその周辺を含む一定の範囲を意味し、近位端部とは、近位端(最基端)およびその周辺を含む一定の範囲を意味するものとする。
また、以下において、管状体10の軸方向を単に軸方向と称したり、管状体10の径方向を単に径方向と称したりする場合がある。
更に、医療器具100の各部の肉厚や寸法は、特に断りが無い限り、バルーン部材60が収縮した(膨張する前)の状態での肉厚や寸法を説明したものである。
The embodiments described below are merely examples for facilitating understanding of the present invention, and do not limit the present invention. That is, the shape, size, arrangement, etc. of the members described below can be changed or improved without departing from the scope of the present invention, and the present invention includes equivalents thereof.
It should be noted that the various components of the
Moreover, hereinafter, the distal side of the
Further, hereinafter, the axial direction of the
Further, unless otherwise specified, the thickness and dimensions of each portion of the
図1から図4(b)のいずれかに示すように、本実施形態に係る医療器具100は、管状体又は筒状体である本体部(本実施形態の場合、管状体10)と、本体部と同軸に本体部の外周面に沿って設けられており、流体が導入されることにより、本体部の外方に向けて膨張する筒状のバルーン部材60と、を備えている。
バルーン部材60は、軸方向における両端部の各々に、本体部(管状体10)の外周面に対して固定されている固定部61を有し、バルーン部材60における固定部61どうしの間の中間部は、本体部の外周面に対して非固定とされている膨張部62であり、軸方向における膨張部62の両端部の各々は、相対的に薄肉に形成されている薄肉部67であり、軸方向における膨張部62の両端部間の中間部は、相対的に厚肉に形成されている厚肉部66である。
なお、ここでいう「相対的に薄肉に形成されている」及び「相対的に厚肉に形成されている」とは、薄肉部67の肉厚の平均値が、厚肉部66の肉厚の平均値よりも小さいことを意味している。
As shown in any one of FIGS. 1 to 4B, the
The
It should be noted that the terms “relatively thin” and “relatively thick” here mean that the average thickness of the
医療器具100は、一例として、生体管腔に薬液等の液体を供給するために用いられる。
収縮した状態(膨張する前の状態)のバルーン部材60を生体管腔の内部における所望の位置に留置した状態で膨張させることで、バルーン部材60を当該所望の位置に固定することができる。そして、この状態において、膨張したバルーン部材60は、生体管腔の内壁を押圧する状態となって生体管腔に対して固定されている。
医療器具100が用いられる生体管腔としては、例えば、血管、気管、腸管などの消化管等が挙げられる。
As an example, the
By inflating the deflated (before inflated)
Examples of biological lumens in which the
本実施形態によれば、バルーン部材60は、軸方向における膨張部62の両端部の各々において、相対的に薄肉に形成されている薄肉部67を有し、軸方向における膨張部62の両端部間の中間部において、相対的に厚肉に形成されている厚肉部66を有する。すなわち、膨張部62の両端部の各々(薄肉部67)は外方に向けて相対的に膨張しやすく、軸方向における膨張部62の両端部間の中間部(厚肉部66)は外方に向けて相対的に膨張しにくくなっている。このため、膨張したバルーン部材60において、外方に向けた厚肉部66の膨張量が、外方に向けた薄肉部67の膨張量と比べて小さくなる。換言すると、膨張したバルーン部材60において、薄肉部67の形状と比べて、厚肉部66の形状は管状体10と同軸の円柱形状により近い形状となる。
これにより、バルーン部材60の肉厚が略一定である場合と比較して、生体管腔の内壁面と膨張したバルーン部材60の外周面との接触面積をより広く確保することができる。
この結果、生体管腔に対するバルーン部材60の圧力(単位面積あたりの力)を小さくすることができるので、医療器具100をより低侵襲性な構造のものとすることができる。
更には、バルーン部材60を生体管腔の内部に対してより安定的に固定することができるので、バルーン部材60が生体管腔に対して軸方向においてずれることによってバルーン部材60の外周面と生体管腔の内壁面とが互いに擦れ合ってしまうことを抑制できる。
このように、上述の構成によれば、より低侵襲性に優れた構造の医療器具を実現することができる。
According to the present embodiment, the
As a result, a wider contact area can be ensured between the inner wall surface of the biological lumen and the outer peripheral surface of the inflated
As a result, the pressure (force per unit area) of the
Furthermore, since the
Thus, according to the above configuration, it is possible to realize a medical device having a structure that is excellent in less invasiveness.
本実施形態の場合、本体部は、管状体10であり、管状体10は、長尺な管状部材であり、管状体10の長手方向に沿って形成された複数のルーメンを管状体10の内部に有する。
より詳細には、図3(a)及び図3(b)に示すように、管状体10は、生体管腔内に薬液等の液体を供給するための送液用の第1ルーメン21と、バルーン部材60に流体を供給するためのバルーン部材60用の第2ルーメン22と、生体管腔の内部における流体圧を測定するための第3ルーメン23と、を有する。
ただし、管状体10は少なくとも第2ルーメン22を有していればよく、管状体10が有するルーメンの数は、例えば3個以上であってもよい。
第1ルーメン21は、管状体10の全長に亘って形成されている。第1ルーメン21の遠位端は管状体10の遠位端において開口しており第1開口部13を形成している。第1ルーメン21の近位端は送液用枝管31(図1参照)と連通されている。
第1ルーメン21の横断面形状は、特に限定されないが、本実施形態では略楕円形である。第1ルーメン21の直径は、管状体10の軸心方向における位置にかかわらず均一でもよく、または軸心方向における位置に応じて異なっていてもよい。
第2ルーメン22は、管状体10の近位端から遠位端部10aに亘って形成されている。第2ルーメン22の遠位端はバルーン部材60の形成領域に配置されており、第2ルーメン22の近位端は後述する横孔24(図1参照)と連通されている。
第2ルーメン22の横断面形状は、特に限定されないが、本実施形態では略楕円形である。第2ルーメン22の直径は、管状体10の軸心方向における位置にかかわらず均一でもよく、または軸心方向における位置に応じて異なっていてもよい。
第3ルーメン23は、管状体10の近位端から遠位端に亘って形成されている。第3ルーメン23の遠位端は管状体10の遠位端において開口しており第2開口部14を形成している。第3ルーメン23の近位端は圧モニタ用枝管33(図1参照)と連通されている。
第3ルーメン23の横断面形状は、特に限定されないが、本実施形態では略楕円形である。第3ルーメン23の直径は、管状体10の軸心方向における位置にかかわらず均一でもよく、または軸心方向における位置に応じて異なっていてもよい。
In the case of this embodiment, the main body is a
More specifically, as shown in FIGS. 3(a) and 3(b), the
However, it is sufficient that the
The
Although the cross-sectional shape of the
The
Although the cross-sectional shape of the
A
Although the cross-sectional shape of the
第1ルーメン21の直径(円相当径)は、第2ルーメン22及び第3ルーメン23よりも大径に設定されている。より詳細には、図4(a)及び図4(b)に示すように、第1ルーメン21の直径は、例えば、管状体10の直径の2/3以上を占めている。これにより、液体を第1ルーメン21の内腔において良好に流通させることができる。
第2ルーメン22の直径(円相当径)は、例えば、第3ルーメン23(円相当径)の直径よりも大きい寸法に設定されている。
ただし、各ルーメンの直径の大小関係は、上記の例に限定されず、各ルーメンの用途に応じて適宜設定することができる。
The diameter (equivalent circle diameter) of the
The diameter (equivalent circle diameter) of the
However, the size relationship of the diameter of each lumen is not limited to the above example, and can be appropriately set according to the use of each lumen.
各ルーメンは、例えば、管状体10の横断面内において分散して配置されている。
より詳細には、例えば、各ルーメンの中心は、管状体10の軸心に対して径方向に偏心して配置されている。より詳細には、径方向における中央部に第1ルーメン21が配置されており、第1ルーメン21の短軸方向における一方側に第2ルーメン22が、他方側に第3ルーメン23が、それぞれ配置されている。
ただし、各ルーメンの位置関係は、上記の例に限定されず、各ルーメンの用途に応じて適宜設定することができる。
Each lumen is arranged dispersedly within the cross section of the
More specifically, for example, the center of each lumen is radially eccentric with respect to the axial center of the
However, the positional relationship of each lumen is not limited to the above example, and can be appropriately set according to the use of each lumen.
第1ルーメン21は、例えば、生体管腔内に薬液等の液体を供給するための送液用ルーメンとして用いられる。上述のとおり、第1ルーメン21が相対的に大径に形成されているため、液体を第1ルーメン21の内腔において良好に流通させることができる。
The
管状体10は、例えば、ポリウレタンやポリアミドなどの樹脂材料によって構成されている。管状体10をポリウレタンやポリアミドなどの樹脂材料で構成することにより、管状体10の加工性が良好となる。
The
管状体10の外周面には、例えば、親水層(不図示)が形成されていることも好ましい。これにより、医療器具100が生体管腔の内部に挿入される際の摺動抵抗を低減することができる。
親水層は、管状体10の全長に亘って形成されていてもよく、または管状体10の遠位端側における一部の長さ領域に形成されていてもよい。
親水層の材料は、特に限定されないが、例えば、ポリビニルアルコール(PVA)などの無水マレイン酸系ポリマーやその共重合体、ポリビニルピロリドンなどの親水性の樹脂材料であることが挙げられる。
It is also preferable that, for example, a hydrophilic layer (not shown) is formed on the outer peripheral surface of the
The hydrophilic layer may be formed over the entire length of the
The material of the hydrophilic layer is not particularly limited, but examples thereof include hydrophilic resin materials such as maleic anhydride-based polymers such as polyvinyl alcohol (PVA), copolymers thereof, and polyvinylpyrrolidone.
管状体10の直径は、特に限定されないが、2mm以上5mm以下であることが好ましい。また、管状体10の全長は、特に限定されないが、500mm以上1000mm以下であることが好ましい。また、図2(a)及び図2(b)に示すように、管状体10の最遠位端部の外径は、遠位側に向けて僅かに拡大していてもよい。
ただし、管状体10の直径及び全長は、医療器具100の用途に応じて、それぞれ適宜設定することができる。
Although the diameter of
However, the diameter and overall length of the
管状体10の遠位端の近傍には、例えば、環状のマーカー11が埋設されている。なお、マーカー11の外周面は、例えば、管状体10の外周面に露出していてもよい。
マーカー11は、例えば、白金やタングステンなどのX線不透過性の材料によって構成されている。マーカー11の位置を指標とすることにより、X線(放射線)観察下において生体管腔内における管状体10の遠位端部10aの位置を適確に認識することができる
For example, an
The
バルーン部材60は、例えば、単層又は2層以上の樹脂シートで構成されている。なお、単層の樹脂シートで構成されている場合は、全体が筒状に一体成形されていることが好ましい。2層の樹脂シートで構成されている場合は、それぞれ別体に成形された各樹脂シートを、互いに同軸に積層及び接合することにより、その全体が筒状に一体化されていることが好ましい。図2(a)及び図2(b)に示すように、バルーン部材60は、筒形状などに成形されており、管状体10の遠位端部10aの外周面を周回状に取り囲んだ状態で管状体10に対して液密に装着されている。管状体10との間隙に流体が導入されることにより、管状体10の外方に向けて膨張するようになっている。
本実施形態の場合、一例として、バルーン部材60の固定部61には接着剤などの固着部(不図示)が設けられ、バルーン部材60が管状体10に対して液密且つ周回状に固着されている。
ただし、バルーン部材60を管状体10に取り付ける手法は特に限定されず、紐状の部材をバルーン部材60の固定部61(両端部)の周囲にそれぞれ巻回することによって、バルーン部材60が管状体10に取り付けられていてもよい。
The
In the present embodiment, as an example, a fixing portion (not shown) such as an adhesive is provided in the fixing
However, the method of attaching the
上述のように、バルーン部材60における固定部61どうしの間の中間部は、管状体10の外周面に対して非固定とされている膨張部62である。
本実施形態の場合、膨張部62は、軸方向において、固定部61どうしの間に配置されている。
より詳細には、バルーン部材60が管状体10に対して固定されている状態において、バルーン部材60の一方の面の全体が、管状体10の外周面に沿って配置されている。そして、膨張部62の上記一方の面と管状体10の外周面との間隙に流体が注入されることによって、バルーン部材60は膨張する。また、各固定部61の上記一方の面が、それぞれ管状体10の外周面に対して固定されている。
また、本実施形態の場合、一例として、固定部61と膨張部62とは相互に連続している(他のものを介在していない)。より詳細には、固定部61と薄肉部67とは相互に連続しており、薄肉部67と厚肉部66とは相互に連続している。
As described above, the intermediate portion between the
In the case of this embodiment, the expanding
More specifically, in a state in which
Further, in the case of the present embodiment, as an example, the fixing
バルーン部材60は、伸縮性の部材であり、軟質の樹脂材料をシート状に射出成形することによって得られる。軟質の樹脂材料は、特に限定されないが、ポリアミド、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリフェニレンサルファイド、フッ素樹脂、ポリエステルなどの軟質樹脂材料のほか、ポリウレタンエラストマー、ポリアミドエラストマー、シリコーンゴムまたはラテックスゴムなどのゴム材料であることが挙げられる。
The
本実施形態の場合、管状体10は、第2ルーメン22と当該管状体10の径方向外側の空間とを相互に連通させている横孔24を有している。
第2ルーメン22に注入された生理食塩水などの流体(不図示)は、横孔24から当該管状体10の径方向外側の空間、すなわちバルーン部材60の内部に吐出される。
そして、横孔24が膨張部62における近位側の部位と対応する位置に配置されていることによって、
横孔24、例えば、管状体10の軸心方向に対して直交する方向を深さ方向とする側孔である。横孔24の一端はバルーン部材60の内部と連通しており、横孔24の他端は第2ルーメン22の遠位端と連通している。
In the case of this embodiment, the
A fluid (not shown) such as physiological saline injected into the
By arranging the
The
また、横孔24は、例えば、膨張部62における近位側の部位と対応する位置に配置されていることが好ましい。
より詳細には、例えば、医療器具100を使用する際に、バルーン部材60に液体を注入し膨張させた後、当該液体をバルーン部材60から抜くという動作を1回以上(例えば複数回)繰り返すことによって、バルーン部材60の内部の気体を液体に置換する(以下、プライミング)。そして、上述の構成によれば、膨張したバルーン部材60の内部に気泡が残存した場合でも、医療器具100をバルーン部材60が上方に位置するよう傾けるだけで当該残存した気泡を上昇させバルーン部材60の内部からスムーズに排出することができる。よって、上記プライミングを速やかに行うことができる。
Moreover, the
More specifically, for example, when using the
第2ルーメン22及び横孔24を通じて生理食塩水などの流体がバルーン部材60の内部に注入されることによって、バルーン部材60は管状体10の外方に向けて膨張する(図3(a)及び図3(b)参照)。より詳細には、図2(a)及び図2(b)に示すように、バルーン部材60が膨張していない状態において、バルーン部材60の周面は、例えば、管状体10の外周面に沿って配置されている。バルーン部材60の膨張状態においては、図2(b)に示すように、バルーン部材60の膨張部62は、管状体10の外方に向けて膨張(膨出)している。
A fluid such as physiological saline is injected into the
ここで、厚肉部66の肉厚(図2(a)及び図2(b)に示すT1)は、例えば、略一定である。これにより、バルーン部材60が膨張する際に、バルーン部材60に加わる内圧が厚肉部66の全体に対して垂直且つ略均一に作用するため、膨張したバルーン部材60の厚肉部66の外径は、軸方向における位置にかかわらず略一定となる。すなわち、膨張したバルーン部材60の中央部(厚肉部66)が略円柱形状となる。このため、生体管腔の内壁面と膨張したバルーン部材60の外周面とのより広い接触面積を確保することができるので、バルーン部材60を生体管腔に対してより良好に固定することができる。
バルーン部材60が膨張する前の状態において。厚肉部66の外径及び内径は、例えば、それぞれ軸方向における位置にかかわらず略一定である。
Here, the thickness (T1 shown in FIGS. 2A and 2B) of the
In a state before the
また、本実施形態の場合、固定部61は、厚肉部66よりも薄肉に形成されていることが好ましい。
このようにすることにより、管状体10とバルーン部材60との境界部の段差をより小さくすることができるので、生体管腔内を移動する際において、バルーン部材60を含む医療器具100の、生体管腔の内壁に対する摺動抵抗を低減することができる。
本実施形態の場合、固定部61の肉厚(図2(a)及び図2(b)に示すT2)は、例えば、略一定である。
厚肉部66の肉厚T1は、例えば、固定部61の肉厚T2の1.5倍以上であることが好ましく、厚肉部66の肉厚T1は、例えば、固定部61の肉厚T2の2倍以上であることがより好ましい。
Moreover, in the case of the present embodiment, the fixed
By doing so, the step at the boundary between the
In the case of this embodiment, the thickness (T2 shown in FIGS. 2A and 2B) of the fixing
The thickness T1 of the
更に、固定部61の肉厚T2は、薄肉部67の肉厚以下であることがより好ましい。
このようにすることにより、管状体10とバルーン部材60との境界部の段差を更に小さくすることができるので、生体管腔内を移動する際において、バルーン部材60を含む医療器具100の、生体管腔の内壁に対する摺動抵抗をより低減することができる。
より詳細には、好ましくは固定部61の肉厚が、薄肉部67の肉厚の平均値よりも小さく、より好ましくは固定部61の肉厚のが、薄肉部67の肉厚の最小値と同等もしくは薄肉部67の肉厚の最小値以下である。
Furthermore, it is more preferable that the thickness T2 of the fixing
By doing so, the step at the boundary between the
More specifically, the thickness of the fixed
また、薄肉部67の肉厚は、例えば、固定部61側に向けて徐々に減少していることが好ましい。
このようにすることによって、バルーン部材60が膨張する際に、固定部61と薄肉部67の境界部において、急峻に膨張することができる(立ち上がりが良好となる)。
本実施形態の場合、一例として、薄肉部67の肉厚の最小値(図2(a)及び図2(b)に示すT3)は、固定部61の肉厚T2と略同等である。
また、薄肉部67の肉厚の最大値(図2(a)及び図2(b)に示すT4)は、厚肉部66の肉厚T1と略同等である。
また、薄肉部67の外径は、固定部61側に向けて徐々に減少している一方で、薄肉部67の内径は、軸方向における位置にかかわらず略一定である。
また、バルーン部材60が膨張した状態において、バルーン部材60の外径は、薄肉部67において、それぞれ固定部61側に向けて徐々に外径が減少している。
Moreover, it is preferable that the thickness of the
By doing so, when the
In this embodiment, as an example, the minimum thickness of the thin portion 67 (T3 shown in FIGS. 2A and 2B) is substantially equal to the thickness T2 of the fixed
Further, the maximum thickness of the thin portion 67 (T4 shown in FIGS. 2A and 2B) is substantially equal to the thickness T1 of the
Further, the outer diameter of the
Further, in the state in which the
本実施形態の場合、軸方向における膨張部62の寸法は、管状体10(本体部)の外径よりも大きい。
これにより、膨張したバルーン部材60の形状が、軸方向に長尺な形状となる。よって、生体管腔の内壁面に対するバルーン部材60の外周面の接触面積を、更に確保することができる。
本実施形態の場合、軸方向における膨張部62の寸法(図2(a)及び図2(b)に示すL1)は、管状体10の外径の最小値(図2(a)及び図2(b)に示すR1)よりも大きいとともに、管状体10の外径の最大値(図3(a)及び図3(b)に示すR2)よりも大きい。ただし、膨張部62の寸法L1は、少なくとも管状体10の外径の最小値R1よりも大きければよい。
In the case of this embodiment, the dimension of the
As a result, the shape of the
In the case of this embodiment, the dimension of the
更に、軸方向において、厚肉部66の寸法は、例えば薄肉部67の各々の寸法よりも大きいことが好ましい
このようにすることにより、膨張したバルーン部材60において、円柱形状となっている部分(厚肉部66)が占める割合が、テーパー状となっている部分(薄肉部67)が占める割合よりも大きくなる。換言すると、図3(a)及び図3(b)に示すように、膨張したバルーン部材60の形状が、軸方向に長尺な略俵形状により近い形状となる。よって、生体管腔の内壁面とバルーン部材60の外周面との接触面積をより良好に確保することができる。
本実施形態の場合、軸方向において、厚肉部66の寸法L2(図2(a)及び図2(b)に示すL2)は、例えば、薄肉部67の各々の寸法(図2(a)及び図2(b)に示すL3)の1.5倍以上であることが好ましく、より好ましくは、厚肉部66の寸法L2は、例えば、薄肉部67の各々の寸法L3の2倍以上であることが好ましい。
なお、本実施形態の場合、薄肉部67の各々の寸法L3は、互いに同等の寸法に設定されているが、薄肉部67の各々の寸法L3は、互いに異なる寸法に設定されていてもよい。この場合、厚肉部66の寸法L2は、少なくともより小さい寸法に設定されている方の薄肉部67の寸法L2よりも大きければよい。好ましくは、厚肉部66の寸法L2は、例えば、より大きい寸法に設定されている方の薄肉部67の寸法L3よりも大きく、より好ましくは、厚肉部66の寸法L2は、例えば、薄肉部67の各々の寸法L3の合計値よりも大きい。
Furthermore, in the axial direction, the dimension of the
In the case of this embodiment, in the axial direction, the dimension L2 of the thick portion 66 (L2 shown in FIGS. 2A and 2B) is, for example, the dimension of each thin portion 67 (FIG. 2A). and L3) shown in FIG. Preferably.
In the case of the present embodiment, the dimensions L3 of the
ここで、バルーン部材60の厚肉部66及び薄肉部67の各々は、例えば、圧縮成形によって形成することができる。
より詳細には、金型の凹凸を転写することによって、厚肉部66及び薄肉部67の各々を形成することができる。
なお、この場合、バルーン部材60に用いられる上記軟質の樹脂材料は、例えば、高い流動性を有していることが好ましい。このようにすることにより、圧縮成形によって得られるバルーン部材60における弾性率が略均一となる。一方で、上述のように、本体部(管状体10)の外方に向けた膨張は、膨張部62の両端部の各々(薄肉部67)は相対的にしやすく、軸方向における膨張部62の両端部間の中間部(厚肉部66)は相対的にしにくくなる。
また、上述した例の他に、例えば、バルーン部材60において複数のシート材を局所的に積層することによって、相対的に厚肉な厚肉部66と、相対的に薄肉な薄肉部67と、をそれぞれ形成してもよい。この場合、厚肉部66の肉厚は、当該厚肉部66を構成している各シート材の厚みの合計値である。同様に、薄肉部67の肉厚は、当該薄肉部67を構成している各シート材の厚みの合計値である。
Here, each of the
More specifically, each of the
In this case, the soft resin material used for the
In addition to the above example, for example, by locally laminating a plurality of sheet materials in the
また、厚肉部66の肉厚の平均値は、例えば、薄肉部67の肉厚の平均値の1.5倍以上であることが好ましく、より好ましくは、厚肉部66の肉厚の平均値は、例えば、薄肉部67の肉厚の平均値の2倍以上であることが好ましい。
このようにすることによって、薄肉部67がより相対的に膨張しやすくなる一方で、厚肉部66がより相対的に膨張しにくくなる。このため、膨張したバルーン部材60において、バルーン部材60の軸方向における厚肉部66の外径の変化量が、薄肉部67と比べて更に抑制されることとなる。
The average thickness of the
By doing so, the
厚肉部66の肉厚の平均値は、例えば、0.5mm以上1.5mm以下であることが好ましく、より好ましくは0.7mm以上1mm以下である。
薄肉部67の肉厚の平均値は、例えば、0.1mm以上0.5mm以下であることが好ましく、より好ましくは0.2mm以上0.4mm以下である。
The average thickness of the
The average thickness of the
膨張部62の寸法L1は、例えば、10mm以上30mm以下であることが好ましく、より好ましくは12mm以上24mm以下である。
厚肉部66の寸法L2は、例えば、6mm以上24mm以下であることが好ましく、より好ましくは10mm以上18mm以下である。
各薄肉部67の各々の寸法L3は、例えば、2mm以上5mm以下であることが好ましく、より好ましくは2mm以上4mm以下である。
The dimension L1 of the
The dimension L2 of the
The dimension L3 of each
図1に示すように、管状体10の近位端は、例えば、略円筒状の分岐部30に連接されている。分岐部30は、主部30aと、主部30aの遠位端から3方向に分枝している3つの分岐部30b、30c、30dと、を含む。ここで、3つの分岐部30b~30dを、それぞれ第1分岐部30b、第2分岐部30c、第3分岐部30dと称する。
第1分岐部30bには送液用枝管31が設けられており、第2分岐部30cにはバルーン用枝管32が設けられており、第3分岐部30dには圧モニタ用枝管33が設けられている。
As shown in FIG. 1, the proximal end of
A liquid-sending
そして、第1分岐部30b~第3分岐部30d及び主部30aの各々は、それぞれの軸方向に沿って形成された貫通孔(不図示)を内部に有する。ここで、第1分岐部30bが有する貫通孔を第1貫通孔、第2分岐部30cが有する貫通孔を第2の貫通孔、第3分岐部30dが有する貫通孔を第3の貫通孔と称する。また、主部30aが有する貫通孔を第4貫通孔と称する。
第4の貫通孔の近位端は、第1の貫通孔~第2の貫通孔の各々の遠位端と接続されており互いに連通している。また、第4の貫通孔には、管状体10の近位端が挿入されている。
第1の貫通孔には、第1ルーメン21が接続されている。第1の貫通孔には、送液用枝管31が接続されている。よって、第1ルーメン21と送液用枝管31とは、第1分岐部30bを介して互いに連通されている。送液用枝管31の近位端には、送液用コネクタ31a(図1参照)が設けられている。送液用コネクタ31aには、送液用シリンジ(不図示)が装着される。
第2の貫通孔には、第2ルーメン22が接続されている。第2の貫通孔には、バルーン用枝管32が接続されている。よって、第2ルーメン22とバルーン用枝管32とは、第2分岐部30cを介して互いに連通されている。バルーン用枝管32の近位端には、バルーン用コネクタ32a(図1参照)が設けられている。バルーン用コネクタ32aには、バルーン用シリンジ(不図示)が装着される。
第3の貫通孔には、第3ルーメン23が接続されている。第3の貫通孔には、圧モニタ用枝管33が接続されている。よって、第3ルーメン23と圧モニタ用枝管33とは、第3分岐部30dを介して互いに連通されている。圧モニタ用枝管33の近位端には、圧モニタ用コネクタ33a(図1参照)が設けられている。圧モニタ用コネクタ33aは、図示しない圧力測定装置と接続される。また、圧モニタ用コネクタ33aの近位端部には、圧モニタ用キャップ33bが取り付けられている。
Each of the
The proximal end of the fourth through-hole is connected to the distal end of each of the first to second through-holes and communicates with each other. Also, the proximal end of the
A
A
A
本実施形態の場合、送液用シリンジから送液用コネクタ31aに液体を供給することによって、送液用枝管31と、第1の貫通孔と、第1ルーメン21と、第1開口部13とを通じて当該液体を生体管腔の内部に注入することができる。
また、図1に示すように、送液用枝管31の外周面には、開閉部材34が装着されている。開閉部材34の開閉操作によって、液体の供給と停止との切り替えが可能である。
本実施形態の場合、開閉部材34は、一例として、ロバートクランプである。ただし、開閉部材34は、特に限定されず、例えば、ローラークランプ、ピンチクランプ等であることが挙げられる。
開閉部材34の閉操作が行われると、開閉部材34が送液用枝管31を挟持することにより送液用枝管31の内腔(流路)が閉塞され、液体の供給が停止される。
開閉部材34の開操作が行われると、送液用枝管31の内腔(流路)が開通され、液体が供給される状態となる。
In the case of this embodiment, by supplying the liquid from the liquid-feeding syringe to the liquid-feeding
Further, as shown in FIG. 1, an opening/closing
In this embodiment, the opening/closing
When the opening/closing
When the opening/closing
本実施形態の場合、バルーン用シリンジからバルーン用コネクタ32aに生理食塩水などの流体を供給することによって、バルーン用枝管32と、第2の貫通孔と、第2ルーメン22と、バルーン用孔部22aと、を通じて当該流体がバルーン部材60の内部に注入される。これにより、バルーン部材60は収縮した状態(図2(a)及び図2(b)参照)から膨張した状態(図3(a)及び図3(b)参照)に変化する。なお、当該流体は、例えば、造影剤を含有していることも好ましく、これにより、X線(放射線)観察下においてバルーン部材60が所望の直径に膨張したことを認識することができる。
In the case of this embodiment, by supplying fluid such as physiological saline from the balloon syringe to the
バルーン用コネクタ32aは、例えば、図示しない一方弁を有する。当該一方弁が遠位側から近位側への液体の流動を規制することにより、バルーン部材60の膨張状態が維持される。
The
本実施形態の場合、医療器具100は、第3ルーメン23と、圧モニタ用枝管33と、圧モニタ用コネクタ33aと、を通じて圧力測定装置と接続されている。
圧力測定装置は、バルーン部材60の膨張状態、及び収縮状態のそれぞれにおいて、冠状静脈洞の内部の圧力を測定及び監視するために用いられる。
圧力測定装置は、特に限定されないが、液圧検知用のトランスデューサー等であることが挙げられる。
In this embodiment, the
A pressure measuring device is used to measure and monitor the pressure inside the coronary sinus in each of the inflated and deflated states of the
Although the pressure measuring device is not particularly limited, it may be a transducer or the like for detecting hydraulic pressure.
なお、医療器具100は、例えば、第4ルーメン(不図示)と、当該第4ルーメンに挿通されている操作線(不図示)と、当該操作線の近位端部と接続されている操作部(不図示)と、を有していてもよい。この場合、当該操作部を操作することによって、管状体10の屈曲操作を行うことができる。
操作線は、例えば、複数本の素線を互いに撚り合わせることにより構成された撚り線である。ただし、操作線は、単一の線材により構成されていてもよい。
操作線は、特に限定されないが、例えば、低炭素鋼(ピアノ線)、ステンレス鋼(SUS)、耐腐食性被覆した鋼鉄線、チタン若しくはチタン合金、又はタングステンなどの金属線であることが挙げられる。
Note that the
The operating wire is, for example, a twisted wire configured by twisting a plurality of strands together. However, the operating wire may be composed of a single wire rod.
The operating wire is not particularly limited, but examples thereof include low carbon steel (piano wire), stainless steel (SUS), steel wire with corrosion-resistant coating, titanium or titanium alloy, or metal wire such as tungsten. .
〔第2実施形態〕
次に、図5(a)及び図5(b)を用いて第2実施形態を説明する。
本実施形態に係る医療器具は、以下に説明する点で、上記の第1実施形態に係る医療器具100と相違しており、その他の点では、上記の第1実施形態に係る医療器具100と同様に構成されている。
[Second embodiment]
Next, 2nd Embodiment is described using Fig.5 (a) and FIG.5(b).
The medical device according to this embodiment differs from the
本実施形態の薄肉部67は、例えば、固定部61との境界に位置する第1部分67aと、第1部分67aよりも固定部61から遠い側に位置する第2部分67bと、を有している。
そして、第2部分67bの肉厚は、固定部61側に向けて徐々に減少しており、第1部分67aの肉厚は、一定であるとともに、第2部分67bの肉厚以下である。
これにより、バルーン部材60が膨張する際に、薄肉部67の立ち上がりがより良好となる一方で、膨張したバルーン部材60において、軸方向における厚肉部66の外径の変化量が、薄肉部67と比べて更に抑制されることとなる。すなわち、膨張したバルーン部材60において、薄肉部67の形状と比べて、厚肉部66の形状は上記円柱形状(俵形状)に更に近い形状となる。
The
The thickness of the
As a result, when the
本実施形態の場合、一例として、第1部分67aと第2部分67bとは相互に連接されている。より詳細には、固定部61と第1部分67aとは相互に連接されており、第2部分67bと厚肉部66とは相互に連接されている。
よって、第1部分67aの肉厚が、薄肉部67の肉厚の最小値T3であり、第2部分67bの肉厚の最大値が、薄肉部67の肉厚の最大値T4である。したがって、第1部分67aの肉厚は、固定部61の肉厚T2と略同等であり、第2部分67bの肉厚の最大値は、厚肉部66の肉厚T1と略同等である。また、第2部分67bの肉厚の最小値は、第1部分67aの肉厚と略同等である。
また、第1部分67aの外径及び内径は、それぞれ軸方向における位置にかかわらず略一定である。第2部分67bの外径は、固定部61側に向けて徐々に減少している一方で、薄肉部67の内径は、軸方向における位置にかかわらず略一定である。
In the case of this embodiment, as an example, the
Therefore, the thickness of the
Also, the outer diameter and inner diameter of the
〔第3実施形態〕
次に図6(a)及び図6(b)を用いて第3実施形態を説明する。
本実施形態に係る医療器具は、以下に説明する点で、上記の第1及び第2実施形態に係る医療器具100と相違しており、その他の点では、上記の第1及び第2実施形態に係る医療器具100と同様に構成されている。
[Third embodiment]
Next, 3rd Embodiment is described using Fig.6 (a) and FIG.6(b).
The medical device according to this embodiment differs from the
本実施形態の薄肉部67は、第2実施形態と同様に、固定部61側に向けて徐々に肉厚が減少している第2部分67bと、肉厚が一定であるとともに、第2部分67bの肉厚以下である第1部分67aと、を有する。ただし、本実施形態の場合、第2実施形態の第2部分67bと比較して、第2部分67bの肉厚は固定部61側に向けて急唆に減少している。
これにより、膨張したバルーン部材60において、バルーン部材60の軸方向における厚肉部66の外径の変化量が、薄肉部67と比べて更に抑制されることとなる。すなわち、膨張したバルーン部材60において、薄肉部67の形状と比べて、厚肉部66の形状は上記円柱形状に更に近い形状となる。換言すると、膨張したバルーン部材60の形状が、軸方向に長尺な略俵形状となる。
なお、ここでいう急唆に減少しているとは、肉厚の変化量が、少なくとも当該肉厚が変化している領域の軸方向における寸法よりも大きいことを意味している。本実施形態の場合、肉厚の変化量は、例えば、当該肉厚が変化している領域の軸方向における長さ寸法の2倍以上であることが好ましい。このようにすることにより、膨張したバルーン部材60において、軸方向における薄肉部67の外径の変化量と比べて、軸方向における厚肉部66の外径の変化量をより抑制することができる。
本実施形態の場合、軸方向において、第2部分67bの寸法は、第1部分67aの寸法の1/5以下であることが好ましく、第1部分67aの寸法の1/10以下であることが更に好ましい。このようにすることにより、薄肉部67の肉厚の平均値を、厚肉部66の肉厚の平均値よりも、より小さい値に設定することができる。
As in the second embodiment, the
As a result, in the expanded
Note that the term "abruptly decreasing" as used herein means that the amount of thickness change is at least greater than the dimension in the axial direction of the area where the thickness is changing. In the case of this embodiment, it is preferable that the amount of change in thickness is, for example, twice or more the length dimension in the axial direction of the area where the thickness changes. By doing so, in the
In this embodiment, the dimension of the
また、本実施形態の場合、自然状態のバルーン部材60において、一方の面は厚肉部66及び薄肉部67(第2部分67b)によって段差が形成されて(不連続となって)おり、他方の面は当該一方の面よりも平滑となっている。
そして、バルーン部材60における、厚肉部66及び薄肉部67によって段差が形成されている側の面(上記一方の面)が、内面である。換言すると、当該段差が形成されている側の面が、管状体10の外周面に沿って配置されている。
これにより、膨張したバルーン部材60が生体管腔に対して固定されている状態において、バルーン部材60における、段差が形成されている側の面ではなく、平滑となっている面が生体管腔の内壁面にあたることとなるので、より低侵襲となる。
また、第1実施形態及び第2実施形態の場合も、自然状態のバルーン部材60における、厚肉部66及び薄肉部67によって段差(凹凸)が形成されている側の面が、内面であってもよい。
Further, in the case of this embodiment, in the
The surface of the
As a result, in a state in which the
In addition, in the case of the first embodiment and the second embodiment, the surface of the
本実施形態の場合、図6(a)及び図6(b)に示すように、厚肉部66の内周面は管状体10の外周面に沿って配置されている一方で、薄肉部67の内周面は管状体10の外周面から離間して配置されている。
また、第1部分67aの内周面に対する第2部分67bの内周面の傾斜角度は、例えば、略直角、もしくは、直角に近い鈍角である。
In the case of this embodiment, as shown in FIGS. 6A and 6B, the inner peripheral surface of the
Also, the inclination angle of the inner peripheral surface of the
〔第4実施形態〕
次に図7を用いて第4実施形態を説明する。
本実施形態に係る医療器具は、以下に説明する点で、上記の第1~3実施形態に係る医療器具100と相違しており、その他の点では、上記の第1~3実施形態に係る医療器具100と同様に構成されている。
[Fourth Embodiment]
Next, a fourth embodiment will be described with reference to FIG.
The medical device according to this embodiment differs from the
本実施形態も、第3実施形態と同様に、バルーン部材60における、厚肉部66及び薄肉部67によって段差が形成されている側の面(上記一方の面)が、管状体10の外周面に沿って配置されている。ただし、本実施形態の場合、管状体10の外周面において、少なくともバルーン部材60の厚肉部66と対応する部位は、相対的に細径となっており、周回状に形成された凹部10cを構成している。そして、図7に示すように、バルーン部材60が膨張する前の状態において、少なくとも厚肉部66は凹部10cの内部に収容されており、厚肉部66の外周面と薄肉部67の外周面とが互いに面一となっている。すなわち、バルーン部材60が膨張する前の状態において、バルーン部材60の外径が、軸方向における位置にかかわらず略一定となっている。
これにより、医療器具100が生体管腔の内部に挿入される際の摺動抵抗を低減することができるので、より低侵襲性に優れた構造の医療器具100を実現することができる。
なお、第1実施形態及び第2実施形態の場合も、管状体10の外周面には凹部10cが形成されており、バルーン部材60が膨張する前の状態において、少なくとも厚肉部66は凹部10cの内部に収容されるように構成されていてもよい。
In this embodiment, as in the third embodiment, the surface of the
As a result, the sliding resistance when the
In addition, in the case of the first embodiment and the second embodiment as well, the
また、例えば、バルーン部材60が膨張する前の状態において、厚肉部66及び薄肉部67が凹部10cの内部に収容されるようになっていてもよい。
本実施形態の場合、バルーン部材60が膨張する前の状態において、例えば、厚肉部66及び薄肉部67の第2部分67bが凹部10cの内部に収容されている。
より詳細には、図7に示す例では、凹部10cの形成深さは、例えば、厚肉部66の肉厚T1から薄肉部67の肉厚の最小値T3を差し引いた寸法と略同等の寸法に設定されている。軸方向において、凹部10cの寸法は、厚肉部66の寸法と第2部分67bの寸法との合計値と略同等の寸法に設定されている。また、凹部10cにおいて、第2部分67bと対応する部位の形成深さは、当該第2部分67bと同様に、固定部61側に向けて急唆に減少している。これにより、バルーン部材60が膨張する前の状態において、厚肉部66の外周面と薄肉部67の外周面とが互いに面一となる。
Further, for example, the
In the case of this embodiment, before the
More specifically, in the example shown in FIG. 7, the depth of formation of the
以上、図面を参照して各実施形態を説明したが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。 Although each embodiment has been described above with reference to the drawings, these are examples of the present invention, and various configurations other than those described above can be adopted.
例えば、上述において、管状体10の内壁が、複数のルーメンをそれぞれ画定している例を説明したが、本発明はこの例に限らず、複数のチューブが管状体10の内部に埋設されており、複数のチューブの内壁が、複数のルーメンをそれぞれ画定していてもよい。
For example, in the above description, an example in which the inner wall of the
また、上述において、本体部が管状体10である例を説明したが、本体部は、円筒状の筒状体(不図示)であってもよい。この場合、バルーン部材60は、筒状体の外周面に沿って設けられ、筒状体との間に流体が導入されることにより、筒状体の外方に向けて膨張する。そして、膨張したバルーン部材60の形状は、例えば、軸方向における寸法よりも径方向における寸法の方が大きい扁平な円筒状となる。このような形態であっても、厚肉部66及び薄肉部67の各々をバルーン部材60に設けることによって、生体管腔の内壁面と膨張したバルーン部材60の外周面との接触面積を良好に確保することができる。
Moreover, in the above description, an example in which the main body is the
また、上述において、各固定部61の上記一方の面が、それぞれ管状体10の外周面に対して固定されている例を説明したが、各固定部61は、例えば、少なくとも一方が折り返し部となっていてもよい。この場合、遠位端側の固定部61は近位端側に向けて折り返されており、近位端側の固定部61は遠位端側に向けて折り返されている。そして、膨張部62は、径方向における固定部61の外側に配置されている。
Further, in the above description, an example in which the one surface of each fixing
本実施形態は、以下の技術思想を包含する。
(1)管状体又は筒状体である本体部と、
前記本体部と同軸に前記本体部の外周面に沿って設けられており、流体が導入されることにより、前記本体部の外方に向けて膨張する筒状のバルーン部材と、
を備え、
前記バルーン部材は、軸方向における両端部の各々に、前記本体部の外周面に対して固定されている固定部を有し、
前記バルーン部材における前記固定部どうしの間の中間部は、前記本体部の外周面に対して非固定とされている膨張部であり、
前記軸方向における前記膨張部の両端部の各々は、相対的に薄肉に形成されている薄肉部であり、
前記軸方向における前記膨張部の両端部間の中間部は、相対的に厚肉に形成されている厚肉部である医療器具。
(2)前記固定部は、前記厚肉部よりも薄肉に形成されている(1)に記載の医療器具。
(3)前記固定部の肉厚は、前記薄肉部の肉厚以下である(2)に記載の医療器具。
(4)前記薄肉部の肉厚は、前記固定部側に向けて徐々に減少している(1)から(3)のいずれか一項に記載の医療器具。
(5)前記薄肉部は、前記固定部との境界に位置する第1部分と、前記第1部分よりも前記固定部から遠い側に位置する第2部分と、を有し、
前記第2部分の肉厚は、前記固定部側に向けて徐々に減少しており、
前記第1部分の肉厚は、一定であるとともに、前記第2部分の肉厚以下である(4)に記載の医療器具。
(6)前記軸方向における前記膨張部の寸法は、前記本体部の外径よりも大きい(1)から(5)のいずれか一項に記載の医療器具。
(7)前記軸方向において、前記厚肉部の寸法は、前記薄肉部の各々の寸法よりも大きい(1)から(6)のいずれか一項に記載の医療器具。
(8)前記膨張部は、前記軸方向において、前記固定部どうしの間に配置されている(1)から(7)のいずれか一項に記載の医療器具。
(9)前記本体部は、前記管状体であり、
前記管状体は、送液用の第1ルーメンと、前記バルーン部材に前記流体を供給するための第2ルーメンと、前記第2ルーメンと当該管状体の径方向外側の空間とを相互に連通させている横孔と、を有し、
前記横孔は、前記膨張部における近位側の部位と対応する位置に配置されている(1)から(8)のいずれか一項に記載の医療器具。
This embodiment includes the following technical ideas.
(1) a main body that is a tubular body or a cylindrical body;
a cylindrical balloon member provided along the outer peripheral surface of the main body coaxially with the main body and inflated outwardly of the main body by introduction of a fluid;
with
The balloon member has a fixing portion fixed to the outer peripheral surface of the body portion at each of both ends in the axial direction,
an intermediate portion between the fixed portions of the balloon member is an expansion portion that is not fixed to the outer peripheral surface of the body portion;
Each of both end portions of the expansion portion in the axial direction is a thin portion formed to be relatively thin,
A medical device according to claim 1, wherein an intermediate portion between both end portions of the inflatable portion in the axial direction is a thick portion formed relatively thick.
(2) The medical device according to (1), wherein the fixing portion is thinner than the thick portion.
(3) The medical device according to (2), wherein the fixing portion has a thickness equal to or less than the thickness of the thin portion.
(4) The medical device according to any one of (1) to (3), wherein the thickness of the thin portion gradually decreases toward the fixed portion.
(5) the thin portion has a first portion located at the boundary with the fixed portion and a second portion located farther from the fixed portion than the first portion;
The thickness of the second portion gradually decreases toward the fixed portion,
The medical device according to (4), wherein the thickness of the first portion is constant and is equal to or less than the thickness of the second portion.
(6) The medical device according to any one of (1) to (5), wherein the dimension of the expansion portion in the axial direction is larger than the outer diameter of the body portion.
(7) The medical device according to any one of (1) to (6), wherein the dimension of the thick portion is greater than the dimension of each of the thin portions in the axial direction.
(8) The medical device according to any one of (1) to (7), wherein the expanding portion is arranged between the fixing portions in the axial direction.
(9) the main body is the tubular body;
The tubular body has a first lumen for supplying liquid, a second lumen for supplying the fluid to the balloon member, and a space radially outside the tubular body and the second lumen for mutual communication. a lateral hole, and
The medical device according to any one of (1) to (8), wherein the lateral hole is arranged at a position corresponding to a proximal side portion of the inflatable portion.
10 管状体
10a 遠位端部
10c 凹部
11 マーカー
13 第1開口部
14 第2開口部
21 第1ルーメン
22 第2ルーメン
23 第3ルーメン
24 横孔
30 分岐部
30a 主部
30b 第1分岐部
30c 第2分岐部
30d 第3分岐部
31 送液用枝管
31a 送液用コネクタ
32 バルーン用枝管
32a バルーン用コネクタ
33 圧モニタ用枝管
33a 圧モニタ用コネクタ
33b 圧モニタ用キャップ
34 開閉部材
60 バルーン部材
61 固定部
62 膨張部
66 厚肉部
67 薄肉部
67a 第1部分
67b 第2部分
100 医療器具
10
Claims (9)
前記本体部と同軸に前記本体部の外周面に沿って設けられており、流体が導入されることにより、前記本体部の外方に向けて膨張する筒状のバルーン部材と、
を備え、
前記バルーン部材は、軸方向における両端部の各々に、前記本体部の外周面に対して固定されている固定部を有し、
前記バルーン部材における前記固定部どうしの間の中間部は、前記本体部の外周面に対して非固定とされている膨張部であり、
前記軸方向における前記膨張部の両端部の各々は、相対的に薄肉に形成されている薄肉部であり、
前記軸方向における前記膨張部の両端部間の中間部は、相対的に厚肉に形成されている厚肉部である医療器具。 a main body that is a tubular body or a cylindrical body;
a cylindrical balloon member provided along the outer peripheral surface of the main body coaxially with the main body and inflated outwardly of the main body by introduction of a fluid;
with
The balloon member has a fixing portion fixed to the outer peripheral surface of the body portion at each of both ends in the axial direction,
an intermediate portion between the fixed portions of the balloon member is an expansion portion that is not fixed to the outer peripheral surface of the body portion;
Each of both end portions of the expansion portion in the axial direction is a thin portion formed to be relatively thin,
A medical device according to claim 1, wherein an intermediate portion between both end portions of the inflatable portion in the axial direction is a thick portion formed relatively thick.
前記第2部分の肉厚は、前記固定部側に向けて徐々に減少しており、
前記第1部分の肉厚は、一定であるとともに、前記第2部分の肉厚以下である請求項4に記載の医療器具。 The thin portion has a first portion positioned at a boundary with the fixed portion and a second portion positioned farther from the fixed portion than the first portion,
The thickness of the second portion gradually decreases toward the fixed portion,
5. The medical device according to claim 4, wherein the wall thickness of the first portion is constant and is equal to or less than the wall thickness of the second portion.
前記管状体は、送液用の第1ルーメンと、前記バルーン部材に前記流体を供給するための第2ルーメンと、前記第2ルーメンと当該管状体の径方向外側の空間とを相互に連通させている横孔と、を有し、
前記横孔は、前記膨張部における近位側の部位と対応する位置に配置されている請求項1から8のいずれか一項に記載の医療器具。 The main body is the tubular body,
The tubular body has a first lumen for supplying liquid, a second lumen for supplying the fluid to the balloon member, and a space radially outside the tubular body and the second lumen for mutual communication. a lateral hole, and
9. The medical device according to any one of claims 1 to 8, wherein the lateral hole is arranged at a position corresponding to a proximal side portion of the inflatable portion.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021039141A JP2022138961A (en) | 2021-03-11 | 2021-03-11 | Medical appliance |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021039141A JP2022138961A (en) | 2021-03-11 | 2021-03-11 | Medical appliance |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022138961A true JP2022138961A (en) | 2022-09-26 |
Family
ID=83400176
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021039141A Pending JP2022138961A (en) | 2021-03-11 | 2021-03-11 | Medical appliance |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2022138961A (en) |
-
2021
- 2021-03-11 JP JP2021039141A patent/JP2022138961A/en active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6808524B2 (en) | Balloon alignment and collapsing system | |
KR101244962B1 (en) | Device for closing a natural or artificial anus | |
JP2008515567A (en) | Reinforced and drug-eluting balloon catheter and method for manufacturing the same | |
JP2009506839A (en) | Catheter with adjustable stiffness | |
JP6483941B2 (en) | Balloon, balloon catheter, and balloon manufacturing method | |
JP5242848B1 (en) | Balloon catheter with purge hole | |
WO2015101333A1 (en) | Guide catheter | |
US20100113967A1 (en) | Catheter with pressure sensor | |
JP2022138961A (en) | Medical appliance | |
EP1878453B1 (en) | Intra-aortic balloon pumping set | |
JPWO2013136636A1 (en) | Balloon catheter and stent delivery system | |
US20220088354A1 (en) | Balloon catheter | |
JP6682726B2 (en) | Balloon catheter for vascular occlusion | |
JP7301291B2 (en) | Catheter and oxygen partial pressure measurement method | |
JP7460810B1 (en) | balloon catheter | |
JP2019050861A (en) | Baloon catheter, and manufacturing method thereof | |
JP6840607B2 (en) | Balloon catheter | |
WO2017159039A1 (en) | Stent | |
JP2018149082A (en) | Medical long body | |
JP2014061191A (en) | Stent delivery system | |
JP2021142123A (en) | catheter | |
JP6877208B2 (en) | catheter | |
JP2018161415A (en) | Medical long body | |
JP2018158006A (en) | Balloon catheter | |
JP2019058332A (en) | Balloon catheter |