JP2022138393A - 上衣 - Google Patents

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晋司 田邊
Shinji Tanabe
美幸 高田
Miyuki Takada
彰乃 石原
Akino Ishihara
真知子 矢野
Machiko Yano
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【課題】着用時の快適性に優れるカバー付きの上衣を提供する。【解決手段】上衣10の前身頃12又は後身頃14は、第1連結部30を有する右側部26と、第1連結部30と連結可能な第2連結部32を有する左側部28と、を有し、襟16は第1連結部30と第2連結部32を跨ぐように設けられる。カバー24は、第1連結部30と連結可能な第3連結部66と、第2連結部32と連結可能な第4連結部68と、を有する。上衣10は、左右方向Hの中心から、左右方向Hの外側へそれぞれ離れた位置に配置された第1接続開始部50及び第2接続開始部52を備える。第1接続開始部50から右外側の範囲において右側部26と襟16が接続され、第2接続開始部52から左外側の範囲において左側部28と襟16が接続されており、第1接続開始部50から第2接続開始部52までの範囲において、右側部26と襟16、及び左側部28と襟16が、それぞれ互いに接続されていない状態を取り得る。【選択図】図9

Description

特許法第30条第2項適用申請有り ウェブサイトのアドレス: https://goldwin-od21s.libra.jpn.com/#/login 掲載日:令和2年6月26日 [刊行物等] ウェブサイトのアドレス: https://goldwin-od21s.libra.jpn.com/#/login 掲載日:令和2年7月2日 [刊行物等] ゴールドウイン 2021年春夏アウトドア・アスレチック合同内見会 開催日:令和2年7月7日 [刊行物等] ウェブサイトのアドレス: https://goldwin-od.libra.jpn.com/#/login 掲載日:令和2年11月30日 [刊行物等] 2021-2022 FALL/WINTER OUTDOOR & ATHLETIC COLLECTION 開催日:令和2年12月8日
本発明は、上衣に関する。
従来より、上衣として、抱っこ紐等を用いて乳幼児を抱っこ又はおんぶした状態で、乳幼児を覆うように着用する、補助布付きコートが知られている。このコートは、コート本体と、乳幼児を覆う補助布を備えている。
特許文献1には、後身頃の中央部が左右に開閉自在なコート本体と、後身頃の開閉部を覆うように、後身頃に着脱自在な補助布と、を有する、補助布付きコートが開示されている。後身頃は、中央付近で左右に分かれる後身頃片を有し、線ファスナによって中央付近を開閉できる。抱っこ紐により乳幼児をおんぶする際には、後身頃の線ファスナを開け、補助布を後身頃の裏面側に取り付け、抱っこ紐により乳幼児をおんぶして、補助付きコートを着用する。
特開2014-37663号公報
上記特許文献1の場合、後身頃の線ファスナを開け、後身頃片を左右に開いた際や、乳幼児をおんぶしてコートを着用するときに、後身頃片を左右に開いて補助布を取り付けた際に、後身頃片によって襟の中心に対し下方へ引っ張る力が作用する。当該力によって、襟が歪み、前身頃も上方へ引っ張られるので、身体に対する補助付きコートの位置がずれてしまい、補助付きコートの着心地が悪化する。また襟が歪むと、おんぶされている乳幼児の顔に襟がかかってしまう場合もある。このように上記特許文献1のような従来の補助付きコートは、着用者、及び着用者におんぶ又は抱っこされている乳幼児の、着用時の快適性が低下してしまう、という問題があった。
本発明は、着用時の快適性に優れるカバー付きの上衣を提供することを目的とする。
本発明は、前身頃と、後身頃と、前記前身頃と前記後身頃の上端に設けられた襟とを備える上衣であって、前記前身頃又は前記後身頃は、第1連結部を有する右側部と、前記第1連結部と連結可能な第2連結部を有する左側部と、を有し、前記襟は前記第1連結部と前記第2連結部を跨ぐように設けられ、前記第1連結部と連結可能な第3連結部と、前記第2連結部と連結可能な第4連結部と、を有するカバーと、前記上衣の左右方向の中心から、左右方向の外側へそれぞれ離れた位置に配置された第1接続開始部及び第2接続開始部と、を備え、前記第1接続開始部から右外側の範囲において前記右側部と前記襟が接続され、前記第2接続開始部から左外側の範囲において前記左側部と前記襟が接続されており、前記第1接続開始部から前記第2接続開始部までの範囲において、前記右側部と前記襟、及び前記左側部と前記襟が、それぞれ互いに接続されていない状態を取り得る、上衣である。
本発明による上衣は、着用時の快適性に優れる。
実施形態に係る上衣の使用状態を示す斜視図である。 実施形態に係る上衣の背面図である。 実施形態に係るカバーを取り外した状態の上衣の背面図である。 実施形態に係るカバーを取り外した状態の上衣の背面の部分拡大図である。 実施形態に係る上衣の後身頃の右側部を示す正面図である。 実施形態に係るカバーの正面図である。 図6におけるVII-VII断面図である。 実施形態に係る上衣の右側部と左側部を開いた状態の背面の部分拡大図である。 実施形態に係る上衣の右側部と左側部にカバーを取り付けた状態の背面の部分拡大図である。 実施形態に係る上衣の右側部と左側部にカバーを取り付け、第1ボタンと第2ボタンとを連結した状態の背面の部分拡大図である。 変形例に係る上衣の前身頃にカバーを取り付けた状態を示す正面図である。
本発明の実施形態は、以下の態様に関する。
[態様1]
前身頃と、後身頃と、前記前身頃と前記後身頃の上端に設けられた襟とを備える上衣であって、
前記前身頃又は前記後身頃は、
第1連結部を有する右側部と、
前記第1連結部と連結可能な第2連結部を有する左側部と、を有し、
前記襟は前記第1連結部と前記第2連結部を跨ぐように設けられ、
前記第1連結部と連結可能な第3連結部と、前記第2連結部と連結可能な第4連結部と、を有するカバーと、
前記上衣の左右方向の中心から、左右方向の外側へそれぞれ離れた位置に配置された第1接続開始部及び第2接続開始部と、を備え、
前記第1接続開始部から右外側の範囲において前記右側部と前記襟が接続され、前記第2接続開始部から左外側の範囲において前記左側部と前記襟が接続されており、
前記第1接続開始部から前記第2接続開始部までの範囲において、前記右側部と前記襟、及び前記左側部と前記襟が、それぞれ互いに接続されていない状態を取り得る、上衣。
カバーを取り付ける前の上衣は、第1連結部と第2連結部とが連結していることによって、右側部と左側部が一体化している。カバーを取り付ける際、第1連結部と第2連結部の連結を解除し、右側部と左側部をそれぞれ開く。その際、第1接続開始部から第2接続開始部までの範囲において右側部と襟は接続されていない状態を取り得る。右側部と襟が接続されていない状態において、右側部の上端は、右側部を右へ開いても、襟と離れて第1接続開始部を中心として回転方向へ動く。すなわち、襟の左右方向の中心を下方へ引っ張る力は作用しない。
同様に、左側部を左に開いた場合、第1接続開始部から第2接続開始部までの範囲において左側部と襟は接続されていない状態を取り得る。左側部と襟が接続されていない状態において、左側部の上端は、左側部を左へ開いても、襟と離れて第2接続開始部を中心として回転方向へ動く。すなわち、襟の左右方向の中心を下方へ引っ張る力は作用しない。
したがって右側部と左側部をそれぞれ開いてカバーを取り付けた場合に、襟の左右方向の中心を下方へ引っ張る力が作用しないため、上衣は、襟の変形を抑えることができる。襟の変形を抑えることによって、身体に対する上衣の位置ずれを防ぐことができ、また、おんぶ又は抱っこされている乳幼児の顔に襟がかかってしまうことを防ぐことができる。結果として本実施形態の上衣は、身体に対する上衣の位置ずれを抑制するので、着用時の快適性に優れる。
[態様2]
前記右側部及び前記左側部と、前記襟とを接合する襟付け接合部を備え、
前記襟付け接合部は、
前記第1接続開始部及び前記第2接続開始部のそれぞれから左右方向の外側の範囲において、前記右側部と前記襟、及び前記左側部と前記襟が、それぞれ接合されている接合部と、
前記第1接続開始部から前記第2接続開始部までの範囲において、前記右側部と前記襟、及び前記左側部と前記襟が、それぞれ互いに接合されていない非接合部と、
を有している、態様1に記載の上衣。
襟と、右側部及び左側部とは、それぞれ別部材であって、接合部で一体化されるので、上衣は、デザインの自由度が高い。上衣は、デザインの自由度が高いので、襟付け接合部を着用者の体形に合わせて適切に形成することができる。非接合部において右側部と襟とは接合されていないので、右側部を右へ開いても、襟の左右方向の中心を下方へ引っ張る力は作用しない。同様に、非接合部において左側部と襟とは接合されていないので、左側部を左へ開いても、襟の左右方向の中心を下方へ引っ張る力は作用しない。したがって右側部と左側部をそれぞれ開いてカバーを取り付けた場合に、襟の左右方向の中心を下方へ引っ張る力が作用しないため、本実施形態の上衣は、襟の変形を抑えることができる。
[態様3]
前記襟は、袋状であって、前記第1接続開始部から前記第2接続開始部までの範囲に前記襟の内部へ通じる出入口を有し、
前記第1連結部及び前記第2連結部は、前記出入口より上方へ突出した延長部をそれぞれ有し、
前記延長部のそれぞれは、前記出入口から前記襟の内部へ挿入可能である、態様1又は2に記載の上衣。
上衣は、第1連結部と第2連結部のそれぞれの延長部が襟の内部へ挿入されることによって、第1接続開始部から第2接続開始部までの範囲において襟と右側部及び左側部との間に、隙間が生じることを防ぐことができる。したがって、本実施形態の上衣は、第1接続開始部から第2接続開始部までの範囲において雨や風が上衣内へ侵入することによる快適性の低下を防ぐことができる。
[態様4]
前記第1連結部及び前記第2連結部は、スライダー部を有するスライドファスナであり、
前記スライダー部は、前記出入口から前記襟の内部に対し出入り可能である、態様3に記載の上衣。
本実施形態の上衣は、第1連結部及び第2連結部がスライドファスナであるので、第1連結部及び第2連結部から風が上衣内へ侵入することを防いで、快適性の低下を防ぐことができる。スライダー部は、出入口から襟の内部へ格納することができるので、カバーを取り外した状態におけるデザイン性に優れる。本実施形態の上衣は、スライドファスナの操作によって、右側部と左側部の連結及び解除、右側部及び左側部に対するカバーの着脱をすることができるので、操作性に優れる。
[態様5]
前記カバーは、長手方向及び幅方向を有するカバー本体を有し、
前記カバー本体は、
前記幅方向の一端に前記第3連結部が設けられ、前記幅方向の他端に前記第4連結部が設けられ、
長手方向の上部に、前記カバー本体と、前記右側部及び前記左側部と、の間に形成される開口を覆うフードを有し、
前記フードは、光が透過可能な窓が設けられている、態様1~4のいずれか1項に記載の上衣。
上衣は、第3連結部を第1連結部に、第4連結部を第2連結部に連結することによって、カバーを、右側部と左側部の間に装着することができる。カバーに設けられたフードは、雨天時に乳幼児の頭を覆うことによって、乳幼児が雨に濡れることを防ぐことができる。フードは、光を透過する窓を有するので、フードに覆われた乳幼児は外を視認することができ、外からの光がフード内に届くため、フード内を明るい状態にすることができる。乳幼児を抱っこした場合、上衣を着用した着用者は、フードで覆われた乳幼児の表情を窓を通じて見ることができ、乳幼児とコミュニケーションをとることができる。したがって、本実施形態に係る上衣は、着用時における着用者及び乳幼児の快適性に優れる。
[態様6]
前記フードは、前記幅方向の中央に配置され、前記窓を有する中央パネルと、前記中央パネルの前記幅方向の両側から前記中央パネルの厚さ方向へ延びる横パネルと、を有する、態様5に記載の上衣。
本実施形態の上衣は、フードが中央パネルと横パネルを有することによって、雨や風の侵入をより確実に防ぐことができるので、快適性に優れる。
[態様7]
前記カバー本体の上端の前記幅方向両側にそれぞれボタンを有する、態様5又は6に記載の上衣。
カバーを右側部及び左側部の間に取り付けた状態で、カバー本体の上端に設けられたボタンを互いに嵌めることによって、カバーは、右側部及び左側部により確実に固定することができる。本実施形態の上衣は、カバーを右側部及び左側部により確実に固定されることによって、身体と上衣の位置ずれを防止することができるので、着用時における快適性に優れる。
[態様8]
前記カバー本体は、前記フードを格納するポケットを内面に有する、態様5~7のいずれか1項に記載の上衣。
上衣は、晴天時など、使用していないフードを格納することができる。上衣は、使用していないフードがかさばらないため、着用した着用者の動作を妨げない。したがって、本実施形態の上衣は、着用時における快適性に優れる。本実施形態の上衣は、ポケットがカバー本体の内面に設けられているので、デザイン性を損なわずに着用することができる。
[態様9]
前記フードは、前記カバー本体の上端より下側の前記カバー本体の内面の位置に固定されており、
前記カバー本体は、前記上端から前記フードの固定位置までの範囲を摘まみ片とする、態様5~8のいずれか1項に記載の上衣。
ユーザーは、主に、乳幼児を抱っこする際、摘まみ片を把持して、乳幼児に対するカバーの位置を調整することができる。したがって本実施形態の上衣は、カバーを適した位置に調整することができるので、着用時の快適性に優れる。
[態様10]
前記摘まみ片は、水抜き穴を有する、態様9に記載の上衣。
上衣は、フード使用時において、摘まみ片とフードとの間に溜まる水を水抜き穴から排出することができる。したがって、上衣は、摘まみ片とフードとの間に水が溜まったままの状態になることを防ぐことによって、快適性の低下を抑制することができる。
[態様11]
前記フードは、前記フードの前記長手方向に伸縮する弾性部材を、幅方向の両側にそれぞれ有する、態様5~10のいずれか1項に記載の上衣。
上衣は、弾性部材を伸縮させることによって、フードの長手方向の長さを乳幼児に合わせて調節することができる。したがって、本実施形態の上衣は、フードの長手方向の長さを乳幼児のサイズに合わせることによって、雨や風の侵入を抑制することができるので、着用時の快適性に優れる。
[態様12]
前記右側部及び前記左側部によって、前記後身頃が形成されている、態様1~11のいずれか1項に記載の上衣。
従来のように、右側部及び左側部によって後身頃が形成されている上衣は、襟の左右方向の中心が下方へ引っ張られると、前身頃が上方へ引っ張られる。そうすると、上記上衣は、前身頃の首元によって、着用者の首を絞めつけることによって、着用者の快適性を損なってしまう。
本実施形態の上衣は、第1接続開始部から第2接続開始部までの範囲において右側部と襟、及び左側部と襟がそれぞれ接続されていない状態を取り得る。右側部と襟、及び左側部と襟がそれぞれ接続されていない状態において、上衣は、襟の左右方向の中心を下方へ引っ張る力が作用しない。したがって上衣は、襟の変形を抑え、着用者の首元を締め付けることを防止できるので、着用時の快適性に優れる。
<全体構成>
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1に示す上衣10は、互いに直交する丈方向L及び左右方向Hを有し、主にレインコートに適用されるが、本発明はこれに限らず、ダウンジャケットなどの防寒用衣服などにも適用できる。丈方向Lは、上衣10を着用者が着用したときの、着用者の丈の方向を意味し、鉛直方向と同義である。左右方向Hは、丈方向Lと直交する方向であり、水平方向と同義である。上衣10では、着用者の頭部に向かう向き及び側をそれぞれ丈方向Lの上向き及び上側とし、着用者の足部に向かう向き及び側をそれぞれ丈方向Lの下向き及び下側とする。また、着用者から見て右へ向かう向き及び側をそれぞれ左右方向Hの右向き及び右側とし、着用者から見て左へ向かう向き及び側をそれぞれ左右方向Hの左向き及び左側とする。また、上衣10では、着用者の身体に近い側を内側とし、着用者の身体に遠い側を外側とする。また、前、前面及び腹(腹側)、並びに、後、背面及び背(背側)は、着用者を基準とする。
本明細書において、接続とは、物と物が連続していることを意味し、接合はその下位概念である。接続は、物同士が一体である場合を含む。接合は、分離している物と物を繋ぎ合わせて一体化することを意味する。本明細書において接合は、縫合による場合に限らず、接着剤を用いる場合、及び熱融着による場合を含み、生地に合わせて適宜選択される。
上衣10は、前身頃12と、後身頃14と、襟16と、カバー24とを一体的に備える。上衣10は、生地で形成されている。生地を構成する繊維は特に限定されず、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレートなどのポリエステル繊維、ナイロン6、ナイロン66などのポリアミド繊維のような合成繊維、アセテート繊維のような半合成繊維、綿、麻及び羊毛のような天然繊維を単独で、又は2種以上を混合して使用できる。本実施形態における生地の形態としては特に限定されず、織物、編物、不織布等、目的に応じていずれの形態でも使用できる。本実施形態の生地は、ラミネーションやコーティング等により防水性が付与されていてもよい。生地は、撥水加工によって撥水性が付与されていてもよい。
前身頃12は、左右方向Hの中心に連結部22を備えている。連結部22は、スライドファスナを適用でき、前身頃12の裾から襟16を含む丈方向Lの全域に亘って設けられている。スライドファスナは、図示しないが、一対のテープ状部材と、これらのテープ状部材の長手に沿った端縁部に相互に向き合うようにそれぞれ配設された、一対のエレメント列と、これらの一対のエレメント列を開閉するスライダー部とを備えている。
図2に示すように、後身頃14は、右側部26と左側部28とで形成されており、左右方向Hの中央に、カバー24が取り外し可能に取り付けられている。右側部26と左側部28とは、後身頃14の左右方向Hの中心側に、それぞれ第1連結部30と、第1連結部30と連結可能な第2連結部32とを有する。右側部26と左側部28とは、図3に示すように、カバー24を取り外した状態において、第1連結部30と第2連結部32とを連結することによって、一体化される。第1連結部30と第2連結部32とは、上記スライドファスナを適用することができる。
図4に示すように、右側部26は、長手方向と幅方向とを有する生地で形成される。右側部26は、長手方向を丈方向L、幅方向を左右方向Hに沿うように配置される。右側部26は、左側の端縁に第1連結部30を有する。第1連結部30は、左側の端縁の丈方向Lの全域に亘って設けられている。右側部26は、丈方向Lの上端に、右側から順に、肩合わせ部34、襟付け部36及び延長部38を有する。肩合わせ部34は、右下がりに傾斜した外縁を有し、図示しないが、前身頃12の肩合わせ対応部と接合される。襟付け部36は、緩やかに下向きに凹となる外縁を有し、襟16と接合される。延長部38は、上側へ突出しており、襟付け部36の端縁から、さらに上側に突出した上端縁を有している。第1連結部30は、延長部38まで延びているのが好ましい。なお、右側部26の第1連結部30は、スライダー部44を有している。
左側部28は、右側部26と左右対称の生地で形成される。すなわち、左側部28は、右側部26の第1連結部30に対応する位置に第2連結部32を有し、丈方向Lの上端に左側から順に、肩合わせ部39と、襟付け部40(図3)と、図5に示す延長部42とを有する。肩合わせ部39は、図示しないが、前身頃12の肩合わせ部と接合される。
図5に示すように、襟16は、左右方向Hの中心側に配置された第1連結部30と第2連結部32を跨ぐように設けられている。襟16は、左右方向Hを長手方向とする生地で袋状に形成されている。襟16は、上側に生地を二つ折りにした折り目46を有し、下側において、襟付け部36、40と接合されている。上衣10は、襟16と、右側部26及び左側部28を接合する襟付け接合部48を備える。
襟付け接合部48は、第1接続開始部50、第2接続開始部52、接合部54と、非接合部56とを有する。第1接続開始部50は、襟16の左右方向Hの中心から右側へ離れた位置に配置されている。第2接続開始部52は、襟16の左右方向Hの中心から左側へ離れた位置に配置されている。
接合部54は、第1接続開始部50から右側の範囲、及び第2接続開始部52から左側の範囲にそれぞれ形成されている。接合部54は、第1接続開始部50から右側の範囲において右側部26と襟16を接合し、第2接続開始部52から左側の範囲において左側部28と襟16を接合している。すなわち、右側部26の襟付け部36と襟16とは、第1接続開始部50から右側の範囲において接合されており、左側部28の襟付け部と襟16とは、第2接続開始部52から左側の範囲において接合されている。
非接合部56は、第1接続開始部50から第2接続開始部52までの範囲であり、右側部26と襟16、及び左側部28と襟16を、それぞれ互いに接合しない。すなわち、右側部26と襟16、及び左側部28と襟16は、第1接続開始部50から第2接続開始部52までの範囲において、それぞれ接合されていない。右側部26は、襟付け部36の左端縁からさらに左側の部分、すなわち襟付け部36の左端縁から第1連結部30までが、襟16と非接合である。左側部28は、襟付け部40の右端縁からさらに右側の部分、すなわち襟付け部40の右端縁から第2連結部32までが、襟16と非接合である。右側部26の延長部38と、左側部28の延長部42は、互いに接合されていないことが好ましい。
襟16は、第1接続開始部50から第2接続開始部52までの範囲に出入口58を有する。出入口58は、襟16を形成する際に、生地を二つ折りにした折り目46と反対側の端縁同士を非接合とすることによって、形成される。右側部26及び左側部28の延長部38,42は、それぞれ、出入口58から襟16の内部へ、挿入されている。第1連結部30と第2連結部32を連結したスライダー部44は、第1連結部30及び第2連結部32が延長部38,42までそれぞれ延びていることによって、出入口58から襟16の内部へ進入することができる。スライダー部44は、襟16の内部に進入する場合に限らず、第1接続開始部50から第2接続開始部52までの範囲において、襟16の内側、すなわち着用者の身体側に進入し、配置されてもよい。襟16の左右両側に、第1ボタン60がそれぞれ設けられている。
図6に示すように、カバー24は、カバー本体62と、フード64とを備える。カバー本体62は、長手方向と幅方向とを有する生地で形成される。カバー本体62は、長手方向を丈方向L、幅方向を左右方向Hに沿うように配置される。カバー本体62を上衣10の背面側に配置した状態を基準に説明する。カバー本体62は、右側の端縁に第1連結部30と連結可能な第3連結部66を有し、左側の端縁に第2連結部32と連結可能な第4連結部68を有する。第3連結部66及び第4連結部68は、カバー本体62の丈方向Lの全域に亘って設けられている。第4連結部68はスライダー部69を有する。
カバー本体62の上端縁63は、左右両側に、上側に突出した突出片70を有する。突出片70は、互いに連結可能なスナップボタン72を有する。カバー本体62は、突出片70同士の間の上端縁63に、摘まみ片74が設けられている。摘まみ片74は、突出片70同士の間に、架け渡されるようにカバー本体62に設けられている。摘まみ片74は、カバー本体62の上端縁63から突出している。摘まみ片74は、水抜き穴76が形成されている。水抜き穴76は、摘まみ片74を貫通する複数の穴を有する。図7に示すように、カバー本体62は、内面にポケット78を有する。ポケット78は、丈方向Lの上側に開口を有し、フード64を格納し得る。カバー本体62の外面に、反射シート79を設けてもよい。反射シート79は、丈方向Lに沿って延びる線状であり、カバー本体62の左右両側にそれぞれ設けられている。
フード64は、カバー本体62に接合されている。フード64は、右側部26と左側部28の間に取り付けられた場合、カバー本体62と、右側部26及び左側部28との間に形成される丈方向Lの開口を覆うように設けられている。フード64は、中央パネル80と、一対の横パネル82とを備える(図6)。
中央パネル80は、左右方向Hの中央に配置されており、光を透過する窓84を有する。窓84は、透明シートで形成されている。透明シートは、例えば塩化ビニル樹脂シート、ポリエステル系シート、ポリエチレンシート、ポリプロピレンシートでもよい。中央パネル80は、上端の両側に、上側に突出した固定片83をそれぞれ有する。固定片83は、襟16の第1ボタン60と連結可能な第2ボタン85をそれぞれ有する。
横パネル82は、中央パネル80の左右両側にそれぞれ一体に設けられ、中央パネル80の厚さ方向へ延びている。フード64は、内面に丈方向Lに伸縮する弾性部材86を、左右両側にそれぞれ有する。弾性部材86は、ゴム紐であり、一端88が中央パネル80の上部に固定されている。弾性部材86の他端90は、横パネル82の下部に固定された留め具92に接続されている。弾性部材86の他端90は留め具92に挿入され、留め具92から引き出されている。弾性部材86の他端を引き出し、所望の長さとし、当該位置で弾性部材86を留め具92で固定することによって、弾性部材86の一端88と留め具92の間の長さを調整する。弾性部材86の一端88は、中央パネル80の上部に固定され、留め具92が中央パネル80の下部に固定されているので、フード64の左右両側の丈方向Lの長さが弾性部材86の一端と留め具92の間の長さに応じて変化する。弾性部材86は、中央パネル80から横パネル82にかけて重ねて設けられた保護パネル(図示しない)に覆われていてもよい。
上衣10は、さらに袖18と、着用者用フード20とを備えている(図1)。着用者用フード20は、襟16と一体に形成されている。着用者用フード20は、襟16に対し、取り外し可能に設けられてもよい。
<作用及び効果>
カバー24を取り付ける前の上衣10は、第1連結部30と第2連結部32とが連結していることによって、右側部26と左側部28が一体化している(図3及び図5)。
右側部26及び左側部28の延長部38,42は、それぞれ出入口58から襟16の内部へ挿入される。延長部38,42を襟16の内部へ挿入することによって、非接合部56において襟16と右側部26及び左側部28との間に、隙間が生じることを防ぐことができる。したがって、本実施形態の上衣10は、第1接続開始部50から第2接続開始部52までの範囲、すなわち非接合部56において雨や風が上衣10内へ侵入することによる快適性の低下を防ぐことができる。
第1連結部30及び第2連結部32をスライドファスナとすることによって、第1連結部30及び第2連結部32から風が上衣10内へ侵入することを防いで、快適性の低下を防ぐことができる。スライダー部44は、出入口58から襟16の内部へ格納することができるので、カバー24を取り外した状態におけるデザイン性に優れる(図5)。
カバー24を取り付ける際、スライダー部44を引き下げて、第1連結部30と第2連結部32の連結を解除し、右側部26と左側部28をそれぞれ開く(図8)。右側部26を右へ開く際、非接合部56において右側部26と襟16は接続されていない状態である。右側部26と襟16が接続されていない状態において、右側部26の上端は、右側部26を右へ開いても、襟16と離れて第1接続開始部50を中心として回転方向へ動く。すなわち、襟16の左右方向Hの中心を下方へ引っ張る力は作用しない。
同様に、左側部28を左に開いた場合、非接合部56において左側部28と襟16は接続されていない状態である。左側部28と襟16が接続されていない状態において、左側部28の上端は、左側部28を左へ開いても、襟16と離れて第2接続開始部52を中心として回転方向へ動く。すなわち、襟16の左右方向Hの中心を下方へ引っ張る力は作用しない。
したがって右側部26と左側部28をそれぞれ開いた状態において、襟16の左右方向Hの中心を下方へ引っ張る力が作用しないため、上衣10は、襟16の変形を抑えることができる。襟16の変形を抑えることによって、身体に対する上衣10の位置ずれを防ぐことができる。
さらに、第1連結部30に第3連結部66を連結し、第2連結部32に第4連結部68を連結して、カバー24を右側部26及び左側部28に取り付ける(図9)。カバー24の自重によって右側部26及び左側部28に下向きの力が作用するが、当該力は第1接続開始部50及び第2接続開始部52を起点とし、それぞれ接合部54に作用する。すなわちカバー24の自重によって、襟16の左右方向Hの中心を下方へ引っ張る力は作用しない。したがって、カバー24を取り付けた後においても、襟16の左右方向Hの中心を下方へ引っ張る力が作用しないため、上衣10は、襟16の変形を抑えることができる。
予めおんぶ紐(図示しない)によって乳幼児をおんぶした着用者は、上記のように後身頃14にカバー24を取り付けた上衣10を着用することによって、乳幼児をカバー24で覆うことができる(図1)。
以上より、上衣10は、襟16の変形を抑えることによって、着用者の身体に対する上衣10の位置ずれを防ぐことができると共に、おんぶされている乳幼児の顔に襟16がかかってしまうことを防ぐことができる。結果として本実施形態の上衣10は、身体に対する上衣10の位置ずれを抑制するので、着用時の快適性に優れる。
本実施形態の上衣10は、スライドファスナの操作によって、右側部26と左側部28の連結及び解除、右側部26及び左側部28に対するカバー24の着脱をすることができるので、使いやすさに優れる。右側部26の延長部38と、左側部28の延長部42が、互いに接合されていないことによって、右側部26と左側部28をより広く左右に開くことができるので、上衣10は使いやすさにより優れる。
カバー24を右側部26及び左側部28の間に取り付けた状態で、カバー本体62の上端に設けられたスナップボタン72を互いに嵌めることによって、カバー24は、右側部26及び左側部28により確実に固定することができる(図9)。本実施形態の上衣10は、カバー24を右側部26及び左側部28により確実に固定することによって、身体と上衣10の位置ずれを防止することができるので、着用時における快適性に優れる。
ユーザーは、摘まみ片74を把持して、乳幼児に対するカバー24の位置を調整することができる(図2)。したがって本実施形態の上衣10は、カバー24を適した位置に調整することができるので、着用時の快適性に優れる。
フード64は、図10に示すように、第2ボタン85を襟16の第1ボタン60に連結することによって、カバー本体62と、右側部26及び左側部28との間に形成される丈方向Lの開口を覆うことができる。したがってフード64は、雨天時に乳幼児の頭を覆うことによって、乳幼児が雨に濡れることを防ぐことができる。フード64は、光を透過する窓84を有するので、フード64に覆われた乳幼児は外を視認することができ、外からの光がフード64内に届くため、フード64内を明るい状態にすることができる。したがって、本実施形態に係る上衣10は、着用時における着用者及び乳幼児の快適性に優れる。さらにフード64は、中央パネル80と横パネル82を有することによって、雨や風の侵入をより確実に防ぐことができるので、快適性に優れる。
上衣10は、横パネル82に設けられた弾性部材86の長さを調節することによって、横パネル82の長さを短くすることができる。したがって、上衣10は、弾性部材86を伸縮させ、フード64の長手方向の長さを乳幼児に合わせて調節することによって、雨や風の侵入を抑制することができるので、着用時の快適性に優れる。
上衣10は、フード64使用時において、摘まみ片74とフード64との間に溜まる水を水抜き穴76から排出することができる。したがって、上衣10は、摘まみ片74とフード64との間に水が溜まったままの状態になることを防ぐことによって、快適性の低下を抑制することができる。
上衣10は、晴天時など、使用していないフード64を、カバー本体62の内面に設けられたポケット78に格納することができる(図7)。上衣10は、使用していないフード64がかさばらないため、着用した着用者の動作を妨げない。したがって、本実施形態の上衣10は、着用時における快適性に優れる。本実施形態の上衣10は、ポケット78がカバー本体62の内面に設けられているので、デザイン性を損なわずに着用することができる。
襟16と、右側部26及び左側部28とが、それぞれ別部材であって、接合部54で一体化されるので、上衣10は、デザインの自由度が高い。上衣10は、カバー24の外面に反射シート79を設けることによって、夜間等における視認性に優れる。
カバー24は、図11に示すように、前身頃12に取り付けることもできる。前身頃12は、右前身頃94と左前身頃96とを有する。右前身頃94は、カバー24の第4連結部68と連結可能な第5連結部98を有する。左前身頃96は、カバー24の第3連結部66と連結可能な第6連結部99を有する。第4連結部68を第5連結部98に、第3連結部66を第6連結部99に連結することによって、カバー24が前身頃12に取り付けられる。乳幼児を抱っこした場合、上衣10を着用した着用者は、フード64で覆われた乳幼児の表情を、窓84を通じて見ることができ、乳幼児とコミュニケーションをとることができる。
<変形例>
本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨の範囲において、適宜変更することができる。上記実施形態の場合、前身頃と、後身頃と、襟とは、接合部によって一体的に接合されている場合について説明したが、本発明はこれに限らない。すなわち前身頃と、後身頃と、襟とは、1つの生地で形成され、本来的に一体であってもよい。前身頃と、後身頃と、襟とを一体とした上衣は、第1接続開始部から第2接続開始部までの範囲において、右側部と襟、及び左側部と襟が、それぞれ互いに接続されていない状態を取り得ることによって、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
上記実施形態の場合、後身頃が右側部と左側部によって形成されている場合について説明したが、本発明はこれに限らず、前身頃が右側部と左側部によって形成されてもよい。すなわち本発明の上衣は、後開きの上衣に適用することができる。後開きの上衣において、前身頃が右側部と左側部によって形成されていることによって、右側部と左側部をそれぞれ開いた際に、襟の左右方向Hの中心を下方へ引っ張る力が作用しないため、上衣は、襟の変形を抑えることができる。したがって、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
上記実施形態の場合、第1連結部と第3連結部、及び第2連結部と第4連結部が連結可能な場合について説明したが、本発明はこれに限らず、さらに第1連結部と第4連結部、及び第2連結部と第3連結部が連結してもよい。
第1連結部は、複数の連結部を有してもよい。例えば、第1連結部は、第2連結部と連結する身頃用連結部と、第3連結部又は第4連結部と連結するカバー用連結部とを有してもよい。同様に、第2連結部は、複数の連結部を有してもよく、第1連結部と連結する身頃用連結部と、第3連結部又は第4連結部と連結するカバー用連結部とを有してもよい。
上記実施形態の場合、上衣は、着用者フード、及びフードを備える場合について説明したが、本発明はこれに限らず、着用者フード、及びフードを省略してもよい。
上記実施形態の場合、連結部は、スライドファスナである場合について説明したが、本発明はこれに限らず、ボタン、フック及び面ファスナの少なくとも一種を用いることとしてもよい。
10 上衣
12 前身頃
14 後身頃
16 襟
22 連結部
24 カバー
26 右側部
28 左側部
30 第1連結部
32 第2連結部
36 襟付け部
38 延長部
40 襟付け部
42 延長部
44 スライダー部
46 折り目
48、54 接合部
50 第1接続開始部
52 第2接続開始部
56 非接合部
58 出入口
60 第1ボタン
62 カバー本体
64 フード
66 第3連結部
68 第4連結部
68 上端縁
69 スライダー部
70 突出片
72 スナップボタン
74 摘まみ片
76 水抜き穴
78 ポケット
80 中央パネル
82 横パネル
83 固定片
84 窓
85 第2ボタン
86 弾性部材
H 左右方向
L 丈方向

Claims (12)

  1. 前身頃と、後身頃と、前記前身頃と前記後身頃の上端に設けられた襟とを備える上衣であって、
    前記前身頃又は前記後身頃は、
    第1連結部を有する右側部と、
    前記第1連結部と連結可能な第2連結部を有する左側部と、を有し、
    前記襟は前記第1連結部と前記第2連結部を跨ぐように設けられ、
    前記第1連結部と連結可能な第3連結部と、前記第2連結部と連結可能な第4連結部と、を有するカバーと、
    前記上衣の左右方向の中心から、左右方向の外側へそれぞれ離れた位置に配置された第1接続開始部及び第2接続開始部と、を備え、
    前記第1接続開始部から右外側の範囲において前記右側部と前記襟が接続され、前記第2接続開始部から左外側の範囲において前記左側部と前記襟が接続されており、
    前記第1接続開始部から前記第2接続開始部までの範囲において、前記右側部と前記襟、及び前記左側部と前記襟が、それぞれ互いに接続されていない状態を取り得る、上衣。
  2. 前記右側部及び前記左側部と、前記襟とを接合する襟付け接合部を備え、
    前記襟付け接合部は、
    前記第1接続開始部及び前記第2接続開始部のそれぞれから左右方向の外側の範囲において、前記右側部と前記襟、及び前記左側部と前記襟が、それぞれ接合されている接合部と、
    前記第1接続開始部から前記第2接続開始部までの範囲において、前記右側部と前記襟、及び前記左側部と前記襟が、それぞれ互いに接合されていない非接合部と、
    を有している、請求項1に記載の上衣。
  3. 前記襟は、袋状であって、前記第1接続開始部から前記第2接続開始部までの範囲に前記襟の内部へ通じる出入口を有し、
    前記第1連結部及び前記第2連結部は、前記出入口より上方へ突出した延長部をそれぞれ有し、
    前記延長部のそれぞれは、前記出入口から前記襟の内部へ挿入可能である、請求項1又は2に記載の上衣。
  4. 前記第1連結部及び前記第2連結部は、スライダー部を有するスライドファスナであり、
    前記スライダー部は、前記出入口から前記襟の内部に対し出入り可能である、請求項3に記載の上衣。
  5. 前記カバーは、長手方向及び幅方向を有するカバー本体を有し、
    前記カバー本体は、
    前記幅方向の一端に前記第3連結部が設けられ、前記幅方向の他端に前記第4連結部が設けられ、
    長手方向の上部に、前記カバー本体と、前記右側部及び前記左側部と、の間に形成される開口を覆うフードを有し、
    前記フードは、光が透過可能な窓が設けられている、請求項1~4のいずれか1項に記載の上衣。
  6. 前記フードは、前記幅方向の中央に配置され、前記窓を有する中央パネルと、前記中央パネルの前記幅方向の両側から前記中央パネルの厚さ方向へ延びる横パネルと、を有する、請求項5に記載の上衣。
  7. 前記カバー本体の上端の前記幅方向両側にそれぞれボタンを有する、請求項5又は6に記載の上衣。
  8. 前記カバー本体は、前記フードを格納するポケットを内面に有する、請求項5~7のいずれか1項に記載の上衣。
  9. 前記フードは、前記カバー本体の上端より下側の前記カバー本体の内面の位置に固定されており、
    前記カバー本体は、前記上端から前記フードの固定位置までの範囲を摘まみ片とする、請求項5~8のいずれか1項に記載の上衣。
  10. 前記摘まみ片は、水抜き穴を有する、請求項9に記載の上衣。
  11. 前記フードは、前記フードの前記長手方向に伸縮する弾性部材を、幅方向の両側にそれぞれ有する、請求項5~10のいずれか1項に記載の上衣。
  12. 前記右側部及び前記左側部によって、前記後身頃が形成されている、請求項1~11のいずれか1項に記載の上衣。
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