JP2022130032A - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Toshihiro Okamoto
伸 青木
Shin Aoki
輔宏 木村
Sukehiro Kimura
健司 永島
Kenji Nagashima
敏行 池應
Toshiyuki Ikeo
聡一郎 横田
Soichiro Yokota
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Abstract

【課題】移動体により移動される物体の位置情報を簡単に処理可能な情報処理装置を提供すること。【解決手段】本発明の一態様に係る情報処理装置は、移動体により移動される物体の位置情報を処理する情報処理装置であって、撮像部による撮像画像に基づいて取得される前記移動体の位置情報と、前記移動体による前記物体の保持又は非保持の何れか一方の状態を示す保持情報と、に基づいて取得される前記物体の位置情報を出力する出力部を有する。【選択図】図2

Description

本願は、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
従来、フォークリフト等の移動体により移動される貨物又はパレット等の物体の位置情報を処理する情報処理装置が知られている。
また、運搬機械の動きを直接的に検出する第1検出器から送信された第1信号と、運搬機械における物品の有無を検出する第2検出器から送信された第2信号とを用いて、運搬機械の稼働状況を分類する処理部を備え、運搬機械の位置を示す情報を用いて、分類された稼働状況ごとに、運搬機械の移動経路を示す情報を出力する構成が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1の装置では、複数の検出器からの信号を処理するため、物体の位置情報の処理が複雑化する場合がある。
本発明は、移動体により移動される物体の位置情報を簡単に処理可能な情報処理装置を提供することを課題とする。
本発明の一態様に係る情報処理装置は、移動体により移動される物体の位置情報を処理する情報処理装置であって、撮像部による撮像画像に基づいて取得される前記移動体の位置情報と、前記移動体による前記物体の保持又は非保持の何れか一方の状態を示す保持情報と、に基づいて取得される前記物体の位置情報を出力する出力部を有する。
本発明によれば、移動体により移動される物体の位置情報を簡単に処理可能な情報処理装置を提供できる。
倉庫内における物体の位置情報例を説明する図である。 実施形態に係る情報処理システムの全体構成例を示す図である。 実施形態に係るオンプレミスサーバのハードウェア構成例のブロック図である。 第1実施形態に係る情報処理システムの機能構成例のブロック図である。 第1実施形態に係るサーバによる処理例のフローチャートである。 物体位置情報の取得結果の第1例を示す図であり、図6(a)は位置マップを示す図、図6(b)は位置情報とタイムスタンプを示す図である。 物体位置情報の取得結果の第2例を示す図であり、図7(a)は区画を示す図、図7(b)は区画の位置情報と区画を示すバーコードを示す図である。 登録画面の一例を示す図である。 登録画面の他の例を示す図である。 フォークリフトによる物体の搬送先の表示例を示す図である。 物体の位置マップの表示画面例を示す図である。 物体を探索する際の表示画面例を示す図である。 第2実施形態に係る情報処理システムの全体構成例を示す図である。 第2実施形態に係る情報処理システムの機能構成例のブロック図である。 固定型カメラから視たフォークリフトを示す図である。 固定型カメラによる物体の追跡結果の表示画面例を示す図である。 第1変形例に係る情報処理システムの機能構成例のブロック図である。 第2変形例に係る情報処理システムの機能構成例のブロック図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一の構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
実施形態に係る情報処理装置は、移動体により移動される物体の位置情報を処理するものである。例えば、移動体はフォークリフトであり、物体はパレットを含む。実施形態に係る情報処理装置は、フォークリフトにより移動されるパレット等の物体の位置情報を処理して、物体の移動を認識し、また追跡する。
ここで図1は、倉庫内における物体の位置情報の一例を説明する図である。図1は、倉庫100の内部及び倉庫100の周辺を上方(天井側)から視た様子を示している。
倉庫100はターミナル倉庫(輸送の中継地において設置される倉庫)である。このターミナル倉庫には、クロスドッキング型と呼ばれる倉庫の形態がある。クロスドッキング型の倉庫では、商品ごとに複数のパレットが工場又は卸売業者等から入荷され、倉庫内に一時仮置きされる。その後、出荷の際に同じパレットの荷姿のまま、複数の種類のパレットが組み合わされ、小売店の方面別に出荷される。
図1において、倉庫100の周囲にはトラックヤード200がある。図1は、トラックヤード200にはトレーラーによって運ばれ、切り離されたコンテナ300や、トラックの荷台を倉庫に接続している様子を示している。フォークリフト10は、トラックヤード200に到着したトラックの荷台、或いはトレーラーによって運ばれたコンテナ300の少なくとも一方からパレット31を取出す。
その後、フォークリフト10は、仮置き場所40にパレット31を運び、仮置きする。その後、出荷の際には、フォークリフト10は、倉庫100内のトラックヤード200に近い場所にパレット31を運んで荷揃えした後、トラックの荷台又はコンテナ300にパレット31を積込む。
仮置き場所40では、出入りする商品の種類や量が日々変動することに対して柔軟にスペースを確保するために、商品ごとの区画が定められていないことが多い。一方で、複数の作業者が任意の場所にパレット31を仮置きするため、出荷の際には、仮置きされた複数のパレットの中から所望のパレットを探索する必要がある。
この探索作業を効率的に行うために、パレット31の仮置き場所を定めないことでスペースを有効活用しながら、倉庫100内でのパレット31の移動を認識し、また追跡することで可視化する情報処理システムが求められている。実施形態に係る情報処理装置は、一例として、このような情報処理システムで使用されるものである。
以下、実施形態に係る情報処理装置を有する情報処理システムについて説明する。
[第1実施形態]
(情報処理システム1の全体構成例)
図2は、第1実施形態に係る情報処理システム1の全体構成の一例を示す図である。図2に示すように、情報処理システム1は、フォークリフト10と、全天球カメラ20と、オンプレミスサーバ50とを有する。これらは、LAN(Local Area Network)等のネットワーク400を介して通信可能に接続されている。なお、ネットワーク400には、外部サーバ又は画像形成装置等の上記以外の装置が通信可能に接続されていてもよい。
フォークリフト10は、パレット31に載置された貨物32を保持し、保持した状態で搬送することで、パレット31及び貨物32を搬送する移動体の一例である。なお、移動体による搬送は、移動体による移動の一例である。またパレット31及び貨物32はそれぞれ物体の一例である。なお、以下では、パレット31及び貨物32を特に区別しない場合には物体30と総称する。また、フォークリフト10は複数のフォークリフトの総称表記であり、パレット31は複数のパレットの総称表記であり、貨物32は複数の貨物の総称表記である。
フォークリフト10は、作業者の運転操作に応じて物体30を搬送するものであってもよいし、作業者を介さず自動運転により物体30を搬送するものであってもよい。
全天球カメラ20は、フォークリフト10に設けられた撮像部の一例である。全天球カメラ20は、全天球カメラ20の周囲における360度の全方位を撮像可能なカメラである。方位20aは、全天球カメラ20が撮像可能な方位を示している。
全天球カメラ20が撮像する全天球画像(全方位画像)は撮像画像の一例である。但し、撮像部は全天球カメラ20に限定されるものではなく、フォークリフト10の周囲を撮像できるものであれば如何なるものであってもよい。また撮像画像も必ずしも全天球画像でなくてもよい。
全天球画像は、フォークリフト10から視た物体30の搬送方向11側の風景と、フォークリフト10から視た鉛直上方向12側の風景とが撮像された画像を含む。換言すると、搬送方向11はフォークリフト10の前方であり、鉛直上方向12はフォークリフト10の上方である。全天球カメラ20は全方位を撮像できるため、フォークリフト10の前方及び上方を1枚の画像に含んで撮像できる。なお、搬送方向11は移動方向の一例である。
全天球カメラ20は、フォークリフト10の屋根上、又はフォーク21を支持する支持部材22上に取り付けることが好ましい。これにより、フォークリフト10の前方及び上方を撮像するための視界を好適に確保できる。
全天球カメラ20は、無線による通信機能を有し、撮像した全天球画像を、ネットワーク400を介してオンプレミスサーバ50に送信する。
貨物32には、貨物32を示す識別情報の一例であるバーコード33が設けられている。このようなバーコードは、パレット31に設けられ、パレット31を示す識別情報として利用されてもよい。バーコード33は、バーコードリーダ等の読取器により読み取られ、読み取られた結果である識別情報は、ネットワーク400を介してオンプレミスサーバ50に送信される。なお、識別情報はバーコードに限らず、QRコード(登録商標)又はID(Identifier)番号等であってもよい。
オンプレミスサーバ50は、倉庫100内に設置され、フォークリフト10により搬送される物体30の位置情報を処理する情報処理装置の一例である。
オンプレミスサーバ50は、ネットワーク400を介して受信した全天球画像及び物体30を示す識別情報に基づき、物体30の位置情報を処理する。また複数の全天球カメラ20がそれぞれ撮像した全天球画像を用いることで、複数のフォークリフト10が保持する物体30の位置情報を取得できる。
(オンプレミスサーバ50のハードウェア構成例)
次に図3は、オンプレミスサーバ50のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。オンプレミスサーバ50はコンピュータにより構築される。
図3に示すように、オンプレミスサーバ50は、CPU(Central Processing Unit)501と、ROM(Read Only Memory)502と、RAM(Random Access Memory)503と、HD(Hard Disk)504と、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ505と、ディスプレイ506とを有する。またオンプレミスサーバ50は、外部機器接続I/F(Interface)508と、ネットワークI/F509と、データバス510と、キーボード511と、ポインティングデバイス512と、DVD-RW(Digital Versatile Disk Rewritable)ドライブ514と、メディアI/F516とを有する。
これらのうち、CPU501は、オンプレミスサーバ50全体の動作を制御する。ROM502は、IPL等のCPU501の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用される。
HD504は、プログラム等の各種データを記憶する。HDDコントローラ505は、CPU501の制御に従ってHD504に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。ディスプレイ506は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像等の各種情報を表示する。
外部機器接続I/F508は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。この場合の外部機器は、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリやプリンタ等である。ネットワークI/F509は、ネットワーク400を利用してデータ通信をするためのインターフェースである。バスライン510は、図3に示されているCPU501等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
キーボード511は、文字、数値、各種指示等の入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。ポインティングデバイス512は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行う入力手段の一種である。DVD-RWドライブ514は、着脱可能な記録媒体の一例としてのDVD-RW513に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。なお、DVD-RWに限らず、DVD-R等であってもよい。メディアI/F516は、フラッシュメモリ等の記録メディア515に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。
(情報処理システム1の機能構成例)
図4は、情報処理システム1の機能構成の一例を示すブロック図である。図4に示すように、オンプレミスサーバ50は、受信部51と、移動体位置取得部52と、保持情報取得部53と、識別情報取得部54と、時刻取得部55と、物体位置取得部56と、出力部57と、格納部58とを有する。
これら各部は、図3に示した各構成要素の何れかが、HD504からRAM503上に展開されたプログラムに従ったCPU501からの命令によって動作することで実現される機能、又は機能する手段である。
また、フォークリフト10には、全天球カメラ20と、送信部101とが設けられている。送信部101の機能は、フォークリフト10又は全天球カメラ20の何れか一方に設けられた電気回路で実現される他、ソフトウェア(CPU)によって実現することもできる。また複数の回路又は複数のソフトウェアによって実現されてもよい。
オンプレミスサーバ50は、全天球カメラ20による全天球画像に基づいて取得されるフォークリフト10の位置情報と、フォークリフト10による物体30の保持又は非保持の何れか一方の状態を示す保持情報とに基づいて、物体30の位置情報を取得する。そして、取得した物体30の位置情報を、出力部57を介して外部に出力できる。
受信部51は、全天球カメラ20が撮像し、送信部101を介して送信した全天球画像を、ネットワーク400を介して受信し、移動体位置取得部52及び保持情報取得部53のそれぞれに出力する。また受信部51は、バーコードリーダ等の読取器により読み取られた識別情報を、ネットワーク400を介して受信し、識別情報取得部54に出力する。
移動体位置取得部52は、入力した全天球画像に基づき、フォークリフト10の位置情報を演算により取得し、物体位置取得部56に出力する。
保持情報取得部53は、入力した全天球画像に基づき、フォークリフト10による物体30の保持又は非保持の何れか一方の状態を示す保持情報を演算により取得し、物体位置取得部56に出力する。
識別情報取得部54は、受信部51から識別情報を入力することで該識別情報を取得し、物体位置取得部56に出力する。但し、識別情報取得部54による識別情報の取得は、ネットワーク400を経由するものに限定されない。例えば、識別情報取得部54は、図3のキーボード511又はポインティングデバイス512を用いて管理者等のユーザが入力した識別情報を取得してもよいし、格納部58に予め格納された識別情報を取得してもよいし、外部機器接続I/F508を介して識別情報を取得してもよい。なお、管理者は情報処理システム1又は倉庫100の管理者である。
時刻取得部55は、受信部51が全天球画像及び識別情報を受信した時刻を示す情報を取得し、物体位置取得部56に出力する。
物体位置取得部56は、フォークリフト10の位置情報と、保持情報とに基づいて、物体30の位置情報を取得する。また、物体位置取得部56は、物体30の位置情報と、物体30を示す識別情報と、時刻情報とを相互に対応付け、出力部57を介して出力する。出力部57の出力先は、PC(Personal Computer)等の外部装置、ディスプレイ506等の表示装置、又はHD504等の記憶装置等である。
格納部58は、パレット31又は貨物32等の物体30を示す識別情報を格納できる。
(オンプレミスサーバ50による処理例)
図5は、オンプレミスサーバ50による処理の一例を示すフローチャートである。図5は、オンプレミスサーバ50が物体30の位置情報の取得開始操作を受け付けたタイミングをトリガーにした処理を示している。物体30の位置情報の取得開始操作は、図3におけるポインティングデバイス512等を用いて管理者等のユーザが行ったものである。
まず、ステップS51において、受信部51は、ネットワーク400を介して全天球画像及び識別情報を受信する。
続いて、ステップS52において、移動体位置取得部52は、入力した全天球画像に基づき、フォークリフト10の位置情報を演算により取得し、物体位置取得部56に出力する。
続いて、ステップS53において、保持情報取得部53は、入力した全天球画像に基づき、フォークリフト10による物体30の保持又は非保持の何れか一方の状態を示す保持情報を演算により取得し、物体位置取得部56に出力する。
続いて、ステップS54において、識別情報取得部54は、物体30を示す識別情報を入力することで取得し、物体位置取得部56に出力する。
続いて、ステップS55において、時刻取得部55は、受信部51が全天球画像及び識別情報を受信した時刻を示す情報を取得し、物体位置取得部56に出力する。
なお、ステップS52乃至S55の処理は、適宜順番を入れ替えてもよいし、それぞれが並行に行われてもよい。
続いて、ステップS56において、物体位置取得部56は、フォークリフト10の位置情報と、保持情報とに基づいて、物体30の位置情報を取得する。
続いて、ステップS57において、物体位置取得部56は、物体30の位置情報と、物体30を示す識別情報と、時刻情報とを相互に対応付け、出力部57を介して出力する。
続いて、ステップS58において、オンプレミスサーバ50は処理を終了するか否かを判定する。オンプレミスサーバ50は、ポインティングデバイス512等を介した管理者等のユーザによる終了操作に基づき、処理を終了するか否かを判定する。
ステップS58で、終了すると判定された場合には(ステップS58、Yes)、オンプレミスサーバ50は処理を終了する。一方、終了しないと判定された場合には(ステップS58、No)、オンプレミスサーバ50はステップS51以降の処理を再度行う。
このようにして、オンプレミスサーバ50は物体30の位置情報を処理し、物体30の位置情報を取得できる。
(物体位置情報の取得結果例)
図6は、物体位置情報の取得結果の第1例を示す図である。図6(a)は位置マップを示す図、図6(b)は位置情報とタイムスタンプを示す図である。
図6(a)に示す位置マップ61は、全天球カメラ20が撮像した全天球画像に基づいて、移動体位置取得部52が作成したものである。移動体位置取得部52は、3次元座標情報を含む点群を取得し、この点群を2次元平面に投影することで位置マップ61を作成する。
位置マップ61は、例えば1台のフォークリフト10の移動に応じて作成され、全てのフォークリフト10の位置情報の取得(自己位置認識)において使用される。これにより、同一座標系において複数のフォークリフト10の各位置を表現できる。
全天球画像等の撮像画像に基づく位置マップ61の作成方法には、例えば、地図作成と自己位置認識の同時実行技術(SLAM:Simultaneous Localization and Mapping)を適用できる(例えば、「解説 SLAMの現状と今後の展望,」、友納正裕、原祥尭、システム/制御/情報, 2020年64巻2号 p.45-50、https: //www.jstage.jst.go.jp /article/isciesci /64 / 2 /64_45/_article/-char/ja/を参照)。このような撮像画像に基づく自己位置認識は、屋内環境のように撮像画像が安定取得できる場合において、GPSや加速度センサを用いる他の位置取得方法より高い精度で位置情報を取得できる。
クロスドッキング型の倉庫で多い平置き型の倉庫では、パレット31の入出荷に伴う物体30の位置変化に応じて、位置マップ61が変化しやすい。位置マップ61の変化は、位置情報の取得処理を複雑にする場合がある。なお、平置き型の倉庫とは、棚等の構造物が少なく、パレット31又は貨物32を床面に置くタイプの倉庫をいう。
一方、倉庫は天井の高さが5[m]等と高いことが多く、天井側である上方の視界を確保しやすい。そのため、実施形態では、全天球カメラ20が撮像した全天球画像のうちの上方向を示す画像を用いて位置マップ61を作成し、フォークリフト10の位置情報を取得する。これにより、時間変化を抑制した位置マップ61を用いて、処理が複雑になることなく、フォークリフト10の位置情報を取得できる。
また、保持情報取得部53は、フォークリフト10による物体30の保持情報を取得するために、全天球画像のうちの前方を示す画像を使用する。これにより、全天球カメラ20が撮像した1つの全天球画像を用いて、フォークリフト10の位置情報を取得するとともに物体30の保持情報を取得可能となる。
なお、保持情報取得部53は、保持情報を取得するために、全天球画像以外の情報を使用することもできる。全天球画像以外の情報には、例えば、接触センサ、赤外線センサ、超音波センサ、測距センサ又は荷重センサ等による検出情報が挙げられる。保持情報取得部53は、全天球画像又は各センサによる検出情報を組み合わせて保持情報を取得することもできる。但し、処理を簡単に行う観点では、フォークリフト10の位置情報と保持情報とを1つの全天球画像から取得可能な全天球カメラ20を使用することがより好ましい。
物体位置取得部56は、位置マップ61に示すフォークリフト10の位置情報のうち、保持情報が保持から非保持に変化した位置を用いることによって、物体30の位置を示す位置マップ62を取得できる。図6(a)に示す位置マップ61は、物体30の位置情報を示すものとも言えるため、図6(a)では位置マップ62を括弧付きで表示している。
また、図6(b)に示す位置テーブル63は、物体30の位置を示す点群の3次元座標と、該3次元座標が取得された時の時刻を示すタイムスタンプ64とを含むテーブルである。位置テーブル63は、物体位置取得部56が作成したものである。タイムスタンプ64は、時刻取得部55が取得した時刻情報の一例である。物体位置取得部56は、物体30の位置情報と時刻情報とを対応付けた位置テーブル63を、出力部57を介して出力できる。
物体位置取得部56は、所定時間が経過した後の点群の情報は除外し、新しい点群の情報を用いて位置テーブル63を更新する。これにより、上方の視界確保が難しく、水平方向の視界に頼らざるを得ない場合においても、フォークリフト10の周囲状態の変化に対応して、フォークリフト10の位置情報及び物体30の位置情報を好適に取得可能になる。但し、フォークリフト10の動きが少ない場合には、新たな取得点群が少ないので、点の数が減少する場合がある。これに対しては、位置テーブル63に示す点群の情報が減少し過ぎないように、フォークリフト10の移動量に応じて、移動量が少ないときにはテーブル63の更新頻度を下げることで、点が減少しすぎないようにすると好適である。
倉庫100内で複数の物体30の各位置を追跡するために、物体30に付与されたバーコード等の識別情報が使用される。物体30を示す識別情報は、物体30の初期位置情報とともに格納部58に格納される。
物体30を示す識別情報として、フォークリフト10がパレット31をコンテナ300等から取出し、パレット31を一旦仮置きする際に、貨物32又はパレット31に付与されているバーコード等が読み取られたものが格納部58に格納される。このような格納を初期登録という。本実施形態では、初期登録される物体30を示す識別情報に加え、物体位置取得部56が取得した物体30の位置情報を対応付けて格納部58に格納させることができる。
ここで、倉庫100内で複数の物体30の各位置を追跡するためのより簡易的な方法の一例を、図7を参照して説明する。図7は、物体位置情報の第2例を示す図である。図7(a)は区画を示す図、図7(b)は位置情報と区画を示すバーコードを示す図である。
図7(a)に示す区画A、B、C及びDは、倉庫100内で予め定められた位置範囲を示すものである。区画A、B、C及びDの各区画内で物体30を初期登録するための作業が行われる。
読取器を用いて物体30を示すバーコードを読み取った前後の何れか一方のタイミングで、区画A、B、C及びDを示すバーコードを読み取ることで、物体30と各区画を示す位置座標を対応付けることができる。その後、フォークリフト10により物体30を搬送する場合に、どの物体30が搬送されているかの識別情報を含めて物体30の位置を追跡可能になる。図7(b)に示すテーブル71は、区画を示すID番号と、区画の位置情報と、区画を示すバーコードとを対応付けて示している。
各区画を示すバーコードは、初期登録を行う作業者が読取器を用いて読み取り可能なように、印刷されて該作業者により携帯される。或いは倉庫100内の床や柱、又はフォークリフト10に貼付される。これにより、物体30を示すバーコードを読み取る作業を行う前後のタイミングで、各区画のバーコードを容易に読取可能となる。
図8は、物体30の初期位置を作業者が登録するための画面の一例を示す図である。例えば、物体30を示すバーコードを読み取るためのモバイル端末がフォークリフト10上に取り付けられており、作業者はこのモバイル端末を用いて登録作業を行う。図8に示す登録画面81は、モバイル端末が表示する画面である。また、図7に示した簡易的な方法で読み取った情報をモバイル端末に表示し、貨物32の入荷又は出荷の何れかを示す情報を作業者に選択させたり、物体30及び区画の各ID番号の確認のみを作業者に求めたりすることもできる。
図9は、物体30の初期位置を作業者が登録するための画面の他の例を示す図である。図9に示す登録画面91は、モバイル端末の表示画面であり、区画を示すバーコード92を表示している。登録画面91に、貨物32の入荷又は出荷の何れかの状態や、初期位置の候補である区画を示すバーコードを表示し、その中から適したバーコードを作業者が読取器を用いて読み取ることで、初期位置を登録することもできる。
図10は、フォークリフト10による物体30の搬送先の表示画面の一例を示す図である。表示画面93は位置マップ94を表示している。位置マップ94は搬送元位置95と、搬送先位置96とを含む。搬送元位置95は搬送元の位置を示し、搬送先位置96は搬送先の位置を示す。予め登録した仮置き場所等の位置を画面に表示することで、より作業しやすい情報を提供できる。
図11は、物体30の位置マップを表示する画面の一例を示す図である。表示画面111は、フォークリフト10に設けられたモバイル端末に表示される画面であってもよいし、オンプレミスサーバ50のディスプレイ506に表示される画面であってもよい。
オンプレミスサーバ50は、物体30が倉庫100内で初期登録された後、出荷時にバーコードが読み取られるまでの期間において、全ての物体30を示すID番号112又は113等を、それぞれの位置座標情報をもとにマップ上に表示する。
図12は、物体30を探索する際に表示する画面の一例を示す図である。表示画面121は、フォークリフト10に設けられたモバイル端末に表示される画面であってもよいし、オンプレミスサーバ50のディスプレイ506に表示される画面であってもよい。
物体30を探索する際に、搬送を行う作業者が探索したいパレット31のID番号を入力すると、表示画面121は、対応するパレット31の位置を示すマーク122を位置マップ123上に表示する。この際に、位置を表示するパレット31は1つに限らず、複数のパレット31のID番号を順に入力して、複数のパレット31の各位置が一括で表示されるようにしてもよい。
(オンプレミスサーバ50の作用効果)
以上説明したように、本実施形態に係る情報処理システム1が有するオンプレミスサーバ50(情報処理装置)は、フォークリフト10(移動体)により搬送(移動)される物体30の位置情報を処理するものである。
オンプレミスサーバ50は、全天球カメラ20(撮像部)による全天球画像(撮像画像)に基づいて取得されるフォークリフト10の位置情報と、フォークリフト10による物体30の保持又は非保持の何れか一方の状態を示す保持情報と、に基づいて取得される物体30の位置情報を出力する。
画像に基づいてフォークリフト10の位置情報を取得するため、例えば屋内に複数の無線通信タグを設置し、移動体に受信機等のデバイスを設置する方法に比べて、最小のデバイス構成で実現できる。これにより、フォークリフト10により搬送される物体30の位置情報を簡単に処理可能なオンプレミスサーバ50を提供できる。
また本実施形態では、保持情報取得部53は、全天球画像に基づいて保持情報を取得する。これにより、1つの全天球画像を用いて、フォークリフト10の位置情報と、保持情報と、を取得できるため、物体30の位置情報をより簡単に処理できる。
また本実施形態では、全天球画像は、フォークリフト10に設けられた全天球カメラ20が撮像した画像である。これにより、倉庫100の内部又は外部でのフォークリフト10の移動に応じて全天球カメラ20による撮像範囲が変化するため、倉庫100の内部又は外部におけるより広い範囲を撮像可能になる。
また本実施形態では、全天球画像は、フォークリフト10から視た物体30の搬送方向11側の風景と、フォークリフト10から視た鉛直上方向12側の風景と、が撮像された画像を含む。視界を確保しやすい倉庫の天井側の風景を撮像した画像から、フォークリフト10の位置情報を簡単な処理で取得できる。またフォークリフト10の搬送方向11側の風景における物体30の保持又は非保持を示す保持情報を取得できる。これにより、簡単な情報処理システム1の構成で、物体30の位置を正確に認識し、また追跡できる。
また本実施形態では、オンプレミスサーバ50は、保持情報又はフォークリフト10の位置情報の少なくとも一方を受信する受信部51を有する。受信した保持情報又はフォークリフト10の位置情報の少なくとも一方を用いて、物体30の位置情報を取得可能になる。受信部51は、無線通信によりこれらの情報を受信すると、複雑な配線を省略できるため、より好適である。
また本実施形態では、物体30の位置に対応するタイムスタンプ64(時刻を示す情報)をさらに出力する。これにより、物体30の位置をより認識しやすく、また追跡しやすくなる。
また本実施形態では、オンプレミスサーバ50は、物体30を示す識別情報を取得し、物体30の位置情報に対応付けて識別情報を出力する。これにより、複数の物体30の各位置をより認識しやすく、また追跡しやすくなる。
[第2実施形態]
次に第2実施形態に係る情報処理システム1aについて説明する。なお、第1実施形態で説明した同一の構成部には同一の部品番号を付し、重複する説明を適宜省略する。
図13は、情報処理システム1aの全体構成の一例を示す図である。図13に示すように、情報処理システム1aは、固定型カメラ60と、オンプレミスサーバ50aとを有する。
ここで、倉庫では、フォークリフト10以外にもハンドパレットトラックと呼ばれる、人が簡易に扱えるパレット搬送機器が使われる場合がある。本実施形態では、全天球カメラ20が設けられていないハンドパレットトラックにより物体30の位置が変更された場合にも、固定型カメラ60による撮像画像に基づいて、物体30の位置を認識し、追跡可能にする。
固定型カメラ60は、倉庫100の天井付近等に設けられ、天井側から床側に向けて倉庫100内を撮影するカメラである。固定型カメラ60の種類には、特段の制限はないが、広い範囲を撮像できるものが好ましく、180度程度の画角を持つ半天球(魚眼カメラ)がより好ましい。固定型カメラ60が設置される台数は1台であっても複数台であってもよい。本実施形態では、固定型カメラ60は複数台設けられているものとし、固定型カメラ60は複数の固定型カメラの総称表記とする。
(情報処理システム1aの機能構成例)
図14は、情報処理システム1aの機能構成の一例を示すブロック図である。図14に示すように、天井500には、固定型カメラ60と、天井用物体位置取得部501と、送信部502とが設けられている。
天井用物体位置取得部501及び送信部502の各機能は、天井500又は固定型カメラ60の何れか一方に設けられた電気回路で実現される他、これらの機能の一部をソフトウェア(CPU)によって実現することもできる。またこれらの機能は複数の回路又は複数のソフトウェアによって実現されてもよい。
ここで、固定型カメラ60は、フォークリフト10以外に設けられ、フォークリフト10又は物体30の何れか一方の周囲を撮像する第2撮像部の一例である。固定型カメラ60が撮像した画像は第2撮像画像の一例である。
天井用物体位置取得部501は、固定型カメラ60が撮像した画像に基づき、フォークリフト10以外による搬送された物体30の位置情報を取得し、送信部502を介してオンプレミスサーバ50aに送信する。固定型カメラ60が撮像した画像に基づいて、天井用物体位置取得部501が取得した物体30の位置情報は、第2位置情報の一例である。
フォークリフト10には、移動体位置取得部102と、保持情報取得部103とが設けられている。フォークリフト10はシングルボードコンピュータを備え、全天球カメラ20に有線接続している。移動体位置取得部102及び保持情報取得部103の各機能は、このシングルボードコンピュータで実現される。
ここで、全天球カメラ20は、フォークリフト10に設けられた第1撮像部の一例である。全天球カメラ20が撮像した全天球画像は第1撮像画像の一例である。
移動体位置取得部102は、全天球カメラ20が撮像した画像に基づき、フォークリフト10の位置情報を取得し、送信部101を介してオンプレミスサーバ50aに送信する。
保持情報取得部103は、全天球カメラ20が撮像した画像に基づき、フォークリフト10による物体30の保持又は非保持の何れか一方の状態を示す保持情報を取得し、送信部101を介してオンプレミスサーバ50aに送信する。
オンプレミスサーバ50aは、物体位置取得部56aを有する。物体位置取得部56aは、受信部51を介して受信したフォークリフト10の位置情報と、保持情報とに基づき、フォークリフト10が搬送する物体30の位置情報を取得する。全天球カメラ20が撮像した全天球画像に基づいて取得された物体30の位置情報は、第1位置情報の一例である。
また物体位置取得部56aは、受信部51を介してフォークリフト10以外が搬送する物体30の位置情報を取得できる。固定型カメラ60が撮像した画像に基づいて取得された物体30の位置情報は、第2位置情報の一例である。物体位置取得部56aは、取得した物体30の位置情報を、出力部57を介して出力できる。
物体30の位置を認識し、追跡するためには、固定型カメラ60の位置と、物体30の位置との間で3次元座標系を一致させることが好ましい。この方法としては、3次元座標情報が既知であるマーカを倉庫100の床に貼り付けて固定型カメラ60により認識することで、3次元座標系を一致させる方法が挙げられる。また、自己位置を認識しているフォークリフト10の3次元座標情報を用いて固定型カメラ60の位置を初期登録することで、3次元座標系を一致させる方法もある。
図15は、固定型カメラ60から視たフォークリフト10を示す図である。図15に示すように、フォークリフト10には、識別マーカ15が設けられている。識別マーカ15には、天井500からの認識が容易な2次元コードが好ましい。固定型カメラ60は、識別マーカ15を認識して固定型カメラ60の位置を初期登録することで、3次元座標系を一致させることができる。
(物体30の位置情報の取得結果例)
図16は、固定型カメラ60による物体30の追跡結果を表示する画面の一例を示す図である。表示画面161は、フォークリフト10に設けられたモバイル端末に表示される画面であってもよいし、オンプレミスサーバ50のディスプレイ506に表示される画面であってもよい。
図16に示すように、表示画面161は、撮像画像画面162と、カメラ位置マップ画面163とを含む。撮像画像画面162は、固定型カメラ60が撮像した画像を表示するものであり、静止画だけでなく動画も表示可能である。カメラ位置マップ画面163は、固定型カメラ60の位置を示すものである。カメラ位置マップ画面163が含むカメラマーク164は、複数の固定型カメラ60の位置を示している。
撮像画像画面162は、図16に矢印で示したX方向及びY方向のそれぞれにスクロールできる。物体30の搬送を行う作業者は、カメラ位置マップ画面163を視認しながら、複数の固定型カメラ60のうち、撮像画像を表示したい固定型カメラ60を選択できるようになっている。
また、図16における165は早送りボタン、166はスクロールバーである。探索対象となる物体30のID番号について、最後にその場所に置かれた時刻に動画の再生をジャンプできる頭出し機能を設けることもできる。頭出し機能により、その後にフォークリフト10以外による物体30の移動があった場合にも、追跡のための再生を効率的に行える。
(情報処理システム1aの作用効果)
以上説明したように、本実施形態に係る情報処理システム1aは、固定型カメラ60を有する。これにより、全天球カメラ20が設けられていないハンドパレットトラック等により物体30の位置が変更された場合にも、固定型カメラ60による撮像画像に基づいて、物体30の位置を認識し、追跡できる。
[変形例]
図17は、第1変形例に係る情報処理システム1bの機能構成の一例を示すブロック図である。図17に示すように、情報処理システム1bは、クラウドサーバ50bと、入出力端末600と、ネットワークスイッチ700とを有する。入出力端末600と、クラウドサーバ50bとはインターネット800を介して通信可能に接続されている。
クラウドサーバ50bは、倉庫100外に設置された外部サーバである。クラウドサーバ50bは、図3に示したオンプレミスサーバ50と同様のハードウェア構成を有する。
入出力端末600は、入出力部601と、送受信部602を有する。入出力端末600は、例えば第1実施形態で説明したフォークリフト10上に取り付けられたモバイル端末である。ネットワークスイッチ700は、ネットワーク400とインターネット800とを切替可能なスイッチである。
実施形態に係る情報処理システムは、図17に示すように構成することもできる。
図18は、第2変形例に係る情報処理システム1cの機能構成の一例を示すブロック図である。図18に示すように、情報処理システム1cは、フォークリフト10cを有する。フォークリフト10cは、センサ104と、保持情報取得部103bとを有する。
センサ104は、接触センサ、赤外線センサ、超音波センサ、測距センサ又は荷重センサのうちの少なくとも1つのセンサである。センサ104は、保持情報を取得するためのデータ又は信号を検出する。
保持情報取得部103bは、センサ104が検出したデータ又は信号に基づき保持情報を取得できる。
実施形態に係る情報処理システムは、図18に示すように構成することもできる。
以上、実施形態を説明してきたが、本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
移動体の一例としてフォークリフトを示したが、これに限定されるものではない。例えば自動搬送車又はドローン等であってもよい。
また、実施形態は情報処理方法を含む。例えば、情報処理方法は、移動体により移動される物体の位置情報を処理する情報処理装置による情報処理方法であって、撮像装置による撮像画像に基づいて取得される前記移動体の位置情報と、前記移動体による前記物体の保持又は非保持の何れか一方の状態を示す保持情報と、に基づいて取得される前記物体の位置情報を出力する工程を含む。このような物体検出方法により上述した情報処理システムと同様の効果を得ることができる。
また、実施形態はプログラムを含む。例えば、プログラムは、移動体により移動される物体の位置情報を処理する情報処理装置で動作するプログラムであって、撮像装置による撮像画像に基づいて取得される前記移動体の位置情報と、前記移動体による前記物体の保持又は非保持の何れか一方の状態を示す保持情報と、に基づいて取得される前記物体の位置情報を出力する処理をコンピュータに実行させる。このようなプログラムにより上述した情報処理システムと同様の効果を得ることができる。
なお、実施形態の説明で用いた序数、数量等の数字は、全て本発明の技術を具体的に説明するために例示するものであり、本発明は例示された数字に制限されない。また、構成要素間の接続関係は、本発明の技術を具体的に説明するために例示するものであり、本発明の機能を実現する接続関係をこれに限定するものではない。
また、機能ブロック図におけるブロックの分割は一例であり、複数のブロックを一つのブロックとして実現する、一つのブロックを複数に分割する、及び/又は、一部の機能を他のブロックに移してもよい。また、類似する機能を有する複数のブロックの機能を単一のハードウェア又はソフトウェアが並列又は時分割に処理してもよい。また複数のコンピュータに一部又は全部の機能を分散させてもよい。
1 情報処理システム
10 フォークリフト(移動体の一例)
11 搬送方向(移動方向の一例)
12 鉛直上方向
20 全天球カメラ(撮像部の一例、第1撮像部の一例)
20a 方位
21 フォーク
22 支持部材
30 物体
31 パレット
32 貨物
33 バーコード(識別情報の一例)
40 仮置き場所
50 オンプレミスサーバ(情報処理装置の一例)
50b クラウドサーバ(情報処理装置の一例)
51 受信部
52 移動体位置取得部
53 保持情報取得部
54 識別情報取得部
55 時刻取得部
56 物体位置取得部
57 出力部
58 格納部
60 固定型カメラ(第2撮像部の一例)
61 位置マップ(移動体の位置情報の一例)
62 位置マップ(物体の位置情報の一例)
63 位置テーブル(物体の位置情報の一例)
64 タイムスタンプ(時刻情報の一例)
81、91 登録画面
100 倉庫
200 トラックヤード
300 コンテナ
400 ネットワーク
特許6588123号公報

Claims (14)

  1. 移動体により移動される物体の位置情報を処理する情報処理装置であって、
    撮像部による撮像画像に基づいて取得される前記移動体の位置情報と、前記移動体による前記物体の保持又は非保持の何れか一方の状態を示す保持情報と、に基づいて取得される前記物体の位置情報を出力する出力部を有する情報処理装置。
  2. 前記撮像画像に基づいて、前記保持情報を取得する保持情報取得部を有する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記移動体の位置情報と、前記保持情報と、に基づいて前記物体の位置情報を取得する物体位置取得部を有する請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記撮像画像は、前記移動体に設けられた前記撮像部が撮像した画像である請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記撮像画像は、前記移動体から視た前記物体の移動方向側の風景と、前記移動体から視た鉛直上方向の風景と、が撮像された画像を含む請求項1乃至4の何れか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記撮像画像は、前記移動体に設けられた第1撮像部が撮像した第1撮像画像と、前記移動体以外に設けられ、前記移動体又は前記物体の少なくとも一方の周囲を撮像する第2撮像部が撮像した第2撮像画像と、を含む請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記物体の位置情報は、前記第1撮像画像に基づいて取得された前記物体の第1位置情報と、前記第2撮像画像に基づいて取得された前記物体の第2位置情報と、を含む請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記保持情報又は前記移動体の位置情報の少なくとも一方を受信する受信部を有する請求項1乃至7の何れか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記出力部は、前記物体の位置に対応する時刻を示す情報をさらに出力する請求項1乃至8の何れか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記物体を示す識別情報を取得する識別情報取得部を有し、
    前記出力部は、前記物体の位置情報に対応付けて前記識別情報をさらに出力する請求項1乃至9の何れか1項に記載の情報処理装置。
  11. 前記移動体と、
    前記撮像部と、
    請求項1乃至10の何れか1項に記載の情報処理装置と、を有する情報処理システム。
  12. 前記撮像部は、前記移動体の周囲を撮像する全天球カメラである請求項11に記載の情報処理システム。
  13. 移動体により移動される物体の位置情報を処理する情報処理装置による情報処理方法であって、
    撮像装置による撮像画像に基づいて取得される前記移動体の位置情報と、前記移動体による前記物体の保持又は非保持の何れか一方の状態を示す保持情報と、に基づいて取得される前記物体の位置情報を出力する工程を含む情報処理方法。
  14. 移動体により移動される物体の位置情報を処理する情報処理装置で動作するプログラムであって、
    撮像装置による撮像画像に基づいて取得される前記移動体の位置情報と、前記移動体による前記物体の保持又は非保持の何れか一方の状態を示す保持情報と、に基づいて取得される前記物体の位置情報を出力する
    処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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