JP2022129261A - 高温用気相成長装置および半導体結晶膜の成長方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】窒化アルミニウムの成長のような基板上部が1200℃を超える高温の成長条件の場合、原料ガスが基板上部以外の気相で反応することで基板上部に到達する原料の量が減り、原料ガス利用効率が低下することが課題となっていた。また高温により装置の劣化も問題となっていた。【解決手段】原料ガスを噴射する原料ガス噴射部と、基板を加熱するサセプター表面とが平行に配置された1200℃以上に加熱できる横型の気相成長装置であって、前記原料ガス噴射部とサセプターとの間に、前記原料ガスに向かって不活性ガスを噴射するための複数の空孔を有する第1のガス噴射部材が、少なくとも一つ以上配置される。【選択図】図1

Description

本発明は、窒化アルミニウムおよび窒化アルミニウムガリウム等の窒化物半導体結晶膜の成長に最適な、高温用の気相成長装置および半導体結晶結晶膜の成長方法に関するものである。
一般的に基板上に化合物半導体の結晶膜を成長させる場合、有機金属気相成長法や分子線エピタキシー法などの気相成長法が用いられる。
図4に示すように、第1の従来の気相成長装置600(例えば特許文献1参照)を用いて、サファイア等からなる基板610上に窒化アルミニウムおよび窒化アルミニウムガリウム等の窒化物半導体結晶膜を、有機金属気相成長法を用いて成長させる場合、基板ホルダ615上に基板610を保持した状態で所定温度に該基板610を加熱し、原料ガス620を基板610と接触させることにより基板610上に窒化物半導体結晶膜を堆積させて成膜する。
前記気相成長装置600は、基板610を保持する基板ホルダ615と、原料ガス620を基板610上に効率よく導くためのフローチャネル625と、発熱源となるサセプター630と、このサセプター630を加熱するRFコイル635とを備えている。
上記のように構成された気相成長装置600では、フローチャネル625内にガス供給口からガス排気口に向かって原料ガス620が基板610と平行に流れる。そして、サファイア等からなる基板610が所定の温度に加熱された状態で、基板610の上面がフローチャネル625内部を流れる原料ガス620と接触する。これにより基板620の上面に窒化アルミニウムや窒化アルミニウムガリウム等の窒化物半導体結晶膜が形成される。
なお原料ガス620は、ガス供給口から供給され、フローチャネル625内を流れて、基板610の上面で結晶膜の成長に寄与する一方で、窒化物半導体結晶膜の成長に寄与しない原料ガス620は、ガス排気口から排出される。
一般に、窒化アルミニウムや窒化アルミニウムガリウム等の窒化物半導体結晶の欠陥と結晶成長温度は逆比例することが知られている。すなわち結晶欠陥の少ない品質の良い結晶膜を得るためには、基板620の上面の温度を少なくとも1200℃以上の高温状態にする必要がある。また1800℃の高温が必要であるとの指摘もある(例えば特許文献2参照)。
しかしながら、従来の気相成長装置600をこのような高温にすると、フローチャネル625の水平方向から供給された原料ガス620は、ガス流速を速くしない限り、基板620に到達する前に原料ガス同士で反応してしまい、基板610の上面に到達する原料ガス620の量が減る。したがって原料ガス620の使用効率が低いという問題があった。
また基板610を1200℃以上の高温に加熱すると、結晶膜を成長させる基板610の上面で強い熱対流が発生する。この高温加熱された基板620に起因する熱対流により原料ガス620が上昇し、フローチャネル625内に拡散する。拡散された原料ガス620の反応により生成された成分は、フローチャネル625の壁面をはじめ覗き窓(図示せず)等へ付着する。このために、ダストの発生や、基板620に成膜される結晶膜の内部へ不純物が混入する等の問題を有していた。さらに気相成長装置600内部が高温下に曝されるため、装置の各部品の劣化が激しく、装置の耐久性を著しく損ねるという問題もあった。
この熱対流の発生を抑制するために、図5に示すような第2の従来の気相成長装置700(例えば特許文献3参照)が提案されている。この気相成長装置700は、反応容器710と、サセプター715と、ヒーター720と、原料ガス噴射管725と、副噴射管730とを具備している。
上記のように構成された気相成長装置700において、基板705はサセプター715の上に置かれ、ヒーター720によって結晶成長に必要な温度に加熱される。また結晶成長を均一にするために、サセプター715の下部に設けられたシャフト735によってサセプター715が回転する。原料である反応ガスは気相成長装置700の横方向にある反応ガス噴射管725から導入される。不活性ガスである押圧ガスは、基板735の上方の副噴射管730から導入される。
つまり、加熱された基板705の表面に、基板705に対して平行方向から反応ガス50を供給すると同時に、基板705に対して垂直上方から基板705に向かって、反応ガスを押圧するための押圧ガスを下方に吹き降ろす構成となっている。
特開2010―080614号公報 特開2006―70325号公報 特許第2628404号
このような従来の気相成長装置700を用いて、サファイア等からなる基板735の上面に窒化アルミニウムおよび窒化アルミニウムガリウム等の窒化物半導体結晶膜を、1200℃を超えるような高温下で成長させる場合、反応ガスと押圧ガスを異なる方向から流して衝突させると、乱流や渦状の流れが発生し,その結果基板735の面内で不均一な結晶ができるという問題があった。すなわち膜厚にムラが生じ,基板735の上面には部分的に組成の異なる結晶ができるという問題があり、結晶膜の安定した品質を確保することは困難であった。
さらに本構成によれば、基板の垂直上方から吹き降ろされる押圧ガスにより、反応ガスの対流による上昇を抑制することはできても、押圧ガスが反応ガスの流れを減速させてしまい、反応ガスが基板735の上面に到達する前に、反応ガス同士で既に反応してしまい、基板735に到達する反応ガスの量が激減するという問題があった。その結果、結晶成長に寄与する反応ガスの割合が減少し、原料の使用効率が低下するという問題もあった。
本発明の態様は、原料ガスを噴射する原料ガス噴射部と、基板を加熱するサセプター表面とが平行に配置された1200℃以上に加熱できる横型の気相成長装置であって、前記原料ガス噴射部とサセプターとの間に、前記原料ガスに向かって不活性ガスを噴射するための複数の空孔を有する第1のガス噴射部材が、少なくとも一つ以上配置されていることを要旨とする。
本発明の態様において、前記第1のガス噴射部材に加えてサセプターの上部に同じく前記不活性ガスをサセプターに向けて噴射するための略々円柱状の複数の空孔を有する第2のガス噴射部材が、少なくとも一つ以上配置されていてもよい。
本発明の態様において、前記第1のガス噴射部材と前記第2のガス噴射部材が連続して配置されていてもよい。
本発明の態様において、前記第1のガス噴射部材と前記第2のガス噴射部材が連続して配置されていてもよい。
本発明の態様において、前記第1のガス噴射部材の前記空孔は、原料ガスの流線と前記不活性ガスの流線のなす角度が鋭角となるように、鉛直方向に対して前記原料ガス噴射部方向に傾斜していてもよい。
本発明の態様において、前記第1のガス噴射部材の空孔は、ガス流出側の空孔の断面積がガス流入側の空孔の断面積よりも小さいノズル形状としてもよい。
本発明の態様において、前記一つ以上の第2のガス噴射部材において、ガス流出側に設けられた第2のガス噴射部材の複数の空孔の断面積の総和が、ガス流入側に設けられた第2のガス噴射部材の複数の空孔の断面積の総和よりも小さくしてもよい。
前記課題に鑑み本発明は、窒化アルミニウムおよび窒化アルミニウムガリウム等の窒化物半導体結晶膜を、1200℃を超えるような高温下で結晶成長させる場合であっても、均質な結晶膜を得ることを可能とし、また原料ガス50の使用利用効率を向上せしめ、高温下でも装置の各部品の温度上昇を抑制する気相成長装置を提供できる。
本発明の第一の実施形態における気相成長装置の構造を示す概略断面図である。 本発明の第一の実施形態における第1のガス噴射部の部分断面図である。 本発明の第二の実施形態における第1のガス噴射部の部分断面図である。 第1の従来の気相成長装置の概略断面図である。 第2の従来の気相成長装置の概略断面図である。
次に、図面を参照して、本発明の第一の実施形態を説明する。
図1に、本実施形態の気相成長装置1000の概略構成を示す。この気相成長装置1000は、サファイア等からなる基板111の上面に、アルミニウムまたはホウ素を含むIII族窒化物半導体層を成長させるためのものである。
気相成長装置1000は、基板111を保持し、基板111を加熱するためのTaCコートカーボン製のサセプター112と、このサセプター112を加熱するための抵抗加熱式のヒーター115と、このヒーター115に電流を加えて加熱するための電流導入バー142とを備えている。なお本実施例ではヒーター115を抵抗加熱式のとしたが、高周波電磁誘導型の加熱であっても、ランプを用いた加熱であってもよい。
原料ガス50が反応して結晶化したものが基板111の上面のみならず、基板111を保持するサセプター112の上面にも堆積して固着する。窒化物半導体を製造する上で加熱工程が繰り返されると、結晶化した堆積物とサセプターの熱膨張係数の違いにより、サセプター112には繰り返し応力が加わることになり、その結果サセプター112が破損する場合がある。これを防ぐために、サセプター112の外周にはサセプター112に結晶化した堆積物を付着させないように、TaCコートカーボン製の外周リング116が設けられている。
この気相成長装置1000は、冷却用の不活性ガス55を噴射するための略々円柱状の複数の空孔120を有し、かつ基板111に対向するように配置された第1のガス第1のガス噴射部材121と、サセプター112側に配置されたベースプレート113と、反応付着物によって雰囲気および周辺が汚れないように流路ふた114を備えている。
図2の本発明の第一の実施形態における第1のガス噴射部の部分断面図に示すように、第1のガス噴射部材121の略々円柱状の複数の空孔120は、原料ガス50の流線と不活性ガス55の流線のなす角度θが鋭角となるように、鉛直方向に対して原料ガス噴射部150方向に傾斜している。
またサセプター112の下部に設けられた回転軸145とサセプター112が、回転手段(図示せず)によって一体的に回転するよう構成されている。
さらに本実施形態の気相成長装置1000は、ヒーター115からの放熱や、ヒーター115により熱せられたサセプター112からの放熱が、回転軸145を通して下方に伝わることを軽減するためのリフレクター141を備えている。また高温に熱せられた原料ガス50のひとつであるアンモニアのためにヒーター115が腐食しないように、ヒーター115は例えばTaCコートカーボンやpBNコートカーボンからなる。もしくはSiCや高融点金属ヒーターであってもよい。
たとえヒーター115が腐食性の高いアンモニアに対して耐性を有する場合でも、ヒーター115の劣化を防ぐために、アンモニアをヒーター115に接触させないことが必要である。そこでヒーター115周辺を陽圧にするためヒーターカバー143を設けて、回転軸145の内部の下方から、窒素または水素ガスを供給する構成としている。またサセプター112の下方であって、ヒーター115の中心部には、サセプター112の裏面の温度を計測するための熱電対144を設けている。
この本実施形態の気相成長装置1000において、原料ガス噴射部150は、上段ガス導入口153と中段ガス導入口152と下段ガス導入口151からなり、原料ガス噴射部150から供給された原料ガス50は、上流フローチャネル131内を流れて基板111の上面で反応し結晶膜を成長させる。結晶膜の成長に寄与しない原料ガス50は、下流フローチャネル132を通って排気口155から排出される。
サセプター112の鉛直方向の上方には空冷用の不活性ガス55を供給するための不活性ガス導入口125が設けられ、不活性ガス導入口125と第1のガス噴射部材121の間には、複数の第2のガス噴射部材122a、122bが設けられている。なお本実施形態では、第2のガス噴射部材を二つとしている。
これら第2のガス噴射部材122a,122bにおいて、不活性ガス55の分布を均一にし、かつ不活性ガス55の流速を大きくするために、不活性ガス55の流出側に設けられた第2のガス噴射部材122aの略々円柱状の複数の空孔の断面積の総和が、不活性ガス55の流入側に設けられた第2のガス噴射部材122bの略々円柱状の複数の空孔の断面積の総和よりも小さくなるように構成している。
下段ガス導入口151からは、窒素原料であるアンモニアガスと水素もしくはアンモニアと窒素が導入され、中段ガス導入口152からは、有機金属原料を含んだ水素もしくは有機金属原料を含んだ窒素と、水素もしくは窒素が供給される。上段ガス導入口153からは水素または窒素が供給されるが、上段ガス導入口153から何も供給されなくても本発明の作用や効果を損ねるものではない。
有機金属原料としては、トリメチルアルミニウム、トリメチルガリウム、トリエチルガリウム、テトラエチルボロン等を用いる。
不活性ガス導入口125から供給される空冷用の不活性ガス55は、窒素、水素アルゴン、フッ素、ヘリウムのいずれでもよい。
本実施例における、結晶成長の方法について説明する。本実施形態の気相成長装置1000を用いて窒化アルミニウムや窒化アルミニウムガリウム等の窒化物半導体結晶膜を成長させるために、原料ガス50を原料ガス噴射部150から導入する。ヒーター115によりサセプター112を介して所定の温度に加熱されたサファイア等の基板111は、回転手段(図示せず)によって回転軸145とサセプター112が、一体的に所定の速度で回転することにより、基板111の上面に窒化物半導体結晶膜を均一に成長させる。
空冷用の不活性ガス55は、不活性ガス導入口125から供給され、第2のガス噴射部材122b,122aを通過し、第1のガス噴射部材121を通過して上流フローチャネル131内に流入する。第2のガス噴射部材122aの複数の空孔の断面積の総和が、第2のガス噴射部材122bの複数の空孔の断面積の総和よりも小さくなるように構成しているので、流体の連続の法則にしたがい、不活性ガス55の流速は、第2のガス噴射部材122b通過後に増大し、第2のガス噴射部材122a通過後にさらに増大する。
図2の本発明の第一の実施形態における第1のガス噴射部の部分断面図に示すように、不活性ガス55が第1のガス噴射部材121に設けられた設けた略々円柱状の複数の空孔120を通過するとき、原料ガス50の流線と不活化ガス55の流線のなす角度θが鋭角となるように、鉛直方向に対して原料ガス噴射部150方向に傾斜している。
したがって不活性ガス55の速度ベクトルv2は、鉛直方向成分v2yに加えて水平方向成分v2xを有する。不活性ガス55の速度の鉛直方向成分v2yは、原料ガス50が鉛直方向上方に対流するのを抑制するように作用するため、原料ガス50を基板111の上面で効率よく反応させることができる。一方、不活性ガス55の速度の水平方向成分v2xは、原料ガス50の水平方向の速度ベクトルv1に加わり、原料ガス50の流速は加速されることになる。
その結果、気相成長の温度が1200℃を超えるような雰囲気中であっても、基板111に到達する前の原料ガス50の同士の反応を抑制することができ、サセプター112により所定の温度に熱せられた基板111に、効率よく原料ガス50を到達させ、基板111の上面で反応させることができる。したがって、原料ガス50の使用効率が格段に向上し、安価な結晶膜を提供することができる。
基板111の上面に結晶成長を促するために、基板111を1200℃以上の高温に維持する一方で、基板111の上面以外は高温である必要はない。気相成長装置1000の各部品の熱劣化を防ぐためにも、また原料ガス50の結晶成長に寄与しない、基板111の上面以外の場所での反応を防ぐためにも、気相成長装置1000をなるべく低い温度に維持することが望ましい。
気相成長装置1000を冷却するためには、不活性ガス55と気相成長装置1000の各部品との間の熱伝達率を極力大きくすることが必要である。熱伝達率は、不活性ガス55と気相成長装置1000の各部品の間に生じる温度境界層の厚みと逆比例の関係にあるので、温度境界層を薄くすることで、冷却効果を高めることができる。この温度境界層と、不活化ガス55と気相成長装置1000の各部品との間に生じる速度境界層は、ニュートンの冷却の法則にしたがい相似関係にあり、プラントル数が1である場合は、両者はほぼ等しい。したがって、不活化ガス55の流速を大きくすることが、気相成長装置1000の各部品の温度上昇を防ぐことになる。
前述したように、不活性ガス導入口125より流入した不活性ガス55は、第2のガス噴射部材122bならびに122aを通過した後に増速され、第1のガス噴射部材121を通過し上流フローチャネル131に流入した際に、さらに増速されることになる。したがって、不活性ガス55と気相成長装置1000の各部品の間に生じる速度境界層は不活性ガス55の流速が大きくなるにつれて薄くなり、換言すると温度境界層は薄くなり、その結果、熱伝達率が増大し、高温に熱せられた気相成長装置1000の各部品を冷却することができ、各部品の劣化を防ぐことができる。
本発明の第二の実施形態における第1のガス噴射部の部分断面図を図3に示す。第一の実施形態と異なる点は、第二の実施形態の第1のガス噴射部221に複数設けられた空孔220の形状である。その他の構成は第一の実施形態と全く同様である。
すなわちこの空孔220は、不活性ガス55の流出側の断面積が不活性ガス55の流入側の断面積よりも小さいノズル形状としている。不活性ガス55が流速v3で空孔220に流入すると、空孔220はガスの流出方向に断面が絞られているノズル形状となっているので、流体の連続の法則にしたがい、空孔220の断面積が小さくなるにつれて不活性ガス55の流速は増大し、流速v4で流出する。したがって、原料ガス50の流速を増大させるとともに、気相成長装置1000の各部品の冷却効果が得られるのものである。
1000 有機金属気相成長装置
50 原料ガス
55 不活性ガス
111 基板
112 サセプター
113 ベースプレート
114 流路ふた
115 ヒーター
116 外周リング
120 空孔
121 第1のガス噴射部材
122a、122b 第2のガス噴射部材
124 ガス拡散プレートキャップ
125 不活性ガス導入口
131 上流フローチャネル
132 下流フローチャネル
141 リフレクター
142 電流導入バー
143 ヒーターカバー
144 熱電対
145 回転軸
150 原料ガス噴射部
151 下段ガス導入口
152 中断ガス導入口
153 上段ガス導入口
155 排気口

Claims (6)

  1. 原料ガスを噴射する原料ガス噴射部と、基板を加熱するサセプター表面とが平行に配置された1200℃以上に加熱できる横型の気相成長装置であって、
    前記原料ガス噴射部とサセプターとの間に、前記原料ガスに向かって不活性ガスを噴射するための複数の空孔を有する第1のガス噴射部材が、少なくとも一つ以上配置されていることを特徴とする横型の気相成長装置。
  2. 前記第1のガス噴射部材に加えてサセプターの上部に同じく前記不活性ガスをサセプターに向けて噴射するための略々円柱状の複数の空孔を有する第2のガス噴射部材が、少なくとも一つ以上設けられていることを特徴とする請求項1に記載の横型気相成長装置。
  3. 前記第1のガス噴射部材と前記第2のガス噴射部材が連続して配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の横型気相成長装置。
  4. 前記第1のガス噴射部材の前記空孔は、原料ガスの流線と前記不活性ガスの流線のなす角度が鋭角となるように、鉛直方向に対して前記原料ガス噴射部方向に傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の横型の気相成長装置。
  5. 前記第1のガス噴射部材の空孔は、ガス流出側の空孔の断面積がガス流入側の空孔の断面積よりも小さいノズル形状であることを特徴とする、請求項1に記載の横型の気相成長装置。
  6. 前記一つ以上の第2のガス噴射部材において、ガス流出側に設けられた第2のガス噴射部材の複数の空孔の断面積の総和が、ガス流入側に設けられた第2のガス噴射部材の複数の空孔の断面積の総和よりも小さくしたことを特徴とする請求項2に記載の横型の気相成長装置。
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